ハルフィルムメーカーで魔法少女なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのハルフィルムメーカーで魔法少女な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のハルフィルムメーカーで魔法少女なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.0 1 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング1位
撲殺天使ドクロちゃん(OVA)

2005年3月12日
★★★★☆ 3.5 (459)
2170人が棚に入れました
聖ゲルニカ学園に通う普通の中学2年生・草壁桜の机の引出しから、ある日突然現れた天使・ドクロちゃん。
しかし、未来から来たという天使のドクロちゃんには困ったクセがあった…。
桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトル名でわかっちゃう人気アニメの法則

最高っすよねー、ドクロちゃん。
良い子に見せられる要素が何ひとつとして存在しねえw
こーいうのがある限り日本は平和なんだと思います。
すばらしいです。大好きです。以上です。


●濁音の数で見る人気アニメの傾向

この『撲殺天使ドクロちゃん』もそうなのですが、
人気が出たり話題になったりする漫画やゲームには、
タイトルに濁音が含まれているなんて言われたりします。有名なネーミング法則です。
「ぼ」くさつてんし「ど」くろちゃん。

ためしに、あにこれ2013/6/23現在の
「人気アニメ総合得点ランキング」TOP20位の濁音数を見ると、以下の結果に。

0個 2作品(10%)
1個 6作品(30%)
2個 8作品(40%)
3個 4作品(20%)
4個~0作品( 0%)

※ボリュームゾーンは濁音1~2個。記事最下部に詳細データあり

上位20位中、実に90%が「最低1個の濁音」を含んでいます。


●「ン」を含む作品

また、商品名に「ン」を含むとよい、という法則も、とくにお笑い芸人のコンビ名なんかで有名です。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず。

TOP20アニメについて「ン」の有無を調べてみると、

有り 11作品(55%)
無し 9作品(45%)

となっており、だいたい半々の割合で「ン」が含まれています。

ちなみに、濁音有り、かつ、「ン」を含むもの、は以下です。

-----
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
新世紀エヴァンゲリオン
交響詩篇エウレカセブン
コードギアス 反逆のルルーシュ
Angel Beats!-エンジェルビーツ!
とある科学の超電磁砲[レールガン]
BLACK LAGOON ブラックラグーン
夏目友人帳
-----

上位20位中、なんと半分に当たる10作品が、濁音有り、かつ、「ン」を含むわけです。
すごいメンツばかりです。

これの傍証としてよく挙げられるのが、

『ドラゴンクエスト』
『機動戦士ガンダム』
『古畑任三郎』

とか、そのへん。いずれも相当な認知度を得ている作品ばかりです。
『撲殺天使ドクロちゃん』も当てはまりますがあれはもう忘れていいでしょう。


●長音符「ー」を含む

「ン」よりも、長音符「ー」が含まれているほうがよい、という人もけっこう多く、
『ドラゴンボール』『ファイナルファンタジー』なんかをよく例に挙げてきます。
これらは「ン」も同時に含んでますが。

上記10タイトルでこれ該当するのは、

-----
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
Angel Beats!-エンジェルビーツ!
とある科学の超電磁砲[レールガン]
コードギアス 反逆のルルーシュ
BLACK LAGOON ブラックラグーン
-----

の6作品。

ただ、音声学の観点から、字面の「ー」よりも、音声としての長音(長母音)が大事と考えると、
「ei」や「ou」を含む、「攻殻」「新世紀」「交響詩篇」「友人帳」なども該当し、
上記10作品すべてが条件を満たします。


これらのネーミングがなぜ好まれるかについては、
音声学や心理学などの観点から様々な説明がなされていますが、私も理屈はよくわかっていません。
ただ、こういう、数字が語る結果というのをめちゃめちゃ重要視します。
エライ人を説得する材料として、「センス」という曖昧なものよりはるかに雄弁だったりしますので。
(実際はけっこう恣意的にデータを用意しちゃうのですが)

で、特段のこだわりがない限りは、とりあえず

 1)濁音1~2個を含む
 2)「ン」を含む
 3)長音符「ー」または長音を含む

の3条件すべて満たしたタイトル名をつけたらいいんじゃないかと思うわけで。
それで売れるわけじゃないですけどね。まずは名前で損しないことが大事かと。
プロ野球の球団名とかも、12球団中11球団は、少なくとも2条件は満たしてたりします。
「広島東洋カープ」だけが唯一、1条件しか満たしていません。

たぶんこれって、何かしらサービスにネーミングしたことがある方にとっては、
何を今さら、ていうくらいの基本的な技なんですよね。

むしろ当たり前だからこそ、『かみちゅ!』とか『ちはやふる』とか、
まったく条件を無視した、「特段のこだわり」がありそうなやつが、
逆にすぱーんと心に響いたりもするんだろうなと。

ちなみに、TOP20位の中で、3条件のいずれにも該当しないアニメが、たったひとつだけあります。

それは『プラネテス』。


●「○○の××」が良い?

これもジブリ作品を中心に、打率の高いネーミングじゃないかと言われています。
「となりの~」「千と千尋の~」「進撃の~」などなど。
これに関しては、自然にそうなるならまだしも、
無理にその型にはめないほうがいいのではないかと思います。

ちなみに、あえてこれを第4の条件として考えた場合、
TOP20位の中で最高に完成されたネーミングは

『とある科学の超電磁砲』

となります。




*DATA

★「あにこれ」人気アニメ総合得点ランキングTOP20(2013/6/23現在)

順位 作品名(読み方) 濁音の数 「ン」の有無
1 ばけものがたり 2 ×
2 こうかくきどうたいすたんどあろーんこんぷれっくす 2 ○
3 しゅたいんずげーと 2 ○
4 あのひみたはなのなまえをぼくたちはまだしらない 2 ×
5 とらどら 1 ×
6 くらなどあふたーすとーりー 1 ×
7 こーどぎあすはんぎゃくのるるーしゅあーるつー 3 ○
8 しんせいきえヴぁんげりおん 2 ○
9 こうきょうしへんえうれかせぶん 1 ○
10 こーどぎあすはんぎゃくのるるーしゅ 3 ○
11 えんじぇるびーつ 2 ○
12 すずみやはるひのしょうしつ 1 ×
13 かうぼーいびばっぷ 3 ×
14 とあるかがくのれーるがん 2 ○
15 けいおん にき 0 ○
16 くらなど 1 ×
17 まほうしょうじょまどかまぎか 3 ×
18 ぷらねてす 0 ×
19 ぶらっくらぐーん 2 ○
20 なつめゆうじんちょう 1 ○

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

OPがすごく頭に残りました。ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪って何だ?


