ライバルで特訓なTVアニメ動画ランキング 27

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のライバルで特訓な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番のライバルで特訓なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.3 1 ライバルで特訓なアニメランキング1位
ウマ娘 プリティーダービー Season 3(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
569人が棚に入れました
これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

現実とエンタメの境目

ちょっと3期は微妙でした
さすがにお金かかってるのでクオリティは凄いけど、シナリオは方向性を間違えたかなって気がします

まず、ウマ娘は現実の競馬の史実をできるだけ忠実になぞっています
作中で「衰えた」「ケガした」「スランプになった」「引退します」って出てくるんだけど、今回で言うキタサンブラックと同世代の馬以外の世代が全然違う馬たちも普通に練習しているんですよね、他のスピカの面々は何してるの?
引退したんじゃないの?それともスペシャルウィークやナリタトップロードの話と並行してキタサンブラックの話も進んでるの? その辺が曖昧なのがシリーズを重ねていくことで違和感が大きくなってきた
現実のキタサンブラックやスペシャルウィークのレース人生をそのままドラマにしているからそれ単体だとドラマティックで素晴らしいんだけど、現実競馬のドラマとウマ娘ワールドでの時間の違和感があって、シリーズ全体の時系列とかシナリオがないように思うんです
史実と一緒の時間の流れにすると昔のキャラクターを出せなくなるから、そこまでしなくていいけど、ウマ娘ワールドの中できちっとした歴史年表は作ったほうがいいと思う

それから、キタサンブラックは主役にするには強すぎてドラマ性はあんまりないかな?
昔の日本競馬は大きなレースも少ないし海外遠征も今ほど多くないので強い馬はみんな目指すレースが一緒で何度も同じレースで走っていたようですが
今の日本競馬はそれぞれの馬の得意な条件に合ったレースを選択する陣営が多く、強い馬同士が一緒のレースで何度も走らないので、昔の競馬ほどのライバル関係って今は難しいと思うので、キタサンブラックとサトノダイヤモンドなんて数回しか一緒に走ってないですし、他のライバルも一緒で、ライバルと言うより同時期に現役だった強い馬っていう感じの関係性
そこをドラマティックに描くのは難しいと思う

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ウマ娘の引き際

【物語 3.5点】
キタサンブラックの競争生活とその周辺を題材に描く。

1期スペシャルウィーク17戦、2期トウカイテイオー12戦、
3期キタサンブラック20戦。
アニメ『ウマ娘』にとって、この3期で大きかったのが、
キタサンのような出走回数の多いウマ娘も1クールで描き切れたこと。

かと思えば、4話構成でナリタトップロードらのクラシック戦線をピックアップしてみたり、
次は今春ジャングルポケットで劇場版ですか。
『ウマ娘』の構成は“脚質”展開自在で感心します。

私の次の関心事は、オグリキャップを描くコミック『~シンデレラグレイ』をいつどうアニメ化するかですが、
どんな構成で来るのか期待して待っています。


ただ構成、展開が違うということは、視聴者の折り合う推奨方法も違うということ。
競走馬キタサンブラックの特徴は雄大な馬格による逃げ先行、勝負根性、無事是名馬。
しぶとく伸びるとも言えるが、悪く言えばズブい。
キレのある脚本による明快な展開もやり辛いし、
怪我による挫折でピンチを演出するのも難しい。

結果、全体構成の中でジワジワと温めるようなシナリオ。
勝ちたい!群像を薪としてくべてジックリと温めキタサンの集大成につなげる。
1話1話ガツンと感動するというより、1クール全体を俯瞰してじんわりとこみ上げて来る作風に。

象徴的だったのが序盤のヤマ回・3話に{netabare} ゴルシの引退回{/netabare} を持って来たこと。
意外と私が一番泣けたのがこの3話で、ここで3期は序盤からの伏線を{netabare} キタサンの衰えと引き際{/netabare} として、じっくり回収する作品なのだなと手応えを掴めたので、満足度は高め。

ですが、これってつまり2ヶ月前に放送された内容を、視聴者側が覚えておいて、こちらから折り合う必要があるということ。
ジリジリしているけどいつ面白くなるの?と受け身で焦れる層を引き込むだけの牽引力はもう一つだった印象。


注文を付けるなら、キタサンの勝負根性を前面に押し出すならば、
萌えより燃え。メンタルよりフィジカル。
もっと露骨にスポ根でも良かったかなと思います。
{netabare} サトノのジンクス破りのために様々な験担ぎを試すダイヤちゃん{/netabare} とか、
{netabare} 本番前のキタサンとダイヤの小旅行{/netabare} もウマ娘間の絆とキャラ萌えを提供する意味ではアリなのでしょう。
が、私はベタなお約束でも4話みたいな秘密の猛特訓を多用して、もっと熱量を上げて欲しかったとの感想も残りました。

何よりこの3期、トレーナーが空気過ぎます。
{netabare} ミホノブルボン先輩{/netabare} に特訓任せている場合じゃありませんw


【作画 4.0点】
アニメーション制作は2期のスタジオKAIが続投。

逃げ粘るキタサンの脚質に合わせて、
レース中の表情描写も必死の形相が目立った3期。
萌えって何ですか?と狼狽える方もいらっしゃるかもしれませんが、
ジャンポケ劇場版予告PVの表情はもっとワイルドですし、
『~シンデレラグレイ』の領域(ゾーン)に入ったウマ娘の顔芸はもっと鬼の形相で凄まじいですw

私がキタサンブラックのレースで一番好きなのが、
{netabare} 5歳秋の天皇賞。
大雨で極悪不良馬場となった府中を2分8秒もかけて、
キタサン鞍上の武豊騎手まで泥まみれになりながら激走しG1を奪取した。{/netabare}
キタサンは泥臭い。だが、それが良いと確信させられた私にとっての伝説のレースなのですが、
表情だけでなく、服装、背景にまで高カロリーの仕事を求められる難レースを、
アニメでどう再現するかが私の3期最大の注目ポイントでした。
そこを見事クリアしてくれただけで、
私の視聴目的は半分以上達成されました。


【キャラ 3.5点】
脇のウマ娘を実名化し切れなかったのが想像以上にダメージがデカかったです。

初回サプライズでウマ娘化が難航している印象の社台系の{netabare} ドゥラメンテ{/netabare} を実名登場させ一矢は報いましたが、
他はオールハイユウ(ゴールドアクター)だのツウカア(マカヒキ)だの実名じゃないモブウマ娘が乱発。
ゲンジツスチールとか、もうリアルスティールで出せばええやんw
って感じで落合博満選手を“おみあい”、原辰徳選手を“はり”でお茶を濁していた初期の『ファミスタ』を思い出しながらツッコんでいましたw

特にサトノダイヤモンドのクラシック戦線に至っては周りのほぼ全員モブウマ娘が相手。
このモブはモデル誰だっけ?と戸惑っている内にレースが進み、私も折り合いを欠きました。

手持ちの実名ウマ娘の中でなんとか盛り上げようと、
世代の違うブロンズコレクター・ナイスネイチャさんを、
勝てないキタサンの励まし役として多用したりと苦心していましたが、
その役回りもペルーサ(当時のJRA最長間隔勝利・5年3ヶ月の記録保持者)とかに担わせてとの私の願望を払拭するには至らず。

解説役の山本昌さんなんて“やまもも”で十分ですからw
今後もウマ娘の実名化は推進して欲しいと願います。

むしろ3期実名版が出たら是非再見したいです。


【声優 4.0点】
主演キタサンブラック役の矢野 妃菜喜さん。
他のキャスト陣もそうなのですが、主役は特に、力の入る直線でとにかく叫びまくっていた印象。
『ニジガク』高咲侑役で、柔和な表情でピアノ弾いてるキャラと同じ中の人とはとても思えません。

終盤は{netabare} ピークアウトした自身の息切れ感、最終回に至っては叫ぶだけでは足りぬと、
「勝ちたい!」の絶叫連呼で{/netabare} さらに熱演。
声優って凄いなと思う一方で、脚本の牽引力がもう一つの中、
キャストが孤立無援に陥っていた印象も。
回想も交えて、皆の勝ちたい!気持ちをキタサンに集約するなど、
もう少し演出のやりようはあったのかなとも感じました。


脇では八百屋の女将役・八百屋 杏さんら“福永商店街”の人々の声援が温かかったです。
キタサンが苦しい時、いつも支えになってくれて。
故に{netabare} 凱旋門賞で海外遠征は諦めるけど、地元の人たちに勇姿を見せるとのキタサンの決断には一定の説得力がありました。{/netabare}

ただ、やはりこれだとトレーナーの出る幕がありませんw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はキタサン世代のウマ娘たちによる「ソシテミンナノ」
イントロから「勝ちたい!」を連呼し、サビ前に「負けない」とキタサンがつぶやくド根性ナンバー。

ED主題歌はチームスピカのウマ娘たちによる「アコガレChallenge Dash!!」
ほぼ毎回G1レースで燃える中、
種々のコスプレ衣装等による目の保養も交えて、萌えて一息付ける良質な爽やかナンバー。

ただチームスピカも、特にチーム同士のライバル関係については、
シナリオ上は1期までで役割が一区切り付いているので、
私はこの辺りがチームの引き際かなとも思案しながらED眺めていました。


それにしても初回いきなりバラード曲「ロストシャイン」で締めるというのも、
華より泥が似合うキタサンらしい滑り出しでした。


【余談】
最近の競馬界。キタサン世代活躍が目覚ましいですね。
キタサンも世界最高レーティングを獲得したイクイノックス輩出したり、
ドゥラメンテ産駒もドゥレッツァの菊花賞なんか見てると今後どこまで凄い種牡馬になるのだろうと戦慄します。
この双璧に、サトノ家の子孫たちがどう対抗していくのか。

2期からやや間隔が空いての放送となりましたが、
リアルタイムの競馬からキタサン世代産駒のライバル対決で熱量を補給しながらアニメ視聴できた。
結果的には良いタイミングで視聴完走できました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19
ネタバレ

みゃー(プロ欄追記) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

楽しみにしていた3期、今度はどんな物語を魅せてくれるかな?

1期2期は競馬を知らない多数のアニメファンにも大好評という印象でしたが、3期は3話まで見た段階で「これ、競馬知らない人は楽しめてるのかなぁ?」と疑問になる点がありました。なので、その点を中心にここまでの率直な感想を書きたいと思います。

まず前置きしておかなければならないのが{netabare} 1話冒頭、皐月賞で登場するドゥラメンテの存在。史実を知っていてなおかつゲームもプレイしている人達にとってはドゥラメンテが実名で出てきたというだけで大大大サプライズでした。もうこれだけで界隈は大盛り上がり。そりゃそうです、ドゥラメンテがウマ娘化されたということは同じオーナーグループに属する数多の名だたる名馬もまず間違いなくウマ娘化出来るということですから。PVではドゥラメンテの存在をうまいこと隠しましたね〜、このへんのサイゲの戦略はお見事と言わざるを得ないです。そして案の定、3話でオルフェーヴル(三冠馬)とジェンティルドンナ(三冠牝馬)の名前が挙がってきました。界隈はもちろん沸きました。でもこれらのサプライズって競馬を知らない人には全然通じないし、アニメ自体の面白さには直結しないんですよね。その点だけ履き違えていないかちょっと不安になりました。{/netabare}

ここからは話の内容についての感想を簡単に。

1話-{netabare}皐月賞からダービーまでが描かれましたね。アニメでは当然キタちゃんが主人公なわけですが、リアルでは皐月賞・ダービー終了時点での主役は間違いなくドゥラメンテでした。ドゥラメンテの無情なまでの強さと当時の空気感(ドゥラメンテの主役感)がめちゃくちゃよく表現されてたと思います。レースシーンもカメラワーク・作画共にまだ良くなるか!ってぐらい凄かったですね。{/netabare}

2話-{netabare}ここでネイチャを持ってくるとは2期をうまいことなぞってきましたね。アイキャッチで唐突なチアネイチャ!このチア衣装のネイチャ、ゲームでは1年以上前に実装されてんすよ。そーれはずるいってw {/netabare}

3話-{netabare}ゴルシがフォーカスされる話っておそらく初めてですよね。個人的にはもうちょっと尺を使ってでもゴルシの全盛期からの衰えに対する苦悩や葛藤を感動路線でやってもよかったのかなと。今までがギャグに全振りみたいなキャラだったのでせっかく焦点をあてるならゴルシで盛大に泣かせにくるぐらいしないともったいないと感じてしまいました。まぁあくまでキタちゃんのストーリーが主軸だしドリームトロフィーのことも考えると衰え云々は難しかったんだろうなと自分の中で納得させました。{/netabare}

〜プチ総評〜
やはり1期2期と比べると3期は競馬ファン向けな要素が濃くなってきた印象が強く、競馬知識の有無で作品に対する温度差を感じてしまうのではないかというのがここまでの正直な感想です。でもまだ序盤ですし個人的には毎週の放送が楽しみで仕方ありません。この後の展開も全身全霊で楽しみたいと思います!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

72.7 2 ライバルで特訓なアニメランキング2位
アオアシ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (160)
498人が棚に入れました
「世界へ、連れていってやる。」愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。その男――福田達也は、J リーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化! 挫折、成長、友情―青春の全てがここにある!


声優・キャラクター
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代拓
黒田勘平:堀江瞬
朝利マーチス淳:加藤渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
福田達也:小林親弘
一条 花:河瀬茉希
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

戦術とコミュニケーション、あるいは本当の強さ

アニメーション制作:Production I.G、
監督:さとう陽、シリーズ構成:横谷昌宏、
副監督:曽我準、サッカー監修:竹下健一、曽我準、飯塚健司、
キャラクターデザイン:中武学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀、
総作画監督:中武学、山口飛鳥、
アクション作画監督:興村忠美、窪敏、音楽:横山克、
原作:小林有吾(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

2022年に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会。
日本はベスト16どまりだったが、
ドイツとスペインを破る大金星を挙げた。
交代人数が3名から5名に増え、
より戦術的な要素が大きくなったのが
今大会の特徴のひとつだった。
交代人数が5名に増えるという意味。
基本的には4名までの交代カードが早めに切れる。
1名分はキーパーの負傷など不測の事態に備えていないと、
最悪、本職のキーパーのいない展開になる恐れがある。
そう考えると、3名の交代枠だと2名の交代が
早い時間帯での最大の対応策となるが、
それでは、よほど個の力が優れていないと、
試合展開を変えることなどできない。
ところが、4名となると戦術の大きな変更が可能になる。

日本はその恩恵を最大限に活かし、
後半で三苫や堂安、浅野、冨安たちを投入。
4バックから3バックに戦術変更することで、
悪い流れを一気に断ち切り、
逆転勝利を上げることができたのだった。

今回のワールドカップは、メッシやエムバペという
突出したFWが局面を打開することが注目された。
細かな戦術も、ふたりにかかれば、
いとも容易く突破されてしまうのだ。
こういう選手を育てるのは、チームを勝たせるために
重要な要素のひとつだが、
日本というチームの特性を考えると、
やはりハードな運動量を伴った戦術強化が
今後、世界のトップチームと対抗するために
やっていかなければならないことだろう。

そういうテーマを中心に置いているのがアオアシだ。
各キャラクターの個性を取り上げながらも、
選手たちが戦術や仲間のことを理解しながら、
どのようにまとまっていくのかを描いている。
特にこの作品で新鮮なのはこれまでのサッカー漫画では
扱ったことがないJリーグのユースチームを題材にしていること。
ユースはプロの養成という面が大きいものの
描かれるのは、個人の意識や特徴に
大きな差がある中高生の年代。

ビッグコミックスピリッツの副編集長が
自ら企画を立ち上げ、書き手も選択したという。
戦術面もしっかり描いている『GIANT KILLING』と比較しても
より選手間の確執やまとまりに重点を置いた
作品になっている。

日本のサッカー界はJリーグ発足をきっかけに、
ユースが基礎となるチーム作りが行われてきた。
プロになれる選手は、幼い頃からユースチームで
活躍する選手が中心になっていった。
しかし、それによってユースのトップたちと
一般的な選手との軋轢や差別が生まれた。
1期ではそこをよりクローズアップしつつ、
エリート組と雑草組との違いを明確に表現し、
戦術を絡めながらドラマチックに描き出している。

戦術とはいってもサッカーの基本となる
トライアングルの考え方や片方のサイドバックが上がったら、
逆のサイドバックは下がって中央に寄せて「絞る」ことなど、
基本的なことを分かりやすく解説してくれるので、
知らない人でも楽しく観ることができるだろう。

物語のベースは、サッカーファンが考案したであろう
部分が滲み出ている。
90年代を想起するような表現が多い。
主人公の髪型が一世を風靡した
コロンビアのバルデラマみたいだとか。
中田英寿の代名詞ともいえる「首振り」も出てきて
懐かしい気持ちにさせてくれた。
トップ下が最も注目された時代だった。
そんな時代性も反映しつつ、
原作者は、家族像やキャラクターの性格などの
心の動きについて、かなりしっかりと構築している。
そのため、全体的なバランスがとても良い作品となっている。

原作は現時点で30巻まで刊行。
人気度やアニメ化したのがNHK絡みということから
長く続いていく作品になることが予想される。
今回を長い道のりの1期と位置付けるなら、
環境や立場の違う少年たちがトップチームを目指し、
サッカーを通して自分たちの気持ちを分かち合うための
段階の物語ということもできるだろう。

主人公は、愛媛県の田舎町でサッカーを楽しく一生懸命に
プレーする青井葦人。
点を取ることにこだわりをもつFWのポジションだ。
スナックを経営している母と
年の離れた兄のいる母子家庭の3人家族。
裕福ではないが、お互いを思いやることのできる
とても温かな家族環境で育っている。

そこにJリーグ・東京シティ・エスペリオンFCの育成組織、
ユースチームの監督・福田達也が現れる。
葦人のプレーに興味を抱き、ユースチームの入団試験・
セレクションに誘うところから物語が始まる。

どのストーリーも面白いのだが、
やはり惹かれるのは、昇格組、セレクション組、
そしてJリーグ・ユースに入れなかった雑草組ともいえる
3グループでの自尊と羨望、侮蔑、嫉妬という
感情の入り混じった戦いだ。

特に序盤から登場する、
黒田、朝利、竹島たち昇格組と
葦人、大友、橘、冨樫たちセレクション組との軋轢。
お互いのこだわり、プレーに対する理解など、
個々の考え方がぶつかる場面が面白い。
葦人を中心に意見をぶつけ合いながら、
戦術やプレーの結果につなげていくさまは、
とてもリアリティがあるし、カタルシスを感じさせる。
福田監督や伊達コーチたちのアドバイスや
考え方もとても興味深い。

サッカーの連携と戦術において、いちばん重要なこと。
もちろん、ひとつはチームとしての戦術の理解だが、
試合というのはゲームの展開や相手の長所を見極めながら、
戦術を変化していかなければならない。
例えば、味方が1対1で負ける局面が多いとき。
選手間の距離を詰めて、細かくパスをつなぐサッカーに
切り替えるのもひとつの方法だ。
こんなことは、プレー中にベンチから指示はできない。
とすると、選手自身が試合状況に応じて
自分たちの手を変えていかなければならない。
これをチーム戦術との対比で、個人戦術と呼ぶ。

では、個人戦術を共有するために選手は何をするのか。
試合中にコミュニケーションをとるしかない。
サッカーにおけるコミュニケーション。
アイコンタクト、コーチング、ボールの質
(速いor遅いなど)で理解を深めていかなければならない。
10人もいるフィールドプレイヤーに徹底するのはとても難しい。
先述したように昇格組・セレクション組などサッカー歴によって、
学んできたことの差異がある。
そこにメンタリティの強さ、弱さが加わることで、
チーム全体としての強さが決定づけられる。

チームとしての機能を高めることが、
どれほど難しいのか。
徹底的に描かれている。

1期終盤の武蔵野蹴球団ユース戦は、
それまでの問題を炙り出し、
昇華させる話として、よくできていた。
ひとつの物語の締めとしても完成度が高い。
立場や性格の違いがありつつも、
全員が勝利を目指して戦術を実行していくさまが
とても丁寧に描かれる。

人は窮地に陥ったときに、
どのように考え、行動するのか。
これは経験や性格によってそれぞれ違ってくる。
自分がピンチになったとき、
ほかの人間に責任を押し付ける者もいるし、
自分で全てを抱え込んでしまう者もいる。
周りを動かそうとする者もいる。
私は窮地に陥ったときこそ、
その人の本質が滲み出てくると思っているが、
この作品では「人間の本当の強さとは何なのか」という
テーマを突きつけてくるのがいい。

そんな熱い展開に「ダイアゴナル・ラン」という、
サッカーの試合でたまに見られる仕掛け
(いわゆるボールを持っていない選手の
ゴール前における斜め走りのこと)を
組み合わせたドラマチックな展開に目を瞠った。

しかし、何と言ってもいちばん衝撃を受けたのは、
(以下は強烈なネタバレなので
これから鑑賞予定の人は読まないことをお薦め)
{netabare}フォワードとして点を取ることに
人一倍こだわりを持っていた主人公の葦人が
サイドバックにコンバートされたことだった。

ユースメンバー候補としてスカウトされ、
セレクション組の選考試合をこなし、
フォワードとして結果を残した葦人。
晴れて正式なエスペリオンユース・メンバーとして、
仲間との軋轢も乗り超えた末に待っていたのが
サイドバックへのコンバートだった。
この展開には見ている私も大きなショックを受けるほどだった。

しかし、そこから立ち直るまでの経緯の描写が上手い。
呆然となって彷徨い歩いた葦人が向かったのがバス停。
それは故郷への想いの果てだった。
とても納得できる行動で、ヒロインの花が発見して
正気にさせるまでの流れも良かった。
人物の心の動きの表現が上手く、
こちらにも気持ちが入ってくる。{/netabare}

なぜこの作品がこれほどまでによくできているのか、
よく考えてみると、結局、以下の言葉に尽きるのかもしれない。

サッカーはひとりでは、何もできない。
思っている以上に。
だからこそ、あんなにも楽しい。

福田監督の台詞だ。
ごく当たり前のことだが、
この作品の流れのなかで聞くと、重みを感じる。
仲間や他人のことをこれほど深く意識させられたという意味では、
私が出会った最高の作品かもしれない。
(2023年1月7日初投稿)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

若者の熱い心がフィールドから伝わって来る

「アオアシ」とは主人公の名前(あおい アシト)からとったもの。
でもそれ以外に、フィールドを自由自在に駆け回る意味が込められているような気がします。

そして、このアニメは熱い。煮えたぎるように熱い心の若者たちのサッカー物語。
それでいて、サッカーの基本を忠実に説明してます。
さすがNHKの名作アニメです。そして原作はビッグコミックスピリッツに連載中とのことでした。


アシトは四国の愛媛では優秀なフォワード選手。
しかし、夢を膨らませて入学した東京のジュニアユースチームではBチーム。しかも周りは強いやつばかり。
そこでアシトが数々の挫折を味わいながら成長する物語です。

アシトが中学のときに身につけた技術や特技は、ジュニアユースチームでは何の役にも立ちません。
「技術力が劣っている」、「瞬発力が劣っている」の烙印を押されます。
中学のときは押しも押されぬエースだった彼の自信は、瞬く間に粉々に打ち砕かれます。

でも、彼には決して諦めない熱い心があります。
アシトは、サッカーを通じてチームメイトと口論をしながらも、少しずつ技術を身につけ友情を培っていきます。

そんなアシトをいつも応援をするのが、一条 花(いちじょう はな)。
花はジュニアユースチーム監督の妹で、スポーツ外科医を志す少女。彼女の明るさが物語を明るく彩ります。


アシトに限らずジュニアユースに所属する若者は、既に社会の荒波にもまれているようなものです。
のし上がれないと消えていくのみです。
私達が娯楽で観戦しているサッカーの舞台裏には、中学高校の頃からの熾烈な戦いがあることを改めて感じさせられました。

Superflyが歌うオープニングのPresenceは、とても心地よい歌でした。
アシトがいろんな選手を追い抜いていく姿は、彼の人生そのものですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苦しいときは顔を上げろ。困ったときは首を振れ。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
本格サッカー漫画。久しぶりに、アニメ→原作で、全巻揃えた。

そんだけ、先が気になったってこと。

数あるサッカーアニメの中でも、戦術や技術的な部分はかなり詳しく書かれていると思う。のに、マニアックになりすぎず、ちゃんと青春漫画って感じの雰囲気を出せてるのは、流石です。

ややクセのある作品、主人公ですので、私も最初はちょっと拒絶感がありましたが、見続けるうちに、とても人間らしい各キャラ達を好きになってきましたね!

