じぇりー さんの感想・評価
3.2
もはや、ン年前の古い作品なので、内容は正直ほとんど記憶にない。
女の子の双子が、寄宿学校で送る学園生活を描いた物語。確か、英国のお嬢様学校だったように思う。このアニメで、初めて「ラクロス」というスポーツの存在を知った。
なぜレビューを書くに至ったかというと、このアニメのOPテーマである森高千里の歌う「勉強の歌」という曲が、未だに時折脳内で再生されるからだ。
特にアニメ版のショートver.の主題歌が、
♪ 勉強は出来るうちに しておいたほうがいいわ~
後になって 気付いたって 遅いわっ! ♪
と、サビ終わり後奏なしで、なかなかキレのある終わり方になっている。
このメッセージ性の威力は抜群(笑)
メロディーに乗せてわざわざ伝える程でもない、至極当たり前なことを歌にしてしまう、森高千里。
ヒット曲「私がオバさんになっても」、「ハエ男」などを見ても分かる通り、詩的な難しいワードを一切使わずに、一見誰でも作れそうな歌詞を書いているようで、仕上がってみるとやや斜め上を行くモノになっているので、何か耳を持っていかれる感じがある。
EDの「いつまでも」は、同じく森高の楽曲だが、こちらも別の意味で作品にマッチした可愛らしい楽曲となっているので、お勧め♪
米麹米子 さんの感想・評価
3.8
OVA 50分くらいかな?
浮世絵と春画を彷彿させる絵柄や
色使いまさに芸術かと。
タイトル通り、色恋や性的描写がメインなのですが
艶っぽい表情や足などで表現されていて
何をしているかはわかります。
花の使い方も見事ですね。
性描写で良く使われる花ですがこれがまた良い。
これは芸術作品と言って良いと思います。
時代の背景描写も見事ですが
足運び、高下駄はいて歩く動きなど丁寧だし
後は所作ですね。
花魁は中々手が届かない存在として
憧れであったのです。
誰とでもという訳にもいかず
知識、教養、品、芸事、色々なものに
秀でてないとなれないのです。
普通の置屋の遊女と質が違います。
呼ばれるのも時間がかかるのも
花魁の格の高さたる所以で
忠実だなと感心しました。
遊び慣れてる男の所作と慣れてない男の所作
遊び方をしらなければ馬鹿にされても当然なのです。
今は名残として飛田新地などがありますが
これからこういった形のものは消えてなくなるでしょうね。
言葉がわかるならスルスルと見れますが
もしわからなければぐぐるなりしてください。
遊び方が粋なのも、この時代ならではで
ちょっと珍しいものみれた感があって面白かったです。
人にあえておすすめはいたしませんが(;´∀`)
nyaro さんの感想・評価
3.9
1990年の作品です。昔は成人向けでこういうのを作っていたんですねえ。発見したときはちょっと感動しました。
本作の原作は、爛熟した江戸文化の代表作であり、浮世草子というジャンルの走りだと聞いています。残念ながら江戸文化には明るくないので、その価値がどれほどのものかは分かりませんが、少なくとも日本史の江戸文化では必ず名前があがる作品でしょう。
この作品いろんな意味があると思いますが、1つは江戸の奔放でおおらかな性文化を垣間見ることができる、その中でも花魁・太夫と遊ぶとはどういう事かを知ることができます。
もう1点は、ともすればとっつきづらい江戸文学の一端にアニメという分かりやすい形で触れることができます。
これを成人向けにするのはどうかとも思います。少なくとも高校生くらいならこういう作品に触れることで、性に対する価値観というのは時代時代で違うもので、今の道徳だけが正義ではないという視点がもてる気がします。
この辺、今の時代だと売春婦でかたずけられますが、マグダラのマリアは聖女でもあり、白拍子など神事に近いところにいる存在です。その辺りの遊女の歴史に興味があれば、江戸の花魁文化は非常に高度に発展していたみたいなので本作を見るのは勉強になると思います。
さて、作品ですが、最高級の遊女というのは西洋版が「アルテ」で登場しますが、文化や芸事に明るく教養では最高水準でないと務まりません。
そして、太夫と遊ぶためには本来、何度か沢山人を集め宴会を開き、その中の言動や振舞いが気に入られたら、やっと話ができて…みたいな手順があるそうです。気に入られないといくらお金を積んでも会話すらできません。
そのお金も時間も手間もかかり、かつ客の側の教養が試される太夫を1度の宴会で抱けるかどうか、という掛けをする職人の話になります。困り切った職人が、大棚の旦那になった主人公のところに泣きついてくる話です。ネタバレはやめておきますが、結果どうなるのか?という話です。太夫がどれだけ凄い人間でまた情も深いか、などがちゃんと表現されています。
話も面白いといえば面白いですが、やはり面白いのはアート面でしょう。春画的なアニメ表現がなかなか面白いし、「ありんす」みたいな、しゃべり方なども「ああ、オバロのしゃべり方ってここから来てるの?」などいろいろ文化面でも興味深い話でした。
そしてエロいかといえば、春画なんてエロくないよともいえるし、集中して見ると下手な実写よりもエロい気もします。人それぞれでしょう。
scandalsho さんの感想・評価
4.6
暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)
湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。
本作の主役は津山よし子。
江口洋助との絡みも面白いが、本作の目玉の一つは、湘南爆走族のライバル・地獄の軍団の総長、権田とよし子の絡み。
{netabare}権田の彼女の紹介で、権田が主任を務めるバイト先でバイトを始めたよし子に対して、権田が言った{/netabare}『どうして女ってのは男同士の緊張感ってのが理解できねぇのかな?』は『湘南爆走族』の世界観を表す名ゼリフだと思います。
原作に忠実な本作に感謝!!
