2021年度に放送されたおすすめアニメ一覧 396

あにこれの全ユーザーが2021年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の2021年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

63.7 225 2021年度アニメランキング225位
パワフルプロ野球 パワフル高校編(Webアニメ)

2021年3月20日
★★★★☆ 3.3 (10)
36人が棚に入れました
幼い頃からプロ野球選手になることを夢見てきた主人公。パワフル高校に進学後、かつてお互いに夢を語り合い、甲子園出場を約束した幼なじみの親友「スバル」に再会する。しかし「スバル」は昔いだいていた夢を失いつつあった・・・。野球への情熱と友情がほとばしるサクセスストーリーが開幕!

63.4 227 2021年度アニメランキング227位
擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (99)
263人が棚に入れました
時は、明治64年。舞台は、徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている、もう一つの日本。国家は、独自のエネルギー源、"龍脈"を整備し、江戸時代と科学が混ざり合う、独特な発展を遂げた。しかし、そんな華やかな都市の裏で、革命の炎をくすぶらせ、政権打倒を目論む、反体制派組織クチナワが、うごめく。その駆除を任された、徳川政府の闇組織、「鵺」。幼い頃、家族を殺された雪村咲羽は、「鵺」の処刑人となり、その仇、蛇埜目を探し続けていた。

声優・キャラクター
三森すずこ、蒼井翔太、Raychell、伊藤彩沙、小林親弘

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ストーリーで持っていく感じ(キャラデザは最近のはやりのそれではありません)

== [下記は第3話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第3話まで視聴終了時点で、このレビューを書いています。

とりあえずここまでの3話では毎話誰かしら死んでますね。流血場面もけっこうあるので、その意味ではバイオレンス作品です。

舞台となる時代とかまったく違うんですけど、キャラクターデザインとか世界観とかはちょっと「バジリスク」シリーズを彷彿とさせるものがあります。キャラデザは個人的な好みからは離れているので当初視聴意欲は低めだったのですが、別に作画がダメということもなくストーリーもけっこう面白く感じたので観続けている状況です。

バジリスクは「忍術」の名の下に「そんなハズあるかい!」と突っ込みどころ多数な様々な技や謎のオーバーテクノロジーが披露されていましたが、本作では「龍脈」と「青い血」がそれを担っている感じです。明治維新を迎えずに徳川慶喜の治世が続いているらしいですが、そこは概ねの時代感覚の目安ぐらいに思ってあまり真面目に考えない方が良いかもしれないです。

とりあえず徳川慶喜の世をひっくり返そうとする反体制派組織「クチナワ」があって、逆に体制維持のために暗躍する「鵺」という秘密組織があります。主人公の雪村咲羽(ゆきむら さわ)は「青い血の一族」の者で、ある目的を果たすために「鵺」に所属して処刑人として働いているといった感じのお話です。

話の柱は「青い血の一族」に関する謎と、徳川幕府の行く末といったところでしょうか。またストーリーのあちらこちらで「敵討ち」的な構図もできています。そんなわけで、今後の話も楽しみになってきました。
== [第3話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.6.26追記:
最終話まで視聴終了してましたが、更新が遅れていました。地味な話だったなあ。私はわりと好きですけど、人気はたぶん出ません。

終盤で出てきた竹道凛子さんが一番ヤバい人でした。
History repeats itself.(歴史は繰り返す)

余談その1:
雪村咲羽(ゆきむら さわ)
月城真琴(つきしろ まこと)
花風エレーナ(はなかぜ えれーな)

鵺(ぬえ)の処刑人の三人で雪月花。きっとみんな本名じゃないんでしょうね。

余談その2:
密かにブシロード関連情報会社所属の声優が多くキャスティングされていて、主題歌はRAS(RAISE A SUILEN)が歌っていました。

とはいえ、WEISS SCHWARTZ「擾乱ブースターパック」とかが出ることはたぶんありません(笑)。いや、絶対にない!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

泣き三十充女 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スロースターターなアニメ、後半の展開が面白い

・世界観が美しい
・展開読めても泣ける(最終的には予測を裏切られた)
一話で声優のクオリティに不安になって、初めて続きみる前に評価見に行きました。どこかの評価で神アニメになり損ねたアニメって表現されてましたが、なるほど見終わると言い得て妙でした。
宝石の国みたいな感じで、終わった後に物議を醸しだす感じで私は好きです。
一話みた時点で、どんなストーリーか気になりましたが、戦闘時の声優さんの迫力が足りてない所とか全体的なクオリティにムズムズして、なんかほんの少しもの足りないという印象でした。でも、話が展開するごとに声優さんも馴染んでくるので徐々に安心して引き込まれていきます。自分も世界観をつかんでくると絵やキャラデザの意味に納得できました。なので全体通してスロースターターで、速度落とすことなく、最後まで加速する感じの展開でした。
誰かとこの結論について討論したいって思わせるくらいには、最終的に引き込まれるアニメでした。
友達に進めるには説明が難しくハードル高めですが、自分の中ではお気に入りに入りました!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

63.4 227 2021年度アニメランキング227位
B: The Beginning Succession(Webアニメ)

2021年3月18日
★★★★☆ 3.2 (20)
98人が棚に入れました
ギルバートと決別し、王国に潜む闇の存在を暴いたキース。自らの過去と対峙し、捜し求めていたユナを取り戻した黒羽。事件から数ヶ月。明らかとなった王国の秘密により騒然となった世界も落ち着きを取り戻していた。RISに戻り独自に捜査を行うキースと、ユナとともに平穏な日常をおくる黒羽のもとに、かつてファウラブランカ研究所で黒羽と死に別れたはずの霧雨が現れる・・・・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、寺島拓篤、平田広明、瀬戸麻沙美、東地宏樹、稲葉実、小清水亜美、豊永利行、田中進太郎、佐藤聡美

63.2 229 2021年度アニメランキング229位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (167)
380人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全て、守り抜け

この作品の原作はゲームみたいですね。
2015年にサービスが開始されたそうですが、こちらは未プレイです。
ほっちゃんと麗奈ちゃんが出演されると知り視聴を決めた作品でした。


イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――
オルタンシア王国

その豊穣な土地を狙う周辺国によって
幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、
王国に仕える二大公国――
オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、
長きにわたって戦禍を免れてきた。

しかし、聖王歴767年12月5日。
オルタンシア王国に対し、
カメリア公国が突如反旗を翻す。

カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして
現れるようになった魔物によって、
オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた…

戦乱の世で、
様々な運命に翻弄されていく騎士たち。

悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。


公式HPのプロローグを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
キャラデザや作画全般がとても綺麗な作品だと思いました。
アニメーション制作はライデンフィルムさん。
今期4作も制作しているにも関わらず、このクオリティが出せるのは素直に凄いと思いました。

主人公のアルフレッド・オーベル役は細谷さんで、主人公の従者である見習い騎士のマリユス・カステレード役がほっちゃんという配役…

マリユス・カステレードは男の子なのですが、ほっちゃんとの相性が抜群…
もともとほっちゃんは、リトバスでも男の子役を演じて違和感が全くありませんでしたが、今回も違和感を微塵も感じさせない演技は流石としか言いようがありません。

一方、物語の方ですが終わり方以外は展開含めて悪くなかったと思います。
でも、終わり方が…
大きな謎、というか展開が大きく変わったところで物語は終幕するのですが、正直説明して欲しいことが山ほどありました。
ですが説明は一切無く、今後の展開の危うさがサラッと示唆されるに過ぎなかったのです。
きっと「あれっ? これで終わり?」と思った方も多いのではないでしょうか。

続編があるならまだしも、これで終わったら中途半端な感じが否めません。
アニメーションとしてのクオリティが高かっただけに残念に思います。
続きが気になるならゲームで…という感じなのでしょうか^^;?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、MY FIRST STORYさんの「LEADER」
エンディングテーマは、まふまふさんの「夜想と白昼夢」
どちらも格好良い曲です。

1クール全12話の物語でした。
細谷さんとほっちゃんの掛け合いが気持ち良い作品でした。
もし続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

63.1 230 2021年度アニメランキング230位
2.43 清陰高校男子バレー部(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (98)
375人が棚に入れました
東京の強豪中学バレーチームで深刻なトラブルを起こしてしまった灰島公誓は、子供時代を過ごした母方の郷里・福井に転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会。ずばぬけた身体能力を持ちながらプレッシャーに弱い黒羽と、バレーへの圧倒的な情熱と才能ゆえに周囲との摩擦を引き起こしてばかりの灰島はエースコンビとして成長していくが、中学最後の県大会で衝突し、絶縁状態のまま二人は地元の清陰高校に進学する。男子バレー部で待っていたのは、身長163cmの熱血主将小田と、秀才で毒舌家の副主将青木の3年生コンビや日光アレルギーで常に長袖長ズボンの棺野、バレー初心者の大隈をはじめとする2年生たち。山と青空に囲まれた福井を舞台に、弱小男子バレー部が全国を目指す熱い青春ストーリー!

声優・キャラクター
榎木淳弥、小野賢章、梅原裕一郎、伊東健人、蒼井翔太、木村昴、石川界人、天﨑滉平

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あんまり期待しないで第1話を観たけど意外と良さそう?→ まあまあ良かったです。

今回のアニメ化の話があるまで知らない作品でしたが、原作は小説のようですね。バレーボール部を題材にした青春物みたいです、よう知らんけど。

バレーボールのことになると他のことに目が行かなくなってしまう灰島公誓(はいじま きみちか)と、そんなキミチカとは幼馴染みだったけど幼少時にキミチカの引っ越しで別れ別れになってしまい、その後再会した黒羽祐仁(くろば ゆに)の二人をメインに話が進むようです。

タイトルには「清陰高校」とありますがストーリーは主人公たちが中学生の時からスタートしました。

真面目に部活をやろうとする人に感化される人が現れたり、足を引っ張る不良っぽい人がいたりするのはちょっと『あひるの空』とかを思い浮かべる感じでもありますが、それはそれとして「何でここまで頑張るのか意味わからん」というレベルでバレーボールの試合や練習の作画がガチでした。

ちなみにバレーボールに関しては、EDクレジットを観てるとちゃんと監修が付いてるみたいです。え、そういうアニメなの(笑)?

2021.4.3追記:
最終話まで観終わっていましたが、更新しそびれていました。スポーツ物で競技の描写が雑だと悲しくなりますが、その点については本作は練習シーンも含めて一定の水準を維持していて、合格点だったと思います。

シナリオ的にも凄くはないけど、特に突飛なところもなくて普通の青春スポ根物として問題なく視聴できると思います。ただし、女性キャラを観たいという需要にはほぼ応えない作品なので、そこには期待してはいけません。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

62.9 231 2021年度アニメランキング231位
出会って5秒でバトル(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (195)
617人が棚に入れました
"抗え、この不条理に――。小学館「マンガワン」で大人気連載中の出会って5秒でバトルがついにTVアニメ化!"
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

漫画買います

2021年夏クールFAVORITEアニメ。

「能力バトルもの」はこういうので良いんだよっていう作品。

{netabare}ここ数年で私が見た「能力者バトルもの」といえば、『グレイプニル』や『ダーウィンズゲーム』辺り。

どちらも究極「非情になれるやつが強い」みたいな精神的な要素で戦っていて物足りなさを感じていたのだが、
本作『出会って5秒』は第1話から頭脳戦できちんと敵を討ち倒していて爽快だった。

あとヒロインの優利ちゃんが、狂ってない純正共闘ヒロインだったというのもポイント高い。

主人公は打算のみで動くサイコスタイルを貫いていくのかと思いきや、
優利とテレパシー会話して以降は、少しずつ人間的な心が芽生えていく感じも良かった。

ただ、ピッコマで期間限定無料公開されていた4巻だったかまでをイチ早く読んで予習した時に思ったのは、
この作品のアニメーション化は難しそうだなって。

リアルタイムの戦闘シーン動かしながら、複雑な心理戦の説明台詞を落とし込むのって、
普通に考えて限界があると思うし、実際、終盤はかなり違和感があった。

他にも、アキラが優利ちゃんに本当の能力を伝える激アツシーンは、
漫画だと「うぉぉおおおおお言ったァァぁぁあああああ」って感じだったんだけど、
アニメだと結構あっさりしてるなと思っちゃった。

ともあれ、第4ステージの舞台は東京らしい。
気になるし優利ちゃんが可愛いので漫画で続きを読もうと思います。

{netabare}【余談】閲覧非推奨度“3”[5段階評定]

鬼頭明里のアニソン、裏声の綺麗さをやたらゴリ推ししてくる曲調好き。

失礼ながら、声優:鬼頭明里の声は正直聞き飽きて可愛いと思えなくなってしまったのだけど、
機械補正かかったアーティストとしての鬼頭明里の声はかなり好きかも。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

62.9 231 2021年度アニメランキング231位
サクガン(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
538人が棚に入れました
遠い未来。人類は岩盤に隔てられた「コロニー」で肩を寄せ合い生きていた。コロニーの外には危険な未開地帯「ラビリンス」が広がり、命を懸けて「ラビリンス」を開拓する者たちは、未開に印付ける者、すなわち「マーカー」と呼ばれた。 マーカーになりたい少女・メメンプー、マーカーをやめた男・ガガンバー。そんな凸凹な父娘が今、ラビリンスに挑む!

声優・キャラクター
天希かのん、東地宏樹、花澤香菜、豊永利行、緑川光、津田美波
ネタバレ

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

[SF・ロボット部門]と銘打っている。なのに中身は…。

これは人間ドラマがやりたかったのか?

