2024年度の転生おすすめアニメランキング 23

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の転生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番の2024年度の転生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.6 1 2024年度の転生アニメランキング1位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (128)
402人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いくさの中で

原作未読 全12話

転生貴族、鑑定スキルで成り上がるの2期です。関係性から1期からの視聴をオススメします。

今回は、戦がメインで、鑑定スキルで登用した部下たちの活躍を中心にお話が進んでいきます。

交渉での駆け引きや敵の意図を見破り、逆手にとって攻略したりと大活躍でしたね。

戦死者の家族に1件、1件手紙を出したり、故郷に帰ったときは戦死者の家族にお詫びして一緒に泣いたり、優しさが滲み出るシーンが何度もありました。

こういったシーンは他の作品ではあまり見たことがありません。

戦も一段落して、 {netabare}戦の功績から出世してアルスは故郷に帰ってきます。そしてアルスはリシアと結婚して正式に夫婦となります。

かけがえのない伴侶が出来て {/netabare}守るものが多くなったアルス、まだまだ戦は終わっていません。

3期も決定していますので続きが楽しみです。

OPはPassCodeさん、EDは田中有紀さんが歌っています。

最後に、主人公のアルスは鑑定のスキルの能力を持っていますが、人を引きつける能力も持っていますねw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 12

65.3 2 2024年度の転生アニメランキング2位
歴史に残る悪女になるぞ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (117)
324人が棚に入れました
ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。 念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない! ——と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で……。 はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉

68.9 3 2024年度の転生アニメランキング3位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (206)
661人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!

声優・キャラクター
アルス・ローベント:藤原夏海
リーツ・ミューセス:坂泰斗
シャーロット・レイス:佳穂成美
ロセル・キーシャ:岡咲美保
リシア・プレイド:花澤香菜
レイヴン・ローベント:東地宏樹
ミレーユ・グランジオン:生天目仁美
ファム:戸松遥
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトル通りの素直な作品です。

転生感をあまり感じられない異世界転生アニメ。
転生の痕跡は、人物評を戦国武将に例えるくらいです。
弱小貴族に生まれた主人公が、鑑定スキルで有能な家臣を集め徐々に・・・
のような内容で、チート感はあるけれど素直な作品です。

主人公アルスは人が良く、誰からも好かれる優しく素直な性格。
有能な人々に囲まれているので、普通が際立ちます。
しかし、彼の能力は人々に慕われるところ。
人種・身分・境遇・性別にかかわらず分け隔てなく接します。

{netabare}2~3年で1人の家臣をスカウトしています。
だから、時間がアッという間に経過している感覚。
家臣たちは剣士・魔法使い・軍師など、それぞれ秀でた能力を持っています。
1期現在の有能人物は家臣4人、許嫁1人、それにスパイ?1人です。

キャラ立ちは良く、彼ら彼女たちとの確かな関係を築く過程が描かれます。
どちらかと言うと、女性キャラの方が自由奔放で面白味があります。
中でも、許嫁のリシアが怖可愛いい。
間違いなくかかあ天下、良く言えば内助の功、良いパートナーになりそうです。

内戦勃発不可避のラスト。
皇帝への道が示唆されて、1期が終了します。{/netabare}
アニメタイトルの「成り上がる」
2期では、きっとなし遂げられるでしょう。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 17
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンプレ転生からの.....?

第1話見た限りだと異世界転生ハッピーセットなんだが、この手のアニメの
中じゃ当たりの予感。
絵や音楽も余裕で平均点以上というか、手抜き感は感じない。
初回で制作レベルを判断するのもアレだけど、最近は開幕で豪快にやらかす
アニメも多いからね。
主人公の声や演技は正直どうでもいいかな。
父上の声は渋くて好きだわ。
{netabare}それにしても信長はさすがに草。
あと丸メガネのメイドがなんか気になる.....{/netabare}

・第5話まで
花澤ロリボイスだけで100点満点だ!(笑

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルのイメージがよくない。とっつきにくいタイトル。

「鑑定」という言葉で連想化するのは,骨とう品や珍しい品物を,鑑定のプロが,後ろの電光板で値段をはじき出す番組を思い出してしまい,タイトルを見ただけでは,何のことやらとおもい観るのをはじめためらいました。

これはひとえに,私のこの作品への事前の「情報不足」が原因です。

しかしながら,2024春アニメで,「転スラ」「このすば」を除いて,似たような作品が,ほかに3-4本もある中では,一番面白いなと思います。

なぜか中世-近世のヨーロッパの街並みや風景の異世界が定番もののアニメが多い中,ペースは同じであっても,特殊な能力で「なり上がっていく様」を観るのは気持ちの良いものです。

話の進展がゆっくりながらも,着実に人集めをして国力を高めていくという設定は,先々がとても楽しみです。

12~13話で終わるのなら,続きも観てみたいなと思わせる作品です。「転スラ」のようにテンポはゆっくりでじれったいのですが,「成り上がり」という快感は同じです。

ヨーロッパの王権時代のように,各階級の諸侯の連合体で,国が成り立っているということで,その中でも「小領主」のある主である主人公が、頭角を出すのは時間がかかりそうです。

おそらくは,12-113話では,満足な結末は望めないでしょう。
この先の話の進み方,幅の広がりに期待をしています。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

62.5 4 2024年度の転生アニメランキング4位
さようなら竜生、こんにちは人生(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (73)
227人が棚に入れました
ある時、最古の神竜が人間に討たれた。 悠久の時を生き、神々すらひれ伏す絶大な力を持つその竜は、孤独と共に己の死を受け入れた。 しかし、次に気がついた時、竜は辺境の村人ドランとして第二の生を受けていた。人間として竜よりずっと短い生を生きることになった彼は、畑仕事に精を出し、食を得るために動物を狩る……。 質素ながらも温かい村での生活に、ドランの心は竜生では味わえなかったささやかな喜びで満たされていく。しかしそんなある日、沼地の調査に出かけたドランの前に、セリナと名乗る半身半蛇のラミアが現れる。 伴侶を探して旅をしている彼女は、ラミアなのに人間を誘惑するのが苦手だという。人と魔物、相容れぬ存在ながらも次第に心を通わせていく二人。 だが、二人の前には様々な外敵が現れて――!? 辺境から始まる、元最強最古の竜の“生き直し”ファンタジー!

声優・キャラクター
ドラン:武内駿輔
セリナ:関根瞳
クリスティーナ:大橋彩香
ディアドラ:佐々木未来
アイリ:松永あかね
ギオ:石毛翔弥
フィオ:天海由梨奈
マール:朝日奈丸佳
ゲオルード:水中雅章
ラフラシア:小倉唯
ゲレン:野津山幸宏
ゲオルグ:日野聡
マイラール:金元寿子
カラヴィス:朝ノ瑠璃
レティシャ:松岡美里
マリーダ:松井恵理子

68.9 5 2024年度の転生アニメランキング5位
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (196)
632人が棚に入れました
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」


声優・キャラクター
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
グリモワール:大塚明夫
アルベルト:堀江瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

かわいらしいキャラたちがアクションで魅せる作品。

謙虚なサークル(原作)、メル。(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「講談社ラノベ文庫」(講談社)で書籍化(既刊7巻、小説未読)。
石沢庸介(作画)によるコミカライズ版は、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載中(アプリ内セールスランキング1位を記録、既刊15巻、コミカライズ版は途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は『明治撃剣-1874-』の玉村仁。制作は、同じく『明治撃剣-1874-』のつむぎ秋田アニメLab(本作が2作目)。放送は、テレビ東京系列など。なお、二期の制作が決定済み。
(2024.4.14投稿、7.15「本作の特殊な制作体制」を末尾に追加)

【あらすじ】
血統による魔法の才能が絶対的な力を持つファンタジー世界が舞台。そこで才能に恵まれなかった魔術師が血統による魔法の才能に恵まれた貴族と決闘して死亡した後、サルーム王国の第七王子ロイド(CV.小市眞琴)として転生。
その後、血統による魔法の才能を得た主人公ロイドは、第7王子という気楽なポジションと前世の知識を武器に魔術を極めて俺TUEEEするという、いかにも「なろう」な作品。

基本的なノリは、コメディなので観やすい作品だと思います。また、キャラが全般的にかわいらしく、その「かわいらしいキャラ」からは想像しがたいほど「よく動くアクションシーン」で魅せる作品にもなってます。

なので、上で「なろう系」とは書いたものの、雰囲気は、世界観や時代設定が異なるものの、軽いノリや見た目かわいらしいキャラたちが、えげつないバトルをするところから『平穏世代の韋駄天達』が近いでしょうか。ただ、エログロ表現の多い『平穏世代』より内容がマイルドなので一般受けはしそう。


【かわいらしいキャラたち】
主人公のロイドは、10歳のショタキャラなのですが、魔術と武術に対して異常なまでの興味を示し周囲をドン引きさせます。

また、王城の地下に封印されていた魔人グリモは、ペット兼マスコット兼解説役として、わざわざ声優を大塚明夫さんからファイルーズあいさんに変更し、姿も可愛らしくなって、ロイドの使い魔となります。

個人的には、ロイドのメイドで教育係のシルファ(CV.Lynn)が推し。
彼女は、「銀の剣姫」という異名を持つ銀髪の剣の達人なんですが、ロイドを溺愛しており、ロイドのことになると暴走気味に…
また、彼女の見せる「ラングリス流剣術」が本作の見処の一つにもなっています。

あと、冒険者で気術使いのタオ(CV.関根明良)は、イケメンに目がなく、シルファと張り合うやりとりが面白い。

さらに、第6話からEDなどで既に登場していた褐色幼女のレン(CV.高橋李依)がようやく出てきて、圧倒的な魔力を持つ魔族とのバトルが始まります。


【よく動くアクションシーン】
さて、本作では、実写のアクション映画などではよく見てもアニメでは見なれない「アクション監督」(『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公・村尾潤平の父親がアクション監督でしたね)の表示が!
本作のアクション監督のアベユーイチさん、Wikipedia調べですが、特撮のウルトラマンシリーズで監督などをしていた方のようです。

私は武道をしていたので、アクションシーンの違いに敏感なのかもしれませんが、本作のアクションシーンは、他のなろう系アニメとは一線を画すレベルだと思いました。

例えば、第1話でいきなり始まった、それまでのコメディタッチな流れとは不釣り合いとも思えるほどの凄まじいロイドとシルファとの剣の稽古シーン。まず、これに驚いてレビューを書こうと(笑)

また、第10話。シルファの「ラングリス流 一虎・顎」の演出がかっこよすぎる。あの微妙な角度をつけた構えからカメラアングル一周は、実際に達人の動きをモーショントレースするか武道やってた人じゃないと、あそこまで細部を表現するのは難しいと思いました。

監督以外に「アクション監督」が別に求められる理由は、監督の頭に全身の具体的な動きのイメージがないと、それを具体的な動画にできないから(アニメの原型である「パラパラ漫画」の要領)。

是非、他のアニメのアクションシーンと比べて欲しいのですが、他の作品では、具体的な動きのイメージを持てないこと以外にも動かすと予算や作業量などが大変なこともあって、剣を持ったままの「止め画」や、動きの過程を省いて最後だけ敵を倒す描写をした「決め画」が多い。

