2005年度に放送されたおすすめアニメ一覧 273

あにこれの全ユーザーが2005年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月07日の時点で一番の2005年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

64.4 51 2005年度アニメランキング51位
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ(アニメ映画)

2005年7月16日
★★★★☆ 3.7 (121)
828人が棚に入れました
数百年前、オルドラン城は戦争に巻き込まれる危機に瀕する。城と運命を共にすると誓う女王の元から、その城に仕える波導使いアーロンは弟子のルカリオの元へと立ち去るが、戦いが始まろうとしたまさにその時、世界のはじまりの樹に光が灯り、戦いは防がれるのだった。

現代に至り、アーロンは城を守った波導の勇者の伝説として語り継がれ、オルドラン城ではその年の勇者を決めるためのポケモンバトルの大会が催されていた。その大会へ参加したサトシは見事優勝し、優勝者にのみ握ることの許された「アーロンの杖」を手にする。すると突然杖に光が灯りアーロンの弟子であったはずのルカリオが飛び出してきたのだった。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、うえだゆうじ、KAORI、山田ふしぎ、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、岡江久美子、菊池桃子、西野亮廣、ベッキー
ネタバレ

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

サトシとピカチュウの絆を、もっと

「波動ハ我ニアリ」で有名だけど、波動はあくまで主題を膨らませる伏線の一つにすぎないなのかな...

私は「ポケモンとニンゲンの関係」「自然とニンゲンとの関係」がメインテーマかなと思いました☆
それにしても、ポケモンの映画って自然をテーマにするのが多いですね(笑)

以下、ストーリーの冒頭部分

サトシ一行がたまたま立ち寄った町で勇者アーロンを称えるバトル大会が開かれており、サトシが実力で(×偶然)優勝したところ、杖の石飾りが授けられた。奇跡的にサトシとアーロンの波動が似ていた(!?)ことにより、アーロンによって何百年も石に封印されていたルカリオが現れた!
一方で、ピカチュウはたまたま出会ったミュウの変身したポケモンと遊んでいたところ、いきなり2体のマニューラが襲ってきた。ミュウたちはテレポートで脱出し、「はじまりの樹」といういかにもヒトが入ったらヤバそうなところにピカチュウとニャースは連れていかれたとさ。

偶然すぎるでしょ(笑)

この後、サトシ一行はピカチュウを助ける(?)ために、はじまりの樹に行くんだけど、別に命が狙われてるわけでもないし、ミュウは遊び相手が欲しかっただけだし...

感じたのは、こんな偶然の重なりが起こったのって、サトシとアーロンの波動が似てたからなのかなって!
「波動」について作中でも「気」とか「オーラ」とか言ってたように、その人を表す何かだと思うけど、その人の性格や行動原理と共に、その人の運命も決めてしまうものかなって思いました。
サトシが数ある衣装の中からアーロンの変装を選んだのも関係があるかも♪

ルカリオのセリフの中で気になったものがありました。「主人」と「従属」というワードです。ふと思い出したのが、アルセウスの映画の時のニンゲンとポケモンの関係...ニンゲンの方が上でポケモンたちはその奴隷。ルカリオにとって、アーロンは裏切られた存在だったし、そもそも大昔のポケモンだから奴隷服従の考えが主流だったのかな。
一方、サトシにとってピカチュウは友達で、対等関係にあるもの。ルカリオの思いとは真逆ですね。。。実は、{netabare}映画の最後の最後にアーロンがルカリオを「我が友」と評しました。アーロンは争いを鎮めるために自分の命(波動の力)と引き換えに、大きなエネルギーを持つはじまりの樹を再生させていました。ルカリオを自分と同じ運命にさせたくないという思いから封印したのです!{/netabare}
大昔での主流の考えと逆行するアーロンの思いが、サトシのピカチュウを大切にする思いとぴったり重なっていますね☆

離ればなれになったサトシとピカチュウが懸命にお互いを探し、再開をはたせたのは、8年間一緒に過ごした時に培った絆があったからだと感激しました。

もう一つ気になったこと...本作では純粋な悪役は登場しない、、のに何で大きな問題が起こったのでしょうか?
原因は冒険家のキッドサマーズがミュウやはじまりの樹を知ろうとしたことです。彼女が自然を支配しようとしていたのかは分からないけど、純粋に分からないことを分かるようにしたかっただけなのでしょうね。
「人間が行くことのできない場所なんてどこにもない」というのが理性社会の中での共通認識なんだけど、それが発展していくと「人間と自然の間の優劣」という物心二元論や「人間は自然をコントロールできる」という普遍主義などの近代的な思考回路になっていきます。はじまりの樹は、その防御策としてニンゲンたちを追い出したのでしょうね☆

彼女がはじまりの樹をどうしたかったのか不明にしたのは、あえて理性社会の考え方のどの部分に触れても良くないということを示したかったからかな。つまり、「自然の全てを知る」ということが「知るべきではない真実」ではなくて、「知ってはならない真実」ということでしょうか。

映画のラスト、はじまりの樹の消滅から救うためにルカリオは波動の全てを使い切り、その結果、アーロンと同じ運命を辿ることとなってしまいました。だけど、ルカリオは全く後悔の思いはありません。

波動の勇者になったとともに、我が友のところに行くのだから。。。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

波導は我にあり!

あらすじ
オルランド城で、波導の勇者アーロンを称えるポケモンバトルが開催される。
優勝したサトシはアーロンの杖を手にすると杖の飾りから封印を解かれたルカリオが出現。
さらに幻のポケモンミュウが現れ、ピカチュウとニャースをどこかへ連れ去ってしまう。
サトシはピカチュウを探すためルカリオと共に、ミュウが棲むといわれる世界のはじまりの樹へ旅立つ。

ゲストキャラクター
アーロン(CV:山寺宏一)
キッド・サマーズ(CV:ベッキー)
バンクス(CV:青野武)
アイリーン(CV:菊池桃子)
ジェニー(CV:岡江久美子)

ゲストポケモン
ミュウ(CV:こおろぎさとみ)
ルカリオ(CV:浪川大輔)
レジロック(CV:宮下栄治)
レジアイス(CV:河本邦弘)
レジスチル(CV:梯篤司)
マネネ(CV:伊東みやこ)
ウソハチ(CV:梶原雄太)

OP「バトルフロンティア」
ED「はじまりのうた」



感想↓
{netabare}映画館で初めてポケモン映画を視るきっかけの作品。

主役以外の遠景の人物がCGで違和感がある。
コジロウは何処を見て踊ってたんだろうか…。
ピカチュウとワカシャモの目がいつもより大きい気がする。

ミュウの見た目が可愛いけど声が可愛くない(声優さんごめんなさい。)。一番好きなポケモン。
変身の順番:ホウオウ→ミュウ→スバメ→キモリ→マネネ→エイパム→ピカチュウ→ミュウ→ニャース→ミュウ→ピジョット

平然とついてくるウソハチ。
さすがに最後までついてくる事はなかった。ミュウの遊び相手になれて羨ましい。

レジロック、レジスチル、レジアイス登場。鳴き声がちょっと面白い。
岩の橋が壊されたあとレジロックとレジスチルどうやって追いかけてきたんだろうか。

ジュプトルがヘイガニ抱えてて移動するのが可愛い。

アーロンがサトシの前世っぽい感じがする。

最後が少し泣ける。ルカリオとアーロンが再び出会えてよかった。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

劇場版ポケットモンスター第8作。ポケモンと人間との絆に揺れる硬派なポケモン、ルカリオのお話

劇場版ポケットモンスター第8作。
2005年公開、上映時間100分。

波導伝説が語り継がれる町で、封印から解かれた"ルカリオ"と共にミュウの住む、世界のはじまりの樹へと旅をするお話。

サトシがとっても主人公らしく、ピカチュウとサトシ、ルカリオとアーロン、ポケモンと人間との絆を描いたストーリーで泣けた。やっぱりピカチュウって可愛いんだなと再認識しました。
自然の中だと人間は異質で、バイ菌っていう設定も教えがあったし、ポケモンたちが悲しむシーンはつられ泣きしました。

相変わらず知らないポケモンばかりですが、ルカリオは知ってた。義理堅くて、硬派な感じでイケメンポケモンでした。これはかっこいいってなるのも分かる。犬っぽい見た目なのも、かっこかわいいポイント高かった。
今作のミュウはイタズラ好きで可愛らしい所が前面に出てて、ポケモンたちと遊んでる様子は微笑ましくて良かった。ピカチュウがサトシに会いたくてサトシーって叫ぶのも可愛かった。ピカピカ言っててもちゃんとサトシに聞こえるから、大谷育江さんは凄い。

敵らしい敵がおらず、人間とポケモンとの友情、ポケットモンスターという作品の根本の部分を見せてもらいました。
ルカリオ、ミュウと同じくらいピカチュウが主役でしたが、かなり満足する物語でした。ほろっと泣けるのでオススメです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

64.4 51 2005年度アニメランキング51位
おねがい マイメロディ(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (69)
427人が棚に入れました
悪さが過ぎて“反省室(牢獄)”送りとなったマリーランドのいたずらコンビ・クロミとバク。ある日、ふとした事からダークパワーの結晶・黒音符を生み出す魔法道具“メロディ・ボウ”を手にした二人はメロディ・ボウの取り扱い説明書にある「悪夢魔法を使って人間から黒音符を100個集めれば何でも願いがかなう」との記述に従い、まんまと脱獄に成功し、人間界へと向う。

その現場にたまたま居合わせたマイメロディ(以下“マイメロ”)は二人を人間界に脱走させる手助けをしたと誤解されてしまう。王様から罪を許してもらう代わりに「クロミとバクを捕まえ、ダークパワーから人間の夢を守れ」と命じられたマイメロは、その意味を良く判って無いまま、人間界に遣わされた。

人間界にやってきたマイメロはその矢先にクロミの悪夢魔法をかけられた人間の少女、夢野歌(ゆめの・うた)と出会う。王様からいただいた魔法道具“メロディ・タクト”を使って歌を救ったマイメロは夢野家に居候する事となった。

声優・キャラクター
榎あづさ、加藤夏希、悠木碧、置鮎龍太郎、小清水亜美、杉本ゆう、沢城みゆき

佐藤くん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

狂気と感動の入り混じる疑女児向けアニメ

マイメロディというキャラに対する世間の味方とはどんなものだろうか、殆どの人にとってマイメロは小さい子供に人気の可愛いマスコット程度の存在だろう。

しかし本作を見ればその認識自体は変わらなくとも、前とはかなり違う印象をマイメロに持つことになるはずだ。少なくとも私はそうだった。

本作はいわゆる女児向けアニメである。小さい子供が見ることを前提として作られており、作画が美麗というわけでもなければ、緻密なストーリーがあるわけでも無い。

だが、視聴を続けるうちにこの作品に潜む狂気とギャグ、そして深い愛に気づくことが出来るだろう。メタ的視点、不条理ギャグ、ブラックジョーク…およそ女児向けに作られているとは思えないネタが随所に仕込まれ、それらがマイメロ、クロミなどの可愛らしいマスコットと歌ちゃん、柊恵一などの人間界のキャラクターによって紡がれる。

タイトルであるマイメロディの可愛さはもちろんだが、やはり本作で存在感を発揮したのは本作のために作られたアニオリキャラながら後にサンリオに逆輸入された悪役、クロミだろう。今なお人気のマスコットだが彼女の一癖も二癖もある可愛さについては是非アニメを見てほしい。

総評としては作画、ストーリーの面からは厳しい評価にならざるを得ないが、間違いなく面白く楽しいアニメと言う事が出来る。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あー 紅茶がおいしい★

マイメロのキャラにゾッコン。
これがきっかけでマイメロのぬいぐるみを買ってしまった。

嫌いなキャラがいない^^
端から端までみんな好きw
シリーズ通して全て観たくらいハマってしまいました。

いや、面白い。マジで。
子ども向けを上手く利用したご都合処理も笑って許せる。

柊先輩イケメンでとりあえず惚れるけど、次第に駆の魅力が勝る。
あの不器用さが可愛すぎ。キュンキュンした。

「お前がいなくなったら誰とケンカすればいいんだよ!」
悪役であるはずのクロミも大好き。
ずきんのドクロが同じ表情をするのがツボ。
マイメロとの関係も微笑ましい(´∀`)♪+.゚
登場キャラをみんな大切にしてるように受け取れる。

全シリーズのOPが耳に残るけど、不快じゃないw
ウサミミ仮面の歌は聞くと超元気になる。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

ごまだんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ウサミミ仮面様!!!笑いたいのなら見るべし!!!

子供向けアニメと唄いながら、なんというブラックシュール!!!
そして、なぜこんなに評価が低い。。。笑

大きなお友達も大いに笑えます。
ご安心を。

マイメロちゃんのお友達クロミちゃんが健気に訴えかけます。
見た目に反して彼女はいい子なのでは?!
マイメロこそが本当の悪では?!と思ってしまう展開。。
こんな笑い、子供にわかるんだろうか。。

そして、ヒロインうたちゃんが恋する憧れの柊様。
なぜそんな笑いに走る。。。笑
ウサミミのヒーローって。。
イケメンビームって。。
こんなに笑ったアニメは初めてです!

ぜひぜひ、クロミノートとウサミミ先輩に大いに笑ってください!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

64.4 51 2005年度アニメランキング51位
甲虫王者ムシキング~森の民の伝説~(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (28)
268人が棚に入れました
森の民の少年ポポは、平和な森に異変が起きた原因を調べるため旅立った父ペレの帰りを待ちわびていた。しかし森の異変は、ポポの母ピアまで変えてしまう。父ならば、母を助ける手がかりが分かるかもしれない。ポポは父に託されたドングリ型のペンダント「守護者の証」を胸に、父を追って旅立つ。

旅の途中、ポポが持つ「守護者の証」を狙って、森の破滅を願うアダーと手下たちが、赤い目の甲虫を操りポポを襲撃するが、そのたびに何処からともなく巨大なカブトムシ「ムシキング」が現れポポを護るのだった。

声優・キャラクター
宮原永海、宍戸留美、野島健児、TARAKO、高木渉、荘真由美、楠見尚己、五代高之、詩乃優花、チョー、木内レイコ、上別府仁資、佐藤正治

大島ロール さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

当時は半端じゃないくらいにハマッたww

森の民の少年ポポは、平和な森に異変が起きた原因を調べるため旅立った父ペレの帰りを待ちわびていた。しかし森の異変は、ポポの母ピアまで変えてしまう。父ならば、母を助ける手がかりが分かるかもしれない。ポポは父に託されたドングリ型のペンダント「守護者の証」を胸に、父を追って旅立つ。 旅の途中、ポポが持つ「守護者の証」を狙って、森の破滅を願うアダーと手下たちが、赤い目の甲虫を操りポポを襲撃するが、そのたびに何処からともなく巨大なカブトムシ「ムシキング」が現れポポを護るのだった。

この作品を見てたのはおそらく僕が小学生のときかなぁ
アニメにもハマッたけど、それ以上にカードのほうにハマッた^^
カードゲームのムシキングはほぼ毎日のように並んでは自分の番になって、後ろを待たせていることをお構いなしにずぅっとやり続けてましたww 最強のヘラクレスオオカブトのカードが何者かに盗まれたこともありました泣 まぁそれも良い思い出ですww

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

スギシン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

OPで泣ける・・・。

私が小学生のとき一大ブームを巻き起こし、その後のデータカードダスの礎を築いたゲーム、ムシキングのアニメ版です。
内容はあまり覚えていませんが、とにかくOPが感動的です。コレEDでもイケるんじゃね?位の感動レベルです。
DVDも出てるみたいなので、1度見直したいです。
OPが感動的なのだから、本編もきっといい内容に違いない・・・。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生きてこそ

最近新作が発表され、大きなお友達思考のヒロインが話題になったムシキング。
アニメを振り返れば、今でも大きなお友達に受けそうなキャラクターデザインに、心に染みる音楽、シリアスめなストーリーで、現役でも通じそうな良コンテンツでした。

特に良いのがKiroroの歌うOP『生きてこそ』

末代まで残りそうな神曲です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

64.2 54 2005年度アニメランキング54位
ふたりはプリキュア Max Heart(アニメ映画)

2005年4月16日
★★★★☆ 3.9 (27)
198人が棚に入れました
「希望の園」とその力の源であるダイヤモンドラインを魔女から守るべく、希望の園の7人の戦士たちとともにプリキュア、そしてルミナスが魔女に立ち向かう。

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、田中理恵、関智一、矢島晶子、池澤春菜

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

黄金聖衣

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:ふたりはプリキュア
未見:ふたりはプリキュア Max Heart





ミラクルライトによる応援が確立する前の映画ということもあって、"紀元前"の作品という印象です。

ブラックの表情は相変わらず豊かで最高でした。

カエル(妖精騎士団)が非常に可愛かったです。野沢雅子さんがほのかの祖母と兼役してたり、
後にハリハム・ハリーを演じる野田順子さんがいたりしました。



希望の園に行く動機がやや不純だったり、ストーリーは結構雑でしたが、そこそこ楽しむことができました。





P.S.バイト(手伝い?)を途中で抜け出したことを気にしているひかりが地味に最高でした

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

70366 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

女王の声があまりにも下手くそすぎて引いた。

終わった後で誰がやってるか調べたら工藤静香だった。たった一人の下手くそのせいで全部台無しになるとは・・・。

パラキスの山田優に匹敵するくらい下手くそすぎてやばい。

エンディング歌わせるだけにできなかったのかな。ただでさえ嫌いだったのがますます嫌いになった。

話題作りとはいえ下手くそをねじ込むのはやめろ。

「邪悪な気配がするメポ~、希望の園の女王メポ~!!」と言いたいくらい邪悪な女王だった。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

64.1 55 2005年度アニメランキング55位
撲殺天使ドクロちゃん(OVA)

2005年3月12日
★★★★☆ 3.5 (467)
2185人が棚に入れました
聖ゲルニカ学園に通う普通の中学2年生・草壁桜の机の引出しから、ある日突然現れた天使・ドクロちゃん。
しかし、未来から来たという天使のドクロちゃんには困ったクセがあった…。
桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトル名でわかっちゃう人気アニメの法則

最高っすよねー、ドクロちゃん。
良い子に見せられる要素が何ひとつとして存在しねえw
こーいうのがある限り日本は平和なんだと思います。
すばらしいです。大好きです。以上です。


●濁音の数で見る人気アニメの傾向

この『撲殺天使ドクロちゃん』もそうなのですが、
人気が出たり話題になったりする漫画やゲームには、
タイトルに濁音が含まれているなんて言われたりします。有名なネーミング法則です。
「ぼ」くさつてんし「ど」くろちゃん。

ためしに、あにこれ2013/6/23現在の
「人気アニメ総合得点ランキング」TOP20位の濁音数を見ると、以下の結果に。

0個 2作品(10%)
1個 6作品(30%)
2個 8作品(40%)
3個 4作品(20%)
4個~0作品( 0%)

※ボリュームゾーンは濁音1~2個。記事最下部に詳細データあり

上位20位中、実に90%が「最低1個の濁音」を含んでいます。


●「ン」を含む作品

また、商品名に「ン」を含むとよい、という法則も、とくにお笑い芸人のコンビ名なんかで有名です。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず。

TOP20アニメについて「ン」の有無を調べてみると、

有り 11作品(55%)
無し 9作品(45%)

となっており、だいたい半々の割合で「ン」が含まれています。

ちなみに、濁音有り、かつ、「ン」を含むもの、は以下です。

-----
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
新世紀エヴァンゲリオン
交響詩篇エウレカセブン
コードギアス 反逆のルルーシュ
Angel Beats!-エンジェルビーツ!
とある科学の超電磁砲[レールガン]
BLACK LAGOON ブラックラグーン
夏目友人帳
-----

上位20位中、なんと半分に当たる10作品が、濁音有り、かつ、「ン」を含むわけです。
すごいメンツばかりです。

これの傍証としてよく挙げられるのが、

『ドラゴンクエスト』
『機動戦士ガンダム』
『古畑任三郎』

とか、そのへん。いずれも相当な認知度を得ている作品ばかりです。
『撲殺天使ドクロちゃん』も当てはまりますがあれはもう忘れていいでしょう。


●長音符「ー」を含む

「ン」よりも、長音符「ー」が含まれているほうがよい、という人もけっこう多く、
『ドラゴンボール』『ファイナルファンタジー』なんかをよく例に挙げてきます。
これらは「ン」も同時に含んでますが。

上記10タイトルでこれ該当するのは、

-----
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
Angel Beats!-エンジェルビーツ!
とある科学の超電磁砲[レールガン]
コードギアス 反逆のルルーシュ
BLACK LAGOON ブラックラグーン
-----

の6作品。

ただ、音声学の観点から、字面の「ー」よりも、音声としての長音(長母音)が大事と考えると、
「ei」や「ou」を含む、「攻殻」「新世紀」「交響詩篇」「友人帳」なども該当し、
上記10作品すべてが条件を満たします。


これらのネーミングがなぜ好まれるかについては、
音声学や心理学などの観点から様々な説明がなされていますが、私も理屈はよくわかっていません。
ただ、こういう、数字が語る結果というのをめちゃめちゃ重要視します。
エライ人を説得する材料として、「センス」という曖昧なものよりはるかに雄弁だったりしますので。
(実際はけっこう恣意的にデータを用意しちゃうのですが)

で、特段のこだわりがない限りは、とりあえず

 1)濁音1~2個を含む
 2)「ン」を含む
 3)長音符「ー」または長音を含む

の3条件すべて満たしたタイトル名をつけたらいいんじゃないかと思うわけで。
それで売れるわけじゃないですけどね。まずは名前で損しないことが大事かと。
プロ野球の球団名とかも、12球団中11球団は、少なくとも2条件は満たしてたりします。
「広島東洋カープ」だけが唯一、1条件しか満たしていません。

たぶんこれって、何かしらサービスにネーミングしたことがある方にとっては、
何を今さら、ていうくらいの基本的な技なんですよね。

むしろ当たり前だからこそ、『かみちゅ!』とか『ちはやふる』とか、
まったく条件を無視した、「特段のこだわり」がありそうなやつが、
逆にすぱーんと心に響いたりもするんだろうなと。

ちなみに、TOP20位の中で、3条件のいずれにも該当しないアニメが、たったひとつだけあります。

それは『プラネテス』。


●「○○の××」が良い?

