戦いで続編希望なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの戦いで続編希望な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の戦いで続編希望なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.7 1 戦いで続編希望なアニメランキング1位
転生したら剣でした(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (257)
856人が棚に入れました
転生したら剣でした――。 「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」と呼ばれる”剣“として異世界に転生した彼は、装備者との出会いを夢見ながら、孤独にスキル収集に励んでいた。 ある時、迂闊にも魔力を吸収される「枯渇の森」へ踏み入り、一歩も動けなくなってしまう。途方に暮れる中、奴隷として虐げられていた黒猫族の少女フランに出会う。 フランは巨大な魔獣に襲われ、絶体絶命の危機に陥っていた。彼女は眼前に突き刺さっていた彼を引き抜き、その力で窮地を脱すると、彼を「師匠」と名付けて正式に装備者となるのだった。 冒険者となったフランと師匠は、お互いにスキルを磨きながらクエストをこなしていく。フランは強さの果てにある「進化」を目指すために、師匠は少女の「願い」を叶えるために。 猫耳少女と親バカな剣の大冒険が始まる!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

再評価。キャラの独自性は評価できますが、設定のテンプレは減点要素。

23年10月 再視聴…といってもポイントポイントを飛ばし見ですけど。4点以上の異世界転生ものは冷静に考えると相当良い作りじゃないと付けられないなあと思い本作を再評価しました。

 本作は4.1をつけてました。で、見なおしてもちゃんと面白いです。面白いですけど、ストーリー4.5とキャラ5はないですね。声優も調整点で4.5でした。
 展開は悪くないですがやはり設定をテンプレに頼っている点で独自性がマイナスです。そして2期発表は好感がもてますが熱が冷めるのでストーリーは3.5に修正します。

 キャラで4.5を超える水準はよほど独自性があるか作り込まれてないとなあと思いました。異世界のテンプレを2.5スタートとすると、剣という無機物に転生するのは目新しいのでその点ではいいし、ヒロインのフランちゃんにちゃんの魅力と背景・暗い過去など厚みがあることはいいので4とします。
 声優は、声優さんそのものは可もなく不可もなく。調整点でストーリーとキャラの中間…ですが作品の出来は悪くはないので4とします。


以下 初回レビューです。

「あれ?13話は?」というのが率直な感想です。せっかく面白い作品だったのに、尻切れトンボにしても旅立って終わりならまだよかったと思います。余計な次の展開部分を入れてきました。これが2期めをやるというアナウンスと同時なら許せますが、決まってないなら入れるべきではないでしょう。

 もはや異世界もののテンプレになった手法ですが、誰が得する?となると出版社なのかなあ…と思うと急激に冷めてしまいます。「つづきはWEBで」の販促にしても作品ありきでちゃんと結末をつける方向でやってくれないかなあ。
 こういうモヤモヤする終わり方だとコミックや小説に誘導できるデータとかあるんでしょうか?私に対しては少なくとも逆効果かも。

「転スラ」「盾の勇者」「魔王様リトライ」などこの手法でどんどん作品の価値を落としていっていますし…すごい作品だった「シャドウハウス」も2期楽しみにしてたのに、2期の1話みたらもう集中力が持たなくなっていました。


 さて、本作については、フランと師匠のキャラ造形と掛け合い、父的な視線でフラン萌えで見られる作品作り、完全な俺TUEEEでないところ、展開のテンポの良さなど非常に面白いアニメでした。
 異世界転生した人物に感情移入しつつ、がんばるのは娘的なヒロインというのが目新しかったです。

 作画は高級ではないですが、無難な水準は保っていたし、2人の声優さんも良かったと思います。2期情報あれば評価は変えるかもしれません。

 最終回のせいで評価はかなり落ちていますが、しかし、楽しませてもらったし、低評価を付けるのもどうかと思いますので、楽しんだ分客観的な評価はしますが、うらぎられた感が強く主観的には80点できてたのが55点になった気分です。


追記 2期決定!!??ガセじゃないよね??尻切れトンボ最悪評価撤回。

 あれユーチューブに2期決定報が…なんか本物っぽいですね。このタイミングは不幸中の幸いです。だったら、高評価です。是非、冷める前に半年くらいで来てほしいけど、1年でしょうね。とにかく、尻切れトンボの意味がわかったのでその減点は撤回です。

 ただ、アニメ作りすぎてどれが当たりになるのか読めない制作者が増えすぎですね。2クールのリスクで作らないとやっぱり作品に対する熱量とか構成の面で失敗するかもしれません。
 それに、原作の面白さが読めないというのは、どういうことでしょう?本当に駄作ばかりになるので、そこはちゃんとやって欲しいです。

 とはいえ、フランちゃん最高!ということで高評価でお願いします。
 

以下 視聴時のレビューです。

 

4話 テンプレ異世界を楽しみつつ、「父」として娘の成長を見守る。

{netabare}  3話まで見てレビューしようと思っていたら、なんと無料配信のサブスクがありません。アベマでかろうじて、1,2、4話を無料で見られました。キンドルのアンリミテッドでコミック5話まで読み放題できたので補完はできました。

 さて、モロに「転スラ」「蜘蛛」と同じか?と思っていましたらそうでもなかったです。ロリキャラではありますが、父性的な立ち位置なのでいいですね。「魔王様リトライ」や「うちの娘のためなら」のような感じです。

 大事なのは、ヒロインを「父」として暖かく見る目です。本作のキャラ萌えはこの点が大事でしょうね。

「剣」なのでフロイト的な男性性の象徴もちょっと想像しなくはなかったですが、それはない感じです。

 そして、更に「ギルド、スキル、レベル上げ」要素がかなり強いテンプレ異世界の構造なのも、「頭を空にして純粋に楽しむ」という点でいいと思います。設定は気にする必要がありません。

 ということで、暖かい気持ちでヒロインの成長を見守りつつ、テンプレで頭を空にして楽しむ、という作品でエンタメとしていい出来に仕上がっていると思います。多分、アベマで強制的に毎週見ざるを得ないので見ると思います。なお、コミック5巻まで読みましたが、そこまでは結構面白かったです。 {/netabare}


7話 フランちゃんのような娘が欲しいです。

{netabare} 無料期間のおかげで今のところ全部見られています。アベマに感謝を。で、私は完全にキャラ萌えです。本作の成功要因は剣が主役ではない、あるいは主役だとしても視点が完全にフランちゃんになっていることでしょう。
 つまり、剣の視点は視聴者の視点。それも父の視点になっています。物語世界の構造がそのままこちらの視線になっているということで、これが最高です。この剣の気持、フランちゃんを娘として守りたい、育てたい、喜ばせたいという気持ちに完全に同化できます。

