1978年度に放送されたTVアニメ動画一覧 22

あにこれの全ユーザーが1978年度に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月25日の時点で一番の1978年度に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

76.9 1 1978年度アニメランキング1位
未来少年コナン(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (446)
2308人が棚に入れました
2008年、核兵器をはるかに上回る威力の「超磁力兵器」による最終戦争が勃発。人類は大半が死滅し、それまで築かれてきた高度な文明の多くが失われてしまった。地形は大きく変化し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。戦争から20年、コナンは「おじい」と二人、のこされ島と呼ばれる小さな島で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれそうになり、隙を見て船から逃げ出していた。インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市だが、塔を維持するためのエネルギーが乏しかった。そこで、太陽エネルギーのシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。しかしラオが見つからないため、ラオとテレパシーで会話できるという孫娘のラナを狙ったのだ。コナンの奮闘空しく、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため、そしてまだ見ぬ人々に出会うために島から旅立つ。やがて、多くの仲間を得て、世界征服を目論むレプカに立ち向かうことになる。

声優・キャラクター
小原乃梨子、信澤三惠子、青木和代、山内雅人、永井一郎、吉田理保子、家弓家正、神山卓三、増岡弘、池田勝、若本規夫、水鳥鐵夫、石丸博也、つかせのりこ、宮内幸平、田中秀幸、伊武雅刀
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今観ても色あせることのない名作

宮崎駿初監督作品。
1970年代を代表する名作だと思います。

最終戦争の20年後の世界が舞台。
陸地の大部分が沈み、人類は島々で細々と暮らしています。
主人公はコナン、残され島におじいとともに暮らす元気いっぱいの野生児です。
この島に、少女が流れ着くところから物語は始まります。
少女の名はラナ。
ある理由で逃亡中の身です。
このアニメは、勇敢で強靭な身体機能を持つコナンとやさしく意思の強いラナの冒険ファンタジーです。

宮崎駿監督の原点といいましょうか。
躍動感と人間賛歌はその後のジブリファンタジー作品に通じるものがあります。

さて、印象に残った場面を紹介しましょう。

<6話ダイスの反逆、冒頭のシーン>
{netabare}放送当時、この回をたまたま視聴。
ラナを思うコナンの行動力、ラナのコナンへの信頼感が新鮮でした。
そして、三角塔からラナを抱えて飛び降りるコナン。
驚愕しました。
ここで引き込まれ、全視聴。
6話から見ても魅力溢れる作品ですよ。{/netabare}

<8話逃亡、Bパート冒頭のシーン>
{netabare}海中のコナンにラナが口うつしで空気を供給。
再び海面に上がりコナンのもとに向かうが、力尽きるラナ。
コナンが全力で手錠を破壊し、ラナを抱き海面上へジャンプ。
二人の絆の強さを象徴するシーンです。
当時、口づけシーンをNHKで放送するか問題になったそうです。
宮崎駿監督の英断に感謝です。{/netabare}

<第24話ギガント>
{netabare}太陽エネルギーの供給により復活した空飛ぶ要塞ギガント。
それにファルコで突入する、コナン・ラナ・ジムシー・ダイス・モンスリー。
その後、コナンとラナの別れのシーン。
ここでもまた二人の強い絆を感じました。
その後、ギガントで大暴れするコナンたち。
手に汗握る活劇の連続です。

ちなみにこの頃からモンスリーはツンデレ化。
元祖ツンデレとして、「バカねぇ!」は有名かな。
ツンデレ好きは必見であることを追記しておこう。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 45
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白さって何だろう

【文章整理】
ここは感想と評価のコーナーなのだが、問題作は、しばしば両者がコンフリクトを起こす。

感想:素晴らしい。数十年にわたり数十回視聴しているが、そのたびに主人公コナンの躍動にワクワクと心揺さぶられる。すでに歴史的ともいえる古い技術であるのに、動きのダイナミックさに古いという言い訳を全く必要としない。アニメの魅力の一部は、間違いなく動きそのものだと実作で証明している。

評価:基本設定とストーリーが衝突し、破綻している。その結果、ハッピーエンドを目指したストーリーは難破して、デストピアとしか言えない暗澹たる未来へ、それと知らぬ登場人物たちが突き進んで終幕する、ストーリーの破綻に終わってしまっている。


敵役である社会「インダストリア」は高度に工業化された社会であり、その複雑なテクノロジーを支えるエネルギー不足のため危機に瀕しており、生き残りをかけたエネルギーの争奪が、ストーリーの一つの柱だ。
この高度文明に対し、野生児コナンの「自然の」パワーの炸裂が、このアニメの見どころであり、この活劇ぶりは、何度見ても飽きることがない。

その大活躍が、今一つの社会「ハイハーバー」の性質にいわば目くらましをかけ、設定上の重大な齟齬を隠蔽する結果となってしまっている。

物語の後半、コナンたちの拠点として、「インダストリア」社会に対抗する、オルタナティブな社会として登場するハイハーバーは、細部まで工業化された「インダストリア」に対し、いわば「田園世界」の外見を持つ。

一見して「自然」的な風景を持つ「ハイハーバー」だが、両社会の描写を見比べると、「インダストリア」と「ハイハーバー」の根幹にある文明原理は、全くの同一のものと気づく。
文明化世界の高度な技術がもたらした破滅的な戦争の反省から、農業主体の文明を選んだかのように見えるハイハーバーだが、その運営は、高度産業社会と全く同一の原理、「人間の利便を高めるための、自然環境の改変とエネルギーの利用」に基づいている。

人間に奉仕する利用可能な資源としての環境とエネルギーという理念は、両都市で共有され、差異は無い。

ハイハーバーの美しい風景を支えているのは、農業という、土地の環境を人間の食糧生産ために改変する技術であり、風車という機械装置で、自然エネルギーを人間に有用な形に変換して使用してもいる。養殖もまた、当然のごとく、生態系と生殖に人為的な改変を加え、有用なものへと生物固有の特徴を改造していく技術にほかならない。

本物の野生児であるコナンやジムシーが初めてハイハーバーを訪れた際、この「技術文明化」になじめず、決裂を予感させるような描写があったことは、製作者が無意識でこの問題を察知していたことを示しているかもしれない。

