少女漫画原作で泣けるなTVアニメ動画ランキング 22

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の少女漫画原作で泣けるな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月12日の時点で一番の少女漫画原作で泣けるなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.2 1 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング1位
君に届け(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3045)
15001人が棚に入れました
陰気な容姿のせいで霊感があると恐れられ、「貞子」というあだながついている黒沼爽子。
周囲に避けられることに慣れてしまっていた爽子は、わけへだてなく接してくれるサワヤカさ100%の少年、風早翔太に憧れる。自分を変えたいという爽子の背中を押してくれる風早や、矢野あやね、吉田千鶴、真田龍といったクラスメイトたちとの関わりの中で、爽子は少しずつだが自分の殻を破っていく。
ピュアな爽子が友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を知っていく過程を、丁寧に描いていく作品。
一般の少女漫画原作の作品と異なり、ドロドロとした女の戦いなどはあまりなく、それ以上に爽子が不器用ながらも自分の気持ちに正直に生きていく姿を中心に描かれており、思わず見ていてニヤニヤしてしまう学園青春ストーリー。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

純愛物語。

アニメーション制作:Production I.G
2009年10月~2010年3月放映。

『別冊マーガレット』で連載中の、少女漫画家の椎名軽穂さんによるベストセラー。
原作のepisode27まで、入学からの9ヶ月目までをアニメ化。

主人公の黒沼爽子は、陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれクラスから浮いたぼっちな女の子。
北幌高校に入り、クラスメイトで人気者の風早翔太との関わりをきっかけに、
彼女の人生は一歩前を踏み出します。

アニメを観た印象。それは…想定された視聴者である少女の願望に一致した夢の様な世界。

爽子は不器用でピュアな心の持ち主で、磨けば光る美少女の原石。(今のままでも綺麗ですが)
実は学業が非常に優秀なうえに、ものすごく気配りが出来る善人。
これほどの女の子がいたら、クラスで浮くどころかモテそう。嫉妬する娘も出てきそうですが。
爽子は自己評価が恐ろしく低い娘なのですが、これほどのスペックで何故?という疑問が。

風早くんは、イケメンで優しくて笑顔が可愛いスポーツマン。一緒にいると癒やされるタイプ。
爽子一筋で絶対に浮気なんてしない理想の彼氏。
(まだ、交際をしていないですが)

爽子と風早くんは、顔を合わせる度にドキドキドキドキドキドキ!
初々しさにあふれた二人は、もう結婚しちゃえよ!てぐらいラブラブ。
ぐうの音も出ないぐらいに、お似合いすぎるカップルです。

爽子には、心の底から信頼できる親友・あやね&千鶴が出来て、本当に良くしてくれる。
千鶴の幼馴染の真田龍は、風早くんとは違ったタイプのイケメン。嘘とか絶対に言わないまっすぐな男。

初期の、ぼっち設定が嘘みたいに、いい人にばかり囲まれて、
こんな青春を送れたら幸せだろうな…まさに少女の夢という物語でした。
性格はきついけど憎めない、とても可愛い容姿のライバル・くるみもいますしね。
実は私、くるみが一番のお気に入りだったりします。
彼女には人間としての弱さも含めて、主役でも良い魅力がありました。

少女漫画らしく三角関係はあれど、本気で恋愛感情を抱いてくれた相手には誠実に対応する登場人物が多く、
誰かが誰かを好きであることが丁寧に描かれていて、
恋愛漫画とラブコメは別ジャンルなんだなと、この作品で再認識しました。
(ラブコメだと、女性キャラの全員が主人公ハーレムの一員でないといけないことが多いですし)

と、ここまで書いてみましたが実はこんなの全くの認識不足です。
「君に届け」という作品を全く解っていなかったです。

2期にあたる原作の続きの部分を読んでみましたが、
爽子の性格の裏付け、風早くんの優しいだけではない人格など、掘り下げられていたり、
楽しいだけではない、恋愛感情につきまとう心の痛みとか、しっかり描かれています。

原作の途中でアニメも区切りをつけて作品としては不完全ですので、
とりあえず、1期を観たならば続きも観ないとダメだなと思いました。

これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 83
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キラキラ☆ニヤニヤが止まらない!

原作未読。

主人公の黒沼爽子(くろぬまさわこ)は、暗い印象で、周囲に「貞子」と呼ばれ、クラスになじめないでいた。
しかし、実のところは、鈍感なだけで、とても前向きな女の子。
誰にでも平等にふるまう、風早翔太(かぜはやしょうた)と出会ったことがきっかけで、爽子と爽子の周囲がどんどん変化していく、青春ストーリー。


爽子は、健気で、どんなことにも一生懸命で、とても魅力的な主人公です。
なかなかうまくいかないときは「頑張れ!!」と、応援してしまいます。
そして、何か一つがうまくいくと、ニヤニヤが止まりません。
ずーっとニヤニヤさせられる回もあるので、視聴中に顔を見られたら不審者扱いされます。

爽子を支える周囲の人たちもしっかり個性立てされています。
本当にみんなキラキラと輝いていますね……エフェクト付きで。
ネタバレレビューを読む


テーマは、「人に想いを伝えることの大切さ」。

誰もが、人付き合いで悩んだことがあると思います。
その悩みを、「友達とは何か」という根本的な部分から、階段を登るように一歩ずつ、丁寧に描いています。

「○○は今、××に対して、□□という気持ちを抱いているので、△△したい」
このように、想いを言葉として、キャラクター、そして、視聴者に伝えるのが、爽子の役目です。

それを異性に対して発展させたものが恋。
同じように、「恋とは何か」というベースから、一つ一つかみくだいて表現してくれています。

おかげで、登場人物の気持ちが手に取るように分かります。
だからこそ、応援したくなるし、うまくいっているとニヤニヤさせられる。
そして、登場人物がうれしいときやつらいときには、一緒に泣いてしまう。
そんなふうにして、感情移入ができるアニメです。


丁寧ですが、テンポを損なっていないのもポイント。
ほどよく大事な話、ほどよく日常的な話、とバランスがとれていて、とても見やすいです。

ストーリーも行き当たりばったりではなく、しっかりと計算されています。
そこに、視聴者の予想の外をいく、ロマンチックなサプライズのアクセント。
ネタバレレビューを読む

悩んでいるときに見ると元気になれるアニメ。
キラキラな青春を感じさせてくれるアニメ。
青春=恋ではなく、友情を基本にしているのが良かったですね。

OP、EDも素晴らしいですし、BGMの使い方もグッド。
少女漫画原作ですが、男女関係なく楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 66
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

能登さんの演技に舌を巻いた<大好きな作品につきレビュー増量、点数も4.7→4.8に変更>

ポジティブに暗い爽子とひたすら爽やかな風花君の学園恋愛アニメ。
じれった~い、じれったい♪
とっととくっつけ~の世界ですが、そこは少女マンガ原作アニメ。
あっちでこっつんこっちでこっつん、そして安心してニヤニヤできます。

私は、風早君と爽子の関係よりも爽子の友情物語に感動しました。
6話がその象徴です。
真の友を信じること。
何を信じるかで結果は180°変わります。
そのためには、自分の内面をじっくり見据えること。
これが大事です。

一見悪役に見えるくるみちゃんに私は好感を持ちました。
風早君を獲得するためには手段を選ばない。
その一途さは学ぶべきところ大です。

爽子役の能登麻美子さんは、私の好きな声優さんのひとりです。
おどおどしつつも誠実な声。
その演技は爽子の性格を見事に表現しています。
さすがです。

<ついでに>
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投稿 : 2025/04/12
♥ : 66

91.1 2 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング2位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4139)
18843人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 128
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 123
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1話1話の完成度が高く、見始めたら止まらない!

原作未読。
競技かるたを題材にしたアニメです。
ルールや戦略の説明が丁寧なので、かるたを知らなくても問題なし。
むしろ、知らないからこそ楽しめると言っていいかもしれません。

文化系なのでまったりたしなむのかと思いきや……そこは0.01秒を争う世界。
「百人一首」という名のスポーツです。
しかし、スピードだけでは勝てない。
戦略、流れ、空気、そういったものを総動員して戦います。

何か一つに秀でているだけでは頂点に立てません。
得意分野以外を、仲間から、ライバルから、強敵から学び取って強くなっていきます。

そしてそれは主人公だけに限りません。
個性的なキャラクター達、敵味方関係なく誰もが「成長」していく、そんなテーマが見えてきます。

アニメとしての完成度も高いです。

ギャグとシリアスのギャップを、演出が上手くカバー。
勝負中の演出も見事なもので、臨場感があふれる試合を楽しめます。

そして、1話完結ではないのに、1話1話の起承転結がしっかりしています。
次に繋げる引きもうまく、毎回がクライマックスという感触。

1話見たら止まらなくなり、何度見ても楽しめる作品です。


【お気に入りのキャラ】
ネタバレレビューを読む

【お気に入りのシーン】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 109

89.8 3 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング3位
ちはやふる2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (2239)
11628人が棚に入れました
春。瑞沢高校のかるた部5人は新入部員の獲得に励んでいた。しかし、入部届けを出しに来たのは太一目当てのかるた初心者の女子ばかり、中でも花野菫は太一に積極的な様子。千早はかるた強豪校になるためと言い放ち、自ら教育係をかってでる。(第一話)

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、入野自由、潘めぐみ
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

熱くて面白くて感動できて、あっという間に終わる、まれに見る傑作

原作未読。
1期の続きです。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/373538/


予算のない、最高級のアニメ。

いやあ、熱い!!
なんて熱いんだ!!

1期と比べ、次の回への引っ張りが多く入っています。
普通は、引き延ばしは、中だるみの原因になりますよね。
しかし、ちはやふるの場合「来週が待ち遠しい!!」という気持ちにつながります。
1話20分強が5分くらいに感じられました。


0.1秒以下で勝負が決まる試合。
勝つか負けるか分からない、ハラハラドキドキの展開。
かるたという地味な競技を、スポ根以上に引き上げる演出の力。
そして、努力、根性、勝利、敗北、その先にあるもの。

また、勝った人も負けた人も同じように扱う。
そのおかげで、どんな脇役キャラクターでも印象に残ります。

【お気に入りのシーン】
ネタバレレビューを読む

他にも名シーンが多数。

1期未視聴の方は、ぜひぜひ見ていただきたいです。
まれに見る傑作だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 93

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

心に響く素晴らしい作品であり名作です!

「ちはやふる」競技かるたを通して描かれる熱血青春ストーリーです。

一期は完成度が高い作品と評価しましたが二期は期待を全く裏切ることのない心に響く素晴らしい名作でした!

