2020年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 97

あにこれの全ユーザーが2020年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月19日の時点で一番の2020年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

70.7 26 2020年春(4月~6月)アニメランキング26位
メジャーセカンド第2シリーズ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (98)
401人が棚に入れました
主人公・茂野大吾は、かつてメジャーリーグでも活躍した茂野吾郎を父に持ち、同じくメジャーリーガー佐藤寿也を父に持つ佐藤光や、佐倉睦子と共に少年野球チーム・三船ドルフィンズで快進撃の一翼を担った。そして時は流れ、大吾は私立風林学園中等部に進学。中学2年生になった大吾をキャプテンとして新生・風林中野球部が始動!どこまでも熱い王道野球物語…いよいよ「中学生編」開幕!!

声優・キャラクター
藤原夏海、花澤香菜、山下大輝、佐倉綾音、河瀬茉希

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

舞台は違えど想いは同じ

入間くん後番組でEテレ夕方枠なので、子供向けで注目はされて無いけど。


登場人物

風林学園中等部
茂野大悟/捕手、外野手:藤原夏海
佐倉睦子/投手、外野手(ヒロイン):花澤香菜
沢弥生/二塁手、投手:河瀬茉希
相楽太鳳/遊撃手:佐倉綾音
関鳥星蘭/三塁手:高垣彩陽
丹波広夢/一塁手:杉田智和
仁科明/投手、外野手:山下大輝
藤井千里/中堅手、投手(藤井の次女):上坂すみれ
椛島アニータ/捕手、外野手:村川梨衣

眉村道塁/投手、外野手:堀江由衣
(睦子恋のライバルか?)
眉村渉/投手、捕手:福島潤
(大悟ライバル)


茂野吾郎の熱い男臭いアニメから突如、第2シーズンの中学編になってハーレム化…

大悟、野球の才能は無いけどハーレム能力は父親より優秀?

登場人物みて分かる用に一番から九番まで豪華声優打線です。

あと百合要素は無いけど、作画の良さや睦子ちゃんや藤井の娘さんの可愛さは、今期の球詠や昨年度のあだち充アニメを凌駕してます。

野球の展開もだけど、大悟と睦子ちゃんの恋の進展はあるのか?も注目。

コロナで選抜中止やプロ野球も延期だけどアニメで野球楽しみたいですね。



視聴完了
作画の良さと豪華声優陣による安定がベースにあるので凄く見易い仕上がりだったと思います。
ガチガチの勝負にこだわったメジャーと違って中学部活の、野球が上手くなりたい、楽しい気持ちが描かれて良かった。

原作まだ中学野球編が続いてるから大悟がメジャーリーガーになるのは…
はじめの一歩、幕の内一歩が現役復帰する以上に可能性無いかな。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無情に立ちはだかる『性』の壁

僕が大学時代に知り合った、ある女の子の話。

その子は高校時代、軟式テニスで県のベスト4までいったそうです。
で、キャンパスで一緒に歩いてるとき、
ふつうに感心して「すごいね」と言ったら、

  ん~、でもまあ『負けて終わった』ことには変わりないしね。
  結局さ、『勝って終わり』たかったら、一番になるしかないんだよ。
  負けて終わったら価値がない、なんて言うつもりはないよ、もちろん。
  でもさ、やっぱやる限りは、勝って終わりたいんだよ。
  少なくともわたしはそう思ってやってきた。勝手な言い草だけどさ。

なんてことを言われました。
ちっこくて可愛い顔してるくせに、すげえやつだなあ、と。
照れくさそうにそんなことを語る横顔が、とても眩しく見えました。

卒業して何年かたち、久々に再会して彼女にその話をすると、
  わたし、そんな偉そうなこと言ったっけ?
なんて、OLさんらしい、少し疲れた顔で笑っていました。

  言ったんだよ。
  俺、猛烈に憧れたんだよ。
  だから、そんな何かをあきらめたような顔で笑わないでくれ。


閑話休題。

本作はあの大ヒット作『メジャー』の新シリーズで、
最初のシリーズで登場したキャラの息子さんだの娘さんだのが、
ごちゃごちゃ悩みながら青春する野球アニメです。

第一期は小学生編でしたが、
第二期にあたる本作からは中学生編となり、
女子が大勢を占める男女混成野球部の悪戦苦闘ぶりが描かれています。

そしてその『男女混成』であることが、
この第二期からのキモ的な位置づけになっています。

女子野球をモチ-フにしたアニメはこれまで何本も制作されていますが、
僕的な感想としては、ろくなものがありません。
  ど素人の寄せ集めが、あたりまえ程度の練習をしただけで強豪とタメ。
  運動部とは思えないキャッキャウフフのオンパレード。
  仲間・友情ワ-ドのたたきうり。
  少年野球レベルの考察・戦術がなぜかどハマり。
などなど、野球なめとんか展開がてんこもりなんですもの。

要するに、これまで女子野球というのは『色モノ枠』だったんです。

その点において本作は、
男女混成チ-ムでありながらも過剰な『萌え』に走らず、
生理学的ハンディにめげず野球に取り組もうとする女の子の姿が、
おおむね真面目に描かれています。

その『生理学的なハンディ』については、
長くなりすぎるのでネタバレで隠しておきますね。
興味のある方だけ、どうぞ。

{netabare}
女の子と言っても、小学生までは男子とそんなに性差ありません。
少年野球でも女子エ-スだの四番だのをたまに見かけますし、
うちのバカ息子が三振とられたこともあります。

チ-ム内で太鳳、弥生、アニータ、千里の四人は、
名門のリトルチ-ムでレギュラー格だった設定になっています。
それって、小学生時代は並みの男子より遥かにうまかった、ということなんです。

ですが、第二次性徴がはじまると男子は筋肉が大きく発達し、
生理学的に大きなハンディがついてしまいます。

  男子の第二次性徴が始まるのは平均で11歳6か月ですから、
  小学校五、六年生あたりですね。
  ただし、筋肉の発達は12段階ある性徴の9番目ですから、
  もちろん個人差はあるものの、
  やっぱり中学生時代というのが性差のつく分水嶺になります。

作中で太鳳が「シンデレラの魔法は解けちゃってる」と言いますが、
そう自虐的になってもおかしくないぐらい、
体力・筋力に差がついてしまうのがこの頃なんです。

技術力や経験値で並程度の男子チ-ムには勝てても、
ガチでやっている男子チ-ムにはボコボコにされてしまいます。

  ちなみに、日本女子プロ野球選手の遠投平均は72mちょいぐらいです。
  中学男子だと下位チ-ムでも80m以上投げるのが普通にいますし、
  強豪チームだと90m投げても「おっ、いい肩してるね」程度の評価。
  女同士の戦いに置き換えると、
  たとえ地域の二~三回戦程度であっても、
  身体能力的には中学生がプロ野球チームと試合するようなものなんです。

しかも、強い男子チ-ムにはしっかりした指導者がいて、
理論的にも強度的にも充分すぎるほどの練習を重ねていますから、
技術的にも相手の方が上、というのがほとんどです。
{/netabare}

対戦する相手チームも、
こちらの先発に女子が六人もいることから、
最初はなめきって試合に臨みます。

そこをひっくり返して勝つところが「ざま~みろ」なのですが、
強豪相手にはそう上手くいきません。
{netabare}
  リトル出身者が四人(うち一人は女子)いる大尾中学には逆転負け、
  名門と言われる辻堂中学が相手ともなると、
  10点ものハンディをもらいながら逆にコールド負け。
{/netabare}
そのあたり、女子が男子と混成でやるリアルな姿が描かれています。
ガチな男子チ-ムに10年に一人の天才女子がぽつんと混じる、
という構成なら話は別ですが、
先発の6~7人が女子のチ-ムなら、それでも「よくやっている」方なわけで。


物語は、いまのところ、
そうした『男女の壁』に悩みながらも部活に励む、
思春期男女の群像劇として進行しています。

チ-ム内女子の考え方も一枚岩ではなく、
  負けたくない、絶対に勝ちたい、というアニータ、
  男子には勝てないけど同じ女子には負けたくない、という弥生、
  『適当でいいじゃん』と『熱血』の間をふらふらしている太鳳、
  あまり深く考えてないけど一所懸命、のその他、
など、まさにバラバラという感じですね。

さらに、彼女たちを引っ張るキャプテンの大吾が、
あの滋野吾郎の息子とは思えないぐらいメンタル弱いです。

ふだんはわりといいこと言ってるのですが、
いったん躓くと、すぐ自分の殻に入ってヒッキ-化してしまいます。
部活の先輩が一斉退部でキャプテン指名された時も、
いきなり猛練習はじめて一部の部員からそっぽ向かれた時も、
しっかりせいよおいこら的な。

最悪なのは辻堂戦で光と再会したとき。
{netabare}
光が後遺症でピッチャーができないと聞かされて上ずってしまい、
  凡フライをピッチャーとお見合い、
  リ-ドが小さいだけで初見の相手の盗塁ノ-マ-ク、
  ショ-トからの牽制サイン見落とし、
  肩に力入りまくりのピッチャーに声掛けもなし、
  楽々ダブルスチール決められ、送球も甘々。
というていたらく。

光が「まあ女子会がんばって」などと突き放すような皮肉を言ったのは、
チ-ム全体を揶揄したのではなく、
再会を楽しみにしていたのに甘々プレイ連続の大吾個人に言ったのですが、
伝わるわけもなく、またまたヒッキ-化。
しっかりせいよおいこら。
{/netabare}

そうしたメンバーが「とりあえず頑張ろう」と一致団結したところで、
第二シリーズは終わります。
原作はまだまだ続いているので、長期作品になりそうですね。


おすすめ度といたしましては、
テ-マに共感・関心が抱ける方にはAランク、
ガチ野球アニメが好きな方や、逆に萌え萌え野球大好きっこにはBランク、
野球なにそれおいしいのという方にはB~Cランクといった感じです。

映像はけっこうきれいで、野球の動作フォ-ムもそれなりです。

監督は映画『ドラえもん』で有名な渡辺歩さん。
この方は『グラゼニ』の監督やったりもしているのですが、
いまいち野球には詳しくないようです。
{netabare}
  完全補給してからゆっくり腰上げても二盗なんか刺せね~よ。
  その角度で上がって中学生の外野ポジションならフェンス際は背走キャッチだよね。
  全投手に対して同じグリップ同じスイングってなに。

みたく、思わずツッコミたくなる演出が散見されます。
心情を深く描くため原作にないエピソードを色々と追加しすぎて、
物語の進展にドライブ感が薄かったりもしますし。

最悪なのが前半ク-ルのED映像で、
そんなのどこで売ってんだと言いたくなるようなワンピースを女子が着て、
お花畑のなかで楽しく『球遊び』。
べちょっとしたボーカル曲がそれに重なって、痛いことこの上ありません。

もはや『色モノ扱い』以外の何ものでもなく、
このEDを見て、
  あ、要するにこれってそういうアニメなのね
と判断した方が少なくないと思います。
{/netabare}

というわけでいろいろと難ありの本作ですが、
僕は個人的に応援しています。
こんな難しいテ-マをどう転がすのか、ぜひ、続きが見てみたい。

野球というのはすごいバッテリーがいて縦の守備がしっかりしていれば、
ある程度は何とかなる、という側面があります。
だから、女子が多いからといって、
最初から『絶対』あきらめなきゃいけないという決まりはありません。

  そしてなにより、
  同じ球技で彼女たちが本気で男子と張り合えるパーティは、
  これが本当の『ラストダンス』なんです。

大人になった彼女たちはこの時のことを思い出し、
  いや~、あの頃は若かったねえほんと
なんて、照れくさそうな苦笑いをすることでしょう。

本気で笑い、泣き、汗を流して挑めるのって、この時しかないんです。
だから目一杯がんばって欲しい。
たとえ未来の自分がどんな言葉を語るようになるのだとしても。

  そして、結果に関わらず、
  胸をはって笑って生きて欲しい。

それだけが、偉そうで恐縮ですが、僕の身勝手な、切なる願いであります。

  この作品に対しても、
  いま何かにがんばっている、すべての方々に対しても。
  

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キミとまた、野球がしたいんだ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版の第1シリーズは視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、第1シリーズ未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

個人的に、この作品の前作に位置付けられる茂野吾郎を主人公とした「MAJOR」を完走していないのが気にかかっています。
しかも視聴したのは最初の方の少しだけなので、ほぼ未視聴に等しいかもしれません。
「MAJOR」を視聴してからの方がもっと作品にのめり込めるとは思うのですが、6クール全154話という壁に阻まれどうしても手が出せませんでした。
いずれ攻略したいとは思いますけど…


「いつか必ず、2人で最強のバッテリーを組もう!」
光との再会を誓い、風林学園中等部に進学した大吾。

大吾がキャプテンを務める野球部は、上級生が抜け睦子をはじめとした女子ばかり。
クセのある新入生を迎え、新生・風林中野球部始動!

野球女子の実力やいかに!?
どこまでも熱い王道野球物語、「中学生編」開幕!!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

そう、風林中学の野球部の男子部員は3名で、そのほかは全部女子なんです。
でも女子だからと言って侮ってはいけません。
小学校の頃からリトルリーグで徹底的に自分を磨いてきた猛者が女子の過半を占めているのですから…
そして三船ドルフィンズ時代から一緒に頑張ってきた睦子も一緒ですし…

そして、この作品のもう一つの醍醐味…それは起用されている声優さんが超が付くほど豪華なことです。
女子部員が多いということは必然的に女性の声優さんが多く起用されることに直結します。
顔ぶれ…凄いですよ^^

こちらが風林中学女子野球部員です。
佐倉 睦子(CV:香菜ちゃん)制球力バツグンのエースピッチャー
相楽 太鳳(CV:あやねる)鉄壁の守備力を誇る俊足のショート
沢 弥生(CV:河瀬茉希さん)攻守バランス抜群のクールビューティー
椛島 アニータ(CV:りえしょん)猪突猛進関西弁キャッチャー
藤井 千里(CV:すみぺ)風林中学校の切り込み隊長
関鳥 星蘭(CV:高垣彩陽さん)謎のサウスポーキラー
藤井 千代(CV:渡部紗弓さん)風林ナインを支える恋するマネージャー

そしてライバル校にも頑張っている女子部員がいます。
眉村 道塁(CV:ほっちゃん)

どうです、この顔ぶれ…毎週耳が喜ぶのも仕方無いですよね^^;

第1シーズンの三船ドルフィンズの時には香菜ちゃん演じる睦子一択でしたが、第2シーズンでは、すみぺ演じる藤井千里が、完全に頭一つ抜きん出ていました。

千里一択になったきっかけもはっきり覚えています。
睦子の牽制練習の時、ランナーは俊足の千里だったのですが、実際に千里が盗塁した時の言っていた「ズサー」の破壊力が半端無いんです。
たった一言の台詞なのに「ズサー」に色々と持って行かれてしまいましたよ…^^;
今年の夏から始めた「お気に入りヒロインBEST10」にどう絡んでくるかが楽しみです。

物語は、規定人数ギリギリの部員しかなく満足な指導者も不在という、高みを目指すにはお世辞にも有利とは言えない状況の中、それでも試合で勝ち進むことを望んで野球漬けの日々を送る…という王道のストーリーが分かりやすく、そして物凄く険しい道であることも同時に分かってしまう、そんな展開でした。

順風満帆なんかであるはずがなく、少し進んでは躓き、迷って立ち止まって、それでも試合に負けたらやっぱり悔しくて…
彼らの成長を気持ちよく見ていられる作品だったのではないでしょうか。
みんなには「逃げる」という選択肢がありましたが、導き出した答えは「茨の道を突き進む」でした。
これからまだまだ面白くなっていくと思います。

オープニングテーマは、家入レオさんの「Answer」と、上白石萌音さんの「白い泥」
エンディングテーマは、SHE'Sさんの「One」と、雨のパレードさんの「IDENTITY」

2クール全25話の物語でした。
尺と原作のストックの関係上、物語としては一旦終わりましたが、NHKの番組ですし原作のストックが貯まったらきっと続編を制作して貰えると信じています。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

70.0 27 2020年春(4月~6月)アニメランキング27位
ACCA13区監察課 Regards(OVA)

2020年3月27日
★★★★☆ 3.7 (83)
377人が棚に入れました
クーデター騒ぎを経て5長官制度が廃止されてから1年後。
ACCAの新体制1周年を記念する祝祭を間近に控え、
ジーンは監察課の新人局員パロットと共にその準備にあたっていた。
一癖ある若手の扱いに戸惑いつつ多忙な日々を過ごすジーン。
また各区では、お祭りムードに沸く一方で、5長官にまつわる不穏な噂も囁かれていた。
そんな最中、ジーンは年頃を迎えた妹、
ロッタの様子がおかしいと彼女の担任教師から告げられてしまう。
一抹の不安を抱えたまま、出張先のビッラに向かったジーンは
そこで旧友ニーノと久々の再会を果たす。

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ACCAのその後のお話

Gyaoで無料配信中だったので見てみました。

5長官制度が廃止され、新体制になってから1年後が舞台です。

何も変わらないようで、でも確実に時は流れていて、ジーンや周りの人々も「今」を生きています。

派手な出来事や演出がなく、静かに淡々と物語は進んでいきます。
このあたりは好みが分かれるところかもしれません。

ACCA1期が好きな方向けな内容だと思います。
私はもちろん楽しめました♪
懐かしい面々が登場しますし・・

ジーンやニーノ、ロッタの高校の校長の話がちょっとイイこと言ってて良かったですね。

今回はOVAでしたが、原作が終わっているので2期などは厳しいかもです。

オノナツメさんは、同じACCAの世界で「BADON」という作品を連載中なので、ちょっと渋いお話ですが、アニメ化してくれないかな。。
ジーンとかちょい出演させたりとか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

あのクーデター未遂から1年後のお話

原作未読。

この物語の柱は3つ。

ACCAの新体制1周年を記念する祝祭を間近に控え、お祭りムードに沸く一方で、元5長官にまつわる不穏な噂が・・・。

ロッタの担任から、ロッタの様子がおかしいと告げられたジーンは・・・。

そして、久々に再会したジーンとニーノ・・・。


いつも振り回されつつも、飄々とやり過ごすジーン。

下野紘さん、津田健次郎さん、悠木碧さんの好演が光る作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

やぁみんな~ アッカくんだよ~ その後のお話か!心地良かったかね〜

OVA 1時間枠

2017年冬アニメACCA13区監察課のOVAです。テレビアニメ版の続きですので、テレビアニメ方から観ることをオススメします。

テレビ版の後のお話なのでそれほど変化あるお話ではありません。

今回は主人公のジーンと妹のロッタ、親友のニーノの3人が中心のお話でした。

他にもテレビ版で出てきたキャラが勢揃いしていましたね。懐かしかったです。

テレビ版視聴済みの方でACCAの世界が好きな方は是非観てくださいね。

主題歌はONE III NOTESさんが歌っています。

最後に、私はこの世界が心地よくて好きなのです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

70.0 27 2020年春(4月~6月)アニメランキング27位
BanG Dream! ガルパ☆ピコ~大盛り~(Webアニメ)

2020年5月7日
★★★★☆ 3.7 (32)
105人が棚に入れました
バンドガール達の隠れた聖地、
ライブハウス「さーくる」を舞台に、
ちっちゃくなった
ガルパのキャラ達が再集結!

