2004年度に放送されたおすすめアニメ一覧 292

あにこれの全ユーザーが2004年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番の2004年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

65.4 51 2004年度アニメランキング51位
霧の中のハリネズミ(アニメ映画)

2004年7月18日
★★★★☆ 3.8 (29)
84人が棚に入れました
ロシアを代表する世界的アニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン監督が75年に手掛けた傑作短編アニメ。切り絵をベースに、気の遠くなるような繊細で根気の要る作業を通して創り出された優しくイマジネーションに溢れたファンタジックな世界が展開する。2004年、「話の話」「ケルジェツネの戦い」などノルシュテイン監督の代表作を一堂に集めた特集上映<ユーリー・ノルシュテインの世界>にて、国内で初めて正式ロードショー公開。 夕暮れどき、小さなハリネズミはジャムの入った壺をハンカチに包み仲良しのコグマの家へと向かう。一緒にジャムをたべながら空の星を見て楽しく過ごそうというのだ。ところが、トコトコ野原を歩いているうちに周りには濃い霧が立ちこめてきて、ハリネズミはいつのまにか道に迷っていた。そうこうするうち、ハリネズミは霧の中にたたずむ美しい白馬を目にする。好奇心いっぱいのハリネズミはそのままどんどん前に進んでいった。そしてすっかり霧につつまれてしまったハリネズミは、やがてそこでちょっと怖くてとびきり不思議な体験をするのだった…。

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

五里霧中

 前に絵本で読んだことがありましたが、ユーリ・ノルシュテインさんが有名なアニメーション作家であることは知りませんでした。お恥ずかしい。(・∀・i)

 1975年のアニメの映像ということですが、本当に綺麗です。ウィッキによれば 『本作は切り紙を使ったアニメーションであり、全体を覆う霧は、非常に細かい紙片を舞台上に置き、1フレームごとにすこしずつカメラに近づけていくことによって、表現されている。』とのことです。

 10分位なので お子さんとかお孫さんと一緒に楽しんで観て下さい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアを代表する非常に優れた短編アニメ

このアニメは中々特殊なタイプの作品なので
見終わった後は、言葉でどう表現すればよいか
分からなくなってしまった。
気長に読んでもらえると幸いだ。

基本的に暗い作風ではあるが、それ以上に
表現力が高く、舌を巻くレベルだ。
切り絵で制作されているようだが、
そこんじょそこらのアニメとは格が違う。
幻想的な世界を生み出すことに成功している。
キャラクターの動かし方も、とてもコミカルなため
一種の萌えを感じることができる。

一番驚いたのは、水の演出部分だ。
まるで、本物の水を見ているかのようだ。
誠に感服した。私自身、これが1970年代に作られた
ものだとはにわかには信じられなかった。

上手く言い表すことができないが、
他の作品にはない魅力というか力強さ
が間違いなくあると確信した。

このアニメを見ていた時、やはり、タルコフスキー監督の作品を
思い出した。それと同時に、ロシアの作品は、とても
芸術性に優れたものが多いなという印象を受けた。

名作だと言われても全く不思議ではない。
芸術性の高いアニメが大好きな方は、必ず視聴すべき
作品だと思う。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんか私如きがレビューなんておこがましいとしか思えない

「外套」と言う作品も有名ですので、某有名動画サイトで観ました。
あにこれには未登録のようですのでこちらに追記します。
原作はロシア文学、ゴーゴリだそうで。

私が観れたのは10分程度です。
しかし、1980年から今に至るまで作り続けてるそうで未完なんだそうです。
・・・もうそれ聞いただけで絶句です。
で、観て更に絶句です。
もう日本のアニメとは異質の気持ち悪いほどのリアルさと表現力。日本のアニメって結局記号なんだなと再認識させられます。

お勧めはしませんが、日本のマスプロダクト的なアニメとコレ観てる10分間の違いを楽しむのもイイと思います。
話の話だと、ちと長いですしね
////////////////////////////////////////////////////
10分弱のアニメーションです。
絵と音楽だけで酔えるんですもんね。
四の五の言う気になれない。
過去にレビュー書いた人が居ないってのは、皆そう思ったからなんでしょうか。
なんかわからないけど、凄い。

たかが10分です。是非見る事お勧めします。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

65.3 52 2004年度アニメランキング52位
炎の蜃気楼 みなぎわの反逆者(OVA)

2004年7月28日
★★★★☆ 3.8 (16)
128人が棚に入れました
『炎の蜃気楼』(ほのおのミラージュ)は、桑原水菜による小説。TVアニメは2002年にキッズステーションで放映。
現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して冥界へ送る使命を科せられ、400年間他人の体を奪いながら(換生)生き続けてきた者たちが主な登場人物。
彼らの戦いと愛憎を軸に物語は展開していく。その今までにない卓越したストーリー性と、予想を超える展開で、若い女性たちを中心に絶大なる人気を博している。主人公は、仰木高耶(おうぎ たかや、上杉景虎)で、副主人公は、橘義明(たちばな よしあき、直江信綱)。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これ・・BLモノとは別物だと思う

今回、以前投稿したレヴューを加筆再編集しています。

桑原水菜による小説を原作にした、3話構成のOVA作品です。

世界史、日本史など歴史はけっこう好きなので、
こちらの本編を視聴したのがきっかけで、この作品も視聴しました。
内容的には本編を知っていたほうが、人物関係など把握できるので
本編を先にご覧になるほうが良いでしょう。

この物語は、現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して
冥界へ送る使命を上杉謙信から科せられ、400年もの間、
他人の体に換生しながら生き続けてきた者たちが主な登場人物です。

イメージ的には、木村拓哉さんと北野武さんが織田信長と豊臣秀吉
としながらも現代人の格好のままドライブしていて、
そこに少年の姿に生まれ変わってる伊達政宗がやってくる・・
っていうCMが最近流れていますが、ちょうどあんな感じですw

当然、歴史上の人物がゾロゾロ出てきます。
主人公の上杉景虎をはじめ、彼に仕えていた直江信綱、
織田信長や北条氏照などなど。

このOVAで主軸となるのは、
本編で景虎としての記憶が甦った高校生仰木高耶と、
景虎の力に対する直江の嫉妬と忠誠心が交錯した固執が明かされ、
本当はお互い必要とし合っているはずが、景虎のほうが直江を素直に
受け付けることができないことをきっかけに、
記憶を自分で封じてしまった原因がなんとなくわかってきて・・・
というところでしょうか。

命を主君に預け、忠誠を誓う戦国時代での信頼関係と、
嫉妬と複雑な愛憎が入り乱れた直江の想い。
現代では、忠誠心から上司に自分の命をかけるような人は
ごく一部の業界を除いてあまりいなさそうですし、
そういう信頼による男同士の絆を描くとすぐBL扱いしてしまうのは。
ちょっともったいないな・・と僕は思っています。
ってだいたい、このDVDのパッケージイラストが誤解の元ですよ~

ただ・・ほんの数秒ですが性模写もあるため、
BL系に分類されてしまうのは仕方がないかもしれませんが、
一般的なBLモノとはまったく違うし、
それ以上に重厚な歴史的事実が流れているので、
逆にBL系を期待してご覧になった方には不評なんじゃないかと。

それより、戦国時代の武将が現代の人間に憑依して
馬ならぬバイクや高級車を乗り回していたり、
携帯を駆使していたりすることのほうがなんだか楽しいし、
いろんな想像が掻き立てられます。

欲を言えば、直江のセリフというか言い回しが
キザじゃなければ良かったかもって思いますが(苦笑)
とにかく、大人向けな物語です。
2004年の作品なので、作画など少し古さも感じますが、
物語の背後に流れる壮大なストーリーで、けっこう引き込まれました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

65.3 52 2004年度アニメランキング52位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!2(OVA)

2004年1月28日
★★★★☆ 3.7 (39)
119人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。
しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。
残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか!?

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

叶えたい夢がある!変えたい現実がある!頑張れくろみちゃん

一作目のレビューを書いてから随分と時間が経ってしまいましたが。
今回P.A.WORKSさんの業界アニメ「SHIROBAKO」を見て再燃しました。


主人公のくろみちゃんはアニメ業界は私が変えてやる!と意気込む熱血新人なのです。
このアニメでは、やはり若さは熱さ。そしてものつくりにおいては、常に情熱を忘れてはいけないという想いが強く込められていますね。

今回登場する高島平という男は、まさにそうした情熱を忘れてしまった人物です。
クオリティより能率。視聴者より自身の評価を優先。
「世の中、必要悪ってのがあるんだよ」

そんな大人に、くろみちゃんが喝!
「“必要悪”なんて必要ありましぇ~ん!」


現実はくろみちゃんみたいにうまく行かないと思います。
でも、そう思って頑張る。絶対に変えられると信じる。

これはアニメですが、きっとスタッフ自身もそう信じて取り組んでいます。

そう、誰もが同じように。

「日本のアニメは、あたしが作る。」

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1よりほんの少し踏み込んでますね。

見てよかったのは、作画監督さんの役割が少し描かれていたことです。
「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー。そうなんだー」って。
アニメ製作のことについてほとんど知らない自分にとっては、
それぞれの専門や担当の必要性や重要性が知れる本作のような作品はホントありがたいです。

制作進行の方の人柄の重要性もよくわかりました。
終盤ではちょっとじーんときて、ほろっとさせられました;;。

これからますます、いろんなアニメ作品をみるごとに
スタッフロールの各職種さんのところにも注目してしまいそうですw。

2で終わってしまったのかなあ?。
それだけが残念で仕方ありません。

2まででは主にスケジュール・原画・作画関係が主軸になっていたため
アフレコや音響とかいったことは省略されていたようです。

でも、そのあたりは今現在放送されている”あの作品”を見ることで満たしてくれそうです^^。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

作画崩壊の仕組み

アニメ業界の裏側を描いた話。
詳しい詳細は1のレビューを。

無茶なスケジュールによるデスマーチの結果、今回は作画崩壊の起こる仕組みを中心に描かれた話。

1が2001年、2が2003年に作られた話なので、今だったら工程くらいはエクセルで管理してるだろうし、飛行機に乗って東南アジアの動画屋さんのところへ持って行かなくても専用の光ファイバーくらいあると思うけど、確かにこりゃ死ぬわ、と(笑)

車の壊れ方にシティーハンターやらルパンへのオマージュが見られたり、全体的に昔のアニメの作りだが、当時を知る人達がこの作品を作ったかと思うと胸熱。
この90年代っぽい絵のアニメにしては、かなり良く出来てると思う。

そして、長島雄一(チョー)がさり気なく出ててビビった。
チョーさんという名前を出さずにひっそりとやってた頃なのに、声を聞くと分かっちゃう辺りが面白い。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

65.3 52 2004年度アニメランキング52位
ベルヴィル・ランデブー(アニメ映画)

2004年12月18日
★★★★☆ 3.8 (29)
111人が棚に入れました
イギリスでアニメのキャリアをスタートさせたフランス人アニメーター、シルヴァン・ショメの長編デビュー作。誘拐された孫の救出に奔走する祖母の大冒険を、セリフを極力排し、露悪的にデフォルメされたキャラクターと毒気の利いたストーリーで描いたナンセンス・アニメ。アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされたほか、NYやLAの批評家協会賞を受賞するなど2003年の映画賞レースを席巻した。また、劇中で三姉妹が歌う主題歌をはじめジャジーな音楽も評判に。 戦後間もないフランス。内気で孤独な孫のシャンピオンを元気づけようとおばあちゃんはいろいろな物を買い与えたが、シャンピオンはどれにも興味を示そうとしなかった。そんなある日、おばあちゃんはシャンピオンが自転車に強い興味を抱いていることを知る。やがて、シャンピオンは一流の自転車選手になるため、おばあちゃんと二人三脚で厳しいトレーニングに励むようになる。そしてついにシャンピオンは自転車レースの頂点“ツール・ド・フランス"に出場するまでに成長した。ところがレースの途中、シャンピオンは何者かによって誘拐されてしまう…。孫の行方を追うおばあちゃんは、愛犬のブルーノを連れ、海を越えてはるばる摩天楼そびえる大都会“ベルヴィル"までやって来る。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「おばあちゃんに、言ってごらん。」

シルヴァン・ショメ監督。フランスのアニメ作品です。
2003年アカデミー長編アニメ映画賞ノミネート(ニモにまけた)。
多分日本のかわいいアニメ絵に慣れた方からすると、醜悪に映るくらいカリカチュアの効いた絵ではあります。でもね、良いんですよこれ。

おばあちゃんと、多分要領よく周りに溶け込めない感じの、孫のお話。
二人と犬一匹だけで、線路ぎわの傾いたお家に住んでます。言葉少ない孫が求めることはなんだろう。私がしてあげられる事は。ジッと見守り、どうにか手助けしたいおばあちゃん。どうやら、孫は自転車に興味があるらしい。そこから始まる、海をも超える大冒険とは…?!

セリフも少ないので、吹き替えあっても無くてもあまり変わらない。それだけ、動き、歌、音楽、独特の時間の流れ方で伝えて来ます。

背景や小道具の密度がとても高くて、今何が動いたか、誰が意図してそうしたのか?、どこから出た反動か?、ピタゴラ装置のような展開を見逃さずにいると、そこに潜んでいるシニカルな笑いに感服します。そして少し切ない。

飾りのない底辺でも、人しれずとも、たくましく可笑しく大切なもの。

おばあちゃんが孫の自転車トレーニングを手伝うシーンがあるんですが、機転の効いたアナログなリサイクル物を用いての技の数々が面白いので、自転車乗りにもオススメ。
憎めない顔の垂れた愛犬の大活躍もあるので、犬好きにもオススメ。
「ドラえもん」のおばあちゃんとのび太の話に弱い人にもオススメ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おばあちゃん 凄い!!

