コミカルおすすめアニメランキング 207

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコミカル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月13日の時点で一番のコミカルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.1 1 コミカルアニメランキング1位
RINGING FATE(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (33)
97人が棚に入れました
心に強い執着を持つ人は、死の間際に、生と死の狭間にある崆くうという世界へ導かれる。 その世界では、メカを操縦して戦う”運命のリング”と呼ばれるものがあり、優勝者には生き返るチャンスが与えられる。 無邪気な少女・要かなめは崆に落ちるが、そこで偶然に最凶のヘルメット・サブローと出会い、二人で手を組み”運命のリング”で生き残る道を探り始める。過去きおくがなきゃ、今までの人生の意味がない。私は未来を取り戻すために闘うー
ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

4話〜7話はダラダラしてるが、後から重要になる

中国系アニメは普段観ないのですが、キャラクターデザインが可愛くてたまにはと興味本位で観てみることに。

ストーリーはザックリ言うと「生と死の狭間の世界で死者が蘇るためにロボットに乗って戦い合う」って感じで、内容はシンプル。
しかし死者には記憶がほぼなく、対戦に勝つと記憶が少し戻り、負ければ記憶を無くす。
しかも記憶の缶が底を尽きると"完全なる死"となり二度と蘇ることはできない‥っと可愛いキャラデザに反してなかなかストーリーの設定は重い(笑)

さて本編はというと、韓国ドラマとかもそうですがあのやたら大袈裟なギャグシーンが私は好きじゃなくて‥4話以降からはダラダラと感じてました。
しかし8話から急展開。4話〜7話のダラダラ感が嘘のようにシリアスに。
{netabare} エデンとティムの生前の関係はゾッとしました。ティムの飼い主を自殺に追いやった張本人を知らずとはいえティムは助けてただなんて‥。 {/netabare}
ちょっと後付け感あるなとも思いましたが(笑)
途中実写が入るシーンは最初はビックリしました!
でも生前を実写で演出することでリアル感も増しますし、この狭間の世界の非現実感がより引き立って見えいい演出だと思いました。

最後エデンのことなんですが、あの"本性"ってシュウが引き出しただけで最初からはなかったんですよね‥?
{netabare} 最初エデンはあの洞窟で拾った核、サブローみたいな重罪人に操られて疑心暗鬼になり暴走したのだと思っていたのですが、最終回でまたアヤコがラジカセを落とすシーンからエデンが持ち帰った核と会話するとこまで流します。前の映像ではどこから声がして、エデンが不思議がるもその声に従って行動する様な感じでしたが‥最終回の方はもはや二重人格のような、核を持って会話するシーンとか一人芝居してるかのようでしたし‥{/netabare}
もし最初からあったのなら、アヤコを自分のモノにするために取った行動だとしたら、エデン怖いなーって思っただけなんですが‥だって4話〜7話ほぼエデンのギャグシーンだらけだったんですよ!(泣)
{netabare}店で働いて缶は貯まってるはずなので記憶はあるはずなんですが、恐らく貯まったら使うを繰り返してたから本性の方は出ずに済んでたのかな?{/netabare}


こうなったらサブローがいったいどんな罪を犯したのか気になりますね‥続きがありそう、てか絶対あるラストなので次また日本での放送が決定すれば絶対観たいと思います!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

文化の違いを感じる中華アニメ。面白い様な、そうでも無い様な…。

 最終話(12話)まで観ました。2025.04.02

 主人公のかなめは、ミサイルみたいな直情娘で、昨今の日本のアニメには珍しいタイプです。キャラクターデザインは可愛く、それだけで観る価値はありそうです。

 本作品の舞台「くう」は、死後の世界と言うか、煉󠄁獄と言うか、宙ぶらりんな世界で、上手く「かん」呼ばれる記憶を集めると、現世に復活出来るそうです。

 かなめと謎の仮面とのバディものなのですが、皆様のレビューにある様に本筋はあまり進みません。

 サブキャラ達のエピソードに尺を使ってしまいます。しかも、サブキャラ達の過去回想が実写をアニメに加工した代物です。

 これは、賛否あると思います。現世の描写方法として、アリとは思いますが、アニメ作品としては、どうなんでしょう?

 一歩間違えると、アニメキャラ達が道化に見えなくもないです。いい大人が可愛いアニメキャラになって、何をしてるんだと…。

 特に、エデンの様に実は悪者?の複雑なキャラ描写に実写が絡むと、何とも言えない微妙な印象を受けます。

 謎を残して1期が終了したので、2期があれば観たいですが、アニメとしてどうなのか?と、言う納得いかないしこりみたいなものは感じます。これが文化の違いと言うやつなのかもしれません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

65.0 2 コミカルアニメランキング2位
誰ソ彼ホテル(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (66)
166人が棚に入れました
昼も夜もなく、一日中夕暮れに染まっている「黄昏ホテル」。 そこは、あの世に行くか現世に戻るか、行き先を決めかねている魂たちが羽を休めるために存在する生と死の狭間のホテル。 主人公・塚原音子は、自分が何者なのかどうしてここにいるのか、記憶を想い出せないまま「黄昏ホテル」に彷徨いつく。 従業員の先導で、宿泊部屋に案内されることに。 「部屋にはお客様の記憶にまつわる品があるはずです。それを手がかりにお客様の記憶を取り戻すことができるかもしれません。」 現世に帰るために探索し自分を想いだしていく中、とある事件に直面するーー
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

推理や含意は物足りないけど、雰囲気やキャラが良く面白かったです。

 正直、推理そのものだと思って見ると弱いです。塚原、アトリ、大外をめぐる幹になる話の構造それ自体はわかりますが、その要素が全体の3割くらいしか関係ないので作品を貫くメッセージやテーマ、推理としての謎解きや伏線の仕掛けなどが結構弱く感じます。

 一人一人のゲストキャラのエピソードにしても、本筋や伏線として機能する役割がかなり薄いです。その中でライブとか本筋に何か関係してくるかなあと思うとそうでもないです。つまり裏を返せば塚原の描写が非常に弱いということです。

 記憶の件とか{netabare}エレベーター{/netabare}など最後の最後で設定だすなよ、という気もします。ということで、あまり作品それ自体の出来は良くなかった気がします。

 ただし、雰囲気などの見せ方がいいんでしょうか。ホテルの設定や描き方、死が絡む彼岸と此岸の境目にある感じ、地獄の存在などがなかなか良く、最後まで見ることはできました。
 加えて、単話の話の出来というより、キャラ描写に興味が持てたからかもしれません。ヒューマンドラマとしてそれぞれのゲストキャラに何かの余韻はありました。それぞれの謎っぽい描き方がなかなか秀逸ですし。その点ではエンタメとしての作りは良かったと言えると思います。

 何より、私にとっては珍しいんですけど、塚原の声優さん、桃河りかさんの声がクセになるんですよね。それだけで見られた気もします。


 ということで、何を楽しみにするかによって出来不出来の評価が変わる作品だと思います。頭でっかちになると不足が多い作品だと思いますが、感覚的に見ると楽しめる作品だったと言える気がします。

 なので、演出、見せ方という点で、ストーリーと作画に加点、キャラは塚原が良かったので声優とキャラに加点して、全体で4に行かないくらいがちょうどいい評価かなという気がします。






1話 やりたいことがぼんやりしている感じ。2、3話で考えます。

{netabare} うーん、記憶で自分を思い出すプロセスにもうちょっと深味があればなあ…が第一印象です。何かないとドラマも寓意もメッセージも感じられません。推理に面白さがあるのでもいいですけど、推理という以前になんとなく思い付きが鋭いという程度です。ヒロイン本人の謎を解き明かすのかもしれませんけど。

 スタイリッシュコメディや軽妙なショートショート狙いで外しているというか…キャラもユニークな様で比較的テンプレ感はあります。

 全体的にやりたいことがぼんやりしている感じがしますので、第1話がキャラと世界観の紹介だけだとすると、第2、3話でどんな方向性にいくかですね。 {/netabare}


2話 作品のヒネリ方は結末じゃなくてプロセスにしてほしい。

{netabare} ヒロインに特殊技能があるわけでもなく、話に寓意やテーマがあるわけでもなく。「地獄少女」「笑うセールスマン」のような因果応報の毒があるわけでもなく。「食堂もの」のように食べ物とセットでヒューマンドラマを見せるわけでもなく。

 刑事ものや弁護士もののような雰囲気はありますが、事件そのものの謎解きそれ自体はご都合主義でしかないです。2話で言えば、パチンコ玉、ハンバーグ、電話…なんのヒネリもありません。人情噺が延々と続くだけなら作品としては成立していない気がします。

 これが企画を通った意味が分からないのですが、この後何かあるんでしょうか。3話は確認するかもしれませんが、今のところ視聴するには私には面白さが見いだせません。

 興味のポイントはヒロインの素性なんでしょうけど、その種まきくらいはしてほしいしです。結末だけ奇異だというなら意味はありません。もし結末だけなら、もっとドロドロした話とかメッセージ性が欲しいなあ。

 あとは実は、1話2話…と続く登場人物が全部ヒロインの先祖とか関係者でヒロインの生まれた理由やヒロインのアウトラインそこからが解き明かされるなら、いいですけどね。

 ヒロインが事件の犯人か被害者か、自死したか、風俗とか、ビッチとか、家族の問題とか…そういうのならもういいです。うーん、ヒロインの正体にカタルシスを得るためにはヒロインへのフォーカスが足りない気がします。

 別解として、例えばSFでヒロインが原因で世界が滅亡しかけて…みたいな仕掛けがあるならいいですけどね。それじゃ「ダンガンロンパ」か…

 この作品は現状ではあまりに退屈です。ここで一応、中断ということにします。たまにチェックして面白そうなら見ますが、さかのぼっての視聴がアメバのプレミアムが前提ならあきらめます。{/netabare}


3話 中断にしたいんだけど、なんか引っ掛かるんですよねえ…

{netabare} 一度中断したんですけど、結局気になるので見てしまいました。黄泉との境にあるホテルの世界観の醸し出す雰囲気は悪くないし、作品の大きなテーマであるヒロインの過去に興味がないわけじゃないです。エピソードもまあまあです。が、なんて言うんでしょうか。「だから、何?」なんですよね。

 部屋の記憶を探って何となくわかってしまうので、推理が秀逸なわけでもなく。寓意もないし、逆に不条理もない。その辺が見たあとで「ふーん」なんですよね。面白いかと言われれば別につまらなくはないけど、面白いとも言えない。

 ただ、逆にそれがひっかかるんですよね。何がしたいんだろう?と。もちろん、ヒロインの素性でしょうけど。ただ、エピソードの積み重ねに意味があるのかないのか。今回のゲストが部屋に残った理由は?そういう意味で何かあるのかもしれない、ということです。そもそも何か仕掛けがないと、こんな話を作品にしないだろう、という期待もあります。ちょっとですけど。

 正直、中断にしたい気もするんですけど、引っ掛かりがあってチェックはしたい作品だなあ。えてして5,6話辺りで展開がありあそうな構成だしなあ…。{/netabare}



4話 やっと動きましたね。女子高生・ライブ繋がりでなんかありそうな雰囲気ですけど…

{netabare} たしか、ヒロインの音子ってライブからの帰りに気が付いたらホテルにいたんですよね?今回のセーラー服の子がライブがどうのこうの言っていたのでやっとつながるワードが出てきました。また、女子高生繋がりもあるし。

 それと冒頭の教師が生徒に手を出して捕まったとか、交通事故で誰か死んだとか、ちょっと今後関連するかもしれないのが出てきました。前回のサイコ野郎が何やら暗躍していますし。

 そして最後は…ですけど、あれって結局、セーラー服の子が力を入れたってことなんでしょうか。そうじゃないと辻褄があいませんので多分そうでしょう。

 にしても、これはアベマのプレミアムか課金なんですよねえ。録画してないから2話3話が振り返れないなあ。まあ、ぼーっと見ているだけでもいいんですけど…ゲーム販促なんでしたっけ?ちゃんと終わりまでやるのかなあ…という心配がある反面、推理として成立する材料があるのかなあ…{/netabare}


5話 何で見てるかわからないけど見てる。桃河りかさんが良いのかなあ?

{netabare} うーん、やっぱりわからない。何がしたいんだろう?もうちょっと推理なら推理をちゃんとしてほしいなあ。推理をしているようで一直線に謎が小出しで出てくるだけだし。
 なんとなく設定が解き明かされるとか、EDを見るとやっぱりライブとかいろいろ繋がりはありそうなんですけど。名前が音子だし。

 毎話、私は一体なにを見ているんだろう感がすごいんですけど、見ちゃうんですよね。で、思ったのが、声優さんがいいのかなあ…桃河りかさんですか。全然存じ上げなかったんですけど、ハスキーが癖になるいい声ですねえ。私はあんまり声優さんにこだわりはないんですけど、この声はなんかいいんですよね。それくらいかなあ???{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こういう雰囲気のアニメ好きなんです

最初から非常に不思議な雰囲気の漂うアニメ。
現実世界とあの世のはざまにあるという黄昏ホテルの様子を描く。
こういうの好きだなあ。
前半は低空飛行だったが、生前の宿敵、大里が現れてからが面白い。
珍しく清々しいほどの悪人のこの男。
救いようがない男だが、最後はどうにかしてこの男に復讐をする展開となる。
音子の話し方が大変面白く、このアニメの評価ポイントとなっている。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

死役所では無くて、死営ホテル!?女は地獄逝き的傾向が酷い。しかも裏技多すぎ…。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.28

 記憶を保持したまま現世に帰れるだと?しかも時間も巻き戻せる?死んでいても従業員やってれば復活のチャンス有りってこと?

 色々と疑問はありますが、主人公の塚原音子さん、現世で殺人鬼と直接対決でい!先輩を救えるなら、剣道部女子高生達の悲劇もついでに救ってあけでよ…。

 何と言うか…。今まで散々引っ掻き回してきた猿が気前良く最終兵器をくれたり、都合が良すぎます。ホテルで地獄に堕ちても現世でリカバリー出来るとか、やり過ぎっしょ…。

 音子さんも、頭が良くなったり悪くなったりと、物語の都合で動揺し過ぎな気がします。まぁ…彼岸の話なので、不思議なこともあるわけです。

 都合の良すぎる設定に納得出来ない視聴者は、面白いと思わないかもしれませんが、キャラが可愛かったので、私的には楽しめました。

 殺人鬼が酷い奴過ぎるのに放置し過ぎとか、設定を後出しし過ぎるとか、推理になってないとか色々悪い所も多々あります。

 文章にすると糞アニメっぽいですが、サクサク展開するので、観て良かったとは思います。しかし音子さん…、私服よりメイド服の方が良いっすね…。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2025.02.24

 主人公の塚原音子が好きなので観ていますが…。殺人鬼がなぁ…。

 現世で色々抱えた瀕死の人達が訪れて、あの世に行くか、現世に戻るかする間に滞在する謎のホテル…それが誰ソ彼ホテル!

 推理ものとしては、特にトリック等も無く、時間が経てばポンポンヒントが出てきて、ホテルに来た人達がどんな人物なのか明らかになっていきます。

 実に予定調和な世界なので、引っ掻き回すために殺人鬼を登場させたんでしょうが…。

 頭が良くて、その知能を嫌がらせのためにフル活用してくる上に排除出来ないキャラクターって、割と最悪な人物では?

 損得勘定抜きで行動し、悪意にのみ従っているなんて、怖すぎます。現状止められる人もいませんし…。

 このホテル、一応人を殺しちゃ駄目なルールがありますが、他のことに関しては、非常にザックリしているので、後出し設定を出し放題です。

 支配人や猿が言っていることも、本当かどうか不明なので、殺人鬼がルールを把握したら、死なない程度に登場人物達がいたぶられる拷問ホテルになりそうです。

 そして、全体的な傾向として、女性が酷い目に遭いがちです。7話のシングルマザーと言い、剣道部の女子高生二人組と言い、ストーカー女と言い…。殺人鬼も女殺しだしなぁ…。

 最初の方に出てきたタロット女以外、女性客はまともに生還してなくね?男性は生還する人が多い気が…。または、そもそも位人臣を極めた御大で大往生的なキャラばかり…。

 作為的なものを感じますが、女性向けなのかな?アニメのメインターゲットが良く分かりません。音子さんが酷い目に遭わないことを願いつつ視聴継続です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4

67.7 3 コミカルアニメランキング3位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (727)
4655人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女性キャラと沖縄の風景が開放的で眩しいです。

宇宙人とか、いろいろな組織が入り乱れるバトルラブコメ。
というよりか、「あそびにいくヨっ」って軽いノリで、女性キャラの姿態を楽しむアニメです。

ストーリーにはノーコメント、ラストにはビックリです。
猫耳巨乳宇宙人と眩しいくらい明るい沖縄の風景が印象的。
それに、かな恵えちゃん、戸松っちゃん、花澤ちゃんのトリプルヒロイン声を堪能です。

おまけOVAは驚きのノッタリ感。
あそびまくって、最終的に女性陣全裸とは。
素肌がやたら眩しいです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 38

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

宇宙人×猫ミミ×しっぽ×巨ぬー×伊藤かな恵。  んで、このキャラが発情期らしいwwwwww

全12話。
OPスフィア。
ナレーションあやひー。
伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜のハーレム展開。
巨ぬーアニメ。
ゲーム・漫画の派生あり。


以下感想
ふと思い立ったら見てしまうおっぱい枠ヘ(°∀°ヘ)
いや、違うんだ今回は!
『伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜のハーレム展開』
これこそがこのアニメの真骨頂だろう。うん、きっとそうに違いないv

まずヒロインが宇宙人。
その宇宙人が猫耳・しっぽが生えてて可愛くて巨乳でちょうど発情期。
ヾ( ゚∀゚)ノ゙アリエネー
ハーレムものよろしく、女の子の好き好きビームをオート防御している超人的鈍感ヤロー君を主人公に配置し、
その巨乳宇宙人と、どっかの軍組織っぽい組織に追放された地球人で同級生の女の子2人と4人で一つ屋根の下で暮らすハーレム。
このツッコむ気すら起こさせないご都合SF展開は、まあお約束(´ω`*)

シナリオの中身は…まああってないようなもので…w
とりあえずシナリオの見どころ2点。
①地球人のまなみちゃん(花澤香菜)は主人公と幼馴染。この子は小さいころから主人公が好きだったけど、一度は諦めた。この自分への嘘の描写はなかなかの見どころといえるんじゃないでしょーか。
でも、最終回で脱臼クラスの激しい肩すかし食らいましたがwまあ、ね!
②未来型お手伝いロボットが言葉を使えたら、問題が起きる。というメッセージ性を少し感じたということ。このアニメではお手伝いロボットが出てくるけどほとんど言葉を話せないロボット。
命とは、文明とは、みたいなところ。これについては作中で回答は無かった…はずw自分でなんか感じて下さい的な感じでした。なんかあったら教えて下さいましvまあ、そんなに興味はないがな!


とりあえず、予定通り声優とハーレムとおっぱいで満足しましたww(*^~^*)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おきなわに あそびにきた うちゅうじん

原作ライトノベルは未読。

南国の解放的な気分は時に外しちゃヤバそうなネジまで外して
派手に弾け飛んでしまいますがw
本作はまさにそんな雰囲気の作品でしてw

沖縄の少年の元にネコ耳宇宙人・キャーティア星人の巨乳娘が転がり込んで来て、
少年宅はにわかに臨時大使館に指定されて……。
といった話のとっかかりからして既に地球の常識など通用しませんw

そこからSF、ミリオタ、ラブコメ、ロボット愛などが、
追求度高めで暴風雨の如く超展開♪

そして何故だか意味不明ですが、このアニメやたらと脱ぐ!(笑)

水着回だの、温泉回だの……そんな概念とかないですw
例えば何で{netabare}猫耳娘たちがサウナに入って談義しているのか?とか、
何で美少女スパイがすっぽんぽんで銃撃戦しているのか?{/netabare}とか、
いつでも唐突に勃発するポロリや全裸に対して、
脈絡とか考えていたら精神が持ちませんw

だからと言って単にふざけただけの作品かと言えば、そんなこともなく、
SF設定や銃火器の描写など、骨格はしっかりしており、
それらの諸設定がラブコメの波動とも共存できるよう
構成も結構バランスが取れていて、なかなかに侮れません。
十分な知識量(オタ成分量)を誇る実力者が全力で発散した。

そしてそれをCV伊藤かな恵さん、花澤香菜さん、戸松遥さんのヒロインズによる、
鈍感少年主人公争奪戦を軸とした豪華キャスト陣が応えた。
ついでにOP主題歌スフィア。

等々、本作は色んな意味で高度な?ハチャメチャ・エンタメ作だったと思います。


見ていると猫耳娘たちがもたらす、
脳みそが溶解しそうな程の平和ボケ?なほんわかムードも、
{netabare}過度の対立を回避するキャーティア星人の歴史と知恵がもたらした、{/netabare}
意味があって蕩けているムードであると理解できて、
結構、首肯できる深さもあったりします。

ふと人間同士の外交って面倒臭いな……
との堕落した着想がのぼせた脳裏に浮かんで来ました。
豪奢な迎賓館で、正装で、儀礼に則って、
その前に認識の共有などの整理が会合の必須条件で……。
などとチマチマ外交やってるのが本作眺めていると馬鹿馬鹿しくなって来ます。


あそびにきました とまりにきました。


もう、それでえーやないかと。


と言うより、本作の透き通った沖縄の青空、ハイビスカス、三線の音色……。
それに加えて例えば{netabare} スクール水着姿で、
日本政府に国交を迫る猫耳娘たち(笑)などを見ていると、
折からの猫耳教団からの洗脳も相まって、{/netabare}
全てがどーでもよくなってきますw


宇宙のみんながバカンス気分に浸れば万事が丸く収まる♪
心身の余計な重荷など全て脱ぎ捨てる解放感を共有できれば、
ハッピーになれるアニメ。

視聴の際は、是非、頭を空っぽにして、
あそびにきた猫耳娘たちと同じ悟りの境地に至って欲しいと思います♪

投稿 : 2025/04/12
♥ : 24

87.3 4 コミカルアニメランキング4位
リコリス・リコイル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1040)
2944人が棚に入れました
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

千束の信念、生き方を応援したくなります

頻繁に銃弾が飛び交う物騒なアニメですが、死者がほとんどいない(?)穏やかな内容です。
主人公の錦木 千束(にしきぎ ちさと)の決して相手を殺さない慈愛の心と明るい性格、そして甘ったるい声が、物語を優しく彩っています。
また、パートナーの井ノ上 たきな(いのうえ たきな)が、最初は千束を軽蔑しながらも、徐々に千束を信頼してゆく心の変化も見どころです。


「リコリス(Lycoris)」この英語は「彼岸花」を表します。
この物語では治安維持組織「DA」で働く少女暗殺者たちのこと。彼女らは、全て孤児であり、幼い頃から暗殺技術をたたきこまれています。だから彼女らは、容赦なく犯罪者を殺します。
もちろんDAは裏社会の警察であり、血なまぐさい組織です。

しかし、その中で最強のリコリスとして活躍している千束は、決して相手を殺すことはしません。彼女が使用する弾丸はゴム弾です。
当然、組織の方針に逆らっていますし、彼女はDAの本部に居ず、喫茶リコリコで働いています。

そしてDAでNo.2の腕前を持つたきなは、上官への命令違反をしてしまい、喫茶リコリコへ左遷されます。
たきなは真面目な少女なので本部への復帰を願っていますが、千束は自分の信念に従い本部への復帰を拒んでいます。

この2人には、いつも事件が舞い込みます。
千束とたきなは対処の仕方が全く違うので、最初、たきなは千束を軽蔑します。でも、千束の腕前は認めています。
しかし、徐々に千束の過去や生き方を知ることで、たきなは、千束を理解するようになるのです。
そしてたきなは、リコリスとしてのたきなではなく、人間としてのたきなに目覚めてゆきます。


この物語には千束の特殊能力だけでなく、彼女の信念や生き方が描かれています。
そこがこのアニメの最大の魅力だと思います。

特に第二話では、命の尊さを嚙み締めつつ、見事にしてやられました。
私もすっかり騙されてしまったのですが、後味が良い終わり方でした。
こんな騙され方だったら心地よいですね!

オープニングは ClariSが歌うALIVE とっても魅力的な歌でした。
そしてオープニングの最後にたきなが千束のお尻を蹴るシーンがありますが、
あれはすごーく痛そうです(T_T)

エンディングはさユりが歌う「花の塔」。
エンディングはたきなの心の変化を描いた歌のようですね。

どうでもいいお話:{netabare}
たきなは「響け!ユーフォニアム」に登場する高坂 麗奈にそっくりですが、麗奈の声優の安済知佳さんが、千束の声を担当されています。これは驚きでした。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 64
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

24年8月 再視聴。キャラ配置と組織の思想について

24年8月 再視聴。キャラ配置と組織の思想について

 再視聴してちょっと思うところです。

 リコリスの理屈です。これは実はたきなで象徴しているのだと思います。国家の利益になるなら法が許さなくても、その行為は許されるというのがマキアヴェリズムですね。リコリス側の理屈です。同じことを実はたきながやっていて、人助けのためなら命令無視も辞さないという姿勢です。1話でたきなは結局失敗するのが、リコリスそのものであり、本作の象徴になっていた気がします。

 一方で、国家の安全安心は国民が自ら勝ち取るものである。間島の理屈です。善悪のバランスをとるために、銃を1000丁ばらまいたと。法の下ではリコリスこそ不法な存在であるという理屈です。法秩序から考えれば偽物の秩序の維持をこわそうという考えです。銃をばらまき破壊行為をすれば単なるテロリズムに見えます。しかし、国家が犯罪を犯している場合、そのテロリズムはテロリズムか、革命なのか。
 銃1000丁は彼はバランスと言っていましたが、国民の善悪の悪の量が少ない部分のバランスをとることが真の正義の実現のために必要という理屈でしょう。

 ここで千束が不殺の意味を考えると「人は人を裁けない」という考えにつながる気がします。ただ、不殺という点ではリコリスと対立関係にあっても、不法行為であってもリコリスの活動そのものには肯定的です。つまり、必要悪による現状維持は認めているということになります。それは社会の平和を維持することが、結果的に人命尊重につながるからとも取れます。
 千束が自分の命がはかないからこそ、人を殺せないというヒロイズムかとも思っていましたけど、それだけではない気がしました。

 で、以前まで私はアラン機関という組織が話が別の様に捉えていましたが、アラン機関の善悪を考えず、才能に投資するという考えはどうでしょう?つまり、秩序の維持ではなく優秀な人間こそ生き残るべきという選民思想に繋がります。そしてその才能を使えと言います。要するに弱肉強食、リバタリアニズムの象徴です。
 その代表が千束と間島という構造の意味ですね。結果的に今回の騒動の原因になりました。

 と、こういう構造があるのかなあと思いながら見ると、なかなか千束、たきな、間島のキャラ配置が組織の構造と関係性、思想のアナロジーになっていて面白いなあと思いました。

 2期は難しいですよね。ここまで作りこんだ関係性を再び動かすと、どうしても話のスケールがパーソナルな問題になりがちです。同じレベルの視点でしかも続編で描こうとすれば、無理無茶がどうしても出てくるでしょう。

 この作品、噛めば噛むほど味が出てくるので、見るたびに評価が上がりますね。過去のレビューがゴチャゴチャしているので後でまとめます。




23年11月 追記 スタンドバイミ―オマージュについて

 最近、スタンドバイミーを見返して、ちょっと感じたのが本作のOPの尻蹴りのオマージュです。

 スタンドバイミーは4人組ですが、特に悪ガキだけど悩んで少年と小説家志望の主人公の少年の2人が物語のメインです。

 この2人。ネタバレですが、{netabare}悪ガキだけど悩んでいる少年は、劇中で銃を持っていますが1度も撃たず、主人公の少年に銃を預けてしまいます。そして主人公の少年は銃をたしか2度使います。
 そして、悪ガキの少年は結末ですが、弁護士になっています。そして喧嘩を仲裁していて殺されてしまいます。

 あと、悪ガキたちが溜まっている秘密の隠れ家は、はしごが付いていています。
{/netabare}

 OPのオマージュ…スタイリッシュだからとか単なる遊びで…うーん、あそこまで露骨にやるかなあ、と思います。やっぱり普通のクリエータなら意味を込めると思います。それは正義と銃と結末だと思います。

 この銃とスタンドバイミーの結末を考えるとやっぱり本来の千束の最後は構想が変わったのかな…と思ってしまいますが、どうでしょうか?だから、名作になり損ねた気もします。ストーリーがよれた感じがするのはそのせいかな、と。まあ、2期があるらしいですが、本来は1期のストーリーなはずですので。 追記 終わり



キャラが良すぎて名作になれなかったのかも、と言う気がします。

 本作は萌え百合として、千束とたきなが余りにも秀逸だったのでしょう。おかげでキャラ萌えアニメのような認識になってしまったのは、かえって不幸だったかなあという気がします。やはり根底にあるのは、生命と使命の問題が一つ、そして正義の実行とは何か、だと思います。

 まず、生命と使命の問題は千束を追うべきなんでしょう。今更ネタバレでもないと思いますが、一応隠しておきます。

{netabare}  千束は心臓の病気を抱えて余命いくばくもなかった。吉松は千束の殺しの才能にほれ込んだ。吉松は千束に人工心臓を提供し助かった。吉松は千束に殺しをしてほしい。千束は助かった命に感謝し、他人の時間を奪いたくない。殺しをしない千束に、吉松は殺しをせざるを得ないように仕掛けて行く。

