2006年度に放送されたおすすめアニメ一覧 360

あにこれの全ユーザーが2006年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月27日の時点で一番の2006年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

60.1 125 2006年度アニメランキング125位
FLAG[フラッグ](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (73)
391人が棚に入れました
20XX年、アジアの小国で勃発した内戦は、国連軍の介入をもってしても拡大し、泥沼化していたが、戦地で偶然撮影された一枚の写真によって、和平への動きが一気に加速した。それはフラッグの写真―敵同士であるはずの兵士が戦闘中に互いに協力して聖地に旗を掲げる姿―だった。フラッグは平和の象徴となった。しかし停戦まであと一歩のところで、妨害を謀る武装勢力過激派にフラッグは奪われてしまった。国連は極秘裏にフラッグを奪還すべく、 SDC(Special Development Command)シーダックの投入を決め、さらにその活動の全てを記録するためカメラマンの帯同を命じた。この任務を依頼されたのは、白州冴子。彼女こそ、ことの発端であるフラッグの写真を撮った本人であった。

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

戦争アニメの最高峰

 富野由悠季とともにリアルロボットものをリードしてきた高橋良輔(原作/総監督)の、到達点にして新たな出発点となる作品。Web配信という形で発表されたこともあって知名度は高くないが、戦争アニメの最高峰と言っても過褒ではない。多くの人に見てほしい傑作である。
 ここで取り上げられるのは、戦争の虚像と真実というテーマである。戦争の実態をゆがめた情報は、かつては主戦国政府が意図的に捏造したが、現在では、ジャーナリストが報道の名の下に垂れ流している。湾岸戦争の際、米軍はピンポイントで軍事拠点のみ破壊し、市街地を狙ったイラクのミサイル攻撃をパトリオットで迎撃したと報じられたが、戦後になって、ピンポイント攻撃できたのはごく一部にすぎず、パトリオットによる迎撃はほぼ全て失敗したことが明らかにされた。イラク戦争においては、バクダット陥落時に独裁政権崩壊を喜ぶ市民が広場に集まったとされるニュース映像が流されたものの、広場の全景を映した引きの映像がないことから、メディアリテラシーの持ち主は、バクダット市民が米軍侵攻を決して歓迎していないと気づいたはずである。
 『FLAG』の舞台となるのは、国連軍が介入したために内紛が泥沼化した中央アジアの架空の小国・ウディヤーナ(マンダラを用いた密教系の仏教が信仰されていてチベットを連想させるが、あくまで戦闘と宗教を並行して描くために設定された舞台であり、現実のチベット問題と絡めて解釈しない方が良いだろう)。そこに、同じ戦争を異なる立場から見つめる二人のジャーナリストが降り立つ。
 語り手となるカメラマン・赤城圭一は、フリーの立場で戦地に赴き、テロリスト殲滅という大義名分の陰で、国連軍による攻撃が市民に大きな被害を与えている実状を知る。一方、彼の後輩カメラマンである白州冴子は、国連軍の“御用”報道員として、2足歩行型ロボット兵器を擁するシーダック隊に同行、テロリストに奪取された平和の象徴である旗(FLAG)を国連が奪い返す過程を撮影する。このFLAG奪還作戦が、報道でしか戦況を知り得ない一般市民向けの茶番であることは、作品冒頭から示唆される。さらに、二人のジャーナリストの間には微妙な感情の行き違い(一方は恋心を抱いているようだが、他方はそうではない)が存在しており、これが全編に漂う重苦しい閉塞感を醸し出す。
 この作品で特徴的なのは、第三者的な視座が徹底的に排されている点。同じ戦争であるにもかかわらず、赤城と白州が目の当たりにするものは全く異なっており、赤城の体験は、ファインダーから見える光景と赤城自身のモノローグによって、白州の体験は、彼女が撮影した映像ないしモニターや通信の記録によって、それぞれ描き出される。短いカットの中に錯綜した無数の断片が提示され、まるでひび割れた合わせ鏡のようで、知的な面白さも味わえる。
 カメラやモニターなどの機械が切り取った断片的な情報を通じてストーリーが展開されるため、多くの戦争アニメで見られるような、非現実的な激しい動きやまばゆい光の明滅を用いた派手な演出--いわゆる子供だまし--はない。戦闘に参加する隊員も、訓練を受けた職業軍人らしく、感情を表に出さず冷静かつ的確に行動するだけである。しかし、彼らの抑揚を欠いた音声からは張りつめた緊張感が滲み出ており、状況を把握できるだけの想像力のある視聴者は、凄まじい迫力を感じられるはずだ。特に、第6話「闇の中の光」における迷宮のような要塞内部での攻防戦は、あまりの緊迫感に見ていて戻しそうになった。アニメで人が死ぬさまを描いても、所詮は単なる絵でしかないためリアリティが感じられない場合が多いが、『FLAG』では、殺戮シーンがモニター画面の抽象的な映像として描かれることで、かえって人を殺す生々しさがひしひしと伝わってくる。湾岸戦争の映像で実戦がゲームのように見える異常さを味わった人は、このアニメから「ゲームのような戦争」が隠し持つ生々しさを感じ取り、戦慄するだろう。
 予算が限られていたからか、画の動きは乏しい。しかし、この制限がある故に、演出家は何をどう動かすべきかを徹底的に考え抜いたようだ。手持ちカメラを思わせる画面の揺れやタイムラグのある焦点補正などを丹念に描いた結果、莫大な予算を投じた大作アニメよりも、奥行き方向の拡がりを感じさせる優れた作画が実現された。この作画を高く評価できない批評家は、アニメを見る目がないと断定したい。
 『FLAG』で最も含蓄があるのは、しばらく離れていた二人のジャーナリストが再会する場面だろう。民衆の側に立って戦争の実態を剔抉しようとする赤城は、国連軍の活動をテロ撲滅のための正義の戦いとして撮影する白州に対して、批判がましい言葉を連ねていた。しかし、だからと言って、赤城の方が戦争の真実を正しく把握していたとも思えない。何よりも、戦闘の現場に肉薄し、隊員の心情を深く感じ取っていたのは白州の方なのだから。再会の場面では、赤城がファインダーごしに白州を見るのと同じように、白州もまたファインダーごしに赤城を見ていた。この状況は、二人の立場のうち一方が優位なのではなく、互いに相対的であることを象徴する。
 アニメ『FLAG』は、曖昧ではないが多義的であり、単純な解釈を拒む。戦争の真実など存在するのか? あるのは、ただ無数の断片的な記録と、しばしば相互に矛盾する人々の記憶だけではないのか? --そんなことを考えさせる作品である。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 5
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ノンフィクションでやっちゃえばよかったのに…(6話まで

これぞ掘り出し物って感じのマイナーアニメです。


基本カメラマンの写真と動画が元にアニメが進んでいきます。
リアリティーは凄いあるんですけどややスローペースな感じが…

こちらは第一シーズンで1話から6話です。
第二シーズンは7話から13話の構成です。
ちゃっかりロボットものでもあったりしますが、
バトルは期待しないほうがいいです。
たまに戦闘シーンが見れる位でグロシーンもありません。
一切の笑いの要素も無く、完全にシリアスアニメです。
前半までは…バトルは後半が面白いです。


