コミカルアニメOVAランキング 16

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのコミカル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月28日の時点で一番のコミカルアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.4 1 コミカルアニメランキング1位
衛宮さんちの今日のごはん(Webアニメ)

2018年1月25日
★★★★☆ 3.9 (287)
1488人が棚に入れました
衛宮士郎が自慢の手料理を冬木の住人やサーヴァントたちに振る舞う様子を描く。

声優・キャラクター
杉山紀彰、川澄綾子、植田佳奈、下屋則子、浅川悠、門脇舞以、伊藤美紀

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Fateのみんなが幸せな笑顔。こんな世界を観れて幸せ。

この作品、設定からして私はすっごく好きです。
Fateの皆が幸せなんですよ。

主軸の物語では非情で悲惨な世界ですが、この世界では士郎の作る料理によって作られる幸せな笑顔がとっても良いです。
セイバー、凜、イリヤ、などなど
戦いのない世界だとこれだけ可愛い笑顔するんですね。

主軸を知っているからこそギャップを楽しめる作品かも知れませんが、視聴者が観てみたかった別の世界が見れる非常に良い作品だと思います。
でも、物語知らなくてもキャラがかわいい作品としても十分楽しめるのではないでしょうか。

晩御飯をこれだけ丁寧に作ってもらったら、そりゃ男だって惚れちゃうよ。
罪な男だね士郎

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もしFateが戦いのない世界だったら

もしあなたが「Fate/stay night」も「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」も観ておられないのであれば、
このアニメを見る前に、どちらかは見ることをお勧めします。
そうすれば、このアニメの良さを何倍にも感じることができます。

このアニメは「Fate/stay night」のリビルドです。
そして料理を題材とした日常のほのぼのした物語です。
登場人物は同じですが、このアニメは平和そのもの。
誰一人傷つくことはありません。

もしFateが戦いのない世界だったら、みんながこうして和気あいあいと笑っていたんだなと感じます。
特に幼いイリヤが生きていて楽しそうに笑っている姿を見ただけで、何か胸にこみ上げてくるものがありました。
{netabare}
「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」でのイリヤの最期は悲惨でした。
エンディングがそのときだけ別の曲に変わり、まるでイリヤの追悼歌のようでした。
{/netabare}

ごめんなさい。衛宮さんちの…のレビューになっていませんね。

エンディングは 三月のパンタシアが歌う コラージュです。
この歌がまたとても暖かく、胸にしみてきます。
特に登場人物がみんな集まったシーンを見ながらこの歌のサビを聞くと、なぜだか嬉しくて涙が出そうになります。

このアニメを見て胸が熱くなったのは私一人ではないと思うのですが、いかがでしょうか?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 44

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

平和な一時

無慈悲な世界観に身を置く、Fateのキャラ達が
一転して平和な世界で、衛宮士郎宅にて彼の料理を基に
夕食の楽しい一時を過ごす。
温かい触れ合いから味わう食味に、自然と溢れる笑顔。
この平和な一時に映る画に、視聴者の心中に溢れ出す感情はいったいどの様なものなのだろうか…

15分ショートの全13話
まず『飯テロ作品』としては、家庭料理を扱い調理する様は軽い料理番組の様な、丁寧な扱いと大袈裟な味わう描写では無く、自然に溢れる笑顔の描写がとても心地よく感じられます。何時でも家で真似る事が出来る料理ですので、立派な『飯テロ作品』ですが、

やはり本作の肝は、Fateキャラによる平和な団欒です。
Heaven's Feel 第二章を観た後の私にとっては
得体の知れない感覚に襲われます。
ですので純粋に『飯テロ作品』として味わうのであれば
Fate未視聴の方が良いかもしれません。

作画はバトルシーンが無いとは言え、安定のufotable。
料理も綺麗に描かれています。

個人的にはショートの飯テロ作品の枠を遥かに凌駕する素晴らしい作品だと思いますが、Fateのコアなファンにはどう映るのでしょうか?

平和な一時を堪能させて頂いたので後は
来春のHeaven's Feel 最終章を待つだけです(^^)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

72.3 2 コミカルアニメランキング2位
ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(OVA)

2014年7月25日
★★★★☆ 4.0 (634)
3557人が棚に入れました
戦車を使った武芸“戦車道“の第63回戦車道全国高校生大会の優勝を目指す女子高生たちの活躍と奮闘を描いた人気アニメシリーズ“ガルパン“のの最新作が登場。テレビシリーズでは描かれなかった第2回戦の激闘のエピソードが描かれる。映画『クレヨンしんちゃん』シリーズや『侵略!?イカ娘』を手がける水島努が引き続き、監督を務めている。【7月5日より劇場上映・7月25日リリース】

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

突っ込みどころは色々あるけど、そんなの関係ない楽しさ。

今回の作品は正味38分弱のOVAで、2012年秋放送のTV版では瞬時に撃破されてしまった2回戦のアンツィオ戦を描いています。

7月5日劇場公開ですが、バンチャでも販売しているので、私はとりあえずそっちで視聴しました。

TV版ではボロ負けだったイタリア風味の陽気なアンツィオ高校に今回はちゃんと華を持たせています。
TV版が大好きだった人はきっと、今回も楽しめることでしょう。

今年末から来年初めにかけて公開予定の完全新作映画が楽しみです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 44
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これが日本のハイブリッドアニメなのです! Ver.1.1

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監督 - 水島 努
シリーズ構成 - 吉田 玲子
脚本・考証・スーパーバイザー - 鈴木 貴昭
キャラクター原案 - 島田 フミカネ
キャラクターデザイン/総作画監督 - 杉本 功
絵コンテ - カトキハジメ
ミリタリー監修 - 吉川和篤
キャラクター原案協力 - 野上 武志
ミリタリーワークス - 伊藤岳史
プロップデザイン - 竹上貴雄小倉典子牧内ももこ鈴木勘太
モデリング原案 - 原田敬至
モデリング原案 - Arkpilot
3D監督 - 柳野啓一郎
音響監督 - 岩浪美和
音響効果 - 小山恭生
音楽 - 浜口史郎
3DCGI - グラフィニカ
アニメーション制作 - アクタス
発売日 - 2014年7月25日
話数 - 全1話

(以上Wikipediaより引用)

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乙女達の戦車道を通して築かれる友情、 情熱、絆を
描いたガールズ&パンツァーのOVA作品。

戦車道全国大会の2回戦、アンツィオ高校との一戦が
今回も緻密な作画、かわいいキャラ、胸が熱くなる
セリフのオンパレードで描かれています。

主人公の女の子の通う大洗女子学園。
本編に続き魅力的な仲間達です。
対するアンツィオ高校。
大洗女子学園に勝るとも劣らない素敵なチーム。
だと思います…。

とにかく可愛いキャラ達が縦横無尽に駆け巡り、
セリフの言葉一つ一つに笑い、癒され胸が熱くなります。
私のこれまで視聴しましたOVA作品の中でもダントツの
面白さでした。

ただの萌え×戦車という物珍しいハイブリッドなアニメ
ではありません。

お話の中にリーダーとしてどうあるべきか、仲間を信頼
する大切さ、ライバル同士お互いを高め合う素晴らしさが
この作品でもさりげなく散りばめられていて視聴後の充実
感というか満足感が凄いです。

数々の試合の中でもアンツィオ戦は私も大好きなお話です。
(全部大好きなんですけれど…)
本編ではこのアンツィオ戦がカットされていますので、
本編視聴後是非ご覧下さい。

それでは一緒に「パンツァーフォー!」


【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
{netabare}
毎回思うのですけれど、このガールズ&パンツァーを
視聴した後の一片の曇りもない爽快感というか充実感。
凄いですね。

そういう気持ちにさせるのもストーリー、音楽、作画の
バランスの素晴らしさもありますが、やっぱり魅力的な
キャラそしてセリフの素晴らしさがあると思います。

そんなガルパンを語る上でやっぱり欠かせないのが、
各キャラの魅力。

ここで突然私の好きなガルパンキャラランキングを発表
したいのですがなにせ数が多いので取り敢えず今回は
Best3まで発表します。
(っていきなりBest3です…)

ちなみにこのBest3は獲得票がかなりの僅差で私の中の
ガルパン評議委員会でも紛糾致しました。
いっぱい書きたいけどレビューが大変な事になるので
手短にいきますね。

では

第3位の発表!
ドンドン!パフパフ♪

第3位 {netabare}秋山優花里殿 {/netabare}
ガルパ二ストの間でもかなりの人気である彼女。
その戦車だけに限らずミリタリーに関する豊富な知識量
ミリオタ真っ青のキャラです。

最初は引っ込み思案で趣味のせいもあってかなかなか友達
がいなかったけどみほちゃん達と出会ってからその才能
が開花?
試合の時は戦術面でもみんなを助けてくれます。
中でも私が好きのは秋山殿の諜報活動。
今回のアンツィオ高校への潜入作戦も楽しかったです。
毎回、お着替えシーンをチラッと入れるところが憎い
ですね。
装填手としても有能で本編決勝一騎打ちのシーンで
車体がドリフトしてる最中にさらに時間短縮して装填する
なんて凄すぎます。
CV:中上育美さんのボーイッシュな声も素敵。

では第2位の発表!
ドンドン!パフパフ♪

第2位 {netabare}西住みほちゃん{/netabare}
押しも押されもせぬあんこうチームのスーパーエースで
大洗女子学園の司令塔。
普段の恥ずかしがり屋さんででふわふわなキャラから
試合になると一変。
冷静、的確な指示でチームを勝利に導きます。

中でも私が凄いなぁって思うのがミスした仲間を責める
ことなくまず無事の確認と心のフォロー。
そして瞬時に全体の状況を把握した上での冷静な戦況分析
と細やかな指示。
そして最後に「それでは皆さん、健闘と幸運を祈ります。」
この言葉なんです!
この言葉が私は大好きです。
こんなリーダーに憧れます。
ついていきたいです。
頑張れます。

私はみぽりんのこのキャラの描き方がガルパン最大の
魅力の一つだと思います。
CV:渕上舞さんの可愛らしくて芯のある声も大好き。

では栄えある第1位の発表‼︎
ドンドン!パフパフ♪

第1位 {netabare} 冷泉麻子ちゃん{/netabare}
とにかく低血圧でいっつも寝てる印象が強いですけれど
冷静な操縦能力とおばあちゃん思いなところが大好きです。
成績も良くてクールなんですけれど、以外と悩み事とか
あったり凄く感情的になるギャップがいいですね。
ガルパンの色んなシーンで寝てますけれど。
みんながいるシーンではつい真っ先に麻子ちゃんを
探しちゃいます。
あっ、また寝てる!って。
今回冒頭のアンツィオ戦作戦会議でもいきなり寝てるし…
最初から麻子ちゃんに目がいっちゃいました。

操縦手としての魅力もたまりません。
本編決勝での「履帯切れるぞ。」からのドリフト!
手に汗握るシーンでした。

そど子ちゃんや沙織ちゃんとの絡みも大好き。

試合や練習終わった後の「お腹すいた〜」「アイス食べた
い〜」「えぇ〜」、セリフ極端に少ないんですけれど、
1つ1つが私の中でインパクト大でした。
CV:井口裕香さん大好きな声優さんなので嬉しいです。

という訳でガルパンキャラにランキングをつけるという
無謀な行為に出ましたが、本当みんな大好きです♡

今回のアンツィオ戦はチームとしてはウサギさんチーム、
アヒルさんチーム、カバさんチームが凄く印象に残ったかな。

特にウサギさんチームとアヒルさんチーム。
チーム内での会話がとても楽しかった。
ウサギさんチームこうやって決勝戦まで成長したんだなぁ
って思うと感慨深いものがありました。
アヒルさんチームはアンツィオ高校に負けない乗りと
勢いが凄く楽しかった。
「バレー部の時代きてるぜ‼︎」

カバさんチームは装填手のカエサルちゃんとアンツィオ
装填手のカルパッチョちゃんとの友情を交えたライバル
としての戦いが熱かったですね。
最後のカバさんチームIII号突撃砲とアンツィオ高校M41型
セモヴェンテの肉弾戦、いやいやありえないからって
思いながらも凄かったです。
装填手同士の意地のぶつかり合い、力が入りました。
カルパッチョちゃんの装填する姿がかっこ良くて声優さん
が早見沙織さんていうのも素敵でした。

そんな熱い戦いが繰り広げられたアンツィオ戦。
私が今回MVPをあげたいのが

アンチョビ姉さんとアンツィオ高校のメンバー。

可愛くて気持ち良くて仲間思い。
ちょっとレディースの集まりみたいな感じもするけど…
乗りと勢いなら負けないアンツィオ高校の仲間に慕われ
いる姿がとても印象的なアンチョビ姉さん。
どんなに失敗しても一応は怒るけど、最後には身体の心配
をするんですね。ここはやっぱりみぽりんと一緒。
このメンバーをまとめる器の大きさが伺える素敵なキャラ
です。

そんなアンチョビ姉さんをサポートしている
(サポートしてるのかなぁ…)
CV33カルロ・ヴェローチェを駆る副隊長ペパロ二ちゃん。

もう私こういうキャラ大好きなんです!

