2023年度に放送されたおすすめアニメ一覧 374

あにこれの全ユーザーが2023年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月06日の時点で一番の2023年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.8 100 2023年度アニメランキング100位
柚木さんちの四兄弟。(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (73)
205人が棚に入れました
親を2年前に亡くした柚木家四兄弟。一家の大黒柱で、苦労人の長男・隼(はやと)、クールで”釈迦”と呼ばれる一面がある一方、湊が大好きで全てを「かわいい」と許容するブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので”仙人”と呼ばれ達観している小学1年生の四男・岳(がくと)の四兄弟による、家庭で、学校で、ご近所で巻き起こる日常が描かれます。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

兄弟の絆

両親がいないイケメン男子4兄弟のホームドラマ
密かにお気に入りの作品、思春期の男子が思い悩む姿がちょっと重たいけど、とにかく可愛くてオススメ
男の子の子育てをするときの参考になることもあるかもしれません
4人それぞれ結構深刻な悩みを抱えていてシリアスな話ばっかりだけど、悩みが解消される過程が丁寧で、終わってみればスッキリしていてイイ話、気づいたら全員可愛すぎて推してた!

最推しは岳ちゃん! 可愛すぎて毎週癒しだった
でもこんなおじーちゃんみたいな6歳児いないだろうなあ・・・
小5くらいから女の子にモテモテになりそう

尊くんについて
私も小さい頃、妹のワガママが通ることよりも喧嘩すると母は必ず妹の味方になるのが悲しくて、気持ちすごく良くわかる、尊くんは溺愛しすぎだけど!

隼さんは理想のパパ
同窓会で{netabare} 弟のお世話で大変な様子を生き生きと語っているのを聞いて、同級生の女の子達が「ないわー」って言ってたけど、そうかな?
結婚したらちゃんと仕事して家事や子育てちゃんとできるパパなんて最高じゃない?{/netabare}

湊くんは一人だけやたら子どもっぽくて、最初はちょっと不快感あったけど、ずっと見ていくとだんだん愛着が生まれてきて、岳ちゃんに対してはちゃんとお兄ちゃんしてて、尊くんが甘やかしたくなる気持ちもわかる、愛されるわがままって感じ

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

互いを高め合う、労わる、幸せにする

あらすじで泣ける、作品で水分を失う

両親を亡くした歳の差のある4人兄弟の話。

視聴前は設定が不幸系のギャグコメディだと思っていたら、
物語のあるハートフル精神成長型アドベンチャーだった。
こちらを日常系に分類してはいけない。

長男で働いているブラコン母、
次男で落ち着いたブラコン長男、
三男で活発で果敢なちびっ子ブラコン次男、
四男で一番大人で家族思いな末っ子。

ちなみに既にあるいは将来的に全員イケメン。

この作品は二つのテーマがあるように感じる。
一つは家族、
もう一つは個人。

その家族に隣人がいるのが、なんかとても良い。

若かろうが幼かろうが、兄弟であろうが家族であろうが、
色々考えているのだ。

こんなあたたかい人間関係はいいな、
こんなにステキな人間はいいな。

少しは彼、彼らのようになろうかな、
そんな風に思わせてくれる優しい作品。


ちなみに私も、3人男・末っ子に妹の4人兄妹だが、
妹と両親に年一でこちらから連絡するかしないか、
兄弟とはどちらからも数年連絡を取っていない(笑)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

四男が奇怪

{netabare}
兄弟四人のホームドラマ。
ギャグ成分少なめの「みなみけ」男版って感じ。
回によって当たり外れが激しく、面白い回と微妙な回が半々ぐらいだった。

隼回や湊回は年相応の話が多くて感情移入もしやすく、ハートフルな雰囲気も良かった。
特に宇多さんとの話は二人の友情を感じ取ることができ、又、子供っぽい湊の成長話としても出来が良かった。

キャラとして好きだったのは隼。
隼人からは家族を本当に大切に思って頑張ってるのがどの話からも伝わってきて好感持てる。
教員で四人養うのは金的にも時間的にも可能なんだろうか・・・。
一方で岳の話は全て微妙。6歳なのに長男よりも大人びていて気味が悪いという感想しか出てこない。出てくるだけで不快だった。

他は良かったけど、おそらく岳が一番出番多いこともあって、そこでのマイナスイメージがかなり強く残ってる作品。
岳を受け入れられる人が見れば相当にいい作品だと思う。

私的評価:43点
私的ベスト回:6話
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

68.8 100 2023年度アニメランキング100位
キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
46人が棚に入れました
南葛中と東邦学園の同時優勝で幕を閉じた全国中学生サッカー大会。大会後、フランス・パリで開催される国際ジュニアユース大会に向け、日本ジュニアユース代表が選出されることとなった。世界への飛躍を誓う翼に加え、日向、若島津、そして若林、岬の海外組ら最強の布陣。一方、日本を実力で上回る世界のサッカー大国も動き出していた。 ドイツのシュナイダー、フランスのピエール、アルゼンチンのディアス、イタリアのヘルナンデスら、新たなライバルたちもまた世界一の座を手中に収めるべくパリに集結。夢と誇りを懸けた激闘が今、始まるのだった!!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

特別感のある『ジュニアユース編』

【レビューNo.133】(初回登録:2024/7/7)
コミック原作で2024年作品。全39話。

(ストーリー/評 価)
・これで4度目のアニメ化
 『キャプテン翼』いえば、私だとまさに少年時代ど真ん中って感じで、ジャ
 ンプにアニメにって友達も皆熱中していましたね。アニメの方は
 ・第1作:1983年~1986年放送
 ・第2作:1994年~1995年放送
 ・第3作:2001年~2002年放送
 ・第4作:(1期)2018年~2019年放送
      (2期)2023年~2024年放送←本作
 って感じで、これで4度目のアニメ化になるようです。
 私は少年時代第1作と、アニメにハマってから第4作:1期を懐かしさでつ
 まむように観てた感じですね。
 第1作では『ジュニアユース編』はアニメ化されなかったので、素直に嬉し
 かったですね。

・特別感のある『ジュニアユース編』
 『ジュニアユース編』ってシリーズの中でも結構特別感があるんですよね。
 ・ライバルが今度は味方に! →日本代表チーム
  『ジュニアユース編』は「第1回フランス国際ジュニアユース大会」に出
  場するために、『中学生編』で翼と激闘を繰り広げた日向君や松山君らが
  今度は同じ「日本代表チーム」して世界一を目指すワクワク展開なんです
  よね。
  誰がスタメンに名を連ねるのか・・・
  個人的にここでの一番の見どころは
  {netabare}怪我で療養中の翼の復帰を見越した、松山君のMF→DFへのコンバートですね。{/netabare}
  これは高橋先生の大ファインプレーだったと思います。

 ・岬君、若林君の合流
  岬君、若林君は『小学生編』の翼のチームメイトでしたが、親の仕事やサッ
  カー留学で2人はヨーロッパに渡るので、『中学生編』には登場しなかった
  んですよね。
  そんな2人と3年ぶりの再会です。
  特に「翼・岬のゴールデンコンビ復活」はこの作品の目玉ともいえるかも。

 ・ワールドクラスのライバルたち
  今度は世界が相手なので
  ・ドイツ:シュナイダー(FW)
  ・フランス:ピエール(MF)
  ・アルゼンチン:ディアス(MF)
  ・イタリア:へルナンデス(GK)
  といったワールドクラスの新キャラが目白押しとなるので、この辺も特別感
  が凄いんですよね。

  個人的に一番好きなシーンは
  {netabare}三杉君の代表戦デビューですね。
  ・翼に引けを取らない実力を持ちながらも
  ・心臓病を抱えるため、代表チームにはコーチ的ポジションとして参加
  ・しかし一応選手登録もされていて・・・
  後半残り時間わずかな場面で登場し、華麗なるプレーを披露して
  「日本にはまだこんな凄いプレイヤーがいたのか!」
  と世界に知らしめるところが最高にかっこいいー!!{/netabare}

サッカー作品も『キャプテン翼』の時代からいろいろ進化して、最近だと『ア
オアシ』や『ブルーロック』辺りは、優れたプレイを作画やセリフを駆使して、
ロジカルに語る描写が主流となっていますが、本作の描写イメージだと
「なんかアイツ鬼ヤバ~」(←語彙力w)
みたいなwww
でもそれでいいんです!!
本作は少年ジャンプ3原則「友情・努力・勝利」の申し子のような作品なので
インテリジェンスがなくても、わかりやすく熱い展開をみせてくれれば。
・ブルーロック:絵心
 「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない!」
 → 本作「ボールは友だち!チームワークを乱れすな!!」
という世界観なんでw

私のような『キャプテン翼』世代が当時を懐かしむのもよし、若い世代がサッ
カー作品の歴史に触れるのもアリなんじゃないですかね。
いうても『アオアシ』や『ブルーロック』等の原作者も『キャプテン翼』から
何かしらの影響を受けているはずなので。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

なにィ

中学生編まで敵チームだったライバル達が集結したオールスターチーム
ライバルと一緒のチームで世界と戦うって展開だけでもうワクワクしますねー
少年漫画らしい熱い展開が多くて面白いです!

日本人とヨーロッパの人が普通に会話してるけど言葉の壁は?
この作品はそういう細かい?ことはだいたい無視です、便利ですねー

面白いけど、やっぱりサッカーの描写が実際のサッカーの試合と全然違うのが惜しい、あと翼、岬、若林の3人はレジェンドみたいでこの3人を超人にしすぎなのも気になるとこです

蹴り方とボールの軌道全然違くない?とか細かいこと挙げるとキリがないけど
特にジュニアユースになっても小学生編と同じでフォーメーションとか戦術はほぼなくて、みんな真正面から突っ込んでばっかりだし、何をするにも個人技なので、似たようなシーンが何度も出てくる
「なにィ」

相手にしてやられた時のリアクションいつも一緒
「なにィ」

顔のパターン少ないからほぼ同じ顔の選手が何人も出てくる
「なにィ」

全員で真正面から突っ込んでいって、あっさりかわされて、GKの前にはDFが誰もいない、そんなシーンが試合の中で何回も・・・
「なにィ」って言いたいのはGKでしょう、実際のサッカーだったらDF全員クビです

そしてサッカーボールを片手で握りつぶして破裂させるシュナイダー
「な・・・なにィ!!」
ゴリラなの?

調べたら漫画だと「ぃ」だけカタカナなんだそうです、面白い
サッカー描写が気になるけど、やっぱり面白い!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

68.8 100 2023年度アニメランキング100位
おでかけ子ザメ(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (12)
42人が棚に入れました
「今日はどこにおでかけしようかな」 夏の日のサイダーにチューチューアイス、映画館にお祭りの屋台、そしてお友達とのとっておきの場所。 子ザメちゃんの小さな大冒険が始まる! 2023年夏、アニメにおでかけ決定!! 優しくてどこか懐かしい、子ザメちゃんの世界。 初公開となる、動く子ザメちゃんの姿をお楽しみください!

EdwardDX さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

たのしく観れるアニメ

サメちゃんの毎日が微笑ましい。疲れた心に沁みる。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

68.7 104 2023年度アニメランキング104位
異世界のんびり農家(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (239)
793人が棚に入れました
ブラック企業で体を酷使し闘病の末に命を落とした青年・火楽(ヒラク)が神様に授けられた「万能農具」を手に、異世界で吸血鬼や天使、エルフなどと出会いながら、第二の人生を送る農業ファンタジー。
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ウラ設定がヤバい、DASH(it)村

いきなり私的な嗜好のハナシで恐縮なのですが、
基本的に僕は『ハ-レムもの』というのがキライであります。
最近だと、完走した作品はほとんどありません。

  だってさあ……

  なんだコイツ、とか思っちゃうような主人公に、
  よりどりみどりの美少女が次々寄ってきてキャッキャウフフ。
  ねえよ、と言いたくなるご都合テンカイに世界観がムンクの叫び。

  でもって、その美少女たちが、
  リアル女子なら一発でカエル化しそうなクサいセリフに感動し、
  好きよ好きよのがぶり寄り。
  優柔不断な主人公をめぐって押し合いへし合いせめぎ合い。
  ラッキースケベもたっぷりあるでよ皆の衆。

  と、DT乙、としか言いようがないハナシが目白押しなんですもの。


本作『異世界のんびり農家』も、見る前はその系統かと思っていました。
あいかわらず原作は未読なんですが、その原作が、
  なろう系
  +異世界転生もの
  +ハーレムもの
  +スローライフもの
なんて、ほとんどマンガン確定じゃないですか。
ですからまあ「Aパ-トぐらいは見てもいいかな」ぐらいのつもりで、
点棒8000点ぶん握りしめて視聴を開始しました。

  結果はというと……みごとに完走。
  ためいきもストレスもなく、楽しく見ることができました。
  けっこう、というか、かなり好きかもです、これ。

  そもそも、妄想ラブ要素が満載の『ハ-レムもの』じゃなく、
  いわゆる『環境ハ-レムもの』でしたしね。
  アレな方には物足りないでしょうが、拙にとっては実によき。

  あにこれの評価を見る限り、けっこう厳しめの意見が多く、
  完走しなかった方、ハナから相手にしてなかった方も多そうですが、
  モノづくり的にも『かなり興味深いトコロ』があるんですよね。

  というわけで、ほとんどの方にスル-されるのを覚悟しつつ、
  製作的な見どころも踏まえたりしながら、
  ちくちくと本作を語ってみようかと思う次第であります。


おハナシは、神さまの手違いで過酷な人生を強いられたという、
主人公の街尾火楽(まちお ひらく)39歳が、
つぎの人生では人のいないところでのんびり農業でもしたい、
という願いを聞き入れてもらい、
健康なカラダと『万能農具』を与えられ、森の中へ転生したところから始まります。

この森、実は『死の森』と呼ばれ、
魔物がめっちゃ徘徊していて人が寄りつかない(寄りつけない)という、
おおよそ『のんびりと農業を営む』には全く適さない過酷な場所でした。

ただ、与えてもらった『万能農具』がスグレモノ。
あらゆる農具(それも超高性能)に変化するというだけでなく、
  ・どんなに作業を続けても疲れない。
  ・念じて使うだけで、種がなくても願った作物がすぐに芽をはやす。
  ・ドラゴンすら倒す武器にもヘンシンする。
という、リアル農家の方々が逆上しそうなチ-トグッズであるわけです。

この『万能農具』のおかげで、
テレビでしか農業を知らないヒラク君もなんとか体裁を整え、
柵で魔物を防止しつつ、孤独な自給自足生活をスタートさせることができました。

やがて、一人、また一人と、
同居する『村人』が増えていきます。
(ヒトではなく、吸血鬼や天使、エルフなどの亜人ですが)

最初のころの村人は「追われてる」「住むところがない」など、
ワケありの、そしてけっこうな、いや、かなりの美人さんばっか。
ところがこの村人たち、建築や道具づくりなど村づくりに有用なスキルもち。
しかもなかなかにパワフルかつワイルドで、
居住区は少しずつ、健全かつ文化的に発展していきます。

こうなると移民希望者が増え、雪だるま式に人口が増加。
リザードマンだの鬼人族だのも移住してきて、
ワインなんかも作れるようになり、そこそこの『農村』へ進化します。

近隣の町や村、さらに魔王なんかと物々交換による『交易』もはじまり、
ついにはじめての赤ちゃんも産まれたりして、
のびのびと、明るく楽しい農村ライフが続いていくのでした。

 ……とまあ、リアル農家の方々からはジト目でにらまれそうな、
   ある程度はリアルだけど、かなりのご都合主義、
   アニメだからこそ許される『楽しい農村づくり』物語なのであります。


僕がこの作品を『よき』と評価しているのは以下のポイントです。

  ① ロリっ子がでてこない。
  ② ラブ要素・恋のさやあてみたいな部分が一つもない。
  ③ 女の子が『守るべきもの』でなく『たくましきもの』として描かれている。
  ④ ラッキースケベみたくチープな演出がない。
  ⑤ 主人公のヒラクくんがオンナにハァハァしない。

まず①『ロリっ子がでてこない』ですが、これ、ダイジですよね。

  このテの作品って『ロリ成分命』みたく考えてる方が少なくありません。
  開拓初期に非労働力のロリはいらんだろ、
  という極めてまっとう、というかイッパン常識的な考察に対しても、
   『見た目はロリだけど実は300歳』
  なんて使い古された手で強行突破してきますしね。

  その点、本作にはロリ成分がほとんどありません。
  物語後半、移民の中にショタだのロリっぽいのが混じりますが、
  あくまでもモブで本筋にカンケイなし。実によきです。

次に②『ラブ要素・恋のさやあてがない』のもグッジョブかと。

  村にやってくる美女たちは、
  みんなヒラクくんに『好感』はもつけれど『好感どまり』なんですね。
  あくまでも『いい村長さん』であってレンアイ対象じゃありません。
  (繁殖の『種馬』にしたいとは思ってますが)
  {netabare}
  そもそもヒラクくんは第一村人のルールーシーに、
  誤解と勢いでプロポーズをして、OKされているんですよね。
  ですから、
  最初っから『他のオンナのだんなさま』ポジションですので、
  ラブの対象としては外れているんです。
{/netabare}
  そんなわけで、実にケンゼンにのびのびと、
  明るく楽しく農業に従事しているところが実によき、であります。

そして③『女の子がたくましきものとして描かれている』ところも好感度大。

  ラノベ系の作家って女の子を『守りたい』傾向があるっぽくて、
  どんなツンデレだろうが女騎士だろうが、
  最後はオトコに守ってもらって目がハート、というのがお約束かと。

  その点、本作のキャラには『男性依存』の傾向がみじんもありません。
  ヒラクくんってチ-ト武器のおかげで最強なんですが、
  本作においては、それと『目がハ-ト』は別モンダイになっております。

  開墾・土木・建築などの力仕事も自分たちでこなしますし、
  『自分のチカラで生きる』という姿勢が身についているんですよね。
  丸の内の有能OLみたく、しっかり働き、しっかり飲み、しっかり遊び、
  いやほんと、みんなかわいいクセに、たくましい。
  オトコがなんぼのもんじゃい、と。

  こういう自立性、というかたくましさって、
  なんかあったら『政府・世間のせい』にする男連中にも
  ぜひぜひ見習ってほしいものであります(←差別発言)。


さらに④『ラッキースケベみたくチープな演出がない』ところもよき。

  というか、みんなワイルドかつたくましいし、
  そもそも亜人ですからジョ-シキも我々とは違うのであります。
  ハダカ見られたぐらいで赤面して、
   「ばっ、バカっ、あああ、あっち向いてなさいよっ」
  なんて定番のセリフ吐くヤツ、いないんですよね。

  男の子みんな大好き『モジモジ・うじうじ・テレテレ』演出もなし。
  混浴も平気で、ヒラクくんの方がモジモジだし、
  脱衣麻雀も大喜びでやって「脱~げっ、脱~げっ」の大合唱。
  
  で、そういう設定だからサービスカット大満開の章かと思いきや、
  全12話で、お風呂シ-ンが一回あるだけ。実によき。
  おさわり厳禁オトナの社交場、がきんちょはお帰りくださいまし、

最後の⑤『ヒラクくんがオンナにハァハァしない』もポイント高し。

  環境的には、美女にかこまれウハウハのハ-レム状態。
  そしてその美女たちのほとんどが『繁殖』をしたがっているわけでして、
  その気になればアラブの王様みたいな暮らしもできるわけです。

  でも、しない。奥さま一筋。
  だからといって、べつに草食系をこじらせているわけでもなく、
  奥さまとの間には、きっちり子どもを作っております。

  いやあヒラクくん、アンタ男だよ。


とまあ、ここまでがアニメに描かれているハナシ。
なかなかにケンゼンな『環境ハ-レム村』だと思うじゃないですか。
で、その方向でレビュ-しようかなと思い、
下調べとしてウィキペディアで原作情報を見てですね……思わず

  Dash it!(なんてこった、ちくしょうめ)

と叫んじゃった次第です(あ、いえ、実際には叫んでませんが)。

で、ここからはウィキで調べた原作情報・ウラ設定。
正直『反転術式かよ』と思うぐらい作品を見る目が変わっちゃいますので、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
  {netabare}

 原作では、第二村人のティアって、
 入村当初からヒラクくんの『第二夫人』なんですね。
 ルールーシーの策略でティアもヒラクくんと「励む」ようになって、
 なりゆきで二番目の妻になっているそうなんです。

   アニメでルーが「わたし一人じゃカラダがもたないのよぉ」なんて、
   なにそのオモシロ掛け言葉、みたいな台詞いってましたが、
   実際は掛け言葉でもなんでもなく、マジでガチなアレだったわけです。
   (ヒラクくんが転生の際に神さまにもらった
    『健康な身体』がゼツ〇ンだったみたいですね)

 さらにウィキペディアによりますと、
 ヒラクくんは二人の妻でマンゾクしているのですが、
 種族繫栄のための『種馬』リクエストにお応えするカタチで、
 たいていの女の子とカンケイをもち、
 次々に子どもをこさえていくそうであります。

   アニメと同じく正妻であるルールーシーの子どもが一人目ですが、
   原作ではそれ以降、10人以上も、
   別の女の子との間に子どもを作っちゃうんだそうです。

   ちなみに原作の時系列では
   アニメ最終回のすぐあと、同じ年の秋にティアが出産するんだとか。

 え? そんなに原作改変したの? よくカ〇カワが許したなあ、
 なんて思って再視聴してみるとですね……

   『してる』描写は一つもないけれど、
   『してない』とはヒトコトも言ってない。

 ということに気づくわけです。
 まいった、完全にやられた。
 おまえ『シックス・センス』かよってハナシです。
 いや、確かにこれ、カ〇カワも文句言えないわ。
 原作改変(専門用語で言うと『翻案』)してるわけじゃないんだもの。

   まあ確かに、原作に描かれていることをそのまま表現していたら
     ご都合満載の『農村ゼツ〇ン物語』
   みたくなっていたことが容易に推察できるわけです。

   それはそれで別のリアリティなり需要なりはあるかもですが、
   少なくとも僕は、あんまり見たくないかな。
   そんなもん、大枚はたいてアニメ化する意味がわからんし。
 
 というわけで本作は、
 なんかちょっとかなりアレな原作を改変することなく、

   『健康的で楽しい農村づくり』

 にベクトル変換するという、レベル5級の能力が発揮されているのであります。
 製作的には、菓子折りもいらず大助かり。えらい、スゴい。
 倉谷涼一監督、グッジョブです。
{/netabare}


で、本作の拙的なおすすめ度は、
あまり深く考えずまったり楽しむ、という前提でAランクです。

万能農具のチ-ト性能もさることながら、
物語の中盤あたりからかなりのご都合テンカイで村が発展していくので、
そこのところにツッコむと一歩も前にすすめません。

本作の視聴ポイントというのはそこではなく、

  健康的でたくましく、おまけに相当きれいな女の子たちが、
  元気に、明るく楽しく農村づくりをしていくさまを、
  ちょい鼻の下をのばしつつ、にこにこ笑いながら健全に楽しむ。

という、かなりマニアックな楽しみ方に限られるわけなのであります。


そのぶん、見るだけでも楽しめるよう、映像にリキ入ってます。
制作はゼロジ-さんで、
これまで『悪くはないけどクセがあって微妙』なイメ-ジだったんですが、
本作は『健康的できれいなおねいさん』の作画に大成功。
ほとんどのキャラが、姿勢がよく、リッパな谷間をおもちです。

キャラデだけでなく動画さんもがんばってまして、
なめらかな人体曲線やタブりの多い洋服デザインがけっこうあるのに、
動かすべきところはきっちり動かしています。
OP、ル-ル-シ-がジャンプしてくるっと一回転するところなんか、
ちゃんとジャパニメーションしていますもの。

そして、人物作画にリキいれるだけでなく、
畑・森・農作物などもていねいに描き込まれており、
質感や空気感まで表現できていて、世界観が心地よく伝わってきます。

  こんなにいちいちリキいれてたら予算合わないだろ、
  というような心配は、SD演出の多用でカバ-。

  このSD演出、ただ単に枚数稼ぎになっているだけでなく、
  ちゃんとカワイイうえに、メリハリが効き、
  シ-ンに応じた『演出』として立派に成立しているんですよね。

  わりとよく見る枚数稼ぎの手法であり、
  キメツでもしょっちゅうやってたりするわけなんですが、
  あっちは『箸休め』的な扱いなのに、
  こっちは本編進行と連動していて、しかも違和感がありません。
  倉谷涼一監督、本作に限って言えば、かなり有能です。


キャラクターの作り込みも、けっこう繊細にできております。
みんな『きれいなおねいさん』であるだけでなく、
『チ-ト的能力もち』『しっかりした自立心もち』『ウジウジしない』
という共通項をもっているのに、
しっかりと性格付けができていてキャラかぶりがありません。

  とりわけスゴイと思うのは、
  関西弁も廓言葉もにゃんにゃん言葉もボクっ娘もおかしな語尾もなく、
  みんな基本的にきれいな言葉遣いをしているのに、
  個々のキャラが書き分けられ、きちんと立っているところ。
  これ、作家を目指すワカモノたちにぜひ見習って欲しいかも、です。

  それだけでなく、同じキャラが同じ内容の話をするときも、
   「ラスティって呼んでください」
   「ラスティって呼んでね」と、
  相手との位置関係で自然に言葉が変化しているんですよね。
  こういう『キメ言葉にせず会話の自然さをダイジにしてください』という指示、
  脚本家的にはとてもウレしいものなのでありますよ。


キャラに生命を吹き込む役者さんたちも、いい仕事しています。

本作って、難しくとんがったキャラがいない分、ぶっちゃけて言うと
大手事務所に正所属できるレベルの役者さんなら
  『誰でもそれなりにできる』タイプの作品なんですね。
正直、駆け出しの若手や預かりレベルの役者さんをずらりと並べても、
ふつうの視聴者さんなら、良し悪しが判別できないテイストかと。

それだけに、違いを生んだり声の表情をつくったりするのがムズカしい、
手を抜こうと思えばいくらでも抜けるけど、
役者の根性見せたんよ、と思えばかなり難易度が高くなる作品であります。

  で、根性見せてくれたのが、物語序盤メインのお三方。

     下地紫野さん(ルールーシー役)
     洲崎綾さん (ティア役)
     Lynnさん(リア役)

  「わかったわよ」「え? ここにですか?」「皆さん、張り切って働きますよ」
  なんて、個性の出しようがなさそうなセリフにも徹底的にこだわって、
  実に活き活きとした人物像をつくってくれました。

  先行役者がいいお芝居をすると後続が『燃える』のが役者の性質であります。
  その例にもれず、中ほどから出てくる役者さん、
  藤井ゆきよさんや日岡なつみさん、伊藤かな恵さん、岡咲美保さんなどが、
  少ない出番でなんとか自分の爪痕を残してやろうと、
  テンプレふうでありながらも実はすごく細かいお芝居を披露しています。

  おかげさまで、同系統の『なろう系』作品に比べ、
  かなり耳ざわり・聴き心地のよい作品に仕上がっております。実によき。
  (それにしても洲崎綾さん、相変わらずスゴい声してますよね)


音楽は、OP・EDともに、耳に楽しい素敵な曲かと。
とくにOP、
この曲に下地さん・洲崎さんの二人をあてるのは、反則級のキャスティング。
劇中の、葡萄ふみの唄もいい感じ。
劇伴は……ごめん、なんにも耳に残っていません。



というわけで、作り手側はかなり頑張って、
あちこちに強い『こだわり』を見せている本作なのですが、
ショ-ジキ言って、視聴者の琴線に触れそうなところは少なめです。

のんびり農家、というわりにけっこう新展開が多めでせわしなく、
たとえば『のんのんびより』あたりと比べると、
ぜんぜん、まるっきり『のんびり』感が足りませんしおすし(←死語)。

  既述のように、ロリっ子もラッキースケベもなんもなし。
  ついでに言うと、リアル農家につきまとうJAとのしがらみもなし。
  ほんと、あっちこっち流用されているキャッチコピー、
    『なにもない、がある』
  みたく、田舎のやけくそ集客作戦が似合いそうな作品であります。

ただまあ、ムネの谷間と自然とおいしそうなごはんはたくさんあります。
そして最終話、出産前後の村人たちを見ればわかるように、
ヒト(亜人ですが)の本能に基く日々の営みが、ていねいに描かれています。

おすすめ度Aと書きましたが、
それはあくまでも『拙はスキ』という主観まみれの評価でありまして、
決して万人にすすめられるタイプの作品ではありません。
ですが、粗製乱造のおおい『のんびり系』において、
細部まできちんと気を使って作り込まれた『良作』ではあるまいかと。

女性の方が見られても
 『男の子ってホントこういう話、好きよねえ』
なんて感じにはならないと思います(たぶん、ですが)。


  ちなみに、脱サラ・定年退職してあこがれの農村生活を始めたものの、
    思ってたのとチガう、
  なんていろいろご苦労なさっているハナシをよく耳にします。

  まあ、あたりまえですよね。世の中そんなに甘くありません。
  都会には都会の、イナカにはイナカの、
  いろんなしがらみだったりアレだったりがあるのが人の世かと。

  都会であくせく働く方々にとっては、
  こういうかなり非ゲンジツ的なアニメをたまに見たりして、

    農村っていいなあ、自然っていいなあ、

  なんて思ってるのが『ほどよい生き方』なんじゃないのかなあ、
  と、愚考する次第なのであります。ゆめゆめ、
    あいてます、あなたのNOSON♪
  みたいな誘い文句には、カンタンに乗らない方がよろしいかと。

  いやほんと『となしば』というのは、
  言い古されているようでいて、
  いつの時代もけっこう真理だったりするんですよね。

    むかし隣の家で飼ってた豆芝は、ガチで可愛かったんですが。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

将来を読み取らせる結末が良かった。農業=女性=産みの喜びも感じました。

2話 究極のなろう系農業スローライフは、村づくりシミュレーションゲーム妻付という気付き。

{netabare} どう見ても村づくりシミュレーションゲームですね。マイクラというよりシムシティ系でしょうか。どうぶつの森も近いかも。
 いろんな設定や魔物が出てきましたが、要するに万能農具と合わせてコマンドでしかありません。苦労はしないけど時間はいるよ、という感じでしょうか。畑というか住居周辺を上からみた図と、魔物の数の表示はそのままゲーム画面です。淡々とした主人公のモノローグはゲーム実況を感じさせます。

 加えて超健康体でしかも降ってわいたようにロリから巨乳妻までこなせる美少女付きということでうらやましい限りです。

 この作品は、もちろん転生スローライフ農業系の脳みそ停止系作品なんでしょうけど、なんか要らない部分を全部バッサリ切り取って、村を開発して発展する喜びの部分と美女と一緒にイチャラブで暮らすというところだけ、抜き出した感じです。

 つまり、なろう系の究極の農業スローライフ作品とは、突き詰めると村づくりシミュレーションゲーム巨乳妻付というのは発見かもしれません。これ、同じ設定でゲーム化したら売れるかもしれませんね。

 見ていて特に面白い訳ではないですが、畑とか建物が広がるのがちょっとうれしいかなあという部分がやっぱりゲームですね。あとは最後の感じからハーレム化するんでしょうか。もうちょっと見てみたいと思います。{/netabare}


4話 私小説ではなく物語性を排除した自然主義文学。設定と経過だけしかありません。

{netabare}「食」と「生殖」、そして「自己防衛」という人間の生き方そのままを淡々と描いた感じです。物語性の排除というのはアート、絵画や彫刻で言われる話で小説だと純文学で見られなくはないですが、やはり物語がない小説というのは小説たりえない気がします。

 自然主義文学といえなくはないですが、ゾラのような実証性も私小説としての経験でもなく、ただ、人間の欲望を抽象した感じです。

 つまり「こうありたい」という欲望のみです。展開する作品というのは新しいです。それでいてキャラを描こうとしているのが不思議な気はします。「なろう」という新ジャンルを煮詰めて行くと本作に行き着いたのでしょう。
 本作に登場するキャラが置換可能な食と生殖のための「コマ」ではないキャラ付けをするのか、それとも抽象的な女で終わるのかは見ものかもしれません。{/netabare}


第11話 異世界スローライフの究極の純化。面白くはないけど不思議なことに見られます。

{netabare}  すごいですね。とにかく物語が無い。異世界の村の発展を淡々と描くだけです。時々事件はありますけどキャラ(主人公・オオカミ・ザブトン)が皆無敵すぎて全くドキドキしません。出てくる登場人物にキャラクター性が全くありません。

 オープンワールド型のゲームで自分の村を作り上げる感覚にスローライフとハーレムを組み合わせて時々俺TUEEEという感じで、なろう系異世界の内、村・町・国土開発とスローライフを究極まで純粋に煮詰めて行くとこうなるという話ですね。

 ただ、不思議なことに見ていてつまらないわけじゃないんですよね。完全に脳みそを停止というわけでもない適度な刺激もあります。なのに「型」以外に何もない不思議な話です。

 新しいと言えば新しい。ただ、この作品をやってしまうともう行き着くところまで行き着いた感じです。今後のなろう系スローライフはどうなるんでしょう?{/netabare}


最終話 将来に向かって希望が持てる終わり方が良い。終わってみれば面白かったかもしれません。

 出産と農業というテーマとあいまって「産み出す」という話になっていました。そして、もう1つ村を作るような続編へのつなぎと言うより、これで結末だけどまだまだこの村は続いて行くんだよ、と取れる終わり方は良かったですね。

 もちろん続編でもいいんですけど「終われないアニメ」が多い中、結末を見たことと、その結末に希望が持てるのが素晴らしかったと思います。

 ゲーム的ラノベ的楽ちん農業俺TUEEEハーレムということで、あまりといえばあまりのご都合主義でしたが、それを淡々と描くことでかえって行間に彼らの私生活を垣間見ることもできますし、それぞれのキャラに自分を乗せて感情移入することも出来るでしょう。中途半端な物語がないのがかえって面白い効果を生んでいたと思います。

(追記 感情移入は違うなあ。感情移入が出来ないのが良かったのかも。むしろキャラではなく「村」そのものに感情移入したと言えばいいのかもしれません)

 ということで、量産型異世界スローライフとして初めは評価低かったですが、なんとなくですが脳みそ停止型として癒されつつも、農業=女性=生み出す=発展と豊かさということで少子化が昨今話題になっている中、ちょっとプリミティブな部分で人間てなんだろうと考えさせられる要素があったと思います。過大評価はしませんが、過小評価をしてもまずい作品だなあと思います。

 作画音楽など評価はできないし、物語性もないので点数は低いですが、主観的にはもうちょっとレベルが高く感じました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

easy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作者出身18禁ゲームブランド【ソフトハウスキャラ】企画書そのままの構成

指摘している方もいらっしゃいますが、
これ、原作者が所属したソフトハウスキャラ企画書まんまです。まんま。
なろうからアニメ化でゲーム画面風に処理しているのも意図的でしょう。
おそらくはなろう段階でゆるく魔界や種族など世界観も寄せています。

 【共通項】
 ・見取り図画面でオブジェ配置、物語舞台は移動無し
 ・主人公、実力者(クロ→ザブトン→ルー)を取り込む
 ・実力者→知人(ティア)引き入れる
 ・知人→女性陣(ハイエルフ勢、のちに鬼人族)大量流入
 ・ハーレム構築後、子供が生まれ更に増えていく

 ・結果、わらしべ長者で大勢力
 ・大勢力となり外部の大物が警戒→接触→人脈拡大or敵対
 ・一見ハーレムだが、中身は女性主体のコミュニティ(※)

※ 例として、6話で天使族ティアが「自分は村の少数派?」と焦り、
  天使族女性を大量流入させる思考と同じく『女性が多くなる』ため、
  表向きハーレム、実際は女性主体という設定が本ライターの特徴
  作中クロ、娘に弱い原初神のように、要は『かかあ天下』というやつ

原作者代表作はSLG「巣作りドラゴン」(上記かかあ種族代表)等ですが、
見取り図、建築物が徐々に増えて行く映像などはまさにソレ。
あと、表現としては私の大っ嫌いな『空中にステータス画面』が薄い、
無いわけではないが、短絡的なあの絵ヅラが薄いのは良かった。
相変わらず手抜き臭の漂うデフォルメ3頭身は鬱陶しいですけど。

何より、最初に主人公が幼児になっていたりしないだけマシで
成人のまま転移するご都合設定なので「はわわわぁ~」とか、
中身オッサンによる気持ち悪い言動行動が無いだけでも安心しますよ…


 補足:本作とソフトハウスキャラ作品で異なる箇所


【本作主人公「のんびり」を維持するため、薄すぎる警戒心】
 
 7話『獣人男達:嘘で村侵入画策→バレる→謝罪無し→酒を飲み騒ぐ』
 このようなバカ面下げた下品な蛮族相手でも、
 外敵害意に対し非常に楽観的な思考で『客人』扱い

 この無知蒙昧な輩達は『女性が大半である資源豊富な村』を狙うような、
 言うなれば『男は殺し女を犯し奪う野蛮な輩』疑いが濃厚、
 田舎の情報弱者として定石から外れ、力量差も把握出来ていないため、
 無謀な行動・子供を人質に取りかねない等と想定出来る相手なのに、
 警戒の役割を強者女性陣、周囲のみに割り振る作風
 端的に言えば斥候の疑いがある者を村の中に入れるなど話にならない
 留学と称した者にブランド苗や種が盗まれるのも時間の問題であろうか
 

【害意・悪意に対する処理】

 8話『魔王国幹部の娘』が村への斥候として登場
 先ほど書いた「斥候を村の中に入れて情報を盗ませる」回だ
 どういうわけか監視も付けず盗まれ放題という意味不明な扱い
 それが終わると、10話『魔王国の無能姫+貴族3バカ娘』登場
 無能姫、3バカの目論見通り独断約300名使い敵対行為を試みるも失敗

 礼儀の概念すらない蛮族:獣人男達
 敵対者として内部を探る:魔王国幹部娘
 安易に村民×害を試みる:魔王国無能姫+貴族3バカ娘

 以上、外部勢の所業
 騙され・探られ・敵対行為、外部からの負の連鎖が始まるも、
 『のんびり』を維持するため、アニメにおいて都合よく処理される
 300人の侵攻など、完全に村民×害目的であっても主人公は『のんびり』

 加え、移民・帰化・居住権等、現実においても大問題を起こす要素だが、
 汚臭には決して触れない「ひとがふえたらいいなあ」甘い世界観
 犯罪やスラム等は存在せず、夢想のみで構築される嘘コミュニティ
 後先考えず難民引き入れなど、最終話の無警戒ぶりには寒気がした
 第9地区のんびり農家

   
【最初に生まれ扱われる子供が男】

 原作者が書いていたジャンルにおいてメインの子供はほぼ娘であり、
 例えば娘が1000人いても決して嫁にするような事こそ無かったが、
 ファザコン、夢オチ18禁など、要素としてギリギリ扱いにはされていた
 息子はといえば産まれてもテキストのみ、絵が用意されない程度の扱い
 本作品は「のんびり」「村」であるため息子先行としたのだろう

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

68.7 104 2023年度アニメランキング104位
16bitセンセーション ANOTHER LAYER(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (204)
557人が棚に入れました
原作となる「16bitセンセーション」は、みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)と若木民喜(漫画家)によってコミックマーケット96にて頒布された同人誌。1990年代の秋葉原を舞台に、美少女ゲーム制作の現場と、それを取り巻く世間のカルチャー・ムーヴメントの移り変わりを、主人公の上原メイ子を軸としたキャラクターたちの物語に絡めて描いて話題を呼んだ。
2022年12月のコミックマーケット101にて解禁となった「16bitセンセーション」のテレビアニメ化。タイトルが『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』であることが発表となりました。本作のストーリーは、原作者の若木民喜先生も参加したアニメ版完全オリジナルストーリーで描かれる。
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エ○に一切頼らない”正統派SFお仕事アニメ”でした!。

原作同人誌?未読です。

>2話まで視聴して
当時の美少女ゲーム?をプレイしたことはほとんどありませんが
古のパソコン、いやマイコン?と言われていた時代に触れてきた身としては
やはり本作に対する好奇心に逆らうことなどできませんw。

自分が触れてきたマイコンは
自宅ではシャープのMZ1200とか富士通のFM-7とかです。
小学校時代には、学校近くの文房具屋さんに展示してあったMZ700やX1などを
自由勝手に雑誌に載っていたBASIC PROGRAMなどを打ち込んでテープに保存させてもらってたのを
許容してくださっていたなど、今思えば寛大すぎた文房具屋さんに今更ながらこの場でお礼をば。
中学時代の友達の家でPC6001mk2を一緒に遊ばせてもらったり(スターアーサー伝説とか)
高校時代の友達の家でPC98で三国志に共にハマったりとかも、今となってはいい思い出です^^。
高校時代の修学旅行で東京行った際は
自由行動の時間に秋葉原に行ってMSX2買ったような黒歴史もアリ。←家帰ってからちょっと後悔したw。

今と違ってネット環境なども皆無だったので
ソフト1本買うのも、遠く離れたショップに行って見つかればラッキー程度だったなあ・・。

それも最初はカセットテープ!!。
「ピー!ガラガラ~♪」って音を、何分も聞かされてやっとデータが読み込める世界。。
当時、流行っていたラジカセのダブルカセットで試しにダ○ングしてみたら・・
あら、なんと○み込めてしまうじゃないですか!・・といった発見もあったなあ。

知識を得るための雑誌は
マイコンBASIC MAGAZINEにはじまり、テクノポリスとかホビーっぽい雑誌が出たり
もうちょっと詳しそうなのはI/Oとかもあったけど自分には難解だったかな><。

美少女CG?とかも、雑誌読者の投稿がテクノポリスとかに掲載されていて
ナウシカとかが掲載された時には、頑張って、ドットの座標を1つ1つ根気よく打ち込んだ思い出。
現代なら、ネットで一瞬でデータ読み込めてコピーできるのにね。

でも、1つ1つになんか味があったような気がします。

限られた機能、色数とかもそうですが
その中で工夫されたものって、なんかめちゃくちゃ満足感満たしてくれた記憶があります。


本作は「ANOTHER LAYER」と標榜されているとおり
原作同人誌とはまた違ったオリジナル要素が追加されているのですね。
まさか主人公までもがそうだったと、まとめサイト様で知らされた時は驚きました!。

いやいや、アニメ化でどんどん攻めていってほしいですね♪。


自分はPC-98(DOS)は、実機持ってなかったので、まったく思い入れもないし詳しくもないのですが
起動音は、間違いなく高校時代に友達の家で何度も聴いた音そのものでした♪。

会社でみんなで夜寝る時に、紐をひっぱって電球を消す際の「カチカチ」って音と動作が
とにかく懐かしかったですね~。ついでに蚊帳とか関係ないものまで目に浮かんできてしまいましたw。
電気消すシーンは、なつかしの薬師丸ひろ子さん主演の映画のワンシーンも思い出してしまいましたw。


堀江さんのいる会社。いいですね~♪。
なんて癒される環境なのでしょうか!。うちの職場にも堀江さんいてくれたら・・^^。

自分のパソコン変遷に戻りますが
大学時代は、他県に行ってたのでパソコンとかは全く持ってない4年間でした。
ただ、ゲーム機は好きでいろいろ手を出していたのですが
ドリームキャストで初めてネットデビューしました。
キーボードも繋いで、GEO CITIESでHP作ってみたりを初めて経験しました^^。

そこでネット環境の素晴らしさを知り
大学卒業後に実家に帰ったら、すぐさまパソコン買いました。
以後、ずっとパソコンとネット環境なしでは生きていけないレベルになってしまっていますね。

本作を観ることで、いろいろ自分自身の懐かしい記憶を呼び覚まさせられるとともに
本作の今後の動向も気になって仕方ありません^^。


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>3話まで視聴して
作中でも言われてましたが、主人公の前向きさ加減が最高ですね!。