ちなみに、レビュータイトルですが、ダブル・ミーニングにしてみました。

1つ目の解釈は、サッカー用語として。フィールドで求められる立ち振舞いです。

2つ目の解釈は、人間関係として。アシトの生きざまですね。苦しいときこそ、前向きに。困った時は、仲間を頼れ。

本作を表す言葉としてピッタリで、自分の中では、結構気に入っているレビュータイトルです。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「キャプテン翼」は、サッカー漫画の金字塔だが、あれはあくまで、1対1の戦いを描く作品だった。サッカーという媒体を借りた、野球漫画と例えても良いと思う(それが悪いわけじゃない)。

「蒼き伝説シュート」は、サッカー漫画ではあるが、あくまでキャラを描く漫画だった(ちなみに一番好きなサッカー漫画)。

最近のサッカー漫画は、わりと「サッカー」を描くサッカー漫画が増えてきたと思う。その中でも、本作はかなり本質的な「サッカー」を描いていると思う。

技術や戦術だけでなく、育成システムやサッカー界のアレコレにも、裏表なく切り込んでいると思う。それはすごく評価できる。

一方、「エンターテイメント性」という点では、シリアスが多く、万人受けは難しいと感じた。「メジャー」や、「はねバド」みたいな感じ。楽しいというより、興味深い、玄人向けのアニメ。

詳しくは余談に書くけど、ジュニアサッカーにちょっとだけ関わった身からすると、めちゃくちゃリアル。だからこそ、観ていると、ちょっと疲れる(苦笑)

ただ、アシトが成長した後は、ストレスよりもカタルシスの方が強く、ドキドキワクワクして観られた。だから原作も買った。アニメ後もしっかり面白い。

それから、数少ない女の子がみんな魅力的。特に、花は、良ヒロイン。

なんか、アシトに恋愛の矢印向けてる花と杏里だが、なんか、ドラクエ5のバーバラとフローラみたいだなと思った(笑) 性格や立ち位置含め、当然、花がバーバラで、杏里がフローラ。

私は、「1周目のプレイでフローラを選択する奴とは一生分かり合えない」という謎の信念を持っているのでw、もし、アシトが杏里を選んだら、このアニメを嫌いになるかもしれない(笑)

が、リアルサッカー選手ならそれもあり得るという偏見もある(暴言)w
{/netabare}


【余談①~アシトのモデルは?~】
{netabare}
これは公式に発表されているみたいで、原作者がファンの愛媛FCの選手みたいですね。ただ、生い立ちなどがモデルになっているということで、プレースタイルには触れられていませんでした(私も、プレーは見たことないので判断できません)。

個人的にパッと思ったのは(日本人なら)、「内田篤人選手(ウッチー)」ですかね。プレー的には。

アシトが目指すのは、まさにウッチーみたいな(あるいはさらに進化した)、「現代的サイドバック」だと思います。

ウッチーの魅力は、圧倒的なサッカーインテリジェンスの高さ。

プレーの選択がいちいち正確で、「意図がある」プレーをします。そして、それを支えるのが、視野の広さと、ポジショニングの良さ(ドリブルも速いけど、彼のドリブルは、フリーになれる能力が前提で生きている気がします)。

ウッチーに関して、ビルドアップの上手さはよく知られていますが、守備面での貢献が低いと思っている方もいます。確かに、同時期に活躍した長友選手の粘り強い1対1のボール奪取や、酒井宏樹選手のフィジカルの強いショルダータックルや空中戦に比べれば、目立ちはしなかったと思います。

ただ、ウッチーはパスコースに入るのが抜群に上手いので、そもそもパスを出させないんですよね。だから、守備機会自体が少ない(長友、酒井の両選手は、対人は強いけどポジショニングは微妙でした)。

それに、1対1になっても、間合いの取り方が上手いので、攻撃を遅らせながら2対1の状況にもっていくので、実は日本代表でもほとんど彼の右サイドは破られていないと思います。

そもそも、守備下手なSBがチャンピオンズリーグベスト4のチームでレギュラーなんかとれないです。

きっと、青井アシト選手も、こういう守備をやるようになっていくと思います。ウッチーに似て、体格には恵まれてませんからね。

ただ、ウッチー以上になれるとしたら、それはアシトが、右利きの「左」SBだというところですよね。当然、元フォワードの特性を生かしてシュートも打ってくるでしょうしね(ちなみにウッチーも元々はフォワード)。それに、練習熱心なアシトは、スタミナもあると思うので。

私は、「怪我さえなければ」歴代最高の日本人右SBはウッチーだったと思っています。

彼が代表で、そこまで輝ききれなかったのが(怪我もあるけど)、ある意味、サッカーの面白いところで、本作でもしっかり描いている部分です。

つまり、「チームメイト」や「戦術」の相性。

ウッチーは、「味方を生かし」「味方に生かされ」「ゲームを動かすスイッチを入れられる」選手です。

ところが、当時の日本代表では、ウッチーが輝けない要因が揃っていたんですよね。

①試合の組み立ては、ボランチの遠藤(ヤット)から。
②左サイドが、「香川・遠藤・長友・(トップ下が本田や俊輔)」だから、攻撃が左に寄り、右サイドは守備が中心。
③コンビを組む右サイドは岡崎なので、キープにもリターンにも期待が出来ない(なかなか攻め上がれない)。

というところ。特に③が致命的で、(岡崎は大好きな選手ですが)、右サイドからザキオカさんにパス出すなら、スペースに出す1択で、追い越す動きは不要。むしろ、真ん中(本田、前田、大迫)でためて、左で作って、右の岡崎が飛び込むのが、当時の日本代表の一番の得点パターンでした。

あの時代の日本代表の右SBならむしろ、(今の)冨安選手がやっていれば、バッチリハマった気がします。

むしろ逆に、現在の日本代表。つまり、(今は調子悪いけど)溜めを作れる大迫がトップにいて、守備を任せられる遠藤と田中碧(守田)がボランチにいて、テクニカルで周りを生かせる久保が右にいたら、ウッチーが凄く綺麗にハマる気がします(ちさまあ、右に伊東選手だと、相性良くないけどね)。

サッカーって、本当にチームメイトや戦術次第で、そこが、最大の魅力だと思ってます。

「アオアシ」はそこを丁寧描いていますので、今後にも期待ですね♪
{/netabare}

【余談②~少年サッカーに関しての私見~】
{netabare}
私は、「観る」という点なら、サッカーが一番好きなスポーツです(最近、自分的にはラグビーがかなりキテいますが)。バスケも野球もバレーボールもカーリングも、スポーツは大抵好きです。

そして、私自身、昔に少し、地元の少年サッカークラブの運営に首を突っ込ませてもらったことがあるのですが、その経験&本作を見て思ったことがあります。

サッカー経験者の方にはお叱りを受けると思いますが、サッカーは、「一般的な日本人が求める」人間性は育ち「にくい」競技なのではないか、と。

本作の序盤でアシトがぶつかった2つの人間関係の壁。愛媛時代の自己中的なプレーでの孤立。ユースでの下手くそ故の孤立。

プロレベルのことは分かりませんが、あくまで、低レベルでの育成年代の話です(でも、人数的にはそこが一番多いわけで)。

まず、低レベルな少年チームでは、皆でサッカーするよりも、上手い(才能がある)子がある程度1人(数人)でやった方が勝ったりします。また、圧倒的に下手な選手は無視した方が確実に勝てます。

色んな団体競技(球技)の中でも、サッカーは多人数広範囲の競技で、且つ、得点が入りにくい(1点が重い)という特性があります。

バスケで5対4になったらかなり厳しいですが、サッカーなら11対10でもなんとかなります(人数比の問題)。バスケでミスして2点とられても、「ドンマイドンマイ次いこう」だけれど、サッカーでミスって1点とられるのはかなり厳しいです。

つまり、下手な選手目線で見ると、無視されやすく、ミスると責められやすい競技。ただ、上手い選手目線で言えば、合理的に考えれば下手くそを省いて自分が頑張った方が勝てるから必死にやっているだけ。

日本社会において、「無視」や「でしゃばり」は誉めることはない。ただ、それが戦術的に意味があるなら、海外だとちゃんと評価される。

サッカーに必要な人間性って、日本社会とのマッチングはあんまりよくないと思います。だからこそ、世界で活躍したいなら、久保選手みたいに早くから外国の文化の中で揉まれるのは大事な気がします。

一方、「決められたことをキチッとこなす」のが大事な野球に求められる人間性は、実に日本人的だなって思います。

これは優劣じゃなくて、相性の問題なので、野球がこんだけ日本社会に馴染み、世の中的に高校球児が歓迎されるのに、サッカー選手はそこまで社会全体には受け入れてないのは、面白いなって思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

76.5 3 ライバルで特訓なアニメランキング3位
黒子のバスケ(第2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1015)
6379人が棚に入れました
誠凛高校バスケ部は、ウィンターカップでの『キセキの世代』との全面戦争へ向けて、激しい練習を積んでいた。
そんなある休日ストリートバスケの大会に参加した黒子たちは、会場で火神のアメリカ時代の兄貴分
氷室辰也と出会う。
かつて共にバスケを学び、技術を競い、決着をつけられないまま別れてしまった因縁の相手に対し、
煮え切らない態度を見せる火神。そんな火神だが・・・?
さらにそこへ、氷室と同じく陽泉高校バスケ部に所属する『キセキの世代』紫原敦が現れる。


声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、甲斐田ゆき、武田幸史、石川界人、須嵜成幸、嶋村侑

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんなの想いを背負ったエースは絶対負けない!!

黒バス第2期! 原作は読み進めてる真っ最中です。
3期に間に合いませんでしたがあとちょっとなので放送回には間に合うかな・・。

アニメ2期。
赤司くんの登場にココロ踊りました♡
性格やばい・・^^;
でもかっこいいです。黒バスで1番好きですー。
さらに言えば帝光中メンバー(キセキの世代)が好きです。

なんて思いながらチラチラ映る赤司くんを・・じゃなく・・
桐皇戦観てましたっヾ(●´□`●)ノ

ストーリー的には良くも悪くも想像通りでした。

桐皇戦すごかったです。観てる側も疲れる^^;
そのくらい魅せられた試合だったと思います。
この試合終了後から青峰くんも結構好きなキャラになりました。


一個気になったのはVS陽泉との戦いが思ったより短く感じました。
桐皇戦が長かったからかな??

第3期ではいよいよ洛山でてきますね。
赤司くんがたっぷり観れたら嬉しいです。(たっぷり堪能中)

スポーツのアニメっておもしろいなーって改めて思えた作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 48

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

めちゃくちゃ楽しみです♪→くぅわぁ~~~(≧ ≦)Ω ♪***やっぱイイ!!

黒子&火神、誠凛高校を応援!!
どんなプレイが見れるかな☆

声フェチmomomaxとしては
神谷さんの赤司 征十郎がどんな活躍をするか
楽しみで仕方ありません。

試合は燃えますよね~~!

イケメン揃で女性好みとは思いますが
男性はどう見るのかレビューが気になります!!


----☆追記☆-----
いよいよ始まりました!!(*^_^*)

絵は綺麗だし、キャラは魅力的だし!
試合やバスケシーンの躍動感が好きです。

キセキの世代(特に赤司征十郎!!)との戦いに
ワクワクo(^^o) (o^^o) (o^^)o
ドキドキ(((((*^o^*)♪
楽しみで仕方ありません!!

2期スタートで、可也気に入っていたのだと実感!
この作品は間違いが無い。
安心して観れます。

---☆追記☆----
やっぱり試合は燃えますね!!
誠凛バスケ部は良いチームです。
他のライバル高校もそれぞれのカラーがあって
魅力的です。

3期早く観たいな!!
赤司の活躍が楽しみです。

この作品はmomomax溺愛アニメですよ!o(*^▽^*)o~♪

投稿 : 2024/12/14
♥ : 26

さんちゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

バスケと言う名のバトルアニメ

戦うバスケ。
高校バスケ界の征服を企てる悪の秘密結社「奇跡のセダイ」の
戦闘員でやられ役の黒子テツヤは、ある日命からがらアジトを脱出して
仲間を得て共闘して、自分を追い出した組織に復讐するって感じのアニメですね。
黒子テツヤは戦闘員時代培った、影の薄さを最大限発揮して敵の背後に忍び寄り
一撃必殺急所を狙い撃つミスディレクションや、目の前の相手の視界から突然姿を消して
一瞬で距離を詰めるバニシングドライブと言った攻撃力は高くないものの、
その脇役力を活かし油断した主人公に致命傷を与える大変小賢しいキャラ……なんて事は勿論
無いんですが、近いものはある。

バスケというよりバトルバトルしてますね。
奇跡の世代の、負け知らずの強さが生み出した弱肉強食的な思考、
またそれを前面に押し出しデフォルメしたような揃いも揃って人を見下すような嫌な性格。
一度でも試合で負ける事で改心するなんて、ご都合展開が分かりやすくてとっても面白い。

王道ここに極まれり。
これとかワンピースは少年漫画の見本に近い構成です。
ワンピースは好きじゃないし、さすがにワンパターン・話の引き伸ばしが目立つけど、
黒子のバスケと似た所が沢山あります。
奇跡の世代って、要するにワンピースで言うところの七武海とか四皇かなと。
奇跡の世代の反則的強さって、要するに悪魔の実の能力かなと。
倒した敵と仲良くなるっていうのも似ているし、悪魔の実の能力に打ち勝つのが
覇気じゃなくて黒子のバスケの場合ゾーン(笑)なんでしょ。

黒子のバスケの作者に脅迫文送られるほど流行ったぐらいだから、
一般ウケが良いアニメっていうのはある程度型にはめる必要がありそうだ。
2期で結局赤司君の能力が明らかにならなかったけど、人気が沸騰した事に調子づいて
奇跡の世代全員倒して綺麗に終わらず、幻のセブンマンとか出してこなきゃいいけどなー
って思ってます。

あ、私原作未読なんで3期にはとっても期待しています。
だから、ネタばれしないで!絶対しないでっ!
ネットで目にしそうになっても回避し続けなきゃならない日々がもう少し続きそうです。
あんま感想になってないけど皆知ってそうだし別にいいか (´д`)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24

82.1 4 ライバルで特訓なアニメランキング4位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1068)
5959人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジャンプ漫画アニメ化 能力系バトルもの

 誰もがなんらかの超能力を持つようになった日本。能力を犯罪に使うヴィランに対抗して「ヒーロー」という職業が生まれた。能力を持たない「無個性」の主人公は、それでもヒーロー育成の名門高校を目指していた……。

 ジャンプの王道系ですが、どこか新しさを感じる漫画。私にとってのジャンプ二大巨塔「ハイキュー!」と「ワールドトリガー」を猛追する、ニューカマー的漫画で、注目してたんですが、早くも(?)アニメ化されましたね!
 漫画を知らなかった人はなかなか楽しめるバトルもの、成長ものだと思います。このアニメは「主人公は無力に見えてたけど、実はすごい力を持ってた」っていうのじゃなくて、「主人公は無力だったけど、ある人に心意気を認められて、力を与えられる」っていう話なので、主人公TUEE感が無くて好きです。師弟の絆っぽい感じも最近のアニメにはあんまりないものなので、逆に新鮮です。

 でも、個人的な感想としては、原作を読んだ時ほどの感動とか衝撃はなかったですね……。まあ「上手にアニメ化したな」って感じ。2期からは見たり見なかったりになりそうです(笑)

 飯田君好きだわー。2期後半くらいから飯田君注目ですよ!多分!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒーローの条件とは・・・?

この作品の原作は未読でしたが、放送枠が日5と知り視聴を決めた作品です。
この日5放送される作品は個人的に名作が多いと思っています。
最近の日5作品だと「七つの大罪」「マギ」「アルスラーン戦記」など、どれも人情に熱く、仲間のためなら何をも厭わない勇気を持っている・・・
そんな作品がこれまでこの枠で放送されてきました。

そのため、この作品にもこれまでの作品同様、熱い血潮が流れているんだろう・・・と思う事自体、この作品のハードルを上げる事になってしまのですが、それはこの枠に選ばれた作品の宿命なんだと思います。

こうして第1話を視聴しましたが・・・これまでの作品とは少し毛色が異なっていた気がします。
人が皆んな超能力という個性を持って生まれる世の中・・・個性を悪用する輩を取り締まるヒーローは皆んなの憧れの存在でした。
この物語の主人公は緑谷 出久・・・彼の周りでは次々と個性が発現し始めている中、自分の個性の出現を信じて疑わなかった少年・・・ですが、検査の結果、極めて稀な「無個性」である事が判明してしまったんです。
彼は幼い頃からヒーロー・・・特にオールマイトという最強のヒーローに憧れていたのですが、無個性であるという事は同じ道を歩く事が絶望的である事・・・ヒーローとしての道が閉ざされた事を意味するモノでした。

決して誰が悪い・・・という事はありません。
ただ、個性と無個性の間には何人たりとも越えられない壁がそびえ立っている・・・という事なんです。
でも出久は決してヒーローを諦めませんでした。
それは「困っている人を助けたいから・・・」とうい純真な気持ちそのもの・・・
だから彼はどんな困難も困難と思いません・・・
全てがヒーローへの道にに繋がるなら・・・

そんな中、友人が個性を悪用する輩に捕まってしまうのです。
それを見た瞬間・・・出久は助けるために飛び出していました。
「何が出来るか」ではなく「どうしたら助けられるか」しか考えていなかったんです。
圧倒的個性の前では無個性は無力です。

でも、なりふり構わず人を助けようとする心が「ヒーローとしての資質として一番大切」である事を最強のヒーローであるオールマイトは自らの経験で身をもって知っていますし、オールマイトが現地に居合わせた事で、出久にヒーローとしての片鱗を見る事ができたのです。

こうしてオールマイトに認められた出久は、猛特訓を積み重ねヒーロー科としては日本最大の国立雄英高校への合格を果たし・・・物語が動いていきます。

出久がここまで来れたのは、ヒーローに対する強い憧れもあるのでしょうけれど、一番は誰に何と罵られても決して折れる事なく積み上げてきた不断の努力だと思います。

こうして憧れの国立雄英高校での授業が始まる訳ですが、ここで出久には嬉しいお知らせが・・・
何とオールマイトが講師として国立雄英高校で教壇に立ってくれる事になったんです。
出久にとって、こんなに頼もしいことはありません。
それは出久だけではなく、ヒーロー科1年の皆んなが同じように抱いていた期待だったと思います。

ところが、物事が順風満帆に進まないのは世の常・・・
今度はオールマイトに向けて刺客が差し向けられたんです。

最強の戦士は孤独・・・そんな事を聞いたことはあります。
そしてオールマイトもまた最強であるが故に孤独でした。
この孤独が何を意味するかが重要なポイントの一つになっています。

出久ら新入生が知るのはそれだけじゃありませんでした。
一人で出来ることは限られているという事・・・
上には上がいるという事・・・
そして誰にでも限界がある事・・・

どれも当たり前の事ばかりです。
個性を発動する事=強くなるは必ずしも合致しないんです。
身体だって、普段から個性の発動に耐えられるよう鍛えておかないと本領を発揮する事が出来ません。

こうして始まったヒーロー科の授業ですが・・・1クールで終わってしまい、物語としては中途半端な状況で終わっているので感想は難しいです。
既に続編の制作が発表されていますが、最初から2クールで放送すれば良いのに・・・と思うばかりです。
直近の日5で1クールで終わった作品って無かったんじゃないでしょうか^^;?
初めから2クールを前提にしていたら、各話の構成や作り込みも変わっていたと思います。

オープニングテーマは、ポルノグラフィティさんの「THE DAY」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「HEROES」
個人的にはオープニングの方が好みでした。
でもこれカラオケで歌うと、声のトーンが高くて頭の血管が切れそうになるんですよね・・・^^;
いつかチャレンジする日が来るのでしょうか^^;?

1クール全13話の作品でした。この作品の感想は続編を見てから改めた方が
自分自身で納得できる答えが出せると思います。
ここまで、物語序盤の出久への蔑み方が個人的にはあまり好きではありませんでしたが、総じて「続きに期待できる作品」だったのではないでしょうか。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

展開は王道だけど、熱いアニメ。

1期13話をとりあえず見終わったのでこの時点で評価をしてみます。
まず感想はとても熱い展開で、だれることなく最後まで(といっても2期があるけど)見続けることができました。

あらすじは人口の殆どに"個性"(特殊能力みたいなもの)が発現してその能力を使って犯罪を犯す敵(ヴィラン)を取り締まるヒーローを職業にしている者もいるなかでプロヒーローの一人「オールマイト」に憧れる主人公で無個性の「緑谷出久」(みどりやいづく)通称「デク」がヒーロー養成校「雄英高校」のヒーロー科へ入学してあることから個性を手に入れることからいろいろな試練を乗り越えてヒーローを目指す物語です。

物語はジャンプの王道のストーリーですが、とても熱い展開で手に汗握りました。2期もあるので2期も観ていこうと思います。
色々ヒーローが出てくるのでその点も面白いですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

69.7 5 ライバルで特訓なアニメランキング5位
BAMBOO BLADE バンブーブレード(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (644)
3813人が棚に入れました
室江高校の剣道部顧問、「コジロー」こと石田虎侍は、その日の食事にも困る貧乏生活の日々を送っていた。そんなある日、高校時代の先輩である石橋賢三郎から練習試合の話を持ちかけられる。それも、石橋が顧問を務める町戸高校剣道部に勝ったら、石橋の実家の寿司屋で「1年間寿司食べ放題」という条件付で。即諾したコジローだが、5対5の練習試合をするには、室江側は部長の千葉紀梨乃以外は受験引退したか幽霊部員という有様だった。

コジローは翌日から早速、5名の女子部員を揃えようとアテを探していたところ、ある女生徒が竹ぼうきで難無く複数のボール(と教頭)を打ち返すのを目撃。何としてでもその女生徒を剣道部に入部させようと試みる。

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

剣道少女

スポコン一直線ではないけど、某バンドアニメみたいに練習しないでお茶飲んでばかりでもない。
悪く言えば中途半端。ただ個人的には、適度なユルさと真剣味・熱血のバランスは絶妙でした。
部員集め、練習、他校との練習試合に合同合宿、大会での試合・・・などを通じて
キャラの成長が描かれます。部活モノとして真っ当なストーリーと言えるでしょう。

原作では顧問のコジローが主人公ですが、アニメの主役は5人の剣道少女。
コジローのドラマもありますが、アニメでは5人を見守る立場にいる事が多いです。
動きのあるアニメで少女5人を全面に押し出すのは良い判断。華やかですもんね^^

声優のキャスティングも良かったです。
タマちゃん役の広橋涼の熱演、ダンくん役の石田彰のフリーダムな演技などは見所。
一番驚かされたのはキリノ役の豊口めぐみですね。
ブラックラグーンのレヴィの印象が強かったもので・・・これぞプロ。声の幅ホント広いですわ。

珠姫「ブレイバーは・・・家族です(キリッ 」
タマちゃんマジオタク少女w 谷口悟朗監督を尊敬してるなんて好感持てますねw
なお、これはアニメ版のみの設定(谷口監督と縁のあるスタッフが多いので。原作では宮崎駿)
まあタマちゃんはアニオタというより、特撮オタなんですけどね。
それにしても劇中劇「ブレイドブレイバー」がプッシュされまくり。ちょっとしつこかったかなw

物語後半はオリジナル展開。あまり評判は良くないんですが、個人的には違和感なかったです。
特に24話の内容は素晴らしいの一言。聡莉のミヤミヤへの台詞には感動させられました。


剣道シーンでは迫力ある掛け声もあって、剣道の魅力はそれなりに伝わって来るし
何よりキャラがとても魅力的な作品です。部活モノとしても間違いなく良作の部類。



・余談、本編とは関係ない話

そうそう、放送当時に本作の制作会社であるAICの内部資料が流出する事件がありました。
各話スタッフ編成表、各話予算とその内訳、キャスト選びの際の声優に対する評価・・・
などが詳細に記されており、なんとも生々しさ全開でございます。
スタッフや声優の評価欄で酷評されてる方もいましたし・・・

ちなみに資料によれば、バンブーブレードの1話の制作費は955万。
割りと平均的ではあるんですが、この平均自体が安いんですよね。
役職によって格差は当然ありますが、特に原画・動画担当(アニメーター)は悲惨。
アニメーターは薄給だと言われますが、改めて非情な現実を思い知らされました。
DVDがヒットしても中間搾取が酷く、アニメーターにはほとんど還元されないようですし。

この流出事件は、視聴者に業界の過酷な現実を知って欲しいがために
スタッフが意図的に流出させたんじゃないかと勘繰ってしまいますね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 32

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

剣道をとおして

剣道が中心の物語です
いわゆるスポ根ですね
青春って感じで観てて気持ちのいい作品となっています
この剣道というスポーツをとおして、
登場人物たちの様々な面での成長が
わりと丁寧に描かれていた印象です

・味方にかなりの実力者がいる
・日本伝統の競技
・青春系
などという意味では少しだけちはやふるに似てるかもです


この成長していく登場人物たちですが、
かなりの個性派集団です
剣道部の面々は顧問含め(というか主人公格)、
観てて楽しい連中で視聴者を飽きさせないはずです
キャラデザがかわいらしいところも魅力的ですね

キリノ可愛いよキリノ


EDの「STAR RISE」は
歌詞の『I'm calling the Star Rise』が
『あんこ入りパスタライス』と聞こえることで
アニソン好きの人にはけっこう有名ですね

そのせいで陰に隠れがちなOPですが、
こちらもなかなかの良曲だと思っています


なかなか楽しめた作品でした
普通に感動できて普通以上に盛り上がる展開
いい話でした


追伸
私もあんこ入りパスタライス食べてみました
結果。。残念ながら普通に美味しい

投稿 : 2024/12/14
♥ : 32
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

勧善懲悪?スポコンコメディー

スポコンコメディー時々戦隊ものアニメ。
要は、たまちゃん超可愛いアニメです。
たまちゃん、最強。
たまちゃん、淡々。
たまちゃん、熱血。
声が広橋涼さんというのも高ポイントです。

5人の女子部員が徐々に集結。
でも、{netabare} 最後のメガネドジッ娘は2クール目からです。
この娘、いちいちドジッ娘なので、ある意味すごいです。{/netabare}

OP曲は女子部員5人で歌われています。
私の大好きな広橋さんが歌うとは希少価値。
あの歌唱力で・・・プッ・・・
失礼しました。
でも安心して下さい、広橋さんの声は聞こえてきません。
消されているのかな?
ED曲は・・・あんこ入りパスタライス・・・もたれそうです。

次回予告は必見。
必ずクスッときますよ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31

80.7 6 ライバルで特訓なアニメランキング6位
ワンパンマン(第2期)(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (628)
3414人が棚に入れました
趣味でヒーローを始めた男、サイタマ。3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れ、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒すヒーローである。ひょんなことから弟子となったジェノスと共にヒーロー協会で正式なヒーロー活動を開始する。 怪人発生率が異常に高くなる中、大預言者シババワが遺した「地球がヤバい」災害の可能性があると対策に乗り出そうとするヒーロー協会。そこに怪人に憧れるガロウが現れる。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、安元洋貴、早見沙織、緑川光、松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大事ヲ成スニ志ナカリセバ 煩悩ニ澱ミテ 毒林檎食ラフベシ

原作さわりだけ


息子の中学で流行ってたらしく、思春期の息子と一緒にゲラゲラ笑いながら観ることが出来ました。という極めて私的な理由で高得点。シンプルに楽しめる良作です。
OPの作詞が森雪之丞氏だったりJAMだったりで胸アツなのとサイタマ役の古川慎さん歌ウメェ~のEDだったりと主題歌が極めて優秀でございました。

全12話。作中では1期から継続しての13話~24話の扱いです。1期見逃したところで途中からでもついていける仕様だと思います。

肝心の中身は、1期と変わらずというかよくキープできたなという印象。
なぜなら宇宙最強を倒し、パワー系でインフレするなら自ずと限界が訪れると危惧していたからです。
2期ではそうならず、サイタマやジェノス中心だった物語から、別のヒーローたちの各々の立ち位置やお悩みといった視点から見るサイタマ像へと変化を加えてきました。
1人称から3人称への変化とでもいうべきでしょうか。
・ヒーローでもS級A級B級C級といったクラスの違いによる意識の差
・武道家/剣士といった協会所属してない猛者たちの思惑
・怪人を名乗る人間{netabare}。ガロウ(CV緑川光)良かったっす。{/netabare}
これまた個性的な面々で退屈しないのとモブに近いキャラすら一癖あったりでした。中心軸は怪人らで結成された“怪人協会”とヒーローを中心とする人間たち“ヒーロー協会”との闘いです。やや群像劇の装いで、深みといいますか拡がりが出たのではないかと思います。


ただし拡がりは諸刃の剣。あらためて1期の自分のレビューを読み返してどこに着目してたのかおさらいしてみました。見どころは概ね以下2点としてたみたいです。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

世間的には2.で名を馳せた名作と言われています。バトル作画の迫力に魅せられる、ということ。
ややふんわりとした群像劇ならばサイタマの登場機会は減るわけなのであります。それはワンパン数の減少と同義。制作会社の変更の影響は言わずもがな、前作ファンが本作に期待するところとのズレはどうしても生じてしまいます。このへんのさじ加減は本当に難しいことが理解できる2期でした。
さて、世間的には…としたのは自分が重きを置いてたのが1.だったから。思いの外影響は軽微だったのが幸い。
{netabare}前口上は前作以上。前座を務めたゴウケツ(CV乃村健次)戦でのスイリュー(CV松風雅也)。もはやプロ前座といえる大怪蟲ムカデ長老(坂東尚樹)戦でのジェノス(CV石川界人)。今回も楽しませてもらいました。{/netabare}


もう一つ1期レビューからの引用。本作のテーマについて

 “ヒーローってなんだろう?”

