トリックで天才なおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのトリックで天才な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番のトリックで天才なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.7 1 トリックで天才なアニメランキング1位
約束のネバーランド(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1131)
5472人が棚に入れました
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。ここグレイス=フィールドハウスは親がいない子ども達が住むところ。至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送る三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた…

声優・キャラクター
諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也、甲斐田裕子、藤田奈央、植木慎英、Lynn、河野ひより、石上静香、茅野愛衣、日野まり、森優子、小澤亜李
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作既読組にとって、この手の作品は・・・?

原作既読。最終話まで視聴。

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。
連載開始当初から、緊張感満載のこの作品はお気に入りの作品でした。
お気に入りの作品のアニメ化なので、本作も、とても注目していました。

【原作既読組にとって、この手の作品は?】
原作既読組は、当然、先々の展開を把握しています。
そんな状況の中で、この作品の一番の魅力である『緊張感』を楽しめるかどうか?
そこが、この作品の評価の分かれ目だと思います。
{netabare}
言うまでもなく、私も先々の展開を把握しています。
それでもハラハラドキドキが止まりません。

力のこもった作画。
巧みな演出。
映画のようなカメラワーク。
声優さんの熱演。

全てが上手くかみ合った本作は、『名作』に分類されるべき作品だと思います。{/netabare}

【正直、原作と比べるとかなり話が省略されているんだけどね・・・】
{netabare}全ては、大感動の11話~12話へ繋げるため。
ここから逆算して、必要最低限の物語を紡いでいったという印象です。

エピソードはもっとたくさんあるんだけど、あえて必要最小限のエピソードに絞った。
第2期に回せるエピソードは第2期に回す。

そんな制作陣の苦渋の選択が伝わってきます。{/netabare}

【食用児・・・って、凄い単語ですよね】
{netabare}この単語だけで、この物語の世界観が凝縮されている気がする。
エマをはじめ、子供たちの必死さが伝わってくる。
何かが狂った世の中であることが、ひしひしと伝わってくる。{/netabare}

【ところで、各話のタイトルの意味って分かりました?】
{netabare}各話のタイトル、例えば第1話なら『121045』。
これの意味って分かりました?
{netabare}あれって、『日・月・年』なんですよね。
『121045』=『2045年10月12日』という意味。{/netabare}
要するに、1話から9話までは20日余りしか時間が経過していませんが、9話と10話の間だけでも2か月以上に時間が流れていることが分かります。

この間、エマたちはママだけではなくレイの目も欺き続けたことに・・・。
だから、11~12話にかけて、レイは驚きっぱなしだったんですね。{/netabare}


第2期も期待しています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 78
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生きていくんだ それでいいんだ

それは田園 こちらは農園 ・・・ふっ

・・・あ、ちょっと待って、{netabare}いやっ、行かないで~、、、{/netabare}な全12話。


原作も未読であれば、ジャンプももう何年も読んでませんね。週刊少年ジャンプの人気連載作品ということで、子供とTV前で待機。
第1話を観終えて彼らは静かに去っていきました。お子様と一緒に視聴するにはご注意ください。我が家でR12指定となった “ほんとに少年向けなんかいな?” な世界観です。


いやぁ毎週面白かったですね。なにせ間髪入れずもう一周しましたから。
導入良し→つなぎも良し→締め最高、、、と1話1話退屈せず、連載継続中ながら12話の尺で綺麗にまとめたことも好感です。結末を知って価値に気づきがちな序盤~中盤を面白く仕上げてもらってほんとにありがとう。2018年冬期の作品群の中でもトップクラスの出来でありました。
続きのある物語に対し早々に2期が決まったことで、今後の楽しみが一つ増えた幸福感もあります。


幕明けの舞台はグレイスフィールド(GF)ハウスと呼ばれる孤児院から。ママ・イザベラのもとで上は11歳までの子供たち30余名が一緒に暮らしてました。
ロケーションは大草原の小さな家。孤児院と聞けばあしながおじさんや若草物語のようなものを事前には想像してました。違うんだけどね。
そこの子供たちのうちエマ(CV諸星すみれ)、ノーマン(CV内田真礼)、レイ(CV伊瀬茉莉也)の3人が物語の主役。・・・それと彼らのみならずハウスの子供たち全員が主役の物語だったのでは?と思えるお話。
6歳から12歳までの間に里子に出されるとママから聞かされている子供たち。うち一人コニーとのお別れの日。別れを済ませた後、ぬいぐるみを忘れてることに気づいたエマとノーマンがコニーに届けようと後を追って。。。

そこから物語は一転。第1話ラストから最終12話までノンストップな子供と大人の心理戦?サスペンス?スリラー?またはホラー?が展開されます。
詳しくは本編で。農園の意味は早々にわかりますので、そこからハラハラドキドキを楽しみましょう。私的今期(2019年冬)のベストでした。


以下、思ったことを五月雨に。※ネタバレ

■ホラーやスリラーではなく心理戦でした
猟奇的な世界観で色濃く印象的だったのは、エマら子供たちとママ・イザベラ(CV甲斐田裕子)、シスター・クローネ(CV藤田奈央)の大人らとの駆け引きです。この腹の探り合いに集中できたのは不要なホラー演出を削いだからなんじゃないかと思ってます。
{netabare}例えば、子供らが謀議している最中に物陰からニュッとママやシスターが登場するような演出は皆無でした。双方に企みを盗み聞きしたり直接知るような描写がありません。状況証拠や間接的な言動からの探り合いに絞ってました。{/netabare}
{netabare}ママもシスターも元はと言えばフルスコア。さらにトレーニングを積んで派遣され実地で鍛えられた猛者です。直接でなくてもなんでもお見通し、一筋縄ではいかないラスボス感を十二分に引き出す効果がありました。{/netabare}


■絶望からの分岐
絶望を知った後にどう分岐していったか?の対比が好きです。
{netabare}言うまでもなくエマ、シスター・クローネ、ママ・イザベラの3名です。
エマ:抗う人。もちろんそこは主人公。けっこう身も蓋もない世界なのにエライよこの子!
シスター:堪えられなかった人。躁鬱の躁。壊れてましたね。選ばざるをえなかった道もイバラの道。自分♂ですがシスターやママやってたら正気を保てる自信がありません。
ママ:受け入れた人。ってまんまですが、シスタークローネが壊れてた分余計に底の知れぬ深い絶望を受け入れたことがわかり、そのことが最終盤効いてきましたね。{/netabare}
{netabare}一周めはノーマン、レイ、エマの3人を中心に観てました。最終回を見届けて今度はエマ、クローネ、イザベラの3人に焦点をあてて。けっしてクローネはネタキャラではないのです。{/netabare}


