2010年度に放送されたアニメOVA一覧 211

あにこれの全ユーザーが2010年度に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の2010年度に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

81.9 1 2010年度アニメランキング1位
BLACK LAGOON Robertas Blood Trail[ブラックラグーン-ロベルタズ ブラッドトレイル](OVA)

2010年7月17日
★★★★★ 4.1 (1271)
7072人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に誘拐されたことをきっかけに、名も立場も捨ててロックとして、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」の一員となる。 ボスで元軍人のダッチ、メカニックのベニー、2挺拳銃(トゥーハンド)の異名をもつガンマン・レヴィ、そしてロックと共に、改造魚雷艇「ブラック・ラグーン号」は南海の海(lagoon)を駆ける―!

金太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

78点

ストーリー
この作品では、ロックと彼の小さな変化が、ある計画を指揮することに焦点が当てられています。そして、レヴィがロックに憧れ、惹かれていることは知っていました。ファビオラが言ったように、自分を救って欲しいから怒ったんだ。彼が彼らとは違うことは知っているが、ロアナプラに適応し始めている。

そうなって欲しくはない。でもファビオラが言ったように、ロックに近づくのが怖いんだ。彼への希望を失いたくないんだ。(エダは、アニメの早い段階で二人はヤッたのかと再び尋ね、彼女は前と同じように、彼に惹かれているために話題を変えるが、彼女の反応の一部は、彼女の過去に起こったことのためである) 彼はその計画で人々を救ったということだ、ファビオラやレヴィが理解していなかったこと、彼はロベルタが彼女の体内に薬物をいっぱい入れておかしくなる結果を計画したロボットのように…ロックはロアナプラもきれいにしたかった、皆にとってハッピーエンド、しかし、それは普通のエピソードのように終わった。これはとても良い話だった。

アート&アニメーション
3年経ったが、ほとんど変化はない。非常に良いアニメーションはほとんど同じだが、もう少し良いものを作ることができたはずだ。

サウンド
アニメと同じように、やはりとても良いです。素晴らしいVA、素晴らしい効果音、同じOP曲のリミックス、それは異なるビデオクリップで素晴らしい音、以前のように素晴らしいですが、ED曲は普通で、全体的に音は良い。

キャラクター
ガルシアの子供と新しいメイドのファビオラのコンビは面白いし、レヴィに対して生意気で、ロベルタと同じくらい上手いが、明らかに彼女とは違う。

ロベルタが帰ってきて、ガルシアが望んでいない復讐を止めるために彼女を追いかける話なのですが、彼女の視点も入ってきて、最初の「シーズン」では彼女がとても好きだったので、彼女を救って欲しかったのですが、考えが変わりました、ガルシアが望んでいない復讐をしているのは彼女自身のせいで、彼女がやっていることはあまりにも酷かったので、彼女が後で殺されたとしても構わなかったのですが、ロックがいるのでまだ彼女の回復には期待できます。

ロックは今回大きな役割を担っています。ロアナプラの状況をアメリカに知られたくないという理由で、チャンが要求した戦争を防ぐ計画を立てなければなりませんでしたが、それだけが彼の計画ではなく、そのためロックは別の計画を使わなければなりませんでした。チャン氏が望んだことと反対のことを望み、それは成功しましたが最後は効果がありませんでした(少なくとも計画のその部分は)。

アート&アニメーション
3年経ったが、ほとんど変化はない。非常に良いアニメーションはほとんど同じだが、もう少し良いものを作ることができたはずだ。

サウンド
アニメと同じように、やはりとても良いです。素晴らしいVA、素晴らしい効果音、同じOP曲のリミックス、それは異なるビデオクリップで素晴らしい音、以前のように素晴らしいですが、私は、sec. それと、ED曲は普通で、全体的に音は良い。

キャラクター
ガルシアの子供と新しいメイドのファビオラのコンビは面白いし、レヴィへの態度もスマートで、ロベルタと同じくらい上手だが、明らかに彼女とは違う。

ロベルタが帰ってきて、ガルシアが望んでいない復讐を止めるために彼女を追いかける話なのですが、彼女の視点も入ってきて、最初の「シーズン」では彼女がとても好きだったので、彼女を救って欲しかったのですが、考えが変わりました、ガルシアが望んでいない復讐をしているのは彼女自身のせいで、彼女がやっていることはあまりにも酷かったので、彼女が後で殺されたとしても構わなかったのですが、ロックがいるのでまだ彼女の回復には期待できます。

ロックは今回大きな役割を担っています。ロアナプラの状況をアメリカに知られたくないという理由で、チャン氏が要求した戦争を防ぐ計画を立てなければなりませんでしたが、それだけが彼の計画ではなく、そのためロックは別の計画を使わなければなりませんでした。チャンが望んだことと反対のことを望み、それは成功しましたが最後は効果がありませんでした(少なくとも計画のその部分は)。

レヴィは以前より脇役になったが、ロックと一緒にいて彼を助けている。ロックが彼女を説得している間、シャワーを浴びている彼女の乳房も見える。ファビオラはロックの狂った考えを止めるよう彼女に詰め寄り、レヴィが否定しないことを言い始めるがそれは真実なので彼女は怒っている。そして本当に少し頭にきたものが出てくる。それはシーズン1と2に出てきた彼女の子供の頃のフラッシュバックだ。

今回は完全だった。このシーンを見て、私はより彼女に共感し、嫌悪感を抱きました。かわいそうに、レヴィは何も悪いことをしていないのに、だからいつも話題を変えて、エダにロックとヤッたかどうかを聞かれて怒るのです(大した理由ではないかもしれませんが)でも私は知りたくなかったです。しかし、この作品は、その部分を見なければよかったと思います。

他のアニメでは、キャラクターの過去を知らないのは困るのですが、レヴィの過去は知りたくなかったので、今はレヴィとそのイメージを結び付けないでほしいと思います。

エダは二重スパイみたいなもので、どっちに肩入れしているのかちょっと複雑でしたが、今ではいいキャラしてますね。
ロットンのように、悪い仕事をしていて、セクシーなシェンホアと感情的なソイヤーと一緒に住んでいる男を助けた後、ロベルタを探すために再び登場したり、チャン氏はロックの理想と同じであったのに、今はろくでなしになっていたり、バラライカがブラックラグーンに借金をしている理由が分かったり、もっと彼らを伸ばすためのエピソードが少ないため、あまり登場しなかったことが問題ですが、そこにいる人にとっては非常に良いことだと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

暴力の向こうがわ

【1期、2期、OVAを通して】

ガンアクションを主体とした殺伐とした物語だが、全編を通じて、暴力という主題を真剣に考察している印象が強い。
弾丸の飛び交うアクションシーンの基調に、銃弾によってあっさりと生命の断ち切られる無常感があり、観る人によってはかなり好き嫌いが分かれるだろう。

が、2期までのところは、真剣さは伝わるものの、考察の不徹底さが感じられ、いささかの不満を感じる。



本作に限らず、小説でも映画でもマンガでも、海外を舞台にして暴力を描く作品では、暴力に満ちた海外の舞台が普遍的な世界の姿で、日本を世界から隔絶した奇形的で例外的な「お花畑」とみなしているケースが殆どだ。肯定的にせよ批判的にせよ、日本のガラパゴス性を描き出すために、海外の暴力は描写される。

だが、生物として人間が生存し続けるという合理性からすると、即物的な暴力に満ちた社会というのは非合理的だ。

例えば、本作の主な舞台であるロアナプラでは、フィクションとしてわかりやすく、ギャング組織や国家機関のパワーバランスの結果、銃弾の飛び交う暴力の無法地帯として存在すると説明されている。
言い換えればロアナプラは、ある種の「力学」によって「暴力の都」であることを強制されている、ということだ。
強制力がなければ、非合理的な「暴力都市」がサステイナビリティをもって存続することはできないだろう。

であれば、日本が「お花畑」として見えるのは、全く同じ「力」によってそのように「強制」されているからだ、という見方もできるはずだ。

単に銃弾が飛び交っていないという事実から、日本を特殊な社会だと見なして、海外と全く異質なものとして対立させて見る視点からは、同じ「力」が「世界」にもたらしている相の表裏に過ぎない、という地点まで射程を延ばすことができない。
同じ「力」が、日本には銃弾とは違う形の暴力を押し付けているというだけだ、という点から目をそらしてしまう。

2期後半の日本編で、無国籍的な「暴力の都」で多国籍ギャングがどのように意思疎通しているか、思わず膝を打ちたくなる斬新な手法で表現する程に現実的な国際感覚を示しているのに、この射程の短さが、もどかしく感じる。

日本に戦場を持ち込もうとするバラライカの野望は、実現することはないだろう。
ロアナプラで彼女に戦場を与えている「強制力」は、おそらく日本における「戦場」の存在を許さない。

と同時に、同じ日本編で、自らの立ち位置を問われて絶句するロックの逡巡は、全く見当違いなものだ。
「日本」と「ロアナプラ」の間で立ち尽くすというためらいは、二都市が同じ「力学」の両面だという視点をもてない、無自覚の産物に過ぎないからだ。

問われていたのは、対立する光と闇の社会の間にある「黄昏」という虚構ではなく、彼自身の心の「闇」の在りかという、内面に存在する「黄昏」の問題であることに、この時点でのロックは気付いていない。



この力学への視線は、OVAにおいて、世界を「糞溜め」と「お花畑」に二分するレヴィに対し、「世界は灰色だ」と宣言するファビオラの登場で大きく前進する。
いわば世界を「ロアナプラ」と「日本」に分割するレヴィに対し、ファビオラには日本にも「糞溜め」があると見えることだろう。

立ち位置は自らの内面の問題であると半ば自覚したロックも、「力学」の見せかけから一歩踏み出したように見える。
だが、まだ日本的な区分から十分に離脱はできないようだ。

作中の米軍人キャクストン少佐はバランスの取れた潔癖な人物として設定されており、彼の「信念」は容易に覆せない説得力を持つ。
この説得力が「強制力」を下支えし、また正当化するものでもあるが、これに対しレヴィは「銃弾を食らえばそれまでだ」といった風な、身もふたもない嘲笑を持って応じ、ロックもまた、これに似た「現状認識」をもって対抗しようとする。

しかし、このような、「理想」に対して「身もふたもない現実」で対抗しようとする態度は、かなり日本的だ。

個人的な経験に過ぎないのだが、理想的な「タテマエ」に対して「ぶっちゃけた」ホンネが反論だとみなしてもらえるのは日本に特有のことに思える。
海外では、タテマエの次元に対して「ぶっちゃけ」話をぶつけても、論点をずらしているとみなされるか、問題を理解していない、単なるヤジと思われるようだ。相手を黙らせることはできるが、最終的に相手の主張を打ち崩すことはできない。

キャクストン少佐の「信念」=「強制力」の自己宣伝を打ち破る可能性があるのは、同じ次元で激突する、一見空想的なガルシアの「理想論」の方だ。

終幕で、 {netabare}原作マンガを大きく逸脱して、回復不能の肉体的欠損をこうむり、半ば廃人化を暗示するロベルタの姿を描くことで、{/netabare}
OVAシリーズは、ガルシアの「理想論」が青臭い空論ではないと示すとともに、文字通り身を切る犠牲の上でなければ勝利し得ない「強制力」の手ごわさと、これが決して打ち破れないものではないという希望を描出している。

OVAシリーズにおいて、「現実」に足をとられたラグーン商会の面々が後景に退いたように見えるのは、必然的だろう。

暴力の彼方へ一歩踏み出したガルシア。
これに比べれば、ロックの踏み出した一歩とその苦悩は、あまりにも卑小だ。
今後も映像化があるものならば、彼のその後よりも、ガルシアの踏み出したその先を、スピンオフで観てみたい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

”サンタ・マリアの名に誓い 全ての不義に鉄槌を!” こんなセリフが飛び交う世界へようこそ。 

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2010年7月~2011年6月(OVA)

続きになるので先にTVシリーズをご覧ください。

Ⅰ期で登場した 
地球で一番おっかない女の上位三人の一人
”メイド服のロベルタ”の仕える
ラブレス家当主ディエゴが凶弾に倒れた!!

復讐のためベネズエラからロアナプラに再上陸したロベルタ!
ロベルタを追ってガルシアも上陸

混乱の中 エダ 三合会のチャン 
ホテル・モスクワのバラライカ 
コロンビアマフィアたちが動き出す

勢力拡大や漁夫の利を狙うなど 色々な思惑が交錯する中  
ガルシアとロベルタは再び出会えるのか? 
ロックはロアナプラで何を目指すのか? 
そして 最後に笑うのは誰なのか? 必見です!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎感想
以下のポイントに絞り紹介します。

〇セリフ
ダークな非日常で展開される 
暴力的な描写に飛び交うセリフの数々は強烈な毒! 
そんな 汚い言葉も聞いている内に
段々麻痺していく自分が怖かったですが

彼らのセリフは主義主張を曲げない性格と重なり恰好良いんです♪
クールな世界観に合っていますし ぜひ堪能してください。

わたしの好きなセリフ たくさんあるけれど二つ紹介します

{netabare}”ぼくらは悪くない 誰もが皆そう思ってる。
だから 殺し合いは終わらない・・・。”{/netabare}
あの幼いガルシアから出た 
すべての争いの核心を突くこのセリフには心打たれました。

{netabare}”私の会社をなめるなよ?チンピラ”{/netabare}
ロアナプラで1.2を争う巨大組織のチャンに対して
エダが言ったセリフです 姉さんの裏の顔コワい!
まさに弱肉強食 この作品にピッタリのセリフですよね。

〇感情
普段は冷静で感情をけっして表に出さない彼女たちが
Ⅲ期では心の奥に閉まっていた本音や感情が溢れるところは必見です。
{netabare}
世の中は損得勘定で動くと達観しているレビィ
損得勘定で動かないガルシアの純粋さを挑発しますが
逆にファビオラに心の寂しさを指摘され感情をあらわにする場面

そして 常にホテル・モスクワの大幹部を演じていたバラライカが
今の境遇に対して発した言葉
”我が部隊も国と場所は違えど
貴方と同じものを見 同じ戦闘を戦った。
だが少尉殿 それならばなぜ 
なぜ貴軍と我々はこうまで違ってしまったのだ?”

Ⅰ~Ⅱ期では殺すか殺されるか 
そんなドライな思考を持っていた彼女たちが初めて見せる
現状への不満と不安! 

これまで機械のように冷たく感じていた彼女たちが
少し温かく感じとれ ますます愛着湧きました♪。
{/netabare} 
そしてⅢ期の物語の軸 ガルシアとロベルタ 
この二人は切なかったです
{netabare}壊れていくロベルタに対して
最後まで自分の思いを曲げず信じたガルシア 

最後の場面は 新しい当主としての技量も垣間見えて
少し大人に成長した顔も見れて安心しました。{/netabare}

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎最後に
この作品の主人公ロックについて

Ⅰ期ではまだ汚れていないロック
Ⅱ期でも覚悟の無さを雪緒に見透かされ
それでもロアナプラに残ることを決めたロック
色々な選択肢から選んだ結果がⅢ期のラストに繋がっていく
正直この結果は好き嫌い分かれると思います。

{netabare}最後ファビオラから
”この町で一番のくそ野郎”と言われますが
このセリフ ロアナプラでは誉め言葉かなって思いました

これからロックがラグーン商会でどのような活躍を見せるのか
ロアナプラでどのような悪に染まるのか
観るの怖いけど少しだけ楽しみかな♪。{/netabare}

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

ついに Ⅰ~Ⅲ期まで見終わりました!
毎回内容が濃くて 刺激も強いこの作品
時々 興奮して寝つきが悪くなることもあり 正直ビックリ。
それ位 わたしの感受性の範囲を超えてしまった作品でした

この危険な熱量に興味が湧いた方 ディープな世界へようこそ 

わたしは一切責任持ちませんが
お気をつけて いってらっしゃいませと笑顔で送り出します♪。 

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。



 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

80.5 2 2010年度アニメランキング2位
OVA とある科学の超電磁砲[レールガン](OVA)

2010年10月29日
★★★★☆ 4.0 (1984)
11581人が棚に入れました
OVAとある科学のレールガンは、テレビ放送の続編OVA。本編に沿った一方通行(アクセラレータ)編ではなく、メインである4人の日常を描いたOVA第1弾。「誰かにみられている」。主人公の御坂美琴は、背中に視線を感じ、不安な日々を過ごしていた。それを友人である白井黒子、初春飾利、佐天涙子に相談すると、「それは都市伝説の誰かがみてる」に違いないと大騒ぎ。笑い話で終わるはずだったが…。 とある魔術の禁書目録[インデックス]の大人気スピンオフ作品、とある科学の超電磁砲[レールガン]待望のOVAシリーズ第一弾。

霧枝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

fripSideって良いよね。

♪fu woo.. fu woo..
 Try to be glorious believer.
 Just to.. go on.. realize soulful heart♪

♪Let's fly faraway!♪

あ~↑ここ、ここ! ここが好き~!!!
この歌い出しの部分が最高なのよね...。

大好きなfripSideの曲を聴いていたら、future gazerがかかったよ。
fripSideのfuture gazerと言ったら”OVA とある科学の超電磁砲”。
なので、曲を聴きながらレビューを書いてみますよ~。

2010年発売だから2年前か・・・。結構経つんだね。
まぁでも今でもこの作品の魅力は全然色褪せません。

future gazerのリズムにのって、本編でお馴染みの仲良し4人組が、
お互いを8mmビデオで撮影する風のOPがとっても素敵。みんなの友情
が手に取る様に伝わってくるね。よっく出来てるなぁ~。

誰かに見られている・・・。視線を感じる・・・。
寒気がする程の妙な視線が気になる主人公の御坂 美琴さん。
あれ?そう言えば霧枝はあんまり視線とか感じた事無いなぁ~
って誰も私のことを見てないって事!?

