警察で怪盗なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの警察で怪盗な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月07日の時点で一番の警察で怪盗なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.5 1 警察で怪盗なアニメランキング1位
まじっく快斗1412(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (179)
1101人が棚に入れました
マジック好きの高校生、黒羽快斗(くろば・かいと)
父は天才マジシャンだったが、世界的な大泥棒〈〈怪盗キッド〉〉という裏の顔も持っていた。

その父はマジック中の事故で他界。

快斗はひょんな事から父の裏の顔を知り、
事故死ではなく何者かに殺害されたのではないかという疑惑を抱く。
そして、快斗が父の死の真相を探るべく
跡を継いで〈〈怪盗キッド〉〉になるところからこの物語は始まる―。

声優・キャラクター
山口勝平、M・A・O、羽佐間道夫、喜多村英梨、宮野真守、石塚運昇、池田秀一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「ポーカーフェイスを忘れるな」

この作品の原作は未読です。この作品の中で何度か「コナン」を見かけました。
作画の雰囲気はお互い似てるなぁと思う程度でしたが、作者が同じだったんですね^^;
知りませんでした^^;
更に「まじっく快斗」のタイトルを見てもどんな作品なのかが分からず、数話みて視聴継続を決めようと思い視聴に臨みました^^;
結果的に完走してしまいましたけれど・・・^^

この物語の主人公は天才的なマジシャンである高校生の黒羽快斗です。彼は高校生としての顔と・・・もう一つ快盗キッドとしての顔を持っていました。
自分が快盗キッドである事は世間には秘密・・・そんな高校生と快盗を華麗に使い分ける日常がこの作品では描かれています^^

快斗の快盗としての犯行手口は、高校生とは思えない程鮮やかなモノです・・・
ご丁寧に犯行予告を送り、警察や野次馬が大勢いる中、狙った獲物を確実に盗み出します。
時にはライバルも現れ、絶体絶命のピンチが何度も訪れるのですが、ほんの少しの運と機転で切り抜けていきます。

そんな快斗の幼馴染が中森 青子ちゃん・・・そして、お父さんが警察官でキッド捜索担当という「灯台下暗し」的設定なのですが、この設定がこの作品の面白さを助長していたと思います。
快斗と青子はいつも一緒・・・青子のお父さんは非常にオープンな性格であるため、狙った獲物の警備状況が得られるといったメリットがある反面、青子があまりにも近い存在であるため、隣にいる彼女の目を眩ませて盗み出すのが逆に難しいんです^^;
まぁ、良い事ばかりじゃ飽きてしまうので、スリリングな感じは丁度良かったと思います。

ただ一つ・・・見ていて脳内変換が必要な事がありました^^;
快斗を見ていると・・・どうしてもPersona4 the ANIMATIONのクマが脳裏に現れるんです^^;
声優さんが同じなのである意味当たり前なのですが、シリアスな場面でも「〜クマ」「〜クマよ」と言ってコミカルに飛び跳ねるクマ・・・^^;
そんなクマの姿に思わず顔が緩んでしまう事が何度かありました^^;

世間に正体を隠している快斗ですが、中には正体を知って応援していくれる人もいます。
快斗の同級生である小泉 紅子も数少ない人物の一人です。
きっかけは些細な事・・・でも周年を燃やす彼女は決して嫌いではありませんでした。
むしろ、青子ちゃんより推して見ていたように思います^^;

オープニングテーマは、LAGOONさんの「君の待つ世界」とCHiCO with HoneyWorksさんの「アイのシナリオ」
エンディングテーマは、REVALCYさんの「WHITE of CRIME」とGalileo Galileiさんの「恋の寿命」
とにかく「アイのシナリオ」が大のお気に入りです・・・初めて聞いた時にあまりの格好良さにビックリしてしまった程です^^

2ク-ル全24話の作品でした。
盗む場所、相手、ライバル・・・そして青子や紅子との関係・・・
土曜夕方のアニメだけあって、大人も子供も楽しめる作品に仕上がっていたと思います^^
最後まで分からなかったのが、タイトルに付いている「1412」の数字の意味です。
物語の中で分かるのかな・・・と思っていたら全然分かりませんでした^^;
これだけが唯一心残りです^^;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

skfucmj さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

クオリティが微妙

今になって全話視聴しました。
絵の拙さはまだいい。快斗の目が何だか鋭いのもコナンに寄せたという事でしょう。ただ演出や絵コンテが全体的に酷いのは無理。
絵コンテ上手く出来ないならせめて原作の構図を踏襲すればいいのに。小学生の頃からまじっく快斗ファンですが、飽きて観るのが苦痛でした。
マジックも変に現実路線に拘っているせいで全てが地味。白いマントにシルクハットの怪盗や魔女が出てくる世界観でマジックだけリアルにされても…
怪盗キッドが張る煙幕も原作やトムス版の様に星やテープが散ったりとかなく、ただの煙玉になってて原作の楽しさやわくわく感が消されてます。頑張って制作してくれたスタッフさんには悪いが、努力の方向性が完全に間違ってると言わざるを得ない。「マジックには必ずタネがある」という言葉に縛られすぎて、作品の方向性が迷子にっている印象が強かったです。
今でこそレトロブームで昔の漫画を昔の雰囲気のまま再アニメ化するのが流行りだしてますが、当時は時代背景を現代に合わせるのが主流だったためか、昭和の原作を無理に現代風にスタイリッシュにしようとして若干スベッてます。
コナンで付いた怪盗キッドファンのイメージを崩しすぎない様に配慮した結果、全てが中途半端なファンの二次創作みたいになってる印象でした。
原作のストックを持ち出すなら中途半端に現代風にアレンジせず、原作のままアニメ化して欲しかった(難しいんでしょうけども)。気の利いたアレンジなら既にトムス・エンタテインメント版でハイクオリティな作品が発表されてますし。
コナンが登場する回だと、もうどっちが主人公か分からないくらいキッドの方が悪役面になってしまっていて、観ていてしんどかった。視聴者はコナンを追い詰める不敵なキッド様を見たい層が大半だろうからいいのかもしれないけど、じゃあなんでまじっく快斗って名前でアニメ化したんですか。
あと、一応まじっく快斗という作品内においては怪盗キッドのライバルは白馬探くんなので…コナンに配慮して原作キャラの存在が軽めに扱われてるのはトムス版と共通で、観ていて腹が立ちました。怪盗キッドのライバルが江戸川コナンなのは名探偵コナンの中の話なので…まじっく快斗にまで侵食しないで欲しい。
唯一、原作を忠実に再現したシーンや、トムス版で削られた「俺はキッドだ。キッドなら子供のままでもいいんじゃないかな」が聞けたのは感無量でした。あと青子と紅子が可愛かった。山口勝平さんの快斗のやんちゃな演技もフレッシュですごく良かったです。
コナンとまじっく快斗どっちも読んでる層ですが、こういうファンもいるっていう事を分かってもらいたいです。原作ファン大事にしてください。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

快斗×怪盗×文字り

  12.27放送のお話。

 デパートのオーナーが、売り上げあげようと偽の予告状で「ジャイアンツの星を頂く」と、客引きするのだが・・・。

{netabare} そのための偽キッドは、お金に目の眩んだ似ても似つかない痩せた部下のおっさん。マントとか、全然違う!ヘリコプターでハシゴにぎこちなくしがみついて登場!
 中森警部とか周囲の人たちが、なぜ捕まえる前から偽物だと気づかないのか?あんな目立つ場所で、オーナーと偽キッド話しているし・・・。捕まえられると、窓からそのオーナーが飛び出し、落ちようとするジャイアンツの星にしがみつき知らぬふりするのが、子供だましみたいで面白かった。

 本物が出てきても、「どっちが本物だぁ」とその時も気が付かないし、{/netabare}「おいおいおい」っていう感じ。
 「何なんだぁ~」だった。

 {netabare} 青子の次回予告は、子供に話しかけてるようで、{/netabare}キザな快斗の方がうまいと思ってしまった!

