2006年度に放送されたおすすめアニメ一覧 360

あにこれの全ユーザーが2006年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2006年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

61.1 101 2006年度アニメランキング101位
レッドガーデン RED GARDEN(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
612人が棚に入れました
ニューヨーク。過酷な運命によって近づいた少女たち―17歳の葛藤。ぶつかり合う価値観。しかし、やがて日常は優しい言葉にあふれていることに気付く。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレア。その日、少女たちは朝から身に覚えの無いおかしな感覚を感じていた。怪訝に思う少女たちに伝えられる、クラスメイト・リーズの突然の死。
その日の暮れに、悲しみのなか、まるで導かれるようにして少女たちはひと気の無い夜の倉庫街に集まった。

浩平 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実験的名作

-あらすじ-
優等生でお嬢様のケイト、派手で少し不良なレイチェル、
クールで一匹狼なクレア、内気で天然なローズ。

同じ学校に通い、共通の友人にリーズという少女がいること以外、
特に接点のなかった4人の少女。

そんな4人が、ある夜を境に、驚愕の運命を共有することになる―!!


さて、本作品の最大の特徴は、プレスコ方式(プレスコアリングの略)
を採用していることです。

プレスコとは、あらかじめ声優の演技を録音しておき、
作画のタイミングの方を後でそれに合わせる、というもの。

作画に声優の演技を合わせるアフレコ(アフターレコーディング)とは
逆の工程で、その作業時間は、アフレコの何倍にもなるそうです。

それでも、この録音方式が採用されたのは、会話の臨場感を
できるだけリアルな形で絵に定着させるためでしょう。

新しいことに挑もうとするスタッフの姿勢には敬意を払いたいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突然「あなたは死んでるの」って言われても???ですな。

エミさんからのご推薦。

舞台はニューヨークのルーズベルト島、時代はわかりませんが今っぽい。

ここでは2つの集団が敵対しています。
1つは「アニムス」女性だけの集団で、死んだ後生き返って不死の体と
なってます。(身体能力もUP)ただ本人が生きる意志を無くすと灰に
なってしまいます。加えて定期的に戦ってないと体調が悪くなります。

もう1つは「ドロル」男女両方いますがアニムスからの呪いで、早かれ
遅かれ覚醒し、そうなると自我を失い獣のようになってしまいます。

ある事件をきっかけに4人の少女がアニムスの一員となり、それぞれ
運命共同体としてドロルと戦う事を強いられます。

設定として面白いのは、同じ学園にいながら立ち位置がみんな違うため
なかなか距離が近づきません。
模範優等生、不良一匹狼、ヤンキーお嬢、もじもじさん、こんな感じです。
どう考えても仲良くならないよなぁ、、、。

それでも生きてゆくため、指令が下れば4人そろって戦わなければならない
のです。

理不尽な環境の中、4人それぞれの苦悩や葛藤、また戦いの中で少しずつ
近づいていく距離。

彼女たちに幸せは待っているのか?


感想
鬱展開が結構続きますが、それぞれの心理描写は丁寧に描かれており
またご都合展開もないので(リアルだったらこういう反応するよなぁ
って描写が多かった気がする。)私的には観て良かったと思えた作品
でした。
シリアス好きな方にはおすすめですね。

4人の中だとクレアが印象的。沢城さんの演技は特に印象的でした。
人気あるのもうなずけますねぇ。


おまけ
OVAの「デッドガールズ」も観ましたが、こちらは何100年が後の
設定で、4人それぞれがぶっ飛んでます!
長く生きたおかげで強くなったのね。w

合わせて観ると、より楽しめます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

突然歌いだす、謎の演出のある不思議なアニメw

ある一人の少女の突然の死を機に、死んだ少女の友人だった4人の少女達の日常は、
普通の少女としての生活とはかけ離れたものになっていく...って感じのお話。
全22話+OVA1話です。OVAは後日談っぽい感じですね。

正直、それほど面白いってアニメではないのですが なんとなく好きな作品。

作品の独特な雰囲気や大まかな設定、キャラデザに声優さん、あとOPが好きです。
まぁ声優さんについては沢城さんが好きってだけなんだけどw
あくまで、ただ好きってだけなので良い作品だとは全然言えませんww


ストーリーとしては、アメリカの高校を舞台にしたオカルト要素の強い
サスペンスホラーって感じなのかな。
でも、困った事に設定は結構穴だらけだったりするんですよねw
その上、説明不足な部分や疑問点が多かったりもします...

まぁ説明不足に関しては、あくまで少女達の視点で物語が進んでいき、
彼女達が重要な事は何も知らされてないって前提だからかもだけど、
曖昧な部分が多くてモヤモヤしますねw
{netabare}
意地悪だったグレースの子がいきなり心を開いたのは少し不自然だったし
そもそもなぜ主人公たちが死んだ理由がわからない。

死んだ理由はハッキリさせて欲しかったな... 何の為にあの場所に行ったのか、
そこで何があったのか、何故死んでしまったのかとか、すごい気になる...
流石にそこはしっかり描かないとダメでしょw
{/netabare}

最終話も、一応完結はしてはいますが、終盤は展開の速さは否めないし、
ちょっとしんどいまとめ方だったなって印象。
あと数話あれば、キレイに終わってかもって少し残念だったかな。
{netabare}
アニムスとドロルの抗争は物語のメインストーリーであるにもかかわらず、説明が
ほとんど無く組織の背景も曖昧にしか語られていないのでスッキリはしないです。

そもそも、そこらへんをちゃんと考えられてたのか疑問ですねw
{/netabare}

ただ、そんな感じでストーリーに関しては残念な部分が多々ありましたが、
この作品の見所としては、少女たちの人物描写や心理描写です!!
ストーリーはともかくキャラに対する描写は良かったw

突如 過酷な状況に置かれた少女たちの日常と非日常。それにより生まれる少女たちの
苦悩や葛藤、そして絶望。 それでも生きようともがき、運命に立ち向かう姿や
少女達の間に次第に結ばれていく絆など、とても丁寧に描かれていました。
{netabare}
個人的には、レイチェルが一番共感できましたねw

自分の存在が、普通の人間と変わってしまって、恋人との関係性で葛藤したり、
「死」が身近に有る戦いでの、戦わないローズはイラっとしたりとw
でもまぁそれもリアルですよね。普通の人間じゃなくなったら周りとの違いを感じて、
悩んだりもするだろうし、恋人って近い存在だからこその葛藤もあると思うしね。
それに、いきなりバケモノと怖くて戦えないローズも、それを見てイラついちゃう
レイチェルもねw

ローズとレイチェルの心理描写は、露骨でしたが共感出来て良かったです。
{/netabare}

それに、4人はメインキャラたちも魅力的で良かったんですよね~ 4人共全く違う性格で、
それぞれ人生観や価値感などをしっかり持ってますしね。
個々の想いがしっかり描かれてるのが、この作品の良い所ですw
とはいっても、ココが全てな作品なんですけどね...


まぁ、そんな感じの内容の作品なので、物語の謎を追う方をメインにして見てしまうと
残念な感じに思ってしまうかもだけど、揺れ動く4人の姿に焦点合わせて見るなら
結構楽しめる作品だと思います!!
でもまぁ、色んな意味でクセの強い作品なので、人にはオススメは出来ませんけどねw


あと最後に、OVAの「デッドガールズ」なんですが、本編を観た人には面白いと思える内容だと
思うので、最終話まで観た人にはオススメ。というか、是非見て欲しいですww
それじゃあ、ネタバレじゃないけどOVAの感想も少しだけ。
{netabare}
本編はシリアスで暗い雰囲気の作品でしたが、OVAはコメディ要素が多い作品に
なってますねw 1時間位のお話です。

内容としては、後日談なのかと思ったら少し違うのかな!?
まぁその後である事は間違いなさそうだけど。
{netabare}
本編で既に死んだ人や月日的にもう死んでるだろうって人や出てきたりするし、
どういう設定なのかな!?設定がよくわからない。
主人公たちの性格が変わっているのは何百年も生きてきたからだろうけど...{/netabare}

あっそれと、別にOVA見たから、本編の謎が解るとかは無いですww
正直、ちょっと期待してたんだけどな...

でもまぁ自分は結構楽しんで見れました。面白かったですw

ただ、RED GARDENを最後まで見たなら笑える場面もありますが、
OVAだけで見ても面白い作品ではありません!!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

61.0 102 2006年度アニメランキング102位
ペイル・コクーン(OVA)

2006年1月18日
★★★★☆ 3.5 (187)
838人が棚に入れました
アニメーション監督吉浦康裕の個人制作作品。舞台は遙か未来の地球で、世界は姿を大きく変えていた。どこまでも続く廃墟の世界。海や大地はすでになく、風景は廃墟から発掘される記録の中で見られるだけだった。それら記録を発掘・復元し、過去の世界を分析する""記録発掘局""。そこで働く主人公のウラはあるとき奇妙な映像記録を復元するのだった……。個人制作のレベルを超えたクオリティ、SF的な世界観などよく作り込まれている。膨大な記録をブラウジングするインターフェイスなど、見るべきところはストーリー以外にも豊富。また、背景を手書きと3DCGの混合で行うおもしろい手法から生まれた独特のタッチにも吉浦康裕の味が出ている。

にゃんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

~復元~

吉浦康裕監督が「イヴの時間」の3年前(2005年)に発表した23分の個人制作作品。


人が住めない環境になってしまった地球。その過去に想いをはせる、未来に生きる主人公のお話。
環境破壊された地球と未来に生きる人類をテーマとしたストーリーは、決して新しいものではないかもしれない。
しかし、その表現方法は素晴らしかった。


視聴を始めてから数分間で、世界設定や登場人物達の状況を感じ取れた。
短いセリフと看板やエレベーターのカット、現在と過去の色使いの対比から、それらを容易に想像することができたからだ。


「ペイル・コクーン」=「青白い繭(まゆ)」。
この題名の意味と、作中で何度か繰り返される「復元中」と「復元完」。
映像記録内の螺旋階段。主人公がのぼる階段と落とす所持品。
そしてラストシーンでは・・・。


23分の短編作品だが、映画1本分を視聴した後のような余韻が残った。
もちろん、しっかりしたメッセージが込められている。
2回視聴したが、まだまだ全部拾いきれていない気がする・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「イヴの時間」の吉浦監督が手がけた切ないミライ

「イヴの時間」でおなじみの吉浦康裕監督、脚本、制作。
2005年に公開された約23分のアニメーション作品。

歴史という名の記憶が、どこかで途絶えた・・
そんな言葉から始まるこの作品。
舞台は今現在よりずっとずっと遥か未来で。

色合いは限りなくモノクロに近い、極力彩度を抑えたセピア調。
エコノミー症候群になりそうな窮屈さを感じさせる仕事場で、
主人公がみつめているのは、2000年の頃の地球上の風景。
周囲の色彩が沈んでいるせいもあり、その風景の色は眩しく、哀しいほどに鮮やか。

記録発掘局 復元課。
これらの画像から復元するのが彼の仕事。
記録の残骸、過去をさかのぼる唯一の手がかり。
そこにあるのは、太陽光がまださえぎられていない頃の記録。

記憶や記録を探りつつ下層へと行く彼の姿や
最下層には海と呼ばれ多くの人間達がしがみついているエリアが
あるということに、海と人間との因果を感じずにはいられない。

変わらないで欲しいと思うから記録を残すのだとしたら、
変わってしまった今、それはあまりにむなしくて。
たとえそれが遥か太古の風景だったとしても、
写し撮った時の、人の想いは真実そのもの。

緑色の世界があったこと。 青い地球があったこと。
それを壊してしまった人間の愚かさを、これ以上見たくない。

そんなむなしさに、復元課の人間がどんどん減ったという事実。
その事実は、今現在の人間である自分からすると嬉しくもあり、
そんな未来がこの先あるとしたら・・なんて考えると
やはり彼らと同じように虚しくて。

後半で流れる歌 『蒼い繭』(あおいたまご)
とても穏やかで素敵なメロディなのだけれど、
蒼い地球を詠ったその歌詞は、とてもせつなかった。
もし、地球が繭になるようなことがあったら、
ぜひいつかまた、再生して欲しいものだ。

余韻の残るラストも、とても考えさせられ、
きっと何度か繰り返し観ると、さらにいろんなことに気づけそうな作品です

投稿 : 2024/11/16
♥ : 48
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

皆さんはなぜレビューを書いていますか?