 千束の享楽主義で無駄に明るい性格は、生命に対する達観だと思います。カフェでおいしいものを食べる時に残された時間について言及していました。
 設定的に、幼い頃に手術を受ける前、塔の事件の時に既に殺しをしないのがいただけないと思います。
 助かった命だからこそ他人の時間を奪えないという千束の性格形成とそぐわない気がします。

 そして、心臓停止までのタイムリミットが出た後です。吉松が代替の人工心臓を自らに埋め込み、吉松を殺さなければ命が助からないと脅します。ここですよね。私はテーマ性を重視し、千束の命=殺しの使命という等価交換から言って、千束は吉松を助けて自らの命を諦めるほうが自然だったかなという気がします。そして、たとえ他人が吉松を殺したのだとしても、アラン機関に対する落とし前として、千束は移植を断るのが自然な気がします。

 無駄に明るい性格なので「助かっちゃった」も分からなくはないですが、あまりに千束が達観しすぎているので、もし助かるなら命への執着をどこかで見せて欲しかったなあと思います。 {/netabare}

 ここが本来クリエータならどうするだろう?と考えたとき不自然だと思いました。つまり初期段階であまりに人気だったので、2期に色気がでて初期の構想を変えたのかなあと。それで千丁の銃と真島が半端になったのかなと思いました。つまり、2期をやるならやり残したここがテーマになるでしょう。
 
 ただ、2期は苦労しているみたいですね。そりゃあそうでしょう。本作の一番の見どころである千束の命の問題が無くなるわけですから、何をやっても本作よりも軽くなってしまいます。


 さて、もう1つ。正義の実行。真島あるいはリコリス・DAの絡みになります。

 こちらについては設定で終わってしまったかなあ、という気がします。リリベルという機関を投入した割にあっさりでしたね。千丁の銃もにおわせで終わってしまいました。本来、こちらもケリをつけたいところです。1話からつながる大事な設定なのに放置ですからね。

 それとリリベルですね。私は初めリリベルって苦し紛れに作った組織かと思いましたが、6話に出てきた組織図で八咫烏という組織の下に君影草=スズラン=リリベルがありましたので、少なくとも構想には初めからあったのでしょう。あと、花葵=ハナアオイという組織もあるみたいです。

 ただ、正義の実行のテーマは難しいですよね。悪法も法なり…なら、コードギアスのスザクみたいなイライラの正論を聞かされるだけだし、そもそもリコリスが非合法だと思いますので。

 2期を作るなら見ている方としては、リコリスが自己否定して解散の流れしかないかな、という気がします。本来このテーマこそ、たきなのDAへの執着が活きてくると思うので、たきなをもっと上手く使えば描けたのにと思わなくはないです。

 この問題は法手続きにより公権力の行使の問題で、デュープロセスオブロウという概念の話になりますので、深掘りしようと思えばかなり深い話になってきますが、やっぱりスザクになっちゃうかなあ。話を作るのは難しそうです。



 ということで、何が言いたいかというと、本作は千束の生命と使命の問題に関して言えば、伏線や細かい演出、セリフなど緻密に作って合って非常によくできた作品だなあと言う印象です。テーマ的には千束の結論にちょっと納得がいかないところもありますけど、心情的にはもちろんよかったとは思います。

 一方で真島の方の話は中途半端だったですね。千丁の銃が話に活きてきませんでした。ここが減点要素ですかね。

 が、総括してみるとエンタメとしての出来がこれほどいいのに、結構重いテーマを入れてきたのは、すごいと思います。
 キャラが良すぎたというのが、ひょっとしたらテーマを描くのに、あるいは読み取るのにマイナスにもなった気がしますが、私の言いがかり…かもしれません。

 とにかく本当に面白い作品だったと思います。初めは萌え萌えのキャラに反発心はありましたが、2回目以降冷静になると楽しめました。


 現在、リアルタイムで視聴しながら書いた各話ごとのレビューや追記など、ごちゃごちゃしている作品をまとめ中です。主旨はほぼ変えていませんが、素その後気が付いたところを書き加えています。
 22年10月までに書いた内容を23年7月にまとめ・追記しました。

 評価は4.0→4.5と上方修正です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 53
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

君の鼓動を感じたい

【感想】
雰囲気がとても良くて楽しかったです

設定は重くて複雑で面白そうなのだけれど、シリアスなシーンでもバトルシーンでもノリが軽くて緊迫したシーンなのに「緊張」よりも「楽しい」って感じが好き嫌いわかれそう
大きな組織はどれもすごそうな組織なのになんか作戦とか決まりとか適当ですごい組織って感じがしないし、テロリストもリコリスも強いキャラクターはみんななんかぬけててプロの戦闘員って感じがしないんです

でもそんな細かいことはどうでもよくて、千束とたきなのやりとりがずっと楽しくて、今期アニメでは一番好き!
夏アニメ話の面白さではサマータイムレンダ、メイドインアビス、アオアシが3トップかなーって思うけど、好きなのはコレと邪神ちゃん

細かいことを気にしないで雰囲気を楽しむアニメかな?

ストーリーや設定は面白くなりそうだったけどやりたいことが多すぎて詰め込みすぎた感じのする終盤が残念で
綺麗に終わったけど慌てて畳みにかかった感じがしました

それでも細かくない気になることも多くて
キャラクターの掘り下げとか組織の設定がなんかふわふわしていて、これどういうこと?って考えると変なことが多かった

【リコリスの制服について】{netabare}
リコリスの制服を実際に作ってみたのですが、かなりデザインが独特で作るのに面倒くさいつくりしていて
なんで使い捨ての駒みたいな使い方をしている腐った組織なのにこんなに手の込んだ制服にしたのかなー?って思いました
罪のない子ども達の人生を使い潰しにしてきた罪滅ぼしのつもり?
2色の布地を縫い合わせていて飾りのベルトとかボタンとか多くて作るのにかなり手間がかかるデザインで
作り方はグレーと赤or紺のワンピースを1着ずつ作って不要な部分をカットして縫い合わせて作りました
型紙の段階から不要な部分をなくしておいてもいいのですが、慣れないことをすると失敗しそうだったので
{/netabare}
【4話について】{netabare}
千束がたきなのトランクスを履くシーンあるけど、人のロッカー勝手に開けるのやめよう?
いくら洗ってあっても人の下着つけるの抵抗ないかな? 
あれ、下着脱いでるから直接履いてますよね?
履いてみたいにしても、とりあえず直接じゃなくて下着の上につけるとかすると思う
 
たきなが美少女で仲がいいから気にならないなんてことはないと思う、千束は百合ってわけでもなさそうだし
千束が気にしなくても履かれるほうは絶対イヤだと思うし、千束はたまに変なことするなーって思った

この4話はさりげなく気になる描写もいくつかあって
たきなはお出かけの衣装が指定されているか聞いていたので、自分で選ぶっていう感覚がないってコトです
ただ使い捨ての道具であればいいという感じがして、組織の闇を垣間見たような感じがした

それから地下鉄のシーンもオフだから参加しないと千束は言っていたけど参加しないんじゃなくて参加を禁止されているんじゃないかな?って思った
{/netabare}
【良かったところ】{netabare}
普段やる気ないのにいざというときに頼りになるクルミとか
子ども達をフォローしてくれるミカさんの安心感とか良かった

真島さんも何か変でよくわからないところはあったけど、世の中の歪みを感じ取っていてそれを正したいっていう考えには共感しました
方法が強引で問題があるってだけでDAとかアラン機関の狂った側面を見ちゃったら真島さんがしていることが悪には見えませんでした

そして一番の見どころはたきなの成長
最初は人間味がなくて、天才肌の千束とぶつかりながらも協力していくバディものかな?って思ったけど序盤で千束と打ち解けて
そこから回を追うごとに表情が豊かになって女の子らしくなっていくたきなが本当に可愛い

くるみ達が千束に死なないでって懇願するんじゃなくて、あっさりお別れしているように見えるところがかえって悲しくて
でも千束は自分の命に達観したところがあってたきなの「生きて欲しい」キモチとの落差が悲しいと思っていたけど
一つ一つかみしめるように大事な人たちとの別れをいつもの調子で済ませていって空を見上げるその横顔が寂しそうでした
悲しいのに強がって無理をしているように見えて、せつなくなりました

終盤は大好きな千束を助けるために必死になるたきなが最高で、いい場面で主題歌が流れて最高の演出でした
{/netabare}
OPアニメの二人でお尻を蹴り合うシーンは二人の関係性と幸せな時間をうまく描写していていいシーンだなって思います
こんな二人の幸せな時間がいつまでも続くように願いながらずっと見ていました

楽しい時間をありがとうございました

【2期のストーリーを予想】{netabare}
2期がもしあるなら、DAやリリベル、アラン機関と戦うことになりそう
真島さんはテロリストで危険な人だけど、それよりもDAやアラン機関のほうが悪の組織に見えてしまったので、これらをなんとかしないと物語がハッピーエンドにはならないと思う
そうなるとリコリスのメンバーや真島さんと共闘して倒すことになるのかな?
{/netabare}


【特に気になったこと】{netabare}
・DAは世の中に存在がバレたからリリベルつかってリコリスを抹殺するって言うけど、リコリス消滅した後はどうするつもりなんでしょうか?
それからリリベルはふだんは何やってるの? バレたときにリコリスを殺すためだけに生きてるの?
こんなすごい子たちが殺し合いしたら余計に世間にバレるんじゃないの?
何かあったときに消したいなら、体の中に時限爆弾でも仕込めばいいのに

・東京都の皆さんはあの映像見てリコリスの秘密に気づくでしょうか? テロリストと女の子が銃で戦ってるくらいにしか思わないとおもうし殺さなくてもくるみみたいにごまかせばよかったのに

・アラン機関はすごい才能を持った子を育成している機関で、殺し屋にして何かをさせようとしているんじゃなくてチサトを殺し屋にすること自体が目的に見えて、おかしな機関だなーって思います
そんなことに命をかけるヨシさんは気が狂ってるの?って思ったけど、たぶんヨシさんは人殺しをしないチサトはいずれアラン機関に消されちゃうから自分を殺すように仕向けて守りたかったんじゃないかなって思った
でも結局チサトはヨシさんを殺さなかったから、ミカがヨシさんを殺してチサトの手術をしたのかなって思った
{/netabare}

【細かい惜しいところ】{netabare}
・真島さんは千束と本気の戦いがしたかったって言うわりには、千束の視界を封じたりスマホを囮にして足を撃ったりして、言ってることとやってることが違うような

・リコリスは秘密裏に問題を解決する組織なら、女子学生っぽい制服の擬態をうまくいかしたミッションとかあっても良かったかも
ありふれた日常のすぐ隣で衝撃的な事件が起きていて、それを誰にも気づかれずに解決するっていう個性がもう少し生かされていると良かった

・後半は千束たきなペアとミカさん・吉松さんと真島の三者のストーリーが交錯していて駆け足が過ぎたかも
もう少し時間をとってゆとりをもって描いていれば印象は少し違ったかもしれません
{/netabare}
【声優】
チサトの声優がすごくいい!
この演技あってこそのチサトですね

投稿 : 2025/04/12
♥ : 51

89.1 5 コミカルアニメランキング5位
ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (686)
2229人が棚に入れました
「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。

声優・キャラクター
Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ソシャゲ原作アニメ史上初の大傑作。それでも現実を乗り越える者に惜しみない喝采を。

♪♪(BGM)「GIRL'S LEGEND U 」FULL ver


 ついに現れてしまったソシャゲ原作アニメの大傑作…、その名は「ウマ娘 プリティーダービー Season 2。


 スタジオ変更があったりしたが、正直1期とは比べ物にならないくらい進化している。アニメとしてのクオリテーの平均値は非常に安定しているし、なにより王道なストーリーが素晴らしい!。1期見てなくても全然問題なく見れるのも良い。


 本作においてはキャラクターもストーリーも実に上手く現実という神様が作った究極の創作物を生かしている。だからこそ、一本芯の通ったブレない無駄のない見事な物語が作られている。それはテイオーの不屈の物語であり、他のウマ娘たちの輝きである。


 本作においては主役のテイオーが気持ちよく勝つのは最初のダービーくらいでそっから殆ど艱難辛苦の連続であり、9話においては近年ではこんなに主人公を追い詰める展開ないわ!って神様の鬼畜ぶりが冴え渡っている。


 王道の作劇の一つはとにかく主人公を追い詰める「我慢劇」と呼ばれるタイプがあるが、本作は近年稀に見るその成功例だろう。


 「我慢劇」は70年代くらいまでは日本だけでなくアメリカ映画の世界でも見られたが、主人公が耐えに耐える展開の連続に観客が飽きちゃう問題が出始めて、80年代からドッカンドッカンノンストップアクションが主流となった。


 本作においてテイオーがひたすら追い込まれる展開なのに暗くもならず飽きずに見れるのは、全体的な作風の楽しさと、テイオー以外のウマ娘たちも非常にキャラが立っていて彼等の物語も凄く面白いからである。


 ソシャゲアニメにおいてはキャラが多すぎて、キャラを出すのがノルマみたいになってるアニメが目立ったが、本作においてはキャラは多いといってもフォーカスするキャラたちをしっかり絞っているし、彼等の物語が充分主役級といっていいくらい素晴らしい。


 そして素晴らしいストーリーとキャラを活かす演出の妙!。1話の引きから、この監督は只者ではないと思ったが、ちゃんと盛り上がる段階を踏み、台詞無しや少なくても魂を震わせる場面をいくつも作ってるのが凄い。そしてコミカルなシーンを適度に入れる大人っぷりも偉いねぇ…。


 大絶賛な本作だが、良かっただけに少々勿体なく感じたのは終盤の11話を丸々百合回に使っちゃった点。やはりaパートだけとかにした方がビワのキャラをもっと積み上げられただろうし、マックイーンの件だってもっと良くなりえたろうし、if展開をもっと描く余地もあったろう。


 ビワとの決着も、マキバオーオマージュでこのレースにいないずっと追い続けてきたルドルフ、そしてマックイーンのイメージと競っているテイオー…とかの方が感動も納得度も高かったかな。ビワ「そうか…、お前は一人で走っているのではないのだな。勝てぬわけだ…。」みたいな。まぁ、無い物ねだりかな。

 
 「諦めないこと」を「ひたむき」であることを無駄だなんて誰にも言わせない!。本作は王道のエンタメを突き詰めた結果、このメッセージを単なる言葉でなく心に刻みつけてくれる。テイオーは選ばれし者じゃない、自ら選択した者なのだ。
 

最期はニコニコの1話についていたあるコメントで締めたいと思います。


「ここに無敗の天才の物語は終わり。不屈の帝王の物語が始まる」

投稿 : 2025/04/12
♥ : 96
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ずっと先で待っている。あなたが復活して来るのを…

この物語は、主人公に感情移入できるかどうかで評価が全く異なります。

確かにこのアニメは競馬の馬たちを女性に擬人化させて描いており、受け取る人によっては女性蔑視(セクハラ)だと感じる方もおられるでしょう。

私も以前はそう感じていました。
でも実際に視聴してみると、主人公の心の葛藤にぐいぐい引き込まれてしまい、目が離せなくなります。特に物語の後半は感動の嵐でした。

まだ見てられない方は、見ることをお勧めします。
きっと感動で涙が流れるでしょう。


シーズン2での主人公はトウカイテイオウです。
彼女は無敗のまま2冠を征しており、その優れた疾走は多くのファンを魅了していました。
彼女の目標は、無敗のまま3冠を征してチームメイトのメジロマックイーンと同じレースで走ることです。

その彼女が突然、足を骨折します。馬娘にとって足の骨折は致命的です。
3冠の目標はついえてしまい、無敗の記録も途絶えてしまいます。
それでも彼女は諦めません。レースでメジロマックイーンと共に走る約束を守るために、懸命にリハビリをします。

そして…、{netabare}
ようやく足が完治したかと思ったら、またしても骨折…。それも二回続けて…
折れ癖がついたかもしれない。
三度目の骨折は、トウカイテイオウの心を打ち砕くのに十分すぎる出来事でした。
{netabare}
リハビリの最中にメジロマックイーンの走行時間を測定するトウカイテイオウは、あまりの速さに驚きます。
その速度は、かつて自分が走っていた速さ…。今となっては別次元の速さに思えます。
そしてつぶやくのです。
「そうか。そうなんだ。僕はもう… あんなふうには走れないんだ…」

いつの間にかトウカイテイオウの両頬に涙がこぼれ落ちます。
その涙はいつまでも流れていました。

このときのトウカイテイオウの気持ちが切なすぎて切なすぎて…
思わずもらい泣きしました。
{/netabare}
それでも必死に応援してくれる仲間に励まされて、トウカイテイオウは再びあがき続けます。
周りから何と言われようとも、どんなにみっともなくとも、あがいてあがいて、あがき続けて…
{netabare}
その矢先、今度はメジロマックイーンが繋靭帯炎を発症します。
選手生命にかかわる不治の病です。奇跡でも起きない限り治りません。
残酷な運命の仕打ちにメジロマックイーンは子供のように泣きじゃくります。

そのとき、トウカイテイオウが言うのです。
「今度は僕の番だ。今度の有馬記念で僕は奇跡を起こす。誰よりも速く走る。」

かつてメジロマックイーンが王者としてトウカイテイオウの復活を待ち続けたように、今度はトウカイテイオウが王者としてメジロマックイーンの復活を待つつもりです。
{/netabare}
そして運命の有馬記念が始まります。
有馬記念の出場資格はファン投票で決まります。
一年近く休んでいたトウカイテイオウが出場できたのは、多くのファンが引退セレモニーとして最後の勇姿を見たいがため。投票した人は勝つことなど誰も期待してませんでした。

しかし…、{netabare}ここで奇跡が起きたのです。
手に汗握る感動のレースでした。とめどなく涙が出てきました。
競馬界に奇跡というものがあるのならば、まさにこの瞬間でした。

これは1993年に実際にあった出来事です。競馬史上最も有名な奇跡のレースでした。
トウカイテイオウは実に364日のブランクを克服し、復帰一戦目にして王者へと返り咲いたのです。{/netabare}

{/netabare}
奇跡は、信じ続けて必死にあがき続ける人にのみやってくるのかもしれません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 84
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝利の女神は観た子だけにチューをする

オリジナルアニメ2期


往年の名馬が萌え擬人化して駆けっこする作品。勝てば“ウィニングライブ”と称したステージを披露。
文字面だけ追えば大きなお友達向けニッチなニーズを狙い撃ちしたコンテンツと思われても致し方ないやつです。やれスポコンだ友情だと言われたところで手に取る気になるかは怪しい。
が、手にしたら最後でハマる沼。そんなおとろしい1期でした。コアとなる魅力については変わらずなのでお手数ですが1期レビューご参照ください。

ついでに言うと、せっかくお越しいただいてなんですが、競馬好きレビュアーさんの感想のほうが面白いのでそちらもぜひ。
1期はスペシャルウィークとサイレンススズカ。スイッチして2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役です。尺を取って掘り下げた主軸を横に置けば失速するリスクがあるものですが少なくともそうはならなかったと思います。
あらためて元ネタとなる名馬それぞれの物語がファンをひきつけて止まないことと、その史実を皮肉やパロディではなく作り手が真摯に受け止めて世に出した作品であることを伺わせます。
観る側も呼応しついつい自力で元ネタを漁りたくなるのではないでしょうか。本気は伝わるみたいな。時折イマイチアニメにて「原作読んで」の声が飛び交いますが、作り手の誠意に欠ける作品と判断したアニメの原作に手を出しづらいのは私だけではないでしょう。

作り手の本気といえば

 ・ソシャゲのリリース
 ・この2期の放送そのもの

良く実現させたものだと思います。
2018年の1期放送中から『ウマ娘』に触れる時は「ところでゲームはいつリリースされるのか?」は挨拶代わりでした。足掛け5年がかりでのリリース。
プロデューサー石原氏のCygames退職もあったかと記憶してます。そして元請けの制作会社を変更してのアニメ2期の制作。

注)以下1期ネタバレ
{netabare}「悲劇の名馬のIFストーリー」が1期なら「奇跡のカムバック」がテーマの2期です。{/netabare}
見事に史実をエンタメ化したアニメの傍らで現実世界でも「無理じゃね?」な困難を克服したことが想像に難くないコンテンツとしてパッケージトータルで評価したい良作です。
中の人たちも演ずる自馬の掘り下げは当然として“馬蹄”“産駒”“葦毛”などのワードが自然と出てくるあたり真摯に向き合ってる感マシマシでしたよ。
やや精神論に傾いちゃってお恥ずかしい限りですが、萌えっとしたのが苦手な諸氏向けに私が感じた“向こうの本気”をご紹介したかったと言い訳。

馬を萌え擬人化してライブまでさせる。こんなぶっ飛んだ発想って依って立つ文化の懐が深くないと出てこないものです。バルセロナやブラジル代表のスペクタクルなサッカーは確かな技術と重ねてきた歴史に支えられてることに異論はないでしょう。それと一緒。
ゾンビ+アイドル+佐賀県みたいなアニメもヒットしましたよね。アニメでなくても時代劇スターに金ピカ衣装とちょんまげ着けさせてサンバ(しかも曲調はサンバと別物)で踊る曲が大ヒットしてみたり、たまに意味不明なかけ合わせで心を揺さぶられる傑作が出てきますがそこに立ち会えた幸福を噛み締めることができる作品でもありました。



※ネタバレ所感

■目線ずらし

1期と同じ路線{netabare}(悲劇的な史実のIFストーリー){/netabare}にしませんでした。
{netabare}サイレンススズカ路線の構成なら主役をライスシャワーにしてたかと。前半盛り上げてくれたダークヒーローです。きっとこの馬で語りたい諸兄も多いはずでして、これまた石見さんの薄幸な声が良く似合うウマ娘でした。{/netabare}

 ・スペ→テイオーへとセンターの変更
 ・ストーリーの本筋で新たなヴァリエーションの提示 

これらを2期でやれたことによって「他のウマ娘も!」とおかわり期待効果が生じちゃいました。
優秀な原作のストックまだまだあるのでなおさら思いを強くします。


■Cygamesのゲーム原作

信頼してます。ゲーム原作でのハズレが少ない印象。
増えすぎたキャラを処理しきれず空中分解してその残骸が無数に横たわってるこの分野で他の制作者は見習ってほしいかも。
ゲームも好調みたいですしアニメとの好循環が生まれている例なのは言うまでもないんだけど、もし自分が仕掛ける側だったら、制約あるのなんて当たり前でそれに唯々諾々としヒットを狙わない仕事なんて面白くないだろうなと思ってしまう。
例えば馬主の顔色をうかがうことは悪いことではなく、そんなん含めて

 制約があるからこそ仕事は面白い

ガイアの夜明けかプロジェクトXで取り上げ可能な難作業をスピンオフにしたらいかがだろうか。


■駆けっこも○

1期はシンプルで、加速直前に足元映して直後から風のエフェクトを効かすみたいなのの繰り返しだったと思います。
2期ではそれに加えて“スローモーション”“広角で捉えた構図”“豊富なアングル”と飽きさせない。モノローグも心憎い利かせ方をしてました。そのことでドラマに加えて視覚的にも楽しめました。

ここ一番の足元アップ演出だってシンプルゆえに力強さはあるのです。
{netabare}有馬でもみんなの「行け!」の画を抜いてからテイオーが「勝負だ」とスパートかけるわけですが、直前に後方から足元を映してました。しかもですよ。よりによってですよ。骨折した左足で大地を蹴って最後の力を振り絞るのです。みんなの願い/自分の魂をここに込めてました。{/netabare}


そんな作画を高評価するのはいかがなものか。ときおり視界がぼやけ画面が良く見えなかったもん。


■群像劇の見本

“強敵”を“とも”と呼ばせるのは1980年代『北斗の拳』の発明。普遍性があり現在も時折見かけます。
テイオーがケガから復帰する過程で“とも”と呼べそうな娘たちがわんさか。1対1・1対2と閉じた相関ではないのに注意が分散しないのが不思議。

 {netabare}・真打ちメジロマックイーンは説明不要でしょう
 ・スピカの面々は言わずもがな
 ・復帰を信じて菊花賞に出走。「ケガの状態は関係ない」からの「おかえり」ナイスネイチャ
 ・ただの鬱陶しそうな娘さんという印象からまさかのツインターボ
 ・有馬でのライスシャワー「おめでとう」は重みが違う
 ・ビワハヤヒデはセリフを言わないことでラスボス感を発揮
 ・有能男前常に冷静沈着シンボリルドルフ会長が感情露わに。史実だとテイオーの父なんでしょ?
 ・将来トレセン学園の門を叩くキタサトは少し前のテイオー自身。こうして歴史は受け継がれる。{/netabare}

本筋に絡んでくるキャラが多く、それらが累積していってきっちり最終盤で回収という構成。“仲間”“絆”“友情”と口で言うは易いがお見事でした。


■カムバック賞

目線をずらしても質を落とさぬ懐の広さを見せて
ペイすることを目的にアニメーター以外の大人も頑張って
駆けっこ動画でも創意工夫をこらし
多数のキャラを殺さず活かしてメインストーリーに花を添える

そして本筋の“ケガからの復帰”話でとどめ。
小野伸二や吉村禎章、最近だと池江璃花子選手の復帰で目が赤くなった自分にとって平常心を保つのは無理筋です。とりわけ優れていると感じた二点

 1.きちんとした前フリがある
 2.当事者が考えそうなことが描かれてる

一つ目例えば、前田智徳選手引退セレモニーで花束を渡すマエケンの顔が一気に歪む出来事がありました。その時どんな一言をかけられてたか?

