2021年度に放送されたおすすめアニメ一覧 394

あにこれの全ユーザーが2021年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の2021年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.1 149 2021年度アニメランキング149位
BanG Dream! ガルパ☆ピコ ふぃーばー!(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (23)
78人が棚に入れました
詳細不明
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

お馴染みのやりっ放し

やりっ放しギャグのオンパレード。
RoseliaのゆきなちゃんとAfterglowの蘭が可愛い笑。
あと謎の生物を探し出したの笑。

前回のさーくるは古代遺跡になって変形してたけど、今回はさーくる自体には変化なしで終わると見せかけて{netabare}宇宙て滅茶苦茶やな{/netabare}
感動的な最終回?と見せかけたある意味予想通りのオチ笑うしかない。


主題歌
ピコたるもの、ふぃーばー! 香澄(愛美)✕蘭(佐倉綾音)✕彩(前島亜美)✕友希那(相羽あいな)✕こころ(伊藤美来)✕ましろ(進藤あまね)✕レイヤ(Raychell)
フィーバーしている映像が可愛い。デフォルメされたキャラクターたちが回転寿司のごとく流れる様と後ろでぽぴパメンバーがうほうほしているところが特に。
劇中歌
SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ! Pastel✽Palettes


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ガルパメンバーの憩いの場、ライブハウス「さーくる」で 「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」 「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」 そして「RAISE A SUILEN」「Morfonica」も加わって ちっちゃい7つのバンドが大騒ぎ! 可愛さも笑いもさらにマシマシ! 抱腹絶倒のガールズバンドコメディ!

1. ガールズバンド戦国時代
時は、ガールズバンド戦国時代! さーくる周辺は天下統一を目指す7つの勢力により、 熾烈な派閥争いが繰り広げられていた…! 血で血を洗う戦いの日々が、みたび始まる

2. はいきんぐやっほー
わ~い!絶好のハイキング日和~! で~も!山の天気を甘く見ちゃダメ! つい今しがたまで晴れていたとしても ふと気づいた時には 霧につつまれていることも… 十分な注意をし、万全な対策をして 行楽を楽しむことが大切だ。

3. スポーツマンシップにほっこり
宣誓!われわれバンドガール一同は! スポーツマンシップにのっとり! 気持ちのいい汗を流し! 正々堂々、ほどほどに楽しむことを誓います! さーくる代表、戸山香澄!

4. エモイナの泉
エモい出来事が日々の暮らしに潤いをもたらす。エモイナの泉へようこそ。 エモイナの泉では、幼馴染の皆様から送られてきた、 生きていく上ではあると嬉しい出来事、「エモイナ」で いかにエモくなれるかを品評していただきます。 それでは参りましょう、まずはこちらの「エモイナ」です。

5. ジェニファーちゃんを捜せ!
大変!ジェニファーちゃんがいなくなっちゃったの! え?電話をすれば…? ジェニファーちゃんが出られるわけないじゃない、何言ってるの?! …じゃあメール? だから、ジェニファーちゃんよ?まじめに考えて! こうしちゃいられないわ! とにかく私、探しに行くから! ジェニファーちゃんを!

6. プロデュース☆銀河
巨大チェーンの台頭。 苦境にあえぐ個人商店。 とある一軒のラーメン店を救うべく 敏腕プロデューサー・チュチュと その仲間たちが立ち上がる、 ラーメン・コンサルティングストーリー。 「プロデュース☆銀河」始動---!

7. ひまりのSNS WARS
ひまり@Afterglow @Himari_afterglow 2分 最近お気に入りの新発売のコンビニスイーツ! うさぎの形がかわいくて超~おいしいの! 練習帰りについつい買っちゃうから 今月のお小遣いが心配…でもおいしい~~! コメント0 「」13 イイナ12

8. THE パスパレ DISH
Pastel*Palettesの5人が日本全国を飛び回り、 汗水流して様々なことにチャレンジ! 体を張った実験チャレンジから、 プロ顔負けの本格チャレンジまで不可能を可能にしていく! チャレンジを通して、ガールズバンドの良さを再確認! 「出張パスパレ街」「パスパレ島」「パスパレ0円喫茶」 「世界一美味しいオムライスつくれるか」「パスパレ砂漠」など シリーズ企画も多数。

9. 駆け抜けろ青春
マラソン大会、それは学校行事における試練… あるものは体力を あるものは精神力を そしてあるものは友情を試される。 さあ、青春の汗を流そう! 風を切って駆け抜けよう! 次の日の筋肉痛は気にするな!

10. 漆黒のラヴィアンノート
ガールズバンド「Roselia」に所属する普通の高校生・宇田川あこは ひょんなことから異様なオーラを放つ謎のノートを手に入れる。 ノートにはあるテーマに基づいた連作の詩が書かれており その内容を神の啓示と捉えたあこは 新世界の女神としてバンドガール達を導くことを決意。 ノートの意志を継いだあこによって、世界は大きく揺れ動いていく…。

11. 心配性のましろちゃん
昨日のライブ、すごく楽しかったな… 私、やっぱりMorfonicaのみんなが大好き…! でも、次の日からみんながよそよそしいような…? わ、私、何かしちゃった…!?

12. ジャーキーアドベンチャー
誰かが言った…! 噛みしめれば噛みしめるほど 濃厚で深い味わいが無限に溢れ出る 良質なビーフジャーキーで「巣」を作る 金色に輝く鳥がいると。 世はジャーキー時代。 無限のジャーキーを探求する時代!

13. 7バンド、夢の合同ライブ!
「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」 「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」 そして「Morfonica」「RAISE A SUILEN」が一同に介し、 今実現する夢の合同ライブ! こんなの大成功間違いなし! キラキラドキドキ、みんなハッピー!! …だよね?

14. ペンションアンダンテ
さらなる成長を求め、強化合宿を決行するRoseliaの面々。 あいにくの豪雨に見舞われ、ずぶ濡れになりながらも 合宿の会場である森の中の洋館にたどり着く。 しかし館の中には誰もおらず、不気味に静まり返っていた。 果たして彼女達を待ち受ける運命とは…。

15. ポピモニロードショー
こんばんは…ポピモニロードショーの時間がやってきました。 今宵のご注文は、鮮血迸る殺人劇? それとも、背筋凍る心霊現象? 当館はお客様にご満足していただける作品を豊富に取り揃えてございます。 さあ、今宵も皆様と一緒に、 珠玉の恐怖を楽しんでまいりましょう…

16. ハピハピ♪バケーション
きらめく太陽!透き通る海! 「今日はプライベート島でバカンスよ!」 かわいい水着に身を包み ハロハピの皆は大はしゃぎ! 「次は何で遊ぼうかしら!」

17. コロネつまみ食い裁判
理不尽な事件に巻き込まれた依頼人、倉田ましろ。 彼女の容疑を晴らすため、弁護人・戸山香澄が立ち上がる! 果たして依頼人は有罪か、無罪か…。 そこんとこはよくわからないけど、 とりあえず言っとけ! 「異議あり」!

18. ねこねこタイム
ねこ。 ネコ科に属する飼い親しまれたネコのこと。 イヌに比べ、単独生活主義であり 時に飼い主に対しそっけない態度をとることもしばしば。 しかし信頼関係を築いた相手には深い愛着を持つようになり 時折見せる甘える仕草がたまらなく愛らしいのよね にゃーん

19. ガルパ名作劇場~たえデレラ~
むかしむかし あるところに、 たえデレラという むすめがおりました。 たえデレラには ままははと ふたりのあねがおり ひび こきつかわれておりましたが たえデレラは とくにきにせず たのしく くらしておりました。 そんなあるひ、おしろのおうじさまから おふれが とどくところから おはなしは はじまるのでした…

20. ゲームセンターともえ
いつもは普通の女子高生、宇田川巴。 だがひとたび太鼓に向かう時、その情熱が目を覚ます!! 個性あふれる強力なライバル達と 数々の必殺技を用い、 死闘を繰り広げる! 巴の魂の咆哮を見届けよ!

21. ハッピーさんばかーニバル
当装置は弦巻財団により開発された瞬間移動装置です。 片方の部屋に何かしらの物体を置き、 操作盤のスイッチを入れると、 その物体はもう片方の部屋へ転送されます。 ※管理者に申請し、承認を受けた者のみ操作が許可されます。 また、生物の転送は禁止されています。 間違っても中に入ったまま装置を起動しないよう注意すること。

22. さーくる幼稚園
ここはどこにでもある普通の幼稚園。 いつでも子供の声が元気に響き渡り みんな楽しく遊んでる♪ さあ!今日は何して遊ぼっか! 砂遊び?おままごと?お歌にお遊戯? みんな仲良く、たーっくさん遊ぼうね!

23. ウホホウホホイ
ウッホ♪ ウッホ♪ ウッホッホ♪ ウッホ♪ ウッホ♪ ウッホッホ~イ♪

24. ありがとう
大きな声で歌を歌う等、喉を酷使すると 声帯が炎症を起こして声が出にくくなる場合があります。 できるだけ発声を控え、刺激物は控えるようにし、 喉のケアを行うようにしましょう。

25. 7バンド合同ライブ演出会議!
さあ!みんなでライブするぞ~! …って、あれ?まりなさんどこいっちゃったの? 会場の準備とか相談したいことあったのに~! でもそう言えば、最近あんまりさーくるにいないような…

26. 遥かなるソラの先へ
もはや避けられないまりなの退陣、 危ぶまれるさーくるの存続。 そんな絶望的な事実に、みな顔を伏せてしまう。 そんな中、ひとり立ち上がるのはやっぱりあの子…!? キラキラドキドキの、さーくる最高のライブが始まる!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ちっちゃくなったガルパンメンバー達がまたまた大あばれ

この作品の原作ゲームは未プレイですが、アニメは第1期~第2期まで視聴済です。
この「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」は、既に第3期まで放送されている「BanG Dream!」のスピンオフで以下の2作に続く作品となっています。

・BanG Dream! ガルパ☆ピコ(第1期)
・BanG Dream! ガルパ☆ピコ 〜大盛り〜(第2期)

wikiをチラ見した際に、バンドリ!TV内で「ぱすてるらいふ」というアニメが放送されていたようですが、そちらは未視聴です。
バンドリ!TV自体が2020年から一時休止中の状況らしいので、もし放送が再開されたら視聴できる機会があるかもしれませんね。


ガルパメンバーの憩いの場、
ライブハウス「さーくる」で
「Poppin'Party」「Afterglow」
「Pastel*Palettes」「Roselia」
「ハロー、ハッピーワールド!」
そして「Morfonica」「RAISE A SUILEN」も
加わってちっちゃい7つのバンドが大騒ぎ!

可愛さも笑いもさらにマシマシ! 
抱腹絶倒のガールズバンドコメディ!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

まぁ、ゲームをプレイしている方々へのファンサービス的な立ち位置の作品なんでしょうね。
特にキャラがデフォルメされると、区別がつかなくなるのは私だけでしょうか。

Poppin'Partyのメンバーは、アニメ本編でも何度も見ているので区別は可能です。
ですが、Roseliaに至ってはボーカルの湊友希那以外は少々難度が高めです。
RAISE A SUILENは、キャラが個性的なので分かりやすいと思いますが、Morfonica、Pastel*Palettes、ハロー、ハッピーワールド!については、演じている声優さんでしか違いが見分けられないです^^;

これはゲームをプレイしているか否かの差が極めて大きいと思います。
私も最近ちょいちょい引き合いに出している「アサルトリリィ」でも「アサルトリリィ ふるーつ」というデフォルメキャラのアニメが放送されましたが、キャラが分からないということは微塵もありませんでしたので。

あと、私はこの作品をdアニメストアで視聴しましたが、5~6話で一纏めという構成なので、3分/話ごとにマウスを操作する必要が無かったのも個人的には良かったと思っています。
まぁ、dアニメストアのショート作品は大概複数話が一纏めになっていますけどね^^;

全26話の作品でした。
視聴者を選ぶ作品だとは思いますが、バンドリ好きの方にはお勧めできるかな~
内容はカオスですけど…

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「ピコたるもの、ふぃーばー」せねばならん!!

バンドリのスピンオフミニアニメ・ガルパピコ3期。
1期を観たときはあまりの公式が病気っぷりにひいちゃうこともありましたが、3期ともなると実家に帰ってきたような安らぎすら覚えます。
ガルパピコもシリーズとして定着しつつあるので、次はいよいよ銀幕デビューきますかね。

1期、2期同様、最終話以外は一話完結型、一話あたり3分程度です。
すっかりアニメでもレギュラー感が出たモニカとRASも登場します。
公式でもぶっ飛んだところがあるメンバーですが、ガルパピコはさらに誇張されていて、とんでもない展開を公式でやっちゃうのは3期でも健在ですね。

ハロハピの中身がシャッフルしたり、ジャーキーのため伝説の山に挑んだり、原始人だったり幼稚園だったりDISH村だったりと、現実離れした展開が、それでもバンドリメンバーのキャラクターそのままで展開されます。
過去作もそうですが、各キャラの特徴や公式カップリングを知らないと楽しめないので、バンドリファン向けの作品だと思います。
バンドリファンであれば、14話ではすごい声出す友希那さんや、ぶしどーとしか言わないウエイトレスのイブちゃんが狂おしいほど儚い気持ちになること請け合いです。
バンドリ愛がより深まるミニアニメでした。

メンバー同士の掛け合いが楽しいアニメですが、必要以上に接近してしまうようなキラキラドキドキはほぼ無いのが残念です。
2022年のエイプリルフールでは、ひまりを主人公にバンドリメンバーを攻略するガチ目なギャルゲーが公開されたので、公式も需要には気づいていると思うのですが、なかなか焦らしてきます。
ただ、3期では友希那とリサ姉のイチャラブ話があったので、次回はガルパピコというお祭りのドサクサに過度なスキンシップをしにくるこころにプッツン来てしまった美咲が、ついにこころんに覆いかぶさってしまうような話を期待します。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
海賊王女(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (218)
679人が棚に入れました
これは、ある少女の記憶から始まる物語。18世紀、大西洋。父と船旅へ出ていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、たった一人小型ボートで漂流し、命をつなぎ留める。フェナが漂着したのは、国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>だった。10年後──。雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えていた。だが、それを受け入れることはできず、幾度となく想像してきた島からの脱出を決心する。迫りくる追っ手に絶体絶命のフェナは、真っ赤な鎧に鹿の角の兜をまとった青年・雪丸に救われる。雪丸は、フェナを「見つけ出す」と約束した少年だった。そして2人の“再会”は、フェナ自身に眠っていた言葉を呼び起こす。炎に包まれ、沈みゆく船。「必ず俺が見つけ出す!」と約束した少年。そして最愛の父が叫んだ、あの言葉──。「<エデン>に向かえ!」フェナはその真意を知るべく、雪丸たちと共にの謎を解く船旅へ出る。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

王女と侍

ProductionI.G制作。

18世紀、大西洋、
父と船旅に出ていた少女フェナは海賊に襲われ、
たった一人、小型ボートで漂流し命を繋ぎ留める。
フェナが漂着した島は娼婦の島シャングリラという。
漂流から10年、フェナはある決意をする。

映像全般、キャラクター、音楽と印象良し、
王女に侍、和洋折衷な世界観を持つ冒険活劇です。

ここから後々に、ある言葉の意味と、
{netabare}父の残した石の謎を解くよう告げられるみたいだ。{/netabare}
謎解きの旅もまた興味魅かれるものがあります。

7話視聴追記。
主要人物も出揃い、方向性が見えてくる。
{netabare}王立海軍アベルが語る、
侍たちの真の目的、フェナの母ヘレナについて、
手掛かりはフェナの記憶と座標!?{/netabare}
そこに隠された真相があるのでしょうか。

最終話視聴追記。
示された座標、圧倒的な景観、財宝、
{netabare}エデンに導くものと導かれるものの物語、
唐突に世界の命運が示され、選択を託される、
ここまでの流れから、飛躍が大きく感じ、
私としては戸惑いある幕切れではありますが、{/netabare}
全体の総評としては、そこそこ楽しめました。

お時間のある方はぜひ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 49
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シナリオ以外全部最高!?

オリジナルアニメ


うーん…どう説明したらよいのだろうか

 {netabare}『ふしぎの海のナディア』{/netabare}圧縮版

例えた先が未視聴だと意味不明となるがゆえに他作品との比較は不親切な気もするのでなるべく避けてはいたのですが他に例えようもなく。展開がまんまそれでした。

 {netabare}・青い海と輝く太陽!つまり海洋冒険活劇
 ・自分に正直といいますか一癖あるヒロイン
 ・どこか脇の甘い敵方の女海賊
 ・そして世界の運命を握るのがヒロインだった!展開
 ・そんな運命を受け入れキャラ変するヒロイン
 ・そのギャップに悶えるキモ視聴者俺{/netabare}

嫌いというよりむしろ好物なうえにダメ押し要素もある。こちら↓

 劇伴 梶浦由記
 出演 坂本真綾

個人的には名作フラグ立てても良くてよ…ってやつですがそうは問屋が卸しませんでした。前述の冒険活劇アニメ全39話をこちらでは全12話にまとめたような感じになったために綻びが垣間見えるとでもいいましょうか。ドがつくストライクゾーンの作風ゆえそれなりに楽しめたので私みたいな趣味の人には需要があるやもです。


時代は18世紀。産業革命ちょい前の中世ヨーロッパの佇まい。没落貴族のおてんば娘が自身にふりかかったトラブルを機に海洋に出るという冒頭。なにより太陽と海がきれいなのでした。画に惹かれます。
ひとくちに“画”といってもいろいろ。キャラデザインは好みによりますが普通にキレイ。主戦場が海ってこともあるのか背景美術・色彩も満足。それに素人目にみてもよく動いてる感じもします。
そんで見た目に加えて梶浦さん劇伴でしょ?OP/EDも良かったですよ。演者さんだって申し分なし。個人的に視聴済みアニメの中でわずか3つに留まる満点評価作品でヒロインはられてる瀬戸麻沙美さんと悠木碧さんご両名が出演されてたりするんすよ。

だがここまで。
端的に尺が足りないわけですが逆もしかりでは? 2時間くらいの映画で充分と言えそうです。
広げた風呂敷を畳まないのならそもそも風呂敷を広げず不要になるシーンを削ったらよろしいかと。もちろんどっかで匂わせといてくれてもよくね?と尺不足を嘆く気持ちが大半ではあります。

①削っていいやつ
 謎は謎のままにってのもありなんですが、キャラでも描写でも「これ要るか?」多数。

②説明してほしいやつ
 終盤の転回が激しいからこれ大事。 
 {netabare}例えばフェナ改め“選択の巫女”は究極の選択を迫られるわけですが、事前に世界に綻びが生じているみたいなジャブをかましてくれるだけで説得力が違うのに。これまでの仲間との結びつきを重視しての選択は理解できるものの、対となる“世界終わるよん”が降って湧いたネタのため腑に落ちない。

  「そうはいうけどマジで?ほんとに?いま平和なんだけど?」

 と現実感乏しいはずなのにフェナちゃん受け入れるんですよね。第1話で運命に抗うために海に出た娘がえらいあっさりと運命受け入れちゃうキャラ変に戸惑います。ここでいう運命とは血筋系のやつを指します。まあ嫌いじゃないけど。なおこちらあくまで一例であります。全体的に説明不足。{/netabare}


①②ともに脚本と構成でなんとかなるやつでした。
うーん…どう説明したらよいのか。。。アニメとは総合芸術であるとの弁は至言と思われ、五角形のどれか一角の値が極端に小さいとそこに足を引っ張られちゃう典型例といえる作品でした。



※閑話休題

■もはや神頼み

愛するドラゴンズ低迷の理由はこれ↓
{netabare}草薙の剣が国外へ流出したとあっては日本の一大事はもちろんのこと、そら熱田神宮のお膝元名古屋への災禍は致し方なしと思われる。 ※在名古屋の方ゴメンナサイ{/netabare}



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.01.20 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 46

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

余韻が感じられないんです

<2021/12/30 追記>
最終話まで見ました。

初投稿時のレビュータイトルは
「オリジナルなので最後まで見ないことにはわからない。けれども」

最終話は体操で言えば「両足の揃った着地」でした。
ぐらつかず、纏まってる。

ただねえ。
余韻が感じられないんですよね

なぜだろうとつらつら考えると、どうも詰め込み過ぎな気がしてきた。
オリジナルアニメでよくみかけるやーつー。

【たぶんこうだったんじゃないか劇場】
「よし!せっかくのオリジナルアニメ。気合い入れて作るぞ」
「よし!会議だ。オリジナルアニメなんだからみんなたくさんアイデア出そうぜ」
「よし!たくさんアイデア出てきたな。この中から珠玉のとこだけ選んで話つくろうぜ」
「よし!いいアイデアばっかり残ったな。どれもこれも素晴らしい。でもちょっと多すぎないか。1クールだぞ。」
「さらに削ったけどまだまだ多いな。なんとか1クールにおさまんないかな?せっかくのオリジナルアニメ、こんなチャンスなかなかないんだよ。良いアイディアは生かしたいじゃないか。」
「よし!とにかく無理にでも1クール12話に収めよう。視聴者には全部見てほしいじゃないか」

この劇場はもちろん私の妄想ですが笑。
でも本作は全12話の内容じゃないですよね。
少なくとも2クール。
なんなら1年でもいいくらい。
この手の冒険恋愛ものって長ければ長いほど見てる方も気持ちが入るところありますし。

でもクール増やすなんてそれこそ難しいんでしょう。
だったら、エピソードをもっとばっさり切ればよかったのに。

なんか資料作成下手な人が作ったパワポのプレゼン資料のような感じでした。
詰め込みすぎで大事なことが全然頭に入ってこない。

ちなみに映像もキャラもキャラクターデザインも台詞回しも好きでしたよ。
それだけに残念。。

<2021/10/20 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
オリジナル作品。
3話まで見ました。

アニメオリジナル、というと物語が面白いかどうか最後まで見ないとわからないのがネック。
漫画原作のアニメ化はいろいろな意見あるものの
「数多ある中で一応人気が出た漫画作品がアニメ化」
という競争を勝ち残ったわけで、ある程度の面白さは担保されています。
(と言っても最近は粗製濫造でこれから「面白くなるかどうか」というところでアニメ化される漫画も多いですけど)

その点、オリジナルは打率低いんですよね。
今期、やはりオリジナルの「サクガン」はオリジナルアニメ制作プロジェクトでのコンテストで賞を獲った小説が原案だそうで、そういうのなら期待大なんですが。

そうではない完全オリジナル、のようです。
というわけで物語の出来は未知数。

しかしです。
けれどもです。
それを補うくらいの作画の良さがこの作品にはある。
キャラも背景もクセなく綺麗で動きも滑ら〜か。

好みとしては「綺麗なだけの作画」は正直苦手なこと多かったりします。
表情が張り付いたみたいに見えたり
みんな美男美女で同じ顔に見えたり
いくら絵が綺麗でもそんなだとお話に入り込めない

と言っても自分の「見る眼」の方の問題な気もしたり。

そして本作、どうやら3話まで来て自分の眼が適応してきたようです。
生き生きとした表情が素直に受け止められるようになりました。

気になるのは、なんかこの表情馴染みあるなー、というシーンがちらほら。
なんだっけ?
・・・はたと気がつきました。
昔の宮崎駿作品。
「未来少年コナン」とか「らルパン三世 カリオストロの城」とかで出てくるあの茄子のような顔貌表情。
あれがたまに出てきます。

どーりで。
そういうところも自分がマッチできてきた理由かも

さて物語の方ですが。
てっきり異世界かと思ったら、現実世界の昔のヨーロッパだったでござる。

島の名前とか、ヒロインの出自とか、ニンニンとかは架空だと思いますが。
国名なんかは英国とかそのもの。
最近じゃ結構珍しい。
「天晴爛漫!」みたいな(見てないから想像)

ちょっとまだ地に足ついてない感じがするのは、今後物語が進むにつれ変わっていくのでしょうか

物語が標準以上ならかなりな優良作になる気もします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち(アニメ映画)

2021年7月2日
★★★★☆ 3.6 (12)
93人が棚に入れました
世の混沌を望む者により崩されていく日常。全種族を脅かす恐るべき陰謀が交錯する。光と闇の戦いの果てに待ち受ける未来は?! 呪われた世界は真の平和を手にすることができるのか。壊れゆく世界の運命は、〈七つの大罪〉に託された――。