                     2914 12.29 3日遅れの聖夜



 気が付けば、見たことのない怪盗キッドのお話は、少なかったのでは!です。

 キッド誕生秘話、白馬探、紅子、スネイク、コナン、シャノワール、外人の女マジシャンとの絡み、快斗のお母さんとお父さんの出会い話、列車の活躍などは、コナンの放送枠で見覚えがあったです。キッド目線で、描き下ろしだったように見えたけど・・・。

 にしても実際、人に応援される泥棒なんて、聞いたことがないですが・・・。あんな素顔丸出しの泥棒に気づいているのは、探と紅子だけでそれをごまかしている快斗も快斗であるです。

 嫌いではなくこのアニメは好きなほうだけど、このアニメでもっと見たことのない話を、見たかったと思ったです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

71.9 2 警察で怪盗なアニメランキング2位
ルパン三世 PART5(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (203)
806人が棚に入れました
ルパン三世と次元大介はフランスにいた。ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現―――ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、水瀬いのり、津田健次郎、島﨑信長
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ひとまず決着か

最初はルパンの前作までの相関図が出てくる。何かの伏線かな?

前作とは異なり、回を跨ぐ話が多め。4つ長編がある。いきなり5話続く。{netabare}美少女天才ハッカーア→ミ↓をさらって繰り広げられる。水瀬いのりがルパン三世に出るとはイメージが湧かない。結構、エッチなセリフ言っててびっくり。この娘こんなこともできるんやな。チノちゃんだけじゃない。そんでもって、ネットで殺し屋を募ってとかなんとか現代風。ルパンがネットやらARやらを使いこなしているなんて。最後の長編でもルパンは時代遅れなんて話があったが、しっかり時代の波に乗ってる。レベッカが最終話でしっかり登場してくれて嬉しい限り。2回目はルパンを捨てた男アルベールとの対決。3回目はアミにようやくできた友達ドルマがとある国の王女でクーデターのために、留学中にも関わらず、本国に連れて行かれる。あやねる好きだわ~。そして、最後の長編はまさかのアミの不明だった父親が適役。色々と伏線を繋げてくる。常にネットで監視されるルパンだが、越えてくる。前に登場したキャラクターたちが色々出てくる。{/netabare}

6話目でまさかのギャグ回をぶちこむ。脳力。これだけ異質すぎる。

印象に残った回は五エ門が散財する話。{netabare}女性が苦手とは言うけど、子供にまで集られる始末。舐められすぎている。{/netabare}
あとは最終話。{netabare}ひとつ前の長編で不二子からあなたにとっての私は何?という質問への答えがついに。誰も見たことのない本当の顔を見せる。それこそが答え。んで、幸せなキス。不二子もしっかりドレスを着て檻の中で待ってる辺り、期待していたよね。アミの父親は娘に興味はなかったが、人ログが使えなかったこともあり、彼女が生まれたばかりの頃を思い出し、娘想いに戻ったようだ。そして、アルベールは人ログの共同制作者の片割れを確保。{/netabare}

銭形は相変わらずルパン一筋。ときには手助け。ときには{netabare}記憶喪失{/netabare}

曖昧な関係だった峰不二子とルパン三世が決着をつけた作品として考えると中々良かったと思う。

OPはLUPIN TROIS 2018。フランスが主な舞台だからフランス語でルパン三世。ルパン三世のテーマをアレンジしたもの。EDは沢城みゆきが歌うセーヌの風。切なく歌い上げている。

イタリアが舞台となった前シリーズの放送から2年-  ルパンとその仲間たちが帰ってきた! ルパン三世と次元大介はフランスにいた。 ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。 麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。 デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。 そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。 ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、 敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。 しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現--- ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!

1. 地下塔の少女
麻薬や銃など、非合法なアイテムを買える裏の通販サイト「マルコポーロ」。そのサイトが取引で稼いだデジタル通貨が、今回のルパンのターゲット。デジタル通貨を盗み出すには鍵が必要であり、ルパンは厳重な警備の巨大サーバー施設--通称「ツインタワー」に侵入する。ルパンを出迎えた鍵の番人は、凄腕ハッカーの少女「アミ」だった。

2. ルパン・ゲーム
「世紀の大泥棒、ルパン三世をハントせよ!」マルコポーロ幹部の罠により、ルパン・ゲームが始まった。世界中の人々から追われることになったルパン。空港では警察だけでなく、一般人にまでも監視され、まったく身動きが取れない。飛行機を盗もうとしても、銭形に読まれてしまい……。ルパンはルパン・ゲームから無事逃げ切ることができるのか?

3. 殺し屋は荒野に集う
魔山神平、ネズミ一族、ユニオンママ……突如、ルパンに襲いかかる、東西の殺し屋オールスター。彼らはマルコポーロの幹部が始めた新しいオンラインゲーム「ハッピー・デス・デイ」の参加者だった。アミはハッキングでルパンのピンチを救うが、殺し屋に撃たれ、傷を負う。次元と五ェ門も同時に襲われていたことを知ったルパンは、殺し屋を一網打尽にするために、ある作戦を企てる。

4. 銭形の誇りと砂漠の埃
ルパンに銃を向け、不敵に微笑む不二子。しかし、そこに銭形が現れ、ルパンとアミを車に乗せて走り出す。銭形のおかげで窮地を脱したかと思いきや、突如、上空から襲い来る銃撃。金に目がくらんだ軍人が、ルパンを消そうと襲ってきたのだ。ルパン達は車を捨て、歩いて砂漠を超えることに……。銭形との、暑苦しい逃避行が始まった。

5. 悪党の覚悟
ドローンファイターに頭を撃ち抜かれたルパン。ターゲットの死亡によって、ルパン・ゲームは終息する……。月日は流れ、人々がゲームのことを忘れ始めた頃--ルパン専任を解かれ、異動となった銭形は、アミと共に暮らしていた。そんな中、アミのもとを訪ねて来る五ェ門。伝言を受け、アミは因縁の相手・マルコポーロの幹部へ会いに行く。

6. ルパン 対 天才金庫
大東京銀行に「天才金庫」がやって来た。町工場の発明家・ヒラメキ兄弟が開発した金庫で、開ける人間の頭脳の力「脳力」を測定する機能がある。それも、脳力が「0」にならないと、絶対開かない仕組みなのだ。ルパンは不二子や次元に焚き付けられ、金庫に挑戦する羽目に。しかし、ルパンの脳力はなんと「300」! クセモノ金庫を相手取り、天才ルパンは果たしてどう出る?

