2009年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画一覧 20

あにこれの全ユーザーが2009年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月11日の時点で一番の2009年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

75.0 1 2009年秋(10月~12月)アニメランキング1位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (747)
4450人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

それでもこの愛止められない

この作品の特に印象的に残ったのが
「ユニバーサルバニー」という曲の
ライブシーンでしたヽ(*´∪`*)ノ"

可愛いシェリルのホワイトうさぎに
Sexyなシェリルのブラックうさぎ♪

衣装やセットがもうすごく素敵でランカ派な私ですが、
ユニバーサルバニーは
もしかしたら1番好きな楽曲かもしれないですd(・ω・●)

はたして・・アルトはどちらを選ぶのか!? が気になるとこですね。

イツワリノウタヒメまでみたらぜひサヨナラノツバサも観てほしいです。
きっと感想は大きく分かれるんじゃないかなーって思いますε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ

読んでくださりありがとうございました★o(´▽`*)/♪

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

マクロスFの濃縮版(前編)

マクロスフロンティアの劇場版です。
ストーリーはテレビ版とは異質。
愛・おぼえていますかと同様、マクロス正史ではないかも。

劇場版だけあって、圧倒的な映像美と歌。
シェリルの迫力ある歌唱力が群を抜いていました。
戦闘と歌が並走する長シーンは圧巻です。
鳥肌が立ちました。

ストーリーは直情的。
伏線をバラマキまくりです。
サヨナラノツバサで謎解きかな。

シェリルかランカかと問われれば、私はやっぱりシェリルですね。
自由奔放、ややツンデレ入りなんて、超私好みです。
彼女、歌にかける情熱がほとばしっています。
プロフェッショナルですね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 30

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26

73.9 2 2009年秋(10月~12月)アニメランキング2位
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 3.8 (1116)
6297人が棚に入れました
ノブレス携帯のジュイス(玉川紗己子)に「この国の王様になる」ことを依頼したセレソンNo.9の滝沢朗(木村良平)は60発のミサイルを迎撃すると,忽然と姿を消した.江田一彦(丸山詠二)は責任をとって引責辞任.一方,森美咲(早見沙織)は事情聴取後に姉の森美朝子(松谷彼哉)の元へと戻り,平澤一臣(川原元幸)が新たに起業した「東のエデン」で,おネエ(斉藤貴美子),大杉智(江口拓也),葛原みくる(齋藤彩夏),春日晴男(田谷隼)らと共に働きながら,ワシントンD.C.を中心に滝沢朗の行方を捜していた.そして「東のエデン」に板津豊(檜山修之)も参戦する.一方,60発のミサイルを発射したセレソンNo.10の結城亮(森田成一)を切り捨てた,セレソンNo.1の物部大樹(宮内敦士)は播磨脳科学研究所の責任者として動き,No.2の辻仁太郎(遊佐浩二)と再接触を図る.またセレソンNo.11の白鳥・D・黒羽(五十嵐麗)も独自に動いていた.

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定感抜群の繋ぎ役(●´∀`●)b

TVアニメの続編を描いた劇場版1作目。
劇場版の前編という位置付け、82分作品。

2万人ニート失踪事件や迂闊な月曜日等から半年。
失踪中の滝沢 朗を探し求める森美 咲はニューヨークに降り立つ。
この物語冒頭からセレソンの策略が網を張っている展開は
さすが『東のエデン』。スリル満点のスタートです(*´∀`*)

ストーリーや世界観は変わらずでTVアニメ同様のサスペンス感。
登場人物もそれぞれのポジションで存在感を示し魅力的でした。
お気に入りのJUIZも色々と活躍を見せてくれますw

完結編となる劇場版2作目に繋がる大切なパートを
安定感抜群にまとめてくれています。
続編となっているのでTVアニメの視聴は必須ですが
視聴して損のない作品ですので「まだ見てないよ」という方は
チャレンジして頂けたらと思います(´ー`)

ちなみにJUIZ役の玉川紗己子さんの旦那さんは
ガンダムのシャア・アズナブル役で有名な池田秀一さんです。



《キャスト》

滝沢 朗(CV.木村良平)
森美 咲(CV.早見沙織)
大杉 智(CV.江口拓也)
平澤 一臣(CV.川原元幸)
葛原 みくる(CV.齋藤彩夏)
おネエ(CV.斉藤貴美子)
春日 晴男(CV.田谷隼)
板津 豊(CV.檜山修之)
Mr.OUTSIDE(CV.有川 博)
JUIZ(CV.玉川 紗己子)


《主題歌》

OP
『Invisible』/LEAH
ED
『light prayer』/school food punishment


【2014 08/28 レビュー投稿】
【2017 05/04 レビュー加筆】

投稿 : 2024/06/08
♥ : 50
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「東のエデン」映画1作目

制作はProduction I.Gのオリジナルアニメ映画です。
ジャンルはSFサスペンス・セカイ系です。


テレビシリーズの半年後を描く。
滝沢は英雄として有名になり、再び姿を消す。
「東のエデン」のメンバーは彼を探し始める。


それぞれのセレソンがいろいろ暗躍しています。
が、あまり派手さはないため割と退屈かもね。
登場の意味がイマイチ分からない人物もいました。

面白かったのはそれぞれのセレソンに対するジュイスの反応。
あそこまで差があると面白いですw

どうにもこれだけ見ると、ヒロインがアメリカ観光しているだけに見えてしまうw
そんなことはないけれど、本作特有の緊迫感とじわじわ来る笑いがあまり体感できませんでした。


それでも終盤の{netabare}物部によるミサイル攻撃{/netabare}は震えましたね。
なかなかやってくれるなあと。


総括して、これは正直あんまり好みではなかったですねw
ですが続編は良い感じにまとめていると思いますよ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 36
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定と人物関係をつかめるかどうかが勝負!

東のエデン劇場版第一弾。

TV版の続きとなります。
TV版のレビューはこちら→http://www.anikore.jp/review/407277

さすが劇場版だけあって、映像が綺麗です。
特に夜景の美しさは一見の価値あり。
飛行機の窓についた露など、非常にこまかいところにもこだわりが見られます。


上映時間の制限がありますので、TV版で光ったシュールなギャグは控えめ。
それでも、{netabare}NEETがNEET論を語りながら、本気で働いてる場面は、実にシュール{/netabare}
そして、何よりの見所は、{netabare}各セレソンに対するジュイスの当たり方。

・No1に対しては、ハキハキと「最強の救世主たらんことを」
・No2に対しては、フレンドリーに「聞きたいわ」「ええ、分かるわ」「カッティングエッジな救世主たらんことを」
・No6に対しては、説教したあげく「もう少し口の利き方をわきまえた救世主たらんことをブチッ」
・No9に対しては、すごく嬉しそうに「お久しぶりですぅ!!」「今後もあなたが素敵な王子様…いえ…救世主たらんことを…」
・No11に対しては、部下っぽく「あ、あの…わたくし、何か不手際でも…?」。そしてジョニーの話題…。「私の素敵な救世主たらんことを」

この格差には笑わせてもらいました、No6に対しての扱いがとにかくひどいw

ちなみにジュイスのスペルは"JUIZ"。
ポルトガル語で「裁判官」を表します。
{/netabare}


ストーリーは、かなり密度が濃いです。
しかし、テーマ性は維持しつつ、伏線の張り方や回収も相変わらず上手い。

TV版終了時に予想していた展開も、見事に裏切られました。
ミスリード万歳ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ


問題は登場人物。

かなり多数の人物が物語に関わっている上、番号で呼ばれたりニックネームで呼ばれたりフルネームで呼ばれたりで、誰が誰だか分からなくなります。
一応説明はされているのですが、初見で全員の行動を把握するのはかなり難しいかと。

この映画とTV版だけで分かる情報は以下の通りです。
{netabare}
【東のエデン】
エデンシステム(画像認識つきツイッターみたいなもの)を作ったサークルの名前。
会社として企業する。
咲は滝沢朗を探すため、NYで単独行動中。
パンツ君のアップデートによりエデンシステムの強化。
そしてメンバー全員で、咲を誘導しつつも、各セレソンの行方を探索。
その後、盗聴、及び、ジュイスにエデンシステムを利用されていることに気づき、エデンシステムをシャットダウンさせて元いた大学へ戻る。
No11のバックアップを受け、咲と滝沢朗の2人は日本への帰路に立つ。

【セレソン】
・No1 物部大樹。ネクタイのおっさん。東のエデンの内偵を依頼。各セレソンのジュイスシステムに向けてミサイル発射。最後に男と通話。60発のミサイルを防いだことになっている。「ぎゃふん!必要ならまたやるよ」から、江田元首相と会話しているらしいことが推測される。いわゆる黒幕的発言。
・No2 辻仁太郎。VIPな帽子の人。滝沢朗にAIR KINGのTシャツを着せ、総理の息子、飯沼朗として日本に呼び寄せようとしている。日本が軍国主義になるのではと不安をあおる計画。ミサイル攻撃を受け、ジュイスシステムが破壊された描写あり。ただし、Tシャツを着せるという申請までは通っている。
・No3 北林とし子。夏バテで入院中とのこと。
・No4 近藤勇誠。ギャンブル狂の刑事。TV版で妻にさされ、死亡の描写あり。
・No5 火浦元。医者。死亡していたと思われていたが生存確認。記憶を無くした描写がある。
・No6 直元大志(エンドクレジットより)。カメラマンで、なぜかジュイスに嫌われてる男。冒頭で咲の荷物に銃器を仕込んだ人物。ビデオを撮っている。ビデオを撮りたいだけにしか見えない。最後に黒服に取り押さえられ、その後の状態は不明。
・No7 正体不明。
・No8 立原憲男。元サッカー選手とのこと。出番はなし。
・No9 滝沢朗(AIR KING、ビンテージ、飯沼朗)。記憶消去。飯沼朗として生活。NYでの記憶を取り戻す。エデンシステム内で有名人→エデンシステムを停止。NYから日本へ向かう。
・No10 結城亮。裏でひたすら滝沢朗を殺害する申請をして却下されている。いつの間にか死亡したと思われていたが、自分から携帯を破壊していたことが判明。
・No11 白鳥・ダイアナ・黒羽。イリュージョンの人。「王様になったあなたを見てみたい」と、滝沢をフォローしている。No6の行動を追跡し続け、滝沢と咲をデートに誘うように仕向けたのも彼女。結城亮を守るためか、トラックの位置を誘導して、自らミサイル攻撃を受け自爆した描写あり。黒いストールと白いワンピースで名前そのままの格好で去っていった。
・No12 Mr.アウトサイド&サポーターらしき誰かと思われてきた人物。ミサイル攻撃を受けジュイスシステムが破壊された描写あり。

ただし、各人のジュイスシステムが本当に破壊されたかどうかは、トラックの番号が確認しにくい&結城亮の件もあるので疑わしい。
{/netabare}


ちなみに途中で出てくる{netabare}「太陽を盗んだ男」という言葉。
Wikipediaによれば、
>「原爆を作って政府を脅迫する」という奇想天外なアイデアの日本映画。大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前を始めとしたゲリラ的な大ロケーション、シリアスで重い内容と、ポップでエネルギッシュな活劇要素が渾然となった作品。原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、当時としてもかなりきわどい内容である。
{/netabare}
…だそうです。
要するに、滝沢朗が自分をそういう人物だと認識したってことですね。

終了間際は、ついていけないほどの急展開ですが、核心にせまりそうな発言とともに終わります。
このあとどうなるのか実に気になる引き際でした!

