王子で王女なおすすめアニメランキング 22

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの王子で王女な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月11日の時点で一番の王子で王女なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.6 1 王子で王女なアニメランキング1位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (109)
334人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

竜帝閣下はわがまま

原作未読 全12話

現代とは違う異世界、フィアンセの裏切りにあい死んだ主人公(令嬢)は、気がつけば6年前の10歳の姿に戻ってしまった。未来を知っている令嬢は運命を回避すべく未来では敵であった帝国の皇帝(竜帝)と結婚することにしました。運命に争う令嬢と竜帝との様々な事を乗り越えて生きていく姿を描いた作品です。

敵と対峙しているときと普段のギャップが大きい竜帝閣下、主人公の令嬢は最初は翻弄されていきます。

ある決意を決めてからは令嬢は積極的に行動を開始します。

最後は逆に令嬢の方が竜帝閣下を引っ張っていく感じでしたね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはsajou no hanaさん、EDは花たんさんが歌っています。

最後に、この作品は竜がたくさん出てきます。竜に乗りながら飛んでいくシーンが多かったのですが、私も乗ってみたいですねw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ここにも「ドロボー猫」がw(3話まで視聴して)。

>3話まで視聴して
原作未読です。

視聴の動機は、本作メインヒロインのキャスト、内田秀さんです。
はい。自分にとってはヘブバン声優さん。ヘブバンでは「ななみん」ですね。
 ヘブバンにログインしたら、毎回何らかのボイスが流れます。
 レアボイスが流れないかと毎回楽しみなんですよね^^。(各種オマージュネタなどなど)

最近流行りの、令嬢やりなおしなろうモノか?・・と甘く見ていましたが
いやいや本作、クオリティなかなか高そうです!!。

少しシリアスなテーマを含んでいるハズなのですが
それらを全て吹き飛ばすパワー、テンポ、明るさ(能天気さ?)がある♪。
作画の表情描写は丁寧だし、動きもダイナミック!。


気付けば、ここにも「ドロボー猫」がw。
本作ヒロインも、かなりの食いしん坊キャラ?。
 なんか、マケインムーブが続いている??w。

いろんな他作品にも登場する、マスコット的な動物系キャラ。
基本的に自分は苦手な要素で、たいていはしっくりくるものがないのですが
本作のあのキャラにはハマった!。
はい。井澤詩織さんキャラ。
はい、反則w。いや、グッジョブです!!。ナイスキャスト!。

ただ1点、本作を支持すると社会的にマズくないか?。と懸念がw。
はい。○リ。
いや、否定はしませんが、中の人は16歳?。だからセーフ??。いやアウトですね。。

個人的に、今期のダークホース。
  
 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

誰向けなのか、良く分からないやり直し令嬢もの…。バトルアニメ?ラブコメ?

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 主人公のジルつおい!ステゴロでも負けへん…。一回目って、どんなお子様だったんすかね…。魔力が凄いからで説明されてますが、単純に危険人物です。

 そして、ロリコン皇帝も強い!龍帝だから…。人間核弾頭リーサル・ウェポンでキレると怖そうです。二面性と言うより、サイコパス寄りの男キャラで、DV後たまに優しい系の男っぽくて、好感度は低いです。

 物語は、皇帝の座をめぐって後半延々とバトルを繰り返します。1回目の展開が不明なので、ジルがキーキー騒ぎながら戦っていますが、それが妥当なのかが判断できません。

 ロリコン皇帝は敵だらけだし、1回目はどうやって切り抜けたのかな?後、女神も何なのか不明なので、要らない要素な気がします。

 結局、1回目でジルの国はロリコン皇帝にやられて無茶苦茶になるんでしょう?

 ジルは、ロリコンの子供を10人産む宣言して物語を締めます。イタリアの女傑、カテリーナ・スフォルツァみたいな王女になれたら良いですね。実に貴族らしい発想です。政略結婚させまくって、皇帝権の安定を図る気らしいです。てめぇで天下取った方が早くね?

 何か、いちいちキモくてザワっと来る所が視聴者を選びそうです。絵柄は可愛いのにね!٩(♡ε♡ )۶

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 2話まで観ました。2024.10.21

 これは厳しい…。主人公のジルは10歳の頃から強かった様です。令嬢とかそれ以前の問題では?軍艦をぶん投げたり、飛んでくる砲弾を素手で防いだりします。

 己の武で生きていけますよね?貴族社会に留まったり、結婚したりする意味が不明です。何処か他所で自分の帝国を樹立して初代皇帝になった方が良いのでは?

 ジルは自立している様で、中途半端に男に頼っている感じの気持ちが悪い主人公です。男性作家なら絶対に創作しないタイプのキャラクターですね。

 そして、ロリコン皇帝もきつい人物です。幼女の気を引こうとあれこれ画策しますが、幼女性愛者が被害者を誘惑しようとしている感じです。イケメンならロリコンでも無罪なんでしょうね…。

 また、皇帝の相棒のドラゴンもキモいです。翼が独立しておらず、手に羽根が生えているので鶏みたいです。これ、可愛いか?羽毛を毟られた鶏みたいなのが好きなのか?

 男性視聴者向きでは無いのが明らかなアニメの様です。順当に篩にかけられている様な気分がします。
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 初回観てのレビューです。2024.10.11

 軍神令嬢!?冒頭からパワーワード炸裂です。どうやら主人公は、戦場で大活躍している様です。

 16歳の小娘が戦場で大活躍出来る?どういう世界観なのかな?ヴェルサイユの薔薇のオスカルは一端の士官だったけど、40歳近かった…。指揮官として軍功を挙げて評価されるには時間がかかります。純粋な武力、戦士として評価されていると言うことなのでしょう。

 1話からツカミにツッコミ所満載で不安になります。貴族とは言え、令嬢が最前線で戦うってどのくらい国が疲弊してんの?首都ベルリン陥落まで戦ったナチスドイツ並の総力戦をしてるのかな?

 そして、シスコン王子は何でこんなに戦闘力の高い女性にワザワザ求婚するの?婚約後の10歳から5、6年でそんなに強くなる?もう、子供の頃から呂布子や成吉思汗子みたいなキャラじゃないと説得力無くね?もしくは巴御前…。並の女じゃありません。

 恐らくこれは、宿敵のロリコン皇帝との因縁を作るための下らない設定に過ぎません。作画やキャラデザインは良い感じですが、スタートから暗雲が立ち込めています。いくら他の悪役令嬢、やり直し令嬢ものと差別化が必要とは言え、やり過ぎです。

 そして、結局はラブコメ展開に…。今後、上手く色々な伏線を回収出来るか注目したいと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

63.9 2 王子で王女なアニメランキング2位
星降る王国のニナ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (66)
185人が棚に入れました
フォルトナ国城下で孤児として暮らしていたニナは、星の神のごとき深き青――瑠璃色の瞳を持っていた。 事故で亡くなったフォルトナ国の王女アリシャと同じ色の瞳ゆえ、第二王子アズールに見出され、ニナは王女に成り代わることを求められる。 身代わりの星の巫女として、王女として、与えられた使命――それは三月のあと、大国ガルガダの第一王子セトに偽りの花嫁として嫁ぐこと。 運命に翻弄されながらも、誰かに必要とされることに喜びを感じるニナ。そのまっすぐな瞳が見ているものとは……。 愛する人を守る決意をしたとき、それぞれの運命が大きく動き始める!!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

暗闇の中でも星を見つける瑠璃色の瞳

フォルトナ王国城下町で孤児として暮らす少女ニナが、
王子アズールに、事故死した王女の身代わりの姫として見出され王宮入り。
王子と関わり合う内に惹かれ合ったり、さらなる波乱万丈に巻き込まれていく。
同名少女コミック(未読)の連続アニメ化作品(全12話)


【物語 3.5点】
逆境の暗闇の中でも、へこたれないヒロインのような者にこそ、光は訪れる。
そんな女(ひと)にこそ、頑なだった王子の心も開かれる。
本作はこれまで少女コミック界隈などで何度も生産されてきたテーマの再提供。
安心感はあるが意外性は少なめ。

毎話、王道要素がテンポ良く展開される構成は小気味良い。
EDアニメーションで、めくる本のページが影絵になっていて、
話数を重ねる度、影絵が各話の象徴的なカットを描いた挿絵として着色され、
波乱に満ちたヒロインの足跡を振り返る仕掛けとなっていますが。
1クールでよくこれだけのイベント量を消化できたなと感心します。

が、ハイテンポの代償として、じっくりと心情描写する機会が損なわれた感も。
試練に恋にと葛藤するヒロインの心情は、視聴者が読み取る間もなく、
モノローグで語られあっさり答え合わせ。
もっと色々、本音を想像させてドキドキさせてよと思うこともしばしば。

よって、私は本作を一日の締めなど、極力、心身が消耗した、
考察ばかりしたくなる深夜アニメ脳すらも死んでいる状況を選んで視聴しました。
すると、直球テーマによる浄化効果も相まって、醜さぶちまける系の他の深夜アニメ視聴も含めた日々のストレスが緩和され、
なかなかの入眠効果が得られました。

異世界ファンタジー版の「世界名作劇場」、童話絵本でも眺めるような距離感で行けば、
スッと折り合えるかと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・シグナル・エムディ

デジタル作画制作の推進を目的にIGグループが設立して10年になる子会社。
星空のようなニナの瑠璃色の瞳など描き込んで来る部分もありますが、
基本的には限界突破する程の作画カロリーは費やさず、無難に完走しましたという印象。

ニナも、思ったことが口やモノローグだけでなく、すぐ顔に出るので、
分かりやすかったですが、読み解きがいがないと思ったりしたのも脚本同様。
ニナは、髪型も色々と変わりますし、ちびキャラ含めた掛け合いや顔芸も多彩だったので、
見ていて退屈はしませんでしたが。
あと鳥の方のニィナとか。

グロ方面では、ネタバレレビューを読む などソコソコの衝撃シーンこそありますが深夜アニメでは控えめなレベル。
ロマンス部分も乱暴や夜伽を示唆する展開などがあったりもしますが、
実際に描写されるのはアニメ化部分ではキスまで。
私は配信組でしたが、TV放送は刺激を求められる深夜アニメではなく、安全安心なEテレ夕方枠とかでも良かったのではとも感じます。

ただ、そのキスに“好き”が入ってるか否かなど、
キスの意味の使い分けについては大事に描写されていて好印象でした。


【キャラ 3.5点】
明快だが予想通り過ぎると思うことも。

序盤フォルトナ王国で一番ヤベェ奴は悪女オーラ全開な王妃様ではなく、
ネタバレレビューを読む だったというのも、
すぐにピンと来ましたし。

唯一、一本取られたなと思ったのが、終盤、ネタバレレビューを読む
ただ、これも、やられてみれば、よくあるサプライズなんですけどね。
私も終盤までには、このアニメは、深読みせず無心でストーリーに身を委ねようと決めて、折り合った頃だったのも一因かなと。
制作者の掌の上で気持ちよく踊らされることができました。


フォルトナ王国の第二王子・アズール。
ネタバレレビューを読む

ガルガダ王国の第一王子・セト。
ネタバレレビューを読む

ニナはやがて二人の王子と両国を股にかけた三角関係を構築していくことになりますが、
二人の王子がデレるポイントも分かりやすくてくすぐったかったですね。

因みにファンの間ではアズール派かセト派で盛り上がっているそうですが、
私は断然セト派ですね。
ネタバレレビューを読む
このパターン。私は何度提供されても美味しく頂ける好物ですので。


【声優 4.0点】
主演ニナ役の田中 美海さん。
デビュー作のアイドルグループ「Wake Up, Girls!」片山実波役を務めていた頃から妹ポジション。
その後も様々なタイプの妹、年下役として、WUGメンバーの中でも一番堅実にキャリアを重ねて来た方。

ニナはスラム暮らしの頃は少年の格好と言動で身を守っていたため、
素の口調は粗暴なボーイッシュ。
心情を網羅するモノローグには乙女心も滲み出て。
王国の公の場では姫を騙り上品な言葉遣いで堂々と。
多彩な年下属性が求められる役柄でしたが、
みにゃみには対応できるだけの引き出しが培われていました。


アズール王子役の梅原 裕一郎さんは落ち着いたイケボ。
セト王子役の内山 昂輝さんは気だるげ成分配合のイケボ。
ボイスドラマから続けての指名となった一線級のお二人を相手に、
田中 美海さんが掛け合いで堂々と渡り合う。

正直、私は少女マンガはあまり守備範囲ではないですし、
お話にはハマりきれない懸念もありましたが。
みにゃみの成長に目を細められればそれで良いと割り切ったのが視聴動機でしたし。
得る物は得られたという点では満足できるアニメ鑑賞ではありました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は田渕 夏海氏。
メインテーマとなる「瑠璃色の瞳」を始めピアノサウンドが牽引するピュアな曲風が中心。
癒やし目的で流しても効果ありそうな音源です。

主題歌はOPが坂本 真綾さんの「nina」
EDがムフルム王子役も務めた東山 奈央さんの「星の伝言」
ビブラートをあまり当てない純度の高い伸びやかな声優アーティストのボーカルが世界観にマッチ。
特に「星の伝言」は一日のEDとして聴いても綺麗に落ち着く逸品です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ストーリーはすごく面白いのに、中途半端な終わり方

事故死した幼い姫の身代わりとして王宮に入ることになった乞食の娘。
いくら政治的な駆け引きがあるとは言え、
どこのだれか分からない人物を身代わりにするかねえ。
まあ、そんな無粋なことを言うのはよろしくない。
そんな出自から姫となり、政略結婚で他国に行く。

それにしてもモテる姫である。
二股かけずにどちらかに絞れよ、と思ってしまうのだが。
悪気が無いのがまた、どうしようもない。

そんな自由奔放な姫も、大国の思惑に巻き込まれ、数奇な運命をたどる・・
という、これから面白くなるところで終わり。
続編製作の情報も無い。何とも惜しい感じ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

恋愛脳傾城玉藻の前二股吶喊好色一代スラム女

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 やべぇーアニメです。主人公のニナはタイトル通りのアバズレです。

 いくら何でも無理があります。スラムで生き延びてきた瞳が青いだけの小娘を拐ってちょっと教育して、敵対王国に死んだ姫の代わりに嫁として送り込む…。

 バレるバレない以前に最下層民なんて信用出来ないだろ…。アズールはアホなのかな?王昭君の悲劇があり得ないのと一緒で、格上の国に喧嘩売ってるのと変わりません。

 そして、ニナは超恋愛脳でアズールに惚れて、アズールもニナに惚れて何だかんだで任務を遂行しようとしますが、送られた国の王子のセトに惚れます。

 セトからも惚れられて…。もはや妖怪玉藻の前レベルの化け物です。身体も貧弱で教養も無い女に王子二人が簡単に落ちるか?なろうハーレム男主人公より説得力がありません。王子二人は女に免疫が無い童貞中坊なのか?

 そして、ニナは後先考えずに恋愛脳的吶喊行動を起こし、周囲を引っ掻き回します。何のために嫁に行ったのかな?アズールも未練タラタラで、コレでは最終的にトロイ戦争しか道無くね?イケメンを天秤にかけてるの?傾城の悪女だろコイツ…。

 結局アニメは良い所で中途半端に終わります。原作が完結しているのか不明ですが、アズールとセトが穴兄弟になって、ニナを媒介にした二国間同盟を締結するしか道が無い様な…。

 どちらにしても戦乱の未来しかありませんね…。ニナさんは歴史に残る悪女になれそうです。無自覚な分、某アリシアより悪辣ですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

72.2 3 王子で王女なアニメランキング3位
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (222)
708人が棚に入れました
「首が…ある!? 幼く…なってる!?」 大国・ティアムーン帝国で“わがまま姫”と蔑まれた20歳の皇女ミーアは、民衆の革命によって断頭台で処刑された。 はずが、目覚めると12歳の頃にタイムリープしていた! どうやらここは、やり直しの世界――彼女の枕元に置かれていたのは、処刑される前に自らが綴った血染めの日記。 第二の人生を歩み始めたミーアは、帝国の立て直しを決意。 帝国の未来のため? 民衆を飢饉から救うため? 内戦により命を落とす多くの兵士のため? じゃない! すべてはギロチンの運命を回避するため!! 「こ、これぐらいわたくしにかかれば簡単ですわ!」 小心者で、保身上等&自己中最強のポンコツ姫が、自分のために大奮闘。わがまま姫様の行動がまさかの奇跡を巻き起こす、歴史改変ファンタジーが始まる。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今期のダークホースでしたわ~♪

[12.29見終わって]
とっても面白かったですわ♡
自分ファーストが揺るがない帝国の叡智ミーア姫の活躍?に毎週とても楽しませていただきました♪
途中で原作のラノベも気になり、読み始めたらこちらもとても面白くて最新刊(15巻)まで読んじゃいました。
アニメは第1部まででしたが、原作は第8部まであって、ぜひアニメ2期やってほしいですけど第2部はたぶん2クールは必要なお話だと思うので難しいかもです。。
とはいえ物語としては第1部は序章でここからというところなので、キノコミーアをアニメで見れる日を待ちたいと思います。

[初回感想]
革命が起こりティアムーン帝国のミーア第一皇女は3年の幽閉を経てギロチン処刑された・・はずがなぜか8年前、12歳の頃の自分に戻っていて・・で始まる物語。

原作は小説家になろうで投稿後、書籍化されたライトノベルでコミカライズもされているようですが未読です。

これも悪役令嬢ものにはなるんですが、いつものゲームなどの世界に入るんじゃなくて、世界はそのままで過去にタイムリープして人生をやり直す感じで進みます。

旗もった人とかギロチンとか、フランス革命思い浮かべますね。
最初にシリアスシーンを持ってきたのは良いと思いました。
これ見せることでミーア姫が必死に回避しようとする気持ちがわかるし感情移入できるから。

基本、明るいコメディタッチでテンポ良く物語は進むんですが、たまにじんわりするシーンもあったりしてそういうとこも好きです。

ギロチンを回避するために必死に頑張るミーア姫は、いい人ではあるんだけど打算的というか自分のために頑張るところもいいw
そんなミーアの行動に勘違いしてどんどん株が上がっていくところはベタだけど面白いです。
あとミーアの変顔もいい味出てますw