■イザベラ
{netabare}マンドリンの少年(レスリー)の曲が印象的な本作。イザベラにとってどういった意味を持つのか?
第1話コニーを門まで送る時の鼻歌が初出。第10話ノーマンとの別離。第11話でレイが火をつけた時。せめてもの手向けなのかレスリーの記憶を留めておきたかったからなのか。
ハウスで過ごした記憶の欠片を手離してなかったことに意味があったんじゃなかろうかと思います。{/netabare}

{netabare}「絶望に苦しまずに済む一番の方法は諦めることよ。抗うから辛い。受け入れるの。楽になれるわ。簡単よ。」

{netabare}かつてのイザベラが現在のエマだっていうのが、これまた切ないのでした(語彙力)。頼れる仲間がいたかどうかの差なんです。{/netabare}{/netabare}


■声優さんの演技
あらためてやっぱり声優さん凄いな~と思いました。
ノーマン役の内田真礼さん。ギルダ役のLynnさん。演技の幅って無限に広がるんですね。
それと短いセリフに込められ感情の豊かさでしょうか。※特定シーンのため閉じます。

{netabare}・「うん」エマ
ノーマンと別れの際、絞り出した「うん」その数8回。その短い言葉一つ一つどれも違っていて、ないまぜの感情が伝わってきた名演です。{/netabare}

{netabare}・「いってらっしゃい 気をつけてね」イザベラ
絵と音の力ではないと思うんだよな~。憑き物が取れた嘘偽りない「私のかわいい子供たち」に聞こえました。ダメねこういうの(T_T){/netabare}



次が気になる展開、裏をかいてまたその裏をかいての緊張感の続く化かし合い。
その根底で「絶望」との向き合い方で道の別れた3人に強いメッセージ性も感じました。
OPEDも作品に合った良いチョイスですね。


{netabare}・識別番号は連番ってことはなさそう。意味はあるのか?
・2期は頭脳戦からサバイバルみたいになるんだろうね。趣きはだいぶ変わりそう。
・イザベラ処分されるんだろうな。
・てかノーマン{/netabare}

きちんと謎や伏線は残したまま2期へと繋がるわけですが、もやっとした感情は無く、終わり方含めなんともすっきりした全12話でした。


それにしても、、、
{netabare}ヒーロー願望というか、男は死にたがるというか諦めが早いというか自意識が強いというか。女性の胆力の強さをまざまざと見せつけられた気分になりました。{/netabare}



視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴

-----
2019.09.17追記
《配点を修正》 +0.1

その後他のレビュアーさんとのやりとりでもやっとしたとこが解消しました。あざまーす!
2期前提ではあるものの、そこへの繋ぎ方と一作品としてのまとまり具合に嫌みがないこと。他の作品とのバランスを考慮し加点しておきます。



2019.04.13 初稿
2019.09.17 追記/配点修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 83
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

幸せな一生

アニメーション製作:CloverWorks、監督:神戸守、
シリーズ構成・脚本:大野敏哉、
キャラクターデザイン、総作画監督:嶋田和晃
原作:白井カイウ、出水ぽすか

森の中に佇む、グレイス=フィールドハウスという孤児院。
そこでは12歳までの子供たちが楽しく暮らしていた。
周りとは隔絶された世界。
外部とつながっている場所には鉄製の大きな門。
そのほかは深い森に囲まれている。
優しいママのいるハウスは子供たちの楽園。
里親が見つかった子供たちは、
定期的にハウスから去っていくのだった。

タイトル名はよく考えられており、
ふたつの言葉を合わせたものだろう。
旧約聖書の創世記12章に記されている、
イスラエルの民に神が示した土地である「約束の地」。
そして『ピーターパン』で、
森林の奥地に住み、親のいない
年をとらなくなった子供のいる国「ネバーランド」。
物語のストーリーをイメージしやすくなっている。
「ネバーランド」というと、
マイケル・ジャクソンの邸宅も思い浮かび、
その内実を思うと、さらに印象深い。

主人公のエマ、ノーマン、レイの3人がいい。
ストーリーはもちろんだが、このキャラクターたちが
物語のなかにどんどん引き込んでくれる。
真っ直ぐな性格で頭が良く、運動神経に優れるエマ。
ずば抜けた頭脳を持ち、正しいことを知るノーマン。
冷静な判断力と鋭い観察眼、卓越した記憶力を持つレイ。
彼らの動きや考え方を見ているだけでも楽しい。
いわば、小学生のときのクラスにいた、
何かするたびに驚かされ、私たち凡人を
いつもワクワクさせてくれる同級生たちを想起させる。

3人が互いに想いをぶつけ合い、理解し、
不可能なことをやり遂げようとする。
そして、それぞれに対する複雑な感情を抱えたまま
自らが信じた道を選び取ろうとする。
この関係性の妙が、作品の最も優れている部分だ。

1話からの構成力も見事。
原作の良さはあるのだろうが、
アニメスタッフの力も大きいことが分かる。
大きな流れを1話目で理解させ、
そこから各話ごとに盛り上げていく展開力は出色だ。

良質なハリウッド映画を観ているような感覚。
時代を象徴するような物語も含め、完成度が高い。

幸せな一生とは、どのような人生なのか。
子供たちやママの一生を考えさせられる。

{netabare}最終回でのイザベラの描写が秀逸で、
この時点で物語は完結している。
後のことを描くことが蛇足にならないかのほうが不安だ。{/netabare}
ここまでで実写映画を作っても十分に成立するだろう。

※EDのCö shu Nie 「絶体絶命」がお気に入り。
ピアノの打ち込みとベースが抜群にカッコ良い。
(2019年4月19日初投稿)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 97

66.2 2 トリックで天才なアニメランキング2位
鴨乃橋ロンの禁断推理(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
347人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグシーンがあんまり好みじゃなかった‥