端的に言えば、名シーンっぽいシーンだけ、めちゃくちゃ気合いが入っている。
でも、そのシーンへと繋がるお話の内容が行き当たりばったりというか、取ってつけたような感じで、
気合いがめちゃくちゃ空回りしているような気がしました。

いや、しかし
良いシーンが、ある。
良いセリフもたくさんある。

とにかくガガンバーの声とセリフが良いので、
それだけで持っていたアニメかもしれないです。

メメンプーは、良い意味でも悪い意味でも、純粋だなあという感じでした。
声優は新人さんらしいし。

好きな回は【3話】、【5話】、【6話】、【8話】、【11話】です。
結構多い^^;
とりあえず各回の好きなシーンとかセリフとか。
{netabare}
【2話】
「俺はまだ迷子なんだよ」
まず、ガガンバーのこのセリフにほれますた。
あと、ちょいちょい出てくる
「大人 だ か ら」ってセリフも好きですね。

【3話】
「わからん。でも、ココ(ココロ)が行けって言っている」
はたしてこのアニメは面白いのか? わからん。だが、ここが見ろって(ry。

【6話】
「大人だよ。汚いことだってやるさ」
「悪と正義があべこべの町なんだな」
「そんな簡単なもんじゃねえさ」

【8話】
「あいつはどうしてる」
「あいつって」
「ガガンバだ」
「あー、まあいつもどおりだったけど」
「そうか。その…私のこと、何か言ってなかったか」
「(首を振る)」
「あのおたんちん!」

子供だなあ、とメメンプーが微笑ましい。
だが、自分も同じですよ。変わらんですよ。
子供だなあ。

【11話】
「みんな見てくれ」
「これがシーナの絵だ。すごく素敵だろう?」
「なあ、見てくれ」

12話を見た後にこのシーンを見ると、またひじょうにつらい。
なんなんだろう。
伝わらないね。メメンプーの気持ち。
そしてシーナの本心はどうなのか、考えてもわからない。

【12話】
「お前が行くってんなら」
「世界の果てだろうが、見たくねえ現実だろうが」
「なんだって付き合うぜ」
「お前の旅を見届けるって決めたからな」

たぶん1話のラストも同じセリフだった。
終わってみれば、とんでもない親バカアニメだった。

ウロロップ、シビト、にじのこ、怪獣、大崩壊、ガガンバーの過去、ルーファス、
なんにも明らかになっていない。
せめてガガンバーの過去回、ルーファスと何があったか、その回がじっくりあればなあ、
どうだったのかなーと思います。{/netabare}

■まとめ
{netabare}
ストーリーは全体的に見ると行き当たりばったり。
部分部分で良い所がある。
子供の夢、理想、大人の汚さ、現実、なんかがテーマの一部。
親の目線がある。
シリアスな場面があるが、超展開なシナリオでコミカルに持って行く、
ある種の爽快感がないこともない。ただ、シリアスとコミカルのバランスは悪い。
とにかくガガンバーの声が良い、それだけで十分良いアニメだったんじゃないかなと。

2期は? あるのか?
もう十分親バカっぷりを伝えられたのでは?
あるなら見ようかなあという感じ。以上です。
{/netabare}

■余談{netabare}
【4話】
ザグレットゥが賞金首とか、メメンプウがバイクで助けにとか。
特にテキトーすぎる回。

【5話】
「だから木が倒れた」
風が吹くことで木は根を強くする。
この回は良かった。
この回から1話完結型アニメとして見ればいいのかなと思いました。
あとメローロ、何気に細谷さんのこういうキャラいいと思う。

【7話】
ゲロ回。
夢の伏線。

【8話】
ガガンバ・メメンプの冷戦、ザグレットゥの物理的な戦争、
よく考えたら対照的になっていて、ちょっと面白い。
「今度やったら許さないぞ」
ザグレットゥにクレーンで吊られたけど、これで許したってこと? メメンプー。

【12話】
「その娘、しばらく預けておこう」
ビューン!
敵の去り際が絵ヅラ的にもかっこいい。
でもこういうの絶対何かで見たことある気がする、あるあるシーン。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今どき珍しいSF冒険活劇

オリジナルTVアニメです。第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

「Project ANIMA」という企画公募型のプロジェクトがあって、その部門のひとつである「SF・ロボットアニメ部門」で選出された物がアニメ化されるという、最近だと珍しい本気のオリジナル企画のようです。

お話としては主人公のメメンプーとその父親であるガガンバーを中心とした冒険活劇ということになるかと思います。

タイトルの『サクガン』は「削岩」に由来すると思われ、本作に出てくる作業用ロボット的なメカは、多くが鉱物の採掘などに向けた仕様で作られているみたいです。

作中に出てくる主人公メカ「ビッグトニー」は二足歩行ロボット形態と、キャタピラー走行するビークルモード形態に変形可能で、このあたりの変形ロボをアニメで扱うノウハウはサテライト的にはお手のものですよね。

「Project ANIMA」では部門毎に制作スタジオはあらかじめ決まっていたようで、選考は「Project ANIMA」を立ち上げた企業の他に制作のサテライトを含めて行われたようです。

作中世界では基本的に人間は「コロニー」と呼ばれる閉鎖的な空間に点々と居住していて、コロニー外には「ラビリンス」と呼ばれる空間があって、一応コロニー間を移動するための経路的な物はマップ情報として確立されているようですね。

たぶんコロニー内での何やら採掘作業的な業務などに従事するのが「ワーカー」で、コロニー外の探査をするのが「マーカー」といった労働区分があるみたいです。ワーカーの家に生まれたメメンプーがマーカーに対して抱く憧れてきな要素が、物語の根幹を成していると思います。

舞台は各コロニーを転々とする感じでストーリーが進むようです。

各コロニーの街並みの違いなどからコロニー成立のバックグラウンドに思いを巡らせてみるといった、考察要素も本作にはあると思います。

最初から一本ハッキリとした旅の目的みたいなものが見えていないと楽しめない、といった方には向かない作品なのじゃないかという気がします。逆に先の見えなさにワクワクする人は少なくとも序盤は楽しめるんじゃないでしょうか。

私はたぶん最後まで本作を観るんじゃないかと思いますが、途中でレビュー更新するかどうかはわかりません。観終わった時点では、たぶん何か更新すると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

第一話dアニメ先行配信

先行配信
2021年8月14日(土)00:00~8月15日(日)23:59

-dアニメのあらすじより-
遠い未来。人類は岩盤に隔てられた「コロニー」で肩を寄せ合い生きていた。コロニーの外には危険な未開地帯「ラビリンス」が広がり、命を懸けて「ラビリンス」を開拓する者たちは、未開に印付ける者、すなわち「マーカー」と呼ばれた。マーカーになりたい少女・メメンプー、マーカーをやめた男・ガガンバー。そんな凸凹な父娘が今、ラビリンスに挑む!


すごくいい。
メカデザインがたまりません。

メメンプーとガガンバー。
ハートフルな冒険物語かな。

アニメとしての品質もかなりのものだと思います。

プロ向けではないのかもしれませんが、自分はドハマりしました。
来期が楽しみです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

62.8 233 2021年度アニメランキング233位
やくならマグカップも(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (131)
326人が棚に入れました
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃とよかわひめの。母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華くくりみかに誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。向かった先は陶芸部!そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく―。陶芸部のムードメーカー 久々梨三華。いつも部室に入りびたっている個性派女子 成瀬直子。有名な陶芸家の祖父を持つ、陶芸部部長 青木十子。個性豊かな仲間たちと繰り広げる、明るく楽しい陶芸ライフ! 陶芸に魅せられた女子高生たちによる、ゆるかわ陶芸ストーリー!

声優・キャラクター
田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈、真山亜子、石川界人、小川真奈

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美濃焼を広めるための地域活性化プロジェクト

公式略称は「やくも」です。

アニメの公式ページから情報をたどることができますが、陶芸の街である岐阜県多治見市とそこで作られている美濃焼を広めるための、地域活性化プロジェクトがベースになっているらしいです。

原作コミックは当該地域でフリーペーパーとして配布されているらしく、PDFとしてダウンロードして読むことができます。

放送枠は30分ですが、番組としての構成は:
アバンタイトル+OP主題歌 → アニメ本編 → 実写パート → ED主題歌

となっていて、アニメが放送されるのは実質前半だけです。
(ただし最終話のみ特殊EDでCパート相当あり。)

「陶芸」というテーマのニッチさや実写パートの是非などで、本作の評価はかなり割れるかも?

あとジャ○アントロボぽい何かや「パパ上(うえ)」といった台詞など、キャラが女子高生なのに「お前はいったいいつの生まれだ」とツッコみたくなるような描写がちょくちょく挟まれるのを見過ごしたり我慢したりできるか否かも評価を分ける要因になるかもしれません。

実写パートはメインキャスト4人(田中美海・芹澤優・若井友希・本泉莉奈)による多治見市内の紹介や作陶体験、作った食器を使うための料理などになっています。

ストーリー的には高名な陶芸家だった多治見出身の母を持ちながら、父が脱サラして喫茶店を開くために多治見に引っ越してくるまで陶芸とはほとんど縁がなかった主人公の豊川姫乃が、近所に住む同級生で小さいころ一緒に遊んだこともある直子(成瀬直子)、同学年になったククリちゃん(久々梨三華)、そしてククリちゃんと陶芸部をやっているトウコ先輩(青木十子)とともに、初心者ながら陶芸の楽しさに目覚めていくといった感じです。

キャラクターデザインにクセがある感じですがキャラの動き、釉薬独特の色合い、背景など総じて作画全体のレベルは高いです。

「綺麗な絵のアニメを観たい」というだけでいえば、本作は2021年春クール随一なのかも。

あと、メインキャストが歌うOP主題歌「扉を開けたら」が、局長はカントリーっぽくてのんびりした感じだけどわりと芯の通った歌詞で私は結構好きです。ED主題歌は、まあ普通?

第2期製作が決定したそうで、多治見市としてはかなりガチでの取り組みなのかもしれません。

余談:
株式会社プラネットというところの提供でテレビ放送していて、アニメ視聴層と何の係わりもなさそうな「Dental X [R](デンタルテンアール)」という歯科医用の診療データ管理システムのCMをやっているのが謎すぎる(笑)。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファスト日常系

日常系アニメなんだけど、
町おこし前提で作ったアニメらしい。

設定やキャラデサが
他の日常系やキララ系を
参考に作っている感じ。

ファスト日常系、ファストきらら系
とでも呼んでおこうか?

アニメの部分は15分程度で
所々昭和のアニメみたいな
演出が面白かった。

後半は声優さん達のバラエティー番組で
そこの部分だけニコニコ動画の
コメント付きで観ました。

まさかの二期決定😅

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

62.7 234 2021年度アニメランキング234位
ヘタリア World★Stars(Webアニメ)

2021年4月1日
★★★★☆ 3.1 (22)
94人が棚に入れました
この世界には、変な奴らがいる。短いと数日、長いと何百年も生きてある日パタッと消えてしまったり。名前も人格も変わったり、どこかの誰かのふとした思いつきで突然現れたり。この上なく変な存在なのに、ゆる~く普通に受け入れられてて、そして上司からはこき使われる。これはそんな変な奴らのお話。

声優・キャラクター
浪川大輔、安元洋貴、高橋広樹、小西克幸、杉山紀彰、小野坂昌也、高戸靖広、甲斐田ゆき

62.6 235 2021年度アニメランキング235位
セスタス -The Roman Fighter-(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (64)
179人が棚に入れました
1997年に「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載を開始し23年経つ現在も物語が続き、国内に限らずイタリアを始め世界的に熱烈な支持を獲得してきたロングセラー作品、技来静也さんの「拳闘暗黒伝/拳奴死闘伝セスタス」が、「セスタス -The Roman Fighter-」として待望のアニメ化、4月よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて放送開始となる。

声優・キャラクター
峯田大夢、小山力也、小野賢章、東地宏樹、上村祐翔、井上喜久子、遠藤綾、竹内良太、小林沙苗、大塚明夫

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いきなりエムデン!(← 第1話冒頭にいきなり出てきてビックリしました)

== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで視聴終了した時点でこのレビューを書いています。「アニメ化」の報に舞い上がってあにこれ運営さんに作品登録をせっついたりしていたわりには遅いレビュー開始になってしまい、申し訳ない気持ちです。

本作は古代ローマ時代、世界史などで「暴君」として知られるネロ帝時代の拳奴(拳闘士奴隷)のお話です。テーマ的に当たり前ですが格闘技や流血が好きではない人には、まったくもってお勧めできないアニメです。

原作では主人公のセスタス以外にも、ローマ皇帝ネロ、ネロの私兵で護衛任務を主とした「徒手格闘兵団衛帝隊(以下、衛帝隊)」に所属しセスタスと同年代のルスカにはけっこうストーリーの尺を割いて描いていますが、アニメでは話数の関係もあるのかスッパリと「セスタスの話」と割り切った感じになっています。

拳闘士ということで(ボクシングを中心とした)徒手格闘関連や、格闘とは直接関係ない古代ローマ文化に関する蘊蓄も多く描かれている原作漫画ですが、その辺りにもあまり尺を使わず人物関係や作中で発生するイベント中心でストーリーを進めています。

ということで格闘好きや世界史好きにお勧めの原作漫画なのですが、それを期待してアニメを観ると「物足りない」という感想を持ちそうですし、ほぼ格闘要素しか残らなくなってしまうので広くお勧めできる感じではなくなります。


原作がヤングアニマルに掲載されていた当時には好きな漫画として読んではいたのですが、単行本は買っていませんでしたしヤングアニマルに掲載されなくなってしまってからは原作漫画から遠ざかっていました。
(余談ですがセスタスや『ベルセルク』や『3月のライオン』がこぞって連載されていた当時のヤングアニマルはとても輝いていたと思います。)

今回のアニメ化を機会に電子書籍で原作(『拳闘暗黒伝セスタス』15巻+『拳隷死闘伝セスタス』10巻)を揃えて、最近再読していてこのレビューを書いている時点ではまだ未読部分には達していません。

アニメはまだ原作を読んでいた頃のエピソードで、未読部分には達していないようです。もしかしたらこのまま未読部分には達せずに終わるかも…。

アニメ化にあたってはセスタスと因縁の試合をするエムデンを早く見せたかったのと、練習や試合のシーンを中心に格闘アニメとして盛り上げたいという意図が感じられますね。まあ、1クールしかないテレビアニメ作品としては、これはこれで妥当な判断かもしれません。

ということでストーリーの評点: 3.5 は原作未読者には違った評価になる可能性がありますね。

ちなみに第1話冒頭の「いきなりエムデン」ですが、これはコミックスで確認したところ11話冒頭部分に相当します。そこからOPの後の本編で第1巻のエピソードに戻る感じですが、原作2巻の途中から10巻くらいまでのエピソードはかなりのダイジェスト感ですっとばされています。

ただ、すっとばされたエピソードはルスカやネロの掘り下げに相当するものが多く、また採用されたエピソード自体は特に改変はされていない感じなのでアニメがもし楽しめたのなら、原作も楽しめるんじゃないかとは思います。

もっとも、冊数がそれなりに多いので未読者はこれから原作に手を出す人は少なそうだなあ…。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.6.25追記:
最終話まで視聴終了しました。取りあえず「1クールでアニメ化するにはかなり無理があった気がするけど、原作紹介の販促アニメと考えると悪くはなかった」といったところでしょうか。

YouTubeの感想動画でも「原作未読だったけど読んでみようかな?」みたいな声もあったようですし。

ただ、3DCGでのアニメーションとしての動きは、ちょっとぎこちなかったかなあ…?

原作コミック単行本で16巻だか17巻だかのストーリーが、エピソードを色々とカットするにしても1クールに詰め込まれるのは無理があるに決まっています。

ただ、原作ではキャラが深掘りされたルスカとネロ関連の描写をバッサリと諦めたことで、アニメ作品としては「拳奴セスタスの成長物語」として分かりやすく整理されていて良かったです。

また、個人的には原作を読み直す良い機会になりました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

62.5 236 2021年度アニメランキング236位
装甲娘戦機(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (96)
259人が棚に入れました
今日から私はスナイパー……!?日常を奪われ、その肢体に〝LBXユニット〟と呼ばれる戦術兵器を纏う5人の少女――〝装甲娘〟たち。選ばれし転移者である少女たちの使命は、多元世界をまたいで蝕み増殖し続ける金属生命体・ミメシスの掃討と殲滅。時空を超えて強いられた傭兵暮らし、それは世界の「希望」と「絶望」とを垣間見る命がけの修学旅行だった!

声優・キャラクター
逢田梨香子、村川梨衣、大西沙織、福原綾香、宮下早紀

62.5 236 2021年度アニメランキング236位
キミとフィットボクシング(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (38)
102人が棚に入れました
カレン:鬼頭明里
ヒロ:石田彰
ジャニス:釘宮理恵
リン:早見沙織
エヴァン:中村悠一
マルティーナ:上坂すみれ
ソフィ:小清水亜美
ラウラ:田中敦子
ベルナルド:大塚明夫

脚本・監督:森田と純平
音楽:白戸佑輔
モーションキャプチャー:SOLID CUBE
アニメーション制作:イマジニア株式会社 / 株式会社Story Effect
原作・著作:イマジニア株式会社

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゲーム「Fit Boxing」インストラクターの日常。

TOKYOMXでお正月にやっていた一挙放送で視聴。
完全に原作ゲーム「Fit Boxing」の裏話的なキャラの日常あれこれな感じがしました。
大まかな流れは主人公のカレンが巻き込まれ主人公的なお約束で、インストラクターにならざるを得ない状況になりジムでの色々なインストラクターのキャラを掘り下げていくストーリーでした。
物語は大きな変化はないものの日常系としてはストレスなく見ることができました。
声優も鬼頭さんをはじめくぎゅうやゆうきゃん、はやみん、大塚明夫さん、石田彰さんなど豪華なのもよかった。
音楽についてはOPのインストの曲くらいしか印象に残りませんでしたのであまりコメントできなかったです。
Fit Boxingの販促アニメとしてはまあまあ機能しているのではないでしょうか。

じょしらくやてーきゅうのインストラクター版アニメとみれば見れるかも。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

62.4 238 2021年度アニメランキング238位
さよなら私のクラマー(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (173)
464人が棚に入れました
女子高生サッカープレイヤー・ 恩田希おんだのぞみ。彼女は、藤第一中学校男子サッカー部での挑戦を経て、進学先の蕨青南高校で、待望の女子サッカー部へ入部する。でも、そこは“ずっと地方大会止まり"の弱小校だった!? ところが、蕨青南には個性派の新入部員がそろう。俊足のウィング・ 周防すおうすみれや、中学生全国3位のボランチ・ 曽志崎緑そしざきみどり、コーチには元日本代表のレジェンド・ 能見奈緒子のうみなおこが加入! 能見は彼女たちの初戦に、最高の練習試合をセッティングする。その相手は、高校日本一の久乃木学園! 次々に現れる強豪チームを前に、蕨青南は仲間と共に立ち向かっていく──! ひとりぼっちでも、理解されなくても、男子と比べられても、心底、サッカーが好きだから。出会うべくして出会った、純真のイレブンが目指す、フットボールの頂点。いま、少女たちは、女子サッカーの未来<フィールド>を駆け抜ける!