いってみれば、ハイハーバーは、環境改造が中途半端な、発展途上のインダストリアだ。
おそらくインダストリアでそうであったような、より多くの人口を支えるための効率的な食糧生産の必要からより多くのエネルギーの必要が生じる、というループの手前に位置しているだけの違いしかない。
同じ問題が起これば、同じ経路をたどって、やがてインダストリア化するしかないことは、原理的に避けることができない(風車による風エネルギーも、太陽エネルギーも、原理としては同じ再生可能な自然エネルギーであることに注目)

同じ文明原理の2つの社会の闘争が、それと見えないのは、これは正真正銘の自然の申し子、野生児コナンがハイハーバー側の人物として繰り広げる、圧倒的な魅力を持ったアクションの数々による、あまりに華麗な幻惑効果のせいだ。
このアニメーション=動きの、それこそ原始的な魔力によって、2都市間の、「科学/技術」対「自然」といった根本原理の対立ではなく、同型的な競争相手の勢力争いという構図は、全く意識されない。

{netabare}これを示すように、終幕においてインダストリア難民を受け入れ、過剰人口に陥ったハイハーバーは、対処方法を生み出す必要に迫られる。
人口増に対し食糧生産のバランスの調整が必要であり、突き詰めれば、事実上わずか数日でほぼ自動的に数十万食もの食糧を生産しえたインダストリア型へと向かうことになるだろうが、ハイハーバー段階では、農地=改造して技術化された土地の拡大が必須となる。

最終話で、希望を求め陽気に旅立つ楽しい船出の描写とは裏腹に、孕んでいるのは、生産量の拡大と、そのための「自然」の文明化の拡大と強化のストーリーだ。
残され島が隆起した大陸の発見で幕を閉じるのだが、コナンの晴れやかな笑顔と裏腹に、その先にあるのは、やがてインダストリアへと行きつくだろう、自然の改造と人工化に呪われた技術文明の世界への拡大と強化、そしてコナンが回帰していくべき「自然」の不可逆的な消滅だろう。

このようなストーリーの破たんにも拘らず、今後も、何度もこのアニメを視聴し、楽しむことだろう。それほどアクションの説得力と魅力は圧倒的だ。

まったく問題作というのは、一筋縄ではいかない。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正義感あふれる少年の物語

内容はある孤島におじいさんと2人暮らしていたコナンの元へラナという少女が悪い組織から逃げてきます。コナンがかくまってましたが健闘むなしくラナは再び連れて行かれ、おじいさんも死んでしまいます。それからコナンはこの島から旅立つことを決心します。

コナンがとてもかっこよく、数多くいる男性キャラの中でもかなり好きな方です。腹が煮えたぎるほど憎い相手ですら、助けてしまおうとするコナンの姿勢が全然あざとく無いためすごくかっこいいです。コナンは人を惹きつける能力が高く敵すらの心まで動かします!道中で会う仲間達もユニークでコナンのサポートをしてくれます^ ^。作画もあの作画だからこそキャラがよくいきているとおもいます。

あんなに小さな背中に大きなものを背負っているコナンを皆さんにも見て欲しいです。この作品は本当に本当におススメしたいと思います。(^^)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51

72.1 2 1978年度アニメランキング2位
銀河鉄道999-スリーナイン(TVアニメ動画)

1978年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (150)
874人が棚に入れました
舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。宇宙の多くの裕福な人々は「機械の身体」に魂を移し替えて機械化人となり永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることが出来ないばかりか、機械化人の慰み者として迫害されていた。そんな中、無料で「機械の身体」をくれるという星を目指して、主人公の星野鉄郎が謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。

声優・キャラクター
野沢雅子、池田昌子、肝付兼太、高木均

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

君を 招くよ 夢の軌道が

未完の壮大な物語の一部(゜-゜)
 
好きな作品でした(´ω`)
 
調べたところによると、アニメ企画でハーロックやエメラルダスを含めた物語を構想していたけど
アニメ化に至らず、別々の物語として漫画連載したそうですね(゜-゜)
ヤマトのヒットにより、改めてアニメ化されたそうです(゜-゜)
 
存命中になんとか完成させてほしいですね(゜∀゜)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

ぱんどら さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

若い人たちにもぜひみて欲しい

自分はまだ遺伝子の欠片さえ存在してない時代の作品です。タイトルとヒロイン顔だけは随分前から知っていましたが、古いし、長いし、毎年多くの新作アニメが放送されている中、敢えて見る気にはならなかった

でも、そこをなんとかがんばってみて欲しい。今の時代ではもう表現できないであろう魅力があります。

古い作品は、その昔感が"古臭さ"としてマイナスになるものと、骨董品のように古いことが魅力となってプラスになるものがありますが、この作品は確実に後者です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

くあれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

良作でした。

何十年前だ…この作品、、、。

銀河鉄道999に乗って、てつろうとメーテルが
冒険する話。

いろいろな星に降り立って
出発時間まではその星を見学していく。
簡単に言えばこれの繰り返し。

この物語を作る側としては
その星でどんな物語が展開できるかが
一番の勝負どころだと自分で考察しました。

実際に観てみると、本当に泣けるお話。

そもそも、この作品に関しては暗い印象が
あるので、そういう要素が強く感じとれてしまいます。

そして、いっつも無茶するのがてつろう。
ホントにひと時の間しか入れないのに
てつろうはいつも、深く首を突っ込んでしまい
問題に直面してしまう。
誰かを救いたいという気持ちもあれば
てつろう自身にも目指す場所がある。

てつろうの心理模写が描かれるたびに
いろいろ考えさせられた部分がいくつもありました。

メーテルにして言えば
かなりダークホース的な印象。
何者なんだ…と観ている最中にずっと思っていた。

今では美人だったという印象しか残っていない。

OPは『銀河鉄道999』
カラオケで歌おうとすると、周りの人は
みんな違う方の銀河鉄道999を想像してしまう。

こちらとしては、少々、その時だけアウェー感の
ようなものを感じてしまうが
それでも、この曲だけは必ず歌う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

71.0 3 1978年度アニメランキング3位
宝島(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (51)
255人が棚に入れました
スチーブンスンの手がけたイギリスの古典文学を、出崎統監督が独自のカラーで演出し趣深い冒険活劇となった。宿屋の息子・ジムは客として知り合った海賊から宝島の地図を受け取った。懇意にしている町の実力者の協力をとりつけ、いざ宝島への船旅に出向するジム。しかしその船内には、宝目当ての海賊が船員に化けて多数乗り込んでいたのだ。到着した宝島を舞台に、ジムたちと海賊との闘いが始まる…。

