2021年度に放送されたおすすめアニメ一覧 394

あにこれの全ユーザーが2021年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月19日の時点で一番の2021年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.1 150 2021年度アニメランキング150位
BanG Dream! ガルパ☆ピコ ふぃーばー!(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (23)
78人が棚に入れました
詳細不明

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本編より面白いのはどうかと思いますねぇ

本編はストーリーが微妙かつ登場キャラがほぼポピパのみのCGてんこ盛りで流石にキツくて1期の10話辺りで切ってます

逆にガルパピコは作画がアプリ寄りで親近感があるし、ストーリーもショートアニメの割に笑わせてくれる回がそれなりにあるので1期から全部視聴してます

ショートアニメの中ではかなりイケてる部類に入る

【4/10追記】全話視聴終了しました。24話が凄く良かった。友希那さんとリサ姉のタッグは最強ですわぁ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「ピコたるもの、ふぃーばー」せねばならん!!

バンドリのスピンオフミニアニメ・ガルパピコ3期。
1期を観たときはあまりの公式が病気っぷりにひいちゃうこともありましたが、3期ともなると実家に帰ってきたような安らぎすら覚えます。
ガルパピコもシリーズとして定着しつつあるので、次はいよいよ銀幕デビューきますかね。

1期、2期同様、最終話以外は一話完結型、一話あたり3分程度です。
すっかりアニメでもレギュラー感が出たモニカとRASも登場します。
公式でもぶっ飛んだところがあるメンバーですが、ガルパピコはさらに誇張されていて、とんでもない展開を公式でやっちゃうのは3期でも健在ですね。

ハロハピの中身がシャッフルしたり、ジャーキーのため伝説の山に挑んだり、原始人だったり幼稚園だったりDISH村だったりと、現実離れした展開が、それでもバンドリメンバーのキャラクターそのままで展開されます。
過去作もそうですが、各キャラの特徴や公式カップリングを知らないと楽しめないので、バンドリファン向けの作品だと思います。
バンドリファンであれば、14話ではすごい声出す友希那さんや、ぶしどーとしか言わないウエイトレスのイブちゃんが狂おしいほど儚い気持ちになること請け合いです。
バンドリ愛がより深まるミニアニメでした。

メンバー同士の掛け合いが楽しいアニメですが、必要以上に接近してしまうようなキラキラドキドキはほぼ無いのが残念です。
2022年のエイプリルフールでは、ひまりを主人公にバンドリメンバーを攻略するガチ目なギャルゲーが公開されたので、公式も需要には気づいていると思うのですが、なかなか焦らしてきます。
ただ、3期では友希那とリサ姉のイチャラブ話があったので、次回はガルパピコというお祭りのドサクサに過度なスキンシップをしにくるこころにプッツン来てしまった美咲が、ついにこころんに覆いかぶさってしまうような話を期待します。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

お馴染みのやりっ放し

やりっ放しギャグのオンパレード。
RoseliaのゆきなちゃんとAfterglowの蘭が可愛い笑。
あと謎の生物を探し出したの笑。

前回のさーくるは古代遺跡になって変形してたけど、今回はさーくる自体には変化なしで終わると見せかけて{netabare}宇宙て滅茶苦茶やな{/netabare}
感動的な最終回?と見せかけたある意味予想通りのオチ笑うしかない。


主題歌
ピコたるもの、ふぃーばー! 香澄(愛美)✕蘭(佐倉綾音)✕彩(前島亜美)✕友希那(相羽あいな)✕こころ(伊藤美来)✕ましろ(進藤あまね)✕レイヤ(Raychell)
フィーバーしている映像が可愛い。デフォルメされたキャラクターたちが回転寿司のごとく流れる様と後ろでぽぴパメンバーがうほうほしているところが特に。
劇中歌
SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ! Pastel✽Palettes


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ガルパメンバーの憩いの場、ライブハウス「さーくる」で 「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」 「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」 そして「RAISE A SUILEN」「Morfonica」も加わって ちっちゃい7つのバンドが大騒ぎ! 可愛さも笑いもさらにマシマシ! 抱腹絶倒のガールズバンドコメディ!

1. ガールズバンド戦国時代
時は、ガールズバンド戦国時代! さーくる周辺は天下統一を目指す7つの勢力により、 熾烈な派閥争いが繰り広げられていた…! 血で血を洗う戦いの日々が、みたび始まる

2. はいきんぐやっほー
わ~い!絶好のハイキング日和~! で~も!山の天気を甘く見ちゃダメ! つい今しがたまで晴れていたとしても ふと気づいた時には 霧につつまれていることも… 十分な注意をし、万全な対策をして 行楽を楽しむことが大切だ。

3. スポーツマンシップにほっこり
宣誓!われわれバンドガール一同は! スポーツマンシップにのっとり! 気持ちのいい汗を流し! 正々堂々、ほどほどに楽しむことを誓います! さーくる代表、戸山香澄!

4. エモイナの泉
エモい出来事が日々の暮らしに潤いをもたらす。エモイナの泉へようこそ。 エモイナの泉では、幼馴染の皆様から送られてきた、 生きていく上ではあると嬉しい出来事、「エモイナ」で いかにエモくなれるかを品評していただきます。 それでは参りましょう、まずはこちらの「エモイナ」です。

5. ジェニファーちゃんを捜せ!
大変!ジェニファーちゃんがいなくなっちゃったの! え?電話をすれば…? ジェニファーちゃんが出られるわけないじゃない、何言ってるの?! …じゃあメール? だから、ジェニファーちゃんよ?まじめに考えて! こうしちゃいられないわ! とにかく私、探しに行くから! ジェニファーちゃんを!

6. プロデュース☆銀河
巨大チェーンの台頭。 苦境にあえぐ個人商店。 とある一軒のラーメン店を救うべく 敏腕プロデューサー・チュチュと その仲間たちが立ち上がる、 ラーメン・コンサルティングストーリー。 「プロデュース☆銀河」始動---!

7. ひまりのSNS WARS
ひまり@Afterglow @Himari_afterglow 2分 最近お気に入りの新発売のコンビニスイーツ! うさぎの形がかわいくて超~おいしいの! 練習帰りについつい買っちゃうから 今月のお小遣いが心配…でもおいしい~~! コメント0 「」13 イイナ12

8. THE パスパレ DISH
Pastel*Palettesの5人が日本全国を飛び回り、 汗水流して様々なことにチャレンジ! 体を張った実験チャレンジから、 プロ顔負けの本格チャレンジまで不可能を可能にしていく! チャレンジを通して、ガールズバンドの良さを再確認! 「出張パスパレ街」「パスパレ島」「パスパレ0円喫茶」 「世界一美味しいオムライスつくれるか」「パスパレ砂漠」など シリーズ企画も多数。

9. 駆け抜けろ青春
マラソン大会、それは学校行事における試練… あるものは体力を あるものは精神力を そしてあるものは友情を試される。 さあ、青春の汗を流そう! 風を切って駆け抜けよう! 次の日の筋肉痛は気にするな!

10. 漆黒のラヴィアンノート
ガールズバンド「Roselia」に所属する普通の高校生・宇田川あこは ひょんなことから異様なオーラを放つ謎のノートを手に入れる。 ノートにはあるテーマに基づいた連作の詩が書かれており その内容を神の啓示と捉えたあこは 新世界の女神としてバンドガール達を導くことを決意。 ノートの意志を継いだあこによって、世界は大きく揺れ動いていく…。

11. 心配性のましろちゃん
昨日のライブ、すごく楽しかったな… 私、やっぱりMorfonicaのみんなが大好き…! でも、次の日からみんながよそよそしいような…? わ、私、何かしちゃった…!?

12. ジャーキーアドベンチャー
誰かが言った…! 噛みしめれば噛みしめるほど 濃厚で深い味わいが無限に溢れ出る 良質なビーフジャーキーで「巣」を作る 金色に輝く鳥がいると。 世はジャーキー時代。 無限のジャーキーを探求する時代!

13. 7バンド、夢の合同ライブ!
「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」 「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」 そして「Morfonica」「RAISE A SUILEN」が一同に介し、 今実現する夢の合同ライブ! こんなの大成功間違いなし! キラキラドキドキ、みんなハッピー!! …だよね?

14. ペンションアンダンテ
さらなる成長を求め、強化合宿を決行するRoseliaの面々。 あいにくの豪雨に見舞われ、ずぶ濡れになりながらも 合宿の会場である森の中の洋館にたどり着く。 しかし館の中には誰もおらず、不気味に静まり返っていた。 果たして彼女達を待ち受ける運命とは…。

15. ポピモニロードショー
こんばんは…ポピモニロードショーの時間がやってきました。 今宵のご注文は、鮮血迸る殺人劇? それとも、背筋凍る心霊現象? 当館はお客様にご満足していただける作品を豊富に取り揃えてございます。 さあ、今宵も皆様と一緒に、 珠玉の恐怖を楽しんでまいりましょう…

16. ハピハピ♪バケーション
きらめく太陽!透き通る海! 「今日はプライベート島でバカンスよ!」 かわいい水着に身を包み ハロハピの皆は大はしゃぎ! 「次は何で遊ぼうかしら!」

17. コロネつまみ食い裁判
理不尽な事件に巻き込まれた依頼人、倉田ましろ。 彼女の容疑を晴らすため、弁護人・戸山香澄が立ち上がる! 果たして依頼人は有罪か、無罪か…。 そこんとこはよくわからないけど、 とりあえず言っとけ! 「異議あり」!

18. ねこねこタイム
ねこ。 ネコ科に属する飼い親しまれたネコのこと。 イヌに比べ、単独生活主義であり 時に飼い主に対しそっけない態度をとることもしばしば。 しかし信頼関係を築いた相手には深い愛着を持つようになり 時折見せる甘える仕草がたまらなく愛らしいのよね にゃーん

19. ガルパ名作劇場~たえデレラ~
むかしむかし あるところに、 たえデレラという むすめがおりました。 たえデレラには ままははと ふたりのあねがおり ひび こきつかわれておりましたが たえデレラは とくにきにせず たのしく くらしておりました。 そんなあるひ、おしろのおうじさまから おふれが とどくところから おはなしは はじまるのでした…

20. ゲームセンターともえ
いつもは普通の女子高生、宇田川巴。 だがひとたび太鼓に向かう時、その情熱が目を覚ます!! 個性あふれる強力なライバル達と 数々の必殺技を用い、 死闘を繰り広げる! 巴の魂の咆哮を見届けよ!

21. ハッピーさんばかーニバル
当装置は弦巻財団により開発された瞬間移動装置です。 片方の部屋に何かしらの物体を置き、 操作盤のスイッチを入れると、 その物体はもう片方の部屋へ転送されます。 ※管理者に申請し、承認を受けた者のみ操作が許可されます。 また、生物の転送は禁止されています。 間違っても中に入ったまま装置を起動しないよう注意すること。

22. さーくる幼稚園
ここはどこにでもある普通の幼稚園。 いつでも子供の声が元気に響き渡り みんな楽しく遊んでる♪ さあ!今日は何して遊ぼっか! 砂遊び?おままごと?お歌にお遊戯? みんな仲良く、たーっくさん遊ぼうね!

23. ウホホウホホイ
ウッホ♪ ウッホ♪ ウッホッホ♪ ウッホ♪ ウッホ♪ ウッホッホ~イ♪

24. ありがとう
大きな声で歌を歌う等、喉を酷使すると 声帯が炎症を起こして声が出にくくなる場合があります。 できるだけ発声を控え、刺激物は控えるようにし、 喉のケアを行うようにしましょう。

25. 7バンド合同ライブ演出会議!
さあ!みんなでライブするぞ~! …って、あれ?まりなさんどこいっちゃったの? 会場の準備とか相談したいことあったのに~! でもそう言えば、最近あんまりさーくるにいないような…

26. 遥かなるソラの先へ
もはや避けられないまりなの退陣、 危ぶまれるさーくるの存続。 そんな絶望的な事実に、みな顔を伏せてしまう。 そんな中、ひとり立ち上がるのはやっぱりあの子…!? キラキラドキドキの、さーくる最高のライブが始まる!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
海賊王女(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (218)
679人が棚に入れました
これは、ある少女の記憶から始まる物語。18世紀、大西洋。父と船旅へ出ていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、たった一人小型ボートで漂流し、命をつなぎ留める。フェナが漂着したのは、国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>だった。10年後──。雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えていた。だが、それを受け入れることはできず、幾度となく想像してきた島からの脱出を決心する。迫りくる追っ手に絶体絶命のフェナは、真っ赤な鎧に鹿の角の兜をまとった青年・雪丸に救われる。雪丸は、フェナを「見つけ出す」と約束した少年だった。そして2人の“再会”は、フェナ自身に眠っていた言葉を呼び起こす。炎に包まれ、沈みゆく船。「必ず俺が見つけ出す!」と約束した少年。そして最愛の父が叫んだ、あの言葉──。「<エデン>に向かえ!」フェナはその真意を知るべく、雪丸たちと共にの謎を解く船旅へ出る。

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

残念賞w

Production I.Gによるオリジナルアニメです。

「18世紀」「王女」「侍」「海賊」などをテーマとした作品のようです。
しかしこのテーマ、いったいどの世代を狙った作品なのでしょうね。

キャラデザや作画は凄いんだけど、ストーリーがいまいち。
という、オリジナルアニメのパターンからは、抜け出せなかった感じです。

あえて古いイメージを狙ったとは思うけど、海賊王女というタイトルも何だかな~

ヒロインのフェナがとても可愛いいという事が、この作品の唯一の救いですねw
おてんば王女という設定も、テンプレなんですけどねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シナリオ以外全部最高!?

オリジナルアニメ


うーん…どう説明したらよいのだろうか

 {netabare}『ふしぎの海のナディア』{/netabare}圧縮版

例えた先が未視聴だと意味不明となるがゆえに他作品との比較は不親切な気もするのでなるべく避けてはいたのですが他に例えようもなく。展開がまんまそれでした。

 {netabare}・青い海と輝く太陽!つまり海洋冒険活劇
 ・自分に正直といいますか一癖あるヒロイン
 ・どこか脇の甘い敵方の女海賊
 ・そして世界の運命を握るのがヒロインだった!展開
 ・そんな運命を受け入れキャラ変するヒロイン
 ・そのギャップに悶えるキモ視聴者俺{/netabare}

嫌いというよりむしろ好物なうえにダメ押し要素もある。こちら↓

 劇伴 梶浦由記
 出演 坂本真綾

個人的には名作フラグ立てても良くてよ…ってやつですがそうは問屋が卸しませんでした。前述の冒険活劇アニメ全39話をこちらでは全12話にまとめたような感じになったために綻びが垣間見えるとでもいいましょうか。ドがつくストライクゾーンの作風ゆえそれなりに楽しめたので私みたいな趣味の人には需要があるやもです。


時代は18世紀。産業革命ちょい前の中世ヨーロッパの佇まい。没落貴族のおてんば娘が自身にふりかかったトラブルを機に海洋に出るという冒頭。なにより太陽と海がきれいなのでした。画に惹かれます。
ひとくちに“画”といってもいろいろ。キャラデザインは好みによりますが普通にキレイ。主戦場が海ってこともあるのか背景美術・色彩も満足。それに素人目にみてもよく動いてる感じもします。
そんで見た目に加えて梶浦さん劇伴でしょ?OP/EDも良かったですよ。演者さんだって申し分なし。個人的に視聴済みアニメの中でわずか3つに留まる満点評価作品でヒロインはられてる瀬戸麻沙美さんと悠木碧さんご両名が出演されてたりするんすよ。

だがここまで。
端的に尺が足りないわけですが逆もしかりでは? 2時間くらいの映画で充分と言えそうです。
広げた風呂敷を畳まないのならそもそも風呂敷を広げず不要になるシーンを削ったらよろしいかと。もちろんどっかで匂わせといてくれてもよくね?と尺不足を嘆く気持ちが大半ではあります。

①削っていいやつ
 謎は謎のままにってのもありなんですが、キャラでも描写でも「これ要るか?」多数。

②説明してほしいやつ
 終盤の転回が激しいからこれ大事。 
 {netabare}例えばフェナ改め“選択の巫女”は究極の選択を迫られるわけですが、事前に世界に綻びが生じているみたいなジャブをかましてくれるだけで説得力が違うのに。これまでの仲間との結びつきを重視しての選択は理解できるものの、対となる“世界終わるよん”が降って湧いたネタのため腑に落ちない。

  「そうはいうけどマジで?ほんとに?いま平和なんだけど?」

 と現実感乏しいはずなのにフェナちゃん受け入れるんですよね。第1話で運命に抗うために海に出た娘がえらいあっさりと運命受け入れちゃうキャラ変に戸惑います。ここでいう運命とは血筋系のやつを指します。まあ嫌いじゃないけど。なおこちらあくまで一例であります。全体的に説明不足。{/netabare}


①②ともに脚本と構成でなんとかなるやつでした。
うーん…どう説明したらよいのか。。。アニメとは総合芸術であるとの弁は至言と思われ、五角形のどれか一角の値が極端に小さいとそこに足を引っ張られちゃう典型例といえる作品でした。



※閑話休題

■もはや神頼み

愛するドラゴンズ低迷の理由はこれ↓
{netabare}草薙の剣が国外へ流出したとあっては日本の一大事はもちろんのこと、そら熱田神宮のお膝元名古屋への災禍は致し方なしと思われる。 ※在名古屋の方ゴメンナサイ{/netabare}



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.01.20 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 46
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

4回目。見る度に面白い。女性の生き方…自分の考えで選択せよ。

4回目視聴しました。ネトフリ休んでいるのでDアニ登録助かります。見る度に面白くなってゆく気がします。

 本作は、ラストが訳がわからないのではなく、ラストこそ描きたいことだと思いますので、できれば、アナロジーとかメタファとかを少し考察すると楽しめると思います。

 本作は選択の物語で、女性の生き方を描いているのだと思います。

 まず、フェナの髪に注目です。娼婦の時は花飾りをつけ美しくまとめていました。これがトロフィーワイフの選択つまり女性性を売りにして生きる生き方です。専業主婦とも取れます。
 次に髪をほどき少女になったあと、ベリーショート。中性になります。そのあと雪丸との交流でショートヘアで女を取り戻し、最後はロングヘア、こっちは成長後でしょう。その後黒髪…の意味が考察ポイントでしょう。

 乱雲と碧水、混乱を選ぶか平穏を選ぶかも、また選択の物語であることを示していました。透明なガラスの板です。これは初めは純潔性かと思いましたが、方向を指し示すものとして機能しますので、意思なんでしょうか。透明ということは何も染まっていないということで、成長前の心の象徴な気もします。
 
 無数の白い花びらは概念あるいは世界にいる女性たち…かなあ。フェナが女性代表で、決して一人の物語ではなくあなた方たちへのメッセージだよ、という意味が自然でしょうか。

 タイトルロゴの赤い花の意味はどうなんでしょう?青白の意味と合わせて、ここは意味性があるようなないような。

 最後の最後に {netabare}「選ばされていた」ということは、まさに女性の生き方です。これは古い考え方だけではなく、世間に情報として流布されている一般的な価値観を無批判に取り入れていることかな、と思います。

 一方で構造主義的に考えれば我々の意思は「構造の奴隷」ですので自由意思などない。だけど、その構造に捉われながらもその中でこそ主体性があることが意味を持ってくるんだよ、という風にも見えます。

 結果として、子供を産むかどうかに帰結しますのでこの女性の生き方というのは間違いではない気がします。が、ここで箱舟はむしろ2人の世界。専業主婦みたいに見えます。そして戦乱を取ったっ結果が中途半端といえば中途半端で職業を持ちながら子供を産む?
 と考えると、結果としてどうなるかより、自分で考えて選択せよ、という取り方がいい気もします。

 成長過程の意思を持たない段階で庇護されているイケメンを単純に好きになることは忘れない。自分でちゃんと生きられるようになったあと、男を選択しなさい、という意味な気がします。