“夢”ではなく“志”の不足が気になってた1期です。「ヒーローになってサイタマはなにを成したいのか?」
今回出番少なめのサイタマは、その答えを探している描写が多かった。そして周辺キャラにも多くを語らせます。志無き者はアダムの林檎{netabare}(怪人細胞){/netabare}を手にしてしまうのです。ここを見逃すともったいない。林檎を手にした者はいってみれば「ヒーローになりたいだけ」の面々でした。

{netabare}志については奇しくも第18話で蛇咬拳スネック(CV三木眞一郎)がスイリューに語りかけます。
「お前のようなたいして志ももってなさそうなやつに!」
・・・巡り巡ってスネックらの志の高さにスイリューも感ずるものがあったようですね。良いシーンでした。{/netabare}


原作も続いているようですしなんとも中途半端な終わり方ではありましたが、私自身の中断は無くなりました。
“サイタマがヒーローになってなにを成したいのか?”を見届けたくなった2期です。



※オマケ
■気になったところ
{netabare}「オ兄チャン 名前ヲ決メテ!」
脳内再生けっこうな量に(笑)
結局キングは『どきどきシスターズ』をプレイできたのだろうか?{/netabare}

{netabare}腹こわしてしまった“音速のソニック”は怪人になり損ねてましたね。こういう小ネタがいちいち面白い。
お仲間の“疾風のウィンド”“業火のフレイム”なにげに里の命名規則を遵守しております。{/netabare}


■兄だけではなく
「S級ヒーローの小学生みたいな人、コナン君の声に似てない?」
と娘からの指摘。その通りだ、わが娘よ。もしかすると声豚属性があるのかもしれない。
そして小学生みたいな人のヒーローネームについては・・・言葉にするのはさすがに憚られました。


視聴時期:2019年4月~6月

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2019.07.07 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 52
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

特番●ンパンマン

原作未読

特番の戸田恵子…あんた、●ンパンマンやんけ!
絶対狙ってるキャスティングでしょこれ。

というか、

「新品顔●ンパンチ≒マジ殴り」(確かに一撃で倒してるし)

として考えると、●イキンマンって結構強いな~
バイバイキーンってセリフしゃべる余裕があるなんてやるやん
特番の話はさておき、2期のあらすじは…ワンパンマンって事ですかね。

2期で出てきた新キャラ
{netabare}
■ガロウ
{netabare}
なんか一番主人公してた気が…w
怪人になりたい人間らしいっす。緑川さんの超イケボっす。イケボすぎて惚れそうw
チョップとかキックとかでパンチ受ける事なくサイタマに敗北した事すら気づいていない…
さすがにちょっと弱すぎるので続編では怪人細胞食べるのかな?
それでもマジ殴りまでは引き出せない気がする…
{/netabare}

■スイリュー
{netabare}
「武術とはなんか動きがカッコイイもの」
そうかもしれないwww
パンチどころかヒップアタックで瞬殺されてしまった。
さすがにボロスとかに比べると弱すぎる。
ヒーローにはなれない気がする…サイタマ目指すならやめとけって伝えなきゃ…
{/netabare}

■フブキ
{netabare}
姉と違って、B級とかなり差が出来てるみたい。
タツマキは成長の全てを超能力に全振り
フブキは美貌とか身長とか胸とかにバランスよく振ってしまった
って所か…極振りしてもサイタマには及ばないので(彼にはパラメータの概念すらなさそう)
胸にはもう少しふっといた方が良かったんじゃ…ア、タツマキサン、スンマセンヤメテー

わりとちゃっかりサイタマの家に上がり込んでるし
メインヒロインポジ狙ってるんだろうか?
{/netabare}

全体的に弱いキャラばかりで強敵は出てこなかったですね。
まぁサイタマに勝てないのはしょうがないとしても
もう少し強いキャラ出しても良かったのかも?
{/netabare}

タイトルから分かる通り、俺TUEEEE系というか
そういった分類を超越した所にある作品ですね。
所謂ご都合ではなく、予定調和って感じ
サイタマのパンチは水戸黄門の印籠みたいなもんなんで
出すまでのお約束を楽しむ感じですね。

ジェノスとキングについて
{netabare}
しかし、弟子の鬼サイボーグことジェノス…
完全にかませすぎてw可哀そうになってきましたw
しかも師匠のサイタマの事を一番分かってないと来たもんす。

S級で最強と名高いキング…
サイタマとの対戦では接待でわざとギリギリの勝負にみせるという
梅原大吾ばりのエンターテイナーw
ステは幸運とゲーム技術に極振りかな?

だけど、割とサイタマと相性良いみたいです。悩み相談受けてたし…
一番サイタマの強さを分かってて信頼してるのがキングですね。

鳴り響くキングエンジン、襲い掛かるムカデ長老
自分の命をすべてサイタマにベットしたキング…かっこよすぎ!
絶対にサイタマが一撃で倒すと信じて無いとできない行為ですよね。

戦闘の余波ですら死ぬ可能性あったのに、確実に一撃で倒すと見越してたんでしょう。
一番、強さの見極めが出来てるのかも知れませぬー
{/netabare}

なんというか2期もちゃんとワンパンマンしてましたー。
{netabare}お腹を音速で下す{/netabare}ソニックも見れてほっこり。(彼もかませが身に沁みついてるね)

強さとは何なのか?
ヒーローとは何なのか?
この退屈は晴れるのか?
髪の毛は復活するのか?
3期切望です!!!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

伝家の宝刀は、抜いたら終わり。抜くまでが勝負。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
とにかく、最後まで観て。それから、「ワンパンマンか否か」を判断してほしい。

1期に比べればそりゃそうだが、全然悪いアニメには思えなかった。私的には、ギリギリで、ワンパンマンです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤こそ、劣化ワンパンマンだったが、終盤に取り返し、なんとかカタチになった。

とにかく作画力に(1期との)差があり、微妙だった序盤。だけでなく、ギャグの切れ味も悪く、サイタマのワンパンの敷居が低くなり、その価値を下げてしまった序盤。そのまま終わってしまっていれば、制作会社は死ぬほど叩かれただろう。私もそのつもりだった。

しかし、中盤の天下一武道会wでやや取り返した。サブキャラを用いて熱い展開を演出し、どうしようもなくなったところで、「先生」が登場するのが、ワンパンマンの王道パターン。そこは上手くやれていた。

終盤は、圧巻。

ガトリング達VS牙狼のバトルは、ほどほどに魅力があったが、なにより、牙狼の格好良さ。

イジメが怪人を生み、怪人によるヒーロー退治を通して、「ヒーローアニメのくせにヒーローを否定する」あたりは、いかにもONE先生っぽいシナリオ。牙狼の魅力がグッと高まった。

そして、対ムカデ長老編。熱かった。

ジェノスやファング、キングでがっちり演出しといての、満を持してのサイタマのワンパンチ。これこそ、「ワンパンマン」。

とにかくこのアニメは、「ワンパンで終わる」ことは視聴者全員が分かっているので、それまでにどれだけの下処理をするかに全てが懸かっている。

正に、伝家の宝刀。簡単に抜いてはならない。

最終の2話に関しては、何の文句もない。素晴らしい。

ただし、1期はこのクオリティが12話を通して観られた。また、ギャグの切れはあきらかに、2話になって低下している。

そういうことで、1期より☆を1つ落とさせてもらったが、それでも十分に面白いアニメだった。まあ、同期のレベルの低さに助けられた感もあるけど。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
サイタマにワンパンは食らいたくないんで、一期に引き続き、各話感想を全て20字以内でまとめてみました(笑)

{netabare}
1話目 ☆3
新展開。全ては前フリだがw

2話目 ☆3
作画落ちたな。止め絵は綺麗でも動かない。

3話目 ☆3
ハゲマントの、ワンチョップ(笑)

4話目 ☆3
サブキャラで、繋ぐだけでは無理がある。

5話目 ☆3
恋人が来ていない、セーフは笑ったw

6話目 ☆3
S級の、強さがイマイチ、わからない。

7話目 ☆4
武術とは、なんか動きが格好良い(笑)

8話目 ☆4
これがワンパンマン。ワンパンまでの盛り上げ。

9話目 ☆4
最強ではなく最高のヒーローに。

10話目 ☆3
連携バトルも、なかなか面白い!

11話目 ☆5
もう、ガロウが主人公でいいやん(笑)

12話目 ☆5
イジメから、怪人に。ワンパン、キターー!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24

68.0 7 ライバルで特訓なアニメランキング7位
蒼の彼方のフォーリズム(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (595)
3189人が棚に入れました
反重力シューズ・グラシュの発明で人間が空を飛ぶことが普通になり、グラシュを使った新しいスカイスポーツ「フライングサーカス」(FC)が行われている世界。

かつてFCの有望選手だった日向晶也は、とある経緯で競技から遠ざかっていた。

そんな彼の通う久奈浜学院に内地から倉科明日香が転入してくる。

彼女にグラシュでの飛行方法を教える内に、晶也はFCへの情熱を取り戻して学院のFC部に加入。

ヒロインたちと交流しながら共にFCへ取り組んでいく。

声優・キャラクター
福圓美里、浅倉杏美、山本希望、米澤円、逢坂良太、若林直美、近藤孝行、種田梨沙、興津和幸、儀武ゆう子、緒方恵美
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

空中鬼ごっこ

ゲーム原作(未プレイ)全12話

空を飛べるシューズの開発で人間が空を飛べる世界、そのシューズを使って競技するスポーツであるフライングサーカス(FC)の大会を中心に、高校生たちの青春を描くお話。

舞台が南の島なので、空と海が綺麗に描かれていました。

また、ヒロインの一人が入部してからのお話なので、FCのルールを一緒に学べたのが良かったですね。

楽しいことばかりでなく、辛く悲しいことや見失って立ち直るお話なども含めていますので感情移入しやすいです。

競技も結構迫力がありましたね~{netabare}(水面から飛び上がるところが好きでした){/netabare}

恋愛要素はなかったのですが、FCをひたむきに一生懸命頑張っているヒロインたちを観てくださいね^^

OP 川田まみさんが歌っています。歌手活動年内で引退ということで寂しいですね。素敵な曲でした。
ED Rayさんが歌っています。こちらもOPに負けない素敵な曲でした。

最後に、綺麗な空と海があるところで、あんな風に飛べたら楽しいなぁと思うような作品でした^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

歌、絵、物語。古き良き、を感じる良アニメでした♪

[文量→中盛り・内容→各話感想が中心系]

【総括】
エロゲ原作ですが、それを(少ししかw)感じさせないいたって真面目なスポ根ものです。架空の競技「フライングサーカス」がなかなかに熱い。とはいえ、展開的な目新しさはなく、これぞ王道って感じです。嫌いじゃないです。良作です。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
エロゲ原作ながら、恋愛要素を完全に廃し、必要以上にルートを追いかけず、通常は1~2話くらい挟む日常回を、ヒロイン達が努力する回に置き換えたことが、この作品の成功の要因かと思います。まあ、原作組には不評かもしれませんが。

各話感想でさんざん突っ込んでますが、主人公(日向)の影の薄さも、しょうがないというか、むしろ英断でしたね。2期あるならともかく、12話の中で日向の過去とか復活とか細かくやりすぎちゃうと、みさきや明日香が、ここまできちんと成長出来なかっただろうし。

ただ、難点としては、(架空の競技である)フライングサーカスが、個人戦だったことかな。団体戦にすれば、各キャラの関連性や団結もより魅せられたし、(個性を生かした戦術など)競技自体の面白さも増したと思います。個人戦に比べ、対立軸は生みにくいけど。そこだけ、もったいなかったな~と。

好きなキャラは真藤と真白です。真藤は、男から見てもカッコいい奴でした♪ みさきと幸せにw 真白には何度も笑わせてもらいました。邪神Tシャツw 転校しましょう!(笑)
{/netabare}

【各話感想(レビュー)】
{netabare}
1話目
少し古めかしい映像とストーリー。あれは狙いだろうな。最近、近未来ものばかり観てる(そして全てイマイチだ)けど、これはなんか癒されるものがあった。少しだけ、凪あすを思い出した。

2話目
エアギア? スポ根にシフトしていくのかな? 明日香との試合を通し、日向をFCに戻そうとする、みさきの愛(友情?)が見えて良かった。

3話目
はいはい、合宿→お風呂回、ね(笑) 佐藤院、という名字は、お嬢様っぽいけど庶民っぽい、麗子にぴったりの絶妙なものですね。

4話目
真白が悩んでいる姿、努力している姿、1年生同盟の友情は良いですね。邪神Tシャツ(笑) てか、佐藤「院」は、自称かいw 3話感想で誉めて損した(笑) そろそろ、部長の上手さが見たいw

5話目
真白の「転校しましょう!」は、少し吹いたw 試合のスーツ、袖のヒラヒラが気になった。固定されてないから(ムササビのように)浮力は得られないし、無駄に空気抵抗増やしてどうする?

6話目
バトルメインの回。真藤の強さ、明日香の可能性、みさきの葛藤、ってとこですね。エアキックターンの連発が、なぜそこまで凄いのかが分かりにくかった。しかし、日向はどんどん空気に(笑)

7話目
素朴な疑問だが、スピーダーにして、相手が第1ブイに向かうのを無視して、斜め横断し、第2ブイに直行。相手が第1ブイに触った直後に第2ブイにタッチ→第3ブイに向かう、とかしたら勝てるんじゃ? ルール上ダメなのかな? というか、この競技は、個人戦より団体戦の方が色んな役割(編成)や戦術が出てきて面白そう。それこそ、ストーリー的にも。 最後にサクッと水着回。みさき×真藤 のペアは、なんかお似合いですね♪ それにしても、真藤に比べて、日向の存在感(笑)

第8話
さあ日向がんばれ、みさきを取り返すんだ、二重の意味で(笑) 有名な野球選手って、イチローやねw てか、部長も真藤も「筋力(体力)が大事」っ言ってるのに、男女一緒の競技(しかも女子が強い)なのは、(今更だが)違和感が残るな~。明日香の「天然ぽわ~ん」以外の面を見せたかった回かな。

第9話
雨降って、地、固まる。捨てネコ真白は、なかなか面白かったw 明日香の「答えは空にある」の後、みさきの髪が揺れる(風が吹く)とか、芸が細かくて○。みさきの心に新たな風が吹いたという(古典的な)描写ですね。やはり日向は、ダシに使われただけか(笑)

第10話
てか、日向も早く復帰しろよ。「連休中はFC漬けになってもらう」とか、どの口が言うのか(笑) 蒼の彼方、は、試合前にちゃんと努力の描写があって良いですね♪ 復帰したらしたで、なんか日向ムカつく(笑) 天才なんだろうけど、こんだけブランクあるのにいきなり強いと、ずっと努力してきた真藤の立場がないよね。

第11話
佐藤院VS乾 の試合、少しは見せてあげたらいいのに。この扱い&後のフォローがないのは、佐藤院が不憫だ。皆が健闘を称えるなか流すみさきの涙は良いですね。

第12話
作画、音楽ともに、流石最終回ってところでしたね。最後のあたりはもう、「つべこべ言わず、集中して観やがれ!」という、制作の気迫が伝わってきました。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作の体験版インストールしてしまった。本体もそのうち買うつもり。

作業用アニソンメドレーに良く出てくるという何気ない理由で見始めました。
そんなですから、前情報は
op『Contrail~軌跡~』川田まみ(最後のシングルですね。心に染みる曲です。)のみでした。

なので、視聴後に事実を知って仰天しました。
wikipediaによれば、
原作はspriteによるアダルトゲーム(18禁)。
『萌えゲーアワード大賞・ユーザー支持賞・11月月間賞の三部門を受賞している。』
だそうです。
もちろんゲームは未プレイです。

★先入観持たなくて良かった★
重要なことを言います。

「あおかな」というアニメは、全く断じてエロくないです!
それどころか、恋愛ものですらないです。
FC(フライングサーカス)を題材とするスポコンです。

前情報を中途半端に持っていて、恋愛系の展開を予想していたら、期待外れになった可能性は低くないかもしれません。
しかし、スポコンとして見れば実に良く出来た作品だと評さざるを得なくなる良作です。

才能に対する怖れや競争心理、同じ競技者としての連帯感などの描き方は漫画やラノベ原作の作品と比較しても遜色ないどころか、高水準と言えます。

下手に恋愛色を残さず、テーマを絞った点が僕にはとても好印象です。

★ものっそい綺麗★
絵柄を一目見て「恋チョコ」を連想した人は多いかもしれません。
だって同じ会社ですから。そして、その人達は理解してくれるでしょう。

キャラデザインが可愛いです。具体的にどんなところがとかは説明できませんが、可愛いです。綺麗です。

個人的には市ノ瀬莉佳が大好きです。

でも、それだけではないのです。
空が、海が、山が輝いている!
僕は今までこんなに綺麗な風景描写を見たことが無かったです。
特にopは圧巻です。曲調と声音、美麗なイラストの相乗効果で中毒性高し。

本編の作画については中盤以降乱れる部分もそこそこありますが、大きな減点にはならない程度だと思います。

風の香りが感じられますよ。それは扱うスポーツがスポーツだからでしょうね。

★FCというスポーツ★
FCでは空飛ぶ靴(グラシュ)を使います。
使用者の周囲の重力を操作することで自在に飛べるようになるというやつです。あこがれます。使ってみたいです。

このグラシュ、飛ぶとカラフルな軌跡(コントレイル)が残ります。これも芸術性に一役買っていますね。

そして、競技のルールが本当によく出来ています。
おそらくグラシュが実現すれば実際にスポーツとして成り立つと思います。

単純に飛行速度を競うだけではないというのがみそです。
コース(空中)に配置されたブイにタッチするか相手の背中にタッチすることでポイントが得られ、その合計点でタイマンするのです。
まだ見ていない人は見れば分かります。
一見容易な抜け道があるように見えて、見事に塞がれている絶妙なゲームバランスは率直にすごいです。
この現実味があるからこそ、物語の主題が際立ちます。

★スポーツを愛する全ての人へ★
主題が何か、作者は何が伝えたかったか。そんなことは分かりません。
作者しか分からないですから、考えません。

しかし、例え意図がどんなものでも、伝わってくるものがあります。僕はこの作品がスポーツと人の関わり方について本当に良く描いているなと思いました。
スポーツを楽しむ、スポーツで苦しむ、泣く、スポーツを愛する、避ける。

スポーツから逃げる。

様々なキャラクターが様々なスタンスでFCと向き合っていました。
大きくは取り上げられていなくとも、「あおかな」には多種多様な葛藤や苦悩が描かれていたと思います。

★萌える、萌える、萌える★
明日香のキャラ設定が最高すぎです。
天然キャラなのですが、この自然さといったらないです。
天然キャラの、面白さとここぞという時の力との相性がすさまじかったです。

みさきの設定も良いです。
好物:うどん。これはまあ狙ったなといえばそれまでですが、随分と奇抜なことで。
そして、低血圧。これがすごい。
これを利用した心情描写が自然でした。

真白はこれまた見事は後輩キャラです。
みさきに過剰な愛を持つ設定はありがちではあってもやはり面白い。
うどん屋の娘というのが絡んでとても良い具合です。
あと、邪神とプリントされたグッズをやたら持っているのですが、それがかわいいです。

莉佳はメインヒロイン。
僕の中ではそうです。
可愛いです。健気です。恋してる訳じゃないのにすごく健気です。

女子キャラがとにかく萌えます。
さすが萌えゲーアワードといったところでしょうか。

男子キャラもなかなかなものですよ。主人公最強設定とか、絶対王者の二つ名を持つ真藤とか、脳筋の受験生とか。
まあ、萌えはしませんけどね。

★壮大な伏線、そして綺麗なまとめ★
スポコンですから当然ラストバトルがあります。
そこでキーとなるシーンがある訳ですが、まさか{netabare}コントレイル{/netabare}に伏線が敷かれているとは思いもよらなかったです。伏線と呼べるか怪しいなとも思いましたが、原作体験版をプレイした感触では間違いないです。
アニメでは説明が簡略化されていましたが、初期段階でしっかりと説明されていたのです。巧妙です。

そして、大団円。
まさかあのキャラまで巻き込んで大団円!?と驚かされました。
明日香の天然天才の力はすさまじく、最高のラストでしめてくれました。
号泣するとかいう類のものではありませんが、ある種の感動は大きかったです。
胸がほかほかする感じです。

溜めが少し長く、やっときたかと思う部分{netabare}(主人公が飛ぶ場面){/netabare}もありましたが、徹頭徹尾きれいに美しくまとまっていました。

★所感★
「あおかな」は名作です。
アダルトゲーム原作であることを考えると恐ろしい限りですよ。
だって、このストーリーにエロがくっついたらやばいですもの。
――それは置いておいて。

このアニメ、たった一つのセリフ(?)に集約される気がします。登場人物達全員が、以下のセリフに沿った成長を遂げている気がするのです。

{netabare}「ダメなだーめな自分を、今とーきはーなーてー♪」{/netabare}

しかもこれがこのアニメ最初のセリフであるという。

★最後に★
あおかなの魅力に取り憑かれた方、及びそうでなくとも面白いなと思われた方、朗報です。携帯ゲームがもうすぐリリースされます。
今すぐ事前登録しましょう!(筆2016.5.13)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31

76.2 8 ライバルで特訓なアニメランキング8位
ユーリ!!! on ICE(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (741)
2991人が棚に入れました
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷吸収に帰ることになったフィギュアスケーター勝生有利。

「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…

日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーター ユーリ・プリセツキー。

2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

声優・キャラクター
豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、細谷佳正、本城雄太郎、安元洋貴、宮野真守、小野賢章、前野智昭、村瀬歩、野島健児、福山潤、日野聡、羽多野渉、土岐隼一

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメというけれど?