声優・キャラクター
清水マリ、若山弦蔵、家弓家正、滝口順平、江角英明、黒沢良、野島昭生、肝付兼太、北村弘一、神谷明、吉田理保子、前田敏子

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もう、、、絵をみただけで出崎さん

一般的には出崎統氏の代表作といえば、
「あしたのジョー」や「エースをねらえ」に
なるのであろうが、
私はこの「宝島」に出崎氏の
個性を強く感じている。
原作に囚われることのない独自のプロット
(これは完全に個性)
随所にちりばめられた出崎演出
静止画(止め絵)、あの骨太な淵のライン、
陰影の強調→入射光等、、、
もちろん上記の演出法は、代表作とされる
スポーツ物にも効果的だが、それを
人間ドラマで余すことなく活用した
この作品に子供の私は腰を抜かした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「さぁ フリント飛んでくれ 」

「シルバーーー!!!」



力石(あしたのジョー)しかり、長年“出崎統”とタッグを組んだ“杉野昭夫”の描く男は、
生き様からハートまで男が惚れる 男の中の男でありますなぁ・・・(*´ω`*)

「宝島」を観ていると、少年の時分に背を見て学べる男を見つけることが男子の急務であると感じます。
元々原作ではただの悪人といった風に描写されている“シルバー船長”。
この宝島でも分類として、あまり良いオトナであるとは言えないのかもしれません。

けれど、主人公であり、語り部でもある“ジム・ホーキンズ”には、一目置いて気を許すところがあり、
距離が近いからこそ見えるシルバーという男の本質が、リスペクトにつながっていくのです。

脚本は勿論のこと、何と言っても絵コンテが素晴らしいですね。
激動の26話を、毎話焼き付けられ。感情の爆発するようなシーンや台詞が離れてくれません。

グレーの設定を大幅に変えたことも印象的でした。いい男なんだこれがまた。

最終回はもう号泣です・・。 

体が震えるような、喜びでも怒りでも哀しみでも無い。魂からの涙でした。


{netabare}
「いたんだよ・・やっぱり! 俺の…俺のシルバーが」
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

コレの場合も原作〇イプと言うのでしょうか?

私は原作読んだことないのでアレなんですけどね。

子供の頃はどうも暗い雰囲気で怖くて嫌だったんですがOP・EDが好きで。
数年前にふと見たくなって見直したんですが、やはりイイ!
グレイの末路と老いたシルバーとの再会、あぁなんてアツい話なんでございましょう。

シルバーみたいな男にはなれないとは判っていても、やはり憧れる存在すよねぇ。ってそう思ってる世代は、私も含め既にオッサンばかりかw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

70.6 4 1978年度アニメランキング4位
ペリーヌ物語(TVアニメ動画)

1978年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (55)
288人が棚に入れました
「世界名作劇場」第4弾。『家なき子』の原作者エクトル・マロの姉妹編的な作品『アン・ファミーユ』をアニメ化。番組前半は相当の部分がオリジナルだ。写真家の父を旅の途中で失った少女ペリーヌと母マリ。マリは娘の後見を富豪の義父ビルフランに願おうとフランスを目指す。だが衰弱していたマリもまたパリで病死した。一人になったペリーヌは祖父の元に向かうが相手の頑なな性格を認め、素性を隠した上で祖父への献身を決意する。

声優・キャラクター
鶴ひろみ、池田昌子、巌金四郎、黒須薫、村山明、遠藤晴、丸山詠二、銀河万丈、渋沢詩子

takeboo さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

感動の連続、これは名作、号泣必至!!

最近流行りの異世界やら魔法、タイムリープ、超能力、エロ、妹モノとかに飽きてきたので、もっと真っ当なストーリーで純粋に感動できるアニメを見ようと考えていた。
そこで昔やっていた世界名作劇場を全て見てみようと決意し、これを第1作目に決定し、視聴終了。
いきなり当たりを引いた気分。53話あるが、毎日見るたびに見る話数が増えていき、どんどん加速して引き込まれていく。泣けるシーンも多く、祖父のいる村に着いてからは神回の連続だった。流した涙の量は半端ない。ペリーヌが健気で可哀想で愛しくてしょうがなくなるアニメ。何回も同じジーンを見ては今でも涙を流している。
96点。 私と同じように最近のアニメに飽きてきた方、素直に感動したい方は是非お勧めする。 原作の翻訳版まで買ってしまった作品。この作品を超えられるのは現れるのか?

さて次の名作劇場は何にしようかな?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最初にはまった名劇アニメ

この作品は、10回以上見ている
名作劇場の作品は多数見ているが中でも一番のお気に入りである

作画がひどいとか、古臭いとかその辺を気にしてみてはいけない。最初は我慢してみるべきである
作画になれて話が進んでいけば必ず引き込まれるはずである
ともかく原作は家なき子と同じ原作者で原題邦訳も「家なき娘」であるからしてストーリーは折り紙つきであるし
原作にはない前半の展開もまったく違和感を感じさせないうまいつくりになっていて53話あっという間に見てしまった

また最大の山場でスパッと「終わり」になるアニメが多い中
珍しく後日談的な話が数話楽しめるので見終わったあと爽快感があった作品である

ともかく感動する作品なので是非視聴することをおススメする

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

なめ猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まさに名作劇場最高傑作。

だいぶ古い作品な為、いままで見向きもしなかったですが
名作劇場シリーズの中でも評判がよいとのことでみました。

名作劇場劇シリーズは全部みてないですが、
私の今までみてきた全アニメ作品からみても、この作品の
感動はかなり高いレベルです、素晴らしいです。

小公女セーラをみた後だったので、ペリーヌのつらい描写
はありましたが、安心してみれました。
セーラはいじめがひどすぎて、途中でつらくて視聴できなく
なったものです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

69.5 5 1978年度アニメランキング5位
キャプテン・フューチャー(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (11)
54人が棚に入れました
NHKにより、未来少年コナンに続く連続アニメ第二弾としてアニメ化され、1978年11月7日から1979年12月18日まで52回にわたり放映された。制作は東映動画(現・東映アニメーション)。原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化された。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オープニングが好きでした。「子供の頃は、空を飛べたよ、、」