OPがノリが良くて作品の雰囲気にすごーくあってます♬ですわ、ですわ、ですわ~🎵が耳に残りますねー。好きです♡
EDもいい歌でこちらも好きです♪

今期は面白い作品が多いですけど、これはダークホースになるかもですわ♪

以下、印象に残ったシーンです(不定期更新)

1話「断頭台から始まるお姫様」
ネタバレレビューを読む

3話「ミーア姫、種をまく」
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 26

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そりゃあ、長ったらしいタイトルをつける訳だわ・・・w

レビュータイトルは今作についての事ではありませんし、そういった長いタイトルを持つ作品をディスる意図もありませんw。

と、前置きをしたうえで、意図を説明。
転生系の作品のタイトルって長々とウケ狙い的なタイトルのついた作品が多くありますよね。
今となっては、もうそれが当たり前というか、ある種代名詞的なところがあると思うんです。

そして、当然ですが同じように、
いわゆる悪役令嬢転生系の作品、「乙女ゲームの~」「ツンデレ悪役令嬢~」「悪役令嬢なのでラスボス~」など等、この手の作品はキャッチーというか、狙って付けた感のあるタイトルがついているものが数多くあります。
もちろん私も視聴して楽しませてもらったので、悪い印象も無いのですが・・・、慣れって恐ろしいもので、このくらいのごちゃごちゃ感があった方が受け止めやすい、まであるじゃないすかぁw昨今は。

で、この作品も言ってみれば悪役令嬢転生系なのですが・・・。
タイトルが「ティアムーン帝国物語」。
サブタイトルでなんとか「らしく」なっているのですが、どうにも、少し地味な印象なんですよねぇ。
でも、観てみるとかなりまとまり感があって、平均以上の悪役令嬢ストーリーになっているんですよねぇ、個人的には。

これが
「クビちょんぱの悪役令嬢が転生したので、ギロチン回避の逆転ストーリーを目指してみました」

なーんてタイトルだったら、ネタになって、もう少し派手に見えたかなぁなんて・・・・・・、やだなぁ、冗談なんですけどーw。


って、印象を持ったんですよーってお話です。

いやホント、結構しっかりと作ってあったと思うんですよねぇ。
小さな成功と細かいカタルシスがちりばめられていて、物語も骨太とまでは言えないけれど、各エピソードでは、しっかりと「クビちょんぱ」を回避するための人間関係の構築も描かれていて・・・。

また、キャラデザも落ち着いたまとまり感のあるモノになっています。
過度に萌えに振った訳でもなく、キャラクタ的に「そういった役回り」のキャラも登場はしていません。
どのキャラも、物語、エピソードの役者として配置されています。

そして主人公のミーアも時に型崩れしwデフォルメというか崩壊顔をするのですが、この頻度、使い方も過度ではなく、適切なタイミング、頻度だと感じました。

物語の終盤に国同士のイザコザまであるか、という事態に遭遇するのですが、こちらもまぁまぁ説得力のある描かれ方をしていました。

軽いものから、重たいものまでエピソードもバランスよく盛り込まれていたと感じます。

あとは・・・、ナレーションですかねぇ。
フォローアップの説明、解説をしてみたり、含みを持たせるように「これがのちに重要な結果を生む」的なお話があったり、はたまた、別のエピソードを期待させるように「・・・それはまた別のお話・・・」と言ってみたり、
実に多彩に物語を繋いでいました。
これも、いい効果だったと思います。



物語自体は、前述したような悪役令嬢転生系なのですが、総じてバランスがよかった、まとまり感があったとの印象です。

今作で登場したキャラクタも最終盤にはきれいに各々かつながり、今後の展開も気になるレベルまでは達していたと思います。

これも前述したように、あまり派手ではないタイトルで地味な印象を持ってしまうので、アニメ作品としての今後は私にはよくわからないのですが、続きがあったら観たい作品の一つだっと思えるまでにはなりました。


もし・・・もしもですが悪役令嬢転生系の様な作品が好きで、タイトルの印象で違ったイメージを持ってパスしておられる方がいらっしゃるようであれば、ちゃんとした悪役令嬢転生系でしたw出来も良かったと思います。
機会があれば、視聴候補に挙げてみて下さいませ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

断頭台から社交界へ

今期お気に入り、はめふらと大筋は一緒なのではめふらが好きな人はこれも楽しめそう、作画は時々気になりますが・・・
姫様がぽんこつで可愛いから応援したくなる、恋愛もただ姫様が前世の記憶を利用してうまくいくずるさじゃなくて、恋愛を狙ってない行動の結果、自然と進んでいくのがなんかいいなって思った
思ったより可愛らしくて好きな作品です
この作品の面白いところはまず他の破滅フラグ回避作品と違って確かにまだフラグ回避できてなさそうって思えるから姫が必死なのはわかるし
姫様がチート的に変化するわけじゃなくて、ちょっと考え方を改めてみんなの印象が良くなっただけなんです
好感度の変化がいい方向に転んでいくのが自然な感じがして面白いし、ネタバレレビューを読む

元ネタのマリーアントワネットの設定ほぼそのままな作品は珍しいし
別人が悪役令嬢に転生する話は最近多いけど、悪役令嬢本人が主人公の話は新鮮ですねー

最初は「処刑されたって言ってもここまで性格変わる?」って思ったけどそうでもなかった
前世のミーア様が冷酷で残虐な悪役令嬢じゃなくて、かなりぽんこつで残念で可哀そうな人なのでアニメを見ていくとそこまで嫌な人でもなさそう
処刑で改心して急に何もかもできる聡明な姫になる・・・なんてことはなく、元が残念な人なので残念な考え方は変わらなくてチート感がない
ギロチンされたらこれくらいは変わりそうって思えるのが絶妙な具合です
姫様は人当たりがとてもよくなったんだけど、ぽんこつなので自分の処刑回避のことしか頭になく、残念な考えしか浮かびません
姫様のしょうもない打算が思いがけない方向にいって、なんかみんな勝手に深読みして姫様の評価が上がるのがコントみたいで面白い
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18

64.9 4 王子で王女なアニメランキング4位
Unnamed Memory[アンネームドメモリー](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (95)
331人が棚に入れました
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。 大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。 どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。 魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。 二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。 オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。

声優・キャラクター
オスカー:中島ヨシキ
ティナーシャ:種﨑敦美
ラザル:梅田修一朗
シルヴィア:夏吉ゆうこ
メレディナ:赤﨑千夏
アルス:佐藤拓也
カーヴ:天﨑滉平
ナーク:森永千才
トラヴィス:福山潤
ルクレツィア:川澄綾子
レオノーラ:斎藤千和
ラナク:柳田淳一
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法はあっても奇跡はない?永き魔女の静寂を切り裂く王子様

【あらすじ】
ネタバレレビューを読む

同名ライトノベル(web版、電撃の新文芸版共に未読)の連続アニメ化作品の分割2期の1期目。


【物語 3.0点】
ライトノベル、特に電撃経由でアニメ化するSFファンタジーには、
魔法に関する独特な解釈が興味深い作品が多い印象ですが、本作も同様。

一見、魔女の力は圧倒的で、全知全能に思えますが、
魔法で無から法則を生み出すチートは起こり得ないというのが、この世界の渋くて面白い所。
魔法は既存の物理法則等を加速させたり停滞させたりすることで現象を実現しているに過ぎない。

魔女は厳密には不老長寿ではなく、成長活動を止めているだけ。
怪我からの自己再生も、止めていた成長を急加速することで回復を早めているだけ。
ネタバレレビューを読む

よって不可逆性の事象を覆す奇跡は、魔法でも引き起こせなし、魔女だって不死ではない。
この世界の魔法では、割れたティーカップひとつ元に戻すことができないのだ。

王太子オスカーにかけられた件の子孫を残せない“呪い”は突き詰めれば、
“沈黙の魔女”の“祝福”であるという解釈。
沈黙の魔女の強すぎる愛情が憎悪に裏返って呪い同然と化しているというのも独特。
よってネタバレレビューを読む


構成はオスカー&ティナーシャのお惚気(のろけ)な掛け合いが軸。
作中、大陸を揺るがす結構な一大事が起こっている気がしますが、
2人の関係性に焦点が絞られるため、国一つ転がされる、魔族まで絡んだ緊急事態の説明も割と雑w
聞けば原作の内容も結構飛ばされていたとか。

シリーズ構成の赤尾 でこ氏は過去、賛否が割れたり、物議を醸したりするアニメ化作品に携わったりもしていますが、
私は氏の割り切った構成が比較的肌に合う方で、魔法世界観への興味もあって、終盤までは折り合っていたのですが。

1期目・最終12話。
分割2期目に向けて強烈な引きを作るための大ドンデン返し。
私は分割2クール構成を想定していなかったので面食らいましたw
煽りを受けて物語も3.5~4.0点着地想定から、結論先送りの基準点3.0点に墜落。
最終話のこの構成。赤尾氏による犯行ではなく、プロデューサー意向によるものだそうで(※1)

個人的には11話までの内容で1クール目を締めて、
2クール目の初回で、2人への新たな試練が始まるという構成が無難だと思うのですが、
やはりプロデューサー目線だと分割クールの放送空白期間に忘却される不安が上回るのでしょうか。

これから追いかける方には、11話まで観て一端視聴やめて、
来年冬予定の2期視聴に先立って1期目最終12話から視聴再開するプランをオススメします。


2期目については私にとってはやや食傷気味のジャンルすなわち(※核心的ネタバレ)ネタバレレビューを読む
ここも、不可逆性を織り込んだ本作独特の魔法解釈ならではの展開も期待できるので、
取り敢えず視聴候補には入れておこうと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ENGI

全体にやや作画カロリー不足。
大規模な魔法戦闘等も描写されますが迫力は今ひとつ。
一応モンスターデザインも付けてはいますが、そこも可もなく不可もなくくらいの出来。
ただし、ティナーシャが使役するドラゴンのナークの造形はまずまずでした。

一方で、ティナーシャらの青紫系カラーを基調とした背景美術、キャラデザ、小物デザインには統一感があり雰囲気作りは良好。
ゆっくりと紅茶でも一杯飲みながら、静寂としたファンタジー世界に浸りたいと思わせるだけの映像は実現していました。

ティナーシャが入れる紅茶。
ネタバレレビューを読む
さぞ渋みが効いて美味に違いありません。


オスカー&ティナーシャの恋愛メインということで、
キスシーンとか、そういう展開もありますが、
直接的な濡れ場表現は描写されないので、
視聴している姿を誰かに見られても安心?ですw
ただし、ネタバレレビューを読む など、
間接的にアダルトなポイントは押さえてはいますw

警戒したいのはグロ表現。
ネタバレレビューを読む など、
ショッキングな描写が突然飛び出すので、
油断して紅茶を噴き出さないようにしましょう。


【キャラ 4.0点】
王太子・オスカー。
子孫を残せない呪いさえなければ、もう姫君をもらい受けてもおかしくない精神年齢。
よって美少女な雰囲気のティナーシャにも動揺せず大人な?余裕の対応。
繰り出される求婚のジャブが、
初心な鈍感中二病少年とは異なる本作の味わいどころ。

初心で鈍感なのは、むしろヒロインの魔女ティナーシャの方で。
不老のため、肉体の成長を止めた際、精神の成長まで止めてしまったのか、
恋愛方面では長寿の余裕がまるで感じられないのがくすぐったいですw

2人の絆は、ネタバレレビューを読む くらい深い、
命を預け合える唯一無二の関係。

だから私も2期目に向けた1期目最終回には驚きはしましたが、不思議と絶望はしませんでした。
この2人なら2期目の試練くらい、余裕のトークを繰り広げながら乗り切ってしまいそうな予感もします。


公式HPのキャラクター欄にオスカーとティナーシャしか紹介されていない程、
メイン2人一択で、他のサブキャラは添え物感が満載ですがw
私はティナーシャより年上属性な“閉ざされた森の魔女”ルクレツィアさんとは、
一度、一杯やりながら語らってみたいと思いました。


何より“沈黙の魔女”がオスカーの何を何から守ろうとして祝福転じた呪いをかけたのか?
など2期目では、サブキャラの答え合わせも望みたい所です。


【声優 4.0点】
オーディションは主演の王子様役&ヒロイン・魔女役に掛け合いの演技審査も行う、
ここもメイン2人の会話劇重視の異例の選出方法。
結局、掛け合いオーディションでペアになった、
オスカー役の中島 ヨシキさんと、ティナーシャ役の種崎 敦美さんをそのまま起用。

中島さんのイケボでティナーシャの“猫のいたずら”を軽くいなすことで本作独特の惚気のリズムが生まれる。
6話。ネタバレレビューを読む
11話。ネタバレレビューを読む
恋愛面でも余裕綽々な主人公最強ぶりが可笑しかったですw

ティナーシャ役の種崎 敦美さん。
率直に『フリーレン』ロスの埋め合わせに、種崎さんの長寿キャラをというのが、
私の視聴動機の一つ。
魔法関連では熟練の余裕を見せ付けるのに、恋愛面では見事なポンコツぶりを好表現。
何百年生きても知らなかった人間を知る演技ならお手の物です。
今後も、この種のキャラで楽しめそうな声優さんです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は松田 彬人氏。
同氏が手掛けた『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽曲を聞いていて、
松田氏のファンタジーBGMにまた浸ってみたいと思っていた所に本作が。
というのも私の視聴動機の一つ。
静かなピアノとストリングスによる心情描写から、重厚な管弦楽による戦闘描写まで。
緩急自在なBGMもまた世界観に浸る一助に。

OP主題歌は丁「呼び声」
私にとっては『ツルネ』2期ED以来のエンカウント。
ハープ弾き語りバラードで歌われる、意味深な歌詞の真意を思い知るのはEDに回った最終12話にて。

ED主題歌はシルヴィア役の夏吉 ゆうこさんの「blan_」
ピアノと高音ボーカルが織り成す良作バラード。
“呪い祈る”こちらの歌詞の真意は、2期目以降により深く知ることになるのだと思います。

全体的に静寂が似合う世界観を壊さない品のある音楽構成でした。


【参考文献】(※1)「animate Times『Unnamed Memory』連載第8回:監督・三浦和也さんメールインタビュー」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

永き時を生きる魔女と呪われし王の出会いが世界の〈運命〉を変える――

この作品の原作は未読です。
ラストの展開に度肝を抜かれた方は多かったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人ですけれど…


絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。

大国ファルサスの王太子・オスカーは、
幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、
荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。

どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのは
ティナーシャを妻として迎えることで……。

魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。
二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、
やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。

オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直第2期の続報が無かったら、どうコメントして良いか分からない作品だったと思います。
この作品は何を視聴者に伝えたかったんだろう…
この結論に誰が納得するのだろう…
実はこの作品は2024年春アニメの中でも特に好きな部類の作品だったので、驚きが隠せませんでした。

だって、これまで紡いできた時間そのものを否定する結論だと言っても過言では無かったからです。
オスカーの優しさ…我が儘…頑なまでの意志の根底にはティナーシャへの溢れんばかりの愛が詰まっていたからこそ、取り得る選択…そんな簡単な話じゃないです。

誰でも好きな人とは一緒に居たいじゃないですか。
同じ時間を共有したいじゃないですか。
オスカーの行動は、完全に気持ちを置いてけぼりにしているんです。
その事実を知った時、きっと冷静ではいられなかったと思います。
だからこそ、その時点で自分の取り得る最良の選択肢を私たちは目に焼き付けることになったのではないでしょうか。

そしてティナーシャ役を演じた種﨑さん…流石としか言い様の無い抜群の演技だったと思います。
最近、体調不良の噂を聴きました。少しずつ良くなっているそうですが、声優さんは激務でしょうからお身体はご自愛下さいね。

オープニンブテーマは、丁さんによる「呼び声」
エンディングテーマは、なっちゃん、こと夏吉ゆうこさんと大和さんのユニット「Arika」による「blan_」
この作品はオープニング、エンディングともに抜群でした。
特になっちゃんの歌う「blan_」は鳥肌モノです。
元々、なっちゃんが歌上手いのは、ラスバレのライブで見てているので知っていました。
特に高音の伸びが最高に気持ち良いんですよね。
そう、ユニットを組んだ噂は聴いていたのですが、そこで情報が途絶えていました。
もう歌声を聴いてピンと来ましたよ。
この楽曲以外にも幾つかの楽曲がリリースされていたので、しっかりダウンロードさせて頂きました。

1クール全12話の物語でした。
脚本は赤尾でこさんなので、この展開も狙ってのモノなのでしょう。
第2期のお知らせが届いたので結果オーライということでしょう。
しっかり堪能させて頂きました。
続編楽しみにしています。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

王子「ティナーシャ〜!」ティナーシャ「オスカー〜!」うおおおお!フォーリーラブ!(背後で爆発)

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.27
 
 祝2期決定!からの〜、1期であったことを最終話でチャラにします。こんな夢オチみたいな展開、良いのか?

 そしてオスカーさん、400年前に行ってもピンポイントで若き日のティナーシャの元へたどり着きます。匂いでもたどったのか?時空を越えたストーカー…キモい男ですね。

 オスカーさん、現在のティナーシャにハメられてね?塔のお掃除をお手伝いしてたらこんな目に…。体よく始末されたとしか思えないのですが?

 時空を越えるのは魔法では出来ないとか何とか過去のティナーシャさんが言い出しますし、未来から来た男が母親を助けた後に消えたという以前描かれたエピソードからも、オスカーを過去改変の鉄砲玉扱いするティナーシャの悪意を感じます。

 こういう、物語の延命のために、主人公以外の人間が記憶喪失になるとか(うしおととらだよ!俺はあの展開を今でも許していない)違う世界線でやり直すとか、夢オチとかやるのは、ファンを馬鹿にしています。

 リアルタイムで追ってきた熱心なファンにとっては、クライマックス間近でのちゃぶ台返しは頭にきます。

 途中で参入してきたニワカや、過去の記憶を維持できない様な奴ばかりでは無いのです。

 私は、ツッコミを入れながら矛盾ばかりの破綻した本作品を楽しんでいたアンチ寄りなので良いですが、熱心なファンにとっては、頭にパイルドライバーを喰らわせる様な最終回は許してはいけない様な気がします。

 大した話でも無いのにここまでやるのか…。人の心とか無いんか?

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 11話まで観ました。2024.06.19

 悪い魔女を倒しに、悪い魔女に介入されて内戦の危機にあるヤルダへ我らがバカップルが向かいます。

 そして、気持ちの悪いバカップルのイチャラブをこれでもかと見せつけて来ます。決戦前に朝までヤりまくるとかヤバいでしょ…。

 ティナーシャとオスカーの性欲モンスターぶりに、ヤルダ王女のネフェリィも引き気味です。悪い魔女もティナーシャも行動原理が謎で怖!