7. その名はアルベール
かつて裏社会で「偽造の名人」と呼ばれていた男・ガストン。自分の孫が描いた絵に、ピカソのサインを偽造したら、大富豪ミスターBに買われてしまったのだという。ガストンから絵を取り返す依頼を受けたルパンは、首尾よくそれを盗み出す。しかし、手に入れた絵は異様なまでに本物のピカソに似ていた……。ルパンは、依頼に隠された真相を探ることにする。

8. 黒い手帳は誰の手に
ガストンの墓を訪ねたルパン。そこで出会った老人・カミーユと酒場で盃を交わしていると、店の電話が鳴った。相手は死んだはずのガストン--その声の主がアルベールだと見破ったルパンだったが、酒場は突如、治安総局の襲撃に遭う。カミーユはルパンに脱出の手引きをして……。一連の事件とカミーユの関係とは? アルベールとは何者なのか? 黒い手帳を巡り、謎が新たな謎を呼ぶ。

9. ”ルパン”を棄てた男
ルパンは撃たれ、手帳はアルベールの手に。しかし、そこへ刺客が襲い掛かり、アルベールもまた、ジョゼに手帳を奪われてしまう。ルパンは次元と五ェ門に介抱され、一命をとりとめる。ルパンが語るアルベールとの過去--若き日のルパンとアルベールがどういう関係だったのか……。同じ頃、手帳を手にしたジョゼは、フランス国内で不穏な動きを見せ始める。

10. 泥棒と泥棒
「フランスは俺の獲物だ」そう決意するアルベールの前に現れたルパン。二人はギョームへの尋問のすえ、ジョゼが企てた恐ろしい陰謀の真相を知る。ルパンはアルベール--かつての泥棒仲間と共に、ジョゼの根城へ向かうことに。襲い来る追手の始末を次元、五ェ門に任せながら、ルパンとアルベールは、いよいよ敵の本拠地へと辿り着く。

11. パブロ・コレクションを走れ
お正月を和やかに過ごすルパン一味。ルパンは懐かしいメダルを見つけ、かつての大冒険に想いを馳せる。麻薬王・パブロの遺産を手に入れるため、不二子を連れ、南米へと飛んだ一行。不二子に鼻の下を伸ばしたり、パブロの残党を蹴散らしたりしつつ、ルパンはジャングルを進んでいく。ついに見つけたパブロ・コレクション。それは、実に意外なお宝だった。

12. 十三代目石川五ェ門散財ス
コスプレイヤーで溢れる、フランスの田舎町。ポップカルチャーのイベントで賑わう町中に五ェ門の姿があった。五ェ門が案内された宿屋の隣には、ビストロを経営する女・クロエが居た。彼女こそ、五ェ門が探していた、今回の盗みのターゲット。ベルギーの富豪から遺産を受け取り、命を狙われている女……。またクロエは、ビストロの赤字を嘆く、薄幸の美女でもだった。五ェ門は、そんなクロエのことが気になり始めて……。

13. 弓と王女とテロリスト
全寮制の女学校、アヌシー女学院。そこへ編入したアミは、中庭で、カラスに弓を向ける不思議な少女と出会う。彼女は、パダール王国から留学中の王女・ドルマ。友達のいないアミは、変わり者のドルマと心を通わせ合う。一方ルパンは、ドルマの持つ首飾り「血と涙の雫」を狙っていた。不二子もまた、教師に化けて学院へ潜入しドルマに近づく。しかし、学院は突如、謎の武装集団に占拠され……。

14. 王国の盗み方
「ドルマ王女。パダールをお救いください」--ドルマは祖国へ連れ戻された。ルパンはその後を追い、パダールへの入国を決める。アミもドルマを救うため、不二子とパダールへ……。国は、大師教の率いる「伝統派」と、国王を中心とした「改革派」に割れていた。伝統派によるクーデターの存在を知ったルパンは、果たしてどう動くのか!?

15. ルパンと彼女の関係
ドルマの矢がルパンを貫く。アミは不二子と共に、ルパンを連れその場から逃れて、廃屋に身を隠す。瀕死のルパン、不二子、アミ--三人の逃避行。身を粉にしてルパンを救おうとする不二子の姿を目の当たりにし、アミは複雑な感情を抱くのだった。その頃、パダール市街には戒厳令が敷かれ、いよいよ内戦が始まろうとしていた。

16. 初恋の話をしよう
内戦で混乱を極めるパダール。しかし、シェイクハンズ社の介入により事態は急変。国王の声明がネット配信され国王が生きていた事が分かる。一方、ルパンはアミにドルマの変装をさせて、即位式が行われる王宮へと潜入する。二人はドルマを救うため、先を急ぐ。「さあ、王女様を盗み出しにいくぜ」--今、ルパンの反撃が始まる。

17. 探偵ジム・バーネット三世の挨拶
「誰が夫を殺したのか、あなたに突き止めて欲しいの」--三年前、何者かに銃殺されたモンバッサン伯爵。その夫人・イザベルに城へ呼び出されたルパンは、彼女から、なんと探偵の依頼を受ける。容疑者は三人。巻き起こる新たな殺人。そして封鎖される古城……。「俺はジム・バーネット。伯爵夫人に雇われた探偵だ」--今宵限りの探偵ルパン三世、とくとご覧あれ!

18. 不二子の置きみやげ
リクヴィールのアジトに越して来たばかりの、ある日。ルパンは目覚めると、アジトのトイレが壊れていた。次元の部屋にあるもう一つのトイレを取り合って、一同は大騒ぎ。そこに顔を出した不二子は、排水管に詰まっているものが何かを知っている様子。不二子を不審に思うルパン達の前に、なぜか銭形もやって来て……。ルパン一味の日常を描いた、ドタバタの一幕劇。

19. 7.62㎜のミラージュ
北アフリカで起きた、謎の無差別狙撃事件。それは、大富豪ジルベルスタインから、ルパンへの挑戦状だった。ルパンは、ジルベルスタインの待つ谷へ出向き、谷底でチェスに興じる。しかしそれを見下ろすように、谷の両側に陣取る、二人のスナイパー……。ルパン側には次元大介。対するは、次元がその過去を知る、凄腕の狙撃手・ミラージュ。狙撃手同士の決闘が幕を開ける。

20. 怪盗銭形
ロシア郊外、北アーンゲルへやって来たルパン一味。雪の積もる一見地味なこの町には、泥棒を喜ばせる魅力的な宝がゴロゴロ。早速銀行にあたりをつけたルパン達だが、似たような手口で銀行を狙う別の泥棒に、先を越されてしまう。その泥棒は、なんと銭形!「銭形が、なんだってまた俺の真似を……」訝しがるルパンは続いて宝石店を狙うが、そこにもまた銭形が現れて……?

21. 時代遅れの大泥棒
「ヒトログ」--ネットにある膨大なデータをAIが解析し、「その人物が何者なのか?」が客観的にわかる社会変革型SNS。シェイクハンズ社・社長であるエンゾの野心的なサービスに、混乱する世の中。ウィーンの美術館へ泥棒に来ていたルパンは、ヒトログにより居場所が特定されてしまう。逃げるルパンだが、逃走経路すらヒトログに瞬時に予測され……。

22. 答えよ斬鉄剣
不二子が捕まった。シェイクハンズ社の本社がある、オリグ島に捕えられたのだ。島へと乗り込むルパン達。メンバーにはアミの姿も……。アミのサーバー攻撃で、混乱に陥るシェイクハンズ社。ルパン達はそのおかげで、目的地の摩天楼へと辿り着くことが出来た。作戦開始--しかし五ェ門だけは、ヒトログが導き出したルパンに関するある情報に、心が揺れていた。

23. その時、古くからの相棒が言った
「パパ!ルパンを助けて!」--生き別れの父親と再会したアミ。しかし、エンゾは既に、ヒトログで世界を救うという妄執にとりつかれていた……。逮捕劇から半月後。ルパンと五ェ門は、ついにICPOへと護送される。その途中、護送車の行く手を塞ぐように一台のクラシックカーが止まっていた。車にもたれかかり煙草を燻らす男がひとり……。