NHKでやっていたアニメですね。
私の中でNHKでやっていたアニメのイメージは
この作品と「コナン」だけです。

「カーティス・ニュートン、
人は彼をキャプテン・フューチャーと呼ぶ」、
主題歌の冒頭にこのコメントが入ります。
フューチャーメンと呼ばれる3人の仲間たち(3人とも
人間ではない)、そして愛機コメット号が宇宙へと
生存圏を広げた人類の悪を駆逐しながら、
冒険をしていく物語ですね。
オープニングが好きでした。「子供の頃は、空を飛べたよ、、」
当時私はバリバリの子供でしたが、飛べませんでした。(笑)
いや、飛んでいたのかな、、、

当時こうゆうSFが流行りました。
確か他局でやっていた実写の「スターウルフ」も
同じ原作者の作品だったはず、、

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

67.4 6 1978年度アニメランキング6位
新エースをねらえ!(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (31)
127人が棚に入れました
厳しくも暖かい宗方から鍛えられ、めきめき力をつけていくひろみ。しかし彼女は知らない。深い信頼を寄せた彼が病魔に冒されていることを。海外遠征に赴くひろみを想いながら宗方は病室でこう書き残す。“岡、エースをねらえ!”と…。

声優・キャラクター
高坂真琴、池田昌子、菅谷政子、野沢那智、森功至

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

名作には間違いない!(だがツッコミどころ多数)

原作は山本鈴美香原作の『エースをねらえ!』第1部。別にレビューした通り本作は一度アニメ化しており、前半部分はリメイクといえる。

旧作を知らない人もいるかも。

ただ、話数の関係で前作アニメ化された部分は前作よりも少ない話数となっているため本作の方がテンポは良い。

本作のサブタイトルは全話「◯◯と××と△△」という形式を守っている(理由は知らない)。

題材は硬式テニスで、いわゆるスポ根アニメ。

絵柄は少女マンガのそれであり、原作再現性はわりと高い。しばしば止め絵で原作風な作画が用いられたり、コートの両側にいるはずのプレイヤーをカットインで画面の左右から次々と写すなどの作画枚数が少なくて済むわりにダイナミックに見える演出を多用する。

この独特の演出のため「作画が悪い」という印象はあまり感じられない。

キャラに関しては主人公の岡ひろみが一番目立たないのではないかと思うくらい、脇役のキャラが濃い。

あと、今時の高校生からはピンとこないのではないかと思うくらい、メンタルが妙に大人っぽい。緑川蘭子とか、全く高校生らしくない。

ひろみと親友のマキ以外は年齢詐称っぽいキャラばかりである。

またお蝶夫人、藤堂、尾崎などは妙にセレブっぽい。というかセレブ。何故君たちとひろみが同じ学校に通っているのか…。

あと、ひろみの自宅で母親の声がすることはたまにあるが、ひろみの家族が画面に出ることは一切ない(まあ、これは今どきフツウか…)。

ツッコミ出すとキリがないので、努力と根性で乗り切ろう!

あ、あとひろみの飼ってる黒猫のゴエモンはめっちゃカワイイです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

トップをねらえ!で感動したのなら

トップをねらえの元ネタと表現していいでしょう。
原作は花や星が飛び交うキャピキャピ(死語)の少女漫画ですが、中身はバリバリのスポ根アニメ!
それもそのはず、あしたのジョーの出崎統演出!
花は汗に、星は雄たけびにとフュージョンしヒロインひろみの成長を描き続けます。
2期のOP、挿入歌はこれまたお勧め!
ちゃんと恋愛物語も入ってます。
熱いアニメがみたいならお勧め!
宗方コーチのラストシーンは泣けます。
「岡、エースをねらえ!」

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今度は出崎哲(兄)の新編 まだ決定版ではない

出崎統が「宝島」制作のため参加できず、兄の出崎哲などによって造られた「エースをねらえ!」のリメイクバージョン

作画は普通になっています 出崎統氏がいかにアグレッシブだったかがよく分かります
前作から4年半経過してのリメイクであり、24話⇒25話であるが、ひろみが海外に向かうシーンまで描かれます
あの名シーン
「岡!エースをねらえ」と言って宗方コーチがベッドで息絶えるのです

日進月歩のアニメ業界で4年半を経てリメイクなんて普通は考えられませんが、それだけ原作が時代を超えた名作だということです
コミックではコーチ死亡で「第一部終了」となっているので、どうしても合わせたかったのでしょう

前作がややマイナーな放送だったのに対し、こちらはゴールデンタイムに大々的に放送されています 巨人の星 あしたのジョー アタックno1
などと同等です 相当な評判となり中高生のテニスブームにさらに火が付いたのでした

ストーリーは前作とそう変わりはありませんが、各キャラの私生活などを良く描いて青春群像劇になっています

ここで一言言っておきます
エースをねらえ!第一部は3バージョンありますが、全部見てください

それだけの価値がある作品です

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

67.1 7 1978年度アニメランキング7位
野球狂の詩(TVアニメ動画)

1978年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (23)
104人が棚に入れました
水島新司のヒット作をアニメ化。原作初期は個性的な選手勢が主役の読み切り編だが、アニメは原作中盤からの水原勇気編からスタート。1時間枠の放映形式も話題になる。セ・リーグで下位を低迷する球団・東京メッツは、左腕投手の補強が必須と考える。メッツの老雄投手・岩田鉄五郎らは無名の投手・水原勇気をドラフトで指名するが、何と勇気は女性だった。球界を騒然とさせながらメッツのマウンドに立つ勇気が入魂の一球を投げる。

声優・キャラクター
木之内みどり、信澤三惠子、西村晃、北山年夫、納谷悟朗、雨森雅司、今西正男、山田康雄、安原義人、増岡弘、仲村秀生、富山敬、作間功
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サウスポーな女の子

