眼帯で召喚なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの眼帯で召喚な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の眼帯で召喚なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.7 1 眼帯で召喚なアニメランキング1位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
1708人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ドロップアウトかと思ったらむろみさんで、むろみさんかと思ったら違ってた。
なんだっけ、この構図ってなんかあったハズなのに思い出せなくてモヤモヤする。
神だか悪魔だか召喚・使役してコキ使って、召喚された方は常に命を狙ってるんだけど悉く返り討ちに遭うヤツ…“うしおととら”じゃなくてもっとギャグ寄りので。
なんだっけなんだっけ…とアニコレの感想見てみたら同じく思い出せずに困惑されてる方が居て「あ、自分だけじゃないんだ」とひと安心。

内容の方だけど、幸か不幸か馴染みのあるフォーマットなので抵抗は無い。
ここから過去へ話が進むのか、このまんまギャグが続くのか、変なシリアスに傾くのか、1話だけではまだ分からない。
様子見ー。


追記
似た構図の作品、なんだったか必死に思い出そうとしても思い出せない。
ひょっとして「召喚・使役」じゃなくて「封印・使役」だったかも?と記憶を辿る範囲を広げたら西遊記まで行っちゃった…。
まぁ原典を辿ればそれ系ってことなんだろうけど…って思ったら自分が抵抗を感じなかった理由もなんとなく分かったり。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
2話で「暑い~」「エアコンが~」言ってたのに予告でクリスマスって出て「ん?」って思って、実際3話見たら季節が冬まですっ飛んでて…あ、これ時系列シャッフルなのかな?
まぁ1話からいきなりキャラが出揃ってる状態からのスタートだったので、「どうやってこいつらが集まったのか」の説明回はあるのかな?とは思ってたので、これでその可能性はちょっとだけ上がった?
無くてもいいけどさ。

それにして、なーんかイマイチだなぁ。
邪神ちゃんは「邪悪だけどアホ」「悪だくみするけど最後は酷い目に遭う」って設定にしては可愛げか無い。
“ドロップアウト”のサターニャは可愛げがあったのに何が違うんだろ?って考えてみたのだけど…声優の力ってのはナシで以下の点かな?

・邪神ちゃんのアホ行動を見てクスクス笑ってる人が居ない、周囲に迷惑かけてるだけ
・計画性が無く直情的、その後どうなるかを考えて無さすぎ(邪悪なことを考えてもそれがどこかマヌケだと笑えるのだが)

この2つだけじゃなくて他にもある気がするが…とりあえず思い付いたのはこんな感じ。
で、1番目に関しては次回婦警さんが出て改善される、のか?
2番目はなぁ…3話を挙げると「しまった、ペコラに見せつけることに夢中になってユリネのカレーまで食べてしまった」って言わせるだけでも全然印象違うと思うのだが。
「後ろがガラ空き」の二連発もちょっといただけない、ってか肉弾戦しか能がない?

なんか文句ばかり書いてしまったけど次の婦警には期待。
ってかそれの扱いによって明暗が分かれそうな…。

追記
あーそっか、↑書いた後に思いついた、「煽てられると調子に乗る」「騙されやすい」ってのも無いんだ、“百錬の覇王”思い返してて気付いた(イヤな例だな)。
いつも問題起こすのは邪神ちゃん発で、これが変化乏しくて3話にしてマンネリ化感じる原因になってるのかも。
発端は邪神ちゃんであっても他の誰かによってエスカレートしちゃうって展開があってもいいんじゃ?
…。
やっぱ婦警なのか?そうなのか?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
やまじゅんネタがほんっっっっっと寒くて。
そんなん“キディガーランド(2009年作品)”でやって総スカンだったじゃんって思うと何故今更!?で。
ってか“呂布子ちゃん(2008作品、監督もりやまゆうじ)”でもお寒い反応だったかと…もう10年前じゃねーか。
若い人にはむしろ新鮮に見えるのかねぇ?
もりやまゆうじ自身、今期“七星のスバル”のアクション監修で名前見たけどいかんせん横の繋がりってどうなってるかまでは自分知らん。
「そのネタ止めた方がいいッスよ」って言ってくれる人居なかったのかなぁ。
“音楽少女”に比べるとなんか生っちょろいんだよね。
バゴーンもさることながらABBA(2文字目のBは反転)もそうで。
対立煽りはしたくないのだけど、同期作品の“ちおちゃん~”の監督だったらそこは容赦なくBGM流しただろう、と思うとなんとも物足りない。
といいつつ、もしかしてABBAじゃなくて松任谷由実だったら自分評価違ったかも?と思ったが…いや無いな、タイトルいじってるだけだもの。
ってか↑で期待してた婦警も結局“受け手”で、常にといっていいくらい騒動の発端は邪神ちゃんに頼っててワンパターン。
6話でちょっと頑張った感じだったけど7話でまた戻っちゃった感じ。
パロも寒けりゃ展開もワンパターンってどうすりゃいいんだ。

余談
コミケ当日国際展示場前駅にポスター貼られる作品は糞な法則。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

少女と悪魔が繰り広げるちょっと危険な同居生活

この作品の原作は未読です。
あにこれでこの作品の画像を見た時、邪神ちゃんしか映っていなかったので「モンスター娘のいる日常」みたいな作品なのかな…と思っていましたが、立ち位置含めて全然違っていましたね^^;

この作品に引っ張られたのはやはり声優さんでしょうか…
主人公の邪神ちゃん役は、ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉を演じた鈴木愛奈さん
邪神ちゃんを召喚した花園ゆりね役は、同じ夏アニメ作品「七星のスバル」の空閑旭姫を演じた大森日雅さん
邪神ちゃんの幼馴染にあたるミノス役は、ソウルイーターのマカ、花咲くいろはのみんちを演じた小見川千明さん
それにM・A・Oさんの名前も見かけたので…

物語の方ですが、魔界の悪魔である邪神ちゃんが、神保町でアパート暮らしの女子大生である花園ゆりねに召喚されるところから始まります。
そして、お約束ですがゆりねは魔界への帰し方が分かりません…
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は一つ…召喚者が命を落とすこと。
こうしてゆりねの命を狙う邪神ちゃんとゆりねの同居生活の幕が開き、物語が動いていきます。

公式HPのキャラ紹介ではこう書かれていました(抜粋して掲載)。
邪神ちゃん:ゲスでかわいい魔界の悪魔
花園ゆりね:ちょっとブラックな女子大生
メデューサ:天使のような悪魔
ぺこら:天使は家なき子
ミノス:悪魔で隣人ですから!
ぽぽろん:腹黒天使

概ねキャラの紹介文としては正しいと思います。
但し、個人的には邪神ちゃんを除いて…になっちゃいますけど。

ゲス=下衆の意味を調べてみると、「品位が下劣であること」とあります。
「下劣」の意味を調べてみると、「人柄、物の考え方などが、下品でいやしいこと」或いは「人柄や態度が下品で、他人に対して守るべき節度を欠いていること。品性が卑しいこと」とあります。

邪神ちゃんは決して下品ではありません。
そこで下品な部分を取り除くと「人柄、物の考え方などがいやしく、他人に対して守るべき節度を欠いていること。」となります。
「人柄、物の考え方などがいやしい」は、邪神ちゃんそのもの。でも悪魔である彼女の本分なら、きっとこれは誉め言葉…
ですが「他人に対して守るべき節度を欠いていること。」は邪神ちゃんに当てはまるでしょうか?
私が気になったのは「欠いている」の部分です。

「欠いている」というのは、「足りない、手落ちや落ち度がある」という意味です。
つまりベース部分があり、そのベースに届いていない状態を指しているのだと思います。
果たして邪神ちゃんに欠けるべきベースとなる節度が合ったでしょうか…?