天使の設定に爆笑しました。

敏感サラリーマンも忘れられない

一回見たらお腹いっぱいではあるが


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
普通の中学2年生である草壁桜(以降、桜)の机の引き出しから突然現れた天使・ドクロちゃん。桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。


第1話 撲殺天使だよ!ドクロちゃん!/第2話 未来からの刺客だよ! ドクロちゃん!
第1話 いたって平凡な中学二年生の少年・草壁桜(くさかべ さくら)のもとに、一人の天使がやってきました。彼女の名前は「撲殺天使ドクロちゃん」!? ドクロちゃんは桜くんが大好きなあまり、ことあるたびにその手にもつ、棘付きバット「エスカリボルグ」で撲殺して…。第2話 桜くんが通う学校『聖ゲルニカ学園』にまでついてきちゃったドクロちゃん。彼女の外見(だけ)はとっても可愛いので、クラスの人気者になります。なんとも複雑な気分の桜くん。そんな彼のもとに、もうひとりの天使・サバトちゃんがやってきて…!

第3話 恋のキューピットだよ! ドクロちゃん!/第4話 ニューシネマパラダイスだよ! ドクロちゃん!
第3話 桜くんのおさなじみで、クラスのアイドル・水上静希(みなかみ しずき)ちゃんが、桜くんにお願いがあるとやってきました。静希ちゃんの友達・ちえりちゃんと桜くんの友達・宮本の仲をとりもって欲しいということです。静希ちゃんの頼みとあれば、断るわけにはいきません。でもドクロちゃんもついて来ちゃって…!? 第4話 なんと!今日は桜くんと静希ちゃんのデートの日。一緒に映画を見に行く約束をしていたのですが、ドクロちゃんが「桜くんのにおい」をたどって一緒に遊ぶはめになってしまいます。さらに、サバトちゃんや、モヒカン(変態)天使・ザンスまで映画館に現れて…!

第5話 林間学校だよ! ドクロちゃん!/第6話 肝だめしだよ! ドクロちゃん!
第5話 林間学校にやってきたゲルニカ学園の生徒たち。桜くんも山での生活をエンジョイしていたのですが、小川での自由時間では、みんなの水着姿がまぶしくて、平常心でいられません。そしてはじまる、謎のカレーパーティ!?第6話 林間学校の夜といえば、もちろん肝だめし! 桜くん&ドクロちゃんペアもおそるおそるゴールである神社を目指しますが、謎の生き物やドクロちゃんの怖い話で桜くんはびくびくしっぱなし! そんな中、静希ちゃんが山の中で迷子になってしまいます。桜くんが捜しにいったそのさきに待ち受けていたモノは…!

第7話 ザクロちゃんだよ!ドクロちゃん!/第8話 さようならだよ!ドクロちゃん!
第7話 ドクロちゃんの仕業で5時間目の体育は自習になりました。そこでおもむろに始まったのは、呪われた遊戯“ポックリさん”。嫌がる桜くんを尻目に、次々と暴かれる桜くんの深層心理!? そこに突然ドクロちゃんの妹・撲殺天使ザクロちゃんが現われて…。第8話 ザクロちゃんの持つ魔法のアイテム・殺人濡れタオル『エッケルザクス』により、拘束されたドクロちゃん(と、ついでに桜くん)は、未来の世界へ無理矢理連れ戻されそうになってしまいます。桜くんは、そこでようやく、撲殺娘に対する自分の気持ちに気付くのでした。桜くんが出した答えとはいったい!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法の擬音で人生やり直してあげる~♪ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~ クッソワロタww

あにこれでキャッチさせて頂いている方のレビューで面白そうだと思って観てみた作品ですが、
これはかなりツボに入ってクソ笑わせて貰いました。なかなかこれくらい笑える作品ないんですよねぇ。
10年以上の前の作品で、あにこれでも当時のランキングの上位に入ってないとなると、
殆ど気に留めることもなくスルーしてしまいがちですが、あにこれやってたから出会えた作品ですね、ありがたい。

レビュー色々観てたらドクロちゃんが不快とか、これだけフザけたバカアニメに対して、
真面目なコメントしてる人が多くて、違う意味でもまた笑わせてもらいました。
たぶん自分みたいな不謹慎な人間とか、外国人なんかには大受けしそうなタイプの作品でしょうね。

☆物語☆

ちょっとエッチなドタバタ系ギャグ&コメディで、
例えて言うなら「ToLOVEる」シリーズとかなり設定とかキャラも似通っている作品ですが、
とことんギャグアニメに振ってて、何よりラッキースケベ的な展開の後に来るスプラッター&グロが特徴。
魔法少女アニメで見られるような魔法と、その後に何回も生き返る様がシュール過ぎ。
っていうかアレが無かったら、まんま「ToLOVEる」なんだよなぁ。。

恐らく現在のTVアニメだと規制の問題なんかで画面真っ黒になりそうな感じで楽しめないでしょうが、
OVAにすることで、やりたい放題やれたという感じで(当時のTV版は修正入ってるらしい)
バカ過ぎる設定と何でもありなクレイジーさはかなりのもの。
尺も1エピソードが15分くらいなので、テンポよく次々に笑えるシーンが来て飽きさせない辺りは、
同じくやりたい放題やった「デトロイト・メタル・シティ」なんかと同じですね笑

水島努監督がまさに水を得た魚のように、OP歌詞から絵コンテに脚本&演出、OVA2のED作曲に至るまで、
思う存分手腕を発揮しているなぁと実感...というか監督の殆どワンマンショーやん笑
やはりこの人はギャグやらせたら天下一品、監督の真髄を垣間見た気がします。
「SHIROBAKO」で見られたような過去の懐かしアニメからのパロディやオマージュも、
この頃からぶち込んできてたんですねぇ。

☆声優☆

ドクロちゃんの声優さんかなり良いですね、萌え系ボイスとのギャップが堪らない。
で、やっぱり全盛期の釘宮ボイスは殺傷力高過ぎ。
「ToLOVEる」シリーズでリトさん役の人が、本作では逆の立場で演じているのもなかなか興味深い。
OVAの2には「カレイドスター」でレイラを演じた大原さやかさんまで出てきて笑かしてくれました。

☆キャラ☆

萌え&ギャグ&バイオレンスの組み合わせがツボにはまって面白い。
ちょい役のキャラなんかもかなりバカで笑える。

☆作画☆

あんまり予算掛かってない感じの作品かなという印象ですね。
まぁギャグアニメのOVAなので、あんまりここを追求しても仕方ないでしょう。
それでも水島監督のキャラの動かし方はかなり面白いですよ。
如何にも萌え萌えなキャラデザからのギャップが堪らない。

☆音楽☆

OPの電波ソングが中毒性ありますわ~監督の歌詞最高。
OVA2は曲同じでキーと歌詞がちょっと変わってましたね。
OVA2のEDは絶対パタリロからパクってるはず笑


バカさと不謹慎さでは先に挙げた「デトロイト・メタル・シティ」に匹敵するかも。
バイオレンス&グロが苦手じゃなければオススメしたいですね。

あと、過去作品でこれくらいバカで笑える作品あったら、是非教えてもらいたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