 フランちゃんは、可愛いというかけなげというか、何より謙虚です。この謙虚さがフランちゃんの最大の魅力です。
 それに加えてフランちゃんは、ハンバーグとカレーを喜んで、メインデッシュとか言っている姿も可愛くて良きです。

 ストーリー展開も次週につなげる展開が上手いですね。不愉快な引き延ばしでなく次に何がおきるんだろうという楽しみがちゃんとあります。やっぱり「異世界転生もの」が、つまらなくなったのではなく、工夫の無いテンプレが乱造されすぎてカテゴリーの価値を落としてるんでしょうね。本作のようなテンプレでも、面白くキャラ萌えできる作品なら異世界モノはアニメ作品とは相性が良く楽しめます。

 視聴中は評価点付けないのでここでいいますけど、キャラは5点です。本当は5点満点で10点あげたい。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

何よりも感性という絶対基準こそが肝要であります

●進化論という学説は進化せずむしろ退化してるという矛盾
結論は、所謂なろう系の典型と言うべき作品でありました。

全般的にかなり緩く、ソフト路線のファンタジーの傾向が強く
更にその上異世界転生もの特有のステータス値設定にその説明が延々と繰り返されるのを
見るのはかなり苦痛であり、生理的にも受けつけないというのは極めて個人的な
問題なのかもしれませんが、物語的に特に惹きつけられるような要素がまるでなかった
というのは、流石なろう系と言うべきなのかもしれません。

ケモ耳キャラに全く魅力を感じない体質というのもあるのかもしれませんが
インテリジェンスウェポンである剣というキャラにもエルフ族の自称ママにも
共感できる要素がまるでないというは逆に驚きの結果であります。

単にキャラが微妙という話に尽きるのではなく、大量生産された
ゲーム的な薄っぺらい世界観の中である種の使命を負ったとしても
その使命にしても命がけのやり取りにしても、ゲーム設定的な軽さが作用し
あらゆる行動・発言に重みが出ず、見てる側にもリアルなものとして伝わってこない
というのが本作最大のマイナス要因であったような気がいたしました。

空回りして滑っていくような物語感覚はある意味斬新でありますが、
異世界転生もの作品に秘められた謎を解くために見てるだけの当方としましては
最後までついていくのは至難の業でありました。

本作を見て得られた唯一の成果は「進化」という概念が異世界転生ものでも
重要ということでありますが、もしも続編があるとしたら異世界転生と「進化」について
明確に描いてくれることを期待したいところであります。

●「グルメ」の道化師が踊る世界
みんな大好き!の例のカレーを作る回でありましたが、何故かハンバーグを {netabare} 作る
シーンもあるという意図不明な描写に脱力感を大いに被った次第であります。

料理の基本味付けは塩胡椒であり、この加減がかなり重要な要素であるはずなのですが
どういうわけか省略していたり、ハンバーグのつなぎにパン粉を入れるも水分がないと
つなぎとして機能せずにパテがボロボロに崩れ去る運命がん無視だったり…
材料の準備もなしにデミグラスソースがあっという間に完成してしまったりと
兎に角突っ込見所満載で突っ込み切れない話にございます。

肝心のカレーも、恐らくは日本人一般になじみある英国由来のシチューが原型の煮込み料理を
作ろうとしているのだと思われますが、だとしたら小麦粉でルウを作らないと
始まらないという話であります。

煮込み料理の旨味は出汁にあるわけですから、野菜を多く入れその旨味を引き出す以外に
道はなく、スパイス適当にぶち込んだらそれが旨味に変わるとかいう出鱈目な発想は通用しません。

アニメに限ったことではないのかもしれないですが、中途半端にグルメを語りたがる
お笑い芸人みたいな道化師たちが、リアクションのみでごり押しする料理の祭典の世界、
そこには夢があり、ファンタジーがありますが
現実的に他人に喜んでもらえるような美味しい料理作るには、 {/netabare} まずは
基本的なことの習得から始めるべきと個人的には強く進言したく思います。

ゴブリン系三部作と言えば
「ロードス島戦記」と「灰と幻想のグリムガル」と「ゴブリンスレイヤー」でありますが
その中でも「ゴブリンスレイヤー」はファーストインパクトにおいては他作品を圧倒するものの
ストーリーという観点においては二作に大きく後れをとるものであると認識するものにございます。

そんな「ゴブリンスレイヤー」の劣化版に過ぎない本作に期待が持てるのかと言えば
残念ながら今のところは劣化版のレベルにとどまっているのが実情であります。

ケモ耳ヒロインが可愛いだけという理由で予想外にウケている側面があることは否定しませんが
この程度の全くもってぬるいストーリー展開で「ゴブリンスレイヤー」超えなどとかいうのは
ほぼ不可能と考えるべきでしょう。



異世界転生もの作品に対していちいち突っ込み入れてたらキリがないので
本作に対する突っ込みは自重するつもりでおりました。

これは異世界転生ものに限った話ではないですが
敢えて「その設定」を踏襲する意味ってあるんですか?的な作品が
あまりに多すぎて辟易するばかりであります。

あまりに怪しすぎる異世界転生ものの乱発、ごり押しに対して
その不自然さについてはいい加減気づくべきではないでしょうか?

要するに本作が「異世界転生ものである必然性」が果たして何処にあるのか?
また、他とまるで同じようなゲーム的ステータス値の表示を馬鹿の一つ覚えみたいに
やたらと繰り返す意図とは何でしょうか?という素朴な疑問
そういう疑問を当たり前のように抱ける視聴者の感性はまともであるという話です。

もしも自分の感性に自信がある人は、言語転換することにより必然性を証明してみてください。

感性が塞がれている人は、ある意味目が見えていないのと同じで、
この先の大穴に嵌ることは避けられないでしょう・・・

異世界転生ものでありながらもその意味が不明なら
視聴者とは何を期待して異世界転生ものを見ているのでしょうか?
という話になるように思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

師匠との関係性は良い

{netabare}
C2Cの転生モノ。
初期設定だけテンプレからずらして他はテンプレの踏襲の、作者だけは独自性があると思ってる系転生作品はあまり好きではないけど、まあその中ではよくやってた方じゃないかなと思う。
どうせ人間体になるんだろと思ったら、意外と最後まで剣だった。

良かった点はキャラ。
珍しく、最後まで主人公のそばにいるキャラが師匠一人だったから、フランにとっての師匠の唯一無二感が感じられて良かった。
いざと言うときに唯一頼れるのは師匠だけ。
随所でフランから師匠に対する信頼感が伝わってきた。
師匠からもフランを守りたい気持ちに必死さがあって良い。
師匠はフランの父親的な立ち位置な気がする。
俺TUEEEでもなく、格上のアマンダに立ち向かうなど、向上心のあるフラン。
主人公が一途だから好感が持てたし、そんなフランをフォローする師匠に関しても印象がいい。
ストーリーよりもキャラを重視する人にはかなりいい作品かもしれない。