対して本作では、動きの過程に説得力を持たせるだけの一連の描写の流れに裏付けがある。もちろん、アニメなので実際の動きをリアルに再現したわけではなくて、「カンフー映画」みたいに、動きとしては現実にはありえないんだけど、リアリティのあるアクションになっているということ。

特にアクションシーンに興味がある方は、「百聞は一見に如かず」、話のネタに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(※動画のアクションシーンは、静止画の漫画にはできないアニメ独自の魅力だと思うので、作画の評価をあげました。)。


【声優】
『呪術廻戦』で真人役をしていた島﨑信長さんが、本作でも似たような役柄で登場。そもそも声優業界における悪役不足という問題もありますが、仲の良い松岡禎丞さん共々、最近はこの世代の人たちの悪役も多くなってきましたね。


【「本作の特殊な制作体制」(2024.7.15追加)】
(「『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか」(2024.7.13のASCIIの記事)を引用したかったのですが、URAがNGワード扱いされるので、お手数ですが自分で検索してください。)

この記事によれば、本作は、絵コンテ、作画監督、総作画監督が、ほぼ固定という、日本のアニメ制作においては、特殊な作り方がされているようです。ちなみに、他の制作会社は、各担当が話数ごとに違っていて、それが大雑把に数グループある感じ。

話数毎に担当が違う場合にどうなるかについて、わかりやすい例は、同じ『ドラゴンボール』の孫悟空でも、作画監督によって微妙に描かれ方が違うといった比較がネットを検索すると出てきます。こんな感じで、同じ人が継続して担当するというのは、作画の安定につながります。

それで、詳しくは、記事を見てもらうとわかるのですが、要は、新しい技術を使って、従来分業していた工程を同じ人がまたいで関われるようになり、作業工程が合理化されたみたいです。

上で書いた本作におけるアクションシーンのなめらかさは、そういった制作体制の合理化がもたらした産物であったようです。

そうすると、制作工程の合理化によって、なめらかなアクションシーンを描けるようになり、そこにアクション監督を置く必要性が生まれたという風にも言えるのかもしれませんね。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

11話まで視聴。少しは楽しませろ!!byロイド&ギザルム

主人公も狂っているが漫画家も狂ってる作品!!

とにかくマンガは作画がカラーがヤバい。
アニメは果たしてマンガレベルの作画に出来るのか?とか言われてた作品の1つ。
間違いなく言えるのは「変態レベルの漫画家が描いてるから」売れている作品。
小説版は表紙で察すると思う。

現在マガポケで週連載しているが何故かある時を境に、セミカラーだったのが何を思ったのかフルカラー化したのであるw
今現在は何故か白黒が見せゴマに使われているとか言うよく分からない状態にw

更に言うならマンガ宣伝のオマケでさえフルカラーという暴挙w
アレはどう見てもマンガだと思うの。アレをオマケとは言わない(白目
アレ見ると読者に心配されても何も言えないと思うんだ(トオイメ

ちなみにフルカラーで読めるのはマガポケだけ!!
マンガは白黒とセミカラーは売ってるんだけどねw
読者はカラー版欲しいのにwまあ難しいんだろうね。
もちろんマガポケで読んでどちらも最新刊まで買ってます!!

で肝心の物語はと言うと。
主人公は魔術によって殺されたが、本人は死ぬ寸前まで喜んでいたと言う何時もの!?
「これが選ばれた者の魔術か…!!」なので才能を持った第七王子になりましたとさ。

基本的に魔術狂いで女の子の裸にさえ興味無し。
可愛いメイドさん達とお風呂に入り、後頭部に当たっているのに考えているのは魔術に関する事だけ。ちなみに赤ちゃんの時でさえ母乳を嫌がると言う紳士!!
御涙頂戴的な話しになってもふーんで終わる。
ただし魔術以外で1つだけ大好きなものがある。

狂ってるとは言うものの仲間は必ず助けている…が
主人公の仲間が何故か敵に対して「頼む止めてくれ!」
と叫ばせた事があるのは確かではある(トオイメ

アニメ感想。
特に5話が良いね!!顔と目がイッテルの最高w
「キレイ…!」も良いw実際虹色きれいだったからねw
パズズのセリフワロタw
そして女の子も可愛いしエロい!


個人的には作画も満足!魔術部分もコレはコレでアリ!
アレは再現難しいだろうからね。
キャラデフォルメもマンガ再現で可愛いくて良いね!

最初はPV見てアレ?これ大丈夫かな?と思ったけど問題無し!
コレならアニメはアニメで楽しめる!
ここまでマンガに近いレベルで再現してくれた、つむぎ秋田アニメLabさんに感謝を。

もちろん最後まで視聴継続!

最後に一応。
結局何時もの最強主人公無双なのと主人公の見た目がショタおとこの娘足がwとかなので好き嫌いは分かれると思います。
マンガ1話感想欄でも女の子みたいな見た目と足が気持ち悪いとかあったので。
ただ、アレ見てめざめた人もいるみたいw男の子でも良い!!
特にマンガは最近またアレな服着て見た目が!まあ凄いw
アレはめざめてもしかたないと思った。
…主人公が服にも全く興味がないからねしょうがないね()


11話までの感想。
綺麗にハモってたの笑ったw
相変わらず主人公の言うセリフでは無いし顔w
戦闘中なのにふざけてるのマンガ再現も良いね!

即死する可能性あるけど選択肢来たー‼️
→気になる(受ける)
→ヤバそう(逃げる)
迷ってて笑ったw

(グリモ)逃げる一択ですぜ‼️
分かってたらとっとと逃げてくだせえ!

実際当たった相手の心臓止まったからねw

そしてグリモ(魔人)がどんどんキレイになっていくよ!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、そして…ほら

実は…

結構、伸びしろあるんじゃ?

…と思っている作品

今はまだペラいのだが
転スラ、月が導く、などの初期の頃と似た風味がする

期待値込みの★という事で

…と開始当初書きましたが…

ほら!
やっぱり面白かったじゃないですか!

…って、完全に私見ですね

陰の実力者の配下、デルタしかり
本作でのグリモ、

ファイルーズさんの役どころも完璧でしたね

暗殺者ギルドも部下になりましたし、
まだ出てきていない王族も気になります

2期、期待しています

投稿 : 2025/02/22
♥ : 3

64.5 6 2024年度の転生アニメランキング6位
魔導具師ダリヤはうつむかない(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (140)
321人が棚に入れました
彼女が最後に見た光景は資料が雑然と散らかるデスクだった。徹夜続きで働き、突然心臓が止まってしまったのだ。やりたいことがたくさんあったはずなのに、机に突っ伏して最期を迎えるなんて…。彼女は二度目の人生を魔法の存在する世界で送ることになった。名前はダリヤ・ロセッティ。彼女が暮らすこの世界には、人々の生活を便利にする「魔導具」がある。普段の生活はだらしないが魔導具師としては尊敬できる父のカルロ。ダリヤはカルロの作る魔導具に憧れ、自分も魔導具師になろうと決意する。これは彼女が魔導具師として前をむき、花開いていく物語。

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

恋愛ストーリーまではいきません(;'ω'∩)

異世界転生です(˘ᵕ˘ )
イケメンの男爵様が出てきますが、イマイチ恋愛に発展しそうな感じでしないまま終わってしまいます( ̄▽ ̄;)
そこが良いのかもしれませんね( ´-ω-)σ

亡き父の生前の様々な思惑が見えてくるのも面白く、感動的なところですw

序盤で婚約破棄したろくでなし男は早い段階でギャフンと言わせてるのでスッキリ見れますw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

たこす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ゆるい異世界もの

全体的に話はスローペースで世界観を重視している印象。物語は進んでいくが最終的なゴールが何かが分からない。
話は魔道具師として天才なダリヤの発明が主軸となる。そんな課で様々な人間と出会い、成長していく物語。
天才がゆえに様々なしがらみ、政治等が関与し自由になれないダリヤがそれでも前を見ていく姿はとても綺麗だ。

男女ともに愛されるビジュアルでどちらからも愛される作品ではあるが、ダリヤが完成されすぎている為、それ以外の人間への魅力があまり感じられない。

タイトルにもあるがダリヤはうつむかない。それゆえ腹の底が見えない感じがして推しきれない部分がある。

ごちゃごちゃしがちな異世界ものだが実にシンプルで、面白いと思う。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

65.1 7 2024年度の転生アニメランキング7位
外科医エリーゼ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (151)
435人が棚に入れました
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


声優・キャラクター
エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依
リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平
グレアム・ド・ファロン:細谷佳正

ふわり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

出来すぎ感はあるが、見応えはあるなあ

転生を2回繰り返して、元の人間に生まれ変わるお話。
1回目の人生があまりにも、悲惨だったため、2度目の日本人として生まれ、医者として活躍するのは良かったと思う。
飛行機事故で、2回目の人生を終えるが、3回目の人生で、2度目の医者の経験を生かし、素晴らしい技術を持って、二度と、一度目の人生の失敗をしないと誓って、頑張っていっているのは好感が持てる。
確かに、出来すぎ感はあるが、石川由衣さんの一生懸命努力している感は、とても心地よい。
また、政治にも関心があり、一度目の人生での反省を元に、助言をして国王を納得させるところも良いと思う。
6話以降も楽しみに観ようと思っています。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今回の人生こそ真っ当に生きるのだ!

ファンタジー世界のわがままお嬢様→現代の日本で天才医師→元のファンタジー世界に戻り・・・という2度死に2度転生アニメ。
1回目の人生での自分の愚かさや無力さに後悔し、前世の記憶を残した新たな人生では自分よりも他人のために生きる!という前向きなやり直しアニメですね。
主に3度目の人生を描いたアニメです。
ファンタジー世界のお嬢様という事もあり、王子様との恋の行方は・・・みたいなのもあったりなかったりw
作画はたまに怪しかったですが、全体的には綺麗で良かったかな〜。声優さんは豪華で良かったと思います。
他人のためにがんばる主人公を応援したくなるようなアニメでした。(可愛いからw)

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

52.6 8 2024年度の転生アニメランキング8位
出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.3 (138)
321人が棚に入れました
「ようやく探しに行くことができる。前世から待ち望んだ平穏な暮らしを。」 神の恩恵『ギフト』を得られず、出来損ないと呼ばれた少年・アレン。 しかし、彼の正体は――前世の記憶と力を持つ元英雄だった⁉ 実家である公爵家から追放されたのをいいことに、自由気ままな旅を始めようとするアレンだったが、 元婚約者の暗殺未遂に遭遇することになり......⁉ 今世こそのんびりしたい元英雄の、望まぬヒロイック・ファンタジー開幕!

声優・キャラクター
アレン:蒼井翔太
リーズ:栗坂南美
アンリエット:鬼頭明里
ノエル:雨宮天
ミレーヌ:愛美
ベアトリス:潘めぐみ
アキラ:伊瀬茉莉也
クレイグ:子安武人
ブレット:逢坂良太
カーティス:子安光樹
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今期のダークホース

1話見て確信.....これ、ニコ動で楽しまないとダメなやつだ(笑
ストーリー、作画、演出、声優全てが特級呪物なので、迂闊にリアルタイムで
視聴するのは甚だ危険。
周回遅れでニコ動の無料配信を待つのが正解。
呪術返しのコメントをフィルターにしないと目が潰れるぞ!