これもジブリ作品を中心に、打率の高いネーミングじゃないかと言われています。
「となりの~」「千と千尋の~」「進撃の~」などなど。
これに関しては、自然にそうなるならまだしも、
無理にその型にはめないほうがいいのではないかと思います。

ちなみに、あえてこれを第4の条件として考えた場合、
TOP20位の中で最高に完成されたネーミングは

『とある科学の超電磁砲』

となります。




*DATA

★「あにこれ」人気アニメ総合得点ランキングTOP20(2013/6/23現在)

順位 作品名(読み方) 濁音の数 「ン」の有無
1 ばけものがたり 2 ×
2 こうかくきどうたいすたんどあろーんこんぷれっくす 2 ○
3 しゅたいんずげーと 2 ○
4 あのひみたはなのなまえをぼくたちはまだしらない 2 ×
5 とらどら 1 ×
6 くらなどあふたーすとーりー 1 ×
7 こーどぎあすはんぎゃくのるるーしゅあーるつー 3 ○
8 しんせいきえヴぁんげりおん 2 ○
9 こうきょうしへんえうれかせぶん 1 ○
10 こーどぎあすはんぎゃくのるるーしゅ 3 ○
11 えんじぇるびーつ 2 ○
12 すずみやはるひのしょうしつ 1 ×
13 かうぼーいびばっぷ 3 ×
14 とあるかがくのれーるがん 2 ○
15 けいおん にき 0 ○
16 くらなど 1 ×
17 まほうしょうじょまどかまぎか 3 ×
18 ぷらねてす 0 ×
19 ぶらっくらぐーん 2 ○
20 なつめゆうじんちょう 1 ○

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

OPがすごく頭に残りました。ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪って何だ?


天使の設定に爆笑しました。

敏感サラリーマンも忘れられない

一回見たらお腹いっぱいではあるが


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
普通の中学2年生である草壁桜(以降、桜)の机の引き出しから突然現れた天使・ドクロちゃん。桜を想うがあまり魔法のアイテム「エスカリボルグ」で撲殺してしまい、その度に謎の擬音(魔法?)「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」によって復活させる愛と涙の血みどろ物語。


第1話 撲殺天使だよ!ドクロちゃん!/第2話 未来からの刺客だよ! ドクロちゃん!
第1話 いたって平凡な中学二年生の少年・草壁桜(くさかべ さくら)のもとに、一人の天使がやってきました。彼女の名前は「撲殺天使ドクロちゃん」!? ドクロちゃんは桜くんが大好きなあまり、ことあるたびにその手にもつ、棘付きバット「エスカリボルグ」で撲殺して…。第2話 桜くんが通う学校『聖ゲルニカ学園』にまでついてきちゃったドクロちゃん。彼女の外見(だけ)はとっても可愛いので、クラスの人気者になります。なんとも複雑な気分の桜くん。そんな彼のもとに、もうひとりの天使・サバトちゃんがやってきて…!

第3話 恋のキューピットだよ! ドクロちゃん!/第4話 ニューシネマパラダイスだよ! ドクロちゃん!
第3話 桜くんのおさなじみで、クラスのアイドル・水上静希(みなかみ しずき)ちゃんが、桜くんにお願いがあるとやってきました。静希ちゃんの友達・ちえりちゃんと桜くんの友達・宮本の仲をとりもって欲しいということです。静希ちゃんの頼みとあれば、断るわけにはいきません。でもドクロちゃんもついて来ちゃって…!? 第4話 なんと!今日は桜くんと静希ちゃんのデートの日。一緒に映画を見に行く約束をしていたのですが、ドクロちゃんが「桜くんのにおい」をたどって一緒に遊ぶはめになってしまいます。さらに、サバトちゃんや、モヒカン(変態)天使・ザンスまで映画館に現れて…!

第5話 林間学校だよ! ドクロちゃん!/第6話 肝だめしだよ! ドクロちゃん!
第5話 林間学校にやってきたゲルニカ学園の生徒たち。桜くんも山での生活をエンジョイしていたのですが、小川での自由時間では、みんなの水着姿がまぶしくて、平常心でいられません。そしてはじまる、謎のカレーパーティ!?第6話 林間学校の夜といえば、もちろん肝だめし! 桜くん&ドクロちゃんペアもおそるおそるゴールである神社を目指しますが、謎の生き物やドクロちゃんの怖い話で桜くんはびくびくしっぱなし! そんな中、静希ちゃんが山の中で迷子になってしまいます。桜くんが捜しにいったそのさきに待ち受けていたモノは…!

第7話 ザクロちゃんだよ!ドクロちゃん!/第8話 さようならだよ!ドクロちゃん!
第7話 ドクロちゃんの仕業で5時間目の体育は自習になりました。そこでおもむろに始まったのは、呪われた遊戯“ポックリさん”。嫌がる桜くんを尻目に、次々と暴かれる桜くんの深層心理!? そこに突然ドクロちゃんの妹・撲殺天使ザクロちゃんが現われて…。第8話 ザクロちゃんの持つ魔法のアイテム・殺人濡れタオル『エッケルザクス』により、拘束されたドクロちゃん(と、ついでに桜くん)は、未来の世界へ無理矢理連れ戻されそうになってしまいます。桜くんは、そこでようやく、撲殺娘に対する自分の気持ちに気付くのでした。桜くんが出した答えとはいったい!?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法の擬音で人生やり直してあげる~♪ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~ クッソワロタww

あにこれでキャッチさせて頂いている方のレビューで面白そうだと思って観てみた作品ですが、
これはかなりツボに入ってクソ笑わせて貰いました。なかなかこれくらい笑える作品ないんですよねぇ。
10年以上の前の作品で、あにこれでも当時のランキングの上位に入ってないとなると、
殆ど気に留めることもなくスルーしてしまいがちですが、あにこれやってたから出会えた作品ですね、ありがたい。

レビュー色々観てたらドクロちゃんが不快とか、これだけフザけたバカアニメに対して、
真面目なコメントしてる人が多くて、違う意味でもまた笑わせてもらいました。
たぶん自分みたいな不謹慎な人間とか、外国人なんかには大受けしそうなタイプの作品でしょうね。

☆物語☆

ちょっとエッチなドタバタ系ギャグ&コメディで、
例えて言うなら「ToLOVEる」シリーズとかなり設定とかキャラも似通っている作品ですが、
とことんギャグアニメに振ってて、何よりラッキースケベ的な展開の後に来るスプラッター&グロが特徴。
魔法少女アニメで見られるような魔法と、その後に何回も生き返る様がシュール過ぎ。
っていうかアレが無かったら、まんま「ToLOVEる」なんだよなぁ。。

恐らく現在のTVアニメだと規制の問題なんかで画面真っ黒になりそうな感じで楽しめないでしょうが、
OVAにすることで、やりたい放題やれたという感じで(当時のTV版は修正入ってるらしい)
バカ過ぎる設定と何でもありなクレイジーさはかなりのもの。
尺も1エピソードが15分くらいなので、テンポよく次々に笑えるシーンが来て飽きさせない辺りは、
同じくやりたい放題やった「デトロイト・メタル・シティ」なんかと同じですね笑

水島努監督がまさに水を得た魚のように、OP歌詞から絵コンテに脚本&演出、OVA2のED作曲に至るまで、
思う存分手腕を発揮しているなぁと実感...というか監督の殆どワンマンショーやん笑
やはりこの人はギャグやらせたら天下一品、監督の真髄を垣間見た気がします。
「SHIROBAKO」で見られたような過去の懐かしアニメからのパロディやオマージュも、
この頃からぶち込んできてたんですねぇ。

☆声優☆

ドクロちゃんの声優さんかなり良いですね、萌え系ボイスとのギャップが堪らない。
で、やっぱり全盛期の釘宮ボイスは殺傷力高過ぎ。
「ToLOVEる」シリーズでリトさん役の人が、本作では逆の立場で演じているのもなかなか興味深い。
OVAの2には「カレイドスター」でレイラを演じた大原さやかさんまで出てきて笑かしてくれました。

☆キャラ☆

萌え&ギャグ&バイオレンスの組み合わせがツボにはまって面白い。
ちょい役のキャラなんかもかなりバカで笑える。

☆作画☆

あんまり予算掛かってない感じの作品かなという印象ですね。
まぁギャグアニメのOVAなので、あんまりここを追求しても仕方ないでしょう。
それでも水島監督のキャラの動かし方はかなり面白いですよ。
如何にも萌え萌えなキャラデザからのギャップが堪らない。

☆音楽☆

OPの電波ソングが中毒性ありますわ~監督の歌詞最高。
OVA2は曲同じでキーと歌詞がちょっと変わってましたね。
OVA2のEDは絶対パタリロからパクってるはず笑


バカさと不謹慎さでは先に挙げた「デトロイト・メタル・シティ」に匹敵するかも。
バイオレンス&グロが苦手じゃなければオススメしたいですね。

あと、過去作品でこれくらいバカで笑える作品あったら、是非教えてもらいたいです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

64.1 55 2005年度アニメランキング55位
パパとKISS IN THE DARK(OVA)

2005年1月1日
★★★★☆ 3.8 (15)
110人が棚に入れました
白泉社花丸文庫の人気タイトル『パパとKISS IN THE DARK』を原作にしたOVA作品。主人公の白桜学院高校1年の宗方実良の恋人は父親にして、人気フェロモン俳優の宗方鏡介。そして、実良を狙う生徒会長の宇都宮貴之、貴之から実良を守ろうとする幼なじみの日野一樹など魅力的なかつ個性的なキャラクターが登場し、ラブラブな恋人生活は波乱含み。そんななか、貴之の義母で人気女優の宇都宮美月と鏡介との熱愛説が報道されるのだった……。実良と鏡介のラブストーリーの行方は?

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まぁ~二次元世界ですから

BLラブコメ。
出生の秘密が・・・
いつまでもアツアツ、アマアマのラブカップル。
二人の続柄は深く考えず、普通のラブコメとして楽しみましょう!
個人的BLの楽しみ方のひとつです(^^)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

64.0 57 2005年度アニメランキング57位
涼風(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (269)
1702人が棚に入れました
秋月大和15歳。
「東京に出れば・・、高校に入れば・・、何かが変わる!」そんな根拠のない期待を抱え、高校進学のため単身上京。叔母が経営する銭湯兼レディースマンションに下宿することに。
-ある日、学校で見かけた美少女に目を奪われた大和。その子が大和の隣の部屋に住む涼風と知ってびっくり!!しかもクラスまで同じになり…。平凡だったはずの大和の日常が少しずつ変わり始める…。

声優・キャラクター
三橋加奈子、中村太亮、細野佑美子、大山鎬則、細川聖可、明坂聡美、甲斐田ゆき、鈴木真仁、三浦初美、前田剛

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「勇気を出して一歩前へ…」←実践する事の難しさを教えてくれる作品です^^

この作品の原作は未読です。ずいぶん前からソースは持っていたのですが、中々視聴するきっかけがありませんでした。ですが、この作品の作者である瀬尾公治先生の「風夏」という作品がテレビアニメ化されること、そしてその「風夏」とこの作品との間に繋がりがあることを知り、今回の視聴に至りました。

この物語の主人公は、高校1年生になる秋月 大和(あきつき やまと)。
もう瀬尾先生の作品ならではと言える広島県の片田舎出身の彼は、高校入学と共に東京に上京する事にしました。
上京に特に目的があった訳ではなく、「都会に来たら何かが変わると思ったから」が理由の彼は、入学する学校のグラウンドで綺麗なフォームで高飛びをする女の子を見つけるのです。
その彼女こそ、この作品のヒロインである朝比奈 涼風(あさひな すずか)です。

こうして朝比奈に一目惚れした大和の奮闘の物語が…動いていきます。

大和と朝比奈の性格はまるで真逆(wikiより)…
精神的に幼く、稚拙な言動が目立ち、他人への配慮に欠け、優柔不断ゆえに行き当たりばったりに行動する大和と、気が強く、完璧主義者でいい加減なことが大嫌いな朝比奈…

蓋を開けてみると、どちらも若さゆえの幼さが残る二人ですが、性格は違えど唯一と言える共通点がありました。
それは「好き」という自分の気持ちの受け止め方がどちらも真っ直ぐという点です。

真っ直ぐである事は「自分の正直」という見方ができますが、一方で「頑な」であるとも見ることができます。
この唯一の共通点が悪い方向ばかりに転がってしまい、お互い空回りして反発・すれ違う回数も一度や二度ではありません。
だから時には自分の気持ちに枷を嵌めたり見ないフリをしたり…

これで振り回される周りの人は正直堪ったモノではありません。
けれど、何かを期待させる二人の人となりが、結果的に周囲を突き動かしていくんです。

突き動かされる周りの人…何かを手伝っているうちはまだ良いと思います。
でも、人の心ってそんなに単純じゃありません。
手伝っているうちに…親身になればなるほど芽生える感情…
あるところまでは自制する事ができます…
でも、一度芽生えた感情が溢れだしたら…きっと誰にも止められません。

結果的に溢れた感情を受け止めてくれる人がいてくれたら、きっと何の問題もありません。
でも…そんな事は大概なくて、思えば思うほど苦痛を伴うとても理不尽な感情にしかならない事が殆どです。
だからといって「じゃ、やーめた」といって舵を切れるほど簡単じゃありません。
だって、その人の心が自分に向いていないのが分かっているから…
何度も諦めようとして…それでも諦められないから…涙が溢れるんです。

そんな恋愛模様をとても丁寧に描いた作品だと思います。

まだ高校1年生…人から頑なと言われるほど人生の経験値は多くないのに…とも思いますが、経験値だけでは説明できない事ってたくさんあるんですね。
物語の中でこれまで背負ってきた荷物の重さとこれからの顛末は…?
ぶつかって…たくさんぶつかって…導き出された答えは…?
気になる方は本編でご確認頂けたら…と思います。

オープニングテーマは「スタートライン」
エンディングテーマは「青いフィールド」と「君のこと」
3曲ともCOACH☆さんが歌っています。

COACH☆は、この作品に登場した明坂聡美さん(藤川美穂役)、細野佑美子さん(桜井萌果役)、三浦初美さん(松本恵美役)、北浦実千枝さん(白川奈々役)、manaさん(秋月理恵役)の5人で構成された声優ユニットだそうです。

2クール全26話の作品でした。
レビューを書くためにwikiをチラ見しましたが、アニメ化されたのは原作の一部で物語はずっと先まで続いているようでした。
今度アニメ化される「風夏」も気になりますが、この物語の続きも気になります。
もうアニメ化される事は無いのでしょうか…?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

陸上の距離、恋愛の距離

私が勝手に名作認定!
素敵な作品です。


正統派ラブコメ作品。
無駄に女の子を増やすわけでなく、
高校生の純粋な恋愛模様をじっくり26話かけて描いたものです。
エロ描写もないですし、リアルな恋話が観たいってときにおすすめしたいですね。

恋愛と陸上競技を巧く噛み合わせた作品で、
青春というものをこれでもかというくらい感じさされます。
恋愛面での進展、競技面での成長。
本作の見所であり魅力ではないでしょうか。


最初は主人公の大和がヒロインの涼風に一目惚れするところから始まり、
その後の展開で大和は涼風にぞっこん。
一途に想い続けますが涼風はなかなか振り向いてくれない。
そしたら大和を想う女の子登場!?
近付いては遠ざかり、離れては近付き…。
そんなもどかしい恋愛話、妙に現実味がありました。


大和は適当で中途半端な性格。
対して涼風は完璧主義とも呼べる性格。
はじめから涼風はいい加減な性格の大和に嫌悪感があるわけです。
その二人の間の溝を埋めるものは何なのか。
それは決まってます。これしかないです。
大和の『涼風が好き』という気持ち。
果たして彼の想いに彼女はどう応えるのか、是非確かめて頂きたいものです。


陸上について。
学生時代、私も陸上やってたので不思議な懐かしさを感じました。
大会などの演出も気合い入ってて好印象です。
私が陸上をはじめた動機は不純すぎて言えませんw


OP「スタートライン」 歌ーCOACH☆
ED1「青いフィールド」 歌ーCOACH☆
ED2「君のこと」 歌ーCOACH☆

懐かしい音楽というかなんというか。
古めの曲っていう印象を受けました、特にOP。
いや、こういうのも好きです。
EDの2つはかなり良い曲だと思います。
ED2が流れると思わず泣きそうになりますね。


陸上100㍍の距離。
恋愛1㍍の距離。
近いようで遠いこの2つの距離。
陸上で苦闘し恋愛で苦悩する大和。
一方で涼風の気持ちは…。
心情描写が秀逸で素晴らしかったです。

正直、大和さん好きになれません。
言動行動は無茶苦茶ですし。
でも何故か応援したくなってしまう、そんな奴です。
二人の恋を手伝う人物、はたまた引き裂きたい人物もいて、
展開としても飽きませんでした。
大和の友達である安信、なんていい奴なんだろう。


とにもかくにも、素敵な物語でした。
ストーリー面においては文句なしです。
ラブコメとしての物語性は完璧に近いかな。
純粋な気持ちにさせてくれる作品で、
恋愛系のアニメでも個人的上位に位置しています。

これはもっと評価されるべき!
おすすめです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 36

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

感想

全26話。学園・恋愛・スポーツもの。

メインキャラ紹介。

秋月 大和(主人公):精神的に幼く、幼稚な言動が目立ち、他人への配慮に欠け、優柔不断ゆえに物事に対して中途半端な性格。

朝比奈 涼風(ヒロイン):ツンデレ娘。陸上部の走り高跳びのホープ。気が強く、完璧主義者でいい加減なことが大嫌い。とにかくツンツンしてます。

桜井 萌果:神社の神主の娘。大和に恋心を抱いている。

広島から東京にやってきた秋月大和が陸上部の練習に打ち込む朝比奈涼風を見かける。ここから物語が始まります。

まずこの作品は「めぞん一刻」を感じました。
設定がかなり似ていると思います。
精神的に幼く優純不断な主人公、三角関係の恋愛、ゆかいな寮の住人達など。

次に涼風が過去のトラウマの事で悩んでいるのも「めぞん一刻」のようでした。
この作品も二人の気持ちのすれ違い、もどかしさなどの心情描写がかなり丁寧に描かれていました。

そして、大和はそんな涼風に振り回されます。
このあたりは見所かと思います。

私はこの作品の原作を読んだのですが、原作と違い中途半端で終わって無難にまとめた感じがします。

不安定な作画や声優さんの演技などのツッコミ所はありますが、そこそこ楽しめました。

純粋な恋愛ものが観たい人向けの作品かと思います。

最後にこの作品リメイクして欲しいです。原作が結構良いんですよね。
京アニさん、カノンのようにお願いします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

64.0 57 2005年度アニメランキング57位
イリヤの空、UFOの夏(OVA)

2005年2月25日
★★★★☆ 3.5 (256)
1403人が棚に入れました
浅羽直之は園原中学校の二年生。
夏休みの間中、裏山にてUFOを探す日々を送っていたがUFOについては結局何の成果も得られなかったため、せめてもの思い出にと浅羽は学校のプールへと忍び込む。が、そこには伊里野加奈と名乗る、見慣れぬ不思議な少女がいた。状況が飲み込めないままに浅羽は伊里野と触れ合うが、すぐに伊里野の兄貴分と自称する謎の男が現れて、その夜はそれでお開きとなった。
そして翌日の始業式の日、浅羽のクラスに伊里野が転校生として編入してきた。ささいな事件がきっかけでクラスから孤立してしまった伊里野と、そんな伊里野のことが気にかかる浅羽と、伊里野の周囲に垣間見える幾つもの奇妙な謎。そんな風にして、浅羽直之のUFOの夏は、その終焉に向けて静かに動き出したのだった――。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

夏の残滓を追いかけて……。

原作ライトノベルは全4巻購読済み。

軟弱な主人公の中二少年に、過酷な運命を背負った少女のボーイミーツガール。
彼女を強大すぎる敵との戦いや、少女を囲う大人たちから守りたい、物にしたいと思ってはみるが、
少年一人では力も技術も知恵も、そもそも精神力や覚悟すらも、圧倒的に足りない……。

前世紀末から今世紀初頭かけてに確立された、いわゆるセカイ系の典型的なプロット、表現を一通り揃えた本作。
(さらには{netabare} 少女のピッチリしたパイロットスーツまで付いてくる定番ぶり{/netabare})
ここまではまだ凡庸なのですが、本作を非凡たらしめているのは、夏成分のスパイス。

……とは言っても、本作、夏を含んだタイトルでありながら、
夏休みで展開される場面は、回顧を除けば、序盤、8月最後の一日のシーンのみ。
あとはズルズルと残暑が続く二学期にて、
パワー不足、思慮不足な少年のあがき……にもなっていないような中途半端な言動に、
思わず頭を抱えてしまう場面が繰り返されます。

