けみかけ さんの感想・評価
3.7
切った貼ったのマクロス7(´ω`;)映画ってよりかミュージッククリップだなコリャ
先に個人的な話をさせてもらうと2012年でイチバンの【駄目映画】ですわコレw
もうね、根本的に『総集編』であるはずなのに編集が出来てないんですw
『マクロスF』の面々の元に謎の怪鳥が(かなり唐突にw)ビデオテープを運んできて、そのビデオの中身がなんとテレビシリーズ『マクロス7』そのものであったw
というメタフィクション的なノリで作品がクロスオーバーする『マクロス7』の総集編
ビデオの中で彼等は、マクロス7船団とファイアーボンバー(サウンドフォース)の活躍を振り返っていく・・・という作品なのですが、肝心の『セブン』の内容が“本当にトーシローがビデオテープ切り貼りして作ったかのようなブツ切りの連続”でとてもお金を払って観に行く映画のクオリティではないwww
「マクロスといえば歌」なわけですが、肝心の楽曲の間で細かいカットが多く入り、ところどころで曲が途切れてしまってるのです
しかも一回や二回どころじゃなく、ほぼ全編でこんなのが続くわけっす
これじゃ折角アツイ話である『セブン』の魅力も半減
ライブ感も薄れ、興醒めもいいところ┐(´`)┌
こーゆーのって普通、音声は新録したりするもんですが、あくまで当時の空気感を残したかったのか、それともただ予算の都合が合わなかっただけなのかw
せめて楽曲と映像は別々に編集するべきだったのでは?
アミノテツロー監督自らの編集なのにコレではホントガッカリっす;
また、ココは映画としてもっとも賛否分かれるトコかもしれないですけど・・・
【徹底して戦わない主人公、熱気バサラ】という『セブン』が他シリーズと差別化される最大のポイントが今作でもしっかりと描かれているものの、【バサラがやむをえずミサイルを撃ってしまい、後に苦悩する】という重要なエピソードがあっさりカットされているのは少し悩ましいところでもあります;
新規作成された『フロンティア』パートは最後のライブシーンを除けばしょーもないヘボ作画
それに次々と顔を出してくる『フロンティア』キャラクター達の中でなぜアルト君だけ出てこないのか?ミシェルはいるのにw
など、スピンオフとはいえ色々とよぉワカランことになっています
まあどーしよーもないほどgdgdな映画なんですが、ファイアーボンバーの今もなお色褪せない名曲の数々が当時のエピソード共に回想されていく様・・・
エンドロールでの【シェリル&ランカ&バサラ】による奇跡的コラボでの名曲メドレー・・・
そしてモチロン、『セブン』という作品が生み出した“マクロスシリーズ最高の2大ヒロイン”たる【ミレーヌ・ジーナス】と【花束の少女】の二人にまた遭えたことで「『セブン』はやっぱりええアニメだったのぉw(´ω`)」
と、再認識できたことは嬉しかったですw
『セブン』入門用として軽ーーーい気持ちでの視聴をオススメしますw