yuugetu さんの感想・評価
4.6
そうだ、僕らがヒーロー〈最終話まで〉
2020年4月放送開始のTVアニメ。
玩具展開・アニメ制作共に『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』のノウハウを引き継いだ、トミカ誕生50周年記念作品。
以下各話感想・メモ。
読みにくいけどご容赦ください。
(※追記:総括の中で3クール予定なら…と書いてしまったんですが4クールの可能性もあります。DVDの収録話数が明記されてないのでまだ詳細不明です)
※さらに追記。DVDの収録時間から計算すると4クールと思われます。やったー!
【19話までの総括(?)】
{netabare}アースグランナーも、もしも3クール予定なら折り返し地点となります。
最初から示されていたテーマも一貫しつつ、描き方は深くなってきていて、守るべき人や動物をこまめに登場させているのが誠実で好ましい作風ですね。
シリアスとコミカルとほのぼののバランスも、暗くならない良い塩梅。和むし楽しいです。
玩具販促の工夫も感じられて好き。
物語としてはまだ中盤なので早計かも知れないですが、追加戦士枠のジョーが口にする「ファミリー」という言葉、これが一つのキーワードになりそうだなと感じています。
15話でマンリキおじいちゃんが「車は友であり、仲間であり、家族だ」と言ってくれたのがとても好きなんですよね。
ロボットアニメとしては、レオ達ガオグランナーは地球を守る仲間であり、アースケイブの「ファミリーの一員」あるいは地球で生きる生命のひとつなのだと思っています。
アースケイブの面々は家族が多くて地球を守る組織としてはちょっと不思議な雰囲気なんだけど、その少し緩い繋がりは私の中では「ファミリー」という言葉がしっかり嵌ってくれたんですよね。
家族も他人も日本人以外も人間以外もいるアースケイブは、血縁・人種・種族の枠を超えて「ファミリー」で、いずれはカケルとサーベルもここに加わるのでしょう。
そしてアースケイブが守る対象として人と動物と地球…つまりはあらゆる生命があって、大きく考えれば全体が「ファミリー」と言っても良いのかも、と感じています。
ダークスピナー側も同じようなコミュニティを形成しているし、今後の展開によってはダークスピナーもここに加わるかもしれない。
アースグランナー、とても良い作品だと思うのでこのまま最後まで貫いてほしいと思います。{/netabare}(2020.8.9)
【第1話~第11話感想・メモ】
{netabare}第1話、第2話
ライガとクウガが自分より小さな子達と交流するシーンが1話にも2話にもあるのが好き。動物とか子供とか、守るべき存在がきちんと描かれるのはヒーローものの鉄則だと思う。
ガオグランナーに認められて相棒になる理由が「守りたい人と動物がいる」ことで、ゴウさんがフラれた理由を2話目で明かすのも適切なタイミングかなと。
敵キャラクターが愛嬌たっぷりで憎めないのも良い。敵3人組のダンスとEDダンス、リアルのスーツが用意されてるのでヒーローショーのようなイベントもできそう。ドライブヘッドもメカのスーツはあったらしいから。
第3話
ゴウの運転技術を学ぶっていうのがどう話に反映されるのかと思ったけど上手く組み込んであって関心させられた。
敵とのファーストコンタクトがちょっと軽いノリだったり敵メカ踏んじゃって終わったり、コミカルさも凄く好みで楽しい。
ドライバーとしての執念からゴウはグランナーにを諦めきれないのかー…前回ゴウに足りないものはわかってるけど。育った環境で適性を獲得したライガとクウガに対し、ゴウは今からそれを得られるのか?っていうことなのかな?ドラヘの黒江田さんは上手く距離を作って子供たちの活躍を邪魔しないようにしてたけど、ゴウは少し難しい立ち位置かもしれない。
第4話
私は元々兄弟の話が好きなので、二人の日常や性格の違いを見せてくれるの楽しい。1話のポッキー半分こも好きだった。
冒頭で隼の話があったけど、ああいう生き物の解説みたいなの続けてくれると嬉しいかも。販促が忙しそうだから無理かな?
アースグランナーは玩具販促しっかりしててとても好き。ていうか一番大切ですよね。商品数が多めならどんどん出すべきとも思う。そこに動物に興味を持ってもらうような+αがあるからさらに楽しい。知育要素も好きなんだよね!
クウガメインの回だけど、ライガにも良いところ作ってくれるので安心して見てられる。ゴミやスモッグを題材にするのも好感が持てた。クウガとイーグルの関係も掘り下げてくれて、とても安定してる。このまま巧く積み重ねていって欲しい!
第5話、第6話
動物の豆知識をシナリオに組み込んでいるのがとても良いと思う。
お母さんが毎回GJで、上手に双子の背中を押してくれる。動物への愛情、職員として楽しそうに働いている姿もすごく良い。
5話ではダークエナジーを必要としている理由が語られて、ストーリーとしては和解フラグなんだけど、正反対のものを惑星のエネルギーとして必要としているとなると結構難しい問題になるかなと。それをどう解決していくかという話になるかな?リンの兄のことも出てきて、多分彼がブラックのパイロット。ブレーキー様とチャンバーも甘やかしてるように見えて厳しい所もある良い親子だし、レオとイーグルの相棒バカぶりも微笑ましい。
クウガの全体を見通す力は4話でも描かれていて、6話の作戦立案にも繋がっている。
7話
「それぞれの長所と短所」と水の話。
前回はライオンと鷹の狩りの特徴で補い合っていたのに対して、レオの短所が完全にネックに。地球上での水の循環という知育的な要素から得意と苦手…レオの苦手なもので繋がる。それにしてもイーグルと違いレオは直す気ないのねw イーグルの短所をフォローしたクウガと問答無用で洗車機に突っ込むライガ。ふたりと二機の違いはここでも。まあね、ネコの水嫌いは直せないからね。仕方ないねw水嫌いを認めないレオが可愛いとも、デカい図体と自信満々な態度からすると憎めないなあとも。…水場に暮らすジャガーなら水は問題なかったんだろうか?w
回転するものばかりでなく液体固体気体に変わる水…「循環するもの」もアースエナジーを宿している、と持って行くのが上手い。これまでは物理的に回転するものを出していたけど、そのものが循環する水なら話は別で、小さなプールでも水があればいいわけだ。
第8話
初めて合体前にCM入った?