中二少年にはとても無理な願望。それを諦めきれない青さ。
それらが終わった夏の熱気はやがて冷めていくという必然、
それでも終わって欲しくない夏への未練とリンクして、
何とも言えない切ない感情がいつまでも心に燻り続けるのです。

原作既読組から見ると、本OVAの物足りないと思う点は心理描写。
特に主人公少年が抱く、自己制御もままならないドロドロした思春期の心情が
描き切れてないとは思います。
原作に比べて少年がいい人になってる感じがするんですよね……。
こういうシナリオは主人公がイタければイタい程、
物語がハートの奥深くまで刺さると私は思っていますので……。

一方、背景作画は、いつまでも残り火となってグズグズしている夏という、
原作の特徴を再現するのに十分な画力があり、
感情が極まった所で、過ぎ去った夏への憧憬が最大化する、
雰囲気は味わえると思います。

作中、特に、{netabare}少年が無意識に南を目指す件がいい。
彼なりに、一生懸命、合理的に考えているようで、
結局は、消えゆく夏への諦観混じりの渇望により、
南へ南へと流されて行くのが精一杯……。
それらの描写が世界が変わってしまうのも、夏が終わるのも
何人たりとも止めることはできないとの宣告となって突き付けられます。{/netabare}

自分にとって『イリヤの空~』は未だに夏を葬り去るための劇薬なのです。


最後に原作小説でとても心に残っている一節を引用してレビューを締めたいと思います。

 
 {netabare}伊里野(いりや)は夢中になっていた。砂浜を四つんばいで手探りしては花火の化石を探し回る。
本当にそこに美しい花火が見えているような顔で浅羽(あさば)の説明に聞き入り、
最後には思い切りよく海に投げ捨てる。

 それらはみな、夏の化石だった。

 夏は死につつある。

 世界は、自分たちだけを残してどこか知らない場所へと動いていく。{/netabare}


さようなら……夏。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

Mir先生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ひと夏のSF

原作は電撃文庫のラノベ。著者は秋山瑞人さん。
遅筆で有名なんですが、本作のヒットで更に遅筆になった印象。
ただあまりに目に見える動向が少ないので、どうやって食って行ってるんだと疑問にすら思う。
イリヤヒットにかこつけて、
似たような作品である「ミナミノミナミノ」を執筆するものの、刊行されたのは1巻のみ。
本当に生きてるのか? と疑問でしたが、
2012年1月に「龍盤七朝 DRAGONBUSTER02」が刊行されて、生存確認が出来た。

制作は東映アニメーション。
あの、手を抜くことが仕事の東映アニメーションだ。恐ろしい。

監督(シリーズディレクター)の伊藤尚往さんは、
2002年に東映版Kanonにてシリーズディレクターをして、歴史に残る作品を生み出した方。
それを知った一部の方は、「イリヤ死んだ」と思っていた。

しかし本作は奇跡的にも、なかなかのクオリティを維持している。
いや、東映があまり得意ではない萌えにしては、かなり頑張っている。
デジタルペイントしてます! という感じの彩色ですが、
東映アニメーションは2000年頃からデジタルに移行したので、ようやく使いこなせるようになって来た頃なのかも。

もしくは、シスプリ、ダ・カーポなどの作監で経験を積んだ志田ただしさんが、
ここで本気を出したのかも知れない。

内容としては、ラノベ全4巻をOVA6話にまとめた形なので、
無理なく綺麗に収まっている印象。
このタイトルに関しては原作を知っていたので、
頭に予備知識が入っており、よく描けているのかな、という評価になった。
5話、6話の盛り上がりも手抜きはなかった。ただ絶賛と言うよりは、安心した感じ。

公式では「SF青春ラブストーリー」とジャンル付けされている。
だけどそんなにSF色は強めではなく、不思議転校生イリヤと、ちょっぴりセカイ系の青春ストーリー。
後半の展開はジュブナイルっぽさも入っている。

この雰囲気は後に刊行される涼宮ハルヒシリーズにも近いと思う。
イリヤ1巻は2001年10月、ハルヒ1巻は2003年6月なので、「学園ものSF」の流れを作ったのはイリヤなのかも知れない。

また、イリヤの関係者である榎本の声が井上和彦さんですが、
新海誠監督の2004年公開の「雲のむこう、約束の場所」において、
軍関係者の冨澤の声が井上和彦さんで、そのキャラクターには不思議な類似点がある。
他にも「雲のむこう、約束の場所」は、全体的に雰囲気は似通っている印象。

イリヤの声優はラジオドラマでは広橋涼さんだったが、アニメ版では野中藍さんに。
個人的には広橋涼さんの方が、線が細い感じが出てよかったのかなと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

気持ち悪い原作をアニメ化しても気持ち悪さは消えない。

原作は当時話題になっていたので読みましたが、
・ラノベ特有の自分に陶酔した文章およびタイトル。
・SF的背景をわざと説明不足にすることにより奥の深い感じを出そうとしているけど結構浅い(誰でも想像できる)設定
・主人公とヒロインの性格の気持ち悪さ
・表紙イラストで、イリヤの体のラインがくっきり出過ぎ。お尻の形が丸わかりのスカートとか、あり得ない。
など、どこを取っても中途半端かつ気持ち悪い作品でした。

まあそういう時代なので仕方がないのでしょうか。
この2年後に出た涼宮ハルヒは同じように謎設定のSFラノベなのに、浅さを感じさせないどころか作者のSFに対する造詣の深さがよく分かります。

で、アニメ。
原作のイメージをほぼ忠実に再現できていたので、原作が好きな人には満足できたのではないでしょうか。

イリヤの乗っている{netabare}戦闘機が動いているのを見て、普通の戦闘機とは違うからイリヤが特別なんだなと分かるようになったのは良かったと思います。しかし、学校で激しく動いただけで鼻血ブーのイリヤが、あの戦闘機の動きでかかる重力に耐えられるとは思えません。SFというつもりで作製したのであれば、体感重力を減じさせる方法とかの説明はして欲しかったです。{/netabare}


あと、この作品を著しく残念なものにしたと感じたところは、イリヤが{netabare}逃亡先の学校で襲われかけた後。

イリヤが「何にもされてない」と強調しますが、そもそもイリヤがその「何か」という行為を知っていたことに違和感がありました。性教育とか受けてなさそうで、男の子に会っただけで好きになったりするくらい無垢なのに、そういうことは知ってるんかい!とツッコミたくなりました。

そして浅羽の対応のクズっぷりが際立っており、後で謝って済むレベルでは絶対にないですね。それなのに後からイリヤがあっさり浅羽を受け入れているところも気持ち悪いし、浅羽が好きだと告白するのも、「あ、イリヤに許してもらえてる!こりゃワンチャンありやな」と体目当てに叫んでるっぽくて絶対に無理。{/netabare}
エピローグでも、 {netabare}イリヤが戻って来ないのに満ち足りた顔をしている浅羽が本当に気持ち悪いです。すぐにアキホと付き合いそう。{/netabare}

しかし、元々が中学生向けのちょっとエッチな淡い恋愛物語だと思うので、自分も中学生の時に読んでいたら名作と思ったでしょうね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

63.9 59 2005年度アニメランキング59位
あらしのよるに(アニメ映画)

2005年12月10日
★★★★☆ 3.6 (132)
759人が棚に入れました
ある嵐の夜、1匹のヤギ(メイ)が、山小屋に避難してきた。同様に1匹のオオカミ(ガブ)も同じ山小屋に避難してきた。真っ暗な闇の中、かぜ気味で鼻の利かない2匹は、互いの正体を知らない(勘違いした)まま夜通し語り合い、意気投合する。そして「あらしのよるに」を合い言葉に、翌日再び会う約束をする。

翌日、2匹は互いの意外な正体を知ることになるが、喰う者(オオカミ)と喰われる者(ヤギ)の関係を超えて、2匹は「ひみつのともだち」となる。しかしそれは、互いの種族にとって、決して許すことのできない禁断の友情であった。ある時、ガブと逢う約束をしたメイに、友だちのヤギ・タプが心配だからと一緒についてくる。ガブにとってはメイは友だちだが、メイの友だちは美味しそうなエサである。結局、メイの友だちを脅かして逃がし、その場は事なきを得る。

しかしやがて、2匹の関係は、ヤギとオオカミのお互いの集団にバレてしまう。

声優・キャラクター
中村獅童、成宮寛貴、林家正蔵、山寺宏一、KABA.ちゃん、小林麻耶
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供向けと言い切れない面白さ

 初見でした。110分ほどの作品です。(ちょっとだけ追記)
 子供向けの作品ですが、その割にやや長いのが難点かもしれません。ペースも少しゆっくりとした感じです。小学校低学年くらいなら大丈夫かもしれませんが、園児だと110分は集中力が持たないかもしれませんね。ターゲットである幼い子への配慮は少し足りないように思えました。内容に文句はありませんけどね。

 普遍的なテーマで、かつ選んでいる言葉もシンプルなので、大人が見ると余計なことまで考えてしまうと思います。もちろんそこも魅力の一つになっています。ゆっくりとした作品や子供向け作品に抵抗がなければ、大人でも十分楽しめる作品になっていますので、幅広い年代の方に見てもらいたいですね。


ストーリー(ネタバレなし):{netabare}
 オオカミの男の子のガブと、ヒツジの男の子のメイ。二人は嵐から避難した小屋の中で、互いの正体を知らずに友達になってしまいます。後日の待ち合わせでビックリ! 捕食者と被捕食者の奇妙な友人関係が始まります。

 オオカミ仲間はガブに「メイを使ってヒツジをスパイして来い」と言い、ヒツジ仲間はメイに「ガブを使ってオオカミをスパイして来い」と言います。そんな社会に嫌気がさしたガブとメイは、二人が楽しく過ごせる新天地を目指して旅に出ることにしました。
 節々で「メイを食べたい」と思ってしまうガブ。メイに気遣って肉食をやめ、痩せ衰えていくガブ。ガブの葛藤の日々が始まります。

 新天地を目指した最後の難関、雪山越えが始まりました。猛吹雪に襲われ、二人は絶体絶命の大ピンチに陥ります。二人の行く末を悟ったメイはガブにこんな提案します。「私を食べて、私の分まで生きて」
 そして、ガブは…。
{/netabare}

 泣ける作品に仕上がっていますが、泣ければ良いというわけでもないので、少しだけ気付いたところを挙げておきます。

ざっくり:{netabare}
 絵本を意識しているのか、キャラクターは少し淡い感じで描かれています。光と影はしっかり描かれていますから、見辛いということはないはずです。

 背景は、原っぱなどののどかなシーンでは淡い線で、雪山などの緊迫したところでは強い線で描かれていたように感じました。このメリハリのある描き方には好感が持てました。
 最近の作品は、リアルな背景への追及が強すぎるような気がしています。どのシーンを見ても「同じ綺麗」ばかりが並んでいるように見えるのです。綺麗なこと自体は批判の対象ではありませんが、単一的な描き方だと表現からは乖離していくように思えます。好みの問題かもしれませんけど。

 ゆっくりした話のせいもありますが、テンポがちょっと悪く感じました。ただ、ここをあまり批判したくはないんですよね。ストーリーからも分かる通り、子供向けの割にテーマがちょっと重いんです。意図的に考える時間が取られているのかもしれません。個人的には助かる部分もありました。子供には必要な時間なのかもしれません。途中で飽きちゃうかもしれませんけど。
{/netabare}

ガブとメイ:{netabare}
 オオカミのガブの方が明らかに負担が大きいです。ただ、こればっかりはしょうがないですね。
 捕食者というのはどうしても悪者に見えてしまいます。ですから、それを打ち消すためにはより多くの負担を与え、より多くの努力をさせる必要があったのでしょう。

 で、ガブの努力というのは、その本質は「ジャンプ」にあります。
 ガブは岩から岩へのジャンプが上手くできず、オオカミ仲間からは笑われてしまうんです。一方で、後半のガブががんばるシーンでは、しっかりとジャンプをしているんですよ。ガブがジャンプをする姿には「がんばれ~!」と思わずにはいられませんでした。
 あまり露骨な伏線ではありませんが、ガブのジャンプにはじんわりしてしまいました。
{/netabare}

夜と洞窟:{netabare}
 タイトルの通り、夜は重要なシーンが目白押しでした。ただ、回数自体は多くはありませんでしたので、使うタイミングに関しては徹底していたのだと思います。
 エンディングは洞窟と絡めて非常に良いものになっていました。「夜空の満月」が「洞窟内から見た外の光」のように演出されています。
{/netabare}

 大人の視点で見ると、この先一体どうなるの?と考えてしまうところもあるかと思います。ただ、あれこれと理屈をつけるのではなく、素直な子供視点で見て欲しいかな、と個人的には思います。シンプルながらも深みのある作品でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

ちゃるか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

○ 感動

物語:
見始めたあたりでは、よくある子供向けなかんじかな、と思いましたが。
非常によくできてる!たとえるとすると、感動する長編日本昔ばなし、かな。
最後まで素直に見て良かった。

作画:
好き嫌いは別として、ほんと今風の日本昔ばなしw

声優:
きっとあなたも一度はTVで見たことがあるはずの、あの人が。という。
予備知識全くなしで見たので、えええ?これって、あの人?!
とか思うのが楽しかったです。

音楽:
違和感なし。

キャラ:
天然最強。カワイイも不器用もいいね。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
私見:
チラ見して、あー、話読めたわw
と思わずに最後まで見てみるのも吉かな、と思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一匹のオオカミと一匹のヤギの不思議な友情物語。

同名の絵本が元となった作品である。

NHKのてれび絵本という番組で知り、映画に

なっていることも知ったので視聴しました。

オオカミとヤギ、本来は食う食われるの関係で

あるはずの二匹があらしのよるに出会い、

お互いの本当の姿を知らぬまま仲良くなってしまう。

そしてお互いの正体を知ってしまうものの

秘密の友達として友情関係を結ぶ。

そうこれは種族という垣根を超えた作品であると

思います。絶対に分かり合えないことはけっしてない

通常はどんな関係を持っているのかはどうであっても

友情の力は{netabare}そんなこと全てを覆し超えて{/netabare}いく。

とってもハートフルな物語だと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

63.9 59 2005年度アニメランキング59位
キノの旅 何かをするために life goes on(アニメ映画)

2005年2月19日
★★★★☆ 3.6 (143)
625人が棚に入れました
【劇場版 キノの旅 何かをするために-life goes on.-】
キノは生まれた国を飛び出して、師匠とエルメスと一緒に森の中の小屋に住んでいた。
家事の手伝いをしながら、師匠にパースエイダーの訓練を受け、エルメスの運転の練習などをしながら、キノは平和に暮らしていた。そんなある日、川に水を汲みに行ったキノは、生まれた国で出会った青年(自分をかばって命を落とした青年)と同じコートを着た旅人を見かけ、話を聞く。そして、キノはある決心をする。――切なくも哀しい、そして衝撃的な話。

Mir先生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

もっとどうにかなると思っていたけど…

テレビアニメ版でも相当こてんぱんにやられていたけれど、
劇場版だからもっとどうにかなると思ってた。
でも、変わりませんでしたねえ。

小道具や背景はいいのに、
アニメーションが全体的にもっさりしている。

それとコンテの切り方が古すぎる。
まるで90年代前半のアニメを見ている様でした。名作劇場みたいな?
もし意図的に、作品のイメージとしてやっているのなら大間違い。
もっと違う魅せ方があったはずです。

というか監督が渡部高志さん。
ロストユニバースの監督でヤシガニ事件でその名を轟かせたお方。

『制作体制に問題があるタイトルに関わることが多い監督』
ということらしいんですが、
ブギーポップとか、真月譚月姫、打ち切りと噂されるスターシップ・オペレーターズに関わっている。
本当についてない方ですね。

近年監督をしたシャナシリーズ、緋弾のアリア、閃乱カグラは
作画や全体的なクオリティに問題はなさそうだった。
ある意味これで汚名返上したのかな?

私は正直納得出来ていない。「こうじゃない感」がずっとしている。
例えばの話なんですが、もっとジブリ風に描けば名作になっていたと思う。
キャラクターは少々ほのぼのでも、内包している話のテーマは、大人向けでシャープだったりする。
生き方や幸福論、儚さなども強く感じる。それがキノの旅。

なので、そこを引き締めるのは演出だったはずです。
そこをもう少し深く考えて欲しかったです。

オリジナルイラストを描いた黒星紅白先生の、
淡く繊細なタッチはアニメに相応しくなったのかな、と。

(と初めて見たときは思っていたけど、
シャフト制作のキノの旅劇場2作目のクオリティは高く、
やっぱりシャフトは力があるんだな、と言うところに落ち着く)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いつもどうり難解ですね

キノの旅はやっぱ独特です。
哲学的考察がいるかもwww
まぁ不思議な世界観には魅了されましたね。
ちょっぴり鬱展開もかなりよかったです。
キノのルーツみたいなものも描かれていて
観ていて興味深い内容でした。
キノの訪れる国はいつも特色があって面白いですね。
自分もこんな国を旅したいなぁ~。
あまり知られていないアニメですけど
十分、楽しめる内容になっていると思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

かみさん3号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キノは如何にして出来上がったか

テレビ放送で触れられなかった両親の処から脱出した少女が師匠と出会い、旅人キノへと成長を遂げるまでの話と、塔の国の2話構成。
クールな視線で人間への洞察を淡々と描いているところはテレビ放送のまま。謎だったキノと師匠の関係性が判って良かったです。師匠がクールすぎて格好良いです。

70点。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

63.8 61 2005年度アニメランキング61位
星界の戦旗 III(OVA)

2005年8月26日
★★★★☆ 3.7 (58)
324人が棚に入れました
「狩人」作戦終了で、戦況は一時膠着し、二人はジントの故郷にして3ヵ国連合から帝国が奪還したハイド伯国(旧:ハイド星系)へと向かうが、待っていたのはとても好意的とは言えぬ歓迎であった。一方、星界軍は未だ帝国に帰順しないハイド星系における戦略級演習を企画する。そしてついに、ジントは育ての親にして現・ハイド星系首相ティル・コリントと再会する。しかし、ティルの出した答えは…。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アニメはここで一区切り

星界シリーズ4作目。
現在アニメ化されているのは、本作で最後になります。
星界の戦旗Ⅱのその後のお話ですが、星界の戦旗Ⅲは2話しかありませんので、戦局的に大きな事件もあまりありません。
(原作ではそれなりに盛り上がったエピソードらしいですが、アニメは戦闘部分を大幅カットしたそうです)
主人公、ジントにとっては人生の大事件ですが・・・


ストーリーは、ジントの故郷にまつわる話です。
一応はアーヴ貴族という立場でありながら、決して幸福とはいえない生い立ちのジントですが、このお話でも哀しい目に合います。
基本的に穏やかな性格で、怒ったり泣いたりという感情をあまり現さない性質の彼ですが、悲惨な境遇を「仕方ないな」というような困った表情で、受け入れているように見えるのが痛々しい。
皮肉なことに、そんな試練がより一層ラフィールとの絆を深めているのですが。


あまり戦闘シーンはありませんが、星界軍の面々の粋な会話劇は健在。
部下への叱責や激励の言葉のひとつとっても、なんともまぁ、いちいち文学的でカッコイイ。
やっぱり、本作はこうでなくっちゃ!です。

シリーズのファンの方、締めくくる意味でも是非ごらんください。
前作をご覧になっていない方は「星界の紋章」から、ね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

ひごもっこす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

シリーズとしては最高

軽い恋愛話もあるけど、主題は種族間の長~い争い。

ライトノベル原作ですが、基本設定がしっかりしています。

SFものにありがちな距離を無視した通信や物理的な移動に時間がかかる設定。

かの『銀〇英〇伝〇』ですらかなり怪しいところがあるけど、このシリーズはそれが無い。


情報伝達は限られているし、亜空間(平面宇宙)を介した通信を使ったとしてもその伝達容量は非常に限られている。
しかも双方向通信ではなく電文形式の片方通信というところがマニアック。
実世界の通信も本当はこんな感じですから。


また主人公の乗艦がチート級に強い訳ではなく、単なる量産艦に乗艦、戦闘。
ま、主人公の身分が普通じゃないので、そういった意味ではチートなんですが。

明らかに玄人向けファンタジーSFです。

小説はゆっくりですがまだ執筆が続いていますが、最後まで読めるのか俺。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

星界の短編

今作は、ジントの故郷ハイド伯国と新設第1蹂躙戦隊の話となります。
全2話と短いため、ストーリーはあっさりしており、戦闘もありません。
ジントのラフィールへの思いが、ノスタルジーとともに描かれています。

ラフィールがジントにべったりなのが笑えます。
ラフィールがデレデレになりつつあります。

操縦時のエクリュアの豹変が面白いです。

今作で本シリーズは終了。
もっとみたいなあ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

63.4 62 2005年度アニメランキング62位
スピードグラファー(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (244)
1273人が棚に入れました
舞台は失われた10年の混乱から脱し、一部の富める者だけが我が世の春を謳歌する“快楽都市”と化した東京。 雑賀辰巳は、友人戸越清冶郎からセレブリティーのみが出入りできるとされる闇の社交場六本木倶楽部の潜入取材を依頼される。
潜入に成功した雑賀は、六本木倶楽部の深奥で行われる儀式の巫女、女神として崇められる謎の少女、天王洲神楽と出会う。雑賀は助けを求める神楽をつれ逃亡するが、六本木倶楽部支配人水天宮寵児が仕向ける欲望により特殊能力に目覚めた超人、ユーフォリアたちから執拗に追跡される。そして雑賀も神楽と接触したことにより、被写体の魂を吹き飛ばす写殺能力に目覚めていた。
自由を求める神楽のため、そして普通に写真を撮影する事の出来なくなってしまった自身を元に戻すため、彼らの孤独な逃避行が始まったのだった。

声優・キャラクター
高田裕司、真堂圭、本田貴子、森川智之、高島雅羅、優希比呂、津田健次郎、江川央生、広瀬正志

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

お金に対する復讐劇。主要キャラが魅力的です。

 水天宮という男のお金に対する復讐といえばいいのでしょうか。物語の中心は神楽でも雑賀でもなく、水天宮でした。

 冒頭は、ヒロインの普段の清楚さ、女神になったときの淫靡さの対比と、不遇な環境の謎で物語に引き込まれます。

 超大金持ちという存在をここまで発想豊かに描けたのは素晴らしいでしょう。女教師に金を持たせるところ、金の回収の話、一万円札のたばこ、ビルの構造等々が非常に独創的でかつ金持ちの冷酷さや人間の道徳の不確かさを上手に描いていました。

 その後、欲望を象徴したユーフォリアという能力、そしてグロテスクな性欲を満たす日本の政財界の秘密クラブなどの話が展開しながら進んでゆきます。
 ここがちょっと長いですが、ヒューマンドラマとしても、エピソードとしても、キャラたちの奇抜さも面白いです。ここで出てくるエピソードは被害者と加害者に見えて実は両方とも欲に塗れた結果となっており、テーマ性がちゃんとあります。

 キャラ造形は非常に魅力的です。それぞれの主要人物が少々極端な性格で行動やセリフは芝居じみていますが、歪んだ理由、背景が読み取れて、しかもストーリーの伏線になっているのでちゃんとヒューマンドラマになっています。

 何といっても水天宮という男が単なる悪役でなく、歪められた過去、妹の話や戦争の話などが語られます。彼にとって人の欲望というのは武器であり、それを使って最後はアンチヒーロー的な存在として、価値観を覆してくれます。

 ヒロイン神楽の未発達な肉体と大人に利用される様、そしてエロティックなシーンなどは、まあ、当時の日本のティーンの性事情などを反映していると思います。

 アニメは作画がちょっと残念な部分がありますが、妙にスタイリッシュで魅力があるんですよね。センス…なんでしょうか。キャラデザはテンプレ感もありますが、ヒロイン2人、神楽、銀座が美しいです。男だと辻堂が良かったですね。
 
 EDは前半と後半で雰囲気が違いますが、曲もいいですが非常に良い画でした。

 大人が中心になって物語が展開するアニメが少なくなる中、今見ると非常に新鮮で面白かったです。
 ただ、スマホさえあればいい時代、ミニマリストが持てはやされお金に対する執着が薄くなっている現在、本作が作成された2005年の時点で物心がついていない世代は、お金の価値観がずれすぎて理解できず共感できないかもしれません。





 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

フェチグロ?