 すでにとてもいいレビューが出ているのでぜひそちらを 読んでくださいませ。

 セリフがほとんどなく 観て楽しめますと言ってもデフォルメが凄い。見慣れないとちょっとこの手の絵柄はと敬遠するかもしれませんが、観ているうちに シュッとした舟の形が独特で素敵と思えたり 妙になじんできます。

 音楽もノリノリで、孫を取り戻す時の おばあちゃんとベルヴィルの三姉妹とワンちゃん最高です。

 ただあの食べ物は ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!遠慮します。

ウィキよりですが

 カンヌ国際映画祭
パルム・ドッグ (特別賞、犬のブリュノに対して)
セザール賞
音楽賞 受賞
作品賞 ノミネート
第一回長編監督作品賞 ノミネート
第76回アカデミー賞
長編アニメ映画賞 ノミネート
歌曲賞 ノミネート「Belleville Rendez-Vous」(Benoît Charest, music / Sylvain Chomet, lyrics)
ジニー賞
最優秀作品賞 受賞
オリジナル・スコア賞 ノミネート
リュミエール賞 Prix Lumières
最優秀映画賞 Prix Lumières du meilleur film
ロサンゼルス映画批評家協会賞
アニメ映画賞 受賞
音楽賞 (ブノワ・シャレ、-M-)
ニューヨーク映画批評家協会賞
アニメ映画賞 受賞
 
 もし気になれば 観てください。
 

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おばあちゃんは“僕”のヒーロー

あらすじ
【 誘拐された孫を、おばあちゃんが助けに行くお話 】

戦後のフランスで、1人になった孫と暮らすおばあちゃんのお話です。

描写された暮らしは、裕福ではなく、哀愁すら漂います。
けれど、おばあちゃんの行動力が凄まじく、パワフル!!
思わず笑みがこぼれます。カッコイイおばあちゃんです。

冒頭の雰囲気に気圧されず見ていくと
コメディータッチな映画だと気づきますので、是非最後まで見て下さい。



実はこの映画。フランス語をほとんど喋りません。
このまま「トーキー映画」に出来るほどです。

日本のアニメ監督さんが、
“「ろう者」は原作のないアニメは見れない。
アニメを見るなら原作の台詞を頭に入れてから見る。”
自身が作ったアニメの取材でこう聞いたといいます。
真っ先にこの映画が頭に浮かびました。



現在、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーでDVDが発売してます

強烈なデフォルメキャラクターが印象的。
奇才シルヴァン・ジョメが描く『ベルヴィル・ランデブー』

おばあさんの逞しさと洒落たフレンチの魅力をどうぞ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

65.3 52 2004年度アニメランキング52位
まかせてイルか!(OVA)

2004年6月10日
★★★★☆ 3.8 (24)
71人が棚に入れました
『まかせてイルか!』は、大地丙太郎原作、たかしたたかし作画による漫画作品。月刊アニメ情報誌「アニメージュ」で1999年10月号から2001年8月号まで連載。
【ストーリー】海岸沿いでなんでも屋を営む小学生3人組。沖に浮かぶ島を買い取り、自分たちのモノにする!という目標を胸に、日々舞い込む仕事に一所懸命取り組みます。時には困難にぶつかっても、力を合わせて乗り越えていく。様々な人との出会いや交流を通して大切な「何か」を学びながら、彼女たちは歩み続ける。

しんさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「学校なんか行く意味ない」頭デッカチの引きこもりを論破

かなり無名の部類に入るOVAだと思う。
でもこれはもっと評価されるべき。


キャラクターデザインが子供向けっぽいなと思ったり、
なんとなくパワーパフガールズっぽいなと思いながら
見ていたが、内容がまさしく神がかっていた。

「学校は教科書通りのことしか教えてくれないから行く意味ない」
だから学校なんか行かずに家でダラダラと引きこもっている人間と、
だから必要なことを自ら学んで、それを生きてゆく糧にする人間。

どちらも社会通念としては正しい行動ではないかも知れない。
しかし、前者は自分の怠惰を他人のせいにしているだけの甘えであり、
「学校なんて行く意味ないね」と世間をバカにしつつも、じゃあ
その空いた時間で何をしているのかと問われても何も答えられない。
つまり「行く意味がない」→「行かない」という単純な思考停止状態。

その点、後者は「行く意味がない」→「独自に学習」→「学習を仕事に繋げる」と
非常に意味・意義のある思考連鎖を展開している状態。


世間で「学校なんて行く意味ないね」なんて偉そうに発言している
人間たちは、果たして前者なのか後者なのか。

また、学校に限らず頭デッカチの持論を振りかざして世間を非難するだけの
ニートたちは、果たして前者なのか後者なのか。


そんなことを考えさせられた、わずか25分のアニメ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぼくらだけの独立国

学級委員、手話わからずか……。

綺麗に纏まっている名作と呼べるOVA。

手にする機会があれば是非視聴をお勧めできる。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

65.2 56 2004年度アニメランキング56位
愛してるぜベイベ★★(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
1075人が棚に入れました
高校生・片倉結平が、従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役となり、蒸発してしまった母・都の代わりに面倒をみていく。そこに恋愛が入り混じったホーム&ラブドラマ。主に心とゆずゆにある苦悩を結平が解決していく。

声優・キャラクター
黒葛原未有、藤田大助、遠藤久美子、鈴木真仁、尾小平志津香、木内秀信、原史奈、緒乃冬華、齊藤真紀、川瀬晶子、植木誠、鈴木達央、本城雄太郎、悠木碧、平野智恵

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

是非、今の技術でリメイクしてほしい作品

昔、この漫画を読んでいたので視聴してみました。
一言でいうと 『もったいない作品』

◎ストーリー・キャラ ⇒ 最高
本当に良作!すばらしいと思う!
子供が主体になってるから、感動しやすいストーリー構成で
感情移入しやすいキャラクターになってます。

◎作画・音楽・声優 ⇒ 残念。残念すぎる…
よって総評は★3.5という結果になりました(´・_・`)
最初は違和感のあった声優陣ですが
そこに関しては、そのうち慣れました!
でもやっぱり、今のアニメ作成技術でリメイクしてほしいな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎認知度低めだと思うので、あらすじを(^o^)

女遊びの激しい イケメン 男子高校生、“かたくらきっぺい”
不純な彼は、実はどこまでも真っ直ぐで素直な性格

片倉家は祖父母、父母、姉、弟の7人家族
そんな片倉家に突然、1人の少女がやってくる

その少女の名前は 『ゆずゆ』
夫に先立たれた母親が、一人娘を捨てて失踪…
きっぺいの母親は、その失踪した母親の姉で
ゆずゆちゃんを心配し、片倉家で面倒見ることに。

幼稚園の送り迎えやお弁当、お世話全般がきっぺいの担当に

ちゃらちゃらした男子高校生と、幼稚園児
2人の生活はどうなっていくのか…(≧∇≦)

そしてついに!!
チャラ男、きっぺいが本気の恋を…するっ?!?!

★古い作品でもOKな方
★子供が出てくる作品が好きな方
★感動系が好きな方

…にオススメした作品です(*^_^*)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

原作と比較しての感想

「りぼん」(集英社)で連載された少女漫画
アニメは全26話。原作は全7巻。
少女漫画にしてはちょっと珍しいプレイボーイ系の男の子主人公。
ジャンル;子育て、ハートフルラブドラマ
{netabare} いじめ・虐待・親の蒸発など家庭・社会問題を題材にしてるので
若干欝要素もあります。明るい中に淀んだ暗い雰囲気が漂ってます。
キャラクターの苦悩に共感しながらも、ラストはハッピーエンドです。 {/netabare}

4年前に原作の漫画を見る機会があり
ラストに感動したものの、ストーリーを殆ど忘れていたため
アニマックスで再放送されたので視聴しました。

作画が古いのと主人公結平の声がイメージと違っていたのでくじけそうになりましたが、
視聴してるうちに忘れてたストーリーを少しずつ思い出すことができたので良かったです。

感想{netabare}
高校生に5歳の保護者役任せて幼稚園の送り迎えなんて無理あり過ぎて
どうなんだろう・・と当時思いました。
幼稚園ではなく預かりの時間の長い保育園にするか
子供に子供を見させないで両親や祖父母が面倒見たらいいんじゃないかと思いましたが、それぞれの事情があるんでしょうか。

子供と手をつないで歩くとき安全面から車道側を歩いたり
小さい子供の体の目線に合わすように屈んで話したりした方がイイとか、
結平君には色々ツッコミ所が多かったですが、
幼稚園のお弁当も徐々に料理の腕を上げたり
文句言ったり決してゆずゆに当たらずに
学校生活送りながら最後まで面倒見るという覚悟が垣間見えて素晴らしいと感じました。{/netabare}


Wikipediaにはなかったアニメ版との違い
超絶ネタバレなので開く際は気をつけてください。{netabare}

アニメ版はゆずゆの都ママの気持ちもよくわからないまま
ゆずゆが結平の家で今まで通り過ごすかのような日常エンド。
全く原作とは正反対の最終回を迎えてしまった。
りぼん系のアニメは最終回がアニメと漫画では連動しないというのを聞いたことがあるがまさにそんな感じ。

漫画版はその後に結平の彼女の心が妊娠したというエピソードがあり、
(実は妊娠してなかった事が判明)悩みがあるということで
片倉家に引き取ることになった。
そして「ゆずゆの6歳の誕生日に迎えに行く」と手紙が来て
ゆずゆは無事に引き取られ、高校生になったゆずゆの回想で終了でした。
原作自体ラストが無理矢理っぽいですが、
結平のゆずゆへの愛情に感動を覚えました。 {/netabare}

評価低めなのは配役と作画。原作と正反対のラストが理由ですが、
隠れた良さもあり、育児と子供の成長も感じられる作品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 26

高田屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

隠れた良作

愛してるぜベイベ★★タイトルどうりの高校生が母親に置いていかれた子供ゆずゆちゃんの面倒を見るお話。
うさぎドロップからの繋がりでお勧めされて見たのですが、また違った家族愛の世界観を楽しめます。
少女漫画全開の主人公や子供の声に最初は違和感感じましたがお話しが進むとかわいく思えるのが不思議。ストーリーの物足りなさもゆずゆちゃんの健気さですべて許せます。

もうちょっと評価されてもいい作品。
結婚・・・するか・・・

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

65.1 57 2004年度アニメランキング57位
名探偵コナン 銀翼の奇術師 (マジシャン)(アニメ映画)

2004年4月17日
★★★★☆ 3.6 (241)
1468人が棚に入れました
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Brabo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している劇「ジョゼフィーヌ」公演中の舞台上でキッドが宝石を奪うと推理。当日、劇場でコナンはキッドを見つけ、追跡するも取り逃がす。
その翌日、宝石を死守したお礼として函館の牧の別荘に招待されたコナン達。しかし函館へ向かう機中で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体に…。

声優・キャラクター
高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

コナンVSキッド=名作の予感

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第8作。

怪盗キッドが、最初に新一の姿で皆の前に現れる作戦はお見事。
目の前の新一=怪盗キッドであることを知っているのはのはコナンと阿笠博士、灰原哀のみ。
確実にキッドだと分かっているのに手が出せないコナンの行動が面白かった。

前半はコナンVSキッド。後半はコナンとキッドが阿吽の呼吸で窮地を脱します。

コナンとキッド。2人の天才が織りなす物語が面白くない訳がありません。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これはコナンですか?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第8作目です!

怪盗キッドが登場しますけど、そこまでハラハラするようなことはありませんでした。

また、この作品はトリックを重視したつくりではなかったです。

犯人は意外にもあっさりとわかってしまいます。

なんといっても後半の飛行機のくだりが長すぎます。

もはやこれは飛行機アニメでしたね(笑)

次の作品に期待して引き続き視聴がんばります。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

推理要素よりアクション要素の方が強い?

本作は監督がこだま兼嗣から山本泰一郎に代わった作品で、以前の作品に比べると作風の変化が見られる。
本作は以前の作品に比べて推理要素が少なく、劇場版にしては、死者が少ない(別に多くして欲しいわけではないが)。
また、事件解決後の後半は超絶アクションとなっており、アクション要素の方が強くなっている。
また、本作は「世紀末の魔術師」から2作目のキッド登場作品で、彼は本作のメインキャラの一人である。
英語でmagicianは魔術師、奇術師(手品師)の両方の意味があり、今回はルビをマジシャンにしている。
なお、毎回登場する警視庁捜査一課の刑事らは最後にしか登場しない。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。

{netabare}
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している舞台「ジョゼフィーヌ」の公演中にキッドは宝石を奪うと推理。一方のコナンは小五郎の推理に引っかかるところがあり、独自に捜査を開始する。そして公演当日、キッド専任の中森警部も捜査に参加する中、キッドは大胆にも新一に変装しコナンを動揺させる。そしてキッドを追跡するも、寸前のところで取り逃がしてしまう。

その翌日、宝石を死守したお礼として函館にある樹里の別荘に招待されたコナン一行。しかし、今度は機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となる。
{/netabare}

本作はコナンとキッドの絡みが面白かったが、推理アニメとしてはあまり楽しめなかったと思う。しかし、後半のアクションはスリルがあって、子供向けには良かったのではないかと思った。キャッチコピーになっていた新一と蘭の絡みは、
あまり回収出来ていないが、前作よりは良かった。また、キッドのキザさが中々良かったと思う。
EDの愛内里菜のDream×Dreamは良い曲だった。
しかし、本作は他作以上に疑問点が多く、{netabare}壊れたドアの近くに居ても吹き飛ばされなかったり、女子高生が飛行機の操縦をしたり、キッドがパトカーで滑走路を照らしたりと{/netabare}より"非現実味"が増した。最後は事件よりも事故の要素が強い。

名探偵コナンの映画としては稚拙な要素が多く、疑問点が多い作品だった。構成を上手くすればもう少しマシになったのではないか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

65.1 57 2004年度アニメランキング57位
ふたりはプリキュア(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
1000人が棚に入れました
勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップルに出会う。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵と戦うことに…!?