1話~3話を何回か再視聴してみましたが
主人公の声優さんによるものが、非常~に大きいと思います♪。

古賀葵さんって今まで全く知らなかったのですが
wiki調べてみたら、ゾンビランドサガの万梨阿だったのですね。しっかり印象に残っています^^。
かぐや様は告らせたいは、チラ観断念してたので、これを機に改めて再チャレンジしてみたいです。


はい。実は本作、熱血アニメ作品だったのですね!!。
それも実質オリジナル作品^^。
+お仕事アニメ+タイムリープの融合も素晴らしい!。


原作の同人誌って、もう入手する方法ないのかな~?。
商用に1巻、2巻は販売されているようですね。
電子版試し読みしてみたら、もう面白すぎる。あとで即買い予定です。

こっちはアニメの主人公がいないお話で、少し寂しい感もあるけど
主人公がタイムリープしてこない世界?・・としても興味津々ですね♪。

今更ですが、アニメ本編で堀江さんが「うぐぅ」とかしゃべるシーンとか無理かなあ?。


2話だけにとどまらず、3話もラストの引きもすさまじく強かったですね!。
タイムパラドックスのおそれ・・?。
3話冒頭の、黒幕っぽい未来人?・・とかも、どう絡んでくるか楽しみ~。

でも、よくよく考えてみたら
1992年や1996年の、守君以下アルコールソフトのスタッフのみなさん
・・もし、2023年で出会ったらと考えると。
・・+約30歳ですか・・。。

出会う展開になるのか否か・・。
コワいけど、観てみたくもある・・w。


3話で○君が、パソコンの○○のことを出題して
「パソコンの仕組みを何も知らないくせに使って」
みたいなセリフに、一瞬、納得させられそうになってしまいましたが
実世界では、仕組み知らずに使ってるものだらけですよね・・w。
電子レンジしかり、自動車しかり、スマホしかり、ほぼすべての生活家電・機械類
全部そうですよねww。


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>4話まで視聴して
4話もラストの引きが最高でした!!(絶賛)。
これは1話ラストと対になってるのかな?。
1話ラストでは実在してそこにあったものが、2話ラストでは○○○。
自分の体の○で○が○えてしまう喪失感・・ってとてつもないと思う;;。

4年前はいつの間にかいなくなってしまった・・
ってだけでも、喪失感大きかったはずなのに
今回は○がタ○ムト○ベラーだとわかってた上でも
今度またいつ会えるかなんて、知るすべもなし・・ですよね><。

わーーーーー

もう毎週待ちきれません!!。

個人的には、既にほぼ神アニメの領域です♪。

OPのしょこたんの歌もいいですね~。
なんか一見、無機質な感じだけど味がある。
ED曲も惹きこまれる。

★の評価MAXまで上昇しました。


そうそう。先日コミックス1巻2巻買いました~^^。
こっちは、あの人が主人公なのですね!!。
コノハのいない世界線なので、寂しさも感じてしまいますが
でもやっぱ惹き込まれる作品です。


今日、公式特別番組「16bit TV in 秋葉原 ~進め!電波少女~」
https://www.youtube.com/watch?v=wMq9u66pzfM
を視聴して、さらに本作が好きになりました♪。
原作にオリジナルキャラ主人公を加え、エンタメ要素をプラスした。
って、おっしゃっていましたが、もうその選択は最高の出来につながっていると確信します!。
セリフのアクセントも、時代によるアクセントの変化まで意識されてたのですね!!。
この特番はぜひともまた企画してほしいです。


ネットのまとめサイト様等でいろんな方々の感想を見させてもらってますが
山田冬夜、コノハの○○説。
ああ~、たしかに年齢逆算してみたら、あってもおかしくない。
でも、相手は?。あっ。

原作、まだ2巻の半分手前までしか読めてないので
原作でどういう立ち位置でどんなキャラなのか知らないんですよね~。

でも、次のタイムリープまでの数年間?の間に
何か事がおこりそうな予感も、なきにしもあらずw(妄想)。

特番でも〇君の演技の幅の広さが求められたことに言及されてるんですよね。
これって〇〇歳になった〇君ってこと!??。


でも、その仮定を肯定するためには
コノハの両親の情報が必要ですよね。
どっかで描かれてたかなあ・・・。記憶なし。
さすがに自分の両親の名前は把握してると考えるのが通常だけど
そうじゃないなにか訳アリ設定されている可能性も・・。

いろいろ想像させてくれるのが楽しいですよね。


本作は、一応エロゲ制作のお仕事タイムリープ作品だと思われますが
あからさまなエロ表現は、いまのところほとんど除外されていて
あくまで美少女が描かれていることに重きをおいてくれているので
視聴中に急に家族にみつかったとしても、何の問題もない作品と思われます^^(安心安全)。


そういえば何話だったかで「お絵描き掲示板」に触れられてましたよね。
自分も一時期、よく「お絵描き掲示板」に投稿される作品をチェックし
気に入った作品は、印刷してファイルしたりもしてました。
ドットの数等、限られた条件で、主にマウスで描かれた作品が多かったと思いますが
非常に味わい深い作品にたくさん出会えて幸せだった記憶が残っています。


あと、4話でひっかかったネタはPC98による、音声合成ですね。
自分が初めて衝撃を受けたのは
友達の家で、PC6001mから発せられた、合成音声でした!!!。

もう、それはそれは衝撃でしたww。

後に、現代に至ってはVocaloidシリーズが台頭してくるわけですが
かつてニコ動で出会った、1本の動画が、自分の中でのVocaloidの元祖・始祖だと確信しています!。

「PC-6601が歌うタイニーゼビウス」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm1254646
気が向いたら視聴してみてください♪。


-----------------------------
>5話まで視聴して
今更ですが、古賀葵さんってヘブバンのおタマさんだったのですね^^。
どおりで無意識的に耳馴染みあったのかな?。
ヘブバンのおタマさん、個人的にゲーム内での使用頻度あまり高くなかったですが
オタクセリフは大好きだし、今後使用頻度上げたくなってきたかも♪。


コノハがスマホで調べてるページ、なんか見覚えがw。
実在してますね!、コレ。


「逃走犯」・・ついこのあいだまで別キャラのことを指してたのにw。こういう対も好き。
そういえば、1話だったかで「刑事」ってセリフ聴いて
てっきり横文字でcage?とかって単語があるのかと想像してたけど「刑事」そのまんまだったのね。


あ、コミックスで出てきてたキャラ達が、ここにきて一斉に登場しましたね!。
エンドロールで真っ先に目がいったのが、かおす先生で歓喜♪。
でも、あばばば演技が見られる機会は全くなさそうなので残念。

そういえば、堀江さんと川澄さんってTo HeartやKanonで共演されてたのですね。
どっちもアニメ版・ゲーム版ともに、ほぼ未見・未プレイなので、これを機会に少し始めています。


コンシューマーかあ。
いつのまにかこの言葉も一般化したのかな?。wiki確認してみると
”消費者(コンシューマー)である個人や一般家庭が直接購入(BtoC)するという意味で名付けられた和製英語”
BtoCって、「Business to Customer」と思ってたけど「Business to Consumer」でもあるんだね。

そもそもパソコン自体が結構ニッチで高価な趣味だった時代に
パソコン限定で販売されるソフトより、家庭用ゲームでも遊べるソフトにした方が
対応プラットフォーム増やせば、最終的に売れる本数は増えるし、会社の認知度もあがるよね。

自分も、小さかった頃はパソコン雑誌観て、アダルトゲームソフトの存在は知ってても
価格や年齢制限等で、実際に買うまでは至らなかったし
現実的に遊び始めたのは、セガサターンに移植されたソフトが多かったかな?。

個人的にシナリオ込みで評価高いのは
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」(サターン版です!。最近発売されたリメイク版は・・)
「EVE BURST ERROR」。この2本はハズせません。

好きになったアニメが、実はエロゲ原作だったと知ってビックリさせられること、多々ありますよね。
やっぱシナリオがよければ、メディアが何であれ成功しやすいのでしょうか。


○君とコノハの関係いいですね。
なんかシュタゲの某2人の関係思い出します。どの世界線にいても・・。

・・ただ、本作では別々の年代を生きている2人が、最終的にどんな関係に行きつくのか。
もしくは、そもそも別設定があって、実は同じ年代を生きていた・・とか
もしくは、コノハ自体が、現代よりずっと未来から送り込まれた○○だった・・とかも妄想。


今回ラストの「コギャル」

・・・。

コノハによる改変フラグ??。


※18禁余談:
 某感想まとめサイト様見てたら、コノハちゃんがゴミ出しの時に歌ってた曲情報が・・w

     {netabare}「メイドさんロックンロール」♪ という曲のようです。
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm1573129 {/netabare}
 
 
-----------------------------
>6話まで視聴して
ぐぬぬコノちゃん、かわいい^^。

コンシューマー移植からのアニメ化コンボ!。
これは舞い上がってしまうのも致し方ないよね・・。

自販機前の小学生・・
自力で定規使うっしょww。

冬夜さん再登場!。
あ、コミックス2巻で見たキャラ(性格)入ってたw。

コギャルでの偵察シーン。
BGMの不穏なメロディー
あれ?。これってけいおん!で聴いたことあるBGM??。
「かわいい陰謀」♪。

今回Cパート、力入ってましたね~♪。
オリジナルアニメ作品?の力の入ったCパート、大好物です!!。

コノちゃんの絶対的原動力感っ!!。最高です!!。
アツいっす!!(誉め言葉)。
 
 
-----------------------------
>7話まで視聴して
視聴1回目は、もう待ちきれずに深夜のリアルタイム放送視聴しました!。
24時台の放送であればギリ視聴可能ですね^^。

序盤でコノちゃんが凹んだ自分を鼓舞するために取り出したスマホ・・。
音楽をかけるとのことでしたが・・

ま・さ・か・の・・がっつり「コネクト♪」(by ClariS) ????!w

え??、こんなこと実現可能なの??w。

驚愕と同時に、脳裏にかけめぐるほむほむの泣き顔・・><。

うわあ~。スゴいな。
これってエロゲつながりじゃなくって、単なる美少女モノ繋がり??。

でも、まさかこれから何回も何回もループする鎖に繋がれる未来を示唆しているの????。

  【MAD】コネクト full (Ver-irony)【魔法少女まどか☆マギカ】
      https://www.nicovideo.jp/watch/sm14264720

いや~、圧倒的な楽曲の存在感にシビれまくりました!!。

特定の視聴者層のココロには刺さりまくるでしょう、コレ!!。

そこからすぐにOPに入っても、負けないOPにも拍手です♪。
もう世界観が出来上がりつつありますね。

コノハちゃんのみならず特定の視聴者層のココロはガッツリ胸アツに仕上がりました^^。


コノハちゃん、口下手かわいい。

タブレットの絵におどろく社員さんたちですが
タブレットのテクノロジーにツッコミなしなのナゼ?w。

守君、いろいろ凄すぎww。
ちょっと能力値がチート気味?♪。

かおさんのあの質問、いい質問ですね。


で、病室のシーンあたりから
なんか急激に作画の不安が一気に加速wwww。

大事な作中ヒロイン作画とかは力入ってますが

リアルな会社内の人たちの描写が
なんかモブ的な省エネ作画というか・・


じゅげむ・・・って、意味調べてみたけどよくわからなかった・・・orz。


ラスト手前・・。
守君もついに巻き込まれてしまったのですね・・。(高評価)

「午後の天使たち」?「天使たちの午後」??
数話前から急に明らかになった、例の中古ショップのおばあちゃんからの託されモノ。

なんかこの1本だけ、他よりずっと古くて違和感しかなかったけど
ここにきてこういう使われ方するの・・

控えめにいって最高~ですわ!!。


本作、1クールでおわらせちゃっていい作品ですか?。
否!否!否!。

2クールでも3クールでも、続けてくれたら最高なのに。。
 
 
-----------------------------
>8話まで視聴して
冒頭の古時計?。脳裏でYU-NOのネタバレOP映像がオーバーラップ。

PC用のカセットテープレコーダー!!。
まさか現代のアニメ作品で観れる日がくるとは。。


守君の行動範囲、限定的すぎてなんか親近感^^。
やっぱ守君が状況確認する際の確信要素はアレなんですね♪(知ってた)。


テグザー!!。FM7版を当時購入してました。
たしかスティック型のコントローラーを本ゲームのために初めて買った記憶がうっすら。。

倉庫番?。気にはなってたけど当時購入スルーしてました。

ハイドライド!!。FM7版を当時友達が購入し、一緒に遊ばせてもらいました。
アニメの画面静止して確認するまでは、フラッピーかと勘違いしてたw。
フラッピーはたしか機種ごとで面ステージ構成がまったく違ったんですよね。そっちも遊んでみたい。

UCCコーヒー!!。
今でも現役なんでしょうか?。店では見かけませんが通販可能っぽい?。
というか、そこはkey coffeeじゃないんですねw。

雑誌コーナー
I/OがA/Dにw。
ほぼベーマガキターーーーーー。
Beepも当時ありましたね~(忘れてた)。


エコー2がやたらビデオカメラ構えてるのは、映像記録から何かを得るため?。
エコー3は例のあの犬のようですが、では中古ショップのおばあちゃんは一体・・。エコー4?w。

エコーとは何だろう?
一般的な意味としては反響、残響、超音波検査(エコー検査)あたりだけど
wikiで確認したらコンピュータ関連用語としては
「入力をそのまま返すような処理などにエコーという名前が使われる」とある。
故に想像力・創造力?がない?。

エコー2の鼻歌はいつも第九?。何か意味があるのかな?。渚カヲル、最後のシ者?w。
エコー2が口にしたあの言葉は?。
全く聞き取れないんですがww。自分にはハネル?って聞こえるが意味不明><。

エコーは地球外生命体?、集合無意識的なもの??。フラメンコ星人?ww。


はい。今週も大満足でした!!。
あっ!。今更ながら、コノちゃん今週出番なしでしたね・・><。
 
 
-----------------------------
>9話まで視聴して
1週間待つのが長すぎてツラい;;。
・・でも、待った先で見られる最新話は最高のご褒美です^^。

大きいドットのテキスト文字が、小さいタイプライター音と共に現れると
逆転裁判のGBA版が思い出されて、なんか心地よい♪。

アルコールソフトの新作、
BD特典とかにつきますか??。

アマゾン見てたら、初期のBD限定版?はもう予約期限越えちゃって予約できんがなw。
なんか1枚2話程度で6巻??。
・・商売臭強すぎて、手が引けてしまいましたw。(結果、未予約)
BD-BOXとかで値段抑えてくれたら、買ったのにな~(チラッ)。


こんな職場、いいな~。
自分の職場では、ありえない雰囲気だな~。
うらやましさが限界突破。。

でじこってなに?w。
調べてみたら、1998年誕生なのですね!。驚愕。

冬夜ちゃん、ひさびさ登場でなんか嬉しい。
・・もっと深く関わってくるものだと思ってたから
なんか逆に気になってしまう・・。
今回のタイトル回収も、やっぱ、伏線込みで意味は大きいハズ!!。


守君、すごく大きいフラグシーンでしたね!。
あのゲームソフトは、本作の最後の”key”になりそうな予感しかしない!。

あ、何気に右隣に「YU-NO」出てきた!!(大歓喜)。


 ※どうでもいい余談
  自分の普段使いのPCはWINDOWS10ですが、美少女ゲームによっては起動できないものもあるので
  このたびWINDOWS XP環境を再構築しました!!。
  中古のPCにインストールされたリビルド品?っていうんですか?。買いました^^。
  ドライバ導入や更新が困難そうだけど、ネットに繋がない利用に限定してなら全然いけそうです。

  美少女ゲームも、歴代ピックアップ動画などをyoutubeで探して勉強中です。
  key作品の「CLANNAD」「Angel Beats!」とかは、非18禁だったんですね!!。←知らなかった。
  他にもアニメ化された有名なものだと、FATEやefとかもありますよね~。

  今更ながらですが、さすがのコノちゃんでも
  PC98環境とか、windows XP環境とかは持ててなかったんじゃないかな??。



エコー1号&2号さんって、どうみてもこの時代の人間じゃない気が・・。
でも、・・あ!、よその世界からの人間?。だったら、もしかしたら本当にこの時代の人??。

コノちゃんに何かを託したのか、それともただの偶然なのか。
・・いやいや必然???。

・・”全く読めない展開”って、どうしてこうも”美味”なのでしょうか!!(大好物)

そうり(って聞こえた)?事件??。ってなに??。


守君のセリフがグッとくる。

腕の記憶もあるんだね。。


コノちゃんの、満足を得られた告白?もグッとくる。
Angel Beats!で、奏が、「言いたくない。言ってしまったら・・」
って言うシーンとかなさって、なんか目から水が・・;;。


2人で歩く足だけのシーン・・
尺の取り方も最高でした!!!!!。

2人の心情描写と、これから起こりうる事象を予感させるに十分でしたよね!!。


ここで守君は「○わってほしくない」って言ってたの、すごく重要だと思う。

・・でも、このタイミングで、アレはキツイ・・><。

ここで守君が何を感じて、何を決意したのか・・・。私、というか視聴者全員、気になってるよね。。


って思ってたら、突然禍々しい世界www。

そしてラジ館!!!w。

そしてラストの引きのコノちゃんのセリフwwwwwwww。

どちらも最高DEATH!!。

本作メイン視聴層の○○さん連中は、こぞって大ダメージを受けましたwww。


次回予告の「精一杯やってみる」

うーん、岡村ちゃんのカルアミルク♪が浮かんだのって、自分だけでしょうか??。
 
 
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>10話まで視聴して
守くんって六田さんっていうんですね。
六田さんで自分が思い浮かぶのは、六田登さん一択です^^。
「ダッシュ勝平」、「F(エフ)」、「TWIN」あたりが好きでした。

「美少女なら・・」からの、あの場面転換・・
どうみても普通にCMに入ったのかと錯覚ww。
さらに、中の人、ホンモノww。
だけど、ビジュアルは、ストリートファイター6に出てても違和感なさそうなガタイ&アメリカンww。
そういえば、SPY FAMILYのヨルさんがホントにコラボ本戦参戦したら、いっそ本セイバーも?・・と期待w。

「世界線」の話、キター!。
シュタゲやYU-NOが存在しなかった世界線・・・。
これは損失デカいし、自分も受け入れられません・・w。

コノちゃんが、言いかけたあの言葉、
「あのときの○○○○○・・」。・・表情もいいですね。。

コノちゃんのメンタルが少し心配に・・。

冷静な「萌え・・みたいなもんか・・」に、なぜかほっこり。。

Cuuゲームの歴史・・・
「RACING CUE GIRLS!!!」は、「ドルフィンウェーブ」?、「ウマ娘」??。
「バトルロイヤルみたいな島で」は、あっ(察し)。

冬夜ちゃんも現世?wで邂逅・・。
あっれー、冬夜ちゃんもっとガンガン物語に絡んでくると思ってたのに、まさかの外野ですか?。

さすがのコノちゃんも、ちょっとメンタル不安定になってきましたね・・。
コノちゃんにとっての、これまでの人生で得たリスペクトの数々は
やはり自分がやりたいことの引換えや代償にはできないですよね。。

守君に連れていかれた海?川?沿いの倉庫街?。
かつてSOUL HACKERSで観た倉庫街に見えてしまう。。

スーパーチートキャラになった守君でも、思い通りにいかないことがあるのね・・。
マモー9801・・。

でも、この世界線の守君がスゴく成長して成功しているのを観ればみるほど
本来最初にコノハがいた世界線での守君は、どうなっていたのか
気になって、でも不安要素も大きくて
仮に元の世界線に戻れたとして、出会うことがあるのか?・・とドキドキしてしまう・。

この後の守君のセリフいいなあ・・。
実際にこの世界線で生きてる人々にとっては
自分たちで切り開いてきた現在・・のハズだもんね。

「しっとりした人」・・って何?ww。

「なかったことにはしたくない」・・
ああ~、シュタゲ来ましたね!!。
・・でも、これはかなりかなりかな~り困難な選択では???。

守君の提案・・
予想してなかった提案でしたw!。

別会社から・・って。・・どっ・こっ・にっ・そんな会社がwww。
エコーソフトからくらいしか無理じゃない??w。

突出し過ぎた1つに対して、同等のもう1つをぶつけて
最初の突出した1つが、突出し過ぎた1つではないことにするってこと??。

普通に考えたら、まったく上手くいくようには思えないのですが
そこをあえて選択してきた本作に、やっぱラスト3話程度??、期待してしまいます^^。
(普通の方法論では、これまでのタイムリープで与えた改変を取り消す・・ですもんね)

・・ラストの提供絵?、での肌の質感よ・・(誉め言葉)。
 
 
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>11話まで視聴して
毎話レビューせずにはいられない作品です!!。

放送の2日前くらいに公式Youtubeサイトで公開される次回予告。
https://www.youtube.com/watch?v=4mXinIkgBQc
今回のラストのセリフ最高でした!!!。
「これは○○○○物語」。


ついに!AIについても触れられてきましたね^^。
リアルでも現在進行形のこの技術。
進化が早すぎて、すでに人間が置いてかれかけている感覚ありますよね。

で、ここで語る守君の言葉。
すごく本質をついていて共感してしまいます。

そう。熱≒エネルギーですね。
自分が毎話レビューせずにはいられなくさせられるのも
間違いなく本作品の持つ”熱量”にあてられているから。

自分の書いた3話のレビューで
2023年にもし、アルコールソフトの面々と出会ってしまうのがコワイ
って書いたけど、案外蓋をあけてみたら全然イケますね!。

コノちゃんと守君、歳の差あっても全く問題ナイと思う。

って思ってたら不意に何?。あのラジオ!!。
守君、修理しながらずっと大切に愛用してたのかな?。
そして流れる声の主は、もちろんあの方♪。
でもリアルな世界では、AMのラジオ放送自体が縮小・FMに統合する流れなのかな?。
ちょっとなんか、そのあたりの制作陣からのメッセージにも感じられるシーンだったかな。

いろんな創作物を作り続ける。。
これってホントとてつもないことですよね。
一発屋だけでもスゴいのに、それを体験してしまった消費者層は
その次にさらにスゴイものを期待してしまう。
あらゆる芸術にいえること。
ミュージシャンとかわかりやすいですよね。

守君、スゴイな~。
コノちゃんの微妙な変化を全く気付けずにいたよ。
この迫りくるコワさ。

コノちゃんの回想入ったけど、やっぱ両親の描写はないのね・・。
やっぱ何らかの理由で「いない」のかなあ?。
作られた記憶だったりするのかなあ??。
そもそもホントにこの時代の”人間”なのかもまだ不透明。
某話でアルコールソフトの人が言った言葉がまだ可能性残してる。

あ、ここで冬夜ちゃんの本格投入ですね!!。
素晴らしいです!!。
このギリギリまでの引っ張りは効果絶大。

上手いな~。この時の守君の頭の中には、某人物が浮かんでいたのでしょうね。

FOUNDER?ROUNDERじゃなくて?。

ここでタイトル回収。鮮やかです♪。

コノちゃんを知る人物。
真っ先に狙われるのは、守君以下アルコールソフトの面々では?。

この世界線の冬夜ちゃん、手段を選ばず目的のために行動してきたんですね。

プラグスーツww。
EVA、宇宙戦艦ヤマトww。

人間の創造力を吸い出すデバイスかな?。
「まさかここで終わらせないよね」と思った瞬間、ED入りましたwww。
ハイ。今回も完璧な引きです!!(絶賛)

おかげさまで、また今後1週間、悶々とした日々が強制されますw(誉め言葉)。

あっ!。Cパートキター。
守君、耳と記憶力良すぎww。

ちょww。さらなるアツすぎ展開www。

何w?次回タイトルw。ゆゆゆゆゆ?。


※余談:ここ最近、毎回楽しみにさせてもらっているYoutuber様がいます。
{netabare}
あかペンch【アニメ漫画感想】様です。

【16bitセンセーション ANOTHER LAYER】
https://www.youtube.com/watch?v=ojRCx-O6qd8&list=PL85uIcvpeLBAW7mGImoMM-PqV4CewqEsO
は、もちろんのこと

【BIRDIE WING -Golf Girls' Story-】
https://www.youtube.com/watch?v=250fMvtamGo&list=PL85uIcvpeLBCtKUwIGp5HK-ljH8WZV3IL
も、毎回楽しみに視聴させてもらっていました。

自分には全く気付けなかった角度での切込み等が心地よい刺激&満足になります♪。

自分が特にハマったアニメ作品の楽しみ方として
①まず、他の情報をできるだけ入れずに、自分自身の率直な感想をレビューする
②他の方が書いたレビューを読む
③各まとめサイト様での感想集約を読む
④感想系Youtuber様の動画を見る
この①~④が各話ごと、1話ごとのルーチンとなっています。
 {/netabare}
 
  
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※余談:作中に登場する実在する美少女ゲームたち

{netabare}
【ゲームソフトとして作中描写】

~古の美少女ゲームたち~

 ・天使たちの午後  1985-07-01  JAST
 (作中「午後の天使たち」?。古すぎて許諾得られなかった?)

 ・同級生(DOS)  1992-12-17   elf 
 ・同級生2(DOS)  1995-01-31   elf
 ・遺作(DOS)   1995-08-25   elf
 ・下級生(DOS)   1996-06-07   elf

 ・野々村病院の人々(DOS)   1994-06-30   シルキーズ

 ・雫        1996-01-26   Leaf
 ・痕 -きずあと-   1996-07-26   Leaf
 ・こみっくパーティー 1999-05-28   Leaf

 ・Pia♥キャロットへようこそ!!  1996-07-26   カクテル・ソフト

 ・MOON.       1997-11-21    Tactics
 ・ONE ~輝く季節へ~  1998-05-29    Tactics
 ・Kanon     1999-06-04    Key

 ・Natural ~身も心も~  1998-02-06  フェアリーテール

 ・夜勤病棟     1999-12-22  Mink

 ・戦国ランス    2006-12-15  ALICESOFT

 ・恋姫†無双 ~乙女だらけの三国志演義~ 2007-01-26  BaseSon


~比較的近年の美少女ゲームたち~

 ・未来ノスタルジア     2011-09-02   Purple software
 ・ハピメア       2013-02-28     Purple software
 ・ハピメア -Fragmentation Dream- 2014-02-28 Purple software
 ・アオイトリ 2017-11-24   Purple software
 ・ハピメア REGRET END 2023-05-26   Purple software

 ・DRACU-RIOT!      2012-03-30  ゆずソフト 
 ・天色*アイルノーツ  2013-07-26  ゆずソフト
 ・千恋*万花       2016-07-29  ゆずソフト 
 ・RIDDLE JOKER       2018-03-30  ゆずソフト 
 ・喫茶ステラと死神の蝶   2019-12-20  ゆずソフト 
 ・天使☆騒々 RE-BOOT!   2023-04-28   ゆずソフト 

 ・ハミダシクリエイティブ   2020-09-25   まどそふと 
 ・ハミダシクリエイティブ凸  2022-11-25  まどそふと


【ポスターや街中大型チラシとして作中描写】

 ・ATRI              2020-06-19  ANIPLEX.EXE

 ・ましろ色シンフォニー Remake for FHD  2023-06-23  ぱれっと

 ・クリミナルオーダー 3rd offence    2023-11-24   Purple software 


【アルコールソフト作品としてパロ描写?】
 ・晴れのちときどき胸さわぎ    1997-04-25    カクテル・ソフト
 (作中「晴れときどきバケーション」?)
 
---------------------------------------------------------------------------{/netabare}

細かく探せばもっと出ているのでしょうけれど、取り急ぎまとめてみました。

印象的だったのは11話でコノちゃんのスマホの待ち受け画面が
”蝶がモチーフの美しい画像”だったので、その作品が気になりました♪。


美少女ゲームについて、少し勉強してみました。
美少女ゲーといっても、いろいろ種類があるのですね。
キャラゲー、シナリオゲー、泣きゲー、抜○ゲー、・・などなど。


OSが進化する度にOS対応版とか発売されてるので
OSごとに、CD-ROM版、DVD版、DL版、リメイク版等が発売されたり
その際に追加シナリオやCG変更、シナリオ変更、ボイス追加等が含まれていたり
多種多様化&複雑化してるのね・・。
おまけに、コンシューマ版になってフルボイス化、18禁シーンの削除による一般ソフト化等も。

初期の作品は現在のOSでは起動しなかったりもあるけど、ボイスなしだったりで
魅力半減するかと思って蓋をあけてみたら、全然魅力的だったりと、わからないものです^^。

本をほとんど読まず、活字に疎かった自分にとっては
案外、黎明期~Windows初期あたりのボイスなし作品も
活字に触れさせてもらえるよい機会を与えてもらえる作品なのかもしれません。
・・でも、18禁要素がなくなったとしても、フルボイス化による恩恵も捨てがたい・w。

声優さん問題ですが、18禁作品と非18禁作品では
仮に同一の声優さんが演じられたとしても、名義は確かに別にする必要性ありますね。。
杉○さん、若○なんかは、もう完全に声でわかってしまうので、ほぼ意味ナイですがw、
女性声優さんとなるとそうはいきませんよね。。
時々、某まとめサイト様等で情報が飛び交いますが、なかなか興味深いです^^。

18禁問題ですが、“沙織事件”、18禁シールの導入、“ソフ倫”の誕生などあったのですね。
本作のきっかけがなければ、知ることもなかったことでしょう^^。
 
 
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>12話WEB予告を視聴して
WEBでの次回予告、今週、来るの遅すぎないですか??。!。ぷんぷん!(^^)。
https://www.youtube.com/watch?v=mSI7tsHvueo

でも、直前まで待たされただけあって、最高の次回予告ですね!。
もうどうなってしまうのか楽しみで仕方ありません!!。
メイ子さんの声、もう聴けないのかも?と思ってしまってましたが
やっぱ制作スタッフ様方、わかっていらっしゃるw(誉め言葉)。
もうこのWEBでの次回予告も、完全に本編の一部ですね!!。

ゆ、ゆゆゆゆゆ。・・ユーレイ??。


>12話まで視聴して
もう最高の高ッです!!^^。

特に大人組最高っ!!。
守君、頼もしくてカッコよすぎw。

大人冬夜ちゃんも最高です!。個人的には大人になってからの方が好き。
不遇な冬夜ちゃんのこの20年?を想像してみるだけでも、かなりグッときます!!。

コノちゃんの魂の叫びの演技、すごく心に響きました。
きっとこのコノちゃんの中に大量に沸き上がった熱量が
今話ラストの、アレを呼び寄せたのでしょうね?w。

「いくつだと思ってるんだ」
このセリフも良かった♪。
無理してしまうのは、何より優先すべき大切なものができてしまったからですよね。

「ラボに戻るんだ!」
あれ?。開発室じゃなかったっけ?。シュタゲに引っぱられてる感がw。


ラスト手前で聴こえ始めるあの鼻歌?。
ゾクゾクしまくりでした!(誉め言葉)。
なんか黒服相手のシーンのセリフやりとりといい、AREの登場といい
そこはかとなく感じてしまうサムメンコ感、嫌いじゃないです。
ゾンサガリベンジラストで、未だ放置されっぱなしのアレ。
本作の方で先に盛大に大解決してほしいものです^^。

ゆゆゆゆゆはAREだったのですね。


ここでまた一気に気になってしまうエコー。
そもそもエコーと人類の本当のファーストコンタクトは何年なのか?。
いつからエコーが地球に存在しているのか。
8話で観たエコー2は、年齢が低く、知性も低めに感じられたが
3話、5話で観たエコー2は、そこそこの年齢に達し、知性も高いものに感じられた。
年数を経て成長しているのか、熱量を得て成長し時間も跳躍してきているのか?。
エコーの過ごしてきたこの20年?の時間の概念も気になる。

・・ってことで、最終話までに
エコー関係の登場してたシーンや話数を復習しておきたくなりました。

個人的に一番気になっているのは、やはり1話の中古ショップお婆ちゃんです。
エコー3と一緒にいたこともあり、やっぱエコーだと思うのですがどうでしょう。
存在感、謎感、やさしさ感、気になる感・・etc.
総合すると現時点での自分の中の本作のMVPですね。


で、結局のところ、本当にあと1話で終わってしまうのでしょうか??。
普通に考えたら無理ですが、本作ならやり遂げてしまいそうでそれはそれでコワイw。

もう少しじっくり描くには、2クールがあってもいいかも?。
きっちり終わらせてほしくもあるけど、2クール目の発表も期待せずにはいられない(悩ましい誉め言葉)。
 
 
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>13話まで視聴して
もう最っ高の高ッです!!^^。

とても爽やかなラスト♪。
全てのフラグが回収されたわけではありませんが
要所要所で得られる満足感が心地よく、余韻に浸れるものでした。

むしろ、細かく明かされずに少し謎を残してくれてるくらいの方が
放送終わった後も、末永く楽しめる気がします。

そういえば公式Youtubeで、
「TRUE END PV」が公開されましたが
https://www.youtube.com/watch?v=bwmYPsrVtUc
もしかして、これとは別のマルチエンド展開で2期とか来て
1期で描かれなかった別の角度のストーリーとかあってもいいな^^。

心配していたUFOの扱いですが
しつこくなくサラッとした味付けに感じられて絶品でした!。

コノちゃんのサイン、古賀さん作なのですね。これは欲すい!。

何?、このエコー2のかわいさw。

コノちゃんがエコー1に言った「どこかで?」はどこで感じたんだろう?。
ショップのおばあちゃんと、エコー3(犬)の
中の人が同じことと何か関係あったりするのかな?。
結局エコー2が、3話、5話でなぜいたのか、何をしていたのかも謎のままw。

メイコさんのコノちゃんを呼ぶ声。耳が幸せです♪♪。
最終話で聞けてホント良かった!。
大人組との再会もやっぱ良かった。

冬夜ちゃんの本作での扱い。
最後の言動で、人柄がしっかり描かれていて
自分は本作の扱い最大限高評価します!。
冬夜ちゃんには、アフターストーリー(あると期待)でがっつり活躍してもらわないと!。

橋本さんもコノちゃんばりに時間止まってるんですがw。

アキバの街を歩くシーン。
何気ないシーンだけど、シュタゲのあのシーン・このシーンも思い出せて感慨深い。
2人での共同作業ですね^^。

忘れてしまわないように強烈に海馬に焼き付ける”アレ”
をやるかと思って、ドキドキしてしまいましたが
ずいぶんさわやかな選択に落ち着きましたね。

このゲームも売ってください。お願いしますm(__)m。

クライマックスも最高でした^^。
ここで1話のあのラストシーンかぶせてきますか!。
神ラストシーンです!!。
もっとラブラブになるかと思ってましたが、そこはグッと抑えてきましたね(高評価)。


本作は、いわゆるエ○ゲ制作のお話ということだったので
もっとあざとい、きわどいような描写も覚悟していましたが
蓋を開けてみると、そんなものには一切頼らない”正統派SFお仕事アニメ”でした!。
自分の中で、今作ったばかりのこの”正統派SFお仕事アニメ”というジャンル
パッと思い浮かぶのは、やっぱ未来警察ウラシマンですね。

本作のおかげで、エ○ゲなるものにも趣味の世界が拡がり感謝しています。
エ○ゲといっても、アニメ同様、
物語、作画、声優、音楽、キャラといった要素によって評価が大きくことなり
さらにそこに加えて、ゲーム性や18禁要素なども加味されて
奥行きが広いものだと認識できました。
何十年にもわたって蓄積されてきたエ○ゲ資産を知らずに終わるのはチョット勿体ないですね。


本作を作ってくださった原作者様、スタッフ様方、
ほんとうにありがとうございました!!。
「風の辿り着く場所」cover by上原メイ子(CV.堀江由衣)
https://www.youtube.com/watch?v=H7NOd0SLqBk
など、今後もどんどんエ○ゲ関係のコンテンツをどんどん増やしていって核になってほしいです。

感謝と期待をここに記します。。
 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロゲー関連を歴史にするにはまだ生々しいので、評価せずに逃げたなぁ〜!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.30

 1999年でコノハ達が伝説のパソコンゲームを作ったことで歴史が変わった!から話が変なSFになって、何とも微妙な感じになってしまいました。

 この作品、懐かしいパソゲーを扱っていましたが、最後まで、多分わざと18禁エロゲーと美少女ゲームを混同させていました。

 1999年位から、エロゲーも、コンシュマーゲームへ進出した全年齢美少女ゲームとの差別化から、シナリオを練りに練ったエロありのノベル系アドベンチャーゲームが主流になりました。

 そのため、作家性や芸術性は高くなったかも知れませんが、ガラパゴス化も進んだので、現実では本作品の様に海外でも大ヒットすることは不可能でしょう。

 今、全世界的に人気のあるパソゲーはFPSとかなのを見ても分かる思いますが、長いテキストを読む様なゲームは異文化の人間にはウケません。

 どうも、一部でエロゲーは簡単に作れる上に大ヒットしやすくウハウハというイメージがあるみたいで、僕たちのリメイクや少女達は荒野を目指す等、素人がエロゲーを作って大儲けしようするアニメが散見されます。

 美味しい思い出があるのかも知れませんが、やはりパソコンのエロゲーは一時代の徒花です。ヲタクカルチャーのメインと言えないでしょう。

 エロゲーを題材にしたからには、現在斜陽なのも含めてその歴史的総括が必要なはずですが、そこから逃げて浅いSFへ逃避してお茶を濁したのは、大人の事情で仕方無いとは言え評価できません。

 エロゲーと美少女ゲームは混在していましたが、一定の棲み分けはあったわけで、コノハの作ったラストワルツはエロゲーなのか、美少女ゲームなのか?

 18禁だとしたら、凄い熱量をもってエロゲーを作らんとする未成年者のコノハもそれを評価する周りの連中も、かなり気持ちが悪い訳で…。

 何となく曖昧にヲタクカルチャーの不健全な部分をクールジャパン的な偽善に変換しようとした失敗作と言うのが本作品の正直な評価ではないでしょうか。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.11.19

 主人公、何回かタイムリープしてついに1999年で美少女ゲームを作ることに!

 PCの18禁エロゲ好きの主人公ですが、ゲーム内容の是非には踏み込みません。

 まぁ、PCゲームは完全アングラワールドなので、その価値観に踏み込むと炎上しかねませんから、仕方無いのかもしれません。

 90年代はまだヲタク=性犯罪者予備軍として見られており、18禁エロゲの女性声優は氏名非公開作品が多いなど、色々とあるのですよ。察して下さい。

 私のヲタク師匠も、警察に捕まったら、いつかやると思ってましたよ!なんでもっと早く予防拘束しなかったのよ!と近所の人に絶対言われるキャラでした。

 ヲタクのやばい部分はスルーして、90年代の懐かしいアキバノスタルジーに特化した本作品は、中々面白いです。

 後は、作ったゲームがどうなるのか…。とても楽しみです。

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.10.18

 主人公、19歳なのに、何でこんなにエロゲー詳しいのかな?

 美少女ゲームと言っても、全年齢向けの恋愛シュミレーションとして人気だったときメモと、ガチの18禁ゲームって同じカテゴリーなの?

 18禁美少女ゲームは、めちゃくちゃ高価だったので、10代でやり込んでいるゲーマーなんて、そんなにいないでしょ?

 主人公が男だったらキモ過ぎますが、女性なので何となく許せる系、NEW GAMEみたいな雰囲気ですね。

 マモル君が、美少女ゲームを否定する発言をしたり、過去のゲーム開発あるあるをぶち込んできたり、今後の展開が楽しみですが、美少女ゲームとは何か?を明確にしないと、矛盾が出そうです。
……………………………………………………………………… 

 1話観ました。2023.10.10

 昔、雑誌に載っていた業界情報で、美少女ゲームの最盛期でも、ライトユーザー含めて購入層は30万人程度だったという話を読んだことがありました。

 パソコンも昔は高かったので、パソコンで18禁ゲームを遊べるのは当時のエリートオタク層でした。

 私の師匠も小学生の時からパソコンをいじっていた、ムーを愛読するエリートだった覚えがあります。ピュータも持っていたなぁ…。もちろん18禁ゲームにも詳しかったです。

 私は、セガサターンがギャルゲー機になってから、同級生とかのコンシュマー版を遊んだライト層だったので、深淵は知りません。

 何が言いたいかと言うと、古参のサブカルチャー好きでも、美少女ゲームについて語れる人間は、それほど多く無いと言うことです。

 美少女ゲームは、市場がそれほど大きく無いものの、比較的安く作れ、購買層の購入意欲が高かったので成り立っていた、時代の徒花的な文化領域です。

 ゲームに要求される水準が上がり、購買層の新規参入も活発では無い、ジャンル自体がファン層とともに歳をとっていく典型的な業界なので、時代とともに衰微していくのは仕方ありません。

 現代でも遊べる環境で再販されるのは、Fate並の歴史的ヒット作だけなので、若い女性で主人公みたいな過去作に詳しい美少女ゲーマーが存在出来るのか疑問です。

 フリーレンみたいに、大昔の勇者達と冒険したことがあるとしか思えません。不死身なのかな?

