眼帯で戦闘なおすすめアニメランキング 7

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早速見ていきましょう!

77.4 1 眼帯で戦闘なアニメランキング1位
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ映画)

2012年11月17日
★★★★☆ 3.9 (1548)
8453人が棚に入れました
前作『破』終盤で描かれた「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトをはじめ旧NERV職員らは、反NERV組織「ヴィレ」を結成し、NERVのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレは、式波・アスカ・ラングレーの乗るエヴァ改2号機と真希波・マリ・イラストリアスの乗るエヴァ8号機の2機によって、衛星軌道上にNERVが封印していた初号機を強奪する「US作戦」を実行する。改2号機は Evangelion Mark.04「コード4A」数体から妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていたMark.04「コード4B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、初号機とともに地球へと帰還する。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、石田彰、立木文彦、清川元夢、三石琴乃、山口由里子、長沢美樹、子安武人、優希比呂
ネタバレ

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』作品紹介と総評

『新世紀エヴァンゲリオン』の「リビルド」作品第3作。
『Q』は『Quickening(急展開)』の頭文字です。
『序』レビュー:http://www.anikore.jp/review/382016/
『破』レビュー:http://www.anikore.jp/review/384527/

副題は"YOU CAN (NOT) REDO."
訳として登場セリフを当てはめるならば、{netabare} 「... 希望は残ってるよ。どんな時もね。」 {/netabare}

さて、前作『破』から約4年…度肝を抜かれました。高く上げられたハードルを、いとも容易く超えてしまった。起承転結で言えば「転」のパートで、物語は急加速します。

しかし、この作品は旧TV版をしっかり観てるか・観てないかによって、捉え方が大きく変わると思われます。その点では、タイトルが「急」→「Q」へと変わったことで、「Q」は「Question」の頭文字でもあるということ、と受け取ることが出来ます。

この作品自体が、庵野監督からの「大きな問いかけ」なのだと感じました。

{netabare}ニアサードインパクトから14年後の世界における、ネルフとヴィレとの(そして使徒との)戦い、エヴァ第13号機によるフォースインパクトの発動を描く。

「14年後の設定」というのを中盤まで信じきれませんでした。
でも、予想は簡単に裏切られました…まさに「急展開」を冠しているだけのことはあります。まさか、『破』での予告が空白の14年のダイジェストだったのか…?
しかし、急展開をしているとはいえ、TVシリーズの第弐拾話『心のかたち 人のかたち』から第弐拾四話『最後のシ者』までをしっかりと描いています。また、 『ふしぎの海のナディア』の楽曲が使用されていたのも印象的で、ヴィレが運用する戦艦『AAAヴンダー』の姿と相まって、随所に展開されるセルフオマージュを楽しめます。

「14年後の荒廃した世界」、「新エヴァ」、「ネルフとヴィレ」、「エヴァの呪縛」、「フォースインパクト」…
どれも予想だにしない展開で、興奮しっぱなしの2時間でした!!
特に、シンジと冬月が将棋を指しながら、ゲンドウやユイの核心を語るシーンはとても良かった。

この作品の特徴は、「碇シンジ」と同様の心理や絶望を体感出来る、「意図的に取り残されるストーリー」にあると思います。
突如14年が経過し、その空白の期間について説明がほとんどないことによる懐疑観、他人に必要とされたいと願ったシンジが、必要とされなくなった世界で感じる絶望観、自らが引き起こした「罪」に対して何をどうしたらいいのかという焦燥感、etc。
「おまえは何が出来るのか?何をしたいのか?何をやり直したいのか?」と問いかけられて、自分の望む結末を実現しようと試みるが、結果的には失敗してしまい、引きこもってしまう。

『Q』全体が碇シンジに対する、そして視聴者に対するとても難解な問いかけなのです。

ちなみに…視聴者に対する問いかけは、新劇場版の結末についてだと思います。『序』と『破』のエンタメ色が強い作品だったことと比べ、『Q』は『旧劇場版』に似た「トラウマを引き起こす」絶望感を感じたためだ。
「『Q』を観てもらったわけだが…『破』の様な爽快な結末を望むか?それとも、旧劇場版の様なトラウマをもう一度作りたいか?」てな具合です。

わりかし理解がしやすかった『序』と『破』に比べ、視聴者を突き放した『Q』は賛否両論を生み出すと思います。しかし、TV版・旧劇場版を観ていたらわかると思いますが、このダークな世界観こそ「これがエヴァだ。」と思えるんですよね。

そして、今作でさらに描かれた謎。
これは本当に『破』の続きなのか?空白の14年にどんな意味があるのか?最後にカヲルが「また会えるよ。」と微笑んだ真相は?マリは結局何者?そして何より、旧劇場版との関連性は??
たった1回の視聴でここまで考えさせられたことには、「さすがエヴァだ。」と言わざる負えない。{/netabare}

来年公開予定の次回、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はついに最終話。
この問いかけに対する「導き出された回答」を提示してくれることを願って、期待を込めて待ち受けたいと思います。

(11/18:記述)
--------------------------------------------------------------------------------
2回目観に行ってきました。
やはり、1度観てるので理解度が全然違いますね。

下記、2回目視聴での発見による考察です。

{netabare} ・カヲルとシンジ
初回はホモっぽい演出に面食らいましたが、カヲルが「二人」という言葉を協調していることが気になりました。これは旧劇場版の結末に直結していることでもあります。「一人よりも他者といたい」というシンジの決断を協調しているのではないか?

・ピアノの連弾
「反復練習をすることで、一番いい音を探す」という言葉は、ループ説を表しているのか?

・綾波レイの行方
冬月曰く、初号機の中に取り残されているとのことだが、ネルフにいた溶液に入った綾波は?

・綾波ユイについて
初号機とシンジのシンクロ率が0%、セントラルドグマにいたリリスの頭部が綾波ユイに酷似している点を考えれば、ニア・サードインパクト時にリリスに移った?となると、現初号期の中は綾波レイがいる?

・マリの経歴
ユイの写真にマリに似ている人物がいる、ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んだ点から、ゲンドウとユイの同期?

・インフィニティーズ
ニア・サードインパクトの発生により、人間の魂が集まり「エヴァに似た生物」に昇華した?