2005年4月7日 - 9月29日TV放送。全24話。

このアニメの最大の評価ポイントはNikonF2フォトミックAS
作画では面影すら無い酷い有様ですが・・硬い・・堅牢だ・・


様々なフェティシズムに拘ったアニメ。
諸設定は笊というより破綻して細かい部分どころか
大雑把な流れで露骨に都合よく捩じ曲げられる感じ。
作画・・特に質感が酷い・・毛並みとか立体感という
様なデティールは手抜きと言ってよいほどひどい印象。

一応バルブ経済破綻?以降のパラレルな感じの現代風。
基本的には高尚なギャグ? 色んな意味でシュールな
作り?になっているような気がした。

このアニメのジャンルはハードコアサスペンスです。(wiki)
有るというが証明できなければ無いのか・・無い事を証明
出来なければ有るなのか??物語としては一応存在を証明
出来ないものを扱っているけど・・ミュータントSF的要素
が含まれているかな?程度でサスペンスという程緊張感の
有るシーンは殆ど無い・・映像などの演出が滑稽なせいで。

流れ的にはシナリオはサスペンス風に書かれている様ですが・・
サスペンスにハードコアが掛かっていると思われるけど・・
その定義が私には不明・・どんなジャンル? このアニメ
のような作品がハードコアサスペンスなの?という感じ。
ハードコアポルノ風サスペンスとも取れますが・・
フェチティシズムの描写+サスペンス・・グロかなぁ~
物語はただの恋愛絡みの憎愛劇だったりヒロイン視点だと
初恋物語風?な適当なお話ですけど・・

それにしても・・行動パターンがお粗末で破綻した描写
が多すぎて・・いちいち突っ込んでたら身が持ちません。
突っ込み損の~草臥れ損・・だと思うので・・勢いだけの
シュールなアニメで滑稽な描写を笑えた人は勝ちでOKかな。

14話のカリ城ネタは・・勘弁して・・
此れがオチで完なら やっちゃった・・で笑えたかもだけど?

折り返し以降は割りとオーソドックスな流れで普通の作品?
風変わりなバトルは相変わらずだけど・・それにしてもパロ
が可也多いですね・・使い方もタイミングもギャグですが・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

Mir先生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何故GONZOは最後まで頑張れないのか……

2005年のGONZO制作のタイトル。
しかしすぐに息切れを起こすGONZO作画は、本タイトルでもいかんなく発揮されており、
GONZOオリジナル=作画崩壊の構図を不動のものにした。

ストーリーもなかなかで、キャラクターも魅力があり、音楽もセンスが光る。
しかし作画崩壊……もったいないとしか言いようがない。

元々大人向けアニメとして作られ、OPもデュランデュランを使ったりしていて、
当時で考えて30代の男性をターゲットにしているのが分かる。
だとしたら、あとは徹底したクオリティの管理をしていき、
何年経っても記憶に残るタイトルにしないといけなかった。
結果「なんだかなあ」で終わってしまった。

これはセールス面においてもそうで、
通して150位以下、300位圏外ばかりになってしまった。
これでは投資ファンドをバックに付けていても経営は傾く。

ゴンゾは2009年に、経営不振を改善すべく、持株会社のGDHに吸収合併された。
これによって92年から続いていた制作スタジオゴンゾは事実上消滅したことになる。
いまの株式会社ゴンゾは、GDHが社名変更してブランド名を残しているに過ぎない。
当時はショッキングなニュースだった。

で、内容の方だけど、いわゆる超能力もの。
そしてマニア向け、登場人物は変態ばかりが出てきます。
可愛い変態じゃなく、金と欲にまみれた……的なものが多い。
ちょいグロ、ちょいエロ。血の描写もしっかり描かれています。
後半の物語の転換の仕方は面白かった。

第1話は、変態の役が上手すぎる子安さんが声を当てています。

EDテーマを歌うのは湯川潮音さん。
邦画「リンダリンダリンダ」にも出演していて、ステージ上で風来坊を歌っていた方です。

キャラクターデザインは本当に優れている。コザキユースケさん。
天王洲神楽、可愛い。

今の時代、旧作のBD化も頻繁に行われているが、このタイトルは難しそう。
やるなら作画を見直してからして欲しいところです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

63.4 62 2005年度アニメランキング62位
ワンピース映画 オマツリ男爵と秘密の島(アニメ映画)

2005年3月5日
★★★★☆ 3.6 (129)
674人が棚に入れました
「オマツリ島」への永久指針と地図を拾ったルフィ一行は、パラダイスだというその島を訪れる。島の当主と名乗るオマツリ男爵により数々の不条理な試練を受けさせられ、最初は楽しんでいたものの、仲間達が試練での苛立ちでどんどん不協和音を鳴らし、仲間割れを起こしてしまう。そんな中、チョッパーとロビンは島の不自然さを感じ始めていた。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、大塚明夫、草尾毅、青野武、池松壮亮、綾小路翔

風紀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ワンピースっぽくない

最高です。
実はワンピースあまり知らないんですが、この作品はとっつきやすかったです。

まずキャラデザがいつもとちがう!
CMを見たときの第一印象がそれでした。
なんかみんなすっきりしてて見やすい絵だなって思いました。

映画を見終わった時の衝撃は半端なかったですよ。
最初はみんなでわんちゃかと騒いでいたのに、
だんだん雲行きが怪しくなって最終的にはホラー鬱アニメになってました。
最後の戦うシーンは正直私でさえ怖かったので、子供にはトラウマレベルかと。
ちょっとぞくってします。

でも、作画がいい!
細田監督だけあってアニメの長所をバンバンいかしてました。
独特な会話のテンポもいいし、演出も最高!
久々にアニメらしいアニメを見た感じがしました。
りょーちもが参加してたのもうれしかったですし。
正直、いつもは原作に押されてる感じがあったのでワンピで良作画を見れたのは嬉しかったです。
みんなかっこいい!

が、ワンピぽくない。
ストーリーがダメってわけではないけどなんか違う。
普段は旅先で誰かとあって悪者をやっつけるみたいな流れですけど、
どこかが違うんですよね。
いや、オリキャラは登場してるんですよ。
悪者もちゃんとやっつけてるし。
けど、なんか雰囲気が違います。

きっと、人情話がないからかなーって個人的には思います。
仲間の絆で感動するシーンがなくて、
むしろ、気兼ねなく付き合える友達に対する友情がメインだった感じでした。
「仲間」じゃなくて「友達」。
あまり重苦しくなくラフな感じがこの差異を生んでいるんでしょう。
感動を期待してる人にはおすすめできません。
むしろ、ハラハラドキドキのアクションが好きな人は見るべき。
ワンピのことをあまり知らなくても十分面白いです。
ていうか、面白かったです。


ふつうに良作です。
ワンピによくもこれだけ細田監督らしさを引き出せたなって思います。
ちょっと怖いけど。
「サマーウォーズ」のバトルシーンと「時をかける少女」のクライマックスをさらに強烈にした感じです。

大人が見ても楽しい。
でも、キャラがいつもと違うのでファンにはあまり好評じゃないみたいですね、

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いつもと違うワンピース

序盤はいつも通りでした。船上で楽しく過ごし、島に上陸後も最初は楽しく遊んでいます。ですが後半がいつもと違いました。結構怖い。雰囲気が不気味になり、絶望感が凄いです。僕はそういう話も大好きですが、いつものワンピースを楽しみにしてる人は少し違うかもしれません。
他にいつもと違う点としてはチョッパーが活躍していたところですかね。いつものワンピースの映画だとどうしてもルフィ、ゾロ、サンジが主に活躍して終わりですが、チョッパーメインの話以外でゾロとサンジと同じくらいチョッパーが活躍することは珍しいと思います。基本的に怖がりなチョッパーが怒り敵に向かって行くシーンは割と好きなんですよね。結構カッコよかったですよ。
僕は好きな話でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ワンピらしさがない

なんと細田監督作品です。

それだけに画がよく、それだけにワンピらしさがなくて
結果、つまらなかったです。

物語は、オマツリ島でゲームに勝って楽しいことをしよう!みたいな感じ。
そしてゲームをしていくうちにみんながバラバラになっていってしまう。


でもこのバラバラになる過程がすごく不自然。
そんな事ではそうはならないよ、とつっこみたい。
それ以前に会話に使われる言葉もなんか違うような気がします。

ワンピースにないようなことばかりで
最初から最後まで違和感に包まれてスッキリとしない映画でした。

男爵の肩にいるリリーは可愛かったですb

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

63.4 62 2005年度アニメランキング62位
ツバサクロニクル 鳥カゴの国の姫君(アニメ映画)

2005年8月20日
★★★★☆ 3.7 (55)
455人が棚に入れました
CLAMP原作アニメの映画化。
玖楼(クロウ)国に住む考古学者を志す少年小狼(シャオラン)と、その国の姫サクラは幼なじみ。ふたりは互いにひかれあっているが、どちらもその思いを口にできずにいる。
ある夜サクラは、彼女の持つ力を手に入れようとする飛王・リードの陰謀によって、記憶を失い、その記憶は無数の羽根と化して異世界へと飛び散ってしまう。
記憶を失くしてしまったサクラを救うため、小狼(シャオラン)は、次元の魔女・侑子のもとを訪れる。そこで救う方法を教わるのだが、その唯一の方法とは、異世界に飛び散ってしまったサクラの記憶の羽根を集めるというものだった。果たして、無事にサクラの記憶は取り戻せるのか…。

声優・キャラクター
入野自由、牧野由依、稲田徹、浪川大輔、菊地美香

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心の闇と光♪

ツバサシリーズの劇場版。
2005年8月・TV版1期の中盤に当たる時期に公開された。

オープニングから次元の魔女侑子(xxxHOLiC)が出演。
如何にもCLAMP繋がりなシリーズらしいスタートかな。

一応このシリーズを知らない人でも解る様に、最大の
ポイントである、サクラの羽を全て集めて記憶が全て
戻っても、小狼との関係性だけは思い出せない・・
それでも小狼はサクラの為に健気に一途に頑張る道を
選んだという旅の根源から描いています。

序盤から登場人物の善悪などが明確で解り易い内容。
大人も一緒に視れる子供向けなので、これだけ観ても
十分楽しめる感じ。

サクラの羽を探す旅の途中で訪れた「鳥カゴの国」
其処で住む者は皆、鳥をパートナーとして暮らしてた。

王の陰謀により、市民の鳥を奪われ、弾圧されて森に
隠れていたが・・

王は自身の企みの為に知世姫の能力を利用と拉致する。
知世姫を助ける為、村人と共に小狼達が立ち向かう♪


小狼(入野自由)
真面目な努力家で、一度決めた事は決して諦めない。
サクラの幼馴染であり、大好きな彼女の為に羽を探す
旅を続けている。

サクラ(牧野由依)
天真爛漫な性格で、心優しい美少女。運動神経は少し。
玖楼国の姫。リードの陰謀で記憶が異世界に飛び散る。

黒鋼
立ち向かう者・守ると決めた者を奪う者には容赦ない。
戦国時代の日本国?で最強と謳われる忍者。剣豪。

ファイ浪川大輔
雪深き国・セレス国の強大な魔力の持つ魔術師。
優しく気配り上手な性格で飄々と力が抜けた雰囲気。

モコナ菊地美香
白いモコナ。一行が侑子から授かった謎の生命体。


知世姫(坂本真綾)鳥カゴの国の姫。
王に自分の声と、自らが連れる「鳥雷飜」を封印された。

コルリ(津村まこと)知世姫をかくまう村の少年。
ココルリを連れている。

親衛隊長(三宅健太)
知世姫を助けるため、王の護衛となり機会を伺っていた。

王(中田譲治)知世姫の叔父。
鳥カゴの国を永久に閉じようと企む。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

わるいやつをやっつけて、おひめさまをたすけてよ!

お話は映画オリジナルストーリーで単純明快な王道ものです。
まあ敵してることはいまいちピンときませんでしたが。
作中ではキャラクターの良さがふんだんに使われ、
小狼とサクラのドキッなシーンまで入れてくれてあります。
映像もとても綺麗で迫力がありました。

ツバサクロニクルが好きなら楽しめると作品です。
好きじゃないとあんま面白くないかもw あははw

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旅の途中のお話

見てからだいぶたつので、記憶があいまい。

しかし、ひとつの物語として見るには良いと思います。

ツバサクロニクルみて興味を持った方にお勧めです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

63.4 62 2005年度アニメランキング62位
劇場版テニスの王子様 跡部からの贈り物 〜君に捧げるテニプリ祭り〜(アニメ映画)

2005年6月29日
★★★★☆ 3.7 (58)
328人が棚に入れました
中学テニス界振興の為、氷帝学園中等部・テニス部のカリスマ部長・跡部景吾が開催した1日限定の“スーパーテニスフェスティバル 第一回 中学校テニスの祭典"。屋台あり、舞台あり、クイズ大会にライヴ、そして学校対抗の団体戦……と、会場は大盛り上がり。だが、この祭典開催にあたっては、ある別の目的があったのだ。それは、姉の結婚で淋しい想いをしている部員・樺地の気分を晴らす、彼の誕生日祝い。果たして、跡部の気持ちは樺地に届くも、実はその日は樺地の誕生日ではなかったのである。
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

跡部様様

『二人のサムライ』と同時上映、まあ番外編みたいな。

跡部が他の中学も集めて盛大なお祭りをやるというもの、学園祭みたいな出店もある。

個人的にはカップルのやつで優紀ちゃんに喋って欲しかった。

一応アニメよりの作品なのでアニメオリジナルの城西湘南も出てくる、そして観客の中にアメリカ選抜や河村のすし屋を手伝ったげんさんなどゲストキャラ総出となっている。

{netabare} 全ては樺地のための跡部の余興だった。 後、跡部財閥すごすぎんwwwwwwww{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

氷帝の番外編みたい。

跡部が各校のテニス部を集めて
大規模な学園祭風のパーティーを開くっていうお話。

コメディーだね
跡部が樺地に送ったパーティーで
他の各校はお・ま・け。
リョーマも中盤に水中騎馬戦?的なのに
参加した部分しか出てなかったね。笑
他のサブキャラの方が出てた気がしたよ

面白いとはいえ、無くてもいいお話でした。笑
これを30分やるなら一緒にやった
二人のサムライのほうを1本にして
もうちょっと濃い内容にしてほしかったな。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2
ネタバレ

1061000you さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

跡部のセレブアピール作品

内容はありません。
みんな楽しそうだからイイか・・・くらい。

{netabare}樺地のあまりの尽くしっぷりに、
時々「それでいいのか?!」と思っていたのですが、
まあ、こんな跡部だからか・・・と納得できるような物語。

もちろん、オチはある訳ですが。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

63.3 66 2005年度アニメランキング66位
フタコイ オルタナティブ(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (152)
1038人が棚に入れました
都心から電車で15分の小都市=二子魂川市。そこで小さな探偵事務所を営む『双葉恋太郎』と、その押しかけ助手である『白鐘姉妹』。とある秋の季節、彼らが送った平凡で、そして平凡だからこそほんのりとしあわせだった毎日。
双葉恋太郎は桜月組に拉致されていた。組長の大切なインコをあずかっていた恋太郎はインコをネコに食べられてしまうという失態を犯してしまったからだ。その頃、双樹は夕飯の買出しをし、沙羅は助けを求めて事務所にやって来た金を連れてマフィアから逃げ回っていた。責任を取るべく賭けボクシングの試合に無理やり出場させられてしまう恋太郎だが、予想を裏切り相手をノックアウトしてしまう。怒った桜月親分は、恋太郎拳銃で撃とうとするが・・・

声優・キャラクター
水橋かおり、門脇舞以、関智一、堀江由衣、小清水亜美、伊月ゆい、綱掛裕美、長谷川静香、長谷優里奈、吉住梢、桑谷夏子、たかはし智秋、三五美奈子
ネタバレ

lEFUg59761 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『読書家』にお勧めしたい、愛のある哲学作品

原作は双子のヒロインばかりがでてくるギャルゲー「双恋」。
主人公が学校生活を送る中、双子のヒロイン達と出会い愛を深めると言う、いかにもな作品です。
そんな単なるギャルゲーが何を思ったのか、ヒロインの「容姿と声」だけをそのままに設定を一新したのが、この「フタコイ オルタナティブ」です。
主人公はオリジナル、ヒロイン達の性格は崩壊、というか設定そのものが別物、
物語の舞台も、ただの駄洒落で決めたであろう「二子玉川("ふたこ"たまがわ)」。
発表された当時はバッシングの嵐だったのを良く覚えています。
放送終了後もぶっとんだ脚本に批判が集中し、あまり良作扱いをされておりません。
ですが、個人的には名だたる作品にも引けを取らない、不朽の名作であると思います。
以下、その理由を項目ごとに解説していきます。

■物語……5.0
この作品が「駄作」と言われている最大の理由、それが物語の脚本がぶっとんでいる、という点です。
ネタバレをしないよう何かに例えるならば、
「ドラえもんの世界に突然プレデターが出現し、それを静香ちゃんの応援によって超常的な力に覚醒したのび太が、ワンパンマンのごとく一撃で打ち倒す」
というストーリーです。意味が分からないですね。
ですが、実はこの荒唐無稽なストーリーからは深いテーマが読みとれ、それに気付けるかどうかが肝になってきます。
先ほどの例えで言うならば、プレデターは「のび太のコンプレックス」を、静香ちゃんの応援は「価値観を共にしてくれる存在」を、超常的な力は「社会からの解放」を意味しています。
{netabare}
見終わった方向けに説明すると、こんな感じです。
突然現れたイカ=一般社会の常識や価値観の象徴
2人を選んだ結末=エロス(性愛)を超える真の愛
巨大なイカ=社会から外れる者を修正する最後の砦である世間の目
アクロバット=世間から解放された身軽さ
探偵キック=自己の価値観を肯定する強い力
{/netabare}
つまりは、「自己を開放して価値観を共有することの大切さ」を描いたストーリーと言えるのです。
大事なのは、それを制作側が意図しているかどうかではありません。
その思考に至れるだけの素材であるということが、大切なのです。
深読みであることは百も承知ですが、哲学するに値する脚本であることは確かであり、それは間違いなく名作の物であると言えるでしょう。

■作画……4.0
作画を担当しているのは、今やFateシリーズでお馴染みのufotable。
当時はまだテイルズ作品等でしか見かけない名前で、無名のスタジオでした。
しかし、この時からその美麗さはすでに存在しており、止め絵も崩し絵も視聴意欲をグングン煽ってくれます。
ufotableとしては初めてシナリオから携わった半オリジナル作品とも言え、当時のスタッフがかける情熱が直接伝わってくる作画です。