 マンガやアニメファンなら若くても凄い詳しい人がいる可能性はありますが、ゲームは物理的に入手不可能なので、難しそうです。

 これがゲーム通史を上手く書けない理由でもあります。思い出は語れても、原本を参照しにくいのは研究者にとってもハードルが高いです。

 何ともリアルティの欠如したキャンキャン声の主人公を受け入れられないと、視聴継続は難しそうです。

 古参ファンには懐かしい、若い人には温故知新といった展開に出来るのか、期待大です。ただ…炎上しそうな気もします。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

方向性が迷子

{netabare}
まさかこんなに低い評価をすることになるとは思わなかった。
7話までは今期1,2に楽しめてた作品なのに、後半どうしてあんなことになってしまったのか。
何年もアニメ見てきたけど、ここまで終盤でガッカリした作品は初めて。

とは言え序盤の面白さだけは確か。
何よりのこの作品の良さはエロゲ・エロゲ制作会社やアニメなどの固有名詞がそのまま出てくるところ。何なら作品内で"Kanon"について熱く語られたり、"コネクト"が流れたり、ちょっとおかしくなった"Fate"の広告がセイバーの声優そのまま流れたり...。
異世界おじさんもそうだったけど、実際の名前が出てくるのと出てこないのでは話への共感性が違う。
共感性羞恥を感じさせないような、絶妙な具合でそういう要素が練りこまれているから好きだった。

それはさておき、ストーリーはエロゲ大好き主人公コノハがタイムリープでエロゲを作るという内容。
ただただエロゲを作りたいという一心で過去でゲーム作りをしているコノハだけど、そんな過程で起こる問題を度々解決していく・・・。
仲間が分裂しそうになる度それを防いでいるのはコノハで、アルコールソフトという会社にとっては超重要人物だなと。
現に元世界ではアルコールソフトは倒産しているわけで、その倒産フラグを折っていくアニメともいえるのかな。
コノハの努力のおかげで、最初浮き気味だった守くんや、やらかしのせいで冷遇されていた社長など含めてアルコールソフトの皆が段々団結していく感じが好きだった。
数々の苦難や、アルコールソフト存続の危機を乗り越えてのゲーム完成にはカタルシスがあった。

凄いゲーム(ラストワルツ)を完成させましたまでは良かったし、その後世界が大きく変わるという流れも良かった。
(でも、コノハちゃんシュタゲを履修してるなら同じ轍を踏んでるって気づけなかったのかとはちょっと思う。)
シュタゲと言えばだけど、このアニメの9話のアキバが消えたシーンはシュタゲの同様のシーンと比べてしまって、かなり演出がしょぼく感じてしまったかな...。

まあ、そこはまだいいとしてその後の予想の遥か斜め上を行く展開に困惑。
もう一度ゲームを作るって流れで良かったのに謎のSF要素 + 超展開。
見たかったのはゲーム作りなのに、マトリックスでも見てるかのような気分になった。
人をカプセルに入れて脳を接続してゲーム制作を行う謎組織、強引にコノハを連れ去るサングラス男、揚げ句の果てにUFO...もう何アニメだよって...。いつの間にかSF・サイバーパンクモノに・・・。
アメリカに萌え文化が浸透する、までは百歩譲って分かるけど、出来のいいエロゲ1本でこんなにAI技術等が進歩するのかってのも疑問。
その謎組織内で初めて冬夜も話に大きく絡んでくるけど、過去ではたまに出てくるけど特にストーリー上で何もしない影の薄いキャラだったので二人の間の話に関してもあまり入り込めず。
この超展開はちょっと神様になった日を思い出す。

最終話は駆け足でもう一度ゲーム制作。
ラストワルツの時に比べて随分あっさり、アニメ尺で1分ぐらいしか制作シーンがなかった気がする。
そのせいで、ラストワルツを超える作品を作ったはずなのに、ラストワルツ完成の時に比べて全然カタルシスを感じない。
2023の守くんから過去の守くん宛てに、事情説明の手紙を渡すシーンや、その作ったゲームを過去の皆に見せるシーンといった、絶対に描くべきシーンに関しては描かれすらしない駆け足っぷり。
正直アキバがおかしくなった→みんなでもう一度ゲーム制作、で尺は丁度のはずなのに、なんで不必要な要素を入れたのか。

最後はタイムリープものらしく、また過去を改変したら記憶が消えるのかという葛藤話があるけど、この作品の場合消えるのは別世界線2023年の守くんとの記憶なだけで、感動話にするには薄い。
責務に追われてただけで2023年のコノハと守にそんな特別な想いある?って感じ...。
最後のゲーム作りの最中に色々思い出があったのかもしれないけど、それなら尚描写不足。
タイムリープのきっかけとなるエロゲを売っていたおばさんや、エコーの正体は謎のまま、伏線を上手く回収できているとはいい難い最終回。

あと、最終話でかなり気に食わなかったのが、女の子だけ見た目を一切変えなかったこと。男キャラは皆更けてるのに、女キャラは見た目そのまま。
萌えキャラだからおばさん化するのは抵抗もあるんだろうけど、逃げでしかない。
それに、コノハだけが変わってないっていう見せ方をしないといけない場面だろうに、これは最悪。何もわかってない。

唯一後半で良かったのは、自分の意思だけで元の世界に戻そうとするのではなく、今幸せに暮らしている元の仲間のことも考えた上で行動したことかな。
ただ、コノハがなぜそこまでして元の世界のアキバに拘るのかは分からない。アメコミと融合した萌えコンテンツを嫌うのは理解できるけど・・・。
でも、アメコミ風になった萌えコンテンツは確かに視聴者やコノハからすれば最悪だけど、あの世界でそう思ってるのは恐らくコノハだけ、と考えると、もう一度リスクのある(どう未来が転ぶかわからない上、元の世界に戻ることは絶対にない)タイムリープするのはコノハのエゴでしかないようにも思う。自分の責任でもあるのに。

この超展開からの大団円が昔のエロゲっぽくていいと言っている人も結構いた気がするけど、いやいや昔のダメなエロゲを再現してどうするんだよ...ってのが自分の感想。

作画や声優は特に文句はなし。
ただ、OPは微妙。映像はいいけど、何故しょこたんなのか。
KOTOKOとかで良かったろうに。
EDは哀愁漂っていて作品にマッチしていたと思う。

私的評価:28点
私的ベスト回:4話
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

68.7 104 2023年度アニメランキング104位
君たちはどう生きるか(アニメ映画)

2023年7月14日
★★★★☆ 3.6 (68)
318人が棚に入れました
宮崎駿監督が「風立ちぬ」以来10年ぶりに手がける長編アニメーション作品。
宮崎監督が原作・脚本も務めたオリジナルストーリーとなり、タイトルは、宮崎監督が少年時代に読み、感動したという吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるか」から借りたものとなっている。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

流石にこれで最後だと思った宮崎駿監督の集大成

(※内容は先日某所で投稿した内容とほぼ同じになります)

私は、あらすじ程度は踏まえないと何も語れないでしょ?との方針の元、
“ネタバレなし”レビューを核心部分はタグで隠した上で投稿しています。

ですが本作は、あらすじはおろか、キャストや、ジャンル等、公開前に事前情報がほとんど伏せられた作品なので、
本レビューは全面的にタグで隠させて頂きます。


レビュー前に、劇場鑑賞した雑感だけ

面白いの?……良作。劇場鑑賞するだけの価値は十分あったと思います。特に作画、音響面。

傑作なの?……自分の中では良作止まり。2023年マイベストアニメ映画も今後、良作公開が続けば本作はベスト10に入れるか微妙な位。
マイベストジブリ映画という観点でも、ほぼ良作以上しかないジブリ作品の中では本作は下位グループ。

オススメなの?……宮崎 駿監督作品が好きならオススメ。が、“国民的アニメ映画”になり得るかは不透明。近作の『ポニョ』や『風立ちぬ』から何かを感じられる方じゃないと厳しいかと。

ここまで事前情報隠した意味あるの?……ある。事前公開設定で苦手かもと“ゼロ話切り”する風潮下では、ジャンルどうなるのか?というワクワク感も貴重なエンタメ体験ではないかと。


以下レビュー。
{netabare}
【物語 4.0点】
一応のジャンルは異世界転生物。神隠し物。
生きづらさを抱える少年・眞人(まひと)が冒険を経て、現世で生きる糧を得る典型的なジュブナイル。

『千と千尋~』ではこっちの世界の場面など数分でしたが、
本作では現世に当たる戦時中の日本での悶々とした少年の葛藤の描写にも多くの尺が取られ、
現実世界で数多く張られた伏線が、ファンタジー世界の動向を左右する際に回収されるプロット構造。
現世と異世界を行き来するカットもあります。

疎開先のお屋敷での淡々とした日常描写が続き退屈する可能性もありますが、
公開前にジャンルなどの基本情報も伏せたことで、どこでファンタジーに転換するのか?
という期待が鑑賞の集中力の源になった面も大いにあり、
その点では「情報がないことがエンタテイメントになる」との鈴木プロデューサーの目論見は外れてはいないと感じました。

事前公開ビジュアルをアオサギに絞ったのも上策。
あの鳥人間?は何者?と誰もが気にしているアオサギに、
ファンタジーへの予兆を集中させるプロデューサーと監督のタッグによる誘導も機能していました。


現実とファンタジーにまたがる世界観には、過去作を思わせる要素も詰っており、
これまでの宮崎駿監督作品の中でも一際、集大成感がある作品でもありました。

ただ、私は嬉しさより、これで本当に最後になるのだろうなとの寂しさの方が上回りました。
作品メッセージも私には、要は本の世界やファンタジーにこもってないで、
現実世界でちゃんと生きなきゃダメだよという既視の説教の再生産にも感じました。

次世代の作り手たちが発信してきた内容と同様のテーマを、
企画段階で同時期に構想しても、6年以上の制作期間を費やす内に、トレンドからは乗り遅れた感。

新しい作品を生み出す役割は、次世代に託されたのだなと思いました。


この種のジュブナイルやテーマが好物であるはずの私が、
鑑賞後モヤモヤしてしまった心理を自己分析すると大体こんな感じでしょうか?

ま、正直、『ポニョ』を越える考察難度に私の頭が付いていけなかったという説が有力
なんですけどねw


【作画 5.0点】
IMAXレーザーにて劇場鑑賞。

作画は手描き重視。
CGはおびただしい数の鳥の大群の処理など補助的に用いられる程度。
(アオサギだけじゃなく、ペリカン、インコと鳥超特盛りですwヒッチコック級のトラウマですw)

日常のちょっとした場面での人体の動きへの宮崎 駿監督の飽くなき探究心は健在。
精密に設計した機械や建物を構築しては壊す趣味も相変わらず。
今回は(※核心的ネタバレ){netabare} 「下の世界」を丸ごと{/netabare} 壊してしまったので、スケール面では過去最大ですね。
これを実現するため背景にまで作画を入れる人員や労力は厭いません。
(原画陣に米林 宏昌監督らが入ってるってどんだけ戦力豪華なのかとw)

ジブリが内部保持し続けた大量の手描きマンパワーは、
近年の新海誠監督作品など、作画カロリー大量消費プロジェクトを回す支援部隊としても重宝してきましたが、
宮崎 駿&高畑 勲両監督がアニメを作るため設立したスタジオジブリが役割を終えた後、
この人的資源を今後も継承活用するのか、新たな技術等で代替するのか、
次代のアニメ業界の割と大きな焦点です。


【キャラ 4.0点】
主人公少年・眞人(まひと)
良家のボンボンですが、怪鳥?を狙撃するため弓矢を自作したり、
女を助けるため弦をつたって壁面をよじ登ったりと、
アシタカ、パズー級の逞しさも垣間見せる少年。

ただメンタル面は梅雨入り真っ只中。
眞人は実母・久子を空襲で亡くした過去を消化しきれず、
新たに義母となる久子の妹・ナツコとも折り合いが付かない。

時は喰えるか、生きられるかの戦時中。
相対的に贅沢なお坊っちゃまの悩みを抱えて、
自分だけ苦しいみたいな面をぶら下げて國民学校に登校しても上手くいくはずもなく。

義母や学校から逃避するように、眞人は、
{netabare} 同学との喧嘩で負った傷の上に、自ら石で側頭部を殴りつけ大怪我をする{/netabare}
という悪意ある自演により部屋と自分の心の扉を閉ざそうとする。

眞人の自己嫌悪の原因にもなっている自身の悪意や嘘。
もはや眞人の傷心に寄り添えるのは実母が遺した『君たちはどう生きるか』などの本の世界くらいしかないのか?

現世と乖離しつつある眞人の心理状態は、
{netabare} かつて本の世界に吸い込まれるように「下の世界」に誘われ、
今は「下の世界」の調律者となっている大叔父様にとっては、
「下の世界」の役割を託せる逸材に映る。{/netabare}

主人公を始め、現実とファンタジーを橋渡す人物像は練り込まれています。


{netabare} 「上の世界」では女中の老婆陣の一人、「下の世界」では命の源“わらわら”を世話する逞しい女性である、{/netabare}
キリコなど、女性や老人が元気なのも如何にも宮崎 駿監督作品。


【声優 3.5点】
主人公・眞人役で初主演を務める18歳の若手俳優・山時 聡真さんを始め、
キャスト陣は俳優・タレント・歌手・モデルで固める。

集大成として、木村 拓哉さんを特別出演させるなど、過去作のキャストの名も見られますが、
過去のジブリ出演声優も含めて、アニメ声優をメインから外す近年の方針は徹底して変わらず。

出演タレントのTV番組での宣伝など、事前の話題作りをやらなかった本作でこのキャスティング。
晩年の宮崎 駿監督の声優軽視を越えた声優無視の意図が私にはサッパリ分かりません。

この辺りを少し追記すると、
宮崎駿監督自身は木村 拓哉さんの演技を純粋に必要として起用したのでしょうが、
私には過去作のキャストも起用して大団円の流れだと思ったのに、
声優はあくまで外すなんて、キムタク出すなら田中 真弓さんや高山 みなみさんも出せよムキー!となった感じ。
独りよがりな要望でしたね。スンマセン。

ただ、例えばナウシカ役の島本 須美さんにナツコを演じさせたら、
俗世は汚れているけど、私は汚れた世界で生きていくといった感じで、
コミック版『ナウシカ』とシンクロして粋なキャスティングになったのでは?
と欲が出たりします。



主演の山時さんなど発声は卒がなかった印象。
怪鳥?アオサギ役を怪演した菅田 将暉さんの濁声には独特の味わいがありました。

ただ炎の魔法少女・ヒミちゃんには歌手・あいみょんではなく、
“ちゃんとした声優”で萌えたかったですw


【音楽 4.5点】
劇伴担当は久石 譲氏が定番のピアノとストリングスを提供。

ですが「下の世界」へ旅立つ前の日常シーン等ではBGMは多用せず、
時に無音の中で、異音を鳴らして、ファンタジー世界へ誘う違和感を演出。
IMAXの恩恵は、作画だけでなく音響、特に効果音の面で強く実感しました。


ED主題歌は米津 玄師さんの「地球儀」
4年前にスタッフ側から打診され、監督からコンテを渡されて練り上げたバラード。
節々に、作品を捉えたワードは感じましたが、
何分、事前情報が少なすぎたので、私は作品も本曲もまだ咀嚼し切れていません。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

考察は無力。エロスとタナトスについて感じればいいと思います。

 この作品、ネタバレ禁止、イメージ禁止でしたが、これは戦略というより苦肉の策でしょう。だって、紹介の仕様がないですこんな話。別に悪いというわけでは無いです。まあ、どういう意味かは見た人ならわかると思います。

 1回しか見てないです。それで思ったのはこの作品の考察はすべて役に立たないと思った方がいいです。解答を欲しがっては駄目です。自分で考えるから意味が出ると感じました。なので、これから書くのはたわごとだと思って下さい。

 さて、本作の1つ目にして最大のひっかかりポイントは、ここまで露骨なプライベートなストーリーが映画作品として許されるかどうかという問題です。
 少年が疎開する、父親が飛行機工場を経営しているというのは宮崎駿の子供時代そのままでであることから彼を投影している作品というのはわかります。

 が、あまりにも露骨に散りばめられたジブリ作品要素が沢山あります。王蟲の風防から始まって、トトロの森のトンネル、もののけのコダマ、ナウシカの菌糸、紅の豚の飛行機(船)の列とか庭園のガゼボ、最後の方のカリオストロなどです。多分全作品分あるのでしょう。それはデータベース的な楽しみとして私は嫌いですけどいいとします。が、 {netabare}13の積み木は駄目{/netabare}でしょう。自分の業績をたたえているだけ。本物は俺の作品しかない、と言っているように見えます。

 これは私小説ですらない何かなのではないか?と思ってしまいます。私小説は体験をそのまま描くにしても、少なくとも作品世界の登場人物として描く必要があると思うのです。
 が、本作のこの部分、過去作を連想させる要素は、ジブリ作品を見ていること、宮崎駿という人間を知っていることを強要しているように感じました。もし本作を視聴するのに、外面的な宮崎駿像を知っていないと読み取れないものがあるとすれば、まともな映画作品ではないと思います。
 本人が私小説と言っているわけではないですが、じゃあ、この部分について我々は何を見せられているんだ?という話です。

 これが「宮崎駿物語」とかいう題名で、露骨にそういう話だよと言われているなら分かりますが、本当にこれが劇場用アニメとして許されるのか?という疑問がわきました。

 そして、鳥ですね。どういう文脈でつかわれているか、というと、やはり目だと思います。なにを考えているかわからない不気味な目です。インコが顕著でしたが、インコ=大衆あるいはインコ=ジブリ社員とも見えました。あの塔はどう考えてもジブリを表現していると思います。

 本が沢山あった意味は何かです。ジブリがアーカイブ化したということでしょうか。アオサギは鈴木敏夫氏にしか見えません。少年と最後の老人は両方とも宮崎駿かなあと思いました。


 2つ目。継母と実母の描き方です。これはすごかったですね。テーマとしてはこちらの方が優れていましたが、これが宮崎駿の内面なのかは分かりません。
 冒頭の主人公が寝てしまったときの継母が見せた表情はぞっとしました。あの和洋折衷の屋敷の不思議な感じと描写の美しさ。7人の小人=老婆=妖精のようなイメージ。すべてが高レベルでした。

 夜の自分の知らない両親の顔。妊娠や寝顔や作りものの肉体など、継母から感じるエロスはものすごかったです。手塚のケモナーに対応するのは宮崎氏はロリコンだと思ってましたが、継母=近親相姦的な想いもあったのでしょうか?
 実母と同行した老婆についてです。{netabare}あの老婆が若返った姿などもひどくパワフルな描写でした。あのよぼよぼの老婆の昔を知る意味。実母についてはエロスというより、実母にも若くて可愛い時期があったという、人間の時間経過の不思議な感覚が良く描けていました。その母と胎盤のアナロジーである石室に入るのはエロいですけど。つまり、人間の生まれてから死ぬまでについて、特に家族の年齢について感じる不思議さ、エロさがイメージされました。{/netabare}

 この点をしっかり描けていたので、私小説的な不満が気にならなくなるわけではないですが、ここはさすがジブリという描写でした。もちろん冒頭の火災のシーンはすごかったですが、ちょっと風立ちぬの震災のシーンの焼き直しに感じました。


 3つめ。エロスとタナトス。海のイメージと弱肉強食的な生命の循環、昇天=成仏=生まれ変わりのイメージ。魚の解体と内臓。巨石の墓、地下世界という黄泉的な映像。船は言語的には女性のイメージでもあります。弱ったペリカンに対する視点の切り替えなども印象的でした。
 
 一つ一つの意味性を考察するより、こういったエロスとタナトスを象徴するイメージが見事に描かれていました。これは良かったですね。恐らく神話とか美術作品などから引用したと思われる映像が沢山ありました。私は全部ひろいきれませんでしたが、ここで見せた生死観は素晴らしかったです。

 不思議の国のアリスのようなワンダーランド的な冒険譚と、あの世を旅する神話のようなイメージが見事に融合していました。


 で、最後にタイトルですけど、これはまあ訳わからないですね。別に解説も聞く必要もないです。「君たちはどう生きるか」と宮崎駿が問いかけられて、ジブリを作る=映画に人生を捧げてきた。それが自分にとっての真実だったという話かな、と思っています。正解じゃなくて全然かまいません。

 多分もう1回見れば、それっぽい事を沢山かけると思いますが、やっぱり1回に留めて、上の2番目と3番目のポイントを感じてモヤモヤするのが大事かなと思います。ただ、うーん。もう1回…迷いどころですねえ…

 しかし、この作品は考察すればするほど意味性が出てきてしまい、その分作品を見た意味が希薄になる気がします。

 ただ、そうか。レビューを書いてて気が付きましたが「君たちはどう生きるか」は、「君たちは」ですから人から答えを貰うんじゃなくて自分の体験や感性で考えろ、かもしれません。つまり、宮崎駿氏としては「どう生きるか」は自分で考え続ける事だから、この作品がどういう作品かはそれぞれが感じてくださいという意味かもしれません。
 つまり「どう生きるか」とは考察で教えてもらうな=視点や解答を外部に求めるな、ということかもしれません。

 うん。やっぱり宮崎氏の生い立ちや経歴・家族なんかを分解したり、アニメーターとしての影響とか、過去作その他がどこに反映しているかを見つけても、意味はなさそうです。逆にそれらは反映しているでしょうがそれは宮崎氏の「サイン」でしかない気がします。私小説と取られて仕方がないとは思いますが。

 作画はものすごいですけど、そっちの印象よりストーリーというか視点の切り替えが早いので、そちらに気を取られてどこが凄いのかははっきり覚えていません。

 なお、2週間以上前に見てすぐに書いた他の映画サイトのレビューにはかなり低い点数つけました。が、こうやって時間がたってから考えると印象も変わるし不思議な余韻があるので、文学的な味わいでは優れていたと思います。

 ただ、総合点は2点で十分と思えば、それも正しい気もします。




 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14
ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

宮崎駿氏の天命か、ジブリからの報奨か

冒頭、久しぶりのトトロの絵に、時代の流れを感じました。
そして、心なし、佇まいがしゃんとなる自分が可笑しく思えました。

10年ぶりを噛みしめるのは、捉えどころのない官能感です。
120分の長座ですが、満喫も堪能も、一期一会として欲張りました。

~  ~  ~

官能というと、何やら妖しげです。

言うなら、根源的な生命の営みに "ブルルッ" と震えてみたり、奇遇な縁に "カヘヘッ" と歓んでみたり。

五感の昂ぶりに浮き沈みする記憶の疼きだったり。
甘やかな陶酔感だったり、色さえ失う極致感だったり。

宮崎氏のペンタッチは、いつだって逞しい想像力と類を見ない表現力で踊っています。
彼の絵コンテは、どんな風にもファンタジーのフィルムに花と宝石をちりばめています。

2013年9月、氏は引退宣言をします。
でも、アニマを形にせずにはいられない職人でもあります。

その10年もの筆まめが本作品です。
ついに日の目に適うクオリティーに仕上げられたということでしょう。

その集大成という触れ込みです。
一見の価値、一考の余地が十二分にあるはずと、居ても立っても居られませんでした。

~  ~  ~

さて、感想です。

「アニメーションにはアニメーションで返したい。」
そう声に出るほどの強い思いに当てられました。

羨望に応えてくれたのは、底なしの想像へのアプローチでした。
憧憬に見てとれるのは、底ぬけの創作へのトリビュートでした。

ここまで求めてこれた・・。
ここから始めていければ・・。

その非凡さで、宮崎氏は地球儀を回していく。
のぼる朝日に刮目し、沈む夕日に目尻を細めるのです。

~  ~  ~

驚いたのは、時空の縛りに囚われないクリエイターとしての気迫と、一期一会にまみえる商才とのイニシアチブコンフリクトが見られたことです。

端的に申し上げれば、10年余の時計の巡りに問いかける宮崎氏のリアリズムに対して、なんの手間もかけない告知と番宣に工夫を入れた鈴木氏のスピリットの衝突です。

この話題性は巷を盛り上げましたね。
衆口一致の第一歩は、うまく踏み出しているように感じました。

とは言え、正直なところ、お二人の歩調に合わせるのは、かなりの骨折りでした。
でも、両者のバトンワークの "妙" は、胸に沁みこむような "種" にもなりました。

~  ~  ~

ストーリーを追うのなら、参考に足る本がいくつかあります。
ただ、私はそれらを読んでいないので、あからさまな情報弱者です。

君たちはどう生きるか?
この問いかけは、わたしは何のために生まれ、何を成し遂げるのか?に反射されます。

ナウシカ、シータ。
あなたたちは、どんな風に乗っていたのでしょう?

さつき、千尋、雫。
あなたたちの瞳には、何が映っていたのでしょう?

生と死、光と影。
大人と子ども、個人と社会。

その構造にうかがえるビジョンは、内心に矛盾を満たしながら、外界との衝突は否めないものです。
もしも、前後左右を見回すのなら、大地に居場所を定め、風に帆を立てねばならないでしょう。

目にそびえ立つ障壁を、どう乗り越えるか。
耳をざわめかせる喧噪と、どう折り合うのか。

主人公たちの気構えに心を寄せながら、愛を打つ試金石に自分を重ねるような小旅行でした。

~  ~  ~

主人公の少年・牧眞人は、宮崎駿氏の生き方をトレースしているようでもあるし、高畑勲氏の生きざまを映しているようにも感じます。

だから、既存の作品を手元に引き寄せながら、一つひとつの演出を論じるもよいでしょう。
あるいは、新境地と割り切って、いわく言い難い思惑やもと酔いしれるスタンスも良きです。

お二人が、畑を深くたがやし、丹念に水を蒔き、たわわに実らせてきた果実の結晶です。
次代につなぐリュックに詰め込んで、さぁ君たちの番だとエールを送っているようです。

~  ~  ~

鳥たちは不思議な存在です。

クリエイティビティに躍動し、自己と集団とをぐいぐいと主張しています。
生きるために蜜を求め、華やかな社交場や煌びやかな勲をずかずかと欲しています。

閉じられた門を開こうとし、高い空へと羽ばたこうともし、逸る気持ちにそれぞれのオープニングを飾ろうとしています。

ついにその塔は形を失せ、力を失ってしまいますが、それでもジブリのマジックを存分に受け取れとばかりのオーラを放ち続けるのでしょう。

鳥たちの羅針盤になり、置き土産となり、止まり木ともなるのならという祈りを、その残滓に潜ませてあるように感じました。



~  ~  ~

過去を省み、未来を鑑み、さて、今日のわたしはどのように過ごしていきましょうか。

斬新なインスピレーションにハミングを楽しんだり、軽やかなミームに囲まれて暮らしを彩ったり。


生きろ。
生きねば。
生きていく。


素晴らしいアニメーションには、素晴らしいアニメーターたちがお返しをしてほしい。

今は、ただそう願うばかりの私です。



おまけ
{netabare}
パンフレットを販売初日に買い求めました。

一読して・・・? 再読して・・・?? 

再々読して・・・???

アニメ本体にも勝る衝撃!!!


絵コンテから始まるという宮崎氏の "原石" なのか
マーケティングにかけるジブリの "新境地" なのか。

とにかく何かものすごい秘密を覗き見たようで、思わずのけぞりました。


今では、その報奨にすっかり畏まっています。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

68.6 107 2023年度アニメランキング107位
聖女の魔力は万能です Season2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (154)
540人が棚に入れました
ある日突然「聖女」として異世界に召喚された20代の会社員・セイ。元々の植物好きを活かして薬用植物研究所で働き始めるが、仕事人間ゆえの生真面目さに“聖女パワー”が加わり、セイは効果5割増しのポーションを次々と作り出す。 さらに、魔物討伐では凄まじい威力の浄化魔法を発動し、セイの評価は爆上がり!「聖女」であることも正式に認められ、スランタニア王国の救世主として、人々の尊敬を集めていく。 そんな彼女を見守り支えてくれるのは、研究所のヨハンやジュード、宮廷魔道師団のユーリ、そして、互いに惹かれ合いながらも、いまだ恋人未満な“氷の騎士様”アルベルトだった。 王国の最重要人物となってからも相変わらず研究三昧なセイだが、アルベルトとの仲は少しずつ深まって、恋模様にも新たな展開が――!?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

客観的には面白さは…ただ、ファンとしては美しく終わらせてくれてよかった。

 終わりよければすべてよし…とファンの立場からは言いたいところですが、面白さでいえば2期は1期から半減以下になりました。ファンて、何か月かに1度に出版される新作を楽しみにしますので、実際よりも作品を過大評価します。自分でもどこか冷静な部分で面白さが減っていることはわかってるんですけど、感情的にはそう思わないで面白かったと言うでしょう。

 でも、こうしてアニメで見せられるとその現実は明らかです。始まる前からなんとなくわかってましたけどね。

 ただ、ここのスタッフはそれでも演出と作画でがんばったと思います。リズとのお茶会のシーンなど上手く作ってました。そして終わらせてくれたのでなんとなく納得が行きました。

 まあ、これ以上は言いますまい。美しい最終回でした。

 評価は…オール3…で、作画だけ4.5。美しいですが動きに乏しいので。
 


1話 面白さは1期がピーク。それ以降も話のレベルは高いですが…

{netabare}  本シリーズはアニメ1作目の1話ですっかりはまってしまって、原作は小説・コミック・スピンオフは既読です。

 で、先に言えば私にとって面白いのは、1期までの部分です。カイルとアイラとエリザベスの3人の関係性が異世界転生ものの聖女シンデレラストーリー系ではかなり出来がよかったし、聖女の力の設定と物語がマッチしていました。ストーリーとキャラに力があったと言えるでしょう。キャラの心理に深みがありました。

 ですが、それ以降ですね。沼問題以降です。ホークとの関係は安定していますし、設定上ホークエンド以外の違う結論はないでしょう。そして、いい味を出していたカイルが退場していますので、人間関係が非常に単純化されて、その後の話の展開は一般的ななろう系に近づいてゆきます。2期1話目で早速「商会」が出て来たりします。
 そうはいっても、この原作者は筆に力があるのか、それぞれの設定やキャラ、エピソードは良くできているし、面白いことは面白いです。人によっては2期以降の方が見たかったストーリーと言えるかもしれません。
 何よりホークとの結末はわかっていても見たい、見せたいところでしょう。原作はまだ終わってないですが結末にどんでん返しはないでしょう。

 私は本作の2期以降は「魔法使いの嫁」と一緒ですね。ファンとして最後まで続けてもらいたいし楽しませてもらいます。でも、やっぱり1期を越えることが出来ず、つまり原作ももっと早い段階で畳んだ方がシリーズの深みは増したような気はします。その辺は人それぞれでしょう。

 アニメ1話目見ましたが、相変わらず異世界ものとしては非常にいい出来です。空気遠近法というのでしょうか。焦点の使い方が上手いですね。それと構図ですね。特に人の位置関係が秀逸です。

 と言うわけで、ファン心理としてあまり批判したくないけど、批判したい気持ちもあります。というジレンマがある作品なので残りのレビューは最終回後にします。{/netabare}


2話 尺伸ばしが感じられないスピード感がすばらしい。

{netabare} レビューは最終回後といいましたが、一言だけ。原作ストックを気にしない面白さ重視のスピード感と構成に制作者側のレベルの高さが感じられます。「俺ガイル」の原作者でもある渡航氏のシリーズ構成が素晴らしいのでしょうか?
 2期分割のマイナスを感じさせない上手な作品として「陰実」と本作は素晴らしいと思います。{/netabare}


6話 テンユウ編はちょっと気が抜けた?特に6話は構成とセイの顔に違和感が…

{netabare} 今のところテンポ良く話が進んで面白く見ていますが、6話でちょっとセイの顔のパーツのバランスと横顔の輪郭線が結構乱れたように感じました。アップはあいかわらず丁寧な気がしますが、引き画の時です。

 それと構成がテンポがいいのはいいんですけど、ちょっと今話はペース配分はどうかな?と思います。母との思い出を短くしても良かったのでは?

 ファンとして見ているので、いいんですけどちょっとテンユウ編は出来が他の話と比べてん?と感じてました。6話で特に感じたので一応。{/netabare}


6話追記 リンゴとハチミツかあ…まあ、カレーが食べたくなります。ネタ切れ感は隠せないですね。


7話 中間総括。ストーリーはやっぱり良くない。が、演出、構図、止め絵等々で素晴らしいシーンを作り上げました。リミテッドアニメの方向性が見える作品だと思います。

{netabare} 7話前半の女子のお茶会のシーン。良かったです。華やかさもそうですが、見せ方と各キャラの演技がとても良かったです。話の内容は凡庸なんですけど、アニメの力でかなり見られるシーンに仕上がっていました。
 だからと言って、派手な作画でヌルヌル動かしているわけでもエフェクトでごまかしているわけでもありません。そこは非常に良かったです。声優さんの演技も良かったと思うし。

 で、まあ、本作の中間評価ですが、やっぱり1期の話の作りの良さに比べると、尺伸ばしの為に差し込んだエピソード感はすごいですね。私のように本作1期が本当に好きで、且つ、コミックスの美しい作画に惚れて、原作をそろえている人間からしても、レベルダウンは隠しようがありません。

 ただ、この作品、そうはいっても比較的潔く終わるような感じもあります。つまり、シンデレラストーリーとしての結末です。そこを2期で綺麗に見届けられるなら、私としては本望ですので、それで良しとします。 {/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 18
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは令和版「『OLの教祖』岡村孝子」

【レビューNo.125】(初回登録:2024/5/26)
ラノベ原作(なろう発)で
・第1期:2021年作品。全12話。
・第2期:2023年作品。全12話。
最初はタイトル切りしていましたが、何かの拍子で視聴したら意外と面白く、
2期はリアタイで観ていましたね。

(ストーリー)
スランタニア王国では数世代に一度、国が瘴気に覆われ魔物が大量発生する
時代がやって来る。
今回もこの国難に対処すべく、魔を祓う力を持つ「聖女」を召喚すべく伝説
の儀式を行った。
そして召喚されたのが小鳥遊 聖(セイ)と御園 愛良(アイラ)の二人の日
本人であった。
しかし王国の第一王子カイルはアイラしか目に入らず、彼女だけを聖女とし
て扱ってしまう。
そして無視されたセイは行く当てもなく、「薬用植物研究所」にて研究員と
して、異世界ライフをスタートさせるのだった。

(評 価)
・これは令和版「『OLの教祖』岡村孝子」
 一部のネット民からは
 「BBAを召喚して何が面白いねん?!」
 と酷い言われようでしたが、主人公セイは日々仕事に追われるOLで、
 ・異世界に召喚されてしまうも、持ち前の前向きなキャラで人の輪に囲ま
  れなから、(現実世界から解放され)異世界ライフを満喫
 ・「聖女の力」でお約束の「また私なんかやっちゃいました?!」展開も
  仕事は充実してやりがいあり
  また魔物討伐でも活躍、「本物の聖女様」として国中から認められる
 ・当然周りはイケメン揃い、そして騎士団長ホーク様との恋模様
 まあ”女性版なろう”要素テンコ盛りという感じですね。
 
 個人的には昭和末期~平成にかけ、OLへの恋愛や応援ソングで人気を博し、
 「OLの教祖」と崇められた”岡村孝子”が思い浮かびましたね。
 「OLの教祖」の系譜は”今井美樹”や”古内東子”へと受け継がれるのです
 が、今ではアニメが一般に認知されたので、その辺の役割は(歌より)
 こういったアニメ作品が担っているのかなっと。

・やりがいがあり、ストレスフリーな優しい世界
 本作から受ける印象ですが、原作者は自身の経験から
 ・仕事のやりがい
 ・人間関係のストレスフリー
 を意識して執筆されたのかなっと。

 ・仕事のやりがい
  セイは異世界でも仕事人間ですが、「男性版なろう」って割と
  ・「俺tueee」で自分がチヤホヤされたい
  的な部分が目につきますが、本作は
  ・自分の”仕事ぶり”が他人に必要とされている
  ・本当に必要なことに注力して報われることにやりがいを感じる
  という方向にベクトルが向いているのかなっと。

 ・人間関係のストレスフリー
  本作の一番の特徴は、”嫌なキャラ”がほぼ出てこない点ですね。
  ・同僚や関係する騎士団、ゲストキャラはみな好意的
  ・上の者たちはセイを守るために奔走してくれる
  ・女性ならではのドロドロ感も希薄
  ・そして恋愛運も順調で視界良好
  ・唯一の不快キャラは、”聖女召喚”でセイを無視してその後も難癖を
   つけてくる第一王子カイルだが
   {netabare}→ 実は無理やり召喚したアイラを守るために道化を演じていた
   と上手く処理されている{/netabare}
  という感じで、寧ろ不自然なほど優しい世界が描かれています。
  
 そもそものセイのキャラ造形が
 「同じ職場で働きたい人」
 というコンセプトらしく、やはり原作者のOL経験を踏まえ、思うところを
 物語に落とし込み「理想の世界」を描いているように感じましたね。
 (この辺りが癒し(?)的なエンタメとしてきちんと昇華されている点が
  本作一番のウリですかね・・・知らんけどw)

上述のように狙いは非常に明確な作品ですね。そういう意味ではターゲット
層の支持を集め、アニメ化まで至ったのはまま納得ですね。
ただ個人的には
・主軸の物語しか描いていない感じで、厚み等の創り込みが弱い
・毒気のようなスパイス成分が足りていない
という感じで、2クールの尺で描いた割には少し物足りないという印象ですね。
しかし
・主人公セイは共感しやすいキャラ
・理想的で綺麗な世界観なのでストレスフリーで楽しめる
 (また原作者の作品に込めた思いにも共感できる)
・ピュアラブストーリーも綺麗に完結させてくれる
なので、かなり視聴しやすい作品ではあります。
”異世界版少女漫画”的な要素も強いですが、男性でも結構楽しめるように
思います。

OPは結城アイラで
・第1期「Blessing」→聖女感あるよなあ
・第2期「Semisweet Afternoon」→溢れ出る恋心が隠せない
この方は存じなかったのですが「才能あるなあ」と共感。

(追 記)
レビューを書きながら「『OL』ってもう死語じゃね?!」って感じたので
一応調べてみたら
・世間的にも死語いう認識はある模様
・しかしその代わりの言葉が
 ・「女性会社員」 → まあそりゃそやなw
 ・「キャリアウーマン」→「バリキャリ」「ゆるキャリ」
  → たしかに聞いたことはあるが、日常的に使ってないよな?!
正直あまりピンときませんでしたね。
男女に拘らず「会社員」が一番無難なんですかね。
レビューの方は『OLの教祖』に合わせて『OL』表記にしておきますが。
まあセイについては「バリキャリ」という言葉がピタリとハマりそうなw

投稿 : 2025/03/01
♥ : 18

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

セイちゃん、おめでとう♪

なろうの原作未読。異世界召喚物だけど、これ、書いた人きっと女性よね?最終回はホーク様に告白してもらえるところでぐっと来たわぁ♪

それで悔しいんだけど自分がやっぱり女だって思わされた作品。これ見てて楽しかったし、セイちゃんとも友達になりたい!って思った

私は、なろう、ラノベ、少年漫画のありきたりな設定でも女性に対して失礼な表現がない限り抵抗は無いし、バトルロワイアル、転生、俺Tueeeeの無双物とかなありがちな展開も割と見ていられる。だけどこの作品、ずいぶんと傾向が違って昔の少女漫画を読んでる気になった。それが心地よかった

まず、セイちゃんはかなりの無双ぶりで、物語を通じて召喚相手の国に現れた瘴気をほぼ一人で浄化してしまうほど。思い人のホーク様が危険なことになればその力はさらにマシマシ

と、なろうありきたりな無双物な部分はそこまで。そんなすごい能力があるのに本人としてはお役に立ててなにより。そんな能力を使って無双するよりも、周りから感謝される、研究所や兵士たちとよい関係を築いていけていることに重点が置かれているように感じた

それに彼女は感謝されようとして自分の能力を使ってるわけじゃない。良いことをしたら結果的に報われるって感じ。聖女の力だって、ホーク様を思う心が力の源になってる。その点が、あざとさが無い分だけ彼女に好感を感じるところ

無双ぶりと言えば、彼女、恋愛においてもかなり無双だと思う。周りはみんな美青年で、セイちゃんに好意を抱いているのは明白。これが男の人向けの話だとハーレムになっちゃうんだよね。でも、無理にぐいぐい押し付けてくるめんどくさい男はいないし、柔らかにセイちゃんとホーク様を暖かく見守ってくれてるって感じ。そうよ、気になる一人といい関係になって、それ以外からの男女問わずに友達みんなに祝福されたらそれでいいのよ。この点が男の人向けの話と絶対に違うよね

あと見ててストレスが無かったのが、意地悪なことを仕掛けてくる悪意ある人たちが居ないこと。しいて言えば最初のシーズンに出てきたカイル王子がトラブルメーカーだったけど、勘違いで悪意があったわけではない。一緒に召喚されて能力がなかったアイラちゃんとも友達になってお茶会してるくらい。そして召喚してきた王家の人たちも、瘴気の危機が去った後のセイちゃんを心配してくれてるような人達。ほんと、悪い人が居ないお話

そして、国から大半の瘴気を取り除き、最後はセイちゃんの婚約話に入った部分。あはは、まさか自分でもこの部分にはまるとは思ってなかったけど、セイちゃんとホーク様の中学生みたいなやり取り見ては、もっとちゃんと態度にしめすのよ~、とアドバイスをあげたくなる始末w

こんな感じで女子受けする要素を全部詰め込まれた感じ。もっとも、女の望みは地位のある高身長の美青年との結婚なのかい~!!!とか思い抵抗感がなきにしもあらずだったけど、最終回まで二人の関係をドキドキしながら友達として応援していた自分は否定しようがないわね

いずれにしろ、ずいぶんと楽しませてもらったアニメでした

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

68.5 108 2023年度アニメランキング108位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (216)
736人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

人間不信の某賢者が陰の実力者に成り上がるようです

腹黒主人公のキャラ性には独特な魅力を感じましたが、異世界転生もの作品自体に内在する
限界性みたいな壁にぶち当たり、目新しい展開もなく、異世界転生もの作品の宿命の如く
見事失速して逝ったような結末でありました。

{netabare} 「メイ【ベル】」の死亡フラグはしっかり機能していたようでありまして
それが個人的に満足できた点であります。

「転生腹黒キャラ」の正体が「魔王」であったのでこのような展開になったわけであります。

「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」にも似たところありますが
主人公が魔王設定でありますので「まおゆう」系の「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」
の影響の方がかなり強く表れていたように思います。

最終話にかけての主人公である「魔王様」のご乱心?は友達のために必死になった
ということでありまして、前世において裏切りに遭い失敗人生を送った反省として
転生後には友情や信頼関係を大事にするようになったというオチだったようにも思いますが
今一つ視聴者には伝わってなかったような気がいたします。

主人公は最強魔王なので戦えば当然勝つに決まっており、それではテーマもくそもない
ということで、何のために戦うのか?ということに重点を置き友情物語を描こうとした
ようですが「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」と同じ着地点という意味では、
なかなかに評価も難しいということになるのかもしれません。 {/netabare}

●邪眼の茶番

幽遊白書みたいなキャラの5人衆が登場し {netabare} ジャンプ系バトルが始まります。
ちゃんと兎タイプのケモ耳フレンドも漏れなくいるのはお約束というやつですね。

邪眼率多めです。
みんな大好き【プロビデンスの目】でございます。

もしかしたら【プロビデンスの目】を得た対価が高くつきすぎたのかもしれませんが
腹黒主人公により邪眼チームは敢え無く瞬殺であります。

ジャンプ系バトルを長々やられても困りますが、主人公が強すぎて
盛り上がるところもなく、意図不明な展開でありました。

ただ一つだけ見るべきところがあるとしたら、「メイ【ベル」」の活躍と言いますか
「【ベル】の第1法則」、即ち「死亡フラグ」の発動が彼女の出番ともに現れるという
ところで、セオリー通りでお約束通りのフラグにより邪眼チームは全滅というオチでした。{/netabare}


「【ベル】の第3法則」

話は「メイ【ベル】」 {netabare} 兄妹のシーンに戻りますが、もしも兄がトーナメント王者に
なっていたならばどうなっていたかについて言及いたしましょう。

もしも優勝したならば兄は頭蓋骨に穴をあけられ洗脳手術みたいなことを施されたのであります。

これと全く同じような手術法がありまして、これを「ロボトミー」と言います。
今では禁止となったこの「ロボトミー」は「ノー【ベル】賞」を受賞しました。

「メイ【ベル】」の兄に「ノー【ベル】賞」の「ロボトミー手術」を施すのですから、
これは完全に狙ってやっているとしか考えられません。

ということでこの事例から導かれる「【ベル】の第3法則」は{/netabare}「災いの発動」でございます。



●【メイベル】回収!

【メイベル】が似非 {netabare}勇者という設定も興味深いですが、それよりも
「邪眼」の殺し屋と兄妹だったというのには更に確信犯的なものを感じます。

「邪眼」や「魔眼」は【プロビデンスの目】を表すものですが、それと【メイベル】が
繋がると言うのはとても重要であるように思います。

そもそも【メイベル】は邪眼の兄に殺される役目を負っていました。
という意味では【生贄】に捧げられる立場であったわけであります。

【プロビデンスの目】とは「全能の目」でもありますが、それを得るには代償が
必要になります。

そもそもは「左目」や「右目」を失い、「新たな目」を得るという流れであったのですが
【ベル】が絡むことにより【命】まで取られなければならないことになったようです。

ここで判明した【ベル】の第1法則、それは
【ベル】は死亡フラグとして機能するということであります。

ちなみに四葉のクローバーは「4」という数字を表しますが、これが2枚だと
【8】を暗示することになり、「※願い事」が叶うわけであります。

兄が妹の生存を「※願った」のであれば、【ベル】は等価交換変換装置として
機能したと言えるのかもしれません。

そして【ベル】の法則は他でも{/netabare}機能するものと予想されるのであります。


●ゴースト・イン・ザ・「なろう」
やはりという感じで、なろう系にありがち展開発動します。

総合{netabare}武術大会に出場という展開はある意味お約束ですが
それよりも注目すべきことは、その大会に出場すべく選ばれた新キャラの存在であります。

その名は【メイベル】。明らかにラスボス級の猛者であります。
「金装のメルヴェイユ」の「ヴェルメイ」に名前が似てるのは偶然でしょうか?

「SPY家族」と「ノケモノたちの夜」では「ブラック【ベル】」
リコリコでは「リリ【ベル】」。「水星の魔女」では【ベル】と言う名の魔女が。

探してみると【ベル】という名のキャラは意外と多いようですが、
これはただの偶然でしょうか?