次は「東のエデン-Paradise Lost-」で!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 33

68.4 3 2009年秋(10月~12月)アニメランキング3位
ワンピースフィルム ストロングワールド(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.9 (395)
2304人が棚に入れました
旅を続けていた麦わら海賊団だったが、東の海(イーストブルー)でいくつもの街が壊滅したというニュースが飛び込む。ルフィは旅を中断させ、東の海へ戻ろうとするが、突如一味の目の前に空飛ぶ海賊船が現れた。それに乗っていたのはかつての大海賊、“金獅子のシキ”だった。ルフィ達はシキになす術もなく、ナミが連れ去られてしまう。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、竹中直人、北島康介、皆藤愛子

エウネル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

設定以外は面白い作品です。

ワンピース映画は結構見てるんですが、なかなか面白かったです。
先に悪いところを書かせてもらいます。シキの設定が微妙でした。シキはかつて現最強の海賊である白ヒゲと渡り合い、海賊王を追い込んだことがあるという設定です。原作を読ませてもらっている立場から言わせてもらうと本当にやめて欲しい設定です。原作ではルフィ達は自分の弱さを感じ2年間修行します。この話はそれより前の話なんです。そのルフィ達が現最強の海賊と海賊王と張り合うシキと戦うなんて普通に考えて無理です。せいぜい一回殴ることができるくらいでしょうか。つまり設定に無理があります。シキを倒せてしまうとおそらくルフィは原作で修行をしなくてはならないほど弱くありません。ここが本当に納得できませんでした。
この設定を除けば面白かったと思います。シキの力量を抜いた悪役としてのキャラ、シキの能力を上手く利用したフィールド設定は最高でした。そしてなんと言っても戦闘シーンです。ルフィVSシキのラストバトルはメッチャかっこいいです。ワンピースにあまりない空中戦ですからね。映画なので作画も素晴らしいですし。
原作は読んでいない人のほうが楽しめるかもしれませんね。読んでいる人もシキの設定には細かく突っ込まないほうがいいですよ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ワンピース映画10作目。尾田先生監修の映画。

ワンピースの映画10作目ですね。2009年公開なんですね。
相変わらずルフィ率いる麦わら海賊団が活躍を見せてくれます。
この映画では主にナミとルフィたちの絆が描かれています。
ワンピではおなじみギャグシーンもあり、戦闘シーンとギャグシーンのバランスもとれ、泣けるシーンもあり、国民的漫画原作のアニメとしては満点の出来です。また主題歌のMr.Childrenの「fanfare」がエンディングに流れ余韻を残しています。
金獅子のシキの声の竹中直人さんも俳優ながら良かったです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

冒険!仲間。←この2つが見どころです。

ワンピースの劇場版。

ワンピースの映画は,1作品目から映画館に見に行っていたけど,最低につまらなかった作品(あえて名前は伏せておこうww)を見てから見ていなかったんです。

でもこの作品は原作者がかなり力を入れていて,「今までと違うぞ!」という意気込みも伝わってきたので,久しぶりに見てみました。(といっても,0巻ゲットが1番の目的だったけど。)

映画館にも見に行ったけど,久しぶりに録画していたものを見たのでレビュー残しときます^^


●ストーリー
よくできています。

2時間ぐらいあるんですが,無駄な時間がなかった。

よく作りこまれていて,素晴らしいです。

むしろ,2時間じゃ足りなかったんだろうな…という印象。

山場のシーンが長かったけど,1つ1つのバトルはあっさりしてましたね。

どの場面でもキャラの特性がよく生かされていて。

たとえシリアスで1番盛り上がる場面だったとしても,ほんの少し笑いを入れることも忘れず。

あらゆる場面で「麦わら海賊団らしさ」をたくさん感じられました。

ちなみに,最新作の「フィルムZ」も見ました。

こちらも予想していたより面白かったです。

でも,ストロングワールドを改めて見て,ストロングワールドのほうが断然よくできていると思いました。

ただ,Zを一緒に見た友人は,「ストロングワールドはつまらなかった。でも,Zは面白かった。」と言っていたので,人によるみたいですけどね^^;


●キャラクター
今回のラスボスは,「金獅子のシキ」。

人や動物以外のものをふわふわさせることのできる,ふわふわの実の能力者です。

反則級に強い。笑

声優が竹中直人さんでしたが,素晴らしかった。

狂った感じも,迫力がある感じも,とぼけた感じも,雰囲気がよく出ていてよかったです。

たびたびある,シキと部下2人のショートコントがよかったわあww

そして,麦わら海賊団のドレスコード。

いやあ,かっこよさが増幅されて目の保養ですwww

普段使うことのない銃とか持っちゃって,かっこいい。

2次元キャラで1番好きなのはルフィなのですが,今回も見事私のハートをがっしりつかんでくれましたよー。

でも私は,最後の船のシーンでふくれてるルフィが1番好きだww


●音楽
主題歌「fanfare」。

ミスチルの曲です。この作品のために作られた曲だとか。

かっこよくて,ワンピースによく合っていると思います。

冒険心をくすぐられる曲だなあ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

66.5 4 2009年秋(10月~12月)アニメランキング4位
テイルズ オブ ヴェスペリア-Tales of Vesperia(アニメ映画)

2009年10月3日
★★★★☆ 3.9 (187)
1046人が棚に入れました
人と魔物の大きな戦い「人魔戦争」終結から数年。人々は根源たる力・エアルによって、繁栄を築き上げようとしていた。帝国騎士団ナイレン隊に所属する新人騎士のユーリとフレンは、先輩である双子の姉妹騎士ヒスカ、シャスティルとともに、シゾンタニアの町を守る任務に就いていた。しかし町にほど近い森でエアルが異常噴出し、凶暴な魔物が増殖する事態が発生。これを深刻に受け止めたナイレン隊長は、独自調査を開始する。

せきひろ^ ^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続編見たいです!!

新米の騎士ユーリとフレンは
シゾンタニアという街の
帝国騎士団に所属していた。
彼ら二人と仲間の騎士達が
街の周辺にいる魔物の凶暴化のため
撃退任務にあたっている所から
ストーリーは始まってます^ ^

作画が物凄く綺麗で
魔物との戦闘シーンは見やすくて
短い時間の中でのキャラの
把握もしやすく悪くない展開もあって
物語もあまり理解に困らなかったです!
ゲームはしてないのですが
結構楽しめたと思います(^∇^)

この作品はこっから面白くなりそうな
気がしますし、ユーリとフレンが
どうなるのかとても気になるので
続編やってほしいなーって強く思います!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

販促作品としての役割を全うした・・・と思いますが、続きが気になります!

この作品の原作は未プレイです。テイルズ オブ エターニア、テイルズ オブ ファンタジア、テイルズ オブ ジ アビスに続く第4作目のテイルズ作品・・・だと思っています。

物語の舞台は、テルカ・リュミレース・・・この世界ではそれぞれの街が、地下に眠る世界が最初に形作られた際の余剰エネルギーであるエアルを吸収して作動する魔導器よって結界を張り、魔物の侵入を防いでいます。
大半の人々はその結界から出ることなく生涯を全うするとか・・・

この物語の主人公は辺境の騎士団に所属する青年ユーリ・ローウェル・・・その騎士団には幼馴染のフレン・シーフォも一緒なのですが、自由奔放なユーリとは真逆な性格の堅物である事も手伝って顔を合わせる度に喧嘩ばかり・・・
そんな二人を何かと気にかけるお姉さん的存在が、先輩騎士である双子のシャスティルとヒスカ・・・
そして隊長さんが、部下や市民から慕われている質実剛健なナイレン・フェドロック・・・が主要な登場人物です。

この世界では、エアルによる魔導器の恩恵を受けていますが、それはエアルと魔導器の需給バランスが取れているから・・・
だからバランスが崩れると当然恩恵も受けられなくなる訳ですが、バランスの崩れ方によっては最悪の事態を迎えてしまう・・・そんな諸刃の剣でもあったんです。

予兆はありました・・・決して手をこまねいていた訳ではありません。
ただ、魔導器は古代の遺産であり現代技術では全容が解明できず、どうしても調査に時間を要してしまいます。
そしてコップから水が溢れるようにエアルの量が増大し・・・様々な突然変異を起こしながら物語が大きく動いていきます。

最初は騎士団の軍用犬であるランバードに・・・
ランバードはとても忠実で賢い軍用犬でした。魔物退治の際に部隊を支援するなど働きも上々・・・
だから軍用犬でも騎士団のメンバーにとっては大切な家族も同然なんです。
そんな忠犬にもエアルのまるで毒の様な牙は全然容赦なんてありませんでした・・・
たくさん名前を呼びました・・・
いつもなら二つ返事で反応があるのに・・・
その決断・・・心が痛みました・・・