23分ほどのショートアニメです。

…歴史が途絶えるほどの未来。
人間は機械に囲まれた無機質で寂しげな世界に住んでいた。

漫画家の弐瓶勉を彷彿とさせる世界観ですね。
こういう超未来的な雰囲気は大好きです。

CGで作られた美麗なグラフィックや、人の目線を通したようなカメラワークが光ります。


ストーリー展開も素晴らしい。

記録発掘局に所属する主人公の「ウラ」
過去の記録を解析するのが仕事。
しかし、わかるのは、歴史の断片のみ。

昔は、多くの人が過去の記録を解析しようとしていたが、今ではほとんどいなくなっていた。
それでも記録の分析にこだわり続けるウラ。

人はなぜ記録を取るのか、人はなぜ記録を見ようとするのか…。
{netabare}「"人は、変わらないで欲しいって思うことがあるから、それを記録に残す"んだって」{/netabare}

果たしてそうなのか?
今こうして、「レビューという記録」を書いている自分に対しても問いかけたくなりました。

そして、ウラがたどり着いた真実とは…。
タイトルにこめられた意味が明かされたときには、鳥肌が立ちました。
{netabare}
同僚が言った「場所なんてどうでもいいんじゃないか?」というセリフから、とっくにストーリーは動き出していたんですね。
{/netabare}
視聴者を一気に引き込む世界観。
美しいグラフィックや、意味のある演出。
考え出すと止まらなくなる、哲学的なテーマ性。
伏線やミスリードもしっかり盛り込んだ、無駄のないストーリー。

私の好みにジャストミートです。
本当に充実した23分間でした。

さて、「皆さんはなぜレビューを書いていますか?」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

61.0 102 2006年度アニメランキング102位
あさっての方向。(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (138)
629人が棚に入れました
小学6年生の少女五百川からだは、両親が他界してからは兄の尋と二人暮らしをしている。からだは尋を楽にしてあげたいと早く大人になることを夢見ていた。ところがある日突然、からだは尋の元恋人・野上椒子と年齢が入れ替わる形で大人になる。それは、からだが願いをかけた願い石の魔力なのか…?
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人間は自分が持っていないものに強く憧れる。

良く面倒をみてくれている年の離れた兄の尋のため
早く大人になりたいと願う小学6年生の五百川(いおかわ)からだ。
失恋をし、人生を後ろ向きに考えていた24歳の野上椒子。
ある日2人は、からだは大人の、椒子は子供の体になってしまう・・・

この2人を軸に様々な気持ちが
明後日の方向へすれ違う、ひと夏の思い出のお話。


とても素敵なお話でかなり楽しめた作品でした。

特に序盤から中盤にかけては
登場するどのキャラも心情の描写がとても丁寧で
彼らが今、何を考えているのか、どういった気持ちなのかが
表情や仕草が細かに表現されていました。

おかげでからだは表情豊かで特に可愛かったなあ。

どのキャラもしっかりとキャラ立ちしていたので
スルスルと物語に入り込めましたし
何でそうなるの!?と理解できない行動も少なく
自然な流れで共感できたことも楽しめた要因でした。

そのため、少し暗めな話でしたが清涼感を感じることができ
暗い話が苦手な私でも清々しい気持ちで視聴できましたね。

ただ、終盤は少し駆け足だったり、都合が良すぎたりしていたのが
ちょっと残念でした。
もしかしたら、尺が足りなかったのかもしれませんね。

それでも全体的に丁寧な作りなのは変わらないので
起伏は少ないものの最後まで飽きることは全くありませんでした。
最後まで清々しい気持ちで余韻に浸れましたし言うことなしですね♪
{netabare}何よりハッピーエンドだったことが1番嬉しいことでした! {/netabare}


作画も安定していましたし
夏の雰囲気が画面から溢れ出てくるようでした。
見た時期がちょうど夏だったことも良かったのかもしれませんw

そして何より音楽が素晴らしかったです。
爽やかで気持ちのいいOPや夕暮れ時のような切ないEDもさることながら
BGM、さらには挿入歌までどれもアニメにピッタリな
素敵なものばかりでした。


こういったすっきりした雰囲気のアニメは最近見ていなかったので
色々と新鮮でしたし、小さい頃を思い出して懐かしくもなりました。
久し振りにいい掘り出し物を見つけることが出来ました。
隠れた名作大発見。もっと評価されてほしいと思う作品でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ひと夏の夢のようなできごと

ストーリーについては「あらすじ」を参照。

各キャラの心理描写が自然でとてもよかったですね。

特に大人の恋愛と子供の恋愛が対比して物語が回想も含め進んで行く時の心理状態。

大人ゆえ子供ゆえの考え、想い、行動・・・同じ出来事でも受け取り方が違うあたり。

心と体が入れ替わってから始まる展開はじつに面白かったです。

ちょいと無理な展開もありましたが、仕方ないのではないかな。

ラストは尺の問題なのか、それともあえて狙ったのかわかりませんが、残り数十秒で収束。

「あの夏で待ってる」みたいな感じでした。

個人的にはもうちょっと頑張って欲しいと思いましたが、わがままかもしれませんね。

ひと夏のとても綺麗ないいアニメです。

(9/3修正)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コミックBLADEの作品がアニメ化するとロクなことにならない・・・・・・・・・とも限らない?

ARIA以外は全て失敗でした(キリッ


いや


しかし


これは・・・・・・・・・


これだけがギリッ!ギリッ!のラインで・・・・・
アウト・・・・・いや・・・・・・・・


とにかく惜しい作品なのです
決して「もっと評価されるべき」とか大声で言えんのですが、、、







歳の離れた兄のために、早く大人になろうと願う幼い妹

失った恋を忘れられないままの女

二人の年齢が「願い石」なるものの力によって入れ替わってしまう


少女は大人の女性に・・・

女は少女に・・・

そして複雑に絡み合う二人と周囲の人間関係


とにもかくにも地味な作品です
派手な事件も起きないし、燃え上がるような恋愛も無い
萌え萌えキュンキュンな期待もことごとく裏切るし、出て来る男共の女々しさたるや酷いったらありゃせん・・・
なんかもう、「男ですいません」><


しかし地味ながらも良作の壁をもう一歩、もう一歩で登りきれたはずでした
そう、あのオチさえなければ・・・


【ラスト5分でエレベーターの最上階から叩き落された気分でしたorz】


ともかく『騙されることが好きなアナタ』ならきっと楽しめますよ、うん、ちげぇねぇっす(匙投げ


脚本が水上清資さんだとか作画すごく気合入ってるとかなかなか材料はそろってたんですけどねー;


やっぱせめて原作と綿密に打ち合わせてラストを作って欲しかったです(T_T)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

61.0 102 2006年度アニメランキング102位
THE FROGMAN SHOW 秘密結社 鷹の爪(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (55)
273人が棚に入れました
THE FROGMAN(蛙男商会)が作画、監督、アフレコを手がけるFLASHアニメーション。"秘密結社 鷹の爪"は、みんなが幸せになれる世界を作るべく世界征服を目論む総統を中心に、憎たらしいけど可愛い戦闘員吉田、クマのレオナルド博士とともに正義の味方デラックスボンバーに挑む。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

唐辛子のようにピリッとはこない脱力ギャグ

監督、作画、声優までもほとんどFROGMAN一人が
手がけているというギャグアニメ。

見かけによらず、実は心優しい総統。
ナイスなツッコミが光る吉田君。

目指すは世界征服らしいのだけれど、とんだお間抜け。
やたらと声がカッコイイ デラックスファイターに
いつも美味しいところを持っていかれてしまうのがなんとも。。

爆笑の連続というようなギャグではないものの、
時事ネタを織り交ぜた日常的な脱力コメディが、
モヤモヤっとした頭をリフレッシュしてくれたりする。

一度見たら忘れないキャラデザや、濃いキャラ立ち。
いつでも気楽に見れる手軽さが良いです。

ちなみに、総統の本名は「小泉鈍一郎」(純じゃなくて鈍ね)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

TVでやる必要はない

いいセンスしています。
ほとんど全てを1人で作成したというflashアニメーション。
思いの他シナリオがよく出来ていて、笑いのセンスが光ってました。
何役もこなしている声も製作者自身があてているとのこと。
変声機能などを使いこなし、上手くキャラクターが作られています。
いや、ほんとに1人で作ってるのには感心します。


ですが所詮はflash。
webサイトで公開したりpcソフトのオマケとしてなら上出来なんですが、TVで放送したりDVDソフトとして販売するようなシロモノではありません。
奇抜さで関心は買えるかもしれませんが、すぐに飽きます。


シナリオのセンスがいいだけに、見ていると段々、
「まともに動く画なら、もっと面白いだろうになぁ」
と残念に思えてきました。
「このシュールさがいい!」
なんて、文化人気取って言う人もいるかもしれませんが、
できるのに演出としてあえてシュールに作るのと、
技術的・予算的・時間的に限界があってできないとでは大違い。
本作は、もちろん後者にあたります。




キワモノですが、笑いのセンスはほんとにイイので、お暇なときにでもどうぞ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

P2 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

本当は秘密なのですが

 秘密結社鷹の爪の記念すべき1作目
 脱力系アニメ 疲れている時にボーっと見ると、クスッと笑えて結構癒されます。
 回を重ねるごとに面白さが増して行くんですけど、とりあえず団の結成と構成員の生い立ちがわからないと話にならないのでまずはこれを見ることを推奨
 これを見た後なら、後はどれをチョイスしても大丈夫
 ちょっとでもつぼったら関連映画やスピンオフ作品にもどんどん手をだしちゃってください。
 一度はまれば、下らん国境を取り払って、世界をひとつに結び、疑いやいがみ合い、傷つけあうことなく、格差をなくし、誰の子供も自分の子供と同じくらい愛する世界征服を一緒にしたくなること間違いなしです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

61.0 102 2006年度アニメランキング102位
ストラトスフォー アドヴァンス 完結編(OVA)

2006年9月22日
★★★★☆ 3.6 (43)
191人が棚に入れました
明日にも2個の巨大な彗星が同時に地球を襲うという緊急事態が発覚した。衛星軌道上の全オービタルステーションと各国の迎撃基地が総力を挙げて迎撃体制をとりつつある中、静羽はランと共にレイを天体危機管理機構つくば研究所から連れ出すことに成功する。一方、つくば研究所の治療室に収容された美風は…。

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

完結編詐欺

1期後の感想。
OVA(2話)、アドヴァンス(OVA6話)、完結編(OVA2話)です。
OVAだから作画と戦闘機の動きはいいですね。
でも何故かパンチラサービスシーンが押え気味。
OVAとしてはあるまじきです。

ストーリーは不完全燃焼。
完結編で完結してるの?
宇宙生物って?
推進派はいずこに?
佐古さんの行く末は?
正体不明のおっさんって何者?
う~ん、もやもや状態です。

TV版同様、のほほんとシリアスがハーフハーフ。
シリアスはおいといて、私は癒し系コメディーと認識しています。
特に、香鈴の癒し系冷静キャラは全くブレません。
好キャラですね。
一方の新キャラ3名はひどい扱い。
完全にコメディー要員です。
それに存在自体がすべってます。
ご愁傷様でした。

OP曲は相変わらず「1st Priority」。
予算削減?
OVAとしてはあるまじきです。
「1st Priority」好きの私としては大歓迎でしたが・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「完結編」とは今後の製作予定が完結したということ

物語的には完結しませんでした。
あーでも、一応、主役機であるSTRATOS4で出撃して任務を達成したわけだから、これで完結でもいいのかな?
宇宙生物の事とか推進派の陰謀とか逃亡した美春さんの事とか、投げっぱなしですが・・・・・・ま、この際どうでもいい気もしますw


以下、シリーズ全部を見終わっての総評。

メカニックへのこだわりは一貫して見事でした。
絶対に有り得ないような装備や兵器は登場させず、1回出撃して1発発射して帰還するというストイックで地味な任務。これは終始徹底されています。スタッフの航空機への愛情が見て取れます。
離陸のシーンは、毎度のことながら美しい・・・・・w

ストーリーは、設定は悪くないのに構成がお粗末すぎでした。
無茶な展開なのは、まぁ我慢するとしても、組み立てがバラバラで盛り上がらない。
迎撃任務でピンチになるときはちょっとドキドキするんですが、特に努力も工夫もなくなんとなく決着してしまうので、「アレ?」ってなります。
宇宙生物が云々の部分はもうダメダメ。
ミステリー的な演出がヘタすぎです。ちゃんと収束させられないなら、こんな設定入れないでもっと単純な話(クーデターとか)にすればよかったのに。

キャラクターは可愛いのですが、魅力がイマイチありません。
というのも、キャラが全然立っていない。
一生懸命キャラクターを魅せるのに時間を使っていた割には、そのキャラがどんな人柄だとか、どんな背景があり、何を目指しているのか等、正直、全然理解できませんでした。
キャラ紹介を見ると色々と個性があるらしいけど、それを活かしたエピソードが全然ない。
なんか、毎回同じような会話とやりとりしかしてないんで、記憶に残らないんです。もうちょっとやり様がありそうなもんですが・・・・



総じて、色々残念な部分が多かったです。
とはいえ、出来が悪いわけではなく、アニメとして平均点以上の水準は保っています。
個人的には、こういう世界感が好きなので、期待が高かった分肩透かしを食らった失望感も大きかったワケです。


萌えキャラがパイロットスーツを着て、大空へ舞う話。
↑単純に、こういう話が面白そうだと感じたならごらんください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Mig31ベースの迎撃機が出てきますが、ファイヤーフォックスでは無いので真面目

ロシア語で考えろ(汗)

{netabare}スターシードが人類の希望か否か?{/netabare}
の部分は明確な答えは出さずに纏めてあるので、かえって視点を定めやすく良かったと個人的には思います。
そこで一つの答え示したら、この作品の状況・設定からすれば逆に深みが無い気がしますし。
本編・OVA併せて20話とけして十分な尺が有った訳では無いですし、航空アクション+αとして綺麗に纏まった作品だと思います。
問題の根本は解決してねぇじゃねぇか と某四国防衛アニメをアッサリ一蹴出来る人には嫌われる作品とは思いますが。何気に構図としては同じなんすよね。