・第4話まで
回が進むごとに作画が冴え渡ってきてて草生える。
最終回でどうなっちゃうんだろうこのアニメ。
そうそう、年内放映予定の魔王様リトライ2期の監督が同じ人だそうで。
原作者も嬉し泣きしてそう。

・最終話まで
いやー、ニコ動があの有り様だから困ったわ。
やっぱりコメントフィルターがないと瘴気が強すぎてキツイっす。
{netabare}「なにがしたかったんだあああ!」
あのセリフは視聴者の心の声の代弁かな?(笑{/netabare}
今回アニメ制作のスタジオディーンとマーヴィージャックは、なろう原作
「没落予定の貴族だけど~」のアニメ化が決まってるんだとか。
どんな話かは知らんが今から楽しみでならない。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 3

64.3 9 2024年度の転生アニメランキング9位
悪役令嬢レベル99(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (49)
297人が棚に入れました
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?

声優・キャラクター
ユミエラ・ドルクネス:ファイルーズあい
パトリック・アッシュバトン:内田雄馬
アリシア・エンライト:和氣あず未
エドウィン・バルシャイン:八代拓
ウィリアム・アレス:石谷春貴
オズワルド・グリムザード:天﨑滉平

56.9 10 2024年度の転生アニメランキング10位
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (80)
224人が棚に入れました
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!

55.0 11 2024年度の転生アニメランキング11位
名湯『異世界の湯』開拓記 ~アラフォー温泉マニアの転生先は、のんびり温泉天国でした~(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (55)
193人が棚に入れました
湯川好蔵は大の温泉マニア。源泉のありかを鼻でかぎつける、温泉ハンターでもあった。ある時、町おこしのために秘湯を探していた好蔵は、崖から滑落してしまう。命を落とした彼を異世界に転生させたのは、岩の窪みにひっそりと残っていた、小さな神社のお稲荷さまだった。そうして好蔵は、お稲荷さまのお使い姫・繭玉さんと共に異世界にやって来る。さっそく温泉ハンターの血が騒ぎ出し、見つけた温泉で繭玉さんと入浴。そこに、エルフの少女が現れ……。

64.2 12 2024年度の転生アニメランキング12位
となりの妖怪さん(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (76)
180人が棚に入れました
山合いの風がよく吹く町、縁ヶ森町―。妖怪と人と神様が暮らすふしぎな日常の中で、それぞれの喜びや悩みを胸に日々を生きる、妖怪たちや人間たち。猫として20歳まで生きて、猫又に新生したぶちお。行方不明の父親を気にかけながらも、前向きに生きている人間のむつみ。代々この町を守っているカラス天狗のジロー。まったりほのぼのした田舎町の日常の中で起こる、ちょっとふしぎで優しい、繋がりの物語――。

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

優しい見た目に騙される

 
(10話視聴後)

このキャラデザでチョットつじあやの風(個人的見解)のOPなもんだから、ほんわか系か~と思って観始めたら違和感が強くて最初は困惑した。正直30分枠が長く感じてしまってた。
が、中盤あたりからは自分がこの作品に馴染めてきたせいか長くは感じなくなってる。個人的には妖怪モノが苦手なはずだが本作品ではソレを感じない。妖怪を含めたヒューマンドラマとして成立していてなかなか味わい深い。

作画にしても、キャラデザが好みとは言わないがなかなかよく描けていて評価できる。音楽もピアノやアコギ中心で耳ざわりが良くて好み。
まだ終わってないけど現時点でも十分良作と感じる。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『だったら、言うこと聞かなくていいとおもう!!』

猫のぶちおが主かとおもったけど、これゎむーちゃんが主だった

人間と妖怪が共に暮らす世界のお話

全体的に優しいお話でちょっと切なくて個人的にゎ各キャラの物語がしっかりあって良かったと思う。

なんか面白くなりそう!って思う箇所が多々あったけど、そう盛り上がりゎしなかった、かな。

まぁ色々解決?したんだろーけど、なんかラストゎあっけなかった気もする。

想いゎ大事に、気持ちゎ伝える!ってよく伝わる作品

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

68.6 13 2024年度の転生アニメランキング13位
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (190)
632人が棚に入れました
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。 実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。 しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99 まで上げてしまった。 その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。 平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「悪役令嬢モノ」の中でも異彩を放つ「どこかズレてるぼっち主人公」

【レビューNo.121】(初回登録:2024/4/28)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。

(ストーリー)
主人公の女性は前世でプレイしていた乙女ゲームのの世界に、悪役令嬢にして
ゲームの裏ボスでもあるユミエラ・ドルクネスとして転生した。
ユミエラはバッドエンドを回避するために、目立たぬよう平穏な日々を過ごす
ことを誓うのだったが、王立学園入学時のレベル測定でいきなり「レベル99」
を叩き出してしまう。
ユミエラは不測の事態に備えて、レベル上げを徹底したことから強くなりすぎ
ていたのだった。
こうしてユミエラの前途多難の日々が幕を開ける。

(評 価)
・「悪役令嬢モノ」の中でも個性が際立つ主人公
 通常の「悪役令嬢モノ」だと
 ・転生者の持ち前の社交的な性格で、転生前になかった人望や信頼を取り戻
  し人の輪に囲まれる
 という微笑ましい展開になりますが、本作の主人公ユミエラは
 ・親がダメ貴族の毒親で、親の愛情に恵まれていない
 ・入学早々に強大な力を見せつけるハメになり、周りから恐れられる
  しかもこの世界では忌み嫌われる黒髪の持主
 ・またユミエラの性格も
  ・冷静で表情が乏しく常にほぼ真顔
  ・空気や相手の感情を読むのが苦手で、周りと上手く協調できない
  ・また価値観等が独特(効率重視等)で周りとズレている
   (前世は「人付き合いが苦手な廃ゲーマー」だった模様)
 という、かなり個性的な「ぼっちキャラ」として描かれるというw
 それでいて話が暗く重くなることはなく
 ・真顔でいろいろやらかすのがなかなかにシュール
 ・他人とズレたところが新しい笑いを生み出す
 ・魔法だけでなく腕力も最強、そんな中で繰り出す「ユミエラパンチ」が
  ちゃんとネタになっている
 という感じで、この個性をしっかりコメディに繋げている演出が最高です!
 このユミエラの個性を楽しむだけでも、作品を視聴する価値アリですね。

・他のキャラも上手く配し機能させていた
 このユミエラの独特な個性に合わせて、他のキャラも上手く配置されていた
 ように思います。
 ・アリシア
  この世界の本当の主人公。周りから好かれる性格で王子等「攻略対象」も
  皆アリシアに夢中。
  魔法の属性の違い(光属性と闇属性)から始まり、「ぼっち」のユミエラ
  に対し、常に対極の存在としてユミエラの個性を上手く際立たせていた。
  (そういう意味では攻略対象の3バカも、アリシアを補完する存在として、
   程よい感じに配置されていたのでは)
 ・パトリック
  辺境伯家の出身。ユミエラの一番の理解者として
  ・ユミエラが物語から浮かないようにしっかり受け止めつつ
  ・ラブコメ要員として笑いもとりながら、ユミエラに認められるために努
   力を惜しまず、最後は王子様役までしっかり昇りつめ、視聴者のハート
   も鷲掴みという
  個性的なユミエラを支える「要」的な役割を担っていたと思います。
 ・エレノーラ
  ユミエラよりも悪役令嬢らしかった。
  (元のゲームではユミエラは彼女のとりまきの一人だった)
  それでいて根は
  ・天然ボケで他人の感情の機微に疎い世間知らずなお嬢さま
   (また他人に利用されやすい性格)
  で憎めないという。
  彼女も単独だと「ちょっとなあ~」って感じのキャラですが、ユミエラと
  絡んだ時の化学反応が凄くて・・・
  この辺は作品のいいアクセントになっていたように思います。

作品としてはユミエラのキャラで魅せるところがあるので、ストーリーの方は
少々味気なさを感じるかも。(特に最終決戦とか)
それでもユミエラの「どこかズレてるぼっちキャラ」は、これまでの「悪役令
嬢モノ」とは一線を画していると思いますし、それをしっかり笑いに繋げるな
ど、本作は独自の面白さをもった作品だと思います。
何気に他のキャラとも上手く相乗効果を生み出していたと思いますし。

OP「LOVE or HATE?/前島麻由」
・やさぐれ感のある歌詞にロックなリズムが前島さんの声とベストマッチで、
 インパク大
ED「好きがレベチ/エレノーラ&ユミエラ」
・まさかのエレノーラがメインだと?!
 2人のキャラを活かしたふわふわでキャッチーな食感がクセになるw

(追 記)
原作とアニメとの違いがYOUUBEにアップされていたのですが、例えばアリシア
は原作だと
{netabare}・ユミエラの寝首をかくために謝罪して油断させる
・自分の命か仲間の命かの選択で、迷わず自分の命を懇願
等結構クズキャラで描かれているようですね。{/netabare}
アニメ化にあたって、この辺りも改変されているわけですが、
「1クールアニメとしてどういう作品したいか」
全体像を考慮の上で、上手くチューニングしているなと評価していいんじゃな
いですかね。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤラカシドン引きラブコメディーアニメ

あまりこの手の作品は観ませんが、転生主人公最強系アニメが急に観たくなり視聴しました。
アニメタイトルにある悪役令嬢感は正直ありません。
その代わりレベル99が強烈です。

ゲーマー主人公が乙女ゲームの裏ボスに転生。
倒されないため目立たない日々を送ろうと決意。
しかし、念のためレベルは上げておこうとしたら、ゲーマー魂に火がついてカンスト。
そんな主人公が学園生活ではどうしても目立ってしまい、てんやわんや阿鼻叫喚・・・
てな感じの物語です。

とにかく主人公であるユミエラが独特な空気をまとっています。
無表情で控えめ、まるで世捨て人のよう。
何か不都合があれば即座に国外逃亡と思っているくらい。
そんなユミエラは強さ故に絡まれ、その度にドン引きします。
また、ユミエラのオタク気質により周りが見えなくなり、無自覚に事件が頻発。
そのために、周囲はドン引き状態です。

第二王子がウザイ。
本来の光属性ヒロインがアザトイ。
悪役に見える金髪令嬢がウザカワイイ。
等の要素がありますが、総じて良いコメディーアニメでした。

{netabare}最後、話はハッピーエンド。
だって、超鈍感を絵に書いたユミエラがやっと恋心を自覚したのだから。{/netabare}

投稿 : 2025/02/22
♥ : 13

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シンプルだけど良質な作品かと^^。(4話まで視聴して)

>3話まで視聴して
原作未読です。

事前情報ほとんど入れずの視聴だったので、1話Aパートでは完全に騙されてしまってました^^。
てっきりスペちゃん(・・に見えてしまう)主人公かと。。
そっちじゃないんですねw。
・・でも、スペちゃんがいるような安心感が得られているのは確かw。

禍々しいイメージが第一印象だったので、そこから後は良くなる一方です・・よね♪。

声を担当されてるのはファイルーズあいさんですか。
こんな感じの演技もされるなんて、声の引き出し豊富!。

何気ない一言でも、なんとなく深みのある演技に感じられます。

「違う、そうじゃない」。・・某歌手が脳裏にw。

デフォルメ絵は、目のデカさに最初若干引きかけてましたが、慣れてくるとギリ有りw。

LV上限、99というのは意外に低い?。
昔のファミコンゲーム的な??。
でも乙女ゲームと考えれば、マニアックにLV上限のケタを上げるよりは
上限があった方が、トータルバランスは取りやすそう・・。