邪神ちゃんの節度…限りなくゼロに近かったのではないでしょうか?
特にメデューサに対する仕打ち…邪神ちゃんに甘々のメデューサもどうかと思いますが、散々だったとしか思えません。

だから過半は子供の情操教育上、決して良いとは思えませんでした。
思考もそうですが血もドバドバ出ますし…
でも、ほんの時折なんですけど、それだけじゃなかったのも事実です。
ご飯を作っている邪神ちゃんは素直に可愛かったと思います。

ただ、邪神ちゃんの行う「良い事」は普通の人がごく当たり前に行っていること…
だから普通の人では絶対評価されない範疇なのですが、邪神ちゃんが行うと物凄く良い事に見えるから不思議です。
こういうのをゲインロス効果と言うのでしょうか?
もしかして、邪神ちゃん…狙ってたのかな!?

一方、私が気になっていたのはぺこらの方でした。
分不相応な程の不幸体質の持ち主なんですよね。
そんな風に考えなくても…と思うことも度々ありましたが、根っからの天使だからでしょう。
何だかんだ言いながらホームレス生活と空腹に耐えながら日々を生きているので生命力は強いのかもしれません。
ですが、彼女には真っ当な仕事と暮らしをさせてあげたいです。

他にも個性的なキャラが登場してくる作品です。
序盤は、同じような展開の繰り返しで少し満腹感を感じましたが、中盤以降は持ち直し終盤からは拍車が掛かったような面白さだったと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、邪神★ガールズの「あの娘にドロップキック」
エンディングテーマは、三浦祐太朗さんの「Home Sweet Home!」

1クール全11話の物語でした。
邪神ちゃんの言動に時折イラッとすることもありますが、頭を空っぽにして視聴できる作品だと思います。
何だかんだ言いながら結果的に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

75.0 2 眼帯で召喚なアニメランキング2位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (664)
2959人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

原作と脚本と作画三拍子揃った低品質

原作未読で取り敢えず一話を見てみた

意味が、わからない……
クラス転移の経緯がOPで済まされる百錬形式ってのもさることながら、
「錬成師」ってのがどういう職業なのかも、ありふれてるって部分もよくわからない
ついでにいじめも陰謀も描写が一瞬程度だから主人公が闇落ちする理由も薄い
というか時系列が無意味に行ったり来たりしすぎて何を語りたいのか分からない

あらゆるなろう系のなかでもダントツに説明が不十分だし、ダントツに描写自体つまらない
盾みたいに這い上がるのを楽しむんだろうけど、そもそも虐げられる描写が薄すぎてテンプレをなぞる意志しか感じられない
オマケに「錬成!錬成!」とか叫んでるシーンも滑舌が微妙な上に場所のためか録音のためか反響が酷くて「先生!」連呼してるようにしか聞こえない

面白かった点は主人公が異常なまでに現状解説をし続けてくれるところかな
「左腕を食われた!」なんて言ってる場合かよ失血死するやろ!みたいな
「ナカノヒトゲノム」よりずっと実況のクオリティが高いのは思わず笑ってしまった

2話、3話視聴
{netabare}最終話まで2話以降の感想を書く気が無かったけどあまりにもあんまりなので追記
一言で言えば「センスの無さの見本市」

1話でおざなりだった転移の経緯が2話で軽く回想される
まあそのくらいしてくれないと意味不明なだけだしそこは当然
ただ、シナリオの進行上主人公とその他クラスメイトは別行動をとってるわけで、主人公視点の回想じゃないと意味がないだろうと

ダンジョン突入までの主人公の具体的な境遇はカット、転移直後の混乱や職業差別の描写はカット、メインは担任が萌えキャラめいたデザインだってことだけ
1話に登場してない担任の容姿なんざ誰が興味持つんだと
あのデザインだしOPにもでてるんだしどうせヒロイン紹介なんだろうけど、それならせめて主人公視点で回想して、主人公との繋がりを見せろよと
勇者()の道化ぶりと担任のヒステリーだけは伝わったけど、そこに主人公の思考が入らないから主人公の豹変の説明には全くなっていない

というか女キャラが負傷したわけでもないのに何日も眠り続けるとか最早病気だろうと
心労とかそんなのを考慮しても「ショックで何日も意識を失ってました!」なんて有り得るわけないだろうに
というかせっかく挿入した回想ですらこの女キャラと主人公の接点が描かれないから、何日も寝込むようなショックを受ける理由すらあやふやなまま

あとは主人公の行動
各種武器を作れる理由はもう(どうせ理由もないだろうし)気にしないけど、「裏切られたの!」の一言で全部信用するとか有り得ないだろうと
自分自身が裏切られたから同病あい哀れんでってことだろうけど、急激に性格が変貌するような人間不信なのになんで簡単に言い分を信じるんだ?
あれか?裸で金髪で幼女だからか?そのくらい性欲に正直な方がよほど理屈が通るくらいのチョロさ
オマケに強力な吸血鬼を封じるための枷すら簡単に破壊するわけだけど、能力の汎用性高すぎるだろうと
魔物食べただけでそこまで変貌するならそんな職業どこも「ありふれ」て無いだろうと
性格・行動・能力のどこを見ても滅茶苦茶で、どこぞの賢者の孫の方がまだ理解できるレベル

ついでに触れるとお前の故郷どこだよと
自分の故郷の言葉として「月=ユエ」なんて名を吸血鬼に付けたわけだけど、お前の故郷ってのはCCさくらの漫画の中なのか?
そのまま中国語ってことでも良いけど、その場合お前中国人だったのかよっていう疑問すらある
故郷=地球、人類みな兄弟!みたいなグローバル思想でも持ってんのかもしれないけど、お前それなら帰ってきた先がヨーロッパでも帰郷の実感をもてるのかと
銃に名前を付けるくらいの中二病患者だし、発言の一切が雰囲気だけのものって可能性が一番高いのがなによりアホらしい

あとは3話の戦闘全般
吸血鬼のユエはいくら何百年と封じられていたにしても弱すぎるだろうと
最上級魔法があまりにも弱い
弱点を狙ったとは言え、主人公の銃で一撃で倒せる相手に最上級魔法2発撃ってダメージは殆ど無しって…
強大な力を持っているから封じられたにしては弱体ぶりが酷い
新メンバーの強さを示す格好の機会なのに、そこすら見せ場を主人公に譲って仲間は無能として描かれるのは孫と共通する

あとは寄生植物戦
何簡単に吸血鬼が寄生されてるんだと
さっきも言ったけど、お前あまりの強さに封印されたんじゃなかったのかと
オマケに主人公は「魔物を食べてたから耐性が付いてた!」で寄生を無効化するし…
なにが問題って、寄生植物の能力は「魔物を操る能力」なわけで、操られる側の魔物を食べたところで耐性が付くわけがない
ここも、
「主人公は寄生されるけど、吸血鬼は上位種だから操られることなく主人公を助ける」
とすれば武器の威力で勝る主人公と、種族としての基本スペックで圧倒する吸血鬼って差別化ができただろうに
役割分担が出来ないならキャラを増やすなとしか言えない

ついでに作画が酷い
描きにくいだろう部分はざっくりカットして適当に繋ぐ、ちょっとでも動きを見せないといけないものはCGで誤魔化す、そんなんばっかり
主人公に刺さった杭が、抜けたとたんCGになって落ちたのを見たときはさすがに真顔になった
しかも発泡スチロールみたいな軽い動きで跳ねるし…
止め絵できれいに見せかけて、その実作画枚数を極端に削ることに執心してるのが見て取れる