このアニメを簡単に説明すると中国のチベット問題と国連の構図を架空の世界にしてジャーナリストが真実を求めて追求する感じですね。

しかし公式サイトでシリーズ構成・脚本担当の野崎透が明言している。ただし、監督高橋良輔は本作にいわゆる「チベット問題」を描く意図は無いと述べているようです。
どっかから圧力がかかったのか…

チベット問題と言うと中国でのオリンピック開催をめぐる時のニュースがありましたね。


このアニメは色々と予備知識が必要なアニメだと思います。
どういう歴史的背景があるかや戦場のカメラマンが何故必要なのか等とてもわかりやすく書かれているのでこちらを参照する事をお勧めします。
アニメを見ながらこちらも平行して読むといいと思います。
公式サイトより↓
http://www.flag20xx.net/sakuhin/world.html

↑はFLAG予備知識集とFLAG外伝小説です。
この文章はSNS「PLAYLOG」の「『FLAG』応援blog FLAG予備知識集」に掲載されたものです。
外伝は面白いので注目です。
ってかこっちの方が物語がわかりやすいのは何故なんだ…
ハッキリと中国と出てくるからなのだろうか…

ストーリー(公式コピペ)
{netabare}20XX年、アジアの小国で勃発した内戦は、国連軍の介入をもってしても拡大し、泥沼化していたが、戦地で偶然撮影された一枚の写真によって、和平への動きが一気に加速した。
それはフラッグの写真——敵同士であるはずの兵士が戦闘中に互いに協力して聖地に旗を掲げる姿——だった。
フラッグは平和の象徴となった。
しかし停戦まであと一歩のところで、妨害を謀る武装勢力過激派にフラッグは奪われてしまった。
国連は極秘裏にフラッグを奪還すべく、SDC(Special Development Command)"シーダック"の投入を決め、さらにその活動の全てを記録するためカメラマンの帯同を命じた。
この任を依頼されたのは、白州冴子。彼女こそ、ことの発端であるフラッグの写真を撮った本人であった。
最新の強化装甲服HAVWC(High Agility Versatile Weapon Carrier)"ハーヴィック"を装備し、容易な作戦と考えていた部隊は、予想もしない反撃に遭い、苦戦を強いられる。
相手はただの武装勢力ではないのか?
部隊に同行する白州のカメラは、戦いの底に隠された真実に迫っていく─。{/netabare}


1話から6話感想
{netabare}ちゃっかりロボット出るのにバトル無いのかーい!とツッコミを入れたくなりました。
まぁ今見ると数年前なのでCGがちょっと気になるかもしれないですね。まぁ良い方ではあるんですけどね。
本当にリアリティー重視な感じでイイ雰囲気出してますね。
NHKとかで良くあるノンフィクション的な感じがよく出てる。
もっと尺取って細かく掘り下げてしっかりやってほしかった。{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 12

みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これは・・・アニメ!?

チベットをモデルとする
中央アジアの架空の小国「ウディヤーナ」の内戦を
取材する戦場カメラマンたちの取材目線から描いた物語。

第三者視点を一切廃し、一人称主観のカメラファインダーを示す画面のみでストーリーが進行する点が特徴で、

最初に見た時は

これは本当にアニメ、しかもWeb配信のアニメなのか・・・??
というのが正直な感想でした。

ストーリー展開に関しては

確かに他のコメントにもあるように

後半にかけて特に「イタイ」ともとれる
「芝居がかった」台詞は多かったと思います。

しかし自分には
かえってそれが現実的なんじゃないかと
思われてならないのです。

すべてのセリフはカメラを向けられて発せられている
という設定のため、フレームを意識すると
違和感はないような気がします。


ベトナム戦争を記録した戦場カメラマン
平敷安常さんの著作『キャパになれなかったカメラマン』

など、似たような手法・設定の作品は数は少ないですが

最後の結末が「権力のちょっとした気まぐれ」
で終わることは

現実ではよくある、というより
ほとんどがそうだと思います。

医療フォトでも
日本からも多くのドクターがアフリカなどのMSFの活動に
参加、その様子を伝えようとしますが

結局、現地空港等で写真・USBは没収
それも現地軍のみならずUN軍にも。

日本国内のニュース同様、世界規模でも情報操作は行われ、

現地で死んでいった人たちのことなど、
取り上げようともしない。

知るべきでないとされたことは
権力によって闇に隠される。

そうした現実を
このアニメで見事に表現しきったという点を
評価したいと思います。

石塚運昇さん本当にいい仕事されてます。

音楽もドラマ・アニメに欠かせない
池頼広さん。

OPは本当に良いし、
EDも最終話のちょっとした変化にとても感動しました!!!

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

60.1 125 2006年度アニメランキング125位
SoltyRei ソルティレイ Extra Episode(OAD)

2006年7月26日
★★★★☆ 3.5 (29)
128人が棚に入れました
「SoltyRei FILE.7 初回限定版」に収録されている。

サブタイトルは「すれ違うキモチで、想い合うココロで。」

1話44分の作品となっている。

60.1 125 2006年度アニメランキング125位
年をとった鰐(アニメ映画)

2006年8月5日
★★★★☆ 3.5 (10)
34人が棚に入れました
「頭山」でアカデミー短編アニメ賞にノミネートされた山村浩二監督がレオポルド・ショヴォーの名作絵本『年をとったワニの話』を映画化した短編アニメーション。ピラミッドの建設もその目で見た年老いたワニ。周囲からも大きな尊敬を集めていたが、リュウマチがひどくて自分でエサを捕ることもできなくなり、ついには近くにいた自分のひ孫を食べてしまう。その結果、一族は彼を追放、ワニはナイル川を下り海へと出た。彼はそこで美しい一匹のタコと出会う。彼女はワニに優しく接し、魚を捕ってはせっせと彼に与えるのだったが…。

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ほどよき芸術性

 世の中の物語にはその作品のテーマ、寓意が私の理解の範疇を超えてしまうことが度々ある。lainとかテクノクライズ、あるいはカフカの短編だとか。
 そういった作品については、色々と個々人の考察も出ているけれど、皆違うことを言っていて、まあ皆正解ではないのだろうな、と思う。
 しかし、これはクイズではないので正解することが目的ではない、全てを理解する必要はないし、正しく理解する必要もない。
 また、果たして、こういった作品において作者がその意図を明確に伝える気があるのか甚だ疑問である。多分作者も明確な何かを伝える気はないのだ。


 さて、この話は、難解ではないけれど、物語の寓意、作者の意図は曖昧である。言葉にしてしまうと逃げてしまうような感じがある。
 しかし、このわかりやすいのに不可解という矛盾、山村浩二の映像の世界、単純で奇妙なストーリー、そういったものが見ていて確かに心地よい。
 なかなか素敵な作品ではないか。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

60.0 129 2006年度アニメランキング129位
スカイガールズ [OVA版](OVA)

2006年8月25日
★★★★☆ 3.6 (44)
264人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」は、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。しかしその代償は大きく、地球の陸地の50%以上が水没した。そして三年後、殲滅したと思われていた敵の群体が、ミッドウェイ沖にて確認される。 真偽を確認するため、現場へと向かう1隻の航空巡洋艦「攻龍」。そして「攻龍」に搭載された対ワーム専用戦闘兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