誰かが見ている・・・。視線を感じるけど誰も居ない。
佐天さんが話す、こわ~い都市伝説にからめて、視線の真相は何な
のか(誰なのか)? いつもの仲良し4人組が協力しながら事件を解
決していきます。

30分の短い作品だけど、4人の個性がしっかり描かれて楽しめるし、
美琴お姉様の見せ場もバッチリ!
霧枝の大好きな黒子さんも冴える冴えるで大満足。
佐天さんのサービスショットも有りで、お得感ありかも!?

レール砲本編の面白さをぎゅっと詰め込んだ、素晴らしい作品に
なっていると思います。
だけど本編を見てからじゃないと、人物の関係とか背景が見えな
いので・・・。
是非是非、本編を鑑賞後に観られる事をお勧めしますよ!


(最後に言いたいこと)
後半ちょっと時間軸の描写が不親切かな?
そこさえ目をつむれば、とっても楽しめる良い作品だと思います。

おしまい・・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

基本に忠実なエンターテインメント

本家を上回る人気の、スピンオフシリーズのOVA。
都市伝説「誰かが見ている」。
御坂美琴は、そのターゲットにされてしまう。
そして黒子が、お姉さまの恐怖の対象に、①立ち向かう。②なる。

本編を見ていないとわからない部分もある。
だが、4人の女子中学生の個性がしっかり描かれている。
起承転結もわかりやすく、基本に忠実な娯楽小作になっていて面白い。

やはり、やたらとキャラが出てくるアニメは分かりにくい。
キャラは少なくても、皆、輝いているアニメの方が見やすくて良い。

また、ショートストーリー中心の新作を見てみたい。
本家の進行を無視しても、まったく問題はないと思う。

しかし、いちごおでんは不味そうだ。初春ちゃんに勧められても食べたくないなあ。

雑談

お店の一番目立つ場所に、つまらそうな新商品が並んでいるのを見かけることがある。
美辞麗句が並んでいるが胡散臭い。だが、売れなくてもお店には利益がある。

一番目立つ場所を有料で貸し出すという、安易な金儲けの仕組みがあるからだ。
新商品のプロモーションには、莫大な費用が掛かかっている。
どんなものでも、金もうけの対象として考えるのが、今のやり方。

だが基本を忘れては、本業は腐っていく。虚偽は不信感を生む。
ついには、軒を貸して母屋を取られることにもなりかねない。
経営者の皆さん、気をつけてくださいね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

事件自体はゆるかったですがかなり楽しめました。流石学園都市の事件です!!

ストーリー

この作品はレベルアッパー事件後の話です。普通に日々を過ごしていた御坂 美琴と仲間でしたが、ある日御坂 美琴が事件を解決した所、ある奇妙な視線を感じました。それはまるで「全身を電気が逆流するような視線」らしいです。この作品はそんな奇妙な事件を御坂 の仲間である白井 黒子、初春 飾利と、佐天 涙子 の三人が解決する話です。

私の感想

結構面白かったです。本編ではあまり活躍していなかったほかのキャラクターが活躍する所が見れて良かったです。そして、学園都市らしい事件だったので、私が想像するような終わり方でなかった事がかなり驚きです。

オープニング

「future gazer」
かなり幸せな日々を描いたオープニングです。本編とは少し違いますが、結構気に入ったオープニングです。曲は最高に良かったです。最高に良かったです。

Wikiによると「2010年10月15日放送の音楽番組『ミュージックステーション』のMステランキング第6位にランクインされ、発売初週で1.7万枚を売り上げたことでオリコン週間シングルランキング第4位となった」
らしいです。それくらい良かった曲らしいです。

エンディング

「Special “ONE”」
本編のエンディングとはちがったので、かなり新鮮でよかったです。曲はかなり好きです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

77.5 3 2010年度アニメランキング3位
機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日(OVA)

2010年3月12日
★★★★★ 4.1 (1022)
5200人が棚に入れました
第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。
それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。政財界に絶大な影響力を持ち、地球連邦政府を影から操る ビスト財団が、「袖付き」と通称されるネオ・ジオン残党軍に『それが開かれる時には連邦政府が滅びる』と言われる「ラプラスの箱」を譲渡するという。
一方、コロニー内に設置されたアナハイム工専に通う少年バナージ・リンクスは、オードリー・バーンと名乗る謎めいた少女と出会う。新たな戦争の火種となり得る箱の取引を阻止するべく、たった一人で行動を起こした彼女を手助けするうちに、日常に“ずれ”ているような違和感を抱いていたバナージは次第にオードリーに惹かれていく…。
ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

憎しみの連鎖。最後まで読んでくれたらうれしいです。追記。

総評
私がこの作品を通じて感じた事はバナージ、つまりこの作品の主人公は全編をとうして絶望と厳しさの世界の中で希望と優しさを求め続け模索してきたのではないだろうかと感じた。
{netabare} それは最後のほうのセリフからも汲み取れると思う。「人の持つ可能性を、おれは信じたい」終盤になって出てくるこのセリフからはまだ人間なんて捨てたもんじゃないっていうバナージの真摯なまでの愚直さが伝わってくる。
序盤からの敵軍人のジンネマンとバナージの心の交流はとても暖かく、敵でも味方でも話をすれば分かり合える可能性を示唆し終盤のジンネマンとマリーダのやり取りの中でたとえ人工的に作られた人間であっても本物の家族になりえる、いや、それ以上にわかりあえる可能性を提示したと思う。コレは秀逸なエピソードであると同時にたとえニュータイプでなくとも物分りがよければ人間なんてわかりあえてしまうもんだなんてのも皮肉なものだと感じた。
そんな可能性を目の当たりにしたバナージだからこそそんな心境に至ったのであろうと。

ガンダムUCの世界観。
厳しさ、絶望=フルフロンタル、リディ。
対比。バランス=バナージ、ミネバ。
優しさ、希望=マリーダ、ジンネマン。
今回はかなりすっきりしてるなぁと感じる。フルフロンタルは人類の未来に対して信用していないというか、そもそも人類の本質などは未来になっても変わりようが無いように信じている節がある。その先から生まれたものがサイド共栄圏であろう。この文の筆者である私などの俗人もそうでこの時代宇宙世紀の戦乱の根幹にあるのが連邦の歪んだ支配体制だとすればサイド共栄圏いいじゃないか。と思ってしまうのである。
単純に宇宙と地球が不干渉になれば戦争はなくなるだろうという考えなのだろう。それも一理ある。がしかしグリプス戦争時代のグリプスみたいな連邦直轄サイドもいくつかあるようなのでそれはそれで茨の道で、フルフロンタルが石碑を手に入れた場合また紛争は起こるだろうと思える。しかも宇宙世紀ガンダムサーガの中でもUC150年ぐらいまでは戦争は続くのだろうからいろんな意味で報われない。いかにアクシズショックを起こそうとも。
リディはガンダムシリーズ定番の承認欲求キャラクターで認められない事を世の中に逆恨みして人を世の中を恨むようになる。誰しもそうなってはいけないと思う。だから希望を信じて優しさで自分を見失うなと。
この辺の表現はとてもよく出来ていて意味不明な富野節で語られるよりもよほど秀逸で良いと思った。まあ、ここら辺は好みの世界であろうが。
マリーダ、ジンネマンのやり取りにはホントに感動させられた。文字どうり人間捨てたもんじゃないと。いい話なのでこの辺は本編観て確かめてほしい。
この作品のテーマは「絶望の世界でも自分を見失わずに絶望を未来に残すんじゃなくて希望を未来に託すのが生きる意味」みたいなものじゃないかと思った。
それは、4話での絶望を残されたジオンの残党の悲しい末路に答えがあったように思える。そう考えるとガンダムUCという作品のテーマ性の上で4話は非常に大事なエピソードであるとうなずける。そんな経験を得てバナージは最後の結論に至るのであるから。確かこんなセリフもあったと思う。ゲーム中のバナージセリフなんだが。
「一方的にそちらの絶望を押し付けてもらっては困る」
コレはいろんな意味でバナージを表現したセリフなんだと思える。

ガンダムUCの作画。
細かい事は、下記の各話ごとの感想で表記しているがざっくりいう1,2,3話は凄い量の線画のMSがよく動く。
特に3話はカメラワークも工夫されていて凄い出来であった。
一方、4,5,6話は会話中心の文芸ドラマ作品の色合いが濃い。あまりアクションシーンで楽しむアニメではなくなっている。
一方変わって7話はMSはこれまでに無いくらいよく動いた。
私がガンダムUCの作画に対して総評として言えることはやはりこのロボットのデザインはアニメ向きではないと感じた事。そのことによっていろんな制約があったと感じざるを得ない。正直もっとロボットのディテールを減らせばものすごいメカアクションできたんじゃないかって思ってる。枚数が必要な殺陣シーンも凄く少ないと感じた。いや、逆シャアと比べた場合であるが。
キャラクターの作画は本当に多少、ちょっと顔が違うかなって思った程度のシーンがちょっとあるだけで殆ど気になる事はなかったと思う。勿論そこら辺は特に注力したところであるからまあ、当然かといったところか。人物の表情演技も良かったおかげで実写ドラマ映画と遜色は無いと感じた。いや、最近の若手俳優よりかいいと感じた。
あと人物の挙動とかはやっぱジブリなんかと比べるとやっぱ堅い。そこら辺はしょうがないと思うが。ところどころ良い滑らかなシーンもあった。
でも、吉田さんの原画やったエウレカセブンと比べると見劣りしてしまうシーンもあったかもと感じた。次期富野監督の作品が吉田さんやってるという事なのでその辺は期待したい。
ウーン、ガンダムUC作画は逆シャアが凄かった分、同じようなテーマ性を踏襲した分比べると88年作品に見劣りしてしまうという物足りなさは感じた。逆シャアは何気に滑らかで動画の質がよかった事に気づかされてしまう。そこが残念だが全て足を引っ張ったと思えるのは線の多すぎぎるロボットデザインと活字しかイメージしにくくビジュアルをイメージしにくい脚本家主導のアニメによくあるデメリットであるから仕方ない。
だってガンダムUCは脚本とメカデザインが売りだったから。

追記。
最近は良くガンダムUCを暇なとき見直しているんだけどこれが面白い。
初見だった頃は意味不明のセリフ多かったけど、最後まで観てから見直すと細かいところのキャラクターまでテーマである「希望を託していく」とか「憎しみを残すな」とかのメッセージが表現されていて驚かされる。
そう思うと、ニュータイプも一つの可能性でありその可能性も否定できるようなものじゃないと気づかされる。
私は元々ニュータイプなどという認識能力の拡大が平和へと続くといった言葉には懐疑的で否定論者である。
根本的に人はニュータイプであってもなくとも優しくなければ分かり合えないと思っているからだ。

でもニュータイプであるならもっと分かり合えるのかもな。と7話をみて考えさせられたから不思議だ。
ニュータイプが本質的に優性だといったザビ家の考えは、ただのエリート超能力者選民思想の間違った考えであると言い切れる。しかし、ダイクンのそれは少し違うような気もする。
元々宇宙世紀憲章の石碑にその新人類の誕生が記されていたとしたらニュータイプは呪いであってはならない。人類の希望であり祝福でなくてはならないと言った主張は個人的には理解できるのだ。

各話感想。
1話。
今、ガンダムUC観たのですが凄いですね。背景画、人物画ともにアナグロニズムを感じます。
オーバーパースも多いです。
お話もなんだかラピュタ、コナンみたいで謎の少女の伏線があります。期待感膨らみますね。ロボットの作画も最高級。なめらにアレだけのディテールのものがよく動きます。
遺産ですよ。
人物描写もゴーグよりもやや硬い表情かもしれないですが総合的には買ってると思います。
アレを批判できるのは私よりも遥かによく作画知ってる人でしょうね。
ジオンと連邦の描かれ方もいい。
理想を掲げるジオン?とどこか信用のおけない連邦。素晴らしい。
テーマ性でも凄いですね。
でもファンネルの軌道は逆シャアの方がよかったかもですね。

2話。
とりあえず凄い戦闘シーン。アレだけの線画のロボが凄い枚数でよく動く。でも逆シャアと比べてしまうとちょっと地味かなぁ。
変身すると強くなるってのもお決まりだけどガンダムでこうやって見せるとリアルな感じがする。
元々ロボットだし、機械的な変身であるし比較的リアルなガンダムである事も助かって荒唐無稽さが少なく感じる。
ドラゴンボールだと変身って言ったって髪の毛が代わるだけなので。
ガンダムで変身をやったアドバンテージは凄く大きいと思う。

それにしてもスペースノイドあんなに虐げられていたのか。選挙権がないとか。アレじゃ切れるよね。
ジオンがなくならないことを後ずけ設定で巧く作ってるね。
それにしてもラプラスの箱って何?
スペースコロニーの外観は正直古臭く感じるのだが、室内装飾、コロニーの内部構造は凝りに凝っていると思える。

3話
まあ、凄い映像美を感じたよ。いや地味な宇宙空間なんだけど、人間の裸が出てきたり電波的なね。
マリーダさんとかが住んで多少惑星とかも3DCGで作ってカメラをフォローして写すと凄い説得力あるね。
今まではこういった演出は、背景動画しかなかったけどとにかくこの3話に関してはフォローが多いね。
巧く演出として昇華してる。フォローを。
そういったこともあってか3話はコレまでで一番派手で奇抜な絵コンテだった感じがした。
それでいて、小惑星の全体を写したショットも多くアニメ的な感じがする。
そうか、この絵コンテは3DCGをふんだんに効果的に用いる事を考えた絵コンテだったのかもナ。
とみのっぽい電波セリフもなんか少し富野監督よりも理屈っぽいね。
普通、あのぐらいの少年あんなしゃべり方しないよ。
なんだかUCガンダムは心だ。とか訳がわからない事言ってたね。軍人さん。死んだね。

そうかなんとなくわかったような気がする。バナージしかり、理屈っぽい人とオカルトって凄く相性いいんだ。
コレが富野監督のオカルトアニメの面白さの秘密なんだ。
アムロしかり、コスモしかり、ショウしかり、勇しかり、みんな理屈っぽいから。

4話
宇宙移民も連邦も人の希望、善意で始まってのくだりから宇宙移民者の生きる為の希望。アイデンティティジオンと連邦が相容れる事はできないような事からつながって。
連邦とジオンの間に生まれた衝突によって憎しみの連鎖を生み出して、次の世代がその憎しみの連鎖を繰り返す。
人は何も知らない人間。子供まで何故に憎しみを植えつけようとするのか。
私も今住んでる実家もそういった土地の縛りとかあるよ。
土地を減らしちゃいけないとか荒らしたらいけないとか。
そういうのってのろいだよなぁ。

バナージはだからいつも自分で選べって言ってるんだよ。

リディ少尉アホか。血の縛りからは逃げられないとか。そんなのオカルトでしょう?
自分が弱い事正当化しようとしているだけだと思う。
どんなことでも自分で責任もって選ぶ。コレが大人の最低条件だと思う。
それにしても4話は正直美術的にはコレまでと比べて弱かったけどテーマ性の上ではすばらしい出来でしたなぁ。