 火あぶりになった母あるいはジャンヌダルクが象徴するのはなにか。母は子づくりを優先し愛を捨てて火あぶりになった。ここに何を見出すかです。ジャンヌダルクは正直分かりません。普通は当時の女性の生き方に逆らって男の戦闘に立った結果の火あぶりとも取れます。ですので、「選択の結果」についてのテーマ性ではなく「自分で選択する」ということかなあと。

 女海賊の首領は、野蛮な女性性の象徴でしょう。女性の性を使い、上手くいかないと男を攻撃する。男たちは彼女たちを相手にしていません。まあ、言い方は悪いですが、浅くて偽物のフェミニスト、あるいは肉食系女子の両方かなあと。

 無理に難しくとる必要はなく「自分で考えた上での主体的な選択の物語」と取るのが一番分かりやすいし、物語とも重なります。最後の最後の雪丸の「守ってやる」のセリフがあるのでぶれますけどね。ここは「一緒にいよう」の方がいいと思いますが、男の覚悟の物語でもあるのかなあ。 {/netabare}


 あまりに4回目ということでレビューが長くなったので、以前のは消します。1回目は断念、2回目は見直して、3回目でかなり褒めてます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 32

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち(アニメ映画)

2021年7月2日
★★★★☆ 3.6 (12)
93人が棚に入れました
世の混沌を望む者により崩されていく日常。全種族を脅かす恐るべき陰謀が交錯する。光と闇の戦いの果てに待ち受ける未来は?! 呪われた世界は真の平和を手にすることができるのか。壊れゆく世界の運命は、〈七つの大罪〉に託された――。

声優・キャラクター
梶裕貴、雨宮天、久野美咲、悠木碧、鈴木達央、福山潤、高木裕平、坂本真綾、杉田智和

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 3(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (26)
91人が棚に入れました
台湾で「知らない人間はいない」と言われるほど、子供から大人まで楽しまれてきた人形演劇『布袋劇(ホテイゲキ)』。その映像にほれ込んだニトロプラス“虚淵玄”が原案・脚本・総監修を担当、台湾布袋劇で随一の知名度とクオリティを誇る制作会社“霹靂國際多媒體股份有限公司(略称:霹靂社)”との奇跡のコラボレーションによる、完全新作の日台合同映像企画。2021年4月3日(土)に放送開始となるTVシリーズ3期『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』は、『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』に続く物語。『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』で魔脊山の谷間に転落した婁震戒と七殺天凌の行方を捜す殤不患達に新たな魔の手が忍び寄る……。キャラクターデザインはニトロプラスが率いるデザイナー陣(新たに“猫缶まっしぐら”が参加)が担当。人形の造形アドバイザーとして、フィギュアメーカーの“グッドスマイルカンパニー”も引き続き参加。日本や台湾のみならず、アジア圏で評判を得た本シリーズは、コミカライズなどメディアミックスも展開中。

声優・キャラクター
凜雪鴉(リンセツア):鳥海浩輔
殤不患(ショウフカン):諏訪部順一
浪巫謠(ロウフヨウ):西川貴教
聆牙(リョウガ):小西克幸
捲殘雲(ケンサンウン):鈴村健一
丹翡(タンヒ):中原麻衣
刑亥(ケイガイ):大原さやか
萬軍破(バングンハ):大塚明夫
異飄渺(イヒョウビョウ):花江夏樹

INFINITY さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

虚淵作品史上、最も評価されるべき1作

Fate/Zero、PSYCHO-PASSにまどまぎと数々の圧倒的名作を生み出してきた虚淵さんは、人形劇をやらせても最強でした。

この作品、自分は根っからの虚淵さんファン故にチェックしただけなので最初は「NHK教育テ○ビかな?ww」ぐらいの感じであまり期待はしていませんでした。

ところがどっこい、いざ観始めると度肝を抜かれる羽目に。

え???人形劇???この血しぶきドバーッ!な作品が???てか澤野さんの音楽に人形の動きがこんなマッチすることあんの???www

演出やカメラワークがド派手で笑っちゃうほど厨二病全開!台湾の伝統的な人形劇の老舗集団の手によるものっていうのがこれまた痛快!

かつて日本文学者のドナルド・キーンは、表現が「現実離れ」し過ぎたせいで人形浄瑠璃は勢いを失くしたと分析しましたが、どうやら台湾ではそうはならなかったようですね。(もちろん人形浄瑠璃も素晴らしいですよ!)

本作品、虚淵作品なのでストーリーについては"約束された勝利"なわけですが、かといってこの内容を2次元アニメでやったところで絶対に同じ面白さは出せない、そんな人形劇特有の魅力が存分に発揮されたとんでもねぇシロモノです。

そんなわけで1期から観てます。映画も含め全部観てます。てかハマり過ぎて台湾本家の方も日本語で観れるやつは全部観てますw

本家も超おもしれー!!!が!!!げにおそろしきはそれを日本向けに最強チューニングした虚淵さんよ!!!

本家と比較すればするほど虚淵さんの天才ぶりがよくわかります。"最強の人形劇集団(×サーヴァント)を最強のままに使い切る"、そんな工夫が目白押しです。台湾サイドの方々もこれ以上ないパートナーを得られてかなり嬉しいんじゃないでしょうかね。

てなわけで味を占めてもっとバンバン新作出してくれ~!!台湾本家の作品ももっと字幕付きのやつ投入してくれ~!!頼む~!!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

EJ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ねんどろいど登場!

通信装置がねんどろいどwww
再販の流れ!?

台湾布袋劇。台湾では知らぬ人もいないと言われる?伝統芸能。流石の伝統。歴史の重み。殺陣とか凄い。ちゃかちゃかしてて若干見づらいところもないではないが、まぁ人形だしな。でも下手なアニメの戦闘シーンより燃える。

ひょっこりひょうたん島とかプリンセスプリンプリン物語とか、そう言うのが好きだった人には何の迷いもなくお勧め。
「人形劇じゃん・・・アニメじゃないよね」とか思って未だ見たことのない諸氏には、声優陣の好演がたまらないから騙されたと思って見てみるとよいですよと、やっぱりお勧め。

ほんともうどうでもいいから見てみて欲しい。
殤不患(しょうふかん):刃無鋒(じんむほう)・啖劍太歳(たんけんたいさい)(CV諏訪部順一)の無頼、好漢英雄っぷりがたまらなく、凜雪鴉(りんせつあ):掠風竊塵(りょうふうせつじん)(CV鳥海浩輔)の愛すべきくそ悪党っぷりがこれまた輪をかけてたまらない。
みんな台詞回しがいいんだよなぁ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

台湾の伝統ある人形劇・布袋劇と、脚本家・虚淵玄がタッグを組んだ作品

この作品はコミカライズ化されていますが、オリジナルだったみたいですね。
人形劇なので、あにこれの棚には入らないものとばかり思っていましたが、そんなことはなかったんですね。
今作で第3期になりますが、あにこれの棚に入ったのは今回が初めてのようです。


鏡の奥で妖花が微笑む

魔脊山の谷間に転落した婁震戒と七殺天凌の行方を捜して、谷底を捜索する殤不患たち。

だがそこで彼らが迷い込んだのは、奇怪な植物の生い茂る広大な洞窟だった。

かつて魔神復活の野望を阻まれた妖女・刑亥が、西幽の邪教宗門『神蝗盟』と手を結び、
いま再び周到なる罠を張り巡らせて凜雪鴉と殤不患の前に立ちはだかる!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

この人形演劇である「布袋劇(ホテイゲキ)」は、台湾で「知らない人間はいない」と言われるほど、子供から大人まで楽しまれているんだそうです。

この「布袋劇」を虚淵玄さんが「Fate/Zero」のサイン会で台湾を訪れた際、
霹靂布袋劇の展覧イベントへ案内されたのがきっかけだったようです。

私は、第1期の作品を視聴するまで「布袋劇」の存在を知りませんでしたが、最初に視聴した際、迫力に圧倒されたのを鮮明に覚えています。

人形劇といえば、手足を動かす棒が付いていて後ろで黒子が動かすという
イメージしかありませんでしたが、この霹靂布袋劇はこれまで私が抱いていた人形劇の常識を根底から覆すモノだったんです。

人形劇なのに動かす棒は見当たりませんし、身体の色んなところが滑らかに動くんです。
しかもアニメ的に表現すると、ぬるぬると動くという表現がしっくりくるんです。
多分、視聴したらきっとびっくりすると思いますよ^^

一方、これがこのシリーズ初のレビューになるので、公式サイトやwikiなどを見るのも初めてになります。
私はてっきり、諏訪部さん演じる殤不患(ショウフカン)が主人公とばかり思っていましたが、鳥海浩輔さん演じる凜雪鴉(リンセツア)とダブル主人公という設定だったみたいです。

人形劇自体も見応え十分ですが、演じている声優さんも凄い面子が揃っています。
中原麻衣さん、小山力也さん、鈴村健一さん、大原さやかさん、奈央ぼう、碧ちゃんにくぎゅなど…
これが視聴に気合が入らない訳がありません。

また、今回wikiをチラ見して知ったのが、宝塚歌劇団の星組で舞台化されたそうなんです。
実は恥ずかしながら宝塚歌劇団のことは殆ど知らず、「シェークスピア」や「ベルサイユのばら」などを演じているんだろうと勝手に想像していましたが、こういう作品も演目になるんですね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、西川貴教さんの「Judgement」
第1期からずっと西川さんが担当されています。

1クール全13話の物語でした。
本作は第2期の最終回で制作決定の告知がありました。
第4期の告知は未だありませんが、物語としては途中で終わっているので、きっと続編が制作されることでしょう。
期待して吉報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

67.9 155 2021年度アニメランキング155位
岬のマヨイガ(アニメ映画)

2021年8月27日
★★★★☆ 3.5 (40)
131人が棚に入れました
居場所を失った17歳の少女。彼女が辿り着いたのは、どこか懐かしさと共に温かみを感じさせる、海の見える古民家“マヨイガ"だった。それは、“訪れた人をもてなす家"という、岩手県に伝わるふしぎな伝説。血のつながりがない新しい家族たちとの、ふしぎだけどあたたかい共同生活が、新しい居場所“岬のマヨイガ"でいま始まる――。

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

古いけど色々と良い家じゃん

見に行くか、見逃すかを悩んだ作品です。
でも、せっかくなら見に行こう!と見て来ました。
最初は岬の上にある家が頭上から映し出されるシーンの私の感想は。

森と草ばっかり、景色めちゃ綺麗じゃん、絶壁じゃん落ちたら死ぬ、家の庭めちゃデカいじゃんでしたw

私はユイとひよりは姉妹かと思って居たら違うのですね。
元々は他人同士だった2人をお婆ちゃんが引き取りマヨイガで生活する事になります。

ひよりは両親を居眠り運転の車に衝突され失ってしまいます。
きっと、それが原因?で喋れないのだと思いますが、その辺の説明がなくて……多分。

ユイは両親が離婚して父と二人暮しです。
父は、母が出ていったのはユイのせいだと言います。
挙句の果てに、ユイが用意していたご飯を、いきなりキレだして机から弾き飛ばすし。
自分が辛く当たるのは、全てはお前の為だ!と言う始末……

明らかに、奥さんが出てったのは貴方のせいですよ。って思いました。

作中で私が良いシーンだと思ったのは、ラストのユイが偽物の父に無理やり連れていかれそうになるシーンです。
ユイは父が怖くて何も出来なくて何も言えなくて……ひよりも助けようとするけど何も出来なくて……

でも、ひよりにとって、お婆ちゃんとユイと3人は家族だから、新しい家族を二度と絶対失いたくないから、彼女は声を出す!
両親を失って無くした声だけど、姉を失わない為に出した声……血なんて繋がってなくても、出会って数日でも間違えなく家族で大切だから、守りたいって気持ちから出た声。


後は、お婆ちゃんのピンチに駆け着けた、ひよりが、お婆ちゃんの「自分に出来ることを」って言葉から考えて行動したシーンが凄く良かったです。

さて、作品としては面白いと思います。
原作はもしかしたら面白いかもしれません。
でも、映画で見たら……設定がイマイチ理解しにくかったり視聴者側が想像で補わないとならない点が多すぎる気がします。

キャラの心情のヒントが少なすぎて感情移入が出来にくく、最後まで見ても消化不良って感じが残ってしまいます。
うーん、面白くはなくはないですが……普通くらいかな……

声優さんも余り上手くはないかな?
なるほど、ゲスト声優さんですか……
私はアニメでは物語が1番楽しめるポイントで物語が良かったり、キャラに感情移入しやすければ、あまりも酷くない限りは言わないのですが、物語も中途半端と感じる部分もあり。
そちらが更に浮き彫りになって感じたりもしました。

声優さんで言うと、座敷わらし役で、ナナニジの藤間さくら役をしてる天城サリーさんが出てます。
私のアイコンもナナニジの佐藤麗華ですが、ナナニジのアニメはともかく、ナナニジの音楽も聞くし、計算中も見てて好きなので、その辺も楽しみにしてましたが、セリフ少なっ!w(*꒪꒫꒪)

作中には、座敷わらし以外にもカッパや雪女など妖が沢山出てきます。
実は、私は妖怪が割と好きです。
理由としては父が妖怪などが好きで小さい頃から、妖怪番組やら本やらを見て育ちました。

だから、その辺も気にしてましたが、あれだけ妖怪居て殆ど山火事を消す方に回って出番と言う出番もなくw

面白いのは面白いとは思うし作品のメッセージ性も伝わりはしましたが、オススメしますか?となれば話は変わってくるかな?とは思ってしまいます。
好きな人は好きになれそうな作品かな?と思います。

お婆ちゃんの昔話の語りは面白いしわかりやすかったと思います。
作風をガラリと変えてくるのもいいですねꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

あっ、冒頭の山道の作りもすごく良かったです。
私の母方の実家がド田舎なのですが、山道の再現が凄く良かったです。
後は、落ち葉や枯れ草の種類や葉の色や道の色もリアルで上手く再現してるなぁ〜って少し懐かしい気持ちになりました(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マヨイガは、人を取り込む邪悪な魔物でなかった

 避難所でユイが、喋れないひよりと出会い、キワと出会うです。キワが孫として2人を引き取り、人里離れたマヨイガという古民家で一緒に暮らすお話だったです。

 マヨイガというと、「迷家-マヨイガ-」や見たような邪悪な妖魔を思い浮かべるけど、似ても似つかないモテナシガだったです。住む人に尽くし、喜ばせたいと思う自然の精霊??のような存在のようです。

 おかしいと思って警戒するユイだったけど、家族として三人で生活して地元の人たちと仲良くしていくうちに、マヨイガを認めるようになっていったデス。

 ふぃぎっとという妖怪と何気なくコンタクトを取ってるけど、ユイもひよりも何気ないようだったです。キワが、鬼太郎に近いものを持っているです。人と妖怪のつながりも、このお話では面白いものです。
 良い妖怪もいれば悪い妖怪もいるわけで、それが悪さをして対峙することになるのです。キワを思うユイ、ひよりが力を合わすとき、見てのお楽しみになるのです。

 昔話みたいなマヨイガをはじめ妖怪の存在があったです。お互いを大事にしたいという三人の家族として、在り方を見せてくれたどこか心の温まる要素も描いていたと思うです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夏休みの妖怪映画

妖怪ウォッチが下火になってきたはずが、まさかの妖怪映画バブルが到来しましたねえ。
震災後の岩手が舞台という事で、どんな闇の深い映画なんだろうと気構えていましたが、心配していたような事はなく、10歳未満でも安心して楽しめる物語になっていました。良かった。
だからそうだとは限らないのですが、緊迫感は薄めです。大人が見るにはやや退屈に感じる場面がありました。
じゃあ、面白く無いの?
いえ、そうではありません。流石のデイビッドと思えるだけの作画良さがありました。
(マヨイガのCGはもう一歩踏みこんで欲しかったですが)
作画で楽しめるオタクならそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

67.7 156 2021年度アニメランキング156位
ありふれた職業で世界最強(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (168)
672人が棚に入れました
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?

脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。

「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。
 全部薙ぎ倒して世界を越えよう」

奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、「ありふれた職業で世界最強」の第2期

声優・キャラクター
南雲ハジメ:深町寿成
ユエ:桑原由気
シア・ハウリア:髙橋ミナミ
ティオ・クラルス:日笠陽子
白崎香織:大西沙織
八重樫雫:花守ゆみり
畑山愛子:加隈亜衣
ミュウ:小倉唯
リリアーナ・S・B・ハイリヒ:芝崎典子
ノイント:佐藤利奈
フリード・バグアー:小西克幸
ミハイル:石井真
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ユエの余裕、安定の2期です。<追記;ありふれた寄り道で世界最強>

何だろう、このありふれた感。
強い主人公が次々に試練を乗り越えていくような。
1期ほどのパワーは無いような気がします。
そりゃ、危ないシーンはあったけど。

三人の姫ヒロインに、香織とミュウが加わった2期。
ますます、ハーレム増強です。
しかし、ユエが大量リード。
死地を共闘しただけあって、ハジメにとって特別な存在なんでしょう。

{netabare}ラスト、香織が別人に。
えっ、誰?でした。
でも、どっちかっていうとこっちの方が私好み。
今後の活躍に期待です。{/netabare}

増々意気軒高なハジメ一行。
次の迷宮攻略は?魔人族との闘いは?
はたまた神の討滅か?
3期が気になります。

<追記;ありふれた寄り道で世界最強>
{netabare}第13話未放送エピソードで、とくにストーリーとは関わりはありません。
ハジメ、ユエ、シア、ティオ、香織、ミュウによる珍道中記です。

エピソードが3つ。
ユエの魔法先生、衣装交換、ユエの幼児退行。
と、全体にユエが話の中心です
やはりメインヒロインは優遇されますね。

衣装交換が新鮮です。
とくに、ユエが色っぽい。
もっとじっくり披露してほしものです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

9話 コンプレックスの反動でもっとイキってくれないかなあ…

9話 一度断念しましたが、1期で付き合った分、ちょっと気になって飛ばし飛ばし内容確認しました。まあ、それで十分な感じですね。
 言えるのはなんで本作が2期で急につまらなくなったか。それは主人公がこの世を恨んでいないからですね。

 要するにクラスメイトに敵対していないから、でしょう。クラスメイトが近くにいて俺TUEEEでそいつらに無双できる。多分それが見ていてスッキリというか、厨二的な願望の妄想に近かったかもしれません。一期は話の中身としては終始そんな感じでした。

 もっとコンプレックスでイキッてくれないと。現代で言えば株で大儲けして、先生、パリピ、上司、嫌いな奴、好きだったけど振られた子の彼氏とかを札束で頬っぺた叩いてやるような話が見たいわけです。で、いい女でハーレム作って札束の風呂に入ってニヤリとイヤな笑い方をするような…

 で、まあ、本当は気が小さいんでしょう、ちょっとだけ人情だして、しょうがねえなあ、で助けちゃうみたいな。

 「倍返しだ」が流行る世の中ですからね。そういうことでしょう。

 それが2期では単なるハーレム俺TUEEE、たまにいい人、になってしまいました。これでは駄目です。1期を評価した人全員がというと語弊がありますが、まあ多かれ少なかれそういう要素はあったんでしょう。2期は需要に対する供給がずれましたね。



以下 2話で断念したときのレビューです。

 1期は主人公が拗らせて捻くれてロリ吸血姫以外相手にしないで孤立しているのが楽しかったんですけど、なんといいますか、普通?ハーレム物?