59.8 130 2006年度アニメランキング130位
ネギま!?(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (188)
1302人が棚に入れました
「サウザンド・マスター(千の呪文を操る魔法使い)」の異名を持つ英雄だった父親を持つ10歳の少年、ネギ・スプリングフィールド。
英ウェールズの魔法学校を卒業した彼が、「マギステル・マギ(立派な魔法使い)」になるための修行として与えられた課題は、「日本の学校で先生をすること」であった。
ひとり異国に渡り麻帆良学園都市にやって来たネギは、いきなり女子中等部2-A(後に進級して3-A)の担任を任されることとなる。31人の年上の女生徒相手に最初は戸惑いながらも、着任初日に魔法のバレた神楽坂明日菜をはじめ、様々なイベントや事件を通して女生徒達と強い信頼で結ばれていく。
ネギは彼女たちに支えられながら、父・ナギの足跡を追って成長していく。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これはもう完全に別物w

原作が好きなので見たところ、面影が殆どない。
キャラの設定の違いなんてザラで
世界観やストーリー等ほぼ別物の仕上がり。
作品の大半がギャグで占められており
原作とのキャラの違いなどの楽しみ方もある。
それでも、オリジナルならではの悪くないストーリーと
なかなかの作画によってある程度の質にはなっている。

しかしこれは原作ファンは納得しないだろうw
前作とも繋がってないし
これは別物として見るのが正解だと思う
むしろファンじゃない人が
いきなりこれを見た方が楽しめると思う

<新房×シャフト>らしく
原作無視のやりたい放題(良い意味で)
前作より数段良くなってます

面白いといえば面白いけど
パクティオーシステムが
かなり変わってたが
あれはあれで好きだった

色々書いたが原作や前作を知らない人は
充分楽しめる作品だと思う
これはこれで別物として観れば面白かった

投稿 : 2025/01/25
♥ : 20

59.7 131 2006年度アニメランキング131位
ワンピース映画 カラクリ城のメカ巨兵(アニメ映画)

2006年3月4日
★★★★☆ 3.5 (93)
502人が棚に入れました
麦わら海賊団一行は、難破した海賊船から宝箱を手に入れた。早速中を見てみると、そこには老婆が入っていた。老婆は自分の島の財宝伝説を話し、一行はその「メカ島」へ向かう。

声優・キャラクター
田中真弓、平田広明、中井和哉、伊倉一恵、岡村明美、山口由里子、山口勝平、稲垣吾郎、加藤浩次、山本圭壱

59.5 132 2006年度アニメランキング132位
009-1[ゼロゼロナイン ワン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
192人が棚に入れました
ミレーヌ・ホフマンこと009ノ1は身体をサイボーグ化した近未来のスパイである。胸に仕込まれたマシンガンや強化された跳躍力、マヒ光線を仕込んだ指輪などを駆使し、00機関のボスの指令を遂行していく。

めかぶ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

完全に大人向け

個人的には大好きな作品です
東西冷戦構造をベースにしたスパイ物
まさに石ノ森章太郎の真骨頂と言ったところでしょうか

内容としては完全に観る者を突き放すかのような
ガッチガチのハードボイルドでズゥゥ~ンと重いお話が多いです
基本的に一話完結型

009-1ことミレーヌ・ホフマンは女の武器を使ったりしても
決してプライドを捨てることなく完璧かつ冷徹にプロフェッショナルを貫いています
敵もしっかりキャラ立ちしていて魅力的

ただ、鬱になるような暗いお話もありますので
(というか全体的に暗い)
前述したように観る人を選ぶ物語で好き嫌いがはっきり分かれる作品

一言で言えば
「やるせない」
これにつきます

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

強者であり弱者でもあるミレーヌの気品

2006年10月より放送のTVアニメ。全12話+1話(Mission.Extra)。
石ノ森章太郎の漫画作品が原作。未読です。
放送枠の関係で映像ソフトにしか収録されなかったMission.Extraも視聴済みです。

2001年サイボーグ009からメインスタッフを引き継いでいます。違うのは監督とBGM作曲者くらいでしょうかね。
かなり力の入った作品と感じるのですが、監督を務めた紺野直幸さんが初監督であることに驚きました。監督・総作画監督・キャラクターデザイン・コンテ演出と八面六臂。
物語は原作のエピソードが大部分ですが、ラストを飾るのはオリジナルエピソードなのかな?シリーズ構成・大西信介さんの個性が色濃く出ているのかもしれない。


【あらすじ】
舞台はウエスト・ブロック、イースト・ブロックという二大勢力が冷戦状態にある近未来。
ウエスト・ブロックの女性秘密諜報機関員009ノ1(ゼロゼロナイン・ワン)の活躍を描く、ハードボイルド調のスパイアクション。

サイボーグ009と世界は別ですが、ネーミング等に共通した要素があります。

【作画・演出】
第一印象は、第1話アバンからOPへのつなぎが見事ということですね。

石ノ森先生の絵柄をよく噛み砕いて艶っぽい美しいキャラクターデザインにしています。
作画・演出にも安定感があり、アクションの躍動感を損なわずにわかりやすい画面作りもしっかりとされています。
デジタル作画がこなれてきた頃なので、背景にも一工夫があり独特の世界観を表現できていると感じました。

【音楽】
OPも良かったですし、劇伴とEDも素晴らしかったです。
キャストも良かった。どういった経緯でミレーヌ役に釈由美子さんが起用されたのかはわかりませんが、ミレーヌの落ち着きと時折り見せる可愛らしさによく合っていたと思います。勿体ないのは声量が足りないことですね。アニメ的な雰囲気のない素朴で素直な表現、私は好きだなあ。


【良かった点】
私は暴力表現が苦手なのでハードボイルド作品にあまり縁がないのですが、この作品には好感を持ちました。冷たくドライな世界観の中に、翻弄される人々の悲哀とかすかな希望を上手に描き出しています。
{netabare}
ミレーヌに感情移入させるフックを密かに、丹念に入れ込んでいるのも好印象。
全13話という短い物語の中で、主人公ミレーヌに常にスポットを当てています。
凡人には理解できない孤高のスパイではなく、美しく涼やかな貌の下に優しさと悲しみを隠し、苦難の道を行く一人の女性の姿。作風よりもジャンルよりも、ミレーヌの生き様を見届けるアニメという気がします。
OPの歌詞に「purple Rose」…紫のバラと入っているんですけど、「気品」「誇り」といった花言葉があってミレーヌにぴったりだなって思いました。
その意味で、ボスやスパイ仲間の女性達が必ずしも仕事上の関係のみではなさそうなのも好き。{/netabare}


【強者の悪意と、弱者という鏡】
{netabare}2話からずっと一貫されていたのが、弱者への悪意はその身に跳ね返ってくるということ。
2話「聖夜」3話「ハードボイルド」に顕著ですが、強者から弱者へと悪意が向くとき、様々な形でそれは強者の身に降りかかってくる。

目の前の弱者は自分を映す鏡です。
7話でビリーがミレーヌを含めた不誠実な大人達に絶望したように。8話で大人になったミレーヌが真実を話さなかったネルソンを射殺したように。悪意が無くとも、誠意を欠いて相手を傷つければ同じこと。
スパイであり女性であるミレーヌは、弱者に悪意を向ける側であり、強者から悪意を向けられる側でもあることを自覚しているのですね。

最終話のロキは世界を作り直しでもしない限り、自由は訪れないし弱者も幸せになれないと思っている。
けれども、それは世界のすべての弱者への悪意です。男であるロキは、大人になってから弱者の側に立ったこと、誰かの悪意の鏡になるような経験はあったのか。ロキは自分自身が強者であることを自覚しているでしょうか。
世界が壊れた時に出るやむを得ない犠牲は、まず女性や子供、老人から出るでしょう。ロキは幼い日の自分達をまた多数作ることになる。
幼く弱かったポールは悪意を映す鏡だったけれど、大人であるロキはすでにそうではないのです。