24. ルパン三世は永遠に
ルパン三世は、ネット上から完全に姿を消した。行方がつかめないルパンによってヒトログに書き込まれ続ける機密情報で、世界中は大混乱。各国はついに業を煮やし、ヒトログを停止させるために、シェイクハンズ社への武力行使を決行する。そして、戦場と化したオリグ島に、ついにルパンが姿を現す!--ルパンのヒトログ攻略・最大の秘策とは?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

宮崎駿以降で最良のルパン

 宮崎駿以降のアニメ作品で、最良のルパンと言って良いだろう。

【宮崎ルパンとの関係】
 モンキーパンチの原作漫画(1967年~)は、アクションを主体にハードボイルドとエロティシズムの要素を加えた大人向け作品で、後期になるほどスラップスティックの味わいが濃くなる。
 宮崎駿は、テレビアニメ第1シリーズ(71年)で、低視聴率のために降ろされた大隅正秋に代わって途中から高畑勲とともに監督を務めたものの、すでに作画がかなりできあがっていたこともあって、独自性はそれほど感じられない。しかし、脚本・監督を担当した劇場用第2作『ルパン三世 カリオストロの城』(79年)になると、原作と全く異質の人情味あふれるルパン像を確立、名前を隠して参加した第2シリーズ第145話「死の翼アルバトロス」と最終第155話「さらば愛しきルパンよ」で、その方向性をさらに推し進めた。
 宮崎ルパンは、国家的規模の陰謀を扱う骨太のプロットを持ち、そこに笑いとアクションを適度にまぶしたウェルメイドな作品で、ハードボイルドとエロティシズムの要素は微塵もない。登場人物も、人間性豊かな生き生きとした姿に描き出される。「金持ちの3代目が、ヒマをもてあまし、倦怠感を漂わせていた」第1シリーズ当初のルパンは、「イタリア系の貧乏人で…(中略)…なにかオモシロイことないかと目をギョロつかせている」キャラに変更された(宮崎駿『「ルパン三世」とのかかわり』大阪アニメポリスペロ2周年記念講演)。次元は、本人はダンディなつもりなのに他者から見ると結構ダサいガンマニア、不二子は、肉体をチラつかせて男を利用するキャバ嬢的キャラから、独りで逞しく生き抜く現代女性へと変わった。
 こうした宮崎ルパンは、後続作品の制作者にとって、乗り越えるにせよ迂回するにせよ、常に意識せざるを得ない壁となった。毎年のように制作される日本テレビのスペシャル版は、宮崎に倣って、巨大な陰謀とウェットな人間関係を扱うストーリーが多いものの、『カリオストロの城』ほど感動的ではない(と思う。一部しか見ていない)。逆に、宮崎が抑制したエロティシズムや暴力性を前面に打ち出したのが、テレビアニメ第3シリーズや次元/五ェ門をフィーチャーしたスピンオフ作品だが、過激な表現ばかりが目についてストーリーに深みが感じられない。
 これらの後続作品に比べると、『ルパン三世 PART5』は、原作漫画とも宮崎ルパンとも距離を置きながら、内容豊かな見応えあるアニメとなった。これは、シリーズ構成の大河内一楼と、各エピソードを担当した脚本家たちの功績が大きい(最終回ラストを見た後で第1話冒頭を見直すと、シリーズ構成のうまさがよくわかる)。

【設定とシリーズ構成】
 本アニメでは、(宮崎ルパンに登場する)「世界経済を裏で操る黒幕」や「原爆を売る死の商人」といった、大仰でリアリティに欠けた悪役は避けられ、ネットで一儲けをたくらむ企業人のように、現代的なこすからい半悪党が中心となる。次元は、クールで凄腕のガンマンという本来の設定で登場するが、原作漫画ほど冷酷ではなく、時に人情味を見せる。不二子は、逞しい現代女性である一方で、利用できるときには色仕掛けも忘れない。新ヒロインのアミやドルマは、運命に翻弄される立場にありながら、ウェットな人間関係に縛られない陽性のキャラである。こうしたキャラ設定は、宮崎ルパンから利用できるところだけ拝借し、それ以外は現代のファンにアピールするように新たに創作したものである。
 特筆すべきは、巧みなシリーズ構成。悪役のスケールが小さいこともあり、2クールを一貫したストーリーで無理にまとめることなく、それぞれ4~5話から構成された短い長編4編と、単発エピソードとなる短編7話に分割した。しかも、長編のうち3編でアミが重要な役割を演じており、独立した話を束ねた構成でありながら統一感が保たれている(長編と短編を有機的に組み合わせたシリーズ構成には、『機動警察パトレイバーTV版』や『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』などの先例がある)。
 短編のシナリオは、大河内を含む7人の異なる脚本家によって執筆されており、変化に富む。特に私が好きなのは、それぞれ五ェ門と次元をフィーチャーした第12話「十三代目石川五ェ門散財ス」と第19話「7.62mmのミラージュ」、それに、古典的ミステリの愛すべきパロディである第17話「探偵ジム・バーネット三世の挨拶」である。
 長編4編のうち3編は大河内が一人で脚本を書いており、いずれも情報技術(IT)が大きなテーマとなる。ITは、社会全般に関わり、スマホやSNSを通じて誰にとっても身近でありながら、その実態は専門家以外には理解できない。使い方によって、煩瑣な業務を一瞬でこなし、見知らぬ人とのコミュニケーションを可能にする便利なツールにもなれば、個人情報を抜き取り日常生活を見張る監視網としても機能する。こうした特性があるからこそ、「国家的陰謀を画策する巨悪」のような実感の沸かないキャラを登場させなくても、ITという現実的な対象が、善と悪の二面性を持った巨大な存在としての役割を担える。

【ITと光と闇】
 凄腕ハッカーであるヒロインのアミは、専用AIを「Hello Underworld!」というパスワードで呼び出す。この元ネタとなるのが、プログラミング初学者用テキストの1ページ目にきまって記される《あれ》。画面に「Hello world!」と表示させるだけの、単純なのに意味深なプログラムである。
 世界最初の実用コンピュータENIACは、スイッチや配線を切り替えて動作させる単なる計算マシンだった。ところが、ENIAC開発に協力したフォン・ノイマンが「プログラムをメモリーにロードする」という天才的な閃きを得たことで、さまざまなソフトウェアをインストールしさえすれば、アルゴリズムに基づく任意の情報処理が原理的に実行可能となり、人工的な知性(AI)への道が拓かれた。こうした知性が世界に向かって初めて発する言葉が、「こんにちは、世界」なのである。
 アミは、巨大化した電脳空間を世界に見立て、人間の側から逆に「Hello Underworld!」と呼び掛ける。アニメで描かれるハッカーは、しばしばキーボードを猛烈な勢いで打ち続けるが、現実のシステムエンジニアは、ショートカットやマクロを駆使するので、ホームポジションでキーを連打することはあまりない(私のようにフォルダーを移動するのにフルパスを打ち込んだりするのは、オールドファッションドな人間だけである)。SiriやAlexaに対するようにコマンドを音声入力するアミは、先進的な次世代ハッカーの姿を示す。
 『ルパン三世 PART5』で描かれるITは、情報社会の実相を的確に捉えたものである。{netabare} 第1話には、あらかじめ仕込んでおいたバックドアを使って不正アクセスし、電子マネーを盗み出す手口が紹介されるし、第3話では、工場に侵入したアミが、デフォルト管理者名とパスワードを入力するだけでシステムを乗っ取る。いずれも、きわめて今日的な話題である。
 第4長編(EPISODE IV)では、個人の実生活をネットですべて暴く「ヒトログ」なるシステムが登場するが、これを開発したのが、Facebookの創業者ザッカーバーグを思わせるアグレッシブな企業人であるのは、実に示唆的だ。Facebookでは、誰がどのメッセージに対して「いいね!」ボタンを押したかがデータとして収集されており、充分な量のデータが集まると、AIを使った分析によって、当人の性別や政治信条はもちろん、収入や趣味もほとんど丸わかりになるという。現在は、ターゲッティング広告の表示に利用されるが、それだけで留まるかどうか。善意で開発されたITのシステムが、いつまでも善意に基づいて運用されるとは限らない。
 ヒトログは、もはや単なる絵空事ではない。Googleで何を検索したかがわかれば個人情報は無尽蔵に手に入り、アンドロイド端末に搭載された位置情報アプリを使うと、どこにいるかもバレバレとなる(どちらのデータも、Googleが自社のサーバに蓄積している)。至る所に設置されている監視カメラと顔認証システムを組み合わせれば、町中でのプライバシーはないも同然。『ルパン三世 PART5』では、この問題に対してルパンがどのように対処したかが、第23話「その時、古くからの相棒が言った」で示されるが、これは解決策と言うよりも、さらなる恐怖の淵源となる。{/netabare}
 コンピュータやハッカーを描くアニメは数多いが、本作は、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『PSYCHO-PASS サイコパス』などとともに、ITをリアルに描いた数少ない例だろう。