「男子フギィアスケート」なんて書いてあるので当初期待してませんでしたが、非常に良い作品です!!!
1話、2話にて物語の掴みはOK。勇利の成長に焦点を当てます。
無論、ユーリにも成長の過程が組み込まれますが、やはり主役は勇利。
憧れ、ライバル、嫉妬、勝負、挫折、涙、達成、努力・・・たくさん要素が組み込まれています。観ていて楽しいですよ。

このアニメ、BLアニメというけれど、師弟関係とはそういうものではないでしょうか。
選手はコーチを信じて演技をして
コーチは選手を信じて大会に送り出す。
もし、これが男女の話の方が当たり前のようでつまらない展開になるのではないかと思いました。これで良し!
陽気に振る舞うビクトル。
憧れの選手にコーチをしてもらえるユーリ。
この組み合わせは最高だと思います。

敢えて残念なのは、このアニメ1クールで最後が急ぎ足。もっと個々の選手を掘り下げて欲しかった。個性のあるキャラが多いのでもっと楽しめたのではないでしょうか。

最後にOPのディーンフジオカにびっくり!良い曲です!

2018年2月平昌オリンピック開催。
2月12日付けの東京新聞 「東京エンタメ堂書店」記事にて
ユーリ!!!ONICEを絶賛しております。
それと、日本男女ペアが劇中曲にて挑戦するそうですよ。
プロも作品を楽しんでいるようですね(笑)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 54
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スケートにも関係にもハラハラしましたー

フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。


主人公の勝生勇利(かつきゆうり、以下ユーリ)は最初から日本一クラスの実力選手。
メンタルの弱さが目立ちますが、悔しさをバネに努力を重ねるというスポ根的な話ではありません。
そういう意味で主人公っぽいのは、同名のユーリ・プリセツキー(ユリオ)のほう。

この作品は、感情が変化することによって、演技にどう表れるかに焦点を当てています。
感情によって目的が生まれたなら、努力は勝手についてきます。
感情が乱されたなら、力があっても結果を出せません。
意識の変化を追いかけつつ、感情を語りながら演技に乗せるのは、強弱のあるフィギュアスケートと相性が抜群です。


よって、裏話はそこそこに、大部分が結果を見せる演技シーンに割り当てられています。
実況や解説まで付いていて、スポーツ番組を見ている感覚です。

この見せ方でもけっこう語れるもんなんですね。
ユーリやユリオはともかく、サブキャラは滑りながら心情を述べ、演技の流れで自己紹介しているに近い。
それなのに、キャラがちゃんと立っています。

サブキャラが活躍することで、それぞれの演技がうまくいくかどうか、ハラハラ。


ユーリの感情の核になるのは「愛」。
これはコーチであるヴィクトルとの絡みを中心に、「つながり」という形で描かれています。

最初は、男にしては近すぎる距離感の描写が単なる腐向けサービスシーンに見え、邪魔くさく感じていました。
しかし、中盤になると、どうにも中心になりそうなテーマだということが見えてきます。
この作品には各キャラにテーマがあり、それをストーリーに還元してるんですよね。
(「大人のエロス」をテーマにしていたクリスが主人公だったら、エロエロなストーリーになっていたはずです)。

「どんどん濃密になるよ」ということを匂わせることで、篩(ふるい)にかけていたんじゃないかという気もします。
そう考えて序盤のサービスっぽい要素に勝手に理由付けしたら、妙にしっくりきました。

でも結局は、テーマを探るよりも、「どこまで進むんだろう」というのが一番気になっていました。
実際に、{netabare}キスに見えるシーン{/netabare}とか{netabare}ペアリング{/netabare}とか見ながら、ハラハラ。
狙い通りに乗せられた気がしますが、えぐることはせず、落とし所は上手だったと思います。


映像・音楽はとても良いです。
最初から最後までめちゃくちゃ動くし、テーマソング含めて素晴らしく、見ていて飽きません。
1話まるごと使った見事な演技が何度も出てきます。
演技構成点が高いアニメです。


異なるハラハラが同居しているので、多種多様な感想が読めるというのも楽しかったりします。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

普通に面白いですが、フィギュア好きじゃない人はどうなんだろう…?

特に序盤から中盤まではかなり面白かったです。

いや、私自身がフィギュアスケート好きなせいもあるかもしらんけど…。

でも終盤は「お付き合いしました」感が強くて、「凄く面白かった」とは言えない感じです。

あ、第1話に出てきたヴィクトルのフリーのプログラムはめっちゃ高難易度ですよ…!?

なんだろう、普通にフィギュアスケートの試合を観ているような気分になっちゃったかな?

ステファン・ランビエールとか実在の人物が作中に出てきちゃったせいかもしれないですね。

元々フィギュアスケートって同じプログラムをシーズンを通じて難易度を上げながら煮詰める競技なので、「そんなん知らんわ!」って人なら競技映像ばかりだと普通に飽きるでしょうしね…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 47

77.2 9 ライバルで特訓なアニメランキング9位
はじめの一歩(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (516)
2646人が棚に入れました
『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は森川ジョージの少年漫画作品。1989年から週刊少年マガジンで連載。
【ストーリー】母子家庭のいじめられっこであり、釣り船屋を親子で支えている少年・幕之内一歩が、後の世界チャンピオン鷹村守と出会いボクシングに開眼、鷹村と同じ鴨川ジムに入門して日本を代表する人気一流ボクサーとなっていく過程を、周囲の者たちとの交流、ライバルたちとの戦いを通じて描いてゆく。

声優・キャラクター
喜安浩平、小山力也、関智一、内海賢二、中嶋聡彦、高木渉、藤原啓治、阪口大助、小林沙苗、寺内よりえ、小野健一、神奈延年、立木文彦、小林正寛、松野太紀、辻谷耕史、田中正彦、平田広明、梁田清之、森川智之、相沢まさき、小野坂昌也、山寺宏一

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アツイ ボクシング あにめ

原作 漫画 既読 

全76話 


週間少年マガジン 連載中
103巻(2013年5月現在)

簡単に説明すると
いじめられっ子だった高校生 幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守に助けられ、それを期にボクシングを始め成長していくストーリー。


昔、一度見ているんですが、殆ど忘れてるし、秋から3期が始まるので、復習の意味でもう一度視聴。

一歩は、元々実家の釣り船屋を手伝いしているので、足腰丈夫な体です。
そのおかげで強力なパンチが武器。
とはいえ、初めたばかりの素人だから弱いのは当たり前。

一歩の性格は、真面目でお人よしの努力家です。

そのせいもあって、感情移入し易かったです。

ボクシングジムの会長の教えを守り、毎日凄い練習をこなしていきます。

試合する度に、どんどん強く成長していきます。

プロテストや、〇〇の決勝戦、タイトル戦等、
毎試合 アツく、感動の涙でした。
q(T▽Tq)

昔のボクシングアニメ「あしたのジョー」とは、また違った魅力のある作品です。

ちょうどお盆休みだったので、観始めたら止まりませんでした。

男なら胸が熱くなります。

女性には響き辛いかもですが、

スポコン、サクセスストーリー系が好きな人には、超おすすめです!
(=´ω`)ノシ 



余談ですが・・・

リアルで、一歩のようなドが付くくらい真面目で腰の低いプロボクサーっているのかな~?
内藤大助さんも、真面目で腰低いけど、ちょっと違うし・・・
何にしても、一歩は好きなキャラでした。 (*´ー`)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 51
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんか、なにかを頑張りたくなるアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
主人公「幕ノ内一歩」は、いじめられっ子です。そして、女手ひとつで自分を育ててくれる母親を助けようと、毎朝、釣り船屋の仕事を手伝う、超良い子です。

そんな「一歩」が、ある日、天才ボクサー「鷹村守」に出会い、自分を変えるためにボクシングをする。そして、その中で様々なライバルや仲間達に出会い、成長を遂げていく……。そんな、ストーリーです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は原作ファンで、漫画は全巻持っていますが、このアニメ化には満足しています。かなり原作に忠実にやってますし、試合シーンはアニメならではの熱さがあります。自分の頭の中で動いていた通りにキャラが動いてくれるんで、快感でした♪ 飛び散る汗や打撃音が印象的でしたね。

どこまでもひた向きに頑張り続ける登場人物達。なんか、自分も頑張んなくちゃって、前向きな気持ちにさせてくれます。

ちょっと、朝とか走ってみようかなって気になります。走らんけどw

真面目一辺倒かと思いきや、時折挟み込まれるギャグも(品はないですがw)笑えますよ♪ 恋愛要素は、申し訳程度ですな。

アニメを観てハマってた方は、原作へどうぞ♪ ウルトラ長いんで、(金はかかりますが)たっぷり楽しめますよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作以上の面白さです!

長寿連載マンガが原作のボクシングアニメです。

よく「あしたのジョー」と「はじめの一歩」どちらが好き?
といった話が上がるくらいボクシングマンガの
金字塔的存在です。

当初は原作が大好きな私としては
アニメにはやや不安もありました。

でも実際アニメを見た後は感動でした。
「動いてるよー!迫力すごいよー!」と子供のように
テンション上がってました(笑)

さらに「デンプシーロール」の再現度は素晴らしいです!
そして千堂との日本タイトルマッチ「ララ・パルーザ」は
はじめの一歩の中でも最高の試合の1つだと思います!

原作らしさのエフェクト表現も見事です!
音楽も良いタイミングで挿入され興奮しっぱなしでした!

私は原作大好きなので他の人より評価が
甘いかもしれませんが
アニメでもその面白さは損なわれていないと思います。

原作以上の面白さだったので大満足です!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

69.4 10 ライバルで特訓なアニメランキング10位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (434)
1950人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱さと馬鹿馬鹿しさが萌えを超える時、裸もまたギャグになる!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる 本当の自分も笑ってた そのくらい馬鹿になれ」「尻が一番 尻があれば何でもできる」「いくぞー! 1、2、3、ダー!」

ん? 一部違うぞ? まあでも、そんなアニメです(笑)

内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象でした♪ アニメ玄人?にオススメしたいアニメですね(オンリーワンなので)!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象。「競女」という謎のおバカ種目を「公営ギャンブル」にしたのは、面白いというより、上手い設定だと思う。バカなことをやっているのに、なぜか説得力が出てくる。少女達が厳しい練習に耐える理由がシンプルに「お金」ってのも分かりやすい。

てかこの競技、実際に競技化したらリアルに人気でるかもね(笑) おじさん達は喜びそうだw

何気に、各キャラクターごとにオリジナリティーある「ケツ技」があって、バトルものとしても面白い。まあ、各必殺技には無理矢理感あるのもあるけど、それに突っ込むのは無粋ってもんでしょう。

一番笑ったのは8話の次回予告w 「構えが変わった!? 乳首が立ってる!!{」って、どんな次回予告だよ(笑) 久々にアニメで声だして笑ったわwww

9話、馬鹿馬鹿しさがひとつの壁を越えた(笑)

11話、もう何があっても驚かない(笑)

12話、よくもまあ、色々考えるもんだな(笑)

感想➡他の方もレビューで書かれていますが、多分このアニメ、ここで終わるのがちょうど良いです。プロ編とか、2期やる余地はいくらでもあるけど、これ以上やっても、1期を超えられる気はしないかな。馬鹿馬鹿しさのMAXは通りすぎ、これ以上やってもマンネリ化するというか、強さのインフレがおきて、いったい誰が強いのか分からなくなってくる気がする(晩年のBLEACHのような状態)。

まあ、面白いアニメでした! 好評価です!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 42
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 37
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

色んなものを混ぜるとこんなアニメができるんですね。目から鱗です。

人類の英知を結集したスポコンものアニメ。
ただし、そのべクトルは明後日の方向。
エロを超越した描写はもう芸術といっていいでしょう。

原型は尻相撲。
競馬的な興行をとりつつ。
女性がプール上で臀部と胸部をぶつけあう。

しかし、このアニメ、それだけはありません。
各自が持つ技が究極シュール。
技名は活字にするのがはばかられほど生々しい。
でも、あえてここは私の大好きな宮田ちゃんの技をば。
{netabare}乳首一本背負い!!!!!!!!{/netabare}
あの衝撃的な場面が今でも脳裏に浮かびます。

ボロがでるので、この辺でやめときましょう。
あーあ、くだらなかった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 33

64.5 11 ライバルで特訓なアニメランキング11位
プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (320)
1592人が棚に入れました
高校の部活動に始まり、全国的に人気を得つつある《ストライド》だったが、方南学園高校のストライド部は廃部寸前の状態に陥っていた。そんなストライド部にやってきた新入生の藤原尊と桜井奈々は、ストライド部を再始動させるべく、クラスメイトである八神陸に声をかける。《ストライド》だけはやりたくないと尊と奈々の誘いを断る陸。しかし2人にストライド部の部室へと連れて行かれた陸は、そこで入部をかけたストライド勝負をすることになってしまうのだが……。

声優・キャラクター
木村良平、岡本信彦、花澤香菜、小野賢章、小野大輔、下野紘、諏訪部順一、置鮎龍太郎、宮野真守、平川大輔、江口拓也、鈴木達央、小野友樹、豊永利行
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

街中障害物リレー

原作未読 全12話

ストライドという架空の競技がメジャーになっている世界、方南学園高校に入学した3人が廃部寸前となっていたストライド部に入り、他校との競技をへて成長していくスポーツ作品。

色々なルールはあるようですが、5人のリレーで指定されたコースの街中を駆け巡って、どのチームが一番早くゴールに到着するかを競う競技です。

練習や競技、部員たちの葛藤など描かれていて、テンポも良く、観ていて飽きませんでした。

ライバルたちも短いながら背景が描かれていたので、それぞれのストライドに対する思いもよく分かりましたね。
{netabare}
幼い頃からの3人の思いが一つになったタッチシーンが良かったですね^^
{/netabare}
あっさりした感じもしましたが、最後はうまく纏まってました。爽やかでお洒落な感じの作品です。気になる方は観てくださいね^^

OP OxTさんが歌ってます。爽やかな曲ですね。
ED 作中に出てくるアイドルグループが歌ってます。

最後に、こういった感じのスポーツをエクストリームスポーツというみたいですが、エクストリームというとスノーボードのフリースタイルというイメージがしますね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

街中を疾走するエクストリームスポーツ…激アツでした^^

この作品の原作は未読ですが、監督がいしづかあつこさんと聞いて触手が反応し…花澤さんの出演を知って視聴を決めた作品です。

ノゲラやハナヤマタに代表されるいしづか監督の作品はどれも色鮮やかで綺麗…
特にハナヤマタの時に思いましたが魅せたい被写体がとても鮮明で映像映えするので、今回も期待大でした^^

今回の題材はストライドというリレー形式のチーム戦で、街中を疾走するエクストリームスポーツです。
エクストリームスポーツは、一般のスポーツより危険だと位置付けられており、スポーツ性とマーケティグの両面が求められているんだそうです(wikiより)。
確かに試合中は街中の様々なトラップを掻い潜っていましたし、スポンサーの話題も物語の中で取り上げられていました。
そう考えると、このストライドはエクストリームスポーツの枠内でしっかり成立した競技になっていた事が分かります。

でも、この作品の大切な部分はきっとそこじゃないと思います。
風の様に駆け抜けながら走者一人ひとりの想いを繋いでいく…走者はリレーショナーと言われる指揮者を信じて合図と同時に飛び出し…トップスピードの状態で僅かなテイクオーバーゾーンの中でハイタッチをする…誰も後先の事なんて考えません…頭にあるのは自分が持てる力の全てを引き出して次の走者に最高の状態で繋ぐ事だけ…

やっている事はただ走ったり飛んだりしているだけなのに…リレーショナーと走者の一挙手一投足から目が離せないんです。
競技内容がシンプルで、そのキツさは万人が知っています…自分なら絶対失速すると思う場面でも走者はペースを落とさないどころか益々上げてくるんです。
この展開や想いが根底に脈々と流れているんです…アツくない訳がありません^^

物語の舞台は、東京の方南学園…かつてはストライドの名門校でしたが、現在は部員不足で廃部寸前の状態…
そこに1年生でリレーショナーを務めることになった桜井奈々、中学からストライド一筋で名が知れ渡っている藤原尊、そして最初はストライド部に入部する事を躊躇っていましたが、結局入部する事となった運動神経抜群の八神陸…この3人の加入でリレーのメンバーが揃い、東日本高校No.1を決める「エンドオブサマー」での優勝を目指した物語が動いていきます。

物語の華は花澤さん演じる桜井奈々のみ…という男子ばかりの作品でしたが、方南高校の前に立ちはだかるのは強敵ばかり…
純粋な速さのみを追い求めるのがストライドじゃないことは分かっています。
でも、リレーショナーを精神的に混乱させたり、走路上のブロックがやたら上手かったりする学校を見ると、小細工なしで勝負に挑む方南学園をどうしても応援したくなってしまいます^^;

方南の台所事情も決して潤沢ではありません。誰かひとり怪我でもしたら、みんなで掲げた目標に手が届かなくなる…そんなギリギリの状態です。
それでも実践では決して手を抜かない走者達…誰も絶対怪我をさせないため、ヘッドホン型をインカムから聞こえる走者の息遣いにも気を配りながら指示を出し続けるリレーショナーの重責は相当なモノだと思います。
でもそんなプレッシャーも立ち向かっているのは弱冠高校1年生の女の子なんです。
思い返すと、この設定もこの作品のアツさに拍車を掛けていたと思います。

方南学園の夢は…?
他校と繰り広げた試合の中で生まれたドラマは…?
気になる方は是非本編でご確認願います…激アツでしたよ^^

オープニングテーマは、OxTさんの「STRIDER'S HIGH」
エンディングテーマは、ギャラクシー・スタンダードさんの「Be My Steady」
個人的には疾走感のあるオープニングが好きでした^^
キーが高すぎてカラオケでは歌えないでしょうけれど…^^;

1クール全12話の物語でした。しっかり纏まっていたと思いますが、欲を言うと最終決戦の内容はもっと見たかったと思います。あと1話あれば…^^;
でもしっかり堪能させて頂きましたし、視聴して良かったと思える作品でした^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

もっともっと良くなる要素はあった

「蒼の彼方のファーリズム」「Free!」などが好きな方は合うかもしれません♪

【視聴終了】
{netabare}
ストライド、という架空のスポーツに取り組む男子高校生がテーマ。多分、イッテQとかでやってた、パルクール(フリーランニング)にリレーの要素を足したんでしょうね。「大暮維人」さんの「エアギア 」にも近い感じ。

このストライドの難しさや面白さに、もっとスポットを当てて、スポ根系にもっていければ、更に良くなった可能性もあった(バトンタッチとかの描写はあったが)。どちらかというと、男同士の友情やトラウマの克服、他校との人間関係に重心が置かれた印象。

オリジナル競技だから仕方がない、ではなく、オリジナル競技だからこそ、じっくり考えて欲しかった。

ストライドという競技で一番上手かったのは、「スポンサー集め」という考え方。街自体がフィールドになるのだから、権利やら何やらで色々お金がかかる。でも、そのイベントを開いた自治体にも(知名度アップ)などのメリットもあるというのはなかなか面白かった。まあでも、リアルにやったら、大会終了後の日常に戻っても、スクライドを真似る人がいて危なそう。夜に若者がたむろするとか、トラブルも起きそうだなw

主人公のポジションである「リレーショナー」も設定としては悪くない。街中を走るから、相手の姿が見えない、だからこそ、仲間の声をどこまで「信頼」できるかというのは、作品のテーマとして良かった。ただ、ハイタッチを行うのが十字路とかばかりなら分かるけど、普通の直線もあって、?と思った(だったらリレーショナリーいらないじゃん)。タッチの場所を様々に変えたり(高低差をつける、水上で、とか)、大会や会場によってレギュレーシションを変えたりだとか、何かもっと特別な条件付けがあれば、より戦術に幅が出て良かったと思う。

あとはやはり、400メートルという距離も微妙。400を全力疾走って、ガチのアスリートでもかなりキツい。しかも、障害物をよけながらとか。それを、わりと安易な気持ちで部活やってるような方々が、ね。(ただ走る)短距離コースや障害物だらけとか、それぞれのキャラに特化させるのも、もっとあって良かったかな。

各キャラの「走り」にも、キャラづけや努力の描写が欲しかった。「テニプリ」くらいにするか、もっと言えば「競女」ぐらい突き抜けた特性があっても面白かったと思います。
{/netabare}

【総評】
逆ハーレム、BLという要素がないわけではありませんが、どちらかというと「青春スポーツもの」と言った部分の方が大きい印象。

ただ、その「青春」は良いとして、「スポーツ」の部分がツッコミどころが多くてイマイチ。

「心の成長」や「心の繋がり」なら、普通の陸上のリレーだって魅せられる。だったら純粋に「スポーツ」を魅せた方がより面白くなった気がします(オリジナル競技だからこそ)。

そういう意味で、惜しさを感じました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

71.6 12 ライバルで特訓なアニメランキング12位
手品先輩(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (406)
1533人が棚に入れました
手品が大好きだけど、アガリ症のせいで失敗率は100%!? そんな「先輩」に、無理やり奇術部に入部させられ、あげくに「助手」扱い…。大道芸姉弟の「咲ちゃん」と「まーくん」、それに化学部の「斑さん」まで巻き込んで、先輩は、今日も元気に、ちょっぴりエロスに大失敗! 見てられないけど、見ていたい、ポンコツ手品GAGアニメ!!

声優・キャラクター
本渡楓、市川蒼、喜多村英梨、高橋李依、浪川大輔、茜屋日海夏
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ツッコミ不在の悲劇

原作未読


ショート15分もの。短尺ものは途中断念するまでもないと引っ張りがちです。

ショートものには珍しくOPED完備で中身はさらに短縮。実質12分ちょっとしかありません。通常の主題歌90秒のところを本作では60秒ほど。エンドロールのスタッフ紹介の切り替えが早いです。

さらに短尺の中で3つ4つとショートエピソードが連続する構成なのでけっこう急ぎ足ですね。スピード感はあると思います。例えるなら一試合12分で1Q3分の3on3の試合みたいなものです。


マジック大好きなポンコツ主人公“先輩”(CV本渡楓)の失敗をツッコミ役の助手(CV市川蒼)が合いの手をかます基本スタイル。

水着回は当然あるとして、パンツ丸見え、脱いじゃってきゃーっ、接触してどきっ、水かかって下着スケスケ、SE付きでお胸ばいんばいん、その他悶えて赤らんでのお手軽で品のないエロが売りのギャグアニメです。
あまりにお手軽過ぎて眉間にしわ寄せて「けしからん」というのも無粋な話。B級コレクターにはまずまずの一品でしょう。基本はくだらないです。


二人の掛け合いを序盤に見せた上で、

{netabare}第3話 {/netabare}お姉ちゃん茜屋日海夏
{netabare}第6話 {/netabare}咲ちゃん(CV喜多村英梨)、正志(CV浪川大輔)

と登場人物を増やしていきます。あ、科学部部長斑さん(CV高橋李依)もですね。
人が増えたところで青春群像劇にはなり得ません。

ギャグがイマイチなため“キャラ愛で特化型”作品にならざるを得なかった印象です。そして自分にはキャラ愛で需要はそれほどないので、B級コレクターとして流して観る程度でした。


■ギャグが微妙

ツッコミの重要性が痛いほどわかります。先輩の渾身のボケを助手が拾えません。時おり「なんでやねん」的ななにかをかましますが、間もトーンもちぐはぐで、不慣れな駆け出しコンビのよう。

ツッコミの力不足という点で直近の他作品を例にとると、『上野さんは不器用』の田中でしょうか。お色気を無視すれば『川柳少女』のえーちゃんともいい勝負のダメっぷりです。

逆にツッコミで助けられたものは、『この素晴らしい世界に祝福を』のカズマ、『かぐや様は告らせたい』の書記と会計でしょう。
ポンコツ女子(男子)には有能なツッコミ役を配置してほしいと思います。


■キャラが微妙

先輩について良い点を挙げれば、“奇術(マジック)が好き” ということ。{netabare}3話で“和妻”を題材に持ってくるあたり{/netabare}研究熱心さ一生懸命さは伝わってきます。

アガリ症の裏付けに、一人でやってると失敗しないみたいな描写がありました。だいたい本番でアガるのは練習不足が原因だったりしますよね。先輩練習量は相当あるので、普段通りの力を出せば問題ないはず。対人苦手な性格ならそもそも人前に出る前提のマジックをやる説得力に欠けます。

そうなると「あーそういうの見せたいだけね」となり、自分は線を引いて、後は消化試合です。



ハイテンション先輩を拾ってくれない。露骨なキャラ設定。先輩役の本渡楓さんの孤軍奮闘ぶりが涙を誘います。

先日、「実は東郷平八郎の子孫でー」なネタが駆け抜けましたが、当時の日本の置かれた状況やバルチック艦隊を前にしての閣下の心境と本作での彼女の心境とがリンクするような感覚を覚えたのは私だけではないでしょう。 {netabare}※いやオメーだけだよ!{/netabare}



※オマケ

■種無(たねなし)高校

主人公らが通う学校名です。
良くも悪くも下品で見るに堪えないレベルにまで落ちていないのは助手♂の視線がエロに傾斜してなかったことでした。
だがしかし、、、
多くは言いませんが不自然です。いや、不健康です。先輩隙だらけもいいところでしたから。

 “種も仕掛けもございません”

作中用いられてもいますマジックショーでの常套句。

 “種を仕掛けにいきません”

まだまーくんのほうが見どころありそう。。。
・・・草食化を嘆くおっさんの世迷い言でした。失礼m(__)m



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.18 初稿
2020.04.05 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

手品●●パイ

原作未読

はい、この伏せ文字の所には何が入るでしょうか?
種も仕掛けもありません。ドコドコドコドコ…ジャン
正解は「手品{netabare}セン{/netabare}パイ」です!
正解した人は拍手!拍手!
あれあれぇ?間違った人がいるのかなぁ?
どうして間違ったのかなぁ?
心がピュアな人は間違えないハズなのにおかしいなー(棒