ミレーヌもまた同じ立場にありながら、鏡から跳ね返ってくる自分自身の悪意を受け止める覚悟は常に持っている。それこそが彼女の気品の本質なのでしょう。{/netabare}


【苦手だった点】
3話の「ハードボイルド」が個人的には苦手でしたね。
{netabare}脚本意図は理解できますし、エッグのポリシーに酔ったような所は私も嫌いです。ミレーヌと同衾するのも結局相手を舐めているから。寝首を搔かれることも罠に嵌められることも考えない、生殺与奪の権利を自分が手にしていると信じている。それは傲慢ですよ。

ただここまでミレーヌにキツい言葉を口にさせる意味は?
ミレーヌのエッグに対する怒りのセリフが露骨過ぎる上に品がなさ過ぎて、気分が悪くなってしまいました。

他の回では冷徹に振舞いつつも根はやさしいのが見て取れるので、私にはこの3話だけミレーヌがキャラ崩壊してるように感じるのですが…。
いっそミレーヌのセリフは最小限に控え、冷徹な表情を貫いた方がよほど「優しい人は怒らせると怖い」演出にもなって洗練されたのではないかなあ…?なんて思っています。{/netabare}

(2022.6.13)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 7

59.5 132 2006年度アニメランキング132位
頂のヘカテーたん(OVA)

2006年10月1日
★★★★☆ 3.5 (33)
141人が棚に入れました
一部のキャラクターをちびキャラ化して繰り広げる公式パロディ作品(番外編を元にアニメ版のDVD特典から派生したシリーズ)。
電撃文庫公式解読本「アニメ『灼眼のシャナ』ノ全テ」
初回限定版付属DVD「『灼眼のシャナ』DVDまがじんα 〜メロンパンよ、カリもふを抱け!〜」に収録
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャナたんに強力なライバル登場

シャナたんシリーズの三作目。


今度はヘカテーとシュドナイがメインでおふざけが進行していきます。
何故かシャナと同じようにちっちゃくなったヘカテー。シャナ以上にギャップが凄まじいヘカテーたんは最高です。
能登さんのこういった演技は他のアニメでも中々見られないものではないでしょうか。囁くような萌えボイス・・・能登さんファンは必見です。

また、「シュドナイは只の変態じゃない。」そういうスタッフの意識が垣間見られた作品でした。

内容
{netabare}
ヘカテー、もとい能登さんによる「うるちゃいうるちゃいうるちゃい」や悠二とシュドナイによるBL展開が貴重です。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 5

59.4 134 2006年度アニメランキング134位
エア・ギア [AIR GEAR](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
868人が棚に入れました
東中最強のベビー・フェイスこと「南一樹(イッキ)」は、モーター内蔵の特殊なシューズ「エア・トレック」を装着して町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われ、無残な敗北を喫する。そんな時イッキは居候先の幼馴染「野山野林檎(リンゴ)」ら三姉妹から、エア・トレックを託される。リンゴ達の正体は、伝説の暴風族「眠りの森(スリーピング・フォレスト)」だったのだ。エア・トレックによって自分を傷つけた暴風族にリベンジしたイッキは数々の暴風族と戦い、「トロパイオンの塔」の頂に立ち、世界に一つしかない特別なエア・トレックもしくはその部品である「玉璽(レガリア)」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」の頂点である「空の王」の候補と目され、イッキの憧れの女ライダー「シムカ」に見初められながらも、自分だけの「道」を走ろうとする。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スク水仮面しか覚えていませんでしたが、特に前半は面白かったです。

 見てましたねえ…なぜ今になってユーチューブ全話無料公開かわかりませんが、思わず見てしまいました。この作品25話ありますが、面白いのは前半です。長女が帰ってきて車いすと犬の人と対戦するくらいまで、ものすごく面白いです。

 荒唐無稽ではあります。物理的どうのこうのいいだすときりがありません。ですが、少年漫画的な熱さがあります。ストリートファイトの要素が強くいわゆるヤンキーマンガの系譜ではありますが、エア・ギアという架空のデバイスを使うことで、スタイリッシュな作品になっています。

 大暮維人氏は「天上天下」の方が名前をよく聞くかもしれませんが、面白さでは本作原作「エア・ギア」の5巻くらいまで、つまり本作の14話くらいまでが最高に面白いです。というのはベヒーモス戦が始まると団体バトルが始まってしまいます。
 古今東西のマンガに言えることですが団体戦が始まると連載時は熱くなりますが、後から見るとものすごく冗長になります。この作品でもそれが顕著に表れています。

 一方、言葉を飾らずに言えばアダルトコミック(同人?)出身の大暮維人氏の女子はものすごく魅力的です。エロも十分少年向けのサービスとして意識しており、アニメ化もその精神は受け継いでいます。多少マイルドですけど。
 バトル=タナトス、裸・水着=エロスを少年漫画の欠くことのできない要素としてよくわかっており、エンタメとして徹底的に意識して見ごたえがある作品に仕上がっています。

 何が言いたいかというと、シムカとリンゴの記憶しかありませんでした。特にクロワッサン仮面(スク水仮面)登場の12話。公式のユーチューブ無料公開で4時間45分10秒くらいのところですね。久しぶりにみてやっぱり面白いし魅力的だなあ、と懐かしく見させてもらいました。ただ、一番リプレイ回数が多いのはそのあとのビキニのお姉さんの登場時でした。

 で、このリンゴ=スク水仮面の声優さんの声、いいですねえ。あざとすぎる声が最高です。ゼロ年代だなあという演技も懐かしい感じでした。

 作画も前半の方がよかったかなという気がします。色彩とか輪郭線とか細かい動きや髪の作画、背景美術とのバランスなど、今よりも私の好みです。荒れているところはあれていて安定感がないので、今よりも劣っている面も多いですけど。15話の長女と車いすの話とか構図も作画もメタメタになっている気がしました。

 ついでに原作の話をしておくと、レガリア云々とかなってくるとドタバタ劇ですね。一番面白いのは本作アニメ12話くらいで、まあ、見られるかなというのが本作アニメの範囲くらいです。それ以降は私の好みではありません。ただし、37巻まで続きましたのでこれ以降が面白いという人が多数派かもしれません。

 ということで評価は…うーん、スク水仮面でキャラは4。ストーリーは前半は見入ってしまいましたが、後半がちょっと…ですので3.5。声優さんはいいです。4.5。音楽も昔はBGMが丁寧でした、4。で作画は4かな。



 

投稿 : 2025/01/25
♥ : 5

計測不能 134 2006年度アニメランキング134位
NARUTO ナルト 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ(アニメ映画)

1970年1月1日
★★★★☆ 3.5 (78)
418人が棚に入れました
南海の彼方に、「みかづき島」という常夏の島にある月の国があり、その国の王子は諸国漫遊の旅の途中で、間もなく帰国するらしい。その王子(ミチル)と息子(ヒカル)を護衛する任務が、カカシ隊第7班とロック・リー(以下、「7班」)に与えられた。道中、立ち寄ったサーカス団を気に入ったという理由だけで丸ごと買い上げたりと、常識からかけ離れた行動を取るミチル・ヒカル親子のことをナルト達は、理解出来ないでいたが、ヒカルの勇気ある行動をきっかけにナルトとヒカルは仲良しになる。しかし、ナルトとヒカル達が月の国へ戻ると、大臣シャバダバの画策により、月の国はクーデターに陥り、ミチルの父親である現国王は失脚していた。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、増川洋一