駄目な点として、俺TUEEEEではないし、主人公も剣ではあるものの、やはりストーリーはなろうのテンプレに感じるところ。
テンプレを感じさせる要素は俺TUEEEEではなくて、中世世界観(ナーロッパ)やゲームっぽい設定、独自性のない敵、分かりやすい対立構造等にあるからなのかな。
この作品も秋アニメの他のなろうと同じくテンプレだった感は否めない。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆0
親の顔より見た導入。
作者だけは独特なことをやってると思ってるんだろうな。
独特なだけでクソしょうもない設定なのに。
もうこういうのばっかになってしまったなぁ最近のアニメ。
マジで面白くない。何も惹かれない設定。
主人公が違うだけで結局いつものなんだよ。
もう無敵じゃんこの剣。今季こういうの多すぎてため息でるわ。
農民の次につまらん。もうこういうのいいよ。

2話 ☆1
作画の無駄遣い。
結局目的なくダラダラ旅するだけのいつものなろうだよね。
いつものギルド設定。俺TUEEEEじゃない?
てかいつも思うけど冒険者って言う職業はなんだよ。
何でも屋か騎士団でいいだろ。死ぬだろ。いつもの魔石。
脳死ゲーム世界観ほんと嫌い。
部屋めっちゃ汚れそう。いつものチンピラ。
協会内で争いとかあほなんか? EDは名作感ある。

3話 ☆7
アルデラミンみたいなOP まあ不快感は無いなこれ。
作画頑張ってんな。ゴブリン襲撃イベント?

4話 ☆5
邪神ちゃんかな? 結局無双。ガチャ神引き。

5話 ☆7
いつまでゴブリン また俺何かやっちゃいました?
どうせ復活する。一本ぐらい飛んだままなら評価してた。
そんなに俺tueeeじゃないのはいい。
相手噛ませじゃなくて面白いじゃん。

6話 ☆4
戦闘面白いな。普通に復活するんかい。
こういうゲームみたいなスキル設定ほんと嫌い。

7話 ☆4
お前つまんない嘘つくね。はぁ大賢者みたいなのもいるのかよ。
分かりやすい噛ませ 飯食いながら見てんねん汚いなぁ。
成れ果ててて草。

8話 ☆5
天敵じゃなくて仇敵が適切な表現だろ。
なろう主人公がやられてんの珍しいなって思ってしまう。
少ない。イキリモード 即落ち二コマ。一瞬アーニャみたいな喋り方。
取引上手なのか…? どうせならCぐらい行けよ。

9話 ☆6
なろう臭すぎ。親の顔より見た展開。イキリアニメ。
槍って突くだけだから楽そうだな。当たったら死ぬやろこれ。
てか鞭掴めばいいのでは。戦闘面白かったな。
アニメスタッフも有能。

10話 ☆3
ゲームみたいな設定つまんね。テンプレ設定解説コーナー眠い。
これ解説する意味ある? また俺なんかやっちゃいました?
でた、アクシデントw Aランクが何とかしろや。
なろう全般に言えるけど、ダンジョンとかトラップとか誰が作ってるんだよw
魔獣が作れんのか?w 試験もっとちゃんと管理しろや。

11話 ☆8
無能Sランク 剣になんかあるってバレてそう。リョナいいぞ~
モブ男よく生きてるな。モブを適当に殺さんのだけは印象いいわ。
リョナ回。何だかんだちょっと感動した。

12話 ☆6
哀しき過去。また俺なんかやっちゃいました? モブサイコで見た。
進化ってなんだよポケモンかよ。ん?フランの親だったの?
OPで見た飛行。

曲評価(好み)
OP「転生したら剣でした」☆8
ED「more<STRONGLY」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

66.3 2 戦いで続編希望なアニメランキング2位
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (157)
496人が棚に入れました
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

全員無能のドタバタコメディで、下郎共がとにかく無礼です。

 12話まで観ました。2023.09.22

 いや〜最後まで気持ちの悪い話です。特にバルの気持ち悪さが突出しています。なぜ恩のあるプライドに性的嫌がらせをしてくるのかなぁ…。

 この話で良くないのは、貴族制ナーロッパのくせに、最高権力者のプライドが、下層階級と交流しすぎる所です。

 タイトルが民のために尽くす…なので仕方無いかも知れませんが、階級社会のなんたるかが分かって無い奴らが作っているんでしょう。

 この辺、はめフラは上手かったと思います。カタリナは型破りな人物ですが、基本的に貴族以外と交際しません。

 カタリナが庭師やヒロインなど極限られた下層階級としか接触しないのは、主人公の中身が転生した元庶民なので、下層階級に対してどんな態度をとっても、嘘くさくなるからです。

 尊大だと、前世庶民だろが!と思いますし、気軽に接し過ぎると、貴族社会の否定につながります。

 本作品はこの設定上の留意点をわきまえていないので、下層階級と交流する話がとにかくウザいです。プライドは貴族制を否定したいんでしょうか?

 そもそも、下層階級達が酷い目にあっているのは貴族や王族のせいでしょう。

 バルやガキ共がくそったれ場にいたのも、社会政策の失敗ですし、人買いが跋扈しているのも、治安政策の失敗です。

 そして、プライドが救うのは特殊能力者だけという…。最後に学校を作ると言い出しますが、特殊能力者優先なんだろ?

 12話通してプライドは徹頭徹尾偽善者で、下層階級出身の特殊能力者がプライドを小馬鹿にした、ある意味で貴族制を否定する態度をとってくるという地獄の様な光景を繰り返しています。そして、登場人物達は無能なので、社会秩序の動揺を理解していません。

 そのため、何かスッキリしない感じがします。はめフラみたいに、まぁまぁ上手くいっている世界で、攻略対象中心に交流する話で良かったと思います。

 作中人物達は無能ですが、視聴者はそんなに無能では無いといズレが、なんかつまらなくてウザい原因になっています。
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 11話まで観ました。2023.09.16

 ステイルが前話で無意味に怪我して脱落した意味が判明します。瞬間移動能力を使わせないためでした。

 話の展開が雑です。バルの見せ場を作るためだけなのがあからさまで、盛り下がります。

 しかも、ガキ二人も無意味に危険地帯に突貫したがります。こいつら、7歳と3歳のくせに、行動力ありすぎじゃね?自分の特殊能力も分かって無いのに、何がしたいん?

 プライドも含めて登場人物達がドタバタしているだけで、知能の低さが際立ちます。更にまた長いバルとガキ二匹の馴れ初め話がグダグタと…。

 バルってそんなに重要キャラか?こいつに何話使ってるの?ガキ二匹のバカさ加減も凄まじく、イライラします。

 騎士団も外部から爆弾攻撃されているのに何もせず右往左往するだけで、プライドを危険に晒します。プライド無しでの作戦遂行能力無いのか?