・フォースインパクトの発生
シンジが槍を抜く
 ↓
Mk-6再起動、レイが第12使途を開放(ゲンドウの罠)
 ↓
第12使途と渚カヲル(アダムス)が接触し、インパクト発生

・カヲルが第13使途(最後の使途)に降格
TV版で渚カヲル(アダムの分身)が最後の使途として登場したことに呼応している。

・アダムスの器=エヴァMk-9
初見ではアヤナミレイのことだと思ったのですが、フォース・インパクト発動後、エヴァMk-9の腹部にアダムの仮面が現れている。

・エヴァの呪縛
最後にアスカが人間のことを「リリン」と呼んだことから考えて、既に人ではないのか?

2回目の視聴後、やはり「破』の14年後より旧劇場版の延長上の話のような感じがする。リリスの頭部、ネルフ本部襲撃の痕、世界の荒廃…旧劇場版の設定に近いが、シンジとアスカ以外が生きている説明が出来ない…。
やはり、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を待つしかないですね。 {/netabare}
(12/2:追記)

(2/8/編集)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 65
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

醒めない夢を見ている

スタジオカラー制作。

新劇場版・テレビシリーズからも、
大きく逸脱した物語が展開され話題となる。
この展開に私はあまり肯定的ではないが、
称賛までは出来ないけれどやはりエヴァだ。

冒頭の眼帯アスカは成層圏で戦闘を開始。
ヴィレによる初号機奪還が目的である。
ニアサードインパクトの影響で、
{netabare}14年後の世界は大きく情勢が変化している。
シンジ・レイ・アスカはエヴァの呪縛により、
ヒトではないものになろうとしている。
真希波マリの正体がコミック最終巻に収まる、
「夏色のエデン」の少女なら肯定しよう。{/netabare}

今となって思えば、そうだ、
ヤシマ作戦後のレイの微笑みに魅了され、
ゼーレとゲンドウの思惑が物語を牽引し、
{netabare}命の選択ではエヴァ参号機を徹底的に粉砕し、
シンジは搭乗者も知らされず破壊の限りを尽くす、
これが初号機のベストバウトであろう。{/netabare}
夕陽に染まる初号機が肉食の獣へ堕ちた時、
私たちは醒めない夢に迷い込んだのだろう。

エヴァって知っているか!?
アニメにさほど興味のない友人が当時、
発したこの言葉を今でも鮮明に覚えている。
私も乗り遅れた、1人である。
そして今でもその物語に魅了されている。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヱヴァンゲリヲンのレビューを書くのが怖い件。

新世紀エヴァンゲリオンって何なんでしょうね。これがなんというか、怖いんですよね。レビュー書く事自体が怖い。それが私自身のエヴァンゲリオンに対する評価なのかも知れない。

しかし急にエヴァのレビューを書きたくなったので、

新劇と旧劇で主に違いを感じるのは、映像のCG化による鮮やかさと、旧劇の時にあった陰鬱な艶。アスカなど動きの多いキャラクターは新劇に映える。レイやカヲルは旧劇の方がミステリアスさに奥行生まれている。キャラクターだけではなく、静止画による印象的なカットの繋ぎとか、そこにピシャリと合うようなセリフや、モノローグが旧劇では特徴的で、だからといって新劇もやはりワンカットの切れは半端ではない。シンジとカヲルの演奏でさえも、完全に再現している。楽譜通りに鍵盤をたたいているのだ。

本作において、特撮モノの音や仕込み、明朝体のタイポグラフィ等々、どれだけの試行を凝らしているか想像の余地もつかない。しかしそれが分からないとしても、何となく他にないものを感じるのは確かなことで、、

私は幼い頃から絵を描いていて、エヴァの作画集を買ってたまにデッサンしたりする。他のアニメも描いたりしますが、エヴァの画は描きたい衝動に駆られる。一番好きなカットは旧劇の初号機に掴まれて、死ぬ直前のカヲル君の微妙な笑み。これが中々上手く描けない。上手い下手とかの問題ではないんですよね。OP曲で流れる一枚絵だって今も鮮明に思い出せる。これは絵の力なのか、作品自体にひきこまれた自分の補正なのか。多分どちらもだろう。

これがあなたが救った第三東京市よ。踏切のシーン。生活感あふれるミサトさんの部屋。これらの幾つものシーンが、いつの日もこの胸に流れている。レイの無機質な部屋でさえもレイの匂いを感じる。エヴァンゲリオンの考察なんて出来ないけれど、これが自分の中にあるエヴァンゲリオンなのだろう。新劇になってポカポカした綾波も、少し距離が出来てしまったアスカも全て、

CG化した新劇の中でひたすら挑戦の輪廻を続けるヒトのように、新たに創造されたセカイ「Q」のAを、いや続きを、ヒトの補完というまだ見ぬ境地を目指す監督の挑戦をずっと見届けたい。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 46

84.1 2 眼帯で戦闘なアニメランキング2位
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)

2021年3月8日
★★★★★ 4.2 (431)
1981人が棚に入れました
 エヴァがついに完結する。2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。
 シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。
スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新しい庵野秀明総監督による独特の境地。その庵野総監督がアニメーションのフィールドで創作の原点に立ち返り、新たな構想と心境によって2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。
 1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』でアニメファンのみならず、アーティストや学者までを巻き込んで社会現象を起こした初出から、実に25年――その間、常にエポックメイキングであり続けたエヴァの、新たな姿を見届けよう。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、立木文彦、清川元夢
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

さよならエヴァンゲリオン

スタジオカラー制作。

初号機の覚醒により発生した、
ニアサードインパクトから14年後の世界。
再び厄災のトリガーとなったシンジは、
茫然自失のまま赤い大地を放浪している。
一方、ヴィレはパリ解放を目指し、
ネルフとの市街地戦を繰り広げている。

本質は何も変わっていない。
主題の普遍性に驚くばかりである。
どう解釈するのかは全く問題ではない。
全てのものごとに決着を試みた、
その瞬間に立ち会えたことに感謝したい。

物語は4部構成になっているが、
日常パートは鮮烈なほど印象深い。
{netabare}どのような状況であれ、
日々懸命に生き、生命を育む人々を、
ありのままに肯定し描くことが、{/netabare}
旧劇との対比となっているのでしょう。