■声優……4.5
コミカルなシーンが多い本作ですが実力派の声優さんが揃っており、テンポ感を一切損ねない演技は素晴らしいです。
特に、主演の関智一さんの演技は、それはもう尋常ではありません。
陽気でお調子者でコンプレックス持ちの面倒くさい青年を、見事に快演しています。
特に、主人公が困難の末に出した結論をモノクロで独白するシーンは、スッと心の中に入ってくるかのようなネイティブさがあります。
私は、この作品の『双葉恋太郎』というキャラクターは、数多くのキャラを演じている関智一さんの中でも、最高峰の演技が見られるキャラクターだと思います。

■音楽……4.5
テーマ音楽が本当に秀逸です。
暖かく、幸せで、どこか切ないメロディー。
それはこの作品全体の雰囲気を大きく作り出す重要な要素で、様々な場面でいい仕事をしてくれます。
他にも、音楽の演出がテレビ的というよりは映画的な使われ方をしているのも珍しい部分でしょう。
演出家や作曲者のこだわりが見られる、いいサウンドトラックだと思います。

■キャラ……3.5
元々がギャルゲーなので、味付けは濃い部類です。つまりは萌え萌えしてます。
そこが受け入れられるかどうかで、評価も変わってくるでしょう。
キャラクター像自体はありふれたものですが、分かりやすいのはいい事です。
ただし、主役級である3人だけが、難解で奥深いキャラ設定をなされており、その温度差が理解しにくい一面を作ってしまっているのは否めません。
バランスの難しい作品であることが、キャラクターからも伺えます。

台詞回しや動作の間、音響効果の使い方や明暗の切り替わりまで、至る所に細工が施されている本作。
基本はノスタルジックに、時にコミカル、時にシリアス、色々な一面を見せてくれるこの作品は、見ていて飽きを感じさせません。
個人的には、様々な作品の価値観やテーマを知っている『読書家』タイプの人なら、凝り固まらずに受け止められるのではと思います。
表面だけを見るのではなく、そこをかき分けて中身をじっくりと観察する。
その大切さを教えてくれるアニメです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

三人でいたいーー。

双恋の第二作目にあたる作品。
キャラは前作を引き継ぐ形となっていますが、
その立ち位置やその他の大部分の設定が一新されており、全くの別物とみて間違いないでしょう。
制作会社もテレコム・アニメーションフィルムからFateシリーズでおなじみのufotableに変わり、
なぜユーフォなのか納得できる内容になっていたと思います。


さて、ではその内容についてです。
この作品を観る前の前提条件として、
私は前作をあまり楽しめなかったことがあります。
すなわち期待値はかなり下降してました。
しかし、いざ蓋を開けてみればあらびっくり。

面白ェェェ!うっうっ。。

ブッ飛んだ世界観が心を踊らせる・・
脈絡のなさそうな展開や荒唐無稽で意味不明にみえる敵など、
普通ではゲンナリしそうな内容ですが、
この作品はそれを勢いと熱さと可愛さとそれだけでは語れない何かで、魅力的に仕上がっていました。
笑いあり涙ありの心に響く作品です。
(※評価点よりお気に入り。)



物語はとある経緯から探偵事務所の2代目となった主人公と一組の双子をメインに進みます。

その双子とは、前作においてサブ的な立ち位置だった白鐘姉妹(双樹&沙羅)。
この双子を主役に据えたこと。
その他の双子の出演が抑えられたこと。
これが個人的には評価したいポイントです。
白鐘姉妹にスポットが集中してるおかげでより魅力的な個性を覗くことが出来ました。
これですよこれ!私の求めていたものは。
双子の良さを上手く引き出してくれてます。
二人ともかぁいいよぉ~お持ち帰りィ~!


それと、前作より表情が豊かになりました。
顔も体もよく動く。
ここはユーフォの力ですかね?
ピョコピョコ動く双樹ちゃんたちを輝かせるロングスカートな制服も可愛らしい。

双樹ちゃんも沙羅ちゃんも主人公くんも面白可愛かった。
三人の日常会話が笑える萌えるで最高。
一見の価値アリです。
そうそう、主人公くんはけっこういいキャラしてて好きですね。


他の双子ちゃんもちょいキャラとしておまけ程度の登場でしたが、
彼女らも双樹ちゃんたちと比べて短い出演のなか、
存在感を示ししっかりと爪痕を残してくれました。
面白かったです。



OP「New World」 歌-ベ・ユミ
ED「ぼくらの時間」 歌-eufonius

OPの疾走感の凄さよ。
映像もよく動くしブッ飛んでるしw
これで心を掴まれたといっても過言ではない出来映え。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



白鐘姉妹の声優強くね?
双樹ちゃん役を務めるのはイリヤなどで知られる門脇さん、そして沙羅ちゃん役がマミさんで有名な水橋さん。
元々、門脇さんは大好きなのですが水橋さんの演技が沙羅ちゃんにハマりすぎててヤバいです。
ほんと二人とも可愛い。


それと、舞台となる二子魂川は二子玉川がモデルのようですが、
二子玉川にはたまに行くのでここも何となく嬉しいポイントです。


物語の中身についてはほとんど触れずにごめんなさい。
でもこれは知らずに観たほうが良いのでは?と思ったためであり、
怠惰が招いた結果ではないことをご理解くださいましヽ(´ー` )ノ(ドキドキ・・)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

奈悠 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定演出がむちゃくちゃだよ?!だがそれがいい!!

全13話。最初からなんだこれは!?ってのが最初の印象。

しかし、しっかりとしたストーリーがその過剰な設定などでも十分生きてます。
何も考えずに本編楽しめばいいよ。いや本気で。

中盤あたりでどうしてこんな生活を送っているか回想シーン含め見応えあります。
沙羅&双樹との出会いのきっかけ。「私達を探してください」

終盤も本気だったのかこの設定って・・・。
だがそれがいい!!って本気で言えるような内容でした。

演出は細かな心理描写も含めかなり見応えがあります。
男らしく成長していく恋太郎もいいですね。

ドタバタラブコメっぽい始まりだったけど、ちょっと変わった3人のお話。
愛の物語を感じてください。

私的に“もっと評価されるべき”と思える作品です。


こんなお話
“――3人でいたい――”

原作はメディアワークス電撃G's magazineにて連載中の双恋。
双恋のプロジェクトとして同じ原作を2つの制作会社が全く違ったアプローチで作るとどうなるか?
という「双恋」ならではの企画で進んでいた作品です。2004年10月よりテレビ東京系にてO.Aしていた老舗の制作会社テレコム・アニメーションフィルムの「双恋」に対し、「フタコイ オルタナティブ」は新進気鋭の制作会社ユーフォーテーブル(ufotable)が担当!
「主人公と双子の3人が一緒にいることが、主人公視点による“嬉しい”じゃなく、視聴者視点で、それが彼等3人にとっていちばんの幸せであるように観てもらうためにはどうすればいいのか?と、ひたすら考え抜いて作っています。」
銭湯へ行ったとか、帰り道に肩を並べて歩いたとか。本当に日常の些細な幸せ・・・
フタコイが描くのはそんな幸せです。
(公式より引用)


OP「New World」 ベ・ユミ(1st Single)
ED「ぼくらの時間」 eufonius(上記Singleのc/w)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

63.1 67 2005年度アニメランキング67位
Paradise Kiss パラダイスキス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (120)
740人が棚に入れました
進学校に通う、早坂紫は、ある日学園祭のショーのモデルを探していた矢沢芸術学院の生徒に声をかけられる。当初は彼らに対して偏見を抱いていたが、一緒に行動していく内に、自らも受験勉強以外に生き甲斐を見いだしていく。そして次第にジョージに惹かれていく。紫とその仲間が繰り広げる、恋愛青春ストーリー。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

夢を実現させようとするエネルギー

原作は随分前に読んで、実写映画版の後にアニメ版を視聴。

進学校である私立高校に通う優等生 早坂紫は
原宿で服飾学校の生徒から声をかけられたのをきっかけに、
新たな出会いが続々と重なり、生活が一変、
やがてはプロのモデルを目指していくことになる主人公。

デザイナーの卵たち、成績優秀な同級生の目指す夢。
プロとして活躍しているデザイナーでさえも、まだまだ先の目標がある・・
彼らからの刺激は大きく、紫にとって、偏見の目で見ていたはずの世界は、
自分の夢を実現させる世界へとなっていく・・というお話。

まじめで冷たい雰囲気のお嬢さんだった紫が、
デザイナーの卵の1人であるジョージと出逢って、
どんどん変貌していくあたりが見処かも。
また、彼らと繋がっている仲間達の友情や恋愛、葛藤など、
当時の青山、原宿界隈を背景としてリアルに描かれ
おしゃれなインテリアやファッションも、観ていて楽しかった。

業界的には傍から見ると、すごく派手に見える世界で、
ジョージの生活はすでに、かなり成功したプロの暮らしぶりだが、
その理由もちゃんと描かれ、ただの夢物語になっていないところは好感持てた。
登場する人物によっては、アパートでの地味な生活ぶりなんかも描かれ
観る人次第ではかなり共感を呼ぶのではないだろうか。

また、世界は違っても目指す夢がある限り、みんなそのあたりは同じだなと。
そして最終的には甘い恋に溺れることなく、
シビアな視点で前に進んで行こうとする彼らを応援したくなる。

ちなみに、主人公 紫の声をモデルの山田優さんが演じていて、
そんな部分でも当時話題になったのだが、
多少聞きづらさはあったものの、紫の性格には合ってたかもしれない。

個人的には、Tommy february6 の歌うOP『Lonely in Gorgeous』の
スタイリッシュな編曲と映像がお気に入り。

あと、ちょっとキザ過ぎないか?ってなジョージだけれど、
けっこうシリアスな場面なのに、
「その格好に そのバッグは合わないだろう」って紫に文句つけるシーンが、
おしゃれに24時間拘る彼の性質を一番表していて笑えた。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 39

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

悩んで・・・迷って・・・そうして自分で決めた事なら大学受験以外の道も有りですよね♪

アニマックスで最近放送された作品です。作品の事は知りませんでしたが、作画が嫌いじゃなかったので視聴しました。

この物語の主人公は、バリバリの進学校に通う高校3年生の早坂紫(はやさか ゆかり)ちゃん・・・彼女は受験を控えているため、学校‐家‐塾の行き来ばかりの生活を過ごしていました。
ところが、ある日学園祭のショーモデルとして声を掛けられるのです・・・^^
声を掛けてきたのは、矢沢芸術学院の生徒で「パラダイスキス」のメンバーでした。
紫ちゃんは、パラダイスキスとの出会い、これまの受験一色とは違う一面に気付き・・・物語が動いていきます^^

この作品の高いファッションセンス性は日本国内だけでなく、海外でも高い評価を得ているのだそうです(wikiより)
どうりで・・・私はファッションの事には疎いですが、登場人物の着ている服はどれも個性的で格好良いと思いました^^
加えて時折りファッション雑誌の表紙のような構図が含まれていたので、余計に印象い残ったような気がします^^

ストーリーはシンプル・・・学園祭のステージ目指してみんなで衣装を作っていく・・・というものですが、登場人物の思いや葛藤なども等身大で描かれているので、見ていて分かりやすい作品だと思いました^^

それぞれが色んな思いを持って生きています・・・でも、思い続けるか、心機一転新しい道を見つけ出すかは自由なんですよね・・・彼女達の行く末はどのようになるのでしょうか・・・^^?
これは視聴してのお楽しみです♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

リビングで見れない。かなりオトナ向け

Paradise Kiss

進学校に通う優等生ゆかりは、
学校と塾と家を往復する日々に疑問を感じていた。
そんなある日。おデコに安全ピンをグサッと刺している{コワイ!}パンクロッカーな風貌の嵐や恋人のみわこに出会い、服飾デザイナー志望のジョージと恋に落ちモデルになる物語。

一件、シンデレラストーリーに見えますが・・ちょっとなんだか違う
ネタバレ→ {netabare} もしもシンデレラがゆかりならジョージは魔法使いだ。
最後彼らは結ばれることなく、ジョージは運命の人への案内人に過ぎないのだから。なんだか切ない {/netabare}

世界観というか・・キャラクターが今までにない感じなので、
恋愛もので全くホラーとかないのに、ゆかりと周りが変化していく派手な世界の様子に恐怖を感じました。私が知らない別の世界だからでしょうか・・。
リビングでは本当に見れないです。セクシーなシーンが多くて・・本当{察してください}

最初は前髪ボサボサだったゆかりが短く切ってもらって化粧や服で垢抜けていき、生き方まで大胆になるところから、髪型ひとつ変えて自信を持つだけでこんなにも変わるんだな・・と思いました。ジョージを好きになって求めるほど離れてすれ違うのが悲しい。

EDがフランツフェルディナンドの「Do You Want To 」
世界観にピッタリでお気に入りの曲です^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

63.0 68 2005年度アニメランキング68位
魔法先生ネギま!(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (317)
2193人が棚に入れました
10歳でイギリス・ウェールズのメルディアナ魔法学校を首席で卒業したネギ・スプリングフィールドが、「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるための修行として与えられた課題は、日本の学校で先生をすることだった。麻帆良学園本校女子中等部にやってきたネギは教育実習生ながらいきなり2-Aの担任を任されることとなる。
生徒たちの中にも魔法の存在を知ることになる者や、実は前から知っていたという者が現われ、ネギは彼女たちに支えられながら、英雄的な魔法使いだった父の足跡を追って成長していく。

声優・キャラクター
佐藤利奈、白鳥由里、木村まどか、笹川亜矢奈、桑谷夏子、山川琴美、浅倉杏美、伊藤静、神田朱未、板東愛、渡辺明乃、出口茉美、Hazuki、野中藍、石毛佐和、小林ゆう、堀江由衣、大前茜、佐久間未帆、大沢千秋、白石涼子、小林美佐、こやまきみこ、狩野茉莉、門脇舞以、志村由美、松岡由貴、能登麻美子、相沢舞、皆川純子、井上直美、いのくちゆか

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

サウザンドマスターを目指して…

この作品の原作は未読ですが、有名な作品なので主人公は小さな男の子だということは知っていました。
もともと視聴する優先順位もそんなに高くはありませんでしたが、2017年秋アニメで「UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~」が放送される事を知り、それならシリーズの最初から視聴しようと思ったのがこの作品との出会いでした。

2005年に放送されたアニメなので作画には時代を感じましたが、視聴を続けるうちに気にならなくなりました。

この物語の主人公は、ネギ・スプリングフィールド…
彼は父親のような立派な魔法使いを目指しており、魔法学校の課題である「教師」になるために来日してきました。

彼が教師として赴任したのは麻帆良学園の2年A組…
31名の個性派揃いの女の子たちに囲まれて、ネギの魔法の修行は順調に…という訳には全然いきませんでした。
彼が魔法使いであることは生徒たちには秘密にしていなければいけませんでした。
もし、誰かに知られてしまうと故郷に強制送還されて魔法使いの資格を剥奪される上、動物の姿に変えられてしまうという厳しい掟があったからです。

だから人前で魔法を使うなんて以ての外…なのですが、そうも言っていられない事態に次々と巻き込まれてしまうんです。
こうしてネギと2年A組31名で紡ぐ物語が動いていきます。

物語の視聴を始めた序盤で気付いたこと…
それはネギ君がクラスの女生徒からめちゃくちゃモテるということ…

確かに容姿は可愛いし、学校も飛び級で卒業したから2年A組の生徒たちよりも年下というあり得ない設定が拍車をかけているのかもしれませんが、
クラスみんながみんな年下のお子ちゃま好き…は流石にありえないと思い…たいです。

でも、ネギ自身がトラブルに巻き込まれやすい体質なのですが、クラスのみんなを危険に晒さないようにと身を挺して守ろうとする姿は正直格好良いと思いました。

ですが、完走して振り返ってみるとネギがこのクラスの担任になったのは運命だったのかもしれません。
なぜなら、背負った十字架から生徒を開放するには魔法の力が不可欠だったから…

何かに縋りたい…
「助けて」って心が叫んでいるのにその一言が声にならない…
誰にも気付かれないように精一杯明るく振る舞って、いっぱい無理して…
体中の震えが止まらないのに、言えたのは「ありがとう」の気持ちだけ…
約束の期限は全然待ってくれなくて…

彼女のことを蔑ろにする…そんな薄情な人が2年A組にただの一人もいないことは私にだって分かります。
トレードマークだった髪飾りの鈴…その鈴が音色を奏でなくなるなんて…
まさか、この作品でボロ泣きするとは想像すらしていませんでしたが、メインヒロインである神楽坂明日菜の背負った十字架に私の涙腺は全く抵抗できませんでした。

他にも2年A組の様々な生徒を軸に物語が展開されるので、見応えは十分すぎるくらいでした。
生まれたときから背負った宿命…ゆっくり育んできた気持ち…
手を変え品を変え…というのはこういうことを言うんでしょうね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ハッピー☆マテリアル」
エンディングテーマは、「輝く君へ」と「おしえてほしいぞぉ、師匠(マスター)」
どれも麻帆良学園中等部2-Aが歌っています。

2クール26話の物語でした。
正直こんなに面白い作品だとは知らなかったので完走してビックリしています。
でも2期の視聴に良い弾みが付きました。
引き続き2期を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

今では考えられない豪華声優のオンパレード

この作品ももう8年前になりますか。とにかく今考えると豪華な声優さんが勢ぞろいしていたなという印象が強いです。ネギ役でアニメ初主演を果たした佐藤利奈を筆頭に神田朱未、小林ゆう、白石涼子、堀江由衣、野中藍、能登麻美子、桑谷夏子、浅倉杏美(これがデビュー作です)、渡辺明乃、伊藤静、こやまきみこ、松岡由貴等等、今のアニメを支えている声優さんが多く登場しております。31人の女性キャラを登場させるのも衝撃的ではありました。ですが、今では当時配役された声優さんのほとんどが現役で人気を博している人が多いのが衝撃的ですね。衝撃といえば、このアニメの主題歌『ハッピーマテリアル』が複数バージョンで発売されていて、これをオリコン上位に食い込ませようとする某掲示板の変な後押しもあって、アニオタの間では当時話題になっていたりもしましたw 実は私全バージョン持ってるんです。若気の至りという事で笑ってやってください。

読んだ事ある人は分かると思うんですけど、赤松健の漫画って絵が凄く綺麗なんですよ。だからアニメの作画崩壊とも言われるクオリティの低さはそのせいで余計目立っていましたね。元々予算が潤沢でないアニメなのは、宮崎なぎささんを監督起用した時点でお察しというか。前述したハッピーマテリアル騒動と作画崩壊で監督途中降板の印象でどうにもネタアニメとしてのイメージを脱し切れていないのが、本作にとっては不幸だったなあと私は思っています。{netabare}原作が完結していないので、途中からアニメオリジナルエピソードになりますが、明日菜が皆の前からいなくなってしまうというのは、原作版でもその要素は受け継がれてはいましたので、元々アニメスタッフが赤松さんから設定を聞いていて、オリジナルで明日菜をそのようにしたのではないかなと思います。そう考えると、オリジナル展開もあれはあれでそこそこ見れたものだとは思います。ただ前半と空気がガラッと変わったので、バランスが極端だなと感じたのもまた事実です。{/netabare}

その後、ネギま!はメディアミックス展開を順調に展開してはいましたが、いまいち話題性には欠け(実写ドラマはある意味話題になりましたがw)OVAだったり、映画だったり、テレビシリーズもシャフトの自己満足で終わったりと、原作を丁寧になぞったアニメはついぞ作られなかった印象があります。私は原作全巻持っていますが、中だるみする箇所も多いものの、結構面白いんですよ。個人的には麻帆良祭編がイチオシなんで、そこをちゃんと映像化してくれなかったのがかなり不満ですw ネギま!ワールドもまだまだ展開する予定があるらしいので、どうせなら1からアニメ化してくれないかなとファンとしてはそう願わずにはいられません。

ラブコメとしては基本良く出来ていますので、作画をどこまで許せるか、煩いと言われる明日菜の性格をどこまで許容できるか、で大分評価が違う作品です。これらを気にしなければ、中々楽しめるかと思います。ただ、アニメよりかは原作漫画の方が遙かにオススメは出来ますねー。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪評高いアニメ化作品ではあるが…

イギリスの魔法学校を10歳で卒業したネギが
修業のために日本の女子中等部2-Aの担任をすることを課され、
魔法を使えることを隠しながら、
彼女たち/ネギとの付き合いを通して一人一人が日々成長していくもの。
31人の個性豊かな女の子たちと1人のちびっこ先生が紡ぐ物語です。



『ネギま』の3文字は以前から知っていたのですが、
シリーズが多いために何となく敬遠していた作品です。
気が向いたので全シリーズまとめて視聴してみました。
そして本作はその中での一期に当たるものです。

ネット上では『黒歴史』の3文字が目につきます。
そう、評判はあまりよろしくないようです。
その原因はやはり後半のオリジナル展開にあるでしょう。
私は原作は未読です。
なので、原作と比べたりは出来ないのですが、
あのラスト数話の展開はうーん(´-ω-`)でしたね。
無理矢理まとめた感アリアリで、展開に付いていけなかった方も多いのでは?
無論、私もその一人です。
ヒロインの○○は衝撃的でしたし。

作画の不安定さも要因の1つに挙がるかな?
キャラテザは2期よりもこっちの方が好きなんですけどね。


ここまでネガティブ面を挙げてきました。
が、私はこの作品が好きです。
2-Aに流れる雰囲気がとても好きでした。
流石に31+1のキャラ一人一人に焦点を当てるのは厳しいものがありますが、
この作品はそれでもそれぞれの魅力を十分に引き出していたと思います。
キャラ同士の繋がりも密接で仲の良さが伝わってきました。
それによって、クラスの団結感を感じ取ることができました。

単体では、
木乃香、のどか、夕映、エヴァンジェリン、まき絵
あたりがお気に入りです。
まき絵の扱いが素晴らしかった。笑
声優が適役だったことも大きいですね。


本作の魅力として個人的に挙げたいのは、笑いに関する点。
テンポの良いギャグが小刻みに挟まれるので、観てて飽きませんでした。

物語も中盤にかけてまではそれなりに楽しめましたし、
私のなかでは、比較的満足度の高い作品となりました。



OP「ハッピー☆マテリアル」
歌ー麻帆良学園中等部2-A
ED1「輝く君へ」
歌ー麻帆良学園中等部2-A かなかな組
ED2「おしえてほしいぞぉ、師匠」
歌ー麻帆良学園中等部2-A 師匠となやめるオトメ組

OP、素敵。
とても盛り上がります。
今度、カラオケで歌ってみたいなぁ。
EDも好みですし、2期やOVA含め、ネギまは良曲揃いですね。



評判は悪いです。
原作を知らぬが勝ちとでも言いましょうか、
原作ファンの多くの方々にはアウトだったようです。
(まぁ、未読の方にも不評ですが…)

しかし、私は十分に楽しめました。
友情に恋愛、戦闘…など、見所は少なくないはず。
特に友情に関しては、感じる所も多かったように思えます。
満足です。


最近ので例えれば、暗殺教室から暗殺を抜き取ったような感じです。
例えが下っ手くそですけれど。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

62.8 69 2005年度アニメランキング69位
かりん(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (168)
1283人が棚に入れました
椎八場市に住む女子高生・真紅果林には人に言えない秘密があった。それは、自分が吸血鬼一家に生まれた事だ。幼い時から吸血鬼の何たるかを教えられて育ったが、なぜか血が増える増血鬼として覚醒してしまう。
吸血鬼の弱点全てが通用しない代わりに特殊能力が全く使えない為、「落ちこぼれ」として兄や妹に馬鹿にされる憂鬱な日々を送っていた。ある日、彼女が通う学校に雨水健太という少年が転校してきた。彼を一目見た途端、果林の胸が大きく脈打った…。

声優・キャラクター
矢作紗友里、小西克幸、いのくちゆか、諏訪部順一、松本大、篠原恵美、野島裕史、高橋美佳子、久川綾

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

貴方の不幸吸います♥

2005年11月-2006年5月迄TV放送されたアニメ。全24話。

2003年5月号-連載された影崎由那の漫画が原作。全14巻。

男性主人公が残念!というアニメは普通ですが、この当時
女性主人公が残念!というアニメは少なかった気がします。

知る人ぞ知る?!”鼻血ブー”です。

"坂町 近次郎"より鼻血で、瞬間出血量は"宮前かなこ"並
過激な”鼻血っぷり”で放送当時は話題になったアニメ?

