田舎TVアニメ動画ランキング 82

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の田舎成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月25日の時点で一番の田舎TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.5 1 田舎アニメランキング1位
ガールズバンドクライ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (264)
582人が棚に入れました
高校2年、学校を中退して単身東京で働きながら大学を目指すことになった主人公。 仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。 両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。 この世界はいつも私たちを裏切るけど。 何一つ思い通りにいかないけど。 でも、私たちは何かを好きでいたいから。 自分の居場所がどこかにあると信じているから。 だから、歌う。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白かったですが、最後はちょっとトゲナシになったかな。

 かなり楽しませてもらいました。面白かったです。トゲアリトゲナシのトゲアリの部分がうまく描けていたと思います。

 4話5話が少し話を作りすぎな気もしますが、見返すともうちょっと意味性があるかもしれませんので、夏アニメが始まる前にちょっと見ておこうかなと思っています。

 それと…この話って、結局ニナとモモカの出会いをスバルが取り持ってバンドが始まった感じですけど、このニナとモモカって、うまくいかない関係のような気がしますがどうでしょうね?ニナがモモカに依存していてそこに甘えを感じます。
 また、モモカがバンドのために書いている曲に納得感が自分でも無いように描いていました。それでも「私たちらしい」みたいなフワっとした言い訳の描写がありましたから。つまり「私たちらしい」にモモカも他のメンバーも違和感があり、それが解散につながるのかと思いました。

 モモカはアイドルとの音楽性との違いもあったようですので、もともとそういう体質のように描いているのかと思いました。

 その点で最終回…とその前の12話。今までの話とはちょっと違和感がありました。まあ、退所という描き方で、尖っている雰囲気は出してましたけど、彼女たちは5人の関係に固定してしまっているところがトゲナシになっています。
 私はモモカが抜けることで、新しいニナ…というかトゲトゲになる方が本作のラストにふさわしいかな、という見方をしていたので、悪く言えばマイルドエンドあるいは2期狙いとも取れなくないです。

 ということで話的には12話に入ったところまでは、かなりとがっていましたし面白かったですが、ラストが凡庸なのとトゲトゲのトゲがマイルドになりました。せっかくとがっていたのに何かに迎合した気がします。

 そうはいっても面白かったですけどね。勝手に比較対象にしていた「ヨルクラ」よりは全然面白かったです。

 作画は正直CGのレベルはやっぱり何とかしてほしいと思います。ただ、背景の見せ方や人物の配置、カメラワークなどは妙にセンスがいいので、かなり見られる画面になっていました。人物に途中から違和感を感じなくなったのは、CGモデル以外の出来がかなり良かったんだと思います。

 ということで、秀作認定したかったんですけど、結末のマイルド感に違和感がある以上、秀作とまでは言えません。ニナはそこまでトンがって生きてきたんだから、最後までもっともっととんがってほしいです。

 評価は…ストーリーは結末の違和感で4。キャラは良かったです。挑戦的でもありました、5点。作画は…迷います。CGはアレですけど画面が悪くないので…一応4にしておきます。そういえば声優さんもアレでしたね。彼女たちのたどたどしさは味ではありますが、評価せずで3にしておきます。

 客観評価は平均4ですが、主観的にはもっと面白かったです。






1話「ぼっちざろっく」の柳の下のどじょう?CGの使い方が…

{netabare}「夜のクラゲ…」と同時期に始まったという点で興味があって見てみました。両作とも「ぼっち・ざ・ろっく」の人気にあやかった「柳の下のどじょう」で終わるんでしょうか。それとも別の何かを見せてくれるのでしょうか。

 MMDの様な出来損ないの人物CGに強烈な違和感を抱きつつも、東京の丸の内北口の再現度の高さの無駄さ加減にちょっと驚きます。「リソースの使い方…」というツッコミを入れればいいのでしょうか。冒頭の新幹線内部の描写もあんな無駄なシーンを入れるなら違うところに力入れた方がよいのでは?
 ただ、あの丸の内のシーンで改札を出てしまっている感じがしたのですが、あそこの表現は何でしょう?よくわかりません。

 ストーリーは…うーん…自然と言えば自然な冒頭ではあります。寝過ごすところが無駄かなと思いましたが、鍵が受け取れないから出会いのシーンということで流れとしては悪くないです。
 牛丼屋のシーンにもヒロインの描写という点で意味はありましたし。充電はどこでもできるだろうと言う部分をあえて無視すれば、ですけど。

 まだ、ヒロインのモチベーションの描写がないので良くわかりません。「夜のクラゲ…」との対比でしばらくチェックしてみます。 {/netabare}


2話 ヒロインの作り方は悪くない気がしますが、話の行く末は単純明快なバンドプロモーションの気がします。

{netabare} ヒロインが自意識過剰が肥大してコミュニケーションが取れなくなった、非常に面倒くさいキャラ造形です。しかしながら、世間にこういう人は今多いかもしれません。
 そして、生きづらい、時代が悪い、世間が悪い、親や周囲が悪い、自分可哀想…と言って悲劇の主人公(男女とわず)気取っている人は珍しくない気がします。

 好意が素直に受け取れないのは、自分の投射でおそらく自分が人に対して被害妄想を常に抱いているということかもしれません。

 このヒロインに対し、どういう見方をするかですね。歳が離れていれば単純に性格悪い女に見えるかもしれません。世代が近ければ共感もあるかもしれまんせんが、同族嫌悪があるかもしれません。

 矢向駅って…随分面白い場所をご当地にしましたね。武蔵小杉、新川崎、綱島、川崎…そういうメジャーな駅の丁度ど真ん中の昔の川崎が残っている確かに何もない駅だったと記憶しています。そういう立地選定も作品の「気分」として悪くない気がしました。

 その辺のキャラ造形、ストーリーは古き良き青春物語の体裁ですが、ちょっと現代的だし舞台も設定も悪くない気もします。
 ただなあ、どう見てもバンドのプロモーションなんですよね。プロモーション臭が強すぎるでしょう。声優さんとか露骨すぎますよね。こういうアニメ作るときって、その意図を隠して意外性を持たせられないんですかね?企画が単純すぎる気がします。

 これから仲間が増えてって、受験とか家族とかでいろいろあって、仲間とギャーギャー喧嘩して…バンド結成だ、がんばろーになる感じです。{/netabare}


3話 あれ?面白い…だと?ブレブレなヒロインの妙なリアリティが良い。

{netabare} CGも声優も正直3流ですが、面白いです。2話の出来も悪くなかったものの、ちょっと警戒してみていたので距離感がありました。3話でなんとなくヒロインのブレブレ感が非常にリアリティをもって迫ってきました。

 あれが大衆の等身大のヒロインではないか、と。音楽に関しては才能があるんでしょう。そして本当は好き。
 だけど大学に進まないと、あーしないと、こーしないと…で自分を縛らざるを得ない。劣等感を勝手に感じて壁を勝手に作る。いいですね。青春ドラマとしてきちんと成立しています。

 今期の気になるキーワードとして「上から目線」というマインドに注目しているのですが、それは上から見られれることではなく、自分が下にいるのを認めたくない、ということなのかなあ、と思います。承認欲求の世の中の生きづらさは世間ではなくマインドが作り出している気がします。

 つまり自分を客観視する辛さを他人の位置関係に責任を転嫁している。これは一人っ子でほめられ続けてきた。順位をつけない徒競走、王子様とお姫様が5人10人いるお芝居のような教育環境の結果でしょう。「ブルーアーカイブ」「鑑定スキル…」などでもこのセリフが出てきましたが、本作が一番キャラの性格造形と重なっていました。

 そうなってきたときに、このMMDにも劣るような作画でもキャラが活きてくるから不思議です。つたない声優さんの演技がかえって解釈の幅を広げるののか、ストーリーとキャラに集中できるのかわかりませんけど、キャラに感情移入するというよりは傍観者の視点で入り込めました。

 渋谷のスペイン坂や予備校、居酒屋、川崎のゴチャゴチャした街並み、暗い部屋、古い家などを見ると技術的な稚拙さとは裏腹に、結構描写のセンスがあるんですよね。どこにいるのかが一発でわかる背景描写は大したものだと思います。だからこそドラマが活きてきます。

 面白くなってきました。1話2話の集中力がいまいちだったので、ちょっと見返そうかなというくらい興味が出てきました。{/netabare}


5話 適当すぎな話に最悪の性格のヒロインなのに、なぜか見てしまう。

{netabare} 4話の女優うんぬんはいくらなんでも適当な話すぎるだろう、とは思います。というよりストーリー全体が適当ですけどね。

 しかし、何が面白いかを考えると、ヒロインですね。我儘で勝手で直情的で正直魅力は全然ないんですけど、ヒロインが妙に気に入ってます。身近にいたら勘弁してくださいとは思いますが、逆に自分に近い親近感なんでしょうか。よくわからないまま見ています。
 なんとなく、全体が荒唐無稽なのに妙なリアリティも感じます。青春って、整合性もないし適当だし自分に言い訳ばっかりだし好きなことに無駄な情熱はあるし、友情という名の依存になるしで、こんな感じなのかもしれません。

 音楽は…うーん…ガールズバンドとか全然興味ないのでそれほどでもないです。逆に不満もないとも言えますけど。 {/netabare}


6話 劣化「けいおん」にとどまらないリアリティがいい

{netabare}  ご都合主義すぎるだろうと思わなくもないですが、サクセスストーリーなら運も必要でしょうからね。
 やっぱりキャラたちの言い争いとギスギス感にリアリティを感じる…というと誤解を受けそうですけど、フィクションの世界でデフォルメされたリアリティ…カリカチュアライズと言ってもいいかもしれませんが、内容そのものは荒唐無稽な感じはあるのですが、エッセンスに本質が紛れているような描写がたまりません。

 これは過去作にはなかった感覚です。ストーリー展開はそうでもないんですけど、登場人物の言動が生々しいというのがいいのかもしれません。性格が悪い…というより性格の善悪のない自分勝手なキャラ達の友情というより仲間意識というか、好きじゃないけど合わせて一緒にやるしかないから一緒にいるような感覚かな?

 この作品は本当に不思議です。CGとか最悪と言いたいですが、このMMDみたいなCGだからこそ、記号化されて見やすいというか内面に集中できるというか…

 たとえば「けいおん」と比べてどっちが面白いか、いい作品かといわれれば、多分100対20くらいで「けいおん」なんでしょうけど、見ていて心が動くのは本作かもしれません。いま、どっちが作品の質が上かと言えば私は本作と言ってしまうかもしれません…錯覚の可能性もありますけど。{/netabare}


7話 なるほどロックです。面白い。こんなにはまると思いませんでした。

{netabare} あまり期待していなくて集中していなかった1・2話を見返した上で7話を見ました。なるほど…既存のルールの中行き場をなくした人の叫びが、ロックであるという気がします。

 高校中退とか家から逃げ出すということと、川崎しかも矢向(新川崎)という非常に中途半端な場所に住むということが符合してきますし、家の転居ですら上手くいかない。勉強もできない。そういうイライラとか生きづらさを叫ぶ。

 ヒロインのニナは今まで学校や家庭の中で言いたいことも言えずに、それが鬱屈してついに爆発した。それがロックだよ。中指を立てるとはつまり反抗です。
 このバンドであえて喧嘩ばかりなのは、鬱屈していたヒロインが言いたいことが言える場が見つかりつつある、ということなのかもしれません。その上で今週のももかの宣言ですが、これはストーリー上本当に脱退するとは思いませんが、しかし、一方でニナがももかに依存しているように見えるという問題点はありますので、この展開は悪くないと思います。

  いままでのガールズバンドものって「いい子」ばっかりだったのでその点でも新鮮です。

 不思議なことに「夜のクラゲ」の対比として、あるいはバンドブームの2匹目のどじょう狙いを酷評してやろうと重い見始めた本作にこんなにはまると思いませんでした。どんどん面白くなっています。{/netabare}


8話 情・友情・熱意ではなく怒りという展開がロックです。

{netabare}  そう…ニナの情にほだされてモモカが復活するなら最低だなあと思ってました。友情パワーとかニナの熱意とかね。そこでこう来ましたか。ロックの情熱はやっぱり怒りじゃなきゃって思います。

 話はメチャメチャですけどね。そのメチャメチャが熱いのがいいですね。この8話でラストのイメージができてきました。もう3波乱くらいありそうですけど、もっと怒って言いと思います。

 ラブソングはロックじゃないです。怒っていきましょう。{/netabare}


9話 いままでで一番ちゃんとした話。蛇の作画カロリーは笑う。

{netabare} いままでで一番「ちゃんとした話」でした。その癖、ギスギス感があいかわらず…とも思いましたが、ギスギス感がちょっとはマイルドになりました。ただ、女子だけアニメで他人の家にきて露骨に迷惑がるというのも最近はなかなか見ない光景ですので、そういうところはやっぱりいいですね。

 智の性格造形がエピソードに落とし込まれていて、しかも素人バンドとプロを目指すバンドの意識の違いまで表現されていました。
 この作品の見どころはここですよね。キャラの性格と出自、過去の出来事が今の彼女たちにどうつながっているのか?というのが描かれている故に、リアリティがある、ということなんだと思います。

 前の話も見返すとそれほどひどい話ではないのかもしれません…いや、ひどい話に見えてやっぱりキャラとリアリティ重視の脚本力があるんだと思います。やっぱり最後に「ヘタクソ」ですよね。この作品はここがいいです。

 蛇の作画のカロリー高すぎて笑います。ですが、わかりやすいアナロジーではありますが、蛇がなかなか小物として活きていました。
(クーラー壊れた=熱すぎるとダメ?は考えすぎか…ただ、蛇と組み合わせると面白い効果でした)


 だから、CGモデルなのに感情移入できてきます。1,2話のころは傍観者視点だったのにいつの間に…という感じです。
 EDの雰囲気で1話でいいから円盤の特典とかでアニメ化してくれないかなあ…と思わなくはないです。もし、そこまでやるなら円盤買っちゃうかも。{/netabare}


10話 いい話過ぎる気もしますが、家族問題は描くタイミングでした。

{netabare} いい話…すぎる気がしなくはないです。どこかで親との関係性についての総括は必要だったんだと思いますが、理解ではなく歩み寄りでよかったのでは?あるいは理解しつつ仲たがいの方が盛り上がったかなという気はします。

 学校だけでなく、教育虐待的な親の責任も大きいですし、何よりニナの性格も相当悪かったので、そこから抜け出る選択を主体的にできたこと良い回だったといえるでしょう。
 いじめ問題がテーマではないですが、高校大学という漠然とした道からドロップアウトして挑戦をするというのが、結果として流されてフワフワいるように見えていましたが、ここで意思を確認できたのは良かったと思います。

 スカウトの流れはモモカがメジャー出身ということもあって、それほどご都合主義には見えませんでした。本来なら音楽性のところをもう1クールとは言わないですが、数話つかって描いて欲しい気もします。

 ただまあ、2期を…という作品でもないし、引き延ばすと内容が本当に「いい話」になってしまいますので、あと2話か3話だと思いますが、しっかし最後までギスギスしてほしいなあ。

 そしてこの作品、人物はあんな感じなのに、牛丼屋のCGのリアリティ…どうしてこうなった?本当にこの作品、人物の配置と構図と演出はレベルが高いんですよね…不思議な感じです。{/netabare}



11話 お、やっとみんなでカッコ良くステージで演奏かあ…あれ?不穏??ただ、発展的解散もいいのかも。

{netabare}  11話自体は、いままでの積み上げのあとのステージですから、当然謎の感動があります。感情移入というより推し活をやっていたような雰囲気になるのがいいアニメだと思います。構成もストーリーも個々のエピソードよりもそういうところが1本筋が通っているのでしょう。

 次週予告が…不穏じゃね?あれ?まあ、モモカさんの雰囲気がずっとおかしいような…どうなるんでしょう?
 トゲナシトゲアリがこのアニメ限りだとしたら、ちょっとその意外性に驚きますが…

 ただ、このアニメの音楽って、やっぱりちょっと古い気はします。詳しい技術とか流行りなんかはわかりませんが、古典的な4ピースバンドでドラムとベースで…みたいなのは、どうなんでしょうね?
 アニメとセットで見ると熱い曲だし、ああ、ロックだなあと思うんですけど、このアニメを離れて聞くと今時ではない気がします。つまり、このバンドはこのアニメ限りな気もします。

 その意味ではそれぞれの道を行くような終わりかたもこの作品のキャラに合っているし、何よりニナの「モモカさん、モモカさん」が結構しつこく描かれていますよね。自立、自分のやりたいことをテーマにするなら、ここは発展的解散が美しい気がします。{/netabare}


12話 ここにきて凡作に堕するのか?トゲトゲのプロモで終わり?

 あれ、今までのギスギスとかロックとかどこにいっちゃったの?アイドルバンドとバトルって…そうじゃないでしょ?いったん断ったのはいいと思ったのに…
 モモカさんの葛藤もそこかよ…という感じもありました。最後の最後で凡作になるんでしょうか?まあ、初期に心配した通りトゲトゲのプロモで終わるならがっかりですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

小指を立てろ!!

[2024.6.29見終わって・・]
事務所と契約できてプロになれて、あとは武道館目指して・・って、2期を熱望する声もネットでちらほらあるけど、私はガルクラは2期やるべきじゃない、ここで終わるのがガルクラらしくていいってずっと思ってました。
でも13話(最終話とは言わない!)見て、インディーズに戻って清々しい顔をしてる彼女たちが、EDの黄色いバンでツアーを行う姿をとても見たくなってしまいました!!
トゲトゲメンバーの声優も最初は危なっかしいとこもありましたけど、どんどん上手になってほんとキャラに合った演技をしてくれたと思います。仁菜も桃香もすばるも智もルパさんもあの声がぴったりと思うくらいに。
3D表現も表情がコロコロ変わったりするのが良かったし、ライブシーンの臨場感は3Dだからこそ出せたんだと思います。
花田十輝さんのオリジナル脚本作品として、よりもいのざまぁみろみたいに、仁菜たちが小指を立てながらまっすぐ前を向いてロックしてる姿が心に刺さりました。同じく花田さん脚本のユーフォ3期の12話も自分の意志を曲げずに貫く姿がとても良かった・・この方の脚本は熱いものがあってとても好きです。
アニメ1期が終わってもトゲナシトゲアリの活動は続きます。YouTubeで「【Official Music Video】トゲナシトゲアリ」で検索するとMV見れますので、興味のある方はどうぞ覗いてみてください。

13話・・この終わり方は続編につながる展開だと思いたい!!
{netabare}OPで空の箱聞いてる仁菜のシーンにヒナが加わってる!
「全部さらけ出して生きてやるんでしょ?」
ヒナなりにニナを気にかけてて励ましてくれたんだよね。
コタツの上でギターかき鳴らしながら思いを吐き出して、なんてちっぽけなんだろうってつぶやく仁菜がやっぱり好きだな私。
「でもね・・だから私はあんたに惹かれたんだと思う・・あんたの歌声が好き」って言ってくれた智のシーンに共感してうるっときちゃいました。
あれ?桃香が着てる衣装って確かダイダスの時に断ってたやつじゃ・・桃香の中で何かが吹っ切れたのかな。
最後は思ってたよりあっさりとした終わり方でしたけど、逆に続編につなげるためだと思いたいです。{/netabare}

12話・・そう来るんだ。。次回のライブは爆ぜてくれそう。
{netabare}結構すんなりと契約できてプロになったんだ・・
もうひと波乱あるのかなって思ってたので、ちょっと肩透かしwもちろん良かったですけど。
最後の牛丼みんなで食べるとこいいな。
過去のことがあって、このまま走り出すことが怖いと思ってる桃香に自分を歌を信じてくださいって伝える仁菜。
みんなが気に入ってイケるって思った曲のまさかの結果・・・・・
ここからじわじわと人気でる場合もあるから気にしなくていいって言いたいけど、でもあれだけの思いがあってダイダスとの対バンも控えてのこれはヘコむのもしょうがないかな。
対バンまで残り1か月。
ここからもう一度立ち上がって小指を立てながらロックする仁菜たちが見たい。
次回は最終話。ライブで爆ぜてくれる姿を楽しみにしたいです。{/netabare}

11話・・5人がひとつになって挑むフェス!!ライブ凄くて鳥肌が。。
{netabare}冒頭の練習シーン。5人の雰囲気が良くなってるのが感じられていいな。
ダイダスのライブ!ライバルバンドの演奏をきちんと見せてくれるんだ・・
8話のあのシーンを見てるから、ダイダスメンバーが小指立てたシーンにじんわりした。
ライブ前のサウンドチェックのシーンも良かった。ルパさんが弾いた曲ってもしかして・・
ここでもうエンドクレジット!?これライブシーンを最後までやるってこと?
もう期待しかない。
仁菜がつぶやいて、桃香と智がとんがり反応して、それをすばるがうまく紹介にもっていって、ルパさんが締める。
すばるが本名で名乗ったところも。
5人がひとつになってる。
ライブシーンめちゃめちゃ良くないですかこれ。鳥肌立ちました。。
ちらっと小鳥が二羽から三羽そして五羽になって羽ばたいていく演出もニクい。
メンバーそれぞれの家族が見守ってるところも。
仁菜父が不登校シャツ飾ってるの見てほんわかして可笑しくなった。{/netabare}

10話・・ちゃんと家族を描いてるとこも良きです。
{netabare}このお話で両親やお姉さんの仁菜への気持ちがきちんと描かれてたのはすごく良かった。
柱に書いた跡、お姉さんの優しさ、不器用なお父さんの思い。
たぶん仁菜って昔はお父さんっ子だったんだろなぁ。。
学校からの謝罪文だとかそういうのはどうでも良くて
空の箱を聞いていい曲だと言ってくれたことがすごく嬉しくて素直になれたんだよね。
これで川崎に帰って終わりかなぁと思ってたら・・
お父さんからの「いってらっしゃい」
ここでうるっときちゃいました。。
仁菜もものすごく嬉しかったと思う。
1話で東京に来た時はすごく不安な表情をしてたけど、今回は笑顔でただいまって言えて。
メンバーが待っててくれたのもベタだけどなんかいいな。
次回のフェスでのライブ、とても楽しみです(^^♪{/netabare}

[2024.6.2]
なんで私、この作品にはまっちゃったのかなってちょっと考えてみました。
ガルクラは彼女たちがぶつかり合いながら気持ちを通じ合っていく過程がリアルっぽく感じて、そして共感できるところもあったからなのかも。
私の中には仁菜の部分も桃香の部分もすばるの部分も少しずつあって、彼女たちが葛藤したり悩んだりぶつかったりしてる姿に自分を重ねてしまい感情移入できたからなんだと思います。

もちろん、ライブシーンの素晴らしさもあります🎵

それから声優さんについて
元々はトゲナシトゲアリというバンドが結成されて、そのメンバーが声をあてているので、本職の声優さんじゃないし、多少上手じゃないのも仕方ないのかなって思ってたんですけど、思ってたよりもちゃんと演技できてる気がします。特に仁菜役の人は初なのになかなか上手なのではと思ったり。すばる役の人はがんばって・・って思う部分は最初ありましたけど、すばるというキャラにはぴったりな感じが今はしてます。

9話も良かった!
{netabare}もう一人のとんがりメンバーのトモちゃん回でした。
過去のことで本気でぶつかることに臆病になっていた彼女が何を言われてもめげずに一生懸命練習してる仁菜にちゃんと向き合ってヘタクソーー!!って叫んだシーンが良かった。その後ぼそっとヘタクソ・・ってつぶやいたのは自分に対してだったのかな・・{/netabare}

[2024.5.26初回感想]
バカみたいにまっすぐで
曲がることを知らなくて
だから器用に生きれなくて
ぶつかってはころんでばかり

そんな私のココロに響くあの曲
いつも元気を、勇気をもらってた

小指を立てろ!
私が私らしく生きるために
間違ってないと証明するために

小指を立てろ!!
嘘をつきたくなくて負けたくなくて
思いを気持ちをぶつけるために

だからトゲ出しながら今日も歌う
それが私のRock 'n' Roll


8話を見て泣いちゃって、思わず1話からリピ視聴して、感想書きたくなって
気づいたらヘタクソポエム書きなぐってましたw
なんていうか、そんな気持ちになっちゃう熱い作品、それがガールズバンドクライ。


ガールズバンドものってあまり見なくて、これ見る予定なかったんだけど
友達におすすめされて見て、どんどんはまっちゃいました。(いつもありがとう🌞)

シリーズ構成は花田十輝さん。
名作「宇宙よりも遠い場所」以来のオリジナル脚本みたいです。

最初3DCGに違和感あったんだけど、ライブシーン見て納得!!
すごく臨場感あって、歌も演奏も良くて、ライブシーンは毎回リピ再生して見てました。
8話冒頭の回想シーンが3Dじゃないとことか、メリハリのある演出も◎です♬

全13話で残りあと5話。
これからどんな展開が結末が待ってるか、狂犬ニナの暴れっぷりやライブシーンも含めてとても楽しみです🎵

投稿 : 2025/03/22
♥ : 37
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

観たら棘千本飲まされる狂犬ロックアニメ

【物語 4.5点】
多くのバンド作品が、心に溜まった鬱屈した諸々をライブで発散するシナリオを描くのに対して、
本作は最初から言いたいことをぶちまけ合っているのが特徴的。

歌う前から既に、主人公の“正論モンスター”井芹 仁菜が、
諦めた夢への憧憬と逡巡の間で葛藤するバンドマン・河原木 桃香に、
狂犬の如く噛みついてゴングが鳴る喧嘩バトルなどを軸に、気持ちを曝け出し尽くす。
(文字通りの水掛け論とか久しぶりに見ましたw{netabare} これを即出禁にしないで見守ってくれる居酒屋さんは優しいですね{/netabare} )
それでもまだ足りないと言わんばかりに、尚もライブで叫びたいことを叫ぶ。
これが奇数話のライブ回(フェスに向けて溜めた9話は除く)ごとに繰り返される。
花田 十輝氏による暴投スレスレの脚本がスリリングな、
とにかく爆発力があるロックなオリジナルアニメでした。

構成としては8話で桃香の葛藤に仁奈が決着を付けに行くドラマとしてのヤマがあって、
11話のフェス回にてライブとしてのヤマがあり、
私はこの辺りで視聴テンションがMAXに。

ただラスト2話は現実の冷水を浴びて主人公トゲトゲメンバーたちの在り方を見つめ直すような、案外静かな幕引き。
これもトゲトゲらしくて悪くはなかったのですが。

願わくば11話のピークを最終話に持って来るような構成にすれば、
名作まで突き抜けていたかもとは感じました。

これもセオリーとは違う物で魅せるという制作方針の現れであり、
予定調和に満足しないこのスピリッツこそが本作の勢いを生み出していた面はあるのでしょうが。

というより、スタッフたちは続編が作りたくて仕方がないのでしょうね。
今後の展開はまだ決まってないようですが、
2期や劇場版があったら私も注目していきたいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・東映アニメーション

昔『プリキュア』シリーズのED映像にて。
3DCGのフルアニメーションでプリキュアたちを、変態的なくらい滑らかに歌唱ダンスさせる“実験動画”の数々を眺めていて。
私はもしも東映アニメが本気で音楽アニメ制作を担当したら、是非観てみたいと思っていました。

なので東映アニメが参加する本企画は、立ち上げ当初から注目してアニメ放送実現の日を心待ちにしていました。

劇場版の『ドラゴンボール』『ONE PIECE』、再アニメ化となった『ダイの大冒険(2020)』など、
近年の東映アニメのCGを見ていて私が感じていたのは、
同スタジオはCG、作画双方の長所を、長い経験の中で理解して、使い分けるのが上手いなということ。

本作はCGでキャラデザの元イラストを精巧に動かす“イラストルック”の技法を採用し、
3DCGアニメーションの新境地を切り開いた、CG苦手な人でも一見の価値がある。
などと評価されたりしていますが、私はむしろCGと手描きの巧みな融合に惹かれました。

本作はライブシーンなどではフルアニメーションとスピーディーなカメラワークを実現し易いCGの利点を生かした演奏シーンで迫力を出し、
バンドメンバーたちの心情が吐露される過去の回想カットなどでは手描きの繊細さを生かしてエモーショナルな映像を構築する。
そんなCGと手描きのハイブリッドな魅力が遺憾なく発揮されたのが11話フェス回のライブシーンだったのだと思います。

もっとも私がライブシーンのCGで一番好きなのは5話の{netabare} “脱退”、“嘘つき”、“不登校”の{/netabare} 痛いTシャツ(※COSPAで絶賛予約受付中w)で全てを曝け出すパフォーマンスなんですけどね。

あとは智の爬虫類ペット群のツルツル感もCGならではで好きです。
({netabare} 蛇を怖がる乙女な桃香さん。何か萌えましたw{/netabare} )

狂犬・仁菜がささくれ立つ度に発生する赤黒い棘のオーラも硬質なCGの特徴を生かした刺々しい心情表現でした。

でも私が何より大好きなCGは3話。{netabare} 朝っぱらから、リズムを刻む鳩さんの首振り運動?に合わせて、
仁菜がバンドにのめり込み、学業が疎かになるカット。{/netabare}
ああいったシュールな演出もCGの得意分野なのだと思いますw

いずれにせよ、本作はアニメーションもまた、CG、作画共に個性を殺さず、棘を出しまくっており、
消化に優しい刺抜きされた映像に慣れた方は、濃厚な画面に、ちょっと面喰らうかもしれません。
ですが、私は挑戦的な姿勢を高く評価したいです。


【キャラ 4.5点】
脚本・花田 十輝氏はその昔アニメ『ラブライブ!』にて、
9人いるなら1人くらい不登校の子を入れて欲しいと提案して却下された
という逸話もある書き手。
キャラが社会のレールから外れる程、筆が走る側面があるようで。

その点、本作は、
ボーカル・仁菜……熊本の高校でのイジメ不登校から上京して予備校から大学を目指す外れ者({netabare} 後に予備校も退学{/netabare} )

ギター・桃香……{netabare} バンド仲間たちと高校中退してダイヤモンドダストを結成するも、売れるためのアイドルバンド路線が受け入れられず脱退。{/netabare}

ドラム・すばる……唯一、学生服姿で陽キャを振りまき、仁菜に大いに嫉妬の棘を出させるが、{netabare} 通っているのは高校ではなく俳優要請アクターズスクール。学生服は役者の道を求める祖母への反抗も醸したカモフラージュ。{/netabare}

キーボード・智……良いとこのお嬢様だが、今は中卒フリーターとしてルパさんとルームシェア。未成年なため保証人もルパ頼みという子供が一人で生きる難しさをここでも痛感。

ベース・ルパ……南アジア系の父と日本人の母のハーフ。その親族を幼少時、事故で亡くしている。因みに南アジア系は実際に川崎市臨海部の人口の1割を占める。
川崎のリアルの一端を体現したキャラでもある。

など見事にレールから脱線したロックンローラーが揃い、
花田氏のフリーダムな爆走(暴走)を遮るキャラ設定などありませんw


ライバルとなるアイドルバンド・ダイヤモンドダスト。
こんなダイダス間違っている。
桃香さんは間違っていないという怒りが仁菜の棘の主要原材料であり、
仁菜&桃香のカップリングを引き立てるスパイス。

が、ダイダスもアイドル路線にプライドを持って挑んでおり、
憎めない、むしろ今のダイダスも好きになるまである好敵手。

ダイダス新ボーカルのヒナだけは、仁菜との因縁で最後までバチバチするかと思いきや、
仁菜&ヒナは仁菜&桃香とはまた別種の尊さを持ったカップリングのポテンシャルを秘める。


その他、仁菜にキツイ家訓と世間体を強いた教育パパを始め、
若者を圧迫するヒールと思われたキャラたちが、後に良キャラ化する展開も好感できました。


【声優 3.5点】
ボーカル・仁菜役……理名
ギター・桃香役……夕莉
ドラム・すばる役……美怜
キーボード・智役……凪都
ベース・ルパ……朱李
(以上敬称略)

まずはプロとして演奏と歌唱ができる実力を有すること。
その上で声優としてもプロとなれる素質と意欲があること。
求人票とかに乗せたらネタかwと嗤われそうな位のハイスペック要求。
当然、選出は難航を極め、オーディションに1年半も費やす。

結果、選りすぐったメンバーですが、やはり先行するのは演奏&歌唱力。
演技の方は素人同然で、当初は特に、
すばるのような、アンニュイも匙加減を間違えれば棒読みになるキャラボイス辺りで、未熟さを露呈。

が、EDクレジットでひときわ目をひいたのが、演技指導役として表記された小島 幸子さん(仁菜の母役としても出演)。
このクレジットを序盤から見て、私は、このアニメは声優初心者を放置せず育て上げる覚悟を持った作品。
メインキャストの演技は必ず良くなると信じていました。

実際、小島さんはトゲトゲメンバーを手取り足取り熱心に指導されていたそうで。
加えて、トゲトゲメンバーたちもミネ役の沢城 みゆきさん等、先輩プロ声優の好演を見学して技術の吸収に励んだとのこと。

人間ドラマがピークを迎えた第8話。
あの名エピソードは、感情を爆発させる仁菜役・理名さんら、キャストの成長と熱演無しには成立し得なかったと思います。

しばしば自己紹介でトゲトゲで“修行中”だと語る彼女たち。
今後の特訓の成果を期待しています。


【音楽 4.5点】
プロデューサー・平山 理志氏、ディレクター・酒井 和夫氏、脚本の花田氏と、
かつてアニメ『ラブライブ!』シリーズで2.5次元旋風を巻き起こした布陣。
本物のバンドがキャストも務める本気のロックアニメで魅せるため、
音楽制作を依頼したのがJPOP界でヒット曲を量産するagehaspringsの主宰・玉井 健二氏。

10~20代の心に刺さる音楽を表現するため、
今の若者が原体験として共有しているボカロ、Vtuber界隈のスピード感を取り入れたロックンロールは、高BPMの高難度曲ばかり。
これをキャストが生でも披露できちゃうのが『ガルクラ』のコンテンツ価値。

OP主題歌の「雑踏、僕らの街」のハイテンポなキーボードに酔いしれていると、
私は弾いてもいないのに指がもつれそうになりますw
と言うより川崎市民の皆さん。
OPで“嘘みたいな 馬鹿みたいなどうしようもない僕らの街”とかディスられちゃってますよ(苦笑)

因みに一応、川崎をフォローすると、
川崎が舞台になったのは、上京する若者のリアルを追求したロケハンにて、都内だと家賃が高過ぎて現実的じゃない。
そこでスタッフの目に留まったのが家賃も手頃な“音楽のまち・かわさき”
決して安直な聖地巡礼ビジネスの一環ではない。
令和時代のバンド物語のリアリティを表現し得る価値を見出されての川崎指名だったという制作エピソードは強調しておきます。

ED主題歌の「誰にもなれない私だから」
最終話、特殊EDで飛ばされることなく、通常通りに締めたのもトレンドとは異なる意表を突いた構成。
あのEDアニメは{netabare} トゲトゲのインディーズ全国行脚編だったということなのでしょうか。{/netabare}
ここでもスタッフたちは、続編作りたくて棘出しまくってますw


【参考文献】「メガミマガジン」2024年8月号






【第8話感想】脚本・花田十輝氏の必殺技が炸裂
{netabare}
ここまで散々、仲良く喧嘩しまくって来た仁菜と桃香。
こんだけやって、ま~だ言い足りないのかwって感じで二人の衝突が天王山を迎える第8話は、
これまで断片的に語られて来た二人の過去の回想も深堀りされ、
二人がぶつかり合いながらも惹かれ合うことが如何に宿命であったか?
仁菜にとって、桃香にとってロックとは何であったかが熱く語り尽くされる特濃エピソードに。

みんなが私たちを“普通じゃない”と白眼視しても、
私もあなたも間違っていないし、
私とあなたならそれを理解し合える。
――これは、“愛の告白”

これまで、脚本・花田 十輝氏が女子の友情を極める表現として、
幾度となく私をノックアウトしてきた必殺コンボ。
本作でもどこかで、間違いなくこの8話で仕掛けて来ると分かっていましたし、
私もガードを固めて挑んで挑みましたが、
分かっていても威力は抜群で、ラストは胸を打たれました。

このコンボが決まるとなると、今後、本作も名作に化ける可能性が高まって来ましたが、
登場人物がやっていることは相変わらず客観的に見て毎回ロックで無茶苦茶ですしw
ダイダスのボーカルが{netabare} 仁菜因縁の同級生?{/netabare} とか誠に都合が良すぎますし。
依然、脚本暴投のリスクもはらんでいます。

いずれにせよ残り数話、最高にロックでスリリングな展開が期待できることは間違いありません。


棘出しまくっているトゲトゲのメンバーの中の良心で{netabare} 運転{/netabare} もできるw頼れる姉さんとしてルパさん株も私の中で上昇中。
そんなルパさんが{netabare} バイト先の吉野家で外国系だからと見下されるカスハラに笑顔で耐えた後に
「私にもロックは必要ということです」{/netabare}
とこぼす描写も印象的でした。

俺にもロックが、『ガルクラ』が必要だということです。
私も終盤、いっそう鑑賞ギアを上げて挑みます。{/netabare}



【2話までの感想】東京よりも近い川崎で中指を立てるw

長くなるので折りたたみ。
{netabare}

束縛の強い家庭環境、学校でのイジメ……。
抱えきれない葛藤を抱えて高校中退し九州から“上京”を志した少女が、
{netabare} 不動産屋に言いくるめられて{/netabare} 川崎に流れ着き、
色々こじらせている内に、もう全部吐き出しちまえと、バンド活動へと誘われていく。
同名2.5次元企画の東映アニメーションによるオリジナルCGアニメ。

アニメというより実写邦画ドラマの手触りという第一印象を受けます。
熟練の俳優よりも、新人やら子役やらを集めて、
ストレートに青臭い諸々をぶちまけて共感を得ていく。
そういった実写映画企画等の如き表現を、CGで再現していくようなタイプの作品なのだと感じました。
こういうジメジメした痛いノリが嫌いでない方なら楽しめると思います。

脚本は今年、絶好調の花田 十輝氏。
『僕ヤバ』2期、『戦国妖狐』、そして今期『ユーフォ』3期と原作物のシリーズ構成・脚本でも筆が走ってる感アリアリな花田氏。
このオリジナル作品では、萌えに配慮することもなく、
2.5次元キャラの汚い部分も洗いざらい書ける無礼講に興が乗ったのか、
フリーダムな青春劇が展開され楽しいですね。
この意味不明に面倒臭いけど笑える感じ、黒めの『よりもい』を想起させられます。

2話では、初めての都会でのひとり暮らしで、さらに自己嫌悪のモヤモヤを募らせた主人公・仁菜(にな)が、
{netabare} 部屋に取り付けるためにと、友達の友達から、せっかく頂いたライトを夜中に咆哮しながら振り回して破壊して{/netabare} 面倒クセェと笑われる衝(笑)撃展開w
川崎市民の皆様、この度、最高にヤベェ女が“上京”して参りましたw
今期、川崎はロックな嵐に飲み込まれますw

この春は光の『ユーフォニアム』と闇の『ガールズバンドクライ』。
花田 十輝氏脚本の食べ比べなど如何でしょうか?