二期は一期のメンバーに加え新入生を迎えてのストーリーになります。
主人公の綾瀬千早だけに、スポットがあてられているわけではありません。かるた部全員が一期よりも、更に掘り下げられています。

これまでの高い意識を持った練習への取り組みは、全国大会にどこまで通用するのか見所です。

会場は熱気にあふれています。緊張感があふれる試合では、場面ごとに手に汗握る展開が続きます。読手が一言目を読み上げた時の、凛としている空気感がとても印象的でした。また、映像表現も変わらず、とにかく美しく、登場人物の感情を反映させるスポットライトの背景の光のあてかたも、時に幻想的であったり、場面表現が素晴らしかったです。

少女マンガの華やかさが咲き乱れている様でした…

こういう感動が欲しくてアニメを観ているんです!!!
素敵な作品を生み出していただいた末次先生、スタッフの皆様、本当に感謝です!
迷いなく「お気に入りの棚」作品です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 89
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

試合のひとつひとつがとにかく濃ゆい

2018.04.10記

3期の放映が決定したのを機に、これが初『ちはやふる』の子供たちと一緒に観返してみたところ、違和感なく入れたみたいです。

小3娘の感想
「ちはやふるってすごいおもしろいね」

ギャグパートでは素直に笑えて、試合での緊迫した場面では手に汗握って、と勝負の世界に片足突っ込んでいる年少者にとっても何か感ずるものがあったのかもしれません。

1期25話を経て、2年生に進級したちはやたちが新入部員を集めるところから始まっての全25話。
1期で築いた背骨の部分を受け継いで、さらに昇華させた感じといったらいいのでしょうか?
相変わらずおもしろい!

1期と比較し試合の描写が多く、またそれがよくできていて私としては2期のほうが好みでした。
ネタバレレビューを読む

よくできた試合描写として取り上げたい要素は、
■1試合1試合に意味があること
 ネタバレレビューを読む
■敗れた者を丹念に拾い上げていること
ネタバレレビューを読む
つい惹き込まれてしまいます。


本当に好きな作品です。そういう場合たいてい「とりあえず見て」という感覚で実際それ以上でも以下でもないのですが、最後に、、、

新入部員加入で増えた登場人物たちを掘り下げつつ、さらに選択肢が増えて深みを増す人間関係と、地区予選から始まる試合一つ一つのテンポの良さ、その他諸々言い出したらキリがないくらい魅力を備えた作品なのでぜひみんな堪能してほしいなぁ、とがっつりおすすめしておしまい!



視聴時期:2018年3月 ※その後円盤購入し複数回

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2018.08.19追記

あまり内容とは関係ない話。
実写『ちはやふる-結び』の公開3か月前くらいから「ちはやふる 秀歌撰」なるアニメ1期内いくつかの話をピックアップした再放送を深夜帯にやってました。
これ、土日の昼間とか一般人が起きている時間にやれないものなのでしょうか。放映局もソフト販売元も系列でおさえているため一般的にはハードルは低そうに思われるのですが、公開前の宣伝としての効果は薄いのでしょうか。

・ヲタ以外、さらに子供が観れる内容
・(ここ重要)実写版がおおむね好意的に受け止められている
  ⇒なんで実写にすんだよ、クソが!的な層が少ない、敵が少ないという意味で。

やりやすい条件はそこそこ揃ってると思うんですがねぇ。
商業的なあれやこれやはある程度おさえてはいる上で、それでもAbemaその他有料のチャネルでない地上波が果たせることはまだあると思っている次第です。


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2020.03.25追記

ご近所で百人一首大会をやってみましたが、私は最底辺の層でした。おかしいなぁ。。
なお、実写『ちはやふる-結び-』視聴済み。けっこう面白かったです。


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2018.04.10 初稿
2018.08.19 追記
2020.03.25 追記/タイトル修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 72

86.3 4 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング4位
君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1867)
9723人が棚に入れました
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾、宮野真守
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

モヤモヤ、ウルウル、ニヤニヤ、キラキラ☆ 見て良かったよ!

原作未読。
1期の続きとなっているので1期視聴必須です。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/567004/


まず、変わった点は、OPとEDテーマの印象が薄くなったかなと。
でも、OPテーマのタイトルはいいですね。
「爽風(そうふう)」
爽子(さわこ)と風早(かぜはや)から1文字ずつ拾っています。

逆に、作画や演出には力が入っています。
光を効果的に使っていますし、エフェクトやカメラワークにもこだわりが見られました。

特に気にいってるのは、
ネタバレレビューを読む

ストーリーは、1期の終盤に引き続き、恋がメインになっています。
テーマは「想いを伝えることの大切さ」と、新たに「気づき」が加わった印象。

鈍感がゆえに、なかなか煮え切らない爽子。
序盤はモヤモヤするかもしれません。
もどかしくてもどかしくて、「ああ、そうじゃないんだよ!」……って、私が直接アニメの中に入って、声をかけてあげたかった。
しかし、言いたい事は、ちゃんと登場人物が言ってくれますね。

むしろ、そんな序盤のほろ苦さがあるからこそ、後半で感動できるのだと思います。

正直、泣きました。かなり泣きました、
どこか一場面で号泣ではなく、涙腺が緩みっぱなしな感じ。
また、1期同様、ニヤニヤの展開もちゃんとあります。
ニヤニヤ、ウルウル、忙しいです。

ちょっと間延びしている感じもありましたが、所詮1クール、たいして気になりません。
1期同様、続きが気になって一気に見てしまいたくなる作りでしたし、話も上手にまとめてくれました。
そのままでもいいし、続編を作ることもできる、うまい締め方です。

キャラクターが非常に魅力的な、キラキラの青春物語。
1期で感情移入が出来た方なら、間違いなく感動できると思います!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 59
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ピュアなラブストーリー キュンとしたり胸が苦しかったり。。

少女漫画(別冊マーガレット)が原作
アニメ1期から続く2ND SEASON
存分に物語に入り込むためには1期を試聴済みは必須です。
以下ネタバレ


ネタバレレビューを読む



たった1つの恋を成就させるために、どれだけ悩み苦しむか。
2人を囲む周りの人間関係も丁寧に描いた本当に素敵で胸が熱くも
苦しくもなる作品でした。

恋愛ストーリーが好きでまだ視聴していない方には本当に
お勧めの作品です。ここまでピュアな気持ちになれるストーリーは
なかなかないでしょう!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 44

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

taking a detour, gilding the lily

一期と比較すると作画レベルの低下もあり、誤解やすれ違いで話を面倒にしている印象も拭えません。

個人的に、一期の雪の中で新年を迎える余韻を残すエンディングが満足な私にとっては必要なかったような気がしますが、一期の終わり方を中途半端だと感じた方には満足できる作品だと思います。

一期における主人公の黒沼爽子は、不器用でも一歩ずつひたむきに前に進んでいました。
それが彼女の魅力であり、一期は応援しながら視聴していましたが、今までコツコツと積み上げてきたものをリセットして、最初に戻ってしまったように自分を卑下する彼女が残念でなりません。

それ以上に気になったのは、周囲の人物像が一期とは印象が違いすぎた事です。
魅力的だったサブキャラたちには活躍の場がほとんど与えられないばかりか、別人としか思えないような言動はもはや設定変更としか思えないレベルで、胡桃沢梅以外はただの脇役になってしまったように感じました。

遠回りをさせるなら、結果的に必要な遠回りであったと納得させてくれれば、違った印象になったかもしれませんが、届いたら終わってしまうので、ゴールを引き延ばしただけの続編としか思えなかったのが残念でなりません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 40

82.7 5 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング5位
フルーツバスケット [スタジオディーン版](TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (888)
4981人が棚に入れました
わけあってテントで一人暮らしをしていた元気な女子高生・主人公「本田透」は、ひょんな事から同級生にして、全女子生徒のアイドル、草摩由希の家に住み込むことになる。
由希と保護者役の草摩紫呉が暮らす、一見なんの変哲も無い普通の家庭の草摩家。実はこの草摩家には隠された重大な秘密があった…。異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという十二支の呪いにかかっているという秘密が!?由希は鼠に、紫呉は犬に、転がり込んできた、いとこの夾は猫に…。
一癖も二癖もある草摩の一族の人々に囲まれながら、透のちょっと不思議で刺激的な生活が始まる。次々と現れる十二支の物の怪に取り付かれた個性あふれる草摩家メンバーたちと、透とのふれあい、透のあるがままを受け入れる前向きな性格と、不器用だけど優しい眼差しは固く閉ざされた草摩家の人々の心を少しずつ変えていくのだった…。

声優・キャラクター
堀江由衣、久川綾、関智一、置鮎龍太郎、今井由香、安原麗子、三石琴乃、齋藤彩夏、井上和彦

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あなたを想ってくれている人が・・・きっといる  【ねこ's満足度:96pts】

名作中の名作☆
わたしにとっての「人生のバイブル」と言ってもいいくらいに大好きな、
ちょっと不思議でとってもステキなハートウォーミングな物語です。

ヒロインの透は心優しい天真爛漫な女子高生。
彼女は、ひょんなことからクラスメイト由希の住む草摩家に同居することになります。
ところがその草摩家には十二支の呪いという哀しい秘密が・・・。
彼らはその秘密により、幼い頃から同族にさえも差別をされ心を閉ざしてきました。
しかし透はそのすべてを知った上で、決して彼らを色眼鏡で見ようとせず、
それどころか彼らをもっと理解しようと積極的に草摩家の人達に接していきます。
果たして透は凍ってしまった彼らの心を溶かすことができるのでしょうか。
1話から涙腺ホロホロ。毎話感動的なお話の連続です。

この作品の最大の魅力は「言葉」。たかが言葉と馬鹿にしてはいけません。
人は欲しい時に欲しい言葉を投げ掛けてくれる人に心から癒されるものです。
草摩家の人達にとってそれをくれたのが透。
透にとってそれをくれたのは親友や草摩家の人達。
そして、透に生きる道筋を示してくれたのも、亡くなった母の言葉だったのです。
作中次々と発せられる言葉の温かさは、観てるわたしの心までも癒してくれました。

音楽はOPEDいずれも岡崎律子さんが担当。
心の琴線に触れるその優しい歌声は、聴けば聴くほど心に染み渡ります。
少女漫画アニメだと敬遠するにはあまりにもったいない。
幸せの価値観を考えさせてくれるとても素晴らしい作品だと、そう思います。

※オマケ※
ちなみに原作はもっとも~っと長く続きますよ~。
気になる方は漫画の方も是非チェックしてみてくださいね☆

投稿 : 2025/04/12
♥ : 71
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やさしくなりたい

制作はスタジオディーンで原作は少女漫画です。
ジャンルはラブコメ・ファンタジーです。


本田透は唯一の家族であった母親を亡くし、一人テントで生活していた。
彼女は土砂災害でテントを失い、それがきっかけで学校中の人気者である草摩由希が住む家に居候することになる。
居候してすぐ、透は草摩一族の秘密を知ることになる。
彼らは異性に抱きつかれると、取りつかれた十二支の獣になってしまうのだった。


「もっとも売れている少女漫画」として有名な作品。
草摩家一人一人のドラマに意外と深みがあり、一話あたりの内容がとても濃いですね。
ギャグ回かと思っていたら、後半で一気にシリアス回になったりするので油断ができないw
ギャグも一級品でそこまで作品の古さは感じませんでした。
でも演出とかはかなりベタだったりします。
男性の顔がキラキラするのは少女漫画仕様。