5,6,7話
やはり正直最後まで観た感想は特に4話以降5,6とMSが殆ど動かなくて出てこなくなっていったといった感じがアル。
当然、5話なんかは殆ど室内での会話のショットばかりで、まあ、細かい駆け引きとかは面白かったんだが。平凡なシーンであるのでカメラワークはかなり工夫しているように感じたが。
コレはロボットアニメですよねぇって感じがした。
それともう一つ感じたのがやっぱガンダムってのはMS戦の高軌道も見せ場なんだよなぁと。
ファンネル戦とかも物足りなかったし、MSの殺陣シーンも物足りなかったなぁ。全般的に感じる事は地味だってこと。
7話でのネルアーガマのカタパルトデッキの攻防なんかも見せ場なんだろうけど地味だね。
逆シャアと比べると遥かに地味だね。殺陣とか。ファンネルの高軌道とか。
最後のシーンも地味だね。
逆シャアだとみんなの意思が集中してサイコフレームがオーバーロード起こしたんでしょ。敵のギラドーガまで。
だからこそ迫力と説得力があったのにね。
このがっかりした感覚はちょっと残念。それまで箱の中身はなんなのかで6話まででさんざん期待させておいて。
やっぱがっかりだなぁ。何のひねりも感じないから。絵的にも遥かに逆シャアに劣ってる感じもするし。
クリエイティブな感じがしないんだよなぁ。なんか。
それは、脚本とかセリフは全部凄いのはわかる。全部心に響いてくるセリフだから。
でもどっかで聞いた事あるようなセリフなんだよなぁ。でもそれまでの富野作品のセリフよりかは洗練されていて芯をついてくる鋭さがある。だから凄いのは認めるんだ。
終盤、フルフロンタルの言ったサイド共栄圏には個人的に私は大賛成なんだ。
宇宙と地球が独立する。フロンタルの理屈から言えば地球が独立するという事か。だって地球が宇宙に依存してるみたいな事言ってたから。
ここで一つ疑問が…。じゃあ何で一年戦争のとき宇宙から降りてきてすぐマ・クベ鉱山作った?あれ?宇宙の方が資源あるんじゃないの??何で?「私の送った資源でジオンはあと十年戦える」みたいなセリフありましたよね。
それに、このサイド共栄圏ぐらいの発想ならできる政治家、TVに出てくる評論家たくさんいると思う。
言論の自由無いのか。
いや、シャアだって多分そのくらい考えていたと思う。戦後政策として。
でもそれじゃそれぞれのサイドが一つにまとまらないから宇宙に住めばニュータイプ論が出てきたんじゃないか?
だって、Zの頃のグリプスってそうだろう。アレはティターンズつまり連邦直轄のサイドで市民はみんな連邦の社員みたいなもんなんじゃないのか?
そんなサイドがいくつかあったらサイド共栄圏なんて夢のまた夢なんだけど発想的にはダイナミズムも無い。
そこで人身を掴み取る為のスペースノイド優性化政策としてのニュータイプ論ですよね。勿論。

福井さんの文芸としてはやっぱり何かを未来に託すってのがテーマだと思う。
その為初期の頃に血の呪縛や憎しみの連鎖を描いたのであろう。リディさんで承認欲求も行き過ぎたら危険な独占欲、恨みにしかならないみたいなのものもちゃんと丁寧に描いたと思う。
果たしてバナージは後世に憎しみを伝えるのか人の優しさを伝えるのか?
答えは言わなくともわかると思う。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

すっかり悪者あつかいのあの人が不憫でならない

ガンダムは1stとZまでしかきっちりとは見ていません。
(OVAなら0083とか08MS小隊とか)
最近になってオルフェンズ、レコンギスタと見てからの視聴です。

もう6年も前の作品なんですね。
名前だけは聞いていたけど、ガンダムという偶像に興味を失っていました。

それは、富野版ガンダムで徹底していた“絶望の中からしか希望は生まれない”とか、
“醜悪な中からしか美は生まれない”といった普遍的なテーマを、よりにもよって
子供たちに体現させるという、鬼のような作品に惹かれたからでもあります。

それからのガンダムは名前が先行しているイメージで、いくら友情や愛を語ろうが薄っぺらく思えたし、
それを語るのが子供であるから重みもなくて、どこか軽薄、大人のおもちゃだなと感じていたからです。

この作品については、1stガンダムを彷彿させる雰囲気があるとのことで、期待もしましたし、
実際に5話まではすごいなぁ~、力作だなぁ~、と楽しめました。

ですが、、、

以下ネタバレです。
あんまりいいこと書いてません。
{netabare}
連邦とジオンの対立設定はわかりやすく、それは終わらない地球人対スペースノイドを意味しています。
地球20億人、スペースノイド100億人。
100年たっても支配構図は変わらず、地球のために100億の人間が犠牲になっています。

自治権はあるけど、投票権も参政権もない。
これは植民地支配と変わらないわけですが、当たり前すぎるのか、誰もあまりつっこみませんね。
これを認めてしまえば容易に立場が逆転しまうからで、連邦は認めないでしょうし
だから戦争が起きるわけですが、それでジオニストを単なるテロ犯扱いしてよいのか、でもあります。

そのあたりを1stとZは主人公の出自を連邦関係者にして、戦争に巻き込まれる中で、
現実を目の当たりにして歴史が教えてくれない真実や連邦側が伏せている理由など、
主人公たちに意識改革を迫るところもみどころです。

普通の少年のはずが、実はとても恵まれた環境での普通だった。
みたいな感じか。

それをうまく表現できたガンダムはおもしろいガンダムになりやすい
のかなと思うのですが、どうでしょう。
見ていてもわかりやすいですしね。

U最新作のオルフェンズでは視点を変えて、純粋なスペースノイド、それも最下層の貧民視点でつくられました。
まさに搾取される側の立場で弱い存在です。
それも少年であること。

彼らは強制労働同然の環境で働き、日々殴られ蹴られしても耐えるしかありません。
また、人身売買から人体改造までの非人道的な行為も蔓延していて、ついに積年の恨みや怒りから
立ち上がりました。

でも、それって特別なことでもなんでもなくて、UC歴シリーズでも孤児をさらっての
強化人間プロジェクトがありましたからね。ほぼ似たようなものだったのはわかります。
逆にコロニー建設に忙しくて人口は爆発的に増え続けたのだろうし、支配が確立して間もない
混迷期だったと思えば、法の整備も追いつかず、実体はもっとひどかったのかもしれません。

Zだったかで「スペースノイドは息する空気すら買わないとならないんだ」
と嘆くセリフはいまも覚えています。
カミーユの頭がおかしくなったのも歴史の重みに押しつぶされたと思うほうが自然でしょう。

ただ、歴史は勝者が語るものだし書き換えるものでもあります。
物語序盤でUC歴についての講義がありましたが、であれば本作の主人公もエウーゴとティターンズ
の対立やその理由はわかっていたと思うんですが、なぜか語られるのはジオンの悪事ばかりで、
教えていないのかどうなのか。そこは不自然さが残りました。
なぜあのときスペースノイドの改革が失敗したのか、ですね。

今作の主人公バジーナが魅力的に思えないのは、序盤はミネバの腰巾着で自分の意思が感じられず、
中途からは殺し合いを否定する気持ちだけで、戦場にたつべき人ではないと思えたからかもしれません。

自分の見える範囲くらいは守りたい、みたいなセリフを語るアニメがありましたが、まさにあれですね。
でも、戦争でそれをやられると、見えないところでもばったばったと人は死んでるわけで、
そこは気にしないの?という矛盾を感じずにいられないんです。

その点、シャアという男は、常に何かと対峙してきました。
ザビ家への反抗から連邦への挑戦、そして地球人の意識改革などなど、
はじめは私事から戦争に参加し、最後は議員にもなり大枠でとらえる男になっていきます。
実は一番成長してる? だから魅力的なんですよね。

スペースノイドの連合の実現に向け、まずは選挙への投票権を獲得したいと考えますが、
それがどうして頭のおかしな人の考えになるのか、自分にはよくわからんです。
(手段がよくないのだとしても、ミネバにこきおろされるシーンは納得いかない)

そのミネバですが、対話重視の世界平和の実現へ向けて、言葉と意識を重視して、
武力による争いを放棄します。
たしかにそれも立派な道だと思いますが、それはあくまで両者が対等な立場でなければ
実現は難しいことだと思われます。

連邦に匹敵する力をもつ組織でもあって、そこがミネバに味方するといった展開にでもならないと
搾取する側の意識は変わりようがないでしょう。
でも、そんな組織も国家もありません。地球と宇宙。それだけですからね。

いまの連邦に乗り込んでいってどれだけの支援と議席を確保できるのか。
そもそもスペースノイドに参政権がないのだから自分たちの意見を発表できる場すらありません。

スペースノイドから搾取してきたこの100年の歴史の重みを考えたい。
エゥーゴは戦争に勝利しました。
しましたが、スペースノイドの自立を夢みた試みは頓挫し失敗し、ロンドベルへと姿を変えました。

連邦が力を増してきたこの局面で、10代の少女はどう立ち向かうのか。
残念ながら可能性というフレーズだけで100億の人たちから信頼される指導者になれるとは思えない。

せっかく壮大な歴史に残る作品も、きちんと結末を描けなければ駄作です。
厳しい言い方をしますが、上辺だけの言葉で締めくくられては、
この戦いで命を落としていったキャラたちが報われないでしょう。
{/netabare}

福井さんの発言を聞いての追記
{netabare}
某まとめ記事を読んでいて福井さんの“最近のアニメはバカみたいな話”ばかりが多くなってしまった発言がちょっと引っかかりました。
お粥に例えて、かまずに飲み込める作品が増えたと言っています。

まぁ、ガンダムと比べれば恋愛要素(ハーレム)が多くて、一見するとくだらなく思えるかもしれませんね。
はじめから無敵で最強の主人公で敵なぞいないし、世界を破滅寸前のところで救うテーマが多いのもわかる。
一言でいえば大味。

でも、それならガンダムは違うのかといえば、そうでもないでしょとも思います。
ガンダムそのものが無敵ですしね。ガンダムにやられたザクのパイロットの戦死者数は何人になるのだろうか。
ニュータイプだからすべての危機を察知できるなんてご都合主義でしかないわけで、
あのシャアだって一度も勝ててないですからね。
いかに無双してるかです。

敵の新型モビルスーツもどんどん送り込まれるけど結局かなわずかませ犬で終わることが多い。
鼻息荒く初回登場してやられてスゴスゴ引き換えした天才パイロット気取りの新キャラが何人いたことか。

美女だらけのハーレムが気になるなら、それがロボから女性に代わっただけともいえます。
ガンダムを中心にモビルスーツを美女に例えたら、いったい何人の美女が登場したことになるか。
男の子だから女性よりロボを愛せ!なんてヤボなことは言いっこなしです。
それを言い出すと時代に取り残された老害となってしまう。

このレビューでも冒頭にガンダムの偶像崇拝的なことを書きましたけど、
個人的にはZ以降のガンダムは美味しいコンテンツに群がる寄生虫にしか思えませんでした。
あの手この手でその時々の視聴者や市場にすりよったのはガンダムも同じです。
ガンダムだけがひとり硬派を貫いたわけでもない。
それがみっともなく思えたもので、自然と離れていきました。

まぁ、廃れてしまうものは仕方ないんですよ。それも時代です。
あの当時の世界にはまだ米ソがあって緊張関係もあり、ドイツにはベルリンの壁もありました。
それがいまはもうありませんからね。
スパイ小説やスパイ映画の真実味がぐっと減って、かなりマイナーな存在になったのも仕方ありません。

同様に積極的に宇宙開発が叫ばれた時代が終わりを告げたわけでもあります。
石油の枯渇が警告され、水資源も枯れるといわれ、増え続ける人口に食料危機が叫ばれ、
あの時代はいろんな危機が言われたけど、結局40年近く経過してどれも当たっていません。

いつか地球は荒廃して人はいつか宇宙に住むことになるだろう。
現実味はなくとも、100年、200年後にはそうなるかも。
そう思っていた人々も現実に引き戻されたわけです。
いまは温暖化であるとか、原発などによる環境破壊の方が説得力あるけど、これもどうなることか。

あるかも、いつかそうなるかも、と思えたガンダムの描く未来は少なくともうん百年ありえない
とわかってしまったわけです。

迷走するガンダム。今後どうすべきか。
なぜヒットしたか、その理由を考えて欲しい。
どんな感性に訴えるのが一番なのか。
間口は広い方がいいんです。
あえてニッチなところに行く必要もない。

歯向かい抗う人々を描くのは簡単だけど、統治する人々を描くのは大変です。
青臭くうそ臭い政治談議は描かない。
キャラも人間です。きちんと悩み考えさせましょう。
若き主人公を支える大人の存在の必要性も考えてください。

世界観も設定もシンプルに。
視聴者が感動し、作品と一体感をおぼえる仕組みのおさらいを。
動機付けは大事。

それはメカだろうが恋愛だろうがスポーツだろうがすべて同じです。
だって人間が中心に描かれているんですからね。と。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人的には《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナスイメージを、かなり救った作品となりました。

※episode1~7全部含めたレビューです。

◆総評

1.(主人公){netabare}バナージ・リンクス →歴代Gパイロットの中で一番マシな性格をしており、割と素直に感情移入できる。{/netabare}
2.(ヒロイン){netabare}ミネバ・ザビ →歴代ヒロイン(Gパイロットの相手役)の中でも格別に気高くて凛としていて、こちらも感情移入の度合いが他作品の比ではない。{/netabare}
3.(敵役){netabare}フル・フロンタル →シャア本人ではなく、その遺伝子から製造された複製人間という設定から、シャア本人にあった激しい復讐心にとらわれた人物特有の暗さ&執念深さがずいぶん希釈されており、非常に達観した印象でイヤミがない。{/netabare}

・・・ということで、戦闘シーンの見事さと相まって、個人的にはそれまで何とか我慢して視聴し続けてきた《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナス評価を、かなりの程度思い直す結果となりました。


◆制作情報
{netabare}
原作小説       福井晴敏(角川書店『ガンダムエース』2007年2月-2009年8月)
監督         古橋一浩
シリーズ構成     福井晴敏(ストーリー)
脚本         むとうやすゆき
キャラクターデザイン 安彦良和(原案)、高橋久美子
メカニックデザイン  カトキハジメ、佐山善則、石垣純哉、玄馬宣彦、明貴美加、小倉信也
音楽         澤野弘之
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆視聴メモ
{netabare}
・エピソード1視聴終了時点
作画・演出は流石に良く、シナリオもドラマチック&ロマンチックで期待できる出来。
とくに《ジオンの姫×彼女を護るGパイロット》の組み合わせを中世期の「貴婦人と一角獣(ユニコーン)」のタペストリーの絵柄と重ね合わせた演出が好印象)。
・エピソード2視聴終了時点
戦闘回として、これまで観たアニメの中で最高に格好いい出来(★★★(神回)評価)。
・エピソード3視聴終了時点
前回に続きバトル回として◎。
加えて、ラプラスシステムの謎解きの面白さが描かれ始める点も高評価したい。
・エピソード4視聴終了時点
この回もバトルシーンは迫力の展開で、巨大MAシャンブロの迫力は『鉄血のオルフェンズ』の武人殺戮機ハシュマルをも大きく上回る出来(※2度目の★★★(神回))。
なおこの回から、Gパイロットの看取り人=ブライト・ノア大佐(ロンドベル所属戦艦ラー・カイラム艦長)登場。
・エピソード5視聴終了時点
この回もデラマチック展開で◎だが、偽装船ガランシェール&戦艦ネェル・アーガマのケーブル接続に苦闘中のバナージにオカルト現象発生(※戦死したギルボアの亡霊出現)は不必要な演出であり、出来の良い回が続いているだけに白けて非常に残念。
・エピソード6視聴終了時点
多数の登場キャラの行動理由を一人ずつ確り読み取る必要があるので、非常に理解に難儀する回だが、3周目でようやく★★(優秀回)認定。
・エピソード7視聴終了時点
悪くない出来ではあるが、“精神感応”でとにかく“分かり合える”という設定が安直に思えて、どうしても評価が今ひつつになってしまう。{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※「逆襲のシャア」から3年後(宇宙世紀0096年)の物語

========= 機動戦士ガンダムUC (OVA) (2010年3月-2014年6月) =========

episode 1 ユニコーンの日 ★ {netabare}宇宙世紀(U.C.)開暦セレモニー中の事故、ラプラスの箱を託す者、バナージとミネバ(偽名オードリー)の出遭い、インダストリアル7騒乱、ガンダムUC起動{/netabare} (2010年2月) ※約58分
episode 2 赤い彗星 ★★★ {netabare}フル・フロンタル大佐機ネェル・アーガマ強襲、ジオンの姫の覚悟、ガンダムUCvs.シナンジュ、資源衛星パラオの一幕{/netabare}  (2010年10月) ※約59分
episode 3 ラプラスの亡霊 ★★ {netabare}RX-0奪還作戦(連邦軍)、リディ少尉&ミネバ地球へ、NT-D発動実験(対キュベレー再戦)、強化人間マリーダ(プルツゥエルヴ)、ラプラス(旧首相官邸)残骸での再実験、ダグサ中佐戦死、ギルボア戦死、大気圏突入{/netabare}  (2011年3月) ※約59分
episode 4 重力の井戸の底で ★★★ {netabare}連邦首都ダカール騒乱、マーセナス家の真実、ビスト財団暗躍、ジンネマン船長との砂漠横断、ジオン残党の怨念、巨大MAシャンブロ暴走、カークス少佐戦死、ロニ・ガーベイ少尉戦死、バンシィ降下{/netabare} (2011年11月) ※約60分
episode 5 黒いユニコーン ★★ {netabare}調整されたマリーダ、ブライトの画策、ガランシェール隊のガルダ突入、ミネバの選択(リディ拒絶、バナージとの再会)、マリーダ奪還、ネェル・アーガマとの合流成功、連邦軍ゼネラル・レビル来襲、フル・フロンタル来援 ※オカルト現象は蛇足×{/netabare} (2012年5月) ※約54分
episode 6 宇宙(そら)と地球(ほし)と ★★ {netabare}ゼネラル・レビル撤退、ネオギオン軍のNA乗り込みと不和、フル・フロンタルの目的公表(サイド共栄圏建設&地球排斥、ジオン共和国解体を阻止するための“箱”奪取)、ミネバのラプラス最終座標暴露、艦内騒乱、フル・フロンタル退去(ミネバとの決裂)、NAインダストリアル7へ、バンシィ出撃(リディ搭乗){/netabare} (2013年3月) ※約59分
episode 7 虹の彼方に ★ {netabare}ガンダムUC同士の激突(バナージvs.リディ)、ネィル・アーガマ防衛戦(対ネオジオンMS隊)、マリーダ戦死、再びビスト邸へ(サイアム・ビストとの対面、“箱”の正体(宇宙世紀憲章の失われた最終条文))、ネオジオング(フル・フロンタル搭乗)vs.G2機、大佐の魂の昇華、財団&連邦幹部のシャイアン基地集結・コロニーレーザー照射、G2機のレーザー直撃阻止、ミネバ演説(“箱”の秘密公表){/netabare}  (2014年5月) ※約90分
-------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)3、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5 