【余談】関東民の方々にデリケートな質問なのですが、
例えば仁菜みたいに地方から川崎市に移住することは上京と言うのでしょうか?
上京経験のない私には判断が付かないので“”を外すことができません。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

72.2 2 田舎アニメランキング2位
神様ドォルズ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1184)
6391人が棚に入れました
故郷の村を後にして、東京で平穏な大学生活を送る匡平は、想いを寄せていた日々乃に告白しようとしていた。だがその日、彼女と2人きりになったところで惨殺された遺体を見つけてしまう。さらに帰宅途中、正体不明のモノに襲われた匡平のもとに、故郷から案山子と呼ばれる奇妙な人形を操る、妹の詩緒が訪ねてきて……。

声優・キャラクター
岡本信彦、福圓美里、茅野愛衣、木村良平、村瀬克輝、小林由美子、沢城みゆき、高垣彩陽、山口理恵、花澤香菜

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期がつまらなかったら承知しないんだからね(○`ε´○)

■一気見して正解だったかも(*^-゚)
実は2話まで観て放置してたんですよぉーこの作品・・・(*゚ー゚)>
そんでもって、もう内容忘れてたので・・・(。--)ノ最初から一気に10話迄観たところ、だんだん面白くなってくるではないですか(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
ストーリーの方はと言いますと、なんとなく「ひぐらし」の雛見沢村や「GOSICK」の名もなき村を思い出すような設定ですね♪
人里はなれた閉鎖的な故郷・空守村で神と崇められている見た目ロボットな「案山子(カカシ)」とそれを操ることが出来る「隻(セキ)」呼ばれる特別な人間がいるのです。
村人以外には知られていないような特別な村に、日向家と枸雅家の二大名家があるのだけれど、両家の間ではなにやら確執があったみたいですね♪
 
そんな自分の村と「隻」という特別な立場をすてて、普通の生活を望むべく上京した主人公の枸雅 匡平(kuga kyouhei)なのでしたが・・・
ある事件をきっかけに幽閉されていていた筈だった、幼馴染みでもある枸雅 阿幾(kuga aki)と何年ぶりかの再開で、空守村の因縁から逃げられないと気付き物語が動き出していくのです♪
 
 
■途中まで観た印象は(*゚・゚)ンッ?
前半は物語のテーマがなかなか見出せなくって、ただ見てるって感じでしたε-(ーдー)ハァ
「案山子」が神様ってなんなの・・・
動くとなんで歌が聞こえてくるの?オルゴールなの・・・
匡平と阿幾ってなんでいがみ合ってるの・・・等々・・・
とにかく疑問ばっかり浮かんでましね(*'ω'*)?
なので、前半は各キャラクターをよーく観察して後半に備えておく感じでした♪
 
結構キャラの表情は豊かに描写されていて、詩緒(utao)ちゃん見てても可愛いなって思うところがあれば、ちょっと怖いかもって思える表情があったりして喜怒哀楽を丁寧に表現している印象を受けました♪
それは、他のキャラも同様なのでそんなところに注目してもらっても良いかもですね(*^o^*)
 
それと、この作品はロボット・・・じゃなくって神様だから、バトルを楽しむ作品ではないですね!
やっぱり、キャラの心理描写で楽しむタイプの作品って気がします♪
 
中盤に差し掛かってくる頃から、じわじわ物語の全貌も見えてくるので、ストーリーの方も楽しめるようになってきますよ!
後半に来て新キャラ登場とか、最終的にどういう形の結末を用意しているのか解りませんけど、最後まで目が離せなくなって来た感じなのです♪
 
 
■総評
やっぱり後半に入ってからストーリー的に盛り上がってきましたね♪
まだ、空守村にはまだ謎が多いような気がしますけど、概ね主要キャラも出尽くした感じで、だいぶキャラ同士の相関関係が理解できて、面白くなって来た感じなのです。
前半がプロローグだとしたら、後半は起承転結で言えば物語の導入部分あたる「承」ってところではないでしょうか?
なので、多少は盛り上がって来たのですけど、これからが本番っていう印象なんですよ!
そんな状態の中で1クール終了って・・・それでは中途半端って言われてもしょうがないですねw
でも、無理矢理に山場をつくって(゚Д゚) ハア??って言われるよりは良かったのではないでしょうか(>o<")
まぁできれば2クールでしっかり完結してくれるのがベストだったような気がしますけどね(T▽T)
完全にお預け状態になちゃいましたよぉ♪
でも、2期で1期以上の盛り上がりを見せてくれたらちゃんと許してあげるんだからね!!
キョウヘイとアキがきっと私に感動を届けてくれるはずなので首をながーくして待ってますよ♪
o┤*´Д`*├o アァ~2期の前にもう一回復習が必要になりそうな気がします♪
 
 
■MUSIC
OP曲『不完全燃焼』
 歌:石川智晶
 本当に物語は不完全燃焼だったんだからねw
 
ED曲『スイッチが入ったら』
 歌:石川智晶
 本当にスイッチが入ったら1期終了だったんだからねw
 
ED曲『夏の庭』
 歌:石川智晶
 7話の空守村で起こった悲しく切ない事件を思い出すナンバーです♪
 あきぃぃぃぃー!!Σ(T▽T;) って思わず叫びたくなっちゃいますね♪
 
※石川智晶の詩・曲・歌は力強くてストレートに心に響くんですよ(*^o^*)
 
2011.09.08・第一の手記
2011.09.29・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 45

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フカンゼンネンショウナンダロ ソウナンダロ ソウナンダロ

神神神アニメその1です


物語についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
独特の空気が流れていて、私個人としては非常に楽しめたアニメですね
明るいギャグコメ話の次には割と重たいシリアス話が来たりと、なかなか気が引けないシナリオ展開もそうですが
言い得も知れない独特の面白さを支えていたのは、キャラの人間的魅力が大きいと思います
案山子の席という、能力バトルもの的な、キャラ立てしやすい設定に加え、ニヒルでありながらどこか人間臭さを感じる個性的なキャラが多く、一層物語を引き立てれていました
また、詩緒ちゃんと日々乃さんという二大派閥、9話から遅れて登場したまひるも入れると三大のヒロイン勢も可愛くてですね、私なんかはモチベーションが非常に上がってたわけです
7話ビッチ先生回とか12話マガツヒ暴走回とか、まぁ1話からそうとも言えるんですが、結構見た目にも情緒的にもエグイ描写がまま見られるなど、キャッチーな萌えアニメかと見せかけて、実は正反対の質アニメなんですよね、当時原作未読の私は結構驚いてたんですが

作画についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
6月某日、秋葉のゲマでやってた上映会イベントに、なんとか抽選通って参加してきました
ゲストに岸誠二監督と脚本の上江洲誠氏を招いてのトークショーでは裏話も多く聞けて、非常に楽しませていただいたわけですが
「AB」「瀬戸の花嫁」の名コンビ、岸監督と上江洲氏に迎え入れ、この二方には珍しい硬派アニメというスタンドながらも、日常シーンもキャラが崩れずに丁寧で、且つアクションシーンはエフェクトもバッチリ決めるなど大胆な映像になっていて、思いのほか素晴らしかったです
また、イベントでも話されていた、EDに入る前の場面展開の上手さ、工夫された引き方が毎話に施されており、そこでもググッと引き寄せられるんですよね
続きが気になる!っていうのが、アニメには矢張り一番大事ですよ、放送時間の被ってる他アニメとの競合もある中で、次週も見たいっていうモチベアップに直結しますからね
まぁ結局最終回もそれをやったから、不完全燃焼なんだろ?と言われる所以となってしまったんですが
果たして二期あるんでしょうかね、やるやる詐欺で原作を持続的に買わせようという魂t(ry
番宣ポスターの話とか、映像特典の話とか、応募フリーなのにロフトプラスワンイベントみたいなノリだったのが良かったですね

声優についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
程よく新鮮で、かつ安定した声優配役になってますね
福圓さんの詩緒ちゃんは感情豊かで可愛いし、茅野さんの日々乃さんも包容力溢れててやばいし、花澤さんのまひるなんかは、新境地に達してましたよね
小林由美子さんの桐生も、ムスッとした彼のキャラにだいぶ合ってました
そして「瀬戸花」で強烈なインパクトを残した政さんでお馴染み、村瀬克輝さんが勾司朗役で出演しており、しかもこれがまた良キャラなもんだから、その辺も私にフィットしてたんでしょうね
あと案山子の鳴き声的なものを、主題歌を歌ってます石川智晶さんが担当してるんですよね
アニオリ設定ですが、良い味出してましたね、全然アリだと思います
”ただの案山子ですな”

音楽についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
OP「不完全燃焼/石川智晶」、これは恐ろしい中毒ソングですね
初めて聞いた時からずっと耳について離れないんですよね、今シーズンはこれか、ゆるゆりのOPがずっと脳内でループしてた気がします
石川さんのアニメタイアップ曲は毎回濃いんですけど、これは凄まじいですね、中毒ソングを意図して作ってありますが、ちゃんと成功させてるあたりプロですね
映像もシャープでかっこいく作られてますし、匡平が歌詞とリンクして叫んでるシーンもワクテカさせてくれますよね
今夏一番と言ってもいいアニメ主題歌なんじゃないかと思ってます
”My name is 豆腐”でお馴染みのED「スイッチが入ったら/石川智晶」これもまた良い曲です
サビにかけてゾクゾクしてくる感じのイメージですね
なんだかんだでアニソンが良いと名作臭が増しますよね、特に石川さんが歌うと尚更

キャラについてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
今期は双子アニメが多かったですねぇ、パッと思いつくのは「ピンドラ」「青エク」「アイマス」「BLOODC」とか
容姿だけでなくタイミングまでピッタリのいかにもな双子キャラだと後ろに上げた二つが、容姿や性格が全然違う双子キャラだと前の二つが該当しますか
今作だと、容姿は同じなのに、性格が全然違うし敵同士っていう、また違う分類の双子キャラでしたね
ところで、これの原作のCMで、”神と呼ばれる謎の人形を操る少女、詩緒。ドジで短気な甘えん坊は、恋もする、そして戦う”ってなフレーズがありましたが、”恋もする”というのがアニメではなかったですよね、若干ブラコンのきらいはありましたが
詩緒ちゃんがビッチになる展開だけは、やめてくれぇえーえーえー!!


「神様ドォルズ講座」わー!!!
なんかスタッフで飲んでる時に予告を実写パペットでやろうかと決めてみたいですね
あの本編の後でこのテンションですから、すっごい浮いてるんですけど、そこがイイ
思いがけない企画でしたが、ハズレの多い実写映像の中で、稀に盛り上がってましたね
ククリも喜んでるゥー!!!
ドォルズ講座で番組を続けるのはどうかと思いますが、永く見ていたい、面白い部類のアニメだと思います、見てない人是非見てください
見ないとビーム!ビーム!ビーム!ビーム!ビーム!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

bati さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期ありますよね??

タイトルを見て⇒「あ!本屋で何度か目に留まったやつだ!」
ということで見始めたアニメです.
漫画の表紙だけを見ていたときの勝手なイメージと、
実際の内容が全く違っていたのでビックリしましたw
(勝手なイメージ⇒こてこての恋愛もの)


実際には、案山子という木製の神様を操る才能を持った若者たちの物語.
1話から変な物体(案山子)が飛んだり、マンションの壁ぶち抜いたりと激しい戦闘.

ストーリーの中心であり、「隻」と呼ばれる、案山子を操る若者たちは、それぞれ悩みを抱えている様子.その元凶ともいえるのが彼らの「故郷の村」.
決して村と決別することは出来ない、という内容のセリフもあり、この村にはなにか大きな力があるようです.


さて、どんな展開で話が進んで行くのか.

1~4話位「(・∀・)ドキドキ」

5~10話位「( ゚д゚)おぉぉぉ!?」

11~12話「(´・ω・`)え??次最終回?」

最終話「∑(´д`*)」

え、終わり?って感じでした.
ほとんど何も解決してないですよね?
決着ついたと言っていいのは、匡平と日々乃のk…ゲフンゲフン.
フラグ立てまくって終わった感じです.


最終回のEDでは今後のストーリー的な映像が流れていて、
「2期やりますよー!」っていう空気出してましたけど、
・・・そこまでやるなら2クールで作ってください!、
って思ってしまいました.
そこら辺も加味して、「物語の評価」は3.5と自分としては低めの評価にしています.内容的にはすごく魅力のあるアニメでした!


とりあえず、2期を待つしかないですね.

《最後に》
日々乃さんの胸の作画どうにかならないかな?w横からの絵を見るたびにビックリしてしまうんですよ∑(゚Д゚;)
そして、詩緒は・・・表情がかわいいです.

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

66.7 3 田舎アニメランキング3位
じいさんばあさん若返る(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (138)
423人が棚に入れました
青森で何十年もりんご農家を営む正蔵とイネは、周囲からおしどり夫婦と呼ばれるほど仲睦まじい。 ある日、畑で見つけた不思議なりんごを食べてみた2人。 次の日目覚めると、若い頃の姿に戻っていた!? かつてイケメンだった正蔵と美人だったイネ。 若返ったその姿に、子供や孫たちをはじめ周囲の人々はビックリ。 とんでもない奇跡を起こしながらも、正蔵とイネはマイペースに、じいさんばあさんらしく日々を過ごしていく。 今までと変わらず夫婦二人仲良く、そして今まで以上にパワフルに――。

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1話視聴。展開早過ぎて草。

ひ孫が見たいw
黄金のリンゴを食べ…カット!…ではなく寝て起きたら何と!
食べたところを見た…ああ別にいいかw

1話のそれも序盤で内容分かるし見やすいと思う。
内容的にはコメディ寄りかな。
若返ったら若い頃出来なかったを事をしたいって言う誰もが考えるやつ。
そしてモテる!イケメン美女の2人だからひたすらに若い子からもモテる!
ただ言葉がおじいちゃんおばあちゃんw

1話は良かった!
あとはこの後の展開次第かな。
コレも観る余裕があれば観る…かも。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 1

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作品を見る目線

はい、良かったです。

あるきっかけで50歳くらい若返ってしまう老夫婦。
若さを楽しみ昔出来なかったこともやるしかねぇべ。
ってことで子供や孫もびっくりしながらも受け止めていて
楽しい日々をすごしていきます。若さだねぇ、、、って感じ

しかしながら若返っていても余命はそのまま、
残された時間を夫婦それぞれの夢の中で示される砂時計、
それは人生の終わりまでのカウントダウン。
二人はどうなるのか? 

そんなとこですね。
笑いあり、シリアスありで好きな部類です。

いくつか他の方の感想を見て思ったのが、これは
ちょっと万人受けはキツいなということです。

それはこの作品では「老い」を実感できないと感情移入が
難しいと思うからです。

もし自分が10代、20代の若造だったら ふ~ん、、、そうですか?
となっている気がするからです。

しかしながら今の私は還暦に向かってゴー!
いろいろと体にもガタがきており、考えることも増えました。
そんな時にこの作品ですから、そこまで老いてはいないとはいえ
結構感情移入しましたね。(もう数年したら「おじいちゃん!」と
呼ばれそうな状況に置かれていますし、、、あ~やだやだw)

終わり方がきれいで、余韻も残ったこの作品
なんか残しておきたいなぁ、、、と思ってちょいとかいてみまみた。


元気があれば何でもできる!!
まさに名言です



おわり

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

明日は何をする?明日も2人で・・

青森のリンゴ農家の爺さんと婆さんが若返るお話。

ギャグかと思いきや、しっかりと泣ける良作でした!

夫婦愛や家族愛、相手を思いやる描写がとても心に響く。
どちらかというと学生さんや若い子達よりも大人にこそ刺さりそうな作品だと思います。

基本的には日常アニメですが、ギャグ要素有り、要所要所で泣ける場面もあり、夏祭りやラストシーンは涙無しには見られません。

緩めの日常と温かい感動を味わいたい方は是非見てみてください。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

70.5 4 田舎アニメランキング4位
オーイ!とんぼ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (100)
242人が棚に入れました
トカラ列島を舞台に、ゴルフと人が紡ぐドラマティックストーリー 過去を捨て、世間から逃げるように鹿児島県「トカラ列島」に移り住んだ五十嵐。 "日本最後の秘境"と言われる"火之島"で出会ったのは、島でたった一人の中学生、とんぼだった。 天真爛漫な少女は、とんでもないゴルフの才能を秘めていた!? この出会いをきっかけに、二人の運命が大きく変わっていく…。

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見た目に騙されるな! かなりインテリジェンスが高いゴルフ作品

【レビューNo.136】(初回登録:2024/7/28)
コミック原作で2024年作品。全13話。
視聴してみるとまさかのガッツリ理論派だったとは・・・
いやーこれは完全に見た目に騙されましたわ。

(ストーリー)
プロゴルファーの五十嵐一賀(イガイガ)は、ゴルフで不正を犯したためゴル
フ界を追われ、新たな職を得るために鹿児島のトカラ列島の「火之島」へと転
居してくる。
そこは人口百数十人ほどしかいない離島で、五十嵐はこの島で中学3年生の少女
・大井とんぼと出会う。
とんばは幼少期に両親をなくしており、漁師をする祖父のゴンじいに引き取ら
れていた。
また島には3ホールの立派なゴルフコースが設営されており、そこでとんばと
プレーをした五十嵐は、彼女の「高い技術と個性的で自由奔放なゴルフ」に大
きな可能性を感じるのだった。
「島の外で本格的にゴルフの才能を開花させてやりたい」
島で一生暮らすことを望むとんぼの気持ちを変えるために、五十嵐は動き出す。

(評 価)
・中学生に見えないキャラデザ
 主人公とんぼは愛らしいのですが、個人的には中学生には見えなかったなと。
 ・幼い顔つき
 ・華奢な体つき
 ・言動の幼稚さ
 最初は小学生だと思っていたのですが、次のシーンでセーラー服で登場して
 「え―――っ」ってなりましたね。しかも中学3年って・・・
 それを象徴するのが終盤なんですが、話は一気に半年後の卒業までワープ、
 そこで登場したとんぼは、
 ・顔つきが大人びてるやん
 ・手足もスラっと伸びて、体つきも改善されてるやん
 ・顕著なのがイガイガとの相対比で
  ・before:頭がイガイガの肩位
  ・after:完全に頭が肩を超えてるやん
  (言動は相変わらずだがw)
 って感じで、これ位モデルチェンジしないと、やっぱ中3~高校生には見えん
 だろうとw

 そんなキャラデザを象徴するように、作品の雰囲気としても
 ・大自然の中でノビノビと
 ・島民皆が家族的な付き合いでハートフル
 ・1打の緊張感のない”遊び”としてのゴルフ
 全体的に”緩く優しい世界”で描かれているという感じですね。

・時代の最先端?! かなりインテリジェンスが高いゴルフ作品
 ただ上述の”優しい世界”に反して、ゴルフシーンはかなり密度が高いです。
 例えばとんぼは
 ・通称「3鉄」(父の形見の3番アイアン)1本であらゆる球を打ち分け
 ・それを遊びの中で独自の感性で磨き上げた
 という「自由奔放なゴルフ」なんですが、これをイガイガが
 ・フォーム(肩の入れ方やスタンス、スイングの軌道等)
 ・クラブ捌き(フェイスやシャフトの使い方等)
 から何故打ち分け可能なのかを事細かに理論的に解説していくという。
 またゴルフコースについても
 ・このコースの設計意図
 ・プレイヤーの攻略作戦
 といった「設計者 VS プレーヤー」といった構図で面白くみせてくれてい
 ます。
 人によっては「いちいち理屈をこねてうんざり」と好き嫌いが分かれそう
 ですが、個人的には
 ・イガイガの解説が的確で演技もよく分かりやすい
 ・アニメの利点を活かした作画・演出が効果的で見やすい
 ということで
 「ゴルフも奥深さを知るとこんなに面白いのか!!」
 と高評価ですね。
 (たった1打に「どんだけ情報が詰まっているねん!」と素直に驚きw)

 ゴルフ作品といえば最近だと『BIRDIE WING』がありましたが、あちらが
 「とんでもゴルフで勝負の熱さをみせる」という(少し昭和臭のする)作
 品だったので、ある意味対極的な位置付けになるのかなっと。
 ちょうどサッカーだと最近の『アオアシ』『ブルーロック』辺りは「個人  
 戦術」や「ゴールアイデア」といった、やはり情報量が多く、サッカーの
 奥深さをインテリジェンスでみせる作品にシフトしてきているので、やは
 り本作もそういう最新の流れを汲む、インテリジェンスが高い作品という
 印象ですね。

ストーリー的には
・島の世界しか知らない才能ある野生児・とんぼが
・(落ちぶれた元プロ)イガイガと出会い、新たなゴルフの世界を知り、島の
 外の世界へ飛び立っていく
という王道展開ではあります。
ただ「勝負の世界」というシリアスさがなく、1期は仕込みに終始したという
感じなので、少しメリハリに欠けるところはあるのかなっと。
しかし
・イガイガや他のキャラとの出会いによるとんぼの成長をしっかりみせ
 (これも出会いによりクラブが1本づつ増え、キャラ名をクラブにつけると
  いう演出が上手い!)
・インテリジェンスが高く、ゴルフの奥深さを提示しちゃんと面白い
という、かなり良く出来た作品だと思います。
2期も決定しましたし、とんぼも「競技ゴルフ」の世界に足を踏み入れること
になるので、その辺りは今後に期待ということで。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

Blowin' in the Wind

ゴルフ雑誌掲載漫画のアニメ化。
原作は2014年から既刊49巻しかもまだ連載中らしい。

またおじいちゃんの昭和センスゴリ押し企画かと思えば…。
今のバズってナンボな露悪的な要素が皆無な心地よさ。

アニメ化記念で漫画が数巻無料!

よくあるやつと言えばよくあるやつ。ドロップアウトした元プロが田舎娘の才能に魅せられ彼女の成長と共に自身もまた自分の人生を取り戻すヒューマンドラマ。飛び道具に頼らない地に足のついたキャラクター造形で、ゴルフのディティールにもきちんとロジックがある。緻密に計算された設計を微塵も感じさせない嫌味のなさには古沢優氏による味わい深いキャラデザも貢献。気の抜けた作画のようでゴルフ素人にもわかる画面の説得力。見た目はのんびりでも毎回が怒涛の展開でしっかりとヒキもある。長らく愛されてきた作品を使い捨てシノギアニメのネタにすることを許さなかったゴルフダイジェスト社は日本の誇り。


13
面白かった。個人的今期トップ。

子供を持つ親視点で観れるなら古き良き昭和的ノスタルジー感もある比類なき傑作。しかし若者にとってはショッキングなフックも奇抜なアイデアも魅力的なルックスのキャラも皆無だし道徳の教科書的なお上品な健全さなのでなかなかに退屈かも。いい意味でも悪い意味でも大人向けなんだと思う。ゴルフ専門誌でのんびりと競争にさらされない環境だからこそ継続できた感。刺激的な展開が求められる少年誌なら即打ち切りでしょうね。

中高生は軒並みVtuberに流れてるし円盤もグッズも売れるとは思えない。鬼滅の成功によって「アニメは儲かる」との認識が強くなり、漫画原作や古典掘り起こしなどで一気に作品数が増えてきたが、こういうバズ狙いから距離を置いたある意味採算度外視な作品がアニメ化出来るのも市場が広がったおかげでもある。

2期確定も既定路線でしょう。しかし今期と違って次はよくあるJKおっさん趣味ものと同じ構図になってしまう。安易な可哀想プロレスにならずにそこでも独自性を貫けるか否かが勝負どころ。ライバルキャラを先出ししてるのである程度は安心出来るがゴルフ勝負ばかりのバトルものになってキャラデザ勝負になるとちと分が悪いかも。でも瞳ウルウル膝テカテカしたとんぼは見たくないのでこれでいい。

いっちょかみ中抜きビジネスに巻き取られなかった奇跡のガラパゴスアニメ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「型にはまらないゴルフ」が「型にはめるゴルフ界」に殴り込みをかける!

元プロゴルファー志望のかわさき健(原作・原案など)と、浦和レッズサポーターの古沢優(作画)による原作漫画は、『週刊ゴルフダイジェスト』(ゴルフダイジェスト社)で連載中(既刊51巻、原作未読)。
アニメ1期は全13話(2024年)。監督はオジング。制作は、『ポケモン』などの子供向けから最近『薬屋のひとりごと』なども手がけるOLM Division 2。2024年10月から2期放送予定。
(2024.8.5投稿)

本作は、あまりアニメを観ないゴルフ上手な知人が珍しくススメてきて、キャッチしてるレビュアーさんの評価もよかったので視聴を開始。
大雑把な印象としては、絵柄より、リアルなゴルフシーンとストーリーで魅せる内容になっていると思います。


【あらすじ】
元プロゴルファーの五十嵐一賀(CV.東地宏樹)は、ある不祥事を起こしてプロ資格剥奪・一家離散となり、逃げるように一人鹿児島県トカラ列島「火之島」へ移住してくる。
そこで出会った島で唯一の中学3年生の大井とんぼ(CV.はやしりか)は、今でこそ天真爛漫に見えるが、幼いころに両親を事故で亡くし、祖父であるゴンじい(CV.青森伸)に引き取られたという暗い過去を持つ。
島には島民たちが作った短いゴルフコースがあり、とんぼは、そこで父の形見である「3番アイアン1本」で遊びながらゴルフを覚える。五十嵐は、その自由奔放で型にはまらないとんぼのゴルフに魅せられていく。
とんぼの才能に惚れ、この才能をうもれさせるべきではないと思った五十嵐であったが、島に強い愛着を持つとんぼは島を出たがらない。そこで、五十嵐は一計を案じるのであった…


【経験者が観ても納得のリアルなゴルフのプレイシーン】
私はもっぱら打ちっぱなしに行く程度ですが、原作漫画がゴルフ専門誌で連載中ということもあり、経験者が観ても納得のリアルなゴルフのプレイシーンで、ゴルフの上手い人がすすめるのもわかる内容になっています。

例えば、本作では、きちんとバンカーや傾斜、風などからコースをどういうボール軌道(右に曲げるか、ボールを低く打つかなど)で攻めるかを判断し、それに合わせてボールを叩く位置、スタンスなどスイングを微調整してから打つ。

しかも、元プロの五十嵐(※漫画原作者が元プロ志望)が、その都度、的確に解説をしてくれ、わかりにくい場合は図解まであるので、私のようなゲーム『みんなのゴルフ』程度の知識しかなくても、とてもわかりやすい。

なので、ゴルフにあまり詳しくない人でも見やすいよう工夫がなされています。


【とんぼの型にはまらないゴルフ】
また、作中で五十嵐も言っていますが、ゴルフは、「大リーグ養成ギプス」みたいな上達用の矯正器具があるくらいなので、あれもダメこれもダメという感じで「型にはめた指導」が主流です。

もっとも、「ゴルフは再現性のスポーツ」といわれるので、機械のように常に同じスイングができれば、狙ったところにボールを飛ばせるので合理的なわけです。

しかし、この対極にあるのが「とんぼの型にはまらないゴルフ」。
コースを攻略するために必要なボールの軌道から逆算して、スイング毎に体の各部の動きを連動させながら細かく微調整し、一打毎にスイングを変え同じ打ち方をしない。そして、これを可能にするのが、とんぼのもつ飛び抜けた天才的な感覚というわけです。

本作では、このとんぼの天才的な感覚がコースの最初から最後まで3番アイアン1本で遊びながら回ってきたことから培われたという設定になっています(パットまで3番アイアン(笑))。

アイアンは、基本的に番手が下がるほど飛距離が増えるものの思ったところに飛ばすのが難しくなる。特に3番アイアンは、扱えれば便利なものの、最近のゴルフクラブセットには含まれておらず、プロでも使っている人が多くないらしい。
したがって、扱いが難しい3番アイアンで遊んでいたというところがミソ(そう考えると、とんぼの父が事故死する前に3番アイアンだけ家に置いていったことにも理由があるわけです。)。


「型にはまった指導」は、個性無視なため最近のスポーツ界全般では敬遠される傾向にありますが、ゴルフに限っては、今でも型にはめるのが正義。そこに型にはまらないとんぼのゴルフが殴り込みをかけるというのが本作の魅力の1つになっています。


【人間ドラマもきちんと描かれてます】
さて、今までの説明だと、マニアックなゴルフアニメか!?と思われてしまいそうですが(笑)、1期は、両親を突然亡くし失意のどん底にいたとんぼが、あたたかい祖父や島の人たちに育まれ、ゴルフを通じて立ち直ってきたという人間ドラマもきちんと描かれています。

また、プロゴルファーとして明るい未来を感じさせるとんぼとは対照的に、プロゴルフファーとしての未来や家族をも失ってしまった五十嵐の後悔も描かれています。そして、その過去があるからこそ、五十嵐のとんぼに対する純粋な気持ちがよく伝わってきます。


最初は3番アイアンだけだったとんぼのクラブは、{netabare}様々な人たちとの出会いを通じ、最終的に4本に。

そして、それぞれのクラブに込められた思いと共に、今まで出会ったことのない未知なるコースへの夢を膨らませ、島を出る決意をするとんぼ。{/netabare}

とんぼの本格的な快進撃を目撃するのは、2期以降のお楽しみということになっているので、10月から始まる2期の前に、1期をご覧になってみてはいかがでしょうか。


【「とりあえず、やってみる」(※ネタバレはないが長いので畳んだ感想)】
{netabare}私はゴルフより野球の方が好きなので、野球の例になってしまうのですが、最近のプロ野球選手は、YouTubeなどを通じて情報収集し、ダルビッシュ選手がこういってたなどと言って、コーチの指導をあまりきかないそう。まあ、そりゃ、ダルビッシュ選手以上の実績を残しているコーチは、いないでしょうからね(笑)

もっとも、技術習得に関する情報が増えること自体は、悪いことだとは思わないのですが、選択肢が増えれば、それだけ情報を取捨選択する必要も出てくる。

なぜなら、例えダルビッシュ選手であっても、彼自身の成功体験であって、それが必ずしも万人にあてはまるわけではないからです。

そして、取捨選択する際に重要になってくるのは、自分自身で試行錯誤した経験だと思うんですよね。

とりあえず、遊びながらでもいいので、効率度外視で実際に色々とやってみる。そういう経験がないと、自分で自分に合う情報を選べないと思うんですよ。まあ、その権化みたいなのが、本作の主人公・とんぼだなあと。


さて、最近は、巷にあふれる情報が多くなったこともあり、その取捨選択の効率をあげようとする人が多いように感じています。例えば、ここのレビューを見るのも、効率よく自分の好きなジャンルの面白いアニメが観たいという面もあるでしょう。

もっとも、私は、ここでレビューを書くようになって、他のレビュアーさんのレビューを見て、それまで積極的に観てこなかった『僕の心のやばいやつ』などの恋愛もののジャンルも観るようになりました。
例えるなら、電子書籍でもそれまでの購買傾向からオススメが出てきますが、効率は悪くとも紙の本屋に行くと全然興味のなかったジャンルの本が目について思いがけず買って帰るみたいな感じでしょうか(笑)

なので、自分の思考を「型にはめて」先入観で毛嫌いせず、とりあえず「色々なジャンルのアニメ」を実際に観てみないと、自分に合うかどうかわからないと思う今日この頃です。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

84.0 5 田舎アニメランキング5位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2740)
13557人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 93

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで甘酸っぱい恋愛を非常に丁寧に描いていた素晴らしい青春作品!!【総合評価:82点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

『とらドラ』『超電磁砲』『あの花』などを手掛けた長井 龍雪監督のオリジナルアニメーション
代表作となる三作品がいずれも素晴らしい完成度と人気を誇る作品。
『あの花』でもオリジナル作品として結果を出しているだけあって期待
ですが、代表作の三つの評価が高いだけに、それらと比較されても大丈夫なのかと言う不安もありました。
しかし、この作品は代表作と比較しても十分な出来の見事な作品に仕上がっていたと思います。
自分としては、2012年冬、期待値を一番上回った作品でしたね。

この作品で一番自分が評価している点は恋愛要素にありました。
登場人物の5人が織り成す多角関係は非常に面白かった。
しかし、多角関係とは言え、ドロドロな愛憎劇になるのではなく、正に爽やかで甘酸っぱい青春を表現できています。
互いに想う相手の幸せを願って、自分の意思を主張できない。
そんな良くある心境をとても丁寧に描いていて、心情描写のレベルはかなりハイレベル。
良くある心情を丁寧に描いているので、非常に感情移入がし易くてとても素晴らしい作品でした。この作品は恋愛要素の暗い面の表現がほとんど無かったものの、甘酸っぱさの表現は抜群で、12話構成にしてこの完成度には脱帽です。

恋愛要素に関してはかなりの出来栄え、もう一つの大きな要素である宇宙人設定は若干微妙でしたね。
まぁ、ヒロインの宇宙人設定が根底にあるからこそ、恋愛要素も盛り上がったのでしょうが
でも、やっぱり恋愛関係の話が一応の収拾が付いた後、ヒロインの宇宙人としての設定を全面に出したラスト2話はどうも微妙な感じはしました。
宇宙人事態が現実味に欠ける事と約一名のキャラがかなり現実味を欠いて上、ラストでその現実味の無さに更なる拍車をかけて来た。
まぁ、その一名も普段の言動は不自然でも、要所要所でしっかりと良い仕事をして、恋愛要素を盛り立ててくれた立役者的な面もありますがね。

今までの爽やかな恋愛要素が宇宙人設定が根底にあるとは言え、心情描写がかなりリアルだったため、ラスト2話は浮いてしまっていた印象。
恋愛要素があまりにも素晴らしかったと言う事、しかもラスト2話まで宇宙人設定は表面的で恋愛要素がメイン
なので、ラスト2話で宇宙人設定を押した話を今まで盛り上がっていた恋愛要素の話と同等のレベルに持っていくのは無理でしょう。

とは言え、ラスト2話も急展開に置いてけぼりにされなければ非常に盛り上がる。
そして、テンプレなかなり使い古されたような展開ではありますが、感動できる作りにもなっています。
今までの複線もしっかり回収してますし、ラストとしては纏まりのある締めでした。

OP、ED、共に良好で非常に作品にマッチした楽曲でした。
歌詞も実はキャラが背景になっていたりして……

作品全体を通して、かなり面白かった作品でした。
特に本作のメインである多角関係は本当に甘酸っぱくも爽やかな恋愛を表現
キャラクターの心情描写も丁寧なので、感情移入もしやすく素晴らしいものでしたのです。
個人的には同監督のオリジナルアニメ作品『あの花』よりも断然本作の方が好きですね。
とても良い作品だと思いますので、未視聴の方は是非とも一度視聴するのを強くオススメいたします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 132
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一夏(ひとなつ)の青春恋愛観測

夏休み。自主映画撮影。宙から女の子が降ってくる。
宇宙レベルの騒動と比肩する二人のカンケー……。
設定の骨組みは割と定番かつ王道。
({netabare}“MIB”や“裸族”{/netabare}も出てくるけど、きっとフツーw)

でありながら本作が夏になる度、私の脳裏に浮かんで来るのは、
恋バナにSF絡めてハチャメチャやってるようで、
恋愛の甘さだけじゃない。
人を想った故の痛みもしっかり描けているからだと思われます。

本作では、{netabare} 片想いの玉突き事故{/netabare}と言う結構な惨事が起こるわけですが、
そこに踏み込んでこその特別な夏。苦味も経験してこそのひと夏の成長。
と言わんばかりにぶつけて来ます。

こんな構成もあってか、
またスタッフの過去作の履歴から膨らませた期待との齟齬もあってか、
放送当時は、だいぶ批判も多かった思い出が(苦笑)

もっと各登場人物を萌えキャラ化、アイドル化して、
或いは各“攻略キャラ”をオムニバス形式で巡回するギャルゲー原作物の風味にして、
各々を推してる人が傷つかない無難な展開にすれば、
出火することもなかったのでしょうが……。

でも、結局、恋愛アニメとして、後々になっても心に残るのは、
こういう傷痕も刻むことができる作品だと最近改めて感じます。

2010年代は本作の後も、きちんと負け組も作る、
しんどい恋愛アニメが定期的に供給されている印象。

今、振り返ると本作の痛みの描写など、まだ可愛らしいもので、
むしろ好いた惚れたが入り乱れれば当たり前に起り得る話と感じます。
2010年代の割と早い時期に、本作等で改めて痛みに対する耐性が付いた。
受け身が取れるようになったと、妙な感謝の念?すら沸いて来ます。


恋する当事者は、自らに芽生えた訳の分からない感情を処理するだけで精一杯。
だけど隣の友人からは葛藤が良く見える。
けれど隣の恋慕が一望できるからって、自分の気持ちをコントロールできるわけじゃない。
第三者の歪んだ視線も交えて、様々なアングルで恋愛模様を活写する。

この構図もまた典型ですが、それらが滲み出たセリフ回しが私の好み。
自分だけ第三者として冷静に客観視しているつもりでも、
抱いている恋愛感情は隠し切れない。
言動からはみ出した恋のベクトルが突き刺さって実にこそばゆいです。


好きな登場人物は檸檬(れもん)先輩。

種々の権謀や謎スキルを駆使して、恋愛展開に新局面をもたらし、
不敵な笑みを浮かべて、恋バナの記録(盗撮)に勤しむ。
よくいる青春観察ムード盛り上げキャラ。

ですが彼女に“年季”を感じるのは、
このキャラの系譜が、一部参加スタッフらが以前手がけていた、
オリジナル恋愛アニメ『おねがい~』シリーズから続いているということ。

檸檬先輩のCV田村ゆかりさんは『おねがい~』シリーズの頃から本作まで、
名を変え、学校を変え、立場を変え(何故か制服は変えないけどw)
後輩たちの青春恋愛劇を眺めては、うふふふふ~とほくそ笑んでいるのでありますw
流石CVゆかりさん。何年も17歳やってるだけあって、微笑みにも威厳?が漂いますw


私としても、まだまだ檸檬先輩と一緒に?
色んな少年少女の恋物語を覗き見したいので、
これからも性懲りも無く、青春恋愛作品に舞い戻る所存であります。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

78.3 6 田舎アニメランキング6位
屍鬼[シキ](TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1463)
7840人が棚に入れました
人口1300人の小さな集落、外場村。外部とは国道1本でしかつながっていない隔絶された地ゆえ、いまだに土葬の習慣が残されていた。

ある日、村の山入地区で3人の死体が発見された。村で唯一の医者である尾崎敏夫はこの死を不審に思っていたが、事件性はないとされ、通常通りに取り扱われた。しかし、これ以降、村人が一人、また一人と死んでいくことに…。

声優・キャラクター
内山昂輝、大川透、興津和幸、戸松遥、悠木碧、高木渉、GACKT

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

死に善も悪もない。

数年ぶりに再視聴、2週目です。
いやー名作でした!そして凄くメッセージ性が強い。
2週目なのに終始集中して楽しんで観れました。
ジャンルはゾンビホラーと思われがちですが、サイコホラー(人の狂気を描いているので)です。

ホラーアニメ大好きな私は、名があるホラーアニメは全制覇しています。
(といってもここ10年で、ホラーアニメ10作品くらいしかないですけどね。笑)
需要あまり無いのかもだけど、もっとやって欲しい。

近い内にホラーアニメベスト10作る予定なのですが
屍鬼は自称ホラーアニメ専門官である、私のベスト10、上位に入れますね。


【あらすじ】
舞台は外場村という小さい村落。
村の周囲はモミの木(卒塔婆に使う木)に囲まれ、外界との交流も少なく
正に田舎の中の田舎って所。
そんな村には起き上がり(死人が蘇る)という古くからの言い伝えがあった。
物語は、こんな死に囲まれた場所で始まります。


【感想】
貴方は人殺しを悪いと思いますか?殺してはいけないと思いますか?
大半の人は悪いこと、いけないことだと言うでしょう。
何故ですか?誰が決めたのですか?
それは昔からの暗黙のルール、人が定めた罪の意識、法律があるからです。
ですが屍鬼では、そんなモノ(ルール、罪、法律)を改めて再認識させてくれる作品でした。


屍鬼(起き上がり)達は皆に自我があり、生きています。(肉体は死んでいるが)
彼等は生きる為に人を襲います。血を吸わないと死んでしまうから。
忘れがちだとは思いますが、私達ヒト(人間)も何かの命を奪って生きています。
普段は調理され、お店に並んでいる商品として接しているから気づかない。
けれど確実に命を糧として、奪い、殺し、生きています。
そう、屍鬼達も生きる為に襲っているだけなのです。
私達と何が違うのでしょうか?いいえ同じです。
寧ろ、ヒト(人間)の方が、動物、野菜、果物など、ありとあらゆる命を奪っています。
時には、理由もなく殺すこともする。
彼等(屍鬼)を悪と定めるなら、私達ヒト(人間)はそれ以上の悪であるということです。


それに何かしらの理由や、屁理屈をこねているのはヒト(人間)だけです。
ニュースとかで絶滅危惧種が、というニュースが流れれば
やれ可哀想、酷いだの何だのと騒ぎます。
じゃそれがヒト(人間)に危害を加える存在だったら?
やれ殺せ、居なくなれ何だのと騒ぎます。
実に見ていて愚かだと感じます。


【結論】
生きること、生命を全うすることにおいて、善も悪もない。
あるのは弱肉強食、食物連鎖だけです。
立場が変われば、見方が変わる。
そんなことを屍鬼は伝えたかった。
屍鬼からのメッセージだと感じました。



【豆知識・余談】
ヴァンパイア(吸血鬼)のモデルとなったのは、ワラキア公ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)という
1431年頃に実在した人物です。
敵国、自国の民共に串刺しにしたことから、串刺し公という異名を持っています。

この方もそうですが、ヴァンパイアの設定によく使われる
日の光に弱いなどの設定は、先天性白皮症(アルビノ)という方達から取ったんだと思います。
髪の毛、皮膚、ありとあらゆる部分の色素がなく、真っ白です。
また紫外線を浴びると、焼け爛れてしまい。目もヴァンパイアみたく赤くなってしまう。
本当に珍しい奇病で希有です。


【PS:追記】
BGMのズンチャ!ズンチャ!ズンチャズンチャッチャッ!が凄く印象に残る(*´艸`*)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キズ物語 ーⅣ 外場村篇ー

原作未読で視聴。


『三方を山で囲まれた僅か1300人足らずの排他的な小さな村「外場村(そとば)」。 ある日3人の村人の死体が村から発見され、それを皮切りに次々と村人が死んでいく。その状況を不審に思った村の医師「尾崎 敏夫」は、伝染病を疑い始めるが死体の検視の結果そうではない事が判明。死因が暗礁に乗り上げたそんな中、敏夫は村の古い言い伝えである「起き上がり」の話を耳にし、暗中模索の中でやがてある一つの結論に辿り着く。それは・・・・』という物語。


この作品のジャンルは、サスペンス ホラーに分類されます。全22話で、TV放映後に発売されたBlu-rayで、TV未放送のOVA2話が特典として追加されました。なお、追加された2話のOVAは、全22話の中の20.5話と21.5話にあたります。


大作ですねこの作品は。特に後半の展開は、形容するならば「凄まじい」と言うべきものでしたよ。作品は全22話なので、登場人物も多く、人物の背景なども丁寧に描かれていて、全体を通してゆっくりと展開して行きました。やはり20話超えの作品は安定感があります。


最初の5話ぐらいまでは、いわゆる典型的なパンデミック状態を描いていましたが、6話以降の死因究明からこの作品の本領発揮でした。村人の死因に疑問を持ち調査を始めたのは医師の「敏夫」と村の青年「結城 夏野(ゆうき なつの)」の2人なのですが、 ほとんど接点のないこの2人が、同時並行的にそれぞれ違った手段で究明に挑む描き方は面白いと思いました。


12話以降の中盤の見せ場はやはり敏夫の「解剖」でしょう。ハッキリ言って拷問シーンでしたよあれは・・お食事中ならご注意を。18話以降の終盤は、それまでのゆったりとした流れとは打って変わって、堰を切ったような怒涛の展開でした。集団になった時の人の怖さが描かれていましたよ。


ちょっとした豆知識。作品中、画面の下に時系列として日時と六曜が表示されるのですが、そこから調べた結果、物語の舞台は1994年のようです。


ごめんなさい。どうしても最後まで馴染めなかったものがありました。それはキャラクターデザインです。1300人の村にはそぐわないキャラデでした。SFバトル系アニメのキャラクターですよあれ。気合い入れたら掌から衝撃波とか出せちゃう感じでした。なぜあのキャラデを原作者がOKしたのかが謎ですね。唯一杭が残りましたね....それだけが。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 38
ネタバレ

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最後までみてほしい

予備知識をいれずに視聴しました


ホラー系・・・
オドロオドロしいタイプのストーリーかな
と観始め…

少しすすめたときに

日本で幽霊ではなく{netabare}(吸血鬼){/netabare}そっち系なの?
と 展開に少しひいてしまいました


ところが 
もう少しストーリーをおってみたところ
思った以上に惹きこまれ

後半には すっかりハマってしまい
一気に観てしまいました

ネタバレになってしまいますので
なにも記載いたしませんが


あぁ
日本なのに そっち{netabare}(吸血鬼){/netabare}系?
そちら方面の内容なのね・・・
と終わりにせずに


もう少し
ご覧になってみてください
きっと

どっぷりハマってしまうでしょう


ただ…
記憶が薄れてしまってるのですが
グロい作品が苦手な方には
注意が必要です

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

76.6 7 田舎アニメランキング7位
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1228)
6742人が棚に入れました
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はA-1 Pictures制作のYVアニメ。月刊コミック電撃大王にて連載も予定。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品。

空深カナタは廃墟で女性兵士と対面する。彼女はトランペットを手にしていた。喇叭手に興味を抱き、軍に入隊すればトランペットが吹けると勘違いしていたカナタは軍に入隊することを決心し、セーズの街の駐留部隊である第1121小隊に配属される。彼女が水かけ祭りの日にセーズで騒動に巻き込まれる所から物語は始まる。

声優・キャラクター
金元寿子、小林ゆう、喜多村英梨、悠木碧、遠藤綾、福圓美里、石塚運昇、八十川真由野

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

予想通り最終話じゃボロボロでした(T∇T)ゞ 

子供と一緒でも見れる感動ストーリー系?w

絵もNHKか?ってくらいな完成度で雰囲気的に名作劇場か?って感じでしたねぇ(* ̄。 ̄*)ウットリ
展開も1話から引き込まれる感じでツカミは(o^-')b グッ!
音楽はOPとEDの雰囲気逆じゃない?って感じだったんだけどw1話のエピソードを見てOPを見てると最後は号泣な予感はしてたが。。。
そして予想通りに…w

キャラもとっても気に入ったし♪ラストはこれ以上ないって感じで名作ランキングベスト3くらいに入るお気に入りになりました☆彡

はぁ良かった(*´ェ`*)ポッ

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

素直に感動をいただきました。良い作品との巡り会いに感謝します。

この作品は残念ながらこちらのサイトでの評価は低めの様です。ただ、私は大変楽しく視聴する事が出来ました。また感動を受け素直に涙する事が出来ました。ですので、私の感じたことをレビューとして残したいと思います。お付き合いいただけますと幸いです。


本作品のキャラクタですが、一目見て解るほど「けいおん!」の登場人物達と似ています。主人公の”彼方”は「けいおん!」の唯ですし、”フィリシア”は「けいおん!」のさわ子先生でしょうか。他にもエヴァを彷彿とさせる独特の喋り方のキャラクタも登場します。アニメの本数を多くご覧になっている方ほど、この事に違和感を感じ、また受け入れがたい事となってしまうかも知れません。


お話は12話から構成されます。比較的短く、休日1日があれば一気に鑑賞出来てしまえる長さかと思います。DVD/BDでは番外編として7.5話と13話が収録されています。7.5話はお遊びの回でしょうか。シリアスな本作品の登場キャラ達が、とっても真剣にお馬鹿な姿を見せてくれますよ。私、根が単純な人なのでお腹の底から笑わせていただきました。とっても楽しかったです^^ 13話は後書き的なエピソードでしょうか。主人公の”彼方”を中心に”夢”について追求していくと言う内容になります。


物語についてです。時は遙か未来。戦争によって荒廃した仮想の世界でのお話。国境防衛と警備を担当する通称「時告げ砦」に駐屯する小隊メンバー5人(全員10代のうら若き少女達)の日常と、戦争によって滅びた古代文明の遺品である超科学兵器、そして古(いにしえ)の言い伝えが絡み合って物語を構成していきます。
この世界設定、正直に言うとジブリ映画であるナウシカやラピュタの影響を強く受けていると感じます。実際、描写されるシーンでも影響を感じたと思わせる点は多々ありました。残念ですが、ここも人によってはマイナスと受け取られる点かも知れません。


本作ではタイトルからも解る通り、”音”がとても重要な要素として描かれます。ある時は物の”響”であり、そしてある時は”音楽”であったりします。”音”が人を結びつけ、”音”が人から人へメッセージを伝えていきます。
そうした描写の中で、本作品は素晴らしい音楽を用意してくれました。「アメイジング・グレイス」と言う名曲です。この名曲が物語の重要な変化点で演奏されます。私はこの演奏を聞いて、自然に涙しました。音楽がメッセージを伝え、物語を語ってくれていると感じました。


この作品は先にも述べました通り、批判されても致し方無い点が多々あります。ですが、私としてはそれを差し引いても、良いと思える点を沢山感じました。
ほのぼのとした風景、街の描写、生き生きとした登場人物達。1話時点から感じたやすらぎ感・・・。そして美しい音楽。この作品との出会いはとても素敵な出会いだったと思います。
私のとても好きな作品になりました。「ソラノヲト」と言う作品にこう言いたいです。「感動をくれてありがとう!」





投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

たにゃーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人的には癒し、感動、笑い、萌え、音楽すべての要素を含んだ神作です

一般的には評価は低いようですが、個人的には物語や登場キャラクター、声優、主題歌どれをとっても大満足でした。

作画は「けいおん」のパクリだの言われて叩かれていましたが、けいおんが好きな方や、癒し、感動、格好良さを求める人にはとても楽しんで見ていただけるアニメだと思います。

また学園などではなく軍隊物のアニメのなかでこれらを表現するソラノヲトは新鮮かつ魅力的だと思います。

特に最終話は鳥肌がたちました。まじお勧めです。
番外編までしっかり見ることをお勧めします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

82.2 8 田舎アニメランキング8位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1300)
6004人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

コンクルシオ

<2022/2/27 追記>
一期はからもう6年近く経ってるんですねぇ。
アニメ一期は原作4巻ぐらいまでだったはず。
そして今は10巻まで出てます。
そろそろ2期欲しいですよね。
6年間、正座して待ってるけどそろそろ足が痺れてきましたよ。
また朝4時の放送でもいいからなんとか。。

<2019/10/31 追記>
原作8巻読んだのですが。
のんびりの雰囲気はそのままに魔法要素増えてました。
やはり面白いっすよ、これ。
杏子の通う学校が意外すぎる!

