2014年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVA一覧 102

あにこれの全ユーザーが2014年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2014年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

58.3 26 2014年夏(7月~9月)アニメランキング26位
TERRA FORMARS OVA バグズ2号(OAD)

2014年8月20日
★★★★☆ 3.4 (71)
319人が棚に入れました
火星のゴキブリを駆除・清掃するため宇宙船バグズ2号は地球を発つ。火星に降りると15人の乗組員達はテラフォーマーの襲撃に遭う。乗組員達は「火星の厳しい環境下で任務遂行」の名目で受けさせられた、「バグズ手術」によって昆虫人間へと変身し対抗するが・・・・。

kooodain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本編の前日談的な立ち位置

本編を多少知っていないと楽しめないかもしれません。
単行本でもそうでしたが1巻目はわけが分からず2巻目から本編という感じです。
要は歴史、過去の振り返りと言ったものです。

この作品はその設定と戦闘の面白さだけに特化しています。
ですので人間がゴキブリと対等になってからが面白いです。
この過去話ではゴキブリの方が基本的には強いので最大限の面白さはないです。
ですがゴキブリの凄さ?を表すのには欠かせない話です。
人間はゴキブリより弱く一方的にやられる側であるというなんとも面白い話です。

▼物語の評価
本当の面白さは本編からでこれは過去の話。
設定の理解と歴史を知るだけで良いと思います。
面白くなるのはこれからです。
▼作画の評価
OVAですが驚くほど映像が綺麗です。
本編でもこのクオリでィーを維持できていると良いのですが。
ゴキブリの気持ち悪さも健在でした…('-' )
▼声優の評価
声優はかなり豪華だと思います。
そして誰がやってるか気にならないほど合っていました。
▼音楽の評価
BGMは上手く使いまわしていると感じました。
OVAですのでバリエーションは多くなく感じました。
OPEDは当然ないです。本編の前に出た物ですので。
▼キャラの評価
とにかくゴキブリです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

人間が駄目なら、スパイダーマンを連れて行くしかあるまい・・・

※グロ注意

火星を居住可能な星にする「テラフォーミング計画」は最終段階を迎えていた。火星を温める為に500年前に放った大量のゴキブリを駆除する為に送り込まれた宇宙船「バグズ2号」の乗組員。主人公はその火星で謎の宇宙人と遭遇するが、それは過酷な環境下で進化したゴキブリ「テラフォーマー」だった・・・

特別な改造手術によって得た昆虫の力を使い巨大ゴキブリと戦う乗組員達、その姿はまさに仮面ライダー。

小町小吉
{netabare}オオスズメバチ
第二部「TERRA FORMARS」では
火星探査チーム隊長及びアネックス1号艦長{/netabare}

乗組員のほとんどは何の魅せ場もなく、サクサク死んでいきます。


TERRA FORMARS OVA バグズ2号
TERRA FORMARS OVA 後編(仮)(2014年11月発売の単行本11巻OVA同梱版)
TERRA FORMARS

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

※見ても見なくても本編が分からないというわけではありません。


尺の制限があるので回想は少な目でした。(後編においての蛭間一郎ぐらい。)

豪華なキャスト陣を無残にも・・・な展開は前編・後編でも変わらず。

激しいバトルはそれほど期待できませんが、面白味は正直OVAの方があるかも知れないです。


前編をTVアニメ放送前に、後編をTVアニメ中盤に持ってきた理由。

それは後編に本編に繋がる謎・伏線が散りばめられているからなんだろうと思います。(単純に単行本の発売ペースに合わせただけなのかもしれませんがw)

初見で見る人がいるのか分かりませんが、キャラの魅力・協調の部分がちょっと?な所があったので、原作で補うしかないかな・・・。

あ、規制はOVAなのでないです●。そこら辺は気を付けてねw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

58.3 26 2014年夏(7月~9月)アニメランキング26位
大成建設 「ベトナム・ノイバイ空港」篇(その他)

2014年8月1日
★★★★☆ 3.5 (17)
54人が棚に入れました
新海誠監督。コミックス・ウェーブ・フィルム制作。

58.2 28 2014年夏(7月~9月)アニメランキング28位
アカ斬る! 劇場(Webアニメ)

2014年7月9日
★★★★☆ 3.4 (24)
128人が棚に入れました
アカメが斬る!のキャラクターがちびキャラとなって活躍するショートストーリー。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんか、救われるな……。

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
「アカメが斬る」のキャラクターを生かした、パロディー系のギャグショートアニメ。色々ネタバレもしてるんで、本編全て観てからの視聴をオススメします!

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番笑ったのは、フィギアのネタですw

ただ、他の話にしても「笑う」というより「和み」ました。

「アカメが斬る」がああいう終わり方をした(というかストーリーだった)だけに、少し、救われた気になりました。

みんなああやって、敵も味方も関係なく、どっかでバカやって過ごしてくれてれば良いですね。。。

クスッと笑い、ホロッとしました。「アカメが斬る 」ファンとして、なんだか、幸せな気分です♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

58.2 28 2014年夏(7月~9月)アニメランキング28位
僕らはみんな河合荘 第2巻映像特典(その他)

2014年8月6日
★★★★☆ 3.4 (20)
114人が棚に入れました
BD・DVD第2巻に収録されている。

「シロさんと俺(4)」「河合荘女子トーク」が収録されている。

58.1 30 2014年夏(7月~9月)アニメランキング30位
僕らはみんな河合荘 第3巻映像特典(その他)

2014年9月3日
★★★★☆ 3.4 (20)
115人が棚に入れました
BD・DVD第3巻に収録されている。

「河合荘の住子さん」「シロさんと俺(5)」が収録される。

58.0 31 2014年夏(7月~9月)アニメランキング31位
七々々日本昔ばなし 第1話「浦島太郎」(OAD)

2014年6月25日
★★★★☆ 3.4 (17)
73人が棚に入れました
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』Blu-ray&DVD第1巻収録の映像特典SDキャラショートムービー。

57.9 32 2014年夏(7月~9月)アニメランキング32位
七々々日本昔ばなし 第2話「一休さん」(OAD)

2014年7月23日
★★★★☆ 3.4 (15)
71人が棚に入れました
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』Blu-ray&DVD第2巻収録の映像特典SDキャラショートムービー。

57.8 33 2014年夏(7月~9月)アニメランキング33位
姉ログ 靄子姉さんの止まらないモノローグ(OAD)

2014年9月18日
★★★★☆ 3.4 (56)
245人が棚に入れました
妄想が止まらない女子高生こと、靄子姉さんの濃厚妄想ショートコメディーがアニメ化!モヤッとした日常を映像で楽しもう!靄子役の小清水亜美さんが熱唱するEDテーマも必聴!!

