スカイオーダー さんの感想・評価
3.8
トランスフォーム最高
子供のころに観たアニメなのであまり詳しくは覚えておりませんが、トランスフォーム(変形)や合体する部分が、男心をくすぐらされて興奮したのは今でも覚えています。私が覚えているロボットの中ではトレーラや基地に変形するコンボイとスペースシャトルに変形するジェットファイヤーが合体してジェットコンボイに姿を変えたのが印象的で、実写映画においてオプティマス(コンボイ)とジェットファイヤーが合体したシーンを見た時は感動しました。
スカイオーダー さんの感想・評価
3.8
子供のころに観たアニメなのであまり詳しくは覚えておりませんが、トランスフォーム(変形)や合体する部分が、男心をくすぐらされて興奮したのは今でも覚えています。私が覚えているロボットの中ではトレーラや基地に変形するコンボイとスペースシャトルに変形するジェットファイヤーが合体してジェットコンボイに姿を変えたのが印象的で、実写映画においてオプティマス(コンボイ)とジェットファイヤーが合体したシーンを見た時は感動しました。
かんぱり さんの感想・評価
4.3
遠い昔にあった戦争か何かで滅びかけ、荒廃している世界。
そこでは絶滅したと思われている狼たちが、人間の姿へ変えて生き延びていた。
これは狼たちが幸せに暮らせる「楽園」を求めて旅をする物語です。
全30話。15話~18話が総集編(それぞれ4匹の狼の視点で語られる)になっています。
あにこれでレビューを見て結構古い作品だけど面白そうなので見ることにしました。
キャラデザは結構好きかも。作画もとても良くて、動物たちの動きとかよく描かれていました。
OPやEDはもちろん、劇中曲もなかなか良くて、クレジットを見て納得♬さすが菅野よう子さんです。
この物語の世界観がなかなか掴めなくて、謎が多いまま物語が進んでいくんですが、作品全体に流れる退廃的な雰囲気や渋めだけど温かみも感じるキャラたちに魅力を感じて、最後まで面白く見ることができました。
キバ、ツメ、ヒゲ、トオボエの狼たち。
誰よりも一番「楽園」に行きたいと望んでいるクールな雰囲気のキバ。
他人をあまり信用せず冷たい態度をとるけど、実は仲間思いなところもあるツメ。
鼻が利いて食べ物と女性が好きなムードメーカーのヒゲ。
人懐っこくて優しい性格で4匹の中で一番幼いトオボエ。
狼たちの中ではトオボエが好きでした。彼がいたから4匹はバラバラにならなかった気がします。
人間たちもそれぞれ味があるキャラたちでした。
元警官のハブと狼を殺すために追うクエントのおじさん2人旅の13話は会話ややりとりが面白くて良質なロードムービーを見ているみたいで好きな話でした。
あと次回予告で色んなキャラたちがしゃべるんですが、セリフが洒落てて地味に面白かったです。
終盤、{netabare}キャラたちが次々と亡くなっていくんですが、ちょっと強引な展開もあったりしてそこはもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
見終わってもたくさんの謎は結局明らかにされることはなく、ラストも分かりにくかったです。{/netabare}
私のラストの解釈は・・{netabare}選ばれた狼の血によって花の子チェザから種ができ、それから月の花が咲き乱れ、楽園が作られた。未来で生まれ変わった狼たちはそこで幸せに暮らしている{/netabare}・・かな。
世界観が分かりにくいし、貴族とかの描写が弱いのでなぜ?と思うところが多いのはマイナスですが、冒頭でも書いたとおり、作画や音楽も含めた作品の雰囲気の良さや魅力的なキャラたちが素晴らしくてちょっと古いですけど、もっと知られてもいい隠れた良作だと思います☆
しゅりー さんの感想・評価
4.2
人々の暮らす世界で人を惑わし、人の姿を使って生きていた4匹のオオカミ。
主人公のオオカミ、キバを中心に楽園を求めて旅する彼らが、
花の少女、チェザと出逢い人間達の思惑、想いに巻き込まれていく全30話の物語。
カウボーイビバップ制作時に信本敬子さんがオオカミものをやりたいと
言ったことがきっかけになって2003年に制作されたアニメとのことです。
BONSE制作で岡村天斎監督と聞くと後のDARKER THAN BLACKを思い出したりします。
何といっても上記の2作と同じく音楽が菅野よう子さん。
OP「stray」の担当がスティーブ・コンテさんでED「gravity」を
まだ菅野さんの音楽プロデュース中だった坂本真綾さんが歌い、
劇中BGM、挿入歌もシーンごとに感情を惹き込まれるような良曲揃いと、
音楽面での本気っぷりはイヤというほど伝わってきます。
川元利浩さんのキャラクターデザインは人物、動物とも魅力的なキャラが多く、
アニメ本編ではオオカミ達のリアル指向でデフォルメされていないのに感情の動きが
わかりやすく伝わってくる様々な表情、仕草にスタッフの仕事の精密さを感じます。
建物と狭い路地で圧迫感を感じる人間の街や空虚で寒々しい貴族の建物、
旅の中で各々のキャラクターが感情を吐露していく自動車内の雰囲気など
場所、状況の持つ印象をうまく利用した心理描写も良い点だと思います。
さて、本作は菅野よう子さんの音楽が大好きな弟が愛しているアニメで、
数年前からDVDが全巻揃っていたのですが、私は今回初めて最終話を観ました。
ずっとDVDがあったのに、いつも途中で断念してしまっていたのです。
何度観ても本作のイメージが私の中でもやもやして定まらず、
15話から4話続く総集編で飽きがきてしまうんです。
正直総集編は坂本真綾さんがとても好きな方だけ、挿入歌「cloud 9」が
流れる17話Aパートあたりを聴けばいいのかなと思います。
そのパート以外は再生する必要皆無なので14話視聴後はすぐに19話を観ましょう。
19話以降はイメージが固まってきて、かなり物語に引き込まれましたし、
ラスト数話はとても切ない展開で、よくアニメで涙を流す私の中でも
過去に例が無いくらいボロボロ泣いてしまったシーンがありました。
物語全体の完成度というとお話にならないアニメなのかもしれませんが、
最終話視聴後の感慨深さだけは素晴らしいアニメです。
アニメで泣きたい方はなるべく短期間で観れる状況を作って
最後まで鑑賞してみてはいかがでしょうか。
nani-kore さんの感想・評価
4.5
こんなスゴイ傑作アニメがあったなんて~!!