 {netabare}「怪我には気をつけろよ」{/netabare}

こういうのは誰が言うかが大事で、この子が言うから重みがあるって伏線(前フリ)をきちんと序盤で振りまいていた『ウマ娘』でした。丁寧な仕事です。

一つ目だけで普通にエンタメとしてエモいんですけどさらに上乗せの二つ目。体育会系ガチ勢ならなんとなくわかりません?
{netabare}怪我の程度を量りながら状況が見えてきた時の落胆。気を使わせてる仲間への配慮やこれまでと違った距離感への戸惑い。腐りそうなのと奮い立たせるのを行ったり来たり。試合(レース)を見たくない気持ち。だって自分が惨めに感じるから。そんなの仲間もライバルも思ってないこと含む。復帰のラインを全盛期よりも低く設定することへの葛藤。されど求めたい自身のベストパフォーマンス。{/netabare}

{netabare}在りし日の白球追いかけてた頃の自分を思い出します。それなりにガチ勢でした。準決勝2点差でウチらを負かした高校がそのまま甲子園に進み阪神のドラ1ピッチャーに打ち勝ってたり。かといって巨人ドラ1の投球練習をブルペンで見た時は打てるイメージが全く湧かなかったり。だいたいそれくらいのレベル感(微妙)。怪我をめぐる悲喜こもごもの経験から頷ける場面多々なのでした。
ついでに程度はだいぶ低くなって、先日1年半ぶりにグラウンドに出て草野球をば。昨年は入院してリハビリもやって主治医と野球また出来たらいいねなんてやりとりもしてたもんで、打席に立った時感慨深かったし、先制のタイムリー打った時は泣きそうでした。要は競馬関係なく勝手に自分と重ねて観てたりしたのです。{/netabare}

{netabare}「僕は何度もくじけてきた!あの時も、あの時も、だれよりもくじけてきた!誰よりも悔しい気持ちになったのは僕だ!誰よりも勝ちたい気持ちが強いのは僕だ!」{/netabare}

金言です。


■お終い

それにしても血統を重視したり、走りに特化させたためか怪我にまつわる逸話に事欠かないのがサラブレッドなんですね。動物愛護には傾注しませんがちょい贖罪意識が芽生えそうなのは私だけ?
戦国時代の馬があんな脆かったら戦にならんでしょう。競走馬は精緻な工芸品というイメージです。

{netabare}劇中幾度と問われてきた「走ることは幸せなのか?」には幸せであるとの回答。さらに1期ではスズカさんに「皆に夢を与えるウマ娘」が目標だと言わせたアニメ作品。{/netabare}

“物語”に賭ける性格の濃い競馬において、いや競馬に限らず現実のいろんな局面で、我々は我々が欲する物語を常に探しているのだろうなと愚考。
自分は競馬をしませんけど、きっと“勝つ”馬ではなく“勝ってほしい”馬を選ぶのでたぶん向いてないと思います。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.14 初稿
2022.02.19 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 72

80.0 6 コミカルアニメランキング6位
僕の心のヤバイやつ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (394)
1341人が棚に入れました
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。 そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

観た後にじんわりくるラブコメの名作

[見終わって・・]※最終話感想は一番下です。
初回感想にも書いたけど、1話の時点では単に捻くれてる陰キャがすごくかわいい女子に翻弄されるみたいなギャグ多めのラブコメなのかなって思ってました。
でも、それだけじゃない不思議とじんわりしたものが残る感じが気になっていて。
それは二人のココロの機敏がとても丁寧に描かれていたから。
音楽も良かった。OPもEDもいい曲で合ってたし、じわっとくるシーンで流れる静かな曲がじんわり度をさらに上げてくれるみたいなところも好きでした。あとkarte・・の演出も。
話が進むごとにどんどんとこの作品世界にはまっていって、最終話での {netabare}「告白」で1話の市川くんの気持ちが分かる構成とか、もじもじしてた市川くんが最終話の「ありがとう」の声がはっきりしてて成長がわかるところなど{/netabare}細かく描かれてるところも素晴らしいです。
これ、ラブコメの名作だと思う。(私感動すると簡単に名作・傑作認定しちゃうんですけどね)
途中から原作読み始めて、アニメ1期は4巻あたりまでで終わりましたが、8巻読んで絶対ここまでアニメ化してほしいって思ってたので、2期決定のアナウンスはすごく嬉しいです♪
2024年1月からみたいでとても楽しみです♡

[初回感想]※各話の感想は下にあります。
中二病でちょっと屈折してる中学生の市川京太郎(いちかわきょうたろう)。
同級生を殺すヤバイ妄想をしたりするちょっと大人しい子だけど、最近クラスメイトの山田杏奈(やまだあんな)のことがなぜだかとても気になっている。。
で始まるお話。

市川くんのヤバイ妄想で面白いことになったり、山田さんにドキマギするような話なのかなーと予想しながら視聴開始。。

天然でマイペースな山田さんの行動に色々と気をまわしすぎて振り回される市川くん。。
・・みたいな展開が多くて充分面白いんだけど、それだけじゃない魅力も感じて。

市川くんのココロの機敏が丁寧に描かれていて、コメディ多めのラブコメなんだけど、観た後に不思議とじんわりくるものが残るみたいな・・

静かな音楽とともに各話の終盤に表示される「karte・・」の演出も抒情的で好きです♡

ヨルシカのOP「斜陽」もいい曲ですね♬
大雪海のカイナのOP「テレパス」も良かったですけどこれも作品に合ってて好きです♪

原作未読だったんですが、友達に面白いよと勧められて読んでみたらすごく面白かったです♪
これ、ぜひ原作8巻までアニメ化してほしい!!
でも1クールじゃ無理なので2期に期待・・かな。

以下、各話の私が印象に残ったシーンです♪(視点がちょっとズレてるかも。。)

karte 1「僕は奪われた」
{netabare}山田さんが載ってる雑誌を買ってしまった市川くん。
でも実際に山田さんのページを見て、知らない女性を見てるみたいに感じてどうでもよくなってしまうシーン。
こういう細かい感情の機敏を表現してるとこもいいかも。
他の男の子に連絡先を聞かれそうになった山田さんを助けようと自分の自転車を投げてしまうシーン。
こういう一見極端なシーンも、思春期の子の衝動みたいなものを感じる演出かなと。
・・なんて単にギャグ演出なだけかもですけどw{/netabare}

karte 2「僕は死んだ」
{netabare}山田さんに血のメイクをしようとしてドキドキしてしまい、少ししか付けられなかったシーン。
市川くんの鼓動のような静かな音楽とちょっと輝いて見えてる山田さん。。
山田さんが無邪気に撮ろうとする二人の写真に驚く市川くんの表情と「karte・・」の表示。喜ぶ市川くんの心の声。
こういうココロの機敏を描く演出、すごくいいです♡{/netabare}

karte 3「僕は抱きしめたい」
{netabare}ケガをした山田さんが気になって保健室についてきた市川くん。
泣いてる山田さんと一緒になぜか泣いてしまう。
自分があげた女の子のイラストを大事に持ってた山田さん。
そして違和感を感じていた自分の気持ちに気づいて・・
karte・・の表示の仕方も良くて相変わらずじんわりきます。{/netabare}

karte4「僕は心の病」
{netabare}山田さんにボールぶつけてしまった子とそれを心配して見守ってくれる子のやりとり。
こういう心配してくれてまっすぐに気持ちを伝えてくれる友達がいるっていいな。「なっ!」
市川くんと山田さんの自転車二人乗りシーン。
山田さんに情報処理部に入ろうかな・・と言われた市川くんのドキドキすぎる気持ち。
「変化を恐れるタイプだね」と言われてココロのどこかに変わりたいって気持ちがペダルを踏む力を増していく。。二人で交換するパピコもなんかかわいい。
あとマックで出会うシーンも職員室出てからのシーンとかもじんわりきて好きです♡{/netabare}

karte5「僕らははぐれた」
{netabare}下校時の雨のシーン。
市川くんのカッパを借りてコンビニに傘を買いに行く山田さん。
カバンを忘れてるのに気づいて雨の中、山田さんをおいかけて・・
二人それぞれの気持ちが甘酸っぱくてたまりません。。
ドキドキ照れる市川くんの「チョコミントがな~!!」がかわいい♡
この雨のシーンが気に入って、何度も見ちゃいました!{/netabare}

karte6「僕は溶かした」
{netabare}1話の頃と比べるとよくわかるけど、市川くん、山田さんと結構普通に話せるようになってるよね。
私がじんわりくるシーンでだいたい流れてる音楽がじんわり度をあげてくれて好き♪
今回は自分の好きの境界線について市川くんが悩み考えるシーンが良かった。{/netabare}

karte7「僕らは入れ替わってる」
{netabare}"好き"の境界線
自分と山田さんのジャージが入れ替わって、自分のことよりも山田さんを心配する気持ち
山田さんが出演する映画への興味よりも、映画に出演する山田さんのことが聞きたい気持ち
山田さんが出演する番組であまり注目されてないことに思わず安心してしまう自分に嫌悪感を抱く気持ち{/netabare}

karte8「僕は夢を見た」
{netabare}三者面談待ちで、山田さんが注意されたのにつられる市川くん母かわいい♡
山田さん、すっかり好き好きモードですねー💛
karte7の感想にも書いたけど、市川くんって行動がイケメンなんですよね。
とまと子さんが書いてた、山田さんが市川くんを見つけた物語ってところ、すごく納得です。
風邪を引いた市川くん家に訪ねていく話は見ててすごーく甘酸っぱい気持ちになりました💕{/netabare}

karte9「僕は山田が嫌い」
{netabare}ふぅーーーーーーっ。。
今回もすごく良かった・・原作読み直したくなっちゃいました。
冷たくてぶっきらぼうだけど、実はすごく優しくてたまに可愛くて不器用で・・
それって市川くんのことだよね。
しつこい男を振るために利用されてたと思い込んだ市川くん・・
追いかけてきて泣く山田さんを見て自分の気持ちに気づく。
大好きなのに手に入らないから嫌いになる理由を探してしまった気持ちに。。
ED「数センチメンタル」を聞きながら、ちょっとうるっときちゃいました。
恋にまっすぐで初々しい気持ちがとても尊く感じたから。
漫画の良かったところが自分と同じだった時のすごく嬉しい気持ちも。
わざと本を忘れてくる山田さんと震える手でライン交換する市川くん、どっちもかわいいです♡{/netabare}

karte10「僕らはゆっくり歩いた」
{netabare}市川くんは決して鈍感なわけじゃなくて、むしろ気遣いができる子なんだけど、山田さんが僕なんか好きになるはずがないって思ってるし、期待してがっかりして傷つきたくないって気持ちが強いから臆病になっちゃうんだよね。
手をつなぎたいけどきっかけがないから、一緒に紙袋の持ち手を持ったりする山田さんもかわいい♪
かわいいって言ってほしくて仕方ないとこもw
二人で見たイルミネーション。そして電車で手をつないで。。
そのまま手をつないで無言でゆっくり歩くシーンを見てる私の♡もヤバかったですw{/netabare}

karte11「僕らは少し似ている」
{netabare}東京と秋田。
電話越しに同じ月を見たりしてシンクロする嬉しさ。すごいわかる♪
わんこの代わりにお手をして、そのまま手をつないだり、市川ごしにマフラーとったり。
手を離されて残念がったり、おみやげのキーホルダーもらって嬉しくて飛び跳ねたりとか。
恋する女の子の細かいしぐさがよく描かれてますねー♡
先輩くんから山田さんのLine教えてって言われてちゃんと断れたのはえらい!
自分の気持ちを初めて声に出して、無性に声が聞きたくなって。。
はぁー。恋っていいものですねー。{/netabare}

karte12「僕は僕を知ってほしい」
{netabare}初詣で待ってた山田さん、黒っぽい服着てたのは市川くんの好みに合わせたのかな。
相変わらずの二人+市川くんのお姉さんのやりとりにニマニマ。。
中学受験に失敗して心に鎧を着てしまい、そんな自分を正当化するために殺人関係の本を読み漁って、学校が嫌いだったあの頃。
でも山田さんと出会って、山田さんがどんどん好きになって、他の子たちとも普通に話せるようになって。
だから山田さんに感謝してるし、大好きだからもっと自分の素のままの気持ちを知ってもらいたい。
・・もうこんなん見せられたらキュンキュンして泣いちゃうでしょー(ノД`)・゜・。
「告白」した後、気持ちが通じ合った照れみたいな微妙にぎこちない二人の描写とかも良きです♡
ED「数センチメンタル」を聞きながら、余韻に浸っちゃいました。。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 43
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

私の大好きな場所

最初は市川君がかなり痛々しくてこんな主人公のラブコメ見たくないなーって思ったけど、痛々しいのは最初だけでしたね、好きな作品です!

{netabare}
人が人を好きになる理由って人それぞれですよね、どこに惹かれるのか、なにがきっかけになるのか
この作品の魅力は、人が人を好きになる理由、きっかけに説得力があるところ
(からかい上手の高木さんと一緒で、放課後の図書館に二人きり?っていう不自然な二人だけの世界はあるけど)
市川君の人のよさを描くだけじゃなくて、ちゃんと安達やチャラ先輩っていう悪い例も見せて山田が市川君のどんなところに惹かれたのか視聴者に想像させるところが上手いと思いました

見ていていいなーって思えるエピソードが多くて応援したくなる関係でした、近くで二人のことを見守れる山田の友達がうらやましい
山田さんと市川君の人がらの良さと純粋な気持ちに感動しました!
温かい気持ちで見守れるとてもいいラブコメでした!

{/netabare}

【山田と市川の関係が素敵】
{netabare}
わたしは山田も市川も人としては好きだけど、ラブコメのキャラとしてはあまり好きなタイプではないです
それでもこの作品には強く惹かれました

市川君はずっと僕のような陰キャを山田が好きになるわけがない、山田が困っていたら助けたいけど声をかけたらきもち悪がられると本気で思っていて、いつもさりげなく山田を助けようとします、自分がしたことだとは気づかれないように
山田が好きだからっていうのもあるんでしょうけど、山田に好かれたいから助けるんじゃなくて困っているから助けたいっていう純粋な気持ち
それを山田が気づいて、外見じゃなくて中身を見て惹かれていくのがすごくいい関係で二人の事を応援したくなる

「長身モデルで明るくて人気者の美少女が背が低くて陰キャの男を好きになる」
「陰キャの妄想!?」ってふつうは思いますよね
この作品のテーマは、そんな恋物語もあるんだって視聴者を説得することだと思う

まず、山田ってぽんこつで不思議ちゃんなところあるけど
家では優しいけど外だと厳しい母親とか仕事への姿勢とか見ると育ちがいいというか、ちゃんとした親のしつけをうけた子なのはわかります

育ちがいい人って、人のことをよく見ていて付き合っちゃいけないタイプとは自然と距離をとる人が多いような気がするんです
山田さんもきっとそうなんじゃないかな?って
作中で山田は安達やチャラい先輩に言い寄られていました
きっと、こんなしょうもない男にいっぱい言い寄られてきたんでしょうね
山田さんは軽薄で中身がない男のアピールにうんざりしているところを、市川君の打算のない優しさに惹かれていったんじゃないでしょうか?

私的な意見になっちゃいますが、実際に山田と市川君みたいなカップル身の回りにいるので、あり得ない話じゃないんです
172cmある可愛い女子と160cmくらいの無口な男で、びっくりするくらいこの二人にそっくりです
どういうところが好きなの?と聞いてみると、無口で怖いと思っていたけど困っている人を放っておけない優しいところを何度も見て好きになったって言っていました。彼氏さんには話を聞けなかったけど、彼女さんいわく、チビなんて相手にされないと思っていたと言われたそうです
なんか、市川君と似ていますよね

{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 42

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

山田の愛らしさにやられてしまいました><;

令和の「かぼちゃワイン」?
ま、カップルのタイプとシチュエーションはだいぶ違うけどね。
硬派に捕らわれていた青葉春助が令和の世で、厨二とこじらせに捕らわれたと考えれば、かすってはいるのでは?
物理的なサイズ感は似たようなものだしw
女性側に少しスキがあったり、ガバがあったり、人懐っこいのは共通しているかも。

今の世でこれを言ってしまうと、叩かれることを承知で言うとすると・・・、
女性は少しスキがあったり、ガバがあったりする方が絶対にモテるし、可愛がられるし、幸せに近づきやすいと思う。
そして、(叩かれないようにw予防線を張っておこうw)逆もまた真成りという事で、野郎の方も多分そう。
中途半端にカッコつけたり、完璧にできる事なんてないのに完璧主義を気取ったり・・・、見栄を張る奴はモテねぇし、幸せからも遠ざかりがち・・・。

と、小僧時代の自分にコンコンとお話をしてやりたいくらいです。


なんて、所感を漏らしてしまうくらい、この作品の序盤を観た私は「・・・だよなぁ・・・」って呟いたのです。


正直、私はこの作品の主人公である市川くんはキライです。
なんて言うか、小僧時代の自分を見ているようで、穴掘って、また埋めなおしたいぐらい・・・、それぐらいのこっぱずかしさが次から次から、止めの無いように湧いてくるのです。
まったく・・・、まったくもって不快ですw!!

・・・つまり、それぐらい「深く共感」してしまったのです。

思えば、山田さんほど、積極的にでは無かったかもしれませんが、いろいろと女子にかまってもらった案件に、前述したような市川パターンで応えてしまったような記憶がうっすらと、しかも次々に浮かんできてしまいました。

まったくもってバカですね。
男女間の仲という意味でも大馬鹿ですが、人間同士のコミュニケーションという意味でも大バカです。
振り返ってみれば、失礼極まりなく、(色恋と言う訳だけではなく)相手方の思いも踏みにじっていたかもしれません。
そういった、
人の思いを粗末に扱うヤツがモテる訳ないんすよ・・・+_+;。
と言う訳で、私の学生時代は本当にツマラナイモノニナリマシタ。

この点については、後悔というよりも、そういう対応をした皆さんに申し訳ない思いでいっぱいになってしまいました。


 今、その時代を生きている皆さんがいるとしたら、かまってくれる人の好意は「素直」に受けましょうw。
相手に純粋な興味を持ち、つまらない見栄を張ったり、カッコつけたりしないで等身大の自分で向き合った方が絶対にいい方向に進むと思います。
感謝こそすれ、絶対に人の「思い」や「関心」を粗末に扱ってはいけませんよ。
オジサンからのアドバイスです。





いやぁ、こっぱずかしい事を書いてしまいました。

さて、作品のお話に戻りますね。

いつもどおり、内容について縷々書くことはしないのですが、私の記憶の恥ずかしいところと共通しそうなキャラ、市川くんが少しづつ変わっていくところは良かったですね。
変わっていく市川くんが「その年代なりのバカ」なのはその年代を過ごした同性としては共感できます。
まぁ、そんなもんです。
そして、山田さんとイイ感じになっていく様は、ちょっとうらやましかったですねw。

そして、山田さんですw。
まー、いいキャラクタですねぇ。
実際、こういう女子がいたら大変でしょうねぇ(どっかにいるかもしれませんが、もはや私には関係のない世界なのでw他人事ですが)。
アニメの中の人として見ても、とても可愛らしく、魅力的でした。
まずもって、観ていて楽しいw。
性格も素直ですし、女子らしい計算もしているようです(ガバですが)、そして大食い、もとい美味しそうに楽しそうにものを食べる。
重ねてになりますが、本当に楽しいキャラだと思います。
私は市川くんを見ていると恥ずかしいので(何がw?)、山田さんを見る事に全振りしていました。

あと、取り巻きの女子たちもいいキャラしていましたね。
特別にフィーチャーされる回、エピソードは少なかったように思いましたが、ガヤガヤ、ワイワイと楽しかったです。
個人的には、何かあるとよかったかな、と思っています。
どうやら2期が既に決まっているというお話も聞きましたので、今後何かあるかも知れませんね。
そんな中、原さんは少しスポットが当たっていました。
過去の例を参考に推察すると、案外このような女子が男女的に進んでいることが多く、早々にいいお母さんになったりすることが多い気がしますが、まぁ、これも追々何かあるのかもしれません。


最終盤では、市川くんのお姉さん:香菜さんも山田さんに絡んできて面白さ倍増しそうな勢いです。

山田さんは、モデル他芸能活動もしていますし、今後、いろいろな壁や障害が出てきそうですが、そこらへんもどうなるのか楽しみです。


市川くんを見るのは、これからも、こっ恥ずかしさ満点な気がして怖いのですが2期も楽しみになってしまいました。

個人的には少しネガティブな感情、記憶も蘇ってきましたがw
こういった事を思い起こさせてくれるアニメも楽しいし、そういったアニメを受け止めて視聴できる自身の振り幅もキライじゃないし、なによりも多彩なジャンルのアニメーション作品が存在すること自体が素晴らしいと再確認できました。
やっぱり、アニメは面白く、楽しく、素晴らしいエンターテインメントの1つだと。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 38

70.7 7 コミカルアニメランキング7位
はたらく細胞!!第2期(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (304)
1213人が棚に入れました
これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球…….そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」のテレビアニメ第2期!誰もが共感できる、体内細胞擬人化ストーリー

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、能登麻美子、小林裕介、石田彰
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

はたらけ!!細胞

原作未読

1期で「こんな頻繁にアクシデント起こると宿主大変よね~」と老婆心ながら思っておりました。
ドラマチックだとそれはそれで困るので落ち着くべきところに落ち着いたと思われる2期です。


話は変わりますが、ためしにリアルで離任の際に白血球さんの「ばいばい菌だっ!」を送ってみたら、「あ!はたらく細胞ですね」と間髪入れず。
2年前くらいだったか、中目黒の駅前で“細胞”と書かれた白Tシャツ着てた人を見かけてみたり。
最近もアニメで覚えたネタが入試で出てました、とニュースなったり一般浸透度の高い本作。
人間の体内を擬人化するというアイディアと表現っぷりが面白かった作品の続編です。


軽く1期の評価振り返り。良かった点↓

①構成が抜かりない
 振り返りですよ。誰もが知ってる症例を序盤に投入し中締めのがん細胞(CV石田彰)を挟んでシリアス寄りで締める良い構成でした。イズムは2期も健在です。

{netabare}第1話「たんこぶ」
第2話「獲得免疫」「バイエル板」
第3話「デング熱」「ニキビ」
第4話「ピロリ菌」「抗原変異」
第5話「サイトカイン」
第6話「悪玉菌」
第7話「がん細胞Ⅱ(前編)」
第8話「がん細胞Ⅱ(後編)」{/netabare}

ご参考までに1期はこちら↓
{netabare}第1話「肺炎球菌」
第2話「すり傷」
第3話「インフルエンザ」
第4話「食中毒」
第5話「スギ花粉アレルギー」
第6話「赤芽球と骨髄球」
第7話「がん細胞」
第8話「血液循環」
第9話「胸腺細胞」
第10話「黄色ブドウ球菌」
第11話「熱中症」
第12話「出血性ショック(前編)」
第13話「出血性ショック(後編)」{/netabare}

1期説明済みの内容はおさらい程度に触れるものの、抑えに抑えてます。その分Aパート/Bパート別のエピソードに小分けして濃縮されるかと思いきや情報量は増えることなく、さはさりながらの単純労働。

 体内に侵入した雑菌を退治する話
 その指揮系統やメカニズムの説明

いたってシンプルな繰り返しです。だからこそ尊い生命の営みなのですがエンタメとなると話は別?
早晩飽きがくるわけでして、その萌芽は確実にあったかしら。
1話1エピソードから1話2エピソードに。そして全8話と短距離逃げ切りは判断としては正解だったと思います。同期放送の『はたらく細胞BLACK』とセットで取り扱うことでコンテンツの魅力は増すことでしょうし、面白い試みでした。


②デフォルメしたキャラが魅力的
 細胞の機能を模した見た目や性格付けが秀逸でした。例えば幼児デフォルメの“血小板”ちゃんは集まって(凝集)機能する実際のそれのイメージと合致します。ステロイドを無機質なロボにしたりとなんとなくイメージの湧く例えのオンパレード。キレッキレのねずっちだと思えばよいです。

 地味に配役も良いです。好塩基球(CV杉田智和)なんて最高です。他石田彰さん、長縄まりあさん、行成とあさんなどこのポジにはこの人だろうなって人が配役されてる気がしますね。


なお、これから観ようという方は1期から通しで鑑賞してもあっという間だと思いますよ。
前述①②は大きなブレなしで楽しめることもあり、基本評価は1期と変わりません。


※そんななかで2期の良かったとこ

■オマージュが過ぎる(笑)

もちろんニヤッとしました。
{netabare}ニキビ回⇒北斗の拳。種もみとか出てきそうだったYO
がん細胞回⇒エヴァンゲリオン。石田彰さんがカヲルくんでした{/netabare}


※2期の悪かったとこ

■キャラ変?

やっぱり愚直に己の仕事を黙々とこなす面白さが削がれてたかしら。
{netabare}とりわけ白血球。というか白血球のみ。
血小板ちゃんのお仲間“うしろまえ”ちゃんに肩入れしたり、乳酸“菌”では判断がブレブレだったり。
ちなみに話を展開する上で不自然に見えるわけではないのです。
舞台や設定に工夫があって、その土台でシンプルな仕事をするのが自分の感じるこの作品の面白さだということだったみたいです。{/netabare}

普通はキャラの違う側面を出すと魅力が増すものですが不思議とそうはいかず。
むしろもともとの体内細胞が違う動きをしちゃうのを“がん”と呼ぶのでは?となんとなく納得。


良い部分悪い部分は以上です。
繰り返しなりますが、同期放送の『BLACK』とセットでの鑑賞が推奨です。ある意味1期から続けてなくても何とかついていける2期でした。
{netabare}そういえばスーパーモチベーターに鼓舞される血小板たちで締められる第1話でしたが、鼓舞どころかいきなり最前線で死にそうになることの連続『BLACK』との良い対比になってます。一緒に観てほしいとの作り手の意図も感じました。{/netabare}



※余談

■実体験

{netabare}ラオスやカンボジアをバックパック旅した時、ツレがデング熱を発症しました。たしかに白血球が基準値の半分とかすごい減ってたのを思い出しました。{/netabare}


■どうでもいい振り返り

よく○年ぶり待望の2期!みたいな作品ってありますけど、
{netabare}リアタイ視聴して「2期望む」となり数年越しで続きを楽しむって後発の新人アニヲタな私としては今回が初体験かも。厳密にはどうか知らんがスパンが半年くらいだったりわりとすぐ続きがあったようなのが記憶にありますね。
たしか『オバロ』『ちはやふる』『シュタゲ』あたりはだいぶブランクあったと思いますけど、リアタイでファンになって数年後に再会!みたいなこれまで諸先輩方が経験したであろう感慨深さを今後自分も経験できるようになるんだろうなとしみじみ思うところです。{/netabare}

本作は2年と半年ぶりでした。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ

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2021.03.28 初稿
2022.01.16 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ホワイト企業ですら、365日24時間勤務で無報酬というブラックっぷりが、私達の体(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
体内組織やウイルスなどを擬人化した、「学べるアニメ」の2期。

全8話と短いので、あっという間に観られます。

が、ちょっと物足りない感じもありますね。8話で終わることに対して、色んな説が言われてますが、多分、原作使いきりの予定通りなのでは?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
マンネリを防ぎたいという狙いは分かる。し、それは必要だろう。

ただ、その方策として、「各キャラクター(細胞)を深める」というのは、どうなんだろう?

赤血球、白血球、血小板、キラーTなどは、(本作においては)いわばレギュラーと呼べる細胞なのだが、そこのドラマで盛り上げることに注力していた。

この点に疑問。本作の魅力は、「体内の仕組みを楽しく学べる」はずなのに、その学びの部分がかなり減り、楽しくの部分ばかり深めてしまった。

本シリーズに限っては、新キャラをどんどん出していく、シンプルな形でのマンネリ防止が望ましい(まあ、それがBLACKなのだが)。もっと普通に、筋肉痛とかハウスダストとかで良いから、身近な症状を楽しくアニメ化してほしかったな(原作になくても、アニオリとかで出来なかったのかな?)。

とはいえ、乳酸菌のクダリまでは楽しかったんだけどね。可愛いし、一般細胞君の心理描写も良いし。

問題は、ラスト2話のガン細胞ですよ。

まず一度戦った相手なので、新発見は少ない。んで、「ガン」という、多くの人の命を奪っている、人類最大の敵とでも呼べる存在に、少しの同情の余地を残していた。

これは、ドラマ性を追っかけた故の弊害だと思う。敵キャラを魅力的にすれば、確かにドラマチックにはなるのだが、本作は勧善懲悪で良いと思うんだよな~。

私もそうだが、ガンで肉親を失った身からすれば、憎しみしかないわけで、ガン細胞カヲル君を、優しくは観られないんだよね。それが、☆4にしなった最大の理由です。

あとはまあ、新型コロナだよね。

「アニメでやるかやらないか」は、会議には出たんじゃないかな? ただ、CM観る限り、最新刊に収録され、アニメには物理的に間に合わなかったのでしょうし、まだ正体がハッキリしないものに対してアニメで描くことは、ある意味で不誠実。間違った情報を流して社会的に悪い影響を与えてしまうのを危惧したのであれば、誠実で堅実な判断でしょう。納得はしています。

それでもやっばり、あえて触れてほしかったな。アニメなんて所詮虚構の世界なんだから、そこの中でくらい、スカッとコロナをやっつけて欲しかったと、私は思いました(最後に字幕で、正しい情報を流して注意を喚起するとかね)。

あとはまあ、放送時期的に、BLACKと相乗効果ってのも少しはあったけど、どちらかと言えば、比較されてBLACKの方が面白いってなるデメリットの方が大きい気がします。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
毛細血管は路地(笑) 菌汁?(笑) でーん(笑) 似てる(笑) 後ろ前ちゃん(笑) 巨核球、初耳。熱い展開(笑)

2話目 ☆4
獲得免疫、コロナを意識? 予防接種のイメージが上手い。

3話目 ☆4
ヒスタミンを出す、ヒステリーな細胞(笑) デング熱、まんまやん(笑) バイバイキンの、正しい使い方(笑) ニキビとは、また。ニキビは世紀末のイメージw 膿って、そんな悲しい。立ち上がった(笑)

4話目 ☆4
なるほど、乳酸菌だから、にゅー(笑) 伏線だったのか(笑) プリン体、そのまんまプリン(笑)

5話目 ☆4
乳酸菌、めっちゃ可愛い。NK、メンタル弱い(笑)

6話目 ☆


7話目 ☆3
ガン細胞と再戦。

8話目 ☆2
エヴァオマージュとかしなくても、普通に面白いはずなのにね。

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 32
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

にゅ〜!

原作未読 全8話

はたらく細胞!!の第2期です。関係性から1期も観た方がいいですが、2期からでも大丈夫かと思います。

色々な細胞を擬人化して、色々な症状で起こる様々な人体内の出来事を描いています。

今回はどちらかというと白血球さんが主人公のような感じでした。

NK細胞とキラーT細胞の掛け合いは相変わらずでしたねw

{netabare}乳酸菌ちゃんは、{/netabare}どこかのご当地キャラみたいな感じでしたw

最後はあのキャラとの闘いで終わっていましたね。

OP 1期と同じく主要キャラたちで歌っています。ED こちらも1期と同じくClarsさんが歌っています。

最後に、テレビで観ていたら高校の授業教材で学生がこのアニメをみなさんで観ているところがありました。医療系の大学でも単行本が全冊あってみんなで読んでいるそうです。この前薬局に行ったら冊子にもなっていましたね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 30

61.9 8 コミカルアニメランキング8位
失格紋の最強賢者(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (240)
832人が棚に入れました
世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。 その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること! 彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。 しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……! 時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。 魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく! 異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!


声優・キャラクター
玉城仁菜、鈴代紗弓、白石晴香、井澤詩織
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

マティアスのマティアスによるマティアスのための劇場

【感想】
なろう系好きな私でも全然面白くなかった。
不自然な会話や設定が目立ち、敵味方モブの行動や言動、設定などすべてが主人公の凄さを見せるために仕立てられた舞台でした。

主人公マティアスの一人劇場がきつい。
人がしゃべっている間も全然話聞いてなくて他事考えてるのも感じ悪いし
主人公がモノローグであまりにも長々としゃべりすぎ。
長い説明するなら、せめて会話しましょうよ。

相手を持ち上げておいてそれを軽く倒す俺すげーっていう遠まわしな自画自賛ばっかりでうんざり。
仲間の活躍も主人公の活躍のための前座でしかないみたいです。
他のバトルアニメだと敵の攻撃を見切って攻撃しているものをこの主人公は分析・計算してかわしているんですが賢者ってそういうことじゃないと思うんですよね。

【キャラクター】
主人公のいつも不敵な笑みを浮かべて敵味方すべてを見下した態度が好きじゃないです。
声優のしゃべりかたも少年声ですごく偉そうで、しかも淡々としゃべるから不快感2割増し。

「前世で俺が」って何回モノローグで自慢すれば気が済むんでしょうか?