 ここ数年、テレビアニメの質は低下の一途を辿っており、2018年春・夏シーズンは不作どころか凶作と言うべき状況だったが、続編・リメイクを含む全作品の中で、『ルパン三世 PART5』は『ウマ娘 プリティーダービー』に次いで高く評価できる佳作である(我ながら何て趣味だ!)。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ヲタクの、ヲタクによる、みんなのための、2018年決定版ルパン

2年ぶりのルパン三世の新作
前作PART4はイタリアが舞台でしたが、今回は本家アルセーヌ・ルパンの祖国フランスが舞台です
ルパンにとってフランスは特別な国…この国を舞台に選んだだけでも、本作の本気度が伺えます
スタッフは前作からほぼ続投ですが、シリーズ構成およびメインライターに「コードギアス」や「プリンセス・プリンシパル」の大河内一楼が据えられています。これが大当たりでした

作品の構成としてはPART4同様にシリーズを通して1つのストーリーが設定されていますが、
PART4が終盤を除き一話完結回が中心だった一方、本作では4~5話からなる中編4つの間に一話完結回が挟まれ、中編のストーリーは次の中編に続いていくというような構成となっています
中編ではインターネットやSNSなどを絡めたストーリーが展開され、2018年の今でなきゃ描けないストーリーとなっていたんじゃないかと思います
またそれぞれの中編で張られた伏線が終盤で繋がっていくカタルシスが素晴らしかったですね
特にラストに明らかになる{netabare}アミの名前の(発音の)秘密{/netabare}にはしてやられました

合間の一話完結回にも豪華なシナリオライターが参加してかなり自由に話を描いていて楽しめました
特に各ルパンファミリーのキャラ回(12,18~20話)は良くできていたと思います

で、中編回・一話完結回両方に共通するのですが、次回予告の導入とサブタイトルだけで「あ、次回面白いぞ」って思えるんですよね
それだけ描く題材が視聴者心をくすぐり、またサブタイトルのセンスにも優れていたということです
特に本作、サブタイトルが秀逸でしたね。以下に折り畳で好きなサブタイトルを挙げておきます
{netabare}9話「"ルパン"を棄てた男」アルベールが同性愛者なのも意味深にしていますw
10話「泥棒と泥棒」シンプルにカッコいいパターン
12話「十三代目石川五ェ門散財ス」神回確定www
14話「王国の盗み方」これもシンプルにカッコいいです
20話「怪盗銭形」これも五ェ門回と同じく「えぇっ!?見たい!!」と思わせてくれる秀逸なタイトル
21話「時代遅れの大泥棒」
22話「答えよ斬鉄剣」
23話「その時、古くからの相棒が言った」
24話「ルパン三世は永遠に」
ラスト4話は神がかってますね。特に24話の予告は聴いただけで涙が出ました。{/netabare}

また各中編にはこのpart5オリジナルのゲストキャラが登場し、ラストまで話に絡んでくるんですが、
EPISODEⅠ、EPISODEⅡ、EPISODEⅢのキャラはかなりヲタクに媚びてるんですよねwww
{netabare}EPISODEⅠのアミはダウナー系でエッチな発言も結構しちゃうCV水瀬いのり、EPISODEⅡのアルベールはルパンとの過去(意味深)を匂わせる鬼畜眼鏡でCV津田健次郎、EPISODEⅢのドルマ王女はアミと対をなして百合を漂わせるCV佐倉綾音(ごちうさ!!){/netabare}
明らかに男女両方のヲタクに媚を売っているんですが、
それが全く嫌味にならないくらいキャラもストーリーがよくできていて感心しましたw

そして忘れちゃいけない過去作リスペクト
過去のTVシリーズの悪党や殺し屋どもがばんばんゲストで出てくるんですが、コアすぎてぶっちゃけ分からんwww
私はこの作品ニコニコ動画で見ることが多く、過去キャラ登場の際はshita smallで解説コメントが書き込まれていましたが、それでも全然分かりませんでしたww
ただそれが分かったところでちょっとニヤリとできるだけでしょうし、ストーリーへの影響は殆どなかったかと
また終盤の{netabare}カリオストロ城{/netabare}のように、敢えて誰でも気付けるようなファンサービスも入れてくれてバランスも取られていたんじゃないでしょうか


総じて、もうほんと、とにかく最高でした
ヲタクなスタッフ陣が、ヲタクの求めるヲタクの好きそうな話を描き、ヲタクに愛されそうなキャラを作り、目一杯のルパン愛を注ぎ込んだ…そんな作品でした
それでも「ヲタクのヲタクによるルパン」ではあっても、「ヲタクのためのルパン」にはなってないんですよね
part4の感想でも書きましたが、ルパンは日本で最も老若男女幅広い層に愛されたヒーロー
ルパンという作品自体が過去作で広げてきた懐の深さもあると思いますが、しっかりと万人に届けられた作品になっていた点が本作の最も素晴らしい点だったと思います
平成の時代の最後を飾り、TVシリーズの正統続編を名乗るに相応しい集大成
2018年の「ルパン決定版」だったと思います


~余談1~
先述のとおり私はこの作品をニコニコ動画で視聴する機会が多かったのですが、これがまた楽しかったです
ルパンはお約束ネタが多いので、コメント有りで視聴すると同じタイミングでみんな一緒に盛り上がって一体感を感じることができましたw
またアルベール回なんかでは明らかに女性のコメントも多かったりして、改めてルパンの人気の幅広さを感じられました
ネットの繋がりを題材とした本作だけに、最速放送の直後にニコニコで配信して、視聴者同士の繋がりを創造して下さった制作側の粋な計らいに感謝しています
ルパン、みんなで見ると楽しいね!