声優・キャラクター
小清水亜美、水島大宙、明坂聡美

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小清水劇場はーじまーるよー♥

小清水変態セリフ吐きまくりモエモエキュンな物語。

びっくりしましたよ!小清水さまが妄想変態セリフ吐きまくりですよ!たまりませんなぁ!しかも悠木さんまで出てるとは何事よ(笑)
姉が弟に身体を求められていると妄想しているねーちゃんの日常物語なのだが本当にそれ以上でも以下でもない。キャラデザ、作画ともにうーんって感じでファン以外オススメできない。

小清水変態姉様サイコーですね!どこかの店に居ないかなぁ!ちなみにEDも小清水様の美声!夢の国へ行けますぜ!
評価は小清水様補正の色眼鏡評価です!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

アニサン企画の一つとして第5巻コミックス同梱版OVA

「弟のことを『姉に恋するあまりに欲情する変態』と思い込む姉が、弟のあらゆる策謀から逃れるべく、さまざまな妄想に駆られて周囲をトラブルに引き込んでいく」といった日常を描いたコメディ作品。作者の田口によれば、もともとインターネット上のイラスト投稿サイトにアップする目的で、趣味の一環としてプロットを書きとめていたところ担当編集の目に留まり、構想から10日で週刊誌連載が決まったという。

主に高等学校を舞台とした内容だが、作者は2014年3月の時点で登場人物が進級したり年齢を重ねることのない「サザエさん時空に突入した」と表明している。その理由について「後輩より先輩たちを残したい、僕の年上好きたる所以」と評している。また、登場人物の氏名には「靄」「輝」「かすみ」など気象や天候に関連したものを付けている。

エンディングテーマ
「アネソン 〜靄子姉さんの止まらない妾ソング〜」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

57.7 34 2014年夏(7月~9月)アニメランキング34位
キルラキル 装繍編 裸の青春-美木杉愛九郎の回想-(その他)

2014年9月3日
★★★★☆ 3.4 (17)
124人が棚に入れました
キルラキルBD/DVD第9巻(完全生産限定版)に同梱されている。

美木杉の語りでキルラキルを振り返る装繍編となっており、キルラキル未放送話(第25話)につながっていく。

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

最後のまとめ

物語の視点をヌーディスト・ビーチの美木杉愛九郎(みくすぎ あいくろう)にしてまとめたキルラキルの総集編。
本能字学園や流子に関わりがあったので、あらすじを語るのには適任だったのでしょう。
服を扱っているだけにタイトルにも刺繍(ししゅう)の繍の字を使っています。
ご丁寧に『装繍編(そうしゅうへん)』というタイトルです。

本作品はレンタルでも視聴できます。
自分としては有り難かったですね。
第9巻のSPECIALというところから選択する事ができます。
約9分で「キルラキル」をどのようにして簡潔にまとめるのか。
お楽しみはBD/DVDという事で。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

57.7 34 2014年夏(7月~9月)アニメランキング34位
ハッカドール オリジナルアニメ第2弾(Webアニメ)

2014年9月17日
★★★★☆ 3.4 (11)
33人が棚に入れました
主演  :高木美佑、奥野香耶、山下七海
制作  :TRIGGER
君にシンクロするニュースアプリが登場!

57.6 36 2014年夏(7月~9月)アニメランキング36位
ノーゲーム・ノーライフ Ⅰ ミニOVA(その他)

2014年6月25日
★★★★☆ 3.3 (79)
326人が棚に入れました
Blu-ray・DVD第1巻の毎回得点としてミニOVA「妄想《ワイルド・ファンシー》」が付く。

57.6 36 2014年夏(7月~9月)アニメランキング36位
ハッカドール オリジナルアニメ(Webアニメ)

2014年9月17日
★★★★☆ 3.4 (11)
36人が棚に入れました
主演  :高木美佑、奥野香耶、山下七海、紫乃れいみ
主題歌:First Heart Beat
制作  :TRIGGER

57.0 38 2014年夏(7月~9月)アニメランキング38位
ノーゲーム・ノーライフ Ⅱ ミニOVA(その他)

2014年7月30日
★★★★☆ 3.3 (62)
262人が棚に入れました
Blu-ray・DVD第2巻の毎回特典としてミニOVA「監督《ディレクター》」が付く。
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

とりあえず短いです。Ver.2

ノーゲーム・ノーライフのDVD&Blu-ray第二巻の

特典ミニOVAです。

内容は{netabare}突然の暗転+半透明人間

のまさかまさかの{netabare}18禁展開{/netabare}と思わせる

スタートでしたが、結局は白が監督になって

本当の{netabare}18禁展開{/netabare}にするかも

というふうでしかもあれまで出てくるとは

といった感じ{/netabare}です。

これはこれで作画がもうなんだこれって

感じになってます。

とりあえず短いが面白かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

56.9 39 2014年夏(7月~9月)アニメランキング39位
僕らはみんな河合荘 第1巻映像特典 「シロさんと俺」(その他)

2014年7月2日
★★★★☆ 3.3 (50)
317人が棚に入れました
原作にて単行本の話間に掲載されている宇佐と城崎のストーリー外での日常を描いたものをアニメ化。絵は原作のタッチに近いものになっている。BD/DVD各巻につく。

56.9 39 2014年夏(7月~9月)アニメランキング39位
ノーゲーム・ノーライフ Ⅲ ミニOVA(その他)

2014年8月27日
★★★★☆ 3.3 (58)
249人が棚に入れました
Blu-ray・DVD第3巻の毎回特典としてミニOVA「復讐《リベンジ》」が付く。
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

とりあえず短いです。Ver.3・・・ってこれは・・・

ノーゲーム・ノーライフのDVD&Blu-ray第三巻の

特典ミニOVAです。

内容は{netabare}どうもステファニー・ドーラが散々

こけにされていた事のリベンジをするために

空に具現化しりとりでの勝負を挑みますが

何が出てくるのかと思えばまさかまさかの

{netabare}触手プレイにスライムそんで無害な白濁液

ってもうアウトだろという{/netabare}ものが出てきて

一体このミニOVAは誰得なんだ・・・とか

思う感じ{/netabare}でした。

まあ、想像不可の領域なので爆笑して

しまいましたが・・・。

いよいよ作画はこのレベルに到達してしまったか

という感じの作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

56.6 41 2014年夏(7月~9月)アニメランキング41位
美少女戦士セーラームーン Crystal(クリスタル)(Webアニメ)

2014年7月1日
★★★★☆ 3.1 (173)
834人が棚に入れました
原作:武内直子、監督:境宗久、シリーズ構成:小林雄次、、ももいろクローバーZ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマチック&ロマンチックを具現化した、望外の「原作準拠」リメイク良作

お待たせしました。
みんな大好き“美少女戦士”アニメの紹介レビューです。

といっても、旧作の方は全5期200話もある大長編で、制作時期の古さ(1992年3月~1997年2月)から来る作画・演出の陳腐化に加えて、当作が空前の大人気作となってしまったことから来る追加に次ぐ追加エピソードの嵐で、まるで「過食症でブヨブヨに太ってしまった(もと)美少女(※ただし素材は抜群に良い)・・・」みたいな様相を呈してしまっていて、当作の名高さに惹き寄せられて、「さぁ、これから『セーラームーン』とやらを視聴してみようか・・・」と意気込む熱意溢れる方々に、旧作を素の状態で紹介するのは、いたたまれない気持ちになってしまいます。

・・・と、そう思っていたら、「需要あるところに供給あり」なのか、既に2014年から2016年にかけて、本シリーズの最初から、その“肝(きも)”である第3期(デス・バスターズ編)までが、確りと現代のアニメ技術でリメイク(再制作)されているではありませんか!