これは恐らく狙いあってのことであると推測いたします。
何故そう思えるのかと言えば、【ベル】には特別な意味があるからであります。

そして、そこである種の疑問が浮かび上がるわけです。

なろう系作品と言えば素人当然の作家が書いた物語でありまして
そんな素人レベルが【ベル】という名に込められた意味を知り得るのか?
という疑問でございます。

【ベル】は貴族にありがちな名前とか言う話でしょうか?
恐らくは【メイベル】も物語上「ブラック【ベル】」と同じ性質が示されることなるでしょう。

もしもそうだとしたら、なろう系作家とは「ゴーストライター」ではないか?
という疑惑が確定的なまでに濃厚になると考えるべきなのかもしれません。
と言うことで、以降【メイベル】の動向から {/netabare}目が離せなくなりました。



陰陽師という最強無双チートが異世界転生するとなれば、火を見るよりも明らかに
いつものなろう系展開になるだろうと予想してしまいがちですが?

前世で謀略に嵌めこまれ不本意な結末を迎えることとなったのを悔い、
次こそは自分の至らぬ点を克服し、リベンジを果たそう決意
新世界でリスタートを切った、そんな主人公の性格が中々にいい感じに腹黒で、目的のためには手段を択ばない冷徹さやマキャベリストな感じのキャラ性が
良い味を醸して出しているような好印象を受けた次第であります。

主人公同様一癖も二癖もある最強女勇者系ツンツンヒロインと出会い、この度
男女混合{netabare}ダンジョントラップに見事二人っきりで嵌りますが、この試練こそが
最大の見せ場であったように思われます。

人間不信のクール系主人公とバトルジャンキー系ツンツンヒロインの凸凹人間関係にダンジョン効果が
相互理解の架け橋を渡し、不器用な二人の人間関係に明るい兆しが見えたというオチについては
なかなかに独自のチート能力を有効活用しているようであり、主人公のキャラ設定や
声優のクールヴォイス含め、すべてがうまく機能していて大いに納得の行くところでございます。

今回序盤での突如上からものが落ちてくるシーンでは、主人公の片目をクローズアップ
するという表現=「魔眼」表現で伏線もばっちり決めるあたりも、中々に卒が無いと言えるほど
巧い事まとまった回であったように思います。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

主人公さえいなければ...

{netabare}
タイトル通りのいかにもななろう俺TUEEE系。
ただ、陰陽師要素は結構しっかりしてるかもしれない。
テンプレ的な魔法も存在するけど、基本的には呪符を使って戦ったり、妖を召喚して戦ったり、なろう作品の中では戦闘シーンの絵面に関しては独創的ではある。妖のどことなく不気味な感じも良かったし、独特な技もちょっとカッコよかった。
実際は主人公が最強で敵は足元にも及ばないのだろうけど、絵だけを見る限りは接戦に見える戦闘が多くて、先ほど述べたように独創性も相まって戦闘シーンはなろう系の中でも面白い方だったかな。
作画は悪いけど演出は結構頑張ってるシーンも多かったイメージ。
主人公が和歌を詠いながら現れるのもちょっと面白い。

話に関してはテンプレだからほぼ悪い要素がないけど、主人公の性格が...。
何を思ってこんなサイコパスにしたんだろうか。
魔王だからと言うのが理由にしても、サイコパス的な行動が正しいかのように描かれているせいで違和感しかない。
兄に対してイキりまくってた時などはまだかわいい方で...。
一番酷いのは最終回。敵か味方かもわからないような国の軍隊を何食わぬ顔で独断で殲滅。殲滅したかと思えば、自分は善人ですよと言わんばかりに回復魔法で復活。
どうせ死ぬ魔王軍の4人の掘り下げとかもしてたけど、あれは主人公によりヘイトが行くだけで何がしたかったのか。
こういうサイコパスキャラをかっこいいと思う痛い人もなろう読者にはいるのかな。
声優が女性だったのも余計に鼻につく原因になっていた気がする。

セイカ以外のキャラに関しては、むしろこの作品はなろうの中でもかなり良くできている方だと思う。
キャラデザが好みというのもあるけど、一人一人ちゃんと掘り下げがされてキャラが使い捨てになっていない。
ハーレムではなく、それぞれのキャラの役目やそのキャラとの関係は安定しているし、最初から最後までセイカがイーファ一筋と言うのも良い。
最初噛ませ役だった兄も終盤になるとちゃんとした人になっていたのも良かった。逆にここまでキャラの描写ができるならなぜセイカはあんなキャラになってしまったんだとも思う。意図的...?

だけど、セイカも良いところなしと言うわけでもないんだけどね。
イーファを愛しているからこそ王族の元へ入ることを是とするかの葛藤も良かったし、いざイーファが脅かされると駄目な王子を本気で叱ったり、イーファとの関係性に関しては良かった。
政治にかかわりたくないと言いながら、前世の自分と同じ立場のアミュに同情し時に手助けをするなど、ヒロインに対しては優しさがあるように思う。
過去の過ちを繰り返さないためにカイルを見捨てたように、時には犠牲を厭わないスタイルも嫌いではなかった。
叱責シーンなどを見るに、精神年齢に関しても前世と同等、長年の人生経験があるように見える。

まあ、なんというか惜しい作品。主人公のサイコパス的な一面がなければ文句なしに面白い作品だった。
少なくともこの作品のヒロインに関しては冬アニメでもトップクラスに好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆2
面白そう? 前世のままやれ。急にいつものになるな。いきりキッツ。
主人公の性格に大人っぽさは感じられるけど、やっぱ大人の姿としてやられるとなぁ。ヒロイン召喚!w きつい。
主人公の声がくっそいらつく。angela草。

2話 ☆3
お前が落ちこぼれなんやろ。この展開キッつい。主人公の声がキモイ。
今まで見たなろうの中でも最上級の痛さ。シュガーアップルで見た。
半年前とは。策士かよ。主人公ガチゴミじゃん。
どうせ壊れる。評価されない項目ですから。キャラデザは可愛い。
主人公要らない。曲はいい。

3話 ☆6
いつもの魔力試験。どうせ打てるんだろ。この先生の声はなんだよ。
ヒロインが可愛いことしかいいことがない。キャラデザはマジで可愛い。
上から目線主人公気持ち悪い。急に詠うよー。金属の悪魔。
負けかけてて草。戦闘時の演出ちょっとかっこいい。
詠うの笑うからやめろ。技の見せ方かっこいいわ。
敵もちゃんと強いのはいいけどさ。

4話 ☆7
友達作りたいならこの性格を直せ。ほんとこいつクズすぎる。
もうアミュと仲良くなってて草。ホントキャラデザは可愛い。
どうせ助かる。これエロアニメ? ワイ談で草。
ほんとキャラは可愛い。主人公いなかったらこのアニメ推してたな。
このアニメも先生が黒幕かw クソダサポーズ。

5話 ☆8
エレガントおじさんだ。結局主人公表舞台に立ってるじゃん。可愛い。
こういうのでいいんだよ。声かわいい。メイベル分からせたい。
イキるな。邪眼かっけー()

6話 ☆7
噛ませ顔。イキるなカス。違反してイキるな。出たw
大会中にあらわる怪しい奴ら。陰陽師要素。キモいから二度と出すな。
下っ端機密知りすぎてて草。さとりキモすぎる。イキるな。
金髪の噛ませ感半端ない。
こんな珍しい複数属性使いをしょうもない決闘で死なせていいのか。
作画クソだけど女の子かわいいからセーフ。サマータイムレンダで見た。
死ななかった。1回戦もちゃんと止めとけ。

7話 ☆9
アクティベート! 勇者替え玉作戦とは考えたな。
ちゃんとデザイン不気味でいいな。
完璧なお人好しではなくて、あくまで自分の本来の目的を貫くのはいいな。
復活展開をされても興醒めだったし。

8話 ☆7
主人公不意打ちされてて草。原作者も知らないドラゴン。
こいつ怪しすぎて草。イキるなカス。
たしかに普通に考えて王族の元に行けると言うのは悪いことでは無いよな。
まあ自覚が足りん感じはするけど。

9話 ☆9
なんかエロくて草。イーファ大好きマンかなw
こいつ駆けつけたんじゃなくて偶然かよ。俺の魔導書がああああwwww
このクズ殿下さっきのイーファへの行動のせいでイメージ悪いわ。
他国の政治に口出さないスタイルはえらい。
セシリオへの説教は転生前感ある。

10話 ☆8
またこの兄か。ブラフはセーフ。汚いなりにも勝てるんかw
グライ大人になってるな。良い人間か? 情が写りまくりなのはいいこと。
セイカと手を繋いでても怒らないのか。フィオナ可愛いな。
兄貴有能で草。セイカよりよっぽど有能じゃん。裏があるのか。

11話 ☆6
兄も同じこと思ってるぞ。確かにちょっと面白い解答だ。負けるんかいw
まんじゅうこわい? 禅問答長すぎ。こいつ誰?
兄マジでいい奴になってて草。ガバガバ襲撃。
未来見える人説得は無理だろw

12話 ☆6
目立ちたくないんじゃないんか。毒塗られてたらどうするねん。
詠うの面白いからもっとやれ。ウサギ可哀想。
セイカの方が悪役じゃねーか。はよ逃げろ。やっぱ殺しちゃまずかったなw

13話 ☆0
なんで得意げなんだよ。責任は感じてるんだな。けど、妖は見下す。
上に従ってるだけの奴が多いだろうに、一応友好的でもある国の兵士をこんな風にするのは全く好きになれんな。過保護がすぎる。
政治のいざこざで巻き込まれて死んだ過去があるからこそのアミュへの同情は良かったんだが。死んだフリさせるんか?
こいつ何いいことした気になってんの? 何このサイコパスアニメ。

曲評価(好み)
OP「RECONNECTION」☆7
ED「リンク」☆8.5
3話ED「月夜のタクト」☆5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狡猾に 策を巡らす 怨霊の 掴みし幸は 花霞かな

原作小説『最強陰陽師の異世界転生記〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』はweb版、ラノベ版共に未読。

【物語 3.5点】
シリーズ構成・脚本・待田 堂子氏。
私が好相性を感じている書き手の一人。
伏線の強調の仕方が、しつこ過ぎず、分かりにく過ぎず。
私にとって丁度いい塩梅なのが心地良いです。

終盤、主人公セイカ・ランプローグが(※核心的ネタバレ){netabare} 魔王{/netabare} でしたという件にしても、
道中セイカはチョットやばい奴だぞ?という布石が、
アンテナ張っていれば捉えられる程度に、さりげなく置かれていたので、
唐突感なく受け入れられました。

ラストの(※核心的ネタバレ){netabare} 勢力均衡を保つ人間界と魔界。
魔王を倒す勇者伝説など疎ましい。{/netabare}
この世界の大局提示も上々でした。


世界観・設定によるシナリオ明快化もまずまず。

主人公最強な転生者の陰陽道が、洋風ファンタジー世界にインパクトを与える構図。
和と洋。設定のコントラストで展開が捉えやすかったです。

転生者の主人公は前世で力を持ちすぎた陰陽師として忌避されハメられた反省を元に、
現世では狡猾に立ち回り幸福を掴むことを人生の目標に据えている。
けれど狡猾に掴んだ幸せなど虚しいものではないか?
元の優しいセイカのままでは幸せになれないのだろうか?
葛藤のテーマも明確。

ただ、テーマについては前世、狡猾以前にセイカが、力がなければ幸せになれないと悟ったいきさつ。
そもそも前世で謀殺された詳しい経緯。
過去の掘り下げは持ち越され、やや不完全燃焼。


私は脚本家や和洋折衷な世界観を始め、気になる要素が多数あったので美味しく頂けました。
ですが、お話自体は、量産型の異世界転生物。
結末も、やっと基本的な方向性が示された所で終わる俺たたENDの典型。
オススメ度となると、お暇でしたらどうぞ位の学園系の異世界転生アニメです。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・スタジオブラン

凡庸。

洋風モンスターたちの描写。
いくら原作タイトルで弱過ぎると酷評しているとは言え、
この作画では、ちょっと倒しがいがない感じw
特に初回、巨大モンスター出現!と期待したら、
{netabare} ただのドでかいオオサンショウオ?{/netabare} だった件はズッコケそうにw

一方でセイカ配下の妖怪たちなど和風モンスターについては、
襖(ふすま)が開いて召喚される中々の演出で魅せる。


それにしても魔法学校の学生服デザイン。
スカートの丈が短くて実にけしからん(笑)

普通、魔法学校の制服と言えば『ハリポタ』ホグワーツのロングローブや『まほよめ』2期学院のハーフパンツにロングコート辺りが定番でしょう?
あんなミニスカじゃ下位の風魔法演習とかでパンツ見えちゃいますよw
と私はツッコミながらも、ついヒロインズの絶対領域に目がいっちゃうわけですがw


【キャラ 4.0点】
ヒロインズ。
セイカの奴隷だが精霊魔法使える金髪ロングのイーファ。
今世代の勇者でセイカとは冒険仲間意識が強い赤髪ショートのアミュ(八重歯、下ネタ付)。
色々隠し事が多そうなクール系な後輩赤髪ショートのメイベル・クレイン。
あとは予言系の聖皇女とか。

色恋沙汰には興味なさそうな前世陰陽師の少年の周りに、
恋人ポジションからは微妙にズラして美少女を配置する。
鈍感ハーレム人物相関のバリエーション。

ただ、どういう都合なの?との疑問や違和感には、答えを用意しているキャラ設定ではある。
何でイーファは奴隷なのに凄い魔法適正があるのか?
→{netabare} エルフの血筋でした。セイカから離れろ展開。{/netabare}
何でメイベルまで赤髪ショートなのか?アミュと被ってるじゃん。
→{netabare} 地毛は青髪。背負った宿命も背筋が凍る凄惨さ。苦手のお勉強で高飛車を崩される。ただし私は赤髪のメイベルの方が好きです。{/netabare}


もう一匹ヒロインズとも言えそうな狐妖怪ユキ。

前世からの縁で、セイカが転生者であることを知る数少ないキャラ。
現世では狡猾に生きると言うセイカに、目立ち過ぎでは?あの娘に肩入れし過ぎでは?などと進言したりする配下。
要所でセイカの葛藤を整理、言語化することで、主人公を拡張しテーマも深める献身ぶり。


【声優 4.0点】
主人公セイカ役には花守 ゆみりさんを指名オーディションで起用。
この手の転生者の役には、外は少年、中身はおっさん。狡猾に子供を使いラッキースケベをいなす。
といった難解さが付きまといますが花守さんは好演。

大人の中身が滲み出る主人公モノローグも、前世の陰陽師ボイス担当の梅原 裕一郎さんではなく花守さんが全対応。

さらに陰陽道独特の詠唱呪文もこなし、果ては月下で短歌を詠みながら敵を始末し、寒々しい和風ムードを演出する万能ぶり。
私も感心のあまり僭越ながらレビュタイで一首詠んじゃいましたw

花守さんの転生少年ボイス。もっと聞きたいです。


異母兄弟のセイカにつっかかるランプローグ家の次男・グライ役には上村 祐翔さん。
良く吠える噛ませ犬ボイスで主人公無双を引き立てる。
その後も続くグライの人生。価値観の変化もカバーする。
この手の波乱万丈の乗りこなし方はお手の物です。

その他、ヒロインズだけでなく、敵、モンスター、妖怪役にも実力者が配されキャスト陣は安定。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は桶狭間 ありさ氏。
その名の通り古戦場出身で、和風と洋風の往復をカバーする守備範囲の広さが魅力。
今後も共作で参加が決まっているアニメ版『薬屋のひとりごと』など東洋風サウンドに期待したい劇伴作家です。

OP主題歌はangela「RECONNECTION」
デビュー20周年。32ndシングル。確立した音楽観を持つベテランユニット。
エレクトロ成分と和風サウンドを混在させても崩れない安定度で世界観を支える。

ED主題歌はヒロインズ3人による「リンク」
個別キャラ回のソロ歌唱にも対応したバラードソング。
EDアニメのセイカ+ヒロインズのパーティー編成で気ままに冒険する穏やかな日々。
本当の幸せはまだまだ遠そうです……。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
アンダーニンジャ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (166)
475人が棚に入れました
忍者は今も日本に存在している。その数、およそ20万。
『NIN(National Intelligence of NINJA)』と呼ばれる
忍者組織は国家によるシビリアンコントロールを受けず、
その精鋭達は極秘裏に暗殺や破壊活動に従事していた。
そして、『NIN』と敵対するもうひとつの忍者組織、
『UN(アンダーニンジャ)』。
忍者と忍者――暗闘の果てに待ち受ける結末とは?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったですが起承転結の転の冒頭で終了。川戸さん最高でした。

 物語で言えば起承転結の転が始まったところ、つまり後半に差し掛かったところで終わった印象です。ですので、設定と展開、キャラ、ギミック等々は面白かったですが、この先がどうなるかで決まる類の話ですので、評価に困ります。

 ただ、このレベルで作り込まれていればグダグダがあったにしても、かなりの水準になるかなと。人気連載で無駄に引き延ばして急に人気が落ちて尻切れトンボにならなければ、ですけど。是非この点については編集の人は色気を出さないでほしいなあ。
 最終回で次につながる展開がありましたが、これは計算通りだと思います。

 やっぱりあのアパートの川戸さんが何者かが気になります。ここまで来て逆に一般人でしたはないと思いますけど…ただ、傍観者の位置漬けで特殊な一般人の可能性もあるでしょう。

 で、なぜ川戸さんに注目しているかというと、世界観によって苦しめられた後の達観がある人物だと思います。ですので彼女にテーマが集約されているのではないかと。そこをどう描くかで作者の言いたい事が読み取れるのではないか、と思います。ラスボスなのか一般人の希望あるいは絶望を描くのかわかりませんが。

 他のすべての世界観が007を通り越して科学忍者…つまりガッチャマンになっています。そこで視点として川戸さんが作品としてより重要な気がします。

 アニメの最後に来て、キルビル・あずみ・攻殻機動隊・アキラなどなどのオマージュが一気に出てきたのが面白かったです。原作者の好きな物特集でしょうか?


 手塚プロダクションは評判悪いですが、この作品は悪くなかったと思います。アクションが全然物足りないですが、止め絵を使って上手く映像化したかなと思います。色合いやキャラデザは花沢健吾氏のアニメ化として良かったと思います。

 いつもの事ですが2期までやれば…と思わなくはないですが、原作が既刊11巻ですか?初めの方だけ既読ですが、かなり本作はいいテンポでアニメ化してます。もう少しストックないと厳しいかな?

 評価はストーリーは面白かったです。4.5と言いたいですが終わってないので4。キャラは川戸さんが最高です。他のキャラの作り方も不気味なSF忍者世界を上手く表現してました5。音楽はOPEDがアニメ含めていいセンスなので4。作画は動きはそうでもないですが、花沢健吾氏を良く映像化しましたので4。

 2期期待します…が、話題性がないみたいですね。ラブコメとか異世界ものを劇場版にしないで、こういう話を映画化してよと思わなくはないです。
 花沢氏のコミックなら読んで損はないと思いますのでしばらく様子見でそっちかな。





以下 初回時レビューです。


第1話 花沢健吾氏の作品をアニメ化するという無謀にも似たチャレンジ

{netabare} しかし、よりによって花沢健吾氏ですか。私は「ボーイズオンザラン」で精神を叩き折られて以来少々苦手意識があります。それだけ、心をざわつかせるのが上手いということでもありますが。

 氏の作品は人間の造形にリアリティがあるのに加えて、不思議な「間」によってコミカルな印象を持たせるのが絶妙です。そして最後はなにかやりきれない現実の中に希望を見せるのが上手いのですが、まあ、ちょっとなんというか「それ救われてる?」というほどひどい途中経過をたどる気がします。

 つまり、押見修造とか押切蓮介とか三部けいとか分かりやすいドロドロ、メンタル系よりは微妙にライトな展開ではあるんですけど、そのライトさが曲者なんですよね…バットエンドじゃやない古谷実と言えば近いかもしれません。

 それをアニメで表現できるのか?という疑問がいっぱいな感じで見始めました。そもそも誰のニーズだよ?という疑問もありますし。

 本作の原作は、そこまでメンタルをやられるような始まりではないですが、1巻…いや2巻くらいまでで読まなくなったと記憶しています。
 オールボケみたいなキャラばっかりで、読み飛ばせばそれほど暗い感じはしませんが、しかし、なんというのでしょう?なんか精神が病んでいく感じがするんですよね。

 ディストピア…とまではいきませんが、貧困と世界が壊れる途上にいるような雰囲気があり、ちょっと精神に余裕がないと読んでられなくなったからです。その点でいえばアニメは見やすいかもしれません。

 で、アニメですけど…構成をなぜいじったか?ですね。私の読んだ範囲だと学園ものではないですが、まあ、そういう展開になるのは分かります。構成をいじった意味があるかどうかは疑問ですけど、そうじゃないと引きが弱いという判断でしょうか?

 とにかく、チャレンジングな作品です。この作品をアニメ化しようという意気込みは買います。買いますが、難易度はとてつもなく高いと思います。正直無謀に近いと思います。そして1話を見る限りでは画面のクオリティは正直、期待される水準を満たしていません。

 途中のレビューは書けない作品でしょうねえ。花沢健吾氏の作品ですと、結末がどうなるかが最大の意味だと思いますので。 {/netabare}


10話 上手くアニメ化できている。テーマ云々というより話が非常に面白い。

{netabare}  結末を見てから再度レビューするつもりでしたが、かなり面白いので一度感想を。

 現代社会のアナロジーとかのテーマとかメッセージというより、アンダーグラウンドの謎組織というストーリーが面白いエンタメ作品のようですね。心配していたハードなNTR的なトラウマもなく、今のところ精神的に非常に見やすいです。
 攻殻機動隊のSACの設定をSF的に面白がれた人には適正がある気がします。テイストが全然違いますが、秘密組織的な設定や科学のギミックにワクワクするのは一緒です。

 原作は2巻まで既読です。本作との違いは正直シャッフルがあるようでわかりません。いえることはアニメはストーリーの時系列がちょっと飛び飛びになっていますが、それがかえって因果関係が分かりやすくなっており、理解しやすいです。

 改変はどこまであるかわかりませんが、川戸さんのエロいシーンが若干カットと改変があります…といってもエロいセリフとか放○シーンとかですけど。で、川戸さんが非常に気になる存在です。

 川戸さんはデリヘル嬢ですが、部屋の本の量ですね。頭がいいのを韜晦しているのか、それとも心の闇が深いのか。どういう存在か非常に気になります。
 キャラとしてコメディーリリーフ的にあえて無害な第3者を置いたという気もしますけど、根拠のない予感ですがラスボスなのかなという気もします。
 あるいは彼女になにかテーマ的なものが見いだせるのか。キャラ造形の深さから言って何もないとは思えないですが…彼女の言っていた事件2010年2月末とは何か?を考えると何かがありそうです。

 今のところ非常に面白いし、花沢健吾氏という癖のある作家の原作をうまくアニメ化していると思います。手塚プロということで前作「マイホームヒーロー」の出来栄えで不安がありましたが、それがスタッフとしては習作になっていた気もします。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

癖ツヨ。アングラ臭、カルト臭あり。ただツボにハマる世界観。

花沢健吾さん原作のマンガ作品のアニメ化ですね。
花沢さんの作品は、確か「ルサンチマン」最後まで読んだはず。
「アイアムアヒーロー」も全部読んだはず、ついでに実写映画の方も見た。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」も記憶は定かではないけど全部見た気がする。

残念ながら、全部を覚えている訳ではないんだけど、リアルというかイタイぐらいの現実や気持ち悪いぐらいのリアルさを交えつつ、とんでもない方向に進んでみたかと思えば、着地するところではしっかりと納得感が出せていた作品が多かったような気が・・・しますー(うろ覚え)。

ただ、この作品について言えば、いろいろと倫理感とかシュールさ加減とか退廃的な感じとか、(表現に問題ありですが)「命の軽さ」とか、あるいはお品が無い表現とかw、ぶっ飛んでいるんで、もしかしたら、作者さん一番楽しんで書いているんじゃないかなーと邪推したりします。
あくまでも、個人的な推測ですが。

この作品、いや花澤作品全般に言える事かもしれませんが、クセは強い方でしょうね。
合わない人はきっととことんキライでしょう、気持ち悪いなんて表現も出てくる方も多いかもしれません。

ただ、世界観がツボにハマったり、どこかハートに引っかかった人にとっては、どうしても先が知りたい、着地点が知りたい作品になる事は間違いないと思います。
何でも、そうだろ、って言われたらそうなんですけどw。


で、今作。
いやー外国の方に受けそうですよねぇ、まずもって。
ただ、もろもろの表現で拒絶される可能性もありますが、設定は間違いなく受けるでしょう。
私も何となくですが、日本人心がくすぐられますw。

原作の方も流し見程度では追い続けているのですが、何が何やらわからなくなり始めています。

設定は壮大、スケールもでかそうに見え、得体のしれないワクワク感もあります、あっちか切れたり、こっちが切れたり派手な演出もあり、いろいろなツール、ガジェットも登場し派手に見えはするのですが、実際は内輪というか、元内輪のごぜり合いという・・・。
んで、それが、市井の中で市井の人たちに知られることなく行われているというw。
実は割とミニマムなお話・・・。

少し、矮小化しすぎでしょうか。

そんな中で、いろいろと癖ツヨのキャラクタ達が跋扈するわけなのですが。
このキャラクタ達もなんて言っていいやら、得体のしれない魅力は持っているのですが、誰がメインで、誰を追えばいいのやら・・・多分、今作でも見ている方は、ハッキリしなかったのではないでしょうか。

忍びは個であり、また集団のごとしw。
つかみどころが無い事この上なしw

まだ、今クールだけでは、解らないですねぇ。
いや、今後ますますわからなくなっていく気がするのですが・・・。

やっぱり、先が気になり、着地点が気になる作品になっています。
正直、評価に困る作品wでも、面白い・・・と思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これにてドロン?<70>

主人公格でとぼけてるけど無双キャラと思わせといて、ドーン!
と思ったら同じような顔の兄弟が出てくるという高度成長期の忍者漫画みたいなラスト。
尺が決まっててもラストはここ、そうするには途中のカットが多くなる。それをなりたたせた時系列シャッフルは上手く機能してたんじゃないでしょうか。
なんでもニンつけとけば的なボケ倒しの思いつきで描いてる?な日常から、しっかりした設定がありそうなシリアスへの流れでまとまってました。
原作8巻終盤まで消費してしまったので、最新11巻な原作が溜まり待ち、かつ掲載誌ヤンマガってことで、2期は期待薄で残念。
海外でウケればワンチャンと思っても海外反応まとめもないのよね。

外人さん忍者だよあつまれーかねおとせー<60>
1話視聴。
妙にリアルで妙にシュールな正体をつかませない、作風からして忍者な作品。
OP演出のセンスの良さに期待が膨らみ、随分飛ばしたとこから始まるなぁという冒頭。
原作の時系列をいじって一層正体不明になってる。
この時系列入れ替えの回収に数話かかるのは視聴者の認知に負荷かけすぎかもにゃー
時系列順に進行してる方も飛ばしたシーンがるけど入れ替えなのかカットなのか。
とはいえ、シャレオツーな感じは増してはいるので今後うまいこと転がしてくれることを期待。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
もののがたり(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (154)
464人が棚に入れました
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー 塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。 塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。 千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。 過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。 祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。 人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

主人公は魅力的だったが、構成に少々疑問 →やっぱり2期ありきだったか・・・

【レビューNo.46】(初回登録:2023/3/28)
コミック原作の2023年作品。全12話

(ストーリー)
付喪神が存在し、その付喪神と対話し、常世へ還すことを生業する「塞眼」が存在する世界。
塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主「岐兵馬」は兄・姉を付喪神に殺されたため、対話どころか
憎しみをもって力ずくで付喪神を封殺していた。それを見かねた祖父「造兵」は、京都で暮らす
長月家に兵馬を預けることを決意。当主・長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲
している稀有な存在。(その環境下で付喪神への偏見を改めさせることが目的)
しかし兵馬の考えがすぐに改まるわけもなく、初日から付喪神たちと衝突してしまう。

(評 価)
・主人公は魅力的に描かれていた
 正直よくある「妖バトルモノ」だろうと思い、即切りするつもりだったのですが、意外と兵馬
 という人物が面白かったので、継続視聴することに。
 この手の主人公にしてはかなり人間臭さが滲み出ていて、長所・短所を含め愛すべきキャラって
 感じですかね。
 ・正義感はとても強いが、一方的な思い込みが強く融通が利かない。
  (最初は付喪神への嫌悪感を隠すそぶりもなかった)
 ・愚直で生真面目すぎてお堅くやはり融通が利かない。
 ・悪気はないが(経験不足から)女性に対するデリカシーがない言動をしてしまう。
  それに恋愛に奥手というか、そもそも経験がないから、対処法を持ち合わせていない。
 (この辺りある意味どこかズレたところがあり、それが味となってギャグにもなっている)
 ・それでいて自分の誤りを素直に認める謙虚さ・潔さを持ち合わせている。
 ・理解を示した相手には礼を尽くし、相手のことを知ろうと努力する。
 ・自分の未熟さをわきまえており。常に鍛錬を怠らない。(かなりストイック)
 ・「塞眼」としての強さも強すぎず、弱すぎず丁度いい。(なので仲間との共闘も映える)
 およそ令和の時代に似つかわしくない、愚直で妙に肩に力が入った主人公が、この作品の味と
 なり上手く機能してるという印象ですね。

・やはり2期ありきの構成だった
 ・なので前半は面白いです。憎むべき付喪神と人間が共棲していることが理解できず、反目し
  たり、実際の彼らを観察し、自分に非があるのかも譲歩し始めたり、特に4話では
  {netabare}「実は兵馬は、ぼたんの『婿候補』として見極められていた!」{/netabare}
  という特大爆弾が投げ込まれ、「何や、このまさかの面白展開はwww」という感じで、今後
  に期待大でしたが・・・
 ・その後、京都塞眼「門守家」や(強力な力をもつ付喪神)「大具足・挂」の存在や長月家の秘密
  等「もののがたり」という作品の全体像は見えてくるのですが、終わってみると
  {netabare}・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
   → ほとんど情報なし
  ・4話での大技・ぼたんとの恋愛模様
   → 両人とも保留でほとんど進展なし
  ・兵馬の人間としての成長
   → 前半からの進展なし{/netabare}
  ってことで、作品紹介を観ている感が強く、アニメ作品として「爪痕が残らない」という印象
  なんですよね。六人の付喪神や主要人物はそれなりにキャラ立ちしており、大きなバトルシー
  ンもあり悪くはないのですが、物語に芯が通ってない感じで何か締まらないというか・・・
 ・強いて言えば、{netabare}過去のトラウマで人間不信となっているぼたんに、兵馬が
  「自分を信じてみてはどうか、自分はぼたんを守り通す」
  と誓いを立てて終わるラストは評価したいのですが、ただこれも「恋愛感0」って感じなんで、
  こちらが期待してるものとはちょっと違うかなっと(笑){/netabare}
 ・全体的に後半は尺の使い方やテンポ等「?」と感じるところが多く、「2期の予定があるのか?」
  と勘繰るレベルだったのですが・・・
  → やっぱり2期ありました!!7月予定だそうです。なので後半はある意味2期に向けての仕込み
    的な要素が強かったようですね。

個人的にはスッキリしました。ということで総合的な評価は2期に持ち越しですね。
コロナ禍以降、スケジュール確保等でこういう分割形式にせざるを得ない事情は理解できますが、これ
ってホントレビュア泣かせですよね。1期の正当な評価が難しいなっと。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

付喪神に奪われた少年。付喪神に救われた少女。三者交わる一つ屋根の下、縁を紡ぐ付喪ノ語り

この作品の原作は未読です。
付喪神を題材にした作品は、これまで面白い作品があったことから、視聴を楽しみにしていた作品です。
でも、あまり詳しいことは知らずに視聴を始めたところ、みゆきちが出演していてビックリしたのを覚えています。

最近、アニメの作品でみゆきちボイスを聴く機会が減っている気がします。
とは言え「報道ステーション」ではいつも聴いていますけれど^^


歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となる──
塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業──“塞眼”。

塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、
岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。

千年の都、京都で暮らす
長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として
愛する六人の付喪神と共棲する。

過去に囚われ、力ずくで付喪神を
封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は
「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。

祖父が出す条件は今一度、
付喪神を見極めるために
居候として長月家で家族と共に過ごすこと。

付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。
二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。

人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

視聴を楽しみにしていたものの、主人公である岐兵馬の設定には少し思うところがありました。
あらすじにも記載されていますが、岐兵馬は大切な人を奪われ付喪神を憎んでいます。

付喪神が憎悪の対象であるのは理解できます。
ですが、全ての付喪神が対象になるのは、少々やり過ぎ感が否めませんでした。
何故なら、例えば人間だって様々です。
自分を傷付ける人に対して嫌悪感を抱くのは仕方ないと思いますが、これで人類全部を憎みますか…と問われたら、答えは「No」だと思うんです。
だって、その全部には自分の家族や恋人だって含まれるんですよ。

付喪神に対して行き過ぎで頑な気持ちがあったから、以降の物語が成り立っているのは分かりますが、最初、岐兵馬が物凄く凶器な人に見えて仕方ありませんでした。
誰かれ構わず噛みつくのはお門違いだと…

一方、本作のヒロインである付喪神に救われた長月ぼたんについては、正直分からない点が多く残されています。

そして、ぼたんと生活を共にする6人の付喪神はムッチャ個性的で表情豊かです。
この付喪神は6対で一つの道具なんです。
どの様な道具なのかは、是非本編のエンディングの映像を見て頂ければと思います。

これはきっといつしか訪れる未来…
そして6対の付喪神の本懐でもあると思うんです。
実際、こんな状況になったら、6対の付喪神はどの様な表情や言動があるんだろう…
思わず想像してしまいます。
みゆきちの優しい声がする、きっと涙無しには見れないシーンになりそうです^^;

最初、岐兵馬と長月ぼたんの立ち位置は真逆でした。
でも、一緒に生活する6人の付喪神のお陰なのでしょう…
最終話で信じられない台詞を聴くことになったのですから。

予兆はありました。
でもまさか、ここまで近づくとは思ってもいませんでした。
だから、その信じられない台詞が聴けてとっても嬉しく思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ARCANA PROJECTさんによる「恋衣」
エンディングテーマは、TRUEさんによる「rebind」
どちらもお気に入りの楽曲で通勤時のヘビロテしていました。

wikiをチラ見して気付いたのが、オープニングテーマの作詞をしたのが安藤紗々さんということです。
安藤さんは「アサルトリリィ BOUQUET」のED曲である「Edel Lilie」、そして「アサルトリリィ Lust Bullet」の2周年テーマ曲である「トウメイダイアリー」の作詞も手掛けられていらっしゃるんです。
ゲーム内で繰り返し流れるので沢山聴かせていただきましたが、歌詞がメッチャ良きなんですよ。

1クール全12話の物語でした。
ですが、早々に第2クールの放送が発表されましたね。
今年の夏アニメで続きが視聴できるそうです。
ということは、あと2ヶ月弱…余裕で待てるじゃありませんか。
しっかり堪能させて頂きました。
続きの視聴が楽しみです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いつものジャンプ...。

{netabare}
現世にやってきた異能の敵付喪神を仲間たちと共に打破していく話。
まあ、ジャンプの戦闘系作品の典型的な設定。
大した目的も目標もないから視聴のモチベーションが。
敵の設定が独特とか、戦闘形式が特殊とか、そういった個性も一切ない作品で、無難なものを作りました感しかない。
裏を返せば、良い要素もない代わりに悪い要素もこれといってないから低評価にする気はないけれど。

強いて言うなら、戦闘アニメのような設定にも関わらず、ラブコメ要素に力を入れているのはこの作品の強みかな。
後半からは戦闘と言うよりも恋愛要素中心。
ただ、自分としてはそこよりも話を面白くしてほしかった感は強い。
特に紆余曲折もなく、普通に近しい関係性になっていてちょっと拍子抜け。

キャラに関しては、ぼたんは幼いながら色々と覚悟を決めているのが好感持てて好きだった。
兵馬は付喪神に対してはかなりの過激派で見応えがあったけど、良い付喪神達にも喧嘩腰だったのは最初の数話だけで、ちょっとすごした後はすぐに考えを改めてしまってあっさり感を感じた。
でも、戦闘経験を積んだ事による、過去の出来事に対する考え方の変容は良かったかな。
兄と姉を殺されてしまったことで付喪神(やその関係者)を恨むのではなく、自分の実力不足を悔いるようになっていたのはかっこよかった。
その他のキャラ達、主に味方付喪神達の存在感はかなり薄かったかなぁ。
物語上における役割があまりなかったし、主人公のお供的なポジションで落ち着いてしまっている感がある。

作画は悪くないけど、主人公のキャラデザがエレンにしか見えなかった。
ED曲は名曲。
まさかの分割2クールだけど、夏には内容忘れてるだろうなぁ。
特にぼたん周りの細かな設定。

私的評価:46点
ベスト回:12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
呪術廻戦もどき? 付喪神別に悪い奴とは限らんのな。取り消せよ!
主人公の武器が独特なことしか目新しさがないw

2話 ☆7
偉そうな主人公。早速共闘か。戦闘あっさり。
いきなりギャグになるのやめろ。
主人公が好きになれないけど他はいいかも。

3話 ☆5
しょうもない少年漫画の流れに。俺もこの主人公嫌い。
人を襲わない付喪神(大嘘) 百合の波動を感じる。
結局狂人かよこいつ。

4話 ☆7
前回の話か? 全員の署名ってそういうw ざっこ。ラブコメか?

5話 ☆6
擬似家族での兵馬の感情の変化はこの作品のテーマでもあるのかな?
札効果ないじゃん。こいつら悪人ではないの?
人に危害を加えない付喪神とは。

6話 ☆7
あやかしトライアングルか?
稀人宿ってるのはわかったけど、それがなんで付喪神に必要とされてる理由に繋がるの?
付喪神って既に稀人持ってるだろうになんでまだ必要なの?
はよ付き合え。

7話 ☆5
前回のやつか。話せるなら最初から普通に聞けよ。
長月にやどる稀人は特異性があるのか。一瞬で考えま逆になってて草。
牡丹のおかげか? これが本土を生き抜いた人の実力ですかw

8話 ☆5
普通に勝ってて草。名前呼びテンプレ。

9話 ☆5
こいつ内通者か? 暴力団かな。このアニメ地味に主人公強いよな。

10話 ☆5
倍返しだ。このじじいやっぱ敵なんか?
まとめて半額ってそれ実質一個無料じゃん。めっちゃコメディ回だな。
付喪神も酔うんか。

11話 ☆5
自分でモデルやっとるんかw 付喪神製w 強そう。

12話 ☆8
茶番かよw
から傘に関わりのあるボタンを憎むのではなく自分の力不足を憎むのはかっこいいな。結局から傘はどうなんだ。実質的に振られて終わりかよ。
自分を信じるというのはそうかもな。

曲評価(好み)
OP「恋衣」☆7
ED「rebind」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
ダークギャザリング(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (118)
405人が棚に入れました
霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。 強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。 最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

京都決戦前に終了…。お化けも呪いも優等性的な道具でしか無い。

 最終話(25話)まで観ました。2024.01.08

 神様と決戦前に終了しました。盛り上がりに欠ける話でした。主人公の夜宵ちゃん、お化けも呪いもシステマチックに戦力として使役します。

 生きている人間ですら、言う事聞かない上に統制取れないのに、調伏したお化けを戦力化できるかなぁ。

 この話、怖さが足りないのは、お化けが銃や戦車なんかの武器でしか無く、主人公達に都合が良すぎる所です。

 そもそも、そんなに聞き分け良いなら最初から化けて出んなや!

 戦力が増える度に反比例して怖く無くなる系の物語でした。
………………………………………………………………………

 22話まで観ました。2023.12.04

 このアニメ、怖いと言うより胸くそ悪い感が強いのは、根本的に人間の尊厳を軽視している所にあります。

 社会の底辺や周縁に追いやられている人間なんて、悪霊の供給源に過ぎないんだよ!とでも言いたいのでしょうか?

 お化けは、酷い目に遭って死んだ人達が中心なんですが、死んだ後も救いが無く、悪霊化して迷惑をかける存在に成り果てるのって、どうなの?

 ヤクザにシャブ漬けにされて殺された女性、水子、花魁、酷い作戦で戦死した兵士、虐待死した少年…。みんな社会の犠牲者じゃん。

 理不尽に殺されたのに、加害者を祟るわけでも無く、悪霊化して人様に忌み嫌われ、社会に迷惑をかける存在になるなんて、人道的にどうなのよ?

 人間側も、夜宵ちゃんみたいなキモイ娘に何とかさせないで、霊能者とかいるなら対応しろよ!人間社会は何のために存在してんだよ!悪霊製造のための器に過ぎないのか?

 学校の怪談とかで喜んでいる小学生向けにしてはグロいし、誰向けに作っているのか疑問なアニメです。

 立て虐げられた者達よ!世界に光あれ!社会改革の努力とかを放棄した世界観は受け入れ難いです。
………………………………………………………………………

 15話まで観ました。2023.10.16

 なるほど!オバケポケモンと言われるのが良く分かりました。捕まえたオバケを召喚して、他のオバケと戦わすんですね。

 今回出てくるトンネルのオバケは、物理攻撃タイプなので、マジでポケモンでした。

 私もポケモンGo をやっているので、アニメ化したら、こんなに非人道的なことをしてるのね…と、思いました。

 今回活躍するポケモンは鬼軍曹…。ただ、太平洋戦争で戦死した兵士なので、没後まだ百年経ってません。八王子城のオバケと同じ扱いにしてはいけません。

 関係者も存命している最近の戦死者を戦わせるのは、かなり不謹慎ですね。悪霊じゃないというフォローはありますが、戦わせて良い理由にはならないような…。

 Fateみたいに、召喚するのは架空の英雄や、大昔の人物にしたほうが良さそうです。何か観るのが凄く面倒になって来ました。

 ハァ〜。ここまで観てしまったからなぁ〜。惰性で観るかなぁ…。これから観る方にはオススメ出来ません。

……………………………………………………………………… 
 
 12話まで観ました。2023.09.28

 いやいや…演出が悪いのかオバケが全く怖くありません。せっかく八王子城が舞台なのにね…。

 戦国時代、秀吉の小田原攻めの最中に、関東平定のために送られた前田、上杉連合軍に徹底抗戦して全滅した八王子城ですが、今行っても普通の観光地(城趾)とは思えないほどの不気味さがあります。確かにオバケが出そうです。

 しかし、オバケの怖さの演出が八王子城の怖さに負けています。白装束の女性達が短刀で喉を刺して自決し、滝へ飛び込んでいくシーンがありますが、パチンコ玉じゃないんだから、あんなに射出されるようにピョンピョン飛んで滝壺へ落ちていかんだろ…。ギャグ?

 お経で地獄へ落ちるとか酷くね?しかも、北条氏は関東土着の勢力じゃ無いので、地縛霊になってないで、静岡還れよ…。老婆も走って逃げんなや…近所の徘徊不審者オバァなのか?

 言いたいことは沢山ありますが、現実の有名心霊スポットを使う割にはコミカルなキャラデザもあって、始終ギャグテイストです。

 なんかもう腹いっぱいな感じがします。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.09.04

 段々と強い霊が出てくるのですが、夜宵ちゃんの対霊技術が何に裏付けられているのか不明確なので、ご都合主義的な展開に終始している感じがします。

 他に霊能集団がいたり、師匠がいるわけでもないので、夜宵ちゃんが出来ると言うから出来る的な感じです。

 主人公の神社にいるばーちゃんも、アワアワ言っているだけで役に立ちません。何で出てきたのかな?