原作は1972年~1976年に渡り少年マガジン誌に連載された水島新司氏の野球劇画、アニメ化は1977年、当初は単発ものだったが翌1978年11月より現代でも珍しい毎週毎回1時間枠ものとして放映された、
あらすじ
{netabare}
架空のプロ野球球団「東京メッツ」に関わる野球狂達の物語、
{/netabare}
という事でメッツ以外の球団及び選手は実名で登場する、メッツに所属する個性的な各選手のエピソードが毎回描かれるのだが、中でも私的にユニークで印象深かったのは水原勇気というサウスポーアンダースロー投手、サウスポーでアンダースロー自体現実でも稀有なのだが加えこの投手、うら若き女の子だったりする、{netabare}
かなりな下手から体と脚のばねを使いフィニッシュスローでのけ反るようにジャンプしてしまう投法も良かったが、そもそも女性がプロ野球に登録可能なのか?その辺りのコミッショナーや各方面説得から描かれててあり得ないけれど面白かった、水原を発掘しとてつもない執念でに入団にこぎ着けたのは岩田鉄五郎、水原入団時既に50超えているが現役投手で200勝400負、水原入団後もずっと水原の面倒を見続ける老トルピッチャー、ある意味この岩田鉄五郎は作品通しての主人公と言えるかも知れない、{/netabare}
女声スキャットで表現されるOPテーマは野球狂達へ捧げる賛歌にも聞こえとても良かった、堀江美都子女史の唄う水原勇気のテーマも評判良かったが「曲の前この物語を野球を愛する全ての女性ファンに捧げる」てのもあったな~、
そういえば余談だが数年前(2008年だったか)アンダースローでナックル決め球にして独立社会人チームに入った女子高生がいたね、水原のドリームボールは揺れながら落ちるという設定だったがナックルもそんな感じで水原勇気と印象被ってて密かに応援してた、

水原や鉄五郎以外にも魅力的野球狂達が沢山登場する本作は架空の球団なれどファンも多かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

66.1 8 1978年度アニメランキング8位
宇宙海賊キャプテンハーロック(TVアニメ動画)

1978年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (42)
227人が棚に入れました
西暦2977年、退廃し堕落した人類の住む地球に、宇宙から材質不明の謎の巨大物体が落下してきた。その物体は黒色で球形をしており、表面にはマヤ文明の象形文字風の意匠が円形に刻まれていた。地球政府が無視したそれは「マゾーン」という宇宙からの侵略者が打ち込んだ、惑星の所有を誇示する「ペナント」であり、その危険を警告しようとした台羽博士や、親友であるクスコ教授は侵入していたマゾーン達によって殺される。辛うじて生き延びた台羽博士の息子・正は、マゾーンに何ら手を打とうとしない地球政府に見切りをつけ、宇宙海賊として知られていたキャプテンハーロックの宇宙戦艦アルカディア号に乗り込む。台羽正という新たな仲間を加え、ハーロック及び40人の海賊とアルカディア号による、謎の侵略者マゾーン達との戦いが始まった。

声優・キャラクター
井上真樹夫、神谷明、小原乃梨子、川島千代子、北浜晴子、八奈見乗児、大竹宏、つかせのりこ、緒方賢一、北川国彦、柴田秀勝

ハックロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

男の浪漫

松本零士作品、原作未完。
近未来の地球、発達した科学により人類(首脳陣を中心に)が怠慢なる日々を過ごしていた。
その様な人類(地球)に失望し、宇宙海賊を生業としているハーロックが地球略奪を狙うマゾーンに戦いを挑みながら、希望を探す物語である。

原作に大幅に話を追加しほぼ完結させたアニメ。まゆとゆう追加の中心人物も追加。

キャラクターが非常に魅力的でそれぞれの過去を背負い戦っている。各キャラにまつわる話はどれも感動的でいい。

地球を捨てたにも関わらず、地球を守る戦いを挑む姿はそこにわずかでも希望があるからで、孤独な戦いをするアルカディア一団はかっこいいです。

音楽もシーンつどに哀愁ある悲しいメロディーが流れ、感動的でした。

人間味のある内容で、本当にいい作品でした。
999もいいですが男ならハーロック!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

俺の旗の下で自由に生きろ

この作品を一言で表現するなら「漢のロマン」
(漢(オトコ)とは、男の中の男というような意味)

放映:1978年3月14日~1979年2月13日
毎週火曜日19時00分‐19時30分
テレビ朝日系 全42話

監督:りんたろう
脚本:上原正三(円谷プロのウルトラシリーズも数多く手がける)
山崎晴哉(『巨人の星』『キン肉マン』など数多くのメインライター経験あり)
主題歌&挿入歌 - 作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児、作詞:保富康午(1曲除く)

いつの頃かは忘れたが、夕方16時台の再放送で観たのが初めて。
すごく嵌って長じてからずっと観直したかったが、最近ようやく輸入DVD-BOX入手。

これから視聴して時間かけて追記する予定です。
評価は再視聴で変動するかもです。(2015/4/19)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ハーロックといえば井上真樹夫さん

もうどれだけ前なのか。
この作品は999と並んで宇宙への興味や憧れを与えてくれたと同時に、アニメの面白さを教えてくれました。エメラルダスやメーテルと同一の時間軸であることにも興奮したのを覚えています。

特にハーロック役の井上真樹夫さんはルパン三世の五右衛門などもされて、その声は本当に唯一無二で男でもシビレルものがありました。

その井上さんが他界されたとのニュースを2019/11/29に聞き何か書き込まずにはいられませんでした。
どうか、安らかに。。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

65.9 9 1978年度アニメランキング9位
宇宙戦艦ヤマト2(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (31)
208人が棚に入れました
ガミラスとの苦しい戦いが終わって一年後、地球は空前の繁栄の時を迎えていた。しかし、地球はまだ、宇宙の果てからやってくる新たなる災厄である魔の白色彗星の存在を知らなかった。太陽系外周艦隊に配属された宇宙戦艦ヤマトは、地球への帰還途中に正体不明の飛行物体に狙われる。時を同じくして、地球に送られた強力な謎の怪電波、それは地球や宇宙に迫る危機を伝えるメッセージだった。古代はさっそく、防衛会議にこれらの事件の原因究明を進めるべきと説くが、繁栄に酔っている地球の人々は耳を貸そうともしなかった。新たなる危機に備えて、ヤマトは反逆者の汚名を着ながらも、メッセージの発信源のテレザード星に向けて飛び立ったのである。