 ただ、敵の魔物が主人公にビビっている感じでしたので、主人公が悪役になる感じでしょうか。魔物視点だと面白くなるかも。あるいはクラスメイトをいじめたり。そっちで面白くなることを期待します。

 2話で一回断念ですね。1期のちょっとズレた感じがなくほとんどテンプレの異世界になってしまい、まったく集中して見られませんでした。キャラももう誰が誰だか…いや設定はわかるけど誰でもいいじゃんという感じです。

 評判が出そろって、あらすじが分かったら見るかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公がサイコパス

{netabare}
作画がマシになって(いいとは言っていない)帰ってきたありふれた職業。
但し、原作から駄目なんだろう、内容は全く良くなってない模様。
最強になるまでのパートですら面白くなかったんだから、最強になった後の話なんて面白いはずもなく。
ただただ、10年代前半のラノベ感を感じるのクソ寒いノリを延々見せられるというきついという感想しか出てこない作品だった。
ふざけた会話をしながらの各個撃破のシーンは寒いし、主人公と唐突にヤったりいちゃいちゃするヒロイン"達"もきつさを増長してた。
性描写が不快な作品とそうでない作品の差ってなんなんだろうね。
自分はそこまでの過程が雑と言う点とハーレムだからと言う点不快に感じた理由だと思ってるけど。
話自体も基本的に元の世界へ帰る方法の模索と言う目的から逸れている感があってgdgdとやっている印象しかない。
本来の目的のためを果たすための目的と言う風にだんだんと遠ざかって行ってるのがね。
そもそも、そんなに帰りたそうにしている描写もないし、この目的設定自体に特に意味はない。一応つけてる設定と言う感じで面白みがない。

最悪なのはキャラ。相変わらず元日本出身という共通点のあるクラスメイト達が異国の地で団結せずに争いを始めるのが全く持ってリアリティがないし、生徒の裏切りの理由にも説得力が全くなくて理解できない。
裏切る生徒を作るなら、現世で何かしらのバックボーンが必要だと思うんだが、特にそれらしい理由もなくただただサイコパス的な理由で裏切るという...。
いや、たとえバックボーンがあったとしてもそもそも殺人未遂を犯す高校生って...と言いたくなるが。
異世界で何かを吹き込まれたとかも特になく、元から犯罪者予備軍が複数人いたクラスってことになって、いくら何でもアニメとして酷い。
100歩譲ってそこまではまだいいんだけど、主人公が最悪。
1期でも同じことがいえるが、裏切った生徒を何のためらいもなく攻撃、揚げ句の果てに殺害するのが本当に主人公か?って言いたくなる。
サイコパスかよ。
おまけに最後はダンジョン攻略に生徒を利用しようと企むとか、あの殺された生徒と何が違うんだよと。
で、隙あらば中二臭いセリフやシーン。元クラスメイト達に現世とは打って変わってクラスメイトみんなが主人公を称賛。
ヒロインたちは主人公にぞっこん。
こういう拗らせいじめられっ子の妄想みたいなオナニーなろう小説誰得だよ。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
クソアニメ2期。人間パートいる?
このアニメが今期のなろうの中では一番マシと言うw 
主人公イキるな。残響散歌?w

2話 ☆6
ダイナマイト漁w レナかな? やるか(イキリ)
会話がきつい これ熱いどころじゃすまないだろw
嫌いなノリの撃破前のセリフ こういう寒い会話しながら敵倒すの嫌い
 
3話 ☆8
主人公やられてて草。あれ、意外と王道してる?
マグマの水位(矛盾) 勇者パートいる?
 
4話 ☆4
何がどうなってんねん。現代的施設w
てか簡単に脱出できるんかい。おもんないな。家族ごっこやめろ。

5話 ☆3
戦闘が面白くない。何が面白くないんだろうなぁこれ。
ハーレム肯定しろってか? 

6話 ☆5
前回の内容忘れる。怪しい。慰めてほしい(直球)
茶番 主人公イキるな。ジムバッヂゲット

7話 ☆2
は? 性描写がむかつくアニメとムカつかないアニメの違い。
きっつ。きつすぎる。なんだこの回。画面切りたい。怪しい。知ってた。

8話 ☆4
大介殺しとけ。イキるなや。俺も覚えてない。イキリ顔
クラスメイト殺すクズ 

9話 ☆6
イキるな。攻撃ギャグアニメかよw
上行っても当たるやろw 攻めに弱そう。
主人公以外の戦闘は絶望的につまらなかったけど主人公の戦闘は面白い

10話 ☆5
お得意のイキリ顔 媚薬か? 落下は生存フラグ。
見てたら洗脳されそう。奇襲のわりに成果薄すぎて草
もっと急所狙えやw
クラスメイト仲悪すぎやろ。前半の戦闘は面白かった。

11話 ☆0
ヤンデレこわw このクラス治安悪すぎだろ
不快だわ。茶番。
普通異世界に仲間と飛ばされたら結束強まるはずなんだよな。
こういう展開にするならもっとバックボーンがないとは?ってなるだけ。
主人公の登場シーンがいかにも中二病が好きそうって感じできつい。

12話 ☆0
生徒殺すな。お前こそ罪悪感背負え。
おれにはもう感じることのないものだから(中二病)
偶然手に入れた力でイキるなゴミ主人公。
主人公が気持ち悪すぎる。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

67.6 157 2021年度アニメランキング157位
Fate/Grand Carnival 1st Season(OVA)

2021年8月6日
★★★★☆ 3.6 (14)
113人が棚に入れました
『Fate Project 大晦日TVスペシャル2020』にて放送された、「Fate/Grand Order」完全新作ショートアニメ「Fate/Grand Carnival」第1巻!

声優・キャラクター
関根明良、高橋李依、坂本真綾、丹下桜、神奈延年、中井和哉、緑川光、古川慎、早見沙織、沢城みゆき、川澄綾子、水島大宙、斎藤千和、田中敦子、植田佳奈、佐倉綾音、田中美海、置鮎龍太郎、内山昂輝、大久保瑠美、中田譲治、野中藍

67.5 158 2021年度アニメランキング158位
灼熱カバディ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (127)
435人が棚に入れました
宵越竜哉は『不倒の宵越』と呼ばれるサッカーの名選手だったが、高校入学を機にスポーツと縁を切ってしまう。そんな彼の元へ、とある運動部が勧誘にやってくる。その競技は、仲間と協力し縄張りに侵入する敵を捕らえ 、引きずり倒す事で勝利へと繋げる…言うなれば『走る格闘技』。競技の名は……カバディ!!

声優・キャラクター
内田雄馬、岡本信彦、佐藤元、古川慎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ネタと寝る覚悟がここに!

原作未読


タイトルに競技名を持ってきたのは正解。
名前を知っていて、うろ覚えながらなんとなくコミカルな動きなのを知っていて、それでもって競技の詳細は知らないという絶妙な立ち位置。
『カバディ』の他には『セパタクロー』『カポエラ』がそのカテゴリーに収まります。たぶん『セパタクロー』アニメ化の暁には同じく競技名を前面に出してくるでしょう。

というわけでついつい手に取ってしまう。つかみはOK!
元々やってたサッカーに見切りをつけカバディに出会いましたな主人公宵越くん。彼に限らず幼少期からやってましたな競技者がほぼいなくて、水泳の第一人者だったり野球や相撲出身だったり喧嘩大将みたいなのもいたっけ?出自はバラバラです。
いかんせん作中でも“ネタスポーツ”と自虐するくらいだからなのか、主人公に限らず今あえて『カバディ』をやってる意味を各自自答していく。
特筆すべきは1クール12話のほとんどが試合のシーンで占められていることだろうか。日常シーンで描写されがちなドラマパートすら試合の中に盛り込んでいるため良い意味で緊張感が保たれているのです。

 全編カバディのチュートリアル

恋もなければ友情もない。萌えもなければ腐りもしない。友情の定義にもよりますが本作はあくまで“競技を通じて分かり合える強敵同士の絆”というくくりです。青春は少々。
タイトルのネーミングっぷりに続いてこちらも正解の選択だったかもしれません。中途半端にせず

 競技そのものと競技への向き合い方

に全集中。シンプルな構成で見やすかったと思います。OP「FIRE BIRD」だって曲中カバディカバディ言ってます。作品エッセンスを取り込んだアニソン理想の形。
「そういえばカバディって聞いたことあるなぁ。どんなだろう?」と好奇心ある方一定数いそうですし、そんな動機から生じる期待には応えている佳作だと思います。



※ネタバレ所感

■試合について

本作を通じて、競技そのものがどんなのかは理解できます。ケーススタディも豊富です。メンタルやバックボーンが試合のどの局面で作用するかについても踏み込んでます。
ただいかんせんしょぼさを感じます。例えば一見してわかるしょぼいところは以下

・静止画が多い
・カクカクしている

要は作画ガーってやつで、力感だったりスピード感をあまり感じられません。
ついでに主人公らの通うところが能京高校(読み:のうきん)と知性なしバイアスがかかります。もったいないですね。ただ動きそのものがしょぼくても競技が持つ熱量は伝わってきますのでそこは見せ方だと思うんですよ。前述の通り全般は好意的な見方をしておりますけど個人的にはちょっと一工夫して欲しかった点が以下

・{netabare}引きの画が欲しかった
 ⇒敵味方を俯瞰できるアングル無し。お互いの位置関係/距離感がつかめないのです。{/netabare}

・{netabare}「​STRUGGLEぅ―」がアメコミ風といかスマブラ参戦風というか
 ⇒一辺倒なのもそうだしなんだろね…そこアメリカでなくインドの風を感じたかったというか…{/netabare}

・{netabare}苦心したのはわかるがしっくりこない演出も無きにしも非ず
 ⇒ゾーンに入った王城くんなんて喰種でしたよ。“屍ディ”なんてワードがよぎりました。{/netabare}



チュートリアル系アニメ全般に言えることですけど、3~4時間ちょっとで一つの分野の外形を知ることができるってお得だと思うんですよね。
少なくともマッチョは大事なんだと思いましたもん。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.19 初稿
2022.05.20 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 30
ネタバレ

ぽに さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Q. カバディって面白いでしょ?(最終話のセリフ) A. 間違いなく面白い(個人的な感想)

原作未読。

アニメ化前、原作マンガ一部無料のときに読んで面白いと感じた本作。「ちおちゃんの通学路」などでネタスポーツとして取り上げられたスポーツ競技「カバディ」を真っ正面から描いています。

純粋にカバディの魅力を描くことだけに注力しており、無駄な日常描写やBL要素どころか、女性キャラが一人も登場しない(=BLも含め恋愛要素ゼロ)という徹底ぶりです。カバディのルールを本作で初めて知りましたが、単純故に奥深いことがよく分かりました。

プロットはスポーツもの典型例をなぞっており、目新しさには欠けます。しかし、登場人物がカバディに抱く熱い想いがよく表現出来ているため、目立ったマイナスポイントにはなっていません。

アニメの演出的には、攻撃側のレイダーが防御側をタッチしてポイントを確保することをストラグルと言うそうなのですが、そのときに流れる『STRUGGLE』がスタイリッシュでシブ格好いいです。

欠点としては、他種目をちょっと貶めて描いているのが気になります。主人公はサッカーに嫌気がさして辞めた設定ですし、他の登場キャラでは{netabare}「水泳は一番とったしもういいや」的な発言があり、水泳種目をやっている方々に失礼で不快感を覚えました。まぁ、まだ明かされてないだけで裏事情があるかも知れませんが。{/netabare}マイナースポーツものでは、メジャースポーツが引き立て役になることはよくあること(ちはやふるの真島太一なんかが典型例)ですが、これはちょっと度が過ぎているように感じます。

むさ苦しい野郎どものみ(男の娘っぽいのは一人いるけど)しかいませんので、萌えアニメを嗜むようなオタクにはおすすめできません。一方で、青春ものやスポーツもの、特に「スラムダンク」や「ハイキュー!!」が面白いと思った方にはおすすめできる作品だと感じました。

残念なのは、{netabare}今季は他校との練習試合で終わってしまい、公式戦すら描かれていません。{/netabare}原作ストックは大量にあるので、是非2期に期待したいと思います。

余談ですが、作中でちらっと言及されたアジアの国際大会は、恐らくアジア競技大会でしょう。Wikiによれば、実施された大会全てでカバディ発祥国インドが優勝しているようです。日本は2010年に銅メダル1回が最高成績。この作品で知名度が上がるでしょうし、今後伸びてくるかもしれませんね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトル詐欺ではありません!!

原作漫画は未読ですが、アニメで観て面白そうだと思いました。

競技名や、インド発祥らしいこと、攻撃側が「カバディ」と言い続けている間は敵陣に入ることができるといったことはなんとなく知られているカバディという競技ですが、試合を観戦したりスポーツ中継などの映像で観る機会はなく、結局のところちゃんとしたルールを知らないまま一生を終えてしまいそうな気がします。

ですが、本作を観るとちゃんと競技としてのカバディのルールを教えてくれます。素晴らしい!

そしてカバディがかなり激しい肉体接触型のスポーツであることや、選手にレイダーとアンティという役割があること、具体的な得点方法などが理解できます。

主人公の宵越くんはサッカー選手からの転向ですが、他の選手たちの経歴も様々で、メンバーを揃えてチームを作ることの大変さがしのばれます。

ときおりコミカルな描写を挟みながらも練習や試合内容そのものは熱く、カバディという特殊な競技以外はかなりまともな青春スポ根部活物として楽しめます。スポーツ系のアニメが好きなら、けっこうお勧めかも。


余談: 2021年春クール、かみさんと一緒に観るアニメその2でした。
(ちなみに「その1」は『ゴジラS.P』で、「その3」は『さよなら私のクラマー』。)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

67.4 159 2021年度アニメランキング159位
吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
600人が棚に入れました
週刊少年チャンピオンにて絶賛連載中のハイテンション吸血鬼ギャグ漫画「吸血鬼すぐ死ぬ」が、ついに2021年TVアニメ化!

埼玉県伊奈架町の郊外に不死身と恐れられる吸血鬼が棲むという城があった。その城へ行って帰ってこない子どもを助けるために雇われた吸血鬼退治人ロナルドは城へと向かったが、そこにいたのは確かに不死身ではあるものの、すぐに死んで灰になるザコ吸血鬼ドラルクであった。子供も別にドラルクに捕えられていたわけではなく、城で遊んでいただけだった。

ちょっとした不注意からロナルドが城を破壊してしまい、住居を失ったドラルクは新横浜にあるロナルドの事務所に転がり込んで同居することになる。なりゆきから、ドラルクとロナルドはコンビを組んで、露出狂の吸血鬼の事件を解決しようとしたり、ロナルドの自伝小説原稿を取り立てにくる吸血鬼よりも恐ろしい編集者と対峙したり、クソゲーをプレイしレビュー記事を執筆したりすることになる

声優・キャラクター
福山潤、古川慎

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

ドンドラキュラのチョコラの有名な回の焼き直し?

 手塚治虫のドンドラキュラ(マンガの方)に、チョコラが好きな男の子とデートしようとして、工夫して太陽の下に出ては灰になるという回がありました。ひょっとしたら、それをヒントにしたのでしょうか。美少女が灰になるという、ちょっとマニアックな特殊性癖回で結構有名です。
 マンガ家の方ならチェックされていると思います。同じ週刊少年チャンピョンですし。

 ただあれは1話だから面白かったのであって、連続ですか。死ぬと言いながら死んでない=最強という展開ではないですよね?美少女でもないし。1~3話みたいな話が延々と?

 日曜朝9時とかNHK教育のどこかのコーナーじゃないんですよね?深夜アニメ、マッドハウス…うーん…
 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

いちぱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

肝心なギャグコメディ部分が寒い

1話で見ていられなくなり断念。
女子供向けのアニメなのでしょうがないが
タイトルからギャグ匂わせてる癖にネタ、ボキャブラリーのレベルが余りにも低過ぎる。

勿論原作者も大人の男を笑わせようと思って描いた訳では無いだろうが。
笑いが勢いのみ、センスを一切感じない。
吸血鬼のスナァってやつは毎回入れてやろうって魂胆が見えすぎ。
砂になるボケは良いとしても、自らスナァとセリフを言うのが寒い。
ボケは言葉と体では同時に成立しない。

あと声優自身は悪くないが、ツッコミはボケよりトーン、声色が高くないとワードが生きない。
ボケとツッコミを両立するならボケに福山潤は声が高すぎる。古川さんのツッコミが生きてない。

このキャスティングならフリオチじゃないと面白くならない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

究極のリアクション芸とは、死ぬことと見つけたり

【紹介】
タイトル通りのすぐ死ぬ吸血鬼と吸血鬼ハンターのギャグアニメ

【シナリオ】
各話完結型で、回によって面白いときと全然笑えない時の差がある。
私は下ネタ連発する気持ち悪い生き物の回が全く笑えずしんどかった。

【笑い】
吸血鬼がすぐ死んで砂になるギャグは連発されるけど、これはリアクション芸の一つみたいなもので、話の中心は別のキャラなことが多い。

面白い回と笑えない回の差が結構あるのが難点ですが、ほとんど空虚な時間はなく、テンポの良いコントがずっと続きます。
油断するとすぐ死んで砂?(灰??)になるタイミングのシュールさが面白い時もある。
笑えないギャグも多いですが。

頭使わず純粋に楽しめる良いアニメだと思います。

【キャラクター】
個性の強いキャラクターが多くていい感じ。
ちょっとした衝撃ですぐ死ぬ弱さなのに、気位の高さが損なわれず、偉そうな態度をとる吸血鬼、凄腕なのに、なんかいつも貧乏くじを引くハンターなど、みんな少しずつぬけていて、お互いにウィークポイントをいじり倒している感じが面白い。

【音楽】
OPアニメが結構ツボ。作品の雰囲気に合っていていいですね。

【総評】
魔王城でおやすみと同じような感覚で視聴できますね。
こちらはかなりギャグ要素強いし、スヤァ・・・じゃなくて、スナァ・・・ですが。
一人一人のキャラクターの個性が強いのがいい。

気軽に見れるギャグアニメで、コンセプトがわかりやすいので視聴するしないの選択もしやすい。
途中から見てもいいし、面倒なら切ってもいい。

ギャグは4コマ漫画っぽい安っぽいギャグだけど、気軽に見れるし子どもも大人も楽しめる良いアニメ。
マンガが読んでみたいかも。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

67.4 159 2021年度アニメランキング159位
えとたま ~猫客万来~(Webアニメ)

2021年4月10日
★★★★☆ 3.6 (15)
108人が棚に入れました
永く続いた猫と鼠の争いが終わり、皆で仲良く暮らしていたある日、一匹のえと娘「なぁ~たん」が現れる。どんなときでもにゃ〜たんを全肯定してくれる、ピュアで真っ直ぐな「なぁ~たん」の登場に、すっかり意気投合のにゃ~たんと、やや困惑気味の干支神たち。時を同じくして現れ、迫りくる災厄について警告するチュウたん。「封印が・・・解けるぞ」謎のえと娘「なぁ~たん」とは?封印から目覚めつつある神とは一体、どんなものなのか。

声優・キャラクター
村川梨衣、大原さやか、松井恵理子、巽悠衣子、相坂優歌、内田真礼、生天目仁美、小澤亜李、渕上舞、戸田めぐみ、佐々木未来、本多真梨子、花守ゆみり、下野紘、下妻由幸、鈴木愛奈

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

六年ぶりですです。

全4話 1時間18分

レビュアーさんから情報をいただきAbemaTVで無料(5/31まで)でしたので観てみました。

お話は起・承・転・結と4つに分かれています。起・承・転と画が変わらないと思ったら、起・承・転までオーディオドラマだったんですねw 結のみアニメーションとなっています。

「えと娘」12人の干支神と苗の「えと娘」にゃ~たんとの日常を描いた作品です。

新キャラ「なぁ〜たん」が出てきます。このお話のキーになるキャラでした。

最初はオーディオドラマなので、キャラと声が一致するのに時間がかかりましたねw

でもにゃ〜たんと語尾に「ですです」ウリたんはすぐに分かりましたw

バトルはあいかわらず凝っていましたね。それぞれの特徴のある戦い方でした。

相変わらずにぎやかな作品でした。最後はほんのり切ない感じも良かったですね^^

OPはなぁ〜たん役の鈴木愛奈さん、EDはにゃ〜たん役の村川梨衣さんと鈴木愛奈さんが歌っています。

最後に、また観たいにゃん!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

67.2 161 2021年度アニメランキング161位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (341)
1098人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なろうの弱点。構成ができないから最終回が「転」になってしまう。