61.8 2 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング2位
撲殺天使ドクロちゃん2(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (319)
1936人が棚に入れました
そのぶっ飛んだ設定とシュールな作風で一部のマニアックなユーザーに深く静かに大人気のギャグライトノベル『撲殺天使ドクロちゃん』の第2期シリーズ。
聖ゲルニカ学園に通う普通の中学2年生・草壁桜の机の引出しから、ある日突然現れた天使・ドクロちゃん。
しかし、未来から来たという天使のドクロちゃんには困ったクセがあった…。
桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

天使とは? C

原作未読

この作品を見てしばらく経ったころ、あにこれユーザーのある方とメッセでやりとりする機会がありました。
そして、昔読んだマーク・トウェインの「不思議な少年」という小説を思い出しました。

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ある日、少年たちの前に堕天使サタンの甥だという天使サタンが現れた。
サタンは奇跡を起こすことができたが、そのうちの一つが、土から沢山の小人を作り出すことだった。
しかし、サタンは自分の作り出した小人を顔色ひとつ変えずに殺し、「僕たちは汚れってもの知らないんだ。僕たちは、悪をしようにもできないのだよ。悪を犯す素質がない。だって、悪とは何か、それが第一分からないんだからね」と言う。
少年たちが可愛そうだから止めてと嘆願しても、「虫けらみたいな奴らじゃないか」「いくらだって作れる」など平然と言って止めない・・・。
>>>>>>>>>>

現在では、この作品は人の手が加わった作品と確認されているそうで、実際にトウェイン本人の作は「不思議な少年44号」として刊行されているそうです。

なぜ、この不思議な少年という作品を持ち出したのかというと、この作品のドクロちゃんが、このサタンと同じような存在だからです。
人としての常識や倫理観などは全く通用しません。
それは、彼女が天使であり、そんなものは全く取るに足らない、いえ、理解すらできないものだからです。
天使とは、暖かさや慈悲をもたらしてくれるものではなかったのです。
本編では、ドクロちゃんによって、草壁桜がひたすら痛めつけられ、辱められ、撲殺され、時にはエロい目に遭わされ、血しぶきをあげさせられ、etc・・・そして、ドクロちゃんはケラケラ笑っているという、全く信じられないような行為の連続です。
見るのであれば、それを予め承知の上でご覧になった方がよろしいかと思います。

くれぐれも、正常な判断力がある人以外には見せないようにして下さい。(故に、子供に見せるのは止めた方が良いでしょう。)
あくまでも、本作品はネタとして楽しむべきもの、と考えた方が良さそうです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

一回見たら十分だが、面白かったです。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
未来からやってきた天使のドクロちゃんが桜くん家に居候を始めた。ロリロリでナイスバディで無邪気で?かわゆいドクロちゃんだけど、何かあるとすぐにトゲトゲ特製バット『エスカリボルグ』で桜くんを撲殺しちゃうのです。でも、ご心配なく。ドクロちゃんが「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」と呪文を唱えればあっという間に元通り。という訳で、ドクロちゃんと桜君の愛と涙の血みどろのハートウォーミングストーリーふたたび~!

第1話/第2話 しゃせい大会だよ!ドクロちゃん!/ぶくぶくごしごし大作戦だよ!ドクロちゃん!
第1話「しゃせい大会だよ!ドクロちゃん!」“しゃせい”の課外授業で、静希ちゃんと“しゃせい”がしたい桜くんは静希ちゃんへ近づくが…。/第2話「ぶくぶくごしごし大作戦だよ!ドクロちゃん」妖怪「われめ姫」を恐れるドクロちゃんとザクロちゃんは、お風呂へ一緒に入って欲しいと桜くんにお願いして…。

第3話/最終話 事件は密室で起こるよ!ドクロちゃん!/バレンタイ
第3話「事件は密室で起こるよ!ドクロちゃん!」サバトちゃんをお母さんのバベルちゃんが未来に戻すために迎えにきた。帰る事を嫌がるサバトちゃんに…。/最終話「バレンタインデー・キッスだよ!ドクロちゃん!」桜くんが静希ちゃんにバレンタインチョコをもらう妄想を膨らましてる所に、エスカリボルグが…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

これが愛なの?

アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
2007年8月 - 11月に発表されたOVA。

原作は、おかゆまさきによる電撃文庫。
監督は、1期に引き続き水島努。

相変わらず、萌えを足蹴にして笑いに昇華した外道ギャグアニメです。
開始40秒で異常な世界観の説明が終わっていますね。

前期に引き続いて、ドクロちゃん役の千葉紗子がOP/EDを歌っていまして、
使い回し?のOPの歌い方が若干きつくなっていたり。

本編は前作よりエロも鬼畜さも増量してます。
エロって言うか、このアニメは裸が多いのですが、
○○が全裸でおしりを振ってたりとか、所謂!誰得な○○のヌードシーンが一番多くて、
エロを売りにしているのではなくて、
単純に笑いのネタとして料理してる感じがして面白かったです。

笑いのネタといえば、北○鮮ネタ!
10年ぐらい前にネットで流行ってたのをこのアニメを観て思い出しました。

本来、この手のアニメは好きじゃないはずなのに、
残酷極まりない桜君の撲○シーンを観ると安心してしまう。
これって、心の底で認めてしまったのかもしれませんね?く…くやしい!
今回の撲○回数は全4話(2回)で合計6回。いやはや、凄惨です。

全部で53分程度ですので、変わったアニメを観たいけど時間かけるのヤダ!
って人にはどうぞって感じですね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

58.2 3 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング3位
魔法遣いに大切なこと 夏のソラ(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (110)
679人が棚に入れました
『魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~』は、TVアニメ「魔法遣いに大切なこと」の第2シリーズ。
国家機関である「魔法局」によって任命された、魔法の能力を有する「魔法士」と呼ばれる人々が存在する現代の日本。その魔法士になるために、研修先となる東京へ集う16歳の少年少女たち。
物語は魔法士になるために北海道・美瑛から上京した16歳の少女・鈴木ソラと、彼女とともに研修を経験する緑川豪太たち5人の少年少女、彼女たちに関わる指導員たち――人と人とのふれあい、思春期の輝きを鮮やかに描く、青春ストーリー。

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、井上麻里奈、浪川大輔、高橋美佳子、沢海陽子、掟ポルシェ、笹生実久、小山力也、高乃麗
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

トライ アンド エラーでは済まされないことも、世の中にはある(苦笑)

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
作品としては、所謂「ローファンタジー」。現実の世界の中に、魔法が1つの技術として溶け込んでいる世界観です。