「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」
「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」
おなじみのメンバーたちが、
またも訪れる、さーくるの危機に
立ち向かったり向かわなかったり!

さらに勢いを増し続ける 
爆笑必至のガールズバンドコメディ!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音、佐倉綾音、三澤紗千香、加藤英美里、日笠陽子、金元寿子、伊藤美来、田所あずさ、吉田有里、豊田萌絵、黒沢ともよ、前島亜美、小澤亜李、上坂すみれ、中上育実、秦佐和子、洲崎綾、尾崎由香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

意外にも1期目のハチャメチャ最終回をちゃんと受けてのスタート!?(7/6 深夜よりTOKYO MXでも放送スタート!)

そしてネタ化してしまいもはや原型を留めないCiRCLEと、相変わらず微妙に不幸な目にあってるまりなさん…。

「大盛り」は何のことやら良くわかりませんが、ガルパ☆ピコとしての破壊力は相変わらずですね。今後とも期待してます!

2020.7.7追記:
ついに地上波でも放送がはじまりましたね!

最速配信のYouTube(各話公開期間: 2週間)では、現在第8話【pico2-08】、第9話【pico2-09】が視聴可能です。その他の配信サイトでは【pico2-01】~【pico2-05】が観られるようですね。

新バンド「RAISE A SUILEN」と「Morfonica」が登場するのは【pico2-07】ですよ!

2020.11.2追記:
最終話の第26話まで観終わりました。無印からの伝統で「最終話でCiRCLEは原型をとどめない」という次第でしたが、オチが投げっぱなしの回も含めて毎回笑わせていただきました。

これは、3期目も作って欲しいかも…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

――今、再び「始動る(はじまる)」。

この作品の原作となるゲームは未プレイで漫画もみどくですが、TVアニメ本編の第1期~第3期とOVA、そして本作の第1期に相当するBanG Dream! ガルパ☆ピコは視聴済です。


バンドガール達の隠れた聖地、
ライブハウス「さーくる」を舞台に、
ちっちゃくなったガルパのキャラ達が再集結!

「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」
「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」

おなじみのメンバーたちが、
またも訪れる、さーくるの危機に
立ち向かったり向かわなかったり!

さらに勢いを増し続ける 
爆笑必至のガールズバンドコメディ!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

本編ではどのバンドの演奏シーンも映像化されていましたが、こちらのガルパ☆ピコ版では演奏シーンを潔くバッサリ削っているのが特徴です。

ライブハウス「さーくる」にメンバーたちが足を運ぶシーンは何度も目にしましたが、演奏シーンはあっても最後の1音のみなんです。
だから、このガルパ☆ピコ版に彼女たちの音楽を求めると肩透かしを食うことになります。

そして、今回からRAISE A SUILENとMorfonicaの2つのグループも参戦してくるので、1期よりより一層賑やかになりました。
チュチュ様率いるRAISE A SUILENはTVアニメ版第2期から登場しましたが、MorfonicaはTVアニメ版第3期放送中に存在が明らかになったので、TVアニメ版には登場しませんでした。
だから、私もMorfonicaの演奏シーンは見ておらず、1st Single「Daylight -デイライト-」を視聴したのみです。

このグループは、バイオリン奏者を擁しているのが最大の特徴で、「Poppin'Party」「Roselia」「RAISE A SUILEN」に続く、第四のリアルバンドなんだそうです。
バイオリンの音色が加わると音の幅に厚みが出ますよね。
今後の活躍が期待できるグループだと思います。

一方、物語の方は纏まったストーリーはほぼありません。
ミッシェルが巨大ロボに変身したかと思えば、突然みんなでマグロ漁に行ったり、オンラインゲームのキャラになったりと展開は支離滅裂ですが、クスっと笑えるシーンが結構あるんです。
本編の好きな方ならきっと楽しめる作品だと思います。

主題歌は「大盛り一丁!ガルパ☆ピコ」
香澄(愛美さん)×蘭(あやねる)×彩(前島亜美さん)×友希那(相羽あいなさん)×こころ(みっく)という、各グループのボーカルの方が結集して歌っています。

2クール全26話の物語でした。
ショート作品ですが、10分枠で2クールなのでそれなりのボリュームがありました。
まぁ、一気見したのであっという間だったんですけどね…
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ふ。。ちびギャル達のショートコメディ集なんて・・

キ。。キライじゃないし。。

いいなあ。。{netabare}バンド活動・・楽しそう
      JKバンド・・かっこカワイイw{/netabare}

いいなあ。。{netabare}ちびキャラ・・めんこいw{/netabare}

いいなあ。。{netabare}このノリ、このED{/netabare}

いいなあ。。{netabare}ガルパテトリス、ほしいww{/netabare}

いいなあ。。{netabare}ミッシェル=黒沢ともよさんw{/netabare}

いいなあ。。{netabare}ミックスバンドのスペシャル感w{/netabare}

こわいなあ。。{netabare}恐怖新聞・・!ギャグに使うかw てか知ってる人少なくね?(検索しましょうw){/netabare}

ぷ・・わらえるwww

てか結構好きw

■出演
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音、佐倉綾音、三澤紗千香、加藤英美里、日笠陽子、金元寿子、伊藤美来、田所あずさ、吉田有里、豊田萌絵、黒沢ともよ、前島亜美、小澤亜李、上坂すみれ、中上育実、秦佐和子、洲崎綾、尾崎由香

未だにキャラの顔と名前とCVが覚えきれないけど、
カワイイだけで幸せな気分になれる自分に、
このコメディは楽しい・・
いつもちょろくてスミマセンw

 原作:スマホゲーム
 制作:DMM.futureworks/ダブトゥーンスタジオ
    サンジゲン
 放送:2020年夏(全26話)
 視聴:2021年冬(Hulu)

(以下自分用メモ)
~{netabare}
マグロ回、薫オンステージ回はイミフw

●Poppin'Party【ポピパ】
 戸山香澄(愛美)
 花園たえ(大塚紗英)
 牛込りみ(西本りみ)
 山吹沙綾(大橋彩香)
 市ヶ谷有咲(伊藤彩沙)
●Roselia【ロゼリア】
 湊友希那(相羽あいな)
 氷川紗夜(工藤晴香)
 今井リサ(遠藤ゆりか → 中島由貴)
 宇田川あこ(櫻川めぐ)
 白金燐子(明坂聡美 → 志崎樺音)
●Afterglow【アフグロ】
 美竹蘭(佐倉綾音)
 青葉モカ(三澤紗千香)
 上原ひまり(加藤英美里)
 宇田川巴(日笠陽子)
 羽沢つぐみ(金元寿子)
●Pastel*Palettes【パスパレ】
 丸山彩(前島亜美)
 氷川日菜(小澤亜李)
 白鷺千聖(上坂すみれ)
 大和麻弥(中上育実)
 若宮イヴ(秦佐和子)
●ハロー、ハッピーワールド!【ハロハピ】
 弦巻こころ(伊藤美来)
 瀬田薫(田所あずさ)
 北沢はぐみ(吉田有里)
 松原花音(豊田萌絵)
 ミッシェル / 奥沢美咲(黒沢ともよ)
●RAISE A SUILEN【ラス】
 レイヤ / 和奏レイ(Raychell)
 ロック / 朝日六花(小原莉子)
 マスキング / 佐藤ますき(夏芽)
 パレオ / 鳰原令王那(倉知玲鳳)
 チュチュ / 珠手ちゆ(紡木吏佐)
●Morfonica【モニカ】
 倉田ましろ(進藤あまね)
 桐ヶ谷透子(直田姫奈)
 広町七深(西尾夕香)
 二葉つくし(mika)
 八潮瑠唯(Ayasa)
●その他のキャラクター
 月島まりな(洲崎綾)
 戸山明日香(尾崎由香)
 牛込ゆり(三森すずこ)
 二十騎ひなこ(徳井青空)
 都築詩船(小山茉美)
{/netabare}~
 

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

69.9 29 2020年春(4月~6月)アニメランキング29位
ストライク・ザ・ブラッドIV(OVA)

2020年3月25日
★★★★☆ 3.6 (40)
330人が棚に入れました
月明かりに照らされ、波打ち際で目を覚ました暁古城。眼前には修道士のような衣服を身にまとった白髪の少女の姿が。「ようやく見つけましたわ、暁古城。わたくしの名前は香菅谷雫梨・カスティエラ――あなたの監視役ですわ」東京の南方、三百三十キロ地点に浮かぶ日本で“唯一"の魔族特区“恩莱島"。自らの名前以外の記憶を失い、第四真祖の眷獣を喚び出すこともできない古城。絶海の孤島で新たな仲間達と挑む、過酷なミッションとは果たして!?

声優・キャラクター
細谷佳正、種田梨沙、瀬戸麻沙美、日高里菜、葉山いくみ、逢坂良太、金元寿子、井口裕香、千本木彩花、本渡楓、和多田美咲、会沢紗弥、朝井彩加、山下誠一郎、斉藤壮馬

69.8 30 2020年春(4月~6月)アニメランキング30位
富豪刑事 Balance:UNLIMITED(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (231)
805人が棚に入れました
ケタ外れの資産をもつ神戸家の御曹司・大助が赴任したのは、警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。そこで大助は情に厚い男・加藤 春とバディを組まされる。人の命すら値踏みする大助に対して「世の中金じゃねぇ」と反発する加藤。対立する2人の前に立ちはだかる、様々な事件と謎。常識を超えた捜査が今、始まる――!

声優・キャラクター
大貫勇輔、宮野真守、塩屋浩三、神谷明、熊谷健太郎、上田麗奈、高橋伸也、小山力也、榎木淳弥、坂本真綾
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

声優神谷明のお仕事

3話以降延期。7/16~ノイタミナ枠にて第1話から

『放課後ていぼう日誌』『天晴爛漫!』同様に2020春クールからのスライド放送。
筒井康隆氏の原作は既読であり今回の視聴動機。映像化ととても相性のいい作家さん。アニメだと『時をかける少女』『パプリカ』なんてありますね。昔やってた深キョンドラマも良かったし断る理由はありません。「たった100億で人を殺すなんて…」は名言でした。今回の主人公は原作準拠で男♂です。

全11話とコンパクト。財閥の御曹司がなぜか刑事をやっていて札束で顔を引っぱたきながら事件を解決していく痛快な刑事物。
ドンパチ起こすからビルごと買う。毎度億単位の金をばら撒きながらクレームをねじ伏せたりという発想がナイスですね。ありそうで…いや、ないわ(笑)

制作は『青春ブタ野郎は…』『約束のネバーランド』のCloverWorks。とアニメーターに着目したいとこですが、ここは筒井康隆氏に注目しときます。
原作は45年前の代物。アニメ化にあたって古びた部分はメンテナンスが必要だったのでしょう。本作ではAIの執事“ヒュスク”といった原作にない設定をズンドコ投入してるわけですが、原作者があっさり許しちゃってるんですよね。そしてうまく機能している。『時をかける少女』も細田守監督にフリーハンド与えてますし、『パプリカ』の今敏監督にも同様に。それでいて「原作よりいい感じ」と原作者本人が褒めてたりします。一見軽い爺さんなんですが放任ぶりがなんとも絶妙。作品の本質を抑えて抜くところを抜ける柔軟さは尊敬に値します。しかもちょっと前にライトノベルも書いてたみたいですね。きっと前頭葉が柔らかいのでしょう。

しかして、リノベーションが上手くいった令和の『富豪刑事』は当初の想定以上にぶっ飛んでて面白いです。深キョンみたいな綺麗な女性でなくても面白くて一安心。
破天荒な設定とわりと短め11話の取っつきやすさが売りかと思いきや、しっかりミステリ要素ありのサスペンス展開へと発展していくのも意外性があってよし。
OP担当は令和デビューの“SixTONES”。ジャニーズながら(失礼!)いい感じです。EDは“OKAMOTO'S”。当たり前のようにかっこいい。かっこいいことやる時のノイタミナですね。

声優さんは数名“棒”がいます。仕方ないので男性は真綾さん、女性は真守で耳を癒されときましょう。
棒はこの際気にせず置いといて、けっこうなベテランさんが出演されてるのを楽しみにするのも一興かもしれません。スポットでの小山茉美さんや主人公の祖母役としてそれなりに出演時間のある方は青二プロの創立メンバーだとか伝説すぎます。それよりなにより私の世代にとってのレジェンド声優神谷明さんが老刑事役でヘビーローテーション。重要な役どころを演じられてるのも嬉しい。

原作者・設定・声優さん。このへん引っ掛かりのあるようでしたらオススメです。原作もののしょっぱいアニメ化にならなかった佳作といっていいでしょう。



※ネタバレ所感

■声優神谷明のお仕事

定年間際の老刑事。仲本長介(CV神谷明)通称ちょーさん役。富豪刑事のバディが加藤だったのでうっかり志村と高木の登場を密かに期待したけどこちらは叶わず。
昼行燈の老刑事よろしくいい感じで枯れた演技されてました。『キン肉マン』『北斗の拳』『CITY HUNTER』のテンション高めの演技とは真逆。重ねた年月を感じさせます。

{netabare}そう思ってた矢先の回想シーン。若かりし頃のちょーさんになったらいきなり声に張りがあることあること(笑) 演じ分けは隠れたみどころですね。あーもう一度必殺技叫んで欲しいなぁ…
当然ちょーさんにも相方がいたわけでその役回りは後輩の武井克弘(CV小山力也)。つられて小山さんもしっかり若返ってました。この2人の掛け合いはけっこう多かったです。{/netabare}

{netabare}そういえばこのお二人。{netabare}新旧の毛利小五郎ですね。{/netabare}{/netabare}


■主人公神戸さん※原作ネタバレ

{netabare}アニメは俺様キャラでしたが原作の神戸大助は人当たりの良い好青年。一見常識人なのに金の使い方が壊れてるギャップが面白い作品でした。こうみると深キョンのも世間知らずお嬢設定だったり原作ともアニメとも違いますね。自由過ぎです。

先述のAI執事の新設定もそうですが2020年になると電子決済になるわけですもんね。物理的に札束で引っぱたくことはもはやありません。
金の使い方も違いがあります。アニメでは豪快に金を使って事件を解決。捜査絡みでの被害には倍額補償するので犯人以外の外野はハッピー。原作でも豪快は豪快でばら撒くのは一緒なんですが、どういうわけかばら撒いた以上に儲かってしまうみたいな展開でした。
今のご時世だと、バリュー投資でリターンが戻ってくる原作の説得力よりも、コンプラ順守や賠償リスクなどうるさい世の中を問答無用でぶった斬るかのようなアニメ描写の痛快さのほうが受けるのかもしれませんね。{/netabare}

これだけ豪快だと

 世の中けっきょく金じゃん

と斜めに構えることすら馬鹿馬鹿しくなってきますよ。しっかりエンタメしてます。
主人公の設定すら千変万化してるわけです。半世紀近く前に作ったプロットが使えすぎていくらでもバリエーションが作れる状態であり、今回の改変もわりと成功したんだろうって思います。


■いったん加藤を

これあくまで希望です。

{netabare}結果としてちょーさんの邪魔をしちゃった井村の事情聴取。井村は半堕ちしてたし弁護士の接見遅らせてる間にゲロった可能性が高そう。そしてあのように死ぬこともなかったかもしれない。「時には刑事は泥水すすらなきゃいけない時がある」としたちょーさんの言葉の重みをかみしめるために、加藤が己の妨害行為を後悔する展開もありだったのではないかと思われる。
過去の判断ミスと現在の判断ミス。ここからませればその後のちょーさんの顛末とあいまって面白さ増しそうだったのにちょい残念。
ヤル気ある無能が現場引っ掻き回してそのことにペナルティの無い展開を私が嫌いなだけですけどね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.26 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.16 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 39

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

終盤のシリアス展開が評価の分かれ目

健康のためにと、毎朝、納豆を食す日々。
とはいえ毎回同じ味では飽きちゃう。
という訳で、加藤家直伝納豆は参考になりました(笑)。

たしか、原作はコメディだったような記憶があるんですが?
主人公が金に物を言わせて事件を解決していく的な物語。
それも、しょうも無いことに湯水のようにお金をつぎ込んでいくところが面白かった気が・・・?
(全く自信なし(笑))

まあ、序盤は確かにその傾向がありましたね。

だから余計に中盤以降のシリアス展開は『あれっ?』って感じ。
しかし、現対本部の面々にも見せ場があったりと、物語としては面白かったと思います。
ラストだけはいただけないけど・・・。

『カメラを手にグルットナしてみよう!』に1200億円以上つぎ込んだのが、唯一原作っぽかったかな?