本作の一番の特徴は、主人公である透の凄まじい優しさ。
こんなに素晴らしい人格者がいるの?と疑問に思ったりもしましたが、終始聖人なので途中から全然気にならなくなりました。
とても魅力的な主人公です。
ニヤニヤが止まらない。

その他友人、草摩家の一族も濃いキャラ揃いです。
個人的には草摩綾女、草摩はとり、草摩紅葉あたりが好きでした。
はとりの回である8話、紅葉の回である15話は普通に泣いた。
綾女はネタバレレビューを読むのセリフで不覚にもツボってしまいましたw


当初は秘密の設定が大したことでもないなと思っていた自分がいました。
しかし話が進むうちに、秘密がどれほど重いものだったのかひしひしと感じました。

アニメではデフォルメされていてかわいいですけど、その人に近しい人たち(愛情を注ぐ人たち)はいったい秘密をどう思うか?
まあ、だいたいどうなるかは分かりますよねえ。
それに気づかずに見ていた私は大馬鹿野郎です。

「過去の記憶」も重要な要素として関わってきます。
正直、泣けた理由はここにありますね。
「思い出が残っている方がつらい」とはよく言ったものです。


本作の良いところは優しさの輪が広がっているところ。
透は母親・友人から救われ、草摩家を救っていく。
だんだんと広がっていく優しさで、誰もが救われていく。
心に響く名言揃いなのも良いですね。

難点はやはり作画でしょう。
ちょっと絵柄も古いし、少女漫画チックだし、あまり動きもないしで見始めは少々きついかも。
でも男性でも見れるはず。
ちょいちょいBL臭がするのを笑い飛ばせればねw


総括して、まさかここまで感動してしまうとは思いもしませんでした。
原作未完の割に、〆方も違和感なく良かったです。
むしろ感動したくらいです。
人の優しさを感じることができる素敵な作品だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 66
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人に優しくなれる作品です。

異性に抱きつかれると「十二支」+「猫」の13種に変身してしまう草摩家の人達との、学園恋愛ファンタジー。

主人公で、ヒロインの本田透(ほんだ とおる)は女子高生で、両親を亡くし、ビル清掃のアルバイトで自活する直向きで逞しい少女。

明るく真面目で、演技でも誰かを怒ったり罵ったりする事が出来ない。
どんなものでもありのまま受け入れる事の出来る慈悲深さを持っていて、自分のことより他人のことを思う優しい性格で、天然ボケで少々ズレた所もある。

草摩 由希(そうま ゆき)透の同級生。
十二支の鼠(子)の物の怪が憑いている。
十二支の頂点にして神に一番近い特別な存在とされている。
優しげで容姿端麗・成績優秀な王子様タイプ。
他人と壁を作ってしまう所がある。
直ぐに誰とでも仲良くできる夾の事を羨ましく思っている。

草摩 夾(そうま きょう)透の同級生。
十二支に入れなかった猫の物の怪が憑いている。
それにより、十二支の頂点である鼠(子)の由希の事が羨ましく思っている。
性格は男らしくて行動的。
自然と周りに人が集まって来て、友達が出来るタイプ。典型的なツンデレ。
由希とは犬猿の仲で、いつも喧嘩が絶えない。

透ると3角関係に・・・

このTV作品では、原作途中で終わってしまうので、続きが気になって、速攻で原作読みました。
泣けて癒され感動でき、心が洗われました。
人に優しくなれる作品です。
ネタバレレビューを読む

是非、原作の漫画も読んで欲しい作品です。

作者 高屋奈月
出版社 白泉社
掲載誌 花とゆめ
巻数 全23巻

オススメです。

参考になれば幸いです。m(_ _)m

投稿 : 2025/04/12
♥ : 64

89.1 6 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング6位
続 夏目友人帳(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (2372)
13731人が棚に入れました
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見付ける。この「友人帳」とは彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書であった。

それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒の妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める…。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やさしさで繋がっている心地良さ

1期に引き続き、穏やかな心地は健在。
この2期では、1期で出会った「人間たち」との交流、
及び祓い屋についても描かれている。

主人公・夏目と、ある契約を交わしているにゃんこ先生とのやりとりが毎度コミカルで、
本来、怖いもののはずの妖怪がオトボケキャラの飲んだくれだったりするので笑える。
でもそれだけじゃなく、夏目が窮地に陥った時は用心棒として守ってくれる心強さ。
またそのときの声の豹変ぶりといったら!

その他に登場する人物や妖怪達がなかなかに魅力的。
妖怪は良くも悪くも純粋で、まっすぐで、もちろん例外な者もいるが、
何らかの猶予を与えてくれたり、約束はちゃんと律儀に守ってくれたりと案外いい奴ら。
なのでだんだんと憎めなくなってくるのだ。

そして夏目を引き取り、一緒に暮らしている遠い親戚である藤原夫妻がまた良くて。
こんな人たち本当にいるのか?っていうほどに温かく、やさしく。
特にお母さん代わりの塔子さんが素敵すぎる。
もし、実の子だとしてもあんなに温かく受け入れて包んでくれるなら、母親の鏡だなぁと。

夏目の明るい変化は、妖怪たちとのふれあいもだけれど、
やはり一番にこの夫妻のおかげなのだろうね。

1期では夏の放送のため夏休みっぽい雰囲気があったが
こちらの2期は秋冬の景色がメインで、そういう季節感も
この作品の魅力のひとつと言えるかも。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 59

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

幸せを心のまま素直に 迷う事なく受けて止め行けたらと思う。

続夏目友人帳☆
1期の夏目友人帳の夏の季節から・・
続では冬の季節へと巡ります。
冬から春の季節までをテーマに描いた物語となっておりますね。

笑い、涙、癒し、そしてこれほどまでに安定した作品は
やはり夏目なんじゃないかと思います。
ほのぼの観れちゃう素敵な作品。

気のせいかもしれないけど、優しい気持ちになれる気がする・・(o゚∀゚)

にゃんこ先生と夏目のコンビは観てて楽しい!
1期から思ってたけど続でも相変わらず♡
にゃんこ先生欲しいな〜ヾ(●´□`●)ノっw

子どもから大人まで誰にでもオススメできる作品だと思います。
誰と観ても安心できるd(>ω<*)☆

投稿 : 2025/04/12
♥ : 51
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なにを〜このガキ、ガキフライにして食おうか~夏目!そんなこと言ったらダメですよ。あいかわらず食い意地がはってますね~にゃんこ先生

原作未読。全13話。夏目友人帳の2期です。

1期を観て半年ぶりに続きを観てみました。何となく急いで観るのがもったいなくて、また観たくなる気持ちが押さえきれなくなったら観ようと思いました。

お話は、
子供頃から妖が見える主人公 夏目 貴志、ご両親が亡くなり親戚中をタライ回しさせられ、同学年には気味悪がれ孤独な毎日を過ごしていました。あるとき貴志はおばあさん夏目レイコの遺品、妖の名前を記した友人帳を見つけ名を書かれた妖に名前を返すことにします。その貴志にかかわり合う、仲間、友人、妖とのお話です。

1話ごとに心が暖かくなるエピソードは健在です^^

妖祓いの名取がこの期のアクセントになってますね。

にゃんこ先生は相変わらずですw夏目とのやりとりは面白いですね。

この2期は友人達との交流がメインに描かれています。

友人や家の方とちょっとずつ心が開いていくのが嬉しくなりました。
今まで他の人には分からない自分の心情が少しでも分かってもらえる人が現れると嬉しいですよね。そんな2期でした^^

1期より夏目の笑顔が多いように思えましたね。

もし観られる方は1期から観ることをおススメします。

OPは疾走感がある曲です。EDはこの作品に合うような暖かい曲でした。

3期は2期の余韻を楽しみながらもう少し待って観たいですね^^いい作品です。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 47

87.1 7 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング7位
夏目友人帳 肆(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (1871)
10949人が棚に入れました
現在テレビ東京で、TVアニメ第3期『夏目友人帳 参』が放送中の『夏目友人帳』のTVアニメ第4期の放送が決まった。 放送時期は2012年1月から。タイトルは『夏目友人帳 肆』。2008年7月放送のTVアニメ第1期『夏目友人帳』と2009年1月放送の第2期『続 夏目友人帳』は1クール放送、1クール休み、1クール放送の分割2クール制作だったが、今回のTVアニメ第3期と第4期も分割2クール制作だったようだ。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、諏訪部順一
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

夏目君の強さと優しさの根源を見た4期だった

ずっと見守り続けてきた夏目君の心模様とその成長振り。
個人的には、妖怪と人間とのせつない恋模様やつながりのエピソードや、
彼を兄のように見守る名取さんの接し方が好きだったりしたけれど、
本作では、今までの中で一番、夏目君自身が描かれていたと思う。

振り返ってみると。

1期では妖怪が見えてしまう彼と、さまざまな事情を持つ妖怪との
出会いや別れを描き、両者の距離感やわだかまりが少しだけ解けて。

2期では妖怪への理解を示せるようになってからの、
夏目君の周囲の人間との接し方と考え方の変化を。

3期では妖怪を祓う祓い屋の存在と主張を色濃く盛り込み、
夏目君の祖母の形見である友人帳の存在意義も少し変化を見せ、
彼の用心棒でもあるにゃんこ先生のほうにも、彼に対する変化が見られ・・

そしてこの4期では、夏目君自身の過去をこれまで以上に克明に描き、
彼の人間的なやわらかさ、穏やかさ、やさしさの根源を見せるとともに、
友人帳がなくても、しっかりと結ばれている妖怪たちとの絆が描かれていた。

こうして整理していくと、
妖怪と人間のバイパスになっているにゃんこ先生の存在は大きく、
先生の存在なくしては、やはり夏目君の今はなかっただろうと思う。
と同時にもうひとつ大きな存在は、夏目君を引き取ってくれている藤原夫妻。
彼らの真の愛情は、夏目君が本来持っていた穏やかな性格を思い切り引き出させた。
そして、その大切な日常を宝物のようにしている夏目君に、
観ているこちらも、何気ない日々のしあわせに気づかされたりする。

「癒し系妖怪アニメ」とよく表現されるこの作品だけれど、
僕はそれだけじゃないと思っている。
そこからもっと踏み込んだ、本当の癒しって何なのか、本当の幸せって何なのか。
最後の連続3話は、特にそれをテーマとし、親戚の女の子の家庭と、
奇跡と言っていいほどに良い子に育った夏目君とを対比させていた。
ネタバレレビューを読む

結局は相手が何であろうと、理解と友情があれば道は開かれるのかもしれない。
ただ、理解するとか、友情を育むには、ある程度のリスクや時間は必要で。
だけど、誰のせいにすることもなく、何を憎むこともなく、
目の前のものを真摯に受け入れ、消化していける能力というのは、
何にも代え難い人間の強さとなり、人生を変えていけるのだと思う。

夏目友人帳という作品の最大のテーマはおそらくそういうことであり
僕はいつもそこに深く共感している。

原作もずっと読んでいるので、アニメ版もずっと続いてくれたらと切に思うけれど、
視聴者によっては、マンネリ感を感じたりして、少々刺激が欲しいところかもしれない。
ネタバレレビューを読む
なにしろ友人帳が今後どうなっていくかを見届けないと。
というわけで、やっぱり5期も大いに期待してしまうのだよね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 83

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜ4期のみ、レビューをするのか。 それは…

4期が一番おもしろかったからです!!