いやぁ本当に日本(このくに)に生まれて良かった・・・。

ここでわざわざ、レビュー・タイトルに「原作準拠」と表記しているのは理由があって、旧作アニメの方は、必ずしも「原作マンガ」に忠実な作品ではない(かといって原作からかけ離れた作品という訳でもない)・・・という、ちょっと微妙な関係にあり、もう少し詳しく書くと・・・

(1) 原作マンガの雑誌連載期間は、1992年2月-1997年3月
(2) 旧作アニメのTV放送期間は、1992年3月-1997年2月
(3) ということで、原作マンガと旧作アニメとが、ほぼ同時進行しており、アニメの方は原作者(武内直子氏)から事前に提供されていた原作マンガの設定(世界観や人物設定など)やプロット(具体的に作品として描かれる以前の粗いシナリオ原案)をなるべく尊重しつつも、独自の追加設定や追加エピソード、さらには改変設定・改変エピソードまでをアニメ化に際して大量に導入している。
(4) 中には、原作マンガの設定やプロットが固まる迄の繋ぎとして、完全アニメ・オリジナルで企画・制作されたパート(第2期(セーラームーンR)序盤の「魔界樹編」と第5期(セーラースターズ)序盤の「ネヘレニア復活編」)まである。
(5) その結果、旧作アニメは、原作マンガの世界観やシナリオを大筋ではちゃんと受け継いでいるものの、余りにも当時のアニメ制作者やスポンサーの商業上の打算に都合よく利用されて、現代の目から見て、既に陳腐化してしまい改めて観るだけの作品価値を毀損してしまっているパートが多くなり過ぎている。

※具体的にいうと、
<1> 第1期の場合、原作に準拠した新作ならば14話で収まるところを、旧作アニメでは延々46話にわたって制作・放送されていた。
<2> 第2期の場合、同じく新作では12話で収まるところを、旧作アニメでは延々43話にわたって制作・放送されていた。
<3> 第3期の場合、同じく新作では13話で収まるところを、旧作アニメでは延々38話にわたって制作・放送されていた。

・・・ということで、新作の方は、旧作アニメの最大の問題点である「シナリオの本筋に全然関係ない膨大な水増しエピソード」をゴッソリ削り落とし、なおかつ旧作にあった原作マンガからの改変設定・改変エピソードも綺麗さっぱりリセットして、その結果、旧作では第1-3期併せて127話もあったところを、原作に忠実なスリムでリーンなシナリオの作品に仕上げることで、第1-3期併せて39話の作品へと比較的視聴負荷のかからないものに生まれ変わりました(※ 39/127=約30% にサイズダウン)。

いやぁ本当に良かった。

・・・そう思って、本サイトでのこの新作アニメの評判をチラっと確認してみたら、あれれ???散々な評判ではありませんか。なぜこうなった???

この新作、何が評判悪かったのか?というと、一言でいってCGで制作されたらしいヒロイン(月野うさぎ)の変身後の決めポーズの「コレジャナイ」感が強すぎたのです。
旧作の決めポーズの「可愛い格好いい」感が全然でていない、というか、いかにもCGっぽい不気味で無機質な表情でビシッと決められてもなぁ・・・。
※この大失策には制作側も遅ればせながら気付いたようで、シーズンⅢからは、ナチュラルな手書き?っぽい決めポーズに改められています。

それ以外の、この新作への悪評については、もともとのファンの度を超えた旧作贔屓の産物と思って無視すれば十分です。(※そういう人に限って、過度の思い出補正により、旧作の方には4点以上の高評価をつけ、新作の方には3点台の低評価をつけていますが、そういう人は、もともと好きだった旧作の方をこれからもずっと楽しんでもらえればいいのです。)

・・・ということで、これからこの新作アニメの視聴を開始しようと思っている方に、一言だけアドバイス。

CGによる変身パートについては「諦めて下さい」。

あらかじめ、そこだけ諦めておけば、視聴を始めてから失望してしまうことは余りありません。
なんせ、世界観やキャラ設定は、今後このジャンルでは二度と出てこないと思われるほど優秀(※一例として、「セーラー戦士(Sailor Guardian)」が、そのまま「太陽系の守護者(Solar Guardian)」に音便変化しており、それぞれの守護星に応じた能力を確り保持していること等)、かつ、シナリオも飽きる暇がないほどドラマチックな展開の連続で最後まで一気に突き進んでしまいますから。

ももいろクローバーZが歌うOP「MOON PRIDE」も、聴き慣れてくると旧作OP「ムーンライト伝説」に勝るとも劣らない名曲に思えてくるから不思議です。
因みに、この「MOON PRIDE(※直訳すると「月の誇り」)」という印象的なフレーズは、第1期(ダーク・キングダム編)終盤の山場で{netabare}ヒロインが決意を固める流れ{/netabare}に深く関わってくるので、アニメ本編の視聴を始める前に、このOPのミュージック・クリップを何度か視聴して、本作のノリとテーマ(※それから、おまけとして問題のCGの出来具合)に、あらかじめ見当をつけておくのがお薦めです。

ゴメンね、素直じゃなくて。

※以下、期別の内容紹介。


◆第1期(ダーク・キングダム編)

 ⇒ ドラマチック&ロマンチックな堂々の王道展開を楽しもう!

旧作アニメだと、屋上の月型のマークがデカ過ぎて気付きにくかったのですが、新作では、少女たちがセーラー戦士に目覚める時に、その瞳に一瞬映る白銀色に輝く王宮(ムーン・キャッスル)の姿が、フランスの首都パリに実在する「サクレ・クール(聖なる心)寺院」(※パリのモンマルトルの丘に立つネオ・ビザンティン様式のカトリック寺院)の姿を模したもの、とハッキリわかります。
※因みに、シルバー・ミレニアム(銀色の千年王国)の首都の全体像は、同じフランスにある複合修道院施設島「モン・サン・ミッシェル」を模した形に描かれています。

太古の時代の{netabare}月のプリンセスと地球のプリンスの許されざる恋が招いた悲劇と転生の物語、プリンセスの守護戦士とプリンスの守護騎士たちの因縁、そして繰り返される悲劇{/netabare}・・・まるで、西洋の《古典悲劇》の型を踏襲したかのような見事な構成に魅せられる!
よく見ると本作は、各話が、ACT.~ つまり「第~幕」と表記されており、本作が「演劇」を模した(=つまり劇的 dramatic な=波乱に富んだ)シリーズ構成を意識的に行っていること、が明示されています(※原作マンガ(完全版)の各話構成とも完全に一致)

でも、本作が重苦しい作品なのか、というと全然そうではなくて、ヒロイン(月野うさぎ)が「アホの子」だけに抜群の見易さ!

そして終盤の第12話のラストシーンで、本作の視聴開始直後からずっと気になっていた、OP 「MOON PRIDE」の最初の小節{netabare}「MOON PRIDE 貴方の、力になりたい・・・」という言葉が見事に回収{/netabare}される!
これで本作への好感度がさらに上がってしまい、様式美溢れるこの第1期への個人評価は ★★ 4.5 とかなり高くなりました。


◆第2期(ブラック・ムーン編)

 ⇒ 途中から明かされるトンデモ設定を逆に楽しもう!

第2期は第1期に比較すると、さまざまな点で設定矛盾が目立って、どうしても個人評価は ☆ 3.8 と低くなってしまいますが、それでも途中から明かされる稀に見るトンデモ設定に思わず笑ってしまいました。

それにしても、ちびうさを small lady (背の低いレディ)と呼んでいるのは何か変・・・そこは petite lady (幼いレディ)だろ普通、と思っていたら、{netabare}彼女の実年齢が900歳以上{/netabare}って・・・それじゃ small lady で仕方ないのかな?