そして碇親子の物語である。
{netabare}父ゲンドウは最愛の人との再会を願い、
差異のない世界を創造しようとしている。{/netabare}
シンジは父との対話を通じ決断をする。
彼にはもう迷いがないのだ。
{netabare}父の告白を許容するシンジ、
ユイが歌う「日付のない墓標」が優しい。{/netabare}
ほんとに似た親子なのだと思う。

物語が「ある場所」で終わったことに、
とても意味のあるものだと感慨深く思う。

ぜひたくさんの想いを。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 49

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「否定」ではなく、「肯定」する生き方

ネタバレを極力避けて話したい。

25年前の庵野監督は明らかに「オタク」であることに対して「否定」的な立場から作品を作っていた。

アニメとか漫画とか映画とかゲームとかどうでもいいから、街に出てコミュ二ケーションしなさいと。。。

「書を捨てよ、町に出よう」ということである。

しかし、この25年間で社会は様変わりした。アニメを見ることに対しての偏見は愚か、アカデミー賞や歴代の興行収入を支えているのはアニメや漫画だし、ハリウッド製作の映画やドラマまでもが今やアニメや漫画の実写化がほとんどである。

そういった状況において、本作はそういった「多様的」な生き方を「肯定的」に捉えている。

僕の周りには本当にいろんな人間がいる。サッカーが好きな人間もいれば、ギターや音楽が好きな人もいるし、漫画でもキワモノが大好きな女性もいっぱい知っている。

はたまた、性に対してもゲイやバイセクシャルな人だっているだろうし、興味がない人だっているだろう。

そう、その全てが全て「存在」していいのである。

確かに、それぞれは言葉が通じなくお互いを傷つき合うかも知れない。

あるいは全く引き合うことすらないかもしれない。

しかし、そういう社会でお互い理解し合おうとすることがなにより大切なのだ。

それがこのシン・エヴァにとって、いや全人類にとって「大人」になる。ということであると「結論」が出ている。

確かに現実ではなく「理想論」に過ぎないが、それでも人はあの25年前に比べれば、偏見や差別と向き合う人が増えた。

そういう意味では「進歩」しているのである。

個人的には今回の「シン・エヴァ」のラストより、漫画版の「エヴァンゲリオン」の方が好きだが、そういったことはこの際どうでもいい。

庵野監督とこの作品を全力で作ったスタッフの皆さんに何よりの感謝と尊敬を。。あなた方の「伝えたい想い」は伝わりました。

お疲れ様です。そしてありがとう「エヴァンゲリオン」

人生においてここまで晴れ晴れした気持ちになったのは久しぶりでした。



追記

ラストのある「ゲスト声優」が時代を象徴していると思うし、
なにより今度の「シン・ウルトラマン」がまさにド王道の物語になることも必然だと思う。

良い意味で垢抜けた傑作になることを期待してます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 42

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いやぁ〜全然面白くねぇな!。ただ、庵野先生とカラーの次回作にご期待ください。

 ネタバレになるので例え話でのツッコミになりますが、「思い出ぽろぽろ」か!、スターウォーズep9か!な作品です。言わんこっちゃないとは思いましたが、スターウォーズと同じで前作でグチャグチャになった風呂敷を大急ぎで畳んでるだけだから、ドラマやエモーショナルな盛り上げにも、物語という形での上手なテーマの展開にも、キャラの描き込みにも失敗してます。


 あるポイントでわかりきってる愁嘆場みたいなのが始まった時には頭を抱えそうになったし、ゲンドウの件りでは「それ前から知ってた!」とツッコミを画面に入れたくなった。


 ロボバトルの描写としてもCGばっかで手描きの最高峰だった旧劇のような色気も艶もないし、重量感や上がるロマン描写もなし。軽そうなエヴァがチャカチャカと動くばかりで何が起こってるのかよくわかりづらい(これは本作だけに限ったことじゃないが)。


 アナクロニズムと言われようが、やはりロボは手描きの方が向いている。テレビだと今は色々あるのかもだが、映画では手描きの方がねぇ…。そりゃあ手描きじゃあ表現は無理という場合もあるが、CGだからこそのロボ表現で本当に痺れたことは今んところあんまりないかな。


 じゃあ面白くもなんともないかと言うと、ある意味で面白いところはある。それは庵野監督の大人になりっぷりである。結婚して多くの人の仕事を指揮するより大きな立場になって、もうあんな昔みたいに中二丸出しでグズグズ悩んでらんねぇよ!って庵野さんの心は確かに伝わってくる(それを物語の中で上手く消化できてるとは言い難いが)。


 絵作り的にも、CGを殆ど使ってない庵野さんのロマン溢れる部分のパートでは流石の冴えを感じたし、あのキャラが☓☓☓な件にも「あぁ…、本当に大人になったんだなぁ…」と染み染み感じ入った。


 その辺の描き方が「思い出ぽろぽろ」と同じで、少々懐古主義的、或いは理想化され過ぎな気もするが、宮台さんの動画を見たりして共同体の大切さや共同身体性の重要さについて考えさせられていた私としては言いたいことはわかる、という感じではあった。しかし、昔には戻せないから、テックを使ってアップデートは必要だが新しい形の共同体の作っていくのは急務だろう。


 それにしても、やはり映画一本に詰め込むには無理があった気がする。どうせなら決戦前の物語をテレビで1クールやるくらい必要だったかも。


 ここまで大人ぶりを見せられると、やはりエヴァから開放させれた庵野さんとカラーの次回作に期待したい。庵野さんはナウシカはやって欲しいが、あとはフリーハンドで作って欲しい。


 カラーにはTVアニメにも参戦しないとジブリの二の舞になるから、優秀なスタッフたちの才能を活かせるオリジナルでも原作付きでも年一くらいでは新作を制作して欲しい。あぁ〜やっとネタバレを心配しないでネットを見れるという安堵の気持ちのみ!。


 作品としてのエヴァは、やはりスターウォーズにおけるep4、5、6みたいに旧劇までで終わりで良かった、という新劇が作られる当初から思ってたことなので別に大きなショックも無し!(破の時点では正直期待しちゃいましたがね)。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 34

60.7 3 眼帯で戦闘なアニメランキング3位
レンタルマギカ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (221)
1695人が棚に入れました
人が思うより、少しだけ世界には魔法が多い人が思うより、少しだけ世界には神秘が多い。臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐこととなった魔法使い派遣会社「アストラル」。慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、個性的な社員たちと共に迫りくる敵と戦う異種魔法戦闘ファンタジー。