遊園地楽しむ6人が可愛い。やっぱり最終的には和解展開になるだろうな。観覧車で別の景色を見ていても家族で笑って帰る。協力する時はする、背中を預けられるのはとても良いことだと思う。
今回男兄弟なのに悪態ついたり言い合ったりしないなあと思っていたら高橋ナツコさんの脚本だった。ライガとクウガがちょっと大人びすぎている気も。これまでの回では喧嘩も普通にしてたのでたまにはこういうのも悪くはないかも知れないけど。レオとイーグルがあまり絡んでこなかったので、ちょっと物足りなさもある。
高橋ナツコさんは少年向けは非常に苦手だしシリーズ構成も良かったり良くなかったりでとてもムラがあるけど、女の子向けは向いているし時には詩的な表現も見れたりするので、個人的には好きでもあり嫌いでもある。今回に限っては得手不得手が両方出ていて、チャンバー達との絡みはとても良いし双子の信頼関係の描写も光ったが、ロボの存在感が薄く双子の言葉選びは男の子同士とはあまり感じられなかった。
第9話
アバンのクウガの様子と作戦中の行動をしっかり繋げて描いている。これをほぼ毎回やっているのが凄い。クウガはこう見るとお父さんの血が色濃いかも知れない。バリキ博士はオーストラリアに出張していて改めて凄い科学者だと感じさせる。お父さんは子供向けとしてコメディリリーフの役割もかなり担っているから、他の科学者の描写で持ち上げるのが鉄板な手法だなあと。
今回のスピンガーの特性もあってアースエナジーの消費が加速し不利に陥る。スピンガーがコミカルなデザインで不気味かつ可愛い。ガオグランナーシャークのお目見え・イーグルシャーク活躍回だけど、イーグルもイーグルチータもレオチータも印象付けてくれるのがロボものとして嬉しい。特にクウガを信じて任せ、スピンガーが地表に落ちるまでチャンスを狙っていたライガとレオチータ、信頼関係と群で狩りをする特性が出ていて良いなあと。チャンバー達もチームプレイしているけど、双子に一歩届かなかった感じも好き。大きな魔法陣作ると何倍も踊らないといけないのも、簡単に出来ることではないとはっきりさせていて良い。
シャークがチータを助けるシーン、シャークはやることが粗い。気性も荒いのかがとても気になるw
第10話、第11話
今更だけどEDダンスの振り付けにアースブレスを回す動作が入ってるのに気づいて嬉しくてテンション上がってるw
熊猫カケルとガオグランナーサーベル登場。サーベルと人間の間に深い溝があり、無理に呼び起こされたサーベルは人間に利用されているとしか感じられない。当時の様子からして、熊猫司令官は相当焦っていたんじゃないかと…。バリキ博士、1年足らずで開発者の中核を担ってるって相当凄い人だなあ…
ライガとクウガは今生きている動物や自分よりも小さな子供たちを守りたいという意志が固くて、戦う理由が自分たちの中にある。レオとイーグルもまた、今生きている命を守る意思がある。
でもカケルとサーベルはそうではないのだなあと…。特にサーベルに対して仲間がいない地球を守れというのは少々酷な話かもしれない。地球を傷付ける敵からのエネルギー供給を受けるほど、気持ちの上では人間との溝が深い。
今後和解に至ると思うけれど、共に戦う新しい理由を描いてくれることを期待しているし、この作品のスタッフはそれを蔑ろにはしないんじゃないかな。でもサーベルがカケルのために一緒に戦おうって言ってくれたらそれも嬉しい展開になると思う。
もしかしたらダークスピナーとアースグランナーの間を取り持つ役割も出来るかもしれない。…し、違うかも知れないw
バトルもとても良かった。同じ体格の相手と戦うことは設定的に滅多にないから、いつもとはまた違っていて、特にブーメラン状のクロウの活躍が好き。エネルギーの消費を上手く利用してお互いに大きなダメージなく戦闘を中断したのも、禍根を残さない良い展開だと思う。
次回、ずっと待ってた整備班のおじいさんが登場するっぽい!楽しみ。
カケルが優しく意志の強い子で、食事シーンとか大好きなので最初から応援したいキャラになった。家族の話、相棒との話も好きだし、ライガ達も回転寿司のシーンでまた一皿を二人で分けて食べたり見てて楽しいw
反面、カケルはひとりぼっちでこそないけど同じ食事をサーベルと共にできるわけではなく、それを中学生位の男の子が一年というのは少し寂しいかも知れない。
{/netabare}
(2020.6.14)
【第12話~第16話】{netabare}
第12話
整備班のおじいさんは双子のおじいちゃんだった。ガオグランナーではなく車の整備士っていうのが、車を推したい作風に合ってて最初は驚いたけど納得もした。戦いに関係する父親と戦いに関係ない祖父が、メカニックという仕事を接点としてアースグランナーを親しみやすいものに感じさせる。暮らしを感じさせる内容はすごく好き。
地元のお祭りとその良さに魅せられた外国人を一緒に描くのが素敵な作品だと思う。
トルクロック、スクリューウェーブお披露目のためかな、サーベルを止めるのとダークスピナーを止めるのとで双子が別々に動くのが上手い。
第13話
駆動博士はカケルの事知らなかったのにカケルは駆動博士のこと知っているのか…。
生身の殺陣と格闘戦がとてもいい。何をやっているのかもわかりやすい、トレスみたいな変な印象もない、丹念なのに勢いもあって今風。トルクロックとスクリューウェーブって本人たちも使えるんだ。
感情が強く出ることの多いライガはカケルとの絡みが多く、冷静な面が強いクウガはスピンガーに当たることが多いか?序盤で役割分担の大切さを丹念にやってきたのが説得力に繋がっている。イーグルが結界の中に入らなくてエネルギーが残っているから、最後に牽引して帰ろうって流れになっていてクスリとしてしまった。クウガの冷静な判断がまた良いものだった。リンと指令へのフォローも、双子それぞれの気遣いに個性が光って良かった。
第14話
探検回。収集家というリンの意外な顔が(笑)。
検太は多分普段の双子とあまり変わらない年齢だと思うけど、双子がグランナー(青年)になっているのでOP歌詞の通り、本当に「君の番」だったりする。そういえば以前アースグランナーって新聞か何かに出ていたっけ。意外と知名度が上がっているのかもしれないなあ。きちんと検太に見せ場を作ってくれて嬉しい。
今回はスピンガー出てこなかったけど、イーグルが不利な地形(天井の低い鍾乳洞)で苦戦していて、2対1の不公平感が薄れていた。カケルとサーベルが強いのは確かだけど、双子が弱い印象にならないよう毎回かなり気を使ってる感じ。カケルはもっと早く味方になるかと思っていたけど、結構長くチャンバー達と行動を共にしてる。今後がどうなるか楽しみ。
〈ネット上での拾い物〉
地名調べてくれた方がいた。自分のためにメモしておきます。ありがとうございます。
・アースグランナーの登場地名・
グッチヤマシティ=山口県
シュウヨシダイ=秋吉台
ムレウマシティ=群馬県
ソウツ=草津
浜名レイク=浜名湖
ジョーノ動物園=上野動物園
ズイズイタウン=伊豆
(2020.7.11)
第15話
おじいちゃん来た!孫たち可愛がってるの和む。リンちゃんがグッズ集めてるのも好き。おじいちゃんも不法侵入(?)したりしてとてもやんちゃ。この祖父にしてこの双子あり。あっさり正体ばれするのも笑ってしまうけど、車に対する拘りから来た不和を1話でスパッと解決するの良い。車は戦うものじゃなくて友であり家族であり仲間、グランナー達は仲間だと明言してくれてとても良かった。
一方カケルは人とサーベルの間で板挟みで気の毒だなと思う…。サーベルさんもう少しカケルの気持ちも考えてあげて…「(人間は)自分達だけのために他の生命を平気で利用する。そんな身勝手な存在に守る価値などあるものか」
第16話
アメリカ支部から新しいグランナー、ジョー・パケーロ来日。リンとカケルが兄妹だと知っていきなり「戦えない」って言うジョー、良くも悪くも極端で笑ってしまった。大牧場の子で動物好きでグランナーの資格があり、一緒に戦う全ての人をファミリーと言える、フレンドリーで良い子だった。そしてまた食事風景(笑)。
バッファゲータ登場回として、これまでいなかったパワー型で突進力のある機体、ノリが良かったりサーベルに「ホームに戻ってこい」と言ったり性格も味がある。パワー勝負タイマンで良い形で見せ場を作ったと思う。来週はダークスピナーをおびき出す作戦。楽しい回になりそう。
チャンバー達が家に戻ったけど宇宙船磨かなくて済んだのかな(笑)?今回「ファミリー」という単語が出たのでそれも繋がってるかな。この作品、家族や血縁や仲間まで含めた「ファミリー」という関係性が一つの柱か。この単語はぴったり嵌ってる。
動物園でパンダ弁当買いに行こう!ってやりとり気になる。
デッカイドウのジュッカツ=北海道の十勝かあ。そういえばロールサイロのある牧場だった。
そういえばコロナで休止もしなかったし、新しいEDはすごく動くし、このアニメどんなスケジュール管理してるんだろう?(笑)
(2020.7.23){/netabare}
【第17話~第19話】
{netabare}第17話
楽しい回だったけどサーベルVSバッファローもあって盛沢山だった。
原っぱに円形作ってるとき皆楽しそうだったし、村興しに使われてるのも良い。和む。ダークスピナー達もやたら可愛い。熊猫指令とバリキ博士がサーベルのタイプチェンジトミカ作ってるの良いシーンだなあ、早くカケル戻ってこないかなって思ってたらラストあんな面白い展開ですか(笑)