声優・キャラクター
梶裕貴、雨宮天、久野美咲、悠木碧、鈴木達央、福山潤、高木裕平、坂本真綾、杉田智和

68.0 152 2021年度アニメランキング152位
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 3(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (26)
91人が棚に入れました
台湾で「知らない人間はいない」と言われるほど、子供から大人まで楽しまれてきた人形演劇『布袋劇(ホテイゲキ)』。その映像にほれ込んだニトロプラス“虚淵玄”が原案・脚本・総監修を担当、台湾布袋劇で随一の知名度とクオリティを誇る制作会社“霹靂國際多媒體股份有限公司(略称:霹靂社)”との奇跡のコラボレーションによる、完全新作の日台合同映像企画。2021年4月3日(土)に放送開始となるTVシリーズ3期『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』は、『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』に続く物語。『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』で魔脊山の谷間に転落した婁震戒と七殺天凌の行方を捜す殤不患達に新たな魔の手が忍び寄る……。キャラクターデザインはニトロプラスが率いるデザイナー陣(新たに“猫缶まっしぐら”が参加)が担当。人形の造形アドバイザーとして、フィギュアメーカーの“グッドスマイルカンパニー”も引き続き参加。日本や台湾のみならず、アジア圏で評判を得た本シリーズは、コミカライズなどメディアミックスも展開中。

声優・キャラクター
凜雪鴉&#40;リンセツア&#41;:鳥海浩輔
殤不患&#40;ショウフカン&#41;:諏訪部順一
浪巫謠&#40;ロウフヨウ&#41;:西川貴教
聆牙&#40;リョウガ&#41;:小西克幸
捲殘雲&#40;ケンサンウン&#41;:鈴村健一
丹翡&#40;タンヒ&#41;:中原麻衣
刑亥&#40;ケイガイ&#41;:大原さやか
萬軍破&#40;バングンハ&#41;:大塚明夫
異飄渺&#40;イヒョウビョウ&#41;:花江夏樹

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

下手なアニメより面白い

アニメじゃないのに、あにこれに登録されていたとは。でも3期だけなのは、なぜ?
この作品、1期から観ていますがかなり面白いです。
カット割りが上手くアクションシーンは迫力ありますし、ストーリーも引き込まれます。
人形劇というとNHKで放送されている子供向け番組を想像されるかもしれませんが、全く別物です。
台湾の人形劇凄過ぎます。
声優陣も豪華ですし、アニメじゃないけどお薦めです。
ところで、3期で掠風竊塵(リョウフウセツジン)の、ねんどろいどが出てきたのは笑えました。
世界観違いすぎ(笑)。

作画はアニメじゃないので3のままにしておきます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

台湾の伝統ある人形劇・布袋劇と、脚本家・虚淵玄がタッグを組んだ作品

この作品はコミカライズ化されていますが、オリジナルだったみたいですね。
人形劇なので、あにこれの棚には入らないものとばかり思っていましたが、そんなことはなかったんですね。
今作で第3期になりますが、あにこれの棚に入ったのは今回が初めてのようです。


鏡の奥で妖花が微笑む

魔脊山の谷間に転落した婁震戒と七殺天凌の行方を捜して、谷底を捜索する殤不患たち。

だがそこで彼らが迷い込んだのは、奇怪な植物の生い茂る広大な洞窟だった。

かつて魔神復活の野望を阻まれた妖女・刑亥が、西幽の邪教宗門『神蝗盟』と手を結び、
いま再び周到なる罠を張り巡らせて凜雪鴉と殤不患の前に立ちはだかる!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

この人形演劇である「布袋劇(ホテイゲキ)」は、台湾で「知らない人間はいない」と言われるほど、子供から大人まで楽しまれているんだそうです。

この「布袋劇」を虚淵玄さんが「Fate/Zero」のサイン会で台湾を訪れた際、
霹靂布袋劇の展覧イベントへ案内されたのがきっかけだったようです。

私は、第1期の作品を視聴するまで「布袋劇」の存在を知りませんでしたが、最初に視聴した際、迫力に圧倒されたのを鮮明に覚えています。

人形劇といえば、手足を動かす棒が付いていて後ろで黒子が動かすという
イメージしかありませんでしたが、この霹靂布袋劇はこれまで私が抱いていた人形劇の常識を根底から覆すモノだったんです。

人形劇なのに動かす棒は見当たりませんし、身体の色んなところが滑らかに動くんです。
しかもアニメ的に表現すると、ぬるぬると動くという表現がしっくりくるんです。
多分、視聴したらきっとびっくりすると思いますよ^^

一方、これがこのシリーズ初のレビューになるので、公式サイトやwikiなどを見るのも初めてになります。
私はてっきり、諏訪部さん演じる殤不患(ショウフカン)が主人公とばかり思っていましたが、鳥海浩輔さん演じる凜雪鴉(リンセツア)とダブル主人公という設定だったみたいです。

人形劇自体も見応え十分ですが、演じている声優さんも凄い面子が揃っています。
中原麻衣さん、小山力也さん、鈴村健一さん、大原さやかさん、奈央ぼう、碧ちゃんにくぎゅなど…
これが視聴に気合が入らない訳がありません。

また、今回wikiをチラ見して知ったのが、宝塚歌劇団の星組で舞台化されたそうなんです。
実は恥ずかしながら宝塚歌劇団のことは殆ど知らず、「シェークスピア」や「ベルサイユのばら」などを演じているんだろうと勝手に想像していましたが、こういう作品も演目になるんですね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、西川貴教さんの「Judgement」
第1期からずっと西川さんが担当されています。

1クール全13話の物語でした。
本作は第2期の最終回で制作決定の告知がありました。
第4期の告知は未だありませんが、物語としては途中で終わっているので、きっと続編が制作されることでしょう。
期待して吉報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

評価数が少な過ぎるのでつい‥。

何だかんだで、全シリーズ見てましたが、単純に娯楽として面白いですよ。
ストーリーも毎シリーズきちんとオチもついてますし、キャラも立ってますし、声優陣も豪華ですし、何の文句のつけようのない作品。まあ、アニメじゃないですけどね‥。
今期のボスキャラ照君臨(cv悠木碧)をどう始末を着けるのかと思っていたのですが、個人的には期待以上でラストは笑いました。
次回シリーズにも期待です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

67.9 155 2021年度アニメランキング155位
岬のマヨイガ(アニメ映画)

2021年8月27日
★★★★☆ 3.5 (40)
131人が棚に入れました
居場所を失った17歳の少女。彼女が辿り着いたのは、どこか懐かしさと共に温かみを感じさせる、海の見える古民家“マヨイガ"だった。それは、“訪れた人をもてなす家"という、岩手県に伝わるふしぎな伝説。血のつながりがない新しい家族たちとの、ふしぎだけどあたたかい共同生活が、新しい居場所“岬のマヨイガ"でいま始まる――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心がざわつく優れた映画だと思います。青少年へのメッセージかな?

 他人が集まることで家族となる疑似家族ものの一種ではあります。東日本大震災の後の復興の一面を切り取ったような話でもあります。さらに、あらすじ通りではない部分もあるので、ネタバレとしておきますが、{netabare} 妖怪大戦争もの{/netabare}でもあります。

 これらがご都合主義的に組み合わさって、比較的派手な絵もなく音楽の無い場面も多く淡々と話が進みますので、退屈する人はするでしょう。

 ですが、この2人の少女が不幸を背負った原因を考えたときに、果たしてそんな単純な話なのか?と気が付きます。震災という大きな大きな不幸と、家族に起こった世間から見たら個人的な不幸。そのどちらも人々にとっては逃げ出したい現実になります。

 その中で自分は誰といたい、どうしたいという気持ちと向き合いましょうと。そして、誰を守りたい、どこで暮らしたいと言えるようになると、不幸から脱するきっかけと新しい何かがみえてくるよ、という風に見えました。

 この3人を助けてくれるのはなんといっても {netabare} 土着の妖怪 {/netabare}たちです。つまり、土地であり共同体です。これは人間も一緒でした。人間は弱いので、辛いもう離れたいと思う気持ちが出てきます。それが地域を滅ぼすことになるという事だと思います。

 本作については、見て欲しい対象年齢を少し低めにしていると思います。それは不幸な現実とどう向き合うか、ということを分かりやすく伝えたいからなのかなあ、と思います。
 震災の不幸も初めは少々デオドランドして、見やすくしすぎでは?と思いました。が、震災の不幸をクローズアップしすぎないように、そしてそこの嫌悪感恐怖感で映画が伝えたい「不幸」の本質を見失わないようにするためかなあと思いました。
 そして、なぜそうしたのかを考えると、逃げる=自殺とか考えてしまう少年青年に対する何かなのかなあ、という気がしました。

 とはいえ、大の大人が見ても、見ている途中で心がざわめく映画ですし、視聴後感はハッピーエンドではありますがこれからもいろんな不幸が起きるけど、戻るべき場所、共同体があるから頑張れるんだ、という風に見えました。

 なお、初めの狛犬のシーンはここでは述べませんが2つの見方ができますね。
 そして、飼われるのが三毛猫です。必ずメスですからあの家には女性しかいません。つまり巫女という風にも取れましたね。

 アニメーションとしての技術的なところは、超一流ではないかもしれません。評価点が平凡なのもそのせいです。が、作品としては、脚本とメッセージ、演出などで良くここまで仕上げたなあという印象でした。青少年向けという前提でいえば、100点中88点くらいつけてもいいかもしれません。

 ということで、隠れた名作だと思います。1回しか見ていないので、もうちょっといろいろあるかもしれませんが、1回集中して見たのでかなり疲労感があります。つまり、出来が良いということです。
 刺激とキャラ萌えを期待すると退屈かもしれませんが、視聴中そして見終わったあと、心が動く映画です。いい映画でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

古いけど色々と良い家じゃん

見に行くか、見逃すかを悩んだ作品です。
でも、せっかくなら見に行こう!と見て来ました。
最初は岬の上にある家が頭上から映し出されるシーンの私の感想は。

森と草ばっかり、景色めちゃ綺麗じゃん、絶壁じゃん落ちたら死ぬ、家の庭めちゃデカいじゃんでしたw

私はユイとひよりは姉妹かと思って居たら違うのですね。
元々は他人同士だった2人をお婆ちゃんが引き取りマヨイガで生活する事になります。

ひよりは両親を居眠り運転の車に衝突され失ってしまいます。
きっと、それが原因?で喋れないのだと思いますが、その辺の説明がなくて……多分。

ユイは両親が離婚して父と二人暮しです。
父は、母が出ていったのはユイのせいだと言います。
挙句の果てに、ユイが用意していたご飯を、いきなりキレだして机から弾き飛ばすし。
自分が辛く当たるのは、全てはお前の為だ!と言う始末……

明らかに、奥さんが出てったのは貴方のせいですよ。って思いました。

作中で私が良いシーンだと思ったのは、ラストのユイが偽物の父に無理やり連れていかれそうになるシーンです。
ユイは父が怖くて何も出来なくて何も言えなくて……ひよりも助けようとするけど何も出来なくて……

でも、ひよりにとって、お婆ちゃんとユイと3人は家族だから、新しい家族を二度と絶対失いたくないから、彼女は声を出す!
両親を失って無くした声だけど、姉を失わない為に出した声……血なんて繋がってなくても、出会って数日でも間違えなく家族で大切だから、守りたいって気持ちから出た声。


後は、お婆ちゃんのピンチに駆け着けた、ひよりが、お婆ちゃんの「自分に出来ることを」って言葉から考えて行動したシーンが凄く良かったです。

さて、作品としては面白いと思います。
原作はもしかしたら面白いかもしれません。
でも、映画で見たら……設定がイマイチ理解しにくかったり視聴者側が想像で補わないとならない点が多すぎる気がします。

キャラの心情のヒントが少なすぎて感情移入が出来にくく、最後まで見ても消化不良って感じが残ってしまいます。
うーん、面白くはなくはないですが……普通くらいかな……

声優さんも余り上手くはないかな?
なるほど、ゲスト声優さんですか……
私はアニメでは物語が1番楽しめるポイントで物語が良かったり、キャラに感情移入しやすければ、あまりも酷くない限りは言わないのですが、物語も中途半端と感じる部分もあり。
そちらが更に浮き彫りになって感じたりもしました。

声優さんで言うと、座敷わらし役で、ナナニジの藤間さくら役をしてる天城サリーさんが出てます。
私のアイコンもナナニジの佐藤麗華ですが、ナナニジのアニメはともかく、ナナニジの音楽も聞くし、計算中も見てて好きなので、その辺も楽しみにしてましたが、セリフ少なっ!w(*꒪꒫꒪)

作中には、座敷わらし以外にもカッパや雪女など妖が沢山出てきます。
実は、私は妖怪が割と好きです。
理由としては父が妖怪などが好きで小さい頃から、妖怪番組やら本やらを見て育ちました。

だから、その辺も気にしてましたが、あれだけ妖怪居て殆ど山火事を消す方に回って出番と言う出番もなくw

面白いのは面白いとは思うし作品のメッセージ性も伝わりはしましたが、オススメしますか?となれば話は変わってくるかな?とは思ってしまいます。
好きな人は好きになれそうな作品かな?と思います。

お婆ちゃんの昔話の語りは面白いしわかりやすかったと思います。
作風をガラリと変えてくるのもいいですねꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

あっ、冒頭の山道の作りもすごく良かったです。
私の母方の実家がド田舎なのですが、山道の再現が凄く良かったです。
後は、落ち葉や枯れ草の種類や葉の色や道の色もリアルで上手く再現してるなぁ〜って少し懐かしい気持ちになりました(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夏休みの妖怪映画

妖怪ウォッチが下火になってきたはずが、まさかの妖怪映画バブルが到来しましたねえ。
震災後の岩手が舞台という事で、どんな闇の深い映画なんだろうと気構えていましたが、心配していたような事はなく、10歳未満でも安心して楽しめる物語になっていました。良かった。
だからそうだとは限らないのですが、緊迫感は薄めです。大人が見るにはやや退屈に感じる場面がありました。
じゃあ、面白く無いの?
いえ、そうではありません。流石のデイビッドと思えるだけの作画良さがありました。
(マヨイガのCGはもう一歩踏みこんで欲しかったですが)
作画で楽しめるオタクならそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

67.7 156 2021年度アニメランキング156位
ありふれた職業で世界最強(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (168)
672人が棚に入れました
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?

脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。

「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。
 全部薙ぎ倒して世界を越えよう」

奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、「ありふれた職業で世界最強」の第2期

声優・キャラクター
南雲ハジメ:深町寿成
ユエ:桑原由気
シア・ハウリア:髙橋ミナミ
ティオ・クラルス:日笠陽子
白崎香織:大西沙織
八重樫雫:花守ゆみり
畑山愛子:加隈亜衣
ミュウ:小倉唯
リリアーナ・S・B・ハイリヒ:芝崎典子
ノイント:佐藤利奈
フリード・バグアー:小西克幸
ミハイル:石井真
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ありふれたモブ女でハーレム

1期から間が空きすぎていてほとんど何も覚えてないですが、結構面白かったです。
でも1話は勢力に分かれてキャラクター紹介と何を目指しているのか簡単な紹介があるのでなんとか入ることができました。

1期とちょっと見比べてみましたが、1期より作画が良くなってますね。

【キャラクター】
1期から引きずってるコンセプトですが、精神的に病んでるキャラクターが目立つのが好き嫌い分かれるところ。
{netabare}
主人公が規格外の強さでハーレム状態だけど、ヒロイン争いはユエが独走していて特に争う気もない平和なハーレムっていう感じだけど、香織はヒロインの座を諦められないみたい。
でもやっぱりユエが強すぎて勝負になってないので、ラブコメの面白さはまったくないです。

ユエは凄く可愛いしいいキャラクターなのが救い。

ハーレムが増えるのはいいけどみんなちょろすぎるので、また増えたって思って冷めた眼で見てました。
薄いヒロインがたくさんいてもどうしようもないですね。
{/netabare}
【シナリオ】
テンポがかなり良くてスムーズに話が進みますね。
{netabare}
主人公だけじゃなくてヒロインもみんな強いのでほとんどピンチになりません。
ピンチを演出しても結局あっさり解決しちゃうのでなんか無駄なやり取りだったなーって思う。

男性向けのエッチな描写が結構ありますが、話の邪魔になるような感じじゃなかったので気にならなかったです。
{/netabare}
【まとめ】
結構面白くて好きだけど、無駄に増える薄っぺらいハーレムは魅力的に見えないですね。
どうせやるなら羨ましいって思えるような少数精鋭で固めたほうがいいと思う。
ユエと、ユエに対抗するヒロイン1~2人くらいで十分じゃないかな?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ユエの余裕、安定の2期です。<追記;ありふれた寄り道で世界最強>

何だろう、このありふれた感。
強い主人公が次々に試練を乗り越えていくような。
1期ほどのパワーは無いような気がします。
そりゃ、危ないシーンはあったけど。

三人の姫ヒロインに、香織とミュウが加わった2期。
ますます、ハーレム増強です。
しかし、ユエが大量リード。
死地を共闘しただけあって、ハジメにとって特別な存在なんでしょう。

{netabare}ラスト、香織が別人に。
えっ、誰?でした。
でも、どっちかっていうとこっちの方が私好み。
今後の活躍に期待です。{/netabare}

増々意気軒高なハジメ一行。
次の迷宮攻略は?魔人族との闘いは?
はたまた神の討滅か?
3期が気になります。

<追記;ありふれた寄り道で世界最強>
{netabare}第13話未放送エピソードで、とくにストーリーとは関わりはありません。
ハジメ、ユエ、シア、ティオ、香織、ミュウによる珍道中記です。

エピソードが3つ。
ユエの魔法先生、衣装交換、ユエの幼児退行。
と、全体にユエが話の中心です
やはりメインヒロインは優遇されますね。

衣装交換が新鮮です。
とくに、ユエが色っぽい。
もっとじっくり披露してほしものです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

モテモテ

原作未読 全12話

ありふれた職業で世界最強の2期です。関係性から1期から観ることをオススメします。

1期の終盤からですが、別々になっていた他のクラスメイトとのお話がメインとなっています。

主人公はあいかわらずのモテモテぶりですねw

裏切ったクラスメイトや巨大な敵、主人公と互角に張り合うぐらい強い敵が現れますが、決着はまだまだのようです。

主人公は最強ですが、まわりのキャラも段々強くなりそうですw

OPはMindaRynさん、EDはFantasticYouthさんが歌っています。

最後に、1期書きましたが、異世界に現代の乗り物や武器が出てくるのでちょっと違和感がありましたね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

67.6 157 2021年度アニメランキング157位
Fate/Grand Carnival 1st Season(OVA)

2021年8月6日
★★★★☆ 3.6 (14)
113人が棚に入れました
『Fate Project 大晦日TVスペシャル2020』にて放送された、「Fate/Grand Order」完全新作ショートアニメ「Fate/Grand Carnival」第1巻!

声優・キャラクター
関根明良、高橋李依、坂本真綾、丹下桜、神奈延年、中井和哉、緑川光、古川慎、早見沙織、沢城みゆき、川澄綾子、水島大宙、斎藤千和、田中敦子、植田佳奈、佐倉綾音、田中美海、置鮎龍太郎、内山昂輝、大久保瑠美、中田譲治、野中藍

67.5 158 2021年度アニメランキング158位
灼熱カバディ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (127)
435人が棚に入れました
宵越竜哉は『不倒の宵越』と呼ばれるサッカーの名選手だったが、高校入学を機にスポーツと縁を切ってしまう。そんな彼の元へ、とある運動部が勧誘にやってくる。その競技は、仲間と協力し縄張りに侵入する敵を捕らえ 、引きずり倒す事で勝利へと繋げる…言うなれば『走る格闘技』。競技の名は……カバディ!!

声優・キャラクター
内田雄馬、岡本信彦、佐藤元、古川慎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ネタと寝る覚悟がここに!

原作未読


タイトルに競技名を持ってきたのは正解。
名前を知っていて、うろ覚えながらなんとなくコミカルな動きなのを知っていて、それでもって競技の詳細は知らないという絶妙な立ち位置。
『カバディ』の他には『セパタクロー』『カポエラ』がそのカテゴリーに収まります。たぶん『セパタクロー』アニメ化の暁には同じく競技名を前面に出してくるでしょう。

というわけでついつい手に取ってしまう。つかみはOK!
元々やってたサッカーに見切りをつけカバディに出会いましたな主人公宵越くん。彼に限らず幼少期からやってましたな競技者がほぼいなくて、水泳の第一人者だったり野球や相撲出身だったり喧嘩大将みたいなのもいたっけ?出自はバラバラです。
いかんせん作中でも“ネタスポーツ”と自虐するくらいだからなのか、主人公に限らず今あえて『カバディ』をやってる意味を各自自答していく。
特筆すべきは1クール12話のほとんどが試合のシーンで占められていることだろうか。日常シーンで描写されがちなドラマパートすら試合の中に盛り込んでいるため良い意味で緊張感が保たれているのです。

 全編カバディのチュートリアル

恋もなければ友情もない。萌えもなければ腐りもしない。友情の定義にもよりますが本作はあくまで“競技を通じて分かり合える強敵同士の絆”というくくりです。青春は少々。
タイトルのネーミングっぷりに続いてこちらも正解の選択だったかもしれません。中途半端にせず

 競技そのものと競技への向き合い方

に全集中。シンプルな構成で見やすかったと思います。OP「FIRE BIRD」だって曲中カバディカバディ言ってます。作品エッセンスを取り込んだアニソン理想の形。
「そういえばカバディって聞いたことあるなぁ。どんなだろう?」と好奇心ある方一定数いそうですし、そんな動機から生じる期待には応えている佳作だと思います。



※ネタバレ所感

■試合について

本作を通じて、競技そのものがどんなのかは理解できます。ケーススタディも豊富です。メンタルやバックボーンが試合のどの局面で作用するかについても踏み込んでます。
ただいかんせんしょぼさを感じます。例えば一見してわかるしょぼいところは以下

・静止画が多い
・カクカクしている

要は作画ガーってやつで、力感だったりスピード感をあまり感じられません。
ついでに主人公らの通うところが能京高校(読み:のうきん)と知性なしバイアスがかかります。もったいないですね。ただ動きそのものがしょぼくても競技が持つ熱量は伝わってきますのでそこは見せ方だと思うんですよ。前述の通り全般は好意的な見方をしておりますけど個人的にはちょっと一工夫して欲しかった点が以下

・{netabare}引きの画が欲しかった
 ⇒敵味方を俯瞰できるアングル無し。お互いの位置関係/距離感がつかめないのです。{/netabare}

・{netabare}「​STRUGGLEぅ―」がアメコミ風といかスマブラ参戦風というか
 ⇒一辺倒なのもそうだしなんだろね…そこアメリカでなくインドの風を感じたかったというか…{/netabare}

・{netabare}苦心したのはわかるがしっくりこない演出も無きにしも非ず
 ⇒ゾーンに入った王城くんなんて喰種でしたよ。“屍ディ”なんてワードがよぎりました。{/netabare}



チュートリアル系アニメ全般に言えることですけど、3~4時間ちょっとで一つの分野の外形を知ることができるってお得だと思うんですよね。
少なくともマッチョは大事なんだと思いましたもん。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.19 初稿
2022.05.20 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カバディカバディカバディカバディカバディカバディバカルディカバディカバディカバディカバディカバディ

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
カバディというマイナー競技を扱った、高校の部活モノ。

男ばかりで薄い本が出そうな気配はありますが(笑)、ホーモーではなく、シンプルなスポ根です。

レビューでは、カバディという競技そのものについて思うことを中心に。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
マイナー競技を初心者から始める、他競技の天才。

っていう、めっちゃメジャーな展開。天才として無双するパターンと、なめてたら通用しなかった(けれど努力して取り返す)パターンがあるけど、本作は後者。

カバディの基本的なルールや競技としての面白味は、以前、NHKの「自由が森学園カバディ部(全国で唯一の高校カバディ部)特集」みたいなの観てたんで、なんとなくは分かっているつもりでした(ちなみに、なんかイケメンばかりでワーキャー言われる陽キャ集団ってイメージを受けましたw)。