声優・キャラクター
福山潤、植田佳奈、高橋美佳子、諏訪部順一、釘宮理恵、伊藤静、小野大輔
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

10年近く愛し続けている作品です

放送が2007年でしたから、もう10年近く経ちます。

レンマギと出会ったのは、私が深夜アニメに手を出し始めた頃でした。
それまではキッズ向けや少年誌原作のアニメばかり観ていたのでラノベ原作のアニメというのがとても新鮮に感じたのを憶えています。

特に私の心をつかんだのは古今東西の魔術・魔法が協力しあって、問題解決をするという設定でした。
槍を使うものもあれば、魔獣を操っているものもあるし、玉串(神社にあるアレ)を振るだけのものもある。装いも違えば攻撃方法も術式もバラバラでどんなバトルが繰り広げられるのかとわくわくしました。
陰陽師・巫女・魔女・魔眼・眼帯・オッドアイというとっつきやすい要素が序盤から登場していたことも胸ときめかせた要因の一つでした。

要するに、厨二病心をくすぐられてしまったわけです。

ところが、専門用語や時系列の多いレンマギでは、知らない間に話が進んでしまって置いてけぼりな状態に・・・

「猫屋敷さんを見続ける為にもなんとかせねば…」
そう考えた私は、原作の購入を検討することにしました。

(アニメに関係がないので折りたたんでおきます)
{netabare}まず目を惹いたのは美しい表紙。UN-GOのキャラクター原案やFateGOの織田信長のデザインを手掛けるpakoさんの絵柄はまさに私の好みにドストライクでした。
しかし、その時点で原作は10巻程度出ており、今考えても小説にしては多い巻数・・・1巻買うと全部揃えるまで気のすまないたちでしたので結構悩みました。
家に帰って1巻を読み始めるとこれがまた読みづらいw一応徐々に読みやすくなっていましたが、8巻くらいまではかなり格闘しました。{/netabare}

原作を読んでアニメと見比べて分かったのは、話の順序が想像よりもバラバラになっているということ。長編ストーリーの大部分が削られていること、そして三輪先生という人物についてです。

まず、物語の順序から突っ込んでいきます。原作は長編・長編・短編集…というペースで結構短編集が出ているため、アニメでも短編を1話とする構成になっているのですが、アニメの物語はわざわざ原作の刊行順に関係なく、バラバラに組み込んであるのです。何故入れ替えたのか、物語の流れからは想像もつきません。
アニメが置いてけぼりになった一員はここにありとみました。

次にストーリーカットについてです。
前述のとおり、レンマギには短編集が多くあり、短編については基本的に1話で制作する為、しっかりと味付けされた物語が味わえるのですが、問題は長編の方です。
原作的に丸々1巻分を使った長編は、物語の進行に欠かせない重要な部分になるのですが、長編の1エピソードがアニメになると、2〜3話にしかならないんです!!
し か も、その中には上下巻を1エピソードとした物語がたった2話になってしまったものも!さて、物語の方はどうなったかと言うと…
以外と纏まってはいたのですが、アニオリとしか呼べない別物になっておりました。
これでは原作ファンは怒っても仕方が無い。
2クールもあるんだからもうちょっとどうにかならなかったのかなと思いました。

さて、もう一点の三輪先生という存在についてです。
アニメの最後の魔術解説コーナーに登場しており、ずっと原作者なのかなと考えていたのですが、原作に魔術考証で携わっている三輪清宗さんという方だそうです。
シュタインズゲートの小説を書いていたり、カバネリやヴヴヴなどのSF考証だったり、がっこうぐらしの脚本などをされている方ですね。

SF考証が入っているだけあって、緻密な魔術描写とそれを最大限活かされた世界観は飽和しているラノベ界においても今なおトップレベルに君臨するんじゃないかと思います。

そんな偉大な原作をもったアニメですから、話の面白さで言えば、断然原作の方が面白いと思えます。
しかし、ちょっとでも原作の片鱗をみせるアニメが、つまらないなんて事は、まずありえないですし、アニメにはアニメのいい所があるので、その点について、物語以外の評価で触れていきます。

声優の評価
メインキャストの声優陣がとにかく豪華です!
福山潤・植田佳奈・高橋美佳子・諏訪部順一・釘宮理恵・伊藤静・名塚佳織・小西克幸・安元洋貴・甲斐田裕子・藤原啓治・小野大輔・櫻井孝宏・宮野真守と当時でも錚々たる顔ぶれ。
回ごとのゲストキャラの声優もすごいですよ~
このままガンダムも出来てしまいそうです。

キャラの評価
短編メインだったためか、キャラ一人一人にスポットのあたっていたのが良かったです。キャラを楽しむことが目的なら良いアニメなのかな・・・
特に18話ソロモンの絆の隻蓮さんとダフネさんのやり取りは良かったなあ~
準レギュラーポジションの二人の大人の恋の始まりがちょっとベタに終わりは爽やかに描かれているのが良いです。
アニメを観て以来この二人が大好きになりました。
ちなみに、一番好きなキャラは猫屋敷蓮です。

作画の評価
キャラデザが原作とかけ離れているのはやや残念ですが、安定した作画に、雰囲気のある色使いが魅力的でした。

音楽の評価
主題歌
OP コミネリサ「宇宙に咲く」
ED 吉田旬吾「歩いていこう。」
OPは英語と日本語の2バージョンが入れ替わりで使われています。シリアスな魔導バトルものにふさわしいかっこいいOPです。
タイトルロゴになぞらえた十字に歌詞を流しとてもかっこいい演出になっています。
EDは声優が歌っているアストラルvarsionがあり、こちらも入れ替わりで使われています。安らぎのEDです。黒羽まなみちゃんがとっても可愛いです。


総評
原作ファンとしては、絵柄、ストーリー構成的に納得のいかない部分もあるのですが、見返してみるとアニメはアニメで良いところがあるということに気づかされました。
原作も終了し、アニメも特報が無いままもうすぐ10周年を迎えようとしています。もう世間的にはオワコンなんでしょうか。しかし、それでもかまわないと私は思います。いつまでも私の心の拠り所として大切にしていきたい、そんな作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