原作は未読です。
推理モノに興味があるので、なんとなく観てます。
ただ個人的にギャグシーンがつまらないのと、榎木さんのツッコミが下手なのが残念なところ。
「家庭教師ヒットマンREBORN!」を観たときもギャグシーンがつまらないと感じた記憶があるのですが、間違ってなかったみたいです‥。
恐らく私が前回「血界戦線」を観て久々に坂口大助さんのツッコミを観た後だからだと思うんですが、榎木さんのツッコミは物足りない感と不慣れ感がすごかった。
もうちょっとギャグシーン慣れしてる声優に決めるべきだったと思う。ギャグシーンがちょこっとならいいですが、ほとんどなので尚更。

肝心の推理ですが、やはり推理小説を読む人からして見るとお怒りレベルだったようです。
確かに、推理のほとんどが似たようなパターンばかりでつまらない気もします。
2期も制作されるらしいですが、ここまで観たら観るべきか‥

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2人で事件解決

原作未読 全13話

世界的な探偵学校で優秀で将来有望とされた鴨乃橋ロンはあることをキッカケに探偵行為を一切禁止されてしまいました。そこで刑事の一色 都々丸と組んで裏でロンが推理し、一色が推理を展開して事件を解決していくお話です。

まるで名探偵コナンと小五郎ような感じですね。ただ小五郎みたいに眠らせて推理するわけではなく、ロンが裏で一色に推理を打ち明けてみんなの前で一色が披露するパターンとなっています。

一色は正義感が強く、推理は犯人逮捕の手柄となりますが、余り評価されていないようですねw

ロンはかなりの変わり者ですが、推理力は凄いですね。

私は推理ものが好きなので、この作品も観るのが楽しみにしていました。

終盤にロンが関わっているような裏の組織みたいのが出てきますので、2024年秋の2期ではそのお話がメインになるかと思います。楽しみです。

OPはUNISON SQUARE GARDENさん、EDは黒子首さんが歌っています。

最後に、ロンは甘いものが好きですが、あの食べ方は真似できませんw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

66.3 3 トリックで天才なアニメランキング3位
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (807)
3516人が棚に入れました
森博嗣の『S&Mシリーズ』が原作。

映像化するのは、「エルフェンリート」の神戸守監督とA-1 Picturesのタッグ!


理系の女子大生の西之園萌絵と工学部建築学科准教授の犀川創平が難事件に挑むサイエンスミステリーとなる。

声優・キャラクター
加瀬康之、種﨑敦美、木戸衣吹

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タバコがおいしい、なんで虎縞ビキニ?、ちょっとした遊び心が楽しい地味な推理作品

2015年のテレビアニメ ノイタミナ枠 全11話

原作 森博嗣 監督 神戸守 構成 大野敏哉 脚本 渡辺雄介 雨宮まみ
音楽 川井憲次 制作 A-1 Pictures

電脳仮想空間が大きくかかわる現代的な推理小説のアニメ化。
作者のデビュー作で漫画化、ゲーム化、テレビドラマ化に続くアニメ化。
神戸守氏はエルフェンリート、ソラノヲト、君と僕、などの監督。

アニメでは珍しい密室殺人がテーマの本格推理物。
一つの事件をじっくり1クールかけて推理するものはあまり記憶に無いです。
舞台は愛知県の妃真加島にある真賀田研究所。
その中心人物が天才女性科学者「真賀田四季博士」だが、
過去に両親を殺すという罪を犯し幽閉状態のなかで研究を続けていた。
外からも内からも完全に遮断された一室で博士の四肢切断死体が見つかり、
その密室のトリックと犯人を推理するという設定。
推理系なので、このアニメが初見の人でないと楽しめないかもしれません。

100年以上前からありがちの密室殺人設定ではありますが、
コンピューターが普通になった現代で被害者との距離感が近いという特徴が見られます。

主要キャストは

犀川創平 CV加瀬康之 西乃園萌絵 CV種崎敦美 真賀田四季 CV木戸衣吹

序盤で密室殺人に会う女性博士が最後まで主要キャストです。
これは記憶の中の登場と共に電脳空間での登場によるものですが、
古風な密室殺人推理物としては画期的なムードを醸し出しています。

密室のアイディアは推理小説と言う狭い世界では新しいものですが、
アニメのワンダーランドに慣れた視聴者にとっては地味なものだと思いました。
興味が薄れない様に次々と殺人が起こるような軽い物語ではないのが救いですね。
SF、ファンタジー、強烈ギャグ、絡み合う愛憎劇、過度の萌えキャラ、癒しに次ぐ癒し、
などにちょっとマンネリを感じた人には良い気分転換になる落ち着いた作品です。
物語の評価は高めにしました。
最初の事件以来、特に展開がないのにもかかわらず最後まで楽しめたからです。

ところでヒロインの虎縞水着ですが、強烈に萌えますね。
十二大戦の寅の人もそうでしたが。
海水浴場では見たことはありません。なんででしょう?
男性用虎縞ビキニパンツがあったら欲しいですw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

ミミック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すべてがFになる・・・F?なんのこっちゃ?

正直タイトルだけ初め見た時は、何のことやら・・・・
しかし、ミステリー系だと徐々に分かり始め面白くなっていきました。

犀川先生と萌絵ちゃんが壮大すぎる完全犯罪(密室トリック)を
解き明かしていく物語なんですが、なんといってもトリックも伏線も
複雑で難しいです。自分は一度見ただけでは見落としているところ
ばかりで2,3回観てやっとみたいな場面もありました。腑に落ちない
部分も幾つかありますが・・・


それでも、舌を巻くような鮮やか過ぎる結末に少し驚いています。


終盤にはしっかりとタイトルの意味が明らかになり、納得がいきました。
ストーリーに合うBGMやキャラクター(特に真賀田博士のミステリアス感)は
素晴らしかったです。