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的にかなり好き。

NARUTO疾風伝以前の映画の中では一番面白いと思いました。

木ノ葉隠れの里の少年・うずまきナルトが今回受けた任務は月の国の王子とその息子の護衛というB級任務。
カカシ、サクラ、ロック・リーと共に赴いた先には豪勢な旅団、豊満な王子とワガママ放題の息子が待っていた。
途中合流したサーカス団との珍道中も賑やかに波も嵐も乗り越えて、ついに彼らは「みかづき島」に辿り着く。
しかし楽園であったはずの彼らの国は、すっかり変わり果てていた……。
【Amazon.co.jp 商品説明より】

ナルトが若干九尾化する場面がすごい好きです。
やっぱり強いですね^p^

投稿 : 2025/01/25
♥ : 1

59.4 134 2006年度アニメランキング134位
BLACK BLOOD BROTHERS-ブラック・ブラッド・ブラザーズ(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
399人が棚に入れました
吸血鬼の実在が公のものとなった「九龍ショック」から10年、吸血鬼の兄弟望月ジローと望月コタロウは、人間と吸血鬼が共存する日本の海上都市「特区」を目指していた。日本に上陸した2人はオーダー・コフィン・カンパニーの調停員(コンプロマイザー)葛城ミミコと出会い、彼女の案内で特区へ向かう。同じように特区を目指す吸血鬼の難民達とカンパニーの鎮圧チームとの争いに巻き込まれながらも特区に辿り着く2名だったが、協定血族の盟主でありかつてのジローの戦友でもあるケイン・ウォーロックと龍王セイは彼らの受け入れを拒否する。
ネタバレ

パパどる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり吸血鬼ものはいいです

個人的に大好きな吸血鬼ものです。

吸血鬼ものにはその作品ごとに独自の都合のいい設定を組んでますよね。その設定の違いをまず楽しみにします。

この作品の設定はすばらしい。私好みですね。
細かいことはネタばれになってしまうので書きませんね。

設定がしっかりしているとストーリーもよくなってきますよね。
ラストも色々意見はあると思いますが私は好きですね。

大きなネタばれじゃないけど
{netabare}
各話の始めに過去の話を少しずつ、しかも時をちりばめている。そのショートストリーから色々連想して本編内ではっきりしていない所を自分で補うようにした作りもよかった。
すごく解りやすいのは、コタロウの秘密ですよね。

この作品の原作読んでいないので結末知りません。
このアニメは原作途中のいい所で終わります。
最後まで行ってほしい(2期への期待)と思う声も多いと思います。
しかし、ラストでこれから先のストーリーを連想できるようにしていて、素直おに連想するとその先は悲しい終わりに。
そうならないと思うけど。
だから、このエンディングで気持ちよく終わりにし楽しく連想するのも良いねと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

59.3 137 2006年度アニメランキング137位
ぜんまいざむらい(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (29)
179人が棚に入れました
時は西暦2015年。舞台は、明治時代が始まらず江戸時代が続いたままからくり仕掛けが発達した町「からくり大江戸」。200年前、だんごを盗もうとしたところ、ねずみに会い、驚いて井戸に落ちて死んでしまった泥棒「善之助」は、「大福の神」によって頭にぜんまいハンドルと、悪人を改心させる必笑だんご剣を与えられ、ぜんまいざむらいとしてからくり大江戸に復活する。ぜんまいばねがほどけ切ってしまうと再び死んでしまうが、善いことをするとばねが巻かれてしばらくの猶予を得る。大福の神の「108の善いことをすると人間に戻れる」との言葉に従い、ぜんまいざむらいは今日も善行を積む。

声優・キャラクター
鈴木晶子、川崎恵理子、那須めぐみ、野沢雅子、陶山章央、加藤精三、神代知衣、近藤隆、金丸淳一、滝口順平、名塚佳織

59.2 138 2006年度アニメランキング138位
無敵看板娘(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (104)
448人が棚に入れました
花見町の商店街にある中華料理店“鬼丸飯店”の看板娘・鬼丸美輝。仕事をさぼって遊ぶのが大好きな彼女が、周囲の人々とともに大暴れする物語を描く。

声優・キャラクター
生天目仁美、小清水亜美、定岡小百合、中村悠一、檜山修之、峯香織、中島沙樹、納谷六朗

59.1 139 2006年度アニメランキング139位
おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (19)
104人が棚に入れました
練馬区在住の3人組が繰り広げるミュージカルアニメの第3巻。バンドの練習がうるさいと、ステージ周辺の住民たちが裁判所に訴えを起こす。ヒデキたちはテレビで話題の角浜弁護士に弁護を依頼し…。

声優・キャラクター
松崎しげる、森久保祥太郎、新名彩乃、井上麻里奈、玄田哲章、井上和彦、山本圭子、西本理一、小野大輔、鈴木千尋、竹内順子、坂本千夏、西村朋紘、真殿光昭、稲田徹、優希比呂、矢尾一樹

59.0 140 2006年度アニメランキング140位
トップをねらえ2!& トップをねらえ!合体劇場版!!(アニメ映画)

2006年10月1日
★★★★☆ 3.5 (42)
251人が棚に入れました
西暦2015年。白鳥座宙域で航行中であった「るくしおん」艦隊が、謎の宇宙怪獣の襲来により全滅した。それから6年、宇宙怪獣の襲来に備え沖縄に設立された宇宙パイロット養成学校「沖縄女子宇宙高等学校」の生徒の中に「るくしおん」艦長の娘、タカヤノリコの姿があった…。「私もいつか宇宙パイロットになって、父のいた宇宙に出る!」厳しいコーチの特訓の中で、メキメキを才能を発揮していくノリコ! 今、パイロットのトップになるための、そして地球を守るための、辛く険しい戦いの幕が上がる…!!

58.9 141 2006年度アニメランキング141位
魔界戦記ディスガイア(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
391人が棚に入れました
魔族と人間のハーフの少年が、父亡き後魔王の座に就き、父を乗り越えるべく奮闘する。2年間何者かに眠らされていたラウールは、ある日父の死を知る。

声優・キャラクター
水橋かおり、笹本優子、半場友恵、鈴木千尋、間島淳司
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

趣味は夜更かしに火遊び高笑い、その名もラハール様!!