音楽もセンスがない
いや、正確にはお洒落でセンスのある曲なんだけど、この作品には壊滅的に合わない
なんでイキリ主人公がドヤ顔で戦闘するシーンがムーディな曲なんだと
BEMみたいに世界観自体をお洒落にしようとしてるならともかく、そういう要素が皆無なのに曲だけ力を入れてダダ滑りしてる印象
加えて言えば、全編曲の雰囲気を統一すればいいのに、戦闘が終わる直前になると何故か普通のバトルアニメみたいな曲に変化するのも意味不明

あまりにも酷いから吐き出せるだけ吐き出したけど、要するに
脚本の視聴者への配慮の無さ
原作のシナリオの甘さ
作画の作り込みの甘さ
音楽のセンスの乖離
これら諸々が一通り揃ったような出来映え
こう言ってはアレだけど、このアニメで唯一面白いのは雑さの粋を極めたアイキャッチだけだと思う

こんな適当をやって枠をつぶすくらいなら邪魔にならないようOVAでひっそり作ってひっそり消えろと言いたいレベル
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}評価については3話視聴時点と特に変更なし
気持ち悪い展開がより重篤さを増したな、という程度
ウサギの追加以降完全にハーレムアニメにシフトしていったけど、ハーレム展開が始まってからのほうがずっとキツかった

スマホ太郎くらい機械的にハーレムを収集する展開なら「馬鹿だなぁ…」と思いつつもまだスルーできる
そもそもスマホ太郎って、あの世界で生活するために繋がりを作って色々やっているからある意味ハーレムを作ろうが問題ないところがあるし
ただ、この作品の場合最終目標が「故郷(地球)に帰る」なわけで、そんなとこに化け物集団を引き連れるなんて控えめに言ってもアホかと
吸血鬼はまだ見た目に問題がないからともかく、ウサギ人間なんて即通報モノじゃないのかと

というかそういう諸々を全部無視したとしても、あのハーレムの作り方は本当に気持ち悪い
主人公が「好きなやつがいる」って言ったそばから「それでも良いからハーレムに加入する!」で主人公がやれやれ顔するって…
「俺は止めたのに女から寄ってきちゃうよーモテて困るわー」って普通に考えると気持ち悪いし最高にかっこ悪いと思うんだけど
主人公・ヒロインの性格や振る舞いも含めて作者の性癖披露会の場にしかなってない

あと、同級生ヒロインへの義理立てだけが目的で馴れ合うつもりが無いって言うなら義理立てを済ませたあとはサッサと帰れよと
同級生相手にマウントとってイキって悦に浸るためだけに同級生とのんびり帰るって思い切り馴れ合う気満々だろうと
「関わりたくないけど優しいから関わっちゃったーやれやれ強い俺ってば頼られて辛いわー」だけで最終話を終えるとかどういう神経してんだか

主人公の性格があまりにも場面ごとに一致せず、言行に一貫性がなく、そのくせ自尊心ばかり大きいのは純粋に不快
その点話はグチャグチャだけどストレスが溜まることがないだけチート魔術師のが若干マシだった
{/netabare}

そういうえば二期が決まったんだとか
どういう神経していればこれの二期なんかやるんだろうと思ったけど、最終話を見て納得した
これ、戦闘シーンがほぼ動かないから作画枚数殆ど要らないんだわ
基本は止め絵で、動くシーンはキャラが一人でクルクル回る場面くらい
あとはカットの切り替えで動きは全部省略
おかげでお絵かきして色塗りパパっと済ませるだけで寄ってたかって「作画綺麗!」って褒めてもらえる
そういうコストの安さと引き込んだ声優のラインナップで視聴者を釣り上げて、中身がどんな汚物でも評価してもらえるってことなんだと思う

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

いつもの

1話感想{netabare}
なんかおっかなびっくり状態で前情報はなるべく入れずにアニメを視聴。
「ありふれた~」って言うから農家かな?と思ったら全然違ってた。
どこがありふれた職業なんだろう?

まぁそんなことよりもですよ、よしもときんじ+アスリードじゃねーか!
よ し も と き ん じ じゃねーか!!!!(二度目)
うっわこれズルい、「あははこの人じゃしょうがないw」と何やっても許せちゃう監督じゃん。
アームス(アニメスタジオ)はやってるんだかやってないんだか分からん状態だし、アスリードってポストアームスよね、これも文句言いにくいw
ってかそういう文句言われにくいスタッフを選んだ?(言われにくいというか、言い疲れちゃったというか…ISUCAとかsin七つのナントカとか)
あいや、“勇しぶ”は結構マトモだったと思うけどね。
さすがにアニメ業界も手を打ってきてる…のか?
“バルキサス”の流れから考えると適任だったりして。

ってことでカット割りがおかしいのはいつものことです、もう監督の名前見た時点で諦めるしかない。
むしろ乳首出なかった方が異常にすら思えるw今後出るのか?(出ても光ってるけど)
レベルアップってそういうことじゃない…そもそも「経験値ってナニ?」ってとこから説教かましたいけどそれはよしもときんじも分かってるでしょう。
まだ始まったばかりであまり言うことも無いけど、コッソリ梅津泰臣が参加するなんてこと、ないかなー?
…ってかアームスって今どうなってんの?{/netabare}

5.5話までの感想{netabare}
えっ、このタイミングで総集編!?
リアルの事件に配慮してってことではないっぽい。
しかも監督がよしもときんじって…これはどうしても“sin七つの大罪”を浮かべてしまうんだけど…あっちは4話と10話の後に総集編や特番だったか。
そのうち声優にボーリングやビリヤードやらせるのかな?…アートランド…うっ頭が。
いやまぁこういうのって経営?が悪くて監督に責任あるかどうか不明だけどね。
作画崩壊で有名な“いもいも”は監督が制作の社長なので言い逃れできないけど、よしもときんじは経営に首突っ込んでるのかね?
ひょっとして「ヤバい案件」の請負人だったりして?

ところでどれだけの方が“sin七つの大罪”を全話見たんだろう?
シリ構は別だけどやっぱり似通ってる部分はあって、分かりづらさというか表現のヘンチクリンさはどっこいどっこい。
ここに文章投稿してる方…そうでなく人と会話するだけでも「果たしてこっちの言わんとしてることは相手にちゃんと伝わってるかな?」ってのは気にすると思うのだけど、よしもときんじはどうにもそれが、変。
必要なカットが足りてなくていちいち脳内補完が必要で、それでもsinは「毎回新悪魔の紹介してけばいい」という大雑把な条件をこなして一応サマにはなってた。
が、こっちは…うわぁい。

と、ちょいと気になって更に調べてみたら、監督よしもときんじ作品には鈴木雅詞がシリ構やってる作品が多いみたい。
先のsinもシリ構じゃなくてメインライター名義だけど組んでる、ああ全然気にしてなかった…。
それ誰?というと空鍋で有名な“シャッフル”や“GIFT”の人…“みなみけおかわり”の方が有名?
キャラを闇堕ちさせるのが持ちネタみたいで、以前やってた“ロードオブヴァーミリオン”も作品としてはイマイチだったけど、今改めて思うと「全キャラ初期段階から闇堕ち状態(頭のおかしい不愉快なヤツしか居ない)」ってコンセプトなのだとしたら徹底してたなぁ、と。
この作品にうってつけじゃん!と思うのだけど、よりによって別の人…な、なんでー?
ってことで、鈴木雅詞がシリ構やってたらもうちょい見れたモンになってたんじゃないかなー?と思うとちょっと残念。