サーベルと一般人が出会ったときちょっとヒヤリとしちゃったけど、何事もなくて一安心。避難誘導のシーンはとても好き。
ジョーは作戦立案でおバカと言われ、サーベルをアリゲータの罠に嵌めた所で頭がまわるなあと思わせ、最後のクロウでオチをつけるのが上手い。クロウ、やんちゃでフリーダム。早く味方にならないかなあ…
アースケイブの仮基地がオレンジピット…展開が読めない(笑)。ニューガタビレッジ=新潟かあ。さすが米処(違う)。
ゴウさんの車とか男の子にあげたトミカとか、車がよく映る回だったね。ゴウさん本当に有名人。人徳高いな。次回また楽しそうなお話だー。(2020.7.26)
第18話
ハートフルで楽しい回。守るべき人達や動物との関係をきちんと描いてくれるのが好き。
ダークスピナーはカケルとサーベル抜きで戦おうとする。調子が悪そうなサーベルのもとにクロウがタイプチェンジトミカを持って帰ってくる。
ヤマンガタウン(=山形かな)のアースエナジーステーションでエネルギーをチャージするけど、あまりに時間がかかりすぎてダークスピナー・スピンガーと戦闘したのはバッファローのみ。チャージの順番待ちはバッファローのキャラ立てしつつ楽しいシーン。イーグルの「出ましたねー…バッファロージョーク…」に笑った。
エネルギー補給不足で各形態を順次出してくのが上手い販促だなあ。車をしっかり見せたいとホビー誌で言っていたのでよくやってるなあと感心する。
ジョーのキャラ立て回ではあるんだけど、「ファミリー」という言葉が作品全体の方向性を一貫してくれてる。
第19話
前回までとの雰囲気に緩急がついてて上手いなあ。シリアスとコミカルとほのぼののバランスが秀逸。
お父さん、トミカ取られたの忘れちゃだめだよ…とは思うけど、前回エネルギーチャージしないと動けなかったから忘れてなくても結局取返しには行けなかったよね。
全体的に深刻にしない良い塩梅。カケルがドリフトサンダートミカ試してるとき、チャンバー達が絡んでくるのが可愛い。リンが思い出す幼少のカケル見てると、早く戻ってきてほのぼのしてる所が見たい。説明書見ないことに「俺と同じだ!」っていうライガ、君はきっとそうだよね(笑)
全員に戦闘で見せ場を作るのも丁寧で好き。新アイテムを鉄塔の電力でさらにパワーアップさせ、3対1を覆して、かつ3人がただ弱く見えないようにしている。3人が捜索のために別行動していた所を各個撃破されたのも、弱く見せないための工夫かなと。コアグランナー対決、ガオグランナー対決、アースグランナー対決でもある。
ダークエナジーがサーベルに負担をかけていたのもここまでに何度か描写されていたからこの痛み分けは上手い。サーベルとカケルの精神的な繋がりも一時的に切れて、本来絆を重視するグランナーとガオグランナーにとっても歪な状態だった。サーベルにとってはカケルは唯一の仲間だと思うし、その呼びかけを意図していなかったとはいえ無視したことはショックが大きいだろうなあ。自分の声が届いたのはカケルだけだったと言っていたし。思えば15話でサーベルはカケルを傷付けそうなことを言ってたから、その頃から精神に影響が出てたのかもしれない。
サーベルの不調はながらく整備を受けていないことも影響しているかもしれないし、ずっと思っているけど早くカケルとサーベルに戻ってきてほしい。今回は誰の心情を思っても心が痛かった。
カケル達が戻ってきたらダークスピナーにも増援があるだろうから、そこも注目してる。サーベルがいないとチャンバー達には全く勝ち目が無くなるわけだから。
次回、GTRトミカ。コラボ回ですね。どういう展開にするかな?{/netabare}
(2020.8.9)
【YOUTUBEにて夏休み無料配信中】
8月1日から8月31日まで。
今なら1話から追いつけるので、興味がある方は是非。
【第20話~第22話】
{netabare}20話でおじいちゃんの活躍が凄い。仲間、友達、家族の先へ、人と車が一つになること。GT-RのCMを元ネタにしたフレーズもあってノリも良い。カケルとサーベルは二人だけで戦っているのに対して、ライガ達は皆で戦ってるのが上手く対比になっているなと。おじいちゃんは孫を心配しながらもガオグランナー達を認めて、子供のやりたいことを後押ししてくれているのが好き。21話で熊猫指令がカケルに危ないからもうやめなさいと言っていたのが対照的。親として当然の心理だしあの状況で止めないのはおかしいとも思うけど、それがカケルを追い詰めているのも事実。
21話冒頭でオレンジピットからアースケイブへ戻る一行。バリキ博士はダークエナジーの影響でサーベルがコントロールできなくなっていると分析。熊猫指令はカケル達と決着を付けると。
指令は自分の責任を重く感じているからこそカケルを無理にでも連れ戻そうと、リンが心配していることを持ち出してカケルに一種のプレッシャーをかけもする。妹のことを言うのはちょっと卑怯では…?で、サーベルを追い詰めるということはカケルを追い詰めるのと同じで、カケルもまた破滅するまでとか言ってしまうし。指令といいカケルといい、熊猫家の男は真面目過ぎるというか思い詰めすぎるなあ(苦笑)。
指令がレオ・イーグルは双子と一緒に居ても良しとしているのをカケルがわかっているなら、父親の言う事をダブルスタンダードと感じても仕方ないと思う。仕事する大人がケースバイケースで判断するのは間違ってないんだけど、肉親の子供ならば納得はできないだろうな、と。
21話の時点でサーベルは自分でダークエナジーを補給し始めているし、22話では自分の命を削ってダークエナジーに変換する。22話、サーベルからダークエナジーを取り除くけどレオ達3機が動けなくなる。本来ダークエナジーはアースエナジーと真逆のもの。エネルギーの問題は最後まで付き纏いそうだね。
サーベルに置いて行かれてもカケルはついて行ってしまう。
サーベルと父親は、共にカケルのためにサーベルを降りろ、帰って来い(帰れ)と同じことを言ってるんだけど、最終的にカケルは自分の意志で選んだ。これは大事なことだと思う。戻ってくるには父親が考えを改めないといけないだろうし、サーベルとの関係性の修復もしないと。熊猫指令の言う事は親としてはもっともだけど、カケルはそろそろ自立する年齢あるいは反抗期だということは考えなければならない。
カケル交えてのほのぼのがもうずっと見たいんだけど、なかなか帰ってこないのでカケルが心配なんだよね…。いや、子供向けでは大事な命題で普遍的な内容なので耐えよう(苦笑)。
それから、ラストのチャンバー達の台詞に改めてこの子ら異星人だわって思った。異文化との感覚や文化の溝がサラッと入って来てちょっとうわっ…て思わされるの好き。遊園地回とのギャップも上手いし、高橋ナツコさん「ウラハラ」でもそういう感覚あったなあと。
22話で気になったのは台詞とかが上手く噛み合ってない感じ。特にファミリーを大切にするジョーに「もうスイッチを押すしかない」というのは言わせてはいけなかった気がする。トータルでは悪くないんだけど重要な回なのに決着がつくまで若干間延びした印象もあった。もう少し緻密な作戦行動が描かれても良かった気もする。
次回から新展開になるようだし、ゴウさんも新しい行動を見せてくれるかも?クウガが理知的なアプローチをしようとしてる?これまで情に訴えてカケルを連れ戻そうとしてきたから何か状況が変わるかもしれない。家族の情で軋轢が生まれてその解決までやるなら、この作品しっかり考えて作ってるということだね。(2020.8.30) {/netabare}
【第23話~第26話】
{netabare}第23話~24話
この前後編で新展開になる。前回までより少し展開をゆっくりめにして作品の主要な要素と玩具販促と新キャラ紹介とカケル達の顛末をきちんと入れてて、丁寧な作りだと思う。
世界各地のスピニウム反応を頼りに、エネルギーを求めるだろうサーベルを捜索する。イギリスで感知した反応を調査しに向かうクウガ。アースグランナー所属の宇宙考古学者・国道シゲルとしっかり者の助手アウトバーン登場。ライガは国内担当、ジョーはアメリカ担当。
ゴウさんは「俺のもうひとつのレースが始まる」とカナダ支部に。恐竜の化石とグランナーらしき大型の車両。絶滅したサーベルタイガーが出てきた時から感じてたけど、昔の動物や古代の謎(検太くんのエピから宇宙人とかのオカルト含め)も絡んでくるかなって思ってはいた。
「超古代文明守護スピニュウガー」登場。今後は宇宙が関係する遺跡でチャンバー達は力を得て戦うのかな?ジャイロン、国道、アウトバーンは地下遺跡に落ちてしまう。
一人で苦戦するクウガ、おじいちゃんからもらったお守り・タイプチェンジトミカスープラで反撃する。チャンバーがダークエナジーを送ることでスピニュウガーはパワーアップする。イーグルシャークになるがクウガが焦ってしまい苦戦。クウガをたしなめるイーグル。以前は逆パターンがあった。
カケルはタイプチェンジトミカ・グリップブリザードを見つける。
カケルとサーベルの再会を早めに見せてくれてまずは一安心かな。家族の元から去ることを自分で選んだカケル、これからどんどん強くなって行くだろうなと思わせてくれる。もしかしてアースエナジー発生してない?いや、ダークエナジーが完全に抜け切ったという表現かな…?