んで、本作の場合は、攻撃を担当するライダーにフォーカスして競技の魅力を描いていましたが、マイナー競技の導入系としては正しいと思います。

本作の視聴中、少し興味が沸いたので、YouTubeで全日本カバディ選手権の決勝を数試合観たんですが、アニメのようにバンバン「ストラグル(タッチ)」をとる試合なんて1試合もなく、基本はアンティによる守り合いという様相でしたね。これは別に悪さではなく、例えばラグビーのように、守備がめっちゃ熱い競技もありますし。実際の試合を観る限り、守備で相手を捕まえ、人数を減らし、守備が4人以下くらいになったところで初めてレイダーがガチで攻める、みたいなのが基本戦術なんでしょうね。

また、アニメではアンティがチェーンを作って横一直線に並んでいることが多かったのですが、試合動画では、敵のレイダーを半円状に囲み、常に包囲しながらキャッチを狙っていました。

まあ、普通に考えて、7対1の鬼ごっこでそう簡単に勝てるわけないんですよね。

競技を観ていて、面白さと同時に競技としての難しさを感じました。普通に戦術的で面白いカバディが、競技として浸透しないのは、「キャントの煩わしさ」と「ストラグル判定の難しさ」「守備優位な競技性」でしょうね。

まず、キャント(カバディと唱え続けるの)は、攻撃時間が各個人の肺活量次第になることや、声が大きくなるタイミングで攻撃を読めることなど、競技者としては面白さがあるのだろうけど、素人目に見て、キャントが小さすぎて観客にはほぼ聞こえないし、言い続けるといったって、フレーズの間が何秒になるとか、曖昧な点も多い。だったらいっそ、攻撃時間は最大15秒とかの方が観ている方には分かりやすい。また、「カバディと言い続ける、なんかダサいスポーツでしょ」みたいな偏見も払拭できる気がする。

次に、攻撃側だが、個人的にはレイダーは2人同時攻撃可能にした方が、点も入りやすく、より戦術的で刺激的な展開になると思う。1人攻撃を選択した時は、点数が2倍になるとかね。

ただまあ、攻撃側が触ったかどうかの判定は、かなり難しいし、より複雑になるよね。剣道もこの点が悩みの種で、1点の基準が明確じゃない競技は流行りにくいんですよ。バスケもサッカーも野球も、点が入ったかどうかは素人目にも判断できる。だから、一斉に盛り上がれるんですよね、客が。プロスポーツとして成功するのは、客をどう巻き込めるかが大きいので(フェンシングのように、スーツを着て機械で判定するのも、カバディならありかもしれませんね)。

カバディが、狩猟を基にし、お坊さんの修行に用いられてきたという歴史や文化を大事にするなら、これらのルール改変は認められないでしょうね。剣道もそうですが、文化や伝統を守ることと、多くの人からの人気を得ようとすることは、相反することが往々にしてあることです。どちらを取るかは、その競技団体が決めることですよね(ちなみに、剣道は、歴史や文化を守ることを優先し、オリンピック競技にするためのルール改変はしないというという考え方が優勢)。

さて、ここから短くアニメの話(笑)

全体として、スラダンのオマージュは感じるものの、熱い展開の多いアニメ。個人的には畦道と恭平が好きでした。畦道が主役でも成り立ちそうなアニメでしたね。恭平みたいな半モブを生かすのも好きですし。

競技として、初心者が多数いるものなので、色んなチームの色んな初心者を描けるというのは、ある意味強みだと思いましたね。

2期、あれば観たいと思います♪(ちなみに、レビュタイの小ネタ、気づきました?w)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
カバディは、多少知っている。前に、高校のカバディ部の特集を、NHKで観たからな~。他の競技の天才パターンね。王道の流れ。

2話目 ☆3
下ネタが上手い(笑) シューズを買いにいく定番イベント。畦道に彼女の流れは、ホモにならず良かったと思う。

3話目 ☆3
ここで初めての灼熱。連携やら技術やら、しっかり魅せてきたな。

4話目 ☆3
部長、闇キャラ(笑) 三杉くんみたく、時間制限ありかな? 剣道でも呼吸を読むことはあるから、理屈は分かるが、難しいよな。

5話目 ☆3
水泳全国1位から、カバディはな。いや、サッカー全国4からのカバディの方がな。個人的には、流れ否定派なんだよな。

6話目 ☆3
なんか、スラダンだよな(苦笑)

7話目 ☆3
学ぶ天才としいうやつだな。畦道が、主役でも良いくらいだよな。

8話目 ☆3
バッジョに憧れたわりには、プレイスタイルが違うよな。デブ、動ける(笑) 剣道も、弱い奴から学ぶこと、結構あるよ。

9話目 ☆3
なかなか熱いサブキャラ回。

10話目 ☆2
会話と回想ばかりで熱さが足りない。

11話目 ☆3
試合。7点はヤバイな。

12話目 ☆4
最後は勝利。関東ベスト8に勝利は普通に強豪。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

レイダー賛歌

ED曲を主人公の演技をされた方が歌っていますね。
  Coming back, no one can touch me
  Coming back, no one can catch me
本作を通してご覧になった方ならもうわかりますね。まさにレイダーの歌。

王道スポーツ物語として十分に楽しい作品と思います。

昔からあまり知られていないスポーツの動画を見るのが好きでした。Kabaddiって、そういう「マイナースポーツ好き」なら誰もが通る超メジャースポーツに分類されるものかと思います(超主観)。

インド発祥良くわからん競技の中では、比較的ルールが明確で競技性がはっきりしているものだと思います。まぁ、タッチのありなしはひとふた悶着起こりますね。作中「鬼ごっこ」なんて言われてますが、そんな生やさしいもんじゃありません。ちなみに女子競技もありますし、砂地で行うカバディもあります。しんどそう。

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===個人的にお勧めのカバディ映像@ようつべ
{netabare}
=============
カバディの凄いシーンを中心にさらっと観てみる
{netabare}
ようつべで"Pro Kabaddi Highlights"検索で出てくる映像。

(公式のものとは思えませんが)いずれも5-6分にまとめられたハイライト集。とんでもない盛り上がりを感じられると思います。ほとんどが2018、2019シーズンのものだと思います。さすがに2020-は実施が難しいのでしょうね。ほとんどがヒンディー語(たぶん)で実況・解説・文字表示されています。運が良ければ英語ののものもありますが・・・インド英語なのでその点は覚悟してください。

よーくみると気がつくと思うのですが、東アジア系の選手がちらほらいます。どうやら、お隣の国は結構カバディが盛んのようで、プロ選手を何人かインドに送り込んでいるっぽいですね。

本作で触れられていたか記憶にないので(たぶんない)、この映像を観る上での補足を少々(細かいところ間違っていたらごめんなさい!)。
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・Super Tackle:{netabare}守備側が3人以下の場合、タックルに成功する(レイド失敗に追い込む)とSuper Tackleとなり、ボーナス1ポイント追加。タックル成功とあわせて2ポイントが守備側に入る。
ヒンディー語でも スパルタクール のように聞こえることがある。
{/netabare}
・Do or die:{netabare}Do or die raid等と言われている場合もある。2連続で攻撃によるポイント獲得がなかった場合、次の攻撃は"Do or die raid"となる(シチュエーション発生の有無はチーム毎に数える・・・はず)。ポイント獲得が出来なかった場合、無条件でレイド失敗扱いとなり、タックルが成功していなくとも守備側に1点献上となる。ハイライトでも良く取り上げられている。どのみち得点取れないと相手に1点献上になるので、レイド側はちょっと無理をしなければならず、多くの場合タックルに捕まってポイントが守備側に入る。逆に、do or dieスペシャリストと呼ばれる選手もいるらしい。「試合を動かすための施策」としては良く機能していると思う。試合終盤、僅差で推移している状態でリードしているチームがDo or die、負けている守備側にSuper Tackleシチュエーションが重なると一気に点差が縮まることも。
{/netabare}
・Super raid:{netabare}これは、ルール・制度ではなく、単に一回のレイドで3ポイント以上を獲得することをさしてこのように呼び、そのすごさを称えている。追加のボーナスなどは特にないはず。
{/netabare}
・30秒ルール:{netabare}たぶんレイド時間が30秒に制限されているのだと思う。だってカウントダウンしてるんだもん。これが発動(タイムアップ)する場面を観たことがないのでなんとも・・・{/netabare}
{/netabare}

=============
じっくり一試合観てみたいぜ!な方向け。
{netabare}
"India Pakistan Kabaddi Doha 2006"を検索して出てくる動画。50分くらい。Asian Games 2006大会の決勝らしい。どうあっても公式ではない。アス比4:3(笑)。SuperTackleルール、30秒ルールは存在しない模様。国際大会、しかも印パの闘いなので、、いろいろと盛り上がっている模様。

実況は英語(英国人?)なのですが。。。「カバディとかいう"俺たち"が知らない競技があるんだぜ、おもしろいから観てみろよ」な立ち位置で話をしているのがちょっと気になります(自分棚上げ)。日本でもカバディが盛んとか言ってますが。。。どこ情報だよ。
{/netabare}
{/netabare}
===================


物語としてはド直球王道スポーツものと思います。マイナースポーツが題材ですが、競技の解説を含めながら展開しますのでカバディ知らなくても(普通は知らないでしょうし)入っていけます。

作画は正直微妙です。静止画としても動画としても、今一歩欲しかったというのが正直な感想です。

声優さんの演技は特に気になることはなかったので、その意味では良かったのではないでしょうか。

キャラはまさに王道スポーツものとして基本配置かと思います。主人公含め、必要なパーツがしっかり揃ったよいキャラ配置と思います。

音楽は、特に印象に残っていません。冒頭でED曲について触れましたが曲自体に特に思い入れはないです。OP曲の冒頭は、あれやっぱりチャントなんですかね。もはやそうとしか聞こえません。

思うこと{netabare}
原作に対する批判というか注文(?)になります。いまさらどうしようもない話しですが。

ボークライン({netabare}各陣地内に2本ひかれたセンターラインに平行な線の内、センターラインに近い方。ここを超えないとレイドが認められない{/netabare})とロビーエリア({netabare}陣地両脇のエリア。ストラグル成功後に解放され、逃げる空間をとれる可能性が出るし、守備側も対応が変わる{/netabare})の導入・紹介をもっと早い段階でして欲しかったかなと思いました。どちらも基本ルールであり、競技者はこれを前提として動くものなので後出しをしてしまうとその段階までの説明との整合性がとれなくなるように思います。ボークラインに関しては、実は紹介があったかどうか記憶にありません。あったのだとしたらごめんなさい。高校競技だとボークラインルールがないのかな?ボーナスラインとボーナスルールは一つ目の練習試合で説明があった。。。ように思うのですが気のせいだったりして。

現在のルールって、結構最近になって改訂されたというかルール化されたものが多いと思います。たぶん2015年頃のプロ化の前後でルール大改正があったのではないかと勝手に想像します。

昔観たものだとものすごく広いフィールドで行われていたり、上半身裸が基本(無論男性のみ)だったり、レイダーを倒しに行くのがひとりだけ(ルール上なのか戦術上なのかはわからない)だったり、と最近のカバディと違うもののように見えます。プロ・国際ルールとローカルルールということなのかな?さすがにそこら辺までは把握できてません。現行ルールには30秒ルールっぽいものもあるように思います。何に対する30秒なのかはよくわからないのですが、おそらくはレイドする側が意図的に時間を消費することを防ぐための措置と思います。{/netabare}


最近、にわかにファウストボールの動画が増えているような気がします。オーストラリアのわけわからんラグビー系球技もお勧めです(誰に?)。

[2021/06/23 v1]
[2021/06/27 個人的お勧めカバディ映像:追記]

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

67.4 159 2021年度アニメランキング159位
吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
600人が棚に入れました
週刊少年チャンピオンにて絶賛連載中のハイテンション吸血鬼ギャグ漫画「吸血鬼すぐ死ぬ」が、ついに2021年TVアニメ化!

埼玉県伊奈架町の郊外に不死身と恐れられる吸血鬼が棲むという城があった。その城へ行って帰ってこない子どもを助けるために雇われた吸血鬼退治人ロナルドは城へと向かったが、そこにいたのは確かに不死身ではあるものの、すぐに死んで灰になるザコ吸血鬼ドラルクであった。子供も別にドラルクに捕えられていたわけではなく、城で遊んでいただけだった。

ちょっとした不注意からロナルドが城を破壊してしまい、住居を失ったドラルクは新横浜にあるロナルドの事務所に転がり込んで同居することになる。なりゆきから、ドラルクとロナルドはコンビを組んで、露出狂の吸血鬼の事件を解決しようとしたり、ロナルドの自伝小説原稿を取り立てにくる吸血鬼よりも恐ろしい編集者と対峙したり、クソゲーをプレイしレビュー記事を執筆したりすることになる

声優・キャラクター
福山潤、古川慎

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

究極のリアクション芸とは、死ぬことと見つけたり

【紹介】
タイトル通りのすぐ死ぬ吸血鬼と吸血鬼ハンターのギャグアニメ

【シナリオ】
各話完結型で、回によって面白いときと全然笑えない時の差がある。
私は下ネタ連発する気持ち悪い生き物の回が全く笑えずしんどかった。

【笑い】
吸血鬼がすぐ死んで砂になるギャグは連発されるけど、これはリアクション芸の一つみたいなもので、話の中心は別のキャラなことが多い。

面白い回と笑えない回の差が結構あるのが難点ですが、ほとんど空虚な時間はなく、テンポの良いコントがずっと続きます。
油断するとすぐ死んで砂?(灰??)になるタイミングのシュールさが面白い時もある。
笑えないギャグも多いですが。

頭使わず純粋に楽しめる良いアニメだと思います。

【キャラクター】
個性の強いキャラクターが多くていい感じ。
ちょっとした衝撃ですぐ死ぬ弱さなのに、気位の高さが損なわれず、偉そうな態度をとる吸血鬼、凄腕なのに、なんかいつも貧乏くじを引くハンターなど、みんな少しずつぬけていて、お互いにウィークポイントをいじり倒している感じが面白い。

【音楽】
OPアニメが結構ツボ。作品の雰囲気に合っていていいですね。

【総評】
魔王城でおやすみと同じような感覚で視聴できますね。
こちらはかなりギャグ要素強いし、スヤァ・・・じゃなくて、スナァ・・・ですが。
一人一人のキャラクターの個性が強いのがいい。

気軽に見れるギャグアニメで、コンセプトがわかりやすいので視聴するしないの選択もしやすい。
途中から見てもいいし、面倒なら切ってもいい。

ギャグは4コマ漫画っぽい安っぽいギャグだけど、気軽に見れるし子どもも大人も楽しめる良いアニメ。
マンガが読んでみたいかも。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二発屋

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
シンプルなギャグアニメです。ギャグは動きが出しにくいので、アニメだと難しいジャンルの1つだと思いますが、本作は結構笑えました。

ギャグの種類としては、ナンセンス系。「ボンボン」や「コロコロ」みたいなしょうもないネタが多くて、中盤までやや退屈さもありますが、中盤以降、しょうもなさ過ぎて逆に笑える感じがありますw

オススメは、もし途中で飽きたら、7話を観て、合わなければ切る感じかな。6話から盛り上がり、7話をピークに、以降は安定して笑えましたね♪

レビューには、レビュータイトルの由来を。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
二発屋、というのは、有吉弘行さんにつけられた敬称です。

まず猿岩石のヒッチハイクで一発屋。その後、実力の低さから10年以上低迷。

そして、雨トーークの「おしゃクソ事変」で再ブレイク。以降、日本屈指の売れっ子芸人にまで登り詰める。

この過程を指して、「二発屋」と呼ばれました(ちなみに、私は有吉さん大好きで、怒り新党めっちゃ観てたから、夏目ちゃんとの結婚は、芸能人の結婚史上一番嬉しかったどすね。あと、一般的には有吉さんは雨トーークで再ブレイクですが、本当はその間に出た内村プロデューヌがめちゃくちゃ面白くて、そこでしっかり実力をつけてたんだよね)。

本作は、出だしは良かったと思う。「スナ~」は、2021屈指のアニメ名言だと思うし、すぐ死ぬネタはシンプルに笑えましたね。

が、それも2話まで。「すぐ死ぬネタ」だけではすぐに飽きがくる。

大抵の一発屋芸人さんは、いくら飽きられても一芸にすがるか、他のネタにチャレンジする迷走期を経ても最初の一芸に勝てず、ここで消えていく。

本作もそうで、3~5話は、死に方に変化をつけたり、新キャラを出したりしながら笑えるところを探っていた(迷走期)感じがした。

んで、6話のポールダンサーできっかけを掴み、7話のド下ネタで大ブレイク。以降は、下ネタを基本としながら、2人のケンカネタやキャラいじりでクオリティを維持した。

原作がどうなっているか分からないが、ギャグアニメはキャラクターがしゃべり始めると長続きする気がする。本作は、そのレベルまであと一歩というところかな(workingなんかは、キャラがしゃべるようになった代表格だと思う)。

勿論、ギャグは「合う合わない」があるので、私とは真逆の感想を持つ方もいるだろうけど、たまにはこういう、何にも考えないでただ笑うアニメも、大事だと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ギャグアニメ? バディ系? オサレOP。スナ~(笑) ファブリーズで死ぬ(笑) 胃がビックリ(笑) 

2話目 ☆3
ゼンラニウム(笑) ここまでバカみたいだと、逆に少し笑えたw ラブコメ要素か。

3話目 ☆3
ワンパターンの中にも、なんとか変化をつけようと頑張ってる感じは伝わる。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆4
ポールダンサー(笑) 久々にちょっと面白かった(笑)

7話目 ☆4
裸にはカーディガンを着せたい(笑) チンチンしか言えない(笑) マスターレベル高いw 釈迦でも迷わずぶち殺すぞ(笑)

8話目 ☆3
前半は面白かったが、後半は、やや眠かった。

9話目 ☆4
認知しろ(笑) マジロ回。辻斬りさん、いいね!

10話目 ☆4
お、御大(笑)

11話目 ☆4


12話目 ☆4
必死(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハンターとすぐ死ぬ吸血鬼のでこぼこコンビが、クセの強い吸血鬼たちに振り回されるコメディ♪

2015年から連載中の漫画が原作の作品。

福山潤さんが主題歌を歌うということで知り、
そこから興味を持ちました。

内容はそこまで期待していなかったのですが、
予想以上にハマり、好きになりましたw

下ネタ系の作品は好みではないけれど、
この作品はくだらなすぎて楽しめました。笑

全12話です。


● ストーリー
人から恐れられる吸血鬼が住む城。

その城へ行って帰ってこないという子どもを助けるために、
吸血鬼ハンターのロナルドは城へ向かう。

城に住んでいたのは、
吸血鬼のドラルク。

ドラルクは、ちょっとしたことですぐに死んで灰になってしまう吸血鬼だった。

城を失ったドラルクは、ロナルドの事務所に住み込み、家事をしたり仕事に同行したり、

町に現れるクセの強い吸血鬼たちに手を焼きながらも、
仲間たちと共に楽しく過ごす。


1話が3つぐらいのショートエピソードで構成されています。

そのため、ギャグ中心の内容でもいろんなネタを楽しめて、
飽きずに最後まで楽しめました♪

吸血鬼ドラルクと吸血鬼ハンター・ロナルドのコンビ。

口げんかの絶えない二人ですが、
なんだかんだいいコンビです。

びっくりしただけで死んで灰になってしまう、
弱いドラルクだけが笑いどころなのかと思いきや、

それだけじゃない楽しさがありました^^

全体的に下ネタがかなり多めですが、
くだらなくて逆に好きww

ドラルク以外の吸血鬼たちのクセが強すぎるんよ。笑

“吸血鬼Y談おじさん”“吸血鬼野球拳大好き”とか、

よくまあこれだけくだらないバリエーションが思いつくなと、
その発想に完敗でしたww


● キャラクター&声優
吸血鬼や吸血鬼ハンターなど、
たくさんのキャラが登場します。

複数回登場するキャラも多いし、
少しずつスポットライトが当たるし、
キャラを覚えることに苦労はしませんでした。

みんな個性強すぎるしねww


ドラルク(cv.福山潤)は、
すぐに死んで灰になってしまう弱すぎる吸血鬼。

マイペースに行動するところも、
ロナルドや他のキャラをからかってみるお茶目なところも、
楽しくて、好きなキャラでした。

使い魔であるアルマジロのジョンが可愛すぎた(*´Д`)
ドラルクが死ぬたびに泣いてるのも可愛い(*´Д`)

ハロウィンの時のメロンパン仮装に悶え死ぬかと思いました。

11話のジョンのエピソードには泣かされました(´;ω;`)
まさかこの作品で泣くことになるなんて(´;ω;`)


ロナルド(cv.古川慎)は、
ドラルクの同居をすごく嫌がりながらもやむを得ず一緒に暮らす、
なんだかんだお人好しなハンター。

ちゃんとした腕を持っているけど、
どこか残念なところが可愛い。笑

基本的にツッコミ役。
吸血鬼たちに振り回され、怒る姿がもはや定番w


他にも面白いキャラがたくさんいて…。

私の一番のお気に入りはジョンですが、
ドラルクのおじいさまも好きでした。笑


そしてこの作品の大きな特徴が、
大物声優さんがたくさん登場するということ。

吸血鬼役に大物声優さんが次々と登場し、
毎回びっくりしていました。皆さんいい声すぎる。

リアルタイム放送時には、
あのキャラはどの大物声優が!?という予想で盛り上がったそうで^^


● 音楽
【 OP「DIES IN NO TIME」/ 福山潤 】

おしゃれでかっこいい&楽しいOPです♪

ドラルクとロナルド、
二人のダンスがいい^^

登場キャラもかっこよく演出されてますが、実際に登場してみればどのキャラも全然かっこよくないじゃないかと、裏切られた気分でしたww


【 ED「Strangers」/ TRD 】

TRD(トラッド)は、
近藤孝行さんと小野大輔さんのユニットだそうです。

普通にいい曲だな~と聞いていました。

このED、一度は見ておくことをおすすめします。

まさか仕掛けが隠されていたなんて…。
(本編のどこかで明かされます)


● まとめ
楽しめたらいいな~と軽い気持ちで見始めたのに、
すっかりハマって、しっかり楽しみました♪

これぐらいくだらないものならば、
下ネタ系の作品も楽しめることがわかりました。笑
私の下ネタレベルは小学生並みなんだなww

吸血鬼とハンターという立場ですが、
殺し殺されという残虐なシーンは一切なく、
むしろみんな仲良いいよね?という平和さもいい雰囲気でした♪

ちなみに次回予告だけは毎回シリアスで、
そこだけ見たら誤解される作品なのでご注意を。

私も「次はちょっと真面目な感じ?」と騙され続けました。笑

原作は2022年4月現在で20巻出ているんですね。
ということはストックも十分?