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、関智一、矢島晶子

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

断然な鉄板

ふたりはプリキュア。本作はのちに続くシリーズにとって、逆に二人という点でまず異色になる作品である気がします。ただ私もこのシリーズに関しては、色々思うことがあっても、書くのが恐れ多いというのが事実であり、世間的にもそのような位置にあるような気がします。

セーラームーン等のちょい後位に放送開始され、何かとこのようなジャンルは差別化を図ろうとするのが鉄板であると感じます。話自体の起伏というよりも、設定そのもので、どれくらい視聴者のハートを掴むか、てな感じでしょうか。

そもそも長編なので、その新しさ(鉄板)が勝敗の分かれ目。本作の特筆すべきところは、男児アニメに勝るとも劣らない肉弾戦と、少女二人による友情(百合?)や、一瞬で覚えられるくらいのキャッチーな歌、そして白黒二色のキャラの良さ。あと感じるのは若干年齢設定上げてる感。大きなお友達向け仕様にもなっているのかな

そんなわけでございますが、私が本作の好きな点はやっぱり鉄板です。女児アニメでここまでするかっていう戦いや、子供向けでここまで追い込むかって位キャラを悩ませるし、そんなあとの爽快な勝利が音と共に単純にパワフル。

そんな単純(パワフル)さにおける鉄板の痛快さは何か普遍的な気がします。
例えばキムタクのドラマは設定こそ違うものの、大体キムタクっぽさを感じます。そのぽさは大したことはないのですが、HEROで言えば真面目検事の中で一見不真面目に見えるキムタクが異彩を放っていく風で構成されている。

ですがその不真面目風の中で大したことは実はやっていないような気がする。子供でも理解出来るような、悪い事をしたら謝りましょうとか、嘘をつくのは良くないみたいな、誰もが分かってるつもりで、忘れてる普遍的共通点を少しキムタク風にしてあるだけ。異彩に魅せて実際は普遍みたいな、ギャップが良さではないのかなと思っております。

ふたりはプリキュアにおいても上記したような、差別化を図った設定・ビジュアルと共に、普遍的な正義・友情であったりをパワフルに、ある意味ではあざとい位に魅せてくる。無印においては結構好き嫌いが激しいので、まぁキムタクのように好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとハッキリする作風ではありますが、世の中に嫌気がさした時など見てみると気持ちいいかもしれません。だってやってらんないじゃんw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファイターより乙女ちっくに

日曜の朝がどんなに楽しみだったでしょう。
この作品の魅力は、子どもも大人でも楽しめるところだと思います。
そしてなにより「女の子」が詰まってるのです。

初代プリキュアをみてから私はプリキュアが好きになりました。
闘う女の子、魔法、変身、恋、友情、少女、制服、ほどよくミックスです。

変身シーンのかわいさと決め台詞。
「闇の力のしもべたちよ。とっととお家へ帰りなさいっ!」

ふたりはプリキュア、なのでふたり手をつないで変身するんですよ。
頑張れ闘う女の子!なのです。

戦闘シーン、身体を張った闘いは迫力満点勇ましいです。
バトルにロマンが漂ってます。
でも…あんなにもかわいい子が、傷つく姿は見ていてハラハラしてしまう。
特に叩きつけられるシーンが苦手です。細い身体が壊れてしまうよ。


なぎさ キュアブラック
元気いっぱいではじけるような女の子
男の子勝りに見えるけど実は繊細でオクテ。
藤村先輩に恋するなぎさは、とっても可愛らしいです。

ほのか キュアホワイト
普段おとなしそうにみえますね。でも芯の強い女の子なのです。
穏やかで静かに話すのですけど、闘うときは頑張っちゃいますよ!
足も手もくるくる回しながらぶっ飛びます。

妖精
メップル・ミッポル
ポルン・ルルン

こういう小さなお友達がいつも肩にいたら幸せ感じてしまうな。
ちょっとした悩みを相談したり、話に突っ込んでくれたり、そして時には励まされたりしたい。
そしたら頑張らなくっちゃ!って2倍くらい頑張れそうだよ。
いいなぁ~♪
突然お部屋の窓からやってきたりしないかな。


物語が進むうちに重要な人物が登場します。

キリヤ
プリキュアに近づき弱点を探るためにきた少年。

人間をとても弱いと思っていた、大嫌いだった。
ひとりでは何もできないのだから、と。
{netabare}
ほのかの優しさを感じているうちに、
人を思う気持ち、そんな当たり前のことを彼は考えはじめます
「心ってなんだ? 僕の心っていったい何だ? 」

乾いた心にほのかがそっと触れる。
彼の心に数え切れない程の感情が生まれはじめます。
そうして苦しみがはじまる。
…「僕の事すら何にも分からない奴が偉そうな事を言うな!!」

知らなかった感情を知っていく。葛藤し続けます。
目をつぶりたくなるでしょう。痛くて痛くて堪えられない日もある。
求めても求めてもうまくできないキリヤ。
穏やかになんていられないのです。



キリヤとの戦闘で流れていた挿入歌
彼の心の叫びですね。
下のは私の解釈です。
歌詞、載せられないので。


君に触れるたび、秘密の扉が開く。
勝手に開いてしまう。
記憶も心も決して閉ざすことができない。

魂の共有、そして共鳴。
影が支える光。
もうひとりの僕 君という命。

時さえ味方にして君と出会う。
どんなに別の道を歩いていても同じ空の下。

白や黒、光や闇
そんなものなど超えていく。

僕が泣くたび君が傷つく。
僕が喜ぶと君は満たされる。

深い処にある繋がり、決して誰にも触れさせない。
この想いは僕と君だけのもの。
ずっと知らなかった。けれど、それが愛だ。



「ずっと、光と闇の狭間を彷徨っていた」
ありがとう、僕はやっとわかりました。僕のいる場所が……、いたい場所が──
キリヤの言葉です。
光に包まれながらどこへいったのでしょうか。
{/netabare}


大人な内容書きましたが、とても素直な物語です。
ピュアな乙女パワー感じました。
見てるとうずうずして飛び出したくなっちゃいますよ♪

OPとED

DANZEN!ふたりはプリキュア
ゲッチュウ!らぶらぶ?!

前向きで元気になれます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地球より重たいふたりの友情

今日まで続く、東映アニメーションの貴重なオリジナルアニメシリーズの第1作目。

2004年の放送開始時、全くノーマークだった女児向けアニメ。
ですが番宣等から感じた、ふたりの動きの力感や躍動感から、
当時チラ見した瞬間、拒絶反応が起きた実写版『セーラームーン』にはない……。
何か地球人とは異なる、戦闘民族の血が騒ぐワクワク感を感じ、
いつの間にか引き込まれていた作品。

それもそのはず。
本作のバトルシーンは『ドラゴンボール』にて、
サイヤ人の戦闘演出にも関わったスタッフらが関与。
格闘戦はマジで本格的♪毎日が天下一武道会(笑)
変身ヒロインが敵・ザケンナーにぶっちゃけあり得ない直接物理攻撃を連発するカットに興奮し、
どこか超サイヤ人を彷彿とさせる変身及び必殺技バンクに、
視聴する私の妄想スカウターがクラッシュするw
そんなこんなで舞い上がっている内に、
私は男でありながら、女児向けであることを忘却し没頭w
いつの間にか一年間完走してしまっていましたw

ただ独力で圧倒的パワーを発揮するサイヤ人と違うのは、
この中学生はふたり揃わなければ何にもできない、か弱い女の子だということ。
必殺技はおろか、変身ですら手を繋がなければ始まりません。

世界の命運が、性格も真逆、変身後も白黒真逆w
原子炉並に不安定な、ふたりの思春期少女の友情に託される。
この危なっかしさが本作の魅力。

よって、私が印象に残った話は必然的に、
{netabare} 第八話「プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!?」
藤P先輩絡みで、白が黒におせっかいを焼いただのどうので、
ふたりに絶縁寸前の亀裂が入る喧嘩回。
敵が襲来し、戦わざるを得ない状況になってからも、延々と口論が続く演出が秀逸。

ザケンナーが己の恐ろしさを必死でアピールしているのに、
無視してヒートアップしていく乙女同士の口げんかw
終いにはキレたザケンナーが「無視するな」と抗議するが、
「今、大事なお話中!」と、ふたりの一致した反撃に遭い撃退されてしまうw
喧嘩するほど仲が良すぎて、本当にいじらしいです。
もういっそ、そのまま罵り合いながらフュージョンしちゃえとw{/netabare}

世界平和と友情。優先順位の倒錯。

本作は、ある意味、プリキュアシリーズの……。
ひいては後年の変身ヒロインや魔法少女物における、
世界の命運と乙女の価値観のアンバランスな関係性にも
多大な影響を与えた伝説のアニメだったと思います。


グッズもぶっちゃけあり得ないくらい売れた本作。
ケータイを模した変身グッズを買い切らせて終わりではなく、
後から追加カードをガチャガチャさせて二毛作、三毛作を狙う。
当時から、バンダイの商魂は女児向けでも容赦ありませんw
このブームは低年齢層への携帯普及にも
間違いなくインパクトを与えていたと思います。

けれど当時、近所のショッピングセンター二階の玩具売り場はノーセンス。
山積みになった実写版『セーラームーン』グッズをさばき切れず、
見事にプリキュアグッズ拡販の機会を損失していた惨状を思い出しますw

でも、その売り場……10年以上経った今でも健在なのが驚きますw
世の中マジでイミわかんない不思議なことが多過ぎますw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

65.0 59 2004年度アニメランキング59位
DEAD LEAVES-デッドリーブス(アニメ映画)

2004年1月16日
★★★★☆ 3.8 (36)
186人が棚に入れました
記憶を無くしたPANDY & RETROは果たして月面刑務所 「DEAD LEAVES」 から脱出できるのか…?!
「イノセンス」 「キル・ビル」 などで世界にその名を轟かすアニメスタジオ・Production I.G が、グラフィックアーティスト・今井トゥーンズとタッグを組んだ、放送禁止用語満載・息つく暇を許さないアクション満載のハイテンションムービー。
ネタバレ

アル串 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

オモシロイ!!

本編約52分、ノンストップ(バイオレンス/ギャグ)アクション。
記憶喪失の男女が刑務所からド派手にドンパチやりながら脱走するお話。

低俗、低モラル、卑猥、飾り気の無い下品。
品性の欠片も見あたらない育ちの悪さ全開。
ナチュラルなワイヒーが炸裂。
精巣からズル剥けの脳天へ剥き出しのヒワイが駆け抜けます。

最初から最後までアガり続ける灼熱の展開がサイコーにファンキー。
突き抜けたバカさ加減、お下劣極まりないギャグ、潔いお下品!!
勢いが止まりません。
吹き出し続ける創作意欲、いやもーこれは吹き出し続ける性欲を創作に注ぎ込んでいると考えてイイでしょう。

サー皆さん、テンション↑↑爆上げ↑↑で、イキましょーッ!!!!!!!!!!!!!

{netabare}
キャストの演技が素晴らしかったです。
ガヤの盛り上がり方もヤバい。

RETRO    山口勝平
PANDY     本田貴子
ギャラクティカ 水谷優子
666      岩田光央
777      梁田清之
ちんこドリル  飛田展男
ヤブ医者    高木 渉

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

hhiyama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

下ネタ満載アメコミ系アクションアニメ

近い感じの作品だとパンティ&ストッキングwithガーターベルトが真っ先に思い当たります。

アメコミ調の画がこれでもかと動きまくって下品でスタイリッシュ。

視聴者の2割以下の脳に訴えかけるアニメです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

65.0 59 2004年度アニメランキング59位
ポーラー・エクスプレス(アニメ映画)

2004年11月27日
★★★★☆ 3.9 (13)
34人が棚に入れました
クリスマス本の定番として人気を集めるクリス・ヴァン・オールズバーグの名作絵本『急行「北極号」』を映画化したファンタジー・アニメ。クリスマスの夜に北極点行きの謎の汽車に乗った少年が体験する不思議な出来事を幻想的に描く。監督は「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス。トム・ハンクスが一人で5役の声を担当。実際の俳優の演技を全方向から捕えてコンピュータに取り込む“パフォーマンス・キャプチャー"という最新技術が用いられ、美しい原画のタッチをそのまま活かした斬新な映像が実現。 クリスマスイブの夜。もうクリスマスなんて信じないと思いながらベッドに入った一人の少年。しかし、真夜中目前の11時55分、少年の耳に地鳴りのような轟音が響く。驚いた少年が窓辺から見たものは、降りしきる雪の中を白い煙を上げながら近づいてくる巨大な蒸気機関車だった。家の前で停まったその機関車に駆け寄っていく少年。車掌は少年に、北極点行きの急行“ポーラー・エクスプレス"と説明し、乗車するようすすめる。目の前の出来事がまるで信じられず逡巡する少年だったが、機関車が動き出すと、ついに意を決して飛び乗るのだった…。

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

クリスマスの夜に観る

クリスマスの夜に招待された不思議な蒸気機関車。
その車中で繰り広げられるトラブルだったり、列車事態の運行危機にハラハラしながら、北極にあるサンタの国へ進む一夜の壮大な冒険物語。
サンタの国でも一波乱あり、そんな旅の中で少年は純粋な心を取り戻してゆく。

子供向けの物語ではあるものの、設定に惹き込まれる魅力がある。
原作小説まるまる詰め込んだ感じなのか、盛りだくさんな内容で後半になると疲れを感じたが、ドキドキハラハラな展開で退屈さは無かった。

列車での旅事態は銀河鉄道の夜とか銀河鉄道999とか、カバネリとかそんな雰囲気。サンタの国はチャーリーとチョコレート工場のような不思議な世界が味わえる。

作画に関しては、キャラクターデザインが独特なので物語への集中を欠かされた感もあったが、当時の最新技術を投入し、映像作品としてはかなりのクオリティ。

クリスマスに観ると、臨場感で面白さが3割増し。
お気に入りの海外アニメとなった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

サンタの存在

2019.4.5吹替視聴完了。

サンタクロースの存在を疑いだした少年が
イブの夜にあらわれた機関車に乗り北極へ向かう内容。

CGアニメーションという分類だそうですが
ぱっと見が実写ぽくアニメと呼ばれることに
抵抗を覚えます。
個人的にはアニメは2次元であってほしいと思います。
とはいえ列車のアクションシーンは
CGだからこそ手に汗にぎりスリル満点でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

急行「北極号」

 クリスマスにサンタクロースがトナカイのソリでプレゼントを私たちの家まで届けに来ることを、信じなくなったのはいつでしょうか。親に最初から「そんなものはいない」と言われその日に一万円の紙切れ(子どもにとっては物が欲しいのに)を手渡された人や、「家が仏教なのになぜノエルなんぞ」と言われ何も貰えなかった人もいるでしょうけど。ベッドで徹夜してしまった人や、小学校で「サンタはいる」と言った奴がからかわれたり、そんなことで私たちはサンタを信じなくなっていきます。日本人の親の殆どは子どもに物を買う日、としかあまり思ってないところがあるでしょう。
私は小学生の時でした。私の場合はおそらくとても一般的なものでしょう。いつの間にか、サンタよりも贈り物を欲しがっていたのですから。
「良い子にしていれば、サンタが贈り物を持ってきてくれる」
なんだこれは。大人がこじつけているだけじゃないか、とやがて子どもは気づきます。

サンタの存在を信じなくなった(しかし、どこかで信じていたい)少年。それが「ポーラー・エクスプレス」の主人公です。「ポーラー・エクスプレス」とは、サンタを信じる子ども達が北極にいるというサンタに逢うために乗車する蒸気機関車のこと。あるとき少年は、家の前に車輪の轟音を聞いて雪の積もる外へ出た。そこに停車していた急行・北極号。いつのまにかポケットに入っていた乗車券を車掌に手渡し、少年は汽車に乗った。汽車が走り出すと、家の庭にいる雪だるまの枝の腕が手を振っていた。少年と乗り合わせた子ども達の一夜の冒険が始まった。

 原作は絵本。日本語訳で題名はそのまま「急行、北極号」。幼い時に読んだ記憶がありました。汽車好きだったので、よく読んだものです。トム・ハンクスが車掌の声優をして(トム・ハンクス好きなんです)3DCGアニメーション化したというので、本作の公開されていた当時に劇場まで赴いたのだ。
 はっきり言ってしまえば、人物のデザインは3DCGなので気持は悪い。
 逆に、蒸気機関車の臨場ぶりは惹かれるところだ。
 個人的に車掌のキャラが好きである。好感を持ちやすい人物像だ。
 吹き替え字幕無しでも、英語字幕有りでも、声が悪い意味合いで気になることはない。