私はあっちも好きですので、総体としてはこっちも好きですw

 自分の選択が後世から否定されるかもしれない。でも今何をすべきか?課せられた使命が明確である以上迎撃する と明言してくれて、この作品の4名ならそう答えて欲しいと言う気持ちに添った理由が心地良い。

・・・エリ8とか雪風でこんなセリフ吐かれたら私も怒りますけどw

 本編観始めた時はもっとエリートパイロット候補生としていい意味でスカしたキャラで進めて欲しいと思ったりもしましたが、迎撃対象が人では無く彗星でありますので変な葛藤をしないでも済むプロットには合った4名の女性パイロットの爽やか目の作品として悪く無い出来じゃないかなと思います。
少なくとも航空アクションとしては、空戦が無いにも関わらず素直にカッコイイのは間違い無いかなと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

60.9 106 2006年度アニメランキング106位
ネギま!?春スペシャル!?(OVA)

2006年8月17日
★★★★☆ 3.6 (46)
342人が棚に入れました
夜遅くに魔法の勉強をするネギに早く寝るよう注意する明日菜。しかし厄介者扱いした上に魔法で明日菜の服を吹き飛ばしてしまい明日菜の怒りを買ってしまう。必死に謝っても許してもらえず落ち込むネギを、励ますという理由で2人っきりで孤島へ行こうとしていたあやかだったが、計画が朝倉にバレてしまい結局クラス全員で行くことに……。

ぼん@百合人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2期アニメOVAですが原作よりですね

内容は原作の7巻60時間目~ のところのようです。2期アニメ「ネギま!?」は仮契約の発動の仕方等、だいぶコミカルになっており違うのですが、このOVAは原作と同じものとなっているので、2期アニメスタッフの作画が好きで、原作のシナリオが好きという方は必見です(OVA夏編も)。

また、2期アニメは放送時間帯が深夜ではないということで、お色気はだいぶカットされていますが、このOVAは思う存分やっている、という印象です。

私は、この感じで2期やってほしかったなあ・・と思ったりしました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

60.9 106 2006年度アニメランキング106位
王と鳥(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (17)
73人が棚に入れました
砂漠の真ん中に聳え立つ孤城に、ひとりの王が住んでいた。その名も、国王シャルル5+3+8=16世。わがままで疑心暗鬼の王は、手元のスイッチ一つで、気に障る臣下を次々に「処分」していった。望みさえすれば、何ものでも手に入れることが出来るはずの王シャルルは、しかし、ひとりの羊飼い娘に片思いをしている。城の最上階に隠された、秘密の部屋の壁に掛かった一枚の絵の中に、その美しい娘はおり、隣合わせた額縁の中の、煙突掃除の少年と深く愛し合っていた。

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

高畑勲・宮崎駿をアニメーションへと誘った「ルパン三世 カリオストロの城」の原型とも言われている作品

本作は、日本では1953年に公開された「やぶにらみの暴君」のリメイクです。
フランスのアニメーションで、監督はポール・グリモー。
「王と鳥」で検索をかけると、映画「王と鳥」公式サイト-スタジオジブリ
というページを目にすると思います。
実際にそのページにアクセスしてみると、
高畑勲・宮崎駿をアニメーションへと誘ったアンデルセン原作の「王と鳥」という文字が。
宮崎駿監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」の原型とも言われている作品です。
高畑勲監督、宮崎駿監督、さらには岩井俊二監督と数々の人々に影響を与えた作品で、
これを受けて、2006年にスタジオジブリなどによって日本でミニシアターで劇場公開され、
高畑勲監督は本作に関する書籍も発表しています。
ちなみに、本作のDVDの映像特典において、
高畑勲監督は爆笑問題の太田光さんと対談されています。
対談中で太田光さんは、
「特に宮崎監督が本当に影響を受けたのが分かっちゃう。
自分なら隠しておきたい。自分の原点を人に見せちゃうのは凄い」
というようなことを語っています。

「あらすじ」

砂漠の真ん中に聳え立つ孤城に、ひとりの王が住んでいた。
その名も、国王シャルル5+3+8=16世。
わがままで疑心暗鬼の王は、手元のスイッチ一つで、気に障る臣下を次々に「処分」していった。
望みさえすれば、なにものでも手に入れることが出来るはずの王シャルルは、
ひとりの美しい羊飼い娘に片思いをしている。
城の最上階に隠された秘密の部屋の壁に掛かった一枚の絵の中にその娘はいて、
隣合わせた額縁の中の煙突掃除屋の少年と深く愛し合っていた。
嫉妬に狂う王を後に、ふたりは絵の中から抜け出し、
一羽のふしぎな鳥の助けを借りて城からの脱出を試みる。(wiki引用)

別に私はフランスのアニメーションに精通しているわけではありませんが、
いくつかの作品を観て感じたのは、
フレンチアニメーションの特徴の1つとして、
「台詞が異様に少ない」というのが挙げられます。
そのキャラがどんな人物なのか?
今現在の心境はどんななのか?
これらを言葉で説明しません。
背景だったり、キャラの動きだったり、音楽によって表現する傾向があります。
これは本作でも言えることで、まず考えるよりも感じることの方が重要な気がします。
独特且つ緻密な動きは、まるでよく出来たからくり時計を眺めているようでした。
こういうのを一言で言ってしまうと「独特な世界観」と表現するわけですけど、
そういう世界を創り出すにしてもいくつかの方法論があると思います。
例えば宮崎駿監督は、まず我々視聴者の日常風景だったり、日常的な動作を
精巧にアニメの技法によってトレースしてからファンタジーの世界へ誘うというのを
得意としているように思えます。
「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」なんかがそうですね。
こうすることによって、
ファンタジーな世界が実は我々視聴者の日常のすぐ隣に存在するのではないかと思わせ、
ぐっと話に引き込む効果があります。
例えば「蟲師」。この作品はまずギンコが独自の口調で淡々と蟲について説明していきます。
その後は幻想的な映像をひたすら見せることによって視聴者を物語に引き込んでいます。
言うなれば言葉→映像というアプローチから独特な世界観を創り出していると私は思っています。
ギンコの説明を介しているので、難なくその不思議な空間を受け入れることができるのです。
例えば「物語シリーズ」。この作品はとにかく言葉です。
様々な演出によって鋭利な言葉を際立たせて独自の世界観を構築しています。
さて、そうした作品と比べた時に本作は言葉も文化も違えていますし、
我々が身近に感じる日常などあるはずもありません。
古い作品なので時代感覚も大きく違えます。
さながらそれは海外の古い絵本を読むようなものです。
理屈で読み取れるところもありますが、少なくとも私は感覚で視聴することしかできませんでした。

フレンチアニメーションの特徴は他にもあります。
それは「話の展開の予想ができない」ということです。
ハリウッド映画なんかは受動的な視聴をしていても、分かりやすく誘導してくれるのですが、
フレンチアニメーションはシーンが二転三転、さらには四転する勢いで
目まぐるしく話が展開していきます。
ですが、本作に関してはこの限りではありません。
何故なら宮崎駿作品と構造が一緒だからです。
宮崎駿作品の視聴体験をこれまでに幾度と無く繰り返してきたわけですから、
シーンが二転三転しようが、話の展開を予想するのは容易でしたw
では、その構造とは如何なるものなのか。
ここで本作のサムネをちょっと見て下さい。
遠近法でいうところの見事なまでの3点透視図法ですw
これは王様のお城の垂直性、つまり階層的な構造であることを端的に示しています。
お城の頂上は優美で絢爛な世界であり、これを下っていくと平民層、
さらに地下にはこの世の吹き溜まりとも言える貧民層が存在します。
お城の頂上の綺羅びやかな装飾品、王様は手元のスイッチ一つで何でも操作してしまえる
というのは、平民、さらには貧民層の過酷過ぎる労力によって成り立っているという
支配構造が存在するのです。
宮崎駿作品も同じですね。これは多くの評論家も指摘していることですが、
まず頂上から地上に下り、さらに地下にまで下る。
そこで主人公は再生し、最後は頂上で王と決戦です。
そしてその後は・・・言うまでもないですねw

支配からの脱却、そして自由を手に入れるというテーマは前時代で、
些か古臭さも感じます。支配されている幸福というのもありますからねw
ですが、こうした社会の垂直性というのは現在でも通じるテーマでもあります。
この作品を通して何を感じるかはあなた次第なのでしょう。
私としてはテーマ云々よりも単純に映像を楽しむくらいの心持ちの方がいいと思いますけどねw

最後に、もしかしたら本作で一番人間味を感じるのは悪役である王様かもしれませんね。
そういえば、カリオストロ伯爵やムスカ大佐も人間味に溢れた悪役でしたねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やぶにらみの暴君の代わりに視聴

巨匠がカリオストロ製作にあたって一部参考とした作品のリメイク版だそうだ

ほんとは「やぶにらみの暴君」-1952年フランス-を見たかったのだがあいにく手に入らなかったので
変わりにこの作品を視聴した

高い芸術性を評価した書籍などもあるし、映画界の批評も高い水準をもらっているそうだがそういう世間の評価は一切無視しての芸術などとは無縁な一市民のゲスな感想を言わせてもらえば"きれいな色彩"と"先が読めない展開"または"変なキャラ絵"などなど日本のアニメにはない変わった味を"楽しませて"もらった

決して面白くないとかつまらないわけではなく普通に楽しめたのだが普段見慣れている日本アニメとはあまりに違いすぎてきっとあるに違いない高い芸術性などは解せなかった

私には分からないがきっとすごい作品なんだと思う。
きっと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

王様と幸運の鳥(王と鳥)

1952年に公開された「やぶにらみの暴君」は
アンドレ・サリュ/ポール・グリモー共同制作によるフランスのアニメーション映画

上記作品の全権利を購入したポール・グリモー監督により改作されたのが
1980年公開の「王様と幸運の鳥(王と鳥)」

アニ同(東京アニメーション同好会)の上映会で「やぶにらみの暴君」を観ました。

その後レーザーディスクで「王様と幸運の鳥(王と鳥)」が発売され購入

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

60.8 108 2006年度アニメランキング108位
錬金3級 まじかる?ぽか~ん(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (97)
388人が棚に入れました
訳アリで魔界から人間界にやってきた4人のプリンセス・「魔法使いのゆうま」、「ヴァンパイアのパキラ」、「オオカミ少女のりる」、「人造人間の鉄子」が繰り広げるドタバタコメディー。

声優・キャラクター
斎藤桃子、平野綾、生天目仁美、明坂聡美

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

脱力系コメディ 2期マダー?

魔法使いのゆうま、ヴァンパイアのパキラ、オオカミ少女のりる、人造人間の鉄子
なんとも奇妙な4人の少女達による日常を描いた脱力系コメディ。

これは面白い、というより好きなアニメ。キャラ可愛いし。
個人的に、極上生徒会と並んで2期を長い間待ち望んでいる作品。

微エロや分かりやすい萌え要素もあるけど
どちらかと言えばキャラの自然な可愛さを追求、表現してるところがイイ。

いわゆるシチュエーション・コメディの形式で、多様な話のパターンを盛り込んでいるし
1話につき2本立ての構成ということもあり、飽きが来ない見やすい作りになっている。
まあぶっちゃけ笑えない話も結構多くて
笑いどころが分からず、思わず「ぽか~ん」としてしまうこともしばしば。
そんな微妙さも作品の味?(まじぽか脳。この感覚は「イカ娘」に近いものがある)

謎シリアスなOPや、4人と見せかけて実は・・・とか、面白い伏線も多い。

声優の演技も素晴らしい。斎藤桃子、平野綾、生天目仁美、明坂聡美。
今振り返るとなんちゅーカオスなキャスティングw
斎藤桃子の時代が来ると思ってましたよ・・・このまじぽかに、ソルティ、ねこにゃんダンス、
ここ数年ではステルスモモ、ワーキングのなずなぐらいか。
パキラの平野綾はハマリ役でしたね~ ハルヒ以上と言っていいぐらい。


※余談
ストライクウィッチーズの3期が決定したようですね。
ストパンのヒットの要因として、スタッフ的には股監督こと高村和宏や
原作・キャラデザ原案のフミカネ氏に注目が集まりがちだけど
日常シーンを全面監修した八谷助監督(「まじぽか」の監督)の功績が大きいのは明らかだ。
八谷さんがいないとどうなってしまうか、ビビッドレッド・オペレーションを見ればよく分かる。
ストパンではキャラの行動原理に尻滅裂さを感じることなんてなかったですからね。
と、いうわけで、3期のスタッフに八谷さんがいれば安心です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヌルい内容、確かな「萌え」

俗に言う萌えアニメです。
原作のないアニメオリジナル。
4人の個性の違うキャラを揃えて、それなりの声優を起用し、魔界のプリンセスという設定を用意して、さらにお色気(サービスシーン)も毎回アリのコメディ。
可愛いキャラデザインで作画は終始安定してるし、EDは各キャラの声優が歌う電波ソング。
萌えるのに必要な要素が死角なく詰め込まれています。