あーそうそう内容についてだけど、総集編やったお陰で話が理解できた気分。
最初からこの展開・時系列順で本編やれば良かったのに…と思わなくもない。
逆に時系列ゴチャゴチャいじくってたのはキャラの性格に一貫性がなくて矛盾が生じるのを誤魔化すためだと思うのだけど、総集編をやったせいで暴いてしまったような?
い、いいのかこれ?{/netabare}

6話感想{netabare}
うわぁ、このウサギのノリは…“サムライブライド”のカネツグや“sin七つの大罪”のレヴィアタンだ。
何度か別の作品の感想で書いてるけど「残念キャラ」が自爆かますネタは嫌いじゃないのだけど、それが行き過ぎてキャラいじめになってるアレ。
ウザいを通り越して「なんでそこまで不快に描いちゃうのよ」と、見てるこっちが頭抱えたくなるアレ。
sinに関しては↑で散々挙げてる通りスタッフが一部一緒だし分からんでもないが、サムライブライドは…アームス繋がり?え、ここで!?
なんでこう行き過ぎたキャラいじりをやってしまうんだろう、これに関しちゃ原作関係なくアニメ制作側のやらかしだと思うのだが。{/netabare}

最終回感想・総評{netabare}
いつものよしもときんじ。
絵描き上がりの監督…特にバイオレンス&エロスをメインとした人、梅津やバリの延長線としてはこんなもんかと。
だからといって評価甘くする気も無いのだけど、アームス・TNK・アスリード辺りはもう「こういう作風」として確立してると思った方が気が楽かと。
そうさねぇ、一騎当千とクイーンズブレイドとハイスクールD×Dを全部と、ついでにサムライガールズ・ブライドとsin七つの大罪と閃乱カグラ東京妖魔編も見れば「いつも通りっスね」で殊更に批判するのもバカバカしくなるというか。
(一騎当千に関してはシアの声が浅野真澄に聞こえて仕方無いのも手伝ってるかも?)
1話の意味不明さも“プリズムアーク”(監督:バリ)に比べれば生っちょろいし、説明の下手さも“弁魔師セシル”(監督:梅津)の有罪判決後の扱いの表現に比べれば全然マシ。
むしろ上記の一連の作品群の中ではWHITE FOXの力か作画良い方だったりするもんだから、これまた余計に酷評しづらい。
敢えて言えば「乳首シーン無いじゃん」って方のが気になる、というか評判悪いのは乳首が無いから?とさえ思えて来たり。
いわゆるお色気アニメとしては及第点だけどそこからお色気を抜いた感じで、果たしてそれで何が残るの?と言われるとなんとも言葉に詰まる。
あと同期に“異世界チート”が放送されてたのも大きいかなぁ、あっちは「まともに“アニメーション”を作る気はありません」って態度で、それに比べれば大分マシ。

内容に関してはハイDと良い勝負かと。
おっぱいおっぱい煩かったのを「ふっ」に置き換えて、部長一筋だったのを子猫一筋にした感じ。
但しやっぱりミュウはキモいね、SAOのユイか“盾の勇者”のフィーロと同じ声優使ったら逆にウケたんだがさすがに避けた?
ってかよしもときんじ監督作品だと小倉唯って“機巧少女~”の小紫や“sin七つの~”のバブやってて結構馴染みがある感じ、一方日笠はどこにでも居る感じ。
そうそう、それと同期放送の“コップクラフト”に川村敏江が居てビビったんだけど、こっちでも9話で関わってるらしいのだがそれは驚かななかった。
“ロードオブヴァーミリオン”の鈴木雅詞繋がりか、普通によしもときんじが顔広そうなので。
でもってこれ以上の内容については二期を見てからかな~?
二期決定といっても別にアニメの評判が良くて決定したんじゃなくて最初から決まってたことでしょ、BD発売決定ってのと同じ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

つまらないけど、一応最後まで見る

虐げられるところとか迷宮から脱出する過程とか割と大事なところをあっさり流しているせいなのか、全体的に構成が微妙で話がよく分からない。つまらない。それでいて、無駄な好奇心から最後まで見てしまう。
むしろ、原作を改悪しているのでは?わざと面白くないように作っている気がする。同じ時期にやってた異世界~も一緒な気がする。
制作側からの挑戦だね。←一体どこに対して?

自宅のエアコンつけたら、ゴキブリが落ちてきて頭からその光景が離れない。そのせいでつまらないと感じたんだろうな。いや、絶対違うな。でも、どこが具体的に面白くなかったか指摘できるほど見てない。割と流し見だったから、フィーリングの問題か。登場人物がごちゃごちゃしているような。そこかなあ。
それでいて、2期決定とはやりますねぇ!!

楽曲と声優は一応評価できる。

OP
FLARE 歌 Void_Chords feat.LIO
ED
ハジメノウタ 歌 DracoVirgo


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい--!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす--。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!--そして、少年は“最強”を超える。

1. 第1話 奈落の底の化け物
クラスメイトと共に異世界へ召喚された”いじめられっ子”の少年・南雲ハジメはクラスメイトの裏切りにより、迷宮の奈落へ突き落とされてしまう。奈落に潜む魔物に襲われ、必死に逃げるハジメ。しかし、錬成師という地味な能力では太刀打ちできるはずもなく、重傷を負ってしまう。異世界でも最弱の彼は心身共に絶望の淵に立たされ--。

2. 第2話 パンドラの箱
「邪魔するものは誰であろうと必ず殺す」--生きて帰るため、そう誓ったハジメ。変貌を遂げ、強化された能力で錬成した武器・ドンナーを使って、次々と魔物を倒しては喰らい、自らをさらに強化していく。一方、香織はハジメを失った現実を受け入れられないでいた。そして、迷宮を突き進むハジメは、異様な雰囲気を持つ扉を見つける。

3. 第3話 黄金の吸血姫
運命的な出会いを果たしたハジメと吸血鬼の少女・ユエ。突如魔物の強襲を受ける二人だが、ハジメの強化された力とユエの吸血鬼の力を合わせて退ける。お互い”裏切られた”者同士、信頼を築き始める二人。そして、地上への道が迷宮の最深部にある可能性をユエから教えられたハジメは、さらに迷宮の奥へと進んでいく。

4. 第4話 最奥のガーディアン
襲ってくる魔物を倒し、ついにオルクス大迷宮の最深部100階層に到達したハジメとユエ。そこで待ち受けていたのは、六つの頭と長い首を持ち、赤黒い目と鋭い牙を備えた巨大な化け物・ヒュドラだった。二人は錬成した武器と魔法を駆使するも、苦戦を強いられる。そんな中、ハジメはヒュドラの不意を突いた攻撃からユエを庇い--。

5. 第5話 反逆者の住処
ヒュドラとの戦いで気を失ったハジメは、見知らぬ場所で目を覚ます。ユエに尋ねると、戦闘後、「反逆者の住処」と呼ばれる場所への扉が開いたのだという。二人は地上への道を探すため、辺りを散策し始める。一方、訓練を経て強くなった香織たちは、ハジメを失ったオルクス大迷宮65階層に到達し--。

6. 総集編 オルクス大迷宮
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、「錬成師」というこの世界では地味な能力に加え、訓練で向かったオルクス大迷宮であるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落の底に突き落とされてしまう。絶望の淵のなか、ハジメは吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす。

7. 残念なウサギ
オルクス大迷宮からユエと共に地上へ帰還したハジメ。しかし、喜びも束の間、何やらワケありな兎人族の少女・シアと出会い、一族の危機を救ってほしいと依頼される。次の大迷宮攻略のヒントになると考えたハジメたちは彼女の依頼を受けることに。一行はシアの故郷・ハルツィナ樹海へ向かうことになったのだが--。