最終話まで見て。なろう系の小説原作でいつも思うのですが、連載ものの難しさで小説として構成が厳しいです。
 本作は妹の勇者が合流してからの展開が見たいところです。したがって、通常の作劇法なら12話までの部分を半分以下…できれば3話くらいに圧縮して勇者である妹のキャラと並行して、何かを描けばと思わなくはないです。
 勇者のシーンが無い訳じゃないですけど、結局、描いているのは勇者TUEEE、眼鏡くん無能くらいですからね。なろうの見せ方として工夫がある方だとは思いますが、しかし、それでも冗長感は否めません。

 逆になろう連載時なら細かく積み重ねが読者にあるので、感情移入もできるしキャラも謎も機能するでしょう。そこがなろう原作をアニメ1クールにするときの最大の弱点かなあという気がします。

 と、いうのも12話までは平凡ではありますが見られるレベルでした。過去の経緯や能力が説明的ご都合主義すぎるので高い評価はできませんけどヒロインは可愛いです。そして13話は気になる展開がありましたよ?つまり、起承転結の転の頭くらいの部分、つまり中間点が13話にある感じです。

 この作品の「原作」の真価は恐らくこれからなのでしょう。が、残念ながら私が見たのはアニメであり、13話以降を知ることが出来ません。なので12話までは低めの評価です。13話である程度うまくまとめた点と今後の期待感がある点を踏まえて評価すると平均3点…に最終話の妹勇者の設定の良さをで加点して3.1点くらいかなあ。


以下 12話の感想です。

{netabare} 12話です。スローライフじゃねー、という裏切りは予想できたような、出来なかったような…まあ、どちらでもいいかなあ、という程度のお話ですね。13話があるんですかね。

 正義マンなんですよね。主人公が。こういう強くていい人…うーん。異世界ものの弱点の一つ、ですよね。主人公のキャラ造形。まあ、日常系の性格造形もテンプレ化しているので、必ずしも類型化はネガティブだけではないんですけど、まったり癒しではなく恋愛や裏切りなど人の内面が肝心なストーリーですから、ちょっとこの主人公だと厳しいでしょうね。

 あとは、なんですか、12話の作画。なんか機械的な文明のところとか…手抜き?初めの数話はそれなりに見られただけに、もうちょっとなんとかなったのでは?という感じです。

 評価としては、つまらない。アニメの出来としても見るべきところはありません。{/netabare}


以下 異世界日常系についてです。

 本作でちょっと思ったことなんですけど、我々は日常系、たとえば「けいおん」「ゆるキャン△」をどうみているかです。
 私は女子たちがキャッキャうふふしているのを外から眺めるのがいいと思ってたんですけど、本作を見ているうちに、仲間になりたいというニーズがひょっとしたらあるのかもしれないと思いました。

 で、現代日本が舞台だった場合、男、特におじさんが女子たちの日常に入ろうと思うとこれは無理があります。自分自身をそこに置いてしまうと、願望を満たしてくれる反面、素の自分では本当は仲間になれないという現実を突きつけられます。
 本作では転生してませんが、本作の主人公のように若くて、容姿もそこそこ、みんなが頼る能力と実績かがあれば、女性たちの日常の仲間に入れます。

 で、仲間になりたいという願望については、同性としてか、異性としてか。
 同性なら孤独を癒してくれるということなのかもしれません。異性として仲間になりたい場合、性的な欲求を満たしたいという願望なのか、草食系のラッキースケベ的な世界なのか。これはラブコメとしてのチューニングの問題になります。
 本作の場合は2人で生活してるのに、今のところやってないですよね。性行為というものあれはあれでいろんなストレスがありますので、日常系ではそれもノイズなのかもしれません。
まあ今後の展開ですが草食系からの純愛でしょうね。ハーレムに行くか…まあ行くでしょうけど。

 主人公の立ち位置です。実は昔強かったけど、理由があって一般人として韜晦しながら大人しく暮らしている…スポコンとかヤンキーであるパターンですね。実力がある=劣等感がない、だけど苦労しないし皆から承認される。承認ということはスクールカーストのポジションの問題かもしれません。パリピになりたい願望でしょうか。

 いやパリピではないですね。追放というストレスがわざわざ入るのは、本当の自分を分かってくれる人だけが周囲に集まるという舞台設定なのでしょう。これも一つの承認欲求ですよね。つまりカッコつけてイエーイとやるのも陰キャの我々からすると面倒なわけです。素のままの好きな事をしている自分を承認してくれる人が集まればいいと。

 薬屋がやけに多いのはポーションとかFF的なアイテムとして扱いやすいのもあるでしょうが、魔法の代替=万能、人を助ける、唯一性等いろんな要素があるでしょう。魔法以外で未開な文明の中で突出した存在になるにはちょうどいい職業なのでしょう。悪い言い方をすると無知な住民にマウントが取れます。ひょっとしたら小売業は楽だ、という変な誤解があるのかもしれません。

 これで平穏×ラッキースケベ的ハーレム×好きな事で暮らせる×承認という世界が生まれました。
 つまり、精神性としては、日常系もラブコメもスポコンその他の話も本質的には異世界と変わらないということでしょう。

 こうやって考えると、異世界かそうでないかという区分けは実は意味がない気がしてきました。特になろうの異世界ものはデータベース的に共通認識があるので、投稿主が設定を考えなくてもいいので、気軽に小説にできるということでしょう。
 つまり、異世界とはマインクラフトとかRPGツクールとかと同様のフォーマットであるという事だと思います。なろう型の異世界とはプラットフォームということです。難しいことを考えなくていいですよ。自分の好きな世界を気軽に表現してみましょう、と。だから、類似性や模倣がなろう小説では問題にならないのだと思います。
 で、題名が説明的なのと、タグやあらすじが重要なのは、なろう異世界は好み願望を仮想で楽しむ小説なので、読むまで内容がわからないのでは意味がないということですね。


 本作の内容はこんな感じではないでしょうか。裏切ったもの後悔や懺悔があれば最高ですね。復讐にはしないと思います。それをやると日常系ではなくなりますから。
 つまり、このチューニングに会えば面白いし、私の場合は日常系で仲間になりたいと思わないので、薬屋系が苦手なんだと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

タイトル見てやめようかと思ったけど9話まで見ました。で、やめました

<2021/10/6 初投稿>
原作知らんです。
見始めなので評点はデフォルトの3.0

この手のいかにもなろうなタイトルはタイトル見ただけでやめようかと思うんですが、それでも念のため3分は見てみようと思って、3分見てサヨナラするのが慣例になってます。

いつも通り3分見ました。

あれ?
なんか引き込まれるような気がしないでもない。

どうなんだろ?

オレ強えだし、拗らせてる感はあるし
でも、何か惹かれる
奥ゆかしさ?

なんだろうな?

よくわかんないです。

というわけで数話見ます。

<2021/11/19 追記>
7話まで見ました。
ここまでは
「いちゃいちゃいちゃいちゃちょっと不穏いちゃいちゃいちゃこらちょっと不穏いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃこらいちゃいちゃちょい不穏?いちゃいちゃいちゃこら・・・(以下、略)」

感想としては
・加護という設定がちょっと面白いかも
・でもヒロインがそんなに可愛く見えないなー
・演出がちょっとなんというかぎこちない?お話がスッと頭に入ってこないところあり(100万の命より入ってきづらい)
・そういえば町(村)や社会、敵(悪魔?)や勇者、英雄の設定もなかなか馴染めない。いっそゲームの世界と言ってもらった方がまだ理解できそう。
・ウゲウゲさんが気になる

やっぱりよくわかんないなー

なのでもうしばらく見てみます。
評点付けられるのは全部見終えてからになりそう。

<2021/12/2 追記>
9話まで見ました。
最後まで見ようかと思ってましたが無理でした。
ここで断念。

原作に難があるのか、アニメの作りの問題なのか。
それとも私の感性の問題なのか。
話が進んでも設定もキャラもストーリーも頭に上手く入ってきませんでした。

無条件で良かったのはOP曲とED曲
2曲とも穏やかで統一された世界観を感じさせる良曲でした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

困ったな・・・。

一応、通して全話視聴したんだですが、あまり印象に残った点が無く・・・。

ああ、いつもの某アベマなTVで一気見の機会がありましてw。


無いなら、酷評になってしまいそうなので、何も書かないという方がいいような気もするのですが・・・。

材料は良かったような気がするのですが、
料理の仕方が、もう少し良ければ・・・。
加護に捕らわれた勇者を含めての登場人物の悲喜交々をもう少し上手にピックアップできれば・・・。

主人公レッドとリットのラブラブ路線が・・・目障り。
最終盤でルーティの加護に捕らわれていた哀しみを際立たせるための伏線(材料)としては、見せつけ度合いが長すぎます。
何故かあまり、背中がくすぐったくなる様な事もなく、冷めた目で観ていました(私自身の感性の問題かもしれません)

物語のたたみ方ももう少し・・・。
ちょっと最終盤、雑な印象を受けてしまいました。

作画も普通・・・か、ちょい下くらい。
主要キャラクターはそこそこなのですが、他になるとちょっと差が出てきますねぇ。

キャラクタも中途半端で、魅力に欠けた気がしました。
コレも「好みじゃないの?」と言われたらそれまでなのですが、一番印象に残ったのが中盤以降に登場したティセというアサシンの女の子かなぁ。
ルーティも苦悩が氷解していく過程のあたりは最初の目つきの悪い、こええ感じからのギャップがはっきりとしていて印象に残ったかなぁ。
って感じくらいで、どうにも・・・。


私にしては、珍しいくらいの酷評回になってしまったかもしれません。
甘々査定の自分としては珍しいと自分でも思っています。
虫の居所でも悪かったかなぁ。

まぁ、ホントに、料理次第では面白くなりそうな要素は持っていると思うので、少々、残念でした。
スローライフっていうポイントも私の思ったのと違っていた感があったのかもしれません。

機会がありましたら、ご覧になってご判断くださいませ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
ルパン三世 PART6(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (91)
327人が棚に入れました
舞台はロンドン。 ルパンのターゲットは、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝―― その手掛かりとなる一枚の絵。立ちはだかるスコットランド・ヤードや MI6。ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。そして、ルパンの前に現れた探偵――その名はシャーロック・ホームズ!シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣のオムニバスエピソードが絡み合う、謎多き〈ミステリ・ルパン〉が今、幕を開ける!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新次元の高みへと昇れるのだろうか?

祝50周年

ルパンとは再放送で観るものでPart1&Part2を夕方繰り返してたくらいの経験。そんな劇場版/後続シリーズとは無縁だったその他大勢のうち一人が私でした。子供の頃『しんちゃん』『プリキュア』に熱中したところで大人になって新シリーズ目の前にしても食指は動かないと思います。
なんかのきっかけでPart5に触れ思いのほか良かったので今ここにいる。そんな視聴背景です。
加えて言うなら、一生懸命追いかけていないけど不思議と思い入れのあるキャラクター達であることには疑いなく、いつでもかっこよくあってほしいなとも思ってたりします。

Part6はなんといいますか、、、ファン向け感謝祭ですかね。
全25話(第0話含む)2クールの前後半に分けて大枠で2本のストーリーが流れる構成。閑話休題的な1話完結の箸休め回がその中に挟まれる感じ。けっこうなビッグネームが当番で脚本書いてたりするのもお楽しみでしょうか。作品を愛してやまないかどうかは露知らず『ルパンだったらOK!』と依頼を受けたのかもしれません。よってお楽しみ企画=感謝祭の印象を私は持ってます。
Part5ではテクノロジーの進化に昔ながらの泥棒がどう向き合うかみたいなややもすると作品の根幹部分を揺るがしかねないテーマを扱い一つの方向性を見出す難作業をしてました。そこ克服しちゃったのでフリーハンドで作れるPart6は失礼ながらそのまま流れで作った感じ。可もなく不可もなく。キャラ立ちしてるかどうかならトップオブトップな登場人物たちなんだからそこそこのものは作れちゃうのです。


■小林清志さんお疲れさまでした
旧制作陣!?とタッグの第0話をもってご卒業です。卒業ソングは{netabare}『ルパン三世のテーマ’80』{/netabare}とわかってますよね。そして新人大塚明夫さんこんにちは。違和感ないのはさすがです。
変更に関しては私から二点。
交代の先陣きったのは山田康雄→栗田貫一でしたが事情が事情だっただけに“模倣”から入る交代劇でした。なぜだか完コピ系の交代がお作法となってます。その点お作法を踏まえた演技をされてます。
二点めはちょっと抽象的なこと。小林さんはもちろん納谷さん井上さん皆々“芝居できてこその声優業”の矜持がすごい方々。本意と役割が必ずしも一致しなかったかもしれない役者個人の生き様がキャラクターから滲む諦観に反映されてたような気がします。ルパン声優にはそんなのを期待したい。


小林さんを送る会兼ファン感謝祭ということでよろしいのではないでしょうか。
もしPart1&Part2以来のルパンがこれだったら未だ見ぬPart7に食指動くかは微妙かも。それほど心動かされなかったPart6でした。


※ネタバレ所感

■ジジイが元気

{netabare}大野雄二氏。前回がフランス舞台でシャンソン風アレンジ。今回はイギリス舞台だからブリティッシュロックということでしょうか。主旋律はギターが担当してます。
めちゃくちゃ冒険してたと思います。元曲はファンクで金管木管メインの弦楽器はベースくらいでしょ?それからジャズへの展開は違和感ないんだけどエレキは水と油に思えました。
結果は聴いてのお楽しみ。{/netabare}

じいさんが最もファンキーだってのが泣ける。


■これはちょっと…

『男には自分の世界がある』いっちゃん有名なやつ
『この手の中に抱かれた物は 全て消え行く 運命なのさ』チャーリーコーセイのやつ

美学とか生き様で滲み出る哀感みたいなのがかっこいいじゃん。だからか違和感ハンパない以下↓

{netabare}「俺は泥棒だからな。美とか人の心とか、そんなわかりにくいもののために体を張るのはゴメンだ。」{/netabare}

{netabare}第10話でのルパンのセリフ。
ルパン一家がそこ捨てちゃだめじゃん!ってところかと。手前の第9話で次元が「ガンマンとは職業ではない。生き方だ」とキメてた翌週にこれはないなぁ。もしかすると大天使のミカエルさんが憑依して言わせてたセンや何かのオマージュなのかも捨てきれないけど、このまんま受け取る素直な私にはアイデンティティ全否定のむごいセリフに見えましたよ。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.24 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ルパンだけどルパンじゃない…。あと、TMSの作画…酷くないかい???

うーん、全体を通じてストーリーが普通につまらない。

確かにルパン三世なのだけど、ルパン三世じゃない。
トリビュートでまるで違う漫画家が書いた作品みたいな感じ。

声優交代は仕方ないけど、峰不二子くらいかな…違和感をあまり感じなかったのは。

そもそもクリカンに引き継いだ時点でルパンは終わっていたんだけど…ね。

PART4は多少良かったんだけど、それはストーリーとキャラクター設定がマシだったから。

PART5は…まあ、駄目だけど仕方なし、そしてPART6は両方駄目で終わった。

TMSの作画、決してもともとレベル高くないけど、今回はセンス無さすぎ。

いろいろ全部駄目だったな…。

ドラえもん見習って、声優全部総とっかえして、ストーリーはリメイクでいいじゃん。
とりあえず、PART3までのストーリーを全部リメイクすれば、
それだけで、現在のアニメ制作日程なら10年どころじゃなく引っ張れる。、

ただただ、残念なアニメだった。
制作陣の決定権を持つ人間がアニメ愛もなければルパン愛もなかった印象。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

ソース さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2クール目がどうなるか分からないが...

せっかくの50周年なのに...何してるんだか(´;︵;`)

脚本に押井さんとか湊かなえさんとか様々な方々を添えていたので気合いが入ってるな〜と期待していたが、いざ蓋を開けてみると如何せんストーリーが面白くない。唯一褒められるのは第4話の押井さん回ぐらい。主軸だったホームズ絡みの話もあまり...

2クール目は見る気が無くなったので今後どうなるか分からないが、個人的に1クール目はTVルパン史上最低レベルの作品であった。 2クール目でこの考えが覆されるとも思えない。

Part1,2 辺りを再放送した方が良いのでは?()

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
範馬刃牙(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (66)
245人が棚に入れました
数々の強敵との死闘を経て成長した刃牙は、地上最強の生物と言われる父・範馬勇次郎との対決の時が熟しつつあった。そして、勇次郎と闘う前の適当なスパーリング相手として、まずはMr.アンチェインこと、ビスケット・オリバと闘おうと考える。オリバが現在いる場所は、通称「ブラックペンタゴン」と呼ばれる、凶悪な犯罪者たちが集められた刑務所。刃牙はオリバと闘うために、ブラックペンタゴンに自ら収監されるが、そこにはオリバは勿論、他にも超弩級の猛者たちが待ち構えていた!!

声優・キャラクター
島﨑信長、大塚明夫、雨宮天、古谷徹

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作でもこれ以降はちょっと。。。

もはやほとんどこれ以降の「刃牙」シリーズは完全にコメディ化してしまっているので、トレンドには乗っかりにくいことが想定されます。

ギャグアニメとして観る分には面白いですが、老若男女様々な層にウケるほどの視野はなく、本当に一部の格闘好きや刃牙ファンにはおすすめできますが、特に女性層には全くおすすめできるどころか、いかんともしがたいでしょう。

ヤンキー漫画が衰退して、ヤンキー漫画に昨今のアニメのトレンドを入れた東京リベンジャーズみたいに、美男子、美少女路線はもはやアニメには必要不可欠で、若い世代ほどそういった要素を入れないと既に無理筋になっています。

なので、作画や演出が原作に沿ってそこそこよさげにしているのに対し、評価が低くなってしまいます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キンニク入れますか?

原作はつまみ食い

今回は分量少な目。Netflixで先行した後そのまんま地上波でやったものを視聴。
2022年現在。漫画のほうは第5部連載中。今回のアニメは第3部“範馬刃牙”編です。どうやら父勇次郎との因縁に決着がつくらしい。
原作は現在5部連載中で既刊130巻を優に超えておりスピンオフも含めたら熱心なファンでもないと追ってはなさそう。私も一桁巻なぞった程度なので“つまみ食い”と書くのも憚られるくらいです。

で、肝心のアニメについてわたくし途中参加ですがついていけてます。
第2部の“最凶死刑囚編”と“中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編”2つだけアニメでは拾っておりまして、第1部に相当する全48話は未視聴だったりします。でも大丈夫!