ただ、内容がユルすぎました。
ちょっとした出来事をネタにしているんですが、無味無臭なエピソードにぬるいギャグと微妙なオチ。
良く言えば、ほんわかとしている。
悪く言えば、無個性でヒネりがない。
面白くないわけじゃないんですが、ほんとに起伏がないので、すぐに忘れそうな、どーでもよさに満ちていますw

深読みして考察すると、こういうヌルさをあえて狙っているのかもしれません。キャラ萌えするのに、ストーリーとか刺激的なギャグは邪魔だから。
・・・って、んなワケないですよねw


同時期にハルヒやひぐらしといった、個性的な作品が放映されていたので、埋もれてしまった不遇さはあります。
面白味には物足りなさを感じますが、作品としての質はそんなに悪くありません。

こういう系統がお好きな方なら、ご視聴してみるのもアリかと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

これは酷い(褒め言葉)

なんだこのアニメは!
いろいろとひどい作品ですw
REMIC制作のオリジナルアニメです

3級魔法使い、ヴァンパイア、狼少女、アンドロイド。
4人の少女たちの平和な日常を描くものです
…いや、このキャストで平和は無理でしたね
バカで無茶苦茶でバカなことをやってくれてます
なんだか目が離せない作品でした
ゆうまの地獄から永久追放は面白かったw

もしOP詐欺の意味が分からない方がおられましたら、
この作品を観ればOK!
それくらい曲と中身が合っていない 笑
妖精帝國のかっこいい曲なのでミスマッチすぎるw
この作品のことです。わざとかもしれません
油断出来ないアニメだぜ…

そんなに笑えないです
すごく面白いとも思いません
なのでおすすめはしません
でもウケる人にはウケるのではないでしょうか
私はこういうの好きですよ
キャラもかわいらしいですし

ひどい作品を笑って誤魔化せる人に観てもらいたいです
なんでか面白い。そう思える作品でした

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

60.8 108 2006年度アニメランキング108位
ネギま!?夏スペシャル!?(OVA)

2006年11月22日
★★★★☆ 3.6 (43)
239人が棚に入れました
魔法の修行をする夕映とのどか。魔法がうまく使えないのどかは夕映に魔術書に書いてある「運命の赤い糸を出現させる魔法」を使えるようになるのが夢だと語る。試してみようと言う夕映に賛同したのどかはネギを思う。魔法は成功し見事ネギと赤い糸で結ばれるのどかだったが実は思った相手と糸で結ばれるという魔法であることが判明。しかたなく糸が消滅するまでおとなしくしているはずだったが、スパリゾートに誘われ、糸で繋がったまま赴くことに……。

ぼん@百合人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作設定の、2期作画アニメです。

OVA春と同様に原作設定(仮契約発動等)のものとなっています。しかし内容は、原作には多分なかったと思います。

簡単にいうと、お風呂です!!

なので、深夜枠のノリを期待していっただいて結構ですよ。お色気も本編とは比べ物にならないぐらいはあります。

今回はのどか推しには必見ではないかと思います。またEDものどか(能登さん)が歌っていますね。

とっても、私的ですが「このせつ」も見どころたっぷりでした笑

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

60.8 108 2006年度アニメランキング108位
ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!(アニメ映画)

2006年12月9日
★★★★☆ 3.7 (27)
127人が棚に入れました
海原市立夕凪(ゆうなぎ)中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。ふたりは、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピの力により「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦う。

声優・キャラクター
樹元オリエ、榎本温子、山口勝平、松来未祐、渕崎ゆり子、岡村明美

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

判官贔屓になっちゃうSS

二本立ての一本のため、プリキュア映画史上最短の50分しかない。その上、かなりマックスハートの劇場版「雪空のともだち」と同じ仲違いの話でかぶってるし、そもそもSSはあんま人気ない…。ここまでマイナスな要素が揃って上手くいくわけが…。そんな逆境でも覆えせる、何故なら最高の「ふたり」だから!。


ふたりが再び手を繋いで徐々に変身していくシーンは他に例を見ない萌え燃えなシーンだし、作画が全編通して素晴らしい、特に戦闘シーン。マックスハートより正直「ふたり」の絆の描くの成功してる。本当にSSは過小評価。玩具の売上げなんて関係ない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

GRCcu59431 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

めっちゃ感動した。

歴代映画の中では一番短い映画だが、その分すごくスッキリできる映画。エンディング見たあとの充実感は今でも忘れられない。一度ではなく何度でも見ることをオススメするがその時に注意して欲しいのは「戦闘シーンへのこだわり」。戦闘シーンは短いので物足りないと思うとあまり面白く思えないのでそのフィルターをとっぱらって鑑賞しよう。ただ、短いと言っても戦闘シーン自体は素晴らしい出来なのでガッカリする必要はない。ゲスト声優が意外といい人ばかりなのでその辺も楽しめる。終盤の咲舞変身シーンは素晴らしい出来。涙出ます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Clock Strikes

Splash Starは未見です。割と最近まで、咲&舞となぎさ&ほのかを同一人物だと思っていたほどです・・・(^-^;

そんな勘違いをしてしまうほどに、良くも悪くも「ふたりはプリキュア」の廉価版という印象です。

ただ今シリーズが不人気だったからこそ、次作以降のプリキュアの多彩なバリエーションが生まれた
と言うことができるかもしれません。同じキャラで繰り返しても意味ない、と。


不人気だったからなのか上映時間も非常に短いですが、
竹内順子さんやTARAKOさんが物語をドラマの面で引き締めているのが印象的でした。



プリキュア映画コンプリートの道は、まだまだ遠い・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

60.8 108 2006年度アニメランキング108位
名探偵コナン 消えたダイヤを追え! コナン・平次vsキッド!(OVA)

2006年1月1日
★★★★☆ 3.7 (15)
71人が棚に入れました
2006年のOVA作品。

『名探偵コナン SECRET FILE Vol.3』(2008年4月4日発売)に収録。

毛利探偵事務所にかかってきた謎の電話――。
電話の相手を探して、コナンと平次の推理が冴える。
やがて、コナンと平次は1億円のダイヤ盗難事件にたどり着く。
そこに―キッドの影が迫る!

60.7 112 2006年度アニメランキング112位
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ(アニメ映画)

2006年7月15日
★★★★☆ 3.5 (89)
591人が棚に入れました
盗賊団「ファントムトループ」を率いる悪名高い海賊「ファントム」は、ある日海底で1つのタマゴを手に入れるが、忍び込んでいたポケモンレンジャーの「ジャック・ウォーカー」(ジャッキー)により奪われる。一方、サトシ一行は旅の途中でポケモンと心を通わすことができるという今では数少ない水の民の一族の末裔、ヒロミとその家族によるマリーナ一座に出会う。たまたま一座と旅を共にすることになったサトシ一行だが、旅の途中ハルカは偶然にも不思議に光るマナフィの卵を発見する。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、うえだゆうじ、KAORI、山田ふしぎ、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、石塚運昇、山寺宏一、眞鍋かをり、藤岡弘、、ベッキー

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

かっこよすぎるサトシの一面

海の王子マナフィが生まれ帰巣本能に従って海底神殿「アクーシャ」に無事に到達できるように
サトシたちと道中を共にする仲間が悪者からマナフィを守るお話です。

これは正直駄作だと僕は思います。
その1つはポケモンたちの魅力がまったく引き出されていない点にあります。
ずっと船やらなんやらで冒険しながらマナフィを愛でているだけであんまり面白くありません。
最後もみんな空飛ぶし訳わからんw あの場面は口を開けている以外何もできませんでした。やりすぎです。
もう1つはマナフィとの別れをすごく惜しむところです。これはポケモン映画の良いところであり悪いところでもあります。
本作は一作丸々これにつぎ込みました。出会いは前振りになり、半分くらいから別れのことばかり考え始めてしまいます。
これで感動を誘うのも分かるのですが、個人的には観ていてあんまり面白くないです。
そこで一気に気分を落とされてしまうというか。ずーっとそういう気分にされるというか。
それにマナフィはあまり言葉が使えませんから別れの場面でさえ僕はなにも感動しませんでした。
物語自体も目を引くような動きもなかったしなー。いまいち!

そんなこんなで不評している映画ですが、1か所すごく良い場面がありました。クライマックスです。
崩れゆく海底神殿に入ったサトシ、ハルカ、マナフィは神殿の中心になければならないものを悪者が持ってきてしまったので戻しに行かなくてはならない。
けれど神殿は大量の海水が侵入してくるせいでとてもじゃないが入れない。
もうすぐここも危ないって時に1人用の潜水艦を見つけました。
潜水艦といっても直立の姿勢で入って扉を閉めるだけの蓋のついたドラム管のようなものです。
なんとかすれば2人入れるのでサトシは先にハルカとマナフィをその中へ入るよう指示し
入ったことを確認すると「おれがこれを戻してくる。だから先に行け。」
そういって蓋を閉めサトシは激流に飛び込んで行くこのシーンがめちゃめちゃかっこいい!
ホントにすっげーかっこいいです。あるある展開ではありますがここの演出、台詞回しは素晴らしいです。
そんなにひとりで頑張らないで!と叫びたくなりますw

ほとんどの部分はお粗末なものでしたが、この場面だけは本当にかっこいい!
ここを観るだけに時間を割いても損はありませんでした(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

面白くもつまらなくもない

決してつまらない訳ではないんですが、目立って良い部分も無いんですよ。
見流すにはちょうどいい作品だと思いました。

数少ない印象深かったところ
・ジャッキーがハルカに、マナフィと距離をとれ。と言った後のシーン
ハルカの悲しそうな顔にうるっときました

・救命ポットにハルカを入れたサトシ「俺はこれを戻してくる」と水が次々に入り込んでくる神殿の奥へ戻っていく
サトシのイケメンっぷりが胸キュンでした

・聖人になったサトシ君
光のヒモに包まれて海と空を飛びまわるサトシ君
スーパーマサラ人というか・・・人止めてませんwww?

総評
満足度は中です。
子供の時に観た印象だと、次のポケモンは観なくていいやと思うほどつまらなかったと記憶していたのですがそんなでも無かったです。それよりケルディオ・・・か・・・・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

虚言癖 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

別れに学ぶ心の成長を描く本作

ポケモンの生きる世界を綺麗に描いたロードムービー。

アニメ的、というよりも映画的な演出が多め。
劇場版なので当然といえば当然なのだが、すこし演出過多な感じ。

主役は、タイトルにもあるポケモン、マナフィ。
そして、ポケモンAGヒロインであるハルカに主点をおいて、
出会いと別れ、そして、そこからの心の成長を描いている。

ストーリーは可もなく不可もなくといいたいできだが、
ポケットモンスターの主人公でサトシの活躍ぶりは
ポケモン映画の中でも指折りの必見のレベル。

悪役も映画のゲストキャラクターも魅力的に描かれていた。

主役においたポケモン、マナフィを題材に綺麗にまとめた本作。
ポケモンファンなら見て損はないし、アニメ映画作品ファンも手に取ってほしい。
単体の作品として、完結しているため、お勧めできる層は広いと感じた。

夏になると見たくなる。
海に生きるポケモンの美しさ、生命の神秘に触れられる出来のいい作品だ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

60.6 113 2006年度アニメランキング113位
幕末機関説 いろはにほへと(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (114)
763人が棚に入れました
時代の転換期に現れ、世に混沌をもたらすと言われる「覇者の首」。それは古来秦より伝わり、覇権を望む者達に争いの火種を遺して来た。時は巡り激動の幕末。異国色が芽吹きつつある横濱の地に、一人の剣士の姿があった。彼の名は秋月耀次郎。霊剣「月涙刀」を有し、彼の首の封印を天命とする「永遠の刺客」と呼ばれる者である。かつては坂本龍馬の用心棒を務めながらも、彼を救えなかった事を深く悔いる耀次郎は、心に癒えぬ傷を負ったまま一人幕末に蘇った「覇者の首」を追っていた。
ネタバレ

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

新約新撰組土方歳三期

ファンタジー要素を含みつつ、歴史の流を再現した今作、
主人公秋月耀次郎(あきづき ようじろう)が覇者の首を封印するという物語ではありますが、幕末の時代の流に沿って、物語が進んでいきます、そして最も関わりが深い人物として、土方歳三が登場しています、新撰組を題材にした作品は多くあるものの、京都での活躍を中心に描かれている事が多く、京都を追われ北上していく姿を描いた作品、とくにアニメとしては珍しいと思われます。
さらに、会津の白虎隊や北海道の五稜郭到達まで描かれているので、歴史に興味がある方や、歴史を勉強している方にはいいかもしれません。

ただし、あくまでファンタジー作品であり、本当の歴史ではないので、幕末の時代の流や登場人物に興味を持つ切っ掛けとしての視聴をオススメします。

私の視聴動機としては、サムライチャンプルーやサムライセブンなどから個人的に時代劇?ブームが到来し興味を持ち始めて視聴しました。

アクションとして殺陣に力を入れた作品であり、本格殺陣指導まで導入しているので、見応えはあったと思います。
また、作画もなかなか綺麗で癖が少なく、あまり抵抗感を感じずに視聴できたと思います。

印象に残ったシーン{netabare}
ラストはかなり超展開となっており、五稜郭が浮上するという奇行まで行った結果、私としては笑いとともに強烈なインパクトを残したシーンとなっています。{/netabare}