今、ミステリーが観たい人にはもってこいな作品のように感じました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

gNHir70047 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

原作再現はできてないが、これはこれでアリ

原作は森博嗣先生の処女作で、内容は少し理系の要素が入ったミステリー小説。 といっても、理系の知識が無くても本筋は理解できるので問題無し。
原作未読者的に言わせてもらうと、何人かのキャラは想像していたのとかなり違っていたのはそこは不満でした。 しかし内容は原作に忠実ですし、無駄なBGM等を極力省いたり声優も耳触りの良いシンプルな演技を心がけていたりと、まるで小説を読んでいるかのような雰囲気でとても見やすい作品になっています。
前述の通り原作を見た後だとキャラのイメージの違いに戸惑う事があるかもしれませんが、未読者であればすんなり入り込めると思います。 特にミステリー好きの方にはオススメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

73.7 4 トリックで天才なアニメランキング4位
名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(アニメ映画)

2002年4月20日
★★★★☆ 3.8 (363)
2648人が棚に入れました
工藤優作(コナンの父)がシナリオを提供した新型ゲーム機「コクーン」の披露パーティーに招かれたコナン達。会場で発生した殺人事件の手がかりを求め、コナン達はコクーンが作り出す仮想空間へと入るが、システムは人工頭脳ノアズ・アークに占拠されてしまう。

「日本という国のリセット」を企てる彼は、プレイヤーである子供達が一人もゲームをクリアできなければプレイヤーの脳を破壊すると宣告。コナン達が選んだゲームは「オールドタイムロンドン」。19世紀末の殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑む。

一方、現実の会場では優作たちが殺人事件の捜査に乗り出していた。ゲームの世界と現実の世界。ノアズ・アークがゲームに仕掛けた現実の事件の解決に至る真実とは何か?ノアズ・アークはゲーム世界のどこに潜むのか?

現実世界の殺人者は誰なのか?そして、その動機は?これらの謎に立ち向かうため、工藤親子は二つの世界を隔てた「親子による共闘」を開始する。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、田中秀幸

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭ねーちゃんが他のアクションゲームの世界に行けば余裕でクリアできてたと思う

自分のスペックがそのままゲームキャラに活かされるという点で、ちいさな子どもたちにはたぶん不利なアクションゲームでしたが、蘭ねーちゃんなら…?

バイキングでもトレジャーハンターでもグラディエーターでも、きっと持ち前の破壊力でそのゲーム世界を制圧できたはずです。もし京極さんがいれば間違いなくできていたでしょう!
そんな話をTVアニメスペシャルでいいから見てみたい。ジャンルが推理→アクションになっちゃうけど!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

AIは「ノアの方舟」伝説たり得ない

仮想ゲーム内の19世紀末のロンドン。
コナンたちが現実世界で起きた殺人事件の手掛かりを探していく、
2002年公開の劇場版『名探偵コナン』第6作。

【物語 4.0点】
『コナン』としても、ミステリーとしても、SFとしても異色。


緻密なミステリーや推理より、
大がかりなシナリオによるドラマ性が追求される劇場版。
本作に至っては、仮想世界なので、
リアルでは絶対に死なない登場人物も“ゲームオーバー”で退場に……。
仮想世界の権限を有するAIによる“介入”もあるので常識は通用しない。


親の血統や地位を笠に着た、今風に言うところの“上級国民”の横柄さも描かれる本作。
それに対するアプローチも変化球で、
本作は、それらを腐敗と断罪して、庶民のストレスを発散する痛快さは提供せず、
むしろ、血筋を受け継ぐ“貴族”たちに、
今後も世の中を背負って立つよう奮起を促す渋い“説教”


人工知能(AI)についても、上記の旧態を打破するための革新として過信はしない。

19世紀末、栄華を極めた大英帝国にも矛盾はあった。
そもそも我々は「ノアの方舟」伝説で腐敗が一掃された世界で選ばれた創造物ではないのか。
今の世の中が汚いからと言って、安易に浄化とか、“リセット”とか言うもんじゃない。

そんな示唆も残して、AIは……{netabare}今は技術悪用の恐れがあり時期尚早と去っていくのだ。{/netabare}


【作画 4.0点】
最後のセル画制作による劇場版『コナン』となった本作。

VRロンドンの霧も、風情のある現象としてではなく、スモッグとして描き、
時代の光としてのホームズ、闇としての切り裂きジャックが求められた、
激しい格差といった歪みも抱えた往時の英国の社会心理まで再現しようという意欲が伝わる。


AIが主催するデスゲーム等、未来テクノロジーのデモとしての華やかさがある一方、
ゲーム内で、博士による秘密道具及び超絶アクションを封じられたコナン君は、
名実ともに頭脳だけ大人の小一に……。
鑑賞者は久々に、この縮んだ身体で追い詰められて行くもどかしさも共有することに。
『コナン』アクション映画としても本作は異色。

但し、某空手少女は本作でも元気はつらつ♪

最後も{netabare}列車アクション{/netabare}で見せ場はあり。


【キャラ 4.0点】
本作の鍵を握る“天才少年”ヒロキ。
出る杭を打つ日本の教育への毒針、本当は友達が欲しい孤高の天才。

犯人役もまた、{netabare}血筋を背負いきれなかった存在{/netabare}として描かれる。

そして、上から目線の“上級国民”チルドレン。

各々テーマ性を内包したオリジナルキャラが物語深化に寄与。


一方でコナン君は親父同様、重度のホームズオタクぶりを発揮し、
ピンチの中でも妙にイキイキ!?
悪党であるモリアーティ教授への愛まで語り出したら、いよいよ重症ですw
今回は推理力よりホームズ知識力に舌を巻く。


【声優 4.0点】
モリアーティ教授(CV.小林 清志さん)、モラン大佐(CV.藤本 譲さん)
切り裂きジャック(CV.速水 奨さん)
などリアル世界だけでなく仮想世界内の敵役までベテラン声優で固める盤石の布陣。

コナン君の親子の絆もテーマの本作。
CV.田中 秀幸さん&CV.島本 須美さん。
工藤夫妻のボイスがVRロンドンの何処で出張ってくるかも注目w

{netabare}父ちゃん、いくら奥さんが好きだからって、
妻をホームズが愛したオペラ歌手に当てはめて、美声披露まで美化するのはやり過ぎやでw{/netabare}

緒方 恵美さんによるセレブ少年グループのリーダーの生意気ボイスも〇
{netabare} 実は真相を隠す煙幕だったりする。{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴はお馴染みの大野克夫バンド。