◆第3期(デス・バスターズ編)

 ⇒ 本作唯一の《神回》を含む超展開!迫りくる世界の終焉に戦慄すべし!

SeasonⅢ(第3期)は、思い切ってキャラクター・デザインが今風に変更され(※キャラデザ担当の高橋晃氏は、スイプリ&ドキプリのキャラデザを本作以前に担当)、第1-2期ではCGの違和感の大きかった変身シーンが滑らかな手書きに改められています。
なお、音楽は何故か1-2期に比べてインパクトがない印象ですが、それでも聴き続けると次第に耳に馴染んでくる良曲だと思いました。

「セーラームーン」シリーズの中でも白眉といえるこの期の個人評価は、★ 4.3 とやはり高くなりました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター 境宗久(第1-2期)、今千秋(第3期)
シリーズ構成      小林雄次
キャラクターデザイン 佐光幸恵(第1-2期)、高橋晃(第3期)
音楽           高梨康治
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期(ダーク・キングダム編) (14話) ★★ 4.5
(2) 第2期(ブラック・ムーン編)   (12話) ☆   3.8
(3) 第3期(デス・バスターズ編)  (13話) ★   4.3
------------------------------------------------------
  総合評価            (計39話) ★   4.3


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

== 美少女戦士セーラームーンCrystal (第1-2期) (2014年4月-2015年6月) ==

 ------------- ダーク・キングダム編 -------------
{netabare}
Act.1 うさぎ -SAILOR MOON- ★ 宝石店事件 ※CGパートは微妙だが展開の速さは◎
Act.2 亜美 -SAILOR MERCURY- ★ 天才少女、クリスタルゼミナール事件
Act.3 レイ -SAILOR MARS- ★ 火川神社の巫女、魔の6時のバス事件
Act.4 Masquerade -仮面舞踏会- ★★ D国大使館騒動
Act.5 まこと -SAILOR JUPITER- ★ 怪力失恋転校生、ブライダルショップ事件
Act.6 タキシード仮面 -TUXEDO MASK- ★ 幻の銀水晶捜し強制事件、セーラーVの影、うさぎ&衛双方身バレ
Act.7 地場衛 -TUXEDO MASK- ★ 衛の過去と目的、洗脳DVD事件、セーラーV見参
Act.8 美奈子 -SAILOR V- ★ 月のプリンセス?、美奈子おびき出し、東京タワーの戦い、衛被弾
Act.9 セレニティ -PRINCESS- ★★ 続き、前世の記憶回復、封印解除(幻の銀水晶出現)、衛奪わる
Act.10 MOON -月- ★ シルバーミレニアムの廃墟と聖剣、クイン・セレニティのメッセージ、四天王とセーラー戦士たちの前世
Act.11 再会 -ENDYMION- ★ 黒エンディミオン(遠藤君)接近、地下指令室の戦い
Act.12 敵 -QUEEN METARIA- ★★ 続き、クイン・ベリルの最期、北極圏へ、プリンセスの誇りと自信
Act.13 決戦 -REINCARNATION- ☆ クイン・メタリア強大化、二つの奇跡、幻の銀水晶の力解放
Act.14 終結そして始まり -PETITE ÉTRANGÉRE- ★ クイン・メタリア撃滅、月の王宮再生、ちびうさ登場 ※ラスト新展開{/netabare}

 -------------- ブラック・ムーン編 ---------------
{netabare}
Act.15 侵入 -SAILOR MARS- ★ 新たな敵、妖の四姉妹来襲(コーアン)、レイ囚わる(紅のルベウス)
Act.16 誘拐 -SAILOR MERCURY- ☆ 邪黒水晶とブラック・ムーン、亜美vs.ベルチェ、亜美囚わる
Act.17 秘密 -SAILOR JUPITER- ☆ まことvs.ペッツ、まこと囚わる
Act.18 侵略 -SAILOR VENUS- ☆ 美奈子vs.カラベラス、過去と未来の幻の銀水晶、ちびうさの願い
Act.19 タイム・ワープ -SAILOR PLUTO- ★ 30世紀へ、時空の番人(セーラープルート)、クリスタル・パレス到着
Act.20 クリスタル・トーキョー -KING ENDYMION- ★ 続き ※結構なトンデモ設定で笑
Act.21 錯綜 -NEMESIS- ★ 暗黒惑星に囚われたうさぎ、プリンス・デマンドの望み、ちびうさ闇堕ち
Act.22 思惑 -NEMESIS- ★ 幻の銀水晶のパワー解放、ブラックムーン城崩壊・脱出 ※面白いのだがシナリオの整合性のなさが鼻につく点は×
Act.23 暗躍 -WISEMAN- ★ 暗黒城の主、暗黒の女王来襲 ※同上×
Act.24 攻撃 -BLACK LADY- ☆ 黒エンディミオン再び、ラスボス来襲、プリンス・デマンド暴走 ※面白いけど展開が色々と雑な点は×
Act.25 対決 -DEATH PHANTOM- ★ 時間停止(プルート禁忌違反)、ちびうさ復活・セーラー戦士化、プリンス・デマンド死亡、デス・ファントムの怨念
Act.26 再生 -NEVER ENDING- ★ ネオクイン・セレニティの目覚め、ちびうさとの共闘(ラスボス殲滅)、未来の自分との別れ、ちびうさ再来訪{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「MOON PRIDE」
ED 「月虹」


=== 美少女戦士セーラームーンCrystal SeasonⅢ (第3期) (2016年4-6月) ===

 -------------- デス・バスターズ編 --------------
{netabare}
  ^^^^^^^^^^^ OP「ニュームーンに恋して」、ED「eternal eternity」 ^^^^^^^^^^

Act.27 無限1 予感・前編 ★ 天才レーサー&天才ヴァイオリニスト接近、無限学園生徒の先祖返り ※様式美を感じる変身シーンは◎
 ”   無限1 予感・後編 ★ 無限学園潜入、ウィッチーズ5来襲、土萌研究所の少女、謎のセーラー戦士たち
Act.28 無限2 波紋 ☆ 学園の怪集会、ユージアル撃破、謎のセーラー戦士の警告
Act.29 無限3 2人 NEW SOLDIERS ★ ちびうさ&ほたるの友情、学園の怪コンサート、ミメット撃破、ネプチューン&ウラヌス名乗り

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「乙女のススメ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Act.30 無限4 SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる ★ 破滅の神の夢、亜美の体験入学、ビリユイ撃破
Act.31 無限5 SAILOR PLUTO 冥王せつな ★ 土萌研究所訪問、植物園の罠、プルート転生、テルル撃破
Act.32 無限6 3戦士 ★ 外部惑星3戦士の使命と目的、タウ星系からの侵入者、ほたるの体の秘密、シプリン来襲
Act.33 無限7 変身 SUPER SAILOR MOON ★★ 聖杯の力解放(スーパーセーラームーン覚醒)、シプリン姉妹撃破、滅びの戦士(セーラーサターン)覚醒の悪夢、ミストレス9覚醒