3話では、1話分の体感時間がすごく短く感じられました(誉め言葉)。
主人公のまわりの人たちに、意外に良識のある人が複数いて、すごく意外であると同時に安心感♪。
主人公の腹づもり吐露も心地よい^^。

エレノーラ・ヒルローズ
日高さんなのですね。
スタドラのヨウ・ミズノ時代では、イベント映像等で現役JK?の初々しさが印象的でしたが
もう大人の女性になられてるのですね。・・なんか感慨深い。。
さらに先日、おめでたい報告もありましたよね!。
本作でも共演されてるようなので、そこにも注目せざるを得ません♪。

雑談3種の神器!。
はい。参考にさせていただきますw。

「声高々に○○を主張したい」
ついつい「責任者はどこか?」と脳内再生されてしまうw。

チョロいデフォルメ絵は好印象^^。

と思ってたら、意外なスペちゃんの頑張りがww。

次回以降も楽しみな作品です!。
 
 
-----------------------------
>4話まで視聴して
コミュ力LV99!?w。うらやましすぎる・・><。(自分には無理ゲー)。

黒い・・?。(内面的な露出??)
禍々しさ以外の何物でもないですよねw。

「それは反論できない」
素直な返しは好感度UP↑↑。

レベル上げのノウハウ伝授w。
何?、この神講座ww。・・むしろ受けれるものなら受けたい!!。

「うん、やりきった」
おつです♪。

お役立ち情報不発乙・・・orz。
周りの変化、あからさまでNice。
前話までのせっかくの”積み上げ”も台無しね・・(誉め言葉^^)。

「にゃんにゃん♪」
あー、何、この破壊力w。
猫ではなく、観てるこっちがやられましたw。

「ダークバインド!」
あ、これ便利ね^^。

闇魔法治癒。
「うわあ~    」
いいアクセント演出!!。
グロいのですねw。

「あ、ありがとうございます・・」
初めての・・・は、いいものですよね♪。
 
 

投稿 : 2025/02/22
♥ : 9

72.3 14 2024年度の転生アニメランキング14位
Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (124)
615人が棚に入れました
襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。 王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。 それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てた ルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。 招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。 一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。 水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。 少年は再び過酷な運命に立ち向かう。

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期とは全然違う

1話から面白いリゼロが戻ってきた
正直2期はかなりキツかったから驚いた
制作会社は同じだしなにが変わったんだろうか
シンプルに物語が面白くなるタイミングなのかと思ったけど、なんと言うか見せ方が良くなってるというか作画も良いのもあるけど表現のバランスが良いというか
フワフワしたキャラクターや世界観に突如やってくる強烈な狂気的猟奇的残虐性やグロテスク、この切り返しの見せ方が強烈に引き込まれた1期の時を思い出す
どの作品でもそうだけどこのギャップが強烈なほど人の心を掴むし画面に釘付けにさせると思う
2期ではネチネチと作者のズレた感性をキャラクター通して押し付けられて気持ち悪くイライラしたが今回はその心配なさそう。たぶん
相変わらずスバルとエミリアのやりとりは気持ち悪いが今回は期待出来そう

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ありがとう、ありがとう…

ごめんね!
“なろう”から、ラノベから、アニメから、そして楽しみに待っていた我々へ向けた感謝と謝罪に鳥肌が!

こちらの方こそ「ごめんね」、かもしれない。
こんなキャラいたかな?
それにしても、ここはアクアかジュラか直江津か?
少し思い出してきたけど、お顔や声、こんなんだったかな?
スバルはなぜ怒ってるのかな?
うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ等々、七味まみれの色んな関係…、復習せねばなるまいて。
あぁ、あぁ!ありがとう、ありがとう!!
リゼロはやっぱり素晴らしい!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

1話から気合入ってるなぁ…

さて、1期2期と大いに楽しませて頂いた、大好きな作品です。
今期の楽しみですね。当然見ます。
他のアニメは録画視聴ですが、これはリアタイ予定です。1話もリアタイしました。

しかしまあ…
1話は1時間30分とは、めちゃくちゃ気合入っていますね。
この力の入れ方は凄い。

その1時間30分を一切飽きさせることなく、相変わらずの面白さですね。
クオリティは当然申し分なく、実に素晴らしい。
今期も楽しみにさせて頂きます。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

64.4 15 2024年度の転生アニメランキング15位
佐々木とピーちゃん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (204)
590人が棚に入れました
佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。 『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』ただし、文鳥。 佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。 賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。 会社から帰宅したのなら、二人は異世界ライフを満喫! やがては、現代日本で仕入れた品物を異世界に持ち込み、商人として活動することに。 異世界でお金を稼いだり、ピーちゃんから魔法の訓練と受けたり、美味しいものを食べたり。 社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法のファンタジーな世界で癒やされる。 すると、そんなある日。 佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。 ピーちゃんから教わった魔法で異能バトルを切り抜けるも、異能力者と間違われて、国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。 脱、社畜! 脱、ブラック企業! しかし、今後は安定した公務員生活......という訳にもいかなそうで......。 一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす! 異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

てんこ盛りを楽しむ

あり得ないほどてんこ盛り盛り増し増しでお腹いっぱいゲップまみれな筈なんだけど、なんか楽しい。

アレもコレもソレも?!詰め込んでるから場面もガンガン飛ぶし、あっちはどうなった?と不安にもなる。

でもだいたい丁度良い頃合いでそっちに戻るし、なんだかんだでふわっとなんとなく纏まってる気もしてくる。

訳がわからない所もあるんだけど、全引き出し開けっぱなしで散らかしっぱなしって訳でもない。

ピーちゃんは角度により超絶可愛いし、話聞いてないくらいに愛しい時もある。
佐々木さんは2割くらい気持ち悪くなるし不安な感じもするけど、歳を重ねた素敵な一面もたまに楽しめる。

なのですごく表現が難しいけど、自分は好きな作品。
お腹いっぱい!嫌い!って人もいると思う。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

66.6 16 2024年度の転生アニメランキング16位
ダンジョンの中のひと(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
450人が棚に入れました
アントムルグのダンジョンに消えた父を追い、単独で挑み続けてきたシーフの少女クレイ。探索の末、ついに前人未踏の地下9階に到達。そんな矢先にモンスターとの戦闘でダンジョンの壁が崩落! 崩れた壁の中から現れたのは――管理人!? ダンジョンで働くもの達が織り成す、迷宮お仕事ファンタジー。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キャラ造形と世界観が作り出す独自の視点。非常に面白かったです。

 非常に面白かったです。テーマパーク経営の裏側を独自の視点で描いていたような視点がもちろん面白いのですが、なんといってもキャラ造形が最高でした。
 えてして異世界ものは、可愛い、エロい、性格が良い悪い、俺TUEEEなどが前面にたったキャラが多い中、そういう分かりやすいキャラ造形とは一線を画していました。

 そのキャラ造形が作り出す緊張感と弛緩が素晴らしかったです。スローライフだけでない、経営の厳しさ、人間社会の現実、魔物との価値観の違いなどを上手くストーリーに取り入れていました。

 なんといってもクレイの驚きや発見と途中から視点を共有できる感覚が良かったと思います。3話くらいでかなり面白いことに気が付き、後半はずっと面白かったです。中盤に若干話の展開がない事でダレを感じなくはなかったですが、この作品は面白さを見出すのに時間がかかるからだと思います。その点で、早い段階で切られる可能性もあるかなとも思います。

 結論が見えないのはちょっと残念ですが、この話の構造ですとほとんど気になりませんでした。ベルの孤独とクレイの目標がどうなって行くのか2人の友情の行く末は充分想像で補える範囲です。SF的世界観をもっと解き明かしてほしい気もしますが、先史文明ものですと必ずしもそれが必要ではないです。


 作画について、一見作画が悪いように見えますが、とても良かったです。破綻がないというレベルではなく、会話のときの身体の動き、髪や瞬き、構造の回転、視点の作り方。よくできていたと思います。OPアニメがとても良かったです。
 動きが少ない止め絵のシーンも多いので、一流とはいいませんが、かなりの水準だと思います。ここが私も1話のキャラデザで勘違いしましたが、最終話などは作画の良さがかなり出ていたと思います。

 ながら見とかOPスキップとか一切しませんでした。毎週集中して楽しみながら見られました。行間にあるものが気になるし。エンタメ的な視点と結末がないことでストーリを4.5にします。満点でもいいかもしれないと悩みました。感覚的にも満点じゃないよな、という気もしますし。

 客観的にも主観的にも評価できる作品だと思います。万人受けではないかもしれませんけど。

追記 評価点4.9はちょっと盛りすぎなので、作画を5→4.5、声優5→4、音楽を5→4とします。


1話 作画…原作者可哀そうすぎるだろ、と思ったら今期で1番面白い。

{netabare} dアニメのサムネがあまりに無気力というか、見てもらおうという熱意が感じられなくて、かえって興味がでました。見始めても、期待通り?チープな作画で、原作者可哀そうすぎるだろうと思って見てました。
 ですが、あれ?そういう展開?となりちょっと面白くなって、そして、アレそう来るの?とかなり面白くなりました。

 で、映像も後半に入って気が付いたんですけど、悪くないんですよね。動きとか演出とか構造とかカメラワークとか…要するに見せ方がちゃんと作風とあっていて面白さを引き出していました。で、EDを見ると結構なレベルの作画でした。

 1話だけで言うと、かなり話が面白いです。そして、これからどんな話になっていくんだろう?という期待感があります。主人公は男か女かわかりませんでしたが、女の子でしたね。

 まったく前情報もないし、正直同情心で見始めましたが、話自体はいまのところ今期で一番面白いです。もちろん出オチの可能性もありますが、この設定とキャラ作り、映像作りのセンスから言って、ダークホースになる可能性がありそうです…今のところ。

 なお「金貨8万枚」の人が原作者かと思ったら違いました。ちょっと似てますよね? {/netabare}


2話 思っていたより普通でした。癒し枠としては十分面白いですけど。

{netabare} やっぱり画面は好みです。どこで誰が何をやっているかが分かりやすい見せ方も雰囲気も私が好きなタイプです。

 ただ、2話を見る限り異世界のダンジョンの内部がどう運営されているのか?というメタ的な視点を活かし切れているのか微妙な気はします。宝箱とかダンジョンでなぜクリーチャーがポップアップするのかの説明がありました。そこはなるほどと思いますが、面白さの工夫がイマイチかな、と。もうちょっとエピソードと絡んで話の中で分かってくるような感じだと、もっと感心できるのですが。
 で、ベルは片づけられない女だった…と。

 話は面白いですが、今季NO1というレベルではないかもしれません。普通に面白い感じです。癒し枠かな?ゴーレムとか他のクリーチャーとの絡みでダンジョンの仕組みが説明されていくのでしょう。

 一般的に職場で周囲のレベルに合わせられない人、やり方を赴任後すぐ変える人は、いくら能力があっても職場では困った人となります。なんとなくそういう人を思い出しますが、途中で大失敗とかありそうな導入でした。{/netabare}



3話 かなり面白かったです。たった1つの戦闘を視点を変えて見事にエピソードに仕立てていました。今の転スラ3期と発想の根っこは一緒かな?