いつものコナンのテーマ曲もロンドン仕様?にアレンジするなど、
現実&仮想世界にまたがるシナリオを好アシスト。


ED主題歌はB'z「Everlasting」
孤独の中から絆を取り戻す壮大なバラードと共に、
実写のロンドンの街並みを眺め余韻に浸るひと時。


【感想】
血縁やコネにより腐敗する人間による統治より、
決定のいくらかを人工知能に委ねた方がクリーンな政治ができる。
地方議会レベルではありますが、そうした主張も出ては来ている昨今。

とは言え、その水準まで、AI技術や信頼が高まるのは、
もう少し先になるのではと私は思います。

“家”の宿命を背負った“貴族”の底力も中々の物。
古くて汚いからと一掃するのは勿体ない。

だから二世、三世の皆さんには、どうか“リセット”されないように、
襟を正して奮起して欲しいなと願います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

コナン版『ソードアート・オンライン』

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第6作。

{netabare}
(Wikipediaより抜粋)
コナン一行は仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーに招かれた。そのパーティーの最中、殺人事件が発生し、コナンは被害者のダイイング・メッセージから、事件の手がかりがゲームの中にあると考え、コクーンに乗り込む。
ところが、ゲームのスタート直後にシステムが人工頭脳「ノアズ・アーク」によって占拠され、コクーンに乗り込んだコナン達を含む50人の子供達が人質に取られてしまう。
「日本という国のリセット」を企てるノアズ・アークは、プレイヤーである子供達が全員ゲームオーバーになってしまったら、プレイヤー全員の脳を破壊する、つまりプレイヤー全員を死亡させると宣告する。
覚悟を決めコナン達は、5つのステージの中から「オールドタイム・ロンドン」を選択した。19世紀末に実在した殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑戦する。
{/netabare}

どうです?『ソードアート・オンライン』の世界、そのものですよね。
面白くない訳がありませんよね。
事実、かなり面白かったです。

最近流行の『異世界』物の先駆け。【本作は2002年公開】

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

76.3 5 トリックで天才なアニメランキング5位
GREAT PRETENDER(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (366)
1522人が棚に入れました
自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>に、枝村は巻き込まれていく…!!

声優・キャラクター
小林千晃、諏訪部順一、藤原夏海、園崎未恵

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメで「コン・ゲーム」は珍しい。今クールのダークホース枠?

[総評]
ハリウッド映画ではそこそこあるけどアニメでは珍しいコン・ゲーム物ということで、それなりに楽しく視聴できました。

作中でやっていることは詐欺であり犯罪で間違いないのですが、古くは「石川五右衛門」や「鼠小僧」など、犯罪者を主人公とする物語は日本にもないわけではないので受け入れられる素地は日本にもあるんじゃないかとは思いますが、海外の方がウケる作品であるようにも思われます。

現在の邦画の制作予算で逆立ちしても、本作を含めちゃんと作ったアニメを超えるレベルの映像作品は作れないと思われるので、そういう意味で「プアマンズ・ハリウッド」作品とでも呼ぶべきジャンルが確立しつつあるのかもしれないです。

ロケ用のセットやSFXで頑張るよりは、アニメを作る方が絶対に安いと確信できます。ただ、従来のアニメ好きが好む作風とは一線を画している気がするので、本作を楽しめそうな視聴層にどうやって周知を図るのかが課題なのかもしれません。

本作が地上波放送されたフジテレビ系列での「Ultra+」や『イエスタデイをうたって』や『体操ザムライ』が放送されたテレビ朝日系列での「NUMAnimation」などの枠にはそういった志みたいなものを感じるので、今後の展開に期待したいところです。

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー] ==
第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

本作はNetflixがお金を出して作ったオリジナル作品らしいです。TV放送はされていますが、Netflixの配信が先行していますね。

タイトルと曲使用とどちらが先に思い付いたかわかりませんが、ED主題歌にはかのQUEENのフレディ・マーキュリーが歌う『The Great Pretender』が使用されています。

コンフィデンス・マン(confidence man: 虚偽の事業などを持ち掛けてお金をだまし取るようなタイプの詐欺師)が主役、いわゆる「コン・ゲーム」という分野のお話です。

映画ではハリウッド作品などでも『スティング』など有名作品はいくつかあると思いますが、日本ではそれほどメジャーな分野ではないと思いますしアニメでとなると心当たりはありません。

主人公の枝村真人(えだむらまさと: 通称エダマメ)は、日本で訪問タイプの詐欺師として生計を立てています。

ある日たまたま外国人旅行客をカモろうとして失敗、意気消沈しているところを突如拠点にしているアパートを取り囲まれてしまい、このままでは警察に捕まると慌てて日本を脱出してロサンゼルスへ高飛びするという導入でした。

ということで、本作の主な舞台はアメリカはロサンゼルスといったことになるようですね。

作品分野が分野なのか、脚本・シリーズ構成にはアニメ畑の人ではなく主に実写ドラマ、映画の脚本を書いている古沢良太さんを起用しています。脚本作品として有名なのは『リーガル・ハイ』、私が好きな脚本作品は『外事警察』です。

キャラクターデザインはエヴァで有名な貞本義行さん、監督は『91Days』の監督だった鏑木ひろさん、制作スタジオは「WIT STUDIO」ということでなかなか俺得な製作スタッフですね。

『91Days』同様に実写作品寄りのストーリーにはなりそうですが、この設定で日本のスタッフが作品を作るなら絶対に実写よりアニメの方が安くつくと思います。

この先どう転ぶかは良くわかっていませんが、ありきたりなありふれた感じのアニメ作品にはならなそうな期待でいっぱいです。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

詐欺師集団

ケース1~3 2020.7.31 視聴完了。
ケース4 2020.10.18 視聴完了。

人を騙して金をとる話ですが
騙す相手が悪人なので、まあギリ許せるかなと。
ケース1がマフィア
ケース2が見た目アラブの大富豪?(八百長レースで財をなす)
ケース3が絵画の鑑定士
ケース4は人身売買の話

内容的にはそんなに頭を使っているようには感じない。
エンタメと割り切って見るなら面白い。


4を見終わっての追記
Netflixのアニメの中では傑作だと思う。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

詐欺師達の饗宴

日本一の詐欺師が失敗して警察に追われ、アメリカに逃亡してアメリカの詐欺師と一緒に協力して詐欺をする話。
今のところ冒頭のエダマメが行った詐欺以外は相手はかなりの大物で、ちょっと騙して終わりではなく、いろいろな登場人物の思惑が交錯しており誰がどこまで信用できるのかわからない、相手も巨大な権力者なだけに一歩間違ったら殺される危険と隣り合わせで、緊迫した状況が多い。
そういった詐欺師と巨悪と正義と詐欺師と詐欺師と詐欺師と詐欺師が入り乱れる駆け引きがこのお話の面白いポイント。
ちょっと癖が強いので人を選びそうだけどとても面白かった

シンガポールのエピソードはちょっと詰めが甘い気はした
詐欺部分の甘さは色々と感じるけど好きな作品です!