と、最初のネタはおいといて

お話のざっくり概要
すんごいエロい体した先輩が手品と前言い訳をして
後輩とくんずほずれつするお話
って感じ?(大体合ってるはずw)

手品ってタイトルについてるけど
まぁ手品関係ないっすねw
無駄にエロい体+ドジっ娘成分+何か題材
があれば成立する作品なので
大道芸だろうが、睡眠術だろうが何でも成立してしまう…
なので手品である必要はぶっちゃけ無いですw
何か理由があるんだろうか…?
そこまで語られるかはまだ分からないです。

まぁ先輩可愛いですよ?
先輩に可愛さを見いだせたなら割と楽しめる
そこが「ふーん」だったら全然面白くない
という潔い作品な気はします。

超どうでもいいですけど
たねなし高校らしいです。ほんとどうでもいいけどw

先輩が可愛いと思った自分は割と楽しめてる方なので
最後まで完走する予定です~

2019.09.18追記
完走しました。
最終回の手品は見事ですね。
あれだと男はトリックに気づくことはできないでしょうw
凄いカップでしたw

まぁしかし最後まで特に何も起こらなかったです。
特にオススメする要素はないのですけど、
15分で気軽に見れるので、何も考えずに軽く見たい時に
先輩の可愛さをちょっと楽しむ感じですかね~

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

チョイかわポンコツ先輩の微エロアニメ

原作未読。最終話まで視聴。

レビュータイトルのままですね。
ちょっと可愛い手品好きの先輩のポンコツぶりを見て笑う、微エロアニメ。

本編15分弱が、4、5本のショートストーリーで構成される。
1話1話が短いので、あまりストレスを感じずに視聴できる。

その反面、見終わった後、何も心に残らないんですよね。
内容が薄いっていうのもあるけど、心に残る名ゼリフ的なのも無いし・・・。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

62.3 13 ライバルで特訓なアニメランキング13位
エリアの騎士(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (269)
1453人が棚に入れました
主人公の逢沢駆は名門・鎌倉学館中等部サッカー部マネージャー。同サッカー部のキャプテンでU-15日本代表の司令塔(MF)としても活躍する兄・傑に憧れていながらも、精神的な弱さが災いしマネージャーという役割に甘んじていた。それでも傑は駆の“ストライカーとしての才能”を信じ、将来はワールドカップという大舞台で自らの“ラストパス”を弟につなぐことを夢見ていた。また、アメリカから帰国した幼馴染の美島奈々も二人を見守り、時に駆を励ましていく。しかし、そんな兄弟に交通事故という不運が襲いかかる…。

声優・キャラクター
三瓶由布子、福山潤、伊藤静、白石稔、新垣樽助、真堂圭、田原アルノ、佐久間レイ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

迫力がもうちょっと欲しかったけれど正統派な雰囲気に好感は持てた

原作未読。
サッカー兄弟の葛藤とかすれ違いでいくかと思いきや、
衝撃的なアクシデントが・・・
という古風な雰囲気で始まったこの作品。
内容は古風だけど、作画はちょっと新しめだった。

サッカーを通して成長していく少年の姿を描くなら
少しずれて放送が始まった『銀河へキックオフ』のほうがダントツだが
こちらは年齢的にもう少し上の世代なので、想いや考えも少し違い
それはそれで見応えがあった。

また、「リトルウィッチ」と呼ばれるほどのサッカー能力を持ちながら、
主人公である相沢駆の所属する高校のサッカー部マネージャーを
務めるヒロイン 美島奈々の透明感は魅力だったw

土曜日の早朝という放送時間だったので
子どもを中心に大人と見れる作りにもなっていたと思う。

だけど技的には、サッカーに詳しい人から見たら物足りなかったかも。
ストーリーもちょっと間延びしてみたり、
臨場感が足りない数話で途中ダレぎみになった。
演出面で、スピード感のメリハリとかも、もう少しあっても良かった。

でも、ただただスポーツしている姿をカッコよく見せるだけでなく
メンタル面なんかの人間ドラマな部分も見せてくれることでリアルになるし、
逆にそのリアリティをどこまで追求し、
かつ、子どもにもわかりやすく見せるかって、
ずっと長年アニメ界が抱えていることのような気がする。
どんどん吸収してしまう子ども時代にこそ、本物を知るべきという考えも
一理あると思うし、なかなか難しいところではあるなぁと。

そんなことを思いながら、久しぶりに観ていたサッカーアニメだった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一サッカーファンとしての個人的な意見

身近な登場人物が高校生にも関わらず、日本代表に選出されレギュラーメンバーになる等、
かなり現実感からかけ離れた内容の作品ですが、あくまで原作が漫画のアニメと考えれば、仕方のない事なのかなあと考えてしまします。

上記の内容は、個人的には許容範囲なのですが・・・



ここからは、一サッカーファンとしての意見です。

心臓移植をしてサッカーをする・・・かなり強引です。

日本では、元・日本代表で活躍した松田直樹選手が、練習中に心疾患でお亡くなりになっています。
海外でも、昨シーズン、イタリア・セリエB(2部リーグ)でモロジーニ選手が試合中に心疾患でお亡くなりになっています。
イングランド・プレミアリーグでは、ムアンバ選手が心疾患で倒れましたが、なんとか一命を取り留めて回復しました。(サッカー選手としては引退しました。)

現実に起きている事故を知っているので、この作品は楽しめないです。
むしろ、不快に感じます。

他にも臓器移植や死んだ人間を利用する事などの問題点が多々あり、楽しんで視聴できるサッカーファンはいないと思います。

フィクションなのだからあまり気にしなければ、という意見があると思いますが、
それなら、死んだ人間を生き返らせて選手として活躍させればいいのでは、と思ってしまいます。


このアニメを視聴して楽しいと感じるサッカーファンの人とは、サッカーの話をしたくないです。
(サッカー以外の話題は別ですが^^)


とりあえず、放送が終了して良かったです。
再放送や2期目の放送は、大反対です。


絶対に負けられない戦いと謳って、日本代表の試合を放送しているテレビ局やサッカーに疎い原作者の人には、倫理観や道徳心を持っていただきたいです。

本当にサッカーの事が好き、というのが大前提になりますが^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

ジェフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

サッカー

サッカー漫画で一番おもいろいです

これを見てサッカーのおもしろさを実感しました

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

67.2 14 ライバルで特訓なアニメランキング14位
イナズマイレブン(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (350)
1440人が棚に入れました
マンモス中学校の雷門中サッカー部のキャプテン・円堂守は悩んでいた。雷門中サッカー部は部員が足らず、練習もまともに行えない弱小チームであったが、他の部員たちがやる気を見せない中、守だけはサッカーへの情熱を諦めきれず、一人で練習を繰り返す毎日であった。
そんなある日、転校生が雷門中にやってきた。豪炎寺修也という男の子で、中学サッカー界では伝説的なストライカーだった。そして時を同じくして、全国大会 40年連覇の強豪・帝国中サッカー部が、なんと雷門中サッカー部に練習試合を申請。しかも、この試合に勝てなければ、雷門中サッカー部は廃部となることが決定してしまう。
そこで守は修也をサッカー部に誘おうと考えるが、修也はとある事情により、二度とサッカーはしないという誓いを立てていた。ひとまず修也を諦め、何とか11人をそろえた雷門中サッカー部であったが、明らかに勝ち目の無いこの試合。守たちの運命は、そして修也は…?

声優・キャラクター
竹内順子、野島裕史、吉野裕行、宮野真守、釘宮理恵、折笠富美子、小林沙苗、佐々木日菜子、戸松遥
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ストーリーと必殺技に超燃えました。ある意味私の知るサッカーから遠いい感じでしたがそこがおもしろさだと私は思います。

ストーリー

第一部(フットボールフロンティア編)

主人公の円堂守はサッカーを心から愛していた少年だした。その少年は雷門中学校に新しく転入しました。そして、転入した時はサッカー部がありませんでした。そこで円堂はサッカー部を作り直しました。そして、一年後には一年生の部員も入り、ある程度部員が集まりました。そんな所に豪炎寺修也っと言う中学サッカー界では伝説的なストライカーがいきなり転校して来ました。円堂は豪炎寺をサッカー部に誘いましたが、その誘いはとことん断られ、円堂は困り果てていました。そんな未完成のサッカー部に全国大会40年連覇の強豪・帝国学園サッカー部が、無名の弱小チームである雷門中サッカー部に練習試合を申してきました。急いで円堂とサッカー部員たちは新たな部員を集めやっとの思い出11人そろいましたが、練習試合は前半だけでボロボロになり、立ってられたのは仮の11番を着ているサッカー履歴ゼロの目金でしたが、あまりのショックで逃げ出してしまいました。逃げる途中、豪炎寺の目の前にユニホームを投げ捨てましたが果たして、豪炎寺はそのユニホームを着るのか?

第二部(脅威の侵略者編)

{netabare} 世宇子中学校に勝ち、フットボールフロンティア全国大会に優勝した雷門メンバーは雷門にかえる途中に雷門中学に帰る途中に空になにかが浮いているのを発見しました。それを見た雷門メンバーは急いで帰ってみるとそこには雷門中は無く、瓦礫の山でした。そして、瓦礫の中にいたのはイナズマイレブンOBのメンバーたちでした。彼らは。自らを宇宙人と名乗る謎のチーム「エイリア学園」っと戦い、負けたせいで学校が壊されてしまったのあった。この部の話はエイリア学園と戦う話です。{/netabare}

第三部(世界への挑戦!!編)

{netabare} エイリア学園の戦いに勝利し、ダークエンペラーズにも勝利し、真の平和が戻った矢先に新しいイベントが開催されました。それはフットボールフロンティアインターナショナルっと言う中学サッカーで世界一を決める世界大会です。その大会の話です。{/netabare}

私の感想

かなり楽しめました。そして、ここまでサッカーの話の作品に気持ちが高まるとは思いもしませんでした。キャラクターたちが死ぬほど魅力的ってなわけではないのですが、ストーリーにかなり燃えました。(萌えではないですよ~ 萌え要素はかなり少ないです。)なにがこの作品で一番燃えたのはたぶん必殺技だと思います。キャラクターがそれぞれ持っている超人間的ではない必殺技が超燃えました。空でボールの横を三人で20秒くらい回ったあと、三人で打つシュートや、高く蹴り上げたボール(15メートルくらい)を回転しながらそこへ行き、回転シュートなど最高に燃えます。

必殺技の中でも一番燃えるのは円堂のキーパー技です。あの必殺技たちはかなり憧れ、そして、すべてを守るように必殺技を次々とあみだしていて、そして部員のみんなを助けるように声をかける所が最高でした。

この作品で次によい所は進化です。日々トレーニングや練習で得た経験地がすべて試合で出される所が最高です。私はあまりそういう話は得意ではなかったのですが、この作品はかなり気にいっています。私が思うに友情、努力、勝利が苦手な方でも見れると思います。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!

「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品で一番の最強は何だと思いますか?主人公の円堂?それともおじいちゃん? 違います。一番最強はサッカーゴールのネットです。なぜかって? それは簡単な答えです。あんなにとめられないのに。ゴールネットはすべてのゴールをとめています。そして、(私の知る中では)ゴールネットを壊されたのはたったの一度だけです。それ以外ゴールネットはすべてのボールをとめています。(どんな素材でできているんだろう・・・・)

オープニング

「立ち上がリーヨ」 (1話 - 26話)
フットボールフロンティア編のオープニングです。テンポの良く、サッカーの事をメインとしている曲であり、何より脳内侵食度が結構高いです。途中17話で画像が少しだけ変わりますが、分かる人はほめてあげます。

「マジで感謝!」 (27話 - 54話)
第二部のオープニングです。このオープニングになってからだいぶこの作品のイメージが変わりました。かなりおもしろくなったと思いました。このオープニングを見てかなりこの作品を見たいっと思わせる要素があると私は思います。見ているとこの作品の魅力に引かれます。

「つながリーヨ」 (55話 - 67話)
前オープニングよりは落ちてしまっていますが、好きな人はこのオープニングが一番気に入っています。キャラクターの魅力を十分引き立てていると私は思います。

「勝って泣こうゼッ!」 (68話 - 87話)
第三部の世界への挑戦!!編のオープニングの第一弾です。キャラクターが多いいのにココまで魅力をだしているのはすばらしいと思います。

「GOODキター!」 (88話・89話 - 107話)
このオープニングはかなり世界のキャラクターが増えていておもしろくなっています。そして、このオープニングに出てくるキャラクターの設定が結構ネタバレになっています。私的には隠してほしかったです。

「僕らのゴォール!」 (108話 - 127話)
最後のオープニングで、勝利って感じです。

エンディング

この作品のエンディングはほぼすべてマネージャーの目線っと成っていて、結構可愛い曲が多いいです。それぞれの曲を説明するのは時間がかかるので・・・ すみません。

「青春おでん」 (1話 - 26話)

「青春バスガイド」 (27話 - 50話)

「流星ボーイ」 (51話・52話 - 67話)

「雄叫びボーイ WAO!」 (68話 - 87話)

「本気ボンバー!!」 (88話・89話 - 101話)

「シャイニング パワー」 (102話 - 112話)

「またね…のキセツ」 (113話 - 127話)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

遥か彼方 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

子供向けと思いきや・・・

とある中の人目当てで途中からですが視聴開始。
始めはアニメでしか出来ない有り得ない珍技の応酬に「おいおい」とツッコミながら視聴していました。
確かに技などは子供向けアニメと割り切って観る事をお勧めします、がそれぞれの抱えている設定がかなり重いメインキャラが多いです。そのキャラ達がサッカーからの離別に迷い、そして仲間達によってサッカーに自分の居場所を見付ける。丁寧に描かれたそれぞれのエピソードは感動すら覚えます。
今の所子供向けと思って敬遠せず観て良かった作品のNO1になっています!
みんな、サッカーやろうぜ!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

すもらー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そのシーンにあったキャラクターをちゃんとポジションにおいてますね。

僕世代はみんな好きでしたね。イナズマイレブン

最近新作が出るとのことなので久々に見てみたら子供の時とは違った感想でした。作品を振り返るのも大事ですね。

イナズマイレブンは子供向けアニメですけどボスキャラが意外としっかりした意味で戦っていたりなど結構今見ても面白いと思いますよ。

イナズマイレブンは全国大会編・宇宙編・世界大会編があります。宇宙編と世界大会編はかなりの話数があるので伏線を貼りつつちゃんとその場の面白さもありラストシーンがすごく感動するようになってますね。特に宇宙編のラスト試合は涙なしには見れないです。

中学生が感じる挫折や悩みや苦悩が伝わり今見ると結構感情移入もできましたね。

それでも、主人公円堂くんのサッカーやろうぜはすごい勇気をもらえる言葉ですね。


子供向けアニメでも中々の面白さを持っています。
イナズマイレブン是非見てください。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

76.8 15 ライバルで特訓なアニメランキング15位
この音とまれ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (374)
1396人が棚に入れました
廃部寸前の時瀬高校箏曲部。一人になってしまった部長のもとを訪れたのは不良少年とその友達、そして箏の天才少女だった。それぞれの箏の音が紡ぐ青春学園物語―

声優・キャラクター
内田雄馬、榎木淳弥、種﨑敦美、細谷佳正、石谷春貴、古川慎、井口祐一、松本沙羅、浪川大輔、蒼井翔太
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正月限定だけではもったいない世界

原作未読


視聴動機はまさにあにこれ内での交流から。たしか『ちはやふる』好きならこんなんありまっせ!と。
分割2クールの前半13話で、後半は3か月後の放送とのこと。分割の場合ゴール設定が先となるわけですからどの辺でお話を区切るかが難しいわけでありますが、今回放送された前半クールは「次が観たい!」と思える中締めと感じましたのでおおむね成功だったと思います。
{netabare}ただし前半最終話のブツ切り感は評価が別れると思う。私は嫌。3ヶ月後覚えてられる自信がないから。{/netabare}

質担保の側面もありましょうが、できれば通しでやってほしかったかなあ、が正直なところでした。


廃部寸前の筝曲部に新入生らが集って全国目指すストーリー。弱小校のジャイアントキリングなるか?
手垢のついたテーマとはいえ“箏(こと)”題材の面白さと定番の中に本作ならではの物語をどう紡いでいくのか楽しみにしながら視聴開始です。

時瀬高校筝曲部メンバーは7名。
 久遠 愛(くどお ちか)1年:CV内田雄馬
 倉田 武蔵(くらた たけぞう)2年:CV榎木淳弥
 鳳月 さとわ(ほうづき さとわ)1年:CV種﨑敦美
 足立 実康(あだち さねやす)1年:CV石谷春貴
 水原 光太(みずはら こうた)1年:CV井口祐一
 堺 通孝(さかい みちたか)1年:CV古川慎
 来栖 妃呂(くるす ひろ)2年:CV松本沙羅


“文化系スポコン”+“音楽”

これまで成功を収めた作品をうまくトレースしてます。

■文化系スポコン
だいたい以下の4点をおさえておけば良いところ、濃淡はあれど各々描かれています。
1.努力型と天才型との対比
 {netabare}さとわと愛が雛型。{/netabare}※1後述
2.自校に有能な指導者がいる
 {netabare}滝浪涼香(CV浪川大輔)は柏葉英二郎(タッチ)を彷彿とさせる良キャラ{/netabare}
3.ライバルの存在
 {netabare}出揃ったかと思うところで前半終了。{/netabare}
4.敗戦を描く
 {netabare}これは今のところなし。後半に期待。{/netabare}

※1 天才型のさとわが天才然としてないところが良いです。早々に自分の演奏の弱点を自覚し悩みもがくわけです。すると部員全員努力家というある種一体感が醸成されるわけですが、反面、キャラの棲み分けが難しくなることの交換条件みたいな部分も。ここはボヤけないように愛、武蔵、さとわ、妃呂に資源を集中して乗り切った感はあります。

■音楽
以下の組み合わせをどうするか。失敗率の高いCGを選択せずというのは評価します。
1.技術:運指の正確さを見せるためのCGか手書きの選択。止め絵の利用もしかり。
2.情感:心象風景や曲想のビジュアル演出、演奏者のモノローグ、聴衆の反応。

{netabare}ピークを2回もってきたのは贅沢でした。第5話「流星群」第13話「久遠」。アプローチの違いはあり、意図も伝わり、素晴らしい演奏シーンでした。ただしやや演出がパターン化されてる部分があって2回目のインパクトが薄かったです。{/netabare}


リアリティの担保という意味では、原作者本人もそのご家族も箏への造詣が深いといいますか本職の方といって差し支えなく、オリジナル曲「流星群」の仕掛けだったり、箏初心者の視聴者への手ほどきだったりと丁寧な仕事ぶりも有り難いことでした。
正月三が日に聴くような音色のイメージしかもっていなかった箏の音がこれほど躍動感があるものだったとは新たな気づきであり知らしめた功績が作品自体にはあるでしょう。
なにより、自分の血肉となっている“箏”を連載化したいとの熱意は応援したくなります。



総話数全24話~全26話くらいでおさまることでしょう。途中折り返し地点のため詳細評価は数か月後に!です。
成功作品の良トレースということは、嗜好に合えば面白さは手堅い反面、突き抜ける部分がないことの裏返しです。『この音とまれ!』ならではを後半では観たいですね。

自分の琴線に触れる音楽ものって、とある曲の以下のフレーズを地でいってるような作品がほとんど。


 “一人じゃ出せない音が あることに気づいたよ”


今のところその波動をびんびん感じます。
評価は期待値込みで甘め。今期(2019年春クール)で自分の視聴作品のうちでは途中経過ながら上位に食い込んできた良作です。



※オマケ

■部活終わりの…
パピコ!!
趣味で草野球のチームに入ってる私です。当然体を動かした後のビールというのが王道のおっさんではありますが、試合直後はコンビニでパピコというのが習慣ですね。もちろんチョココーヒー味。個人的には“下町のモカフラペチーノ”くらい思っとります。


■でもここはちょっとなあ

1.そこはちょろくなくても・・・
{netabare}さとわも妃呂も揃ってちょろいの、どっちか片方で良かったんじゃないかしら。
どうも3バカが気の毒に思えてくる。{/netabare}
{netabare}ただし、ちょろくなる前のやさぐれ妃呂とで演技の変化が自然だった松本沙羅さんはGJ!{/netabare}


2.君ィのトゥオーーン
{netabare}実は蒼井翔太が苦手。スカート似合いそうなユニセックス男子に目の前でお気に入り女子をかっさらわれまくった実体験がそう思わせる。
八つ当たりもしくは嫉妬以外の何物でもないわけですが、OPは毎回飛ばしておりましたよ。{/netabare}



分割2クールだとの事前情報はおさえてましたけど、知らんとあのブツ切れ感ってついていけるのかしら?



視聴時期:2019年4月~2019年6月

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2020.02.06 追記

{netabare}2期のOPも蒼井翔太だが、早送りするともったいない。良い歌というよりもアニメーション画像にヒントがちりばめられている。{/netabare}


2019.07.04 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.30 タイトル修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 63

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

箏の合奏を通した成長を描く、高校生たちの群像劇

アニメーション製作:プラチナビジョン、
監督:水野竜馬、シリーズ構成、脚本:久尾歩
キャラクターデザイン:山中純子、原作:アミュー

集英社の発行する月刊漫画雑誌である
ジャンプスクエアで連載中。
この雑誌は読んだことがないが、
小説やエッセイが原作のものや、
少女漫画誌で活躍してきた作家を
起用するなど幅広い作品を連載しているという。
アニメ化された作品は、『テガミバチ』や
『青の祓魔師』、『新テニスの王子様』、
『ワールドトリガー』、『血界戦線』など多彩。
一般的にも知られているような有名作が
たくさん連載されている。

『この音とまれ』は、お箏という
これまで扱われていない題材を用いた
群像劇という形をとっている。

先輩たちが卒業してしまった箏曲部を
存続させるために、ひとりで奮闘する
高校2年生の倉田武蔵だったが、
部室は不良たちの溜まり場になってしまっていた。
そこに1年生の問題児として知られる
久遠愛がやってきて、箏の家元の娘・鳳さとわなどが
加わり、本気で全国大会を目指すことになる。

主人公の久遠愛は、周りから不良と思われているのだが、
実は根は優しくていいやつで、
箏を作っていた人物が育ての親だが亡くなっていた。
自身は箏を弾いたことはなかったのだが、
箏に対しての天賦の才を持っていた。
ぶっきらぼうだが、人を見る目にも長けた愛は
周りから信頼される存在になり、
天才奏者の鳳さとわとの距離も近づいていく。

いかにも少女漫画にありがちな構図で、
周りから評判の悪い喧嘩ばかりしている不良が
道端に捨てられている犬に優しくしている姿を
ヒロインが見て、ギャップに惚れるという
パターンを彷彿とさせる。
私はこういう構造の少女漫画が苦手で、
それが1話目から見えたので、
少々視聴のテンションが落ちたのだが、
回を追うごとに、周りのキャラの内面まで
踏み込んで丁寧に描くことで、作品の基本的な構造を
忘れさせてくれるような厚みを感じさせてくれる。

例えば久遠愛を慕って入部した
モブ3人男子ともいえるなかの水原光太にも
スポットを当てて、チームが崩れそうになったときに
立て直す役割を担っていたりする。
また、人間関係にマイナスの感情を吹き込んでいた
来栖妃呂がチーム全体を見渡して行動したりと、
一人ひとりが変わっていくさまを
しっかり見せているのが良い。

主人公だから仕方がないが久遠愛ばかりが
目立ちすぎるストーリーになっているので、
部長の倉田武蔵にも、もう少しスポットを
当てて欲しいし、活躍してくれればと
個人的には思ってしまう。
やはり天才だけでなく、
凡人の成長もしっかり描いて欲しい。

シリーズ構成を間違えたのか、
1期では突然、終わってしまい
余韻も感じさせなかったのはマイナス。
演奏シーンがあるので仕方ないのだろうが、
作画的にも若干甘いところがあるように思える。

2期は顧問の滝浪涼香との関係性の進展や
他校の桐生桜介、鳳かずさ、神崎澪などと
どのように絡んでいくのかが見どころか。
箏曲部に関わる人物をそれぞれ丹念に
描いてくれるため、物語に引き込まれる。

箏の魅力と群像劇で2期でも楽しませてもらいたい。
(2019年7月15日)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 54

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ひと昔前の少女漫画っぽいストーリー?