久しぶりに双子のケンカが見れて和む。寂しがるクウガを気遣うイーグルも。心配でお守りを渡すおじいちゃんも。ライガが嘘をつくとお母さんに気づかれるから…っていうのも良いなあ。少々間の抜けた国道としっかり者のアウトバーンも助け合って仕事してる。新キャラ出ればいつも食事シーンが入るね(笑)。
皆離れていても一人じゃないっていうのがよく描けてる。未就学児向けの作品はテーマや骨子を定期的に繰り返して描くのは大切だと思う。
エネルギーと生き物という二つの要素から地球の歴史(というとちょっと違うか?)を掘り下げていくんだろうか?面白いアプローチ。アースエナジーとダークエナジーの関係は古代にあるってことかな。(2020.9.13)
第25話
アメリカのヨソミテ(=国立公園ヨセミテ?)でクラッチは超古代遺跡を発見して起動する。一歩遅れて国道とアウトバーンもたどり着くが、スピニューガー・ジャモクが起動する。エナジー不足のサーベルとカケルはヨソミテの森の中で休息を取っており、ジャモクに感知される。クラッチはカケルに一緒にアースグランナーを倒そうと誘うが、サーベルのためにアースに戻ると決断したカケルはそれを断りバトルに。
一方アメリカ大陸に戻りカケルを探すジョーは、アメリカ支部から居場所を知らされてカケルの元に向かう。ミニジャモクも出てきて苦戦するカケルとサーベルは間一髪ジョーとバッファローに助けられる。
ジャモクは地熱を利用してパワーアップ。国道はジョーとカケルにジャモクの制御クリスタルの事を教え、カケルはグリップブリザードトミカを使用する。ジョーはエナジーをバッファローからサーベルに補給し、地熱の攻撃を全て凍り付かせて勝利する。サーベルはカケルと共にアースに戻ることを承諾する。
クラッチは芸術家肌?クラッチがカケルを相棒と言った時サーベルがめっちゃ反応してるの面白かった。
「昨日の敵は今日のファミリー!」ホント極端だなジョー、好きだよそのノリ(笑)。ジョーはバッファローに気を使って牛肉食べて無さそうだなと。ジョーって見てるとかなり気の良い男の子なんだよね。
多分カケルがあっさりアースに帰ることを決めたと思ってる人もいると思うけど、私は前に書いた通り、カケル自身がどうするかを決めることが一番大事だと思う。絆は双方向から結ぶもので、サーベルがカケルについて行くと決めたということはカケルはサーベルの命を預かったということ。前回カケルが「俺の未来はサーベルと共にある」と食い下がったことで、サーベル自身がカケルの命を預かっていたことを自覚した所もあったと思う。カケルが皆に求められてもアースに帰らなかったのは、カケルにとって最優先事項はサーベルだったから。
そこにほぼ初対面…というかむしろカケルからは敵対関係を取ってきたジョーが、あっさりと二人を受け入れた。反発してきた父親や前回拒絶してしまったリンに言われるよりも、カケルからしたら受け入れやすかったのではないかと思う。
戦場でエネルギーを満タンまでサーベルに融通するなんて、絶対的な信頼の証じゃないかと。ほぼ空っぽのサーベルを満タンまでチャージするってことは、敵を倒せなければバッファローは無防備になってしまう。エネルギー問題がここまで大きく描かれてきたのが説得力を生んでいる。
最後のオチ可愛かった。バッファローは自分の眷属が食用になるのが苦手なんだね。まあ仲間が目の前で喰われるわけだからトラウマだよね…。レオの苦手の話を思い出すなあ…また治したくても治せないやつだ(笑)
第26話
カケルとサーベルが戻って喜ぶアースケイブの面々。熊猫指令からは「すまなかった」と。グランナー達はそれぞれ世界各地に留まり警戒を続けることに。国道教授によるとスピニュウガーは遠い昔に地球に来た異星人が残したもので、今の地球の科学力では及ばない。国道は何か役に立つ研究を完成させたらしい。
デジマシティのセンカンジマ。オイラーはダークスピナーのエンジニア。センカンジマ・浮遊要塞テッペンダーを起動させるオイラー。テツ君が家族で観光に来ていて巻き込まれてしまう。テッペンダーの起動により以前ダークスピナーがサークルを作った場所でダークエナジーが再度発生。浮遊戦艦は移動してイーストシティに向かってくる。駆け付けたグランナーRとレオチータ。テツと家族を助けるために敵の攻撃を受けて動けなくなってしまう。そこに割って入るグランナーGとガオグランナーティラノ。アースグランナーティラノトプスに絆合体する。
カケルとサーベルは無事戻ってこられたけど、サーベルが他の人間と意思疎通できるようになっているか、サーベルと熊猫指令の関係が修復されるかが個人的には気になる。指令は当時はガオグランナーに意志があると解っていなかったっぽくて、今はそうではないはずだからサーベルにきちんと向き合えればある程度解決するかなと。短いシーンでも良いので指令とサーベルの和解を描いてほしいと思う。やってくれるかどうか不安と期待が半々。
前回クラッチが芸術家みたいなことを言ったり、オイラーがエンジニアだったり、これまでは3人一組で描かれてきたから今後少しだけでもそういうのが描かれれば良いなと。
使い慣れていないアクセルガンとかセンカンジマの錨みたいな攻撃を利用したりとか、押されっぱなしだったけどレオチータの戦闘良かった。グランナーG、正体バレバレで子供向けとしては正しすぎて微笑ましい…担当声優さんくらい隠そうよ(笑)。
(2020.9.27){/netabare}
【第27話~第29話】
{netabare}
第27話
OPがマイナーチェンジしてる!5人のグランナーの並びが完全に戦隊(笑)。
2話から今までのゴウさんの心境の変化が、ティラノとの絆を結んだ理由にしっかり反映されていてとても良かったと思う。ティラノは眠らずに地中に埋もれていたという事なのかな?サーベルと違う誇りを持つ生き物なんだなと。彼らの忍耐強さは頼もしい。
ドレッドノートの豆知識が出てきたの良いなあ。久しぶりの知育要素良い。
ゴウさんの反射神経の良さとか、しっぽビーム砲を逆手にとっての撃破とか。ゴウさんのレーサーとして培ってきた能力と、悔しくても戦いを見守りってきたことが反映されているのが上手い。
アース内部の関係性が安定してきたことで熊猫指令の人柄の良さも表に出てきてとても良い。普段が子供目線で感想書いてるので誤解されてそうだけど、私だって指令が好きだし親の立場からはそうせざるを得ないとわかっているんだよ?
成人男性がやたらとヒーローに憧れていて微笑ましい。ツッコむリンがまた可愛い。
ドライブヘッドの大人たちがレスキューや警察官といった実際の職業に近い人たちだったから有能で厳しい職業人だったのに対して、アースグランナーの大人たちは有能ながら少し抜けていて子供に引っ張られる面もあって、どっちも作品テーマの狙いを徹底した描き方で好ましい。どちらの作品も大人と子供の立場を入れ替えることはできないからこそ、どんな表現にするかしっかり考えを固めてきてるんだと思う。
※27話から、副監督に須藤典彦さんがクレジットされました。いつからどんな風に関わっていたんだろう?ゾイドワイルドも好きだったし同じ動物要素があるアニメに来てくれて嬉しいなあ。
(2020.10.4)
第28話
クイズ大会とかなんなのこの楽しい回…(笑)。特にライガが楽しんでいるのが子供らしくて微笑ましい。観客の声援が入ってるのがまた楽しい。ジャイロンが可愛くて沢山映ってくれて嬉しい。外野のガオグランナー達の応援が微笑ましくて好き。レオがぶちかませ!しか言ってない(笑)早押しで失敗したり正解したりのライガが見てて和む。ガオグランナー達がやっぱり相棒バカなんだなあとか(笑)脚本がシリーズ構成の山田さんだった。息抜き回でもあるし販促回でもあるし、微笑ましい内容がとても良かった。
…とか思っていたら次回予告が衝撃だった!(笑)女の子は戦闘に参加しないで行くのだろうなと思っていたらそうでもなかったか?
(2020.10.11)
第29話
孤高のメカ、コアグランナーNSXとは…?
アメリカ支部でなかなか打ち解けられないカケルと無口なサーベル。リンが送った荷物には和服と玩具の刀が入っていて、それを切っ掛けに打ち解けるカケル、バッファローとジョーの出会いを聞いて少し態度が軟化するサーベル。モースター島でスピニュウガーのモーアイ像に苦戦するバッファロー、修理中のサーベルが助けに入り、新しいトミカを使う。おにいちゃんがんばれ♥スピリッツ(OGスピリッツ)は笑った。
熊猫家は変わり者が多いのか…駆動家も大したものだけど熊猫家の方が普通じゃないかも知れない…アバンでナレーションがテンション高いって思ってたけどこういう内容だからか(笑)
ジョーの面倒見の良さとか気の良さとかホント貴重な資質だなあ。ノーデリカシーだけど(笑)歓迎パーティーを何故格納庫で…いやまあ考えてみればサーベルとバッファローがいるんだから当然か…
バッファローがいつも賑やかで楽しそうなの、ジョーのお陰だった。イライラしてたことがあるなんて想像してなかった。皆充実してるんだなって微笑ましい。
NSXトミカはリンが頼み込んで作ってもらった上に自分が性能を引き出すっていう…。マンリキおじいちゃんのポカーンしてるの凄い好き。リンの美声やめて(笑)。サーベルも故障をおして来てくれるし、皆の矢印がカケルに向いてる回だった。1ヵ月位前までカケルの心配しまくってたのがなんだか遠い過去のことのようだ(笑)
(2020.10.18) {/netabare}
【YOUTUBEにて一挙配信中】
10月18日~11月2日10:00まで、第1話~第29話を無料配信しています。
興味のある方、見逃した回がある方は是非!