(※注意。  あくまで、一個人としての感想です。
       批判は許さない!というかたはご遠慮願います)



同じ妖ものでも、蟲師は全然違う。(比較してすみません)
キャラのおもしろさ:夏目>蟲師
結果、心に何か残る:夏目<蟲師
…って感じですかね^^;

◎ 夏目友人帳の狙いとする視聴者層は、若干低い?
 コメディ要素が多いため、子供向けだと思わざるを得ないです
 全話視聴して、自然と涙がこぼれたのは最終話だけでした
 なんというか
 「すべては、最終話のために」…というアニメなのかな

◎ ナイスキャスティング(^o^)
 主人公の夏目は、神谷浩史
 でも、神谷さんは大人の声という印象で
 最後まですこーしだけ違和感を抱えてしまいました…
 あ、神谷さんは好きなんですけどね!!!←これ大事w
 他にも、笹田役の沢城さん
 名取役の石田彰もいいアクセントになってました☆

◎ ストーリーが期待以下…
 もう少し深い内容でも良かったのでは?
 妖怪が見えるとはどういうことなのか
 夏目がにゃんこ先生をすんなり受け入れたことに違和感。
 人間でありながら強い力を持ち
 パンチ一発で妖怪を倒せることに違和感。
 夏目レイコは、結局どんな人生を歩んで死んだのか…
 気になる所です。(原作では描かれてるのかな?)

◎ ちょっとした違和感
 ほんとに根から悪い妖怪というものが少なかったですよね
 作者の優しい思想の表れなのかな。
 でも、妖怪が“人型”っていうのが多かったなあ
 まあ、人の想像する神様や妖怪なんて、人型になりがちだけど。
 蟲師との違いも、コレだと思う。


…とまあ、ここまで色々書きましたが
結局最後まで見てしまうのは、だんだん話が面白くなることと
話の内容がダークすぎないことにあると思います。

にゃんこ先生可愛いですしねw

それにしてもまあ、いろんな呼ばれ方してました。
 にゃんにゃん先生 にゃんごろう にゃん吉君 ネコちゃん
 ポン太 タヌキダルマ ブタネコ …etc
 ( 誰がなんと呼んでいたか分かる君は、夏目博士だっ☆← )

ちょっと疑問なんだけど
あんなにお酒飲んでて、藤原夫婦はなぜ匂いに気付かないの(笑)

ゆるーい妖怪もの。
最後までゆるふわな感じで楽しませてもらいました♪

投稿 : 2025/04/12
♥ : 55
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

優しい人たちに囲まれて

この夏目友人帳 肆は、優しさに包まれています。
心がすごく癒されます。

人に見えないものが見える夏目貴志は、小さいとき孤独でした。
でも、今では、夏目のまわりには優しい友達がたくさんいます。
そして、夏目の面倒を見ている藤原夫妻も、夏目を大切にしてくれます。

今までみんなに迷惑をかけている意識が先立って、自分の意見が言えなかった夏目が、ここでようやく自分の意見を言えるようになりました。

それができるようになったのは、友達や藤原夫妻のおかげ。
みんな、とても優しい人たちです。

特に印象に残っているのが第十一話
たった一枚しかない両親の写真を森で失くしたとき、夏目はみんなに遠慮して写真を失くしたことを秘密にします。自分の気持ちを押し込めます。
でも、友達の田沼が夏目の顔色の変化を見逃しませんでした。
ネタバレレビューを読むとても感動しました。
こんな優しい人たちに囲まれている今の夏目は幸せです。


そして、今回は、物語終盤からエンディングへの入り方がすごく心地よい。
エンディングのイントロ部分での夏目の語る内容が心に染み入ります。
そして河野マリナさんの『たからもの』が歌われます。この歌が更に心を癒してくれます。

エンディングの描写も暖かいです。
最初は夏目一人がかまくらの中にいたのですが、徐々に友達が入ってきて、いつの間にかかまくらの中は友達でいっぱいになっている。
思わず第二部のエンディングを思い出しました。

見終わった後、毎回暖かい気持ちになれますよ。(*^_^*)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 44

90.1 8 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング8位
夏目友人帳(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (5014)
23752人が棚に入れました
魔妖怪が見える少年、夏目貴志はある日祖母の遺品である「友人帳」を手にする。しかし、その「友人帳」は祖母・レイコが負かし、名を奪った妖怪の名が書いてある契約書だった。
それ以来、名を返してもらおうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる─。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

妖と人が触れあう、あたたかい時間

この世界には私たち人間の目には見えないだけで妖(あやかし)という妖怪も住んでいるのです。

ほら…自分が生きている世界に関心を持って見てみたら、あなたのすぐ隣にその存在を感じられるかもしれません…


主人公の夏目 貴志(なつめ たかし)は幼少の頃から他の誰も感じることが出来ないこの世界に存在している妖を見ることが出来ました。これは亡き祖母「レイコ」の遺伝のためです。

そのせいで不気味がられ孤独な幼少時代を過ごしてきました。

そう、両方の世界と触れあうことの出来た夏目ですが、どちらの世界にも居場所がなかったのです。

そんな夏目は遠縁の藤原夫妻という心優しい二人の養子となりこの土地に引っ越して来ます。

はじめてなのに、どこか懐かしいような日本人の心のふるさとみたいな田舎の風景が広がります。

夏目はこの土地でニャンコ先生という本来は立派な姿を持つ上級クラスの妖怪と出会います。性格はかなり図々しいのですが、なぜか憎めない、むしろ回を増す毎に愛しく思える存在になります!

仮のネコの姿はぽっちゃりフォルム 第一印象はお世辞にも可愛いとは言えませんでした。
しかしすぐにその動作に釘付けになりました。まるで人間の様にお酒を片手にスルメを食べたり、エビフライが好きで身の方から食べるところ、またネコらしいところも多々あります。
…猫じゃらしの誘惑に勝てないところが一番…でしょうか♡
ネタバレレビューを読む
ほっこりする感じがとても癒されるアニメです。
心がある妖、故に時に思わずホロリとくるドラマ的要素もあります。全体は優しさにあふれた作品でした。

話数を重ねるごとに評価を上げた作品です。4期まで広がるストーリーは素晴らしいです。癒しになり心があたたかくなるお勧めアニメです。

この自然がなぜだか懐かしい気持ちになる舞台に一度訪れてみたいものです!

妖を探しに♡

投稿 : 2025/04/12
♥ : 101

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

どこか懐かしい想いにさせてくる...そんな作品です

他の人には見えないものが見えてしまう。

ファンタジーやホラー系などではありがちな表現なのですが、いずれも怖かったり、あまり良い印象を受けなかったりしますよね。
でもこの作品では優しい想いにさせてくれるです。

物語は妖怪が見えてしまう、主人公:夏目貴志が同じく妖怪が見えていた祖母の遺品で、妖怪の名が書かれている友人帳を見つけてから進んでいきます。

その友人帳絡みで出会う妖怪たちや友人たちとの、ハラハラした展開、時には笑ったり、泣いたり、癒されたりで本当に見ていて優しい想いになれる作品です。


また、日本の原風景やどこか懐かしい描写が数多くあり、その点でも癒されてしまいます。

基本的には1話完結ですが、大まかな物語は全体を通して繋がっているので、見ていても飽きません。

個人的には号泣してしまった回などもありました。

作品自体とても人気が高く
ニャンコ先生含め妖怪も個性的なキャラが多いのも魅力の一つです。

現在までにアニメは4期まで続いており、あまりの人気から今後もまだまだ放送されるのではと思います。


最後に見る順番ですが、

夏目友人帳

続 夏目友人帳

夏目友人帳 参

夏目友人帳 肆

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 87

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ブレないやさしさと穏やかさ

放送当時、原作とともに視聴。
原作と順序が多少入れ替わる部分はあるものの、大抵は1話ごとに完結するし、
シナリオもほぼ原作に忠実なので気にならない。
っていうか、正直言うと原作以上な部分がある。
なぜなら音楽や動き、表情の微妙な変化で雰囲気がグンと引き立つから。
そしてEDに繋げる終わり方が心憎い演出なのだ。
観ていると本当に、原作への愛情を感じるし、この物語を大切にしてるんだなと思える。

物語の内容を簡単に説明すると。

幼い頃に両親を亡くした上、妖怪など「人でないもの」が見えて暴れたりするため、
周囲から嘘つき呼ばわりされたり、養護施設や親戚中をたらい回しにされた過去を持つ
高校生の夏目が「にゃんこ先生」こと大物の妖怪と出会い、
祖母の遺品である「友人帳」をめぐりつつ、成長していく物語。

主人公・夏目の心根の優しい部分が、観ていてとても心地良く、
最終話に近づくにつれ、妖怪たちとの距離が明らかに変化していて、
時々羨ましく感じてしまうほど。
日本的な風景の中、全体的にやんわりとしていて、
怖いはずの妖怪もどこか愛嬌があったり、美しかったり、せつなかったり。

人間がとっくに忘れてしまった何かを思い出させてくれたりもするからなのかな。
観終えるとやさしい気持ちになれる、そんな素朴なあたたかさが心地良い作品。
何度か観ていくと、細かい部分を考察したくもなってくるのだが
初めて観る方なら、まずはこの日本らしい空気感とやさしい雰囲気の作画を
素直なままにお楽しみいただくのがオススメ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 81

77.3 9 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング9位
それでも世界は美しい(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1163)
6505人が棚に入れました
雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女・ニケ・ルメルシエ(ニケ)。彼女は嫌々ながらも国のため、「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世(リビ)に嫁ぐことに。しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、会った相手は、なんとまだ子供であった。さらに、くだらない理由で、雨を降らせろと要求され、反発するニケ。しかし、共に危機を乗り越え信頼を深め、ニケは、自らの意志でリビのそばに残ることを決意する。互いに愛し合い、支え合いながら、共に歩むニケとリビ。やがて、2人は正式な婚約者となり、運命の輪が回り始めるのだった。感動×愛×ファンタジー。太陽と雨が一つに合わさる、光と雨のディスティニーロマンス。

声優・キャラクター
前田玲奈、島﨑信長、杉田智和、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、寺崎裕香、浪川大輔、横山智佐、潘恵子、櫻井孝宏、池田秀一、二又一成、富田耕生、青木瑠璃子、大塚みずえ、佐武宇綺、乃村健次
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

9月28日11時にニコニコ動画で前田玲奈さんの生歌

 9月28日11時に花とゆめアニメ祭りがあって、ニケ役の前田玲奈さんの生歌と島崎信長さん、杉田智和さんが出演されました。また、ニコニコ動画でも生放送されました。

OPすぐにアメフラシの歌でした。前田玲奈さんはちょっとあがっていらっしゃったようでしたが、きれいな歌声でした。2番目からは突然男性の歌声が!島崎信長さんがステージに出てきて前田さんと一緒にデュエット、わー凄いスペシャル!!