悲しみの・・・最悪の連鎖は止まりません。
魔導器の使用にも支障をきたす様になってしまったのです。
この事態が更に深刻化すると、街を守っている結界そのものが消滅してしまう・・・
そしたら、魔物が一声に街になだれ込んでくる・・・

諸悪の根源を絶つべく立ち上がった隊長・・・
この先にどんな困難が待ち受けているか、きっと皆んな察しがついています。
それでも守るために立ち上がる騎士たち・・・
この雄姿は本当に格好良かったと思います。

ここから物語はクライマックスに向け駆け抜けていくのですが、やはり順風満帆ではありません。
得たモノに対する代償・・・とても等価だとは思えませんでした。
気になる方は是非本編でご確認下さい^^

約2時間弱の作品でしたが、物語は綺麗に纏まっていました。だけど、これがRPGなら正直世界観はあまり広くないなぁ・・・と思っていましたが、エンディングを見てそんな思いは吹っ飛んでしまいました。
これまで見たことのないキャラや乗り物が次々と出てくるじゃありませんか・・・
面白そうなカットの連続に「こんなの隠してるのってズルい・・・」と思っちゃいました。
このエンディングを見たら誰だって続きが気になると思います。
・・・と思っていたら、この劇場版はゲームの始まる前の出来事が描かれていたそうです(wikiより)。
どうりで見た事の無いカットが続くわけだ・・・^^;

引き続き「テイルズ オブ シンフォニア」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲーム原作作品ではなく、ゲームのシナリオの0話のポジ。

テイルズオブヴェスペリアと言えば、主人公ユーリローウェルが絶大な人気を誇っている。
テイルズシリーズ通して、3回連続人気キャラ投票1位を貫いたキャラは初めてだったんじゃないかな。
そんなモンスタータイトルにはファンもそれなりについている。はず。
さて、この作品の内容は・・・
テイルズオブヴェスペリアの、ゲームストーリーの少し前の話。
アニメでいう「0話」みたいなポジ。
ゲームを遊んだ人はもちろん、初見の人も意外と楽しめる内容になっている(と、思う)。
俺の場合はゲームやったからいろいろキャラ背景が透けて見えて面白かった。満足満足。
ゲームはこの作品の後から綺麗につながるストーリーになってるから、気になった人はやってみたらいいかも。
物語のテーマは「正義」だったと思う。そんな少年ジャンプの3本柱かよっていう明確なテーマだけど、
これがなかなか難しいところまで踏み込まれる。まあ、それはあくまでもゲームの本編の話。
あとは・・・まもさんの演じる頭固い系の正義お兄さんがなかなか見もの。
テイルズスタジオ解散とかいろいろヒヤヒヤさせられたけど、
頑張ってくれよテイルズ!また出たら買うから!絶対買うから!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

64.4 5 2009年秋(10月~12月)アニメランキング5位
フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(アニメ映画)

2009年10月31日
★★★★☆ 3.8 (24)
125人が棚に入れました
ラブたちがパジャマパーティをしようと、桃園家に4人が集まった夜、街から次々に玩具が消えた。当初ラビリンスの仕業かと思われたが、クローバーボックスは無反応。その時何処からかラブを呼ぶ声がする。シフォンの超能力で姿を現したその声の主は昔よく遊んだ兎のぬいぐるみのウサピョンだった。プリキュア達はウサピョンの頼みでおもちゃの国へ向かう。そして、トイマジンの野望を阻止しようと試む。

声優・キャラクター
沖佳苗、喜多村英梨、中川亜紀子、小松由佳、こおろぎさとみ、松野太紀、前田健

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

トイ・ストーリー3、4の先駆け

流石は根強い人気があるフレッシュプリキュア!。劇場版もちゃんとツボを抑えてる。


悪役が単なる悪役じゃなくて哀しみを原点に置いてる救われるべき存在として描かれる。ラストの件なんてトイ・ストーリー4を連想しちゃったよ。


中盤くらいまでスローペースだったが、終盤の盛り上がりは見事だし、ミラクルライトの場面がおざなりじゃなくてちゃんと物語に組み込まれてるのも偉い。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

言うまでもなく、トイ・ストーリー

非常にベタなストーリーでしたが、やっぱり少し泣けました。

演出面で驚いたというか気になったのが、
クライマックスの戦闘シーンで突然プリキュアたちがCGになる点。

遠巻きのアクションシーンはCGで、カメラが寄るとセルに戻るという、何とも絶妙な切り替えが面白かったです。別に悪いという感じでもありませんでしたし。



やはり「フレッシュプリキュア!」は、プリキュアシリーズの中でも最も好きな作品の一つです。





P.S.鶴ひろみさんと銀河万丈さんが最高でした。(こちらも言うまでもなく)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

63.5 6 2009年秋(10月~12月)アニメランキング6位
アフロサムライ:RESURRECTION(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.8 (38)
236人が棚に入れました
「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に狙われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

GONZO×RZA×サミュエル・L・ジャクソン 

岡崎能士氏の原作をGONZOが見出しアニメーション化を企画。
偶然ハリウッド俳優サミュエル・L・ジャクソンがこの企画を見つけるや
「俺がアフロサムライだ!」と、自ら製作への参加を表明。
主人公アフロサムライを含む二役で、ボイスアクターとしても出演を快諾したらしい。

そして本作では、ルーシー・リューが登場。
主役アフロに対し復讐の執念を燃やす魅惑な謎の女敵役 シヲを華麗に演じる。
さらに音楽をヒップホップグループ、ウータン・クランの総帥で、「キル・ビル」
「ゴースト・ドッグ」などの映画音楽でも有名なカリスマアーティストThe RZAが
担当するなど、日本アニメとハリウッドメジャーの豪華共演を実現させた。(以上 公式サイトより抜粋)


主人公は巨大なアフロヘアの黒人の侍、そしてBGMはヒップホップ。
アンドロイドやアメリカンバイク、コンピューターも登場するはちゃめちゃ振り。
セリフは全編英語100%で字幕スーパー。
海外向けに日本が作った日本のアニメが全米で大人気らしいという
ニュースを見たのは2~3年前だっただろうか?
その時はあまり気に留めていなかったのだが、
今回この作品を観て、アメリカンなものを散りばめてはいるものの、
決して海外に媚びた作品だとは思わなかった。

そして前作より物語は深くなっており、背景の美術もきれいだった。
特に印象に残っているのは、何度か出てくる満開の桜のシーンと
ねぷたが行く祭りでのスタイリッシュなバトルシーン。
それからキラキラとさざめく海を見渡す丘からの眺めなどなど。

音楽は好みが分かれるかもしれないが、ヒップホップが苦手じゃなければ
たいていの人に聴き易い渋めのサウンドだ。

そして前作と何より違うのは、メインキャストに女性がいること。
主人公アフロの友人の妹であり、アフロを兄の仇として追う立ち居地が
物語と映像全体に奥行きと深みを与え、しっとりとした味わいが出ていた。

アフロの過去と友人関係、父親を乗り越えるという意味、
親子の絆というものが、殺伐としたシーンに織り込まれていく中
{netabare}「この世には血よりも濃い絆があるんだ」{/netabare}
というセリフが印象的。
桜の花びら舞う切ないシーンも、とても良かった。

いつか『ゲド戦記』を読んだときも思ったのだけれど
特に息子というのは、父親を自分の手で殺すくらいの覚悟で
精神的に乗り越えなければ、一人前とは言えないのかもなぁ・・

投稿 : 2024/06/08
♥ : 33

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Hy buddy!! This is the entertainment of entertainment men!!

帰ってきたアフロサムライ!アフロサムライの続編!
ハッキリいって前回以上の出来です!悪乗りも磨きがましてます!
今度はアメリカンのバイクが出てきますwフロントフォークやフレームが竹ですww
ヘッドライトのしたに注連飾りついてますw
しかもハンドクラッチです!!無駄にcoolですww

今回は前回より少し内容もある感じですね。でももはや無くても楽しめるからww
音楽も前作に引き続き安定したCoolサウンドです!
今回ヒロイン役をルーシーリューがやってます、アニメにハリウッド俳優ってw
まあこの時点でもう、観る価値あるアニメだと思いますよw

前回より少し違ったかなと思うのが、美術ですかね。
前作から美術も圧倒的なクォリティだったんですが、今回はねぶた祭りのねぶたとか出来てきて、
その上でDJがプレイしてる「祭り」(祭り=(クラブ)イベントてニュアンスなんでしょうがね)
とかが有って凄く面白かったです。
ってかこんなイベント有ったら絶対きます!絶対おもしろいでしょ!!
話それましたが、そのねぶたの上での戦闘や、ねぶたを突き破って中に入って戦闘したり、その時ねぶたにアフロと敵の戦ってる影が映るじゃないですか、中に入ってるわけだから、それを外から描写したりとか。
そいう、面白い描写もあったし、
城の天守閣の屋根の上で戦ったり、桜吹雪が舞う中桜の大輪の下で戦ったりと、
いわゆる日本文化の美を描写した美術が前作に比べて多かった気がしました、それがとても良かったです。

現実離れした美の表現などはアニメでこそ、表現しやすいと思うのでもっとそう言うのを表現するアニメが有ってもいい気がしますが、少ない気がしてとても残念だと思います。
多分日本って国がもつ美意識は独特でその感覚はが他国より勝ってると思うんで、だからかな。
逆にエンターテイメントをやらせたらアメリカ人の右に出る人種は絶対いないと思ってま僕はw
彼等はいい意味でも悪い意味でもバカだからwMTVとか観たらその差は歴然ですw
美しい作品は無い事は無いんだけどね、ジブリの作品とか、最近だたらサマーウォーズ綺麗だったかな
「モノノ怪」の美術や表現はTV作品としてはかなりハイセンスだと思うし、ただやっぱりマイノリティだよね。
あ、因みにこの作品、美術でエミー賞とってますよ、それ程です。