日本一ソフトさんの看板やり込み作業ゲーム、ディスガイアのアニメ化作品です。でした。

内容に関しては記憶に古いため部分部分と最後しか覚えておりません。申し訳ありません。またゲームのほうをやっているのである程度補正がかかっております。

作画は全く覚えていないので未評価。
そこまで……。

とある魔界の魔王様の息子、高笑いが趣味且つ特徴傍若無人悪逆非道悪の化身最強主人公ラハール様と、先代魔王様の家来サディスト野心家貧乳小悪魔エトナさんと、天界からのスパイで愛と戦隊マニア天然交じりの天使見習いフロンさん、その他一括りで送るコミカルでギャグありシリアスありのお話です。魔界天界人間界をまたにかけた壮絶なお話です。今のは嘘です。序盤のギャグからは想像しがたいですが割といいお話です。

{netabare} 敢えて最後をプリニーEND(恐らく一般的にはノーマルED)にしたことが自分としては高評価です。他にも(原作ゲームでは)いくつかの終わり方があり、流石にバッドエンドはないしグッドエンドになるのだろうと思っていた(気がする)のですがその予想を打ち破ってくれたのが嬉しかったのでしょう。 {/netabare}

歌はアニメで流れたのかは覚えておりませんが「戦友よ」「赤い月」「ラハール様の讃美歌」などなどと好きなものが多いので評価が上がっております。もちろんOff vocalにもいい曲はあります。(あ、そっちの方がアニメでは流れていそうな気が……。

最後に余談です。独り言なので無視してくださってかまいません。
{netabare}
最初の方に書いた通りこの作品の原作のゲームはひたすらやり込む、それも作業的にやり込むゲームです。たしか売り文句が『史上最凶やり込みSRPG』だったかな。形式上最高レベル9999ですが、転生システムなどがあり実際には総合10万越え程度は普通の、プレイ時間が3桁越えは普通のゲームです。未だやってない方は、根気がありSRPGが好きな方でしたらお勧めします。自分は初作、二作目のみやっております。2ではただひたすら強くもない盗賊を育ててました。フロンちゃんじゃないですが、

「愛よね!!」

それとタイトルはラハール様の讃美歌から拝借しました。
さらに関係ないですがビューティー男爵ナルシストで噛ませ役のようで実は大物な自称ライバルのちょっと残念さが滲み出てる中ボスさん大好きです。ラハール様やフロンちゃんエトナさんには及びませんが。
以上です。失礼しました。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

林檎´ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本一ソフトウェアの実力

この作品。もともとPS2ゲームソフトで発売され、今や知る人ぞ知る史上最凶やり込みシュミレーションRPGで有名。そんな作品がまさかまさかのアニメ化計画とは!気付かなかった・・・。アニメが制作されていただなんて!もう5、6年も気付かなかったとは; 

ディスガイアにはディスガイア特有のユニークさがあり、これが個人的にハマってしまった。ゲームやったらわかるけど、ここまで笑わせてくれるRPGは見たことない。ただ、アニメはだいぶ前の作品という事で、作画がイマイチに感じてしまう。まあ仕方ないんだけどね。

でもね、予告PVはその時代にしてはかなり頑張って作ってあるね。今流してもウケそうな作りだった。さすが日本一ソフトウェア。こだわりますなー。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

浩平 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラハール様が最高!!

日本一ソフトウェアの史上最凶のシュミレーションRPG「魔界戦記ディスガイア」をアニメ化した作品。

魔界を舞台に、悪魔、天使、人間の心の触れ合いを描いたドタバタコメディ。

11話と12話では親子の愛情をテーマに持ってきており、全話視聴すると全体を通しての脚本が意外としっかりしていることが分かります。
最初は特に気にも留めない台詞や、しぐさなどが実に上手い具合にストーリーに絡んでいて、楽しいです。

作画のクォリティの低さと、序盤の展開の悪さが非常に残念な作品であります。しかし、第11話~最終話はとてもよい纏め方をしたと思います。
また、作画がいまいちでも声優さんの演技が上手く、楽しいでの見ていて飽きません。作画のマイナス要素を補っていました(笑)。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 7

58.9 141 2006年度アニメランキング141位
超劇場版 ケロロ軍曹(アニメ映画)

2006年3月11日
★★★★☆ 3.4 (43)
295人が棚に入れました
ある日ケロロは冬樹と大好きなガンプラを買いに出掛けるが、帰り道で不思議な祠に気付く。ひょんなことから祠に入ってしまうと、そこは不思議な空間が広がっていた。そこで壺の様な物をうっかり割ってしまうが、接着剤で何とか直す。だが大事なパーツを壺に付け忘れていた。それを見た二人は怖くなって逃げるように帰った。恐ろしい事が起こり始めていると言う事も知らずに…。その日からケロロ達に不思議なバツ印が付いた。印が付いた人はテレパシーが使えるらしい。人々はこれは新人類の誕生とし大いに喜んだ。ケロロはこれこそ侵略のチャンスが訪れた時と印をタママ・ギロロ・モアに付け、クルル曹長にテレパシー増幅マシーンを作るよう命じた。

声優・キャラクター
渡辺久美子、小桜エツコ、中田譲治、子安武人、草尾毅、川上とも子、斎藤千和、新垣結衣、おぎやはぎ、藤原啓治

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人と話せばそれで全て解決する それだけの劇場版です

悪にとっての敵は正義
「じゃあこれらを複数形で例えたとして一人ぼっちにすればどうなるか」
これが今回の悪の策です

テレパシーは思念通話とは全く異なるもの
それをゴールデンに持って行ってはいけないことを教えてくれました

人は建て前だけでは生きてはいけない
反対に人というものは力に差が生じるが、多くの人が集まれば、無限の可能性を持つ存在で、時には奇跡を起こすことが出来ることを理解することが出来た。

でもアニメではそう言い切れない、必ずフラグを立てないと話が進まないから、アニメキャラと人間は一緒にしてはいけない

タママは階級的には雑兵の実力だが馬鹿にしてはならない

投稿 : 2025/01/25
♥ : 0

58.9 141 2006年度アニメランキング141位
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (31)
187人が棚に入れました
大人気シミュレーションゲーム「バーニングPT」全国大会の決勝で完膚なきまでに惨敗を喫したリュウセイ・ダテは、突然謎のロボットの襲撃を受けてしまう。幼馴染みのクスハ・ミズハを守るために軍のトラックに積んであったロボットで戦うことを決意、それが地球の命運を担う戦いの始まりだった。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ロボットがいっぱい

ゲーム版「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」のアニメ化。
登場人物とロボットの数が多過ぎて、ゲーム未プレイの人にとってはそれを覚えるのに大変ではないでしょうか。
たくさんのキャラが出るのはスパロボファンには嬉し限りだろうが、内容が浅く広くといった感じ。
特に戦闘シーンではみんな活躍させたいのか、ボス戦で主役級のキャラが一斉に必殺技を連発してあっさりと・・・みたいなベタな展開になってしまっている気がします。
主役級のキャラが多いのは豪華ではありますが、ストーリーが薄っぺらい物になってしまうので考え物です。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 2

58.8 144 2006年度アニメランキング144位
ゲド戦記(アニメ映画)

2006年7月29日
★★★★☆ 3.2 (516)
2616人が棚に入れました
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。
(シネマトゥデイより引用)

声優・キャラクター
岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かなり批判されている作品ですが、おもしろかったです。

あまりにもみんながつまらないというので観ていなかったのですが、ちょっと気が向いて観てみました。


意外なことに、おもしろかったですw


寝る前にちょっと観て、そのままつまらなければ寝てしまおうと思っていたのですが、おもしろくてすぐ2時間過ぎちゃいました。


原作は読んでいません。

だからと言って意味がわからないところもそんなに多くなく、世界観は映画を観ていれば大体わかりました。

ゲド戦記って原作を知らないから良かったのかも知れません。


思うにこの作品は、原作を知っている人がジブリが映画化するという事でかなり期待をしたが、原作を知っている人からすると納得できない出来だった。

だから「つまらない」と批判されまくったのではないでしょうか。

でもこのつまらないは、

・「原作と比較して」つまらない
・「宮崎駿の他の作品と比較して」つまらない


そういうつまらないであって、この映画自体がつまらない作品だって意味ではないと思います。


現に私は楽しめましたからね。


原作を知らない者としては、
とても自然に楽しめましたし、映画に没頭できました。

観ていて、特にここはひどいって感じるところは、そんなにありませんでした。

これが初監督作品って考えると、
宮﨑吾朗って言う監督は、将来有望な監督かも知れないなって思いました。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 17

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆受難の名作?