8. ライセン大迷宮
新たにシアを仲間に加えたハジメたちは、迷宮があると噂されるライセン大峡谷を訪れる。偶然にも迷宮の入り口を発見し、攻略に挑むハジメたち。しかし、かなり曲者な迷宮の主、ミレディ・ライセンが仕掛けたトラップに苦しめられてしまう。数々の罠を潜り抜けた先でハジメたちを待ち受けていたものは--。

9. 過去との再会
ライセン大峡谷の迷宮を攻略したハジメたちは、商業都市フューレンを訪れる。街の冒険者ギルドから、北の山脈地帯で行方不明となった冒険者の捜索を依頼されたハジメ。一行は捜索に向かう途中、湖畔の町・ウルに立ち寄る。そこでハジメはオルクス大迷宮で離ればなれとなったクラスメイトたちと予期せぬ再会を果たす。

10. 黒竜を穿つ者
冒険者捜索のため、クラスメイトや愛子先生と行動を共にすることになったハジメたち。一行は、ギルドの情報をもとに北の山脈地帯に向かう。ハジメたちはそこで魔物による破壊の跡と、かろうじて生き延びていた冒険者ウィルを発見する。話を聞くと、漆黒の竜に襲われたという。その日の夜、ハジメたちの前に巨大な黒竜が現れ--。

11. 女神の剣
美しき竜人族の女性・ティオから、ハジメたちはウルの町が魔物の大群に襲われる危機にあることを知らされる。魔物と戦う準備に取り掛かるハジメは、その仕上げとして、住民たちの前で愛子を豊穣の女神として祀り上げる。戸惑う愛子であったが、住民たちの士気は高まっていく。そして遂に、魔物の群れとの戦いが始まる。

12. 化け物たちの休日
魔物の大群に勝利したハジメたちは、ウィルを送り届けるため、フューレンの街に帰還する。愛子を救ったシアへのお礼も兼ねて、ハジメは二人でフューレンの観光区へデートすることに。デートの途中、地下から人の気配を感知したハジメは、シアと下水道を調べてみることに。そこには薄汚れた海人族の女の子・ミュウがいて

13. 忍び寄る影
ミュウを救ったハジメたちはイルワの手紙を届けるため、宿場町ホルアドのギルドを訪ねる。そこへ、必死な形相をしたクラスメイトの遠藤浩介が現れる。遠藤は迷宮で魔人族に襲われた仲間たちを救うため、助けを呼びに地上へ戻ってきたのだという。ハジメは実力を知った遠藤に、協力を求められるが--。

14. 無能の無双
女魔人族・カトレアに苦戦する香織たちの前に姿を現した白髪眼帯の少年。それはかつて迷宮の奈落に落ちて死んだと思われていたクラスメイト・南雲ハジメだった。それぞれのクラスメイトがさまざまな感情を抱くなか、かつて無能の烙印を押されたハジメが圧倒的な力で魔物たちを蹂躙していく--。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

63.1 3 眼帯で召喚なアニメランキング3位
11eyes イレブンアイズ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (576)
3590人が棚に入れました
平凡な生活を送っていた皐月駆だが、ある日幼なじみの水無瀬ゆかと共に、突然不気味な異世界へ迷い込んでしまう事に…。
血の色にも似た不気味に赤く染まる空に、漆黒の巨大な月。そんな『赤い夜』の世界に、呆気にとられる駆とゆか…。
さらに、二人の周りに異形の怪物が現れ、襲いかかる。駆たちの命をかけた戦いが始まる!

声優・キャラクター
小野大輔、後藤麻衣、浅川悠、力丸乃りこ、壱智村小真、森久保祥太郎、萩原えみこ、水橋かおり、たかはし智秋

jethro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヤンデレという愛すべきキャラ

突如 真っ赤に染まった世界に引き込まれた
高校生の少年少女たち
ここはどこなのか? 何なのか?
襲い来る黒騎士たちとの戦いを通して
衝撃の真実が明かされていく
中二病系 学園バトルラブファンタジー

「赤い世界」って何なのか
その存在理由は?
黒騎士って何なの?
時々導入される中世の世界って?
ヴェラートって何者?
リゼットの本当の狙いは?
そもそも、欠片(かけら)って何?
などなど・・・
一応説明されてはいるのですが
物語の設定が順序だって説明されないので
全体把握するのに労を要するかも
というか・・・
物語を構築する上で視聴者に対する説明の仕方が
あまりうまくないですね
バラバラにネタを明かしていく手法は認めますが
10話でのまとめ解説も解りやすいとは言い難いです。

とはいえ一応はきちんとした世界観となっているので
理解できると深みある物語として楽しめます。

好みは分かれると思いますが本作最大の魅力は
ヤンデレ女子へと変貌を遂げる
主人公の幼馴染にしてヒロインゆか にあります。
狂気とまでいかない点や主人公の駆(かける)が
「気持ち悪がったり」「避ける」行為には至らない点から
ヤンデレといっても、相思相愛は継続され
ピュアな恋愛部分が強調されるので
視聴者は同情的な眼差しをもって
受け入れる事が出来るのではないでしょうか
ただし
ヤンデレ要因ともなる主人公の誤解を招く行為が
取って付けたようなイベントシーンなのはマイナス点

本作のテーマは ゆか のような一途な愛
その投影元となるリゼットの恋愛劇こそが本題となります。
本来主人公であっても良いはずのリゼットのヴェラードに対する
死してもなお抗い続ける愛情は、あまりに破滅的ですが
そこから浮き彫りにされるものは純粋無垢な究極の愛です。
封印状態にある白いリゼットは
邪悪なものを引き剥がされた愛
「剥き出しの愛」そのものの姿と言えるのではないでしょうか
それが主軸に置かれなかった本作は
ある意味、的外れな内容になってしまった気がします。

こうやって考察していくと
残念ながら主人公である駆(かける)が
ミスキャストであることを公言しているようなものなんですが
ギャルゲーってこういうものだから・・・しかたないっスね

アニメ作品なんだから・・・なんて言うのは
贅沢な願いかもしれません

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャケット・・・やっぱり良かったです(//∇//)

本作品は、『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』というゲームソフトが基になっているそうです・・・ゲームはやらないので知りませんでしたが・・・^^;

この作品との出会いは、あにこれで棚に入れると、「こんな作品もお薦め・・・」と3作品位出てくるレコメンド機能がありますよね・・・あれです^^;
・・・ジャケットのデザインが妙に気になって、なんの気無しに自分の棚に入れたのが始まりです。

視聴済みの方のレビューを少し拝見したので、自分の中で本当は優先順位はもっと後の方だったのですが・・・

私は、視聴済みと未視聴の作品を棚の中で分けているので、棚の整理や次に視聴する作品を探す度にチラチラとジャケットのデザインが目に入って来て・・・そのうち頭から離れなくなりました・・・(//∇//)
(これは、見ない限り続くよね・・・)と思い、思い切って視聴しました・・・^^;

ですが、ジャケットのデザインで作品を選んだ事が無かったので・・・もしかしたら、ジャケットを飾っているヒロインの水奈瀬 ゆか(みなせ ゆか)ちゃんに作品を見てもいないのに惚れ込んでしまったのか・・・ただ単に恥ずかしいだけなのかは正直わかりません(//∇//)・・・そういう経験ってありませんか・・・(//∇//)

・・・という意識があったせいか、私はそこそこ面白い作品だと思いましたよ^^;
突如辺り一面が赤く染まった世界に引き込まれてしまい、そこで自分の力に覚醒し、真実を目指していく・・・という感じです。
人を好きという気持ちを表面に出せる人と内面に秘めてしまう人っていると思います。これまでの生まれや育ってきた環境によっても差が出る人格・性格の描写などは上手に表現されていたと思います。

なので、・・・もし興味のある方はご覧頂いてもいいかも・・・です^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

赤いほうの夜

中二アイズ。桃の夜・・ゲホ赤だっけ?