ヒロインは可愛くていい感じなんだけど主人公に盲目すぎて、主人公もヒロイン達を下に見ているのが残念。

初対面でいきなり主人公に一目惚れして、彼氏いないですアピールするヒロイン。チャームの魔法でも使ったの?
大したきっかけもなくまるで付き人のようにマティアスにいつもついていくヒロインズ。
学園から出て旅するときも何故か特例で一緒に出ていくことを許可されます。

ハーレムでもいいけど、好きになる過程は大事だと思う。
それがないままだからマティアスを絶賛するために用意された人形のようです。

魔族も中ボスか?ってくらい薄っぺらいデザインと性格で威厳がないから脅威感がない。

【作画 声優】 あまり良くない
【音楽】fripSideのOPは良かった。

【シナリオ】
展開が早すぎるし説明もない。
会話の間の間とか、戦闘中の間とかが極端に短くてなんか倍速再生みたいにどんどん話が進むんですよね。
なのに主人公が長々と心の声を喋り続けるから主人公の独り言を聞くアニメになってしまっている。
主人公が不遇なわけでもないので下剋上する爽快感もないですし。

話の展開が大きく2パターンしかなくて、主人公の一人舞台か、マティアスチルドレンの発表会のどちらか。

{netabare}
主人公か周りのキャラが困難で難しい状況だということを説明して、こんなこと無理ですよって前振りしてからの
主人公が余裕な感じで敵の攻撃をよけながらモノローグで一つ一つ状況を解説しつつ分析していって
解説が終わったら主人公の分析通りに事が進んで、ちょっとピンチになったりするけど、それも計算通りの展開でこの程度かこれならこれくらいで十分かって手加減してあげる余裕と手加減した攻撃にまで丁寧にモノローグで解説がつくおまけつき。ピンチになることなく一方的に横綱相撲で勝利。
これくらい当然だと自分の強さに酔いしれたあと周りが凄い凄いと絶賛しても照れることもなく他事を考える主人公
難易度高いアピールしてあっさり勝って賞賛されるっていうパターンがずっと繰り返されるだけ。

主人公が賢いわけじゃなくて、周りが主人公の分析通りに動いているだけで賢さを感じない。
頭良くない主人公を天才に見せるには、周りを愚かにするしかなくて、茶番にしか見えなくなります。

マティアスチルドレンは、主人公にちょっと教えてもらっただけで一瞬で強くなって、今回はお前たちでも倒せるからやってみろみたいに主人公に言われて、えー無理無理って言いながらあっさり倒して、私強くなっちゃいましたーとはしゃぐプチマティアス化していきます。
弟子達の活躍を高みの見物してすごいすごいと褒めてからの、満を持してマティアスはもっとすごいってところ見せて、やっぱり主人公最強って言いたいだけ
{/netabare}

最終回も酷い
{netabare}
最終回は軽く魔族倒して王様から褒美もらって宝物庫物色して、まだ魔族の敵は他にもいる!って危機感だけ煽って終わり。

こんな退屈な最終回なかなかないです。
最後の最後まで「前世の俺が」って言ってて本当に自分大好きな主人公ですね
{/netabare}

【設定について】
{netabare}
無詠唱魔法が廃れた理由に説得力がない。
マティアスが教えたら全員すぐ使えるし、禁止されてもこっそり使う人いると思うし、禁止されているわけでもないのに魔法の修行している人がこっそり試さないわけないし、そんなお手軽で便利なものが廃れるわけない。

主人公の舞台を整えるために魔族が何百年もかけておぜん立てしているようにしかみえない。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

失格なんて嘘だ紋

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
なろう系です。最弱は最弱じゃないし、劣等生は劣等生じゃないので、当然、失格紋は失格してないです。以上(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作画はかなり酷く、バトルはヤバいくらい面白くない。下手に「俺の戦術凄くね?」感を出しているのが逆に超ダサい。基本、ただ性能でごり押ししているだけのように思う。

本作の個性と言えば、4種の紋章があることだろう。作品内では説明不足も感じたので、一応wiki見て補足を。

栄光紋【天性前のマティアス&ルリイ】
魔法付与などの補助特化。直接的な戦闘には向かない。

常魔紋【アルマ】
火力特化。反面、連射性に欠け。剣より弓に乗せて放つことが多い。

小魔紋【   】
連射特化。反面、威力に欠ける。掃討戦を得意にする。

失格紋【マティアス】
常魔紋の火力と小魔紋の連射性能を併せ持つ。反面、射程が短く、剣などと併用して近距離で戦う必要がある。

だそうです。

本作でかなり不愉快だったのは、マティアスが栄光紋をバカにし過ぎなこと。なろう系作品で駄作と呼ばれるものに共通しているのが、「その世界の人々の歴史や文化を一瞬で無にする」こと。転生者の常識や考えこそ素晴らしく、転生先の世界は、転生者によって駆逐されるための下劣な世界でしかない。

魔族によって歴史(紋章の価値)をねじ曲げられたのは面白い設定だったが、間違った歴史とはいえ、長い間をかけて真剣に研究してきた栄光紋を、その歴史を、(さくさくっと教えただけの)無詠唱魔法で、一瞬にして駆逐する。

そもそも、マティアスだって栄光紋でも最強にまでなれたんでしょ? 要は使い方の問題で、優劣ではないんでしょ? ちょっとくらい栄光紋(第一学園)の生徒も生かしてあげてほしいし、栄光紋の良さもちゃんと評価してほしいんだよね。

閑話休題。

ということで、生前は栄光紋だったマティアスは、「最強」ではあるものの、更なる強さを求めて転生し、失格紋を手に入れた。

、、、と、ここでいくつかの疑問が。

まず、マティアスの人間性。転生理由から伺えるのは、「利己的で探究的な性格」。言い換えるなら、「ワガママでこだわりが強い」。でも、転生後のマティアスはどうだろう? 他者のために労を惜しまず、細かいことにはこだわらないおおらかな性格。

これが例えば、転生後の人格に引っ張られているなら分かるが、ご丁寧にイリスの存在によって否定されている。どうやら、姿かたち以外はガイアスと変わらないようだ。

もし、ガイアスがマティアスと同じ人間だったら、「強くなりたい」という理由で転生なんてするだろうか? それはある意味、「その時に共に生きていた人々を見殺しにする」行為である。自らが真の最強に成れない葛藤を抱えながら、人々の為に尽くしそうなもんである。

それから、仲間を作る必要性。転生前のガイアスは、「孤高」という感じで、仲間を必要としているように思えない。マティアスは、「力が戻るまで」とか言っているが、はっきり言って足手まといでしかない。イリスは別にして)マティアス一人で戦った方が明らかに効率良い。

もし、「力が戻るまでの場繋ぎ」というなら、いつでも切り捨てるくらいの冷酷さがないといけない。(盾の勇者のように)その冷酷さの中で次第に愛情が芽生えてくるなら分かるが、本作にその深みはない。もしあの2人がピンチになったら、マティアスなら自分の身が危険になっても助けそうな気がする。

2人を育てながら勝てる程度の強さの魔族しか襲ってこなかったのは、結果論に過ぎない(自作自演感)。

他にも、魔法学園に入学する意味ないよなとか、同じ栄光紋ならぺーぺーのルリイが作った剣よりも、昔、自分が作った剣を使った方が絶対に良いだろ。

とまあ、矛盾だらけだが、元々そんなにちゃんと考えて作っていないんだろう。「元々最強が転生して更に最強になった話ってま無くね?」「転生したからには当然、美少女に囲まれながら世界救っちゃうっしょ?」という安易な発想で書いているだけな気がする。まあとにかく、なろうらしいなろうだなと。

それが、本作を観た感想。んで、レビューを書くためにwikiを確認していたら、「ガイアス」の紹介として、次の文があってびっくりした。

(長いからたたみます)
{netabare}
魔法戦闘に不向きな第一紋持ちでありながら、千年以上の時を生き賢者や戦神と称されるほどの圧倒的な力を持つに至った。しかし、本人は現状の強さに満足しておらず、新たな戦術や魔法の開発・魔剣や魔道具の作成・紋章の書き換えなど更なる強さを目指してあらゆる研究を進めたが、以前自身が封印した神滅の巨龍との戦いを経て、自身の成長の限界を悟り、やがて来るであろう宇宙にいる更なる強敵に対して、どう足掻いても力不足になると考えた。それ故に、魔法戦闘に最も不向きな第一紋を捨て、もっと魔法戦闘に適した肉体を手に入れることと、ぼっちで共に戦える仲間がいなかったことも改善できることを願い、独自に編み出していた転生魔法を発動して数千年後にマティアスとして生まれ変わった。現在の世界では、魔術の神として信仰されている他、自身の開発した魔剣や魔道具が遺産として時折各地で出土しているが、どれもガイアスとしては中途半端な出来であったり、何故そんな機能を付けたのか覚えていなかったりするものがほとんど。
{/netabare}

いやこれ、めっちゃ大事な設定じゃないの? だとしたら、私の疑問の半分くらいは解決する。

まあ、私も途中から流して見てたから自信はないけど、アニメの中でこんな説明あったっけ? あったらちゃんと観てない私が悪いんだけど、無かったらそれは、アニメ化する際に削っちゃいけないことだと思う。

もしかしたら途中で明かされるのかもしれないけど、途中で種明かし出来るほど引きが強いアニメじゃないから、数話で切られちゃうのかなと。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
タイトルだけで「なろう」っぽいよな(苦笑) 魔族が人間の弱体化を狙う。人間を滅ぼせるほどの絶対数が少ないのか、人間を滅ぼせない理由があるか。

2話目 ☆2
これ、マティアスが魔族と疑われないといけないよな。つか、だったら王国最強の戦士とパーティー組めや。

3話目 ☆2
とにかく、うっすい展開だな。

4話目 ☆2
作画悪いし、バトルもコメディもストーリーもうっすいな。

5話目 ☆2
マティアスの転生の狙いと行動のズレ。栄光紋に配慮なし。

6話目 ☆1
な、な、な、なんてつまらないバトルなんだろう(苦笑) 

7話目 ☆2
コメディタッチにしたところで、笑えないよな(苦笑) 凄い人が凄いことをやっても凄くない。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

よくある普通のなろう系異世界ファンタジー

最強賢者が数千年後に転生して大活躍する異世界ファンタジー。全12話。
内容的には、いかにも普通のなろう系という感じ。作品タイトルに「失格紋」とありますが、主人公の持つ魔法の紋章は最弱と思われているけれど、本当はいちばん強いんだよ、みたいな設定になっていて、この手のジャンルではよくあるパターンですね。ぶっちゃけたいした意味はありません。物語についても、これといって特に語るべき部分は思い浮かばないのですが、そもそも深い内容を求めて観るようなタイプの作品でもないですし、とりあえず、ストレスなく気楽に眺めて完走することはできたので、まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。
作画は、別に崩れたりはしないけれど、あまり動かなかったかも。音楽は、OPがfripSideの曲でしたが、これが南條愛乃ヴォーカルでのラストシングルらしいですね。声は、イリスの井澤詩織が目立っていました。キャラは、主人公のマティアスは戦闘のときなどは自信満々なのに、ヒロインのルリイとの関係においては意外と純情だったりもして、あまり不快感はなかったです。あと、どうでもいい話ですが、ルリイのアーベントロートという苗字は、ドイツ語でアーベント(abend)は夕方、ロート(rot)は赤ということで、アーベントロートで「夕焼け」の意味となり、日本でも登山用語として使われているそうです。往年のドイツの名指揮者にヘルマン・アーベントロートという人がいて、昔読んだクラシック音楽のガイドブックに、空を赤く染める夕日を連想させるような美しい名前だ、みたいなことが書いてあったのを思い出しました。
最後まで観終わって、なろう系の異世界ファンタジーとしては、可もなく不可もなし、というような作品でした。事前の期待を上げすぎなければ、それほど失望することはないと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 14

71.5 9 コミカルアニメランキング9位
プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (186)
563人が棚に入れました
紡いだ絆に思いを乗せて、ユウキたちの冒険が再び始まる。 その出会いは突然だった。 意気投合した彼らはあるギルドを結成するーーその名は【美食殿 】 。 美食の探求を目的とした彼らは愉快な仲間たちと友情を深め、美味しいごはんを食べ、そしてときにはちょっぴり危険な冒険に身を投じ、せわしなくも穏やかな日々を送っていた。 ところが、胸に秘めた思いはやがて交錯し、彼らはかつてない困難に巻き込まれていく。


声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作やってない人にもう少し寄り添ってほしいかも

スマホゲームの宣伝アニメですが、宣伝アニメにしてはかなり良いです。
1期よりクオリティは高くなったけど、1期のほうが話は面白かった。

原作のゲームはまったく知らないけど、知らない人でもそれなりに楽しめる作りなのが良い。(ただシナリオは良くわからない)
このすばの監督で、雰囲気が似ているのでこのすばが気に入るならこれも楽しめると思います。

作画はとても綺麗で背景もポップなファンタジーで美しいし、2期は特に動きが目に見えて良くなっています。

話は説明不足でよくわからないことが多かったけどギャグもシリアスも熱いシーンもあってテンポ良く楽しめます。
原作ゲームやればわかるのかな?

1期2期と楽しめてキャラクターも好きになってきたし、原作ゲームやってみたくなってきました。

キャラ多いけどキャラの魅力はしっかり描けているし、シナリオは説明不足だけど作品の魅力はわかりやすい。良い宣伝アニメですね。
宣伝アニメって低予算でこだわりのない適当なものが多いので、この作品を見習ってほしい。
アニメが面白くないのに原作をプレイしてみようなんて思わないですから。

【あまり好きじゃないところ】
ユウキがお利口な子どもみたいな牙を抜かれた毒にも薬にもならないピュアの化身で男らしさがなくて苦手。
目立たないようにしてるんでしょうけど、これはやり過ぎかな。声もなよなよしすぎで気になる。
生まれてからずっと女性だけの環境で育ったような人ですね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

映像作品としての楽しさ: ◎

タイトルに「Season 2」とある通り2期目で、ストーリー的にはダイレクトに1期目の続きとなっています。

お話しとしては「Re:Dive」自体が、「Re:Dive」が付かない世界線での失敗を受けた設定になっているようなのですが、「Re:Dive」が付かない世界線の話はアニメ化はされていないので、そこを知っているかどうかはあんまり問題にする必要はないかもしれません。

ある意味、ストーリー的にアニメで初見という人は置いて行かれても仕方がないという割り切りは視聴する上で必要かも。
(私もゲームのプリコネはやっていないので、ぶっちゃけそんなスタンス。)

ぺコリーヌのプリンセスストライクといった大技や、巨大な敵に対して飛んで回り込んだり体表を駆け上がるといった画的な楽しさ・爽快感みたいなものが味わえるという点で純粋に映像作品としての楽しさはかなりのレベルにあると思います。

キャルやコッコロなど、キャラクターデザイン面でも様々な需要に応えるバリエーションという点も含めて「萌えアニメ」としてそこそこのレベルに達した作品なんじゃないでしょうか。

エンタメ性は高いのですが、「そういうアニメには時間を使いたくない」という人は観なくて良いと思います。

私個人はけっこう楽しめました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトルがさらに激しくなりました。やばいですね!

原作未プレイ 全12話

2期なので関係性から1期から観ることをオススメします。

ソーシャルゲーム原作にありがちな「キャラが多くて分かりません!」ということはなく、キャラは多いですがそれぞれのキャラが出てくる話でかなり印象深く描かれていますので、名前は忘れてしまうことが多いですが、どんなキャラだった思い出させてくれます。

序盤は主人公たちのギルド「美食殿」が色々なクエストを挑みながら、出てくるキャラと親交を深めていき全体のお話が少しずつ進んでいく感じでした。

そして段々とこの世界の真実にたどり着いていきます。

後半は段々と良くない方向に進んでいきますが、最後はスッキリとした終わり方でした。

ただ、一期で伏線がありましたので何となく分かりましたが、詳しく語られていない部分もあるのでちょっとモヤモヤしたところが残りましたね。

OP・ED ペコリーヌ(M・A・Oさん)、コッコロ(伊藤美来さん)、キャル(立花理香さん)が歌っています。OPは1期と同じ曲ですが、この曲を聞くとプリンセスコネクトが始まった感じがしますね。イントロの部分が好きです。

最後に、ペコリーヌたちが作るおにぎりが美味しそうでしたね^^

投稿 : 2025/04/12
♥ : 14

64.8 10 コミカルアニメランキング10位
女神のカフェテラス(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (156)
473人が棚に入れました
――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。そこには…女神様がいるらしい―― ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。 「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と 主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をすると そこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!! いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ! ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる! 最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ! 5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活! ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

五等分の鬼嫁

1話の印象が悪すぎるけど、2話以降はいいハーレムアニメだと思います
ハーレムアニメは好きじゃないけど、流星は好き

1話のヒロイン達は、例えるならスクールカースト上位女子グループを見ているような感じで男性に慣れていそうですよね、でも「この人いい人かも」って見なおして態度すぐ変わっちゃうから肉食系女子に見えるので、そのへんから受け付けないって人もいそうです

お客さんがいっぱいいる前でスカートめくりするおじさんとか、あり得ないことがいっぱいで水着とか下着とかえっちなシーンが意味もなく多いのも残念なところ
白菊の酔ったら淫乱になる設定が特に残念

悪い事ばっかり書いてますけど、第一印象最悪からの「意外といいところあるんだ」っていうギャップでヒロイン達の好感度が上がっていくのが良かった
主人公は東大生には見えないけど、行動力があっていいですね

【キャラクター】
1話では一番性格が悪いので嫌いな人多そうだけど、流星がお気に入り
性格はきついけど、要領が良くてしっかりした姿とのギャップが良かった、背が低くてハヤトとの身長差もいいですね
流星が自分でスカートめくって見せるシーン
とても下品だけど流星のキャラクターだと違和感ないんですよね
本当にこんなことする子はそうそういないと思うけど、いやらしい目で見られるのが嫌なだけで下着を見られることに抵抗ない女子は多い
この子は現実にいそうで、わたしはいいキャラクターだと思いました

【でも1話は本当に酷い】{netabare}
お祖母ちゃんに家事を全部任せきりで無料で居候していて、亡くなる直前もなくなった後も身内に知らせない、お祖母ちゃんは死ぬ前に孫に会いたかっただろうし、相続の問題もあるから知らせないのはまずいですよね
何もせずただで居候してる人が、主人公のことを責めるのも酷いし、居候ライフを続けるための作戦会議の発言も酷い、白菊がお酒飲んだら淫乱のヘンタイになるって知ってて酔わせてハヤトのところに派遣して手を出したところを撮影して脅そうっていう極悪な作戦、ヒロインじゃないけど見積に来た人が店の看板を乱暴に触って壊してたけど「どうせ壊すんだしいいっすよね」って言ってて、非常識なことが満載な1話でした
1話目でヒロインズがこれだけ性格の悪さを見せたのがこのアニメの一番の失敗かな? {/netabare}

【最終話について】
{netabare} ハヤトと五人のうちだれかの子どもが出てきて誰の子?ってやってたけど、「想い出の女の子は誰?」のニセコイや五等分の花嫁と似たネタですね、わたしは想い出の女の子が誰かよりも今の気持ちが大事でしょ?想い出の女の子も大事だけど恋愛は別で考えてって思ってて、そのへんが男性向けなのかなって思う、少女漫画だったら想い出の男の子ってだいたいフラれるポジション・・・幼なじみに惹かれる男性と、幼なじみより素敵な男性の登場に憧れる女性の違いが出ていて面白い
でも未来の子なら変えたい過去があるのかな?とかいろいろ話の広がりを感じます
2期が楽しみ!
{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いらっしゃいませ カフェテリア「Familia」へようこそ

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見して気付いたのですが、この作品の原作は瀬尾公治先生が手掛けられていたんですね。
どうりでキャラデザが綺麗な訳です。

瀬尾先生といえば、アニメ化された「涼風」「君のいる町」や「風夏」は視聴させて頂いていました。
甘酸っぱい青春ラブコメを描く印象が強いです。
それと、先述した3作品に登場する主要登場人物は、作品を跨いで登場していました。
例えば「涼風」に登場したキャラが「君のいる町」に出てきたり、「君のいる町」に登場したキャラが「風夏」に出ていたりと、登場人物を凄く大切にする作品でした。

だからといって、この作品に過去作のキャラが出てくるかは分からないですけどね^^;
今のところはそういう関係は無さそうですけれど…


――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。
そこには…女神様がいるらしい――

ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。
「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と
主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をすると
そこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!!

いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ!
ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる!

最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ!
5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活!
ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

こういうハーレム系ラブコメって嫌いじゃなく、寧ろ大好物なので毎週の放送が楽しみでした。
主人公の男性1名に容姿端麗なヒロインが5名と圧倒的にバランスが悪く、最初は男女間に微塵も信頼関係などありませんでした。

ですが、同じ目標に向かって進む同士…
加えて利害も一致するとなれば最早男女の間に障壁はありません。
寧ろ、お互いの色々な面を見て、知れば知る程、段々距離感が縮んでいくのが如実に感じられたのが良かったかな。

そう言えば、公式サイトのキャラ紹介欄のヒロインの紹介が特徴的でした。

小野 白菊(CV:和氣あず未さん)
「Familia」のキッチン担当で、掃除や洗濯といった家事全般が得意。
特に料理の腕はプロ級。
奥ゆかしい大和撫子だけど、酒に酔うと豹変!
なお、酔っている間の記憶はまったくない。
カワイイ!

月島 流星(CV:山根綺さん)
小悪魔系のイタヅラっ子。
白菊と同じ大学に通う女子大生。
「Familia」の接客番長でムードメーカー。
“他人に必要とされること”に固執していて、頑張り過ぎちゃう一面も…。
カワイイ!

鶴河 秋水(CV:鈴代紗弓さん)
「Familia」の最年少、空手部所属の高校生。
天真爛漫で、考えるより先に身体が動く元気なアホの子。
調子に乗り過ぎて、みんなから怒られることもしばしば…。
将来の夢は「正義の味方」。
カワイイ!

鳳凰寺 紅葉(CV:瀬戸麻沙美さん)
19歳のクールガール。
先代マスターの淹れたコーヒーが大好きで、
「Familia」でNo.1のバリスタとしての腕を持つ。
普段はガールズバンドを組んでおり、作詞作曲とボーカルを務める。
カワイイ!

幕澤 桜花(CV:青木瑠璃子さん)
19歳のファッション系専門学校生。
隼とは犬猿の仲で、いつも喧嘩してばかり。
制服のデザインやアレンジ、店内の飾りつけなどを担当する「Familia」のオシャレ番長!
カワイイ!

確かに5人とも可愛いとは思いますが、キャラ紹介欄に露骨に「カワイイ!」と全員に記載があったのにはビックリしました。
この作品のヒロインはとても丁寧に描かれているので、敢えて書かなくても通じるのに…

ふと思ったこと…
この作品もいつかは「五等分の花嫁」みたいに主人公がヒロイン一人を選ぶんでしょうけれど、誰を選ぶんでしょうね。
実際にその布石も打たれていましたしね。
ですが、wikiをチラ見した際に嫌なモノが目に入ってしまいました。

それはキャラ紹介欄に記載されていた「初期メンバー」という単語です。
それだけならネタバレにはならないとは思いますが、いずれは初期じゃないメンバーも出てくるということでしょうか。
まさかこれ以上ヒロインが増えるとか…!?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、音莉飴さんによる「運命共同体!」
エンディングテーマは、佐藤ミキさんによる「ドラマチック」

1クール全12話の物語でした。
メッチャ続きが気になるところですが、この作品も続編の制作が発表されました。
このところ、続編の制作が発表される作品が多くありませんか?
作品を中途半端にするのは勿体ないと思っていたので、個人的には嬉しい事なんですけどね。
続報を楽しみに待っていますね。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 13

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安っぽいエロが漂う清新ラブコメ

とある海辺の鄙びた喫茶店Familiaには女神様がいるらしい。
おばあさんの遺産として跡を継いだ孫、隼の喫茶店再建物語。
というのは、表向きの話。
5人の可愛い女の子、他称女神様の妖艶な肢体を眺めるアニメです。

1話の冒頭から、ラッキーサービスシーン満載なんて。
OPのエロ丸出し映像からして、このアニメの狙いが透けてみえます。
ただ、舞台が海なだけあって爽やか感がありました。
結論としては、爽快エロラブコメアニメといっていいかもしれません。

話数が進むと、各ヒロインにスポットが当たったり。
複雑な過去を背景としたシリアス場面があったり。
そんな中で、隼との相互理解が深まったりと。
それなりのストーリーがあったと思います。

各ヒロインには、それぞれの属性が付与されています。
なかでも私が好きなのは、流星(りほ)。
一番目立たないキャラだけど、その控えめな大人感が気になる存在でした。
あと、飲酒時淫乱担当の白菊のやりすぎ感が安っぽくて好きでした。

海の近傍だから、開放的で明るい。
登場人物のやりとりもあっさりしてあとくされない。
2期があるなんて意外だけど、また観ようかな。
最終回のあのノリからして、完結したと思ったんだけどなあ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

65.7 11 コミカルアニメランキング11位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (113)
349人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やり直し令嬢、竜帝陛下に攻略される

エッチなのはなし、俺TUEEは控え目にしてイチャイチャは多めっていう女性向けなろう

やってることは普通のなろう系異世界ファンタジーなんだけど、女向けなのであまりバトルとか強さに重きを置いてなくて、バトルも陰謀もぜんぶラブコメを盛り上げる演出でしかない感じがしました
俺TUEE、ハーレムしか頭にない男向けなろうもアレだけど、みんなからチヤホヤされて現実にはいない性格のイケメンとイチャイチャする女向けなろうもパターン化されてきた感じがします

作中でなんでこんなのを好きになったんだ・・・と嘆くキャラいますが、ホントその通りで、幼いうえに情緒不安定で暴走すると怪物になりかねない男にジルが恋に落ちるのが早すぎるのも欠点かも

これはタイトル詐欺
攻略されちゃったのはジルのほうでした

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

竜帝閣下はわがまま

原作未読 全12話

現代とは違う異世界、フィアンセの裏切りにあい死んだ主人公(令嬢)は、気がつけば6年前の10歳の姿に戻ってしまった。未来を知っている令嬢は運命を回避すべく未来では敵であった帝国の皇帝(竜帝)と結婚することにしました。運命に争う令嬢と竜帝との様々な事を乗り越えて生きていく姿を描いた作品です。

敵と対峙しているときと普段のギャップが大きい竜帝閣下、主人公の令嬢は最初は翻弄されていきます。

ある決意を決めてからは令嬢は積極的に行動を開始します。

最後は逆に令嬢の方が竜帝閣下を引っ張っていく感じでしたね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはsajou no hanaさん、EDは花たんさんが歌っています。

最後に、この作品は竜がたくさん出てきます。竜に乗りながら飛んでいくシーンが多かったのですが、私も乗ってみたいですねw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 8

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ここにも「ドロボー猫」がw(3話まで視聴して)。

>3話まで視聴して
原作未読です。

視聴の動機は、本作メインヒロインのキャスト、内田秀さんです。
はい。自分にとってはヘブバン声優さん。ヘブバンでは「ななみん」ですね。
 ヘブバンにログインしたら、毎回何らかのボイスが流れます。
 レアボイスが流れないかと毎回楽しみなんですよね^^。(各種オマージュネタなどなど)

最近流行りの、令嬢やりなおしなろうモノか?・・と甘く見ていましたが
いやいや本作、クオリティなかなか高そうです!!。

少しシリアスなテーマを含んでいるハズなのですが
それらを全て吹き飛ばすパワー、テンポ、明るさ(能天気さ?)がある♪。
作画の表情描写は丁寧だし、動きもダイナミック!。


気付けば、ここにも「ドロボー猫」がw。
本作ヒロインも、かなりの食いしん坊キャラ?。
 なんか、マケインムーブが続いている??w。

いろんな他作品にも登場する、マスコット的な動物系キャラ。
基本的に自分は苦手な要素で、たいていはしっくりくるものがないのですが
本作のあのキャラにはハマった!。
はい。井澤詩織さんキャラ。
はい、反則w。いや、グッジョブです!!。ナイスキャスト!。

ただ1点、本作を支持すると社会的にマズくないか?。と懸念がw。
はい。○リ。
いや、否定はしませんが、中の人は16歳?。だからセーフ??。いやアウトですね。。

個人的に、今期のダークホース。
  
 

投稿 : 2025/04/12
♥ : 5

74.1 12 コミカルアニメランキング12位
夏目友人帳 漆(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (90)
336人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、 自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。 妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャンコ先生の可愛さ際立つ大人気アニメシリーズ第7期。

原作未読。7年ぶりのアニメシリーズ第7期作。
全12話。

第7期の今作は、日常に溶け込む妖怪との日々がよりゆったりと描かれている印象。派手な進展や事件もなく穏やかな12話でした。

他の期と比べると、ニャンコ先生の可愛さがピックアップされてる気がしました。ふとしたニャンコ先生の動きや表情に力が入っていて、よりマスコット感が増してたかも。かっこいいより可愛いが強調されてました。

また、ゲスト声優が他の期と比べて豪華になっていた気がします。ツダケンやじゅんじゅんなど、新キャラに人気声優がキャスティングされています。ツダケンは特に遊び心を効かせたキャラ感になってるので、好きな方は見てみるのもいいかもしれません。

終始穏やかな期になっているので、続けてみたい面白さよりはゆっくりと楽しむ人向けな作品かと思います。
夏目友人帳のファンの方なら変わらず世界観を楽しめます。

2008年から続く今作品引き続きゆっくりと続編を待ちたいと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

しばらくだったな〜 帰ってきたぞ〜 なつめ!