【ちょっと甘いと思ったところ】
{netabare}
これだけ巨大な危険に直面しているのに、かなり運とかご都合主義に助けられているところが多く、こんなに甘い計画でマフィアに立ち向かうのは自殺行為じゃないかな?

・サラザールは自宅でエダマメが詐欺の計画しているのを見逃しているけど、詐欺が失敗した場合、ちゃんと監視していなかったことがバレて殺されるのでは?
・監視カメラに最初に気づかないエダマメもアビも詐欺師のくせに間抜けすぎない?。
マフィアの家で堂々と詐欺の話をしちゃダメでしょう
サラザールが見逃すことまでローランは計算済みだったの?

カッサーノが薬のことを信じるだけの説得力がないような

カッサーノが爆破スイッチ押すために動くシーン、あの場にいる人の大半はグルなのに、なんでカッサーノの動きから目をそらしたの?
エダマメが暴走していたけど、カッサーノの動きは警戒しなきゃだめでしょ。あやうく全滅するところでした

シンガポールのエピソード
こちらはサム側がかなり甘いのでロスのエピソードと比べて緊張感がなくて、面白さが損なわれてたかも

・サムはエダマメを悪い奴と見抜いているのに、大金を預けるのなんで?
裏カジノで最初に外した時に騙されていることに気づきませんか?
・裏カジノに対して無警戒すぎるサム。裏カジノってみるからに詐欺がありそうじゃないですか・・・
・サム達の貸し切りのプールに簡単に入ってたけど警備どうなってるの?
こんな感じでサムは全然警戒心がなくて騙されやすい人みたい

・クラークが全戦全勝の英雄としてスター扱いされているけど、100%勝つ選手なんていたら興行として成り立たないでしょう、せめて1割くらいは負けないと
だからこそ、ルイスの反乱の時に爆破してまで勝たせなかった理由がわからないんです。
ギャンブルって胴元は絶対に損しない仕組みってどこかで聞いたことあります。なので、ルイスが勝っても大損なんてしないと思う

{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

62.8 6 トリックで天才なアニメランキング6位
スパイラル 推理の絆(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
1375人が棚に入れました
警視庁で「神の頭脳」と謳われながら、突如姿を消した兄を持つ高校1年生の鳴海歩は、兄にも負けない頭脳を生かし、周囲で起こる事件を解決しながら、失踪した兄の謎を追っていた。
そんな中、「ブレード・チルドレン」と呼ばれる少年少女達と出会い、彼らとの戦いの渦へ巻き込まれる。
しかし、それは兄・鳴海清隆をめぐる謎の序章にすぎなかった…。

声優・キャラクター
鈴村健一、浅野真澄、石田彰、堀江由衣、草尾毅、三石琴乃、井上和彦

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少し変わった推理アニメ!

~ストーリー~
ブレードチルドレン(いずれは殺戮者になってしまう子供達)を救うために主人公が殺人事件に巻き込まれるお話。

~感想等~
推理の絆といってますが、コナンみたいに殺人がおきてそれを解決しての繰り返しのアニメではありません。

「ブレードチルドレン」という呪われた子供たちを救うために主人公が推理を駆使して困難を乗り越えていく、というストーリー性のある少し変わった推理アニメです。

ガラスやドライアイスの性質など、知ってればちょっと賢く見えるような知識も教えてくれます。

あと、主人公の推理シーンのBGMがかっこいいです!

とてもオリジナルティあふれるアニメでおもしろいので、推理ものが好きな方は是非みてください!

決め台詞がこれまたかっこいいんです!

主人公が「論理の旋律は奏でられた。」って言葉をピアノの演奏(BGM)と一緒に言うと「かっけぇ!」って思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【祝20周年】ガンガン黄金期を彩る学園推理漫画

漫画連載から20年、アニメ放送から18年経ちますが未だに見返してしまう推理作品です。

【あらすじ】
高校生の鳴海歩がある事件をきっかけにある日突如失踪した歩の兄 鳴海清隆を探す手がかりを掴む。それは特殊な境遇の少年・少女「ブレード・チルドレン」。彼らから兄の行方を探るべく様々な事件と立ち向かう事になるが・・・。

要するにある日突然姿を消したイタチを追いかけるサスケ視点の物語です。

作品の内容は推理戦というより心理戦がしっくりとくる印象。
シンプルな謎解きゲームだからこそ当時小学生だった僕はハマってしまったのかもしれません。

とにかく「ブレード・チルドレン」という中二病的設定やアイズ・ラザフォードという美少年、主人公鳴海歩のポエトリーな台詞が大好きでした。

例:主人公(16)「論理の旋律は必ず真実を奏でる」

かっこいい。。。
実際、BGMの作品名にも使用されていますが、楽曲は冗談抜きでかっこいいです。

また、ブレードチルドレン編で好きだったのはVS理緒戦です。
「ストリキニーネ」
スパイラル好きは必ず覚える単語です。


声優は鈴村健一、井上和彦、三石 琴乃、石田彰、堀江由衣、草尾毅などめちゃくちゃ豪華です。特に堀江由衣と石田彰の声が合ってて幸せな時間を過ごすことができます。

OPは驚異の低予算限界突破「希望峰」
EDは今は亡きヒステリックブルーの「カクテル」
特にカクテルは小学生では理解し難い、大人になってはじめて心に染みる歌詞が好きです。


サスペンス・ミステリーというより事件の発想や心理戦がやや「逆境賭博黙示録カイジ」よりのキャッチーでコミカルな内容なので気軽に楽しみたい方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