{netabare} 2話が思ったより普通と思っていたら、3話はかなり面白かったです。1つの戦闘だけですが、視点を変えてエピソードを展開する工夫は素晴らしいと思います。

 で、ちょっと思ったのが、今ちょうどやっている「転スラ3期」の迷宮…ダンジョンつくりと思想がとても似ています。転スラの中盤で一番面白い部分ですし、その発想はあると思います。
 オマージュだとしてもそれを換骨奪胎して3つの視点に振り分け…冒険者・管理人・魔物の方向性から作品にした発想がいいです。地味だけど新しいものをちゃんと提示できていると思います。もちろん、ダンジョンの設定を考えたいのはみな一緒なので、偶然発想が似ただけかもしれません。

 そして、結構濃いようで薄い感じのヒロインクレイと、薄いようで濃いヒロインベルの取り合わせ見ていて面白いし、いろんな思惑がある魔物とのコミカルな掛け合いと、バトルのかなりシリアスな現実・設定が見事に融合しています。

 楽しみな作品と言えると思います。再視聴しても十分面白そうです。{/netabare}


4話 奇数回が面白くて偶数回は普通、という感じ。

{netabare} ダンジョン運営のほか、父の捜索と強くなるという話がるのがいいのでしょう。面白い回と普通の回の差があって、1,3話が面白い、2,4が普通でした。4話はいろいろ伏線の種まきで終わった印象です。シーフのギルドの話もただ説明を聞いたら終わってしまいました。次回が面白い回だと思いますので期待しておきます。{/netabare}



5話 中途半端で消化不良なのがキャラやダンジョンに深みを与えている。

{netabare} この作品、それぞれのエピソードで明確な解答・結末がないのがいいですね。余韻が残ります。対ドラゴン戦も中途半端な感じで終わることで、この作品の一つの目標であるクレイの階層の踏破の達成に遠回りですが近づいて行っている感があります。

 そして、ちょっと思っていた「全部ベルで良くね?」問題が、いろいろな疑問への伏線になっていたんですね。もちろんランガードとゴーレムがいないと絵的に面白くない、というのはあるんでしょうけど、ベルの出自や性格に通じていました。
 また、少し発想を跳ばすと組織論にもつながります。一人のスーパーマンで運営される組織は継続しない問題ですね。

 中途半端で消化不良な展開が、この作品の持ち味だしそれがキャラ造形にものすごく深みを与えています。今回はちょっとしゃべりすぎ、説明しすぎなくらいでしたけど。やっぱり面白いです。

 そういえば「ランガード」って、声優さんを調べようとネット検索したらちょっとセクシーな映像ばかりでてきました。ストッキングの伝線をお尻と太ももで連動しないようにするための太い線のことだそうで。何か意味があるのでしょうか? {/netabare}


6話 少し話が展開してほしいです。それとベルが活かせてないかも 

{netabare} 相変わらず面白いのですが、この作品に不足しているのはワクワク、ドキドキだなあとあらためて思いました。もちろん死なない設定がそれを減じているのは自覚的だと思います。ただ、11階層到達を目標にしているという大前提が、危険がなければ冒険にならないという矛盾はどうしようもないです。

 中間まで着て、決して失速ではないのですが、何か繰り返し感が出てきました。1話1話は面白いのですが、先に進むとか何かを達成するというのがないので、毎週見る分にはいいでしょうけど、一気見だと評価が変わりそうですね。

 そしてもう1点の欠点が、ベルがすっかしサブキャラ以下になってしまいました。ランガードの方がむしろ活躍している暗いです。もちろんベルが活躍すればチートでしかないとは思いますが、何か縛りとかつけてベルを深掘りしないとベルが活きないなあという気がします。{/netabare}


7話 信用できても信頼できない関係性が上手く面白さにつながっている。

{netabare} クレイから見たベル、ベルから見たクレイというのは以前から相互理解という点で、根本的な部分で少し相容れないような雰囲気はありました。その構造が今回顕在化しましたね。能力は信用しているけど、その人間としてのふるまいが相互の不理解もあって、信頼でききれない感じになっています。
 6話でベルが上手く使いこなせていないと思いましたが、7話は両方から見た相手への不安…特にベルからクレイに対するモヤモヤが上手く面白さとキャラの深さに活かされていました。

 比較的ドライともいえる2人の関係性は、ダンジョン=会社組織のような設定と上手く結びついており、そこがこの作品のいい意味での特異性でしょう。

 ここにきて、面白い話を持ってきたと思います。後半7話がどう活きてくるか楽しみです。 {/netabare}


8話 SFおよびSEのような素養を感じる面白さでした。

{netabare} 初期になんとなくこんな話かな、と思っていた内容そのままのような回でしたね。そして、SF的な設定がほの見えました。背景美術はもちろんですが、ベルの言葉はコマンド入力です。
 この作品の性質上そこに焦点があたる感じではないでしょうが、原作者が裏で何か考えたものがあるのでしょう。
  精霊の正体や魔法のエネルギーをSF化する場合の常套手段ですので、世界の多次元宇宙的な設定も考えていそうなので、もともとSFに造形がある人なんだと思います。

 その上で単純な設計に落ち着くというのは、ビジネスあるあるですね。奇抜で奇異な仕事にならない理由には、どこかで合理的なもの、制限による事情があるものです。
 その単純な制約の結果に、緻密に考えられたような効果を外部から見ると感じてしまうのもあるあるです。

 この発想、システムエンジニア的でもあるので、原作者の方はSEとかプログラマーとか何かその辺の素養がありそうですね。低層階でユーザーが多い場合、開発環境を隣で作るなどもシステム開発的な発想でした。

 ダンジョン・システム的な「系」の裏設定がないと描く方も見る方もモチベーションが続かないので、良かったと思います。{/netabare}


9話 様々なギャップが面白さとして機能しています。そして…百合?

{netabare} 今のところ面白さの安定感ではNO1です。今回が一番面白かったといっても良いでしょう。バトルシーンは迫力ないし、話が始まって3分くらいで結末が分かるような話でしたけど、面白いんですよね。体感10分くらいであっという間でした。

 面白さを言語化するのは難易度が高いのですが、やっぱりクレイのキャラ性かなと思います。彼女の内部の思考と外部のズレが面白いのが一つと、女性であるということが彼女の性格とのギャップとしてコミカルな要素になっているかなと思います。メイド服を着させているところから考えると原作者は自覚的にギャップの面白さを計算しているのでしょう。

 ベルの側は圧倒的な強さが安定感として機能して話が複雑化、深刻化しないという信頼感があるし、こちらはその強さと性格・行動のギャップが面白さになっています。今回の最後のオチのつけ方もどこかとぼけた感じで、深刻さと日常のギャップになっていました。

 そして、なんと百合ですか?そうきましたか…{/netabare}


10話 ここに至ってこの面白さ。秀作と呼べるのではないでしょうか。

{netabare} 緩い話の様で厳しい社会の話なのがいいです。父親を捜すという大きな目的とダンジョン運営というフレーム、そしてベルの謎めいた存在。ベルとクレイのキャラの対比。私は作品としての完成度が高いと思います。10話に至ってまったく飽きが来ません。

「ダンジョン飯」ほど世界観の作りこみはないしハイコンテクストではないですが、話に重層性があって設定がしっかりしてキャラ造形が見事なところが、ちょっと似ているかなと思います。ただ、緩い面白さが独特でそこはダンジョン飯にはない部分でしょう。

 本作は充分秀作だといえると思います。{/netabare}


11話 ルールと命の等価性。ライトな描写に凄みがありました。

 本作はダンジョンに挑戦するリスクと同時にルールという縛りにおいて命の軽さが感じられと同時に、それは命をもってあがなう「必然」のような感覚をものすごく強く感じます。11話の話そのものはありふれた話なんですけど、ルールを守らない人間に対する死刑執行を無感情に行う凄みがありました。

 この描き方が面白いんですよね。命の重さと軽さの両面は、本来異世界もので描かなければならないことです。これが顕著に描けていたのは「ブラックラグーン」ですね。本作においてはかなりライトな絵柄で軽く描いている分、より非情な感じがしました。こういうところが本作の魅力ですね。

 さて、来週最終回ですか。次回予告だと仲良しエンドみたいですね。最後まで描けていれば名作、一応の方向性や区切りまで描けていれば秀作だと思うんですけど…中途半端だとちょっと残念ですね。2期の発表は…ないでしょうねえ…




 

投稿 : 2025/02/22
♥ : 15
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

緩そうな絵柄で意外と緩くない作品の雰囲気が好きでした

最初タイトル見て、出オチのネタアニメだと思いましたw
そんな感じであまり期待しないで見始めて。

1話のアバン。
主人公クレイの父親との特訓の日々、そして父の失踪などの独白から始まる雰囲気があれ?面白そうって感じて。
絵柄はコメディっぽいんですけど、結構グロい表現があったり意外とシリアスだったり。
そんな緩そうな絵柄で意外と緩くない作品の雰囲気が好きでした。

特訓とダンジョン探索以外何も知らないストイックなクレイのキャラが良いです。
ダンジョンの主のベルの理解を超えた言動に、私たち視聴者の代わりにつっこんでくれたりしてるとこもいい。

ベルもかわいい見た目なのに、底が見えない強さがあって、でも孤独で友達を欲しがってたり・・
でも相手によっては容赦がなかったり怖い雰囲気も隠れてたりして・・こちらも面白いキャラでした。

それからダンジョンの運営のあれこれも意外と設定が細かくて、こういう世界観が丁寧なところも好感持てました。

父親には {netabare} 会えないまま終わっちゃいましたけど、原作では再会できているんでしょうか・・{/netabare}

最後に。。
スライムのFAXかわいい♡ 欲しい!
ゴーレムさんたちがかわいい♡ 欲しいw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 15

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ダンジョンのお仕事

もちろん原作知らずである。
そんなわけで、色々想像しながらのスタートだ。

やたらとユルい絵柄だ。
ほのぼの系かな?
『はたらく細胞』みたいな感じかな?
少し『人類は衰退しました』のような雰囲気も?
少なくとも、裏でリムル・テンペストが糸を引いている気配は無さそうだけど…。

とにかく面白そう!
                (2024/07/06)
先ずはダンジョンのアルゴリズムと言うか、設定がしっかりしているのが良い。
その上で、ユーセージノート(使用上の注意)をしっかり守りながら、深淵にして最強のブラックボックスであるベルを観測し、親交を深めてゆくクレイの鈍感力が素晴らしい。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14

59.6 17 2024年度の転生アニメランキング17位
Re:Monster[リ・モンスター](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (126)
345人が棚に入れました
突如ストーカーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。 喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、 あっという間にゴブリン・コミュニティのトップへ―― 弱肉強食の異世界で、有能な仲間達とともに生き抜いていく痛快下克上サバイバル! 怪物転生ファンタジーが蠢き出す!!