悪乗りや、日本の美意識、こう言った多角的な視点から訴える表現が出来る作品、
それが僕がアフロサムライは「最高のエンターテイメント」だと思う理由です。
ってかこの映像作品つくった監督パネエよまじでw
あ、第3段するらしいですよ!絶対映画館いこw

タイトルは
「ヘイ、兄弟達!! これこそエンターテイメントの中のエンターテイメントだぜ!」


こう言う人にオススメ

前作の人
音楽の人
バトルの人
ルーシーの人
サムエルの人
Qタランティーノの人(QTの映画に感じがにてるからw)
モンスターアフロの人(今作アフロの頭はアフロとは言えないほどの域に達しているからw)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒップホップなサムライ

サムライチャンプルーが好きなら…とお勧めされたので。
アクションシーンが凝っていて、ヒップホップが効いているので雰囲気は近いかも。

監督はバジリスクの木崎文智さん。
バジリスクは1話しか観てないけど、印象的なキャラ作りと、舞台を最大限に生かした戦闘シーンの見せ方が上手な人なんだなと思った。


良かったところ
作画が常にぬるぬる動いてる。アフロもキャラも常に動いてる。GONZOの気合の入れ方がハンパないなと思った。

バトルシーンは最初の橋上の戦いとねぶた上の戦いが好き
橋の戦いは
揺れながら敵との距離をつめて、傍観視点で斬りかかり、キャラの近くで断面を見せる。この流れるような剣劇が美しいなと思った。
そして最後に木の橋の下を描いて、びちょびちょ垂れる血で上の惨事を表現。とても印象に深く残った。

ねぶたの戦い
こちらは行動範囲が広いため、基本的に傍観視点でのアクション描写だったけれど、ねぶたの内側で戦い、外側から影だけで写す演出はねぶたの大きさも動きの大きさも見せられて面白いと思った。

キャラは濃いキャラだらけだけど、その中でもクマ(仁之助)が好き
着ぐるみのクマの被り物をしたサムライで虚ろな目は吸い込まれそう。
キュートな見かけによらず、バイクを乗り回しアフロに斬りかかるギャップに恐怖と格好良さと可愛さが強調されていて存在感が半端なかった。


気になったところ

物語の縫合性がイマイチ
復讐にハチマキを奪う必要性を感じないし、
最初の襲撃直後は二番のハチマキを手に入れるのに消極的だったアフロが、何故七五郎に戦いを挑んだのだろう。
最後に記憶を取り戻したクマだが、それまで記憶を失っていたという描写がなかったので、唐突に感じてしまった。

それから緩急の差が無くて途中で集中力が切れてしまった。
後半部分は非常に長く感じて、ハチマキはお土産屋さんで入手して早く決着付けよう?
とずっと思ってた。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

63.4 7 2009年秋(10月~12月)アニメランキング7位
戦場でワルツを(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 4.0 (16)
55人が棚に入れました
イスラエル人のアリ・フォルマン監督が、自らも青年時代にイスラエル軍兵士の一人として最前線に身を置いた80年代のレバノン戦争を題材に、戦争の本質を鋭くえぐり出す衝撃のドキュメンタリー・アニメーション。旧友との再会をきっかけに、なぜか自分が戦争当時のことを思い出せないことに気づいたフォルマン監督。彼は、かつての戦友を訪ね歩き、失われた記憶を取り戻そうと試みる。やがてそれは、戦慄の真実としてフォルマン自身の心に重くのしかかってくることになるが…。自らが体験した過酷な現実を、アニメーションならではの幻想的な映像を織り交ぜ、真摯に語っていく。アカデミー賞でアニメーションながら外国語映画賞にノミネートされるなど、世界各地で数々の映画賞に輝いた。

ahirunoko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

日本のアニメに見慣れてると・・・ビミョーかな

原作分かりません・・・
オリジナルっぽい。

レバノン内戦を体験した主人公が記憶を紐解く話。
話にリアリティがあり凄みを感じるが、記憶をたどるくだりが長すぎで退屈してしまう。
字幕で見たが、声優さん?俳優さん?たちの言葉が分からないから上手いのか何なのか良く分からない。
セリフもなぜか全員ナレーションみたいな話し方だし。

映像はCGが多用されているのかな。綺麗だしリアルな動きするけど何となく影絵っぽく感じた。

全体的に日本のアニメのような盛り上がりはなく、淡々としたドキュメンタリーみたい。

リアルすぎるとエンターテイメント性に欠けるんだなと。

アニメで戦争ドキュメンタリー観たい方にはおすすめです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

印象度:86

1982年のイスラエル軍によるレバノン侵攻と
レバノンの親イスラエル勢力によるパレスチナ難民の大虐殺を題材にしています。

当時19才だった本作品の監督アリ・フォルマンも、
徴兵され、イスラエル兵として侵攻に加わっていましたが、
大虐殺時の記憶はPTSDによって失われていました。

本作品は、監督自身を主人公として、この戦争を体験した者達に取材を重ねることで、
その記憶を徐々に取り戻していく過程を描いています。

アニメーションの人物造形は、実写をトレースした感じで、
ほとんどデフォルメされていません。
線描ではなく、筆で描いたようでもあり、切り絵のようでもあり、
陰影の黒ベタ塗りが結果として輪郭線となるような表現で、
色もべた塗りにすることで2D感を出しています。
日本の漫画の二次元表現より、アメコミに近いですかね。

けして表情豊かではないのですが、
まばたき、しゃべるときの口の開閉など非常に細かく動いていて、
独特の雰囲気をかもし出しています。

背景はグラデーションのある立体的な表現で、
シーンによっては3DCGも使用されているようです。
前景と背景の表現のバランスも、
これまでのアニメにはない味わいになっています。

吹き替えもあるのですが、あまり聞くことのない
ヘブライ語+日本語字幕にしました。

ヘブライ語がまったくわからないので、外来語が使われていると結構耳に入ってきます。
主人公と友人との会話で、PTSDの対策例として、指圧が挙げられていましたが、
はっきりと「SHI・A・TSU」と発音していて、なぜか笑えました。
浪越徳次郎を思い出しました。
こないだ覚えたRPG(携帯対戦車グレネード)も早速何回か出てきてました。
アルファベットは外来語としてそのまま発音しているようです。

テーマがテーマなので、心躍る映画ではないですが、
戦車が、道ばたに駐車している乗用車を、
強引につぶして進んでいくようシーンや、
ゲームのように人を殺していくシーンなど、
実写でやると生々しくなりそうなところを、
ポップでクールかつシニカルにまとめています。

心のフィルターを通した映像として、
このテーマをアニメーションで表現したことの意義を感じました。

最後の映像は、現実とのリンクという意味で、ひとつの方法として理解しますが、
アニメーションには、実写ではできない、実写を超えた表現を期待してしまうので、
それに挑戦した結果を見てみたかった気はしますね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

海外では評価が高く いろいろな賞を受賞しているらしい
戦争のドキュメンタリーアニメ アニメンタリーです
実際にあったことを流してるんで酷い描写が多いです
特にラストの実写の虐殺された遺体が映る所は衝撃的でした

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1

62.7 8 2009年秋(10月~12月)アニメランキング8位
マイマイ新子と千年の魔法(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★☆ 3.6 (136)
389人が棚に入れました
小学3年生の新子は、山口県の片田舎に住む普通の女の子。友だちや家族に囲まれ、この町にあった平安時代の地方の国の都「国衙」について空想することが好きだった。そんなある日、東京から貴伊子という生徒が転校してくる。貴伊子が気になった新子は、次第に親しくなっていくが……。

声優・キャラクター
福田麻由子、水沢奈子、森迫永依、本上まなみ

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「マイマイ新子」→「この世界の片隅に」の流れでOK。

原作未読で視聴。


『空想好きな主人公の少女「新子(しんこ)」が、1000年前の歴史に思いを馳せながら、同級生や上級生達との遊びを通して出会いや別れ、そしてどうする事も出来ない厳しい現実を経験して共に成長していく』という93分の物語。 物語の舞台は昭和30年代の山口県防府市(ほうふし)。


この作品の監督・脚本は、「この世界の片隅に」という名作を世に送り出した「片渕須直」さんです。ちなみに、この作品は2009年に発表され、「この世界の片隅に」が2016年です。


この作品を観終えた後で、「どんなストーリーだった?」と聞かれてもハッキリとは答えられません。作品終盤までとくに大きなイベントなようなものはありません。簡単に言えば、昭和30年代の山口県に住む子供達の日常を描いた作品と言えばよいかと思います。日常系ですね。

作品の7割は、新子と友達とが野山や麦畑を駆け回って遊んでいるシーンでした。ハイキングしている気分になれますよ。遊びも昔の子供の遊びなので、ノスタルジックな気分を味わえると思います。 トトロ好きなら楽しめる。と言えば、作品の雰囲気を分かってもらえるのではないかと思います。


東京から転校生してきた親友の「喜伊子」を通して、都会っ子と田舎の子供との対比がありました。都会っ子はオシャレで、田舎の子供はボロを着て、都会っ子は靴を履き、田舎の子供は草履を履き・・といった具合にです。なかなか面白い見せ方でした。意識して観てみて下さいね。


新子が空想して1000年前の平安時代を想像する場面がよく挿入されるのですが、ちょっと説明不足で分かりづらいかと思います。ので、「新子が空想してるんだなぁー」ぐらいでいいと思いますよ。


時々、方言や訛りが凄くてセリフが聞き取れない事がありますが、そこはノリ一発で乗り越えましょう。大丈夫、同じ日本語じゃないですか。それにしても方言や訛りはいいですよね?聴いていると癒されますよ。ちなみに、オラもぉよぉ~、田舎さぁ育じぃだもんでぇ~ 訛りさぁ酷いんだぁけんどぉもよぉ~ だどもぉ、こんなオラっちぃでぇさえ~ 都会さぁ行ぐぅと・・・「私は地方出身ですが、都会では方言など死んでも話しませんよ、死んでもね」と標準語になります。何なんでしょうねこの現象って。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 34
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