【第30話】
{netabare}ナンデスカという場所に地上絵が出現して、グランナーGと国道教授アウトバーンが向かう。拾った飛行機で飛んでくるのが無茶すぎる上にゴウさんはそれが格好いいと思うんですね(笑)
ゴウさんの変身シーン初披露。嬉しそうで何よりです(笑)
一方クラッチはハチドリの地上絵からスピニュウガー・ハチドリドンを起動する。一緒に目覚めた赤と青のプテラノドンは超古代文明遺跡の守護者だったが、契約が切れているらしい…。どういうこと(笑)?国道教授はプテラ兄弟を仲間に誘おうとする。「彼らには心があるに違いない!太古の恐竜の思念が!」と…これはとても良い展開だし話も早いな!アウトバーンで餌付け、グランナーGの母親の真似、仲間になる契約書にサインさせる…手段がカオスだけど(笑)
プテラ兄弟はダークエナジーをチャージされて攻撃してくるが、ティラノのツッコミ「なんでやねん!」で正気に戻る。ティラノがお願いしたらすぐ仲間に…ってまあサーベルで長いこと気をもませた要素だから引っ張らないのは解るんだけど、これが許せるのはさすがアースグランナー(笑)
ティラノトプスが力で押されているので今回のスピニュウガーはなかなか強力なんだろうけど、プテラ兄弟がノリノリすぎる上にフルカスタムの見せ場で喰われてちょっと悲しい(笑)
最初にグランナーGの正体の話とグランナーGが変身を解くシーンがあるの、小さい子達に改めてわかるようにするためかな…?基本的には緩いんだけどこういう丁寧な所は外さないの好きだなあ。(※ツイッターで感想を漁ってて、成人男性3人の妄想大会のシーンで「うちの子はGの正体が誰?ってわからなくなっちゃったみたい」っていう可愛い話を見たことあるので、アニメスタッフも一発で覚えてもらえるわけではないと考えていたのかも?)
7千万年寝ていたというプテラ兄弟、何故関西弁で漫才?可愛いけど(笑)ティラノと違って普通にしゃべってるのは7千万年前まで起きてたからなんだろうか?
プテラ兄弟いつからいるんだろう?超古代文明とも協力関係を作れるというのは今後の展開に影響するかな?また展開が読めなくなってきて楽しい(笑)(2020.10.25){/netabare}
【第31話】
{netabare}いきなりピザ(笑)
イタリアでピッツァ巡りしてるクウガ、国道、アウトバーン。博士とアウトバーン仕事のためなのかどこにでも行くなあ。有名なピッツァを食べたりキッチンカーで料理したり。アウトバーンが珍しく突っ込まれる側に(笑)。宇宙超古代文明に向かう3人、巨大な鉄球がいくつも転がっている。
ボロボロの宇宙超古代文明のガーディアンを修理して蘇らせるオイラー。最近遺跡のメカが可愛いなあ。ゴロゴロンガーは起動しコアグランナーで応戦するが、高速で鉄球が飛ぶので攻撃が当たらない。グランナーG達が助太刀に。グランナーGの言い訳が苦しい(笑)。ティラノトプスが盾になりながらイーグルが攻撃するが撃破できない。ティラノトプスは硬くてパワータイプかな?以前紙一重でかわしてたのはゴウさんの反射神経って言ってたもんなあ。
ティラノトプスと合体できるんだからイーグルとも出来るだろうと予測してブルーカスタムトミカを作っていたバリキ博士。凄い発想というかちょっと飛躍してないかな?(笑)合体する二人が近くに居なくても出来るとか凄すぎるのでは。
初対面の人とくっつけるか!!と揉める二人。ずっと絆合体って言い続けてきたのにいきなり強制合体ってえらく大雑把な(笑)いぐやん青どん兄さんって呼び方に笑った。来週はれおやん赤どん兄貴って呼び合うようになるの?
CM明けに「意外な組み合わせが合うんだよ!」ってそういうこと…?ピザ作りでは楽しむことが大事、食べて(やって)みないとわからないっていうのもそういう…?「良いコンビは最初から息が合うもの」って…
(2020.11.1){/netabare}
【第32話~第35話】
{netabare}
第32話
レオがガオグランナーとなってから初めて夢を見る。白いライオンのようなロボットの姿「王を名乗るなら証を見せろ」。中国浙江省に宇宙超古代文明が見つかり、ライガは張り切って海外遠征へ。準備する様子が可愛くて和む。中国についてからもライガははしゃいでいてレオはちょっと元気がない。中国の獅子舞の豆知識が出たりとか。国道博士とアウトバーンを共に遺跡のある湖へ。教授は遺跡の調査に潜り獅子のレリーフを大量に発見する。レオは潜れないので待機。チャンバーが遺跡を起動したためにライオンの彫像が動き出し襲ってくる。遺跡のガーディアンは「われらが王が蘇る」と。蘇ったのはレオの夢に出た白いライオン。レオチータを軽々と圧倒し、レオはライガに発破かけられる。「力が及ばなくとも、共に戦う仲間が、彼らを守りたいと思う心が自分を強くする」
レッドカスタムトミカでカスタムチェンジ。赤ドンの話はもう聞いてない(笑)。レオも飛べるようになったけど、レオと赤ドンはケンカしているのでしばらくは大変かも?次回予告がレオとライガなのがすごく賑やかで好きだ(笑)
前回と今回は対比が光る。ギャグとシリアスなのもそうだけど一気に仲良くなるイーグルと青ドンに対して気は置けないが口喧嘩を始めるレオと赤ドン。「真面目なのも大事だけど楽しむのも大事」と言っていた前回と「王たる証を見せる、仲間との絆を確認する」今回。それぞれ離れていたから明示出来ることかも。
今回の遺跡の元ネタ、中国浙江省で1959年にダム湖底に沈んだ都市が「獅城」と呼ばれていて、今はダイビングスポットらしい。
第33話
白い獅子王のことで宇宙超超古代文明の存在がはっきりする。教授がずっと追いかけていた仮説で、超古代文明よりも優れた技術を持っていたと思われる。国道は学会では爪弾きにされた過去があるが、国道は気にしていない様子でアウトバーンの方が怒っているが、下心もある。
カケルとジョーは国道たちと炎の遺跡・地獄の窯へ。何故かガスコンロなんじゃないかと仮説を立てている(笑)。クラッチとオイラーは遺跡で合流。
国道はカケルにダークスピナーについて聞き、ダークスピナーの事情…母星の危機を推察し、カケルの絵からダークスピナーと遺跡のコンタクト方法である胸のジュエルに気づく。
スピニュウガー窯の守り人が今回は強力で、炎の力でグリップブリザードも効かず。ロデオモード初めて。国道はガスコンロのつまみがあるのを発見して勝利する。
国道によると宇宙超古代文明が突然滅び、その後も宇宙超超古代文明は存在していたと考えられる。唯一見つかっている超超古代文明の半分に割れた石板に白いライオンが。…右半分はもちろんあの鳥ですよね(笑)?
カケルにダークスピナーのことを尋ねないのが周りの気遣いが理由だったのも良かったと思う。ダークスピナーとカケルの関係については、繋ぎの役目になるのかこのまま触れずに行くかどっちだろう?とは思っていたので良かった。玩具販促が落ち着くまで、みたいな理由もあったのかな?