なんかこう、セミプロ集団による、自主製作のwebアニメを長々と観せられている感じを受けました。

無駄に独特な(芸術的風の)映像表現。甘い設定。なんだか温かみのある作風、なのに泣けない穴だらけの脚本。

いや~、これは久々に、「観て損」ではなく、「観て腹が立つ」レベルでした。

(中盤まではまだ良かったし、無難にまとめなかったチャレンジ精神は買うけれど)。

強いて良さを挙げろと言われれば、OPの「Fly Away」が格好良かったことと、劇中歌がいずれも良かったことです。音楽だけですな、見所は。

絵柄に似合わず、ある意味ではクレイジーな作品なので、未視聴且つ興味がある方は、ネタバレなしで視聴してみて下さい。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ちなみにこのレビュー、今や書くレビューの2割は酷評レビューになってしまった私が、あにこれで最初(かなり初期)に書いた酷評レビューかもしれません(苦笑)
{netabare}
あの「実写の背景に手描きキャラを重ねたような絵の表現(レタッチ加工)(フィルター加工)」を作為的に考えると、「現実の社会に存在する魔法」=「リアルにファンタジーが重なる世界」と考えられ、本作にはマッチしているのかもしれない。

良い悪いは別にして、作画はそんなに嫌いではなかった。

そんなことより問題なことは山ほどある。

まず腑に落ちないのが、「研修生による実地研修」というシステム。

「金庫の鍵を開ける」「保険証を探す」とかなら、失敗してもリスクがない(師匠がフォローできる)から分かる(が、器物破損してた)。でも、「亡夫の形見の再生」とか、(燃え尽きて消し炭になるところだったし)「昏睡状態の妻を起こす」とか、(下手すれば死ぬし)リスクでかすぎるでしょ。しかも、依頼者の承諾(注文)なしに。

→3話の金庫のクダリで、依頼者のおばさんが、魔法を使うのが原さん(師匠)じゃないことに驚いていたことから、誰が依頼をこなすかは、魔法事務所の方に選択権があることが分かる。

あんなんを向こうの都合で研修生にやられたら困る。「今日の手術なんですが、研修生にやってもらいます」と言われたら、ガチでキレますよ、普通(苦笑)

それとも、「研修生ならタダ(割安)」とかなのかな? だとすれば、「普通の魔法依頼が出来ない貧乏」と納得できるけど、それはそれで世知辛い。

……そして、何より、「主人公の死」という衝撃的なラスト。あれはビビった。

別に主人公を絶対に死なすな、とは言わない。しかし、「死」は現実でもアニメでも重いので、その扱いは慎重になる必要がある。

主人公の「ソラ」は、「実は余命1年で、亡き父親の(娘の花嫁姿が見たい)という願いを魔法で叶えるため、魔法士の資格をとりたくて、研修を行っていた」という設定が終盤で出てくるが、かなり頭のオカシイことを言っている。

大前提として、亡き父親が観たかったのは「娘の花嫁姿」ではなく、「娘が愛する人と結ばれ、幸せに生きる姿」だったのではないだろうか? (まだ娘が幼い時に、まさか自分と同じ病気で夭逝するとは思わないだろうから、あの依頼は「ソラが死ぬ前にせめて花嫁衣装を着てくれ」ではなく、「長生きして、幸せになってくれ」だということは、容易に想像がつく)。

それは、魔法でどうにかなる話ではない。逆に、単に白無垢姿になりゃー良いなら、魔法の必要なし。着物屋ででもネットででもなんででも買えば良い。

そもそもここから、一番大事な設定が破綻している。

それに、「魔法士の資格をとる」って、必要なこと? 別に自由に魔法使ってたやん、資格なんかなくても。それとも、専門的に勉強しなければ使えないほど難しい魔法なのか? よくわからん。どうせ死んじゃうって諦めているなら、法律違反だとしても問題ないし。

そんな小さなメリットのために、母親や親友と過ごせる大切な最後の1ヶ月を放棄する必要があったのだろうか? 甚だ疑問だ(東京に行って良かった、豪太と出会えた、は、結果論であり、ソラが研修に行こうと決意を固めたこととは、時系列的に因果関係はない)。

だったら普通に、「ソラの夢は父と同じ魔法士になることで、残された人生の中でどうしても叶えたい夢だった」「その中で好きな人もできた。最期に少しだけでも幸せだった」だけで良かったと思う、全然。

あるいは、「もっとガッチリとソラと豪太の恋愛にスポットを当て、最期にちゃんと結婚する→死」という悲恋の流れか。

ただ、そうなると、「ソラが焦って結婚相手を探している」って感じにもなりそうなので、父親からの依頼を明かすタイミングが難しそうだ(というか、研修が1ヶ月だから難しい。3ヶ月くらいあって、2クール分の尺をかけられれば、ラストシーンで視聴者を泣かせることもできたかもしれない)。

豪太もよく分からんし。

5年も経って、ソラを忘れられず、「彼女」と言って会いに行くくらいなら、最期の時も一緒にいてやれよ、と思う。「それぞれが夢に向かう」「ソラが死んでも忘れない存在」を描きたかったのだろうが、やっぱり、「サーフィンなんかしてる場合か?」と思ってしまった。

最悪、何らかの奇跡が起きて病気が治るとか、修行を続けた豪太が5年後にソラを生き返らせるとか、そんなチープな展開ですら、本作よりはマトモに思えてしまう。

アニメ「くまみこ」では、(他作品ネタバレ){netabare}日常癒し系から、まさかの洗脳というサイコパスなラスト{/netabare}の展開に衝撃を受けたが、(ストーリーは全然違うけど)同じような衝撃を本作でも受けた。

まあとにかく、何をしたかったか、中途半端且つ意味不明で不快な作品だった。

「恋愛」と「家族愛」を「死」でくるんで「感動」を表現しようとしたが、設定と伏線がガバガバなんで、「不愉快」しか残らなかった。

こんな雑な脚本の中で死んだソラが可哀想だ(⬅これを一番言いたい)。

悲劇を感動的に魅せる力がないのなら、黙ってハッピーエンドにしていれば良いものを。

(ちなみに剣道部は、死を雑に扱うアニメに対して、厳しくなる傾向があります)

あと、別に間違いではないんだろうけど、「トライ・アンド・エラー」よりも「トライアル・アンド・エラー」の方が一般的な気がする。分かりやすくしたかったのかな?
{/netabare}

【余談(原作ネタバレ)】
{netabare}(私は原作未読なので)原作を読んでいる方のレビューを拝読いたしましたが、原作ではどうやら、はじめからソラの死の予感を匂わせ、その中でも明るく振る舞う健気なソラの姿に心打たれたそうです。また、ソラの魔法も、アニメのように初めから上手ではなく、父の依頼を果たすために一生懸命努力し、成長が観られたということで。だからこそ、ラストシーンに感動があった、と。

それが本当なら、完全に原作改悪ですね。

「このラストにしたい」なら、序盤から、もっとソラの死、時間制限を示唆しておくべきだと思っていました。アニメの作り方が下手くそです。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
背景は実写のようであり、人物は手描き感がある独特の作画ですね。遠山君、黒髪の繊細な美少年をイメージしてたのに、違ったw 声優さんの演技が、微妙? 方言が浮いてる感じもする。

2話目
下北沢か~。東京でも好きな街のひとつだな~。あの「ごちゃっと感」は良いよね~♪

3話目
ソラちゃん、かなり踏み込むね。結果オーライだったけど、クビでも仕方ないよね。器物破損だし。依頼人のおばさんのデレ具合に、なんか不自然さを感じました。

4話目
緑川の父をあんな不細工にする意味が分からない(あれで笑いがおきても、世界観ぶれる)し、あの程度で出ていく妻って、どうなんだろう。

5話目
いや、昏睡状態の妻に研修生が魔法をかけ、起きたものの記憶がないって、訴訟ものじゃ?