『ジャンプSQ』に掲載の漫画が原作らしいです。

高校の筝曲部(つまり箏(こと)を演奏する部活)のお話です。

「誤解されやすいけど根は優しい男の子」と「何か生い立ちに事情を抱えているっぽいヒロイン」という構図が、ひと昔(いや、ふた昔?)前の少女漫画っぽいストーリーだなと思いました。そこに「努力・友情・勝利」で少年漫画的な味付けをしてある感じでしょうか。

その意味でいうと大枠で予定調和的なストーリーになるとは思うのですが、今のところは手堅く面白いと思います。テーマ的に音楽面で手を抜いてはいけないと思うのですが、現時点では楽曲、作画とも特に問題はなさそうです。

原作を読んでいないので、このままアニメで後のストーリーを楽しもうと思います。

2019.5.13追記:
第6話まで視聴終了。来栖さんというキャラとても女性作者のお話っぽくて私は気に入りました。これ、かなり面白くなりそうですね。

2019.7.1追記:
最終回まで視聴終了。「なるほど、分割2クールですか…。」という終わり方でしたね。

時瀬高校箏曲部の演奏に対して会場では様々な反応がありましたが、具体的な評価は第2クールにならないとわからない感じになっています。まあ、これは普通に続きが気になるからたぶん第2クール(2019年10月開始らしい)も観るでしょうね。

原作を読むかどうかは悩ましいところ…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 44

76.9 16 ライバルで特訓なアニメランキング16位
ハイキュー!! TO THE TOP(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (260)
1330人が棚に入れました
春の高校バレー宮城県予選、激闘を制し悲願の全国大会出場を決めた烏野高校排球部。全国大会を控えた彼らのもとに、影山の全日本ユース強化合宿召集の報せが舞い込んだ。さらに月島にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。同じ1年生との差に焦る日向は、宮城県1年生選抜強化合宿に押しかけるも……!?全国大会本番に向け、日向、影山、そして烏野高校排球部の更なる挑戦が始まる⸺!!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、江川央生、花江夏樹、宮野真守
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

視点が変われば、世界が変わる

制作:Production I.G、
原作:古舘春一、監督:佐藤雅子
副監督:石川真理子、シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:小林祐、音楽:林ゆうき、橘麻美
原作:古舘春一

2020年冬クールは良作が多く、ドロヘドロを筆頭に
視聴分だけで十分に満足できるラインナップだった。
そのため、面白そうだが、視聴に至っていない
録画したままの作品がまだ数本残っている。
この作品もそんな1本だった。

3期までの物語から面白い作品であることは
分かっていた。しかし、白鳥沢高校との決戦が終わり、
物語に一区切りついていたことから、
あまり視聴意欲が湧かなかったことが
これまで未視聴だった大きな理由。
ところがHDDの整理に迫られ、
視聴を始めると、やはり抜群に面白いことに
改めて気づかせてくれた。
キャラクターが個性的で魅力的だし、
競技を描くポイントの絞り方が、とても上手い。
Production I.Gが手がけるスポーツものは、
ほぼ外さないと分かっていたのに
ここまで放置していたのは痛恨だった。

ハイキュー!!の魅力は、日向翔陽と影山飛雄を中心にした
強烈なキャラと、爽快で緻密なスポーツ描写の面白さにある。
動きやカメラアングルもよく考えられており、
バレーボールの迫力を感じさせてくれる。
しかし、それだけにとどまらないのがこの作品の奥深さ。
個人的にはバレーボールという競技に
それほど興味はないのだが、この作品を観ていると、
競技そのものへの深い理解に驚くことがある。

今期で言うと、控えメンバーでサーブ特化の山口忠。
これまで何度も深く取り上げられている人物で、
サーブを打つだけのために試合に投入される。
どれだけ落ち着いた心理で試合に入っていけるか。
途中でワンプレーだけを任される選手にとっては、
最重要のポイントといえる。
それは、普段からの練習で意識することが大切。
効果的な方法である「リセットの視点」は、
とても納得できる話だった。

{netabare}つまり、会場内にある標識や
非常口の誘導灯などをリセットの信号として定め、
それを見たときに意識を集中させる訓練を
普段からやっておく。
緊張していてもすぐに試合に入れる心理状態に
持っていく準備をしておくのだ。
とてもリアリティのある話で、選手の心理について
深く考えられたエピソードだった。{/netabare}

また、選手たちをサポートする存在の人々の
想いもきちんと説得力を持たせて描いている。
例えば、今回は清水潔子が、
マネージャーとして最前線に立っているという描写。
自身が中学時代にハードル競技の選手だったことから、
そこに立つ心理を理解しつつ、自分が現在、
立っている場所はどこなのかを明確にする。
スポーツに関わるさまざまな状況を
上手くストーリーに組み込んでいる。
メインである全国大会はさわりだけだったが、
とても面白い4期目だったと思う。

今期のいちばんのポイントは、
全国大会に向けてレベルアップを図る
烏野高校排球部メンバーたちの想いや視点と
いうことになるだろうか。

影山は、全日本ユース強化合宿に招集され、
月島は宮城県1年生選抜強化合宿メンバーに選抜される。
合宿メンバーに選ばれなかった日向は、
呼ばれてもいないのに、宮城県1年生選抜強化合宿に
勝手に参加するという突飛な行動に出る。

{netabare}ただ、ここで偶然によるワンプレーをコーチが目にして、
合宿に飛び入り参加させてもらえるというような、
ありがちな展開にしなかったのは驚きだった。
日向は、部活のバレー部を休んでまで
合宿に参加したのに、
最後まで球拾いしかやらせてもらえないのだ。
しかし、才能ある者たちが揃った
各高校1年生代表たちのプレーを外から見ることで、
チーム全体に必要な動きや
論理的なタイミングについて考えるようになる。
自らの身体的な動きと技術面だけでなく、
プレーの連動性に着目するようになったのだ。{/netabare}
視点が変わることで、世界が変わって見える。
それは、レベルの違いもあるし、
下から見るのと、2階から見ることでも
見え方が変化する。県大会から全国に目を移した
ときの視点の違いを上手く表現していた。

一方、影山は全国トップレベルの選手とともに
プレーすることで、自らの足りない部分を考える。
日向をより効果的に使うことをイメージする。
ふたりは、違う世界のレベルの高さを心に刻み、
それをチームに持ち帰ることによって、
全体に大きな変革をもたらすのだった。

全国大会前の地味な話のはずが、
ここまで面白く見せられるのは、
やはり原作の持つ大きな力だろう。
また、全国大会突入後、天井の高いコートに
なったことで影山がアジャストに戸惑う描写の
リアリティにも感心させられた。
作者がバレーボールという競技を
とても深い部分まで捉えているのがよく分かる。

多くの人々の想いや視点が渾然一体となって、
全国大会に突入した第4期。
良質なドラマと感情の迸りを
今後はどのような形で見せてくれるのだろうか。
(2020年8月22日初投稿)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 43
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

4期は潔子さんのエピソード有

・・・ありますけれど、春高試合が始まる頃です。後半です。

4期本編の主役はやっぱり翔陽。そして飛雄。
特に翔陽の成長が楽しかった。
翔陽は呼ばれていない宮城県の1年生強化合宿に呼ばれていないのに飛び込みで参加する。
{netabare}今回の成長は新技やテクニックではなく
メンタルの成長。今迄は自分自身に精一杯でいかに周りを見ずにバレーボールしてきていたのか。
バレーボールを外から見ることで予測することの大事さを学ぶ。
それが、1点を守れることにつながり、1点を取ることにつながる。
春高ではどんなプレーができるようになるのだろうか。{/netabare}

飛雄は全日本ユースの強化合宿でハイレベルの選手たちと対面する。
{netabare}凄い選手がたくさんいることが分かってもさほど動じない飛雄。
その中でもとても大事なことを学ぶ。
セッターは相手の一番打ちやすいトスを上げるのではなく、一番能力を発揮させるトスを上げること。
烏野に戻り練習試合で実践。手ごたえあり。烏野全体の大きなレベルアップ。{/netabare}

他のメンバーも全員がレベルアップ意識して切磋琢磨。

準備は整った。さぁ春高バレーの開幕だ!

そして潔子さんのエピソードで感動だ!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高く、高く、舞い上がれ!

原作未読 全13話 4期の1クール目、2クール目は7月より放送予定

宮城県の烏野高校排球部を中心に描いた作品。1期から観ることをオススメします。

来週も続くのかと思っていたら、途中でバッサリと1クール目が終わっていましたねw

今回は、終盤以外は全国大会に向けてのお話でした。

日向 翔陽、影山 飛雄の主人公2人はそれぞれの場所でレベルアップのため頑張る姿がメインでしたね。

新キャラも多くて、一癖も二癖もあるキャラばかりでした。

これからというときに終わりましたので2クール目が楽しみです。

OP BURNOUT SYNDROMESさん、EDはCHiCO with HoneyWorksさん、アップテンポの曲で珍しかったです。サポートしているキャラ達が描かれているところも良かったですね。

最後に、翔陽の前向きさは見習いたいですね〜

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

63.6 17 ライバルで特訓なアニメランキング17位
銀河へキックオフ!!(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
801人が棚に入れました
技術はいまひとつだがサッカーが大好きな少年・太田翔。所属する桃山プレデター・6年生チームが人数不足のため解散し、落ち込む翔だったが、女子プロサッカー選手・ミサキとの出会いをきっかけに、チーム再結成に動き出す。転校生で俊足のエリカ、元チームメイトで天才的な才能を持つ三つ子・降矢(ふるや)兄弟を誘い、ミサキの所属するプロチームとの試合にまでこぎつけるが、チームはまたしても解散状態に!? そんな中、ある男との出会いが翔たちのサッカー魂に火をつけた!「どうせやるなら世界制覇してやれ」その言葉を胸に桃山プレデターが再始動する。僕たちのやりかたで、目指すは世界一、いや銀河一! 少年少女たちの情熱が、世界の頂点まで駆け上がる!!

声優・キャラクター
小林ゆう、中津真莉子、KENN、立花慎之介、細谷佳正、田澤利依子、菊池こころ、池田恭祐、小山力也、田中理恵、根谷美智子、中村浩太郎、前野智昭、桑島法子

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

野球もいいけどサッカーもね。ラグビーもあるでよ。

所属するサッカーチーム・桃山プレデターが人数不足のため、チームが解散の危機に。
主人公・太田翔(おおた しょう)は、サッカーが大好きでチームの解散を防ぐために仲間を集める活動をするようになる。


登場人物

太田翔(おおた しょう)
実家の焼肉屋での手伝いにより幅広い視野・観察眼を養う。
大声が持ち味で、DF(ディフェンダー)の位置から周りの選手に指示を送る役目を担うチームのキャプテン。

高遠エリカ(たかとお えりか)
関西から転校してきた女の子。スピードを活かしたドリブルが得意。

西園寺玲華(さいおんじ れいか)
おとなしい性格で、エリカに誘われてサッカーを始める。
ぽっちゃりした体型だったが、特訓の成果によって見違えるようになる。
リベロという守備をしながら展開によっては攻撃に移るポジション。
ゴールに対する嗅覚が鋭く、他の選手のシュートのこぼれ球を押し込むことが多い。
個人的に一番のお気に入りキャラ^^;

降矢虎太(ふるや こた)
三つ子の長男。ゴールをする事を一番に考える生粋のFW(フォワード)

降矢竜持(ふるや りゅうじ)
三つ子の次男。視野が広く頭を使ったサッカーをする。
相手に精神的ダメージを与えるため、わざとオウンゴールさせるテクニックを持っている。

降矢凰壮(ふるや おうぞう)
三つ子の三男。チームのバランスを取れる視野を持っている。

(ちなみに兄弟3人とも負けるのが大嫌いな性格の持ち主。)

青砥ゴンザレス拓馬(あおと ごんざれす たくま)
テクニック・シュートセンス等、才能あふれるFW。いつも虎太と張り合っている。

杉山多義(すぎやま たぎ)
青砥の友人。一旦サッカーから離れるが、青砥と共に新生桃山プレデターに加わるGK(ゴールキーパー)


三つ子のプロサッカー選手はいたかなあ・・・。
双子のプロサッカー選手は、森崎浩司・和幸兄弟、佐藤勇人・寿人兄弟が有名かな。
三つ子ではありませんが、元プロ野球選手の高木豊さんの息子の三兄弟は、全員プロサッカー選手になっています。


子供向けのサッカーアニメと侮ってはいけません。
フットサル・ビーチサッカー・女子サッカー(女子サッカーについては少し出番があります)など、普通のサッカーよりはマイナーな競技もありますが、これらよりもマイナーな8人制サッカーや視覚障害者のためのブラインドサッカーを取り上げている事に対して、称賛に値すると自分は考えます。
単純なサッカーアニメよりも幅広くサッカーの魅力を紹介していることは嬉しいですね。

スポーツに勝つためには努力をして自分自身のプレーを上達させなければいけないですが、この作品は、ただのスポ根物ではないですね。
仲間を信じる心やチームワークが大切であることが描かれています。

元日本代表の森島さんの声優としての実力は・・・残念でしたw


1つ言いたいことがあるのですが、銀河一を目指すチームのユニフォームが銀河系軍団と言われたスペインのレアルマドリードではなく、イタリアのACミランに近かったのが少し引っかかりました。


最終話のほうに出てきた世界トップレベルの選手の解説

・モーニ―
イングランドのマンチャスター・ユナイテッドに所属するルーニーがモデル。
日本代表の香川と同じチームメイトだと分かりやすいかな。

・バロテッロ
イタリアのACミランに移籍したばかりのバロテッリがモデル。
モヒカン頭は前回のユーロ(欧州選手権)でも目立っていました。

・ペルロ
イタリアのユヴェントスに所属するピルロがモデル。
ベテランの域に達していますが、まだまだ衰えない技術を持っています。
個人的にACミラン時代の印象が強いのですが^^;

・クリロナ
スペインのレアルマドリードの所属するクリスチアーノ・ロナウドがモデル。
無回転シュートや鋭いドリブルなど、世界トップクラスの選手。

・エイジル
スペインのレアルマドリードに所属するエジルがモデル。
ドイツ代表では中心人物となる実力の持ち主。

・カンジャス
スペインのレアルマドリードに所属するカシージャスがモデル。
スペイン代表でも正GKをつとめる人物。

・メッチ
スペインのバルセロナに所属するメッシがモデル。
年間を通じての最優秀選手を選ぶバロンドールに数年続けて選ばれている、現在、世界最高のサッカー選手。


世界トッププレイヤーとの試合がありましたが、これは視聴者に夢を与えると思って目を瞑って下さい。
現実の世界では、Jリーグの選手はもちろん、あのような展開にはならないと思います。


年齢・性別に関係なくサッカーって面白いものだよ、と感じさせてくれる作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

NHK、ココに完全復活か!?キタぜ!今期のガチが!w

小学生が主人公の“ガチ”サッカーアニメ
とりまオイラが決めたのは「エリアの騎士」はもうマークする必要ない!^q^


ワンピースの宇田鋼之介監督、ハトプリの山田隆司脚本
そしてなにより、たまゆらや宙のまにまにをはじめとした数々の名作を生み出した渡辺はじめさんがキャラデザ&総作監を務め上げ、可愛いキャラにデフォルメの利いた表情
そして、丁寧なサッカーテクの作画描写が素晴らしい


チームの面子に女の子がいるのも、メジャー1期以来の小学生チームならではの魅力
小林ゆうが演じる主人公も単調なスポコン野郎というわけではなく、“ホンマモンのサッカースキー”が滲み出ている性格が好感触なキャラで、見応えたっぷりですね!^^b

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

AKIRA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

目指すは世界一、いや銀河一!

現在視聴中

先行放送放送がやっていたので5話まで視聴済み

自分も小学校のころユースチームの下部組織でサッカーしていましたがあのころの記憶が蘇りました。

最初は低年齢向けの作画ぽかったのであまり期待はしていなかったのですが、思ったよりも戦術的要素もしっかりしていて見ていて楽しめます。

視聴完了

「サッカーを楽しめ」「自分の強みを生かせ」
もちろん戦術が土台にあることは大事ですが大人になるにつれて忘れかけていた事を思い出させてくれますね。 
自分が小学生だったJリーグ発足時にはこんな感じではなかった記憶があります。

主人公は他のサッカーアニメと違ってDFが主人公、声が大きいくらいはとりえは無いと思ってましたが、サッカーと夢にかける想いだけは他キャラクターに負けていませんでしたね。そのひたむきな姿勢が重要な場面でのキャプテンシーに繋がっていたと思いました。それと声の小林ゆうさんが思った以上にハマリ役だったのも好印象。

もう一人忘れてはいけないのがコーチですね。選手として、そしてコーチとしても挫折しながら再びコーチになるくだりはしっかり描かれていました。

前半のEDがさりげに良かった。

某イナズマなんたらよりは断然こっちですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

66.6 18 ライバルで特訓なアニメランキング18位
八月のシンデレラナイン(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (254)
775人が棚に入れました
市立里ヶ浜高校に入学した有原翼は、野球部のないこの学校に「女子硬式野球部」を立ち上げる。そこに集うのは、野球にはじめて触れる少女や、一度はプレーをあきらめた少女、高い壁に挑み続ける少女……。時にぶつかり、競い、支え合って、里高女子野球部は青春を駆け抜ける!世界で一番あつい夏がはじまる――

声優・キャラクター
西田望見、近藤玲奈、南早紀、井上ほの花、花守ゆみり、緑川優美、高木友梨香、山下七海、佐伯伊織、白石晴香、八島さらら、立花理香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

意外にもガチで野球をやる……、のか!?

== [下記は第1話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
スマホゲームアプリが原作らしいです。

あまり真面目に観る気はなかったのですが、意外と悪くないかも?

・男子の野球部すらない詳細な理由は不明だが共学校。
・最初に部員募集していた子は少年野球経験者らしい。
・キャッチボールで握り方や投げ方からちゃんと教えてる。
・人数が足りなければ三角ベースでもやろうとする野球への意欲(笑)!
・最初は部員が足りず同好会からというスポ根もののセオリー通り。

意外と普通のスポ根ものとして観られるのかもしれません。前クールの『サークレット・プリンセス』かそれ以上には楽しめるかも。過大な期待は抱かないもののとりあえず視聴継続します。

補足: 男子の硬式野球部がない点については、作中で「元女子高だからじゃない?」といった感じの生徒の台詞がありました。ただ、世の中にはそれで甲子園出場まで果たしている愛媛の済美高校(共学化から3年目で春(初出場で優勝)/夏(初出場で準優勝)ともに甲子園出場)などもあるのでそれだけでは何とも言えませんよね。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.7.16追記:
最終回まで視聴終了しています。楽曲的には「どんなときも。」(槇原敬之: 1991年)や「世界でいちばん熱い夏」(PRINCESS PRINCESS: 1987年)のカバーが使用されるなど、30年近く前の歌が出てくる「懐メロ」仕様でしたね。

そして第二次世界大戦でのメジャーリーガーの不在などをきっかけに創立された女子プロ野球リーグを題材にした映画『プリティ・リーグ』(1992年)を彷彿とさせる市立里ヶ浜高校女子硬式野球部のユニフォーム。

そして部活の内容は野球ということで、これらを懐かしく思える年代というと40代後半以上ということになりそうですが、そんなターゲットの狭さはさておきストーリーは部活物としてはわりと王道でそんなに悪くなかったとは思います。

ただ、作画面に関しては終始不安を感じさせる不安定さでした。ただ、可能な作業量を計算し尽くした結果なのか決定的な「作画崩壊」を迎えるには至らずなんとか全話乗り切った感じです。
(それでも「残念」な感じはありますが。特に比較的キャラクターデザインは良かったと思うだけに、なおさら…。)

ということで個人的にはそこそこ楽しめましたが、セールス的には厳しいみたいですね。私自身、本作の円盤やグッズに一銭も使っていません…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

もう少し丁寧に作って欲しかった…

原作未プレイ

女子野球物って初めてだったので期待して視聴しました。
アニメが良かったら原作プレイするかなーと思ってて
未プレイ…つまりはそういう事です(苦笑)

お話のざっくり概要
中学時代に全国優勝経験のある翼が、
一時期はやめていた野球を高校に入って、復帰
だけど高校には女子野球部は無かった
ほぼゼロスタートの女子野球部立ち上げ活動
未経験者をざくざく集めてついに野球部設立!
(あ、トライアウト落ちた経験者も一人いるよ)
女子野球部として練習に励み、全国を目指す…
って感じ

■物語
ストーリーは割と王道です。
作画と演出、構成としての魅せ方をしっかりやれば
十分面白くなったと思われます。

ストーリーが王道な分、構成は少しひねった方が
味が出たと思います。
例を挙げると
{netabare}
レギュラー落ちの所とか、時系列変えた方が
興味も惹くし、展開的にもしまったかな…と

先にベンチから応援だけしているシーンと
くやしさを滲ませる部分を先に描いて
その暫く後にレギュラーメンバーの所持ってくる
{/netabare}
とか

工夫でもう少しメリハリつけれたと思うのですが
終始淡々と展開していきます。

■作画
うーんと、、、まぁ微妙です。
ちょいちょい崩れてたり色指定が間違ってたり
女子野球部って事で、野球の動きの良さか
女の子の可愛さかは頑張って欲しかったけど
どっちも微妙という感じで残念。。。
せめてどっちかが良ければもう少し擁護したけど
両方だと厳しいなぁ…
CMでみたゲーム原作の絵は女の子可愛いですw
どうしてこんなに差が…(苦笑)

■声優
作画レベルに合わせたのか、原作からの作風なのか、
音響監督の好みなのか、分からないのですけど
あまり気持ちのこもったような演技では無かったです。
良くも悪くも重くならず全体的に軽い演技
作画や構成と相まって、より淡々とした単調な印象に…
全体のメリハリの弱さが浮き彫りになっています。
ゲームならそれでも良いかもですけど、
スポーツ物アニメだと勿体ないなぁ~と

あ、一応擁護しておきます。
キャストはあまりメジャーな人は少ないですが
何人かは知ってて、本来もっと巧い演技できるはずで
どう考えても、そういう演技指導があったと思います。

■音楽
OPはそこそこ良かった
EDは有名曲のカバー
BGMは記憶にもう無いぐらいなので、
まぁそんな感じです(苦笑)

■キャラ
個性的なキャラは一応一通り揃っているのかな
まぁ若干個性的すぎる気もしなくもないですw

ただ、魅力あるキャラクターとしてどうか?
となると、ちょっと弱い気がします。
自分はそのキャラクターをずっと見ていきたい
応援したい とかそういった感情が沸いた
(ファンになった)キャラを魅力的としています。
それは一人もいなかったです。
キャラが悪いとも言い切れず、
構成・演出次第で磨けば光る物は合ったかと…

他のレビュアーさんに「名前全員言えますか?」
って言われて…「う、無理っす」って思ったw
もう調べないとほとんど名前出てこないw
自分の記憶力がやべーw

■その他
B級ハンターとして認定しますが、ややB級です。
B級ランカーとしてはまだまだって所です。
{netabare}和尚さんの{/netabare}エピソードは中々にレベルの高いB級
そこだけで全体を釣り上げたのは凄い。

(。´・ω・)ん?何の話をしているのかって?
なぜかB級アニメ好き認定されて
「ハチナイはイケルっしょ?」ってなこと言われ
うーん、、、そこまでB級じゃないと思ってたので
あえてB級度を評価しましたw

自分の中でのB級の定義は「意味不明」につきます。
「ぶっちゃけこのキャラクターいる?」
「え?このエピソードいるの?何なの?」
って素で思えるのがB級ランクが高いのです。
二流≠B級 が持論なのでw

基本的にキャラクターもストーリーも展開も
そんなに奇をてらったものはなく、
極めて王道だと判断しました。
{netabare}ただ和尚さんの下りだけはガチでB級だったw{/netabare}

《B級に関する全く関係ない余談》
{netabare}
B級話題を振られて真っ先に思い出したのが
{netabare}
デニスフェルドマンのキツイ刑事(英タイトルはREAL MEN)
{/netabare}
こういうのがガチ勢のB級っす。
マジで意味不明だったなぁw
監督の頭の中が宇宙人だろ!!って思ってましたw

設定が既に意味不明、展開も読めない。
どうしてそれが必要なのかが全く理解できない。
全体的におかしい。ツッコミどころしか見当たらず

それがB級っす。
{/netabare}

《作中で思った超どうでもいいこと》
{netabare}
レギュラー落ちエピソード入れたかったんだと思います
でも11人いるし、8月のシンデレライレブンじゃね?
って思ったっす。

野球やめてサッカーにすれば皆レギュラーで
皆試合に出れて幸せ♪目指せなでしこジャパン!
とか不心得な感想を抱きながら視聴してましたw
{/netabare}

構成を練って、作画をしっかり書いて
全体的に丁寧に女子野球を描けば
良作になった可能性を秘めていた作品です。
それだけにちょっともったいないなと思いましたー。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 37

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

頑張ってほしかったんだけど・・・

かなり評判、よくないみたいですね~
て言うか、
すでに埋没しちゃってるかも(>_<)

ほとんどが素人の女子高生たちが、
「野球やろう!」って集まって、
同好会を結成して、練習場所を確保して、
学校にも部活動として認められて。
今度は、「公式戦に出よう!」って頑張っている、
そんな前向きな青春ストーリーなんです。
なんですが・・・

野球に対する打ち込み方が、
情熱的に描かれてないから、
スポーツアニメじゃないよね?
楽しい部活アニメ?って感じになっちゃってます。
それで大会に出ようとか、
いかに女子高野球がレベル高くないと言っても、
さすがにそれはないでしょ?
ってなっちゃうのは、しょうがないのかな。

私、この作品は、
下着とかお風呂とかいった、エッチーな見せ方を一切しないとか、
登場キャラが全部女の子なのに、
きららみたいなユリっぽい展開まったく入れないとか、
凄く真面目に、こだわって作ってるって思いますし、
そういうところが、とてもいいって思うんですけど・・・

そういう作り方だから、男性視聴者には興味もって貰えないというのもわかりますけど。

例えば、「風が強く吹いている」みたいに、
強烈な目的意識とリーダーシップの持ち主がいて、
素人チームをぐいぐい引っ張ってレベル上げて…
なんていう展開に出来なかったのかな?って
今さらですけど、
思ってしまうんです。

今からでも遅くない!ホントはもう遅いかも知れないけど。
ちゃんとスポーツアニメ、して!
頑張って!って思うんです。


――――――――‐_‐――――――――――

終わっちゃいました、
何の盛り上がりもなく・・・

面白い題材だったと思うし、
しっかりと野球を描けることが出来れば、
もっとずっと盛り上がったと思うのに(>_<)