重層的かつ構造的な優れたアニメですね。
ジブリ的でないところがいいですし、期待の地平から
逸脱した名作でしょう。

「テルーの唄」が良かったです♪

監督/宮崎吾朗

脚本/宮崎吾朗、丹羽圭子

原作/アーシュラ・K・ル=グウィン

作画演出/山下明彦

作画監督/稲村武志

美術監督/武重洋二

音楽/寺嶋民哉

制作/スタジオジブリ

配給/東宝

主観的評価(B)


追記欄_

原作者「闇の左手」、「ゲド戦記」のSFの巨匠ル=グウィン女史は
作品に違和感を表明。

詩人荒川洋治はテルーの唄が萩原朔太郎の「こころ」に
著しく類似していると指摘している。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 5

まろちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好き嫌いが分かれそう(・_・;

原作は読んでいませんが、この作品の参考になっていたシュナの旅は読んでいました。
ジブリの失敗作と叩かれていたので正直あまり期待してなかったのですが、個人的には好きです。
シュナの旅と同様どこの国なのか分からない様な不思議な世界観の中で繰り広げられる物語で、魅力的でした。
後、ジブリ作品の主人公はどことなく芯が強い人というイメージがあったので、この作品の主人公がどこか新鮮に感じられました。
今度は原作も読んでみようかなと思います。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 5

58.8 144 2006年度アニメランキング144位
コヨーテ ラグタイムショー(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
307人が棚に入れました
人類が外宇宙にまで進出し、己の運と腕だけで一攫千金を夢見るコヨーテと呼ばれる無法者達がしのぎを削る、宇宙開拓の時代。銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星グレイスランドには、伝説の海賊王ブルースが遺した100億宇宙ドルが眠っていると噂されていた。コヨーテならばその名を知らぬ者はいないと言われている、通称ミスターとその仲間達は、ブルースの娘である少女フランカと共にブルースの遺産の回収に挑んだ。犯罪集団クリミナルギルドのマルチアーノ率いる殺し屋集団も、ブルースの遺産を狙って動き出す。しかし、統合政府は戦争を終結させる為、グレイスランドに光子爆弾を投下すると宣言。

声優・キャラクター
大塚明夫、広橋涼、堀内賢雄、関智一、湯屋敦子、下屋則子、沢海陽子

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ufotable版カウボーイビバップ

このアニメは簡単に言えばufotable版カウボーイビバップでしょう。

ufotable代表近藤光氏がプロデュース、構成、脚本、作詞ともう自分の好きな事をこれでもか!と盛り込んでいるのが伝わってくるというか。

コヨーテと呼ばれるならず者集団のベースは特攻野郎Aチーム。
主役のミスターはハンニバルのまんま。
ビショップとカタナはなんとなく白バイ野郎ジョン&パンチの雰囲気もある。
ブルースの最初の子分のスワンプはブルース・ブラザースで牧師役だったジェームズ・ブラウンだろう。

キャラデザは平井久司氏風でCV広橋涼ちゃんのフランカはめちゃくちゃかわいい。

1話のインパクトは特にすごくて、俺たちは天使じゃないも醸し出しつつ、ナウシカのオームかよ!?
マルチアーノ12姉妹なる殺し屋集団の登場場面は、フタコイオルタナティブのOPだよな(笑)
女性捜査官アンジェリカの補佐役のチェルシィのちょっと間が抜けた感じはR.O.D 大英図書館のウェンディだよ(笑)

銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星に隠された遺産を巡っての三つ巴の追跡劇は、途中ちょい緩い回もあったけどそれほど気にならなかったし、ミスターとアンジェリカの追いつ、追われつだけではなく、カリ城のクラリス状態。やつはとんでもない物を盗んでいった。貴方の…
自分好みの内容だったので文句無しです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 1

58.8 144 2006年度アニメランキング144位
しゃくがんのシャナたん(OVA)

2006年12月8日
★★★★☆ 3.5 (49)
212人が棚に入れました
シャナはフレイムへイズのおきてを破ったため、小型化されて記憶を抜かれてしまった。
小人になったシャナは言葉遣いや態度までが幼くなり、さらにさらに悠二を困らせていく。わがままでドエスで幼児になったシャナは元の姿に戻ることができるのであろうか。

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、わざわざ分ける必要無いんじゃw

あにこれで検索すると「しゃくがんのシャナたん」のシリーズが別枠で存在してますが、これ分ける必要無いんじゃないですか?ww

「灼眼のシャナ」のパロディ作品です。

ちっこくなったシャナたん(何故か坂井悠二の頭の上で生活している)のギャグメインのお話。声も小さくなったせいか「うるちゃい、うるちゃい、うるちゃい!」と可愛くなってます。基本的にキャラ崩壊が前提なので、耐性のない方は要注意w

ファンなら間違いなく楽しめる作品です。
(しゃなたんシリーズはこれでまとめてのレビューとしておきます)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 8

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャナの虜になったあなたへ贈るサプライズ

「灼眼のシャナ」シリーズの公式おふざけショートアニメ。


シャナがちっちゃくなっちゃった!という設定をはじめとして、吉田さんやフリアグネなど本編のキャラクターのお茶目なところが見られます。
本編のシーンを基にして全く別のコミカルな展開が広がるので、そのギャップはすさまじいです。
BGMもそのまま使われ、特にシリアスなBGMとのギャップも笑いどころ。


シャナの横暴が本編にも増してひどいことになってますが、シャナたんなら許せます(笑)

短いので内容は薄いです。語るところが無い・・・。
りたーんずはもっと面白くなるので、その記念すべき第一作目としてシャナたんも評価します。



今となってはシャナたん全部見るのは困難に近いですし、今さらすぎるレビューですね。「うるちゃいうるちゃいうるちゃい!」と可愛く喚くシャナたんを見たい方は必死に探してください。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 11

58.7 147 2006年度アニメランキング147位
しにがみのバラッド。(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (113)
794人が棚に入れました
真っ白な死神と羽根の生えた黒猫が織りなす、哀しくて優しいハートフル・ストーリー。真っ白い死神モモは、仕え魔である黒猫ダニエルと共に、人間の魂を運ぶことが仕事なのだが、いつも人間におせっかいを焼いてしまう…。

声優・キャラクター
小林晃子、清水愛

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地味に泣ける・・

2006年3月2日-4月6日放送。原作は同名ラノベ。全6話。

2007年放送の同タイトル原作実写ドラマもある。全12話。
※モモ:浜田翔子/ダニエル:吉田里琴/その他。

各話毎にメインになる登場人物が入れ替わる短編集の形式。

死神の"モモ"とその仕え魔"ダニエル"が、どの話にも共通
の客観的な立ち位置での狂言回し的な役柄で登場する。

幾つかの話が接点のあるエピソードになっているパターン
が有り、短編同士がリンクしている話も増えていく。
※原作は其の侭大きな流れになり謎が紐解かれていく。

原作の方は大きなウネリがあるが、アニメはその手前迄の
ハートフルなエピソードが中心で「死」がテーマに含まれて
いて少し切ない感じもあるけれども、少しホッとする物語。
死神という部分がファンタジーな要素として含まれている
ので、多少ファンタジーな事が起きるが・・基本モモ達は
傍観者・・ちょっぴりお節介で・・優しくて涙脆くて・・