※総計439分=7時間19分≒18.5話(1クール半)に相当

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

71.3 4 2010年度アニメランキング4位
たまゆら(OVA)

2010年11月17日
★★★★☆ 3.9 (697)
3047人が棚に入れました
写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。あだ名は「ぽって」。この春、海と山に囲まれた穏やかな瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきました。そこは亡くなった父親が子供のころに住んでいた町。古い町並み、美しい海と島々、暖かな人々とそして新しくできた素敵な友達…。大好きになったこの町で撮った楓の写真には、ときどきたまゆらが写ります。たまゆらは楓の心がふわふわと舞い上がって幸せな気持ちの時に写るかわいい光。幸せが形になったような不思議な何か…。そして、その写真はみんなをちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれるんです。

amnmnt さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

真の駄作、制作者のオナニーでしかない

ちまたの評価はなんだか良さそうなので期待していたのですが、酷いものでした。いやいやきっと面白くなる、面白くなる、と耐えながら観ましたが時間の無駄でした。これをどう楽しめというのか・・・。ちなみに、本レビューは1度だけ観てのレビューではありません。どうにか楽しめないものかと3回観ました。それでもだめでした。

筆者は同系統のアニメとして「ARIA」や「けいおん」は大好きです。が、「たまゆら」は観るのが苦痛でしかありませんでした。

まずつまらなさ過ぎる最大の原因は、本当に全くストーリーに起伏がない。針が一切振れず、本当にずっと一直線なんです。「は?だからどうしたの?」としか感じない。ヤマ無し。オチ無し。意味不明。

ARIA的な思わぬ素敵を見せてくれるのかと思いきや全然そうではない。登場人物が感動してる的なシーンが出てくるが少しも共感できない。向こうの世界に入っていけない。観てる側は他人の内輪話を無理やり見せられ、「はあ、そうですか・・・」という感じ。ほら、感動するでしょ、感動しましょう、みたいな制作側の押し付けがましさ。まさに、見たくもない制作者のオナニーを見せ付けられている状態。そういうのは同人で勝手にやって欲しいのですが・・・。

そういった根本的つまらなさに拍車をかけるのが、登場人物に一切目的が無い。目的が無いから、何らかの成長を見守る事もできない。主人公が一生懸命になる姿?ありません。主人公が何らかに葛藤する姿?ありません。主人公の努力?ありません。何も、無いんです。本当に何も。どんな作品にも、必ずそういうのはあるんです。だから観る側は共感したり考えたりでき、楽しむ事ができる。たまゆらのストーリーを簡潔に書くなら、主人公が、とある町に引っ越しました。終わり。どうするんですか、これ・・。

ARIAを真似してでしょうが、やたらと「この街が好き」的な街フューチャーしてくるのですが、知らんがな。どう好きなのか全く分からない。分からせて貰えない。「この街が好き」と言うだけで、あとはからっぽなんです。だから受け手は「はあ、そうですか・・・」としかリアクションしようがない。ARIAから何も学んでいない事に驚きを隠せません。天野こずえという作家、ブレインを抜いたらこうなってしまうのだなと思いました。制作陣は技術しか持っていない、ただの素人である事が丸分かり。しかも人生経験希薄。感性無し。大人しく原作付き作品をやればいいのに・・・。

あと、主題歌。「やさしさに包まれたなら」のカバーなわけですが、全然合っていない。整合性がとれていない。イライラさせられます。むかし見れたちょっとした不思議や奇跡、今は失ってもそれを遠く思い出す、懐かしむ、そういう感じの曲だと思うのですが、この何も無いアニメにどうしてこの曲を使ったのか。もしかして亡くなったお父さん周りのエピソードにかけている・・・?いやいや、薄すぎて通用しませんよ。「やさしさ」みたいなフレーズで安易に選んだとしか思えない。ただでさえ合っていないのに加え、よりにもよって「魔女の宅急便」で最高の整合性をみせたあの曲ですからね。考えがチープ過ぎる。カバーといえば「あの花」で「secret base」が使われていましたが、あれはちゃんとマッチしてる、整合性がとれてるからいいのです。よく考えているとも思う。でもこれはだめでしょう。

それでもキャラに魅力があれば・・・と思いきや、キャラも全然魅力的ではない。それどころか、無駄にとってつけられたような「口癖」と「口笛」。これが物凄く不快で耳障りなんです。よりによって主人公の子が「○○なので」と語尾に「なので」と付けるというキャラで、イライラさせられる。そして驚異的な不快感を与えてくるのが、黒髪で前髪パッツンの子。こいつがいちいちTPOをわきまえずしょっちゅう会話に口笛で返答するなどピーピー、ピーピーやるのですがその度イラッとさせられる。本当に耳障り。制作サイドはキャラ付けの為にやったのでしょうが、分かっていなさ過ぎる。多分、人生経験があまりにも希薄な上に馬鹿なんだと思います。

最後に、各評価について詳細は

<ストーリー>
もはや言わずもがな。1点付けましたが最低が1点だからそうしただけで、実際のところ0点です。完全な素人。いやヘタをするとそれ以下。こんなものを世に送り出した事を恥じて欲しい。

<声優(演技)>
これはそのまま3点。まあこんなもんじゃないでしょうか。特に良くも悪くも、何も感じませんでした。ただこの声優さん達、本来は見る側の心に届く演技ができる人たちですから、ストーリーが糞すぎて演じる側にも悪影響を及ぼしたのであろうと言わざるを得ません。

<キャラクター性>
これもそのまま1点。デザインはべつにあれでいいんじゃないですか。でもね、中身は設定作った人間の素人丸出し。キャラが立ってない。そして萌え要素付けたいなら萌えを分かってからにしましょう。良く分からないのであれば勉強するか、分かる人にちゃんと考えて貰いましょう。あと常時口笛は有り得ない。もっと人生経験を詰みましょう。

<作画>
そのまま、3点。こんなもんじゃないですかね。良くも悪くも特筆する事はなく、無難だと思います。

<音楽>
そのまま、1点。悪くは無い。しかし、一切耳に残らない。もう何というか、存在感ゼロなんです。音楽とSEはかなり重要なはずなのですが、全然印象的じゃない。盛り上げてくれない。サントラを欲しいとか微塵も感じない。ただ音楽も声優と同じく、ストーリーの糞さに足を引っ張られて着地点が分からなくなってしまった可能性が高いかも。

<背景>
評価項目ないですが、これは評価するなら5点満点。十二分だったと思います。そして背景班が可愛そうです。せっかく良いものを作ったのにこんな駄作になってしまって。

<演出>
これも評価項目ありませんが、評価するなら3点といったところですかね。良くも悪くも、特筆する事無し。無難じゃないかと。しかし、これまた糞すぎるストーリーをどう演出で押し上げるかといった力量が無かったのか、糞ストーリーに足を引っ張られたのか、もう少し頑張って欲しかった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

何でもない日常にかけがえのない一瞬が潜んでいる。 B+

本作を一行で言い表すと、写真が大好きな主人公を中心とした日常を描いたほんわかとした雰囲気の作品です。

以下、ほとんど写真に関することだけ語ります。興味がない方はスルー推奨です。

写真と言っても実は色々な種類があります。ネイチャーフォト(風景写真)、スポーツフォト、ポートレイト(人物写真)、都市写真、鉄道写真、建築写真、報道写真、広告写真、ファッション写真、等々、挙げればきりがないと思います。思いつくまま列記したので分類の視点が異なっていますし、分類が必ずしも明確ではないものもあります。

デジタルカメラが普及した現在では、昔に比べると気軽に撮影が楽しめるようになってきています。多くの人々は、特定の撮影対象に絞っているのではなく、ふと気が付いた瞬間にシャッターを押すという撮影スタイルなのではないでしょうか。そうした撮影をスナップ撮影(スナップ写真)と言います。そして、本作の主人公もこのスナップ撮影を趣味としています。

ただ、本作がちょっと異質なのは、主人公が使っているカメラが、ローライ35Sというとても古いカメラであるということです。今買おうと思ったら中古を探すしかありません。オートフォーカスなんて便利なものははなく、ピント合わせは目測です。このためピンボケし易いカメラです。レンズは映りには定評のあるカールツァイス(ドイツの光学機器メーカー)の短焦点レンズで、40mm(f2.8)という焦点距離はスナップ撮影にはちょうど良いでしょう。そして、古いカメラということは、そう、デジタルカメラではなくフィルムカメラです。

デジタルカメラでは、迷ったらとにかく撮るという撮影方ができますが、フィルムカメラでは一枚一枚にお金がかかるので、そう簡単にはいきません。ましてや、主人公は高校生です。湯水のようにフィルムを消費するなんてことができるはずもありません。ただし、撮りたいと思った瞬間にシャッターを押すのがスナップの基本でもあります。限られた撮影枚数の下では、感性は研ぎ澄まされていき、自然と個性が出やすくなります。作中ではそのあたりのことは描かれていませんが、実のところかなりの緊張感を持って撮影しているのはないかと推察できます。

そして、実際に自分の撮った写真を見るためには、フィルムを現像に出して待たなければなりません。この待っている時間というのも、かつては写真の楽しみの一つでした。実は、写真の出来というのは、写真店の良し悪しによっても左右されます。写真店といっても、全自動のプリンター任せにしている店から、一枚一枚濃度やカラーバランスを確認しつつプリントしている店まで様々でした。納得する一枚を得るためには、自分に合う写真店を見つけることも大切な要素だったのです。主人公も行きつけのお店を持っているようなので、ぜひ大切に付き合っていって欲しいものです。

写真店に行って写真を受け取る瞬間は、期待が落胆に変わる瞬間でもありました。「どうして思ったように撮れていないのだろう?」。大抵の人がそう思います。ファインダー越しに見た風景をフィルムに収めたはずなのに、実際に出来上がった写真は何故か全く違って見えます。このようなことを何度も繰り返せば、失望して写真をやめてしまう人まで出てきます。しかし、多くの人は、次こそは納得できる写真を撮りたいと思って、次の被写体を探しに出かけるのです。

主人公が幸運なのは、友達はじめ周囲の人が、撮影した写真の中に個性を探してくれることです。撮影を始めたばかりのころは、自分らしい写真というものが何なのか分かっている人はいません。時には、本人が上手く撮れていなかったと思うものから、これは良いと言ってもらえる場合もあります。自分一人では得られることがなかった「気づき」が、周囲の人によってもたらされことは、写真に限らず人生全般においてとても幸運なことではないでしょうか。こうした、周囲との関わりにおいて自分を見つけていくということが、この作品の大事な一部なのではないかと感じました。

本作では、スナップ写真好きの人の習性が良く描かれていると思います。良くある症状としては、道を歩いているだけで、周りのすべてが被写体に見える。カメラを持ち歩いていなくても、指で簡易ファインダーを作って、自分の見ている風景を切り取ってしまう。角度を変えると良い写真になるのではないかと、背伸びをしたりしゃがみこんだりする。等々。写真にのめり込んでいる人にとっては、「あー!分かる分かる!」という気持ちにさせられることが多いと思います。

実際のところスナップ写真は、日常のありとあらゆるものが撮影対象なので、主人公が過ごしている日常の中には、それこそ被写体が溢れていることになります。だから、写真を題材とした日常系アニメである本作を、とても興味深く感じることができた人はスナップ撮影向きの人だろうと思いますし、逆につまらないと感じる人は一枚たりとも写真が撮れないのかもしれません。

私は、10ヶ月程前にTV版の方を先に見たのですが、その時はつまらないと感じてしまいました。しかし、この作品の主人公の動き(先に挙げたようなスナップ好きの人に良くある動きです)を見たときに、昔写真をやっていた頃の気持ちを少しずつ思い出してきました。そういえば、自分も昔こんな風だったな、と。今見れば、TV版の方も違った感想をもてるかもしれません。

この作品はフィクションではありますが、この主人公には写真を大切にしていって欲しいという気持ちがあります。昔なら、単に写真好きの一人としての発言だったでしょうが、歳を取った今となっては、写真は人生を彩ってくれる素敵なツールとなるであろうことを知っているからです。一度失った情熱はなかなか戻るものでもありませんので、彼女にはこのままでいて欲しいですね。私のように写真をやめないでください(笑)。

その昔、写真好きが高じて写真店に勤めたことがある人間の独白、でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これが1期で~hitotose~が2期でもいいくらいの完成度です

ニコニコ一挙放送で~hitotose~の前に視聴しました。実際に放送されたのもこのOVAの方が先のようですね。

見ていてすごく心地が良いです。
友達とのやり取り、空気感、写真家の志保美さんとの対面、プチ秘境探検などなど、キャラクターの嬉しさ、楽しさが伝わってきて、~hitotose~同様にすごく温かい空気感でした。

シリーズを通してのこのアニメの主題として夢が挙げられます。
このOVAはその夢についてと、ぽってが撮った、たまゆら(写真に写る光のたま)が映っているお父さんの写真についての2つが中心で進んでいきます。



①ぽってのお父さんについて
 ぽってのお父さんは既に亡くなっています。
 ぽってはそれを引きずって悲しいままだったのですが、楽しかった思い出まで悲しいものにしたくないということで立ち直ったんですよね。
 悲しい出来事に正面から向き合い、これからもっと楽しいことを増やしていこうと決意したぽって。止まっていた物語が動き出したのです。
 OVAでは、お父さんの写真を撮った場所を探しています。プチ秘境探検という名で(笑)

一番印象的な第4話について掘り下げて感想を書きます。
{netabare}・ここがあの写真の場所かどうか分からないけど…
 香ちゃんの絵の岩と思っていたものがお父さんの背中だったと分かった瞬間、あの写真の場所よりも大切なものに気付いたのでしょう。
 写真を通してお父さんに会うことができた、直接会うことはできなくても、写真に写っているお父さんの心は変わらない。また一歩ぽってが前に進めた瞬間かなと思います。
 そして、お父さんの写真によって真音やのりえと友達になれた、かおると再開できた、写真の場所を探したことによってみんなで朝日山に登れた、お父さんの残してくれたものが今の自分を形作っている、これがぽってにとって嬉しかったのだと思います。
香「やったね楓ちゃん!お父さんに会えたね!」
楓「うん、会えたね!“みんな”と一緒に!」

やっぱり温かいアニメだなぁとしみじみ…{/netabare}



②夢について
 OVA2話がまさに夢についての主張で凝縮されたような話です。
・趣味が夢に変わる瞬間
{netabare}「ぽってさぁ、本気で写真家を目指してみてもいいんじゃない」
 かおるの発言です。そこまで好きなことがあるって羨ましい、思い切って前進してみてもいいんじゃないということでした。
 趣味と職業の夢っていくら好きでも繋げるのって結構難しいというか、勇気も覚悟もいることだと思うんですよね。
 写真が好きなぽってとはいえ、二つ返事で「うん!なる!」とは流石に言わないですよね。このことに関しては、志保美さんとの出会いでうまくまとめてますよね。

 蛇足ですが、この状況に少し似ている私の好きな歌の歌詞をのせておきます。私surfaceマジで好きなんですよ(笑)
{netabare}
想像するだけで胸が苦しいことなんて
きっと人生でも2,3回下手すりゃ1度もないかもしれない
だから諦めるなんてありえないことだって
何も言わないで無理って決めちゃう君そこに正座          surface「そこに正座」{/netabare}{/netabare}


・行き先のないきっぷ
{netabare} やりたいことが決まっているような決まっていないような、まさにそういう感じのぽって。
 でも、今はまだその状態でいい、いつかは行き先を決めなくちゃいけないけど、それまでは無限の可能性を追い求めてもいいとのことでした。
 ぽってもそのことに理解して、今はふわふわな夢でもいい、やりたいことをしよう、写真を撮り続けようと思ったんじゃないでしょうか。
 イイハナシダナー。道徳の授業の教材に使いたい(笑)

「ふわふわしててはっきりしないけど、考えると楽しくて嬉しくなる  夢とたまゆらって似ているなぁ」
OVA2話、最後のシーンのぽってのセリフです。何かがふっきれた、悩みを楽しいものに変えられたとでも言いましょうか。{/netabare}


・第4話、および~hitotose~の主要人物の夢について
{netabare} 4話でぽってが志保美さんと対面しているところを見て、のりえも刺激を受けたようですね。ぽってが前に進んでいるんだから、自分ももっと前へ“もあぐれっしぶ”にみたいな。2話の時点では“やってみようかなー”という感じでしたが、4話で“やりたい!やる!”になりましたね。
 麻音はOVAではほとんど触れられないため、本編では主役といってもいいくらいの扱いでしたね。相手に何か伝えるのは苦手でも、自分には正直ですよね。好きなものは好き、やりたいことをやりたい、1つに絞らずにやりたいことから目を背けないというように。麻音には行き先のないきっぷを渡さなくても大丈夫な気がします。まぁずっとこのままだったら不安ですが(笑)
 かおるもポプリ作りという趣味を持っていますが、他の3人よりは夢中になれない、ずっと続けていくかは分からないという感じでしたね。4人の中でもアネゴ的な、グループを支えているような存在ですが、それと性格も合わさって、気をつかい、どんどん空回りしていきましたね。そういうまだやりたいかはっきりしないかおるだからこそ、自分たち展の提案は意味があっていいなぁと思いました。自分がどれだけ夢中になれるか、今後続ける続けないにしても、今できることをしておきたい、みんなと何かやりたいという、かおるの悩みと性格と、みんなを大切に思う気持ちが生み出した提案だと思いました。{/netabare}



 このOVAだけでも結構な完成度ですが、~hitotose~を見る限りでは、本編を楽しく見るための補足になるものといってもいいくらいなんですよね。
 実際、~hitotose~のストーリーは尺もあるぶん素晴らしいです。
 たまゆらを見る場合は、OVAと~hitotose~をセットに、そして、今はなんと“もあぐれっしぶ”もついてくるためお買い得です!(笑)
 レビューを見る限りでは、視聴者はそんなに多くなさそうなので、2期を機会に多くの人に見てもらいたいなぁと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

68.9 5 2010年度アニメランキング5位
けいおん! 番外編 「ライブハウス」(OAD)

2010年1月19日
★★★★★ 4.1 (205)
1388人が棚に入れました
第1期DVD、Blu-ray Discの第7巻に収録。

第14話に当たる。

唯たちのバンド「放課後ティータイム」は、大晦日にライブハウスで開催される「年越しライブ」に参加することに。

はじめてのライブハウスにドキドキのメンバーだが・・・。
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

放課後ティータイムが年越しライブでドキドキ…!?