原作未読 全12話

夏目友人帳の7期です。出来れば1期から観てみることをオススメします。

普通の人間には見えない妖を観ることができる友人張の所有者である夏目レイコの孫で同じ能力がある夏目貴志を中心に妖と人間との心暖まるエピソードを描かれている作品です。

劇場版から3年、テレビアニメシリーズから7年を経て待望の7期の放送でした。

心暖まるお話が中心ですが、災いをもたらす妖もでてきますね。

以前から出てきた妖や人間のキャラたちもみなさん出てきます。

今回も素敵なお話が色々とありましたが、レイコのお話とお庭のお話が好きでした。

ちょっとだけ進んだ夏目友人帳、また再会できることを楽しみに待っています。

OPは柏木ひなたさん、EDは近藤利樹さんが歌っています。

最後に、先生はあいかわらずでしたw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夏目友人帳 漆 7期です。ほっこりした気分になります。

夏目友人帳の第7期です。
原作は、月刊LaLaで連載中です。

どの回も観終わった後は、落ち着いたほっこりした気分に
させてくれて安定した面白さを堪能できますね。
また1期から全部観たくなりました。

好きな話は、古本屋の回、ちょびの回、タキ兄の回です。
タキ兄は可愛い系イケメンでした。


音楽は1期の「一斉の声」が好きなのですが、
今回のOP、EDもとてもいいです。
EDは、近藤利樹さんの「こまりわらい」。まだ高校生ながら
歌声がとても素敵ですね。

原作にも手を出そうと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 8

65.7 13 コミカルアニメランキング13位
神クズ☆アイドル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (118)
309人が棚に入れました
“クズ“アイドルに“神“降臨!? ドタバタアイドル憑依コメディ「神クズ☆アイドル」2022年TVアニメ化決定!! 顔はいい。しかし、歌わない踊らないファンサしない。まったくやる気のないアイドル“仁淀ユウヤ”。 金のために芸能界に足を踏み入れたが、あまりの熱意のなさに、クビを宣告される。 そんなある日、出会ったのは“神アイドル・最上アサヒ”の“幽霊”?! “クズ”アイドルに“神”降臨?!目指すは、アイドル界の天下一!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

永遠にともに

【感想】
すごく面白かった! アイドルファンの気持ちがとてもよく描けていて素晴らしい作品
雰囲気がいいし、仁淀君とアサヒちゃんの関係が抜群で二人のやり取りや憑依の変化、ファンのリアクションが全力で、見ていてとても面白かった
話のメリハリもあっていいアイドルアニメだと思います

一番好きなところは{netabare} 瀬戸内君にアサヒちゃんのファンだったの?って聞いたら
「違う、ファンだ」って言ったところ!
感動するシーンじゃないと思うけど、なんか感動しちゃいました

ファンってそういうものよね、引退しても結婚しても不祥事起こしてもお亡くなりになって二度と会えなくなってもそれで終わりじゃない

なにがあってもずっと一人の人間を好きでい続けることって、ステキだなーって思うんですよ、これが恋愛だったら理想的ですよね
それを、片思いが叶わないってわかっていて推し続ける、これって普通の恋愛よりもある意味尊いと思うんですよ

そういうファンの無償の愛を受け取って、全力でステージをこなし応えるアイドル
そして一瞬でも目を合わせて微笑んでくれたら、それまでのすべてが報われて幸せの絶頂になっちゃう
「もう死んでもいいわ!!」

そんなファンの気持ちをしっかり描写していて素晴らしいと思いました
もちろん、引退しても推し続けるのはつらいこともあるので気持ちに区切りをつけて推し変するのも悪いことだとは思わないですけどね
{/netabare}
やる気のないアイドルっていうのが新鮮で、作画のせいでカッコ良さが半減しているのが唯一残念なトコだけど
興奮MAXなファンややる気MAXなアサヒちゃんといつもやる気のない仁淀君の温度差がクセになる

ほぼ推し武道の男性アイドル版かな? 
どれだけやる気なくても、ネガティブなことがあっても推しを信じてついていくファンの姿!!
興味ない人はバカなの?って思うかもですが、なにがあっても推しについていくのが真のファンだと思って、このアニメのとても好きな部分

推し武道と一緒で、ファンの子達が推しの行動を固唾をのんで見守り、ささいな一言に一喜一憂するところが生き生きしていて途中からファンを見るのが一番の楽しみになっていました
アイドルのファンってリアルでもアニメでも推しのこと語っている時が本当に幸せそうで、私は好きです、あれだけきゃーきゃー言えたら楽しいだろうなー ちょっとうらやましい

もちろんメインの2人もいいキャラクターで二人のコンビも好きだし、幽霊が憑依して代わりに頑張るのも頼りすぎじゃなくて良かったと思います
重くなっても不思議じゃない場面多いのに雰囲気が明るく前向きなのが良かった

キャラソンも多くて高レベルでした!

【悪いところ】
作画やライブシーンがアイドルアニメなのにかなり酷い
アイドルなのに全然カッコよくない絵も多くて、せっかく面白いのにもったいない

投稿 : 2025/04/12
♥ : 23
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

推し3人組が面白いです♪(6話みました)

楽して稼げると思いこんでアイドルの世界に飛び込んだ仁淀(によど)ユウヤ。
やる気がない態度を見かねた会社にクビにすると言われた仁淀は幽霊の女の子と運命の出会いをして・・で始まるお話。全10話みたいです。

アイドルものってあまり得意ではなくて、これもとりあえず1話だけ見てみようとお試しで見た作品でした。

もっとアイドルとして活動したかった最上アサヒとアイドルをあまり頑張りたくない仁淀の思惑が一致して二人でアイドル活動していく展開が普通に面白いなぁって。
一応補足すると仁淀くんと吉野カズキくんの2人組で「ZINGS」というユニットで活動してます。

でも私がこの作品で一番面白い!って思ったのは、仁淀くん推し3人組キャラたちでした☆
共通の好きなものに意気投合できて居酒屋で語り合い飲んでる3人組がとても楽しそうで見てる私もニヤニヤ。。
これ毎話Cパートでやるんでしょうか・・公式HPのキャラ紹介でもスルーされてた三人組ですけどw(現在は紹介されてます)面白いのでぜひやって欲しいです。

踊りのシーンはよく動いてると思うけど、ちょっと長いのでもう少し短くてもいいかも。
・・その代わりCパートの時間増やして欲しいw(しつこいかな)

アサヒと出会って仁淀くんが少しずつ変わっていく展開になるんでしょうか?
あまりハードルあげないで気楽に見て行きたいと思います。

1話
{netabare} ナレーション、本好きの神官長の方なんですね。
推し3人組が何気にそれぞれキャラ立ってて面白い♪
Cパートの居酒屋トークが楽しそう♡私も混ざりたい。。{/netabare}
2話
{netabare} 推したちのアイコン特徴出てていいな。
アサヒが満足して消えようとしてるのを必死に呼び止める仁淀くん・・w{/netabare}
3話
{netabare}ウルトラデラックスパフェ凄すぎ!見てるだけでお腹いっぱいwシェア用メニューかな。
何気に写真にアサヒが写ってるしw心霊写真?
今回はお楽しみのCパートなしでちょっと残念・・次回のジャンケン大会に期待ですね!
毎回EDが違うんですね♬推し三人組EDもやってほしいw{/netabare}
4話
{netabare}鳥獣戯画のカエルたちがちゃんと推し3人組になってたり芸が細かいwフランス革命とかw
河川敷の仁淀愛が凄すぎだけど、こんなに夢中になれるものがあるってうらやましいかも。
ツギコは会社員でしぐたろは大学生、河川敷はなんだろ?やっと公式にもキャラ載りましたね♪
次回、大手アイドルのリーダーとアサヒの関係が気になります・・{/netabare}
5話
{netabare}アサヒのファンだった子が他のアイドルのステージで自分のグッズを使ってるのを見てしまう・・
自分がいなくなり、時が過ぎて少しずつ変わっていく世界。
だからアサヒは少しでも自分の爪痕を残したいって思うんだよね・・
Cgrassの瀬戸内くんもアサヒの推しだったのかもですね。今後の展開が気になります。
そういえば3人組アイドルの子たち=推し3人組なんですねw
ある意味推し3人組EDではあるの・・かな。{/netabare}
6話
{netabare}瀬戸内くんの「ちがう!・・ファンだ。」にじんわり。
これ聞いたアサヒはすごく嬉しいだろなーって思ったらやっぱり喜んでましたね♡
自分のファンでいてくれる人たちに何かできることはないのか考えるアサヒ。
亡くなってもそういうことを考えてしまうアサヒって素でもアイドルなんだなって。
あと仁淀くん・・代わりに頑張ったアサヒちゃんにウルトラデラックスパフェ食べさせてあげなよ~。。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アイドルのみでなくファンサイドが描かれた作品(9/22までキャストコメンタリー版最終話配信中)

前クールの『パリピ孔明』に続く、かみさんと観るアニメシリーズ。かみさんは原作漫画のファンなんですが私は未読です。

2022年夏クール作品ですが、全10話でもうこのレビューを書いている時点では最終回まで放送が終わっております。

何が「神」で何が「クズ」かっていう話は原作を読むなり本作をアニメで観るなりしてもらうとして、本作では主人公の仁淀ユウヤが所属する二人組の男性アイドルユニット「ZINGS(ジングス)」の活動は当然のこととしてZINGS、特に主人公の仁淀くんのファンを中心としたいわゆる「推し活(おしかつ)」が詳細に描かれる点が特徴的です。

男性アイドルアニメは苦手という向きにも『ヒロインたるもの』などとはまた別のベクトルで、コメディ作品として本作は楽しむことができると思います。

仁淀くんファン女性三人組を中心とするファンたちの狂態(?)や、この三人により居酒屋「豚貴族」で開かれるライブやイベント後の反省会(?)的な描写がかなり面白いです。

アイドルファンの行動を詳細に描く類型作品としては『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(略称: 推し武道)がありますが、あれは「ファン側のえりぴよがメインでアイドル側のChamJamの状況も描く」という感じだと思うので、ちょうど本作とは比重が逆転している感じになっているかと思います。

自身が熱心にアイドルを追いかけていたことはないのですが、イベントやグッズに関するファンの視点を疑似体験できるアニメとして大変楽しく観ることができました。

『パリピ孔明』に引き続きavex(エイベックス)がスポンサーに付いたこともあり楽曲面はかなり充実していますが、特にライブシーンなどで作画面ではかなり残念なことにはなっています。

頭を使う要素はないので、気楽に観られる作品としてはお勧めです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

62.6 14 コミカルアニメランキング14位
ホーホケキョ となりの山田くん(アニメ映画)

1999年7月17日
★★★★☆ 3.4 (75)
303人が棚に入れました
たかし・まつ子の結婚から、のぼる・のの子の誕生と成長、山田家とそれを取り巻く人々の日常茶飯事やよしなしごとが、折々に松尾芭蕉や与謝蕪村、種田山頭火の俳句を挟んで歳時記としつつ、暖かく緩やかに描かれる。

声優・キャラクター
朝丘雪路、益岡徹、荒木雅子、五十畑迅人、宇野なおみ、矢野顕子、中村玉緒、ミヤコ蝶々、柳家小三治

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

家族の幸せを追求するとアニメは面白くなくなる!

制作費約20億円を使い込み、収入はたったの7.6億円だったジブリの黒歴史を飾る作品。

物語がとてつもなく面白くなく、映画館で見たら確実に睡魔が襲ってくるであろう。

キャッチコピーは「家内安全は、世界の願い。」

そのキャッチコピーに相応しく誠に家庭を的に絞った作品内容になっていた。
だからこそ、こんなにも面白くない作品ができてしまったのだろうw

私はこの作品が嫌いな訳でもない。
アメリカに移住する前は新聞の四コマ漫画でののちゃんを毎日読んだものだ。
日常のちょっとした面白い話を組み込んでいて「クスッ」と笑えるシーンも多々ある。

どこか懐かしくて、優しい気分にさせてくれる作品なのだが、原作が四コマだけに無理がある。
せめてらき☆すたやけいおん!の様に30分で区切ればそれなりに面白いものが出来たのかもしれない。

しかし、残念ながら萌えとも疎遠のこの作風で1時間40分はかなりキツいw
まるで何かの苦行をしてるように思える程だ。

ただ、そんなつまらん作品でも目を見張る点はある。

作画だ。

20億というもののけ姫をも越す作成費が使用されたか作画を見れば理解出来ると思う。
水墨画風に作品を統一するというなんか意味の分からんテーマが掲げられた為大量の時間と制作費が必要となったらしい。

その成果あってか、作画だけを評価するなら5.0をあげられるレベルに仕上がっている。
ある意味ジブリの底力を体感できる。

個人的には自分が結婚した時にでも見直したいと思っている。
確かに面白く無いが、家族というテーマを追求しまくっているということに変わりはない。

人によって家族の形がどうあるべきか、なんて違ってくるだろう。これは価値観の問題であって、他人に押し付けるものでも無いと思うからだ。

ただ、今作品の様な家族環境を築けたら、それはそれは幸せなことなんだろうな、と思わずにはいられない。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

老いを感じる邦画

宣伝は結構してたのですが、全然期待感がなかった映画。
そもそも四コマのほのぼの家族を映画で見たいという人はそんなにいない。
にも関わらず大金をかけて作るという無謀な試み。

「おもひでぽろぽろ」みたいに感傷に浸れるものでもなく、ちょっとおかしな家族のほのぼのとした日常をそのまま映像化した、ぐらいの印象しかなく、ヒットする要素も皆無。
良いところも確かにあったが、根本的に方向が間違ってた・・・・
若々しさが全く感じられず、ただ退屈で老いを感じるような映画だった。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 8

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

かぐや姫の物語に繋がる作品だと思う

世間的にはこの映画は、コケたと評価されている。確かにスタジオディブリの『もののけ姫』の次の映画と言われちゃえば期待されちゃうだろう、そのハードルに対して、この映画を差し出したのだから、コケるだろう。
確かに見応えはない。映画を観た、という気にすらならない。僕は新聞を読まないが、朝日新聞を見かけた時は必ずののちゃんを読む。自分はののちゃんが大好きだ。あのテキトーな感じがたまらなくあこがれる。そんな自分のように、ののちゃん好きな人にとっては垂涎ものの映画だったろう。
視点を変えてみると、高畑監督にとって、この映画は『かぐや姫の物語』を完成させるためには必要な過程だったことだろう。冒頭かぐや姫としてののちゃんが現れるあたり、すでにこの頃から『かぐや姫の物語』への工程を踏み始めているんだなと分かった。つまり『山田』は、『かぐや姫の物語』を完成させるためのいわば“習作”。という意味で価値がある。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

66.0 15 コミカルアニメランキング15位
迷宮物語 [Manie-Manie](アニメ映画)

1987年9月25日
★★★★☆ 3.7 (69)
303人が棚に入れました
りんたろう監督「ラビリンス・ラビリントス」、川尻善昭監督「走る男」、大友克洋監督「工事中止命令」のオムニバス。

. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

不思議な呪文はLabyrinth Labyrinthos・・・。なのでございます。

今回は趣向を変えて、いつもとは違う口調でレビューを書いてみますよ~! よっしいくぞ~!

1987年の作品。「ラビリンス*ラビリントス」、「走る男」、「工事中止命令」の3本からなるオムニバスアニメ。3本それぞれで監督が違います。だからそれぞれのお話に監督の持ち味が出ているし、画風、作風も全然違います。なんでこんな古い作品を知っているのかな? 昔観たのかな? でもこの年に(年齢的に)観れる訳無いし、とっても不思議・・・。お話の一つ、ラビリンスラビリントスって言葉だけが頭に残っているの。もしかすると誰かに観せられたのかも・・・。

昔ね、子供の頃に童話を良く読んでいました(あっ結構当たり前だよね:笑)。子供の頃から想像の世界や幻想的な事、不思議な事が大好きな女の子でした。いっつも空想に耽り、童話の世界が現実と繋がっているんじゃないかって真剣に考えてた・・・。だからね、例えば自分のお部屋のタンスを開けると、そこには別の世界の入り口があるかも知れない・・・。な~んて毎日ドキドキしている様な子でした。(あ、これ童話の1シーンなのですけど、なんて童話だか解りますか?^^)  そんな子が大人になっても、やっぱりファンタジーが好きなんですよね。さすがに童話の世界と現実が繋がっていない事には気がついてしまったのだけど(苦笑い)、それでも夢は観ていたい物です^^ 

さて、迷宮物語。色々な意味でファンタジーです。面白いか面白く無いかって言うと正直”面白く無い”です。あくまでも非現実的な世界を楽しむ。そう言う作品だと思い切り割り切る必要がありそうです。

☆迷宮物語 : Labyrinth Labyrinthos (りんたろう監督作品)
ファンタスティックな演出。非現実的な世界を楽しむ為のお話。ストーリーは・・・・無いなコレ。絵は流石に綺麗。う~ん、いかにもりんたろうって感じ。当時としてはものすごい先端を行く映像だったのではないかな~。チチローネは猫の名前。少女の名前はサチ。少女と猫が古くさ~い、迷宮の様な昭和初期時代?大正時代?の町並みの中に迷い込み、そこで体験する不思議な 光景をファンタジックに書いています。
感想⇒なんだか不思議な世界。現実じゃ無い世界が観れるのって良いな。ラスト?良くわかんないねコレ・・・。あ、でもとってもファンタジーだから満足。

☆走る男 : Running Man (川尻善昭監督作品)
走ると言ってもランニングではなく、レースのお話。主人公のおっさんの顔が無駄に怖い。も~ほとんど人間じゃないですね。ほぼモンスターレベル。絵・綺麗だね。無駄にチカチカ・・・。80年代のバブリーな作画なのかしら。
感想⇒やり過ぎは良くないね。何事も程々にって強く思ったとか思わなかったとか・・・。

☆工事中止命令 : The Order to Stop Construction (大友克洋監督作品)
唯一ストーリーらしいストーリーがある・・・・・様な無い様な作品。どっかのジャングルの奥地で巨額の投資の元で進められるなんかの工事。ある日その工事に中止命令が・・・。登場するメカとかが大友さんって感じ。ちょっとしたパニック物って感じかな。
感想⇒うん。大友さんだね。すごく大友さんだね。


「Labyrinth Labyrinthos」
不思議な言葉、不思議な響き。そう、それはきっと不思議な呪文・・・。
ちょっと日常に疲れてしまった時に唱えましょう。きっと貴方を幻想の世界へと誘ってくれるから。

「Labyrinth Labyrinthos」
ようこそ、不思議な迷宮へ・・・。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 14

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゆめうつつ

(2014.3/15)

3つの短編で構成されている約50分の作品。
以下、作品名と感想となってます。


「ラビリンス・ラビリントス」:子どもが持つ無邪気さの中にあるおどろおどろしい感覚を懐かしさとともに表現している?
音と映像のギャップがまた異彩を放っているようで観る人を何処か惹きつけます。

「走る男」:人の心臓のドクン、ドクンとした生々しい音を列車が線路を走る際に聴こえるガタン、ゴトンという摩擦音音で表現しているのだとしたら、何もかも全力・全速で駆け抜ける人生なんて生き急いでいるだけでいつかガタがくる。だけど、その事に何かしらの意味を持たせる事ができたなら、それはそれで悪くはないのかもしれない。
レース物なので「サイバーフォーミュラ」と被りますね。そのエッセンスを濃縮した感じの仕上がりかな^^;?

「工事中止命令」:効率・安全性の為、オートメーション化が一部の工場などでは進んでいますがこれを管理するには最後は人の力が必要になります。そんな事に異を唱えるかのような逆転現象が起こるとどうなるのか?
最後のオチはコミカルになっていたので、それを大友さんらしさと呼んでいいのか分かりませんが、あえて言います。大友さんらしい締めでした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

迷宮に迷い込むのがお好き。

「ラビリンス*ラビリントス」、「走る男」、「工事中止命令」の全3話、オムニバス形式の映画。

一番目を引くのはりんたろう監督の「ラビリンス*ラビリントス」であったように思う。現実と虚構を描いた作品ということだが、ほぼ夢の中でわけわからん映像がぐにょぐにょしてた印象しかない。可愛らしい(?)少女が不思議な世界に迷いこみ、板のような薄っぺらい人間がドミノのようにパタパタと倒れていったり、街灯が踊り出したりと摩訶不思議な世界にのめり込める。とにかく不気味なのだけど非常に美しい、こういうのは凄く好きなのだけど、内容的には意味不明なので誰かに勧めるというのはなかなか難しいものがあるかもしれない。インパクトで言えば凄いものがある。「走る男」については尚更意味が分からない。男が白目むいて「う゛ぉーっ」と叫びながら燃え尽きるまでレースをしている。なんだこれ・・・という(笑)迫力が凄まじく怖い。

締めとして大友監督の「工事中止命令」。これが最も筋道だった展開で大友監督らしいブラックコメディであった。工事中止の命令を聞かないロボットの暴走が止まらない。犠牲を問わずひたすらに工事完遂に突き進むロボットの狂気がじわじわとエスカレートしていく。暴走を止めるべく奮闘する社員が哀れで面白い。内容自体は一見しょーもないものにも思えるのだけど、意図したかどうかは知らないが社会風刺とも取れる内容。3作の中でも最も見やすい部類で単純に面白いと思う。

総評
3作とも時代を感じますが個性があって非常に面白いと思います。私のお気に入りは「ラビリンス*ラビリントス」でいつまでも見ていたいような不気味さが大好きでした。これだけでも見る価値はあるんは無いだろうか・・・?他は私にとってはオマケです(笑)これより後年の大友監修のオムニバス映画「MEMORIES」の方が面白いとは思いますので、そちらも機会があれば見てみてください。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

71.2 16 コミカルアニメランキング16位
らんま1/2(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (84)
254人が棚に入れました
早乙女乱馬と、天道道場三女の天道あかねは親が決めた許婚同士。

しかし乱馬にはある悩みが...。 中国での修行中、伝説の修行場「呪泉郷」に落ちてしまい、 水をかぶると女に、お湯をかぶると男に戻るという、不思議な体質になってしまっていた!? 乱馬とあかね、そして個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディー、ここに開幕!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

千差万別我愛你

平成初期のアニメのリメイク、お話の舞台は80年代の東京だそうです
旧作は知りませんが有名な作品なので気になっていました。
EDテーマが好き、女乱馬とシャンプーがかわいい

乱馬とあかねを取り巻く周りのキャラクターは色んな愛の表現で好き好きいって迫ってきて大騒動に発展する騒々しいラブコメバトルアニメ
テンポの良い掛け合い、個性的な設定に面白そうなキャラ、声優は大御所ばっかりだし作画は良いし歌もいいしとてもいいアニメでした、どんどん面白いキャラ増えてきて、これ絶対もっと面白くなっていくやつじゃないですか
続きが早く見たい!

滅茶苦茶な設定をギャグみたいな展開と一緒に単純明快に説明しきった手法がすごい、1話で引き込まれて、次々と現れる奇人変人によって出来上がっていく極上の舞台にワクワクする

娘の部屋をノックもしないで急に入る父親にビックリ、許嫁っていうのも全然聞かないし、今のアニメではあまり見ない感じの暴力とかもあって昔のアニメなんだなーって思う

顔は変わってるっぽいけど、髪の毛の色も変わってる? アイラインいつの間に引いたんだろう? 
本人の身体が女に変化するんじゃなくて、別人の身体になってるのか変身なのかな?
父のパンダ化なんて道着とかメガネとかどこ行ったんだろ?衣装もセットなら乱馬は服そのままっぽいし、謎

{netabare}
旧作アニメがかなり長いことは知ってたので恋の進展もスローペースかな?って身構えてたけど、意外とあかねと乱馬が両想いっぽくなるの早かった、あかねが意外にも露骨にやきもち焼くから王道な恋のライバルキャラのリョウガとシャンプーですらつけ入る隙なさそうなので、二人の恋に割って入るキャラは出てこなさそうだけど、どこまでこの面白さを続けていけるのか注目してます

{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

懐かしい作品のリメイク。

らんまと言えば、自分の少年時代にやっていたアニメで
リメイクと聞いたときは嬉しくなったものです。
当時はアニメだけでなく、ゲームもよくしていました。
ゲームボーイの熱烈格闘編、スーパーファミコンの格闘ゲームでは
友達とわいわいと楽しんだものです。

さて、声優さんですが、多くが当時のメンバーで
構成されていて、すごいなと思いました。
ネットフリックスだから、制作費も潤沢なのでしょうか。
新しい人選でいうと、九能小太刀役に挑んでいるのは佐倉さん。
とてもマッチしていました。

あとは、高橋留美子先生のギャグは今の時代でも笑えますね。
今後も魅力的なキャラが出てくるので楽しみです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9
ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

リメイクってやっぱり難しい!

犬夜叉からアニメに入った私は、高橋留美子オタクとは言えないまでも、一応るーみっくワールドの主要作品はなんらかの形で触れてきました。らんま1/2は、原作はほぼ未読ですが、アニメ(旧作)は全編見ています。ただ、旧作は、当時シーズン制がとられていなかったため、アニメが原作に追いついてしまった後は、オリジナルを混ぜつつ進行していったのですが、このオリジナルアニメが全体的にかなりつまらなかった印象があります。正直、最後まで見るのは苦行でした笑 

旧作はオリジナルエンディング(とすら呼べないような終わり方)だったので、らんま1/2をリメイクすること自体はありだと思っています。しかし、現時点において、このリメイク版はあまり高く評価していません。その理由は以下のとおりです。

(1)らんま1/2はラブコメですが、平成前半といういまから30年も前の作品であるため、コメディの部分は、どうしても現在の感覚とは合いません。これを一番よくわかっているのは、高橋留美子先生自身のはずです。というのも、同じ日常ラブコメ系統ではあるけれども平成後半の作品である「境界のりんね」におけるギャグと、らんま1/2のギャグはかなり違うからです。にもかかわらず、コメディの部分も原作に準拠して丁寧に使ってしまっているので、ギャグが古くて面白くないんですよね。例えば {netabare}あかねが登校時に男子高校生蹴散らすシーンとか、良牙の迷子設定とか、 {/netabare}正直令和時代に見せられても、というのが正直な印象です。

他方、ラブについては、長く読まれる恋愛小説が多くあるように、普遍性を持っている部分が大きいです。だから、リメイクするのであれば、ラブコメ全部を原作準拠でリメイクするのではなく、恋愛部分を原作準拠でやりつつ必要に応じてコメディの部分を再編成するくらいのことをするべきだったと私は思います。特に、あかねちゃんは、(当時はそういった表現はなかったけれど)ツンデレの先がけともいえるヒロインですし、ヒロインが多く登場する点も、令和のラブコメアニメを先取りしているわけですから、恋愛部分は令和においても十分通用すると思うのです。

(2)現代の多くの作品は、12話1シーズン完結が多いので、初めてらんま1/2を視聴する方は、12話で少なくとも一区切りつくことを期待して視聴するのではないでしょうか。その観点からすると、話のテンポが遅いと思います。 {netabare} 人気サブヒロイン、シャンプーが出てくるのも遅すぎますし、12話終わっても私の推しである久遠寺右京はまだ全く出てきません。{/netabare} 3−4話くらいで脱落する人が結構いそうな気がします。

(3)深夜アニメや配信で見る時代に、たまたま4話目とか5話目から見始めるなんて人はあまりいないでしょう。そういう時代に、毎回のように冒頭で、らんまが水をかぶると女の子になっちゃうという設定を解説するのは、冗長でしかないと思います。擬音については、私はそこまで気にしていませんが、うる星やつらのリメイクでかなりここでも不評だったのに、失敗から学ばないのね、と思ってしまいました。

(4)私はテレビはほとんど見ないのですが、2023年末の紅白をたまたま見ていて、anoさんという方を知ったのですが、初めて聞いただけで、この話し方と声、無理って思ってしまったんですよね。完全に個人の好みではあるのですが、それもあって、anoさんが歌っているOPは基本スキップしていました。私は、OP・EDもアニメの一部だと考えていますし、作品を作ってくださった方たちへの敬意という観点からもクレジットも見ているのですが、その例外をおそらく初めて作らなくてはいけなかったのが、自分の好きな高橋留美子作品になったことは、率直に言って残念でした。

(5)旧作の声優陣は、その後日本を代表する声優になった方も多く、非常に豪華でした。旧作から30年経ったにもかかわらず、その旧作の声優陣が引き続き担当していることは奇跡だといってもよいかと思います。ただ一つだけ気になったのが、らんまとあかねの呼吸が最初から完全に合ってしまっていること。山口勝平さん、日髙のり子さんはいずれももちろんトップレベルの声優さんではあるのですが、やはり共演の機会が多いこともあり、最初から阿吽の呼吸になってしまっているように感じます。でも、らんまとあかねは最初は呼吸が合っていてはいけないわけで、その点、若干の違和感は持ちました。

(6)リメイクならやはり作画・キャラデザは期待してしまいます。あかね、シャンプーはまぁ普通に可愛いとは思うのですが、絶対もっと可愛くできるでしょ、って思ってしまいました。

全体として、私はらんま1/2をリメイクするのであれば、原作に準拠して令和には通用しないコメディも入れながら長々と100話を超えるような作品にするのではなくて、エピソードの取捨選択をしっかり行なって、らんまとあかねや他のサブヒロインとの関係を中心に、3−4シーズンくらいにまとめてほしかったんですよね。そういう感じには現状なっていません。

まぁこれを機会にグッズがいろいろ売り出されるのは嬉しいですが。2期制作は決まっているようなので、継続視聴はします。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 3

70.1 17 コミカルアニメランキング17位
MFゴースト 2nd Season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (86)
238人が棚に入れました
『MFゴースト』は、しげの秀一原作にて、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の漫画作品。単行本の累計発行部数は580万部を突破。同じく「ヤングマガジン」にて1995年から2013年まで連載され“公道最速伝説”を描いた『頭文字D』の近未来の世界観設定にて、実在する公道でのカーレースバトルを描いている。