トークでは出演者が選ぶBEST3などで、それセカの名シーンを振り返りながらアフレコでの楽しいお話などを聞くことができました。アフレコ時の前田玲奈さんは身を乗り出したりジャンプしたりとかなり動きのあるアフレコだったようですね。会場は大笑いでした。

杉田智和さんは終始、笑いをとっていました。杉田さんがニールの衣装を自前で準備されたとのことでした。杉田さんが登場して会場は盛り上がっていましたね。

最後は前田玲奈さんの曲 「PROMISE」で締めくくられました。

***********************
雨送りの歌、すてきな歌

ついに最終回を見てしまいました。もう、大泣きしてしまいました。

 前回の雨の公国編中盤では、ネタバレレビューを読む前田玲奈さんの演技がすごすぎて、心が締めつけられそうでした。

 最終回は名言がたくさんあったと思います。ネタバレレビューを読む

 トハラの雨送りの歌、とっても感動しました。素敵な歌だなあ、誰が歌っているのかなと思い、調べたら、トハラ役の横山智佐さんそのままだったので、とても驚きました。凄い!
 横山さんのお姉さんはオペラ歌手で、横山さん本人もとても歌が上手とのことでした。確かに良く聞くと声量が大きくて、ビブラートを聞かせた伸びのある歌はプロ級の技術だと思います。それセカでは前田玲奈さんの歌がとっても素敵で上手だなあと思っていましたが、横山さんの雨送りの歌も圧倒的でした。ネタバレレビューを読む

 雨送りの歌を調べた後で、最終回を見直したのですが、見るたびにもう大泣きしてしまいました。ニケ役の前田玲奈さん、本当に泣きの演技で、私も泣かされました。演技、素晴らしすぎです!

 サントラ版を買ったのですが、雨送りの歌は入っていなかったので、とっても残念です。

 ラストで、ニケもリビもお互いがいないともうだめになっちゃうくらいの関係になっていましたね。いいなあ♡

 それセカは毎回お話が安定していて、私にとっては今年のアニメでは最もお気に入りの作品でした。製作スタッフも原作とそのファンをとっても大事にしていたと思います。最後に原作者の椎名橙さんのテロップがその証拠かと思っています。
これだけの素敵な作品だったので、2期は見て見たいけど、この雨の公国編で感動をしまい込んでもいいかもしれません。


6話見ました。
「こんなのが公女だなんて、世界中のプリンセスに謝れって感じよ!」
【2014/06/04】 ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 106
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

中世っぽい世界観がいいですね^^
太陽王のもとに嫁ぐことになったニケはこれからどうなるのでしょうか。

いきなりの食い倒れキャラっぷりだったけど大丈夫?(笑)^^

■第2話
ネタバレレビューを読む

■第3話
ネタバレレビューを読む

■第4話
ネタバレレビューを読む

■第5話~第12話
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 93

ヒカリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君と感じる雨がこんなにも美しいなんて

原作を読んでいたので、やっとアメフラシの歌が聴ける!とウキウキしながら観始めた作品。

世界を手にしたまだ幼い太陽王と、歌声で雨を呼ぶことができる小国の姫が出会う。
というなんともロマンティック×ファンタジックなお話。
もうこの設定だけでたまりません…(´∀`*)ノ

ただ、マンガの絵がすごく好きだったので、
アニメの絵に慣れるのが少し時間がかかりました。

でも!もうそんなの気にならないくらい
アメフラシ最高でした!
お気に入りで、部屋で歌ったりしています~♪(*´○`)o¶~~♪
歌声ひとつで人の心を動かせるってすごいことですよね。
それにあの声量はすごいです!

でも最終話、どんどん好きになっていくリビに会えないさみしさと切なさが入り混じったアメフラシの歌も素敵でした。

そのヒロイン・ニケ姫役は新人声優さんの前田玲菜さん。これからもどんどん活躍されるのが楽しみです。
ニケ姫のおてんばなところも、意志がしっかりしているところも、きゅんきゅんするシーンも、すごくよかったです^^

太陽王・リビ役は島崎信長さん。カッコいいけど、まだ人間としては幼さを持っているところや、ニケだけに見せる顔が素敵でした。


キスシーンが多いな
どうしてここで字?
みたいに思うところはありました。
感動シーンにテロップみたいに字が出てきて…

ストーリーが素晴らしいからこそ、なんだか色々言いたくなって申し訳ないです…本当は大好きなんです!!

やっぱりこの作品は
幼く母を亡くし、世界を手にしながら、世界にすばらしさを感じられないリビが、ニケに出会い、
その世界が色づいて…
っていうのが、すごく心にくるんですよね。誰かのために歌うアメフラシは心に響きました。

そんな深いお話なのですが、コメディ部分もおもしろく
1クールできれいにまとめられているので、気軽に観てみてくださいね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 71

75.1 10 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング10位
暁のヨナ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (903)
4794人が棚に入れました
建国神話・四龍伝説が伝わる高華王国。
緋龍城では当時、王の他には世継ぎの王子も、世継ぎを産むお妃も無く
ただ齢十五の王女・ヨナが、大切に大切に育てられていた――。
そして迎えた十六歳の誕生日。
武器を厭う心優しい父王・イル、幼馴染で護衛のハクや、ヨナが想いを寄せていた従兄のスウォンと共に、幸せな一日を過ごす…はずだった。
宴の夜、スウォンとの婚姻を反対するイルに、ヨナは自分の気持ちを伝えに行く。
しかし、イルの部屋で彼女が遭遇したのは思いもよらぬ過酷な現実で…!?
ヨナと四龍、それぞれの運命が絡みあう、激動の大河ファンタジー・ロマン――!

声優・キャラクター
斎藤千和、前野智昭、小林裕介、森田成一、岡本信彦、諏訪部順一、下野紘、皆川純子

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

少女漫画原作強し(´▽`)♪

謀反により国を追われた皇女・ヨナの
決意の旅を描いたファンタジー作品。
全24話。
原作:花とゆめにて連載中漫画(未読)


命を狙われる事となってしまった
主人公・ヨナが“四龍”と呼ばれる
古来から伝わる4人の戦士を探す旅に。

物語の冒頭、エピローグが
『七つの大罪』とちょっと似てますねw
が、こちらは少女漫画が原作なので
当然、女子向けのファンタジー。
俗にいう逆ハーレムものですね。
そんでも十分に楽しめました(´∀`)/″

まるで韓流ドラマを観ているような世界観。
これが序盤の印象。
(まぁ、韓流ドラマ観た事ないんですけどねww)

ストーリーは至ってシンプルですが
シリアスとコメディのバランスの良さが
絶妙で最後まで飽きずに視聴できました。
豪華な声優陣も魅力的。
イケメンキャラクターの掘り下げや
少しずつ成長を見せるヨナの姿など
2クールを上手に使って描かれています。

何よりも丁寧に描かれていたのは
ヨナを心から想うハクの姿。
スウォンとハクを想うヨナの気持ち。
この辺りはさすが少女漫画原作ですねぇ。
ほんと秀逸でした(o´∀`o)

これからが物語の根幹というところで
1期は終了しちゃいましたねw
何だよ!もーー!って方も多いかとw

『最後まで細部まで作品の世界観が統一された良作』
というのが最終的な評価です。
原作も続いているようなので
続編を心待ちにしています!





《キャスト》

ヨナ(CV.斎藤千和)
ソン・ハク(CV.前野智昭)
スウォン(CV.小林裕介)
ユン(CV.皆川純子)
キジャ(CV.森田成一)
シンア(CV.岡本信彦)
アオ(CV.山本希望)
ジェハ(CV.諏訪部順一)
ゼノ(CV.下野紘)
ケイシュク(CV.吉野裕行)



《主題歌》
OP
『暁のヨナ』(第1話ー第14話)
『暁の華』/Cyntia(第15話ー第23話)
ED
『夜』/vistlip(第1話ー第14話)
『暁』/志方あきこ(第15話ー第24話)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 69

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

暁の珍獣使いユンくん

何不自由もなく育った齢16の王女様が、ドン底に落ちて這い上がる物語。
物語の進行は遅く、2クール使ってキャラ紹介の段階かな。
核心部分はまるで語られず、いまだプロローグです。

それにしても、お付のキャラが強烈です。
ハクは強カッコイイ。
白龍キジャは強なよっちい。
青龍シンアは強もの静か。
緑龍ジェハは強渋い。
黄龍ゼノは弱ふてぶてしい。
でも、なんといっても、彼らを珍獣呼ばわりするユンくんが最強です。
もっとも美人なのに。
もっともボコボコにされ。
もっともキレまくり。
もっともツッコみまくり。
もっとも軽く見られ。
もっとも女子力が高いです。
ユンくんの登場で、このアニメの雰囲気がコメディー方向にシフトしました。
すべからく個人的男性キャラの上位にランクイン。
声優さんは、皆川純子さんですが。

四龍の中では、ジェハがお気に入り。
あの落ち着き払った態度は爽快です。
それに、優しい低音ボイスがここちいい。
私としては珍しく、男声ボイスにハマりました。
諏訪部順一さん、名前をしかっり覚えておきましょう。

あっと、ヒロインのことを忘れていました。
ヨナの魅力は何と言っても目ですね。
城での無邪気な目から逃亡中の死んだ目。
その後、旅の中で魅せる強烈な意志を発散する目。
その目つきはヒロインとしては異常ですね。
すっかり魅了されました。

2期やらないかな?
やってほしい。
やってくれないと泣いちゃうよ。
いっそ、3期でも、4期でも、5期でも。
私にとっては、それほどの作品でした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 62

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

花とゆめ白泉社枠

OP楽曲が梁邦彦と12国記と同じ方なので
見始めたけれど
まぁ、これがいいのなんのって。

あらすじは、色々あって国を追われる事になった姫が
四竜を集める旅をするというお話です。
22話が抜群で鳥肌がたちました。
元々、中華系のお話はロマンを感じるものが多いのですが
(日本や世界の歴史ものも大好きですよ)
これは中々…話の内容もさることながら
引きが抜群に上手いし、BGMもだけど曲全般が素晴らしい。
22話は特殊EDでこれも鳥肌もの。

彩雲国物語が好きな人には特におすすめです。
四竜がイケメンキャラですし。
ギャグも入れつつ、シリアス展開を重ねて来る。
全キャラクターがとてもいい。
ヨナが成長し、21話の睨みつける眼はぞくっとするものがあり
どんな姿に身をやつしても姫であると思わせてくれた22話。

多分、キリのいいところで終わってくれるとは思いますが…


後数話でどうにかなるというものでもなさそうだし
2期希望ですね。
白泉社さんは続きを作ってくれない事が多いのですが
これは是非お願いしたいです。
神はじが花とゆめ枠で2期も出てる事だし…期待してもいいのかな…