ところで前から薄々感じてたんですが
この作品、「アタゴオル・シリーズ」になんか似てるなー。
雰囲気というか空気感というか世界観というか。
アタゴオルはコテコテのファンタジーですがでもある意味日常ものですし。

ふらいんぐうぃっち気に入った方はアタゴオルシリーズもおすすめかも。

<2019/5/3 追記>
昨日、ドトールでぼーっとコーヒー飲んでた時のこと

ふと横を見ると隣席を隔てる衝立にナナホシテントウが・・・
自分の顔から20cmくらいの衝立の表面をトコトコトコトコと

奴は可愛いですね。

喫茶コンクルシオ思い出しました。。


<2017/9 初投稿>
魔女の女子高生が修行のために青森県弘前市の親戚の家に
居候する話です。

魔法少女とか魔女っ子ではなく、ケルト風な自然信仰っぽいかなりオーソドックスでレトロな方の魔女。


いわゆる日常系。ほのぼの。
物語の起伏は恐ろしいまでに乏しいのですがそれがまたいい。

そして・・・{netabare}
箒に乗って飛ぶときの浮遊感がたまらない!
この作品好きな人には、「この浮遊感にやられた」って人多いんじゃないでしょうか。{/netabare}

さらに、風景の一つ一つ、エピソードの一つ一つが全て安心。
音楽も、アコースティックな優しい音色が耳に心地よい。

弘前市の田舎の描き方もいいですね。
うっかり住みたくなります。
青森の西側の豪雪っぷり考えたら住んだら大変なんでしょうけど。

ところで。
これだけ癒し系なのに女性にはあまり人気ないんですよね。
例えば真琴のボディラインが妙に強調されてるような気がするのだけど、やっぱりそういうの女性にはあまりウケがよくないんでしょうか。
あんだけキャラがぼーっと平坦なんだから、体型ぐらい凹凸あってもいいじゃない、とも思うんですが笑。

「明日も仕事だ嫌だな」という時にちょっと観るのに最適な作品です。

<2017/9/25追記>
今日うっかり原作大人買いしてしまいました。
原作はさらにさらっとしてますね。

<2018/4/21追記>
女性からの人気が少ない理由、男性がほとんど出てこないからですね。
原作でモツ焼きパーティするシーンがあるんですが、そこでお母さんの「あら!女の子ばっかり」という台詞でようやく気がつきました。
そりゃそーだわ。と納得。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 89
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 82

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

既に早朝アニメ、だがそれが合っている…?(← 本放送時の話です)

原作未読です。

放送時間帯ですが、もはや深夜を通り越して早朝と言って良い時間帯に放送されています。

最終回は1話前が放送休止で1週跳び、最終回は11、12話1時間スペシャルとなり、しかも野球の放送延長で放送時間が遅れました。この作品らしい状況でしたがめでたく最終回を迎え無事視聴終了。

個人的にはとても面白く観ていましたが、どこが面白いのかとても説明がしにくい感じです。

主人公が魔女なので魔法絡みのエピソードもあるわけですが、単なる「東北の田舎の日常」的なエピソードも多々あります。

ただ、魔法絡みのエピソードも「魔女にとっての日常」というスタンスで描かれるのが本作の特徴かもしれません。

例えば主人公の真琴を含め魔女は黒猫のチトなどの使い魔と会話しますが、魔女サイドの言葉は聞けても使い魔側が何をしゃべったのかは視聴者には直接はわかりません。

返事から内容を想像したり、他の人物が何を言ったか訊いたときに魔女側が説明するのを聞かないといけないのです。

あるいは普通の人間には魔法で不思議なことが起きていることになるのですが、魔女には当たり前のことだったりします。

これが千夏ちゃんをはじめとする作中キャラたちへの共感を生んでいる気がします。

魔法以外の要素は人間や動物たちの行動を観察した結果なのか、登場人物たちの行動に妙なリアリティがあるのが面白く感じます。

追記:
1: 『さまよえるオランダ人』(Flying Dutchman)からの連想で、タイトルは「さまよえる魔女」の意と取れなくもない。

2: 「真琴と千夏のダブル主人公」と考えた方が良いのかもしれない。

[変更履歴]
2016.5.24:
作画の評価を5にupします。猫のチトさんの動きとか田舎の風景とか、もう神レベル。あとこれは本来演出面の評価かもしれないけど、登場人物の私服に手抜きがなくて素晴らしい。

2016.6.27追記:
けっこう食事を作るシーンが出てくる作品でしたが、食べ物はどれもおいしそうでした。

2017.7.3追記:
tvkでの放送情報追加: 2017/7/7(金) 25:00~25:30

2017.9.6追記:
9/8に原作6巻が出ます!

2017.10.24追記:
*tvkでの再放送はとっくに終わっていたので、レビュータイトルを変更。

原作6巻、面白かったです。ちなみにアニメでは原作4巻途中くらいまでのエピソードを使っています。仮に2期目があるとしても、原作7巻くらいまで出ないと無理ですかね…。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 110

79.4 9 田舎アニメランキング9位
夏目友人帳 陸(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (521)
2766人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

心優しき友人たちとの、大切な日々──
美しく儚き、人と妖の物語。

待望の第六期が2017年4月より放送開始!

ある日、川沿いを歩いていた夏目は、何かがぶつかり合うような音を聞き、壷を被った妖怪が橋桁に頭を打ちつける姿を目にする。深入りしないように立ち去ろうとする夏目だったが、壷を外して欲しいと妖怪に頼まれつい手助けしてしまう。すると、助けてくれたお礼として、妖怪「つきひぐい」の力で夏目は子どもに戻ってしまう。どうやら記憶も失ってしまっているようで…

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、沢城みゆき、佐藤利奈、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「ああ、俺は、一人ではなくなったんだな。一緒に見たいとか、喜ばせたいとか、きっと、これが…。」

夏目友人帳・6期。

これからも続いてほしい大好きなシリーズです♪

1話完結の話がメインなので、
シリーズの途中からの視聴でも問題ありませんが、

夏目が過ごしてきた温かな日々を感じることも、
この作品の大きな魅力なので、

1期からの視聴をおすすめします!

6期は全11話です。


● ストーリー
幼いころから妖が見えた少年・夏目貴志(なつめ たかし)。

祖母レイコの残した友人帳には、
彼女が集めた妖の名が収集されていた。

妖に名を返すことができるのは、
孫の夏目だけ。

用心棒・ニャンコ先生と共に、
妖や周りの人たちと交わる日々。

それは、夏目にとってかけがえのない日々。


6期になりましたが、
話がマンネリとしたり、飽きたりなんてことは全然ありません。

キャラに対する変わらない安心感もありながら、
シリーズ全体を長い目で見ると変化もあり、
先の展開が楽しみにもなります。

6期だと、
{netabare}
・名取に友人帳の存在が知られる
・祖母のレイコではなく、祖父らしき存在が妖から語られる
{/netabare}
あたりが新展開でしたね。

特にネタバレ内の2つ目の項目については、
今後の展開が今から楽しみです。

どの話も見所があって楽しめました^^

・夏目と妖
・夏目の周囲の人の優しさや、にぎやかさ
・妖同士の温かな関係
・妖を祓う仕事をする人たち
・祖母レイコの過去
・妖と、妖が見える人間の交流

この辺りがエピソードの主軸でしょうか。
エピソードが幅広いので、飽きないのも納得^^

そしてどれがハズレというのもなく、
どれも温かくて感動できるというのがすごい。

悲しいお話は得意じゃないけれど、
夏目で流す涙は温かいから好きです(´;ω;`)

もちろん、笑える所もあります。
まあ、お笑いを担当するのは基本的にニャンコ先生のプリチーさですがw


● キャラクター
とにかく登場する人がみんな優しい。

そして優しいだけじゃなく、
しなやかな強さを持っている。

そんな登場人物たちが好きなのですけれども、
やっぱり特に好きなのは、夏目なのですよねえ。

夏目の自然体な優しさが好きで、
毎回心がほぐされます。

そしてそんな夏目以上に、
夏目を引き取り育てている藤原夫妻が最強。笑

今回は藤原夫妻がメインとなるお話はなく、
ちょっとした登場ばかりでしたが、

それでも塔子(とうこ)さんのレジェンド感半端ない…。
この神オーラには勝てる気がしないわ。笑


あとはやっぱりニャンコ先生がかわいい♪プリチー♪

あの丸いお尻と、丸いしっぽがたまらないのよねえ…(*´Д`)ハァハァ

ぼてぼてしてるのも、
夏目の頭の上に着地してフィットしてるのも、
この二人は本当にナイスコンビだわ♪

そしてそのニャンコ先生に興奮する多軌(たき)も可愛すぎ!
1話から多軌さんの可愛さに悶えてました。笑


そんな感じで、
どのキャラも優しくて、温かくて、大好きです。

夏目は妖と絡んでいるのがしっくりきますが(笑)、

男友達と絡んでいるのも絵になってなんかもう、
ごちそうさまな気分になります(*´Д`)ハァハァ

夏目と田沼から漂う友情には、なんだかそそられますw
その友情をずっとながめていたいわ…(*´Д`)

…ああ、夏目が引いて青ざめる姿が浮かぶ。笑


● 音楽
【 OP「フローリア」/ 佐香智久 】

このOP大好きです♪
映像も気合入ってますね♪

夏目がイケメン過ぎて辛い…(*´Д`)笑

映像のようにどこか繊細な美しさや優しさも感じられ、
この作品にぴったりな曲だと思います♪


【 ED「きみのうた」/ 安田レイ 】

今回も感動する曲です(´;ω;`)

ちなみに、この曲のMV、
夏目と全然関係ないけど号泣しました(´;ω;`)

大切な人と同じ時を歩めることの幸せを忘れてはいけない。
それは当たり前なようで、いつまでも続くことではないのだから…。

そんながっつりな感動ソングがこれほど似合う作品は、
そうないんじゃないでしょうか。


● まとめ
誰かと話し、誰かと笑い。
日常の、なんともあたりまえな風景。

そこに夏目がいることが、泣けるのです。

たくさんひとりで苦しんだ日々を越えて、
今は大切な者たちと笑顔な自分でいられる穏やかで幸せな日々。

自分の居場所を見つけた幸せ。
そういう幸せをちゃんと感じて、ちゃんと噛みしめて、大切にする。

そういう夏目が私は大好きです。
そしてこの作品が大好きです。

また夏目たちに再会できることを願って。
7期待ちます!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

6期もお約束の可愛いがたくさん!

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2017年4月~6月
先に1期~5期を視聴することをお勧めします。

結論から先に書きます 今期も安定!
陽気な気候で日向ぼっこしながら 
ニャンコ先生と七辻屋のまんじゅうを並んで食べたい♪

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

〇音楽
OP曲の佐香智久さんが歌う”フローリア”
綺麗な映像の中 これから素敵な時間が始まるって
すっごいワクワクする曲です♪

ED曲安田レイさんが歌う”きみのうた”
OP曲とは違い しっとりと優しくて 
とても心地よい気持ちになります♪(いつの間にか。o○Zzz…)。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

〇観終わって
相変わらず男女年齢問わず視聴できる作品
少し気になるのは 今期の妖怪怖いのが多い気がしませんか?
( 気のせいかな )

ただ あぐらかいて腕組みするニャンコ先生に
夏目も{netabare}子供姿になって{/netabare}
1話から お約束の可愛いが詰まってます これはうれしい♪。

前半西村くんと北本くんの過去話があったり
参の第3話で登場した柴田くんが再登場したり 飽きません

そして名取さんとの関係に進展アリ?
この先どうなるんだろうって ここ結構ドキドキしました。

そんな登場人物たちの過去や少しの変化も
観ていて楽しいですが 個人的に好きな話は
後半7話のレイコさんの過去話以降です 
和む素敵な場面が多くて良かった♪

本当に 夏目友人帳はⅠ期から全くブレず心が温まります♪ 
これって凄いし とてもうれしいこと
今後もこの感じで 続いてほしいなって勝手に思っています○o。.。

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。











 










 


 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

安定の6期目

月刊『LaLa』掲載マンガ「夏目友人帳」を原作とするアニメ化作品です。
「陸」は「六」の意(いわゆる「大字」という奴)で、本作品は6期目となります。

あえて「連載」と書かないのは、掲載ペースが遅くて毎月載っているとは限らない気がするためです。

シリーズ「参」くらいからは下記の事情がわかっていればたぶん話が理解できると思います。これをネタバレと思う方はここまで読んだらお帰り下さい(笑)。
(逆に言えば、無印と「続」くらいまで見ていれば「参」以降はマンネリ…?)

1. 夏目貴志(なつめ たかし)は妖怪が見え、話ができる。
夏目は祖母の夏目レイコ譲りの強い霊力を持っており、幼少時から普通の人には見ることができない妖怪が見えたり、その妖怪と話をすることができます。

2. 夏目はレイコから「友人帳」を受け継いでいる。
レイコは多くの妖怪と勝負をし、レイコとの勝負に負けた妖怪の名前を友人帳に記載して名前を縛りました。名前を縛られた妖怪は友人帳の持ち主の支配下にあるということになってしまいます。

3. 夏目自身は祓い屋としては素人。
妖怪を退治したり封印したりする職能集団は作中で「祓い屋」と呼ばれますが、夏目自身は霊力が強いだけで祓い屋ではありません。

4. 現在は実子のいない藤原夫妻に引き取られている。
夏目は両親を亡くして身寄りがなく、妖怪が見えることによる言動で親族に気味悪がられたらい回しにされた果てに、夏目を快く引き取ってくれた藤原夫妻の下で暮らしています。藤原夫妻は夏目の霊力については何も知りません。

5. 現在は夏目の事情を知る友人がいる。
現在は多少の霊力を持つ田沼、妖怪が見えるようにする陣を使ったことがある多岐、祓い屋の名取などの友人がおり、そういった友人たちは夏目の霊力や妖怪を見ることができる能力について知っています。ただし友人帳について知っているのは妖怪だけで、人間には友人帳の秘密は明かしていない。

6. 夏目の霊力を狙う人間がいる。
祓い屋の的場など、友人ではないけれども夏目の霊力について知っている人間がおり、自分の陣営に取り込もうと画策したり能力を利用しようとしたりします。

初期のエピソードにより夏目の用心棒をすることになったニャンコ先生(正体は大妖怪: 斑(まだら))や夏目を慕う妖怪たち(通称:「犬の会」)、あるいは事情を知る友人たちの助けを借りながら時には妖怪からの襲撃に対応し、時には妖怪の悩みや問題を解決しながらの日常を送っています。

シリーズが進むことによるストーリーの進展は夏目自身の成長、藤原夫妻や友人たちのとの人間関係、レイコと妖怪たちとの思い出にまつわる話、夏目出生に関する謎、祓い屋たちとの関係などでしょうか。

2017.6.22追記:
全話視聴完了。最終エピソード<前後編>は、原作だと18巻収録の内容でした。これを今期の最終エピソードに持ってくるために、エピソード順の入れ替えがありましたね。

まあ、この最終エピソードで追加された「新たな謎」については原作でほとんど進展はない(最新巻は21巻)のでこのエピソード順変更は正解かも。

この終わり方は、「漆」を作る気満々とみました。連載完結したら全話アニメ化するつもりなんですかね?
(まあ、ファンにとってはその方がありがたいですけどね。)

そういえば最近、名前を返すエピソードがほとんどないですよね。昔はそれ用のバンクすら作られて使われていたのに。まあ、それはいいや…。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 44

80.7 10 田舎アニメランキング10位
明日ちゃんのセーラー服(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (468)
1483人が棚に入れました
舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。 あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、 明日小路。 念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるがー 「私はセーラー服に決めました」 決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪ クラスメート、給食、部活動… “初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける! 少女たちの、キラキラ輝く青春日記。 「友達いっぱいできるかな?」

声優・キャラクター
明日小路:村上まなつ
木崎江利花:雨宮天
兎原透子:鬼頭明里
古城智乃:若山詩音
谷川景:関根明良
鷲尾瞳:石上静香
水上りり:石川由依
平岩蛍:麻倉もも
四条璃生奈:田所あずさ
神黙根子:伊藤美来
龍守逢:伊瀬茉莉也
峠口鮎美:三上枝織
蛇森生静:神戸光歩
苗代靖子:本渡楓
戸鹿野舞衣:白石晴香
大熊実:小原好美
明日ユワ:花澤香菜
明日花緒:久野美咲
明日サト:三上哲
福元 幹:斉藤朱夏

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

優れた友情物語と歪んだエロスの視線。だからこそ文学を感じます。

この話、2つの大きな側面から見る事ができると思います。

 一つは、明日ちゃんが田舎暮らしで一人きりで、友達がいない。アイドルと沢山の人間がいる学校に憧れていること。

 その明日ちゃんは学校に通うことで、友人を作って行きます。が、単に友達作りの話ではなく、純粋な明日ちゃんの影響で、皆が自分と向き合ってやりたい事に挑戦するという事でしょう。

 たった1人のセーラー服。セーラー服は明日ちゃんの憧れでもありました。教室に沢山の人に対する憧れ、友達とは一見矛盾します。
 ですが、明日ちゃんはセーラー服が何より好きで、その自分に誇りを持っています。周囲と違う格好でいるのは、通常なら浮いた存在になると嫌がるところです。セーラー服が母の手作りというのもいいですね。時代を超えた良さという価値観にもつながります。

 で、明日ちゃんの自然なふるまいから、周囲を巻き込んでどんどん友達が増えて行き、最後のバレーの練習の時は自然に人が集まりました。

 一方でアイドルに対する憧れ…華やかな世界に対する漠然とした憧れに対して、自分の個性と一番の親友の協力で舞台で踊ることになります。最終的には、皆の前で踊る=学校のアイドルになるというカタルシスが待っていました。
 
 この友達、アイドルへの憧れ=セーラー服という象徴に対して、明日ちゃんは自分を周囲に迎合するのではなくあくまで自分らしく個性的に生きることで素晴らしい学園生活を実現しました。

 バレーで友情を表現し、ダンスでアイドルを表現する。そして、親友が楽器を演奏するという最終回はこの物語の結末として、そのことを非常によく表していました。

 小路が冒頭と最後にトラックの農家のタイラさんという人に挨拶します。この態度に変化がないのは、小路という少女の本質は変わらないという表現もあるのでしょう。



 もう1つの視点。それと同時に13歳の少女の無垢さ、自然のエロスを思う存分に堪能するという側面もあります。エロスと一概にいっても、性行為を夢想するものではないと思います。

 川端康成の「眠れる美女」という話で、枯れた老人が睡眠薬でぐっすりと眠ったうら若い全裸の少女の横で一晩寝られる、という秘密のサービスの店を扱った話があります。
 この話と同じで、本作の視聴者の登場人物に対する視線は、決して性行為の対象としてではありません。なので、性的な視線の対象となる少女の個人名はどうでもいいわけです。少女のアイデンティティは関係なく、自分を相手に知ってもらうこともなく、一方的に少女のエロスを感じるという事です。

 本作の視聴者層は決して老人ではないと思いますが、少女の無垢なエロスを盗撮的に覗き見たいという欲望はどこかにあるのではないでしょうか。マジックミラーのような一方通行の視線です。

 これは日本独特のものかはわかりませんが、すぐにペドフィリアにつなげる海外の倫理観を考えると、その違いに日本人に強く感じるところです。

 若さに対する劣等感が強く作用しているのでしょうか。世界的に日本人ほどルッキズムで若さ崇拝処女崇拝の国はないのではないでしょうか。つまり、醜い自分を美しい少女に知られることなく、そして処女を散らすような行為に及ぶことなく眺めていたいという欲求が文学的でもありました。

 本作って、2次創作の薄い本てあるんですかね?私としては、あまり成立しない気がします。それはこの作品が見ることそのものがエロスなので、行為に至ってしまうとエロスの質が落ちる気がするからです。

 フェチズム…特に下着、髪、足については非常に強く感じます。あるいは衣服そのものについてもでしょう。ここに少女たちを個性でみるか、形式で見るかの視線の分かれ目がある気もします。本作の場合、女子中学生あるいは13歳の少女という記号に対する視線なのか、明日ちゃんという個人に対する感情なのかの境界線があいまいです。

 この友情物語とエロスの視線。どちらもこの作品の本質かと思います。川端の文学は歪んだ老害の性欲の残りかすですが、それが新感覚的物語と私小説的な性癖の両面があって初めて文学となっていることを考えると、両立しているというより両義性が必要なのでしょう。
 女学園という場の13歳の女子中学生の友情物語は普段我々は本来覗き見ることができません。それを赤裸々に覗きみることは、友情に感動することでもあり、歪んだエロスを感じることもあるという両面性かと思います。
 

 キャラデザについてです。まず目の大きさの意味ですが、これって、内面というか感情を描きたいから?表情がちょっと大げさなくらいの描写でしたし。目がよく動いていました。萌え絵ではだめでしょう。特に髪の色が日本人としては、非現実ではありますが実際にある髪の色でないと駄目なんでしょう。

 また、それぞれの登場人物の制服の着方に個性があります。明日ちゃんのセーラー服は特殊ですが、クラスメイトたちの没個性の制服に「性格」が現れます。髪もそうですけど、制服の着方と目に非常に感情というか内面が表現されていた気がしました。

 少女にリアリティを与えると言う意味で本作は作画が乱れては話になりません。髪や衣服はもちろんですが、家も学校も、自然もプールや体育館など少女が配置される空間を含めてでしょう。
 明日ちゃんが学校生活の中で友人を得て行くは話にしても、少女を眺めるにしても、そこに現実感があるかどうかで、その価値はまったく変わってしまいます。
 本作は内容と作画の水準が高いレベルで相乗効果を生み出しています。

 あまりに悪意がない世界観ですので、少女のリアル…ではないですね。少なくともこんな悪意のない世界は世の中にありません。ただ、そのデフォルメされた世界に抽象化された「個性」についてのリアリティがあるんだと思います。また、そのリアリティのある少女の塊が、無個性な少女の集団でもある気がします。

 OPEDは更に上を行く作画でした。どこをとっても超ハイレベルな作品だと思います。縄跳びのEDは最高でした。



 22年8月までにリアルタイムでのレビューと、追記を数度重ねましたが、ゴチャゴチャしていたので、23年7月にまとめています。内容はほぼ変えていません。リアルタイムの時はそのあまりの13歳の少女に対する視線で、拒否反応が無くは無かったですが、しかし、改めて見てみると素晴らしい作品だと思います。

 評価は4.4だったですが、これだけ心に残る作品はめったにないと思います。再視聴も重ねていますので5にします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 48

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とんでもないフェチアニメ…、俺じゃなくても見逃さないね。作画とは伝えたいモノを表現する力。

 日常系は安易な道ではなく、作画も見た目が綺麗なら良いというような単純なものではない。この2つの道を見事に踏破した本作は凡百の作品ではない。



 日常系は物語を盛り上げる濃い味付け、即ち劇的なイベントは避けられる。それでいて視聴者に喜びを与えなければならないのだから難しい。成功している作品はそれぞれの戦略があるが、本作の場合それは圧倒的な表現力ある作画に基づいた少女たちのフェチズムと美術の素晴らしさにある。


 大きな出来事がなくても、世界はそれでも美しく素晴らしいと肯定させる力があるかどうかが日常系では大切だが、本作のフェチの描写は見事としか言いようがない。フェチといってもそこには下品な匂いが欠片もなく、そこに目をつけるかぁ!という視点の素晴らしさと、なによりそれを上品に表現する作画力が尋常ではない。さらに、キャラの描き分けや、その魅力を掘っていく丁寧さもあいまってシンプルでも退屈しない作りになっている。


 終盤の音楽に合わせて踊る描写は、色んな作品で何度もやられてきたことであるが、ここまで積み上げてきたものがあるから、そして心まで踊りだすような作画の表現力があるからこそ、「凄い作画だなぁ…以上」というような単なる技術自慢に対する感心ではなく、ジーンと胸に響く感動にまで高まっている。



 単に凄い作画といっても、それだけでは只の技術であって感心はしても感動はない。そこに伝えたいモノ、即ち感情やテーマが組み合わさって初めて人を感動せしめることができる。雄山曰く「人を感動させるものは、人の心のみなのだ」。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 34
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

美しさと無垢の向こう側

アニメーション制作:CloverWorks
監督:黒木美幸、シリーズ構成・脚本:山崎莉乃、
キャラクターデザイン:河野恵美、
サブキャラクターデザイン:川上大志、安野将人、
総作画監督:河野恵美、川上大志、安野将人、
美術設定:塩澤良憲、美術監督:薄井久代、守安靖尚、
音楽:うたたね歌菜、
原作:博(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)

人によって、見え方が大きく変わる作品だ。
萌え要素や可愛い女の子を愛でる人にとっては楽しいだろうし、
合わない人は強烈な拒絶反応を示すほど、
偏った視点で女の子が描かれている。
おそらくそういう狙いで制作されたアニメであることは間違いない。
脇を見せたり、太ももを強調したり、お風呂シーンが多かったり。
主人公がすぐに脱ぐアニメとも言える。
口についたクッキーのかけらを舐めるシーンを見せるなど、
フェチ的な要素も満載だ。
初めて観た直後は、それらのシーンがかなり鼻についたのだが、
途中の回の1話分をじっくりと観終えたとき、
この作品がとても高いレベルを目指して、
とんでもない労力と優れたセンスで作られていると感じた。

原作は集英社のウェブコミックサイト
『となりのヤングジャンプ』で連載中。
作者の博氏は、いかに可愛らしく女の子を描くかということを
最重要視するような漫画家でイラストレーター。
アニメ化された『スーパーカブ』では、
ライトノベルの挿絵も担当している。

アニメのウェブサイトを覗くと、この作品には
かなりの資本と期待がかけられていることが見て取れる。
中心の3人以外は、それほど出番がないのに
声優陣の顔ぶれは、主役をのぞいて有名どころばかりで、
全員のコメントまで付いている。
アニメーション制作は、
最近、質の高い作品を手がけることが多い
ソニーグループ傘下・アニプレックスの
子会社であるCloverWorksだ。
そのなかでも特に力を入れた作品だろう。

おそらく、かなり優秀な人材が集められたチームで、
中心は女性スタッフで固められている。
題材からすると、かなり「イロモノ」として
見られる作品のはずだが、女性スタッフが
男目線を排除しているので、それほどいやらしさは感じない。
当初は進んで観ようとは全く思わなかったが、
1度観てみると、その絵作りの見事さと、
何気ないけれど、描きたいことが
はっきりしているストーリーに魅了されてしまった。

特筆したいのは、やはりその絵作りだ。
OPアニメーションは鮮烈。
木崎江利花がシャボン玉を吹くと、
主人公の明日小路のいる教室に
揺れるカーテンを掠めて
多くのシャボン玉が入ってくる。
まるでたくさんの友だちが現れたように。
それを見て微笑する小路。
やがてイントロとともにいくつもの絵が映し出される。
水道からの水を指で押さえて飛ばしているのを
騒ぎながら避けようとしているシーン。
神黙根子を背負っている小路を笑顔で見る谷川景。
「足の美しさ選手権?」を開催している構図は
アンリ=カルティエ・ブレッソンの写真で
見たことがある気がするほど決定的な瞬間を映し出している。
どの止め絵も構図や人物の動きがしっかりした計算で配置されていて
1枚の絵として純粋に楽しめるクオリティがある。

それらの絵よりも驚いて、細部まで見入ってしまったのが
体育館の舞台で小路のクラスメイト16人全員が
目を瞑って裸足で座っているシーン。
舞台の質感や赤い幕、左上から射し込む陽光。
キャラクターそれぞれの姿勢など、どれも完璧な構図。
一瞬しか映らない絵にとんでもない労力をかけている。
これを発見したとき、得をした気分になった。
もちろん一時停止して細部まで見入った。
芸術家がこだわりぬいた絵画のような凄みがある。

アニメーションそのもの美しさとセンスで、
ここまで驚かされたのは、京都アニメーションくらいかもしれない。
比較として思いつくのは藤田春香監督のヴァイオレットの外伝だ。
絵が綺麗というだけではないレベルの高さがある。

内容もかなりクオリティが高い。
物語は、小学生時代に過疎の学校に通っていて、
ずっとひとりぼっちだった明日小路が、
新しい学校で友だちを作るというだけのシンプルなもの。
しかし、細部の表現がとても丁寧で、
それぞれの心の動きも感じさせてくれるため飽きさせない。
例えば、2話のクラスでの自己紹介からの
給食の流れの話は、小路の純粋さと周りの反応を
とても上手く掬い取っている。
クラスのみんなと友だちになりたい小路は、
自己紹介のときに、思い切りアピールをして、
クラスメイト全員のことをノートにメモする。
給食の時間には、すぐに名前で呼びかける。
相手を喜ばせるために、いろいろなことにチャレンジする。
また、9話のショッピングモールに出かける回では、
バスに乗り込んだ小路が、読書に夢中になっている智乃に気づくのだが、
邪魔にならないよう近くに座るだけで、
降りる場所が来るまで黙って待っているシーンがある。
何気ないお話のなかに誰かのことを思いやったり、
他人が何を欲しているのかを想像して、
努力をする行動がとても微笑ましい。

{netabare}この積み重ねによって小路は、ほぼ全員と仲良くなり、
最後には自分が通った過疎の小学校の体育館に招き入れる。{/netabare}
セーラー服がテーマの物語ではあるが、
内容は小路が友だちを作るために努力をし、
好きなことに夢中になって周りを幸せな気持ちにする物語だ。
これが「アイドル」の物語というなら確かにそうなのかもしれない。

私はこの作品を観て、登場人物全員に名前があって、
きちんとそれぞれの背景が考えられていることや、
キャラの心の動きを重視しているところなどから、
『響け!ユーフォニアム』に通じる部分があると感じている。

ユーフォのシリーズ構成を担当していたのが山田尚子監督。
彼女の大好きな映画に『エコール』という作品がある。
当時、同僚だった山本寛はそれを聞いて、
「ロリペドの変態が作った映画だ!」と書いて、
山田尚子をクソミソに貶すわけだが、それは女性監督の作品だった。
映画は「美」と「無垢」をテーマにしており、真っ当な内容の作品。
だが、観る人によっては、変態映画に見えてしまう。
例えば、中原俊監督の『櫻の園』という
私の大好きな映画があるのだが、
これも、同じような視点で捉えられてしまうこともある。
岩井俊二監督の作品も然りだ。
昔の芸術家も世間からは白い目で見られることがあっただろう。
この作品にもある種の際どさみたいな部分があるのは理解できる。

しかし全12話という括りで、
とても上手く構成されているのは間違いない。
最終回のひとつ前の11話がクライマックス。
それまでも、毎話、とても完成度が高いが、
11話は特別で、元担任の先生の想いや小路自身の夢を叶えたことで、
これまでの流れを完全に1本のお話として意味のあるものに収斂している。
12話は、おまけ的ともいえるかもしれない。

音楽もとても好感が持てる。
杉山勝彦が手がけたOPの『はじまりのセツナ』は、
ドラム、バイオリン、ピアノを中心に、
コーラスと歌が絶妙に重なり、何度聴いても飽きない。
クラシック音楽調の劇伴も作品の内容とよく合っている。

ひとりぼっちで友だちの欲しかった少女。
彼女はセーラー服から勇気をもらい、
相手を思いやり、積極的に接することでクラス全員と友だちになる。
人との関係性が希薄になりつつある時代にあって、
真正面から人と関わることの大切さを説いているようにも見える。

努力と無垢な心が人を幸せにする物語だ。
(2022年4月30日初投稿)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

68.4 11 田舎アニメランキング11位
ジャングルはいつもハレのちグゥ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (215)
1241人が棚に入れました
ジャングルで母親と2人平和に暮らす少年ハレの前に突如現れたナゾの少女グゥ。
何でも食べてしまい、お腹に異次元世界を持っているグゥが巻き起こす珍騒動の数々と、グゥに振り回されて苦労の絶えないハレの姿を描いたギャグアニメ。
基本的にはハレとグゥとその周辺のジャングルでのお話だが、第37話~第58話では、ウェダ(ハレの母)の実家のある都会に話の舞台を移す(「コンクリートジャングル」という意味合いもある)。
ある晩、ウェダが村の集会に行き、孤児のグゥを連れて帰ってくるところから第1話が始まる。


声優・キャラクター
愛河里花子、渡辺菜生子、茂呂田かおる、中村尚子、井上和彦、岩永哲哉、保志総一朗、白鳥由里、前田このみ、松岡由貴、岸尾だいすけ、石田彰、氷上恭子、玄田哲章

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大人も子供も・・・いや、むしろ大人の方が笑うアニメ

気楽に観れるギャグアニメ。


舞台はジャングルですが、
特別、原住民な生活感が出てるわけでは無く
学校や家もわりと日本の田舎にも在るんじゃないか?
と思わせるような親しみやすい世界です。

個性の塊みたいな登場人物達に
話がめちゃくちゃになるところですが
ハレ(主人公)のツッコミスキルがかなり高い為、
物語はなんとか進行していきます。

なんとか進行しようとしてるのに
その邪魔をしようとするのがグゥ
ハレを騙したり嫌がることをするのが大好き☆
でも・・なんか分かります。


基本的に全部おもしろいんですが、
中には腹がねじ切れる程、
笑わせてもらったシーンもあります。
かと思えば、複雑な事情で重くなったり・・・
あ、一応そういうストーリーもやるんだ的な


なんとなくハードディスクにずっと入れておいて
いつでもすぐ観れる状態にしておきたいアニメです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

頭を軽くして見てください

視聴回数 全話二桁回くらい(好みの回が複数)

子供向けの定番ギャグアニメが「クレヨンしんちゃん」だとすれば、
この作品は青年以上向けの定番ギャグアニメだと思います。

作画は子供向けにも見えますが、大人の諸事情が含まれているので
子供向けとは言いづらい。。。というか台詞の意味が理解できないかと。

作成スタッフ 水島努監督&横手美智子構成のタッグはこの作品が
初で、後に「XXXHOLiC」や「侵略!イカ娘」「SHIROBAKO」などで
視聴できます。

物語の本筋はあるのですが、ほとんどがグゥの奇行&発言と
ハレのツッコミ&自問自答で構成されています。
(要所ではシリアス展開もあります)

私の主観なのですが、このアニメはアニメに興味ない大人であっても
少し見ただけで笑いが理解できる作品であるのが素晴らしいところです。
(シュールな台詞の間やネタのキャッチボールなど)

ほぼ気持ちが暗くなる要素がなく、逆に明るい気持ちになれます。
あまりに会話のくだらなさが、そういう気持ちにさせているかと。

メインキャラクターのハレは心配性、周りに気をつかう、子供だけど
子供ぽくない性格。
(CV愛河里花子の早口は凄いです。特に次回予告。これだけ発音できる声優は他で聴いたことありません)

グゥは行動と会話が支離滅裂で、たまにまともな事を言うのですが
それが妙に大人びたシュール発言(哲学で的を得ている)

他にもポクテとかマンダといった、よく分からない生物も楽しいです。

オープニング曲「LOVE☆トロピカ~ナ」は中毒性が高くて、
作品インパクトはこの曲で決まってしまいます。

ちなみに親戚の小学生低学年にこの曲を視聴させると、意味不明な踊りを
始めだして、覚えてないくらいリピート要求させられました。
(どうやらグゥのしかめ面と踊りが手本らしい。。。)

この作品を作画で敬遠されている方もいると思いますが、ギャグアニメを
純粋に楽しみたい方や、普段は笑うことが少なくて笑いに飢えている方などは一見の価値はあると思います。

恐らく最期まで視聴されたら、続編の「デラックス」と「FINAL」が
見たくなるかと。

個人的な意見ですが、大人向けギャグアニメの出来栄えから言えば
対比できる作品があまりないと感じています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

Katchan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

グゥはグゥより出でてグゥよりグゥし。

んーばば んばんば 呼んでる~♪
…似てると思ったら、作曲者さんが同じなのね。

子どもとは思えない程のハレのツッコミが見事。
>この親にしてこの子有り(反面教師的な)

物語をあまり深く考えるのではないぞぇ~
グゥの挙行を、ハレの反応を楽しむのだぁ。

ふふ。気づいたら、あなたはもう虜。

グゥ(渡辺菜生子さん)の他キャラとのギャップや
0930のEDも好きだったョ^^
※ここでグゥの「中の人」とか言うとややこしくなるからねw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 0

67.3 12 田舎アニメランキング12位
白聖女と黒牧師(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (130)
469人が棚に入れました
とある教会。そこには可愛いけどだらけグセのある聖女さまと、真面目で過保護で料理上手な牧師さまが住んでいました。 穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女と鈍感な牧師が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。 もどかしい二人の関係が行きつく先は――!?

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

nuclear self

きららライクでやさしいせかいなゆるふわほっこりほんわかメルヘン。
恋愛モノというより擬似家族モノの比重が強めな少女漫画。

もともとTwitter4コマ漫画らしいがなかなかうまく再構成されてる。

はわわロリがはわわするやつ。健全なお花畑仕様でお子様にも安心。役職上からの絡みで距離感にも嫌味がないうえ、同居のサクサク展開でタイパに優れ、背景CGのさりげなさもグレイト。OPはクラリスのゆるふわ感が最高にマッチ。EDはキャラソンにして欲しかった。

キャラデザは原作より萌え度ダウン。ヘーゼリッタは2ランクダウンな印象でセシリアを立てる役回りへ。きららっぽい見た目に反してそこまで内輪に閉じてるでもなく程々に外部が絡むことでTwitter漫画らしからぬ奥行きが出ててなかなかお見事な仕事。各キャラの役割分担はきららレベルにわかりやすい配置だが、ブッコミ要員小僧のエリックや明言装置姐さん占い師ミルなどもあまりしゃしゃり過ぎない塩梅が絶妙でいいバランス。

12
なるほどこういう落とし所ですか。原作未完だしな。

アニオリで無理矢理白黒つけないところに原作愛を感じる実にいい仕事。最終回でのミル姉さんとエリックの会話はこの作品に向けられる的外れな難癖に対する皮肉のようで微笑ましい。触れ合いによる機微を細やかに描き各々のささやかにみえてたくましくもある成長加減にほっこりする少女漫画らしい繊細な味わい。ハードコアを好むジロリアンには薄味過ぎるかもだが、たまにはこういう箸休め的なやさしい味も悪くない。Twitter漫画原作のアニメとして見れば完成度は高いと思われる。

ラブコメアニメ=メンヘラバトルは今や昔。時代は変わったのでしょう。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『ちまよったんッスかぁ〜』

恋する聖女様と鈍感な牧師様の優しいラブコメ

キャラデザ◎可愛いしかっこいいし。
声優さんも◎優しい声質で溢れて口角上がる
op.edも作品らしいし◎

でもこれ聖女と牧師である必要性あったか?w
牧師以外の前でゎキラキラした聖女様って設定どこいった?ってくらいずっとオドオドしてたw

牧師様鈍感通り越してもうきっと男でゎない。w
女に興味なさすぎるし、聖女様をウサギさんの人形とでもおもってんのか!!と思ってしまうレベル。

イベントも少なめでキュンシーンも少なめで優しい感じで、終わりもぽいな。って感じでw

ツッコミどころ多いけど穏やかに視聴した作品

投稿 : 2025/03/22
♥ : 2

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

動画工房得意のほのぼの日常系優しさマックス癒し系ラブコメ

働き者の牧師と一緒に暮らしている聖女のお話。

ストーリーが特別面白いかというとそうでもないが、それぞれのキャラの個性とその関わり方に癒される。

キャラ絵は動画工房らしく丸みのある可愛い絵。

実は暗い過去を背負ったりしているキャラもいるのだが、ネガティブさが全面に出ないように作られており、見ていて安心。

牧師の方が超が付くほど鈍感だが、わざとらしさもないので温かく見守りながらの視聴。
もう一度は見るかもしれないが、何度も見るって感じではない。
それでも良いアニメだった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 2

87.5 13 田舎アニメランキング13位
Another(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (5096)
22628人が棚に入れました
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある・・・。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女 見崎鳴 に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が! この“世界”ではいったい、何が起こっているのか…?