 やることしか頭に無い色ボケのくせに、ティナーシャがリーサル・ウェポンぶりを発揮して、内戦の危機も収めてしまうし、悪い魔女も圧倒するしで、国家間のミリタリーバランスもクソもありません。

 処女じゃないとー!とか、全く嘘やん…。ヒューマノイドタイフーン並みに強いやん…。

 ティナーシャさん、本当に400年間処女だったの?嘘なんじゃ?過去の悪事がバレない様に昔の知り合いを始末してね?

 オスカーも、魔女に魅入られて操られてるのでは?今回の悪い魔女も面白半分に王子様をたぶらかしていましたし、この国大丈夫なん?

 なろうチート男に何の警戒心も持たずに寄ってくるチョロイン並みにティナーシャとイチャイチャするオスカーは、既に籠絡されてそうです。

 チョロインズを観ていていつも思うのですが、いくら強い男が好きでも、デコピンで頭を吹き飛ばせる位のパワーがあるチート野郎に寄っていかんでしょ?うっかり死亡しそうです。

 ティナーシャが悪巧みをしていないなら、自己評価低過ぎです。気まぐれに瞬殺出来る程度の存在のくせにオラオラ男のオスカーなんて好きになる?男性視聴者には理解出来んわ〜。

 そして、結婚!次回最終回!ティナーシャが実は全ての元凶で王国を乗っ取り、世界を支配して、犬がニャーと鳴き、猫がワンと鳴く様なカオス地獄が現出することを期待しています。無いよな〜。
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 10話まで観ました。2024.06.12

 オスカーとティナーシャ、既に肉体関係になった様です。処女じゃなくなると力が落ちるとか言ってましたが、そんなことも無く、今度はオスカーとの子供が出来たら、魔力の高い者同士の子なので、悪魔鬼みたいな子供が出来ちゃうかもとか言い出しますが…。

 どうせ、そんなに気にすることも無いんでしょ?設定が全て上滑りしているので、ゴチャゴチャうるさいです。

 いつの間にか結婚が既定路線になってるし、恋愛ものとしても何かおかしい感じです。

 ラスボス的な魔女や昔の知り合いの悪魔?みたいな奴が出てきますが、どうも、気まぐれとかで城を襲ってくる様です。

 過去の因縁とかも長寿キャラティナーシャの知り合いだからで片付けてしまい、其辺のチンピラが絡んでくるのと余り変わりません。何これ?

 魔女や魔法士を便利に使い過ぎて、何が言いたいか分からなくなってきています。オスカーとティナーシャ以外のことはオマケに過ぎない…。結婚がゴールってことでエエのかな?

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 9話まで観ました。2024.06.06

 オスカー王子、また悪い奴に襲われます。ティナーシャが命懸けで救います。危機管理の出来ねぇ王子だなぁ…。

 そして、二人でさらにチュッチュイチャイチャしました。9話はマジでこれだけです。

 長寿キャラのティナーシャさん、オスカーを人間だと思って無い、ワガママで可愛い子猫が、スリスリしてきてういやつじゃ…くらいに認識してるのかと思ったら、男として性的にも好きだった様です。

 他のレビューアー様のレビューにもありますが、かなり原作を端折っているので、ティナーシャがサイコパスにしか見えません。

 どうも、鈍いというより、人間性が欠落しているというか…。仲間の魔女は恋愛経験豊富そうなので、魔女が種族としてそうなわけではなさそうです。

 まぁ…、好きにして下さい。しかし…、白昼堂々と本拠地の城が襲撃される無防備さ(一応、夜襲でしたが)は、ティナーシャ様の力でなんとかした方が良さそうです。国としてありえんだろ…。

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 8話まで観ました。2024.05.30

 まだ物語は続く様です。魔法士差別の現況となった神様?のイルティルディアとか言うのが出てきて…。

 全てイチャイチャカップルがさらにイチャイチャするための小道具に過ぎないので、極めて話がザックリしています。今更セカイ系かぁ…。

 王子とティナーシャのやることなすことが、全てお互いの愛を確かめ合うかの様な感じなので、辟易します。

 色々と言いたいこともありますが、セカイ系にツッコミ入れるのは野暮ですね。早く結婚してハッピーエンドになって終わって欲しいですね。
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 7話まで観ました。2024.05.22

 わっるい組織のわっるい人達が王子の国を含めて数カ国を危機に陥れますが、王子とティナーシャの活躍でわっるい人達はやられました!

 恋するバカップルの小規模な戦いで世界が救われた!みたいな話で、なにコレ状態です。

 敵も味方も軍勢が小規模すぎねぇ?世界系だったのかな?王子様は態度も部下の数も付き合う他の王族もチンピラみたいで、何か変な世界観です。

 王子様とティナーシャは最初からデキている感じで、王子様のティナーシャに対する距離感も何かおかしいので、素直に応援出来ないんだよなぁ〜。

 ティナーシャの正体も分かり、いよいよやることが無くなった2人…。どうする?どうする?と、私の心の中のどうする連達も騒いでいます。
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 3話まで観ました。2024.04.27

 危険な魔女がウロチョロしている世界で、王子様、戦闘力皆無の従者と二人で外出し過ぎです。今回もそれでトラブルに…。

 話の作り方が雑ですね。王子様、魔女の気まぐれで直ぐにブチ殺される程度の存在のくせに、俺様男すぎて頭がおかしいレベルです。

 契約があるとはいえ、ティナーシャを堂々口説きに行きますが、周囲はあんな人外に関わるなよ…と思わないのかな?

 外見が美女で、処女なら何でも良い…。今の所、視聴者に媚びてるだけの内容なので、なんとも言えない感じがします。

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 初回観てのレビューです。2024.04.10

 俺様王子様、攻略に人数制限のない魔女の塔に単騎で挑んであっさりクリアー、年齢不詳のロリババァと1年契約成立です。

 1話のあらすじは本気でこれだけで、なにコレ?感が強いです。色々ぶち込んできますね。

 魔女とは何なのか?王子が単独でウロチョロ出来る状況なのか?王子は何でこんなに強いのか?

 ただ、魔女は可愛いです。ラノベっぽい会話劇が売りなのかな?ベラベラ喋るロリババァ好きなら面白いかもです。特殊性癖の私めは視聴継続です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

69.0 5 王子で王女なアニメランキング5位
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (200)
642人が棚に入れました
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」


声優・キャラクター
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
グリモワール:大塚明夫
アルベルト:堀江瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

もう少し角を落して、整えて欲しい感はあったけど。

久々に転生モノをリレー視聴した気がする。

この前に視聴した「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」 が大分お好みで、琴線に触れるポイント多数、なんなら、うるうるしながら観ていた事もあり、シーズンのランキングでも割と近い順位にいる、こちらの作品も視聴してみようとの思い(勢い)での視聴でした。

視聴開始直後には、若干クセのあり絵柄に戸惑い、あれ?あれ?と言う感じでした。
ヘビーな開始直後の導入部からの、軽いノリ、そしてきらびやかなおねいさん達に囲まれスタートする主人公の転生後の人生。
一瞬、あちゃー、と思いましたw。

まぁ、それでも主人公ロイドのマッドサイエンティストならぬ、マッドウィザード、いやサイコパスウィザードかなw、っぷりを眺めていた訳なのですが・・・。
いや、他のレビュワーさんがショタだショタだとおっしゃっていたので、どんなもんかと思ったのですが、これは狙ってやっていますねぇ。
どんな理由があるのか、どの層を狙ってなのかは知らないですが、狙わないとこうはならないでしょう、私は少し苦手でしたけど。

流れ的にロイドのクレイジーっぷりと、折々に挟まれるデフォルメキャラ、そして各キャラとの掛け合いが面白くはあったのですが、デフォルメキャラの造形は実は私は苦手でした、ギャグ的な場面と通常時のギャップが上手くつながっていない印象を受け、違和感があり、これも少し苦手でした。
少し、子供っぽい作りなように感じたのもこれが影響しているかもしれません。
ああそうそう、アイキャッチ?ショート解説みたいなのが入るポイントは、よくある作品と違っていて、新鮮味がありましたかね。

何人かキャラ立ち、良い感じのキャラがいるのに惜しいな、と思い始めた頃、暗殺団のエピソードが始まりました。
このエピソードは結局、今作のエンディングまで続くエピソードとなるのですが、ここら辺からですかね、尻上がりに面白みが増していったのは。

少し、尺を使ったエピソード展開となりましたが、よく出来ていたのではないかと思います。
バトルシーンも、良いカットが何度かあり「おっ!」と思うところがありました。
また、キャラもさらにいい動き始めていました。
いい決めゼリフ、決めカットもあり、ストーリーも若干深みを増していきました。

個人的には、「どっかの転生したスライムのお話」や「帽子をかぶった海賊」なんかを彷彿とさせるシーンがあり、ニヤリとしました。

最後の落としどころも、個人的には、好きな展開でしたね。
今後の、これらのキャラクタ達との活躍を観てみたいと思いました。

あとは・・・気功?気術をつかうミニチャイナドレスキャラ、賑わしキャラとしてイイ感じだったのですが、あれ?ラストバトルにからんでねぇな・・・と思っていたら、案の定でしたw。


全体的に、キャラやストーリー、エピソードのつくりとして、作品自体の(対象)年齢のふり幅が整っておらず、アラもあり、「整い」が足りていないという印象は持ったのですが、流れを作ってからのラストエピソードで挽回した感じです。
トータルとしては、まずまずでしょうか。

あとは・・・そうですね、途中で出てきた敵役のキャラ造形は、もう少し何とかならんかったかなぁ・・・とは思いました。

今回のペースで他の王子王女が出てくるとすると、もう1シーズンぐらいは必要な感じですね。

機会があれば、見てみようかな、と思うレベルではあったと思います。
またの機会を待ちたいと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「気ままに」ではなく「徹底的」にです。

「転生したら」系アニメ。
もちろん主人公は強いです。
それも相当に。

第七王子ロイドが、前生でなし得なかった魔術の探求に没頭する話です。
もうそれは魔術オタクといってもいいほど。
常人には理解できないほどです。

ネタバレレビューを読む

女性キャラとしては、中国なまりのタオが印象に残りました。
彼女の頭のネジが少々飛んでるとこがカワイイ。
イケメン探しに明け暮れ、出番が少なめなのが残念です。
あと、布面積の少ない毒ロリっ子レン。
一線は超えていないけど、こんな格好いいの?
ちょっと心配です。

第二王子、第四王子、第六王女など登場し王宮内は賑やかなもよう。
ということは、少なくとも王子王女が最低13人いるのか。
子だくさんです。
他の連中もちょっと気になります。

気になるといえばロイドの短パンの裾がヒラヒラ。
あまりにもヒラヒラするので、気が散って仕方ない。
緊張感のなさの表れなのだろうか。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

かわいらしいキャラたちがアクションで魅せる作品。

謙虚なサークル(原作)、メル。(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「講談社ラノベ文庫」(講談社)で書籍化(既刊7巻、小説未読)。
石沢庸介(作画)によるコミカライズ版は、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載中(アプリ内セールスランキング1位を記録、既刊15巻、コミカライズ版は途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は『明治撃剣-1874-』の玉村仁。制作は、同じく『明治撃剣-1874-』のつむぎ秋田アニメLab(本作が2作目)。放送は、テレビ東京系列など。なお、二期の制作が決定済み。
(2024.4.14投稿、7.15「本作の特殊な制作体制」を末尾に追加)

【あらすじ】
血統による魔法の才能が絶対的な力を持つファンタジー世界が舞台。そこで才能に恵まれなかった魔術師が血統による魔法の才能に恵まれた貴族と決闘して死亡した後、サルーム王国の第七王子ロイド(CV.小市眞琴)として転生。
その後、血統による魔法の才能を得た主人公ロイドは、第7王子という気楽なポジションと前世の知識を武器に魔術を極めて俺TUEEEするという、いかにも「なろう」な作品。

基本的なノリは、コメディなので観やすい作品だと思います。また、キャラが全般的にかわいらしく、その「かわいらしいキャラ」からは想像しがたいほど「よく動くアクションシーン」で魅せる作品にもなってます。

なので、上で「なろう系」とは書いたものの、雰囲気は、世界観や時代設定が異なるものの、軽いノリや見た目かわいらしいキャラたちが、えげつないバトルをするところから『平穏世代の韋駄天達』が近いでしょうか。ただ、エログロ表現の多い『平穏世代』より内容がマイルドなので一般受けはしそう。


【かわいらしいキャラたち】
主人公のロイドは、10歳のショタキャラなのですが、魔術と武術に対して異常なまでの興味を示し周囲をドン引きさせます。

また、王城の地下に封印されていた魔人グリモは、ペット兼マスコット兼解説役として、わざわざ声優を大塚明夫さんからファイルーズあいさんに変更し、姿も可愛らしくなって、ロイドの使い魔となります。

個人的には、ロイドのメイドで教育係のシルファ(CV.Lynn)が推し。
彼女は、「銀の剣姫」という異名を持つ銀髪の剣の達人なんですが、ロイドを溺愛しており、ロイドのことになると暴走気味に…
また、彼女の見せる「ラングリス流剣術」が本作の見処の一つにもなっています。

あと、冒険者で気術使いのタオ(CV.関根明良)は、イケメンに目がなく、シルファと張り合うやりとりが面白い。

さらに、第6話からEDなどで既に登場していた褐色幼女のレン(CV.高橋李依)がようやく出てきて、圧倒的な魔力を持つ魔族とのバトルが始まります。


【よく動くアクションシーン】
さて、本作では、実写のアクション映画などではよく見てもアニメでは見なれない「アクション監督」(『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公・村尾潤平の父親がアクション監督でしたね)の表示が!
本作のアクション監督のアベユーイチさん、Wikipedia調べですが、特撮のウルトラマンシリーズで監督などをしていた方のようです。

私は武道をしていたので、アクションシーンの違いに敏感なのかもしれませんが、本作のアクションシーンは、他のなろう系アニメとは一線を画すレベルだと思いました。

例えば、第1話でいきなり始まった、それまでのコメディタッチな流れとは不釣り合いとも思えるほどの凄まじいロイドとシルファとの剣の稽古シーン。まず、これに驚いてレビューを書こうと(笑)

また、第10話。シルファの「ラングリス流 一虎・顎」の演出がかっこよすぎる。あの微妙な角度をつけた構えからカメラアングル一周は、実際に達人の動きをモーショントレースするか武道やってた人じゃないと、あそこまで細部を表現するのは難しいと思いました。

監督以外に「アクション監督」が別に求められる理由は、監督の頭に全身の具体的な動きのイメージがないと、それを具体的な動画にできないから(アニメの原型である「パラパラ漫画」の要領)。

是非、他のアニメのアクションシーンと比べて欲しいのですが、他の作品では、具体的な動きのイメージを持てないこと以外にも動かすと予算や作業量などが大変なこともあって、剣を持ったままの「止め画」や、動きの過程を省いて最後だけ敵を倒す描写をした「決め画」が多い。

対して本作では、動きの過程に説得力を持たせるだけの一連の描写の流れに裏付けがある。もちろん、アニメなので実際の動きをリアルに再現したわけではなくて、「カンフー映画」みたいに、動きとしては現実にはありえないんだけど、リアリティのあるアクションになっているということ。

特にアクションシーンに興味がある方は、「百聞は一見に如かず」、話のネタに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(※動画のアクションシーンは、静止画の漫画にはできないアニメ独自の魅力だと思うので、作画の評価をあげました。)。


【声優】
『呪術廻戦』で真人役をしていた島﨑信長さんが、本作でも似たような役柄で登場。そもそも声優業界における悪役不足という問題もありますが、仲の良い松岡禎丞さん共々、最近はこの世代の人たちの悪役も多くなってきましたね。


【「本作の特殊な制作体制」(2024.7.15追加)】
(「『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか」(2024.7.13のASCIIの記事)を引用したかったのですが、URAがNGワード扱いされるので、お手数ですが自分で検索してください。)

この記事によれば、本作は、絵コンテ、作画監督、総作画監督が、ほぼ固定という、日本のアニメ制作においては、特殊な作り方がされているようです。ちなみに、他の制作会社は、各担当が話数ごとに違っていて、それが大雑把に数グループある感じ。

話数毎に担当が違う場合にどうなるかについて、わかりやすい例は、同じ『ドラゴンボール』の孫悟空でも、作画監督によって微妙に描かれ方が違うといった比較がネットを検索すると出てきます。こんな感じで、同じ人が継続して担当するというのは、作画の安定につながります。

それで、詳しくは、記事を見てもらうとわかるのですが、要は、新しい技術を使って、従来分業していた工程を同じ人がまたいで関われるようになり、作業工程が合理化されたみたいです。

上で書いた本作におけるアクションシーンのなめらかさは、そういった制作体制の合理化がもたらした産物であったようです。

そうすると、制作工程の合理化によって、なめらかなアクションシーンを描けるようになり、そこにアクション監督を置く必要性が生まれたという風にも言えるのかもしれませんね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

68.0 6 王子で王女なアニメランキング6位
劇場版 王室教師ハイネ(アニメ映画)

2019年2月16日
★★★★☆ 3.6 (19)
122人が棚に入れました
ランツライヒ王国の4人の王子たちは、次期国王を目指し、王室教師ハイネ・ヴィトゲンシュタインの指導のもと、様々な困難を乗り越え、時に迷いながらも、少しずつ成長していた。そんな彼らの前に現れたのは、ロマーノ王国からきたという双子の王子。この王子たち、可愛らしい見た目に反して、実は超ドS…!そんな前代未聞の危機に、ハイネと4王子たちが「教育的指導」!?