あと、主人公の声優がイマイチ。
と思ったら、なんだ、本職じゃないんですね。
大人の事情で作品のレベルを下げちゃうのはいかがなものか(笑)。

『お黙りなさい!』

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世の中のほとんどの物は金で買える

資産家の御曹司である神戸大助。
警視庁に入り「現代犯罪対策本部準備室」という窓際部署で熱血漢の加藤春とコンビを組む。
神戸は自身の資産を潤沢に使い、事件を解決させるのであった。

原作・筒井康隆。
学生の頃、古本屋の100円コーナーを物色中に発見。
読んだ記憶があります。
原作は、最後にオチができる構成。
本作品と違う所です。

科学技術が進歩した現代社会。
金持ちなら最先端の技術を持っていて当然。
神戸は執事を務めるAIであるヒュスクなどを駆使して事件を解決させます。

本作品を受け入れる事ができるかどうかは、神戸の刑事となったキッカケについてでしょう。
母親を殺害させられた神戸。
当然、犯人を見つけて捕まえようとなるでしょう。
しかし、真相に近づくと身内の協力が少なくなります。
ミステリのネタバレは御法度なので明言は避けますが、
この事件の結末に納得できるかどうかで評価は決まります。

私は『富豪刑事』らしい、さらに大金持ちになるオチを期待していましたが、
当てが外れましたね。
日進月歩の技術革新について来られるかどうか。
その技術を未来の物と空想できるかどうか。
視聴者の想像力によって内容を実感できるかどうかを試させる内容でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

68.4 31 2020年春(4月~6月)アニメランキング31位
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (33)
142人が棚に入れました
激戦の果てに静止衛星から放たれたひとすじの光は、ヒロト達が戦い続けてきた「惑星エルドラ」がネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」の世界ではなく、現実(リアル)の世界である可能性を突き付けるものであった。その状況に一度は足を止めてしまうビルドダイバーズ。しかし、共にヒトツメと戦ってきたフレディ達エルドラの民との絆が、ヒロト、カザミ、メイ、パルヴィーズを再び結集させる。未だエルドラに意識を囚われたままのダイバー、シドー・マサキの行方。そしてヒトツメを率いる謎の存在、アルスの正体。なによりも、かけがえのない仲間であるフレディ達を救うため……そう、エルドラにはクリアするべき“ミッション"がまだ残されている。新たにビルドした力(ガンプラ)を手に、もうひとつのビルドダイバーズの真の戦いは、ここから始まる。

声優・キャラクター
小林千晃、加隈亜衣、水中雅章、水瀬いのり、渕上舞、若山詩音、南真由
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

王道を「反転」させれば、それもまた王道(第21話までの感想)

2020年春季配信のWEBアニメ。BS11やTOKYO MXでも放送されています。
2019年秋季のガンダムビルドダイバーズRe:RISEの第2シーズンとなります。
星評価は暫定。

【15話視聴時点での感想】
{netabare}14話は簡単な1期振り返りを挟みつつ、エルドラ側の前日譚とフレディの再起。15話ではエルドラの現状の確認と、それを打破するための再出発。フレディをチームの一員として描いてリスタートする、理に適った構成です。

物語とキャラクター描写は1期から変わらず安定してますね。
冒頭エルドラへの転送シーンでカザミに1話と同じセリフを言わせるのが上手いです。1期の最初からエルドラは切迫した状況で、カザミがあの時勢いで踏み込まなかったらフレディの村は滅ぼされていた可能性が高い。いくつもの幸運とみんなの勇気があって今があると感じさせます。
作画もキャラクターをとても大切にしていました。
特にカザミとマイヤのやりとりは繊細な表情付けが素晴らしい。命の重さを物語るシーンでの会話と仕草の細やかさは一貫しています。

個人的に、ジェド退場の穴を埋めるキャラクターとしてムランには期待していたので、15話で既に役割を果たしてくれているのが嬉しい所。ヒロトとのやりとりでマサキとのドラマにも布石を打っています。
ヒトツメの中身を知りたがるヒロトの心理は、エルドラがリアルであると認識してしまった以上は当然で、早々にそれを解決しているのも良いですね。14話で存在を知らせた「小さなヒトツメ(ガードアイ)」を15話で出し惜しみせず見せてくれるのもモヤモヤしません。
視聴者にストレスを感じさせない、誠実な作品作りが出来ているのではないでしょうか。

バトルも素晴らしかった!14話のゼルトザームとユーラヴェンも好きですし、15話でコアフライヤーもしっかり活躍させてるのが良い。話数から考えて戦闘機形態での活躍はそれほど出せないでしょうから。
今作は組み換え遊びを推奨しているので、ヒロトとメイが仲間の装備を使って戦うのも多少販促の意図があるのかも?戦闘力不足を補ってのチームプレイも1期を見た後だと感慨深いですね。
モビルドールメイの近接格闘戦を誤魔化しにくいロングで描いたり、コアフライヤーで玄人めいた空中戦を見せたり、1期とは違う方向性で演出されていたのも面白い所。2期最初の戦闘はゲームではないという演出意図を感じました。{/netabare}
(2020.4.18)


【第18話視聴時点の感想】
今の所、伏線回収かかなり進んできた一方で新しい伏線を撒いたり、キャラクターの情報を小出しにしつつ心理変化に説得力を持たせたり、安定して楽しめる内容。
{netabare}
宇宙規模のSFであると同時に土着の民の生活や人物の描写が丁寧で、マクロとミクロの視点を上手く繋いでいるのも素晴らしいですね。
命を背負って戦うという点においても、ビルドダイバーズの面々にはそれぞれ人を見捨てられない心理があります。
ヒロトにはイヴのことがあり、メイはデータ生命体として自負を持って生きている。パルは命を落としかねない事故を経験しています。カザミは父が漁師として海に出ているなら、自然の厳しさに翻弄されながら生きるエルドラの農民達に共感する部分もあるだろうと思いました。

メカバトルも毎回とても楽しんでいます。
誰が何をしたのか、戦況はどうなっているのかが非常にわかりやすいのが特長ですね。スピード感や奇抜な演出よりも、状況の変化を理解させることを重視していて好印象。盾の使い方に凝っているため、「守りの戦い」であることを常に視覚的に訴えかけてきます。
18話で描かれた狙撃戦がヒロトの心の傷を抉り出す展開に繋がるのも上手いなあと。アルスが突き付けてくる姿と言葉もそうですが、現実の戦争における狙撃手のイメージ(所在を知られなければ銃弾を使い切るまで敵兵を殺せるが、狙撃手自身も強い罪悪感を抱く場合がある)も反映しているようで、なんだか無性に悲しくなりました。
{/netabare}
さて第19話以降は放送の目途が立たない状況ですが、スタッフの安全を考えると当然だと思いますし、私はかえって安心しました。放送再開を心待ちにしています。(2020.5.9)


【第21話時点の感想】
7月9日より配信再開となりました。
休止期間はお馴染みのリライズセレクト。元機体の活躍回をツイッター上で人気投票を行い、票数の多かった話数を配信していました。
{netabare}
19話以降も実に安定した内容で、反面意外な要素や演出も多数見られ、毎週とても楽しいです。

ヒロトの過去は予想できたものより若干上を行くような展開で、「期待を裏切らず予想を超える」上手いバランスでした。前作は明確に王道を狙い、今作はそれを徹底して反転させながら、それもまた王道の物語に落とし込んでいます。

特にイヴは扱いが難しかったと思う。イヴのような立ち位置のキャラクターは描写に失敗すると悪い印象を残す場合もあるし、ヒナタやメイの役割を喰ってしまう場合もある。この3人のヒロインがしっかり役割を果たし、誰もがヒロトの人格形成と再起に深く関わっている。ファンの反応も調べていますが、醜いヒロイン論争が起きてないのが意外(笑)であるとともに、脚本家がどれほど苦心して作り上げ、成功させたかった部分かがわかります。

21話はラストバトルに突入する前哨戦。この回のキャラクター描写とガンプラ描写は物語の大きな軸です。
前作は自分と仲間の願いのために強い意志を貫き通す物語でしたが、今作は誰かのために頑張ることが自分達を再浮上させていく物語。まだ生まれて間もないであろうメイによって過去の失敗にも意味があると客観的に示され、ヒナタはリアルでミズキを支えることでヒロト達の戦いを肯定します。

キャラクター作画の素晴らしさも光る回でしたね。しんぼたくろうさんの作画は素朴で可愛らしくて大好きです。
日常描写で仕草と表情を丁寧に付けていくことで皆今を生きる命であることを再確認させ、その和やかさが今後の雲行きの怪しさも際立たせます。

ビルドダイバーズカラーのハロはガンプラとして発売される商品なので、玩具販促の意味もあるし何より可愛い(笑)。カザミの新機体やパルの聖獣の翼修復も、彼らの想いの表現として的確に入れ込んでいます。ヒロトが少し明るく表情豊かになっていますし、ヒナタの不安と決意も丁寧に描いてくれました。
キャラクターに愛着を持たせることで玩具販促に繋げているとも感じますね。サターンアーマーはGBNでの用途があって作られたものですが、それがエルドラでは別の使い道になる。この辺りもヒロトがこれまで培ってきたものが前向きに繋がっていくということだし、元ネタ知ってる人はニヤリとできるいい塩梅です。

個人的に前作で感じた「ガンプラをビルドすることは新しい自分を作り上げること」は、今作でも連綿と受け継がれる柱となっています。これは例えば他に整備班がいる他のロボットアニメではなかなか表現しにくいのではないでしょうか。
現時点ではガンプラアニメとホビーアニメのテイストをとても良い形で反映できていると思います。
{/netabare}
(2020.7.25)

【ネット上で拾った色々メモ】
{netabare}
ビルダングスロマン(教養小説・自己形成小説)
「主人公(少年)がガンダム(兵器)と出会って成長していく」のがガンダムのお話{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「Re:RISE」

この作品は、2018年にテレビ放送された「ガンダムビルドダイバーズ」の2年後を描いた続編の後半クールです。
前半クールを視聴していた時には主要登場人物は一新されているので、前作をみなくてもそれなりに話は通ると思っていましたが、後半クールに入ると「ガンダムビルドダイバーズ」の登場人物も五月雨式に本作に乗り込んできました。

しかも、お約束の様に激アツな展開を呼び覚ますかの様に颯爽と登場してくるのですから堪りません。
前作の登場人物は完全に激アツ展開のスイッチと化していました。
ですから、この作品を思いきり堪能されたい方は、是非前作からの視聴をお勧めします。


激戦の果てに静止衛星から放たれたひとすじの光は、ヒロト達が戦い続けてきた
「惑星エルドラ」がネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」の世界ではなく、
現実(リアル)の世界である可能性を突き付けるものであった。

その状況に一度は足を止めてしまうビルドダイバーズ。

しかし、共にヒトツメと戦ってきたフレディ達エルドラの民との絆が、
ヒロト、カザミ、メイ、パルヴィーズを再び結集させる。
未だエルドラに意識を囚われたままのダイバー、シドー・マサキの行方。
そしてヒトツメを率いる謎の存在、アルスの正体。
なによりも、かけがえのない仲間であるフレディ達を救うため……

そう、エルドラにはクリアするべき“ミッション”がまだ残されている。
新たにビルドした力(ガンプラ)を手に、もうひとつのビルドダイバーズの真の戦いは、ここから始まる。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

どうやら前半クールは、物語を真に覚醒させるための導入編的位置づけだったようです。
ヒロト、カザミ、メイ、そしてパルヴィーズで「BUILD DiVERS」を結成し、エルドラの民と交流と絆を深め、彼らが迫害を受けていたヒトツメよ呼ばれる敵と戦い、宇宙にまで駆け上がったのですから前半クールも相当熱い展開でしたけれど…

後半クールは「BUILD DiVERS」によって紡がれた広がりが感じられる展開が目白押しです。
これまでは、「BUILD DiVERS」が例えどれだけ頑張っても、どれだけ救ったとしても、それはパーティー4人の成果でしかありません。

ですが、前半クールのラストで見た巨大衛星砲による被害は4人の心をへし折っただけでなく、現実世界にまで影響を及ぼしたのですから、もう4人で…などと言っている場合ではありません。

そう、これは最早GBN全体の問題なんです!
GBNの問題に昇華した瞬間、周りのダイバーにとってもただ事ではありません。
ここまでくれば、もうお気づきの方も多いかと…
そうです、これまで歴戦を重ねてきたダイバーの皆さまが次々と4人に手を差し出すのです。
しかも、戦術指南、模擬戦からガンプラ作りと至れり尽くせり…
この手の展開が熱くないはず…ありませんよね。

皆さんホントガンプラが好きなんだなぁ…と心底思いました。
それと当時にこのGBNを本気で守りたいという熱意も伝わってきました。
そして…ヒロトたちの戦いと同時に進行するヒナタの一挙手一投足にも目が離せません。
ヒナタも全力全開で頑張っていましたから…

1度は心をへし折られた「BUILD DiVERS」ですが、今度のリベンジは彼らだけじゃありません。
GBNに集うみんなが背中を押してくれているんです。
一筋縄でどうにかなる相手じゃないのは分かっています。
そして相手も必死…約束を忠実に守っているのですから…
もういつまで続ければ約束を違えないのかも分からないですけれど…

でもここからの展開がこの作品らしさが溢れていて良かった…
そしてその「良い感じ」をラストまで残して貰えたのも好評価です。
こういう大団円も良いモノですね。

オープニングテーマは、PENGUIN RESEARCHさんの「HATENA」
エンディングテーマは、スピラ・スピカさんの「Twinkle」
どちらもメロディが好みだったので、今も通勤中に視聴させて貰っています。

1クール全13話で、全2クール26話の物語でした。
途中、中だるみしそうになりましたが、後半持ち直してくれました。
視聴して良かったと思えた作品になりました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

日はまた昇る

見事な最終回でした。

基本的にはまんまタイトル通りのアニメでRi:RISE、太陽はまた昇る。
今は沈んでいる。
沈んでいたキャラクターが再生に至る過程と、踏み出せるようになるまでのお話。
そういうことが好きな人にはたいへんオススメです。

個人的にはプリティーリズムレインボーライブ、ムシキングのような「大人が見て楽しいホビーアニメ」の部類というのがもっとも端的に全体像を表す言葉だと思います。


見た人向けに細かい話をすると、
{netabare}
・ネプテイトの使い方が最高。
ネプテイトがイヴを象徴していることは25話のパージ後に察せられる作りになっています。
パージされたネプテイトユニットが棺桶風の構造なのは、視聴者にネプテイトの象徴性を感じさせるための絵なのだと思います。
ここがまた表現が繊細で、ヒロトがどう感じていたかダイレクトには伝えてきません。
ネプテイトユニットに「さようなら」と言えばまだ分かりやすいですが「ありがとう」で、宇宙へ漂って行くわけでも大気圏に突入するわけでもなく、エルドラの軌道上を漂う。

イヴの存在が無かったことになったわけではなく確かにここに息づいているとでもいうようですが、劇中で言葉には表されないので、私たち視聴者の感じ方にかかっています。
ガンプラは自由、ガンプラアニメをどう感じるかも自由。
イヴとの約束のネプテイトでどっかんどっかん殴りあってほしかったなと思うのも……まあ自由!

・感情のドラマなのが最高
リライズ、上質な感情のドラマです。
作劇を事件に寄りそうか、感情に寄りそうかはあくまで比重の話ですが、好みの別れるところです。
私は感情によりそうのが好きです。
でも感情がうおおー!で現実に影響を与えるところまで行くとイマイチなのです。
比重が問題で、リライズはその点最高のバランスでした。

・群像劇要素があるのが最高
感情のドラマとして最高なのが、やはりこれ。
単に主人公が納得、成長して終わりではなくて、イヴから生まれた影響が色んな人にもおよんでいく。
好循環を生み出していることです。
このことが「持久性を感じさせるハッピーエンド」を生み出しています。

{/netabare}

最終的に名作の部類ですが、おもしろいかな?ってなるのが1クール目6~7話だったりしてスロースターターっぷりはかなりのものです。
「だいたい合うかどうか」はほとんどのアニメの例にもれず3話までには判断できなくはないんですが、アニメの先を予想するのに慣れていない人は間違って切ってしまう要素もあったりするアニメ。
4~5話くらいでイライラして切りそうって人には続きを見て欲しいけど、単に本当に合ってなくてイライラしてる可能性も否定はできない。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

68.1 32 2020年春(4月~6月)アニメランキング32位
球詠(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (253)
673人が棚に入れました
埼玉県、新越谷高校。この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために鋭く変化する「魔球」を投げられず、野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、詠深の変化球を受け止めることができた。幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に停部中の野球部を復活させる。目指すは全国!新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる――。

声優・キャラクター
前田佳織里、天野聡美、野口瑠璃子、橋本鞠衣、永野愛理、北川里奈、富田美憂、宮本侑芽、本泉莉奈、佳村はるか、白城なお

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作の絵は綺麗

女子高校野球部の話、面白かったので原作読んでみたい

暴力事件が起きて廃部寸前だった部活に大量に経験者(しかも即戦力)が入るのはちょっと強引すぎるかな?
でも部員集めして終わるアニメよりはいいのかも?

キャラクターはふわふわしていてアットホームな野球部だけど、野球の動きや練習などちゃんと野球しているのがいいですねー

作画はかなりひどくて顔は頻繁に崩れるし、身体のバランスもおかしい。
原作の絵はかなり良いのでもったいない

キレすぎる変化球一つと平凡なストレートだけではちょっと厳しいかな?

でも右バッターの顔に当たりそうなくらいの位置からアウトコースの地面スレスレまで落ちる球、たぶん120cmくらい落ちてる
こんな魔球をちゃんと制球できたら打てる人ほとんどいなさそう

投稿 : 2024/12/14
♥ : 39

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スローカーブを、もう一球

鋭い変化球が持ち味の武田詠深。
高校で幼い頃にキャッチボールをした仲の良い山崎珠姫と再会する。
過去の不祥事により活動自粛していた野球部を再興する事となった。

”あの球”と魔球のように強調されていますが、球種はカーブ。
曲がりながら落ちる。
所謂、ドロップと呼ばれる球種ですね。
確かに初見では打ちづらいです。
ストレートとカーブの2種類。
ヤマを張ったら打ち崩せそうです。

ストレートとカーブの2種類で全国を目指すのは難しいと思います。
しかし、球種が少なくても球威があれば全国へ行けます。
怪物・江川卓。
作新学院で甲子園に出場。
大学を経て、プロ入りした名選手です。
江川の球種も基本的にストレートとカーブの2種類。
詠深と同じですね。(ツーシームと速いストレートが加わりますが、まだまだ習得中なので)
球種が分かっていても、江川の場合、打ち崩せません。
何故なら球威が違うから。
ストレートの球速も150キロを超えていたと言われています。
まだ投手の分業制が確立せず、エースに負担をかけていた昔の野球スタイル。
江川の全盛期は高校との噂もあります。
球種が少なくても全国へ行ける例として江川を挙げてみました。

一番、気になるのは作画。
しかし、今回の新型コロナウイルス騒動。
世界中の人々が家の中に籠った生活。
仕事が停滞してしまい、仕方が無いと割り切りましょう。

その他で気になった所。
選手が半袖・短パン。
暑い夏があるので半袖は理解できます。
問題は、短パン。
インナーを着用しているとはいえ、スライディングなどの接触プレイを考えると危険ですね。
サービスシーンと考えられるのかもしれません。
しかし、神聖な?スポーツでの出来事。
ラフプレーは無いにしても、安全を考えると
膝を覆うようなユニフォームを着用したほうが良い気がします。

私は高校のスポーツは大人の事情だと考えています。
例えば野球。
高校の場合、多くの人が甲子園を目指します。
そこに付け入る隙が。
甲子園に行ったら1試合、約3時間はテレビ中継されます。
子供が少ない少子化時代。
子供の絶対数が少なくなっているので、複数の学校で野球部を作っているところもあります。
甲子園で全国中継されたら宣伝効果抜群。
特に私立高校だったら特待生制度もありますね。
強豪校に入学して大学や社会人などの将来の事も考えられます。
人気プロ野球選手になったら学校も有名に。
学校側は金の卵を確保したいわけです。

まだまだアマチュアの域を出ない高校野球。
勝ち負けだけが全てではありません。
勝ちたい気持ちは重要ですが、一番ではありません。
頑張った・努力したという事実は不変。
結果にこだわるのであればプロの世界。
高校スポーツの範疇外です。
楽しめなくなったらスポーツではありません。

『球詠』を視聴して野球を楽しめるかどうか。
2回戦で当たる強豪校に対して、司令塔の芳乃はネガティブ思考でしたが……
女性が野球をすること自体、珍しいです。
その目新しさが長く続くかどうか。
「女子野球」という名称自体が差別用語になるのかもしれません。
甲子園は高校生の憧れ。
グラウンドで流した血と汗と涙が努力の証。
その結晶が大きくなる事を願います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「野球」的には面白いんじゃないかな?(「きらら」としてはどうなの…?)