元々サンタクロースは、4世紀頃の東ローマ帝国及び小アジアのミラ(古代都市)の司教である教父聖ニコラオスの伝説を起源として誕生した。
「ある日、ニコラオスは、貧しさのあまり三人の娘を嫁がせることのできない家の存在を知った。ニコラオスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れる。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた」という話だ。ニコラオスをオランダ語でシンタクラースと呼び、アメリカに植民した際にオランダ人がサンタクロースと伝えたらしい。
まさかサンタの語源は異国人の発音違いからだったなんて、といつかの日に惚けていました。

 特に、キリスト圏でなく、宗教をどこか遠ざける無宗教感の漂うこの国で、クリスマスを祝う意義はありませんし、必要ないでしょう。
(オウム真理教などの新興宗教から来た「宗教は変」という固定観念からでしょうか。日本における仏教も、大陸から輸入されて日本的に改造されたものですし((愛を脱し、見返りを求める価値観に変容))、宗教に依って現代社会が成り立って来たのですけれど((民主主義ももとを辿れば旧約聖書っぽいです))、歴史に疎いまさに日本人的ということでしょうか)
 親が子へ贈り物をする機会は、クリスマスのように「皆やっているから」生まれるのでしょうか。
 無条件のプレゼントなら、子どもの記念日にするべきだと私は考えます。例えば、子どもが何かを達成した日、克服した日、とかに。それが慣習化すれば子どもの方も「みんな貰ってるから僕も!」なんて言わないし、自立性が養われていく事に繋がるのだと思います。けれど、「この目標を達成したらコレコレあげます」も可笑しい。それでは子どもが「物を欲しがる為に努力する」ことになります。「子どもは自分の為に何かを努力する」のであり、物の為に努力していては自発性に欠ける要因のひとつです。親の理想も押し付けてはなりません。子どもの課題だからです。ですから、「プレゼントあげるから良い子にしててね」は、子どもと対面しない親の明確な愚行です。
 サンタ物語は世間に広がってしまっています。けれど、「プレゼントが貰えないからサンタを信じない」なんて、何て見返りを求めている言動でしょうか。それでは自立できません。サンタはフィクションであるべきです。子どもの頃からそう教えるべきでしょう。信じる信じないの問題ではないのです。
 子どもの頃の記憶を彷彿とさせて、今ここで怒っています笑

 けれど、やっぱり子どもの頃、サンタをどこかで信じたいという望みがあった。そうすることで身の回りが広域化するような気がするからだ。
 残念ながらサンタはいない。空を橇が翔けてはくれない。「いい子にしていなさい」の逸話でしかないのだ。
 けれど、そんな逸話を踏まえて北極号は語られる。
 少年が汽車に揺られてサンタに会いにいくという物語に、浸ってみようではないか。トム・ハンクスもいることだし、汽車は雪煙の中を北極までいくことだし、鈴の音は鮮明に少年の耳元で鳴り続けるのだから。

2014.5.4書込。
2015/1/27投稿

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

64.9 61 2004年度アニメランキング61位
ニニンがシノブ伝(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (177)
817人が棚に入れました
『ニニンがシノブ伝』(ににんがしのぶでん)は、古賀亮一による漫画作品及びそれを元にしたTVアニメ。
試験勉強に勤しむ「楓(かえで)」の部屋に突如として見習い苦の一「忍(しのぶ)」が現れる。なんと忍は自分の試験の課題として楓の下着を狙っていたのだった。
忍者学部くのいち学科で忍法を学ぶシノブが、音速丸、サスケ、妹の雅とドタバタギャグを繰り広げる。


声優・キャラクター
水樹奈々、川澄綾子、釘宮理恵、若本規夫、関智一

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

(゜3゜)

主人公は一応しのぶですが
実質の主人公は音速丸という黄色い正体不明の物体です。
その音速丸がいろんな騒動を起こす
エロ、下ネタ、変態多めのギャグアニメです。

少しグダグダな感じもありますが
基本的になにしてるのか訳分からないけど
勢いに乗せられてなんか面白い、みたいな感じで
何も考えずに見れるので心に癒しをくれます♪

そして今作は若本ファンのためにあるアニメ!
と、言っても過言ではないほどの若本アニメです。

好きな人は必見です。見なきゃ損!損!
若本の渋い声、ふざけた声、カッコいい声などなど・・・
好きな人にはたまらないものが何から何まで取り揃えてございます。

それ以外も川澄綾子、水樹奈々、関智一、釘宮理恵、小野大輔と
無駄に豪華すぎる面々・・・w
皆さん楽しそうに演じられているので
聞いているだけで楽しくなってきますね

しかも作画がかなり綺麗だと思います
どうでもいいところまで力入ってますw
それにEDの「くるくるりん」はかなりお気に入りの曲だったりします。
こういう楽しいED大好きです。

何から何までくだらないアニメですので
疲れたときにでも見るといいかもしれませんね
ほぼありえないですが2期があったらみたいです♪

ちなみにタイトルの顔文字は音速丸です

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「なのは丸さん」動画で死ぬほど笑った!。若本さんや水樹さんのベストアクト候補?。

「エロいのは男の罪。それを許さないのは女の罪(若本節)」

「怖くてトイレに行けな〜い」、「僕がトイレさ!」

「ああ〜、どっかにエロい絵を見るだけでお金くれる国ないかなぁ〜」


 ユーフォーテーブルと聞いて思い浮かぶ作品といえばタイプムーン作品に代表される闇夜が似合うシリアスな作品だろう。しかし、初期はこんなド阿呆な作品が存在したのである!。


 本作はどうしようもないくらい下らんネタの繰り返しだが、実に豪華声優である。水樹さん、川澄さん、釘宮さん、関智さん、小野D、そしてなにより若本さん。


 この豪華声優が実力120%引き出されてギャグをやり続ける潔さは爽快である。そして、本作の水樹さんはアホ可愛い水樹さんキャラとしては最強であり、ギャグ若本さんの中でも最も偉大なキャラである。


 滅茶苦茶なネタに加えてアドリブやりまくりで、関智さんなんて普通に笑いながら喋ったりするんだから他にないと言いたい。


 そういえば、本作に「なのは三期」を合わせたmadは死ぬほど笑わせて頂きました。それにしても、こんなご時世だとこういう下品、ナンセンス、お馬鹿作品を見るとかえって癒やされるのである。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

音速の若本規夫劇場♪

ド天然ヘッポコ巨乳見習いくノ一・忍(しのぶ)と自称・鷹の音速丸らが繰り広げる、
ドタバタ忍者コメディ漫画(未読)の1クール連続アニメ化作品。

【物語 3.0点】
内容はないw

なんなら各回2本立てエピソード。
例えば「忍者、花火で浮かれるの巻」とか「怪植物、暴れるの巻」とか{netabare}「音速丸、地獄に落ちるの巻」{/netabare}とかw
タイトル名見ればあらすじは大体分かりますw

あとは、今の時代なら、否、当時でもハラスメントでスリーアウトな音速丸らが、
煩悩の赴くままに、エロ方面、オタク方面、特定世代以下はキャッチ困難な時事ネタなど、
方々に脱線を繰り返しグダグダになる無礼講w

隠れ身の術すら満足に決まらない本作に、本格忍者物への期待などもっての他。
視聴者の皆さんも低俗ギャグに身を委ねて笑撃の地獄に落ちましょう♪


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ufotable

15年以上前のギャグアニメ作画に、この評点は自分でも高すぎだろうと狼狽しますがw
ネタが何処まで逸脱しても追従する多彩な映像表現は見ていて飽きませんし、
時折、ギャグの片手間に見せる忍者アクション動画などは、目を見張る物がある。
シリーズディレクター・外崎 春雄氏など、
後に『鬼滅の刃』などで最高峰のアクションアニメーションを構築するスタッフ等の、
才能の片鱗を存分に感じるので、評価せざるを得ませんw

ええぃ!音速丸をヌルヌル動かすな!気持ちワリィ(笑)


【キャラ 4.0点】
ドジっ娘属性のくノ一・忍(しのぶ)。
基本黄色球形のUMA・音速丸は彼女の里の頭領であるはずだが、
何故か彼女は音速丸を鷹と思い込んで事実を把握できていない。
などという人物相関からして既に頭痛がしますw

彼女が忍び込み損なった部屋のJK・楓。
{netabare}試験課題のJKのパンツ目当て{/netabare}という
残念過ぎる出会いにも関わらず、二人はやがて微百合関係の様相を呈するw

が、そんなグダグダを完封する勢いで作品を制圧するのが音速丸。
音速丸が時に羽を生やし、脳筋マッチョに変形し、
パンツや巨乳等に囚われ、独演し始めたら最後。
サスケ率いるコピペ忍者部隊も交えて狂宴がいつ果てること無く続く。
余りの傍若無人ぶりに、{netabare}一度、地獄に落ちるが、地獄ですら音速丸を扱いきれず現世に送り返される体たらく。{/netabare}
クレイジーだぜw


【声優 4.0点】
一応の主人公くノ一・忍(しのぶ)役の水樹 奈々さん。
奈々さんに関しては、時折、叫ぶ演技を巡って、声が張れてないとのヤジが飛ぶのを見かけます。
ですが、声を大にして訴えたいのは、菜々さんは、普段おしとやかな役が回って来ることが多く、
控えめな絶叫でキャラクターを表現しているのであって、
忍みたいにナチュラルに弾けた役が回ってくれば、
元・演歌歌手志望の声量を以って、何処までも弾け飛ぶことができるということ。
てか、何が「気分はいつもぐるぐる~」だよ(笑)

音速丸役の若本 規夫さん。
粘性を最大化したクセ声で、すすーっと不謹慎領域への侵犯を繰り返し、
気色悪い奇声、擬音までカバーして、尺を荒稼ぎするMVP級の活躍。

CV.奈々さんとただならぬ仲になる楓役の川澄 綾子さん。
“ツンデレの女王様”就任前の釘宮 理恵さん演じる生意気な妹・雅(みやび)と音速丸のマッチアップ。
サスケ役の関 智一さん。彼が率いるモブ忍者軍団の一員にCV.小野 大輔さんが紛れ込むなど、
脇に至るまでタレントが敷き詰められる豪華絢爛(才能の無駄遣い?)w


【音楽 3.5点】
劇伴担当・山本 はるきち氏。
和風テイストも付加した明快な打ち込みサウンドで音速丸たちのボケとツッコミをサポート♪

OP主題歌は森 由里子さんの「シノブ参上!」
シリアスさなど微塵も感じないポップで明るいサウンド。
OPアニメーションは効果音に加え、茶々を入れる忍&音速丸たちのやかましいセリフ付きw
「この物語はスーパーハンサムボーイ音速丸と、
彼を取り巻く美女たちの愛と肉欲とポロリ……が満載のアニメであ~る」

ED主題歌はkaoru「くるくるりん」
本編の悪酔いの勢いでシュータタ♪シュータタ♪と倒れ込める和風宴ソング♪
当時のufotableのこだわりなのかEDアニメーションはクレイアニメ。
粘土になっても音速丸はパンツ被ってますw

夏祭り話の挿入歌では水樹 奈々さんがこぶしをきかせる。


【余談】
昨今の色々なコンテンツが忘れた頃にリバイバルするドサクサに?
『ニニンがシノブ伝ぷらす』が続編コミックとして展開中。
あの音速丸を現代に蘇らせるなど正気の沙汰じゃありませんw
令和の混迷は深まるばかりですw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16

64.7 62 2004年度アニメランキング62位
光と水のダフネ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (114)
536人が棚に入れました
『光と水のダフネ』(ひかりとみずのダフネ)はアニメ、漫画、インターネットラジオからなるメディアミックス作品。
【ストーリー】海上都市で中心的な役割を担う海洋庁の入庁試験に失敗した天涯孤独の主人公・水樹マイアは、合格後の入寮を見通して家も引き払っていたため、住む場所も失い途方に暮れて街を彷徨っていた。
そんな折、マイアは逃走中の犯罪者に人質とされてしまい、それを追っていた何でも屋・ネレイス社の本城レナに犯人ごとショックガンで撃たれてしまう。ネレイス社の事務所で正気に返ったマイアは、今度は犯人の仲間をおびき寄せるための餌としてレナに使われてしまい、このことから結局そのままネレイス社カムチャッカ支店の住み込み社員として働くことになる。
この支店にはレナの他にも変わり者の女性社員が多く、マイアは彼女達に振り回される生活を送ることになる。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトル詐欺(良い意味で)

舞台が海上都市ということで、世界観は素敵でした
作品名からして、及び1話観終わって私はてっきりSFアニメかと思いました
そして美しい作品なのかと思ってました

しかし、回を進めていくうちにギャグアニメと化していきました
はい、面白かったです
SF要素ももちろんありますが。


登場人物たちが個性強すぎというかぶっ飛んでるので
観てて退屈しませんでした
何でも屋であるネレイス社のメンツは色々な意味で凄かったです
(強すぎたり自己中すぎたり馬鹿すぎたり)
内気な主人公マイアも途中からネレイス社に所属するのですが、
このマイアとその仲間たちのトークが笑えました
トークになってない気もしましたけど


ストーリーとしては、このネレイス社が様々な依頼を
マイアを中心に解決していくものです
マイアが一生懸命仕事をこなそうと頑張る姿は応援してあげたくなりました

ただ、壮大な物語も同時に進行しており、
最終回での伏線回収、良かったと思います
終わりかたも満足です


OP「明日のBlue wing」 歌ー小枝
ED1「あなたと言う時間」 歌ーCooRie
ED2「あなたと言う時間」 歌ー中原麻衣

OPもEDも素敵でした
ただ、中原さんが嫌いなわけではないですが
(むしろ声優としては好き)、
EDはずっとCooRieのままが個人的にはよかったです



外れの回もあり、全部が全部面白かったとは言い難いですが、
総合してみれば十分楽しめる内容でした

ギャグにシリアスに、バランスが良かったと思います
適度(でもない)にネタを挟んでくるので、
妙に真剣にならずに済みました
といっても、物語性は意外としっかりしており、
様々な謎が解明される終盤は特に面白かったです


余談ですが、ネレイス社の戦闘服おかしくないですかw
最初観たとき吹きそうになりました
途中から慣れてる自分が恐ろしい。。
あれもギャグの一種なのか、この謎は未だに解明されておりませぬ

投稿 : 2024/12/14
♥ : 33

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

There will be love there ~愛のある場所~

舞台ははるか未来の海上都市。
”何でも屋”で活躍する少女たちの活躍を描いたSFアクション&コメディです。

主人公は、海洋庁入庁を夢見る少女・水樹マイア。
入庁試験で好成績を残す彼女でしたが、待っていたのはまさかの結果でした。
その後次から次へとトラブルに見舞われるマイア。そして驚きの1話ラスト。
ひとりの少女の人生は、ここから一気にその色を変えていくことになります。