2期があれば嬉しいな^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

67.4 159 2021年度アニメランキング159位
えとたま ~猫客万来~(Webアニメ)

2021年4月10日
★★★★☆ 3.6 (15)
108人が棚に入れました
永く続いた猫と鼠の争いが終わり、皆で仲良く暮らしていたある日、一匹のえと娘「なぁ~たん」が現れる。どんなときでもにゃ〜たんを全肯定してくれる、ピュアで真っ直ぐな「なぁ~たん」の登場に、すっかり意気投合のにゃ~たんと、やや困惑気味の干支神たち。時を同じくして現れ、迫りくる災厄について警告するチュウたん。「封印が・・・解けるぞ」謎のえと娘「なぁ~たん」とは?封印から目覚めつつある神とは一体、どんなものなのか。

声優・キャラクター
村川梨衣、大原さやか、松井恵理子、巽悠衣子、相坂優歌、内田真礼、生天目仁美、小澤亜李、渕上舞、戸田めぐみ、佐々木未来、本多真梨子、花守ゆみり、下野紘、下妻由幸、鈴木愛奈

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

六年ぶりですです。

全4話 1時間18分

レビュアーさんから情報をいただきAbemaTVで無料(5/31まで)でしたので観てみました。

お話は起・承・転・結と4つに分かれています。起・承・転と画が変わらないと思ったら、起・承・転までオーディオドラマだったんですねw 結のみアニメーションとなっています。

「えと娘」12人の干支神と苗の「えと娘」にゃ~たんとの日常を描いた作品です。

新キャラ「なぁ〜たん」が出てきます。このお話のキーになるキャラでした。

最初はオーディオドラマなので、キャラと声が一致するのに時間がかかりましたねw

でもにゃ〜たんと語尾に「ですです」ウリたんはすぐに分かりましたw

バトルはあいかわらず凝っていましたね。それぞれの特徴のある戦い方でした。

相変わらずにぎやかな作品でした。最後はほんのり切ない感じも良かったですね^^

OPはなぁ〜たん役の鈴木愛奈さん、EDはにゃ〜たん役の村川梨衣さんと鈴木愛奈さんが歌っています。

最後に、また観たいにゃん!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

67.2 161 2021年度アニメランキング161位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (341)
1098人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

有能な私を評価してない世の中が許せないっていう作者の愚痴を聞かされている感じ

【紹介】
勇者の仲間だったが、戦いについていけなくなって戦力外だから仲間じゃないといわれ
仲間を離脱して辺境の地で薬草屋をして美少女と同居のスローライフを満喫しようとする話。

でもスローライフしているアニメという印象はあまりない。

アニメを通じて作者の愚痴を聞かされているだけだと思うんですよ。

【どうして作者の愚痴だと思ったのか】
この作品を簡単にまとめるとこのシナリオは全部、作者の愚痴だと気づく。
{netabare}
まとめるとこうです。

俺は勇者である妹から慕われていて、みんなから必要とされてるのに、一人だけ俺に嫉妬したおバカさんがお前いらないって言うから思い知らせてやろうと思って出ていくことにしたけど、俺の有能さが理解できないあいつは見る目がない、やれやれ、やっぱりみんな俺がいないとダメダメじゃん、追放されてからようやく理解できたの?でも今さら戻ってきてくれって言われても手遅れだよ、君たちが命がけの苦しい旅をしている間も俺は美しいお姫様とイチャイチャ幸せなスローライフエンジョイしている勝ち組だ、うらやましいでしょ? でも可愛い妹がお兄ちゃんがいないとダメなのって言うから、真の勇者である俺が魔王倒してあげるよ、あ、俺を追放した見る目ないやつは俺のパーティにいらないし、むかつくから惨めな最後迎えてね。ざまあ!

こういうことなんですよね。

これって鬱屈した思いがたまった作者の、自分を評価してないムカつく人たちを見返してやりたいっていう願望ですよね?

それをうまくシナリオに落とし込めていれば面白くなると思うけど、
ただ願望を垂れ流しているだけじゃ面白くならないんですよ。

{/netabare}

【キャラクター】
キャラの掘り下げや心理描写が非常に薄っぺらいので、みんな何を考えてるのかよくわからなくて、役割に応じたセリフをしゃべらされているだけの人形に見えた。
{netabare}
例えばギデオンが大事ってみんな言うけど、その絆の部分の描写が薄く、街の人も勇者パーティもギデオンの有能性ばかりを強調するので、便利な人だから必要と思っているだけなのか、人として好きなのかがよくわからなくて、終盤で急に大事な仲間みたいな空気出したのが唐突に感じた。そんな大事に思っているならもっとそれらしい描写入れるべきだと思う。

上記のような一例に限らず、キャラクターが生きてるって感じがしない。
キャラクター達は加護に振り回されている人形だから仕方ないって言うのならまあ、納得するけど。

賢者が本当に愚かで嫌な奴だけど、賢者は嫉妬に狂った感情がちゃんと描かれていて、キャラクターの中で唯一人間味のあるキャラクターだった。
{/netabare}

【シナリオ】
ギデオンのスローライフと勇者パーティの斜陽が交互に見せられて交わっていくところはどうなるんだろうって興味持てました。
タイトルにスローライフって入っている割にあまりスローライフ感がないので、タイトルで回避されるパターンと、タイトルに釣られたけど思ったのと違って視聴断念するパターンがあってタイトルのつけ方を失敗していると思う。
タイトルはやっぱり大事。

{netabare}
加護によって人生が決められて加護に人生が振り回されるという設定は面白いと思った。
でも、その設定が話を面白くしているわけではなく、キャラクターの行動の不自然さの言い訳をしているようにしか見えなかった。
普通に加護の強制を否定して自分の人生を切り開く話で良かったのでは?

特に賢者の行動や言動は不自然極まりないもので、それが加護のせいってのはわかったけど、理由がわかったところで彼の行動とそれによって起こった出来事の不合理さと不快感は消えるわけではなく、それでシナリオ的に面白ければいいけどギデオンが勇者パーティに必要な男だってことを視聴者に説明するためだけに勇者パーティを崩壊させているようにしか見えず世界のすべてが、主人公の人生のために都合よく回っているという印象になっている。

ギデオンが勇者パーティに不可欠っていうのは良いと思うけど、その証明のために勇者パーティを下げ続けたのが原因。
このせいでアレスはもちろん、他の勇者PTのメンツまでギデオンがいないとまともに旅ができない残念な人達っていう印象になってしまっている。
不自然に勇者PTを下げるんじゃなくて、主人公が勝手に自分が足手まといと判断して抜けたけど、勇者パーティは必要だってことを知ってるからなんとか探し出して連れ戻そうとしているっていう描写だけで良かったと思う。

それでスローライフしている過程で薬草だけでなく道具や武器などの知識を身に着けていって、勇者パーティを助けるキャラクターとして描けばタイトル詐欺にもならないし、もう少し面白くなったんじゃないかと思った。

{/netabare}

【総評】
まずスローライフさせたいのか、勇者パーティに入れたいのかはっきりするべきだと思う。
スローライフで幸せになったけど、勇者パーティの一員としての名声も欲しいっていう未練がましさがシナリオに表れていて、不自然で中途半端な作品になってしまっている。
二兎を追う者は一兎をも得ず、欲張るのはやめましょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

勇者は、義務か権利か。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
本作の長々としたタイトル通り、随分とごちゃごちゃしたアニメです。

やろうとしたことは面白く、レビュータイトルにした問いなどは非常に哲学的で、上手く料理さえできれば☆5も目指せるポテンシャルはあったと思いますが、結果としては残念な仕上がりに。

レビューでは、本作の秘められた可能性を書きつつ、構造上の問題点も指摘したいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、3つのアニメ作れるね。

①真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境で薬屋をやって過ごす、ギデオンとリットを主人公にした、異世界スローライフ&イチャイチャエロアニメ。

②真の勇者じゃないと勇者パーティーを追い出されそうになったが、仲間や世界を救うため、パーティー内では最弱ながらも、バランスのとれたスキルと戦術、戦略などを駆使しながら魔王を討伐する、ギデオンを主人公にした異世界バトルアニメ。

③スキルや加護を呪いのように捉え、その葛藤に苦しみながら戦う勇者、ルーティを主人公にした哲学アニメ。

どれで作ってもそこそこ面白くなりそうです。

個人的には、②が好みです。

ギデオンの「導き手」というスキルの設定は面白いと思います。勇者が成長するまでの指南役兼護衛役。初期パラメーターが高く、バランスも良いが、ある一定以上は成長せず、次第に勇者や他の英雄に追い抜かれる。RPGなんかではよくいる設定の、中盤で死んだり離脱したりするキャラですね(笑) 

でも、それが用済みにならず、力不足を感じつつも勇者パーティーに残って戦い続けるのは、面白そうです。私、そういう立ち位置のキャラ好きですし。

(つまり、スラムダンクの木暮君や、キャプテン翼くんの来生哲兵、ドラクエ5のパパスが主人公のアニメを観たいかどうかです。私は観たいw)。

本作はまあ、③がメインでしょうか。勇者の、眠気、空腹、温度への耐性という加護。逆に言えば、生きていること、「人生」(人としての生)が奪われる呪いともとれます。

また、勇者に限らず、「やれること」「やれと言われること」と、「やりたいこと」が合わないことの葛藤。これは、私達視聴者にとっても、身近かつ重要な問題提起になっていたと思います(ここが本作で一番高く評価したポイント)。

この③については、なかなか良く描けていて、哲学的な深みを感じさせる良いアニメになり、、、そうだったのに、それが微妙なクオリティに。

問題点としては、

(1)①②③を全部やろうとして、全てが中途半端になったこと。

(2)③の超シリアスな展開の中に、①のエロ要素が入ることで、不真面目さや不謹慎さ、軽さが際立ってしまったこと。

(3)作画がクソショボいことで、②のバトルがギャグ化してしまい、なんの熱さもなくなってしまったこと。

主にこの3点により、本作の優秀な設定を全て殺しにいった作品に感じました。

というより根本的に、まとめきれないのに、この難しい3要素を全て混ぜた、原作者の力量不足や見通しの甘さはあると思いました(原作未読なので、あくまでアニメから分かる範囲では、ですが)。

ひとつひとつは凄くよい素材なのに、料理の仕方が悪く、結果としてマズい料理になってしまったという点では、アニメ系の専門学校の教材にでもしてほしい作品です。

いや、これは別に嫌味で言っているわけではなくて、世の中に無数にある「毒にも薬にもならない作品」や「何のポテンシャルも眠ってない作品」に比べれば随分と高評価で、だからこそ、「どうすれば良くなったか」ということを考えられる、「教材化する価値のある作品」だと思うんですよ。

脚本、演出、作画、全ての面で設定を生かしきれていない、なかなかレアな「もったいない作品」だと思いました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
こういう立ち位置のキャラクター好き。昔、RPGツクールで作ったゲームに似ている(笑) 勇者が仲間を見捨てられないという設定と、竜騎士団副団長のメンツというのが、何気に上手い。

2話目 ☆3
リット、ツンデレチョロイン(笑) バトルの作画はショボいが、バトルを魅せる作品じゃないしな。放送事故レベルの間(笑) 勇者サイドも魅せて、どっかで救うのだろうけど、その塩梅が大事。

3話目 ☆4
生まれついた加護。同一加護持ちの殺傷だけが加護の強化? 凄い世界だな。加護により人生がある程度左右される世界。低レベルだが複数のスキルが使える利点を生かした薬作り。人の一面だけを見て評価してはいけないよな。

4話目 ☆3
終身雇用契約(笑) 思い出話、ちと長い。加護を超える愛。勇者ワンパン。作画は酷いな。だいぶ歪んできた。

5話目 ☆3
勇者の加護。眠気、空腹、温度への耐性。逆に言えば、生きていることが奪われる。作画も展開も崩れてきた。

6話目 ☆


7話目 ☆2
安いな。安い、安い。

8話目 ☆3
会えずにすれ違う流れかと思ったが、さて、会ってどうなるか。勇者闇落ちかな?

9話目 ☆4
勇者は、義務か権利か。勇者という呪いを、よく表現している。

10話目 ☆3
ルーティのためって、それ、導く者の影響なんじゃ?

11話目 ☆2
バトルの作画がショボくて、ギャグに見えてしまう。やってることはそんなに悪くもないと思うけど。勇者のバトルだけそこそこ作画頑張るし、なんじゃこれ。

12話目 ☆2
このアニメらしい、ごちゃごちゃした、まとまりがない悪いラスト。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スピーディライフ

原作未読 全13話

お話はタイトルに近いのですが、少し違うのが「スローライフすることになったはずが、結構スピーディな毎日を送っています。」ではないでしょうかw

なぜ追い出されたのか、勇者との関係、スローライフの内容は詳しく語られていました。

また、主人公を追って1人の女の子が訪ねて来ます。2人の関係は初々しいですねw

1話1話の事に少しずつ不協和音を入れており、後半から全貌が見えてきます。

最終話終わって、ここからスローライフの始まりような感じがしました。

OPはゆいにしおさん、EDはJYOCHOさんが歌っています。OPを聞いているとまったりできますね^^

最後に、何故スローライフというと「薬屋」になるのでしょうかw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
ルパン三世 PART6(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (91)
327人が棚に入れました
舞台はロンドン。 ルパンのターゲットは、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝―― その手掛かりとなる一枚の絵。立ちはだかるスコットランド・ヤードや MI6。ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。そして、ルパンの前に現れた探偵――その名はシャーロック・ホームズ!シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣のオムニバスエピソードが絡み合う、謎多き〈ミステリ・ルパン〉が今、幕を開ける!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新次元の高みへと昇れるのだろうか?

祝50周年

ルパンとは再放送で観るものでPart1&Part2を夕方繰り返してたくらいの経験。そんな劇場版/後続シリーズとは無縁だったその他大勢のうち一人が私でした。子供の頃『しんちゃん』『プリキュア』に熱中したところで大人になって新シリーズ目の前にしても食指は動かないと思います。
なんかのきっかけでPart5に触れ思いのほか良かったので今ここにいる。そんな視聴背景です。
加えて言うなら、一生懸命追いかけていないけど不思議と思い入れのあるキャラクター達であることには疑いなく、いつでもかっこよくあってほしいなとも思ってたりします。

Part6はなんといいますか、、、ファン向け感謝祭ですかね。
全25話(第0話含む)2クールの前後半に分けて大枠で2本のストーリーが流れる構成。閑話休題的な1話完結の箸休め回がその中に挟まれる感じ。けっこうなビッグネームが当番で脚本書いてたりするのもお楽しみでしょうか。作品を愛してやまないかどうかは露知らず『ルパンだったらOK!』と依頼を受けたのかもしれません。よってお楽しみ企画=感謝祭の印象を私は持ってます。
Part5ではテクノロジーの進化に昔ながらの泥棒がどう向き合うかみたいなややもすると作品の根幹部分を揺るがしかねないテーマを扱い一つの方向性を見出す難作業をしてました。そこ克服しちゃったのでフリーハンドで作れるPart6は失礼ながらそのまま流れで作った感じ。可もなく不可もなく。キャラ立ちしてるかどうかならトップオブトップな登場人物たちなんだからそこそこのものは作れちゃうのです。


■小林清志さんお疲れさまでした
旧制作陣!?とタッグの第0話をもってご卒業です。卒業ソングは{netabare}『ルパン三世のテーマ’80』{/netabare}とわかってますよね。そして新人大塚明夫さんこんにちは。違和感ないのはさすがです。
変更に関しては私から二点。
交代の先陣きったのは山田康雄→栗田貫一でしたが事情が事情だっただけに“模倣”から入る交代劇でした。なぜだか完コピ系の交代がお作法となってます。その点お作法を踏まえた演技をされてます。
二点めはちょっと抽象的なこと。小林さんはもちろん納谷さん井上さん皆々“芝居できてこその声優業”の矜持がすごい方々。本意と役割が必ずしも一致しなかったかもしれない役者個人の生き様がキャラクターから滲む諦観に反映されてたような気がします。ルパン声優にはそんなのを期待したい。


小林さんを送る会兼ファン感謝祭ということでよろしいのではないでしょうか。
もしPart1&Part2以来のルパンがこれだったら未だ見ぬPart7に食指動くかは微妙かも。それほど心動かされなかったPart6でした。


※ネタバレ所感

■ジジイが元気

{netabare}大野雄二氏。前回がフランス舞台でシャンソン風アレンジ。今回はイギリス舞台だからブリティッシュロックということでしょうか。主旋律はギターが担当してます。
めちゃくちゃ冒険してたと思います。元曲はファンクで金管木管メインの弦楽器はベースくらいでしょ?それからジャズへの展開は違和感ないんだけどエレキは水と油に思えました。
結果は聴いてのお楽しみ。{/netabare}

じいさんが最もファンキーだってのが泣ける。


■これはちょっと…

『男には自分の世界がある』いっちゃん有名なやつ
『この手の中に抱かれた物は 全て消え行く 運命なのさ』チャーリーコーセイのやつ

美学とか生き様で滲み出る哀感みたいなのがかっこいいじゃん。だからか違和感ハンパない以下↓

{netabare}「俺は泥棒だからな。美とか人の心とか、そんなわかりにくいもののために体を張るのはゴメンだ。」{/netabare}

{netabare}第10話でのルパンのセリフ。
ルパン一家がそこ捨てちゃだめじゃん!ってところかと。手前の第9話で次元が「ガンマンとは職業ではない。生き方だ」とキメてた翌週にこれはないなぁ。もしかすると大天使のミカエルさんが憑依して言わせてたセンや何かのオマージュなのかも捨てきれないけど、このまんま受け取る素直な私にはアイデンティティ全否定のむごいセリフに見えましたよ。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.24 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ルパンだけどルパンじゃない…。あと、TMSの作画…酷くないかい???

うーん、全体を通じてストーリーが普通につまらない。

確かにルパン三世なのだけど、ルパン三世じゃない。
トリビュートでまるで違う漫画家が書いた作品みたいな感じ。

声優交代は仕方ないけど、峰不二子くらいかな…違和感をあまり感じなかったのは。

そもそもクリカンに引き継いだ時点でルパンは終わっていたんだけど…ね。

PART4は多少良かったんだけど、それはストーリーとキャラクター設定がマシだったから。

PART5は…まあ、駄目だけど仕方なし、そしてPART6は両方駄目で終わった。

TMSの作画、決してもともとレベル高くないけど、今回はセンス無さすぎ。

いろいろ全部駄目だったな…。

ドラえもん見習って、声優全部総とっかえして、ストーリーはリメイクでいいじゃん。
とりあえず、PART3までのストーリーを全部リメイクすれば、
それだけで、現在のアニメ制作日程なら10年どころじゃなく引っ張れる。、

ただただ、残念なアニメだった。
制作陣の決定権を持つ人間がアニメ愛もなければルパン愛もなかった印象。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

見たかったものと違う。

{netabare}
ルパンはPART5と、昔テレビで再放送してた分(パート何かはわからない)を見たぐらいなのでにわかですが、今回のシリーズはつまらなかった。

PART6はルパンらしい話がロクになかった気がする。これルパンでやる意味ある?って様な話ばかりが続いてひたすらグダグダしてた。
盗みもしなければ、銭形と対峙したりもしないし本当に良くわからん話を延々と。
特に前半の押井守回は死ぬほどつまらない。
わけわからんとか言う以前にルパンでやる話じゃないし、自分に酔ったオナニー脚本書くような老害に脚本なんかやらせるなよって思う。
酷いと言えばVR空間?に転移してみたいな話、あれは酷すぎる。
VR空間に入るまでの流れも強引だし、ルパンでやることじゃねーだろの極みだった。

まあそれは置いといてもメインのストーリーも面白くなかった。シャーロックホームズだったりモリアーティだったり、面白くなりそうな要素はあったが、ほぼホームズやモリアーティとは何の争いもなくレイヴンの謎があっさりと解明され事件が解決して結構肩透かしを食らった。
っていうか後半別の話が始まって、前半の話はあれで終わりだったのかよってなった。
あと、ルパンにしては話が少し難しかった気がするがそこはまあいいか。

で、前半の話もうーんって感じだったが、後半の話に比べれば前半の話なんてまだ良脚本だった。
トモエの話のオチが酷すぎる。ルパンに巴が母であることを思い出させるために、洗脳した女をルパンに接触させて(?)、自分の存在を思い出させるための歌(??)の一節を色んな言語で(???)つぶやかせた(????)という本当に支離滅裂な設定でギャグアニメかよって思った。
というか自分の聞き間違いなんじゃないかと思って3回巻き戻して確認した。
脚本が終わってた。

良かったのは途中たまにちゃんと盗みをする、ルパンらしい回と、前半のオチを除く部分かな。

{netabare}
0話 ☆7
もっとちゃんと見張っとけw 時代の変化がテーマか?
まあ安定した面白さ。PART5が良すぎて少しハードル高め。

1話 ☆7
憂国のモリアーティかな。
確かに家を建てるって賢い選択だ。
ホームズとレストレードも今回の警部枠?

2話 ☆8
ホームズかっこいい。アクションシーンがいいな。

3話 ☆4
情報管理甘すぎだろw ああ、わざとかよ。
殺されないの分かってるからあんまりおもしろく無いなぁ。
何でこんな回りくどい殺し方を。

4話 ☆3
この会話パート長すぎんか。
いや、女もあの男二人も変装かよw

5話 ☆3
何がどうなってんすかね。これは迷走してないか。
シーンが点々としすぎててわけわからん。
いきなり時間飛んで?明智小五郎とか出されても。

6話 ☆3
いやなんでVRの中にいるんだ。オチ滅茶苦茶すぎん?
あの黒髪の女の人の銅像か

7話 ☆8
リリーも勘違いなのね。コナンでもこんなのあったな。
セバスチャンモラン? 今回シャーロックホームズに沿ってるのか?
モリアーティ教授はよ。久々に面白かった。

8話 ☆8
なぜ刃物 どんな使い方だよw
相棒を大切にした理次元がかっこよかったし、チェイスや撃ちあいも面白かったから、本題からそれてるとは言え面白かった。

9話 ☆6
ばあさんつええ。 海賊王女感w

10話 ☆0
このクソつまらん会話いつまで続くの?
ルパンを使って自己陶酔すんなよ。
押井守とかいう過去の栄光にすがりっぱなしのオナニー脚本家外せ 

11話 ☆7
シャーロックホームズのあの名言好きだわ。
メインの話やってくれると面白いわやっぱり。
言うほど不可能を消去してないよねw 

12話 ☆5
さすがにそれを和える理由にするのはご都合すぎない?
何のための芝居だよw オチ強引じゃない?

13話 ☆6
何事。謎ワイヤー。こういう話って旧作と矛盾しないのかな。
虫使うとか最悪な作戦だなw 久々のルパン味ある話で面白い。
虫ってドローンかよw いくらなんでも小型すぎるしあんな数操作無理だろw 面白いんだけど作戦に無理がありすぎる。
宝よりも人助けを優先するのね。

14話 ☆7
モリアーティとかどこ行ったし。何がしたいんだか。
味方の弾だけ当たる。何故銃を持ってない。
最後の作戦面白かった 

15話 ☆8
24区? キャラの過去回想ばっかで話が進まねえ。
単話としては今回がベスト回だな。この女も洞察力すごいなw

16話 ☆6
なんだこれ。もう服の良さじゃなくてデザイナーで評価されてしまってる感じなのね。服に落書きしたり破ったりしてそれを表現するのが良かった。
女が服脱がされるのえっち なお話は茶番劇。

17話 ☆7
フラグ。変態かよw 結局ごり押しw 今回結構よかったな。

18話 ☆8
謎回すぎる。てか全然結局トモエのことあんまわかってないよな。
息子いることが分かったところで。ファッ!? 

19話 ☆7
トモエめっちゃいろんな人と繋がってるじゃんw
ええマティア黒幕かよ。

20話 ☆4
焼き印 オウム真理教? 人前に出てこないとは。
は?こいつ裏切るのかよ。なんか拘束されてるw 何がおもろいねんこれ。
何で拘束外れたしw 

21話 ☆3
ギャグ回かよ。うーん何がしたいんだ?

22話 ☆6
誰。ルパンとフィンの関係が全くわからん。
まあともよの手がかりをつかんだということだけ

23話 ☆0
もうよくわからんな。こういうのはみたくない。
やっとまともに出てきた、モリアーティ
結局マティアとルパン何で対立してんの?
ルパンの母が自分が母であることを隠蔽したなら、なんで母であることを認識してもらおうとしてるの?
色んな言語で記憶を思い出ようにさせるように女をルパンに差し向けて歌の一節をささやかせたってもはや意味不明じゃんw
マティアもその一人なのか。

24話 ☆1
茶番。ほんと滅茶苦茶だな。記憶操作とかルパンで出る単語じゃないw
あっさりすぎる は?w 何だよその靴。銭形ルパン捕まえろや。
トモエも全く一貫してないじゃん。

OP「THEME FROM LUPIN III 2021」☆8.5
ED1「MILK TEA」☆4.5
ED2「BITTER RAIN」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
範馬刃牙(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (66)
244人が棚に入れました
数々の強敵との死闘を経て成長した刃牙は、地上最強の生物と言われる父・範馬勇次郎との対決の時が熟しつつあった。そして、勇次郎と闘う前の適当なスパーリング相手として、まずはMr.アンチェインこと、ビスケット・オリバと闘おうと考える。オリバが現在いる場所は、通称「ブラックペンタゴン」と呼ばれる、凶悪な犯罪者たちが集められた刑務所。刃牙はオリバと闘うために、ブラックペンタゴンに自ら収監されるが、そこにはオリバは勿論、他にも超弩級の猛者たちが待ち構えていた!!

声優・キャラクター
島﨑信長、大塚明夫、雨宮天、古谷徹
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キンニク入れますか?