声優・キャラクター
植田圭輔、安里勇哉、安達勇人、廣瀬大介、蒼井翔太

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

映画 王室教師ハイネ

2020.7.17 視聴完了。

ロマーノ王国の双子がグランツライヒ王国にやってきた。
両国の王子たちの交流を描いた物語。

内容的には可もなく不可もなくですね。
やはり目玉は歌で良かったです。

戦闘系アニメでささくれた心に沁みます。
目と耳の保養になりました(笑)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

盛り上がりに欠ける劇場版。

原作未読。アニメシリーズ視聴レビュー済み。
ミュージカル版2作とも視聴済み。
劇場公開作品、上映時間60分。

~あらすじ~
アニメ最終回後が舞台。
隣国"ロマーノ王国"の双子の王子様が、グランツライヒにやって来て4王子と一緒に合同授業を受ける話。

劇場版の新キャラとして、隣国の双子の王子が登場します。この2人もメインの4王子と一緒で、最初はツンケンしてますが素直になれないだけのいい子なので平和なお話でした。
起承転結の転の部分が弱く、盛り上がりに欠けるなーという印象。アニメ版の際は盛り上がらなくても、1クールの中でゆっくりと生活を描いていたのでそれはそれで良かったのですが、劇場版となるとちょっと物足りなさを感じました。

作画は劇場版なだけあって美しさが上がっていたように感じます。ただ、たまに頭身に違和感を感じる場面もありました。

この作品の1番のネックポイントの声優ですが、新キャラ2人もミュージカル版を演じる舞台俳優が担当してるので、やはり少し違和感ありました。何よりキャラ絵と声の太さが合ってないのが気になりました。こーゆーの勿体なく感じる。

最後のエンディング、ハイネがヒロイン枠っぽくなってるのがちょっと気になったのと、初めて実写で踊るエンディングを見ましたが、苦手な人はドン引きするかもなインパクトある画でした...。絵柄もキャラ性も含めて、女性向け作品と思います。
キャラデザはいいのに、声優で伸び代にかける作品だなと改めて感じる作品でした。実写ありきで作品作る風潮やめて欲しい…。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

57.7 7 王子で王女なアニメランキング7位
グレンダイザーU(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (39)
79人が棚に入れました
砂漠に堕ちた男には、記憶がない。男は兜甲児に拾われ、大介と名付けられた。 夢のクリーンエネルギー光子力により成した財で、大富豪と正義の味方、2つの顔を持つ甲児は、どこか陰があるも非凡な才能を持つ大介に信頼を寄せて行く。 穏やかな日々が続くと思われていた中、未確認空中現象が世界中の大都市上空に出現する。 それは地球から遠く離れた星系より襲来したベガ星連合軍だった。 地球の兵器を遥かに凌駕するベガの前に蹂躙される人類。 プールの水を割って屹立する鉄の城マジンガーZ、地球最後の希望も異形の兵器円盤獣を前に苦戦を強いられる。 絶体絶命の中、砂塵を舞い上げ現れたのは、異星の魔神グレンダイザー。 乗っていたのは大介、彼は故郷フリード星を追われた王子デューク・フリードだったのだ―

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

期待外れ

多分、昔のオリジナルの作品は話数も多かったため、1話完結で分かりやすい勧善懲悪な内容で面白かったんだろうなぁと思うのだけど、本作は1クールということもあり、話数も限られている中で続き物なストーリー重視な感じで行こうとしたんだろうけれども、、、

どうも、そのストーリーが微妙過ぎていつまでたっても面白くならない印象でした。

クオリティーはそれなりだったのでしょうけれども、男と女の諍いが毎回のように見られるめんどくさい感じで該当シーンを早回しで飛ばしたくなる衝動に駆られるほどストレスの溜まるもの。

悲劇的なストーリーならばもっと重くして欲しいところなんですが、いかんせん軽さを感じてしまうものがあり、終盤の重要キャラが命落とすくだりとかもそこまで感情移入出来ずラストもしょうもないものでした。

ところで終盤に甲児が乗るマジンガーXが満を辞して登場するところなんか本来もっと盛り上がる熱いシーンになるはずなんだけど、イマイチ盛り上がらなかったのがまた残念でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

スーパーロボットモノの悪い面があからさまなアニメ…。これじゃないない感が強いアニメでした。

 最終話(13話)まで観ました。2024.09.30

 戦争に対するリアルティーが欠如してないですか?人類がほとんど死滅させられたメガトン級ムサシ程では無いけれども、異星人の攻撃で何億人単位の死人が出ているのに、異星人の女と痴話喧嘩しながら物語が展開していくってどういうこと?ムサシでも思いましたが、登場人物の頭がお花畑すぎます。人的損害が何処かへ行ってしまうのは違和感を感じます。

 相手が全滅戦争を仕掛けてきているのに、何をホンワカしているのか?で、ラストは主人公がキレて敵を薙ぎ払う…。最初からやれば良くね?

 スーパーロボットモノの悪い面をぶち撒けた様なアニメでした。主人公とその周辺の人物の個人的感情でお話が進んでいくやつ…。セカイ系っぽいですね。令和の時代にまだやるのかと、呆れてしまいます。

 スーパーロボットは、オーバーテクノロジーの産物で、物語で設定されている社会構造から逸脱しがちのため、単独で暴走することが多いのですが、子供向けならともかく、深夜アニメでやられても、登場人物への感情移入を妨げてくるだけです。やはり、ある程度の社会的制約が無いと…。ハチャメチャにするならするで、工夫が足りず、すごく中途半端な印象を受けるアニメでした。

 キャラクターのデザインは、永井豪先生っぽさを残しつつも現代風にアレンジされており、中々期待を持たせるのですが、物語の展開が酷すぎました。もう少しなんとかならんかったのかなぁ…と、強く感じました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

これはギャグアニメだよね

気合の入ったロボットアニメかと思ったが・・。
攻撃により地球の主要都市が吹き飛び、数億の犠牲者が出ているはずなのに。
女たらしのフリード星王子を巡って痴話げんかが始まる。
戦闘中に女に会いに行けとか・・
地球の滅亡よりも痴話げんかの方が大事らしい。
完全にストーリーのバランスが崩れている。
そしてラストも恋人を失った王子が乱心し、
敵味方の区別なく全滅させようとする。
この厄介者、早く殺せよ、と思ってしまう。
ギャグだと思わなければ理解できないこの展開。
面白くはあったけれども、めちゃくちゃだなあという印象でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

77.2 8 王子で王女なアニメランキング8位
それでも世界は美しい(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1162)
6504人が棚に入れました
雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女・ニケ・ルメルシエ(ニケ)。彼女は嫌々ながらも国のため、「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世(リビ)に嫁ぐことに。しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、会った相手は、なんとまだ子供であった。さらに、くだらない理由で、雨を降らせろと要求され、反発するニケ。しかし、共に危機を乗り越え信頼を深め、ニケは、自らの意志でリビのそばに残ることを決意する。互いに愛し合い、支え合いながら、共に歩むニケとリビ。やがて、2人は正式な婚約者となり、運命の輪が回り始めるのだった。感動×愛×ファンタジー。太陽と雨が一つに合わさる、光と雨のディスティニーロマンス。

声優・キャラクター
前田玲奈、島﨑信長、杉田智和、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、寺崎裕香、浪川大輔、横山智佐、潘恵子、櫻井孝宏、池田秀一、二又一成、富田耕生、青木瑠璃子、大塚みずえ、佐武宇綺、乃村健次
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

9月28日11時にニコニコ動画で前田玲奈さんの生歌

 9月28日11時に花とゆめアニメ祭りがあって、ニケ役の前田玲奈さんの生歌と島崎信長さん、杉田智和さんが出演されました。また、ニコニコ動画でも生放送されました。

OPすぐにアメフラシの歌でした。前田玲奈さんはちょっとあがっていらっしゃったようでしたが、きれいな歌声でした。2番目からは突然男性の歌声が!島崎信長さんがステージに出てきて前田さんと一緒にデュエット、わー凄いスペシャル!!

トークでは出演者が選ぶBEST3などで、それセカの名シーンを振り返りながらアフレコでの楽しいお話などを聞くことができました。アフレコ時の前田玲奈さんは身を乗り出したりジャンプしたりとかなり動きのあるアフレコだったようですね。会場は大笑いでした。

杉田智和さんは終始、笑いをとっていました。杉田さんがニールの衣装を自前で準備されたとのことでした。杉田さんが登場して会場は盛り上がっていましたね。

最後は前田玲奈さんの曲 「PROMISE」で締めくくられました。

***********************
雨送りの歌、すてきな歌

ついに最終回を見てしまいました。もう、大泣きしてしまいました。

 前回の雨の公国編中盤では、ネタバレレビューを読む前田玲奈さんの演技がすごすぎて、心が締めつけられそうでした。

 最終回は名言がたくさんあったと思います。ネタバレレビューを読む

 トハラの雨送りの歌、とっても感動しました。素敵な歌だなあ、誰が歌っているのかなと思い、調べたら、トハラ役の横山智佐さんそのままだったので、とても驚きました。凄い!
 横山さんのお姉さんはオペラ歌手で、横山さん本人もとても歌が上手とのことでした。確かに良く聞くと声量が大きくて、ビブラートを聞かせた伸びのある歌はプロ級の技術だと思います。それセカでは前田玲奈さんの歌がとっても素敵で上手だなあと思っていましたが、横山さんの雨送りの歌も圧倒的でした。ネタバレレビューを読む

 雨送りの歌を調べた後で、最終回を見直したのですが、見るたびにもう大泣きしてしまいました。ニケ役の前田玲奈さん、本当に泣きの演技で、私も泣かされました。演技、素晴らしすぎです!

 サントラ版を買ったのですが、雨送りの歌は入っていなかったので、とっても残念です。

 ラストで、ニケもリビもお互いがいないともうだめになっちゃうくらいの関係になっていましたね。いいなあ♡

 それセカは毎回お話が安定していて、私にとっては今年のアニメでは最もお気に入りの作品でした。製作スタッフも原作とそのファンをとっても大事にしていたと思います。最後に原作者の椎名橙さんのテロップがその証拠かと思っています。
これだけの素敵な作品だったので、2期は見て見たいけど、この雨の公国編で感動をしまい込んでもいいかもしれません。


6話見ました。
「こんなのが公女だなんて、世界中のプリンセスに謝れって感じよ!」
【2014/06/04】 ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 106
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

中世っぽい世界観がいいですね^^
太陽王のもとに嫁ぐことになったニケはこれからどうなるのでしょうか。

いきなりの食い倒れキャラっぷりだったけど大丈夫?(笑)^^

■第2話
ネタバレレビューを読む

■第3話
ネタバレレビューを読む

■第4話
ネタバレレビューを読む

■第5話~第12話
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 93

ヒカリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君と感じる雨がこんなにも美しいなんて

原作を読んでいたので、やっとアメフラシの歌が聴ける!とウキウキしながら観始めた作品。

世界を手にしたまだ幼い太陽王と、歌声で雨を呼ぶことができる小国の姫が出会う。
というなんともロマンティック×ファンタジックなお話。
もうこの設定だけでたまりません…(´∀`*)ノ

ただ、マンガの絵がすごく好きだったので、
アニメの絵に慣れるのが少し時間がかかりました。

でも!もうそんなの気にならないくらい
アメフラシ最高でした!
お気に入りで、部屋で歌ったりしています~♪(*´○`)o¶~~♪
歌声ひとつで人の心を動かせるってすごいことですよね。
それにあの声量はすごいです!

でも最終話、どんどん好きになっていくリビに会えないさみしさと切なさが入り混じったアメフラシの歌も素敵でした。

そのヒロイン・ニケ姫役は新人声優さんの前田玲菜さん。これからもどんどん活躍されるのが楽しみです。
ニケ姫のおてんばなところも、意志がしっかりしているところも、きゅんきゅんするシーンも、すごくよかったです^^

太陽王・リビ役は島崎信長さん。カッコいいけど、まだ人間としては幼さを持っているところや、ニケだけに見せる顔が素敵でした。


キスシーンが多いな
どうしてここで字?
みたいに思うところはありました。
感動シーンにテロップみたいに字が出てきて…

ストーリーが素晴らしいからこそ、なんだか色々言いたくなって申し訳ないです…本当は大好きなんです!!

やっぱりこの作品は
幼く母を亡くし、世界を手にしながら、世界にすばらしさを感じられないリビが、ニケに出会い、
その世界が色づいて…
っていうのが、すごく心にくるんですよね。誰かのために歌うアメフラシは心に響きました。

そんな深いお話なのですが、コメディ部分もおもしろく
1クールできれいにまとめられているので、気軽に観てみてくださいね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 71

71.3 9 王子で王女なアニメランキング9位
最弱無敗の神装機竜《バハムート》(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (825)
4917人が棚に入れました
遺跡から発掘された、古代兵器・機竜。亡国の王子、ルクスは何故か、機竜使い育成の女学園に入学することに……!? 王立士官学園の貴族子女たちに囲まれた、"最強"の学園ファンタジーバトルがはじまる!

声優・キャラクター
田村睦心、Lynn、藤井ゆきよ、久保ユリカ、種田梨沙、小澤亜李
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

やっぱハーレムアニメって最高です

1クールに一つはこういうハーレムアニメで癒されたいです。5話でクルルシファーさんが可愛かったので感想書いちゃいます。

最初見たときは、声優さんで好きな人がいたので(特に田村さん)、とりあえず見てみようかなと。
ルクス・アーカディア=田村睦心さん=キルミーベイベーのソーニャちゃん(最近ガンダムにも出てるよね)
クルルシファー・エインフォルク=藤井ゆきよさん=甘ブリのラティファ様
アイリ・アーカディア= 小澤亜李さん=月刊少女野崎くんの千代ちゃん。

5話
ネタバレレビューを読む
6話から最終回まで。ネタバレレビューを読む
今のところ皆可愛いなあ。妹ちゃんもリーズシャルテ様(お姫様)もクルルシファーさん(異国の貴族のお嬢様)も、フィルフィ(幼馴染)も皆可愛くて癒される。
今期の心のオアシスですね。

EDを歌っていられる nano.RIPEさんも、花咲くいろはで聞いて以来ずっと好きなアーティストさんです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 42
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このテンプレ感、いわば時代劇の面白さ(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いわゆる、「主人公最強系ハーレムもの」のテンプレなんだけど、なぜか嫌いじゃないw

キャラの魅力もあるのだけど、ここまで完全にテンプレだともう「時代劇」のような楽しみかたもできますよ! 「キテ欲しいときにクル」というか、「よ! 待ってました!」みたいな、楽しみ方♪ 制作も多分、分かって遊びながら作ってるしねw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 29
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テンプレ主人公なんとかの学園ハーレムバトルファンタジー・・・ですが

この手のテンプレがいくつか続いたのがちょっと不思議です。
観てない人はよくわからないかもですけど

同じ時期に
ネタバレレビューを読む

他の二つと圧倒的に違うのは、結局何がしたいのか。
最終目的は何か。
ってことですね。
目的はあるんですよ、ちゃんと
でも学園バトルファンタジーじゃなくてもいいじゃん!
っていう感じがしたので。

ちょっと書いておきます。
ネタバレレビューを読む

だから、この作品だけ明らかに路線が違うし、観ていても単純にかっこいいとか頑張れとかって思えない節がありましたね。


まあ比べてばかりなのもなんなんで、この作品を純粋に評価します。

※ここから訂正しておきます。

作画が良くないって書いたけど、なんとなくぶれてるところがあるように思えたっていうことであって、キャラが可愛くないとかそういうことじゃないです。
それぞれに可愛らしいし魅力はありますよ。


フィルフィ推しです!
めちゃ可愛いフィルフィ推しです!

と、いきなり評価を変えてごめんなさい。
なんとなく思い違いのように思えて気になっていたので。

※ここまで


これは完全にハーレムものなので、基本的に主人公以外の登場人物は女の子ばかりですね。
そして戦いの時には遺跡から発掘された古代兵器なるものを身にまといます。
僕の見た感じでは、自分が常に装備している剣でそのバトルスーツを召還しているって感じでした。
その辺は気にすることでもないと思うので突っ込まないでくださいね。

このバトルスーツを身にまとい、そして超ハーレム設定っていうのは
IS(インフィニットストラトス)そのもののような気もしましたね。

そしてこのテンプレに欠かせないのは、メインヒロインがお嬢様もしくはもっと限定すればお姫さまであることですね。

どこかのお国の第○皇女っていう。。。
そして必ずツンデレで、学園においての実力はトップクラスであり何年に一人の逸材的な少女で髪の色はレッド、イメージカラーもレッド。
だいたいそうです、はい。

そして妹がいて、一見おしとやかだけどけっこう強くて、髪の色はブルー系でイメージカラーもブルー系。

そして幼馴染が・・・ピンクでおっとりで天然系の可愛い女の子で
これはこれだけだけど・・・
はい

それで女子の生徒会長がいて、だいたい学園最強。
髪はロングで金髪で、なぜか人間的に不器用でちょっと可愛いところあり。
そしてイメージカラーはイエロー。

もうこれ、なんとかレンジャーシリーズのまんま!ってイメージあります。


そういうテンプレを観てる人は概ね共感していただけると思いますけど。


でもそのテンプレがなぜかやめられない。
おそらく70%以上展開がわかってるのに観てしまう。

そういうなんかしらの中毒性のようなものを持ってる気がしますね。

だから僕は嫌いじゃないです。

しかしこのバハムートに関してはそういう要素こそ満たしているものの、もう少し根底のテーマを魅力的にしてほしかったです。

ネタバレレビューを読む


ではキャラ紹介しておきますが、今までは気にせず書いてましたけどそれを見るのもネタばれに感じる人がいるかもなので伏せておきます。


ネタバレレビューを読む


エンディングテーマ「ライムツリー」
作詞 - きみコ / 作曲 - 佐々木淳 / 編曲・歌 - nano.RIPE

はかなり良かったと思います。


ハーレムバトルファンタジーが好きなら見ておいて損はないですよ。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

84.3 10 王子で王女なアニメランキング10位
オーバーロードⅢ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (839)
4487人が棚に入れました
TVアニメ第1期が2015年7月~9月に放送された第1期が「最凶ダークファンタジー」の名にふさわしい圧倒的なスケール感と、クオリティの高い映像に多くのファンを魅了、2017年には劇場版総集編(前編・後編)が公開。TVアニメ第2期「オーバーロードII」が2018年1月~4月にかけて放送された。「オーバーロードIII」は7月より放送開始。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、東山奈央、五十嵐裕美、小松未可子、沼倉愛美、瀬戸麻沙美、佐倉綾音、真堂圭、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太、白熊寛嗣、遊佐浩二、小清水亜美、斉藤貴美子、花守ゆみり、石上静香、富田美憂、嶋村侑、櫻井孝宏、土師孝也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

本格的に世界征服へ?