やはりオッドアイはかっこいいですね。眼帯はかっこいいですね。私もいつかオッドアイの眼帯の美少年になりたいです。

ストーリー

主人公の伊庭 いつきは臆病で弱気な高校生でしたが、父親が失踪してしまい父の仕事を受け継ぐ事になってしまいました。その会社は魔法使い派遣会社「アストラル」です。この作品はアストラルを描いた物語です。

私の感想。

魔法って便利なもので私も使ってみたかったですが、この作品を見てある事に気がつきました。
それは・・

魔法を覚えるのにやはり努力をしなければいけない。

私はてっきり魔法っと言う物は簡単に生まれた時から何でもできる能力みたいな物だと思っていました。

ちきしょう。

魔法が使えれば楽ができると思ったのに・・

努力はしたくないな・・・


さてと、私の愚痴はここまでとして、この作品は結構楽しめました。なんだかこの作品は魔法使いの話なのですが、会社や人間関係を主に描いた作品なので、色々な新しい楽しさを感じさせられました。

そして、この作品は色々なジャンルのおもしろさが圧縮されていて、最高に楽しめました。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品はラブコメ、戦い、シリアス、政治 など色々なジャンルがあるので、たくさんの人にお勧めできます。ですので、是非みてください。

オープニング

「宇宙(そら)に咲く」
横や上に歌詞が流れる所が最高に楽しめます。何だか奇妙な所で文字が止まり、その言葉が同じ言葉の所で消える。その奇妙な所に私が心を持っていかれました。そして、キャラクター紹介やストーリー説明が最高でした。

「Faith」
前オープニングと同じですが、英語バージョンです。英語になって最高にかっこいいです。私はこちらのほうが好きです。

エンディング

「歩いていこう。」
この曲は非常に落ちついていて最高に楽しめるエンディングです。オープニングと同様、奇妙な線の上に歌詞がながれます。その流れが私の坪を刺激してくれました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

良くも悪くもないかな~

あらすじ飛ばして感想です。 全24話。

総合評価も高くはないし視聴前に他の方のレビューを見て
微妙かなって見始めたのですが、実際見てみると
なかなか面白い作品でした!!

作画キレイだし内容も見やすい感じで気楽に楽しめました。

ただその反動か、ラストの展開に期待し過ぎてしまい無駄に
残念な感じに... もうちょっと頑張って欲しかった。

まぁそこ以外は普通に面白かったんだけど、過度な期待って
ホント恐ろしいw

全体的に見れば、別にオススメしますってほどじゃないけど、
見るのに困ったら見てみても?って位には思ったりしますw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

67.6 4 眼帯で戦闘なアニメランキング4位
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (141)
577人が棚に入れました
人類の防衛線『第501統合戦闘航空団』に宮藤芳佳が入隊!・・・しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、フォローしたりと、そんな芳佳と愉快な魔女(うぃっち)達のおかしな日常が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ウィッチーズたちの日常は‥‥‥

原作未読 全12話 1話15分枠の作品

突然出現した敵「ネウロイ」に対抗するために結成された統合戦闘航空団一つの第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズのスピンオフ作品。敵ネウロイがなかなか出現しないので、日常シーンをメインにコミカルに描いています。

各キャラクターを演じている方々は本編と同じ方なので違和感がありませんが、作画は本編と比べて大きく違いますね。(OPではそんなに思わなかったのですが)

ギャグばかりなので、そのギャグが合うか合わないかだと思います。個人的にはみなさん、弾けすぎですねw

本編の世界観やイメージを崩しかねませんので、お気楽に観るといいかもしれません。

OPは本編OPでおなじみの石田燿子さん、EDは第501統合戦闘航空団みなさんがそれぞれ歌っています。

最後に、この作品の劇場版が発表されました(上映時間30分の予定)。OVAやOAD、本編のおまけでよさそうな作品が劇場版になることが多いように思えます。儲かるのでしょうね〜

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

『異世界かるてっと』の流れで、何となく・・・

『ストライクウィッチーズ』視聴してないし、どうしようかな?って思っていて・・・。
『異世界かるてっと』の流れで、何となく最終話まで視聴しちゃいました(笑)。

元の作品を見ていないので、コメントしづらいところですが・・・。

かなりぶっ飛んでいて、日常系コメディとしては面白かったと思います。
キャラの個性や関係性など知っていると、もう少し楽しめたのかな・・・?




皆さんのレビューを拝見していると、そうでもないらしいですね(笑)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

欧州本土の大半がネウロイの勢力に落ちているはずなのに…

このストパンシリーズは、テレビ本編、劇場版、OVAと視聴済です。
言わずと知れた大人気シリーズ…私にとって視聴しないという選択肢は初めからありませんでした。

とは言え、これまでの作品と雰囲気はだいぶ異なっています。
もともと第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」は、対ネウロイ一大反抗作戦の一つとして各国のトップエースや将来有望な若いウイッチらによって結成されました。

だから彼女たちの居場所は常に最前線…のはずなんですが、本作品では敵であるネウロイが一向に出てこないんです。
彼女たちに下されている命令は「待機」と「哨戒」のみ…


人類の防衛線「第501統合戦闘航空団」に宮藤芳佳が入隊!
…しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、
戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。
個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、
フォローしたりと、そんな芳佳とゆかいな魔女達の
おかしな日常が始まる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
第1話を見た時に、懐かしさを感じました。
私が1期を視聴したのが2012年…
それから2014年にOVAが、2016年にブレイブウィッチーズが放送されましたが、約3年もの間音沙汰がなかった訳ですから、そう感じるのも当然なのかもしれません。

改めて本作を見てみると、声優陣の何と豪華な事か…
最初に視聴した頃、声優さんのことは何も知らなかったので気に留めることはありませんでしたが、こうしてみるとホント凄い声優さんばかりが起用されているんです。

宮藤芳佳:(CV:福圓美里さん)
坂本美緒(CV:世戸さおりさん)
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(CV:田中理恵さん)
リネット・ビショップ(CV:名塚佳織さん)
ペリーヌ・クロステルマン(CV:みゆきち)
ゲルトルート・バルクホルン(園崎未恵さん)
エーリカ・ハルトマン(CV:野川さくらさん)
フランチェスカ・ルッキーニ(CV:斎藤千和さん)
シャーロット・E・イェーガー(CV:小清水亜美さん)
サーニャ・V・リトヴャク(CV:門脇舞以さん)
エイラ・イルマタル・ユーティライネン(CV:大橋歩夕さん)