原作はつまみ食い

今回は分量少な目。Netflixで先行した後そのまんま地上波でやったものを視聴。
2022年現在。漫画のほうは第5部連載中。今回のアニメは第3部“範馬刃牙”編です。どうやら父勇次郎との因縁に決着がつくらしい。
原作は現在5部連載中で既刊130巻を優に超えておりスピンオフも含めたら熱心なファンでもないと追ってはなさそう。私も一桁巻なぞった程度なので“つまみ食い”と書くのも憚られるくらいです。

で、肝心のアニメについてわたくし途中参加ですがついていけてます。
第2部の“最凶死刑囚編”と“中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編”2つだけアニメでは拾っておりまして、第1部に相当する全48話は未視聴だったりします。でも大丈夫!

途中参加OK!で何がお伝えしたいかといいますと、良くも悪くもやってること変わらんのですよね。そのため以前書いたレビューとネタ変わらんのです。 
バトルものと聞くとアクションシーンの作画やら闘う理由やらがちゃんとしてないとつまらんのですが、このシリーズはあくまで

 あの手この手の強さの理由説明

これだけです。“目的”をこねくり回してないから長期連載となってるのでしょう。その分“手段”“理由”づけのアイディアがぶっ飛んでるってことが素晴らしいのです。
そんな作業を30年以上続けている原作者板垣氏のアイディア豊富なことよ。サンド伊達ちゃんの“カロリーゼロ”を大仰なコーティングして長年読者を飽きさせずやり続けているみたいなものです。


これまで経験したシリーズとの差はあまり感じません。ただクセは強いのでご注意くださいませ。
アニメ界の“ラーメン二郎”みたいなものかと。三田本店と神保町店を比較しても私には誤差の範囲。ターゲットに目を移しても行列40人くらいのとこに女性は2人ほどってところでしょう(実体験)。男子の血流を良くしそうなやつです。
良し悪しを超えてたまに食したくなるみたいな。ダメな人にはとことんダメみたいな。

自分は好きですね。
最終話のサブタイトルが『筋肉の向こう側』。これでお察しくださいませ。


※備忘
{netabare}・ほぼ刑務所内でVSオリバの構図
・オリバ彼女役に小山さん
・だいぶアメリカをコケにしてるのなんか好き
・ブッシュもどきがダラスの再現してたけどパパブッシュ利害関係者だったような…{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.02 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

筋肉500%って感じの暴力アニメ。ニガテ。

萌え?女子受け??感動的なシナリオ???そんな軟弱なもの必要ないってくらい突き抜けた筋肉と言う名の作品。

ちょっと見てもらえればわかるんですが、人をかなり選びます。私はニガテです。
ずっと筋肉と暴力と筋肉と挑発と筋肉と意地の張り合いと筋肉で、興味ない人にとってはホントにきつい。

今までのシリーズはニガテでも話が面白いところはあってみてたけど、今回のシリーズは盛り上げるだけ盛り上げて肩透かしな展開が続き話も特に面白くなかった。

かなり残酷な描写があってショックで真っ青になりました。
暴力もホラーも大丈夫だけどこういういきすぎた暴力は苦手。
筋肉の凄さを客観的に見せる演出ってわかってても、苦手なものはどうしようもないですね。

【作画】
相変わらずものすごい筋肉、まさに筋肉の鎧。 
人間じゃないでしょコレ。
筋肉が崩れることはなかったけど、作画が崩れることは結構ありました。
もう少し筋肉以外のことも考えて欲しいです。

【キャラクター】
キャラクターの魅力は健在で、どこまでもストイックな設定は好き。
鍛えすぎてとっくに人間の領域を逸脱してしまった人たちで、脳まで筋肉でできてそうですね。
{netabare}
凄く期待だけさせられたけど、ゲバルの扱いが雑で残念だった。
メインディッシュの前の前菜ですらなくて、ただの噛ませ犬でしたね。

なんだこの鉄パイプ、ぐ~にゃぐにゃだ~♪がツボでした。
{/netabare}
【シナリオ】
シナリオに期待する作品ではないです。わけわからないことが多い。
規格外の力持ったキャラクターが人間離れした力見せつけあって自己紹介するお家芸は健在。
でもその自己紹介がこれまでのシリーズ以上にしょうもなくて、小学生みたいな意地の張り合いしているのが見ていて退屈。
ハンカチ握ってバトルするのは本当にどうでもいいなあって思った。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作でもこれ以降はちょっと。。。

もはやほとんどこれ以降の「刃牙」シリーズは完全にコメディ化してしまっているので、トレンドには乗っかりにくいことが想定されます。

ギャグアニメとして観る分には面白いですが、老若男女様々な層にウケるほどの視野はなく、本当に一部の格闘好きや刃牙ファンにはおすすめできますが、特に女性層には全くおすすめできるどころか、いかんともしがたいでしょう。

ヤンキー漫画が衰退して、ヤンキー漫画に昨今のアニメのトレンドを入れた東京リベンジャーズみたいに、美男子、美少女路線はもはやアニメには必要不可欠で、若い世代ほどそういった要素を入れないと既に無理筋になっています。

なので、作画や演出が原作に沿ってそこそこよさげにしているのに対し、評価が低くなってしまいます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

67.1 162 2021年度アニメランキング162位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ OVA(OVA)

2021年4月28日
★★★★☆ 3.5 (27)
167人が棚に入れました
冒険者たちが未知へと挑み、神々が興奮に沸き返る、世界で最も熱き街――迷宮都市オラリオ。その中心に鎮座するは、都市に限りなき富と栄華をもたらし、数多の混沌が潜む大穴――『ダンジョン』。その深淵にて、生まれ落ちた一体の怪物。「……ここ……どこ……?」人語を話す竜の少女をめぐり、都市はかつてない 異常事態に巻き込まれていく。人と怪物。漫然と存在する価値観、常識は破壊され、冒険者ベル・クラネルと、女神ヘスティアに、決断の時が―― これは、少年が歩み、女神が記す、ダンジョンの謎に迫る【眷族の物語】――

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オラリオに温泉を求めるのは間違っているのだろうか~おふろの神様フォーエバー~

この作品は第3期のOVAに位置する作品です。
元々、第4期の作品視聴後にwikiをチラ見した際に見つけていて、ようやく視聴に漕ぎ着けられた作品です。
本来なら円盤の特典だと思うのですが、そこは天下のdアニメストア様…
こういう作品が手軽に視聴できるのが、dアニメストア最大の魅力だと思っています。


突如、迷宮都市(オラリオ)に出現した温泉施設──
『天然温泉・お風呂の神様ケヒトの湯』。

かの温泉は、市井の人々を心身ともに温め、
日々の疲れを癒やす極楽浄土(パラダイス)として連日の賑わいを見せていた。

ご多分に漏れず、ベルを始めとする【ヘスティア・ファミリア】の面々も湯治に訪れていたのだが……
そんな人気施設に嫌疑の目を向ける一団の姿が──降って湧いた地上の楽園で、
勃発する湯みどろの抗争!

冒険者たちが、神々が、知略をめぐらし疾走する──
温泉、陰謀、そして秘密の花園──
めくるめく冒険の果て、ベルたちは、真実の目撃者となる──


公式HPの紹介欄を引用させて頂きました。

確か第1期のOVAも温泉回でしたよね。
OVA=温泉や海回というのは鉄板なのでしょうか…?

確かにTVで放送するより規制はだいぶ緩くなるので、表現の自由の幅が広がるのはこちらも理解しています。

今回も面白かったし、別に温泉回が嫌いな訳じゃありませんが、もう少し違うバリエーションがあったら嬉しいです。

ですが、過去に遡ると、OVAを視聴しないと本編の物語の繋がりが途切れてしまう作品もあったので、それに比べると、本編以外で構成してくれるその優しさには感謝しています。

まぁ、見て貰えば分かる…という感じかな。
本来ならベル君とは明後日の場所から勃発した話が、彼得意の巻き込まれ体質によって、物語深くに絡んでいきます。

どんな巻き込まれ方をするのか…それは見てのお楽しみ^^
まぁ、一つ言えるとするなら隠し事は長く続かないし、いつかはバレる…ということでしょうか^^;

この温泉回を経て物語が第4期に繋がると思うと、正に急転直下とはこういう事を言うんでしょうね。
しっかり堪能させて頂きました。
第4期の続きを楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

66.9 165 2021年度アニメランキング165位
魔法科高校の優等生(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (284)
1037人が棚に入れました
 魔法。それが現実の技術となってから一世紀弱。魔法を保持・行使する「魔法師」育成機関「魔法科高校」に今春、とある少女が入学する。容姿端麗で完全無欠な優等生――彼女の名は、司波深雪。共に入学した兄・達也との仲睦まじい高校生活を夢見ていた彼女の前に、一科生と二科生――優等生と劣等生との壁が立ちはだかり!?

声優・キャラクター
早見沙織、雨宮天、巽悠衣子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

尖らせたいところを尖らせる

原作未読


ついこの間2期をやってたばかりなのに新作早いね~と何も考えずに続編扱いしてましたがスピンオフなんですって。

 劣等生 ではなく 優等生
 二科  ではなく 一科

諸般の事情で魔法大学付属高校の下層二科に入学し(途中略)無双する司馬家の兄が主人公の本編。
対して妹はエリートクラス一科でクラスメイトからも一目置かれる才媛。今回は妹が主役のため優等生ということではじまりはじまり。言いたいことは3つだけです。


1.スピンオフって言うほどじゃ…

 新たな一面とかアナザーストーリー云々みたいな外伝っぽさは希薄でした。やや深雪(CV早見沙織)寄りの追加エピソードが増えたかしらんってところです。理由は単純で達也と深雪はニコイチで不可分だから。達也はまだしも深雪は独立した個を持ってません。良くも悪くも兄を切り離せない関係性が本編との差別化を困難にしてます。まあ驚きもないけどいつものノリを楽しめるということでOK!


2.あれ?わかりやすい

 辞書要りません。専門用語が多くそれらをこねくり回す作風のため油断すると置いてかれるのが玉に傷だったんですけど、外伝ではそれほどこねくり回してないです。ありがたいことです。


3.伝統芸はいかほどか?

 悪ノリレベルでマシマシだったような。ここまでシリーズ観ておきながらどうも慣れません。交流あるレビュアーさんからはギャグとして見たら?と助言いただいてますがキモイものはキモイのです。言うまでもなく兄と妹の近すぎるやりとりのこと。当人同士いたって真面目に気持ち悪いのがシリアスな物語に乗ってくるのが作品の味だと思ってますけど、本作はシリアス指数は低めなんですよね。となるとそのへんのバランス気にしなくてもいいし主人公深雪だしスピンオフだし、とリミッターが外れてったのか、くどいくらい深雪が深雪してますのでそのへん面白がれればよろしいかと。



奇をてらうわけでもないいつもの魔法科高校の日常をそんなにごちゃごちゃさせずに楽しませてくれた箸休め1クールって感じでした。コンビニでたまに売られてるポテチの期間限定コンソメパウダー30%増しみたいなやつ。わりと気軽に楽しめます。



※雑感

■一か所だけ唸りました

{netabare}一科と二科の設立経緯ですね。
魔法師養成が急務とのことで募集かけたものの教員不足にはめどが立たず固定化。紋章無しの制服も階級差をつけたいのではなくもとはといえば単なる発注ミス。{/netabare}

 実にくだらない

{netabare}そうこうしてると、そんなバタついてる二科に一科生のエリート意識から今のカースト制みたいな階級意識が定着したそうな。はじまりがしょーもないです。{/netabare}

{netabare}人間がやってることだから後のおおごとも実は些細なボタンの掛け違えからなんてよくあることでしょう。大東亜戦争もお役所仕事の積み重ねで真珠湾に突っ込んだという説があるくらいです。おそらくいまだ教師不足が改善されてないということは二科創設提唱した人の責任も問われることはなかったのでしょう。同様に制服発注担当者もね。在米日本大使館が真珠湾攻撃の政府通達電文を気づかずに不意打ちの誹りを受けましたがこの外交官はその後出世して事務次官とかなってなかったっけ?{/netabare}



劣等生と優等生。根深いものかと思いきや蓋を開けてみたら実にくだらない。ある意味人間の営みってこんなもんだよねと妙に納得したスピンオフ全13話でした。



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.9.26 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これはスピンオフというよりはサービス映像

これは魔法科高校の劣等生の主人公(司波達也)の妹(司波深雪)が主役の物語
俗にいうスピンオフです。

ですが、これはスピンオフというよりはサービス映像。
深雪のいろんなカワイイ姿を映し出したファン向けのDVD映像のようなものかもしれません。
だって物語の進行は、魔法科高校の劣等性とほとんど変わりません。

しかもご丁寧に、下着姿や入浴シーンを何度も映しています。
兄と話すのに下着姿。友達と語り合うのにお風呂場。なかなか工夫されているようです。

本来のスピンオフであれば、とある科学の超電磁砲のように、背景の世界観は同じですが異なる物語展開となるのが一般的です。
でも、深雪が可愛いので、これもありなのですね。
『カワイイは正義』ですから。


ところで、
深雪があまりにもかわいいからといって深雪にちょっかいかけるのは、やめたほうが良いですよ。
深雪はお兄様しか見ていないので…
それに、怒らせたら{netabare}氷にされた後、{/netabare}お兄様から助けられます。

深雪は過去に{netabare} 複数の男たちを氷にし、{/netabare}お兄様からそれを無かったことにしてもらいましたが…、
もちろんその行為をするには、それなりの理由があったことはわかります。
深雪の心が美しいことも十分わかっているのですが…
その事実だけを見ると、「やはり私達と住む世界が違うんだなぁ」と、感じてしまいます。
深雪が感情の起伏で人命を軽視するシーンは見たくないですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

愛されほのか?

== [下記は第5話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

「とある」に例えると「超電磁砲(レールガン)」に相当するアニメと同タイトルのスピンオフ漫画が原作です。

兄の達也ではなく妹の深雪が主人公ということですが、本作はもっと広く「魔法科高校ガールズサイド」的なスピンオフとなっています。

気のせいかもしれませんが、原作漫画よりも三井ほのかの扱いが良いように感じたので、レビュータイトルを「愛されほのか?」とさせていただいています。

『魔法科高校の劣等生』本編の「入学編」、「九校戦編」に相当するコミックス11巻で完結していますが、現在は本編でいうと「来訪者編」に相当する第2部が開始しています。

本編を観ていた方が楽しめるかとは思いますが、一応本作だけで観ても「話がまったくわからない」といったことにはならないと思います。本編を観るのがダルかった人にも、案外お勧めできるかもしれないです。

アニメ第1話を観た時に、原作コミックス1巻を読んだのがかなり前だったので「こんな話だったっけ?」と思って観ていたのですが、読み返してみたら原作コミックでも第1話はあのショッピングモールでの話で、それ以降もけっこう原作のストーリー進行には忠実にアニメ化されているようです。

原作では4巻までが入学編相当で、5巻以降はずっと九校戦メインです。原作消化ペースを考えると、このまま第1部の終わりまで1クールでアニメ化されるものと予想されます。

OPの映像を観てもらえばわかる通り、本作ではかなり九校戦にスポットライトが当たります。本編では九校戦の裏で暗躍するノー・ヘッド・ドラゴンとお兄様の戦いにフォーカスされがちでしたが、この『~優等生』では妹の深雪が主人公ということもあって、競技自体がかなりきちんと描かれます。

時くしくも東京オリンピック・パラリンピックの最中ということもあり、スポーツ物として楽しむのも一興ですね。

なお、作画はエイトビット制作だった本編2期目に比べるとかなり怪しいですがそこはご愛敬(笑)。
== [第5話まで視聴終了人おレビュー、ここまで。] ==

2021.9.27追記:
第13話(最終話)まで視聴終了しました。

原作漫画では登場していなかったリーナが、最後に顔見せ程度に出てきたのは第2部のアニメ化への意欲からなのか、10月から来訪者編の再放送が決まっているからなのか…?

渡辺先輩と七草(さえぐさ)先輩が司馬兄妹の物まねをしてからかう場面が、本編である『魔法科高校の劣等生』には見られない小芝居風演出で面白かったです。

本編でもお茶目な面を見せていて来訪者編ではその度合いを増していた七草先輩ですが、本作でも新入生のデータを見ているのかと思いきやランチメニューを物色していて渡辺先輩に窘められたりとか魅力を増していましたね。

本作ならではというと、劣等生アニメ本編では名前は出ていてもほとんど出番がなかったエイミィの活躍も見どころでした。

第2部は原作も始まってまだそれほど経っていないので、第2部のアニメ化の話が仮にあったとしても当分先のことになると思いますが、そのときには「~優等生」でのリーナは本編より輪をかけてポンコツになりそうなのでもしそんな日がくるとしたら楽しみですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

66.9 165 2021年度アニメランキング165位
アニメ ぐんまちゃん(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (14)
41人が棚に入れました
ぐんまちゃん:高橋花林
あおま:内田彩
みーみ:小倉唯
おとうさん・おじさん:北沢力
おかあさん:中尾衣里
ゆうみ:指出毬亜
古墳様:森田順平
ヤヨイヒメ:山岡ゆり
キリュウさん:山本希望
フランソワーズ:清都ありさ
タマ(ニャーズ):田村睦心
ものしり博士:速水奨
ナレーション:本田貴子

66.8 167 2021年度アニメランキング167位
ミュークルドリーミー みっくす!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
45人が棚に入れました
日向ひなたゆめはとっても明あかるく元気げんきな中学ちゅうがく1年生ねんせい。
ゆめは入学式にゅうがくしきの前日ぜんじつ、お空そらの上うえから落おちてきた謎なぞのぬいぐるみを拾ひろいます。
そのぬいぐるみは自みずからを『みゅー』と名乗なのり、突然とつぜん話はなし始はじめたのです。
しかも、みゅーはパートナーと心こころと心を通つうじ合あわせると、
同おなじ夢ゆめの中なかに入はいることができる『ユメシンクロ』という力ちからを持もっているといいます。
その夜よる、ゆめが見みた夢ゆめにお空そらの上うえにある
ミラクルドリーミー王国おおこくの女王様じょおうさまが現あらわれ、ゆめに告つげます。
みゅーと一緒いっしょにドリーミーストーンをいっぱい集あつめることができたら、
あなたの夢ゆめを一ひとつだけ叶かなえます、と。
こうしてゆめは新あたらしい中学校ちゅうがっこうで恋こいに部活ぶかつに胸むねをときめかせながら、
みゅーと共ともにドリーミーストーンを集あつめることになるのです。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

最後の方は面白かったかな?

↓1クール目時点感想
{netabare}
とにかくやってることがワンパで、話にこれといった軸がなくて面白みが感じられない。
勿論、女児アニメだから...という色眼鏡で見るならもう少し評価を上げてもいいけど、そんな見方をしないならこの通りの評価。
1~14話までひたすら同じことの繰り返し。
一回違う話を入れてきたなと思ったけど、結局一話で解決してまた普通の話に戻るといった感じで本当にワンパ。
何かを楽しむ→呪いをかけられる→ミュークルレインボーで解決
という構成。
ワンパでも一話一話に別の面白さや話の良さがあればいいけどそんなことはない。
ノリも子供向け過ぎてあまり面白く感じないかなぁ。
特にお笑いや変顔のノリとか。

キャラはまあまあいいけど、アッキーに関しては不快でしかないかな。
誕生日でせっかく集まってくれた人に対して呪い的なものを付与する回は最悪だった。

まあなんというか期待外れ。せめてちゃんとしたストーリーがあれば。
もうここまで見てしまったし、切る予定はないけど...。
{/netabare}

↓4クール目まで視聴後
{netabare}
3クール目までは同じような感想だったけど、4クール目の最後の方に関してはちょっと面白かったかな。
(プリティーシリーズがここ1クールつまらないからその反動で面白く感じただけかもしれないけど)
アッキーやユニが変なことをするのをやめたのもあってコメディ作品として余計だった要素が排除された感。
子供向けだからだれかしら悪役を作る必要があったんだろうけど、普通に気がおかしくなってしまったアクムーちゃんだけが敵で良かったのにと思う。

アッキーと敵対してる時よりも、アッキーたちと主人公たちが手を組んでアクムーちゃんを正気に戻そうとする流れの方が断然面白かったかな。
あと、アッキーが主人公のことをあきらめたのも前半からの成長を感じられて良かった。

1~3クール目までは正直全く面白くなかったので高評価というわけにはいかないけど、最後の方は良かったしまあ終わり良ければ良し的な。
実写が多かったのは残念。

ただ、このアニメを子供向けじゃないといって持ち上げてる人をよく見かけるけど、これはどうみても子供向けアニメ。(てか、朝アニメを子供向けじゃないと言って持ち上げるの嫌い)
プリキュアとかよりも断然子供向けだと思う。
女児アニメオタク以外が見たら絶対に楽しめない。

↓一話毎メモ(特に何も書いてない)
{netabare}
1話
無印見てないけどw

2話
ストーリーは大体わかった。ただ今のところ何でこのアニメが評価高いかわからない。

3話
今度はケーキが操られる。
うーん面白いと聞いてみてるけどあんまりだなぁ。
まだプリキュアのほうが面白い。

4話 総集編
5話  新しい仲間、チアが増えた。
6話  あんまり面白みがない。ワンパだし。
7話  テニス回。
8話  実写

9話
AIに漫才考えさせるとは...w えのきかしめじどっちだよw
しめじの漫才の方が面白いやん。

10話 BBQ回
11話
アッキーの誕生日回。結局誕生日パーティーという名目で集まってもらって主人公らに攻撃するのかよ。いい話かと思えば酷い展開。

12話 実写

13話 ☆6
やっとストーリーらしいストーリーやってくれるのかな。
いや結局ごり押し解決かよ。
あのミュークルレインボー乗っ取り展開必要あった?

14話 ☆3
ほんとワンパ...。祭り楽しんでるところは良かったけど。
なんだこのおっさん!?

15話 ☆9
今回の敵は面白いw 激落ちくんw
今回ここまでの話で一番面白かった。
今回だけは自信をもって面白かったと言える。

16話 実写。見ない。

17話 ☆5
ねぎ抜きのねぎまw
この縫いぐるみの下りいつまでやってんだ。

18話 実写回多いな。見ない。

19話 ☆3
ワンパだから書くことがない。
最後のシーン雑だし普通だけど展開有るだけで面白く感じるわ。

20話 また実写か。
21話 何もない ☆3

22話 ☆0
卵割り何回もチャレンジするのかw
このツギとハギが滅茶苦茶やる展開ここまでのいい展開を壊してるだけじゃん。
ドリーミーコンパスの流れはノルマとしてやらなければいけないのだろうけどもうちょっと普通に入れられないものか。
いやケーキ渡さんのかよ。
ほんとなんで持ち上げられてるんだこのアニメ

23話 ☆6
ほんと不快だわ、ツギとハギ。謎トマトVS謎バナナ面白い。
後半めっちゃ面白いじゃん。

24話 ☆4
25話 実写。
26話 合法ロリ 連立方程式が今回の相手かよw ☆3
27話 人が楽しんでいるところに水を差す最低アニメ。☆2
28話 ピコピコ盗聴? 今回はいいな。水差したりしないのが。☆6
29話 ☆3
30話 実写。
31話 ☆3

32話 ☆2
ワッフルてw 人の誕生日を邪魔する最低アニメ。
無理やりハッピーエンドにするのどうなの

33話 ☆1
34話 実写。

35話 ☆2
メガネランドってんだよw にらめっこの下り寒い。疲れる。

36話 ☆6
ゴミ怖い。こいつら自分でやっておいてゴミ処理に参加するって何がしたいねんw
廃棄物懐かしむシーンええやん
今回綺麗にまとまってていいわ。

37話 そうだな。これで勝ったと思うなよー ☆3
38話 実写
39話 兄正論。うーん、面白くない。☆2
40話 実写。

41話 ☆3
ゆめめっ!?
これ最終回近そうだけど大きな展開はないかな。
アンパンマンと話の構成全然変われらないよなぁ
これ、子供向けのノリじゃない言われてるけど。
早めに切っておくべきだった。

42話 ☆6
マジックちゃんとやるんかよw
久々に攫えたな。いや初めてか? 人質だからな。漏らすな?
敵がやる気なくして来てるw
アッキーもユニにも無視されるアクムーちゃんw 

43話 ☆9
ひとりぼっちはさみしいもんな...。
アメリカだとそうなのか。日本よりええやん。
楽しめてないが。アクムーちゃんぼっち
男チアフルタイム好き。アッキーは?
アッキー負け認めるんか。
朝陽を妬んだりしないのが成長を感じられていい。
にしてもチョコさえもらえないのか、悲哀感が。
今回めっちゃよかったな。

45話 ☆9
アッキー諦めんな。ジャンプしちゃうんだw
どこでもドア そりゃ病むわな。名曲CM
パートナーってアクムーちゃんなのかな。
観覧車のシーンが良かった。最近ほんと面白い。

46話 実写。

47話 ☆7
っちはなんか最近楽しめてるんだよな。
アッキー.. 声合わせろ。曲いいやん。
なんで2千年前に平仮名あるんだよw
パートナーアクムーちゃんじゃないのか。なぜみゃーなんだ。

48話 ☆7
見てるニチアサの中で唯一今週ちゃんと放送があるw
あっさりアクムーちゃん改心するじゃん。謎ダンス。
そんな不吉な雲と一緒に登場するなw
アッキー諦めるなよ。結婚式かな? 制服可愛い

49話 ☆9
いつも誰かの誕生日回やってんな
結局ゆにツギハギは似たようなことやってるのね。
実質パシリ チアフルタイムがないやん
挿入曲いいな。最終回かな?