続きがないと悶えます…


OP
「暁のヨナ」(第1話 - 第14話)
作曲・編曲 - 梁邦彦
「暁の華」(第15話 - )
作詞 - SAKI / 作曲 - AZU / 編曲 - SATORI SHIRAISHI & Cyntia / 歌 - Cyntia
ED
「夜」(第1話 - 第14話)
作詞 - 智 / 作曲 - 瑠伊 / 編曲・歌 - vistlip
「暁」(第15話 - )
作詞・作曲・編曲・歌 - 志方あきこ

投稿 : 2025/04/12
♥ : 51

74.2 11 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング11位
アオハライド(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1210)
6588人が棚に入れました
中学生時代のとき、男子が苦手な双葉だったが「田中くん」だけ特別で大丈夫だった。夏休み中に田中くんは転校してしまい、自分の気持ちを伝えることができなかった。その後、男子にモテる双葉は女子からハブられてしまい、辛い中学生時代を過ごした。高校では女子に嫌われないようにと、わざとがさつに振舞う双葉は、想いを伝えることさえできなかった中学時代の淡い初恋の相手「田中くん」と高校で再会する。しかし、田中くんは中学生の時の性格と変わっていた。

声優・キャラクター
内田真礼、梶裕貴、茅野愛衣、小松未可子、KENN、平川大輔、松岡禎丞
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

この恋を遮るように 電車は過ぎ去った

もう、毎回うるうるしながらアオハライド見てます。

特に挿入歌のI willが流れてきただけで、もう涙で画面が見れなくなる感じ。

だから、レビューが、感情が高ぶって文章にならなくてなかなか書けませんでした。

私の心だけが、中高生時代にタイムスリップした感じ。ちょっと辛いこともあったけど、それでもあの頃に戻りたいな。駅のホーム、通学電車と人々の交錯、夏の日の白い制服、家族に内緒で買ったシャンプーとリンス、映画のチケット・・・

ネタバレレビューを読む

もうすぐアニメのほうは終わってしまう。
でも、季節は巡ってもアオハライドはわたしにとって過去をキュンキュンと思い出されてしまう大切な作品です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 80
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

甘酸っぱい青春の恋

ふとした拍子に思い出す
忘れられない時間...
忘れられない恋...

双葉の初恋相手...その人は今でも心の中にいる大切な人

中学時代、お互いに好意を寄せ合っていた...それは二人だけの秘密

淡い思いを抱く二人に「秘密」って響き...二人以外には誰も知らない秘密の共有
その間に流れる緊張感に胸の高鳴りがきこえた気がして...

洸は家庭の事情で転校。お互いハッキリ気持ちを確認しないまま離れ離れに..そして三年が過ぎ高校で再び出会うのです。

双葉は止まっていた時間が動き出したと思った
しかし彼はあの頃知っていた彼ではなくなっていたのです。

二人の中学時代のやり取りに
私の中学..初恋を思い出してみたり
ネタバレレビューを読む
再会した洸は別人みたいで踏み込ませない領域が強固な扉のようで切ないね

過ぎ去ってしまった時間は戻らないけれど、心はもう一度重ね合うことが出来るって信じたいな

双葉が恐れないで一歩一歩距離を縮めようと頑張る姿に愛を感じたよ
ネタバレレビューを読む
繊細な心情を丁寧に描いているので要所要所で感情移入してしまいました。
純真で眩しいあの時だけの気持ちを思い返しました。わたしは初恋ではじめての彼にまた会えたような....
観たら過去の恋愛を思い出してしまうかもしれません。
甘酸っぱい青春の香りがいっぱいのアオハライド
キュンってなって下さい...

投稿 : 2025/04/12
♥ : 75

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

爽やかな感動、それぞれの青春真ん中ストーリー。

青春真ん中ストーリー。
恋愛あり友情ありです。
表面的な関係より、心の奥でつながる結びつきですね。
う~ん、青春です。

主人公双葉は、一途で素直で穏やかで優しい性格。
そのため、周りの嫉妬により中学では不遇に。
高校に入り己を偽りますが、初恋の相手洸と再開。
洸の言葉により、双葉は心のままにふるまうこと決意。
と同時に、洸の影を感じます。
改めて洸に恋愛感情を抱く双葉。
双葉は洸に心を開いてもらいたいがゆえに、理解しようとします。
真っ直ぐ前を見て、挫けずに。
その双葉の清涼な精神力・行動力に、爽やかに感動しました。

ラスト、気になる三角関係がふたつ。
さらに、図書館わしずかみ事件の男子が関わり、面白くなりそう。
いつの日か2期はあるんでしょうか。

OP曲のメロディーが新鮮です。
滑らかな音の乱高下が気持ちいい。
青春の不安定さを面白く表現してますね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 68

77.0 12 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング12位
夏目友人帳 伍(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (669)
3571人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた契約書の束である「友人帳」を
継いで以来、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪たちに名を返す日々。
夏目は、さまざまな妖怪や心優しい人たちと出会い、あたたかな場所を築いていく中で、人と妖、大切なものの守り方について想いを巡らせていく……。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、沢城みゆき、佐藤利奈、木村良平、菅沼久義、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人とは・・・<追記;一夜盃><追記;遊戯の宴>

帰ってきた夏目友人帳。
久しぶりの続編再開です。
私の場合、初めてのリアルタイム視聴となりました。

良きにつけ悪きにつけ、等身大の夏目友人帳。
物語の進展はほぼ無く、これまでの期よりは感動要素が少なめです。
話数も11話と控え目、中途でニャンコ先生特別編が入っています。

妖怪に息の根を止められそうになっても夏目は飄々ですね。
そして用心棒ニャンコ先生がマイペースに大活躍。
正義のヒーローニャンコ先生なのです。

いつもの癒しのBGMがまた素晴らしい。
風景描写も水彩画の如し。
ノスタルジックとはまさにこのことです。

最終話「儚き者へ」
ネタバレレビューを読む

<追記;一夜盃>
ネタバレレビューを読む

<追記;遊戯の宴>
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 48

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

好きな作品の”ただいま”は 何度でも嬉しい♪ 。

あらすじはあにこれを参照ください
放映時期:2016年10~12月

続編(伍期)なので 順に視聴することをお勧めします。

友人の輪が大きくなったり 新しい妖が出たりして
夏目とその周りの日常は ずいぶん変わっています○o。.  
でも 作品の色や雰囲気は変わらなく感じるって スゴイです! 
わたしは 作品のこの絶妙なバランス好きですね♪

この夏目友人帳らしさをもっと感じたいなって思っているから  
新しいシリーズが始まると ”ただいま”って気持ちになります。

好きな作品の”ただいま”は何度味わっても嬉しいですよね♪♪

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


〇物語 
心に響いたり 驚いたり ほっとしたり 泣いたり 笑ったり・・・ 
いつもの夏目友人帳らしい バラエティに富んだ内容です
特に好きなのは
”二話のタオルの話” ”七話の民宿での不思議な話” 
”八話の名取さんと的場さんの過去話” 
”十話の塔子さんと滋おじさんの昔の話”です。

そして”枯れ葉舞う・・・”の歌い出しが耳に残る
ED曲Aimerさんの”茜さす”
物語の世界観にいつまでも浸っていられる良曲でした○o。.。

※この部分は著作権侵害のご報告があったため削除させて頂きました。


〇感想
今作もくつろいでゆったりと観れる作品でした

夏目友人帳を観た後は 
何気ない道端の草木 車窓から見える自然や街並み
普段当たり前で気にもしない景色に 色々な想像したくなりませんか?

もしかしたら 奇妙で不思議なものが
タオルを持ってバス停にいるのかも?なんて想像したりして・・・
そんな子供心を呼び覚ます 夏目友人帳という作品
あらためて 好きなんだって自覚しました♪

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


〇最後に
どれも夏目友人帳らしいお話でしたが 
なかでも 十話”塔子と滋”は
塔子さんの優しさや愛を感じて 心が温かくなりました。

夕暮れ時 家路に足を向けると晩御飯の良い香りが匂ってくる 
塔子さんのいる藤原家はそんな素敵な家庭かなって
勝手な想像しちゃいました。

わたしは 魚の塩焼きでも ムニエルでも 南蛮漬けでも 
塔子さんの料理 食べてみたいです。

六期も決定しているようです
また”ただいま”の気持ち 感じる事できるんだ♪ うれしい♪♪○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。





 
 





 


 

投稿 : 2025/04/12
♥ : 46

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

癒しと潤い。こんなにも愛おしいって気持ちをなんて言ったらいいだろう。

今期は日常的でありながら涙腺を刺激される回が多かった。
OPも好きだけど、毎回EDの”茜さす”が入ると鳥肌が出た。
ほんと、いい曲だなぁ。

今期は観ていて・・・
1話が”怖ぇ・・・っ”て感じで
2話のタオル回で涙腺崩壊して ”私にも涙拭くタオルくれっ!”と思い、
5話のポエム回で思わずきゅんきゅん・・・
6話は”なんだこの鳥・・鳥(ちょー)かわえええ!”と心で叫ぶ
9話で”どんだけ妖怪は一途な奴が多いんだ・・”と心震える
10話の塔子さん回で全てを悟った。
”塔子さん・・天使や・・・(滋さんも凄いや・・!)こういう夫婦って良いなと素直に思いました。
(周りの奴らもまとめて)愛おしすぎるぞ!夏目!このこの~っ(指でツンツン)って、感じです。

6期も早く観たいなぁ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 38

70.2 13 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング13位
満月をさがして(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (204)
1336人が棚に入れました
主人公・神山満月は、最愛の人・桜井英知との約束で歌手を目指している12歳の少女。ところが喉の病気が原因で、彼女は声を捨てて命を永続させる方を取るか、このまま命日を待つかの選択を迫られることとなる。
そして彼女の前に「タクト」と「めろこ」という、彼女の死を阻止する者を満月に出会わせないようにする役目を仰せつかっている2人組の死神が現れる。

声優・キャラクター
myco、斎藤恭央、本多知恵子、小川輝晃、木村良平
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

健気さが光る正統派変身少女&アイドルもの

◆『りぼん』連載マンガ原作の「歌う」変身ヒロイン

本作はいわゆる変身少女ものですが、『美少女戦士セーラームーン』の大ヒット以降に隆盛した「美少女戦士/バトル系魔法少女」では全然なくて、古き良き正統派変身ヒロインもののイメージを良く保った良作であるように思いました。

簡単に内容を紹介すると、本作のヒロイン満月(みつき、小学6年生)は病弱な12歳の少女から健康な16歳の姿に変身できるだけ、というシンプル設定で、その点で、魔法が使えず特殊な身体能力もないけど歌だけは上手い『こばと。』のヒロインとちょっと似ています(*注1)。