子供向けアニメとして、ダークスピナーを侵略者に間違いないと言うアウトバーンに国道が「思い込みは物事の本質を掴むのに最も良くないこと」と言ってくれたのが良いなあ。重要な回だけど緩いのがらしくて楽しい。
バッファゲータ、今日は出られず。アリゲータは乾燥に弱くて戦線離脱。動物の生態に絡んだネタ、前回に引き続き出てきて楽しい。
32話で教授がライオンが宇宙超古代文明において重要なものだと考えていたのは、今回出た石板のせいだった。次回ライガとクウガが揃う。グランナーGのお話かな?(2020.11.15)
第34話
日本に戻ったクウガ、ライガは大規模の宇宙超超古代文明の海底遺跡を守るために出動する。イクゾウさんは少しでも家族の時間を過ごせるようにと気を使ってくれた。家族団らんを楽しむ駆動家、久々に話し込むレオとイーグル。一方のダークスピナー達も海底遺跡を狙う。
巨大な海の怪物が棲むという海域・ポイントMへ。グランナーGも合流し、移籍へ生身で潜ることに。ガーディアンを倒して奥へ進み、制御クリスタルへ辿り着くがチャンバー達に起動されてしまう。グランナーGは多数のガーディアンを引き付けて双子にスピニュウガーを任せて先に行かせる。イーグルシャークはスピニュウガーに吸い込まれ、レオチータと同時に同じ場所を攻撃することでスピニュウガーを倒す。グランナーGはエナジー切れで正体がバレる。
今回はシリアス寄りの爽やかな回だった。3人全員の見せ場がきっちりあるのがすごく良い。久々の双子の合流で息の合った戦闘、同じく息の合った駆動夫妻、双子の絆を信じるバリキ博士。それを見守る周囲の人たち、グランナーR,K,G三人とも格を落とさない展開は非常に上手い。無理に華やかにせず、本作らしいドラマ性を含んだ正体バレ回。これまでのゴウさんの歩み、双子との関係が積み重ねられてきたからこそ胸に沁みる展開だったと思う。
なんだろうな…派手さはないし感動系を無理に狙わないっていうのは、視聴者が作品をきちんと見てる(作風への理解もある)ことをスタッフが信じてくれている感じがしてなんだか嬉しくなるし、それが伝わるように制作してきた自信があるんだなって思える。やっぱりいいアニメだ。
第35話
ゴウさんのことグランナー誰も気づいてなかったのかあ…凄いなそれ(笑)。
宇宙で巨大なダークエナジーが発生。巨大宇宙船が観測される。通信状況が悪くなって宇宙船を追えなくなってしまう。国道教授はスーパー国道モードで天体観測から降下ポイントを割り出す。通信手段の回復等のために翌日アメリカのガランドキャニオンへ向かうことに。
駆動家特性スタミナスープの話良いなあ。双子は熱出すのもお揃いかあ(笑)。まどかさん「二人ともお父さんの仕事のお手伝いしてるんでしょう?バリ元気で帰って来てね」っていうのが…うん、大好きだこのアニメ。
ブレーキーはダークスピナーにとって最後の手段を実行する決意をする。ガランドキャニオンの遺跡に母船を接続してアースエナジーを吸い上げる、失敗すれば母星ダークには帰れなくなる。ママとのことを思い出しパパを母星に連れ帰る決意を新たにするチャンバー達。
ガランドキャニオンへそれぞれのルートで向かうことになるが、アーストンネルが別の宇宙超古代文明の遺跡にふさがれている。遺跡の中には住居らしいものと、それを守るガーディアンが。クウガは住居を破壊することを嫌がり、ガーディアンはそれを察知して戦闘は回避される。
帰る場所がある駆動家と失ったダークスピナーの対比が。
アメリカ大陸横断レースにはマラソンや自転車やクラシックカー、レースでなく個人的な挑戦としての車椅子での横断などもあるようで、創作ものなら馬での横断レースなども。車を見せたい、重視したいこの作品では確かにうってつけの題材かも知れない。この作品こういったアイディアも素晴らしいと思うし、日本、世界、宇宙と順当にスケールアップしつつ、そこに生きる人の暮らしも描いているのが凄く良いなあと。ミクロとマクロがちゃんと繋がってテーマ性に直結する、それを積み重ねてきた。(2020.11.29){/netabare}
【第36話、第37話】
{netabare}第36話
各ルートからガランドキャニオンへ向かうグランナー達と母船オー。母船は2回のトラブルで修理したり。ゴウはファンに囲まれたりクラッチのスピンガーで足止めされたり。ジョーとカケルは食事休憩中にサーベルとバッファローがレッカーされたり。ライガとクウガは高速道路で道を間違えて遅れたり食事したレストランで強盗を捕まえたり。最終的にはグランナー達はギリギリ間に合わず、母船オーはガランドキャニオンへドッキングしてしまう。
カケルは休憩でカレーを食べた時にチャンバー達の事を思い出していて、投げっぱなしにしないの良い。カジノ街の観覧車で久々のスピンガーが出て来たのが懐かしいし敵の対応としても順当。ティラノトプスフルカスタムの活躍もあり、GTR、スープラ、NSXのスピードレースも見れて良かった。他社とのコラボ玩具を入れられる限り入れようとするの素晴らしいと思う。ジョーは今回特に見せ場無しだけど今後何かあるでしょう。楽しみにしてる。
ロードムービー&ロードレースの詰め詰め感がテンポ良くて楽しい。ニューヨークからどの位かかったんだろう?一番頑張ったのは双子だろうな(笑)後先考えずに道間違えた結果、強盗を捕まえて人助けしてるのが等身大のヒーローだなって和む。
結構切迫した状況なのに楽しい雰囲気を崩さないのがスタッフのポリシーを感じて良い。皆それぞれちょっと抜けたことしてるので、シリアスとコミカルのバランスが取れていて好き。次回予告もやたら明るいし何がどうなるのか全く読めない(笑)
よいこのお二人のゲスト出演もすごく良かった。二人組のゴウファンと警察官A、B。明るく等身大の感じが作風によく合ってたと思う。(2020.12.6)
第37話
母船オーが地軸に接続され、アースケイブの側でもダークスピナーの狙いがはっきりする。相手の防衛ラインが厳しく3つのルートで攻略することに。グランナーK、Jはガランドキャニオンの迷路を進むがイーグルをかばったバッファローが岩に埋もれて足止めされる。グランナーR、Xは周囲の堀(湖)をグリップブリザードトミカで凍らせて進むが氷が割れてレオをかばったサーベルが落ちてリタイア。内部に侵入しようとしたR、Kはワープさせられて入れず、グランナーGが高速で突破。ティラノトプスの助けでR、Kも侵入する。
以前のクイズ大会の再来(ダークスピナー側)みたいな回だったなあ。コントローラーやピコピコハンマーはガーディアンなの…?4クールなので放送期間はまだあって、雑誌などで明るい雰囲気で作るとスタッフがはっきり言っているのでまあこのノリだよね(笑)。良い感じにボケ、ツッコミ、ボケ返しツッコミ返ししていて可愛い。タンブルウィードもちょっと豆知識。ティラノトプスが落ちてくる門を抑える所、独特のノリとお約束ネタが好きなテンポだ。バッファローって実は根アカでもないらしく、それでいじられキャラとは苦労するなあ(笑)。サーベルの大丈夫じゃねえー!!も良い。赤ドン青ドンのエナジー不足で~っていうのも展開をコントロールしつつギャグにされてて良し。
ダークスピナーは時間稼ぎが出来ればいいので、この流れでピリピリする必要もないし籠城戦としても妥当な手段を用いているし、独特の雰囲気を維持しつつ楽しい。次回対話や和解の方向に行くのか、戦うのかも注目所。(2020.12.13){/netabare}
【第38話、第39話】
{netabare}第38話
母船オーの変な機能が色々…(笑)。二手に別れてエナジーの集積場所と吸収機能を攻撃する。ライガとクウガはブレーキーに当たるが、エナジーを使い再生し続ける。エナジーの吸収機能はゴウが当たるがチャンバー達に苦戦しているところに、カケルとジョーが駆けつけてくる。双子もブレーキーを撃退し、奪われたエナジーを取り戻す。ここぞという時に生身の戦闘が入って来るのが好き。改めて敵も味方も皆で戦っているのがとても良いなあと。
Bパートはクリスマスパーティー。ペンキ塗られるガオグランナー達が可愛い。ブレーキー様はエナジー無くなると消えてしまうんだろうか…。要はAIみたいなものだよね?ブレーキー様の基盤がおかしくなってるっぽいので、ラストクールはそれをアースが助けるような展開になるのかな?