60.5 7 トリックで天才なアニメランキング7位
まじっく快斗1412(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (179)
1101人が棚に入れました
マジック好きの高校生、黒羽快斗(くろば・かいと)
父は天才マジシャンだったが、世界的な大泥棒〈〈怪盗キッド〉〉という裏の顔も持っていた。

その父はマジック中の事故で他界。

快斗はひょんな事から父の裏の顔を知り、
事故死ではなく何者かに殺害されたのではないかという疑惑を抱く。
そして、快斗が父の死の真相を探るべく
跡を継いで〈〈怪盗キッド〉〉になるところからこの物語は始まる―。

声優・キャラクター
山口勝平、M・A・O、羽佐間道夫、喜多村英梨、宮野真守、石塚運昇、池田秀一

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たまたま観たら最終回でしたw

2015.01.10「彼から手をひいて」
2015.03.28「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)《後編》激突!白か黒か!?」
結局放送中この2話しか観れませんでしたw

どちらもたまたまやっていたので観ました!
あまりみないですがコナンシリーズのキャラで快斗が
個人的に一番好きなキャラではあります♡

今回のこの13話「彼から手をひいて」の
お話がすごくおもしろかったのでレビューしておこうと思いました。

快斗の学校がスキーにきたお話でした。
ナイターでカップル(男女ペア)になって仮装スキー大会!
快斗がまるで王子様でした♪ヽ(´▽`)/
すごくすごくかっこよかったし、
青子も可愛かった。

恋する女の子って魅力的♪
本当お似合いの二人でお互いがお互いのこと
大好きなんだなぁーって思わずニヤニヤ
しちゃいましたo(^o^)o

そして最終回24話。
またまた、たまたま視聴しましたがまさか最終回だとは・・w
全然話の内容についていけませんでしがそれなりに楽しめましたε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ


最終回ED後いったんお別れって言ってたから
原作のストックたまったりしたらまたやるのかな?って思いました♪
まじっく快斗全然観てなかった私ですが、また放送はじまったら嬉しいです!
時間に余裕と観たい気分ができたら最初から観てみようかと思ってます。

読んでくださりありがとうございました(○`・∀´・)ゞ★

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名探偵コナンの方にもたびたび登場する、「怪盗キッド」が主人公の作品

国民的アニメ『名探偵コナン』のスピンオフ作品と思われがちだけど、原作はこちらの方が先らしい。

名探偵コナンの方にもたびたび登場する、「怪盗キッド」が主人公の作品。

本作でも、コナン君との対決シーンがあります。
こちらの作品は怪盗キッド側の目線で描かれている所が面白かったです。

ちなみに、1412の意味って・・・。
{netabare}『怪盗キッド』というのは愛称で、『怪盗1412号』が正式名称。(1412号とは、どこかの国の警察組織がつけた名称)
新聞記者の書いた『1412』の走り書きを、工藤勇作(コナンの父で世界的推理小説作家)が『KID.』と読み間違えたことがきっかけで『怪盗キッド』{/netabare}と呼ばれることとなった。
で、確か良かったですよね?
(たしか、コナンのエピソードで見たような記憶があるんだけど・・・)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

声優、キャラデザ以外は満足

多少の改変はあるが、基本的に現在刊行されている分の原作を再現。他に、コナン側で初出の事件をキッド視点から描いたり、単行本未収録の怪盗淑女やコルボー編をやる、ゲレンデでのラブコメ回を冬真っ盛りの1月に放送して現実とアニメ内の季節を合わせるなど、物語の構成には文句がない。
OPも悪くない。特に後期OPは曲映像共になかなか良かった。前期EDはあまり好きではないが、後期EDは中の上。
問題は声優とキャラデザ。と言っても、声優については悪いわけではない。宮野やキタエリなどはそれなりに実力があるし、キャラのイメージとも合っている。青子のMAOも的外れではない。ただ、かつてコナン枠で放送したキッド祭りでの、紅子に沢城、青子に藤村歩、これがハマりすぎていた。白馬は、やはり石田彰の方がハマっている。なぜ彼らからキャスト変更したのかが分からない。つまりは、声優自体は悪くないしフラットに考えればキャスティングも失敗じゃないけど、沢城、藤村歩、石田彰の方がより良かったという話。
続いてキャラデザについて。基本的にA1ピクチャーズが担当するアニメのキャラデザはドストライクなのだが、今回は中途半端に当時の原作テイストを残したのか知らないが、今回のキャラデザはなんか気持ち悪かった。いっそのこといつものA1っぽくするか、コナンっぽいキャラデザにするかだったら良かったのだが。キャラの等身だけはコナンよりしっかりしていた。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

62.7 8 トリックで天才なアニメランキング8位
バチカン奇跡調査官(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (191)
827人が棚に入れました
美貌の天才科学者にして真理究明の申し子・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート・ロベルトという若き天才神父コンビが、バチカンに寄せられる奇跡の申告を調査し真偽を確かめる“奇跡調査官”として、 世界中の謎や事件に挑みます!

声優・キャラクター
岡本信彦、諏訪部順一、江原正士、斉藤壮馬、遊佐浩二、安元洋貴、代永翼

70.6 9 トリックで天才なアニメランキング9位
SK∞ エスケーエイト(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (160)
491人が棚に入れました
「そのとき俺は確かに見たんだ。この沖縄に舞う、白い雪を─…」スケートボードが大好きな高校二年生・暦がハマっているもの――……それは"S"。「Sエス」とは、閉鎖された鉱山をスケートボードで滑り降りるルール無用の危険な極秘レースだ。中でも、そこで行われる「ビーフ(決闘)」に多くの人々が熱狂していた。暦はカナダからの帰国子女で転校生・ランガを「S」に誘う。スケートボードに乗ったことのないランガだが、「S」の熱狂は構わずランガを巻き込んでいく。裏の顔を持つ個性豊かなスケーターたちと繰り広げられる、サイコーでアツいスケボーレースバトル×無限の可能性が今、ここに始まる──!!