声優・キャラクター
片桐夏向(カナタ・リヴィントン):内田雄馬
西園寺恋:佐倉綾音
相葉瞬:小野大輔
ミハイル・ベッケンバウアー:神谷浩史
大石代吾:浪川大輔
赤羽海人:諏訪部順一
石神風神:安元洋貴
沢渡光輝:逢坂良太
八潮翔:田邊幸輔
北原望:芹澤優
坂本雄大:櫻井トオル
大谷洋介:石川界人
ジャクソン・テイラー:中村悠一
前園和宏:宮園拓夢
柳田拓也:坂田将吾
E.ハンニネン:三宅健太
緒方:畠中祐
諸星瀬名:八代拓
リョウ・タカハシ:子安武人
高橋啓介:関智一
上有史浩:細井治
秋山渉:松本保典
武内樹:岩田光央
池谷浩一郎:矢尾一樹
健二:高木渉
奥山広也:阪口周平
小柏カイ:神奈延年
田中洋二(実況):光部樹
京子:飯田友子
真美:林鼓子
ナレーション:三木眞一郎
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あくまで人間回帰へ時代を逆走する公道最速伝説

原作コミック(18巻まで購読中)のMFG第2戦・芦ノ湖GT本戦から、
第3戦・ザ・ペニンシュラ真鶴予選から本戦序盤までを描いた、
TVアニメシリーズの第2期(Turn13~Turn24までの全12話)

【物語 3.5点】
よりMFGの大会レース中心に先鋭化した構成。基本的にずっと走ってる印象。
第1期にて、環境保護の流れに内燃機関の大排気量スーパーカーのレースで唾を吐き、
古風な恋愛観でジェンダーレスな風潮にも背を向け、
鎌倉を散策して古き良き“日本スゴイ論”を掘り起こし。

前期で、視聴者をふるい落とした上で、さらに深化した本作では、
レースの中で、『頭文字D』でやり残した“公道最速理論”の解答という原作者の主張が徐々に明かされる。


“公道最速理論”について、一つ核心的だったのが、第2戦の池田竜次による解説。
特に、第4話(Turn16)アバンにて示された「人間がサーキットでコントロールできる馬力は400馬力が限界」
「公道であれば、晴天時でせいぜい350馬力程度、悪天候なら200~250馬力程度」
という視点。

原作者・しげの 秀一氏は過去『頭文字D』でも、
主人公の父をデカイ車嫌いに設定し、
峠バトルでは頑なに、600馬力を超えるような欧米のモンスターカーを登場させようとはしませんでした。

当時、私は何もそこまで外車を嫌わんでもw国産車びいきだなと思っていましたが。
本作で、その真意の一端が垣間見えた気がします。
上記の解説者・池田は、続けて「海外ブランドのプレミアムカーたちは人には扱えないパワーを極太タイヤと電子デバイスで制御して、
ステイタスの象徴として富裕層に売られています。私の目には馬鹿げたものに映りますがね」と放言。
なるほど、これは確かに気持ち悪いと私も感じました。
私の実力では、せいぜい軽四かコンパクトカーが限界なので身の程を弁えようと思いますw


“グリップウエイトレシオの均一化”などの一見、よりタイヤを太くできる大排気量車が有利に見える大会規定(レギュレーション)で、
600馬力オーバーの外車たちをMFGにおびき出し、
カスタムしても300馬力程度のトヨタ・86などの国産車で“公開処刑”することで、
運転の自動制御化も進むハイスペックなマシンから、人間の手にレースの主導権を取り戻す。

第2戦では技術面での“公道最速理論”の構築が進展。
人間がレースをやることの意義に焦点を合わせた上で、
第3戦では、技術以前のレーサーとしての負けん気を掘り下げることを示唆して、2期は終了。

制作が決まっている3期では、メンタル面からの“公道最速理論”解説、
人間様の意地で魅せるレースドラマの再現を期待したい所です。


【作画 4.0点】
アニメーション制作はFelixFilmが続投。

CGモデルのスーパーカーたちによるMFGのレースシーン。
今回は特にカメラワークの進化が著しかったです。
車体に正対して映す退屈なアングルはほぼ無くて、
斜めから見下ろしたり、見上げたり。
カメラも縦横無尽に、ズームイン&アウトすることでより疾走感を演出。
ドローンカメラ良い仕事してますw

第2戦は、火山灰と濃霧が立ち込めるコースで雨天が続く、
作画班にとってもタフなレースとなりましたが、
果敢に描写することで、極限状況で人間の対応力を試す、
MFGの真髄を作画も体現。


1期に引き続き当初の見込みより遅れての放送開始となった2期。
レース映像のクオリティは維持して欲しい所ですが、
3期以降も何とか年1作ペースでお願い致します。


【キャラ 3.5点】
車とレースに関する作者の懐古趣味には共感できても、
古風な恋愛観、女性観には、私は、やはり違和感を覚えます。


レース中、順位が入れ替わる度に、際どい格好の“MFGエンジェルス”が、
敢えて手動で順位ボードを入れ替える。
その後ろ姿にズームインする、いかがわしいカメラワーク。

ボード入れ替えのひと仕事を終えたエンジェルスのメンバーに、
一問一答させ、バーで視聴する男どもが、それはどうだろ〇〇ちゃんなどと感想を駄弁る。
そんな光景を、そもそも女ってこんなもんだろうか?と冷ややかな目で見る俺氏(苦笑)


レースの息抜きに定型化された一問一答に、作者の抱く女性像が隔離されている内はまだ溜飲も下がりますが。
第3戦は、主人公カナタへの恋心をこじらせて嫉妬したメインヒロイン・恋(れん)が、
{netabare} 駅ホームで線路に転落し、救助したカナタを負傷させてしまう。{/netabare}
という形で作者の恋愛観がガッツリ本戦に影響してしまう内容。
いくら恋は盲目とは言え、惚れっぽ過ぎる、女はバ◯との古い価値観に囚われ過ぎでは?
最近、急進フェミニスト等の“お気持ち表明”による表現弾圧に嫌気が差したことも一因となって、
Twitterから離れている私から見ても、本作の恋愛劇は疑問です。
これも最終戦まで完走すれば、納得できる部分も出てくるのでしょうか?期待せずに待ちます。


絶対王者・ベッケンバウアーを脅かすホープとして第2戦で躍動した沢渡 光輝。
開幕戦、デートを優先して欠場した程の色を好むレーサー。
ここも個人的に、本気出したら凄いレースぶりよりも、
嗅覚で17歳女子を嗅ぎ分ける性癖の気持ち悪さに目が行ってしまい(7番ちゃん逃げてw)
初恋相手が17歳女子だったからって17歳にしか時めかないって凄い極端なコンプレックス。
セブンティーンの皆さんは、18歳以降も大切にしてくれる男と付き合いましょうw


第2戦でMFGが“公道最速理論”を実証できる基準に達したとリョウ・タカハシ氏は判断したのか、
第3戦からは、高橋啓介らが秘蔵していた諸星瀬名が参戦。
こちらは、藤原拓海の教え子・カナタ同様、愚直にレースできるタイプ。
『頭文字D』“プロジェクトD”のダブルエースの教え子対決もいよいよ実現。
沢渡も、相変わらず7番ちゃんラブの相葉瞬も、レースに集中しましょうw


【声優 4.0点】
トヨタ・86整備担当・緒方役の畠中 祐さん。
レースで86の戦闘力不足が露呈する度、
高音ボイスで申し訳無さそうにする演技から良い奴感が滲み出ています。
第3戦前には、MFG賞金を叩いて、カスタムした86のカナタのデモ走行に、
後部座席に同乗し、コーナードリフトで絶叫w
『頭文字D』のイツキの絶叫を彷彿とさせる、旧シリーズファンへのサービスと言えるでしょう。

ファンサービスと言えば、今期も引き続き、『頭文字D』でライバルとなったキャラが、
キャスト変更なしで、レース解説を担当。

第2戦の、光部 樹さんの熱い実況に、池田竜次役の中井 和哉さんが落ち着いた解説で応える放送席は安定していました。
第3戦解説の秋山渉役の松本 保典さんは序盤までは冷静ですが、
現役時代はカナタの師匠・藤原 拓海とも近しいハチロク使い。
メンタル重視の第3戦では、人情味を付加した解説を期待したいです。


【音楽 4.0点】
OP主題歌は北原望役・芹澤 優さんが「ROCK ME KISS ME feat. MOTSU 」で続投。
FULLで続けて聴くとMOTSUとのラップの掛け合いも繰り広げられます。

ED主題歌もHimika Akaneya(茜屋日海夏)さんが「Side U (Prod. AmPm)」で続投。
OPはアップテンポで、EDはバラードで、飽きもせずラブとレースを歌詞に絡めて。
このOP&EDコンビは、シリーズ継続と共に定番化していくのでしょう。


レースシーンを彩るユーロビートの楽曲群。
私は引き続き本作でも「POWER TWO」で魅せてくれたHOT BLADEの斬れ味にゾッコンなのですが。

2期では、土橋 安騎夫氏の劇伴も含めた音楽構成も洗練された印象。
レース前の無音から、シンセサイザーに時折ギターも織り交ぜた劇伴で、
会場のボルテージを徐々に高め、
ここぞの場面でユーロビートをドカンと投入する一連の流れがきれいでした。

私は特に第10話(Turn22)のカナタの予選タイムアタック。
静寂から沸点の「BURNING LIKE FIRE」に至る流れが好きです。


1期では公式がユーロビート使用シーン切り抜き動画をYouTubeにアップしてくれたので、
ユーロビート最新事情の理解に重宝しましたが。
2期では余裕も無いのか、動画アップはなく、私も楽曲把握に難儀。

ですが、音楽サブスクにて、有志が使用されたユーロビートのプレイリストをアップしてくれたので助かりました。
本作は懐古向けですが、こうして個人が好きを低コストで簡単に発信、共有できる今もまた良き時代です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

公道バトル中盤

原作既読 全12話 頭文字D既読・アニメ未視聴

頭文字Dから近未来の世界、化石燃料車が製造中止となり電気自動車や燃料電池自動車が主流となった世界で、化石燃料を使った自動車でクローズされた公道でレースを行うカーレース「MFG」が開催されていました。

ある目的とレースに参戦するためイギリスから藤原拓海の弟子である主人公カナタ・リヴィントン来日して両親の旧友である西園寺家に居候することになります。

「MFG」通して熱いレースをバトルを繰り広げる作品です。

1期でも書きましたが、キャラデザは原作よりこちらの方が好きですね〜「原作はギャク寄りのキャラの目が四角でちょっと苦手ですねw」

「MFG」も中盤、レースメインの作品ですが、今回は日常よりレースばかりでしたね。前回も途中で終わりましたので、今回はそのまま続きでした。

圧倒的不利なマシンで、公道レースで起こる様々条件を駆使して疾走する「86」を観ると「頑張れ〜」という感じで応援してしまいます。

次のレースの予選から「86」にある変化が起こります。しかし、カナタにもある負の変化がおこり、レースにかなり影響しますので、今後どうなるのか楽しみです。

でも今回もレース途中で終わりましたね。3期が決定していますので早く続きを観たいですね。

OP/EDは、1期と同じく芹澤優さん、Himika Akaneyaさんが歌っています。

最後に、友人がドリフトシーンで、まだまだ迫力ないと言われましたw 確かにその場面を注視するとカメラワークの問題もあるかもしれませんが、綺麗にドラフトしていて迫力という点ではインパクトがない感じがします。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったが、キャラの活躍とスノビズムに不足感。

 頭文字Dからの視聴者・読者ならドリフト走行に嫌でも胸が熱くならざるを得ません。NAではなくなってしまいましたが、非力の国産FRスポーツカーでハイパワー車と戦い、性能ではなく使う人間の技術と能力で勝つ。日本人好みの展開です。レースシーンは非常によくできていました。特に霧?ガス?でホワイトアウトする場面でのレース描写は非常に楽しませてもらいました。

 女子のポエムも1期よりは若干少なめになったのも良かったと思います。それでもやはりノイズにはなっていました。それとライバルたちに注目する視点がバラバラなので、2人ぐらいに絞れないかなと思います。ポルシェの彼ともう1人でいいんじゃないでしょうか。

 全体的に1期より車やレースの理屈もちゃんと説明があったし、レース展開も上位に食い込んだし見ごたえがありました。ただ、面白いわりに余韻がないんですよね。頭文字Dはコミック30巻くらいまではのめり込んで何度も読み返しました。アニメも1期2期は何度か見ています。本作にそういう熱意は感じません。

 理由は2点。キャラとスノビズムでしょう。まず、キャラそれぞれが面白かったんですよね。タクミはもちろん、文太、池谷、イツキ、ナツキ、高橋兄弟…皆魅力的でした。内面まではどうかわかりませんが、ストーリー上でコミカルにもシリアスにも上手に動いていました。それが本作は足りないかな。主人公に欠点も欲望も怒りもないのがダメですね。それと彼女も同じです。頭文字Dのナツキは伝説級です。あの娘は本当に良かった。こちらの作品はそういう隠したい何かが無いんですよね。

 それとやはり文太とかガソリンスタンドの親父、それぞれのライバルのテクニックやメカニカルな解説のスノッブなこと。この場合のスノビズムとは「マンガを通じてお前らにすごい世界を見せてやるよ」という上から目線の知識です。これが良かった。話が面白いので素直に頭を垂れて拝聴させてもらいました。スノッブとはいえ、ちゃんと取材して裏付けのある知識なので非常にこちらの知識欲をくすぐりました。本作はその部分が足りません。

 この2つの点から本作にはそれほどのめりこめませんでした。面白いですけどね。評価点は高いですが、主観的には劣化頭文字Dにとどまったかなあ。




1話 オッサンが良い作品なのに女の子を描きたい原作者のミスマッチ

{netabare} この作品で面白いのって、非力な車で強力なマシンにテクニックで勝つという大きな幹があります。そして、その面白さを引き出すシーンはもちろんレースシーンですが、ヒロインのポエムではダメです。オッサンたちの玄人ならでは解説です。その点で第13(1)話のレースシーンは素晴らしかった。ドリフトのシーンが良かったです。非力NAと注目選手の設定などでその辺を上手く表現していました。

 これを見る限りMFゴーストは頭文字Dと車の哲学(非力、ダウンヒル、NA、ドライバーテクニック、チューニング)に関しては同じですが、決定的に違うのがヒューマンドラマが全然面白くないんですよね。
 頭文字Dでは前半のNTRという面白要素がたまらなかったし、高橋兄弟とかランサーの奴らとか、もちろん親父とガソリンスタンドの経営者が十分いろいろ語ってくれました。あとは驚き役としてイツキと先輩、ゲストキャラ等ですね。

 この人間の描写と物語が圧倒的に弱い気がします。レースシーンが主人公以外面白くないのは、この人間が描けていないのでその語りとか考え方に興味が持てないからだと思います。

 たぶん、原作者のしげの秀一氏は女の子を描きたいんだと思いますが、残念ながら車オタクのオッサンの描写とキャラ造形に優れた人なんだと思います。描きたいものと才能の差の悲劇なのかもしれません。{/netabare}


2話 面白いけど、レースへのモチベが前提だし、頭文字Dでやったことの繰り返し

{netabare} 雨で滑る。だから軽量NAでドリフトができる車が有利。それは頭文字Dで見た話です。馬力のレギュレーション、タイヤマネージメント、最新の車が当時とどう違うかなど入れてくるのかも知れませんけど、やっていることは同じです。

 レースに関しては面白いし、単純に順位の話がついてくるので盛り上がるでしょうけど、頭文字Dのときのドキドキワクワク感は無いかなあ。いきなり主人公がトップに来ないところに面白みがあるとは思いますが。レースへのモチベーションは前提なので物語が弱いです。拓海はレース自体に興味がないところがストーリーになっていたので。

 ミニライブを省略する分別があるのは何よりでした。 {/netabare}


3話 せっかくのドリフトなのでカナタにもっと集中してほしい。

{netabare} カナタの順位というか立ち位置が中途半端で、何がしたいのかわかりづらかったですが、火山灰、雨という滑る要素で順位を上げてきました。こうやって少しずつトップグループに絡むのでしょう。頭文字Dからの流れでトラクション云々とか、タイヤに負担をかけるとかそういう解説がとてもいいです。

 ドリフトの挙動が作画的にちょっとGを感じないというか急な気もしますが、その辺は素人なので正しいのか違和感があるのかわかりません。そこがちょっと作り物めいている気はしました。

 で、やっぱり頭文字Dと何が違うか。それは1対1のバトルではないということでしょう。レースに入れば2人の世界だった頭文字Dとくらべ15台ですか。視点の切り替えが邪魔です。いずれ絡むだろうトップのポルシェの人との対比だけでいいんじゃないでしょうか。

 あとは兄妹をどう描くかですけど、2人でトップに上がってくるなら注目すればいいし、そうでないならもういいんじゃないでしょうか。せっかくのドリフトが出てきたのでそこに集中してほしかったな、と思います。{/netabare}


4話 ドリフトと公道最速理論がいいですね。1期よりも面白いかも。

{netabare} おっさんのレース解説良かったですね。ドリフトと合わせて頭文字Dから続く公道最速理論の輪郭が見えますね。馬力は300から350というのが何とも言えません。アウトバーンのドイツ車と比べて山国日本ならではの理屈でしょう。

 今回みたいのが数話、準備に数話を繰り返しながら、このレースの全容が明らかになるのなら面白いですね。やっぱり途中で出てくる女性たちのポエムは邪魔ですけど。何がやりたいのかわからなかった1期に比べて2期はテーマが明確に見えてきました。
 コミックスで読んだ範囲を超えてきましたけど、こんなに面白かったっけ?という感じです。アニメだからでしょうか?{/netabare}


5話 視点が分散して面白くない回でした。

{netabare} せっかく4話まで面白く展開したのに…という感じです。女子たちのインタビューに興味ないし、レースも視点がいろんな人に分散してました。こういう高いレベルの中のレースだよ、と見せるための仕掛けなんでしょうか。あるいはFR最速理論を説明するためにポルシェを多用している?4WDとミッドシップのペナが大きいみたいなので、そこの説明のための布石かもしれません。

 結果としてFR中馬力の86とドライバーのテクニックを駆使し、グイグイと順位を上げるカナタを描きたいのかもしれません。が、あまり周辺の描写が多すぎるのはニーズとあっているのかな?という気がします。{/netabare}


6話 レース展開と描写に大満足。最高に面白かったです。

{netabare} 最高に面白かったです。アニメなのに手に汗握ってしまいました。女子たちのポエムも最小限だったし、やっぱりこの手の作品は俺TUEEEがどこかでは欲しいところです。しかも、理屈がちゃんとある俺TUEEEなので、背中がゾクゾクするような快感がありました。池田の解説もいいし、過去作の回想がちょっとだけ入るのもいい味付けでした。

 ここにきて絶頂でしたね。大変満足しました。{/netabare}


7話 前回は最高に面白かったのに今回はかったるかったです。

 200馬力というウィークポイントを見せる見せ方はいいですね。追いつかれるような追いつかれないような。話数的にもう1レースありそうですから、頭文字Dでレガシィに乗ったみたいに何かあるんでしょうか。

 ただ、7話は妙にかったるいというか冗長な感じでした。テンポ、メリハリ…女子のパート云々もありますけど、レース自体にも間延び感がある気がします。全体的に面白いときと面白くないときの差が激しいですね。1クール目からもっと削りこんだ展開にすればかなり秀作になった気がします。


 

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

67.6 18 コミカルアニメランキング18位
名探偵ホームズ 劇場版(アニメ映画)

1984年3月11日
★★★★☆ 3.7 (35)
197人が棚に入れました
1984年『風の谷のナウシカ』と同時上映された、宮崎駿監督による冒険活劇『名探偵ホームズ(劇場版)』。
ホームズをはじめ、ワトソンなど、すべてのキャラクターを犬に置き換え、ギャクあり笑いあり、スリルとサスペンスの詰まった作品。

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コメディ系推理アニメの最高峰!

このアニメは毎回悪さをするモリアーティ教授とそれを阻止するホームズとの頭脳戦を子供に分かりやすい内容で描いていますね。なのに大人が観てもとても楽しめます。その理由の一つに毎回起きる事件の犯人であるモリアーティ教授の考える悪さのトリックがシンプルかつコミカルな事だと思います^ ^
人が死ぬような事件は一つもなくあらゆる箇所で笑ったりしてしまいます。
ただ嫌なやつなだけでないモリアーティ教授からの目線で見てもまた楽しめます(^∇^)

楽しい、賑やかなアニメであることに間違いはありませんが、稀に見せる心の優しさなどに子供にも大人であっても引きつけさせる力があります。


最近だとこのような推理アニメなのにシリアスではなく面白おかしく観れる作品が少なく感じます…
そんな中このアニメは昔ながらのアニメらしいアニメといった感じで人々の心に深く刻まれること間違いないでしょう(^∇^)
私自身この作品は本当に好きな作品であり、面白いので多くの人の目に触れて欲しいです!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 32

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

昔の子供向けアニメは贅沢でした。女性に宮崎駿の性癖が…

 宮崎駿ファン、アニメオタクならルパン2期の「死の翼アルバトロス」「さらば、愛しきルパンよ」と並んでチェックする作品でしょう。正直面白くはありません。が、アニメのクオリティの高さはすごいと思います。子供向けアニメがこういうクオリティで作られた時代の贅沢さ。素晴らしいです。

 ナウシカの同時上映作品って、ナウシカも2時間たっぷりありますからかなり長いです。間に休憩とかってあるんでしょうか。今は同時上映作品なんてほばないですからよくわかりませんが。

名探偵ホームズはTV版もあります。当時アニメといえば朝かゴールデンタイムだと思いますので、対象年齢層は小学生くらいでしょうか。中学生だともう辛いかもしれません(かいけつゾロリよりはちょっと上の年齢層でしょうか)。

 TV版の主題歌は優しい雰囲気のなかなかいい曲でした。1話がユーチューブでチェックできますので、興味があれば。声優も違いますし。

 本作について。恐竜型の飛行機や飛行船、クラッシックな車に、19世紀のイギリス海軍、潜水艦と宮崎駿が好きそうなメカ満載です。

 ストーリーはコナンドイルのシャーロックホームズを全部覚えているわけではないですが、本作のオリジナルでしょう。推理というより冒険です。
 そもそも本格推理を愛好する人はシャーロックホームズを推理だと思っている人はいないでしょう。ギャグにか見えません(「氷菓」の摩耶花の反応ですね)。ドラえもんでのび太が読んでいましたのでその程度です。だからまあ子供向けアニメの素材として丁度いいのかもしれません。シャーロキアンの反論はあるかもしれませんが。

 キャラです。犬にしたのも子供を意識したのでしょう。宮崎駿はケモナーではないと思います。
 男キャラは遠慮なく犬顔で色も多彩ですが、宮崎駿は普通に人間のロリコンですから女性キャラの描き方の顔は主要キャラになるほど人間に近く平らですね。髪も女性は人間のような生え方です。スタイルも普通に女性ですし。
 宝石の方で出てきたスリの少女とか。飛行船でワインを貰った女性とか。特にエリソン夫人はほぼ人間ですよね。鼻は申し訳程度に犬にしまいした、という感じでした。

「夫人」なので「エリソンさん」という旦那がいるはずなのですが、出てきませんね。未亡人とかなんでしょうか。それにしては明るいですが。結構年齢が…?ただ、25歳より上には見えませんが。
 TV版ではコナンドイル原作がクレジットされているのでハドソン夫人と原作準拠で、映画版は違うのでエリソン夫人なのでしょうか。別人…ではないと思います。(モロアッチ、モリアーティも同様です)

 ということで、今は宮崎駿史、アニメ史の一つとしての見方以外には難しい作品ですが、子供に見せる分にはかなりの良作です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4

Moji さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イヌキャラ

最初イヌキャラには引いてしまったが、慣れるとケッコウイイ。
「青い紅玉の巻」「海底の財宝の巻」の2本立て。同時上映「風の谷のナウシカ」。
青い紅玉=サファイアという突っ込みは有名な話。
アクションシーンがコミカルによく動いて思わず笑ってしまう。
観ていると、いろいろなシーンで宮崎アニメの他作品と重なってくる部分があり興味深い。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

55.0 19 コミカルアニメランキング19位
アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (52)
69人が棚に入れました
光を目指し、一歩を踏み出した“翼”たち――。 アイドルへの憧れ。求める願い。手を伸ばしたい夢。 様々な思いを胸に、283プロダクションに新たなユニットが加わる。 完璧なパフォーマンスを目指すストレイライト。 幼馴染4人の絆で結ばれたノクチル。 2つのユニットが巻き起こす波紋が、お互いの道を照らし出す輝きとなっていく。 そこに広がるのは可能性という名の未来。 “翼”たちが踏み出す新たな一歩。羽ばたく先を決めるのは――
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

おすすめは出来ない

原作ゲームは未プレイ

1期のレビュータイトルは「キャラが多すぎる」だったが、2期ではさらにアイドルが7人増えて把握しきれなかった

{netabare}内容について、1話と2話ではちゃんとした物語があったし、冬優子のキャラもわかった。こういうのが見たかった

1話と2話がよかったので、2期ではちゃんとした物語が展開されるのかもと期待したのだが、そのあとはまた物語のない展開が続いた。8話から11話にかけては一応物語っぽい展開もあったが、意味が不明だったり、浅かったりで1・2話とは雲泥の差だった

全体的に、物語の構成も下手だが演出も下手だと思う。新人が作ったのだろうか?

最終話はライブだったが、ライブ映像があったのは2つのユニットだけという盛り上がりに欠ける展開で残念だった

それと、本作のプロデューサーは時折それっぽいことを語るポエマーなのだが、後半ではだんだんそれに腹が立ってきた{/netabare}

見終わったあとに、一日中履き続けた窮屈な靴を脱いだ時のような開放感はあった。ただ、そんな靴、最初から履かなければいいだけだから、視聴はおすすめ出来ない

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

90.2 20 コミカルアニメランキング20位
天元突破グレンラガン(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★★ 4.1 (4270)
20036人が棚に入れました
これは、まだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語。遥か未来。人間は何百年もの間、地中に穴を掘って生活していた。ジーハ村の少年シモンは、いつものように得意な穴掘りをしていると、光る小さなドリルと巨大な顔を見つける。兄貴分と慕うカミナに、その顔を見せようとしたその時、突如として村の天井が崩れ、巨大なロボットとライフルを持った少女・ヨーコが落ちてきた。

声優・キャラクター
柿原徹也、小西克幸、井上麻里奈、小野坂昌也、檜山修之、伊藤静、中村大樹、谷山紀章、佐藤利奈、植田佳奈、阿澄佳奈、斎賀みつき、本田貴子、福井裕佳梨、梁田清之、根谷美智子、陶山章央、川久保潔、池田成志

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『超絶』ってどういう意味でしょう? "\( ̄^ ̄)゙ハイ!! 「グレンラガン」です♪

●大多数の人が思い描くグレンラガンの第一印象(゚ω゚;)(-ω-;)ウンウン♪
「天元突破 グレンラガン」というタイトルを見て、まずロボット系アニメかなって認識ができますよねー!
まして、朝の良い子の時間に放送されていたアニメなので、どうせ子供向けのロボットアニメでしょって考えてしまうと思うのです♪
しかも、本作品に登場するロボットのデザインがお世辞にもかっこ良いとはいえないのです!
だって「ガンメン」って呼ぶロボットですよ! ∑('◇'*)エェッ!?
大きい顔に手と足を付けたロボットなのですよ! (゚ロ゚;)エェッ!?
表情が変わるし、涙ながすし、グニャグニャしたりするんですよ! (≧◇≦)エーーー!
作画もひと昔前のロボットアニメを観ているような感じなのです♪
なぜならば、手書きで描くセル画を使った作品だったのです!!
しかもかなりラフなタッチで描かれているのです!
このCG全盛期の時代にですよ!!
なので第一印象が完全に時代遅れの子供向けのロボットアニメって思った人も多いと思うのですw
 
 
●そんな不利な印象も吹っ飛ばすほどのグレンラガンの魅力(゚-゚*)(。。*)ウンウン♪
この作品は決して子供向けだけの作品ではありません!
老若男女、幅広い層で楽しめる作品と言うことをまず言っておきますね!!
 
ストーリーはロボットアニメの王道ですけど、「天元突破」と言うだけあって、破天荒で規格外のエネルギーあふれる熱い作品になってます!
※「天元」とは・・・万物生育の根源や碁盤の中央を意味する。
まさに「王道」でありながら「王道」の枠を真正面から打ち破った名作中の名作だと私は思います!
最近のロボットアニメって鬱展開な作品が多い中、「グレンラガン」はとにかく熱いのです!!
熱い展開のアニメの中ではまさに頂点に立つ作品といっても過言ではないと私は思ってます!
 
舞台は地下で生活していた主人公のシモンとアニキ分のカミナ、穴掘り中に見つけたミニドリルとでっかい顔、地上から落ちてきた顔型ロボット「ガンメン」との戦闘で生死をかけた長い戦いが始まるわけなのです♪
後半になればなるほど広がりを見せる広大な世界観と、その中で活躍する個性豊かなキャラクター達がとにかく魅力的です!
そのなかでもグレン団のリーダー「カミナ」の存在感はずば抜けていましたね♪
まだ観たこと無い人は序盤しっかり彼の行動や言動を心に刻みつけて欲しいのです♪
もちろん、シモンの成長にも注目ですよ!
ネガティブなシモンを支えるカミナの存在、そんなカミナの背中を見て漢になっていくシモンの姿もかっこよかったです♪
そんな熱い男達がたくさん出てきますので、男性キャラの声優陣の気持ちのこもった演技にも注目して頂きたいと思うのです!
 