自分、ちょうどアニメから離れていた時期に放映してたから、全然知らなかった。。今ようやく、棺桶に入る前に観られて良かったよ~;;
10年前のアニメだが、画がすごくキレイで、音楽もキャラも声優さんも、みんなみんな素晴らしいよ~~
ストーリーも、もちろん何より素晴らしい。
狼と花と月。。なんて詩情に溢れたキーワードでしょう!
ロマンチックで詩情に溢れた、とっても美しい物語。でも、ちゃんと骨太の近未来(過去??)SFです。
展開がまったり過ぎるってご意見もあったけど、ドタバタ慌てず、無駄にドキドキハラハラ(最近多いなぁ)させられず、ちょうど良いストーリー展開だと私は思うけどな~
ただ途中、4話にまたがる総集編は、たしかに要らんわな~3
パラダイスを求めて旅に出る、4人(匹)の少年狼たち。
4人とも、それぞれがカッコいい!
キバ、すっごくキレイ♪白狼ぴったり♪♪
ツメ、ツンデレ不良少年(ちょっとゲイ受けしそう)。灰狼。
ヒゲ、見た目はフツーだけど、性格がカッコ良すぎる男の子。ちょいポチャ茶狼。
トオボエ、きゃわいい~~!!泣かせるなよ;; 茶子狼。
狼バージョンの4匹も、リアルに描かれつつ、動物の可愛らしさカッコ良さが120%溢れてマス。
動物好き、特に犬好きのヒトにはたまらないんじゃないかなぁ~
イケメン萌えのみならず、動物萌えもできるアニメは、本作だけじゃあなかろうか。
美女達もいますが、ちょっとアダルト。
チェザだけじゃあ、美少女萌えにはちょと足りないかな~
アニメに美少女萌えを求める男性には、ちょっと残念カモね。
他の投稿者の方も書いておられますが、基本、大人向けのアニメだと思う。お話もシリアスで、ギャグ要素はありません。
結構サクッと人が殺されるけど、ショッキングなグロさもなく、あくまでも話の進行上、淡々と死ぬだけ。
この辺りが、昨今のドタバタ・ショッキング・グロい殺人等の表現に慣らされた側から観て、展開がまったりといわれる由縁ではないかと思われる。
エンディングも全てのナゾが解かれたワケではなく、ふんわりと詩情豊かに終わっているので、中途半端というご意見もあるが、何もかもハッキリ解明されて良くも悪くもすっきり終わっちゃったら、詩情豊かでロマンチックな作風全体がぶち壊しになってしまうじゃないか~!コレでいいの=33
ラストは切ねえ;29話までに泣かない人は人間では無い;;
さて、ちょっと古い作品だけに、無料動画で本作を追うのはムズかしかった;
日本語で本作が観たいのなら韓国の動画サイト、YOUでは外国語の吹き替えサイトしか無いのではないか。
実は本作「Wolf's Rain」、海外ではケッコー人気作とみえて、英語のみならず、イタリア、スペイン、フランス、ロシア語まで吹き替えバージョンがある。
仕方なく英語吹き替えバージョンで観たら、アツいレビューが最近まで、一話ずつに何百も書きこみされていた。
「俺は狼になりたい」だの「トオボエ超可愛い」だの「ティッシュをボックスで用意しろ」だの。。世界中で、未だこんなに多くの人に愛されている本作が、日本では影薄く消え去りそうになっているのは、何だかとても寂しい。
ちなみに英語版の声優さん、なかなか素晴らしかった!
日本のアニメの雰囲気を、壊さないようにする努力が伺える。いかにジャパニメーションが愛されているのか、しみじみ分かるようで、なんだかとても嬉しい ^ ^
大人の女性の声はちょっと低め。日本女性の声はカン高くて、外国人からするとヘンらしいからかな?
私もインドでバカにされたことがあるよ。。鼻から抜けたような、カン高い声で歌うインド映画の女優さんを観るかぎり、インド人は言われたくないけど~3
怪我の功名で観た英語バージョン、なかなか良いので、英語の勉強がてら、みなさんも是非お試しあれ♪♪
死ぬ前に出逢えて良かった、心からそう思える良作でした~
もっともっと、キレイなモンに逢ってから逝きたいですよね。。。
DOMANI さんの感想・評価
4.0
1期での謎はある程度回収されたものの、ほどよく視聴者の判断に委ねられる部分もあり、それが絶妙な感じとなっている(尤も、全部知りたいという人は納得できないと思うが)。1期から2期までの期間が空いているからか、戦闘シーンの迫力が明らかに進化しており、ラストへ突き進む物語へのいいアクセントとなっている。なお、まともに交渉しているのは最終回のみの模様。これもロボット物の宿命か(笑)。
惜しむらくは、2期の画像がなすなところ。
Robbie さんの感想・評価
4.2
私は正直1期の方が好きですが2期でここまで難解な作品に仕上がるとは思わなかった。
正直2期は1話の物語の導入の時点で???だった。
さらに伏線は一応回収するのだがあのラストには正直驚いた。
でも予想が的中した人もいそう。
自分は予想できなかったがラストにこういうことかと理解出来た。
ただ、気を抜いて観ていると理解できないと思う。
自分は大好きな作品だが賛否が分かれるのには納得する。
でも難解な作品なだけに好きだと何回も観たくなる。
作品の全体の詳しいレビューは1期の方に描いたのでこれくらいにしておく。
ようす さんの感想・評価
3.7
「おジャ魔女シリーズ」や「プリキュアシリーズ」が有名な東堂いづみ原作の作品。
東堂いづみさんという人がいるのかと思っていたら、
東映アニメーションが用いる共同ペンネームだったんですね。
この作品を観ているときに調べてみて、
初めて知りました。
日曜の朝8時30分のアニメとしては視聴率過去最低を記録してしまったようですが、
内容はよくできている名作なんだよね。
子ども向けとしてはちょっと難しかった?