6話目
小さな女の子探しか。女子中高生がやるから良いが、私たちオッサンがやってたら通報されるかも(笑)

7話目
「黒田、学校やめるってよ」w 魔法使いの悩みというより、サービス業の悩みというか、営業の悩みというか。

8話目
魔法使いじゃなければ出来ないこと、ではなかったね。

9話目
微妙な恋愛模様。ひより&ほのみ の電話のやり取りは良かった。つか、ソラと豪太がここまで急に彼氏彼女してるのに、違和感が。

10話目
所々に伏線はあったが、衝撃の展開。でも、余命幾ばくもない人間をつかまえて、本人なりに「なんとか」死を受け止め(ようとし)ているのに、「生きたいんだろ!」と当たり前で残酷な真実を突きつけることは、果たして正しいのだろうか?

11話目
たった1ヶ月の研修でここまで泣ける自信が、自分にはないな(苦笑)

12話目
いや、豪太、美瑛に行けよ。いや、普通に死ぬんかい(汗) つか、あと1日遅かったら、母親に会えなかったじゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

学祭の自主制作映画並。

北海道では聞けない北海道弁。前作同様に田舎=訛りの
拘りが強い・・多いのは浜言葉や東北系の訛り。
実写をコンピュータ処理した背景や3D描写とデフォルメ
の強いキャラデザと違和感・・放送時は1話途中で挫折
した作品だけど、改めて視聴してみた。

1話目から違和感だらけで可也視聴意欲が萎えた・・
魔法研修を受ける許可が通って喜ぶ描写が有るけど・・
1期の設定そのまま引きずってるのか・・

普通教育は有るでしょ?主人公無知で非常識すぎない?
美瑛にはTVも電話もないのか?設定少しは修正しろ・・

2話目・・1期同様の東京に上京直後の交通事故・・
前回の反省を活かしたのか?大事故を防ぐ大活躍に変更。
研修施設の描写が魔法が常識の世界観には程遠い・・

市販のゲーム作成用背景画像セットで作られた自主制作
作品のようなチープな雰囲気が漂う・・無論出来は良い。

多くのラブコメ要素を盛り込んだようだけど・・
研修所=学校的な完全なジョブナイルを目指したのかな?
1作目のように、既存の魔法ものとは違う切り口が新鮮な
感じではなく・・2作目になると矛盾が目立って仕方ない。

先ず・・普通教育の中で幼少期から最低限の知識や認識
を学んでいる筈・・これだけの能力を研修まで野放しで
監理?いきなりライセンスで依頼?金とるの?魔法を人
の役に立つ為には使っていい?その依頼内容が陳腐すぎ。

困ってる人を助けるために遣うエピソードならもっと他に
色々あるでしょう・・此処まで依頼内容が陳腐なら監理
システムや教育が余りに現実離れしてる矛盾しか感じない。

3話目・・いきなり美談ぽく主人公が勝手な行動を正当化
するけど・・自分の意見を押し付けるだけで唐突すぎ・・

描写も少し長めの台詞になると人物の居ない背景のみに
逃げてく・・鬱屈した登場人物も多く不快な雰囲気に・・
殆ど実写背景に動きが少ないキャラのアニメなのに・・
そのキャラデザが崩れすぎて酷い・・

4話目は流石にありえない・・依頼内容が違えば契約違反。
そも・・保険証を探して欲しいとか依頼として成立させる
設定が最悪・・部屋の掃除をして謝る?魔法遣いは犯罪者
で奉仕活動をしてるのか?見せたい内容は解るけど・・
余りに非常識というかナンセンスでありえない。

ん~・・流石にキツイな・・

5話目アニメ視てるより同人ノベルゲームしてる感じ・・
しかも関係ない描写のほうが多くて・・なんだこれ・・
欲張りすぎて何でも詰め込んでブレて完全崩壊してる・・
作画も・・崩れて酷いレベル。キャラデザ崩れすぎ・・

良いのはOP/ED他音と小山力也&花澤香菜他声だけ。
メイン以外の声優は可也最悪の素人?

イルカ云々も酷いな・・折角の良い題材を余してる。
流れは悪くないけど指導者もなしに勝手にやらせるか?
そも研修期間に依頼そのものがナンセンス・・無駄な
ロングショット多用するくらいなら依頼の必要性くらい
補填描写入れてください。原作アダルトゲームのアニメ
の方がまだシナリオ丁寧だと感じさせる。

9話から一気に恋愛要素を補強してくる・・その辺りが
このアニメ?の見処・・前振りが長過ぎ・・2期は・・

余計な話入れないで豪太とソラの純愛路線に絞れば
良かったのに・・魔法ネタはブレすぎ・・登場人物は
やエピソードが無駄に多くて中弛みが酷い・・

主人公が成長しない・・これは最大の欠陥。

周囲は成長するのに主人公だけ置き去り・・
だけど言う事は偉そうだ。
それをあたかもソラという素晴らしい女性が居た?

ラストはまた・・酷いな・・お手軽お涙頂戴な感じ・・

高校の学祭の自主映画視てるみたい・・

基本的にこの手のストーリーではどんなにあざとくても
泣ける私が完全に引いた・・ドン引きだ・・

まだ1作目のほうが雰囲気だけは伝わりマシ。
恋愛とか人の死をナメんな!って言いたい。


鈴木ソラ(花澤香菜)北海道美瑛町出身の16歳の少女。
座右の銘は「トライ・アンド・エラー」犬の名は「ジョー」

緑川豪太(前野智昭)神奈川県茅ヶ崎市出身の16歳の少年。
原魔法事務所に下宿する。魔法はほとんど使えない。

浅葱ほのみ(井上麻里奈)魔法研修を共にする16歳の少女。
激情家だがしおらしいところもある。

山吹ひより(高橋美佳子)魔法研修を共にする16歳の少女。
いつも周囲を見回し、皆のフォローをする。

黒田浩二(浪川大輔)魔法研修を共にする16歳の少年。
自分の失敗を素直に認められなかった。

川田魔法士(沢海陽子)魔法の座学を担当する教官。
時間に厳しいが根は優しい。メガネを掛けたインテリ美人。

森下魔法士(掟ポルシェ)川田の助手であり、魔法士。
長髪でパンクロック調のいでたちをしている。

YASUKO(笹生実久)ストリートミュージシャン。

原誠一郎(小山力也)ソラの担当魔法指導員。
かつてはFUJIロックフェスティバルに出演したことがあるらしい。
白石沙織(高乃麗)豪太の担当魔法指導員。
誠一郎の叔母。原に沙織ちゃんと呼ばれるのを嫌う。