 なんつーか、話の展開が異常に下手なまま、次回最終話!プライド様、もう外道化してみんな56しても良くね?

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 10話まで観ました。2023.09.12

 プライド様達、人質救出作戦へ向かいます。またウザい話が続きます。

 何でワザワザこんなウザく物語を作るんでしょうか?結局、悪者全員捕縛もしくは殺害するなら、人質救出中にグダグダと捕まっている陰キャ特殊能力者の悩みを聞いてやった上に決戦前にステイルが怪我して脱落する意味が不明です。

 どうも登場人物の行動が不可解です。プライド様を活躍させるために知能が低下する様です。

 リーサル・ウェポン、プライド様の能力を前提に作戦立ててんじゃね〜よ!騎士も側近も無能か!

 いつもプライド無双で全て解決するので、基本他のキャラクター達がウザいだけになっているのは、良くないと思います。

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 9話まで観ました。2023.09.04

 バル再登場!何だこのウザい上に長いBパートは!?

 バルの面倒みているガキ二匹が拐われた!素直に助けてと言えないバル。

 強情なのと、下層階級過ぎて自分の感情が言語化出来ないバルのお気持ちをプライド様が長々と聞いてあげます。

 …カウンセリングじゃないんだから、このエピソードいる?さっさとプライド様達が助けに行けば良くね?

 特殊能力者とはいえ、こんなちょい役のクソ雑魚にどんだけ時間使ってんねん…。プライド様は暇なのかも知れませんが、視聴者はそんなに暇ではありません。

 原作どおりなのかも知れませんが、こんな調子なら、百年くらい物語を続けられそうだけど、本筋が解決済みなので、単なる延命にしか見えない9話でした。

 これもう、物語が破綻してません?最凶外道女王になる、ならないは、プライド様の心の持ちようなので、「あたいは外道にならないよ!」と、1話で宣言している以上、この先何の展開があるの?

 ワンクール保たないでネタ切れになるような物語をアニメ化しないで欲しいです。
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 8話まで観ました。2023.08.25

 世界設定が狂っています。現プライドは呑気に構えていますが、特殊能力者達の力が凄すぎます。

 宰相は、自分だけでなく、他人の老化、若返りを操作できるし、無制限に病を治せる奴までいます。

 逆に不治の病を流行らせる能力もありそうです。能力の発動に制限が基本無いので、危険極まりないです。

 しかも、特殊能力さえあれば王族になれるそうです。社会秩序を破壊しかねない異世界チート野郎が無限に湧いてくる地獄みたいな世界です。

 プライドは、宰相が改心して喜んでいますが、実は演技で、イキナリ老化攻撃してきたら、即死なんですが…。
 
 王として、社会秩序と自分の地位を守りたいなら、周りの人間をカタリナみたいにたらし込むより、隷属契約を強制するのが最適解でしょう。

 世界観がおかしいため、外道プライドのやり方に一理あるのが、良くありません。生き残るために必死だったんでしょうね。

 特殊能力の無い民なんてゴミ同然なのに対して、周りの特殊能力者は王女でも即死させられるポテンシャルがあるため、そもそも人間関係の理想である友愛や絆で結ばれた関係など望むべくもありません。

 愧死機構でも設定してやり直してこい!駄目だこりゃ。

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 7話まで観ました。2023.08.19

 他のレビューアー様が、作者は貴族制とか、社会構造とか理解してないんだろうなぁと書かれていましたが、まさにそのとおりな7話でした。

 嫌味な宰相様が何故、あんなに悪そうなのかが明かされるのですが、首肯しかねる浅いエピソードでした。必要な特殊能力者くらい、自分で探せるだろ!

 宰相は、若い頃は平民で、男娼街の売り専ボーイみたいなガキでしたが、特殊能力で出世し、王様に無礼なことをしても許される地位になったようです。しかし…胸ぐら掴んで壁ドンはいくらなんでも下剋上が過ぎんだろが…。

 結局、この世界は特殊能力至上主義みたいです。確かに主用登場人物は皆特殊能力者です。

 特殊能力無ければ人に非ずや…。どういう社会なんだか。制作側は多分何も考えてませんね…。

 プライドに対する騎士団の態度もそうですが、登場人物達の貴族制社会での作法と所作がなっていません。

 騎士団がどのくらいの社会的地位なのかわかりませんが、王女にタメ口きいたり、馬鹿にしたような態度をとるのはダメでしょ。

 宰相も、王様を呼び捨てにしたり、怒鳴ったり、胸ぐら掴んだりしますが、成り上がりの平民あがりごときが何様なんでしょうか。しかも、取り立ててもらった恩がある相手ですよ?

 生徒会役員内で、生徒会長と書記が揉めているのとは訳が違います。リアルティが皆無です。
 
 外道プライドの権力強化政策は、国中の特殊能力者を集めて隷従契約することでした。

 確かに、これは上手い方法で、特殊能力による下剋上を防ぐには的確な政策です。

 この世界、誰が王様やっても暴君になりますわ。人間同士の無制限サイキック攻撃で文明が滅んだ後の物語、「新世界より」並の不気味さを特殊能力に感じます。

 プライドに皆が平伏しているのも、王女だからではなく、チート無双で単純に強くて怖いから…って、狼や犬じゃないんだからさあ…。

 異世界ナーロッパモノの中でも、かなり権力関係が殺伐とした感じの世界設定です。作者はヒッキーの社会不適応者で、人間関係の機微が分からんのかもしれません。
 
 特殊能力より、魔法にしておいたら良かったのにねと思った7話でした。
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 6話まで観ました。2023.08.11

 まだ、弟、妹、騎士団息子達がプライドを囲んでゴイスーゴイスー言っています。プライド無双寄りの話かと思いきや、テンポが遅いです。

 一応、成文化された法典があるらしいですが、プライドの胸先三寸で罪人も処刑したり釈放したり出来るようです。
 
 プライドが王権発動とかすると、適当な設定の世界観にボロが出そうなので、これからも問題が発生!プライド無双!身内がゴイスーゴイスー!のパターンを繰り返しそうです。

 だからナーロッパで体制や社会構造に関わるような話は駄目なんだよぅ!ハメフラを見習うべし!と思った6話でした。シリアス寄りのナーロッパはキツイですね。
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 5話まで観ました。2023.08.08

 5話まるまる使って、弟と騎士団長のキモイ息子がゴチャゴチャ言い合うエピソードをやります。要らなくね?