  ^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「永遠だけが二人を架ける」 ^^^^^^^^^^^

Act.34 無限8 「無限迷宮」1 ☆ ちびうさ心停止、無限学園突入と罠、マグス・カオリナイト撃破
Act.35 無限9 「無限迷宮」2 ★ 師(マスター)ファラオ90の野望、ダイモン化実験、土萌教授撃破、ミストレス9再出現
Act.36 無限10 無限大―上空 ★ ほたるの戦い・魂消滅、ちびうさ甦生、スーパーセーラーチビムーン覚醒
Act.37 無限11 無限大―審判 ★★★ ミストレス9撃破、師ファラオ90実体化・タウ星系接近、セーラームーン単騎突撃、サーラーサターン覚醒
Act.38 無限12 無限大―旅立ち ★ 沈黙の大鉈(世界の終焉の危機)、うさぎ一瞬メシア化、ほたる転生、後日譚(高校進学、ラスト新展開へ) ※ED「eternal eternity」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆(※参考)続編情報

昨年6/30に、第4期(デッド・ムーン編)が、劇場版(前・後編)として制作されることが公式サイトで発表されています。
シリーズディレクター(監督)は第3期と同じ今千秋氏。公開時期は未定。

(2018.12.14)旧作レビューをUP

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポよくあっさりしたリメイク。

名作の「美少女戦士セーラームーン」を
ギュッと濃縮して26話であっさり観られる。

テンポが良くて話もスムーズ。
1部:ダーク・キングダム編と
2部;ブラックムーン編が味わえます。
視聴中「話が進まない!」等のストレスは皆無。

作画は比較的綺麗な気がする。
セーラー戦士のお顔がシャープで鋭い(刺されたら痛そう)AGO(顎)と
小顔×大きな瞳で女の子の憧れと象徴そのもので「コレジャナイ感」が出てるけど気にしない(適当)

私が生まれた頃のアニメなので、セーラームーンのアニメ自体そこそこ観ていましたが全部は見ていなくて一部分のみだったので話自体よく知りませんでした。

母と兄がファンだったらしく、家を探すとレア?なセーラームーンの着せ替えのお人形(危うく、おままごとよりゲームや外遊びが好きだった小さい頃の私の悪戯の餌食になるところだった)やコミックスが出てきます。

深く観たいならリメイク前のを。
あっさり大まかでも良いから観たい方や
懐かしいものを新しくリメイクしたものが観たい方はオススメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

2015夏アニメの方が、好きなのだ!

 前作とうさぎを一話だけで比べると、同じ声優さんでも違うです。どんな声優さんでも、いきなり最初からうまい人は、少ないんだなぁです。

 2話、3話と仲間が、駆け足で出てきているです。放送時間にかぎりがあるのだろうか?です。

 作画は、目とか少女漫画の独特さを思わせる感じがするです。

 ん・・・です。

               2015 5.5 「一話は、前作のリメイク」

何だかんだ見てます。まもちゃんさらわれちゃったよです。
                2015 6.7?「月に王国ってあるの?」

 2015夏アニメや以前からの映画鑑賞などの方が私には面白く、多忙のためそれを削ってまで、見ようという気がこのアニメに無くなったです。

 宇宙兄弟に例えると南波日々人ら宇宙飛行士が、苦労してやっと月に行けたのに、一瞬で行ってしまう、うさぎ達。宇宙服の一部が破損して、日々人ですら命拾いしPDというのになった。ここでの月が、酸素なしの無重力環境でない。おかしいです。

 以前のセーラームーンと並行してみていたが、私には作画とかにどうしても好感持てない!です。クリスタルでないのほうが、見やすいです。クイーンメタリアだか、倒しても終わらない!新展開になったです。あきるというか、これ以上は・・・です。今年の夏アニメのほうが、私は好きです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

56.3 42 2014年夏(7月~9月)アニメランキング42位
神羅万象~天地神明の章~(Webアニメ)

2014年6月29日
★★★★☆ 3.3 (12)
49人が棚に入れました
「神羅万象チョコ」10周年記念長編アニメーション!
「神羅万象チョコ ~天地神明の章~」のストーリーが、
シリーズ初の長編アニメーションになりました!

邪神群はどこからやってきたのか?
数多の文明はなぜ滅ぼされたのか?
天界への疑惑
いま明かされる、神々の禁忌(タブー)―…

数々の謎をはらんだ、
歴代主人公達が繰り広げる、壮絶なオールスターバトルをお楽しみください。
ネタバレ

ふぁれのぷしす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

プロモーションアニメで、総集編みたいな感じです

原作は神羅万象チョコという、チョコにキャラクターのカードを封入されている商品で、
それには独自の世界観と設定があります。

アニメは30分尺の1話のみ、総集編みたいな作りです。
ダイジェストで進行するのもあり、原作の世界設定や人間関係を知らないと
意味が分からないと思いますが、何となく面白そうな世界観は感じたので、
TVアニメにしたら面白そうかなと思いました。

アニメはバトルものです。
{netabare} これから最終決戦?をやるぞ、ってところでアニメが終わってしまうので、続きが気になる作りです。 {/netabare}

音楽は結構ちゃんとしていました。声優は有名人気声優を集めています。
TVアニメでじっくりキャラを掘り下げて見たい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

56.3 42 2014年夏(7月~9月)アニメランキング42位
鬼斬娘(Webアニメ)

2014年8月8日
★★★★☆ 3.3 (15)
39人が棚に入れました
製作者はRabbit MACHINEとpurikokoとの二名による「つぶら/tsubura」。
前半は鬼斬少女、後半は五年後に制作した続編鬼斬娘。

56.1 44 2014年夏(7月~9月)アニメランキング44位
健全ロボダイミダラー 第2巻健全ミニOVA 「ボーリング・フォー・バインバイン」(OAD)

2014年8月27日
★★★★☆ 3.2 (18)
95人が棚に入れました
ショートアニメだが健全さは変わらないままに・・・。

今回は三博士がフューチャーされている。

55.8 45 2014年夏(7月~9月)アニメランキング45位
みならいディーバ(Webアニメ)

2014年7月14日
★★★★☆ 3.3 (32)
138人が棚に入れました
音声合成ソフト「ヴァーチャルディーバ」シリーズの蒼井ルリと春音ウイ。
まだ無名で誰にも曲を作ってもらえない2人が、大先輩・葉山シェリーのような人気絶頂の歌姫になるべく“自作自演”を決意!
「何かヒット曲があれば有名になれるはず!」と自分たちで代表曲を作って発表することに。
毎回、専用アプリでフリーの楽曲を製作し、テーマ、タイトル、詩を自分たちで相談しながら考案!エンディングでは出来上がったばかりの曲を生歌唱して披露!
見習いヴァーチャルディーバ2人のサクセス(?)ストーリーです。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

発想の斬新さと企画への情熱が感じられた一作

正直このアニメを語る資格は僕には無いと思います。
なにせ放送中のアニメは録画して見る人間なので、それではこのアニメを十分に理解したとも楽しんだとも言えないかもしれないです。
でも、ここでレビューが全くないのも寂しい、勿体ないと思うので恐縮ながら書きます。



ディーバ(歌姫)の見習いである蒼井ルリと春音ウイが生放送の番組に呼ばれ、そこでライブを行うというもの。
つまり、新人が主役のアイドルアニメみたいな感じです。

今までの石ダテ監督らしいゆるゆるなトーク・・・・これがライブパートのマイクパフォーマンスだと冴えていて素晴らしいです。
もちろん声優二人のアドリブ力のおかげでもあります。

ルリ役の村川梨衣さんは前々から演技以外だと凄い人だと聞いていたのですが想像以上に凄かった・・・(笑) エネルギッシュな方でした。
ウイ役の山本希望さんも負けないぐらい情熱的でしたが、どちらかというと村川さんの抑え役でしたね。