原作未読。第1期、第2期は視聴済み。最終話まで視聴。

いよいよ、”ナザリックVS人間”の構図で物語が描かれます。
ナザリック(アインズ様)サイドに肩入れすれば、爽快なんですけど・・・。
人間サイドに肩入れしちゃうと、結構グロい作品かも知れないです。
ネタバレレビューを読むなど、少し心が痛みます。

オーバーロードのもう一つの魅力はコメディパート。
第1話の、アインズ様や守護者たちの日常は、かなり面白かったです。
それ以降も、デミウルゴスに対する、アインズ様の知ったかぶりとか、定番ネタも面白かったです。

第4期を期待して待ちたいと思います。



《以下、各話レビュー的何かです》
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 61
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

喝采せよ

以前、オーバーロードの真髄は、
コメディにあると宣言しましたが、
ナザリック面々の日常で始まるなんて、
これですよ、楽しい初回でしたね。
2期より格段に楽しくなってきた。
その後、世界征服に向けて、
着々と歩を進めることになるのでしょう。

しかし原作を知らない私は、
隣国がどこなのか、どの方向に進軍しているのか、
登場人物も多く名前もわからない始末。

ウィキを調べては頑張っていますが、
何と「五大最悪」なるものを発見しました。
それぞれが領域守護者とのことですが素晴らしい。
今期で出てくるのでしょうか?
その名もニューロニストペインキル。

最終話視聴追記。
ネタバレレビューを読む

活字ではより面白いのでしょう、率直な感想です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 60
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

株式会社ナザリックの世界戦略

2期から1クール置いての3期です

続きものですので1期からお願いします。
よくよく振り返ってみましょう。本を正せばデミウルゴスがアインズ様の深謀を忖度して上申したネタが発端です。
それを「お、おう」となし崩し的に追認したことで史上稀にみる惨劇に見舞われる人類を憐れむ第3期。

安定してはいますね。
飽きもきてますけど、人間の敵アンデッド視点の斬新さも手伝って賞味期限をまだ迎えておりません。
ここまで3クール費やしてます。完結する素振りもなく今回もそれなりに区切りをつけた俺たたEND。
個人的には2期までで生じた“これどうなるんだろう?”がほとんど進んでなかったので肩透かしを食らった格好ではありますが、そこは大きな減点になりませんでした。ちなみに“これ”とはこんな感じ↓

ネタバレレビューを読む

伏線っぽいのは未回収。
そして冒頭述べました通り、ナザリック勢の大々的な地上侵攻が始まるわけです。このへんが3期の事実上のお楽しみポイント。もしくは楽しめるかどうかの分岐点ですね。
人間を蹂躙していくことが予想されるとは思いますがこれまで以上に残酷度はパワーアップ。作者の狙い通りなんでしょうけど人間の視点で観るとつらいものがあるかもしれません。こちらもなんでしたらアンデッド視点で臨むことをオススメいたします。


いったん原点戻りましょうか。。。

老舗VRMMORPG「ユグドラシル」の有力ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の長モモンガさんが本作の主役なわけですが、シンプルにこの人そこらへんにいるネトゲ廃人なだけ。この前提を忘れないようにして楽しく視聴しております。
ギルドは出入りしながら述べ41人在籍していたようです。サービス終了の理由はユーザー減少だったかはうろ覚えですが役割終えたゲームってところなんでしょう。ボーナスほぼ全額注ぎ込むほど依存度強かつ名残惜しげに最後まで執着しちゃうようなモモンさんの中の人。なんかしらネジがぶっ飛んでるんだろうな~と思って観るとアインズ様のズレ気味な行動もけっこう許容できるかなぁ。それに現実世界で居場所が無かった独りの男の物語でもあり哀しき現実逃避第二章(※第一章はオンラインプレイ時)プレイ中と捉えると味わいが増してきます。

私にとっての『オーバーロード』現在地。4期あったらきっと観ます。



※余談

■きちんとフラグ

あれ!?なんか胸騒ぎしかしないんだけど?と不思議に思い繰り返し観てみたら露骨でした。

ネタバレレビューを読む


■密かに期待…

最強であるが故に
ネタバレレビューを読む



視聴時期:2020年10月 

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2020.11.18 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 54

66.0 11 王子で王女なアニメランキング11位
アリソンとリリア(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (366)
2760人が棚に入れました
大きい大陸が一つだけある世界。
そこでは2つの連邦が長い間不毛な戦争を繰り広げている。空軍のパイロット・アリソンは孤児院で育った幼なじみのヴィルと共に、あるホラ吹きで有名な老人のいう「戦争を終わらせるほどの価値のある宝」を探す旅に出る。

声優・キャラクター
水樹奈々、くまいもとこ、吉野裕行、山寺宏一、桑島法子、能登麻美子、森川智之

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

コレ、泣いちゃった…

はじめに言っときます!!
最初の1話・2話は作品に引き込まれないし、面白く無くて
「見るのを止めようか」と思うかもしれませんが!!!
見て下さい!続きも!!
面白くなってきます…本当に泣けます…
ここまで知名度が低いのはもったいないと思う。
NHKに偏見とか持っているなら、そんな意識持たずに見てもらいたいですね♪

そもそも、ラノベの「アリソン」と「リリアとトレイズ」を合体させちゃったみたいな感じなんですが。。。
なので、前半・後半で大きく分かれてて…最初の主人公アリソンとヴィル世代とその子供世代の話に分かれてるのかな?
アリソンとヴィル世代の親の世代の話も出てきたりと…何世代もの人達が関わってくるストーリーです。
前半・後半に分かれていると言っても、全く気にはなりませんが♪笑

少し気に入らなかったのは声が合ってないキャラがいた事ですね…学生時代のヴィルはかなり声に違和感があって、なかなか慣れませんでした。
他の声優さんは…そこそこ豪華だし、よかったと思います♪

で、何度も言ってますが…物語はハートフルで心温まるし、泣けますね!
いーーー話です!!家族愛がしみます!

戦闘機等の空中戦は見ていてハラハラするし、とても良かった。
でも、やっぱ全体的には作画・演出はごく最近の作品と比べれば当然劣りますね…(そこは常に進化しないとニーズに答えられませんからね)
でも個人的には、やっぱコレは物語に注目して欲しいですね。

で、キャラクターは女性キャラはかわいいですよ♪笑
個人的に「アリソン」みたいな…最近のアニメの類似キャラで言う荒川UBの「ニノ」みたいなキャラに弱くて(笑)
やっぱ、綺麗なブロンドの長髪と綺麗な色の目…「妖精」という形容がふさわしい。。。
まぁ、もちろん…他のキャラもよかったのですが(笑)

何百とアニメを見て、その内…実際に涙が出て泣いてしまった数少ない作品の一つです。
是非、多くの人に知ってもらいたい!見てもらいたい!!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 26
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

思ったより対象年齢が低めでしたね。

あらすじ飛ばして感想いきます。 全26話です。

内容としては、『アリソンとヴィル編』と『リリアとトレイズ編』、
各13話づつで構成されてます。
2つのお話ですがストーリーは繋がっています。

個人的には、絵柄も音楽もかなり好きだし結構楽しめたのですが、
やっぱり子供向けな感じが少ししますねw

ストーリーとしては、ちょっと物足りない。

大筋のストーリーは好きだけど、細かい内容や話の展開の仕方に
結構強引なトコが目立ってましたね...
そこらへんの残念な部分を書き出すと、完全なネタバレや不満が
沢山出てきそうなのでやめときますねww

でも、気になるトコは多々あるけど良い作品だとは思うんですよね~
良かったからこその残念かもしれませんねww

まぁ内容重視って人にはオススメはしませんが、雰囲気で見る分には
十分楽しめるかなって感じの作品だと思います。

自分は、なんだかんだで楽しんで見てましたしねw
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

全年齢対象活劇

主人公が二人いる本作。(タイトルどうり、アリソンとリリアです)
彼女たちが、良きパートナーや友人達と共に、旅をしたり事件に巻きこまれたりする物語。
血生臭い事件も起きますが、20世紀中頃のヨーロッパのような舞台で明るい作風。
架空の世界ですが、ファンタジーやSF的な要素はなく、我々の住む世界となんら変わりはありません。飛行機や列車といった乗り物がレトロな雰囲気を醸していて素敵です。


主人公その1、アリソンのお話。
気っ風がよくアグレッシブ、何にでも首を突っ込むチャキチャキな女の子アリソン。この子が幼なじみの男の子とともに、冒険したりミステリーに巻き込まれたりするお話です。物語のスタートは戦争中(休戦状態ですが)それで軍人という設定の主人公ですが、本作は戦争のドロドロや殺したり殺されたりは、大きく扱ってはいません。
事件の中、かけがえのない友人を得たり、世界を平和にしちゃったりと、色々活躍してます。
もちろん恋にもアグレッシヴ。

主人公その2、リリアのお話。
気丈で正義感もあり、基本的にはお人好し。危ない目に合っても人の善意を信じる女の子。パートナーからは愛されていますが、その気持ちに応えればいいのかどうか態度を決めかねているといった立ち位置。ちょっとツンデレも入ってます。
性格は行動的なんでしょうが、事件に巻き込まれても自分から攻めて出るのではなく、王子様に護られて飄々としている受け身のヒロインです。ナイトであり幼なじみであるトレイズ君が、リリアに愛を伝えるまでに起こった様々な事件のお話です。
可愛いって、得だなぁ(^。^;)
実質、主人公はトレイズ君。間が悪く不格好でも懸命に彼女を想う物語になっています。


作品全体を通して、基本的には冒険物語といっていいですが、2人の主人公に関わる人々との人間関係を描いた色合いが強いです。
謎解きやアクションはそんなに深くはなく、事件を通じて彼女達がパートナーとの絆が深めていく事が話の中心。
調べると、原作の過激な部分の描写はこのアニメ化に際して改変されているとのこと。
ぬるい内容で多分に御都合主義的なところは見られますが、テンポよく次が見たくなるような展開の連続で安定感は抜群。さすがにNHK、ソツがない出来です。
声優陣も手堅く、文句なし。作画は、まぁそれなりです。


爽快冒険活劇(恋愛入り)、として万人に楽しめる作品に仕上がってます。
お子様にも安心な一作なので、ぬるめの冒険モノとしてご鑑賞ください。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 24

65.2 12 王子で王女なアニメランキング12位
ルパン三世 VS 名探偵コナン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (279)
1890人が棚に入れました
ヴェスパニア王国のサクラ女王とジル王子が、猟銃事故で死亡した。そのニュースは世界的に報道され、ルパン三世や江戸川コナンの耳にも入る。

サクラ女王の遺児であるミラ王女が王位を継承することになったが、ミラは母と兄の突然の死を受け入れられずに次期女王の座を拒絶し、訪問した日本の東京で警護の手を潜り抜け、逃げ出してしまう。

街で自分と瓜二つの少女・毛利蘭と出会ったミラは、彼女と服を交換して入れ替わることで、追跡から逃れようと目論む。その後、峰不二子に助けられながら反王女派の襲撃やコナンの追跡をも振り切ったミラは、身分に縛られない自由を満喫するが、事情を説明しようとホテルへ戻った蘭は、ミラの身代わりとしてヴェスパニア王国へ連れ去られてしまう。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、茶風林、高木渉、松井菜桜子、山口勝平

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

微妙でした

「ルパン対コナン」というタイトルからなんとなく夢のコラボ的な感じがしたので見てみました。
コナンのスケボーシーンは相変わらずカッコいいです。今回はまさかの○○○を追いかけます。見る人は楽しみにしててください。
ストーリーは嫌いじゃないです。特別に面白いわけではありませんがコナン側とルパン側がそれぞれ良い活躍をしていたと思いました。ですが僕は「ルパン対コナン」を楽しみにしていたのに別に戦ってないような気がしました。もちろんルパンとコナンの殴り合いを期待していたわけではなく、ルパンが逃げる側でコナンが捕まえる。この構図が見たかったのにこのストーリーではオリジナルの新しい敵を共闘して倒すみたいな感じでした。そこが残念です。
タイトルを気にせずひとつのアニメ映画として見るならそれなりに楽しめると思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

うむ、面白かった。

少し昔に観た作品なので、内容とかに

変なところがあるかもしれません。

ルパンとコナン、名作中の名作の二つが

融合した作品。二つのいいところが

共鳴し合って、より良くなっていて

すごく面白かったです。

特にコナンには頭を使って追い詰める

ルパンは頭を使って逃げるというこの

二つの駆け引きがあるところが

いいと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スピード感のあるコラボ

絶対に捕まらない犯罪者vs絶対に捕まえる探偵。
どちらもアクションを取り入れたスピード感がある作品。
いいコラボだと思います。

ストーリーは特筆するようなものではありませんが、お互いのキャラクターの魅力が十分に引き出されています。
できればもう少し長くじっくりやって欲しかったですね。

絵柄の全然違う両作品ですが、一緒に描かれていても違和感は感じませんでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

77.9 13 王子で王女なアニメランキング13位
オーバーロードIV(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (387)
1539人が棚に入れました
TVシリーズ第4期

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラナー様、万歳!(← アインズ様じゃないの…(笑)?)

オーバーロードの4期目で、全13話の1クールです。

1~3期目を全て視聴済みか、もしくは該当部分の原作を既読でないと本作だけを観たのではまったく意味不明と思われます。というわけでまだの方はここでさようなら…。



オーバーロードというお話自体は、私自身としては特定の登場人物に共感して観るというよりは大河ドラマ的に第三者視点で楽しんでいます。いわゆる「戦記物」としての楽しみ方でしょうか。

アインズ自身はかつてのゲームとしてのユグドラシルを懐かしみつつ、他のプレイヤーやワールドアイテムを探しているのが本筋であって、世界征服はそのついでにやっているみたいなところがあるので、そういう見方をされるのは不本意なのかもしれませんが。

さて、そんなアインズ様の覇道は3期目まででナザリック大墳墓をベースにアインズ・ウール・ゴウン魔導国を設立し、リ・エスティーゼ王国からカルネ村と要衝の都市エ・ランテルを割譲されるに至っています。

そんな4期目では前半では主にドワーフたちとの関りを発端とする一連の出来事、後半では主に王国と魔導国との関係性の変化に関する出来事が語られます。前半はコメディ―成分多めな感じで、個人的には後半がより楽しめました。

ラナー様は王国の王女殿下ですが、3期目からしばしば活躍するラナー様の見せ場が多くて大変面白かったです。

ザナック王子も素晴らしかったですが、私は自分勝手な目的のために暗躍するラナー様が好きでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君主は国家第一の僕

【紹介】
来年公開予定の劇場版は4期の前半と後半の中間のお話みたいです

【感想】
アインズ様たちの残虐なところがどうしても好きになれないけど、毎回話が面白くてクオリティも高くて良くできたアニメだと思います
4期は特に話が濃くて見どころが多かったのでシリーズのファンは満足するんじゃないでしょうか?

アインズ様たちは目的のためなら脅迫も偽計も強奪も拷問も虐殺もします
敵対する相手から見たら悪なので見ていると嫌な気持ちになる
4期はこれまで以上に酷い話でどんどんアインズ様は狂っていっているように見えて、敵対する人間たちは愚かどころか生き方がカッコいい人が多くてどうしても人間達のほうを応援してしまいます

ネタバレレビューを読む
4期で好きなキャラはザナック王子

【今期の魅力】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャバクラナザリックからの脱却

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
説明不要の人気シリーズの4期。かなりストーリーが動いた印象。残酷な描写も多い。

個人的には、4期≧3期≧1期>2期ですかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

68.6 14 王子で王女なアニメランキング14位
グランクレスト戦記(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (349)
1527人が棚に入れました
「わたしは騎士テオの聖印と契約し、永遠の忠誠を誓います」
孤高の魔法師シルーカと、放浪の騎士テオ。ふたりが交わした主従の誓いは、混沌と戦乱の大陸に変革の風をもたらすのか混沌がすべてを支配する大陸、アトラタン。
人々は混沌により生じる災害に怯え、それを鎮める力“聖印”を持つ者、〈君主(くんしゅ)〉に守られ生きてきた。だが、いつしか君主たちは「人々の守護」という理念を捨て、互いの聖印と領土を奪い合う戦乱へと突入していく。

その中、理念なき君主たちを軽蔑する孤高の魔法師シルーカと、故郷を圧政から解放するべく修練の旅を続ける放浪の騎士テオは出会う。
テオの理想に触れたシルーカの強引な策略により、主従の契約を交わすことになった二人は、戦乱の巻き起こる大陸に、変革をもたらしていく。

秩序の結晶である<皇帝聖印(グランクレスト)>を巡り繰り広げられる一大戦記ファンタジー、開幕!

声優・キャラクター
熊谷健太郎、鬼頭明里、中村悠一、上田麗奈、日野聡、松岡禎丞、高森奈津美、茅野愛衣、櫻井孝宏、羽多野渉、井口祐一、鈴木みのり、中島愛

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これRPGもあるらしいですね…。第18話:「今日から本気出す!」(…遅えよ、みんな切ってるよ(笑)。) → そして「神話の時代」は終わった!

原作は同タイトルのライトノベル。『ロードス島戦記』の作者でもある水野良先生の作品らしいですが未読です。

で、『妹さえいればいい。』の9巻を読んでいてたまたま知ったのですが、本作と世界観を共有する『グランクレストRPG』というテーブルトークRPGがあるらしいです。全然知りませんでしたけど。

こちらはアトラタン大陸を舞台とする、わりとオーソドックスな感じのRPGのようです。未プレイですが…。

で、RPGの世界観的には君主(ロード:聖印を持つ)、魔法師(メイジ)、邪紋使い(アーティスト)というクラスの他、投影体という精霊みたいな奴や獣人、ヴァンパイアなんかがいるようです。

『グランクレスト戦記』では主人公が君主であるテオ、ヒロインがテオの契約魔法師となるシルーカ、さらにメインキャラクターとして第1話での経緯によりシルーカに仕えることになった邪紋使いのアーヴィン、シルーカの義姉である邪紋使いの傭兵アイシェラ、聖印を持つ司祭であるプリシラ、野心を持っていた君主であるラシックなどがいます。

テオの行動の源は故郷の島で圧政に虐げられている住民を救う為に暴君を討つということにあるようですが、そこにある経緯でテオの契約魔法師となったシルーカが共感し、本当に力を貸したいと考える所からお話が動いていきます。

アニメのストーリーはなんとなく上手くいっているRPGリプレイもののさらにダイジェストみたいな感じのところもありますが、普通の立身出世物としてお話自体はまあまあ楽しめています。

特に話の序盤でテオの影が薄く、「シルーカが主人公?」と思って観てみると案外違和感がなかったりして面白いですね。

たぶん最終話まで完走するとは思いますが、是が非でも観てねとお勧めするような感じでもありません。まあ、個人的にはこういうお話は好きです。シルーカかわいいし…。

2018.3.22追記:
原作は依然として読んでいないのですが、10巻で完結という情報を把握しました。アニメで原作4巻「漆黒の公女」まで消化されたようなので、2クールが予定されている本作では、これは最終巻10巻のエピソードまでたどり着く予定かと思われます。
(第10巻のサブタイトルは、あえてここには書きません。)

原作を全部消化する見込みということであれば、視聴モチベーションは高まりました。このまま原作を読まずに視聴を継続しようと思います。

2018.3.24追記:
第11.5話は、地図もちゃんと出てくる総集編です。これは「万策尽きた」じゃなくて予定されたものだと思いますが、この情報をちゃんと本編でも出しておくれよ…。
(でも、これで本編を軽くおさらい出来ていれば2クール目はちゃんと観られそう。)

2018.5.12追記:
ようやく、「普通のストーリーならここからだろ!」というレベルで「天下三分の計」状態に。ここまでが長すぎたので、もうみんな切っているかも(笑)?