能天気で無鉄砲、リーダーのためならどこまでも!
でも何かが抜けている…いいですね♡
そんなペパロ二ちゃんが率いるカルロ・ヴェローチェ隊。
凄いです!あの勢いと根性。
アヒルさんチームも唸らせる回転レシーブ!
アンチョビ姉さん曰くもうちょっと考える頭があれば
凄いチームになるんでしょうね。
私もカルロ・ヴェローチェ箱乗りしたいです!
ちっちゃくて可愛い♡
真面目に欲しくなっちゃいました^ ^

試合後の締め方もアンチョビ姉さんの胸が熱くなる言葉と
敵味方関係なく労うシーンにジーンと来ちゃいました。

今回も素敵な戦車道の精神、沢山感じさせて頂きました。
本編に劣らず素敵な作品。

本編決勝戦にアンツィオの姿が見えないと思ったら
こういうオチだったんですね。
アンツィオらしい…

秋の劇場版ますます楽しみです!




【主要登場人物・出演者】

《県立大洗女子学園》
☆あんこうチーム
(使用車輌:IV号戦車D型)
西住 みほ - (CV:渕上舞)
武部 沙織 - (CV:茅野愛衣)
五十鈴 華 - (CV:尾崎真実)
秋山 優花里 - (CV:中上育実)
冷泉 麻子 - (CV:井口裕香)

☆カメさんチーム(生徒会チーム)
(使用車輌:38(t)戦車B/C型)
角谷 杏 - (CV:福圓美里)
小山 柚子 - (CV:高橋美佳子)
河嶋 桃 - (CV:植田佳奈)

☆アヒルさんチーム(バレー部チーム)
(使用車輌:八九式中戦車甲型)
磯辺 典子 - (CV:菊地美香)
近藤 妙子 - (CV:吉岡麻耶)
河西 忍 - (CV:桐村まり)
佐々木 あけび - (CV:中村桜)

☆カバさんチーム(歴女チーム)
(使用車輌:III号突撃砲F型)
カエサル / 鈴木 貴子 - (CV:仙台エリ)
エルヴィン / 松本 里子 - (CV:森谷里美)
左衛門佐 / 杉山 清美 - (CV:井上優佳)
おりょう / 野上 武子 - (CV:大橋歩夕)

☆ウサギさんチーム(1年生チーム)
(使用車輌:M3中戦車 リー)
澤 梓 - (CV:竹内仁美)
山郷 あゆみ - (CV:中里望)
丸山 紗希 - (CV:小松未可子)
阪口 桂利奈 - (CV:多田このみ)
宇津木 優季 - (CV:山岡ゆり)
大野 あや - (CV:秋奈)


《アンツィオ高校》
(保有車輌:P40重戦車、セモベンテM41、カルロ・ヴェロー
チェCV33)

アンチョビ / 安斎 千代美 - 吉岡麻耶
カルパッチョ - 早見沙織
ペパロニ - 大地葉


【主題歌】

オープニングテーマ
「DreamRiser」
作詞 - こだまさおり / 作曲 - rino / 編曲 - h-wonder /
歌 - ChouCho

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 矢吹香那、佐々木裕 / 編曲-佐々木裕
歌 - あんこうチーム
[西住みほ(渕上舞)、武部沙織(茅野愛衣)、
五十鈴華(尾崎真実)、秋山優花里(中上育実)、
冷泉麻子(井口裕香)]
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 50

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「じゃあⅣ号がぴよぴよねー」~観れば女子力が上がるというあのアニメが帰ってきた~さぁ諸君も一緒に、ドゥーチェ!ドゥーチェ!

2012年秋~冬期にかけて放送されたテレビシリーズ『ガルパン』
アクタス&グラフィニカという少数精鋭スタッフと多くの名キャストによって手掛けられ、一大戦車ブームと聖地巡礼ビジネス最大の成功を収めた傑作
テレビシリーズの第7話では詳細が描かれなかった戦車道全国高校生大会の2回戦を描きます
コミカライズ版やノベライズ版でこそ描写されていた「アンツィオ戦」でしたが、それらを全部無視しての初映像化、流石に気合が入ってます


本編は約40分
本当のところは30分で作るつもりだったのが予算と一緒に尺もオーバーしたらしいです
それもそのはず、本編は文字通り「アンツィオ戦」を描くため迫力満点の戦車戦がメインになっております
コンテと作画の一部はまさかのカトキハジメその人
脚本はテレビシリーズで軍事考証をしていた鈴木貴昭
作画の一部やイタリア軍に関するアドバイザーとしてイラストレーターにしてイタリア軍研究家の吉川和篤も参加
凄い、マニアがマニアを呼び、いつの間にやらテレビシリーズ以上の豪華スタッフに(笑)


キ○ガイみたいな戦車ヲタから毎度指摘されていたので今回新たに3DCGをモデリングすることになったイタリア戦車に関しては“装甲板のリベットの形、位置、数など全て実機を検証した上で制作”されてます
リベットの数まで数えるとは・・・ミリヲタ・・・恐るべし・・・(ゴクリ


テレビシリーズのDVD版では2.1chサラウンドでしたが今回せっかくの劇場上映が大前提ってことでセンタースピーカー+後方モノラルの追加で4.1chサラウンドにしたらしく、大気を切り裂くような砲撃の爆音や砲弾の通過音は凄まじい迫力ですb
これは是非劇場で堪能していただきたいですね
(特に練習試合での1500㍍離れたⅣ号とⅢ突の狙撃)


そんでもって肝心のお話
実質的に主人公は2人いると言っていいでしょう


1人はノリと勢い“だけ”のアンツィオを纏め上げる我らがドゥーチェ、アンチョビ
ひげさんのレビューでも指摘されてる通り、陽気で馬鹿っぽくキャラデザされたはずのアンチョビさんだったが、実際のところ動かしてみると無能な割りに血気盛んなまるでヤンキーみたいな部下達を束ねる姉御肌(ってゆーかお母さん)的なカリスマ隊長キャラに
劇中では日々大きく成長していく大洗女子に対して、ほとんどアンチョビの統率力だけで試合が成立しているという“真の弱小校アンツィオ”の奇跡は実にドラマティックです


そしてもう1人の主人公、カエサルさん
結局戦ってばっかなのか、ってーのもちょっと違くて、今回カバさんチームの装填手ことカエサルさんとアンツィオの副隊長、カルパッチョさんのアツい友情が描かれたのが一番のみどころかとオイラは思います
やったね仙台エリ、実質的に映画主演だよ
“Ⅲ突VSセモヴェンテ”・・・自走砲VS自走砲の一騎打ち・・・アツイwアツ過ぎるw
こういった風に戦争でなく、あくまでスポ根モノ感を出せるのがこの作品のイイところですね、ホント


ちなみに作中ではやたらイタリア料理が登場します
そう、この作品は【飯テロアニメ】なのです(笑)
特に「鉄板ナポリタン」にはヨダレががががが
空腹時の視聴はお気をつけ下さいませw


ラストは大洗女子VS黒森峰の決勝戦にて、「どうしてアンツィオだけが観戦に来てくれなかったのか?」という納得のオチ
どこをつまんでみても美味しい、、、いやいやw面白い1作に仕上がりましたね
拍手です

投稿 : 2024/11/23
♥ : 37

82.7 3 コミカルアニメランキング3位
トップをねらえ!(OVA)

1988年10月7日
★★★★☆ 4.0 (783)
3424人が棚に入れました
人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群(通称・宇宙怪獣 (STMC))による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の未来がかかる。

声優・キャラクター
日髙のり子、佐久間レイ、川村万梨阿、若本規夫、渕崎ゆり子

kororin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『イナーシャルキャンセラー全開・・・よーし、やってみる!!』「死ぬ気?!」「うっ!」「やめてぇぇぇ!」  『パパ、スミス・・・私を守って。』

光速を突破したした宇宙船を作り出した人類は星々を食いつくす宇宙怪獣群体と遭遇。地球人類の存亡をかけて「時」を越える戦いが始まった・・・・


発表(発売)当時、1巻2話収録のOVA3巻全6話作品。
今更どうこういうモノでもない高評価作品ですが、「ロボットオタク(スパロボ系)」なら『一度』は見ておかなければならない『聖典』です。(大層かな?)

本作は色々と逸話のある代物。
・発表された時分は「世間」では全然騒がれてなかったけど、オタクの内々では注目株だった「庵野秀明」氏の初監督ということで期待があったということ。(今じゃもう・・・ネェ)
・その仕事ぶりは当時のチープワンパターンな他作品と比べて「どこか一味違う・こだわりが面白い」というもので(オタクの内々では)定評がありました。
・当時の宣伝コピーは「『トッ〇ガン(ト〇・ク〇ーズの出世作)』と『エースをねらえ!』が一つになった!」というふれこみでしたが、
庵野監督は「エースをねらえ!」は見ていても「トッ〇ガン」は一度も見たことがなかったそうで、本作を見て判るように「エースをねらえ!」の特色が濃厚に出ていますね。
・主題歌は「酒井法子(ノリピー)」、主人公は「タカヤ・ノリコ」、中の人は「日高のり子」と、何かと『ノリコ』づくしなアニメ。
・「トップ」を狙うつもりはなかったのに、口コミ定評でOVAビデオ(VHS)の売上(アニメ部門)も「トップ」になったとか、ならなかったとか・・・etc、etc
・キャラ設定は「超時空要塞マクロス」でお馴染み、「目」が特徴的なキャラの「美樹本晴彦」氏。