こちらは「けいおん!」の地上波では放送されていない番外編です。
唯たちのバンド・放課後ティータイムは,大晦日にライブハウスで開催される「年越しライブ」に参加することになります。
初めてのライブハウスにドキドキのメンバーだが…―っていうあらすじです。
今までの活動は学校内だったけど,初めて学校の外で活動することになるんですね。
わたしは澪ちゃんと同じくびびっちゃうタイプだなぁ。
でも,みんなが居るから心強いね★
{netabare}自分たちより1歩も2歩も先に進んでいるバンド達と一緒にライブをするっていうのは引け目を感じちゃいそうだけど,先輩バンドの皆さんが分からないことだらけの放課後ティータイムを助けてくれます。
ライブハウスってあまり行ったことがないのだけど,ライブする側のことがいろいろ知れて興味深かったです。
リハではみんなで転んで「大丈夫か!?」って感じではあったけど,なんとか無事にライブハウスでの初ライブを終えることができます。
そしてみんなで年越し!!
でも,年越しの瞬間に起きてたのは律ちゃんと澪ちゃんだけでした(^▽^;)
そして年が明けて唯ちゃんに起こされたみんなは初日の出を見にいきます。
眠いし外は寒いし「いいや~」ってなるよね。
でも,みんなで過ごす年越しは後から思い出したらすっごく幸せな思い出になるんだろうなぁって思いました。{/netabare}

この番外編で放課後ティータイムは一回り成長したかもしれないけど,メンバーは相変わらずほのぼのとしていて,楽しんで観れたしなんだか羨ましくなるアニメでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あったか♡あったか♡

{netabare}
冬休みの大晦日、放課後ティータイム
ライブハウスデビューのお話しです。

客席から見るとそうでもないけど、ステージから見ると
客席がとても広く見えますよね。
ライブを経験した人なら誰もが感じるドキドキ感が
とてもよく伝わります。

憂ちゃん、純ちゃん、和ちゃん、さわちゃん先生も応援。
お姉ちゃんに貰った憂ちゃんのお魚マフラーがまた
可愛いいんです。

ドタバタありながらも無事ライブを終えて、
平沢家で憂ちゃんお手製の年越しそば。
さわちゃん先生までガッついてるし…
年越しまで生徒と一緒にいるって、する事無いのかな?
でも、やっぱりこの子達が大好きなんですね。

初日の出を律、澪、紬、唯、梓で見るシーン。
さわちゃん先生は寝ています。
朝日に照らされた5人の横顔、とても素敵です。
これだけでも観る価値あります!
あずにゃんのトラ耳にも萌えちゃいます♡

私も学生時代、部活のメンバーと初日の出を見た
あの感動を思い出しました。

これといってお話しに起伏は無いけれど、(いつもの事?)
寒い冬の日でも温かな気持ちさせてくれる作品です。
あったか♡あったか♡
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

けいおん!第1期番外編② 一瞬でずっとの青春を感じる良い1話

原作未読。アニメ1期視聴済み。
番外編(#14話)のレビュー。

バンド「放課後ティータイム」としてはじめて、年越しライブに参加するお話。

初ライブへのドキドキ感と緊張の中での嬉しさや成長が描かれたお話でした。もっと各々のライブへの気持ち描いてもいいのかなーとも思うくらい、メンバーたちは相変わらずのゆったりふわふわな感じでした。

さわちゃん先生が昔のメンバーに会った時の、変わってないねに対する「だって、私あの子たちの先生してるんだから」っていうセリフは凄く良かった。凄くエモみ感じた。
何年かぶりに昔の友達に会った時のあの感覚と、紛れもない時間の流れを感じるあの瞬間。放課後ティータイムの5人も、これから過ごしていく時間がずーっと残ると思うと今の瞬間が青春だよな…って凄く思った。

#13冬の日の方が好きだけど、この1話もさわちゃん先生の一言が入るだけで物凄くいい1話になってるなって思いました。満足。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

67.3 6 2010年度アニメランキング6位
ひだまりスケッチ×☆☆☆[ほしみっつ] 特別編(OVA)

2010年10月27日
★★★★☆ 3.9 (181)
1074人が棚に入れました
荘に自転車がやってきました。みんなで試しに乗ってみることにしたんだけど…あれっ?なんだか久しぶりで上手く乗れない?そういえば最後に自転車に乗ったのって、ひだまり荘に来る前だったっけ。それで、練習も兼ねてみんなで河川敷に行くことになりました。おかしいなぁー。乗り方はコレで間違いないはずなのに…。

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

夏目って結構可愛かったんだなぁ…と思った特別編。

『ひだまりスケッチ×☆☆☆特別編』は前後編、つまり2話構成で展開される、本編と相変わらぬほのぼのなストーリーです。


第3期本編において、主観的に新キャラ二人(“乃莉”と“なずな”)がひだまり荘のメンバーとしては何処か浮いていた様に見えましたが、今回の特別編では大分ひだまり荘の中の雰囲気に馴染んで来ていた様に感じられました。(私自身があの二人の立ち位置になれたのかもしれませんが...。)
特に“乃莉”の初登場時から暫くの間は、会話の流れを断ち切ったり変なツッコミ?で空気を壊したりしていたので、個人的にはあまり良い印象を持っていなかっただけに、随分と成長したなぁと…。
“なずな”に関してはあまり変化はありませんが、別にあのままで十分良い。


私が今作で一番印象に受けたのはあの二人ではなく、“沙英”関係でちょくちょく登場する“夏目”。登場回数が少ないのにもかかわらず、よく分からないキャラだったために私の中では空気扱いをしていましたが、この特別編で私の中の彼女の株が上がりました。なかなか可愛かったですし、何より彼女にまつわる話そのものが結構良かったのが“夏目”のイメージを良くしてくれました。


と言う事で、この第3期特別編はある意味“夏目”が中心お話でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

歴史が僕を問い詰める

なぜ特別編が別窓で用意されているのかは謎ですが、
お金の都合があるかも知れないので、重いを綴ります。

OPで2番が流れるだけではなく、色々と小ネタを挟むのも特別定番です。

特別編1、ファミレス・なつめ☆キタカ回
特別編2、帰省・バーベキュー回

本編の後の方でもそうだが、寝起きで髪をおろしているひろさんを拝めるのはありがたや。
のりすけも髪おろしてればいいのに、特別編なんだし。

舞台は東京だと思ってたのに、考えを改めないとな。
それとも県境とか、住宅街ってことかな・・・。

オレもアレを焼きたくなりました。けど、アレってそのまま食べるの好きでもないんだよね。

っていうか、なつめwww そりゃないだろうwww
なつめファンは見逃したら人生をやめたくなるような特別編です。
うーん、それぐらいの価値は、ある、な。あります!!!

なつめの熱狂的なファンでないオレも、彼女が嬉しそうな姿を見るだけで、
バーベキューを食べずとも心はホットほくほくほくりんこです。


オレもみんなとバーベキューをお腹いっぱい食べれば、おも、
・・・何すか、てんてー?
「ネタバレ禁止ー♪」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

リクポテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

夏目のためのOVA!(*^▽^*)

コミック原作 既読

ひだまりスケッチ3期のOVAです。
これまでのOVAと同じく2話構成になっています。

1話は{netabare}ファミレス回&夏目と沙英の出会い回{/netabare}です。
2話は{netabare}ゆのっちの実家帰省回&バーベキュー回{/netabare}です。
特に{netabare}夏目と沙英の出会いは{/netabare}原作でもすごくお気に入りの話です♪

3期で新たに加わった乃莉となずなもだいぶひだまり荘の一員として馴染んできたかなぁと思います。

また今回のOVAでは本編でもちょいちょい登場する夏目に焦点が当てられています。夏目は結構好きだったので、このOVAはうれしかったです(^-^)
夏目ファンは必見ですよ!
ファンじゃなくてもこれを見たら好きになるかも?

内容は相変わらずまったりのんびり~。
何も起こらないけどそんな変わらない日常の心地よさを改めて感じました。

アニメも残すところSPと4期と卒業編のみとなりました。終わりに近づくほど寂しくなってきますね(;_;)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

66.1 7 2010年度アニメランキング7位
MAJOR特別版DVD メッセージ(OVA)

2010年12月17日
★★★★☆ 3.9 (81)
400人が棚に入れました
原作コミック最終巻である78巻(2010年12月17日発売)の限定版に『メジャー -メッセージ-』のDVDが同梱された。本作の最終エピソードとなっている。

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

吾郎から子供たちへ

メジャーからセカンドへ向けての間にあった物語。
吾郎の打者での話はすごく見てみたかったから、嬉しかった。

内容は30分で上手くまとまっていた。
これまでの吾郎の物語の総まとめとして、出来ていたと思う。

吾郎はいつでも吾郎だな。
本当に自己中だよな。
周りの事などお構い無し、周りに気を使わない。
子供たちが可哀想…
でも、最後の最後であの1発。
あれは狡い!
何も言えなくなる。

感動して泣けた。
メジャーシリーズを見てきた人なら絶対に見た方がいい作品だった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ootaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

家族は大変そうだ

あの主人公が家族をもち、伝えたかったことを自分の子どもたちだけでなく我々に伝えているように感じました。
ただ、こうゆう話をするには主人公が年をとりすぎていて、父親になった段階で終わる方が個人的によかったような気がするのですがどうでしょうか?
見てどう感じるかはそれぞれ違うと思いますが、ラストを飾るのにふさわしいかどうかは見てみてください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

satsuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルなし

原作の最終回までを描いた1話になります。
第6シーズンの終わり方でもそれっぽく終わってますが、
原作の最後までを観たい方は、こちらをお勧めです。

吾郎らしさが十二分に表現されてますので、第6シーズンまで観たなら必見です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

65.7 8 2010年度アニメランキング8位
機動戦士ガンダムUC/episode2 赤い彗星(OVA)

2010年11月12日
★★★★☆ 3.9 (93)
771人が棚に入れました
今際の際のビスト財団当主、カーディアスから、『ラプラスの箱』の『鍵』となるモビルスーツ≪ユニコーン≫を託された少年バナージ・リンクスは、『袖付き』のマリーダ中尉が駆る≪クシャトリヤ≫と交戦後、ロンド・ベルの強襲揚陸艦≪ネェル・アーガマ≫に拿獲されてしまう。その艦には、バナージの友人のタクヤとミコットと共に、『箱』の譲渡を阻止しようとしてカーディアスと接触した少女オードリー・バーンも収容されていた。
その≪ネェル・アーガマ≫に対し、単機で挑みかかるモビルスーツが出現する。
『シナンジュ』と呼ばれる真紅の機体を駆る人物こそ、『シャアの再来』の二つ名を持つ『袖付き』の首魁、フル・フロンタルだった――。

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

可能性を破壊する猛禽

UC2作目。
心待ちにしていた、シナンジュの登場。
物語的にはようやく戦争が始まるのだなって思う。

まってました!!!
シナンジュ登場です!
いやいやいや、動きすぎ。
半端じゃない作画です。
このシナンジュの映像を映画館で見れている事に幸せを感じてしまった。
本当にとてつもない作画、一作に時間がかかるのがわかりますわ・・・。

フロンタルさん参戦。
髪の毛がそう・・・もじゃっといてして非常に切ってしまいたい。
顔にもシャアと同じ傷があり、声も同じ
絶対シャアじゃん!っと見ている視聴者は思っただろう。

しかし富野 由悠季さんは言った。
シャアが生きている事を決めるのはまだ早い。
もっとずっと先の世代が続きを考えて欲しい。

めちゃくちゃいい言葉だなって当時思ったものだ。
たしかに逆襲のシャアはどっちとも取れる終り方をしたから
生存説、死亡説
二つがあるが、推測の行きでしかないからなー。

UCとシナンジュの戦いはやばい。
作画クオリティも最高なのだが、もうこの二つが戦っているっていう光景が自分にとって最高の高揚だった。
2話の見せ場は本当に見せ場だった。
これは一回見て欲しい!

この話を皮切りに、ガンダムらしい展開に少しづつ進んでいく。
これだけで察しの良い方はわかると思うけど、これがやっぱり戦争なんだなって思う。

新宿ピカデリー
この作品も初日に行ってきた!
しかも舞台挨拶ありのチケット取れたんです・w・ノ
会場限定のDVDとプラモデルに並ぶ長者の列、非常階段まで並んでますよ!!
30分後、無事にDVDを入手できた。まじでよかった。
プラモはクリスタル仕様だったのであまり興味がなかった。
しかし兵は購入制限まで買ってましたよ。
限定のDVDを買えてホクホクしながらポップコーンを片手にいざ!入場!

