褐色の猪 さんの感想・評価
3.5
スタジオのプロモーション的ショートアニメ集
丁度「アリーテ姫」と同年の公開の様ですが、
「アリーテ姫」を高次元の作画で支えたスタジオ4℃、
各アニメーターの個性溢れる発想とそれを容にする実力が垣間見れます。
褐色の猪 さんの感想・評価
3.5
丁度「アリーテ姫」と同年の公開の様ですが、
「アリーテ姫」を高次元の作画で支えたスタジオ4℃、
各アニメーターの個性溢れる発想とそれを容にする実力が垣間見れます。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
アメコミやバンドデシネなどの海外のコミックやアニメと、日本のアニメのつくり方や考え方は対照的である。
西洋絵画から発生する海外のアニメは3次元の立体から構成する、物質の「光」と「影」を用いたリアリスティックな作劇、作画が中心であり
日本浮世絵から発生する日本のアニメは2次元で平面的なその作者なり個人の「印象」を中心とした感情的で流動的な作画であることだ。
そもそも基は上記に書いた「西洋絵画」と「浮世絵」の違いであり、科学や物理中心の合理主義的な西洋哲学と、その場の「雰囲気」や「情緒」を常に重んじる東洋哲学や民族の違いにほかならない。
西洋ではアニメで裸体の少女が出たとするとそれは作者にそういった性的趣向があるということで嫌煙される(絵画においても批判の対象になる)が、日本では一部に例外があったとしても、基本的にアニメの「少女」と現実の「少女」は同一視されない。それは、アニメの「少女」は作者の妄想であり「印象」だと考えるからだ。
リチャードリンクレーターの「ウェイキングライフ」は実写で撮った映像をそのままわざと流用してアニメ化しているが、基本的にはデッサンドローイング中心の作画であり、いわゆる西洋でアニメ全般を指す「カートゥーン」ではなく、アメリカのコミック出版社が発行しているようなアメリカンコミックの伝統的な表現方法である。アメコミを読みたい人や読んだことないけど興味のある人はこの作品をみると、アメコミとはなんなのか、日本のアニメと西洋が考えるアニメの違いがよくわかるちょうど良い資料である。
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.3
このアニメは、モンスターズインクと
同時上映されていた短編アニメである。
英語に精通している方ならすぐにピンとくると思うが
元々は慣用句のfor the birdsをベースに作られている。
要は「くだらない」物語の一つに過ぎないという訳だ。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
電線に止まった小鳥たちが、1羽の大きな鳥(レオ)に
声をかけられる。何か変な奴が来たぞと小鳥たちはひそひそと囁き合う。
レオと距離を取るために、小鳥たちが電線上を
離れていこうとするのだが、レオは彼らと
仲良くなろうと、電線の真ん中に割って入ったことにより
電線が大きくたわんでしまう。
小鳥たちは体を寄せ合う体勢になったため、迷惑がった次の瞬間
バランスを保てなくなり、レオだけ電線をつかんだ
ままの状態で、ひっくり返ってしまう。
小鳥たちは、このままヤツが電線を離して落ちればいいのに
と考え、電線をつかんでいられないように、レオの手をつつくのだが…。
短編物ということもあり、ストーリーはすごく分かりやすい。
数秒見ただけで、大体の部分は把握できるのではないだろうか。
一番の見所は、なんといってもきめ細かなCGであろう。
相当数の羽毛が描かれている。
翼をバサバサと動かしたシーンでそれがよくわかると思う。
ピクサーの短編作品では珍しく悪役が登場するのも大きな特徴。
とはいっても、意地悪をする程度なので、そこまで
身構える必要はないだろう。
落ちも、個人的には好きな部類に入る。よくよく
考えたらそうなるわな。勘のいい人ならすぐに気づくだろう。
ピクサー短編アニメの入門としても比較的
オススメしやすい(?)作品だと思う。良作。
鸐 さんの感想・評価
3.4
電線で鳥が鳴いてうるさい。という題材に、
鳥にキャラクター性を付与し、オチをつけた一品。
ストーリーはしっかりとしているものの・・・
小さな鳥が大きな鳥をいじめていたら、バチがあたって、小さな鳥が恥をかいて、大きな鳥が笑うという胸糞展開。
ポップな曲とコミカルな演出でいやな気分になることはないが、どっちつかずな味気ない展開になってしまったなあという印象。
鳥の羽の質感には鳥肌たちました。
ポロム さんの感想・評価
4.2
ディズニーの映画と比べると繊細さが足りないかもしれないけれど、
バービーシリーズって、リアルなお人形のバービーとCGが綺麗で乙女心をくすぐられます。
小さい頃にバービーの白鳥の湖を観てお気に入りだったので、安価でしたし今作のDVDを購入しました。
{netabare} 小さいお子様にはラプンツェルのお母様の表情と態度、行いに恐怖心を覚えて「怖い!続き観ない!!」と言い出す可能性が高いので注意です。
(実際そうでしたw)まさに共感するところ0の悪役でした。
ディズニーの塔の上のラプンツェルの方が受け入れやすいかもしれません。
そちらの方が継母が「可愛さのあまり連れて帰った」感があって救いがあります。
こちらはストーリーも若干大人向けかもしれませんね。
{/netabare}