SF考証も世界観も、古典SFの引用・1960年代の人間が創造したような未来。1988年に発表された当時から見て所謂「レトロフューチャー」な世界。
・宇宙空間も「真空」ではなく「エーテル」で満たされいるという設定。小難しい物理用語が多数出てきますが、これで宇宙物理学や古典SFに興味を持った人も少なからず多かったのでは? 私?私はサラっと流しましたヨ(笑)ウラシマ・エフェクトは多少判りましたが・・・
(後の太陽フレアが原因で発生したプラズマ雲「ゲドゥルトの海」に覆われた宇宙空間を漂流するハメになった少年少女の葛藤物語『無限のリヴァイアス』なんかを思い出します)
・敵対する「宇宙怪獣」も今まで我々が認識する動物の様な形態概念ではなく知性は無い様で生体本能のみで活動する「デッカイ珊瑚」のようなモノ(最小でも数十メートルの多足昆虫型のモノもある)。そんなモノが数えきれない群体で(体当たりで)襲ってきたらもう・・・ヤッパリ怖い!
・対する人類は「マシーン兵器」と呼ばれる「8m程のロボット」で対抗準備。日々特訓の続くノリコ達。しかしこのマシーン兵器(RXシリーズ)、恐ろしく視界が悪い上にアナログな計器類を読み取ってと勘と予測で動かす効率の悪い兵器。最大の立役者「ガンバスター」が出るまでの「かませ犬」みたいな存在でした(笑)

ドラマの方は主人公・ノリコの(戦いと)成長の物語。
憧れの先輩お姉さま「アマノ・カズミ」、トップ部隊に選抜し冷徹な猛特訓を強いるが信頼厚い「(オオタ)コーチ」、ライバル「ユング・フロイト」、地球に残した親友「ヒグチ・キミコ(名前の由来は周知の通り)」、華と散った初恋の相手「スミス・トーレン(ヤぁってやるぜ!)」、
様々な人と出会い、別れ、時間のズレた世界で再会したりして、ノリコは人類の運命を背負う覚悟を決める!
所々に庵野監督が気いった邦画の演出(「パクリ」じゃないよ「引用」だよ)が使われてたり、庵野監督が好きそうなオマージュがあったりと、思わずニヤリとしてしまったらあなたは間違いなく『オタク』です。

初めて見る方はチョット地味目なストーリーが淡々と続いて飽きるかもしれませんが、とにかく4話「発進!! 未完の最終兵器!」迄は我慢して、我慢して、我慢して~~見て欲しいものです。一気に目が覚めると思いますから。
それで本作を見直す(チョイと気に入った)気になれば後は怒涛の第5・6話に引き込まれることでしょう。

特に第5話「お願い!! 愛に時間を!」は・・・緊迫するドラマと早い展開もさることながら、スパロボ好きには鳥肌が起つ演出!今までの地味目な伏線を吹っ飛ばすような勢いです。(テーマ曲が流れる「アノ」シーンの虜になった人は多いハズ!)
そして第6話「果てし無き、流れのはてに…」は・・・スペクタクル大河ドラマの雰囲気を醸し出した構成。ワザと画面を「アレ」にして最後に・・・・もう涙と鼻水無しにはいられない締め方です。

とにかく「面白く見せる(エンターテイメント)」という意味で「伝説」、又は「教典(大袈裟?)」的な作品だと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

ちゃぶ台返し さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

80年代OVAの金字塔的作品!!

 当時高校3年生の夏だった。それ以前から『美樹本氏の美少女キャラと妙なデザインのロボットの組み合わせだなぁ~』と存在だけは認知していたが、レンタルで借りた最終巻を見た時は脳天を打ち抜かれる様な衝撃を覚えたものだ。1巻でエロパロ路線が際立った学園モノと思わせといて、2巻でシリアスな流れとなり、3巻であそこまで飛躍したストーリーを創造したスタッフらに畏敬の念を感じた。特に6話で『あの演出』を取り入れたのは並大抵ではないと今でも思う。俺も他の人同様にTVが壊れたかと思った位だw その後ガイナックスはNHKのシリーズアニメ「ふしぎの海のナディア」を作り、数年後「エヴァ」を作った。若い時にこの流れをリアルタイムで感じる事が出来たのは幸せだったかと思う。アニメ業界ではないけれども、今の仕事に就くことに、確かな影響を及ぼした作品ではないかとも思う。ムック本のインタビューの中で庵野監督が語っていた「(同時期に出ていた)OVAパトレイバーより確実に面白いものを作る」という目標は確実に達せられていると万人が認識出来るのではないだろうか。あれから20余年。今見ても面白いと思うよ。皇帝・若本の熱い演技も必聴だ!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

ペエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いま観ても面白いアニメ史に残る作品

1988年の制作にもかかわらず、いまだに多くの人に支持されていることに驚きます。
監督はエヴァの庵野秀明さんですが、パロディの入れ方やSF的な話のまとめ方からも岡田斗司夫さんの作品という印象があります。
と学会の次はダイエット本がブレイクしたオタキングですが、こんなに面白い作品を作ってくれたことに感謝です。

OPでは当時はトップアイドルののりぴー(酒井法子)が歌う80年代アイドルソングを堪能できます。

後半は主人公を演じる日高のり子さんが技名を絶叫する有名なシーンがありますが、「のどが潰れてもいいように最終日に収録した」というエピソードを知ってから観るといっそう盛り上がります。
しかし、のどが潰れてもって日高のり子ののど潰しちゃ駄目だろw

とにかく作り手が全力で作ったアニメだっていうのが伝わってくるそんな作品です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

68.3 4 コミカルアニメランキング4位
神のみぞ知るセカイ 4人とアイドル(OVA)

2011年9月16日
★★★★☆ 3.7 (598)
3145人が棚に入れました
舞高祭でかのんと同じ舞台に上がるために軽音楽部を立ち上げようとするエルシィ達。しかし文化系部活動主任の児玉先生から部の創設をするためにある条件を提示される。それは全員が次のテストで満点を取るというもの。成績不振のメンバーのためエルシィは桂馬を引っ張ってくるがそこにかのんも加わって…。一度は桂馬に攻略された女子が一堂に会する勉強会で何かが起こる!?
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もうモブキャラとは言わせない!

原作未読 約25分

桂木 桂馬に攻略された2名 陸上部の高原 歩美、友人の小阪 ちひろ、そして二人の友人で陸上部の寺田 京とエルシィでバンドしようというお話です。ここにこの作品一押しwの中川 かのんが絡んでいます。もちろん、主人公である桂木 桂馬も登場します。
「4人とアイドル」ってそのままタイトル通りのお話ですねw

この作品で一番の注目は、本編ではほとんど一言二言しか出番がない寺田 京(てらだ みやこ)ですねw今回は主要メンバーということで出番が多いです。

ちょっと本編に引っかかる部分{netabare}(かのんの記憶のお話){/netabare}はありますが、OVAらしい単発作品です。観なくても本編には影響がないと思いますのでそれほどオススメはしませんが、神のみファンの方にはいいじゃないかと思います。

お話も短い時間ながらがよくまとまっていましたね。

2期の視聴後に観た方がより関係が分かりやすいと思います。

OP 中川かのん(東山奈央)ちゃんが歌ってます。可愛い感じの曲です。
ED 2期の挿入歌ですね。小阪 ちひろ(阿澄佳奈)ちゃんが歌ってます。

それではもう一つのOVA観てみます^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

アスクール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ライブをしようという話♪

このOVAは基本たいしたことはおこらないです。ライブをやるだのやらないだので終わってしまいます。

二期を見てる方ならあの名前忘れましたが「普通」を題材にしたヒロインの話のその後って感じでしょうかね・・・^^:ライブを始めるみたいなこといってたんで。


しかし英語の要点とりスキルいいですね・・・・あれぐらいあれば・・・・どれだけ楽か・・・・。それができないのが僕なのです・・・。

愚痴を書きました・・すいません^^;



三期を所望してるので早くやってほしいですね~~結構原作は進んでいるようです^^

連載が進むにつれて内容が軽くなったりしていなければいいのですが・・・・。
どうしても連載が長くなるにつれ話のレベルが落ちちゃうのが少年誌ではよくあるので・・・。

この神のみぞ知る世界はそうはなってほしくないですね・・・・。



三期は2、3クールやっちゃうのでしょうかね・・・・。わかりませんがすごく期待しています♪


最後の方このOVAと関係ないですね・・・ごめんなさい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

黒鐵 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

遠回り

これの発売日に,学校帰りに近くの本屋に寄ったが売ってなくて2件目に回っても売ってなく,3件目にも売ってなかった。
あきらめかけたのだが,『やはりファンとしてあきらめたらだめだ』と思い,そこから自転車で30分くらいかかる距離にある本屋に向かいようやく見つけたのを覚えている。
学校から家まで普通は20分あれば着くのが,2時間半もかけて帰ったといういい思い出である。
ちなみにこれを見つけたとき『おおっ!』と叫んで,店員さんとお客さんに冷たい目を向けられたというのは,もちろん秘密だ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

60.3 5 コミカルアニメランキング5位
フミコの告白(OVA)

2009年11月8日
★★★★☆ 3.5 (177)
584人が棚に入れました
高校生のフミコの同級生、野球に熱心なタカシに告白してその後振られてしまうところから始まる。
その後は長崎県の様な急斜面の町の中を飛んでいってしまう。(kwskは動画を参照してね)
産経新聞も注目している。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【必見】これはすごい!!掘り出し物の映像ですよ!!

■告白⇒加速⇒加速⇒発射⇒( >_[・]) ロックオン⇒告白♪
キャッチしているあにこれのお友達のレビューから知ったこの作品!
もっとたくさんの人に知ってもらいたいと思いました♪
この作品は、数々の受賞暦を持つ自主制作アニメで、YouTubeやニコニコ動画で公開さているのです!!
2分半で魅せる、疾走感と加速感を是非みなさんにも味わってほしいですね♪
  
「フミコの告白」の作者であるTeteさんのインタビューとアニメ動画が見れますよ!!
気になる方は下記URLに...((((=・o・)ノ ゴーゴー♪
http://b.hatena.ne.jp/articles/200912/668
 
評価は2分30秒を前提に加味して採点しましたw
  
2011.07.31・第一の手記

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

驚愕の、傾斜45度!命がけの告白アニメーション!

大学生の自主制作アニメーションです!
2分半という短い時間で、少女が好きな男の子に振られて走り出す姿が、疾走感たっぷりに描かれています!

そのクオリティーの高さが評価され、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞や、2010年オタワ国際アニメーションフェスティバル特別賞なと、数々の賞を受賞しています!

青春を漂わせる、淡い色彩や、独特の線の細いタッチが印象的で素敵です!
もじもじして告白する少女の初々しい感じも良く出ていて、よく動く表情に目をひきつけられます。
少年のきっぱりしたお断りには、思わず噴出してしまいました!
どこか懐かしい家々の様子も、とても雰囲気があって好きです。
角度45度の急斜面を一気に降りる演出には驚愕です!
まさにこの街は、走り落ちる事しか設定されていないような恐ろしい地形!!
ここからは、一瞬も目の離せない大スペクタクルです。
この名曲も、まさにこの作品のためにうまれたような…。

味噌汁で釣ろうとする2度目の告白にも笑えました!

製作者さんのHPに、この作品の製作過程やリアルな苦労話なども載っているので、訪れてみてください!きっと作品が2倍楽しめます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

21世紀を駆け抜けるプロジェクトF子 街はジェットコースターだ!