舞台が20世紀初頭のヨーロッパだし、
貴族やら平民やらのお話だし。
「おジャ魔女」と比べると、
ぱっと心をつかむ要素が足りなかったのかもしれません。
自分自身に投影できる部分も少ないですし。
全50話です。
● ストーリー
アップルフィールド孤児院で育ったナージャはもうすぐ13歳。
ナージャの持つブローチを狙う男たちのせいで孤児院が火事になり、
ナージャは孤児院を自ら離れることにする。
旅芸人一座・ダンデライオンの踊り子として旅をしながら、
死んだと思っていた母親を探す。
旅芸人の一員としてヨーロッパ周辺を旅しながら、
いろんな人と出会い、
母親へとつながるヒントを探す。
明るくて元気いっぱい、前向きなナージャだけど、
まだまだ子ども。
周りの人たちは突っ走るナージャに助けられることも多いけれど、
ナージャが前向きに考えるような簡単な話じゃないこともあったり、
そのあたりの大人(現実)との対比も、
大人目線だとよく理解できて面白い。
また、ナージャが旅するヨーロッパの国々は貴族と平民という身分の違いがはっきりしている社会であり、
ナージャが所属する旅芸人は、
芸をしてお金を稼がないと暮らしていけない。
さらに、ナージャが出会う人たちの中には、
お金がないことによって苦しむ人も多くいた。
その一方で貴族たちは夜な夜なパーティーをし、
贅沢な暮らし。
だけどお金があるだけで、
自由はないという悩みが貴族にはある。
そんな、平民と貴族の対比もうまく描かれていました。
ナージャが想いを寄せる“星の瞳のナイト”フランシスも、
貴族としての悩みや苦しみを表現するキャラでした。
50話という長い話でしたが、
その分たっぷり丁寧に描かれたことで、
ナージャとキャラたちの絆もしっかり感じられ、
ゴールにはじーんとくるものがありました。
毎週1話ずつだらだら見ていると、
途中で飽きたかもしれませんが^^;
● キャラクター
ナージャ、ダンデライオン一座、
そしてナージャが出会う人たち。
いい人が多いけれど、
そうじゃない人もいるのがポイント。
どのキャラでもエピソードを作れそうなほど、
一人ひとりのキャラがしっかりしていますね。
ナージャのようなまっすぐな女の子も好きですが
(周りのことを顧みなさすぎるところもありますが)
なんだかんだ、私は新聞記者のハービーが一番好きだったかもしれません。
ポンコツ新聞記者のような印象からスタートだったのが、
最後の方で彼の本当の信念が明らかになり、
「なんだこの胸アツな展開は!!」とワクワクしました^^
終始ナージャの力になろうとしてくれるところも、
優しい大人でしたね。
● 音楽
【 OP「明日のナージャ」/ 本田美奈子 】
これは名曲。
明るいだけじゃない、
人生にはつらいこともあるけど強く乗り越えていこうと、
そんな芯の強さを感じる要素がこの作品によく合っています。
【 ED「けせら・せら」/ 小清水亜美(作中ではナージャ役) 】
この曲も特徴的ですが、
歌詞が意味不明w
個人的にはそんなに好みではないけど、どうも嫌いにはなれないし、不思議な魅力のある曲です。笑
● まとめ
50話という長編ですが、いつか観たいと思っていた作品だったので、
完走することができて満足です♪
当時は人気が出なくて残念だった作品ですが、
時間帯や狙いとした層がよくなかったのかな。
でも良い作品なのは間違いないと思います。
自分の境遇に負けない、運命に立ち向かっていく女の子が好きなら、きっと好みに合うと思います^^
鸐 さんの感想・評価
4.0
ドラマ性を重要視し人気をはくしたおジャ魔女どれみ、そしてアクションを取り入れ新しい魔法少女の形を形成したプリキュアシリーズ、その間の1年に放送されくしくも緩衝剤となってしまった名作があることを私達は忘れてはいけない。
舞台は20世紀初頭のヨーロッパ
親を知らず、孤児院で生活していたヒロインのナージャの元へある日、母が使用していた日記帳と舞踏会のドレス、届母親が生きているかもしれないという趣旨の手紙が届けられる。
母の存在に胸躍らせられるナージャであったが、その晩、孤児院が火事に見舞われ、更には不審な二人の男に襲撃を受ける事案が発生。行き場を失ってしまう。
旅芸人の一座に拾われたナージャはヨーロッパ諸国を旅しながら母を探していく。
親友であったローズマリーが、ナージャに成り代わり貴族のご令嬢になりナージャに迫るさまはとても女児向けとは思えないディープな雰囲気。
対象年齢が高いことはナージャを取り巻く男性キャラの年齢が13~20代と高いことからもうかがえる。
個人的に好きなのは新聞記者のハービー
ツダケンの落ち着いた色ボイスと、キャラのくたびれた容姿が最高です。それでいてピンチの時に頼りになる、良い兄貴キャラです。
(推定年齢25)
考古学を学ぶ大学生、クリスチャン
ナージャに一目ぼれするが、なかなか告白することができない奥手な青年。
ドジなところや、ナージャを思う一途さが可愛いです。
(推定年齢19)
天才ピアニスト、ジョン
ピアニストとして活躍するために上京してきたが、スランプに陥り芸術家の集まるコミュニティにやってきたナージャにあたる。しかし、ナージャの演技をみたのち謝罪し、ナージャを一目置くように。ただのツンデレであった。
(推定年齢20)
その他にも貴族のお坊ちゃまや、アーティスト諸君、若い企業家などより取り見取り。
いい年したお兄さんたちが、14歳の女の子に言い寄る訳ですよ
ロリコン最高
もちろんナージャと同じくらいの少年もいますが、相手にされていないのが不憫ですね。
声優に関しては、若干評価低めです。
ナージャを担当されたのは今作で主演デビューした小清水亜美さん。
序盤は若干違和感を感じるのですが、後半ではナチュラルな演技になっていました。
また、吟遊詩人のラファエロを担当された山本耕史さんが…残念でしたね。