ストーリーも節目々々で盛り上がりを魅せてくれるので、2クールもあっという間で、本当に見ていて飽きなかったですよ!
それでもって、すべてが型破りなので、Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネンってつっこみどころ満載ですけど、、いちいち気にしていたら全部つっこむはめになっちゃいますよw
それと、熱いだけではなくて、ロボットに表情があるなど、コミカルな描写もあり、笑わせてくれるシーンが多いので毎話楽しく観ることができました♪
 
そしてグレンラガンに使われる曲も作品にあっているロック調の曲で雰囲気を盛り上げてくれていましたね!
もちろん、OP曲「空色デイズ」を歌っていたしょこたんが「自分の人生を変えた作品」と言うだけの「グレンラガン」に対する想いも伝わってきた気がします♪
 
 
●総評
今思えば、セル画を使った作画にした事は、制作者サイドの作品に対する意欲を感じるよい決定だったとも思います。
アナログを知らない世代だとこの意味が解り辛いかもしれませんね!
CGだと綺麗すぎちゃって無機質な冷たさを感じちゃうのですね♪
こういう味のある泥臭く熱い作品はセル画の方が作り手の熱い想いが直接伝わってくるというものなのです♪
後半作画崩壊気味でしたけど・・・ゞ( ̄ー ̄ )そんなのいいじゃない!って感じになります♪
それもグレンラガンらしさなのですからw
キャラクターの心理描写なんかは作品の破天荒なイメージとは違って細部まで丁寧に描かれているので感情移入もしやすかったですしね♪
だから、感動できて、笑えて、元気にさせて、前向きな気持ちにさせてくれる、そんな作品だったと思います♪
まだ観てない人が居ましたら、必ず一度は観て欲しいなって思います(*^o^*)
 
 
●お・ま・け
ブタモグラのブータのお肉が美味しそうでしたねヾ(@⌒¬⌒@)ノ
 
 
2011.08.24・第一の手記

投稿 : 2025/04/12
♥ : 93
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

とことんストレート勝負で変化球は一切なし

全27話 製作は懐かしのGAINAX


タイトルが“天元突破”です。○○戦士なんちゃらとか○○機兵なんちゃらではなく、突破ですから突破。タイトルからして真っ直ぐな意思を感じます。

物語は4つのパートに分かれた編成になっていて、大筋内容は回毎に流れる菅生隆之さんの以下、渋いナレーションがわかりやすいです。


これは、まだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語。
これは、運命と闘い続ける男の物語。
これは、運命に裏切られながらも、自分の道を探し続ける男の物語。
これは、戦闘因果に支配された宇宙の運命に風穴をあける男の物語。


「運命」「男」「物語」なにやらアツいものを感じます。
視聴きっかけは職場同僚の「アツいから観てみろ!」でした。例えば、

CASE1 飲み会で
「は?知らんの?人としてありえん」と40代半ばの元上司から。
その場にいた10人中5人くらいが同調するとかよくわからん状態に。
CASE2 別の飲み会で
「とにかくアツいので観てください」と20代半ばの後輩から。
なお、こちらから話題を振っていたわけではない。

着目すべきは、サンプル2件ではあるものの幅広い年齢層のファンがいること、例外なく薦めてくるのは男であること。視聴理由としては充分です。

一般認知度高いのなんでだろう?と思ったら、これ日曜朝に放送してたんですね。つくづく放送時間帯って大事だと思いました。

この作品の評価は物語としての良し悪しという本筋の部分の横に、もしかすると幅広い年齢層の非ヲタ一般人の男連中が好意的に受け止めている、またはアニメ入口の勧誘ツールとして使えるという側面があるとも言えるかもしれません。
日曜朝の視聴に耐えうる体裁を保ちつつ、エンターテイメントとして完成度高めということは、マヒしきった私達では気付かないトラップを掻い潜った非ヲタ向け推奨アニメでもあるとは言い過ぎでしょうか。


前置きが長くなりました。


いわゆるSFでロボットものに分類される作品です。
主人公は穴掘り得意なシモン。兄貴分のカミナ。そしてヨーコが軸。その他けっこうな数の人物がでてきます。詳細は公式をどうぞ。

まずはそのロボットについて。ロボットものにあるまじきガンメン(この作品でのロボ)のコミカルな造形。はっきり言ってダサいです。戦闘も緊迫感があまりない。たまにカミナがきゃんきゃん吠えてるくらいで、タイムボカンのようなコミカルドタバタ劇みたいな序盤でした。
またガンメンの動力や性能向上の要因が、一言で“気合”(゜o゜)
{netabare}(折れそうな心を奮い立たせたら動くとか、合体すると強くなるとかね){/netabare}SFに求められがちな科学的合理性はガン無視です。

この“気合でなんとかする”の基本プロットは、始めから終わりまで貫徹させました。アツいと言われる理由がここにあるのでしょう。

また、“ドリル”が象徴的なものとして扱われてます。ドリルのねじりながら真っ直ぐ掘り進むという基本特性を活かして、{netabare}それがまた宇宙の真理みたいな扱われ方をし、{/netabare}ひたすら真っ直ぐ突き進む物語となってます。


全話観た結果どうだったか?

『アツさで胸が震えたかは微妙』

『ただ、ひたすら真っ直ぐを徹底したバカさ加減に乾杯!』

直球過ぎて深みがないのです。しかし、プレイヤーの気迫は伝わってくる。
まるで大谷がストレートしか投げずに完投勝利するような試合。清々しいくらい変化球は一球も投げません。
そこで変化球投げたら楽に打ち取れるのに、、、
こんなピンチでストレートを待っている相手に投げたら打たれるのに、、、
ええいうるさい!ことごとくストレートです。


こういった潔い作品は好きです。


深みがないのは戦闘時のセリフや行動がパターン化しているだけで、4章に分かれた物語の構成はそつのない作りになってます。
コミカル序盤がある意味ミスリードとなって、意外な展開{netabare}(カミナ死亡){/netabare}、からのいったんの結末。ここまで第一章~第二章。
2クールめ中盤以降はガラッと変わり、SFの顔を覗かせてきます。ナディアやエヴァっぽさを感じる展開、GAINAXですね。
菅沼さんのナレーション「運命に裏切られながらも・・・」が意味するものはなかなか過酷です。最終回も綺麗にまとめてるように感じました。の後半第三章~第四章。
{netabare}最終回手前でやっと名前覚えたかなぁという面々が次々に踏み台となっていくのはしんどいシーンだが、モブに近い面々だったのでショックはそれほどない。ショックは最終回に取っといたんでしょう。{/netabare}


キャラはシモンとカミナの補完しあう関係という設定が魅力的でした。
{netabare}ヨモコ先生回のヨーコは輝いてました。{/netabare}
{netabare}意思を奪われて操られる少女というのはGAINAX作品のおハコなんでしょうか?ニアも涙を誘います。{/netabare}
人気の高いカミナはごめんなさい。私にはそれほど魅力的な男には映りませんでした。


音楽はOP「空色デイズ」が頭一つ抜けてるでしょうか。
しんどい中学時代を耐えて、花開いたしょこたんがこの作品の主題歌を歌っていることに一番感動したかもしれない。


製作陣に敬意を表したくなる、一芸を磨きに磨いた職人の一品です。



視聴時期:2018年8月


-----
2019.04.26追記

推薦いただいた方曰く、「グレンラガンの後はキルラキルな!」とあって、2019年4月からの再放送で『キルラキル』も観てみます。なんでもスタッフ変わらずで似たようなアツいお話なんだとか。

本作を気に入られた方はその流れで挑戦してみても良いかもしれません。


2018.09.22 初稿
2019.04.26 追記
2020.03.13 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 81

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なんで今まで見なかったのでしょう・・・

なんで今までこの作品を見ないままでいたのでしょう・・・
なんであらすじや絵を見ただけで、ロボット系...子供向け...などの浅はかな先入観で見ることを今まで躊躇ってしまったのでしょう・・・

見終わって本当に後悔しました(T_T)

こんなに熱つくて、元気を貰えて、感動と切なさでボロ泣きしてしまうアニメ久々に見ました!

多分皆さん同じ事を考えられたと思うのです。

確かに、最初見始めた頃はえ?なにこれ?やっぱり...
というような感情は有りました。
作画も演出も、う~ん...と思うことも有りました。
このデザインでロボット??と思うことも有りました。

でも見ていく内にそんな事はどうでもよくなって行きました!!


ストーリーは完全王道なロボットアニメなのですが、多分感じるものは違います☆

「地下で生活する人類。舞台はジーハ村という地下の村に住み、毎日ドリルを使い穴を掘って村拡大に務めている主人公のシモンと、シモンの兄貴分でとても熱く、情熱的な性格をしているカミナ。
ある日シモンがいつものように穴掘りをしていると、緑に光る小さなドリルと顔だけの強大なロボットを見つける。
兄貴として慕っているカミナにその顔を見せようとした時、突如、村の天井が崩れ巨大ロボットとそのロボットと戦っている大きなライフルを持った少女・ヨーコが降ってくる。」

そこから、シモンとカミナの険しく壮大なロボットとの戦いが始まっていきます!!


この作品ではお話を4部作に分けて全27話で放送されました。
1~8話。9~15話。前半の総集編である16話を挟んで、
17~22話。23~最終話といった感じで4つに分かれています

部に分かれるから時系列がごっちゃになるなどということでは
ないですし、もちろん全体のストーリーは繋がっています。

最初の一部前半は確かに子供向けで抵抗は有ると思います。ですが一部後半からはその考えを改めさせられます。
そして、その先からが本編だと言ってもいいぐらいです!


このアニメの魅力は、キャラの個性と熱さ。人を想う心や愛。それに絆。
なによりシモンという男の生き様ですヽ(=´▽`=)ノ


女の子のキャラクターもかわいいです☆☆
一部のキャラには熱烈なファンもいるようですが(;・∀・)



本当に見て後悔はないと思います!むしろ私は今まで見ていなかったことに後悔です!

ここのランキング上位にあるのにも納得しました!

でも決して楽しく熱いお話だけではありません。
笑いもあればバトルのハラハラドキドキもあります。
そして、悲しく切ない事もあります。

正直、完璧な演出・脚本ではないと思います...
え?と思う展開もありますしイライラする事もあります。

ですが、視聴されるなら最後まで見て下さい!!

最後に何を感じるかは、各々違うと思いますが。それでもいいんです!!

ちなみに私は大号泣した派です...

視聴済みの方は私と同じ派だった方も多いはずです!


もう一度言いますが、完璧な脚本でもないですし、展開に疑問を感じることも有るかもしれません。

ですがそんな細かいことは気にせずに最後まで見て下さい(≧∇≦)/


本当におすすめの作品です!!!☆☆

投稿 : 2025/04/12
♥ : 77

86.9 21 コミカルアニメランキング21位
涼宮ハルヒの憂鬱 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3801)
19226人が棚に入れました
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
入学式後の自己紹介で、このぶっ飛んだ発言をした県立北高校の1年生「涼宮ハルヒ」。成績も運動神経も容姿も優れているのに、傲岸不遜な態度と中学以来の奇人ぶりから、クラスで浮きまくる。その上、普通のクラスメイトをつまらないと拒絶し、ますます孤立していた。
そこで、ハルヒの前の席に座るクラスメートの「キョン」が話しかけたことをきっかけに、SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)に加入させられてしまうのだった…。

声優・キャラクター
平野綾、杉田智和、後藤邑子、小野大輔、茅原実里、松岡由貴、桑谷夏子、白石稔、松元惠、あおきさやか
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

涼宮閣下『全艦戦闘配置!』

言わずと知れた超名作アニメ。

個人的には第1期より第2期の方が好き。こちらの方が絵が綺麗だし、第2期の8話が無かったら劇場版に上手く繋がらないし・・・。

結局、『エンドレスエイト』に費やした8話が好き嫌いの分かれ目みたいですね・・・。
個人的には、嫌いではありませんでした。
微妙な間違い探し感や声優さんのアドリブなどOA当時から結構楽しんでいました。
{netabare}
確かに、結果的には『エンドレスエイトⅡ~Ⅶ』の13話から18話までは、視聴しなくてもストーリーには全く影響ありませんけど・・・。 {/netabare}

あと、「溜息編」のお陰で{netabare}シャミセンが本当にしゃべっていたって{/netabare}分かるしね!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 75
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

情報の嵐

原作未読です。
まずはじめに言っておきます。

涼宮ハルヒの憂鬱には1期と2期がありますが、内容がほぼ同じです。
1期の内容を微調整しつつ、穴埋めするように1期の内容に14話追加したのが2期。
つまり、内容をしっかり追いたい場合は2期の視聴を推奨します。

ただし、1期が全く無駄というわけではありません。
理由は3つあります。

1.TV版1期とDVD版1期の内容が異なる

DVD版は時系列にそった話なのですが、TV版はクライマックスに向けて盛り上がるように構成されています。
もし、ハルヒを徹底的に楽しみたければ、1期のTV放送版の順番通りに見るという手があります。
DVD版で、

11話→1話→2話→7話→3話→9話→8話→10話→14話→4話→13話→12話→5話→6話

という順番に見ればTV版と同じ展開になります。


2.途中で飽きてしまった場合の救済

DVD版に限れば、1期も2期も最終話の内容が同じです。
1期は14話、2期は28話あり、そのあとに劇場版が続いています。

もし、劇場版を手っ取り早くみたい場合は、1期だけを見て、劇場版を見るという手段を選べます。


3.絵柄の違い

1期と2期で絵柄が微妙に異なります。
作画が綺麗なのは2期でしょうが、1期のクセが好きな方はそちらを見てもいいでしょう。


さて、内容に移りましょう。

……とにかく情報の嵐。
視聴者に語りかけてくるように、主人公キョンの心の声が、のべつまもなく聞こえてきます。
「誰がうまいことを!」という言葉遊びが魅力的です。
さらに、哲学や理数系の用語が高速で連発されます。
その手の話が大好きな人にとってはおいしい話ですが、そうでない人にとっては、一気に情報が流れ込んできて頭がパンクしそうになるかもしれません。

じっくり見るとたくさんのメッセージが仕込まれているのですが、一体どれだけに気づけるか。
それが物語の評価に直結すると思います。

キャラの個性はばっちり!
個性的なキャラクターを涼宮ハルヒが選択した、という設定ですので、個性的なのは必然だったりします。
そんなキャラクター達のやりとりを見ているだけでも楽しめますし、見ていくうちに自然と内容が分かってくるので、心配はないと思います。

{netabare}どうでもいいですが、キョン、オセロ弱いですね……。小泉に3手で負け確定してますよ……。{/netabare}

……あれ?
前にも同じレビューを書いた気がしますが……デジャヴかな?
{netabare}
エンドレスエイトにはやられました。
タイトルからして嫌な予感がしていたのですが……。
OPテーマで「止まれ」「∞」の看板が飛び出すシーンがあるし、8を横にしたら∞だし、一生が短いセミの恩返しなんてものに気付いてしまったものなら、もう嫌な予感を通り越して、ただただひたすら消化する準備に入ったのだが、とキョン風に言ってみたり。

それでも、毎回カメラアングル、衣装、背景などが変わっていて、決して手抜きしているわけではないんですよね。
エンドレスエイトの演出は、一種の挑戦だったのでしょう。

キョンがいっていましたが、「なんとなくお世話になっている気がするし」と、長門に800円のお面を買ってあげようとしましたが……それじゃ全然足りないよ!!
長門の年収、2円を切ってます。
視聴者へのプレゼントだとしても20分×8話=160分なので、時給300円、最低時給切ってます。
{/netabare}

さて、独特の世界感もさることながら、細かいところにこだわりが感じられますね。
背景によーく目を凝らしてみると……。
{netabare}
例えば本棚。
よく見ると、「Fantasy」「MASTERS OF SPACE」「SID-Ⅱ」「DYNAMICS」「Science Fiction」「宇宙力学」「素粒子論」「熱交換力学」「アーサークラーク集」「ニュートリノ理論」。
明らかに科学とSFに偏っています。
文芸部に置いてあるような本じゃないですね。
長門の観察対象という設定なのでしょうが、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品そのものを表すような本ばかりです。

また、季節によって背景の温度計のメモリもきちんと変化しています。
イベントが発生する毎に、それにちなんだ備品も増えていきます。
{/netabare}
そういった細かいこだわりに、制作者の愛が感じられました。


長々と話しましたが、

このアニメの魅力は、科学と哲学と学園と日常的非日常を融合し、それをたくさんの言葉を尽くして語る、そんな情報量の多さ。
そして、それをキャラクターと物語のバランスを崩さずに、うまく調理したことだと思います。
単なる日常学園萌えアニメとは一線を画していますので、未見の方は是非ごらんくださいませ。、

……あれ?
前にも同じセリフを書いた気がしますが……デジャヴかな?

投稿 : 2025/04/12
♥ : 72

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団 略してSOS団

2009年に放送されたテレビアニメ 

2006年度版「涼宮ハルヒの憂鬱」は大ヒット作品になりましたが、
原作のストーリーに対して飛び飛びで制作されたため、
1期時系列順に新作14話を差し込む形でストーリーが完成させようということで、
全28話が時系列順に放送されるという運びになりました。
翌年の「劇場版涼宮ハルヒの消失」が続編となるような構成です。

原作 谷川流 監督 石原立也 武本康弘(新作のみ参加)

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
という、涼宮ハルヒの掛け声によって結成された「SOS団」という部活動を描いた物語。
明るく楽しい、サスペンスと困惑、大いなる夢に満ちた素晴らしい作品。

社会現象にはならずとも、日本人のありようを世界的な規模で静かに変革していった国家的アニメ。 
今後も日本人の魂として残るであろう名作と断言しちゃいます。

1~6話では、高校の日常が宇宙規模のSFへと広がる中核のストーリー。
8話では劇場版につながる伏線が描かれました。 
これが新作の始まりで大きな話題を呼びましたが、
次の新作となる「エンドレスエイト」では、8話にわたって物語がループするという大変な事態に。
そして「涼宮ハルヒの溜息」1~5話が挟まれ、全28話完成。

未見の人が居たら「必ず観なさい」レベルの名作です。ホントです。

原作のストックはあるようですが、続編はいつの日でしょうか。
近作「長門有希ちゃんの憂鬱」では声優のモチベーションは保たれているようで安心しました。

劇場版「涼宮ハルヒの消失」制作のために構成が混乱したようですが、
それがかえって凡百のアニメ作品とは格が違う息の長い作品になった原因のような気もします。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 66

87.5 22 コミカルアニメランキング22位
TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3370)
17333人が棚に入れました
都市シュテルンビルトは、様々な人種・民族・『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。会社に所属するヒーロー達は、日夜会社の為にスポンサーを背負って、ポイントが入る事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々キング・オブ・ヒーローを目指し、年間ランキングを争っている。そんなサラリーマンヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、能力発動の5分間はハンドレッドパワーを使える能力者。人気のピークは過ぎているが、ベテランなりに土地勘、経験値を最大限に生かしたパフォーマンスを見せる。会社の命令には従わなければならないのだが、現場判断で目の前の市民の為には器物破損も厭わない、我が道を突き進んでしまうワイルドタイガーは『正義の壊し屋』という不本意な煽り文句が付けられている。そんな虎徹を雇っていた寛大な会社が、突如吸収合併されることに。ヒーロー業一筋の虎徹、このままだと失業に・・・?

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、甲斐田裕子、福田信昭、横島亘、宝亀克寿、日高里菜
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おじさん&バニーちゃん(88点)

全25話。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:88点
アニメ系統:熱いヒーローバトル

製作サンライズ。
キャラクター原案・ヒーローデザインを桂正和氏がつとめた。

ウイングマンから始まり、ビデオガール、DNA2、I'sと
美少女キャラがすばらしい作品が多い桂氏とおっさん世代には胸熱なわけだが、
どうも作品の雰囲気がアメリカンコミック風な感じで
ぱっと見X-MANか?というような設定・世界観を思わせ
どうにも受け付けないそんな第一印象であった本作だが
実際に1話視聴するとそんな考えは吹っ飛んだ。

まずはその斬新な設定。
ヒーロー物に違いはないのだが、そのヒーローが会社に雇われていて
事件を解決する場面をテレビで放送するのだ。

そんなわけでスポンサー企業もありヒーローたちの
着用するスーツにスポンサーロゴがバンバン入っている。

この作品はそのロゴに実際のアニメのスポンサーを
入れるという新しい試みをやってのけている。
このスポンサーがまたいい味になっている。

各キャラに愛着を持たせるのに一役かっている。
ペプシちゃん、牛角さんは特にスポンサーが光っている。

とそんな真新しい部分ばかりに目が行きがちではあるが
この作品の面白さはそんなところではない。
まずは、主人公の2人が非常にいいのである。

タイガー、通称おっさん、おじさん。
このおっさんが昭和を感じさせる、まさにおっさんなのである。
昔のヒーローみたいに人情味があり熱いのだがドジなのである。

バーナビー、通称バニー。
若くてクールで合理主義。
若くしてヒーローとしての才能を見せ付ける。
おっさんとは正反対の性格と立ち位置。

こんな凸凹な2人がコンビ組むことになり事件を解決していくのだが
その過程での2人の掛け合い、気持ちの動きが絶妙。

反発しながらも引き付けあう。
ベタな作りといえばそうなのだが、そこがまたなんともいいのである。
まさに王道の凸凹コンビなのである。

また、ストーリー構成も非常に良かった。
全25話だが、13話までで一区切りがあるためまったく飽きさせない。
ストーリーも単純で分かりやすく、まさに王道の展開を見せながらも
最後の盛り上がり、締め方もよく、清清しい。

そして、このアニメを見るときに注意していただきたいのは
ED曲が終わっても終わりでは無いので見逃さないで欲しい。
ED曲の後少し話しがつづく。
さらには次回予告でのおっさんとバニーの語りが面白い。
是非そこまで味わっていただきたい。

OP曲ED曲もかなりかっこいい。
個人的には前半OPの「オリオンをなぞる」がかなり好きである。
「ミッシングリンク」「星のすみか」「マインドゲーム」
もいい。
まあ全部いいってことでw

少々気になることといえば、謎を残した物が少しあるってこと。
何か2期を匂わせる感じなのだが。
劇場版製作が決定したので、そこに続くのか?
それとも、別に2期でもやるのか?
これからもまだまだタイバニから目が離せない。

個人的春アニメランキングで1話から不動の1位。
タイバニお勧めなので是非見てみてほしい。


と、まあ色々熱く書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

製作関係者の皆様、いいアニメを
「ありがとう!そして、ありがとう\(^O^)/」


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以下、ここまでの各話毎の感想。
ネタバレを含んでいるので、未視聴の方は
スルーを推奨。

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{netabare}
1話視聴。
正直、期待していなかったのだが、見てみたら意外に面白い。
X-Men風(アメコミ風)の作画で主人公は熱いキャラぽい。
アメコミ苦手な人は敬遠するかもしれないが(自分もアメコミは苦手だが)次回も見たいと思わせてくれる内容。
今後に期待したい。

2話視聴。
TIGERの回。
サラリーマンヒーローの会社での立場、
家族とのやり取り等いい感じ。
作画も気にならなくなってきた。
次回はBUNNY回ぽい。
ここから本筋に入っていくのか?
来週も期待。

3話視聴。
お互い気が合わないが
実は最高のコンビといった感じになっていきそう。
なかなか熱い。
(おっさんはマヨラーかよ(笑))

4話視聴。
熱い、熱い、熱い。
おっさんいいよ。
ペプシちゃんもいいね。
歌えるヒーロー。
ファイヤーエンブレムが経営者でおねえには笑った。
キャラがたっていていい。
他のキャラの話にも期待。
(おっさんお風呂で歯を磨く派なんですね)

5話視聴。
ありきたりな展開だったがいい味出してた。
三文芝居に本物がからんで決着後のプレゼント(笑)
完全に先が読める展開だったが唯一
最後の牛角さんが読めなかった(笑)
(バニーは好きな物は最後に食べるのか(俺もだわ))

7話視聴。
バニーの過去が少しわかった。
6話から敵?が強くなってきた。
ネクストどうしの戦いもなかなかよかった。
なによりタイガー大活躍じゃないですか。
かっこよかった。
おっさんいいよ、おっさん。
(バニー同じメガネ5つもってるのかw)

8話視聴。
折紙回。
そんな能力だったのか。
どうやって戦うのだろうか?
おっさんが最近かっこいい。
こういう熱いおっさん大好きだわ。
(間接照明ってw)

9話視聴。
ベタな中国語表現久しぶりに聴いたアルヨwwww
カンフーキッド大活躍&なかなかかわいいね。
おっさんかわいそすぎるwww
バニーにちょっと異変、何かを思い出したようだ。
さてさてどうなるのやら。
(ジュースの氷は食べるって俺もだwww)

10話視聴。
おっさん、あんたの気持ちはよく分かる。
1人娘とか目に入れても痛くないレヴェル。
カエデちゃん、もう少しパパに優しくしてやってくれ。

今回もおっさんにしびれた。
バニーの登場もベタだが、だがそれがいい。
敵さんもいよいよ本格的に出てきて
盛り上がってまいりました。
(ワインはロゼ派なバニーでしたw)

11話視聴。
おっさん、もうかっこよすぎるだろ。
ベタな熱い男にしびれる。
ジェイクいかれすぎてる。
オリガミやばい。
やばすぎる。
どうなる来週。
ワクワクがとまらない。
(ハンバーガーつぶして食べるのかwおっさん)

12話視聴。
おっさーーん
ジェイクやばすぎる。
ジェイクの能力は恐らくあれだね。
バニーはおっさんの戦いから
気づけたのだろうか?
バニー頼む、何とかしてくれ。
しかし牛角のあつかい可哀想w
(俺もティッシュ2枚重ねて使うよ、バニー)

13話視聴。
やっぱりジェイクの能力はあれだったw
ベタな能力だが、だがそこがいい。
我々おっさんにはたまらない。
そして劇中のおっさん、またもかっこいい。
おっさんのかっこよさは視聴者だけが分かればいいのだよw
おっさんかっこいいよおっさん。
いや虎徹さんw
(おっさん深爪wwwwww)

14話視聴。
新章突入だね。
OP曲ED曲ともに一新。
個人的には今までの曲の方が好きだけど。
OP曲ではファイヤーエンブレムの肩の
メイトがキターって感じw

で、本編だが、ウロボロスから8ヶ月たってた。
今回はおっさんのかっこ悪さがw
B.T.Bユニット結成でダンス爆笑www
ペプシちゃんは今回可愛かった。
ツンデレ恋する乙女だった。

そしてついに牛角さんが!!!!!
いいところ持って行きました。
たまには牛角さんにも活躍してもらわないとね。
(バニー寝る前に牛乳飲むのかw)

15話視聴。
スカイハイ回。
前半笑いが止まらないwww
恋愛について盛り上がる
アネサン、キッド、ペプシちゃん
特にアネサンワロスwwww
後半はシリアスモードオン。
スカイハイ・・・・
切ない。そして、切ない。

おっさん・・・
何となく想像はしていたが、
その通りの展開でくるとは。。。
このままでは終わらないだろうが
どうする、おっさん。
(おっさん、靴下は左からか、俺は右からだw)

16話視聴。
ルナティック!
こいつの存在を忘れてたw
しかも今回はルナティックの正体が!
そしてレジェンド!
おっさんどうする。
今回の話はかなり重要なのではないだろうか。
後半の核となりそうだ。
今後が楽しみだ。
(バニー月2回の美容室って行きすぎじゃねえのw)

17話視聴。
おっさんとかえでの話。
分かるぜ、おっさん。
おっさんの気持ちはよくわかる。
そして、おっさんかっこよかった。
おっさんは俺のヒーローでもあるんだぜw
今回はぐっときた。
親子っていいよ。
1人娘は大事にしないとね、おっさん。
(バニー首から洗うとか、俺は手からだわw)

18話視聴。
クリームから新たな衝撃の真実を告げられた。
ここにきて最後の盛り上げが来たか。
そして、ペプシちゃんのツンデレがちょっと可愛いw
おっさんはいつの間にか皆のヒーローになっていた。
この先どうなるんだろう?
おっさんどうするのか?
まだまだ楽しませてくれそう。
(おっさん、夢に出てきた女優好きになるって分かる気がするw)

19話視聴。
黒幕、予想通りの展開だったw
そうこなくては!
すごく盛り上がってきたよ。
バニーピンチ。
おっさんバニーを助けてやってくれ。
やはりおっさんだけが頼りだ。
(電動ハブラシって何か磨いた気がしなくないか?バニー)

20話視聴。
やべえええええ
おっさーーーん
黒幕のやり方がえげつねえ。
どうやってこの窮地を脱出するのか目が離せない。
ルナティックもからんでくるのか?
(ファンレターちゃんと読むおっさん偉い)

21話視聴。
ルナティックの正義から言えばおっさん側になるのは分かる。
ベンさん、あんたがいた。
ちょっとほっとした。
おっさんにも希望は残っていそうだな。
そしてカエデが切り札になる気がしてきた。
ああ、来週が待ち遠しい。
(おっさん、新聞は広告から。分かりますw)