 新キャラ登場で、神的な存在まで出てくるまで悪霊のパワーが上がっていますが、技術的裏付けがないので説得力も怖さもありません。

 怪奇モノにはご都合主義的な展開がつきものですが、この煮えきらなさは、何とかした方が良いかなぁと思います。
……………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.08.09

 霊が相手だけに、誰かが死なないと話が進みません。この辺の塩梅が怪奇ものは難しい所です。

 単純に霊を集めたいなら、大虐殺があったアウシュヴィッツやカチンの森へ行くとか、ウクライナ戦争やアフリカの紛争地域に行くとか、ワグネルに参加するとかで良くね?

 何も平和な日本で集めなくても…。幽霊居すぎで、一般社会に影響あり過ぎ問題発生中ですねぇ…。

 平和だから怪奇現象を楽しめるのであって、単なる非日常の世界に突入じゃぁ、好きにしてくださいという感想しかありません。

 結局、いつもの子供騙しホラーでした。
……………………………………………………………………… 

 1話観てのレビューです。2023.07.10

 都内H市の心霊スポットに、幼女を筆頭にした不気味な3人組がアタックだ!幼女の武器は変なぬいぐるみとバールだ!

 1話から、中々盛り上がりそうな謎が散りばめられております。怪奇の描写もなかなか怖いです。

 幼女のキャラデザがわりとコミカルなので、ギャグ調かと思ったら、そうでもありません。

 ヒロインが実は常識人では無いと言うのも、ギャグなのか、ホラーなのかまだ良く分かりません。今の所、不気味さ先行です。

 都内H市の最恐心霊スポットは、八王子城だろ!とツッコミつつ、視聴継続です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

少年マンガ的で面白く感じなくなったので無理せず断念。

 ちょっと昔の少年マンガ的作りで、私の好みではありませんでした。ただ、まあ冒頭2話くらいまでの作りは悪くなかったので、この仕込みが何かの種まきなら、それほど子供っぽくない要素もありそうな気もします。

 が、まあ、面白く感じないのに無理に続けるのは、SFだけにしておきます。本作は一旦断念で。




2話 地蔵と受精がいい掴みでした。シリアスでダークな絵柄なら良かったのに…

{netabare} 日本では、地蔵菩薩は子供好きで子供の味方のようなイメージがあると思います。また、地蔵信仰は道祖神信仰と合わさっています。で、この道祖神というのは村や集落を守る土地や境界の神らしくその地域の風習に基づく祈り方があって、よそ者が間違えて祈ると恐ろしいというイメージがあります。そのお地蔵さまをバールのようなモノで破壊しているのが子どもというのが、なかなかな雰囲気のスタートです。
 地蔵が恐らくキーポイントになるのでしょう。

 1話冒頭の入学式のシーンで心が折れかかりますけどね。作画というよりもキャラデザはなんとかならないのでしょうか?主人公が中学生にしか見えません。で、ホラーの内容も思っていたより都市伝説っぽくて、あれ?期待外れだった?と思っていたら、夜宵ちゃんの過去の事件です。

 なにか母胎に受精のイメージが重なってましたね。で、冒頭の地蔵のシーンと地蔵+αが何かのお守りになるみたいですから、何かその辺にテーマがありそうです。αの部分は女性の身に着けるものとかそういう縛りがあるんでしょうか?
(追記 地蔵菩薩のWIKIを見たら>
 『サンスクリット語では「クシティガルバ」。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」の意味で、意訳して「地蔵」としている。』
 とありますので、女性、母、受精などの関係はありそうですね。)

 で、2話は地蔵関係ないんかい!と思いましたが、登場人物の説明回で3話くらいは使うでしょうから、4話までは見たいですね。詠子の設定が楽しみです。
 にしても、あの神経という設定…うーん、独自設定はいいんですけど、あまりメジャーなオカルトから離れすぎると、設定の説明だけ聞かされて解決のときポカーンとなってしまいますので、これだけにしてほしいです。

 狭義の霊を題材にするホラーというのは新奇性を出すのが難しいカテゴリーかなと思いますが新しい作品が結構でます。その中では今のところ掴みはOKですね。

 最大の不満はキャラデザの幼さというか絵のチューニングです。もう少し人物のリアリティ度を上げるだけで、かなり雰囲気が出るし見やすくなると思うのですが…というか、コミックスの作画をネット検索したら、ちゃんといい雰囲気になっているのになぜアニメはこうなった???{/netabare}


3話 思っていたより単調かなあ…「怖さ」はいいですけど。

{netabare}  水子供養とか鬼子母神についてはいろいろ言いたい事はありますが、それは設定の問題なので脇に置きましょう。そして水子というのは、消えた母親の時の胎児+受精っぽい絵とはつながる気がするので、そこもいいとします。

 ただ、オカルトが単調かな…1話の地蔵、2話の人形とか3話の水子は子供に関わる感じもあるし、人型(ヒトガタ)ということで、その辺の統一感はあるのですが、人形にしても水子にしても「恐ろしさ」と「その本来的な意味」に関して深掘りがないのでいわゆる怖い話レベルでとどまっている気がします。

 今後、地蔵、人形、水子という流れと母にまつわる話がちゃんと進むかどうかですね。それと主人公の右手の話ですか。
 ただ、ホラーとしての恐ろしさが、3話を見た限りヤヨイとエイコの顔芸で終わっている気もします。まあ、それと絵ですけどキャラ造形が幼いのでそこの効果も薄いです。要するに全体的に子供っぽい怖さです。所詮はジャンプ…というレベルなんでしょうか?それでは面白くありません。

 怖さを顔芸でなく話で出していけるかどいうか。そして、幹になるストーリーがちゃんと進むかどうかがポイントでしょう。
 引き延ばしっぽく、寄り道が多かったり、新キャラ増えすぎたら切るかもしれません。 {/netabare}


5話 話それ自体は悪くない気がするんですけど…演出?作画?何か惜しい…

 4話も5話も霊それ自体の話は悪くないんですけど…怖さがイマイチなのと解決をもう少しパターン化した方がいいかもしれません。
 4話の霊の退治の仕方、がんばって話を作ったのはいいんですけど、夜宵の能力が全然見えてこないので話で説明されて解決したような感じで爽快感がありません。
 キャラを理解するために、その辺もうちょっと能力を見せるというか定義する工夫が欲しいです。1話からずっと感じていた違和感はそこが大きいかも。だから、何をやっているのか置いてけぼり感があります。

 それとコメディパートとシリアスのバランスがイマイチかなあ。詠子のキャラの普段とダークのギャップはわかりますが、普段パートがギャグに寄りすぎていて詠子もキャラが見えてこないです。
 作画というか崩し方も極端だし。もっと、作画と雰囲気はシリアスよりにしてギャグをやった方が、面白さと怖さの両面をもつような演出になるのになあと思いました。(故楳図かずお氏とか伊藤潤二氏とかみたいな)

 それとやっぱり個々の霊の話に終始して、本筋がおろそかですねえ。連載漫画なら仕方ないですが、アニメはもうちょっと構成を考えて欲しいかな。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ホラーだけどホラー以外の要素が面白かった

まさかの全24話の2クールアニメ。
その分内容はボリューミーで中々に面白い作品だと感じました!
原作は一応1話だけはお試しで読んでみたんですが、アニメの方がグロさ多めでグロもある程度観れる自分にはアニメの方が合ってるかなーと思いました。

純粋にホラーをテーマにしている作品は自分の観てきた作品の中では「学校の怪談」や「怪談レストラン」など、もう15年以上前の作品ですし正直最近は伊藤潤二の「コレクション」ぐらいですかね。
ですがアニメのホラーってどうしてもあまり怖くならないものが多くて、怖いものをどうせ観るなら私はアニメより実写を見がちです。

本作も例外なくそこまで恐怖成分を含んだものになっていなくて、ホラーの中でもヒトコワを扱った「サイコホラー」の類に入るような作品かなと感じました。

ネタバレしますと本作の中でえぐい話だなと思ったのは「肉団子の少年の怪」ですかね。
結構流血表現も多めに出てきますし、幽霊の生前の壮絶な過去話が思わず耳を塞ぎたくなるような内容でした。

純粋に妖怪物を楽しみたければ上記に挙げた「学校の怪談」や「怪談レストラン」、もしくは「地獄先生ぬ~べ~」の方がおすすめです。
ぬ~べ~は30年ぐらい前のアニメという事もあって扇情的なシーンも多いですが、ホラーとしてもちゃんと楽しめる作品になっているので。
私の特に好きな回は「ブキミちゃん」です。

本作はホラーとしては正直物足りないなとは感じますが、それ以外の要素1つ1つはとても面白いなと思いました。
幽霊を集めて最強の幽霊を作ろうとしたり、幽霊を従えてバトルさせたり、心霊スポットの幽霊を捕まえて仲間にしたり、といった普通のホラー作品にはあり得ない展開が沢山出てきます。
私は見事にクセになってしまいましたね。そういう展開が。

ですが物語の冒頭はイマイチですかね。
本作の中心人物である小学生の女の子がいるんですが、本作の冒頭の視点が何故か霊感持ちの男子大学生なんですよね。
だから主人公はその男の子なのかなと思っていましたが、物語が進むにつれて「小学生の女の子の方が主役じゃん!」ってなりました。
男はホラー作品ではお約束の怖がり要員で、主役として観ていたから気づく前はイライラしながら観ていましたよ。

あとは、その男の子とその幼馴染の女の子が持つ霊障を解決する話がおざなりになっているような気がします。
こちらは原作買ってみようと思います。続きが楽しみですね。

というわけで本作の総評として、ホラーと言えどホラーじゃない。グロ多めのサイコホラーじみたポ〇モンアニメといったところでしょうか。
気になった方はぜひ観てみては。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
吸血鬼すぐ死ぬ2(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (80)
302人が棚に入れました
シンヨコナイトリターンズ! ひょんなことからコンビを組むことになった吸血鬼退治人(バンパイアハンター)ロナルドと超絶ザコ吸血鬼ドラルク、そして、愛すべきアルマジロのジョン。 夜な夜な繰り広げられるギャグラッシュにオータム書店の新たな刺客が参戦し、おなじみのバカと変態たちも大暴れ、ドラルクは変わらず塵と化す! トンデモ吸血鬼蔓延る新横浜の平和と秩序を守れるのか、ロナルド?!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

安定してる

{netabare}
癖が強いので人を選ぶんだろうけど、1期同様2期も面白かった。
1期とは違って最初からキャラが全員そろった状態、にぎやかな状態からスタートだったので個人的には2期の方が平均的に面白かった気はする。
1期の濃いキャラ達が使い捨てじゃなくてほぼ全員再登場するのはみてる側としても嬉しい。

相変わらず本編は酷い下ネタばかりだけど、不思議とこの作品は楽しく見てられる。
下ネタ以外にも、出てくるキャラごとに色んなバリエーションのネタがあって飽きないかな。
変態吸血鬼たちも好きだけど、フクマさんの話とかも好き。
特に1期と変わることもないし、話の内容もこれといって無いので書くことも特にないかな。
最終回は一応ちょいシリアス...?

私的評価:82点
ベスト回:4話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
やっぱりそれなりに面白いな。ほんとに芝居?w 怖かったんかよw
デザイン割と怖くて草。アニメなのにページ目って言うな。
漫画に忠実すぎる。

2話 ☆9
領域展開か? 洗脳完了だなw ヒナイチ可愛い。
変なキャラばかりだから特別感もある。たまごっちじゃねーかw
この作品にもこんなキャラデザのキャラ居そうw
クソゲーレビューの方が伸びるからな。今回面白かった。

3話 ☆8
情緒不安定だな。フクマさん怖い。
こういうドアは大抵見つからないパターン。吸血セロリ懐かしい。
半田のおかげで助かったw とんでもない噛ませ。

4話 ☆10
わざと不味いもん作ったんじゃないのかよw よく料理店やってるな。
はよ野球挙やれ。ツッコミ役になってて草。ちゃんと勝てや。
コナンやめろ。ヤンデレ気質な母さん。吸血鬼って歳とるの?
確かに自己満足でしかないw 今回良かったな。

5話 ☆8
あやかしトライアングルか? 何の施設だよw 洗脳か?
冰剣で見た。子安。きさらぎ駅か? 壁尻。確かに自分では買わないw
オチで草。フクマさん最強。

6話 ☆8
女体盛りかな? 聞いて欲しいんかよw
兄貴が辞めた理由はガチシリアスなのかよw 兄貴の方が背が低い。
シリアスじゃなかった。上手く説明したw

7話 ☆9
人間かよ。おかしいのは吸血鬼だけじゃないw 性癖かよw 終わらない。
真顔で下ネタ言うな。青椒肉絲言う機会さほどないのにw
草。遊びに来てるだけやんw ヒェッ…

8話 ☆8
汚い。真上に飛びそう。マリアさん好き。半田変態で草。
妄想癖やばい。三日月くんいっつも帰ってんなw

9話 ☆8
RWBY氷雪帝国ならこれで8話ぐらい使ってた。キャラ被りしてて草。
上には上がいる。

10話 ☆8
遂に直接性器がw 吸血鬼の昔の姿も色々とおかしい。
後のハンターと言えど子供は無邪気。ドラルク以下の強さになってて草。
陵辱系に居そうな格好の虫だな。

11話 ☆8
ゴールデンカムイでありそう。HPが多すぎる。アンチの鑑。
師匠は強いのかよ。まさかの続く。

12話 ☆9
吸血鬼ガチ始末したことは無いよねこの作品。LGBT配慮。
もっと飲んだあとの姿を見せろ。伏線回収www 吸血鬼にもあるのか。
普通のアニメの風呂シーンとは逆の男女が構図で草。
さすがオータム書店。映画を理解できるヌー。何この禅問答。
このゲーム翻訳どうやるんだろうw

曲評価(好み)
OP「NEW DRAMA PARADISE」☆4.5
ED「Cozy Crazy Party」☆7.5
1話ED「わかってたよ」☆4.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛すべき、バカ達(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ギャグ系の作品で、2期まで失速せず、むしろ加速していく作品は、あんまりない。

ネタ的には、下ネタがバツグンに面白い。なんか、このアニメ好きっていうと、センス悪いと、思われそうだけど、好きなものは好きだから、仕方がない(笑)

スナーーー。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
んー、書くことないな、バカバカしくて(誉め言葉)w

1番好きな回は、裏新横浜駅の回かな。境界で戻っちゃう隔離空間は、これまで何度も観てきたけど、それを、自分の肉眼でケツを観るために使うとは思わなかった(笑) 天才か(笑)

1期前半の、すぐ死ぬネタで引っ張らず、下ネタやバカバカしいネタにもっていったのは、英断。

いやー、普通に笑ったわ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

気楽に見れるのが良い。こういうのも必要。

1期と特に変わらない。
爆笑するほどじゃないけど結構面白い。
下ネタ多いので好みは分かれそうだけど2期だし今更そんな話じゃないか。

贅沢言えばロナルドのツッコミが単調というかバリエーション不足な感じで物足りない。
わーわーツッコんでるだけ。
全体的に単調なギャグアニメではあるしツッコミ役なので難しいところではあるが。
キャストにベテランが多いのでロナルドにもベテランを起用したら違うロナルドを見れたんじゃないかなと思う。
古川慎の演技は悪くないけど、飛び抜けて良いという感じが無いので福山潤の相方としては少々力不足な気がする。

何本もアニメ見てると息抜き的な部分で丁度いいので3期もやって欲しい。

うん、書く事あまり無いです(笑)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
オーバーテイク!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
278人が棚に入れました
「F4」、フォーミュラ4。 「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、 上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、 シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。 そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。 眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、 現在はとある理由によってスランプの渦中にある。 取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを 目の当たりにする孝哉。 その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを 自身の裡に蘇らせる......。 それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、 悠を応援しその夢を叶えようと決意。 いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく——。
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

二人の男が過去を乗り越えるまでのお話

本作は、TROYCAの10周年記念作品で、全12話(2023年)。
監督は、同社の1作目である『アルドノア・ゼロ』を担当したあおきえい。制作は、『Re:CREATORS』、『やがて君になる』などのTROYCA。
(2024.11.30 再投稿)

【あらすじ】
モータースポーツの登竜門といわれるF4のチームである「小牧モータース」を中心として、その高校生ドライバーである浅雛悠(あさひな はるか:CV.古屋亜南)と、とあるトラウマから人物写真を撮れなくなった写真家の眞賀孝哉(まどか こうや;CV.小西克幸)という二人の主人公が、それぞれが抱える過去を乗り越える(オーバーテイク)までのお話。


【カーレースのスポ根アニメというより人間ドラマ中心】
本作のレースシーンは、マシンの駆動音、小刻みに揺れる車体など実際の車載カメラの映像を見ているかのような臨場感があり、とてもクオリティが高い。また、資金力のないチームがカーレースという「金喰い虫」に参戦することのリアリティや、カテゴリーのトップを目指す上昇志向の強いレーサー同士の熾烈なライバル争いもしっかり描かれています。

もっとも、本作は、そのカーレースを中心として、その頂点を目指すという「スポ根もの」というより、二人の主人公が抱える過去を乗り越えていく過程を描く人間ドラマが中心となっています。

しかも、カーレースを題材としていながら、レーサーの悠より、写真家の孝哉のレースと全く関係のない話が良くも悪くもレースの話をぶっ飛ばすくらいに重い(笑)。
なので、本作の評価は、ひとえに眞賀孝哉という人間をどう捉えるか次第といっても過言ではなくなってしまっています。


個人的には、孝哉の人間ドラマを描くこと自体は全然有りだと思いましたが、レーサーである悠の話と絡めて、「全然違う分野の二人が出会うことで二人の間に化学反応が起こった」(※Wikipediaによると、そういう企画コンセプトだったらしい)というには、少し説明不足なように感じました(※理由などは後述)。

まあ、孝哉の過去については、人によって大きく評価が変わりそうなので、ご自身で確かめてみるのが一番よいかと思います。


【孝哉の人間ドラマはアリか?(※核心的なネタバレ有りの感想)】
{netabare}注意はしたので、いきなり核心に触れますが、孝哉の抱えるトラウマとは、知り合いの少女が東日本大震災で津波にさらわれる瞬間をカメラの望遠レンズ越しに偶然見つけ、それを写真に収めてしまったこと。そして、彼は、それを作品として公表し、世間から大バッシングされることになります。


この写真の是非を考える上で、作中でも触れられているエディ・アダムズの『サイゴンの処刑』(1968年ワールドプレス写真賞、1969年度のピュリッツァー賞受賞)という写真があります。

この写真は、ベトナム戦争中のサイゴン(現ホーチミン)で、南ベトナムの司令官が北ベトナムのゲリラ兵(いわゆるベトコン)とみられる人物を路上で銃殺する決定的な瞬間を収めたものです。
撮影者であるアダムズは、米軍によるベトナム戦争介入の熱心な支持者であったようですが、この写真は、南ベトナムが私刑を行っている証拠と見られ、本人も意図せず米国内で反戦運動のアイコンとなってしまったようです(Wikipedia参照)。

写真は、新聞記事などの文字報道と違って、脳内の漠然とした想像ではなく現場を具体的なイメージとして伝えるので、世間により大きなインパクトを与えます。しかし、瞬間を捉えたものなので、その前後の経緯を知らない人にとっては、撮った人間の思惑と違う感想を抱くことがあります。

例えば、この『サイゴンの処刑』が好例で、この写真は、従軍するアダムズからすれば「日々行われている戦争の一場面」にすぎなかったのでしょうが、その前後を知らない人が見れば一方的な虐殺が行われた「決定的な瞬間を写した衝撃的な写真」ということになる。

このように写真は、撮影者の意図とかけ離れて、社会を変えてしまうような強烈なインパクトを与えることがあります。したがって、写真や映像の公開には様々な配慮が必要だということになる。

もっとも、配慮の欠如を「不謹慎」といいますが、公開の仕方に配慮が必要であっても、人の死という衝撃的なシーンを映像として公開すること自体が不謹慎ということにはならないでしょう。

なぜなら、私は、武道をやっていたので暴力のもつ怖さを身をもって知っています。そして、身をもって知っているからこそ、その使いどころについてもよく考えます。だから、戦争について考える際、戦争は必要悪だとか絶対に避けるべきだとか議論する以前に、戦争がもつ怖さをできるだけリアルに知ることは必要なことだと思うからです。


翻って本作の写真の前後の経緯を知る孝哉は、自分が知る少女が生きていたことを多くの人に知って欲しくて件の写真を公表したと言っています。しかし、少女を知らない人にとっては、津波の一被害者の決定的な瞬間を写した衝撃的な写真ということになる。

孝哉と少女の関係を知らない人にとっては、少女を弔うという彼の意図までは伝わりにくいでしょうが、津波のもつ恐怖を後世に知らせることは伝わるでしょうし、それは必要なことだとも思います。
(※確かに、孝哉がこういった純粋な気持ちからだけでなく売名目的もあったのではないかという批判はありえますが、少なくとも本作からは、そういう風に解釈できませんし、本心なんて他人には正確に知りようもない。)

そうすると、私は、戦争の被害者の写真がOKで自然災害の被害者の写真をNGとする合理的な理由が見当たらないので、そういう問題提起も有りだと思うわけです。

特に日本では、何かあれば、自粛、触れない、避けるということが無難とされますが、そうしたところで問題自体がなくなるわけじゃない。まして、災害大国日本に住むなら、自然災害から目をそらすこともできません。

個人的には、日本のアニメではあまり触れない、でも日本でアニメという「エンタメ」をこれから作るにあたって本来避けては通れないであろう重要な問題に果敢に挑戦した点は、もっと評価されていいと思っています。
(※震災直後、様々なものが自粛されましたが、明確な理屈があって自粛がなくなっていったわけではありません。雰囲気(空気)じゃなくて理屈で考えるなら、なんで今は自粛しなくていいのかということになる。ある意味、記念作品、オリジナルアニメでなければできないことであったのかもしれません。)。


【年齢も性格も違う二人の主人公が起こす化学反応】
悠と孝哉は、異なる二人が交わることで起こる化学反応を期待され、あえて対照的な性格になるよう設定されたようです。
しかし、主人公2人の性格、年齢、環境が違いすぎて、普通に暮らしていれば互いに接点がないわけですから、私には、彼らがあそこまで信頼し合うような関係になるには、エピソードが足りないように感じられました。

もちろん尺の都合はあると思いますが、あえて男二人主人公にして恋愛を絡めず内容で勝負したのでしょうし、その辺の説得力がもう少しあれば、孝哉の過去が重すぎるという印象も薄まったのかなと思いました。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 必殺スリップストリームで、もういいかなと。

3話で離脱します。

 「必殺!スリップストリーム」で、ちょっと根気が付きました。がんばって丁寧に作っているのはわかりますが、ちょっと少年誌的な展開とレース紹介なので、趣味が合わなかったです。
 それとレースシーン。CGのレベルが高いのはわかりますが、疾走感というかスピード感がないんですよね。いや、実際動画でF1を見てても、望遠レンズの関係とかで遅く見えるのはありますけど、それにしてもミニチュア…いやグランツーリスモを見ているような感覚になってしまいます。遠近法がうまくいっていないのかな?MFゴーストと比べて何が違うんでしょうか?

 まあ、そういうことでやっぱりキャラ造形と主人公の行動の違和感と脚本の少年誌的スポコン展開が私にはあいませんでした。





1話 演出・見せ方が下手。不自然な説明とキャラ造形。

{netabare} 今時フォーミュラレースものも珍しいなあ、と思い視聴しました。初回は何か過去の…多分水難事故のトラウマがあって、人物が撮影できないと思われるカメラマン視点で描かれました。

 まず、男女関係の思わせぶり、特に女性から男性への未練を描くことでカメラマンが出来る、モテる男だという演出からスタートします。ここで少し反発心が起きます。どうせ、本当はイケメンで出来る男ということだろう?レースに関わることでトラウマを克服して、仕事も女も上手く行く話だろう?と思います。

 これは私の先入観、偏見であるかもしれませんが、演出がこの作品ちょっと首を傾げるところがあります。冒頭でなんの感情移入もしないままいきなり短い過去回想が入ったり、波のシーンのフラッシュバックが多用されます。効果的ならいいんですけど、カメラマンに反発心があるために乗れません。

 それとレースを観戦しているカメラマンの視点だったのに、突然レーサーのモノローグが入ったりします。場面転換なら分からなくはないのですが、また一瞬でカメラマンに視点が戻ります。

 1話に設定と伏線をばらまきたいのはわかりますが、しかし、この演出は「説明的」すぎます。話に没入できない、つまり感情移入できません。

 レースに行くと知り合いばっかりで全部解説してくれて裏側を案内してくれる人のいい社長さんと知り合うし。ご都合主義すぎだし。冒頭の男女関係からリアリティラインが高い、大人っぽいアニメかなと思って見出すと、レース場に入ってからは少年マンガのスポコンものの手法です。

 つまり、演出なのか脚本なのかわかりませんが、誰向けに何を見せたいアニメなのかを放置して、舞台設定の説明をしたい意図しか見えません。

 で、レースを遠くから眺めていて、感動してがんばれちゃうカメラマン。うーん…それがストーリーラインじゃないの?じゃあ、この1話って一体…で、EDクレジット後のアレかあ…うーん、うーん…

 作画の水準はいいですが、内容…はまだわかりませんが、演出あるいはキャラ造形と言動がまったくついて行っていません。次の話でどうなるかだけは確認しますが、内容よりも見せ方のところが心配になる作品でした。

 なお勝手な想像ですけど、トラウマの水難事故なんですけど、荒れた天候の日に雇い主等のごり押しでモデル撮影を強行して、ファインダー越しに人が波にのまれるのを見たとかそんな感じでしょうか。
 それだと、レースの頑張りを見て克服するというとはどうも結びつかないので、そこの話に説得力をどう持たせる気なのかは気になります。そこが胆なんでしょうか。それとも1話だけで視点が切り替わるのでしょうか。{/netabare}


2話 素人を置いてレースの説明をするという構造で感情移入先がわからない。

 1話で孝哉氏が何に感動したのかがわからない2話でした。なんというかレースを続けることだけを目的として勝つことを目指していない家族にクチバシをつっこんだ感じの違和感がひどかった気がします。

 その不快さを解消してもらいたく結局2話も全部見ましたが…肉屋に営業って、学園部活ものじゃないんだから…という感じです。
 みなし子で親の意思を次いで、というモチベーションに時代性はないのかもしれませんが、そんなあっさり口で説明しないでドラマで見せて欲しいです。

 それに、今回のキャラの雰囲気はあんな冷めた感じの高校生レーサーとホンワカチームがレースを続けていることに惰性を感じてしまいます。主人公は1話で何に感動したのだろうか?という主人公の空回りがなんとも言えない2話でした。

 レースの仕組みを素人を参画させることで、レースの説明するというストーリーの構造が、誰に感情移入していいのかわからない感じで困惑する感じと言えばいいのでしょうか。どうせなら普通に主人公はレーサーの高校生の方が臨場感がある気がします。

 そう…一生懸命なのが外野なのに、家族と応援する外野の構造に説得力がないんですよね。それが1話のフラッシュバック的なこととつながるのかどうかです。

 次話で結論でしょうか。

 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

結局、金と勝利次第ってことよ!理解頂けたかな?少年少女諸君!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.18

 なんやかんやでハッピーエンド!良かったねぇ。孝哉さんと悠のトラウマも癒やされましたとさ…。

 結局、スポーツで勝つには金!金!金!モータースポーツは特に顕著ってことが言いたいのかな…。スポンサーが金を出してくれたんでタイヤを潤沢に使えるから戦えんだよ!的な…。

 う〜ん…。最初の悠のトンガリ振りは何だったんですかね?金次第なのはリアルと言えばリアルなのかな…。

 震災やらパパの事故死やら、JKレースクィーンの恋模様やら色々ぶち込みすぎた感じはありますが、大団円で終わったのは良かったと思います。勝利すれば百難隠すってことですね。

 今期覇権とはいきませんが、珍しい競技レースモノを描いたオリジナルアニメとしては、中々面白かったと思います。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.11.27

 あの震災でたまたま衝撃的写真を撮影し、勝手にトラウマになった孝哉さん…。個展で衝撃的写真を発表して炎上したのがトラウマでは無かった様です。

 そんで、遺族に許してもらってからの回復!なのかな?感動するかどうかはあなた次第と言った所でしょう。

 私的には感動エピソードか?と疑問に思います。他人の最期を勝手に撮影して、勝手にトラウマになって、勝手に公表して炎上して、勝手に癒やされただけの話では?

 レースと何の関係もあらへん!あの震災で関係者が亡くなって、傷ついてるのはお前だけでは無い。

 安いお涙頂戴でしかありません。孝哉さんのエピソードは雑音でしかありません。

 レースものに、色々ブッコミ過ぎです。MFゴーストみたいに女子高生お尻フリフリ位でよごさんしょう。
……………………………………………………………………… 

 7話まで観ました。2023.11.16

 孝哉さんの過去が明らかになります。浅はかな理由で炎上した過去があったそうです。

 自分の個展で、衝撃的な写真を発表して炎上って…。世間が悪い様に登場人物達は孝哉さんを擁護しますが、これまで、散々孝哉さんの軽薄ぶりを観せられてきているので、さもありなん、それ観たことか!という感想しかありません。

 孝哉さん、大震災の津波写真を撮影したことによってトラウマになったと、制作側は言いたいのでしょうが、視聴者には、軽薄さのせいで炎上したのがトラウマなんじゃね?としか思えません。自業自得なんですが…。

 さて、これからどうするんでしょうか…。中々難しい気がします。ノリと勢いで何とかしそうです。

………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.11.01

 また、あっさい話をぶち込んで来ましたねぇ…。炎のランナーって…。主人公達以外の市民ランナーが雑魚すぎです。

 しかも、孝哉さんのトラウマも解消って何だそりゃ!?アニオリの、こういう荒唐無稽さがたまりません。

 一応、メインキャラの深掘回ですが、キャラの軽薄さは払拭出来ませんでした。まぁ…、深い人間ドラマがあれば良いというものでもないので仕方無いですね。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2023.10.26

 金のかかるモータスポーツなのに、登場人物達がこじらせています。

 無愛想な高校生ドライバー、トラウマで人物が撮影出来ないカメラマン…。

 観る気が無くなりそうな位ウザそうですが、レースの迫力で何となく面白さを感じます。

 孝哉カメラマンは、どうやって飯を食っているのか?小牧モーターズはどうやって利益を出しているのか?F4の高校生ドライバーを飲料メーカーが広告に起用するか?

 登場人物達や組織が浮世離れしている感じですが、爽やかな話なので、続きが気になります。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

68.4 109 2023年度アニメランキング109位
新しい上司はど天然(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (67)
195人が棚に入れました
マンガクロスにて好評連載中、コミックス累計50万部突破の話題作! 癒しのお仕事コメディが待望のTVアニメ化!!上司からのパワハラで精神と胃をやられ、広告代理店の営業職に転職した桃瀬。しかし過去のトラウマが原因で「新しい上司もまたパワハラ上司だったらどうしよう…」と、初日早々に胃痛で動けなくなってしまう。そんな時、一緒に外回り中だった新しい上司・白崎がとった行動とは……?!予想外の上司の「ど天然」に、きっとあなたも癒される──!!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

男同士で仲良し!昭和の人間関係かな?それとも…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.30

 天然上司と元ブラック職場ネタのみでワンクールやり切りました。

 仲の良い男性の同僚同士でクリスマス会やったり、結局上司の側に住んだり、昭和の家族経営企業みたいです。

 これで同性愛者じゃ無いんだから、いかに日本の企業文化が女性を排除してるか分かります。女性同士だと、悲惨な感じしかしませんが、男性同士だとギャグになるんですね。

 一部上場企業だとコンプライアンス的に女性を一定数重役に就けないとイケないけど、そんなことするくらいなら東証市場から撤退しちゃえ!と本気でやるのが日本企業です。

 おっそろしい話でしたねぇ…。女なんて鋼の男社会の障害でしか無いので、非正規か主婦で充分だろ引っ込んでろ!というメッセージ、しかと受け取りましたゾ!
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.12.04

 いや〜良いですね。どこまで女性を排除できるか挑戦しているかの様なアニメです。

 仲良し会社の男衆達が許容する女性は、アイドルかお婆さんだけ!性的な若い女性は、気を使って合コンとかで接待するけど男社会に参入不可!

 女抜きでやって行きたいけど、生物学的に男は子供を産めないので、仕方なく付き合ってやってる的な感じを醸し出しております。

 ここまで露骨だと、女性視聴者の好むBL路線を意図していないのは明らかです。

 登場人物達が全員アマゾネスで、繁殖のために仕方なく精子袋として雄を生かしているだけで、社会性も人格も何も認めて居ない世界の話は、百合好き男子でも、面白いとは思わないのと一緒ですね。

 期せずして、近代社会の闇を描いたミソジニーアニメとして、私、高く評価しております。
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 7話まで観ました。2023.11.19

 これは女性向けなのか?性差別を無くすために、生物的女性は消去し、クローン技術で誕生した男子を男カップルが育てる未来社会のディストピアみたいな雰囲気になっています。

 主人公と主任は同棲するし、猫の白桃はクローン子供の暗喩かな?
 
 ほっこり癒やされるか、背筋が寒くなるかはあなた次第…。
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.10.29

 ほんわかした雰囲気のアニメです。女性を排除した男同士の仲良しコミュニティ、昭和の会社ってこんな感じだったのかな?

 このアニメが女性向けと必ずしも言えないのは、この鉄壁の同性愛的な男同士のホモソーシャルな関係性が女性を公的な世界から排除する原動力だからです。

 ギスギスしたパワハラ上等の体育会系会社も、一見ホワイトに見える男性社員同士が仲良しの会社も、女性の排除という面では表裏一体です。

 私個人としては、特定の属性の人間を排除するための排除アートを観ているようで非常に興味深いです。

 しかし、他のレビューアー様が書かれているように、男性視聴者にとっては萌が足りず、女性視聴者にとってはBLとも言えない感じなので、人気が出るか未知数だなぁという印象が強いです。

 割とニッチな感じの原作を良くアニメ化したなぁ…。今後の展開に期待大です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あなたに会えてよかった

クールドジ男子と似た作風、天然系のイケメンに癒されるアニメ

密かに今期のお気に入り、みんな可愛くて癒される!
BLになりそうでBLまではいかない仲睦まじい関係性が魅力
毎回、優しい言葉に心が温まりすぎて目からはちみつ出てくる
優しい人が集まるとみんな幸せになっていくんだなー

桃瀬さんがトラウマ何度もフラッシュバックして胃が痛くて苦しんでいるけど、めっちゃわかるー
私はパワハラじゃないけど、精神的に追い詰められるとああなるよね
・・・どうせ誰も私の過去のトラウマに興味なんてない(課長のマネ)

これだけ優しい人ばっかりなのに、元カノみんな見る目なさすぎじゃない? イケメンで一生懸命働いていて優しい、これ以上何か求めることある?
みんな優しいし長身イケメンばっかりの楽園みたいな職場
こんな職場に就職したい!

主任もいいけど、構ってもらえない課長さんがかわいい
みんなもっと構ってあげて(笑

2話で{netabare}
停電した電車で上司と入社の時の話したあとに号泣していた人がツボ
「転職してきてくれて、ありがとう」
その一言で、桃瀬さんの苦労のすべてが報われたと思う
必要とされるってなんて幸せなことなのでしょうか!!
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

うちの会社の新しい上司の話

イケおじ萌えアニメ。

01
ブラック企業を辞めた新人が転職先の天然イケおじに萌えるだけの話。

女性向けなので豚さん向けのようなキモさはなくさわやかな画面。新人も長身イケメンで上司もイケおじなので目にやさしい作品。萌えアニメだからかギャグまでもがふんわりとした優しさに包まれている。作風から下品なこともナンセンスギャグも出来ないのでおじ萌えがないとあまりに淡々としすぎてるだけな印象になってしまう。ツイッターでサクサク読んで可愛らしいイケおじを堪能するならいいのかもしれないが、キャラ萌えの下駄が無い以上微塵も起伏のない動画を見続けるのはやはり厳しい。男性が見ると女性が豚さんアニメを見た時のような虚無感を擬似体験できるアトラクション的というかメタな視点を獲得するためのトレーニング動画として機能するのかもしれない。

イスでくるくるまわっちゃうのわかる。不意にややウケした。
まったりほんわかとした空気感は心地いいので刺さる人はいそう。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

68.3 115 2023年度アニメランキング115位
久保さんは僕を許さない(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (194)
663人が棚に入れました
高校1年生・白石純太には、誰にも真似できない性質があった。 隣にいても気付かれない、毎日出席していても欠席だと誤解される——。 彼は、存在感ゼロの”モブ”男子だったのだ。 それでも彼なりに慎ましく学園生活を送っていたのだが、ちょっぴり厄介なことが一つだけ。 なんと同じクラスの”ヒロイン級”美少女・久保さんだけが、彼を見つけてはちょっかいを出してくるのだ。 特別になれない”モブ”男子と、彼の前に現れた”ヒロイン”女子。 教室の隅から、青春は緩やかに色づき始めて——。 誰だって、誰かの”特別”になれる。でもその感情に”恋”と名が付くには、まだ二人は少しだけ幼い。“ラブコメディ”の2歩手前、ヒロイン女子×モブ男子の思春期スイートコメディが幕を開ける。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中高生が「こういう恋愛がある」と本気にするとヤバイです。

 いきなり美少女に絡まれていつの間にか、という系統の作品です。この系統の話のニーズがあるマインドは、分からなくはないです。
 中学生あたりは女性は神秘で、エロい妄想をするか、こういい純愛系の妄想をするか、でしょう。私も中学校時代くらいの自分の感情や妄想は思い出せませんが、きっと、そういう時代はあったと思います。

 本作はそういう妄想を形にした、ラノベ、アニメとして「式守さん」「お隣の天使が」などと同様の視聴者層なのでしょう。両作品と同様に本作も断念しましたけど、私も「中身がないなあ」と思っているほぼ妄想のスローライフ異世界や美少女ヒロインものを楽しみますから、個人の好みです。

 これは「恋愛もの」ではありません。要するに転生ものと一緒です。転生先が現代で、そこに陰キャの自分を置いて、美少女とノーストレスで恋愛できるという作品の一つでしょう。


「お隣の天使が」では自覚的に題名にいれてましたし、下の7話までのレビューでも書きましたが、この恋愛では成長がありません。付き合うまで、そして付き合った後も、です。駄目になるだけです。
 もし、こういう恋愛を実際にしたら、それは人生を棒に振ることでしょう。この主人公は一生中学・高校時代の「美少女と恋愛できた」という過去の栄光にすがって、孤独に生きることになりそうです。

 というのは、これは美少女のペットになることを甘んじて受け入れることです。「優しい」「いいひと」は女性から見ればもっとも関心がない人と言われているのと同義です。
 美少女が飽きてしまえば、あるいは成長の無さを見限られてしまえば、そこでおしまいです。

 ということで、この作品は大人が異世界スローライフを見る程度の軽いマインドで楽しむのは全然有りだと思いますが、中学生やちょっと幼い高校生が本気でこういう恋愛が実在すると錯覚すると、ヤバいことになりそうです。

 こういうノーストレスの恋愛が本当にあると思う人が増えているなら、それは少子化の原因になってしまいます。ちゃんと中高生には、恋愛は超高ストレスの果てにつかみ取る幸せなんだと、教えましょう。それは性愛も含めてですが、かけがえのない時間になります。そして、人の気持ちは永遠ではありません。破綻することも多々あります。上手くいかなくても自分は成長しますから、次はもっと頑張れるでしょう。

 そして、結婚というのは…まあ、いいでしょう。それは中高生は知らないほうがいいことです。ただ、それでも、人生を豊かにしたいなら、結婚は必然だと思います…幸不幸は別にして、ですけど。



7話 〇〇さん系はマゾ文学なのかもしれません。

 長瀞さんが顕著ですが、〇〇さん系ってひょっとしてマゾ文学なのかなあという気がしてきます。登場する男の子にとって、ヒロインの女の子に振られたら陰キャに戻るだけで、その後生涯恋愛できない、つまりヒロインに執着するしかありません。

 成長があればいいですけど。「長瀞さん」は主人公に成長が入っていました。ああなると女の子と別れても次の恋愛ができる気がします。ただ、本作の主人公がフラれた場合、どうなるでしょう?淡い思い出だけが残って、その思い出で生きて行くのでしょうか。それでは「秒速5センチメートル」です。彼はモテたからまだ救いはありますけど。ヒロインに浮気・不倫・NTRなどされても、男の側からは何も出来ないです。

 つまり、谷崎潤一郎の「痴人の愛」ですよね。女性に執着して浮気をされても耐えなければなりません。完全に女性にイニシアティブを握られた関係で、精神的なマゾの覚悟がないとこの恋愛はできないでしょう。

 一般的に高校生カップルが結婚する確率はネットによると30%以下、あるいは10%以下というデータがありました。自分の周囲だと10%な気がします。つまり、〇〇さん系の作品って、成長が特に男の子の側にないと人生バッドエンドという可能性を考えてしまいます。

 と考えると、この作品で見たいのは、主人公が成長するか。そして、なぜヒロインは主人公が好きになったか、つまり主人公が今後モテる、成長する可能性ですね。その辺が描かれるかどうかで作品の深さが変わってくる気がします。

 で、この作品については、その辺がいまのところ完全にヒロイン主導なのでマゾ一直線ですね。ポエム的な心情は結構見せてますけど、内面と言う意味でいうと、主人公もヒロインもまだまだ見えてきません。どうなるんでしょう?

 原作者男?かと思ったら寧々さんなんですね。うーん。ネカマ?というくらい男マインドの作品です。ただ、前作の「人間に恋した鬼は咲う」を見る限り確かに女性的な絵かなあと思います。別人?と言うくらいに違う気がするのですが…気のせいかなあ。

 それとアニメなんですけど、原作再現にはなっている気もしますが、ヒロインの女の子はちゃんと可愛くしてほしいです。


 最後の総括で「僕の心のやばいやつ」「スキップとローファー」「インソムニア」と比べて見たいなあと思っています。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

こういう誇張設定は面白くない

{netabare}
しょうもない設定で、他ラブコメ差別化を図った作品。
ヒロイン以外の誰からも基本的に観測されないという意味不明な設定。
最近こんな感じで、ある特性を誇張しまくった設定が多いけど、常々しょうもないなぁって感じる。
影の薄さを誇張してギャグ調にするのではなくて、現実的な陰キャが現状を変えようとする話にした方がまだいいと思う。
てっきり白石くんが幽霊で久保さんが霊感持ちなのかと最初は思った。

影が薄い=当然陰キャなので白石くんに特段の魅力を感じない。
せめて、今の自分を変えようと努力してるなら好感が持てたかもしれないけど、誰にも相手にされていない現状を甘んじて受け入れているのは流石に少しは気に欠けろよって思う。
相手からの好意にも鈍感で、ほんと久保さんはいったいどこに惚れたんだって感じ。結局久保さんも、お隣の天使様と同じでオタクの理想のヒロインでしかない。

サブキャラは一応久保さんの姉妹とかがいるにはいるけど、全員これと言って印象に残るような話もなく。
基本的に白石くんと久保さんの似たような絡みだけで退屈。


良かった点はED曲ぐらい。
もうこれ系の設定辞めません・・・?
作画はそれなりだったけど、キャラデザがかなりハンコ絵だったような。(特徴的な目でそう感じるだけかもしれない)

私的評価:36点
私的ベスト回:4話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
なんかショーバイロックみたいなのいるな。特殊能力かなにかか?
花澤香菜w モブって検索するの意味不明すぎだろ。
既につまらんラブコメの雰囲気。可愛いだけじゃない式守さん?
読者の自己投影キャラ気持ち悪い。これ小学生向けアニメ?
主人公ガイジすぎだろ。
ヒロインは結構好きだけど3話ぐらいで飽きるだろうな。ED好き。

2話 ☆2
こいつ和泉くんの数倍きついわ。これ小学生向けアニメ? 不幸体質。

3話
弟は存在感あるの。ジャンプですらそんなんだし平気だろw
普通に割入れ。女のキャラデザも主人公のキャラデザもくっそむかつく。
いくらアニメとはいえ姉妹で髪色が違うのは珍しい。
本屋で見られたと言う発想にはならんでしょ。☆3

4話 ☆7
お前そういうキャラだったのか。それぐらい一人で帰るだろ。
肉まん落とすオチはいらなかったな。尺稼ぎやめろ。
さすがに誰からか分かれ。3人渡す人いるの?