その他大勢の方たちは落ち着いていて、今見るとかなり豪華な顔ぶれになっていると思います。
作画は、あまり良いとは言えないです。
背景はストロークがかったような感じで良い雰囲気が出ているのですが、
キャラの絵柄が1世代前の少女漫画みたいな絵柄ですし、顔が崩れてイケメンを損ねているシーンもちらほら。
女の子は安定してるんですけどね。イケメンに恨みでもあるかのようです。
音楽
OP「ナージャ!!」
歌は本田美奈子さん。
抜群の歌唱力に澄み切った歌声、高らかに歌い上げるサビが美しいです。
OP映像の「いつかまた 出会える人たちに 手をふりながら 時には ブルーになる日もあるけど」
のところが好きです。
階段を上り下りしてジャンプ→イケメン集合絵→海の底へドボン→黒バラがナージャを拾い上げてフランシスと交互に入れ替わる場面展開を、上手につなげていることも凄いと思うし、歌声も時にはから暗くなっていることを画面でも上手く表現していて完成されたOPだと思います。
一方、EDの「けせら・せら」は意味のない語呂合わせの歌詞で、とても良く頭に残るし安心しますね。
また、作中で登場する曲も地域の特色の出る曲を使用しており、雰囲気作りに何役もかっている印象です。
リアルタイムで見て以来、何度も見返したいと思っていたのですが、DVD BOX発売を機に再視聴しました。
全50話とボリュームはありますが、今見ても面白く時間を忘れて観てしまう魅力があります。それは単にイケメンが多いからと言うだけでなく、物語のハラハラドキドキ感を味わっていえることです。
人にお勧めしやすい内容ではありませんが、日アサに存在した作品の一つとして、より多くの人に知っていただきたい名作だと私は思います。
ひげ さんの感想・評価
3.5
コアなファンを持つ作品。面白いけど年齢対象が間違ってる。
バンダイ&東映のトップに出す内容じゃない。
4クールじゃなくていいし。むしろ夜やればよかった。朝から観たくないわ。
なぜこんな企画が通ったのか・・非常に謎な作品。
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.6
この作品は、ポピーザぱフォーマーで有名な増田龍治氏
が2002年に制作した短編アニメである。
ポピーザぱフォーマーと同じ監督が担当している
ということもあり、ブラックジョークや残酷描写は幾分か含まれている。
ただ、武器が登場する頻度は少ないし、主要人物が
死亡することはほとんどない。
それは、ポピーザぱフォーマーと違い
笑いを重視した作りになっていないからだ。
どちらかというと、笑いよりもメッセージ性が強く、切なさを
感じる作風になっているので、考えさせられることの方が多かった。
そのため、ポピーザぱフォーマーとは別物として考えた方が良い。
こちらは、ステインとパルバンの2人をメインに話が進むこと
が多く、ポピーザぱフォーマーでいうパピーの様な準レギュラー
はあまり出番がないように感じられる。
これも狙いの一つなのかもしれない。実は14話に
いままでのゲストキャラクターの一部がさりげなく出てくるので
13話まで見ておくともっと楽しめるかも?
個人的には8話がお気に入り。リモコンとロボットを題材とした回だ。
ロボットが自由を求めて挑戦し続ける姿は一種の愛おしさを感じた。
ステインも、ロボットの願いをかなえようと共に奮闘するのだが
ステインとロボットでは結果が正反対になるのが面白い。
風船の下りはさすがに笑ってしまった。あれは反則だろ。
最後の落ちも凄く好きだ。深く考えさせられた。
ポピーザぱフォーマーとは違い、上級者向けの作品で
はないと思うが、一部の回には残酷描写のシーンが存在するため
多少耐性を付けた上での視聴をお勧めする。地味ではあるが
心に染みる作品なのでそういった類のアニメを
求めている方には比較的相性がいいと感じる。
個人的には良作だと思う。
オパマ さんの感想・評価
4.2
ポピーザパフォーマーのノリを期待して観るのは間違い。
真摯な作りの大人向けファンタジー。
●良い点
登場キャラクターたちは完全な善人でも悪人でもないニュートラルな立ち位置。
だからこそ、どうしても憎み切れない、不完全だからこその愛おしさを感じる。
幻想的で不可解な演出などもあるが、そういったイマジネーションの世界観の中に、現実世界の縮図が散りばめられている。
子供が観ても構わないが、出来れば大人が見るべき作品だと思う。
若干、残酷に見えるシーンも含まれる。
だがその裏には、「生命の尊さ」や「他者の犠牲によって生かせれていることへの感謝」という、深いテーマが隠れている。
●不満点
パルバンのヌイグルミやグッズを探したが見つからなかった・・・残念。
こたろう さんの感想・評価
3.5
作品のあらすじを読んでいただければ解りますが、怪作「ポピー・ザ・ぱフォーマー」の後継作として作成されたオールCGアニメです。
どうやら前作の評判がよかったらしく、今度は結構予算や手間をかけて作られたご様子。
そのわりには、いまいちパッとしませんでした。
CG作画は(当時としては)かなり高品質です。
メルヘンチックなお話なので、原色に近いキャラクターの彩色と、光と影のメリハリを付けた映像は、その世界観にマッチしていて実に見事でした。
ストーリーの方は面白くもなんともありませんが、たぶんメルヘンをやりたかったんだから、話なんかは無くてもいいんでしょう。
もともと、キッズステーションの番組間の繋ぎが目的のアニメ。
このクオリティは評価してもいい筈なんです
・・・・・が、違うんです。
「ポピー・ザ・ぱフォーマー」の”後継作”としてはダメだった。
私、前作のポピーの方はDVDを予約購入するぐらい好きですが本作には全く食指が動かず。
だって、ぜんぜん面白くないもの。
同じ監督&スタッフで作られるってんで期待したら、シュルーギャグが抜けきった高品質なお行儀のいいメルメン?
