けみかけ さんの感想・評価
4.8
オイラにとっては泣ける作品なんですよ ええ、泣きましたとも やっぱり進撃の巨人は最高だぜb
祝日の早朝という理由なのか、やたらティーン世代の多い劇場で観るという嬉しい悲鳴
若い子が友達数人とグループ作って映画館に来るってことはいいことですねb
オイラは学生の頃「高校生友情割引」を一回も使ったことありませんでしたよ(T_T)
さて2013年春~夏にかけ放送され、その人気っぷりたるや世界をも震撼させたという『進撃の巨人』の総集編が劇場版として登場です
『[前編]-紅蓮の弓矢-』と題された内容は主にテレビシリーズ1~13話まで
つまりね、リヴァイ兵長はほとんど出てきませんよ、許せ
後々重要な役割を果たす“リヴァイ班”もこの時はかなり扱いが雑、許せ
上映時間は120分です
具体的に描かれているのは1~2話、4話後半~6話前半、7~8話、10話後半~13話
つまりミカサの過去とか、巨人の胃袋とか、時系列が前後するようなシークエンスを積極的にカット
うん、オイラが監督の立場だったら同じように作ります、納得
既に発売中のテレビシリーズのBD用に使われている修正済みマスターを使用してます
だからフランツの“モツ”とかおもいっきり出てきます
よくこれで映倫が黙ってますねぇw
放映時話題になった“不自然な止め絵処理”もちゃんと直してあるのでアニがジャンを救出する時に巨人を踏みつけるカットもバッチリよ
11話のかの有名な立体機動のカットも尺増ししてより迫力を上げてきてます
映像的価値素晴らしい
でもね、いくら絵の修正とかしてもトロスト区編の終盤になってくると“明らかに引きが多い”ことがわかっちゃうんですよね
止め絵と沈黙が多くなるんです
まとめて観るとシリーズ前半との対比になるので尚更
こればっかりはもうドウシヨウモナイ
追加シーンと呼べるほどのものはなく、エレンとジャンが解散式の夜に喧嘩をするシークエンスが大幅にレイアウトから見直され新規に書き起こされた
という点が変更点ですかね
喧嘩をした、という事実自体には変化ありません
音響関連では劇伴を一部差し替えて5.1ch用に再ダビング
アフレコのやり直しはしてません
当時のままの声優さんの演技をお楽しみいただけます
特に石川由衣なんか1話の頃とラストシーン比較すると面白いです
いやぁしかしまあ、やっぱり澤野さんの劇伴がいい味出してます
凄い緊張感、高揚感、絶望感、哀愁感、達成感
これだけでも劇場で観るは十分価値あります
劇場版だからって5.1chに作り直すとは限りませんからね
貴重です
一部劇場では4DXに対応とか?
さすがにこれは観に行かないかなw
ええ、だってオイラにとって『進撃の巨人』ってすごく感傷的な作品なんです
そりゃあまりにシュールすぎて笑っちゃうって方の気持ちも凄くわかるし、サシャに関しては言うまでも無く超面白いですけどw
だってこんな残酷な作品ってそうそうないでしょーよ
テレビシリーズでもアルミンの名台詞ではもうボロボロ泣きましたとも
だから4DXとか別にええねん
(それより『インターステラー』のIMAX版・・・)
今回も泣かせていただきました
エレンのお母さん、エレン、ミカサの三人がお母さんが死ぬか生きるかの瀬戸際のやり取り
あそこの声の演技、表情、何度見ても胸痛い
アルミンが無力だと腰砕け、喰われる寸前からのエレン登場、からの腕切断
やっぱそこでも泣いちゃう
そして再会するアルミンとミカサ、「壮絶な戦死を遂げましたー!」の報告
これで3度目、やっぱり泣いちゃう
内容わかってても泣いちゃう
これだから井上麻里奈大好きです、最高b
そっから今度は立て続けに「すごく強い!・・・ので私は・・・」→「彼の戦術的価値を説きます!」と、名シーンと名台詞オンパレード
さらに浅野恭司さんの鬼気迫る表情の正に鬼のような修正でオンエア版から輪を掛けて増す臨場感
特にアルミン、やっぱアルミンの表情への力の入れ方ですよ、たまらん
アツイ!アツすぎる!これぞ総集編の醍醐味!
まあ何がいいたいのかってーっと、いい歳したオイちゃんが目を真っ赤に、鼻水すすりながら観てて中学生?高校生?の方々ごめんなさいm(__)mってことです