50話 最終回にして総集編...

曲評価(好み)
OP「フレー!フレー!ドリーミージャンプ」☆7.5
ED「ダイスキセカイ」☆7
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

66.7 168 2021年度アニメランキング168位
幼女社長(Webアニメ)

2021年1月1日
★★★★☆ 3.4 (40)
139人が棚に入れました
原作は藤井おでこさんが描く、KADOKAWAより現在2巻まで刊行中のコミックス「幼女社長」。最新第3巻は2021年1月14日に発売予定。社長である5歳児の六科なじむをはじめ、個性的なキャラクターたちが巻き起こすWEBで話題騒然のギャグマンガの傑作がファン待望のアニメ化!

声優・キャラクター
日高里菜、金元寿子、上坂すみれ、金子彩花、橋本ちなみ、古賀葵、杉田智和、チョー、大塚芳忠、久川綾、興津和幸、玄田哲章、福山潤、小岩井ことり、田村ゆかり
ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

メインキャストもゲスト声優もいい味出してます

漫画原作、原作は未読
1話1分半ぐらいのショートアニメ
あらすじ?とりあえず1分見てみよw

日高里菜さんが幼女を演じてる時点で
この作品の存在意義は半分以上成り立っている
と言っても過言ではないと思うw
ツッコミ役の金元寿子さんも良かった。

くだらないけど意外と真理を突いていたりしますw
ただ{netabare}プリキュアのことを作中でゴミキュアとしていたのは色々と不安にさせられたw {/netabare}

以下は個人的に好きだった回やフレーズなど
{netabare} ・opの「パンに挟んで食べよー♪」の歌い方
・1話ラストの「いや契約書ー!」の言い方w
・2話エピソード全般
・4話の「得意だよー、この前なんて会社飛ばしたし」{/netabare}

続編求むw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

定時まで遊ぶわよ!

この作品の原作は未読です。
2021年の元旦から配信されている作品として目に留まったので公式サイトを見てみると、ちゃんりな、ひーちゃん、すみぺと新年早々心の踊る配役を見て視聴を決めました。
配信サイトではOP,EDを含む完全版が視聴できますよ。


むじなカンパニーの社長「六科なじむ」は、ごく普通の5歳児!
社長に甘すぎる敏腕秘書「ユキ」に、
国籍不明の謎の事務員「ガルシア」、
ツッコミ役の平社員「真友」といった個性的な社員たちと共に世間の荒波に突っ込んでいく!?


dアニメストアのあらすじを引用させて頂きました。

タイトルに「幼女」が付いていたとしても「幼女戦記」とはほぼ真逆の立ち位置にある作品です。
こちらは、本当の5歳児を描いている作品ですので…

5歳児が会社の社長だなんて実際には有り得ませんが、大人と子供の目線の違いによるギャップが、面白さを醸成している作品です。

それにしても声優陣が豪華…
全13話で30分弱の作品であるにも関わらず、どうしてこれだけの声優さんが
集められたんだろうと思わず首をかしげたくなるほどです。
きっと声優さんの下支えが物語を何倍も面白くしているのだと思います。

それと、ビックリしたのは「ひーちゃんのデスボイス」です。
覚えている限り聞いたのはこれが初めてだと思います。
滅多にお目にかかれない代物で視聴した人の特権だったのではないでしょうか。

オープニングテーマは、「進め!むじなカンパニー feat. 六科なじむ(ちゃんりな) & 割戸真友(ひーちゃん) & 軽井沢ユキ(すみぺ) & 出稼ぎガルシア(金子彩花さん)」
エンディングテーマは、割戸真友(ひーちゃん) feat. 小岩井ことりさんによる「会社に帰ろう!」

癖が無い訳じゃありませんが、ハマったら楽しめる作品なのではないでしょうか。
声優さんを追いかけながらの視聴となりましたが、しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

期待以上の面白さ

dアニメストアで視聴しました。
何度も観たくなる面白さで私の期待以上です。
ギャグが結構シュールなので評価が2極化しそうな作品ですが、会社勤めの人なら楽しめるのではないでしょうか。
個人的には割戸真友のツッコミがツボでした。
声優陣はかなり豪華です。
抜群の演技のおかげで面白さがより引き立っていました。
最近はショートアニメと豪華声優陣という組み合わせ多いですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (254)
981人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EVERYBODY! EVERYBODY!(OP主題歌)を世に送り出しただけでもこのアニメには価値がある!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(無印)に続く2期目の、ラノベ原作アニメです。原作の最新刊14巻はまだ買っただけで読んでいません、すみません…。

なお、アニメも原作同様エロ成分は多めです。

OP主題歌『EVERYBODY! EVERYBODY!』は音楽レーベル「avex trax」や「avex tune」が送り出してきた、1990年代後半~2000年代前半のディスコサウンドを基調とするJ-POP楽曲(アーティストとしてはTRF、m.o.v.eなど)を知る人にはとても懐かしい感じがし、かつ中毒性の高い名曲です。

TRFのDJ KOOとm.o.v.eのmotsuを迎え、メインボーカル芹沢優がi☆Risやこれまでのソロ楽曲とは違ったテイストで歌い上げる、「The avex sound」とでも呼ぶべき曲に仕上がっています。

ED主題歌『YOU YOU YOU』は、同じく「芹澤 優 with DJ KOO & MOTSU」ですが楽曲としてはアイドル楽曲っぽく仕上がっており、こちらはMVではDJ KOOとmotsuの二人も芹澤優のカワイイ動きに付き合うように楽し気にノリノリで踊っているのが印象的です。

アニメの話じゃないんですが、このユニットでアルバム作れるくらい楽曲を出して欲しいと思うくらい、天才的にハマったユニットだと思います。

なお、DJ KOOとmotsuのお二人は本編でもモブキャラとして声優としての出演を果たしています。

そしてようやくアニメ作品の話:

原作のジャンル的にはいわゆる「異世界召喚」ものなんですが、「小説家になろう」発とかではなく最初から商業出版として企画されたライトノベルです。

基本設定に関する説明は1期目に関するあにこれ公式の「ストーリー・あらすじ」を見ていただければだいたい正しいです。召喚時には自分がプレイしていたMMORPG「クロスレヴェリ」的な世界に召喚され、自分のプレイ時のキャラクターである「ディアヴロ」として召喚されます。

ディアヴロを召喚したと主張する女の子が二人(エルフのシェラと獣人のレム)いる時点でいわゆる「異世界ハーレム物」という方向づけは明らかですが、路線的に当たり前のように巻を追う毎にディアヴロの周りに女の子が増えていきます。

原作では10巻くらいまでは一応「3巻で1セット」みたいな雰囲気のシリーズ構成になっていまして、1期目は主に原作1~3巻の内容、2期目は原作4~6巻の内容がアニメ化されています。ということで、以下は1期目を観終わった人向けに書くのでまだの方はひとまずここでさようなら。



アニメ化の感じを1期目と比べると、ディアヴロが魔王として振る舞うときの演出として、1期目が「表面上は余裕だが内心ではギリギリ」という感じだったのに対して2期目は「表情にも余裕の無さが表れてしまうが周りのキャラに見られていないからバレない」みたいな感じになっています。

私個人としては1期目の描き方の方が好きで、原作のイメージに近いと思っています。

ストーリーとしては大主神官ルマキーナが登場し、ファルトラと王都以外の都市として初めてジルコンタワー市が舞台となったりしますが、1期目に比べるとラスボスが地味で見栄えがしない話になっています。

ですがここで手に入れるアイテムなどが以後の話の伏線になっていたりはするので、仮に3期以降も作られることがあるとすれば飛ばすことはできないだろう箇所でもあります。

ストーリー的に大きな改変はなかったはずなんですが、「なんか原作のイメージと違う?」みたいな違和感を抱きながら全話完走しました。

まあでも、どうせなら続きもアニメ化して欲しいとは思います。以降の敵とかもなかなかに強いし女騎士アリシアのイカれっぷりも増してさらに盛り上がりはするので…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ムラとムダの多い2期

1期とかなり方向性が変わったんですかね?
尺が足りなかったから無理やり引き延ばしたような安っぽさを随所で感じました。
面白いところも多いのですが、雑なつくりで全体的にもったいないなと思った。

1期は楽しめていて、2期で残念な印象が強くなったため、なんか悪いことばかり書いていますがそれなりには楽しめました。

作画はあまり安定していなかったし、もともとシナリオを楽しむ作品ではないのですが、2期になってさらにエロばかりを無駄に強調してくる。
エロの頻度は増えたけど質が低下している感じがします。
こういうのは、溜めに溜めて、ここぞという場面でご褒美的な感じで質の高いシーンを入れて満足させたほうがいいんじゃないんでしょうか?
1期のようにシナリオの中にエロを入れたのではなく、2期はエロのためにシナリオを書いているような印象で物語的な面白さは少し残念な感じになってしまった。

2期になって増えたキャラクターはなかなか良かった。

ただ、主人公が能力的にも精神的にもなんか中途半端でダサいんですよね。
敵も強くて結構苦戦するのは良かったのですが、バトルシーンがしょぼいので盛り上がらない。
恋愛的にも普段のあの傲慢さはどこにいったのかっていうヘタレぶりが情けない。もう少し堂々としていて欲しい。

でも、時々面白い回もあって、特に最後の2話は質も高かったし、ラストはなかなか面白かったので、挽回はできたかと思います。

回によってムラとムダが多い2期でした。丁寧に作って欲しい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

やはり、苦手でしたね、2期も。

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
1期を私は☆2(低評価)にしていました。理由は、「エロいだけのテンプレアニメ」だと感じたから。

が、1期のあにこれ評価(令和4年5月時点で)79.7点ですか。名作レベルの評価を受けているんですよね。同点が、「イカ娘」「アキラ」「灰羽連盟」「フェアリーテイル」「火垂の墓」「Ζガンダム」「防振り」「どろろ」ですから。

う~む、好みはそれぞれですが、個人的には、1期がそこまで評価されていることに、驚きました(もし、私が点数をつけるなら、68点くらいでしょうか)。

さて、元々観る気がなかった2期ですが、「1期を多くの方が評価している理由」を知りたく、視聴することとしました。

結果として、クオリティに関しては数多のなろう系アニメと比べれば、高い方かなとは思うものの、やはり作風としては苦手であることに違いはないですね。3期は、あっても流石に観ないかもですね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラクターはなかなか可愛らしかったと思います。

特に良いなと思ったのは、ホルン。レベルアップの聖杯にオ◯ッコをして、それを聖杯に「生き血」と勘違いされたクダリは笑えた。まあ、当たらずとも遠からず(笑)

また、その後、魔術師を目指すホルンに主人公が、「好きで遠回りをするのを邪魔されるのは好きじゃない」と言うのは、なかなか素敵だと思った。ゲーマーらしさが出ていた。

というように、悪い部分ばかりではないが、1話目冒頭の「触手責め」から始まり、「ソーププレイ」とか、その他諸々、苦手だな~と感じた。う~ん、数多のなろう系作品との違いが分からんな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
裏世界ピクニック(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (293)
914人が棚に入れました
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」……。実話怪談として語られる危険な存在が出現する〈裏世界〉。そこは、現実と隣合わせで、謎だらけの世界。紙越空魚(かみこし そらを)は廃屋内の扉から〈裏世界〉を発見し、そこで仁科鳥子(にしな とりこ)と出会う。この出会いが空魚の人生を一変させる。鳥子は空魚に〈裏世界〉の探索の協力を依頼する。彼女は〈裏世界〉で行方不明になった「冴月」という女性を探していた。探検と研究、そしてお金稼ぎのため、空魚は鳥子と行動をともにする。非日常へ足を踏み入れた二人は様々な怪異と遭遇し、危険なサバイバルが始まる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日高里菜、富田美憂

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

小さな自殺

アニメーション制作:LIDENFILMS×FelixFilm、
キャラクター原案:shirakaba、
監督・シリーズ構成:佐藤卓哉、
キャラクターデザイン・総作画監督:西畑あゆみ、
音楽:渡辺剛、原作:宮澤伊織

ストルガツキー兄弟の原作で
タルコフスキー監督が映画化した『ストーカー』。
現実世界に異世界である「ゾーン」が現出し、
そこには願いの叶う部屋があるという。
探検者たちは、道先案内人である「ストーカー」とともに
部屋を目指して異世界を探索する。
計算されつくされた構図と異様な雰囲気の絵作り。
そして信仰や哲学的思考によって全編が構成され、
名作の1本とされる作品だ。
原作の直訳が『路傍のピクニック』で、
アニメはここからタイトルを考案したという。

主人公の紙越空魚(かみこし そらを)は、
ネットで流布されている都市伝説・ネットロアを
調べることを趣味のひとつとしていた。
偶然に裏世界に通じる場所を発見し、
散策していたとき、仁科鳥子と出会い、
一緒に冒険をすることになる。
裏世界で怪異に接したことが原因で、
空魚は普通では見えないものを
右目で見ることができるようになり、
グリッチと呼ばれる危険ポイントを回避したり、
怪異を認識して攻撃することができるようになる。
鳥子は行方不明になった友人を探すために
裏世界を訪れるようになった。
怪異をさわった影響で左手が透明になり、
裏世界のものを掴める能力を手に入れたのだった。

視聴前の段階での期待値が高かった作品。
実際に流布しているネットロアを題材にしているという
設定が面白そうだし、やり方によっては、
どんな内容にもなる懐の深さがあるように感じた。
タルコフスキーとはいかなくても、
深掘りするにはもってこいの題材だ。

ところが1話目の段階から全ての面で低空飛行。
途中断念する人が続出した。
個人的には題材が好みだったので、
最後まで観続けたが、断念する人が多いのも納得。

原因のひとつはキャラクターのことがほとんど分からないこと。
最終回まで観ると、ようやくふたりの行動原理が
朧気ながら見えてくるのだが、「死亡」する可能性すらある
裏世界に好んで入り込む理由付けが致命的に足りない。
観ていると誰しもが「なんで、こいつら異世界に行くの?」と
いう疑問が常について回るので、物語に集中できない。
キャラの背景描写についても中途半端で、
ふたりに友達がいないことは分かるが、
それ以外の情報はほとんど提示されない。
ふたりが友情(愛情?)を育むところにも
入り込むことができないのだ。

そして重要な部分である怪異の描写が
全く恐くない。これは敢えてそういう方向性で
デザインしているかもしれないが、あまりにも微妙。
恐くない怪異のデザインはいいとしても、
それでは、一体どういう方向で作ったのかというのが
全く見えてこない。適当なデザインにしか見えないのは、
作品における失敗だろう。
怪談話をネットにつなげ、
そこから裏世界という場所を考案したお話として、
設定の魅力が活かされていない。
全話鑑賞した感想としては、
「何がやりたかったのか分からない」ということだった。

裏世界の不思議なところで、怪異と会って、
それを退治していくストーリーだが、
メインのネタともいえる閏間(うるま)冴月の行方の調査が
全く何も進展していないのもどうかと思うし、
追加キャラの瀬戸茜理についてもメインの物語と
ほとんど関係してこず、機能していない。
きさらぎ駅米軍救出作戦などは、
最初から最後まで疑問符だらけだった。
米軍にも怪異にも殺される二重の危険があったわけだが…

酷評ばかりしてきたが、
ひとつ、この作品で良さそうだと感じたのは、
空魚と鳥子の関係性だ。
ふたりともが孤独で、現実世界の何かから
逃れるようにして裏世界に好んで入り込む。
ずっと観ていると、それはまるで繰り返される
小さな自殺のようだ。
キャラクターの態度にそんな悲壮感はないが、
ふたりが出会ったからこそ、まだ生きているという
絶望感のなかの「救い」のようなものが漂っている。
そこを上手く拾い上げることができたなら、
もう少し面白くなるような気がする。
それと、OP、EDともに好み。
DLしてよく聴いている。

ピクニックという軽い響きのなかで
怪異や人の心に巣食う恐怖、百合を表現した作品。
しかし、目指したものが
途中で霧散してしまったように感じる。
(2021年3月27日初投稿)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女子大生コンビが「裏世界」に足を踏み入れるホラーSFエンターテインメント百合作品(アニメ化としてはやや微妙)

原作は早川文庫JAから刊行で、現在第5巻まで刊行済みです。原作付きのアニメ化作品の中で、私が2021年冬クールの新作で最も期待しているのが本作です。

たまたま「裏世界」で遭遇して以来、「生命の危機」を互いに助け合って乗り切る、紙越空魚(かみこし そらを)と仁科鳥子の女子大生コンビによる冒険活劇物です。

昔なら人づての噂話として伝わり、現代では「ネットロア」などと呼ばれるネット上でも語り継がれる実話怪談によるホラー要素や、タルコフスキー監督によって映画化された『ストーカー』などのSF作品リスペクト、原作者が『そいねドリーマー』などでも取り組んでいる「百合」要素、そして作中で扱われる銃器などのミリタリー要素といった属性満載のエンターテインメント作品です。

どのような映像化がされるのか、期待が止みません。今夜1/4深夜、いよいよ放送開始!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話「くねくねハンティング」では、エピソードの内容的にも今後の戦闘シーンのアクションがどのくらいのレベルに描かれるかは判断がつきにくいですね。

用語規制をクリアするのに、キャスト自らに「ピー」って言わせるのは面白い演出だと思いました。まあ、この場合円盤などの商品でもそのままになるのは自明ですけどね…。

OPに市川夏妃(いちかわ なつみ)がいますし、話の区切りを考えるとおそらく原作3巻当たりまではアニメ化されそうです。ファイル11の映像化がされるなら楽しみです!

※そういえば、瀬戸茜理(せと あかり)がOPだけじゃなく空魚の大学の学食にもいましたね!
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.1.12追記:
第2話まで視聴終了。

第三のメインキャラ、小桜さんが登場ですね。基本的に自宅に引き籠っていますが外出できないというほどでもない、そして登場キャラの中では比較的常識人な彼女が鳥子と空魚に振り回される様が見物です。

お金のやり取りの場面は「裏世界」というよりは少し「裏社会」風味…(笑)。

余談: Cパートの打ち上げは第1話と同じ居酒屋だったようなんですが、原作で打ち上げが居酒屋じゃない回のときに場所はちゃんと居酒屋以外に変わるんでしょうか…?

2021.1.19追記:
第3話まで視聴終了。

原作者の宮澤伊織先生によるアニメオリジナル脚本回でした。原作では第2話のエピソードのすぐ後にくるはずだったエピソードは第4話以降に先送りになるんでしょうか?

宮沢伊織先生ご本人のtweetによると「原作ではもう入れる隙間のないエピソード、初期の空魚鳥子の空気感を思い出しながら書きました」ということでしたので、この時点での二人の関係性の掘り下げ回ということだと理解しています。

原作本編では内心の描写がされるのは空魚ばかりで鳥子の内面描写はないんですけど、アニメもこれは変更しないみたいですね。内面描写は第1、2話と比べると多めだった気はしています。

2021.3.7追記:
エピソード順変更以外に10話もサブタイトルからするとアニメオリジナル回がありますね。

原作だとわかっていることなんですが、アニメ版で在日米軍はどうなってしまったんだろう…?

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。懸念された在日米軍問題は一応の解決を見たので、それは良かったです。

製作委員会の名称として「DS研」がクレジットされていたのですが、本編中でDS研は最後まで名前すら出てくることはなかったので残念です。

アニメで興味を持ってから原作ないしはコミカライズ版に流れてくるのであればあまり違和感はないのかもしれませんが、逆だと単にエピソードがカットされている以上の違和感があるだろうと思います。

ただ、キャスティング自体は良かったんじゃないかと思います。アニメ化された小桜さんは可愛かったです。

「まだかな~。空魚ちゃん、まだかな~…。」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不思議

<2021/1/5 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

原作はラノベでしょうか
第一話見終えての感想は「不思議」

裏世界に紛れ込んだうら若き女子二人の「{netabare}命懸けのプチ冒険譚{/netabare}」
だからピクニック。

裏世界と言ってもカタギじゃない人の世界ではありません。
と言ってもカタギの人もどうもいないようです。

そこは現実世界の{netabare}裏側にある、都市伝説が具現化してる{/netabare}世界、ってことなんでしょうか。
そこら辺はまだよくわからない。
これから少しづつ紐解かれていくのでしょう。

で、何が不思議かというと。
「裏世界が不思議」とかではなく
なんというか。
その。
雰囲気?
微妙にズレてるというか。

主人公たちの掛け合いとか
第一話登場の「くねくね」のクネクネっぷりとか
キャラ造形とか
物語の作りそのものとか
それらが、ラノベ原作とも、漫画原作とも、たまにあるオリジナルアニメとも妙に異なる。
なんか古いSFジュブナイル小説の匂いがするような。

1話見ただけなのでまだわかんないですけどね。

<2021/3/23 追記>
見終わったよ。

点数つけるの難しいっすね。
特別良いところも、特別悪いところもあまり思いつかない。
かといって平凡でもない。

話が意味わからんところ多々ありますが。
でも昔のジュブナイル小説にはそういう何がしたいのかよくわかんないの結構あったし。
大昔の「や・お・い」、つまり「ヤマ無し・オチ無し・意味無し」と呼ばれるスタイルの作品なのかな。

百合っぽい雰囲気はちょっとマイナスですかね。
酒飲める年齢でこの「友達以上恋人未満な百合関係」はちょっと違和感。
しっかり・はっきり・がっつり現実的なレズビアンなら物語として面白味が増したかもですがどうでしょう。
百合ものが得意なわけではないので適当な感想ですが。

でも総じて空気感は好み。
決してホラーではなく「非日常を楽しむ日常もの」
ピクニックですし。

自分はハマるというほどではないけど、なんとなく毎週楽しめました。
なのでこの点数です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

66.6 169 2021年度アニメランキング169位
うらみちお兄さん(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (237)
770人が棚に入れました
よい子のみんな〜!裏表のあるお兄さんは好きかな〜?教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 31歳。爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん"が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?大人になった“よい子"たちに送る、哀しみの人生賛歌!