2018.6.25追記:
2クールかけて、最終話までやってまいりました。なんというかこの物語はこの世界の後の世で、「こうして神話の時代は終わったのです」的な神話的に語り継がれる物語となるのでしょうね。

本来の意味での王道ファンタジーでした。今風ではなかったと思いますが、個人的にはとても楽しめましたよ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 41
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わが青春の水野良

2018.06.25記


原作未読

視聴動機は“原作水野良”。中学生の時お世話になりました。
ネタバレレビューを読む
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完走しました。最終話も綺麗にまとまり全体として悪くはなかったです。
「ロードス島戦記」「クリスタニア」を読み耽り、そして「ドラゴンクエスト」に没頭した自分にとってはどこか懐かしく安心安全の中世ヨーロッパ風世界で繰り広げられる剣と魔法の戦記ものでした。このへん好きでしたら抵抗はないと思います。古いとはまあ仰らずに原点というか古典をみる感覚で接していただけるとよろしいかと。


ただし、覚悟していただきたいのは序盤のよくわからなさ加減でしょうか。
本編は小説10巻分を2クール24話にまとめてます。そうです。どう考えても尺が足りません。話を端折るか?説明を省くか?この作品では後者が露骨です。

用語、勢力図などの説明がほとんどないままどんどん登場人物が増えていきそして死んでいくため、主人公(テオ)の周りにいる人物(シルーカやアイシェラあたり)以外は、敵か味方かそもそもおまえ誰?状態。
11.5話でやっと用語や世界観に関する説明がなされてますが、遅いでしょう。序盤2,3話あたりで挟んでたほうが親切だったと思います。戦の前後で地図や勢力範囲を説明するカットを挟むなど工夫のしようもあったかと。
設定の理解が進まず「途中断念」に至った方も多いと思うともったいないことですね。私も“原作水野良”でなければ切ってたかもしれないというくらい。

※というわけで30秒でふわっとわかるグランクレスト用語
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明確に何話くらいから話がおもしろくなってきて、、、というのははっきり覚えてませんが、ヴィラールの話がひと段落したネタバレレビューを読む12話あたりから私は入り込めたと思います。次のシスティナ編が話数をとって丁寧に描いたことで、駆け足展開ひと段落した感じ。2クール入ったあたりの13話以降は落ち着いて観れると思います。

登場人物も多種多才かつ声優陣もそこそこ豪華で一見の価値ありです。
鬼頭明里さんはヒロインを好演してました。同クールの「ラーメン大好き小泉さん」でのキャラと対照的な演技で今後要チェックです。


2周してみると良い意味で見方が変わりそうなので、余力あれば挑戦しよう。


-----
2018.12.11追記
《配点を修正》

けっこうOPED好きです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

序盤駆け足、中盤ノロノロ、終盤は丁寧、だけど最終回は一足飛び!?

原作未読。最終話まで視聴。

故郷を幸せにするために世界を変えたテオと天才魔法師シルーカの物語。

登場人物が多く、また、相関関係が入り組んでいる作品。
最初はとっつき難いかもしれないけど、途中で慣れます(笑)。
とりあえず私はそうでした。

王道の国盗り物語。
中盤の微エロ演出で少し引きそうになりますけど、終盤は、かなり感動的でした。

ただし、最終話の駆け足感は少し残念。
もう少しじっくり見たかったかな?

【本当に必要だったのか?微エロ展開】
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【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 34

68.8 15 王子で王女なアニメランキング15位
天才王子の赤字国家再生術(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (291)
930人が棚に入れました
覇権国家の脅威に晒される弱小国家・ナトラ王国。 若くして国を背負うことになった王子・ウェインは、補佐官のニニムに支えられながら、才能を活かした見事な手腕を発揮し始める。 でも、この国……めちゃくちゃ詰んでる! 内政に手を入れようにも金がない。 よそから奪おうにも軍事力がない。 まともで優秀な人材は他国に流出してしまう。 「早く国売ってトンズラしてえ」 ウェインの願いは、とっとと隠居して悠々自適の生活を送ること。 大国に媚びを売り、国を売れば夢が叶うはず。 しかし、外交も軍事も予想外の方向へ転がってしまい……!? 知恵と機転で世界を揺るがす 天才王子の弱小国家マネジメント、ここに開幕!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

天才ではないが人間としての大切な点はわきまえている王子かも

この物語は父親が急病のために16歳で急遽、摂政として国政を任されることになったナトラ国の王子、ウェインの物語です。
真面目に見ようとすると呆れますが、気楽に見ると、けっこう楽しめます。


ウェインは国政に興味ありません。国を売却してそのお金で余生を過ごすことのみ考えています。
隣国との戦が起きた際は、ちょこちょこと小競り合いをした後で休戦協定を結ぶ目論見でした。
しかし、予想に反して勝ってしまった。部下たちが予想以上に頑張ったためです。

部下たちの多くは、この勢いに乗り進撃すべきだと主張し続けます。
戦が好きでないウェインは、部下たちに撤収を発言させるため、絶対に勝つ見込みが無い金鉱脈を次の目標とします。
これで部下たちが猛反対して軍を撤収する目論見でした。
しかし、部下たちはこの目標を決めたウェイン王子を『先見性に優れた王子』と尊敬し、この金鉱山を攻略するのです。結果として勝利して自国の領土と資産が拡大します。

こんな感じで、この物語では、楽してどんどん領土が拡大していきます。
『天才王子』とありますが、そんな天才ではありません。仲の良い妹の行動すら予測できない平凡な王子です。

第一話や第二話は、稚拙な戦の話なので笑うことはできますが、頭脳戦を期待されている方は、内容を知ると呆然とするでしょう。

しかし、
ウェインは、人間としての大切な点をわきまえています…多分(^_^;)

一つは5千人もの兵士の顔と名前を憶えている点です。
一兵卒の部下の名前を呼び、気さくに話しかけます。
王子から名前を呼ばれて話しかけられた兵士は、おそらくそれだけで感激するでしょう。
王子のために精一杯頑張ろうと思うはずです。
ナトラ国の兵士が強い理由の一つは、これだと思います。


私達は学校や職場で、どれだけの人の顔と名前を覚えるでしょうか?
おそらく、200人程度? でしょうか?
名前を呼んで相手の顔を見て話しかける。これは基本中の基本ですが、私たちは、つい見落としがちのようですね。

そしてもう一つ、ウェインは友達を大切にしています。
ウェイン王子の側近にニニムというフラム人の女性がいます。ニニムはこの物語のヒロインなのですが…
フラム人は多くの国々で差別を受けており、奴隷としてこき使われたり、娯楽の対象として狩りで殺されたりしています。
しかし、ウェインはフラム人を差別しません。それどころかニニムの頭脳と優秀な剣技を認め、側近として雇っています。

ウェインがカバリヌ王国を訪問していた時、その国の王が「狩りをするためにフラム人を提供してほしい。一緒にフラム人狩りをしよう」とウェインにもちかけます。
このとき、ウェインはネタバレレビューを読む
その話を後で聞いたニニムは、呆れます。
確かにウェインがしたことは、王子としてあるまじき行為でした。
でも、ニニムは心の中では凄く嬉しかったはずです。自分をこんなに大切にしてくれていると感じたはずです。

ウェイン王子とニニム、この二人はお互い愛し合っていますが、身分・血統などのしがらみで決して結ばれることはありません。しかし、ウェインはニニムを誰よりも大切にしています。


また、この物語は後半になると多くの登場人物が個性を発揮します。
その一人がウェインの妹のフラーニャ。
フラーニャは幼くてとても可愛いのですが、すごい頑張り屋さんです。
ネタバレレビューを読む
もしかして兄のウェイン王子よりも凄いのでは?と思ってしまいます。

確かにフラーニャには兄のような知識がありません。しかし、覚えようと懸命に努力する姿は、思わず応援したくなります。
それは私達も見習うべきですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ご都合主義を気にしなければ、結構好みな戦記モノ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
弱小国家の王子が、一見無気力を装いながら、内政、外交、軍事に手腕を発揮し、国を大きくしていく物語。

本作を批判するならばおそらく、「そんなに上手くいくわけない」なんだけど、まあ、それはそうだけど、何の策もなく上手くいきまくる数多のなろう系に比べれば、マシだと思いました。

作画が大分酷いので、総合点は上がらないと思いますが、☆4に近い☆3です。個人的には結構楽しめました。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
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【各話感想(自分用メモ)】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

凡人王子の賞賛動画再生会

【紹介】
同期に放送している現実主義勇者の王国再建記2と設定ほぼ同じで、主人公が凡人で周囲がみんなダメなのも一緒。
同時期に似たようなのぶつけないといけない決まりでもあるんでしょうか?

絵は綺麗だしテンポはいいのでそれなりに楽しめました。

【キャラクター】
キャラデザがかなり良くて、絵が綺麗。

王子様が天才ってわけじゃなくて、味方も敵も天才に見せるために都合よく動いてくれているだけなのが残念です。
王子様を天才に見せるために国の人をダメにして、活躍させるために敵将をダメダメにしています。
まるで王族崇拝プロパガンダ用の自作自演映画みたい。

【シナリオ】
序盤の話の展開がかなり急で、面倒な部分はさっさと終わらせたいって感じがした。
こういう話では、後出しで実はこうだったとか、こんなにすごいと思いませんでしたってセリフはNG
自分の戦力と相手の戦力をちゃんと知っていないと、行き当たりばったりの思い付きに見えて天才には見えないです
この作品はそれができていない王子様を天才に見せるために、敵をわざわざ王子様の戦術にはまりにいくように動かしているのが酷い。
優秀な人は他人と比べて優れているから優秀って言うけど、天才な人は他人と比べなくても優れているから天才なんです。

【感想】
タイトルに「天才」ってつけなきゃ良かったですね。

現実主義勇者と比べると、絵やデザインはかなり綺麗で見た目はこっちの勝ちですが、キャラクターはより無能になっています。
話はつまらなくないけど、大したことない王子様を無理やり天才にしようとして失敗している感じ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

65.0 16 王子で王女なアニメランキング16位
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (270)
748人が棚に入れました
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。 さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ホントはみんな現実世界で無双したい

異世界でも現実世界でも無双する爽快なチート無双アニメ
合わないアニメだけど、主人公が謙虚で調子に乗らないところが良かった

異世界で無双してチヤホヤされたいなろう系作者は多いけど、
クラスメイトも巻き添えにしてみたり、妹や片思いの女の子も転生させたり
たぶんホントはみんな現実世界でチヤホヤされたいんですよね、でも「現実」の「自分」では無理だから「異世界」に「転生」したい
これはなろう系作者達の「認められたい」って夢が詰まった作品です

余計なことはしないでとにかく2つの世界で無双することに集中してます
気持ちいいくらい無双してくれるのでそういうのが好きな人は安心して見れると思います
この作者の「理想の自分」は謙虚で嫌みとか痛々しさがないのもいいところで、チートしていても嫌な感じはしないですねー
優秀で優しくて謙虚でみんなから頼りにされる人になれたらいいですよね

現実世界で無双するシーンはなかなか良かったけど、異世界のほうは普通のなろう系よりもペラペラなので現実世界に集中したほうが良かったかも

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

現実世界と異世界に落差あり

アニメタイトル長っ。
せめて「異世界でチート能力を手にした俺は」くらいでとどめて欲しい。
皆まで言うと興味半減かと・・・
たまには主人公最強系異世界ものを観ようと思って視聴しました。

なんだかんだ、安易に観るのは良くないかもしれません。
ひょっとして、これって失敗作?
しっくりとくるものがありませんでした。

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投稿 : 2025/03/08
♥ : 14
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

【ネタ枠実況-1】このレビューは彼の偉業を後世に語り継ぐための「優夜さまクロニクル」w

【レビューNo.70】((最終レビュー)初回登録:2023/6/30)
ラノベ原作で2023年作品。全13話。
前回「クソ作品のレビューを書く」という体験をしたので、今度は「量産型異世界モノ」
のレビューを書いたらどんな感じになるかなっと。今更過去作品を振り返って書くのも
面倒なので、タイトル的に香ばしさ漂う本作を今期視聴しながらやってみようかと。

(ストーリー)
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つ
けた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を
手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。
さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:期待通りの滑り出しに大満足
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・第2話:優夜さまハイクラスのステージを手に入れる
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・第3話:優夜さま「俺のステージは学園なんかにゃ収まらないぜw」
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・第4話:現実世界でもやはり(身体的な)チート能力は有効な模様
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・第5話:優夜さま魔獣の子供を拾いペットにしてしまう
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・第6話:優夜さままさかのゲーセンでチート能力発動
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・第7話:優夜さま実は「完全無欠な少年」じゃなかった件
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・第8話:優夜さまに「おっ●い星人疑惑」浮上
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・第9話:最近、優夜さまのサービスカットが凄い件
 ネタバレレビューを読む

・第10話:優夜さま進化しすぎて現実世界をハチャメチャにしてしまう
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・第11話:優夜さまの名言「極楽布団」に決定?!(今週はいろいろと神回!!)
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・第12話:優夜さま今さらながら冒険者ギルドに登録(2期の可能性キタ―――?!)
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・第13話:優夜さま、両世界の壁をとっぱらい「異世界交流」を進めてしまう
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タイトルに偽りなし!
「現実世界」と「異世界」で「俺tueee」を見せつける「欲張りさん」な作品でしたねw
(まあ「異世界無双」や「完全無欠な少年」は怪しいところもあったが)
「天使様に駄目人間にされた!!」と嘯いている某作品よりは、清々しさがあったかなw
こういう作品を楽しみにしてる層も一定数いる感じなので、そのニーズは満たしているんじゃ
ないですかね。
個人的には名言「極楽布団」も飛び出したので、満足しましたw

レビューしながら気づいたのですが、今回のレビューは多分「実況感覚」なんだよね。
今期は6作品を中間レビューとして1,2話毎に更新してましたが、正直本作のレビューが一番が
書いてて楽しかったなっと(笑)。
「思ったことをちゃんと文字化してみる」というのが、ポイント高いのかも。
漠然とアニメ観るだけより、2倍楽しめる感覚がありましたねw

今後もこういう「『ネタ枠』のアニメを実況感覚で更新していく」という試みは、また挑戦し
ようかなっと思います。意外と素材選びが大事かもw
そういう意味では本作は「ツッコミどころ満載」で「極上な素材」だったと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14

68.5 17 王子で王女なアニメランキング17位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (217)
736人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

陰の実力者になりたくなくて

私は結構好き

話は面白くないし、最初は主人公の人を見下した態度があまり印象良くないけど、物語が進むうちに主人公の印象も良くなってきて、見ていて退屈とか嫌な気持ちになる作品ではなかったです

【見どころと欠点】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狡猾に 策を巡らす 怨霊の 掴みし幸は 花霞かな

原作小説『最強陰陽師の異世界転生記〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』はweb版、ラノベ版共に未読。

【物語 3.5点】
シリーズ構成・脚本・待田 堂子氏。
私が好相性を感じている書き手の一人。
伏線の強調の仕方が、しつこ過ぎず、分かりにく過ぎず。
私にとって丁度いい塩梅なのが心地良いです。

終盤、主人公セイカ・ランプローグが(※核心的ネタバレ)ネタバレレビューを読む でしたという件にしても、
道中セイカはチョットやばい奴だぞ?という布石が、
アンテナ張っていれば捉えられる程度に、さりげなく置かれていたので、
唐突感なく受け入れられました。

ラストの(※核心的ネタバレ)ネタバレレビューを読む
この世界の大局提示も上々でした。


世界観・設定によるシナリオ明快化もまずまず。

主人公最強な転生者の陰陽道が、洋風ファンタジー世界にインパクトを与える構図。
和と洋。設定のコントラストで展開が捉えやすかったです。

転生者の主人公は前世で力を持ちすぎた陰陽師として忌避されハメられた反省を元に、
現世では狡猾に立ち回り幸福を掴むことを人生の目標に据えている。
けれど狡猾に掴んだ幸せなど虚しいものではないか?
元の優しいセイカのままでは幸せになれないのだろうか?
葛藤のテーマも明確。

ただ、テーマについては前世、狡猾以前にセイカが、力がなければ幸せになれないと悟ったいきさつ。
そもそも前世で謀殺された詳しい経緯。
過去の掘り下げは持ち越され、やや不完全燃焼。


私は脚本家や和洋折衷な世界観を始め、気になる要素が多数あったので美味しく頂けました。
ですが、お話自体は、量産型の異世界転生物。
結末も、やっと基本的な方向性が示された所で終わる俺たたENDの典型。
オススメ度となると、お暇でしたらどうぞ位の学園系の異世界転生アニメです。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・スタジオブラン

凡庸。

洋風モンスターたちの描写。
いくら原作タイトルで弱過ぎると酷評しているとは言え、
この作画では、ちょっと倒しがいがない感じw
特に初回、巨大モンスター出現!と期待したら、
ネタバレレビューを読む だった件はズッコケそうにw

一方でセイカ配下の妖怪たちなど和風モンスターについては、
襖(ふすま)が開いて召喚される中々の演出で魅せる。


それにしても魔法学校の学生服デザイン。
スカートの丈が短くて実にけしからん(笑)