童心に返る

私が子供の頃って、どんな感じだったっけ?と
見終わってから少し考えてしまった。

公園の遊具さえ遊園地に見えたり
想像力と好奇心で普通の世界さえキラキラ輝いて見えた。
大人になることは子供の頃の自分を忘れることだって
誰かが言っていた気がする。それを誰が言っていたのかさえ忘れてしまった。

<マイマイ新子と千年の魔法>
アニマックスで放送していたので録画してみました。
タイトルさえ聞いたことがなくてマイナーなのかな?と思えば
調べてみると、無名なまま上映公開が始まって口コミで広まったらしい。
スタジオジブリ『魔女の宅急便』のスタッフと
『サマーウォーズ』のマッドハウスがコラボしたらしくその名残がある。
両者が好きな方にはオススメかもしれない。

山口県防府市が舞台で草が生い茂って自然豊かな
のどかな田舎風景と想像上の平安時代がリンクする世界観が良い感じ。
淡々とした中にノスタルジーな子供時代の輝きだけでなくて
苦い思い出や関係する綺麗なだけではない大人達が物語を静かに引き立ててくれている。

感想 ネタバレあり{netabare}
普通に観ているだけだとわかりづらいですが、
(実際私も前半はよくわからなくて後半は見入った。
時々出てくる平安時代が現実とリンクしていて
中には幼い清少納言も関係していたりします。)
金魚が死んでしまうシーンやひづる先生のこと、
たつよしの警察官のお父さんなど、苦しいエピソードもあります。
ウイスキー入りのチョコレートボンボンを食べるシーンは思わず共感してしまいます。

特にラストシーンの新子が引っ越すのはあまりにも切なくて
映画が終わらないで欲しい・・もっと観たいとさえ思いました。
都会っ子のキイコが新子と過ごす内に心を開いていって
最後には引越し旅立つ新子を見送るたくましい子になっていて
その姿に思わずグッときました。 {/netabare}

芥川賞作家・高樹のぶ子先生が、
自身の少女時代をモデルに描いた自伝的小説を原作としているので
リアルな温かみを感じます。
前髪が逆立っている新子のマイマイ(つむじ?)が
時々アンテナのように何かをキャッチし、想像力が膨らみカンが鋭くなるのを見て、
私も朝、寝起きの時など寝癖が酷いと前髪が鶏のトサカのように逆立つので
もしかしたら、それもマイマイかな?と思うとワクワクします。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 32

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マジでゲスな言い方を許していただけるのなら『ALWAYS 三丁目の夕日』+『耳をすませば』or『今敏監督作品』≒『おもひでぽろぽろ』

昭和30年代の山口県防府を舞台に、芥川賞作家の髙樹のぶ子が自らの子供時代をモデルにした自伝的小説が原作


当時の防府は1000年前の平安時代の遺跡が出土することが話題となっていたため、主人公の新子は平安時代の人々がこの地でどんな生活をしていたのか?
そんな空想に耽る日々を過ごしていた


新子の通う小学校にやってくる東京からの転校生、貴伊子や男子生徒達のリーダー格、タツヨシらとの忙しない子供時代が語られます


ひょんなことから揺らいだり、また元通りに結ばれたりする友情の話だったり
大人の都合に振り回され、子供だけでは如何ともし難い状況に立たされる無力感の話だったり
いくつものジュブナイルストーリーに時折“新子の空想の平安時代”がオーバーラップしつつ美しい映像で紡がれていきます
作画面はホント凄い


この作品が持ってる価値の半分はコレが2009年制作だってことでしょう
現代においてこんな作品が生まれるってのがなんとも希有なことです
セル時代のジブリ作品を髣髴とさせる温かみと懐かしさを感じる映像が、かつてジブリ作品にも関った片淵須直監督を中心としたスタッフの技術力で見事に作り出されていることに感銘
良い意味で既視感のある映像とお話


既にこのことをご指摘のレビューも多数見受けられるようですが、昭和30年代のノスタルジーにすんなり浸れる方に一番オススメ


正直にお話自体はそれほど後味の良いものではありませんw
良くも悪くも気恥ずかしくなるような話や、エグい内容のクライマックスがリアリティをかきたてる


『おもひでぽろぽろ』のように“あえて今、過去を振り返っているんだ”という自覚的な演出は特別ないです
完全に昭和30年代へのタイムトリップ状態
ノスタルジー以外に昭和への【浪漫】みたいのを求めてご覧になるのであれば『コクリコ坂から』の方が全然良い作品ですよ(キリッ


興味深いのがこの作品、公開当時は興行的にあまりにも振るわなかったため、片渕須直監督が「このままだとDVD化も難しいかも・・・」と苦言を発する状態にまで追い込まれたものの、「この作品を子供と見たい!」というお母さん層を中心とした口コミで一気に火が付いて、公開劇場を増やそうと署名活動まで起こる騒ぎになり、結果的に1年以上のロングラン公開となった逸話があること



こんなにもアニメファン、一般層の両面から愛された映画も昨今珍しいです
逆に子供と一緒に見ることを強要するのはちょっと微妙な気がしますがw
先述の映像面や村井秀清さんの軽快な音楽とか、何気見所もイッパイなんで「ハッピーエンドじゃなきゃやーよー」ってお方以外は率直にオススメします
いやまあwハッピーの定義なんて知りませんけどねwww

投稿 : 2024/06/08
♥ : 28

61.8 9 2009年秋(10月~12月)アニメランキング9位
カールじいさんの空飛ぶ家(アニメ映画)

2009年12月5日
★★★★☆ 3.6 (70)
344人が棚に入れました
「ウォーリー」のディズニー・ピクサーが贈る感動のアドベンチャー・アニメーション。偏屈で孤独なガンコ老人が、亡き妻との約束を果たすべく2人の思い出が詰まった我が家に大量の風船をつけ、偶然乗り合わせた少年をお供に大冒険に繰り出す姿を、アクションとユーモアを織り交ぜエモーショナルに綴る。監督は「モンスターズ・インク」のピート・ドクター、共同監督にこれがデビューのボブ・ピーターソン。 古いけれど手入れの行き届いた一軒家に暮らす老人カール・フレドリクセン。開発の波が押し寄せる中、頑なに家を守り抜いてきた。そこは、いまは亡き最愛の妻エリーとの素敵な思い出に満たされた、かけがえのない場所だった。しかし、ついにカールは家を立ち退き、施設に入らなければならなくなる。そして迎えた立ち退きの日の朝、なんとカールは無数の風船を使って家ごと大空へと舞いあがるのだった。それは、エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール"への大冒険の始まり。ところがその時、少年ラッセルが空飛ぶ家の玄関に。驚いたカールは渋々ながらもラッセルを招き入れ、一緒に旅をするハメになるのだが…。

声優・キャラクター
エドワード・アズナー、クリストファー・プラマー、ジョーダン・ナガイ、ボブ・ピーターソン、デルロイ・リンドー、ジェローム・ランフト、エリー・ドクター、ジェレミー・レアリー

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

中途半端なファンタジー、かなぁ・・

フルCGでリアルさを出し細部まで映像にこだわるなら、設定もそうしないと。

幼少期~年を取り伴侶を亡くし、までは素晴らしい出来だったのに・・・
その後はアメリカンアニメ得意の訳分からない設定と展開。

初めて思いつきで風船つけて家飛ばしてるのに名人のように何の迷いも無く操縦する様は・・・一気に興醒めしちゃう。

ディズニー、ピクサーの作品なのにトイストーリーのようには作れないのかなぁ。

決してツマラナイ訳ではないけど、のめり込めなかった。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

冒険はそこにある

2009年、ピクサー製作の映画で時間は100分ほど。

今日、赤と黒のゲキジョーというのでTV放送があったので視聴
同じ時間にコナンの映画もやっていたけど
そっちは録画したので後で見ようかな

カールじいさんは亡き妻との約束を果たすため
南米のパラダイス・フォールに行くという話。
このパラダイス・フォールの元ネタは
実際に南米のギアナ高地にあるエンジェルフォールのことで
世界最大の落差を誇り、滝壷がない滝として有名ですね

タイトルだけはCMかなんかで知っていましたが
あまり話題にはなってなかったので
正直あまり期待はしてませんでした
が・・・予想以上に面白かったです!!!(´▽`)

タイトルのように空飛ぶ家で向かうのですが
その方法がたくさんの風船なんですね
実際にこんな方法で飛ぶことが出来るのかは
私には分かりませんが
とても夢が広がる方法でワクワクします
ドラえもんを思い出してしまいます(^^)

{netabare} それに話は予想以上にパワフルでお前杖いらなくね?
と思うほどカール爺さんは走ります、暴れます。
スーパーおじいちゃんですね(・_・;)
コメディ要素もふんだんにあり面白いです
特にたくさんの犬達がかなりいいですね
さらにアメリカらしくしっかりとヒューマンドラマを入れます
エリーとの回想のシーンは涙が出そうでした
私は回想にかなり弱いみたいです(;_;)
そしてアメリカらしく悪人には
ばっちり天誅をくだし、スカッとします
そしてハッピーエンド!
うーん、いいね~気持ち良いですね{/netabare}

終盤はちょっと駆け足っぽいけど
綺麗に収まればよし!!
見終わって気持ちのいい作品ですのでオススメです

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10
ネタバレ

セレナーデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

物質に寄りかかる思い出

いやいや、よくみるとコレ、なかなかよくできてますよ。

随分前に初めて観たときは、中盤以降から怒涛のこれじゃない感に襲われたんですが、さて今回、時間を置いた2回目の観賞のせいか、印象がガラリと変わって自分でも驚き。

{netabare}例えばカールじいさんを成長させるための状況つくりとか、よく考えてありますよ。再開発による立ち退き撤去から守るため、そして妻エリーの弔いのため、妻と過ごした数々の痕跡が残る我が家を空へ飛ばす。思い出を引き連れての現実からの逃避行。でもその行動は、妻エリーとの思い出を「物質」に依存させてる証左。トラブルに見舞われても子供のラッセルより思い出の形見の保護を優先しますし、道中も家を体に縛りつけながら冒険します。思い出の家や品々はじいさんにとって「足かせ」そのもの。しかし、その思い出からじいさんが解放されるときが。自ら危険に身をさらすラッセルを救うため、じいさんは家具や備品を躊躇なく放棄します。そして最後には家そのものとの別れ、そのときじいさんの。エリーが「過去」の象徴ならば、ラッセルは「現在」の象徴。目の前の現実と闘うため、自らの手で「物質の思い出」と決別するじいさんの覚悟と成長が、じーんと沁みわたるんですな。