そして映画前の舞台挨拶へ。
みなさんの挨拶が終わると次々と出て行く人達。
挨拶だけ見に来て、次回いい席でみるのかな?・・・。
なんにせよ、会場の2割くらいのお客さんが映画館の席を立ってしまったのがとても印象的だった。

東京ドームシティ 赤の肖像 を見に行く 
UCエピソード2が公開される前に東京ドームシティで 赤の肖像というイベントがあった。

序幕 シャアの歴史観~宇宙世紀創生~一年戦争勃発
一幕 「機動戦士ガンダム」
二幕 「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」
三幕 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「機動戦士ガンダムUC」

の四幕の構成。

シャアが歴史を映像と池田さんの朗読で振り返っていく。
正直、鳥肌が立った。
朗読はそれくらいの素晴らしさだった。
シナリオも福井さんが書いているのでクオリティはとても高く、すぐに時間は過ぎていった。
フリートークでは
3日目なんでようやく慣れてきましたよ と池田さんが本音を語ってくれたのに笑ってしまった。

次は 白の肖像ですね^^なんていわれていたけど
そこは アムロ そこまでの人気はなく開催されることはなかった。

ちなみに3日目がDVDになったので自分も後ろ姿でチラッと移っているのだ!!!
会場にはフルフロンタルの姿をした熱狂的なフル様ファンもおられ、つい握手をしてしまった。

すばらしいイベントでとても楽しめた。
UC2の映像は最後の10分だけだったが、そんなものはここでは余興。
池田さんの素晴らしい朗読を堪能できたのが一番の収穫だった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2巻は紹介的な意味合いが強いと思いました

ユニコーンガンダム2巻
複雑でとっつきにくかった1巻に比較すると、敵味方の組織が判然としていて戦争状態であることが明確である点、わかりやすい内容になっていると思います。
ただ、ネェル・アーガマのクルーは全員連邦と一緒くたにはできず、基本的にはロンド・ベル隊、そこに特殊部隊のエコーズとコロニーの民間人、さらにはAE社からラプラスの箱を守るために重役が派遣されており、そこにユニコーンガンダムとバナージ・リンクス、ジオンの姫君であるミネバ・ラオ・ザビが乗船しているという、非常に雑多な状況から物語がスタートします。
そういった状況についてはやはり説明のようなものは無いので、ストーリーに追いつこうとすると1巻同様に状況を理解しながら観るように努める必要があると思います。
ただ、正直なところ物語の仔細は理解しなくても楽しめる作品だと思うので、頭の中ではクエスチョンマークになるシーンがあるにせよ見続けても退屈を感じないと思います。

本作は紹介的な意味合いが強い内容と感じました。
シャアの再来と言われるフル・フロンタルの登場、「ラプラスの箱」と呼ばれるビスト財団が秘匿し続けてきた"箱"についての説明があり、そして次の戦いの予兆を感じされたまま次巻に続く内容となっっています。
フル・フロンタルの声優は池田秀一氏で、マスクをつけた赤いモビルスーツに乗る壮年の男性です。
シャアであることをイメージ付けたい気持ちはわかるのですが、アピールが少しうるさいと感じました。
仮面、赤いモビルスーツ、シャアらしい立ち振舞までは良いのですが、モビルスーツが通常の3倍の速度で進行しているという報告があったり、「当たらなければどうということはない」や「見せてもらおうか、ガンダムの性能とやらを」といった一年戦争時の台詞を言ってみたりするあたりどうもわざとらしさを感じました。
まぁ、この台詞を聞いて、「うわぁシャアだ!赤い彗星だ!」と思ってしまったわけですが。

宇宙世紀のガンダムらしいガッツリとした作品のため、本作は人を選ぶ作品だと思います。
宇宙に住む人々が地球に銃を向けるテロリストとなったのはなぜか、長く続いて終わりが見えない宇宙世紀の諍いの根本であるこのテーマについて、改めて語られるシーンがあるのですが、これまでの戦争を知っているからこそ心にしみる台詞です。
また、ミネバ様が銃を突きつけられながらも毅然とした態度で兵を怯ませるシーンは震えました。
ミネバ様、立派になられて。

フル・フロンタルはシャアなのか、またラプラスの箱とはそもそも何なのか、2巻は次巻以降のつなぎともいえる内容でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

モンドリ・ウッテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「了解した、貴艦を撃沈する」

エピソード2はシャア・・・じゃなくてフル・フロンタル無双。

「後続機の3倍の速度で接近中!」
「見せてもらおうか、新しいガンダムの性能とやらを」
「当たらなければどうということはない!」

と、どっかで聞いたことのある台詞が並び、フル・フロンタル大佐の赤いMS「シナンジュ」が圧倒的多数のネェル・アーガマ隊を弄ぶ。

映像化されて一番見たかったのが、このエピソード。最低限のスラスターを焚きながらデブリを蹴り、八双飛びのように迫ってくるシナンジュの超高機動戦を待ちこがれていた。結果は、期待を裏切らないさすがの出来。

めちゃくちゃ奇麗でスピード感溢れるMS戦に酔いしれてほしい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

65.2 9 2010年度アニメランキング9位
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド(OVA)

2009年12月22日
★★★★☆ 4.0 (40)
362人が棚に入れました
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン前半を再編集した特別版!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

テレビシリーズ視聴済みの方が見直すことが目的の場合は十分役割を果たせると思います

ガンダムダブルオー総集編の2作目。
セカンドシーズンの1話目から13話までをまとめたもので、1台目のメメント・モリ破壊に成功するところまでとなっています。
ファーストシーズンをOVA1本に凝縮した1作目よりは余裕のある構成になっていて、さすがに1作目に比較するとまとまっていると感じました。
テレビシリーズ視聴済みの方が見直すことが目的の場合は十分役割を果たせると思います。
ただそれでも端折られている部分は多くあることに加え、1作目がアレだったために総集編で視聴となると話についていけないと思います。よって、未視聴の方にはおすすめできません。

1作目同様、カット箇所、残留箇所は配慮が感じられました。
有名なト裸ンザム空間についてはノーカットで繰り広げられ、また、リボンズと接触するために潜入したパーティーのティエリアの女装シーンも残されています。これには思わずニッコリです。
ただし、その間の刹那とルイスの邂逅シーンはなかった気がします。
なお、スメラギさん再着任時のパッツンパッツンの制服シーンはカットされています。これには憤怒。
OVAなのでむしろ過激にするくらいがええんやないかと思ったり。
あと、細やかにカットがされているので、ルイスと沙慈のすれ違いのシーンが少なくなり仕方ないのですが物語の深みがテレビ版に比較すると薄いと感じました。
コーラサワーやグラハム・エーカーなど、個性的なキャラ達もそのキャラクター性が薄く感じられました。
テレビ版時点で結構濃い作品だったため、ここは仕方のないところかもしれません。

総集編関係ないのですが、ダブルオー初出撃のシーンはやっぱりいいですね。
ダブルオー出撃とメメント・モリ破壊はなにげに一番好きなシーンかもしれません。
総集編としてというより、ダブルオーという作品が名作なので、そういった意味で楽しく視聴できました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメ2期前半の総集編

2時間ほどでサックリ見られるので

時間がない方におススメです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

64.8 10 2010年度アニメランキング10位
xxxHOLiC・籠(OAD)

2010年4月23日
★★★★☆ 3.8 (62)
454人が棚に入れました
コミックス初回限定版17巻付属DVD。
止まった刻(とき)が動き出し侑子が消え、四月一日は再び侑子に逢うため店の主人となる。侑子に逢える日を待ち続ける四月一日だったが、百目鬼を通して、とある家の蔵から見つかった茶吉尼天(だきにてん)にまつわる札の存在を知る。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

春夢期の続編♪

侑子さんが居なくなって10年後の
世界を原作に沿って描いている。

四月一日は侑子さんの居ない「ミセ」
の店主として可也落ち着いた感じで
で時より侑子を思わせる雰囲気。

百目鬼静は教授の助手をしつつも民族
学を学ぶ傍ら四月一日の助手をしてた。

とある以来で四月一日を頼り不思議な
縁を辿る物語が始まる。

五月七日小羽は静と同じ大学の生徒で
同じ民俗学を専攻・・仲睦ましい描写
や・・九軒ひまわりのその後にも触れ
るシーン等10年の歳月も垣間見る事が
できて可也愉しめた。

所々掴んでおいて逸らす様な上手さで
ラストを焦らされたり・・

でもやはり最後は期待道理過ぎて泣いた。
たぶん此処から先もあれやこれやで・・
簡単には結論を出さない展開かなと思う
けど・・泣ける良いラストでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

1061000you さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

本編から数年後のお話。

侑子さんからミセを引き継いだ四月一日が、大学生になった百目鬼から依頼をうけたお話。

物語自体は、アヤカシにからんだ話なのだけれど、
本編からの人間関係の変化がファン的には嬉しい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

みそ汁ソムリエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感動的な話

あらためて観たけど本当に感動的な話。
xxxHOLICを観ていないと伝わらないものだけど、ラストシーンに皆の様々な思いや願いが凝縮されていて、最後のひと言が心に染みる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

64.6 11 2010年度アニメランキング11位
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションIII リターン・ザ・ワールド(OVA)

2010年2月23日
★★★★☆ 3.9 (33)
294人が棚に入れました
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン後半を再編集した特別版!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

マリナ姫が不憫

ダブルオー総集編OVA作品の3作目。セカンドシーズンの14話からラストまでが収録されています。
このあたりは本放送時にも重要なシーンが連続していて、個人的な感想ではカットができないタームだと思います。
そこを一時間半強におさめているため、2作目以上に短縮に無理のある部分が多かったように感じられました。
一方でラストにカットの追加があり、テレビ放送時とは演出の異なるラストとなっています。
そこ以外にも追加はあるのですが、主にカットしたしたことによるシーンのつなぎ目的のため、ラストの追加カットだけは本OVAシリーズを見てきた方へのご褒美のように感じました。

2作目でカタロン襲撃シーンがまるっとカットされていたことに関連し、マリナ・イスマイールのシーンがガンガン減っています。
マリナと孤児の子どもたちによる平和の歌が存在ごとなくなり、そのためもはや彼女がなんのためにいるのかわからなくなっています。
個人的にはマリナ姫は好きでも嫌いでもないキャラなのですが、少し不憫に思いました。
また、王留美のシーンも大幅にカットされています。
マリナ姫もですが、王留美もスペシャルエディションではほとんど出番がなく、実のところ大して重要な役割でもなかったのかなぁと。お兄様に至ってはスペシャルディションで発言したシーン自体、記憶にありません。
また、先にも書いたとおり、ラストが少し違っています。刹那とリボンズの最終決戦のあとです。
どちらかというと、総集編のほうがいい終わり方と思います。
こういった追加シーンはいいですね。単にテレビシリーズをなぞるだけではなく、追加シーンがあると嬉しくなります。
なお、テレビシリーズで話題となったライルとアニューの服を着たままベッドシーンは、本OVAでも服を着たままです。FxxK!!

ダブルオー自体が名作のためスペシャルエディションも楽しく見ることはできましたが、全編を通してOVAに収める事情からやむを得ずに必要なシーンもカットされているのが残念に感じました。
再視聴でも、テレビ版をよっぽど何度も見て内容を覚えているという方でない限りは、テレビ版を見ることをおすすめします。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

内容を気にせずMS戦だけ見たい方にはオススメ

OO事態が元々激しいMS戦ばかりの作品であり
それがさらに短縮されているのでほぼ戦闘シーンです。
なので内容とかどうでもいいからカッコいいMS戦だけ見たいという方にはオススメ

内容にはあまり期待はできません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメ2期後半の総集編

1時間半ほどでサックリ見られるので

時間がない方におススメです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

64.5 12 2010年度アニメランキング12位
名探偵コナン 10年後の異邦人(OAD)

2010年4月9日
★★★★☆ 3.8 (16)
109人が棚に入れました
2009年のOVA作品。

神谷明演じる毛利小五郎が登場する最後のOVAシリーズ。

『名探偵コナン SECRET FILE Vol.4 』にも収録されている。


熱を出してしまったコナンのもとに、灰原から連絡が入る。

APTX4869の解毒剤の試薬品ができたというのだ。

さっそく解毒剤を試したコナンは、その副作用により強烈な目眩を起こし倒れ込む。

しかし目を覚ますと、コナンは元の新一の姿となっていた。

コナンはみんなを驚かせようと帝丹高校に行ってみるが、おや? なにやら様子が変だぞ…!?

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

幻の青年探偵団

このOVAの一番の主となるのは少年探偵団の高2の姿が見られること。

と思いきや、新一と蘭の関係の話が結構大きい。

10年後の世界が描かれるので、ま、色々と起きます。

でも、それは・・・・・・。

ファンサービスの一環の作品と考えれば、複雑ではある物のいい作品だったかも・・・?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

64.5 12 2010年度アニメランキング12位
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.8 (12)
74人が棚に入れました
夫婦となったバニラとココナは、別れを告げることもなく去ったキリコとの思い出の地を巡っていく。ウド、クメン、サンサとキリコとの再会という淡い思いを抱きながら旅する彼らを待ち受けるものとは? 1983年に放送され、そのミリタリーテイスト溢れるメカ設定や、主人公・キリコを取り巻く過酷な物語の魅力もあいまってリアルロボットアニメの金字塔と名高い『装甲騎兵ボトムズ』。その人気はTVシリーズの放送以後、後日談やサブエピソードがOVAや劇場版、小説などで描かれ続けているほど。本作はTVシリーズから約30年後、OVA『赫奕たる異端』及び小説『孤影再び』以降を舞台したOVA作品。高橋良輔監督はじめ、TVシリーズのスタッフが再集結したことでも話題となった。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

過去の清算

幻影編に関してレビュー少ないですね。見てない方多いのでしょうか?

 ボトムズなんて見た事無いという方、幻影編から見ても訳が分からないのでスルーしてください。
ボトムズってシリーズは本編の話を幻影編に至るまでずっと引き摺ってますので、見るなら本編からです。そして、今の時代のアニメに慣れた方はきっと古臭くてツラい筈。最新の幻影編ですら若い世代に迎合しようという気が全くないのがボトムズってもんです。


本編からova含め全部見てきた方で、幻影編見てない方へ。

・相変わらずカオスなウドの町
・内戦終結後のクメンとポタリア
・老いたゾフィー
・モンテウェルズ法王との因縁の結末
・本編以来お久しぶりなあの方との対決。

ここまで書くとほぼネタバレな訳ですが、ボトムズ好きなら面白い面白くない別にして興味持たざるを得ない話な訳で。
私は見た方がいいと思います。

 私は正直、もうボトムズに関しては見て面白い面白くないという次元で語ろうとは思えないんですよね。言葉にするの難しいですが、高橋良輔監督が続ける限り、私は最後まで付き合おうと思ってます。

こんなシリーズ他にないと思います。
ガンダムは作品ごとに主人公も時代も情勢も変わっていく。視聴者に対しても巧くアレンジしながら時代に合わせてます。
ボトムズのアストラギウス銀河は停滞した世界であり、やってることは本編から変わらず。軸はキリコと神からブレてない。
もう、私らボトムズ信者しか相手にしてないとしか思えません。それに私達を失望させる程ヒドイ作品に落ちぶれた訳でも無い。
ならば最後まで付き合うのが義理ってもんじゃないかなと。

まぁアニメって義理で見るものか?と問われたら違いますけどねw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

64.3 14 2010年度アニメランキング14位
デュラララ!! 第12.5話 天網恢恢(OAD)

2010年8月25日
★★★★☆ 3.8 (82)
501人が棚に入れました
DVD第7巻に収録されている。


首なしライダーが受け取った、謎の赤い鞄。

それを巡って事件は巻き起こる。

ヤクザに追われたチンピラ、高速道路を失踪するワゴン、それを追う怪しい黒服の男達。

夏祭りを楽しむはずだった高校生も、否応なく巻き込まれる。

そして、ついには池袋の夜空に光る物体が現れ……!?

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

裏切りの夕焼け

原作未読 30分

1期の未放送分でDVDに収録された作品。

BS11で放送していたデュラララ!!転の間にあったので観てみました。

池袋上空に謎の物体が飛来したところからお話は始まります。

本編同様時系列がバラバラで、最後のオチに笑ってしまいました。最後まで観ないと全然分からなかったですねw

危うくもユーモアあふれるお話の内容に、現在のシリアスな局面が多い承や転にはない面白さがありました。

お話は本編とは関連はないようですが、OVAらしい作品です。

1期のキャラがたくさん出ていますので、デュラララ!!好きな方にはオススメです。

OP・ED もちろん1期のままです。

最後に、OP「裏切りの夕焼け」を聞くとテンションあがりますね^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

デュラララの日常(*^^*)

話自体はいつもの感じと似ていますが、今回は話がどんどん遡る形式ですね!そしてやっぱり今回も水面下では危険な香りがする事が起きてます!

今回は来良組がメイド喫茶に行ったり祭りに行ったりと夏を満喫しています。
帝人と杏里がケモミミつけて正臣がつけなかった事への不満がある人もいるかもしれませんね笑

あと今回、私の大好きなアイザックとミリアの友情出演に感謝感謝です(^∇^)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

DVD第7巻収録のOVA

第12.5話 天網恢恢
 {netabare} OVA。来良3人組やワゴン組、セルティが同じような赤い鞄を持って行動するところから始まる。それぞれの鞄が誰のものでどういった経緯で彼らの手に渡ったのか、時間を遡る形で明かされ、最後は落ち着くべきところに落ち着く。軽いノリの話だけど、オールキャラを適材適所で使ってて巧いと思った。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

64.2 15 2010年度アニメランキング15位
よんでますよ、アザゼルさん。(OVA)

2010年9月1日
★★★★☆ 3.7 (165)
953人が棚に入れました
探偵事務所でバイト中の佐隈は、雇い主の芥辺より、悪魔のアザゼルを使いある依頼を解決するよう指示を受ける。報酬につられ依頼主・さおりの元を訪れた佐隈とアザゼルは、交際中のホストと別れたいとの依頼を受け、そのホスト・セーヤに会いに行くが…!?

waku さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まんまですよ、小野坂さん

ラジオの小野坂さんと何も変わりません。

世界観がよくギャグのテンポもいい
そして無駄に声優が豪華です

キャラ名で言うと
                   悪魔
テニプリ  桃城         (アザゼル
ゼロ使う  ルイズ        (アザゼルのセフレ 
ワンピース ゾロ         (サラマンダー
夏目友人帳 夏目貴志       (ベルゼブブ
銀魂    猿飛あやめ      (アンダイン
銀魂    高杉(子安武人)   (ルシファー
                   天使 
クレしん  野原ひろし      (ゼルエル
                   人間
キミに届け 風早翔太       (芥辺
レールガン 御坂美琴       (佐隈りん子   
ハヤテの如く綾崎ハヤテ      (堂珍光太郎

と自分が好きなアニメをいってただけだけど
すごく豪華です!くぎゅうを10秒くらいしか登場しないセフレの役にしたのがすごい!

取りあえずテンポ良すぎてポンポン見れますので是非みてください!