何だかんだコミカルに展開しつつ謎に迫ったり・・結果的
に不幸な人を救ってしまったり・・学園ラブコメというか
ギャグだったり?陰謀と戦ったり・・恋をしたりする物語。

案外OP/ED良かったりBGM他音関係良い雰囲気でした。
キャラデザは少し癖があるけどコメディやギャグ系の中で
は見易いほうかな。若干崩れる事も多いけど気にならない。



真紅果林:声-矢作紗友里:
椎八場第一高校の1年D組。恥ずかしがり屋でドジっ子。
吸血鬼一族の娘。生活費の為ファミレスでバイトしてる。
吸血界の"落ちこぼれ"という"コンプレックス"がある。
吸血鬼なのに増血して限界に達すると多量の鼻血を噴く。

雨水健太:小西克幸:
果林のクラスに編入してきた少年。母親と暮している。
ファミレス「ジュリアン」宅配便「黒犬ダミアン」でバイト。
三白眼で目つきが悪い為、恐れられるが優しい性格。
果林の供血行為を目撃して、援助交際と勘違いしてる。
成績は優秀。「存在を否定される事」にトラウマが有る。

時任麻希:高橋美佳子:
果林の小学校時代からの親友。果林の正体等は知らない。
実家は商店街で本屋「Toki-Books」を経営。時々手伝う。

内藤福美:儀武ゆう子:
果林・麻希の友人で、1-Dの学級委員。愛称「福ちゃん」
眼鏡をかけたクールな少女。暴走気味の1-D女子を諌める。

ヘンリー・マーカー:松本大
果林の父親。普段は妻・カレラの尻に敷かれている
一見威厳ある風貌だが、実はセンシティブな平和主義者。
果林の事になると性格が急変する可也の子煩悩で心配性。

カレラ・マーカー:篠原恵美
果林の母親。グラマーな美人だが凶暴で、可也嫉妬深い。
ヘンリーとは見合い結婚。血の嗜好は辛味な「嘘つき」
旧姓はアルマーシュ。スリッパによる打撃は真紅家最強。

真紅煉:諏訪部順一
果林の兄。杏樹に甘く果林に嚴しい。趣味はナンパ。
血の嗜好は「ストレス」で女性からしか吸血しない女好き。
モラルが低く「ストレスのキャッチ&リリース」が得意。

真紅杏樹:いのくちゆか
果林の妹。無口な大人しい美少女。天才的な能力を持つ。
多少毒舌家だが非常に姉思いで果林の敵を無条件で嫌う
黒基調のゴスロリ系の服を愛着し、外出には日傘を常用。

ブギーくん:野島裕史
杏樹がいつも抱いている人形。杏樹には非常に従順。
中には包丁で13人殺した連続殺人鬼・・の霊が入っている。
他人(特に果林)に良く(容赦無い)攻撃的なツッコミをする。

エルダ・マーカー:白鳥由里
果林の祖母(ヘンリーの実母)。胸が残念果林に瓜二。
同世代最強とも「手の付けられない凶暴な鷹」称される。

雨水文緒:久川綾
健太の母。30代前半。果林に噛まれて以降脳天気な性格。
高校生の息子がいるとは思えないほどに見た目が若い。
フェロモン体質が原因で仕事が続かない究極の不幸体質。

ウィナー・シンクレア:宮田幸季
果林のクラスに転入してきた美少年。
自称「吸血鬼ハンター」でライセンスらしき物も持っている。
「運命の女性」こと果林に積極的にアタックを仕掛ける。
言葉遣いが変で四字熟語を連呼するが用法は殆ど間違い。

ヴィクター・シンクレア 長克巳
ウィナーの祖父にして吸血鬼ハンター。かなりの実力者。
戦闘時には剣や銃などさまざまな武器を使用。

ナレーション:滝口順平

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

Asuca さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

恋の起承転結

 まず初めに、評価の割には楽しめた作品だった。

 第一にこの作品を評価するならば、まるでラブコメのバイブルを見ているかのような心地がした。恋が叶うことが、物語当初はその立場ゆえに困難で、それぞれに、現実設定ではありそうで、ないようなファンタジー的設定であり要素。(吸血鬼況や増血鬼はもちろんあり得ないわけだが)
 初めての事件を通じて、互いの中が深まっていく物語の進行性。
 お互いの中が通じ合いそうになったころに再び思い出される、物語当初の両者の立場の違い。違いから生じる誤解と一時の分裂。
 そして、気づくお互いの気持ち。というより、ありがちの、お互いが素直になる最終回。

 なんというか、ベタベタの、これこそ、王道ラブコメ。といって、差支えがないのではないかと思う。

 この作品の独自性としては、主人公たちの境遇をヒロインの祖母を通じて回想させることであり、登場人物を極力抑えつつ、その中で、コンパクトにかつ、重層感のある物語性になった。その点、むやみやたらに、主人公の過去を引っ張ってくる最近の作品より、物語としての完成度は高く、評価も同様に高い。

 ただ、どうしても作画と関係してしまうのだが、作画及びそれゆえに生じてしまう、登場キャラクターのなんというか、ラブコメらしからぬ、暗い感じが、吸血鬼設定でより一層際立ってしまっているのが、ラブコメとしては致命的だと言える。

 評価が、なかなか高くなれない要素はこの辺にあるとは思うが、最近のただ学園ものに、美少女に、なかなか踏ん切りがつかない、或いは、一方的にぐいぐい(そういえば、この辺もしっかりこの作品は押さえているが(笑))いくだけの、作品よりかは、ましだろう。

 最終的なことを言うならば、視聴したいなら、すればいいが、少々2クールこの作品に付き合うのは、よほどの暇人だよねぇ。ということに尽きる。けれども、後味はかなりすっきりかな。

 目の保養にも、ならないわけだし…(失)
PS:最終回は、本当にコメディーですね

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

流血!でもまったくグロくないよ

パンパイアが主役で毎回多量の血飛沫がとびます。
でもホラーでも猟奇でもありません。・・・鼻血ですからw

至極真っ当な普通のラブコメです。
設定がちょっと変わっていて面白いですが、実に可愛らしい恋愛。心あたたまるラブストーリー。
期待してみたわけではありませんが、なかなかの掘り出しものでした。


作画はJ.C.STAFFということで、可愛く安定しています。
何故かOPの映像が異様にエロいですが、中身にエロ要素は全然ありませんよ。
秘密を共有し仲良くしている二人が、ごく自然に惹かれあって、種族を超えた恋に悩む・・・という、まぁ、あらすじを読めば予想できるようなお話です。
ありふれてはいますが、結構飽きずに見ることができました。
前半は、吸血鬼の秘密に関わる話
中盤は、キャラの深堀と親密を深める物語
後半は、恋と将来について悩むストーリー
という具合に、きっち構成されています。
特別にグワーっと盛り上がるわけではないですが、ちゃんと毎回面白くて何故か続きが見たくなる。

キャラクターも可愛らしく魅力的です。
これも特別に強烈なキャラはいませんが、みんな個性と役割がハッキリしていて、ちゃんと全員ドラマに絡んでます。
普通によくできてます。


うむむむむむ、
ほんと、特別絶賛するようなところがなくてレビュー書くのが難しいんですが、私には面白いんです、コレ。

なんかねー、アニメばっか見てて、色んなものにケチつける悪い癖がつくと、こういう普通の作品を普通に面白く思うのを悔しく感じるのかもしれません。
まったく、しょうがないですね、オタクの脳ってやつはw


というわけで、オタクじゃない普通な方。
きっと面白いラブコメだと思いますから、ごらんになってみてください。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

62.8 69 2005年度アニメランキング69位
エンジェル・ハート-Angel Heart(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (100)
473人が棚に入れました
台湾から来た殺し屋の少女と、新宿のスイーパーとの家族愛の物語。
新宿に現れた史上最強の暗殺者は、美しすぎる人間兵器だった。彼女(香瑩)のコードネームは「グラス・ハート」。彼女の仕事はまさに完璧だった。しかし、彼女の心は、任務を重ねるたびに軋んだ。暗殺は彼女の心を蝕み、とうとう彼女は自ら死を選ぶ。
しかし、彼女は組織の力によって、再び現世に呼び戻された。かつての冴羽?のパートナー槇村香の心臓を移植されて…。
香の心臓を移植したことにより、「グラス・ハート」と呼ばれた彼女の心に感情が生まれた。そして暗殺から手を引き、組織と対立する意思をもつ。そして香の心臓を持つことにより無意識に?と接触し、スイーパーとしてのシティーハンターの世界に入っていくこととなる…。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

心情移植

あらすじ
{netabare} 香は死んだ……。最愛のパートナーを失い抜け殻同然となった「シティーハンター」リョウ。
彼の前に同じく死んだはずの「グラス・ハート」の異名を持つ美少女暗殺者が現れる。
何でも彼女は香の心臓を移植して蘇ったらしく……。{/netabare}

以上のような、あり得ないくらい進歩した医学&ヒロイン交代という
基本設定がダブルで受け入れられず、
原作共々、長らくスルーしていた『シティーハンター』のパラレルワールドを舞台にしたリメイク作品。
ようやくアニメ観てみたいなと思えて来たのは2015年の実写ドラマ化作品を見かけてから。

入ってみると、本編からより心理描写を重視した良作でした。
『シティーハンター』ではギャグのち“もっこり”時々ハードボイルド、所により一時、人情……。
といった感じの新宿の空模様ですが、
本作では“もっこり”も、ヒロインが継承したハンマー制裁も控えめ。
銃撃戦すら起こらない回が続くこともあり、じっくりと人間ドラマに浸ることができる、
エンタメ色が強い本編とはまた違った意味での大人アニメに仕上がっています。

新宿の街が俺を人間に戻してくれたと「シティーハンター」は言う。
けれど、一度、引き金をひき、殺しに手を染めたら、
二度とこっち側の世界には戻れない。

それでも疑似の“家族愛”などを依り代にして、もがきながら、
人間に戻ろうとするリョウたち。
さらには、{netabare} 香の心臓を受け継いで、人間へと再生していく「グラス・ハート」
移植された心臓に宿った記憶から、心情を注ぎ込まれて、人間味を獲得していき、
やがて、心が凍り付いてしまっている新宿の住人たちの背中を、
時折、降りてくる香の手助けも借りながら、明るい世界へと後押ししていく。{/netabare}

構成は複数話完結エピソードがメイン。
いつもの『シティーハンター』のリズムが整うのは、
点線を引き連れたお馴染みのトンボが舞う、最終4クール目に入ってから。
全体の中で、構成の変化を通じて、日常が戻って来る過程を
4クールかけて視聴者に伝えて来るようです。

スピード重視の方には退屈、本編ファンには受け入れがたさもあるでしょう。
またヒロイン役の川崎真央さん。
たどたどしい演技から喪失した人間性を取り戻す表現でも狙ったのでしょうか?
さらに、たまに入って来る棒読みゲストには聞き苦しさもあるのかもしれません。
それでも私にとっては悲哀も含んだ再生物語が胸を打つ作品でした♪


※最終回と『劇場版シティーハンター<新宿プライベートアイズ>』
両作品を見比べたネタバレ感想。

{netabare}劇場版で香のブライダル衣装を見て、終始、素っ気ない態度を取るリョウ。
対して本作ラストにて、香にエンゲージ・リング代わりとなる指輪を渡す前に、
死別してしまったと悔恨するリョウ。

両エピソードを見て感じ入る物がありました。
映画でも、本当は香の晴れ姿を物にしたいと思っているくせに、
照れ隠しなのか、汚れ仕事じゃ家族は作れないとの葛藤なのか……。

リョウには二人が生きている内に幸せを掴んで欲しいのですが……。
平行世界を横断した苦い余韻に浸る今日この頃です……。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

空知 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今アニメ化されていたなら・・・と思うほどの名作

過去作はレビューしないのですが、なんとなく書いてみようかなと思いました。

私のアニメの原点だからです。


『エンジェル・ハート2nd』が完結してしまいました。

『シティハンター』からずっとファン。


この作品、北条司にとっては気の毒なアニメ化でした。

北条司は女性の美しさを描かせたら右に出る者はいないと言っても過言ではない実力ある漫画家。

『エンジェル・ハート』としてアニメ化された時は嬉しかったなあ。

ところが、北条を悩ませたであろうとことがいくつもありました。

*香を殺したことに対して、シティハンターのファンから執拗な攻撃がアニメ化されても続いていた(パラレルワールドだってば)

*アニメ化されたのはよかったのだが、作画崩壊が甚だしかった。
観るに耐えないと言ってよいほど酷かった(レンタル版のDVDではある程度修正されています。)

*ヒロイン役の声優が海外に留学してしまい、声優業に戻らなかったこともあり、2ndシーズンが創れない理由にもなってしまった


それでも、この作品は、心を振るわせてくれるほどの名作です。
今のアニメ技術があれば、大ヒットしたのではないかなと思うことがあります。

最近では見られないテーマぎっしり詰まっています。
こういうテーマ、今は好まれないのかな?

家族愛。人の優しさ。
何度も何度も涙して観たことを覚えています。


僕にとっては、原点となる作品です。

誰が何と言ってもいい。
この作品は名作・傑作です。

血は繋がっていなくとも、家族の愛は心を突き動かせてくれます。
これこそれが北条司の作家たるテーマだと僕は思っています。

シティハンターとは違う北条司の良さを発見できるはずです。

名作です。
よろしかったら、一度ご覧あれ。

最近の作品では感じることのできない感動を味わえるかもです。
ただ、これは好みの問題もあります。
観て損はない作品です。

*本当は、5.0にしたいのですが、今のアニメの水準からすると、
5.0は無理です。しかし、私の中ではアニメの最高峰と言ってもいい作品です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

にくだんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

香の死により作者のHPが炎上してしまった作品

香の死により作者のHPが大炎上→作者「パ、パラレルワールドです」ということになってしまった作品。
元々はCHの正統な続編として書かれていたようです。
リョウも冴子もちゃんと年をとっています、続編としてみてもまあ問題はないかと思います。
パラレルワールドの副作用としてCHのレギュラーキャラでは約1名香以上に笑えないほど設定が違う方が(名前と髪型だけは変わってません)おられます。

そもそもCHの準レギュラーで存在そのものが確認できないキャラもいます(冴子に近い人)
パラレルワールドということでCHで香がめでたく再会した人とも違う展開になります。

CHの頃はバンバン打ちまくっていた銃も所かまわず女性をにちょっかいを出す回数も今回は非常に控えめです。
当然ハンマーを食らう回数も激減していてちょっと寂しいです

ただ元々CHの続編だったということで
パラレルワールドとはいえCH91後のシティハンターの世界を垣間見れるという点はやはり魅力的だと思います。
リョウが香にプロポーズするシーンも見れます

序盤終了以降は全体的にアクションが少なくまったりしたアニメで
香頼みのストーリー展開が多く途中であきるかも。
主題歌がコロコロ変わり2曲目が主題歌というよりただの曲の宣伝で眠くなる曲なのが玉に傷

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

62.8 69 2005年度アニメランキング69位
雪の女王(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (20)
127人が棚に入れました
北の国にある古い小さな街で、少年カイと少女ゲルダは仲良く屋上の庭で過ごしていました。2人は幼なじみで、お互いを思いやり、バラの花を贈りあう仲でした。ある冬の晩のこと、暖炉の前でゲルダのおばあさんから雪の女王の話を聞いていると、窓の外で雪の女王の気配がしました。怖がっているゲルダに向かってカイは「雪の女王が部屋に入ってきたら、熱い暖炉に座らせるよ」と笑って言いました。それを聞いた雪の女王は怒り、氷のかけらでカイの目と心に呪いをかけてしまいます。愚かなものだけを目にし、心が意地悪になるような恐ろしい呪いを。その日からカイは人が変わったように意地悪になってしまいました。そして、ある寒い冬の日、カイは雪の女王に連れ去られてしまいます。愛もなく、喜びもなく、痛みもない平安と孤独の氷の宮殿に。雪の女王は、この場所こそすばらしい王国であり、幸福であるとカイに教えます。冬が過ぎても戻ってこないカイを探しに、ゲルダは旅立つことを決めました。カイを助けたいというゲルダのひたむきで一途な想いが、行く先々で出会う自然や動物、人間たちの心を動かしていきます。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

山賊の娘推し

まさしくクールビューティな女王、ってとこで
投稿されちゃったよさっき^^;

ロシア版のアニメです。
で、その女王の彫刻的なうつくしさと冷たさもよいんですが
40分位に登場する、山賊の娘がいいんです。

少年を探して旅する主人公ゲルダの乗った馬車を襲った山賊。
とらえられたゲルダを、娘は自分のテリトリーのあじとに連れ帰って縄につなぐんだけど、まわりには娘の捕まえた動物たちがいる。
ハトもシカもキツネも縄でつながれ、うさぎは檻に。
みんなつないどかなきゃ逃げちまうんだ。

だけどゲルダと話すうちに、彼女を助けて逃がそうと思う。
シカに彼女を乗せて逃がした後、子供みたいに泣きじゃくりながら、動物たちの縄を切り、檻を壊し、どこへでも行っちまえ!ってわめく姿がなんとも・・・。

昔、アニメ専門のビデオ店でレンタルしてみた思い出。
2007年にジブリからも出たんだ?

動きがすばらしく滑らかで、山賊がミュージカルのように歌い出すとこもカッコイイので、吹き替えなしでも。色彩の美しさもほれぼれします。

{netabare}雪の女王 Snow Queen 1957 Снежная королева
で検索・・・40分あたりのシーンです。
ってなんの案内?{netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

21世紀のアンデルセン物語(ズッコは出ません)

NHKテレビアニメ2005~2006年 全36話

出崎統監督作品 シリーズ構成十川誠志 キャラデザ杉野昭夫

アンデルセンの最高作と名高い「雪の女王」のストーリーを軸に、アンデルセン童話を網羅したロードムービー風アニメ
雪の女王に捕えられた少年カイを取り戻すために幼馴染の少女ゲルダが苦難の冒険の旅に出る
ヒロイックファンタジー調の美しくも厳しさにあふれた感動ストーリー

途中で関係のないアンデルセン童話が多数挿入されて飽きさせない構成になっている
確かにディズニーの高予算アニメとは比べるべくもないが、出崎監督率いるベテラン制作陣の熱気が感じられる良作
年代的に作画は微妙な時期ではあるが、そこは出崎監督、世代を超えた感動を演出している

わたしは知っている
人間には2種類いる、アンデルセンが心にある人と無い人だ
この作品を見ることによってアンデルセンを知ることが出来た人も幸せであると確信する

当時62歳の出崎監督は製作途中病気で倒れたが、全36話の絵コンテをすべて書ききったという

2011年4月17日 肺がんのため死去 喪主は兄の出崎哲だった

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

観たいけど観れない唯一のアニメ。「旅」してるアニメの決定版!