普通、魔法学校の制服と言えば『ハリポタ』ホグワーツのロングローブや『まほよめ』2期学院のハーフパンツにロングコート辺りが定番でしょう?
あんなミニスカじゃ下位の風魔法演習とかでパンツ見えちゃいますよw
と私はツッコミながらも、ついヒロインズの絶対領域に目がいっちゃうわけですがw


【キャラ 4.0点】
ヒロインズ。
セイカの奴隷だが精霊魔法使える金髪ロングのイーファ。
今世代の勇者でセイカとは冒険仲間意識が強い赤髪ショートのアミュ(八重歯、下ネタ付)。
色々隠し事が多そうなクール系な後輩赤髪ショートのメイベル・クレイン。
あとは予言系の聖皇女とか。

色恋沙汰には興味なさそうな前世陰陽師の少年の周りに、
恋人ポジションからは微妙にズラして美少女を配置する。
鈍感ハーレム人物相関のバリエーション。

ただ、どういう都合なの?との疑問や違和感には、答えを用意しているキャラ設定ではある。
何でイーファは奴隷なのに凄い魔法適正があるのか?
ネタバレレビューを読む
何でメイベルまで赤髪ショートなのか?アミュと被ってるじゃん。
ネタバレレビューを読む


もう一匹ヒロインズとも言えそうな狐妖怪ユキ。

前世からの縁で、セイカが転生者であることを知る数少ないキャラ。
現世では狡猾に生きると言うセイカに、目立ち過ぎでは?あの娘に肩入れし過ぎでは?などと進言したりする配下。
要所でセイカの葛藤を整理、言語化することで、主人公を拡張しテーマも深める献身ぶり。


【声優 4.0点】
主人公セイカ役には花守 ゆみりさんを指名オーディションで起用。
この手の転生者の役には、外は少年、中身はおっさん。狡猾に子供を使いラッキースケベをいなす。
といった難解さが付きまといますが花守さんは好演。

大人の中身が滲み出る主人公モノローグも、前世の陰陽師ボイス担当の梅原 裕一郎さんではなく花守さんが全対応。

さらに陰陽道独特の詠唱呪文もこなし、果ては月下で短歌を詠みながら敵を始末し、寒々しい和風ムードを演出する万能ぶり。
私も感心のあまり僭越ながらレビュタイで一首詠んじゃいましたw

花守さんの転生少年ボイス。もっと聞きたいです。


異母兄弟のセイカにつっかかるランプローグ家の次男・グライ役には上村 祐翔さん。
良く吠える噛ませ犬ボイスで主人公無双を引き立てる。
その後も続くグライの人生。価値観の変化もカバーする。
この手の波乱万丈の乗りこなし方はお手の物です。

その他、ヒロインズだけでなく、敵、モンスター、妖怪役にも実力者が配されキャスト陣は安定。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は桶狭間 ありさ氏。
その名の通り古戦場出身で、和風と洋風の往復をカバーする守備範囲の広さが魅力。
今後も共作で参加が決まっているアニメ版『薬屋のひとりごと』など東洋風サウンドに期待したい劇伴作家です。

OP主題歌はangela「RECONNECTION」
デビュー20周年。32ndシングル。確立した音楽観を持つベテランユニット。
エレクトロ成分と和風サウンドを混在させても崩れない安定度で世界観を支える。

ED主題歌はヒロインズ3人による「リンク」
個別キャラ回のソロ歌唱にも対応したバラードソング。
EDアニメのセイカ+ヒロインズのパーティー編成で気ままに冒険する穏やかな日々。
本当の幸せはまだまだ遠そうです……。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

和風?(陰陽師ってことで和?でいいの?)の味は出ていたか。

なんか最近の視聴が「この手の作品」に偏っているのはなぜだろうw。
期間別ランキングを参考に観ているはずなのだけれど。

さてと、この作品も特に刺さる点は薄いのだけれども、何故か観れてしまった。
某アベマなTVで休日に一気をやっていたのが大きいだろうか。


正直を言いますと、この主人公のセイカは私のお好みではなく、どちらかというとあまり刺さらないタイプの主人公でした。
あと、作品内で奴隷というワードが何度か出てきて、そこが効果的に私のネガティブな感情に刺さりましてあまり得意では無かったです。
なので、どちらかというと、苦手な要素が多い作品だなぁ、と思いながらの視聴だったのです。


そんな中、視聴を継続できたのは、サブキャラの魅力でしょうかねぇ。
何故だかわからないし、それ程容姿やデザインが刺さった訳ではないのですが、何人かのサブキャラに行く末や、今後の行動を観ていたいというキャラが何名かおりまして。
そのサブキャラ達の魅力で視聴を継続できたという点が大きいです。


それ以外は、それほど「俺つえー」系のテンプレを脱してはいないのですが・・・。

それにしても、主人公のセイカには何となくですが「神達に~」のリョウマ的な要素も感じてはいたのですが・・・、どうしても好きになれないw。
なんでなんでしょうか。
本当に不思議でした。

あと、残念だったのは、最終盤ではそれほど築いてきた人間関係が発揮されませんでした。
仲間感は発揮されず「俺」でほぼ片付いていしまいました。


個人的にあえて言うならば、数名のサブキャラの魅力で観れた作品でしたw。
まぁ、そういう作品があってもいいかなとは思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16

68.6 18 王子で王女なアニメランキング18位
現実主義勇者の王国再建記 第二部(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (201)
715人が棚に入れました
異世界に召喚された相馬一也は、エルフリーデン王国の王位を譲られて以来、辣腕を発揮し、王国の政治・財政を立て直していった。そして、三公の反乱とアミドニア公国の侵略を鎮圧したソーマは今、新たな問題に直面していた。 アミドニアの首都ヴァンを失い敗走した公太子ユリウスが復権を狙い、人類宣言の盟主たるグラン・ケイオス帝国に助けを求めたのである。始まる女皇マリアの妹ジャンヌ・ユーフォリアを代表とする帝国との交渉。それはエルフリーデン、アミドニアだけではなく、大陸全体の運命をも左右するものとなろうとしていた――。

声優・キャラクター
ソーマ・カズヤ:小林裕介
リーシア・エルフリーデン:水瀬いのり
アイーシャ・ウドガルド:長谷川育美
ジュナ・ドーマ:上田麗奈
ハクヤ・クオンミン:興津和幸
トモエ・イヌイ:佳原萌枝
ポンチョ・パナコッタ:水中雅章
カルラ・バルガス:愛美
ロロア・アミドニア:M・A・O
マリア・ユーフォリア:金元寿子
ジャンヌ・ユーフォリア:石川由依
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

第22話は心に響きました

この物語は第二部です。第一部が未視聴の方は、先に第一部を視聴してください。

この世界に召喚された現代人の相馬一也(ソーマ)は、エルフリーデン王国の王位を譲られた後、国の政治や財政を現代に沿った形で立て直しています。

第二部では、ソーマは多くの人達と知り合いになり、国はますます豊かになってゆきます。
その中でも異色の脚本として私の心に響いたのは第22話でした。
政治の基本は人を幸せにすること。それをつくづく感じる内容でした。


第22話の主人公はジンジャー・カミュ。ソーマは最後に少ししか登場しません。

奴隷商人のおじいさんが亡くなった後、カミュは奴隷たちを養う責任者となりますが、彼は奴隷商を続ける気がありません。奴隷商としての知識もありませんでした。

当時の奴隷たちは消耗品の道具と同じような扱いを受けていました。
粗末な衣服や不十分な食事しか与えられず、奴隷の親子・兄弟は別々に売られてゆき、二度と親子や兄弟が再会することはありません。
(これはリンカーンが奴隷解放をするまでは、実際にアメリカでも行われてきたことです)

奴隷の中にサンという少女がいました。彼女は勇気を振り絞って「奴隷を売る際は親や兄弟を離れ離れにしないようにしてほしい」とカミュに願い出ます。
当時は奴隷が主人に口答えするのは厳禁です。おそらくサンは鞭で打たれるのを覚悟のうえだったはずです。
どんなに鞭で打たれようが、家族の絆を引き裂かれる奴隷の苦しみを失くしてほしかったのでしょう。

サンの話を聞いたカミュは、ネタバレレビューを読むします。
ネタバレレビューを読む

カミュが奴隷たちを手放していく様子は、まるで孤児たちに里親を斡旋するように愛情が感じられました。


カミュのこの行動は、やがて大きなできごとに発展してゆきます。国の制度に変革をもたらします。
やがてその変革は、近隣諸国にも波及してゆきます。

たった一人の行動が国の制度を大きく変えるのです。多くの人が幸せになるのです。
奴隷の境遇を改善したカミュも立派でしたが、危険を顧みず意見を言ったサンの勇気も見事でした。
この二人が幸せになることを願います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

君主論信者の王国粛清記

同期に放送している天才王子~と内容が完全に被っているのですが、作画やデザインは天才王子のほうが出来がいいので見た目で負けています。
ただ、天才王子のほうは天才とは名ばかりなので、中身はこっちのほうがまともかも。

現実主義勇者は高校生の秀才が国動かしていて、周りがそれに合わせて無能になっている感じ
天才王子は凡人が国動かしていて、周りがそれに合わせて無能になっている感じ。
五十歩百歩?

1期と良いところも悪いところも一緒。

良いところはヒロイン可愛いのと、国の内政や外交を自由に動かせる立場で王国再建するという設定が面白い

【悪いところ】
作画以外は天才王子よりマシですが、やっぱりこんなんでうまくいくわけないっていうのがあるので素直に見れないところありますね。

・困難はいっぱいあるけどあまりにもうまくいきすぎで、シミュレーションゲームのイージーモードを見ているみたい。
・作画がかなり悪い。
・テンポが悪い
・主人公は頭良いと思うけど、知識の応用とか経験から学んだこととか考察とかがなくて、マキャベリの君主論をそのまま引用するだけで創意工夫がないところなど見ても一生懸命教科書読んで勉強しましたーって感じがするんですよね。

君主論を崇拝しているのはわかったから、ソウマ自身はどうしたいの?ってコト。
君主論に操られているようではとても英雄にはなれない。

こういう人は天才じゃなくて秀才って言う。
よく勉強してて偉いねーっておじいちゃんおばあちゃんから褒めてもらえるやつ。
天才として描きたいなら、「教科書」の枠を出ないと無理だと思う。

ネタバレレビューを読む
・安易にハーレムになるのでラブコメの面白さがない。
可愛いヒロインいるんだから、そっちをもっと大事に扱えばいいのに。

【シナリオ】
わかりやすくて見やすいのはいいと思いました。
ネタバレレビューを読む


【感想】
シナリオは主人公の有能さがあまり感じられず残念ですが、滅亡寸前の王国を立て直すというコンセプトは面白いですね。
細かいことを気にしなければ普通に面白いアニメだと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現在の国際情勢からも、考えさせられる21話目

あにこれはアニメを楽しむサイトなので、あまり政治的なことは書きたくない(し、書いてきていない)のですが、流石に今回は看過できないですね。

本作の21話目。東西の争いを寓話的に表していました。レビューではアニメ内の寓話を要約して引用し、私感を述べます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

62.9 19 王子で王女なアニメランキング19位
ドキドキ!プリキュア(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (136)
653人が棚に入れました
相田マナは、大貝第一中学校の2年生。
先生たちからも信頼される、しっかり者の生徒会長です。
社会科見学で訪れたクローバータワーでも、ケンカを仲裁したり、落とし物を届けたり、バスに酔った友達の看護をしたりと大忙し!

やっと展望台へ行く列に並んだその時、「ジコチュー!」と叫ぶ巨大な怪物が現れて辺りは大混乱!!
景色を独り占めしようと暴れる怪物の前に思わず飛び出したマナは、トランプ王国からやってきた妖精シャルルと、不思議なアクセサリー“キュアラビーズ”の力で、キュアハートに変身!

いつもマナを助けてくれる親友・六花、幼なじみのお嬢様・ありすたちが愛を忘れた“ジコチュー”たちを浄化していきます!

10作目の“プリキュア”は、愛と勇気と秘密に満ちた、ドキドキの物語。
日本中に届け!キュンキュン!!
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

何故そこで愛ッ!? 一つの正義(悪)が掲げられし時、強すぎた少女達の「」劇が始まった・・・ 特にありすが幼く燃えた4話・・・「運が悪かったんだよ、お前等は」

10年間、1つの世界(シマ)を巡ってプリキュアと悪役達は手を変え品を変え争い続けてきた(東城会と近江連合みたいな感覚で)

これで34人のエントロピーが凌駕されました。ヘタしたらAKB48まで行ったりしてwwww

緒言 OPは犬吠埼樹(黄前久美子)が歌ってる
ネタバレレビューを読む

最初の関ヶ原まで
ネタバレレビューを読む

たまには世界設定という理を破壊してみたら面白い
「プリキュアだっていうことは他の人に言っちゃいけない」とか「悪と戦う」とかっちゅう設定を破壊するべきだと思う
フェイトみたいな別の魔法少女を呼んでくれないかな...
戦うことはお話をすることだから...まどマギみたいに殻に閉じこもった世界を作っても構わないんじゃあ

ネタバレレビューを読む

46話 新年 あけまして関ヶ原
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47話 関ヶ原前半 愛は力となるか?
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48話 関ヶ原後半 2013年の巨人効果はここでも発揮される
ネタバレレビューを読む

49話 The battle for the LOVE 何故そこで愛ッ!?
ネタバレレビューを読む

総評と意見
ネタバレレビューを読む

BS11で再視聴と敗因
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 36

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

キュア釘宮ここにあり。

釘宮目的で見始めました。

釘宮演じるキュアエースには、
「愛の切り札キュアエース!」
「美しさは、強さの証。」
「エースショット、バキューン!」
等、心に残るフレーズが多かったです。

そして、最大の特徴は、ロリ声とババア声の釘宮両方が楽しめること。
釘宮病の皆さんにはおすすめのアニメです。

あと、キュアハート演じる、生天目さんの声もよい!
生天目さんの演じたキャラの中で、最も幼女声でした。
プリキュアにかけた強い思いが感じられ、見ていてほっこりしましたw

ストーリーは可もなく不可もなく。
やっぱり子供向けですしね。
ただ、作画や戦闘シーンはよく頑張っていたと思います。
キャラも可愛いですし、まぁ、大人が見ても楽しめるかとw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12
ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

"O"の書き順は違う(←どうでもいいw)

今作もリアルタイムでは視聴していませんでした。
しかし風のうわさで、生天目仁美さんがプリキュアの声を担当しているという情報だけは持っていました。

しかし、第1話を視聴してもよくわからない(プリキュアを再放送で見る場合、事前にあまり情報は入れない主義)。もしかして・・・?という気持ちを持ったままエンドロールを見ると、なんと主演のキュアハート(相田マナ)!?

視聴中も、もしやとは思っていましたが声高っ!てっきりクールビューティ系のプリキュアをやるものだと思い込んでいたので、結構度肝を抜かれました。しかも生徒会長で、どちらかというと
完璧超人系の主人公がプリキュアをやるのも珍しいのでは?ポジション的にはルフィに近い感じなのかな。

あと、プリキュアになると髪の毛の色が変わるというのもあまり無いパターンな気が。



最推しプリキュアは、もしかしたら少数派かもしれませんがキュアソードです!

正直、最初は好きになれませんでした。
基本的に僕はツンデレキャラが大の苦手だし、髪型がどうしてもバーコード頭のサラリーマンにしか見えなくて・・・(笑)

しかし、僕の中の回路が完全にショートしたのは第27話です。お茶会の席でのまこぴーに完全に心を奪われました。

まこぴーの天然キャラっぷりは、実はすでに第6話でも炸裂していました。しかし僕は貧乏性なので、
食べ物を粗末にする演出はどうしても苦手で、その時点ではまだウザいキャラでした(笑)

あと、たまに眼鏡をかけているのもポイント高しです!

そして、キュアソード(まこぴー)の魅力が大爆発しているのがエンディングのダンスです!

もう、とにかくあざとい(笑)仕草の一つ一つがめちゃくちゃカワ(・∀・)イイ!!アイドル歌手であるという設定が、CGの細かい動きにどこまで反映されているのかはわかりませんが、完全に他のプリキュアを食うダンスのキレです(錯覚?)。

エンディングのダンスは他のプリキュアにも素晴らしい箇所があるのですが、エンドロールがとにかく邪魔(笑)ノンクレジットのエンディングをここまで渇望したのは、アニメ人生初かもしれません。



後半、新しいプリキュアが入るという情報はもちろん持っていました。しかしCVまでは確認していなかったので、割と直前までネタバレレビューを読むとばかり思っていました(^-^;

そうして登場したキュアエースですが、変身した後の口上がなんか化粧品のCMっぽい(笑)

しかも"プリキュア5つの誓い"とか言い出すし・・・"ウルトラ5つの誓い"かよ(笑)!