声優・キャラクター
畠中祐、小林千晃、永塚拓馬、三宅健太、緑川光、松本保典、子安武人、小野賢章

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【完結】切ろうと思ったが面白くて切れなかった。監督天才

オリジナルアニメで登場人物が完全に腐女子向けの男ばっかだったので1話少し見て切ろうかと思ったんですが、動きが良くて、背景などの配色のカラフルさがとても綺麗でスケートシーンに勢いがあって切れませんでした。
あとから調べてみると内海紘子という、京都アニメーションでfreeという有名なアニメの監督をした人が作っているらしい。けいおんの原画も書いてたんだとか。この天才が監督をしていたから腐女子アニメでも切ることなく見れたんだと納得しました。

食卓のソーマみたいな絵がキレイな勢い系の馬鹿スケートアニメで、脳死で雰囲気を楽しめるアニメです。
女性監督は配色きれいで丁寧なアニメ作りがちな法則があるんですかね?
ストーリーの続きは全く気になりませんが2話以降も見たいと思います

2話見ました!女性監督なのにスケボーの詳しい技術などの解説が沢山あるのが不思議でした。滅茶苦茶調べたんでしょうか?脚本の人が知識を持ってても監督が理解してないとアニメにならないと思うんですが。不思議です。
とにかくどのキャラも濃くて、必ずギャップがあるように作ってあります。スケートを0から学ぶ青髪の人がいるので視聴者も、同じ初心者目線でスケートの話を聞くことができました。内容が濃いです。3話目も見たいです

5話で爆笑しました!
スケートをあそこまで頭おかしく表現できるこの作品は素晴らしい!吹っ切れてて最高に楽しいです。
この監督只者ではないですよ。
動きも音楽もストーリー展開もBL要素もすべて高クオリティで毎話完成されています。良作!

結局最後まで楽しんで見れました。
ストーリーの展開とかは王道の少年漫画ですが、演出も話数の配分なども完璧に作り込まれています。
女性監督らしく腐女子向けなシーンも毎話盛り込まれており、円盤の売上もかなり良かったようです。
これをオリジナルストーリーで作り切るのは監督が天才過ぎます。化け物ですね
腐向けのアニメは嫌いな自分がぶっ飛んだスケボーバトルに魅せられて、主人公達が成長する様子に毎週ハラハラさせられる。アニメの良いところが詰まった良作でした。監督天才!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

00年代のアニメ感

CM前後のアイキャッチの入れ方とか、ギャグの崩し方とか衣装デザインとか…
前回のスケボーブームが90年代くらいだと記憶していますが、その辺りの層を意識しているのか、ずいぶんと肌になじむアニメでした。

物語はきれいにまとまっており、大変見やすかったです。
作画は流石のボンズ、アクションが上手いし、目立った崩れがありません。

物語は大変良くまとまりがあり面白かったのですが、何分各キャラの掘り下げが弱い。
2クールは長いかもですが、もう少しいろんな角度でキャラを見たかったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ホビー系っぽい感じのノリの熱い王道アニメ

タイトル通りスケボーを題材にしたアニメ。スケボーと言っても真面目な感じではなくて、何でもありな感じのスケボー。
腐向けに見えますが、男性の自分が見ても違和感ありませんでしたし、誰にでもお勧めできるアニメだと思います。

{netabare}
まず主人公レキの元にカナダからの転校生であるランガがやってきます。レキは夜中に山で開催されているSというスケボーのレースに参加しているのですが、いろいろあってその日はランガがそのSに参加することに...。そしてランガはSに参加するとスノボの経験を活かしてレキが勝てなかった相手に勝利する。ここまでが一話。
この後は他の強敵たちにもランガが勝利していく展開が描かれます。
ここまでがこのアニメの一つの区切り目。
みやとかシャドウとかライバルキャラも全員魅力があってかなり面白いです。肝心のSもボンズ制作なので、作画とか見せ方が上手くてかなり盛り上がります。

そしてアダムというキャラが表れるところがターニングポイントですかね。
ラフプレイ的なスタイルを取って、対戦相手は大概酷い目に合うという...
4話では実際にレキがアダムと戦ってケガを負います。
5話はアダムVSランガのビーフなんですが全回の中で一番良かったと思います。ラブハックという技を攻略するシーンがかっこよかったです。
あとアダム戦のちょっと後に挟まれる6話の平和回が何気に好きでした。最後のオチも含めて面白い日常会で息抜きにもなりました。

その後はSの大会が開かれるという展開になるのですが、レキは負け知らずのランガを見て自分には才能がないと思い込み闇落ち展開になります。
闇落ち展開は結構あっさり感を感じてしまうことも多いのですが、このアニメはそんなこともなく、とても良かったと思います。闇落ちの原因も立ち直った理由も納得できたし、長パートで描いていたこともあってあっさり感を感じませんでした。仲直りするシーンとスケボーの楽しさを再認識するシーンほんと良かったです。

ただこの後の大会なんですがこのパートだけは微妙なところも多かったです。大体原因はアダム。さすがにスケボーから降りてスケボーを持って相手を殴ってけがさせるのはちょっと...。まあ一話から爆竹とかあったけどけが人とかでてないしまだ許容範囲だったけど、さすがにスケボーから降りて物理で殴るのはどうなんだ?ってなった。アダム以外のSは面白かったんですけど。

大会ですが、いろいろあってシャドウの代わりにレキがアダムと再戦することになります。このビーフも結構好きでした。レキはここまで全然出番がなくて主人公感が全然なかったのですが、この回は主人公だと感じさせてくれる回でした。普通の方法ではない方法でアダムと同着近くまでもっていくんですがこれもよかったです。実力差は明確にあるし、普通にやったら全然かなわないはずですしね。

最終回はランガVSアダムの再戦。最終回らしく、コースも今までとは変わって明らかにやばそうなコース。
ゾーンとかいう謎要素が出てきたのは微妙でしたが、スケボーを見て我に返るのはいい展開でした。最後は倒れたアダムにランガが手を差し伸べ、アダムが楽しくスケボーをしてた頃を思い出してやる気を取り戻し、ランガとアダムの熱い戦いが見られます。最後は締めも良くて盛り上がりも最高でした。

強いて言うならアダムVSレキのビーフは見たかった感はあるけど...
レキとランガはすごい魅力あるキャラでしたしね。
あと、OPとEDは個人的に今期トップクラスでした。

円盤も結構売れてるので、また何か展開があるんじゃないでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
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