文芸部とか奉仕部とかとは違う、
運動部ならではのところ、
見せて欲しかったなって思います。

やっぱりスポーツなんですから、
そこを描かないと、
観てて、共感も応援も
出来ませんでした(ー。ー#)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 37

73.6 19 ライバルで特訓なアニメランキング19位
あしたのジョー(TVアニメ動画)

1970年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (156)
771人が棚に入れました
東京・山谷のドヤ街に、ふらりと1人の少年が現われた。矢吹丈(ジョー)と名乗るその少年に一方的にたたきのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、その動きから天性のボクシングセンスを見いだし、一流のボクサーに仕立て上げんと奮闘する。しかしジョーは、ドヤ街の子供たちを引き連れて乱行を繰り広げた揚げ句、自分に向けられる段平の情熱を利用して犯罪に手を染め、警察に逮捕されて鑑別所・少年院へと送られてしまった。ある日、少年鑑別所のジョーあてに、「あしたのために」の書き出しで始まる段平からのはがきが届く。その内容は、左ジャブの打ち方から始まるボクシング技術の講義であった。時間と体力を持て余していたジョーは、そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになり、やがて自分のパンチの切れが、今までと比べ物にならないほど向上してゆくのを実感する。

声優・キャラクター
あおい輝彦、藤岡重慶、仲村秀生、西沢和子、西尾徳、小沢かおる、肝付兼太、広川太一郎、牛崎敬子、桑原たけし

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

だけど~ひゅるるる~♪

昭和のスポコン代表作のひとつ、ボクシングといえばやっぱりあしたのジョーですよね

伝説の力石戦は目が離せません

作画とか音楽とかはもう時代が時代だから抜きにして、思いっきりのめり込んで見れます

たまにはスポコンもいいものだなぁ~

投稿 : 2024/12/14
♥ : 41
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作はもはや文学作品

このアニメ作品語る前に、
(あしたのジョー)イコールスポ根物という評され方に、
物凄い嫌悪感をおぼえる、
同時期連載及びアニメ化された(巨人の星)こそスポ根ものだが、
(あしたのジョー)はこれらと全く対極に位置する、
スポ根という言葉の定義や各々の捉え方にも拠るが、
あしたのジョーをスポ根一言でかたずけられるのは悲しい、
{netabare}
主人公の丈だが、
出生孤児院孤立無縁唯一自由のみ求め幼少時孤児院脱走繰り返し、
物語始まったドヤ街に流れてきた頃(推定10台後半)になるまで、
どのような形にせよ我が身一つでサバイバルしてきた事は想像できる、

ヤクザ相手の大立ち回りドヤのガキ引き連れ詐欺所業も生きるため、
投獄されても自由を求め抗い続ける様は、
檻に捉えられた野生の獣と同じ、野獣である。

少年院脱走一歩手前で宿敵元プロボクサー力石と遭遇、
完膚なきまで叩きのめされる、
まさに憎いあんちくしょうで、
自由のみ求めてた丈に力石をぶっ倒すという情念が生まれる、

丈にとってのボクシングは同じ土俵で力石徹を叩き潰す手段であり、
以降必然的にボクシングに対峙してく訳だ、

高度成長期アメリカに追いつけ追い越せな国策的精神論、
時代に沿ったであろう根性で富を掴め的なものではない、
丈のそれはもっと根源的な本能、闘争本能というべきものである、

力石と対決する為のボクサーになる方法からして、
プロボクサーにケンカを売り、倒す事で既成事実を作り、、
プロテストでもレフリー構わず相手を叩きのめし、
プロになってからも野獣、野生的側面失わずそれを本質とし、
その戦い方は不可能を可能にする殺し屋、ケンカ屋と評される、
{/netabare}
何それしたいから何それになりたいから、
富や栄光がどうので「頑張る」ではなく、
内なる闘争本能根源とし闘いたいから闘ってる、
{netabare}
物語は一つの岐路を迎える、
力石を倒す一点のみ目的だった丈だが闘いの末力石が死ぬ、
目的失い放心しするも丈はリングに帰る、
顔面打てなくなりドサ廻りに落ちそれでも何故、
ボクシングにしがみ付くのか?
{/netabare}
「燃えているような充実感はいままでなんどもあじわってきたよ…
 血だらけのリング上でな
そこいらのれんちゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんの瞬間にせよまぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そして あとにはまっ白な灰だけがのこる…
 燃えかすなんかのこりやしない…
  まっ白な灰だけだ
そんな充実感は拳闘をやる前にはなかったよ
 負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない
 拳闘がすきなんだ
 死にものぐるいで噛みあいっこする充実感が
 わりと おれすきなんだ」

丈自らが語った有名な一節だ、
(おいらにゃ獣の血が騒ぐ、)尾藤歌う寺山修司の詩は、
こうしてみると丈の本質を見抜き実に的を得てる、

原作者はちばてつや氏と高森朝雄氏であり、
高森朝雄は梶原一騎の別名、
当時(巨人の星)(柔道一直線)等々で売れっ子原作者であり、
今もスポ根の代名詞的存在として認知される氏であるが、
あしたのジョー連載誌(少年マガジン)には巨人の星もあり、
変名には単一的イメージ回避な理由もあった、

加え梶原一騎物というのは語り口や説明事等氏独特の癖がある、
ただ丈以前も以降も幾多梶原作品は存在するが梶原節の顕著さで言えば、
(あしたのジョー)は物凄く薄い、いい意味で梶原物らしくない、

これは、もう一人の原作者ちばてつや氏の筆力構成力さることながら、
丈のみならず登場人物全般においての表現力のたまものであり、
本能情念のまま真っ赤に燃え上がり後には真っ白な灰だけが残る、
そんな最終回に至るまでの、
ちば氏の原作脚本改変(改善)に至っては有名な話である、

梶原一騎氏とちばてつや氏の融合による奇跡的化合物、
ここに漫画でも劇画でもない、
ある種文学とも称される作品としての原点がある、

主人公しかり作品の成り立ちしかり、
スポ根ものという概念から越脱したものがあきらかに存在する。

話をこのアニメに向けると、
当時虫プロによりアニメ化された(あしたのジョー)であるが、
デジタル技術満載の現代のアニメと簡単に比較すべきものではない、

総合監督は出崎統氏だが作画監督は杉野氏、荒木氏等数班体制、
それでもアフレコ毎回間に合わず、
夜中近所外注叩き起こし塗画頼んで廻らざるおえない等、
地獄的スケジュールの中手作り感満載であったらしい、
班違いからくる画の統合性欠如を修正する暇もなかった、
こんな事は容易に想像がつく、

まあ小学生だった当時は画の違い等さして気にもならなかったが、
後に何度も見返すうち、
比較的纏まった絵は杉野氏かな?
荒削りだが時として情念発露にも観えるのは荒木氏だろうか?
そんな妙な楽しみ方を見つけたりもした、
事実手書きでしかありえないとてもいい線や画もある(主観)、

ごく一例だが、
力石戦決着場面は50話ラストに描かれるが、
翌51話の始めにも同場面は流れる、
アッパーカット放つ事により決着するまでの、
ラストの攻防一連の描き方、
これが50話終と51話始点では同じ場面ながら、
演出から作画に至るまで全くの別物で、
纏まりで言えば51話の方が丁寧だが50話ラストのそれは、
作画どうのデッサンどうので一蹴できない、
ラフな中にも構図も演出も絵も情念発露な感じ抜群で、
丈自身の情念とシンクロする様な描写は個人的には大好きだ、

音楽については初期オープニングやエンディングのせいで、
ともすれば演歌的なイメージのみで語られるが、
BGMで数パターン後にボーカル入りも作られた数種の力石のテーマ、
ジャズやロックも加味された名曲だし、
ラテン的なカーロスのテーマも大好きだった、

後半になり絵も落ち着いてきてカーロス登場くらいから、
アニメが当時連載中だった原作に話が追いついてしまう事象が起きる、

雑誌連載同時アニメ放映な場合、
同じ週一でも数ページ連載な雑誌とCM込みでも30分枠のアニメとでは、
どうしてもアニメの方が進話が早いのは今も昔も変わらず、
話を膨らませたり流れの速さを調整したりというのは、
主に各話担当の脚本の妙に依る処大だがその点、
(巨人の星)の様にボール一球投げるのに数週間?
と揶揄される様な事もなく、
登場人物の人となりも壊さずおおむねうまく熟してる様に感じる、
がしかし追いついてしまった以上仕方なし、


アニメ版の丈はカーロス戦後ふらりと旅立つ訳だが、
「奴はまた帰ってくる、奴があしたのジョーであるかぎりな」
そんな丹下段平の言葉は一種願いにも感じた、

後に(あしたのジョー2)として段平の予言は実現するも、
1~2の間には10年以上の歳月が要される、

出崎氏と杉野氏の黄金コンビによりあしたのジョーが、
(あしたのジョー2)で帰って来れたのは、
(宇宙戦艦ヤマト)の再放送から発したアニメブームの到来、
アニメ雑誌や再放送或いはアニメ映画化の慣例化等、
ジョーファンのみならずアニメ文化としての、
一大ムーブメントがあったればこそだろう。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今となっては評価するのも恐れ多い

ストーリーもさることながら

出崎監督演出技法が現代のアニメに

大きな影響を与えていることは周知の事実です。

セルとフイルムの時代で毎週放送の79話…

当時の虫プロスタッフの皆様に頭が下がります。

作画の評価は同年代作品との相対的な評価。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24

67.6 20 ライバルで特訓なアニメランキング20位
夢色パティシエール(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (134)
657人が棚に入れました
ケーキを食べること以外、何のとりえもないと思っていた14歳の女の子・天野いちご。やりたいことさえ見つからない毎日の中、聖マリー学園の講師・アンリ先生との出会いが、いちごの運命を変える。\n『おばあちゃんの味を再現したい!』\n初めて見つけた夢――それを叶える為に聖マリー学園へ転入したいちごに、伝説のスイーツ精霊との出会いが訪れる!\n腕はまだまだ初心者で失敗の連続だけど、いちごはお菓子作りへの想いと努力で一歩ずつ階段を登っていく。

声優・キャラクター
悠木碧、竹達彩奈、岡本信彦、山岡ゆり、浜添伸也、飯野茉優、代永翼、三澤紗千香、岸尾だいすけ

ななりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女の子の夢・憧れが一杯詰まったアニメですぅ~

全50話
ジャンル:料理 友情

主人公の(天野 いちご)が一流のパティシエールを目指し、仲間達やスイーツスピリッツという精霊と共に奮闘する物語。基本的に女の子の子供向けの作品なんですけど、大人でも十分観れて面白いです。少しドジでスイーツ作りも初心者、ダメな主人公の成長物語ということで王道的なストーリーだと思います。その中で努力して成長していく主人公と、それを支える仲間達との心の交流やその友情が凄く良かったです。

アイデアや店の経営のノウハウなど「なるほど!」と感心させられることもあって、凄く勉強になりました。スイーツ作りは一生懸命に頑張って楽しんでやらないといけないんですけど、人を喜ばせるためには作り手も笑顔で楽しんでやらないといけないなど、そういう大事なものが描かれているように思えました。その後のお客さんの笑顔に観ているこちらも思わず嬉しくなります。スイーツで人を幸せにするって素敵な事ですし夢のあるアニメです。

主人公は健気で明るい性格で努力する、そんな姿に私も頑張らなきゃ!と元気を貰えました。それに、バニラ、ショコラ、キャラメルといったスイーツスピリッツ(精霊)さん達はとっても可愛いキャラが揃ってます。その精霊さんとの絆も暖かみがあって良かったです。私はキャラメル役の声優さんが可愛い声でツボでした。他にはバニラ役に竹達さんなんですけど、普段は「たまゆら」の楓ちゃんの声で、笑い声の時だけ「俺妹」の桐乃そっくりで笑えます。竹達さんファンの人は必見かも。

また、家族の絆も描かれていて、その中での子の自立。これは子供にも見せたいと思いました。他に見所があるとするとスイーツ作りの対決が面白いです。「ちはやふる」みたいにチーム戦が楽しめます。この対決はドキドキ、ワクワク感がありました。後半での伏線の回収は少し感動的です。

それに美味しそうなスイーツが一杯出てきて、食べたくなります。やっぱり、何といってもこのアニメを観るとスイーツを自分で作ってみたくなりますね。私も時間があるときに作ってみたいと思います。でも、太らないように気をつけないといけませんね(笑)。

50話と少し長いんですけど、あまり難しくない内容ですしサクサク観れて楽しめました。とっても甘~くセボンなアニメは如何ですか。結構面白いです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

お菓子とイケメンに囲まれる主人公

スイーツが大好きな中学生の少女・天野いちごが、菓子作りの専門学校に転入してパティシエールを目指す物語。全50話。
日曜朝に放映されていた女児向けアニメですが、とても面白かったです。
主人公のいちごは、ドジでおっちょこちょいだけれど、あかるく前向きな頑張り屋。お菓子作りの経験は少ないけれど、豊かな発想力や繊細な味覚などの素質は持っているという、まあ王道の主人公といったキャラです。また、いかにも女児アニメらしく、「スイーツスピリッツ」という小さな精霊たちも出てきて、これがとてもかわいらしいです。ちょっと変わっている点としては、親友の女の子キャラのポジションが影が薄く、普段いちごと一緒に行動するのは「スイーツ王子」と呼ばれるイケメン同級生3人で、逆ハーレムのような組み合わせになっています。本格的な恋愛とまではいきませんが、主人公以外の部分も含めて意外と男女の関係が物語の筋に絡んでくるので、少女漫画色もそこそこ強い作品かもしれません。
物語的には、パリ行きを賭けたトーナメント形式の大会などもあり、中には卑怯な手を使って主人公たちを苦しめる相手などもいて、なかなか熱い展開になったりもします。また、当然ですが毎回いろいろなスイーツが登場して、その作り方やちょっとした薀蓄なども描かれますので、スイーツ好きな方にはそちらも魅力だと思います。
個人的に好きだったキャラは、キャラメルというスイーツスピリッツ。喋り方や性格がとにかくかわいくて大好きでした。また、世界的な製菓会社の社長令嬢で、いちおう主人公のライバル的なキャラである小城美夜も、かなり弾けたキャラでとても良かったです。
音楽はOP、EDともに作品の雰囲気に合っていて良かったです。OPの合いの手やEDのスピリッツが踊る映像は印象に残ります。
基本的には子供向け作品なので、細かい部分などで大雑把なところはありますし、キャラデザも子供っぽいので誰にでもお勧めというわけにもいきませんが、全50話を飽きずに楽しめる良い作品だったと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

スイーツ好きにはたまらない!美味しそうなアニメ(=^ェ^=)

あらすじはあにこれで…。
単純にスイーツが好きだから観始めたアニメです。

初めは50話もある事に驚きましたが、
これが以外にハマるアニメで、観てると
次々続きが観たくなってしまうんですね〜(^^)

ファンタジーさとリアルさが上手く調和され、
時にはシリアスな展開もあり、時には現実離れした
あり得ないだろう!みたいなつい笑ってしまいそうな
シーンもあったりで、結構飽きず観れました。
どちらかと言うと女の子向けと言うか、スイーツの
好きな人なら年齢を問わずに観れるアニメだと思います。
観てると本当に食べたくなる様なスイーツが一杯
出てくるので、たまりませんでした!(≧∇≦)

50話で一旦終ってますが、続編が有る様なので
観たいと思います。

OPとEDの歌い方はさすがにスルーしました^^;

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

61.4 21 ライバルで特訓なアニメランキング21位
神田川JET GIRLS(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (159)
504人が棚に入れました
マシンを操作する「ジェッター」とウォーターガンで対戦相手を攻撃する「シューター」の二人一組でマシンに乗り、水面を駆けるスポーツ「ジェットレース」がメジャーとなった世界。伝説のジェッターを母に持ち、自身もジェットレーサーを夢見る波黄 凛は、故郷の島を旅立ち、東京・浅草へとやってくる。そこでクールな美少女、蒼井ミサと出会い、ふたりはパートナーに。ライバルたちとレースを繰り広げながら少しずつ絆を深めていく。

声優・キャラクター
篠原侑、小原莉子、田所あずさ、洲崎綾、大久保瑠美、大空直美、Lynn、ファイルーズあい、安済知佳、前田佳織里、朝井彩加、内田彩

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

私たちの青春(ジェットレース)がはじまる…

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
監督は直近「VALKYRIE DRIVE」や「なんでここに先生が!?」を手掛けられた金子ひらくさん…
wikiには、「女性キャラをより豊満に、存在感にこだわる動かし方(特に巨乳)で知られる」と記載してありますが、監督のこだわりが目一杯詰め込まれた作品だったのではないでしょうか。


マシンを操作する「ジェッター」とウォーターガンで対戦相手を攻撃する
「シューター」の二人一組でマシンに乗り、
水面を駆けるスポーツ「ジェットレース」がメジャーとなった世界。

伝説のジェッターを母に持ち、自身もジェットレーサーを夢見る波黄 凛は、
故郷の島を旅立ち、東京・浅草へとやってくる。

そこでクールな美少女、蒼井ミサと出会い、ふたりはパートナーに。
ライバルたちとレースを繰り広げながら少しずつ絆を深めていく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ジェットレースは架空の競技のようですが、実際にあったら最高に盛り上がるのではないでしょうか。
もちろん、川だと幅も狭く危険ですし、あんなに素早いスラロームも出来ないと思うので海や湖のような広い場所限定になってしまいますけれど…
と思わず考えてしまうほど、私はジェットレースに見惚れてしまいました。

その一番の理由は、ジェットマシンの格好良さです。
主人公たちが乗っていた「オルカーノ」はあらゆる状況に対応できるバランス型ですが、最高速度重視の機体、極限まで軽量化し加速性能向上に特化した機体など、様々なタイプのマシンがあるんです。

そして極めつけは加速機構(ブースト)が備えられていることでしょうか。
しかもブースト時には機体が変形するのだから恐れ入ります。

本当はジェッター同士のレースだけでも十分に熱くなれるし面白いのかもしれない…
でもそれだと車やバイクのレースと、あまり変わらなくなってしまいます。
ただ走るだけじゃない…早く走ることを難しくし、他のスピードを競う競技と一線を画していたのがシューターの存在です。
2人1組のペアでの競技になるから2人の呼吸も合わせなきゃいけない…
この設定がジェットレースの魅力に拍車をかけているんだと思います。

でも、レースの会場が川というのはアニメの設定としては良かったと思います。
コース幅が狭いのでスピード感も上がりますし、何より橋や川沿いから誰でも競技を楽しめるんですから…

浅草女子高校のライバルが5組というのも尺とのバランスを考えると適当だったのではないでしょうか。
それぞれの学校も、浅草女子高校のライバルであることが認識できる程度に深掘りされていましたし…
個人的には高田馬場女学院の「ゆず」と「マナツ」ペアがお気に入りだったかな。
正確に言うと、マナツを演じているチカペの演技が私にとってストライクだった、ということなんですけれど…

金子監督のこだわりもさることながら、ジェットレースも相当熱い競技だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
唯一難を上げるなら公式HPのキャラ紹介欄のオルカーナのステッカーかな…?
あのステッカーは最終話のじゃなきゃダメだと思うのは私だけでしょうか^^;?

オープニングテーマは、主人公の波黄凛(篠原侑さん)と蒼井ミサ(小原莉子さん)による「BULLET MERMAID」
エンディングテーマは、田所あずささんの「RIVALS」
田所さんの楽曲は転スラ依頼ですね^^

1クール全12話の物語でした。
この作品のゲームが20年の1月16日に配信される予定です。
本作の設定通り、シューターによる攻撃やブーストによる一時的な加速、障害物やジャンプ台によるショートカット・加速が盛り込まれているんだそうです。
自分好みのジェットマシンが作れるのって面白そう…
てっきりスマホでも配信なのかな…と思ったら「PlayStation 4」用なんだそうです。
でも少しホッとしたかも…
ゲームにハマり込んでしまったらアニメが観れなくなりますので。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

最後まで『ジェットレース』とやらの競技の魅力が伝わらない

最終話まで視聴。

女の子2人組の乗り物系競技といえば、『つうかあ』を彷彿とされる。
最終話、{netabare}ドライバーとパッセンジャーを入れ替えていきなり優勝するという、{/netabare}『今までの話は何だったの?』オチに唖然とさせられた苦々しい思い出が蘇る。
イヤな予感を引き摺りつつ、視聴を開始。

最終話まで視聴して思ったことは・・・。
ところで、『ジェットレース』って何・・・?

本作の世界で行われている架空のスポーツ。「ジェットマシン」と呼ばれる水上バイクに2人1組で乗り、ジェッターが操縦を担当し、シューターがウォーターガンによる狙撃で妨害し、先着を競う。機体には「ダメージターゲット」が設定されており、一定の攻撃が蓄積されるとパワーカットされ速度が出せなくなる。(wikipediaより抜粋)

うん、それは分かるんだけど・・・。
{netabare}ウォーターガンで撃たれると脱衣するところがよく分からない。
おっぱい描写といい、頻繁に登場する入浴シーンといい、そういう人がターゲットの作品と言う事かな?{/netabare}

オリジナル競技も結構ですけど、その競技自体が魅力的でないことは致命的だ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

謎競技シリーズ

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:神田川はあんなにきれいじゃありません。そして競技がまた謎。謎競技シリーズに追加される。二人で一組で一人は操縦、一人はガンナー。どうなったら価値なのか勝利条件は分からないが、バンバン撃たれているところを見ると、銃で相手を倒す競技なんだろうと思う。なのに、なんで先行するの?後ろから撃たれるに決まってんじゃん。ケツに弾が当たってパンツ脱げるとは脱衣系か!!?なんだっけ、あの女子がサイドカー乗るアニメ、はこのりじゃなくて、つうかあ?だっけ?あれ臭がする。ファイルーズでてる。
期待度★★★

パンケーキ食べたいパンケーキ食べたいパンケーキ食べたい 神田川はくさい!

ちょっとお風呂入りすぎじゃないでしょうか?ホモよりましだがガチレズもちょっと。。。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

63.2 22 ライバルで特訓なアニメランキング22位
巨人の星(TVアニメ動画)

1968年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (65)
234人が棚に入れました
星飛雄馬が中学生の頃。彼が通う隅田川中学校の2年B組に首席のインテリ青島光彦というクラスメートがいた。いやみで典型的なガリ勉タイプの彼が最も恐れる授業、それが体育の時間である。通常の授業では自信に溢れる態度でも、この時ばかりは他の生徒からもの笑いの対象でしかなく、加えて星飛雄馬が体育時間に抜群の運動神経で憧れの橘カオルに注目されているのが気に入らない。ある日、不良高校生にからまれた所を星に助けられ、あろう事かその現場を好意を寄せる橘カオルに目撃された事で、青島は星の地位転落を画策した。鉄棒の授業時間あらかじめ塗られた油によって模範演技を失敗する飛雄馬。だが全てを見抜いていた彼は何ごともなかったようにさりげなく油を拭き取り鉄棒を続けた。完全な敗北感に打ちのめされた青島。そんな彼を見た飛雄馬は野球の紅白試合を提案すると相手チームの応援団長の橘カオルに最後の打者に青島を出すように指示する。星の大活躍で試合は紅組のリード、そして白組はパーフェクトに押さえられていた。そして最終回、星の指示通り橘は青島を励まし打席に立たせた。

声優・キャラクター
古谷徹、加藤精三、白石冬美、井上真樹夫、八奈見乗児、兼本新吾

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

野球にばかり目がいきがちですが

言わずと知れた超有名作。
野球アニメの金字塔とされていますが、原作者の梶原一騎氏によれば、本作で表現したかったのは野球ではなくヒューマンドラマなんだそうです。
(豆知識ですが、主人公の「飛雄馬」という名前は、「ヒューマン」から付けらているとか)


魔球や特訓などスポーツまんがとしての面白さと見所が多数あって、実際にそんな部分の印象が強いですが、巨人の星をじっくり見ると、人間ドラマなんだという原作者の意図がはっきり見て取れます。
野球は動機、目的、手段、そして障害。
巨人の星とは、超名門プロ野球団の幻の名選手としての栄光が忘れられない妄執に獲り付かれた父親と、その父親を色々な意味で乗り越える少年の、挫折と成長の物語。
そのための舞台装置としての「野球」です。
まぁ、その舞台装置のイジり方が、ズバ抜けて秀逸だったからこその”名作”なのですが。


ストーリーを今更語る必要もあませんが、物語は主人公が幼少の頃から始まって、20歳前後で引退するまでの僅か十数年間。人生と呼ぶにはあまりにも短く、しかし濃密な期間を描いています。
いわゆる思春期と青春時代ってヤツです。
長島や王と出会い野球に身を投じてから、甲子園優勝、高校中退、巨人入団、致命的欠点発覚、魔球開発、恋人の死、親友との別れ、父との対決、怪我による引退・・・・・とまぁ激動の10代。
(有名作なので、これぐらいのネタバレはご勘弁ください)
父の性格を受け継いでか、激情家でセンチメンタルな彼は、何かにつけ人一倍大袈裟に悩み、感動し、絶望し、決意し、奮い立つ。クソ真面目にこれを繰り返します。
そのたび、地面に突っ伏し感涙を流し、雄叫びをあげて感情表現する飛雄馬。
ほんと、人間くさいですねぇw。まさしく、ヒューマンドラマです。


野球アニメとしてだけでなく、青臭い主人公の喜怒哀楽にも着目すれば、より楽しめる作品。
目の中に燃える炎や、滝の様に流れる涙は、本作にとって重要な感情描写なんです。
傍目からは芝居がかってて可笑しいですが本人達は大真面目。笑っちゃダメですよ

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

飛雄馬(この名前もとんでもないな)

日本のアニメ&スポーツ業界にとんでもない
影響を与えた作品ですね。
恐らくこの作品の存在が日本サッカーの歴史を
10年は遅らせたと思っています。
(逆に10年早めたのがキャプ翼)

まず、主人公の一生がすごい。
(今なら、間違いなく幼児虐待レベル、
それが根性と認められた時代。)
親父がまた凄い!
(後にプロ野球の監督になれるくらいなら、あんなに
貧しくはないのでは、、、
それとも息子を鍛える為にわざと?)
そして、ライバル役の2人もすごい。
花形と左門(ライバルとして、もう一人の主人公格と
完全な当て馬役、そのバックグランドの差が凄すぎ。)
特に左門の家はそのまま「おしん」の世界。
そして最後は伝説となる大リーグボールと大リーグボール要請ギブス。
みんな凄すぎ!
是非マー君やダルに見てもらいたい日本アニメの金字塔。
「とうちゃん」と言っていた彼は再びアムロで世界を掴む。

ちなみに今でも私が忘れられないシーンが、
飛雄馬(この名前もとんでもないな)が幼少の時
わざと家の壁(もちろん木製)にボール1個分の穴をあけていて、
外にある的にボールを当てて寸分の狂いもなく自分のところに
帰ってくる一人キャッチボールをしていた時、、、

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

例えネタとして扱いたいとしても、最後まで付き合う根性があるか?