序盤は、1話完結型のスラップスティックコメディ(ギャグ多め)。
何でも屋ネレイスに舞い込む依頼を、個性豊かなメンバーが騒々しくも解決していきます。

一方で、少しずつ明らかになっていくマイアの過去。そこに隠された衝撃の真実。
その鍵となる伏線を上手く散りばめながら、物語は徐々に厚みを増していきます。
一見無関係に見えた話や登場人物が、終盤ひとつに収束していく様は爽快そのもの。
伏線の回収もスマートで、切ないながらも清々しい最終話では感動でウルウルでした。

ギャグアクションかと思いきやまさかのシリアス展開。
その流れをまったく不自然に感じさせない巧みな構成。
1話1話のシナリオも良くできていて、最後まで目が離せない作品でした。

ネックはやはりコスチュームでしょうか……。
なんというか完全に露出狂(笑)。もしくは痴女です。変態です(笑)。
ただ、見た目だけで断念したのなら回れ右推奨。中身は意外と良作ですよ♪

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

絆創膏(バンソウコウ)

 「明日のBlue wing」という爽やかなopから始まる本作ですが、opのラストで謎の空中浮遊があります。劇中に、そんなシーンがまったくないのでチョット面白かったですw
 本作の作画評価はあまりよくないですが、私としては良く描かれていたと思います。おそらくキャラクターデザインが不評と思われます。そのキャラクターデザインなのですが、中々のパンチ力を持っています。まつ毛とか…まつ毛とか…まつ毛とか・・・。
 初見では敬遠しがちなデザインです。キャラクター繋がりでいうと、メインとなる5人のキャラクターの服装がすんゴいです。誰が見ても、人として街を歩いてはいけない格好なのですが、誰にもツッコまれず…話題にすらならない状態です。なので、私から「そんな格好で恥ずかしくないの!?」とツッコませて頂きますw 「絆創膏じゃないから恥ずかしくないもん♡」なんて返されたらお手上げですけどw

 本作の内容はギャグという成分が含まれてますが、そんなことはありません。未来の海上都市で活躍する女性達を描くSFのストーリーが軸としてあるので、コメディ色はありますが、ギャグアニメとは言えないですね。ドタバタ喜劇のような感じです。
一話完結型・ドタバタ喜劇(全24話)

 一話完結の中に起承転結がしっかりと表現されているので、見やすい作品でした。一話完結に良くある…どっかでみたようなジナリオが数話ありますが、キャラクターがデザインを含め、濃いので中々楽しめます。逆に言うと、ありがちなシナリオが多いので、人によっては退屈に思えてしまうかもしれませんね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

64.7 62 2004年度アニメランキング62位
名探偵コナン コナンとキッドとクリスタル・マザー(OVA)

2004年1月1日
★★★★☆ 3.8 (13)
75人が棚に入れました
2004年のOVA作品。

原作は『まじっく快斗』第4巻に掲載した「クリスタル・マザー」。

本作は、コナンと蘭が登場するオリジナルストーリーになっており、エピローグは劇場版『名探偵コナン 銀翼の奇術師』に繋がるように描かれている。

アニメ『まじっく快斗』で「涙のクリスタル・マザー」のタイトルで放映されたため、本作はパラレル・ワールドとなっている。

『名探偵コナン SECRET FILE Vol.2』(2006年3月24日発売)にも収録されている。

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

TV版まじっく快斗でも同じ内容の話があったので
そっちを見てたら改めて見る必要はあまりないと思います

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

64.4 64 2004年度アニメランキング64位
ギャラクシーエンジェルX 第4期(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (67)
414人が棚に入れました
「ギャラクシーエンジェル隊」は、トランスバール皇国近衛軍に属する特殊部隊である。その任務は、古代文明が残した科学技術「ロストテクノロジー」の回収なのだが、実際にやってる事は、猫の捜索や誘拐事件の犯人捜し、VIPや超重要犯罪者の護送、アステロイドに放置された粗大ゴミの処理や惑星に刺さった釘抜きなどと、ほとんど「何でも屋」。
第4期は、2004年7月7日25:30にテレビ大阪他で放送開始された全13回26話(#1~18)。
ビデオ・DVDタイトルはギャラクシーエンジェルX(エックス)。

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

終わった。

ミルフィーユたちが織りなすドタバタコメディも4作目。
脚本家を入れ替えたりして作られたんですが
ギャグものの宿命でしょうか
お笑いのセンスが自分と噛み合わなかった。
3作目はバッチリだったんですけどね。

これはやっぱり前作まで、キャラ>>>あらすじ だったのが
今作では あらすじ>>>キャラ と
優先順位が変わってしまったということなんでしょうか?
それでも、後半になると笑えるエピソード増えてきて
お!これならイケるとなったところで最終回。
第4期の魅力を最大限発揮するのには1クールは短かったのかもしれませんね。

最終週の2つのエピソードはとっても良かったですよ!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

YEAH!あ・しぇきしぇき

YEAH!ろけんろー


さらに新キャラの烏丸ちとせが加わって、正真正銘最後の「ギャラクシーエンジェル」です。
あ、まぁ「る~ん」があるんですが、あれは「ギャラクシーエンジェル」とは別の作品と思った方が・・・

3年続いたシリーズもいよいよ終わりとなりました、最終話の26話でも感動的な結末となって(?)大団円を迎えてるわけです。
ブロッコリーの会社としての変動と、中の人の入れ替わり立ち代わりで、事実上続編制作が不可能になってしまったのは悲しいことですが、1話15分とはいえ既に膨大な量のアニメーションになってるので、偶にセレクション再放送してくれるくらいで丁度いいのかなとも思ってます。

時に山寺さんが登場したりとよく分からない声優の豪華さを見せてましたね。

個人的にはBGMも評価の対象です、よく他のテレビ番組でも使われてますよね。
4期までずっと同じBGMだったのでおでんのように沁みてます。

蘭花さんもフォルテさんも超が付くほど好きですね、蘭花さんの頭についてる玉の有用性を語らせたら3時間じゃ足りないですね。


ギャグアニメとしてなかなか評価している作品であります。
1話が短いですし順番も無くてかる~く見れると思いますので皆さんも見ましょう。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブロッコリーの崩壊。

前作でのTo be continuedの公約のため、倒産覚悟の最終章。まぁGA以前の問題だが・・
前番組が打ち切りになったため急遽13話だけ作られた。
そのため前作までのスタッフが完全にそろっていないのでキレは落ちる。
原作ゲームでの新キャラ烏丸ちとせの扱いに終始こまった様子。声優さんとあいまってどう考えても使い物にならない。原作でも空気なわけで・・
よって大幅に改造され勝手に被害者になって復讐を狙うイタイ子にされた。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

64.4 64 2004年度アニメランキング64位
サクラ大戦 ル・ヌーヴォー・巴里(OVA)

2004年10月20日
★★★★☆ 3.8 (35)
171人が棚に入れました
アニメ『サクラ大戦シリーズ』の第4弾。本作は、PS2用アドベンチャーゲーム『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』のその後を全3話構成で描いている。主人公は、見習いシスターのエリカ・フォンティーヌ、公爵家の令嬢グリシーヌ・ブルーメール、移動サーカスの団員コクリコ、巴里はじまって以来の大悪党ロベリア・カルリーニ、日本の男爵家の令嬢北大路花火らが所属する巴里華撃団。巴里の街を守るため、巴里華撃団の面々が闇の力に立ち向かっていく。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ル・ヌーヴォー・巴里、最後の聖戦。…闇の力よ、ここに静まれ

この作品は、「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」のその後を描いた物語です。
止むを得ない事情で大神隊長は帝都に戻ってしまい、隊長不在の巴里歌劇団…
本作では降魔との戦いは決して多くありませんが、キャラを丁寧に深掘りするだけじゃなく、歌劇団を支える人たちにも焦点を当てた物語の構成になっていました。
だから見進めるとそれぞれのキャラに愛着が湧いてくるのが実感できた気がします。

物語は全3話構成になっています。
第1話の「一夜限りのサーカス」は、花火にスポットを当てた物語です。
歌劇団の存在は例え身内であっても秘匿しなければなりません。
それは例え日本の北大路男爵家であっても例外ではありません。

ですが任務で夜間パトロールをしているところを、日本からやってきた父に見つかってしまうんです。
咄嗟に気転を効かせたコクリコの一言から一夜限りのサーカスが幕を上げることになるのすが…
仲間を思う気持ちの溢れるとても優しい物語でした。

第2話目の「メル・シー・スパイ」は、グラン・マの秘書であるメルとシーにスポットを当てた物語です。
巴里で帝都の大帝国劇場に相当するのがシャノワール…
ある日、そのシャノワールでとある事件が発生してしまいます。
その事件の解決にメルとシーが動き出すのですが、歌劇団のみんなの様な霊力を持たない二人には相当ハイリスクな任務であるのは火を見るよりも明らか…

ですが、例え特殊なスキルを持っているわけでも、特別な鍛錬を受けたわけでもありませんが、彼女たちがシャノワールの一員であるという誇りと気概が感じられる物語になっています。

第3話目の「雷の尖塔」は、日本から届いた1通の手紙から物語が始まります。
その手紙にはこう書かれていました。
「…隊長を中心に、一丸となって、巴里の平和を守ってくれ」
花組では決して見られませんでしたが、巴里歌劇団のメンバーは誰もが隊長をやりたくて仕方ないんです。
大神隊長が誰かを指名していれば問題無かったんでしょうけれど、特定の個人が指名されていなかったため、沈静化していた「隊長問題」が再燃し、物語が動いていきます。

ですが、降魔は問題の解決など待ってくれるはずもなく、お約束通り降魔が出現するのです。
大神不在、実質的な隊長も不在の巴里歌劇団が降魔とどの様に対峙するのかこの物語最大の見どころだと思います。
彼女たちに不足しているもの…
私はチームワークかと思っていましたが、グラン・マの発想は私と少し違った様です。
でもグラン・マの発想の方がより彼女らしいと思いました。

今回の作画の動きもCGが駆使されているので素晴らしいの一言です。
今回も見応え十分でした。

物語の内容も活動写真の一部が感じられるなど前作視聴済の方にとって嬉しい構成になっていたと思います。
これで巴里編が終わってしまうのは少し寂しい気がしますが、これらが「新サクラ大戦」にどの様に繋がっていくかが楽しみで仕方ありません。
引き続き「サクラ大戦 ニューヨーク・紐育」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

団員も揃い、いざ戦!

前回OVAではバトルシーンはさほど無かったようなきがしましたが、巴里歌劇団もメンバーが揃いバトルを展開します。

帝国歌劇団では大正時代の東京の様子が、かなり丁寧にえがかれているが、巴里歌劇団はちょっと物足りないような気がします。

異国迷路のクロワーゼも確か大正時代の巴里だったような・・・。

それでも、サクラ大戦シリーズは楽しめます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前作より話が濃い

前作より好きだ。
毎話、しっかりとテーマがあったためより引き込まれた。
また、キャラの心情の描写も前作よりしっかりとあり面白かった。
少ない話でしっかりまとまっていて良い作品に仕上がっていたと思う。
ただどうしても巴里組に思い入れがある人だと少し物足りないかもしれない。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

64.3 66 2004年度アニメランキング66位
火の鳥(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (80)
322人が棚に入れました
手塚治虫が最も情熱を傾け、最晩年まで描き続けたライフワーク作品。
長い間多くの人々に愛され続けた「火の鳥」は“人間”とは、“生命”とは何かを問い続けている。コミックスは、これまでに102冊(愛蔵版、普及版、絶品版などの合計)が発行。
アニメとしては1978年に劇場版第1作目が公開され、合計、劇場版3作品、OVA2作品が製作されている。不老不死を与える美しき不死鳥・火の鳥を追う人間たちの姿を描く。

声優・キャラクター
竹下景子、小村哲生、久米明、竹内順子、中尾みち雄、玉川砂記子、来宮良子、てらそままさき、佐々木望、小林美佐、広瀬正志、小川真司、大坂史子、浅野まゆみ、久保田民絵、島田敏、松本保典、内川藍維、巴菁子、内田直哉、大木民夫、江川央生、浪川大輔、阪脩、冬馬由美、桐本拓哉、牛山茂

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本漫画歴史の原点とも呼べる作品

この物語は日本の漫画の神様である手塚治虫先生のライフワークの作品です。

なんと、この原作は1954年から手塚先生が亡くなられる前までつくられました。
ほぼ3/4世紀以前の昔からの作品です。
ですが、その内容は斬新であり、現代でも驚くほどの新鮮さを感じさせます。

物語は黎明編、未来編、鳳凰編、乱世編、宇宙編など、過去から未来にわたって、それぞれの独立した物語があります。

ですが、それらの物語は、火の鳥という不死鳥(コスモゾーンと呼んだ方が良いかもしれない)でつながっています。

そして、最も私が驚いたのが、未来編です。
この未来編は、遥かはるか遠い未来の出来事なのか。それともはるか大昔の過去の出来事なのか。誰にもわかりません。どちらにでもとらえることができます。
この未来編の原作が1967年に作られたことに驚きを感じます。

アニメの未来編は原作をかなりカットしています。
興味がある方は、原作を読んでいただけると、もっと壮大な内容であることがわかります。

手塚治虫先生がいて、手塚先生の意志を受け継いだ藤子不二雄さんや赤塚不二夫さん、石ノ森章太郎さんたちがいて、それらの先生たちの意志を受け継いだ多くの漫画家やアニメーターがいたからこそ、
ジャパニメーションという文化が世界に認められたのだと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 26

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人間が存在するという意義

何故、人だけがこれほどまでに自我を持ち、愛し合ったり憎しみあったりするのか。

多種多様な生き方を認めたことにより、より世の中は複雑に。。より「個人」としての孤独が際立ってゆく。

しかし、そういった悩みを持つのも人間だからであり、ほかの動物では不条理に苦しんだり、奇跡に喜んだりもしないのです。

手塚先生はそういった意味で、「ブラックジャック」と同等レベルで人間の存在を描いていると思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「生命の理」と「理外の理」

物語:3.5 作画:4.5 声優:3.5 音楽:4.7 キャラ:2.8 【平均:3.8】                           (61.7)

ジャンル        :伝奇
話数          :全13話
原作          :手塚治虫
アニメーション製作 :手塚プロダクション
監督          :高橋良輔
脚本          :五武 冬史、長谷川圭一、杉井ギサブロー、野崎 透、小林 弘利
キャラデザイン    :杉野 昭夫、内田 裕、西田 正義、大下 久馬
音楽          :内池秀和、野見祐二
OP           :「火の鳥」作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 野見祐二
              / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミン、諫山実生
ED           :「火の鳥」作詞 - 湯川れい子 / 作曲 - 内池秀和 / 編曲 - 冨田恵一 / 歌 - 中島美嘉