~余談2~
part4がイタリアで先行放送されていたように、本作も海外展開を視野に入れた作品だったように思います(2018年12月現在、海外でも配信されている程度の展開のようですが)
で、上でもちょっと触れましたが、アルベールについて
彼は{netabare}同性の恋人がいる同性愛者です(厳密にはバイかもしれないけど)
でも、その描写って凄くしれっと、さも当然のように自然に描かれているんですよね
ルパンが女装してアルベールの身辺を探り、彼氏がいることが分かるシーンなんて特徴的です
同性愛が特異なことではなく、自然なものだと描写されているんですよね
一方で、アミがルパンをホモだと邪推するところなんかはちゃんとコミカルにギャグとして描かれているんです
同性愛が自然なものだと描いた上で、かといってタブー扱いするわけでなくギャグとしても描く
これはかなり衝撃でした
本当にフランスでそこまでジェンダー意識が浸透しているかは分かりませんが(多分そうなんでしょうが)、
これこそがLGBTのあるべき姿なんだろうなあと感心しました
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

66.4 3 警察で怪盗なアニメランキング3位
怪盗セイント・テール(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (86)
519人が棚に入れました
聖(セント)ポーリア学院に通う羽丘芽美は、マジシャンを父に持つ中学2年生の少女。しかし夜になると自らが住む聖華市に出没する怪盗セイント・テールになって巧妙な詐欺や窃盗で巻き上げられた金品を盗み、本来の持ち主に返す。学院礼拝堂の見習いシスターにして情報アシスト役のパートナーの親友・深森聖良と共に、犯罪被害に遭った「迷える子羊」達の救済に走っている。警察さえ手玉に取るセイント・テールを追うのは、クラスメートの天才少年・アスカ.Jrこと飛鳥大貴。彼は市長より特命を受けた、セイント・テール専任捜査官なのだ。最初は生意気なアスカ.Jrに怒り心頭に発した芽美だったがその想いはやがて微妙なものへと変化していき、徐々に彼がセイント・テールを追う真摯さに心惹かれていく。

声優・キャラクター
櫻井智、井上喜久子、岡野浩介、こおろぎさとみ、森川智之、永島由子、大塚明夫
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私を追いかけて掴(つか)まえて」

◆女の子の「追いかけて」願望をストレートに描き出した'90年代の良作

本作のヒロインは、{netabare}日本のどこかの港町にあるミッション系スクールの中等部2年に在籍する髪の長い少女{/netabare}で、神様への祈りで変身すると、その長髪が「ポニー・テール」になるので「セイント・テール(聖なるしっぽ)」という渾名(あだな)がついています。

彼女をサポートするちょっと変人っぽい同級生の少女や、{netabare}彼女を追いかけているうちに恋をしてしまう{/netabare}同級生の少年が、サブキャラとして大活躍する、という点で、今期から新章の始まった『カードキャプターさくら』とちょっと似ています。
(※そういえば、キャラクターデザインもちょっと似ている感じですね)


◆「変身(魔法)少女」と「怪盗(義賊)」の良好なコンビネーション

先にレビューを書いた『神風怪盗ジャンヌ』の方が、ヒロイン(ジャンヌ)を取り巻く世界観のチグハグさが目立ったのと比べると、ジャンルのよく似た本作の方は、

(1) アニオリ展開が多いこともあって、シナリオ自体は終盤までマンネリ気味ですが、
(2) 世界観が「ミッション系スクールに通う少年少女の物語」として綺麗にまとまっていて、

・・・その分評価が高くなりました。

(3) 古い作品にも関わらず、作画崩壊がほぼなく、キャラデザ秀逸、OP/EDとも印象的、そして最終回を綺麗にまとめた点、も個人的にそれぞれ高評価です。

芽美&アスカJr.の二人の《関係変化》に軸をおいた本作の一貫した展開は、さくら&小狼の物語には叶わないけど、やはり'90年代を代表する同級生&少年少女のファンタスティックな恋物語の一つ、といっていいのではないでしょうか?


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       立川恵(『なかよし』1994年10月-1996年10月連載)
監督          鍋島修
シリーズ構成      飯岡順一
脚本          藤田伸三、大川俊道、米村正二、日暮裕一、いとうなおこ他
キャラクターデザイン 立川恵(原案)、阿部純子
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*第??話*はアニメ・オリジナル回(全部で19回=19/43=44%強)

============= 怪盗セイント・テール (1995年10月-1996年9月) ===========

 - - - - - - - - - - - - OP「時を越えて」、ED「純心」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 登場!キュートな大泥棒!? あなたのハート盗みます ★ アスカJr.の怪盗セイント・テール専任捜査官任命
第2話 素敵なライバル! アスカJr.  ★ 
第3話 芽美の恋人はハリネズミ!?  ☆ ルビィ(マスコットのハリネズミ)登場
第4話 ウェディングヴェールは大嫌い ★ 
第5話 幸せ伝説!? 時計台の大騒動 ☆ 
第6話 強敵現る! 転校生リナ ☆ 高宮リナ転入(聖ポーリア学院中等部2年)
第7話 涙!なみだの初ランデブー!? ★ 
第8話 ピンチ!落とし物にご用心 ☆ 芽美への怪盗疑惑(高宮リナ)
第9話 コンテスト会場は大混乱! ★ 
第10話 告白…しちゃった!? ★ リナの疑いが一旦収まる
第11話 スクープ写真で学院祭大騒動 ☆ 新聞部のお騒がせ少年(佐渡真人)登場
第12話 仰天!大トカゲのサンタ!? ★ 
第13話 神秘!ローザ王女の鏡 ☆ 
*第14話* 愛と涙のプラットフォーム ☆ ※以降しばらくアニオリ展開でマンネリ気味
*第15話* 宝石泥棒を追え!名犬リトル ☆
*第16話* 中華の鉄人を盗め! ☆
*第17話* バレンタインのハート泥棒!? ★
*第18話* さわると危険!超電流の罠 ☆
第19話 彗星大接近!地球最後の夜!? ★
*第20話* 幻の怪鳥の卵を取り戻せ! ☆
*第21話* 思い出のハーモニカを盗め! ★
*第22話* UFO現る!? 町は大騒ぎ! ☆
第23話 ニセ予告状!? 秘密の香水の罠 ★ 
*第24話* 許せない! ☆ {/netabare}

 - - OP「明日へと駆け出してゆこう」、ED「Up Side Down -永遠の環-」 - -
{netabare}
*第25話* 強敵!エリート女刑事と対決 ☆ 
*第26話* 芽美が大富豪の息子と婚約!? ★ 
第27話 美少女アイドルを救え! ★ 高宮リナの芽美追究再び
第28話 市長の陰謀!白鳥を盗め(前) ☆ 
第29話 市長の陰謀!白鳥を盗め(後) ★ 
第30話 正体がバレる!芽美危機一髪 ★ 
*第31話* 月の宝石を盗め! ☆ ※以降8回はマンネリ気味のアニオリ展開
*第32話* 女子マラソン選手の靴を盗め ☆
*第33話* 少女剣士の願い!名刀を盗め ☆
*第34話* サラブレッドを取り戻せ! ☆
*第35話* ”幸福の樹”を取り戻せ! ☆
*第36話* 自然の宝・美しき蝶を守れ! ☆
*第37話* 幻の名画!帰って来た女探偵 ☆ 
*第38話* 爆笑!ドタバタ探偵団大活躍 ☆ {/netabare}

 - - - - - - - - - OP (変わらず)、ED「夢みるメロディー」 - - - - - - - - -
{netabare}
第39話 ”白いイルカ”を海へ帰せ! ★ 
第40話 母の秘密!女怪盗の復しゅう ★ アスカJr.の告白
第41話 強敵!? かわいい悪魔のワナ! × 仙道真珠&怪盗ローズマリー登場 ※クライマックなのに脚本大味で残念
第42話 母の敵! ローズマリーの陰謀 × 芽美身バレ ※同上
第43話 最後の闘い!アスカを救え ★ ※ラストを綺麗にまとめた点は◎{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)18、☆(並回)23、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.8