声優・キャラクター
高森奈津美、阿部敦、前野智昭、米澤円、野中藍、山本和臣、榊原奈緒子、平田広明
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

3年3組の後輩へ送るアニメです (o ̄∇ ̄o)ノッ♪

■Anotherって怖いんだよね… (〃゚д゚;A アセアセ・・・
まず注目は推理小説作家の綾辻行人さん原作の作品であるって事ですね♪
綾辻さんの作風は、今までのストーリー展開を暗転させるような手法を好まれているらしいのです!
また、叙述トリックを得意としているようなので、登場人物の心理や感情を巧みに表現してくるのでしょうね。
精神的な怖さをたっぷり味わうことになる…の…かな…ε=ε=(/*~▽)/キャー

そんな綾辻さんの作品をアニメ化するのが私の大好きな制作会社の「P.A.WORKS」なんです!
「P.A.WORKS」と言えば、”true tears” や ”花咲くいろは” で有名ですね♪
情景の描写を忠実かつ美麗に表現する事に長けている会社なのです!
そのリアルな描写で、今までは「温か味」を感じられましたけど、「Another」ではどうやら真逆の「冷たさ」を感じる描写になってた感じがしました!さすがです♪ウマイウマイ ""ハ(^▽^*) パチパチ♪
原作に沿ったオーダーを受けるのは「P.A.WORKS」にとっては初めてといえる作品だけに「新たな挑戦」って言える作品になるのではないのでしょうか!そういった視点からも期待したいと思います♪

ちなみに物語は、主人公の榊原恒一が夜見山市の祖父母宅へ引っ越してきたところから始まるのでした!
夜見山北中学に転入直前に気胸を起こして入院した恒一は不思議な女性と出逢うのです。
眼帯をして霊安室に向かう少女と…
入院明け転入先の中学校では、なにやら不隠な雰囲気なのです。
先生といい…生徒といい…何かに怯えているかのように…
果たして恒一は、無事に学園生活を送れるのでしょうか…


■Anotherと出逢った日の日記 |恐|д・) ソォーッ…
1話はまだ雰囲気だけミョーな感じですけど、嵐の前の静けさってやつですね(>▽<;; アセアセ
本当に、校舎の錆びた手スリとかリアルで怖いんですけどw
この作品を観るときはクッションが必要ですね♪
ぐぅぅ…どいつもこいつも信用出来ないw 
ここは雛見沢なのって錯覚してしまうような閉鎖的な雰囲気…逃げて!恒一くん!!
怖いけど気になるから結局完走はしちゃうと思うけど、スッキリ納得の完結をたのみますぞぃw


■総評
σ( ̄∇ ̄*)アタシ的にこういったジャンルは、どうしても名作『ひぐらしのなく頃に』を基準に見てしまいます(^=^;
もちろん単純に比較は出来ないんですけど、怖さシナリオ構成は『ひぐらし』に及ばずだったかなって印象です!
しかしながら、映像・BGM・S.E.(Sound Effect)についてはさすが「P.A.WORKS」って感じで軍配が上がりました♪
週刊ディアゴスティーニじゃないですけど、「ディテールにこだわり抜いた映像美の数々」って感じです!
人形専門店に飾られていた人形なんて、妖艶な雰囲気が凄すぎて一人で入っていくなんて絶対(ヾノ・∀・`)ムリですw
時代背景も90年代後半で携帯電話とかどことなく古臭い感じが妙にリアルで恐怖感を煽ってましたね♪

一方で、叙述トリックに注目しながら観ていたんですけど、アニメで表現するには難しかったのかもしれませんね(^▽^;)
視聴者にバレないようにするにはちょっと無理しすぎた感じです…髪の色とかねw
最終的に突っ込みどころがたくさんあるので、ミステリーとしてじゃなく、単純にホラー作品として見るっていう方が割りきれていいかも知れませんね♪

また、最終話までは(*^o^*)ドキドキ(*゚O゚*)バクバクだったんですけど、クライマックスではちょっと拍子抜けでした♪
これでもか~って言うくらいの負の連鎖に思わず(*≧m≦*)ププッってなってしまって緊張感の糸が…w
意外な結末には腑に落ちない点もあるのですけど、ホラー作品としては適度な緊張感と恐怖感が味わえたので面白かったと思います♪
根本的な解決ではないので続編とかあれば是非見てみたいですね(*^_^*)


■一番((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪してC=(^◇^ ; ホッ!とした場面は…
{netabare}
怜子さんが運転する車をタンクローリーが追い越していくシーンです⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃
(゚∇゚ ;)エッ!?このタイミングでタンクローリー!?
シーー( ̄、 ̄*)ーーン…なーんにも起こらないwwww
って思いながらも(´▽`) ホッっとしちゃってました♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『凶夢伝染』
 【作詞】宝野アリカ【作曲・編曲】片倉三起也【歌】ALI PROJECT
 ダークでドラマティックなゴシックロック色の強いナンバーですね♫
 ホラーという作品の世界観を見事に表現してます!
 
ED曲『anamnesis』
 【作曲・編曲】myu【作詞・歌】Annabel
 ひぐらしのなく頃に解のEDも歌っていたAnnabelさんですね♫
 とっても優しいC=(^◇^ ; ホッ!とするような歌声が素敵です♪
 緊張した心と体を優しく癒してくれる口直し的バラードですw


2012.01.22・第一の手記
2012.05.20・第二の手記(追記:■総評、■一番~、■MUSIC♫)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 100

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

臨場感が有り過ぎて、正直怖いっすww

2012冬アニで【花咲くいろは】に次ぐ、【P.A. Works】の第5作目。
Anotherは、綾辻行人の長編推理小説であり、ホラーとミステリーを併せ持った作品。
最近の傾向を見ると、推理系のアニメは不作。
と言っても、「GOSICK」や「ダンタリアンの書架」はどちらかと言うとキャラアニメ。
久しぶりの大型推理アニメが登場の予感ですね♪

個人的にはP.A.と推理物がどういった化学反応を起こしてくれるかに期待!!
作画の素晴らしさには絶大の信頼をおけるP.A.がミステリーホラーの臨場感をどのように伝えてくれるかが、この作品を左右するのではないでしょうか??

----- 視聴後の感想 -----
さすがはP.A.ですね!!
映像の綺麗さと、音楽・効果音が臨場感をメチャ②高めてくれます!!
しかし、ホラー系が苦手な私にとっては刺激が強すぎ…orz
でも続きが気になるないように引っ張られてしまう。
この感覚、ひぐらしを見ている時の感覚に似てるかな??
ただ怖いだけじゃ見れないけど、その元となっている謎を追いかけて観てしまいますww
キャラに関しても非常に上手く構成されておりバランスが良い!!
でも、多数のキャラが無残な死に方をすることもあり、
グロに抵抗のある人は視聴を控えた方が良いかも知れないです。
抵抗のない方は、是非オススメしたい作品としてご紹介させて頂きます☆★

-----  声 優  -----
見崎 鳴【高森奈津美】
榊原 恒一【阿部敦】
敕使 河原【前野智昭】
赤沢 泉美【米澤円】
桜木 ゆかり【野中藍】
玲子 【榊原なおこ】
望月 【山本和臣】
千曳 辰治【平田広明】

----- 音  楽 -----
OPテーマ【凶夢伝染】ALI PROJECT
EDテーマ【anamnesis】Annabel

投稿 : 2025/03/22
♥ : 55

にゃにゃぽ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

後半が残念

原作は未読のままアニメを見ました。
音楽効果も視覚的効果もあってゾクゾクする様な怖さ。
ひぐらしにハマっていたのでそういう系が好きな方にはおすすめ。
後半は駆け足な感じで終わりに向かってどんどん詰め込んだ感がしたのが残念です。

グロさに関してですがモザイクなしですが傷口などがリアルに見えるグロさはなかったはず。
私はそういった描写が苦手ですので見えていたら最後までは見ていないので。
ただ流血やグロい音などはバンバン出ますので血や死のシーンが苦手な方はやめておいた方がいいですね。

ストーリーは非現実的ですがのめり込む事は出来ました。
細かく書くとネタバレになるので伏せますがこういうアニメはじっくり時間をかけて放送してほしかったなと少し心残りがあります。

ただ、全体的に評価をつける時に高くなったので満足感はあったのかな~なんて思ってます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

88.3 14 田舎アニメランキング14位
ひぐらしのなく頃に(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (5005)
22119人が棚に入れました
舞台は、鹿骨(ししぼね)市にある雛見沢村と呼ばれる、人口2,000人に満たない寂れた村である。過去に、この村はダム建設による村の水没を、村民の団結した行動で阻止しており、村の連帯感は今も強固である。
ダム建設計画の無期限凍結から5年後の昭和58年、前原圭一はこの村に引っ越してくる。彼は、持ち前の性格と明るさで、新たな学校や友人に打ち解けていく。
しかし、そのまま楽しく平和に過ぎていくと思われた日常は、綿流しという祭りの日から、様相を変えていくことになる。
過去4年連続で、綿流しの日に起きたという怪死事件。そもそも、雛見沢村にはどんな秘密があるのか…。

声優・キャラクター
保志総一朗、中原麻衣、ゆきのさつき、かないみか、田村ゆかり、茶風林、大川透、伊藤美紀、折笠富美子、小林ゆう、関俊彦、かわむら拓央、鶴岡聡、松元惠、瀧本富士子、尾小平志津香、井上喜久子、廣田行生、こぶしのぶゆき、立木文彦、塚田正昭、樫井笙人、小野大輔、水野理紗、金田アキ、宝亀克寿、くじら、渡辺美佐、松本保典、松井菜桜子、中野元、須加みき

とうふ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最後までみるべきアニメ

先に原作のゲームを知っている状態で視聴。
キャラのデザインが残念に思うのは私だけ?なんかバランスが悪い。可愛いけど…

キャラクターは主人公とヒロイン達、その周囲の人達、皆それぞれ良い味出してると思います。ストーリーもよく考えられていると思うし本当に楽しめた。

音楽もアニメなのかゲームなのか記憶が確かではありませんが「ひぐらしのなく頃に」の「you」という曲は大のお気に入りです。

観てない人は
「ひぐらしのなく頃に」は全く知らない状況で観ると鬱・グロ・意味不明の三拍子で辛いかもしれないです。(私はゲームの知識ありでみたので特に辛くはありませんでしたが…ゲームだともっと長くて辛かったです。)

でも前半の意味不明さがあるからこそ後半が非常に面白く、主人公達に頑張ってほしいと思えるので観てない人には是非全て観て欲しい。どうしても辛いなら暇つぶし編か目明しまで、と決めて観てみるとか。
最初だけで観るのを断念するのは勿体ない作品です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

jack555 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直震えた:(;゙゚'ω゚'):狂気乱舞・・・((((;゚Д゚))))

タイトル通りです。

メジャーな作品ながら観てなかったんですが最近何故か思い立って観てみました。

この作品の存在を知ったのは大学生の頃でした。部活の先輩の家におジャマした際にこの単行本を発見しまして。当初は恥ずかしながら絵的にただの萌え~だと思ってたんですよ。(当時アニメだとかマンガだとかにはほとんど知識がなかったもので・・・)

その先輩からは観てみりゃ分かるよと言われたきり、当時は深夜アニメ、及びそれらの原作にあまり興味がなかったので観ずにそのまま数年が経ちまして・・・つい最近全て観てみたところ

なるほど・・・これはすごいと思いました。アニメ観てて登場人物のキャラだとかその物語の世界観に感動したりすると鳥肌が立つものですが、恐ろしくて鳥肌が立ったのは初めてです。「恐ろしい」、これは個人的には決してオーバーな表現ではないと思うんです。(一応自分怪談話とかホラー映画もほとんど何ともない方の人間なんですよ^^;)

実写の表現には限界があるのに対し、アニメはどんなことでも表現できるからこそ、観る側の精神に純粋に入り込んで来ますよね。だからこそひぐらしはちょっと怖かった・・・。OP、EDは曲とアニメーションが物語の世界観とリンクしすぎてどちらも気に入りました。特にOPの方は瞬時にひぐらしの世界観に引きずり込まれるというか何というか。

てか何気に一番鳥肌立ったのはOPの歌詞ですww「この指とまれ 私の指に その指ごと連れてってあげる」この表現の仕方には恐ろしさの中に芸術性を感じました。ヴォーカルエフェクトも文句なしにかっこいい。

各観点を総合的に観た場合素晴らしい作品だといえますが、描写的には要所要所かなりエグいです。もしまだ観てない人なんかいて、よし観よう!って人がいたら観るべき「時間」はわきまえるべきかも。グロ耐性がない人ならば食事中はなるべくやめといた方がベター。

この作品はパラレルワールドのような形式になっており、4,5話ほどで一つのストーリーの完結、そのストーリー一つひとつが〇〇編としておおよそ同じ登場人物でまた違うストーリーの繰り返しといった具合になっています。

さてさてこの調子で次作も観てみようかと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31

woa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

被差別部落の問題

明確に描写されているわけではないが、主人公の移り住んだ寒村、雛見沢は周辺の地域から地理的にも文化的にも一種の隔離状態にある被差別部落であることがうかがえる。ヒロインの一人の回想という形で雛見沢で起きた惨劇を様々な登場人物の異なる視点から描く。主人公は都会の荒廃した生活から雛見沢の牧歌的な風景、人間関係の中に安らぎを見出すが、村人であるクラスメートの内面に触れていく過程で徐々に雛見沢の陰惨な伝説とかつてのダム反対運動によって村民間にしこりのように残っているわだかまりの歴史を知ることとなる。ここで注目するべきなのはクラスメートであるヒロインたちとの穏やかで傍から見ると少々痛々しいやり取りも実は各人のトラウマや村のシリアスな歴史や伝説を覆い隠すためのカモフラージュだということである。日常の脆弱性が非日常の暴虐性と分かちがたく結びついているという認識が彼らの生活の根底にあるのだろう。そして主人公(訪問者)がこの認識をヒロイン(村民)たちと共有せんとする試みの中ですれ違いや事象のすり替えによって歴史と伝説を交互に反復するかのように新たな事件が起き、非日常的な残虐性が牙をむくのである。

よく言われているように物語の語り手によって事件の内容も異なる点も特筆すべき事柄だろう。芥川龍之介の藪の中のようにあくまで主観に基づいた物語であることによって彼らの陰惨な事件には救いがあると同時に行き場が無いという点はエロゲ―というより間接話法の手法だろう。このような形式をとってしまった以上本作の続編、解ののちにも物語が続いていくことが示すように究極的な解というのはこの作品に限ってはあり得ないと思われる。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

89.5 15 田舎アニメランキング15位
うさぎドロップ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (3865)
17625人が棚に入れました
俺がりんを育てているのか、りんに俺が育てられているのか――?30歳の独身男ダイキチは祖父の葬儀で見知らぬ6歳の女の子りんと出会う。実は祖父の隠し子であることが分かり驚愕するダイキチ。親戚たちがりんを引き取る話し合いのふりをしながら互いに責任を押しつけ合う中、見兼ねたダイキチは勢い余ってりんを引き取ることを宣言するが・・・

声優・キャラクター
土田大、松浦愛弓、大原さやか、酒井乃碧、植田佳奈、須藤菜々子、坂本真綾

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

心地良さを感じる作品です♪(*^-^)

●うさぎドロップと出逢った日の日記・・・
いきなり冴えない主人公の大吉の寝起きで始まりましたねΣ(- -ノ)ノ エェ!?
しかも大吉のおじいさんである宋一のお葬式っていうシチュエーションって・・・
かなりテンション底辺からのスタートでしたので、どんな話なんですかって心配しちゃいましたw
でもそれは、束の間の心配でしたよー♪
「良くぞやってくれたよじーさん」と皆を呆れさせる程の、度肝を抜く展開で物語の様子が変わってくるのです!!
そうなんです!!なんと、じーさんの隠し子で「りん」と言う小さい女の子との出会いでね♪
 
この作品の印象としては、リアルで人間くさい物語の印象を第一に受けました。
それに淡い色彩で描かれた作画が、どことなく懐かしい感じをかもし出している点も、私にそう感じさせたのかもしれませんね♪
 
そんな中、1話目から登場するキャラクターの人間性を明確にして、その明暗を対照的にうまく使い分けているような場面が結構目に付きました!!
例えば、甘やかされて育てられた感じのわんぱく現代っ子の麗奈と自分の父親が好きだったリンドウの花をお別れの花として手向けるしっかり者のりんちゃんはまさに対照的ですよね!
それと、りんちゃんの件で面倒な事は関わらないようにしようとする大人達と、りんちゃんに手を差し伸べる大吉の対応も対照的でしたね♪
 
とにかく、メリハリのある展開で、1話目から物語に一気に引き込まれたっていう印象を受けましたよ♪
 
大吉とりんの生活環境の変化から、今後の人間模様にも期待が持てそうな予感がしますねO(≧∇≦)O
 
 
●総評『最終回を観終えて♪』
まず驚いたのがりんちゃん役の声優さんが松浦愛弓ちゃんで9歳の女の子だって言うことですね∑('◇'*)エェッ!?
ノイタミナが放浪息子に続いてやってくれましたね♪
他の子供のキャストも同じくキャラの年齢に近い世代の子役さんなのですね!!って事は平成生まれww
りんちゃんの「愛らしさ」をあそこまでリアルに演じられたのは、こういう事だったのですねって驚いちゃいました(*^-^)
もちろん、それ以外でもりんちゃんの『表情』や『仕草』の表現の描き方が絶妙で、子供っぽい可愛らしい魅力を引き出していましたね♪
どちらかと言えば麗奈ちゃんやコウキ君の方が、聞き分けが悪い所なんかがリアルな子供っぽさなのでしょうけどね♪
コウキ君役で声優の酒井乃碧(sakai noa)ちゃんも女の子なのにちゃんと男の子役を演じきってたのには本当に拍手を送りたいです(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
 
もちろん、大人達も負けてはいないですよw
大吉やコウキママも子供目線で話す表情とかは子供を愛するパパママの顔でしたし、大吉の母の幸子さんの可愛がる様子もどこかで見た事のあるような風景でした♪
大吉みたいな大人に皆なれれば良いのにねっていうか、がんばって目指しましょうね(*゚▽゚)ノ
 
子供達から大人達へ、大人達から子供達へ、心に残る温かいメッセージを物語を通して感じ取ることが出来ました!
普段忘れがちになってしまう、人としての温もりや優しさを思い出させてくれましたね♪
 
そして、うさぎドロップは是非見て欲しい作品のひとつになりました♪
こういう心温まる作品は大好きなので、2期で10年後の話となるようですけど、続きを早く見てみたいものですね(*^o^*)
 
 
●MUSIC
OP曲『SWEET DROPS』
 歌:PUFFY
 PUFFYらしいストレートに歌詞が伝わってくるうさぎドロップの内容にあったOP曲ですね♪
 
ED曲『High High High』
 歌:カサリンチュ
 晴れた日に散歩しながら聞きたくなる、ポップで心温まるフォークサウンドです♪
 
■お・ま・け
私の実家の庭にはキンモクセイが植えてあったので、ついつい思い出してしまいました♪
トイレの匂いなんて言わせないんだからねw“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!
 
2011.07.12・第一の手記
2011.07.14・言い回しを修正
2011.09.17・第二の手記(追記:●総評 ●MUSIC ●お・ま・け)
2011.09.18・誤字修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 108

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とても温かい気持ちになれる作品でした

予告を見た時には「マイガール」みたいなアニメかな?と思い視聴。
そして実際見てみると、期待を裏切る事なく第1話目から名作の匂いプンプンでした。

◆この作品の内容は・・・
祖父の死によって、一人になってしまった祖父の隠し子である6歳の女の子りんを、主人公の河地大吉が引き取り共同生活をするというお話。

◆作画が・・・
第1話OP曲前の冒頭シーンを見た時、水彩画のような心なごむ雰囲気の作画には見入ってしまいました。
どことなく懐かしく優しい絵とゆったりと流れるBGM。
しかし、OP曲後は通常の絵に・・・。
制作会社が「君に届け」を制作した会社と同じなので、地味ながら哀愁感が漂うその優しい絵柄に期待できます。

◆女の子りんが・・・
6才ですがとてもしっかりしている、でも無邪気で子供らしい仕草がとっても可愛いいんです。
こんな子なら有無をいわず引き取ってあげたくなるような女の子です。

◆見どころは・・・
私、こういう感じのアニメにトコトン弱いんですよね~。
第1話目から、まるで最終回を見ているような涙目を誘われました。
いきなり子供を引き取る事や片親だけで子供を育てていく大変さ、また身勝手な大人の都合に理不尽さを感じます。
しかし、そこからくる無邪気なりんの姿がとっても可愛いくて、りんの行動一つ一つがとっても心にきます。
りんと大吉の共同生活をとても丁寧に描かれていて、非常に温かい気持ちで見る事ができました。

◆原作者が言うには・・・
「この作品は育児ドラマでも家族ドラマでもない」という話です。
なので作中では「親子」という言葉をなるべく使わないようにし、子育てのシーンもなるべく抑えているらしいです。
確かに、りんが大吉の事を「ダイキチ~」と呼び捨てで呼んでいる事からもわかるように、30歳と6歳というこの歳の差にも関わらず二人の目線は同じ位置にあるような場面が多い。
だからこそ、こんなに温かい気持ちになれる作品に仕上がったのではないでしょうか。

◆今後の展開・・・
気になって調べたところ、原作は1部と2部に分かれており、2部ではりんが高校生になった時の話らしいですね。
その2部を2期として制作されるかどうかは今のところ不明ですが、ぜひとも制作してほしいものです^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 53

ソウスキー・セガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヒューマンドラマの良作

親子の絆を描いた物語で、2人の日常を描きつつもどこか心が暖まるホームコメディアニメ。ギャグの要素は多くないが、雰囲気的には漫画の「よつぱと!」に近いものを感じた。作画、音楽ともにこの作品の良さを引き出すことを意識して作られているのも○
作画は独特な描画で人によって好みがわかれるかもしれないが、原作の雰囲気を出すのにこれほど適してるものはないと思う。
また、OPとEDも作風にあった暖かい感じの曲でぴったりだと思います。

子供がかわいい(変な意味じゃないですよ?)と思える方は観て損はないなと思った。逆に子供に対する愛情とか湧かない若い人にとっては、観てもつまらんだろうなぁとも思った。そういう意味では、既にお子さんがいる方にこそ観て欲しいアニメ。

また、単なる親子の日常を描いたものだけだと思っていたが、結婚とはなんだろう。家族とはなんだろう。といった深く考えさせられるテーマが含まれていることにはびっくりした。
最終話の子供のために自分の時間を犠牲にするって考える親はいないし、自分の時間の中に子供が中心にいるといった内容は、当たり前のことかもしれないが、とても大事なことだと思った。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 35

87.4 16 田舎アニメランキング16位
新世界より(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (3357)
16001人が棚に入れました
渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。

声優・キャラクター
種田梨沙、東條加那子、花澤香菜、工藤晴香、藤堂真衣、梶裕貴、高城元気、村瀬歩、浪川大輔、平田広明
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

残映抄―未来への挽歌

まず結論から言おう。この作品の評価は不可能である。
すべての星を並べたのは、「規格外」という個人的判定を意味している。

観る者はただ圧倒されて終わるしかないだろう。
SF的な着想の土台の上に緻密に構築された、壮大な世界観に。
人間という存在の本質に向けられた、苛烈極まる問題提起に。
緊迫の展開とスペクタクルが連続する、傑作エンターテインメントに。
無理に評言をひねり出そうとすると、こんな宣伝文句風の言葉にしかならない。

独断だけで済ませるわけにもいかないので、アプローチの足場を探してみると
そこに独特の複雑さが見出される。精神を刺激し、思考を誘発してやまない複雑さだ。
勿論、それは第一に原作小説に由来するものだが、おそらくそれだけではない。
アニメーションという表現形式が全力を傾けて原作の高みに挑んでいるためだ。


Ⅰ 物語の奪還
{netabare}
開始と同時に作り手は勝負を仕掛けて来る。
衛星画像のような日本列島が映し出され
俯瞰されつつ、徐々に高度を下げて拡大される地上の街で
今まさに繰り広げられている、超能力者による大量殺戮。
場面は唐突に転換し、代わって、暮れなずむ空を背景に
遊びに興じる子供たちのシルエットが浮かび上がる。

このプロローグは本作の構造を要約した縮図だと自分は考える。
連続と転換によって対比的に並置されているものは多分、本作の世界観と物語だ。

世界観と物語。この二つを独立させて並べるのは奇異な感じを与えるだろう。
通常、世界観と称されるものは作品世界を成立させている枠組みないしは設定、
その結果生じる雰囲気などである。
そうした常識的な範囲からは逸脱した独特の機能を有していることに気づく。
それは「歴史」に擬態して物語の内部に侵入している。
冒頭の俯瞰はおそらく、「歴史」のはじまりを告げる演出である。
以降、二話三話でも物語に先立って血腥い歴史の一頁が冒頭に挿入されている。
人類の中に超能力者が出現した時点にはじまり、以後一千年にわたる血に塗れた新・人類史。
それこそが世界観の具体化に他ならない。

「歴史」が俯瞰視点で表される理由、それは端的に「支配するもの」だからである。
先行する原因によって現在という結果が規定されている以上、
歴史とは過去による現在の支配であり、それは不可逆的な必然の堆積である。
物語の舞台となる、一千年後の未来日本の一隅に存在する、神栖66という町。
この町こそはまさしく、人間社会が忌まわしい危機管理システムへと変貌した姿であり、
ある意味で人類史の終局に出現した究極のディストピアである。
すなわち、物語は幕開けの時点においてすでに逃れがたく
世界観=歴史によって規定され、俯瞰され、支配されているのである。


ふたたび冒頭に戻ろう。
プロローグの完了とともにタイトル、そして間髪を入れずに物語の幕が上がる。
水郷地帯である神栖町の夕暮れの田園風景が広がる。
その夕景のなかを一艘の船が川の流れを遡ってゆく。
船の進行に合わせてカメラは水平に滑っていくが、
頭上に張り渡された巨大なしめ縄をくぐるタイミングで上方に向けられ
しめ縄越しに仰ぎ見られた鮮やかな夕映えの空が徐々にクローズアップされる。
このカメラワークの意図は明らかだ。
俯瞰を反転させた逆の視点が導入されるのだ。俯瞰に対する逆俯瞰。仰視の視点。

ここにまた、読解の重要な鍵が与えられる。
しめ縄は八丁標と呼ばれ、結界のように町の周囲に張り巡らされている。
この日、ヒロインの渡辺早季が生まれて初めて八丁標の外に出たことがこの後で明らかになる。
つまり船に乗っていたのは儀式のために川上の寺に赴く早季だったのだ。
すなわち、導入された逆俯瞰の視点はこの早季の視点に合致する。

俯瞰と逆俯瞰。世界観と物語はこの一対の視点となって、物語の内部で対峙する。
この対置が本作のユニークな構造なのであり、そこに生まれる張りつめた緊張こそが
本作の悲劇性の力学的な根源である。
この複層的な構造が、神栖66町のクロニクル(年代記)と新・人類史とが
複合的に交錯しながら展開する本作の物語の特徴を説明するものだろう。
その核心となるのは、残酷な必然の支配に抗う者たちの悲劇。
つまり、世界観=歴史による俯瞰構図は物語の内容にまで及び、それを規定しているのだ。

俯瞰的な世界観の視点と対決する地上的な物語の視点は
悲劇を生きる者たちの視点となり、ヒロイン早季に収斂される。
この仮定から出発して物語へのアプローチを試みてゆこう。
敢えて挑戦的に言うならば、これは世界観から物語を奪還する試みなのである。
{/netabare}

Ⅱ 早季と真理亜
{netabare}
早季と真理亜、二人のヒロインのドラマを鮮やかに視覚化した
アニメのエンディングは明らかに、物語の核心を要約した解題となっている。
特に真理亜バージョンは驚異的と言っていい。
仄かなエロスを漂わせる彼女の赤い髪と白い肌が、雪と紅い花のイメージに重なりつつ
流れていく映像に、異物のように挿入される二つの暗示―。
一瞬映る胎児のショット、子殺しのシンボルが刻印された謎の石造物。
それらは確実に一つの意味を指し示している。
彼女の存在の本質、真理亜の悲劇的な母性である。

真理亜という名前。永遠に人類に祝福される、母の中の母の名。
皮肉にもそれは呪いに反転する。人類を滅ぼす「メシア」を生んだ母の名として。
勿論、単に機転を利かせたネーミングなどではない。
彼女の愛情の本質である母性は、弱い守を庇護して自ら悲劇への道を選ばせ
その犠牲によって、抹殺されたすべての子供たちの母となるのである。

彼女は物語の根幹となる悲劇を体現し、象徴する存在である。
町によって組織的に遂行される、おぞましい子殺しが第二部を中心に展開される。
秘められていた大人対子供の対立の構図を、反抗という主体的なアクションによって顕在化し
同時に物語の中に「子供」という包括的なモチーフを導入する役割を担う。
守とともに町から逃亡し、雪山に姿を消す直前に早季に書き残した手紙。
そこには第二部までの流れを総括し、さらに第三部の展開までも予告した記述がある。

 私たちの町は異常です。そうは思いませんか?
 町の安定と秩序を維持するために子供たちを殺し続ける町が
 人間の社会としてまともでしょうか?
 いま、町で起きたことを思い出してみると、
 その異常性がどこから来るのかもだんだん見えてきました。
 それは、大人たちが心の底から子供たちを恐れているという事実です。
 私たちは、何となく嫌な予感がするというだけの理由で、割られ、捨てられてしまう
 何百何千もの卵の一個になることだけは願い下げです。

第三部の激動の発端となる夏祭の晩、早季は消された仲間たちの姿を見る。
このエピソードが重要なのは、潜在する「子供」のモチーフを示すことで、
反乱の勃発に「子供たち」の町への反逆という二重の意味が加わるためである。
自らの犯してきた罪過の報いによって町は劫火の炎に包まれる。
その危機の中で早季は真理亜の声を聞く、「早季は私が守ってあげるから。」
次々に襲いかかる極限的な状況を早季は乗り越えてゆくが、そのとき
彼女を導いてゆくのは真理亜であり、瞬である。

この展開は真理亜が残した言葉の成就に他ならない。

 もし私が町から処分されると決まったら、両親は散々泣いて、
 そして最後には忘れることでしょう。
 あなたのご両親が最終的にあなたのお姉さんのことを諦めたように。
 私たちの絆はきっとそうじゃないと信じています。
 もし私が処分されることになったら、あなたなら絶対私を見捨てないでしょう?
 あなたに危機が迫った時には、私や覚はどんなことをしたって救おうとするはずです。
 私たちにはもう一人、友達がいました。今は、名前を思い出すことも許されない友が。
 彼Xもそんな時はきっと私たちを助けてくれたんじゃないでしょうか。
 だから私は今、守を助けなくてはなりません。

―「私たちの絆」。
破滅を受け容れながらも真理亜が貫いた仲間たちへの信頼は
自らがそれに殉じることによって指し示した、未来につながる道である。
物語の奥深くにひそかに進行する、絶望から希望へと至る超克のプロセス。
その転回の基軸となるものが「子供たちの絆」である。

ヒロインとしての早季の真の姿は、実はこの軸に沿ってしか捉えられない。
早季もある意味、作品同様、規格外のヒロインだと言える。
発端から終結に至るまで、ほぼ一人芝居と言っていいほどの活躍を見せ
語りまでこなしながら、視聴後には不思議なくらい印象に残っていないのだ。
物語が世界観に圧倒される要因はこの、ヒロインの存在感の希薄さにも求められるだろう。

その理由は明らかだ。早季は実質的には物語を主導していないからである。
決して折れることのない強い心と自由で柔軟な思考を持つ一方、
主体的に決断し行動した真理亜とは対照的に、その行動には理念的な動機はなく
常に周囲の状況に対する受け身の反応に終始する。
エンディングの早季バージョンもそうした彼女の性格を表現している。
仲間たちへの尽きせぬ思慕を抱き、絶望に抗い、涙を流しながら進みつづける姿。
だが、その一途さと多感さは必ずしもヒロインとしての魅力とはなっていないようだ。

その早季が真のヒロインとなる決定的な契機を指摘したい。
第二部の中盤、姿を消した瞬を追い、その壮絶な死を見届ける第十話のラスト。
死に呑まれてゆく瞬を目前に見ながら助けることができない絶望に打ちひしがれ
涙を流しながら早季は最後に言う、「私は生きなければならない」。
その後、瞬に関わる全ての記憶が抹消され、この記憶も失われていたのだが
十二年後、バケネズミの反乱の渦中で爆発に巻き込まれ、その時の体験が幻視となって甦る。
瞬の死を見届ける自分と仮面を被った少年とが不分明に重なり合うのは
彼女も消されかけた子供の一人として、同一の存在であることが含意されているのだろう。
そしてその時、もう一度この言葉を口にする、
「私は生きなければならない」。

第二部と第三部を縦断して受け渡されるこの一対のシーンを結んだとき
早季というユニークなヒロインの本質がはじめて顕現し、定位する。
この時までに彼女は、姉と、級友たちと、初恋の人と、最愛の友を失い
その人たちがかつて存在した記憶までも奪われてしまっている。
誰も救えなかった無力な自分への絶望が彼女の心の底に澱んでいる。
だが、そこから立ち上がり、絶望に抗うことによって早季は早季になってゆく。

「私は生きなければならない」、
この言葉に込められた生きる決意とは、彼らから託された「未来」を生きることだ。
早季は受動的である。だが、彼女の受動性の本質はここにはっきりと表れている。
それは、誰かの「想い」を「託される」存在であるという意味なのだ。
早季が最終的に物語の主題を具現する存在となっていく契機がここに認められる。
早季の本質に備わるこの、いわば「媒介性」と「可塑性」とは
彼女が主題を満たすための「器」へと形成されるために必要な資質として
アプリオリに付与されたものなのではないだろうか。
あるいは、まさしく規格外のスケールをもった本作の主題を担うために
敢えてニュートラルな没個性の状態にまで個性を制限した特異なヒロイン像を
意図的に造型したようにさえ思われる。
{/netabare}

Ⅲ 悲劇の超克
{netabare}
「子供たちの絆」という軸。あるいは、終局の希望に至るまで
早季の歩んでいく方向を示しつづける指向性、一つのベクトル。
ここに、物語の水面下に底流するもう一つの「物語」の存在が認められないだろうか?
物語視点からの読解とは、この「物語」の発見であると言っていいのではないか。
それは多分、早季が自分に託された想いを実現する「絆」の物語だろう。
従ってそれを辿ってゆくことはそのまま、早季の視点に同期することを意味している。
そしておそらく、最終的な主題はその先に見出される。

ここからは、早季と瞬が「物語」の中心になる。
彼らの絆が決して消え去ってはいなかったことを証しするかのように
二人を隔てていた死の沈黙を破って、瞬が早季に語りかける。

 早季。早季。(誰なの)
 早季、僕だよ。(あなたは…)
 僕の名前はまだ思い出せないんだね。でもいいんだよ、ずっと一緒だから。
 僕は君の心の中に住んでいるんだ。(心の中に…)
 そうだよ。呪力とは想いを外の世界に刻み込む能力のことだ。
 そして、人の魂とは、煎じ詰めれば想いにほかならない。
 僕の魂の一部は君の心の奥底に刻み込まれているんだよ。
 (あなたは一体どうなってしまったの?)
 忘れてしまったの? でもかまわない。いつか思い出すから。
 (せめて名前を教えて)
 君は僕の名前を知ってるよ。でも、心の中に障害物が置かれているせいで
 思い出すことができないだけなんだ。

彼らの絆が心の奥底で生き続けている事実が瞬の言葉で明らかになる。
そもそも、この対話が早季の心の奥底で交わされていること自体がその証しである。
深読みをするならこの対話は、物語の深層で進行するもう一つの「物語」の存在を
メタレベルで示唆しているようにも思われる。

さらに踏み込んだ大胆な解釈を試みてみよう。心の深層を無意識と結びつけてみるのだ。
本作の世界観で無意識は、制御の及ばない呪力の源として
悪鬼や業魔を出現させるメカニズムの根源とされ、大人たちの恐怖の対象となってきた。
だが今やそれは、大人によって無残に絶ち切られた「子供たちの絆」を秘かに保護する
一種のアジールとなり、いわば子供の側からの反逆のツールとして機能する。
深層の「物語」のさらに深層で、隠微な逆転の装置が作動しつつあるのだ。

 早季。早季。何も心配はいらない。そのことだけを言いたかったんだ。
 (でも、私は本当に悪鬼を倒せるの?)
 悪鬼? 君は誤解しているんだよ。あれは悪鬼なんかじゃ …

対話が途切れる直前のこの部分は逆転への重要な伏線となっている。
この中で瞬がほんとうに早季に伝えたかったことは何だったのだろうか?
彼はあるメッセージを伝えようとしているのではないだろうか。

早季の行動と関連させて解釈を導きたい。
悪鬼への唯一の対抗手段であるサイコバスターを咄嗟に無効化したあの驚愕の場面である。
そのとき早季が恐れたのは、覚が巻き込まれて死ぬこと、
そしてその結果、自分がたった一人取り残されることだった。
常識的に見れば自己本位の極みとして非難されて然るべき行為だろうが、
常識では理解不能なこの行動こそが実は「物語」の最重要ポイントなのである。

「悪鬼」にそのような形で「勝利」することはおそらく最初から忌避されていた。
それは「物語」が指向するベクトルからの逸脱を意味するからである。
もし仮に早季がここで全人類のために覚の犠牲を受け容れていたとするなら
その勝利は結果的に何をもたらすだろうか?
子供の犠牲によって世界がこれまで通り存続する。
つまりまた新たに子供の悲劇が繰り返されるだけで、世界は何一つ変わらないのだ。
そのような変化の可能性の閉ざされた世界に本当の未来が訪れることはないだろう。
瞬はそのことを早季に伝え、想いを託したのだと解したい。

そして早季もまたその想いに応えたのだ。
追い詰められた最終局面で、既成観念に囚われない彼女の自由な思考が発動する。
相手が悪鬼などではなく、バケネズミに兵器として育てられた一人の人間の少女であるという
決定的な事実を看破し、大人たちを呪縛していた「悪鬼」という固定観念を乗り越え、
この認識の転換によって、絶体絶命の状況を逆転させる。
「瞬が教えてくれたの」と早季が言うように、これは「子供たち」の勝利なのである。
顔と名前を奪われた少年Xがついに素顔を顕し
記憶の封印を解かれた早季が瞬の名前を叫びながら駆け寄っていく、
このシーンこそが「物語」のクライマックスと言えるだろう。
瞬の復活は闇に葬られたすべての子供たちの復活を象徴している。
彼らを包む壮大な夜明けは言うまでもなく、悲劇の超克、絶望から希望への転回を表し、
子供たちがもたらすであろう未来の予兆となる。

全編がまさに結ばれようとする瞬間、やや唐突に掲げられる標語風の命題、

「想像力こそが、すべてを変える。」

ここには無意識とのアナロジーが確認されるだろう。
想像力は豊饒な無意識の深層に根差しているものである。
既存の世界を更新する新たな原理、それは自由な想像力から生まれる。
この言葉を包むように、無心に笑いさざめく子供たちの声が周囲に響いている。
可能性としての想像力。無限の可能性の象徴である子供たち―。
早季が綴る回想の手記が結ばれるとき、一片の言葉の中にそれは結晶する。
「恐怖の対象から、希望へ―」

おそらくここが「物語」の最終地点である。
そしてこれこそが、世界観が提起した問題への、物語の側からの解答ではないだろうか。
早季が「人類」よりも「覚」を選択した事実は何よりも重い。
彼女の選択にはおそらく、俯瞰的な支配の原理に対抗するもう一つの原理が示唆されている。
それは非情な大人たちの論理に反抗する子供の側の愛情の原理として物語に底流し
俯瞰し支配するものの真の意味を逆方向から照射するだろう。

悪鬼とされた少女の亡骸が横たわり、彼女の赤い癖っ毛が風に吹かれて微かに靡く、
その瞬間、在りし日の真理亜と守、二人との思い出が一挙に甦り早季は泣き崩れる。
子供の悲劇がまた繰り返されてしまった…。
人類の危機が回避されたとき、そこにあるものはただ果てしない悲痛さと虚しさだけだった。
十年後の早季、つまりこの物語が語られる時点の彼女が書き綴る回想録は
遠い未来に、悲劇の一切が克服される願いを込めて
自分が仲間たちに想いを託されたように、一千年後の読み手に想いを託して結ばれる。
悲劇の語り部としてのその姿に、渡辺早季というヒロインの全てが結像する。
{/netabare}

Ⅳ 偽神と人間
{netabare}
本稿はある危惧から出発している。
本作の世界観が内包するイデーは確かに、それだけで十分に完結していると言える。
だが、それがあまりにも尖鋭かつ衝撃的であるために、結果として物語がかすんでしまい、
その部分だけが作品の主題として受け取られてしまっているのではないか?
物語に内在するベクトルを掘り起こそうとした本稿の意図はそこにある。
本作のメッセージは物語の側から補完されて完全なものになると考えたのである。

「偽りの神に抗え。」

例えばこのエピグラフ(題辞)である。
作品全体を貫くライトモチーフ、そう捉えるのが多分正確だろう。
世界観だけを踏まえて理解した場合、かなり限定された意味だけを示すことになる。
「偽りの神」(以下「偽神」と呼ぶ)は超能力を有した人類、それに抗うバケネズミ、
そのような図式になるが、勿論、本作の射程はもっと広大である。

ふたたび「俯瞰」というメタレベルの仕掛けからアプローチを試みる。
第三部の折り返し点となる第二十一話、
神栖66町を襲った動乱の最中に、あの俯瞰構図が回帰する。
冒頭の俯瞰では視点が上空から下降していたが、ここでは反対に、
宙を振り仰ぐ早季を起点にひたすら上昇し、神栖の町から日本列島、
ついには宇宙に浮かぶ地球の全体が視野に収められる。
俯瞰を歴史による支配の象徴とした前章の解釈を踏まえると
ここに暗示されているものはおそらく、歴史の逆転だろう。
「歴史を変えられるはずだった・・・これほどの好機は恐らく、もう二度と訪れない。」
圧政からの解放という大義を掲げ、「すべての我が同胞のため」に
人類に反逆したスクィーラが敗北の後に語る
この言葉には歴史が更新された可能性が示唆されている。

この場面で明らかになるスクィーラの本当の目的は全人類の制圧であり、
そのために人間の赤ん坊を手に入れて悪鬼の部隊を編成することだった。
新・人類史と仮に呼んだ本作の歴史とは、超能力を有した人間の出現によって
人類存続のための危機管理が極限まで追究されてきた過程だった。
彼はそのシステムを逆用して超能力者の支配を覆そうとした。
まさにそれは逆転と呼べるものだ。だがさらに進んで
この俯瞰図が意味するものは、神の座の簒奪による新たな「偽りの神」の出現という、
もう一つの逆転にまで及んでいるのではないだろうか。

「種は生き残るためだったら何だってするんだよ。」

第一部で瞬の口から出たこの一言に、すべては要約されている。
種の存続という絶対的な要件は、あらゆる形態の下で常に追求される。
高度な知的生命体の場合、そこに複雑な社会システムや技術が生み出されるが、
その帰結として階層分化や差別、有形無形の力による支配と管理と抑圧の構造が出現する。
これこそが歴史世界において新たな偽神が出現するメカニズムであり
むしろ、偽神そのものがこの盲目的な原理のメタファーだと言っていい。

ここに、本作の世界観が内包する極限的な原理、イデーがある。
勿論それは、私たちが今まさにその中で生きている現実にも重なるだろう。
SF的な世界観の有効性とは、現実の自明性を転倒させることにこそある。
神の如く不可視でありながら人間を支配する原理。あるいは人間性を喪失したシステム。
そして、偽神というアイロニカルな寓意によって人間存在の両義性が暴かれるのだ。


真理亜の告発の中に反復される「人間」という言葉。

 町の安定と秩序を維持するために子供たちを殺し続ける町が
 人間の社会としてまともでしょうか?