正体不明の現象「赤い夜」に巻き込まれ
赤い夜を生き抜くために仲間とともに
立ち向かう物語。

眼帯の主人公皐月 駆(声小野大輔)の
語り口調等で大まかな世界観等を補足
しつつ展開していくので解り易い。

OP/EDとも重厚な感じで世界観に合う
感じだし挿入歌や効果音の使い方等も
可也インパクト重視で派手目。

世界観等諸設定は可也面白いと思う。
バトル等も臨場感があって効果的に
物語に抑揚をつけている様に感じた。

終始シリアスがメインでミステリーな
雰囲気も学園の日常シーンと良い感じ
のギャップで良い感じで、主人公駆の
心理描写も共感しやすい。

キャラデザは甘過ぎのテンプレ中心。
声優も甘めのギャルゲ的布陣?
服飾デザインも制服など甘め。
敵キャラは小グロ陳腐な雑魚系

くどい気もするけど・・勢いがある内に
全てが終わる感じのスピーディな感じ。


以下は感じたままの描写のイメージ。

駆は姉の謎の自殺以来怠惰で積極的な
交友は無く物静かな性格なため・・
女性陣がパンツ要員として彩り頑張る。

幼馴染の「水奈瀬 ゆか」は更にスペシャル
な癒しパンツ要員として隙あらば魅せる。

緩急?一応・・学園ラブコメ風おぱんつ
展開とシリアスなバトルパンツ展開等で
緩急ある感じかな・・

パンツの謎・・じゃない・・赤い夜の謎
に迫りつつ姉のパンツの色・・じゃない
秘密が徐々に解明され運命的な話になる。


本編と無関係?な番外編13話桃色幻夢譚?
11eyes volume7 OVA Speciaが本編だと思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

73.7 4 眼帯で召喚なアニメランキング4位
邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
918人が棚に入れました
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

心地良い停滞

【物語 3.5点】
ぶっ飛んだ設定&バイオレンスのインパクトで先制した1期→
お約束がパターン化した2期の安定感?
という無難な続編ギャグアニメ。

ネット上の視聴者の反応はバッチリ見ているぞ!
と言わんばかりの“場外戦”ネタに各種オマージュ要素も多く、
強固なファン層である“邪教徒”の繋ぎ止めで、
命脈を保って来た本シリーズの性が表れている。

例えば一話冒頭の、{netabare}邪神ちゃんとゆりねの出会いの詳細を描いたエピソードは、
いやw2期で今更やるなら、1期一話でやらずに、
どうしていきなり肉パーティーやったんだよw{/netabare}
というファンのツッコミ待ちの導入w


【作画 3.5点】
奇妙に安定。

AmazonPrimeVideo独占一挙先行配信→TVでは一話ずつ放送。
という最近ちらほら目にするようになったオンエア形態。
クール途中でスケジュールが滞る心配もなく、
可も無く不可も無い作画が安定供給。

ギャグアニメにはしばしば、何でそこを無駄に描き込むのか(笑)
というパターンがあるが、本作はそれを数発仕掛けるだけのソースを確保。

例えば、{netabare}邪神ちゃんがパイ投げチャレンジする展開で、
巡った世界各国の背景を用意するとか。{/netabare}


私のツボ:毎度、堕落した邪神ちゃんをバラすことになる、
ゆりねの待ってました♪と言わんばかりの不適な笑みを湛えた表情。
何だかんだ拷問、楽しんでますよねw


【キャラ 4.0点】
邪神ちゃん、別に魔界に帰れなくてもいいんじゃない?
ドロップキック無理に決めなくても、
生活費つぎ込んだパチンコで負けて、
ゆりねに折檻される方が邪神ちゃんらしいよ。
(実際、ドロップキックしないことが自虐ギャグ?になる程w)

そんな感じで人間界が本来の居場所じゃないはずの
天界&魔界の各キャラが日常のぬるま湯に沈没w


2期では中国からキョンシー姉妹が漂着し、
もう一つの主要配信サイトである中国・ビリビリ動画の“邪教徒”にも訴求。
人間になりたかったり、パンダやめたかったりするらしいが、
大丈夫、邪神ちゃん界隈でダラけていれば、
そんな目的などすぐに形骸化するさw


さらには、人間界で暮らす羽目になった新たな天使も新規追加。
ただ、いくらなんでも……{netabare} 天使の輪は脆すぎるのでリコールすべきだと思うw{/netabare}


【声優 3.5点】
主要キャストが進捗を見せキャラに馴染んで行く中、
本作は引き続きゲスト声優でも制作費を無駄遣いw

アパート管理人に島本 須美さん演じる大物管理人?を招聘してみたり、
キャスト采配でもギャグ魂を見せるw


【音楽 3.5点】
劇伴は1期準拠。

音程外し気味のほのぼの日常系リコーダー曲を
敢えて邪神ちゃん解体シーンに起用する等、
音響の采配も相変わらずw

OPはhalcaさんの「時としてバイオレンス」
裏切りと拷問を繰り返す、邪神ちゃん&ゆりねの腐れ縁を表現した良曲。
(halcaさん、『かぐや様』2期じゃなく、どうしてここにw)
ただ、本作は、アニメEDばかり続いた彼女にとって、
悲願のアニメOP曲とのこと。祝福しましょう♪

EDはZAMB(ザム)「Love Satisfaction」
アニソンのヘビメタカバーを生業としてきたバンドが手がける初のオリジナルアニソン。

今後もパンチ力を磨いて、アニソンでスピードメタル、また、かまして欲しいです♪

ED映像も無駄に力入ってますw


その他、ぽぽろんは先輩とは段違いの天使の歌声を響かせ、
邪神ちゃんも、唐突に、歌謡曲(しかもフル歌唱w)で、のど自慢を披露w


【感想】
アマプラで全12話感想済。
先日、実質“本編”最終回である10話の放送が終了したとのことで。

この後、11話は、振り返りの“特別編”(“総集編”じゃないんだあくまでも)を挟んで、
12話のSP回は……{netabare}邪神ちゃん役・鈴木 愛奈さんの出身地・北海道千歳市の
“ふるさと納税”企画により実現した、観光誘致も兼ねた追加エピソード。
アマプラ配信開始当時は新型コロナ緊急事態の真っ只中で、
“聖地巡礼”効果も望めない惨状だっただけに、
日本の観光がピンチから脱却を図ろうとする{/netabare}
今こそアマプラ独占ではなくTVでも放送して欲しいエピソードなのですが……。

追記:……などと悶々としていた所、12話TVでも放送との情報を頂きました♪
ここまで視聴してきた方には、10話、11話で終わった?
と切らずに、是非、SP回まで完走して欲しいと願います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

帰ってきた邪神ちゃん!

まさかの2期ですの!じゃしドロ!←そんな風に略すのアンタだけよ。
何気に1期は大好きなアニメでした。
お世辞にもクオリティが高いとは言えないし、内容も人を選ぶ系だったけど、中毒性が半端なくて気づいたら邪神ちゃんロスになってた記憶。
アニメ続編はあり得ないと思ってら仰天の2期制作発表ですよ。
しかも見るからに作画の質が前期に比べて上がってます!