同時期に「HUGっと!プリキュア」も見ていたからというのもありますが、アイちゃんは(変な言い方ですが)はぐたんの試作だったのかもしれません。特に第34話~第38話の辺りで、子育ての大変さについて結構リアルに描写しています。

この辺のエピソードは、シナリオとかも完璧なので特に好きです。





ネタバレレビューを読むまあ、その辺の話は他のプリキュアシリーズに譲るとして、
"点"ではなく"線"でシリーズを見ている僕らおじさんたちは、十分に楽しめたプリキュアでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

56.1 20 王子で王女なアニメランキング20位
西の善き魔女 Astrea Testament(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (57)
369人が棚に入れました
女王制の国グラールの北方、辺境の地セラフィールドで生まれ育ったフィリエル・ディーは15歳になり、伯爵家の開く舞踏会に参加することを楽しみにしていた。舞踏会の日の朝、幼なじみルーンから渡された青い石の高貴なペンダント。このペンダントがきっかけで、フィリエルが実は女王家の姫であることが判明する。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

過去より未来♪

2006年4月-6月TV放映された。全13話。
1997年9月荻原規子作の小説を元に制作されたTV版アニメ。
貴種流離譚・恋愛・冒険譚の様なSF風ファンタジー。

あらすじ。
女王制の"グラール国"の北方、辺境の地"セラフィールド"で
生まれ育った15歳の少女フィリエル・ディー。

彼女は、生まれて初めての舞踏会の朝、幼馴染の少年ルーン
から青い石の高貴なペンダントを手渡される。

それはフィリエルの父、天文学者ディー博士が彼女に託した
品だった。そして、このペンダントが切欠で、高地の村娘の
フィリエルの日々は一変してゆく。


感想。
それ程古い作品ではないけど何処と無く古い印象を受ける。
序盤早々に王の家系であるという事実から一気に謎が深く
なっていくパターン。陰謀に翻弄されつつも真実に迫る・・
スリリングな展開も多い。EDを視ると何となくSF風異世界
モノのような雰囲気がでている。SFについては触れない。

異端の文献云々というこの世界観に大きく関わる謎を秘匿
した世界があるという謎を解いていくのだけれど・・
13話では厳しい尺で何とか要点だけを纏めた感じで展開は
可也強引な感じ・・それでも世界観は可也好き。

中盤は学園パートを含め緩急のある展開。
主人公のキャラがある程度活きて重苦しくはならないけど
結構シリアスで暗く陰湿な感じの展開が多い。

此処から様々な国との争いや"西の善き魔女"の本当の意味
を知るまで矢張り短すぎる・

作風からいってキャラデザとか音楽とか全体的に雰囲気は
良い感じで・・特に可も無く不可も無く。動きのある描写
が結構あるので動きが悪い作画には少しガッカリ。

8話以降・・愈々大きく動くのだけれどこの周辺で大きな
区切りのエピソードで12話1クールにすれば・・ルーンや
他のキャラにもう少し掘り下げができたような気がする・・

いきなりの竜退治や1話めの吟遊詩人の伏線を此処でという
のが・・物足りなく・・後は竜退治の派手なバトルや戦乱
のバトルアクションに西の善き魔女?異端の謎?
残り4話で?・・壁の外の世界?ん~・・学園生活の意味も
ヴィンセントやイグレイン等の再登場で良い感じだけど掘り
下げは少し物足りない・・。学園パート後2話位欲しい所。

龍やユニコーン云々はこの手のファンタージーお決まりの
パターンで如何にもな展開。

その後の話数が足りなすぎて一気に締めくくった感じ。
3度視ても矢張り此処もっと頑張って拡げて欲しかった・・



フィリエル・ディー:折笠富美子
「消えた第二王女」エディリーンとディー博士の娘。
琥珀色の瞳に赤金色の髪。俗称「あかがね色の髪の乙女」
何時も自然体で感情が表に出やすくのびやかな性格。
運動神経は抜群だが、料理と裁縫の腕は今ひとつ。

ルーン:平田宏美
ディー博士の弟子。フィリエルの幼馴染で弟の様な存在。
黒髪に煙水晶のような瞳。度なし黒ぶち眼鏡を掛けてる。
非常に人付き合いが悪い。フィリエルに妹の様に接する。
チェスの腕前は天才的で、計算能力が非常に高い。

マリエ・オセット:藤村歩
村の大地主オセット家の末娘。フィリエルの同級生。
栗色の巻き毛に青い瞳。快活な性格。徒名は「妖精娘」

アデイル・ロウランド:斎藤千和
北部有力貴族ロウランド家の養女。フィリエルの従姉妹。
オーガスタ王女の次女で次期女王候補のひとり。
周りを穏やかにさせる雰囲気を持つ一方で芯は強い。

ユーシス・ロウランド:谷山紀章
アデイルが育てられたロウランド家の長男。
ルアルゴー伯爵の実子で次期伯爵。生真面目な性格。
赤い髪にはしばみ色の瞳。近衛師団の優秀な騎士。

ロット・クリスバード男爵:石田彰
ユーシスの友人で王立学院時代からの付き合い。
亜麻色の長髪に緑色の瞳。冗談好きで陽気な性格。
グラール王国最年少の爵位保持者。


ルアルゴー伯爵:土師孝也
グラール王国の北部に位置するルアルゴーの当代伯爵。
ユーシスの父。アデイルにとっては養父。

レイディ・マルゴット:唐沢潤
ルアルゴー伯爵夫人。ユーシスの母。アデイルの養母。
薔薇の栽培を趣味としている。上品かつたおやかな婦人。
グラール王宮の女官の地位も持ち、情報収集等を行う。

レアンドラ・チェバイアット: 田中理恵
アデイルの姉。南部の有力貴族チェバイアット家の養女。
プラチナの髪に漆黒の瞳。次期女王候補のひとり。


ヴィンセント:恒松あゆみ:トーラス女学校の生徒。
フィリエルと同じ最高学年。学校一の秀才で、文芸部長。

イグレイン:斎賀みつき:トーラス女学校の生徒。
剣術の達人。背が高く雰囲気も大人っぽいが、実際は年下。

シザリア:能登麻美子:トーラス女学校の生徒。
ラヴェンナ:幸田夏穂:トーラス女学校の生徒会長。
リティシア:中村千絵:トーラス女学校の生徒会副長
ヘイラ:大原さやか:トーラス女学校の生徒会副長。

ケイン・アーベル:古澤徹
ヘルメス党の事務方を束ねる男性。
偵察や暗殺などの荒事も担当。

コンスタンス女王陛下:野沢由香里
フィリエル、アデイル、レアンドラの祖母。白髪に青い瞳。
グラール国女王。グラール国女王は星仙女王とも呼ばれる。

バード:小川輝晃
女王陛下直属の吟遊詩人で年齢不詳の青年。

ライアモン殿下:中田譲治
コンスタンス女王陛下の末子。フィリエルの叔父にあたる。
男子は王位を継げない為、現在はリイズ公爵となっている。
女性しか継げないグラール王国の継承制度に疑問が有る。

メニエール猊下:小宮和枝
傍系王族で、現在は大僧正の地位にあり発言権も強い。
高齢の女王陛下の代理を務め各儀式を取り仕切る事が多い。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

この巻き込まれ感はいい巻き込まれ感な感じがする

王国の外れも外れの辺鄙な片田舎で暮らす娘が、城の舞踏会へ出かけたことをきっかけに激変する人生!

父と母は何者だったのか?
宝石に隠された出生の秘密!
異端とはなんぞや?
禁忌とされる昔話の数々
姿を消した父はどこへ・・・

意外にも読めないストーリーで楽しめました。

おきゃんな田舎娘が実は高貴な生まれで~というパターンはありふれたものなんですが、そこで城での権力闘争にまったく巻き込まれずに(巻き込まれそうになっても華麗にスルー!)かと思えば、余計なことに巻き込まれてトラブルを招くという~。

それでもテンポよくみせてくれるのはヒロインの男前なキャラ立ちなんでしょうね。
変なバイタリティの塊のポジティブ志向で、がんがん前のめりで突き進んでいくのは赤髪の白雪を彷彿させます。あ、タイトルで魔女ってありますが、魔法は使えないと思ってください。そこも意外!

時折みせる純情系な素の表情もなかなかよかったです。本当に大切にしている人をみつけたとき、それが遅すぎたと気がついたシーンはドキリとしました。

てか、ヒロインのフィリエルの周囲の人たちってのが、けっこういい加減なんですよね。

特に物言いに品のない王子(悪い人ではないけど軽薄ぽいし、すぐに決め付けてかかる言動)とか、失踪癖のあるお父さんとか、自分はいない方が…とか思い込み激しい幼馴染とか。あ、全部男の人だw いま気がつきましたwww ともあれ、この作品の女性は皆強くて輝いてます♪

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんでもありだな

これはなんでもありだな!
シンデレラストーリーに、学園物、BL、百合、他国との争い、女王争い、怪獣も出てきて、最後はSFかい!!
これだけ詰め込んでいるから、いろんなことが投げっぱなし。
尺を増やして回収しろや!
このアニメで良かったのは竜美堂の背景美術!
素晴らしいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

56.0 21 王子で王女なアニメランキング21位
ウエルベールの物語 Sisters of Wellber(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (36)
223人が棚に入れました
小国ウエルベールのリタ王女は、戦争を避ける為大国サンガトラスのゲルニア王子と政略結婚するはずだったが、さる事情から王子をやむを得ず刺してしまう。折りしも偶然城内に忍びこんでいた女盗賊ティナと出会ったリタは共に城を脱出。激怒したサンガトラス国王はリタの処刑を要求、指定の期限までに姫を確保せねば開戦も辞さないと申し入れてきた。こうして賞金を掛けられたリタは、ティナ、妖精のシェリー、人工知能搭載戦車ジラノ・ド・ボルジュラックと共に、仲裁依頼の訴状を持って中立国グリーダムへ向かって逃亡の旅に出た。

声優・キャラクター
高橋美佳子、竹内順子、チョー、仙台エリ、杉田智和、上別府仁資、鶴岡聡、寺島拓篤、楠田敏之、浪川大輔、甲斐田ゆき、秋元羊介

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女盗賊ティナの冒険譚♪

2007年4月より6月まで放映されたトランス・アーツ制作
(Production I.G制作協力)の深夜枠放送されたアニメ作品。
2008年1月から3月まで第二幕(二期)が放送された。全26話。

スチームパンク風中世ヨーロッパを思わせる世界を舞台に
小国の王女と盗賊という、全く住む世界の違う二人が旅を
続けながら成長していく様を描くファンタジーな冒険譚。

第一幕(1期)は小国ウエルベールのリタ王女が戦争を避ける
為に、大国サンガトラスのゲルニア王子と政略結婚するはず
だったが、さる事情から王子をやむを得ず刺してしまう・・

折りしも偶然城内に忍びこんでいた女盗賊ティナと出会い、
共に城を脱出するが・・激怒してリタの処刑に期限をつけて
開戦も辞さ構えのサンガトラス・・止む無くウエルベールは
女王リタの捕獲に賞金をかける・・

こうして賞金を掛けられたリタは、ティナや妖精のシェリー
人工知能搭載戦車ジラノ・ド・ボルジュラックと共に戦争の
仲裁依頼の訴状を持って中立国グリーダムへ向う逃亡の旅に
出た・・ゲルニアの騎士や賞金稼ぎ達の執拗な追跡から無事
グリーダムに辿り着く事ができるのか?開戦回避できるか?
そもそも何故ゲルニア王子を刺してしまったのか?・・

上記の通り至ってシンプル構造で展開も素直でダイレクト。
境遇や性格があまりに違う二人の女性の、友情や恋愛絡みの
エピソードや様々な登場人物達の思惑や立場の違いを軸に、
大きな陰謀に翻弄されつつ葛藤しながらも成長していく・・

過去に数多ある既出故の鉄板テンプレ王道のラブロマンスで
可也安心して視る事のできる安全牌なアニメ作品だと思う。

シリアス一辺倒というわけでもなく、何処と無くコミカルな
展開で息抜き描写もあり、そこそこバランスが良い感じ。

逃走劇でもあるので、そこそこにサスペンスやアクションも
含まれていて、陰謀に立ち向う話なのでミステリーも多い。

構成や演出も結構良い感じで退屈せず緩急がある感じです。
それなりに此処!という場面で3D描写や丁寧な描写もある。
音楽も雰囲気重視で世界観にハマっている感じでした。


リタ・シオール(高橋美佳子)ウエルベール王女。推定19歳。
政略結婚を承諾するも、婚約相手を刺し重傷を負わせ逃亡。
世間知らずで、自分で服を着替える事も出来なかった。
賢く信念は強い。王族としてある程度護身術の心得がある。

ティナ・ローター(竹内順子)推定17歳。女盗賊。
城に忍込み偶然刺傷事件に巻き込まれ追われる事になる。
リタの旅にボディガードとしてついて行くことになった。
得意武器は銃。幼い頃殺された家族の仇の傭兵を探してる。

ジラノ・ド・ボルジュラック(チョー)伯爵。愛称ボル爺。
自律した人工知能まで搭載した小型戦車。

シェリー(仙台エリ)ティナの相棒の小妖精。
空を飛ぶことができる。語尾に「-ベル」をつけて話す。

ゲルニア・ハン(楠田敏之)サンガトラス王子。推定30歳。
リタの婚約者。リタ姫と対極的な存在として鍵を握る人。
旧来の体制を嘆き、野心の強い理想主義者。剣豪で策略家。

ガラハド・アイガー(浪川大輔)王国軍人。推定28歳。
ゲルニアの幼馴染で忠誠を誓う騎士。黒獅子連隊の隊長。
ゲルニア王子暗殺未遂事件の犯人リタを独断で追跡する。

ジャミル・カエラ(甲斐田ゆき)王国軍人。20代後半。
王国二大精鋭部隊「白獅子連隊」隊長。優れた銃の使い手。


ランバノフ・ハン(秋元羊介)サンガトラス国王。
優れた武人でもあるが、人材発掘や兵器開発指導も優秀。
軍事力による勢力拡大を躊躇わない征服者でもある。

ローデン・シオール(杉田智和)ウエルベール王子。
リタの兄。水晶玉占いができ、国思いで危機感が強い。
実戦面での勘のみならず決断と行動力に富む武人でもある。

ハイデル・シオール(上別府仁資)ウエルベール国王。
リタの父。優しい性格だが決断が遅く、可成りの慎重派。
息子のローデンから度々危機感の違いを責められている。

ヴァイス・エッジ(鶴岡聡)ウエルベール国に仕える武官。
ハイデル王側近。武骨で忠誠心と忠義に厚く正義感が強い。

ジン(寺島拓篤)ティナの相棒で恋人。明朗快活で優しい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦争の危機は過ぎ去った。だがその裏に固い友情で結ばれた王女と一人の女盗賊の働きがあったことを知る人は少ない...。

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

10年前の大戦後ウエルベール国は辛うじて平和を保っていたものの、隣国であるサンガトラス国によりいつ戦争が始まるか分からない緊迫した状態が続いていた。
そんな中、ウエルベールのハイデル王は戦争を回避するために娘のリタ王女をサンガトラスのゲルニア王子の元へ嫁がせようとする。
しかし、リタは政略結婚相手のゲルニアを刺して逃走してしまう。それに激怒したサンガトラスのランバノフ王はリタを14日以内に捕えて公開処刑にせねば戦争も辞さないと言う。
戦争という最悪の事態を回避するために、リタは中立国であるグリーダム国へ向かう決心をする。一方女盗賊のティナは財宝目当てにウエルベール城へ忍び込むが、そこでリタがゲルニアを刺した現場に遭遇してしまう。
偶然か、必然か。彼女の捜し求めていた両親の仇である「死神蜂の男」。その形跡もグリーダムにあるという情報を知り、リタの護衛役として、共にグリーダムを目指すことになる。互いの運命と宿命とを背負い、二人は出会い、別れ、そして旅立つ。その先に待っているものは、戦争か平和か、復讐か死か…。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

リタ・シオール:高橋美佳子
ティナ・ローター:竹内順子
シェリー:仙台エリ 
ジラノ・ド・ボルジュラック:チョー
ゲルニア・ハン:楠田敏之 
ガラハド・アイガー:浪川大輔
ハイデル・シオール:上別府仁資 
ローデン・シオール:杉田智和
ジン:寺島拓篤 
ヴァイス:鶴岡聡


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2007年春アニメ(2007年4月~2007年6月)



.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Theme of wellber」ZOOM FLICKER
ED「絆-eternal rainbow-」E.O.D


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「始まりの章」

2話「旅立ちの章」

3話「復習の章」

4話「決意の章」

5話「脱出の章」

6話「真実の章」

7話「追跡の章」

8話「告白の章」

9話「決別の章」

10話「絆の章」

11話「慟哭の章」

12話「情念の章」

13話「血戦の章」(最終回)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

ほい子 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

つっこみどころが多くて逆に面白い

効果音が古臭かったり、脚本が悪かったりして、つっこみどころが多いです。
主人公のティナが「安心しな、峰打ちショットさ」って言いながら発砲しますが、
峰打ちショットって何だよっていつも思ってました。
しゃべる謎の戦車もいます。
(口調が)ベルベルとうるさい妖精もいます。
2期もありますが、そちらもひどいです。

そういうわけで、大変面白かったと記憶しております。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

64.5 22 王子で王女なアニメランキング22位
リボンの騎士(TVアニメ動画)

1967年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (39)
153人が棚に入れました
サファイア姫は王子として育てられているけれど、本当は女の子。天使のミスで女の子の体に男の子の心が入ってしまったお姫様が誕生してしまったのです。そのサファイアは世継ぎのいない王国で男の子として育てられますが、大臣たちはサファイアが本当は女の子であることを暴こうとします。そんな王国にはびこる悪に黙っていられずに、サファイアはリボンの騎士へと変装して正義の剣をふるうことになります。そんなサファイアの恋と冒険を描いた少女漫画のアニメ化で、これが日本で最初の少女向けテレビアニメーションとなりました。

声優・キャラクター
太田淑子、貴家堂子、小林恭治、新道乃里子、塩見竜介、武藤礼子、雨森雅司、北川智恵子、納谷悟朗
ネタバレ

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

僕の見る夢は秘密だよ

原作で、サファイア王女の瞳に星がキラキラってのはこの作品が初の技法だってことで
知られる作品ですね(゜ω゜)
 
天使チンクのいたずらで、男の心と女の心を持って生まれてしまったシルバーランド王国の王女
サファイアの物語。
 
ネタバレレビューを読む
 
ところで、作品に登場する天使「チンク」モデルはやっぱりティンカーベルですかね?(´ω`)
ティンカーベルの愛称は「ティンク」だし、衣装はピーターパンに酷似してますもんね(´ω`)
 
神様にもお手本はあるんですね(´ω`)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男の娘じゃなくて男装女子(*´∀`)

中性的な子が好きなルーツはここかも?w

手塚プロのアニメで
「海のトリトン」「ジャングル大帝」
と並んで好きですね~

当時の虫プロはウォルト・ディズニー作品の
影響が大きくて、リボンの騎士も随所に
作画やキャラデザ、背景などにカラーが出てました。

漫画は3巻しか出てないのもあり、
アニメ版、52話が1話完結型で制作され
本編の悲劇的なストーリーはほとんど無いです。

アニメから入ったため、漫画を読んだときは
結構ショッキングでしたねw

今では珍しくない女性主人公。
先駆け的に「魔法使いサリー」があり、
テレビまんがとしては2作目の作品でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

懐かしの昭和アニメ

天使・チンクの勘違いによって、男の心と女の心を持つサファイア王女(王子)をヒロイン(ヒーロー)にした作品。
これでも太田淑子さん活躍。宝塚歌劇団出身だとか。(Wikipediaより)
サファイアが格好良かった!!

赤いレコードを持っていたような気がします。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6
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