世界観は全体に優しく穏やかで・・ただ6話で終了という
部分がとても残念・・原作を読みたくなる様な雰囲気は
とても良く伝わってくる作品に感じました。

ありきたりな話で・・大きな衝撃や派手な展開が無い為
6話でもアニメ化されただけ有難いかな?とも思えたりも
するけど、単純な話で身近なものだけに共感もし易くて
ついつい涙腺が崩壊してしまうじんわり系かな・・
丁度アニメにハマりだした・・それ程アニメを視ていない
時期に出逢った作品で、その時はボロボロと泣いた。
所謂萌系のキャラデザに不慣れで美少女萌え系?等と少し
侮っていた作品に凄く内容が濃かったり、意外と面白い
物があるとか感じ始めた頃の印象を良く作品のひとつです。


モモ:能登麻美子:「桃花」。アンとは双子の姉妹。
死神のライセンスIDがA-100100号なので百々で「モモ」
死神でありながら白い容姿の為に「ディス」と呼ばれてる。
人の死に涙を流す優しさとお節介で人間を助けてしまう。
幼い雰囲気や真白い容姿から良く「天使」と間違われる。

ダニエル:広橋涼:モモの仕え魔兼保護者のような存在。
姿は黒猫。桃の名付け親。蝙蝠の様な羽があり飛べる。
金色の瞳とブカブカの首輪に付いた大きな鈴が特徴。
一応、人型の姿になれるが、あまり気に入らないらしい。
仕え魔名家「アラーラ」の出で非常に優秀。面倒見が良い。


幾間大輝:菅沼久義
幾間一陽:堀之紀
原上セイゴ:森田成一
広日向アズリ:村田あゆみ


アン:アニメ未登場:「杏花」モモとは双子の姉妹。
死神A-99号。UN(唯一の存在)から、アンと呼ばれている。
死神の中でも強大な力を持つ、死神としては特別な存在。
モモと同じく感情がある死神。性格は冷酷で容赦が無い。
魂を天上に運ぶのが本来の仕事だが、魂を消滅させる。

ニコル:アニメ未登場:アンの仕え魔の猫。



第1話 きみのこえ。

瀬戸公太(金田晶代)
幼馴染の牧原麻依が死んだ理由を自分の都合とブルーの
存在にあると考えていた。麻依の死後、とある雨の日に
ブルーを捨てようとするが・・・

モモに出会ってから「みえないもの」が見えるようになり・・

牧原麻依:斎藤千和:持病を持った少女。
ブルー:声優不明:捨てられていた子猫。

第2話 さかなのころ。

浅野水月:甲斐田ゆき

藤島豊花:植田佳奈

浅野昴:木村亜希子:部活の水泳で好成績を収めていた。
中学2年の時、工事現場付近を通った時に落ちてきた鉄骨
から「水月」を庇ってそのまま下敷きとなり、死亡した。
容姿端麗で人望があり、クラスの中心的存在の美少女。


第3話 ひかりのかなた。

市原カンタロウ(豊永利行)
藤浦トマト(三橋加奈子)
市原康太郎(郷田ほづみ)

第4話 あきのまほう。

風間千秋(佐土原智子)
風間冬樹(白石涼子)

第5話 ほたるのひかり。

宮崎エコ(大浦冬華)
宮崎ワコ(松本美和)
瀬戸公太(金田晶代)

第6話 こころのたび。

小堺桜(坂本洋子)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 6

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

落ち着いた演出が沁みる

「シゴフミ」を思い出さずにはいられない作品。

淡い恋の描写のされ方とかは、最近の深夜アニメでは見ないような気がする。
………単にオレが見なくなっただけ?!

望月智充監督による演出(音響監督も兼任)と吉田玲子さんのシリーズ構成(&脚本)は盤石です。



また、原作小説を買ってまう……





P.S. アイキャッチの不協和音が怖い((;゚Д゚))

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

58.6 148 2006年度アニメランキング148位
あゆまゆ劇場(OVA)

2006年9月26日
★★★★☆ 3.4 (18)
63人が棚に入れました
主人公はSDの大空寺あゆと玉野まゆの2人で、他にも毎回様々なSDのキャラクターが登場し、ハチャメチャなショートコントを繰り広げる。
もとはTVアニメ『君が望む永遠』の第3話から最終話まで次回予告として放送されていたコーナーであるが、内容は全く次回予告とは言えない。本編が非常にシリアスな物語だった『君が望む永遠』の内容ゆえに、このコーナーだけは底抜けに明るい。OVA『アカネマニアックス』では第2章と最終章に収録されたが、こちらも全く次回予告になっていない。
Webアニメ『あゆまゆ劇場』では『君が望む永遠』、『アカネマニアックス』のほか、アージュ製作のPCゲーム『マブラヴ』や『マブラヴ オルタネイティヴ』、『大空寺危機一髪!』のキャラクターがSDで登場する。また、『マブラヴ』シリーズの戦術機も登場しており、本編の設定を生かしつつも、コミカルなギャグアニメのようなストーリーになっている。2007年1月26日から2月8日まではWebアニメDVDのPVが配信された。

58.5 149 2006年度アニメランキング149位
ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎(OVA)

2006年11月24日
★★★★☆ 3.4 (18)
61人が棚に入れました
ミスニーという少女の保護を依頼されたダーティペア。
しかし依頼人は殺され、星の実権を握る「AJディベロップ社」に目をつけられてしまう。
ミスニーを探す2人に彼女がノーランディアの森にいるという情報が転がり込む。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ご存知!ない方が大勢になってしまいましたが・・・

高千穂遙の「クラッシャー・ジョウ」と並んで大人気だった・・・スペースコミカルアクションのOVA版。
30分のTV版もよいけれどちょっと長目(57分)のOVA版はやっぱり面白い。
TV版・劇場版と並んで「計測不能」とはモッタイナイ。
このシリーズを大雑把に言うと、トラブルコンサルタントのダーティペア(ユリとケイ)が事件を解決し、惑星の1個や2個は吹っ飛ばす話。
この事件は↑の「あらすじ」を参照のこと。

これはレンタルショップでもDVDがあるので見かけたら観て下さい。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 1

58.4 150 2006年度アニメランキング150位
しゃくがんのシャナたん りたーんず(OVA)

2006年5月25日
★★★★☆ 3.5 (39)
180人が棚に入れました
一部のキャラをちびキャラ化して繰り広げる公式パロディ作品(番外編を元にアニメ版のDVD特典から派生したシリーズ)。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

帰ってきたシャナたんと吉田さん

シャナたんシリーズ二作目。


シャナたんだけでなく吉田さんも暴走気味になってきて面白くなります。
本当に、本編の真面目な場面を見事にぶち壊してくれる・・・本編と併せて見る事で余韻が台無しです。

吉田さんの腹黒さとむっつりスケベさ、ヴィルヘルミナのつぶやきが見所。
やはりBGMが良い仕事をしています。

あと、あにこれの絵がこれ完全にナギたんですね・・・。

蛇足
{netabare}
伊○静さんに釘○理恵さんと川○綾子さんをディスらせるのは何の意味があるのでしょう。分かりません(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 6
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