この声優になんてこと言わせるんだ!とか面白いですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

Travelog

泣き牛編、セーヤ編、ルシファー編の三つのお話。
テレビ版視聴してから見ました。

OVAだけあっていろいろとパワーアップしていました。
相変わらず下品で、不潔でしたが勢いがすごいです。アザゼルさんやベルゼブブさんのデザインすごいなって思います。特徴あるし、気持ち悪いのにどこかかわいげがある感じで、本当にバランスが良いです。話に合ってますね。

テレビ版アザゼルさんが好きだった方は問題なく、この作品も気に入ると思います。逆に受け付けなかった人は、間違いなく今作もだめです。僕は、楽しめましたよ。あと、髪を結った佐隈さんは、かわいいですね。見た目は。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

なかなかシュール。

アニメ化の順番ではこのOVAが最初。
その後よんでますよ、アザゼルさん。1期
よんでますよ、アザゼルさん。Z 2期

『泣き牛編』11分ほど
『セーヤ編』25分ほど
『ルシファー編』27分ほど
の全三話です。

グリモア
悪魔と契約を交わした術者が常に携えている魔術書のこと。悪魔との契約自体はグリモアなしでも可能であるが、自殺行為である。

魔界と現世の姿のギャップが素晴らしい。
佐隈りん子が可愛い。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

64.2 15 2010年度アニメランキング15位
夜桜四重奏 ヨザクラカルテット ★ホシノウミ★(OVA)

2010年10月8日
★★★★☆ 3.8 (127)
711人が棚に入れました
小説『デュラララ!!』の挿絵や、ゲーム「デビルサバイバー」シリーズのキャラクターデザインなどを担当した人気イラストレーター・ヤスダスズヒト原作のコミックをOAD化。TVアニメ版もあるが、本作ではスタッフを一新。監督・総作画監督・キャラクターデザインを務めたのは「鉄腕バーディー DECODE」でキャラクターデザインを担当したりょーちも。本作が監督デビュー作となる。 妖怪と人間が混在する桜新町に現れた新たな敵は、死霊使いの狂巻ざくろ。秋名やヒメたちの友人である東鈴の元マスターだったざくろは、鈴を攫い、町を破壊しようとするが…!?

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニメ製作のお手本といえる作品。 ぜひご覧頂きたいです

ちょっとマイナーなアニメでオススメを聴かれたら
間違いなくオススメする筆頭アニメです。

以前、別作品のレビューで3話単位で物語が進行するアニメは
テンポがよいと書きました。
この作品はOVA全3話の作品内に起承転結がおさまっている構成です。

過度な萌え絵でなくシンプルな線でありながら
OVAということで作画は丁寧。
この作品はアクション作画が秀逸です。
作画アニメのお手本として氷菓をレビューしましたが
3話構成、アクションのお手本アニメとしてはこちらがオススメ。
キャラデザインも多くの方に気に入っていただけるデザインだと思います


・りょーちも監督
まどか☆マギカ最終話や様々なアニメで原画マンとして活躍されている方
アクションシーンが最大のセールスポイントでしょうか
ぜひチェックしていただきたいアニメーターのお1人です。


・夜桜四重奏という作品について
夜桜四重奏は妖怪が跋扈する街、桜新町を舞台に
超能力者たちの集まり比泉生活相談事務所が
街を守る、アクションありハートフルコメディーありの物語です。
TVシリーズもありますが、今回は触れません。
TVシリーズ未視聴でも楽しめますし、OVAである今作のクォリティが
遥かに高いからです。


・今作のあらすじ
キョンシーの少女鈴は成仏するために桜新町を
訪れましたが、人情豊かでやさしさ溢れる街に居ついてしまい
毎日生活をしています。
彼女は過去に人間からひどく苛められていた過去があります。
それを救ってくれた恩人がいるのですが
その恩人が闇落ちしてしまい鈴をさらいに来ます
周囲に迷惑をかけたくない鈴。。
。。続きはご覧になってお確かめください


・お手本といえる構成
1クールかけても物語の世界観や、主人公の背景、心情
方向性が見えない作品はたくさんあります。
この作品は冒頭の導入だけで
どんな生活をしているのか、主人公の現在と過去の境遇を
しっかり理解することが出来ます。
長いで説明台詞をするようなアホな演出ではありません。
鈴の街の人々との触れ合いに差し込まれるモノローグで
世界観をふくめ全て伝えきれているのです。


・アクション
アクションシーンを例えるなら、体操のアクロバトやブレイクダンス
サーカスの曲芸を観ているかのような気持ちになります。
複雑かつダイナミックで、直線で殴りあうアクションなんて存在しません
作画とは造形が整っていればよいというのではなく
カット割り、アングル。。。言葉に仕切れないセンスが必要なのだと
思い知らされます。


・キャラクター
過度な萌え絵でないにも関わらず
作画が優秀なため、顔の表情がすばらしいです。
表情が豊かなためにとても魅力的で女の子がとてもかわいい!
萌えるんですよね。


・さいごに
原作漫画の知名度が低く、TVアニメもパッとしない出来きだった為
OVAも広く知られる作品ではありません。
女の子が可愛くてバトルがかっこよく、ハートフルコメディ。
人気が出るであろう素材があるのに残念です。

ぜひ、ご覧いただけましたら幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

今秋から始まる〜ハナノウタ〜の視聴前に見て良かったと思えた作品でした^^

この作品は、『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』の続編に位置付けられている作品です。いきなりこの作品から視聴すると、少し説明不足感があると思いますので、1期を未視聴の方は是非そちらからの視聴をお薦めします。

1期では、桜真町という人間と妖怪が共存できる唯一の町と、「七郷」と呼ばれる7本の巨大な桜の木を守るため、夜桜四重奏の皆さんは大活躍でした。このOADでもしっかり活躍はするのですが、今回の主役はラーメン屋で住み込みのバイトをしている東 鈴(あずま りん)です。

働きモノで健気な鈴ちゃんは桜真町に移住してきて2年・・・ラーメン屋での住み込みの生活にも、町にもようやく慣れてきたところです。時間は要しましたが、彼女の歩んできた道程が決して易しいものでは無かったので、仕方無いのでしょうけれど・・・^^;

こうして、ようやく安住の地を手に入れた鈴ちゃんですが、突如鈴ちゃんの身の上にこれまで想定し得ない事態が起こり、物語は急展開を見せます。

そこで、鈴ちゃんにとって辛い選択を強いられるのです・・・
自分が一番大切なモノは何なのか・・・
何を大切だと思うべきなのか・・・

2年も同じ場所に住んでいると、自分の居場所ができています・・・自分の居場所というのは、自分が安心して帰れる場所ですが、居るべき人が居ないと周りの人が心配する場所でもあるんですよね・・・

このOADは全3話ですが、短い中で良く纏まっていたと思いますし、今秋から始まる夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜への伏線もしっかり張られていました。

もちろん夜桜四重奏の活躍も堪能できますし、私が個人的に推している半妖のことはちゃん(CV:沢城みゆきさん)は、前作よりパワーアップしていたので、格好良さが増していたように思います^^

秋から始まる続編を楽しみに待っています♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キョンシー!

原作未読 全3話
夜桜四重奏~ハナノウタ~視聴済

本来はOADみたいですが、AT-Xで放送していたので観てみました。

人間と妖怪と半妖がいる町、桜新町に起こる事件を町長で高校生の槍桜 ヒメ(やりざくら ヒメ)、比泉生活相談事務所の所長の比泉 秋名(ひいずみ あきな)を中心に解決しようするお話です。

今回のストーリーは「夜桜四重奏~ハナノウタ~」の第8話から第9話の間にあったエピソードみたいですね~確かにハナウタ視聴中のとき、いきなりざくろちゃんが出て来て違和感があったのを覚えてます。

レギュラーメンバーのラーメン屋の住み込みのバイトで不死人の東 鈴(あずま りん)と死霊使いの狂巻 ざくろ(くるまき ざくろ)が中心のお話です。

本編(ハナノウタ)ようにバトルはよく動きますね~
ただ、OVAということでパンチラが多いですw

お話が本編より単純なので観やすかったです。最後はちょっとウルウルしましたね。

夜桜四重奏~ハナノウタ~を視聴してお気に入りの方にはオススメです^^

OPはハナノウタのOPと同じ方が歌ってますね。

最後に、この作品はキャラクターが多く色々な能力使いがいますが、私だったら五十音 ことは(いそね ことは)ちゃんの言霊使いの能力はほしいですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

63.3 17 2010年度アニメランキング17位
Out of Sight (Webアニメ)

2010年7月31日
★★★★☆ 3.7 (19)
47人が棚に入れました
国立台湾芸術大学の学生が卒業制作として作った作品で、盲目の女の子を描いている。
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

偶然見つけた作品ですが凄く楽しめました♪

国立台湾芸術大学の学生による卒業制作で約5分。

曲を探しにYOUTUBEにやってきたところ
たまたまこの作品に出会いました。
(ありがとう♪「あなたへのおすすめ」)

アニメのタイトルが訳せなかった人は調べずに
このレビューも読まずに1度見てみることをオススメします♪

{netabare}
英語が大嫌いで苦手の私には
タイトルの訳がすぐに頭に浮かんでこなかったので
後で調べればいいかとそのまま見始めました。

トコトコと犬の散歩をする少女、
魔法が使えるようになり楽しく歩いていく、
少女の妄想の中のような夢のある世界観、
でもところどころ違和感のある動き。

途中、もしかして・・・とは思ったが
いったいどういうアニメなのかはっきりとは分かりませんでしたねw

視聴後、盲目だということが分かりもう一度視聴。
そう考えると今まで分からなかったことが綺麗に繋がっていきました。
それは暗闇から明るみに出たときのような素晴らしい爽快感でした♪

  {netabare}・・・そして私はこう思うのでした。{/netabare}
              
    {netabare}「英語が苦手で良かった・・・」{/netabare}

私の視聴方法は絶対に少数派だと思いますが
こんないい気持ちになれたので凄くラッキーでした♪


私達が普段生活しているなんでもないような世界が
盲目の少女にとってはこんなにも夢に溢れ、楽しい世界だったとは・・・
新しい価値観に気づかされましたね。

*考察のようなもの
out of sight=目の見えないところ
という意味ですが辞典で調べたところ
もう1つ、"素晴らしい"という意味がありました。
もしかしたら作者は
「盲目でもこんなに素晴らしい世界があるんだよ」
ということをタイトルに掛けたんじゃないかな・・・なんてw
以上私の妄想でした。

こういった考察のようなことは不慣れなのですが
ちょっと調子に乗って書いてみましたw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

盲目の少女が見える世界と愛犬との心の絆を感じる作品

【一言紹介】
盲導犬と一人の少女の絆、心の中の見えるものを
表現したショートストーリー

【自分が感じたこと】
この女の子にとっては
音や暖かさ、触り心地、大きさ、匂いで
その物の色、景色、風景が想像できているんだと思う。


これを見たとき
つい、Sound Horizonの星屑の革紐が頭の中に流れました。

リードから手を離しても
なにも怖くはない。
心で繋がってるから。

そうゆうことが伝わってきます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ほっこりするショートムービー

台湾芸術大学生による卒業制作との事

丁寧に作られている感滲む

温かみ溢れる良い短編動画です^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

63.2 18 2010年度アニメランキング18位
黒執事Ⅱ OVA「ファントムハイヴ家へようこそ」(OVA)

2010年11月24日
★★★★☆ 3.8 (16)
120人が棚に入れました
黒執事Ⅱの円盤第3巻に収録。

主人公「お嬢様」は、エリザベスの紹介によりファントムハイヴ家で行われる舞踏会へ招待される。

シエルの出迎えを受け、セバスチャンによりファントムハイヴ流のもてなしを受けることになるのだが・・・。

視聴者目線で物語が進行する、シミュレーションゲーム感覚オリジナルストーリー!

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

黒執事2期のOVA。視聴者目線のOVA、

黒執事2期のOVAの1作。
ファントムハイヴ家に招かれたエリザベスの友人の女性目線でストーリーを追っていきますが・・・なお話です。
色々ファントムハイヴ家を紹介しながら今まで出てきたメインキャラ総登場といった感じのファン向けの作品。セバスチャンが活躍するのも見所。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

客目線

ファントムハイヴ家に客としてやってきた女性を視点にして描かれている、だから客目線でファントムハイヴ家を楽しめる。

{netabare}まあその女性スパイなんだけど{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

ちむぎ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

新感覚

これは良い!!
自分目線で見られて。。最高。。
セバスチャンが、、。目の前に、、

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

63.1 19 2010年度アニメランキング19位
文学少女 メモワール I 夢見る少女の前奏曲[プレリュード](OVA)

2010年6月25日
★★★★☆ 3.7 (116)
581人が棚に入れました
“文学少女”と自称する天野遠子は、本当にページを口にしてその作品を本当に「味わう」ことが出来る少女である。中学3年生の彼女は、早くに両親をなくし母の友人である櫻井叶子(三石琴乃)の家に引き取られ、叶子の息子、流人と3人で暮らしている。ある日父の職場だった出版社に赴いた際遠子は、新人賞の応募作品の落選の山の中にあった、ある作品に出会う。それが井上ミウの「青空(ソラ)に似ている」だった――。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

待ち焦がれていた人に会うまでの前奏曲

ファミ通文庫のライトノベルが原作のアニメシリーズ1作目。
ただ、本シリーズはライトノベルのアニメ化作品というわけではなく、原作を補足するような内容です。
そのため、本作単体で見ても十分に楽しめず、『劇場版"文学少女"』を続けてみるか、原作を読むか原作既読でないと、意味が通らないと思います。

アニメシリーズは全3話となっており、各話でメインキャラが異なります。
各話で本編"文学少女"シリーズの語り手「井上心葉」くんを取り巻く3人の少女がメインになります。
1作目の本作は、"文学少女"シリーズ主人公の「天野遠子」先輩がメインです。

タイトルの通り、本編の前奏曲、前段階のエピソードで、遠子先輩の過去や、作家"井上ミウ"との出会いが描かれています。
私は"文学少女"シリーズは本編のみ全話読了済み(『見習い』シリーズ、『半熟作家』シリーズは未読)ですが、本作のエピソードは本編中にはなかったように思います (読んだのがかなり前なのでもしあったなら申し訳ないです)。
そのため、ラノベ読了済みであっても新たに楽しめる作品だと思います。

動いて話す遠子先輩は見ていて楽しかったです。
遠子先輩過去編が語られていますが、そもそも"文学を食べて生きる"という人ならざる性質の秘密に触れられなかったのが残念でした。
原作でもそこは結局語られず終わってしまったのですが、文学を深く愛すると自ずとそういう肉体になってしまうということなのでしょうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

遠子先輩の物語

遠子先輩の物語。
原作第1巻の心葉くんと出会うまでを描かれたストーリー。
遠子先輩の視点で、小説『青空に似ている』との出会いと心葉君との運命感あふれるような出会いまでを24分で描かれていた。

残念な点は劇場版と同じく「竹岡美穂」さんのイラストとは遠くかけ離れてしまっているところ。
おそらく竹岡美穂さんのファンの方は見てがっかりするのでは?

声優は花澤さんが出ていてよかった。
相変わらず可愛い声だったので、落ち着いて聞いていられる。
心葉くんはほとんど喋りません、残念ながら。
逆に流人くん(宮野真守さん)はかなりセリフがありました。

DVDに購入特典には、書き下ろし短編小説「人魚姫(マーメイド)は甘いロマンスが好き」が付属されています。
“文学”が好きな方は、これだけのために購入するのもありなのでは? 多少値ははりますがね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇場版の補強的作品Ⅰ

劇場版ではサラッと流されてしまった、「心葉」と「遠子」の出会いまでの話。
「遠子」がメイン。
本好きの私にとって、本をちぎって食べるなんて、言語道断です。
よいこはまねしないように。

私は劇場版の後にOVAを観ましたが、OVA→劇場版のほうがよい気かします。
しかし、OVAを先に観ていたら劇場版はだいぶ後回しになっていたかも。
やはり、劇場版あってのOVAであるので、必ず劇場版を観ましょう。
劇場版では展開が速くてわかりづらい部分の補足なので、気になる人は観ましょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

63.1 19 2010年度アニメランキング19位
テイルズ オブ シンフォニア テセアラ編(OVA)

2010年3月25日
★★★★☆ 3.8 (74)
435人が棚に入れました
衰退する世界“シルヴァラント”を救うため、神子として選ばれた少女コレットは世界再生の旅で人としての全ての感覚と心を失った。コレットの運命を見守るだけだったロイド達は、彼女を救う方法を求め、もうひとつの世界“テセアラ”を目指す。未踏の地で待ち受けるのは、新たな試練と、新たな出会い。
長かった旅は、今、終わりを告げる―――。
ネタバレ

せきひろ^ ^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

テイルズオブシリーズ三視聴目!次も楽しみ^ ^

シルヴァラント編の続きで
ロイド達がもう一つの世界のテセアラを訪れ
新たに登場したキャラや仲間と共に
コレットの天使疾患を治すため奮闘する話です!

前の作品でも作画は綺麗でしたが
さらに良くなりました!
特に魔法や剣を使った戦闘シーンや
背景や街の風景が綺麗だった印象があります^ ^


この作品では複雑な話でしたが
キャラそれぞれの事を前作よりも
詳しく描かれていてキャラに対して
感情移入しやすかったです!

それにしてもなんとなく予想はついてましたが
{netabare} クラトスはやっぱり父親{/netabare}でしたね〜
クラトスが具体的にどうするために
敵になったかこれから気になるところです!