5話 ☆2
百合の波動を感じる。白石くんのどこに魅力があるん?
可哀想だから同情してんのか? いい所なしで草。
ヒロインにクソアニメ見せるな。ブラクロxSAOみてーな見た目。
鈍感すぎだろ。
そもそもお前と会話したことある女久保さんしかいないんだろw
まだ気づかんとかアホやろこの主人公。

6話 ☆3
自分の席座ってるのに見つからないのに、主人公特殊能力でも持ってるの? 顔判子すぎて草。存在感ないなら自分で拾え。
カンニングもし放題じゃん。からかい上手。
保健室に連れてくだけでw 保健室の先生も見えるんか。

7話 ☆5
クソアニメ復活。実験ってなんだよ。シスコンか?
下の名前知らんかったわ。
高校生でそんなんするのは恥ずかしいだろこいつは見えないからいいけど。白石ハブられる。

8話 ☆4
スーパーで何話してんだw 常識なさすぎだろw 妹に仕切られてて草。
レズかよ。なんで怒ってるの? 虚無がすぎる。

9話 ☆5
白石の味方もいるじゃん。男友達もいないとな。
水は皆に認知されてるけどな。何その今更。
そういうこと言うから友達を失う。

10話 ☆2
高木さんにしか見えん。そうはならんやろ。
こいつら男女で何回貸し借りするねん。

11話 ☆5
わざと体勢崩してそう。こんなナンパ漫画でしかねーだろw
見えないなら殴り合いになっても無双出来そう。
彼氏持ちなら引いてくれるの意味わからんw なんでブラックなんだよ。
クソ映画っぽい。

12話 ☆5
体感5秒。適当に答えてそう。カワイスギクライシス。
多ければ多いほど性欲強そう。やっぱそうじゃんw
けどそのテスト絶対二人以上って解答になっちゃうじゃん。
見つけられない設定が最後まで意味不明だった。

曲評価(好み)
OP「ドラマチックじゃなくても」☆6
ED「かすかでたしか」☆8
5話IN「ふたりに祝福を」☆6.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

誰だって、誰かの“特別”になれる でも、その感情に恋と名が付くには まだ二人は少しだけ幼い

この作品の原作は未読です。
第1話を視聴して継続するかを決めようと思っていたら、コロナ禍などの影響もありすっかり視聴スケジュールが狂ってしまった作品の一つでした。


高校1年生・白石純太には、誰にも真似できない性質があった

隣にいても気付かれない、毎日出席していても欠席だと誤解される——。
彼は、存在感ゼロの"モブ"男子だったのだ。

それでも彼なりに慎ましく学園生活を送っていたのだが、ちょっぴり厄介なことが一つだけ。
なんと同じクラスの"ヒロイン級"美少女・久保さんだけが、彼を見つけてはちょっかいを出してくるのだ。

特別になれない"モブ"男子と、彼の前に現れた"ヒロイン"女子。
教室の隅から、青春は緩やかに色づき始めて——。

誰だって、誰かの"特別"になれる。でもその感情に"恋"と名が付くには、まだ二人は少しだけ幼い。
"ラブコメディ"の2歩手前、ヒロイン女子×モブ男子の思春期スイートコメディが幕を開ける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直あまりコメディ要素は感じられませんでしたが、ジャンルはラブコメだそうです。
でも甘酸っぱいラブの要素が満載なので、好きな人には堪らない作品だと思います。

私が完走して思ったこと…
はい、この作品は香菜ちゃんとみっく劇場、そして後から天ちゃん参戦…
これが全てだった様な気がします。

この作品ではありませんが、前に香菜ちゃんに対する役作りのインタビュー記事を見たことがあります。
香菜ちゃんはキャラに合わせて色んな要素を省いていくと言っていましたが、今回は何をどの様に調整されたのでしょうね^^

少なくてもちょっとだけミステリアスな雰囲気を醸し出す久保さんのキャライメージにはピッタリでしたね。

あと、ピッタリといえばみっく!
リアルでは香菜ちゃんより年下なのに、お姉さんの抱擁感が半端無いんですけど!!
ここに途中から天ちゃんも加わってくるねすけど、この3人が揃うともう耳が幸せ…
役柄上ではありますが、天ちゃんの少しつっけんどんな感じもまた抜群なんですよね~

しかし、白石純太は誰にも気づかれない存在であるにも関わらず、久保一族だけには気付かれちゃうんです。
この理由は分からず終いでしたが、いずれこの辺りも明らかになっていくのかな?

少し物語に触れますが、最初は久保さんが一方的に白石にちょっかいを出していた感じでしたが、久保さんと接点が持てることに嬉しくないはずはありません。
最初はビックリしていて、偶然か何かかと思っていたかもしれませんが、あそこまで認識されたら意識だってすると思うんですよね。

そしてそれは久保さんも同じ…

しかし、皆さん高校生なんですよね~
いやぁ、ここまでピュアという言葉を字で行く作品も珍しいのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、香菜ちゃんによる「ドラマチックじゃなくても」
エンディングテーマは、DIALOGUE+さんによる「かすかでたしか」

1クール全12話の物語でした。
第1期でどの程度のストックを使ったかは分かりませんが、原作は完結しているようなので、アニメでラストまで描くことは可能だと思います。
続編が制作されたら是非視聴したいと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

68.3 115 2023年度アニメランキング115位
死神坊ちゃんと黒メイド 第2期(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (92)
302人が棚に入れました
「触れたもの全てを死なせてしまう」 ......そんな呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。 呪いによって周囲から拒絶されてばかりだったが、決して孤独ではなかった。 いつも彼の側で仕えるメイドのアリス。幼いころから彼の面倒を見てきた執事のロブ。 最近では魔女の友達もできて、家族との距離も少しだけ縮まった。 それでも最愛の人に触れない呪いは解けないまま......。 そんな中、坊ちゃんの呪いを解くための手掛かりが見つかり始め、坊ちゃんとアリスの運命が大きく動き出す。 触りたいけど触れない、二人の物語が再び幕を開ける!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それぞれの恋が運命が動き出す――

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
2024年4月から第3期が放送されていますので、それまでに視聴は済んでいたのですが、レビューを書くのがすっかり後回しになってしまいました^^;


「触れたもの全てを死なせてしまう」

……そんな呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。
呪いによって周囲から拒絶されてばかりだったが、決して孤独ではなかった。

いつも彼の側で仕えるメイドのアリス。幼いころから彼の面倒を見てきた執事のロブ。
最近では魔女の友達もできて、家族との距離も少しだけ縮まった。

それでも最愛の人に触れない呪いは解けないまま……。

そんな中、坊ちゃんの呪いを解くための手掛かりが見つかり始め、坊ちゃんとアリスの運命が大きく動き出す。
触りたいけど触れない、二人の物語が再び幕を開ける!


TOKYO MX公式サイトのストーリーを引用させて頂きました。

いやぁ…今回も真野あゆみさんの演技が最高でしたね!
最初に真野さんの演技が気になったのは、やはり「デート・ア・ライブ」の時崎狂三でした。
最初はそれほどで意識する訳でもありませんでしたが、それは単に狂三の出番が少なかったから…

個人的には第3期頃から徐々に狂三の出番が増え始め、第4期からアニメーション制作会社がJ.C.STAFFからGEEKTOYSに代わったのが起点になっています。

アニメーション制作会社の変更に対する意見は賛否両論あったようですが、個人的にはキャラデザがより綺麗になったと思うので結果オーライです。
だから現在放送されている第5期も第4期から継続して貰えているのが嬉しいです。

この作品には、いのりちゃんや日笠さんが出演されているので、作品全体が底上げされているのは認識しています。
それでも、真野さんの演技が輝いていたと思っています。
アリスと狂三ではキャラのイメージが大分異なりますが、しっかり演じ分けされていたのではないでしょうか。

それとこの作品は作画が特徴的です。
それは、トゥーンレンダリングを駆使した3DCGで描かれているのが理由だそうです(wikiより)。

トゥーンレンダリングは、写実的(フォト・リアリスティック)な映像表現を求める3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)とは若干異なり、3DCGの技術を使いながらも従来のアニメの印象に近い(手描きに似せた)表現を実現する手法なんだとか。

本作品以外にもトゥーンレンダリングの手法を用いた作品は結構あるみたいです。
・蒼き鋼のアルペジオ
・亜人
・シドニアの騎士
・ブブキ・ブランキ 等々。
こう見るとサンジゲンさんや、ポリゴン・ピクチュアズさんのお得意分野みたいですね。
本作品のアニメーション制作会社は、J.C.STAFFさんですけれど。

さて、本作品のレビューから思いきり脱線してしまいました^^;
脱線してしまいましたが、現在進行形で放送されている第3期を視聴するのが一番だと思うと、頭がさっぱり回転してくれません(涙)。

坊ちゃんとアリスの立ち位置と、ヴィオラのロブ好きは相変わらず。
カフとザインとの距離感は少し縮まったかな。
そしてビックリするくらい変わったのは、日笠さん演じるダレスで決まりでしょう。
気になる方は是非本編でご確認頂き、引き続き第3期を視聴頂ければ、きっと真相に辿り着けると思います。

オープニンブテーマは、坊ちゃん(花江夏樹さん)&アリス(真野あゆみさん)による「君とレヴュー」
エンディングテーマは、なすお☆さんによる「星屑レクイエム」

1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能させて頂きましたが、心は既に現在放送中の第3期に傾いています。
レビューを書くタイミングが悪かったんでしょうね^^;
もう既に第3期の視聴に入っているので引き続き視聴を進めたいと思います。
本作品もしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルからは想像つかないほどの優しさに包まれた物語

この物語は、触れたものをすべて死に至らしめる呪いの魔法をかけられた主人公 坊ちゃんの物語。

好きな人の指一本触れることができず、母親からは疎まれ、友人からは化物と恐れられ、見知らぬものからは死神だと言われ続けてきた坊ちゃん。
だけど、彼は決して孤独ではありません。

彼のことを愛してくれる女性アリス。彼のことが大好きで毎日二時間かけてやってくる妹、そして彼のことを慕ってやって来る魔女たち。
みんな、坊ちゃんの優しさが好きなのです。
坊ちゃんと手と手を触れ合うことはできなくとも、心は通じ合っているのです。


この二期では、一期よりも物語が進展します。
呪いの魔法をかけたシャーデーについての調査が進みます。
シャーデーは、坊ちゃん以外の人たちにも、呪いをかけていたことがわかりました。
アリスの母親シャロンには、決して目覚めることの無い呪いを、
シャーデーの妹ダレスには、決して治せない顔の傷を、
魔術師のニコには、不老不死の呪いを、かけていたのです。

なぜシャーデーが、これらの呪いをかけたのかの解明は、第三期へとなります。


調査の途中で、坊ちゃんにかけられた呪いがランプの魔人によりなくなるのですが…、
ランプの魔人によれば、呪いが強力で解くことができなかったため、他人にその呪いを移したとのこと。
それを聞いた坊ちゃんは、{netabare}その呪いを再び自分のもとへ戻すようにと、ランプの魔人に頼みます。 {/netabare}
きっと坊ちゃんは、呪いが移された人が不幸になることにいたたまれなかったのでしょうね。
それだけでも坊ちゃんの優しさが十分に伝わってきます。

そして坊ちゃんを日々気遣うアリス。彼女の一挙一動にも優しさが感じられます。


また、第二期では坊ちゃんとアリスとの恋だけでなく、魔女であるザインとカフザインとカフの恋、坊ちゃんの弟ウォルターとダレスとの恋に関しても、優しい色で進展します。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

えっ!?3期や、やるんですかい…

いやまあしかし正月ならではですな。
YouTubeで1期2期の24話全話公式で配信されてましたなぁ。

1期は飛ばし飛ばし見とったんで見逃した話も結構あったゆーこともあってですなこれを機に見直してみるかと。

2023年の話題作で見逃してしまったものも多かったんですが年末年始に再配信が目白押しでして、この正月はそらもうええっちゅうくらいテレビ見ましたわ~。

まだ配信途中ですけど『VIVANT』とか。
『天国大魔境』も8話まで配信されてたんで見ましたわ(しかし8話までってくそ~~~ディズニーめ~~~~)。


とゆうわけで1期よりもさらに和気あいあいとした愉快なテンションで話が進み、1期では悪役的な立ち位置の人も実はええ人やったり、むにゃむにゃしていた関係の2人がいい感じになったり、はたまたサーカス団といったような新しいコミュニティとの接点も増えたり、なんかまあ盛りだくさんで坊ちゃんが死神化しているとゆー大変深刻な状況を忘れてませんか!みなさん!と問いかけたくなるほどまあまあ能天気な話で終わった2期でございましたな。


原作読んでないんでアレなんですが見とってですよ、おーいもう22話だけど全然坊ちゃんの呪い解決しなさそーやんけー。と見続けてたら全然終わる気配無くてですよ。。。


えっ!?3期や、やるんですかい…


まーそれはそれでまたかわいいアリスとロリッ娘ヴィオラ、あほのカフと会えるのかと思うとそこはまあムフフなのではありますが、話はいったん2期で解決してほしかったかなぁ。

ま!とにかく3期やるってんだから楽しみに待とうではないか。
そして坊ちゃんとアリスが触れ合ってダンスしたりチューしたりああんなことやこおおんなことをやる話を1話丸々やって最終回としていただきたいですな!

とゆーことでそんな感じで3期はお願いいたします。

よろしくっす。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

68.3 115 2023年度アニメランキング115位
伊藤潤二『マニアック』(Webアニメ)

2023年1月19日
★★★★☆ 3.6 (23)
97人が棚に入れました
日本を代表するホラー漫画の鬼才・伊藤潤二は、2021年に世界で最も権威のある漫画賞のひとつであるアイズナー賞を2部門同時受賞する日本人初の快挙を成し遂げるなど、日本国内だけでなく海外でも高い評価を得ている。 そんな伊藤潤二の傑作ホラーが2023年にNetflixシリーズとしてアニメ化。数多の作品から「狂気」「狂人」をコンセプトに選定した「富江・写真」「四重壁の部屋」「首吊り気球」「侵入者」など珠玉の20タイトルがアニメとなる。Netflix配信だからこそのホラーを追求した映像を楽しみにして欲しい。

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鬼舞い信者と思われる者が「ヴィンランド・サガ」の評価を下げるという蛮行に?

●「あにこれ」も鬼舞い!

「鬼舞い」熱狂的信者!?の目的は不明ですが・・・

「ヴィンランド・サガ」の評価を下げるだけでなく
他の作品も評価を下げに来る恐れがあります。

本事件の概要
3/18~3/19にかけて「鑑賞状況:観終わった」という
本文無し点数評価のみの複数アカウント群が現れ「ヴィンランド・サガ」他
複数の作品を低評価にし、「リコリコ」は満点評価にするという共通の手口が
確認される。

「リコリコ」高評価は偽装工作の疑いがあり、今期作品を「鑑賞状況:観終わった」とする
点からして「鬼舞い」を高評価により点数操作した不審なアカウント群と一致するところあり。

「鬼舞い」と「ヴィンランド・サガ」の点数操作の疑惑について不明点は多いものの
全く無関係とも言い切らないところあり。

謎の複アカについてはその意図は未だ不明確で予断を許さないところ大いにありますので
この動向に注視しつつも静観を保つのが賢明と言えるのかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

首吊り風船は実写のがいいかもなー<49>

3話まで視聴
というか、首吊り風船まで。
知ってる話をこのクォリティで見返すのは視聴体験が悪く、ABパートで1話だと尺余りで間延び感。


年月の経過がアレなのよ<49>
1話視聴。
伊藤潤二の作品って代表作のうずまきやギョが全3巻だったり2巻だったりで、同じ作品で1クール分の分量ないのよね。
そのせいかまたあれやこれやを集めて、今知ったけど前やってたやつの実質2期なんやね。
前のとおなじくハイクォリティでもないし、さらに5年経ってると今更感もでてるなぁ、代表作の前の短編は玉石混交だし。実際1話目が石の方だしなぁ。
と、関心は薄め。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

気持ちの悪い話

1話から気持ち悪さ全開でめちゃくちゃ面白かったです。
マンガ沼で話してたエピソードもしっかりアニメ化されていて見応えありました。
有名な気球の話も良かったです。

かなり気持ち悪い話ばかりなので寝る前とかに観ない方がいいです。夢に出ます。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

68.2 118 2023年度アニメランキング118位
ひきこまり吸血姫の悶々(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (174)
634人が棚に入れました
ムルナイト帝国の名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢、テラコマリ・ガンデスブラッド。 吸血鬼なのに血が飲めないコマリは、魔法が使えない、運動ができない、背が伸びないという三重苦に悩まされ、3年間の引きこもり生活を送っていた。 しかし、ある日親バカの父がとんでもない就職先を見つけてくる。その名も『七紅天大将軍』! それは本来帝国の猛者しかなれず、3ヶ月に一度のペースで他国に戦争を仕掛け勝利しなければならない超ハードな役職。さらに部下たちは元犯罪者ばかりで将軍に就任したコマリに対して下剋上を狙う気満々......。 絶対に断りたいけど、皇帝直々の任命なので辞めることすら許されない。 本当の実力がバレたら即破滅なこの状況......それでもコマリはハッタリと可愛さを武器に己の任務を遂行する!  「私がこれから為すことはな、単純極まりない覇業だ! すなわち、テラコマリ・ガンデスブラッドは――他の5カ国の大将軍を武力で全員ブチ殺し、ムルナイトの国威を全世界に喧伝してやるのだ!」 最強(!?)吸血姫による歴史に残る快進撃がここに始まる!

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

12話最終回感想。こまりん引きこもりたいエンド!

ア〇〇、ア〇〇〇で確認済み。

アニメ観る前にマンガ1巻読んでつまらないとか思ってた。

肌色率が…w
ただあの程度なら深夜帯アニメならふつうに流せそうなのだが。
何がと言われたらあの部分が…としか言えない。気になる人は↑

キャラデザはすごい好み。
とにかく女の子が可愛い癒される。そしてエロい!
ストーリーもただの戦争では無かった!のも良い。

アレだけそんな事言ったらそれはそうなるよねw
そしてアレな目にホントに遭わせることが可能なのか?は気になった。

さて一体幾つの下剋上が起きてしまうのか!?

視聴継続。

4話までの感想。
3話は鬱回。まあ死に戻りあるから色々出来ると思ったら…。
最初の方はギャグみたいな展開で死に戻りしてたからこの落差はキツイ人はキツイと思う。
鬼滅とか観れる人なら大丈夫だとは思うけど、その過程がね。
4話はスッキリ回とも言える…けど最後の方だからなぁ。
そういう理由なら仕方ないね。コレ以外に方法があるとは思えないし。
まさか言ってた事があながち間違いでは無かったとはw

ホント4話は良かった!
ここまでが一区切りっぽいので、これから観たいと思ってる人はここまで観て判断かな?

5話感想。
感想前に一言。ヴィルって名前を聞くとヴィル爺思い出すんだがw

前回よりかは見えてはいないが相変わらず光が無い…。
そして相変わらず愛?と嫉妬が凄まじいw歪んでないかこれw
…まあ分からなくはないがw

父親と7紅天の1人を殺したテロリストを探す事になる。
最初に出て来た人物が怪しく見えるのはいつものやつ。
一緒に行動する事になった人物がまあ怪しい。
顔が見えてたしね。犯人は本当にこの人物なのか!?
褒美がそれで良いのか…。大丈夫かコイツらw
果たしてこまりんは犯人をコロ…捕まえる事が出来るのだろうか?

7話までの感想。
どこかの感想欄では色んな人にヤバい人物扱いされてた。
サクナのアレはアイドルオタのやってる事とそこまで違わないと思う。

個人的にヤバい人物と言えるのはストーカーしたり、部屋にカメラを仕掛けてたり、私物(主に履いてた下着とか髪の毛とか)をコレクションしてたり、私のものにならないなら殺す、一緒に死のう?とかみたいな感じかな。あの子の能力考えると他にも考えられるのがいくつかある。
今後こんな展開あるのかな?
戦争が始まるが相変わらず最弱なので逃げ回る展開なのだが…気が付けば戦場が吹き飛んでいた()
最初に死んだのはあの子なのかな?
そして一体何をするつもりなのかが気になる。

8話感想。
私のママになってよ…。
何も着てない所為で分かりやすいが白過ぎて見えないだと!?

元々歪んでたんじゃなくて後から歪まされたタイプだね今のところ。
能力が能力だから狙われた、ただそれだけ。そこに姉こまりんが巻き込まれた。
間違いなく言えるのはこの子は何も悪くないね。

アステリズムの廻天だと!?厨二心をくすぐられるワードだ…。必殺アステリズムの廻天!
サクニャン真の力解放!!相手を追い詰めるが…。
こまりん覚醒第二弾!相手はもう死んでいる!?
その時の状況に左右される感じか?
…なんでこの子ここにいるんだろう…。どうやって見つけたのw

コレで敵さんに本格的に知られちゃったね。
というか敵さん今回のもだけど何を考えてるんだろうね?

そして最後は…ヤサイセイカツ…!!

9話感想。
水着だからこそ気になってしまうのが水着と体のラインとか色々。

個人的にはエロさが足りないと思ってしまった。特にサクナの。
それでも3人とも水着可愛いエロい、やけにこまりんヴィルの水着のオシリ部分のシワに力入れてるなwとかサクナの血を吸うシーンもエロいとか思ったよw

いくつか気になったのが…。
サクナの後ろ姿の足部分、オシリ(食い込みタイプの水着の可能性もあるから問題無いか?)
胸は良いが前から見た足部分。全体的に可愛さもエロさも感じなかった。
ヴィルの水着上部分が外れるいつものやつなのだけど…無表情で仁王立ちしてたよw

ヴィルとこまりんのコショコショシーンで、こまりんの首紐が消えてたのには笑ったw
そして個人的にちょっと気になったのがヴィルの首紐が大きいリボン型だったのが。
アレはそういう水着で良いのかな?

2人新キャラ登場。接触理由はおそらく前回のこまりんの力を見てだと思うが。
1人目は昔こまりんと会っていて元々力の事を知ってそう。
後ろに黒幕的な人物が。
2人目は見る感じこまりんと似た事情がある感がw
2人からそれぞれ協力を申し込まれるが…。
世界征服と世界平和w

11話感想。
こまりんオムライスで迷う!

前話はキリンが首を回して建物破壊しか書く事がなかったが今回は!
「こまりさんには〇〇〇」を付けてるんです!普段から付けているだと!?
…果たしてヴィルは知っているのだろうか?

話しがシリアスなのに緊張感が無いこまりん!
人為的に烈核解放を獲得する為の人体実験をしている可能性ありと言う話しをしているのだが…

「き〇〇オムライスも良いがハ〇〇〇グオムライスも捨てがたい。」
「決めた!〇の〇オムライスとシ〇〇〇ドオムライスだ!」
2つも食うんかい!

なんと!オムライスで頭がいっぱいで話しを全く聞いていなかった!
アホ毛ぴょこぴょこ可愛い。
サクナも大概だがこのピンクっ子も大丈夫なのか?色んな意味でwおんw…寝てる子も。

「もう朝ですか!?すまないが注文を頼む!」うーんカオス!ダメだコイツら…。

うーん、やはりこの男の顔は気持ち悪かったね!男だけを殺す毒ガス!を男に投げるヴィル!
こまりん大ピンチ!顔が可愛いから◯にしてやるぜ!
助けが来るが助けに来た人達がその後ボロボロに。
そこに誰かが確かにいたんだね…。サクナがすでに◯ていた…。ヒェッ…!

サクナに抱き付くこまりん!ヨダレを垂らすメイド!グヘヘw
なるほどこの子から情報が漏れてたのか。ただ気持ち的には…。
何故か〇〇〇〇だったサクナが来る!?あの場にいた全員かコレ…。
アレは幻覚でも見せられたのか?
そして舐めてピンクっ子覚醒!?この子の血どうなってるんだろう?次回で分かるか。

果たしてこまりん烈核解放孤紅の恤はあるのか!?次回楽しみだなぁ。

12話最終回感想。
ピンクっ子裂核解放!渾身の右ストレート!良いの入ったなぁw
人間のクズ扱いする妹ちゃんw
こまりんの初めては私がいただいた!ヴィルとサクナの反応が分かりやすくて良いね!
私はお姉ちゃんよ!来たー!裂核解放!バターみたいに切れる地面w

こまりん!こまりん!こまりんウォォォォォ!!こまりんブーム到来!

この人達は相変わらずだけど一応助けたこの人はどう思ってるんだろうか?
サルが大量召喚された!
この子は楽しそうだねw

剣を大量召喚するこまりん!裂核解放!解凍金剛?〇〇〇化!…グサッ!なんだと!?
ホント容赦がないw真っ二つでいいのかなw

卑怯とか今更だよなぁ。アレ観てたはずだよね?何で今更驚いてるの?
それとも体験しないと分からない人?
一方的な暴力とはまさにこの事。

月冬姫かな?
毎回抱きついてるなぁwまあ飛べないもんねw前もだったけど移動速度やば過ぎじゃね?
そしてオーバーキル!相手は死んだ…ついでに街もw

おひいさまに怒られる!なるほどね、コレの為に動いてると。なんか思ってたのと違う感じ?
まあ力って使い方、使い手次第だもんね。
ああこの人が例の。怒られた理由も納得。めでたしめでたし。

閣下からの頭なでなで券を巡って味方同士でも殺し合い!
「お喜び下さい。敵がドン引きしております」
どうしてこうなった!
血みどろピンク参上!私の〇〇になってよ…。

髪の毛が口に入ってるのエロい!
〇〇〇「羨ましい…全身を雑巾のように捻って〇〇〇様の血を吸い出してやる…。」
怖w怖いよ〇〇〇!
〇〇〇「この人を殺せば〇〇〇さんの血を飲んだ人がこの世にいなくなる…。」
目がイッテルんですが…。
うんカオス!

こまりんはおもちゃwキンキラキン!で終了!
月月火水木金金!〇〇〇「醤油煎餅あげますから。」〇〇〇〇「わーい!」

こまりんパンチ!相手は死ぬ!

うん!いい終わり方!マンガ1巻読んだ時は面白くないと思ってすいません!
面白かったです!

終わり。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

雑というよりは大味な印象。

休日に某アベマなTVで一気をやっていたので視聴。

途中うとうとしてしまったが、2連発だったので、何とか補完の上、ひととおり観終わりました。

物語は設定がだいぶクセがある感じ。
死が死ではなく蘇生できる環境下で、さらに本当の死に至るケースがあるという・・・。
どこかの死に戻りのアニメの様な斬新なアイデアなどでない場合は、安易に死を復活できるものとして扱うアニメはあまり得意ではないので、少し違和感を持ちながらの視聴でした。

あと、戦争ばっかしているので殺伐とした感は少しありますねw。
全体的に、一昔前のソッチ系のゲームの様な雰囲気がります。
‛80~‛90年代くらいにこういった設定で、こういったキャラ絵のキャラを使って国盗りのシミレーションゲームなんかあったら当たったかもね。
というか、実際に少し叡智な方向を許容すればそういった作品はいっぱいありました。
何で知っているかって?そこは聞かないのがマナーってもんでしょうw。


と、言うくらいなので各キャラクタの絵、造形はそこそこテンプレにのっとってよく出来ていると思います。
野郎キャラや動物顔のキャラなんかはちょっとアレですが。


コメディ要素が結構含まれているので、一服の清涼剤的な部分もありますが、やはり全体的に大味感が強いです。
いろいろな要素要素でふり幅が大きく取ってあるのですが、その間が埋まっていなくってスッカスカに感じられる部分があります。
たいそうな役職や閣下、七紅天、神具などの厨二的なワードや設定が飛び交っている割には、それほど重きを置いているとも思えません。


キャラクタのわちゃわちゃ感はメンツがそろってくるとだいぶ出てくるので、そちらの方面で楽しみを見つけられれば、何とかなるかもしれません。
最終盤では、少し粋な感じというか、キャラクタ同士のつながりを感じさせる部分もあって、ちょっと、おっ!?とも思ったのですが、少し弱かった印象です。


私自身としては、キャラクタに気に入った面は多数あったのですが、なぜかしっくりこないなぁ、と思いながらの視聴でした。
もう少し角が取れて、まとまり感を感じられるようになるとだいぶ違うのではないかなぁ、との所感です。
この部分は、大きく私個人の感覚に依存するものでしょうけど。


なんか、本当に惜しかった方な印象でした。
見れない訳ではないんですけど・・・。
これって、続編とかありますかねぇ、正直微妙なのかもしれませんが、タレントがそろっているのと、主要キャラの容姿が頑張っているので、うまくやればワンチャンある気もするんですよねぇ。

もし・・・、もし次回があれば、それはそれで期待していてみたいとは思えました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

Digenesis

最近のトレンド?な勘違いもの。
萌え作画のクオリティは高め。

01
なんか勘違いもの多いっすね。

勘違いモノのお約束のシーンを雑に切り貼りしてるだけでガバガバというよりすでに破綻してる。そういう整合性とか気にする無い作品ではないのは明らかなのでそこは減点対象ではないでしょう。ジェネリック釘宮というか後継者扱いでしょうか。声優界はしっかり世代交代が進んでるようです。

キャッキャウフフというよりも生々しいというか下品というか直接的に物理的にイチャイチャさせるだけで百合と呼ぶと百合厨は機微が無いとキレそうではある。豚アニメの好きなシーンをコピペしただけっぽい感じ。

萌えアニメに少しシリアスが入っただけで疎外感を感じるお気持ちが溢れる昨今に合わせたアレンジにクリエイター側の心労が垣間見える。敵は動物。殺しても死なない。これでピュアピュアイノセントボーイでもシリアスに傷つかずに豚アニメが楽しめるという親切設計な最新時代のおもてなしアニメ。どうでもいいところは紙芝居にしといてキメのシーンだけはヌルヌルと激しく動く良品質な作画。塗りもしっかりカラフルな色彩。色味が薄いとキャラの魅力も薄いと言われるのでしっかりと刺激を感じる濃ゆい配色でバッチリ。ウリの部分をしっかり強調したコスト管理は素直に賞賛されてしかるべき。オス作画に割くリソースは最低限で良い。美少女が右往左往して慌てふためいてはうろたえては泣き喚くさまをしっかりと尺を割いて演出。ハードコアな可哀想ポルノに飽きたか、あるいはあまり可哀想だと感情移入して辛くなってしまうHSP的な繊細さんがライトに美少女の弱さを楽しめるというのがコンセプトかな。メイドもいつものテンプレと比較してもあまり口も悪くないしゲスでもないライトバーション。軽めのやつでお願いという要望にはしっかりと応えられる良好なクオリティだと思います。動くべきときにはほんとによく動く。残念ながら自分の感性では楽しめる作品ではなかったのですが、スタジオは実にいい仕事をしてると思います。作品のコンセプトが明確に理解されてる印象でやるべきことをしっかりやっているという意味ではかなりの良作。しっかりと原作愛を感じられるグレイトワーク。

お好きな人にはクオリティも高くていい作品だと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

68.2 118 2023年度アニメランキング118位
魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (79)
411人が棚に入れました
すべてではない。けれど、エリアスを、自分を受け入れることができたチセ。 カルタフィルスがひとときの眠りにつき、日常を取り戻した彼女の元に届いたのは、魔術師たちの相互扶助組織『学院』への招待状だった――。 大英図書館の地下……今までとは違う魔術師達の社会。”人”との出会いと交わりが、新たな扉を開いてゆく。 これは、私(あなた)を救う為の物語。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ミステリと言う勿れ

「真実は人の数だけある」
これは“事実と真実”の物語であり、人造精霊アルキュオネの言葉を借りるなら、“記録と記憶”が織りなす綾というべきか。
変えることのできない“事実”に対する感じ方は人それぞれである。
そしてそれこそが“真実”とよばれるものであり、決して“整う”ことのない永遠の問題であると。

かつてヨセフはチセに問うた。
「お前がお前を犠牲にして得ようとしたものと
僕が欲しいものと何が違うと言うんだ」と。

奇しくも、カルタフィスを介して“母の呪い”と対峙したチセが得た答えはシンプルなものであった。
それは、大切な人のために何ができるかを考えることであり、心から望むこと。

しかし今回…、対決の最中に見せたチセの笑い顔が怖かった。
古井戸の底で語られるチセとヨセフの問答に心を揺さぶられた。
「仕方がないと思っちゃった」という言葉が耳に残る。
漠然とした不安の中で自問してゆく姿が誠に印象的であった。

それでも、自由を希求し、生きたいと思う心に、呪いを祝福に昇華する力が宿るというメッセージが心強い。

そして何より嬉しいクリスマスプレゼントが…。
そう、銀の君の笑顔はプライスレス。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

作品に置いていかれた感じ

原作は読んでいない

第1クールから続いた物語に決着がついたのは良かった

{netabare}しかし、魔法などの物語の舞台設定がよくわからないうえ、イギリスの旧き神とか言われてもなじみがなくて誰かわからない

加えて、どうしてフィロメラをそこまで気に掛けるのかというチセの行動原理や心情がよくわからなかった

そういういろいろが重なって、物語にあまり関心が持てず、ものすごく遠いところで起きている話を見ているような、作品に置いて行かれたような感じがした

原作のマンガでは、モノローグやナレーションなどで補足の説明があるのかもしれないが…

物語の内容面を見ても、この第2クールはフィロメラの救済を通じてチセとフィロメラが成長するというような話だと思うが、魔法だったり魔術だったりが物語の根幹というわけではないので、本作品の舞台設定だったりが活かされた感じはあまりしなかった。
なにより、2クールもかけてやるほどの内容ではないんじゃなかろうかと思った
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2クール目となり雰囲気に慣れてきました

知り合いが今期アニメで話題作の葬送のフリーレンをお話が渋いねと評していたが、本作は渋さを通り越して苦味を感じるぐらい暗さと静寂さがありつつもほんの少しの甘味でバランスが保たれているように個人的に感じました。

登場人物が多く、学園内を舞台という事で群像劇が展開され、初見だと誰が主人公なのか?というレベルなんじゃないかなと。それはチセに存在感が欠けているというわけじゃなくて、しっかり等身大で描きつつ、他の登場人物もなるべく公平に描いているからなんだと思う。

ストーリーは葬送のフリーレンのように淡々と進みつつも、時に深刻でありつつ、合間に適度にキャラをデフォルメさせて緊張を緩和させたりと、その使い分けが上手い。

魔法使いの学園といえば、やはりハリーポッターのホグワーツのイメージが強いですが、あっちが動なら本作は静て感じで個人的には後者の方が世界観的に好きかな。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

68.2 118 2023年度アニメランキング118位
もののがたり 第二章(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (96)
310人が棚に入れました
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー 塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。 塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。 千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。 過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。 祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。 人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【最終】2期は始めからアクセル全開でかなり面白かったが・・・そこで終わっちゃうのか。

【レビューNo.83】((最終レビュー)初回登録:2023/9/19)
コミック原作で2023年作品。全12話。
1期のレビューを書いたので、2期も継続して書いてみようかなっと。

(ストーリー)
憎しみをもって付喪神と対峙する兵馬の考えを改めさせるために、付喪神と共棲
している京都・長月家にお世話になることになった兵馬。
そこでぼたんや付喪神との共同生活や共闘を経て、次第に兵馬は考えを改め成長
を見せていく。
しかしその裏では、兵馬の兄・姉の仇である唐傘の付喪神が、ぼたんを狙って動
き始めたのだった。

(評 価)
1期であまり進捗の見られなかった
・ぼたんとの恋愛模様
・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
・兵馬の人間としての成長 (後半伸び悩み)
が2期でどの程度進むに注目ですかね。

・第1話:冒頭で「2人の恋物語」とはっきりいっちゃったよwww
 {netabare}・ぼたんとの恋愛模様
  ・冒頭のナレーションで
   「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
   ってぶっ込んできたのは驚きでした!!
   ってことは、それなりに恋愛をガッツリやるってことだよね?!
   こんなこといっちゃって大丈夫なんでしょうか。
  ・今回を観る限り、周りは2人をくっつけようという動きが見られ、1期に
   比べそういう方向性は色濃く出てましたが、肝心の2人は色気なしですねw
   まあ、冒頭の言葉がどれだけのものか今後に期待ですね。
 ・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
  ・今回は回想がメインですが、「唐傘の付喪神」のバックには、術師のような
   存在がついている描写がされていた。
   (兵馬の兄・姉はその者が張った「術返しの陣」に誘いこまれた模様)
  ・そして今回のラストには唐傘をさし、兵馬を見つめる不気味な女の姿が・・・
   正直前半は退屈な感じだったので、今後の進展が期待できそうないい引き
   だったのでは。第1話としては悪くないです。
 ・兵馬の人間としての成長
  ・今回、「雅楽寮」という京都三大付喪神の一角が登場。祭りの最中に現れた
   付喪神を鮮やかに封殺しました。それに対し兵馬はその実力を評価し、礼を
   述べるなど、付喪神との付き合い方を心得てきた模様。
   (「付喪神=憎むべき存在」は大分改善された模様)
   この「雅楽寮」は暫く京都に留まるようで、今後の絡みも楽しみです。
  ・そして兵馬は京都塞眼「門守家」に出稽古するなど、周りとも上手くやって
   いる描写が見られました。
   こちらの方は少し大人になったのかなって感じですかね。

 冒頭は兵馬の来る前の前日譚のドタバタ劇を見せられるなど、不安がよぎりま
 したが、後半盛り返し第1話としては悪くなかったかなっと。
 しかし作画が1期に比べ、かなり劣化している気が・・・
 ぼたんの可愛さが半減しているし、京都の大祭りのはずがめっちゃチープな感
 じでこの先大丈夫かって感じですね。
 今回あの2人の恋愛がどう進んでいくのかは、楽しみになりそうですね。{/netabare}

・第2話:これは納得!→作品の核心に触れた重要回
 {netabare}>「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
 どれほどのものかと思いましたが、結構ガチできてますねw
 ・前半パートから恋愛街道まっしぐら。
  ・まず「兵馬×鏡」で「デート指南」&「ぼたんへの想いリサーチ」
   修行三昧でデートのことなどまるで分かってない兵馬に、鏡がショッピング
   ・食事・ボーリングといった疑似デート体験でレクチャー。
   そして兵馬のぼたんへの想いを探っていきます。
  ・そして次は街中で「兵馬×夏希、恵(ぼたんの親友)」が遭遇。
   そのまま2人は兵馬をゲット!!
   「遠い親戚」ということになっている兵馬とぼたんのことを、ぐいぐいと追
   及していきますw

 ・しかし、本番は後半の「長月代表(羽織、匣)×雅楽寮」の会談でした。
  ここで「雅楽寮」が「兵馬×ぼたん」の結婚の真の狙いを推理します。
  → ぼたんに宿る「稀人」を封じるため。
    ・以前、人間不信から「稀人」が一時的に顕在化「現人神」となった。
    ・人間を愛することで「稀人」を眠らせ続けることができるのでは?!
  ここに来て、ようやく「結婚」と「妖モノ」が繋がりました!!
  これがこの作品の核心のようで「2人の恋物語」は単なる作品の彩ではなく、
  重要な意味を持っていたようです。
  そして長月家の付喪神達は「婚礼調度の付喪神」!!
  なるほどこれは納得です。
 ・そして兵馬の評価は、「雅楽寮」曰く
  ・障害を乗り越えられる塞眼の力
  ・ぼたんの秘密を知っても偏見を持たない度量
  ・成し遂げるための強い意志を持ち合わせている
  超優良物件のお墨付きじゃねーかwww

 ・最後に「雅楽寮」が京都に戻ってきた理由
  → 新たなる「指定付喪神」の捜査
    「そやつは唐傘をさしておる」
  1話に続き、今度はぼたんを見つめる不気味な女の姿が・・・
   
 1期後半は仕込み的なところがあり、なかなか話は進みませんでしたが、2期に
 入ってアクセル全開!!観ていて非常に面白いです。
 こういうのを観るとやっぱり「連続2クール」でやって欲しいとつくづく思い
 ますね。
 作品の核心に触れ「2人の恋物語」からますます目が離せなくなりましたし、
 「指定付喪神」もめっちゃ気になる、これは予想以上の作品となるかも。{/netabare}

・第3話:まだ3話なのにこんなの飛ばして大丈夫?!(褒め言葉)
 {netabare}・Aパートは「百人一首同好会」の暗躍w
  ・ばたんと親友の夏希、恵が所属するのが大学の百人一首同好会。
   「男手がいる」と兵馬を呼び出すと、ぼたんを授業に出席させ、その間に
   同好会員全員で兵馬に迫ります。
   兵馬には逃げられましたが、「あの2人をくっつけるぞ!!」と結束を固
   める彼女たちwww
  ・グダグダ感は拭えなかったですが、兵馬とぼたんの2人のシーンを描いて
   も「業務連絡」みたいな会話しかしそうにないので、周りから恋愛感を
   盛り上げていくという描き方は、作品としては正解かなと感じましたね。
   まあ本当に「2人のため」なのか「野次馬根性」なのか微妙なところもあ
   りますが、今後の彼女たちの奮闘に期待w

 ・Bパートではついに唐傘の付喪神が牙をむきます。
  ・ばたんと夏希、恵を自らの結界に閉じ込めると、ぼたんを調べ、内に宿す
   「稀人」を覚醒させるために、夏希、恵に危害を加えようとします。
  ・そこへ結界を破り兵馬が参上!!一緒にきた「雅楽寮」の吹枝に彼女たち
   の護りを任せると、兵馬は臨戦態勢に・・・
  ・唐傘の付喪神曰く「私たちが必ずあなたを解き放ってあげます・・・主様」
   ということで
   ・唐傘の付喪神陣営は複数人いる模様
   ・そしてぼたんに宿る「稀人」は、彼らにとって王的な重要な存在
   そういえば1期で「大具足・挂」が「唐傘の付喪神が動きだした原因は、
   ぼたんにある」と言ってたな。
 
 Aパートで、1期の兵馬の言葉「自分はぼたんを守り通す」に対するほたんの返答
 が「『守る』はどこから来たのさー?!」と混乱をみせた様が描かれてました。
 そこにきて、Bパートのこの流れ!これでぼたんは「守る」の意味を理解したで
 しょう。
 → これ、ぼたんに一気に恋愛フラグが立ちそうやん!!
 まだ3話なのにこんなに飛ばして大丈夫か?!って位面白いなw
 ただ折角の兵馬登場のシーンの作画がちょっと・・・見せ場だけにもう一頑張り
 して欲しかった。
 そこだけは惜しかったが、ここまで予想以上の展開で今後も楽しみです。{/netabare}