2009年制作の学生による自主製作アニメ ネットで公開 2分22秒

監督 石田裕康 作画 川野達郎 岩瀬由布子 村上和浩 永田勇作

なんとなく他人という気がしなくて気になっていたのですがw
今回視聴してびっくり仰天ものでした。
作画は相当凝ってまして、影響された作品を上げればきりがないのですが、
若さと可愛らしさとパワーでは過去作品を圧倒するすごさです。

今でもyoutubeで高画質版が見れるので、未見の方はすぐにでも。
この作品が嫌だという人はまずいないでしょうw

 
2010年 第14回 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞ですが、
大賞「四畳半神話大系」優秀賞「カラフル」「マイマイ新子と千年の魔法」「フミコの告白」「わからないブタ」
審査委員会推薦が「イブの時間」「劇場版マクロスF」「涼宮ハルヒの消失」「Angel Beats!」他なので、
ものすごい激戦の年です。短編なのでこれらより優れているというわけではないですが。

石田監督は11年にはrain townを発表してさらに賞を受け、
13年には初の劇場版短編アニメ「陽なたのアオシグレ」を発表しました。
15年には「台風のノルダ」作画監督ということで一歩一歩着実に劇場アニメ監督への道を歩んでいるようです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

64.6 6 コミカルアニメランキング6位
デトロイトメタルシティ(OVA)

2008年8月8日
★★★★☆ 3.8 (108)
412人が棚に入れました
主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ごめん 実はこういうの大好きなんだー!

優しくおしゃれなスェーディッシュポップスをこよなく愛する青年・根岸宗一が主人公。
好きな音楽でプロデビューすることを夢見て上京したが、
契約したデスレコーズで強制的に悪魔的デスメタル
「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ヴォーカル
ヨハネ・クラウザーⅡ世としてインディーズデビューさせられてしまう。

悪魔メイクと衣装でその二面性は区分けできているものの
自分の意思とは裏腹に、彼の中に秘められたメタルの才能が急速に開花し、
過激なパフォーマンスと歌詞で大ブレイク。
バンド人気が益々過熱していく中、葛藤する姿をコミカルに描く物語。

主人公の宗一が学生時代から目指している音楽が、
フリッパーズギターなどを代表とする、かつて渋谷系と呼ばれた
カヒミ・カリィやコーネリアス、というのがまず懐かしい。
だけど路上でその手の歌を唄ってみても、人が集まることはなく。

事務所の社長から引き出された、デスメタルロッカーとしての才能のほうが
どんどん開花していく有様を見ていて思ったのは、
人間の内面には誰しも、相反する二面性が存在するよなってこと。
事実、僕自身の中にも宗一とまったく同じように、
特に音楽に関しては真逆の趣味があったりする。
クラシックを愛しつつ、メタルロックも大好きだし、
フレンチポップを愛する一方、雅楽なんかもけっこう好きだったりする。

しかしこれは趣味ならジャンル問わず幅広く聴く、あるいは演奏する
というだけで済むけれど、デスメタルのような特徴的な音楽を
プロとして極めようとするなら、それはめちゃくちゃ大変なこと。
ましてや宗一の場合、自分の意思や好みが無視されて強制されている。
しかも世間での評判はどんどん尾ひれもついて伝説化。
本来の宗一と真逆にかけ離れていけばいくほど、
それが観ている者にとってはめちゃ面白く、冷静に見れば、
どちらも宗一自身だってことがシュールでもある。

センスというのは、自分で認識しているもの以上に、
他人から引き出されたもののほうが、案外花開くものなのかもしれない。
それを思うと、宗一の隠れたデスメタルセンスを見出した事務所社長は
かなりのやり手だったと言えよう。

この作品、基本・・ギャグアニメなので当然大笑いの連続だが、
本人自身が実際どう思っていようが容赦なく、
1人のカリスマロッカーが作り上げられていく過程とともに、、
ロック音楽界のことも、なかなかリアルにテンポ良く描かれていたと思う。

それと、宗一の学生時代からの同級生である相川さんが素朴で可愛い。
実写映画も原作も観たけれど、個人的にはこのアニメが
一番バランスよく感じて好きだ。

相当~~お下品だけどね(^^;

投稿 : 2024/11/23
♥ : 58

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

毎回本編視聴後にED曲で得られる爽快感は異常!!。

原作未読です。
視聴のきっかけは”本サイトでキャッチさせてもらってる方のレビューに影響されて”です^^。

1話から完全にドハマりしました!!。

自分が感じた「見どころ」としては
・主人公をはじめ、他にもたくさんの個性あふれるラブリーなキャラ達
・絶妙の間と空気感で笑える
・下手したらシュールになってしまいそうなギリギリ加減
・下品な言葉や行動がよく突発するが、不思議と嫌悪感は全く感じない
 ただ確かにTV放送でのオンエアは無理だと思われるw
・音楽が突出して素晴らしい♪。
 DMCの楽曲も原作の歌詞に忠実な上での作曲と考えると驚愕の出来
 毎回本編視聴後にED曲で得られる爽快感は異常!!(に良い)

自分が特に惹かれたキャラは、デスレコーズの社長さんですね♪。
素晴らしい演技のおかげで、腹がよじれるくらい笑わせてもらいました。
あとで気になって調べてみたら、∀ガンダムのリリ・ボルジャーノ!
そうだったんですね~♪。

あと、じわじわ惹かれてきているキャラは、ファンA??さん?です。
よく登場される顔にクラウザーメイクしてる男性ファンの方です。
自分にとっては影のMVPかも?ですわ。
あの人の「クラウザーさん・・」と発した言葉の”説得力”凄すぎ!!。

12話での最後の〆め方も最高でした!!。
これからもずっとずっと続いてほしいと思わせてくれる最高の終わり方でした。

ということで、今後は原作コミックスの方で楽しませてもらおうと思っています。
既に1巻を途中まで読んでみたのですが
自分の中ではもう完全にアニメも原作漫画も同化してるレベルです!。
ページをめくれば音楽が流れ人物が動きだし声が聞こえてくる感覚です^^。
原作マンガのアニメ化作品としてもお手本的作品ではないでしょうか?。


※余談:
・けいおん!1話でずっと謎だったことが今回解消されました^^。
 あの人は”クラウザーさん的な人”だったのですね!。
・本作のおかげでメタルというジャンルの音楽を聴いてみたくなりました。
 でも歌詞がわからないと何を歌ってるのかわからないので日本語がいいな。
 あ、BABY METALの「ヘドバンギャー」は名曲だと思っています。
 とりあえずDMC本作のアルバムCD聴いてみたいです♪。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

素晴らしく良く出来たギャグ作品

1話15分弱、全12話のOVA。
本当はお洒落なポップソングを歌いたいのに、所属事務所の意向でデスメタルバンド「デトロイトメタルシティ」のギター兼ボーカルとして活動させられて、一部の熱狂的ファンからはカリスマ的スターとして崇拝される主人公の悲哀?を描いたギャグアニメ。
これは本当に面白いです。
まずOP曲の歌詞からして、「俺に友達恋人いねえ、それは俺が殺したから」とか「殺せ殺せ親など殺せ」などと歌っていたり、作品内でも「ファック」とか「レイプ」などという品の無い、物騒な言葉が頻繁に出てくるので、決して万人受けはしないと思いますが、15分アニメということでテンポも良く、最初から最後まで、めちゃめちゃ笑わせてもらいました。
単に下品な言葉でインパクトを与えるとか、メタルを馬鹿にして笑いを取るというだけではなく、ちゃんとギャグとして笑える作品になっています。
音楽は、主人公のバンドであるデトロイトメタルシティや、作品に登場する他のバンドなどの持ち歌としてたくさんの曲が挿入曲として使われますが、どれもなかなか良く出来ています。(まあ、歌詞やタイトルは酷いのですが。「ファッキンガム宮殿」なんて曲名、笑ってしまいます)
声には有名俳優なども多く起用されていて、全体的に良い味を出しています。特に所属事務所の女社長が印象に残りました。
かなり下品なネタが多い作品なので、あまり絶賛するのも人間性を疑われそうで気が引けるのですが、個人的には素晴らしく良く出来たギャグ作品だと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

64.8 7 コミカルアニメランキング7位
中二病でも恋がしたい! Lite(Webアニメ)

2012年9月27日
★★★★☆ 3.8 (161)
967人が棚に入れました
公式サイトおよびYouTubeで配信された短編エピソード。全6話。テレビアニメとは別のオープニングとエンディングを使用している。キャストやスタッフなどのクレジット表示はない。全6話

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

恋文~Love letter~

六花が歌えば鳥も歌い
 
六花が笑えば花が咲く

六花が踊れば蝶も舞い
 
六花が眠れば星が降る

我が生涯 六花無くして何が己の桜かな

目を閉じて 浮かぶ貴女の横顔に

夢中で果てて じっと手を見る


余談だけどさ↓

女性に得意料理は何?って聞いて
肉じゃが って答える女の料理は
大したことないから気をつけろ!

↑これ俺の妹だけどな(笑)

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32
ネタバレ

K.S さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったです。

久々の視聴
{netabare}
 1期一気見した後のデザートといったところか。
 ショートエピソードが3話ほどですね・・・

 訳分からん領域の話ばっかだったけど・・・
 しかし・・・この中二病全開だった頃のダークフレイムマスターさんは強烈!
 妹さんの友達(ミカちゃん)もそっちの道の行くの?

 ギアラって胃だったんだ・・・
 それで肉じゃが?まぁ本人も疑問系だけどさ・・・

 凸ちゃんとモリサマちゃんの対決?って毎日あんなんだろうな・・・
 名物になりそうだ・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Liteと侮るなかれ、結構おもしろい

1話5分弱、全6話のショートアニメです。
OPもいい曲ですし、EDもなかなかクセがあっておもしろいです。
そして、なにより各話がとてもおもしろいです。
短い時間を活かしてコメディに極振りし、最後はちゃんとオチで終わるところがいい。

特筆すべきは、第2話「邪王真眼・黎明篇」。
中学時代の六花のお話です。
「黎明篇」と言うだけあって見慣れた邪王真眼のスタイルになるまでを描きます。
タイトルデザインにもなっている、右目の眼帯と左腕の包帯。
なぜ六花の封印はこの二か所だけなのかってことがわかる貴重なエピソードです。
しかも、幼顔でセーラー服と言うのがまた新鮮でした。

全6話、どれもほっこりできて楽しかったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

64.9 8 コミカルアニメランキング8位
苺ましまろOVA(OVA)

2007年2月23日
★★★★☆ 3.8 (213)
863人が棚に入れました
ばらスィー原作コミックスをTVアニメ化。20歳の短大生の女の子と4人の小学生の女の子が繰り広げる日常をコミカルに描いた作品。
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

相変わらずのテンポの良さ

テレビアニメの時と変わらないテンポのいい会話でした。

どこにでもあるような日常だけど、どこか微笑ましく面白いお話。


{netabare}2話で美羽がポッキーを一気にコーヒー?につけて食べてたところなんか、
下品だけど実はしてしまったりするよねw{/netabare}

女の子の日常がとっても詰まってて、
すみずみまで女子を知り尽くしてるなぁなんて思っちゃいます。

なので、女性が原作作者だと思っていたら驚きの男性でした。
どこから、女性の秘密や裏を知ったのか・・w


{netabare}また、1話~3話まですべて「あのおじいちゃん」が出てきます。

このおじいちゃんもいいキャラしてて、このおじいちゃんがいるからこそ、笑えて苺ましまろだなぁと思いました^^{/netabare}



作画としては、少しテレビアニメの時より悪くなったのは事実でした。

私の考察だと、苺ましまろの原作漫画は少しずつ絵柄が変わっているみたいなので、
ovaを作った頃の原作絵に合わせて作ったからこうなったのではないかと。。

原作ではなくテレビアニメから入った自分なので、変えないて欲しかったですね・・^^;