今回急にこの作品を思い出したので、レビューを書いてみました。

かなりマイナーな作品となっていますので、あにこれ上位の作品をあらかた観終わってしまって、マイナー作品を探しているという方にはいいかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

蒼66 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

わかりにくい…ところが魅力。漫然と観てればわかるアニメではありません

◆こんな人にはおすすめしません◆

・元気な主人公が好き
 主人公の元気度はばりばりのマイナス値からのスタートです。もとは明るい性質も持っていたかも知れないけれど、ストーリー時点では、完膚なきまでたたきのめされた感。心が折れてる主人公。もう、喋ることすら満足にできてません。
しかし礼儀正しさとか、かわいそうな何かをほっとけない性質だけで、表面的ストーリーがうーむいまいちでも最後まで観ちゃったくらいには、個人的には魅力的でした。

・歴史好き 
 幕末に実在した人物がリアルな感じでたくさん登場するアニメですが、歴史好きにはむしろおすすめしません。史実にリアルな部分が多いために、歴史好きな人が観ると、アニメが本来持ってるべきのファンタジックな部分がとてつもなく許せなくなります。そのくらい、史実部分と人物像がリアルです。

・わかりやすい物語が好き
 主人公が喋らないので、わかりにくいことこの上ない。主人公が心情をわかりやすく誰かにぶつけたりなどが絶対ないので、じっくり表情や仕草を見ないといけない仕様です。しかしそれだけに、とても丁寧に描かれています。しかし、世の中の人間、そうアニメキャラみたいにストレートに感情を表現したり叫んだりしてる人はなかなかいないので、ある意味とってもリアルです。最初に主人公の元気度マイナス、と書きましたが、これですら、気がつかなければ気がつかないことも…どことなくボーッとした、覇気のない主人公だなあ…目立たないし、見るのやめよう、となります。

・覇者の首って何よ
 覇者の首とやらが話の中核にありますが、この首対主人公の戦いを中心に見ると、結局本質を見失ってしまう感じです。覇者の首という存在は、きっと、誰もが持っているしがらみとか、自分ではどうにもできない現実をわかりやすく具現化したものだと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

幕末の虚実交わったラスト・サムライ的な作品

前半各話冒頭に流れるナレーションが、「男が男として生き、その命と信念を一振りの刀に賭けて戦った最後の時代、幕末。」と語る通り、何とも硬派な作品である。

この時代を題材にしたドラマ、ゲーム、アニメは数多くあるが、「幕末の志士」と聞けば、大政奉還前辺りの時期に名を馳せた人物を頭に思い浮かべる人が大半だと思う。
だが、本作はここでのあらすじにもあるように、坂本龍馬が暗殺された後の話となり、物語の本筋に大きく関わってくる歴史上の有名人はあまりいない。
明治維新以降の歴史にも精通している人でない限り、実在の人物が出てきてもピンとは来ないと思う。

とはいえ、主人公を始めとした主要キャラクターは架空の人物なので、歴史再現アニメではないということは理解してほしい。
虚実交えながら、「歴史の裏にこんな『あやかし』が存在した!」という感じのストーリーである。
とはいえ、幕末の歴史を知っていれば、ストーリーに追いつきやすい・楽しみやすいのは事実だろう。

その代り・・・と言わんばかりに、新選組や白虎隊など、「幕末と言えば!」なエピソードを本筋とあまり関係なくても挟んでいたのは、幕末ファンへの気遣いとも取れる。

さて、本作のヒロイン率いる旅一座は、ストーリーに深く関わりつつ、作品に華を添える役割も果たしているが、特にこの芝居のシーンの演出が精巧かつ美麗である。
電気がまだまだ使えないこの時代に、人力でここまで素晴らしい舞台演出が可能であったのだろうか。見ていて非常に興味深かった。

そして、この「芝居」というのが、物語全体のキーにもなっている。立ち合いのシーンなどにもしばしば舞台装置掛かった演出が施されていて、独特の世界観が感じ取れる。

また、作中2回しか流れなかったが、挿入歌が非常にいい。歌が流れるシーンと相まって、運命に逆らえず、本心とは裏腹な道を選ばねばならない人々の悲哀が伝わってきた。

だが最後に不満に残る点を。
物語終盤で{netabare}主人公が対峙した相手の背景・正体が最後まで不明のままであった。一体、何が目的でこのような大芝居を打ったのか・・・それこそがラストの意味に繋がるような気がするのだが・・・{/netabare}

故に、物語評価は★3とせざるを得なかった・・・残念っ!
この点さえなければもっと高評価にできたのに・・・斬りっ!

拙者、確認のために全話観終わった後、一話冒頭を今一度見直してみたが、無駄にござった・・・

切腹うぅっっ!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

60.6 113 2006年度アニメランキング113位
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛(アニメ映画)

2006年3月4日
★★★★☆ 3.5 (117)
759人が棚に入れました
エウーゴとティターンズの地球をめぐる内戦に旧ジオン軍アクシズが新たに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられていく中、主人公の少年カミーユは過酷な戦闘で心傷つきながらも確実に成長していく。

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新訳Z第三章「異端ゼータ」

複雑なストーリー展開はその極みに達し、組織間の離合集散に内部分裂も加わり大混乱。
政治劇が意外とコンパクトに纏まっているので、寧ろTV版よりわかり易くなっていると思いましたが、
これも刻々と変わってゆく組織間の相関関係を事前に把握できていればのこと。
脳内補完できない初見さんには最早何をやっているのかすら分からない有り様かも><


第三部を観終えて思うに、登場人物たちの死に際の「負」の感情の発露が微妙に緩いと感じました。
尺が短くなっている分掘り下げが不足気味だったのは当然ですが、第二部で灰汁抜き作業を延々と
観させられた事と、セリフ改変の影響が作用したかと思います。みなTV版よりサラリと死ぬ印象。

多くの人物が死ぬことに変わりはありませんが、健康優良児化して危うすぎる鋭敏さの減った
劇場版カミーユには、人の死によって背負い込む哀しみがこれにより幾分軽減されたのか、
あまりにも衝撃的だったTV版とは異なる結末となりました。 

この結末に至る要因に関してもう一つ補足。
TV版では「もうあの頃には戻れない」と最終戦前に拒絶したファ(ヒロイン)との関係。
劇場版カミーユは現実的な性愛の対象としてファを受け入れるだけの度量があったことも大きい。
これはラストシーンの台詞を聞けば誰もが思うことで、わざわざ書く事ないおせっかいですけどね('∀`)

とびきりの悲劇だったフォウやロザミアのエピソードが大胆にカットされてたのも今思えば納得。
強化人間(人為的にニュータイプ化された不幸な人達)の悲劇に深く関わりすぎて背負い込むもの
や精神的ダメージが増えると、TV版ENDが回避不能になりますから。

つまりは重要なエピソードを削ったのも、登場人物の性格を矯正したのも、改悪と思われたセリフ
の改変も、カミーユにこの結末を迎えさせる為の自然な流れを作るためだったと解釈してます。


で、纏めるとですね・・・

初見さんにはいままで書いてきた理由で敷居高すぎ。それにTV版の衝撃の結末を知った上でないと、
劇場版のラストシーンには感動できないと思います。客観的に見ればとても平凡な結末ですから。

TV版を観ている人にも、重要部分がほぼコンプリートされてる『劇場版ガンダム三部作』のように
TV版の総集編+αとして観ることはお薦めできません。旧カット使い廻してるのにコレは別物。
クワトロのダカール演説、フォウとの再会、ロザミアとの出逢いなど、重要部分が削られてるし、
キャラから灰汁が抜けてセリフもかなり改変、何より結末が全然違う。「新訳Z」というよりは「異端Z」。


結局この劇場版Z、ラストシーンを描くための雰囲気作りと伏線張りに主軸が置かれていて、
ストーリーの完成度や視聴者の内容理解といったところにはあまり配慮されていないと思います。
Zに想い入れのある人が、ストーリーの脳内補完とTV版との比較作業を進めつつ、ラストシーンを
観てあーだこーだ言う為の作品かな。 コアなファン向け賛否両論付き。
Zを知らない人達に、新生Zを広く観せる作品とはなりえなかったのではないかと思っています。


私的には、ガワだけZの平凡な富野ガンダムを観させられた感はありますが、TV版では最後まで
訪れることのなかったカタルシスを、ラストシーンで得ることができたので一応満足してます。
散々文句書いてきましたけど、そこは「終わりよければ全て良し!」ってことで・・・ダメ?


以下余談

多くのキャラから灰汁が抜けていく中、1人奮闘していたのが「女であることに正直であり過ぎた女」
ことレコアさん。劇場版でも独自の男性観と自己完結っぷりは健在、とっても素敵(笑)でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7
ネタバレ

オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

全体的に見苦しい。良かった点は一つだけ。

●不満点
物語も作画もツギハギ。
新規に描き起こされた作画と旧作の作画の混在にひたすら違和感。
見苦しく見辛い。

内容も、元々予備知識を備えているガンオタなら展開についていけるが、この映画がゼータの初見だった人は完璧に置いてけぼり。

話の本筋が全く掴み辛い。
ツギハギ効果で小学校低学年がテキトーに書いた作文のように意味不明。

複雑なゼータの話をこんな尺で説明しようだなんて最初から無理がある。

非常に不親切なチグハグ総集編。

●良い点{netabare}
唯一、終わり方だけは過去作より良かった。
あれは散々殺し合いをした直後のセックス描写。
反則だよトミノシン。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ラストはファーストガンダムから付き添ってきたオッサン達には胸アツ

話の編集の仕方はいまいち。
たぶん新作カットの予算のせいでしょう・・。
普通に意味がわかりません。
もっとざっくり変えたかったんだろうな。

とにかくラストシーンがすばらしい。
Zの脱ぎ捨てがなんとも、、変形のタメがたまらん。監督の心情を乗せているのかな。意味深で抽象的で美しい。
天才的な演出です。そんな便利機能が?wって思っちゃダメ。
ファが迎えに行くシーンも、あの抱擁をちょっと下品と感じるのか、大きな意味での愛で包んでいると感じるのかは意見の別れどころ。とにかくカミーユをTV版から助けるためにファ側からのあのアプローチが大事なんだと思う。
TVと同じでもテーマが全然ちがうものに変わってます。ZZが消えたとか、UCとかと話がつながらないとか。そんなことどうでもいい。

マジで『愛』なんですよ。どうしちゃったの?監督w
宮崎駿クラスの天才が同じような年金もらう歳でたどり着いたところがこれってのが凄く感動的なんですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

60.6 113 2006年度アニメランキング113位
天保異聞 妖奇士(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
448人が棚に入れました
時は天保14年。マシュー・ペリー提督の黒船が来る10年前。江戸の町には、異界から来たと思われる、骨肉を持った獣「妖夷」(ようい)が人々を襲っていた。それに立ち向かうは「蛮社改所」(ばんしゃあらためしょ)と呼ばれる組織のメンバー達、コードネーム「奇士」(あやし)と呼ばれる者だった。

声優・キャラクター
藤原啓治、川島得愛、三木眞一郎、新野美知、小山力也、折笠富美子、うえだゆうじ、若本規夫
ネタバレ

銀くじら船ブリキ丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異界でいいじゃない

江戸時代。年号は天保。
人々は貧しさや差別などで現世を悲観し、異界に憧れを持ちます。
異界とは突如現れる異次元空間です。
人々の苦悩が異界を呼び寄せるのか、彼らは別世界へ引き込まれます。
主人公・往壓(ゆきあつ)が彼らを悟します。言葉は響き、彼らは正気に戻ったりします。

往壓は40のオッサンで、仲間は数名。侍、 {netabare}身分の低い人、性別怪しい人、 {/netabare}美少女も数名居ます。
彼の仲間も同様に、 {netabare}異界にひかれたりします。理由は人それぞれです。
彼らを連れ戻す {/netabare}エピソードも数話あったりします。この辺が作品の見所でしょうか。

また異界には妖夷(ようい)という怪物が居てバトルになります。
往壓が漢字を唱えて武器にするとか、巨大な怪物が不気味に動いたりします。
バトルは正直かっこ悪いんですが、映像的な迫力はあるかもしれません。

それから異界の中を入ってみると、幻想的な光景で美しいです。
もちろん一人で行っちゃ駄目です!!! (^_^)
という感じで、おもしろい作品じゃないでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

土6枠にしては人気がない

江戸時代の妖夷と呼ばれるバケモノ退治の話だが、バトルメインではなく、
漢字からその本質を取り出し武器にする主人公の心情がメインになっている。
漢字の成り立ちの話は興味が湧くし、そんなに退屈な話でもない。
ただ、妖夷がデカすぎてアクションが今ひとつだったのと、時代設定が悪いのか、
ジミな印象を与える作品になってしまっている。
なぜ妖夷が現れるのかを表現すればもう少し深い話になっていただろう。
OPに「いきものがかり」や「ポルノグラフィティ」を使っていただけにこの知名度は残念。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

白兎尾 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

普通に面白い

時代もの 主人公おっさん・・・誰得?