まんが原作を未読で、アニメ化作品である本作を観ました。

きらら系作品にありがちな人間関係とか、「カップリング」的な要素は間違いなくあるにはあるんですけど、個人的には野球自体を描く場面、つまり練習や相手チームの偵察、あるいは試合中での作戦やバッテリーと打者の駆け引きとか、そういう部分が面白かったと思います。

作画的な不評の声(キャラクターデザインとか、CGで描かれた野球のプレイ中の動作とかに関するもの)はちらほらと聞こえてはきたのですが、野球要素がそこそこ充実していたので観るのに苦痛とか、そういうことはありませんでした。

同じ時期に『メジャーセカンド2』とかも放送されていて、同じ野球を扱った作品ということで作画や演出が比較されたりもしたのですが、質としては『メジャーセカンド2』が全体的にハイレベルだったとはいえ、こちらは放送予定を落とすことなく完走するなど、それはそれで優れた点もありました。

ただ、野球作品として観るならお勧めはできるんですけど、「まんがタイムきらら」ブランドに期待する要素を求めて本作を観たら、それはどうなんだろうという感じではありました。

まあ原作の販売促進という意味では、原作の良いところは出せていたし大会途中とはいえそれなりにキリの良いところで最終回だったので、悪くなかったんじゃないかと思います。

面白かったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 36

67.9 33 2020年春(4月~6月)アニメランキング33位
継つぐもも(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
492人が棚に入れました
平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、桐葉と共に奮闘していた。かずやたちは、学校の活動として、怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、図らずも巻き起こるハプニングと共に、かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!

声優・キャラクター
三瓶由布子、大空直美、久保ユリカ、松井恵理子、芝崎典子、大地葉、大久保瑠美、M・A・O、坂田将吾、杉山里穂、内田愛美、菊池幸利、大野柚布子、湯浅かえで、徳井青空

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

公式HPのトップページのイラストが、こんなにも意味深だったなんて…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、第1期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。
怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、
土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、
桐葉と共に本当していた。

かずやたちは、学校の活動として、
怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。
しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、
くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。

ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、
図らずも巻き起こるハプニングと共に、
かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!

学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第1期よりシリアスな場面が増えたように思いますが、寧ろ面白さに拍車が掛かったようで個人的には良い方向に転がったと思っています。

先のレビューにも書きましたが、私は視聴時間を捻出するために通勤電車の中でもアニメを視聴しています。
第1期はちょいちょいお色気モードが入ってくるので、電車での視聴は敬遠していましたが、第2期は車内がガラガラになる帰りの電車で視聴ができるレベルでしたので。
そしてこの作品の最終回もやはり電車の中で見ないで正解でした。

序盤から中盤までは新キャラが投入されるも、基本的には第1期の延長線上で
すそはらいを中心に物語が展開されます。
ですが中盤以降、物語は異様な展開を見せ始めるのです。

公式HPのINTRODUCTIONにも記載されていた「くくりを狙う大きな計画」が正にそれです。

ですが、一概に誰が悪いとも言えないのがこの物語…
物語の中で「迷い家」という場所が出てきます。
ここは、人間から不遇の扱いを受けた付喪神が寄り添う場所なんです。
付喪神は持ち主である人間から霊力の供給が切れてしまうと人の姿を保つことはできません。
ですが、迷い家の中でなら持ち主が居なくても人の姿のままでいられるんです。
勿論、そんなに都合の良い場所がある訳では無く、迷い家を運営するが故の代償も当然必要になります。
だから迷い家を守るため、そこに集う付喪神たちは悪事を重ねてきたのでした。

きっと決死の覚悟だったに違いありません。
大切に使われ長い年月を経てようやく付喪神になれたのに、所有者を見限らなければならないなんて…
だって、ややもするともう二度と人の姿になれないかもしれない…
もっと酷い所有者の手に渡ってしまうかもしれない…
それならもう少しここで耐えて…
という自問自答を繰り返した結果の言動だったのではないでしょうか。
少なくてもかずやの周りでそんな話は微塵も聞いたことがありません。
だから、諸悪の根源は物を大切に扱わない人間自身なのかもしれません。

だからといって、悪事が正当化されることはありません。
今振り返って思うのは、この物語りが迷い家の件で終わってくれたら良かったのにと心底思います。
突然入ってきた横やり…
その横やりが何もかも全部持っていっちゃったんですから…
いいえ、その横やりは自分の欲求を満たすためだけにやってきて、結果的に好き放題のことをやらかして、残されたのは最悪の顛末だけ…

どうして、ばっさり壊しちゃうんだろう…
どうして顔色変えずにそんなことが出来るんだろう…

残された時間はたった3年…
一度固めた決意を2度と揺るがすことなく本懐に向け邁進して欲しいと思います。
これまで沢山貰ってきた恩に…目一杯の優しさに報いるためにも…

オープニングテーマは、A応Pさんの「風吹けば月夜の果てに」
エンディングテーマは、東城陽奏さんの「春、奏で」

1クール全12話の物語でした。
まさかここでアニメ化打ち切り、なんて事ありませんよね。
アニメ2クール分で原作のストックをどの位使ったんでしょう。
アニメ第1期で原作7巻までが使われ、第2期ではそれ以降どこまで使ったかが分からないんですよね。
現時点で原作既刊25巻で、第1期から第2期までの放送期間が3年…
せめて放送時期は未定でも、「続編制作決定!」のテロップくらいは拝ませて欲しいかな^^;

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

すもももつぐももももものうち

中学生の加賀見一也と付喪神である桐葉。
お悩み相談室という部活を作って、呪詛祓いを行うのであった。

序盤までは、今まで通りのシナリオ。
中盤から『迷い家』登場。
そして、最終話に大きな動きが。

だんだん物語がマンネリ化したところに新キャラが。
『迷い家』の登場はアクセントが効いて良かったです。
持ち主を失った付喪神たち。
居場所を探していました。
迷い家を提供したミウラヒ。
土地神の結晶によって、迷い家は安全でした。
ミウラヒの力が弱まり、代わりの土地神の結晶(命)を狙う事となります。
そして最終話で決戦か?というところで……

最終話は賛否がありそうですね。
修行の時間を与えられて助かった、
中途半端なところで終わらせるな、
などなど意見があると思います。
私は、ド〇ゴンボールと同じ展開か!と感じました。
おそらく、原作ではそのボスキャラと決着が付いていないのでしょう。
3期、またはOVAでの続編を期待します。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

エロさ抑え目で結構。だがそれがアイデンティティだったと気が付く。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:前期見たけど、これエロ要素いらなくね?せっかくの作画と設定を薄めてしまっている。
期待度:★★★

思ったほどエロくなくてよかったけど、じゃあ何が残るのかっていうとバトルなんだが、それがあまり熱くなれない。
なんか残念。
続っぽいけど、3年修行してそまま終わりでも俺は問題ない。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

67.7 34 2020年春(4月~6月)アニメランキング34位
「ぼくたちは勉強ができない」第16巻アニメBD同梱版(OAD)

2020年4月3日
★★★★☆ 3.7 (10)
98人が棚に入れました
「ヒロイン5名の結婚式がテーマのオリジナルストーリー!」

67.7 34 2020年春(4月~6月)アニメランキング34位
オルタード・カーボン:リスリーブド(Webアニメ)

2020年4月1日
★★★★☆ 3.5 (18)
88人が棚に入れました
ヤクザ組織の水本組が支配する惑星ラティマー。 ヒデキ・タナセダ (ハーランズワールドを縄張りにするヤクザ組長) は、水本組の組員で疎遠になった弟を殺害した犯人を突き止めるため、タケシ・コヴァッチを雇います。しかしその先には、水本組とタナセダ組両組長の背後に潜む、歪み隠れた本性と想像を絶する秘密が、幾重にも重なり待ち受けます。

声優・キャラクター
鈴木達央、佐藤利奈、朝井彩加、中田譲治、山内健嗣、山本兼平、石井康嗣

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

3DCG映像は一見の価値アリ

小説を原作として2018年2月にNETFLIXで配信された洋モノSFテレビドラマのスピンオフ。

何と言っても3DCGが美麗。
そのワンシーンだけでも一見の価値はあるかと。

3Dが出初めた頃は表情のぎこちなさに、顔だけ2Dでもいいんじゃ?
と思ったもんですが、この作品、人物には2Dチックな表情を貼り付けた感じでようやく技術もここまできたかと感慨深いものが。

物語は意識を写し変え肉体を使い捨てる時代のバイオレンスもの。
世界や出来事が他人事過ぎてあまり同調できる話ではなかったかな。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

攻殻機動隊的で硬派っぽいアニメだけど

まあ精神性がどうのとかじゃなくて、物語振りのハードボイルドアクション。
で、巫女服ホリーで萌えもキャッチみたいな。

俺は好きだよ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

MMA原理主義者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

攻殻+ブレードランナー+龍が如く

Netflixのオリジナルドラマ『オルタード・カーボン』のアニメ版。
海外アニメは苦手なんですが、今回のスタッフはみんな日本人で、演出がいかにも日本アニメっぽい感じなのですごく見やすかったです。
CGのクオリティが非常に高く、脚本も『攻殻機動隊S.A.C.』や『カウボーイ・ビバップ』の佐藤大なので、CGキャラが苦手という人でも安心して見れます。

元になったドラマ版は見ていなくても大丈夫です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

67.6 36 2020年春(4月~6月)アニメランキング36位
四月一日さん家と(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
71人が棚に入れました
東京江東区・門前仲町。長女・一花(ときのそら)、次女・二葉(猿楽町双葉)、三女・三樹(響木アオ)の四月一日三姉妹は、母親が幼少期に他界し、父親も一昨年亡くなっている。ある日、二葉が結婚し家を出て一花・三樹の二人暮らしになった四月一日家に、とある理由で謎の女子高生・生子(物述有栖)が訪ねてくる。一方、住まいを移した二葉はカラオケバー「まさこ」でアルバイトを始める。カラオケバーでは、まさこママの娘・大森かなこ(天神子兎音)や、酒屋の看板娘・若木春(夏色まつり)、バイト仲間の演劇少女・山村しのぶ(大空スバル)、三姉妹のいとこ・雨夜瑠美(朝ノ瑠璃)の個性的な面々が四月一日家のドタバタに巻き込まれていく…。新生四月一日ファミリーがお贈りする、笑いあり涙ありのほのぼの日常系シチュエーションコメディ。

声優・キャラクター
ときのそら、猿楽町双葉、響木アオ、物述有栖、天神子兎音、夏色まつり、大空スバル、朝ノ瑠璃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『四月一日さん家の』の続編 VTuber ドラマ

作品ジャンルは相変わらず「ホームコメディー」なんですかね。

作りとしては「キャストにVTuberを起用したドラマ」ということで、背景もキャラクターも3DCGが使用されています。

あにこれユーザーのマジョリティにはあまりウケない作品のような気がしますが、個人的には大いに気に入っています。ということで「物語の評価: 4.5」はあまり真に受けないでいただけるとありがたいです。

テレビ東京での放送枠は「ドラマ25」から日曜日の深夜移りました。前作の『四月一日さん家の』にはあったと思うのですが、本作には『奥さまは魔女』(アメリカのドラマ)にあったような観客のガヤっぽいSEはありません。

#以下の記述では(役名: VTuber名)とします。

前作は登場キャラクターは四月一日家の三姉妹(一花: ときのそら/二葉: 猿楽町双葉/三月: 響木アオ)だけ、舞台は四月一日家の自宅(それもほぼリビングだけ)でストーリーが進んでいました。そして話題も亡くなったお父さんにまつわる話や、二葉の結婚がハッキリと中心に据えられていました。

しかし本作では次女の二葉が結婚してカラオケバーで働いているという設定になっており、登場キャラクターとしてもカラオケバーの関係者が増えたり、四月一日家以外の場所が出てきたりするようになりました。これ、制作予算もだいぶん増えているんじゃないでしょうか…?

さらに今回は二葉が出て行った後の居候的存在(白鳥生子: 物述有栖)がレギュラーとして加わり、作中での会話の話題に多様性が増えたと感じます。

私は本作がとても好きですが、その大きな理由はたぶん作中の三月(四月一日家の三女)が漫才などの「お笑い」について語る内容が、自分の普段の考えととても馴染むからだと思います。

「お笑い」回のようなものは前作にも2回ほどあったのですが、本作で「脚本に困ったら漫才をやる」と言い切れるくらいの回帰すべき原点に据えられたのではないでしょうか。

普段の会話の中で、無制限に天然ボケしていく一花や生子、それに普段はきちんとツッコむくせに何かのきっかけでたがが外れて暴走してしまう三月、基本冷静で常識人なのに、怪しいイントネーションでツッコまれる二葉など、キャストの役割が定まって安定感があり、毎回とても面白かったです。

毎回夫婦で楽しませてもらいました。ありがとう四月一日シスターズ+生子ちゃん!

おまけ: ゲストで樽美酒研二(ゴールデンボンバー)が、本作出演のためにわざわざアバターを作成してもらって本人役で出演していました。(第3話)

基本的に演技はできないと自認しているのでドラマ出演はしないらしいのですが、本作では「本人役での出演」ということでオファーを承諾したとのことです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

新キャラ登場

全12話 四月一日さん家の2期です。関係性から1期から観ることをオススメします。

四月一日さん家の3姉妹(一花、二葉、三樹)の日常を描いたお話です。2期では、次女の二葉が結婚して出て行き、そのかわりに紆余曲折をへて新キャラである高校生の白鳥生子(しらとりいくこ)が登場します。

1期では四月一日さん家のリビングがメインでしたが、今回は二葉の仕事先であるカラオケバーも舞台になっており、そこで働いているキャラも出てくるので一気にキャラが増えましたね。

作画は全編3DCG、声優さんはみなさんVtuberの方と1期と変わりませんね〜

エピソードは1話完結なので観やすいです。一花の分身wや三月と包丁、生子のイタコ状態や特別ゲストも出てきて全然飽きませんでした。

CGなので表情は豊かじゃないけれど、Vtuber方達が声でうまくフォローしていましたね。

楽しかったです。

OP・ED はジ・エイプリルフールズ(一花、二葉、三樹、生子の中の人)が歌っています。

最後に、次回予告の前にある反省会みたいな座談会も好きでした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バーチャルYouTuber(VTuber)を起用した連続ドラマ 第2弾!

この作品は、2019年春アニメで放送された「四月一日さん家の」の続編になります。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


昨年放送されたバーチャルYouTuberドラマ『四月一日さん家の』(読み:わたぬきさんちの)の2期作品です。
バーチャルYouTuber(VTuber)を起用した連続ドラマは新しい試みとして話題となり、
スピンオフを描いたボイスドラマやライブイベントなど、放送終了後も作品世界を広げ続けてきました。

出演者は、前作から引き続き、ときのそら、猿楽町双葉、響木アオに加えて、
新レギュラーメンバーとして「にじさんじ」から物述有栖が決定。
ボイスドラマから参加している天神子兎音、夏色まつり(ホロライブ)、大空スバル(ホロライブ)、
朝ノ瑠璃(朝ノ姉妹ぷろじぇくと)もゲストとして各回に異なるメンバーが登場します。

新しい四月一日ファミリーを迎え、舞台には新たなセット「カラオケバー」を用意。
V界のオールスターメンバーも参加しさらにパワーアップして、
四月一日家に起こるバラエティ豊かな日常をお届けします。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

現役のバーチャルYouTuberを俳優に仕立てたこのドラマのスタイルにも慣れてきました。

第1期では、物語の舞台が四月一日家のみで出演していたのも長女の一花(演:ときのそら)、次女の二葉(演:猿楽町双葉)、三女の三樹(演:響木アオ)のみでしたが、第2期では、登場人物や舞台も一気に増え、物語の厚みが増した気がしました。

第1期では最終的に次女の二葉が結婚して家を出て行ったのですが、今回
白鳥生子(演:物述有栖)が居候として四月一日家にやってきて、賑やかな日常が続いていく感じで物語が動いていきます。

第1期では作画というか、バーチャルYouTuberそのものに違和感がありました。
手足の動き方に不自然感があったりとか…
第2期では完全に不自然感は払拭されたわけではないのですが、だいぶ改善はされたと思います。

でも、公式HPのキャスト紹介欄のイラストを見て、見たままのキャラが動くと思ったら大間違い…
このイラストは限りなく2次元ですが、ドラマは基本的に3次元なので。
でもいつか、こんな柔らかいタッチのバーチャルYouTuberが登場したら画期的なんでしょうね。

私も元々はバーチャルYouTuberとは縁遠い存在だったのですが、思い返せば2019年の正月に放送された「NHKバーチャルのど自慢」がきっかけとなり、それからあにこれの棚に入る作品を中心に視聴させて貰ったり、オリジナルの楽曲を聞かせて貰っています。
特にヒメヒナコンビの楽曲は大のお気に入りです。

2019年の冬アニメで「バーチャルさんは見ている」という番組が放送されましたが、もし次に同じような企画があったらきっと抵抗なく視聴できると思います。
でも内容的にはドラマ仕立てのこっちの方が面白いかも…
色んな要素を組み合わせて面白い番組が出来ることを期待しています。

1クール全12話の物語でした。
番組放送後のアフタートークでは、バーチャルYouTuberの素の顔を見ることができます。
ドラマとは違った一面が見えるのも面白いと思います。
3期が来るなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

66.3 37 2020年春(4月~6月)アニメランキング37位
神之塔 -Tower of God-(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (220)
630人が棚に入れました
塔を登れば、全てが手に入る。塔の頂上にはこの世のすべてがあり、この世界を手に入れる……神になれる。これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、始まりと終わりの物語。

声優・キャラクター
市川太一、早見沙織、岡本信彦、三宅健太、本多真梨子、興津和幸、関根明良、江口拓也、深町寿成、末柄里恵、津田健次郎、吉野裕行、小野大輔、伊藤静、大塚芳忠

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いのちを懸けて登れ。

久々にハオライナーズ枠の作品到来かと思いきや、韓国発の作品だったみたいですね。
国は違えど、作風は似ていると思いますけれど…。


「神之塔」とは、2019年から韓国のNAVER WEBTOONにて連載を開始し、
2018年からLINEマンガを通じて日本でも連載している冒険ファンタジー作品。
現在までに28ヶ国語に翻訳され、全世界累計閲覧数が45億回を突破。

少年「夜」は大切な女の子「ラヘル」を探すために伝説の塔に入り込み、
新たな仲間とライバルと出会い、階層ごとにある過酷な「試験」をクリアしながら、
塔の頂点を目指して行く。
少年の成長ストーリーと、その裏に隠された塔と少年の秘密は読者を魅了し続けています。

2020年春、NAVER WEBTOON初のTVアニメシリーズ「神之塔 -Tower of GOD-」として、
ついにアニメ化決定!
日本、韓国、アメリカで同時展開予定。


塔を登れば、全てが手に入る。

塔の頂上にはこの世のすべてがあり、

この世界を手に入れる……神になれる。

これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、
そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、

始まりと終わりの物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そういえば、中国の作品と似ている点といえば全世界累計閲覧数を前面に押し出している点でしょうか。
28ヶ国語に翻訳されて配信されているので、数が伸びるのはある意味当たり前だと思うんです。
勿論、アニメ化される決め打ちの一つとなったでしょうから意味が無いとは思いませんが、だからといってアニメが面白いとは限らないのがこの世界の常套なんですよね。

日本の作品でも原作の魅力や良さを表現しきれなかったアニメはゼロじゃないので…
だから最初は視聴するか悩みましたが、第1話目ではやみんが出演しているのを知り、視聴継続を決めました。
後から関根明良さんも出演されていると知ったのはうれしい誤算でしたけれど。