一方、物語の方は日常系なので抑揚無くまったりと進んでいく感じ…
個人的に嬉しかったのが、芳佳の魔法を見れた事でしょうか。
ハルトマンの部屋が汚かったり、ルッキーニの悪戯好きは相変わらずでしたけれど…

最終回に「重大発表あり」のテロップを見た時には驚きと共に嬉しさが…
詳しくは公式サイトをご覧くださいと記載されていたので行ってみたら…とんでもないことになっていました。

「501部隊発進しますっ!」が10月から劇場公開されるんだそうです。
でも、それだけじゃありません。
ワールドウィッチーズの公式サイトを見ると「ウィッチシリーズ3連続アニメ化!!」と書かれているではありませんか。
3連続アニメの一つ目がこの「501部隊発進しますっ!」だったみたいです。
その他、2020年には第3期として「第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」が、2021年には「ルミナスウィッチーズ」が放送されるそうです。
こんな嬉しい話があったなんて…

オープニングテーマは、石田燿子さんの「空が呼ぶほうへ」
エンディングテーマは、第501統合戦闘航空団による「Treasure of life」
やっぱりストパンと言えば石田さん…この組み合わせは鉄板です。

1クール全12話の物語でした。
ショート枠なので、サクッと視聴できる作品です。
2020年の第3期に向け、良い足掛かりになる作品だと思いました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

69.7 5 眼帯で戦闘なアニメランキング5位
デート・ア・ライブIV(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (125)
477人が棚に入れました
「空間震」という未曾有の災害を伴い、隣界より顕現する少女たち――精霊。災厄とまで呼ばれるほど圧倒的な能力を有した彼女たちに対して、人類は対処に追われ続けていた。精霊に対抗するに当たり、人類に可能な手段は、武力をもって精霊を殲滅する、もしくは――「デートして、デレさせる」!デレて好感度MAXに達した精霊とキスをすることで、彼女たちの霊力を封印し、己の力にも転換できる――そんな異能の力を持った五河士道。精霊たちを闘争のスパイラルへと巻き込む元凶となっている強大すぎる霊力を抑え、ときに彼女たちを守るためその力を行使することで、士道は夜刀神十香を始めとした精霊たちを次々と救っていった。人類の前に初めて精霊が出現して数十年。人類と精霊の関係性や対処法も人知れず変容していた……士道に救われた数々の精霊たちと、まだ見ぬ精霊たち。そして、士道を含む<ラタトスク>とは異なる手段を以て、精霊たちと対峙する者たち。つかの間の静寂を破り……士道たちの戦争<デート>が、また始まる――

声優・キャラクター
島﨑信長、井上麻里奈、富樫美鈴、竹達彩奈、野水伊織、真田アサミ、内田真礼、ブリドカットセーラ恵美、茅原実里、真野あゆみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いよいよ狂三編が始動します!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第3期と、「劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント」そして、OVAである「デート・ア・バレット」は視聴済です。

「デート・ア・バレット」は、この第4期を視聴してレビューを書こうとwikiをチラ見した際に知った作品で、視聴したのは、つい先ほどなんですけどね^^;

この作品を視聴するまで、五河士道の正妻は夜刀神十香しかいないとばかり思っていましたが、この作品と「デート・ア・バレット」の視聴を経て、正妻はもう狂三で良いんじゃね…と思い始めています^^;

そのくらい、狂三の評価を押し上げるには十分すぎる内容だったと思います。
もちろん、ただで正妻の座を明け渡すほど、おやさしい十香では無いと思いますけれど…

そう言えば、公式サイトに第5期制作の決定に合わせて、キャストからのコメントが掲載されていました。
もちろん、狂三を演じている真田アサミさんからのコメントもありましたよ。

以下にコメントを掲載させていただきます。
「ついに、ここまで来たか…!!という思いです。
皆さんの応援がなければ、狂三さんはただの謎の人だったかもしれません(笑)
本当に嬉しいです。
ありがとうございます!

4期ラストのシーンから、物語はいよいよ(ずっとクライマックス感ありますが)核心にせまっていきます。
どうぞお楽しみに!!

だそうです。
そっか…狂三さんはただの謎の人だったかー(笑)


『空間震』という未曾有の災害を伴い、隣界より顕現する少女たち―― 精霊。
災厄とまで呼ばれるほど圧倒的な能力を有した彼女たちに対して、人類は対処に追われ続けていた。
精霊に対抗するに当たり、人類に可能な手段は、武力をもって精霊を殲滅する、もしくは――

『デートして、デレさせる』!

デレて好感度MAXに達した精霊とキスをすることで、
彼女たちの霊力を封印し、己の力にも転換できる――

そんな異能の力を持った五河士道。
精霊たちを闘争のスパイラルへと巻き込む元凶となっている強大すぎる霊力を抑え、
ときに彼女たちを守るためその力を行使することで、
士道は夜刀神十香を始めとした精霊たちを次々と救っていく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

さあ、いよいよ本編でも狂三編が始まりましたね。
「デート・ア・バレット」のレビューでも記載しましたが、キャラデザが丁寧でとても綺麗なのが、キャラの魅力を更に引き立てていたのは、とても好印象でした。

アニメーション制作は、OVAの「デート・ア・バレット」からギークトイズさんが担当してくれています。
精霊としての見慣れた狂三も悪くありませんが、制服姿の狂三もなかなか…いえ、かなり良きでしたよ。
個人的には第5期のアニメーション制作もギークトイズさんが対応してくれると嬉しいです。

これまでの実績は決して多くはありませんが、実績が全てなんて微塵も思っていませんので。
いかに作品に寄り添って感情移入できるキャラに醸成できるか、常に先が勝負の舞台だと思っているので。

何時の間にやら士道の周りには9人もの精霊が集まってきました。
狂三を入れると10人になりますが、まだ狂三はそっち側の世界には踏み込んでいませんので…^^

この精霊の中で、スピンオフ作品の主人公になっているのが鳶一折紙と時崎狂三の2名です。
なるほど、どちらも個性的なのが特徴ですね。

原作の本編は全22巻で終了しており、現在は短編が11巻まで発刊されているそうです。
現在進行形のスピンオフの主人公も時崎狂三なんだそうです。
改めて彼女の人気の高さを認識した気がします。