 主人公のプライドがただでささえ最高権力者の上、最強チートなので、周りのゴイスーゴイスーが回りくどいです。

 日本で言うと、岸田総理が一人で無双して習近平主席や金正恩書記長を〆てくる位のありえない強さをプライドが発揮するので、周りの奴らがウザいだけになっています。

 人間核弾頭みたいな王様、どう扱ったら良いんでしょうねぇ…。こんなんアンタッチャブルキングですよもう…。

 この辺りが上手く描写出来てないので、周りのキャラクター達の振る舞いに嘘くささが滲み出ています。いくらなんでも騎士団長以下、態度が悪すぎます。

 ギャグのつもりかも知れませんが、二日酔いで王女の前に出てきたり、小馬鹿にした態度をとったり、こんなの、普通の11歳の女性に対してでも無礼極まりないです。

 チートキャラは悪役か、下剋上ザマァキャラにすべきだなぁと強く感じた5話でした。

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 4話まで観ました。2023.07.31

 キャラクターとしての完成度は、悪虐女王としてのプライドの方が高い様です。回想シーンに出てきた11歳で騎士団を人とも思わない外道プライド様の貫禄に惚れそうです。

 結局、ラスボスチートで、11歳にして一人で騎士団並の戦力があることを示してしまいました。

 コレ、騎士団要らなくね?其辺のゴロツキを雇って、マスケット銃でも装備させて戦列歩兵を組織したほうが良さそうです。

 ネームドが出てきたらプライドが倒せは良いのです。何か良い話風になっていますが、完全に騎士団の既得権益を侵害しています。

 このままプライドが民のために尽くすとか何とか言いながら活躍すると、絶対王政もしくは立憲君主制の方向へ国が進み、それはそれで貴族制解体の危機なので、封建貴族にとってプライドは外道女王以外の何者でもありません。

 むしろ、民から搾取しまくって、貴族制を強化した方が貴族から指示されそうです。

 所詮なろう系列の話なので、社会構造などの設定は良く考えてもいないのに、プライドに危険な民権思想を振りかざさせるのは、説教臭い上に胡散臭いです。

 マンガだと気になりませんでしたが、アニメ化すると、自ら貴族制を否定するプライドのキャラクターが鼻につきます。

 民衆の指示を集めて他の王族や貴族を皆殺しにする展開なら、個人的に胸熱です。

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 3話まで観ました。 2023.07.21

 プライド様、騎士団も引くほどの武辺者でした。騎士団長を救うためとはいえ、ちょっとやり過ぎです。

 勃興期の王国における初代国王じゃないんだから、個人の武でなんでも解決するのは、三国志の呂布とかを観ている様です。

 もう、王様でも貴族でも何でも無く、武神とかのレべルです。外野も無能でピーピー言うだけの引き立て役なのも好き嫌いが別れそうです。
 
 騎士団長の息子何なの?長髪のキモイビジュアルで、親父の職場に遊びに来てピーピー泣き喚きやがってアホなの?

 はめふらとの差別化をはかるため、暴走気味だなぁと思う3話でした。
………………………………………………………………………
 2話まで観ました。2023.07.14

 主人公のプライドが、子供の頃から残虐非道な理由が良く分かりません。

 王位継承者は他にいるのに王女になれたのは、周りが残虐な王を望んでいたとしか思えません。

 どうしてもギャグタッチでほのぼの悪役令嬢モノのはめふらと比べてしまいます。

 プライドが国を滅ぼす直前まで誰も停められ無かったという、王国の腐敗構造が描けていないので、登場人物たちがピリついているだけの感じを受けます。

 これからどうなるのか、興味深いです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.08

 死んだら、極悪王女に転生!破滅しないように子供の頃からリスタートだぜ!

 良くある悪役令嬢もの…?かと思いきや、結構話が暗くて重いです。

 はめふらのカタリナが脳裏にチラつきますが、金と権力はあっても、わがままなだけで、権力構造の一部を担い、暴力装置を動かせる訳では無いカタリナと違い、本作品の主人公の王女プライドは、絶対権力者です。

 改心しても使用人や衛兵のヘイトを集めているのは、今まで、王族がかなり強権を発動してヤバいことをやっている事を示唆しています。

 権力構造自体が、暴君を必要とする社会なら、個人的な心の持ちようなど意味がありません。

 日本の戦国大名もそうですが、必要な資質は残虐さと狡猾さで、残酷なことを進んでやり、力で構成員をまとめあげる様な人間で無いと、求心力が保てません。

 社会構造によって求められるリーダーは異なります。優しく慈悲に溢れていれば良いというものではありません。

 有名な仏教説話、男衾三郎物語の兄のエピソードにあるように、周囲に舐められたら簡単に死ぬ世界が、日本にもかつて展開していました。

 いかなる時代の人物を描いても、悩みを抱えてグジグジしたり、甘ちゃんだったり、平和主義者だったりするのは、NHKの大河ドラマだけで充分です。

 本作品の世界は、王権に残虐さを求めている世界の様な気がします。
 
 どうも、主人公の周囲にいる大人(父の王配、母の女王達等)は、敢えて帝王教育として残虐非道さを主人公に教えている様な気がします。

 主人公がいきなり、優しくなっても、世界の求めるリーダーと違うと言うことで、退位させられそうです。
 
 一応、視聴継続しますが、やはり悪役令嬢は、絶対権力者では無く、公爵令嬢くらいにしたほうが良いような気がしてなりません。

 どうせ、近世貴族や王権の腐敗と凶気なんて描ける作家などほとんどいないので、似非貴族キャッキャウフフにしとけば良いのです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

螺旋

●史実とリンクする?反則物語

【ハプスブルク家】の家臣たちは有能でありまして、気が付けば主君を追い抜き
世界の覇者となっていたようなものも現れます。

【ヴェネツィアの黒い貴族】と呼ばれる{netabare}【サヴォイア家】もその忠臣であったのですが
銀行(=バンク)の起源とも言われる【デルバンコ一族】を裏で操り
金貸し業で大成功を収め遂にはこの名家が見事下剋上を成し遂げるわけであります。

現実世界では家臣による権力収奪が起こり得たように本作においても
その可能性が無いとも言いきれません。

民の為に革命(謀反?)を起こすなどという展開とかデジャヴ感満載ですが、
タイトル的にも真の歴史的にもあり得る話と考えられます。{/netabare}



●かくして「≪彼の≫歴史」は作られる

古き良き時代の騎士や貴族は滅び、実力ある新興貴族がこの世の支配者となる。

これはおとぎ話ではなく現実世界の歴史でございます。

{netabare}一説によればルイ16世は意外にも名君であったとも言われおり、おそらく
ロマノフ朝も比較的まともな王家であったのかもしれません。

フランス革命を煽り、実行し、これを裏で操ったのも、
すべて【イルミナティ】と呼ばれる勢力であります。

教科書にも載ってる「ジャン=ジャック・ルソー」は偉大なる「啓蒙思想家」でありますが
「啓蒙思想家」とは【イルミナティ】を日本語訳したものであります。

無知なるものの闇(=盲目)に光の祝福を与えることにより目が開け知恵が芽生える
という意味合いが「啓蒙」にはありまして、そんなわけで革命を煽ったルソー大先生の正体は
【イルミナティ】お抱えの「御用学者」であったというのがオチであります。