普段私の使っているアニメサイトに、この作品自体が掲載されていなかったので完全にノーマークな作品でした。
なのでググってみたらアニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムという日本のアニメ制作会社だったみたいです。
興味を持ったのは音楽担当に、ケビン・ペンキンさんというオーストラリアの作曲家が起用されていた点です。
こういう組み合わせも中々珍しいのではないでしょうか。

完走しました。
アニメーションとしてみたら及第点だったと思います。戦闘シーンもそれなりに動いていましたし…
難があるとするなら、展開とキャラでしょうか。
まず展開については、塔の中という極めて限定された場所で起きている試験であるにも関わらずスケール感が合わないので、まずそこが気になりました。

途中、砂漠の様な場所が出てきましたが、地平線が見えそうなほど広い空間が広がっていましたけれど、それって、本当に塔と言えるのでしょうか^^;?
何より一番気になったのは塔を登っている感覚が得られなかったといことです。
例えばSAOのアインクラッドだったら階層ごとに景色や発生するイベントなどが異なっていて、重層構造感は感じられましたけれど、本作品ではあまりそういう感覚は無かったかな。

あとはキャラ…でしょうか。
気になったのはデザインより、寧ろ魅力の方かもしれません。
ザ・ハードの姫の人間臭さと、徹底的な対抗心は嫌いじゃありませんでした。
終盤の掛け合いも悪くありませんでしたし…
ですが、どうにも魅力の感じられないキャラが居たのも事実です。

一番魅力が感じられなかったのは、個人的に主人公だったかな…
塔を登りたいという気持ちは分かりますが、行動が伴っているとは思えなかったんですよね。
すごくフワッとしていて地に足が付いていない感じが気持ちをより助長させたのかもしれません。

原作既読組はもっとたくさんの情報を持っているので印象は違うと思います。
ラヘルの終盤の行動だってアニメ組からすると完全に意味不明でしたから…
この印象の差がきっとアニメ化の難しさなんでしょうね。

オープニングテーマは、「TOP」
エンディングテーマは、「SLUMP」
どちらもStray kidsという韓国のボーイズグループが歌っています。
日本、韓国、アメリカでは、それぞれの放送地域に対応した言語版の楽曲が使われるそうです。

1クール全13話の物語でした。
「俺たちの旅はこれからだー」的な感じで終わりましたが、ここで終わっても仕方無いのかもしれません。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

韓国の人気漫画が原作のファンタジーバトル

頂上に登れば全てが手に入るという塔を舞台にした、ファンタジーバトル。全13話。
物語は、ラヘルという少女を追って伝説の塔に入った主人公の少年・夜(よる)が、多くのライバルたちと戦ったり、協力したりしながら、頂上を目指していく、みたいな流れ。予備知識ゼロで観始めて、ちょっと経ってから知ったのですが、原作は韓国の漫画で、結構な人気作品らしいですね。設定的には、かなりありふれたものという印象だったので、どのあたりにそんなに人気になる要素があるのだろう、なんて考えながら観ていました。いちおう、参加者に課せられる試練には、運や戦略なども必要になるようなゲーム性の高いものもあったりして、単純な力勝負だけじゃないのは良かったのですが、内容自体は特に面白いとは思いませんでしたし、ちょくちょく挟まれるギャグのセンスもあまり感心しませんでした。今回描かれた全13話は、どうも全体のストーリーからするとまだ序章だったようで、もしかしたらこの先のほうが本番なのかもしれませんが、個人的にはそれほど興味が湧かないというのが正直な感想でした。
作画は綺麗。音楽は、好きな系統ではなかったですが、曲自体は悪くなかったです。キャラは、主人公の夜にこれといった魅力を感じませんでしたし、その他のキャラたちも、総じて普通という感じでした。ただ、エンドロシなど、女性のキャラデザは良かったと思います。
最後まで観終わって、コロナの影響で放送されるアニメの本数が減ったこともあり、とりあえず完走しましたが、ぶっちゃけ観ても観なくてもどっちでもいいかな、くらいの感覚でした。原作が人気ある理由は、結局いまいちよくわからなかったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「旅立ちの物語」から「反逆の物語」へ

2020年春アニメ。全13話。
原作は、10年以上連載を続けている韓国のWEB漫画。日本の制作会社がアニメ化しています。先日無料公開されていたので第2部ラスト(180話ほど)まで読了。
設定・世界観は不明な点が多いものの、人間ドラマの一貫性や全体的なクオリティが良かったです。

{netabare}
作画が非常に好みでした。
シンプルなキャラクターデザインと彩色はとても見やすく、動画の印象も私の肌に合っていました。
キャラクターの演技とバトルの両方に拘っていたと思います。
背景見ていると、壁の模様とかテクスチャ張り込んだりはあまりしていませんでしたね。なるほど、シンプルで見やすくなっています。

キャラクターも変に媚びていないのが良かった。
特に女性キャラクターの品の良さ、言葉遣いはキツイけど芯があってそれも味になっています。チーム内の人数が多くて名前が覚えられない(笑)のですが、キャラクター自体は立っていたので混同したりはしなかったです。
声優さん達も、皆さん演技がとても良かったですし、新人・中堅・ベテランとバランス良く配役されており、ちょっとしたアドリブも聞けたりして好きでした。
音楽もとても良かった。OP、EDも好きですが特にBGMが素晴らしく、音楽の掛け方も雰囲気を壊さなくてとても良かったです。{/netabare}

【総評】
{netabare}作品テーマとキャラクター描写の一貫性が良いですね。
主人公・夜のラヘルへの思慕故の旅立ちというイントロダクションに始まり、塔への反逆の物語のイントロダクションに終わる構成がお見事。
淡々と並べられた言葉と描写が最終話までに繋がっていくのが楽しかったです。
物語がシンプルに進行するので人間ドラマがスムーズに展開しており、じわじわ良い所が見えてくる作品。

アニメは原作の第1部ラストまで。
原作を第2部まで読んだのですが、アニメは人間関係の構築を補足して上手に描いています。
夜とラヘルの内面もだいぶ印象が違うし(特にラヘルは是非原作を読んで違いを知ってほしい)、どちらも好きだけどアニメの解釈やシーンのカット・追加には一貫性がありました。

クンが第1話で発言した「お前も塔のルールに縛られる側なんだな」というのが全てに通底するのですね。

最初の試験で顕著ですが、殺し合いしていた相手とすぐにチームを組むことは心理的に難しい。それでもそれが出来るのは精神・能力が強靭な実力者や、塔のルールを絶対視していない者。

実力も無くルールに縛られる者は、塔にとって扱いやすい取るに足らない存在。塔に上る中でルールに縛られ、人間らしさを失っていく者がほとんどなのでしょう。

塔に登るために人間性が失われていくラヘル。
ラヘルは塔にとって取るに足らない者であって、あくまでも夜を釣るための餌に過ぎない。
夜を裏切って、本気で笑うことも泣くことも出来なくなります。

一方で、塔に登ることが新しい世界を知ることであり、人間らしさを獲得していく夜。
塔にとって無視できない存在であり、塔に上り始めてから笑うことが多くなり、裏切られて初めて激情の断片を露わにします。

ルールに従順なラヘルへの激情は、すなわち塔そのものへの反逆です。
ラヘルの内面を第13話で描いたことで、二人の対称性が浮かび上がる構成は秀逸でした。

第1話、蝶ウナギの試練のシーンでは、横からのカメラワークが何度かあり、奥行きのない不思議なシーンでなんだろうな?と思ったんですけど。それが実はラヘルの視点であることに、再視聴で気が付きました。
ラヘルに早見沙織さんを起用したこと、13話でとても納得しました。
{/netabare}
独特な雰囲気があり面白いので、興味があれば見てみても良いと思います。


【設定に関する個人的な予想というか妄言というか】
支離滅裂なので暇つぶし程度にどうぞ。
{netabare}
「塔」と言うけれど、公式サイトで見ると建造物というより広大な一つの世界の呼称(空間概念)であるとされています。「塔を上る」とは自身を鍛え上げていくこととも解釈できそうかな?
塔を上るとどんな願いも叶うと言われているのは、もしかしたら後から付加されたものなのかも。
「ザハード王」は塔に文明がない時代に現時点でわかっている最上階まで踏破し、現在の塔の社会を築き、試験方式等を決定した者とあります。
そして塔の試験は塔に仇なす者をあぶりだすためにある、とユハンは言っている。
だから、本来ルールに抵触する行為をしてもバレない限り気づいていても指摘しないし、塔に致命的な行為だと思えばさっさと処理してしまうのかも。
塔の世界は明らかにデストピアですよね。
個人的には2期が見たいなあ…{/netabare}
(2022.1.30)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

66.2 38 2020年春(4月~6月)アニメランキング38位
八男って、それはないでしょう!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (417)
1518人が棚に入れました
――ある日の朝、目を覚ますと……平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。

声優・キャラクター
榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

味噌・醤油・マヨネーズ・・・。お料理系アニメなのかな?

原作未読。最終話まで視聴。

【高評価】
視聴前は、何故、八男である必要があるのか?と、不思議に感じていたけど、主人公の少々控えめな性格と、貧乏貴族&八男という、夢も希望もない状況からの脱却を描くのには、なるほど、八男くらいがちょうどいいのだと気付きました。

こういう、初期設定って大事ですよね。

主人公が元社会人っていうのも高評価です。
異世界転生・転移の結果、無双になって、それでイキっているという、イタ~イ人たちをたくさん見てきましたからね。
変にイキっていないだけでも、全然、落ち着いて視聴できます。

終盤の展開も高評価です。
主人公はあれこれと画策しますが、{netabare}結果、主人公の計算通りにはならないという意外{/netabare}な展開。

最近、こういうの珍しいですよね。
{netabare}主人公無双=何でもお思い通り
こういう、定番の形を敢えて崩しているのも{/netabare}高評価です。

【低評価】
異世界転生して自家製調味料作りって展開、最近、他の作品でも見たような気が・・・。
例えば、主人公が超一流の料理人を目指す物語、というのなら納得なんだけど・・・。

主人公が冒険者を目指すというわりには、バトルシーンがあっさりし過ぎなのも低評価。
ほぼ秒殺の世界。
もう少し、頑張って欲しかった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 38

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

網野史観

ある日、目覚めると子供へと転生。
ヴェルデリンは騎士爵家の八男だった。

少し爵位について調べてみました。
公・侯・伯・子・男が日本における爵位制度。
準男爵が騎士爵よりも上という事だったので、騎士爵が一番下という事なのでしょうね。
何れにしても日本では馴染みが無い爵位。
日本の爵位制度については『霞が関ビル』の所有者を調べてみて下さい。

異世界転生物にありがちなチート能力。
本作品も漏れていませんでした。
ヴェルは魔法を使える資質がアリ。
この時点で、貴族でなくても八男でなくてもいいのでは?と思えます。

あとは、その魔法を使って大活躍。
竜も簡単に倒します。
もう脱力ですね。
あぁ~、また同じ展開か……

貧乏貴族の八男では現在社会の生活と比較できないと作者は考えたのでしょう。
非常に甘いです!
貧乏だったら口減らしのために養子縁組を考えるか宗教者になるのが普通。
貴族も例外ではありません。
爵位も最低レベルから下剋上したいと考えて低い爵位にしたのでしょう。
しかも、日本では馴染みの無い騎士爵。
少し視聴者を舐め過ぎでは?
日本で貴族というと華族。
明治維新の時に作られて戦後に廃止された制度です。

もう少し、遡ってみましょう。
平安朝のような天皇中心とした貴族社会。
華族制度の元になりました。
江戸時代に30石の蔵米取りという最下級貴族でも明治になったら子爵以上になります。
大本は藤原家。
藤原鎌足から流れる系譜。
代表的な五摂家。
その筆頭である近衛家が藤原家の嫡流です。

作中での見どころは無し。
縁遠い貴族社会を描こうとしたのでしょうが、勉強不足。
何故、分家をして貴族を増やして、絶家を防ぐのかを考えていません。
政略結婚が当たり前の世界なのに、それに対して否定的。
書類に漢字や片仮名などを使っているのも不自然ですね。
良い所はOPでデーモン閣下が歌っている所とブランターク役のCV屋良有作さんだけ。
(クルト役のCV杉田智和さんは安定の仕事ですから)
同じような作品が多くあるので見なくても大丈夫。
時間の無駄でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

「八男」って、言ってるだけでただのチートでしょう!

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「なろう」らしい、「なろう」。悪い意味で(苦笑)

色んな「なろう」を観てきたけど、こいつはなかなかの「なろう」です。悪い意味で(苦笑)

1200以上アニメを観てきた中でも、「トップレベルにヤベェ」と思えるシーンも、いくつかありました。勿論、悪い意味で(苦笑)

完走したのは、最近、「☆1(最低評価)をつけるときは、責任として、できるだけ全部観てから」と思っているから。あんまり良いアニメの見方ではないですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「設定未満」ということを感じました。

本作は、「八男」も「前世がサラリーマン」も、設定にすらなっていないんです。

言うなれば本作は、「ラベリング」。

中身がなんであるかは関係なく、外側に「八男貴族」というラベルを張り付け、見た目だけ良くして客に買わせようという悪徳商法のよう。

「設定」というのは、「そういう環境で生まれ育ったらどう考え、行動するか」ということを考えなければなりません。

つまり、本作の主人公の場合、「貴族の八男らしい発想」や、「前世がサラリーマンらしい思考」が見えなければならないのに、本作の主人公には、ほとんどそんな様子が見られません。つか、「前世がサラリーマン」に関しては、作者も忘れてるんじゃないかな?

ぶっちゃけ、この作品は大抵、転生したのが農民の一人息子でも成り立つことばかり。

そういう意味で、第11話からはちょっと良くて、ようやく「貴族の八男」が生きた(けど、あれなら次男でも良いよね)。

まだマシなところは、2話と11話ぐらい。あとは、全部ダメ。

特にダメな部分を、面倒くさいから箇条書きで。

ムキムキでアームストロング。ホーエンハイムもいた。鋼の錬金術師のパクリが酷い。

ルイーゼとイーナを側室を迎える展開が、エゲツナイ。なんだあの、クソチョロい、てか軽すぎる嫁入りは。過去のアニメでも最低クラスの結婚でした。

ていうか、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教が禁じてる側室はないでしょ。愛人、公妾なら有りですが。それ、わかった上で書いてるのか、知らないで、日本の戦国時代とかと勘違いしているのか。

あと、全体的になろう系の中でもトップレベルにトントン拍子だが、これはまあ、原作未読でも分かるくらい、原作をすっ飛ばしてる感じがするんで、(原作ファンには)やや不憫。

あと、作画がショボい。どうにもならん。初代プレステのポリゴンみたいだった。
{/netabare}

【余談 ~なろう系の類型 by Wikipedia~】
{netabare}
①主人公がトラック事故に遭い死亡(かつてはよくみられたが2019年にはかなり減少)、気付くと西洋ファンタジー風の異世界にいる。

②主人公は現代で社会人で荒波にもまれていたりひきこもりや高校生などで、死亡して異世界転生したため元の世界に帰れなかったり辛い生活を送っていたことから異世界で第二の人生を歩むことを選ぶ。

③異世界に行くと主人公がチートといえるような最強の力を手に入れ、能力を得るために努力する必要がない。

④現代で得た知識、経験、モノや能力を異世界で役立て、現代では常識なことが異世界にはなく人々は驚き、感動をする。

⑤男性主人公が女性たちからよくモテて、ハーレムを築く。

⑥サイトに投稿される作品がかなり多いことから目を引くためにタイトルが長く、内容がそれだけで伝わるようになっている。

……さて、いくつの項目が当てはまるかな? 本作は? あの作品は?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
夜の早炊きモード、あるある(笑) 一応晩飯作るってのは、リセットになるんだよな(笑) シナリオとして、最初に凄いところを見せる是非だよな。デーモン閣下(笑) 人口、800(笑) 確かにこれなら、現代日本のサラリーマンの方が良いよな。説明が丁寧だな、説明くさいけど。魔法、使えない方が面白いのにな。

2話目 ☆2
ワサビが語り死人の伏線に。やたら泣いてるけど、中身はサラリーマンだよな? 大人だよな?

3話目 ☆2
コミュって、だから元サラリーマンだよね? 元々の人生を描いてないから、この辺が微妙になる。勝手に祭り上げられてるな(笑) わりと感動的な話。でも、10億と屋敷。トントン拍子。

4話目 ☆2
これだけ機械技術が発達しているなら、魔法より科学兵器の方が強そうだけど。様々なチート作品がある中で、かなりトップレベルにトントン拍子だよな。いつの間にかルーラが使え、いつの間にかここまでべったり。大分、原作とばしてるんだろうな。

5話目 ☆1
もうこうなったら、どんどんしがらみを増やしていくべきだよな。12歳には見えないけどな。嬉しいもの、、、なんだよな、家臣。こういうコメディ路線でいきたいなら最初からやれば良いし、何をやりたいのか、迷走。そこでお嫁さんになる、は、安易にキャラの魅力を下げないか? ベルに惚れるシーンがあれば別だけど。まあ、この世界での結婚がそんなものだといえば、そうだけど。会話が、ない(笑) 三億円(笑) てか、元がサラリーマンだから、ロリコンだよな。

6話目 ☆1
竜の討伐は、少数精鋭が基本。まあそれは良いんだけどね。身体強化系の魔法使い。結局、楽勝。アームストロングて、鋼じゃん。そういえば、ホーエンハイムもだよな。じゃあ、婚約したいです→じゃあ、OKということで。って、数々アニメ観てきたけど、トップレベルにクソなシーンだったな。ていゆうかそもそも、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教禁じてる側室はねぇだろ。愛人、公妾なら有りだが。

7話目 ☆1
貴族のしがらみなんかなく、今まで自由すぎる程に自由に生きてきたじゃんかよ。3年の修行が、0秒。ひんでぇ作画に、「がんばってる人にがんばってといっちゃダメ~」という迷言。やべえな、このアニメ(笑)

8話目 ☆1
これ以上稼いで、どうする? パンティ、下らない。食い物につられて結婚。ヤベェ。

9話目 ☆


10話目 ☆1
バカにしてゾンビを呼ぶとか。なぜ、お爺さんは鎧ごと消える?

11話目 ☆3
いったいどこからがシナリオ、ってのは良いね。ようやく八男が少し生きてきた。マヨネーズとバザー、なんか見たことあるぞ(笑)?

12話目 ☆1
小悪党感は出てるな。なんか都合よく、敵が死んだぞ? 最後にようやく、転生要素か。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

66.1 39 2020年春(4月~6月)アニメランキング39位
OAD付き 転生したらスライムだった件(14)限定版 「外伝:リムルの華麗な教師生活 その1」(OAD)

2020年3月27日
★★★★☆ 3.4 (35)
182人が棚に入れました
サラリーマン三上悟は、通り魔に刺されて死亡し、気がつくと異世界に転生していた。ただし、その姿はスライムだった!リムルという新しいスライム人生を得て、さまざまな種族がうごめくこの世界に放り出され、「種族問わず楽しく暮らせる国づくり」を目指すことになる。

イングラシア王国・自由学園で教師としてシズさんの教え子たちと過ごすリムルだったが、
毎年恒例の学校行事・野外訓練の季節がやってきた! 
クラスごとに目的地まで旅をしながら実地で戦闘を学ぶオリエンテーションだが、
なぜかやたらとリムルを目の敵にする名誉教諭のジェフ先生に挑発され、
優勝賞金に目が眩んだリムルは思わず勝負に乗ってしまう。
しかし生徒たちの前に思わぬ敵が現れて…!?