観たいけど観れない唯一の作品。どこにも置いてない。レンタル店にも。無料で見れるとこだと観れるんだけどさぁ。オレは高画質、高音質で観たいんだよ!このアニメ!ツタヤオンラインレンタルを申し込もうかナァ。この作品もARIAと同様に名古屋の豊田工場で日勤夜勤の週代わりで毎日くたくたになりながらの日々にベストセレクションを二時間程見た作品。思い出補正がハンパ無く入ってるかもしれないが、あの当時は本当にマジで面白かった。パチンコに行く金も無かったあの当時だからこそ、こんなに面白く感じたのかもしれないけど、DVDがまさに今、手元にあるのなら、時間が許す限り一気に全部観たい作品。NHKっぽさが良い味を出してるロードムービーの決定版。何かの目的があって、より厳しい寒さの待つ北へ北へ旅する描写の一つ一つが本当に面白かった。これを全部観れる日が来るんだろうか。本当に面白く感じたんだよなぁ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

62.7 72 2005年度アニメランキング72位
シュガシュガルーン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (65)
478人が棚に入れました
魔界に住む2人の少女、ショコラとバニラ。親友でも有り、魔界の次期女王(クイーン)候補のライバルの関係にある2人は人間界にやってきた。理由は人間のハート( = 自分への想いの結晶)をより多く集めてクイーンになる試験をするためである。

しかし人間界に行ってみると、魔界ではバニラよりモテたショコラがバニラに逆転された上に、謎の少年ピエールに一目惚れ。奪われたら永遠に魂をなくすと言われる唯一無二の魔女のハート。ショコラはそれを守ることができるのか?そしてクイーン試験の結末は…?

声優・キャラクター
松本まりか、井端珠里、小西遼生、津田健次郎、八十田勇一、横山智佐
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヴァルプルギスの夜に魔女は集う

『なかよし』連載の安野モヨコ氏(※庵野秀明氏の奥様)の原作マンガを、吉田玲子氏がシリーズ構成し、吉田氏を始め金春智子氏・高橋ナツコ氏といった錚々たる女性脚本家が各話脚本を担当した2000年代の魔法少女アニメの名作、という定評が気になって視聴してみました。


◆「魔法少女」というより、そのままの意味の「魔女」アニメ?

一般に「魔法少女(magical girl)」というと、日本のありふれた学校に通う小学生から中学生(※まれに高校生)くらいの普通の少女(※実際には「伝説の~」の転生者だったり、特別な因縁で魔法の素質を備えていたりするのですが・・・)が、ある日ハプニングに遭遇して、そのとき現れた謎のマスコットに誘導されて「魔法少女」に変身する(または能力が発現する)・・・という展開が主流と思います。

でも、本作の場合は、ヒロインたちが最初から普通の少女では全然なくて、{netabare}魔界の将来のクィーンになる資格を賭けて、意図的に人間界に降下した{/netabare}、そのままの意味での「魔女(witch)」たちであり、彼女らを取り巻く関係者や敵対勢力たちも全員、(外見はともかく)最初から普通の人間とは全く違う存在として設定されている、という点で、一般にいう「魔法少女」アニメとは区別しておく必要がある、とまず思いました。

そして、ヒロインたちがそもそも普通の少女ではない、ということから、魔法少女アニメを視聴し始めて通常は間もなく生じるヒロインたちへの親近感といったものが、本作の場合は生じ難く、いかにも少女受けを意識したらしいちょっと尖ったキャラクター・デザインへの苦手意識も併わさって、(少なくとも自分の場合は)視聴の当初は見続けるのがちょっと辛い作品でした。


◆それでも、シナリオの見事さに次第に惹き込まれていく《感情描写系》の良作

ヒロインたちが普通の少女ではない、ということは、彼女たちが{netabare}「人間たちのハートが見えて、その見えたハートのゲットを目的とする」存在{/netabare}・・・ということに典型的に表現されています。
ようするに彼女たちは、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウベェが魔法少女たちの魂を回収して廻るのと同じ要領で、{netabare}人間たちのハートを回収して廻っている{/netabare}ので、その設定だけから見ると、私としては余り見てて心地よい作品とは思えなかったのです。

・・・そうやって一話一話の出来の良さ自体は評価しながらも、蟠(わだかま)りの気持ちを持ちつつ視聴を続けていったところ、2クール目の終わりに差し掛かる第22-23話に至ってようやく、ヒロインたちが{netabare}「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて{/netabare}、いよいよ先の展開が気になってきました。

そこから第43話(※タイトルにした「ヴァルプルギスの夜」の魔女集会の回)までは、見応えのあるシリアスな心理劇が続いて目が離せなくなり、視聴し始めたときには思ってもみなかった嬉しい誤算になりました。


◆途中で期待してしまった分、終盤のまとめ方はちょっと残念

上記の第43話視聴終了時点までなら、個人評価 ★ 4.3 以上を付けようと考えていたのですが、その後のラスト8話は、そこまでの視聴で期待値が上がってしまったせいか、今度は思いがけずショボイ結末にちょっとガッカリ。
放送当時、連載中だった原作マンガ(※終盤の評判も良いらしい)の結末がまだまだ見えない段階で、強引にアニメ化企画を進めてしまったツケが、ここで出てしまったのかも知れませんね。

それでも全体として、視聴を始める前の予想を大きく超えて楽しめた作品だったので、個人評価は ★ 4.0 とちょい高めの点数に決めました。
今後、さらにもう一周すれば終盤の展開への感想も、また変わってしまうかも知れませんね。
それだけの魅力のある作品だと思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
「ハートは奪うもので奪われるものではない」→他人のハートをゲットする、というコンセプトの作品か?
・他人のハートが見える、ということで『彼女がフラグをおられたら』(フラグが見る少年の話、2014年)にちょっと似てると思った。
・第4話視聴終了時点
一話一話の脚本が良いと思った(これって《恋愛の達人》アニメ?)。
・第22話視聴終了時点
男子のハートを攻略していく展開は面白いのだけど、もう一歩踏み込んで考えて、そうやって発生した恋心を「魔法で摘み取っていく」という行為は果たしてどうなの?という点が、ここまで来て気になってくる(←「魔法で解決しても何にもならない=それは本当の解決ではない」という魔法少女アニメ最大のお約束のテーマ)
・第23話視聴終了時点
そう思っていたら、次の第23話で、ようやくショコラ&バニラが「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて、いよいよ先が気になってくる。
・第25話視聴終了時点
ようやくシリアス展開に入り始めた感じ(魔女が魔法使いにハートを獲られたら・・・になってしまう、という設定が明らかになる)
・第26話視聴終了時点
ようやく半分を見終えたが、本作は典型的な《感情描写系》作品なので、視聴に注意が必要で、思っていた以上に視聴に時間とエネルギーが必要になってしまっている。
・第28話視聴終了時点
初の本格シリアス展開。
・第39話視聴終了時点
いよいよ鬱展開に突入。
・第43-44話以降は、オグル・ロワイヨーム両者の戦闘となるが、ここからの展開はイマイチ。{/netabare}


◆(※参考)ハートの色(・・・人の感情によって様々な色で発現する)
{netabare}
① 黄色   →ビックリした時、通称ピス(おしっこ)、一番安いハート(第1話)
② オレンジ→心がときめいた時(第8話)
③ ピンク  →はっきりした恋心の証(第3、28話)
④ 真紅   →愛情の証(第27話)
⑤ 漆黒   →嫉妬の証(第8話)
⑥ 緑    →友情の証、オレンジよりも高価(第9、33話)
⑦ 青    →尊敬の証(第35話)
⑥ 紫    →エッチな気持ちになった時{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      安野モヨコ(『なかよし』2003年9月-2007年5月連載)
監督         ユキヒロマツシタ
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子、高橋ナツコ、金春智子、池田眞美子、長谷見沙貴、丸尾みほ、吉村元希
キャラクターデザイン 安野モヨコ(原案)、大竹紀子
アニメーション制作  studioぴえろ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きはアニメ・オリジナル回(全部で28回→28/51=約55%)

============== シュガシュガルーン (2005年7月-2006年6月) ===========

- - - - - OP「ショコラに夢中」、ED「月の向こうの世界」 - - - - -
{netabare}
第1話 チョコとハートの流れ星 ★ ショコラ&バニラ人間界へ、萌黄学園入学(小5、10歳)、ハート集め開始
*第2話* かえるとねずみのラブバトル ☆ 謎の美少年ピエール(中等部生徒会長、14歳)、使い魔(デューク、ブランカ)
*第3話* 新聞部とつげきインタビュー ★ 西谷君の恋心、消える恋と消えない友情 
第4話 魔法のリップは恋の予感 ★ 真鍋(学級委員長)の演劇熱、心に思ってることを口に出せるリップ
*第5話* ドキドキハラハラ!!家庭訪問 ☆ 占いブック、幸子先生来訪と偽ロビン騒動
*第6話* ハートを狙え!恋のフェンシング ☆ ピエールとの賭け、魔界の掟、ピエールVSショコラ 
*第7話* ショコラ、女王候補失格!? ☆ 元老院査問会、女王の資質、氷雪のプリンス ※キャンディ女王&ショコラのお爺登場
*第8話* レディな気分のバカンスデート ★ ピエールの別荘招待、ショコラ大人のレディに変身、恋心の発生と嫉妬 
*第9話* 緑のハートがくれたもの ☆ 同級生アキラの飼い犬捜し、緑のハート
*第10話* ロビンに学べ!ラブラブ大作戦 ☆ ショコラ&バニラのTV局潜入
*第11話* 恋より大切!?友情魔法 ★ 白鳥さんの恋愛相談(バニラ)
*第12話* ショコラ、ネコになる!? × ※お約束の動物変身回(とくに見なくてよいと思う・・・) 
*第13話* 輝けハート!女王候補試験 ★ 女の子の虹色ハート獲得競争(中間試験)、女王のプレゼント(箒)、ピエールの馬車
第14話 魔法使いの転校生 ★ ウー&ソール中等部転入、テニス対決(ピエール、百利香)、黒く冷たい影
*第15話* あべこべマカロンで大混乱!? ★ ※お約束のヒロイン入れ替わり回だが、二人の気持ちが語られる点は〇  
*第16話* ショコラ、アイドルになる! ☆ 魔女ナイツ、魔界から来た先輩ココナッツ(ココ)
*第17話* おじい襲来!恋のダンス対決 ☆  
*第18話* 超こわ!ハロウィン肝試し!? ★ 百利香の招待、憎しみのノワール(黒い)・ハート
*第19話* 使い魔ブランカのちっちゃな恋 ★ チーズ店主へのブランカの片想い
*第20話* ショコラピンチ?かわいい魔女志願 ★ 同級生・滝川クリスの妹ソフィアの心を癒す話
*第21話* 魔法のティーカップは夢気分 ★ ピエールの夢の中へ(雪と氷の世界)
*第22話* ショコラ&バニラ恋の三角関係? ★ 堅物の優等生(篠原先輩)のハート攻略作戦
*第23話* 走れ走れ!友情リレー ★ ハートを獲るより大切なこと
第24話 バイバイ、ハートの髪飾り ★ オグルの気配、本当にショコラを思ってくれる人(サッカー少年森山君)、夢のプレゼント
第25話 ピエールの秘密、手帳の秘密 ★ 敵対する魔界の一族(オグル)、ショコラのママのアドバイス、ピエールの揺さぶり
第26話 クリスマスには恋するハート ★ X'mas会で同級生の森田&マユの恋を後押しする話
第27話 小さなハート、まっ赤なハート ★ アキラの従兄弟ミハル(4歳)と過ごすお正月、真紅のハート(愛情)ピックアップ
第28話 危ない!水族館デート ★★ 漆黒のハートの刈り手、ショコラ陥落寸前、デューク大活躍 
第29話 魔界創世紀、オグルの秘密 ★ クグロフ先生の結婚式(魔界一時帰還)、オグルvs.ロワイヨームの真実の歴史{/netabare}

- - - - - - - - OP(変わらず)、ED「デート☆デート」 - - - - - - - -
{netabare}
第30話 オグル宣戦布告!ハート工場危機一髪 ★ 第二回中間試験、オルグの使い魔来襲
*第31話* お騒がせ魔女・ワッフル登場! ★ ウーの追っかけ少女(8歳、小3)、ピエールの申し出、ショコラの自問自答
第32話 ショコラ、チョコにこめた想い ★ ヴァレンタイン・デー回、バニラの義理チョコ、ショコラの気持ちを封じ込めるチョコ
*第33話* 友情のハート、大切な想い ★ 気の合う悪ガキ三村君、友情は楽しくてハッピーなのに恋は苦しくて切ない・・・
*第34話* ショコラとバニラと夢の星 ☆ 二人の幼少期
*第35話* ワッフル、女王様になる! × 魔界通販の落し物ティアラ騒動 ※ただのギャグ回(見なくてもOK)
*第36話* おじいを止めろ!ばあやの(秘)大作戦 × ショコラの祖父のバカンス ※同上
第37話 黒いハートとオグルの罠 ★ グラシエ大尉来訪、ピエールの招待、拒絶、迷宮と黒猫、傷心のバニラ
第38話 ピエールの誘惑、引き裂かれた友情 ★ 生徒会長選挙 ※バニラの心情推移の説得力がイマイチ×
第39話 誕生、オグルのクイーン ★ 嫉妬心の発生、バニラ闇落ち、悲しみの種を撒く
第40話 嫉妬の黒い針 ★ 高村先輩(海南中)の好意、仕組まれた嫉妬
第41話 バニラと対決!秘密のスパイス ★ ウーの優しさ、バニラの混乱
第42話 ショコラ・ピエール、ふたりきりの冒険 ★★ 偽の海水浴場、忘れられた通路、二人の記憶
第43話 ヴァルプルギスの夜への招待 ★ 魔女の集会、クイーン候補お披露目、オグル来襲、謎のレディ
第44話 ママからのメッセージ ☆ オルグとの戦争の危機、シナモンの手帳内容 
第45話 ピエールの策略、バニラのハート ☆ バニラのノワール集め加速、身体の異変(2つのハート) 
第46話 ココア砂漠の魔女・アンブル ☆ マンドラゴラの花捜し
第47話 凍った記憶、ピエールの過去 ★ 銀色ベリー捜し、ショコラとピエールの出遭い
第48話 ノアールと友情の涙 ★ ピエールのピンクのハート、バニラ救出、フィルトレ(ノアールを浄化する者)、闇の大公 ※問題解決過程が安易な点は×
*第49話* クイーン最終試験、開始 ☆  
*第50話* ユニコーンからの課題、試される心 ☆ 闇の大公グラース復活
*第51話* 輝くハート!次期女王決定 ☆ ピエールのハート浄化 ※この手の魔法もの長編のまとめ方としてはイマイチ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)31、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安野モヨコ♡

安野モヨコさんの絵がすごく好きで、シュガシュガルーンの漫画は私が小学校の時からとっても大事に何回も読んでいる漫画です!☆
バニラが持ってるものと似ているものをお母さんにおねだりしたのをすごく思い出す笑
とにかく、世界観が本当に好き♡
魔法少女作品で一番はこれでしょ!ってかんじです。私のなかで
でもでも、アニメも良いけどやっぱり漫画の方が私は断然好きなので、シュガシュガルーンは漫画で見てから、アニメ見て欲しいなってかんじです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色合いが素敵。にゅん

魔女ってところにすごく惹かれて
幼い頃の私は無我夢中で
毎回見てた気がする

恋愛のお話しなんだけども
友情をとるか勝利をとるか
それとも命と引き換えに恋愛をとるか

子供のアニメにしては内容が
すばらしいですね

最終的にはみんなに平等であり
みんなに優しい人が幸せになるものです


ショコラのツンデレな感じと
バニラの純粋な感じ。

みんなちがってみんなイイ!\(^o^)/

ショコラだいすきだよおおお!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

62.7 72 2005年度アニメランキング72位
金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲(アニメ映画)

2005年8月6日
★★★★☆ 3.7 (42)
243人が棚に入れました
【劇場版 金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲】
雷句誠原作による人気アクションアニメの劇場版第2作。
清麿が魔界征服を企む未来の天才科学者・Dr.M2に連れ去られた。一方、ガッシュはDr.M2が造った戦闘ロボットを清麿からのプレゼントだと思い込み喜ぶが、そこへガッシュの日頃の友「バルカン300」が機械になって登場する。
巨大機械メカバルカンは果たして、敵なのか!?それとも味方なのか…!?

声優・キャラクター
大谷育江、櫻井孝宏、釘宮理恵、前田愛、菊池正美、高橋広樹、こおろぎさとみ、郷田ほづみ、齋藤彩夏、千葉繁

1061000you さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

おもしろいけど、無関係

前劇場版作品以上に本編作品とは無関係。

ストーリーは感動的だし、
この物語が発生することも納得できるけれど、
それでも、本編とは無関係。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

バルカンフィーバー

バルカンいっぱい。
しかも進化してるし・・・。

最後はやっぱり感動します。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

ピングー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最後のラスト・・・

最後のシーン泣いちゃいました。
4代目バルカン
泣かせてくれますね~

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

62.6 74 2005年度アニメランキング74位
ふたりはプリキュア Max Heart(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (75)
553人が棚に入れました
新学期、なぎさとほのかもいよいよベローネ学院女子中等部の最上級生になり、普通の女の子として、部活や勉強に大忙しの学校生活を送っていた。そんな折、なぎさとほのかの前に現れた不思議な少女・九条ひかりが現れる。
そのころ「光の園」では、ジャアクキングとの戦いで傷ついたクイーンが分裂し、どこかへ消え去ってしまった。時を同じくして、撃退されたはずの邪悪な闇の力「ザケンナー」がなぎさとほのかを襲う…。
バージョンアップした「コミューン」にハートのカードを差し込むと、再びふたりはプリキュアに変身して迎え撃つ!
はたしてプリキュアはクイーンを元の姿にもどすことができるのか…!?

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぶっちゃけ、ありえな~い大人

2014.01.12
本日
『プリキュアオールスターズがやってくる!33人が大集合!!』
のグリーディング&パレードに“ひとり”で行って来たので
何となく『ふたりはプリキュアMH』の
えこひいきなレビューを・・・

前作『ふたりはプリキュア』の続編です。
OPや容姿や変身バンクや歌舞伎みたいな見得など
全てがパワーアップ!!
マックスハートってカッコイイ名前です。

そしてネタバレと言うかOPに出ちゃってる
新キャラの味方登場です。
『ふたり』じゃ無ぇじゃん!!
とツッコミを入れようかと思わせといて、
プリキュアじゃないからタイトルは問題無いと言う
「お・・・おう・・・・ほな・・・・ええんやけどな・・・」
的な気分が味わえます。(もう無理ですけど)

よく子供向けアニメなど最終回
特に間を空けて第2期とか、あまり無かった時代
「TVの前のみんな、じゃあまた会う日まで」とか
「またどこかで、会えるさ」とか
主人公が言い残して
そのまま一切姿を現さないという
詐欺にあった記憶が、かなりあります。

しかし『プリキュア』は最終回寂しい気持ちになりますが
『オールスターズ』で本当に会えますので
許してあげます。

この頃のプリキュアも一応子供向けには変わり無いですが、
今に比べて、まだ観てる年齢層の幅が
上に広かったと思います。(あくまで女子の年齢層の話)
恋バナもありましたしね。

なので、プリキュアのキャラクターショーに
行ったりしたときマックスハートの曲が
「プリキュア、プリキュア♪」
って流れると、
「ああ、懐かしい」
と言うお母さんをよく目にします。
プリキュアも母子で同じシリーズを観るまでになったか・・・
と時の流れの速さにビビりました。

中には“大きいおともだち”もいてるんですが、
私はチキン野郎なので
ひとりで観に行って
赤の他人の娘さんの近くで、
見様によっては
その娘の『お父さん』とも取れるポジションをキープし
観覧するのが精一杯の愛情表現です。

たまに本物のお父さんが登場して
複雑な家庭環境を演出してしまいますけど・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

正常進化

シリーズ第2作
通称:MH、初代MH


前作の大ヒット受けて予算を惜しみなく投入され制作された続編
もっとも目を引くのはやはり『作画クオリティの向上』ではないでしょうか?
変身バンクひとつとっても気合の入り具合がまるで違う


新キャラクターがいるものの基本的にやっていることは前作と同じ
前作と似たような展開を前作から少しアプローチを変えながらのストーリーには、前作ファンには「期待通り」と取れるでしょうが、
逆に前作を好きになれない方には「退屈」他極まりないでしょう

例えば前作には悪の権化である「ジャアクキング」から生み出されながらも、
ジャアクキングの支配から独立を企てる「悪の三幹部」が登場しました


ところが今作では、前作で滅んだジャアクキングを復活させるべく奮闘する「悪の三幹部」が登場するのです


目的は違えど彼らがすべきことはやはりプリキュアを倒し、光の園の力を手に入れることに共通する


こういった違いはあれど根幹の部分は全く何も変わっていないというのはオイラが前作レビューで挙げた、マンネリ化やファン層の固着化を起こす可能性があると思うのです
単純にクオリティはあがっているからという理由だけでは評価し難い作品だと思います


キャラ評価を前作評価から少し下げたのは初代でのキリヤくん絡みのエピソードを評価したかったので・・・


ちなみに「パワーアップ」と称して衣装デザインが多少変更になり、なぎさ(ブラック)のおへそ出しが封印されます(爆)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

プリキュアシリーズ第二作目

1作目に続き、2作目。
一人増えます!!!(プリキュアじゃないけど)

---------------------------------
ドツクゾーンとの戦いが終わり、普通の女子中学生として3年生に進級したなぎさとほのか。
しかし光の園では先の戦いで傷ついたクイーンが12のハーティエルに分裂して虹の園に散らばってしまうという事件が起こっていた。
一方虹の園ではジャアクキング復活を目論む闇の四天王が集結。

新たな危機になぎさとほのかは再びプリキュアとして戦うことを決意する。
3人目の戦士シャイニールミナスに覚醒した謎多き少女・九条ひかりを新たな仲間に加え、
闇の力と戦いながらクイーンを復活させるためにハーティエル集めをすることとなる。
---------------------------------

相変わらずの、関節技。
殴る蹴るの戦闘模様。

そして、3人目のシャイニールミナス。
戦うことは苦手で、攻撃する技はありません。
敵の攻撃をひたすら避けたり、後方支援に徹しているだけで、
一応、強力なバリアはだせる。

なんだこれw

しかも黄キュア枠だと…!?