月夜の猫 さんの感想・評価
3.4
原作は吉田の代表作暴走族漫画。略称は『湘爆』
少年KINGに1982年から1988年迄連載された作品。
1987年実写劇場版は江口洋助/織田裕二/清水美砂
のデビュー作でその他杉浦幸/杉本彩/翔/竹内力
「噂の刑事トミー(国広富之)とマツ(松崎しげる)
等も出演している。
OVシリーズ一期には声優として浜崎あゆみもいる。
本作はアニメOVA第7作目。アニメはOVA12作迄有る。
湘南海岸を舞台に、「暴走族」と「湘南爆走族」との
抗争や登場人物やグループを中心に友情や恋愛等
を描いた作品で、ギャグやコメディの割合が多い。
不良・ヤンキー・暴走族漫画の原点ともいえる作品。
後々の同ジャンルの作品に多大な影響を与えている。
主題歌は元横浜銀蝿の翔、HOUND DOG、LOUDNESS、
Mr.Children、杉山清貴 等当時の有名アーティスト
が参加している。
地獄の軍団は湘爆をぶっ潰して湘南No1になること!
を目標に日夜努力するが・・中々上手く行かない・・
圧倒的な人数の差を誇る軍団が優位なはずなのに・・
その差は何なのか?
序盤は男同士の世界とは無縁な女同士の友情?に
翻弄される可哀想な権田総長・・
江口の学園コメディ?等を混じえつつ・・男の拘り!?
ヤナギヤ・・永ちゃん御愛用品・・
ケイバ・・Rock 'n' Roll御用達・・
洋ラン&ドカン派?短ラン&ボンタン派?
ツースト派?フォースト派?収集がつかなくなった
湘爆の面々は・・内部分裂全面対決?
スポーツの秋・・あ・・OP後第一声はそういう意味かw
体育祭の競技で雌雄を決する!
一方・・津山 よし子は・・煮え切らない江口に想いを
募らせつつも・・学校では手芸部が同好会に格下げの
憂き目に・・部長の江口の問題も指摘され・・
キャラも可也定着し、更に進化の方向に♪
キャラのギャップ萌えについてはこのアニメも既に
テンプレート化してるようですね。
物静かで大和撫子風の女子が怒らせると暴走族の総長
より怖い演出とか、暴力的な人が手芸の達人だとか・・
パターンは数々あるけどドラマやアニメはキャラクタ
の個性にギャップがあったほうが愉しいですよね。
恋もありえない組み合わせの方がラブコメにしやすいw
ロリが好きなんじゃない!好きになった相手がロリなんだ
とか・・櫻井も・・相手がそういう人だったらね・・
好きになった相手がたまたま暴走族だったんだって・・
あ・・前の作品だからかんけいないね^^;
OVAでは一番学園モノっぽい描写に時間を割いてるかな。
というか・・もう公認じゃね?
愛だよね?