原作・伏瀬先生がOADのために描き下ろした、完全新作エピソード!
自由学園のSクラスの愛すべき問題児たちも登場!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

外伝:リムルの華麗な教師生活その1

この作品は、原作第14巻に付属している作品ですが、私はdアニメストアの配信で視聴しました。
dアニメストア以外でも転スラのOADは配信されているようなので、気になる方は是非チェックして頂ければと思います。


教師としてシズの教え子達と過ごすリムルだったが、
恒例の学校行事・野外訓練に参加することに!

クラスごとに目的地まで旅をしながら実地で戦闘を学ぶオリエンテーションだが、
生徒たちの前に思わぬ敵が現れて…!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

タイトルを見てピンと来た方も多いと思います。
西方諸国で不完全召喚された子供達がいましたよね。
シズが冒険者を引退した後、教導官となった最後の教え子たちです。

不完全な召喚のせいで死期が近づき自暴自棄になっていたところをリムルが上位精霊を宿らせることで命を長らえさせることに成功したのは記憶に新しいと思います。
クロエに宿った精霊は良く分からない精霊だったみたいですけど…
本編でも片鱗は見えていましたが、みんな年相応の少年少女としてしっかり成長していました。

クロエを始めとするこの子供たちは、Sクラスの生徒なんだそうです。
正直この設定に覚えはありませんでしたが、能力別にクラス分けされているんだとか…
そして、これまで参加を見送ってきた野外訓練に急遽参加することになり、物語が動いていきます。

生徒たちの前に現れる思わぬ敵については、全容が見えていないので核心に迫るのは次の物語になると思います。

彼らに共通するもの…
それは、現代社会から召喚されたため、現代社会の便利さを知っているということにほかなりません。
目的地までの旅に便利さを求めるところが現代風と言いますか…^^;

ですが本編1話分なので、物語はここまでです。
彼らを待ち受けるのはどんな旅路なのか…
思わぬ敵の正体と目的は…
もう次が気になって仕方ありません。

引き続きOAD第4弾を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

転スラOAD 自由学園 学校行事回 その1

"転生したらスライムだった件"コミックス特典OAD第3話。
14巻付属分で、14,15,16巻3冊の特典OADは続き物になっているようです。
1話あたり普通に30分尺で作られているので、コミックス特典のOADというよりも普通の放映版と変わらないですね。
内容も、ファンサービスというよりも普通に放映される転スラの日常回を抜き出したような内容です。
2024年3月現在、配信サービスで視聴可能なので、アニメを追いかけている方はおすすめです。

そういうわけで、単体で提供していたOADではあるのですが、連続アニメの1話だけを抜き出したような感想になります。
まとめても良かったのですが、経緯から分けてレビューが可能なので、せっかくなので一話ごとにレビューしようかと思います。

ファルムス王国のテンペスト侵攻より前、リムルがイングラシア王国自由学園にて、シズの教え子たちを相手に教鞭を振るっているシーンで始まります。
子どもたちに精霊の加護を授けることに成功し、自国へ戻る前の、のんびりとしたある日の一コマが描かれる形ですね。
ある日、毎年恒例の学校行事・野外訓練の時期が近づいてくる。
リムルのSクラスは参加しない予定でしたが、リムルの存在を良しとしない教師、ジェフ先生の挑発と優勝賞金に目がくらみ、Sクラスも野外訓練に参加することになる、という展開です。

3話完結の1話目なので序の部分のみ、事件はなく、ただ、これから起きるかもしれない大きな事件の前触れのようなものが示唆されるまででした。
OADですがサービス要素は皆無、前2話の水着やふんどし、尻相撲はないです。
クロエとアリスの尻相撲が最も訓練の成果が出る確認方法だとかそういう展開にはならないので、その手には応えられない1話でした。
2話、3話でもそういう展開にはならなそうと思いながらも、期待している自分を捨てきれないでいます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

教師としてシズの教え子達と過ごすリムルだったが、恒例の学校行事・野外訓練に参加することに!クラスごとに目的地まで旅をしながら実地で戦闘を学ぶオリエンテーションだが、生徒たちの前に思わぬ敵が現れて…!?というあらすじ。

病気で床に臥せる奥様が印象的。
そこと生徒たちと冒険
この話だけではどうつながるのか

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

65.9 40 2020年春(4月~6月)アニメランキング40位
困ったじいさん(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (27)
87人が棚に入れました
ボケたフリをして何かとばあさんをトキめかせる、イケメン!?だけどちょっと困ったじいさんのお話。結婚50周年を迎えてもまだまだ新たな愛を育み中。いつまでも見ていたくなる幸福しかない夫婦の日常、そんな物語。

声優・キャラクター
日野聡、水瀬いのり、森川智之

いぬわん! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

とうとう、ばあさんの役までやるのですか。「おとーさん!」は何処に(笑)。

 BS日テレで放送中の1分アニメ。

 EDクレジットを見るまでは、誰がばあさんを演じているのか、解かりませんでした。キャスティング担当者、グッドジョブ!、ですかね。

 EDの歌は、「アインズ様」が歌っているようにも聴こえます(笑)。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

(ノω`*)もうおじいさんたら♪

 おじいさんのいろんな愛の言葉に ときめくおばあさん いいなぁ。

理想の年の取り方だなぁ。

キャラも声優さん達も( 日野聡さんと水瀬いのりさん) それと さりげないナレーション( 森川智之さん)もいいんだなぁ。


ED「じいさんのラブラブ♡スキャット」ふんふふんってところ 楽しいとき思わず口ずさんでいた。(笑)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 24

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

照れるおばあさん

原作未読 全13話 1話1分ほどのショートアニメ

ボケたふり?をしたじいさんが、時折ドキッとする愛のある言葉をばあさんに話す日常の出来事を描いたお話です。

じいさんの切り替えしが面白かったですねw 箸休めにどうぞ~

主題歌 じいさんが歌うスキャットです。耳に残りますね。フンフフン、フンフフン、フンフフフンフフン♪

最後に、じいさんとばあさん役の声優さんにビックリしましたw(ナレーションにもw)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

65.7 41 2020年春(4月~6月)アニメランキング41位
遊☆戯☆王SEVENS(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
63人が棚に入れました
ゴーハ第7小学校に通う王道遊我は、自分の発明を「ロード」と呼び、日々いろんなロードを開発する小学5年生。大人たちが管理するデュエルをキュークツだと感じていた遊我は、誰もが楽しめる新しいルールを完成させていた。そんなある日、隣のクラスのルークが「デュエルの王」の噂を伝える。興味津々の遊我とルークがたどり着いた先に待っていたのは、いかにも意味ありげな石碑の前に現れた謎の人物……そしてデュエルの王として認められるためには、限られた時間内にデュエルで勝利しなくてはならない!「僕の考えたロード、“ラッシュデュエル"ならできる!」遊我とルーク……2人の少年が、新たなデュエルでキュークツな世界を変える物語が始まる!!

声優・キャラクター
石橋陽彩、八代拓、花江夏樹、楠木ともり

65.3 42 2020年春(4月~6月)アニメランキング42位
別冊オリンピア・キュクロス(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (39)
104人が棚に入れました
古代ギリシャの青年デメトリオスは、絵や自然を愛する、心優しい壺絵師見習い。そして“ムダに"高い運動能力を持つ。そんな彼は、思い悩んだときに甕(カメ)に入ると、遥かな時を超え、東京へタイムスリップしてしまうのだった!漂着した東京から、様々な知恵や習慣を持ち帰り、危機を乗り越えるデメトリオス!時空を超えた奇跡の喜劇が、ここに開幕――!!

声優・キャラクター
小野大輔、片桐仁、佐藤貴史

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

総天然色アニメーション

この作品の原作は未読です。
ずっと視聴を迷っていましたが、録り貯めていた分を一気見しました。

作品のジャケットを見て「石膏ボーイズ」の様な作品を勝手にイメージしていましたが、蓋を開けてみたら評価の難しい作品だった…というのが本音です^^;


古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの“草食系オタク”。
絵師を目指して日々精進する彼には、持って生まれた類稀なる運動能力があった。

そんなある日、村の争いに巻き込まれ、自分の無力さに思い悩むデメトリオスは雷に打たれてしまう!
そして気がついたとき、そこは自分が暮らしているギリシャではなく、
言葉も通じず、風貌も違う人々が暮らす地・・・・

そう、1964年の東京だったのだ!
もちろん日本という概念を知らないデメトリオス。
果たして彼の運命は・・・!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

本作の主人公であるデメトリオスや、村長ののテオフィロス、テオフィロスの一人娘であるアポロニアスなど古代ギリシャ人が描かれている「ギリシャパート」は、粘土の様な材料で制作されたクレイアニメで、デメトリオスがタイムスリップした先の東京は紙芝居+実写という組み合わせで制作された作品でした。

どうしてクレイアニメにしたのか皆目見当が付きません。
粘土で作られたキャラをぬるぬる動かすのはまず無理だと思います。
普通の動きすら再現するのが困難なくらい、ハードルの高いことにどうしてチャレンジしたんでしょうね…
ギリシャパートのキャラはお世辞でも綺麗だとは思えませんでした。

そして紙芝居+実写の東京パートも、アニメとして捉えるとレベルは決して高くはありません。
だから「綺麗に魅せる」という枠にとらわれない作品だったと思っています。
この点は好き嫌いの分かれるところなのではないでしょうか。

物語もワンパターン…
とにかく村長が金の亡者で、毎回儲け話を見つけてこいとデメテリオスに無理難題を押し付けるんです。
そして雷に打たれたデメトリオスは東京にタイプスリップした先でヒントを見つけて持ち帰る…
だいたいこのサイクルが繰り返される感じです。

唯一良いと思ったのは、デメトリオスの住む村の周囲は荒くれ者ばかりで、ちょいちょい戦争が勃発しそうになるんですけど、争いの嫌いなデメトリオスは何とかして平和的な手段で事を収めようと奔走するところくらい…

そして唯一笑えたのは、デメトリオスのタイムスリップ先は毎回異なるのですが、何故かタイムスリップ先で毎回出会う教授がやけに飄々としていたところです。
粘土で作られたデメトリオスが突然現れて最初こそ驚いたと言っていましたが、表情はちっとも驚いていませんでしたし、直ぐにその状況にも馴染んでいましたから…
そして喋りも飄々としているので、デメトリオスとの掛け合いは面白かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

2クール全24話の物語でした。
普通のアニメを視聴する感覚だと違和感を覚える作品だと思います。
本作の作者であるヤマザキマリさんは、「テルマエ・ロマエ」を執筆された方なんだそうです。
本作はオリンピックを題材にしていましたが、「テルマエ・ロマエ」ではお風呂を題材にしているとか…
そちらを視聴済の方なら作風も知っているでしょうから抵抗感は無いのかもしれません。
私は、「テルマエ・ロマエ」未視聴組なので、色々とショッキングな作品という印象を受けました。
ところどころ笑えたので結果オーライかと…

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

♪ トリンピックの顔と顔 ♪

2021/09/12 投稿

原作 ヤマザキマリ

原作未読です。
予想通り,テルマエ的内容。
古代ローマ小ネタが古代ギリシャ小ネタに置換されています。
世界史ネタ的に面白いです。

アニメーションはというと
かなり意欲作と言っていいのでしょうか?
ギリシャパート(と現代でもギリシャ人のデメトリオス)はクレイアニメ(というらしい,粘土の人形を動かして撮影したやつ)。ギリシャの彫刻っぽさを出したかったのかと思います。ゆるさを出すためにわざわざゆらぎを付けて撮影しています(笑)余談ですが自分には,デメトリオスが脳内で阿部寛に変換されて見えていましたw。

1964年の東京パートは紙芝居風。というかほぼ「闇芝居」です。絵を描いている人が同じなのかも?(違ったらすいません・・・でも似てるw)

特筆すべきは,毎回歌も映像も違ったED!古代ギリシャ小ネタも満載でした。個人的には最終回の「東京トリンピック音頭」がツボでしたwww頭の中にいつまでも残っているのはOPの「ウィリアムテル序曲」の方ですが・・・

率直に言えば,途中からちょっと飽きてきました,1クールなら評価+0.5ですw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

65.1 43 2020年春(4月~6月)アニメランキング43位
啄木鳥探偵處(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (98)
351人が棚に入れました
時は、明治の末――金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。その名も、「啄木鳥探偵處」。「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、櫻井孝宏、津田健次郎、小野賢章、斉藤壮馬、梅原裕一郎、古川慎、林幸矢
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

岩手県民にとって必携アニメ…かも

原作小説未読


石川啄木を探偵に、同郷の先輩金田一京助を助手に。1996年発表の小説が元ネタのようです。
クズな逸話に事欠かない啄木をどこか憎めない人間に仕上げてて面白いのですが、そもそもピックアップしたのが啄木とはマイナーじゃないですかね?教科書の副読本『文学史』にちらっと出てくる人じゃなかったかしら。知名度は漱石や芥川にはもちろんのこと歌人としても与謝野晶子や正岡子規には言うに及ばずで、おおむね二葉亭四迷だったり河東碧梧桐程度のシャドウストライカーみたいな位置付けだった気がします。

と言いながら当方の視聴動機は石川啄木です。岩手出身の身としては断る理由がありません。他県の方への訴求力のあるお名前かは心配。

もう一つの心配事。こういった文豪ものは先駆者がいてたりで、それがまた美形男子逐次投入と腐向けの臭いがするため嫌気されがちです。私も先駆者作品は只の一度も観たことありませんし興味もありません。太宰の深淵も知らずにとりあえずアンニュイにしてみました、みたいなことして見繕っているんでしょ?くらいの小馬鹿にした先入観を持ってます。


 {netabare}視聴前ハードル高杉{/netabare}


県民以外に誰得なんよ?なツカミと思いきやなかなかどうして…味のあるお話でした。わりと私好きです。それに腐向けではないと断言できますな。厳密にはどうか知らんけど表向きは皆無なのでその点はご安心頂ければと。啄木なんかもそうですが文豪たちの人となりや人間関係なんか現実のそれを踏襲してたんじゃないかしらと思われます。
ハードルと事前に想定してた要素はさほど気になりませんでした。


だがしかし諸手を挙げてお薦めは出来ません。『きつつきたんていどころ』その名の通り探偵謎解きものです。それなのにミステリーの解に膝を打つような気持ち良さがあるかというとまるでない。
主人公の啄木もなかなかのクズっぷりで金を借りて遊ぶわ返す気配なしで悪びれることもないわなかなか共感を得にくい人物です。才能と人格は同居しないとはいえ支持される性格とは程遠い主人公。
コナン君や金田一少年がゲスな性格をしていて謎解きも普通な感じ、と誰得な気配濃厚であります。


自分は郷里アドバンテージなのか、いまいちミステリやゲスの極み主人公はさほど気にならず。
いや観ているうちに「気にならなくなった」が正しいですかね。完走してみるとわりと謎解きは副次的要素に追いやられて金田一との友情話が主旨だとわかります。
そもそも石川啄木が夭折した明治期の歌人であります。


 {netabare}命短シ恋セヨ乙女{/netabare}


きちんと初回からメッセージを発してます。短い生涯を精いっぱい謳歌するという点で啄木自身も実践していたように思えますし、金田一の視点も限りなく優しい。
それに現実の啄木が詠んだ歌だって故郷を追われるようにして出てきて郷里を懐かしむ歌が多い。二度と戻れぬ時間や場所への追憶が創作の原点ならば、きちんと懐古上等な物語に仕上がっております。


振り返って“悪くはなかった”としたのは事実ですし、なんだかんだ序盤からけっこうジワる小ネタで刺激されたこともあり完走するにあたって特に苦労は無かったですよ。

・{netabare}第1話から複数回名前が挙がってた軍医森林太郎。屋号の“鴎外”をおくびにも出さないところ{/netabare}
・ライデンフィルムも天災で『はねバド!』1話分飛ばしてたのに今回のコロナ禍では貫徹。感謝!
 ※{netabare}そして同作品の羽咲綾乃役だった大和田仁美さんが登場。お久しぶりです{/netabare}
・石川啄木/金田一京助に続いて野村胡堂(CV津田健次郎)も岩手出身。しかも同世代
・石川啄木(CV浅沼晋太郎)。浅沼さん出身盛岡だし。ますます岩手県民必見な気がする
・金田一京助(CV櫻井孝宏)。挙動不審な櫻井さんの演技は初かもしれない
・名義貸しで名探偵に仕立てられ挙句には「名をかけて」じっちゃんにされた言語学者が探偵ものに
・{netabare}書生が活躍!?の人情話第3話。書生の名は平井太郎。小道具に銅貨出てきたのがなかなか渋い
 ※{netabare}江戸川乱歩の処女作が『二銭銅貨』ってなかなかの伏線です{/netabare}{/netabare}

{netabare}個人的にはこの3話がミソ。遊女の悲恋といいますか、金田一を恨みながらも真相を知らせない啄木の優しさ。言ってどうなるものでもないしね。{/netabare}



※ネタバレ所感

■元服って…

齢十五歳で昔は大人扱いだったとか。

『不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心』

“こずかた”と読みます。不来方は盛岡の雅称。東京にて当時を思い出し詠んだ歌と言われてます。無限の可能性がありそうな若かりし頃ってやつ。

{netabare}加世の年齢を聞いた時から予感はあって、さすがに最終回で岩手山の遠景から石垣の見える草むらに寝ころぶ加世(CV大和田仁美)を見てこの歌を詠まれるだろうとその通りでした。加世は十五歳です。{/netabare}
{netabare}少し前の回の同じ場所で今度は身を投げようとして金田一に止められた二十代半ばの啄木の姿がありました。その加世との対比が物悲しい。{/netabare}

 命短シ

花の命は短いって意も当然あり。しかしあらためて、兄弟五人も入れば一人くらい乳幼児死亡や死産など当たり前でこれらが平均寿命を40歳代くらいに下げてた明治時代。70歳を超えて生きてれば長老もいいところ。平均寿命が上がったのはたかだかここ50年くらいの話です。文字通り命短し。
人生の折り返し地点だったり、今でいうところの『終活』を考える年代が現代より早かったわけで、短い人生なら己の好きなようにという力学が働くのはその通りで、「どうせあの世に持っていけないし」と生活が回る銭があればって感覚も理解できなくはない。啄木に限らず蓄財より使ってナンボみたいな当時のエピソードには事欠きません。

{netabare}もちろん金田一京助以外の友人たちは啄木への異議申し立てをしっかりしてますので彼がクズなのは前提なんです。ただし微妙にお金の捉え方が現代に生きる我々とずれている気がします。啄木の無心に付き合う京助の金の使い方に対しても友人たちはあまり口出ししません。たぶんそういうところ。{/netabare}