声優・キャラクター
島袋美由利、若山詩音、黒沢ともよ、悠木碧、古城門志帆、嶋村侑、山田麻莉奈、前田玲奈、和氣あず未、酒井美沙乃、春野杏、長谷川玲奈、甲斐田裕子、諏訪部順一、早見沙織、石川由依、小市眞琴、牧野由依、小林愛香、きそひろこ、大森日雅、黒田崇矢

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サッカージャンキーなめんなよ!

女々しさの欠片も感じさせない面々である。
才能を生かす環境に恵まれず、孤独な戦いの中で“個の力”を磨いてきたファイターたちが集い、全国を目指す、いや、目指してゆくのだ。
そう、その過程で繰り広げられるドタバタが楽しい。
それぞれが、サッカー選手のサガを丸出しにして、俺が俺がと突き進むのである。

ただし、1話を観た時の“驚き”といったら…、最近のアニメでは得難いレベル、とだけは言っておこう。

それでも、これぞ原作が持つ、女子サッカーへの想いと、そこから湧き上がる言葉の力を、そこかしこに感じるのである。

制作サイドへの不信もあってか、さよなら私はクレーマー状態ではあるものの、熱い思いを感じさせる作品であることは確かだ。

あと、主題歌にピタリとマッチしたオープニングとエンディングアニメ、非常に清々しく、素晴らしい出来である。

最終回を観て思ったこと。

昭和の漫画アニメの世界に生きてきた。
そこは、努力と挫折、ライバルと友情、汗と根性等々を前面に出し、時に選手生命を削りながら、それはないだろ!的な技(チート)で勝ち進むことを良しとしてきた世界であり、ギャグ漫画の範ちゅうといっても良いだろう。
そして、キャプテン翼やスラムダンクもすっ飛ばして、最近のスポーツアニメを観ている訳である。

そんな訳で、この作品のタイトル、『さよなら私のクラマー』の心がわかるような気がするのだ。

もちろん、ワンクールでストーリーものを演出しようとすると、非常に中途半端なものとなるのは、過去の色々なアニメ作品を観るまでもなく明らかなこと。
ビッグキリング等と言った、カタルシスを楽しむ世界が全てではないように感じるのだ。
今後の彼女たちが、口角泡を飛ばし、媚びへつらうことなく、サッカーを楽しんでゆくであろう、その姿を見ることが出来たこと、それを何より嬉しく感じるのである。

先達が築いてきたきたもの、それはそれとして、思いっきりサッカーができる喜びこそが、根拠なき確信を後押しするエネルギーとなるのである。
しがらみに縛られることは無いのだ。

さよなら私のクラマー、これほど清々しい宣言はないのである。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作が超面白過ぎるだけに(改

3話目鑑賞後の感想です。

ここぞ!と言うシーンがペラい。
ことごとくペラい。
EDくらいのモーションが
何故つけられなかったのか不思議。

スラムダンクもARIAも
コミックの画の方が圧倒的に迫力あるのは
それだけ作画というものに拘ってる証拠。

取り敢えず、このアニメは
原作への導入的位置づけ。

「さよなら私のフットボール」

から入るとより解り易いかも。
6/11劇場版はこれの映画化なのかな?



2話目鑑賞後の感想です。

アニメ化するにはハードルが高い?

1話でハマって2話で肩透かし。

監督がコミックの良さを理解出来てない?

原作では見せ方やセリフなんか
鳥肌シーンがいっぱいなのにぃー!
特に『埼玉蕨の三悪人』ら辺とかぁー!

私的に今後に期待してます!

6/11劇場版も観に行くし!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1人だけど孤独じゃない!

この話は衰退した女子サッカーの話
ジャンルは部活・青春・サッカー
私が1番好きなアニメ。四月は君の嘘の原作者、新川直司さんが書いた新しい物語(まぁ正確に言えば四月は君の嘘の前に書いていた「さよなら私のフットボール」の後日談なのですが)
期待しないわけないじゃないですか
結果。
うん。

以下の評価は過大評価だと思って聞いてください。新川さんというだけ個人的には相当ポイント高いので。

さて全体的に面白かったと思います
私はサッカーのルールをある程度しか知りませんが、今回は何とかなりました
タイトルのクラマーというのも調べてようやく分かりましたし、作中に出てきた(恐らく実在する有名な)選手も全く知りません。そういう人がいるのかなぁ、と思いながら見てました。
それゆえサッカーシーンはよく分かりませんでした。皆が驚いてるんだからきっと凄いんだろうなぁて感じでどこか冷めた感じで。
が、本題はサッカーというよりサッカーを通じた人との繋がりだと思ってます

人間ドラマというほどでは無いのですが、人との繋がりが意識された作品でした
サッカーを通じて世界を知る、というと大袈裟ですが、そのような成長をしていく主人公を描いていると思いました
シリアスシーンは少なく、どちらかというと迷いや苦悩を抱いている感じでした。何が違うんでしょうね。わかりませんけど。コメディも多くありながら、本編を邪魔しないように調整がしてあったと思います
とにかく、ヘビーなドロドロとした関係、というよりも「支えてくれてる親友やコーチ」「高め合う仲間」「高い場所にいるライバル(目標)」といった比較的軽めでポジティブな関係だったということです。これは批判にもなりえますが、個人的にはこういうポジティブな関係は割とすきです

個人的には{netabare}終盤の「みんな一人ぼっちだ」の下りが1番好きです。
それこそ「高め合う仲間」がいて、「支えてくれてる親友やコーチや監督」がいて、「超えなきゃいけない人達」がいて、「勝ちたいライバル」がいて。誰もが自分の中の自分を越えようと、自分の中の「サッカー」を楽しもうと、努力して団結して競争して出会って別れて勝って負けて。そういう積み重ねこそが「チームスポーツ」であり、彼女達の「サッカー」なんだろうな、とそこのシーンで思いました。
あとあそこも好きです。ユニフォームを受け取った時の佐和ちゃんの言葉「これでサッカーが出来るね」も色々感慨深いものがありましたね。
男女差別する気も男女平等を掲げる気も一切ないのでこの話題はあまりしたくないのですが、名シーン(当社比)なので一応。性別という越えられない壁に衝突した際、行動は限られます。多くは諦めさせられるのですが、主人公たちはその壁を受け入れ壁に沿いながらも壁の向こう側よりも早く走ることを選びました。その努力や経験がようやく形になってきた、ということを表現する見事なシーンだと言わざるを得ません。{/netabare}

ただ本作を四月は君の嘘と比較してはいけません。絶対にです
至高と比べるにはあまりにライト過ぎる。あの領域になるにはむしろヘビーでネガティブな関係が必要になってきます。まぁその分失敗しやすいのですが。
それにサッカーと人間関係というジャンルの繋がりもかなり難しい。だからサッカーの描写が多いくせにそのシーンでの暗喩や情景描写はすくなく、「あのサッカーシーンは必要だったのか」という感想が出てしまう
さらにテーマがテーマだけに視聴者は考えなくてよくなります。ただただ少女が知り、気付く物語、とも言えますので「だから何」と言ってしまえばそこで終わりになってしまいます
そして終わり方。{netabare}まさかの販促。最悪に等しい印象です。打ち切りかと思うくらいちゃんとした終わり方だったぶん余計に話の中途半端さが目立ちます。まぁ負けた後の常套手段とも言える展開でしたね
{/netabare}
あと劇場版。残念ながら私は見ていないのですが、是非とも再放映してくれないかな、と。流石に放送終了していない状況でネタバレ喰らったら後味最悪なので見に行かなかったのですが。結構な賭けだなて思いました。後々見る方は是非最初に劇場版を見てください

最後に批判的な意見を持ち込むと全体的に批判が中心の文章みたいになってしまいますが、私は本作の評価がここまで低い理由がよく分かりません。めっちゃ面白かった!とは言わないですが、アホほどつまらんかった!と言うつもりもありません。

まぁ他の方のレビューも是非参考にしてください。あくまでも私の過大評価ですので。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

62.4 238 2021年度アニメランキング238位
エデン(Webアニメ)

2021年5月1日
★★★★☆ 3.2 (20)
118人が棚に入れました
何千年もの先の未来に、ゼロという指導者ロボットが率いるロボットだけが暮らす世界「エデン3」があった。農業用ロボットとして暮らしていたE92とA37はある日、サラという名の赤ちゃんが入ったカプセルを偶然発見し眠りから目覚めさせてしまう。人間が悪者であるとされているこの世界では、サラが危険だと考えた2体は、エデンの外へと彼女を運び出し、安全な場所で密かに育てていく。2体の元ですくすくと成長したサラは、ある日遠くから自分を呼ぶ声に気づく。それはあのロボットしかいないはずの「エデン3」からだった─。

声優・キャラクター
高野麻里佳、伊藤健太郎、氷上恭子、山寺宏一

62.3 240 2021年度アニメランキング240位
境界戦機(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (101)
326人が棚に入れました
西暦2061年、日本は支配された。4つの世界主要経済圏によって分割統治されるに至り、日本人は隷属国の人間として虐げられる日々を送っていた。日本は各経済圏が投入した人型特殊機動兵器 AMAIM が闊歩する世界の最前線となった。機械好きの少年、椎葉アモウは、ある日、自律思考型AI「ガイ」と出会う。これをきっかけに、アモウは日本を取り戻すための戦いに身を投じることになる。自ら組み上げた AMAIM「ケンブ」に乗って。

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1クール終了!

1クール終了とのことで、レビューを。

作画はSUNRISE BEYOND。
安定してますし、戦闘シーンは力が入っているので見ごたえがあり満足です。

ストーリーもよかったですが、自分は何より登場人物たちがよかったと思います。
いい人達ばかりでストレスなく観れました(笑)

2クールが4月から始まるようですが、あと1クールで日本が取り戻せる感じもないし、後何クールやる予定なんだろうか?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

62.3 240 2021年度アニメランキング240位
Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (38)
104人が棚に入れました
この世は殺(や)るか殺(や)られるか。楽園なんてありゃしない。一度堕ちたらおしまいと、この世であがく人がいる。ねえ!ちょっとそこのあなた?やっぱり見て見ぬふりをするんですか?我々にそんなことはできません。あなたの涙、ぬぐいたい。咲かせて見せます笑みの花。だけど、お礼はちゃーんと頂きます。どうぞBAR『F』にいらっしゃってください。大丈夫。お金なんていりません。我々が欲するものはたった一つ―――「あなたの心いただきます!!」

声優・キャラクター
坂田将吾、田邊幸輔、バレッタ裕、草野太一、堀曜宏、住谷哲栄、森田順平、三上枝織、山本和臣
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

愛こそ喜劇

▶序盤の感想
プリティーリズム三部作からのキングオブプリズムでアニメの歴史にその巨名を刻んだ菱田正和監督の作家性がいかんなく発揮されています。

かなりギャグ。
ただし、登場人物は一切ふざけていない作風。

直近のアニメでやや近い所があるのはウマ娘、さかのぼればGガンダムなど。
おかしなシーンがガンガン挿入されるが、突っ込みなどは入らず、キャラクターが照れたりもしない。
視聴者にだけおかしみを残しながら、登場人物たちは真面目な顔。

そういった作風が好きな人なら、まず一見の価値はある作品。
まだまだ先行き不明な序盤戦ながら、このままの勢いでのまま面白くなっていくことなどありえないだろうと逆に不安を覚えるほどの勢い。


強いて欠点を上げれば、プリリズ、キンプリ、リリカルフェアリルなどが代表作の菱田監督だけに、ホビアニの文法が色濃く出ていること。
深夜アニメだけ見る人には合いにくいかも。

▶最終回を見ての感想
{netabare}
お前が持っていくのかよ!な豊穣さん。
でも女王の心の鍵を開く適任者はマジで豊穣さんしかいない。
これを「豊穣さんが蘭丸に託す」とかじゃなくて「豊穣さん自身が女王の心の鍵を開く」にするのが信頼できる。
なんでもかんでも主人公が持っていくのではなく、「いま、これを本当にするべきなのは誰なのか」、そういうベースで展開している。

メチャクチャやっていそうに見えて楽しくて、でも心の動きに無理が無い。何が起きて人の気持ちがどう変化するのか、そういう普遍的な部分がしっかり名作です。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

勢いで見る系

ちょっとカオス系のアニメ?

{netabare}
妖精界の蘭丸達が色んな一般人が抱える悩みを解決し、愛著を集めていくアニメ。
1話で1キャラにスポットライトが当たり、そのキャラが一般人の悩みを解決していく。
その解決方法が特殊で、変身した後に歌いながら走り、そのあとに悩みの原因となっている人と特殊空間で戦うという。
最初はシュールギャグ系として面白かった。
途中からそのノリに慣れてしまったが、
シュールギャグとして楽しめなくなったと言ってもつまらないわけじゃない。
一話一話ストーリーがちゃんと完結していて、たまにはバッドエンドな回もあったりで、シュールギャグ的な面白さ以外にも面白さがあった。
最終回も謎の存在だった女王を倒して、きれいに風呂敷を畳んで終わったから、かなり良かったと思う。

ニコニコでも言われてたけど、全体的に女児アニメの構成(メインのストーリーがあまりなく、やってることがワンパターン)に近いから好みは分かれるかも。
自分的には二つの楽しみ方ができたいい作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

62.2 242 2021年度アニメランキング242位
プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (132)
265人が棚に入れました
日光市に本拠を置くアイスホッケーチーム、ドリームモンキーズ。そのドリームモンキーズが開催する体験教室の門を叩いたのは、地元に住む中学生、愛佳と彼女に強引誘われた妹の彩佳、幼馴染みの薫子と真美。同じ参加者には梨子と尚美の姿もあった。練習後、皆、すっかりアイスホッケーに魅せられてしまい。「来週も参加しようよ」と言うまでになっていた。やがて監督の羊子から誘われて、愛佳、彩佳、薫子、そして梨子と尚美はドリームモンキーズに正式に所属することになる。そんな中、強豪チーム釧路スノウホワイトに所属していた有名選手、優がチームを辞めるだけでなくアイスホッケーさえも辞める決意を固め祖母の住む日光へとやってくる。「もう二度とリンクに立つことはない」そう思っていた優を再びリンクに引き戻したのは、羊子と愛佳達だった。こうして優を迎えた愛佳達ドリームモンキーズ新人チーム。練習試合、合宿などを経て、皆、それぞれ成長していき、またチームも一丸となっていく。「心の絆でパックをつなげっ!」を合言葉に、大会に臨む愛佳達ドリームモンキーズ。果たして、その結果は!?これは少女達の、汗と涙の成長物語なのである。

声優・キャラクター
増田里紅、本郷里実、相良茉優、北守さいか、汐入あすか、森山由梨佳、青山吉能

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

1話と公式サイトのキャラ紹介だけで妄想するのが楽しい!

