タック二階堂 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
巧みな演出、脚本が光るNHKらしい真面目なアニメ。
詳細は公式でも。
NHKアニメです。文藝春秋『文春文庫』で刊行中の阿部智里さん原作ファンタジーのベルのアニメ化作品になります。制作は、ぴえろ。
えーっと、これは烏の世界の平安貴族のお話ですかな。
大河「光る君へ」のプロモ的な意味合いがあるのかしらん。
ぴえろの、何十年前のアニメかという古くさいキャラデザ。
監督は、なんとビックリ「ゆるキャン△」シリーズの京極義昭さんです。
いや、こんなのやるぐらいなら「ゆるキャン△」やってよ…
若宮の后をあてがうため、東西南北の領地から后候補を呼び寄せ、1年間中央で暮らさせて后を決めるんですって奥さん。
で、東家からは病に臥せった長女に代わり、田舎で箱入りしていた次女が登台。世間知らず丸出しで、他家の姫からバカにされるという女ガラスたちの小競り合いを見せられますよと。
うーん…
ちょっとまだ、判断つきかねるところもありますので、もう何話か様子見します。それにしても、作画がねぇ…
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
2クール全20話という尺でしたが、クールのクライマックスに、あっと言わせるどんでん返しを持ってくるという巧みな演出。それに応えた脚本が光る作品だったなあという感じです。
ぴえろのクセのあるキャラデザは、観ていくうちに慣れました。むしろ、これはこれでイイんじゃないかとさえ。
本作があったから、京極監督は「ゆるキャン△」3期を蹴ったのね、わかります。それぐらい、本作にハマった僕がいますよ。
キービジュアルや物語のイントロダクションを見て、視聴を敬遠してしまった人にも、ぜひおすすめしたい良作でした。
{/netabare}