本当に美羽は面白いなぁと改めて感じましたw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハニョー♪

主な登場人物は11歳から16歳までの少女5人。一話完結形式で、特になんてことはない普通の日常に見えて実は目一杯シュールな世界を描く。ローティーンの女の子の仕草やファッションなどが詳細に描かれている点が特徴的。作中の小学生はランドセルではなく、ショルダーバッグなど普通のバッグで学校に通っている。キャッチコピーの「かわいいは、正義!」は、英語圏でも文法を逸脱して「Cute is Justice!」と表されることが多い。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ましまろワールド

最初から喫煙シーン。
OVAなので、規制が甘いのかなぁ。
しかも、ちょくちょく出てきます。
煙草を吸う人にとっては肩身が狭いでしょうね。
個人的には、お金を捨てるのと同じような行為なので、オススメできません。

本作品でも美羽は目立ちます。
目立つので、ツッコミ役になる伸恵と千佳の負担は大きいですね。
誰かに構って欲しい子供の心。
きっと寂しいのでしょう。
今回も美羽がうつぶせで倒れた状態で優しいツッコミの例え。
ボケ役が内容をかき回す。
それを優しくツッコむ。
日常系作品でありながら笑いの要素も。
小学生という幼少期でなければ、感情移入しやすいでしょう。

メインは旅行かなぁ。
連休で退屈な時間を有意義に過ごしたい面々。
正月のスーパーの福引で当てた宿泊券。
車中・宿泊施設でも問題発生。
いつも騒がしい仲良しグループ。
まあ、必然ですよね。

約25分の3本の構成。
OVAという短い尺。
全部、詰めたら息苦しい。
ボケとツッコミのテンポの良さはそのままで、尺だけが短い。
まずは本編を視聴して、気に入ったらOVAも宜しく、
という事になるのかなぁ……
おまけと捉えたらいいでしょう。
ゆっくりと脱力できますよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

62.3 9 コミカルアニメランキング9位
ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.3 アルンヘムの橋(OVA)

2015年7月31日
★★★★☆ 3.7 (107)
501人が棚に入れました
戦火に包まれたガリアを復興するために尽力するペリーヌとリーネ、そしてアメリーの3人。

ある日リーネは港で戦災孤児の兄弟・ユリウスとローズを保護する。

暫くの間、二人の面倒を見ることになったペリーヌだが、ある事件がきっかけでユリウスが一人故郷の実家へと向かってしまう。

心配したペリーヌとリーネは、ネウロイ掃討作戦中のアルンヘムに向かうのであった―――

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ペリーヌさんマジ女神!ツンデレ、おねショタ、地上戦!!三拍子揃ってスタッフもやっと本気だぜ!!!

第2期と劇場版とのミッシングリンクを埋めるOVAシリーズ第3話


未だネウロイから受けた傷が残るガリアを復興中の領主ペリーヌ、そしてリーネ、アメリーの3人
ある日パ・ド・カレーの港でスリを働いた少年、ユリウスを捕まえる
聞けば彼の妹のローズは酷く衰弱しており、二人は戦災孤児だと言う
ペリーヌは兄妹を自身の屋敷で保護するが、ユリウスはウィッチに対して執拗に反感を持っていた為、ユリウスの悪戯に手を焼きながらも自身の身分を明かせぬまま日々を過ごしてしまう
兄妹の故郷であるアルンヘムはネウロイの掃討作戦が続いており、作戦が完了次第アルンヘムへ二人を帰す約束をするのですが、ユリウスは一人抜け出してアルンヘムの我が家へ戻ろうとしてしまう
咄嗟にユリウスを追うペリーヌ、しかし彼女のストライカーユニットは手元に無かった・・・


正直言うと総評としてこのOVAシリーズはあんまり面白くなかったんですが(爆)今回の第3話に関しては「スタッフやっと本気かよ」と安心して観れる一本にまとまったと感じます


ペリーヌ、リーネがメインと言いつつも【まんまペリーヌの為のお話だった】んではないでしょうか
ユリウスの悪戯に悩まされながらも、彼に素性を明かせぬまま過ごす日々のコミカルとシリアスの配分具合
“おねショタ”という極上の絡み、目覚める母性
クライマックスでは劇場版の芳佳以来となる地上戦が胸をアツくさせます


作画も前2話と比較してブラッシュアップされており(というかこれが本来の股監督の実力)文句ナシ


・・・終わってみれば結局エイラーニャのエピソードは無し、劇場版以降の第501部隊の行く末もオミットされてしまうようですが、シリーズそのものは続いていくということで静かに次回作の続報を待ちたいですね

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ウィッチの優しさと勇気がしっかりと感じられる作品でした^^

Vol.1に引き続き、Vol.2でもVol.3の予告が流れました♪
Operation Victory Arrowシリーズのお約束・・・なんでしょうか^^?

Vol.3では、自由ガリア空軍に所属するペリーヌ中尉、リネット曹長、アメリー軍曹がガリア復興に向けて活躍する勇姿が描かれています。

ペリーヌ・・・彼女の故郷に対する思い入れにはただただ脱帽です。もっとツンツンしたイメージがありましたが、故郷に居る事・・・それに復興も順調に進んでいる事も相まって、だいぶ雰囲気が変わったように思います。
個人的にはこっちの雰囲気の方が好きですね^^

リネット・・・ほんわかした雰囲気が健在で安心しました^^
物語は、そんなリネットがガリアの街中で2人の兄妹であるユリウスとローズを保護するところから始まります。
高熱で苦しんでいたローズを見たペリーヌは、自宅で医者に診てもらう事を即決します。
幼い二人ですが、初めて逢った素性も知らない人を自宅に招き入れること・・・中々出来る事ではありません。
これを即決できるペリーヌの復興への並々ならぬ想い・・・やっぱ凄いです^^

こうしてペリーヌの自宅での5人暮らしが始まる訳ですが・・・小さな男の子がいると、家の中が一気に騒がしくなりますね^^
特にお兄さんのユリウスはペリーヌに対して悪態をついたり悪戯したりもう好き放題・・・^^;
ユリウスとローズは戦災孤児・・・これまで2人で何度辛い局面を乗り越えてきたことか・・・
戦時中でもある今、そんな2人に対する世間の風当たりも相当厳しかったと思います。
きっと、2人きりになってこんなに優しくされたのは初めてだったのではないでしょうか・・・
その優しさを素直に受け止められず・・・つい悪戯に走ってしまうのでしょうか^^;
一見微笑ましくもあるのですが、悪戯されるペリーヌにしては堪ったモノではありません^^;

そのような中、ユリウスをきかっけとした騒動が発生し、物語の雰囲気は一変します。
ペリーヌの適切な指示で動くウィッチ達・・・そしてペリーヌが取った行動は、真っ先に彼の元に駆け付ける事でした。

その場所は一般市民が立ち入ってはいけない場所・・・
それはネウロイが掃討されていない最前線だから・・・

そして、ここでもお約束の様にネウロイが登場するのですが、ユリウスが目にしたのは自分を助けるために来てくれたウィッチ・・・自分が手負いになっても彼の安全を優先するウィッチ・・・そして絶対に諦めないウィッチ・・・
それは彼のウィッチに対する認識を根底から覆すモノでもありました。
事の顛末は・・・本編で是非ご確認下さい。

エンディングテーマは、リネット・ペリーヌの「Fly Chronicle」
エンディングアニメで3人が草むらに座り込んでいるシーンがあるのですが、
皆さん、お召しになっている白の服がとても良くお似合いで・・・特にリネットさんの佇まいにはドキドキしちゃいました(//∇//)

1話30分の作品ですが、今回は「つづく」の文字だけでどの様に続くのかは分かりませんでした。
このシリーズになって、この作品の主役である宮藤芳佳ちゃんがちょろっとしか登場してないのも気になっています。
物語的には期待できる終わり方だったのですが・・・
続き・・・期待しています♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

その後のペリーヌさん

ストライクウィッチーズがOVAとなって帰ってきた。
各地に散ったウィッチーズのその後を描きます。

3話あるのですが、前2話はあまり覚えていません。
股間に見入っていたせいか。
もともと、名前もあまり覚えてないし。
どうやら、新キャラもボチボチ登場している模様。
流れは、ちょっとしたエピソード→ネウロイ登場→何とか撃退。
のような気がする。
ってやっぱり、股間しかみてない。

気を取り直して、第3話のレビューです。
今回はガリアのお話。
私の好きなペリーヌさんが登場します。
ペリーヌさんの魅力炸裂。
勇猛果敢な優しいツンデレですね。
股間控え目だけど、満足、満足。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

62.9 10 コミカルアニメランキング10位
恋する暴君(OVA)

2010年6月25日
★★★★☆ 3.7 (62)
461人が棚に入れました
森永哲博の片思い相手、巽宗一はそれはもう暴君。とある理由があってホモ嫌いのため相手にされず、とうとう片思い歴は5年。いい加減疲れて友人であるバーの店員、ヒロト君に相談するとアヤシイ催淫ドリンクを渡され、既成事実を作ってしまえとそそのかされる。あの暴君な先輩にそんな事できない!森永はタンスの奥へとしまい込むのだが、酔った宗一はそのドリンクを勝手に見つけて飲んでしまう。

ぽ こ た ろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レビュ-下手女子のレビュ-。

ゲイ後輩・森永×ノンケ先輩・巽

森永哲博の片思い相手、巽宗一はそれはもう暴君。
とある理由があってホモ嫌いのため相手にされず、とうとう片思い歴は5年。
いい加減疲れて友人であるバーの店員、
ヒロト君に相談するとアヤシイ催淫ドリンクを渡され、
既成事実を作ってしまえとそそのかされる。
あの暴君な先輩にそんな事できない!
森永はタンスの奥へとしまい込むのだが、
酔った宗一はそのドリンクを勝手に見つけて飲んでしまう。
                            (―Wiki)

うぃきの文載せただけとゆ-ね。
すいません。

興奮する作品でs((黙

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

66.6 11 コミカルアニメランキング11位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!(OVA)

2002年9月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
187人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。

残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ(シロバコ以上にギャグ大目)


大地監督らしいテンション高い笑いと、しっかりした力量に裏打ちされた人間描写。


みゃ~もりの前身といっても過言じゃないくろみちゃん(共通点多し)。他のキャラもみんな濃くて原色で描かれており、ペラペラな薄さや出オチどまりとは無縁なキャラ愛がある。


すでに行われていた理想としてのクオリティーと現実としての納期の戦い。


「必要悪なんて必要ありません!」


カッコイイ有能な女先輩のチャーミングなとこなんて萌えるにきまってるだろ!。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

61.8 12 コミカルアニメランキング12位
天空侵犯(Webアニメ)

2021年2月1日
★★★★☆ 3.1 (52)
204人が棚に入れました
女子高生・本城遊理がふと気づくと、そこは見知らぬビルの屋上。彼女が迷い込んだその世界は、無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな“異常空間"だった。何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の“仮面"。地上への階段が塞がれた、この地獄のような世界で生き残るには仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、そして、同じく迷い込んだ兄と再会するため、生き抜くことを決意するが果たして――?

声優・キャラクター
白石晴香、青木志貴、関根明良、榎木淳弥、梅原裕一郎

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苦手なグロホラーなのに最後まで目が離せない

気が付いたらビルの上にいて、仮面を付けた人が人間を飛び降りさせるところを目撃するところから始まるお話。

ギャグ、パンツ、微々たる百合など色んな属性があって、特にギャグ部分がとてもシュールで面白く、シリアスなはずなのにちょいちょい和むのはこれがいわゆるカオスというやつなのかと納得してしまった。

キャラ絵や作り自体古さを感じるがそれでも見入ってしまう。

どちらでもな終わり方だったが久しぶりに2期を期待したいアニメだった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

63.4 13 コミカルアニメランキング13位
京騒戯画(Webアニメ)

2011年12月10日
★★★★☆ 3.6 (407)
1961人が棚に入れました
京騒戯画はネット配信アニメ。『不思議の国のアリス』をモチーフとして、街のイメージを京都、世界観を国宝として高山寺に伝わる『鳥獣人物戯画』の3つの要素を融合した作品です。ストーリーは「鏡の都キョウトに現実の世界から入ってしまったコトちゃんが、現実の世界に戻るために活動する話となっていますが、アクションあり、ドタバタのコメディありの作品になる予定です

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

待ってました!の痛快カオスティックワンダーランド!(ようつべ、ニコ動で1期、2期とも無料で観れます!)