 こんなの、人間じゃなくて、不良品を選別するのと同じやり方だと思わない?

断罪裁判の法廷でスクィーラが放った叫び。

「私たちはけものでも奴隷でもない! 私たちは人間だ!」

二人の叫びに共通する「人間」という言葉。
この両者が響き合い、同一のベクトルを示していることに気づかされる。
それは「偽りの神」に抗おうとする、「人間であること」を否定された者たちの魂の叫びだ。
真理亜の反抗とスクィーラの反逆とは根本において一致するのである。
「偽りの神」と「人間」との闘争。このシェーマからはおそらく
作品全体を包括する主題の全体像が透視されるはずだ。
まさしく世界観と物語とが重なり合い融合する結節点をそれは示している。

そしてその最深の主題を導き出す鍵は、やはり早季に委ねられている。
最終回の後半部は、前半部の劇的な展開の余燼のようにも見えてしまうが
主題を開示するプロセスはこのパートに集約されている。
それは、早季とスクィーラとの一連の対峙による内面の変化として段階的に描かれる。
問題の核心部へと早季が接近し、ついに彼女が覚醒するに至る一連の流れの中で
我々はその視点に同化し、主題の内在的な理解に導かれるのである。

獄中のスクィーラとの対話。早季は人間たちへの謝罪を要求し拒絶される。
スクィーラの裁判。早季は法廷の外でつぶやく、「何が正しいのかわからない…。」
そして、バケネズミの正体にまつわる衝撃の真実が覚からもたらされ
人間が人間に対して行った悪魔の如き所業が明らかになる。その時、
「私たちは愧死するべきだった…。人間を殺したのよ… 何人も、何人も…。」
この瞬間の早季の心に、観ている我々もまた同化して同じ衝撃を味わっている。
そして同じ一つの問いの中に投げ込まれるだろう、
― 人間とは一体何者なのか? 人間が人間であり、我々が我々である根拠とは―。

・・・・・・・・・

前章で導かれた結論をここで想起しよう。
世界観が暴き出す人間性の限界に対し、その超克の地平を物語が開示する。
つまり、世界観が提起した問題に対して、物語がその解答を提示する。
本作特有の対置構造はそのような形で、主題に至るプロセスをアプリオリに内包したものだったのだ。
ヒロインの早季が物語の内部で問題そのものを生きることで、
俯瞰的な支配の原理に対立するもう一つの原理が彼女に具現され、物語の中に受肉化される。
早季に託されていたその原理とはこの、偽神に対抗する人間の原理なのではないだろうか。

世界観を反映したライトモチーフ、「偽りの神に抗え。」と
物語からの答えである「想像力こそが、すべてを変える。」
二つの言葉を並べれば、それらが一対で一つのメッセージになっていることがわかる。
言葉による説明ではなく、物語に最終的な決着をつける早季の行動の中にそれは表現される。

争乱の収束からおそらく一年後の追悼式典の日。
その日、当時の記録を展示した記念館を早季は訪れる。
彼女はそこで一人、肉塊のような姿になって生き続けているスクィーラと向かい合う。
親しみをこめて彼に語りかけ、互いが出会った日のことを回顧する。
それから、ある行動に出る―。
呪力を用いてスクィーラを燃やし、町が課した無限の責苦から自らの手で彼を解放するのだ。
これが、早季が「偽りの神」に反逆した瞬間である。

この時、彼女はすでに問題の本質をすべて理解していた。
スクィーラもまた偽神に抗い、滅び去った「人間」の一人なのだ。
彼らと共に悲劇を生きた証人として、早季もまた自ら偽神に抗いつづける道を選んだ。
立ち昇る炎は疑いもなく、人間という種の根深い宿業に立ち向かい
真の人間性の回復を希求する、遠大な反抗の始まりを告げる狼煙である。
{/netabare}


全編を締めくくるのは、やはり「家路」である。
とめどなく郷愁を誘うメロディは、亡き魂に捧げられた挽歌のようだ。
ラストシーン。鮮やかな残映の中に、在りし日の姿をよみがえらせる懐かしい人たち。
荘厳な響きとともに彼らを包んでいる夕空には、深い安らぎがこもっている。

「早季、ありがとう。」「ずっと一緒よ、早季。」
次々にかけられる温かい言葉は、彼女が託された使命に全力で応え切った証しなのだ。
そして、遥かな未来への出発をさりげない一言にこめて、この壮大な叙事詩は幕を閉じる―。

― 早季、そろそろ行こうか。―


(初投稿 : Ⅰ 2021/01/16,Ⅳ 02/21,ⅡⅢ 03/21)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

World さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

史上最高峰の作品

素晴らしい。素晴らしいです。

原作未読ですので、単にアニメとして評価しますが、この作品はアニメ史に残る大作であると言えます。
もっと大きな反響があっても良いかと思いますが、テーマが万人受けしないからでしょうか。
大変楽しめました。


さて。この作品は、ジャンルとしてはSFになるかと思います。
しかし、それ以外にも様々な要素が盛り込まれています。

主要なテーマを抜きにして、最初に感じたのは、圧倒的な恐怖です。

今まで、アニメーション作品で恐怖した事は殆どありませんでした。
アニメのホラー作品は、グロテスク表現や、BGMでの演出、キャラクターの表情等で恐怖心を煽って来るのが常だからです。

恐らく、キャラクターと自分を重ね合わせる事が難しいからだと思います。
アニメはどうしても絵だという先入観がありますから。

ですが、この作品は違いました。

この作品は、自分が認識している世界そのものが偽りであるという事に対しての恐怖、根本的な部分での恐怖心を駆り立てます。

浅はかな発想かもしれませんが、クトゥルフ神話を連想しました。
対人、対もののけ等ではなく、もっと大きな、世界そのものへの疑問、違和感、恐怖。

そして、この作品内の常識と現実の常識との乖離。さらに、作品内の世界そのものが歪み、段々と露になる狂気。

とんでもなく怖いです。
そこに、独創的な作画やBGM、演出が重なり、更に昇華されていく。
素晴らしいです。


次に、世界観ですが、これもまた良い。

SFというのは、全てを理解してしまうとチープになってしまいます。
わからない方が幅が出来て良い所が多々あります。

そこにおいて、この作品は絶妙でした。
理解しておきたい部分はきっちりと説明してくれますが、ぼかすところはとことんぼかす。

ぼかされた部分は脳内で補完出来るので、より壮大な世界観を演出出来ています。

そして、個人的には「和」の雰囲気がとても良かったです。

日本人に最も馴染みのある世界ですから、ある程度の説明は無くても大丈夫ですし、八丁標や呪力等々、どういった意味合いなのかを理解しやすかったです。

日本人にしか感じ取る事が出来ない要素が多く盛り込まれていました。


世界観に関連してですが、テーマ。これも大変素晴らしかったです。

表現し辛いのですが、この作品は、主観ではなく客観的な視点から作られています。

世界という箱の外側から見ている様な感覚です。

ハッピーエンドだとか、そういった話ではなく、この場面ではこうなりました。この世界では、こうなりました。という結果を見せられている様なものです。

ですから、ストーリーの構成云々というのは正直どうでも良くて、どう感じるか、どう想うかが大事な作品です。

その点においても、人それぞれ違う感想を持つかと思いますが、私は、人間の芯たる部分を少し見ることが出来たと思います。

これは人それぞれ本当に違うと思いますが、テーマの性質上、それで正解なのでしょう。
狙いも十分に果たせていると思います。



この作品はネタバレ厳禁ですから、このくらいにしたいと思います。
一気に見ることはオススメしません。

1日3話位ずつ、ゆっくりと見ていくことをオススメします。



個人的に、SF小説は得意ではないです。創造力が欠如しているので。
子供の頃は楽しめたのになぁ。

小説原作アニメ。もっともっと出てきてほしいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

綿密な設定と深いテーマのSFアニメ。加速していく面白さと、強烈な余韻。

原作未読……が、これは読みたい!

今から1000年後の未来、場所は日本。
人間は「呪力(じゅりょく)」という力を持ち、異形のものを従えながら生活していた。


いやー、面白かったです!
斬新な世界観に引き込まれ、強烈な余韻を残してくれました。
ここまで原作が気になる作品に出会ったのは初めてかもしれません。

純和風SFという珍しいジャンル。
一昔前の片田舎を連想させるような、穏やかな風景です。

しかし、物語全体が、強い不安感に支配されています。
これには物語の構成と、演出が大きく作用していると思います。

物語は12歳編・14歳編・26歳編と3部構成。
ほぼ主人公視点で物語が進むため、主人公の見る風景が、視聴者にとって、世界のすべてです。

まず、最初の12歳編で、周囲の大人、異形のものたちに対する「疑心暗鬼」を徹底的に植え付けられます。
それと同時に、ドヴォルザークの"新世界より"から"家路"がBGMとして何度も流れます。
これが、後の14歳編、26歳編で、「"家路"が流れるだけで不安になる」という演出上の効果を生み出すわけですね。


さて、この独特な雰囲気の中、物語は加速するように面白くなっていきます。
伏線の張り方、ミスリードも見事ですね、ほとんど無駄がありません。
{netabare}
大抵の伏線は、分かりやすい形で回収されていますが、

・1話で早希が「ビリ? 何言ってんの? 私の他にもまだ何人もいたよ?」→すでに思考がコントロールされている証拠
・1話で早希「ここ(全人学校)、農場に似てる」→大人たちに実験動物として飼われているという暗喩
・石ころがしのゲーム→呪力が守りに弱いことの現れ
・はったりをかます12歳の覚(さとる)の性格→鏡を作り出す呪力

……など、一見それと気付かないような細かい伏線も多数あります。
{/netabare}

しかし、万人にお勧めというわけにはいきません。

理由は二つあります。


一つ目は構成のバランス。
原作はなんと1000ページ超え!!
しかも、非常に綿密な設定がされているようです。
序盤は世界観の説明に多くの時間が裂かれ、専門用語もたくさん出てくるため、退屈に感じるかもしれません。
また、思わせぶりでなかなか解決しない展開にもイライラするかも。

しかし、25話という短いスパンで1000ページを表現しているわけですから、それでも展開が速いんです。
流し見なんてしていたら、あっという間に置いていかれます。
そのため、頭を空っぽにして、雰囲気だけを楽しみたい人には向いていません。


第二の関門が、BL、百合、性的な行動、残虐な行動、利己的な行動など。
これがきついという方もいるでしょう。

ただ、この作品のテーマは「教育や{netabare}洗脳{/netabare}」「倫理や道徳観」といったものです。
視聴者が、例えば、BLや百合に偏見を持つことが、物語のメッセージ性と重なっているんですよね。
もっと分かりやすく言えば、主人公を含め、キャラクターの行動に不快感を覚えること自体が、ある意味「狙いどおりの」反応なわけです。
{netabare}
人類は、化けネズミたちを同胞とは扱っていないですが、実際は過去の人類と同じ立場にある存在。
それでも、今まで植え付けられてきた教育や洗脳の力で、それを感じ取ることができない。
よって、視聴者は、アニメの登場人物と、自分の倫理観とのズレを感じ、彼らの行動に対して不愉快な感情を抱くんですね。

そして、衝撃のラストで「道徳的観念には穴がある。偽りの神に二度も敗北した、呪力を持たない、悲しい人類。彼らを救うには、どうすればいいのか?」という、重たい問いを残していきます。
{/netabare}

その辺のテーマ性を早い段階で感じ取り、じっくり見れば、本当に面白い作品だと思います。
見終わるとガツン!とくる、激しいパンチの効いた作品。
ストーリー、テーマ性重視でSF好きの方にはピッタリです!


それにしても……原作が読みたい!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 132

90.1 17 田舎アニメランキング17位
のんのんびより(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (3409)
15541人が棚に入れました
全校生徒が5人しかいない旭丘分校。自転車で20分かかる最寄りの本屋は、ジャ○プの発売が毎週水曜日だし、レンタルビデオ屋は十駅向こう。野菜は置き売りされているし、家の鍵に至っては見たことすらない。そんな田舎の生活だけど、旭丘分校の5人はいつも楽しく過ごしています。「なんにもない」がある、スローライフな日々。……なんて気付く必要もなく、豊かな自然の中で豊かに毎日を過ごす少女たちの、まったりゆるゆるなド田舎コメディ。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やぶれかぶれのヤブ医者が竹藪の中へスタコラさ~ 酷え歌だな・・・

2013年放送のテレビアニメ 全12話 のんのんびよりの一期

原作 あっと 監督 川面真也 構成 吉田玲子 キャラデザ 大塚舞
音楽 水谷広実 制作 SILVER LINK

月間コミックアライブに連載中のド田舎コメディ漫画のアニメ化。

宮内れんげ 小学一年生 CV小岩井ことり (にゃんぱすー) 主人公だったのかー!
一条蛍 小学五年生 CV村川梨衣 身長164cmの非合法美女
越谷夏海 中学一年生 CV佐倉綾音 トラブルメーカー
越谷小鞠 中学二年生 CV阿澄佳奈 身長140cm未満の非合法超ロリ

以上、年齢が少しづつ違う4人の少女の日常を描くコメディアニメ。

東京人憧れの西日本のド田舎かと思ってたら、アニメ版の舞台は埼玉県小川町下里?
公式発表では、のんのんびよりの舞台は日本と言う国だそうです。

この作品のセリフ「にゃんぱす~」が社会現象に・・なってほしかったですね。

川面監督はココロコネクトに続く監督SILVER LINK第2作目でまさに快調です。
原作が優れているんでしょうが、アニメはほぼ減点が無いくらいの素晴らしい出来です。
キャラデザ、作画、声優、脚本、構成、物語、日常アニメとしてはレベル高いですね。

田舎の学校と言うことで各学年が1名以下の小中で1クラスという設定。
フィクションですから田舎はパラダイス、登場人物は全員美しいです。
ギャグは上品ながら身近な題材でバラエティに富み12話一気に観ちゃえます。
日常ライトコメディとしては「みなみけ」以来の傑作と認識いたしました。
とにかく、キャラが可愛くて面白いですね、上品だし。

もうずっと続いて欲しい幸せアニメですが、
今年は「劇場版のんのんびより ばけーしょん」が夏に公開されるそうです。
スタッフキャストの変更なしだそうなので、期待大ですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 54

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ほのぼのアニメに新たな1ページ。

ゆ~ったり、のんびりと田舎に暮らす
4人の少女たちの日常を描いた
ほのぼのアニメです。

大げさですが毎週一週間の疲れを
このアニメを見ることで癒してくれる。 
そんなアニメでした。
なので最終回を見終わった時とても心寂しかったです…。

のんのんびよりラジオで聴いたのですが
「のんのんびより現象」
というプチ社会現象が起こったとか…。
確かにうなずけます!
自分も都会育ちですが、ちょっと
田舎に憧れてしまいました。汗

一度でいいので田舎でこんなのんびりとした
暮らしに浸ってみたいですw

ほのぼのアニメが好きな方
アニメでゆったりと癒されたい方
には声を大にしておすすめします!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 134

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『のんのんびより りぴーと』放送開始記念 第十二話「また春が来た」視聴。

全校生徒たった5人の「旭丘分校」。
雪解けとともに芽吹き春の足音が聞こえる山里で相変わらずまったり過ごす少女たち。
山菜を採ったり、お花見したり、お魚も釣ってみちゃったり・・・。
彼女たちの新しい季節の楽しみ方に触れ、子供の頃の懐かしさを再発見できるかもしれません…。

第一話「転校生が来た」※オーディオコメンタリー収録
一条蛍は、両親の仕事の都合で、東京から「旭丘分校」に転校することに。
しかしそこは、自分を含め、全校生徒が5人しかいない学校だった!
東京から転校してきた一条蛍、ムードメーカーの越谷夏海、女子最高学年の越谷小鞠、独特の感性を持つ最年少の宮内れんげ、まったりした田舎の大自然の中で過ごす彼女達の日常がはじまる!

第二話「駄菓子屋に行った」
「旭丘分校」への転校を終えた一条蛍は、クラスメイトとともに楽しい学校生活を過ごしていた。
特に、身長が140cmにも満たない越谷小鞠には「かわいい先輩」だという想いで接していた。
しかし、その想いはいつしか愛しさへと変わっていく。
そしてある日、小鞠から電話が掛かってきて、2人で遊ぶことになるのだが…。

第三話「姉ちゃんと家出した」※オーディオコメンタリー収録
学校に到着すると越谷夏海から今日は遠足だと聞かされた一条蛍。
目的地を知らされていないにも関わらず、遠足への想いを募らせ、現場へ向かうと、そこには、すでに帽子をかぶり、ゴムの作業着に着替えている先生とれんげがいて…

第四話「夏休みがはじまった」
通知表を渡される一大イベントも終わり、夏休みが始まろうとしていたその日、東京の学校に通っている宮内家の次女・ひかげが実家に帰ってきた。
都会の話を自慢げに語るひかげだったが、そこにたまたま一条蛍が遊びに来て…
れんげが小川のほとりを歩いていると、カメラを持った同い年くらいの女の子と出会う。
その子は石川ほのかと名乗り・・・

第五話「水着を忘れたふりをした」※オーディオコメンタリー収録
夏休みといえば、海水浴!
旭丘分校の一同は、みんなで海に行くことになる。
水着姿の宮内れんげと越谷夏海が砂浜で楽しそうに遊んでいるのに対し、越谷小鞠は海に入ることもなく、水着に着替えることもなく、何故かただただ海を眺めていた。
そんな中、一条蛍が堂々たるビキニ姿で現れて…

第六話「おばけになってがんばった」
夏休み中、勉強のことで母親から説教を受けた越谷小鞠・夏海姉妹は、宮内れんげと合流し、急遽一条蛍の家へ向かうことに。
そうとも知らない蛍は、大好きな先輩である小鞠のぬいぐるみ、通称:こまぐるみを大量に制作していた。
完成品をどこに飾ろうか悩んでいたとき、蛍の家のチャイムがなり…

第七話「せんべいがカレーになった」
夏休みが終わり、二学期が始まった旭丘分校。
初日から寝坊した越谷夏海は、勢いよく教室の戸を開け、中へ駆け込むが、そこには先生の姿はなく、それぞれの席で暇そうにしている生徒たちしかいない。
そこで、時間を潰すために、様々な遊びを提案する。
しかし、宮内れんげの感性が違いすぎて…

第八話「学校でごはんを炊いた」※オーディオコメンタリー収録
旭丘分校の学校菜園で収穫した食材を使って、クラスメイト全員で昼食の支度をすることになる。
そんな中、越谷小鞠は芋ご飯を炊く係を担当する。
一条蛍が見守る中、料理が下手であると馬鹿にした妹の夏海をギャフンと言わせようと、芋ご飯作りに奮闘する。
そして、料理が揃い、食事の時間になるのだが…

第九話「文化祭をやってみた」
越谷夏美が勢いで文化祭をやってみたいと言ったことによって、旭丘分校で初めての文化祭を行うことになる。
文化祭で行う出し物の準備中、週末開催にも関わらず、招待客を決めていないことに気付いた一同は、たまたま遊びに来ていた富士宮このみ、宮内れんげの姉・ひかげ、駄菓子屋の加賀山楓を文化祭に招こうとするが…

第十話「初日の出を見た」※オーディオコメンタリー収録
誰もいない校庭、冬枯れた木。
二学期の終業式も終わり、旭丘分校の一同は、おのおのの年末を過ごしていた。
越谷家では大掃除、一条家ではおせち料理の下ごしらえ、そして、宮内家では年越しそばの準備。
そして深夜になり、宮内家に加賀山楓が訪れ、みんなで初日の出を見に行くことになるのだが…

第十一話「かまくらをつくった」
猛烈な吹雪のため、バスが走らなくなり、学校に泊まることになった旭丘分校一同。
しかし、生まれて初めて学校にお泊りするということで、大はしゃぎする一条蛍だったが、学校内には布団が2つと寝袋が1つしかなく、布団をみんなで取り合うことになる。
そんな矢先、先生が1つの布団の中で熟睡したことがキッカケで…

第十二話「また春が来た」※オーディオコメンタリー収録
春の木漏れ日の中、ウグイスの声を聴きながら、野草や山菜を摘むことになった旭丘分校の一同。
今まで野草摘みの経験がない一条蛍は、越谷小鞠から野草の種類を教えてもらいながら、野草を集めることに。
また、宮内れんげは、野草摘みを通して、自分が住んでいる場所が田舎なのではないかと再び悩み始めるが・・・

【アニメキャラの魅力】天才系にゃんぱすちゃん「宮内れんげ」の魅力とは?
『のんのんびより』は、過疎の農村を舞台に村の子どもたちの呑気な日常を描いたアニメです。どこか懐かしい田舎の情景が郷愁を誘い、子どもたちの素朴さを引き立てていました。今回ご紹介する「宮内れんげ」は、村の分校に通う最年少の小学1年生。紫髪のツインテール少女で、ちょっと特殊な感性をもった不思議ちゃんです。

■まわりからかわいがられる
村唯一の小学1年生のれんげには、歳の離れた姉が二人います。長女のほうは分校の先生です。東京から転入してきた「一条蛍」以外は、幼少から一緒に育った兄弟姉妹のようなもの。れんげにとって分校での生活は、家族に囲まれているのと変わりません。ただ、最年少の割に変に老成した一面もあり、中学生の越谷姉妹のことを冷静な目で見ていることも・・・。

宮内家は、村の周囲に広大な山林を所有する大農家。両親は農作業で忙しいので、れんげは姉や近所の人たちにお世話されています。特に、村で唯一の商店である駄菓子屋の店主「加賀山楓」は、れんげが赤ん坊のころから面倒を見ていたので、とてもなついています。れんげも駄菓子屋が自分に甘いことをちゃんと知っています。ちなみに、れんげのツインテールは、赤ん坊の頃に楓にしてもらってから。

■芸術家肌
れんげは、少し感性が普通と違う芸術家肌。挨拶はなぜか「にゃんぱすー」です。自宅の庭に遊びに来る狸には「具」、川で捕まえたサワガニには「お塩」と命名したり、うさぎ小屋でうさぎを世話する歌や、破れかぶれのやぶ医者の歌を即興で作り出したりと、かなり特殊な感性をお持ちです。

うさぎ小屋に行くときにテンションが上って「ダイナマイッ!」と叫びながら地面にダイブ、おままごとでは「飛び魚」役を申し出て、シチュエーションに関係なく「ぴちぴち」と跳ねる、夏休みのラジオ体操でオリジナルダンスを踊るなど行動も突発的です。

絵の才能は特に優れており、普通に描くとかなり上手。しかし、普通に描いた絵は本人にとっては芸術性のかけらもないとのことでお気に召しません・・・。本人的には芸術性あふれる絵が描きたいようです。

■夏休みに初めて切なさを知る
夏休みのある日、れんげは村のおばあちゃんの所に来た同い年の「ほのかちゃん」という女の子と出会います。写真を撮っていたほのかのために、村を案内してあげたれんげ。ほのかと友達になり毎日遊ぶようになります。ところが、ある日ほのかを誘いに行くと、ほのかはお父さんの急な仕事の都合で村を去った後でした・・・。

ひとしきり呆然とした後、その意味を理解したれんげの目には涙が浮かびます。それは、それまで友達との別れというものを経験したことの無かったれんげが、初めて知った切なさでした・・・。あまりのショックに、れんげは一週間ずっといじけ続けましたが、ほのかから手紙をもらい、来年も来ることを知ると、やっと元気を取り戻しました。

れんげは天才なので、将来はきっと芸術方面で成功すると思います。しかし、れんげの感性を育てたのは、間違いなく村ののどかな自然です。下手に型にはめようとするとダメになってしまうかもしれません。れんげには、村でのびのびと真っ直ぐに育っていってほしいものです。

【アニメキャラの魅力】大人ぶりたがりの小さなお姉ちゃん「越谷小鞠」の魅力とは?
なつかしくも美しい日本の田舎と、そこで暮らす元気な子どもたち。『のんのんびより』は、日常系と言われる作品の中でも、突き抜けたのんびりさと個性的な子どもたちの楽しさに高い評価を得たアニメ。今回ご紹介する「越谷小鞠」は、村の分校に通う中学2年生の女の子です。

■こまちゃん
小鞠は「こまちゃん」と呼ばれていますが、それは名前の「こまり」からではなく「細(こま)い」からそう呼ばれています。小学5年生のときのスクール水着を問題なく着ることが出来、海に行った時には迷子に間違われて迷子センターに連れて行かれてしまうような幼い体型をしています。分校の中では、さすがに小学1年生の「宮内れんげ」よりは大きいものの、妹の「夏海」や小学5年生の「一条蛍」よりも背が小さく、「こまちゃん」の由来も知っているので、そう呼ばれることを拒みます。

■大人ぶりたい年頃
自分が幼く見られることを自覚している小鞠は、なにかと大人ぶろうとします。しかし、その大人ぶりかたは、例えば「大人も怖がるホラー」の映像ソフトを借りてきて見てみたり、今どきポータブルCDプレイヤーを購入して「大人の階段を登った」と言ってみたりと、どこかずれています・・・。

料理を出来るふりをしたものの、まともに包丁を扱えずに蛍に心配されたり、自分のことを色気があふれていると言い張ったりする割には、髪型や服装が小学生っぽかったりと、明確な「大人」のビジョンを実のところ持っていないのではないかと思われます。挙句の果てには、大好きな小鞠と遊びに行けると張り切っておしゃれした蛍を、蛍と気付かず“知らない大人”と思い込んで、かっこいいとあこがれる始末なのです・・・。

■精神年齢は体の幼さと同じぐらい?
小鞠は妹の夏海には強気に出ますが、基本気弱で流されやすい性格。夏海にもそれは見抜かれているので、肝試しの驚かせ役を押し付けられたり、部屋の片付けを手伝わされたり、なにかと利用されています。夏海が母親に冤罪で叱られ、憤慨して家出したときは、なぜか巻き込まれて一緒に家出をさせられていました。

恋愛の経験が無いのは、周囲に同年代の男の子がいない環境だから・・・というよりは、小鞠自身の精神がまだ幼いせい。蛍が小鞠を愛するあまり、大量に制作した「こまぐるみ」の群れを見ても、自分に対しての蛍の気持ちには考えが及びません。

お姉さんぶりたい割に、蛍が近所の高校生「富士宮このみ」と、ファッションや音楽に関して小鞠がついていけない話題で話していた時には、幼児のように癇癪を起こします・・・。

無駄に大人ぶろうとするところを差し引けば、真面目で優しく、年下のれんげや蛍ともよく遊んであげる「越谷小鞠」(精神的に同等だからかもしれませんが)。年齢よりも幼く見えるというのは、女の子にとって大きな武器になるはずです。もう少し精神が成長すれば、自分をあざとく見せる強さなどが身につくのかもしれませんね。

【アニメキャラの魅力】反省無用のおてんば少女!「越谷夏海」の魅力とは?
過疎の農村の分校で、まったくばらばらの学年ながら、ひとつの教室で仲良く過ごす子ども達の姿を描いたアニメ『のんのんびより』。季節によって変化する植物や野鳥など、田舎の情景を丁寧に描いた美術への評価も高かった作品でした。今回ご紹介する「越谷夏海」は、茶色いくせっ毛をいつもポニーテイルにした、分校に通う中学1年生の女の子です。

■独立独歩
夏海は、なにかというと姉の小鞠や兄の卓にいたずらをしかけるおてんば娘です。いたずらしたり失敗したり寝坊しても、全てを人のせいに。表面的には母親のことを恐れていますが、叱られても謝るのはうわっつらだけ、反省を一切しないので改善されることもなく、同じことを繰り返してはまた叱られます・・・。

勉強嫌いで、通知表は10段階評価で5と4のみ。夏休みの宿題は姉と兄に手伝わせ、散らかった部屋の片付けも姉や近所に住む高校生の「富士宮このみ」に手伝わせます。しかし、その半面野草や山菜の知識が豊富だったりと、田舎生活における実践的な知識には強く、自らの体験で学び取ることは得意なようです。

■持久力のない暴走機関車
お調子者の夏海は、よく思いつきで行動を起こします。肝試しや、分校での文化祭を開催したりなど、“思い立ったらすぐ行動”という積極性があります。ただ、やることは“とても杜撰”で、肝試し用のシーツを用意したものの、目の部分をただ黒く塗っただけで穴を開けてなかったり、文化祭でやったこともないのにテーブルクロス引きをやろうとして失敗したりしています。

また、全くこらえ性がなく、自分の思いつきで始めたことにすぐ飽きたり、ちょっと特殊な感性を持った「宮内れんげ」の不可解な行動を理解するのを即座に放棄しています。

■兄姉思い
こんな夏海ですが、自分より体が小さくドジっ子な姉の小鞠には、「自分がついていてあげなければならない」と思っており、怖がりの小鞠がホラー映画を見ていっしょに寝たがったときは、多少いたずらを仕掛けながらもいっしょに寝てあげるなど、優しい一面も持っているのです。

幼い頃は兄のことが大好きで、「お嫁さんになる」と言っていました。それは本人すら忘れていることでしたが、ホームビデオに残されており、はからずもそれを目にしてしまった夏海は、自らの黒歴史に恥じ入って苦しんでいました。

奔放過ぎる子ではありますが、面倒見の良いところもあって、特に遊び方面ではよくイニシアチブを取り皆を引っ張る「越谷夏海」。こういうタイプは、周囲に優秀な人材さえいれば、意外とトップとしてうまく組織をまわしたりするもの。もしかしたら、いずれ大物になる素質を秘めているのかもしれませんね。ただ、やっぱり“反省”はするようにならないといけません。

【アニメキャラの魅力】ちょっと大人な百合小学生「一条蛍」の魅力とは?
歩いていける距離にある商店といえば駄菓子屋だけという過疎の田舎。そこの分校を舞台に、元気な子どもたちや、移りゆく村の四季を描いた作品『のんのんびより』。呑気で個性的な子どもたちの姿に、どこかほっとさせられるような良作でした。今回ご紹介する「一条蛍」は、東京から転校してきた小学5年生の女の子です。

■田舎にカルチャーショック
蛍が転入した「旭丘分校」は、蛍も含めて生徒が5人。蛍は、小学生と中学生がいっしょの教室で勉強するという初めての体験にカルチャーショックを受けます。村人が全員知り合い・・・というような過疎の農村で、そこでは誰も家の鍵をかけたりしません。学校に自宅の鍵を持たされてきていた蛍は、他の生徒たちから「変わっていらっしゃる」と驚かれたことに驚きます。

コンビニも本屋もない村にとまどった蛍は、少し不安になってしまいます。しかし、初めての給食でデザートの桜餅を持って、学校の近くの山に誘われたとき、その頂上で咲き誇る桜と、山に囲まれた農村の情景を見て、心を緩めることができました。村に来て1年を過ぎる頃には、東京と違い山も土も砂も目の前にあるこの田舎が大好きになります。

■百合少女
蛍は、同じ分校に通う中学2年生の先輩「越谷小鞠」に恋をしています。自分よりずいぶん背が小さい小鞠のことを、最初は可愛い先輩だなと思って眺めているうちに、それが愛情に変わってしまったのでしょう。これは、よくある「恋と友情を取り違えている」的なことではなく、編集部の発案による明確な百合的な感情であると、原作者のあっと先生が言っておられます。

小鞠愛しさのあまり「こまぐるみ」という、小鞠を模したぬいぐるみを大量に制作したり、小鞠を見る目にハートを浮かべたり、大雪のために分校に泊まった時は同じ布団で小鞠と寝たがったり・・・と、なかなかのガチぶりなのです。しかし、料理下手な小鞠が作った“こげだらけ”のお弁当を無理して食べたり、「お好み焼き粉で作ったホットケーキ」を出されたときも、「あーん」されてついつい食べてしまったりと、「恋は盲目」的な不憫さもあります。

■大人っぽい
小学5年生にしては身長が高い蛍。胸も小学生とは思えない豊かさだり、見た目はかなり大人っぽいです。気合を入れておしゃれをした姿を、小鞠に知らない大人と勘違いされました・・・。コーヒーはブラックで、音楽はお父さんの影響でクラシックやジャズ、ブルースを聞くなど渋い趣味も。ただ、中身は歳相応の甘えん坊の女の子です。

蛍が恋する小鞠は、14歳の割にまだ恋愛がどういうものかわからないほど幼いです。つまり、蛍が今のうちから同性の恋愛もありなのだと洗脳すれば大勝利。東京まで駆け落ちするぐらいの勢いで、頑張って小鞠の気持ちをゲットしてもらいたい!と強く願うばかりです。

夏が終わる前に観るべし! 「夏」がテーマの名作アニメ
■夏休みのノスタルジックな記憶が甦ります……
夏休みの宿題やら仕事やらに追われて、全部で10話も20話もあるアニメ作品をまとめて観る時間なんて取れないよ!  なんて方もいらっしゃるかと思います。

しかし、どうかご安心ください!  アニメには、夏がもたらすエモーションを1話のエピソードの中にしっかりとパッケージした作品も存在します。

数ある優れた"夏回"の中でも、今回、ピックアップしたいエピソードが現在、最新シリーズの『りぴ~と』が放映中の『のんのんびより』。その第1期4話の『夏休みがはじまった』です。

『のんのんびより』は、何もない田舎で暮らす4人の少女を主人公に、彼女たちが過ごす日常をのんのんとゆったりとした時間の中で描いた所謂"日常系"アニメの名作です。

物語の中では、各話を通して四季がゆっくりと過ぎていくのですが、第1期シリーズの"夏"回でも特に印象的なのが、小岩井れんげ……"れんちょん"をメインに据えた、この『夏休みがはじまった』というエピソード。

例えば、里帰りで出会うお爺ちゃんやお婆ちゃん。親戚の集まりで、久方ぶりに再会する従兄弟たち。旅行先で偶然出会った同世代の子ども。子どもたちにとって夏休みは、そんな特別な出会いが訪れるシーズンだと思います。

『夏休みがはじまった』も、れんちょんの新しい"出会い"を描いたお話です。そして、このエピソードは、誰もが子どもの頃に経験したことがあるセンチメンタルでノスタルジックな記憶を思い起こさせてくれます。この話を一番最初にテレビで観た時は、本当に「あぁ……」と感嘆の声が出ました。

胸にジーンとくる、アニメが作り出すエモーションの力強さを感じさせてくれる夏の名エピソードです! 

『のんのんびより りぴーと』開始直前! 特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』の放送が決定!
7月から『のんのんびより りぴーと』の放送がいよいよ開始します。それを記念して、テレビ東京にて特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』を放送することが決定しました! 第1期『のんのんびより』の名作をセレクションでお届けする他、番組のナビゲーターとしてメインキャストの4人が登場します。
『のんのんびより』が好きな方が楽しんでいただけるのはもちろん、まだ見たことがないという方もこれを見れば『のんのんびより』がどんな作品か分かるスペシャル番組。ぜひご覧ください!

■特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』
【放送情報】
第1回:6月15日(月)深夜2時05分~2時35分(第一話「転校生が来た」)
第2回:6月22日(月)深夜2時35分~3時05分(第四話「夏休みがはじまった」)
第3回:6月29日(月)深夜2時05分~2時35分(第十話「初日の出を見た」)

【出演者】
小岩井ことりさん
村川梨衣さん
佐倉綾音さん
阿澄佳奈さん

『のんのんびより りぴーと』7月6日よりテレビ東京他で放送決定!
7月より放送開始となるTVアニメ『のんのんびより りぴーと』。このたび、夏のキービジュアルが公開されました!
緑のさわやかな空気に包まれた山の中。ジージー・・・と蝉の声がどこからともなく聞こえてきます。キラキラと光る木漏れ日のシャワーの間を行き交うれんげたち。7月からの放送でどんな姿を見せてくれるのでしょうか。彼女たちにふたたび会えるのを楽しみに待っていてくださいね。

そして放送局・放送日時がついに決定しました! 第1期に引き続き、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xにて放送となります。

◆放送局・放送日時がついに決定!
テレビ東京:7月6日より毎週月曜日 深夜2:05~
テレビ大阪:7月8日より毎週水曜日 深夜2:35~
テレビ愛知:7月6日より毎週月曜日 深夜3:05~
AT-X:7月9日より毎週木曜日 夜11:00~
(リピート放送:毎週土曜日 午後3:00~、
毎週日曜日 夜10:00~、毎週水曜日 朝7:00~)

お兄ちゃんの誕生日を佐倉綾音さん、阿澄佳奈さんがお祝い!『のんのんびより』第1期一挙上映会~越谷卓 生誕祭~レポート!
第2期の放送が今夏に決定しているアニメ『のんのんびより』の第1期一挙上映イベントが2015年4月11日に角川シネマ新宿で行われた。イベント同日は本作に登場するお兄ちゃん(越谷卓)の誕生日という事もあり、壇上には兄妹役を演じた佐倉綾音さん(越谷夏海役)と阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)が登場し、兄の誕生日をお祝いした。今回は上映会の前にキャストが登場して行われたイベント部分の模様をお届けしよう。

●誕生日イベントでも兄はイジられる! あと襟足が長い。
司会者の呼び込みで壇上には佐倉綾音さん(越谷夏海役)、阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)が登場しイベントはスタート。早速、今回の主役であるお兄ちゃん(越谷卓)の軌跡を振り返るコーナーが開始。スクリーンに映し出された越谷卓の登場シーンを観ながら、キャストと共に振り返るというものだ。最初に映しだされた第1話の“蛍が転校してきた教室のシーン”を見た佐倉さんは、今までお兄ちゃんのディティールを気にした事が無かったと話し、「意外と襟足が長い」という事を発見。さらに阿澄さん提案で「二人でお兄ちゃんの良い所を見つける」という主旨でコーナーは進むことに。

続いても第1話から“越谷卓が床にハマるシーン”が映し出され、良い所を見つけようと意気込んでいた阿澄さんからは「姿勢が良い!」というコメントが飛び出し、それに続いて佐倉さんも「あと、襟足が長い!」と重ねて会場の笑いを誘った。

ここで、アニメの制作当初は越谷卓の声を入れるか迷っていた事がスタッフの口から語られ、「もし入れるのであれば大御所の声優さんに依頼しよう」と考えていたという。その後、会場のファンへ向けて「第2期では声を入れた方が良いですか?」という質問が投げ掛けられたが、やはり声が入っていない方が良いという答えが返されていた。

そして、最終回の越谷卓が野草を食べるシーンでは、原作者のあっと先生が仮音声の収録を行った事も告白。スタジオに用意されていた野菜をひたすら食べて収録した〝あっと先生“だったが、結局その音声が使われる事は無かった。そのエピソードに佐倉さんは「あっと先生、野菜食べ損じゃないですか!」と突っ込み、阿澄さんが「大丈夫! 栄養になってるから」と絶妙な掛け合いを見せ、会場は爆笑の渦に。

その後も越谷卓の迷シーンが次々と映される中、阿澄さんは「たまに、眼鏡の奥の目が描かれる時が有るんですけど、お兄ちゃんは美少年系なのかな?」と越谷卓の顔立ちについてコメント。佐倉さんと村川梨衣さん(一条蛍役)が出演していた『のんのんびよりうぇぶらじお のんのんだより!なのん』でもお兄ちゃん人気は絶大で「どのキャラクターと付き合いたいか?」という話題の時には、キャスト両名とも越谷卓を挙げたという。その理由について佐倉さんは「だって寡黙で眼鏡で、みんなの事をなんとなく見渡していて…、あと襟足が長い!」と再びお気に入りのフレーズを重ねて会場は笑いに包まれた。

登場シーンも一通り振り返った所で、いよいよイベントの主役である越谷卓がステージに登壇。アニメやラジオでも寡黙を貫き通した越谷卓は、もちろん自身の誕生日イベントという晴れ舞台でも一切喋る事は無かった。

そんなお兄ちゃんを、早速イジリ始めるキャストの二人。「お兄ちゃんのネクタイ、ブランド物じゃん!」とツッコミを入れたり、胸の辺りを叩くなど、まさに卓にイタズラをする夏海(佐倉さん)を、姉の小鞠(阿澄さん)が止めるという兄妹仲睦まじい掛け合いでイベントは進んでいった。ここで誕生日ケーキが登場し、バースデーソングをキャストと会場に詰めかけたファンで合唱。会場全体がお祝いムードで包まれた。その後、サイン入り台本やポスターが当たる抽選会などを挟みつつ、最後は翌日の朝5時まで一挙上映を楽しむファンたちに向けて、キャストの二人からコメントが送られ、越谷3兄妹のバースデーパーティは幕を下ろした。

夏アニメ「のんのんびより りぴーと」、主題歌が決定! 第1期と同じくOPはnano.RIPEが、EDはメインキャスト4人が担当
7月スタートのTVアニメ「のんのんびより りぴーと」より、主題歌情報が発表された。

「のんのんびより」は、全校生徒5名という田舎の学校「旭丘分校」を舞台にしたコメディ作品。田舎あるあるネタや季節行事を交えつつ、豊かな自然があふれる田舎での少女たちの日常をゆるく描き、癒し系として大人気に。2013秋アニメとしては、放送開始前の期待度ランキング:18位→放送開始後の実力ランキング:1位→放送終了後の満足度ランキング:1位とダントツの高評価だった。そして、ファン待望の第2期となる「のんのんびより りぴーと」が2015年7月より放送される。

今回、主題歌情報が解禁に。オープニング曲は第1期と同様にnano.RIPEが担当。「こだまことだま」というタイトルで、CDはアニメジャケット盤とDVD同梱盤が7月22日に発売となる。そして、エンディング曲も第1期と同じくメインキャスト4人(小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈)が歌うことに。ZAQが作詞/作曲を手がけた「おかえり」という楽曲で、CDは8月5日に発売となる。

にゃんぱすー! TVアニメ『のんのんびより りぴーと』2015年7月より放送予定なのん♪
ツツジの花が鮮やかに彩る季節になりました。自然の移ろいの中に年月の経過を感じる中、TVアニメ『のんのんびより りぴーと』が2015年7月より放送開始予定であることが発表になりました。

あと2ヶ月あまり、木々が青々と葉を繁らせ、澄んだ青空の中に入道雲が立ち昇るようになった頃、れんげたちが帰ってきます。公式サイトでは、PVも公開中なので、是非チェックを!