途中参加OK!で何がお伝えしたいかといいますと、良くも悪くもやってること変わらんのですよね。そのため以前書いたレビューとネタ変わらんのです。 
バトルものと聞くとアクションシーンの作画やら闘う理由やらがちゃんとしてないとつまらんのですが、このシリーズはあくまで

 あの手この手の強さの理由説明

これだけです。“目的”をこねくり回してないから長期連載となってるのでしょう。その分“手段”“理由”づけのアイディアがぶっ飛んでるってことが素晴らしいのです。
そんな作業を30年以上続けている原作者板垣氏のアイディア豊富なことよ。サンド伊達ちゃんの“カロリーゼロ”を大仰なコーティングして長年読者を飽きさせずやり続けているみたいなものです。


これまで経験したシリーズとの差はあまり感じません。ただクセは強いのでご注意くださいませ。
アニメ界の“ラーメン二郎”みたいなものかと。三田本店と神保町店を比較しても私には誤差の範囲。ターゲットに目を移しても行列40人くらいのとこに女性は2人ほどってところでしょう(実体験)。男子の血流を良くしそうなやつです。
良し悪しを超えてたまに食したくなるみたいな。ダメな人にはとことんダメみたいな。

自分は好きですね。
最終話のサブタイトルが『筋肉の向こう側』。これでお察しくださいませ。


※備忘
{netabare}・ほぼ刑務所内でVSオリバの構図
・オリバ彼女役に小山さん
・だいぶアメリカをコケにしてるのなんか好き
・ブッシュもどきがダラスの再現してたけどパパブッシュ利害関係者だったような…{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.02 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

地球の核の硬さの答え<58>

このシリーズの山はゲバルvsオリバでしょう。
この戦いは、アレはなんだったの?の連発で、だからこそ明らかになるハッタリ合戦。
ジルベルトスタイルだ、嵐を閉じ込めた壺だ、死ぬにはいい日だ、地球の核の硬さだ、とどっちが強いかではなくどっちが強そうか、より正確にはどっちが凄そうかを競っていた、と。
すると、ゲバルが負けたのに格を落としてないと言われる原因もはっきりしてきて、オリバが彼女に飽きられたからタダの本気殴りをしてしまい、途中まで参加してたハッタリ合戦から降りてしまった、と。
そのキマリの悪さから刃牙にハッタリ合戦を仕掛けるが、まったく乗ってこないので彼女を言い訳に巨デブを抱きかかえるというパフォーマンスで退場。
と、いう見方をすれば地球の核の硬さとは何だったかの答えも出るわけですなぁ、オリバの筋肉が辺り一帯を押しつぶすみたいなものだった、と。
そこから刃牙が無駄なもんとっぱらって純粋に喧嘩しようぜとなるんだけど、プロットアーマーに守られっぱなしのお坊ちゃまが性格悪く挑発するのは印象が悪すぎて・・・という結末と見たね、小生は!

死ぬにはいい日だ……とか<53>
3話まで視聴。
新番組を見始めたぞって気分がまったくなかったのでナチュラルに書くの忘れてた。
インパクト全振りの名シーンが多く、まだまともだったころの刃牙のわかってるスタッフでのアニメ
後のシリーズになると前のシリーズがまだよかった評価になってたりするのねん。相撲編もそんな現象がおきるのだろうか。
とりあえず巨象、カマキリはイマイチ動いてませんでしたわね。あんま潤沢なリソースがないので山場以外はそう動かせないんだろうけど。
絵はだんだん整ってきてる気がするのはシリーズ重ねてなれてきたのかな。
とりあえず地球の核の硬さとは?というあたりを眺めていく構え。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ OVA(OVA)

2021年4月28日
★★★★☆ 3.5 (27)
167人が棚に入れました
冒険者たちが未知へと挑み、神々が興奮に沸き返る、世界で最も熱き街――迷宮都市オラリオ。その中心に鎮座するは、都市に限りなき富と栄華をもたらし、数多の混沌が潜む大穴――『ダンジョン』。その深淵にて、生まれ落ちた一体の怪物。「……ここ……どこ……?」人語を話す竜の少女をめぐり、都市はかつてない 異常事態に巻き込まれていく。人と怪物。漫然と存在する価値観、常識は破壊され、冒険者ベル・クラネルと、女神ヘスティアに、決断の時が―― これは、少年が歩み、女神が記す、ダンジョンの謎に迫る【眷族の物語】――

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オラリオに温泉を求めるのは間違っているのだろうか~おふろの神様フォーエバー~

この作品は第3期のOVAに位置する作品です。
元々、第4期の作品視聴後にwikiをチラ見した際に見つけていて、ようやく視聴に漕ぎ着けられた作品です。
本来なら円盤の特典だと思うのですが、そこは天下のdアニメストア様…
こういう作品が手軽に視聴できるのが、dアニメストア最大の魅力だと思っています。


突如、迷宮都市(オラリオ)に出現した温泉施設──
『天然温泉・お風呂の神様ケヒトの湯』。

かの温泉は、市井の人々を心身ともに温め、
日々の疲れを癒やす極楽浄土(パラダイス)として連日の賑わいを見せていた。

ご多分に漏れず、ベルを始めとする【ヘスティア・ファミリア】の面々も湯治に訪れていたのだが……
そんな人気施設に嫌疑の目を向ける一団の姿が──降って湧いた地上の楽園で、
勃発する湯みどろの抗争!

冒険者たちが、神々が、知略をめぐらし疾走する──
温泉、陰謀、そして秘密の花園──
めくるめく冒険の果て、ベルたちは、真実の目撃者となる──


公式HPの紹介欄を引用させて頂きました。

確か第1期のOVAも温泉回でしたよね。
OVA=温泉や海回というのは鉄板なのでしょうか…?

確かにTVで放送するより規制はだいぶ緩くなるので、表現の自由の幅が広がるのはこちらも理解しています。

今回も面白かったし、別に温泉回が嫌いな訳じゃありませんが、もう少し違うバリエーションがあったら嬉しいです。

ですが、過去に遡ると、OVAを視聴しないと本編の物語の繋がりが途切れてしまう作品もあったので、それに比べると、本編以外で構成してくれるその優しさには感謝しています。

まぁ、見て貰えば分かる…という感じかな。
本来ならベル君とは明後日の場所から勃発した話が、彼得意の巻き込まれ体質によって、物語深くに絡んでいきます。

どんな巻き込まれ方をするのか…それは見てのお楽しみ^^
まぁ、一つ言えるとするなら隠し事は長く続かないし、いつかはバレる…ということでしょうか^^;

この温泉回を経て物語が第4期に繋がると思うと、正に急転直下とはこういう事を言うんでしょうね。
しっかり堪能させて頂きました。
第4期の続きを楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

66.9 165 2021年度アニメランキング165位
魔法科高校の優等生(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (284)
1037人が棚に入れました
 魔法。それが現実の技術となってから一世紀弱。魔法を保持・行使する「魔法師」育成機関「魔法科高校」に今春、とある少女が入学する。容姿端麗で完全無欠な優等生――彼女の名は、司波深雪。共に入学した兄・達也との仲睦まじい高校生活を夢見ていた彼女の前に、一科生と二科生――優等生と劣等生との壁が立ちはだかり!?

声優・キャラクター
早見沙織、雨宮天、巽悠衣子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

尖らせたいところを尖らせる

原作未読


ついこの間2期をやってたばかりなのに新作早いね~と何も考えずに続編扱いしてましたがスピンオフなんですって。

 劣等生 ではなく 優等生
 二科  ではなく 一科

諸般の事情で魔法大学付属高校の下層二科に入学し(途中略)無双する司馬家の兄が主人公の本編。
対して妹はエリートクラス一科でクラスメイトからも一目置かれる才媛。今回は妹が主役のため優等生ということではじまりはじまり。言いたいことは3つだけです。


1.スピンオフって言うほどじゃ…

 新たな一面とかアナザーストーリー云々みたいな外伝っぽさは希薄でした。やや深雪(CV早見沙織)寄りの追加エピソードが増えたかしらんってところです。理由は単純で達也と深雪はニコイチで不可分だから。達也はまだしも深雪は独立した個を持ってません。良くも悪くも兄を切り離せない関係性が本編との差別化を困難にしてます。まあ驚きもないけどいつものノリを楽しめるということでOK!


2.あれ?わかりやすい

 辞書要りません。専門用語が多くそれらをこねくり回す作風のため油断すると置いてかれるのが玉に傷だったんですけど、外伝ではそれほどこねくり回してないです。ありがたいことです。


3.伝統芸はいかほどか?

 悪ノリレベルでマシマシだったような。ここまでシリーズ観ておきながらどうも慣れません。交流あるレビュアーさんからはギャグとして見たら?と助言いただいてますがキモイものはキモイのです。言うまでもなく兄と妹の近すぎるやりとりのこと。当人同士いたって真面目に気持ち悪いのがシリアスな物語に乗ってくるのが作品の味だと思ってますけど、本作はシリアス指数は低めなんですよね。となるとそのへんのバランス気にしなくてもいいし主人公深雪だしスピンオフだし、とリミッターが外れてったのか、くどいくらい深雪が深雪してますのでそのへん面白がれればよろしいかと。



奇をてらうわけでもないいつもの魔法科高校の日常をそんなにごちゃごちゃさせずに楽しませてくれた箸休め1クールって感じでした。コンビニでたまに売られてるポテチの期間限定コンソメパウダー30%増しみたいなやつ。わりと気軽に楽しめます。



※雑感

■一か所だけ唸りました

{netabare}一科と二科の設立経緯ですね。
魔法師養成が急務とのことで募集かけたものの教員不足にはめどが立たず固定化。紋章無しの制服も階級差をつけたいのではなくもとはといえば単なる発注ミス。{/netabare}

 実にくだらない

{netabare}そうこうしてると、そんなバタついてる二科に一科生のエリート意識から今のカースト制みたいな階級意識が定着したそうな。はじまりがしょーもないです。{/netabare}

{netabare}人間がやってることだから後のおおごとも実は些細なボタンの掛け違えからなんてよくあることでしょう。大東亜戦争もお役所仕事の積み重ねで真珠湾に突っ込んだという説があるくらいです。おそらくいまだ教師不足が改善されてないということは二科創設提唱した人の責任も問われることはなかったのでしょう。同様に制服発注担当者もね。在米日本大使館が真珠湾攻撃の政府通達電文を気づかずに不意打ちの誹りを受けましたがこの外交官はその後出世して事務次官とかなってなかったっけ?{/netabare}



劣等生と優等生。根深いものかと思いきや蓋を開けてみたら実にくだらない。ある意味人間の営みってこんなもんだよねと妙に納得したスピンオフ全13話でした。



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.9.26 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 41

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

唯一楽しみだったミラージバットが…虫じゃないんだから。

 見終わりました。というか流し見ですが。

 本作の唯一の楽しみだった深雪のミラージバットの衣装。デザインはいいと思います。止め絵もいいのはありました。ちょっとですけど。ただ、作画なんとかしろよ、というのと、全身をもっと見せろ、動かせということで、残念な結果となりました。虫が飛んでるんじゃないんだから。

 原作は面白んですよ。でも、アニメにすると駄目でしたね。キャラデザも違和感が残るし。やっぱり知っている話をなぞられても、興味が持続しません。アニメはOPED回想をカットしても20分弱で×13話ですからコミックとは違います。
 評価の物語やキャラは、このアニメへの興味という意味で低いです。


 この後は追憶編らしいですが、追憶編かあ…あれを12話とかでやるんですかね?いやロリ深雪もいいんでしょうけどね。でも、だったら1クール目の最後は中途半端だったし、3クールでちゃんとシリーズ構成して本編進めて欲しかったなあ。
 あ、でも桜シリーズでは1クール目の最後と繋がるか…オリジナルがちょっと入るんですかね?あるいはダブルセブンとスティープルチェイスまでなら12話あればできる気がするので、そうするとつながりますか。まあ、本作の話じゃないのでこれくらいで。

 



以下 1話視聴時の感想です。

 この優等生っていうスピンオフマンガは、それ自体出来が良くて面白いです。原作を裏から見たストーリーですが、かなりその設定を活かした作品になっています。ラノベコミカライズのスピンオフマンガは数多くありますが、優等生は本当に面白かったです。

 が、アニメですよね。やっぱりアニメの展開方法としてこれを本編に先立って製作するというのは、かなりの不満を感じます。
 また、指摘が多いですが作画というかキャラデザですよね。マンガだと許されたデザインの微妙な変更が、アニメになると違和感がものすごいです。

 私は原作ファンなので、後でまとめてみると思いますが、毎週楽しみにする、というレベルのアニメではありません。というか、デザインの違和感に慣れないと楽しめませんので、一気見するしかないと思います。

 なにより、アニメそのものの出来不出来の問題ではなく、メディアミックス戦略として許容できません。楽しみにしているのは本編ですし、このスピンオフを挟むことで、本編の2期の終わりがやはり変な構成というか尺稼ぎになっていました。
 このシリーズの大ファンですが、ちょっとこれは擁護できません。もしスピンオフを作りたいなら本編終了後か平行してやるべきです。
 転スラ日記と同じですね。ラノベ版も変な展開な仕方になってますし。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これはスピンオフというよりはサービス映像

これは魔法科高校の劣等生の主人公(司波達也)の妹(司波深雪)が主役の物語
俗にいうスピンオフです。

ですが、これはスピンオフというよりはサービス映像。
深雪のいろんなカワイイ姿を映し出したファン向けのDVD映像のようなものかもしれません。
だって物語の進行は、魔法科高校の劣等性とほとんど変わりません。

しかもご丁寧に、下着姿や入浴シーンを何度も映しています。
兄と話すのに下着姿。友達と語り合うのにお風呂場。なかなか工夫されているようです。

本来のスピンオフであれば、とある科学の超電磁砲のように、背景の世界観は同じですが異なる物語展開となるのが一般的です。
でも、深雪が可愛いので、これもありなのですね。
『カワイイは正義』ですから。


ところで、
深雪があまりにもかわいいからといって深雪にちょっかいかけるのは、やめたほうが良いですよ。
深雪はお兄様しか見ていないので…
それに、怒らせたら{netabare}氷にされた後、{/netabare}お兄様から助けられます。

深雪は過去に{netabare} 複数の男たちを氷にし、{/netabare}お兄様からそれを無かったことにしてもらいましたが…、
もちろんその行為をするには、それなりの理由があったことはわかります。
深雪の心が美しいことも十分わかっているのですが…
その事実だけを見ると、「やはり私達と住む世界が違うんだなぁ」と、感じてしまいます。
深雪が感情の起伏で人命を軽視するシーンは見たくないですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

66.9 165 2021年度アニメランキング165位
アニメ ぐんまちゃん(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (14)
41人が棚に入れました
ぐんまちゃん:高橋花林
あおま:内田彩
みーみ:小倉唯
おとうさん・おじさん:北沢力
おかあさん:中尾衣里
ゆうみ:指出毬亜
古墳様:森田順平
ヤヨイヒメ:山岡ゆり
キリュウさん:山本希望
フランソワーズ:清都ありさ
タマ(ニャーズ):田村睦心
ものしり博士:速水奨
ナレーション:本田貴子

66.8 167 2021年度アニメランキング167位
ミュークルドリーミー みっくす!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
45人が棚に入れました
日向ひなたゆめはとっても明あかるく元気げんきな中学ちゅうがく1年生ねんせい。
ゆめは入学式にゅうがくしきの前日ぜんじつ、お空そらの上うえから落おちてきた謎なぞのぬいぐるみを拾ひろいます。
そのぬいぐるみは自みずからを『みゅー』と名乗なのり、突然とつぜん話はなし始はじめたのです。
しかも、みゅーはパートナーと心こころと心を通つうじ合あわせると、
同おなじ夢ゆめの中なかに入はいることができる『ユメシンクロ』という力ちからを持もっているといいます。
その夜よる、ゆめが見みた夢ゆめにお空そらの上うえにある
ミラクルドリーミー王国おおこくの女王様じょおうさまが現あらわれ、ゆめに告つげます。
みゅーと一緒いっしょにドリーミーストーンをいっぱい集あつめることができたら、
あなたの夢ゆめを一ひとつだけ叶かなえます、と。
こうしてゆめは新あたらしい中学校ちゅうがっこうで恋こいに部活ぶかつに胸むねをときめかせながら、
みゅーと共ともにドリーミーストーンを集あつめることになるのです。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

最後の方は面白かったかな?

↓1クール目時点感想
{netabare}
とにかくやってることがワンパで、話にこれといった軸がなくて面白みが感じられない。
勿論、女児アニメだから...という色眼鏡で見るならもう少し評価を上げてもいいけど、そんな見方をしないならこの通りの評価。
1~14話までひたすら同じことの繰り返し。
一回違う話を入れてきたなと思ったけど、結局一話で解決してまた普通の話に戻るといった感じで本当にワンパ。
何かを楽しむ→呪いをかけられる→ミュークルレインボーで解決
という構成。
ワンパでも一話一話に別の面白さや話の良さがあればいいけどそんなことはない。
ノリも子供向け過ぎてあまり面白く感じないかなぁ。
特にお笑いや変顔のノリとか。

キャラはまあまあいいけど、アッキーに関しては不快でしかないかな。
誕生日でせっかく集まってくれた人に対して呪い的なものを付与する回は最悪だった。

まあなんというか期待外れ。せめてちゃんとしたストーリーがあれば。
もうここまで見てしまったし、切る予定はないけど...。
{/netabare}

↓4クール目まで視聴後
{netabare}
3クール目までは同じような感想だったけど、4クール目の最後の方に関してはちょっと面白かったかな。
(プリティーシリーズがここ1クールつまらないからその反動で面白く感じただけかもしれないけど)
アッキーやユニが変なことをするのをやめたのもあってコメディ作品として余計だった要素が排除された感。
子供向けだからだれかしら悪役を作る必要があったんだろうけど、普通に気がおかしくなってしまったアクムーちゃんだけが敵で良かったのにと思う。

アッキーと敵対してる時よりも、アッキーたちと主人公たちが手を組んでアクムーちゃんを正気に戻そうとする流れの方が断然面白かったかな。
あと、アッキーが主人公のことをあきらめたのも前半からの成長を感じられて良かった。

1~3クール目までは正直全く面白くなかったので高評価というわけにはいかないけど、最後の方は良かったしまあ終わり良ければ良し的な。
実写が多かったのは残念。

ただ、このアニメを子供向けじゃないといって持ち上げてる人をよく見かけるけど、これはどうみても子供向けアニメ。(てか、朝アニメを子供向けじゃないと言って持ち上げるの嫌い)
プリキュアとかよりも断然子供向けだと思う。
女児アニメオタク以外が見たら絶対に楽しめない。

↓一話毎メモ(特に何も書いてない)
{netabare}
1話
無印見てないけどw

2話
ストーリーは大体わかった。ただ今のところ何でこのアニメが評価高いかわからない。

3話
今度はケーキが操られる。
うーん面白いと聞いてみてるけどあんまりだなぁ。
まだプリキュアのほうが面白い。

4話 総集編
5話  新しい仲間、チアが増えた。
6話  あんまり面白みがない。ワンパだし。
7話  テニス回。
8話  実写

9話
AIに漫才考えさせるとは...w えのきかしめじどっちだよw
しめじの漫才の方が面白いやん。

10話 BBQ回
11話
アッキーの誕生日回。結局誕生日パーティーという名目で集まってもらって主人公らに攻撃するのかよ。いい話かと思えば酷い展開。

12話 実写

13話 ☆6
やっとストーリーらしいストーリーやってくれるのかな。
いや結局ごり押し解決かよ。
あのミュークルレインボー乗っ取り展開必要あった?

14話 ☆3
ほんとワンパ...。祭り楽しんでるところは良かったけど。
なんだこのおっさん!?