台本がないからこそ全力を発揮しようとする現場の熱気が伝わって、生の本領ここにありと思いました。


このアニメは生放送なので、アニメも実際に声優がリアルタイムでモーションキャプチャの機器を付けて動かす訳です。
声を当てながら歌って踊って、映像も音響も即興で合わせて。凄いですよね。

また、視聴者参加型番組を謳っているため、放送中にTwitterで視聴者から曲の歌詞を募集し、その歌詞を組み合わせて即興のアイドルソングを歌います。
なので歌詞はけっこうハチャメチャなものが多いですが、ある意味で自由な曲になっていて楽しめます。
真剣な曲からふざけた曲まで歌いこなす二人に尊敬です。



例えば全く興味のない人が気まぐれにこのアニメを見たとしてもあまり楽しめないと思います。
また、普通に見ていると50分間という放送時間は冗長すぎるように感じます。(自分はそう思いました)


しかし毎回アニメを見て参加していた視聴者からすれば、段々とキャラクターが出来上がっていく「ルリ」と「ウイ」の制作に関わっているような感覚、自分達の送った歌詞やメッセージがアニメの一部になっていく感覚がとても新鮮だったんでしょう。


思うに、視聴者の役割が単なるネタの提供だけじゃなくて、アニメの本筋に繋がっているところがラジオとはまた違った魅力。
一度採用された歌詞はずっと残り続けるし、歌われ続けるんですね。

また、二人の本領がアイドルとしての成功にあり、駆け出しのアイドルを応援するような気分を味わえるのも魅力。
駄弁っているのはあくまでアイドル業の一環であり、本人達は真剣にアイドルに向き合っているんです。

ここら辺が客観的に見て「みならいディーバ」の面白さなんじゃないかと思います。



うん、でもやはりここまでだと‘生感覚’以外で良さが伝わらないかもしれないです。
本当に凄いと思ったのはこのアニメの最終話の演出ですから。近年まれに見る傑作でした。

{netabare}
今までの回ではおしゃべりパート(通称さえずりパート)とライブパート(通称はばたきパート)に分かれていたものを、最終話ではほぼ全編ライブシーンが流れっぱなしです。

視聴者と共に作ってきた曲をノンストップで歌い続け、傍から見ていても興奮しちゃいました。
村川さんも山本さんも、終始パフォーマンスを挟みつつ全力で取り組んでいました。
曲を聴けばその回が浮かんでくるような熱心なファンからすれば感無量なんではないでしょうか。


で、歌いきって楽屋に戻ったところでアンコール。
戻ってきたルリとウイが歌うのは初お披露目の「Encore(アンコール)。」

アンコールを想定して、というのが愛を感じられます。
この曲の歌詞は今まで関わってきたスタッフや視聴者への恩返しの気持ちで二人が作ったそうです。
その言葉を聞いているだけで曲のクオリティの高さは予想できました。

非常に感動的な曲で、思わずうるっと。背後のスクリーンに映し出される映像まで気が利いてますね。


それだけじゃないんですね。
二人が「ありがとーー!」と言っている最中クレジットが流れるんですが、その中のSPECIAL THANKSに視聴者(Twittterのユーザー名)がずら~~~っと並んでいる。
スタッフの倍以上、とにかく大勢のクレジットがぎっしり略すことなく表記されていて。本当に視聴者への愛に溢れていました。


これ普通に見るだけでも凄いんですが、一緒に連れ添ってきた視聴者との積み重ねがしっかりと活かされているのが何より素晴らしいです。
{/netabare}


「面白いものを作ろう!」という発想の中に、きちんと「視聴者を楽しませる」という前提が含まれている。

そのために莫大な労力を掛けて様々な試行錯誤を繰り返していったスタッフには頭が下がる思いです。

面白いとかつまらないとかそういう感想以前に、今のアニメ界でここまで情熱を注いだ作品作りがあることに感動しました。

みならいディーバの最終回は伝説的でした。
ファン(このアニメに関わった全ての人)に向けて、全力の愛が込められた最高のライブでした。

多分今年、というか数年はこれを超えられる最終回は見られないだろうと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

ほったっる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

業界初(?)の生アニメ!・・・ではないな。2.5次元のラジオ放送

NOTTVで放送された、1時間の生アニメ。

「ちょ、生放送でアニメって、おま・・・」と思う方もいらっしゃるでしょうが、最近の技術はすごいらしくて、声優さんの動きに合わせてアニメ絵のキャラが動く、モーションキャプチャーなる技術を使って生で放送しております。
つまり声優さんにキャラの動きもやってもらって、少し俳優に違い感じで生演技をしてくれというところです。

大まかなストーリーとしては某ツインテの歌姫如く、バーチャル世界でDiva(歌姫)を目指す2人のバーチャルディーバが、アプリで作った曲にイメージを沸かせ、そのイメージに基づく歌詞を視聴者と共に考えながら、生放送中に作詞し、EDで披露するというお話です。
こちらが主に放送時間の30分を占めるお話。

残りの20分は2人がNOTTVの番組のゲストに呼ばれたという体で、様々な企画に生で挑戦していくというお話になります。まぁバラエティのゲーム企画のようなものと思ってもらって構わないと思います。
(実際はこの間で前半30分に寄せられた歌詞を整理し、作詞してます)

というのが表向きの内容。

それで実際はどうなってるのかというと、まぁアニメとしては評価できないなと。
ぶっちゃけ、それは出演者が原因だなと思います。完全にノリがラジオになっているからです。
まぁ確かに、声優さん達にとってラジオ放送は手慣れたものだと思います。主要キャラをはったことのある二人ならばなおさらです。

まずキャラの性格がほぼ声優に一致します。参考までに公式サイトのキャラ紹介を載せておきますね。
※かなり長いので隠しておきます。若干ネタバレ要素有。

蒼井ルリ
{netabare}性格は元気で少々破天荒な青い髪のヴァーチャルディーバ。
モチーフは日本三鳴鳥の1つ「オオルリ」。
・明るい
・プラス思考
・発言がかなり適当
・ノリツッコミが下手だが勢いで押し切る
・動きがうるさい
・年齢は不明。自称「10万5000歳」
・スワロンにやや暴力的
・ごぼうちゃんにやや暴力的
・下ネタは苦手
・話をふるとすごく尺を使う
・プログラムの不具合で右手が複雑骨折することがある
・その状態を「悪魔が暴れる」というらしい。
・精神力が上がると抑えられるらしい。
・理想のキスのシチュエーションは、要約すると「仕事帰りに同僚とチュ☆」
・人工知能が搭載されているが最新ではないらしい
・ひまわりの種をおぼんに乗せる
・鬼の演技をすると何を言っているのか分かりづらくなる
・ウナギとチョコが好き
・目玉焼きには醤油をかける派
・ノリツッコミかと思いきや、乗ったあげくに「ハイハーイ!」のひとことで片付ける力技を見せることがある
・ウイちゃんから「ガンバルーリー♪」というフレーズを考案してもらったものの、まだいまいち使いこなせない。
・頭にタライが落ちてくることがある
・早口言葉が得意
・ラッキースケベには「とってもありがとうございました」と感謝の言葉を忘れない
・困ったときには必殺技「ルーリークリスタル」が発動する
・台本があるところは意外と尺を取らない
・無茶な動きをすると「屍」状態になることがある
・暫定の挨拶フレーズは「今日の気分はルンルンルーリー♪」
・豊臣秀吉になんらかの思い入れがある模様
・「盆と正月が一度に来たようなダンス」を踊ることができる
・ノリツッコミかと思いきや、乗ったあげくに特にツッコミをしない「ノリツッコマナイ」を見せることがある
・ウイのブーツとポシェットとお花の髪飾りを内心羨ましく感じているらしい
・尺が無くなったときは「早口で喋る」という帳尻合わせの機転を利かせる
・曲によってはものすごい歌唱力を見せることがある
・印象的だったことは「ごぼうちゃんが爆発したこと」 {/netabare}