そりゃ、ポピーのファンは納得しないでしょ。
ってことで、金と手間をかけた期待ハズレ作の代表です。
(もちろん、私の主観です)
メルヘンチックな雰囲気を味わいたい方はどうぞ。
Baal さんの感想・評価
3.5
爆転シュート ベイブレードシリーズの第三期に
あたる作品で、全52話です。
第一期第二期と世界大会を勝ち二連覇
をなし得た主人公らのその後を描いた
作品です。
この作品での第一印象は超展開だった
というところですかね。見たのは昔
なので詳しい内容はあまり覚えていませんが
展開がすごくインパクトの強いものであった
ということが記憶に残っています。
このシリーズは低年齢層向けなのでそれ相応の
話かなと思います。
余談です。ここから先は見なくて問題ないです。
{netabare}
このレビューのタイトルは
この作品シリーズをこの作品までで卒業したからです。
(年齢的に・・・)
{/netabare}
ねこひげ さんの感想・評価
3.9
この作品は2003年にサンライズで制作されたロボアニメです。
わたしはガンダムよりエヴァンゲリオンよりアンパンマンよりトーマスよりこのアニメに影響を受けてました
ただ幅広い年代に向けた作品ではなく完全に子どもに向けての作品なので物足りなく感じたりすると思うので期待はしないほうがいいと思います
なのでロボアニメというだけの理由で見るのはよしたほうがいいと思います
ato00 さんの感想・評価
3.6
多数の隕石が地球に来襲する世界。
地球防衛のため組織された沖縄県下地島支部が作品の舞台。
主人公は四人の少女。
戦闘機に跨り、隕石撃墜です。
深刻設定の割には、ライトな雰囲気。
牧歌的シリアスフレンドリーコメディーかな。
今では珍しくない女の子とミリタリーのコラボ。
ストーリーは平凡かつストレート。
の割にはラストは思わせぶり。
次回作に期待と言うことですね。
南国の開放的な雰囲気の狙いはズバリエロ。
パンチラ成分がやたら多いです。
そして、どこかしらエロい搭乗姿勢。
カエルがつぶれたような斬新ポーズ・・・です。
このアニメの視聴理由は、もちろんOP曲。
メロキュアの名曲「1st Priority」です。
歌詞に元気づけられる。
メロディーは、ひたすら爽やか、滑らか。
美しいハーモ二ー。
その上、岡崎律子さんの声、ベリースウィートです。
浩平 さんの感想・評価
4.5
<あらすじ>(公式サイトより)
時は、西暦2XXX年。
地球を未曾有の危機が襲った。無数の彗星が太陽系を通過するというのだ。その幾つかは地球に落下し、地上に大きな被害をもたらすかもしれないと言う。
そこで人類は天体危機管理機構を設立し、衛星軌道上に彗星迎撃基地を建設、地球を脅かす天体の除去を開始した。
迎撃部隊の中でもとくに活躍を期待されたのは、特殊ミサイルを搭載した宇宙迎撃機で次々と彗星を破壊する迎撃パイロット達である。彼女らはいつしかコメットブラスターと呼ばれ、地球の人々に親しまれる存在となっていた。
また地球上の各地には数々の超高々度迎撃基地が作られていた。
宇宙で砕けきらなかった大きめの破片を地上から発進して特殊ミサイルで粉砕する迎撃部隊、メテオスイーパーの発進基地である。
それは同時に、将来コメットブラスターになり、宇宙で働く資格を得ることを望む若者の訓練施設でもあった。
小さな隕石の被害に耐えながらも、彼らの働きにより、地球は何度となく訪れた滅亡の危機を回避して生き長らえ、今日にいたっていた。
少しマニアックなところもありますが、当時としては珍しくCGを導入しているアニメとして実験的意欲作だと思っています。僕も大好きな作品です!
ともかく、SFや航空機もののアニメが好きな方は必見です!
あと、続きを見たい方はOVAシリーズ(全10話)もオススメです!
こたろう さんの感想・評価
3.4
萌えとSFを混ぜたような作品です。
そんなに昔の作品じゃないのに、感性の古さが否めない。素材は悪くないのに、どうしてこうなる?という残念さがあります。
ストーリーは近未来、宇宙から飛来する彗星群を迎撃する若者達の成長物語。
ものすごくあり得そうなSF的フィクションと、かなり現実的なメカニックが魅力的です。
そう、この設定と世界観、かなり好み。
キャラクターはいわゆる萌えキャラですが、普段ドタバタしてパンツを曝け出しているその萌えキャラが、真面目な顔して高高度邀撃という地球防衛の任務を遂行している。いつか宇宙へ上がってやるという目標を胸にして。
そんなギャップがいい味になっている・・・・筈でした。
ところが物語が後半に入って、ストーリーが動き出すと色々とメッキが剥がれます。
折角シリアスでSFっぽい設定があるのに、主人公達の行動が無茶苦茶すぎ。任務無視、機体強奪、宇宙での銃撃戦と、ものすごく陳腐な展開をみせます。
荒唐無稽なSFコメディならそんなご都合主義も全然アリなんですが、なまじ前半でこの世界観を強調したりパイロットの苦悩なんてのを描いているだけに支離滅裂。
一体、ストラトスフォーってどういう作品なの?
SFがしたいの?青春もの?
狙ってこんな構成になってるのか、迷走状態なのか、いまいち理解できませんでした。
OVA等の続きがあるとのこと。
文句いいながら、なんやかやでこの世界感は好きなので、続編も視聴してみようと思います。
伏線も残ってるし。
color さんの感想・評価
3.1
地球が謎の生物に侵略されて適性のある学生がロボットに乗って戦います。それはオマケで、少し暗めの世界観で明るく楽しくラブコメするのが本題です。
色々なところにエヴァの影響が見えますが、その最たるものは主人公のウジウジが半端じゃないことです。優柔不断では片づけられないグズヤロウと戦時中に転校してきた優秀な女性パイロットとの恋愛。
まんまシンジとアスカなのはいいとして、全然カッコ良くない男とあまり特徴のない女の組み合わせはいかがなものかなと思いました。
「えぇ?あのぉ...すいませんすいません」ばっかりでモテるんですから主人公補正ってすごいわ。
それでもバランス良くこじんまりとまとまっていて観やすいSFラブコメではあります。バトルは先述のとおりラブコメの付属品なのでそこそこ動きますが大して見どころはないと思います。敵の謎や軍事の魅力はおざなりです。
12話でサクッと観れちゃうのがいいところですかね。
剣道部 さんの感想・評価
3.0
[文量→小盛り・内容→感想系]