15話 ☆9
今回の敵は面白いw 激落ちくんw
今回ここまでの話で一番面白かった。
今回だけは自信をもって面白かったと言える。

16話 実写。見ない。

17話 ☆5
ねぎ抜きのねぎまw
この縫いぐるみの下りいつまでやってんだ。

18話 実写回多いな。見ない。

19話 ☆3
ワンパだから書くことがない。
最後のシーン雑だし普通だけど展開有るだけで面白く感じるわ。

20話 また実写か。
21話 何もない ☆3

22話 ☆0
卵割り何回もチャレンジするのかw
このツギとハギが滅茶苦茶やる展開ここまでのいい展開を壊してるだけじゃん。
ドリーミーコンパスの流れはノルマとしてやらなければいけないのだろうけどもうちょっと普通に入れられないものか。
いやケーキ渡さんのかよ。
ほんとなんで持ち上げられてるんだこのアニメ

23話 ☆6
ほんと不快だわ、ツギとハギ。謎トマトVS謎バナナ面白い。
後半めっちゃ面白いじゃん。

24話 ☆4
25話 実写。
26話 合法ロリ 連立方程式が今回の相手かよw ☆3
27話 人が楽しんでいるところに水を差す最低アニメ。☆2
28話 ピコピコ盗聴? 今回はいいな。水差したりしないのが。☆6
29話 ☆3
30話 実写。
31話 ☆3

32話 ☆2
ワッフルてw 人の誕生日を邪魔する最低アニメ。
無理やりハッピーエンドにするのどうなの

33話 ☆1
34話 実写。

35話 ☆2
メガネランドってんだよw にらめっこの下り寒い。疲れる。

36話 ☆6
ゴミ怖い。こいつら自分でやっておいてゴミ処理に参加するって何がしたいねんw
廃棄物懐かしむシーンええやん
今回綺麗にまとまってていいわ。

37話 そうだな。これで勝ったと思うなよー ☆3
38話 実写
39話 兄正論。うーん、面白くない。☆2
40話 実写。

41話 ☆3
ゆめめっ!?
これ最終回近そうだけど大きな展開はないかな。
アンパンマンと話の構成全然変われらないよなぁ
これ、子供向けのノリじゃない言われてるけど。
早めに切っておくべきだった。

42話 ☆6
マジックちゃんとやるんかよw
久々に攫えたな。いや初めてか? 人質だからな。漏らすな?
敵がやる気なくして来てるw
アッキーもユニにも無視されるアクムーちゃんw 

43話 ☆9
ひとりぼっちはさみしいもんな...。
アメリカだとそうなのか。日本よりええやん。
楽しめてないが。アクムーちゃんぼっち
男チアフルタイム好き。アッキーは?
アッキー負け認めるんか。
朝陽を妬んだりしないのが成長を感じられていい。
にしてもチョコさえもらえないのか、悲哀感が。
今回めっちゃよかったな。

45話 ☆9
アッキー諦めんな。ジャンプしちゃうんだw
どこでもドア そりゃ病むわな。名曲CM
パートナーってアクムーちゃんなのかな。
観覧車のシーンが良かった。最近ほんと面白い。

46話 実写。

47話 ☆7
っちはなんか最近楽しめてるんだよな。
アッキー.. 声合わせろ。曲いいやん。
なんで2千年前に平仮名あるんだよw
パートナーアクムーちゃんじゃないのか。なぜみゃーなんだ。

48話 ☆7
見てるニチアサの中で唯一今週ちゃんと放送があるw
あっさりアクムーちゃん改心するじゃん。謎ダンス。
そんな不吉な雲と一緒に登場するなw
アッキー諦めるなよ。結婚式かな? 制服可愛い

49話 ☆9
いつも誰かの誕生日回やってんな
結局ゆにツギハギは似たようなことやってるのね。
実質パシリ チアフルタイムがないやん
挿入曲いいな。最終回かな?

50話 最終回にして総集編...

曲評価(好み)
OP「フレー!フレー!ドリーミージャンプ」☆7.5
ED「ダイスキセカイ」☆7
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

66.7 168 2021年度アニメランキング168位
幼女社長(Webアニメ)

2021年1月1日
★★★★☆ 3.4 (40)
139人が棚に入れました
原作は藤井おでこさんが描く、KADOKAWAより現在2巻まで刊行中のコミックス「幼女社長」。最新第3巻は2021年1月14日に発売予定。社長である5歳児の六科なじむをはじめ、個性的なキャラクターたちが巻き起こすWEBで話題騒然のギャグマンガの傑作がファン待望のアニメ化!

声優・キャラクター
日高里菜、金元寿子、上坂すみれ、金子彩花、橋本ちなみ、古賀葵、杉田智和、チョー、大塚芳忠、久川綾、興津和幸、玄田哲章、福山潤、小岩井ことり、田村ゆかり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

定時まで遊ぶわよ!

この作品の原作は未読です。
2021年の元旦から配信されている作品として目に留まったので公式サイトを見てみると、ちゃんりな、ひーちゃん、すみぺと新年早々心の踊る配役を見て視聴を決めました。
配信サイトではOP,EDを含む完全版が視聴できますよ。


むじなカンパニーの社長「六科なじむ」は、ごく普通の5歳児!
社長に甘すぎる敏腕秘書「ユキ」に、
国籍不明の謎の事務員「ガルシア」、
ツッコミ役の平社員「真友」といった個性的な社員たちと共に世間の荒波に突っ込んでいく!?


dアニメストアのあらすじを引用させて頂きました。

タイトルに「幼女」が付いていたとしても「幼女戦記」とはほぼ真逆の立ち位置にある作品です。
こちらは、本当の5歳児を描いている作品ですので…

5歳児が会社の社長だなんて実際には有り得ませんが、大人と子供の目線の違いによるギャップが、面白さを醸成している作品です。

それにしても声優陣が豪華…
全13話で30分弱の作品であるにも関わらず、どうしてこれだけの声優さんが
集められたんだろうと思わず首をかしげたくなるほどです。
きっと声優さんの下支えが物語を何倍も面白くしているのだと思います。

それと、ビックリしたのは「ひーちゃんのデスボイス」です。
覚えている限り聞いたのはこれが初めてだと思います。
滅多にお目にかかれない代物で視聴した人の特権だったのではないでしょうか。

オープニングテーマは、「進め!むじなカンパニー feat. 六科なじむ(ちゃんりな) & 割戸真友(ひーちゃん) & 軽井沢ユキ(すみぺ) & 出稼ぎガルシア(金子彩花さん)」
エンディングテーマは、割戸真友(ひーちゃん) feat. 小岩井ことりさんによる「会社に帰ろう!」

癖が無い訳じゃありませんが、ハマったら楽しめる作品なのではないでしょうか。
声優さんを追いかけながらの視聴となりましたが、しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11
ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

メインキャストもゲスト声優もいい味出してます

漫画原作、原作は未読
1話1分半ぐらいのショートアニメ
あらすじ?とりあえず1分見てみよw

日高里菜さんが幼女を演じてる時点で
この作品の存在意義は半分以上成り立っている
と言っても過言ではないと思うw
ツッコミ役の金元寿子さんも良かった。

くだらないけど意外と真理を突いていたりしますw
ただ{netabare}プリキュアのことを作中でゴミキュアとしていたのは色々と不安にさせられたw {/netabare}

以下は個人的に好きだった回やフレーズなど
{netabare} ・opの「パンに挟んで食べよー♪」の歌い方
・1話ラストの「いや契約書ー!」の言い方w
・2話エピソード全般
・4話の「得意だよー、この前なんて会社飛ばしたし」{/netabare}

続編求むw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

on さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本編がOPより短いアニメ

2021年冬アニメの中で1番最初に全話見た作品が幼女社長だ。dアニメストアに全話あるので暇なら見てみてもいいかもしれない。

本作は1話3分ぐらいのショートアニメだが、何とOPが30分アニメと同じく89秒ある。ショートアニメだと知っていたからこそ正直「え?」と思ってしまったが曲は非常に良かった。そして、残りの1分程で本編をやるのだが、OPと同じ…もしくはOPより短いだろう。ギャグありほっこりありだが、笑いのクオリティは結構高めでおすすめ出来るレベルだ。

とはいえ、そんな期待されても困る作品である事も確かなので1時間ぐらいダラダラ何か見たいけど見るものがなかったら見てもいいかもしれない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (254)
982人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

1期は☆5、今作(2期)はあまりにも酷い

アニメ作るの下手糞かよ
制作会社とキービジュアル発表時点からの嫌な予感が当たってしまった。
作画が悪いことは他の方も語っているので、それ以外の点にも大いに触れつつ、ネタバレを避けて原作ファンの視点から酷評しようと思います。

不満点1つ目
あらゆる面で主人公軽視
戦闘描写がしょぼいのは100歩譲って我慢できる
でも、それだけじゃなく普段の日常シーンから明らかに主人公だけ作画の力抜いてるよね?原画が悪いとかでなく、リソースの振り分けがムカつくっていってんの
加えて作画以外でも主人公軽視が目立つ
カットしていい会話とそうじゃない部分の判別がついてない
例として、8話の教会幹部(白面)の不正を知ったルマキーナとディアブロのやり取りをあげる
原作ではアニメでもあったルマキーナの悔しいという言葉の後に
「ディアブロ様……人はなぜ……?朝、起きて食べるパンがあるのに、どうしてそれ以上を欲するのでしょうか?」
(中略)
「人とは上を目指すものだ。今に留まることなく、誰も到達してない境地を目指す。全員ではないぞ?むしろ極めて少ないが……満足を知ることなく、意欲とか渇望とか根気に溢れて、常に向上を求める者が存在するのだ。それは人の可能性であり、進歩であり、挑戦である。しかし、その精神が間違った方向へ行くこともある。既得権益を悪用し、他者を貶め、奪い、苦しめる。枢教院の悪党たちも、魔王に立ち向かう勇者たちも、ある意味で”無限の意欲”を持つ者なのだ」
「わかりません……それでは、ディアブロ様は枢教院の行いを悪ではない、と?」
「いいや、悪だ。胸糞が悪くなる。だが連中は”罪を犯した”から悪なのだ。朝のパンがあることに満足しなかったからではない。向上心は罪ではない。罰するべきは、賄賂を受け取り、教会を私物化したという罪なのだ―そこを履き違えてはいかん」
(むらさきゆきや(著)、鶴崎貴大(イラスト)、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術6」、講談社、2016年、pp133-135)
というやり取りが続く、これは主人公やメタ的にいえば作者の思考を表す重要な会話にもかかわらずアニメではカットされた
その後の祈らせてくださいもなぜ信者たちが熱心に祈ろうとするのかをちゃんと説明してなかったしあれなら祈りの下りはバッサリカットして、上記の会話にちゃんと尺を使えと思う。
一期はむしろシナリオ構成によく原作をまとめてるものだと感心したくらいなので2期のクオリティにはあらゆる面でがっかり

不満点2つ目

7話のエンドカードが酷い
内容は朝凪先生が担当したエミールが夢の中でヒロインたちを裸で侍らせるというもの
この同人のノリを採用したアニメ制作会社はあたまおかしいんじゃないか
NTRっていう人を選ぶものを取り上げた事よりも、エミールっていう愛されキャラを竿役にしたのが不愉快極まりない
ちゃんと原作読んでたらエーミールは愛されキャラだってわかるはず
2期の監督陣は読んでもそれがわからない貧相な感性の持ち主かそもそも原作読んでない人ってこと
物語を作る仕事にかかわるのやめてくれ

作画もコンテ切ってる構図も微妙
声優さんも一期からの人はいいけど、二期からの声はあってない人多すぎ
音響監督さんは変更ないはずなのに、演技指導や、そもそも新キャラの声質が原作とイメージ違うのは監督の差かなって思ってる。


5話だけは唯一作画とシナリオ構成や構図よかった
ただしキャラ作画のみ
戦闘シーンはあまりにもお粗末
それでも手塚プロにしてはよくやったんじゃないかな(笑)

追記
8話の挿入歌演出があまりにも酷すぎて怒る通り越して呆れて見るのやめてましたが、アニオリで閉めたと聞いて10話まで見てきました。
9,10話はよかった、アニオリ入れても綺麗にまとめるあたり流石筆安さん、原作者が脚本やってる回も良かった。原作者がアニメに口出しした方が切れにまとまるって珍しくね。
作画も戦闘も日常もよかったと思う。
文句なしで面白かった。
最初から9,10話のクオリティ維持してくれれば…1期の星5評価とまではいかないが4.5くらいはつけれたし、批評することなくもっと純粋にアニメを楽しめたと思う。

今回も魔王VER出るらしいのでそちらでの修正に期待

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

残酷なことをするもんだな

1期視聴済み。
続き物の2期目なので、1期の視聴が大前提です。
1期は結構評価したし、今でもたまに見ている作品だったりします。

さて、第2期の今作、感想を一言にまとめると「残念」。
付け足すならば「1期と比べて残念」。
1期と異なるプロダクション、監督に任せた意図は何だったのでしょうか。

Wikiを見ると、アニメ1期、2期の制作体制が表の形でまとめられていて、あっちが誰でこっちがどこでが実にわかりやすい。これは残酷な比較だと思う。テレビ局も意地悪なことをする(・・・おわかりいただけると思いますが制作責任を持つ側に対する皮肉です)。

物語:{netabare}引きこもりゲーマーがゲーム準拠の異世界に召喚され、その召喚主たちを隷従させてしまった・・・が1期の始まり。今作は、そんな面々がさらに冒険を重ねていく段階のお話。

正直に言って面白くはなかったです。

2期にとって前提から不利な条件だともいえる。異世界召喚ものの面白い部分って、召還直後の変遷だったりハーレム形成過程が結構大きなウェイトを占めていると思います。今作は「それを踏まえての次」にならざるを得ず、どうしても1期に比べて盛り上げるのが大変な部分はあるんだと思います。

そう考えると、オバロってやはり凄いな。{/netabare}

作画:{netabare}キャラクターデザインは1,2期とも同じ方なんですね。ってことはスタジオの技量か・・・

何ともまぁ残念。静止画としても、動画としても残念。

レムが絶妙に不細工になってて、絶句しました。動画としては、中の下といったところ。かなり厳しい。シェイクシェイクに拡大縮小のオンパレード。

胸揺れを映すなとは言いませんが、やり方ってあるでしょう。
やっていることは1期、2期で大差ない(むしろ「穴」案件があるぶん、1期の方が下品ともいえる)のに、2期の"ファンサービス"は全体的に下品に感じました。むしろ1期はファンサービスカットがしっかりと構成に入っていて、かつ、「はい、ファンサービスカットはいりますよー」が明白に示されていた分、それ以外のシーンで余計なことをしなくてすんでいたのかもしれない。{/netabare}

声優・キャラ:{netabare}分けて書きづらいのであわせて。

音監、構成は1,2期共通。演出はスタジオ付きの方々という感じなのかな?

主要キャラがほぼ別人かなと思えるほどに味付けが変わってしまった。違和感を感じなかったのは魔王クルムだけでした。

驚いたのはエデルガルド。1期は言葉がたどたどしいけど、格好良さが感じられたのですが・・・今期はこれただのあほの子かと思いました。まぁ、そういうお話の展開になっていなかったので仕方が無いのかもしれません。当該7話は、脚本が原作者の手によるものらしい。ということは、エデルガルドはむしろこれがあるべき姿なのかもしれませんが・・・1期のエデルガルドの方が圧倒的に好きだな。

とても残念なのが主人公ディアブロ。量産型異世界転生者になりつつあるように感じました。ディアブロは演技の声も、演技の方向性も迷子だったように思います。これは演技指導・演出のせいなのか、原作の展開のせいなのかわかりませんが、1期で感じた「コミュ障だけど好青年」な感じは一切ありませんでした。主人公の魅力が保てないハーレム構成は、観ていてしらけます。{/netabare}

音楽:{netabare}
劇伴は基本的に1期の使い回しかなと思います。

90年代Avexサウンドがお好きな方なら、この点は楽しめたのではないでしょうか。OPは ( trf + globe )/3 って感じがしました。好きですよ、これはこれで。

EDは、、6人時代のココ☆ナツを思い出しました。{/netabare}

講○社、コンテンツを1つ失ってしまったかな。残念。

[2021/06/27 v1]

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EVERYBODY! EVERYBODY!(OP主題歌)を世に送り出しただけでもこのアニメには価値がある!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(無印)に続く2期目の、ラノベ原作アニメです。原作の最新刊14巻はまだ買っただけで読んでいません、すみません…。

なお、アニメも原作同様エロ成分は多めです。

OP主題歌『EVERYBODY! EVERYBODY!』は音楽レーベル「avex trax」や「avex tune」が送り出してきた、1990年代後半~2000年代前半のディスコサウンドを基調とするJ-POP楽曲(アーティストとしてはTRF、m.o.v.eなど)を知る人にはとても懐かしい感じがし、かつ中毒性の高い名曲です。

TRFのDJ KOOとm.o.v.eのmotsuを迎え、メインボーカル芹沢優がi☆Risやこれまでのソロ楽曲とは違ったテイストで歌い上げる、「The avex sound」とでも呼ぶべき曲に仕上がっています。

ED主題歌『YOU YOU YOU』は、同じく「芹澤 優 with DJ KOO & MOTSU」ですが楽曲としてはアイドル楽曲っぽく仕上がっており、こちらはMVではDJ KOOとmotsuの二人も芹澤優のカワイイ動きに付き合うように楽し気にノリノリで踊っているのが印象的です。

アニメの話じゃないんですが、このユニットでアルバム作れるくらい楽曲を出して欲しいと思うくらい、天才的にハマったユニットだと思います。

なお、DJ KOOとmotsuのお二人は本編でもモブキャラとして声優としての出演を果たしています。

そしてようやくアニメ作品の話:

原作のジャンル的にはいわゆる「異世界召喚」ものなんですが、「小説家になろう」発とかではなく最初から商業出版として企画されたライトノベルです。

基本設定に関する説明は1期目に関するあにこれ公式の「ストーリー・あらすじ」を見ていただければだいたい正しいです。召喚時には自分がプレイしていたMMORPG「クロスレヴェリ」的な世界に召喚され、自分のプレイ時のキャラクターである「ディアヴロ」として召喚されます。

ディアヴロを召喚したと主張する女の子が二人(エルフのシェラと獣人のレム)いる時点でいわゆる「異世界ハーレム物」という方向づけは明らかですが、路線的に当たり前のように巻を追う毎にディアヴロの周りに女の子が増えていきます。

原作では10巻くらいまでは一応「3巻で1セット」みたいな雰囲気のシリーズ構成になっていまして、1期目は主に原作1~3巻の内容、2期目は原作4~6巻の内容がアニメ化されています。ということで、以下は1期目を観終わった人向けに書くのでまだの方はひとまずここでさようなら。



アニメ化の感じを1期目と比べると、ディアヴロが魔王として振る舞うときの演出として、1期目が「表面上は余裕だが内心ではギリギリ」という感じだったのに対して2期目は「表情にも余裕の無さが表れてしまうが周りのキャラに見られていないからバレない」みたいな感じになっています。

私個人としては1期目の描き方の方が好きで、原作のイメージに近いと思っています。

ストーリーとしては大主神官ルマキーナが登場し、ファルトラと王都以外の都市として初めてジルコンタワー市が舞台となったりしますが、1期目に比べるとラスボスが地味で見栄えがしない話になっています。

ですがここで手に入れるアイテムなどが以後の話の伏線になっていたりはするので、仮に3期以降も作られることがあるとすれば飛ばすことはできないだろう箇所でもあります。

ストーリー的に大きな改変はなかったはずなんですが、「なんか原作のイメージと違う?」みたいな違和感を抱きながら全話完走しました。

まあでも、どうせなら続きもアニメ化して欲しいとは思います。以降の敵とかもなかなかに強いし女騎士アリシアのイカれっぷりも増してさらに盛り上がりはするので…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
裏世界ピクニック(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (293)
915人が棚に入れました
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」……。実話怪談として語られる危険な存在が出現する〈裏世界〉。そこは、現実と隣合わせで、謎だらけの世界。紙越空魚(かみこし そらを)は廃屋内の扉から〈裏世界〉を発見し、そこで仁科鳥子(にしな とりこ)と出会う。この出会いが空魚の人生を一変させる。鳥子は空魚に〈裏世界〉の探索の協力を依頼する。彼女は〈裏世界〉で行方不明になった「冴月」という女性を探していた。探検と研究、そしてお金稼ぎのため、空魚は鳥子と行動をともにする。非日常へ足を踏み入れた二人は様々な怪異と遭遇し、危険なサバイバルが始まる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日高里菜、富田美憂

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女子大生コンビが「裏世界」に足を踏み入れるホラーSFエンターテインメント百合作品(アニメ化としてはやや微妙)

原作は早川文庫JAから刊行で、現在第5巻まで刊行済みです。原作付きのアニメ化作品の中で、私が2021年冬クールの新作で最も期待しているのが本作です。

たまたま「裏世界」で遭遇して以来、「生命の危機」を互いに助け合って乗り切る、紙越空魚(かみこし そらを)と仁科鳥子の女子大生コンビによる冒険活劇物です。

昔なら人づての噂話として伝わり、現代では「ネットロア」などと呼ばれるネット上でも語り継がれる実話怪談によるホラー要素や、タルコフスキー監督によって映画化された『ストーカー』などのSF作品リスペクト、原作者が『そいねドリーマー』などでも取り組んでいる「百合」要素、そして作中で扱われる銃器などのミリタリー要素といった属性満載のエンターテインメント作品です。

どのような映像化がされるのか、期待が止みません。今夜1/4深夜、いよいよ放送開始!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話「くねくねハンティング」では、エピソードの内容的にも今後の戦闘シーンのアクションがどのくらいのレベルに描かれるかは判断がつきにくいですね。

用語規制をクリアするのに、キャスト自らに「ピー」って言わせるのは面白い演出だと思いました。まあ、この場合円盤などの商品でもそのままになるのは自明ですけどね…。

OPに市川夏妃(いちかわ なつみ)がいますし、話の区切りを考えるとおそらく原作3巻当たりまではアニメ化されそうです。ファイル11の映像化がされるなら楽しみです!