本作の2期制作には事情があって、1期終了後に制作側からファンに向けてクラウドファンディングで製作費用を募ったり、ふるさと納税を活用して1.8憶の寄付を達成したりと、様々な工夫を行って執念の2期制作にこぎつけたとのことで。
それだけアニメスタッフからもファンからも愛されたシリーズってことでしょう。
3期制作する予定があったら、またふるさと納税キャンペーンをやってほしいな。
本当はBlu-rayの購入が一番なんだろうけどやはり金銭的に円盤揃えるのはキツいです。

さて、内容にもちょっとは触れておきますと、1期の頃からシュールなバイオレンスギャグがツボでしたが、今期も同様の面白さがありました。
相変わらずパロネタは豊富ですが、元ネタが古かったり、マニアック過ぎだったり分からないことが多々ありましたが、この作品は勢いが全てだと思いますので冷静に考えちゃダメです。
深く考えると「え、そのネタどこが面白いの?」ってなるので、しょーもないこと言ってるな~くらいに受け入れるのが吉。

キャラは1期以上に増えますが、どの子も良いキャラしてるけど 居ても居なくても問題ないといった感じで…(ぺこらは不可欠なので除く)
「居ない方が良い」ではなく「居ても良い」というのがポイント。
基本的には主人公の邪神ちゃんと花園ゆりねが作品の魅力の大部分を占めております。
邪神ちゃんはパチンカスのイキリ悪魔だけど、ちゃんとしっぺ返しを食らうのが面白いですね。また、蛇の妖怪に似てると言われて長々と落ち込んだり、仲間が魔界に帰ってしまって寂しがったりする一面も好きです。
ゆりねは最初はクールなキャラだった気がするけれど2期になってから性格が少し変わったような…?前から邪神ちゃんの寒いギャグで吹き出すくらいは度々あったけど、今期はいつまでもゲラゲラツボってるのが可愛かったです。
怒ると邪神ちゃんを切り刻む癖も少なくなったかなと思ったけど、何話かで二枚おろしにしちゃってのには笑えました。真っ二つになる主人公なんて普通のアニメじゃあり得ません。このアニメくらいじゃね?
ゆりね役の声優さんは、何年も昔のアニメ"六畳間の侵略者"のレイボーゆりか(だっけ?)の印象が強くて、当時はこの変な声では生き残るの厳しいだろうなと感じていましたが、本作で当たり役を引けて良かったと思います。

終わりに1クール楽しい時間を提供してくれた邪神ちゃんアニメスタッフに感謝。
繰り返しになりますが確実に人を選ぶ作品であるとは思います。
自分はたまたまハマれましたが、万人受けではなく一定のファン向けアニメなことは1期放送時から相変わらずです。
余談ながら本作はAmazonのプライムビデオで春アニメ開始と同時に全話配信の形をとっていたため、一気見することも可能でしたが、このタイプのアニメは週間で視聴する方が適してると思ったのでテレビ放送で見ました。
願わくば1クールと言わず、このままずっと毎週視聴を続けたいものです。
邪神教徒の皆さま、3期制作のために今後も寄付を宜しくお願いします!笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イキリアクマ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げる
ちょっと危険な同居生活コメディ!

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

邪神ちゃんとゆりねの日常を描いた潔いほどオマージュ色丸出しの作品です。
私は原作未読なので分かりませんが、原作もこんな感じでオマ-ジュ満載なんでしょうか?

一方で情報量の多い作品だったとも言えると思います。
例えば、今期の放送を視聴しなかったら私は「邪神ちゃんねる」の存在には気付かなかったでしょう。

そして本編でもちょいちょい出てきましたが「邪神ちゃんが何回ドロップキックをしたか数えよう!」という企画も並行して開催されていましたよね。
正解者の中から抽選で5名さまにキャストサイン入り台本をプレゼントして貰えるんだそうです。

しかも「何度もチェックするためにAmazon Prime Videoをご活用下さい」ともニュースに書かれているので、これだけ見たら「数えようかな~」という気になりますよね。

ところがですよ…ポイントは本編映像に「千歳編」が含まれているところなんです。
千歳編とは、邪神ちゃん役の鈴木愛奈が北海道の千歳市出身であることから、千歳市が市のPRのために故郷納税を募集して制作が決まったテレビ未放送のスペシャルエピソードなんです。

ふるさと納税を調べてみると、30,000円からの納税で円盤が返礼品になるとの事でした。
「これじゃ見れないじゃない…」
と思ってAmazon Prime Videoをチェックしてみたら、12話として千歳編が視聴できるではありませんか!
まさか返礼品じゃない方法で視聴できるとは…!
これでドロップキックの回数を数えるのに死角は無くなりました。

そしてレビューを書く上で是非とも触れておきたいのが「この作品はタイトル詐欺かどうか?」という点です。
本編でも触れていましたがどうでしょう…
確かに本編では殆どドロップキック姿を見かけなかったような…
ですが、オープニングで毎回見ているので正直あまり気にならないんですよね^^;
もしかすると次の機会があるかもしれないので、そちらを楽しみにしていたいと思います。

オープニングテーマは、halcaさんの「時としてバイオレンス」
エンディングテーマは、ZAMBさんの「Love Satisfaction」
因みに千歳編のエンディングテーマは、邪神ちゃんとリエールによる「CHI☆TO☆SE愛歌」でした。
ノリノリのオープニングが個人的には大好きでした。

1クール全12話の物語でした。
頭を空っぽにして視聴できる貴重な作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

67.6 5 眼帯で召喚なアニメランキング5位
邪神ちゃんドロップキックX(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (142)
448人が棚に入れました
2018年にTVアニメ第1期が放送され、2020年より第2期が放送。2020年10月、アニメ第3期に向けたクラウドファンディングを開始し、目標金額を2日間で2000万円の目標を達成し製作を決定した。 クラウドファンディング、ふるさと納税など既存のアニメビジネスの枠内にとらわれないコラボを積極的に行う異色のIPとして注目されている。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

味方を認識し、振り切ってきたのかも・・・。

小耳に挟んだところによると、クラウドファンディングで資金を調達し、製作をされたそうで・・・。

私は、そこまでの思い入れが無かったもので・・・、出来上がったものを見させてもらうだけですので、少々申し訳ない気持ちもしたり、しなかったりですのw


さて相変わらずの邪神ちゃんのクズっぷりは言うまでもないが、大分キャラ数のインフレも進んできてはいるのに、ちゃんと見れているのは頑張っているなーと思って観ました。


内容はあるようで無いようで・・・。


ナンセンスでブラックでスラプスティックでメンヘラで可愛くて面白くてちょっと不快でやや愉快でクズでゲスで観ていてイタイくて少し苦しくてゴスロリで世の中の世知が無さが実感できて人のあったかさもやんわり感じられることもあったり無かったりでキャラが立っていてキャラのタレントが豊富でそしてたまにイライラして病みや闇を醸し出しつつもムラや無駄をたっぷりと内包しドロップキックかましたくなる様な混沌とした作品でした。
(あえて混沌さを文章で表現してみましたw)



相変わらず、私的には若干、好みに合わない表現、不快な表現は多々あるものの、そんな私の好みに合った作品がそうそう作られるわけもなく、資金も出していない人間の希望を誰が叶えてくれるか、という当たり前の現実。

「嫌なら見なければいいんだし」というある意味真実のパワーワードをちゃんと心得ている私は、自分のモノサシで視聴をしていましたw。


ただ、今作は今までの2作品よりは少しマイルドになっていたかな、と言う所感も持ちました。


前述したように、キャラのタレントは大変豊富で、好き嫌いはあるかもしれませんし、昨今「正義の味方」からウダウダ言われそうなキライはあるのですが、かわいらしく観ていて楽しいキャラも多くいます。
何なら邪神ちゃんだって、ちゃんとポイントポイントでは可愛らしく見えたり、美しく見えたり、綺麗に見えたりするんですw。