声優・キャラクター
ゴブ朗:佐藤拓也
ゴブ吉:細田健太
ゴブ美:加隈亜衣
ゴブ江:植田佳奈
ホブ星:山根綺
ホブ里:大森日雅
赤髪ショート:菅野真衣
姉妹さん:山村響
鍛冶師さん:島袋美由利
錬金術師さん:東城日沙子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴブリンよ、強く・賢く成り上がれ―――

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見した際、原作は2012年から始まっており既刊15巻まで発行されていること、そして何とゲームまで制作されていたことを知りました。

彼らの能力である「吸喰能力」で手あたり次第、色んな怪物をガブガブ食べたら無双になれるんだろうなぁ…
などと思いながらゲーム欄を覗いてみると、残念なことに2021年に配信が終了されていました。
アニメが結構面白かったので、もし今ゲームがプレイできるなら一定の人数が参加するのではないでしょうか。

改めてメディアミックスの内容とタイミングの難しさを感じた気がします。
勢いも大切だと思いますが、仕掛けるタイミングがきっとあるんですよね。


突如ストーカーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。

喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、
あっという間にゴブリン・コミュニティのトップへ――

弱肉強食の異世界で、有能な仲間達とともに痛快下克上サバイバル!
怪物転生ファンタジーが蠢き出す!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

捕食してそのスキルを会得する…碧ちゃん演じる「私」が大活躍した「蜘蛛ですが、なにか?」も同じ感じだったと記憶しています。
碧ちゃん演じる「私」は何度も死線を潜り抜けてきましたが、本作品はあっという間に強くなってしまったので、緊張感はやや薄めでしたが、痛快な展開の連続だったのでこれはこれで有りだと思いますし、結果オーライだったのではないでしょうか。

唯一気になったところと言えば、殆ど描かれなかったモブキャラが何時の間にか成長・進化している点かなぁ。
既にゴブ郎を頂点とした組織が成立している認識はありましたけれど…
成長・進化を前提とした食生活が全員に行き届いているんでしょうね。

そう考えると途中でリタイアした先輩ゴブリンは勿体なかったかも。
自ら強くなれる機会を放棄した訳ですから…

前半はまぁそんな感じ…
途中でエルフや人間との争いの様なイベントがちょいちょい挟まりましたが、後半はお目出たラッシュと言っても過言ではないでしょう。

ゴブ郎の恋鬼はゴブ美ちゃんで、ゴブ吉君の恋鬼はゴブ江ちゃん…
最初は全然違和感ありませんでしたが、この組み合わせで結果的に正解だったと思います。
進化後の体格ですが、ゴブ郎とゴブ吉君の体格差が半端無くなっていましたから…
ゴブ美ちゃんとゴブ江ちゃんもゴブ郎とゴブ吉君と同じ系統の進化で良かった^^

しかし、終盤にパラベラムの皆さんを改めて見てみると、皆さん随分と成長・進化したものです。
錚々たる面子が揃っていましたから…

しかも、物語が続編の布石を投じて幕を引いた展開も気になるところです。
まさか、ここで終わるなんてこと、ありませんよね。
パラベラムの活躍はこれからだ…を是非アニメで見せて欲しいモノです。
住処も新しくなったことですし…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、CHANSUNG (2PM) & AK-69 feat.CHANGMIN (2AM)さんによる「Into the Fire」
エンディングテーマは、EverdreaMさんによる「運命」

1クール全12話の物語でした。
痛快な展開にどっぷり浸かって視聴できる作品で、しっかり堪能させて頂きました。
続編の情報、待っていますね♪

投稿 : 2025/02/22
♥ : 8

65.6 18 2024年度の転生アニメランキング18位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (108)
322人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

力でねじ伏せるヒロインww 2期に期待したい(*´ω`*)

転生ではなく、タイムリープですね(*'ω')
元は敵だった相手と婚姻するは最近、女性転生系ではよくあるパターンですが、内容は面白いです(˶' ᵕ ' ˶)
力でねじ伏せていくところも面白いですw

竜帝のキャラの二面性も面白いですが、様々な思惑や伏線が入っているので見ていて色々考察できると思います(^ω^)
流し観してると話は分からなくなるかもしれませんw

ゆるいシーンになると周りがトンガリのモブ化したりとポップな感じになるところも好きです(〃´-`〃)
オープニングでもトンガリモブに囲まれた悪役王子が変な踊りをしていますww

最後に黒幕が分かり、やはり1クールで終わるような内容ではなかったので、2期に期待したいです(ㅅ´ ˘ `)

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

64.3 19 2024年度の転生アニメランキング19位
僕の妻は感情がない(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (108)
272人が棚に入れました
社畜サラリーマンの⼩杉タクマは、家事をする暇がないため、家事ロボット「ミーナ」をリサイクルショップで購⼊する。タクマが「お嫁さんになってくれない︖」と軽い気持ちで求婚したことをきっかけに、ミーナはプログラムにないはずの⾏動をとるようになる。⾃らの機能を駆使し、出来る限り「お嫁さん」であろうとするミーナ。タクマにもまた、夫としての⾃覚が芽⽣えていく――。ミーナには本当に「感情がない」のか。⼈間とロボット、「夫婦未満の2⼈が夫婦の絆を築くまで」のハートフルストーリー!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

AIものの秀作だと思います。この作品の「気持ち悪さ」を忘れないようにしたいです。

 ミーナとマモルが結構可愛く感じるから不思議なものです。最終話の布団のシーンでミーナに母性が芽生えた感じすらしました。コミックスからの期待の作品でしたが、3か月かけてアニメで見ることにより、傍観者の立場からこの「家族」を見守ることができてよかったと思います。

 2020年代後半からはAIとの会話が現実生活において普通になってくるでしょう。その中でこの作品の意義は非常に大きかったと思います。もちろん問題点はこの作品内でも言われていますが、ロボットですから所有者を強制的に好きになるようにプログラムされることです。その「気持ち悪さ」を自覚的に描けたのが、この作品のいいところだと思います。

 この作品においては、かなりタクマミーナ夫婦を肯定的に捉えている社会です。ですが、それは人間を甘やかす世界でもあります。ぬるま湯につかった世界。生殖さえあきらめればこの生活でいいのだろうか。それを考えるきっかけをくれたと思います。高性能AIでなく、家電AIを配置したことで寂しさを紛らわせるのは、会話であるということも表現できていました。

 人間が人型の何かにより「アナログハック」された世界。つまり、目と口があるキャラを擬人化し寂しさを紛らわす世界。それはアニメーションを見ている我々と同様なのかもしれません。
 そして目に見えない「システム」によりすべてが自動化された便利な世界です。

 この作品も登場人物も嫌いになれませんし面白く描けていました。ただ、この世界観は肯定的には捉えていません。やはり、恋愛の痛みとか出産と育児などは人間を人間たらしめるものであると思います。その苦労なくして成長ができるとは思えません。

 しかし、そういう世界が間もなく来る…というかSNSとネットのエロコンテンツを妻としている現状と大して変わりはないです。その気持ち悪さをほのぼのコメディで見られたのは、大きな示唆だと思います。それだけ設定が緻密でよく考えられた作品ということでしょう。

 原作者は肯定的かもしれませんけどね。ここは誰が正しいとは言えないでしょう。ただ、生殖を忘れた世界はもう到来しています。その気持ち悪さを実感しましょう。

 作画も丁寧でした。オール5というほどではないですけど。マモルとミーナの声の表現もとても良かったです。ストーリーとキャラを5。それ例外を4としておきましょう。AIものの秀作だと思います。




1話 ミーナのデザインが秀逸な作品。アニメは可愛くて柔らかすぎ?

{netabare} この作品は1巻の表紙と題名でジャケ買いし全巻揃えています。内容は期待もしませんでしたし、このテーマはテンプレの事しかできないだろうなと思っていましたし、その通りでした。テーマはテンプレです。ですが、思っていたよりも面白かったです。

 買ってよかったのは絵とセリフですね。このロボットミーナの「感情がない」「家電」感と人間性がいいバランスで描かれていて、その点に関しては期待以上でした。そして、ミーナの描き方がうまいので人間性とは何かについて、ぼーっと読みながら考えてしまいます。

 人間がAIロボットと共存する社会は生成AI、チャットロボットが普通にリリースされている今、現実ともはやシームレスです。攻殻機動隊の世界はSFではなくなりつつあります。
 そうなったとき人間は寂しいのかより充実しているのか。多分将来我々の面倒を見てくれるAIロボットはクラウド型だと思いますが、本作のミーナはスタンドアロンなので、その点がいいですね。

 で、今期で一番楽しみにしていたので、ABEMAのプレミアムで先行を見ました。
 ちょっと不満点はアニメ版はミーナが可愛いんですよね。柔らかいといってもいいかもしれません。そうじゃない感があります。もっと家電感を出してほしかったなあ。
 目…瞳で表現していますけどね。そこは「ビートレス」「VIVy」などでも使われていた手法…というかヒューマンフォームロボットを描く常套手段です。見た目が家電なんだから、そこは必要あるかなあ?本作においては原作の作画の「硬さ」を再現してほしかったなあ。

 それと、冒頭、原作にはない職場のシーンがありましたが、パソコンの入力を手でしていましたけど、それはないんじゃない?という気がします。家電ロボットがいる時代なのに入力を手でやるの?と思いました。

 もっと淡々と描いた方が、原作の雰囲気が出たかな?いや、人間側は原作でも結構大げさか…まあ、そこは今後でしょうか。
 それと、テンポが悪いかも。失礼ですが2期期待の作品じゃないですから、連載が続くにせよ、アニメ作品として成立させるために原作者と組んでアニオリで最後まで描いても良かったような気がします。{/netabare}


2話 主人公は気持ち悪いですが真剣です。その真剣さに何を見るか?

{netabare} ああ、やっぱり面白いですね。AIの性能がそれほどでもないところに人間味の片鱗を感じます。

 愛情というのは、大切にしたいから大切にする主体的な感情であり相手が何ものか?というのは関係ないものでしょう。それは人形やぬいぐるみなどを考えればすぐにわかります。

 まして、反応を返してくれるとなればペットなどがそうですけど、これは十分愛情の対象になると思います。それがロボットだとしても愛玩ペットロスというのが実際にありますし、アニメでは「プラスティックメモリーズ」でその感情が描かれました。

 他人からの見た目や評価、自分の愛情の対象のカミングアウト、うその意味とかプレゼントの意味などいろいろ考えるポイントはあるのですが、やっぱりいいですね。

 もちろん、私から見ても家電を愛する主人公は気持ち悪いです。気持ち悪いですが彼は真剣です。その真剣さを笑うことはできません。そこに愛情の本質が見られるような気がします。

 AIが対人関係を通じて感情を得る部分ももちろんいいんですし、本作のヒロイン?は性能が低い故にわかりやすいし面白いです。が、やっぱり主人公タクマの気持ち悪さの中にある感情、愛情の本質は胸を打ちます。

 従来のAIものはAIに芽生えた感情ですが、今はもうAIはあまり遠くない未来に感情を持つだろうというのがSF的な前提でしょう。そこではなくて、そのAIとどう向き合うか?という作品が私は好きなようです。 {/netabare}


3話 トロッコ問題に見る抽象概念の発達、使命のコンフリクト。いいですね。

{netabare} 考えなければならないのはミーナは買われたということで、所有者=夫との関係性をどう考えるか?ですね。お見合いや戦前の結婚感と比較してもいいでしょう。この関係性は本物か偽物か。

 人間は所詮、制度や習慣、文化、道徳、生物としての行動原理などの構造にとらわれた存在であり、しかも欲望とは借り物でしかありません。そう考えたときにロボットからの形だけの愛情は本物か偽物か。

 今のところその視点で言えば、ミーナはロボットとしてのプログラミング上でタクマを特別扱いしているように見えます。ですが、主人を喜ばせたいというプログラムと自分料理ロボットとしての立場のコンフリクトが起きたりします。このコンフリクトをどう処理してゆくのかが、ロボットの愛情問題になるのでは?と思います。

 これは私はアイザックアシモフ氏の「ロボットシリーズ」特に「裸の太陽」「夜明けのロボット」などで考えさせられて以来のテーマです。そこのヒントになる本作は非常に興味深いです。

 また、トロッコ問題の扱いで、まだミーナには抽象概念の取り扱いができないことがわかります。これは一般人でもそうですけど、トロッコ問題の別解をドヤ顔で考える人にありがちですが、こういう哲学的課題を的確にとらえることができるかどうかは、高度な人間性の問題です。そこを原作者が意識していると思います。{/netabare}


4話 上位機種の憂鬱。何が読み取れるでしょう?