鈴木聖子(鷹森淑乃)ソラの母親。
一世代上の女性が使う北海道弁に近い言葉を話す。

佐藤みちる(大浦冬華)ソラの美瑛でのクラスメート。
遠山に片思いしていた。

遠山哲也(奈良徹)ソラの美瑛でのクラスメート。
転校してきたばかりだが夏休みにまた転校する。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

夏色の魔法が教えてくれる大切なこと

夏らしいアニメということで選びました。
これの一期に当たる『魔法遣いに大切なこと』の方は見てませんが、どうやら設定を共有したアナザーストーリーなので問題なかったようです。


あらすじ
{netabare}
北海道の美瑛(びえい)に住む16歳の少女、鈴木ソラは魔法遣い(=魔法士)になるための研修を受けるため、魔法局のある霞が関へ上京する。

そこで研修を受けながら、研修生は別々の魔法事務所へ下宿しつつ実地での経験を積むことになる。

魔法を学びながら成長していくソラ達の夏が始まった。
{/netabare}


まず、かなり絵が特徴的です。小林治監督は『BECK』や『天元突破グレンラガン』でも有名かと思います。
キャラクターの造形を丸っこく崩し気味に描くので、好き嫌いが分かれそうです。自分は正直このアニメには合ってないと感じました。
監督の趣味なのか、下北沢を舞台にしたりミュージシャンをよく出したり、その辺りのサブカル臭も相性が悪かったように見えます。

背景作画をリアルに近づけたのも効果があったのか疑問です。キャラクターが浮いて見えるような・・・それが狙いだとしたら何の意味があるのか、ちょっと意図を測りかねます。



作画は置いておいて、ストーリーはとても良かったです。

ファンタジー的存在である魔法がリアルに溶け込んで使われているアニメ、かなり珍しいと思います。
ただファンタジーとリアルが混在しているだけじゃなく、かなり特殊な設定です。


魔法遣いでなくとも魔法の存在は知っていて、そうした一般人のために魔法を遣う世界であり、バトルとか変身とか派手な魔法はありません。魔法士は免許制で勝手に魔法を使うのはご法度です。

人を救ったり笑顔にするための、ほんの少し超常的な力が魔法です。
魔法士は依頼人と向き合って、心を通じ合わせ願いを叶えます。
作中でも、魔法は力や技術じゃなく気持ちが大事だと何度も明言されています。

魔法を介して人々が幸せになれる、優しさに溢れています。
出てくる人間がみんな優しい雰囲気なのも好きです。

ただ一つ重要なのが
{netabare}
人の生死に関わる魔法は使えないと言うことです。禁止されているとかではなく、存在しないとされています。
それはやはり魔法は所詮生きる上での手助けであって、生死に関与するのは正しくないという考えからでしょう。
この世界での魔法とは、常軌を逸した反則技ではなく人の願いに呼応して起こる不思議な出来事くらいの捉え方です。
{/netabare}



夏のソラ、というタイトルの通りソラを見ていると儚くて眩しい夏の香りがしました。
ソラは白いワンピースに麦わら帽子が似合うような夏色美少女で、「なまら~べさ!」って訛り方がとても可愛らしい。
豪太との恋愛模様も見ているこっちがむず痒くなるくらい微笑ましい。

儚くて力強く輝く夏そのものがソラに重なって見えました。
OP主題歌の「Fly Away」も最高に夏気分です。


ただ、最後は物悲しい終わり方・・・・。
ソラちゃんらしい、優しい魔法でした。
{netabare}
死んだお父さんのために、自分の花嫁姿を見せる。そしてその相手は豪太という・・・。なんだか夢のような空間でしたが、魔法はあんなこともできるんですね。
安らかに母の腕の中で眠るソラの顔は嬉しそうでした。

普通周りの人には自分の事なんか忘れてくれって言う所を、豪太にだけは「忘れないで」と言うのが印象的でした。
自分のことを引きずって生きていてほしくないという言い分はよく聞きますが、やっぱり好きな人には覚えていてくれてほしいだろうし、ソラは豪太がそんな弱い人間じゃないと分かっていたんでしょう。
悲しい、けど悲劇ではなかったです。
{/netabare}


ソラと共に学ぶ学友の豪太、ほのみ、ひより、浩二達も少しずつ成長して絆が深まっていく過程が丁寧で、誰の視点で見ても楽しめるのではないかと思います。
豪太、ほのみ、浩二辺りは最初嫌な性格でした(笑) が、ソラと触れ合う内に優しくなっていくのが分かりました。
浅葱ほのみは正に理想のツンデレキャラ!ツン9割デレ1割→ツン7割デレ3割くらいの絶妙な変わり具合に感動です。

ソラ役の花澤香菜さん、豪太役の前野智昭さん、ほのみ役の井上麻里奈さん、ひより役の高橋美佳子さんは素晴らしかったです!
浪川大輔さんは・・・BECKの方が良かったかな(笑)



一見して地味だと感じる作り・・・ながら、流れる音楽と台詞が耳に残る辺りは同じく?北海道が舞台の『北へ。〜Diamond Dust Drops〜』と通じるところがあります。
続編ものだし絵も独特なのでかなり人を選んじゃってるんですよね。下北沢の雰囲気もちょっと馴染みにくいです。勿体ないです。

言葉だと説明しにくくて、しかし見ていくと引き込まれる要素はあるので、夏にオススメなアニメだと思います!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

60.4 4 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング4位
うた∽かた(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (85)
575人が棚に入れました
神奈川県の鎌倉に住む中学2年生の少女「一夏(いちか)」は一学期の最後の日、学校の大掃除の途中、藤堂誓唯から貰ったお守りのついた携帯電話を落としてしまう。下校途中にそれに気づいた一夏は夕暮れの学校に戻るが、不思議なことに携帯は鏡の中に入り込んでしまっていた。そこに不思議な少女舞夏が現れ、携帯を返す条件として『神精霊(ジン)』の力を使い、その感想文を代わりに書くことを要求してくる。こうしてあの想い出の夏が始まった…。

声優・キャラクター
本多陽子、浅野真澄、川上とも子、長谷優里奈、田村ゆかり、飛田展男、神奈延年、川村万梨阿
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あの夏の日