正直、あまり見る気になれない作品です。
天真爛漫な女の子のたちをへっぽこな大人たちが支えるという話です。最近のソシャゲっぽい感じで当たり障りのないストーリーが展開されます。もう少し狂気を感じるボケをしてもらいたいです。

しかし、1話を見た後、公式のキャラ紹介を見ると驚愕します!
コッ…これは!
スポ根の王道ライバルだ‼︎
『決勝の舞台で会おう!』展開、
全国大会編で再登場し、心の中で『待っていたよ…〇〇くん、この最高の舞台で‼︎』展開や
全国の強者から『あいつら、ヨワソォ〜』と言われ、ライバルが『甘く見ていると痛い目にあうかもしれないですよ…‼︎』展開
があると思い、テンションが上がりました!

それで満足‼︎
時間があれば、見るかなぁ〜

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

気合いの入った作画

アイスホッケーをテーマにしたアニメは初だろう。

アイスホッケーについては全く知識がなかったので、どんなアニメになるんだろうと期待していたが、{netabare}始まって2分と経たずにアイドルのようなライブが始まって、かなり混乱した。

けど、その後のストーリーはけっこう王道な展開で安心した。開始2分でビクトリーダンスを流すのは、どう考えても良くなかったと思う。

作画は最後まで崩れず、ずっと良い状態だった。ライブシーンの作画に一番気合を感じたのは謎ではあるが。

全体的にまとまっていて普通に楽しめたのだが、最後の試合が1話だけで終わってしまったのは少し残念。2話くらい使って描いて欲しかった。

良い作品だったと思うが、果たしてビクトリーダンスは必要だったのだろうかという気持ちは残る。
ダンスに関しては練習シーンなどが描かれることもなく、3回ライブシーンが流れただけで、この作品のおまけ的な要素なことはわかるが(その割には作画は本気だったけど)、はっきり言ってなくてもよかったのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

みるずめす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ほのぼのスポ根アイドルアニメ

1話目初っ端からダンス?これアイスホッケーアニメだよね?と一瞬思ったが、ウマ娘のケースもあったので切らずに見ていると、スポ根要素の強いスポーツアニメでホッとしました笑
 ストーリー展開としてはオーソドックスな部分があるものの、ところどころで日常パートやギャグ要素があり、シリアス要素とのバランスがよく見やすかったです。最後までヴィクトリーダンスは必要か分からなかったが、作画がそのへんのアイドルアニメより良かったので、ゲームはやりませんが、要素として必要だったのでしょう。OP楽曲・映像ともにクセになりました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

62.2 242 2021年度アニメランキング242位
ゲッターロボ アーク(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (56)
144人が棚に入れました
沸騰せよ!熱き魂。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

パンドラの箱を開いて【暫定感想+ニコ生スタッフコメント文字起こし】

2021年7月放送開始のTVアニメ。1クール予定。
原作は石川賢先生の漫画作品「ゲッターロボ アーク」。
掲載誌 休刊により未完となったゲッターロボサーガの最終章です。
原作未読でアニメ終わってから読みたいんですけど我慢できるかわからない(笑)

【ゲッターロボ作品群について】
簡単にまとめてみます。
{netabare}70年代TVアニメ版と漫画版はメディアミックス前提で展開されており、どちらがどちらの原作というわけではありませんのでご注意を。

・アニメ作品
1974年TVアニメ「ゲッターロボ」…永井豪・石川賢が共同で設定を作り、設定のみ共通の漫画版を同時展開した。
1975年TVアニメ「ゲッターロボG」…TVアニメ「ゲッターロボ」の続編。
1991年TVアニメ「ゲッターロボ號」…上記2作品とは違う世界観で別作品。物語も他の作品とは繋がらない。
1998年OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ世界最後の日」…石川賢の漫画版を基にした作品。物語は他の作品とは繋がらない。
2000年OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」…石川賢の漫画版を基にした作品。物語は他の作品とは繋がらない。
2004年OVA「新ゲッターロボ」…石川賢の漫画版を基にした作品。物語は他の作品とは繋がらない。
その他70年代に「東映まんがまつり」で上映されたアニメ映画が3作あります。

・漫画作品…執筆は石川賢。通称「ゲッターロボサーガ」。物語は全て繋がっています。
1974年漫画「ゲッターロボ」
1975年漫画「ゲッターロボG」
1991年漫画「ゲッターロボ號」
1997年漫画「真ゲッターロボ」
2001年漫画「ゲッターロボアーク」…2003年に掲載誌休刊にて第一部完。2006年に石川賢が逝去し未完となりました。
(その他石川賢先生以外の漫画家が執筆したオマージュ作品が4作あります。)

今作「ゲッターロボアーク」は石川先生の漫画版を原作にしており、他のアニメとの繋がりはありません。アーク以前の物語を知りたければ漫画版を読む必要があります。
未完の最終章のみを物語の流れはそのままアニメ化という非常に挑戦的(無謀とも言えますが)な作品なんですね…。
もっとも、完全な原作準拠ではなく、キャラクター背景などをかなり膨らませているようです。原作は3巻しかなく1クールだと尺が余ってしまうため、新規視聴者にも出来る限りわかりやすく、キャラクターに愛着を持ってもらえるようにという考えだと思われます。(2021.7.24)
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
第1話「天の鬼」
{netabare}
アニメ初回見た印象からは懐古主義ではなさそうだけど、ご新規さんお断りではあるかも知れない(苦笑)
アニメとしての方向性がわかる監督インタビュー等がいくつか上がっていますので、興味がある方はご参考にどうぞ。
インタビューからの根拠のない憶測ですが、これらを読むとご自分の年齢を考えて作れるなら早い方がいいと考えて企画出し続けていたのかなあ?っていう気がします。川越監督のダイナミック作品のTVシリーズは「鋼鉄神ジーグ」が最後で、それからの14年、古風なロボットものでTVシリーズとなると企画がなかなか通らなくなっていそうですからね…。


物語は安定した滑り出しだと思う。初見さんお断りって感想多いけど、ロボアニメオタなら想像で補えるくらいの王道な展開かと思う。

ちょっと辛いことを言うとやっぱり作画かなあ。初回で不安定だと後が続くかが心配。全話納品済みなら良いのだけど。まあ私はこういう作画も好きなので全くOKですが。
拓馬と獏が憎めない表情が多くて和んだ。コンビニのシーン好きだなあ。生活や食事の様子が描かれるのは良いアニメ。
獏…3パイロットが癒しなのは伝統…?
コンビニのシーンはオリジナルだそうなので、改変もそれなりに入るのだろうなあ。獏のD2セキュリティ解除はアニメオリジナル?原作から?それによって評価が変わる。もしも新要素なら早川さんらしい味付けだ。目立ちにくい三人目をいかに活躍させるかで完成度は大きく変わるだろうから。

ロボットの見せ方が上手でよかった。D2が起き上がるシーンで「ガンダム大地に立つ」を連想したんだけど、ガラの悪い起き上がり方がらしくて違う燃えがある。小脇に抱えていたD2をアークが放り投げるのも凄く好き。
もっと精密で綺麗なCGは他にいくらでもあるけど、重量感や荒々しさを押し出して、かつカメラワークが決まっているので何が起こっているかわかりやすかった。ずっと手描きアニメをやってきた監督の演出だから。CGはダメージ表現が常に課題だけどそれはアークに限らない。
他の作品の話で恐縮だけど、3DCGって早くグルグル動かせるからカメラワーク疎かになって見にくくなることがあるんだよね…。アークはそうならないで欲しかったので、まずは一安心です。今後は重量感の表現にもさらに期待したい。

声優さんについて。寡聞にして知らない声優さんがメインにいらっしゃって、どうなるか楽しみ。
中の人が経験豊富な拓馬は勿論、渋めだけど若さと茶目っ気のある演技の獏、抑揚抑えめでミステリアスかつ戦士然としたカムイと、三人の演技・声質のバランスがとてもしっくり来た。三人が揃って会話するのがとても楽しみです(*´∀`)
なんかこの三人、一年くらいずっと聞いていたい…皆どんどん上手くなりそうでな…。だって皆感情表現が的確なんだもん。

個人的に、OP、EDは好きだけど劇伴はあまり好きじゃない。
新ゲ好きとしてはED感激でした!こんなに嬉しいってことは、自覚してなかったけどPVがなかったの地味にショックだったんだな…。3作目の曲をトップバッターにしてくれたことに感謝しかない。
(2021.7.11){/netabare}


第2話「運命の子ら」
{netabare}アバン、アークの機動力良いなあ…から始まり、スムーズに状況説明しつつ隼人の回想に入るのが上手い。カムイ、隼人から二人を丁重に迎えろって言われたのに殴り合いになるの笑ってしまった。やっぱりカムイにとって異種族であることはコンプレックスなんだな。隼人には素直なのは上官だからってだけじゃなさそうだな、と思っていたら隼人は育ての父という設定がある。
敷島博士に呆れたカムイをちらりと見る獏、拓馬がゲッターロボに乗ることを承諾したとき各キャラが見せる表情など、細かな所作でキャラクターを大切にしてるのを実感する。
世界の現状、ゲッター、ゲッターロボの説明の間に人間関係とキャラの背景を緩急つけて入れ込んでいくのも好き。国連とかの組織が出てくると早川さんって感じするわ…わりと使い古されてる手法ではあるのだけど、説明的にならないよう工夫しているのが良い。実機での訓練だけでなく座学が入るので、シーン転換も画的な動きも単調にならないの良いなあ。少しずつキャラクター性とチームの距離感を見せてくれるのも気持ちが良い。

D2部隊とのケンカシーンはほのぼのですかね…?これ、全員が遊びと心得てるのが良い(笑)。要はいちゃもん付けた時点で遊ぼうよ!ってことでしょ?(ホントかよ)
反面、全員が全力で生き続けるのはいつ死ぬ覚悟も出来ているのだと感じる。女性の隊員もいるのは少し驚いたけど戦士である以上、いざとなっても手心を加えてはくれないんでしょうね( ノД`)…ケンカの時点で男女平等だし。
隊員や所員のキャラクター名は担当声優さんのお名前から。これは見ていて楽しいし、声優さんたちにとっても良い記念だなあ。

拓馬と獏の戦う理由を描くのも良い。肉体と精神の強さ、運命や血筋に加えて本人の意思をきちんと描くのが川越作品らしい。戦うことに迷うのはゲッターらしくないけど、かといって本人たちに理由がないと現代の視聴者には違和感が生まれるだろうと思う。私自身が主人公が戦う理由にはこだわる方だからかも知れないけど。
勿論世界観に合っていれば理由が無くても良いし、ゲッターの世界はそれでも違和感ない。それでもこうしたのは、「感情のぶつかり合いで物語を転がす(川越監督のインタビューより)」という作品の方向性も影響しているかも。

一度目はさらりと見て、何が良いのか言葉にならないうちに30分経ってた感じ。二度目で良くできているからこそ良い意味で引っ掛からずにさらりと見られたんだなと。1話はロボットとバトルと過酷な世界を最大風速でがっつりやって、2話は設定やキャラの背景を描いて足場を固める。この手法は今では王道だよなあと。そういうのが好きな人ならご新規さんでも入ってこれるんじゃないかな。ホントここのスタッフは上手なんだよ。(2021.7.17){/netabare}


第3話「アーク始動」
{netabare}アバンで拓馬が母を亡くした経緯と獏との出会いが描かれる。「今逃げることは恥じゃない」という言葉がゲッター乗りの隠語と繋がってくるのが上手い。
この隠語や血液検査、託されるヘルメット、合体時にD2部隊にフォローされるなど、段々と早乙女研究所の一員として受け入れられていく描写が短い尺でしっかり入ってくる。
「ハジをかくなよ」=死ぬなということ。ハジとは何も残せずに死ぬこと。
第一話での「ここで死なせてやった方が幸せだ」というのはいかにも過酷な世界だけど、星一尉達は敵のデータを残しアークを守り切った。
隼人とカムイは親子らしいところをあまり出さないんだけど、それでもカムイは隼人の気持ちを代弁できる。感情表現が乏しいが気性が激しく怒らせると怖いという共通点は二号機パイロットの個性とも言えるけど、この二人に関しては養父子だからこそ似ているとも感じられて興味深い。戦友の息子に対して隼人が珍しく優しい態度を取るのに対して、拓馬は父に対して多少含むところもあるのかなと感じるけどどうだろう。
隼人が拓馬とカムイを繋げもし、カムイが隼人と拓馬を繋げもする。きちんと人間関係が作られていくのが気持ち良い。カムイと獏の関係性構築にも今後期待したい。
D2部隊は仲間がやられても正規兵らしい冷静さを見せてくれて格好良いなあと。前回の引きから全滅の可能性もあると思っていたので3人の生存は嬉しい所。とはいえキャラクターをただ無駄死にさせるスタッフでもないのだけれども。
今回の引きはマクドナルドの登場と拓馬の因縁の明確化で、今回のアバンから繋がる構成がやっぱり上手いと思わせる。

3人の絆を描く物語、血筋や組織の継承の物語、運命や因縁との決着の物語。序盤から描くべきものがブレない良い作品。私は1クールアニメは3話まで見て継続を決めるのだけど(本作の視聴断念は最初からあり得ないんですけどね)、もし何も知らずに見ていたとしてもきっと継続を選択したと思う。
(2021.7.21){/netabare}


第4話「美しい夜に」
{netabare}絵コンテが川越監督。以前からこういう回は自分でやる人ですからね。ロボアニメとしてはインターバルだけど、作品としては土台をなす部分だと思う。過去話で設定見せつつ、ゲッターへの危機感を煽る。特にご新規さんに対しての大きな布石。
ここのスタッフは幕間にも重要な要素を仕込んでくる。熱量だけではない作品を作ってくれるのが良い。

今回はすごくきな臭い上に謎が謎を呼ぶ内容で、3話までは足場を固めていたんだなと感じる。
敵の本陣の描写から、ゲッターを恐れていること、「あの場にはゲッターが満ちている」という言葉からそれだけでも危機感を募らせていることがわかる。19年前(?)の回想でもゲッター線の危険性はがっつりやっているし。
ゲッタードラゴンを増幅器にして真ゲッターロボのゲッターエネルギーを満タンにしようとしている所へ蟲が襲来し真ゲッターが出撃。基地に残っていた弁慶はゲッタードラゴンで敵をせん滅しようとするもドラゴンの暴走で危うい状態に。
カムイは19年前と言っているけど時系列が謎。真ゲッター起動と蟲初接触がこの時なら、2話冒頭の回想は何年前なんだろう。それにこの二つの出来事の間に隼人は大怪我してゲッターロボに乗れなくなっているはず。
ここまで司令官としての顔を見せてきた隼人の研究者としての側面。尊敬の念と、自身の現状への焦り。いまだに到達できない早乙女博士の領域。師弟関係と言えば良いのか、味わいのあるシーンだと思う。
カムイの幼少期の回想、カムイは差別などされていたわけではなかったけど特別な存在故に隼人と共に行くことを選ぶ。爬虫人類の子供達と母親達のデザインが良い。誰が誰の親かきちんとわかるし、子供が可愛いなあ。
D2部隊のリーダー格・笠原隊員が巣食っていた蟲によって命を落とす。食い破られた背中から背骨と肋骨が…。好きなキャラクターだったのでちょっと凹んだ…。前回殉職した細目の隊員が鍛冶本隊員で、女性が水島隊員。あとの二人の名前が知りたいなあ。うち一人は既に殉職しているけれども。
まだ情報不足なので謎については整理だけに留める。
次回の先行カットからキリクの活躍がありそうなので楽しみ。隼人とおそらく翔の写真が気になる。敵が女王蟲ということで女性キャラが増えますね(笑)。(2021.7.31){/netabare}