今時の歪体型娘・ランジェリー・脳味噌崩壊ヒロインは
出てきません

妖怪 妖魔が出現して退治する ある意味王道物です

退治の仕方がこの作品の個性の一つ 観て損はない
退治後の後始末って珍しいけど・・・どうなのそれ?

子供キャラより 大人キャラが悩み成長する不思議な
ストーリー

登場人物の個性もしっかりしていて安心できる


時間がもし余っていたら 観てほしいかな~的作品

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

60.6 113 2006年度アニメランキング113位
ルパン三世 セブンデイズラプソディ(OVA)

2006年9月8日
★★★★☆ 3.5 (68)
328人が棚に入れました
ニューヨークの競馬場の莫大な売り上げ金の強奪計画を立てたルパンと次元。
シミュレーションは完璧、後は6日後の決行日を待つだけ。前祝いに二人は街へ繰り出した。用事を思い出した次元と別れたルパンは、怪しい男達に追われている少女(ミシェル)を助けた。そして悪事を働いている父親(ガズ・キューイック大佐)からダイヤを奪い、悪事を阻止してほしいという依頼を受ける。六日後には競馬場の金、上手くすればダイヤまで手に入るかもしれない。ルパンは6日間、ミシェルの依頼を受けボディガードをする事にした。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、津嘉山正種、伊瀬茉莉也、立木文彦

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ファイヤー!

世界最大のダイヤ「女神の涙」をめぐる話。
ストーリーは全く違うものの、世界最大のダイヤという設定は「バイバイ・リバティー・危機一発!」と同じになってしまいネタ切れを感じさせましたが、今回はダイヤそのものが重要なアイテムとして、うまくストーリーに活用されていて面白かったです。
またこの作品は次元にスポットを当てていて、ルパンとの絡みもみどころのひとつ。
ラストのいけすかない敵を倒すシーンの展開は特に見ごたえがありました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

ぶろし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

明るく楽しいルパン!

ルパン3世は作品ごとに様々な魅力がありますね。
その中でも明るく楽しいルパン!
という印象でした。

なのでTVシリーズや映画化作品の中で一番好きな作品です!


物語は

ニューヨークで大きなヤマを7日後に控えるルパンファミリー。
(ルパン、次元、五エモン、不二子)

それまでの7日間は各自それぞれに過ごそうとします。

ルパンがバーボンのロックをおいしく飲もうと氷をコンビニみたいな所に

買いに行くと・・・

どういうわけか、それぞれ別々に過ごそうとしていたルパン達が、
この7日間はいつも以上に深く関わりあい、銭形も加わり、

場所も東洋、西洋を交差していく事件に巻き込まれていくという内容です。


その中でルパンと次元が対決するとどうなるか
不二子と五エ門が組んだらどうなるか

など興味深いルパンファミリーの人間関係も出ます。

そしてルパン長編の定番とも言える
ルパンにあこがれるお姫様役も登場し
当然、ルパンはその子をかっこよく守ります。


ルパン3世はいろんな作品がありますが
とにかく明るくて楽しくて笑えるルパン達に会いたい時は


これです!!!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVスペシャル第18弾(2006)

次の日曜日にお宝を盗む計画を次元に語るルパンだった・・・。
前祝のオンザ・ロックの氷を買いに出かけたルパンは、少女ミシェルを助け、ミシェルの依頼で父親の悪事を阻止を引き受ける。
次元もまた、昔の仲間と一仕事することになり、土曜日までフリータイムとすることになった。
五エ門・不二子は二人でダイヤ展示会場のダイヤを狙う。
バラバラになったルパン・ファミリーだが、ダイヤ「女神の涙」に吸い寄せられるように、次元・五エ門・不二子(・とっつあん)が集結する。
見所は、仕事上ルパンを殺さなくてはならなくなった、次元vsルパン。
華麗なる(?)五エ門・不二子の怪盗ぶり。
そして何よりも、4人そろった時の最強のコンビネーションは素晴らしい。
そして、日曜日・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

60.5 117 2006年度アニメランキング117位
かしまし ガールミーツガール(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (152)
923人が棚に入れました
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。そして、この変化はもはや修正不可能だという。
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づくのだった。
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった…。

声優・キャラクター
植田佳奈、堀江由衣、田村ゆかり、浅野真澄、小野大輔、新谷良子、藤原啓治、水谷優子

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

性転換ラブコメ

ある日、自分の性別がいきなり変わったら・・・。
なかなか興味深い設定の作品でした。

◆この作品の概要は・・・
とある事情から、主人公の男の子が宇宙人によって女の子に性転換されてしまうお話。
タイトルの「かしまし」の意味は「姦し」の字からもわかるように「女はおしゃべりで女三人集まればやかましい」という意味であるらしく、女になった主人公と幼馴染の女の子と主人公の好きな女の子の、奇妙な三角関係の百合?ラブコメです。

◆この作品の見どころは・・・
普通なら性転換されたら元に戻る事を考えてもおかしくないのですが、当の本人はその気がないのか・・・。
始めは戸惑うものの、第2話からは女の子としての仕草や、女の子の下着の付け方を教えてもらったりして、普通にこの状況を受け入れている模様。
元男の子とは思えない女の子の可愛らしさが見れます。
女となった主人公の奇妙な感覚の三角関係が楽しめました。

◆ストーリーは・・・
後半に行くほどコメディ感からドロドロ感になっていきます。
それと同時に、結局このまま女としていくのか?それとも最終的には男に戻れるのか?という先の読めない展開も楽しめました。
しかし、TV放送の最後はいただけない。

◆声優陣は・・・
大佛はずむ :植田佳奈(Fate/stay nightの遠坂凛)
来栖とまり  :田村ゆかり(ひぐらしのなく頃にの古手梨花)
神泉やす菜 :堀江由衣(Kanonの月宮あゆ)
摩利あゆき  :浅野真澄(乙女はお姉さまに恋してるの御門まりや)
曽呂明日太 :小野大輔(ハルヒの古泉一樹)

◆あのね商法・・・
この作品のTV放送最終話からこの言葉がアニメ業界に生まれました。
TV放送アニメの最終回をセルDVDにのみ収録し、DVD購入を促すやり方。
いわゆる「結末を知りたければDVDを買え」という商法です。
当然このやり方は視聴者からかなり反感を買ったらしいですけどね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

姦しくも百合百合しくもない、ふつーの恋愛もの

「女三人寄れば姦しい」と言うけれど、全体的に落ち着いた雰囲気の恋愛ストーリーです。
というわけで、タイトル詐欺である感は強い。

一番の問題点は、主人公(はずむ)が元は男であるという設定がほとんど活かされなかったところにあります。
ある日突然、自分の性別が変わってしまったことに対してあっさり受け入れてしまってるのは正直どうなんだと。
この点に関しては、敢えてはずむの葛藤を描かないことで、
周囲の戸惑いをクローズアップさせる効果を狙ってるのだと思いましたが。
実際、物語当初はその狙いが上手くハマっていたし、
性転換されたはずむを初めて見た時の、両ヒロインの対照的な反応は印象に残るものでした。
(戸惑う表情を見せるとまりと、ちょっと嬉しそうな表情のやすなの対比)

ところが、三角関係が本格化してからは、はずむが女であることの作劇上の意味を見出せなくなってしまった。
同性であるが故の葛藤とかそんなものは一切なし。男であっても十分成立してしまう物語なんですよね、これ。
話自体は悪くないんです。両ヒロインがはずむに惹かれる理由にも納得できる。
この手の話が好きなら、そこそこ楽しめるかと思います。

はずむが優柔不断な性格なのはこの手の話の宿命なんで、しょうがないっちゃしょうがない。
ある意味つらい立場にいるはずむに同情して、甘やかしてしまった両ヒロインにも責任はある。
もっとも、はずむは「女の子同士だからって甘く考えてた」という独白をするのだけど、
仮に男のままだったとしても同じ事態を引き起こすとしか思えないわけですが・・・w

結局、作者がやりたかったことって百合恋愛やキャッキャウフフではなく
あくまでオーソドックスな恋愛物であって、でも普通にやると味気ないから、スパイスとして主人公を女にしてみたと。
はずむを「萌えキャラ化」することによって、
この手の話でありがちな主人公への批判を軽減させる狙いもあったのかもしれません。

ただ前述の通り、話自体は悪くないものの三角関係物のテンプレであるため、
特異な設定を作中で活かしきれなかったこともあり、観終わった後であまり心に残るものはなかった。
本作を取り巻く話題が「あのね商法」の一件ばかりというのは、残念だけど納得できてしまいます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「かしましってどんな物語?」「えーとあのーごにょごにょ・・間違えました!」

2006年放送のテレビアニメ 全12話+1話

原作 あかほりさとる 監督 中西伸彰 構成 花田十輝 制作 スタジオ雲雀

大佛はずむ 植田佳奈 来栖とまり 田村ゆかり 神泉やす菜 堀江由衣

コミック版、アニメ版、小説版とメディア展開された物語で、
それぞれのメディア的特徴によってストーリーが大きく違う。
はっきり言って、テレビ放送前提のアニメ版は最も規制が強く描き切れていないと思う。

異星人によって強制性転換された元男性のはずむ(高校3年生ただし途中で2年生に変更かも)が、
幼馴染のとまりや同級生のやす菜との恋を描いた青春劇。

この設定の場合、当然主人公の体の変化に伴う心の重大な葛藤が描かれるはずで、
小説版ではメディアの特性上、集中してシリアスに描かれる。
コミックではTS嗜好の読者向けに可愛いはずむの苦悩が中心だが・・・
テレビアニメ版では性の葛藤は極力避けて、3人の百合描写が中心になった。

3人の少女の物語でも特にかしましいわけでも、百合シーンに萌えるわけでもない中途半端な出来のように思えてしまった。
時代性でテレビ放送の限界かなとも思いましたが、
現実はマイノリティーをターゲットにしたら売れないだろうという大人の事情のようです。
性転換されたはずむは嬉しそうで、それはそれできっちり描いたら萌えるのにと思いましたが、
主になるのはやす菜の心の傷による男性恐怖症。
これに適合するようにはずむは女になったような物語になりました。
3人の少女の気持ちを繊細に描いたことは確かなのですが、
3つのメディアを制覇しない限り理解するのは無理な作品になったと感じます。

この制作姿勢以外はいろいろ良くできた設定だと思ったので、
小説版を中心にLGBTの問題に切り込んだ問題作として作り直すのは、
やっぱり無理なのかな。

本編はwebラジオです。ニコニコで聞けます。
姉御肌の堀江由衣とキモ意地悪姉御の田村ゆかりが年下の植田佳奈をいじる展開ですが、
当時ですでにアラサーなので滅茶苦茶にはならず楽しめますね。
タイトルは堀江由衣の質問に植田佳奈が頭真っ白になった答えです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

60.5 117 2006年度アニメランキング117位
デジモンセイバーズ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (69)
483人が棚に入れました
異世界「デジタルワールド」からやってくる“デジモン”の脅威から人間界を守る、少年・大門大とパートナーのアグモン、デジモン事件に立ち向かう秘密組織「DATS」のメンバーたちの活躍を描いたテレビアニメデジモンセイバーの新シリーズ。

声優・キャラクター
保志総一朗、野島裕史、新垣結衣、松野太紀、中井和哉、ゆかな

60.5 117 2006年度アニメランキング117位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションII それぞれの剣(OVA)

2006年8月25日
★★★★☆ 3.6 (41)
319人が棚に入れました
『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を再編集した4部作の第2弾DVD。今回は主に第14話から第28話までの第2シーズン・ストーリーで構成されている。コーディネーター(遺伝子操作で生まれた新人類)を中心とするザフト軍と、ナチュラル(既存の人類)を中心とする地球連合&オーブ同盟軍との新たな戦争。その中でザフトに復隊したアスラン・ザラに、部下のシン・アスカは何かと反抗的な態度をとる。地球連合から離れて独立行動を取るアークエンジェルに戻ったキラ・ヤマトとアスランの友情も決裂。また、地球連合が極秘開発した強化人間ステラにシンは惹かれていき……。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

総集編4部作の2作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスランの視点で全体の話を4部作として製作されている。

アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
アプローチの違いでシンの心理状態も理解しやすく感じる。

序盤は再びフリーダムに乗るキラ中心だったりするので
やはり見やすい。矢継ぎ早に展開するので中盤迄は中弛み
を感じることもない。大幅カットだしね^^;

SEEDについて早期に新カットや補足が在るのも解りやすい。
デュランダルが含みの発現だったキラへの言葉が明らかに
早期から敵視していた表現など追加されてる気がする。

後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

音楽は一部何故?という変更等も感じた場所がある。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。


スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらい。

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味ではエディション
の方の序盤の流れ的にだいぶ印象が違って見易い。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱いシーンの連続で楽しく視聴することができました

ガンダムSEED DESTINY 総集編OVA 2作目。
話数的にはPhase-14から28が90分ほどにまとめられていて、カガリを式場から連れ出すシーンに始まり、インド洋の死闘、シンがステラを海から助けるシーン、ロドニアのラボ、ダーダネルス海峡戦など、見どころが詰め込まれています。
一方で、コニールのシーンはダイジェストのみで、ミリアリアがアークエンジェルに搭乗する経緯のシーンがカットされるなどが行われています。
ミーア・キャンベルも本作から登場となるのですが、登場シーンは大きく削られています。
ただし彼女の歌唱シーンについてはパワーアップしていて、ミーアたんハァハァな方向けには中々けしからん(褒め言葉)できとなっています。