しかもこれ、家具家財を捨てさせるタイミングってのも、またうまいんですよねー。カールじいさんを一度これ以上ないどん底の状態にまで叩き落し、そこからリバイバルさせる手段として、過去から開放させるという方法をとってます。テンションの上下とキャラクターの成長描写をうまいことリンクさせてるんですよ{/netabare}。よく考えてるよなー。ツボをおさえてますよ。脚本の手腕を感じずにおれません。

ジジイふたりが腰を痛めながら入れ歯を飛び道具にして闘い合う光景もとってもユニーク。今にも「うっ」と胸に手を押さえて倒れてしまいそうな危なっかしさもあってハラハラは2倍増し。

人知れず本来の目的が達成される終わり方もステキ。わんちゃんの質感の素晴らしさにも注目。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5

61.1 10 2009年秋(10月~12月)アニメランキング10位
東のエデン総集編 AirCommunication(アニメ映画)

2009年9月26日
★★★★☆ 3.5 (99)
831人が棚に入れました
テレビシリーズの総集編映画。2009年9月26日より、テアトル新宿、テアトルダイヤ、テアトル梅田にてモーニング&レイトショー公開。
2009年11月26日のミッドナイトアートシアター(26:05-28:05)にて放送された。

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、檜山修之、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子、宮内敦士、森田成一、遊佐浩二

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

初見の人はTV放送版を見るべし!

TV放送版の内容を東のエデンサークルメンバーによるナレーションを付けて劇場版としてまとめた作品。
今までの内容を少し解説を入れて振り返るといった総集編なので、時間がないからてっとり早くこちらで済ますという考えで初見する人にははっきり言ってお勧めできない。
このアニメの面白さは「謎」であり、尺を短くしてしまっている事でこの謎に深く入っていく事ができす、また謎についても解説している所もあるので、謎を楽しむことができません。
既に視聴済みの人に続編映画に向けて再度見て内容を思い出してもらう的作品です。
また視聴済みの人にとっては、解説部分に「そうだったのか!」と思える内容がありました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

TV版なしの初見だと

TV版を見ることなく、鑑賞しちゃうと、さっぱり。

とにかく、失敗。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

ケンちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

レビューは東のエデン(テレビアニメ)を見てね

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

総集編なので、以下を見ていれば、別段必要なさそう...

東のエデン(テレビアニメ)
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)
東のエデン-Paradise Lost-パラダイスロスト(アニメ映画)

この3作で初めて一つのストーリーです!

なので、東のエデン(テレビアニメ)
http://www.anikore.jp/review/1086766/
に総合して評価してます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 2

59.4 11 2009年秋(10月~12月)アニメランキング11位
レイトン教授と永遠の歌姫(アニメ映画)

2009年12月19日
★★★★☆ 3.5 (60)
253人が棚に入れました
ある日、レイトン教授の研究室に、レイトンの元教え子でオペラ歌手のジェニスから手紙が届く。実は、1年前に死んだ友人が永遠の命を手に入れた少女となって現れたと言う。これを知ったレイトンは、この不思議な事件を解明すべく、弟子のルーク少年と助手のレミを連れて、クラウン・ペトーネ劇場に向かう。そこでレイトン達は『永遠の命』を巡る「ナゾトキゲーム」に巻き込まれていく。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今回のレイトン教授への依頼人はなか卯の歌姫水樹奈々様でございます

2009年公開の劇場アニメ 99分

監督 橋本昌和 脚本 松井亜弥 原案 日野晃博
制作 P.A.WORKS OLM Team Kamei

ニンテンドーDS用ゲーム「レイトン教授シリーズ」が原作

舞台は20世紀前半の英国。ジャンルは推理物、探検物、スチームバンク。

レイトン教授 CV大泉洋 シャーロックホームズ+インディージョーンズ÷2って感じの人
ルーク少年 CV堀北真希 推理物には欠かせないワトソン君または小林少年の位置

ジェニス・カトレーン CV水樹奈々 オペラ歌手 本作のヒロイン
ジャン・デスコール CV渡部篤郎 レイトンの宿敵 1stガンダムのシャアっぽい
グロスキー警部 CV大塚芳忠 スコットランドヤードの警部

それ以外の脇のキャラにはベテラン声優が当たっています。

制作がP.AとOLM(ポケモンなど制作の大手)で作画の雰囲気はほぼ半々です。
キャラデザなどいつものP.Aとは全然違う、カトゥーンTVなどで見るような欧米アニメっぽいです。

原作ゲームのファンなら問題なく楽しめるようですが、
前情報なしで見たもので、相当面喰いました。
若い年齢層向けの冒険アニメとして観た場合は合格点の出来だと思います。
推理はあんまり・・・なんですが、ラストバトルなどは楽しめました。
渡部篤郎さん演じる、悪役デスコールがいい味を出していて熱演といえます。

スチームバンクメカによるアクションはありがちとも言えますが、
丁寧に作られていて観る価値はあると思います。
いつものP.Aキャラでは無いんですが、人物の繊細な描写はP.Aファンとしては納得がいきました。
個人的には良作だと思います。
万人にお勧めできるとは思いませんが、「子供の心を持った大人」なら楽しめると思いました。


個人的なことですが、これでP.A.WORKSの作品は全部見たようです。
観たのが昔のものはこれから見直して自分的正当な評価に正そうと思っています。
現在、ABと花咲くいろは視聴中。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 19

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゲームやってなくても楽しめましたよ(゜∀゜)

・・・だってDS持ってないんだもん(´・ω・`)
 
全体的にはエンターテイメントとして、十分楽しめる作品でした(´ω`)
謎解きゲームの映像化ということで考えると謎解きが少ない分、もっと伏線が欲しかったところですが
子供向けアニメということを考えると、あまり複雑にはできないんでしょうね(´ω`)
 
声優陣には役者さんを多数起用してますが、メインキャラのルーク少年の力量のなさが
目立ってしまいましたね(´・ω・`)
レイトン教授は大泉洋だったんですね(゜Д゜)
「豆富小僧」のレビューでもちらっと触れましたが、この人はすごいですね(゜Д゜)
ちゃんと役に合わせて声を作ってました(゜Д゜)
 
・・・ゲーム、やってみたいなぁ(´・ω・`)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

作画が可愛い

ゲームがすごく面白かったので期待して見たのですが、この作品の内容は少し期待はずれ、良くもなければ悪くもない感じでした。

◆ゲーム版と比べると・・・
ゲームと同じように、劇中に謎がいくつか出題されますがその数はかなり少ないです。
やはり時間に限りある劇場版作品にゲームと同じレベルの内容を求めてはいけない。
あるアニメの言葉を借りると「メディアの違いを理解せよ」という格言が頭をよぎりました。

◆声優について・・・
レイトン教授役に「大泉洋」、ルーク役に「堀北真希」の他、「水樹奈々」、「相武紗季」など声優界・俳優界から有名な人がキャスティングされています。

◆この作品の良かったところは・・・
ルーク役の「堀北真希」の演技と、絵本から出てきたようなキャラの独特のデザインが良いですね。

◆最後に一言・・・
「能登麻美子」演じるアロマをもっと出してほしかった・・・。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 4

58.3 12 2009年秋(10月~12月)アニメランキング12位
ATOM アトム(アニメ映画)

2009年10月10日
★★★★☆ 3.6 (13)
64人が棚に入れました
ロボットによって全ての世話をしてくれる夢のような空中都市メトロシティ。そこで生活をしているテンマ博士の息子トビーは、ピースキーパーの実験中の事故によって命を落としてしまう、

悲嘆にくれるテンマ博士はトビーの姿と記憶を持ち、究極のエネルギー『ブルーコア』を搭載した人間にそっくりなロボットを作り上げた。しかし、息子として迎え入れたもののどこか本物とは違う事を痛感したテンマ博士は彼を拒絶してしまう。

自分がロボットであることを知りブルーコアを狙うストーン大統領にも追われ地上へ落ちた彼は、コーラたち地上に住む子供達と出会い『アトム』と名乗り、自分の居場所を探すために彼らと暮らす事となったのであった。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安心感

ハリウッドというか、アメリカの3Dアニメ映画の文法で作られた鉄腕アトム。
マイケル・ベイとかにゴジラやら、トランス・フォーマーを撮られた日には、「あー、、、マイケル・ベイ……」という感じのB級の喜びと悲しみが同時に到来してくる感じですが、同じアメリカではあっても、3D映画の文法というのは、非常に落ち着いてみていられる感じがします。
天馬博士などの描き方も、手塚ファンがみても、良いものなのではないでしょうか。手塚本人の味とまではいかずとも、アメリカの人にこれだけ手塚的なものというのをきちんと撮れるというは良いことだと思います。本当に。
アメリカの3Dアニメ映画の世界というのは、ほんとうに、とてもよい市場になっているように思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

ななろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

普通に楽しむのであればおもしろい

ハリウッドが作ったアトム。

あれ?アメリカにはアストロボーイが鉄腕アトムだし日本でも鉄腕アトムではなく単にアトム。

確かに登場する見なれたキャラは、アトムと天馬博士と、お茶の水博士位で設定も鉄腕アトムと違う世界。

まぁパラレルワールドと考えればいいのかもね。

なので、鉄腕アトムだと思ってみると期待はずれですが単なる劇場版娯楽アニメと観る分には普通によく出来たアニメでした。

ちなみにアトムの声は上戸彩が日本語担当してます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1

53.8 13 2009年秋(10月~12月)アニメランキング13位
新・宇宙戦艦ヤマト・復活篇(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.1 (22)
108人が棚に入れました
宇宙戦艦ヤマトが回遊惑星アクエリアスの水柱を自爆により断ち切り、その海の中に自沈して17年が経過した西暦2220年。移動性ブラックホールが発見され、これが太陽系に接近して地球を飲み込むことが明らかになった。人類は、2万7000光年離れたサイラム恒星系惑星アマールの月への移民を計画。3億人ずつの移民を乗せた移民船団を第1次、第2次と出発させるが、それらはいずれも航海中に謎の敵から攻撃され、消息を絶ってしまった。第1次移民船団には古代進の妻、雪も搭乗していた。\nヤマトは、アクエリアス内に建設されたドックで修復・強化改装を受けて氷塊の中から甦り、第3次移民船団の護衛艦隊旗艦となった。宇宙の辺境で貨物船の船長に就いていた古代は地球の危機に際して帰還し、第3次移民船団の司令かつ新生ヤマトの艦長に着任する。

takato さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

最弱

こやつはヤマトの中でも最弱。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 9

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

映画館で見たかった

映像のクオリティが驚くほど綺麗で技術の進歩にビックリしました。
ヤマトの外観や内装、敵勢力の戦艦や都市のデザインなどが非常にカッコよく、神秘的な宇宙の描写はとても綺麗で魅力的でした。
そして映像美が素晴らしいこのアニメの戦闘シーンは迫力満載です。
ストーリーもそれなりに面白く、ヤマトが戦闘に出る時のワクワク感がたまらない。
しかし欠点もたくさんありました。
ヤマトの新しいクルーには魅力が感じられず、またキャラデザに違和感を感じまくり。
ヤマトファンとしては、この作品の森雪の扱いに納得ができず、デスラーも登場しない。
敵の正体も微妙。
エンディング後に「第1部完」と表示されたので、次回作が非常に楽しみです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

もう、そっとしておいてあげたい。

ヤマトは沈んだ。

何度も何度も何度も・・・・・・既に終わった名作。

いくら金をかけてリメイクしても初期の作品の枠組みは逸脱できないし、超えられない。

この作品世界に発展性はない。

ヤマトはもう、海底で静かに眠らせてあげるべきではないのか?

投稿 : 2024/06/08
♥ : 1

49.1 14 2009年秋(10月~12月)アニメランキング14位
仏陀再誕-ぶっださいたん(アニメ映画)

2009年10月24日
★★★☆☆ 3.0 (23)
85人が棚に入れました
はるか昔、2500年前、あのインドにおいて、王子として生まれたゴータマ・シッダールタは人生の答えを探し求めて、その国も地位や名誉も妻子をも捨てて、出家し修行の道へと入った。そして流浪の6年ののち、ついに人類最高の悟りを得て「仏陀」となった。仏陀となったゴータマはその生涯をかけて、心の教えを説き、さまざまな人々を苦しみの境地から救っていった。それから幾多の月日が流れ、荒廃した現代の世を救うために、「仏陀」はこの地に再誕する。
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

宗教アニメだが意外に面白かった

宗教団体,幸福の科学の創始者兼総裁の大川隆法の著書「仏陀再誕」(幸福の科学の経典)を原作に
大川宏洋(大川隆法の息子)が脚本を手掛けた宗教ファンタジーアニメである。

この映画は幸福の科学の信者の為に作られた為、知名度が非常に低いが、声優が豪華(子安武人,小清水亜美,吉野裕行,白石涼子,三石琴乃・・・等)なので視聴してみた。
因みに興行収入は8.6億円らしい。なのにこの知名度。

あらすじ

{netabare}
はるか昔、2500年前、あのインドにおいて、王子として生まれたゴータマ・シッダールタは人生の答えを探し求めて、その国も地位や名誉も妻子をも捨てて、出家し修行の道へと入った。そして流浪の6年ののち、ついに人類最高の悟りを得て「仏陀」となった。仏陀となったゴータマはその生涯をかけて、心の教えを説き、さまざまな人々を苦しみの境地から救っていった。それから幾多の月日が流れ、荒廃した現代の世を救うために、「仏陀」はこの地に再誕する。

桜岡女子学園の高校2年の教室、倫理社会の授業中に居眠りで山田先生に注意される女子高生の天河小夜子(あまのかわ さやこ)。ここで2500年前ゴータマ・シッダールタの人生が教科書に出てくる。

新聞記者の金本に憧れる彼女は、自身もジャーナリストを目指していた。ある日、その金本は汚職事件に関するガセネタをつかまされて誤報を出してしまい、これを苦にしてホームから電車に飛び込んで自殺してしまうのだった。

その死亡のニュースを聞いてショックを受けた小夜子は、精神的なショックから、そのときから霊が見えるようになってしまい、困惑した日々を送っていた。ある日、金本が自殺したところの駅のホームで、あやうく電車にひかれそうになる。その瞬間、小夜子を救ったのは、大学生の海原勇気 (うなばら ゆうき) だった。小夜子は、ふとあることで知った「ある言葉」に興味をいだきつつ、心配して「行くな」と止める彼の気持ちをよそに、放送番組で知った「仏陀」と名乗る人物の会合に行くことにした。

しかし、真実を求めて見えない世界の中をさまよいはじめた小夜子には、次々と恐ろしい魔の手が襲いかかる。
{/netabare}

おおまかな内容説明
{netabare}
この映画は幸福の科学が製作しているので当然宗教観は幸福の科学のそれになるが、登場する宗教団体に、「創○学会」がモデルと思しき操念会(会長は荒井東作)と、幸福の科学がモデルであるTSI(代表は空野太陽)があり、
荒井東作が霊能力で偽物の仏陀になり、日本を支配しようとするのを、主人公、天河小夜子とTSIのメンバーが阻止し、
空野太陽が仏陀再誕を宣言するというのが主なストーリー。
{/netabare}


感想
{netabare}
幸福の科学の信者でない私は、全体的にはどうしてもネタアニメ(幸福の科学の方、大変申し訳ない)にしか見えない。
主人公の小夜子は何故か突然電車の夢を見てから、霊やボディジャック、友達の裏の声(本音?)、仕舞いには世界史の教科書のアウシュビッツの記述を読むとユダヤ人たちの苦しみが聞こえてくるようになってしまうのがよく分からなかった。あんなのが日常的に聞こえたり見えたりしたのでは、映画が終わる前に自殺しているのではと思うほど。疎遠になり別れた彼氏がいるのだが、理由が宗教活動に嵌ったからというのもいかがなものかと。
また、政治スキャンダルを揉み消されて自殺した新聞記者が、死後の世界で「宗教を否定した」という理由で地獄に落ちてしまう。TVで荒井東作が念力を使うシーンは面白かった。
また、荒井東作の呪いで弟が奇病にかかるシーンは恐ろしかった。その弟が闘病中に何故か父親(主治医)は検査もせず家でパソコンをしている。母親も看病しないで家にいるし、信じられん。病室に空野太陽とオーストラリア人が表れて、悪魔祓いもどきをして呪いから解放するのだが、
ここで、父親が今まで宗教を信じていなかったことを悔いて号泣しながら空野太陽に許しを請う。一般人から見ると病気につけこむ宗教勧誘の卑劣さがよくわかるシーンだ。
また、医者はこんなに簡単に引っかからないと思うのだが。
他に、終盤で操念会はNBK(NHK)を占拠し、さらに民放各局を電波ジャックした。荒井東作は全ての電波を使って日本人全員に向けて衝撃の事実を発表する。その事実とは
「今から10分後に大津波が日本を襲って、日本は沈没する。しかし私に忠誠を誓った人は助かります。」
日本が沈没するときに、忠誠を誓った人だけがどうやって助かるのかさっぱりわからない。日本中の人々が困惑し、阿修羅地獄から召喚された悪霊に次々とボディジャックされていく。大和放送の放送室にたどり着いた小夜子は「荒井東作を見ちゃダメ!」と日本国民に警告し、空野太陽の遠隔パワーの助けを借りながらメッセージを代弁する。その内容は悪霊にボディジャックされている日本人たちに「自分が自分でないような感覚はありませんか?」と
訴えるものだったが、小夜子は空野太陽に操られて話しているので、自分もボディジャックされている。
荒井東作は最後の手段として小夜子を誘拐し、満員の東京ドームに爆弾を仕掛ける。 荒井東作と小夜子が空飛ぶ円盤に乗って東京ドームに現れ、荒井東作は小夜子に対して
「東京ドームの観客5万人の命を救いたければ、真実の仏陀が私だと宣言しなさい!」と脅迫する。
小夜子は5万人の命を無視して「真実の仏陀は空野太陽です!」と言ってしまう。どう考えてもおかしい。
荒井東作は逆上するだが、そこに空野太陽が登場して「自らの都合で法の教えを歪曲するな!」「仏陀の名を汚すな!」「自分を偉く見せるために、敵を作るな!」と説教する。
でもそっくりそのまま自分にも当てはまるだろうと思った。
荒井東作の体の中から大悪魔:覚念が出てくる。(袈裟を着ていることから大衆仏教の代表と思われる)
東京ドームで大悪魔と対決する空野太陽。大悪魔は東京ドームの観客を攻撃するが、空野太陽が天使となって観客を守る
空野太陽は光の剣を持ち、天使のような羽を生やし、大悪魔
を退治する。そして空野太陽は仏陀再誕を宣言する。自分が仏陀であると主張して「仏陀とは全ての権限、全ての価値観を決め、全ての正義だ」と発言する。
私は真宗なので「あれ?仏陀は唯一神だっけ?」と思ってしまった。どうやら一切衆生悉得仏性の概念は無いようである。
最後に天使が出てくるのだが、CGがプレステっぽいのが残念。EDは何故か韓国人歌手ウ・ソンミンが歌う「悟りにチャレンジ!」。作詞は大川隆法。
最高に面白い歌詞です。
http://j-lyric.net/artist/a0533f6/l01ea41.html
また荒井東作が改心し拝むクレジット有り。

最大の謎はこの「仏陀再誕」という設定(とういうか教義)。
仏陀って解脱して、輪廻転生から解放されたはずだが、
再誕してたら仏教そのものが崩壊するはずだが。

私は決して幸福の科学を批判する積もりは無いので、不適切な点についてはご容赦いただきたい。
{/netabare}

総評

大川隆法が日本に再誕した最高神仏陀で、日本を救う。
といのがメインテーマだろう。信者向けの。(幸福の科学の本尊ですから)