第5話「申し子」
{netabare}今回は好きな所と気になる所が色々あって、引っ掛かってる所が監督が言っていた「仕掛け」なのかそうでないのか?19年前であることは確定したけれど、原作との時間軸は違ってきてしまってる。
ゲッターと弁慶と早乙女博士のシーンでぞわっとする。隼人がゲッターは希望だと言ったシーン、自分にもそう信じさせようとしてるみたいで不穏…。

キャラ描写は全体的に好き。チームの物語として段々気心の知れたやり取りが増えてきてるのが良い。敷島博士は癒し。隼人の描写は賛否ありそうかな?
隼人、継承の物語として考えると早乙女博士から受け継いで次世代に託す役であることをかなり明確にしてある。アニメアーク見るまでは色々背負いすぎて荒んでるイメージあったけど、希望を見いだそうともがいてる、あるいは拓馬達に希望を見いだした、って印象に。それをはっきり態度や言葉に出すのは少し意外ではある。人としての情は常に隠して、ごくたまに人間味を見せるような人物像をイメージしていたので。

拓馬、父親に対して複雑な感情もあると思うんだけどやっぱり親しみも感じているんだろうな。父と同じ境遇と環境に身を置いて感覚的に理解してきた印象でそれは良いことだと思う。
ただ「俺はゲッターの申し子だ」の言葉はきな臭いというか…それが良いか悪いかは何とも言えない。

早乙女博士を見ていて作品によってこれだけ色んなアレンジされるキャラクターもそうはいないと思う。
チェンゲは悪役ムーブの裏で実はインヴェーダー殲滅のために動いて、アークは優しそうに見えても実はゲッター線に呑まれてて、新ゲは狂気じみてるけどその本質は情と理性…っていう。
キャラの二面性を演出するときのお手本みたいな人物像な上に、絶妙に仕上げてくれるのでとても美味しい。私は新ゲの博士が好き。
メカバトルも良かった。口が開くロボットとしては珠玉の魅せ方。やっぱり変形はCGでは難題なのだなと感じて少し残念ではある。
ラストシーンでのアークのガラの悪い座り方はすごく好き!(笑)1話の「D2大地に立つ」みたいなシーンもガラ悪くて大好き。CGで無機質になりかねないロボットに上手くキャラ付けしてて楽しい。

早乙女研究所はドクターが銃火器扱える所からしても戦闘訓練受けてないと採用試験で書類審査すら通らなさそう…そして入社してからも定期的に訓練させられそう…。
ドクターは何故名前が無いのかな?勝手にドクター小林って呼んでも良いかな~声優さんの名前から取って。
研究所はほぼ壊滅と考えて良さそう。D2部隊は生き残っているんだろうか…。

EDはあまり好きじゃない。須藤さんの編曲は楽器演奏だと大好きなんだけど、打ち込みだと昔からあまり惹かれなかったのでまあ当然といえばそう。DORAGON2021のアレンジは好きだったんだけど。

4話見たときはここからついていけるかなって思ってたけど、5話で謎は残るものの一旦必要な情報は出しきって次回から新展開。新ゲ同様、話数の使い方と話の広げ方が段階的かつ明確で良い意味で古風。私は中途半端に知ってるので混乱するかもしれないと思ってたけど今の所大丈夫っぽい。

原作付きアニメは新規ファンに原作を手に取ってもらうことが一つの命題であることは確か。原作を大切にはしないといけないけど、原作再現だけでそれが上手く行くかというとそんなことは無いと常々思ってる。
アニメアーク、この点では概ね上手く行ってるように見えるかな。原作読みたいけどKindleに無いとか、既に読んで全然違ったって感想ちょくちょく見かけるので。私の観測範囲に限っての話ではあるけど。(2021.8.8) {/netabare}


第6話「竜の末裔」
{netabare}アンドロメダ流国が地球への総攻撃を宣言。マクドナルドは百鬼帝国の生き残りで復讐のために流国に協力している。
早乙女研究所は復旧まで時間がかかるため連合軍の橘翔が来てドラゴンを守る戦力を補強する。カムイに対して「10年の成果を見せてもらう」とは?
海上の不穏なストーカを連合艦隊が抑え、その間にアークチームは海底の恐竜帝国へ。海上の連合軍は壊滅。早乙女研究所に膨大な数の蟲が現れD2一機とステルバーが防衛するが危機的状況。時空を超えて黒い真ゲッターロボが現れる。ドラゴンが様々なゲッターに関わるものを引き寄せている?
アークチームは海中で竜のような生き物に先導され恐竜帝国へ。途中の岩肌に潜水艇の残骸がありカムイは「俺たちの墓標だ」と。

翔が美人な上に有能。あと水島隊員と内山隊員が生存してて良かった。メガネの追加人員さん喋らなかったのでお名前がわからん。
3人が仲良しで良かった。カーンの変形がまた独特で可愛い。どうやったら車輪に収まるの…?案内に来たメカザウルスも可愛い。
黒い真ゲッターロボのストナーサンシャイン、ポージングとかカット割りがチェンゲのセルフオマージュっぽい?そもそもチェンゲの演出からして原作のオマージュなのか。最初はびっくりしたけど、2回目見直すとすんなり話が頭に入ってくるからやっぱり構成が上手い。

原作既読者でさえ展開が読めなくなっていて、OVAのみ視聴した私も結構驚くことが多い。川越監督、批判も覚悟でサーガとOVAを総括した作品にしようとしてる印象があるな…。アーク本筋と説明パートと過去回想として前シリーズも映像化することで新規の人にもわかるように情報を撒いている。だけでなく誰も知らないアークが加わっているようなので、初めての人の方がわかりやすいだろうなこれ。
原作そのままだと尺などの問題で上手くいかないからこういったやり方なんだろうけど、原作付き作品のアニメ化としてはかなりのイレギュラー。川越監督は基本的に原作リスペクトしつつ自分のやりたいことを上手く入れ込んでいくタイプだと思っていたんだけど、脚本の早川正さんがクレバーな人でSKLや009VSデビルマンでは相当思い切ったやり方をしていた。今作はさらにえらいことになってる気がする…。(2021.8.10){/netabare}


第7話「ゲッター同盟軍」
{netabare}真ゲッターロボは隼人を残して飛び去った直後、北極圏で核ミサイルを吸収しシュワルツと翔を助け、あらゆる敵(おそらくメカザウルス?)をさらに吸収しエネルギー体となり火星へ到達していた。
恐竜帝国へ辿り着き帝王に謁見するアークチーム。アンドロメダ流国に対して共同戦線を張ることになる人間と恐竜帝国。反発する拓馬と獏。カムイの事情を察する二人。隼人は恐竜帝国にも秘密裏に「ジュラ・デッド」作戦をアークチームに明かす。
地上ではストーカからの猛攻収まらず、国連軍が苦戦。黒い真ゲッターロボが全てのストーカを抑え続ける。パイロットが一文字號であることを確信する翔と隼人。アンドロメダ流国の孔明に対して號の言葉、「繋がっているんだ、全ては」
ゲッター線の影響を軽減する人間との混血児の研究があった。ゴール三世は母の存在と将来を確約することでカムイを利用しようとしているっぽい。恐竜帝国はかなり階級差がある社会らしい?
拓馬と獏は国連軍から派遣されたロン・シュバイツァ博士と出会い、協力者ハン博士の元へ。ゴール三世の動向を気にするハン博士。
案内役(名前はカンパニアかな?)はカムイを3人の若者の所へ案内する。3人はカムイとは旧知の仲。

爬虫人類蒸し暑い環境だけど人間の暮らせる部屋や食事も用意できるというのは、休戦協定を結び交流があったことを裏付けていると思う。人間の研究者も滞在してるからなおさら。恐竜帝国の異国情緒がなかなか楽しい。
憤る拓馬をフォローするカムイ、カムイを気遣う拓馬、二人を取り持つ獏が良い。黒い真ゲッターロボのことを3人には黙ってる隼人も冷静。地上のリスクは覚悟のうえで、恐竜帝国との連携を重視し今後に布石を打つことを優先した。
翔が元チームメイトである號をおそらく戦闘スタイルから看破しているのがとても格好良い。
カムイ、恐竜帝国ではかなりシビアな立場。母親が原作より若くデザインされているのは時系列を改変してあるからかな?
拓馬がゲッターの最期を聞きたがらなかったのは父親のことが引っかかったからか。
道案内がいることでどこにも逃げ場がないカムイと、自由に歩き回り真相に近づく拓馬と獏は対比的。

今は展開的に真ゲッターが無双してるけど、アークキリクカーンの戦闘ももっと見たいなあ。
次回の先行カットで、翔が號に会いに行くみたいなんだけどどうなるんだろう…。(2021.8.19)

・追記・
ある感想で「アニメアークはワイドスクリーン・バロックSFしててワクワクする」というのを見かけ、ワイドスクリーン・バロックって何だろ?と思って調べたらWikipediaにこんな説明が。

”オールディスはチャールズ・L・ハーネスの『パラドックス・メン』を評して
「時間と空間を手玉に取り、気の狂ったスズメバチのようにブンブン飛びまわる。機知に富み、深遠であると同時に軽薄
— ブライアン・W・オールディス、『十億年の宴』p.305より 浅倉久志訳」”

この説明だけでも私にはぼんやりとしかわからないんだけど、早川さんの頭の中がどうなってるのかはさらにわからない…。でも何となく的確な表現だなあと思ってメモ。
早川さんは熱い物語を勢いで押し流しても納得できるように、土台作りは設定の段階から相当丁寧にやっている。サイデビの小説なんか読むと特にわかりやすい。小説は地味すぎるくらい。
鋼鉄神が特にキャッチーで入りやすかったのは、他の脚本家と分担していたからかもしれないけど、あちらも少し謎は残ったものの大きな矛盾や設定の乖離は起こっていないので上手な人だ。(2021.8.21)
{/netabare}


第8話「竜の血 人の心」
{netabare}今回は絵コンテが監督。ドラマ性の強いや物語の根幹にかかわる回を担当する。ドラマとバトルのバランスが良い回だったと思う。いやバランスが良いと言うより熱さシビアさきな臭さほのぼの軽妙さと、1話に詰め込みすぎなんですよねきっと…

この世界まだ都市部残ってたんだ!ってかなり意外だった(笑)
インセクターの襲撃が連日に及び、アークチームは連戦を強いられる。「奴らの戦い方は特攻だ、何の目的で仕掛けてきているのか分からなければこちらが負けるかも知れない」という分析、拓馬のクレバーな面。ハン博士がカムイにガンリュー、バイス、オズロを引き会わせたとき、先日既に会っていることを悟らせない4人、なにやらきな臭い。
今回はカーンの変形シーンが見れて嬉しい。カット割りで魅せることに重きを置いた変形だけど、ロボットらしいシーンだしゲッターでは合体変形が醍醐味なので。重量感、パワー、二段変形と短いシーンに色々詰め込んでて楽しい。インセクターも水中で微妙に変形・特攻とか搦め手も使ってくるのが厄介。カムイの迷いからの危機、ゲッターザウルスの戦闘をさらりと描く。これが後のシーンに響いてくる。
地上も黒い真ゲッターロボと號は消耗しながら連戦を続ける。ゲッターに飲み込まれたはずの號が消耗するというのには違和感あるが、つまりゲッターの意思で人格記憶そのまま再現されているという事か。號のやるべきこととは何か。翔もまた隼人と同じく取り残された側なのだなと。
ハン博士とシュバイツァ博士が皇帝に謁見するシーン、地下で文明と科学を発展させてきた様子がうかがえる。実際、アンドロメダ流国では恐竜帝国の科学力の高さと人間のゲッター線が共に牙をむくと厄介と言っている。「地上の人類が同じ脅威にさらされたら生き残れるかどうか」という言葉に笑う皇帝はやはり地上を諦めてはいないのでは?博士たちは亜空間固定装置ノルドの組み立てを開始する。バジリスク将軍という名前がわかったので案内役はカンパニアで確定。
ザウルスチームのキャラ立て、アークチームとの絡み、カムイの器と戦士たちの間での存在感を描いて、人間の話とカムイの真実に持っていく。そして波乱で軽妙な出陣式から敵の襲撃シーンへ。
大量のミミズは苦手だな…芋虫とかも…羽虫とか蜘蛛は割と平気なんだけど…

拓馬の人の良さは父の血と母の教育と獏から受けた優しさに培われたものなんだろうなあ。
少々強引だけど周りの恐竜帝国の民衆に受け入れられた時点で皇帝は堪えるしかない。ゴール三世は頭も良いし利用しているとはいえカムイを生かしている(飴と鞭も使い分けられる)ので無能な為政者ではないのだろうけど、野心が強くて厳しい雰囲気がある。末端の兵士やチリュウ一族(歴史的に奇形種として差別されてきたため、人間との戦争においてゲッター線耐性が比較的強いことから一族のために命懸けで戦っていた)からの信頼がカムイに向いていることから見て、傲慢な面があったり身分差別を解決しようとはしないのだろうなと。結構格差社会に見えるし。

號の登場はある意味ゲッターによる命の冒涜なのでは。ゲッター線は人の魂を飲み込んでいく一方で意思のある一人の人間を再現する。
號が一度取り込まれていながら元の人格のまま(かつ肉体は元のままではなさそう)というのが、切ないというかゲッター線おぞましいというか怒りがこみ上げてくるというか…これで希望って言われると胃が痛くなる…
アニオリとしては凄く際どくない?ゲッター線が原作で號を取り込んでいるからギリゲッター線の所業で納得できはするけど、こういう流れでなければ原作レ○プ案件と感じる人もいるのでは?この際どい改変にどう意味を持たせるのかにかかってくる。本当にかすかにでもゲッターに希望となる何かを提示できなければ見てるこちら側が辛い。
ていうかキャラ大切にしろ過激派の私がツラい。でもアニメアークも監督も脚本家も好き。なにこれ私がツラいだけじゃんズルいわ…( ノД`)…(2021.8.26){/netabare}


第9話「突入‼」
{netabare}ステルバーは仮面の中はモノアイなのかな?CGのロボットアニメは物量戦をしっかり描けるというのが本当に強い。ステルバーは最初は変形機能無しの予定だったけど、CGスタッフが変形できるようにしたものが良かったので採用となったと。
コーメイの話しぶりから高みの見物をしながら地球を滅亡させようとしているのが本気で下衆の所業。ゲッター線が宇宙の平穏を脅かすからゲッター線を開発する人間を襲うこと自体は理解できなくもないんだけど、じゃあなぜ爬虫人類まで滅ぼそうとするのか。結局アンドロメダ流国はそういう手合いで、彼らが敵視するゲッター線は善ではないにせよ悪と断定するのは視聴者目線でもおかしいという描写になってくる。
ゾルドの存在はコーメイに知られ猛攻を受け破壊されかける。敵本陣にアークとザウルスを送ろうとするも暴走し、真ゲッターロボタラクと號の力添えによりゾルドを通りぬける。その先に砂漠の惑星に軍用ヘリ、そして人間が降りてくる。

ゲッターは希望と言いつつ號のことについては個人的にはキツイんだけど、もっと素直に受け取って良いのかもしれないという気持ちになってきている。竜馬が拓馬を残したことを強調しているので子を残す=人の営みが何かを変えてくれたらと。
アニメの裏設定で、拓馬の安全第一のヘルメットは竜馬の唯一の形見。そしてそれは竜馬の戦友巴武蔵の遺品。血筋だけではなく思いの継承も、ヘルメットでかなり強調している。早乙女博士の遺産であり隼人が守りアークチームが乗り込むゲッターアークもそう。

