takato さんの感想・評価
4.3
お、面白れぇ…。シークエルなんかよりこっちを映画化すべきやったんや!。
別にスターウォーズ世代ではないし、クローン・ウォーズも膨大すぎて「いつか見る枠」に置いていたが、たまたま見る機会を経ていきなり最終章から見始めたがマジ面白いなコレ!。シークエルもいらんかったし、プリクエルもこの話が描かれることでグッとエモーショナルなものになった。特に終盤の4話ほどは凄い。
プリクエルに足りなかったのは、悪堕ちしちゃうアナキン、オーダー66の道具にされるクローン兵、彼等への感情移入であり愛着を抱かせることだったように思える。
このシリーズでは、両者に関わるアソーカを置くことでその点が見事に補完されているし、なによりアソーカ自身が魅力的。それがあるからこそ来たるべき破局の落差が産まれるし、絆が強まっていくのが嬉しいと同時に切なくもなる。ああ、このシーンが最後の会話になっちゃうんだなぁ…という感慨でジーンと胸が熱くなる。スターウォーズ好きなら当然だし、シリーズ全部を追いかけていたらそれこそ落涙ものだろう。
映像の演出やアクションの魅せ方も「これ映画じゃん…」な素晴らしさ。映画では戦闘くらいしか見せ場なかったダース・モールが、本作では所詮自分もシディアスの道具に利用されていたに過ぎなかったという、苦い悔恨を懐きながらも第三の道を行こうとする悪の魅了を放っている。間の姉妹との出会いのとこは正直たるかったけど。マンダロリアン3期も期待してるし、ちゃんと本シリーズ全部見て、他シリーズも見なきゃ。