{netabare}人生が短いのであれば十五歳といっても現代の十五歳とは背負うものが違う。そんなことが透けて見えていたのが加世でした。同じく夭折の天才歌人も似たようなもんだったかと。{/netabare}



いたずらに昔を懐かしみたいわけではありませんよ。

『教室の窓より遁(に)げてただ一人かの城址(しろあと)に寝に行きしかな』

心を空に吸われる前段階で、授業をサボって教室を飛び出し、一人になれる場所に向かってます。
あーこの感覚は変わらないのでしょうね。何十年後かの夜に自由を求め続けて盗んだバイクで走りだしてる十五歳と心根は一緒だと思います。今の十五歳にもぜひ悶々としててほしいものですね。



■啄木と私
 ※アニメ関係ないので畳みます

{netabare}『ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな』
『石をもて 追はるがごとく ふるさとを 出でしかなしみ 消ゆる時なし』


離れて暮らす故郷を想って詠んだ歌が心に響く歌人という位置付けです。
{netabare}だからこそ東京で絶望した本作の登場人物らが、ある者は自ら命を絶ち、またある者は故郷へ帰っていくこの物語に意味を与えます。{/netabare}


故郷を離れて壁にぶつかるなり抱えるものが増えたりするなりしてくると響いてくる短歌でしょう。
家内からの指摘で、新幹線駅を降りて自宅へ向かう途中に北上川にかかる全長500Mくらいの橋を渡るんですけどその景色が岩手に来たぞって感覚らしいのです。

『やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに』

北上=北上川のこと。指摘されて初めて気づく感覚でした。それと、第1話ボソッと呟いてたこの歌。

『ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく』

ずうずう弁聞きたいがために上野駅に向かうという設定だったかと思います。そんなん実家戻れば勝手にそうなるしわざわざ花の都大東京で地元訛りを聞く感覚とはなんぞや?と思ってました。
{netabare}不幸なことに東日本大震災の時に痛烈に掻き立てられました。“停車場”から“TV”へとモノは変わってますが、遠く離れた地で聞く身体の奥底に根付いた言語。それを話す人たちが苦境に立っているのに帰るに帰れない。多くは語りませんが故郷への想いが強くなるとともに思い出したのが地元の歌人のこの歌でした。{/netabare}

こうみると意外と覚えてるもんです。{/netabare}



全くもってミステリがどうでもよくなった事情はこれまで書いてきたようなことでした。
この作品の一番の謎は、原作者の方はもうお亡くなりになられて久しくあまりプロモーションの必要性も感じないのになんでアニメ化したのかしら?ってことでしょうか。

あとEDは最初から最後までアカペラで貫徹したらよかったのに、と思ってます。
{netabare}大正時代のヒット曲が原曲です。明治時代の物語で大正浪漫かよ!と思いかけましたが、物語が繰り広げられた明治後期を金田一京助が振り返る頃合いが大正時代なのだと理解して納得してます。{/netabare}


あまりお勧めではないけど自分は評点高めにしとくタイプの作品。
ふるさとっていいもんですね。


視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.14 初稿
2021.03.07 タイトル修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 34

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

命短し恋セヨ乙女

原作未読 全12話

時代は明治または大正時代、歌人の石川啄木と仲が良い金田一 京助の2人が「啄木鳥探偵處」を作り、数々の事件を解決するお話です。

推理ものとして興味があったので観て観ましたが、主人公の石川啄木が捉えようのない難解な性格で、余り魅力を感じませんでした。

この2人で幾つかの事件を解決して行きますが、2人の関係性や石川啄木の理解できない行動に振り回されて、どんな事件でどんな解決をしたのか余り記憶に残りませんでした。

名のある文学者が出てきますが、飲んでいるシーンが多く、あまり文学者という感じはしません。

お話はきちんと終わっています。主人公の石川啄木は、私には合いませんでした。逆に合えば面白いかもしれませんね。

OPは古川慎さん、EDはNOW ON AIRさんが歌っています。EDの「ゴンドラの唄 」は、印象深くて歌詞の一部をタイトルにしましたが、大正時代の曲なのですね〜現代風にアレンジしていました。

最後に、この時代の作家さんは破滅願望があるのかというほど、メチャクチャな生活をしていますね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

明治末期の日本文学関連の人名くらいは知っている人向け?

私よりは、どちらかというとかみさん(英文科出身)が観ていたのに付き合って観たという感じです。悪しからず。

録り溜めていたんですけど、全話観終わったのは昨日(2021/1/11)なのでまったく時期外れのレビューですね。

本作は歌人として有名な石川啄木が主人公です。りあえず「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」という歌はこのレビューを読んでいる方も教科書とかで見たことあるかもしれません。

ということで、石川啄木の「貧乏」と、そして病弱で肺結核で早死にしたというのは世間的な定評のあるところかと思われます。

そしてそんな啄木にいろいろと世話を焼き助けてくれる金田一京助も、まあ主人公と言って良いんじゃないですかね。

<シャーロック・ホームズ>シリーズに例えると主にいろいろやってるのはホームズ(啄木)だけど、それについて語っているのはワトソン(京助さん)みたいな感じです。別の例えだと、ハルヒが啄木でキョンが京助さんみたいな。あ、この場合は主人公はキョンか…。

啄木が探偵をやっていたなんていう史料は残っていないと記憶しているので、原作小説のフィクションだと思います。作中には同時代の日本文学界の人がたくさん出てきて啄木や京助さんと親しい飲み友達くらいの親交があるように描かれていますけど、これも特に史料的な根拠はないんじゃないかと思われます。

作中の事件は、「日常の謎」とかじゃなくて普通に人が死んでるような事件です。

とにかく原作は読んでないんでアニメ化でどのくらい改変されたのかは知らないんですけど、作中の啄木はだらしなく、かつ貧乏であるくせに人からお金を借りては飲み食いあるいは女遊びなどで使い果たしてしまい、いっこうに返済しないクズみたいな人物に描かれています。

ここの嫌悪感で視聴を打ち切ってしまう人も多そうですね。

萩原朔太郎とか芥川龍之介とかも出てきていて、作品や有名エピソードなどを知っていると「なるほどね」といった感じのキャラクター描写もあるのですが、何にも考えない・知らないという態度で観ていると特に面白くもなんともない作品だとは思います。

ただ、「容疑者X」なるトピックが出てきてラスト2話までたどり着けば「ああ、そういうことだったのか!」みたいなストーリー全体としてのカタルシスは得られます。

ということで、私個人の感想としては「付き合いで観てみたらまあまあ面白かったけど他人に視聴を進める気持ちには全然ならない」といった感じです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

64.3 44 2020年春(4月~6月)アニメランキング44位
ざしきわらしのタタミちゃん(Webアニメ)

2020年4月10日
★★★★☆ 3.3 (24)
76人が棚に入れました
かわいい!だけど毒舌!!!令和新時代の、クセカワニューヒロイン“タタミちゃん"が大都会・東京に住まう幽霊&妖怪、そして人間たちをバッサバッサと切り捨てる・・・!“押切節"全開の、痛快ホラーギャグコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
井澤詩織、新井里美、杉田智和、佐藤恵、上田燿司、BBゴロー、藤原啓治、香坂さき、佐々木詩帆、武虎、岸尾だいすけ、檜山修之、下山吉光、大塚琴美、森千早都、伊藤節生、鈴木れい子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

めっちゃ、魑魅魍魎。

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
短編だったので撮り貯めて一気見しました。


原作・監督・脚本・キャラクター原案:押切蓮介

かわいい!だけど毒舌!!!
令和新時代の、クセカワニューヒロイン“タタミちゃん”が
大都会・東京に住まう幽霊&妖怪、そして人間たちをバッサバッサと切り捨てる・・・!

“押切節”全開の、痛快ホラーギャグコメディ、ここに開幕!!


公式HPの「たたみちゃんとは?」を引用させて頂きました。

完走後に振り返って思ったこと…

まず、たたみちゃんを演じたしーちゃん、本当にお疲れ様でした^^;
この作品は、しーちゃんのスーパーハイテンションなノリとツッコミに支えられていると言っても過言ではありません。
というか、それが全てで良いんじゃないかと思います。

前情報無しで視聴を始めたので、いきなりしーちゃんボイスが聞けたのは
私にとって嬉しいサプライズでした。

でも、私にとって「超」が付くほどのサプライズは第4話の「おひとりさまのカラオケ大会」でした。
なんと、カラオケ店の店長役が藤原啓治さんだったんです。
正直、もう過去作でしか声が聞けないとばっかり思っていたので…
カラオケ店の店長以外のキャラも演じられているので、気になる方は要チェックです。
とは言え、藤原さんの声は聞いたら直ぐに分かっちゃうんですけどね^^;

主題歌は、ORESAMAさんの「CATCH YOUR SWEET MIND」
この主題歌、結構格好良いと思いますよ。

1クール全12話の物語でした。
しーちゃんファンと新作で藤原さんの声を聴きたい方にはお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

がんばれたたみちゃん!

東北の田舎から東京に出てきたざしきわらしの物語。
口は悪いがとてもまじめなたたみちゃんを応援したくなる。
それにしてもたたみちゃんを取り巻く周りの人物に悪意がある。
悪意があるというよりは、まわりの人物をみんな妖怪のように描いている。
これは、田舎から東京に出てくると、周りは妖怪のような人間ばっかりだということの比喩なのだろうか。
そうだとしたら辛辣。
特に顔色悪い尼さんのような大家さん。若いイケメンにキスしまくって強制的にホテルに連れ込むのには笑ってしまった。
5分アニメとはいえ、やりたい放題だな。

たたみちゃん、こんな厳しい環境に負けず、東京暮らしを満喫してほしい。
いつのまにやらたたみちゃんの魅力に取りつかれる不思議なアニメだ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

kabaj31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

口悪いな おい

ラーメン回は永遠に見ていられる。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

64.0 45 2020年春(4月~6月)アニメランキング45位
ワンパンマン OVA 2 #06「ゾンビマン殺人事件2 ~吹雪の山荘と寒がり達~」(OVA)

2020年3月27日
★★★★☆ 3.2 (10)
47人が棚に入れました
猛吹雪の雪山に現れた怪人を倒すために集められたのは童帝、金属バット、超合金クロビカリ、そしてゾンビマンの4人。だが怪人は見つからず雪山のヒーロー協会所有の山荘で暖を取ることに。そこにいたのは、スキーで遭難したサイタマとジェノス、そして山荘を常宿として利用していた閃光のフラッシュだった。そんな中、雪山で修行中だった音速のソニックが現れたことで事態は一変。雪山の山荘でまさかの事件が起きる。

63.8 46 2020年春(4月~6月)アニメランキング46位
LISTENERS リスナーズ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (179)
557人が棚に入れました
人類は「ミミナシ」と呼ばれる謎の生命体により、その生活を脅かされていた。ミミナシに対抗することができるのは、戦闘メカ「イクイップメント」を操ることができる能力者「祈手(プレイヤー)」のみ。スクラップの街「リバチェスタ」で暮らす少年・エコヲは、ミミナシとの大きな戦いで伝説を残した祈手・ジミを目撃して以来、密かに祈手に対して憧れを抱いていた。ある日、ゴミ山で採掘仕事に励んでいたエコヲは、記憶喪失の少女・ミュウと出会う。彼女もまた、祈手の一人だった。やがて二人は、謎多き人物・ジミを追う旅に出る──。

声優・キャラクター
村瀬歩、高橋李依、釘宮理恵、花澤香菜、諏訪部順一、上村祐翔、八代拓、上田麗奈、銀河万丈、下野紘、田中敦子、本名陽子、ゆかな、千葉繁、大原さやか、日笠陽子、黒沢ともよ、佐藤利奈、チョー、島袋美由利、中村悠一、大塚芳忠、水樹奈々、山寺宏一、福山潤
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

リスナーそっちのけ

オリジナルアニメ


始めに言っておくと“凡庸な作品”です。

選ばれた人間であろう人達の身体の一部に差し込みジャックみたいなのがあって、そことエフェクター+ギターアンプみたいなのとをコードで繋ぐとロボが現れてキンタ…いや戦闘力マシマシみたいな基本設定。彼らは“プレイヤー”と呼ばれ相応の敬意を払われるべき存在として描かれます。
相対する存在としては“ミミナシ”と呼ばれる、それこそ『千と千尋』のカオナシのような雰囲気をまとった突如として里や街に現れて人々を襲う化け物たち。


基本設定のみであらすじは省略しますが“音楽”を一つ題材にしたボーイミーツガールになるんだろうと思います。主役はジャンクの山で暮らしてる少年エコヲ・レック(CV村瀬歩)と、そのジャンクの山でエコヲに拾われる記憶喪失の少女ミュウ(CV高橋李依)。『エウレカセブン』みたいですね。と思ってたら作った人一緒みたいです。

 {netabare}1話で謎の美少女と出会うアニメ{/netabare}

『ラピュタ』以来のお作法があると思うんですけど少女が世界の趨勢を握っちゃっているパティーンですね。空から降ってくるか埋もれてるのを拾うかは些細な問題です。自分も含めてホイホイついていく方は多いでしょう。
嫌いじゃないのです。ただし現物がダメ出しすると止まらなくなりそうな品で、それが少し忍びないのでいいところ2つ挙げときます。引っかかりありそうならばぜひどうぞ!


■高橋李依さんこういうのもできるのね

従前は『からかい上手の高木さん』の高木さんと『この素晴らしい世界に祝福を』のめぐみんが真っ先に思い浮かぶ声優さんって感じでした。それとエンドロールみないと高橋さんだとわからない(^_^;)
例によって本作でもエンドロールみてびっくらこいたのですが、上の2役とも違ってちゃきちゃきの江戸っ子的おてんば娘やっててもしっくりくるのが驚きでした。少なくとも私が視聴済みの高橋さん出演作品のどれとも違う味。今期『かくしごと』でも娘さん役で主演されてました。思春期の落ち着きあるトーンの子という意味で高木さん寄りにはなりますが明確に違いが分かりました。自分にとっては、そんな彼女の演技の幅の広さを発見できてラッキー!みたいな作品でした。


■音楽大好き?

始まりの街リバチェスタ。リヴァプール+マンチェスターみたいなもんでしょうか。ビートルズがリヴァプール出身なのはもはや説明不要。
もうひとつマンチェスターと言えば…そりゃ1話のサブタイ“Live Forever”みりゃピンときますよ。エコヲ姉が経営するバーの店名が答え合わせです。

{netabare}オエイシスですね、OASIS(キリッ){/netabare}

実在ミュージシャンらをなぞったようなキャラだったり、そんなミュージシャンの有名エピソードをややオマージュした展開だったりが繰り広げられけっこう楽しめます。
殿下とかまんまあの人だったし(笑) 
例えば“Live Forever”なんて自死したNirvanaのカート・コバーンへのアンサーソング的な解釈もあって、ちゃっかり本作でもニル(CV釘宮理恵)というキャラが登場してたりするわけです。

ただしマニアック過ぎですね。wikiを参考にしましたが、○○の本名とか△△の嫁が所属してたバンド名とか私にはお手上げです。



で、結局そういうことだったのかなぁ、と。
謎の美少女との出会いというとてつもなくベタな導入やその後の展開だったりで骨子はオーソドックスなものの、ところどころマニアック過ぎてクエスチョンマークが乱舞するようなちぐはぐさ。バランスって大事ですね。なんといいますか

{netabare}クリエイターがやりたいことを詰め込んでみました{/netabare}

音楽の扱い方からそんなのが透けてみえた作品でした。

 1.高橋李依の新境地に興味
 2.洋楽けっこう好きよ

そんな方にお薦めです。それに、作り手のこだわりに呼応できれば“凡庸な作品”という私の評価とは真逆にもなり得る一品かもしれません。



※長めの余談

■エンディング

毎話新曲。そしてそれなりのクオリティ。エンディングアニメーションも毎度違うので手間かかってます。飛ばしちゃダメですよ。全曲ミュウ役高橋さんの歌唱です。
この毎回エンディング曲を変えるのは外形だけみると『高木さん』スタイルと言えます。
あちらはJ-POPのカバー。こちらは全曲オリジナル。やや妄想入りますが決定的な違いがあります。
すでに認知されてる楽曲群であれば、曲にまつわるストーリーや前提知識には事欠かず、歌い手の解釈が容易なのと受け取り手(リスナー)も態勢が整ってます。
新曲だとそうはいきません。作詞作曲クオリティの良し悪しは置いときますが、アフレコの傍ら3カ月クールに合わせて12曲を咀嚼するのって至難の業だったんじゃないかなと邪推してます。リズムと音程を合わせるテクニカルな作業で精一杯。唄に魂を込める作業までには至らないという意味です。

これ難しいところなんですよね。※以下ネタバレ

{netabare}世界の趨勢を握るキーマンだったミュウ。本作におけるロードムービー的な物語構成を考慮する。さらに都度出会ってきたプレイヤーたちから受け取ってきたモノの蓄積が最終的に闇落ちからリカバーする際の力となったことも考慮する。

{netabare}一話一話の積み重ねに重きを置いてるつもりのラストだったので、ミュウが毎回歌うのは模範解答中の模範解答なんです。{/netabare}{/netabare}

{netabare}ただしそれだとミュウ役高橋さんに無理ゲーを強いることに。となるともう一つの選択肢。メタ的な整合性を重視しないで、せっかくの週替わり的なサブキャラたちに歌わせてもよかったかな、と。

・サブタイトル
・登場キャラ(実在アーティストをオマージュ)
・オマージュアーティストのエピソードに寄せた展開
・オマージュアーティストに寄せたエンディングの曲想

これらがわりとシンクロしてたと思います。だったら諏訪部さんにプリンスを深掘りしてもらって、釘宮さんにニルヴァーナを深掘りしてもらったりして、全曲とはいかないまでもサブキャラ役のCVさんに唄ってもらう。それだけで高橋さんの負担軽減に繋がり、もっと曲自体の説得力が増したと思われます。{/netabare}




{netabare}ちなみにプレイヤーは祈手ということらしいですね。つまり“player”ではなく“prayer”。{/netabare}

深みのある設定だと思います。つくづくもったいねー。。。
LISTENERSと銘打っておきながらリスナーズ(視聴者)を置いてけぼりにするとか笑うに笑えません。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.06.24 初稿
2021.03.05 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

スーパーソニック 

MAPPA制作。

瓦礫の山、僕の居場所。
かってここは世界の中心だった。
夢の残骸に埋もれたこの国に残されたものたちは、
溢れたゴミを日銭に変えその日を生きる。
夢なんて見てはいけない。
今を見ろ、生きろと。

ジャンクパーツを集める少年エコヲは、
瓦礫の山で記憶喪失の少女ミュウと出会う。
{netabare}得体の知れないミミナシの脅威から、
イクイップメントを操るプレイヤーとなり、{/netabare}
壮大な2人の冒険が始まる。

まるでエウレカを見ているようだ。
ここでも音楽が大きな意味を持つのだろうか。
OP映像は見事で心に響いきました。

私は私でなければならない。
他の誰でもないのだから。
私らしく生きる。

OASISからタイトルを頂こう。

9話視聴追記。
ラブ&ピースの世界観なのか、
それとも演出なのか、どうにも馴染めず、
難しい設定だなとは思いますが、
入り込む前に突き返される現状ですかね。

最終話視聴追記。
{netabare}何ものでもないちっぽけな存在であれ、
他者を他者として肯定する。
これからもそうやって生きるのだろう。
付けたタイトルに間違いはなかった。
最終話は爽快でしたよ。{/netabare}

それなりにって感じでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 42

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

レベル高いところで空回りしている感じがとっても好きです。→ 最後までスベり倒した感があるけど、それはそれで美しい?