春音ウイ
{netabare} 性格は素直で良い子で引っ込み思案なヴァーチャルディーバ。
モチーフは日本三鳴鳥の1つ「ウグイス」。
・基本クール(?)
・ちょっと毒舌
・ルリを引っ張るお姉さん的存在
・年齢は不明。「永遠の12歳」になりたい
・ハワイに家を建てるのが夢
・ゴリラが好き
・小龍包が好き
・うなじが可愛い
・音楽に合わせて踊る事が好き
・集中力がなくなると声が低くなってしまう
・ちょっと緊張しい
・挨拶は「今日も1日ウイウイウイ♪」
・サブタイトルの回収が上手
・理想のキスのシチュエーションは、「お姫様抱っこをされて『お前軽いな〜』と言われてチュ☆」
・最新の人工知能が搭載されているらしい
・筋肉が好き
・あざといは正義
・お金と結婚したいという願望がある
・なぜか時折、誰かに見せつけるように下着を履くような仕草をする
・合言葉はラブ&ピース&マネー
・目玉焼きにはソースをかける派
・「ボクおっぱい」などたまに謎のフレーズを口走ってしまうことがある
・滑舌が怪しくなるとエラーを起こして止まることがある
・ハーレム系のラブコメについてなぜか造詣が深い
・近頃ちょっと耳年増
・なにかとブリッジを見せたがる
・頭部に後ろからしか見えない小さな顔のような髪飾り(?)がついている
・かなりの女王様気質
・お金は好きだが、それを他人からいじられることは不快な様子
・立場が危うくなると嘘泣きをすることがある
・最近、ルリに対するノリツッコミのフリが雑になってきている
・心の中で「ルリの眉毛が短い」と思っているらしい
・「ルーリーより立場が上」という認識を持っている?
・印象的だったことは「ルリが上様を演じたとき」
・最終回で「涙」という感情を覚えた{/netabare}

とまぁキャストの声優さんが悪ふざけすればするほど、キャラにどんどん変な性格が宿っていくという始末です。
決定的なのは生放送中にキャラを中の人の名前で呼んじゃうところです。
アニメイベントなどでお馴染みの製作総指揮よっぴーですら、中の人の名前で呼んじゃったり、視聴者のことを「ラジオネーム」と言っちゃってる時点、もうこれラジオでいいよね?笑

演者さんがアニメを録っている(生だが)という意識がないものには、アニメとしては見れません。なので総合評価も初期値にしておきました。

じゃあお前この作品嫌いなのか?と聞かれれば胸をはって答えましょう。
かなり好きです。

そもそもこのアニメを見つけたきっかけは、蒼井ルリ役の村川さんこと、りえしょんの動画を追っていったら見つかったものですので、本作品はまさしくりえしょんワールド全開の作品。私はあの世界観大好きなんですよ笑

春音ウイ役の山本さんこと、のじょさんが気を遣ってボケ役に回ってますが、まぁりえしょんのツッコミが下手。そのノリツッコミはもはや才能です。

その他の場面でものじょさんの有能さが発揮されていくだけで、りえしょんは相槌うってるか、ツッコんでるが、「えー」と言ってるだけ笑
ほぼ番組の進行は、のじょさんが進めてくれてます。特に歌詞作りの時はりえしょん全然役に立ってないのがすぐわかります笑。

作り上げた歌もりえしょんはなかなか歌えていませんが、のじょさんは初めてなのにかなりうまい印象。

しかし演技同様、やるときはやるのが俳協の最終兵器こと、りえしょん。
{netabare}最終回のライブでは謎歌唱力を発揮してくれて、ギャップ萌えを演出してくれました。←ネタバレにする必要もなかったかな?笑{/netabare}

ただ、できあがった歌も悪ノリで歌詞を作ってるので、大概な歌ばかりです。でもあの短い時間で作詞を仕上げる技術は確かにすごいです。

最新技術を用いて撮影しておりますので、立ち位置がずれたり、キャラが固まったりと、生ゆえにシステムエラーも避けられませんがそれはそれで見所です。

アニメとは到底言い難い作品でしたが、動くりえしょんに抵抗のない方、あるいは私のように中毒になってしまった方にはオススメの作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

Baal さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何に挑戦したかったのだろう・・・

NOTTV他で、2014年7月14日から9月22日まで

生放送されたアニメーション番組です。

私はニコ生一挙を流しみた感じですがあまりに

退屈すぎてBGMを聞いているのとおんなじ感じ

で視聴しました。

生放送番組なので一挙放送という再放送を視聴

しても何が面白いのか分からなかった。

しかも50分番組らしくて、その長さを生でやって

テレビでも放送されていてそれを視聴している人

もいるだろうが、その状況で何を共有するのだろう。

ネット配信特にニ〇ニ〇放送ならコメとかあって

何かしらあるのかもしれないのだが・・・。

あまりに退屈過ぎたのでここまで流し見ることは

アニメではありえないのにこの作品に関しては

例外的になってしまいました。

とりあえず何かを目的とした挑戦であるのだろう

から、その志には評価に値するものなのかなと

思います。私にはどんな目的がある挑戦なのかは

全くわからなかったのですが・・・。

今更見る価値は全くないといっても過言ではないと

思います。(作品には失礼ですが生放送ものは

再放送があっても意味を全くなさないと思いますから。)

放送当時に見ていたとしたら何か変わったのかな

なんて思いました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

55.7 46 2014年夏(7月~9月)アニメランキング46位
鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』10周年記念完全新作アニメーションPV(その他)

2014年9月9日
★★★★☆ 3.3 (24)
138人が棚に入れました
電撃文庫『とある魔術の禁書目録』『へヴィ―オブジェクト』『インテリビレッジの座敷­童』『ヴァルトラウテさんの婚活事情』など、これまでの鎌池和馬作品に登場したキャラ­クターたちが総出演!
キミは何人のキャラを知っていたかな? 電撃文庫編集部による、今回限りの10周年記念特別映像! 一度限りの夢のコラボに注目!