22話視聴。
楓が切り札と予想通りだった。
ペプシちゃんだけはおっさんのこと信じてくれようと
してたのが、嬉しいぜ。
が、ハンサムなぜ肝心なところで。
そして、斉藤さんイカスwwww
後3話で終わりなんて信じられねえ。
バニー回とマーベリック回とルナティック回と数えても
1回ずつしかねえ。
全部終わらそうと思うと尺足りねえ気がしてきた。
綺麗に畳んでくれる事を願わずにはいられない。

23話視聴。
バニーーーーーー。
よかった、ほんとよかった。
ここに来て斉藤さん大活躍wwww
メガホンには吹いたwwwww
そして、マーベリックのクソさに何かムカついた。
まだまだピンチは終わらないが、どう切り抜けるのか。
あと2話で終わりなんて・・・・
(35度7分って平熱低いだろバニーw)

24話視聴。
うわああああああああああああああああああああああああ
おっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
次週最終回・・・・・・


25話視聴。
バニー早とちりwwwwwww
まあ、そんなベタなことやらかすんじゃないかとは思っていたがw
最後の僕っ子なんか可愛かった。
牛角さんとアネサンwwww
ペプシちゃんなんて本読んでんのw
ハンサムがなんか哀愁ただようわw
ああ、もう皆とお別れなんて寂しすぎる。

一応マーベリックとの決着をつけ綺麗に終わったようには見えるが
最後意味ありげな終わり方しやがった。
ルナティックにウロボロス。
これは、もしかして2期あるんじゃね?
ちょー楽しみなんですが。
2期の製作、是非お願いしたい。

最後EDに「オリオンをなぞる」を流してくる粋な演出よかった。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 85

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヒーローは職業!!斬新な作風ながら王道ヒーロー物としての魅力有り!!【総合評価:76点】

2011年春から夏、全25話で放送された作品

「NEXT」と呼ばれる特殊能力者達がヒーローとして活躍
通常のヒーロー物ならば、ここまでなのだがこの作品の面白い所は、スポンサーとの契約の下にヒーローとして活躍すると言った点です。
つまり通常思い浮かべるヒーロー、無償で悪を退治し平和を護ると言う概念とは少し違ってきます。

その活躍を特別番組「HERO TV」で中継、平和を護りつつも「キングオブヒーロー」の座を巡るランキング争いを行う、ヒーローでありながらも見世物でもあるという訳です。

主人公はワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹
最盛期を過ぎた中、地道にヒーローとしての活動を続けていたある日、所属会社がヒーロー事業部の売却
ヒーロー事業に新規参入を果たした企業に雇用されるも、バディ・ヒーローとしてコンビを結成する事を条件に課される。
バーナビー・ブルックスJr.
全く同じ能力を持ちながらも、ヒーローとしての思念は正反対。
市民を第一に考える虎徹に対し、見世物である事を前提としポイント稼ぎを第一に考えるバーナビー
考え方が正反対とあり、当然の様に反発するコンビですが、他のヒーロー達との交流や協力。
ヒーローとは別のやり方、犯罪者には死の制裁を加えることを正義と掲げる所謂ダークヒーロー・ルナティックとの闘い
バーナビーの抱える過去に纏わる事件を通して徐々に互いを良き相棒と認め合っていきます。


物語としては、大まかに言えば二部構成
個人的な意見としては、前半の方が盛り上がっていた感じを受けますね。
とは言え、後半戦も前半戦との繋がりのあるしっかりとしたストーリー展開で十分に面白かったです。
前半戦、後半戦、どちらの敵も歪んでいながらもある意味、正義と言えるかは分かりませんが信念を貫こうとしてます……
要所、要所で正義に関して考えさせてくれましたね。
全体を通していえるのは突拍子も無い設定を急に出してこない、しっかりと細かなところまで触れていて、ストーリーが非常に作りこまれていますね。

虎徹のキャラクターは終始、素敵ですね。無駄にヒーローっぽくカッコいい言動を取ったと思えば、調子はずれな言動で笑いも取ってくれる。
脇を抱える他のヒーローも個性に溢れ、ストーリー中でしっかりと各々にスポットを当ててくれていて、各ヒーローの魅力も見せてくれています。

ヒーローと呼ばれていても人間としての弱さをしっかり持っている。
そんな完全無欠のヒーロー描かずに逆に人間味を持たせたヒーローと言うのが非常に良いと思いました。
ヒーローは職業と言う設定の為、シュールな笑いが多々あり、今までの王道ヒーロー物には無い良い味を出していて、そこがこの作品最大の魅力でしょう。
勿論、王道のヒーロー物としての熱い展開も魅力的!!
王道のヒーロー物を好む方は勿論、ヒーロー物に然程興味の無い方、どちらでも楽しめる無いようです!!


作画については、少々アメコミ感を感じさせますが、自分はそこまで気になりませんでしたね。
と言うよりも、以外に作画のレベルは高めですね。
主人公のヒーロースーツはメカっぽく、流石はサンライズと言った仕上がりですし
まぁ、アメコミ感に対し、こればっかりは少々好き嫌いが出やすいかもしれませんが……

この作品、自分も視聴を最初から断念していた作品です。
しかし、ランキングなどを考慮して視聴してみれば、こんな面白い作品を見逃していたのかと後悔しました。
25話ありますが、一気に視聴してしまいました。
未視聴の方、ヒーロー物の醍醐味である熱い展開と、ヒーローは職業であると言うことから生まれるシュールな笑いが非常にうまく融合した良作です。
是非とも一度視聴してみる事を強くオススメ致します!!


上手く纏められてない気もしますが、ここまでとします。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 63

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

只のアクションヒーローものじゃないんです!  (`・ω・´)キリ  

サンライズ制作

全25話

ジャンル:アクションヒーローもの

キャラクター原案が「ウィングマン」「電影少女」「I"s アイズ」「ZETMAN」
等、漫画家の 桂 正和さん。

内容は 映画の「X-Men」みたいに、NEXT(ネクスト)と呼ばれる特殊能力者が、企業をスポンサーにしてロゴを背負い、犯罪者を退治するヒーローものです。

スポンサーって言っても、作品中の架空のものではなく、
SoftBankや、amazon.co.jp、Calbee等
リアルにある企業なので、発想が斬新で面白いです。


主人公は、小学生の一人娘がいる 
鏑木・T・虎徹
年齢的にも もう いいおじさんです。

虎徹とバディを組む
バーナビー・ブルックスJr.
若くてイケメンだが、クールな現実主義者で、虎徹の事を「おじさん」と呼び、仲は良くない 

二人は、正に凸凹コンビで、事件を解決していきます。

自分は、よくドジを踏む三枚目キャラの虎徹が、渋くてカッコよく見えました。
いい味出してます^^
声優の平田広明の声も渋く、凄くキャラに合っていて良かったです。

娘を想う父親の件では泣けました。
(自分にも娘がいるので感情移入です^^;)

他にも、おねえキャラや、天然、ツンデレ、人見知りの見切れキャラ、タンク系、僕っ娘 等
個性豊かなキャラがいて、見ていて飽きず面白かったです。

ストーリーも、ギャグあり、シリアスありで楽しめるし、
最初は、二人の仲が良くないけど、段々と信じ合えるバディに成長していく所も見所です!

雰囲気はアメリカンヒーローっぽいので、そっち系が嫌いじゃなければ十分楽しめます。

アクションヒーロー系が好きな人には勿論ですが、
そうでない人にも オススメできる作品です!
(=´ω`)ノシ 


OP:「オリオンをなぞる」(第1話 - 第13話)歌 - UNISON SQUARE GARDEN

  「ミッシングリンク」(第14話 - 第25話)歌 - NOVELS


ED:「星のすみか」(第1話 - 第13話)歌 - 藍坊主
  
  「マインドゲーム」(第14話 - 第24話)歌 - 珠妃 Tamaki


「星のすみか」は好きでCD購入しましたw (*´ー`)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 52

88.3 23 コミカルアニメランキング23位
刀語-かたながたり(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3069)
16321人が棚に入れました
刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主である鑢七花は、姉の七実とともに不承島で暮らしていた。
しかし、奇策士とがめの言葉により、伝説の刀鍛冶「四季崎記紀」の作った刀、完成形変体刀十二本を集めるため旅に出ることになる。

声優・キャラクター
細谷佳正、田村ゆかり、中原麻衣、鈴木千尋、宮本充、池田昌子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キャラで遊んでいる西尾維新。物語と戦いも見せどころ

原作未読。
12本の刀をめぐって、戦いがくり広げられる時代劇です。

七花(しちか)という青年が人里離れた島で、姉と暮らしていた。
彼は刀を使わない剣術「虚刀流(きょとうりゅう)」の当主。
そんなある日、彼の元へ「奇策士(きさくし)」を名乗る女性が現れる。
彼女は12本の「変体刀(へんたいとう)」の話をする。
二転三転の末、七花は彼女と共に、刀を集める旅に出ることに。
彼らは、変体刀をすべて集めることはできるのか?


同じ西尾維新の化物語と比べると、刀語はずっとストーリー重視です。
物語がテンポ良く進んでいきます。

言葉遊びもありますが、カタカナ語を使っていませんね。
「セリフ」や「コンロ」も江戸時代には使われていた、れっきとした日本語です。
{netabare}
ちなみに混浴も当たり前の時代でした。
しかし、残念ながら「ペンギン」は明治以降に入ったカタカナ語です。
{/netabare}


さて、このアニメは1話50分ほどですが、時間の長さを感じさせません。

起承転結がとてもはっきりしていて、見所がそれぞれにあるからです。
特に、転に来やすいバトルの場面にはほれぼれします。
紙芝居のような絵柄からは想像できないかっこよさです。
格闘ゲームが出ているくらいです。


テーマは「生きざま」「個性」だと思います。
人はどのように生き、どう振る舞えばいいのか。
それが旅の中で表現されています。
そのため、登場人物が実に風変わりです。

そもそも七花がヒーローでもなんでもない。
かざりけがなく良いも悪いもない七花。
彼は刀をまるで機械のように奪い取っていきます。
でも、それは{netabare}世間というものを知らなかったから。
だからこそ、出会う先々の出来事をスポンジのように吸収します。
彼は日和号(びよりごう)との戦いの時にはっきり言っていますね。
これはちょっと前までの自分だったと。
{/netabare}


しっかりとしたストーリーに、型破りなキャラクターたち、そして、殺陣(たて)の見事さ。

私は12話通して楽しめました。
少し不満が残る場面もありましたが、起承転結のどこかがイマイチという程度。
全体的にはハズレ回がないといっていいくらいです。
{netabare}
ラストシーンの「ちぇりお!」は最高でした。
七花は死亡フラグを立てまくっていましたが、いい感じに裏切ってくれました。
あの終わり方は好きですよ。
{/netabare}

人の生き死にが出てくるストーリーが平気なら、エンターテインメント作品として十分に楽しめると思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 77

エウネル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

主人公強いな

物語シリーズが好きなので、同じ西尾維新ということで見てみました。物語シリーズのほうが好きですが刀語も面白かったです。

このアニメは1話1時間と少し変わったアニメです。話の内容は伝説の十二本の刀を集めるために主人公とヒロインが旅をするというシンプルな設定です。主人公の鑢 七花(やすり しちか)は無刀流、つまり刀を使わない剣士です。ですが彼の無刀流は刀を相手とすることを想定しての技です。七花はこの無刀流で伝説の十二本の刀を使いこなす剣士と戦います。

作画に少し癖があり、嫌いな人もいそうですが、戦闘シーンはかなりレベルが高いと思います。最終話の戦いはかなり熱いので見るべきだと思います。

あとヒロインの口癖である「チェリオ!! 」が可愛かったです。
これがどういう意味で、なぜこのセリフなのかは見て確かめてください。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 54

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

喋りまくりの作品!☆☆でも深くて良い作品です♪♪♪

さすが西尾維新です♪

喋る喋る(笑)

この作品は西尾維新アニメプロジェクト第二弾です♪

放送は少し特殊で月1回1時間の放送の全12話です。
つまり本来で言えば24話分になります♪

物語は尾張を中心とした設定で戦国乱世より150年経った時代。世界観は江戸時代に近い設定です。

主人公は、刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主である鑢七花(やすり しちか)
そして、ヒロインは奇策士「とがめ」
この二人が「変体刀」という12本の刀を集める旅にでるというお話です!

1話で一本といった感じのテンポなので理解しやすいです♪

絵に独特の感じはありますが、あまり気にならないです(*´ω`*)
それよりやはり西尾維新の作品だけあって喋りまくりです♪

でも物語の構成もやはりさすが西尾維新って感じがしました!

時代劇アニメなのに凄く見入ってしまいました!!


笑えて、聴き入って、見入って、泣ける作品です♪

そしてとても深い内容でした!


私が語るより視聴していただいたほうがいいですね!!(*^_^*)

凄くオススメです!!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 51

85.9 24 コミカルアニメランキング24位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2782)
15484人が棚に入れました
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。

英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」にあこがれ、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、ある日ダンジョンで場違いな強さを持つモンスター「ミノタウロス」に襲われる。

あまりのレベル差になすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでトップクラスの冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。

その瞬間、アイズに一目惚れしてしまったベルは、いつかアイズに釣り合う冒険者になろうと行動を開始する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、大西沙織、内田真礼、戸松遥、石上静香、日笠陽子、久保ユリカ、岡本信彦、早見沙織
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君も僕もロトの勇者だ

制作J.C.STAFF。

舞台は迷宮都市オラリオ。
冒険者は広大な地下迷宮に潜り、
モンスターと戦っては生活の糧を得る。
剣と魔法の冒険活劇、
王道RPGファンタジー。

この作品はキャラやシナリオに嫌味がない。
明朗快活な冒険譚である。
ただ強さに憧れ夢見る少年の物語です。
ロリ巨乳のヘスティアは、
いつも不貞腐れててかわいい。
声が凄くいいですよね。
アイズヴァレンシュタイン…透明で美しい人。
惚れた(〃▽〃)ポッ
{netabare}鍛冶屋に物語の焦点を当ててくれたのは嬉しい。
こういう世界は職人が支えているのだ。{/netabare}
ED曲が爽やかで耳に残ります。

構えることなく素直に見れる。
貴重なエロありコメディありの冒険譚。

勝者は常に敗者の中に、
失敗から多くを学ぶのであろう。
そうやって強くなればいいのだ。

ベルくん頑張れ、きっといつか報われるさ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 106
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

いえ、間違っているのは作品の『タイトル』です。

原作未読。2017年春アニメのスピンオフ作品公開という事で視聴しました。

主人公・ベル・クラネルの声優が松岡禎丞さんだったせいか、どうしてもソードアート・オンラインとダブってしまいました。
同じダンジョン攻略系だし、ファンタジーだし・・・。
ナイフと剣、魔法有り無しとか、微妙な違いしかないし・・・。
SAOがデスゲームだったのに対して、こちらはリアルのダンジョンなので、ダンジョンでの死=リアルの死というのも相通じるし・・・。
いつの間にかハーレムっぽくなっているのも同じ(笑)。

要するに、「SAO大好き!」という人にはきっと合うんじゃないかな?
私もお気に入り直行でした。

ところで、この作品のタイトルってひど過ぎませんか?
タイトルだけ見ると、女の子目当てでダンジョンを出入りしているチャラい主人公しか想像できなかった。
だから私はリアルタイムでは視聴を敬遠したのに・・・。

主人公は、一生懸命に、馬鹿真面目に冒険しています。
特に{netabare}前半は弱かった主人公が、中盤少しずつ強くなっていく様子は{/netabare}SAOには無い面白さだと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 92
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇を持て余した神々の遊び

原作未読 ただし珍しく原作に興味が湧く


{netabare}「神様…僕…強くなりたいです」{/netabare}
神様ヘスティアが安西先生に見えた初回で期待に胸膨らんだ。大きく外すことなく全13話完走です。
タイトルは知っていて地上波再放送を機に手を取った『ダンまち』。タイトルと見た目で視聴優先順位を下げていた過去の自分よ、なんておバカさん。

至極真っ当にRPGしている作品でした。ノリでいえばそこはかとなく『Dungeons & Dragons』や『ウィザードリィ』古典の香りがする佇まい。

ダンジョン潜入

クエストの達成やモンスター戦闘による経験値稼ぎ

ギルドでのクエスト成功報酬受取りや宿に泊まるとステータスやLVアップ
 {netabare}※注 本作ではファミリア元締めの神にナニされるとステータスアップ{/netabare}

{netabare}ダンジョンの存在意義といった根っこの説明は無いです。{/netabare}世界の一部としてダンジョンが存在し、上記ルーティンをこなしていく冒険者の一人、ベル・クラネル(CV松岡禎丞)が本作の主人公です。
転じて、神々の世界。暇を持て余した神々が人間と接触を図り“ファミリア”と呼ばれるパーティを形成するのは本作の特長です。原作は知りませんが、神々の代理戦争といった殺伐した感は無く、神々の特色にあった性格を持つファミリアが複数存在し日夜ダンジョン攻略に励んでおります。
神々のモチーフは各国の神話からの抜粋。ギリシャ・北欧・ヒンズー・そして日本とバラエティに富んでおり、そのうちのギリシャ神話からもじったヘスティア(CV水瀬いのり)がメインヒロイン。ベルくんとヘスティアを中心に神と人間(人外種族も当然おる)けっこうなキャラが登場し物語を構成しております。

そんなややこしそうな設定は観ていればすんなり理解できる親切設計なので物語理解のわかりづらさとは無縁です。そう!分かり易い。
観終わっての感想はいたってシンプル


{netabare}「ベルくん。もうヘスティアでいいじゃないか」{/netabare}


ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるのよ、と思わずにはいられません。
タイトルから色恋沙汰を想像し、蓋を開ければ抑えめで真っ当なRPGをし、いざ終わってみるとやはり看板に偽りは無いんじゃなかろうか、と思える良作です。


1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
ベルくんを軸にしっかり“物語”があるのです。
{netabare}・ヘタレ優男が徐々に地力を付けていった序盤。惚れた弱みだから?眷属だから?駆け出し冒険者のためにヘパイストスに頭を下げるヘスティアの覚悟に感動しました。
・第6話。父母との別離の後、初めて触れたであろう他人からの信頼で救われたリリルカにこれまた感動しました。リリはベルの生命を獲ろうとする程の追い込まれた状況下にいたのです。そしてベルは甘いと思えるやり方を貫き通します。こちらもそういう話なんだと観方を固めました。
・転機となる第8話。第1話と同じケースに直面し…乗り越えました。これがまたベルくんいい顔してるのです。第7話が下地として活きてました。残り5話!
・その後、味方側にいわく有りげな男キャラを配置。最大のピンチ到来。と展開が速くなります。“詰め込み過ぎ”か“怒涛のラストスパート”か受け取り手に任せていて、私は後者寄り。{/netabare}


2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
RPGのステータス成長のみに非ず。主人公が殻を破る内面の葛藤も描いた成長物語です。


3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
ハーレム:ベルくんはモテる要素を潤沢に保持してますので総取りも納得です。なんでコイツが?というキャラのハーレムとは一味違うと一線を引きました。

俺TUEEE:やや力技でした。{netabare}最初から「しあわせのくつ」持ちですしね。ただ、もしかすると死ぬかもしれん、という緊迫感はあったので良しとしてます。{/netabare}


4.緩急つけた魅力的なキャラたち
陰キャ陽キャそれぞれ特徴があったのはもとより、例えばヘスティアにしてもベルくんにデレる(ストレートな愛情表現が◎)ところと、意外と立派に神様してるところなど二面性や緩急をつけてきてました。
{netabare}「罪悪感なんて結局、自分が自分を許せるか許せないかでしかないんだ。君が心を入れ替えたっていうんなら、行動で証明してみせろ。」
※厳しくも温かい。そしてベルくんへの信頼があるからこそ出る言葉でしょう。{/netabare}


主演松岡さんで早々に戸松さんと絡んでるし、階層攻略のゲームっぽいし、モンスターにやられたらきっちり死ぬし、本人は一途ながら出合う女性軒並み好意持たれてるし、と某SAOと類似する点はそれほど気になりませんでした。松岡さんの声のトーンがいつもより高めだったからかもしれません。
既視感はあっても、丁寧に処理されたアニメです。神々と紐づくファミリアの設定は独特で世界観を構成する要素としてきちんと消化できてますし、別個のものとして捉えてます。


気にする気にしないのどっちに転ぶか、どこが刺さるかを言語化できたらラクなんですけどね。上に挙げた4点は魅力というより「マイナス先入観はこうしてプラスに転じました」的な内容。
もう少し掘り下げると、前述4.に絡んで“キャラへの愛着があった”が上乗せされて評価に影響しました。


■祖父の薫陶
人の好いベルくんに脈打つ祖父のDNA。これでだいたい説明がつきます。
{netabare}チートスキル「英雄願望」。ベルくんのモチベというか強さの源泉。女のために体を張る、そして女のために頑張る理由は幼いころ受けた祖父からの薫陶でしょう。{/netabare}
{netabare}「ベル。冒険者ならダンジョンに出会いを求めなくちゃっな」1話
「醜悪な怪物から、か弱い女冒険者を助け、感謝され、いい仲になる」同じく1話
「これぞ冒険の醍醐味ってやつだ!」これまた1話
「ゆけーいベルよ 男なら寝込みを襲え!接吻じゃー」7話
「覗きは男のロマンだぜ!」12話{/netabare}

■ヘスティアの献身
ベルくんは無自覚ですが、ヘスティアのベルくんへの信頼の厚さを端々に感じます。疑いの目を向けられてもヘスティアは動じません。二人の絆の強さを表わす描写に嫌味がなくそこにシビれます。
{netabare}昭和、いや明治の女の凄みを感じます。会ったことないけど。。。旦那を支える覚悟と信じ続けることのできる肝の据わりっぷり。THE内助の功。{/netabare}
{netabare}ヘスティアナイフの時もそうですが、エイナにリリを警戒するよう忠告を受けた時も、生還した後リリを諭す時も、パス・パレード(怪物進呈)を食らったベルくんの捜索隊を出そうとする時も、とむしろベルくんが目の前にいない時の振る舞いに惚れる。{/netabare}
{netabare}“例の紐”も良いですが圧倒的にここが私のツボです。{/netabare}

■長老役リューさん
古くはナウ○カのユパさま。強いです。そして淡々と飄々とさらっと大事なことを主人公に伝える役回り。本作で誰かヒロインを選べと言われたらこのワケあり美女を選びます。
{netabare}一緒の皿洗いでの一言が8話でミノタウルスに対峙するベルくんの背中を押しました。ベルくんをクラネルさんと呼び一歩センを引いている姿勢にも好感です。{/netabare}
リューの雇い主ミア母さんも粋ですね。ラ○ュタのドーラ婆さんと魔女の宅○便のオソノさんを足したような快活おかみさんもいいこと言うんですよ。
{netabare}「冒険者なんて格好つけるだけ無駄な職業さ。最初のうちは、生きることに必死になっていればいい。惨めだろうが笑われようが、生きて帰ってきたやつが勝ち組なのさ。」{/netabare}



難点挙げるならベルくんとヴェルフの名前の音が被ってしまうのはいかんとも。

恐らく原作では言及されていてアニメでは説明不足と感じる部分、アニメ観ただけでは理解しようがない箇所もあったり、未回収は残ります。
続きは外伝(ソード・オラトリア)、そして公開中(2019年3月現在)の劇場版を楽しみましょうか。
さらに2期制作のお知らせが公式サイトより発表されました。


とても見やすいファンタジーの良作。原作まで手を伸ばすかと久々に思える良い作品に出会えました。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

-----
2019.08.11追記

この1期視聴から日をあけてオラトリアを視聴。できれば1期とオラトリアはセットで観たほうが良いかなあ、と体験談。結局オラトリア観てすぐこっちを観返すハメに。
これで2期の予習はバッチリということですな(^^)



2019.03.25 初稿
2019.08.11 追記
2020.03.22 修正
2021.10/10 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 81

87.7 25 コミカルアニメランキング25位
千と千尋の神隠し(アニメ映画)

2001年7月20日
★★★★☆ 4.0 (1807)
12275人が棚に入れました
10歳の少女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子。夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋るが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。仕方なく後を追いかける千尋。

出口の先に広がっていたのは、広大な草原の丘だった。地平線の向こうには冷たい青空が広がり、地面には古い家が埋まっていて瓦屋根が並んでいる。先へ進むと、誰もいないひっそりとした町があり、そこには食欲をそそる匂いが漂っていた。匂いをたどった両親は店を見つけ、断りもなしに勝手にそこに並ぶ見たこともない料理を食べ始めてしまう。それらの料理は神々の食物であったために両親は呪いを掛けられ、豚になってしまう。一人残された千尋はこの世界で出会った謎の少年ハクの助けで、両親を助けようと決心する。

声優・キャラクター
柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、我修院達也、はやし・こば、神木隆之介、菅原文太、玉井夕海、大泉洋
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

日本だからこそ!

ジブリ作品。

小学5年生の少女、千尋(ちひろ)と、その両親は、神々の住まう土地に迷い込む。
そこで両親のとった行動により神々の怒りを買ってしまう。
千尋は名前を奪われ、両親を人質に「油屋」という旅館で働かされることになる。
そんな千尋の成長物語。


正直言うと、ジブリの中ではあまり好きなアニメではありません。
{netabare}
すべてを奪われてしまった千尋が、自分の力で元の自分を取り戻し、さらに成長する。
それを追うように数々の主要キャラが再び走り出す。
{/netabare}
再出発への意識。
逆境から抜け出す力強さ。

そんなテーマ性は感じるものの、ちょっと物足りないんです。
また、ノスタルジーを感じるには年齢層が合わない気がしました。
少女の冒険記として見るには初期のジブリ作品のほうがはっきりしています。
どのように見ても中途半端な印象を受けちゃったんですよね。

しかし、ここまでは、個人的に合うか合わないかという問題です。


このアニメを見て、強く感じたことがひとつあります。
それは「舞台が日本だからこそ違和感も持たずに見られること」です。

西洋が舞台ならドラゴンやエルフが出てきても違和感がないように、日本では八百万の神々に違和感をいだきません。
数々の奇妙なキャラクターが出てきますが、自然に受け入れられます。

特にきわ立っていたのは、
{netabare}
ハクが名前を取り戻す場面。
千尋は「琥珀川(こはくがわ)」としか言ってないんですよね。
それなのに、ハクは自分の名前である「ニギハヤミコハクヌシ」という名前を取り戻しています。
その間には、おぼれたときのわずかな回想が入るだけです(→パッケージイラスト)。
{/netabare}
たったそれだけで「自然が人格を持っている」と視聴者は判断します。
そして、すんなり受け入れてしまいます。

日本人のアニミズムに対する意識は、こうも自然に根付いているモノなのかと、再認識させられるアニメでした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 95
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いいなあ、愛の力だなぁ...

いまでも思い出す...夏の日のあの不思議な出来事...

それは目に見えない不思議な何かに導かれたように思えた...
トンネルの出口の光を目指してまっすぐ進む...
その先は眩さに包まれていて...
緑の草に覆われたどこまでも広がる草原だった...

「トンネルの向こうは、不思議の街でした」

このキャッチコピーに、まだ足を踏み入れたことがない向こう、遠い世界への憧れ、言葉では言い表せないワクワクする気持ちを思い起こします...

不思議の街へと足を踏み入れた千尋と両親。そこは異世界なのに、どこかひどく懐かしい雰囲気を感じる街並み。日本の和を強調させた独特の世界観に心惹かれます...

夜の訪れとともに赤い提灯(ちょうちん)が連なり、見る者を夢幻的世界に誘(いざな)うようです。
ノスタルジックな風景の中に在る赤は存在感が際立っています。赤い光に満ちた提灯が揺らぎ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
映像の美しさのみではジブリ作品で首位だと思う程に素晴らしいです。

千尋から千(せん)へ...
親を失い、恐怖に脅え泣く千尋が数々の困難に立ち向かい、出会いや経験を重ねる度に強くなっていくのです。
この不思議な街で涙する度に大人の表情に変わっていく。そんな千尋が愛おしいですね。
{netabare}
ラスト直前で空に舞う千尋の涙があふれるシーン
他人を心から思いやって流した涙もあったね、けれど最後の千尋の涙は、自身の幸せがあふれた笑顔の涙。その表情と共に、どこまでもあたたかいんです...
{/netabare}
爽快さと感動に満ち、心からやさしい気持ちになれました...
素敵な作品でした。

「千と千尋の神隠し」以降、ジブリを熱く語れる作品に未だ出会えていません。
また、出会いたいですね・・

 {netabare}最後にタイトルですが「愛」というワードを発する釜爺の名言!愛をよく分かっているんですよね♡「わからんか。愛だ、愛」「いいなあ、愛の力だなあ..」 {/netabare}

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけど
その向こうできっと あなたに会える...

投稿 : 2025/04/12
♥ : 69

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不思議な世界に迷い込んだ少女の話!

車で引っ越しの途中に山のなかに行き着いた千尋たち。千尋の両親が山のトンネルへと足を進めると千尋も恐れながらついていくがここから千尋は大変な世界に迷い込んでいく...

千尋の小さな胸の中に秘められた強い気持ちがよく見えていて良かった。
千尋が周りの人たちに好かれていく理由がしっかりとあり、旅館の人たちも最後はいい人ばかりになってくれて感動でした!

活気ある街とその裏側で起きている黒い部分との差がこの作品の見どころですが、出てくるキャラたちが人間臭くてこの設定がより活きているように感じました(^^)

物語の不思議な雰囲気やキャラの心理状況、料理の美味しそうに見える感じがとてもジブリらしく思えました(^∇^)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 65
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