64.9 10 1978年度アニメランキング10位
無敵鋼人ダイターン3(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (34)
146人が棚に入れました
火星開拓作業のためにサイボーグとなった者たちが、自らを「メガノイド」と称して人類に対し反乱を起こした。メガノイドを生み出してしまった破嵐創造博士の息子である破嵐万丈は、巨大ロボット「ダイターン3」と大量の金塊を奪取して地球に脱出した。万丈は金塊を元手にシン・ザ・シティに居を構え、執事ギャリソンとパートナーのビューティーと共に、メガノイドの人類支配阻止のために立ち上がる。

声優・キャラクター
鈴置洋孝、井上瑤、水野カコ、白石冬美、北村弘一、信澤三惠子

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

日輪の輝き

この作品は本当に凄いですね。
ザンボット3の後の作品ということもあって、大分鬱加減は抑えて作られてます。おそらく何かしらあったんでしょうね^^;
この作品はガンダム以前の作品なので、スーパーロボットアニメということになりますが、ちょっと舐めてましたね。
主人公である破嵐万丈がキャラクター的に出来上がり過ぎてます^^;
常に凄まじいまでの存在感でそれ以外のキャラはすべてサブだと一瞬で分かるレベルです。まさにスーパーヒーロー。
敵側にも人間的な部分があり、憎めない奴がいるのもいいですね。
後のガンダムにつながっているものがあります。
ですが、このアニメといえば間違いなく最終回が話題に挙がると思います。
この最終回の出来が非常にいいです。演出も凄まじいものがありますし、主人公の声優さんにも鬼気迫るものがあります。
それにラストシーンの暗示性の高さ。本当に素晴らしい。
このアニメは最後まで明かされなかった謎がいくつもありますが、どれもが魅力的でずっと考えていたくなるような謎ばかりです。
本当に驚かされました^^;
やはり作品というのは古いか新しいかではないですね。自分が未熟でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ロボットアニメ版バットマン!?

主人公が巨万の財を持ち、万能な執事と各種特殊メカを使い敵と戦う 設定的にはバットマンほ彷彿とさせるが、全般的にはコミカルで随所にパロディなども登場する。
反面、主人公が時折見せる葛藤が、最終話のストーリー、ラストのせりふに集約される。
メインの5人のキャラだてもうまく、特に執事のギャリソン時田は物語の要と言ってもいいほどのキャラの強さ。
このアニメの成功が、「ガンダム」を生む事となり、実際、ホワイトベースやハロ等の設定はこのアニメからの流用である。
もし可能ならば、平成版リメイクなど見てみたい。
大好きなアニメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

64.6 11 1978年度アニメランキング11位
闘将ダイモス(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (23)
103人が棚に入れました
バーム星人と地球人の通商交渉は、バーム側の代表団員が会食の席で何者かに毒殺されるという暗殺事件によって決裂した。バーム側はこれを地球側の陰謀であるとして人類に報復宣戦し1999年、リヒテル提督率いる戦闘ロボ軍団が攻撃を始める。巨大変形ロボ・ダイモスを駆ってバームのメカ戦士と戦う竜崎一矢は、戦いの中で記憶喪失の少女エリカと出会う。いつしか二人は恋に落ちるが、実はエリカはバーム星人であり、リヒテルの妹だった。

声優・キャラクター
神谷明、上田みゆき、曽我部和恭、勝田久、栗葉子、井上瑤、大木民夫、市川治、飯塚昭三、弥永和子、麻生美代子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宇宙の中心で愛を叫んだロボットアニメ

子供にとってこの作品は難しすぎた
しかも長い間ソフト化されず、観る機会を失ってしまった
スパロボ参入によりダイモスの戦い方は思い出したもののラストの、木星への小パーム落下の意味が不明のまま
実はここで打ち切りエンドだったんですね

原作 八手三郎 監督 長浜忠夫 キャラデザ 聖悠紀 は前作ボルテスⅤと同じ
ヒロイン エリカは長浜三部作連続ヒロイン役の上田みゆき
その兄リヒテルはライディーン、ボルテスに続き 市川治が演じた
主役の竜崎和矢は神谷明

打ち切りと言っても44話と約4クール この先も大分長い構想だったらしい

星間を超えた純愛を描いたSFロボットアニメとして今でも語られることは多いが、ここのレビューを見ても内容を覚えている人は多く無いようだ

いつか再視聴してまともなレビューを書ける日を信じてここまでとなります

女優の東ちずるが高校生の時、ダイモスの同人を書いていたという そんな時代の作品

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

平和外交、テロ、そして戦争…。

オリジナルTVアニメ。

コンバトラーV → ボルテスファイブ → 闘将ダイモス(本作)と続いた3作続いたロボットアニメ放送枠(通称:「長浜ロマンロボシリーズ」)の最期の作品ですね。

故郷の星を失ったバーム星人が小バームと呼ばれる巨大宇宙移民船で放浪する中で地球を見つけるという、ウルトラマンのバルタン星人あるいはウルトラセブンのペガッサ星人みたいな展開でお話がスタートします。
(いやまあ、こんな風にたとえられても若い人はどっちも知らんよね…。)

実はバルタン星人もペガッサ星人もいきなり地球に攻撃してきたわけではなくて、最初は交渉(バルタン星人では移民受け入れ、ペガッサ星人では居住用巨大宇宙船と地球の衝突回避)をもちかけてはいるのですが、いわゆる「ロボットアニメ」で地球侵略前に普通に外交交渉しようとする異星人は本作の前には記憶にありません。

そんなバーム星人ですが地球との和平派の国家元首自ら会見に赴くも会食中に毒を盛られて暗殺され、これを地球側の謀殺と断じた強硬派の主導にバーム星人と地球人は交戦状態となります。

和平交渉時に同行した娘のエリカは混乱で地球からの帰還に失敗し、気を失って助け起こされた時には記憶喪失。自分を助けてくれた主人公の竜崎一矢と恋に落ちるも、記憶を取り戻した時にはパーム星人と地球人は既に戦っていて、敵同士…。

…ということでストーリープロット、脚本は優れていると思うのですが、あんまり子供向けではないようにも思われます。

そしてトレーラーからの変形ロボであるダイモスが出てきますし、敵の戦闘ロボもありがたいことに律儀に1体ずつ攻めてきてくれます。たぶんそのように作らないとアニメを作らせてもらえなかったのでしょう。

OP主題歌はダイモスを操縦して戦う一矢の視点、ED主題歌は愛する人の出身である地球との和平を希求するエリカの視点ですね。このあたりのバランスは優れていると思います。

普通にロボットアニメとして見た場合に、操縦が機械式モーショントレースなのは個人的にプラス加点要素です。主人公が「空手が得意」という設定が活かされていますね。

ということで、ロボはさておき面白いです。頑張って40話以上見る気力があれば当時のロボットアニメとしてはお勧め。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3作目はより、複雑に政治的に?