参照元         :Wikipedia「火の鳥 (漫画)」
公式ページ      :http://www9.nhk.or.jp/anime/hinotori/

【概要】
 古代からはるか未来まで、地球や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の業が、手塚治虫自身の独特な思想を根底に壮大なスケールで描かれる。物語は「火の鳥」と呼ばれる鳥が登場し火の鳥の血を飲めば永遠の命を得られるという設定の元、主人公たちはその火の鳥と関わりながら悩み、苦しみ、闘い、残酷な運命に翻弄され続ける。Wikipedia「概要」から抜粋

【特徴】
①全5編で構成されたオムニバス形式の伝奇アニメ作品
②愛憎劇
③様々な思想の影響

【特徴の補足】
{netabare}①各編はそれぞれ独立したストーリーであり、何処から観ても楽しめる。また登場人物は各編毎に異なり主人公も変わるが、その代わり脇役の猿田(各編別人)がレギュラーとして登場する。各編の長さは長いもので全4話、短いもので全1話。
②愛情が生じる間柄は各編毎にまちまちであり、ややあくの強いストーリーである。
③手塚治虫自身の思想を感じられる。{/netabare}

【総括】
 人間の歴史を手塚治虫の思想を交えて描かれた伝奇アニメでした。また各編を構成する形態は特異であり、未視聴の方は特徴①だけ踏まえておいても良いかもしれません。作画は丁寧な印象で音楽は非常に凝っているように感じました。物語は全編で登場人物達が数奇な運命に巻き込まれ苦悩するが、着地点は感動出来るものでした。


【思った事・蛇足】

最終話までに至るまでは人間の驕り高ぶった業を礎として築き上げて来た歴史を只管に観て行く感じでした。
ですが最終話まで観終わってみると
手塚治虫は様々な思想の影響を受けていることに気が付きました。
以下は影響を受けたと思われること
{netabare}・仏教の「輪廻」の概念
・キリスト教の「復活」の概念
・ユングの思想


表面的なことだけは読み取れたがそれ以上は分からなかった。
それに
上記の3点は正直難しく考えすぎているような気もする。
単に「全ての生命は親から子へ受け継がれる」だけで良い気がする。{/netabare}


因みに最も哲学的で深いと感じたストーリーは「未来編」でした。(未来編はラスト)
中々感慨深い終幕でした。
そして私が好きなストーリーは「黎明編」
親子っていいものですね。


[ まとめ ]
難しく考えたりしてしまったけど
観ている最中は素直に親と子の温かい関係に心温められ
実にNHKらしい作品だと思いました。


●理外の理とは
火の鳥のことです。
人間は摩訶不思議な存在を求めようとするが
存在しないから求めるのであって
存在したら恐怖するのではないかと思った。


●視聴順序
Wikipediaに未来編を最初に観ても良いというようなことが書かれていたが
個人的には放送順であれば物語のスケールの大きさを感じられて良いのかなと思いました。


●OP曲、ED曲
OP、EDはタイトルが同名の「火の鳥」だが
OPは諫山実生のコーラスとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミンによる壮大なオーケストラ。
一方EDは中島美嘉の透明感のある歌声がとても綺麗な曲です。
私は両方好きです。


●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

64.3 66 2004年度アニメランキング66位
SDガンダムフォース(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (14)
147人が棚に入れました
人とロボットが共存する未来都市ネオトピアを舞台に、別の次元からやってきた「ダークアクシズ」と戦う「ガンダムフォース」の活躍とシュウト少年との交流を描く。やがて、「ダークアクシズ」の脅威にさらされる別の次元『異次元世界(ソラ・ディオラーマ)』にある二つの国、騎士ガンダム(ナイトガンダム)の国「ラクロア」と武者頑駄無(むしゃガンダム)の国「天宮(あーく)」へと戦いの舞台は移っていく。

声優・キャラクター
神谷浩史、朴璐美、斎賀みつき、千葉進歩、小林由美子、松来未祐、吉水孝宏、中嶋聡彦、山岸功、柳沢栄治、浪川大輔、中井和哉、佐藤ゆうこ、若林直美、佐久間レイ、久川綾、中川亜紀子、杉本ゆう、葉月絵理乃、的井香織、池田秀一、岩尾万太郎、松本大、楠大典、野島裕史、陶山章央、伊藤健太郎
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

固定観念を捨てて観てほしい、日本TVアニメ史上初のフル3DCGアニメ

2004年1月~12月放送のTVアニメ。全52話。リアルタイム視聴者です。

【概要】
TVアニメガンダムシリーズとしては10作目。ガンダム生誕から25周年という節目に製作された、日本TVアニメ史上初のフル3DCGアニメ。モーションキャプチャも使われています。
バンダイがアメリカにおいてSDガンダムの商品を展開するために企画され、米国で先行放送されましたが前半(26話まで)のみの放送となりました。

監督はウルトラマンシリーズを代表作に持つ阿部雄一(現アベユーイチ)さん。CGやVFXなどの分野に詳しいことが起用の理由だそう。
副監督は近藤信宏さん。ベテランのアニメ演出家で、長期アニメでお名前を拝見することが多いです。2015年頃からは監督として子供向け長期アニメを多く手掛けています。
実写とアニメ両方の要素を取り入れようという意図がメインスタッフの選定からも見て取れますね。


【総括】
様々なガンダム作品・SDガンダム作品からモチーフを取ってはいますが、ひとつの子供向け作品として非常に質の高いアニメ。何も知らずに視聴しても問題なく楽しめます。
映像としても当時挑戦的なアニメで、富野由悠季監督が制作現場を訪れ絵コンテを切ってみたい、と言ったがスケジュールが進んでおり叶わなかったというのは有名な話。

私が思うに、ガンダム作品では非常に珍しい、純粋なキッズアニメではないでしょうか?
通常のガンダム作品は小学校高学年以上(から大人ファンまで)を対象とした内容だと思うのですが、SDGFは内容から見て未就学児から小学校低学年ほどがターゲットという印象を受けます。

とはいえ「ガンダム」というアニメ作品群に通底する要素(魅力的なロボットバトルと人間ドラマ)は本作にも色濃く表れており、その反面徹底して王道を行くストーリーはガンダムに対する固定観念を取り払って視聴すべきでしょう。
SDガンダムの新規ファンを増やすために行われた大きな挑戦であったと思いますが、結果は芳しいものとは言えず、しかし実際の視聴者には高評価を残した名作です。


【アニメーション】
{netabare}
本作の映像技術は後のサンライズ3DCGアニメ(短編OVA『GUNDAM EVOLVE』の武者頑駄無編や、『SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』、『SDガンダムワールド 三国創傑伝』など)に受け継がれているようです。
現在展開中の「創傑伝」でも未だ背景までフル3DCGとはいかないのがもどかしい限りですが、SDGFが立役者であることは間違いないと思われます。

この作品の映像の素晴らしさは、子供にも観やすい緩急のついた絵コンテ、工夫の凝らされたカメラワーク、モーションキャプチャーによるロボットアクションにあります。
こと格闘戦に関してはモーションキャプチャーの長所が遺憾なく発揮され、スタッフもそれをウリとして制作していた印象。
話数が進むにつれ映像が進化し感情表現が繊細になっていくのは明確な長所ですが、最序盤に見られる特撮のような凝ったアクションはもっと評価されても良いのではないかと思います。その集大成が26話のコマンダーサザビー戦ですね。
(DVD-BOXにはモーションキャプチャーの制作風景も収録されていてとても興味深いです。アクターさんが壁を使ったワイヤーアクションを行い、さらに捻りを付けて天井に着地する虚武羅丸の映像を作っていたり。アメリカのCG映像のフェスに出品されていたりもしたそうですよ。)

それに加え、本作では細かく線の多いバランスの取り難いキャラクターデザインでも惜しみなく動かし続けられます。
その恩恵にあずかっているのはガンダムなどのMSだけではありません。顕著な例はリリジマーナ姫。リリ姫の髪型とティアラは美しく立体的で、バランス良く綺麗に動かすのは手描きアニメでは難題に違いありません。リリ姫のデザインがそのまま採用できたのはこの作品であればこそ。
また沢山の民衆が集う場面や合戦シーンではフル3DCGであることを存分に活かし、スケールの大きな映像を作り上げています。 {/netabare}


【物語】
ダークアクシズから全ての世界を守るという本筋と、仲間との絆の大切さを描くドラマ性が深く影響し合って物語が進んでいきます。
序盤の布石が中盤の盛り上がりを作り、それらが後半の重厚な物語に発展し、終盤の伏線回収へと繋がっていく。シリーズ構成がとても良く出来ています。
{netabare}
全体通して好きですが、私は子供向けらしい明るい雰囲気の序盤が楽しくて安心します。
平和なネオトピアで人間とモビルシチズン(ロボット市民)が助け合って暮らしている様子や、シュウトや仲間達との関係を通してキャプテンガンダムの成長と、ソウルドライブの発展を描きます。地味ですが大切な部分ですね。
39話でプロフェッサーガーベラに対してキャプテンが言い放った台詞は、人間と一緒に平和に暮らした期間があるからこそ説得力があったなと。

ネオトピアには守るべき平穏があり、そこに暮らす人やモビルシチズンとの関係性が描かれているのはヒーローもののお約束ですが、キャプテン達はいつも彼らを守り、彼らに支えられています。その代表としてシュウトが自分の出来ることを精一杯やって助け合っているのがとても良い。
物語の都合上、見せ場の少なくなってしまうキャラクターであっても、気の毒な扱いをされないのも好印象でした。 {/netabare}


【声優】
声優さんに関しては何も書くべきことがないくらい、配役も演技も完璧でした。
キャプテンガンダム役の神谷浩史さんとシュウト役の朴璐美さんのファンは絶対に見るべき。
虚武羅丸役の梁田清之さんのファンの方にもオススメ。というかメインキャラを演じた声優さんのファンは見て後悔はしないと思うくらい演技が素晴らしかったです。


【キャラクター】
{netabare}キャプテンとシュウトが友人として良い関係を築いていくのが和む。
自分の無力感を隠し、辛い時を耐え忍んで解決策を模索するゼロ。祖国に帰ることを熱望しながらも今目の前にいる人を守る爆熱丸。
敵味方に関わらず、印象に残らないキャラクターがいません。

皆好きなんだけど、個人的にはリリ姫が凛々しくて格好良くて好き。
世間知らずで強気だけど責任感も強く、石化から復活して以降、最終話で父王に会うまでずっと責務を重んじて、王女としての態度を崩しませんでした。最後に父王に駆け寄って初めて泣くんだよね、リリ姫…。あのシーンはゼロの誇らしそうな表情も印象的です。
石化が解けた直後にデスサイズの暗躍を知った時、リリ姫はデスサイズのことには何も触れずにただゼロを労うんですよ…。あの時のゼロは何を言われても傷付いたと思うんですよね。姫はそれをわかっていたと思う。姫だって辛かっただろうに、仲間に裏切られた部下の気持ちを優先したのだと思います。
リリ姫の器の大きさはもっと認識されるべきですよ。ホントに‼ {/netabare}


【ツイッターのぐだぐだ感想】
以下は具体的ですが脈絡もない感想なので、暇つぶしにでもどうぞ。
{netabare}
90年代までの手描きのSDに思い入れがある人には3DのSDガンダムフォースは抵抗感あるのかな?とは思う
私にとってはCGを好きになる切欠になった作品の一つで、DVD‐BOXのCGのメイキング見て感動したもんだけど
調べてたらエモーションキャプチャーで有名な映画アバターが2009年公開だった!制作年数に差はあるだろうけど、2003年米国放送のSDガンダムフォースってもっと知られても良いのになあ
1995年に日本でも既にモーションキャプチャーのスタジオはあったみたいだから、先駆けとまでは行かないのだろうけど

コブラ丸のアクターさんがワイヤーアクションで壁蹴って着地したのを、CGでさらに捻りを加えて立体起動にしたりとか
ガンダムフォースのアクションには色んな工夫があって、リアルな動きとケレン味が両立していて楽しい

個人的に純粋な子供向けは大人視聴者には馴染まない作品もあると思うんだけど、SDガンダムフォースは1クール目がそれなのかなあ…(´・ω・`)
当時、姉がザコソルジャーが可愛いと言って録画しといてくれなかったら私も見ていたかわからない
やっぱりアニメは一期一会

私も3DCG好きになったのは、ビーストウォーズとゾイドとのお陰だなあ
SDガンダムフォースは厳密に言うとモーションキャプチャーの楽しさをわかるようになったってことかも…カメラワークなんか今見ても凄く良い
どれも子供心に丁寧に作っているのをわかっていた気がする

22話のビグザム強襲、危機的状況なSDG側とザッパーザク達のノリの差が良い意味で酷くて(笑)
ハロ長官とマーガレット市長が秘密を明かして街を守ることを優先する決断をしてるんだけど、その雰囲気も両立してるのが尚更凄い

26話、3DCGの得意なカメラワーク見せてくれてて良いよね…!
キャプテンが地面に突き立てた盾の後ろ回って、カメラが追っていくの大好き
ガンチャンで2クール目の配信もしてほしいなあ

爆熱丸、天宮帰らなきゃいけないのに死ぬも生きるも一緒って言うの本当に好い人だなあって思う
ゼロもなーああいう時に恥ずかしがってはいけないって言うの、普段は格好付けてても心の底では自分の限界を知ってもいるんだろうなって感じて好きな台詞なんだよね

22話から26話の展開を21話までの物語がしっかり支えてくれていて、フェンの力と大将軍の力をゼロと爆熱丸が借りられてなければ白バグは生まれなかったし、モビルシチズン達を助ける単発回をしっかりやっていたからキャプテンを皆が助けてくれたし、キャプテンとシュウトの信頼関係が構築されていたからキャプテンはコマンダーの誘いをはね除けられた
この後の展開でも1クール目はしっかり土台になってる
スロースターターだけど1クール目凄く良いと思うし、良く考えられてて好きだよ

キャプテンやガーベラのダメージ表現でアーマーをガンガン外していくのが大好きなんだよね
当時のCGはダメージ表現が苦手なんだけど、子供向けでそこまでショッキングな表現はできないから良い塩梅だし、実際の玩具も手に取りたくなる

ガンダムサイで無事復活したリリ姫がデスサイズに個人的な感情では何も言わないの、ゼロを気遣ってると感じられてすごく好きだ
あの場で何を言ってもゼロには辛いだけだからね
…昔はリリ姫はデスサイズを何とも思ってないんだなって思っただけだったんだけど(笑)
キャプテンがガーベラにボロボロにされた時も慌てる元気丸とは対照的にめっちゃ落ち着いてるの年齢考えるとおかしいって!
こういうところがリリ姫は凛々しくて格好良くて好き

キャプテンのアンテナもガンダムサイのアンテナもちゃんとアンテナとして使われてるの、ガンダム作品では実は珍しかったりする…?