また、ハイネもちゃんと登場します。
ミネルバ内でのシーンなどはカットされていますが、ハイネの名台詞「じゃあ、お前、どことなら戦いたい?」は残留していて、彼の最期も改変なしでした。
カットシーンはありますが、できるだけ多くのシーンを残そうとする努力が実を結んでおり、熱いシーンの連続で楽しく視聴することができました。良編集だと思います。
しいて言えば、いつの間にかミリアリアがアークエンジェルに乗っている点のみ気にかかりましたが、それ以外は直前にSEED DESTINYを見ていたにもかかわらず違和感が感じられず、1作目のレビューでも書きましたが、SEED DESTINYは最初から本OVA4作で済ませても問題ないというか、むしろそちらのほうがおすすめできるほどの出来だと思いました。

1作目同様作画もパワーアップしていて、新規カットも多数あります。
また、OVAシリーズでは全作品でアフレコも再録となっています。
ただ、この点については、手間がかかっている割にはあまり変わらない気がしました。
新規カットが増えたことでセリフも変更や追加が発生しているのですが、それであってもアフレコを取り直す必要まではなかったのではと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やっぱり観る人を選ぶ作品だなと感じた

総集編2作目。見返してみて思ったが、やはり前作の主人公キラの存在は余計だったかな。それゆえに今作の主人公のシンは真っ直ぐゆえに反抗的な態度とかもあったが比較的感情移入できるほうでした。

ミーアに関しては可哀想な話だったなという感じで見返すのがちょっと辛いくらい。カガリの婚約者は個人的に一番苦手で、登場するシーンは苦行に耐える感じで観るほど。

前作SEED以上にガンダム同士のバトルが白熱しており、ただ、それだけに人間関係のドロドロしているところがよりエグくなっているので相変わらず観る人を選ぶ作品かなと思いました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

60.5 117 2006年度アニメランキング117位
流星のロックマン(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (18)
165人が棚に入れました
西暦220X年。無線通信技術が発達し、あらゆる電子機器が電波によって繋がり、制御されている時代。コダマタウンに住む小学5年生星河スバルは、FMプラネットからやって来た宇宙人ウォーロックと出会う。その後FM星人がおこした事件と遭遇したスバルは、ウォーロックと合体(電波変換)し、「ロックマン」として戦いに巻き込まれて行くことになる。

声優・キャラクター
緒乃冬華、伊藤健太郎、植田佳奈、大畑伸太郎、儀武ゆう子、福圓美里、甲斐田ゆき、土田大、森訓久、木村亜希子、大西健晴、志村知幸
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流星のロックマン

父が行方不明になったショックで登校拒否になった主人公がウォーロックと出会ってロックマンとして活動していく話。

1話10分ぐらいで、主人公がロックマンになるのが4話から。
女の子が可愛い。OPとミソラ目当てで視聴。
DVD化とミソラの挿入歌のCD化とOPのフルサイズをいつか作ってほしいアニメ。

全55話 1話~47話,50話~53話OP/17話,18話,52話挿入歌「ハートウェーブ」


響ミソラ(CV:福圓美里)
{netabare}登場話
10話,11話,18話,21話,24話,25話,28話,29話,36話,37話,40話,41話,43話,45話,51話~54話
OP/18話、52話挿入歌「ハートウェーブ」

ハープ・ノート電波変換 変身モーション(25話、54話)
ミソラとスバルの対面(53話)

{/netabare}

ハープ・ノート
{netabare}登場話
10話,11話,17話,18話,21話,23話~25話,28話,29話,37話,40話,41話,43話,51話,53話~55話
OP/17話挿入歌「ハートウェーブ」

ルナとの修羅場(41話)

{/netabare}

ハープ(CV:氷上恭子)
{netabare}登場話
10話,11話,17話,18話,24話,25話,28話,29話,36話,37話,41話,51話~55話{/netabare}

双葉ツカサ(CV:甲斐田ゆき)
{netabare}登場話
OP,13話~17話,22話~24話,28話,31話,36話,48話,51話,53話,55話{/netabare}

ジェミニ・スパーク(CV:私市淳)
{netabare}登場話
OP,15話~17話,20話~23話,31話~33話,37話,50話~55話{/netabare}

白金ルナ(CV:植田佳奈)
{netabare}登場話
OP,1話~15話,18話,19話,22話~25話,32話~35話,38話~40話,45話~55話

オヒュカス・クイーン電波変換 変身モーション(25話)
ハープ・ノートとの修羅場(41話)
ロックマンの正体を知る(54話)

{/netabare}

キャンサー(CV:中村大樹)
{netabare}登場話
18話,27話,32話,33話,43話,52話,53話{/netabare}

キャンサー・バブル(CV:水田わさび)
{netabare}登場話
18話,27話~31話,34話~37話,40話,41話,43話,44話,46話~52話,54話,55話{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

60.3 121 2006年度アニメランキング121位
今日の5の2(OVA)

2006年3月24日
★★★★☆ 3.4 (145)
817人が棚に入れました
主人公の佐藤リョータは女の子のことや性的なことにはまったくと言っていいほど関心がないのだが、毎回何かしらエッチなアクシデントに巻き込まれてしまう!?
紙で切った指を乳歯の残るお口で吸われてしまう「グラグラ」。女の魅力は胸でなく鎖骨だと解くリョータの気持ちが男ならわかるであろう「サコツ」。体育倉庫に閉じ込められた男女のとんでもないアングルに大爆笑の「マケナシ」。そして「ダマシウチ」はリョータに恋してる幼なじみ小泉チカの騙し討ち!?など、とある小学校のクラスを舞台に、リョータとその周囲の男子や女子の微笑ましい日常が描かれている。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結局パンツアニメ

OVA版。
同じ原作でも、OVAとTV版では製作会社やキャストが違うという変則技。
そんなに発表された時期も違わないのに、面白い関係です。
このOVAはTVより半年ぐらい先行して発売されています。
TV版と基本的にはネタは一緒。5年生という微妙なお年頃のガキンチョ達の、子供らしい日常と子供らしくない微エッチが共存した作品です。


いきなりですが、これ、おそらく規制が厳しくなる昨今では非常に風当たりが強いとおもわれます。
TV版もエッチな要素を匂わせた作品でしたが、これはそれに輪をかけて表現が直球すぎ。
毎回、パンツやら下乳が、さながらエロ系アニメのようにお約束的に登場します。
それ自体は珍しい事ではありませんが、本作の登場人物はほぼ全員小学5年生。つまり全て児童の下着や半裸です。
・・・ダメでしょう、さすがに(^_^;


ネタそのものは、のんきなコメディ。
割と笑えるネタが多くて好きなんですが、先にTV版をみていたため、知っている内容ばかりで正直あまり楽しめませんでした。
というか、声や絵柄の違いでの困惑が大きかった。
なので、予備知識なしの状態からの視聴であれば素直に楽しめるのではないかと思います。

逆にいえば、別段TV版に比べて特筆して秀でている所があるわけではないので、TV版を見ている方は無理に見る必要もない、ともいえます。
パンツ目的なら、話は別ですが^^;

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

TV版みれば必要なしです。

TV版より前に発売されたOVA全4話。

内容がまったく同じなので、TV版を見れば充分でしょう。

制作会社や声優がTV版と違うので違う雰囲気を味わいたい方はご視聴いただければ・・・

日常系ほのぼのアニメはあんまりリアルな作画を好まないので、個人的には作画はTV版が好きです。

しかし声優はOVA版のほうが好きな人が出てて、桑島法子・能登麻美子・茅原実里と結構豪華ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ほのぼの系、でも一人の時に見てください♪

『今日の5の2』は桜場コハルさんがみなみけを書く前に手掛けた漫画原作のアニメ。ちなみに『今日の5の2』はOVA版・アニメ版と分かれています。 内容はほとんど同じで、作画が若干違うだけです。

OVA版は1~3学期+春休み、1話につき約5分の全21話で4巻分となります。

このアニメはほのぼの系でありますが、みなみけとは異なり、微エロシーンがわりと沢山含まれています。それも小学生の女子の・・・・。 つまりこのアニメは人前で見てはいけませんw 別に物凄いえっちぃシーンやにゃんにゃんするシーンがあるわけじゃないのですけど、小学生ですからね。

リョータ(主人公)は漫画と比べて男前の絵(シリアスな絵)のときの迫力がなくなって面白みがちょっと欠けた気がします。 それに彼はわりとハーレムな人であり、耳をはむはむ...いやガシガシとかじられていたり、女の子を肩車したり。はたして小5でそんなことをするのでしょうか? まぁ中学以上なら彼は確実に変態ですねw
でも、私はそんな彼が結構気に入っていたりします♪



ちなみにOVA版では、私はユウキが一番好きというか可愛いと思います~♪ 対照的にOVA版のカズミはやたらと怖いです、特に目が・・・。
漫画原作ではチカとカズミが可愛い(〃'∇'〃)ゝ

私的にはアニメ版やOVA版よりも漫画原作の方が面白いと思うので、機会があれば是非漫画の方にも目を通して見てください♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

60.3 121 2006年度アニメランキング121位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界(OVA)

2006年5月26日
★★★★☆ 3.6 (42)
321人が棚に入れました
『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を再編集した4部作の第1弾DVD。コーディネーター(遺伝子操作で生まれた新人類)が居住するプラントのザフト軍と、ナチュラル(既存の人類)を代表とする地球連合軍との戦争はようやく停戦を迎えたが、ふたつの人種の戦いそのものはまだ終わっていなかった。本作は主に、地球中立国でもあるオーブ連合首長国に亡命していた前作からの人気キャラ、アスラン・ザラと、かつて戦乱のさなかで両親と妹を失ったザフトの戦士シン・アスカ、そして前作の主人公キラ・ヤマトの視点で、第1話からおよそ第13話までの第1シーズン・ストーリーが語られていく。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直、テレビ放映版よりも見やすかったです

ガンダムSEED DESTINYのデレビ本放送の総集編作品。
SEEDは全3巻のOVAに纏められてましたが、SEED DESTINYは全4巻と1本多くなっています。
また、単純にテレビ放送を再編集したものではなく、様々な点でリファインしたものとなっています。
1巻目はテレビ版のPHASE-13まで、ラクス・クラインの暗殺未遂事件がきっかけとなりキラが再びモビルスーツに乗り込み、そしてアスランもデュランダル議長から渡されたFAITHの称号を受け取りモビルスーツに乗り込み飛び立つところまでです。

大まかに1クールの内容を90分程度にまとめたものとなっていて、過去の総集編ガンダムに比較すると無理のない編集ではなかったです。
短縮された事による違和感は0ではありませんが、そもそもわかりにくい構成となっていたこともあり、元を覚えていないとそうと気づかないレベルだと思います。
ディアッカの「グゥレイト!」やヨップ隊長の「えええ~」も健在、特にヨップ隊長はカットされやすいシーンと個人的には思っていたので、残っていて嬉しかったです。
あと、本作では個人的に好きなザムザザー登場します。だからどうというわけではないのですが、ちゃんと登場するのでザムザザーファンの諸兄も安心です。
カットされたシーンと言えば、物語序盤でシンがステラの乳をラッキースケベするシーンが無かったのが印象的。
元々の作品が回想と使いまわしのシーンが多かったためか、あまりカットされたシーンは思い出せないです。先にも述べましたが、短縮された違和感はそれほど感じなかったように思えます。

逆に追加シーンは多かったです。
追加エピソードというものはないのですが、映像が全体的にきれいになっていて、テレビ放映版はデジャヴュの連続だった使いまわしシーンがほぼなく、ところどころ新規作画で埋めていたような感じがします。
また、本OVAシリーズは、アスラン視点で語られていることとなっていて纏まりがよく、正直、テレビ放映版よりも見やすかったです。
SEED DESTINYを見るときはまじめに50話を見ずに、本OVA4作で済ませるのもありかと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

再視聴向けの総集編。忙しい人にも御薦め?全4作の第1作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスラン視点で全体の話を4部作として製作されている。

OP早々にアスラン キラ カガリが登場し、メインがシン
ではなくSEEDの続編という強調された演出が節々に感じる。
アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。
音楽は一部何故?という変更等もあった。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

シンの覚醒でもキラのMS搭乗でもなくアスランのシーンで
区切られているのは視点を意識できて良いとは感じた。

スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらいw

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味では、この序盤は
とても見易くて好印象でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

わりと好印象

テレビシリーズはリアルタイムで視聴しましたが、良くも悪くも衝撃的で人を選ぶ作品という感じ。しかも全50話と長丁場のため、総集編であるこちらのシリーズを観た方が雰囲気等を知る上で手っ取り早いかなと。

もっとも、先の方も触れておりましたが、個人的に第一話のネタシーンがカットされてたのは残念だったかな。

それでも、前作シリーズの総集編は明らかに端折った感じなのに比べて、まだ一作目ですが良い感じの印象を持っており、続編以降も楽しみです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