號の「ゲッターは希望だ」「俺たちはまだ本当の答えに辿り着いていない。お前が見極めろ」という言葉の意味。號が拓馬達を助けることがゲッター線による予定調和だとしたら、號に固有の意思があることの矛盾。
正式名称が判明した「真ゲッターロボ タラク」。
タラクは虚空像菩薩の意味の梵字「タラーク」から。慈悲と知恵を司る・今世来世の願いを叶えると聞いて当初ぴんと来なかったけど、號がその本質を生前のまま保っているなら、拓馬達を手助けし未来を託すことが本人の救いにもなるのかなと…それも切ないけど。
この作品、次世代に継承されるものをあらゆる要素あらゆるキャラに可能な限り広げて描写しているのが凄いと思う。だからこそ戦場に送り出すしかできない隼人達バックアップ要員は虚しさを抱えるしかない。
隼人の矛盾は隼人だけではなく仲間や若者を送り出す側全員に共通してる。この作品、どこまでも矛盾という言葉が付き纏う。

アニメアークは配信と放送枠の確保もさることながら公式サイトで必要な情報が得られ、宣伝も良い意味で業務的に(定期的に!関連作関連イベントにコラボグッズも)行い、Twitterでは「#ゲッター線を浴びよう」のようなパワーワードも創作してて、ターゲットにアプローチする努力が狂気的な位ですね。
アニメアークはダイナミックプロやスカパー、バンダイも盛り上げようとしてくれてるのもありがたい。たまにこれは良いのか?と思う時もあるけど(主にスカパーの漫画版画像コラとか)。バンダイの魂ネイションズイベントでのアークの2メートル位の立像も動画で見たけど素晴らしかった。ありがたいことです。(2021.9.3)

・追記・
色んなサイトやTwitterを見ていて、號が舞台装置とかただのファンサービスとか言う人がいるのが納得できないなーと思って。
まず漫画版アークには一文字號と橘翔は登場しませんし、真ゲッターロボタラクもアニメアークオリジナル機体です。
アニメアークが継承の物語と考えれば、竜馬達の世代だけではなく號達の世代からも、拓馬達に想いを受け継がせる意図があることは想像できます。
また敵の主張やゲッター線の在り方の善悪が目まぐるしくひっくり返る構成上、一度はゲッター線に導かれながらも自身の意志を保持して現れた號が「ゲッターは希望だ」と言ったことにも善悪の印象をひっくり返す作用がある。仏の名を機体名に使う本作において、真ゲッターの分身であり虚空蔵菩薩の名を戴くタラクもまた無限の慈悲の象徴。(「煩悩を超越して進化した〝真ゲッターロボ〟から分離した存在と推察される」(公式サイトのタラク説明文より))仏教における「一体分身」の考え方は日本人にとっては身近なものです。
翔と號を再会させたのもゲッター線による隔絶と残された者の矛盾を明確化するためだと思いますし、最終的にゲッター線をいかに描くかでもっと別の意味も加わってくる可能性もあります。
原作未読の私がこんなこと言うのは変なんですけど、それでも川越監督は意味のないキャラを登場させる印象はあまり無いので、前作主人公との邂逅という熱血展開に作品テーマを掘り下げる要素を入れ込む位はしそうなんですよね。
だいぶ納得できる展開になっているので、今後も注視していきたいと思います。(2021.9.5)
{/netabare}


第10話「異界の聖戦」
{netabare}砂漠で人間と遭遇するアークチーム。インセクターの襲撃を受け戦闘に。アーク、キリク、カーンの戦闘でチームワークが磨かれているのが感じられて好き。3号機を応援したくなる、という武蔵はコミカルなんだけど…
ザウルスチームは機器の故障で戦闘困難な所をアークに助けられる。神の戦士ゲッターアークって言われたけど意味はあるんだろうか?拓馬の安全第一ヘルメットを被る武蔵。制圧した星の昆虫人類を全滅させる。日本の人口に近い1億3千万という数字は意図的なのであれば、良い意味で悪趣味な脚本。
前回と反対に爬虫人類がよそ者として扱われる。人類は侵略しながら宇宙に出て、しかし流国に遭遇し滅ぼされかけ、そこに地球からのゲッターエンペラーが現れる。「何故地球人類が存在するか、宇宙はゲッターに何を求めているのか」
エンペラーが特異点となったこの宇宙では過去が変わっても時間の流れは分岐せず、未来に影響を及ぼす。時間と空間の仕組みは解明されており非常にデリケート、少しでもその知識があれば干渉しようとはしないがアンドロメダ流国は危険を冒してでもエンペラーが生まれる可能性を潰しに過去へと遡った。百鬼帝国も蟲たちも流国が送り込んだ先兵。
武蔵はエンペラー誕生前の過去の者たちが起こした行動は宇宙に影響しないからと拓馬達に戦いを強制する。武蔵は死んでも代わりがすぐに起動する。エンペラーの記憶に基づいた人造人間というのが厄介…。
過去から来た地球人(百鬼帝国)を倒しても問題無いのは過去から来た拓馬達だけ。母の仇を取ろうとする拓馬にカムイは反発する。

「何故地球人類が存在するか、宇宙はゲッターに何を求めているのか」
武蔵は人類とゲッターは宇宙の意志により宇宙を支配するのを望まれていると言うけど本当かなあ…。
エンペラーの記憶にあるのは真ゲッターが火星に飛ぶまでで、その後の空白の期間の変化はエンペラーが作り上げた未来に影響する、だからこそ流国が攻めてきてもいるけど拓馬達の行動で事態が良い方向に変化する可能性もあるということで良いんだろうか。真ゲッターが火星に飛んだ時までと、エンペラー誕生以降は歴史が確定してるということかな?
號とタラクの行動からすると、拓馬にしか出来ないことがあるのかなと。號自身はゲッターを希望と考えているけど未来を変えられない、未来を変えられる世代の拓馬には自分で見極めて未来を変えて欲しいと思っているのかも?
ゲッターの意志で生前の姿を取り戻した点では號と武蔵は似たもののように見えるが、実際は全く違う。
エンペラーの記憶と人間の遺伝子から生まれた人造人間が生前の武蔵そのままの意志を持っているようには見えない。武蔵は宇宙を支配するために何をしても仕方ない、爬虫人類にも見下す発言を繰り返す。3号機に愛着を示し、ヘルメットを喜んで被る姿がかえっておぞましく見えてくる。

善悪のひっくり返し方とか流国と人類のどちらが発端なのかとか…原作が凄いからなんだけど、シリーズ構成の本領発揮でもある。(2021.9.11){/netabare}


第11話「宿願」
{netabare}「ハジをかくなよ」という言葉が久々に出て来たのが良かった!

未来のゲッター軍団に案内されてマクドナルドを倒しに向かうアークチーム。シールドを解除するために別行動したカムイにマクドナルドが取引を持ち掛ける。スターボーダーを使い過去へ未完の兵器バグを送り、それを過去に戻って完成させゲッターを倒せと言う。ゲッターを滅ぼせればマクドナルドはそれでいい。ゲッターと人類の未来を嫌って迷うカムイ。シールドを解除するが行方不明になってしまう。
アトランティスの遺産・魔獣ウザーラでアークを翻弄するマクドナルド。ザウルスチームはカムイを探しに自爆しようとする母艦の中へ。拓馬と獏はアークの力でウザーラを倒す。竜馬が倒せなかったウザーラを倒す展開は父親超えでもある。
コーメイは時空転送でアークを消す賭けに出るが、逃げ切れないと悟った拓馬たちはスターボーダーに飛び込む。武蔵はエンペラーと拓馬を結ぶ縁に賭けてエンペラーに探させる。
過去の地球ではストーカが全て消滅し、早乙女研究所では隼人が研究所の封鎖を決定する。

マクドナルドはゲッター線に一矢報いればそれでいいという感じ。拓馬の母を殺したことをどうとも思ってはいない様子で、これは拓馬としては虚しいだろうな…。コーメイも自爆に近いやり方の賭けに出た。メルドゥサのいる本星は別にあると設定されてるけど、今後出てくるかどうかは微妙かも?

宿願について。
「自分を信じろ!自分に流れている血のさだめを!」という台詞、ゲッターの作る大きな流れの中といえども自身に強い意志があることを強調する。どこかで見たファンの考察だけど、
「ゲッターは人間の意志が弱ければ取り込んでしまうからアークの未来に至る。でも人間が強い意志を持っていればそれに沿ってくれるから別の未来に行きつく」
とあってなるほどなと思った。
今回のタイトルが「宿願」なんだけど、獏の願いは明言されていない。ただ偉大な兄に追いつきたいという印象はこれまでに何度か感じた。第2話で「兄ほどの力はないが、ここで出来ることがあると言われ、それが運命だとまで言われればそう思わないこともない。ここに導かれたという感覚は確かにある」と言っていて、自分の直観を信じてみようと思った瞬間だったんだと思う。今回追い詰められた時に弱気になっても、拓馬に自分を信じろと言われたことで全力を振り絞れたんだなと。

チームの関係性について。
拓馬は普段なら周りの人の気持ちを自然に考えて行動できるのに、カムイの問い掛けを振り切って暴走しかけたのは未来のゲッターの姿にショックを受けていたから。獏は二人の間に立ちバランスを取る、一歩引いた立場にあるので、復讐を叶えなければ拓馬はけじめをつけられないと感じているからか獏が拓馬を止めることは出来ない。二人は自身の在り方に対する迷い、過去の人間であるが故に無関係ではいられないことへの葛藤を抱える。
カムイは人間社会ではハーフだから、恐竜帝国では王族だから、常に狭間に居る。どっちつかずの立場で耐え続けてきたから、ショッキングな事実を知っても思考停止せずに考え続ける。それがマクドナルドにつけ入れられる隙にもなるのだけれども。
拓馬の情の深さとカムイの思慮深さ、獏の一歩引いた優しさ。それが3人の強さだが今回は別行動していたことで弱みになった。
そして弱みを補い合って強さに変えるのがゲッターチーム。

狭間に在ることの葛藤と矛盾について。
カムイが欠けた事によりゲッター線に呑まれかけたけれど、二人はカムイを心配し待っていたから呑み込まれずに済んだのだと思う。今後アークチームは3人に戻れるのか。ゲッター線が他の種族を受け入れてくれるかどうかは、より良き未来への分水嶺になりそう。狭間に在るが故に生まれる「葛藤」をいかに良い方へ向けていけるかがポイントなんじゃないかな。
隼人の宿願は、若い頃は戦士として「共に旅立つこと」だったのだろうけど、今は司令官として親世代として「愛する者を守り救うこと」に変わっている。戦士か司令官か研究者かあるいは人か、常にその狭間にあり葛藤を抱えている。第5話で研究所で一人早乙女博士の姿を見る隼人は今は亡き師に心の中で問いかけていたのか、ゲッター線による幻影だったのか。アークチームを心配する姿は父親のようだった。
愛する者を守るために愛する者を戦いに駆り立てる「矛盾」はどうしようもない世界だけど、隼人は自分の心にけじめをつけられるか。

第11話終了時点で原作は残り僅かとなっているようですね。
進化の果ては宇宙を支配すること、個などどうでもいい、支配しなければ宇宙に存在するゲッターの意味はない、本能に従え、これしか道はない…なんて言われて納得できるはずもない。3人と隼人が自分たちの答えを出してくれたら良いなと思います。(2021.9.18){/netabare}


第12話「折り重なる刻」
{netabare}アバンではバグを完成させたカムイが拓馬の駆るアークと対峙する。
未来の宇宙から未完成バグと同じルート(スターボーダー)から現代へ帰還したカムイは、恐竜帝国を乗っ取り人類殲滅のために地上侵攻を開始、ハン博士に協力させバグを完成させる。バグには宇宙を作り替える力すらある。
拓馬と獏はエンペラーに救われ、エンペラーの本質を感じ取る。現代の地球の戦いを見届け人を守るために拓馬はアークと共にエンペラーの力により帰還する。獏は拓馬の助けになれる予感がするとエンペラーの中に残る。
早乙女研究所は封鎖され全人員は異動するが、残った隼人と敷島博士は研究所を襲うカムイを迎撃する。

アバンからビックリした…。原作のネタバレはほとんど踏んでしまってるのであれがどのシーンかわかっているんだけれど、まさかまさか最終話一話手前でこんな構成でくるなんて(汗)。そして「折り重なる刻」のタイトル通り、時系列を様々に入れ替えてシーンを重ねていく。ラストの引きはとても静かで渋い…。今回と最終回は1時間構成を分割したような感じなのかも。

ゲッターエンペラー内部での問答がすごく良かった。抗っても無駄、理解しようとしても無意味な進化という大きな流れに対して、では個人の意思が無意味であるかというとそんなことはないと描いた。竜馬とタイールの姿で現れたゲッターの意思は、取り込んだ者たちの意識の集合体であり善でも悪でもない。
拓馬と獏のやりとりは気心知れた友人といった感じがとても良い。もっとエンペラーを知ることで別の道を模索すると言う獏の選択は彼自身の使命であり、自己犠牲などではないと拓馬もよくわかっている。決断する拓馬の背後に姿を現すアークも相棒らしくて頼もしい。タイールの「答えはそれぞれの想いの中にこそある」という言葉が良いなあ。

拓馬・獏とカムイとの得た情報の質と、自身の立場の違いによる決別。
敷島博士の言葉から見てもカムイは覚悟を決めてしまった。隼人との直接対決となれば父親越えと言えるかも。迎え撃つ隼人が楽しそうなのがなんとも…(汗)

曼荼羅について。
いきなりゲッター曼荼羅が出てなんだか感動してしまった(笑)。仏教要素を丹念に織り込んでいるのがとても好き(曼荼羅は法則が厳密に決まっているわけではないようですが、大日如来(=アーク)の扱いは大きいとのこと)。
それにしても何故曼荼羅が丸ではなく六角形なんだろう?初代ゲッターの顔の意匠から亀の甲羅、相反する二つの力の統合、調和と安定、並べて繋いでも全方向干渉し合わない図形、日本において魔除けの文様とされる籠目…とか色々あるかな?
この図からするとアーク、エンペラー、タラクはこの世界では特に大切な存在なのでしょう。他のゲッターは漫画版とは違うデザインや色になってるのもあるみたいですね。漫画版とは違う世界だと思わせたいのかと思ったんですが、アニメアークにも設定画があるゲッタードラゴンも少し違うので何が何だかよくわからない…。左上のゲッターに至っては濃いファンでも何なのかわからないらしい。あと一話なのにこんな爆弾投げ込んでこないでよ(苦笑)
・追記
曼荼羅のいくつかのゲッターがOVA版だったのは単純なミスだったようで、公式ツイッターで訂正版が公開されました。でもそれをOVA版とサーガ版と考えて二次創作でもし始めそうなのがゲッターファンの逞しさですね(笑)。
(2021.9.23){/netabare}


最終話「果てしなき戦い」
{netabare}ゲッタードラゴンを隼人に封印させるために早乙女研究所を襲うカムイ。隼人はゲッター線の強い地下で待ち伏せザウルスチームを下しカムイと対峙する。カムイは隼人を撃ち、完成したバグで地上を作り替える。地球に帰還した拓馬とアークはバグに挑むが全く歯が立たずボロボロにされる。隼人はゲッタードラゴンを開放し、二人の前に現れる。これが原作の最終シーン。EDを挟んで火星。地球は赤黒くボロボロで、火星では恐竜帝国のマシンランドが環境を整えている様子。恐竜帝国の監獄に投獄されているカムイを、拓馬と獏が迎えに来る。人類と他の生命が共に生きられる未来を掴むためにアークに乗り巨大なゲッターに挑む。