※そういえば、瀬戸茜理(せと あかり)がOPだけじゃなく空魚の大学の学食にもいましたね!
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.1.12追記:
第2話まで視聴終了。

第三のメインキャラ、小桜さんが登場ですね。基本的に自宅に引き籠っていますが外出できないというほどでもない、そして登場キャラの中では比較的常識人な彼女が鳥子と空魚に振り回される様が見物です。

お金のやり取りの場面は「裏世界」というよりは少し「裏社会」風味…(笑)。

余談: Cパートの打ち上げは第1話と同じ居酒屋だったようなんですが、原作で打ち上げが居酒屋じゃない回のときに場所はちゃんと居酒屋以外に変わるんでしょうか…?

2021.1.19追記:
第3話まで視聴終了。

原作者の宮澤伊織先生によるアニメオリジナル脚本回でした。原作では第2話のエピソードのすぐ後にくるはずだったエピソードは第4話以降に先送りになるんでしょうか?

宮沢伊織先生ご本人のtweetによると「原作ではもう入れる隙間のないエピソード、初期の空魚鳥子の空気感を思い出しながら書きました」ということでしたので、この時点での二人の関係性の掘り下げ回ということだと理解しています。

原作本編では内心の描写がされるのは空魚ばかりで鳥子の内面描写はないんですけど、アニメもこれは変更しないみたいですね。内面描写は第1、2話と比べると多めだった気はしています。

2021.3.7追記:
エピソード順変更以外に10話もサブタイトルからするとアニメオリジナル回がありますね。

原作だとわかっていることなんですが、アニメ版で在日米軍はどうなってしまったんだろう…?

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。懸念された在日米軍問題は一応の解決を見たので、それは良かったです。

製作委員会の名称として「DS研」がクレジットされていたのですが、本編中でDS研は最後まで名前すら出てくることはなかったので残念です。

アニメで興味を持ってから原作ないしはコミカライズ版に流れてくるのであればあまり違和感はないのかもしれませんが、逆だと単にエピソードがカットされている以上の違和感があるだろうと思います。

ただ、キャスティング自体は良かったんじゃないかと思います。アニメ化された小桜さんは可愛かったです。

「まだかな~。空魚ちゃん、まだかな~…。」

投稿 : 2024/05/18
♥ : 39

lostmemory さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

アニメの罪は重い

私は当然原作者ではないが、世にある多数のアニメを見ていると
仮に自分が作品の原作者でも自分の作品がアニメ化されたから
成功するとは限らないし失敗しても、むしろ失敗作の方が多いのだから
それほどダメージがないはず。まあある程度のショックは受けるかも
しれないが。

いや、これの原作者がアニメのあまりの酷い出来にこれが終わってから
SNSに意味不明なことばかり書き出したので、相当ショックが大きかった
のか、この作品のせいで精神が破壊されてしまったのか…芸術系の人って
割と繊細な人が多いイメージだからなあ。

売上円盤300枚…まあ元気出せよとしか言いようがない。
なお原作もアニメが終わってからまだ新刊は出てない。
ネットでは原作は普通。アニメはクソとか言われているのが実に不憫。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

February station

2021/08/04 投稿

酷評注意

異世界物かと思って見始めました。

始まった瞬間・・・最初のシーンで違和感が・・・
鳥居が変です,壊れているんだけど,壊れた脚の部分が立っている場所が不自然過ぎて違和感を禁じ得ません・・・頑張って丁寧に且つきれいに描いてはいるんですけど作品のクオリティーに関してなんとなく見えてしまった感じでした。作品の一番最初のシーンですし,普通どこかの段階で誰かが違和感を感じ,ダメ出ししそうな物ですが,それが無く完成してしまったということでしょう。最後まで見てもこの第1印象は間違っていなかったと思います。色々,残念な感じがある作品でした。

そんなわけで,取り立てて面白いとも思わないし,1話見て切ろうかと思ったのですが

OPに「きさらぎ駅」が登場します
おいら,きさらぎ駅の話好きなんですよねー
どんな話になるか,気になっちゃって結局続きを見ました

で思ったことは,この話は異世界物,ファンタジーでは無く
どうやらホラーらしいこと
でもあまり怖くないのです・・・
上手く作ればものすごく怖くできたと思うのですが
キャラクターが怖さを削いでいるし,見せ方も恐怖や不気味さをあおって来る感じではありませんでした,おいらとしては「Another」的な感じに仕上げて欲しかったところです。(Anotherと言えば,OPなどでの本作の英語表示OTHERSIDE PICNICにはちょっと違和感があるような・・・表の世界に対して裏世界なら,頭にTHEを付けた方が良くないですか?よく分からないけど^^;)

結局物語の根幹部分がぶれているので,ホラーと空魚と鳥子の友情物語のどっちつかずになってしまったように感じます。

できたら全力で怖がらせて欲しかったので残念です・・・

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
うらみちお兄さん(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (237)
771人が棚に入れました
よい子のみんな〜!裏表のあるお兄さんは好きかな〜?教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 31歳。爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん"が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?大人になった“よい子"たちに送る、哀しみの人生賛歌!

声優・キャラクター
神谷浩史、杉田智和、中村悠一、宮野真守、水樹奈々

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作既読。体操のお兄さんのメンタルが病んでいても、おかしくないと思いますが…。どこがおかしいのかな?

原作既読です。結構当時SNSで話題、的な盛り上がりを見せたような気がしますが…。
まあ微妙に面白かったですが、あくまで微妙。

子供向けの世界は裏ではドロドロしているのでしょうが、それをちょっぴり表に出した感じですかね。
あ、こういう話ね。うんうん、わかるわかる、という感じには思いましたが、続けて何話も見たい感じではないです。

しかし…この話を面白いと思うには、「体操のお兄さんがこんなに心を病んでるわけ無いじゃ~んw」という発想が無いといけないと思うんですよね。

別に体操のお兄さんがメンタルが不安定でも、まあそういうことってあるよね…、と全然普通に思ってしまうんですよね。
まさか本当に子供の相手をしている人達が脳みそお花畑だとでも?
そんなわけが無いでしょう。裏では心を病んでいたり色々あると思います。
子供相手の商売って、子供とその親を相手にするんだから、2倍心を病むものですよ。

そういうのを隠して表では笑っているのがプロ根性なのに、それを保てない、というのは、普通にプロとして失格なだけでは?
という感じですね。
プロとして失格であることに、ちょっとクスっと笑えないこともないんですが…

まあ、真面目に突っ込んで見る内容ではない、となっちゃうんですよね…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「大人なら誰でも持っている裏の顔の一つや二つ。見ないふりしてね、よい子のみんな。」

子ども向け教育番組を舞台にしたブラックなギャグ作品。

ネガティブな内容かなと思ったけど、
そこまで重い内容ではなく、日常系ギャグアニメな印象です。

これは同年代の非リア充に刺さるな…w

全13話です。


● ストーリー
MHKの教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、
表田裏道(おもた うらみち)。

うらみちお兄さんとして子どもたちの前では笑顔を振りまくが、
その裏の顔は社会に疲れ切っており、ネガティブで情緒不安定。

個性的な共演者たちや癖の強いスタッフ達と一緒に、
今日も番組の撮影が始まる。


精神的に不安定なうらみちお兄さんが主人公。

子どもたちの前では笑顔で優しいお兄さんとして振舞っているけれど、
裏の顔(というかこちらが本性)は社会に疲れきっている。

子どもの前で社会の理不尽さについて笑顔で語るところは、
大人的には笑えるし共感できるポイントw

子どもたちのピュアな心によってお兄さんの闇が映える、いい組み合わせ。
面白い着眼点だなと思いました^^

こんな教育番組いやだなーと思うけれど、
でも現実の方がもっと闇が深いのかなと考えると、
うらみちお兄さんはなんて可愛いんだと思えるw

彼はピュアで真面目だからこそのネガティブだからなあ。

最初の頃はうらみちお兄さんの情緒不安定が激しくて、
観ていて楽しい内容ではないなと思っていたけれど、

徐々に他のキャラとの関係や距離感がいい具合に保たれてきて、
普通に恵まれた職場じゃないかと、安定して楽しめました。

やりたくないことをやらされるのは、社会に出て仕事をする上ではある意味仕方がないと開き直っているのが正解…。笑

危険があるわけでも人権的に問題があるわけでもないから、
「ママンとトゥギャザー」はホワイト寄りな職場だと思うのは、
自分がブラックな職場にいるからなのかw


「ママンとトゥギャザー」に登場する様々な役は、
どれも好きでした^^

うらみちお兄さんの役はいつもへんてこすぎてむしろ引きますが(でもそこが笑いどころ)、他のキャラの役はどれも可愛いんだよなあ。

歌のお姉さんが可愛くて好きでした♪
どの衣装も似合うの、天才。


● 声優
この作品で一番力が入っているのはここだったのではないでしょうか。

表田裏道 (体操のお兄さん):神谷浩史
兎原跳吉 (ウサオ君) :杉田智和
熊谷みつ夫(クマオ君) :中村悠一
蛇賀池照 (歌のお兄さん) :宮野真守
多田野詩乃(歌のお姉さん) :水樹奈々

↑メインキャラだけでこの豪華さ。

特に歌のお兄さんとお姉さんが最強すぎて…!

歌、うますぎます。
本物の歌のお兄さんとお姉さんのようでした。

二人の歌声を聴けただけでも、
この作品を見た価値があるなあと思いました。


● 音楽
【 OP「ABC体操」/ いけてるお兄さん(宮野真守)・うたのお姉さん(水樹奈々) 】

一緒に踊れる楽しいOP♪

youtubeの公式サイトには宮野真守さんと水樹奈々さんのダンス動画もありました。


【 ED「Dream on」/ 宮野真守 】

こちらはキャラ抜きの“宮野真守”としてのED。

うらみちお兄さんの大人な雰囲気を全面に押し出したかのような、
ガラッと作品の雰囲気とは異なるEDでした。

でもかっこいいから好き。


他に、番組内の歌が多数あります。

歌はすべて、いけてるお兄さんと、うたのお姉さんが歌っています。

「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」
「猫が何もない空間を見てる」
「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」

など変な曲ばかりですwww

でも共感できる歌詞なのが笑えるww
歌詞は原作のままのようですね。

変な曲なのに、歌う人がうますぎるから、
普通にいい曲として聴けちゃう…。


● まとめ
内容は、人生行き詰まりの闇アニメという印象が最初の数話は強かったですが、

全話観てみると、
日常系寄りなコメディ作品という印象に変わりました。

うらみちお兄さんたちに限らず、
人には誰しも表と裏の顔があるはず。

普段は表のキラキラした面しか見てないし見えていないのだろうけど、
裏はこんなもんだよね。笑

むしろ彼らの裏の顔はキラキラしているほうだよ…

現実の方がもっとえげつないのではと思うのは、
自分も闇が深いからなのかww

うらみちお兄さんによる真面目に深い(闇の)名言も多くて、
共感できました。

最初数話に見た時よりも、
後半になるにつれて楽しめた作品でした♪

…うらみちお兄さんのネガティブな闇に慣れたからなのかな。笑

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

しつこい愚痴アニメ

 
3話で断念。

これだけの声優陣を集めたのは、制作前から内容で勝負できないと見られてたのか? ネタが相当つまらないんだが。ターゲット層はどこなんだろ? 社会人…?

感想はしつこい愚痴のイメージしかない。バックを暗くしてブラックネタ?を言わせてるが、なんかテロップで「ここ笑うとこですよ」って出されるような押しつけ感がある。もっとサラッとやったほうがマシでしょう。
たまに少し面白い部分あるけど、それは例えば宮野真守さんらがノリでやってそうな部分等であって、それだけを目当てに視聴するのはツライ。

なんならこの声優陣でフリートークさせたほうが全然面白いのでは?
堀内賢雄さんとかに酒飲みながらメチャクチャやってもらいたい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

66.5 172 2021年度アニメランキング172位
ワールドウィッチーズ発進しますっ!(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (70)
302人が棚に入れました
突如、出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合軍を組んだ。 ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った少女たちだけだった・・・のだが・・・ いつまでたっても人類の敵・ネウロイはやってこず・・・ 戦闘ではなくグータラな毎日を過ごす世界各国のウィッチたち。 今回は501部隊だけでなく、502部隊「ブレイブウィッチーズ」の日常も追うっ! ネウロイと戦わない魔女(うぃっち)達のおかしな日常劇第2弾が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、加隈亜衣、世戸さおり、末柄里恵、名塚佳織、村川梨衣、沢城みゆき、高森奈津美、田中理恵、石田嘉代、園崎未恵、原由実、野川さくら、照井春佳、斎藤千和、水谷麻鈴、小清水亜美、五十嵐裕美、門脇舞以、佐藤利奈、大橋歩夕
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストパンワールドは広く、際限がない!

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ストパンのスピンオフ。501と502の面々の日常系アニメ。15分枠なんで、サクサク観られます。

完全にファン向けで、彼女らのキャラクターが分かっていると、倍楽しめると思います。

あと、これ余談なんですけど、キャラの確認するためにストパンのWikipedia覗いたんですけど、最初の青い部分があんなに長いページを初めて見ました(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本は501を楽しみにいつも観ていた。

映画を撮るという縦軸をしっかり作りながら、各キャラの特徴を掘り下げていた。

個人的に好きだったのは、イェーガーが出張先で色々やらかして、それを誤魔化そうと奮起していた話。本編同様、素敵なトラブルメーカーだった(笑)

502に関しては、アベレージは高くないものの、やっぱりニパは可愛いな~と。特に8話の寒中水泳のクダリはかなり笑えましたw

ちょっとした不満としては、せっかくのスピンオフなのだから、501と502が絡む話が観たかったかな。そこだけ残念でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
前線で家事手伝い(笑) 再生数(笑) 料理の油跳ね(笑) 魚を治療して刺身(笑) 

2話目 ☆3
ひかり編。502。懐かしいな。可愛い字(笑)

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆3
ウソに追い詰められる(笑) マーラー(笑)

6話目 ☆3
やっぱり完全にナルト。ニパ、可愛いよな。

7話目 ☆


8話目 ☆4
寒中水泳、楽しい(笑) ニパくんにはがっかりだよ(笑) 私たちは大丈夫(笑) 6セット、流石フィンランド人(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2つの航空団、それぞれの日常

原作未読 全12話 1話15分枠のショートアニメ

「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」の2期です。1期から観なくても良いかもしれませんが、本編は観ないと関係性が分からないと思います。

第501統合戦闘航空団ストライクウィチーズと第502統合戦闘航空団ブレイブウィチーズの日常をコミカルに描いた作品です。

2つの部隊が絡むところは少なく、それぞれの部隊で起こる日常の出来事を描いていますね。

個人的には502が出てきたので楽しさが広がりました。

OPは、このシリーズお馴染みの石田燿子さん、EDはその時の話で活躍したキャラクターたちが歌っています。

最後に、特に宮藤さんはギャップが凄かったですねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いいかげん。。発進しちゃいますぅ?w

 
ストウィ501部隊と、ブレイブ502部隊のウィッチ達が
デフォルメキャラとなって織り成すコントギャグ。

萌えを受け入れがたい方には無理かなw

デフォルメしてるけど、これはこれでまた別な良さがあります。
というか、自分はデフォルメキャラ好きなんで楽しめましたw

たのしい かわいい。
特にサーニャは別格w

ブラック宮藤がおかしいw

それと各話のタイトルコール、
「・・・・しちゃいますぅ?」の声がたまりませんですw

本編観た後の方がいいけど、各話の最後にはウィッチの紹介があるので観てなくてもまあ大丈夫かと。

 原作:スピンオフ漫画
 監督:伊藤史夫
 制作:Acca effe、戯画プロダクション
 協力:Production I.G、アニメビーンズ
 放送:2021年冬(全12話)
 視聴:2021年春(dアニメ)

これがシリーズ最後のアニメ作品となるのでしょうか・・

~{netabare}
 今作でも二人のヒロインが会うことはなかったので、後の作品のためににとっているものと受けとめちゃいますぅ?w

 でも最後の最後、遂に発信しちゃいましたね ^^
{/netabare}~

 余談ですが・・
 この後ちょっと1期を観直したんですが、
 ネウロイのビームを寸でのところでかわしたり、
 ネウロイの装甲を剥がしてからコアを砕いたり、
 1騎先行して他のウィッチが追い付けなかったり、
 やはり、シドニアはこの作品と似てるとこあるなあ ^^;
 弐瓶さん、ストパンファンなんじゃ・・
 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

66.4 173 2021年度アニメランキング173位
SELECTION PROJECT(セレプロ)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (134)
280人が棚に入れました
ずっとずっと憧れたあの場所へ毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門「SELECTION PROJECT」それはアイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台。そして、伝説のアイドル「天沢 灯」が生まれた場所。美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼い頃から病弱だった彼女は、病室のベッドの中で何度も灯の歌を聴いた。たくさんの笑顔と勇気をくれた彼女の歌声。誰かの支えになれるような、誰かを笑顔にできるような、誰かに幸せを届けられるような……「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」中学校最後の夏、鈴音は夢を叶えるために、第7回「SELECTION PROJECT」への挑戦を決める。SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、人並外れた魅力を持っている子ばかり。それでも、何千人の候補者のなかから選ばれるスターはたったの数名。いま、夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまる――。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アイドルは趣味の範囲外

オリジナルアニメ


 「ステージの上だけ輝いたらいいと思ったら大間違いよ」

と叱咤激励されながらステージに立つまでのオーディションに臨む少女たちを描いた動画工房さんのオリジナルアニメ。
アイドリー○○とかアイドリッシュ○○みたいな系譜なんだと思います。
世代的には『ASAYAN』を思い出しますが最近だと『Nizi Project』みたいなもんでしょうか。デビューまで密着するリアリティショーなノリは悪くありません。キャラデザインも動画も悪くありません。
ご都合なストーリーに目を瞑れば楽しめるでしょうが当方6話で撤退します。
…レビュー終了



それなのにわざわざこうして書いてるのは、作品の良し悪しよりもアイドルアニメにイマイチ乗り切れない理由が見えてきたので整理がてらに残したいから。基本自分語りで以下

■ここがダメだよアイドルアニメ

(1)前提なり背景

アニメを観るようになって、せっかくだからヲタさんが好きそうなものを経験してみよう!と好奇心で走り抜けた初期フェイズ。
リアタイではないものの『ラブライブ』『バンドリ』は楽しめました。これでエンジンがかかって沼にハマるわけでもなく前者はサンシャインで卒業、後者は3期までは見届けました。賞味期限が切れたことを実感してます。


(2)そんでもって結論

もちろんステージで輝くことが彼女らの活動目的全てではないとお断りしての話ではありますが

 {netabare}成果物に魅力がない{/netabare}

ステージパフォーマンスや楽曲そのものに魅力を感じるからこそバックストーリーに興味がわくものという意味合いで自身納得しました。
アニソンはストーリーやキャラに寄り添って初めて輝きます。神曲と言われるものでも未視聴作品の楽曲に心震えることはほんとに稀。アニメに限らずドラマ主題歌/CMタイアップなんかも同じ向きありますね。昨今は地上波が退潮気味だったりでタイアップものでのヒットが減った分、画と音のシンクロを手軽に楽しめるアニメは貴重です。
本題に戻りましてそれでもさすがに主題歌は力入れててもキャラに歌わせる挿入歌は残念ながらほぼ印象に残りません。ライブ映えとか狙ってるのか良くも悪くも単調なリズムと音の運びだったりしますがまだギリセーフで、詞に目を移すと壊滅的なことがわかります。コール&レスポンスに特化したいのかもしれません。
そんな曲を頑張って唄う少女(少年)たちの構図。素敵な歌い手には素敵な曲を望むところであります。

そして実際に素敵な歌い手さんかどうか。中の人=歌う人であります。ダメさでいえば曲よりもこちらが決定的かもしれません。声優さんはあくまで声のプロであって歌はちょっとと思ってます。技術でそこそこできちゃうんですよ。カラオケ上手い人止まりで“歌”に昇華できてる方がどれだけいるのかしら。
それに特徴的な“声”が排除される構造にもなってます。リアルでのライブ想定なので最低限のビジュアルが求められることになり選択肢が限られてくるのです。特徴あるからといって野沢○子御大に声がかかることはもちろんありません。いわゆるアニメ声に抵抗有る無しも関係ありましょうがそもそも画一的で面白みがないのだと思います。たぶん中の人が一人二人変わっても気づかないです。

あくまで私見です。楽曲に力があり歌い手の実力があると見ることができれば、その裏のストーリーも

 もっと知りたい!