若干26歳、松本理恵監督が送る待望のオリジナルアニメーション作品!
商業アニメ作品で彼女より若い監督とか少なくともオイラは知りましぇーん^q^
天才です、これはいわゆる(キリッ










妖怪と人間がアッタリまえに暮らしている京都っぽい街並みの異世界、その名も【鏡都】を舞台にハスキーくぎゅう演じるリボンがよく似合う制服少女『コトちゃん』が所狭しと暴れまわるぅ~!!!!!
笹さんのレビュやひげさんのレビュにもありますよう、森見登美彦っぽいとか、ガイナっぽいなってカオスな第一印象を受けます


初キャラデザとなった林祐己を筆頭に優秀なスタッフが集結
いくらなんでも作画クオリティが高過ぎwちょっとビビるwこの先本当に続くのだろうかw










なんらかの理由で鏡都から「家に帰る」方法を探しているコトちゃんと弟たち


彼女達を世話する優しくも厳しい生臭坊主の『明恵』(ただしイケメンに限るっ!


さらに見た目フリフリドレスでセレブな貴婦人なのにその正体は鬼(?)で妖怪の軍勢を従えている『八瀬』
住職なのに大仏型ロボットとメカヲタ少女など科学的な軍勢を従えた『鞍馬』


彼らは明恵と兄姉関係にあるようで、コトちゃんを利用して【とある事】を企てているようですが・・・・・・










いやー><
期待値を遥かに上回る出来の作品!
だって林祐己ですよ!?w
可愛いいいいいじゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁ!!!!!!
今後一体どんなお話が始まるのか!
PCモニターの前でwktk全裸待機しておりまするっ(キリッ


やっぱくぎゅうのハスキーボイスはどんな高級料理にも勝る究極のメニューだーっ!
軽く白飯三杯はイケルな!











今夏からスタートした第2期では1話10分ほどで各キャラクターにスポットを当てたお話を展開するようです
投げっぱだった1期から各キャラを掘り下げる方向へと路線変更したようで、少々説明臭くなってしまったのが個人的には残念でなりません><
監督もお若いことですし、ニコ動文化に浸った一部の輩の言うことなど気にせず、もっと独創性を見せて欲しいところですよ










しかしまあ;バンプレストとのコラボはいいんですけど一番くじの一般販売は未定とかホントにヤル気あるのかお><;
それときゅんキャラが2600円っておまw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

待っていた第2弾をようやく視聴

ネット配信のこのアニメ作品、
不思議の国のアリス、鳥獣人物戯画、そして京都をモチーフに
作られているらしいと聞き、これはぜひ観なくては!と
期待を大に、まずは第1話を視聴。
ちなみに今後も、何話かに渡って?更新されるらしい。

始まって早々、感じたのは静と動のコントラストが鮮やかということ。
原色に彩られたポップな色彩は大正時代っぽいレトロ感もあり、
静寂感のある京都の風景が絶妙にマッチ。
そしてスピード感のある人物達の動きとカメラワークは
まるで万華鏡を手早く回転させているような感覚で、
彼らのハイテンションぶりに目が回りそうだった。
しかも、セリフの言葉遊びもなかなか秀逸。面白い。

きっと何度も観直せば、画面の隅っこや様々なところに
伏線めいた情報もたくさん仕掛けられていそう。

短いカットの中、登場人物をぱっぱと紹介していく。
制服を着た元気いっぱいの女の子 コト。
彼女と行動をともにするやんちゃな感じの双子 阿と吽。
仕事を抜け出して女の人と逢引している色男の僧侶 明恵。
この明恵は、コトや阿吽たちの面倒を見ている親代わりのようで。
そのほかにも、何かの研究室なのか白衣を着たショーコや男性。
腹黒そうで何か大きなギャップを感じさせる住職 鞍馬。
お城のようなお屋敷に住み、レトロなドレスを着た女性 八瀬。
そして、コトとの再会を嬉しそうにしていた謎のコト様。

彼らを見ただけでも、これから何が起きるのかワクワクしてくる。

wikiの情報どおり、舞台は京都らしい街並みや風景。
でもそこは外界から隔離されて時間が止まった京都=鏡都。
人間と妖怪が混沌となった世界でせめぎあう3つの勢力というのは、
おそらく登場人物の中の3人、明恵、八瀬、鞍馬だろうね。
この3人がどうやら「3人会議」なるものを企ている様子。
コトの知らないところで動き出しつつある計画とは何なのだろう。

そしてバースデーケーキに書かれた「コト」とは
鏡都に戻ってきたというコト様なのか。
コトを見てうれしそうに抱きしめていたコト様。
二人のコトの因果関係も気になるところ。

また、アリスの一部をモチーフにしているなら、
自分達の家に帰れなくなったコトと阿吽たちが
追いかけようと話していた黒いうさぎも、
今後何らかの鍵を握っていそう。

ってことは・・・ますます、置いてけぼりを食らわないよう、
しっかり注目していかないとw

とりあえず、つかみはOK~!の第1弾だった。
----------------------------------------
そして、数日前に第2弾を視聴した。

第2弾は3話構成になっており、コト、ショーコ、八瀬を
それぞれの話で主人公にして展開。
EDもまた、3話それぞれ違っていてなかなか良かった。
中でも個人的に気に入ったのは2話。
10分以内の短さなのに見応えがあった。

早くも次回作が待ち遠しい。
あんまり待たされると忘れてしまいそうだよ~

投稿 : 2024/11/23
♥ : 53

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最初にあらすじや、登場人物は調べてから見よう~!

原作:東堂いづみ
監督:松本理恵

東映アニメーション製作 オリジナル作品

全10話

0話 予習編
5.5話 京都実録編 (声優さんの実写)
10.5話 復習編

以前にWeb版で配信されたのは 全6話 未視聴

ジャンル:家族のハートフルファンタジー


外界から隔離され、時間が止まった京都=〈鏡都〉を舞台にしたファンタジー
(ウィキより)


前知識なにし見たんですが・・・
初めは、その独特の世界観、設定に???でした。
4話くらい観てから、流石に理解できない事とか、名前が同じキャラがいる事に気付いて、ウィキで調べました。

そしたら・・・
主人公の 「コト」 声 - 釘宮理恵
鞍馬、八瀬、明恵の母の 「古都」 声 - 久川綾

鞍馬、八瀬と兄弟の「明恵」 声 - 鈴村健一
鞍馬、八瀬、明恵の父の 「明恵」(先代)声 - 石田彰

で、「こと」と「みょうえ」と、同じ発音、名前が二人ずつでした。^^;

この事、知らなかったので、やっぱ4話までは理解できてなかったです。
最初から調べて知っておけばよかった!
そしたらもっと早く話について行けてたと思い、後悔しました。 ><

これから見る人には、公式のあらすじと、登場人物は読んでおくことをオススメします!



感想としては
ツンデレキャラがイメージの釘宮さんの声が、いつもとちょっと変えてて、なんか新鮮でした。^^
コトは、元気いっぱいの明るいキャラなので好きですね~

映像も、原色を多く使っていてカラフル
キャラもよく動いていて、見てて楽しい

ストーリーは単純で、コトの両親を探し、家族の再生がメイン。

コトと母親との再会シーンは、ウルウルで感動でした。 q(T▽Tq)
父との決着も良かったです。

めでたし めでたしで終わる話は好きなので、GOODでした
(≧∇≦)b OK   


釘宮さんや、ハートフル作品が好きな人にはオススメです!


OP:「ココ」 歌 - たむらぱん

ED:「疾走銀河」歌 - TEPPAN

OPの「ココ」は好きでCD購入
カラオケで歌ってますw ^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41

56.6 14 コミカルアニメランキング14位
美少女戦士セーラームーン Crystal(クリスタル)(Webアニメ)

2014年7月1日
★★★★☆ 3.1 (173)
834人が棚に入れました
原作:武内直子、監督:境宗久、シリーズ構成:小林雄次、、ももいろクローバーZ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマチック&ロマンチックを具現化した、望外の「原作準拠」リメイク良作

お待たせしました。
みんな大好き“美少女戦士”アニメの紹介レビューです。

といっても、旧作の方は全5期200話もある大長編で、制作時期の古さ(1992年3月~1997年2月)から来る作画・演出の陳腐化に加えて、当作が空前の大人気作となってしまったことから来る追加に次ぐ追加エピソードの嵐で、まるで「過食症でブヨブヨに太ってしまった(もと)美少女(※ただし素材は抜群に良い)・・・」みたいな様相を呈してしまっていて、当作の名高さに惹き寄せられて、「さぁ、これから『セーラームーン』とやらを視聴してみようか・・・」と意気込む熱意溢れる方々に、旧作を素の状態で紹介するのは、いたたまれない気持ちになってしまいます。

・・・と、そう思っていたら、「需要あるところに供給あり」なのか、既に2014年から2016年にかけて、本シリーズの最初から、その“肝(きも)”である第3期(デス・バスターズ編)までが、確りと現代のアニメ技術でリメイク(再制作)されているではありませんか!

いやぁ本当に日本(このくに)に生まれて良かった・・・。

ここでわざわざ、レビュー・タイトルに「原作準拠」と表記しているのは理由があって、旧作アニメの方は、必ずしも「原作マンガ」に忠実な作品ではない(かといって原作からかけ離れた作品という訳でもない)・・・という、ちょっと微妙な関係にあり、もう少し詳しく書くと・・・

(1) 原作マンガの雑誌連載期間は、1992年2月-1997年3月
(2) 旧作アニメのTV放送期間は、1992年3月-1997年2月
(3) ということで、原作マンガと旧作アニメとが、ほぼ同時進行しており、アニメの方は原作者(武内直子氏)から事前に提供されていた原作マンガの設定(世界観や人物設定など)やプロット(具体的に作品として描かれる以前の粗いシナリオ原案)をなるべく尊重しつつも、独自の追加設定や追加エピソード、さらには改変設定・改変エピソードまでをアニメ化に際して大量に導入している。
(4) 中には、原作マンガの設定やプロットが固まる迄の繋ぎとして、完全アニメ・オリジナルで企画・制作されたパート(第2期(セーラームーンR)序盤の「魔界樹編」と第5期(セーラースターズ)序盤の「ネヘレニア復活編」)まである。
(5) その結果、旧作アニメは、原作マンガの世界観やシナリオを大筋ではちゃんと受け継いでいるものの、余りにも当時のアニメ制作者やスポンサーの商業上の打算に都合よく利用されて、現代の目から見て、既に陳腐化してしまい改めて観るだけの作品価値を毀損してしまっているパートが多くなり過ぎている。

※具体的にいうと、
<1> 第1期の場合、原作に準拠した新作ならば14話で収まるところを、旧作アニメでは延々46話にわたって制作・放送されていた。
<2> 第2期の場合、同じく新作では12話で収まるところを、旧作アニメでは延々43話にわたって制作・放送されていた。
<3> 第3期の場合、同じく新作では13話で収まるところを、旧作アニメでは延々38話にわたって制作・放送されていた。

・・・ということで、新作の方は、旧作アニメの最大の問題点である「シナリオの本筋に全然関係ない膨大な水増しエピソード」をゴッソリ削り落とし、なおかつ旧作にあった原作マンガからの改変設定・改変エピソードも綺麗さっぱりリセットして、その結果、旧作では第1-3期併せて127話もあったところを、原作に忠実なスリムでリーンなシナリオの作品に仕上げることで、第1-3期併せて39話の作品へと比較的視聴負荷のかからないものに生まれ変わりました(※ 39/127=約30% にサイズダウン)。

いやぁ本当に良かった。

・・・そう思って、本サイトでのこの新作アニメの評判をチラっと確認してみたら、あれれ???散々な評判ではありませんか。なぜこうなった???