そんな狂三を演じているのは真田アサミさんなんですけど、wikiをチラ見していたら嬉しいサプライズがありました。

私のお気に入りの棚で序列20位の『魔法少女リリカルなのは』シリーズ。
その中でもA'sから登場している私の大のお気に入りの「紅の鉄騎 鉄槌の騎士ヴィータ」を演じているのも真田アサミさんだったんです。

既にご存じの方も多いと思います。
私がなのはシリーズを視聴したのはアニメにハマった初期の頃で、その頃は声優さんのことは全くと言って良いほど無知だったので…
今は繋がりを知れたことが嬉しいですけど。

オープニングテーマは、とみたんによる「OveR」
エンディングテーマは、sweet ARMSさんによる「S.O.S」
「OveR」は「アサルトリリィ Last Bullet」のコラボイベントでも起用されていたので、とても耳馴染みのある楽曲でした。

1クール全12話の物語でした。
真田アサミさんも仰っていましたが、物語がどんどん核心に迫っているとの事。
しかも原作の本編は完結しているようですし、第5期も間を開けずに発表されました。
もう、楽しみしかありません。
続編の情報を首を長くして待っています。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

始めて面白いと思った

{netabare}
1~3期はそのクールでワーストレベルで楽しめてなかったし、今回も同じ感じだろうなと思ってたけど、なぜか面白かった。
やはり、作画の影響?
古臭いハーレムのイメージを古臭い作画、キャラデザが後押ししてたのが1~3期で、4期ではそこが改善されたから?
割とやってることは変わらない気がするがなぜか普通に楽しめて困惑。
けど、4期はラノベのクソ寒いきつめのノリ(露骨なハーレム)も少なくなっていた気はする。

話としては序盤はいつも通りまたハーレムを増やすパート。
二亜編は、デートアライブでは珍しく二亜はあまり敵意がなかったので普通の日常(?)コメディアニメ感が強くて、同人誌対決の話とかはこのアニメでは結構新鮮味があった。
二亜は二次元しか興味ないというほぼ詰みな状況を、かなり滅茶苦茶な策で打破しようとするのも、ぶっ飛び具合が良かった。
六喰の話はその点では結構いつも通りな印象だが、絵本の世界に飛ばされてみたいな話は何とも意味不明で面白かったと思う。
4期は戦闘よりもコメディ寄りの話が多くて、そこが良かった印象かな。キャラ同士の絡みもかなり多かったし、キャラデザが良くなったこともあって、その部分を今までよりも楽しめたのかな。

ここまでも面白かったとはいえ、まあまあぐらいだったが、最後の狂三の話は特に良くて評価が上がった。
まず、一番良い点としては、本筋の話が大きく動いたことかな。
このアニメ4期までやってるけど、ここに至るまで特に本筋の進展がなくグダグダとずっと仲間を増やしてハーレムをやっていただけ。
狂三に関してもそう。確か一期?で出てきたはいいものの、主人公の仲間に加えることができず、そのまま特に何もなくずっと引っ張られてきたという。

今回のラストパートはそんな狂三の目的が明かされ、尚且つ世界観や精霊についての謎も明かされ...と話がとにかく大きく進んだ印象がある。
何より精霊の根幹にかかわる部分、1期の1話からの謎がだんだんと分かってきて物語が終盤に向けて加速した感。
それでいてそのメインの設定もいい風にどんでん返しが効いていていいと思えた。令音が何したいのかは正直全く現段階では分からないけど。

狂三みたいなダークヒーロー(?)系キャラは好き。
ちょっとまどマギ感あるなとは思ったけど、小説は同時期ぐらいっぽいし偶然か()
最後結局5期に続く形で中途半端に終わったけど、主人公の決意だけでも十分見た価値はあったかなと。
5期はかなり楽しみになった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
この糞つまらんアニメ何で四期まで見てるんだろ。
作画というかキャラデザいいじゃん。お兄様。
はーさっむ。出た、この選択肢の面白くない流れ。
けどなんか昔の奴より寒さがマシになってる気がする。
オタクに服屋はまずい。いや、調べろや。あ、詰んだ。
このアニメ記憶じゃクソつまらなかったはずなんだが、意外にも面白かった。EDいいな。

2話 ☆7
そりゃきれるわなw ゲームで惚れさせるのか。考えたなw
このアニメ変な精霊設定いらなかったのでは。
何故かわからんけど4期楽しめてるわ。

3話 ☆7
さくらじゃねーか。どうせ落ちるんだろ。何故暴走したし。
まあ精霊は元人間オチだわな。

4話 ☆6
謎技術すぎるwあるある設定。
正直能力封印させてくれなんて言われても安全保障されないしな。
急に出てくる黒幕(?)
そこから生まれたのがラタトスクの平和的な方針なのね。
前回の強キャラか。

5話 ☆6
いつものクソみたいなノリ戻ってきた?
まるで何もなかったよ・う・に!好き
桃太郎はわかるけど、銃のやつ何もんだよ。オリジナルw
シンデレラならなぜ変装解けた。何そのマッチ売りの火の特殊能力。
裸の王様かw

6話 ☆6
3期初めて寒いノリ来た。もう半分落ちてるじゃん。

7話 ☆4
謎の百合。
まあハーレムを普通肯定はしないわな。
あまり面白くない展開だ。これほぼかぐやのときと同じ展開じゃん。
あ、デートアライブの寒いノリだ。
いつものデートアライブがここにきて戻ってきた。

8話 ☆6
寒くはないけど面白くはないな。CGか。話が軽すぎるな。
家族の話をこの作品で主人公がやってもあまり説得力がな。
ほんとデザが良くなったな。

9話 ☆7
複製体とか狂三かよ。
人殺しまくってるのに償いして普通の生活って。
くすぐりプレイエロすぎる。殺されると分かってて惚れるのか。
実質かぐや様。
やっぱキャラデザよくなった影響なのかな、なんか普通に面白い。

10話 ☆6
ほんと意味不明な展開が多いな。
大人琴里がエロいだけで特に何もない。
茶番だけどこれもう茶番を開き直るような作品だしなぁ。

11話 ☆9
やばいもん入ってそう ホワイトデーに渡せ。
けどこいつ人殺しまくってるから何やっても共感出来ないんだよね。
いや、良かったわ。
ただ、人殺しまくってた理由は謎だが。
リセットできるならいいだろ理論か?
これ令音? まどマギ感あるなw

12話 ☆9
これ3期まではずっとそのクール内でワーストぐらいに思って見てたのに何故か4期は面白かったな。まどマギかな? 体で買おう。草。
なんかシュールだなw 実質まどマギ。知ってた。先生はやはり黒幕。
ん? 5期に続く?