と思えるのだということです。なおパフォーマンスの一翼部分“画”はやる気と予算で制御可能。
“作画”と“曲”と“歌”の3点セットの掛け算はとてつもない魅力となってリターンすることはあります。だがしかし“曲”“歌”どちらかがマイナスを叩き出せば演算結果もマイナスになっちゃう感じ。
※どっちもマイナスだとプラスに転じるかもww


 {netabare}「ステージの上でまず輝いてから!話はそれからだ」{/netabare}

と遠吠えしたところでこれはこれでビジネスモデルが確立しちゃってます。ニーズを掘り起こしてペイさせたことは素直に称賛するに値しますよ。
本作はオーディションものでした。よって“成果物”の発表は最終盤になることでしょう。キャストに新人さんも多いので頑張ってほしいです。



視聴時期:2021年10月~12月 地上波リアタイ

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2021.11.20 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

エサの質が悪そうですが、何か釣れてますか?

 
(復帰→全話視聴後)

観終わって…4話視聴後と感想が変わらない。やっぱ観なくてもよかった(笑)

1クール観てもキャラが覚えられない。好きになる要素がない。バチバチかと思ったらそうでもないし、噛ませ犬みたいな発言したりモブ化するキャラたち…。
生温かい目で「こんなんでいいの?」と言う他にない。

__________

(4話視聴後→断念)

普段こういう作品は観てなかったので、いい機会だと思って観始めたが…いったい何を観てるんだ自分は?としか思えなかった。

作画はちゃんとしてると思うが、シナリオは眠気を催すレベルだしキャラが薄すぎて感情移入もできず。こういうのはキャラを応援する気持ちが持ててこそだろうから、彼女らに全く魅力を感じない自分には退屈。どうしようもなく合わなかった。

ほんと誰にも薦める気が起きず、むしろどんな人が楽しんでるのかに興味がある作品。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハロプロのオーディション合宿を連想しますね。

第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

あにこれのあらすじにもある通り、作品タイトルになっている「SELECTION PROJECT」は作中でのアイドルオーディションの呼称でもあります。

マニアックというか、視聴者を選びそうなアニメですね。アイドルを扱うアニメはわりとたくさん作られていると思うのですが、オーディションをメインに据えた作品ってあんまりない気がします。

日本全国を9ブロックに分けての地区予選を行った後、さらにオーディション合宿を行って合格者を選抜するそうです。そして地区予選や合宿の様子はテレビ番組として放送宇されたり、今風にネットでライブ配信されたりする設定になっています。

で、ライブ配信はさておきオーディション密着ドキュメンタリー番組が放送されるという作中設定に既視感を覚えたんですが、そういえばかのモーニング娘。は結成以来、何度も追加メンバーオーディションを行ってそこでの最終審査がオーディション合宿だったというのを思い出しました。

最近の事情は良く知らないのですが、2000年前後のテレビ東京系列では、当時のオーディション合宿のドキュメンタリー番組が放送されていたと記憶しています。

そういった番組の放送当時、合宿中に課題が出されたり候補生同士が衝突したりといった様子をテレビで観ていたわけなんですが、このアニメの作りはその頃のテレビの様子と重ねるとそこそこのリアリティがあって、個人的には結構楽しくこのアニメを観ることができています。

「SELECTION PROJECT」は最終的な合格者数が決められていない設定みたいなんですが、その辺りもハロプロのオーディション合宿と重なりますね。

このアニメはそういうライブ感的な物に馴染みがある/楽しめる方向きの作品だと思います。そういう意味では結果が茶番だったとしても自分は満足できる気がするので、たぶん最終回まで視聴すると思います。

==
2022.2.21追記:
最終回を観終わってからだいぶん経ってしまいましたが、更新します。

特に最後の2話が「ええっ!」っていうツッコミどころ満載な本作でしたが、作中世界のセレプロ番組視聴者はあの番組進行は演出としか思わないんだろうなと考えると、病院のシーンなどシリアスだったはずなのにちょっと笑ってしまいますよね。

実はなんだかんだいって、OP主題歌「Glorious Days」はけっこう好きな楽曲でした。アニメーション的には最終話で披露されたダンスショットバージョンよりも、実はOPの方が好きだったりします。

特にサビ入り前の9人が横一線に並んでいてザザザザ……って感じで画面向かって左からポーズを取っていくシーンが好きですね。あそこはさすがの動画工房クオリティ(笑)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

66.3 174 2021年度アニメランキング174位
回復術士のやり直し(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (456)
1091人が棚に入れました
【癒】の勇者としての素質に目覚め、勇者たちと世界を救う冒険の旅に出ることになった少年・ケヤル。しかし戦闘能力のない回復術士には、勇者たちにその能力を搾取され虐待を受ける日々が待っていた。自由と尊厳を奪われ、自我すらも失いかけたケヤルはある日、正気を取り戻し《回復》の真実に辿り着く。《回復》はただの癒やしではない。《回復》は世界を、人を、根源から揺るがす力である、と。ケヤルは世界そのものを《回復》し、四年前からすべてを“やり直す"ことを決意する。そして勇者たちへの報復に胸を躍らせるのだった……。「さあ、パーティー<復讐>のはじまりだ─」

声優・キャラクター
保住有哉、渋谷彩乃、石上静香、相川奈都姫、高森奈津美、津田美波、ふじたまみ、稲田徹

ナイアガラ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2

作者の他者(主に女性)に対した歪みが気持ち悪い…

2話途中で断念…

『なんでこんなの見たんだろう…あ、みかん食お』と思った

あぁこの作者は彼女できたことあったのかなぁとか
酷いフラれ方したのかなとか、まともな恋愛経験ないんだろうなとか、
女性に対しての偏見や倒錯、嫉妬や妬み等々歪んだ感情が
ありありと見て取れて気持ち悪くなって断念

これはそういう内容に共感出来て、
凌辱系エロゲとかを好んでしまう
残念な人向けなんだろうなぁと思う



こういう『ゲスな事をした人にはゲスな仕返しが当然』という
現代日本のオタク中心に見られる過剰な正義マン的な
ストーリーどうにかならんもんかね…

法治国家とか法律とかちゃんと理解した方いい笑

ハンムラビ法典で世の中を回すつもりか笑

憎しみの連鎖は断ち切ろうって今まで
ありとあらゆる名作で語られてきたじゃないか
復讐モノでもちゃんと復讐者が対価を支払うし…

一番の疑問は
なんでエンディング曲こんなに良いの笑
それだけは評価の2

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

永遠のにわか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

そりゃあ気持ち悪いよ笑

人の欲望は醜いんだもの。

三話までとびとびで見たけど、結構いろんな欲望が満たされたわ。
主人公が虐待されたときは男性嫌悪してる自分が満たされ、女が虐待されたとき女性嫌悪してる自分が満たされる。
同時に被虐的な自分も満たされる。
どサドとどマゾを同時に満たすとかおいしいね腹いっぱいだよ。

だがアニメ化する必要はあったのか?笑
アニメ化を優先的にすべき作品がほかににもたくさんあるってのが正直な感想だわ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

ただのアニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

吐き気が...

自分これ、タイトルから「盾の勇者の成り上がり」みたいなのかなあって思ってみたら最初とイメージ違い過ぎて腹抱えて笑いましたよ(笑)
復讐の物語らしいですけど色々過激すぎてもう。。。
っていうかよくこれを地上波で放送できましたね。

って言うかもう気づけば8話ですよ。
何で自分これ見てんだろ...
この作品がどこに行きつくのかという興味本位みたいな感じでかなり頑張って8話まで見ましたが、もうマジで見るに耐えないです。
もう本当に無理です。
何故か。

気持悪いからです。
無論このエロアニメみたいな所や暴力シーンなども理由ですが、一番の理由はキャラの歪さです。
キャラの歪さというのは時によって魅力的にも成りえますが今回のは酷い方の歪さです。
この作品で一番と言っていいほど気持ち悪いのは主人公の行動とそれを肯定するその取り巻き達です。
ハッキリ言って主人公は狂人です。
そして、そんな自分に酔ってる感じで主人公の取り巻き達が主人公を褒め称えて...
簡単にクズなら良かったんですが変に自分を肯定しようとしてるところなんかもう...
何が何やら。

自分結構、主人公が頭悪いのとか見ていてイライラするタイプなのですが、もうこのレベルになるとひたすら酷いとしか言いようが無いです。
なんすか『復讐の美学』って。自分で言っておいて思いっきり無視してんじゃないすか(笑)

ただのエロアニメでもここまで世界観やキャラが酷いのはいないと思いますよ。まだSAOのオベイロンの方が好感があります(笑)

っていうか最近、本当にこういうエロアニメみたいな作品増えてきましたね。
「異種族レビューアーズ」とかマジで一線を超えそうな作品が出てきてこれですからね。いつかマジで規制が緩くなりすぎてエロアニメとかが普通に放送されたりしたら逆に腹抱えて笑いそうです(苦笑)
そういえばなんか「終末のハーレム」ってのがアニメ化されるらしいですね。どうなることやら。。。

もう回復術師のヤリ直しとかに改名したほうが良いんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

66.3 174 2021年度アニメランキング174位
鹿の王 ユナと約束の旅(アニメ映画)

2021年9月10日
★★★★☆ 3.4 (37)
207人が棚に入れました
強大な帝国にのまれていく故郷を守るために戦う戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の“絆"の物語。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

迷信もかき分けて真相に迫る医術

【あらすじ】
{netabare}アカファ人には罹らず、東乎瑠(ツオル)人には罹るという謎の病・黒狼熱(ミツツァル)が、
東乎瑠帝国の聖地への侵略を止めた歴史が残るアカファ王国。
帝国が再び侵攻する中、再び襲い来る病には、政治的な陰謀の匂いが。

病で壊滅した岩塩坑にて生き残ったアカファの奴隷で元・戦士団・独角(どっかく)のヴァン。
彼が守りたい、もう一人の病耐性者の幼女・ユナ。
病撲滅の鍵を握る二人には様々な勢力の思惑が入り乱れる。

帝国の天才医師・ホッサルは黒狼熱の治療法を探る中で、ヴァンたちと出会う。{/netabare}

上橋 菜穂子氏の小説(単行本版を購読済)の劇場アニメ化作品。


【物語 3.5点】
尺不足。

ストーリー自体はシンプルなので詰め込んでも破綻はしない。
ヴァンはユナを守る。ホッサルは病の真相を探る。それだけ。
だが、物語を彩る複雑な政治事情、
征服民と被征服民との間の割り切れない諸問題。
上・下巻1000頁超に広がった原作の豊潤な人間模様は取捨選択を余儀なくされる。

主題である病と人間の関係については、
被征服民には罹らない病は征服民への呪いという疑心暗鬼などのポイントは押さえて。
戦乱で傷ついた男・ヴァンを癒やす”家族愛”については、
幼女・ユナとの触れ合いに集約して、どうにかまとめ上げた感。


文明レベルは、気球が浮かぶなど、もう数歩で近代に手が届きそうな中央アジア風。
病は神の意志という宗教的迷信に対して、
医師・ホッサルは微生物の感染が病を引き起こす西洋医学的な仮説に迫る段階だが、
顕微鏡で一目瞭然とまでは行かないもどかしさ。
(ラストでは{netabare}ちゃんと顕微鏡開発されてましたが{/netabare})

医療ドラマとしての魅力も映像化されるが、背景を知らない原作未読組が、
予備知識なしで放り込まれて、理解できるかどうか……。

公式HP記載の人物相関図、"玉眼来訪"などの専門用語辺りは、
ネタバレではなく、作品理解の前提条件。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・Production I.G

精巧に再現された気候風土、生態系、文化、風俗。
文化人類学者でもある原作者による、民族の風習が核心に結び付く物語。
小物や衣装の設定一つ一つが作品の根幹であり手を抜いてはいけない。
同原作者の『精霊の守り人』TVアニメ化で勝手知ったる同スタジオが高いハードルをクリア。


圧巻なのが動物アクション。
元ジブリのスタッフも多数参加する本作の動物の躍動感は『もののけ姫』を想起。

スタッフは中央アジア風集落再現のためにモンゴルにロケハンを敢行。
下馬した人物が馬の首の下をくぐって前に出る何気ない動作に、
これは牧畜生活を相当研究したのでは?と私は背筋を伸ばされました。
暴れ飛鹿(ピュイカ)を馴致する一連の過程。
転倒した騎馬に巻き込まれた隣の騎手の連鎖的な落馬の動画。
動物の作画に関しては日本アニメ史上でも屈指の出来栄え。


セリフでさばき切れない膨大な情報量も、背景、作画が担う。
重要な伏線も作画で示唆されるため片時も目が離せない。
冒頭タイトルが出るまでの約10分、ほとんどセリフがないシーンが続きますが、
ここで作画から感じ取るピント調節ができねば、飛鹿からふり落とされるのは必定。
感性のギアを上げて喰らいつきましょう。


【キャラ 3.5点】
主人公ヴァンはゴツい中年男で妻子と死別→戦で破れ奴隷転落。
年齢と苦労を重ねた希少な主人公を堪能できるのも、この原作者アニメの醍醐味。

彼に「おちゃ~♪」と懐く幼女・ユナ。
傷心のヴァンや鑑賞者の癒しでもあり、対立を煽る政治劇への解答でもある。

もう一人の主人公の医師・ホッサル、ヴァンの抹殺を狙う暗殺者サエ。
メインについては不満もあるが、まずまずの再現度。


割を食ったのがアカファ王国の被征服民。
東乎瑠帝国の圧力を受け、面従腹背するアカファ国王。
支配を受け入れた東部アカファ人と、あくまで抵抗する西部アカファ人との温度差。
ヴァンとユナが身を寄せるアカファ集落は、
帝国により移住させられた歴史を持つが、映画では説明はあと付け。

原作では故郷を追われたアカファ人としての悲哀と、それでも今はこの移住先が自分たちの土地との諦観が入り混じった心情を詳述。
人間が呑み込んだ微生物が宿主を翻弄する≒帝国が併呑した被征服民が支配者を脅かすという構図の共鳴も相まってよい渋味を醸す。
さらには、映画ではなかったことにされた毒麦事件。
東乎瑠が持ち込んだ麦とアカファ麦との交配により生じた毒により生活が脅かされる。
西洋人が持ち込んだ病により絶滅の危機に瀕した米大陸原住民の如き悲哀。

この辺りも押さえた上なら、アカファ国王&腹心。
生き残るためなら同じアカファ人の刃も受ける悲壮が心に染みるのですが……。


【声優 3.5点】
メインキャストは俳優陣で声優経験は乏しい。

ですが私は、主人公ヴァン役に堤 真一さんと聞いた時は楽しみで仕方ありませんでした。
彼は登場人物に年輪を刻ませたら一級品の役者。
メインについては脚本の不備を声優スキルで補う無茶振りも少なく、
映画ではヴァンもさらに寡黙になったこともありw
ダメージ最小限で、堤さんの役者としての魅力を引き出せていたと思います。

ユナ役も子役・木村 日翠(ひすい)さんでまずまずの幼女ボイス。
サエ役も杏さんも凛とした声でそれなりに。

ただ医師ホッサル役の竹内 涼真さんはもっとベターな選択肢が……。
それ以前にホッサルさんってこんなにイケメンでしたっけw


サブは"ちゃんとしたベテラン声優陣”で固め、
ラスボス役の西村 知道さんらが掘り下げ不足のキャラをスキルでカバー。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は富貴 晴美氏。
大長編の原作を一本にまとめる無謀な企画でも、
要素を捉えて大河ドラマ感を付与する仕事で実績のある実力者。
本作でも雄大なオーケストラに各地の民謡もアレンジして押し切る。

ED主題歌はmilet「One Reason」
ヴァンとユナの絆を思わせる英語歌詞メインの壮大なバラードで大作感の余韻を残す。


【感想】
やっぱりこれ2クールアニメで観たかったですw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

原作は大変素晴らしいのですが…時間が…

このアニメは、上橋菜穂子さんの小説『鹿の王』を原作にしています。
『鹿の王』は2015年に本屋大賞を受賞した素晴らしい小説で、上橋さんの世界観がにじみ出ています。

但し、その内容は、分厚い上下巻の二冊分。とても映画の2時間以内に圧縮できるものではありません。
例えるならば、同じ上橋菜穂子さん原作でNHKで放送された『獣の奏者エリン』50話分を2時間に収めるようなものです。
だから無理があります。どうしても原作どおりではなく、途中から時間配分を考慮したオリジナルストーリーにせざるを得なくなります。
おそらく監督さんは、そこに大変悩まれたことでしょう。

原作と違えても、同じ世界観であれば良かったのですが…、私には上橋さんの世界観ではなく、風の谷のナウシカの世界観のような気がしました。
そして、なじみのない言葉が頻繁に使用されますが、その説明が時間の都合で一度しかない。または文字だけでの説明のために理解しずらく、結果として感情移入しにくい映画となってしまったようです。

原作だと主人公ヴァンと狩人サエの卓越した能力とお互いが魅かれ合う様子がしっかりと描かれていましたが、それもあまり描かれていません。
逆に人間では起こしえない妖怪(怪獣)のような原作には無い力が多く描かれていたのが残念でした。

原作では実は、主人公は二人います。ヴァンだけではなく、もう一人、天才医師のホッサルも主人公でした。
映画ではホッサルの熱意や努力、あくなき追求心は、原作と変わりなく描かれていました。
伝染病の対処方法をつきとめるべく努力する様子は見ごたえがあります。

最後に、ヒロインのユナですが、もう少し可愛く描かれていたならば、この映画はもっと魅力がでたと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

無題。

映画化のお話を耳にしてから、原作を読むのを控えていました。
ですから、これから読もうと思います。

そうでないとなんだか気持ちがふわふわして、収まりが少し良くありません。



劇場を後にした印象は・・・「思っていた以上に "硬派" だった。」です。

どちらかというと、もう少しエモーショナル寄りのワクワク感みたいな期待感があったんです。

でも、お話が進むにつれて、何度か見立ての違いが生じて、視点を切り替える作業に迫られました。

誰に寄せるといいのかな?
何を拾うのがいいのかな?

なんだろう・・・?

世界観設定が読み切れなかったのかな?

キャラの相関関係が整理できなかったのかな?

主人公たちが、内省に向かうキャラ設定だからかな?



クリエイターの意図に辿りつけなかった。

何かを気づけないままでいる。


というわけで、これから表紙を開いて、じっくりと浸ってみようと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9
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