脚本を書いている大川隆宏氏はアニメに精通しているらしく、本作が信者以外でも楽しめる娯楽要素を多く含んだ作品に仕上がったのも彼の功績だろう。

信者でない人は、宗教ファンタジーアニメとして十分に楽しめる作品となっている。大変面白かった。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

オイラの人生の中で最大の【アウェイ感】を感じた映画^^;

こーゆーのが一番コメントしづらいwww









某宗教法人が直接製作に関わっているためか、巨額の制作費が投入され知名度の割りにはちょっとオカシイってぐらいのハイクオリティになった作品ですw


キャストも意味不明なぐらい豪華w
子安武人
小清水亜美
吉野裕行
置鮎龍太郎
三石琴乃
銀河万丈
白石涼子
三木眞一郎
ってアホかwww
コレなんてガンダム?w


肝心のお話は『宗教で人を騙す悪者』と『人を導き救う仏陀の生まれ変わり』とが対立するというもので、宗教を善悪で語ろうとしているのがなんかもう既に言い訳臭い;
作品としてはお世辞にも褒められたものではないすw


集団催眠を掛けられた主人公達が宇宙人の円盤に『ID4』ばりに攻撃されたり、『デイ・アフター・トゥモロー』ばりの大津波が都市を襲う様はパニック映画としてみればソコソコ面白いw


ラストは敵の黒幕と『ドラゴンボール』ばりの超能力バトルに発展w
マジで作ってるつもりなのにどう見てもネタっぽくなってるのが泣けてくるw


一番思い出深いのは劇場に足を運んだ際にアニメの割りに老若男女問わない幅広い客層だったことですがw観客の99%が【優待券】的なチケットを持参して見に来てた信者さんっぽくてw
なんかオイラだけ【冷やかし】みたいに思われたらどーしよー;
って超勝手に怯えてましたわwww

投稿 : 2024/06/08
♥ : 8

ガンパルンパ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悟りにチャレンジ!

仏陀は現世に再誕してたんだ・・・


なんだってーーーー!

ニコニコ動画とかでコメント見ながら視聴すると面白いかも。
しかし無駄に金かけてるよね・・・

見終わった後、開眼しました。変熊に・・・

投稿 : 2024/06/08
♥ : 3

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
人間失格 ディレクターズカット版(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.6 (8)
55人が棚に入れました
恥の多い生涯を送って来ました――。
大庭葉蔵は裕福な生まれだった。彼は、人間の生活に見当がつかない、そういう種の男だった。貧しい人間からカンパを搾取するための、真似事の左翼運動に参加し、その日を暮らす……。昭和四年、夏。いつものように芝居をし、金をせしめる葉蔵。だが突如反社会的な運動を検挙すべく現れた、特高の小菅に追われ、逃亡するはめになる。逃げ込んだ先は、恒子という女のいる
カフェだった。匿われる葉蔵。一度はごまかせたものの、すぐに気づかれ、恒子に庇われ再び出奔する。道中、彼は思い出す。
作り笑顔をする自分を。妖しげに嗤う女中たちを。恒子のところに戻り、ふたりはその夜、枕をともにする。情事の後、あなたは純粋だ、と微笑む彼女に、葉蔵は殺意を覚える。そして、過去父を怒らせたことを反芻し、生きていることの恥ずかしさに想いを馳せた。葉蔵と恒子。ふたりはどちらともなく呟く。
「一緒に死んでくれないか」。

声優・キャラクター
堺雅人、高木渉、朴璐美、久川綾、能登麻美子、田中敦子

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
デジモンセイバーズ 3D デジタルワールド 危機イッパツ!(アニメ映画)

2009年10月3日
★★★★★ 4.2 (4)
25人が棚に入れました
迫力の立体映像に合わせ、同調して動くモーションシートが売りの一大アトラクション用プログラムとして、特定テーマパークのみで上映された劇場用アニメ。設定としては同時期に放映していた『デジモンセイバーズ』の世界観が用いられているが、どちらかというと6年前に制作された3D作品『デジモングランプリ』の後継作品にあたる。アグモン・ガオモン・ララモンの3匹は、デジタルワールドへの探検ツアーへ参加することになった。道中で知り合ったクルモンも仲間に加えるが、そんな彼らを待ち受けるのは様々なハプニング、そして襲いかかる巨大なアーマゲモン……。果たして無事にアグモンたちは現実世界へと戻れるのだろうか? フル3Dという作品の性質上、人間キャラは登場しないが、TVシリーズ『テイマーズ』終了から3年ぶりに復活したクルモンの活躍は見もの。

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
電信柱エレミの恋(アニメ映画)

2009年10月31日
★★★★☆ 3.9 (4)
16人が棚に入れました
街の建物や背景、キャラクターなどすべてが立体で制作され、8年の歳月をかけて作られた45分間のストップモーションアニメの本作。2009年10月に公開され、平成21年度文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門で優秀賞を受賞した。 ある満月の夜に故障してしまった、電信柱のエレミ。不思議な夢から目覚めたエレミの目の前には、電力会社の作業員・タカハシの姿が。タカハシに修理され、すっかり元気になったエレミだが、今度はどうしてもタカハシと話がしてみたくなり、電話回線に侵入。人間のフリをして電話をかけてしまう。最初こそ謎の電話に困惑したタカハシも、やがてエレミとの電話を楽しむようになり――。そんな二人の噂話が街中の電信柱に広まり、エレミは電信柱会議にかけられ、タカハシとの決別を迫られてしまい……。

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
晴れ ときどき くもり(アニメ映画)

2009年12月5日
★★★★☆ 3.9 (4)
13人が棚に入れました
詳細不明

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Partly Cloudy

【私しか棚に入れてないシリーズ第3段】
ピクサー短編シリーズ!
5分50秒
ダンボみたいなこうのとりの話かと思ったら
その赤ちゃんを生み出す雲の話
可愛らしくて
素敵なお話だと思う

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

雲の錬金術師

このアニメは、カールじいさんの空飛ぶ家と
同時上映されていた短編アニメである。

あらすじを一行で言い表すと、物だけではなく生命も創ることが
出来る擬人化した雲と、雲から手渡された贈り物を配達という
形で請け負うコウノトリのお話だ。

これを見ていて思いついたのが、1941年に制作されたダンボだ。
相当昔に観たため、だいぶ記憶が薄れているが確か
コウノトリが人間の赤ちゃんを運ぶシーンだったような。
恐らく、そのワンシーンから着想を得たのだろう。
昔ながらのディズニー作品を見ているような気分を味わえる。

主人公として焦点を当てられているのは、志は高いものの
自分の思った通りにうまくいかず、苦悩している黒がかった雲と
その相方を務める熟練(?)のコウノトリ。

雲に悪気はないのだが、明らかに負担のかかる生き物ばかり
錬成されるケースがほとんど。
ワニ、ハリネズミ、電気うなぎ等…。
相方は、多少嫌がっているものの律義に任務を遂行していく。
きちんと届けたのはいいが、日に日に羽が抜け落ちていく。
雲も心配そうな顔を覗かせるが、もっと労わってやれ。
そもそもそんな危ない生き物を創っている時点で雲s(ry。

鮫を出された時は、さすがに驚いたようで
別の雲がいる場所へ避難したようだ。
これには深いわけがあるのだが、それが分からない雲は嫉妬のあまり
雷を発生させたり、大雨を降らすなど大地にいる人間達に
被害を与えている。全く持って困った雲である。

その後、熟練(?)の相方が自分の所に舞い戻り、
真意を理解した雲はコウノトリを抱きしめる。
あのコウノトリ、イケメンすぎるだろ。自分ならそのまま
別の雲に行ってお世話になる手筈を整える。これが友情か。
その甲斐あって、彼の腕は多少(?)改善されたようだ。
彼は一度、錬成の再講習を受けた方がいいと思うが、それは
雲の判断に任せよう。

面白いなとは思ったのだが、他のピクサー短編アニメと比較しても
特に引き付けられるものがないように感じられた。
内容重視の方が見ると、がっかりする可能性があるので
無理してみる必要はないだろう。
そういうものだと、理解した上で視聴していただけると幸いだ。

この作品も、何度も見たくなるような出来ではなかったので、
強く推奨するつもりはない。雲が好きな人なら楽しめるかも。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 6

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~(アニメ映画)

2009年11月7日
★★★★☆ 4.0 (2)
10人が棚に入れました
2003年に東京都写真美術館で開催された「過程を見せる展覧会。“絵コンテの宇宙-イメージの誕生」展にて、人形アニメの撮影現場そのものを展示するという試みが行われた。その作品から生まれたキャラクター「こまねこ」を主人公に制作されたのが本作で、全国劇場上映も行われた。物語の季節は冬、クリスマス前。クリスマスの日にパパとママに会えることを楽しみにしていたこまねこだけど、ちょっと早いのにプレゼントが届き……そこには可愛い人形とともに「クリスマスには帰れない」というパパ・ママのメッセージが……。落ち込むこまねこに、友達の発明少年ラジボーが持ちかけた提案とは……!?

計測不能 15 2009年秋(10月~12月)アニメランキング15位
きかんしゃ やえもん(アニメ映画)

2009年10月3日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
原作は、擬人化された古い機関車を主人公にした、阿川弘之(文)と岡部冬彦(絵)による岩波書店刊行の絵本。本作は2009年に「とびだす!3D東映アニメまつり」の1作として、3DCGアニメ化されたもの。 長い間働き続け、すっかりくたびれてしまった機関車やえもん。駅の片隅に忘れ去られたやえもんは、駅員さんにも邪魔者扱いされてしまう。そんなやえもんを助けようとするのは、彼の車体を住処にしているネズミの兄妹や動物たちだけ。力の源となる石炭を集め、なんとかやえもんを復活させようとする動物たち。そんな中、ついにやえもんがスクラップにされてしまう日が決まり……。
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