【総括】
原作のゲームは、かなり自由度が高く、色んな楽しみ方が出来るのが魅力。その中で、ラブコメ的な要素に特化しているのが本作。
本作でキャラが好きになったら、(古いゲームですが)是非、原作も遊んでほしいな、と。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤のバトルパート、中盤の日常パート、終盤の恋愛パート。どれが好みかと問われれば、序盤のバトルアニメなのだが、どれが面白かったかと問われれば、終盤の恋愛パートかな。ちょいと、速水の鈍感&ヘタレっぷりに、イライラしたけどw
(凝った設定やキャラ数的に)本来は2クールでじっくりやる作品だろうけど、1クールだから、世界観の説明とラブコメに絞ったのは、アニメ単体としては良い判断だったと思う。
{/netabare}
ひげ さんの感想・評価
3.4
SCEから売れる見込みなしで広告費0で発売されるもすぐにマニアの慧眼にとまり大人気、数々の受賞をした名作ゲームのアニメ。
ゲーム自体は非常にフリーダムな要素満載、エースになるもよし、変態になるもよし。
よってアニメ版が恋愛要素に偏ってるのは別にわるいわけではない。1クールの制約もあるし、そんな作品なんで予算がない。
ただ作品がもつ暗さの設定が足りない。
エヴァ以降テンプレとなった世界観だが、人類がどれだけヤバイ状況(実際に人間はほとんど生き残ってない設定)なのか、彼らがなぜ学徒動員(人口の不足、正パイロットのための捨て駒)なのか、
そういった説明、雰囲気がまったく出てない。
序盤で多少あるけど。
そんな絶望的な現実の中でも人生を謳歌するのほほんとするストーリーがいいわけなのだが・・。
戦闘シーンはバンクの連続。後半になるにつれほとんど新規カットもない。むしろ製作が絶望的な状況か・・・
ゲームはどこのレヴューサイトへ行っても高評価の名作。アーカイヴで買えます。古い作品ですのでカクカクポリゴンですが。。
ファンなどからPSP化などの要望がたくさん来ていたそうだが正式に断ったそうな。。
進撃の巨人がマヴラヴ影響うけてますとかいって話題になったが・・そんなの読めばわかるし、そもそもオマージュはこれ。
それをいったら最後はエヴァとから果ては・。。。キリがねえ・。いいじゃねえか・・。
とってなむ さんの感想・評価
3.2
特に悪いところが見つからないです
可もなく不可もなくといったところでしょうか
いや、可はあります
心温まる物語でした
本作は17歳のななかが階段から落ち、
精神が6歳に戻ってしまうところから始まります
17歳ななかは勉強オタクで誰も近寄らせない雰囲気
一方で6歳ななかは明るくて元気な子供の雰囲気
突然の変化にクラスメイトは…
とてもとても大変な学校生活のスタートです
主要人物はななかとその幼なじみである稔二
稔二は不良でしたが、6歳のななかを見てるうちに…?
稔二の成長は見所かもしれません
途中参加の雨宮さんは可愛らしかったです
彼女の立場が不憫で不憫で。。
OP「素直なまま」 歌ーFunta
ED「大切な願い」 歌ーCooRie
両曲とも好きです
ED、CooRieの1stシングルだったのですね
rinoさん(CooRieのボーカル)の綺麗な歌声はこの頃から素敵です
精神だけが6歳に戻ってしまったななかを中心に起こる壮絶な日々
それに当然として巻き込まれる稔二
ドタバタ系ですが、ハートフルな作品です
ギャグも笑えるところがあり、
なかなか楽しく視聴できました
◇fumi◆ さんの感想・評価
3.9
2003年放送のテレビアニメ 全12話+未放送1話
原作 八神健 監督 桜井弘明 構成脚本 金春智子
制作 J.C.STAFF
この作品は00年代初頭の三大青春アニメと一部で呼ばれていたものの一つで、
「美鳥の日々」「成恵の世界」「ななか6/17」と並ぶと胸キュンです。
「七人のナナ」は!と言われてもマニアックすぎ・・・
階段落ちアニメですが、一人で落ちるところがこの作品の孤独感を現しています。
霧里七華 千葉千恵巳/阿部真弓 先発のドラマCDでは堀江由衣でした。
凪原稔二 鈴村健一
雨宮ゆり子 堀江由衣
成績最優秀でありながら自分の孤独にも気が付かない少女「七華」は、
事故がきっかけで6才の心に戻ってしまい、純真無垢で快活な明るい少女に変身する。
七華の幼馴染でありながら、心を閉ざした優等生ぶりに距離を置いていた稔二は、
七華の父親に子供の心になってしまった七華の面倒を見るよう頼まれる。
で、真ヒロインである雨宮ゆり子は幼いころから稔二に恋心を燃やし七華をライバルと観るが、
性格が変わった七華を可愛がるようになる。
作者が最も力を入れたキャラで、人間味あふれる美少女として描かれています。
大人になるってことは心を閉ざすと言うことなのか。
子供と17歳を行き来する七華と振り回される友人たちを描いた少年漫画系のラブコメディですが、
人格変化の問題で一筋縄ではいかない物語になっています。
まじかるドミ子 CV真田アサミ
11年前に人気だった魔法少女アニメの主人公。
ななかの心の扉を開けるカギとして登場する。
深夜アニメ黎明期を飾った三大青春アニメの一つ。
人気も知名度も低いですが3本合わせて胸キュン名作だと思っております。
ねこmm。 さんの感想・評価
3.9
階段からの転落事故により精神だけが6歳時に逆行してしまった17歳の女子高生・七華。
そんな七華と幼馴染みの主人公・凪原稔二らが繰り広げる、ハートフルな学園コメディです。
6歳の”ななか”が巻き起こすドタバタ劇に、17歳の”七華”の心情を描いたシリアス劇。
そこに、クラスの優等生・雨宮ゆり子を絡めた三角(四角?)関係によるラブストーリーが加わります。
いかにも低予算といった感じの作画や演出。美術面もイマイチで色々と安っぽいです。
ですが、テーマとそれに対するアプローチは割としっかりしていて、意外と見応えがありました。
作品のテーマは、『大人になるってどういうこと?』。
図らずも6歳児に戻ってしまった”ななか”。
彼女の純粋無垢な心や行動は、少しずつ周りに影響を与えていきます。
そしてやがてそれは、”ななか”の中に眠る”七華”にも……。
歳を重ねるごとに、失くしてしまった、忘れてしまった、大切なキモチ。
七華だけではなく、観てるこちらにもそれらを教えてくれる優しい作品です。
物語の鍵を握るのは、劇中アニメ『まじかるドミ子』。