ここから想像。
バグはゲッタードラゴンに勝てずカムイは罪人として投獄されている。見張りが恐竜帝国の兵士だったから、カムイは独りで全ての責任を取らされることになったのかも。地球はバグで致命的な打撃を受けてしまい火星に移住することになった。帝国の存続のためにはゴール3世はカムイを切り捨て人類との協調路線を取らざるを得ず、人類側もマシーンランドのテラフォーミング技術を借りなければ絶滅するような状況か。
でも何千年先の未来を変えるために、エンペラーに進化する前のゲッター(曼荼羅左上のゲッター)に拓馬達はアークと共に挑み続ける。最後の巨大ゲッターの胸には初代ゲッターロボ3機の意匠があるので、初代ゲッターチームは全員その中にいるのかな?掛け声が竜馬なのでエンペラーの前身ということで良い気がする。
ここまで想像。

「過去も未来もクソくらえだ!」って台詞がすごく前向きに使われているのが素晴らしい。アークはずっとその姿のまま、勝手に進化もしないし3人の意図しないこともしない。ずっと3人に寄り添ってくれるのが嬉しいし愛着が湧いた。主人公の正義に沿う、まさに主人公機。カムイもキリクに愛着を見せていたのが良かった。キリクの活躍が少なめでちょっと悲しかったんだけど、はっきり愛着を見せたのはカムイで、一番付き合い長いんだよなと。
5話で「ゲッターは本当に希望なのか」と疑問視する拓馬をアークは見下ろしていたのを今更思い出すんだけど、あれは今考えると3人を見守っていたようにも思う。

カムイと隼人の対峙。ここにきて饒舌な隼人。最初こそ拓馬に対しての感情が目立ったけど、今回カムイの想いに言葉でしっかりと語ってくれるのがとても良い。良くも悪くもすごく冷静に育ててきたんだろうなと。隼人はカムイと殺し合うことはせずに、カムイに新たな可能性を探れと言う。父親越えの物語でもあり継承の物語でもある。
カムイは情を捨てるために隼人と対峙するが隼人は自分を殺そうとしなかったから撃ちたくないと本音を叫び、同じ理由から母を殺そうとするが母に命懸けで守られてこの時も吹っ切れない。だからこそラストで拓馬と獏はカムイを迎えに来たのだと思うし、カムイはそれを受け入れる資格がある。
地球をああしてしまった責任は大きすぎて取れないけど、愛する者のために戦ったことへのけじめはまだ付けられる。カムイが愛する者達の中には爬虫人類も人間も含まれているからだ。
獏が具体的に何をしたかは不明だけど、より深くエンペラーを知ることで何か良いアイデアを得て帰って来たんじゃないかなと。それはラストシーン以降に活かされるであろう希望。アークチームは全員それぞれに頭が良いし優しい。最後まで全員大好きでした。

漫画版はアーク以外は全て読みました。ネオゲとも新ゲとも違うゲッター線への解釈を、漫画版の中の描写から新しく引き出したのがお見事でした。
原作にもファンにも誠実に生真面目に、隼人の人生の終わりと次世代への継承の物語をしっかり描き切りましたね。石川先生が描けなかったキャラクターの感情への決着を全て付けて、けれども本筋を歪めずに希望のあるラストにしてくれました。
EDの後に「故石川賢先生に捧ぐ」とありますが、それはラストの拓馬たちの旅立ちのシーンなんだと思います。
(2021.9.30){/netabare}
{/netabare}

原作者が亡くなった哲学的な側面の強い未完の大作、かつ盟友であり共同制作者である永井豪先生も「ゲッターは石川賢のもの」と漫画版にはノータッチ、漫画版がほとんど絶版、最後のOVAも17年前という環境で、よくアニメ化してくれたなと思います。
誰も開けられなかったパンドラの箱を大胆に開き、その底にある希望を最高の形で見せてくれました。個人的には完璧なラストでした。
3か月間本当に楽しかった…!そしてロスではなくゲッター関連作を漁りたい気分になりますね(笑)。(2021.9.30)

【記録】
2021.10.3 ニコニコ一挙放送放送にてスタッフコメント公開
コメントの文字起こし行いました。
{netabare}
【第1話】
(井上俊次)
ゲッターロボシリーズは私のアニメ音楽制作のルーツです。
今回、音楽制作依頼のお話をいただきアニメ製作スタッフのリクエストを全て受け入れ
全力で音楽制作を行おうと決心してこのプロジェクトに参加させていただきました。
この曲(※OP曲)は何度もリテイクを出して箇所箇所変更をリクエストしてでき上った曲です
ゲッターアークの力強さ、ストーリーの深み、そして哀愁、ロボット作品主題歌の
王道を表現できたメロディーだと思っております
音楽の共通性を出すため劇伴で参加している栗山さんと寺田さんに編曲をお願いしました
壮大でドラマチックなアレンジになっていると思います
9月27日、JAM Projectコンサートツアー最終日の1曲目で披露しました

(南喜長)
拓馬の行動原理と獏との関係についてアニメではより突っ込んだ演出をしています
原作の夢の島の前位に早乙女研究所に訪れ門前払いを食らいます
獏の『良い考えがある』は原作冒頭のD2奪取に繋げてます

(井上俊次)
劇伴は栗山義親さん、寺田志保さん、鈴木歌穂さん、横関敦さんにお願いしました
制作楽曲数、なんと115曲!!
皆さんの才能と得意な音楽性を分担して、各々の音楽性を発揮していただき
映像とリンクした素晴らしい音楽が出来たと思っております
僕の音楽歴43年のなかで1クール曲数が100曲越えは初めてです!!
このくらい、シーンごとに音楽を創ることで、最高の作品が出来るんだと感じました

(南喜長)
アークのCGモデル作成で一番大変だったのが口が開く所でした
何度もトライ&エラーを繰り返し結果いくつかのモデルを用意することになりました
監督のこだわりで原作と異なりアニメではカムイは最後のカットでようやく顔が見えます

(井上俊次)
「DRAGON2021」はオリジナルのアレンジャーでもある須藤さんにお願いしました
初期JAM Projectの楽曲、奥井さん、きただにさん、福山さんが加わりました
Blu-ray特典のサントラCDでフルバージョンが聴けます!

【2話】
(南喜長)
アークの原作だけでは世界観が説明不足なので、他原作よりコラージュして補完しました
伊賀利隊長は脚本の早川さん発案のアニメオリジナル設定です
真ゲッターロボ原作『進化の果て』をこっそり生き抜いた男です(笑)

早乙女研究所は当初背景のみでしたが、CGチームが変形するモデルを作ってくれました
おかげで今後のシーンに役立つことに…

【3話】
(南喜長)
拓馬と獏の出会い(少年時代の回想)は原作を補填する形でアニオリを追加しました

隼人に竜馬のヘルメットを渡されるシーンもアニオリ設定です
新時代へのバトンを渡す表現として設定しています

クジャクのシーンは3話の見所の一つです。研究所をCG化出来た賜物です

【4話】
(南喜長)
脚本の中でも1・2を争う大変で複雑な構成となった4話(5話も)

過去を回想ではなく、ドラゴンが地下に眠る所を拓馬達に追体験させるべく→
いくつかの原作をコラージュして書き上げたシナリオの力作です

拓馬と獏の少年時代を描いたので、もう一人の主人公カムイの少年時代も描いています
後のゲッターザウルスパイロット達との関係もこちらで

真ゲッターのCGも要注目。旧ゲッター1同様の寸胴で、どの顔にするか模索しました



【5話】
(南喜長)
原作ゲッター號から続投、軍医長 田中伍長。今は研究所の医師長として勤務しています

アークのコックピット、実は3Dで作成しました。2Dキャラとの合成が大変でしたが…

クジャクの攻撃を受けたアーク。実はこの後改良して、6話から少し見た目も変わります

(井上俊次)
「DORAGON2021」と同じく「STORM2021」も須藤さんにお願いしています
こちらも現在のJAMバンドでの生演奏です
印象的なフレーズはそのまま、多少アレンジングを加え2021年バージョンとしました

(運営スタッフ)
ゲッター! ※EDでユーザーコメに付き合ってくれた

(井上俊次)
こちらも是非、フルバージョンを聞いていただければと思います

【6話】
(南喜長)
橘翔もゲッター號からゲスト出演。現在は国連軍でキャリア官僚となっています
少年のカムイを隼人とともに迎えに行ったのも翔です

シュワルツコフもかつてステルバーのパイロットでした
シベリア戦線を生き抜き、現在は連合軍艦隊の提督で、テキサスⅡの艦長でもあります

蒼黒の真ゲッター登場。アーク不在の今、D2だけではドラゴンを守り切れないのでは→
その答えとして、タラクが登場。今後の伏線も兼ねているのです

【7話】
(南喜長)
この辺りの話からゲスト声優さん達もさらに豪華さを増していきます(汗)

このアバン、ほぼ漫画版のゲッター號のクライマックスのアニメ化になっています
アバンはもう少し点描の想定でしたが絵コンテが良かったためコンテのまま進行しました

(運営スタッフ)
みんな盛り上がってるぅーーー? ※OPサビあたり

(南喜長)
母親はキャラデザの本橋氏の提案で少し美しくしたいと要望があり別の石川作品が基に

【8話】
(南喜長)
ゲッターロボ號より唯一のCGモデルが存在しているのはゲッター2号機(翔)!

ちなみに今回の一文字號はゲッター(ドラゴン)の意思と記憶で作られたという設定

将軍『バジリスク』とバットの孫『カンパニア』は早川氏が設定し星先生がデザインです
気づいた方もいると思いますがカムイ母は真説魔獣戦線の慎一の母をもとにしてます
コーメイのキャラデザインは雰囲気が良いので原作後半のデザインを中心に作成しました

(運営スタッフ)
音すみません…! ※BDの宣伝のみ音量が大きかった


【2度目の休憩中】
なんと「ゲッター泉」発売決定!明日の発表をお待ちください!
合言葉は「ゲッター泉に浸かろう」です!


(運営スタッフ)
お疲れ様本が予約受付中です♪
お疲れ様本とは、制作スタッフやキャストの皆様から→
イラストやコメントをいただいて掲載しています♪
ゲッターアーク胸像フィギュアが付属するBlu-rayもございます
A-onstoreではまだご予約いただけますので是非!
売り切れ次第終了となります

【9話】
(南喜長)
7対3で原作・アニオリのバランスを意識し中盤の盛上の構成をしておりました

(真早乙女研究所スタッフ)
ミミズが集積したコーメイは気持ち悪くしすぎて何度もリテイクになりました…泣

可愛くて残忍な丸い蟲は、現場では「球(たま)インセクター」と呼ばれてます


(南喜長)
アークの時代ではドラゴンが半覚醒のため時間の制限があり號は未来を託して消えて行く
ゲッターは希望と言う號。ゲッターを信じて出撃した最後の記憶があるからこそ…

ムサシはアニメ化取り扱い注意キャラ。間違えば全てギャグに見えてしまうのです


(井上俊次)
HEATSはランティス設立以前の会社で仕事をしてた会社でリリースした曲でした
歌はJAM Project結成前なので影山ヒロノブ個人としての作品です
OVA真ゲッターロボが世界的に人気があり、この曲も世界中で大人気の曲です
オリジナルの編曲家の須藤さんにリクエストしたのは印象的なフレーズが多い曲なので
大きな変更は加えずにオリジナルのアレンジを基本に
オリジナルのマシンを中心とした演奏ではなく
現在のJAM Projectのコンサートバンドでの生演奏での収録をお願いしました
生のストリングスも加え、あの頃表現できなかったことも表現できました
オリジナルの30歳代の影山さんと60代の影山さんの歌声、聞き比べてください
全く衰えなくパワフルでハートフルな歌で感動しました!




【10話】
川越監督・南P・なかの音響監督&真早乙女研究所スタッフの生コメ開始です!(真スタッフ)
皆様のコメントも読んでおります!どしどしコメントください!(真スタッフ)

でました!(川越) ※でたな川越監督!のコメを受けて
OPコンテは2週間くらいかかりました(川越)
コンテに2週間かけたけど制作も2週間でやりました(南)
ヒトマル式戦車、せっかくなので砂漠迷彩にしてみました(川越)
ゲッター戦車ムサシ色(南)
なぜ変形しないか?したかったよ!(川越)
アークチームは、最終的にマッチング・オーディションを行いました(なかの)
3号機に思い入れがあるPがいた(南)
僕じゃありません(南)
SEは昭和チックにしてます(なかの)
コーメイ&マクドナルドは3人でも簡単に倒せそうにないベテランに(なかの)
武蔵のヘルメットネタ、ここで思いついたので9話に遡ってカット足しました(川越)


こいつ(※おそらく巨大戦艦のこと?)もムサシ色になっています(川越)
ムサシのバイス達の扱いは過去の因縁によるもの?(原作サーガ第9章)(南)
セリフ3分の2くらいムサシの回(なかの)
初の映像化の合体するエンペラー CG班が頑張ってくれました(南)
アークのCGは3ヶ月で作りました(川越)
ステルバーは2週間です(南)
タラクは真ゲッターの改造ですから10日くらいですかね(南)
ただし、その前に真ゲッターで2ヶ月くらいかけてます ※名前がないけど話の流れから南さん?
ゲーム作りました! ※名前がない
マクドナルだと叫びづらいので「ド」をつけました(南)
EDの演出は監督の案です(真スタッフ)

【11話】
EMOTIONロゴ毎回入るの恐縮です(真スタッフ)
タイトルロゴのSEは打合わせの際に入れよう決まりました(なかの)
打合わせは大事です(真スタッフ)
BGMは全部で110作りました(なかの)
通常の1クールの作品の2倍以上になります(なかの)
劇伴はサントラCD3枚にわかれてBlu-rayにつきます(真スタッフ)
ちなみにサントラCDにED曲入ります!(真スタッフ)
VHSはないんです…(真スタッフ)※VHSはありますか?というコメに対して
110曲全部使用しています。使わないと怒られるので・・・(なかの)
皆さんLD出したら買うんですか?(真スタッフ)
↓買うでしょはさすがに嘘つきすぎます(真スタッフ)
真はLDでしたからねぇ(川越)
原作では60度ですが、人間にも耐えられるので120度に上げました(川越)
観入ってますね(3人)
カムイが一人宇宙に投げ出される、原作とはあえて変更しました(南)
最初は百鬼獣羅王鬼だったのですが、南Pの要望でウザーラになりました。(川越)
アーク初のロボット同士のバトル 盛り上げる演出です(南)
ウザーラBGM、ムサシゲームで先に出ちゃうのダメかなと思って→
おそるおそる聞いたら二つ返事で許可出たんですよ(真スタッフ)
アークシャインボンバーの技名はアフレコ現場で決めました(真スタッフ)
会議室ではなく現場で決めました(真スタッフ)※踊る大捜査線ネタ?
アークシャインボンバーはシナリオにはなく、コンテ時に追加しました(川越)
所員や隊員は、1・2やA・Bで無く、演者の名前にして頂きました(なかの)
キャストはサーガ過去作出演者や川越監督作品に縁のある方々に(なかの)
新人・中堅~ベテランまでバランスの良いキャスティングを心掛けました(なかの)