もちろん「カール・マルクス」も「光の祝福」を受けた御用学者であります。

「アダム・スミス」、「ジョン・ロック」に「チャールズ・ダーウィン」そして
我らが神であらせられます「福沢大先生」も金で雇われた御用学者なのでしょう。

【プロビデンスの目】は【フリーメイソン】のシンボルではなく
【イルミナティ】のシンボルであります。

「光の祝福を受けたもの」には知恵がつき目が開けます。

それは「自我の芽生え」でありまして、100人いれば100通りの正しさが生まれることを意味します。

万人による万人の闘争が起こる理由は光の祝福による自我の芽生えであります。

知恵を得て賢くなるのは良いことなのかもしれませんが、自分が賢くなったと過信し
自分の信じる正義こそが正しいと他人にこれを押し付けたのが人間の悲劇的歴史の始まりであります。

権力は権威を生み出すことができます。
権威により真実味と説得力が強化され、時代の常識が作り出されるのであります。

「history」の「his」には2つくらいの解釈があるらしいです。
「彼の物語」の「彼」とは「権力者」であるというのが1つの説であります。

富と権力と名誉を手に入れた現代の勝ち組貴族たちに時代の常識を作ること
即ち「多数派工作」を仕掛けることなど朝飯前なのであります。

本作はフィクションでありまして、現実世界の貴族である悪役令嬢とは180度違うという
意味では虚構なのですが、真逆の本来あるべき悪役令嬢の在り方は真実ということになっています。

【ネフィリム】とは「【堕天使】の子孫」のことであり、「巨人族や鬼族」を意味しますが
その一方で名家や優れた人物を指す言葉でもあります。

ということで「勇者」も【ネフィリム】ということになり、優れた能力を持つ宰相や王族も
【ネフィリム】ということになります。

純血の人間種の王族と【ネフィリム】の血統の新興貴族が戦いますと勝ち残るのは
当然【ネフィリム】の眷属ということになります。

彼らには純血の人間種にはない特殊能力が生まれながらに備わっていますので
超人や異能力者の類と凡人がまともにやりあっても勝てるわけがないのであります。

「わたしの幸せな結婚」でも異能力者が登場するわけですが、重要なことは
名家や華族の特別な血統のみがこの特殊能力を受け継ぐということであります。

「惑星のさみだれ」では「獣の騎士団」にサイキック能力が備わるわけでありますが
「獣の騎士団」とは【バビロンの眷属】を暗示しているわけであります。

現実世界の話になりますと【シャーマン】=「巫女」が特殊能力保持者ということになりまして
女王卑弥呼や天皇家もある種の特殊能力を持つ異能力使いということになります。

「平家に非ずは人に非ず」と豪語した平氏は絶大なる権力こそ手にいれましたが
特殊能力を持つ「延暦寺」の糞坊主や天皇家を敵に回したのが運の尽きでありまして
彼らの怪しい何かの秘術が原因なのか?まるで【呪い】?みたいなものに掛ったようにして
あっという間に没落したのであります。

「デルフォイの神託」とは巫女の予言でありまして、「占い」とも言えますが
企業経営者という人たちはこの神託を受けるためわざわざ高い金を払ってまで
怪しい占い師や霊能力者の元を訪れるのであります。

何故かと言えば、彼らは「デルフォイの神託」通りに布陣すれば戦に勝てるという歴史的事実を
知っているからでありまして、現実世界で勝ち残るには【オカルト】こそが重要という
事実を知っているからであります。

やたらと神社に通う議員や天皇をやたらと崇拝する人たちなどがおりますが、
実はその発想は間違っていないということになるのかもしれません。

そいうわけで世界を統べるヨーロッパの王侯貴族の脳内は
【オカルト思想】で一杯に満たされているということであります。{/netabare}


いつもの例の悪役令嬢作品であります。

恐らく「ハメフラ」は万人受けする作品だったようでありますが、それに対して本作は
かなり核心に迫る系統の作品であるような気がいたします。

王侯貴族とは独特の血統に属する種族でありますので、それに伴い独特の価値観、
独特の思考回路を持ち合わせているわけであります。

{netabare}【優生思想】というのがまさにその典型でありまして、本作における本来の悪役令嬢のキャラ設定は
見事までにその歪さを再現しております。

貴族の中にももしかしたら民の為に尽くした例外がいたのかもしれませんが、
そんな奇特な貴族は、大昔に絶滅しているでしょう。

現実世界で勝ち残った貴族とは、弱肉強食のマネーゲームの勝者でありますので
甘っちょろさとは無縁の人種でございます。

「アカメが斬る!」に登場する貴族など身の毛もよだつような位なまでに
【血の伯爵夫人=エリザベート・バートリー】に酷似しており、本作の最強外道女王とも
見事にリンクしています。

「ハメフラ」はいかにもフィクション的なソフト路線だったのですが、
悪役令嬢シリーズを繰り返す度に、螺旋構造を描きながら問題の核心に迫っていくような
そんな印象を受けるのでありました。

日本のアニメなのに何故か?不自然に?欧州の貴族みたいなのが主人公だったり、
主要キャラだったりするパターンが多いわけでありますが、その理由は簡単でありまして
我々の現実世界を動かすシステムのメインプレイヤーが欧州などの王侯貴族でありまして
実際日本の優良企業の株式を買い占め支配しているわけですから、そのようになるのも
当然という話でございます。

株主様のために働く傀儡には、既得権益というご褒美与えられますので体制は盤石であります。

民は税金という名目で資産を吸収され、補助金などの名目によりに奪われるわけありますので
いくら働いても貧乏な状態であります。

政府が税金を徴収しても、所得の再分配という形で国民に還元されるなら
国全体としては豊かになるはずなのですが、どういうわけかこの国は
庶民が真面目に働いて税金納めても年々貧しくなっていくだけであります。

政府与党の経済運営が下手すぎる可能性が全くないわけでもないですが、それよりも
この国の経済システムがそもそも庶民を豊かにするものではないと考えるべきでしょう。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

作品タイトルが「らしく」なっているのが、いいのか悪いのか。

この長い作品タイトルからして、そっち系の中のソッチ系という事はすぐに推察できますね。
いや、どっち系のドッチ系だよ!なんて野暮なツッコミはナシにしてくださいね。
まぁ、そっち系の中でも一風変わった感じには仕上がっているのですが・・・。
この表現はもうやめましょうかね、今回は。