でも・・まぁ湘爆だから・・そうすんなりはいかないねw
因みに勧悪懲悪っぽい内容が多いけど実はフリーダム。
善悪はなく何処までもフリーダムな江口です・・
みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.1
これも、BSでけっこうやってたんだよね。昔。
昔っていうのは、具体的には、わたしが小学生~中学生の頃にかけて。だから90年前後かな。
基本的には、ほのぼのした話なんだけど、ほのぼのした雰囲気が長く続くぶん、事件がおきたときのヤバい感とかがけっこうズドンときた記憶があった。
なんか、ドラクエ5あたりをやってたときに感じたような感動に近いものがあった気がする。ほのぼの荒野がいきなり雰囲気がかわる様子とか、パパスがあれしたときの気分にそっっくりだった記憶。
っていうか、このアニメレビューついてないなw
当時BS見てた人の数って、実はアニオタ以上にマイノリティなのかなw
ace さんの感想・評価
4.0
○ストーリー概要
のび太そっくりの小学3年、ダメ夫のもとに、お世話係のボロっとがやってくる
ボロっとはドラえもんのように便利道具は出せないが、ドラえもんと同じくらい愛情深く
ダメ夫を見守り、世話をする
そしてそれが騒動に繋がるのが大筋
家や部屋まで野比家そっくり
バカボンのように破天荒でぶっ飛んだバカ話が多め、ちょい感動系もあり
いきなりUFOが現れたり、ダメ夫が織田信長とそっくりさんだったり
ストーリーはぶっ飛んでいます
キッズ向けギャグアニメなので、まぁこれが普通ですかね
○キャラ
・ダメ夫
見かけは太ったのび太で、テストも0点ばかりでダラけた性格だが
のび太と違ってやればできる系で、がんばればいい点数を取れる
だが頭がおかしい
バカボン的なイカれっぷり
動物園でわざとライオンの檻を開け放ち、見物客に襲いかかっているところ
「よかった、ライオンが元気になって^^」と喜んだり
のび太はやらないと思われる大きな被害を及ぼす嘘を平気でつくなど人間性は壊滅、クズ
だが・・・・
絶体絶命の危機のボロットを助けるため命がけで救おうとする
ボロっトが壊れるのなら自分も運命をともにすると宣言し、実際に命をかけて有言実行する
映画版のび太のような、たしかな意志と英雄的な一面もあり一概にクズとは言い難いかも
・相棒のボロっと
ドラえもん位置のロボットだが、ドラえもんのように道具を出すことはできない
ロボットだからって力が強いとかそういう特殊な能力も一切ない
ただ家事をこなすだけのお世話ロボット
眼の前で子供が溺れ死にそうになっていても「ダメ夫を助けるボヨ(笑)」と無視
通りすがりの一般人をボコって服をパクる
博士を鉄の塊でぶん殴る、
高い壺を割る
線路にはまってダメ夫とともに死にかけるなど
いいところなにもなし
・ハゲ博士
ダメ夫の親父にしてボロットの産みの親のハゲ
キテレツ位置
タイムマシンを造るレベル
このハゲの発明品が色々と騒動を起こし、冒険したり危機を救ったり逆に危機に陥ったり
まぁまんまキテレツ大百科です
上に書いた通り、こいつ本人やこいつの発明品が原因で騒動が起こることが多い
話の導入の役割を果たす
しかし、ダメ夫が失神するほどの体罰を加えるなど凶暴な一面があり
道具の使用に息子からも金を取ろうとするなど、息子並みのクズ
よく理由もなくボコボコにされたり不幸な目にあうやられ役でもある
・ブラックコブラ団
ハゲ博士たちと敵対する3人組み
世界征服を目的としているがやることは博士家に対する嫌がらせのみ
・その他のサブキャラたち
ジャイアン位置はいないがスネ夫位置はいる
モモコ&ウメコの委員長双子コンビが一応しずか位置かな?
変な外人(ほんとにこういう名前)や、じゃま美おばさん、カネモチくんなど
話を盛り上げる個性豊かすぎる多くのキャラたち
サブキャラはおもしろいです
ヒロイン(?)のモモコ&ウメコにはパンチラがある
○ここが良い!
・やっぱりいいなぁ古いアニメは
懐古厨ではないが古いアニメにはおもしろいのが多い
とにかく話がいちいちぶっ飛んでいて、おぼっちゃまくんとバカボンとキテレツとドラえもんが
組み合わさってるような感じ
キッズ向けギャグアニメはこれで良い!
おもしろいです
・童心に帰った気にさせる
ドラえもんなど、小学生が主人公で小学校生活が舞台となるアニメは
「うんうん、この時代はこうだったよなぁ」とか、自分の小学校生活を思い出したりする
懐かしい雰囲気を感じることができるのがこういうアニメのいいところ
このアニメは、ダメ夫の小学校生活を軸としているため
自分の小学校時代と重ねてノスタルジーに浸ることができた!!
○ここがダメ!
・世界観がよくわからない
頻繁にタイムスリップしたりUFOがくるアニメではあるが、
小学3年がそのへんで平気でバイトできるし、よくわからない・・・
・通販でハゲ博士並みの道具を簡単に誰でも買える
例えるなら、ドラえもんの秘密道具を誰でも電話一本で買える感じかな
ブラックコブラ団がこれを利用しハゲ博士に色々仕掛ける
ハゲ博士クラスの発明家がゴロゴロしているのではないか
・最終話
意味不明でした
○まとめ
上にも書いたけど、ドラえもんxキテレツxバカボンのハイブリット作品
おぼっちゃまくんをさらにアホにした作品といえばわかりやすいかな?
ぶっとびっぷりは、おぼっちゃまくん以上、バカボン以下・・・て感じ
嫌いになれない不思議な魅力がある不思議なアニメ