最初はただのおまけ程度の印象でした(笑)が、終盤になるにつれ重要度が増していきます。
魔法の力で大人に変身するドミ子と、事故でこどもになってしまった”七華”。
対照的なふたりを重ね合わせていく構成は、とても良かったと思います。
不満があるとすれば最終話。
特に盛り上がることもなく、ふわっとした感じで終わってしまいました。
ちょっとドミ子にこだわりすぎた……かな?全体的には悪くなかったのでそこだけが残念です。
ピピン林檎 さんの感想・評価
4.1
2003年のJ.C.STAFF制作作品(VIEW WORKSと共同制作)。
魔法が使える田舎出身の高校2年生少女の、都会でのひと夏の魔法研修を描き出す。
→ということで「魔法もの」なのに、とても地味な作品です。
『ふらいんぐうぃっち』が好きな人には、とくにお勧めしたい気がしました。
◆視聴メモ
{netabare}
・主人公(菊池ユメ)の出身地(岩手県遠野市)は人口の二割が菊池姓(遠野菊池氏)で、熊本県菊池市と姉妹都市になっているそうです。
・第6-7話の視聴中に、話の単調さに眠気が差して居眠りしてしまったので、それらの回だけ再視聴する羽目になってしまいました。
・全体的な印象として、ファンタジー世界の話ではなく極めて現代の日本に近い世界の話ということになっているのに、汎用性が高い魔法が現代の科学技術の成果とほとんど軋轢を起こさず共存している点が、チグハグ感を否めないので、その分評価点数をマイナスしています。
→それでも個人評価 ★ 4.1と、『ふらいんぐういっち』(※個人評価 ★ 4.0)より高くなりました。
・作品タイトルになっている「魔法遣いに大切なこと」が一体何なのか?は最終回を見ても明確には示されず、視聴者の感想に委ねられる形になっています。
・取り敢えず、私の解釈としては、最終話で、
「そもそも魔法は万能ではないし、それを使用することによって時には人を傷つけてしまうこともある・・・それでも「心をこめて」魔法を使用することで、相手の心も自分の心も救われることがあるとしたら、やっぱりそれは素晴らしいことだ、と自分で自分の魔法を認めてあげようと思う」
→ユメがそういう心境に到達できた(=「魔法遣いに大切なこと」を自分なりに掴んだ)から、認証試験に合格できた・・・と思っています(※多分、視聴者にそういうことを考えさせるのが、本作のほぼ唯一の長所であり見所だと思います)。{/netabare}
◆制作情報
{netabare}
シナリオ原案・脚本 山田典枝
監督 下田正美
キャラクター原案 よしづきくみち
キャラクターデザイン 千葉道徳
音楽 羽毛田丈史
アニメーション制作 VIEW WORKS J.C.STAFF{/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた問題回
======= 魔法遣いに大切なこと -Someday's dreamers- (2003年1-3月) =====
{netabare}
第1話 夕焼けと鉄骨・前編 ★ 菊池ユメ(高2)上京、善之助・小山田先生との出遭い
第2話 夕焼けと鉄骨・後編 ★ 魔法士研修開始、アンジェラとの出遭い、ユメの魔法
第3話 最高のニュース ☆ 魔法行動の依頼(キャバクラ嬢)・失敗、小山田先生のフォロー
第4話 夏の夜と魔法遣い ☆ 休日、瑠奈との出遭い、ヤスユキ君の魔法(天体観測)
第5話 エプロンとシャンパン ☆ ギンプン魔法局局長、瑠奈&母親との交流
第6話 魔法遣いになりたい ★ 孤児だったケラさんの願い、魔法は遺伝?、魔法は万能ではない、奇跡(ユウタの回復) ※話が都合良過ぎる点は×
第7話 魔法遣いになれなかった魔法遣い ★ 商店街の修繕、井上君(研修生)との対話、ハグレの魔法遣い ※魔法遣いの設定の粗が目立ち始める
第8話 恋のバカヂカラ × アンジェラの恋心の暴走(東京タワーと電波障害)、局長の魔法力 ※脚本が安直
第9話 ユメと少女と夏の種 ★ 失踪者(古崎参事官の兄)の捜索、感謝の言葉
第10話 魔法の行方 ★ 高橋さん宅事件、生命・体組織への魔法行使の制限 ※魔法では根本的な解決にならないことを知り魔法への疑問が表面化
第11話 折れてしまった虹 ★ 小山田の過去の事件、ユメ家出
第12話 魔法遣いに大切なこと ★★ 善之助/高橋さん/ケラさん/ミリンダさんそれぞれの想い、認証試験、研修終了{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1
OP 「風の花」
ED 「UNDER THE BLUE SKY」
大和撫子 さんの感想・評価
3.0
タイトルとあらすじに魅かれ視聴してみましたが、とっても良いお話ではありますが残念な内容でもあるという感じの作品でした。
◆この作品の内容は・・・
一部の人間が魔法を遣う事ができる現代にて、田舎から上京した魔法遣い見習いの女の子が、魔法の研修として都会の人々から依頼された事を魔法で解決していき、一人前の魔法遣いに成長していくお話。
◆この作品の世界観は・・・
一言でいうならば「魔女の宅急便」の現代版といったような感じですかね。
「魔女の宅急便」の時代から数十年と月日が経つと、この作品のような時代がくるのではないでしょうか?
しかし魔法が正式に存在している現代にて、その魔法の力は魔法局に厳しく管理されています。
魔法局の承認のもと、依頼された仕事にのみ魔法の使用を遣う事が許されます。
つまりは勝手に魔法を遣ってはいけないという事です。
◆この作品の見どころは・・・
主人公のユメは大きな魔法力を持つ魔法遣い見習いの女の子。
ユメは自分の魔法を人の為に役立てたいと思っています。
しかし、魔法を遣うという事はとても難しいもの。
良かれと思って遣った魔法が周囲の人にとっては悪く思われる事があったり、気軽に遣った魔法が社会に大きな影響を与えてしまう事もあります。
魔法という力を完全に管理されている現代社会にて、ユメが悩んだり考えたりして成長していく姿をみて頂きたい。
◆声優陣は・・・
主人公のユメに「女優の宮﨑あおい」がキャスティングされています。
「宮﨑あおい」にとってはこの作品が声優初挑戦という事らしいですね。
他、「夏目友人帳参の的場静司を演じた諏訪部順一」、「To LOVEるの結城リトを演じた渡辺明乃」など。
◆タイトルの意味は・・・
魔法遣いに大切な事ってなんでしょう?