この満月ちゃんは余命があと1年しかない薄幸の身の上なのですが、彼女を看取りに来た死神コンビが「彼女が思い残すことなく死んでくれるように」と彼女の夢であるアイドルのオーディションの受験資格のある16歳の姿に変身する秘術を与えてくれ、そのオーデションで彼女は、ネタバレレビューを読む急遽アイドル・デビューが決まってしまう・・・というのが先ず第1話の展開です。

その後は、全52話(ちょうど1年分)かけて、満月ちゃんと死神コンビの1年間をじっくり描き出していく実に分かりやすいストーリーとなっていて、とにかく本作は、奇をてらわないこの王道シナリオと、これまたワザとらしいキャラ立ての皆無な自然派ヒロインの健気さが光る作品と個人的には思っており、それを評価されてか、本サイトでも、レビュー数こそ多くないものの、「物語」項目は4.1と高めの点数となっている点がちょっと良いと思いました。

(*注1)満月は、本当に12歳から16歳の「容姿」に変身できる「だけ」で、頭の中は全くの12歳のままなので、ネタバレレビューを読むして、その点が天然のコメディになっている点も、何となく世間ズレした『こばと。』と似ていて、好感度が高い気がしました。

あと、このヒロインは、12歳のときの容姿が放送当時人気のあったミニモニの加護亜依に似せてデザインされたそうですが、16歳の変身後の容姿が、割と最近のアイドルものの人気作『デレマス』の島村卯月に似ていて、性格自体もどことなく島村に似ている気がするので、『デレマス』での卯月の描かれ方が物足りないと思っていた人はこちらの作品を試しに視聴してみると良いかも知れません。


◆視聴メモ
ネタバレレビューを読む


◆制作情報
ネタバレレビューを読む


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=========== 満月(フルムーン)をさがして (2002年4月-2003年3月) ========
 - - - - - - - - - - - - OP「I♥U」、ED「New Future」 - - - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む

 - - - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Myself」 - - - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む

 - - - - OP「ROCK'N ROLL PRINCESS」、ED「ETERNAL SNOW」 - - - -
ネタバレレビューを読む

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Love Chronicle」 - - - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)33、☆(並回)15、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感想

全52話。恋愛・アイドル・ファンタジー・感動もの。

最初観た時、子供向け?って思いましたが、大人でも十分観れました。
カレイドスターと同じようなカンジでしょうか。

声優さんですが、満月ちゃん(myco)の声が違和感がありました。
歌手を使うのは良いのですが、満月ちゃんの声の時だけは他の声優さんを使って欲しかったです。

ストーリーは全く先の読めないような展開が続いて、とても楽しめました。
特に後半が良いです。もう心を打たれる・心に響くようなカンジで泣けました。
最終回も泣けますね。ジーンと来ました。

めろこは好きなキャラだったのですが、
最終話のめろこ最高です!というかビックリでした^^;

この作品の目玉は、観ていて何度も聴くことになるフルムーンの唄う曲ですね。
ETERNAL SNOW、他2曲とも良いです。
悲しい展開に実によく合っていました。
とにかくED曲が良いです。

ストーリー重視、悲しい物語を観たい人にお勧めの作品です。
でも、52話あるので長いのが難点ですね。でも良い作品だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

泣ける作品

最終回で泣いてしまった…

主人公満月は喉の病気から「声」と「命」のどちらをとるか選択を迫られている歌手を目指している少女。最愛の英知くんとの約束の為、声を捨てられないでいる満月の前に「タクト」と「めろこ」、二人の死神が現れて…(全52話)

個人的には、めろこと緒方さん演じるいずみくんがお気に入り…
特にめろこは本当に大好きなキャラクターになりました…

あと、原作とはほとんど別物みたいです。

 声優については、先ず、タクト役の斎藤恭央さん(やっくん)とめろこ役の本多知恵子さんのご冥福をお祈りします。
 タクトの演技は巧いとは思いませんが、魂のこもった演技だったのは間違いないと思います。
 めろこの演技は流石といったところでした。
 主人公の満月は歌手のmycoが演じていて、正直演技は変な感じはありましたが、流石は歌手の方、劇中に歌う曲(ED曲)は聴き心地のいい曲ばかりで、歌唱力はキャラの特性上必須であることもあり、悪くないキャスティングだと思いました。演技のつたなさも、満月らしいと言えば満月らしい気も…

それと、EDもですが、OPの2曲もすごく好きになりました。
THE★SCANTYの「I♥U」と「ROCK'N ROLL PRINCESS」
是非聴いてほしいパワフルな楽曲です

投稿 : 2025/04/12
♥ : 8

67.7 14 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング14位
僕等がいた(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (446)
3021人が棚に入れました
彼はその時 まだたったの15歳で そして今 まだほんの16歳で 支えなければならない現実は いつも彼の体より 大きい ― 胸に期待をふくらませ、友達をいっぱい作ろうとしていた七美の高校生活が始まった。だけど女の子たちは、クラスの3分の2が一度は好きになるという、矢野という男の子の話題で持ちきりだった。七美には、意地悪でむかつく男にしか見えなかったけれど…

声優・キャラクター
ささきのぞみ、矢崎広、川久保拓司、中山恵里奈、清水香里、寺崎裕香、ゆりん

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少女漫画と言ったら?o(゚~゚o)???(o゚~゚)oナニ?

~あらすじ~
高校に入学したばかりの「高橋七美」と
中学の頃から女子に好かれていた人気男子「矢野元晴」
の青春ラブストーリーです。

「僕等がいた」は、少女漫画の定番ですね!

個人的にこの作品はは矢野の過去が関係していて内容が深めの話だと思いました|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||

私が1番最初に見た少女漫画でした。

見たときは、はまってしまいましたW

「少女漫画は女が見る物じゃないの?」って思う人がいるかもしれませんが、そんなことは無いと思います!

自分は男ですが面白いと思ったし、私の男友達も少女漫画を見てます。

男女ともに楽しめる作品なので是非見てください( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

投稿 : 2025/04/12
♥ : 29
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

好きな人が 君で良かった

僕らがいた、は高校生の恋愛の物語です。
矢野くんと高橋七美ちゃんの物語。

まだ大人ではないけれど、魂は真っ直ぐで激しい。
ここまで人を愛おしく想えるのですね。
乙女ゲームなどと違い、夢見がちな恋愛ではなく、とてもリアルです。
想いが届いて、ふたりで歩いていくということ、を表現していると思います。

幸せってなに?という問いかけ ネタバレレビューを読む

切ないです。。
矢野くん、前はこの答え分からなかったけれど、今の私なら分かるよ。

ネタバレレビューを読む



この作品をみて、読んで、
私は臆病になってしまったなぁ と思うのでした。
真っ直ぐな想い、受けとめたいけれど失うことが怖い。
あの頃の私が今の私に会ったら笑うだろうか。
「あんたなんか知らない」って私のこと気づいてもくれないかもしれない。


ここからは私に響いた言葉たちです。
ネタバレレビューを読む


矢野くんと七美ちゃん
こんなに苦しくて切ない気持ちを怖がらずに投げる、受けとめる
そう幾度だって繰り返してふたりは辿り着いたのかな。

私はアニメよりも原作のほうが良かったです。
深い描写でした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 24

たつじん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当に幸せな恋愛って

『嘘つきなあなた 泣き虫のあたし』
これはOP曲「君だけを・・・」の歌詞です。

高校に入学した「高橋七美(たかはし ななみ)」は、イケメン男子「矢野元晴(やの もとはる)」
と出会い、いつしか惹かれ付き合うことにはなったが・・・
その恋愛はつらく、傷つくことばかりだった。
過去を引きずる矢野・・・。
そんな過去に嫉妬する七美・・・。
この作品は恋愛中の男女の姿をリアルに描いた作品です。

淡いグラデーションで描かれた画は、余計な背景や人物をあえて描かないことで中心人物を
浮き出させて見せてくれます。
また恋愛に未熟な七美のキャラデザと心の声には、その純真で繊細な感情が溢れてて・・・
なによりそのキュートな声と台詞に心を撃ち抜かれてしまいました。
ちょこちょこと変わる髪型のバリエーションも見ものです。

片思いの恋が実る喜びよりも、実ってから2人で育む恋愛の難しさを伝えてくれます。
観ていてすごく「じれったく」て「はがゆい」感じもしますが、それほどに恋愛中の男女の心理は
デリケートなのかもしれません。
子供っぽくてわがままな矢野なんかほったらかして、その親友で温かく見守ってくれる竹内に
乗りかえれば?って何度思ったことか・・・。

自分でもわからない「自分の気持ち」・・・。
相手のことを思って口に出した「嘘」と「本当」・・・。
気持ちとは裏腹な「言葉」・・・。
そこから生まれた気持ちのすれ違いは、「もろ刃の剣」のように相手を傷つけ自分も傷つくことに
なってしまうんですね。

どんな恋愛をすることが、本当の幸せなのかを考えさせる作品だと思います。

ちなみに実写版が前・後編で公開されましたが、この作品では前編を描いているので後編も
是非観たいものです

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

66.4 15 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング15位
イタズラなKiss(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (306)
1523人が棚に入れました
斗南高校の入学式でF組の相原琴子はA組の入江直樹に一目惚れしてしまう。3年生になり、2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して告白するも「頭の悪い女は嫌いだ」とあっさり振られる。
直樹への気持ちを断ち切ろうとする琴子だが、ある日琴子の新築の自宅が震度2の地震で崩壊。家を建て直す2・3ヶ月の間、父・重雄の学生時代からの友人の家に居候させてもらうことに。しかし、そこは直樹の家だった…。

声優・キャラクター
水樹奈々、平川大輔、松井菜桜子、長嶝高士、朴璐美、島田敏、阪口周平、早水リサ、山田きのこ
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イタズラなKiss(/ω\*)最高!