また、今回はあまり深くは描かれなかった
新キャラのゼロスは良い奴なのは
分かるんですが何故{netabare} 情報を売る{/netabare}のか
冒頭に出てきた親との関係などが気になります!

opの水樹奈々さんの天使のカナリアや
幻想的なBGMも良かったので
バトルが嫌いじゃない方には
一応、オススメできます^ ^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

話が面白くないと『すぐ寝る』という特技を持つ私ですが、

意外と寝ることもなく、順調に観進めることができたと思います。

もともとファンタジー系は嫌いではない、むしろ好きだということもあるんですが、物語に独自性がない割には無理なく引き込まれましたねw
いや、ファンタジー系にとっては独自性がない方が解りやすいのかも知れませんね。

どんなにハラハラさせようとしても、結局主人公やヒロインは助かり、どうせGOOD ENDを迎えるのだろう?

なんて大人的な観方ではなく、ちゃんとドキドキしたり、泣きそうになったりしましたねwww

そんな状況だったせいか、いつもは気になる二作目wということを忘れてしまったようです。でも、はじめから三部作と決まっていた物語ですから、通常の続編とは条件が違うとも言えるでしょう。

ファンタジー系は、観ている側にも魔法をかけているのかも知れませんけどwww

続きは、さらに続編の感想に書きます。
そして評価は、三部作全編をとおしての評価にしています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シルヴァラント編よりよくまとまった内容でした

3部作構成の第2作品目にてOVA4話で構成されている作品。

◆この作品の内容は・・・
新キャラのパーティーメンバーの話を中心にストーリーが展開、前作で感情を失ったコレットを救う事ができるのか?
尺は短く原作のエピソードをだいぶカットしてアレンジしていますが、駆け足展開をさほど感じさせない様によくまとまった内容に仕上げていると思いました。

◆この作品の見どころは・・・
映像のクオリティの綺麗さが素晴らしく、迫力のあるカッコいい戦闘シーンは見ごたえがあります。
また登場キャラ達の苦悩の描写がよく描かれており涙が出そうな感動シーンもあってなかなか楽しめました。

◆最後に一言・・・
ジーニアス君、やっぱり君のそれ・・・武器じゃないですよ(笑)。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

63.1 19 2010年度アニメランキング19位
うる星やつら ザ・障害物水泳大会(OVA)

2010年1月29日
★★★★☆ 3.7 (22)
94人が棚に入れました
週刊少年サンデー50周年と高橋留美子連載開始30周年を記念して催された「高橋留美子展」用に制作された新作オリジナルアニメ。監督は劇場用アニメ「ザ☆ドラえもんズ」シリーズや「Dororonえん魔くん メ~ラめら」などで活躍する米たにヨシトモ。脚本には「機動警察パトレイバー」でデビューして以来、「ヒカルの碁」、「NARUTO -ナルト-」、「BLEACH」、「侵略!イカ娘」などの数々の人気アニメで活躍する横手美智子。テレビシリーズは当初、原作ファンからのバッシングや低視聴率に苦しんだが、後に高視聴率を挙げ絶大な人気を博した。今作において初めて、主人公・諸星あたる役の古川登志夫のクレジットがトップとなった。茹だる様な暑い夏。イベント好きな友引高校で、宿題免除の特典付きの障害物プールサイドまで辿り着け大会が開催される。“温泉マーク”らの教師陣が用意した障害を乗り越え、どうにかプールまで辿り着くと、今度は爆弾ボールを使った球技大会へと移行。宿題免除の他、校長の口吻と言う何とも拒否したい副賞に悩みながら勝ち残って、いざ決戦。そこにラムを訪ねて遊びに来た弁天、お雪が加わり、事態は最終局面へ…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっちゃったみたいね♪

週刊少年サンデー50周年と高橋留美子連載開始30周年
を記念して作られた作品。2008年12月23日~上映。
ソフト販売は2010年1月29日?

週刊少年サンデー50周年記念。
皆が集まる素敵なパーティー♪

はっじまり♪はっじまり~♪

季節は夏~って事で水着回ですが・・うる星ですから・・
普通の水着回のはずもなく・・障害物水泳大会なのです♪

タイトルコールまでの間、犬夜叉・かごめ・乱馬等登場。

日暮かごめ(雪野五月)
犬夜叉(山口勝平)
早乙女乱馬(山口勝平/林原めぐみ)

あら・・かごめの声ってフルメタのかなめだったのね・・

何故か現代設定で諸星家にエアコンがw
作画は当時のデザインを残した形でデティールに拘った?

水着といえば竜之介?いったいどっちを着るの?
全校生徒って事で・・何処かに色々混じってても解らない
ほど・・誰得か不明のサブキャラMOBキャラが盛り沢山。

あたると終太郎のむふふ描写?

新しいver・・俺は女子だ!

学校行事なので、出ないのかな?と思われた弁天・お雪
他にも色々でてきたりのオールキャストな感じ♪

又何かの切欠が有れば新作が出るかもね?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2010年新作!

TV版と見比べようと思って、Wikiで放送リストを調べたがそれらしいのが見つからない。
コミックスで内容を知っていたので、リメイクだと思って見たが、アニメ版の新作だったのか!
らんま、犬夜叉が序盤に友情出演するのはちょっと引いたが、やっぱりうる星は面白い。
どうせなら「最後のデート」(これは泣ける!)をやってほしいものだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これぞ王道

偏った評価すみません

10年前の作品ですが
TVシリーズとほぼ変わらぬ声優陣
どーでもいい話だけど
お約束祭りと
テンポの良さと
あぁいい作品を子供の頃に観てたなぁとしみじみ

作画は少しちがうけど
ありかなという感想でした

るーみっくワールド、素晴らしい

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

63.1 19 2010年度アニメランキング19位
名探偵コナン KID in TRAP ISLAND(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.8 (11)
74人が棚に入れました
2010年のOVA作品。

怪盗キッドと少年探偵団の交流が描かれるアクションミステリー。

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キッドと少年探偵団

アルテミスの涙を盗んだキッドと少年探偵団の交流がメインの話。

歩美ちゃんが鼻声。コナンの登場シーンが少ない。
蘭と園子の水着姿が見れる。

EDはHundred Percent Freeの「Hello Mr.my yesterday」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

62.9 23 2010年度アニメランキング23位
紅-kurenai-OVA(OVA)

2010年7月2日
★★★★☆ 3.7 (152)
732人が棚に入れました
夕乃が危険に晒されている!! 揉め事処理屋・紅真九郎は、悪宇商会が崩月襲撃を企んでいると知り、夕乃のもとへ向かう! だがそこには、意外な黒幕の姿が!? 圧倒的な力の前に倒れる真九郎…そして更なる試練が!!

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いと わず ぐっど

テレビアニメ版と違って、ギャグ要素やラブコメ要素がかなり強く、活劇描写も荒唐無稽な印象が強くなっていた様に思います。

キャラ描写はテレビアニメ版のものと比べて、全体的にぴりぴりとした覇気が無く、やんわりとした印象があった様に思います。中でも九鳳院家近衛隊第八位と称されるおっかない人、リンさんの描写については、テレビアニメ版とは無縁と言って良い程の相違があり、凶悪と言っても言い過ぎでない、テレビ版の彼女の素行しか知らない人からすれば、意外も意外、元キャラの何らかの要素(戦闘力とか)を含むものの、それを内包した面白カワイイ人として描かれていました。紅に登場する女性は誰もが独立心旺盛で魅力的ですが、切彦ちゃん(さん?)の可愛さと強さは紅に登場するヒロインの中でも突出している様に思われました。

作風の違いに若干戸惑いましたが、真九郎君他、五月雨荘の人たちの優しげな立ち居振る舞いはそのままに、和やかな日常を描く楽しいアニメになっていたのではないでしょうか?

またテレビ版ではOP、EDの奇抜な音楽の作風に隠れがちだった、ピアノ基調のBGMにも改めて価値を見出せました。全編に渡ってとても落ち着いていて素晴らしかったと思います。


※らしいらしい、いていては誤記ではなく、そういう表現です。

※ラノベは「歪空の姫」まで、コミックスは全巻読了。やはりこのOVAのリンさんが原作でも漫画でも本物のリンさんでした。テレビアニメ版ではリアリティや緊張感を与える為にリンさんの性格を変えてしまったのでしょうが、他のキャラ描写が割と忠実であるのに対し、リンさん(と竜士‥はどうでもいいけど)だけ激変と言うのは残念でなりません。(そういう役割は鉄腕ブランチャードとかに任せておけば良いのに‥。)

切彦ちゃんについては、初登場のギロチンでは凶悪無双。以後のシリーズでは段々可愛くなっていきました。漫画版では最初からとても可愛い、だけどかなり怖い。そして実は良い子という、このOVA版と同様の描かれ方がされていました。殺し屋達が許されるにはどうしたら良いのだろうかと本気で考えてしまいました。どんなに善行を積んだとしても人を殺めた罪は埋まらない。因果応報の運命(さだめ)で必ず死ななければならないのだろうか?

漫画版よりのギロチン以降もアニメ化して欲しいなぁ‥。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

全2巻だけでは説明不足だったかも。原作を知ってる人向けという印象

古い木造アパートに住む紅真九郎(くれない しんくろう)が主人公。
彼の恩人であり大先輩である紅香が預けた大財閥の令嬢・紫(むらさき)
という少女がヒロインで、彼女の護衛をする中でさまざまなことが起きる
っていうのがアニメ版で描かれた主な内容だったけれど、
こちらのOVAでは、のんびりほのぼのした印象。

原作は未読だが、TVアニメ版がなかなか面白かったので
こちらのOVAも視聴してみたわけだが、なんというか・・別物?
一応アクションはあるものの、日常パートのほうがメインだったようだ。
1巻の中に短い3話が収録され、全2巻という内容。

キャラデザも雰囲気もこちらのほうが原作に近いようだけれど、
アニメのほうしか知らない自分としては、
いきなり登場した金髪の少女・切彦のことがもう少し詳しく知りたかったし
もう少しアクションシーンが見たかったかも。

まぁ、日本刀2本も携帯しながら高級ホテルのプールに入るって
ありえないわけだが(笑)アニメだから許せちゃう。
一応そこで登場人物が水着で勢揃いし、シャープな身のこなしで
水着アクションを繰り広げるっていうのはOVAならではの見どころか。

個人的には、ヒロインである少女・紫の目の描き方があまり好みではなく
彼女の言動以外には可愛さを感じられなかったし、
一番好きな紅香が登場しなかったのは残念だったのだけれど、
70年代ファッションをバッチリ決めた闇絵が
アニメ版より素敵だったので、観て良かった(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

個人的にはアニメ版よりおすすめです

この作品の他の方のレビューで驚いた点があるので、この作品を見るにあたっての予備知識を


「知らないキャラがいる」
→サムネにもいる右上の金髪マフラーの子がいますが正確には覚えていませんが漫画の4巻には出てきていたと思います

「アニメと絵が違う」
→このOVAを見てアニメと絵が違い萌え絵路線に感じると思います
原作(小説)と漫画の絵のほうがアニメ版より近いです


上記2つに対して言えるのは、こちらのOVAは漫画の5.6巻の特典です

「知らないキャラ」は5.6巻でも登場しますしその前の4巻でもすでに出ています

「アニメと絵が違う」というのも漫画の特典としてついてきているものでアニメより漫画に絵が近いということで買った側からすればいいものだと思います


と、他の方のレビューで些か不思議な驚きがあったもので長々前フリしてしまいました

レビューとしては小説と漫画を知っている方からしたら作画が似ているため好感を持てると思います

一巻あたり三話からの短編のためテンポ良く楽しめます

声優はアニメ版、作画は原作寄り

個人的にはこの作画でもう一度アニメ化してほしいです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

62.9 23 2010年度アニメランキング23位
恋する暴君(OVA)

2010年6月25日
★★★★☆ 3.7 (62)
459人が棚に入れました
森永哲博の片思い相手、巽宗一はそれはもう暴君。とある理由があってホモ嫌いのため相手にされず、とうとう片思い歴は5年。いい加減疲れて友人であるバーの店員、ヒロト君に相談するとアヤシイ催淫ドリンクを渡され、既成事実を作ってしまえとそそのかされる。あの暴君な先輩にそんな事できない!森永はタンスの奥へとしまい込むのだが、酔った宗一はそのドリンクを勝手に見つけて飲んでしまう。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

面白さに笑いながら ふと せつなくなった。。

原作は高永ひなこによるBL漫画。
2話からなる2010年のOVA作品。

大学の農学部4年である森永哲博と、彼が入学以来の4年間
ずっと片想いしている相手・・農学部修士2年の巽宗一。
この2人が主人公。

先輩と後輩という間柄で研究室にいる2人だが、
宗一は大のホモフォビア(ホモ嫌い)
可愛がっていた弟までもが、恋仲の男性と渡米してしまったため
ホモへの嫌悪感はMAX状態にあった。

いっぽう、森永は数年前、この巽先輩に一度は告白したものの、
まったく受け入れてはもらえず、疲れ果てていた。
しかし、友人の計らいも手伝って、ある日・・偶然、
既成事実を作れてしまうのだが・・というお話。

とにかく偏見や差別意識の強いこの世界。
好きになった相手が極度のホモ嫌いなんてことは、多々あるわけで。
なかなかリアルな設定だし、コミカルな展開はものすごく笑えた。
そして面白かったのと同時に、ちょっとせつなくもなったりした。

そうだよなぁ・・これが現実だよなぁ~
そう思わずにはいられないけど、
物語としては短い時間ながら、無駄なくまとまっており、
見せ場もしっかりあって、心情も意外に細かく描かれていた。

BLモノがお好きな女性にはまた別の見方があるかもしれないが、
男性からは、ホモの人が見てもノンケの人が見ても納得できる部分が
きっと必ずあると思う。

駆け引きのつもりがなくても、身を引くことで災い転じて?
ってことはありそうだけれど、この物語の場合・・先輩は
心底ホモを嫌ってたのじゃなく、
やはり素直になれない暴君だったからとしか思えない。
なのでこういう人ともしカップルになっても
ケンカばっかりしていそう(笑)
意地を張らずにいたら、案外相性良さそうなのにね~

で、それを見抜いていたバーの男の子・・
あの関西弁は確かに違和感あって気になった(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

ぽ こ た ろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レビュ-下手女子のレビュ-。

ゲイ後輩・森永×ノンケ先輩・巽

森永哲博の片思い相手、巽宗一はそれはもう暴君。
とある理由があってホモ嫌いのため相手にされず、とうとう片思い歴は5年。
いい加減疲れて友人であるバーの店員、
ヒロト君に相談するとアヤシイ催淫ドリンクを渡され、
既成事実を作ってしまえとそそのかされる。
あの暴君な先輩にそんな事できない!
森永はタンスの奥へとしまい込むのだが、
酔った宗一はそのドリンクを勝手に見つけて飲んでしまう。
                            (―Wiki)

うぃきの文載せただけとゆ-ね。
すいません。

興奮する作品でs((黙

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

(*'∀'*)ニヤニヤ・・・

大のホモキライの先輩に片思いし続ける後輩森永。切ないねぇ・・・
まぁ想いは報われるのだが・・・
絡みの部分は終始ニヤニヤして観てましたw


ってか〝押してダメなら引いてみろ〟←これ考えた人って誰なんだろ??
思いついた人スゴイと思わない??
私もリアの駆け引きで使ってたりしますwブッ
この作戦に失敗はナイ!!

まぁこのアニメでは狙って引いたワケではないんだけど
人ってなんで引かれると追いたくなるんだろうね~~~
うーん....φ(・ω・` )気になるわ。



ってか媚薬をくれた子の関西弁に違和感を感じたのは私だけか??

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

62.9 23 2010年度アニメランキング23位
絶対可憐チルドレン ~愛多憎生!奪われた未来?~(OVA)

2010年7月16日
★★★★☆ 3.8 (40)
224人が棚に入れました
「黒い幽霊」に洗脳された皆本とチルドレンが敵対するという、原作とは異なる完全オリジナルストーリー。

Asuca さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スタッフの皆さんお疲れです…

 サンデー枠が埋まっているのはわかるけど、ひとまずこれで手を打とうか…みたいのは、好きじゃないかな。

 小学生編よりは、中学生編以上の方が一般的には商業的に成功するんじゃないかと思うのだが、なぜだろうか…。

 現場の皆さん頑張ってください。一応応援しています。出来れば、日常系で終わらせるのではなく、ストーリー性を重視した重厚な作品を期待したい。多分それだけのことができるだけの世界観は残していると信じている。
 最近の作品が、どこかで見たような…という作品が多いような気がしますから。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絶対可憐!だから負けない!

1期アニメでは登場しなかった(したかもしれないけど主要ではなかった)ブラックファントム絡みの物語。

いやーやっぱ面白いっすね

前から時期あいてたので声優さんとか演技変わるのでは?と思ったけど

安心した。むしろ中学生になったチルドレンをちゃんとできてたので素晴らしかった

完全オリジナルなので原作ファンも観てほしいです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

ootaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

OVAにする必要ない内容

中学生になった以外は特に今までの展開と同じような感じですが、セーラー服が妙にエロいですね。
美少女+エロいセーラー服+ミニスカは中学生にはちょっと合わない気がします。いつも思いますが。
オススメはしません。見たい方は中古で充分ですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
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