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

<ヘヴィーオブジェクト>「とある」作者の人気ラノベがアニメ化

「とある魔術の禁書目録(インデックス)」で知られる鎌池和馬さんのライトノベル「ヘヴィーオブジェクト」がテレビアニメ化されることが5日、明らかになった。同日、東京・秋葉原で開催されたイベント「電撃文庫 秋の祭典2014」で発表された。

「ヘヴィーオブジェクト」は、超大型兵器・オブジェクトによる戦争を描いたSFアクション。人気ライトノベルレーベル「電撃文庫」から2009年10月に第1巻が発売され、8巻まで刊行されている。累計発行部数は約74万部。

クウェンサーを「アルドノア・ゼロ」などの花江夏樹さん、ヘイヴィアを「翠星のガルガンティア」などの石川界人さん、ミリンダを「六畳間の侵略者!?」などの鈴木絵理さんが声優を務める。

アニメは鎌池さんの作家生活10周年を記念したプロジェクトの一環で、詳細は今後、発表される。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

くまきっちん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

プロモーションビデオ

鎌池和馬さん作品「とある魔術の禁書目録」10週年記念で10個の項目のうちの一つです

『とある魔術の禁書目録』『へヴィ―オブジェクト』『インテリビレッジの座敷­童』『ヴァルトラウテさんの婚活事情』などのキャラクターが出ています

そして2015年10月より放映中されている「へヴィ―オブジェクト」やサッカーの東京ヴェルディとのコラボ、鎌池和馬さん新作「未踏召喚://ブラッドサイン」などの宣伝も兼ねているようです

ネットで調べると情報が出ますので興味のある方は調べてみるといいでしょう

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

55.5 47 2014年夏(7月~9月)アニメランキング47位
ノゾ×キミ (OAD)

2014年8月18日
★★★★☆ 3.2 (38)
237人が棚に入れました
サンデー編集部が本気で挑むノゾ×キミのアニメ化!ノゾミ×キミオ×ユウキの『自分見せ合いっこ』を完全収録!お色気シーンも盛りだくさん! ノゾミのオシリが、ユウキのムネが動く!!ゆれる!!!

声優・キャラクター
小林裕介、諏訪彩花、石上静香、内田真礼、芹澤優

紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

チェリー御用達

しょぼいドタバタ工ロコメディー作品。

物語の骨格自体はそんなに悪く無いのだけど
強引に工ロ話へ持っていくのでストーリーがどうしても
歪になってしまい、まるで昭和の頃の工ロ本と同じような
ストーリーの組み立てが残念。
本作はOVAだから多少は許されるのかもしれないが
原作が少年週刊誌に連載しているのは編集部の
倫理観を疑うレベル

作画も低予算らしいイマイチな出来でしょぼいストーリーと
あわせて残念な作品でした。

まぁとってもチェリーな中高生が喜びそうな作品であるのだけれど(笑)

           追記

TOKYO MXで放送されていたので2話と3話を視聴した
まぁ録画データーの消化なので2倍速で作業しながらの視聴だったけど
印象的には1話の時と変わらないな(笑)
でも原作の漫画はラブコメとしてやや面白く感じるかも知れないと
思う俺がいるのも事実。
もっとも、わざわざ自分から進んで読みにいくとは思えないが
機会があればパラパラと読むかな

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

55.2 48 2014年夏(7月~9月)アニメランキング48位
無邪気の楽園(OVA)

2014年8月29日
★★★★☆ 3.1 (46)
250人が棚に入れました
将来の展望も一切なく、ニート同然であった25歳の青年・反田省太は、母校・市立露里小学校[7]で開かれた同窓会に参加し、元同級生たちが今や社会に出て成功を収めているのを知ってやるせない気持ちになっていた。その後、独り「異空間と繋がっている」という七不思議の噂のあったプールで黄昏れていたが、不意に足を滑らせて水中へ転落してしまう。そして水面から顔を出してみると、小学生たちが授業を受けている場に居合わせてしまう。混乱する省太だったが、自らの身体が子供に戻っていること、見覚えのある子供たちがいることから、自分が小学校5年生の頃にタイプスリップしていることを悟るのだった。

Baal さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

無邪気って怖い・・・・・のか

漫画が原作(エロコメディ)の作品で

単行本に付属されたOVAです。

内容は小学校での同窓会の合間にプールに

落ちた主人公が突然小学校時代にタイムスリップ

して体も当時に戻ってからいろいろ

起きてしまうという感じです。

領域的にはほぼアウトな感じに思います。

知識などほとんどない無邪気な小学生が

意識せずに起こす出来事が精神だけ保って

タイムスリップしているのでまあ

やばい感じになって一人「無邪気って怖い・・・」と。

まあいろいろとアウトなところがあるので

視聴者層は限定されそうな感じの作品です。

(いやしないとダメだろ)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

この作品にレビューを書く勇気。日本人のロリコンとはなにか。

 本作を考えるとき、日本人の精神性としてこのロリコン好きということを少し深く考察せざるをえません。世界的に一般アニメとしてこれが流通するというのはありえないでしょう。日本最高のアニメクリエーター、宮崎駿は疑うことのできないロリコンです。アニメの主人公としての女子中学生、女子高校生比率は異常です。

 日本人のロリコン好きは、おそらく穢れを忌避するという集合的無意識に近い共通感覚なんだと思います。高温多湿のせいで、食物にしても新鮮じゃないといけないし、汚れればすぐに腐ってしまいます。そういう風土の中で、見えないなにか汚れたもの=穢れとして、避けるようになりました。血や唾液、革、死体など人間であって人間でないもの、を嫌うのもこの穢れの延長となります。

 ですので、物は新しければ新しいほどいい、という精神性があります。新築、新車、初ガツオ、女房と畳は新しいほうがいい。とにかく、より新鮮でより若いものを愛でる。
 処女ではない=他人の体液を浴びているということが穢れにつながり嫌われているのでしょう。また、農耕民族ですので、将来妊娠する可能性が高いより幼い女性を好むということもあるでしょう。
 中古を気にしない、処女性に意義を見出さない西洋の文化とは一線を画します(なお、日本でも処女崇拝は明治以降という考えかたもありますが、それ以前は農耕社会として女性=労働力生産機としてしか見てなかったんでしょう。長くなるので割愛します)。

 また日本人の権威主義ということもあります。制服JKJCは、つまりティーンエイジャーであることの証明です。昭和までは処女性の象徴でもありました。

 本作は、さらに下を行く小学校5年生です。まあ、これを見てればロリコンと言われるでしょうね。ですが、これを見て楽しんでいるからと言って、性的嗜好が本当のロリコンあるいはペドフィリアである人は少ないのではないでしょうか。
 
 これは現代日本人の特徴。大人の女を相手にするのが怖い。拒否されることに耐えられない幼児性でもあります。あるいはセックスという人的なコミュニケーションを避けるオナニー文化ともいえます。童貞あるいは妻子もちですら、セックスは面倒だと感じる日本人にとって、この性的に無垢で無知な小学生を妄想に使いたい、という意味なんだと思います(文化史的にいえば恥の文化=振られたらみっともないもあるかもしれませんが、長くなるので割愛します)。

 ですので、視覚的あるいは肌の接触という消費のされ方をします。小学5年生というのは生理がきていないので生殖を考えなくてよく、エロさはある年齢。男にとって都合のいい妄想の相手として丁度いいのでしょう。
 本作の登場人物は、小学生のわりには女性的な特徴を兼ね備え、表情などは大人の女に近いです。つまり、年齢そのものより都合のいい妄想相手としての「概念」あるいは「形而上学的な存在」なんだと思います。

 世界のロリコン規制、あるいは女性からみたロリコンの気持ち悪さ、が日本人男性は感覚的に理解できないのは自分たちのゆがんだ消費の仕方と、本当の意味のロリコンとしてロリコンコンテンツをとらえている世界・女性の見方のズレのせいではないでしょうか。

 ちゃんと最後まで見てますよ。知人にカミングアウトする勇気はありませんが。
 ダラダラ書きましたが、要はそういう日本人にとって、本作は最高の妄想コンテンツなのでしょう。

 

投稿 : 2024/12/21
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