「のんのんびより りぴーと」新キービジュアル&タイトルロゴが公開
「のんのんびより」公式HPのトップページが第2期のキービジュアルとロゴに“ちぇんじ”しました!

2013年10月から同年12月まで、テレビ東京ほかにて放送された。全12話 + OVA。
原作と異なり、蛍が転校してきた所から物語が開始する。

監督は『ココロコネクト』の川面真也、シリーズ構成は『たまこまーけっと』や『弱虫ペダル』の吉田玲子、キャラクターデザインは『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』の大塚舞、音楽は『神さまのいない日曜日』の水谷広実、アニメーション制作は『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』や『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のSILVER LINK.がそれぞれ担当する。
川面の監督下で「可愛らしい背景、ファンタジーとしての田舎」を重視した繊細な制作が行われ、背景については聖地は特に決めなかったものの東京都、千葉県、埼玉県、和歌山県、新潟県へのロケハンが行われた。また、れんげの挨拶「にゃんぱすー」はあっとのノリで「印象に残ってつぶやきやすい言葉を」という理由から選ばれた。

テレビアニメ化は2013年2月23日に発表された。同年6月27日に村川梨衣(一条蛍役)、小岩井ことり(宮内れんげ役)、佐倉綾音(越谷夏海役)、阿澄佳奈(越谷小鞠役)らメインキャストが公開された後、同年7月28日にはアニメ化記念ステージが秋葉原UDXでのMF文庫Jの大型イベント『夏の学園祭2013』で開催され、メインキャスト4人が登壇した。
オープニングテーマがnano.RIPEによる「なないろびより」、エンディングテーマがメインキャスト4人による「のんのん日和」に決定したこと、両曲の作詞・作曲をZAQが担当することがそれぞれ発表された。同年9月1日には第1話先行上映会が3331 Arts Chiyodaで開催され、出演声優の村川と佐倉が登壇してのトークも行われた。

視聴者の間では田舎への憧れから絶賛の声や聖地探しが起こったうえ、本放送当時に発売済みの原作単行本は重版が決定した。テレビアニメ版自体も、アキバ総研(カカクコム)が実施した2013秋アニメ満足度ランキングで第1位、アニメ!アニメ!(イード)が実施した「秋アニメ2013何を見ますか?」の男性で第3位をそれぞれ受賞した。

宮内れんげのセリフ「にゃんぱすー」が2013年度アニメ流行語大賞金賞(1位)を受賞。
2014年7月発売予定の原作単行本第7巻特装版ではOAD収録のDVDが付録となる。
2014年4月6日には第2期の制作が発表された。

オープニングテーマ
「なないろびより」

エンディングテーマ
「のんのん日和」

投稿 : 2025/03/22
♥ : 51

90.2 18 田舎アニメランキング18位
ばらかもん(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2944)
14455人が棚に入れました
書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで書道展示館の館長を殴ってしまう。見かねた父親は半田に「自分の人間として欠けている部分」を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へ送り込む。

そこで彼は天真爛漫少女・琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、親交を深めていく。田舎独特の人間関係に戸惑いながらも、半田は新しい何かを見つけ始めていた。

声優・キャラクター
小野大輔、原涼子、古木のぞみ、大久保瑠美、内山昂輝、遠藤璃菜、木村聖哉、潘めぐみ、徳永悦子、立木文彦、諏訪部順一、梶裕貴
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

厨二病むけ内服薬作品☆

■評価
テーマ性    :★★★★☆ 4.5
キャラ立ち度  :★★★★★ 5.0
わらえる感動度 :★★★★☆ 4.8
展開速度    :★★★☆  3.5
おススメ度 :★★★★☆ 4.5

■ストーリー
感想内に記載したため割愛いたします。

■感想 
これは個人的な考えだけど、人の人格を作るのは若いうちは
家庭環境を含めた育ちが関係しているけれど、大人になってからは
『その人の置かれた立場が人格をつくる事』が多くある。
たとえばだけど、無口と思っていた人がクラス替えした途端に
はっちゃけたキャラに変わったり、チャラ男が突然課長に昇進して
責任を持たされた事で持ち前の社交性で部下を統率して引っ張る
良きリーダーに変貌したり、逆に謙虚で控えめな人が昇進した途端に
背骨が折れるかと思う程ふん反り返ってえらそうになる人もいるし、
可愛らしい乙女が突然現われたゴキブリをキャーコワイーと言いながら
丸めた新聞紙で冷酷無比に叩き潰す勇者の姿をみせる。
・・・なんてことは良く耳にするし、良く目にもする。
だから人の立場というのは、その人が潜在的にもっている地の人格や
能力をたわわに晒すものだと思ってます。

それに自分に対して自分らしさとか、自分探しという言葉を使うのは、
私はあまり好きではない。色々な側面でみえる現実の悪しき自分を
受け入れられない逃避に見えるし、自分らしさとかは全て自分の中に
あって外に落ちている訳ではないと思ってます。

だけど地の自分を全て把握している人はそうは多くないと思うし、地の自分
を知りたいという欲求を『自分らしさ、自分探し』=『立場を変える』と
いう形で自分自身を探求し、自身の人格を修正・補強して変えていく事は
良いことだと素直に思う。
その自分の地をさらし成長していく過程に焦点をあててアニメ化したものが
本作であり、人の内面の成長をわかりやすく描いた心温まる秀逸な作品だと
思う。

{netabare}
具体的な感想として、自身の書作品を全否定された事で公の場で暴挙に
でてしまった主人公:清舟は罰として自分を見つめなおすために離れ小島に
移り住み立場を変える。しかし島での生活はこれまでの立場で通用していた
常識は通用せず、日々の生活で清舟の地の人格である『臆病』『短気』
『不器用』『虚弱』『自己中』といった側面をギャグと笑いを交えながら
晒し、これまであった清舟のプライドや虚勢をぶち壊していくのだけど、
これが羞恥心と共に気持ちよい爽快感を覚える。
そんな中で醜悪な地を晒す清舟を理解し必要な存在だと認めてくれる
村人たちの大らかさと器の大きさが一番泣き笑いできる最高の感動ポイント
となる。(特にガキンチョらしいナルは可愛すぎてベロベロの刑じゃ~。)
そして、すべての地を晒し己を知った清舟が見せた成長の証が最終話の
あの素晴らしい作品になる。審査会の結果はどうあれ彼が作り出した
新しい地の人格が『潔さ』『優しさ』『素直さ』『人を必要とする事』
といったものが垣間見える秀逸なストーリーだったと思う。
清舟は気付いているだろうか・・・村人と同じ様な人格を獲得している事を。
またキャラやストーリーもさることながらOP・EDの歌詞とメロディーも
素晴らしいの一言につきる。これ以上はないくらい作品にジャストフィット
してます。 

私の地の性格の悪さをお披露目してしまうけど本作の悪い点を書くと、
主人公の人間&生活環境が恵まれすぎである事や、彼の内面の成長を見守る
ストーリーだから流れる様なストーリーや常に新しい展開を求める方には
合わないかもしれない。また個人的には最終話の清舟の集大成とも言える
作品に彼から村人達へセリフによるメッセージをもっと全面に押し出しても
良かったかもしれない・・・。イヤイヤイヤやっぱり彼は自分の気持ちを作品と
背中で語らせるのが彼らしいか。

ちょうど今の時期は進学、就職、異動、転職など立場を変えている方が
たくさんいると思うけど、もし何か行き詰ったり憤りを感じている方が
いれば本作を視聴すると、今の自分の立場が良くも悪くも埋もれた自分を
発掘し新たな自分を作る良い機会と前向きに転換できる良薬となるかも
しれない。

最後に地の人格すべてが清舟らしさなのだから、醜悪な地がどの様に
変貌していくのか今後も彼の成長を暖かく見守って生きたい。
なので二期まだでしょうか??
とにかく色々な方におススメしたい作品です。
{/netabare}

ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

元気者ヾ(o´∀`o)ノ

都会育ちの書道家が『自分に足りないもの』
『自分らしさ』を見つける為の離島暮らしを
描いた作品。
漫画原作のほのぼの日常系アニメ。全12話。


ほのぼのとして心温まる名作が視聴できたと
大満足させてくれる1本になりました(≧∀≦)♪
スッカリお気に入り、こんな作品はひさびさ♪

ストーリーをはじめ、作画、キャラデザ、音楽
声優陣とどれを取っても作品に合った仕上がりでした。

物語の舞台は長崎県・五島列島。

書道家として人間としての成長を目的に島暮らしを
始める主人公。
心温かい島民たちとの人間関係、触れ合いを通して
23歳の若者が成長していくハートフルストーリーは秀逸。
心情や成長過程がシンプル且つ分かりやすく描かれており
容易に共感、感情移入できた点もこの作品の魅力かと。

ストーリーに引けを取らず魅力的なのがキャラクター。
老人から子供まで個性豊かで笑わせてくれますw
そして都会では決して見られない温かさが魅力的。
本来持つ人の温もりとはこういう物なのでしょうね。

まぁ、いろいろ書きましたが
本当は元気娘『なる』の底抜けの可愛らしさと
魅力にどハマりしただけなんですよ( ´艸`)イトオシヤ♪
彼女の元気や優しさに計り知れない笑顔を貰いました。

なる役の声優さんの方言の上手さに驚きましたw
関東出身で確かまだ9歳とかでしょ!? 末恐ろしいw


心温まる事間違いなしの名作、沢山の方に観てほしいです。
ほのぼの系や日常系が好きな方には絶対オススメ!
日常生活に少し疲れた時や人の温もりに触れたい時など
この作品を観てほしいですね(*´∀`)







《キャスト》
半田 清舟(CV.小野大輔)
琴石 なる(CV.原涼子)
山村 美和(CV.古木のぞみ)
新井 珠子(CV.大久保瑠美)
木戸 浩志(CV.内山昂輝)
久保田 陽菜(CV.遠藤璃菜)
木戸 裕次郎(CV.杉野田ぬき)
新井 明彦(CV.潘めぐみ)
教頭(CV.立木文彦)
川藤 鷹生(CV.諏訪部順一)
神崎 康介(CV.梶祐貴)




《主題歌》
OP
『らしさ』/SUPER BEAVER
ED
『Innocence』/NoisyCell

投稿 : 2025/03/22
♥ : 102

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心地よさ

書道家の半田清舟(せいしゅう)は受賞パーティの席で
書道展示館の館長に個性がないつまらない字と酷評され館長をぶん殴ってしまう。
同じ書道家である清舟の父親の計らいにより
清舟は長崎県・五島列島での生活を送ることになる。
そんな清舟と島民の交流を描くハートフル・コメディ(全12話)。

夏の太陽、海、生い茂る木々、熱気を帯びた草やアスファルト。
蝉の鳴き声をBGMにそういう画面を見せられると
否が応でも憧憬だったり郷愁という感情を誘います。
「のんのんびより」を思い出したという人も多いと思います。
ただ、「のんのんびより」と比べると背景絵はどうしても見劣りします。
本作では背景+人が作り出すその雰囲気に引き込まれて
「画面の向こう側に行きたい」と思わせてくれますね。

人とはつまり清舟と島の人たちのことです。

半田清舟は本気で子供と張り合っちゃうくらい負けず嫌いで
大人気ないところもありますが、
根はやさしく、面倒見も良いです。
ドジっ娘属性も兼ね備えなんか放って置けないタイプですw

そんな清舟のことを子供たちは「先生!先生!」と慕い、
島の大人たちも何かと目にかけてくれます。
いや、大人だけでなく、中学生たちからも気を遣われてますねw
そのやり取り、温かさが何よりも心地よいです。
特に子供たちからはすごくなつかれていて
みんな先生のこと大好きなんだな~。先生愛されてるな~。
となぜかこっちまで嬉しくなってしまいました。

本作のもう1人の主役である小学1年生の琴石なるは
元気溌剌、天真爛漫とそのエネルギー量は凄まじいですw
CVには子役を起用しているというのですから驚きです。
方言やちょっと舌っ足らずなしゃべり方など
これぞ島の子供というその存在感は本作を語る上で欠かせないですね。

そんななるたちに振り回され
今にも「うわ~~ん!!」と泣き出しそうなくらい狼狽する清舟の姿も
本当に微笑ましかったですw

本作の魅力はやはり「心地よさ」ですね。
島の人たちの温かさ、清舟の人柄、そのやり取り、そして島の風景。
まさに(人の)心、(島の)地とどちらもよかったという心地よさでした。

そして、そんな島の人たちとの交流や島での生活に感化されて
自分らしさを模索し、精神的にも成長していく半田清舟の姿には
熱いものを感じました。

観てよかったと素直に言える作品でした。

あと清舟のママンが可愛すぎるぜw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 68

89.5 19 田舎アニメランキング19位
ひぐらしのなく頃に解(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2925)
13706人が棚に入れました
昭和58年の夏、都会から遠く離れた鹿骨(ししぼね)市にある寒村・雛見沢の夕暮れ時にはひぐらしの合唱が木霊していた。
圭一達いつもの部活メンバーは、他愛のない日常を過ごしていた。ただ、その平穏な日常を一変させるあの日が近づいて来ていた。
毎年6月に行われる祭「綿流し」。過去4年続く、祭りの日に繰り返される惨劇…。はたして、惨劇は今年も繰り返されるのだろうか?それとも…。

声優・キャラクター
保志総一朗、中原麻衣、ゆきのさつき、かないみか、田村ゆかり、堀江由衣、茶風林、大川透、伊藤美紀、関俊彦、折笠富美子

mymyW さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

泣けた。これはさいごまでみるとわかる

これは最後まで見るべきだと思った。最後まで行くとひぐらしのなくころにの時とまたちがう、感動が味わえた。     見はじめはくだらない、くだらないとおもっていたけど、何々編とかの後半グロくてびっくりしたけど、話しの最後になるとものすごく泣ける作品だと思った。
ちなみに観るときはくだらないっと思わないでまず最後まで見てください。
きっとあなたも感動して泣いてしまいますよ。
歌も最高です。イメージと合っていていいと思いました。
それと、姉に言われてみたんですが姉もこれはかんどうしたーーと絶賛しています。
あっでもある程度の年になってからみてくださいね。
結構りあるだからこわいのが苦手な人は注意してください。
また、新しいキャラクターも出てきます。
私としてはそのキャラクターはけっこう好きです。
また、話は変わるのですが、
皆さんもみたらレビューを書いたりしてはいかが?
見た人も見てない人も友達におすすめだよってすすめてはどうでしょうか。
こんなに怖くて、感動して泣けるアニメはなかなかないとおもいます。
これは、なかでも私が気にいってお勧めするさくひんの1つです。
みなさんもぜひみてください。







































































おすすめです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「私たちは運命を打ち破るっ!」

2007年2クール 原作 竜騎士07 / 07th Expansion  
監督 今千秋  制作 スタジオディーン 

原作未体験、パチンコ初見(←オイっ)
ひぐらしシリーズ二期にあたる本作、
二期という事は当然一期もあるのです~、
一期未視聴なよい子の皆さんはそちらを先に、
見やがれなのです~♪(梨花病)
一期観ないとダメなのかな~?かな?(←レナ病)

い、いや二期解単独でも面白いかもですが、、
例えばっ、
風呂上りの一杯のビール、美味いですよね、
渇いた身体に浸み込むからですね、
物語把握的意味合いのみならず、
謎解き勿論(私の場合渇き飢えそして怒りでしたが)
欲すれば欲するほど解は美味しいし、
感情移入もできるのです、
二パ~ヽ(^^)ノ

という事で、とにかく物語性質上一切のネタバレご法度な本作、
いつもならネタバレタグ貼りつつも、、
役にたって無いんじゃね?
的いいかげんな過去私レビュー反省してるうち、
論点訳わからない痛いレビューになってるやもですが(←イツモノ事ダ)
ご容赦<(_ _)>、

エロともかくグロには全く耐性ない私メでありますが、
かなり頑張って一期を一気観した訳であります、
結論から言うと、
物凄い飢餓感、精神的渇きに襲われました、
どの様な渇きかと申しますと、
「何でそ~なるのっ!?」(←コント55号調×シリアス調〇)
誰が悪いの!?何が悪いの!?諸悪の根源は!?
こうした謎そのものに対する渇飢餓感さることながら、
それよりもとにかく厄介だったのが、

怒りです、

こんな幼気(イタイケ)な少年少女が、
なんでこんな酷い目に遭わなきゃならねえんだ!
観てるうち萌えだのグロだのともすれば謎さえ、
もうどうでもよくなって、これは感情、怒りですね、

誰だろうが何だろうが許せん!
「オメ~ら○×じゃネー叩き切ってやるっ!」
この時既に私は破れ傘ならぬ、
精神的に{netabare}立派な雛見沢村住民状態、
レベル4~5くらいの {/netabare}
やばい状態だったのかも知れません、
このままじゃまずい何とかせねば、、、
渇きとか言ってたら喉も乾いてきた、
掻き毟りたい~バットないかバット、、
ヤバいっ!

{netabare} ワクチンとか無いし助けて女王梨花ちゃん~{/netabare}
という事で、
一期終了後即二期解に移行という有様でございます。

私のような本作遭遇アニメが初な方々というのも、
本作放送当時も多々おられた事でしょう、
一期観て私同様な飢餓感に襲われた方も少なくないはずで、
それ想うと即二期に行ける私など幸せな部類?
当時の皆様はどのように飢餓を克服しておられたのかな?かな?
等要らぬ心配(←好奇心)から当時の文献紐解くと(←wiki見ただけ)
ナント!
「ひぐらしのなく頃に解」が「諸般の事情?」で、
12話打ち切りな地方もあったとか、、、
酷いね~解12話ってそれじゃ~まるで、
私みたいな症状呈する人間にとっては生殺しだよ、
「諸般の事情」ってのは当時起きたとある事件らしいんだけど、
ストレス貯まってかえって逆効果じゃね?
アニメだけじゃなく原作原本含めこの物語きちんと検証すれば、
文字通り解の意味解る事だと想うし視聴者バカにした安易な手段、

まあしかし隠されれば尚更観たくなる!
というのが人の性(←サガって読んでね~AVのモザイクじゃないのです~ニパッ)
加えこれだけ飢餓感与える作品だし、
まあこういう事象も水面下口コミ侮るなかれ同様、
話題性含めこの作品の人気の起爆剤になったのかもしれないけど、

さてさてこの二期解だけど、解という文字から、
物語(ミステリー)の答え、解答?という意味で受け止められかねず、
それも間違えではありませんがあえて言います、
この二期解の根幹は、

運命に抗い未来切り開こうとする者たちの物語、
幾度繰り返し酷い目に遭い続けた運命の檻、
そこからの解脱がテーマです。
{netabare}
原作が同人ゲームという事で、当初アドベンチャー型、
(主人公なりが会話等選択枝選び望むエンディングに辿りつくみたいな)
なのかなとも想ったのですが、
そうでもなかったようで、
ただアニメ観ててそれに近い感覚はありました、
チクショウー悔しいークソクソ言いながら、
XBOで岡部になりきりヒロインなり救おうとしてた、
シュタインズゲートに近い感覚とでも言うのかな、
ネタバレになってないかな?かな?(←レナちゃん病)
気をつけやがれなのです~にぱ~っ♪(←梨花ちゃん病)
{/netabare}
そう、一期各章及び二期前半等で、

「何でこの子達がこんな目にあわにゃならんのかいな!?」

この私的怒りが、
運命に抗う主人公達に自然に感情移入を即し、
クライマックスに向け頑張れー頑張れー!
随分酷い目にあわせてくれたじゃネ~か、
只じゃおかね~こんちくしょ~!
キャラ感情移入半端なし(←根が単純)
って事でみんなで観よう二期解祭り囃子編♪

梨花「私たちは運命を打ち破る!」そうだっイテマエ~っ!

だがしかし、敵もさる者一筋縄ではいかない!
こっからのクライマックスも最後まで見事ですね~♪
{netabare}
退路詰まるピンチもあるけど、、
奇跡の起し方?!梨花さまカッケ~っ(ナンカ敬称二ナッテルシ)
葛西ワケ有用心棒も赤坂も永き脇役返上的大活躍いいね~♪
詩音ちゃん♪ここでか~そうだったんか~♪
最後の最後まで諸悪の根源もけっこうシブトイ、
{/netabare}
はたして主人公(達の)運命やいかに?
という事で、

観るのです~♪なのです~♪(←梨花進行型痛い病)
{netabare}
加え例えば児童虐待防止法等の矛盾点、
何か起きるまで動こうとしない、
起きても責任逃ればかりな旧態依然公務員体質等、
社会的問題提起も描かれ興味深いものでした、
或いはアニメ限らず映画やドラマの刑事ものでアリがちな、
腐れ上層部からの圧力やら政治介入等のおヤクソク的エピソード、
乗り込んできた腐れキャリア組一本背負いのたたき上げ老刑事の件は、
気持ちよかったな~♪
{/netabare}
一期ともども二期も音楽いいですね、
世界観シンクロ率抜群の歌詞と共にOP、ED曲もよかった、

加え「ふにゅ~」と「しやがれ~♪なのです~♪」の、
予告編ってより梨花&羽入コーナーもオモシロ楽しかった、

幼女梨花、妖女梨花、瞬時切り替えも見事な中人だった「田村ゆかり嬢」
声萌えでした。にぱ~っ♪


という事で梨花ちゃん羽入ちゃん及び主人公の皆々様方、
久々クライマックス&ラスト気持ちよく、
私{netabare}の病{/netabare} も貴方がたにめでたく?救われた、、、、
のかな~?かな?カナカナカナカナ、、(←ひぐらしの鳴き声)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

解は解決の解

原作未プレイ。
1期である「ひぐらしのなく頃に」の続編にあたります。

1期のレビューはこちら↓
http://www.anikore.jp/review/388764


1期と比べての印象は、

・絵がキレイになった
・猟奇的表現が控えめになった
・ミステリーっぽくなった

つまり、あまり怖くなくなりました。

さて、「解」とは「問題に対する解答」を表すのではありません。
「問題を解決するにはどうすればいいのか」という意味の「解」です。
「解答」ではなく「解決」の「解」なんですね。

物語を通してのテーマは「信頼」でしょう。
{netabare}
今まで起きてきた事件のすべては、人を「信頼」しきれなかったがゆえの惨劇。
惨劇を回避するチャンスが与えられ、何度繰り返しても、どこかでほころびが生じてしまう。

「どうしてそこで『最後のひと押し』ができないんだ!」

何度そう思ったことか……。
{/netabare}
だからこそ、すべてが解決した時は感動でした。

正直、最終エピソードは、それほど緊張感がありません。
単発で見ると、なんだこれは? という印象になると思います。
しかし、そこにたどり着くまでの50話があったこその感動。

設定とそれを生かしたストーリーは、文句なしに良いです。
だからこそ、1期での過剰な残酷表現がもったいないです。
2期を見る前に、ドロップアウトする方がいると思うので……。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 86

84.4 20 田舎アニメランキング20位
未確認で進行形(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2212)
11780人が棚に入れました
ごく普通の生活を送る高校生・夜ノ森小紅の16歳の誕生日。許嫁なのに影が薄い三峰白夜と、小姑なのにどう見ても幼女の三峰真白が現れた。ブリーフィング無しでいきなり始まった奇妙な同居生活。シスコンで変態な姉・夜ノ森紅緒まで加わり、事態は相当ややこしいことに。小紅の生活は普通じゃなくなった。

声優・キャラクター
照井春佳、松井恵理子、吉田有里、羽多野渉、愛美、佐倉綾音、藤田咲、角元明日香

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメは制作会社で選ぼう!

ごく普通の生活を送る高校生・夜ノ森小紅の16歳の誕生日。
許嫁なのに影が薄い三峰白夜と、小姑なのにどう見ても幼女の三峰真白が現れた。
ブリーフィング無しでいきなり始まった奇妙な同居生活。
シスコンで変態な姉・夜ノ森紅緒まで加わり、事態は相当ややこしいことに。
小紅の生活は普通じゃなくなった。

各話のサブタイトルは登場人物の話した台詞となっている。
#01「何事も最初が肝心です」
家事万能、巨乳安産型、その他はごく普通の高校生・夜ノ森小紅。
そんな小紅の16歳の誕生日。
突然訪ねてきたのは許婚・三峰白夜(影薄い)と、その妹の小姑・三峰真白(どう見ても幼女)。
なぜか始まる同居生活。
実姉・夜ノ森紅緒は今日も元気にシスコンで変態だ。
果たして小紅の生活は一変するのか、しないのか。
うまく言えないので確認してください。

#02「ロリ小姑ってのも悪くないわ」
突然許婚と小姑が現れて困惑する小紅。
許婚・白夜はさておき小姑・真白はどう見ても幼女。
なのにまさかの同級生。
展開についていけない小紅をよそに、姉・紅緒は語る。
「あるのもないのもすばらしい」。
見た目も幼女、中身も幼女な幼女高校生・真白だが、小紅と白夜に起こった昔のことを知っているような、いないような。
よくわからないので確認してください。

#03「ラブコメの波動を感じる」
体育の授業。
小紅は跳び箱が苦手。
同級生のまゆら曰く「ハンデがあるからね♪」。
そんなこんなで日曜日。
家事にいそしむ小紅。
手伝いを申し出る紅緒。
平和な休日が過ぎゆくかに思われたそのとき、突如響き渡る紅緒の絶叫。
溢れ出る真白の絶望。
禁断のBPが今明かされる。
BPについては本編で確認してください。

#04「あれはただのへんたいです」
紅緒によって明かされた過去のこと。
突然の話に小紅はショート寸前でビックリ緊急ダウン。
代わりに台所に立つ紅緒。
生み出される悪夢の数々。
小紅のありがたみを知る真白。
一方白夜は小紅に嫌われたと思い込み、逃走というより暴走。
今回の白夜はよくしゃべるとかしゃべらないとか。
実際のところは確認してください。

#05「これが経産婦だと」
和装の美女がやってきた。
どう見ても若すぎるが、真白の母・白雪らしい。
緊張する小紅。
身構える真白。
白雪の若さを前に苦悩する紅緒だが、結論的には「かなりアリ」。
そんな中、白雪の口から驚くべき話がとび出す。
混乱する小紅。
果たして語られた内容は真実なのかどうなのか。
言葉だけでは伝わらなさそうなので、その目で確認してください。

#06「そうだ、小姑でうめよう」
チョコレートを前に小紅が悩む。
白夜が悩む。
真白も悩む。
まゆらは笑う、「バレンタインっていろんな人間ドラマがあって面白いよね」。
そう、2月といえばバレンタインデー。
ネッシー。
モンゴリアン・デスワーム。
雪男。
ネッシー。
ネッシー。
ネッシー。
さて問題です、このお話でいったい何回「ネッシー」と言うでしょう。
よく聞いて確認してください。

#07「それはそれ、これはこれ」
生徒会書記、末続このは。
強烈な紅緒信者である。
その友人、大野仁子。
空気の読めない新聞部員である。
真白に嫉妬心を燃やすこのはに調査協力を申し出る仁子。
「こっそり」とか、そんな寝言は寝て言おう。
そしてなんだかこのはの言葉づか(略)真白とこのはの戦いが今始まる!
俺たちの明日はどっちだ!?
略されたところは確認してください。

#08「妹の悲しみをいやすのは、妹」
「一言でいうと、よくあることだ。ムー的な視点で言えば。」尻が大きいのは悪いことじゃない。
乳が大きいのも悪いことじゃない。
むしろいい。
それはともかく、真白とこのはの戦いはまだ続く。
ついに迎える屋上決戦。
まったく関係ない紅緒様。
いつも通りと思いきや、突然の急展開があるとかないとか。
やっぱりあるので確認してください。

#09「くつじょくです、はずかしめをうけました」
思いがけず新展開。
忠実な白夜。
小紅は否定されたらちょっとショックな自分に気づく。
目にゴミが入っただけという弁解。
それに対する紅緒の愛。
白夜も愛。
小紅のスクープを狙う仁子。
紅緒の変顔を狙う真白。
そんななか、ついにデレ期到来か。
誰のデレ期がきたのかは確認してください。

※一迅社のCMを一年ぶりに視聴。
No.12までは2014年視聴済。
No.13は2015年視聴。

#10「デレ期という単語を調べたら」
ホワイトデーをめぐって、白夜が悩む。
真白は叱咤する。
紅緒は悶絶する。
小紅は俺の嫁。
デレたらデレたなりに物語は進む。
小紅はいい子。
このはもいい子。
仁子もいい子だけど、今日も元気に暴走中。
念願の記事掲載は叶うのか。
そしてなんだか今回は、意外な人がツッコミ役に。
その切れ味を確認してください。

※一迅社のCM No.14を2015年に視聴。

#11「ハンカチを楽しんでるのよ」
ハンカチは楽しむものらしい。
先週に引き続き、白夜は悩む。
仁子はなんとUMAを目撃。
夕暮れ時でも油断は禁物です。
一方、小紅と白夜の仲に進展が。
なんとデートに出かけることに。
コブつきで。
不良の第一歩。
春休みに入ったり、新事実が発覚したり、色んな要素はあるけれど、とりあえず初デートはどこへ行ったのか。
確認するのはそこからだ。

※一迅社のCM No.15を2015年に視聴。

#12「わかってる? わかってる」
白夜と真白が姿を消した。
なくなった荷物。
途絶えた連絡。
静かな我が家。
不安と心配に苛まれる小紅だが、まゆらに背中を押されて三峰家へ。
山に分け入り、懸命に白夜と真白を探す小紅。
そこで彼女が見たものは...?
これからどうなるかはわからないけれど、冬は終わり、春が来る。
最後までどうぞ確認してください。

※一迅社のCM No.16を2015年に視聴。

【アニメキャラの魅力】とにかくずば抜けて可愛い!萌えアニメの主人公「夜ノ森小紅」の魅力とは?
『未確認で進行形』は、アニメで一気に評価を上げたタイプの作品のひとつだと思います。それゆえにアニメ化されてからの反響が大きく、アニメの続編を望む声も多いです。当然キャラクターも可愛らしい女性キャラが多く、ロリ、妹属性に目のない「紅緒」、その属性にぴったり当てはまる「真白」。そして今回ご紹介する、その中でもダントツで可愛い(と個人的に思っている)「夜ノ森小紅」。

この3人が歌い踊るOP映像は、近年稀に見る傑作だと思います。OPのイントロで流れる写真風イラストは可愛さ&色気を感じさせ、歌が始まれば小紅の豊満な胸揺れと真白と紅緒の楽しそうな(イヤイヤそうな)絡みもあり・・・。このOPだけでも魅力を最大限に発揮している3人なのです。

■妹で巨乳で微ツンデレで男口調でツインテール
小紅はとにかくたくさんの属性を持っています。紅緒の妹であること、真白曰く巨乳安産型であること、許嫁となった白夜へ対しての微ツンデレ、少し変わった丁寧な男の子よりな口調・・・。どれもキャラクターのイメージを語る上で大切な要素です。

しかし、筆者が最も驚いた属性はその口調です。漫画で読んだ時には「変わった女の子だな」というくらいの印象だったのに対して、アニメを見たとたん、その口調があまりにもマッチしており、その上今まで聞いたことの無い“萌え”を醸し出しているではありませんか。完全に撃ち抜かれました。

■次々と見せつける圧倒的な萌えボディスタイル
小紅は、真白曰く“巨乳安産型”。胸はかなり大きいです。それこそOPでぷるんぷるんするくらい。下半身の描写はあまりありませんが、全体像が見えるとその良さがわかります。可愛エロスなのです。容姿すべてが。もうたまりません。

■可愛い外見に負けない内面の愛らしさ
小紅は性格も良いのです。つまり完璧超人なのです。料理をすれば真白のお子様舌に合わせて料理をし、イベントがあるごとにあれやこれやと考え、全てのキャラクターに懸命に寄り添っています。もうここまで来ると逆に狙いすぎて嫌われかねないのですが、そこを見事にクリアしているのが「夜ノ森小紅」です。まだ観ていないという方は、ぜひご自身の目で「夜ノ森小紅」の魅力をご堪能下さい。

TVアニメ化が決定した『三者三葉』気になる放送時期が判明! アニメ制作は『未確認で進行形』を手がけた“あの”会社!
原作・荒井チェリー先生からのお祝いコメントも

「まんがタイムきらら」で最長12年の連載を誇り、そして現在も絶賛連載中の『三者三葉』。先日TVアニメ化が発表され、このたび2016年春に放送決定となりました。原作は、元気はつらつの大食い娘・小田切双葉、腹黒委員長の葉山照、元・お嬢様の西川葉子という、名前に「葉」の字がつく“三者三様”の性格の女子高生が織り成す、キュートで愉快な日常模様を描いた人気コミック。そして今回、アニメのキービジュアル第1弾、公式HP・Twitterのオープン、さらにアニメスタッフの情報が解禁となりました!

◆キービジュアル第1弾公開!

★今回解禁されたキービジュアル第1弾では、双葉・照・葉子の3人の仲の良さがよく描かれています。そしてこのビジュアルを使用したhttp://sansyasanyou.com (ティザーサイト)も本日オープン! ティザーサイトでは、原作・荒井チェリー先生からのお祝いコメントも掲載されているので、こちらも要チェックです♪

◆スタッフ情報も公開!
●アニメーション制作を務めるのは、同じく荒井チェリー先生原作の『未確認で進行形』や『ゆるゆり、ゆるゆり♪♪』で知られる動画工房。
●そして監督・木村泰大氏、キャラクターデザイン・山崎淳氏、シリーズ構成・子安秀明氏という布陣となっています。

◆TVアニメ『三者三葉』作品概要

<放送情報>
2016年春TVアニメ放送開始

<INTRODUCTION>
大食娘・小田切双葉、元お嬢様・西川葉子、腹黒委員長・葉山照の仲良し三人組に加え、クラスメートで永遠の二番手ツンツン娘・西山芹奈や、親切心からひと言多い近藤亜紗子、陰謀が大好物な葉子様の元メイド・薗部篠…、ゴーイングマイウェイな面々がマイペースに大騒ぎします!

<STAFF>
原作:荒井チェリー(芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督:木村泰大
キャラクターデザイン:山崎淳
シリーズ構成:子安秀明
アニメーション制作:動画工房

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【げそいくお氏】
2015年秋放送:「ハッカドール」
過去に関わった作品(例):「未確認で進行形」/「キルラキル」/「プラスティック・メモリーズ」

げそいくお監督……?と不思議な名前に釘付けになった方も多いはず。思わず声に出して読みたくなる名前の彼は、1987年生まれと若いながらも現在はフリーで活動をしている実力者。他にも奥居久明、ikuoといった名義でも活動中とのこと。

アニメは制作会社で選ぼう!
【動画工房】
NEW GAME!(2016)
干物妹!うまるちゃん(2015)
プラスティック・メモリーズ(2015)
月刊少女野崎くん(2014)
恋愛ラボ(2013)

視聴回数2回以上の作品
三者三葉(2016)
未確認で進行形(2014)
ゆるゆりシリーズ
ゆるゆり♪♪(2012)
ゆるゆり(2011)

「うまるーん」へのときめきが止まらない中、2015年秋は「緋弾のアリアAA」を制作している動画工房。他にも「月刊少女野崎くん」といった2期が待たれる作品が多数。……「恋愛ラボ」も期待しております。

【動画工房】大注目のアニメ制作会社、その人気の秘密とは?
昨今では、季節毎に物凄い数の新作アニメが放映されています。その際に作品をチェックする取っ掛かり的なポイントがアニメファンには色々あります。

原作漫画や小説のファンであるとか、好きな監督の新作であるとか、大ファンの声優さんが出演しているとか、そういう作品に着目するきっかけになる各要素。そうした中で、ファンにとって特に重要なポイントになっているのが、アニメ作品を作る<製作会社>です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』といったメジャー作を世に送り出した京都アニメーションや、斬新な映像表現を武器に『ひだまりスケッチ』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』をクリエイトしたシャフト、硬派な雰囲気とスピード感のあるアクションシーンに定評のあるBONESなどなど、アニメファンから熱狂的な支持を受けている人気会社が沢山あり、一種のブランドとなっています。

この会社が作っているから観てみる。この会社ならば作画も出来も期待ができる。アニメファンにとっては、製作会社ってとっても大事なものなのです。

そうした中でも、近年大きな注目を集めている人気急上昇中のアニメ制作会社が、「動画工房」です。

その美しいアニメーションでアニメファンを楽しませてくれる優れた作品をリリースし続けている動画工房。そんな動画工房の作品、その魅力を探っていきたいと思います!

■とにかく可愛い女の娘を観てください!  『未確認で進行形』
『未確認で進行形』は、女性漫画家である荒井チェリー先生の四コマ漫画を原作としたラブコメアニメ。女性しかいない夜ノ森家の次女・小紅は、16歳の誕生日に自分に許婚がいることを初めて聞かされます。そして、なし崩し的に始まる彼女の許婚、三峰白夜とその妹、真白との同居生活。突然自分に将来の夫が出来たことに戸惑いを隠せない小紅。しかも、白夜と真白には重大な秘密があり……という、ちょっとファンタジックな要素を取り入れたラブコメです。

本作の何よりの魅力は、キャラクターの可愛らしさでしょう。女の娘らしいグラマーな体型(ただし、本人的にはそれが大きなコンプレックス)の持ち主で、白夜の読めない行動に翻弄されつつも、徐々に彼との距離を縮めていく小紅。その小紅を溺愛する重度のシスコンである姉の紅緒。小紅の"小姑"として、ちっこい身体で思いっきり背伸びした行動をする真白。こうした個性豊かで可愛い女の娘が次々に登場し、動画工房の流麗なアニメーションで描かれるのです。

そして、本作の魅力はそういった"萌え"の要素だけではありません。原作漫画での女性作家らしい繊細な心理描写を動画工房はアニメ版でも見事に再現。メインヒロインである小紅のモノローグを多用した作劇やエモーションに満ちた演出の数々は、ドラマに深みを与えると共に、作品内に独特の感性を付与することに成功しています。

放送時期とシンクロした劇中の冬景色も相まって、何とも言えない情感に満ちたラブコメ作品となった『未確認で進行形』。"みでしみん"と呼ばれる熱狂的なファンも生み出した本作の人気の秘密がそこに凝縮されています。

ちなみに、本編は勿論のこと、小紅、紅緒、真白によるユニット"みかくにんぐッ! "が歌うオープニング主題歌とエンディング曲は、そのポップな曲調もあいまって素晴らしいアニソン、キャラソンとなっています。そんな楽曲の素晴らしさを見事に映像化してみせたアニメーションも、これまた凄い出来でアニメファンならば必見です!  嬉しいことに、TOHO animationの公式YouTubeアカウントでも公開されていますので、未見の方は是非ともチェックしていただきたいと思います!! 

アニソン好きライターが独断で選んだ「2014年ベストアニソン」
『未確認で進行形』の『とまどい→レシピ』
『月刊少女野崎くん』といい、この『とまどい→レシピ』がオープニング曲に使用された『未確認で進行形』といい、2014年の動画工房の勢いと制作作品のクオリティは本当に凄かったですよね。2014年、大人気のアニメーション制作会社さんです。

そんな動画工房の素晴らしいアニメーションも目を引く『未確認で進行形』の『とまどい→レシピ』も、個人的な2014年のベストアニソンから決してオミット出来ない楽曲。「ふぅふぅらったった」という抜群の語感を持つリリックから始まり、物語のストーリーや劇中でキーアイテムとなるお菓子の名称で巧みにデコレーションしたチャーミングな歌詞で突っ走る。

物語の主役である3人の女の娘、小紅、紅緒、真白ちゃんの3人組ユニットである「みかくにんぐッ!」によるヴォーカルもナイス! 何より、この歌と音がアニメーションに重なった時の高揚感が凄いんです。滑らかに動きまくるアニメーションにシンクロしたメロディとリズムは、視覚的にも聴覚的にもとにかく気持ちが良くて、ひたすらに楽しい気持ちにさせてくえます。アニメのオープニングやエンディングに使われる楽曲って、やっぱりアニメーションと一緒に観てこそおもしろいのだな、なんてことを再認識させてくれた1曲。

作曲を担当したのは、ネット発の音楽クリエイターで、ヴォーカロイド関連の楽曲を動画サイトにアップしていたというJunkyさん。Junkyさんは、エンディングの『まっしろわーるど』も制作されており、こちらもポップなメロディと、真白ちゃんのキャラクター性を凝縮した歌詞、そして、デフォルメキャラがちょこまか動きまくるアニメーションに惹きつけられる名曲です。

『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?