バトル物であり、音楽物でもある。「考えるな、感じろ!」的な作品。まあ、こういうオリジナルテレビアニメがあるのは悪いことじゃないと思います。
(そのうち、ちゃんとレビューを書くかも…。)

2020.6.20追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

本作品の話数表示には「track○」を使っていて、Aパートが「track12」でBパートが「track13」だったけど、Bパートは「bonus track」とか「Extra」とかの方が良かったのじゃないかという気もします。

いくら深夜アニメの視聴者層が広がっているとはいえ、視聴者に50代や60代が多数いることは想定されていないと思うので、ヒッピーとか'70~80年代頃の洋楽とか言われても「何それ、おいしいの?」としかならないでしょうね。

そういった点で、ある意味本作品の商業的失敗は約束されているようなものだとも思うのですが、良くこんなオリジナル作品の企画にゴーがかかったな…。

プロデューサー世代がそれらの良さや普遍性みたいなものを信じているのかも?
……知らんけど。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

63.4 47 2020年春(4月~6月)アニメランキング47位
文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (47)
193人が棚に入れました
文豪により綴られてきた数多の本。独創的な世界観や感情揺さぶる物語が記されたそれは文学として人々の心を彩り、世界を豊かにしてきた。しかし、そんな本を黒く染める異形のモノ達が現れる。それは、文学に対する負の感情から生まれた“侵蝕者"と呼ばれる存在だった。本を侵し、この世界から消し去ることを目的とする侵蝕者に対抗できるのは、“アルケミスト"の力で転生を果たした文豪達のみ。文豪は侵蝕された本に潜り、侵蝕者を討ち果たすことで本を救う。全てはこの世界の文学を守るため。これは、魂を込めて作品を創ってきた者達が綴る、新たなる文豪譚——

声優・キャラクター
諏訪部順一、中村悠一、柿原徹也、立花慎之介、小野坂昌也、渡辺拓海、杉田智和、野島健児、逢坂良太、前野智昭、KENN、三木眞一郎、吉野裕行、泰勇気、岡本信彦、髙橋孝治、大河元気

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

文豪イケメン化バトル

原作未プレイ 全13話

文学書を狙いこの世から無くそうしている侵食者と、それを阻止しようとするアルケミストより転生してきた文豪たちとの戦いを描く作品です。

みなさんが聞いたことのある文豪たちが、イケメンに転生されて侵食者に侵食(改変)されそうになっている文学書の世界に飛び込み侵食者を倒す内容で1〜2話ごとにお話が変わります。

また、同世代に生きた人たちと別世代で生きた人たちが交わっているので敬語だったりタメ口になったりと関係性が面白かったです。

お話は切りのいいところで終わっています。色々な文学書の世界が見られるので、文学書に詳しい方は面白いかもしれませんね。

OPは、浦島坂田船さん、EDは南條愛乃さんが歌っています。

最後に、文豪とキャラのイメージが違うのは文豪ストレイドッグスと変わりませんね。 観ていると文豪たちが本当はどんな人だったか段々分からなくなりますw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魂を込めて作品を創ってきた者達が綴る新たなる文豪譚…

この作品の原作ゲームは未プレイです。
最も完走してwikiをチラ見するまで、原作がゲームだったとは予想だにしていませんでしたけれど…


文豪により綴られてきた数多の本。独創的な世界観や感情揺さぶる物語が記されたそれは文学として人々の心を彩り、
世界を豊かにしてきた。しかし、そんな本を黒く染める異形のモノ達が現れる。
それは、文学に対する負の感情から生まれた“侵蝕者”と呼ばれる存在だった。

本を侵し、この世界から消し去ることを目的とする侵蝕者に対抗できるのは“アルケミスト”の力で転生を果たした文豪達のみ。
文豪は侵蝕された本に潜り、侵蝕者を討ち果たすことで本を救う。
全てはこの世界の文学を守るため。

これは、魂を込めて作品を創ってきた者達が綴る、新たなる文豪譚——


公式HPのストーリーを引用させて頂きました。

この作品と同様に文豪を題材とした作品に「文豪ストレイドッグス」があります。
こちらは、与謝野晶子が出てきたり、泉鏡花がすみれちゃん演じる女性になっていて物語に華がありましたが、こちらはそういう華は微塵もありませんでした^^;

ですが、文豪が異能の力を持っていることに変わりはありません。
一番の大きな違いは、この作品に登場する文豪は一度亡くなっているというところでしょうか。

物語の流れは公式HPのストーリーに記載された通りですが、文豪らは本を救うのみではなく、その本を執筆した文豪そのものも救う対象になっています。

私は物書きでは無いので本を執筆する辛さや大変さは正直良く分かりません。
ですが、何もない「無」の状態から何かを生み出し形にする難しさは知っています。
この作品を視聴して思ったのは、現在文豪と呼ばれる方々は、当時人並外れた感受性と洞察力を持っていたのではないか、ということです。
短命だった方が文豪に多いのもこれが理由の一つだったのではないでしょうか。

世を憂い、人を憂い…やがて自分に跳ね返ってくる痛みを文字にしたためる…
まるで魂を削りながら執筆活動を行っているみたい…
文豪の方々の全てが当てはまるとは思っていません。
ですが、今回描かれた文豪の方の共通項だったと思っています。

物書きって、モノづくりと少し似ていると思います。
最初は経験が少ないから考え方も得られる結果も稚拙で深みもありません。
だから最初の頃は苦しさばかりが先行してしまいます。
でも、これは仕方の無いことだと思います。
だってそもそもの経験値が少ないんですから…

でも、経験を積み重ねて、この道何十年というベテランの域に達すると最初の頃の苦しみがまるで嘘の様に無くなります。
勿論、更なる高みを目指し続ける限り、悩みがゼロになる訳では無いんですけどね^^;

wikiをチラ見して知りましたが、原作のゲームでは「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」とのコラボイベントが開催されたようです。
ここでようやく朴さん、くぎゅが登場してくれます。
まぁ、エルリック兄弟役なので華と呼べるかは疑問ですけどね^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、浦島坂田船さんの「グッド・バイ」
エンディングテーマは、南條愛乃さんの「藪の中のジンテーゼ」

1クール全13話の物語でした。
コロナウィルスの影響で春アニメ→夏アニメとなりましたが、無事に完走できて良かったと思っています。
でも華があった方がより楽しめる作品だったのではないでしょうか。
女性向けという感じの作風でもなかったので…

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

37111 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストレイドッグとは違うんやで。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:これは絶対面白くならないパターンだ。。。文豪ストレイドッグとグリムノーツを足して4で割ったぐらいの勢い。
期待度:★★★

全部見た。頑張ってみた。
でも、もうストーリーが記憶に残っていない。

うーん。。。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

63.2 48 2020年春(4月~6月)アニメランキング48位
白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (142)
281人が棚に入れました
ずっとずっと昔の時代、天空には白の王国が、地上には黒の王国があり、〈均衡〉を保ちつつ〈循環〉していた。しかしあるとき、強大な闇の王が現れる。闇の王は白の王国へ侵攻しながら、目障りなバールを討つために盟約を申し入れる。光の王アイリスは、使者アデルの〈均衡〉を望むという言葉を信じて手を結んだ。そのアデルから襲われた後も、アイリスはアデルを斬った闇の王子を信用し、共に平和な世界をもたらそうと〈約束〉する。だがふたりの〈約束〉は、闇の王によって踏みにじられる。白だけでなく黒も、全てを滅ぼそうとする闇の王。それに気づいた闇の王子は、地の底で嘆いた後、天を駆ける力を得てアイリスの元へ向かう。闇の軍勢を斬り伏せ、闇の王子がアイリスへと手を差し出したそのとき、ひとつの世界が終わりを告げた……。

声優・キャラクター
梶裕貴、堀江由衣、バトリ勝悟、中村ちせ、岩端卓也、松井謙典、三浦勝之、渚兎奈、宮崎敦吉、高梨謙吾、赤城進、飯塚昭三

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「ZERO CHRONICLE」ってくらいで続きはゲームでってことかも知らんけど、別に興味ないです…。

ゲームの「白猫プロジェクト」はやってませんが、タイトルから察するにゲーム世界の前日譚ということなんでしょう。「エピソード0(ゼロ)」とか、前日譚のタイトルに「ゼロ」って入れるのは、ありがち。

とりあえず天空にある「白の王国」と地上にある「黒の王国」が対立して均衡を守っている世界で、主人公が黒の王国サイドに属する闇の王子、ヒロインが白の王国サイドに属する光の王なわけです。

いわゆる「ロミオとジュリエット」的な設定のお話なわけです。

光の王であるアイリスは「王」だから一応国権を掌握しているけど、闇の王子はあくまでも「王子」であって、王の後継者候補であっても現役の王が別にいて、思惑通りに国を差配することはできません。

闇の王子とアイリスは対立したくはないけど、この「黒の王」がろくでもないことを考えた結果として悲劇が起こるという、わりと単純なストーリーといえます。

筋立てが単純な以上、他で魅力がないとなかなか面白い話にならないわけですが、本作品の場合はどうもシリーズ構成がよろしくないようで、面白い話になってません。ストーリー評価: 2は、私はめったに付けないぞ(笑)!

登場キャラクター数もそこそこいるものの、役割がちゃんと描けてなかったり、性格的な魅力がなかったりでまったく視聴をお勧めできない話になっています。

とはいえ、完走してしまったので一応レビューを書きました。そして観終わったからといって、もちろんゲームがやりたくなったりもしませんでした…。

余談: OP主題歌「天秤-Libra-」を歌うのが西川貴教+ASCAというデュオです。過去に西川貴教+水樹奈々というデュオがありましたけど、個人的には今回のデュオの方が音楽的な相性は良いと思いました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ゼロから

原作未プレイ 全12話

闇の王の後継者となった主人公と闇の勢力と立ち向かう光の王たちが、闇の王たち勢力を駆逐して光と闇が共存する世界を目指すお話です。

シリアスなところとコミカル(和やかな)部分のバランスが悪く、力入れるところが違う気がしてなりません。

声優さんとOPEDを歌う方は豪華ですが、お話はとても面白いとはいえず、そして無口で目立たない主人公に感情移入もできません。

「これを観てゲーム始めてくださいね」ということだと思いますが、魅力のない販促作品でした。

あまり作品の良さが伝わってこなかったです。

OPは西川貴教さんとASCAさん、EDは安田レイさんが歌っています。

最後に、どんなゲームかは分かりませんが、この作品はゲームの宣伝になったのでしょうか〜

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15

ISSA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ロミジュリ風

ゲーム原作のアニメって結局いかに視聴者さんに強い印象を記憶に残すか。

最後の結末は強い印象を与えるので良いと思うけど…それまでプロセスが唐突で、主人公とヒロインがなぜ引かれ合うのかが雑。


ゲーム原作だと基本資金力は潤沢で作画はだいたい良いので、そのレベルとしは普通。

最後の下りは続き作るつもりなのか?
次見るかは微妙なアニメですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

62.7 49 2020年春(4月~6月)アニメランキング49位
アルゴナビス from BanG Dream!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (35)
133人が棚に入れました
北海道、函館。ヨーロッパと日本文化が融合した、華やかな建物が並ぶ街――この街で僕たちは出会い、ぶつかりあい、そして輝く大ステージへと運命の船を漕ぎ出していく。やがてこの歌が運命だったと気づく。

声優・キャラクター
伊藤昌弘、日向大輔、前田誠二、森嶋秀太、橋本祥平、小笠原仁、橋本真一、真野拓実、秋谷啓斗、宮内告典、宮内敦士、佐藤拓也

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

本家バンドリとは大違い

バンドリは好きな作品なので、函館を舞台にした男性版が作られると知ったときは地元北海道ということもあり期待したのですが、私の好みではありませんでした。

本家バンドリは女子高生でシリアスな中にも割とキャッキャウフフした部分がありますが、アルゴナビスは大学生でプロを目指しているためなのか、登場人物の関係性にギスギスした面があり物語が終始暗いです。
またアルゴナビスメンバー自身の過去の出来事や実家の設定が不幸で、物語を盛り上げるためとは思いますがやりすぎに感じます。
2019年に星合の空という作品がありましたがあちらも同じで、部活のテニスが盛り上がってきたところに不幸話をぶち込んでくるから、個人的にはテンションガタ落ちでした。
アルゴナビスも全く同じでバンド活動メインで物語を作って欲しかったですね。

キャラクターではギターの結人にイライラさせられました。
普段は自分がバンドを引っ張って行くようなことを言っておきながら、肝心な場面では過去のしがらみもあってか尻込みしてしまうヘタレっぷり。
それから人気バンドとして登場するギャラクシアのボーカル那由多も王様気質でワガママ、面倒くさい奴でした。
アルゴナビスのために行動してくれることもあり、根っから悪い奴では無さそうですがあの性格はいただけません。

結末もスッキリしません。
アルゴナビスメジャーデビューの話は?
交通事故で倒れたドラムの万浬は復活する?
色々と謎のままです。
これは2期をやるつもりなのでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

始まったばかりバンド

 人付き合い苦手な七星蓮がカラオケをしていると、バンドの人集めをしていた五稜結人、的場航海から声をかけられるです。悩む蓮も同じく勧誘うされるもいざこざのあった桔梗凜生を接してバンドにする決心をするです。やや、考え方に癖のある白石万里も加えて、Argonavisの結成から動き始めるお話だったです。
 ガルパは女子高生だけど、こっちが男子大学生です。歌としては、激しい感じもなく優しい感じ、穏やかな感じもするです。

 お話の過程で登場する実力派バンドGYROAXIA、特に旭那由多が、やけに絡んでアルナビを成長させるように見えたです。歌はこってこての激しいロックバンドで、好き嫌いが別れる印象だったです。
 GYROAXIAとアルナビに過去に接点があったりと、ガルパみたいに身近な感じがしたです。

 ストレスみたいな那由多が蓮を気にすることで、話がやや厚みを帯びるみたいです。この二人以外にも、結人、航海が悩んだり翻弄したり、万里がトラブルになったりと話の節々でなんだか起きたりする感じだったです。
 いろいろありながらも、最後誰かさんのピンチ状態のままさらりと終わってしまったところが、続きがあるにしてもすんなりしない感じがしたです。

 キャラがまさにCGですという感じがするです。CGの使い方では、ガルパのほうがいいと思ったです。
 一方で、蓮と那由多のコラボや蓮と結人の路上ライブは、いい感じがしたです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

歌は良いけど、物語が薄い作品

~あらすじ~
幼い頃に憧れたライブステージを忘れられずに孤独に過ごす主人公の元に、運命的な出会いが訪れバンド「Argonavis」を組むことになった。仲間たちと大きな夢に向かって、船を漕ぎ出す物語。

全編3DCG作品。
バンドリシリーズ初めまして。何の前知識も無いまま視聴開始。

正直主人公補正凄いなーという印象。

どんどん大きなステージに進んでいくけど、それに見合う努力や葛藤などがあまり感じられなかったので、淡々としていてなんだか退屈でした。
それなりにメンバー各々の葛藤は、作品のネタには出てくるけど、あっさりしすぎてて全然感情移入出来ませでした。キャラクターに愛着が全く湧かなかった。

良かった点として、作品内に出てくる楽曲は素晴らしかった。歌が良かった。OPも挿入歌も揃って良かった。

この作品の最大の特徴でもありますが、バンドのキャラクター担当声優が実際に楽器を演奏し、歌うということで、かなり歌唱レベル高いんだなーと思いながら見ていました。

正直歌は良かったけど、声優としてはちょっとなと思うキャラもちらほらいたので若干のストレスを感じながら見ていました。
いろんな面で急展開過ぎたので、もうちょっと説明を多くして、主要キャラたちの内面を深堀してたら、もっと楽しめたかなーと思います。

単純に自分が3DCG作品に苦手意識があるだけかもですが、温かみや物語の厚さを感じない薄い作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

62.4 50 2020年春(4月~6月)アニメランキング50位
シャドウバース(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (28)
80人が棚に入れました
天青学園に通う少年・竜ヶ崎ヒイロは、ある日謎のスマホを手に入れる。そのスマホには、大人気デジタルカードゲーム「シャドウバース」(通称・シャドバ)がインストールされていた。ゲーム・シャドバを通じて、ヒイロはライバルと出会い、大会へ挑戦し、仲間との絆を深めていく。

声優・キャラクター
梶原岳人、榎木淳弥、本渡楓、田谷隼、種﨑敦美、小倉唯、井口祐一
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャドバは世界を救うじゃんね

 一番最初のシーンを終盤まで覚えていられるか?です。竜ケ崎ヒイロが、謎の声をきっかけに蔵に導かれ、シャドバのインストールされたスマホを手に入れて喜ぶ先に何があるかな?な始まりです。

 親友のカズキ、ミモリをはじめクラスではやるシャドバです。事件が後に起き、いきなり始めたばかりのヒイロの無敗記録が始まるのです。
 不思議に思うのは、ルールやカードを始めたばかりなのにヒイロが熟知しているところです。
 最大のライバル、夜那月ルシアをはじめ、カイ、黒羽アリス、マウラといった相手、面白ライバルも含めて戦うことで、成長するヒイロを描いていたです。

{netabare} シャドバの全国大会、シャドーグランプリと白熱するカードゲームイベントと進むと思っていたです。謎の黒装束仮面が登場してバトルしたり、なぜか?世界の命運をかけた使命を仲間と共に背負うのです。

 話の進行に合わせてタイミングよく、世界が危険にさらされシャドバが戦いの手段になってしまうのか?だったです。また、作られたスマホのカードゲームなのに伝説のカードなんていつから伝説になっていたのか?遺跡だかそんな場所にあって、敵が待ち受けるところも
話に流されなければ、謎の設定であるです。{/netabare}

 なぜシャドバで危険の付きまとう戦いの巻きこまれのだろうか?シャドバに勝利すると、操られた人を開放できたりと、どうなっているのだろうか?です。

 ヒイロ個人だけでなく、仲間の活躍、内面に触れる場面も面白いかもしれないです。
{netabare} 待ち受けるヒイロにとってまさかな相手、今回の事態を引き起こした黒幕も明らかになって、戦いは熾烈を極めるです。{/netabare}まぁ、乗り越えられなければ、話にならないわけだけれど、見事、仲間も駆けつけ勝利し、世界を救うことができるのです。

 ずっと見てきていて、未だにルールや出てきたカードを全部覚えられなかったです。イグニスドラゴンはよく出てきたので、覚えられたです。
 カードゲームなのに、とくに終盤近くになるとリーダーと呼ばれるプレーヤーが、人間でない物になったりしたです。演出がある意味、凄いと思ったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2
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