声優・キャラクター
神谷浩史、杉田智和、中村悠一、宮野真守、水樹奈々

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「大人なら誰でも持っている裏の顔の一つや二つ。見ないふりしてね、よい子のみんな。」

子ども向け教育番組を舞台にしたブラックなギャグ作品。

ネガティブな内容かなと思ったけど、
そこまで重い内容ではなく、日常系ギャグアニメな印象です。

これは同年代の非リア充に刺さるな…w

全13話です。


● ストーリー
MHKの教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、
表田裏道(おもた うらみち)。

うらみちお兄さんとして子どもたちの前では笑顔を振りまくが、
その裏の顔は社会に疲れ切っており、ネガティブで情緒不安定。

個性的な共演者たちや癖の強いスタッフ達と一緒に、
今日も番組の撮影が始まる。


精神的に不安定なうらみちお兄さんが主人公。

子どもたちの前では笑顔で優しいお兄さんとして振舞っているけれど、
裏の顔(というかこちらが本性)は社会に疲れきっている。

子どもの前で社会の理不尽さについて笑顔で語るところは、
大人的には笑えるし共感できるポイントw

子どもたちのピュアな心によってお兄さんの闇が映える、いい組み合わせ。
面白い着眼点だなと思いました^^

こんな教育番組いやだなーと思うけれど、
でも現実の方がもっと闇が深いのかなと考えると、
うらみちお兄さんはなんて可愛いんだと思えるw

彼はピュアで真面目だからこそのネガティブだからなあ。

最初の頃はうらみちお兄さんの情緒不安定が激しくて、
観ていて楽しい内容ではないなと思っていたけれど、

徐々に他のキャラとの関係や距離感がいい具合に保たれてきて、
普通に恵まれた職場じゃないかと、安定して楽しめました。

やりたくないことをやらされるのは、社会に出て仕事をする上ではある意味仕方がないと開き直っているのが正解…。笑

危険があるわけでも人権的に問題があるわけでもないから、
「ママンとトゥギャザー」はホワイト寄りな職場だと思うのは、
自分がブラックな職場にいるからなのかw


「ママンとトゥギャザー」に登場する様々な役は、
どれも好きでした^^

うらみちお兄さんの役はいつもへんてこすぎてむしろ引きますが(でもそこが笑いどころ)、他のキャラの役はどれも可愛いんだよなあ。

歌のお姉さんが可愛くて好きでした♪
どの衣装も似合うの、天才。


● 声優
この作品で一番力が入っているのはここだったのではないでしょうか。

表田裏道 (体操のお兄さん):神谷浩史
兎原跳吉 (ウサオ君) :杉田智和
熊谷みつ夫(クマオ君) :中村悠一
蛇賀池照 (歌のお兄さん) :宮野真守
多田野詩乃(歌のお姉さん) :水樹奈々

↑メインキャラだけでこの豪華さ。

特に歌のお兄さんとお姉さんが最強すぎて…!

歌、うますぎます。
本物の歌のお兄さんとお姉さんのようでした。

二人の歌声を聴けただけでも、
この作品を見た価値があるなあと思いました。


● 音楽
【 OP「ABC体操」/ いけてるお兄さん(宮野真守)・うたのお姉さん(水樹奈々) 】

一緒に踊れる楽しいOP♪

youtubeの公式サイトには宮野真守さんと水樹奈々さんのダンス動画もありました。


【 ED「Dream on」/ 宮野真守 】

こちらはキャラ抜きの“宮野真守”としてのED。

うらみちお兄さんの大人な雰囲気を全面に押し出したかのような、
ガラッと作品の雰囲気とは異なるEDでした。

でもかっこいいから好き。


他に、番組内の歌が多数あります。

歌はすべて、いけてるお兄さんと、うたのお姉さんが歌っています。

「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」
「猫が何もない空間を見てる」
「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」

など変な曲ばかりですwww

でも共感できる歌詞なのが笑えるww
歌詞は原作のままのようですね。

変な曲なのに、歌う人がうますぎるから、
普通にいい曲として聴けちゃう…。


● まとめ
内容は、人生行き詰まりの闇アニメという印象が最初の数話は強かったですが、

全話観てみると、
日常系寄りなコメディ作品という印象に変わりました。

うらみちお兄さんたちに限らず、
人には誰しも表と裏の顔があるはず。

普段は表のキラキラした面しか見てないし見えていないのだろうけど、
裏はこんなもんだよね。笑

むしろ彼らの裏の顔はキラキラしているほうだよ…

現実の方がもっとえげつないのではと思うのは、
自分も闇が深いからなのかww

うらみちお兄さんによる真面目に深い(闇の)名言も多くて、
共感できました。

最初数話に見た時よりも、
後半になるにつれて楽しめた作品でした♪

…うらみちお兄さんのネガティブな闇に慣れたからなのかな。笑

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

架空の子供向け教育番組「ママンとトゥギャザー」に出演する、31歳の体操のお兄さん・表田裏道および番組に関わる人物の世知辛くも生々しい日常を描くブラックコメディ…

この作品の原作は未読です。
私の友人は肌に合わなかったと早々に視聴を切っていたので、何となく私の中でも視聴の優先順位が下がってしまい、放送終了後に一気見した作品となりました。

私にとってシュールな作風がツボに入った作品だったと思います。


教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。
通称"うらみちお兄さん"は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。
でも、ときどき垣間見えちゃう"裏"の顔。

しんどい、辛い、何もしたくない。

不安定なメンタルからポロっと漏れる大人の闇に、
子どもたちもドン引き気味…!?

それでも大人は前を向く。
世の中希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても…!

「教育番組のお兄さんとして、その期待に…応えたい」

大人になったよい子に贈る"後ろ向き"の人生賛歌。
いよいよ2021年7月より放送スタート!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

歌のお兄さん、歌のお姉さんに体操のお兄さんが出演する番組といえば、リアルでも長きに渡って放送されている、日本在住の方なら誰もが一度は視聴したことのあるNHKのあの番組ですよね。
ウサギとクマの着ぐるみが出演していた記憶はありませんけど…

この番組を視聴したことの「ある/なし」で作品に対する印象が変わるのではないでしょうか。
視聴したことのある方は、お兄さんやお姉さんが子どもたちの前で元気いっぱい頑張っているシーンが目に浮かぶと思います。
そう、この作品の描く闇は、目に浮かぶシーンとの落差が半端無いんです。

きっとリアルのお兄さん、お姉さんもきっと闇の一つや二つは抱えていると思います。
そんな素振りは微塵も見られませんけれど…
ですが、この作品のお兄さん、お姉さんは違います。
お姉さんが収録中に毒を吐くことは殆どありませんが、体操のお兄さんは爽やかな表情から想像できない台詞が漏れ出てくるんですよね…

でも、この作品で個人的に失笑を禁じえなかったのは、「ママンとトゥギャザー」に登場するキャラクターたちです。
お兄さん、お姉さんたちが番組内のコーナーによって着ぐるみで奮闘するのですが、このキャラがメッチャシュールなんです。
少し下に紹介します。

番組コーナー:しのびのやくみ
歌のお姉さん:くノ一のもみじ(名前はもみじおろしに由来)
歌のお姉さん:忍者の葱之助(名前はネギに由来)
体操のお兄さん:台風でダメになったシソの怨念から生まれたシソの神。

番組コーナー:全力あいさつ こんにちは隊
歌のお姉さん:チャイナドレスを着るミス・ニーハオ
歌のお姉さん:闘牛士のミスター・オーラ
体操のお兄さん:保存袋を付け忘れられたフランスパンの怨念から生まれたボンジュールマン

見て気付くと思いますが、体操のお兄さんだけ扱いが違うんです。
歌のお兄さん、お姉さんは普通のキャラなのに、何故体操のお兄さんだけ怨念繋がり…!?
しかも着ぐるみも一人だけ明らかに異質なんです。
それは、番組に参加していた子どもにも言われていました。
「どうして体操のお兄さんだけ、そんななの?」
間違いなく理由を一番知りたいのは体操のお兄さんでしょうに…

そんな体操のお兄さんの表情には少し翳りがあり目は斜め45度下に伏せている感じ…
そこに神谷浩史さんの声がキャラにのってくるんです。
思わす吹き出さずにはいられないシーンがいくつもありましたよ^^

思わず吹き出してしまった理由の一つに豪華なキャスト陣が挙げられます。
体操のお兄さんに神谷浩史さん、歌のお兄さんに宮野真守さん、歌のお姉さんに奈々様、この3人をサポートする「ウサオ君」役に杉田智和さん、「クマオ君」役に中村悠一さんが起用されているのですから…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、歌のお兄さん(宮野真守さん)とうたのお姉さん(奈々様)による「ABC体操」
エンディングテーマは、宮野真守さんによる「Dream on」

1クール全12話の物語でした。
個人的にはしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

うーん

時折、イラッとくるんだよなあ。面白くなりてえってなんだよ。そこはどうでもいいか。
見終わったあとに何にイラッときたのか忘れた。
時々、笑った気もするし、まあいいや。
ただそこまで好きにはなれなかった。一応最後まで見たわけだが。
なんだか愛が足りん。愛が欲しい。
見なくてもよかったかもしれん。喫煙描写がくどい。そんないらない。

声優は無駄に豪華。
まもと水樹奈々様が神だったという感想しかない。歌声の無駄遣いかな?
作中の歌のタイトルは面白い。
水樹奈々様は結婚しているから逆にこの役ができたのかも。演歌ルーツって...


OP
ABC体操 いけてるお兄さん(宮野真守)とうたのお姉さん(水樹奈々)ED
Dream on宮野真守
挿入歌
傘持ってないときに限って雨降るのなんで うたのお姉さん(水樹奈々)得手不得手 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
猫が何もない空間を見てる うたのお姉さん(水樹奈々)
袖かと思ったら襟ぐり 子どもたち
浪花の恋のペアルック 多田野詩乃(水樹奈々)もしくは追出やす子(水樹奈々)
エンドレス猛暑 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
極寒スパイラル いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
どうせそんな人生
うらみちお兄さん(神谷浩史)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。通称“うらみちお兄さん”は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。でも、ときどき垣間見えちゃう“裏”の顔。しんどい、辛い、何もしたくない。不安定なメンタルからポロッと漏れる大人の闇に、子どもたちもドン引き気味……!?それでも大人は前を向く。世の中に希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても……!「教育番組のお兄さんとして、その期待に……応えたい」大人になったよい子に贈る、“後ろ向き”の人生讃歌。


1. 第1話 うらみちお兄さん
教育番組「ママンとトゥギャザー」で子どもたちに笑顔を振りまく「うらみちお兄さん」こと、表田裏道。しかし気を抜くと疲れ切った顔を見せ、後ろ向きな発言を連発! 爽やかな笑顔の裏には、あふれ出る大人の悲哀が隠されていた……!?

2. 第2話 先輩と後輩
スタジオ入りした裏道はいつになく上機嫌☆ 束の間のメンタル無敵モードに賭けて、番組収録に臨もうとするが……。一方、子どもたちに歌を届ける詩乃も、あるおたよりをきっかけに豹変! 傷ついた大人たちはどこへ向かう!?

3. 第3話 手洗いうがいは大切に
今日から新コーナーがスタート♪ しかし、裏道は凍り付く。衣装がヒドい上、役に入り切った池照と番組内で戦うハメになり……。またある日、裏道は兎原の策略で苦手な絵をアドリブで描かされることになってしまう。

4. 第4話 エンドレス猛暑
夏に放送するミュージックビデオの撮影日。海に来たものの、この日は冬まっただ中。ぬくもりを失っていく裏道が、スイカ風の冬瓜とともに着ぐるみの兎原を並べ……。果たして、裏道は過酷なロケを乗り越えられるのか!?

5. 第5話 この公演が終わったら
ディレクターから厳しいダメ出しをされ、あまりに適当なアイデアを出された裏道。大人だから、死んだ目で従おうとするが……。そんな中、番組のコンサートの日がやって来る。しかし、そこにも様々な罠が待っていた!
その他の購入オプション
ウォッチパーティ
6. 第6話 思い出せない例のあれ
モノの名前が思い出せずに上の空、かと思えば連休前に大はしゃぎ。相変わらず情緒不安定な裏道だが、その連休を潰す悪夢のイベントが。それは、全員参加の慰安旅行! 何が起こるかわからないドキドキの温泉旅行が始まる☆

7. 第7話 一人でできるもん
出演者そっちのけで決まっていく微妙な新コーナーに、絶望的な表情を浮かべる裏道と池照。それでも池照はノリノリで役に入り込むが、あるモノを前にして急に震え出してしまう。さらに家庭でも問題が発生したと言い……!?

8. 第8話 忖度と良心
番組収録中に男の子が一人ぐずってしまう。そんな男の子に裏道がかけた言葉は……。一方、ウサオとクマオは呼び込みがあったにもかかわらず、なかなか出てこない。2人の間に、一体何が!?

9. 第9話 最近の若い子
いよいよクリスマス☆ 大人も子どもも浮き足立つ中、師走の激務が裏道を襲う。企画販売部の木角に呼ばれた裏道は、そこで彼の闇に触れ……。さらには年末恒例の面倒ごとまで! ちゃんと仕事納めはできるのか!?

10. 第10話 極寒スパイラル
今度は猛暑の中、冬用のミュージックビデオ撮影が行われることに。暑苦しいわりに要領を得ない出木田の指示に、呆れたり、朦朧としたりと出演者の精神力が削られていく。なかでも、普段はクールな熊谷の様子がおかしく……。

11. 第11話 運命の出会い
寝違えて首を痛めた裏道。寄る年波を噛みしめながら収録を終えると、衝撃の事実が耳に入ってくる。この日、「左右確認」の大切さを教える交通安全の映像を録り直すことになったのだ。一緒に人生の安全確認を学ぼう!

12. 第12話 不器用な笑顔
裏道のある言葉を聞いて、兎原と熊谷は彼との出会いを振り返る。それは体育大時代。体操のスター選手だった裏道が、2人の相部屋にたまたま居候してきたのが始まりだった。彼はあまりにまっすぐな先輩だったのだが……

13. 第13話 Forever『ママンとトゥギャザー』
この期に及んでも新たな企画を求められたり、後輩から飲みに誘われたり。今日も笑顔を振りまき無感情。何かが起こりそうで起こらない、でもちょっとした事件が起こってしまう、そんな裏道の行く末やいかに……!?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

66.5 172 2021年度アニメランキング172位
ワールドウィッチーズ発進しますっ!(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (70)
302人が棚に入れました
突如、出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合軍を組んだ。 ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った少女たちだけだった・・・のだが・・・ いつまでたっても人類の敵・ネウロイはやってこず・・・ 戦闘ではなくグータラな毎日を過ごす世界各国のウィッチたち。 今回は501部隊だけでなく、502部隊「ブレイブウィッチーズ」の日常も追うっ! ネウロイと戦わない魔女(うぃっち)達のおかしな日常劇第2弾が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、加隈亜衣、世戸さおり、末柄里恵、名塚佳織、村川梨衣、沢城みゆき、高森奈津美、田中理恵、石田嘉代、園崎未恵、原由実、野川さくら、照井春佳、斎藤千和、水谷麻鈴、小清水亜美、五十嵐裕美、門脇舞以、佐藤利奈、大橋歩夕

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なかなか発進しないが、発信はするようです。

【紹介】
ストライクウィッチーズ・ブレイブウィッチーズのスピンオフ作品。
アンソロジーコミックをそのままアニメ化したような作品だ。
戦闘はなく、501、502のウィッチたちの日常シーンをお送りする15分アニメ。
異世界かるてっとみたいなもんかな。

完全にシリーズファン向けのファンサービス作品ですので、よく知らない人は黙って切るのではなく、とりあえずストライクウィッチーズとブレイブウィッチーズを視聴しましょう。

【キャラクター】
バルクホルン、ハルトマンのコンビが好き。

【総評】
ウィッチたちのゆるふわ日常生活を描くギャグアニメで、戦闘とはほとんど関係ないエピソードが多くて完全にシリーズファン向けなアニメ。
絵は本編より全体的に頭身がちょっと低めで可愛くデフォルメされていて良い。
私はこのシリーズとても好きなのでとても楽しめたけど、ファン以外はおよびでない感じですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2つの航空団、それぞれの日常

原作未読 全12話 1話15分枠のショートアニメ

「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」の2期です。1期から観なくても良いかもしれませんが、本編は観ないと関係性が分からないと思います。

第501統合戦闘航空団ストライクウィチーズと第502統合戦闘航空団ブレイブウィチーズの日常をコミカルに描いた作品です。

2つの部隊が絡むところは少なく、それぞれの部隊で起こる日常の出来事を描いていますね。

個人的には502が出てきたので楽しさが広がりました。

OPは、このシリーズお馴染みの石田燿子さん、EDはその時の話で活躍したキャラクターたちが歌っています。

最後に、特に宮藤さんはギャップが凄かったですねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストパンワールドは広く、際限がない!

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ストパンのスピンオフ。501と502の面々の日常系アニメ。15分枠なんで、サクサク観られます。

完全にファン向けで、彼女らのキャラクターが分かっていると、倍楽しめると思います。

あと、これ余談なんですけど、キャラの確認するためにストパンのWikipedia覗いたんですけど、最初の青い部分があんなに長いページを初めて見ました(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本は501を楽しみにいつも観ていた。

映画を撮るという縦軸をしっかり作りながら、各キャラの特徴を掘り下げていた。

個人的に好きだったのは、イェーガーが出張先で色々やらかして、それを誤魔化そうと奮起していた話。本編同様、素敵なトラブルメーカーだった(笑)

502に関しては、アベレージは高くないものの、やっぱりニパは可愛いな~と。特に8話の寒中水泳のクダリはかなり笑えましたw

ちょっとした不満としては、せっかくのスピンオフなのだから、501と502が絡む話が観たかったかな。そこだけ残念でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
前線で家事手伝い(笑) 再生数(笑) 料理の油跳ね(笑) 魚を治療して刺身(笑) 

2話目 ☆3
ひかり編。502。懐かしいな。可愛い字(笑)

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆3
ウソに追い詰められる(笑) マーラー(笑)

6話目 ☆3
やっぱり完全にナルト。ニパ、可愛いよな。

7話目 ☆


8話目 ☆4
寒中水泳、楽しい(笑) ニパくんにはがっかりだよ(笑) 私たちは大丈夫(笑) 6セット、流石フィンランド人(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

66.4 173 2021年度アニメランキング173位
SELECTION PROJECT(セレプロ)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (133)
280人が棚に入れました
ずっとずっと憧れたあの場所へ毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門「SELECTION PROJECT」それはアイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台。そして、伝説のアイドル「天沢 灯」が生まれた場所。美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼い頃から病弱だった彼女は、病室のベッドの中で何度も灯の歌を聴いた。たくさんの笑顔と勇気をくれた彼女の歌声。誰かの支えになれるような、誰かを笑顔にできるような、誰かに幸せを届けられるような……「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」中学校最後の夏、鈴音は夢を叶えるために、第7回「SELECTION PROJECT」への挑戦を決める。SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、人並外れた魅力を持っている子ばかり。それでも、何千人の候補者のなかから選ばれるスターはたったの数名。いま、夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまる――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハロプロのオーディション合宿を連想しますね。

第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

あにこれのあらすじにもある通り、作品タイトルになっている「SELECTION PROJECT」は作中でのアイドルオーディションの呼称でもあります。

マニアックというか、視聴者を選びそうなアニメですね。アイドルを扱うアニメはわりとたくさん作られていると思うのですが、オーディションをメインに据えた作品ってあんまりない気がします。

日本全国を9ブロックに分けての地区予選を行った後、さらにオーディション合宿を行って合格者を選抜するそうです。そして地区予選や合宿の様子はテレビ番組として放送宇されたり、今風にネットでライブ配信されたりする設定になっています。

で、ライブ配信はさておきオーディション密着ドキュメンタリー番組が放送されるという作中設定に既視感を覚えたんですが、そういえばかのモーニング娘。は結成以来、何度も追加メンバーオーディションを行ってそこでの最終審査がオーディション合宿だったというのを思い出しました。

最近の事情は良く知らないのですが、2000年前後のテレビ東京系列では、当時のオーディション合宿のドキュメンタリー番組が放送されていたと記憶しています。

そういった番組の放送当時、合宿中に課題が出されたり候補生同士が衝突したりといった様子をテレビで観ていたわけなんですが、このアニメの作りはその頃のテレビの様子と重ねるとそこそこのリアリティがあって、個人的には結構楽しくこのアニメを観ることができています。

「SELECTION PROJECT」は最終的な合格者数が決められていない設定みたいなんですが、その辺りもハロプロのオーディション合宿と重なりますね。

このアニメはそういうライブ感的な物に馴染みがある/楽しめる方向きの作品だと思います。そういう意味では結果が茶番だったとしても自分は満足できる気がするので、たぶん最終回まで視聴すると思います。

==
2022.2.21追記:
最終回を観終わってからだいぶん経ってしまいましたが、更新します。

特に最後の2話が「ええっ!」っていうツッコミどころ満載な本作でしたが、作中世界のセレプロ番組視聴者はあの番組進行は演出としか思わないんだろうなと考えると、病院のシーンなどシリアスだったはずなのにちょっと笑ってしまいますよね。

実はなんだかんだいって、OP主題歌「Glorious Days」はけっこう好きな楽曲でした。アニメーション的には最終話で披露されたダンスショットバージョンよりも、実はOPの方が好きだったりします。

特にサビ入り前の9人が横一線に並んでいてザザザザ……って感じで画面向かって左からポーズを取っていくシーンが好きですね。あそこはさすがの動画工房クオリティ(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

皆んな可愛い

結構面白かったんですけど、評価低いですね(^^;
実は私アイドル物のアニメほとんど観たことなくて、たまたまなんですけどね、このオーディションのアニメは初めて観ました。それが新鮮で良かったのと、作画が良いです、キャラ絵も良く女の子キャラ可愛い。しかも人数多め、美少女キャラ好きなんでそれだけで、楽しく観れちゃうんですよね。

話はツッコミ所が多いのは分かります。序盤の展開からラッキーすぎるやろと思います。あと、ライバル同士のはずなのに仲が良すぎるとか、オーディションだからぴりぴりした空気になるんじゃないかなぁとか。
でも、仲良く助け合って頑張る美少女達も微笑ましく思ったり。中盤辺りからシビアな展開になり、普通は無いやろと思いつつ、結構面白く観ました。
結局、私にはツッコミ所があまり気にならなかったんですよ。初めて観るジャンルだからかもしれません。
ただ、終盤さすがに会社ずるいなとは思いました、あんな風貌の社長なのに。

ライブシーンは良かったですよ、よく動くし曲は普通だけど雰囲気良いし。あと、配信サービス目線の演出でインタビューに答えたり、日常生活見せたりするのは好きでした。やり過ぎて盗撮みたいになってる所もありましたが(^^;

私は普通にお勧めしますね。有名なアイドルアニメとか観て詳しい人以外にですが…

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アイドルオーディション

全13話

アイドルを目指す少女たちが、伝説のアイドルが生まれた全国アイドルオーディションに挑み、各ブロックで選ばれた9人の少女たちが合宿をしながら更なる試練に挑戦しデビューを夢見るお話です。

一緒に仲良く合宿していてもお互いライバル、いつ脱落するか分からないサバイバルようなお話ですが、そういった緊張感はありませんでした。

引っかかったのが
{netabare}

主人公が代表に選ばれたものではないこと。

各ユニットを組んでのエール数をクリアしなければいけないところをギリギリまで意地はって組もうとしなかったこと

水着の件は、事前に想定していなかったのかということ

せっかく仲良くなったのに、お姉さんの心臓を移植した件でもめたこと

最終オーディションを自分たちの投票で2人不合格にすること。全員自分の名前を書いて全員不合格にしたことは、色々な作品で観るような苦楽をともに修行していたものたちが、最後は殺し合って生き残ることで合格になるような感じがするので後味悪くなりますね。

終盤で涼音が倒れた後、目覚めてすぐの復帰の件はあまりにも性急しすぎたこと

{/netabare}
アイドルオーデション番組というのを観たことはないのですが、私的にはついていけない部分が多かったですね。

現実にはどうかわかりませんが、次第にエスカレートするオーディション内容に疑問が出てしまいました。

お話は綺麗に終わっていますが、私には合いませんでしたね。

OP・EDはアイドル候補生9人の方たちが歌っています。

最後に、九州の代表の方が福岡みたいだったので福岡の景色が出てきたのは良かったですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

66.3 174 2021年度アニメランキング174位
回復術士のやり直し(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (456)
1090人が棚に入れました
【癒】の勇者としての素質に目覚め、勇者たちと世界を救う冒険の旅に出ることになった少年・ケヤル。しかし戦闘能力のない回復術士には、勇者たちにその能力を搾取され虐待を受ける日々が待っていた。自由と尊厳を奪われ、自我すらも失いかけたケヤルはある日、正気を取り戻し《回復》の真実に辿り着く。《回復》はただの癒やしではない。《回復》は世界を、人を、根源から揺るがす力である、と。ケヤルは世界そのものを《回復》し、四年前からすべてを“やり直す"ことを決意する。そして勇者たちへの報復に胸を躍らせるのだった……。「さあ、パーティー<復讐>のはじまりだ─」