この新作、何が評判悪かったのか?というと、一言でいってCGで制作されたらしいヒロイン(月野うさぎ)の変身後の決めポーズの「コレジャナイ」感が強すぎたのです。
旧作の決めポーズの「可愛い格好いい」感が全然でていない、というか、いかにもCGっぽい不気味で無機質な表情でビシッと決められてもなぁ・・・。
※この大失策には制作側も遅ればせながら気付いたようで、シーズンⅢからは、ナチュラルな手書き?っぽい決めポーズに改められています。

それ以外の、この新作への悪評については、もともとのファンの度を超えた旧作贔屓の産物と思って無視すれば十分です。(※そういう人に限って、過度の思い出補正により、旧作の方には4点以上の高評価をつけ、新作の方には3点台の低評価をつけていますが、そういう人は、もともと好きだった旧作の方をこれからもずっと楽しんでもらえればいいのです。)

・・・ということで、これからこの新作アニメの視聴を開始しようと思っている方に、一言だけアドバイス。

CGによる変身パートについては「諦めて下さい」。

あらかじめ、そこだけ諦めておけば、視聴を始めてから失望してしまうことは余りありません。
なんせ、世界観やキャラ設定は、今後このジャンルでは二度と出てこないと思われるほど優秀(※一例として、「セーラー戦士(Sailor Guardian)」が、そのまま「太陽系の守護者(Solar Guardian)」に音便変化しており、それぞれの守護星に応じた能力を確り保持していること等)、かつ、シナリオも飽きる暇がないほどドラマチックな展開の連続で最後まで一気に突き進んでしまいますから。

ももいろクローバーZが歌うOP「MOON PRIDE」も、聴き慣れてくると旧作OP「ムーンライト伝説」に勝るとも劣らない名曲に思えてくるから不思議です。
因みに、この「MOON PRIDE(※直訳すると「月の誇り」)」という印象的なフレーズは、第1期(ダーク・キングダム編)終盤の山場で{netabare}ヒロインが決意を固める流れ{/netabare}に深く関わってくるので、アニメ本編の視聴を始める前に、このOPのミュージック・クリップを何度か視聴して、本作のノリとテーマ(※それから、おまけとして問題のCGの出来具合)に、あらかじめ見当をつけておくのがお薦めです。

ゴメンね、素直じゃなくて。

※以下、期別の内容紹介。


◆第1期(ダーク・キングダム編)

 ⇒ ドラマチック&ロマンチックな堂々の王道展開を楽しもう!

旧作アニメだと、屋上の月型のマークがデカ過ぎて気付きにくかったのですが、新作では、少女たちがセーラー戦士に目覚める時に、その瞳に一瞬映る白銀色に輝く王宮(ムーン・キャッスル)の姿が、フランスの首都パリに実在する「サクレ・クール(聖なる心)寺院」(※パリのモンマルトルの丘に立つネオ・ビザンティン様式のカトリック寺院)の姿を模したもの、とハッキリわかります。
※因みに、シルバー・ミレニアム(銀色の千年王国)の首都の全体像は、同じフランスにある複合修道院施設島「モン・サン・ミッシェル」を模した形に描かれています。

太古の時代の{netabare}月のプリンセスと地球のプリンスの許されざる恋が招いた悲劇と転生の物語、プリンセスの守護戦士とプリンスの守護騎士たちの因縁、そして繰り返される悲劇{/netabare}・・・まるで、西洋の《古典悲劇》の型を踏襲したかのような見事な構成に魅せられる!
よく見ると本作は、各話が、ACT.~ つまり「第~幕」と表記されており、本作が「演劇」を模した(=つまり劇的 dramatic な=波乱に富んだ)シリーズ構成を意識的に行っていること、が明示されています(※原作マンガ(完全版)の各話構成とも完全に一致)

でも、本作が重苦しい作品なのか、というと全然そうではなくて、ヒロイン(月野うさぎ)が「アホの子」だけに抜群の見易さ!

そして終盤の第12話のラストシーンで、本作の視聴開始直後からずっと気になっていた、OP 「MOON PRIDE」の最初の小節{netabare}「MOON PRIDE 貴方の、力になりたい・・・」という言葉が見事に回収{/netabare}される!
これで本作への好感度がさらに上がってしまい、様式美溢れるこの第1期への個人評価は ★★ 4.5 とかなり高くなりました。


◆第2期(ブラック・ムーン編)

 ⇒ 途中から明かされるトンデモ設定を逆に楽しもう!

第2期は第1期に比較すると、さまざまな点で設定矛盾が目立って、どうしても個人評価は ☆ 3.8 と低くなってしまいますが、それでも途中から明かされる稀に見るトンデモ設定に思わず笑ってしまいました。

それにしても、ちびうさを small lady (背の低いレディ)と呼んでいるのは何か変・・・そこは petite lady (幼いレディ)だろ普通、と思っていたら、{netabare}彼女の実年齢が900歳以上{/netabare}って・・・それじゃ small lady で仕方ないのかな?


◆第3期(デス・バスターズ編)

 ⇒ 本作唯一の《神回》を含む超展開!迫りくる世界の終焉に戦慄すべし!

SeasonⅢ(第3期)は、思い切ってキャラクター・デザインが今風に変更され(※キャラデザ担当の高橋晃氏は、スイプリ&ドキプリのキャラデザを本作以前に担当)、第1-2期ではCGの違和感の大きかった変身シーンが滑らかな手書きに改められています。
なお、音楽は何故か1-2期に比べてインパクトがない印象ですが、それでも聴き続けると次第に耳に馴染んでくる良曲だと思いました。

「セーラームーン」シリーズの中でも白眉といえるこの期の個人評価は、★ 4.3 とやはり高くなりました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター 境宗久(第1-2期)、今千秋(第3期)
シリーズ構成      小林雄次
キャラクターデザイン 佐光幸恵(第1-2期)、高橋晃(第3期)
音楽           高梨康治
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期(ダーク・キングダム編) (14話) ★★ 4.5
(2) 第2期(ブラック・ムーン編)   (12話) ☆   3.8
(3) 第3期(デス・バスターズ編)  (13話) ★   4.3
------------------------------------------------------
  総合評価            (計39話) ★   4.3


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

== 美少女戦士セーラームーンCrystal (第1-2期) (2014年4月-2015年6月) ==

 ------------- ダーク・キングダム編 -------------
{netabare}
Act.1 うさぎ -SAILOR MOON- ★ 宝石店事件 ※CGパートは微妙だが展開の速さは◎
Act.2 亜美 -SAILOR MERCURY- ★ 天才少女、クリスタルゼミナール事件
Act.3 レイ -SAILOR MARS- ★ 火川神社の巫女、魔の6時のバス事件
Act.4 Masquerade -仮面舞踏会- ★★ D国大使館騒動
Act.5 まこと -SAILOR JUPITER- ★ 怪力失恋転校生、ブライダルショップ事件
Act.6 タキシード仮面 -TUXEDO MASK- ★ 幻の銀水晶捜し強制事件、セーラーVの影、うさぎ&衛双方身バレ
Act.7 地場衛 -TUXEDO MASK- ★ 衛の過去と目的、洗脳DVD事件、セーラーV見参
Act.8 美奈子 -SAILOR V- ★ 月のプリンセス?、美奈子おびき出し、東京タワーの戦い、衛被弾
Act.9 セレニティ -PRINCESS- ★★ 続き、前世の記憶回復、封印解除(幻の銀水晶出現)、衛奪わる
Act.10 MOON -月- ★ シルバーミレニアムの廃墟と聖剣、クイン・セレニティのメッセージ、四天王とセーラー戦士たちの前世
Act.11 再会 -ENDYMION- ★ 黒エンディミオン(遠藤君)接近、地下指令室の戦い
Act.12 敵 -QUEEN METARIA- ★★ 続き、クイン・ベリルの最期、北極圏へ、プリンセスの誇りと自信
Act.13 決戦 -REINCARNATION- ☆ クイン・メタリア強大化、二つの奇跡、幻の銀水晶の力解放
Act.14 終結そして始まり -PETITE ÉTRANGÉRE- ★ クイン・メタリア撃滅、月の王宮再生、ちびうさ登場 ※ラスト新展開{/netabare}

 -------------- ブラック・ムーン編 ---------------
{netabare}
Act.15 侵入 -SAILOR MARS- ★ 新たな敵、妖の四姉妹来襲(コーアン)、レイ囚わる(紅のルベウス)
Act.16 誘拐 -SAILOR MERCURY- ☆ 邪黒水晶とブラック・ムーン、亜美vs.ベルチェ、亜美囚わる
Act.17 秘密 -SAILOR JUPITER- ☆ まことvs.ペッツ、まこと囚わる
Act.18 侵略 -SAILOR VENUS- ☆ 美奈子vs.カラベラス、過去と未来の幻の銀水晶、ちびうさの願い
Act.19 タイム・ワープ -SAILOR PLUTO- ★ 30世紀へ、時空の番人(セーラープルート)、クリスタル・パレス到着
Act.20 クリスタル・トーキョー -KING ENDYMION- ★ 続き ※結構なトンデモ設定で笑
Act.21 錯綜 -NEMESIS- ★ 暗黒惑星に囚われたうさぎ、プリンス・デマンドの望み、ちびうさ闇堕ち
Act.22 思惑 -NEMESIS- ★ 幻の銀水晶のパワー解放、ブラックムーン城崩壊・脱出 ※面白いのだがシナリオの整合性のなさが鼻につく点は×
Act.23 暗躍 -WISEMAN- ★ 暗黒城の主、暗黒の女王来襲 ※同上×
Act.24 攻撃 -BLACK LADY- ☆ 黒エンディミオン再び、ラスボス来襲、プリンス・デマンド暴走 ※面白いけど展開が色々と雑な点は×
Act.25 対決 -DEATH PHANTOM- ★ 時間停止(プルート禁忌違反)、ちびうさ復活・セーラー戦士化、プリンス・デマンド死亡、デス・ファントムの怨念
Act.26 再生 -NEVER ENDING- ★ ネオクイン・セレニティの目覚め、ちびうさとの共闘(ラスボス殲滅)、未来の自分との別れ、ちびうさ再来訪{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「MOON PRIDE」
ED 「月虹」


=== 美少女戦士セーラームーンCrystal SeasonⅢ (第3期) (2016年4-6月) ===

 -------------- デス・バスターズ編 --------------
{netabare}
  ^^^^^^^^^^^ OP「ニュームーンに恋して」、ED「eternal eternity」 ^^^^^^^^^^