{netabare} 相変わらずキモいです。それはさておき、今回は上位機体が出てきました。なかなか可愛いデザインだと思いますが、そっちじゃなくて上位機種がオーナーにとって使いやすいのかが問われます。
 できることが多いですが、その分学習させるなどの下準備が必要と。つまり、道具として上位機体が使いやすくするためには育てなければならない、ということです…とまあ、ここまでは説明がありました。

 その先ですよね。果たして上位機種の方が感情を持ちやすいのかどうか。表情、身体、さまざまな機能、もちろんAIも性能がいいのでしょう。可愛いと判断し、それを表現する機能も持っているようです。ただ、それはセンサーとアルゴリズム、フィードバック、インターフェイスの問題です。
 では、愛情のアルゴリズムは果たしてどこにあるのか。脳…つまり電子頭脳の処理速度や複雑さなのか。肉体が人間らしい方が感情を持ちやすいのか。その辺を考えてしまいます。

 なんとなく、今回の表現だとスーパーミーナは表現は豊かだし、自然で複雑な動きもできます。ですが、どうもそれは性能故ではないか。ミーナの方が感情・愛情の学習が進んでいるのでしょう。だからこそ、ミーナと会話がしたかったんだと思います。 {/netabare}


5話 人間に近い柔らかさがなぜより高価なのか。

{netabare} ロボットとのコミュニケーションには当然ですが、素材の問題は出てくるでしょう。インターフェイスとしての素材問題です。例えば猫や犬とのコミュニケーションには毛や肉球などの手触りという圧倒的生物感があります。一方で、ピーナッツシリーズのライナスなどは毛布が手放せなかったりします。柔らかい安心感…ですね。やはり人間あるいは生物にとって柔らかさというのは重要なのでしょう。

 一方ロボットですが、そもそもなぜ高級品だと柔らかいのか。丈夫さや機能性からいえば硬い方が合理的でしょう。でもやっぱり人間に似ている何かを探しているということでしょう。
 スーパーミーナが100Pで素材と表情のバージョンアップで70Pでした。どれくらいの部分にコストがかかっているかわかりませんが、スーパーミーナの価値の多くは素材ということです。また、そこに表情も含まれています。つまり、やはり人間は人間に近いものを愛するということになるのでしょうか?この値段設定はテーゼとしては絶妙ですよね。

 ですが、愛情が先にあった場合はどうでしょう?そのままの君でいて的にもともとの個性を大事にするのか。それとも人間に近い柔らかいものを愛するのか。

 キスの問題も当然出てくるでしょうね。人間にとってもっとも意味がない行為であると同時に、もっとも感情的な行為でもあります。そりゃあ意味を知らなければAIには理解不能でしょう。

 その先にある肉体的な接触や性交の問題にもなってきますが、どうなんでしょうね? {/netabare}


6話 CLタイプの家族登録の例がないというのは少し不自然な気がします。

{netabare} CL型を家族として登録した例はない、というのが少々引っ掛かります。ここは「不思議なことに一定割合で存在する」が自然な様な気がします。人型のコミュニケーション可能なツールに感情がわくのが自然とした方が、この作品の設定上はリアリティが出る気がします。ミーナの家電度というか機械度がアニメだとわからないですけどね。想定しているのが相当金属的なのかもしれませんが。

 スーパーミーナは感情を実際に持っているのかどうかがちょっと気になりました。高度な処理機能を持っているとのことですけど。スーパーミーナなら気持ち悪くなくて、ミーナなら気持ち悪いの境界線ですね。

 やっぱり別れのシーンで健康に気を使うセリフですよね。プログラムなのか後天的なものなのかわかりませんが。なかなか良い演出でした。そしてあのセンジュがフリーズしたシーンも良かったです。

 これは文句ですが、さすがにアニメ化に際しては自動運転でしょう。原作では運転しているシーンはありませんでした。1話の残業してのデータ入力シーンといい少し制作にSF心が足りなくないですか?{/netabare}


7話 生物の定義は自己複製ですが、ロボットは生物足りえないでしょうか。

{netabare} 生物の定義はなにか?という話がありますが、自己複製という定義があります。その他は、外界との区別と代謝ですので機能的な話です。

 としたとき、一般的に考えれば同型機が外部の工場で生産されることは自己複製と定義できないかもしれません。しかし、もし自分の設計図を工場に持ち込んで意図的に複製するAIロボットが登場したら?どう定義すべきでしょうか。
 遺伝情報とは所詮生命の設計図ですから、ロボットの設計図と大して違いはありません。つまり、ちょっと強引ですが自己複製を意図的にAIロボットが企んだとき、それは生命と呼べる可能性がある、ということです。SFで言うとホーガンの「造主物の掟」がその辺を示唆した話になっています。
 これの行き着く先はロボット人間の世界になると思います。また、シンギュラリティとは、この状態をいうのかもしれません。

(なお、現状ウイルスが生物の定義から外れたのは、この自己複製を外部の宿主にゆだねるからです。代謝も同様です。ですが、ウイルスはDNAやRNAを複製させるために特化した存在です。ウイルスが生命でないという定義もロボットと近しいころとがあるので、一緒に考えると面白そうです。私としては「利己的な遺伝子」的な考え方で、むしろ生物とは遺伝子を後に残すためにある存在と思っています。ですので、ウイルスも生物だしロボットもシンギュラリティを超えれば生物的ふるまいをする気がしています)

 さて、本作ですが今回はロボット自身は意図はしていませんでしたが、自分の思考あるいは論理プログラムのようなものの複製がほかのロボットに不完全な転写が起きたケースです。これもやはり自己複製の一種と捉えることができます。ハード的ではなくソフトウエアとしての複製ですね。ロボットのアイデンティティの定義をボディでなくソフトとデータとした場合、これも十分生物としての定義を備えます。しかも、人間であるタクマの性質も含んでいるということで疑似的に進化するための要件も備えています。

 まあ、正直かなり強引な展開だとは思います。思いますが、この様な点を押さえておそらくはこの原作は描かれていると思います。この話と同時にロボットの成長として、ミーナが改造されました。これも疑似的な生物の特徴になると思います。

 7話はその辺に思いをはせればいいのではないでしょうか。そして主人公のキモさは全開ですね。本当にこの男はキモいですが、このキモさが新しい人間の豊かさの一つの形なのかもしれないという示唆は受け取れます。

 それと人間で考えると子供は出来が悪いから可愛いというのを思い出させてくれます。{/netabare}


8話 AIの学習(深層学習)とプログラムの差とは?

{netabare} マモルの学習問題で何を描いているかといえば、もともとの機能はプログラムです。アルゴリズムに基づきセンサーで測定し指定された動作と条件分岐を繰り返し答えを出すだけです。これが健康状態を把握するという機能になります。

 ですが、マモルはプログラムを利用しにいかないために、学習する必要が出てしまいました。この学習というのが、ディープラーニングという技術です。まあ、私も付け焼刃なのですが、この学習させるというのが非常に面倒だそうです。その辺を上手くマモルを使って描いていると思います。緊急時にはプログラムにアクセスに行くというのも面白い設定です。
 この学習能力をまるで好奇心のように描いているのが面白いところで、子供らしさとリンクしてきます。

 また、7話のレビューでロボットの生殖問題を論じましたが、今回はっきりと子供の製造が禁じられていると明言していました。つまり、生殖ができるロボットあるいはAIは疑似的に人間になることができる、ということを原作者はちゃんと押さえているということだと思います。

 一方で、ミーナはマモルが一緒に寝るのを邪魔しました。ここがミーナにまだ母性がないことを表しています。マモルを学習させることもタクマの命令だから、というところにとどまっています。ここがこれからどうなるかですね。

 そして、ミーナから流れる用途以外のCMですね。これは近未来において非常にリアリティのある設定です。現在でもフリーソフトで有料版に切り替えるまでCMが流れるものがあります。これなら、プログラムの書き換えやハードウエアの交換することなく、ローコストで効率的にAIロボットの用途を絞り、また試用した結果の購入につなげることができます。

 ロボットの権利のような概念の芽生えも言及されていました。{/netabare}


9話 ミーナが特殊機体だと含意が浅くなる。廉価版の普通の機体であってほしかった。

{netabare} 妻の元カレの話を聞いてはいけません。一生引きずる傷になりかねません。まあ、今回は女子同士の秘密の話合いで安心しました。
 
 さて、この作品の原作を大変気に入っているですが、今回のミーナが特殊機であるというのはいただけません。せっかくミーナという廉価の料理専用機体でも人間と愛情を持つ可能性がある、という夢というか妄想といかAIと作る未来のような前提が崩れてしまうからです。

 特殊機というより試作機ですが同じことです…と思っていたら、試作機だとちょっと意味が変わることにアニメを見て気が付きました。ミーナシリーズの設計思想に共通のプログラムが隠されているとすると、ミーナシリーズ全体の可能性になります。

 ですので、この話は意図としては個体としてのミーナの話だとは思うのでが、ひょっとしたらミーナシリーズ全体に共通の記憶が隠れている。そして、外部からの参照なのでプロテクトがあまく今回友人関係にあるミーナの中に眠る「共通記憶」をスーパーミーナが読み取れた、という解釈もできます。

 記憶領域の設定があるので、決してそういう意味ではないとは思いますが、そういう解釈の方が、人類とAIの可能性の夢が膨らむかなと思いました。
 さすがにミーナネットワークみたいなものがあって、共通の無意識記憶の広大な領域が形成されてる…という解釈は妄想でしょうね。宇宙のイメージにそういう解釈をちょっと考えてしまいました。その方がすっきりする気はします。{/netabare}


10話 AIと学習、交通ルール、そして法体系。コミュニケーション手段とAI

{netabare} ちょっと自動運転を考えてしまいますね。グーグルマップがゼンリンの地図からAIによる深層学習になったとき、一時精度が落ちたのを覚えている人もいると思います。スーパーミーナの設定にもありますが、深層学習というのは初期だと一見役に立たないものです。

 また、通信障害がある場合の自動運転車を想像したことがあるでしょうか?同じようにポンコツになる可能性を考えてしまいます。本当に自動車はネットワークに依存していいでしょうか。

 信号を無視できないAIロボットのアルゴリズムとか、もし事故が起きた場合の罪状、裏にあるAIロボットの道路交通法などに発想が飛びます。

 本作のキャラに話を戻すと、ミーナの間抜けさがなかなかいとおしく感じますね。今回はいつもよりもむしろ感情を感じました。また、マモルとのペアも少しずつデコボココンビ的な感じも出てきました。
 それと冷凍食品のところで自分の失敗をごまかすところもなかなか人間的です。家電だったミーナに何が起きているんでしょうか。