ドラクエの魔法使いなら強力な魔法を覚えたりMPを節約したりと(笑)。
身近な魔法使い様にお聞きしたところでは「毎日を自由に過ごす事」という回答が得られました^^。
確かに魔法が使えたら毎日楽しく魔法を使って自由に過ごせますよね~。
さて、ここで注目して頂きたいのがこの作品でいう「魔法つかい」が「使い」ではなく「遣い」である事!
この作品をこれから視聴する方にはこの違いを考えながら見てもらえたらと思います。
◆総評・・・
こんな感じでレビューを書かせて頂きましたが、冒頭に書いた通り、すごく良い話ではあるのだけど残念でならない作品でもあります。
せっかくの魔法という設定なのに、この作品にはワクワク感が全くない。
笑いどころもなく、真面目なお話一直線です。
もう少し明るい内容の方が良かったのでは?と思いました。
ひげ さんの感想・評価
3.9
ラララ下北以上♪って思い出しました。 あれあっちは上戸さんだっけ。
下北が舞台の日常アニメ。TVドラマにできるなとおもったら映画にしてあるってね・・。
魔法を日常に入れる試みとしてはわるくない。
この世界ではもって生まれた特殊能力、官庁にちゃんと魔法遣いであると届出をw勝手に使うと怒られる・・。
SFとしては『なのは』的な設定が・・・むしろ匂わせるだけの裏設定にしてなげっぱでよかったんじゃ・・。
人物が出入りするのは区役所関係だけでいい気がするwあの地味っぷりがいい。ちょっと雰囲気が台無しだなw
この作品、魔法がどうこうって話じゃないんですね。
普通のドラマをちょっと派手にするのに魔法があるだけで。
別になくてもお話が成立する。もしくは他の能力でも別にいいんです。
ですから誰にでも思い当たる節があると。
逆にそこで共感を呼ぶように製作してあるんだと思います。
どれみちゃんのオトナ版で、魔女の宅急便の現代版って感じでしょうか。厳密なジュブナイルではないですね。
魔法があったところで人の心は救えるのか?みたいな。まんま、どれみちゃんのテーマですね。ちょっと哲学的です。
しかしオトナ向けかといわれるとそうでもない。ちゃんと答えも用意済み。
こんなもん売れるのかってくらい、非常にシブい。
お話の運び方として安易に魔法とか特別な力に頼ろうってのがないのは好感。でもちゃんとお話の中で使うべきときにはちゃんと。
演出として使いどころをしっかりと分かっていると感じます。
{netabare}
東京タワーのシーンも世界観大なしだけど別にいいんじゃないかな。初恋の感情を表すってことならさ。
{/netabare}
最近こういう作品全然ないよなぁ。。。ってちょっと切なくなる。萌えすぎなんだよ・・。
劇伴が非常に印象的です。ピアノ、ギターの生音中心。
変に盛り上げるわけでもなく、しっとりとちょっと不思議な世界の日常を奏でます。
1061000you さんの感想・評価
3.3
かなり前の作品で、いろいろ時代を感じますが、
スタイリッシュというか、大人を意識したアニメなのでしょうか。
全13話なので、登場人物それぞれについて
それほど深くは描かれていませんでしたが、
その辺+それぞれの関係性まで掘り下げたモノを
みたい気がする作品でした。
Prism_Ace さんの感想・評価
4.0
平田広明とうえだゆうじのバディものが見たいときにオススメな作品。
全体のノリは明るく、愉快なエージェントモノとして楽しめるのですが最終回終盤に衝撃の展開が…。
本放送時の枠を考えるとしょうがないのですが1クールだけなのがもったいない!
ヒロ(4代目) さんの感想・評価
3.5
さくら 大戦に 似てるイメージもあるんですが。
それは あかほり さんが手がけてるから 似て当然です。
どちらかいうとエロ推しではあるんですけど。
まぁ 見苦しいレベルって 物じゃなかったのでw。
軍服も割りと見れるレベルだと思いますし。
各キャラ事 個性もはっきりしてて 見やすかったです。
けど やっぱり好き嫌いははっきりしそうな作品では
あります。
OP 「凛花」は サクラ大戦 曲好きな人とかなら
曲調イイ感じと思えるはず。
ただ 歌ってる人の兼ね合いで ・・・。(笑)
あと サンテレビさん 辺りが夕方にこれを放送して
とある所 から苦情だされたとかありましたよね。
のか さんの感想・評価
2.8
先に言わせていただきます。
アニメ(サクラ大戦)のパクリアニメです┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
私はサクラ大戦が大好きです^^お父さんがめっちゃハマった理由もよ~く分かりました。
しかし、この作品、パクった割りに内容が薄すぎ!!
一応、TVからOAVまで見ましたが、とてもパート2を見る気にはなりません(苦笑
設定を少し変えただけでここまでパクってこんだけ面白くないってどうだろう…
ってわけで、このアニメは誰にもお勧めしません^^;
このアニメを見るなら(サクラ大戦)の方を是非見てください。
何百倍も面白いです(自信アリ)
AKIRA さんの感想・評価
2.7
エロゲ原作なんですね。
一言言って日露戦争を絡めた意味がよくわかりませんでした。
単なるラブコメでしかなくなってますし。
無駄にエロシーンは多いしww
最終話近辺も謎。
教師と生徒という設定や恋人との問題など軽く流しすぎているかんじが否めない。
戦争ものを絡めたシリアスものにするのか、それとも単なる萌えものにするのか、どっちかにして欲しかった。
月夜の猫 さんの感想・評価
3.5
ゲーム版の事件から4年後を描いている。
キャラは萌系?コメディ風の展開・・
.hackers限定キャラクタープレゼント
キャンペーンに当選した双子の兄妹
シューゴ「皆川純子」レナ「中原麻衣」を
中心にゲーム内で出逢う人々との交流
を描が描いている。
チーターとして追われつつ、未帰還者
となってしまった妹の玲奈を救うため
必死に行動する中で腕輪の謎に迫る。
プレイヤーとしての描写とリアルでの
描写の両面を解り易く描き分けている。
絵柄からも演出も子供向けの様な作風
で物足りなさを感じるけど物語自体は
解り易い文見易くなってる。
同作内のパロディも多く銀漢もでる。
声優も有名な人が結構出てる。