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

懐かしい!!ピュアできゅんとするアニメです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

むかぁし観てました。
いつ頃なんだろ。中学生とかそのくらいですかね~?
昔過ぎて内容はほとんど覚えてなかったです。
そもそも毎週観てたのかもナゾです。

でも,それでも好きと言えるのは作品そのものの雰囲気もさることながら,電話ボックスのエピソード。
これだけはきゅんきゅんしたので覚えているのです。
アスカJr.は警察サイドで怪盗セイント・テールを追っかけているのですが,それが恋愛とオーバーラップするというか…。
捕まえるという目的だけなのかそれとも…どうなのっ!?ていうのと,
芽美ちゃんと怪盗セイント・テールが別人だと思っているアスカJr.とのこの
微妙かつ絶妙な関係がドキドキしました。
それが最もよく表れてるのが電話ボックスでのエピソードなのかなって思います。

あたしはその後,ミッションスクールに進学するわけですが,セイントテールの舞台のような雰囲気があるわけでもなく…。懺悔室とかね。
やっぱあぁいう時計台があったり大きい教会の鐘が鳴り響くような町って…ファンタジーですよね。
少なくとも日本ではない。

内容もほとんど覚えてないので大人になってから観直してみたんですが,途中で挫折…している途中です。
つまらないからとかではなくて,単に長いから(^-^;
それでその時気づいたんですが,OPって松雪泰子だったのですね!!
全然気付かなかった―っていうか,歌歌ってたんですね!!
良い曲なのでiPodに入れてしまいました★

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

Pocali さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最強焦らしプレイ&最強宗教撲滅アニメ

ワン!ツー!スリー!!!
幼少期に、おもちゃ全部持ってるくらい大好きだった!
今更見直してみてるけど…何これめちゃくちゃ面白い。
電話ボックスの中のアスカJr.とセイントテールのやりとりが焦らし過ぎでゾクゾクしました…
くっつきそうでくっつけないこのもどかしい感じ、たまらないです!
この切なさは他に知らないですね。
素晴らしいです。

さて、30話まででとりあえず一旦休憩して、次の休みで最後まで一気に観ようと思います!

…最後まで見終わったので追記。
教会に参った人が修道女に失くしたものを相談・神様にお祈りする→修道女が参拝者の悩みを怪盗に他言→怪盗が失くしたものを取り返して参拝者に戻す→参拝者は神様が加護したと思い込む、目出度。
怪盗セイントテールは、最強の宗教撲滅アニメかもしれない。神様の力なんて存在しない、誰かが裏で動いている、というメッセージが込められているのだとしたら、マジパネェ。

アスカジュニアLOVE!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

65.1 4 警察で怪盗なアニメランキング4位
キャッツ・アイ(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (110)
509人が棚に入れました
キャッツアイは美術品専門の謎の女盗賊。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いてあげている。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。キャッツアイの獲物はハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりなのだが、そのハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった。

声優・キャラクター
戸田恵子、藤田淑子、坂本千夏、安原義人、内海賢二、榊原良子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪盗vs刑事の恋愛事情。

1983年7月11日 - 1984年3月26日全36話
1984年10月8日 - 1985年7月8日全37話の合計73話

1981年40号 - 1984年44号連載された漫画「キャッツ♥アイ」
を元に制作されたTV放送版アニメ。単発実写ドラマも有る。
1997年8月30日公開の実写版の劇場用映画も制作された。

第一期OPの『CAT'S EYE』歌 - 杏里
1983年に5週連続オリコン週間1位。販売数130万枚以上?
平均視聴率13%台と普通?だが現在も国内外で根強い人気。

私的にはルパン三世の流れでセクシー路線の怪盗もので・・
海外ドラマの影響も受けている感じを色濃く感じる作品。

色々な実写やアニメでパロネタとして有名で「森三中」等も
パロったりした事があるので知ってる人も多い?


長女"泪"次女"瞳"三女"愛"という美人三姉妹が表の顔である
喫茶店「キャッツアイ」を営みつつも、裏の顔は巷を騒がせる
有名な怪盗「キャッツアイ」として、大胆不敵に狙った獲物を
盗んでいくという物語。

其処に喫茶店「キャッツアイ」の目先に担当刑事の居る所轄が
有ったり・・担当刑事が常連だったり・・しかも担当刑事の
一人が三姉妹の次女と高校時代からの恋人だったり・・

怪盗物とラブコメをMixさせた作品で、盗む物が特定の人物
に関わる物だけで貴種流離譚の様な雰囲気と、必ず予告状を
出す等の悪なりのポリシーに、勧悪懲悪な結果を描く傾向が
強く、愉快痛快な雰囲気の作風。

同作者だけにシティーハンターと似た雰囲気で、コメディな
部分をシリアスに巧く盛りつけた感じのアニメ。

1期はある程度原作に添って展開しているようですが、二期
はオリジナル要素が強く、"勧悪懲悪"の色合いが可也濃くな
って、諸々の設定なども大幅に変更されたようです。

視て感じたのは・・ハインツ云々の伏線よりラブコメモード
やセクシーで鮮やかな怪盗シーンのスリリングな描写の他に
矢張り"勧悪懲悪"・・盗みに入る場所は総じて悪党という、
結末にホッとしたり爽快感のある「ルパン」そのものな感じ。

銭形警部の代わりに内海刑事・・といった趣。
後半は特に1話限りのゲストキャラの完結した話も多く・・

基本的には艶やかなお姉様、ツンデレ次女、甘えん坊の妹。
最もシンプルで代表的な女性像に才女タイプの眼鏡キャラで
其々にギャップで個性を誇張していたり、サブキャラや事件
単位のゲストキャラが登場して見飽きない構成かな。

何度もニアミスする瞳と俊夫の二人の行方とかマザコンや
ロリコン等解りやすい追加キャラのギャグタッチなど色々。

結果的には"ラブコメ"を楽しむアニメかな。
純愛っぽいけど基本何処かの流れにコメディ入れるんで・・

最終回は如何にもTV放送って感じだった。


来生 瞳 - 戸田恵子
来生 泪 - 藤田淑子
来生 愛 - 坂本千夏
内海 俊夫 - 安原義人

課長 - 内海賢二
浅谷 光子 - 榊原良子
永石 定嗣 - 大木民夫

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

永遠の名作

この作者・・・儲かってんだろうな~
なんて無粋な気持ちでなんて、見てないんだからね!!


いや、お世辞でもなんでもなく
何歳になっても
この作品は素直に「おもしろい」と思えます。
そんな魅力がある作品です。


ちょっと暗い話になりますが・・・
体調を崩し続けていた一つの原因で
おそらくストレスが考えられ・・・。

まぁ、なんといいますか・・・。

仕事で後輩がミスしてしまったのですが、
結構致命的なミスを、一ヶ月に5件ほど・・・。
後輩はうその報告を上げていて
気がついたときにはかなり手遅れな状態で・・・


管理責任だどうのこうの言われたり、
失敗したのにもかかわらず
何にも動かない後輩を叱り付けたりと・・・。
いろいろとありました・・・。


でも、この話が再放送されているのを見て、
自分も悪かったんだなぁと再確認。


メインは次女の瞳が動いていくのですが、
彼女が動くことができるのは、
ルイねぇや愛の完璧なサポートあっての事なんですよね。


一本の矢は折れやすいが、三本の矢は・・・

なんて名言を残した
どこかの武将がいましたが、


その人の長所を全力で生かせるように
サポートするのが良かったんですよね・・・。


まぁ、自分が駄目人間だったって事を
再確認したってネガティブな話だったんですけどね・・・。


この話の感想で、
ネガティブで終わってるの・・・自分だけじゃないか??