この作品、ゲームの中への転生モノで、外道ラスボス女王に転生してしまった主人公が前世の記憶を頼りに、ゲーム内での自身(外道ラスボス女王)の未来とゲーム内の未来をかえていこうという・・・。

悪役令嬢転生モノ・・・になるんですかね、ジャンル的にはw。
なので、そっち系の(ry の答えは、転生系の悪役令嬢系って事になりますかね。

今回も土日休日に某アベマなTVで一気をやっていたので、ダラダラしながらの視聴です。

第1印象としては、どうも少しづつテキトーな所というか、ガバな点というかが気になってしまうなぁ、と言ったところでした。
世界観もどうかなぁ、と思いましたかねぇ。
ゲーム内という設定という事で、「そういうゲームの設定ですから!」って言われてしまえば、それまでなのですが。
シッカリとした銃が描かれた時点で、うーんと思ってしまいました。
まぁ、正統派や亜流のファンタジーでありたいと言う訳ではないと思われるので、これはこれとして受け止めるしかないでしょうか。

物語としては、ストーリーは何とか追えたという感じでした。
このクールの中を振り返ってみれば、「イイ感じ」のエピソードや演出は複数盛り込まれており、私自身の琴線に触れるものもいくつかはあったのですが、如何せん雑さが目についてしまって・・・。
もう少しだけ、丁寧に、繊細に作ってくれればと思ってしまいました。
説得力というか、視聴者に「あれ?ほかに方法あるんじゃね」「こうすればいいのに」と思わせない、気づかせない上手さがあればだいぶ違ったろうになぁ、と。

ただし、繰り返しになりますが、物語は追えました。
これは、プライドの行動にスキやガバはあるものの「国民(周囲)を幸せに、自分が最低の女王になった際には・・・」という一本筋のとおったポイントがあったからではないかと感じています。
私の持論ではあるのですが、作品中に多少いい加減でも「スジ」がとおった作品、主人公があるポイントでブレない作品は何とか視聴を継続できたり、物語を受け入れられることが多い気がしています。


作画は、悪くはないけれども、良くもなく・・・。
そして、どちらかと言えば上手くないと。
キャラクタは割とらしく造形をしてあり、美形さんで、描き方もまぁまぁなのに、例えば「涙」の表現wすごーく適当に描かれていたしするケースがあります。
あとは、小道具系、ざっつに描かれてて、あれー?と思う事が割と気になりました。

声優さんは、まぁ、特に可もなく不可もなく・・・と私のいつもの受け止めになります。

音楽は・・・少しだけ印象に残りました。
OPは、刺さったと言う訳ではないのですが、独特の雰囲気と物語に重なる歌詞、イメージがあり割とよかったと思います。
EDも普通によかったと思います。デフォルメキャラもかわいらしかったですかね。

キャラクタは・・・。
割と美形さんぞろいでした。
登場人物も多めな印象でした。
描かれ方も、まぁ、今という時代では平均的なものだったんじゃないでしょうか。

個人的には人間関係に重きが置かれていると感じられる点が印象的でした。
私がいつも言う、仲間が増えていく系、理解者が増えていく系なのでお好みだったのですが、その起因となるものが「心≒敬愛や尊敬、この人の為に」っていうエピソードが多く、好きでした。
これは兄弟姉妹、あるいはお供の者が結びついていく際にプライドの器量や度量、人間性を基に義理や人情、恩があいまって強まっているからだと思います。
こういった面では、一歩深い面で仲間の結びつきを描いていたのではないかと思います。



この作品、序盤にプライドがゲーム内そのままだった場合の女王の外道っぷりが描かれてスタートすることが多く、その非道っぷりには閉口してしまうのですが、プライドもそのヴィジョンを何度も頭に思い浮かべ、「自分が最低の女王になった際には○して」とステイルやアーサーに告げています。

これだけ、何度もその姿を見せ、プライドが恐れているのを見ると・・・、その内、とんでもないエピソードがあったりするのではないかと見ているうちに心配になってきました。
闇落ちとか・・・。

と言っていたら、ヴァルとイイ感じになったところまでで、ひと段落ですか。

うーん、今後については、少し気になってはいます。
これからが観られるようになるのか、ならないのかは不明なのですが、機会があれば、観たいかな、と思える作品ではありました。


ちなみにw一番お気に入りになったキャラクタはケメトでしたw。
私はそっちの方の趣味もこっちの方の気もないつもりなのですが、とてもかわいく感じてしまいました。
ヴァルの弟分として、今後、学校へ行っているような姿も観てみたいと思いましたが、どうなります事やら。


悪役令嬢ものとしては、工夫がしてある作品だと思いました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

69.3 3 戦いで続編希望なアニメランキング3位
烏は主を選ばない(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (65)
216人が棚に入れました
「山内(やまうち)」と呼ばれる異世界で、烏ながら人の姿に転身できる「八咫烏(やたがらす)」達が織りなす物語。「ぼんくら次男」雪哉は、八咫烏一族の長「金烏(きんう)」である奈月彦の側仕えをすることになり…朝廷の権力争いに巻き込まれる日々が始まった!?圧倒的スケールの世界観と緻密な筆致でおくる異世界ファンタジー!

声優・キャラクター
雪哉:田村睦心
若宮:入野自由
あせび:本泉莉奈
浜木綿:七海ひろき
真赭の薄:福原綾香
白珠:釘宮理恵
澄尾:竹内栄治
長束:日野聡
路近:白熊寛嗣
敦房:河西健吾
藤波:青山吉能
大紫の御前:田中敦子

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

面白くなりそうな所で終了!前半は何だったのか…。

 最終話(20話)まで観ました。2024.09.22

 何か規模のちっせえ話だなぁ〜と思っていたら、本当に規模の小さいお話でした。八咫烏の世界の謎が明らかになります。大猿とか、烏の生存の脅威になる連中が周りに沢山いるらしいですよ?

 しかし…、前半の嫁選びとか、〇家との関係とか何だったのか…。烏内で争っている暇は無いほど危機的な状況の様です。

 若宮が金烏というのも、王権の称号的なものでは無く、本当に八咫烏を救うための存在を示す様で、宮廷内での争いや兄との関係も、実は茶番だった…。と、言うか若宮死んだら八咫烏やばくね?

 今までの伏線は回収され、これから話が面白くなりそうですが、前半の宮廷死闘編で切った人は、だいぶいるんだろうなぁ〜と感じます。

 原作ストックの問題もあるんでしょうが、前半が丸々必要性の薄い茶番という作りは良かったのかなぁ〜と疑問には感じます。

 若宮がわりと全知全能で、結局全部説明してしまうのですが、後半は面白かったので、観て良かったと思います。最後まではアニメ化しないんだろうなぁ…。

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 13話まで観ました。2024.07.04

 まさか、あの姫が天然性悪鬼畜女だったとは!?一応、今までの謎が明らかになりました!