長浜ロマンロボの第3作目ですね。
長浜氏の場合は、敵にしっかりドラマを
もたせるからこその「ロマン」であり
ガルーダの葛藤、ボルテスの場合だと敵メインは
異母兄弟、そして今作はいよいよ恋愛絡みです。
まあ、「ロミオとジュリエット」ですね。
それにロボットは基本ですが、
長浜氏の場合、更に幾つか設定の中で小道具を用いる。
ボルテスが角なら、近作の場合は羽のように、、
ただ、それで誰が人間とその他と判別できるから
分かり安かったのも事実。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

63.3 12 1978年度アニメランキング12位
はいからさんが通る(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (57)
233人が棚に入れました
のちに南野陽子主演で実写映画化もされた、大和和紀の大ヒット少女漫画をアニメ化。前半のキャラクターデザインは『ちびまる子ちゃん』の監督・芝山努が担当。大正時代。軍人の娘でおてんばな花村紅緒は型通りの令嬢生活に飽きたらず、女性としての自立を目指す。だがそんな紅緒が心配な父は独断で、有望な若手将校・伊集院忍を彼女の婚約者とした。怒る紅緒だが、自分の真情を理解する忍の優しさに、段々とその心根が変化していく。

声優・キャラクター
よこざわけい子、森功至、杉山佳寿子、増岡弘、峰あつ子、永井一郎、肝付兼太、鈴木れい子、山田礼子、宮内幸平、井上真樹夫、安原義人

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大正浪漫 解る?

女性漫画家原作の大正浪漫ラブコメですね。

跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘と
ハンサムな青年将校(許婚同士)の
ふれあいと非情の別れ、、、
そこに立ち向かう事によって育まれる友情と
人間としての成長。
(キャンディキャンディと被ります)
ただ、この作品を単独たらしめているのは
やはり大正浪漫というキーワードですね。

この話と関係のないのですが、、、
私の中で「エースをねらえ」のお蝶婦人の
髪型も大正浪漫なんですが。

主題歌もとても記憶に残っています。
なんせ、タイトル連呼しますから、、、

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

62.8 13 1978年度アニメランキング13位
100万年地球の旅 バンダーブック(TVアニメ動画)

1978年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
38人が棚に入れました
日本テレビ夏期の特別イベント「24時間テレビ・愛は地球を救う」。その第一回目(1978年)の目玉企画となった長編TVスペシャルアニメで、漫画の神様・手塚治虫が原案・構成・演出・作画まで行なった話題作。 爆発する宇宙旅客船から脱出した地球人の赤ん坊は、ゾービ星に漂着。その星の王子バンダーとして養育された。やがてたくましい若者に成長したバンダーは、ゾービ星の辺境で朽ちた宇宙カプセルを発見。自分の素性と宇宙船爆破の事実を知ってしまう。自分の故郷が地球だと自覚したバンダーだが、そんな彼にはある男との出会いが待っていた。 生涯をかけてアニメーション制作に情熱を傾けた手塚治虫が、1971年の『ふしぎなメルモ』以来、久々に本格的に担当したアニメ作品。手塚ロマンらしい起伏に富んだ筋運び、「過去は変えられないが未来は変えられる」というメインテーマ、そしてブラックジャックを初めとする手塚スターシステムなど、多くのケレン味が大きな反響を呼んだ。80年代に盛況だったTVスペシャルアニメブームの火付け役的な作品でもある。

62.2 14 1978年度アニメランキング14位
SF西遊記 スタージンガー(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
49人が棚に入れました
1976年に小説『SF西遊記』を著した作家・石川英輔の監修のもと、東映動画(現・東映アニメーション)が製作した宇宙冒険SF。前番組『ダンガードA』の流れを汲み、原作として松本零士が銘記されている。

銀河系宇宙の中心にある大王星から放たれるギャラクシーエネルギーが弱まりつつあった。この影響でさまざまな惑星の宇宙生物が恐ろしいスペースモンスターと化していく。
地球のキティ宇宙科学研究所でこの危機を知った月の王女オーロラ姫は、エネルギーを元通りにさせるべく、大王星へと向かう決意を固めた。
研究所のキティ博士は、助手のドッジ助教授が作った強力なサイボーグのジャン・クーゴをオーロラ姫のおともにつけることを提案。
最初はいやがったクーゴもオーロラ姫の美しさを見て考えを改め、彼女のために戦うと誓う。道中で出あったサー・ジョーゴやドン・ハッカを仲間に、一行は大王星を目指す。

声優・キャラクター
石丸博也、富田耕生、富山敬、杉山佳寿子、小原乃梨子、増山江威子、八奈見乗児、銀河万丈、中谷ゆみ

58.7 15 1978年度アニメランキング15位
科学忍者隊ガッチャマンⅡ(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (14)
89人が棚に入れました
総裁Xが宇宙に去ってから約3年の年月が流れた。マントル計画も順調に進み、地球は平和を取り戻した。国際科学技術庁が科学忍者隊の解散を決定した矢先、総裁Xが火の玉となって南太平洋ギルバード諸島後方100キロの海上に襲来。そこを航行中だった豪華客船クイーンマーガレット号(第50話では船名がエリザベス・ムーア号とされている)は沈没してしまう。総裁Xはそこに乗り合わせていた子供を特殊な装置に掛け、3か月程度で大人に成長させる。そしてその子供をギャラクター司令官・ゲルサドラとして仕立て上げギャラクターを復活させ、再び地球征服を狙い始めた。

声優・キャラクター
森功至、ささきいさお、杉山佳寿子、塩屋翼、兼本新吾、大平透、井上瑤、上田みゆき、池田勝、田中信夫、仲村秀生

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やはり、ジョー

ガッチャマンⅡですが、
この作品のポイントも
やはりささきさんのジョーですね。
復活を果たすのですが、、
どうやら幾つか問題と言うか
謎が満載なのを演出として見せびらかしていました。
そして、その秘密と共に
その体内にはとんでもないものが
隠されているが終盤明らかになります。
そして、ジョーと共にやはり外せないのが
ベルクカッツェの後任、ゲルサドラ。
彼は生い立ちと言うか出生の謎が
えぐくて終盤はとてもせつないのですが、
ファーストでのカッツェの影響が強すぎたのか
そのイメージを踏襲してしまった為に
2番煎じになっていました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