 スピーカーが壊れたときのコミュニケーションは、風邪をひいた家族との会話みたいですね。マモルの褒められたときの上を向くのは母親似ですね。それともロボットの特性なんでしょうか。

 情報処理や画像処理でいろいろ示唆に富んだシーンがありましたが、その辺を上手くマモルとミーナのギャグにしていたのが面白い回でした。

 あと、お風呂のオキシトシンのところで「ビートレス」で出てきた「アナログハック」という概念について、考えるべきだと思いました。この話全体にいえますが、「人型」ロボットに対する心理と効果ですね。道具存在として家電を人型にする意味はどこにあるか。そして愛情とは何か、何に向けられのか。ロボットの側の問題でなく、人間の脳内物質や深層心理が原因なら、人以外へ向けられた愛情は本物では?などを考えてみたいですね。{/netabare}


11話 いよいよラストで語られることの前提がそろいました。

 さて、なかなか本質に近づいてきました。「好きになることを強制されたロボットの愛情は本物か?」おじさんの言っていることはすごくまっとうです。また、2人の関係性の代替可能性についても言及していました。そこに、ニーナの反論として「私とタクマの自由だ」と言う言葉がありました。
 タクマも現状の問題を自覚しています。「女の子に相手にされないから、ミーナを奥さんにしたとみられても仕方がない」これもある面で真実です。そして、母親の「人間も奥さん用にはできていない」を加えるとどうなるか?です。

 人間とロボットの夫婦と考えると違和感がある2人の関係ですが、じゃあ、人間の結婚、夫婦を考えた場合と何が違うのか。その辺を踏まえて、次回この作品の主張が語られるはずです。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11

ひっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

後半にかけて思考が拡がっていく

1話、家事ロボットに下心を持って接する主人公の気持ち悪さによってシャットアウトした人が多い様子が見られたけれど、僕はそれも含めて真摯な表現に感じられた。誰も見ていない場所では多くの人間がきっと恥ずかしい挙動をしていると思う。

そんな僕も序盤は1話のようなしょうもないトーンのアニメになる可能性を恐れつつ観ていたが、6話くらいから急速に視野が拡がっていき、後半は手塚治虫を思わせるSF観に余韻が膨らんでいった。

最初は浅はかな主人公がロボットとの結婚を宣言することで自ら責任を負っていく。妄想っぽいラブコメ?から覚悟の物語に変わっていくことで受け取る情緒の方向性が一気に増え、他と比較できない作品に昇っていった。

「AIの遺電子」同様、「鉄腕アトム」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の延長線上にありながら極めて卑近な視点から描くこの感じが非常に良かったし、今回アニメ化に至らなかった次の章から原作はギア2つ上げで面白くなってくる。このアニメを導入として原作で続きを読むのを烈しくお薦めしたい。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わざと?

いきなりスキンシップを求める猫目の琢磨
勝手に人の家に上がりこんで冷蔵庫を開ける叔父
息子が帰省するやいきなり抱きつく父親

いろいろ気持ちが悪いのですが
この気持ち悪さが人と人、人とロボット
ロボットとロボットの間に介在するという事実を
敢えてこのアニメは表現しているのかなあ?

原作を読むと、なかなか深い内容で
このアニメ12話では薄っぺらい内容しか
視聴者には伝わらないと思います。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

66.5 20 2024年度の転生アニメランキング20位
精霊幻想記2(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (83)
269人が棚に入れました
前世と現世が交錯する――異世界転生ファンタジー新章開幕!! 幼い頃に母を殺され、スラム街の孤児となった少年リオ。七歳のある日、彼の中で不慮の事故で死んだ日本の大学生《天川春人の記憶》が甦り、同時に《膨大な魔力》が覚醒した。 それから様々な出会いと別れを経験したリオは、両親の故郷で母を殺した宿敵への復讐を胸に誓う。 数年の旅を経てシュトラール地方へと舞い戻ったリオは、望まぬ政略結婚を強いられていた恩師セリアを救出。だが、その直後、突如として出現した光の柱に導かれるようにして、彼は己が前世である天川春人の初恋の少女・綾瀬美春と衝撃的な再会を果たす――

声優・キャラクター
リオ:松岡禎丞
セリア=クレール:藤田茜
アイシア:桑原由気
ラティーファ:楠木ともり
綾瀬美春:原田彩楓
千堂亜紀:高野麻里佳
千堂雅人:大西亜玖璃
フローラ=ベルトラム:本渡楓
ギュスターヴ=ユグノー:荻野晴朗
リーゼロッテ=クレティア:東山奈央
アリア=ガヴァネス:高垣彩陽
坂田弘明:吉野裕行
皇沙月:戸松遥
サラ:新田ひより
オーフィア:首藤志奈
アルマ:西明日香
レイス=ヴォルフ:遊佐浩二
ルシウス=オルグィーユ:鳥海浩輔

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3期を熱望致します‼️

1期から時間が経ちましたが放送を楽しみにしていました!何と言っても私好み(1番すきかも?)のキャラデザ♡可愛い娘しかいませんw1期のレビューでも書きましたがもっと動いていたら作画は4.5でも良いくらいキャラデザ最高です!そして声優さんも推しが多くて良い!
これから転生者達がどう絡んでいくのか・・・。そして主人公の真の秘密を他の転生者達が知る事があるのか・・・。
テンポがゆっくりではあるが続編があるなら問題なし!だから続編制作お願いしますw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

59.9 21 2024年度の転生アニメランキング21位
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (88)
240人が棚に入れました
…秋津みどり(享年27)、過労死したら異世界へ!?神様から能力を与えられ、異世界に転生した私。そのスキルは。えっ? 人間にはモテないかもだけど、もふもふたちには愛されちゃうってことだよね?うわあぁぁ、白虎やドラゴンにも触り放題――!スペック高い貴族のおうちの末娘ネマに生まれ変わった私、今日も「もふもふ」「なでなで」しつつ、人類存続(?)のためにがんばります。「小説家になろう」発、異世界もふもふファンタジー!!!

タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『こちとら中身アラサーの幼女だぞ』

過労死したOLがある力を手に入れて転生したゆるもふストーリー

前半ゎ意外と好きだった。気軽に見れる幼稚園ストーリー

後半ゎただもふもふしたいだけじゃ生き物ゎ生きていけない。と考えてしまう少し話が中学生の道徳ぽくなった

前半だったら主人公も幼女でよかったけど後半ゎキャラ幼稚すぎて疲れたかな。

op.edゎ結構かわいくて好きだった

転生できるのにもふもふの力か…とおもった作品w

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

Lovesing さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しと可愛さを求めて

原作を読んでいる人間なので、ストーリーは知っていました。
これをアニメ化するには作画問題やストーリー構成など色々不安がありましたが、漫画版に寄せた作画でした。
後ストーリーは終始ニヤニヤする感じで個人的には好きでした。
しっかり異世界なので多少のバトルは入ってますがそのバトルも雑ではないのでストーリー進行に必要なぐらいで特に気にはなりませんでした。
後ちょいちょい良い声優使ってて私的には良かったかな!
個人的には続きをアニメ化したら嬉しいかな

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もふもふ無双開幕!

2023年1月時点でシリーズ累計発行部数が170万部を突破している大人気作品。
一言で言えば何時ものなろう。毎回言うけど展開次第かな。

コレだけは言いたい!!
ノーもふもふ!ノーライフ!
もふもふ道を貫いて欲しい。毎回思うがコレ系は特化してこそだと思ってる。
転生前主人公がどこまで動物好きだったか?によるがコレだったら最後まで観れる。
もふオタである事を心から願う…。

何時もの過労死来たー!玄関で力尽きて神様のもとに。
「死に方を選ばせてあげよう」とか発言が斬新だなw
願いを叶える代わりに転生したらこの世界を滅ぼすか決めて欲しい!だと!?
ヤバい頼みで草なんだ。

転生特典付けるけど何が良い?瞬間移動!とか必殺技!とか欲しくない?

人間以外の生物に好かれる力!「人間以外」ここ重要!
考え得る限りの生物だよやったね!

公爵家の赤ちゃんに転生!してトラに抱きつく主人公!が可愛い!
さて年齢に引っ張られてるかフリをしてるのか…どっちだろうね?
ただ、言葉も発音がまだ出来ないのは確か。
あいがとう!考えてる事は大人のそれだけど。

絵面が凄いなw大きいトラにちっちゃな幼女w
魔法に精霊術がある世界と。
なるほどね契約した相手にしか懐かないなら見られるとまずいよね。
…果たして27歳のこの人は理解しているのだろうか?大丈夫だよね…?

記念すべき1回目のテヘなんかやっちゃいました?
とにかくもふもふしたい主人公を自由と言う名で釣る王子。この人ド…。
黒い目なぁ。コレ系も多いなホント。
ここでも発音がアレwヴィウ?
見た目レッドドラゴン召喚!次回も私何かやっちゃいました?テヘペロ(๑˃̵ᴗ˂̵)
ただアレはしょうがない気がするけども。

うーん…まあ次どうなるのか分かりやすい…のは良いんだけど、コレ観てるとお菓子思い出すんだよなぁw…頭が悪くなるのだけはまじ勘弁()

で気になったのが人間以外とか言ってたけど人間にも普通に好かれてるんですが?
…デレデレなんですが?
神様のなんかやっちゃいました?とか直近で見たんだけどコレもか?

この作品の良いところと言えば、ちゃんと毎回お礼言ってるのは好感持てるね。
主人公の見た目が可愛いのも良い。動物?もたくさん出て来るだろうし。
やっぱりもふもふ可愛いは正義!

余程の事がない限りは視聴継続しようとは思ってる。余程の事がない限りは…。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2

53.3 22 2024年度の転生アニメランキング22位
未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.5 (17)
45人が棚に入れました
─ イケメンサイコパス × 可憐な美人令嬢 ─
W主人公で繰り広げられる異世界学園物語

名探偵との対決の末、終焉を迎えた最恐の犯罪者ジェームズ=モリアーティー。
気が付くと彼は、異世界に転生!貴族令嬢達のいじめに苦しむ
薄幸系美人令嬢シェリー=モリアーティーに憑依していた!!
彼は明晰な頭脳による完全犯罪方程式の力を、
名探偵無き世界でたった一人の女の子の為に存分に振るう。
二人のモリアーティーによる血も涙もない頭脳復讐劇が幕を開ける......!!!

56.9 23 2024年度の転生アニメランキング23位
当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (10)
36人が棚に入れました
ずっと…君に触れたかった―― 【スパダリ溺愛王子×ライバル当て馬】 ヒロインを取り合うはずが…なんで王子が俺を狙ってるの!? 当て馬とは――物語の主役の恋路を阻む「お邪魔キャラ」。 邪魔をして断罪をされないよう、ヒーローの王子アレクを必死に避けていたのに… なんと王子は当て馬ロニールに夢中!?


声優・キャラクター
アレク・レイ・ガルシアム:柊三太
ロニール・グラヴィス:春男児
リリィ・フィリップス:花杜めい
ゼノ・オーウェン:香純秋
ノア・カーライル:志雄子奨
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