・第4話:思った以上にいろいろと構想が練られている
 {netabare}・前回唐傘の付喪神の結界を破り、ぼたんたちを助けに入った兵馬。
  ここに匣以外の長月家・付喪神と雅楽寮も集結し、大立ち回りを繰り広げた
  末、どうにか女の唐傘の付喪神の封印には成功した模様。
  (この唐傘は雅楽寮預かりに)
 ・しかし唐傘の付喪神の真の狙いは、長月家で一人留守を預かる匣だった。
  匣は普段から
  ・屋敷への結界
  ・ぼたんの心身への結界(彼女に宿る「稀人」が表に出ないよう)
  とまさに「守りの要」だったのだ!
 ・とりあえず京都塞眼「門守家」の元に身を寄せることになった長月家一同。
  ・匣はとりあえず無事な模様
   ・死の直前に自らの魂を器に封じ込めた(疑似封印状態)
   ・その器も破損しているが、その器を修復すればまた復活できるがそれが
    いつになるかは不明。
  ・今までは匣の結界のおかげで比較的自由を与えられていたぼたんですが、
   匣がいない今、それなりに「制限」と「干渉」が激しくなる模様
   
 >これ、ぼたんに一気に恋愛フラグが立ちそうやん!!
 前回お気楽にこう書いていましたが、それどころじゃなくなりましたね。
 (現在ぼたんは気を失い、門守家で療養中)
 ・唐傘の付喪神の挑発に乗り、守ることよりも唐傘の付喪神を倒すことしか考
  えられなくなっていたことを省みる兵馬
 ・「制限」は受け入れるが「干渉」は内容次第では、と異を唱える長月家・付
   喪神
   → そちらの出方次第では敵に回ることもあると釘を刺してきた門守家
 いやー恋愛模様だけでなく「妖」も方もしっかり話に深みが出てきて、予想を
 上回る展開になってきました!!
 そして上述の通り落ち込む兵馬に「そんなことはない!」と自分を守ってくれ
 たことをきちんと理解しているぼたん。目が覚めると兵馬に対する思いに変化
 が出てくるのかこちらも楽しみです。{/netabare}

・第5話:兵馬の成長を改めて振り返る、今回も良回
 {netabare}>・ぼたんとの恋愛模様
 >・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
 >・兵馬の人間としての成長 (後半伸び悩み)
 2期開始時に挙げた見所で、上述2つは結構描写が多かったですが、今回
 はここまでの兵馬の成長を振り返るという感じでしたね。
 ・兵馬自身は唐傘の付喪神の挑発に乗り、自分を見失ったことを反省して
  いましたが、周りの評価は
  ・今までなら唐傘の付喪神を倒すことに気を取られ、一も二もなく飛び
   出したところを、きちんとぼたんの安全を最優先に行動していた。
  ・そして力をつけたい理由も憎しみ(付喪神を封殺)から、愛する者を
   守るために変化してきている。
  京都に来て、着実に変わってきていると好意的に見ているようです。
 ・そのこともあり兵馬の父は、
  ・今まで憎しみを忘れないように、亡き兄と姉の「引手」で戦っていた。
   → 今こそ本来の力を引き出すために、自分の「引手」を使う時では?
  とアドバイス。
  兵馬も自分と向き合う覚悟をして、自分の「引手」を封印を解きます。
  ブランクが長すぎたため、使いこなせるようになるまで時間が必要なよう
  ですが、パワーアップした兵馬が見られるのか今後が楽しみです。

 >匣がいない今、それなりに「制限」と「干渉」が激しくなる模様
  ・ぼたんについては京都塞眼「門守家」に軟禁状態(大学も暫く休学)
  ・「婚礼調度の付喪神」については「八衢家」からの呼び出し
  ここで塞眼界について少し語られます。
  ・御三家を頂点にした組織体制の模様
   ・岐家 → 管理下に「婚礼調度の付喪神」
   ・辻家 → 管理下に「大具足の付喪神」
   ・八衢家 → 管理下に「雅楽寮の付喪神」
  という構図になっているようです。
  ぼたんを置いて呼び出しに応じることに難色を示していた「婚礼調度の付
  喪神」達でしたが、「八衢家」が「雅楽寮」を護衛によこしたことで渋々
  呼び出しに応じることに。
  ぼたんについてはその特殊な存在ゆえ表向きの「危険」という以外にも、
  御三家の思惑なんかも絡んできそうで「八衢家」のことがどの位描かれる
  のか今後に注目ですね。

 >目が覚めると兵馬に対する思いに変化が出てくるのか
  目覚め後のぼたんと兵馬のコンタクトもありました!
  さすがに「即落ち」とはいきませんでしたが、ぼたんの根深い問題「人間
  不信」については、明らかに以前より兵馬に心を許したとみれる描写がな
  され、今後の進展を期待させる良い流れだったと思います。

 ここまでアクセル全開だっただけに、一休み的なところもありましたが、
 ・兵馬のここまでの成長と今後の進む道。
 ・ぼたんをとりまく複雑な環境。
 といったものを再整理して、しっかり本作の世界観を提示した良回だったと
 思います。{/netabare}

・第6話:いいと思うのだが、イマイチ人気ないのかな
 {netabare}・今のお前はぼたんを託すに値する存在か?
  拳で語り合う「薙×兵馬」。
  演出としては古いですが、2人のキャラを活かしたいいシーンでした。
 ・「ここまでロック魂を持っていたとはなあ」
  一方「門守家」での軟禁生活が始まったぼたん。その特殊さゆえに周りか
  ら「異端の者」という厳しい目を向けられるわけですが・・・
  自らお手伝いを志願等積極的に交わりをもつぼたん。
  その思い切った行動力に「雅楽寮」も大絶賛!!
  ・単にぼたんの成長を描いただけでなく
  ・その踏み出す勇気をくれたのが「兵馬の生き様」
   → ぼたんの中で「兵馬の存在がどんどん大きくなっていく」という心
     の変化にまで触れたこちらも◎

 2期はどの回もよく出来ていて、本当に面白いんだけどなあ。
 イマイチ人気ない感じなんだよな。
 ・全体に古臭さがあり、主人公の武器も引手とか地味で映像映えしない?!
 ・やっぱ作画にもうひと踏ん張りほしい。
 まあ私自身も2期始まった時は、そんなに期待してなかったですしね。
 ここまで化けるとは思ってなかったなあ。何だかんだいいつつ今期一番楽し
 みにしている作品かも。
 で、5,6話で兵馬やぼたんの成長等を描きつつも、ラストは「八衢家」の呼
 び出しに応じ東京へ向か合っている「婚礼調度の付喪神」を襲撃する「唐傘
 の付喪神」が・・・
 またこの機にぼたんを狙う輩も出没しているようで、次週はまた激しい展開
 となりそうな感じですね。{/netabare}

・第7話:これはロックな生き方なのか?!
 {netabare}5,6話は兵馬やぼたんの人物描写メインでしたが、物語が動き出しましたね。
 ・「八衢家」の呼び出しに応じ東京へ向か合っている「婚礼調度の付喪神」
  を襲撃する「唐傘の付喪神」。
  「唐傘の付喪神」はこちらに3人と全部で4人いる模様。
  強力な結界内に「婚礼調度の付喪神」と封じると、彼らは身動きできない
  模様。
 ・京都では野良の付喪神が大量発生で、「門守家」の塞眼達はその対応に追
  われ、そのため「門守家」本部は手薄になります。
 ・その隙をついて、ぼたん強奪を狙い敵の本隊が・・・
  その首謀者は「雅楽寮」だった!!
  で、「雅楽寮」に以前封印された女の「唐傘の付喪神」も復活しており、
  ここに合流とまさに絶対絶命のピンチ!!
  (「雅楽寮」とは最初からグルだった)
 
 ・首謀者の「雅楽寮」は、
  「ぼたんを大人しく引き渡せば、事を構えるつもりはない。」
  と交渉を持ちかけますが、兵馬も「門守家当主」も他の塞眼達も「No!!」
  と、ぼたんのために戦う姿勢をみせる展開が熱いです!!
  特に「門守家当主」の大樹は、普段は狸親父で油断ならない存在ですが
  ・ぼたんは「人間」である以上「人外の脅威」から守る義務がある。
  ・このような手段を取る輩にぼたんを悪用される恐れがある。
  「ぼたんを守ることは、門守家の総意である」とピシャリと言い放ちます。
  「さっくん」という謎の(京都塞眼)マスコットグッズで一山当てようと
  ズレたところも、これで許しますw

 ・で、首謀者が「雅楽寮」ということは、黒幕は「八衢家」でしょうか。
  ・ぼたんについては塞眼界でも見解が分かれており、排除や悪用目的等で
   暗躍するのは理解できる。
  ・でも「唐傘の付喪神」と手を組むってどういうこと?!
   → ここについてどう説明をつけるのか?
  ちょっとこの点が引っ掛かりますね。
  (まあ「部下が勝手に暴走した」というトカゲの尻尾切りで煙に巻かれる
   可能性もありますが)
  またこの関係はいつからというものあり、1話で書いた
  >「唐傘の付喪神」のバックには、術師のような存在がついている描写
  >(兵馬の兄・姉はその者が張った「術返しの陣」に誘いこまれた模様)
  実はこの頃からズブズブの関係だったとかなら、中々の外道っぷりで逆
  に清々しい感じもしますがwww
  ただ尺の都合もあり「八衢家」についてはどの位明かされるか、ちょっと
  不透明な部分もありますね。

 「雅楽寮」のまさかの裏切りで、事態は大きく動きましたね。
  ・所詮はご主人さまの「犬」で、こんなのロックな生き方じゃない!!
  ・私情を捨て、大義(?)のためにプロの仕事に徹するのがロックな生き方。
 今回は「門守家当主」の大樹が、一番ロック魂を見せつけたって感じでしょうかw{/netabare} 

・第8-9話:椿さん「ベルセルク」と化すも・・・
 {netabare}「雅楽寮」の策略で「門守家」の塞眼達も分断され、兵馬とぼたんは「雅楽寮」
 爪弾と「唐傘の付喪神」時雨に狙われ絶対絶命のピンチに・・・
 ・「ベルセルク」椿さん降臨
  ここに現れたのが「門守家の秘蔵っ子」椿さん。有事に際しいろいろ根回し
  してたようで、登場が遅れたようです。
  椿さんは「塞眼の責務」というより、己の快楽のために恍惚の表情を浮かべ
  ながら2匹の付喪神を圧倒していきます。
  この狂戦士(ベルセルク)ぶりがなかなかグッときます!

 ・「雅楽寮」の狙い
  爪弾よりぼたんを狙う目的が明かされる。
  ・「雅楽寮」の行動原理は「自分たちの音楽をより多くの者に聴かせたい」
   という衝動に基づく。
  ・ぼたんは現世と常世の境目に立つぼたんは、その両世界の扉を開ける「鍵」
   のような存在。
  ・この両世界を繋ぎ混沌状態を作り出し、より多くのギャラリ―が集まった
   中で自分たちの音楽を聴かせることが彼らの狙い。
   それがロックな生き様だと!!
  え―――――っ、これで納得しろと?!
  黒幕の「八衢家」(「婚礼調度の付喪神」を呼び出している時点で無関係で
  はないでしょう)の真の狙いを悟らせないフェイクの可能性もありますが、
  この大騒動の理由がコレだとすると、なんだかなあって感じですね(๑╯ﻌ╰๑)

 ・形勢逆転 → ぼたんの中の「稀人」が目覚めるのか?!
  椿さんの見事な狂いっぷりに戦況は有利かと思いきや、ここに他の「門守家」
  の塞眼達を倒してきた「雅楽寮」吹枝・鼓が合流、更に「婚礼調度の付喪神」
  を結界に閉じ込める任務を終えた3匹の「唐傘の付喪神」も登場と形勢は一気
  に逆転。ちなみに「唐傘の付喪神」4匹は
  → 凩・吹雪・天日・時雨とのこと。(この中に兵馬の仇がいる模様)
  わざと兵馬と椿を痛めつける様を見せることで、ぼたんの心に揺らぎを与え
  覚醒を促すという策略に、ついにぼたんの中の「稀人」が・・・

 ここ2話は戦闘シーンがメインでしたが、そんな中でも
 ・ぼたんの「(守り通すと言った)兵馬を信じる」絆の物語
 ・ついに「仇の付喪神」が現れても、我を忘れず「ぼたんを守る」ことに専念
  してる兵馬の成長
 等意外と細部もしっかりしていたのは高評価でしたね。
 ただ「雅楽寮」のよくわからん狙いは、どう受け止めたらいいんや?!
 それに門守家当主の大樹、お前も負けたんか・・・
 そして折角の見せ場の戦闘シーンの作画がやっぱり弱いんかなあ。
 
 この逆境からどんな逆転劇を描いていくのか、次回を刮目して待て!{/netabare}

・第10話:さあ役者はそろった!
 {netabare}・ぼたんの内に宿る「現人神」がついに覚醒
  その力は強力で、 
  ・付喪神たちは顔を上げることすらかなわず、跪いたまま動けない。
  ・大樹との一戦で傷ついた「雅楽寮」鼓を「見苦しいので廃棄」とあっ
   さりと葬る。
  ・「何かの目的で顕現させたらしいが、思い上がるな!私がどうあるか
    は私自身が決める」
   ぼたんの成長とともに「現人神」の人格も強く形成されているようで
   「雅楽寮」たちも制御できないようです(誤算だった)。
 ・「誰がこやつを止めらるものか・・・」
  その時立ち上がったのが、やはり兵馬!!「彼女を返してくれ。」
  そしてぼたんの心の声を聴くと、ついにぼたんを抱きしめます!!
  更に叫びます。「意地を見せてみろ!婚礼調度!!」
  ・疑似封印中だった匣が復活!
   → 彼の力で「現人神」を封印、ぼたんが帰ってくる。
  ・唐傘の封印から他の婚礼調度も脱出、ここに勢ぞろい。
 ・唐傘で顔を隠していましたが、付喪神の1匹「天日」の顔が晒される。
  → 兵馬の兄・隼人の顔!!(体を奪っていた模様)
   → 兵馬の仇は天日の模様。
 
 「婚礼調度の付喪神」も封印から脱出、「漢の約束」を果たした兵馬と薙
 のやりとりが、ベタですが少年誌漫画っぽく熱いです!
 やっぱこのコンビ最高だわ!!
 それに兵馬の仇も天日だとわかり、本当に展開が熱いです!!
 そして兵馬もついに自然な形でぼたんを抱きしめるという・・・
 こちらもバトル終了後の進展が楽しみです。
 さあ役者はそろいました。ラストに向けてどんな物語をみせてくれるのか。
 次回も期待大!!{/netabare} 

・第11-12話:一応一区切りついたということでいいのか?!
 {netabare}・婚礼調度の付喪神VS雅楽寮(爪弾・吹枝)
  ・雅楽寮の攻撃も復活した匣がシャットアウト。さすが守りの要です。
   婚礼調度の連携プレイで雅楽寮を封殺!!
  ・「苦境の中、己の意地を通そうとしたお主こそがロックじゃった。」
   と兵馬に賛辞の言葉を贈り、散っていた雅楽寮。
  敵ながら最後まで憎めない奴らでしたね。

 ・兵馬VS唐傘の付喪神(天日)
  ・婚礼丁度たちの激を受け、(憎しみではなく)ぼたんを守り通すために
   戦うと宣言した兵馬。兵馬の成長が感じられますね。
  ・引き手の力を引き出し、渾身の一撃を放つも封殺しきれず。
  ・そこへ当主・大樹を始め門守家一門が駆けつける。しかも「大具足・挂」
   までスタンバイの模様。
   → 唐傘の付喪神まさかの撤退www
  え————っ、今期で決着付くんやないんかい!!

 ・門守家恒例の慰労会他
  ・2日間眠っていた兵馬が目覚め、舞台は門守家恒例の慰労会へw
   → 主役は兵馬だと思ったら、匣だったというwww 
  ・今までは唐傘の付喪神を倒すことは、自分1人の問題だと思っていた兵馬
   ですが、これまでの戦いを経ていろいろ気づきがあったようで・・・
   決意を新たにする兵馬。
  ・後日ぼたんは親友の夏希、恵とお茶会。相変わらずの野次馬ぶりですw
   そこに傘を忘れたので兵馬が迎えにきますが、相変わらずもどかしい距離
   間です。
   でも最後はぼたんの方から手を取って・・・

  最初に挙げた(3つのポイント)
  ・ぼたんとの恋愛模様
   → 目に見える成果はなかった。それでも
    → 兵馬:ぼたんを守り通すという意味を改めて理解
         (そこに恋愛感情があるかは不明だがw)
    → ぼたん:人間不信からは前進。兵馬の存在は確実に大きくなった。
  ・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
   → 仇の名は「天日」と判明。彼の強さも知った。
     (兵馬の戦いはこれからだ!)
  ・兵馬の人間としての成長
   → 戦う理由が憎しみ(付喪神を封殺)から、愛する者を守るために変化。
   → 自分と向き合う覚悟をして、自分の「引手」を封印を解いた。
   → 今までは自分1人の戦いだと思っていたが、仲間の存在等1人じゃない
     ことに気づいた。
  ということで、兵馬の人間的成長以外は、決着付かずで余韻を残す終わり方に
  なりましたね。
  まあ丁度一区切りといえば一区切りなところではありますが・・・{/netabare}

(最 終)
(1期後半のテンポの悪さに比べ)2期は始めからアクセル全開という非常に面白
い展開が続き、「2期で完結するんじゃない?!」という期待大でしたが、そうは
いきませんでしたね。
しかも1話冒頭のナレーションで
「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
と、ぶっ込んできたにも関わらず、この進捗状況はちと期待ハズレかなっと。
でも2人のキャラを考慮すると、ここまでの歩みだけでも十分と言えるのかも。
個人的には恋愛の部分だけでも、もう1話入れてアニオリエンドでもよかったの
では?と思いますが、最近はアニオリエンドへの風当たりが強いとも聞きますしw
(まさかの3期を考えてるとか?!)
総評としては
・作画(特に戦闘シーン)はいろいろ残念だったが
・兵馬の人間的成長は魅力的に描かれていた。
・2人の恋愛・結婚に、物語の上で大きな意味を持たせた作りは◎
 (これがあっただけに、2人の恋愛にはもう一声といいたいが・・・)
・「兵馬×薙」のベタな少年誌漫画っぽい熱さも◎
・雅楽寮や門守家一門のキャラも結構好きだった。
で、何やかんやと今期一番楽しめた作品でしたかね。
(正直視聴前はここまで化けるとは思っていなかったw)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

登場人物達が「家」に囚われて脳外思考をしている感じ…。何か怖いです。

 最終話(12話、一期から24話)まで観ました。
 2023.09.19

 まぁ、面白かったとは思います。歯切れが悪い感想ですみません。m(_ _)m

 兵馬さんは、復讐のためより女のために戦うことを選びました。ただ、これは手放しに成長と言えるのかは疑問を感じます。

 どうも、キャラに主体性が無い感じがします。付喪神も人間も、「家」に所属しているからでしょうか。

 他のレビューアー様も書いてましたが、兵馬もぼたんも人間性が希薄で、状況に流されているだけの感じがします。

 本作品のキャラは全て「〇〇家」に属しており、ネジが緩んだ奇人集団、破壊衝動と目立ちたいだけでロックに生きる雅楽寮や野良付喪神以外は、みんな「家」の都合で動いています。

 兵馬とぼたんも、恋愛というよりは家同士の結合、婚姻にみんなでもって行きたいようでしたし、婚礼調度も「家」の象徴たるぼたんに仕える家僕みたいな奴らでした。

 兵馬の戦う理由も、仇を討って「家」の恥を注ぐという家父長的使命感ですし、ぼたんのために戦う理由も、それが「家」の役割だからという点で、家制度から一歩も出ていません。

 最初の頃の、付喪神皆殺しだ!というギラギラした兵馬の態度も、何となく「家」に取り込まれていつの間にか丸くなってしまいました。最初より弱くなった印象もそのせいでしょう。

 今後、「家」の呪縛からの解放のために戦う展開になるのかどうかは原作を読んでいないのでわかりませんが、2期まで観ても、兵馬達登場人物が「家」に疑問を感じる様子はありません。

 「家」は非常に強固で、人間の思考と行動を束縛します。現代日本でも家父長制的「家」制度は法的に否定されていても、封建的残滓として時代に合わせて再編されて生き残っています。

 どうも、物語に小規模感及び、跳ねない感じがあるのは、「家」秩序内の話に終始しているからでしょう。

 「家」とは人間の自由と主体性を束縛する鎖ですが、秩序の担保でもあります。そのため、物語にカタルシスをもたらす装置としては作用しません。

 少年誌的バトル漫画には、危険過ぎる設定だった気もします。やはり、バトルモノは、自由に暴れまわるキャラが見たいです。

 家族的感じもこの作品の魅力なのかも知れませんが、呪縛や因習をぶっ飛ばす系の主人公が好きな方には合わないかもしれません。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.08.26

 キャラも良いし、バトルの迫力もあり、作画も悪くないんですが、どうしょうもなく話が小規模です。

 〇〇家とそれに仕える付喪神達が話の中心で、周りの人を無制限に巻き込まないのは良心的なのですが、終始内輪で完結しています。

 ぼたんが化物だとしても、別にえーやん感しかないので、何となく続きが気になりません。恋愛ものとして観ると違うのかもしれません。

 ただ…、ぼたんがあまりにも人間離れしているので、主人公以外の男とくっつく可能性が低いので、恋愛面でも緊張感が無いというか…。

 もう少し盛り上がっても良いと思うのですが、原作の連載も終わっているので、袋小路にはまっている感じです。

………………………………………………………………………
 2話まで観ました。2023.07.13

 兵馬とぼたんをみんなでくっつけようとしてるんだよ!と、いう説明回でした。

 2期から観る、もしくは1期を忘れている視聴者にとって、作品の目標を説明するのは良かったと思います。

 今の所派手なバトルはしていませんが、今後の展開に期待大です。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.04

 いやいや…、すぐに古い物が化物になりますねぇ。古本屋や図書館、博物館は地獄になりそうです。

 付喪神設定が、やっぱり恣意的ですね。1期でそういう世界だと分かって無いと、ハードル高そうです。

 映画、ナイトミュージアムみたいに、古い物等が悪さする時間と場所の制約が無いので、荒唐無稽な感じを新規視聴者は受けそうです。

 1話は、過去と現在の時系列が混在してますが、少し分かり難いのでは?

 サッサとバトルするのが良いと思います。バトルすれば百難隠すってことですよ!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

交差する、憎しみと誓い。激動の第二章、開幕。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
TVアニメ第1期の時は、みゆきちボイスが心地良くて少しおざなりにしてしまいましたが、ヒロインの長月ぼたん役を、「NEW GAME!」で主人公である涼風青葉を演じた高田憂希さん、婚礼調度の結を麗奈ちゃん、そして門守 椿役をさおりんが演じているんですよね。

最近、さおりんの演技が気になって仕方ありません。
と言っても、ストライク・ザ・ブラッドでラ・フォリア役を演じた時から接点はあったのですが、その当時は声優さんの事を良く知らなかったので、声優さんにまで思考が至りませんでした。
だから、レビューを書く際に声優さんもサラッとググるのですが、過去にどんな作品を演じているかは、毎回チェックしています。
点と点が線で繋がる瞬間がメッチャ気持ち良いので…^^;

って、すっかり脱線してしまいました。


歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、
付喪神となる──
塞神より力を授かり付喪神と対話し、
常世へ還す生業──“塞眼”。

塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、
岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。

千年の都、京都で暮らす
長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として
愛する六人の付喪神と共棲する。

過去に囚われ、力ずくで付喪神を
封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は
「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。

祖父が出す条件は今一度、
付喪神を見極めるために
居候として長月家で家族と共に過ごすこと。

付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。
二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。

人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

TVアニメ第1期を視聴した際、主人公である岐兵馬には正直色々思うところはありましたが、今ではそんな思いもどこへやら…

兵馬がぼたんを守ると誓ったのは、これからの何よりの最優先事項…
これが如実に感じられる展開だったと思います。
そう、忌み嫌うことを原動力にするのではなく、プラス思考を推進力にしているので見ていて実に気持ち良い…

この様に兵馬が変わると、前々から兆候はありましたが婚礼調度の存在がどんどん大きくなっていくんです。
ぼたんを守るというこの1点にかけて、この第2期の婚礼調度の格好良さは半端ありません。

徐々に歯車が噛み合ってきました。
きっと敵はまだまだ強大で、現状の兵馬と婚礼調度の全力全開でも、全然届かないのかもしれません。
それでも兵馬の本懐が遂げられるのを願ってやみません。
兵馬、ぼたん…本当に良かったね。
というエンディングがアニメで視聴できるのを期待しています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、メガテラ・ゼロさんによる「誰が為」
エンディングテーマは、田所あずささんによる「プライベート・ルーム」

1クール全12話の物語でした。
wikiをチラ見して気付いたのですが、原作は全16巻で完結しているようです。
ということは、物語のラストまでアニメで描くこともできる、ということですよね。
続編、制作されたら絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

68.1 121 2023年度アニメランキング121位
アンデッドアンラック(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (137)
497人が棚に入れました
くるよ、不運が。 いいね!最高だ!! 触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”な少女・風子。 その特異な体質から一度は死を覚悟した風子の前に、絶対に死ねない不死の体を持つ“アンデッド”のアンディが現れる。 彼は風子の力で“本当の死”を得るため、彼女と行動を共にすることに。 しかし、アンディと風子のような異能の力を持つ【否定者】を狙う謎の組織“ユニオン”が2人の前に現れる。 これは、二人が最高の死を見つけるお話。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

緻密なストーリーに深いテーマ…それ故に頭を使ってしまう。

2クール目のレビュー

 運命論、神、死、魂、世界、恋愛…そういったテーマをかなり緻密な設定で、構成をある程度計算しつつ描いたのだろうな、というのは分かります。SF的な作り込み、若者…少年に対する強烈なメッセージ性を感じました。ただ、それが複雑すぎて「面白さ」の計算を間違えている気がします。

 この話は多分文章で読んだほうが頭に入る話です。描きたいことの情報量とアニメが表現できる密度が見合っていません。多分、マンガ版はもう少しましかもしれませんが、似たようなモノでしょう。読み取り手の内容の消化がついてこれなくて、咀嚼・思考する時間が必要になってしまいます。

{netabare} タイムリープとマンガ家要素は1話で予想した通りでしたが、風子=アンノウンは間違いました。ですが、冒頭から作品の構造を仕込んでいたのはわかりました。やはり星を知らないという部分がSF的には痺れましたね。世界観と神をSF的に扱ったのは、原作者の造形の深さも感じます。{/netabare}

 映画であればそれをオカズに何日も楽しめるのですが、2クールアニメでしかも完結できない状態では、エンタメとして正直受け取り手に負担を強いることになります。そして、本作の面白さはその負担を引き受けることで初めてわかる深さですから、作品として成立していないのでは?と思います。緻密さ、設定、テーマをもう少しライトにしていれば評価がもう少し違った気がします。

 コミック版を読んで何度も咀嚼した人ならアニメを楽しめる要素はあるでしょう。作画は素晴らしかったと思います。ですが、何度も咀嚼しているだけに、すべて見るのは辛いのではないでしょうか。

 チェンソーマン(コミック版)と対をなすようなテーマ性でしたが、チェンソーマンがスタイリッシュ、ダークヒーロ―、バトル要素、ファンタジー、青年誌的なものと相性が良かったのに対し、本作は、泥臭い、ヒーロー、考察、ST、少年誌的なものと相性に問題があった気がします。

 また、テーマも感心がある人ならもっと深く日頃考えているでしょうし、感心が無い人はストーリーから拾えないということも言えるかもしれません。それと考察の習慣がある人じゃないと、ストーリーが読み取れない可能性すらあります。

 レベルが高いだけにエンタメとしての調整をミスった、という印象の作品でした。

 評価は1クール目よりさらに話が理屈になってきたので、少し落とします。作画は素晴らしかったです。
 ただ、評価は4.1を付けましたが、楽しめたか?と言われると主観的には70点…いかないかも…という感じかな。



1クール目のレビュー

 冒頭の「君に伝われ」のクオリティとその如何にも伏線的な安野雲「アンノウン」という作者名。3分ちょっと過ぎから数秒間たっぷり本の背表紙を見せていました。風子の「フー who」に対して「アンノウン unknown」ですからリープものって3分ちょっとでわかるのがすごいなあ…というところに惹かれて見始めた本作。

 作画も良いしテーマ的に「不」という「否定」の話で、ループによる世界の改変ですから奥行を感じます。また誰にも触れられない少女というのもいいじゃないですか。それと「星が無い世界」というSF的な仕込みにもかなり痺れました。

 話がちょっとゴチャゴチャしていて分かりづらい面もありますが、かなり凝った話だと思います。アニメとして読解力が求められるのがちょっと辛いのかな?と思わなくはないですが、少年マンガということで丁寧に見ればわかるでしょう。そして、ちょっと深掘りすると面白い仕込みがありそうです。
 ゾンビ先生の結婚の話も良かったし…話としてもいいですが結婚というものの人生における意味もちょっと感じました。

 逆に少年マンガ的すぎて辛いところもなくはないですが、話の続きが気になる作品でした。
 アンテッドの胸の1865って解説ありましたっけ?ちょっとなんかありそうですよね。西暦ならリンカーンの奴隷解放が有名ですけど…なんでしょうね?

 2期…というより分割2クールなのかな?発表があるのはいいですね。最近増えてきている気がします。
 2クール、2期の定義がわかりませんが、1期の時点で発表があって半年程度の間なら2クールでいいんでしょう。

 思ったより奥行と仕込みがある作品でした。2クール目も見ると思います。

 完結してないので話は低めにつけますが、キャラの作り方は上手かったです。作画はよかったですねえ…特に1話とか4話のジーナの最後の方とか素晴らしかったです。





以下 視聴時のレビューです。

1話 話もいいけど作画の身体性…お〇ぱいがなかなかです。

{netabare} 冒頭の作品内作品の「君に伝われ」の作画と雰囲気がものすごく良くて、騙されました。ですが、ジャンプ的少年マンガっぽい雰囲気はあるものの掴みは悪くなかったです。

 で、アンテッドとアンラッキーという2つの人物が…という話ですからテーマ的には既存の何かになるんでしょうけど、感心したのが身体性ですね。別に男の全裸なんて見たくないですが、ヒロインの身体が妙に艶めかしくてデフォルメされた少年マンガ的エロスとは違う何かを感じます(特におっぱいの重量感に注目)。
 動きもいいんですよね。コミカルで荒唐無稽な動きですが、ちゃんと迫力ある動き、構図になっています。結構贅沢な造りなのではないかと思います。

 EDのクレジットを見ると、総作画監督、キーアニメーター、メインアニメーターと作画を管理・主導すると思われる人だけで重複なしで6人いました。作画の水準は相当高いと思われますし、絵に携わるスタッフの分厚さに期待がもてます。

 テーマにも興味がありますが、少年マンガということを忘れずに見ればエンタメとして面白いのでは?と思います。何より、作画がいいのでそれだけでも楽しみそうです。

 なお「君に伝われ」の作者が安野雲で、あんのくも、かと思って見てましたが、考えてみれば「アンノウン」ですね。不明と言う意味です。で「アン」=UNで「ウン」はラッキーですから、アンラッキー、つまりヒロインの事です。ダブルミーニングの意味は?ものすごく大雑把に想像するとひょっとして未来の本人とか?出雲の「雲」の字も重なりますし。風子のふうはフー、つまりWHOで誰?なので、アンノウンに対応しますし。 {/netabare}


8話 チェンソーマン?SF設定と不=力という世界観が面白い。

{netabare} 3話の絵の話で月の周りに描いているキラキラしているもの=「星」でちょっと「ゾクッ」と来ました。これで本作はある種のSF的なものだということがはっきりします。我々の生きている世界とはズレているということですね。そして、やっぱり風子は星を見たことがあって、それを無意識に描いたのでしょう。タイムリープとか世界を跳躍するような能力があるのでは?と推察されます。

 もちろん、そこで出てくるUFOとかあるので、見ている側の世界観は混乱しますが5話くらいになるとかなり輪郭が見えてきます。
 
 全員「不」という力を持っています。つまり、否定ですね。何かを否定する力によって、何かのミッションを行いそしてできなければ罰ゲームでルールを変えられる。

 これって「チェンソーマン」の悪魔の設定とかなり似ている気がします。
 貧困と性欲に喘いでいたデンジと人の恐怖が力になる世界。風子の人と触れ合えない設定と「不」という否定が力という世界。別に類似しているのはいいんです。それが時代の雰囲気です。つまり、本作も理不尽な世の中のアナロジーですね。

 どちらが優れているかはわかりませんが、今期作品の「はめつのおうこく」も現代日本の負の面のアナロジーのような感じがあります。そういう作品は見ていて考えるのがちょっと辛いですが、問題意識を持つのはいいことだと思います。

 しかし、このアニメ、独特というか妙な綺麗さがあります。背景というか小物のCGはそれほど魅力的でもないんですけど、色合いとか人物ですね。これはなかなかのクオリティです。OPEDはその一段上を行きます。レベルの高い作画はアニメを見る喜びなので、その点の評価は高いです。{/netabare}



11話 「不」「君に伝われ」SFと謎で面白い作品ですが、読み取りづらいのかな?


{netabare} 星が生まれましたね。現在の地球に近づいている=今の世界は地獄ということでしょうか。世界観と設定の壮大さはいですね。

 それが「不」という能力と係わってどういうテーマ性が見えるかです。パラレルワールドの変形といってもいいですが、やっぱりチェンソーマン的な意味合いが強い感じです。

 最大の仕掛けであろう「君に伝われ」の素性がまだ全然でてこないのが気になります。SF設定や世界改変があるので1話であれだけ大げさに見せた以上、絶対あとで関わってくると思うのですが…
 風子が過去から来ているのかわかりませんが、風子自身が世界を変えるということになるのでしょう。

 終わるのか?と思ってたら2クールらしいですね。薬屋もそうですけど、こういう深夜帯の作品で2クールが増えるのはうれしいです。
 ただ、本作アニメは話題になってない…みたいですね。本作が何のジャンルだかはっきりしないのが原因なのか、話を追えないのか…原作はそれなりに人気があるみたいですので、アニメはプロモーションが足りてないのでしょうか?

 少年マンガ的なテイストなのは仕方ないですけど、内容とターゲットが合っていない気がします。特に深夜アニメだと誰向け?感があります。{/netabare}

 




 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13

こま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

7話まで視聴。主人公全裸問題は解決したが女の子成分が足りない…。

2022年3月時点で全世界累計発行部数は150万部を突破している大人気作品。

物語冒頭、アレ?アニメ間違えたかな?と思ってしばらく観ていたら間違ってなかった良かった!とか思った作品。
言えるのは、アレだけだと何が何やらとしか思えないのもしょうがないと思う。
先を観てみると冒頭の部分の意味が分かった。

触れることが条件なら行き着く先はそれだよね。もしくはそっちは…流石に…無いよね?

そうなるとそれの為に話しが進みそうなんだけど果たして面白くなるのか?
正直言うと1話で終わった感があり先があまり気にならない。

気になってる部分だと能力はそもそも本人に効かない、巻き込まれないのはそれを吸ってるからなのか?
他に理由が?相手とその周りは巻き込まれてるから相手だけでは無いのは確定。
そもそも本人に効いたら話しが終わるw
新しい発動条件、能力の覚醒等はありそうだけど、それだけだといつものやつだよなぁ。

うーん2話観て判断かなぁ。

2話感想。
戦いながら能力分析して弱点を見つける展開は面白いんだけどね。
バトル時は常に全裸、下半身にモザイク付いてるのが気になってしょうがないw
ヒロインも今回好感度下がったかなぁ。
まさか外で敵がいるのに、する為に服脱ごうとするのは引いた…。
まあそのおかげで敵さん提案して来たんだけど。

次回予告見たけど次の戦いどうなるんだろうwちょっと観てみたい。
感想コメで何か出て来てから、面白くなるからとか言われてたけど結局3話次第かな。
面白くなりそうに無いなら切る。

7話までの感想。
女の子?が早々に退場したのがちょっとね。良いキャラだったのに。
物語は面白いと思う。ここまで観てるしね。OPも好みなので毎回飛ばさず聞いてた。

ただ、キャラデザがヒロアカと被る(まあ同じだしね)のと女の子が足りない。
ヒロアカと被るは例えばワンピース、ナルトのキャラデザで他作品は受け付けない感じかな。
同じ作画でマンガの読み切り読んだ時が正にそう。とにかく濃い作品だと違和感の方が勝つ。

それでも物語に惹かれて観ていたが、今やってる部分が2話で終わると思いきや次話以降までかかるのと今回の話しは救いが無さそうなのもまた…。
モドレナイから自爆特効とかもうね…。コレもあって7話切り。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Supreme

ジャンプアニメ水準の高クオリティ。連続2クール。
オラオラ男子と陰キャ女子の超人バトル。

本領はアンノウン登場から。

壮大な時間軸の中で展開されるラブストーリー。風子の体が妙に生々しいのは生の強調か。トンデモ設定の怒涛の展開が楽しく、ジャンプアニメに相応しい隙のない品質。アンディが漢前すぎて女性ファンが多いのも納得。そのかわり少年誌マナーのバトルごっこの真似しやすさを完全に捨てている。序盤のトンデモロジックバトルも普通に楽しいのだが、後半のオータム編は長年積み上げてきたもののある大人にこそ刺さりそう。今の若い読者も大人になって見返せば何か感じるものがあるのではと思う。

OPEDはタイアップ感が出てきた。初期の方が好みだった。

24
やべえなこれ。

内容的に青年誌でやっても良かったような気もするが重たくなってしまうから少年誌レベルのほうが肌触りがいいのかも。イケメンアニメにしたほうがグッズは売れそうだが、このいかにも少年マンガな画風を押し通したのもまた本作のテーマに沿ってて実にグレイト。少年マンガのご都合ロジックでないとこの疾走感は出せないのだが、見た目で損してると思う気もするトレードオフ。最初はそこまでか?とも思ったがファンがやたらと熱狂的なのも納得。

2期はよ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

68.1 121 2023年度アニメランキング121位
シュガーアップル・フェアリーテイル 第2クール(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (72)
238人が棚に入れました
人間が妖精を使役し、砂糖菓子が幸運をもたらすと信じられている世界――。 そこで聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人は、“銀砂糖師”と呼ばれていた。 一流の銀砂糖師だった母を亡くした少女・アンは、跡を継いで、自らも銀砂糖師になることを決意する。 そのためには、年に一度開催される王都の品評会で、職人としての腕前を認められなくてはならない。 王都へ向かう途中、アンは護衛として戦士妖精のシャルを雇う。 シャルは戦士としての腕は確かだが、口が悪く、人間を信用しないせいで、アンとの喧嘩が絶えない。 けれど、そんなシャルと旅をするうちに、友達になりたいと願いはじめるアン。 種族や立場の違い、そして、困難な状況を乗り越えながら人間のアンと妖精のシャルが、ともに紡いでいく未来とは――?

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

砂糖林檎に導かれた少女と妖精 2人の夢と恋が紡ぐ珠玉のおとぎ話

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。

主人公であるアン・アルフォードを演じた貫井柚佳さんと、「Back Street Girls -ゴクドルズ-」との関係については、第1期のレビューで記載させて頂きましたが、こうして第2期を視聴すると改めてゴクドルズがぶっ飛んだ作品であったと改めて認識させられます。


人間が妖精を使役し、砂糖菓子が幸運をもたらすと信じられている世界――。
そこで聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人“銀砂糖師”を目指す少女・アンが
度の護衛として雇ったのは、戦士妖精・シャルだった。

態度は尊大だが、傍にいることを約束してくれたシャルにアンは心惹かれ、
シャルもまた砂糖菓子作りへの情熱を貫くアンから目が離せなくなっていく。

様々な困難を共に乗り越えながら、互いにかけがえのない存在となる二人。

そして翌年。アンは二度目の砂糖菓子品評会で王家勲章を授与され、
ついに銀砂糖師の称号を得る。

だがその陰で、シャルはアンを妬む者の陰謀を暴くために。
ペイジ工房の長の娘・ブリジットと取引をしていた。

羽を渡してブリジットに使役される身となり、アンのもとから去っていくシャル。

茫然としながらも、自らの手でシャルを取り戻すことw決意するアン。
銀砂糖師となったアンの新たな試練が始まる――!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

これまでは、アンの才能に嫉妬した人たちから酷い仕打ちを受けながらも
アンが銀砂糖師になるまで邁進し続ける物語でした。

だからこれまで災いは全てアンに降りかかっていた訳ですが、この第2期から災いの標的はシャルにまでも手を伸ばし始めます。

アンは銀砂糖師にはなれましたが、砂糖菓子は大切な人を守る武器にはなり得ません。
これまでは、アンが頑張れば…アンの心が折れさえしなければ、ハッピーエンドに向けて物語が進んでいく展開でした。

でも、この物語が武器では無い砂糖菓子がどの様にアンとシャルを再び結びつかせてくれるのか…
その軌跡を辿る物語だったように思います。

人間と妖精…
互いに種族は違えと心惹かれ合う間柄になれたのは、アンの妖精への向き合いからにほかなりませんが、普通は使役する、使役される関係でしか無い中、心を通わせ合える間柄に昇華できたのは、一視聴者として嬉しく思います。

ずっと…という言葉は永遠ではなく、やがて終焉に向かうことが世の中の摂理によって定められているので、この言葉はまやかしだと思います。
でも、今この瞬間にそれを願うのは全然有りだと思います。
だって、その一言が言動力になるから…
あと一歩背中を押してくれる言葉だから…

砂糖菓子は武器ではありません。
ですが、アンの砂糖菓子に対する情熱と、煌びやかに輝く砂糖菓子が触れる者の心を甘やかに溶かしてくれました。

ですが、物語は紆余曲折ありながら、ようやくスタートラインに立てた…という感じもするので、続きが気になるところですが…続編はどうなんでしょうね。
原作は完結しているそうなので、個人的には是非続編を作って欲しいところですけれど…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、中島怜さんによる「サプライズ」
エンディングテーマは、奈央ぼうによる「door」

1クール全12話の物語でした。
アンの砂糖菓子作りに打ち込む姿は、私にとって明日への活力でした。
私もあんな風に仕事が出来たら…と思わなくもありませんが、現実は色々厳しいんですよね^^;
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アンとシャルの個人的幸せと妖精の繁栄は交わらない。他の妖精達を描いたことにより、セカイ系的な終わり方でした。

 最終話(24話、2期12話)まで観ました。
 2023.09.30

 主人公が1期の、「包丁一本、さらしに巻いて〜」的なフリーの銀砂糖職人だった頃と異なり、ペイジ工房に属していたため良く言えば安定、悪く言えば冒険が足りない感じの2期でした。

 これが組織の力!?フリーランスが出来ることなどたかが知れてるってこと!?名前を売って独立出来れば違うんでしょうが…。

 一期のアンが弑虐されるお話から、二期は妖精達の反乱が話の中心でしたが、主人公とシャルはこれからどうなるのかな?

 私、心が濁っているので最後まで観ても、妖精なんぞ羽を奪って奴隷でええなぁという感想しかありませんでしました。

 いくらでも湧いてくるんでしょ?自由から逃走しやすい種族なんて将来あるの?疑問です。

 自称妖精王の最期は、悪者の因果応報というより、改革者や先覚者が覚える絶望故のような気がします。

 結局、妖精達は奴隷根性が骨の髄まで染み込んでおり、御主人様が人間でも妖精でも関係ない、支配の首輪を欲する真正M奴隷に過ません。

 妖精王は、自分のやっていることは道化に過ぎないと、シャルとの戦いで自覚したから故の最期なのではないでしょうか?

 職場や学校で、虐げられた皆のために改革しようとすると助けようと思った人々から浴びる冷笑みたいな感じ…。

 下層階級の近代的自我を持っていないどころか、感情の言語化も出来ないクソ奴隷どものために何かやろうとしても徒労に終わるあの感じ…。

 社畜は自ら望んで社畜になっているという現実を目の当たりにする絶望…。

 人間を学習性無気力にするこの社会圧を感じたことのある人は多いと思います。

 アンとシャルは相思相愛で良かったね!幸せならそれで良いのですが、妖精の未来は相変わらず絶望しかないという…。

 セカイ系的な系譜に繋がるようなオチになってしまい、私個人としては釈然としないものが残りました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

妖精の羽を得た少女の飛翔

一期はしんどかったけど、最後まで見て良かったです!
もともと1期から絵はすごく綺麗でキャラデザ良くて、世界観も可愛くてすごく好みでしたが
2期になってようやく見たかったものが見れた感じ
スッキリした王道な話に仕上がっていてとても面白かった!