Act.27 無限1 予感・前編 ★ 天才レーサー&天才ヴァイオリニスト接近、無限学園生徒の先祖返り ※様式美を感じる変身シーンは◎
 ”   無限1 予感・後編 ★ 無限学園潜入、ウィッチーズ5来襲、土萌研究所の少女、謎のセーラー戦士たち
Act.28 無限2 波紋 ☆ 学園の怪集会、ユージアル撃破、謎のセーラー戦士の警告
Act.29 無限3 2人 NEW SOLDIERS ★ ちびうさ&ほたるの友情、学園の怪コンサート、ミメット撃破、ネプチューン&ウラヌス名乗り

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「乙女のススメ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Act.30 無限4 SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる ★ 破滅の神の夢、亜美の体験入学、ビリユイ撃破
Act.31 無限5 SAILOR PLUTO 冥王せつな ★ 土萌研究所訪問、植物園の罠、プルート転生、テルル撃破
Act.32 無限6 3戦士 ★ 外部惑星3戦士の使命と目的、タウ星系からの侵入者、ほたるの体の秘密、シプリン来襲
Act.33 無限7 変身 SUPER SAILOR MOON ★★ 聖杯の力解放(スーパーセーラームーン覚醒)、シプリン姉妹撃破、滅びの戦士(セーラーサターン)覚醒の悪夢、ミストレス9覚醒

  ^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「永遠だけが二人を架ける」 ^^^^^^^^^^^

Act.34 無限8 「無限迷宮」1 ☆ ちびうさ心停止、無限学園突入と罠、マグス・カオリナイト撃破
Act.35 無限9 「無限迷宮」2 ★ 師(マスター)ファラオ90の野望、ダイモン化実験、土萌教授撃破、ミストレス9再出現
Act.36 無限10 無限大―上空 ★ ほたるの戦い・魂消滅、ちびうさ甦生、スーパーセーラーチビムーン覚醒
Act.37 無限11 無限大―審判 ★★★ ミストレス9撃破、師ファラオ90実体化・タウ星系接近、セーラームーン単騎突撃、サーラーサターン覚醒
Act.38 無限12 無限大―旅立ち ★ 沈黙の大鉈(世界の終焉の危機)、うさぎ一瞬メシア化、ほたる転生、後日譚(高校進学、ラスト新展開へ) ※ED「eternal eternity」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆(※参考)続編情報

昨年6/30に、第4期(デッド・ムーン編)が、劇場版(前・後編)として制作されることが公式サイトで発表されています。
シリーズディレクター(監督)は第3期と同じ今千秋氏。公開時期は未定。

(2018.12.14)旧作レビューをUP

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポよくあっさりしたリメイク。

名作の「美少女戦士セーラームーン」を
ギュッと濃縮して26話であっさり観られる。

テンポが良くて話もスムーズ。
1部:ダーク・キングダム編と
2部;ブラックムーン編が味わえます。
視聴中「話が進まない!」等のストレスは皆無。

作画は比較的綺麗な気がする。
セーラー戦士のお顔がシャープで鋭い(刺されたら痛そう)AGO(顎)と
小顔×大きな瞳で女の子の憧れと象徴そのもので「コレジャナイ感」が出てるけど気にしない(適当)

私が生まれた頃のアニメなので、セーラームーンのアニメ自体そこそこ観ていましたが全部は見ていなくて一部分のみだったので話自体よく知りませんでした。

母と兄がファンだったらしく、家を探すとレア?なセーラームーンの着せ替えのお人形(危うく、おままごとよりゲームや外遊びが好きだった小さい頃の私の悪戯の餌食になるところだった)やコミックスが出てきます。

深く観たいならリメイク前のを。
あっさり大まかでも良いから観たい方や
懐かしいものを新しくリメイクしたものが観たい方はオススメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっと違う…けど

主役のうさぎちゃんは声が一緒なので違和感はそう感じないけど、タキシード仮面様はやっぱりちょっと違和感ww

タキシード仮面様=とーるちゃんだったし、古谷さんのファンだったので。
野島健児さんも好きなので、キャラとのイメージが早く一致するといいな。

変身シーンもほぼ昔と一緒で懐かしかった。
絵柄は昔の方が幼い感じなのかな?ちょっと大人っぽくなってますね♪

他のセーラー戦士や敵キャラの登場が楽しみ



ようやく全員そろって、クインベリルとの戦いが始まった
旧作に比べるとかなり切なさ多めになってる。

セーラー戦士とゾイサイト達が恋人同士だったんだっけ?ん?
原作も一読してたけど結構忘れてる?

うさぎちゃんとまもちゃんが敵対するのは悲しい><

第一部終了。
第二部、ちびうさちゃんと新たな敵登場!

プリンスデマンド(宮野さん)カッコ良かったし、ちょっと可哀想。。。

2クールできっちりとまとまってた^^

「a bientot」(またね~)って終わり方も、あからさまに続くよってかんじでもなくて良い言葉選んだなぁとか思いました


終わってみたらノジケンさんのまもちゃんの声が優しくてきゅんきゅん♪しっぱなしでした^^;

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

65.9 15 コミカルアニメランキング15位
MEZZO FORTE International Version(OVA)

2004年7月23日
★★★★☆ 3.8 (97)
503人が棚に入れました
ハリウッドが認めたジャパニメーションの最終兵器=クリエーター「梅津泰臣監督」が放つ最新作にしてTVシリーズ初監督作品OVA「MEZZO FORTE」VOL.1、VOL.2を、インターナショナルバージョンとしてバージョンアップし登場!! [R-15] ※.このアニメはR18「メゾフォルテ」時のHシーンをカットしてあります。 暴力的な表現があります。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

史上最高のR指定作品!

18禁の文字通りアダルトアニメとして発売されたシリーズ


海外でも高い評価を得ている天才アニメーター『梅津泰臣』(最近ではそれ町のOP、BLOOD-CのOPが有名)の貴重な監督作品の一つです


後にテレビシリーズ化されますがそっちは酷いのでみなくていいです(お


HなシーンをカットしてR-15指定にしたバージョンがこのようにリリースされていますが、内容には遜色ないです
バイオレンスなシーンはたっぷりなのでその辺苦手な方はご注意を


純粋に『ド派手ガンアクションアニメ』としてお楽しみください
コンクリートが発泡スチロールのように粉々砕けますwそんなところが素敵ですw


故・広川太一郎さんの独特な語り口も最高b


同監督の「A KITE」
こちらもオススメです

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これぞエンターテイメント!

舞台は、現代からそう遠くない未来。
人型のロボットが実用化され、治安は悪化、混沌としたそんな世の中。
合法非合法を問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業
DSA(ディーエスエー)の3人が主人公。

なんだろう? 観終わっての爽快感がハンパない。
随分と残虐な殺し合いしたり、撃たれた頭から血がドロドロ
滴り落ちたりするのに、ぜんぜん不愉快にならない。
って多少はそういうアクションを見慣れてるせいもあるかもだけれど、
不思議な軽快さと明るさがあるのは、
ストーリーにキレがあるのと、テンポのいいアクション、
それに何より、各キャラの立て方が素晴らしいということ。
短い時間の中、気持ち良いくらい無駄のないシナリオとキャラ立ち。
見せ場たっぷりのアクションシーンがめいっぱい詰め込まれている。

中でも際立っていたのは、黒川のおっちゃん。
懲戒免職処分を受けた腹いせに、警察内部の実情を暴露本にして
出版をしている元刑事なのだけれど、この人の声は
今は亡き広川太一郎さんが担当していて、
昔から彼のお得意だったセンスのいい駄洒落やオヤジギャグが満載。
きっとあれはほとんどアドリブなんじゃないか?と思うほどだった。
そして彼の存在がなければこの物語、面白さは絶対に半減しただろうと思う。

アクションも、これぞエンターテイメント!とも言うべき派手さで、
リアリティなんかどうでも良くなるなぁって笑ってしまうほどのドンパチ。
コンクリート脆すぎだろ~ってツッコミたくなるくらいに
みんなして頭やら手やら突っ込んでる。

DSAの3人組の中の紅一点であるみくらのキメ台詞も、
見事なカンフーも、のびのびやっててとても魅力的。
また彼女と互角の勝負だった桃実のキレっぷりも最高だった。

と、褒めすぎても何なので、唯一個人的な好みを言わせていただくと、
女の子の瞳の色が明るすぎたのだけ、ちょっとだけマイナス。
でも逆に言えば自分的な難点はそれだけ。

この作品、エロシーンが元々あったからアダルトアニメとされていたようだが
それらをカットした本作でも、物語に支障はまったくないので
アクションものが嫌いじゃなければ、いろんな方にオススメできる作品。

ちなみに「メゾフォルテ」とは音楽用語で言うところの
「やや強く控えめに大きく」という意味。
この作品を観終えてみて、納得のタイトルだった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

ホンコン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

凄いの一言

結構見てきたアニメの中で1位2位を争うくらい衝撃でした。
あの短時間の中でよくま~こんだけの内容量収めきったものだという驚きから、もう何回も試聴し続けてる作品。
18禁ということもあってエロもあるけど、とにかくアクションとキャラ設定がいいです。
同監督の作品A-KITEにでてくるヒロインもチラッとふいに出てきたりして、そういった遊び心がまたいいですね。
エロ要素なしのTV放送版メゾもメゾフォルテを見た後だと、和やか雰囲気で物足りなく感じるけど、それはそれでまたいいです。
是非見てみてください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

69.2 16 コミカルアニメランキング16位
ルパン三世 ワルサーP38(OVA)

1997年8月1日
★★★★☆ 3.8 (131)
769人が棚に入れました
某国副大統領の誕生パーティーに潜入したルパン。まんまと建物内に忍び込み、金庫のロックを解除した瞬間、銭形警部率いる警官隊に取り囲まれる。「なめたまねをしてくれたなぁ、ルパン!」と、予告状を手にルパンに迫る銭形に対し、「ん~なモン出した覚えがねぇ~んだよ。だから今日はそいつを確かめに来たの」とルパンは意気揚々と答える。ルパンがなんと言っても銭形が信じるはずもなく、警官隊がルパンに飛びかかる。閃光弾で警官隊を目つぶしにしたルパンは、ひらりと身をかわして逃亡。銭形・警官隊とオニゴッコを展開する。だが、突然パーティー会場に謎の暗殺集団が現れて殺戮を繰り広げる。混乱に乗じて屋外に脱出したルパンに銭形の銃口が向けられる。「追いかけっこは、もうおしまいだ!」と銭形がコートの内ポケットにある手錠に手をかけた瞬間、建物の二階から銃声が鳴り響き、銭形の胸を銃弾が撃ち抜いた。銃弾が発射された方向にルパンが見たものは、手の甲にタランチュラの紋章のある手に握られた、シルバーメタリックのワルサーP38だった。

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねえんだ

個人的に、テレビシリーズ映画OVA含めて一番好きなルパン。
カリオストロもいいんだけど、大衆向けのエピソードよりも泥棒稼業らしくアングラっぽさが光る話のほうが好みなのだ。
謎の暗殺集団。各国政府の極秘事項になっている謎の島。島のガスに反応する毒薬。大量の金塊。衛星から狙撃されるレーザー。と、色々無茶もやってるけど、なかなか見ごたえのある話だと思う。
とっつぁんを狙撃した犯人が誰なのか。ルパンの過去にも関わっているその人物を探し出すフーダニット的な要素もあって、こいつ怪しいなーとかあれこれ予想しながら見るのもけっこう楽しいと思う。

いつも飄々としているルパンにしては珍しくも、殺気を漲らせるシーンが見られる。
タイトルの台詞なんかはなかなかの鳥肌ものだと思う。
ルパンのテーマ曲に沿ってナイフアクションや肉弾戦が流れるシーンは演出作画共に大変よく満足な代物だったと思います。
ルパンが好きな人には是非ともお薦めしたい作品です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4
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