SDガンダムフォース、天宮に入ったんだけど合戦シーンとかCGがホント強い。
どのキャラもデザインが複雑だからCGでないと難しいけど、リリ姫のバランスとかも相当で、リリ姫の髪型とティアラを手描きでいろんな角度から描くのは相当大変だと思う。
手描きアニメの作画の大変さは角度とか動きにもすごく左右されるから、手描きも好きだけどもっと3DCGの良さを活かした作品も作られて行って欲しいなあ。
SDGFは画面作りやカメラワークの秀逸さ、見やすさ解りやすさも含めて映像作品として質が高いと感じる。

天宮編見直してるけどコブちゃんは登場当初から元気丸におにぎり貰うまでずっと運が無かったなあと改めて…
あーそうだ…コブちゃんの所にしっぽが帰ってくるんだ…しかもこれ伏線だし
ザコザコアワーがDVD-BOXでも放送当時のまま本編のラストに付いてるの、本編と切り離せないからなんだよね
オマケ映像を特典ディスクに纏めてしまう作品もたまにあるけど、ザコアワは元のまま付いてるのが正解だなあ

SDGFは画面作りやカメラワークの秀逸さ、見やすさ解りやすさも含めて映像作品として質が高いと感じる。
天地城でシュウト爆熱丸と騎馬王丸が対面するとこ、炎天号が前横切ったり後ろに見きれたりするの好き
ちょっとだけシリアスを緩和して、あと画面に奥行き作る狙いもあるのかな?
ここまでくるとカメラワークとキャラの動きのタイミングが演出にどれだけ影響するか思い知らされる
早ければ、激しければ良いってものじゃないんだよね

爆熱丸が、「これは天宮の怒りだ」と言ったのが爆心の鎧にも天地城にも掛かっていて、天地城の火が消える=天宮の怒りが収まる=戦乱の世が終わる
っていうのはわかりやすくて好き
調べていたら宝船って縁起物になる前は「悪夢を水に流す=穢れを払うための船の絵だった」という説があるらしいので、大神将が宝船に変わって去っていくのは天宮の災いを持ち去る意味合いもあるのかも?
スタッフがそこまで考えていなくても私はそういうの素敵だなって勝手に思ってる( ・∀・)

SDGFの50話、何回見ても容赦ないなあ…これ小さい子はどんな気持ちで見てたんだろう?(汗)
ゼロが二度も武里天丸やリリ姫を庇ってピンチになるの生粋の騎士だなと思う。好きだ。
シュウトもザクレロモバイル庇って捕まるし、誰のことも見捨てないって言葉に嘘がないんだよね。素敵だ。

リアタイ時、51話のラストでええっジェネラル!まだ来週何かあるの!?ってなったの思い出した(笑)
でも良く見たら次回予告でちゃんと見せてくれてた(笑)
それにしてもジェネラルへの最後の一撃が奇跡のコラボ技なのニコニコしすぎて頬っぺた痛い(笑)

SDGFのスペリオルドラゴンと最終話のカーテンコール、リライズにも受け継がれてる感あってなんか凄く嬉しい
CGに関しても三国伝に受け継がれてると思うし、あとはフル3DCGのSDガンダムが見られたら嬉しいんだけどなあ
カーテンコール、CGの強みで何でもかんでもキャラ詰め込んでるの素晴らしすぎる。しかもハロ長官、「私は実は~!」って言ってるの初めて気付いた…(汗)

万が一ハロ長官の正体に気付いてない人がいたらもっかい見てほしいな。ラストバトルで何故あんなに怒っていたのか。私はあのシーン真面目に好きなんだよね、ネタ的にも好きだけど(笑)

SDガンダムフォース、再視聴(何回目だ…)して改めて良い作品だったと再確認。
前半と後半は脚本家もだいぶ入れ替わっていて、雰囲気は同じでも流れは変わってる。
前半は作品の土台としてテーマを織り込んだ小エピソードを丁寧に重ねていて、後半で連続する物語にまとまりを作っている。
これ、1クール目がないのとあるのとでは説得力が違うよね。
ガーベラにキャプテンが言った「何故ソウルドライブが悪くなってしまうのか」は、ガーベラの正体がわかると頷けるしキャプテンの揺るぎなさの土台でもある。2周目は印象が変わると思う。

3DCG、進むにつれ良くなっていくのは皆言うけど、私は前半の方が挑戦的なアクションをしてるかなって。格闘戦大好き!
後半は格闘戦が減るけど、今度はキャラの感情に繊細さが出てくる。
どちらも生身のアクターさんがいることが活かされてた。両方を最もバランス良く見れるのはコマンダー戦かも。

このT様とは富野監督のこと。
富野監督はSDガンダムフォースのモーションキャプチャーに非常に興味を持ち、スタジオに何度か見学に訪れコンテを切りたいとまで言っていたそうですが、スケジュールが合わず実現しなかったとDVD-BOXのブックレットで語られています。 {/netabare}
(2021.3.6)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

ドます さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ガンダム史上屈指の名作

「もっと評価されるべき」
この言葉がこれほどフィットする作品があるのか・・・。
前半の子供向けムードに嫌気がさして視聴断念した人たちは確実に泣きを見るアニメです。
とんでもないほど化けます。このアニメは!

ガンダム小ネタも所々に詰まっていて、色々なところで、製作者の熱が伝わってくる作品です。

「がんばれ!」がこの作品のキーワード。
今じゃ薄っぺらい印象や、綺麗事だ、などと、好きな言葉じゃない人もいるかと思いますが、このアニメを見て「がんばれ!」という言葉の良さに気づけました。

終盤は涙無しでは見れません!

機会があれば是非見てみてください。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

64.2 68 2004年度アニメランキング68位
KURAU Phantom Memory-クラウ・ファントムメモリー(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (135)
707人が棚に入れました
西暦2100年。世界は生活圏としての都市「メトロポリス」とライフラインとしての生産層「エコロジア」に区別されていた。そこでは互いが互いを助け合い、戦争や貧困をもはや過去のものとしていた。
人々が暮らすメトロポリスでは、地上400mを誇る超高層ビル群と重力制御によるエアカーを主流とした交通により、ストレスの無い理想の社会を形成していた。その一方で、人類は宇宙へと進出し、月に都市を建て、更なる外宇宙進出を計画していた。
次世代エネルギーの研究者である天箕博士は、月面にある基地で研究チームと共に原子衝突実験を行っていた。しかし、その最中に、突如実験装置から飛び出した2つの光が天箕博士の娘、天箕クラウに衝突し、彼女の体を分解してしまった。しかし、その光は再びクラウの姿を形作り、クラウは「リナクス」として蘇る。ただ、もう1つの光の行方は誰にも分からないままであった…。
それから10年後。クラウはリナクスの力を隠しながら、悪を取り締まるエージェントとして日々を送っていた。そんなある日、クラウの中からもう1つの光の対である少女「クリスマス」が現れる。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リナクスがあふれ出しそう。

原子衝突実験の際に事故でクラウにリナクスが宿り、元の人格を失ったリナサピアンとなってしまう。
対のクリスマスと共に警察組織GPOから追われる生活が始まる・・・と書いてもなんのこっちゃ分からんでしょうが、超ザックリ言えば二人の少女の愛の逃亡劇です、ちょっと違うけど(笑)かなり雑多に書き記したので後で書き直すかも。

・クラウとクリスマス
クラウとクリスマスの堅い絆が本作の特徴。クラウはリナクスの超人的な力をもってクリスマスを守ろうとする結構男前なところがありつつ、母性というものも感じる優しいキャラクター。クリスマスは可愛らしい少女ではあるが、芯の強いところもある・・・といった感じ。美しい音楽とともに暖かな雰囲気を作り出す表情豊かなキャラクターには好感が持てる。

・影の主役は父親?
我が子が得体の知れないものに身体を乗っ取られてしまった・・・なんてことよくフィクションではあります。本作では父親がその引き金になってしまっていてひたすら自責の念にかられる、かなりヘヴィな境遇です。しかもそれが人間らしく振る舞い「お父さん」と呼び始め、我が子同然のように見えてしまう。さらには二人に分裂(?)するものですから、その苦悩は計り知れないものがあると思われるのですが、リナクスであるクラウやクリスマスも我が子同様に大切に想うようになります。クリスマスとクラウの絆に目に奪われがちですが、私が本当に良い想ったところはこの極めて特殊な親子関係にありました。彼女たちの手助けをするダグやアヤカの心にも家族というものが大きなウエイトを占めているのも印象的。この作品の凄さは家族愛に止まらない分け隔てのない愛にあるのですが、それに反して作風自体は地味で落ち着いています。

・リナクス、対
本作に出てくるリナクスやら対と言った謎めいたSF設定。リナクスは知性を持つエネルギー体(?)らしく、対の定義も理系の方なら感覚的に理解しうるものらしいですが、はっきり言って詳細は全く分かりません。原子衝突実験の際に発生した事象ということですが、原子とかさっぱり分からんので。とりあえず作中だけでは観念的なものとしか捉えられない。対とは惹かれ合う存在、代わりとなるものはいない、なんだかツインソウルな感覚で恋愛や家族愛とは一線を画している。未知の知性体を難しく定義づけせず未知のまま扱うあたりが、評価が分かれるポイントかもしれない。リナクスの超人的な力を駆使したアクションも華麗で美しいけど、アクションものとして捉える人は多分誰一人としていない。

・総評
SF設定は面白そうなのですが、SFアニメというよりヒューマンドラマの色彩が濃い。謎を含みつつも基本は分かりやすいストーリー・キャラの表情の豊かさには光るものがあって、絆が感じられる本作に好印象を持たれる方は多いのではないでしょうか。クラウとクリスマスの逃避行とGPOの内情が絡み合う丁寧なストーリー展開ですが、リナクスの謎を解き明かす展開には至らない。ゆえに漠然としていて視聴者を引き込む力がやや弱いのが難点ですが、力強く暖かで心に響く良作。難解さは無く、むしろ女性にお勧めしたいハートフルなアニメ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これからの時期におススメ!世界観の確立された良作

やはり原作なしのオリジナルアニメーションは、きっちり完結してくれるので安心して見られる。
あらすじと成分にある通り、主人公クラウの「対」として生まれる少女の名は「クリスマス」。

そして、タイトルとなっている"Phamtom Memory"についてだが、作中にはこの言葉は一度たりとも出てこない。
しかしタイトルに入るくらいなのだから、作品の重要なキーワードであることは間違いない。

クリスマスの名の由来、そしてこのファントムメモリーとは一体何を指しているのかが明らかになるのは、最後にふわっと暖かい余韻を残してくれる最終話である。
視聴を始めた方は是非、最後まで観てほしい作品である。

私は、この作品は様々な「家族愛」を描いているのだと思う。
主人公クラウとクリスマスは、例えるなら姉妹・夫婦…あるいは、互いにとってそれ以上の存在であり、サブキャラクターたちもそれぞれの家族愛を心に持ちながら、クラウ達に協力する。
戦闘シーンなどもあるが、圧倒的にヒューマンドラマに重きを置いた作品である。

物語の大半が、クラウとクリスマスの、{netabare}リナクスを執拗に捕獲しようとする国際警察機関GPOからの追跡からの、逃避行と潜伏を描いているので、潜伏先で出会うという形の、数話だけ登場するキャラが多いのが特徴なのだが、{/netabare} その誰もがそれぞれのドラマを抱えているのがまた良い。

それは時にクラウ達を励ます暖かさだったり、彼女たちを戦いに駆り立てる悲しい運命だったり…いずれにしても心にグッとくるものがあるのだ。

最後に、この作品はOP/EDの音楽・映像共に作品の世界観と見事に融合していて非常に良かった。
特に全24話中の何話かは、その回のラストシーンでED曲のイントロが流れ始め、そのまま曲途中からEDに移る、という手法を取っているのだが、この演出がまたにくい。

例えそのラストシーンが、感動で終わっても、ピンチで終わっても、悲しいシーンで終わっても、曲のもつ独特の神秘性のおかげで、どの場面にも有効だったのは素晴らしいの一言に尽きる。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

リナクス

"おかえり、クラウ"
"ただいま、クリスマス"


やってることとしては訳あり姉妹の愛の逃避行ですね、それだけ聞くと素晴らしい百合アニメかと思いがちですが、そんなこともあるようなないような。
主題は「DTB」や「コンレボ」にあるような能力者迫害ものでしょうね、展開は結構早めで置いて行かれることもしばしば。
ただ、大事なのは、クラウが生まれた経緯と、GPOという組織の陰謀。このあたりをしっかり抑えていれば難しいと感じることもないでしょう。

ボンズアニメですね、監督は入江泰浩さん、随所随所に絵コンテや演出で参加していて、氏の持ち味を余すとこなく発揮してます。
入江さんといえば「ソウルイーター」のOP一人原画が有名ですね、やり始めたらとことんやるタイプの人かなーって印象です。
小松英司さんや三輪和宏さんなどボンズメーターの活躍も然ることながら、7話の二宮常雄さんが作監でやってた回とか強く覚えてますね。
超絶可愛いクリスマスと全然似合わないクラウのメイド姿、良かったなぁ。

声優は登場人物も少ないのでそんなに。
クラウ役に川澄綾子さん、クリスマス役に小林美佐さんですね、小林さんは最近あまり活躍されてませんね。

曲は素晴らしいですね、OPを新居昭乃さん、EDを勝木ゆかりさんが担当してます。
心臓に直接響く様な心地良いサウンドです、派手さとは無縁の落ち着いた楽曲も本作にマッチしています。

クラウとクリスマスの行く末をただただ見守っていたい、そんな感じですね。
色んな国を訪れて、はたまた宇宙まで躍進したりと、ダグと共に彼女達の旅を見守るのが本作のコンセプトです(断言)


質アニメ独特の単調さはあって、リナクスとか対とか設定は凝ってるんですがねぇ。
こういうのは覚悟を決めて見ないといけないので大変かもしれませんが、面白いです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

64.2 68 2004年度アニメランキング68位
GANTZ 〜the first stage〜 全13話ノーカットバージョン(OVA)

2004年8月25日
★★★★☆ 3.7 (13)
49人が棚に入れました
フジテレビの規制により一部シーンがカットされ、本来の13話分を11話に再編集されており、一部、残酷シーンなども修正が施されている。