第39話
これまでのお話のおさらいをジャイロン、ライガ、クウガ、レオ、イーグルのメンバーで。導入が「皆もグランナーになってね!」なのが可愛い(笑)ゴウさんがカッコよく正体明かしたがっていたのがバレてしまった。これは少し恥ずかしいんじゃないだろうか(笑)。レオ、イーグルが力強く同意するのはすでにアースグランナーでは様式美だね。
…ジャイロンって回ごとに結構差があるというかアニメーターさんの癖が出てる感じで面白いなあ。球形だから描くの大変そうだな~とか変なことを思ってしまった(笑)。(2020,12,27) {/netabare}
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【第40話~第43話】
{netabare}
第40話
攻勢に出るという大きく物語が動く回でもあるけど、お父さん達の過去話とかもあってちょっと中休み的な内容でもあった。
宇宙に駐留するブレーキー達に攻勢をかけるため、スペースカスタム計画が実行に移される。二機しか宇宙に上がれないので、チームワークが出来ているライガとクウガに託される。
ジョーノ総合大学時代、バリキ博士と熊猫指令は同学年だった。バリキは高校を飛び級していて年齢はバリキの方が下。バリキとイクゾウは大学の人達の助けになるようなことをし続けていた。その頃に初対面のマドカの頼みでゾウの難産を助けている。ライガのアホ毛はマドカさんの遺伝かあ(笑)。
ブレーキーの様子がおかしいのを気にするチャンバー。サークロン3機が宇宙へ上がるためのアースエナジーを狙ってくるが、ジョー達が3人で撃退。
まさかの悪いヤツ登場…!3クールまで楽しく優しい展開で来たので結構意外だ。
今回作画が良いなあ。いつも良いけどスポーツの作画とか周りの人の芝居付けとかも全体的に凝ってる。中の人の話になるけど一家4人で宇宙に出たんだなあ。指令と博士の距離感も過去と今とで変わっていないのを感じる。(2021.1.11)
第41話
ジャイロンが半分宇宙船の外に出てるの可愛い(笑)。アースグランナーの状態で宇宙空間から地球を見たり、昼寝したり自由だなあ。
地上ではジョー達は訓練に明け暮れ、アースケイブは宇宙に上がったメンバーへのバックアップ体制を整える。国道とアウトバーンは遺跡の調査に向かい、白鷲の石板を見つけるが、それが発光したときクウガとイーグルの前に白い鷲が現れて問う。「地球の文明を守ってもいつかは全て消えてしまう。それなのになぜ戦う?」
自分がクウガを泣かせたことに憤るイーグル。「共に過ごした思い出が消えることなどない」というのが大事なところ。イーグルも地球を守るべき星と認識していて、夢の中で白い鷲から問われても理由などいらないと言えるのが好き。大切なものがいつかは消えると思えば揺らぐけど、これまでの時間が積み重なって未来になると思えば今を粗末にはできないよね。
地球を見ながらクウガはイーグルと一緒なら何も怖くないと言う。最後にもう一度繰り返されるのが良い。
第42話
ブレーキーはサビに母星ダークを滅ぼされた時のことを思い出す。チャンバー達は協力して、最後のダークエナジーでこれまでの全てのスピンガーを復活させる。パフパフのダンスが可愛い。しかしプテラの力で協力になっているのでレオチータとイーグルシャークに全滅させられてしまう。その時母船オーはサビに乗っ取られてサビブレーカーに変わり攻撃してくる。バリキ博士の宇宙船を庇いレオとイーグルが危機的状況になった時、地上で石板が完成し、二機は新たな姿になる。白い究極の力はサビと何か関係があるっぽい?次回予告、ライガとクウガはチャンバー達を保護するっぽい。楽しみ。
白獅子の石板を保管した金庫の番号がわからなくなり、国道とアウトバーンが色々打ち込むのに笑った。しかもメインキャラの誕生日をどんどん明かしていくからファンサービスみたいな所も。前回の次回予告でクウガ(とライガ)の誕生日が2月2日って話してたのはこういうことだったのね(笑)
レオは王者としての在り方に白獅子と違う回答を示しており、イーグルは母星を守るのに理由は必要ないしいつか消えてしまうにしてもこれまでの営みそのものに意味があると答えを出している。この作品は絆をテーマにし、失われた文明を物語に織り交ぜてきているので、それらがちょうど繋がるようになっているのかな?過去とは違う結末になる布石は打ってあるなあと。きちんとした筋立てになっている。
いつか消えてしまうかもしれないのに何故地球を守るのかっていう白い鷲の問い、子供向けらしくふわっとした言い方で重いこと言ってますね…。何十年後には自分たちは死ぬからって考えることを放棄する、みたいな人は結構いるかも…。自戒も含めて。
「これまでの時間が積み重なって今がある」と思うと、その前に40話で親世代の過去を描いてるのが上手だなと。大昔の滅びた遺跡を巡るのも歴史を意識させるけど、さらに親世代やグランナー達のこれまでに言及すれば歴史の一部に自分たちも含まれてることがわかりやすくなる。
そして同じような歴史を辿るかもしれない分岐点がおそらく今。それでも、レオは白い獅子とは違う答えを持っていて、イーグルもまた白い鷲とは違うから、違う未来を迎えるんだろうなあと感じさせるのが良いよね。(2021.1.24)
第43話
大昔、サビに母星を追われたキングオブビースト(白獅子)とスカイカイザー(白鷲)は地球に辿り着き宇宙超古代文明を築いた。サビの襲来を予期して宇宙超超古代文明へと高めたが、地球そのものを守ることはできたが文明は滅んでしまった。石板の中に二人は思念を残し、今また目覚めたが、不安定で常に姿を見せ続けることはできない状態。
ライガとクウガは白獅子と白鷲の力を失い一旦地球に帰還。チャンバー達もまたブレーキーと母船を失い、命からがら地球へ落ち延びる。チャンバー達はアースから逃げつつ、以前カケルに渡していたダークスピナーフォンで連絡を取り助けを求める。助けに向かったカケルを追いかけてリンとグランナー達は全員集合してしまう。ダークはダークエナジーを用いて機械仕掛けで母星を維持している状態なので、アースエナジーを奪いに来ていた。
ダークスピナーの事情を知って助けることにしたグランナー達。ゴウが指令達に口利きすると約束し、チャンバー達は一時的に駆動家に身を寄せることに。ライガとクウガは隠してるつもりだけど、まどかママには動物でも拾ってきたのかな?ってバレバレ。
そしてついにサビブレーカーが地球へ降り、次回へ。
カケルやっぱり説明書読んでなかった(笑)。ラインスタンプ可愛すぎて発売して欲しい(笑)。ジョーのダークベイベーって呼び方に笑った。チャンバー達がダークの人達にとってはヒーローだったんだ、っていうセリフ良かった。昨日の敵は今日のファミリーってセリフまた聞けると思ってなかったなあ。カケルの天然がさく裂している(笑)。ダークスピナーにとってアースケイブが悪の組織っぽく演出されてるの、楽しくて可笑しいシーンだけどお互い様なんだよなって思うとなかなか示唆に富んでるかも。チャンバー達が寝袋の代わりにお母さんの着ぐるみ来てるの可愛すぎる。
今回作画がめっちゃ可愛い(笑)仕草と表情が細かくて見てて楽しい。次回、グランナー達の訓練回?最近なかなか活躍の場がないバッファゲータに見せ場が欲しいなあ。
ロボットで戦争ものって今は流行らない、今の子供たちは戦争ものを好かないとかって聞くけど(真偽は不明だけど)、戦争って複数の陣営の正義のぶつかり合いでそれをどう描くかだと思っている。
チャンバー達がアースケイブに改造される!!って頓珍漢な想像してるの可笑しいけど、往々にして戦時に情報不足だと相手陣営にあらぬ想像(敵は人非人だ!みたいな)を抱きがちだよね。アースグランナーは子供向けらしく重くならないように、楽しく優しい描き方で誤魔化さずにやってて感心してしまった。「母星ダークにとってチャンバー達はヒーロー」というのもそれを補強している。
白い鷲の問いかけといい、こんな風にさらりと核心を突いてくるの、スタッフは意図的にやってるのかなあ…ちょっと驚くんだけど。タカトミの子供向けロボットアニメで、戦うことに回答を示した作品は近年いくつか出会っていて、大げさだけど改めて時代の流れを感じた。(2021.1.31){/netabare}
【第44話~第47話】{netabare}
第44話
地球を守るためには無謀な戦いをするわけにはいかない、ということでGJスピリッツシステムでゴッドの力を使えるようにすることに。ゴッドチェンジトミカを作るためにバリキ博士とマンリキおじいちゃんが行動を始める。その間、グランナー達は訓練に明け暮れる。
シミュレータを使っているのでグランナーではなく普段の姿で戦う姿が見れる。きちんと書き直してるのが凄い。特撮では最終戦で顔見せでバトルするお約束があるからそんな感じだよねえ。だからバッファローが戦うのが省略されてしまったのは勿体ないなあ。
マドカママにあっさり見つかり夕飯食べてるダークスピナーが可愛い。ママの懐が深すぎる。熊猫指令にも秘密を打ち明けるライガ達。国道教授や白獅子と白鷲のとりなしもあり、アースグランナーとダークスピナーは協力することに。
第45話
地球の地軸が傾き、自転も止まりそうな状況だがまだ動けないでいるアースケイブ。トミカが完成するまで自分たちの戦いを見直すグランナー達。映像を見直してる時の会話から、一切の訓練無しでガオグランナーに搭乗しアースグランナーの合体まで行えたのはライガとクウガだけらしい。
バリキはどんなことをしても子供達を守る決意を固めている様子。珍しく「どんなスピリットでも使ってみせる」というきつめの言葉を使ってるのが印象的。子供達には見せていなくてもバリキ博士にも大人としての厳しい面はある。宇宙で双子が体を張って自分を守ろうとした際の恐怖も記憶に新しいのだから当然だよね。
グランナーとガオグランナーの会話が皆可愛い。まさに最終決戦前という感じ。アースエナジー=絆の力。地球自然現象、循環や相互作用によって育まれる命達の絆。
全体が一貫してるなと再確認する内容だった。
(2021.2.14)
第46話
OP映像が一部変更されました。EDもだけど最終決戦仕様になってるなあと実感。動物園が避難所になっていてマドカさんたちが支援していたりとか。白獅子と白鷲からサビブレーカーの攻略法を聞いて作戦を立てるアース。本体とアンカーに同時攻撃を仕掛けることになる。サークロンで戦う3人がすごい活躍してる。ジャイロンとパフパフが可愛い。バトルシーンが多いだけあって見栄切りとかしてるのが良いなあ。バッファローのロデオモードでレオチータが助かるのとか上手い。販促を最後まで抜かりなくやるのは頭が下がる。
同時攻撃で外殻を破壊し、露出したコアを叩く作戦だったが、コアがダミーにすり替えられていて失敗。内部までサビに浸食されたガオグランナー達はコアグランナーを脱出させる。
小さい子には結構怖い展開かも。感想漁ってると思ったよりショック受けてるお子さんとかサビ出て来た頃から怖がるようになった子とかもいるっぽくて、ここまで緩く来たのは正解だったんだなと思う。(2021.2.23)
第47話
熊猫指令「ぶつかり合うのは気持ちを一つにして前に進むためにするべきだ。お互いの怒りをぶつけるだけではバラバラになるだけだ」という台詞、自分が過去にカケルへの対応が良くなかったと思っているからかな?穏やかな言い方だけど説得力がある。
大人の対応がめっちゃ素敵。国道教授はクウガとライガのやり場のない気持ちのために自分に責任が無いにも拘わらず頭を下げて自分にできることを探そうとし、熊猫指令は皆を諫め、バリキ博士は自分にしかできないことをあきらめずにやろうとする。マドカさんも自分にできることをしつつ、皆が元気を出せるような嬉しいことを逐一報告。守るべき者をきちんと描いてきたのがここにきて効いてるなあと改めて。
チャンバー達が発破をかける展開めっちゃ良いなあ。ずっと失い続けてきたダークスピナーがライガとクウガを元気づけようとするの、相手の気持ちがわかるからっていうのとグランナー達の強さを信じているからっていうのが良いなあ。チャンバーがすっかり司令官の器…。
リンちゃんみたいな皆の頑張りを見て応援するタイプの女の子が報われるの最高。チャンバーがメンバーのトップを行くヒロインならリンはメンバーを見守るヒロイン。
動物思念が不在の一方通行でもアースエナジーが貯まっていくの、マンリキおじいちゃんが「車は戦うものじゃなくて友であり家族であり仲間」って15話時点で言ってるんだから不思議でも何でも無かった…!