一期は女々しい男モブキャラ達の陰湿な嫌がらせに不快感が強かったけど、2期はアンが苦労したぶん精神的にたくましくなって、{netabare} 今までしてきたことが報われて評価されて充実していく感じがとても良い
苦労してきたからこそ、アンの言葉から真剣さや重みが伝わってくるし、周りも協力する気持ちになるんですよね、そこに説得力があるのが良かった
シャルも1期の時はまだ自分が優先って感じがちょっとあったけど2期になってからアンを守るために戦っている感じがとてもカッコよく、二人が苦難を乗り越えていった中で生まれた信頼関係にほっこりしました
すごいベタなんだけど、やっぱりこういうのに惹かれちゃいます
{/netabare}
今回はわかりやすく夢に向かっていく感じするし、乗り越える壁もしっかり用意されて余計な横やりは少ないし、シャルはカッコいいし終わり方も良くいい気分で視聴を終えることができました
2期だけ見ると{netabare} 都合のいい女の妄想で終わりそうだけど、あれだけ嫌がらせされて苦労した1期があるから、苦労して努力してやっといい想いができて良かったねって思えるんだと思う {/netabare}

夢のあるいいお話をありがとうございました!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

68.0 123 2023年度アニメランキング123位
カノジョも彼女 Season 2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (119)
393人が棚に入れました
温泉旅行を経て、咲と渚が対等な関係での二股を継続することになった直也たち。最初にキスをしたミリカや、直也に密かな恋心を抱く紫乃も加えて、夏休みを迎えた5人の恋の舞台は花火大会、キャンプ、そして沖縄へ――。 ミリカの妹・理沙も登場し、ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメの、恋の火花が散る、夏で水着なSeason 2が開幕!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

始めからボタンの掛け違い →これを最後まで押し通せる勢いはホンモノ

【レビューNo.103】(初回登録:2024/1/13)
コミック原作で
・1期:2021年作品。全12話。
・2期:2023年作品。全12話。
ちょうどABEMAで1期の一気見配信やってたので復習して、リアタイの2期とま
とめてレビューということで。

(ストーリー)
高校生となった主人公・向井直也は、ずっと想いを抱いていた幼なじみの佐木
咲に交際を申し込み続け、ようやく恋人関係になる。
しかし、ほどなく直也を想い続けていた水瀬渚から交際を申し込まれる。当初
は咲がいるため断ろうとした直也だったが、渚のいじらしさや魅力に心を動か
され、出した結論が「三者合意のもとでのオープンな二股交際」だった。
・渚は直也と一緒にいられるならと受け入れる。
・咲も当初は猛反対だったが、最後は直也の押しに流され渋々ながらも了承。
こうして3人はお互いをよく知るために、直也の自宅(両親は不在)で内緒の
同居生活を開始するのだった。

(評 価)
・始めからボタンの掛け違い →これを最後まで押し通せる勢いはホンモノ
 本作の主人公・直也は
 ・馬鹿がつくほど真面目で正直者で頑張り屋。
 ・しかしその頑張る方向がかなりズレている。
 その性格ゆえに「三者合意のもとでのオープンな二股交際」というトンデモ
 案を真面目に提案するわけです。
 はっきりいうと「始めからボタンの掛け違い」のまま、話を進めていこうとw
 それゆえに最初から「受け入れられない」と、好き嫌いがはっきり分かれる
 作品ではあります。
 しかしこの作品には、そんなトンデモ展開を納得させるだけの勢いと面白さ
 があります。
 ・ラブコメながらもほぼコメディに極振り、テンポがよく視聴しやすい。
  → 通常ではあり得ない設定でも、「コメディ」だからで笑って許せ、
    登場人物も皆どこかおバカで親しみが持てるみたいな。
  → それでいて締めるところは締め、ラブもちゃんと効果的にみせる。
 ・直也の性格も出オチで終わらせず、終始一貫しててある意味清々しい。
  → これによりこの作品独自の笑いが生まれている。
 テンポ感については、「野崎くん」や「トモちゃん」といった4コマ漫画原
 作に近いノリがあるという感じですね。

・4人のヒロインがしっかりキャラ立ちしていて、すみ分けができている
 本作では
 ●佐木咲
  ・ショックなことがあってもすぐに立ち直る等、明るく元気な子。
  (直也にも拳でツッコみを入れる等バイオレンスキャラでもある)
 ●水瀬渚
  ・要領が大変悪いが頑張り屋でいじらしい。
 の2大メインヒロインに加え、
 ●星崎理香 / ミリカ
  ・(身元を隠して)人気ミーチューバー「ミリカ」として活動中。
  ・落ち着きのない幼稚な性格で気性が荒く口も悪いが、自分の容姿には
   自信を持っており、好きなものには真っすぐで正直。
   → 直也にも積極的にアタックし「三股はない」と断り続けられるも
     あきらめない。
 ●桐生紫乃
  ・咲の親友で文武両道を地でいく優等生。
  ・常識人で、最初は「二股疑惑」のある咲たちに干渉していたが・・・
   ~以下重要ネタバレ~
   {netabare}・実は中学時代から直也に想いを寄せているが、咲の手前本音を隠して
    いたことが1期ラストで語られる。
   ・2期では夏休みに「二股をやめさせよう」という口実で向井家に居候
    してくる。{/netabare}
 の2人のサブヒロインが登場します。
 登場人物は少ないですが、この4人のヒロインのキャラ立ちがしっかりして
 いてすみ分けもできているので、直也を含めちゃんと話を回していけるとい
 う感じですね。

・エロトーク・展開も多いが、これも全部きっちり落とす
 ラッキースケベや紛らしさからくる勘違い等エロトーク・展開も多いですが、
 全部きっちりコメディに落としてきます。なので「視聴者サービス」といっ
 た媚びた感じがないのもこの作品の持ち味ですね。
 これをしっかり笑いに変えてくるところに、原作者の技量の高さを感じます。

「アホガール」の原作者らしく、
「『アホのスペシャリスト』がラブコメを描いてみたらこうなった」
みたいな作品で、「始めからボタンの掛け違い」が許容できれば、この掛け違
いを活かした独自の勢いと面白さがある作品だと思います。
構成の方も1期で下準備を終わらせ、2期でそれをしっかり回収いくという、結
構楽しめたという印象ですね。
(個人的には1期はあまり評価していなかったが、2期で盛り返してきた感じ。)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
しかし、多重交際を描いた作品なのに、キャッチコピーは「ネオスタンダード」で良いの?
というツッコミは不要なんでしょうね^^;


温泉旅行を経て、咲と渚が対等な関係での
二股を継続することになった直也たち。

最初にキスをしたミリカや、直也に密かな恋心を抱く紫乃も加えて、
夏休みを迎えた5人の恋の舞台は
花火大会、キャンプ、そして沖縄へ――。

ミリカの妹・理沙も登場し、
ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメの、
恋の火花が散る、夏で水着なSeason 2が開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品はヒロインの誰を推して視聴するかで評価の変わる作品だと思っています。
ヒロインは、キャラも声優さんも1級品が揃っています。

佐木 咲:あやねる
水瀬 渚:あじゅみん
星崎 理香:あやち
桐生 紫乃:りえりー

改めて並べてみると、それぞれの戦闘力がヤバい…
正統派ならあやねるを、奥ゆかしさならあじゅみん…
グラマラスボディならあやちだし、知性派ならりえりーという感じ…

正直キャラ名より声優さん名前の方がしっくりくるんですよね。
キャラを通して声優さんが見えるからかな…?

思い返すと、第2期が始まる前まではあじゅみん一択だったんですよね。
キャラの立ち位置が好みというのが理由なんですけどね。

ですが、この第2期を視聴して気持ちが大きくりえりーに傾いたかもしれません。
頭が良く、成績は学年1位なんだけど、ドジっ子成分が彼女の可愛らしさに拍車をかけています。
決してワザとでも狙っている訳でもないんです。
もしかすると緊張…しているからとか…!?

でも、一番の決め手は友人のために自分自身を押し殺し続けてきたという点でしょう。
若かりし頃、もしかすると経験のある方もいらしゃるかもしれません。
自分の気持ちを押し殺し続けるって、並大抵の事ではないんです。
でも友人に嫌われたくない…という理由は、我慢に値するんですよね。
本当に苦しかったと思います。

だからこそ、タガが外れて本当に良かったと思いましたよ。
振り返ってみるとあんなに迷走するほど気持ちが入っていたんですね。
物語的にも落ち着く場所に落ち着いた感じがあって良かったと思います。

だけど、ずっとこのままという訳にはいかないでしょう。
いずれこの関係にも決着をつける時が訪れることと思います。
その時に後悔が残らないよう、皆さん精一杯頑張って欲しいと思います。
皆さんが頑張る分だけ、視聴者側としては面白くなりますしね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、小玉ひかりさんによる「ドラマチックに恋したい」
エンディングテーマは、ClariSさんによる「ふぉりら」
ClariSさんは色んな作品に楽曲を提供していますが、安定感半端ありませんね。

1クール全12話の物語でした。
益々面白くなってきた…と言っても過言では無いと思います。
全てに納得のいく結果が出せるとは思いません。
喜ぶ人、悲しむ人、それ以外の感情が溢れる人…きっと色々だと思います。
だからこそ、1日1日を大切に過ごして欲しいと思います。
続き、楽しみにしていますね♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

やってることクズだがまじめ情熱の面白い作品

1,2期一気見しました

感想としては…
「やってることクズだが妙にまじめ情熱の面白い作品」です。 良作ですなぁ…
1,2期共々作画安定だし、非常に可愛い。 
ヒロインが髪色それぞれ別で私のような古いヲタクが喜びますネェ…!



────────────────────
本作何よりいいのは「シナリオ」です。
くだらない、やってることは最低、バカバカしいなど色々とツッコミどころ満載
それをテンションと流れで解決…?していく流れもまたバカバカしく面白い
主人公も真面目熱血という良い設定持ってるのに
最高に最低なことをしている狂人なのがまた拍車をかける。

このアホで漫才な流れの二股関係は気持ちも軽く見れますし、カジュアルに楽しめて最高




キャラの魅力も重要です
ギャルゲのようなヒロインの見た目… それに準じたヒロイン力があるか否か…
答えはキャラ味もしてヒロイン力ありです!
それぞれキャラの特徴がはっきりしている。 混乱もない
キャラとしての味付けもしっかりしていて、多角的なアプローチや混乱が面白い




3つ目は声優が映える
声優は詳しくないですが、ツッコミなどリアクションが多いのが本作の面白い所
そのリアクションをしっかりと声優さんがこなしてくれている
原作は未読ですが、おそらくアニメ化して声を当てたことでより
本作の漫才芸に磨きがかかったと思います。


────────────────────

個人的には良作です。
漫才芸みたいなシナリオは面白いし、キャラも味がありテンポも特に鼻につかなかった
2期になるとヒロイン勢ぞろいの中、うまく話を回していると思うし
2次元的な可愛い成分も補給できる
ひと昔のギャルゲのネタ話を永遠としているかのような楽しさのあるいい作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

67.8 124 2023年度アニメランキング124位
解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (194)
668人が棚に入れました
「解雇ですか……?」 魔族で魔法が使えない無能といわれ、突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗黒兵士・ダリエル(30代)。 故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、人間族のラクス村に流れ着く。 魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、手のひらには人間族にしか使えないはずのオーラが宿る!? 駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スローライフ感はないけど・・・

{netabare}
杉田主役の異世界モノ。
転生ではないけど、魔王幹部としての生活に代わって人間としての新しい生活を営むという意味では近いかもしれない。
ただ、この作品はタイトル詐欺で、スローなセカンドライフを送るのかと思いきや、毎回のように魔王軍の部下たちが出てきて揉め事になる。

序盤は村で起きた困りごとをダリエルの半チート能力や魔王軍時代のコネで解決していくという淡々とした話。
ダリエルが強すぎてなんでお前追放されたんだって感じだし、いかにもな悪役が悪事を働くのも、結局のところいつものなろうで序盤はあまり面白くない。
割と終盤の辺りまでそんな感じだったけど、ダリエルの過去や出自が分かってきた辺りからは面白かったかな。
オチが予想外の方向で新鮮だった。
しかも、勇者と同じ技を使えるとかで、伏線もしっかりとしているという。

バシュバーザの話も良かった。
中盤まではいかにもな安直な悪役で、有能な主人公との対比でひたすらに無能に描かれているだけのキャラだったけれど、最後には自分を見つめ直す展開があって好きになれた。
有能なダリエルへの嫉妬、構ってくれない親への苛立ち、と現在の性格に至るまでのバックグラウンドも理解できた。
割と終わり良ければすべて良し的な作品だった気がする。
負の印象しかなかったのに、最終回はそれを覆してくれた。

分かりやすい悪役が多かった作品とは言え、犠牲者は一人もおらず、最終的には全員分かり合って、平和に暮らしているという意味では確かにスローライフなのかもw
どちらかというとスローライフを目指す作品と言った方がしっくりと来る。
魔族と人間の関係というスケールの大きな話も、唐突感なく自然に解決できていて良かったと思う。
全12話で色んな話が出てくるけど全部の話が最終的に綺麗にまとまっていたのはすごい。最後まで見ると、不要な回が一度もない。

私的評価:64点
私的ベスト回:12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
伝説の不採用通知。何回も見た解雇。魔王軍兵士なのに人間なの?
OPいいな。しっぽなedの人か。杉田使えば面白くなると思うな。
見た目人間だしな。どうせ全部使える。
打撲系しかないのかよw 面白くないぞ。出た分かりやすい噛ませw
また俺なんかやっちゃいました?

2話 ☆5
漁夫の利。これで勝ったと思うなよー。
妬まれてること自覚して自重しろ。
そんなちっさい破片でやられるのかよw
まあ噛ませ死亡とかいう展開では無いのはいいわ。
勇者パーティー出てないのに魔王軍パートいる?
結局これもビーストテイマーと同じ感じかよ。

3話 ☆6
そんなとこもう人間側のやつが行って安全なんかw
ゲームでよくある隠密移動。 まあ平和な雰囲気で何より。
労働ストライキ。結局戦闘アニメ。詠唱長すぎて草。
これ軍隊送られてくるだろ。モブサイコで見た。
1人に取り返される鉱山えぇ…。
街賑わうとこまで1話でやる話じゃないw

4話 ☆6
主人公の引き立て役つまんね。魔王性格悪そうで性格よくて草。
頭もいいじゃん。またこう言う安易な噛ませかよ。
なんでよその街の話知ってる。そりゃそうなるだろ。
小島よしおか? 人間不信の採掘者。ホモかよ。
まあ平和的解決なのは良かった。

5話 ☆5
分かりやすい悪役やめろ。フレッシュトマト
ゲームのステータス確認用キャラかな?w 今度ミスリル加工するときに参考にするわ。
こいつがDランクの格では無いこと分かりきってるだろw
どうせ茶番なのにシリアス感出されても。
ミスリル武器かっこいいね。知ってた。顔アップ多くね?

6話 ☆5
ダリエル凄いダリエル凄い。こういう噛ませほんときっつい。
ハーレムじゃないのはいいな。変に引き伸ばさずに結婚までするのも。スミス前回登場したばっかなのに死んでて草。

7話 ☆6
感じてて草。ガシタなんか幼くなってない?
勇者より強いのは当然か。元カノだ。魔王擁護。

8話 ☆6
こいつそんなに強くなさそうw スティール! 安定の杉田キャラ
なんで鏡餅の概念があるw 流石に妻には話してたか。
平和そうでなにより。キャラデザがあいつに似すぎている。

9話 ☆7
人間相手には優しいのか? 緑いつの間にこんなあざとくなったw
とんでもスキル要素。ダリエルの出自かw だから同じ技使えるのか。
おっさんが揃って何やっとんねん。

10話 ☆7
ホモかな。NTRでガシタも落ち込んでて草。閑古鳥が書泣く。
皮肉言われてて草。爆破オチなんてさいてー! やっぱ人間ゴミだな。
魔族ではなく魔物呼び。

11話 ☆6
勇者ってかおじいちゃんだなw
大人になって転ぶと…の話は共感できるな。恨み強すぎやろ。

12話 ☆10
NTRか。これは親父が悪いな。
ただの追放ざまあかと思ったけど結構ストーリーしっかりしてる。
魔王優しいな。優しくなかった。最終回はめっちゃ良かったな。

曲評価(好み)
OP「CHANGEMAKER」☆8.5
ED「Dear Doze Days」☆3.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

俺のセカンドライフはここから始めるんだ。

この作品の原作は未読です。
最近、セカンドライフを題材にす作品が増えているような気がします。

大体は異世界転生モノで、前世ではブラック企業でこき使われたり、病弱で病院の天井を見ながら過ごす日々を続けていたりと、ロクな人生を送れなかった貴方に、生きることの素晴らしさを知って欲しい的なヤツが結構多いですよね。

異世界転生=冒険という構図以外に、様々なバリエーションが生まれるのは
こちらとしてもウェルカムですけれど…


「解雇ですか……?」

魔族で魔法が使えない無能といわれ、
突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗⿊兵⼠・ダリエル(30代)。

故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、
⼈間族のラクス村に流れ着く。

魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、
⼿のひらには⼈間族にしか使えないはずのオーラが宿る!?

駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

突然解雇とか言われると、普通にビックリしますよね。
それぞれ生活がありますし、自分の居場所が無くなるとと同義ですからね。
前もって教えてくれたら身の振り方を考える時間があるんですけど…

って、自分が解雇される訳ではありませんが、気にならないと言ったらウソになります。
企業の年功序列ではなく成果主義に大きく舵を切っているのは私も正解だと思います。

長く働いたから偉い訳じゃない…
その会社に貢献した分だけ偉くなるのは当たり前の考え方だと思います。
今では、成果を上げられないと降格する企業もあるらしいので、一昔前より企業内でも競争が活発化しているのではないでしょうか。

自分も頑張っているつもりですけど、いつ会社から「今までお疲れ様でした」と言われるか分からないご時世ですので…

だから、ダリエルは結果的に相当ラッキーだったのではないでしょうか。
一時は路頭に迷いました。
それ自体は大変だったと思いますが、そのお陰でマリーカと出会うことが出来たのですから…
この作品は、素直で真っ直ぐなキャラが殆どなんですけど、その中で群を抜くほどマリーカは一途なんですよね。
屈託の無い真っ直ぐな瞳で見つめられたら、誰だってキュンキュンすると思いますよ。
だから、ダリエルの行動は全てにおいて正しかったと思います。

一方、真っ直ぐなキャラが多いことから、ダリエルを解雇した魔族のある特定のキャラについては、余計にひねくれ感が助長されていたような気がします。

確かに、誰にだって承認欲求はあると思います。
その欲求が満たされないのであれば、満たされるまで努力するしかないんです。
若しくは、直ぐ満たされるよう欲求のレベルを下げるしかありません。

生きていくのは大変で、身勝手な解釈や自分本位の言動・思考で行動しがちになることは誰にだってあると思います。
必要なのは気付くこと…そのためなら失敗も止む無しなんですけど、本当は失敗する前に気付きたいですが、いつもそれが出来たら苦労しないですよね^^;

今回魔族にも気付きがありました。
犬猿の仲だと思っていましたが、一筋の光明が見えた気がしたのは、きっと私だけじゃないと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

個人的に気になったこと…
ガシタがメッチャ「FAIRY TAIL」のナツ・ドラグニルでした^^;
声優さんが一緒なのでまぁ、些細で当たり前のことなんですけどね…

オープニングテーマは、Hinanoさんによる「CHANGEMAKER」
エンディングテーマは、あかりんによる「Dear Doze Days」

1クール全12話の物語でした。
結果的に良いお話に纏まって良かったのではないでしょうか。
杉田さん演じるダリエルも良かったですが、個人的には藤田さん演じるマリーカ一択の作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

盛りのついた雌犬、パイパイデカ美がヤバすぎるけど、物語の構成上必要だから勘弁してな話。

 最終話(12話)まで観ました。

 みんな和解してハッピーエンドでした。良かったなぁ。

 ダリエル一家はこれで良いのかもしれませんが、魔王軍と人類の戦争はどうなったんでしょうか。  

 魔王様は不老不死の超越者(化物)ですし、人類側の代表が誰なのか不明なので、公式に和解できる状況ではありません。

 魔王軍も人類軍も軍組織で激突してたのに、四天王の一部と勇者が仲良くなっただけで平和になるわけありません。

 前線のムラ付近の話で、割とデカい組織同士の紛争が有耶無耶になるのは、なろうぽいです。

 これ以上話が続くと、この辺の矛盾が爆発しそうなので、綺麗に1期で終わって良かったです。

……………………………………………………………………

 9話まで観ました。ダリエルが村に完全に馴染んだため、マリーカはお役御免のようです。

 記号的ヒロインの典型といった所でしょうか。付き合う前は積極的にセクシーアタックしてくれ!その後は三つ指ついて男の後ろにひかえておれ!と、男性に都合の良い良妻賢母に成り下がっています。

 メインヒロインの座は女勇者に譲ったようです。女性キャラの割と酷い扱いが、中年男性のキモい妄想だ!と、断罪されて、今一物語がイケてない原因かも知れません。

 ギャグっぽかった本作品ですが、ガチで戦争している元勇者アンド魔王軍幹部が出てきて、いよいよクライマックスのようです。

 ダリエルのスローライフ?は、どうなってしまうのか?目が離せません。

……………………………………………………………………… 

 主人公に助けられたとは言え、ヤバすぎる突撃娘マリーカの評判が良くない本作ですが、4話まで観てると、存在意義が分かってきます。

 魔王軍も人間側も、戦争しているのに頭がお花畑です。主人公は魔王軍を追放されたとはいえ、内情を知っている危険人物です。

 人間側も、経歴不明な凄腕を辺境とはいえホイホイ最前線の村に迎え入れるでしょうか?どう考えても犯罪者かスパイでしょう。

 結局、ストーリー上の矛盾を、発情した雌犬ことマリーカが引き受けているために、キテレツな人物として描かれてしまっています。

 主人公が人間側に受け入れられるための保証、恩人で腕が立って、良い人で、恋愛対象にしても安全!をマリーカが体現しているのですが、その演出が過剰なために、色ボケ恋愛脳ストーカーとして視聴者の顰蹙をかっています。

 中年の妄想だキモい!と切り捨てないで、記号的ヒロインとしてのマリーカの活躍を見守ってほしい作品です。

 まあ、オススメはしませんが…。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

67.8 124 2023年度アニメランキング124位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (176)
469人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

芝居×FAMILY

●「564」で「絆」は得られるものか?

組織の中でしか生きられない宿命を負った{netabare}レイパパが新しい生き方を見出し
生まれ変わろうと奮闘する姿については好意的に受け止めることができます。

家族の絆を知らずに生きてきたレイパパの成長物語として考えたら、それなりの出来栄えであり、
最後に家族で記念撮影して終わるという展開も悪くはないようにも思えます。

しかしながら、やはり5648稼業の業を負い、ミリの父親を手にかけた罪について
何のお咎めなしというのは少々虫がいいようにも思え、素直にハッピーエンドに
喜べないようなところもあり、釈然としない引っ掛かりのようなものが残ってしまいます。

思っていたよりも組織は弱く、ボスも息子には甘く、ショットガンの威力も微妙でありました。

レイパパは親から英才教育という名のある種の洗脳を施されていたような形跡がありますので
そういう前提で考えたら5648稼業は親に無理やりやらされており、情状酌量の余地があると
言えなくもないので、罪の重さを測るのが難しいような気も致します。

二人は改心したからこそ足を洗ったのでしょうが、改心したならばやはり娘には
父親の件は告知すべきだったでしょう。

息子はボスを殺さず。ボスも息子を殺さず。
それは組織の論理に反するものの、親子の「絆」によるものでしょう。

もしも娘の父親殺して得られる「絆」があるなら、それは家族の道理に反し
「絆」に傷成す皮肉となるのみ、そんな風にも思えます。

ミリの両親とダディーズのいきさつについて本人に詳細話さずに
娘との信頼関係が深まるというのにはやや苦しいところがあるので
これについては省略すべきでなかったような気がします。{/netabare}

●退路は断たれた

ミリ母のあまりにも鮮やかな{netabare}心変わりには裏があるのではないかと勘繰っていましたが
組織によるものではなく、Qちゃんの配慮が働いていたということでした。

娘を巻き込まないためダディズが身を引くという選択肢を選ぼうという流れでしたが
組織はそんな生ぬるい考えに断固たる行動を示すのであります。

格上の殺し屋と対峙しカズキパパが生き残れたのは幸運であると言うしかないですが
身を引くという生ぬるい選択肢は意味がなくなり、組織と全面対決するという
最悪のシナリオに嵌ったようです。

生まれ変わりの伏線は機能していますが、この路線で果たして着地成功できるのか?
非常に興味深いものを感じずにはいられません。

ラストスパートで巧い事見せ場を作れたら、評価は一変することもあり得ます。{/netabare}
次回以降、期待値はぐんぐん上がって参ります。

● Happy rebirth day to you♪
レイパパの誕生日回であります。

誕生日と言えば誕生日ケーキでありますが、{netabare}誕生日ケーキに蠟燭立てて火を吹き消す
という習慣の起源は【フリーメイソン】と言うことらしいです。
お前らどんだけお姉ぇ系タレントと【フリーメイソン】が好きなんだ!という話にございます。

ちなみに【8】話なので「誕生日ケーキ」が必然的に出てきます。
「蠟燭の炎」は【灯火】であり、自由の【女神】が右手に持つ「希望の【光】」を暗示します。

ケーキには「6」本の蝋燭と「12」コの苺が載っていますが
6と12を合わせると【18】(=【666】)になります。
お前らどんだけ裏設定好きなんだ!という話でございます。

よりにもよって誕「生」日にマフィアの父親から56「死」の指令を受けるとか
皮肉もいいところでありますが、そもそも自分の父親殺したダディーズに
育てられる娘と言うのも大いに皮肉めいた話であると言えるのかもしれません。

564のターゲットは愛するものために組織を抜けようとする裏切り者であり、
レイパパのかつての相棒と言うべき存在であります。

レイパパが現れてターゲットの男は「待ち人」が来ないことを悟るわけですが
愛する人を失ったにも拘らず全く動揺しない彼の強靭過ぎるメンタルを目の当たりして
むしろ見てるこっちが動揺してしまったりもいたします。

銃撃戦と言うよりは、二人の男の信念、あるいは生き方を掛けた戦いであるというのが
このシーンの描写意図だと思われますが、リアリティがどうとか別にしても
見応えは十分あったように感じました。

組織以外のところでは生きられない宿命を背負うレイパパが、誕生日に
自分の人生を振り返り、生き方を「変えよう」と決意する展開には心惹かれるものを感じますが、
但し、守りたいものを守ろうとし生きたいように生きようとするのがほぼ不可能な
このような設定を敢えて仕掛け、難易度を上げまくっておいて
無事に着地できるかどうかは際どいものを感じずにはいられません。

しかしもしも「誕生日(ケーキ)」が伏線だとしたら、奇跡のランディングも
{/netabare}あり得るということで終盤戦に期待をしたいところであります。

●5648稼業の奮闘記

殺し屋稼業と「FAMILY」から想起されるものと言えば {netabare} 「マフィア」。
もしも「ダディ・ペア」がマフィアに属し「FAMILY」のために人を殺すと言うなら
視聴者の理解が追い付かないまでに整合性が取れないこともなかったでしょう。

「SPY家族」のヨル夫人はマフィアに属しているというわけではないですが
故あって殺し屋稼業に身を置いていることについて、一定の理解は
得れられているような印象を受けます。

悪党のみを暗殺対象とした「正義の殺し屋」?という線ならば殺し屋設定も
正統化されそうであり、ヨル夫人もそういう側面が無いこともないと言えるのかもしれません。

まるで人気作品「SPY家族」を意識し過ぎたかの如く?本作でも5648コンビが大活躍しますが、
本作の独自性を出そうと奮闘するも「正義の殺し屋」路線の再現はなかなかに
厳しいものを感じてしまいます。

コメディの世界観と言うのはとても便利で巧いこと笑いが取れれば、細かいことは
流されるという最大の利点があるのですが、その反面シリアス路線との相性は最悪で
特に「人の命」を題材にした物語でコメディ劇場を展開した場合悪趣味と言えるまでに
物語の世界観は歪な形にねじ曲がってしまいます。

トラウマになる程辛い大切な人の死のエピソードを無事通過したようですが
「殺し屋設定」の地雷を踏んだような状況に追い込まれ、弁解するのが
更に困難な状況に陥ったようにも思われてしまいます。

「命は大事で、家族も大事」というある種の一般常識
殺し屋稼業のダディ・ペアはこの命題に対して{/netabare}如何なる答えを導き出すか?
それが今後の最大の見どころとなるのかもしれません。



オーソドックスな人気作品の王道的手法はキャラで釣るというものでありますが
本作もそのセオリー通り幼女キャラを全面的に押し出すことにより、狙い通りの
成果を出しているように思います。

子どもを基点に展開されるホームコメディドラマでありますから、やはり
「SPY家族」を意識しているということになるのでしょう。

成り行き上の子育て奮闘記を描いたような作品は一昔前に映画などでよく扱われており
今更感や出尽くし感あることを否めないですが、コメディ路線ではある意味王道であり
エンタメ性もそれなりにある無難なものに仕上がることがある程度保障されているため
余程の下手をこかない限り話の途中で失速することもなく、完成度も相応のものができると
考えられるわけであります。

「アーニャ・フォージャー」同様、幼女キャラは本作最大の強みでありますが
逆に言うとそれ以外のところでは見せ場が今一つないというのが、ウイークポイントであります。

今までのところ無難な線をキープできていますが、最後の最後で王道を外れたような
衝撃展開が用意されているのかと言えば、それはなかなか難しいように思えます。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

【失敗作の典型例-4】安易に子供に頼りすぎ →「臭いものには蓋」プロとして最低の仕事ぶり/2023/4/2追記

【レビューNo.48】(初回登録:2023/4/1)
オリジナルアニメで2023年作品。全12話
「糞作品にレビューを書かずにはいられない」という、レビュアーさんの気持ちが初めて
理解できたかも(笑)まあ怒りに任せた緊急レビューということでw

(ストーリー)
一騎と零は裏社会で生きる殺し屋バディ。この日も仕事でターゲットが主催するパーティー
に潜入する。作戦決行の直前何故か4歳の幼女ミリが紛れ込んできて、作戦はハチャメチャ
となるもどうにか任務を完遂。ところがミリは暗殺したターゲットの隠し子だったのだ!
次に母親に子供の引き取りを依頼するも拒否されてしまう。そんなこんなで2人の殺し屋と
幼女の奇妙な同居生活が始まる。

(評 価)
{netabare}・安易に子供に頼りすぎ
 ・「アイデアに困ったら子供と動物を使え!」
  「CM業界の鉄則」で昔そんな話を昔聞いた記憶があり、実際「3B」というものがある
   (美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast))
  らしいのだが、本作も「安易に『幼女』に頼ったな」という印象しかない。
  ・「殺し屋」×「幼女」にすれば、意外性のある面白い作品が作れるだろう
  ・幼女を出しておけば、「萌え」とか見栄えのいい画が描けるだろう
  ・幼女に家族アピールさせとけば、アットホームな作品になるだろう
  という、浅はかな計算しか感じなかったんだよね。
  で、作品を観ると
  ・幼女に家の中を引っ掻き回させ、コメディ展開にするぞ!
   → 回数や限度のバランスを考えず、ミリが邪魔で鬱陶しい存在に感じてしまう。
  ・そろそろ家族愛アピールでアットホームな話入れよか♡
   → とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  ストーリーに自然に馴染ませるのではなく、制作陣の都合だけでミリを動かしてる感
  が強く、ミリの扱いが雑すぎでかわいそうだったなと。(ミリに罪はないのに・・・)
 ・殺し屋と育児の両立について
  本編は「表の優しい育児の顔/裏の非情な殺し屋の顔」の両立をどう描いていくのか
  ・特にこの甘々な世界観で本当に人殺せるの?
  ・で、人を殺した後どの面下げてミリと接していくの?
  ってところに注目していたんだが、そんな心配無用でした。だって殺し屋業開店休業
  中なんだものw最後にミリに危険が迫ったから、大儀名分を得て立ち上がるがそれは  
  別物でしょう!
  結局「一番難しい命題からは、目を逸らして逃げました」という最低の仕事ぶり。
  「じゃあ、なんで『殺し屋』設定にしたの?」と作品の根幹を疑うレベルですね。

・一番かわいそうだったのは、ミリの母親。
 ・個人的には制作陣都合に振り回されてかわいそうだったのは、ミリの母親なのかなと。
  ・2人とミリを同居させたい
   → 子供に愛情を抱けないから、引き取り拒否します!
    → まあわかる
  ・そろそろドラマチックな展開が欲しいな
   → 改心したからミリを引き取りたい(まあ一応裏工作もあったけど)
    → ちょっと待て!なんや、この取ってつけたような展開は?
  ・で、ここからどうやって2人に戻していく?
   → 邪魔やな。殺し屋に母親処分させちゃえ!
    → ファーーーーー!!!!
  ・それで最大の問題「母親が死んだこと隠してるけど、どこで打ち明けるの?」 
   → 面倒なことは先送り、ミリは真っすぐな女子高生に育ちました!!
    → 結局ここでも「臭いものには蓋」ですか(呆れ)
 ・あと、細かい突っ込みとして
  ・最強の殺し屋「小木埜」をどう倒すのか?
   → あれほどの殺し屋が後ろ無警戒で、背中からブスリって・・・
  ・「組織の掟は絶対だ!、地の果てまで追い詰める!!」
   → えー、あれで落とし前が着いたの?!
  ・(話は戻るが)零に初めて「父親の自覚」を持たせるには?
   → 警察官を高圧的にして悪者にしちゃえー?! ・・・etc
 なんというか「ご都合主義の権化」というか、欲しい結果を得るためなら
 ・そのプロセスは何でもあり
 ・都合の悪いところはすっとぼけ
 という、「プロの仕事としてそれはどうなの?」っていうのが多すぎて・・・

「組長娘と世話係」もそうですが、普段は子供でアットホーム感を演出するために血生臭い
設定はなかったように振舞っておいて、いざ新しい展開が必要になったら、ヤクザや殺し屋
らしいことを始めるという、ダブルスタンダードはホンマにやめろや!!
例えば、よく比較対象となる「SPY×FAMILY」は
・偽装家族ということを登場人物も視聴者も分かっているし、コメディに大振りしてるから
 → どこかで本物の家族になりたい
というささやかな願いや多少無茶な言動が受け入れられるわけで、こんな練り込みのない世
界観でこの作品はどこへ向かおうとしていたのか?
なまじ作画やアクションの出来がよかっただけに、余計「殺し屋と育児の両立」というのが
難しく、思いつき感満載の歪な作品に仕上がったという印象ですね。
(個人的には、コメディ/シリアス/ハートフルを作品としてどう扱いたかったのか理解不能
 とりあえず全部ぶっ込んでおけば、何か刺さるやろ位にしか見えなかった)
なんかミリや母親の扱いが酷く、しかも都合に合わせて片方には目をつぶるという、ダブル
スタンダードぶりにご立腹って感じですかね。{/netabare}

最後にちょっと怒り任せてレビューしちゃったんで、乱文お詫び上げますm(_ _;)m

(追 記)
てぶくろさんの
「いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!」
というのが秀逸で、「そういう企画だけでそれっぽい作品つくりました」と説明されれば、
「なるほど」と確かに腑に落ちますね。

(2022/4/2追記)
追記しようと思ったら、書きたいことは上手くてぶくろさんがアップしてくれてましたね。
>逃げやがったなテメー、話作りの難しいところをサボるなってば。
>ミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまう

・人物描写をサボっている
 ・ミリや母親は物語を都合よく動かしてくれるための「駒」であり、ことミリに関して
  は家族愛をアピールするための「道具」であり、ほぼ人物描写ができていない。
 ・それは主役2人にもいえることで、エピソード等でこういう過去を持つという「設定」
  は増えていくが、その後まともに向き合っていないから人物描写が浅い。
 ちゃんとキャラと向き合って、人物をしっかり描こうよ。

・話作りの難しいところをサボってる
 ・「殺し屋と育児の両立」については、上述の通り。結局都合の悪い部分から逃げたよね。
 ・上述 >とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  「家族愛」についても結局人物をきちんと描いていないから、「何をしたか」という表
  面上のことしか描けておらず、「同じ時間を共有したから、それはもう『家族』だよね」
  という浅いメッセージしか伝わってこない。

クリエイターなんだから、そういうところで汗をかいてこそ「この作品しっかり練られている
な」と、こちらも心を動かされるわけで、それを微塵も感じられなかったのは残念。
(予め決められたゴールへ最短ルートでサクサクと到着するために、都合のいいものだけ利用
 して、面倒なことから逃げましたとしか思えなかった)
この構図どこかで見たことあるなって思ったら、異世界モノの「スマホ太郎」やん!!
「現世で『スマホ太郎』やりました」って説明されたら、なんかスッキリとするなwww
(「スマホ太郎」に興味を持たれた方は、ググってみてください)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

右肩上がりの作品。

{netabare}
殺し屋二人に幼い女の子がメインの作品...と聞くとどうしても某スパイアニメを髣髴とさせられて、後釜狙い感が露骨であまり期待していなかったけど、予想以上にいい作品でした。

減点方式で見ると言いたいことは色々とあるのだけど、筋は通っている作品だったので最終的な印象はかなりいいかな。
アーニャがメイン感あるスパイファミリーと違って、この作品は殺し屋二人の方がメインな気がする。
作風は少しアメリカっぽさがある感じで、戦闘シーンは爽快、日常回は軽めのノリで、単純に見ていて楽しい作品。
温情がありながらもいい加減な一騎と、常に気だるそうな零が、ミリに対する思いの変化の中で変わっていき、自分自身を見つめ直す話。

子育てに関して自分はあまり詳しくは知らないけれど、保育園に通わせたり、料理を作ったり、おもちゃを買い与えたり、やることはかなりしっかりしていたと思う。
運動会で応援する姿や、保育園でのミリの状態を気に掛けている様子からは本当の家族と同等のものを感じられて良かった。

殺し屋要素は最初に少しあったきり全然なかったけれど、最後の最後で澪の父とその部下との大きな揉め事が描かれる。
さすがはPAかアクションシーンはきっちりと動く。
揉め事の解決はご都合主義的な部分もあったけれど、澪が自分の腕を機能不全にすることで意思を貫き通すのはかっこよかったかな。
最初はいかにも冷酷非道な雰囲気だったけど、普通の生活に感化されての変化を感じられて良かった。

右肩上がりに良くなっていった作品だけど、特に最後の終わり方は冬アニメの中でも特に秀逸。
色んな障害や犠牲を乗り越えて、ミリが立派に成長してる姿と、元殺し屋の二人が平和に家庭を営んでいる様子にグッときた。
そこまでの重めの展開もあってかなりのカタルシスを感じる。
題材が題材なだけにハッピーエンドになるとは思わなかった。

1個大きな不満があるとすれば、アニメで描かれていた部分だけを見る限り、母を自分たちが揉め事に巻き込んで死なせた事実を最後までミリに隠したままのこと。この部分はちゃんと描いてほしかった。
あとは前半部分は細かい部分でかなり突っ込みどころが。
殺しの現場をミリが引っ掻き回すのはフラストレーションでしかなかった。それと、銃を所持した弁当泥棒の回は目立って脚本がやばかったと思う笑

細かな不満はあれど最後は本当に綺麗にまとまっていたのでおすすめ。
最近のPAworksで久々の当たり。

私的評価:79点
私的ベスト回:11話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
スパイファミリー? さっむ。ガバガバ警備。ケーキ食わせるなよw
人質の意味なしでなくて草。とりあえずアクションシーン良かったな、ちゃんとバンバン撃ってくれるのも。
親殺したじゃん。
てか、主人公とターゲットのキャラデザ似すぎててわからん。
ED下手くそ

2話 ☆6
事案。お洒落OP。母親は生きてんのか。
マフィアの父親と一緒に来たんじゃないのかよw
もう殺した相手に子供いるかとか調べる意味あるか?
クソガキすぎる。車に放置とか危ないぞ。
トイレ貸すとか良い奴じゃん。ちょっとイライラする系だわ。
子供の前でんなことやっていいんか。あいつは殺せただろ。

3話 ☆7
クソガキすぎる。母が子を逃がしたパターン?
唐突に挟まれる主人公の過去。俺もあいつみてたらむかつく。
どの立場から言ってるw 違うなら事案じゃん。

4話 ☆6
クソガキやめろ。アーニャじゃん。役所に行く殺し屋。
保育園に面接なんてあるの? ホモ。
ミリの不自然な発言シーン要らない。これ殺し屋設定いる?
ハートフル感を強固にするためだけの設定って感じだな。
浮気しようとしてて草。
そんなに情報収集能力低くてよう殺し屋ができてるな。
殺し屋が子育てとかしてたら上から切られるだろ。
もうこれ上層部と戦う作品にしろ。
子供が相手の衣服のこととか気にするもんか?
まあ子育て作品としては細かい部分まで描けていていいのかな。
けど殺し屋要素の方が欲しい。

5話 ☆7
コロナか。クソガキすぎる。バレてるだろこれ。お笑い芸人w
これはこれでまずいだろ。

6話 ☆6
大人ミリもっと見せて。殺し屋要素どっか行ってて草。
マリオカート再現頑張ってる。パパは悪いことやってる立場だろw
パパの方が先に捕まりそうだけどw 保育園に遠足とかあるんか。
やたら大人ミリを出したがるw なんで店無人なんだよ。
弁当忘れることある? 飯欲しがる泥棒ってなんだよww
食い物目当ての銃所持者って何だよ。良かったぁで済む話じゃないw
ミリに対する信頼が足りなかったか。

7話 ☆7
おい殺し屋しろよ。家出してて草。殺し屋任務来たらどうするw
風俗堕ち。殺し屋ざっこww
まあこれ系にありがちな超人では無いのはいいとこなのかなw
妹さん? 久々の殺し屋要素。

8話 ☆7
零の回か。極上だ...。こいつサイコパスか? 久々の殺し屋要素。

9話 ☆7
男二人なのに良く冷たい目で見られないな。
幼稚園で運動会とかあるのか。絶対まずいだろw
これ片親だったら積むよな。

10話 ☆8
母親さん病んでたんじゃなかったのか。もう結婚しろや。
やっぱり手作りではないんかよw 都合のいい話だな。
結局ミリの意思だろ。けど、本当の親なのに。
仕事が鈍ってる言われても最近仕事の描写ないからわからんな。
綺麗なとこばかり描いてるから。ママ死んだらどうするん。
いわかける そりゃそうだな。ミリの前で話すことでは無いけど。

11話 ☆10
オワコンという言葉がオワコン。良い親やん。再婚しろ。死んだ?
熱膨張って知ってるか? そもそもこいつらのせいでもある。
この2人を恨まずにミリの心配をする優しさ。

12話 ☆9
母の事話したんか? ママの死誤魔化すんか。
保育園に目がいかないのはご都合過ぎない。攻め入るのか…w
無理があると言いたいところだけどこれはこれであり?
こいつまだいるんかよw ちょっとグロくて草。
最後の言葉を言えや。母のことはちゃんと喋って欲しいなw
ハッピーエンドとはな。

曲評価(好み)
OP「SHOCK!」☆8.5
ED「My Plan」☆5.5
11話IN「Don't say good bye」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
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