皆さんの感想を拝見していると、今作の旅行回的な部分をあまり楽しく感じなかったという方の方が多そうな気配でしたが、私的には割と楽しかった気がしました。
ただ、初音ミクとのコラボはあまり効果的では無かったとは思いました(※個人の感想です)


あとは・・・これも前述しましたが、イタイ系は少しマイルドにはなりましたが、ブラック的な部分は相変わらずの様でw。


クラウドファンディングで作品の資金を調達できた≒「ファンがいる、味方がいる」と言う成功体験、実感は「観たい人がいるんだから、観たい人の為に」というエネルギーやモチベーション、そして自信につながりそうです。
これは、大きな力にはなりそうですよね。


ただw邪神ちゃんのようなタイプの作品は、この味方の力を基に暴走、突っ走る可能性も捨てきれないかもですねw。


無理矢理見せられるような事でもない限りは、映像作品は「嫌なら見るな」がある意味真実です。

「俺らが作った作品が嫌なら見なければいーじゃーん、俺らは応援してくれる人がいるから作っているんですけどーーー何かぁありますぅ^_^」的なw驕りというか独善と言うか。

まぁ、私個人としては、ギリギリまで突っ走って、振り切れ具合を観てみたい気もするのですが・・・
そんな気にもさせてくれるぐらいの混沌とした魅力を持つ作品なのかもしれせん。

実際は世の中そう簡単なものでは無いですけどね。
ちゃんとした大人な皆さんがいろいろ調整して形にしているのでしょうから。


個人的にはですが、せっかくいいキャラクタをそろえているのですから、キャラが活き活きとした楽しい作品にして欲しいと、金は出さないが口は出すw的な視聴者の甘々な感想で終わりたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

懲りない邪神ちゃんに3度目の正直は訪れるのか!?

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期は視聴済です。
正直、邪神ちゃんの性格はあまり好きではないのですが、ゆりねとも掛け合いは面白いし、邪神ちゃんを取り巻く天使や悪魔の皆さまの言動ややり取りも面白いので、つい視聴してしまう感じの作品です。


ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げる
ちょっと危険な同居生活コメディ!

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。

彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。

「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。

仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんとゆりねだが、
邪神ちゃん曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。

そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

今回もこの作品にとっては定常運転…だったんでしょうね。
邪神ちゃんは「働いたら負け」と思っているようです。
デレマスの双葉杏ちゃんが「働いたら負け」Tシャツを着ていたのは記憶に新しいですが、杏ちゃんは可愛げがありましたし、実際アイドルとして頑張っていたので結果オーライだと思います。

ところが、邪神ちゃんは労働意欲が1㎜も無いんです。
しかも、ギャンブルすればがっぽがっぽ儲けられると本気で思っているんです。
ギャンブルや博打なんて、当たる訳がないんです。
そもそも博打とは「金銭や物などをかけ、さいころ・花札などで勝負を争うこと。賭博(とばく)。
比喩的に、幸運な大成功をあてにした危険な試み。」なんです。

そこに大金を投入しようとする発想そのものが間違っていることに気付かず、あちこちで他人に迷惑をかけている…これは人としてどうかと思うんですよね。
あ、邪神ちゃんは人じゃありませんけれど^^;

労働に見合った対価を貰って慎ましく生活する…
ありふれたごく普通のことかもしれませんが、これを維持・継続するのって
結構難しいと思うんですよね。

まぁ、それじゃ物語が少しも面白くないので頭のネジを2,3本抜いたらこうなった…感じの作品と言う印象です。
ここまでぶっ飛ばなきゃ北海道から九州にまで物語が展開しなかったでしょうから。

物語の内容については、結構物議を醸し出したみたいですね。
気持ちは分からなくもありませんけれど、邪神ちゃんの言動こそ常軌を逸していましたが、物語の舞台についてはしっかり描かれていたと思うので、富良野市議会の決定は尊重できると思います。

オープニングテーマは、halcaさんによる「あれこれドラスティック feat.鈴木愛奈」
エンディングテーマは、花譜と可不さんによる「流線形メーデー」

1クール全12話の物語でした。
この作品の放送終了後に、第4期に向けたクラウドファンディングでの資金集めが計画されたそうです。
何でも新作OVAを順次制作し、1期相当分が制作できたら第4期としてテレビ放送されるんだとか。
そして開始僅か35分でOVAを制作する目標金額に達成したそうです。
何だかんだ言いながら、この結果がこの作品に対する評価を物語っていると言っても過言ではありません。
第4期かぁ…制作されたら是非視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

名前を入力してくださ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

EDが憎いんだ

コラボ企画というのは、宣伝効果の増大という利点と裏腹に作品としての面白みが減る(白けてしまう)という欠点をはらんでいます。やはり当作品も、コラボ回は『邪神ちゃん』の毒の効いた掛け合いが薄まってしまった感じがしましたが、それでも最大限邪神ちゃんワールドの基でストーリーはしっかりとまとめられていました。

エンディングは3期にしてゆりねと邪神ちゃん2人しか出てこない構成になっています。2期までやって’こそ‘の、より一層味わい深い映像になっています。

違法アップロードに真っ向から対峙する作品ってこれぐらいでは?と言わんばかりに、「違法よりも早く」という概念を世界で初めて提唱した作品でもあります。実際はただの先行公開でしかありませんが、そのような箔を付けて色々と広めていくのが新しいなーと思いました。

というのは背景の話で、アニメ本体の話をしろ!と野次が飛んできそうですが個人的に大事なことと思っていて。話が逸れますが、音楽について多数のトピックを扱うYouTubeチャンネル「みのミュージック」曰く、音楽の評価について「楽曲本体ではなくその背景に魅力を感じている状態(例えば、このアーティストは辛い時期を乗り越えてきたから好きだ、など)は、ちょっと違うのでは無いか」のような発言をしていました。これを置き換えると、ふるさと納税とかクラウドファンディングとかの事情よりも、アニメ本体の筋書きや主題歌の評価を専らするべきであるのでは、というのが中立的な評価の仕方(のひとつ、若しくは一例)です。

しかしながら、当作品に携わる制作陣の裏での努力は目を見張るものがあり、到底無視できるものでは無いです。自治体とコラボするなどの独特な宣伝方法などは実に革新的であり魅力的であり。

ED曲は花譜もとい可不が担当。音声合成ソフトを用いるボーカルの曲が、映像物の主題歌/挿入歌になることはこれまで皆無だったのではと思います。VOCALOIDが世間で人気を集める現代でも、何故か(文化としてお互い手の届く関係にありながら)親和性があるようでほぼ無いようなものでした(ボカロ曲をルーツに持つ音楽家の作品はこれまでにも沢山主題歌に起用されてきましたが)。長らくそこが個人的な疑問だったので、この作品を気に新たな文化の融合が進むと良いですね。

大胆にも初音ミクとのコラボをする、という革新的⭐︎どろっぷきっくです。YouTubeのコメントを見るに、動くミクの反応はかなり上々のようです。こんなスプラッターアニメにコラボを許可出したクリプトンはなかなかの寛容度です。パロディの範疇を超えて本物を全話に出すという所業に出た公式は素晴らしいと思います。(と、書いていますが私はボカロ曲には何も興味のない人間です。日本の文化がより多角的に発展していったらいいな〜と思っているだけの人です。)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
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