nyaro さんの感想・評価
3.0
アメリカのホームドラマの感じ?訳で日本的ギャグにしないと笑えません。
「友あり、遠方より来る」という故事成語(出典は孔子の論語、友=朋)が1話のサブタイトルになっていたので目に付きました。
万聖街=ALL SAINTS STREET、つまり聖人、立派な人ばかりの街といタイトルと合わせて「聖おにいさん」を連想して、孔子と誰かが絡んで、哲学アニメかシュール系?と思って視聴しました。
結果的に聖おにいさんにかなり遠い意味で、似てなくはないです。聖が中国では怪人の意味なのかわかりませんが、4コマギャグ的なショートギャグでした。
ただ、そこに哲学があるのか、シュールなのか、不条理なのか、あるあるなのか、ニュアンスが掴めません。
笑わせに来ているポイントは、わかるつもりですけど、面白くないです。そして、面白くないという判断が正しいかどうかもわかりません。
ウサギと蛇を取り出すのが、面白ポイントなんだと思いますが、じゃあ、どういう意図で面白いのか確信が持てない感じです。なにか有名な中国の話があって深い意味でもあるんでしょうか?
子供向けなら単純にコミカルな動きや、悪意を感じた部分で受け取ればいいんでしょうけど、だとすると大して面白くないです。それに流血もありますので、海外だと子供には見せない気もします。
パソコンの文字や、道路標識も何か書いてありますが、それが何するかわかりません。漢字といっても簡体字は全く読めないです。日本語版にするなら、訳語を入れて欲しかったなああ。
絵柄はアメコミみたいだし、今の中国の生活水準の高さが推察されて、興味深くは見られますが、はて、どうなるんでしょう。キャラはダンまちのベルくんみたいだなあと思ったくらいで特に今のところ、ああ、キャラだなあ、という感じで感情移入は難しいです。
追記です。
一応、ザーッと見ました。結局、バラバラに10話くらいチェックしました。全体的には、ちょっと古いアメリカのホームドラマとか青春ドラマの一部っぽい雰囲気がするなあという印象でした。
そもそもアメリカのドラマの笑いどころって難しく、日本語訳で日本的な笑いにしてますよね、多分ですけど。そういう工夫がないと厳しいのではないでしょうか。