鎌倉を舞台に、中学2年生思春期真っ盛りの少女達の一夏を綴った青春アニメ。
主人公一夏ちゃんが鏡から出て来た謎の少女舞夏ちゃんと出会い、お守りに宿った「神精霊-ジン-」の視る力を使っていきます。
このジンが12種類あり、力を使う度にコスチュームも変わります。毎回デザインが違うのも、作品の見所の一つでしょう。


しかし、このアニメで主体になるのは、思春期の少女たちの心理描写。どこかで落とした物を探す、悪天候を晴天にする等、日常で巻き起こる些細な事件でジンの力を使います。そして、ジンの力を使ったからといって、必ずしも物事が万事解決せず、かえって嫌なものを視てしまうこともあります。真面目で今まで他人を疑った事もなかった主人公は、人のネチネチとしたネガティブな面を見て行き、段々身も心も弱っていくのです。
一夏ちゃんは病んでいくし…人間関係もギスギスしていくし…見ていて気持ちの良いもんじゃないです。鬱アニメの一例として挙げられるのは、このような気疲れしてしまうドロドロ要素が強いからでしょう。


何だと…世界征服を企む輩の野望を阻止する為にジンを使う魔法少女ものじゃなかったのか!?
当時視聴していた中坊の私は、イメージと違っていて、多いに期待を裏切られました。
中坊の頃は、明るい作品じゃないし、主人公死にそうだし、何だかあんま面白くないなーと思っていました。話が反れると、「うたかた」が始めて見た深夜アニメで、対象年齢高めのアニメは、皆こんな感じに暗くて、人間関係が複雑なのかなあ…、よく考えられててすごいなあ…、そうしみじみ感じていました(実際はそーでもないのも多いけど)。

しかし多少、年を重ねた今見返してみたら、SUGEEEEEE丁寧に作られていてビックリしました。見れば見るほど味が出て来る、スルメのようなアニメだなーと改めて考え直しました。


この作品には毎話多くの伏線が見え隠れします。初見だと意味有りげな台詞でよーわからんのですが、二回見ると「ああ、これはこういう意味だったのか…」「だからあんなこと言ったのか…」とわかる描写が多くて面白い。
逆に、伏線で溢れまくっている上、回収されるのが最終話なので、わかるまでは非常にヤキモキしてしまいます。どうしても若干台詞がテンポ悪く聞こえてしまいますね。最終話もやや強引な部分もありますし、結局触れられなかった設定もあります。

また、14歳の多感な時期である一夏の心境の変化を、繊細に描写しているのが良かったです。そんな一夏の心の変化に、ハラハラしながら見守っている舞夏も好いポジションです。この2人の友情は本当に美しい。まさにベストパートナーです(百合だって?百合でいいじゃないか、何が悪い!)。
私は実写映画にしろアニメにしろ、「キャラクターが自分の思っている事をべらべらと口にする」作品は好ましく思わないのですが、うたかたは演出で魅せてくれたのが非常に好印象でした。
例として挙げると
{netabare} 6話でセイとサヤが会話しているのを見た後、フェンスにネックレスが引っ掛かる場面。覗き見なんて悪い…と頭でわかっていても見ている一夏の考えが形になって出ていました。Bパート後半で、想像上でセイに全裸で追及するシーンも一見「!?」ですが、自分をさらけ出したい、セイさんのことで頭が一杯な心境がよく表現出来ていました。{/netabare}

中坊の頃でも強烈に印象的だったのは8話
{netabare} 記憶障害の患者に贈ったドライフラワーを、「こんなゴミみたいなの、花なんかじゃない!」なんて言われながら滅茶苦茶にされる場面。ドライフラワーを一生懸命に作った回想シーンも入れられ、「ゴミなんかじゃ、ありません…」と言う一夏ちゃんがもう、不憫で仕方がなかったです…。あんなこと目の前でされたらそりゃ心病みますわ。でも学校も患者の都合は配慮しなきゃならんかったなあ、と余計なこともしばらく考えてしまいました。 {/netabare}



また、作品を彩る音楽、背景描写がとても美しい。OP、EDもうたかたの世界覧にマッチしていて見事な選曲でした。シャボン玉みたいに丸っこいフォントも素敵です。


少女たちの生々しいガラスのハートのように繊細な心境や、トゲトゲとした裏のある台詞の掛け合いは胸に来るものがあります。キャラクター、特に一夏を好きになれないと感情移入しにくく、作品も楽しみくいでしょう。鬱々しい雰囲気にどんどんなっていくので、好き嫌いも別れそうです。


しかし、もう二度と来ることのない、たった一度きりの夏の思い出を甘酸っぱく、切なく感じられる世界覧は必見です。
"夏"を重点に置いた作品は多々ありますが、私にとって夏アニメと言えば「うたかた」です。未だに「一夏」といえば「IS-インフィニットストラトス-」よりも、「うたかた」を連想してしまいますね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

名作になれそうでなれなかった作品

何かが足りなかった印象です
名作のオーラだけは醸し出してました


本作はわりと暗めのストーリーです

~あらすじ的な何か~
一学期の最終日は大掃除
主人公である一夏はある人から貰ったお守りのついた携帯を掃除中に落としてしまいます
帰り際に気付いた一夏は掃除していた教室にカムバック
そしたら携帯は大きな鏡のなかに…?

鏡の中からこんにちは、謎の少女が現れます
『返してほしい?なら私と契約しなさい』
台詞も内容も全然違うけどこんな感じで、
一夏は魔法少女(仮)にさせられます
『思い出』ではなく『想い出』の夏が始まるわけです…

1話観たときはちょっと鳥肌立ちました
暗めの雰囲気となんとも言えないオーラが
この作品を包んでおり、緊張感がありました
ただ、全話視聴後は少しガッカリ
色々と残念でした


まず気になるのが作画
1話目はまだ良かったのですが、回が進む毎に酷くなっていった気がします
特に背景が…
綺麗なとこは綺麗なので、それだけに残念です


次に登場人物たち
なんか怖い
表情や行動がいちいちおかしい。。
噛み合ってない会話などもあり、不気味でした
まぁ元々、ダークな内容なのでいいのかもしれませんが


そして説明不足なところ
いきなり、謎の単語が出てきたりしてワッツ?ってなりました
代表的なのが『ルール違反』
いやいや!その肝心なルールが分からないから!
ルールについての説明は無かったはずです
どこかで明らかにしておくべきだったと思います


うた∽かた というタイトルだけあって歌は良かったです
まぁ実際には『うたかた』とは泡とかそういう意味ですが

OP「想いを奏でて」 歌ーsavage genius
ED「いつか溶ける涙」 歌ーsavage genius

OPは明るい感じで、作品の雰囲気とは逆で
希望を持たせるようなものでした
曲名や歌詞にも深い意味が感じられます
間違いなく名曲でしょう


最初に何かが足りなかったと述べたのですが、
それはもしかしたら逆なのかもしれません

展開的には面白かったのですが、
伏線などを無理に張りすぎ、詰め込みすぎた感がありました
そして残念なことにパンパンに膨れ上がった状態で
終わりを迎えてしまっていました
単純に尺不足とも思えないのが難なのですが。。