5位:ラブコメの波動を感じる(未確認で進行形)

2014年1月から3月にかけて放送された。全12話。
テレビアニメ化は2013年9月21日に発表され、公式サイトの開設に併せてキャストやスタッフも公表された。また、同年10月20日には制作発表番組「テレビアニメ『未確認で進行形』制作発表 〜番組内容は確認しておきます。〜」が、12月8日には特別番組特番「TVアニメ『未確認で進行形』放送まであと1ヶ月くらいSP 〜初だし情報もあるらしいけど、それが何なのかは確認しておきます。〜」が、それぞれニコニコ生放送で配信された。

2014年3月19日発売のBD / DVD第1巻にテレビ未放送の温泉編を描く新規OVA「見て。あれが私たちの泊まっている旅館よ。」を収録したり、ユニット「ひばり高校1年3組」(小紅、真白、まゆら)のオリジナル楽曲を録り下ろしたキャラクターCDを同梱するなど、全6巻のソフト販売への注力も推進されている。

2014年2月12日にはレコチョクの同年冬アニメランキングで第7位を記録したことが報じられた。同年2月26日にはアキバ総研の同年冬アニメ実力ランキングで第3位を記録したことが報じられ、同年4月10日には同サイトの同年冬アニメ満足度ランキングで第2位を記録したことが報じられた。

監督の藤原佳幸は『GJ部』の第1話を担当した彼の絵コンテを見た東宝プロデューサーの吉澤隆による依頼、キャラクターデザインの菊池愛は『GJ部』のオープニングアニメーション原画を気に入った藤原の要望を聞いた動画工房プロデューサーの鎌田肇による提案、シリーズ構成の志茂文彦はプロデューサー陣による推薦で、それぞれ起用された。

まず、藤原は原作の第1巻で小紅の身体にある幼い頃の傷跡を真白が見つける入浴シーンをそのままアニメ化すると、お色気の強い作品だと誤解されそうな懸念を持った。そのため、アニメではシチュエーションに変更が加えられ、第4話の後半で寝込んだ小紅の汗を真白が拭いてあげた際に傷跡を見つけるという展開になっている。そういった原作のエピソード整理が為された第1話は絵コンテの段階で尺を5分オーバーしたため、オープニングを最後で流すという構成になった。また、第1話は藤原が『伝説の勇者の伝説』の助監督時代に実力を見込んで今回直に依頼した、編集の平木大輔にも助けられている。

キャラクターの掛け合いの魅力を損なわずにアニメとしても成立させる点に配慮する一方、キャラクターデザインについては巨乳安産型である小紅が服の上からでも胸の大きさがわかるものの太っては見えないように藤原が配慮し、菊池もそれに応えた。また、小紅だけでなく全キャラクターのデザインに関しては輪郭部に原作にない白いハイライトが入れられたが、これは舞台を雪国にすることと作品の時間軸を放送時期に合わせることが決まったため、白が基調の背景と色の強いキャラクターのマッチングを考えてのことである。

紅緒の変態ぶりの表現など声優たちのアドリブに助けられたところは大きく、小紅役の照井春佳、紅緒役の松井恵理子、真白役の吉田有里はオーディションで選ばれたが、その際に照井は「最初から『あ、小紅がいる』」「まんま、小紅だなあ」、松井は「変態っぽく湿度がある感じに聞こえるけれど、その中に上品さもある」「小紅や学校の生徒が見ている『紅緒の素晴らしさ』のニュアンスも含まれている」、吉田は「飛び道具が来たな」「(オーディション中に真白として台詞を喋っている声と、挨拶に来てくれた時の声が変わらないため)正直、すごいな」という印象をそれぞれ藤原から持たれた。

オープニングアニメーションは、絵コンテを制作デスクの梅原翔太による下描きを元に、藤原が清書や修正を担当した。梅原は、最初の2回は完成版とは全然違う形でずっとキャラクターが踊っているような感じで描いたところ、全てボツにされたそうである。完成版は曲のイントロの長さを利用して小紅たちの本編では見られない姿が描かれているが、これは藤原の趣味によって盛られた部分が大きく、フェティッシュな絵が多くなった。

エンディングアニメーションは、絵コンテと演出を『GJ部』でもそれを担当していた武山篤が担当したが、彼は平木や美術監督の川口正明、音響効果の小山恭正などと同じく、藤原の依頼で『GJ部』から引き続いて起用された。エンディングアニメーションの絵コンテは、その可愛さから即OKとなった。

夜までみんなで╭( ・ㅂ・)وぐッ!
ニコニコ生放送各回終了後の毎週日曜22:30 - 23:30に配信していたトーク番組。アニメ終了翌週の2014年4月6日まで配信。

オープニングテーマ
「とまどい→レシピ」(第2話 - 第4話、第6話 - 第12話)
第1話ではエンディングテーマとして使用。第5話では未使用。

エンディングテーマ
「まっしろわーるど」(第2話 - 第11話)
第12話では未使用。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 46

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「進行形」はともかく何が「未確認」かという話ですが…。

原作漫画『未確認で進行形』(荒井チェリー作)の1~5巻くらいがアニメ化された作品です。最終話を除くと、登場キャラクターやストーリーも概ね原作準拠と言って良いでしょう。

原作はまだ完結していないのですが、本作最終話に関しては原作で5巻よりも後になるエピソードから一部の台詞や状況などを取り込むなどしつつ、ストーリーとして最終回っぽく構成したものになっています。

ジャンルとしては「日常系ラブコメ」といったところでしょうか。ただ、原作設定により一部超常現象的なことは起きたりしますが…。「未確認」はここの要素に関わっていますが、このレビューではネタバレはしません。

この設定による不思議なことは起きたりしますが基本的にはわりとハートフルなラブコメだと思います。あと、女性陣を中心に登場人物がわりとカワイイですね。作画面でも終始安定していると思いますし、ラブコメが好きだったらわりとお勧めできる作品だと思います。

登場キャラクターは下記のような感じです。いざ挙げてみたらメインキャラで男性は白夜一人だけのような気がしますが、いわゆる「ハーレムラブコメ」ではありませんよ(笑)!

夜ノ森小紅(よのもり こべに): 主人公
三峰白夜(みつみね はくや): 小紅の許嫁(小紅はそのことを知らなかった)
三峰真白(みつみね ましろ): 白夜の妹
夜ノ森紅緒(よのもり べにお): 小紅の姉
夜ノ森茜(よのもり あかね): 小紅の母

以上のキャラが第1話での経緯により夜ノ森家に同居することになります。小紅としては「誰!?」状態で三峰兄妹が夜ノ森家を訪ねてきて同居することになったあたりが「進行形」の由来ですね。なお、許嫁となった経緯は話数が進めば次第に明らかになっていきます。

その他、学校の同級生である桃内まゆらや大野仁子、白夜の母である白雪(しらゆき)、末続このはなど「メイン・キャラクター」と呼べるキャラに絞ってもけっこう登場人物は多いお話になっていますね。

紅緒のキャラクターは同じ作者の『三者三葉』における葉山照の姉、葉山光などとも重なるところがありますね。まあ、二人の言動を比較してみると紅緒の方が光よりもヤバい人のように思いますが…。

おまけ: 小紅は紅緒と比べると何もできないと嘆いているけど、あんたおらんかったら夜ノ森家は大惨事だぞ(笑)?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 45

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

真白たんの声優さん、見事に舌が足りませんね。

ほぼ日常系コメディー、少しだけ恋愛入りかな。
でも萌えキャラアニメの要素が強いです。

紅組主人公は仲良し姉妹です。
良妻賢母型妹小紅がメインヒロイン。
才色兼備型姉紅緒はシスコン生徒会長。
白組主人公は居候系仲良し未確認兄妹です。
兄白夜は小紅のいいなずけで、ひたすら寡黙。
妹真白たんは、しっかり者風幼女小姑ヒロイン。

私のお気に入りの人間関係ベスト3。
1位;紅緒VS副会長。
   暴走紅緒のたしなめ方が天下一品な副会長。
   その肩の力の抜けた冷静なツッコミはほぼ100%笑えます。
   私のベストキャラはもちろん生徒会副会長です。
2位;紅緒VS真白たん
   真白たんにべったりな紅緒。
   対する真白たんの拒否反応が個人的ツボです。
3位;小紅VS白夜
   ぼくとつな白夜の純な振る舞いに徐々にデレる小紅。
   恋愛モード突入です。

OP曲「とまどい→レシピ」はテンポの良い可愛い曲。
歌と映像の可愛さに思わずテンション上昇です。
まん丸おめめの小紅の表情が良いですね。
ハート瞳孔とモノクロジト目がお気に入りです。
もっとも特筆すべきは冒頭の10秒。
なんと36カット。
最後はサブリミナル化してます。
小紅のサービスカット入りもGoodです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 63

80.9 21 田舎アニメランキング21位
のうりん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2039)
11349人が棚に入れました
県立田茂農林高校―通称『のうりん』。ぼくの名前は畑耕作。ここ『のうりん』に通う、ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん…!?方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、巨乳少女!妄想系女教師!パンツ!足フェチ!そして、謎の転校生…ここには青春の全てがあるッ!!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、田村ゆかり、花澤香菜、羽多野渉、井上麻里奈、斎藤千和、加藤英美里

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

無精卵とは・・・、『ゴムをつけた時のタマゴ』って!!

原作未読。キャッチさんから紹介で視聴。

全体の8割は下ネタありのドタバタラブコメ。
残りの2割は真面目に農業。

前半の3話までは、下ネタありのドタバタラブコメのみ。

ここを乗り越えた者のみ、4話以降の、『真面目に農業に取り組む若者たちの苦悩の物語』が視聴できるという、作品の構成が面白いと思った。
(もちろん、4話以降の下ネタありのドタバタラブコメが主体ですけどね)

都会の生活で心が荒み笑えなくなった林檎と農業の連作障害を絡めるなどの物語も良かった。
個性豊かな登場人物、作画も終始安定していて良かった。

特筆すべきは豪華な声優陣。

そして最後まで謎だったのは、ベッキー先生。

少し残念だったのは最終回。「これが最終回?」って内容で終わってしまうこと。
あと、耕作に一言。『農ちゃん、最高に可愛いと思うけど・・・』

最後に、いつも秀作を紹介して下さるキャッチさんに感謝。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 45
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ポニーテールの四十、圧倒的でした!

DVDを買いました。
ついにベッキー先生の神の歌声を聴くことができました。が、あまりに壮絶で、斎藤千和さんの力強い歌唱力、というよりも絶叫!でした。ベッキー先生の強大な負のエネルギーを体感させていただきました。

「賞味期限が・・」で、息切れしているように聞こえるのは私だけ?
ベッキー先生、がんばって!

{netabare}
**********以前のコメント***************
のうりん、1話からBS11で見てます。まじめに農業を語っていると思えば、先生自らはじけちゃうおバカアニメ、まるでジェットコースターのような展開であきないです。

 特に8話のベッキー先生の回はいろんな意味で凄すぎでした。
 7話で感動していたので、8話の 冒頭の「もののけ姫」のパロディ以外はなんか厳しいかな~~と思っていたら後半、○×盛りって、大丈夫なの、放送??

確かに「のうりん」の公式ツイッターに事前通告が・・・・

「ご視聴の際は、周りにご家族がいないのを確認してからをオススメいたしますm(_ _)m」

 もう7話の余韻は完全に消滅し、ベッキー先生のオンステージ!
 ベッキー先生、痛いけどかわいいです。アラフォーに見えない!!
 そして8話のED!

 ベッキー先生「それでは聞いてください、ポニーテールの四十!」

 スタッフの強すぎるくらいの思い込みが呪いのように(!)こもっているようでした。
 
 歌詞はつらそうな自虐ネタですが、明るい曲調と、歌っている斎藤千和さんの力強い歌唱力のおかげで、ベッキー先生だって高校生に負けないくらい一生懸命生きているんだ!というエネルギーを感じました。
 というか、何か、この曲で勇気づけられました。

 「ポニーテールの四十」、欲しいな・・・・・

{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 100
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

のうりん献血キャンペーン行ってきたよ!

原作:ラノベ 未読

全12話

ジャンル:農業系学園ラブコメ


声優とキャラの星評価が高いのは、ベッキー先生がいたから
(`・ω・´)キリ


感想
見る前からご当地アニメと知って期待してました。
見始めた印象は、農業系だけどパロディーギャグアニメだなっと。。。
これ、銀の匙と比べちゃいかんよね^^;

基本、1話完結型だったから見やすかったです。(一応ストーリー性あります)
その為か、面白い回とそうでない回がありましたが・・・


キャラでは林檎も可愛いけど、
自分は断然ベッキー先生が好きw

自虐的で皆に迷惑かけてるけど、憎めないんですよね~^^
外見可愛いんだから、婚活すれば直ぐにでも相手見つかりそうだけど
結構面食いで、イケメンに限るとかなのかな~っと^^;
それに、CVの斎藤千和さんの演技が素晴らしくて凄かったです! 
まどマギのほむらや、化物語のひたぎさんのイメージが強いですが、
こう言うキャラも上手に出来て感心させられました。
あと、生徒の皆が先生に冷たいので可哀想だったな・・・


笑えたのは やっぱベッキー先生絡み
その中でも、パロディーネタで{netabare} 『聖闘士星矢』の一輝が使う技
フェニックスアラフォー「幻魔拳」には大爆笑でしたwww
それと、8話でベッキー先生が唄った 
「ポニーテールの四十」
これも笑いが止まらなかったw
ちょっと前に(3/30)にカラオケ行って、この曲探したけど、やっぱ無かった・・・><
最近、いろんなアニメでキャラクターソングのCDが発売されてるけど、
この「ポニーテールの四十」も、是非出して欲しい!
そしたら絶対買って覚えてカラオケで唄うのに!!!
(盛り上がる事間違いないよね!)ヾ(>▽<)o
{/netabare}


パロあり、BLあり、腐女子あり、自虐ネタ下ネタありで、面白い回はホント大爆笑

3角関係の恋愛もあるので、僕はストライク!

是非、2期希望です!

ラブコメ、パロディー、お笑い系が好きな人にはオススメ。 



余談で・・・
ご当地アニメの岐阜で
「のうりん×献血」献血キャンペーンが開催!です^^
期間:平成26年4月9日(水)~平成26年6月30日(月)
献血した人には、ポスターと、3種類のしおりの内、一つ貰えます。
詳しくは ↓
http://gifu.bc.jrc.or.jp/news-20140403-01.html

献血は、会社でも毎年やってるし、
車で2~30分で行けるから献血して貰ってこようかな~^^;

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献血行ってきました。^^
雨の日だったので、患者さん何時もの倍いて結構混雑してました。
殆ど自分より年上の年輩者ばかりでした。
なので、流石にポスター目当ては自分くらいですね^^;

受付で、簡単なアンケート、医師の診断、ちょっと採血→献血本番
何だかんだで70分くらいで終了でした。

途中、無料の自販機でココアと、バームクーヘン&お菓子頂きましたw
最後、受付で のうりんのポスター&しおりゲットだZ-と! ^^
しおりは、りんごちゃん貰いましたw
(なぜベッキーのしおりがないんだ! >< )
受付のカウンター内が見えたんですが、まだまだしおりはいっぱいありましたよ!

とりあえず、しおりとポスターは飾らないで取っときます。
オフ会があれば お土産に持って行きますので、欲しい方に差し上げますですよ~ ^^
 

最後に一言
血を売って得る・・・みたいな事って、実は初めてw
(まぁ、皆さんもそうそうあるもんじゃないでしょうけど^^; )
こう言うのって、なんか倫理的にどうなの?って、ちょっとだけ考えちゃいました。
^^;

投稿 : 2025/03/22
♥ : 82

82.9 22 田舎アニメランキング22位
のんのんびよりりぴーと(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1554)
7373人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「のんのんびより りぴーと」を思いっきり語ってみる。

2015年7月より放送。
全12話。


【前置き】

『地球を冒険するには遅すぎ、宇宙を冒険するには早すぎる時代に生まれた我々だが、

 [のんのんびより りぴーと]の初回というこの瞬間に立ち会うことが出来た。

 生きるとはなんと素晴らしいことか。』

18才 男性 ワシントン州



【あらすじ】

超がつくほど田舎にある旭丘分校には、生徒が小中合わせてたった5人のみ。
めぐる季節の中、ゆるやかな日常生活の日々を送っています。
田植えを手伝ったり、肝試しをしたり、文化祭をしたり、時には学校に泊まったり。
行く年も来る年も、皆といれば毎日楽しい、そんな日常アニメです。



【「りぴーと」について】
{netabare}
「あらすじ」でも述べた通り、本作は1期同様田舎を舞台にした日常を描くという点以外に、明確なストーリー性はありません。
しかし他の日常系2期と少し違う点は、「りぴーと」というタイトルが示す通り、れんちょん達の一年を描いた1期を、また違うエピソードを描く形で再びその一年を描いているところですね。
本作の初回なんて、1期よりも前の入学式前日からスタートですから。

ここだけ聞くと、率直な話「つまらなそう」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、不変であることが一番の魅力となるのが日常系…というより本作「のんのんびより」の強みでしたね。
作品を振り返って改めてそう感じました。
(原作でも、年を跨ごうがれんちょんは永遠の一年生やってますしね。)


ただ、一期は原作の季節毎の良エピソードをふんだんに使った上で成り立った作品でしたので、(一期以降に描かれた原作を除くと)少なからず一期ではリストラされたように捉えられるエピソードが2期での穴埋めに描かれたように感じてしまう節も。
そう思うと、少々パワーダウンは否めなかったかもしれません。

しかし、そこは「けいおん!」のストーリー構成でも馴染み深い「吉田玲子さん」が、また綺麗にまとめて下さっていました。
特にアニメから入った人は、原作(特に初期)のキャラの口調に違和感を覚えたりするのですが、そこも違和感の無いよう変えられていましたし。
オリジナルエピソードも1期より増えましたが、基本的に原作者の描きおろしネームの元だそうなので、特に違和感もなく…と言うより、むしろキレイに24分に整頓されている点を見れば、原作超えとさえ感じましたよ。
原作は原作で、他の日常系と比べても非常に絵のクオリティが高く、田舎風景も細かく描かれていて良いんですけどね。

その原作から受け継いだ作画も1期同様、京アニ等と比べるのは少々酷だとしても、放送クールの中でも高水準を安定して保っておりました。
本作においては、作画に関して他の日常系よりかなり厳しい目になってしまうのですけど…、うむ…合格ライン!(エラソーな話だww)


この2期において個人的に残念だったのは、原作第7巻で描かれた「沖縄旅行編」が、一切無かったことですね。
既にドラマCD化されている点や、不変でもある本作においてあえて外した判断を否定はしませんが、やはりアニメで見たかったと思うのは当然の話。
昨今の過多気味な状況からも「映画化でワンチャンあるで!」とか思ったりもしましたが……無いのかなぁ……。
あの砂浜でビーチパラソルの下、グラサンで椅子に座りジュースをすする駄菓子屋と、その膝元に座り全く同じ格好でジュースをすするれんちょん、アニメで見たかったなぁ。
{/netabare}


さてさて、やはり日常系はキャラクターについて沢山語る方が合っているような気がしますので、ここからはそれぞれのキャラ毎に、一番好きなエピソードを語っていこうと思います。
全員分読むと長くなるので、好きなキャラの項目だけでもどうぞ。


【宮内れんげのイチ押しエピソード】
{netabare}
「にゃんぱすぱすーん!!!」

私にとって、こんなに愛おしくて微笑ましくさせてくれるキャラクターは他にいないとさえ思わせてくれる、大好きなキャラクター、れんちょん。
てなわけで、元も子もない言い方ではありますが、もぅハッキリ言ってどのエピソードも大好きなのです。
「入学式」「てるてるぼうず」 「赤ちょん(赤ちゃんのれんちょんね♡)」「駄菓子屋と自転車の練習」などなど…。
そんな中、れんちょんを見ていて一番楽しめたエピソードで考えると、ひか姉と繰り広げた第11話「そすんさー」の回かもなぁって思っちゃいました。

小学1年生にして、実の姉の絵を描いて『苦悩』というタイトルを付ける、芸術気質溢れるれんげ先生。
年賀状を作成するにあたり新たなイラストを描く先生ですが、ひか姉はそのイラストに興味を持ち覗き見しようとするのでした。
そりゃ妹に自分の周囲に無数の目を描かれ、あげくそんなタイトルを付けられたら強烈に印象に残って、以降も興味を抱くのは分かりますが……。

「描いてる途中の絵は絶対に見せないん!」という頑なな姿勢に、余計に見たくなってしまったひか姉。
双眼鏡まで持ち出して、別の部屋から覗き見ようと画策します。
遠慮の無いイタズラと、その浅い知恵を見透かした上でシラを切り続ける姉に、流石に【いらり】となるれんちょん。
そこから更に力づくで取り抑えにかかられ、遂にブチ切れたれんちょんは、凄まじい鎖骨突き

『『『 そすんす 』』』

をかますのでした!!!
(この頃はちょうど、同じ時間帯に放送中だった「GANGSTA.」のバトル作画の息切れに落ち込んでいた時で、そんな時に「のんのんびより」で凄まじいバトル作画が見れてしまったことが重なり余計に面白かったです。)

このエピソードのれんちょんは、どれもいつもの4(+1)人では中々見られない表情でしたので、とても印象的でしたね。
攻撃の際の「なああああああああああああああああああああああ!!!」って叫び続けるれんちょんの声も、しばらく頭から離れませんでしたよ。
やはりれんちょんは、小岩井さんの声あってこそですね。

ただ、多分アニメのキャラ設定であろうこの「そすんす」の使い手「そすんさー」。
あの執拗に首元の鎖骨を狙った、凄まじい突きの連続攻撃。
結局どのようなアニメかは知る由もありませんでしたが、私はそのアニメはBPOの力で即刻放送中止にすべきだと感じましたね。
れんちょんには悪いですが、そのアニメを見続けた彼女が修業を重ね真の「そすんさー」となった後、来年以降も多分同じことを繰り返しこの攻撃をされたひか姉が、もしかしたら取り返しのつかない事案になるやもと考えると、致し方の無い事でしょう。
れんちょんには、やはり教育上「グレートマン」を見て育ってほしいです。
いや…、でもアレも「行き着けのバーのママ」とかいう役柄もあるんだよな…ウムム…。。。

ちなみに、オチである上下反転イラストは、原作の漫画では「羊と猿」ではなく「兎と龍」になっています。
原作の方が完成度は高いと思いますので、興味のある方は是非原作もどうぞ。
{/netabare}


【越谷小鞠のイチ押しエピソード】
{netabare}
可愛くて小さくて持ち運びやすいことは最早周知の事実であり、世界のそういう層達を旭丘に決起集会させかねない程の魅力を備えた、我らがこまちゃん。
彼女も良エピソードに恵まれており、第2話の「ほたるんと2人で星を見に行く回」や、第5話「占いとか関係無しに不幸を呼びこむ回」、第11話の「電波にすら届かない回」など、メインをはることも多々ありました。
えぇえぇ、素晴らしいことでございますね。

上記のエピソードは基本的にどれも、大人ぶって残念な背伸びを披露し、更に残念な目に遭ってしまうパターンであり、それが彼女の黄金比でもあるのですが…。
そんな彼女のエピソードの中、私が最も印象的だったのは、いつもとは少し違う魅力を見せた、あの第8話「小吉さん」のエピソードでした。

実は一期の2話からさり気なく登場していた、こまちゃんのボロボロのくまぐる…じゃなかった、クマのぬいぐるみ「小吉さん」。
彼女がベッドの下から再び、この小吉さんを見つけたのをきっかけに、その想い出が蘇るのでした。

「大人の魅力」を育むという、0を掛け算するかのような過酷な挑戦を続ける彼女にとって、この小吉さんは「流石にもういらないかな…。」と感じてしまうのは必然でした……。
それは、人が成長する上で…誰もが通る道でした。
しかし、振り返ったアルバムでいつも肌身離さず持ち歩き、時には頬に怪我をしてまで大事にしていた小吉さんへの気持ちを思い出した彼女は、「こまぐるみ」の創始者ほたるんの力を借り、綺麗に修繕をしようと考えたのでした。

縫い針を指先に刺すという体を張ったお約束もキッチリこなした上で、ボロボロのヘロヘロだった小吉さんを、元のふんわりした状態に戻したこまちゃん。
穴から綿が飛び出ていた頬には、いつかの彼女と同じ、お揃いの絆創膏が添えられていましたね。
大事な想い出を無くすことなく、大事なまま保つことの出来た彼女が、本エピソードの最後に言った言葉は、

「大人だもん。」

でした。
それは、作品を通して彼女が本当に大人の階段を登った、(唯一の)エピソードだったのではないでしょうか。
とても心の温まる回でした。

小鞠、結婚しよう。
{/netabare}


【越谷夏海のイチ押しエピソード】
{netabare}
作中のトラブルメーカーであり、シナリオを動かす上でなくてはならないキャラクター、なっつん。
こと遊びに関しては非常に長けているので、この旭丘の動植物の知識においても彼女の右に出る子供はそうそういないでしょうね。
(多分ひか姉くらいかな?)
個人的には姉への好き度が強過ぎてしまい、私の性へ……じゃなかったピュアな心にはイマイチ響かない節もある彼女なのですが……。。。
そんな私でさえも、なっつんのその知識とさり気ない優しさが滲み出てトキメかせてくれた回。
それが、第4話での「ひらたいらさん」のエピソードでした。

田んぼで捕まえた沢山のカブトエビを、学校の水槽で大切に飼っていたれんちょん。
まず、ここの最初の何気ないやり取りが好きなんです。

なっんん 「名前とか付けたの?」
れんちょん「ひらたいらさんって言うん!」
なっつん 「どれが?」
れんちょん「どれもなん。」
なっつん 「…………ふむ……。」

しかし、毎日観察日記を書いて世話をしていた矢先、突然全てのカブトエビが死んでしまうというショッキングな出来事が起きるのでした…。
普段は年齢とは不相応に滅多に涙を流さないれんちょん。
そんな彼女が涙するのは、決まって『別れ』の時なんですよね……。(ひか姉を除く。)

カブトエビは、卵から産まれ死ぬまで約1ヶ月という、非常に短命な生き物だそうです。
私も小学生時代、れんちょんと全く同じ境遇になったことがあります。
私の時も、なんでか一気に死んでいました。
やっぱり相当ヘコみましたね……。
れんちょんと同じく、もう捕まえないでおこうって思いましたし。
(ちなみにアニメではありませんでしたが、原作の漫画では死んでいるカブトエビがしっかり描かれています。)

落ち込みを隠せないれんちょんに、皆がそれぞれ気を利かせる中、なっつんだけはその発想が違いました。
それは、カブトエビの習性をちゃんと理解し、土の中に卵を産んでいるのではないかと考え、捨てられた土を再び水槽に入れて、水をはっておくという機転の利いたものでした。
しかもそれを、れんちょんには何も言わず、さりげなくしてしまうところが非常に格好良いんですよね。
わざわざ、帰りのバス停から走って学校に戻り、バスの時間ギリギリに戻って来ていたクセに……。
勿論、あくまでも想定ではあるので、余計な期待をさせない為ではあるんでしょうけど。
(ただ、よく小中学生の自由研究で見る「トリオップス」と同じ原理なので、その確率は非常に高いようです。卵がかなり頑丈なようですね。)

その予想が見事に的中し、孵化した小さなカブトエビを見て喜びと驚きを見せるれんちょん。
「これ、ひらたいらさんなのん?」と聞くれんちょんに、笑顔を向けて優しく

「そうそう、ひらたいらさん。」

って言ってくれるなっつん。
かぁあああぁっっもぅ素敵過ぎるっ!!!

れんちょんの絵日記に描かれた沢山のひらたいらさん。
この命と、その真ん中で喜ぶれんちょん描かせることが出来た、なっつん。
それを見て、皆も(兄ちゃん含む)笑顔になっていましたね。
原作を読んだ時も思いましたが、あくまでもシンプルですがシナリオとして完璧に近いエピソードでした。
うん、はらたいらさんに3000点。
あっ、スルーして下さい。
{/netabare}


【一条蛍のイチ押しエピソード】
{netabare}
「ほたるんなぁ、玉手箱…半開きにしちゃったん? 良い感じの煙たさだったんな?」
と言う台詞が、非常に的を得ているキャラクター、ほたるん。
見た目も中身も小学5年生にしては非常に大人びており、且つこまちゃんに対する「愛情」は最早、計測しようとするとスカウターがボンってなってしまう女の子です。

ただ個人的に、俗にいう「百合」的な思想は、サド気質な私には全くの範疇外であり、正直嫌悪感すら抱くレベルなので、このほたるんの思考にはちょっと付いていけません。
こまちゃんへの愛には大いに賛同致しますが、それと同時に私はライバルだとも思ってしまうので非常に厄介です。
ちなみに私の妄想の中では、ほたるんを旭丘分校の屋上(無いか…ww)に呼び出して、 こまちゃんを賭けて腕相撲で戦い、私の腕がなっつんと同じく「パニィ!!」ってなってました。

………話を戻します。
そんなほたるんの一押しエピソード。
第7話の橋から勇気を出して飛び込むエピソードと悩みましたが、第11話の「家での子供全開なアグレッシブほたるん」が、やはり一番印象に残りましたね。

冒頭の通り、れんちょんを始め皆から大人だと思われるほたるんでしたが、家に帰ると、凄まじい子供っぽさを見せるのでした。
と言っても、意識的に使い分けているワケではなく、楽しかったり悲しかったりで感情が高ぶった際に時折見せていた「アグレッシブほたるん」が、常に出ているような感じでしたね。
まさに、小学生の家での幸せな雰囲気がそのまんま東で出ている感じでした。
これまで、非常に大人びていたり、「百合」であったり、「こまぐるみ」であったり…と、非現実性の強いキャラクターでしたので、このようなシーンが垣間見えたことでとても身近に感じ、好きになりました。
特に共感したとところは、あのテレビの猫特集を見ながら「でもペチのがもっと可愛いよ~!」って飼い犬をこねくり回すトコですね。
アレは、あるあるですよね。

そう言えば、このほたるんの飼い犬ペチにも言えますが、本作の動物って基本的に現実的に描かれているので、他作品に較べると表情に乏しいんですよね。
このペチも、たまにロボットのように思える時がありましたよ。
ちなみに声を担当しているのは、越谷家のお母さんだったりします。

ちなみについでに、この「アグレッシブほたるん」についても。
AT-Xで放送されていたSP企画「駄菓子でのんびり楽しむのん!」という声優さんのトーク番組を見ていると、中の人である「村川梨衣さん」って、「アグレッシブほたるん」のキャラそのまんまな気がしましたね。
「あぁ、こっちだったのか……。。」と感じて笑ってしまいましたよ。
そう言えば、原作のあとがきでも作者にそう描かれてましたっけww
{/netabare}


【越谷卓のイチ押しエピソード】
{netabare}
第1話でピアノ弾いてたとこ。
{/netabare}


【宮内一穂のイチ押しエピソード】
{netabare}
パッと見「侵略!イカ娘」に登場する最強の姉にも見える、れんちょんの姉々、かず姉。
ただこの姉々は、たまにすら目を開けないどころか、大人としてあるまじきダメっぷりが、この2期で更に拍車がかかっていたように感じましたね。
しかし、その様はこの上ない反面教師ぶりを見せ、あのなっつんですら勉強を頑張る気にさせるというのだから驚きでした。
そう、私のイチ押しエピソードは、第3話の「真っ暗で枕」の回です。

教え子に大量の宿題を出して且つ、それを見てケラケラ笑い自身は寝てばかりいる姉々。
(実際やることは最低限やっており、全く態度に見えないだけですけど。)
その様を見たれんちょんは、年の離れた姉に向けているとは思えない哀しい表情で
「先生は皆のヤル気を出させるのが仕事だと思うん……。」
と述べ、姉を諭すのでした。
普通に「せやな………。」と諭されている姉々には、笑ってしまいましたよ。

それでもやっぱり、TVリモコンを探す気力も、寝室に動く気力も、ましてやアイマスクを取る気力すら無い姉を見兼ねたれんちょんは、その姉のダメっぷりを他のクラスメイトに見せつけることで、皆のヤル気を出させるのでした。
狸のアイマスクを付けたままなので、何も分からず外に出て彷徨うマヌケな先生。
更には「真っ暗で枕見えない」という偶然のダジャレに悶絶して一人でケラケラ笑う様は、こんな大人になってはいけない……と皆に思わせるには、十分過ぎる破壊力となったのでした。
流石れんちょん、策士だなぁ。

しかしコレ、笑いはしましたが大人としては…、今後の姉々のことを考えると哀しい気持ちになってしまう、非常に尾を引く回となりましたよ。
そりゃれんちょんも、駄菓子屋の方に懐いちゃうますよね……。
サドな私としては、どうせなら工作でギロチンを作って「寝(永眠)ないで下さい!困りますん!!」とかしてみたいですね(真顔)。
頑張れ、姉々❢❢
{/netabare}


【宮内ひかげのイチ押しエピソード】
{netabare}
高校一年生となり、憧れの東京に住んでいる、れんちょんのもう一人の姉々、ひか姉。
その立場上、夏休み等の大型連休にしか旭丘にいないワケですが、原作者さん曰く勝手に動いてくれるので非常に描きやすいそうで、れんちょんに次いでお気に入りのキャラクターなのだとか。
(実は原作者の、旧作のキャラでもあるようです。)

私としても実は、れんちょん、こまちゃんに次いで好きなキャラクターです。
こまちゃんがいて気付きにくいですが、このひか姉も中々ミニチュアなサイズで非常に持ち運びやすそうですもんね。
あっ、通報しなくても大丈夫ですよ。

そんな私の、ひか姉イチ押しエピソードは、ダントツで第7話の「ばぶばぶ言う、ひか姉」でしたね。
あっ、通報しなくて大丈夫ですよーー!!

夏休みのある日、れんちょんのお人形遊びに付き合わされる、ひか姉。
超合金ロボットを母親としてれんちょんが演じ、お世辞にも可愛いとは言えない歪な巨大ぬいぐるみを赤ちゃん役として、ひか姉が強要されるワケなのですが…。
「母ちゃんオレ受験勉強やだよ」という赤ちゃんらしからぬ発言をしたひか姉を叱咤し、れんちょんは姉に

「ちゃんと真面目に【ばぶばぶ】って言うのん!!」

と、赤ちゃんプレ………失礼、赤ちゃんの演技を強要するのでした。
ここの、顔をズイと近付けて声のトーン低めに「ひか姉…ばぶばぶ言うのん…。」と言うれんちょんと、照れながらも少し小慣れたひか姉2度目の 「ばぁぶばぶ…。」が非常に可愛くて、2期全体を通しても大のお気に入りシーンとなりましたよ。
そこから更に、一人放置されダルさが重なってきたひか姉が

「れんげ~まだばぶかぁ~? 早くミルク~~ミルクばぶ~♪」

と言う様を、恐らくまだ会ったばかりであろうほたるんが目撃するという、とんでもないオチがつくという……。。。
オチとしても、私はココが一番好きだったかもしれませんね。
違うと否定しても余計にドツボにはまりそうな、なんとも言えないあの空気…。
昔、男友達とルームシェアしていた際、あまり交友のない知人から同性愛について理解がある風な発言をされた時を、ふと思い出しました。
えぇ違います、私は小さい子が好きなノーマルです。
真面目にブヒブヒ言います、仲良くして下さい。
{/netabare}


【富士宮このみのイチ押しエピソード】
{netabare}
越谷家の近所に住む高校3年生。
お姉さんらしい立ち振る舞いと内に秘めた黒さが見え隠れする…、手の内で転がされたいキャラクターとして人気を博しているようで…。
私はサドですので 、キャラクター的には好みとは少しズレてしまうのですが…。

ですがこの、このみちゃんの会話劇(主に、こまちゃんに対し)は、毎度面白くてニヤついてしまいます。
第11話「.com」の回においては、ケータイに興味を持つこまちゃんに気付いた上で、口に出せないことを面白がって手の内で転がす策略ぶり…。
ただ、決してこういう接し方ばかりでなく、基本的に面倒見の良い性格で、作中で恐らく一番の常識人なのが人気の秘密と言えるでしょう。
こまちゃんにも、なんだかんで結局「.com」させてあげていましたしね。
はぁ…私も一緒に「.com」して、それを撮影して「DMM.com」に出したいです。
えぇ、こまちゃんとです……、意見は曲げません。

話を戻して、このみ姉として一番光ったエピソードで言えば、上記の「.com」よりも、第10話の「妖怪医者いらず」じゃないでしょうか。
面倒見の良い性格と、れんちょんをちょっとからかってやろうという、このみ姉らしいやり取り。
実はこの会話劇も勿論良いのですが、私が一番好きだったシーンは、このみ姉が自分の部屋(2階)にれんちょんを招き入れる際の、階段を走るれんちょんに対し

「走ると危ないよ~。」

というシーンから、帰り際の「今度は走らないん。」と言うれんちょんに

「えらいねぇ~。」

って返すところなんですよ。
さりげない気遣いと、優しい褒め言葉。
これぞ、年の離れた優しいお姉さんって感じで、趣味を通り越して好きになりました。
良いですよね、こういう温かなやり取り。
それがさりげなく描けてしまうのが、「のんのんびより」の魅力なんですよね。
{/netabare}


【駄菓子屋(加賀山 楓)のイチ押しエピソード】
{netabare}

旭丘で恐らく唯一の駄菓子屋を経営する、20歳のお姉さん。
言動や立ち振る舞いだけを見ると作中では少々不釣り合いにも思えるのですが、実はれんちょんとの付き合いはかず姉よりも長く(大学生で下宿中だった為)、その信頼度はひか姉よりも厚いという、なんとも好感度の高いキャラクターなのでした。

そんな駄菓子屋のイチ押しエピソードといえば、そりゃもぅ第10話「すごく練習した」の、あの自転車の練習の回を置いて他に無いでしょう。
第5話「お好み焼き奉行」の回と少し悩みましたけどね…、色んな駄菓子屋の服も見れましたし。
ただ、やはりこの第10話は、制作陣の本気度が更に数段違ったように感じるクオリティでした。

皆(←こまちゃんでさえ)が1年生で補助輪無しの自転車に乗れたと聞き、買ったばかりの自転車の補助輪を外して練習を始めるれんちょん。
ただ、やはり早々上手くは乗りこなせず、店先から見守る駄菓子屋の心配は増していくのでした。
途中、れんちょんが軽い風邪を引いてしまったと聞き、脱兎の如く店を閉めてお見舞いに行くところなんて、もぅ微笑ましくてたまりませんでしたよ。
なので、ソレをネタにしてイジるなっつんに、結構本気でイラッとしました…。
もっと頬グニョってやったれ、駄菓子屋ぁっ!!(←ひか姉口調)

そこで
「駄菓子屋駄菓子屋、ウチ…絵本読んでほしいん。」
と、つるの恩がえしの絵本を出す、れんちょん。
「何度も読んだだろう…、なんで皆いる中で私に頼むんだ…」
と言う駄菓子屋でしたが、それは子供の本能だったのかもしれませんね。
風邪を引いて自分が弱っている際、子供は本能的に頼りにしている人に寄り添うのだそうです。(うさぎドロップ参照)
案の定ストーリーを完全に理解していた点を踏まえても、れんちょんは「つるのおんがえし」が読みたかったのではなくて、ただただ駄菓子屋に自分の隣にいて欲しかったのでしょうね。

寝るまでずっと寄り添ってくれた駄菓子屋への、れんちょんからのささやかなプレゼント。

駄菓子屋「この羽織も、わざわざスミマセン…。」

かず姉 「いや…、それウチがやったんじゃないけど?」

駄菓子屋「………………そっすか……。」

かず姉 「うん…………。」

あのとても小さな羽織は、その見た目以上に…駄菓子屋の心を温かくしてくれたことでしょう…。

次の日、
「自転車の練習……するか?」
という駄菓子屋の一言から、2人は村の田畑道で丸一日練習をしました。

その小さな身体で精一杯バランスをとり、補助輪無しの自転車を乗りこなそうとするれんちょん。
何度もコケて膝を擦りむいたり…、倒れこんだ自転車にもたれ俯いてしまったり…。
無言で真剣にそれを見つめる駄菓子屋は、一体どんな気持ちだったのでしょうね。

このシーンでは、これまで一度も流れたことのない音楽が起用されています。
後に発売されたサウンドトラックを調べると、この曲のタイトルは『いつも一緒』でした…。

最後、夕日が沈む中れんちょんから手を離した駄菓子屋の前のめりの手が、ゆっくりと腰元へと落ちていく情景。
本作に出会えて良かったと、改めて感じた瞬間でしたね。

「駄菓子屋、ありがとなん!」


ちなみに、なっつんの影響で今では違いますが、以前れんちょんは駄菓子屋を名前で読んでいたそうです。
う~ん、かえで姉……かな?
裏話で駄菓子屋が、幼少期のれんちょんとの印象深い思い出に「初めて名前を呼ばれた時」と言っていたので、いつかその時のエピソードも踏まえて確かめてみたいですね。
{/netabare}



【総評】

1期が最高に楽しめただけに、放送前から多少の不安はあったのですが、結果的に上記の通り、私は大満足の出来となりました。

ただ、この2期「りぴーと」の構成と演出に、熱が冷めた人も少なからずいたでしょう。
原作を読んでいた側からすれば想定の範囲内だったのですが、その私でも当初はやはり2年生になったれんちょんが見たい気持ちにもなりましたし。


ただ皆さん、忘れてやしませんか?
一年が過ぎると、今現在中学3年生である『あの御仁』が卒業し、もう旭丘分校からいなくなることに………。
はい……ですよね。
やっぱり「のんのんびより」は、変わらないことが一番です。

私は、ハンドルネームの通り、重度の「のんのんびより」ファンです。
それこそ、【前置き】のワシントン州の青年の言葉に、痛く共感するほどに(笑)

何故ここまで本作が、たまらなく好きなのか…。
それはきっと1期と変わらず、大好きなれんちょんのエピソードが、全てにおいて村の皆から愛されているのが伝わる、見ているこっちまで嬉しくさせてくれるものばかりだったからな気がします。
この2期は新キャラは一切登場しない代わりにキャラの掘り下げが豊富でしたので、その点では1期より楽しめたかもしれませんね。


本作の皆は、それぞれあの分校に通い、愛を注がれ成長を遂げていきました。
そこで一番年少であるれんちょんは、村の大人や子供達皆から、これからもずっと愛を注がれて育っていくことでしょう。
今までの子達が、そうであったように。

原作のエピソードは「沖縄旅行編」以外ほぼ使い果たしたので、3期は中々実現しないかと思います。
ただ、
「ムササビにいてこまされる、こまちゃん」
「初詣の出店で大人ぶって残念な目に遭う、こまちゃん」
「れんちょんVSなっつんVS駄菓子屋in雪合戦」
等、無いことはないので、本作の喪失感が拭えない方は、是非原作もどうぞ。


その上でも、喪失感を拭えない人は……。
本作の名曲エンディングテーマ「おかえり」ラストの、れんちょんの掛け声を思い出しましょう!