それらはDVD化の際に補完された。

64.1 70 2004年度アニメランキング70位
陰陽大戦記(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (27)
209人が棚に入れました
古来、伏魔殿を守護する天流と魑魅魍魎を討伐する地流という2つの流派が存在した。両流派は互いに協力し合っていたが、今から約1000年前、地流が天流を襲ったことで両派は完全に決裂する。そして現代。天流は流派としての機能を消失、地流は新総帥『ミカヅチ』の元で再興し、表舞台に勢力を伸ばしていた。

『太刀花リク』は何処にでも居る極普通の中学1年生。しかし地流闘神士の少年ヤマセが襲って来たことを契機に封印されていた神操機(ドライブ)を手にし、式神『白虎のコゲンタ』と契約。時間が経つにつれて二人の絆は深まり、次々と襲いかかってくる地流闘神士の刺客を迎え撃つ。

声優・キャラクター
福山潤、相田さやか、小田久史、竹若拓磨、三宅健太、勝杏里、ゆかな、能登麻美子、水島大宙、早水リサ、渡辺明乃、神田朱未、坪井智浩、矢部雅史、森田成一、根谷美智子、立野香菜子、岸野幸正、銀河万丈

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キタキタキタキター

原作未読。
アニメはほぼオリジナル。
かいつまんで言うと1千年前の陰陽道のゴタゴタが現代でも続いており、末裔である主人公は式神と運命的に出会いこの争いに巻き込まれていきます。
やや子供っぽい設定です(時間帯的に低年齢層狙い)。式神のキャラデも殆ど可愛らしい感じになってます。バトルシーンでは式神使いの印によって技を繰り出し闘い負けると消滅します。この式神の登場から決着までが演出の一つの見所です。
初めは頼りない主人公ですが、幼馴染や式神、ライバル達とお互い影響を与えながら真の自分を見つけます。

私のツボ:西海道虎鉄

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

64.0 71 2004年度アニメランキング71位
陸奥圓明流外伝 修羅の刻(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (90)
475人が棚に入れました
『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』(むつえんめいりゅうがいでん しゅらのとき)は川原正敏による格闘・歴史漫画作品、及びこれを原作とする小説・TVアニメ。
時は江戸時代初期、徳川幕府における諸国統一がなされたばかりの日本国内は、いまだ乱世の夢を見果てぬ者達が己の腕を競い合い、命を賭ける時代でもあった。
それら兵法者、第一の呼び声も高い時代の巨漢"宮本武蔵"が"修羅"と出遭う。最強の男を目指す者達の宿命の対決が始まる。

声優・キャラクター
高橋広樹、松山鷹志、菊地こころ、升望、石原凡、遊佐浩二、鈴木真仁、渡辺浩司、竹本英史、宮澤正、亀山助清、郷田ほづみ、遠藤章史、中村悠一、楠大典、外波山文明、平田絵里子

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シンプル・イズ・ベスト→若い世代には逆に新鮮かも

【レビューNo.19】(初回登録:2023/1/12)
コミック原作の2004年作品。全26話。
これ見つけたときは「こんな作品もアニメ化されてたんか!」って、めっちゃ感動したな。

(作品概要)
「陸奥圓明流」・・・それは無手(武器を使わない)での殺人技を極めた古武術。
その継承者である陸奥一族の末裔が、現在において最強の敵を求めて様々な格闘家と死闘を演じる
物語を描いたものが「修羅の門」という作品になります。そんな主人公の決め台詞
「陸奥圓明流千年の歴史に『敗北』の2文字はない」
その千年の歴史を描いた「修羅の門」の外伝にあたるのが、本作「修羅の刻」となります。

(作品の魅力)
・歴史上の剣豪との熱い死闘
 アニメでは宮本武蔵、柳生十兵衛、新選組といった江戸時代の剣豪との「無手 VS 剣術」の熱い
 死闘が描かれます。ちなみに剣豪達が生きた時代がそれぞれ異なるので、主人公はその時代に生
 きた「陸奥」を名乗るものになります。まあ陸奥圓明流で闘うので主人公が変わっても戦闘スタ
 イルは変わらないんですけどね。
・すべてがシンプル
 ・闘う理由がシンプル
  「己より強い奴を喰らうのみ」理由はこれだけです。
  「世界を救う」「愛する人を守るため」そんなものは不要です!
  ただ強さだけを求めて互いの命を懸けるのです。
 ・バトルシーンがシンプル
  リアル系のバトルものなので、刀から水や炎が出たりしません!異能力もないので魔法陣なんか
  も使えません!鋭く迫る刃をかわし、拳を撃ち出し蹴りを繰り出す。過剰なエフェクトもなく実
  にシンプルです。それでも見応えがあるのです。  
・最終決戦に至るまでの物語も面白い
 死闘がメインといってもずっと闘っているわけではありません。強敵とのファーストコンタクト
 をはじめ、歴史的な背景なども織り交ぜエピソードを盛り上げながらクライマックスへ向かう。
 実史を上手く取り入れながら物語を展開しているので、その辺りも楽しめます。
・ヒロインも登場するよ
 上述過程で物語に花を添えるよう、ヒロインが登場します。
 (というか、ヒロインといる時間が結構長いw)
 まあ物語の性質上「子をなし次世代に継承していく必要がある」っていうのが大きいんだけど。
 最後にヒロインと結ばれることにより、その物語が紡がれるのです。
 ヒロインもその時代を生きた女性ということで毎回変わります。

アニメの世界にも流行りというものがあります。今やバトルものといえば、ゲーム世界や異世界、それ
に現世であっても異能力といったプラスアルファを付加した作品ばかりとなりました。その方が戦闘
スタイルのバリエーションが増え、いろいろなエフェクトも付加しやすく見映えのいいバトルシーン
か創りやすいのでしょう。でもそのような作品ばかりに食傷気味という方もおられるのでは。
今のアニメ基準からすると粗があるのも確かですし、原作の緊張感等を十分引き出せているかといえば
不満な点もあります。
しかしその点を差し引いても、時代を越えた色あせない面白さがこの作品にはあるといえます。
特に若い方には「ひと昔前のアニメの世界観」を楽しんでもらえたらと思います。

(追 伸)
ファンとしては本家「修羅の門」のアニメ化を期待したいところだが、正直かなり難しいと思います。
本作の持ち味を「無手 VS 無手」で描くのは、かなりハードルが高いなあっという印象です。
それにバトルシーン以外の物語性が「修羅の刻」に比べ数段劣るし・・・
そういう意味では「無手 VS 剣術」で見映えのするバトルシーンがあり、一般に馴染みのある江戸時代
の歴史を上手く物語に取り込んでいる「修羅の刻」の方をアニメ化したのは正解だったのかなっと。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10
ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

陸奥の夢

一子相伝
世代を超える強くてかっこいい爽快アニメ
{netabare}
・第一部 宮本武蔵編 【宮本武蔵】(1~7)
・第二部 寛永御前試合編 【柳生十兵衛】(8~14)
・第三部 風雲幕末編 【坂本竜馬】(15~26){/netabare}

歴史に語られない無名の猛者がいた
・るろうに剣心⇒人斬り抜刀斎(飛天御剣流)
・修羅の刻⇒無手最強(陸奥圓明流)

己の腕を競い合い命を賭ける時代、こんな方が実際いてもおかしくない。

10年待ったが2期がない・・・
この先あると信じ
刮目して待て!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

物語は超面白い!!

原作も読んだことあるんですが、やっぱり面白かった^^

若干、歴女なんで余計に面白く感じました(笑

3人の主人公が時代それぞれの強い人と戦うだけのアニメでここまで面白くなる!って感じです

宮本武蔵、柳生十兵衛、坂本竜馬、新撰組・・・

ほんの少しの恋愛がスパイスになって余計に物語に引き込まれます^^

まあ絵が好みじゃないですけどね(苦笑

戦うシーンは生唾を飲むのを忘れるぐらい緊張します^^

バトル物(魔法など無し)が好きな人にはおススメですので是非ご鑑賞あれo(*^▽^*)oあはっ♪

ちなみに、原作漫画だと源義経とか織田信長もあるんで興味があったら是非読んでみてくださいな
v(*'-^*)bぶいっ♪

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

63.9 72 2004年度アニメランキング72位
金色のガッシュベル!! 101番目の魔物(アニメ映画)

2004年8月1日
★★★★☆ 3.7 (72)
420人が棚に入れました
富士山を訪れたガッシュたちは、魔本を持つ少女・コトハに出会う。彼女の言う洞窟に向かった彼らは、そこで謎の少年と魔界最強の戦士・黒騎士と遭遇する。

声優・キャラクター
大谷育江、櫻井孝宏、釘宮理恵、前田愛、菊池正美、高橋広樹、こおろぎさとみ、郷田ほづみ、森川智之、矢島晶子、三石琴乃、高山みなみ、大塚周夫、錦織健

63.9 72 2004年度アニメランキング72位
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.7 (55)
401人が棚に入れました
C.E.(コズミック・イラ)70、新人類“コーディネーター”によるザフト軍と“ナチュラル”たる地球連合の確執は“血のバレンタイン”事件によって、ついに武力衝突へと発展。戦火の中、中立地域ヘリオポリスに住むコーディネーターの少年キラ・ヤマト(保志総一朗)は、ナチュラルの友人たちを守るためストライクガンダムに乗り、かつての親友アスラン(石田彰)と敵対することに…。人気TVアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』全50話の3部作総集編第1部。TVの第1話から21話までを新作カットも交えて再編集、アフレコも新たにやり直している。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

時間のない人のためのSEED。3部作の1話目。

テレビシリーズ全50話を再構成し、一部に新作カットを追加
した特別総集篇。PHASE-01 - 21までを描いた「虚空の戦場」、
同22 - 40までの「遥かなる暁」、同41 - FINAL-PHASEまでの
「鳴動の宇宙(そら)」の3部作で構成されている。

画面アスペクト比は4:3のままで16:9ワイド状になるよう原画
の上下部分をクロッピングしている4:3レターボックスで新撮。

数人の声優が諸事情から変更され、サブキャラクターの兼任
などから一人二役以上を担当するキャスティングも増えて、
その後の関連ゲーム作品では本3部作版のメンバーでアフレコ
されているものの方が多い。

続篇の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の回想シーンでは
一部採用されている。

ストーリーは大幅な短縮が図られ、一部には本編とは全く異
なるシーンへと新規カットで差し替えられたり、存在自体が
省略されていたりする。

一応唯の再編集ではなく、大幅カット等による印象の変化等
にもある程度の対応がされているようです。

50話も視てられるか!という人には充分楽しめる内容かも?

因みにちょちょいと修正を加え綺麗にしたHDの方が良いかも?
ディスティニーもSEEDもHDリマスターがある。
本作の追加差し替え等のシーンがHDにも使われている様です。

SEEDもDestinyも中間に総集編が入っているので・・余程の
ファン以外は視ない作品かもしれない?

私的には高画質化と色彩の差異が微妙ですがHDリマスターを
全話視たほうが良いかなと思ったり・・

私はSEEDシリーズが大好きなので全て視たし・・逆に古いの
も可也視たけどw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本編未視聴であれば違和感ないのかもしれません

ガンダムSEEDのテレビ版総集編作品。
ガンダムは劇場版で総集編をやることが多いのですが、本シリーズはOVAで、全3巻となっています。
1巻目である本作では、テレビ版のPHASE-21まで、アークエンジェルが北アフリカに流され、アンドリュー・バルトフェルド率いる部隊をストライクが退けるシーンまでとなっています。

2巻目、3巻目に比べると収録されている話数が最も多くなっています。
その割にはエピソードのカットは少なく、強いて言えば、アフメド・エル・ホズンの死や砂漠でサイとキラが喧嘩をするシーン、そして、1巻と2巻の間にあたるエピソードですが、インド洋でのモラシム隊との戦いがカットされています。
その他、各PHASE間のつなぎ、ちょっとした合間のシーン、回想シーンなどがちょいちょいとカットされ、全体的に短縮した形となっていますが、大きなカットはないため、余り違和感は感じずに視聴できます。
SEEDを手っ取り早く視聴したい方にはありかもしれませんが、私的にはテレビ版の視聴をおすすめします。
過去のガンダム総集編も然りですが、やはり総集編は駆け足で再生されている感じがしてしまいます。本編未視聴であれば違和感ないのかもしれませんが。
なお、サイとの喧嘩シーンがカットされているので、有名な「やめてよね。本気でケンカしたら、僕にかなうはずないだろ」のセリフはカットとなっています。この点は残念なポイントです。

種々の事情により、声優も一部変更となっています。
ニコルの声優が朴璐美さんになっているのは良しとして、アイシャの声優がビビアン・スーから平野文となっています。
正直テレビ放映時、ビビアンの声は浮きまくりでしたが、あのミステリアスなキャラに下手くそなビビアンのアテレコはハマり役だったと思うので、私としては変えてほしくなかったです。
追加カットもありますが、特筆するほどの量ではなかったと思います。
序盤ラスティのカット、セリフの追加があるくらいです。
本編視聴済みの方があえて見る必要のあるほどのボリュームの追加、改変はないと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テレビアニメ版を観た人向け

スペシャルエディションとありますが、当初のイメージとしては、いわゆる通常の総集編というか、テレビアニメのダイジェストというヤツなんでしょ?と思っていたら、何気に新しいシーンも入っていたりして、まぁソコソコに楽しめました。

しかし、それはご新規さんに優しいか?と問われれば、違うかなと。どうしても説明不足だったり、端折りすぎだったりで、スカスカ感は否めません。

個人的にはアイシャの声優が平野文さんに代わっていたのが何気に驚きでしたね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

63.9 72 2004年度アニメランキング72位
WOLF'S RAIN-ウルフズレイン 第27話・第28話(OVA)

2004年1月23日
★★★★☆ 3.6 (13)
36人が棚に入れました
WOLF’S RAIN第9巻にTV未放送話となる第27話「魂の行方」、第28話「悔恨の銃声」が収録されている。

63.8 75 2004年度アニメランキング75位
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド(アニメ映画)

2004年8月13日
★★★★☆ 3.8 (19)
113人が棚に入れました
バトルシティでの戦いを経て三枚の「神のカード」を入手した武藤遊戯。ライバルの海馬瀬人は彼を打ち倒すべく、デュエルモンスターズの創始者ペガサス・J・クロフォードのもとを訪れ、「神のカード」を打ち破る強力な二枚のカードを手に入れる。再び遊戯に挑む海馬であったが、そのデュエルの裏には千年パズルと対をなす8つ目の千年アイテム「光のピラミッド」を所有したアヌビスの邪悪なる陰謀が隠されていた。

ootaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アニメ映画で一番好き

借りて見たのですが、物語が非常に深みがあって面白く、これだけのクオリティーはなかなか映画でできないと思いますし、遊戯王シリーズの中でも相当いい方ですね。映画で見たかったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1
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