60.3 121 2006年度アニメランキング121位
吟遊黙示録マイネリーベ wieder(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (21)
107人が棚に入れました
ヨーロッパの一角に位置するクーヘン王国(架空の国)にある全寮制のローゼンシュトルツ学園。ここに、バルトローメーウス校長に代わり、新しくヴェルナー校長が赴任してきた。
ヴェルナー校長は、家柄が良く、優れた才能を持つ生徒がなれる「シュトラール候補生」の選出を新しくすると宣言した。家柄に捕らわれず、才能を持つものならば誰にでも「シュトラール候補生」にすると言ったことで、学園内はこれまでにない雰囲気に包まれていく。

60.2 124 2006年度アニメランキング124位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションIII 運命の業火(OVA)

2006年11月24日
★★★★☆ 3.6 (39)
314人が棚に入れました
人気TVアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』全50話の3部作総集編DVDの第3部完結編。中立国オーブは崩壊し、キラ・ヤマト(保志総一朗)やアスラン(石田彰)たちは独立部隊となって、“コーディネーター”ザフト軍と“ナチュラル”地球連合の争いを終わらせようとする。しかし、互いを滅ぼすべく激化する両陣営の戦いは熾烈を極めていく。その中で明かされるキラの出生の秘密、そしてラウ・ル・クルーゼ(関俊彦)の策略で、全人類抹殺の危機が…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「総集編」4部作の3作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスランの視点で全体の話を4部作として製作されている。

アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
アプローチの違いでシンの心理状態も理解しやすく感じる。

Ⅱでも要所でアスラン推しのイメージが濃く出ているけど
殆ど違和感を感じないのと、キラとの関係性もストレート
に解りやすくなった感じ。若干不足気味の繋ぎの映像も・・
全話視聴済みだと脳内補填で気にならないが、逆に言うと
総集編だけ視てSEEDシリーズを総合評価判断する人は先ず
居ないだろう・・っと信じたい・・なんて思う。
やはりあくまで総集編で映画ではない。

シンの苛々するシーンもアスランの視点で、こういう奴も
居た・・と思う範囲だと納得・・若干気の毒にも思う。
やはり本編はシンを過剰に演出し過ぎた気がしてならない。

後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

音楽は一部何故?という変更等も感じた場所がある。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。


スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらい。

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味ではエディション
の方の序盤の流れ的にだいぶ印象が違って見易い。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

SEED DESTINYをネット評価から忌避している方がいたらとてももったいない

SEED DESTINYの総集編OVA作品、3作目。Phase-29から42がまとめられています。
瀕死のステラを見かねたシンが無断で連合にステラの引き渡しを行うシーンから、ロゴスのジブリールを出すよう迫るザフト軍とオーブ軍の戦争「オペレーション・フューリー」までとなっています。

相変わらずすごく面白かったです。本編以上です。
ただし、14話分のアニメを90分へ短縮していることによりストーリーが飛び飛びとなっているので、それによる微妙な違和感は完全に拭い去ることはできないです。
だからといって本編を見ることをおすすめするかというとそうでもなく、今からDESTINYを見るのであれば断然総集編なのですが、本編の無駄な回想や使い回しシーンを省いた上で適切な尺がこのクオリティーで作成できれば、それがベストだと思いました。
全4巻ではなく6巻くらい欲しいところですね。

本作もロゴスを世界の真の敵とするデュランダル議長の演説シーンや、インパルスのフリーダム撃破シーンなど、見どころが詰め込まれています。
一方で、エンジェルダウン作戦のウィラード隊や、オペレーション・ラグナロクで勧告するザフト軍に回答前に戦端を開いたジブリールの卑怯なシーンが短縮されている他、宇宙に上がったラクス・クラインたちの諜報活動シーンはばっさりと省かれています。
ステラの死については優遇されていて、埋葬のシーンが追加されていたりします。この追加シーンは結構効果的で、感動しました。結局シンの行動を変えるまでは至らなかったのですが。

すごく面白かったです(2回目)。
盛り上がるシーンが多く、本編あわせれば2度めの視聴なのに、本編以上に胸が熱くなりました。
話数的にこのあたりはシンの胸くそシーンの連続だった気がするのですが、総集編だと若干マイルドに感じるのは気のせいなのか。
最後はラクスから戦う剣を受け取ったアスランがインフィニットジャスティスで飛び立つシーンで終わり、テーマ曲が流れます。
このエンディングテーマがまたすごく良かったです。SEED、SEED DESTINY曲で一番好きかも。
スペシャルエディションオリジナルなのですが、早速TSUTAYAで借りてリピートで聞いてます。

かなり燃える3巻でした。
SEED DESTINYをネット評価から忌避している方がいたらとてももったいないと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

60.1 125 2006年度アニメランキング125位
奏光のストレイン(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (100)
516人が棚に入れました
はるかな未来。人類は宇宙を舞台にユニオン(連合)とディーグ(帝国)の2つの陣営に分かれて、始まりすら定かではない永い戦争を続けていた。ユニオンは戦争はあくまで人の手によるものである事を尊んだが、ディーグは戦争をただの外交手段としか見なしておらず、合理的かつ効率的に人の手を掛けず行う事を重視していた。そんな時代に繰り広げられる一組の兄妹の物語。兄はユニオンを裏切りディーグに付き、全てを失った妹は裏切りの理由を知るため兄との再会を胸に戦い続ける。

声優・キャラクター
川澄綾子、近藤隆、野中藍、ゆかな、松来未祐、保志総一朗、谷山紀章、花井なお、阪田佳代、皆川純子、谷井あすか、麦人、中田譲治

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シリアスでハードな1クールアニメの良作。

SF美少女メカアクションアニメ。
リアルタイムで見て以来、久々に見直したところ、当時より楽しめました。

印象的にはシリアスで人死にまくりな「マジェプリ」
1話と最終話の展開は「喰霊」っぽい(最終話の演出・絵コンテが喰霊の監督だった)
亜光速におけるウラシマ効果を設定に取り入れてるところは「トップをねらえ!」
そしてコンセプトは「小公女セーラ」ということらしい。
登場人物名からしてそうだし、主人公セーラへの過激なイジメ描写もあります。

シナリオは奔放な展開が目立つけど、これといった破綻もなく良く出来ています。
展開の緩急のつけ方が上手いんですよね。1クール飽きることなく一気に見れます。

セーラは1話の出来事をきっかけに心を閉ざし、周囲から孤立するわけですが
ロッティを始めとする空間機甲科のメンバーとの触れ合いを通じて
徐々に彼らに心を許し、かけがえのない仲間となる。この過程が素晴らしい。

セーラの戦いの目的は一貫しており、セーラ個人の物語として見れば文句なし。
ですが・・・セーラとその兄ラルフの物語としては微妙っちゃ微妙。
「あの優しかった兄がどうして・・・!」
という展開なんだけど、ラルフの描写が薄いのが問題。
ラルフが豹変した理由には納得できるんだけど
かつてのセーラとの温かな思い出が足枷となるも、それでも俺は止まるわけにはいかない・・・!
みたいな、葛藤する描写が全くないので兄妹のドラマに深みが出ないんですよね。
それでもラストは兄と妹の対比という意味でよく纏まっているし、余韻も残るものになってます。


地上波での放送がなかったし、キャラデザも微妙だし
星間戦争の真っ只中にいるという設定ながら
キャラ個人のドラマに焦点を絞っているのでスケールが小じんまりしている点など
様々な事情から埋もれてしまってる作品ですが、個人的にお勧めしたい一作。

※なお声優は、メインに川澄綾子にゆかなとか・・・超絶俺得w

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終話のEDは全部見るべし。

人類が宇宙を舞台にユニオンとディーグの二つの陣営に分かれ戦争を繰り広げる中での兄妹の物語。ユニオンを裏切った兄の目的を知るために、妹が過酷な運命に身を投じる。一話目から鮮烈的なSFロボットアニメ。

どうやら登場人物名・コンセプトは「小公女」らしいのだが全然知らない・・・が主人公は結構陰湿イジメに合うので、その辺はそうなのかも知れない。
むしろ「トップをねらえ!」にかなり近いです。亜光速移動によるウラシマ効果を扱いながらも整合性を失わず上手くシナリオに絡めている点は見事だったので、その辺が見たい!って人は是非。

ストーリーは・・・一話が衝撃的すぎる。キャラがバッタバタ死んでいきます。主人公はいじめられます。兄に会いたい一心で過酷な境遇にも耐え抜いていきますが、その意志の強さがこの作品の一番の魅力かもしれません。非常にテンポ良く設定も練り込まれているのですが、コンパクトすぎて世界観の全貌が掴みきれないのは残念なところではある。あとCGによる高速戦闘も美麗でおぉ!と思ったシーンもちらほら。見ようによってはハードSFですが、超展開が売りのギアスを見るような気分でも全然いけるので、結構おすすめ出来ると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♥個人的には名作♥

2006年・SFロボットアニメーション作品。全13話。


戦争モノの様で実は・・という二重構造になってる。
※実際にはロボットがメインのアニメではない。
世界観/諸設定も亜光速云々も簡潔で矛盾が少ない。
※要点を抑えた最小限の説明しかしないので見易い。
全体的にはシリアスですが、コミカルな描写もある。

メカニックデザイン - 川原智弘・海老川兼武
可也好みで綺麗なラインと3D描写が良い感じだった。
マクロスやガンダムにも劣らないスピード感がある。
臨場感や躍動感のあるシーンが多く姿勢制御が綺麗。
※3Dに訛りのある動きも感じるけど可也動きも良い。

キャラデザは個性重視の様で微妙だけど鉄板の布陣。
キャラは亜光速云々も含め解り易く個性が際立つ。
もう少しキャラのデティールが綺麗なら良かった。
声優のもキャラのイメージとの相性が良い感じ
OP/ED音関係はとても良く世界観に浸り易いと感じた。
アングル等印象的なシーンの切出が結構好みで好き。

あらすじ
はるかな未来。人類は宇宙を舞台にユニオン(連合)と
ディーグ(帝国)の始まりすら定かではない永い戦争を
延々と続けていた。そんな時代に翻弄された人々の話。

国を裏切った兄に友人達を目前で皆殺しにされ家名も
友人もミミックもリーズナーとしての道も全て失った。

再び兄に逢い理由を問い正す為に・・経歴と名を偽り、
限界を超える訓練と敵と激烈な戦闘に明け暮れるセーラ。

そんな時セーラが出会った一体の人形”エミリィ”。

真紅のワンオフモデル・ストレイン”ラムダス”。

彼女の行く先に何があるのか・・


主力兵器

ユニオン(連合)
ストレイン※有人機動兵器。ミミックリンク者が必要。
ギャンビー※有人機動兵器。旧式の主力機。

ディーグ(帝国)
トゥモール※無人機動兵器。
ストレイン・グロワール(ラルフ・ウィーレック専用機)
※基本ディーグには有人機動兵器は存在しない。

キャスト

バジオン総合戦術学校空間機甲科の訓練生。

「セーラ・クルス」セーラ・ウィーレック(川澄綾子)
兄と一緒に戦う為、ストレインの操縦士を目指してた。
裏切った理由を知る為生きている。可成りのブラコン。

ロッティ・ゲラー(ゆかな)空間機甲科。愛称女王様。
ラルフは兄の仇で彼が戦場に出てくると見境を無くす。

ジェッシィ・アイジェス(松来未祐)やや百合萌えの少女。
普段は控えめな確りした性格だが、キレると人が変わる。

カリスフォド・ラドフリックス(保志総一朗)通称カリス。
グォール空間補給廠の出身。セーラに好意的で優しい。

ディコン・シドノック(谷山紀章)可成りのお調子者。
軟派な遊び人だが意外にもストレインの操縦技術は高い。

マーサ・シュビーパウエル(花井なお)体育会系な少女。

アーメンガァド・ヨハニッツ(阪田佳代)通称アーミィ。

ラヴィニア・リベルス(野中藍)全裸艦内1周事件を起す。

イザベラ(田中理恵)機動歩兵科の訓練生。リーダー格。

メルチセデック(皆川純子)天才的技術者。年齢不詳。
演習艦リベルタッド内でストレイン・[ラムダス]を自作。
周囲から保護兼調査する為にセーラを監視下に置いてる。

カアマイクル(谷井あすか)良くガレージに居る
年齢不詳のバジオン総合戦術学校技術工兵科の教官。

クレイヴン(麦人)バジオン総合戦術学校校長。

デュファルジュ(中田譲治)空間機甲科教官。

セディ(白鳥哲)メアリー(田中理恵)コリン(増田裕生)
グラベラ空間機甲兵科学院訓練生でセーラの親友だった。
ラルフ・ウィーレックの裏切りにより全員死亡。


ディーグ軍

ラルフ・ウィーレック(近藤隆)セーラの兄。
元ユニオン軍屈指のエースパイロットだった裏切り者。
名門ウィーレック家の当主で非常に心優しき青年だった。

エミリィ(野中藍)
グラベラの旧い研究施設内のカプセルで眠っていた少女。
セーラが大事にしているエミリィ人形と瓜二つの容姿。

メドロック(田中敦子)ディーグの軍艦クンルーン指揮官。
ラルフと彼の愛機ストレイン・【グロワール】の監視役。

バロウ(長克巳)メドロックの副官。
彼女と違いラルフの事は信用しておらず、憎悪している。


視聴回数8回くらい

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
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