ちなみに自分も三姉妹です。
どうでもいい情報でした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

淡々と進むが面白い

俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前で喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いてあげている裏で姉妹と一緒に美術品を盗み、俊夫に追われているが、正体は隠し通している。というお話

基本的に一話完結で淡々と物語が進むのですが、見終わった後、しばらく余韻に浸ってしまいました。

主題歌はどちらも好きですし、名曲です。ただ、途中からEDが杏里からキャシー・リンに歌手が変わってしまったのが悪くはないですけど、残念な感じします。アニソンに対しての嫌悪感のせいなんですか?当時のアニメへのイメージはあんまし良くないからしゃーないか


あらすじは以下
有名画廊や美術館に、名画を専門に狙う謎の怪盗3人組「キャッツ・アイ」の挑戦状が届く。今回もまんまと出し抜かれた刑事・俊夫は、恋人・瞳とその姉・泪、妹・愛の経営する喫茶店「キャッツ・アイ」でグチをこぼしていた。しかし、彼は知らなかったが、この瞳たちこそ怪盗の正体であり、その目的は世界的な画家である父・ハインツの散逸した遺作を取り戻すこと、さらに父の死にまつわる謎を解き明かすことにあったのだ。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

59.7 5 警察で怪盗なアニメランキング5位
怪盗ジョーカー(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (29)
145人が棚に入れました
「輝く夜へようこそ!」 怪盗ジョーカー!ただ盗むだけじゃない!大胆不敵!神出鬼没!華麗に奇跡を起こす《ミラクルメイカー》!相棒のハチとともにお宝をもとめて全世界へ!さあ、ショーが開幕だ!
見たことがあるものならどんな人や物にでも変身できる便利な怪盗道具《イメージガム》!秘密基地でもある飛行船《スカイジョーカー》や愛車《ロードジョーカー》を使い世界をかけめぐる!ちょっとドジだがジョーカーをしっかりサポートしている料理の腕はプロ顔負けの相棒、忍者のハチ!ジョーカーと同じ師匠のもとで修行した最大のライバル、怪盗スペード!ともに修行した女怪盗ダイヤモンド・クイーン!そんな彼らと世界中を飛びまわり、立ちはだかる警部や探偵たちの罠をくぐり抜け、どんなピンチも奇跡のトリックをおこし、次々と名画やお宝を盗み出す!!

声優・キャラクター
村瀬歩、小林由美子、下野紘、沢城みゆき、島田敏、龍田直樹、原優子、桜井春名、飛田展男、金田アキ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

闇のゲームの始まりだぜ! もとい、輝く夜へようこそ!!

銀髪の少年、手にするは5枚のカード!と言えば、闇サトシ、ではなく、空飛び地を駆け、世界各地に眠るオタカラを求めて奔走する神出鬼没の「奇跡使い(ミラクルメイカー)」その名も怪盗ジョーカー!

SFとファンタジーを行ったり来たり、両者の間にうま~く折り合いを付けた絶妙バランス&活劇&ギャグ&ミステリーで送るニギヤカ作品。

何と言っても本作の最大の特徴は、怪盗シルバーハート(おじいちゃんキャラ)によるトリック解説。一見異能モノに見える活劇描写にも種あり仕掛けあり。科学的切り口から、魔法瓶、光学迷彩、果ては相対性理論まで、ずずずいっと、何とな~く説明してくれちゃいます(笑)

主役ジョーカーを演ずるは、私的には「双星の陰陽師」の石鏡悠斗役として、ダークなキャラのインパクトが大の村瀬歩さん。その相棒、少年忍者のハチ役は、男の子役を演じれば安定確定、最近では「斉木楠雄のΨ難」に登場したお隣さんちの男の子、サイダーマン(2号)が大好きな、まっすぐな小学生(笑)遊太君役でも御馴染みの小林由美子さん。

準主役級、ゲストキャラのキャスティングも超豪華。先に触れたシルバーハート役の島田敏さんを始めとし、小杉十郎太さん、飛田展男さん(Zガンダム!?)他、大御所級のあの人やこの人が、あちらこちらに出演されています!

コロコロコミック原作と思って侮るなかれ。油断していると、時折顔を覗かせる強烈なブラックネタに冷や汗をかかされる事もあるかも? 子供から大人まで一緒になって、ワオッ!とびっくり、ズコーッ!と笑えて、じわ~っと泣けてしまうオススメのアニメです。

なお、よい子の皆さんは、くれぐれもジョーカーさんの真似はしないよーに。死ぬから~(笑)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アルカライダー

オープニングの爽快感がすごくて3度見してしまいました^^;

唄っているのは新進気鋭の「アルカライダー」http://arukarider.net/s.html
ホームページふざけてますね〜↑
『地球から約6(ロック)万光年離れた「アルカランドロス星雲」からやってきた「ロック界の奇行師ヒーロー」。極悪音楽奇術集団「アルカラ」を懲らしめるためにやってきた。』
これまで「アルカラ」の名で活動してきた関西出身の4ピースバンドだそーで。アルカラの方の曲もいくつか聴いてみましたが、荒削りでキャッチーで。

怪盗ジョーカーのオープニングの歌は、テレビ用に簡潔でお子様にも覚えやすく、アナログな音の勢いと揺れ動く色気もあって、しかしやっぱり簡潔にキッチリしてて、いい仕事してますね〜。
妖怪ウォッチの歌も耳残りいいけど負けてないぞー!


アニメのお話は、少年怪盗ジョーカーが

ポリシーと(『ドロボーと違う!キチンと予告してから頂くからな!』^^;キャッツアイとルパンとセイントテールと同職〜)

技(まあ便利!な道具がポイポイ出てきます。)

とで眼をくらませて盗みを披露。カーチェイスも熱いです。
テンポよく楽しいですね。
キャラクターたちの構えない(萌えとかの自意識が盛られてない)味わいが親しみやすいです。

第一回目ではハットリくんの弟みたいな弟子もついて。
これからどんどんライバルやお馴染みの顔が増えてくのかな〜
楽しみです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

間違いなく今期最大のダークホース コロコロコミックはじまったな

けみかけが1話だけ観てレビュー書くとか凄く久しぶりかもです


だってこれはやべぇ、全く持ってのダークホースです


そもそもまさかのUHF枠ってコロコロコミックも地に落ちたな、と高を括っていたのですが1話を観て完全に参りましたm(_ _)m


本名不明、素顔不明、出生不明、私生活やや荒み気味、の怪盗“ジョーカー”さんがルパン三世ばりの大胆トリックで金銀財宝を奪い去る痛快クライムアクション


あくまで子供向けなのでキャラデザは頭身低め、内容も複雑な知略戦よりアツい語りと激しい逃走劇がメイン
1話のカーチェイスは今時珍しくCG無しのバリバリに動く手描き作画ですぜ?


キャストも1話から龍田直樹さん、飛田辰男さんがまさかの脇役という無駄な贅沢っぷり
脚本はストーリーライダーズの佐藤大
監督は新鉄人兵団やふしぎ道具博物館など新時代のドラえもんレジェンドを築き上げた寺本幸代
オープニングには寺本監督リスペクトってことで大塚隆史率いる歴代プリキュアアニメーターが集結


なんだこれ?
最早キー局制作のアニメを軽くぶっ飛ばす豪華布陣
どうかしてる(笑)


難しく構えず子供向けアニメを素直に楽しめる方は是非チェックしていただきたい!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13
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