 おぉ!と言う展開ですが、やはり烏がなぁ…。基本的に登場人物達はバイタリティあふれるクリーチャーです。

 家とか無くても其の辺の木にとまって生きていけるそうです。しかも、警備をくぐり抜けて、割と簡単に宮廷に間男達が侵入してきます。烏ですから…。ケダモノダモノ…。

 若宮様に対する他のキャラ達の言葉遣い(ほぼ敬語なし)も含めて、これでもかとクリーチャー振りを発揮してきます。主君に対してズバズバ失礼なことを言い過ぎです。

 個体としてそもそも頑強なので、惰弱な人間の様に陰湿な貴族社会を作ってグダグダやることに説得力がありません。

 これ、老若男女問わず、自分を武辺者と認識してそうなんですが…。いざとなったら烏に剥けて、どこまでも逃げたら〜!追手は殺す!位に思ってそうです。
 
 アニメ化すると、烏設定がキモいだけで、意味が良くわかりません。特異な設定の小説をアニメ化するのは難しいですね。
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 9話まで観ました。2024.06.02

 多分、原作は面白いんだろうとは感じます。ただ、アニメ化には向かない作品なんでしょうね。

 貴族の暗闘を描いているのですが、こいつら全員烏で飛べるんですよね…。これがアニメ化すると良くない方向に作用しています。

 現代でもそうですが、権威というのは、地位による進入範囲の制限で成立しています。国会には議員しか基本的に入ってはいけません。市民が乱入して議決することは出来ません。

 封建社会や貴族社会はもっと露骨です。貴族でも厳格に昇殿の制限がありました。だから、高貴な姫達は御殿に引きこもって生きていたわけです。

 本作品は、全員烏で飛べるので、割と地下人も御殿に飛んで入ってこれます。姫達もやろうと思えば飛んでどっかに行けるわけです。機動力ゼロの現実の姫達とは異なります。

 アニメは物語の空間的な広がりを可視化するので、飛べる連中がゴチャゴチャ狭い範囲で暗躍しているのに、説得力が無いんですよね。

 多分、鳥人間の世界は機動力の劣る二本足の猿が織り成す様な現実の貴族制とは異なる世界になるでしょう。烏設定がアニメの面白さに全く繋がっておらず、世界が単に矮小に見えるのが、とても残念です。

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 5話まで観ました。2024.05.06

 朝廷の権力闘争を描く壮大なストーリーのはずなんですが…。この手の話で歴史的な事実を背景にせずスケール感を出すのは難しいですね。

 主人公の若宮様が気さくな感じで城下町へフラフラ遊びに行く上に領民ともフランクに接するので、地方領主の若様的な感じです。

 少なくても暴れん坊将軍的で貴族っぽく無いです。貴族の嫌らしい感じをアニメで描くのは難しい様です。

 貴族なんだから、地下人なんて人間扱いしてはいけません。殿上人のみで話を作る気概が欲しいですね。

 とても全国を支配している国家の話しには見えません。国土のスケール感が無いので、小規模感が強いです。官僚組織もある様に見えません。

 話はつまらなくは無いのですが、この小規模感のせいで盛り上がりに欠けているのが残念です。

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界観が独特なミステリーファンタジーの良作

[2024.9.22見終わって]
このお話は世界観や物語も一見とっつきにくい感じなんだけど、全20話を見終わって見て良かったって思える良作でした。
前半のクライマックスである12~13話も驚きましたが、18話で明かされたこの世界の真実に再び驚かされました。
最終話は {netabare}雪哉が真の金烏の真実を知り忠誠を誓う{/netabare}ところで物語の幕は閉じられましたが、謎はいくつか残されているので、続きもアニメ化してくれると嬉しいです。でもいまいち人気なさそうだから原作読もうかな・・

[2024.6.30初回感想]
人間の世界とは隔絶された山中にある山内(やまうち)と呼ばれる世界に住む、人間の姿で生活する八咫烏(やたがらす)たち。
そこでは4人の姫たちが登殿し、金烏(きんう)である若宮が現れ選ばれるのを心待ちにしていた・・で始まる物語。

原作は「八咫烏シリーズ」というファンタジー小説ですが未読です。
全何話かまだ不明ですが、2クールみたいです。

監督はゆるキャン1期、2期も務めた京極義昭監督。

こういう昔の日本みたいな世界観のファンタジーって見たかったんですよねー。
ファンタジーものってほとんどがヨーロッパ風、たまーに中華風で、和風っぽいのってほぼないんですよね。

だからこういう平安時代っぽい和風な世界観ってだけで観たくなりました。

絵も和の美しさを感じるような綺麗さで、キャラ絵もその雰囲気に合ってると感じました。

最初の数話は姫の登殿の話から、若宮や側近の雪哉の話になったりしてつかみどころがない感じなんですが、張られた伏線が明かされる12話、13話の展開は驚きましたし、ぞくっとするほどの見ごたえのある話で、ここまで見てきて良かったとホントに思いました。

本当は作品が終了してから感想を書く予定でしたが、他の作品たちの中に埋もれているのがもったいない良作だと思ったので、紹介を兼ねて感想を書かせていただきました。

もし興味を持たれた方いましたら12話まで長いですけど見られることをおすすめします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

烏は主を“選べない”

『八咫烏シリーズ』、人気の和風ファンタジー小説だそうだ。
NHKの大願であろう。ファンタジー大河をやりたいという本気度がビシビシ伝わってくる。
前半は、きっと何処かで見てきたような、いわゆる既視感に囚われ、危うく視聴を止めてしまうところであった。ただ、抑揚をつけることなく、ひたすら語りかけるレジェンド、山根基世アナのナレーションに引っ張られる形で、衝撃のラストを目撃出来たことが嬉しい。原作をご存知の方なら『烏は主を選ばない』の意味するところ、この微妙な“てにをは”に感ずるところがあるに違いない。
しかし今私は、タイトルに入れさせて頂いたとおり、“選べぬ”烏たちに思いを馳せるのである。

これは紛うことなきハイファンタジー大河ドラマである。
そして上質のミステリーであると。
そう、サイコパスは誰だ!
                (2024/07/10)猿!!!
セカンドクール、継続終了していたのですね^^;

いやいやいやいや…、これはこれは…!
さすが鳥獣人物戯画の血脈と言うべきか、もちろん今期、最後までご覧の諸兄におかれては、あれやこれやの作品群が思い浮かぶことでしょう。
しかしながら、これ程までに深く、主と烏に“人”の心を感じ、この世界の成り立ちを身近に、愛おしく感じられたことに、この上もない嬉しさを覚えるのです。

前半パートの如く、まだまだ何かが待っている?
2期を期待せずにはおれませんね。

「誰からも“取り残さない”社会目指す」某放送局のこと、きっと烏や猿からも?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
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