 数年前に再視聴した時に途轍も長く感じたんですが、実は全182話だった事を知りショックですw
昔散々見てた私ら世代ですら長く感じるんだから、多分今どきの若い子にゃ拷問で御座いましょう。

私は野球が嫌いな子供だったし、別に今も好きじゃない。
そんな私がいい大人になってからコレ最後まで見てられるか自信は無かったけど、何故か妻が全話調達。
なんで?w

正直なところ話のタネ位の軽い気持ちで見始めたんですが、中盤は正直つらかったです。
でも終盤の大リーグボール3号の悲劇性と一徹に背負われての退場、この辺りは泣かせますわね。これが見れるから野球嫌いの私でもこの作品が忘れられないんですよね。
大昔の野球アニメなんて見る価値無いよ という意見になら若干同意です。
でも、同じ目標を目指しつつも共に道半ばで挫折せざるを得なかった親子の悲劇として見れば、やっぱり名作なんじゃないかなと。

でも、やっぱ若い人が見るのはお勧めできないなw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

65.3 23 ライバルで特訓なアニメランキング23位
Extreme Hearts(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
218人が棚に入れました
現在より少し、未来の話。 サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。 そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、葉山陽和に訪れた ある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。 「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツッコミ上等のとんちきハイパースポーツアニメ

最初にお断りしておきますが、スマホアプリでおなじみの「女の子のアイドルがなんらかの競技で勝つとライブができる」というフォーマットにはもはや何の新鮮味もありません。

ただ、本作はまさに「毒にも薬にもならない」感じで流し見するにはとても向いているアニメではないかと思います。止め画が多用される節はありますがトンデモ作画になったりはしないので、わりとストレスフリーに観ることができます。

内容としては、生身の身体能力を超える運動能力の発揮を可能とする「エクストリームギア」を装着して行う「ハイパースポーツ」というカテゴリーの競技を女の子が行うアニメです。

「ハイパースポーツ」のベースは通常のフットサル、バレーボール、野球、テニスなど球技が中心のようです。作中の説明によると元の競技に準拠したルールで行われますが、競技の高負荷に耐えうる特殊なボールが使用されたり、ボールごと相手をゴールに押し込んで得点するといったことが認められるようです。

作中では女子芸能人によるハイパースポーツの大会「Extreme Hearts(エクストリームハーツ)」が開催されており、競技で勝ち進むとライブステージ実施の権利を得るという設定になっています。

「ハイパースポーツ」を可能たらしめる「エクストリームギア」についても、装着者の身体能力についても、真面目に考えたらダメな感じです。実際ならギアがどれだけ優れていようが、あんなプレーをしたらプレイヤーがぶっ壊れます(笑)。

「人数の不足をプレイヤーロボで補える」とか、アイドルアニメというよりはトンデモスポーツ物として観る方が楽しめる気がします。正直なところ、ライブステージが一番気を抜いて観ている箇所です。

主人公チームRISE(ライズ)のメンバーがプレイヤーロボにも愛着を持ち、1号ロボを「いっちゃん」とか親しみを込めて呼んでいるのはなんとなくほのぼのとします。

余談: 本作を観ていると2005年頃に行われていた「スフィアリーグ」(女子芸能人フットサル大会)を思い出します。もっともこちらは競技はフットサルだけでしたし、勝ち抜きトーナメントではなくリーグ戦でしたが…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

頂を目指して

【紹介】
音楽会社主催の身体能力強化機能付のアイテムをつけていろいろなスポーツをして勝ち上がるとライブができるアイドルアニメ

また、本編とは別にExtreme Hearts S×S×Sという薄桜鬼の原作ゲームみたいな感じの紙芝居付きのボイスドラマが別にあって、そこで各キャラクターの深堀がされています
見なくても楽しめるけど、見るとキャラに愛着が出てくるのでより楽しめます
ただ、S×S×Sは紙芝居とか乙女ゲームを見てるような感じなので、好き嫌いありそう


【感想】
面白かったです!
何故かスポーツの試合で勝つとライブができるっていう謎設定
ウマ娘の二番煎じ感あるけど、変わったアイドルアニメって感じでキャラクターもかわいくて面白かった
メインキャラ少なめだし合流にも時間かかるので、キャラの掘り下げもしっかり時間使われてて良いですね

【シナリオ・設定】{netabare}
動機も士気もバラバラでよくわからない寄せ集めチームの主人公達にガチでやってそうな相手チームがどんどん負けていくなどご都合主義だし
なんで歌手やアイドル目指してる子たちが一歩間違うと顔が変形して二度とテレビに出られなくなりそうな危険スポーツで争ってるのかよくわからない
芸能関係者しか出れないのに県大会にたくさんチーム参加してて競技人口多すぎじゃない?って思うし
腕力とか脚力などパワーだけ超強化されてるから、強化されてない部分が壊れそうとか、これ当たったら死ぬんじゃ・・・とかツッコミどころ満載
勝ったらライブができるっていうのはウマ娘と一緒

各種スポーツは薄味で適当だけどそれなりにスポーツやってるのは良いかも、純粋なサッカーアニメのシュートはもっと動きが酷いです
設定はメチャクチャで作画は止まった絵が多いけど、純粋なスポーツアニメじゃないから気にならなかった
それより気になったのはバンシーの「どんな手を使ってでも勝つ」かな、スポーツ選手ならそれでもいいかもですが、本業は人気が大事な芸能活動でしょ?{/netabare}

細かいこと気にしなければいいアイドルアニメだと思います

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違った。

{netabare}
エクストリームギアを装着して色々なスポーツをする話。
一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
トライブナイン? 歌なのかスポーツなのか。俺も好きだぞこの曲。
アイドルになれなかったという話を真面目にやっておきながら、
そこから意味不明設定のスポーツ大会の流れに持っていくのは正直感情がついていけないし、そもそも目的から逸れていて題材も噛み合ってないように感じる。
これならアイドル云々設定いらなかったのでは? 真面目な雰囲気とやってる内容があってない。共感しにくい。
この意味不明スポーツを真面目設定でやられてもって感じだな。キャラの見分けつかん。

2話 ☆8
サッカーの試合なのに野球の選抜メンバーって紹介するのなんやねんw
パワープレイw テニプリかな? スポーツかと思ったら今度はカラオケw
ホント方向性が定まってないなw
スポーツ→歌→スポーツとシーンが変わっていくのがもうついていけないw
今度はテニスw

3話 ☆7
データ系は負けフラグ。いつの間にこんな強くなっとんねん。
まるでスポーツアニメ。100パー↑セント ロボをバカにするな。
ガバガバブロック 未だに青目と緑目の区別つかん。
てか相手キャラの方が可愛くね? マジで相手の方が。
草お前戦えるんか。
かっこつけて出てきたのにキャプテン何もせずに負けてて草。
ウィニングライブ? マジで何がしたいねんw モブの方が可愛いのほんとw
入りから語り口調なの固すぎだわ いい最終回だった。

4話 ☆7
謎のロボ。またロボ増えるのか。ロボの方が可愛い。適当グラフやめろ。
やっぱこの3人顔同じ過ぎない? でもロボがいるから。ロボ差別やめろ。
150kg なんでバッティングセンターでバント。黒髪蒼眼好き。

5話 ☆7
尺調整前回のあらすじ。
なんで主人公チームだけモブみたいな顔のキャラばっかなのw
リトルじゃ相手ならんだろ。ロボも声出せや。まともな話やめろ。
誘うんやめたんじゃないんか。てかロボも人数にカウントしろw

6話 ☆7
走っていけ。ロボもメンバーに数えろw 打てや。賢い戦略。
ロボが本気出せば全部決められそう。2人チームサッカーどうすんねん。
5人目さん。結構簡単に割れそう。

7話 ☆4
真面目な展開やらんでくれ…。ほんと面白くないこれ。
シュートの方がネタアニメとして面白い。なんだその止め方。
もっとちゃんとふざけろ。百合か? 結局勝つんかい。
何そのオレンジともお茶とも取れない色の液体 

8話 ☆5
ゴール小さくね? このアニメモブの方が可愛いのはなぜ?
いきなりライブかよ。テコ入れ回か。ブラを取ったら面白いのに。
真面目すぎるんだよな…ほんと。
シュート>テニヌ>エクハ

9話 ☆9
この銀髪?可愛いな。この子マジで可愛い。声好き。
エンゲージキスかな? 今回ミシェルしか見てない。

10話 ☆5
まだスノーウルフ回か。百合か? 今回内容薄いなw
足つった時みたいな姿勢してんな。

11話 ☆5
出OP。モブくそかわいい。28も充分ダメだぞ。
最初とられまくったのはなんだったのか。
1周まわって面白いとかじゃなくてただただ統一感のない中途半端なアニメだな。
モブの方が可愛いのやめろ。作画頑張れ。

12話 ☆5
あまり近未来のハイパースポーツという感じもなくただただ色んなスポーツを転々とやってた印象だったな。ライブエンドか。
悪くは無いけどさ。

曲評価(好み)
OP「インフィニット」☆6.5
2話ED「SUNRISE (Ver.First 2)」☆7.5
3話ED「SUNRISE (Ver.First 3)」☆7.5
4,5話ED「SUNRISE (Ver.Starting 3)」☆7.5
6話ED「SUNRISE(Ver.Unite 4)」☆7.5
7話ED「SUNRISE(Ver.RISE)」☆8
12話ED「SUNRISE(ver.Summer memories)」☆8
1話挿入曲「名も無き花」☆7
1話挿入曲「青空に逢えるよ」☆8
2話挿入曲「明日へのBreakShoot」☆10
3話挿入曲「Dream Soda」☆7.5
3話挿入曲「Rise Up Dreaming」☆8
4話挿入曲「Buzz Everyday」☆7.5
8話挿入曲「大好きだって叫ぶんだ」☆7
8話挿入曲「青空に逢えるよ (feat.Michelle)」☆7.5
9話挿入曲「Hydrangea」☆7.5
10話挿入曲「無限大の魔法」☆6
12話挿入曲「HELLO HERO」☆7
12話挿入曲「Happy☆Shiny Stories」☆6
12話挿入曲「全力Challenger」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

66.0 24 ライバルで特訓なアニメランキング24位
侍ジャイアンツ(TVアニメ動画)

1973年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (45)
191人が棚に入れました
巨人軍V9時代。連勝を重ねながらも、監督・川上哲治は完成され過ぎた巨人軍の規格を破壊しうる、侍のごときパワーの選手を求めていた。候補となった土佐嵐高校の投手・番場蛮に川上はその可能性を認めるが、当の蛮は巨人軍が大っ嫌いだった。だが気になる先輩・美波理香の進言で巨人に入団することになる蛮。蛮は川上監督に真っ向から挑戦するが。

声優・キャラクター
富山敬、納谷六朗、武藤礼子、吉田理保子、井上真樹夫、西尾徳、西田昭市、キートン山田、石森達幸
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

エビ投げハイジャンプ魔球VSスクリュー打法 男が燃えていた時代

1973年~1974年放送のテレビアニメ 全46話

原作 梶原一騎 井上コウ 監督 長浜忠夫 制作 東京ムービー
絵コンテは富野由悠季氏と出崎哲氏がほぼ交代で担当

一言でいえば、巨人の星(少年マガジン)の少年ジャンプバージョン
後に「アストロ球団」などの無茶な野球漫画のもとになった梶原一騎の力作。
望月三起也のアシスタントが井上コウでそのアシスタントが車田正美だそうです。

巨人の星と同様に根性の少年が巨人軍で大活躍するストーリーですが、
だいぶ印象が違う設定のため、吸引力がそれほどでもなく、
何度再放送されても全話観ることは無かったという微妙な作品。
まあ、スポ根というより、超人プロ野球アニメという感じで、
巨人の星にのめり込んでしまったものとしては、断じて認められない面があったんですね。
原作とアニメ監督は同じ人ですが。

なんといっても魔球、「ハイジャンプ魔球」「大回転魔球」「分身魔球」
ですが、草野球で真似しようという人は居ませんでした。

ただ、意外にコミカルだった巨人の星より10倍はコミカルな楽しい作品で、
見始めるとやめられない、まさに当時の少年ジャンプのイメージそのもの。
「ど根性ガエル」もジャンプでしたね。

主人公番場蛮 なにげにハーレム 母と妹 陰から見つめる女性美波理香
ライバル 
眉月光 血みどろで大回転魔球ハイジャンプ魔球を打ち込む。
大砲万作 元木こりのスラッガー 
明智学 東大卒の理論派ヒッター

梶原一騎もジャンプの連載と言うことで笑えるネタを仕込んだようだが、
出版社の方針で実在の選手を大量出演させることとなり、ちょっと中途半端になった模様。

最終回を視聴しました。
{netabare}ハイジャンプ大回転分身魔球で大リーガーを打ち取って世界一ですね。{/netabare}

この作品を最後に長浜忠夫氏はアニメ監督を引退。
翌々年「勇者ライディーン」を降板した富野由悠季氏の代役で復帰する。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

元祖、スポーツアニメ必殺技宝庫(私的)

二期OP 歌手:子門真人
王者!侍ジャイアンツ を

王者の星が♪俺を呼ぶ~
俺はサムライ~呼ばれたからは~
鉄の左腕の 折れるまで~
熱い血潮の 燃えつきるまで~
熱球ひとすじ 命をかけた~
ジャイアンツの ジャイアンツの
旗のもと~

一期のズンタタン~の方がインパクトありますが、曲のカッコよさならこっちこっちです!

さらに OP中の映像が衝撃的…
長嶋茂雄さんに殴られた主人公が壁(コンクリート製)突き破って部屋から廊下まで吹っ飛ばされる…
でも平然と走りだす主人公!

長嶋茂雄さんパンチはじめの一歩、鷹村より上!
それでも平気な主人公w
本当何で気になる方はYouTube見て下さいw


奇想天外、必殺技スポーツアニメ、元祖は巨人の星でしょうが私的にはこれだったです。
努力すれば魔球投げられる感も当時の子供達の心掴んだアニメ。
実際は絶対無理w


必殺技誕生日法則
ライバルに打たれる→特訓→必殺技誕生→ライバル倒す→新たなライバルに敗れる→特訓
無限ループ
ドラゴンボールの法則
ライバルに敗れる→特訓→新たな技誕生→ライバル倒す→新たなライバルに敗れる→特訓
無限ループ…同じじゃんw

巨人の星より必殺技が凄く奇想天外
でも野球アニメのカッコよさ出てた記憶あります
ちなみに原作は衝撃的な結末迎えます。


蛇足

スポーツアニメの奇想天外必殺技
ネーミング的にはテニプリの「ヒグマ落とし」
ヒグマにバックドロップかましてる感じ強すぎw
キン肉マンのキンニクバスターより強そうw

大人の事情で技が改変の必殺技
黒子バスケ、黒子のイグナイトパス
初期の漫画だとグーパンチ(正拳)パス
実はヴァイオレーシヨンファールになる為、掌底打ちに変更、作者ルール知っとけ…

インパクト必殺技
キャプテン翼の立花兄弟のスカイラヴハリケーンか?

昨今のスポーツアニメ、奇想天外感が無さすぎ
今期だとはるかなレシーブ、ポーキ
はねバド、クロスファイャー…ショボいw

みなさんの必殺技アニメってなにかな。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10
ネタバレ

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

威張ったヤツは嫌いだぜぇ

・・・私は昔からドラゴンズファンですよ(゜-゜)
 
子供のころに漁師の父を鯨に殺され、以来、強大なモノに異常に闘志を燃やすようになった
番場 蛮(ばんば ばん)が主人公のスポ根(?)アニメ(´ω`)
 
「バッター、キャッチャー ぶっ飛んで ボールの唸りに 地獄が見えた」と歌われる破壊的な
剛速球が武器で
「デッドボールの一つや二つ 蛙の面に ションベンだ」と歌われる殺人的な
ノーコンが特徴の左腕(゜Д゜)

V9を果たし、王者の座にあぐらをかく巨人軍にはサムライが必要だと考えた川上監督の
指示の下、白羽の矢が立ったのが番場 蛮。
{netabare} しかし、球界の巨鯨、巨人軍の指名に対し、かたくなに拒否するが、なぜかあっさり快諾(゜-゜) 
その魂胆は、鯨の腹の中に入り、内側から壊してやるというものだった。
その魂胆を知った陣営を敵に回し、地獄の特訓の日々(゜Д゜)
しかし、侍・番場 蛮はそのことごとくを乗り切り、ついには川上監督との直接対決に(゜Д゜)
対決では引き分けたものの、川上監督の懐の深さに感服し、巨人軍よりも強大な敵と
戦う決意をし、巨人軍を死に場所と決めるd(`・ω・´) {/netabare}

「王者の星が 俺を呼ぶ 俺は侍 呼ばれたからは」と歌われた武士道で巨人軍に忠誠を誓った
サムライの破天荒で荒唐無稽な大活躍(゜∀゜)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

56.9 25 ライバルで特訓なアニメランキング25位
リングにかけろ1(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (26)
101人が棚に入れました
『リングにかけろ』は、1977-1983年まで週刊少年ジャンプに掲載された車田正美のボクシング漫画。日本語の略称は「リンかけ」。TVアニメは「リングにかけろ1」として2004年秋にテレビ朝日にて放映。また2006年に続編の日米決戦篇が放映。
主人公の高嶺竜児が姉の菊に学んだテクニックにより、宿敵の剣崎順を倒し世界チャンピオンに輝くまでの軌跡を描いている。

声優・キャラクター
森田成一、田中理恵、置鮎龍太郎、草尾毅、石川英郎、神谷浩史

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

…空気を裂くパンチはフォルテ…ッ!…フォルテを超えるのは……『スフォルツァンド』だッ!!行くぞッ!!じぇっとあっぱあああああああああああああああああ!

・20年以上前のボクシング漫画原作(車田正美)
・第1作全12話
・日米決戦編全12話
・影道編全6話
・世界大会編全6話。


以下感想
少年ボクシング漫画と聞いて、どう感じるだろうか。
・熱いんだろ?
・必殺技とかあんじゃね?
・どこにそんな体力が?の連続ぽいなー
・根性論とかあるっぽい

こんなところかなー!( ´ ▽ ` )ノ
そして、この作品はそのどの需要?wにも答えてくれるというなんとも王道な作品w
リアリティのあるボクシングという点ではジョーとかはじめの一歩にも遠く及ばない作品であるので、そこは逆に求めちゃいけない点。
でも逆に、熱い必殺技を
熱いセリフとともにドカーンとやってくれる様はもう
演歌のコブシを好む日本人としてのDNAが沸くねコリャv

期待を良い意味でも悪い意味でも裏切られずに済むというかw
「待ってましたーーーー!」
って出来るから、待ってましたー!をやりたい人にはぜひw

ちなみに個人的な名セリフは世界大会前の、
「三途の川で、また会おう!」
だな!(v`▽´)v 熱い!♪

でもとりあえず、世界大会編までなので原作を完結してなくて、かなり中途半端なところで終わってしまってる(;´Д`)
世界大会編の放送が2011の話だったので、今後完結までやる余地はあるんだろうけど、人気が…ね(;´Д`)
いやここは人気というか知名度としておこう!

2011放送に合わせてパチンコ台出してきたけど、人気はイマイチwこれの収益を見て完結決めるつもりだったんならキツイんだろーなーというのが正直なところだったり…w

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

gkc さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

聖闘士星矢の元みたいな超有名だった作品

僕の中で原作者である車田正美の3大代表作というのがありまして、

「聖闘士星矢」、「風魔の小次郎」、そしてこの「リングにかけろ」であります。

車田正美は「セイヤ」で絶頂をむかえましたが、実はこの「リングにかけろ」が車田正美の最初の大出世作なんですね。

すごく古い作品です。
僕よりも少し年上のお兄さんたちにタイムリーだったようです。

年代順には「リンかけ」、「小次郎」、「セイヤ」の順です。

車田作品の源流みたいな、すごく重要な作品だと思います。

この作品が無ければ「セイヤ」もなかったのでは・・・
と思えるほどそっくりです。www

ですので、「聖闘士星矢」は空前絶後の大ヒットでしたが、
古い車田ファンには「車田正美といえばリンかけだろ!」

という人も多いと思います。

・・・ですがそれはまぁいいとして、

物語はボクシングを題材にしています。
そして、最初はライバルだった者同士が戦いを通じ、友情、固い絆で結ばれ、共に戦う仲間となっていきます。

5人の仲間。
セイヤ、小次郎も同じ、主な5人のメインキャラクター達。

必殺技にもそれぞれ斬新な名前があります。
「ブーメランフック」、「ペガサス流星拳」
これも同じwww

で、5人の仲間が、強敵たちと戦っていきます。
・・・同じwww

そしてこの作品では最終、最も手ごわい敵として
ギリシァチームと戦います。

昔からギリシャ神話を絡めるのが好きなんですねwww
また、それぞれの敵も個性的でかっこいいんですよ。

・・・これまた同じwww

スポ根になると思うのですが、車田作品には特有の個性があると思います。

その個性は明らかに他のスポ根ものとは別物に感じます。

じゃあどんな個性?

「聖闘士星矢」みたいな個性ですwww

こちらはボクシングが題材なだけに多少、現実的かもしれませんが、普通ではないですwww

フィニィッシュブローが炸裂すると相手は100mぐらい吹っ飛んだりします!

ファンタジー的な要素はセイヤに比べると少ないものの、
超絶感はさすが元祖です。

すごい爆発力や勢いを感じさせる戦闘シーンは昔からのものだったようです。

セイヤにせよ、このリンかけにせよ、いい意味で突っ込み所がいっぱいの非現実的な作品ですが、見ているといつの間にか夢中になっている作品でした。

単純明快で、変にこまじゃくれてないのがいいんでしょうかね。

このアニメ作品は中途で終わってしまったのかもしれませんが、原作はもう少し長くて、各話もう少し凝っていたと思います。
原作はもっと面白かったと思います。

今回、最強の敵、ギリシャが割りとあっさり倒されていたw

原作は、主人公の高嶺竜児と剣崎順の最大のライバルであり最大の友である2人の世界タイトルマッチ・・・などがあったと思います。

ですがまあ、良ければぜひ見てほしい作品です!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

珠玉のスーパーボクシング漫画

私は原作が大好きで、漫画史上5本の指に数えられる傑作だと思っています。そして、本作も良くできているとは思いますが、レビューを見た感じ今の若者には響かないのでしょうか?
アニメはいきなり都大会の決勝から。まあそれまでの熱血根性下町人情路線はかったるいので、飛ばすのはアリでしょう。その影響で、大村のとっつぁんやロクさん、ラクダ親父やクラスメイトなどは存在を丸々カットされてます。都大会自体をスキップすると剣崎との因縁を描けないので、決勝から始まったのはこれで正解。ただ、辻本との試合はベストバウトの一つなので、アニメでも観たかった気もします。あと冒頭に、最終巻の1シーンを持ってきたのはナイス。
1期はチャンピオンカーニバル終了まで。十分尺を取れたので、原作ではあっさり目の準決勝2試合もたっぷり肉付けされていて、これも好印象。その分鬼島との絡みはすっぱりカットされてます。原作完了済みの長所を活かして、後々出てくるライバルたち、ヘルガやスコーピオン、ナポレオンや影道なんかが顔を見せているのもいい感じ。相変わらず天才ヘルガのコンピューターはポンコツでした。
ブーメランフック誕生の経緯も大幅に割愛されてます。なんか既にギリシャ十二神にも通用しそうなスーパーブローでした。対する河井のただのアッパーもスーパーブロー並みで、まあアニメだから派手なのは結構なことです。
キャラの声も皆合っていました。石松はちょっとイメージと違ったけど、すぐに慣れました。作画は思いっきり荒木絵で悪くないです。ただ、原作中最萌キャラの二葉にあんまり力が入ってないのは残念。
主題歌は、曲が「リ~ン〜グ〜に〜か~けろ〜」となんか間延びしてパンチが弱いです。歌詞は原作からカッコいい言葉を借りてきていますが。
私が観たのはU-NEXTの配信版ですが、コーデックが悪いのか、画面がスクロールするとき画像が必ずガタガタになります。エンジニアはちゃんと仕事してください。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2
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