まぁ、キュアブラックが桃キュア枠だから仕方ないのかな?

今作品は、新たに登場した妖精「ポルン」がちょっとうっとおしかった。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

62.5 75 2005年度アニメランキング75位
犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(アニメ映画)

2004年12月23日
★★★★☆ 3.6 (48)
440人が棚に入れました
仲間との旅の途中、犬夜叉は半妖の少女に、仲間を助けて欲しいと頼まれる。実は50年前に桔梗とともに行った不老不死の地、蓬莱島で、その少女と会っていたのだ。その少女をきっかけに、犬夜叉たちは四闘神との戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、辻谷耕史、桑島法子、渡辺久美子、日髙のり子、成田剣、チョー、能登麻美子

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

心にも あらべうきよに ながらえば こひしかるべき よはのつきかな

頭から布を被って登場する子供たち五人。
末っ子藍ちゃんに逃げろと諭す長女浅葱ちゃん(実際血の繋がりはなかろうが)
何故藍ちゃんのみが背中に刻印を受けていなかったのかが非常に謎ですが、背中に四闘神の刻印を受けていない半妖だけが外の世界に出られるという設定。…犬夜叉が外で過ごせていたのは何故なんでしょうね…(汗)つか、何故島と一緒に消えずにいられたんでしょう…。本編でも突っ込まれつつ、しかし答えは得られなかったこの疑問(墓穴掘り)
ともかくも、半妖の子供たちはまだ未来を定められていない末っ子藍ちゃんを逃がします。そしてOP開始。

独り浜辺を歩く藍ちゃん。
追撃する亀。もとい、玄武もどきの剛羅。
…他のメンバーと違いすぎです。異色です。あんたたちほんとに兄弟ですか?(汗)
背中から対空砲火。口から火。
ゴ○ラも吃驚。形の類似点ならばむしろガ○ラ。しかも顔の位置は懐かしの竜骨精と同じ(笑)
ピンチの藍ちゃんを救ったのは夫婦on雲母でした。お父さん法師、幼子を抱えております。ぎゅっとしております。擬似親子体験実施中。
今回はやたらと空中戦が多かったので、初っ端から雲母大活躍です。キララー式部さんが絶賛した雲母の活躍ここに始まる(注:この映画は犬夜叉です)

本格的な戦闘になる前に藍ちゃんはかごめちゃんon七宝ちゃん風船に預けられました。…預け方、ほとんど保母さんに娘を預ける父(苦笑)
初っ端から風穴使うも、相手がでかすぎて(…というか重すぎて)吸い込まれるのは海水のみ。…海水だけでも風穴開けてると辛いらしく、法師の顔が歪んでおります。
矛先を変えた亀はかごめちゃん&藍ちゃんon七宝ちゃんに照準固定。風船七宝ちゃんは動きが鈍いのが難点です。危なーい!
避けてます!身体を凹ませて避けてます!すごいぞ七宝ちゃん!感謝祭での風船遊びは伊達じゃなかった!(絶対違う)
そこに登場、主人公。何故一人だけ林から抜けてきたのか分からぬままに、七宝ちゃんの横を飛び越え、一閃!
さすが主人公。懐かしの東○まんが祭のようです。(放映権元違うし)
安堵するかごめちゃん。喜ぶ藍ちゃん。
ここでようやくタイトル画面。「来」の字に刻印が入ってるの、初めて気付きました。

まずはでっかいのを倒します。これぞ少年漫画のお約束。
しかし頑丈で風の傷が効きません。あやー。
犬夜叉は何とか攻撃を自分に向けようと走り出しますが、亀は犬を放っておいて、真正面の七宝ちゃんにロックオン。
なんとか飛来骨で頭の角度を変えたものの、三人はひゅるる~~と落下していきました。
「かごめ!」
「かごめちゃん!」
「かごめ様!」

「おらのことも心配してくれ~~~~っ」

…うん、そうだね。三人揃ってかごめちゃんしか呼んでないよね(苦笑)
そして犬夜叉、かごめちゃんと藍ちゃんだけを抱えて着地。滞空時間の長かった七宝ちゃんは錫杖に引っ掛けられてお父さんの元へ。…物理の法則としてそれはどうなのか。でも、錫杖に衣を引っ掛けられて滑っていく七宝ちゃんは可愛かったので良しとする(笑)
七宝ちゃん、法師の下を抜け出して珊瑚ちゃんの肩によじ登り、あわや片手が胸元に!びくっと反応する珊瑚ちゃん。ええ?そうなの?と思いきや、やっぱり犯人は旦那でした(お約束)叩かれたって平気。いつものことです。
が、ここでいつもではありえない自体が発生。
法師、雲母から落下。
…うわ、四年アニメやってて初だよ。雲母ってばとうとう(不埒者を)振り落としたよ…。
…というのは冗談ですが、平手から時間は経っていたので、まさか目を回したわけではないでしょう。法師だし。
何故落ちたんですか、弥勒さま。(素で疑問形)

結局第一戦はかごめちゃんが頭を射抜き、犬夜叉が止め。お約束。

幼子に懐かれる犬夜叉を見て、一行は冷汗たっぷり。そんなに意外か(笑)
法師じゃないので隠し子疑惑はありませんが、何故知り合いなのか全員が疑問。
「じ~~~~~…」と全員合唱で見詰められ、たじろぐ犬。…可愛いやつめ(苦笑)

しかし、どうして犬一行がこの浜辺にいたのでしょう?
藍ちゃん救出後、事情説明に立ち寄った小屋で犬夜叉にも背中の刻印が浮き出ていると判明しますが、皆にばらしていない状態でよくこの浜辺に進路を取れたものです。
いっそこの場面は回想シーンくらいにして、「どうしてお兄ちゃんここに?」「実はかくかくしかじか」のほうが分かりやすかったんでは…(汗)
前回の映画のことから考えても、自分に関る厄介事に仲間を連れ立っていくような真似は犬夜叉はしないと思うんですがいかがでしょ?(今回は半妖の子供たちのことがあるから自分ひとりの問題ではないにしろ…)信頼の証といえばそこまでですが、前作とかなり解釈が違ってる気がしたもので。

ともかく、小屋の中でのポイントは、回想シーンではありません。
珊瑚ちゃんの膝枕で眠る藍ちゃんです!頭撫でられてるよ羨ましい…っ。
法師に引き続いて珊瑚ちゃんまで親子体験娘版!
…年末年始に書いてた話が話だけにものすごく参考になりました(笑)

50年前、船で進路を見失った犬夜叉と桔梗は突然現れた島に上陸。あんまり話してる時間なかったように見えたのに、子供たちの事情をその時聞いていた犬夜叉(苦笑)名前は桔梗が呼んでたから覚えただけか?
しかし事情を聞く前に、犬夜叉は刻印を刻まれ、桔梗は血を取られて島は消えてしまいました。
消えたもんは仕方ないのでそのまま帰ったそうです。(実話)
そんなものなのか。妖怪退治って。(汗)

刻印が痛み出し、隠そうとする犬夜叉にかごめ様は容赦がありません。
あっというまに言霊をくらい、とっとと脱がされ(語弊あり)てしまいました。

船を用立てて島に向かう合間、丸さまご一行にもお客がありました。
飛田さんボイスで炎使いになると、真っ先にビデオ版創○伝の次男さんが浮かんでしまうんですが…(汗)まぁとにかく、次男凶羅さん。丸さま相手では強いんだかなんだか良く分かりませんが、蒼龍破くらって体崩れても生きてるんだから強いんでしょう…多分。体質に救われてるだけともいえますが(朱雀だからね…。曲がりなりにも不死鳥だからね…)
しかし前作から突っ込みたかったんですが、仮にも丸さまは犬の妖怪です。何で奥義が蒼「龍」破なんでしょう…(汗)犬なんですから…(汗)

きっかけとなった、お父上の元部下二人。
彼らの武器は奪われて、その後四闘神が使っているわけですが…。ごめんなさい。始め凶羅さんの扇、気付きませんでした(汗)
でも最終的には、扇の元持ち主さんは丸さまが敵とってくれたようなもんですが、もう片方のはある意味可哀相でした…。だって…ねぇ?いや、結局二人とも凶羅さんにやられてるわけですからいいのか。武器はともかく。
つーかこれは50年前ですか?それとももっと前?
犬父がなくなったのが200年前(前作より)だったわけなので、「父上の御遺志」というなら200年前が妥当ですかね。…三回目の機会でようやく、と思うと、丸さま…(汗)


到着した島のシーン。
お?さっきと違うぞ?間違い探し。
いつの間にか夫婦は雲母に乗ってます。…いつの間に。船で出た時はしっかり普通に乗ってたのに…(沈みかけた?)
犬父の元部下・斉天さんの遺物(…バズーカ?)で攻撃してくる三男坊。やっぱり暴れん坊(創○伝から離れようよ…)引き離し作戦にでた夫婦、主人公が長男と相対している間に振り切った…らしいんですが、空VS地上でどうやって空組が振り切れるのか(汗)
力の玉を奪われている敵方は実態が透けているのでそのせいなんでは…。
しかしあれです。なまじ敵長男は、見かけが蛮骨似、声が飛天だけにほんとに少年漫画の敵キャラになってます。(注:犬夜叉は少年漫画です)




藍ちゃんの案内で村に向かうご一行。
山道では走り抜ける雲母に突き飛ばされ(?)落下しかける七宝ちゃんやら、やたらと距離を取って進む法師やら(…妻の後姿狙いか?アニメ白霊山登山再び)、微笑ましいおなごツーショットやら。そこかしこに何かはあるものの、バックを流れる歌の前には霞んでいます。
半妖の長女・浅葱ちゃん、最後の別れに民謡(…になるのか?島の)披露。演奏は弟妹たち。ぼろぼろの村の中に良く、多様な楽器があったものです(ツッコミどころが違う)
50年前にちろっと逢っただけの犬夜叉のことを、皆良く覚えています。特に双子。おかげ様で鉄拳制裁くらいますが、やはり最強はかごめ様ということを学んだ様子。めでたし。

生贄の祭壇にしか思えない鳴動の釜に向かう浅葱ちゃん+ご一行。
法師の浮気発言は取り敢えず置いておいて(あまり意味ないし…)自分が死なないと全員が死ぬ、という制度は、見かけ子供の彼らには辛い現実です。すっかり諦めモードの年長組を尻目に、浅葱ちゃんに付いて行く犬猿雉…じゃない、犬夜叉・弥勒・珊瑚。この時点からかごめちゃんはお留守番です。
が、半妖パワーに反応した釜は半妖組だけを攫って行きました。飛来骨が扉に引っかかるも、押し出されてアウト。
つか、咄嗟に投げられる珊瑚ちゃんの反射神経に乾杯。

どうにか開ける方法がないかと試してみるご一行。その間に犬&気絶状態の浅葱ちゃんはマグマの中…というよりむしろ、落ちていってるはずなのに、降り注ぐ火山弾に真っ向勝負を挑むが如く突き進んでおりました。
釜に半妖の力を吸い取られつつも島の護り巫女・奏さまと会話。
…すみません、回想の奏さま、後に出てくる人形桔梗にしか見えませんでした(ぼかされすぎて)

入り口を開けようと、刀と錫杖で境目を突く夫婦。二人を尻目に諦めモードたっぷりの双子。
…やはりこの夫婦の下にもこんな悲観的な息子たちも生まれるんだろうか(考えすぎ)
やがて、別れの唄の歌詞が扉を開けるヒントになっていると気付いたご一行、息子たちの助言を下に、人間代表かごめさまと妖怪代表(つか、この場に生粋妖怪は七宝ちゃんと雲母しか)七宝ちゃん、手と手を合わせて「開けゴマ!」(嘘です)
…開きません(当り前)
しかし扉が開かないのを延々と迷っている場合ではありません。なんと、山の下から毒虫襲来です。どっかの蛹のような、はたまたダンゴ虫のような(汗)
お約束の風穴は妻の助言により早々に止め、お札で応戦する法師。飛来骨の妻と破魔矢の巫女様。それに影響されたのか、おとなしめの少女・萌黄ちゃんが「武器になるもの探しましょ」と真っ先に動く。最近のおなごは黙って待っててはいけません。
武器探しの途中、更なるヒントから扉の本当の開け方に気付いた七宝ちゃん、虫退治を夫婦に任せ、せーの、で扉横の某所にタッチ。中から取っ手が出てきました。
非力なせいか、いくら引いてもちょっとしか隙間の開かない扉。そこから届いたかごめちゃんの声に答え、犬夜叉、映画初の金剛槍破で扉ごと虫を一掃。
横に避けていたご一行は法師の結界で何とか無事でした(残骸には巻き込まれたけど)
お姉ちゃんと再会する子供たち、ほんとに兄弟していて微笑ましいです。

釜の中に封じられていた力の玉in箱は赤い鉄砕牙でも壊れず、頼りのかごめちゃんの弓矢は先の混乱で大破。
それに乗じて、人形桔梗が箱を奪っていきました。
まるで甦らされたばかりの表情のない桔梗。明らかに有り得ない跳躍力で跳んでいきました。すかさず追いかける犬夜叉の様子を見て、呟く双子。
「…もしかして三角関係?」
「二股ってやつ?」
…ああ、禁句。
かごめ様のお怒り表情を見てしまった二人はまたしても人生を学びました(他にいいようはないのか)
しかし今回の夫婦&雲母&七宝ちゃんは頭に冷汗を浮かべるのが多かったです。すっかり落ち着いてしまって、周りが呆れる以前に、ほとんど離れないこのペア(つーか夫婦と雲母)突飛な行動よりも、戦闘シーンの連携というか、「まとまりのある夫婦」を見せてくれたような気がします。…少なくとも、今回の浮気発言はほとんど無意味でしたから。

一方犬が追っていた人形桔梗、箱を開けてしまいました。
思わず思い出す、アニメ版ハー○ルンのバイ○リン弾き。
開け放たれた箱の中には禍が入っていました。
が、禍に対する以前に桔梗に追いかけられて逃げる犬。へたれっぷりが堪りません。
ついには桔梗本人にも「情けない」と言われるへたれっぷり。そりゃ、姿だけで魂のないそっくりさんと比べられたら嫌でしょう。
でも桔梗さま。
その放り出しておく弓と矢に一体何の意味が。…お約束すぎて分かりません…(泣)

さて、山から村に下りて島を出ようとするも、未だ刻印のある子供たちはでられません。が、ひとまず山を下るご一行マイナス犬。
ここでも父法師発見。
末っ子藍ちゃんを抱きかかえての下山です。あんた、やっぱりあんたの子じゃないのか?(注:彼はまだ18歳。無理です)

ここらから、戦闘シーン発動。
雲母に乗った夫婦は三男坊と亀と対決。
まるでガン○ムを見ているような、砲弾と対空砲火の嵐。全てを避けきった雲母に乾杯!
飛び道具が飛来骨だけでは分が悪いので、夫は回復してない身体(つか風穴)で三男坊の武器を吸い込む作戦に出ます。
さすがに、亀と違って吸い込めました。…遠い昔、犬父の部下が使っていたはずの遺品ですけども(汗)
しかし、武器がなくなったおかげで三男の暴れん坊っぷりはエスカレートしてしまいました。…どっかの燕尾服着た某王子も、アニメ版で似たようなことやらかして苦戦しましたな、そういえば(笑)

今回はカップリング萌えが少なかったんですが、探せばありました!戦闘シーン。
夫婦on雲母VS三男獣羅空中戦。
飛来骨で殴るも、固くて(多分)ぐらつく珊瑚ちゃんの身体を、後ろの法師がしっかり腰を支えて落下阻止。
二回ほど。
ただ後ろに乗ってるだけじゃなかったんだ…。
ほとんどあれです。
高いとこにあるものを、妻の身体を抱き上げて取らせる夫の図(言い過ぎ)

それに頭にきたのか、夫は考えました。
同士討ち。
当然相手も意図は解っていますが、避けてしまえば当たりません。モビ○スーツの戦いで、対空砲火にやられてはニュー○イプの恥(違)
でも、そんな余裕も、風穴により対空砲火吸引には無意味でした。反則だ(笑)

かくして、不埒な三男坊を撃破した夫婦。
それより前に丸さまは次男を倒しておりました。
…あれですか、同じ技で今回ほんとにやられちゃったのは、本来の力をとりもどしてたせいですか?せめて蒼龍破、ラストだけにしときませんか?(汗)いくら前半戦では半分実体がなかったからって同じ技であっさりやられちゃパワーアップしたか分からない(汗)


その頃かごめさまご一行、いかだ作りに精を出し、ほのぼの。
ちょっとずつ消えていく背中の刻印に意欲を沸かすも、本命・龍羅に襲われ大ピンチ。
犬夜叉の「やられても立ち上がって向かっていく」という姿を見て、運命に逆らう強さを学んだ子供たち。特に双子、変化が顕著です。頑張ってお姉ちゃんたちを護れるようになるんだぞー。
しかし何度も返り討ちにあっていた割には、最後の一刀はやけに呆気なく感じたのは気のせいですか(汗)
兄ちゃんやられた腹いせか、末っ子亀、島全体を対空砲火。はた迷惑極まりない。これではさしもの夫婦も近付けず、犬夜叉を加えて最後の応戦。
OPでかごめ様が射抜いた頭を今度は法師の錫杖槍投げバージョンが突き刺さり、犬夜叉の止めであっさり終了。一件落着。
…と思ったら、まるでどっかの戦隊シリーズのように、四兄弟合体でラスボスとして復活!
……阿修羅○爵?(汗)
亀がどの辺にいるのか分からない合体。
しかし四方八方に目があるも同然なので、攻撃力・防御力共に上がっている…多分。

…で、その決戦の最後らへん、炎で風穴に火傷した(ように見える)法師ですが、どうして傍にいるのが雲母と七宝ちゃん「だけ」なんでしょう…(大泣)
せめて…っ…せめて抱き起こしててもいいじゃないかーっ!(心の叫び)
というか、珊瑚ちゃんだけピンでいるのは物凄く違和感なんですが。顔アップにするのは構いません。でも、せめて傍にいようよ(泣)旦那気絶中なんだからさぁっ(泣)

かごめちゃんが弓矢を無くしていたため協力不可能でしたが、どっかの巫女さまが放り出した弓矢一式を蛍の導きで手に入れた紫苑くん、最後の最後に頑張ってようやくかごめちゃんの手に攻撃アイテムが渡りました。
…巫女さま、何故放り出していったのですか?(最後まで疑問)

蛍の回復魔法(違)により回復した主人公とヒロイン。
いつものように共同作業で幕です。
そして犬夜叉、最後の最後にオリジナル技発動。
「金剛爆流破」
…どんな技か(汗)

崩壊して行く蓬莱島からいかだで脱出するご一行。
…乗るもんですね、いかだ。
子供たち、生まれ育った島との最後のお別れです。



さてED。

いかだは風船七宝ちゃんと雲母の牽引によって陸地に到着。はしゃぐ子供たち。倒れる犬夜叉。
この前の週刊日曜日で半日で回復した犬夜叉ってのがいましたが、此度は数日寝込んだ模様。
その間にすっかり楓様の村に馴染んだ子供たち、犬夜叉兄ちゃんもてもてです(笑)


一方夫婦。
一番カップリング萌えだったのがEDってのはすごく物悲しいですが(泣)
本編中では藍ちゃん、EDでは雲母に珊瑚ちゃんの膝を独占された法師。心の中は膝枕願望で一杯です。
数年前にポスターで膝枕達成したことを忘れてます(笑)いや、だからこそ悔しいのか(笑)

空を見上げて涙を流す珊瑚ちゃん(琥珀くんと重ねてるんだろうな…)に、右手を見詰める法師。
あ、そう言えば火傷!←どこにも突っ込まれてませんでした(泣)

映画版七宝ちゃんの初恋は、二つ目のプレゼントで敢え無く玉砕し、子供に引っ張られる雲母は巨大化して怒りを表現。
相変わらずEDはいろいろやってくれて楽しい。

いつもならED後に「おすわり」がありましたが、今回はなし。ちょっと淋しい…。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

うーん

犬夜叉1期が終わった後に公開されましたけど何か見ていて面白くなかったかな
犬夜叉の映画は当たり外れ大きいけどこの作品は外れかなと
犬夜叉の映画に求めているのはこういう作品ではないので評価はできませんね

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

lg さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

-感想-

鑑賞回数:不明 ※評価はしてません。

【総合】
----------
 犬夜叉の映画は何作品かが被っていて
 内容は覚えてるもののどのタイトルがどんなだったかと言うのは覚えてないです「(゚ペ)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0
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