57.9 16 1978年度アニメランキング16位
魔女っ子チックル(TVアニメ動画)

1978年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (10)
46人が棚に入れました
小森チーコは今度の新学期に小学5年生に進級する女の子。ある日、ただ一人の親友であるミヨちゃんが北海道に引っ越すことになった。チーコは自分の誕生日にお別れのパーティーを開くことをミヨちゃんと約束した。しかし、誕生日の前日に断りもなくミヨちゃんは北海道に行ってしまった。このことにショックを受けたチーコは、ふと通りがかった本屋に立ち寄ったところ、綺麗な絵本が店頭に置いてあった。チーコはこの本を欲しいと感じたが、本屋の店員によれば、その本は既に売れてしまい、今朝男の人が代金を払ったとのことだった。チーコが帰宅し、父の冬吉、母の春子、妹のヒナとの家族四人で誕生パーティーを祝っている時に、冬吉から誕生日プレゼントとして手渡されたものこそが、チーコがさきほど本屋で見つけた絵本だった。店員が言った「男の人」とは父の冬吉だったのである。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マハールターマラフーランパ! おかしな二人

魔女っ子シリーズの代表格ですね。
この作品で特出すべきは、確か永井豪とダイナミックプロが
手がけていた事。キューティーハニー絡みだったと記憶している。

絵本の中に閉じ込められていた魔女チックルを、偶然その本を読んでいたチーコが助け出し、チックルがチーコと「双子の姉妹」と言う設定の魔法をかけることで、始まる物語。
特にチックルは男勝りの勝気な性格に対して、チーコは優しく控えめな性格という設定が、「ラッキーペア」(←これは製作サイドの決めた言葉で、OPにもしっかり歌われている)だと思えるから不思議。特に控えめなチーコがチックルに対してだけは大胆なのが、良かった。
正確には覚えていないが、最終話は悲しかった記憶がある。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
一球さん(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (5)
36人が棚に入れました
巨人学園野球部の代理監督・岩風は忍者の末裔とささやかれた男・真田一球たちを入学させる。その目的は現・野球部の大改造にあった。野球がはじめてという一球を入部させた岩風に対し、エースの大友らは不信感をいだく。だがそんな感情をよそに、一球は生まれながらの俊足で活躍するが……。

声優・キャラクター
水島裕、曽我部和恭、川島千代子、野島昭生、永井一郎、古川登志夫、古谷徹、滝雅也、飯塚昭三、木原正二郎

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
星の王子さま プチ・プランス(TVアニメ動画)

1978年夏アニメ
★★★★★ 4.5 (2)
24人が棚に入れました
サン・テグジュペリの代表作「星の王子さま」のアニメ化作品。

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
宇宙魔神ダイケンゴー(TVアニメ動画)

1978年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (4)
22人が棚に入れました
鳥海尽三らタツノコプロの文芸部出身のスタッフが集まった鳥プロによるヒロイックSFロボットアニメ。本作の主人公ライガーと彼を陰から助ける謎の男ブライマンの関係など、タツノコプロの名作『マッハGoGoGo』を連想させる要素も見られた。銀河の掌握を企てるマゼラン皇帝がロボレオン将軍以下侵略軍を派兵。このため銀河連盟の主星エンペリアスは王子ザムソンを失い、劣勢に追い込まれてしまう。兄の死に悲しむ第二王子ライガーの怒りに応えるごとく、エンペリアスへ彗星“魔神の星”が950年ぶりに接近し、惑星の守護神ダイケンゴーを覚醒させた! ライガーは星を第三王子のユーガーに任し、仲間たちと一緒に打倒マゼランのため宇宙への旅路につく。本作の物語は架空の星系を舞台に展開。これは当時のロボットアニメでも珍しい試みだったが、途中で地球も登場している

声優・キャラクター
石丸博也、堀江美都子、西尾徳、井上瑤、青野武、友近恵子、銀河万丈、納谷悟朗

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
ピンク・レディー物語 栄光の天使たち(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (6)
20人が棚に入れました
ピンク・レディーのサクセスストーリー。ともに静岡市出身の増田啓子(後のケイ、現:増田恵子)と根本美鶴代(ミー、現:未唯)の中学時代の出会いから芸能界デビュー、そして人気アイドルになるまでを描いている。ほとんどが実話というが、一部スタッフによるオリジナルエピソードがある。

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
まんがはじめて物語(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (6)
16人が棚に入れました
子供達に身近な物事の起源や歴史といった「はじめて」をドラマ仕立てで紹介する内容で、1978年5月1984年3月まで放送されました。
実写映像とアニメの2つの表現方法を混用しいて、物語の導入部と結末はフィルムカメラにより収録され、核となる時間旅行シーンはアニメで表現しています。
当初、おねえさん役はうつみ宮土理でしたが、病気の治療のため第19話で急遽降板となり、2代目おねえさんとして岡まゆみが出演し、本人の当たり役となりました。

計測不能 17 1978年度アニメランキング17位
大雪山の勇者 牙王(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (2)
10人が棚に入れました
動物文学の第一人者・戸川幸夫が1958年から執筆した代表作のひとつ『牙王物語』を原作にしたTVスペシャルアニメ。 ヨーロッパ狼と樺太(カラフト)犬の血を引く5匹の子犬たち。だが母狼のデビルは大雪山の山中で、人食いグマのゴンに殺された。子犬の一匹は牧場の娘・早苗に救われてタキの名を授かる。そして猟師親子のカネトとヨシトに養育されるが、狼の血を引くタキは人間になじめず大自然の中に戻っていた。やがて幾多の試練を経たタキと仲間たちは、大雪山の主と化したゴンと宿命の対決に及ぶのだった。 制作は日本アニメーション。1978年秋分の日の特別番組として放送されたTVスペシャルアニメで、原作細部を若干だけ脚色しながらも、ほぼ忠実に映像化。物語性に富んだ原作の魅力を良く活かした長編アニメとなった。
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