声優・キャラクター
保住有哉、渋谷彩乃、石上静香、相川奈都姫、高森奈津美、津田美波、ふじたまみ、稲田徹

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

個人的には神アニメになってしまいました(追記あり:北米版BDを購入して)。

>3話まで視聴して
原作未読です。

1話観た段階では、単純に”なろう系作品”の過激エロ版??・・といった印象。

2話観終えた時点で、「あれっ?結構、面白くないかコレ?」って思って

3話観終えた時点で、それは確信に変わりました!。


面白いです!!。

たしかに完全にほぼエロゲなんですが、かなり良質エロゲなのでは??(詳しくないw)。
もしエロゲ版あるなら買ってもいいくらいだし
それがアニメで毎週観れるというのも、これはこれでかなりありがたい!。


個人的に何が高評価なのかというと
単純な安易なエロイベントの乱発とかではなく
登場人物たちの置かれた環境における絶望がしっかり描かれている。

渦巻く人々の悪意、裏切り、策略など
また恨み恨まれといった連鎖
人間の本質をえぐって描いているあたりなど

今、思い浮かぶのは、コードギアスやひぐらし(初期TV版)
等の要素をしっかり取り込んだ、良質エロゲ!
といったところでしょうか?。


1話2話では見えてこなかった
主要キャラ2名(主人公とフレア)も
3話の時点で、自分の中でかなり魅力的に変化してきました!。
これは話の構成が上手いのでしょうね。

フレアの中の声優さんも、素晴らしい演技されていて
魅力的な演技に感じています!。
これを機に、今後も羽ばたいていかれることでしょう。

4話以降もさらに主要キャラが増えていきそうなので、目が離せませんね!。


-------------------------------------------------
>6話まで視聴して
3話までで感じた確信はゆるぎないです!。

毎週楽しみで仕方ないですし
毎週期待を越えてくる、いろんな意味での”濃さ”が素晴らしい!!。
よくあれだけの要素を詰め込んで
なおかつ成立させていることに驚愕っ。

とにかくアニメ化スタッフ様方が、かなり優秀なのでは??。


まず、ケアルの幼い顔であの言動・・は、ホントイライラさせられますw(誉め言葉)。
それを逆手にとった展開や演出に唸ります!。

作り物?であるかもしれませんが
ケアルガでみせる表情や、おだやかな語り口調にはかなり好感^^。
(ここはケアルガの声優さん絶賛^^)
・・かと思えば1周目で受けた苦しみへの本音吐露と憎しみの感情爆発表情!。

物語の展開や重要なセリフ、キーワードなどの随所に
コードギアス感が溢れてしまってますw。

・・ここは、むしろエロ特化した同人劣化ルルーシュ?
的な楽しみ方もできてしまって、残念ながら評価は下がりません><。

下手したら、単純なパクリといわれてしまうかもですが
この物語にあわせた、新たな上手い使い方、再構成がなされてるので文句なしですね^^。


作品の3種類のバージョン違い!?
(2種は知ってたが3種あるのは今調べて知ったw)・・も見逃せません!。

・テレビ放送版
・やり直し版
・完全回復版

はい。完全回復版というネーミングセンスも秀逸ですし
テレビ放送版も、単純なただの光規制にとどまらず
どこか、のんのんびより的な素晴らしい自然の背景と
時間が止まったかのような、ゆるやかな平和な時間の流れが表現されていますw。

これは、2度・3度おいしい♪。


主人公があまりにゲスいという評をよく目にしますが
1周目であれだけのことをされてしまった人間が
正常でいられることは、まずありえないでしょう><。

本人も語っていますが、いろいろ壊れてしまっています・・。。

でも、壊れてしまっているながらも、なんとかしようとしているところ

なんだかんだいいながらも
時折見せる人間らしさ・・。


また、ただの狂気に描かれているようなところも
それらは本来人間があらゆる両面持ち合わせてるところ・・?
と感じさせられるような
突っ込んで描かれたようなものに、なにか惹かれてしまうのです^^。


音楽面ではED曲がとにかく素晴らしい!!。
3連符??のところのリズム感と世界観の変化が心地よく
まず最初に本作を好きにさせられた要因は
間違いなくこのED曲でした♪。


-------------------------------------------------
>12話まで視聴して
結論から言うと1話から12話まで終始完璧でした!。

エロ系に寄った作品って、序盤数話までは素晴らしいと感じた作品でも
後半はネタ切れ等で失速してしまうことが多いように感じますが
本作は、毎回ネタの捻り方が秀逸でした♪。

特に10話での日笠さん登場は完全に予想外の神展開&神キャストでした!!(絶賛)。


最終話のラストは、若干説明的な感じにもなってしまってましたが
ケヤルガの心情変化描写が描かれていた点がよかった。
(もちろんそのままを鵜呑みにしてるわけではなく)


終盤で仲良くなった彼って魔族だったのですね。
ずっと人間だと思ってました。
生存させておいてほしかったな~。


ケヤルガは心を開いてしまって自分が変わってしまうことを恐れてるのですね・・。
本来の王道正義もの作品では、そっちルートが正解なのかもしれませんが
ケヤルガは1周目で受けた自身への凌辱によって
ほぼ完全に(99%くらい?)壊れてしまっているので
そちらの方にケリをつけない限りは
もう前に進めなくなってしまっているように感じられます。

でも、時々、わずかに残っている1%の良心のケヤルガが見え隠れする
ところがグッときます。
でも99%の壊れケヤルガによって、打ち消されてしまうのですが・・。
(仲良くなった彼を助けない結果になってしまうあたりも)


あと、毎回のエロ描写ですが
ケヤルガは1周目で受けた自身への凌辱によって
日課となってしまっているので(立場は逆ではあるが)

逆に壊れてしまってるがゆえに
この日課をこなすことで安心感を得たり
自我が保てているようにも感じられてしまいます。
限られたコミュニケーション手段の1つなのかもですね・・><。

まあ日課ならば仕方ない?・・ですか。。


ああ、書き忘れるところでしたが
クライマックスでの戦闘シーン描写もなかなかよかったように思いました。

あと、キャラデザは文句なしの満点です!!。


はい。2期切望します!。


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>北米版BDを購入して
国内版BDの購入をずっと迷ってましたが金額との折り合いがつかず、ずっと保留にしていましたが
北米版BDが発売されたことを知りました。

レビューでは強制字幕が消せないとあったので、そこがひっかかってたのですが
金額が国内版に比べて圧倒的にリーズナブルだったため、強制字幕を納得したうえで買ってみました。

で、まず家庭用のBDレコーダーで再生を試みたところ再生できませんでした。
リージョンコードは問題ないのですが、国コードロックで機種によっては再生できないようです。

次にPS4で再生してみたところ、再生できました。
ただし、強制字幕は消せませんでした。
まあこれはこれで、英語に親しむ教材に・・。なる?。
・・まあ視聴には問題ないのですが、消せるものなら消したい・・のが本音です。

次にパソコンでの某社の有料再生ソフトで試したところ
最初、再生できなかったのですが
国コードを変更したら再生できました^^。
ただし、強制字幕は消せなかったので、PS4と同じ結果でした。

最後に、無料再生ソフトを試してみたところ、設定で消せました^^。
ただし、日本製の再生ソフトではないので、もろもろ自己責任で・・ということですね。。
まあでも、やはり快適に視聴できたので、結果満足でした。


ひさびさの再視聴でしたが、評価が揺らぐことは全くありませんでした!。
むしろ盤石に。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲスの極みケヤル

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
う~ん、評価が難しいな~。快か不快かで言えば、不快なんだけど、面白いかつまんないかで言えば、面白い、、、ような気がしないわけでもない(笑)

これは、エロいアニメではない。ストーリーをもったアダルトアニメだ(笑)

紙屑のように虐げられた主人公(ケヤル)の心が歪み、世界にリベンジしていく話。ほぼエロゲーといえるひどいエロ描写。離脱する人も多いだろうな~と思います。

ちなみに、私は、A-TXの「完全無修せ、、、」じゃなかった、「完全回復版」で視聴です( ・`д・´)キリッ

これを☆1にしている人がいても、「そうだよね」って思うし、☆5にしている人がいても、「そうなんだね」って思う。どちらも理解できる。

「アニメは嗜好品」だから「良し悪しより、好き嫌いが大事」という私の信条からすれば、正に「嗜好品」という作品でした。好きな人は、褒め称えれば良い。嫌いな人は、貶し尽くせば良い。

レビューでは、こんなアニメなのに、ケヤルの心情なんかを真面目に考察してみたいと思います(ちょっとふざけた後にw)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品から、エロを引いて、攻撃手段をヒールに限定できていれば、名作になったかもしれない。

直す、治す、の範囲でできること。そこにはこだわって欲しかったな~。

まあ、ヒール=再生、なので、拡大解釈で「創造」が出来るという話なんでしょう(記憶とか顔とか)。ただ、細胞を過剰に再生させて破壊するのは分かるけど、相手の記憶やスキルを奪える理屈はよく分かりませんでしたね。まあ、エロのついでなのでしょうが。

さて、本作の特徴です。

意味のないエロは嫌いだが、意味の無さすぎるエロはリアルなのかもしれない。

例えば、「透明人間になったら何をするか」と問われたら、男の99%は女湯を覗きに行くと考えるはずだ(剣道部調べw)。エロ以外を答える人は、1%の聖人君子と、99%のムッツリスケベであると断言する(笑)

普通の男が異世界で、理不尽な能力をもったら、世界を救うより、普通にエロいことするよな~と思う。

だから、ある意味ケヤルは真っ当。色々理由をこねくりまわしたりせず、「ただヤりたいから(娯楽で)ヤる」というのは、潔い。最も、女性の目線に立った時、ケヤルの行為や動機は許せるものではなく、正に「ゲスの極み」だと思う。

ということで、本作、不快です。ただ、そもそも不快さを売りにしている作品で、主人公も、実は善人とか世界の為にとかではなく、極々個人的な欲望のために、悪を成していく。そこを徹底して描く、安っぽさ、無意味さ、残酷さ。なんの深みもないけれど、そもそも、深くないアニメだと開き直られれば、なんか否定しにくい。

そんな不安材料ばかりの本作がギリギリ破綻していないのは、ケヤルが元々は善人で、それを理不尽な暴力によって歪められたという前提(過去)があるから。

私は昔から(アニメでよくある)、「復讐なんて何も生み出さない」というメッセージが、あまり心に響かない。

例えば自分の大切な人が、理不尽な悪意によって奪われた時、確かに復讐してもその人は甦らないかもしれないけれど、だからと言って加害者がのうのうと生きているのは、はらわたが煮えくり返る。

勿論、復讐だろうがなんだろうが、行為自体は正当化されないから、自分自身もなんらかの罰は受けるのは当然。でも簡単に第3者が、「復讐は無意味」とは言えない気はしている。だからこそ、それを高い倫理観や自制心、あるいは、亡くなった大切な人の為にも抑え込んでいる人は、尊敬に値すると思う。

本作のケヤルは、始めは復讐が手段だった。自分が幸せに暮らすための。しかし、徐々に復讐が目的化してくる。復讐依存症、復讐することが幸せになってくる。だって、彼はもうすでに精神に異常をきたしているから。

彼にとって、元々フレアは1番の復讐対象で、始めは道具扱い。自分と境遇の近いセツナや、愛するイヴだけは大切にしたいと思うという、確かな差別化があった。

しかし、フレアではなく、自らが作り出したフレイアには愛着を持つなど、どうやら自分で自分の感情をコントロール出来ていない様子(まあ、女に甘く、男には無慈悲なだけとも言えるけど)。それは、「ケヤルが狂っている」からでも説明つくが、「復讐心の薄れ」ともとれる。

ケヤルが「復讐心がなくなるのが怖い」と言うのは、彼が生まれながらの快楽殺人者ではなく、後天的な復讐依存者だからではないだろうか。

もし、「復讐」という大義名分を、あるいは、復讐対象を失った時、彼は彼が行ってきた残虐非道に耐えられるのだろうか? もしかしたら、彼が復讐を完遂した瞬間が、彼が本当に壊れる時なのかもしれない。

ここからは妄想だが、そんな彼が自らを守るために、せっかく築き上げた幸せな環境を捨て、再び愛するイヴの心臓を奪い、また「復讐」を行うために世界をヒールするとしたら。3周目、4周目と、悲劇を繰り返し続けたなら。

悲しい男の物語として、私は本作を高く評価することになると思います。二期があったら、確実に観ます。

もっとも、今後もただひたすらにエロを貪り尽くすだけの可能性も、かなりありますがね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
なるほど、世界を癒して2周目ね。エロアニメ? ん? 面白いか?

2話目 ☆1
復讐、とはいえ、胸くそ悪いな。ガッツリエロアニメに。判断が難しい、面白い要素もある。

3話目 ☆3
やはり、エロ描写、必要か? 残酷描写、暴力描写はあっても良いと思うけど。変態とレズとホモ。

4話目 ☆2
ガッチリエロゲだな。体液で、て、なぜ? そして、立ちバック(苦笑)

5話目 ☆2
ほぼAV(苦笑) いや、完全にAV(笑)

6話目 ☆3
人を呪わば穴2つ。死んだ人は甦らせない? 一応、自分なりのロジックはあるんだね。

7話目 ☆3
民意を操る。復讐の肯定。刹那はお気に入り扱いなのね。

8話目 ☆4
献血が税金ね。次は、魔王とヤるとしか思えない(笑) それは、魔王も焦るよな(笑) 魔王、チョロ可愛い(笑) 

9話目 ☆3
戦争の終結か、まおゆう、を観た後は浅く見えるよな。復讐は楽しいと言い切るのが、個性だな。

10話目 ☆3
まあ、目的は殺すことじゃなく、復讐だもんな。

11話目 ☆3
予想よりは、わりとあっさり殺したな。三英雄、勇者より強いのか。復讐狂い。

12話目 ☆2
ちょっとあっさり。復讐、そんなもんで良いの?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何だ、ただのエロアニメじゃなかったのか?

原作未読。(完全回復VERにて)最終話まで視聴(笑)。

例のあのエロシーンですよね。
評価の分かれ目は・・・。
『必要か?不必要か?』みたいな話。
正直、あのシーンが無ければ、もう少し評価が良かったんじゃないかなと思います。
作品の品格を下げてしまっている。
わざわざ絵にしなくても、表現できる方法はいくらでもあるだろうに・・・、って。

主人公がひたすら復讐を果たしていく物語。
復讐に値するだけの愚行と愚民たち。
ここがきちんと描かれているので、復讐劇自体に不快感はあまりない。

主人公が回復術士というのも面白い。
第2話の{netabare}指を折る⇒治癒魔法で治すの{/netabare}ループは、確かに復讐っぽい。
ただ、それ以降の{netabare}『姿を変える』とか『記憶を変える』{/netabare}とかいうのは、”回復職の役割だっけ?”ってなっちゃう。

だけど、何かしないと、マンネリになっちゃうし、ここがこの作品の急所かな?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

66.3 174 2021年度アニメランキング174位
鹿の王 ユナと約束の旅(アニメ映画)

2021年9月10日
★★★★☆ 3.4 (37)
207人が棚に入れました
強大な帝国にのまれていく故郷を守るために戦う戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の“絆"の物語。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

原作は大変素晴らしいのですが…時間が…

このアニメは、上橋菜穂子さんの小説『鹿の王』を原作にしています。
『鹿の王』は2015年に本屋大賞を受賞した素晴らしい小説で、上橋さんの世界観がにじみ出ています。

但し、その内容は、分厚い上下巻の二冊分。とても映画の2時間以内に圧縮できるものではありません。
例えるならば、同じ上橋菜穂子さん原作でNHKで放送された『獣の奏者エリン』50話分を2時間に収めるようなものです。
だから無理があります。どうしても原作どおりではなく、途中から時間配分を考慮したオリジナルストーリーにせざるを得なくなります。
おそらく監督さんは、そこに大変悩まれたことでしょう。

原作と違えても、同じ世界観であれば良かったのですが…、私には上橋さんの世界観ではなく、風の谷のナウシカの世界観のような気がしました。
そして、なじみのない言葉が頻繁に使用されますが、その説明が時間の都合で一度しかない。または文字だけでの説明のために理解しずらく、結果として感情移入しにくい映画となってしまったようです。

原作だと主人公ヴァンと狩人サエの卓越した能力とお互いが魅かれ合う様子がしっかりと描かれていましたが、それもあまり描かれていません。
逆に人間では起こしえない妖怪(怪獣)のような原作には無い力が多く描かれていたのが残念でした。

原作では実は、主人公は二人います。ヴァンだけではなく、もう一人、天才医師のホッサルも主人公でした。
映画ではホッサルの熱意や努力、あくなき追求心は、原作と変わりなく描かれていました。
伝染病の対処方法をつきとめるべく努力する様子は見ごたえがあります。

最後に、ヒロインのユナですが、もう少し可愛く描かれていたならば、この映画はもっと魅力がでたと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

迷信もかき分けて真相に迫る医術

【あらすじ】
{netabare}アカファ人には罹らず、東乎瑠(ツオル)人には罹るという謎の病・黒狼熱(ミツツァル)が、
東乎瑠帝国の聖地への侵略を止めた歴史が残るアカファ王国。
帝国が再び侵攻する中、再び襲い来る病には、政治的な陰謀の匂いが。

病で壊滅した岩塩坑にて生き残ったアカファの奴隷で元・戦士団・独角(どっかく)のヴァン。
彼が守りたい、もう一人の病耐性者の幼女・ユナ。
病撲滅の鍵を握る二人には様々な勢力の思惑が入り乱れる。

帝国の天才医師・ホッサルは黒狼熱の治療法を探る中で、ヴァンたちと出会う。{/netabare}

上橋 菜穂子氏の小説(単行本版を購読済)の劇場アニメ化作品。


【物語 3.5点】
尺不足。

ストーリー自体はシンプルなので詰め込んでも破綻はしない。
ヴァンはユナを守る。ホッサルは病の真相を探る。それだけ。
だが、物語を彩る複雑な政治事情、
征服民と被征服民との間の割り切れない諸問題。
上・下巻1000頁超に広がった原作の豊潤な人間模様は取捨選択を余儀なくされる。

主題である病と人間の関係については、
被征服民には罹らない病は征服民への呪いという疑心暗鬼などのポイントは押さえて。
戦乱で傷ついた男・ヴァンを癒やす”家族愛”については、
幼女・ユナとの触れ合いに集約して、どうにかまとめ上げた感。


文明レベルは、気球が浮かぶなど、もう数歩で近代に手が届きそうな中央アジア風。
病は神の意志という宗教的迷信に対して、
医師・ホッサルは微生物の感染が病を引き起こす西洋医学的な仮説に迫る段階だが、
顕微鏡で一目瞭然とまでは行かないもどかしさ。
(ラストでは{netabare}ちゃんと顕微鏡開発されてましたが{/netabare})

医療ドラマとしての魅力も映像化されるが、背景を知らない原作未読組が、
予備知識なしで放り込まれて、理解できるかどうか……。

公式HP記載の人物相関図、"玉眼来訪"などの専門用語辺りは、
ネタバレではなく、作品理解の前提条件。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・Production I.G

精巧に再現された気候風土、生態系、文化、風俗。
文化人類学者でもある原作者による、民族の風習が核心に結び付く物語。
小物や衣装の設定一つ一つが作品の根幹であり手を抜いてはいけない。
同原作者の『精霊の守り人』TVアニメ化で勝手知ったる同スタジオが高いハードルをクリア。


圧巻なのが動物アクション。
元ジブリのスタッフも多数参加する本作の動物の躍動感は『もののけ姫』を想起。

スタッフは中央アジア風集落再現のためにモンゴルにロケハンを敢行。
下馬した人物が馬の首の下をくぐって前に出る何気ない動作に、
これは牧畜生活を相当研究したのでは?と私は背筋を伸ばされました。
暴れ飛鹿(ピュイカ)を馴致する一連の過程。
転倒した騎馬に巻き込まれた隣の騎手の連鎖的な落馬の動画。
動物の作画に関しては日本アニメ史上でも屈指の出来栄え。


セリフでさばき切れない膨大な情報量も、背景、作画が担う。
重要な伏線も作画で示唆されるため片時も目が離せない。
冒頭タイトルが出るまでの約10分、ほとんどセリフがないシーンが続きますが、
ここで作画から感じ取るピント調節ができねば、飛鹿からふり落とされるのは必定。
感性のギアを上げて喰らいつきましょう。


【キャラ 3.5点】
主人公ヴァンはゴツい中年男で妻子と死別→戦で破れ奴隷転落。
年齢と苦労を重ねた希少な主人公を堪能できるのも、この原作者アニメの醍醐味。

彼に「おちゃ~♪」と懐く幼女・ユナ。
傷心のヴァンや鑑賞者の癒しでもあり、対立を煽る政治劇への解答でもある。

もう一人の主人公の医師・ホッサル、ヴァンの抹殺を狙う暗殺者サエ。
メインについては不満もあるが、まずまずの再現度。


割を食ったのがアカファ王国の被征服民。
東乎瑠帝国の圧力を受け、面従腹背するアカファ国王。
支配を受け入れた東部アカファ人と、あくまで抵抗する西部アカファ人との温度差。
ヴァンとユナが身を寄せるアカファ集落は、
帝国により移住させられた歴史を持つが、映画では説明はあと付け。

原作では故郷を追われたアカファ人としての悲哀と、それでも今はこの移住先が自分たちの土地との諦観が入り混じった心情を詳述。
人間が呑み込んだ微生物が宿主を翻弄する≒帝国が併呑した被征服民が支配者を脅かすという構図の共鳴も相まってよい渋味を醸す。
さらには、映画ではなかったことにされた毒麦事件。
東乎瑠が持ち込んだ麦とアカファ麦との交配により生じた毒により生活が脅かされる。
西洋人が持ち込んだ病により絶滅の危機に瀕した米大陸原住民の如き悲哀。

この辺りも押さえた上なら、アカファ国王&腹心。
生き残るためなら同じアカファ人の刃も受ける悲壮が心に染みるのですが……。


【声優 3.5点】
メインキャストは俳優陣で声優経験は乏しい。

ですが私は、主人公ヴァン役に堤 真一さんと聞いた時は楽しみで仕方ありませんでした。
彼は登場人物に年輪を刻ませたら一級品の役者。
メインについては脚本の不備を声優スキルで補う無茶振りも少なく、
映画ではヴァンもさらに寡黙になったこともありw
ダメージ最小限で、堤さんの役者としての魅力を引き出せていたと思います。

ユナ役も子役・木村 日翠(ひすい)さんでまずまずの幼女ボイス。
サエ役も杏さんも凛とした声でそれなりに。

ただ医師ホッサル役の竹内 涼真さんはもっとベターな選択肢が……。
それ以前にホッサルさんってこんなにイケメンでしたっけw


サブは"ちゃんとしたベテラン声優陣”で固め、
ラスボス役の西村 知道さんらが掘り下げ不足のキャラをスキルでカバー。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は富貴 晴美氏。
大長編の原作を一本にまとめる無謀な企画でも、
要素を捉えて大河ドラマ感を付与する仕事で実績のある実力者。
本作でも雄大なオーケストラに各地の民謡もアレンジして押し切る。

ED主題歌はmilet「One Reason」
ヴァンとユナの絆を思わせる英語歌詞メインの壮大なバラードで大作感の余韻を残す。


【感想】
やっぱりこれ2クールアニメで観たかったですw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

無題。

映画化のお話を耳にしてから、原作を読むのを控えていました。
ですから、これから読もうと思います。

そうでないとなんだか気持ちがふわふわして、収まりが少し良くありません。



劇場を後にした印象は・・・「思っていた以上に "硬派" だった。」です。

どちらかというと、もう少しエモーショナル寄りのワクワク感みたいな期待感があったんです。

でも、お話が進むにつれて、何度か見立ての違いが生じて、視点を切り替える作業に迫られました。

誰に寄せるといいのかな?
何を拾うのがいいのかな?

なんだろう・・・?

世界観設定が読み切れなかったのかな?

キャラの相関関係が整理できなかったのかな?

主人公たちが、内省に向かうキャラ設定だからかな?



クリエイターの意図に辿りつけなかった。

何かを気づけないままでいる。


というわけで、これから表紙を開いて、じっくりと浸ってみようと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9
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