【12話】

まだ出ませんよ(真スタッフ) ※アバンがラストシーン一歩手前までだから
セクシーな感じにしたかったんです(川越)
ピンクのところです(川越)
曼荼羅の左上のゲッターは、「ゲッター天(ワン)」です(真スタッフ)
「真」と書いて”チェンジ!!”と読ませる感じです(川越)
背景はCGです(川越)
ここのシーンは曼荼羅の雰囲気を受けたBGMにしています(なかの)
シナリオにゲッタークリスタルと書かれててどうしたらいいか悩みました(川越)
若本さん楽しんで演じていらっしゃいました(なかの)
この回はカムイがたくさん喋ります(なかの)
夢の島の住人再登場。生きてたのね…。石川原作らしい逞しいキャラですね(南)
お約束のス●パー!ビル被弾、崩壊(川越)
スカ●ー社員死亡(その社員本人がアフレコ)(川越)
地竜一族が早乙女研究所に侵入するのはこれで2度目です(南)
前の台詞を受け、敷島博士がスイッチを押す台詞は私が指示しました(なかの)
敷島博士はたぶん??死んでません(川越)
DDでアークシャインボンバーうてます(真スタッフ)
音ごめんなさい(真スタッフ) ※BDの宣伝
ドワォンゴ思いついた人すごいですね(真スタッフ)
悔しい(真スタッフ)

【最終回】
本日最後のEMOTIONロゴです(真スタッフ)
12話ラストは通常ですが同じカットで13話の隼人はぐるぐる目にしています(南)
肉弾戦はコンテ描いていて楽しいです(川越)
巴投げではなく捨て身投げだったのですが、上手く描けませんでした(川越)
興奮すると古傷が浮かぶのはゲッター號の原作から拾いました(南)
最終回収録3日前に向野君が急性盲腸炎で入院。別日収録です(なかの)
撃たれぎわの隼人の台詞、早乙女博士の台詞が元ネタです
桜坂所員は生きてました(なかの)
配置転換されてますね(なかの)
伊賀利も生きてますよ(なかの)
キャストは、隼人と竜馬が一番最初に決まりました(なかの)
実はカムイ役の向野君は、ダビングに毎回参加していました(なかの)
最も難産であったラスト、原作ままで終わるか?それとも先を?時間がもう無い(南)

せーのっ!(全員)
ゲッタードラゴン!(全員総立ち)
最終話のエンディング曲「戦友よ」(井上)
最終話だけの使用でオリジナル曲を作りたいと私からリクエストしました(井上)
力強さと切なさが表現できたパワーバラードになったと思います(井上)
こちらのEDは制作時間は3時間です(川越)
当日に発注されました(川越)
当日納品ね(川越)
カムイを叛意させる拓馬のセリフ、コンテ描いててやっと思いつきました(川越)
制作もかなり切迫。スタッフみんなの頑張りでギリギリで完成!感謝!!(南)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16
ネタバレ

大貧民 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

これがいいんだよ。オッサンには。

まさに石川賢原作のアニメの集大成!
多分、今の若い子、おいてけぼりの作品。

作画的に残念な部分もあるけれども、それでもなんとか石川賢の画風はいい具合に表現は出来ていた。OPの三人が走るシーンもこれなんだよ。

{netabare}「今がその時だ」{/netabare}使わないのなかと思ってたら、最終話ED後のCパートのBGMで使うとは。

ガンダムやマクロスももちろんいいけど、スーパーロボットには熱くたぎるものがあるね。最高だよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

しらたき さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

予習必須の作品

元々OVAは見たことあったので興味があり
放送前から予習のためにebookでゲッターサーガとアークを全巻買って読み万全の備えで挑みました
低予算との噂があり作画が終始悪くSEなどもショボいものの原作にないシーンを追加したり補完して
メカのCGもそこそこ良いので結構楽しめました
というのはあくまで原作読んだ前提での感想で
おそらく知識なしで見たら中途半端に回想があったりするし逆にわかりづらいと思います
またアマプラ等で過去のOVAやTVアニメも配信してますが全て漫画版とストーリーも世界観も繋がってないので混乱を招く原因でしょう
原作読めばかなり面白いと感じるはずですが
そうでなければ作画も悪く話も途中から過去の話やキャラが色々絡んでわからないと思うのでつまらなく感じると思います

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

62.1 244 2021年度アニメランキング244位
幼なじみが絶対に負けないラブコメ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (298)
988人が棚に入れました
彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家!しかも美少女!普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……「復讐しよう」初恋の恨みは海より深い——けど決して暗くない!ドロドロしない!初恋復讐(リベンジ)が動き出す!

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、佐倉綾音、大西沙織、島﨑信長、寺島拓篤

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これまた王道ラブコメ!

元天才子役の高校生の少年をめぐり、可愛い女の子達が惚れさせる(告白させる)ためにわちゃわちゃやり合うハーレムアニメです。ハーレムと言えば松岡さん!しっくりくるんですよね~。さすがです!そして私の大好きな「あやねる&いのりん」コンビです!声優さんは豪華ですね!とくにいのりん演じるクロは、個人的には個性最強のかわいい小悪魔キャラかもしれませんw声優さんってすごいよね。タイトルの意味はかなり前半(2.3話くらいだっけかな?)でわかると思います。もうちょっと引っ張って欲しかった気もする・・・。でもかわいいし笑えるし満足です!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

62.0 245 2021年度アニメランキング245位
スケートリーディング☆スターズ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (59)
172人が棚に入れました
「君は一生僕には勝てない。」ライバル・篠崎怜鳳からのその一言に、フィギュアスケートを辞めた前島絢晴。数年後、高校生となった前島は持ち前の運動神経をいかし、様々な部活の助っ人をしながら、何かに打ち込むことのない日々を過ごしていた。ある日、前島はライバルだった篠崎がシングルからスケートリーディングへ転向するという記者会見を目にする。そんな前島の前に流石井隼人と名乗る少年が現れる。彼は前島が以前シングルで活躍していたことも知っている様子で、「俺には、お前が必要だ」とフィギュア団体競技・スケートリーディングの世界へ誘うのだった。

声優・キャラクター
内田雄馬、古川慎、佐藤元、梅原裕一郎、土田玲央、千葉翔也、日野聡、前野智昭、花江夏樹、神谷浩史、竹田海渡、小野友樹、斉藤壮馬、野島裕史、野島健児

めい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

キャラがブサイクとか言っている人もいるが私は良いと思った。ストーリーも個人的には面白いと思ったし、2期もあるなら見たいと思えた。
ただ、1つ不満な点があるとしたらスケートアニメなのにスケートシーンが少ないことくらいですね。
もう少しスケートシーンが多かったらもう少し評価は上がるのかな?って思った。
評価が低めなのは悲しいが個人の意見なので仕方ないですね。
オリジナルアニメだったにしては面白かったと思う。声優さんも豪華だったしねー

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

62.0 245 2021年度アニメランキング245位
ビルディバイド#000000(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (64)
168人が棚に入れました
『俺には見える。俺が勝つ道が......』『今度こそ奴を倒す。 だからもう一度来い......アクセプト!「魂を賭ける者 ブルーム」!』「王」によって統治され、すべての優劣が TCG「ビルディバイド」の強さによって決まる都市―「新京都」―この新京都には噂がある。曰く「ビルディバイドで王に勝利すると、何でも望みが叶う」そして王に挑戦するためには、「リビルド」と呼ばれる TCG バトルに参加し、―「鍵」―を完成させなければならない。―誰にだって叶えたい願いがある―とある目的のため、王を倒すと誓う少年・蔵部照人(くらべてると)は、謎の少女・晩華桜良(ばんかさくら)に導かれるがまま、リビルドバトルに身を投じていく。ビルディバイドに支配された都市「新京都」を舞台に、今照人たちの戦いが幕を開ける!!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すべてを覆し、”王”に挑め

この作品の原作は、トレーディングカードゲームだったみたいですね。

今期はアニメ視聴に割ける時間が少なかったので、この作品の視聴は断念しようと思っていました。
ですが、序盤を経て中盤からどんどん面白くなり、終盤になってからは目の離せない作品になりました。


『俺には見える。俺が勝つ道が……』
『今度こそ奴を倒す。 だからもう一度来い……アクセプト!「魂を賭ける者 ブルーム」!』

「王」によって統治され、すべての優劣が「ビルディバイド」の強さによって決まる都市

―「新京都」―

この新京都には噂がある。
曰く「ビルディバイドで王に勝利すると、何でも望みが叶う」
そして王に挑戦するためには、「リビルド」と呼ばれるバトルに参加し、

―「鍵」―を完成させなければならない。

―誰にだって叶えたい願いがある―

とある目的のため、王を倒すと誓う少年・蔵部照人(くらべてると)は、
謎の少女・ 晩華桜良(ばんかさくら)に導かれ、リビルドバトルに身を投じていく。

全てが「ビルディバイド」によって決まる都市「新京都」を舞台に、
今照人たちの戦いが幕を開ける!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私はカードゲームをしないので、カードバトルのアニメが楽しめるか否かについては、カードバトル以外の物語の面白さ如何だと思っています。

きっと、基になっているカードゲームをプレイしたことのある方、または現在進行形の方にはカードバトルの部分こそが醍醐味なのかもしれませんが、原作未読組である私はゲームのルールを一切知らない状況でアニメを視聴するので、カードバトル部分の重要度の比率は下がってしまいます。

これまで、例えばWIXOSSシリーズなどはバトルも重要でしたが、セレクター同士のバトルまでの導入部分と、バトルの結果が及ぼす代償と抗いといったゲーム以外の部分の要素が秀逸なので、WIXOSSのルールややり方が分からなくても入り込んで視聴することができました。
まぁ、WIXOSSシリーズのアニメは典型的な鬱作品であることも相まっていたのでしょうけれど…

この作品も序盤は無気力っぽい少年が、半分嫌々カードバトルをしているだけにしか映らなかったので、どうにも面白さを感じることができませんでしたが、徐々に「ビルディバイド」の全容が明らかになり、これまでの主要登場キャラの思いや生い立ちが見えてきてからの面白さは爆上がりだったと思います。

最後までゲームのルールは分かりませんでした^^;
どのカードがどのタイミングで能力を発動するのか、なんで何度もドローできたり、実際にバトルするキャラが何度も復活したり、とても覚えられないんですけど…

きっと頭が良くなきゃできないゲームのようにも思いますが、きっとじわじわとプレイヤー数を伸ばしていくんでしょうね。
ゲームのサイトを覗いてみると、まどマギや鬼滅の刃とのコラボしたイベントが掲載されていました。

リアルのカードゲームは2021年の10月にリリースされたばかりなのに、もう他の作品とコラボするって早くありません?
これが吉と出るか凶と出るかは神様のみぞ知るということなんでしょうね。

オープニングテーマは、EGOISTによる「BANG!!!」
エンディングテーマは、眩暈SIRENさんによる「不可逆的な命の肖像」
このオープニングとエンディングには相当背中を押して貰いました。

1クール全12話の物語でした。
てっきり1クールで終わる作品かと思っていましたが、最終回は普通に「つづく」で終わりました。
公式サイトを確認してみると、2nd seasonは22年4月に放送が開始するようなので、元々2クール前提で制作されていたんでしょうね。

そして最終回でも続編に繋がる布石が投じられました。
4月からの視聴を楽しみにしています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

61.8 247 2021年度アニメランキング247位
天空侵犯(Webアニメ)

2021年2月1日
★★★★☆ 3.1 (52)
204人が棚に入れました
女子高生・本城遊理がふと気づくと、そこは見知らぬビルの屋上。彼女が迷い込んだその世界は、無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな“異常空間"だった。何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の“仮面"。地上への階段が塞がれた、この地獄のような世界で生き残るには仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、そして、同じく迷い込んだ兄と再会するため、生き抜くことを決意するが果たして――?

声優・キャラクター
白石晴香、青木志貴、関根明良、榎木淳弥、梅原裕一郎

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苦手なグロホラーなのに最後まで目が離せない

気が付いたらビルの上にいて、仮面を付けた人が人間を飛び降りさせるところを目撃するところから始まるお話。

ギャグ、パンツ、微々たる百合など色んな属性があって、特にギャグ部分がとてもシュールで面白く、シリアスなはずなのにちょいちょい和むのはこれがいわゆるカオスというやつなのかと納得してしまった。

キャラ絵や作り自体古さを感じるがそれでも見入ってしまう。

どちらでもな終わり方だったが久しぶりに2期を期待したいアニメだった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

61.8 247 2021年度アニメランキング247位
WIXOSS DIVA(A)LIVE(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (43)
161人が棚に入れました
カードゲーム「WIXOSS」が世界的な普及を迎え、オンラインのバーチャル空間「WIXOSSLAND」ではプレイヤー自身がルリグとなって行われるカードバトルが流行していた。その中でも3人でチームを組んで戦う「ディーヴァバトル」が最大の人気を誇り、彼女たちはファンである「セレクター」の数を競っていた。圧倒的強さと共に、歌やパフォーマンスでもセレクターたちを魅了していた「夢限少女」という伝説のディーヴァに、子供の頃から憧れていた高校一年生の明日平和は、トップディーヴァになる夢を追いかけ「ディーヴァバトル」の世界へと飛び込んでいく…!

声優・キャラクター
福積沙耶、白石晴香、星ノ谷しずく、西田望見、広瀬ゆうき、長谷川玲奈、真野あゆみ、渡辺琴音、水上亜紗美、ラマルファミッシェル立山、田辺留依、渡部紗弓

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前作とは別物!女児向けアニメになっちゃった‼︎

前作を二期まで見ていた者です。
個人的には迷走しているアニメを見ることは好きなんで満足しています。しかし、selectorの頃が好きな人は絶対に満足しないでしょう。

感想
 まず、キャラクターの個性がペラペラになりましたね。今作のキャラクターはまるでプリキュアのようなキャラ付けでボケ方までプリキュアのようなのノリです。やはり、今のプリキュアはおっさんしか見ていないという噂がマジだから女児向けアニメのようなノリになったのでしょうか?
 さらに、試合に勝つと何故か、歌える権利を貰えるという馬娘形式をとっており、個人的に大満足なシステムです。なぜ、近年は何かに勝たないと歌えないのでしょうか?
最初からアイドルを目指せばええのにw

音楽
個人的にはopはネタとして好きです。聞いていると脳みそが溶けます。

見終わった後の感想
なんだかんだで毎週一番楽しみにさせてもらった作品でした。
同期の他の作品に比べて安定した面白さを提供させてもらえます。
同期のアニメ達は三振の話数が何話かありましたが、この作品は、バントは必ず決めてくれる作品だと思います。もう記憶に残ってない点を考えるとホームランはなかったかなぁ
opで脳が溶けるといっていましたが、いつのまにかめちゃ好きな曲になっていました。サビの部分口ずさみたくなる謎の魔力があります。いい曲だと思います!
毎話、笑わせてもらいました!
ありがとうございます!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

61.6 249 2021年度アニメランキング249位
アイドールズ!(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
104人が棚に入れました
目指せ!ほいほいホール! この物語は、空席祭りなアイドルがキャパ100人のライブハウスを満席するために奮闘する、10日間の熱くてゆる~い物語である!

声優・キャラクター
留冬藍名、水野亜美、花岡志織、屋代瑠花

61.3 250 2021年度アニメランキング250位
180秒で君の耳を幸せにできるか?(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (53)
163人が棚に入れました
女子高生の澤家月光(ゲッコーちゃん)は、ついにダミーヘッドマイクを購入し、ASMRの世界に踏み出そうとしていた。全ては疎遠になっている幼馴染の”あなた”がASMRにハマっていると知ったから。「なるほど・・・・これが・・・ASMRかぁ・・・・」少し緊張しながら、ダミーヘッドマイクに話しかけるゲッコーちゃん。おそるおそるダミヘの耳へ耳かきを入れてみる。その頃、ゲッコーちゃんと仲良くなりたい秋水ちゃんも、ダミーヘッドマイクを⼿に入れてASMRの研究を始めていた。ゲッコーちゃんのダミーヘッドマイクを見つけたお姉さんの陽光と、ママの雨読。ゲッコーちゃんからお兄さんを取り返したい“あなた”の妹のナナコとカナコ。ASMRと出会った7人の、ちょっと刺激的な日々が始まるー
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