観終わったあとにモヤモヤが残る作品でしたね
物語や設定、雰囲気は悪くなかったと思います
人によって評価がくっきりと分かれそうなので、
是非一度観ていただきたい作品ではあります


泡沫(うたかた)…儚く消えやすいもののたとえ
モヤモヤして私の頭からはなかなか消えてくれなかったよ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

試しの子

12月生まれなのに一夏とはこれいかに


これもある意味、セカイ系なのでしょうか。
一夏と舞夏の選択が世界を変えるという感じで。
公式のビジュアルからは想像も出来ない陰鬱なアニメで、人類を試す的な悪魔が出てきて、どことなく百合っぽい感じもあって、今で言うと「まどか」に雰囲気近いなーと思います。

これオリジナルアニメだったんですね。
原作のgímikとは本作で監督を務める後藤圭二さんなど所属するアニメ制作集団、「キディ・グレイド」「キディ・ガーランド」などを手掛けています。
本作、特質すべきは変身コスチュームでしょう、毎回コスチュームが変わるので変身バンクが使われず毎回新規で描かれています。
しかも変身コスチュームのデザインは本作のスタッフである後藤圭二さん、門之園恵美さん、きむらひでふみさんの他、渡辺はじめさん、介錯さん、赤松健さん、吉崎観音さんなど豪華な顔ぶれが毎話のコスチュームデザインを担当しています。

一夏の声優、本多陽子さんってあんまり知らないですね、似たような名前の歌手なら知ってますが。
黒幕的存在のあの方の声を加藤精三さんがあててるのが印象的でした。

savage geniusのアニメ主題歌いに外れなし。
「想いを奏でて」もとんでもなく名曲ですよね、カラオケだと映像が出てくるんですよねー、確かUGAだったかな。

多岐川皐月ちゃん、絶対レ○プされたと思ってたんですけど、ただ暴行されただけなんですね、優しい世界だ。


鎌倉アニメなんですね、鎌倉が舞台のアニメって多いですよねぇ。
「スラムダンク」「TARITARI」「ハナヤマタ」「つり球」「青い花」etc...

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

64.9 5 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング5位
ふしぎ星の☆ふたご姫(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (25)
256人が棚に入れました
広い宇宙をただよう金平糖型の小さな空洞惑星「ふしぎ星」は、中心に人工太陽をもち、その内側に(ペルシダー、もしくはダイソン球のように)7つの国がある。ところが、ある日突然人工太陽の光(作品では「おひさまのめぐみ」という)が衰え、ふしぎ星に異変が起こる。その光を取り戻すため、太陽光を管理する「おひさまの国」のふたごの半人前プリンセス、ファインとレインが使命を受けて奔走する。

声優・キャラクター
小島めぐみ、後藤邑子、こおろぎさとみ、柿原徹也、皆川純子

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

BSの再放送でたまたま見つけ最後までまずまず面白く観れました。普通に家族向けに楽しく観れるコメディアニメでした。主要キャラ達が良い味を出していたのも良かったです。

女児向けに作られた魔法少女モノですが、コメディアニメとしても面白く観れるので老若男女の幅広い世代にも充分に楽しめる内容だと思います。
基本、中盤まではコメディ基調、終盤に向けてはシリアス展開にはなりますがハッピーエンドの結末で終わるので、終始安心して観れます。逆に良くも悪くも斬新な設定やキャラ、超展開のストーリーは期待は出来ませんので、刺激の強いアニメを求めたいなら物足りないと思いますが気楽に楽しく観たい人向けにはオススメでしょう。
意外とこう言ったコメディアニメって、今の夕方&週末朝枠でもすっかり見かけなくなったなぁ…。こう言う系のアニメをやれば少なくてもまずまずのヒットは出来ると思うからまた放送して欲しいけど…。だけどこのアニメ、評判自体は良かったけど関連玩具の売り上げの方は逆に大苦戦した様だから、当時より更に少子化が進んだ令和時代にはこう言ったジャンルはかなり放送しずらいだろうね…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ゆるゆるっとみてみてー

深夜アニメの枠組みで言えば日常系に分類されるだろうアニメ。

プリンセスたちはおひさまのめぐみが衰えて冷えゆく惑星を救済する使命を帯びている。
おひさまの恵みが衰えれば惑星は冷えて、人類動物植物は死に絶えてしまう。
ふたご姫は言う。
だいじょうぶだいじょうぶ。わたしたちがすくえば。
ってそんなことほんとうにできるの~!?

どういう態度でこのアニメを見ればいいのか一発で分かります。
そして、その方向性がぶれたりクオリティが一定以下に下がることはない。
緩急を求めない日常アニメだからこそ、なじんだキャラクターが安定したおはなしを提供してくれるあたたかさが染みます。
ゆるゆるっとたのしい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

67.5 6 ハルフィルムメーカーで魔法少女なアニメランキング6位
ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (11)
136人が棚に入れました
「ふしぎ星」の危機を救った「おひさまの国」のふたごのプリンセス、ファインとレインは、故郷を離れ、ロイヤル・ワンダープラネットにある宇宙中の様々な星からの留学生が集う全寮制のロイヤル・ワンダー学園に入学する。しかし、学園は入学前に想像していた「楽しい学園生活」にほど遠く、無意味に厳しい校則や建前主義の横行でとても重苦しい雰囲気。2人はこの雰囲気を打破し、学園を明るく楽しい場所にすべく「友だち100万人」を合い言葉に立ち上がる。

声優・キャラクター
小島めぐみ、後藤邑子、金田朋子、佐藤利奈、こおろぎさとみ、加藤英美里、立花慎之介、丸山優子、緒乃冬華、川崎恵理子、升望、坂巻亮祐、加藤奈々絵、柿原徹也、皆川純子、水橋かおり、福圓美里、下野紘、すきがら沙智、鈴木みさと、杉山佳寿子

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

正直、一期よりやや重苦しい展開に…。(それでも全世代向けに安心して観れます。一期同様ハッピーエンドでは終わりますが…。)個人的には主人公の双子姫のライバルキャラの出現がこの続編アニメをやや重苦しくなってしまったのが一番残念だった…。

タイトル通り、一期よりも極端ではありませんが、少なからず重苦しい展開にはなってしまったのが残念です…。
その重苦しい展開に結果的には拍車を掛けてしまった主人公の双子姫のコギャル風のライバルキャラが逆にかなり不憫に思えました…。主人公の双子姫と対峙するライバルで悪役の立場ではありましたが、根は本当に良い味を出していたキャラクターだっただけに、尚更…。
大人向けに受けらせる為からか一期よりはややシリアス路線を強めましたが、逆に少なからずの重苦しい雰囲気に個人的には感じてしまい、本当に残念だったと最後まで観ていてとても思いました…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0
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