曲評価(好み)
OP「OveR」☆8
ED「S.O.S.」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 7

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

これ以上は…

原作は読んでいない。

1期と2期は、単に精霊が増えていくだけでストーリーはそこまで複雑ではなかったような気がするが、3期からはストーリー自体がちょっと複雑になった気がする。

今回の4期も、その3期のストーリーを前提に話が進んでいくのだが、3期は作画と演出が良くなかったせいであまり内容を覚えていないので、本作のストーリーも、過去の改変などが絡んだ部分は、ちょっと複雑で理解できなかった。

4期の内容だけで判断すれば、物語の核心に向かって話が進み始めてよかったと思うのだが、これ以上精霊が増えたり、放送期間が空いたりするとついていくのが厳しいので(もう既にたいぶ厳しいのだが)、次回の続編で話を畳んで欲しい。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

59.7 6 眼帯で戦闘なアニメランキング6位
VIPER'S CREED ヴァイパーズクリード(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (50)
315人が棚に入れました
21世紀も半ばを過ぎても人類の活動による自然環境の汚染は悪化の一途を辿っていた。食糧難、病原菌の蔓延、異常気象などによって発生した世界経済の破綻は紛争やテロの蔓延という悪循環となり、大戦勃発という悲惨な結果を招く事となった。

やがて大戦は終結し、新たなる流通拠点として繁栄している「フォート・ダイバ・シティ」を警備する民間軍事会社PMCに所属し命がけのミッションに挑む傭兵ブレードマンとブレードマン達が操るバイク型可変機動兵器「マニューバ・ブレード」、それをサポートするオペレータ達の活躍の物語。

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

惜しいなぁ

環境破壊、大戦後の水没しかけた世界が舞台です。大戦中に使用された自動兵器の暴走等を民間軍事会社に雇われた主人公が治安を守る為、変形バイクマシンで活躍するアクション作品です。ただ外資企業であり、非常にシビアな契約内容があり今のせちがない世の中を思わせます。
とにかく勿体無い印象です。もう1クール延ばして主要キャラ達の絆、結束を強くしてから終幕に向かった方が観る側の心に響いたと思います。彼等の駆る変形バイクマシンもとても格好良くて模型探したんですが…高っ!マイナーすぎて…。

私のツボ:そんな眼帯しても駄目

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5

ブル軍曹 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

面白かった

マシーンも格好良いし、キャラも良かったです。
戦闘シーンも熱かったです。

主人公2人も好感のもてるキャラで、敵役も悪役らしい悪役が登場し、これがムカつくキャラで良かっです。

サブキャラの背景を深く掘り下げる回もあり物語に厚みが出たが、その代わりメインのストーリーが駆け足になり消化不足で、少々ご都合主義な面もあったが満足できるアニメでした

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

61.9 7 眼帯で戦闘なアニメランキング7位
電脳冒険記ウェブダイバー(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (16)
129人が棚に入れました
西暦2100年、世界はコンピューターネットワーク「ワールドリンク」によって結ばれていた。ワールドリンク上で世界中の子供達が交流できる仮想体験世界「マジカルゲート」に、悪性の自立コンピューターシステムデリトロスが出現。機能の殆どを侵蝕し、ワールドリンク全体、ひいては人間世界をも消滅させようと企む。

マジカルゲートを守る防衛プログラム「ウェブナイト」の1人であるグラディオンは自身とシンクロできる少年、「ウェブダイバー」結城ケントと出会い、最高のパートナーであり親友ともなる彼と共に、洗脳されデリトロスの手先となったウェブナイトと戦い、マジカルゲートに閉じ込められた子供達を救い、マジカルゲートの平和を取り戻すために戦っていく。

声優・キャラクター
小林由美子、菊池志穂

ぱに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

懐古シリーズ③

懐古シリーズ第3弾
実はこのシリーズ、アニソンのススメという副題も兼ねている。


全52話、4クール。

子供向けのおもちゃ促販アニメ。
変形シーンはまさにおもちゃでがちゃがちゃやるための重要なところが、3Dで毎回流れた。

登場人物たちの髪型デザインがすごく気になっていて、ジョジョ4部にも負けずとも劣らない奇抜な形をしている。

登場する機体はウェブナイツと呼ばれ、その呼称には○○オンが使われており、統一感を図っている。が、その中で唯一○○オンではない機体がガリューン。
竜の出で立ちで海賊を模した眼帯と船へと変形する。

私も一番好きだったのはガリューン。
後の設定でグラディオンと並ぶランクへと改められたことを鑑みるに、人気の高さが伺える。


余談だが、杉田さんがグラディオン役のため、若かりし頃の歌声を聞きたい方は彼が作詞したグラディオンのテーマ曲を探してみるのもいいだろう。

参考にさせてもらったwikiがかなり細部まで詳しく編集されていて、記憶の補完にはもってこい。ありがたい。



さて、キャラ紹介やストーリーはwikiにぶん投げて、私は主題歌をオススメしたい!
1期2期共に最高の曲で、ぜひ一度は聞いて欲しい。
時代が時代ならデジモンとタイマンを張れるような熱い曲ばかり。
以下、wikiより

1期
OP「DIVER#2100」
作詞:及川眠子 / 作曲:平間あきひこ
編曲:平間あきひこ / 歌:R.A.M

ED「TOGETHER」
作詞:KATSUMI / 作曲:鈴木キサブロー
編曲:京田誠一 / 歌:KATSUMI

2期
OP「SO DIVE!」
作詞:高取ヒデアキ / 作曲:平間あきひこ
編曲:平間あきひこ / 歌:R.A.M

ED「Fighters」
作詞:及川眼子 / 作曲:鈴木キサブロー
編曲:河野陽吾 / 歌:影山ヒロノブ


全部オススメ!
しいて言うならSO DIVE!が一番かな
カラオケで熱唱できること間違いなし!(知っている人が居れば)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1
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