「りぴーーとーー!!!」


ではでは、いつかまた…。
世界一優しくて温かい場所……。
みんなみんな大好きな人、大好きな故郷に、再び「おかえり」と言える日が来ることを願って。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。


◆好きなキャラクターBEST3◆
『宮内 れんげ』声 - 小岩井ことりさん
『越谷 小鞠』声 - 阿澄佳奈さん
『宮内 ひかげ』声 - 福圓美里さん


◇可愛いキャラクターBEST3◇
『越谷 小鞠(今現在)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(小3時)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(乳児時)』声 - 阿澄佳奈さん

投稿 : 2025/03/22
♥ : 44
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

《祝・第3期制作決定!》裏切られた!(良い意味で・・・)

『のんのんびより』の第2期。

こまちゃんやなっつんのお兄さんは中3だったから分校を卒業して、れんちょんは2年生になって、新しい後輩とか転校生とか出てくるのかなぁ…。

見事に裏切られました。
「第2期」は「第1期のアフターストーリー」というのが常識だと思っていた私にとって、「第1期のアナザーストーリー」とは斬新でした。
だから『りぴーと』なのね・・・。

和み要素は第1期同様。コメディ要素は第1期より強くなったかなぁ。
作画の綺麗さは第1期以上か?
第1話。れんちょんが職員室を覗き込んだシーンで、光を反射しながらホコリが舞っている画は感動モノでした。

{netabare}9話のなっつんとひか姉のお月見の話がコメディ回としては最強。
この二人は良くも悪くもムードメーカーだから、二人が絡むと神がかります。
第10話のれんちょんと駄菓子屋の話が感動回としては最強。
この二人のエピソードは第1期から何か感動しちゃうんだよなぁ…。{/netabare}

いやぁ~、和むわぁ~・・・。


2019/5/11追記
公式ホームページで第3期の製作が発表されました。
今から楽しみですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 105

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメは制作会社で選ぼう!

「旭丘分校」の生徒はたった5人。
学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。
穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。
そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

第一話「一年生になった」
春、ピカピカのランドセルを貰った宮内れんげは、入学式前日に小学校へ通う練習に出かける。
そこへ越谷小鞠・夏海姉妹がやってきて一緒にバスで移動することに。
ところが学校に着くと「明日のお楽しみ」と、教室に入る事を禁じられてしまう。
これから毎日通う事になる学校を一人探検するれんげだったが…。
ちょっぴりの不安がありつつも、期待に胸を膨らます少女たち。
まったりゆるゆるな田舎スクールライフが再びはじまる!

第二話「星を見に行った」
「旭丘分校」に転校してきて数日が経った一条蛍は、今まで通っていた学校とは違うところばかりで驚いていた。
小学生、中学生が混在する教室での過ごし方も独特で、休み時間に「定規落とし」という遊びに誘われる。
ルールを知らない蛍だったが、クラスメイトと次第にエキサイトしていき……。
そして、初めての体験ばかりで喜んでいると、越谷小鞠から「今度星を見に行こう」と誘われる。
はじめは皆で一緒に行くはずだったのだが…。

第三話「連休中にやる気を出した」
ゴールデンウイーク前日に、やる気のない宮内一穂の声を聞きながらもテストを受けている「旭丘分校」の生徒たち。
中でも越谷夏海はさっぱり出来なかったようで、休み時間にクイズ形式で次の教科の勉強をするのだが……。
そして連休中に宿題を出された生徒たちは、宮内家に集まって勉強をする事になった。
皆が来る前に、家の中でもぐーたらしている一穂を何とかしようとする宮内れんげだったが…。

第四話「てるてるぼうずを作った」
入学祝でおばあちゃんから自転車を貰った宮内れんげは、みんなで一緒に自転車に乗って遊びに行けると楽しみにしていた。
早速乗る練習をしようとすると雨が降り出して来た。
季節は梅雨、なかなか雨が止まないのでてるてるぼうずを作り始めたれんげだったが……。
そして、以前田んぼの中で捕まえたカブトエビを気に入ったれんげは、カブトエビ当番として教室で飼う事になり張り切っていたのだが…。

第五話「お好み焼きを食べた」
ある朝、越谷夏海がおもちゃのおみくじを使って姉の小鞠の運勢を占うと「凶、水に注意」という結果が出た。
小鞠は、特に水の近くに行く事もない。と気にしないようにしていたのだが、学校で宮内一穂に「今日はプール掃除を行います」と告げられて……。
翌日、創立記念日で平日休みの越谷姉妹は暇を持て余していた。
夏海はまた小鞠の運勢を占おうとおみくじを振ると、再び凶が出て…。

第六話「ホタルと仲よくなった」
学期末の大掃除の日、越谷夏海は一条蛍と共に菜園の雑草取りと水やりの担当になった。
夏海はふと、蛍と二人きりになることがほとんど無かった事に気付き、何を話せばいいのか分からなくなる。
とっさに様々な話題を振る夏海だったが……。
そして夏休みに入り皆で宿題を始めた旭丘分校の生徒たちだったが、早速飽きてしまう。
そんな中、蛍の親が花火を買ってきてくれると聞きテンションの上がる一同だったが…。

第七話「思いきって飛び込んだ」
田舎の遊びにも徐々に慣れてきた一条蛍だったが、橋の上から川に飛び込む遊びは怖くて出来そうになかった。
秘密基地で遊んだあと家に帰ると、東京にいた時の友だちから手紙が届いていた。
その中には皆で行った遊園地の写真が入っていて蛍は懐かしい気持ちになり…。
宮内家ではひかげが実家に帰省しており、東京タワーの写真を妹のれんげに自慢していた。
れんげは最近写真に凝っていて撮りに行きたいと頼むのだが…。

第八話「給食当番をした」
二学期が始まり、授業で木の板を使って工作をすることになった旭丘分校の生徒たち。
宮内れんげと越谷夏海はペアを組んで何を作ろうかと悩むのだが、なかなか思いつかない。
焦り始める夏海に対し、余裕のれんげが独特の感性を発揮して作り始めた物は……!
そして給食の時間になり、カレーの匂いが漂ってきた。
給食当番のれんげとカレーの組み合わせを見て、越谷姉妹は過去に起きた凄惨な出来事を思い出すのだった…。

第九話「みんなでお月見をした」
越谷夏海は母の雪子より「庭の池に生き物がいないのが寂しいので何か捕まえてきてほしい」と言われ、お小遣い欲しさに引き受ける事にした。
門限までに帰ってくるようにと、母から渡された腕時計を付けて皆で魚釣りをしに出かけた夏海だったが……。
そして、中一になっても女の子らしくない夏海を見た富士宮このみは、自宅から中学の時に着ていた服を持ってきて夏海に女の子らしい格好をさせるのだが…。

第十話「すごく練習した」
越谷家に遊びに来た宮内れんげだったが、越谷姉妹は不在の様子。
諦めて帰ろうとした時、塀の向こうからひらひらと動く手が話しかけて来た!
妖怪だと勘違いしたれんげだったが、隣に住んでいる富士宮このみだと分かってひと安心。
ところが「わたし、妖怪だよ?」と、このみが言い出して……。
そして帰ってきた越谷姉妹から、自転車の補助輪を外したのは小学1年生頃だったという話を聞き、れんげも補助輪なしで練習を始めるのだが…。

第十一話「甘えんぼうになった」
冬休み、一条蛍と越谷小鞠が歩いていると朝練帰りの富士宮このみがやってきた。
このみが持っている携帯電話に興味津々の小鞠だったが、電波の届く場所がこの付近にはこのみの家の庭にしかないという。
そこでこのみがメールをしている様子を見て小鞠も挑戦したのだが……。
一方、宮内家では宮内れんげが年賀状を描いていた。
姉の宮内ひかげは、れんげが何を描くのか気になりのぞき見ようとするのだが…。

第十二話「一年がたった」
春休みにうさぎのエサやりに学校へやってきた宮内れんげと一条蛍は、忘れ物を取りに教室に向かった。
その途中で見つけた木の棒は、れんげが入学時に持っていた「伝説の剣」だった!
「一年が経ったんだね。」
と感慨深い蛍は、れんげにタケノコを採り行こうと誘われて皆で一緒に行くことに。
春の息吹を感じながら、タケノコを採ったり秘密基地で遊んだりお花見をしたり…。
いつもまったりゆるゆるな毎日です。

一瞬ブームになった、アニメ発信の言葉
近年はアニメ作品発祥の流行語も増えています。ただ、一般的な流行語と同じく、その流行はあまり長続きしないもの。そこで今回は、「一瞬だけはやったアニメ発の流行語」をご紹介します。「懐かしい!」と思える言葉もあるかも?

●「にゃんぱすー」
2013年に放送された『のんのんびより』の登場人物・宮内れんげが行うあいさつのせりふです。インパクトのあるせりふなので、放送当初はネットでも使う人が続出。先日2期が放送され、また使う人が増えてきているようです。

●「ホビロン!」
2011年放送の『花咲くいろは』で、登場人物の一人・鶴来民子が発した罵倒の言葉。当初は非常に辛辣な罵倒をしていたのですが、それを改めるように言われたため、この言葉を使うようになりました。

●「アッカリーン」
2011年に放送された『ゆるゆり』で登場した言葉。タイトルコール前に「アッカリーン!」と主人公のあかりを呼ぶほか、作中の効果音としても使用されています。ネット上では「\アッカリーン/」という表記でよく使われました。

●「さすがはお兄様です」
2014年に放送の『魔法科高校の劣等生』で登場したせりふ。主人公の司波達也を妹の司波深雪がほめる際に使います。他にも「さすがです、お兄様」など複数のパターンがあります。ネットでは「さすおに」と略して使われることもありました。

●「万策尽きたー!」
2014年から2015年にかけて放送された『SHIROBAKO』に登場したせりふ。登場人物の一人・本田豊が、トラブルが起こった際に言う口癖です。他にも本作では「変な話」という言葉も登場し、これも人気でした。

●「ひなだお!」
2012年に放送された『パパのいうことを聞きなさい!』に登場したせりふです。主人公と共に暮らす三姉妹の3女のひなが、自己紹介をする際に言いました。ネットではこれをまねて「~だお」という書き込みが目立ちましたね。

●「わたし、気になります」
2012年に放送された『氷菓』のヒロイン・千反田えるの口癖。何かに興味を持つたびにこのせりふを言いました。使いやすい汎用性の高いせりふでしたよね。

●「ジャッジメントですの!」
2009年放送の『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の登場人物、白井黒子が使用したせりふ。特に「~ですの」という語尾の部分が人気で、この部分をまねしてネットに書き込む人が多く見られました。

●「盛るぜぇ~超盛るぜぇ~」
2008年に放送された『とらドラ!』という作品に登場したせりふです。登場人物の櫛枝実乃梨が、アルバイト先でポテトを大盛りにする際に言いました。当時はかなり書き込みが目立つ言葉でしたね。

放送当初に大きく注目されたアニメ発信の流行語を紹介しました。2期放送などで再度使われている言葉もありますが、ほとんどは現在見ることのない言葉ばかりです。

「秋の宿題」を出題中! お気に入りのシーンを大募集するのん!
『のんのんびより りぴーと』公式HPにて「秋の宿題」を出題中です! 7月6日(月)深夜より、テレビ東京ほかにて放送スタートし9月に放送を終えたアニメ『のんのんびより りぴーと』。お腹を抱えて笑ったシーン。さわやかな感動に包まれたシーン。思わず涙したシーン。そんなあなたのお気に入りの名シーンを大募集しています! アンケート結果は、2016年1月10日(日)に開催を予定しているスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定! この機会にぜひ宿題に答えて、イベントを一緒に作って盛り上がりましょう!

【宿題の内容】
(1)一番好きなシーンとその理由を教えて下さい。
(2)一番笑ったシーンとその理由を教えて下さい。

【提出期限】
2015年11月19日(木)23:59まで

【結果】
2016年1月10日(日)開催予定のスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定
イベントパンフレットへの収録の可能性もあり

アニメは制作会社で選ぼう!
【SILVER LINK.】
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! (2016)
田中くんはいつもけだるげ(2016)
あんハピ♪(2016)
ユリ熊嵐(2015)
のうりん(2014)

視聴回数2回以上の作品
のんのんびよりシリーズ
のんのんびよりりぴーと(2015)
のんのんびより(2013)
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(2013)

かわいらしい女の子描写に定評のあるSILVER LINK.。まんがタイムきららフォワードで連載中の「あんハピ♪」が2016年春放送。

「2015夏アニメ満足度人気投票」、「のんのんびより りぴーと」が7位にランクイン
アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年9月24日~10月9日に実施していた投票企画「2015夏アニメ満足度人気投票」。その投票結果をお知らせしよう。

「のんのんびより」は、全校生徒5名という田舎の学校「旭丘分校」を舞台にした癒し系コメディ。第1期は2013年秋アニメとして放送され、放送開始前の期待度ランキング:18位→放送開始後の実力ランキング:1位→放送終了後の満足度ランキング:1位と急浮上。約2年ぶりの新作ながら今回もベスト10入りを果たし、人気タイトルとしての地位を確固たるものにした。

第10位までの作品と投票数は下記のとおり。投票総数は1982票。

1位:Charlotte(シャーロット)(283票)
2位:干物妹!うまるちゃん(198票)
3位:監獄学園(プリズンスクール)(172票)
4位:オーバーロード(154票)
5位:GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(141票)
6位:がっこうぐらし!(136票)
7位:のんのんびより りぴーと(116票)
8位:赤髪の白雪姫(85票)
9位:六花の勇者(71票)
10位:下ネタという概念が存在しない退屈な世界(52票)

新アニメ企画『はいふり』が月刊コミックアライブ表紙に! キャラ原案は『のんのんびより』のあっと氏!
8月27日発売の月刊コミックアライブ10月表紙に、『のんのんびより』の宮内れんげと、見知らぬ少女が登場! なんとこの少女、『のんのんびより』の原作者・あっと氏がキャラ原案を務める新アニメ企画『はいふり』のキャラクターなのです! どんな作品になるのか?
気になる詳細は、「はいふり」オフィシャルサイトがオープンしているので、要チェックです♪

【夏の学園祭2015】キャストも観客もみんなで“にゃんぱすー” 『のんのんびより りぴーと』ステージレポートなのん♪
2013年に放送され好評を博したTVアニメ『のんのんびより』。その第二期となる『のんのんびより りぴーと』が、現在テレビ東京ほかで放送中。そんな本作のキャスト陣が集まり、トークやクイズコーナーで盛り上がったステージイベントが、MF文庫J「 夏の学園祭2015」にて行われました。本稿ではその模様をお伝えする。なお、当日の出演者は以下の方々です。

【出演者】
小岩井ことりさん(宮内れんげ役)
村川梨衣さん(一条蛍役)
阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)

●第二期『のんのんびより りぴーと』は第一期の間を埋めるエピソード!
れんげから会場での諸注意がアナウンスされ、「みんな守れるー?」というお願いに、会場のみなさんが「はーい」と大きな返事で返し、「とってもいい子なのん」とさらにれんげがリアクションを返してくれるという、まるで『のんのんびより』劇中のような和やかな空気の中イベントはスタート。早速ゲストの3人がステージ上に登場すると自己紹介と簡単なご挨拶へ。それぞれ観客のみなさんへと挨拶をした際は、3人ともおなじみの「にゃんぱすー」で会場を盛り上げた。

ゲストのみなさんが着席すると、早速放送中の第二期の話題でトークを繰り広げる。第二期の1話は、第一期の1話の前日譚ということで、れんげの入学式の様子や蛍が旭丘分校に転校してくる前のエピソードが描かれました。第二期『りぴーと』では第一期の続きをやるのではなく、第一期の物語の一年間を掘り下げていくとのこと。

阿澄さんはそのことが嬉しかったそうで、小岩井さんや村川さんも第一期で原作から出ていなかったエピソードが二期で見られるかもと、会場のお客さんたちの期待を深めていた。

続いてはキャストのみなさんが第二期のみどころを語るということで、まずは小岩井さんが一生懸命に一年生になろうとしているれんげの緊張感を表現するため、入学式で「はい!」と言う時の演技はこだわって練習したとコメント。なかでも、アドリブで言っているという「なう」や「なーん」は、れんげと同い年くらいの親戚の子たちにインタビューを敢行し、参考にしているそうなので必聴!

続いて、村川さんと阿澄さんからは、放送されたばかりの第2話の蛍と小鞠が仲良くなったきっかけのエピソードの話題が。お姉さんとして蛍を引っ張る小鞠が見られたように、それぞれのキャラクターの新しい一面を覗くことができるのも第二期の魅力だとのことで、今後の展開がますます楽しみになりました。

●タヌキの鳴き声や星座など、作品に関わる問題で盛り上がったクイズコーナー
クイズコーナー「ウチ、田舎に住んでるのん? 田舎っ子検定」へと移ると、残念ながらこの日は不参加となっていた越谷夏海役の佐倉綾音さんが、ビデオメッセージにて登場しました。佐倉さんは今回のクイズコーナーの出題者を務めることに。

最初の問題は「『のんのんびより』には、れんちょんが飼っている“具”という名前のタヌキが登場しますが、タヌキはいったいどんな声で鳴くでしょうか?」。出題すると、佐倉さんが会場の3人への無茶ぶりで単純な答えを潰してしまう! そんな苦しい状況のなか、3人は答えることになりました。

なかでも阿澄さんの回答「ぽん!」は、その可愛さとインパクトから会場みなさんの投票で正解が決まるというルールのために、明らかに間違っていたにもかかわらずポイントをかっさらってしまったほど。

2問目は、「第一期の最終回で小鞠が摘んだ“ゼンマイ”は、次の3つの写真のうちどれでしょうか?」。回答に移るタイミングで村川さんが「これってそんなにムズカシイ問題かなー?」と発言。会場や他のふたりを煽ったものの、小岩井さんが回答時にコメントした「あんなにくるくるした植物が3つもあるなんて知りませんでした。」に対し、突然「嘘!? え!? くるくるしてました!?」と焦り出したのは印象的。

そんな村川さんの選んだ答えは3番! 回答用のスケッチブックには既に「正解やったぜ!」と書いてあり、これで不正解だったらと思うとどうなっていたのか想像もつかないところですが、無事、阿澄さんと一緒に正解して大いに喜んでいた。

最後の問題、「『のんのんびより りぴーと』第2話では、星空を蛍と小鞠で見に行きました。その中で星座の話をしていましたが、次のうち本当にある星座はどれでしょうか?」を全員仲良く正解すると、佐倉さんからの「もし、『のんのんびより』を面白いと思ってもらえたら、いろんな人に勧めて、いろんな人に『のんのんびより』の世界を楽しんでもらえるようにみなさんも協力してくださいね。」と会場のみなさんと『のんのんびより』ファンへのメッセージが。

クイズコーナーの後は、全問正解した阿澄さんへのご褒美「アニマックスカフェ」コラボメニューの「柿次郎君のムース」と「チョコハンバーグ丼」の試食と作品の告知コーナーを挟んで終了の時間となり、最後は出演者の締めの挨拶で幕を閉じました。

『のんのんびより りぴーと』イベントで村川梨衣さんが暴走……しない!?
7月19日(日)に秋葉原UDXで開催された「MF文庫J 夏の学園祭2015」のメインステージで、アニメ『のんのんびより りぴーと』(以下『りぴーと』)のステージが行なわれた。この日はメインキャストのうち、宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さんが出演するとあって、ステージ前には多くのファンが詰めかけた。

『のんのんびより』を代表する名セリフ「にゃんぱすー」で挨拶を済ませると、3人はさっそく7月に始まった2期の話題へ。『りぴーと』の1話が時系列的に1期より前のエピソードという変則的な構成だったが、その後について阿澄さんは「今後の『りぴーと』は1期で過ごした1年間を掘り下げていくものになっているので、うれしい」と感慨深げ。村川さんも「1期にはなかった原作のエピソードをアニメで観られるのがうれしい」と語ったが、普段と違う正統派のコメントに周囲からは「どうしたの!?」と驚きの声が。“マジメ”な村川さんに対してツッコミが入る様は、旭丘分校に通うヒロインたちさながら、『のんのんびより』チームの気の置けない関係性を感じさせた。

また『りぴーと』2話について、村川さんは「1期を通じて田舎に慣れていったので、まだ馴染んでいない状態の蛍は久々。新鮮な気持ちで演じた」という。そんな蛍との絆が描かれた小鞠について、阿澄さんは「これまでは年齢の割にテンパッてしまう話が多かったが、『りぴーと』2話ではきちんとお姉さんらしくしようとしていた。ふたりの関係性が微笑ましかった」と振り返っていた。

ゲームコーナーとして行なわれたのは、田舎っ子検定。この日来られなかったもうひとりのメインキャスト・越谷夏海役の佐倉綾音さんから出題される田舎に関するクイズに答えるというものだ。1問目は「『のんのんびより』には“具”というタヌキが出ますが、タヌキの鳴き声は?」。3人は「キュ~」(村川さん)、「めー」(小岩井さん)、「ポン!」(阿澄さん)とそれぞれに予想したが、答えは「ヒュー」。正解者がいなかったため、ここでは誰が正解に近いか観客の反応で決めることに。すると一番正解から遠そうな阿澄さんへの反応が大きく、まさかの正解ということに。

続く「『のんのんびより』1期最終回で採ったゼンマイはどれ?」という質問では、村川さんと阿澄さんが正解。最後の「次のうち本当にある星座は?」では、「以前、見たことがある気がする」と語った村川さんを始め、全員が「じょうぎ座」を選んで正解となった。

この結果、ただひとり全問正解となった阿澄さんがご褒美をゲット。用意されていたのは、『のんのんびより りぴーと』と8月17日(月)までコラボしているアニマックスCAFEのメニューから、柿次郎君のムースとチョコハンバーグ丼のふたつ。ムースについては「冷たい!」チョコハンバーグ丼については「甘みがある。本編と違って、おいしい(笑)」とどちらも絶賛の阿澄さんだった。

2期に入ってますます仲のよさがアップした様子の『のんのんびより』メンバー。彼女たちの声が吹き込まれる『りぴーと』はまだ始まったばかり。今後もいつもの4人による活躍に期待だ。

村川梨衣さん、佐倉綾音さんらキャスト陣のトーク&朗読劇に癒される~『のんのんびより りぴーと』先行上映イベントレポート
2015年7月から始まるTVアニメ『のんのんびより りぴーと』の先行上映イベント『のんのんびより りぴーと-みんなに会いにきたのん-』が6月14日、東京・日比谷公会堂にて開催! 出演は宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷夏海役の佐倉綾音さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さん、宮内一穂役の名塚佳織さんという豪華メンバー! 本稿では『のんのんびより』らしい穏やかなムードに包まれつつ、笑いも絶えなかった、楽しいイベントの模様をレポートしいます!

●「『のんのんびより』が帰ってきた!」そう思える新シリーズ第1話
チャイムの音と共に、イベントはスタート。一穂のまったりとした影ナレの後、司会進行役の名塚さんがステージへ登場した。「『のんのんびより』が帰ってきましたよ!」とテンション高く名塚さんが声を上げると、会場から大きな拍手。「今日ものんびりした気持ちで楽しんで帰っていただけたら嬉しいです」とのごあいさつの後、早速、『のんのんびより りぴーと』第1話の上映がはじまった。

本編の詳しい内容については放送を待ってのお楽しみとさせてもらうが、れんげの好奇心旺盛なところ、夏海・小鞠姉妹の快活さと仲の良さ、一穂のマイペースさ、旭丘の情緒あふれるのんびりした田園風景など、まさに『のんのんびより』が帰ってきたと実感できた第1話だった。

●また再会できると信じていたキャスト陣。
2期はアニメ化されていない原作とアニメオリジナルエピソード

上映が終わると、小岩井さん、村川さん、佐倉さん、阿澄さん、名塚さんが舞台に登場した。小岩井さんは開口一番、れんげのあいさつ、「にゃんぱすー!」を披露。会場が盛り上がったところで、トークがスタートした。

佐倉さんは第1期が終わった時もまたすぐに『のんのんびより』の世界に帰ってこられる気がしていたという。「ずっと『のんのんびより』は続いていて、『おかえり』、『ただいま』という日常の延長線のような感覚で戻ってこられる予感がありました。だから第2期のアフレコがはじまった時も気負うことなく役に入ることができました」(佐倉さん)。阿澄さんも頷き、「1期の最終回も作品が終わった感じが全然しなかったですよね」とコメント。第2期も第1期に引き続き、ヒロインたちのまったりとした毎日が楽しめそうだ。

また、『のんのんびより りぴーと』は第1期でアニメ化されなかった原作エピソードとアニメーションオリジナルの話で構成されていることが明らかに・・・!オリジナルエピソードについては原作のあっと先生自身がラフを切ったものを映像化しているとのことで、これは期待したい。

●小鞠のバラエティに富んだ泣きに注目!
それぞれが演じるキャラクターについて聞いてみると、阿澄さんは「小鞠は1期の時や今回の1話ではお姉さんっぽさが出ていましたけど、これからはわーわー泣きます(笑)。原作を読んでいる方はご存じかと思いますが、不思議な擬音で泣くんです。スタッフさん達のこだわりも強くて、なるべくこの音に近付けてくださいとの演技指導を受けました」とアフレコでの裏話を告白。実際にどのような泣き方をしているのかはテレビでチェックしたい。

●シュールで大爆笑の連続だった朗読劇
トークパートに続いて、前回イベント『にゃんぱす祭り』でも好評だった朗読劇コーナーが復活。今回朗読するのは第1期のBlu-ray/DVD第1巻と第4巻に付いていた描きおろしマンガ2本。コミックのコマ割りがそのままスクリーンに映し出され、それに合わせてキャスト陣が演じていく。

1本目はマンガに感化され、生徒会にあこがれた夏海が一穂に生徒会長になりたいと訴えるお話。夏海が大活躍したエピソードで、れんげから矢継ぎ早に議題と称した疑問を投げかけられたシーンでは、長台詞を早口でさばいた佐倉さんの滑舌の良さが見事だった!

2本目は越谷家にれんげ、蛍が遊びに来たときのエピソード。いつものみんなでトランプをしながら、れんげは読書と称して英和辞典を読み始め…。英語を読めてしまうれんげの優秀さと、読めない越谷姉妹に爆笑。トランプと見事に絡めたオチにも会場は沸いた。

朗読劇後、今回、素晴らしい早口の技を披露した佐倉さんは「夏海のセリフは尺が結構厳しいんですよね」とキャラクターを演じる上での苦労を告白。「でも、入らないかなと思っても本番では入ってしまうので、『のんのんびより』ってすごいなと思います(笑)」(佐倉さん)。

●1期と変わらぬ温かさと優しさ、スタッフ愛にあふれた作品で幸福感にひたろう!
情報コーナーでは、7月6日からの第2期放送開始に加え、テレビ東京では6月15日より3週に渡って、プレ番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』が放送されること、7月5日にAT-Xにて第1期が一挙放送されること、前作に続きnano.RIPEが担当するOP曲「こだまことだま」が7月22日、れんげ・蛍・夏海・小鞠が歌うED曲「おかえり」が8月5日に発売されることなどが発表された。

ED曲「おかえり」は「いい曲をいただきました」(小岩井さん)、「とっても素敵な曲で、もう胸がいっぱいになって泣きました!」(村川さん)、「前作と同じZAQさんの作曲で、すごく素敵でノスタルジックです」(佐倉さん)、「一層ひたれる感が強くなった気がします」(阿澄さん)とキャスト4人も太鼓判を押す良曲になっているとのこと。早く映像とともに聞いてみたい。

最後に出演者からメッセージ。
◆小岩井さん
「前シリーズと変わらず、温かくて優しい、家族で見ていただける作品だと思うので、応援よろしくお願いします」

◆村川さん
「1期であのシーン見たかったなとみなさんが思われていたエピソードもたくさんあったと思いますが、今回のりぴーとでそのエピソードも見られると思います。 楽しみにしてくださいね!」

◆佐倉さん
「第1期と変わらず、スタッフさんの愛にあふれた作品になっていると思います。皆さんにもそんな愛情を感じてもらえたらと思いながら私もアフレコに臨んでいます。『のんのんびより』ならではの描写の細かさなど、何度でも見直してもらいたい作品です。引き続きお楽しみください」

◆阿澄さん
「第1期で過ごした1年間を応援していただいての今回の『りぴーと』なので、私達もうれしく思います。あの1年間をより濃く、大切に思ってもらえる第2期になりました。皆さんと一緒に過ごして第2期が近付いてきた感じがしてワクワクしてきました。本放送までいろいろありますので、一緒にワクワクしながら待っていてください」

◆名塚さん
「今回、『りぴーと』ということで、1期の間、間のエピソードになっています。ですので、まだ『のんのんびより』を見たことがない方はブルーレイなどで1期のエピソードも合わせて見ていただくと、週に2回『のんのんびより』を楽しめます。私事ですが、一穂のおもしろい回?もありますので、楽しみにしていてください。」

キャストが舞台袖に消えた後、チャイム音が鳴り響き、れんげの「『のんのんびより りぴーと』の応援よろしくお願いするのんな!」の影ナレに賛同の大きな拍手が送られてイベントは終了。TVアニメ『のんのんびより りぴーと』は7月6日よりテレビ東京、テレビ愛知、テレビ大阪、AT-Xにて放送開始!

オープニングテーマ
「こだまことだま」

エンディングテーマ
「おかえり」

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33

76.8 23 田舎アニメランキング23位
だがしかし(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1313)
6562人が棚に入れました
家業の駄菓子屋を継ぎたくない鹿田ココノツは夏休みのある日、駄菓子マニアの不思議な美少女・ほたるに出会う。
実在の駄菓子とともに少年×少女のおかしな夏が今始まる!
美味し懐かし駄菓子コメディー、お腹いっぱい召し上がれ! !

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿部敦、沼倉愛美、鈴木達央、藤原啓治

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

で、実際に駄菓子屋に行ってみた...。

原作漫画未読で視聴。


『シガタ駄菓子屋の高1の息子「鹿田 ココノツ(しがた ここのつ)」の日常を、駄菓子マニアであり大手のお菓子メーカーの令嬢でもある「枝垂 ほたる(しだれ ほたる)」の駄菓子商品の豆知識を絡めて面白おかしく描く一話完結型の全12話の物語』


この作品にはストーリーのようなものはありません。また、ジャンル的にあえて分類するならば日常コメディです。ですからこれといったイベントようなものは起こりません。あまり期待はしてはいけません。なお、物語の舞台は主にシガタ駄菓子店内で展開されます。


「駄菓子かぁ・・・懐かしいなぁ」と思ったので観てみました。それにしてもこの作品は実に興味深かったですね。登場人物が他の作品と比べて圧倒的に少なかったからです。主人公の ココノツ、父のヨウ、ほたる、遠藤 サヤ、遠藤 豆のほぼこの5人だけでした。全話通してです。「たった5人でよく最終話まで飽きさせずに持たせられたなぁー」と感心しました。おまけに「駄菓子」というマニアックでピンポイントな題材でここまで話題を広げるのですから凄いもんですよ全く。しかも何気に駄菓子商品の豆知識が本格的で勉強になりました。実生活には何の役にも立ちませんけどね...。飲み会のネタぐらいにはなりそうです。


登場人物はコメディという事もあって基本みんなアホなんですが、一応作品全体を通して、「ほたる」や「ヨウ」はボケ、「ココノツ」は突込みという役割分担があります。ココノツがボケを的確に回収しながら話は展開して行きますが、たまにココノツもボケ側に回って誰も突っ込まないという暴走パターンもあります。私はむしろこの収拾のつかない暴走パターンの方が好きでしたね。(4話のような)


この作品を観終えるとやっぱり気になりますよね?本物の駄菓子屋。という事で、休日を利用して場所を調べて行ってみました。そこは自宅から車で30分の距離。で、一杯買ってきましたよ。うまい棒、すこんぶ、ミニコーラ、よっちゃんイカ、ココアシガレット、五円チョコ.....etc 。写真をアップ出来ないのが残念でなりません。でもさっき食べてて気付いたんですよねー。大人になって行くと沢山買えるけど楽しさ半減。やっぱり駄菓子屋は,子供のころ小銭握りしめて行ったから楽しかったんだろうなぁーと。


それにしても駄菓子は奥が深いですよね。「たかが駄菓子だが駄菓子、たかが駄菓子だが駄菓子 、たかが駄菓子だが駄菓子」 ←これ早口で言えたらうまい棒10本プレゼント。(運営から)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 61
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白いというよりは懐かしい→いつの間にか、サヤ師を愛でるアニメに(笑)→そして、次第にココノツに腹が立つアニメにw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
日常系アニメ。話題は100%駄菓子。

観る側の年齢や、地方出身かどうかで評価が別れそう。子供の頃に駄菓子に親しんだ人ならそれなりに楽しめます。

また、マンネリ化しないように、中盤以降展開を変えようと努力してる点は好感がもてます。いずれにせよ、(良い意味ですが)気合いを入れて観るアニメではないと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は、リアルでもアニメでも、ピアスを付けてる女性は好きくないです。が、サヤ師には萌えました(笑) 特に夏祭り回は良かった。途中から、駄菓子よりギャグより、サヤ師メインになってる自分がいました(笑)

そして、いつまでもサヤ師を無視し続け、ほたるを追いかけるココノツに腹がたってきた(怒) 「急に、モテたくなってきた」とか、ココノツめ、どの口が言うのか(ノ-o-)ノ┫

ところで、萌え度として、サヤ師<ほたる の視聴者って、どのくらいいるのかな?

サヤ師は、「ツンデレ」というより、「デレツン」な気がしました~♪ ナイスキャラ!
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 44

やる気梨 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ほたるがヒロインかと思ったら、サヤ師がヒロインだったでござる

あらすじ


とある半島の海沿いにある田舎町に住む
鹿田ココノツは漫画家を夢見ているが、
父・鹿田ヨウから実家の駄菓子屋
『シカダ駄菓子』を継ぐように告げられる。

しかし、それを嫌がるココノツの前にある日、
都会からやってきた駄菓子マニアの女の子・枝垂ほたるが現れ、
あらゆる手段でココノツに駄菓子屋を継がせようと奮闘する。



※wiki引用



感想


田舎の駄菓子屋を
舞台にした
駄菓子屋日常アニメ?かなw

基本、ずっと4人を中心とした
物語ばかりでしたね。


昔を思い出して懐かしい気分になりましたね〜。
ノスタルジーな気分になった作品です。
だがしかしを見てから
駄菓子を買いに行ったりしましたね。

どうやら、この作品の影響で
駄菓子ブームが来たとか来てないとか…。
それにしても、駄菓子とコラボしたのは凄いですね。


タイトルにも、書きましたが
サヤ師の方がメインヒロインみたいでしたね
あと、サヤ師の照れた表情が
めっちゃ可愛いですね〜。

僕も、サヤ師の方が好きです!
ほたるさん好きな人すいません!


懐かしい気分になれたし、
楽しい作品でしたが、
後半は慣れたのか
少し飽きた感じはしてしまいましたね。

もっと、新しいキャラとか出てきたら
変わったかも知れないが…。
でも、逆に言えば安定した作品だったかと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 46

73.4 24 田舎アニメランキング24位
生徒会の一存 Lv.2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1080)
6472人が棚に入れました
私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。なので外見が美しいものが選ばれることとなる。男子は他の男子からの反感がある為、必然的に美少女の集まりの場となる。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。その中で1人、猛勉強の末「優良枠」で役員入りした男子生徒・杉崎鍵。本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。なのでだいたいの話は杉崎の視点から語られている。しかし、杉崎の失踪や記憶喪失では他のメンバーが語っていたりする。

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

パロディが冴えてるな 最後はいいこと言ってくれました!

パロディに何が使われているのかを知りたい

ギャルゲー<現実
そうだよね
おまけにギャルゲーのネタバレを言ったら本末転倒だよ

Zってマジンガーの方ですか?
ガンダムの方ですか?

クリムゾンの元ネタ=くりいむの一存
笑いの種はパロディでもいいし、作っても構わないな

いきなりルフィやピカチュウのパロディかよ!
やっぱ面白いわ

ガールズトークって言っても
何も言わなかったら意味ないと思います!
ぬいぐるみ買ってくれる、服従してくれる、16連射や名古屋撃ちができる男だったらいいって・・・
もっと当たり前なことを言って恋バナをしましょうよ

634mの巨大ロボって東京スカイツリーじゃあるまいし

例え道を外れようとも
常に楽しくあれ!!
か、いい校則じゃねーか

妹にボディタッチをしてんじゃねーよ!
それとリリシアさんが様々な属性キャラをやるのはサービスしまくりだな

終わっても終わらない生徒会か・・・
今後も原作を続けるつもりだろうか

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こんな生徒会なら入りたいな〜

*話数
全10話+ova

*ジャンル
青春、ハーレム、コメディー

*感想
生徒会でのほのぼの話。


一期よりよかった!!
これは、慣れていたから良かったのか、
二期自体が良かったのかは分かりませんが…笑
でも、良かった!

ストーリーは一期よりも、
きーくんとの恋愛や過去が多くなっていたと思います。

最終回の感想
{netabare}きーくん、良かったね!!
本当によかった!
今まであんなにも頑張ってきたんだから、
ハッピーエンドで終わって良かった!
泣けた、泣けた!
みんなと離れ離れになるのはやっぱり寂しいけど、
それはどう仕様もないからね…
卒業式が無かったのが少し残念…
でも、十分満足できる終わり方だった!{/netabare}

キャラは新キャラが2人も登場!!
欲を言えば、もうちょっと新キャラとのシーンが欲しかったなー

OPはなかなかグッジョブ!
EDは毎回違っていたけど、どれもよく
これまたグッジョブ!!

*最後に
やっぱり、きーくんのような過去がない限り
ハーレムなんて来ないんだろな〜と思いました。
そらに、ハーレムって予想以上に大変ってことも分かりました!
全員同じ愛を注ぐとか僕には無理だ笑笑

原作にも興味がわいた!!!
今読んでるのが終わり次第、読もう!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 11

giants さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

声優と作画が思ったより酷くなくて高評価。
ただ、音楽に関しては一期のほうが良い。

[感想]
原作を読んでたからかもしれないけど、9話での完結は無理矢理詰め込んで終わらせた感じだった。
伏線無しにいきなり深夏のパート始まったり、新らしいキャラの登場を詰め込んでみたり、ちょっと性急だった。
卒業式も結構いい話なのにアニメ化されなかったしのは残念。
1、2話の話を削って卒業式やるか、12話構成で卒業式入れて欲しかった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

73.4 25 田舎アニメランキング25位
星空へ架かる橋(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1070)
6361人が棚に入れました
病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。しかし初が進むのは道なき道。足を取られた一馬は誤って初を押し倒し、あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、中村繪里子、青葉りんご、たかはし智秋、大久保藍子、吉田真弓、清水愛、門脇舞以、河原木志穂、羽多野渉、大橋歩夕

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロゲ・ギャルゲ原作のアニメについて考えさせられた作品です(・・。)ん?

■エロゲ・ギャルゲ原作の王道アニメとは \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
ゲームだと複数のエンディングに向けてそこに辿り着くまでのルートが複数存在しますよねー。
ゲーム中の複数のヒロインと主人公(自分)が好感度(親密度)を上げながら最終的に一人のヒロインと
エンディングを迎えるわけですよねー。っで!
アニメ化しようとすると、大きく分けて3パターンに分けられると思うのです!!
 
①メインヒロインの最良ルートの作品をアニメ化して、サブヒロインルートは一切無しor特典シナリ
 オorスピンオフ作品とする方法。
②メインヒロインの最良ルートの中にサブキャラ毎のショートストーリーを埋め込み一つの作品とし
 てアニメ化する方法。
③全てのルートを並列の時系列で分けて一つの作品としてアニメ化する方法。
 
もちろん上記に当てはまらない作品もあるとは思いますが、「星空へ架かる橋」にいたっては、パタ
ーン②がドンピシャだと思うのですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の評価できるところ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
シナリオ構成はいたって普通だと思います。
各キャラの紹介から始まり、サブキャラとのショートストーリー中盤を盛り上げて、メインキャラと
の感動的なエンディングへまっしぐらって感じです♪
作画的には良かったと思います♪
岐阜県可児郡御嵩町の自然豊かな風景を忠実に再現していて、温かいタッチで描かれているのです♪
さすがに女の子のレベルは問題なく合格点です♪弟の歩くんの可愛さは反則ぎみでしたけどね!!
 
エロゲ原作とは言いつつも、そんなにエロ描写は無く、ちょっとエッチなカメラアングルとか、多少
のパンチラがある程度なのでまったく気になりませんでしたよ♪
 
なんと言っても、主人公の星野 一馬(hoshino kazuma)がかなり好青年で一番高評価でした♪
ハーレム設定ではサブヒロインとのショートストーリーでありがちな、過剰な優しさで相手を勘違い
させてあられもない方向へ展開していくパターンが多いのですが・・・(゙ `-´)/ コラッ!!、そうなる前に
しっかり一線を引ける潔さが気持ちよかったですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の残念だったところ…c(゚^ ゚ ;)ウーン
やっぱり無難に仕上げた感じは否めませんね。
個性が無い為、満足感は得られるのですが、もう一回観たいという気持ちにはならない感じです。
せっかくアニメ化するのであれば、シナリオ・演出・作画等々何か光るものを見せて欲しかった気が
します。
 
■総評
はっきり言って先が読める展開なのでよく言えば安心して観れるのでしょうね。
最後はちょこっと感動しちゃいました(>o<")
でも、もっと制作意欲を見せて欲しかった作品です、内容が薄いのですぐに忘れてしまいそうな気が
してならないのです!
同様なシナリオ構成の「Kanon」と比べると良くわかりますよね><
なので、個人的には楽しめる作品ですけど、人に勧めるなら他の作品を薦めるといった感じですね♪
 
2011.07.23・第一の手記

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43

アスクール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和み系恋愛ですー(*_*)

星空へ架かる橋はいいです!本当大好きです。

なんというか重いところがなくて見やすくて気持ちがすごく和みました!

自分的に初(うい)って名前がすごい好きです”

原作はエロゲーですねーどんな感じなんだろう。このアニメはたぶん初のルートがメインだと思うんですが、他のヒロインの恋愛模様がもっとみたくなりました。

田舎舞台で実際たいしたことは起こりませんよ。ファンタジー色はないです。最近なんか三角関係だとかヤンデレ系とか見てたんで、これはすごく和みました^^

萌え系なんですかね(?)

自分的に初がすごくかわいたかったです♪食べるのが好きな子なんですがそれがいいんですよ!

自分的に好きな場面があるんですが初が食べながら「これ食べちゃ(もぐもぐ)ダメだったの?」って言うシーンがあったんですがあれマジ最っっっ高でした。何回も見返しました。

どういう状況かわかりずらかったですよねすいません。

とにかく見やすく萌えるアニメです。ストーリー重視だと見づらいかもしれません。

見てほしいです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7
ネタバレ

こたまろん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々の当たり*\(^o^)/*

12話+ova1話の全13話!
病気がちな弟の療養のため 緑豊かな山比古町に来た 星野一馬。しかし 来て早々 一馬は山で迷子に。そんな時 山菜採りに来ていた中津川初に助けられるのだが 足を滑らせキスを。。。
それを初の親友 日向伊吹に見られ 星野一馬の波乱万丈な学園生活が始まる!!!

作画も物語も自分好みで大満足(*^o^*)
女の子はたくさん出ますが その中で限られており ややこしくなく さっぱりとみれました!!!
最後も綺麗にまとめられており 良かったです(*^o^*)
欲を言うと 最後に選ぶのを{netabare} 日向伊吹 {/netabare}が良かったのですが これはこれでありかなって感じでした(o^^o)
ラブコメハーレム系 ギャルゲとか好きな方には オススメできると思いますので この機会にぜひ(*^o^*)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3
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