国道とアウトバーンがどう働く(活躍の場をもらう)のか。別の意味で楽しみ(笑)。次回予告の掃除機がまたよくわからない(笑)。赤ん坊のライガクウガが見れるのかな?楽しみ。(2021.2.28){/netabare}
【第48、49話】
{netabare}第48話
冒頭の皆でマルマルオッケー!が和む。チャンバーと仲直りして皆で作戦会議、パパの思念が母船オーに同化したときのことを思い出すチャンバー。サークロンに生身で乗り込みサビブレーカーに乗り込む一行。ダークスピナーの専用掃除機で細かい思念を探し収集することに。3手に分かれる一行、それぞれノリが良くて面白い。サビはライガとクウガだけを誘い込み罠に嵌める。大切な記憶を闇の彼方に消し去ろうとするサビ。残ったわずかな動物思念が双子を守る。皆でアースブレスで思念を集めて回収し、ブレーキーの思念に助けられて脱出、ゴッドの力を借りて追ってを振り切り帰還する。おじいちゃんは準備万端にしてくれていて、皆をもとに戻してくれる。赤ちゃんのころからライオンと鷲が好きだった双子。レオとイーグルは生きていたころから最初から二人を知っていてずっとそばにいて、「もう一度会いたかった」と。それでガオグランナーの思念になったのか…。バッファローのただいま!が可愛い。
アイキャッチがゴッドバージョンで格好良いなあ。次回予告がまた軽くなってる(笑)
記憶=絆の源と考えれば確かに理にかなっている。体が覚えている、行動で呼び起こされる心…物質に残った記憶、遺物から読み取る記録。車(意思の無いもの)とも絆を結ぶことが出来るというのはそういうことかも。縁の深さ、特別な存在というのは生命に限らない。
ラブパトとアスグラのコラボ回(ラブパト32話)視聴しました。何となくラブパトの人気の理由がわかった気がする。キュートなファッションと華やかなダンスをしっかり物にしていて嵌ってた。
第49話
サビアンカーを破壊するために地下をスピンガーで掘り進め、ライガとクウガが向かい、他の3人はサビブレーカーを攻撃して目くらましする作戦。小さなスピニュウガー達が宇宙超古代文明のエネルギーをライガとクウガに託してくれ、そのおかげで白獅子と白鷲の思念が安定する。ゴッドチェンジトミカを時間制限なく使うことが出来るようになった。
ゴウ達3人の絆レベルが120%に上昇する。絆レベル無限大ってなんだろう?
チャンバー達が作ったドッカンズー・マークⅡで双子は地下を進む。国道とアウトバーンは白獅子と白鷲に憑依された振りをして用心深いサビの気を引こうとサビブレーカーに乗り込む。アウトバーンの現金さがなんとも俗物っぽくて好き。間一髪、レオがアンカーを捉えてイーグルが攻撃して二人で破壊っていうのが阿吽の呼吸で双子らしい。イーグルがサビを「獲物」って言ったのが猛禽類らしくて痺れた。イーグルは普段が落ち着いていて聡明な面のほうが目立つので。
絆レベル無限大のプランがバリキ博士の頭の中にあるということで、ゴッドにならない三体にも活躍の場ができそうで楽しみ。
国道教授とアウトバーンに最終局面で出来ることがどれだけあるんだろうって思っていたら超古代エナジーの調達やら命懸けの時間稼ぎやら、予測できないことを平然とやっていて笑ってしまった。この人たち地球陣営のジョーカーかも知れない。(2021.3.14) {/netabare}
【第50話~最終話】{netabare}
第50話
作戦しっかり決めて挑むのがこの作品らしい。サーベルのドリフトサンダートミカも再登場したり。逆転マンボをみんなで踊る時、アースケイブの面々が速攻で踊り始めるのも好きだし、テレビ見てた人達もノリ良く踊り出すのも楽しい。たとえば理屈で考えると無理があるとしても、3歳の子が逆転の時だと思いながら見ていたらここで水を差すのは野暮と思うので。
サビの悪あがきの連続ではあるんだけど、アースケイブ、ダークスピナー、普通の人達との絆の力、双子の絆の力、グランナー達の絆の力と段階踏んで描き続けた結果をここで見せつけるわけだからこれだけのボリュームになるのはすごく納得する。そして帰るまでが遠足…というか最終決戦だから、仲間のアースエナジーで引き合うのも良い。絆レベル無限大になる前からバッファロー達もゴッドの力を発現させているのが歴史を紡いできた文明や現在の人達が全員が同じ気持ちで戦っているんだなと思える。
最終回
ナレーションの声でいきなりしゃべりだす地球。なんで皆自然に受け入れているのか(笑)。地球にいつでも見守られているというのが優しい作風によく合っていて良い。
アースエナジーがあふれ出してチャンバー達に星の再生のために持たせる分も捻出できる状況。母船オーの修理をマンリキおじいちゃんが買って出て、エナジータンクをバリキ博士が作ってくれることに。数日間はダークへは向かえないので遊園地で遊びご飯を食べて、ダークでの話を聞いたり再会を約束したり。母船復活、エナジータンクが完成し、別れの時。友人との別れがきちんとしてるの凄く良い。カケルが「あの時ダークスピナーに会わなかったらどうなっていたか」と言うのが凄い好き。友人との別れでもあり、同じ宇宙に暮らす人達との友好の約束でもある。
OP、ED、アイキャッチが結構細かく変わる作品だったけれど、最終回でヘルメットオフの青年姿が見られるとは思わなかったなあ(笑)。サービス精神旺盛。皆の「それから」が丁寧でそれも良かった。ガオグランナー達の日常が普通の人達の交流の中にあるのが良い。命は皆仲間という語りにウソが無くて、最後まで貫き通したのが素晴らしかった。
最序盤のゲストキャラの今も出て来たの好き。スペースグランナー計画、ダークとの連携、ダークの平和な様子とか。
スペースグランナー計画で〆るのが本当に上手。アニメは終わるけど今度は「視聴者の君の番」であり、OPがそこでかかるのも上手い。でもアースグランナーは役目を終えていなくて、バリキ博士やイクゾウ指令も自分自身の夢を追い続けて行くし、グランナー達の夢も新しい段階に入っていく。そこからED「僕らがヒーロー」に入るのも良い演出。内容としても50話ラストのバリキ博士のモノローグ「辛くてもあきらめない。それが生きること」というのが綺麗に繋がったと思う。
夢と愛があってとても優しい作品でした。スタッフさん1年間ありがとうございました!
・オマケ・
最終戦のライガとカケルの「○○は絶対にあきらめない。だから俺も絶対にあきらめない。だから俺たちは永遠に諦めないんだ!」の音声のごっこ遊びが実際の玩具(レオとイーグル両方のトミカに入っている)でできるそうで、玩具とアニメの連携が飛びぬけて良く出来た作品だった。コロナで玩具発売が多少遅れたりして残念だったけど、予定通りだったらもっと売れていたかも?
ラブパトリーナとの相互コラボ。私は詳しくないんだけど、コロナの影響はラブパトとアスグラのイベントをかなり減らしてしまっていて、アニメの中でラブパトが通常のイベントをやっている姿が見られたり、ラブパトの本編内でアスグラのスーツ姿が見られたりして詳しいファンには嬉しいことだった様子。
フィギュア王278号にて特集が組まれており、3歳の子供達にロボットを受け入れてもらい、そこからトミカを手に取ってもらう狙いがあったと。徹底して明るく楽しい作劇が貫かれていて、親御さんがツイッターで「子供が怖がったりしないで1年間楽しんだ」と言ってるのを度々見かけた。感想を漁るのもすごく楽しい作品だった。(2021.3.28){/netabare}