90年代不朽の名作。“恋愛のバイブル”と評された人気ラブコメディ
台湾、韓国、日本3カ国アジアで実写ドラマ化された
少女漫画原作です。

アニマックスで放送すると聞き、試しに録画して見てたら
思いのほかハマってしまい、お気に入りのアニメとなりました。

{あらすじ}
斗南高校の入学式で、落ちこぼれのF組女子高生・相原琴子は、
A組の頭脳明晰なイケメン入江直樹に一目惚れしてしまい
思いを募らせ3年生になり、2年間の想いを込めたラブレターを渡したところ
「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。
そんなある日、新築したばかりの家が震度2の地震で倒壊・・汗
琴子はなんと自分をフッた相手。入江直樹の家で暮らすことになった。

主に不器用で料理や裁縫も下手だけど
明るさと根性が誰にも負けない(相原琴子)と
頭脳明晰のイケメン(?)&運動神経抜群の天才だけど
冷めてて意地悪な元祖ツンデレ(入江直樹)の二人と
周りの人がかなりユニークなラブコメディなので
ラブコメOKなら男性も見やすいと思います。

原作連載中に作者が亡くなり、ファンの希望でアニメ化され
完結しました・・作者の構想メモなどを頼りに制作したらしい(´;ω;`)

OPの「キミ、メグル、ボク」がすごく好きで毎回飛ばせなくて
「♪出会いと、サヨナラ~」
「いたずらに絡まる運命僕らずっと探してたんだ
そして今二人出会えた。きっと偶然なんかじゃない」

この部分が琴子と入江の二人にしっくりきて、
物語と作者のことを考えるとなんか切ない
この作品に出会えたのも、きっと偶然なんかじゃないよね。


ここからは個人的にツボったキャラについて・・↓

相原 琴子
今まで色んな少女漫画やアニメ見たけど
一番恋愛に関しては最強のヒロインだと思う・・汗
琴子より料理やお裁縫を上手くやったり
綺麗な子もいるかもしれないけど
こんなに一途で一生懸命な女の子に惚れられたら・・
ネタバレレビューを読む

入江 直樹
最初見た時「AGOwww」って思っちゃうくらい
作画崩壊系王子w
ほんとに入江が作画崩壊する確率多くて笑いました。ごめんなさいw
琴子への上から目線&冷たい態度→デレるという
「うわぁ・・ありえないムカつくw」と私さえ思っちゃうw
これはもう元祖ツンデレ以外他に思い当たりませんw
入江といい弟といいあんな感じなのにお母様が大変素晴らしい!
入江はお母様似だな・・お父さんには似て・・イヤ、これから似るのかw

池沢 金之助
琴子LOVE&命な熱い不良・・?
現代的イケメンに描かれてない所がなんかポイント高いけど
琴子に惚れたきっかけはなんだろう?と、とても気になるw

鴨狩 啓太
ネタバレレビューを読む
熱血黒髪ロングの男性☆
最初は琴子を嫌って敵視してたけど徐々に・・( ̄∀ ̄)
個人的に鴨君タイプです・・(/ω\*)←おいっw

嫌いと好きって同じラインにあるから
振り幅が大きいほどその人を好きになるって心理学で聞いたなぁ
大っ嫌い→から大好きになることは十分にありえるということだ。

評価がやけに高いのは個人的に好きだからです・・(笑)
文章も長くなりましたが実はまだ書き足りないというw

天国へファンレター送れないかな・・
この作品に出会うのも好きになるのも遅かったけど、
多田かおる先生&監督さん・・こんなに素敵な作品ありがとう!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 31

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何気なく見出して、結構ハマッた作品でした!

多田かおる先生の遺作になった作品です。亡くなられた9年後、先生の構想ノートに則りアニメ化にて完結することができた、思いの詰まった素敵な作品です。

物語の内容はファミリー・ヒーマン・ラブコメって感じです。琴子ちゃんの高校生時代の話から始まり、大学、就職、結婚、出産と本当に琴子ちゃんの成長を暖かく、そしてドキドキしながら楽しめた作品です。
あと、笑わせてもらったキャラで好きなのは、入江ママですね~琴子ちゃんと色々な策略をめぐらせたり、励ましたり、とっても明るく琴子ちゃんの事が大好きなママさんなのですよ~ハチャメチャぶりがとっても面白かったです~

実はこのアニメ、琴子ちゃん役の声優『水樹奈々』さんの事を好きになるきっかけとなった作品だったので、私にとっても思い出のつまったアニメなのです♪

投稿 : 2025/04/12
♥ : 20
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ああ・・もうダメだ・・これがアニメ化されたというだけで泣きそう

何度もドラマ化がされて海外でも大人気な作品なんですけど、このアニメ化が、
2クールの短さで原作のラストまで描き切ろうとした、正真正銘正当な映像化ですね。海外版ドラマも面白いよ。
原作好きな関係者がいてくださったんですかね。

作者が急死してしまった未完の続きを、構想メモをもとにやってくれました。ほんっとありがとう・・。
短い話数でやるので原作の軸となるエピソードを抜粋したり、現代風に設定も置き換えられています。
町並みや携帯電話、エースをねらえ!ごっこなどw違和感のないように工夫されていますね。

このアニメ化では抜粋の為カットされているエピソードも多くあり、
池沢金之助(金ちゃん)が板前になった後に、金ちゃんの人生にもいろんな事が起こったり
高校時代のエピソードをバッサリカットで琴子ちゃんのキャンパスライフに飛んだり、
ネタバレレビューを読む入江家の家族とのほっこりエピソードなど、
仕方ないですけど他にも大幅カットは多くありました。
ネタバレレビューを読む

そりゃ、原作23巻ありますしw その後のアニメオリジナル(原作補完)を追加したら、
当たり前ですけど全部なんて出来ません(笑)だからコレでいいと思ってます。

アニメで補完してくれた後の話も見たかったですね・・。
はやすぎます、多田かおる先生・・。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7

76.1 16 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング16位
フルーツバスケット [トムス・エンタテインメント版](TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (347)
1429人が棚に入れました
高校生の本田 透は、唯一の家族だった母親を亡くしてから一人でテント暮らしをしていた。ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい『草摩家』の敷地内だった!草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩 夾と一緒に住むことに。しかし、透はまだ知らない。『草摩家』が何百年も前から忌まわしき呪いに縛られていることを……。

声優・キャラクター
石見舞菜香、島﨑信長、内田雄馬、中村悠一、釘宮理恵、潘めぐみ、興津和幸、古川慎、櫻井孝宏、坂本真綾、種﨑敦美、佐藤聡美、沢城みゆき
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

全63話お付き合いする所存です

2019.08.11記 ※1~18話までの途中感想


ネタバレレビューを読む



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2019.09.24 視聴後追記


ネタバレレビューを読む



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

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2019.08.11 初稿
2019.09.24 完走後追記
2020.04.10 修正
2022.06.04 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 51

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「いいのですよ」テーマが主軸

原作既読&前作のアニメも視聴済みです。

お話のざっくり概要
メインヒロインである本田透はお母さんを事故で失って一人暮らし
か~ら~の~ イケメンばかりの草摩家に居候!
草摩家はある呪いに縛られた一族だった… (な、なんだってー!)

そんな感じ?(だいぶ違う気がするけど、うまく説明できませぬw)

原作は90年代後半から連載開始されてめちゃくちゃ売れたヒット作
自分も当時読んでいて、少女漫画では新しいなと感じました。
(さすがに20年経った今だと古く感じてしまいますけど…)

他の少女漫画はメインヒロインかメインイケメンの掘り下げが主軸ですが、
フルーツバスケットは根底にあるテーマ自体が「赦し」だと思います。

人間、多かれ少なかれ誰しも抱えている後悔や苦悩。
それが赦されていく世界観を描いています。

あんまり細かい事かいちゃうとネタバレになっちゃうので書けないですが、
後悔との向き合い方や、自分の弱さの受け入れ方を細かく描写していて
「あぁ、自分も自分を許していいんだ。許されてもいいんだ」
と思えるエピソードが多いです。

当時、自分はまだ働き始め数年目で、先輩から怒られたり、
どうしてうまくいかないんだろうと思っていた最中に、
フルーツバスケットに出会い
思い描いてた自分と違う今の自分を自然に受け入れられました。
だいぶおっさんになってしまった今では色々な事を
簡単に諦めたり割り切ったりしてしまいますが
当時はとても新鮮に映りました。自分にとって大事な作品です。

どうか一人でも多くの方がフルーツバスケットを楽しめますように。

2019.10.06 見終わっての感想追記
花ちゃんエピソードはやっぱりいいなぁ
そこ単体でも十分楽しめます。

原作知ってると、どこまで書いていいのか微妙に悩む…
こっから先少し重くなるので
期待と怖さが入り混じりながら2期を気長に待ってます~

投稿 : 2025/04/12
♥ : 38

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

本田 透に心が救われていく人たちの物語

この物語は原作が少女漫画ですが、恋愛ものではないようです。
どちらかというと、心に大きな傷を抱えている人たちが、主人公である本田 透(ほんだ とおる)の優しさに癒され、救われていく物語。

透は母親を失くした女子高校生。
一人でアルバイトをしながらテント暮らしをするのですが、苦労しているところを草摩家の人たちに助けられ、草摩家で暮らすことになります。

草摩家の人たちの容姿は、他の人から見ると、うらやましくなるほどの美しさです。
しかし、草摩家の人たちは、親族全てが心に大きな傷を抱えています。
彼ら彼女らは、その全員が、生まれたときから常に大きな傷を背負いながら生き続けなければなりません。
きっと、亡くなるときまで、その心の傷は癒えることは無いのでしょうね。

「隣の芝生は青く見える」と言うけれど、まさにその通りです。
だから彼ら彼女らは、ごく自然に人との交わりを拒む生活をしていました。

でも、草摩家の人たちは、透の優しさや、どんな困難にも決してめげない前向きな性格に少しずつ心が癒されます。
そして皆が透のことを大好きになっていくのです。

草摩家以外の人たち、透の親友の魚谷 ありさ(うおたに ありさ)や花島 咲(はなじま さき)も、透に出会うまでは苦しい人生を送っていました。
そして彼女らも、透のひたむきな優しさで心が救われました。


私達は、誰でも、多かれ少なかれ、人に言えないような苦労や心の傷を抱えているのではないでしょうか?
そんな時に、透のような人が傍にいてくれたら、とても幸せだと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 32

79.4 17 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング17位
夏目友人帳 陸(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (521)
2767人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

心優しき友人たちとの、大切な日々──
美しく儚き、人と妖の物語。

待望の第六期が2017年4月より放送開始!

ある日、川沿いを歩いていた夏目は、何かがぶつかり合うような音を聞き、壷を被った妖怪が橋桁に頭を打ちつける姿を目にする。深入りしないように立ち去ろうとする夏目だったが、壷を外して欲しいと妖怪に頼まれつい手助けしてしまう。すると、助けてくれたお礼として、妖怪「つきひぐい」の力で夏目は子どもに戻ってしまう。どうやら記憶も失ってしまっているようで…

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、沢城みゆき、佐藤利奈、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

安定の6期目

月刊『LaLa』掲載マンガ「夏目友人帳」を原作とするアニメ化作品です。
「陸」は「六」の意(いわゆる「大字」という奴)で、本作品は6期目となります。

あえて「連載」と書かないのは、掲載ペースが遅くて毎月載っているとは限らない気がするためです。

シリーズ「参」くらいからは下記の事情がわかっていればたぶん話が理解できると思います。これをネタバレと思う方はここまで読んだらお帰り下さい(笑)。
(逆に言えば、無印と「続」くらいまで見ていれば「参」以降はマンネリ…?)

1. 夏目貴志(なつめ たかし)は妖怪が見え、話ができる。
夏目は祖母の夏目レイコ譲りの強い霊力を持っており、幼少時から普通の人には見ることができない妖怪が見えたり、その妖怪と話をすることができます。

2. 夏目はレイコから「友人帳」を受け継いでいる。
レイコは多くの妖怪と勝負をし、レイコとの勝負に負けた妖怪の名前を友人帳に記載して名前を縛りました。名前を縛られた妖怪は友人帳の持ち主の支配下にあるということになってしまいます。

3. 夏目自身は祓い屋としては素人。
妖怪を退治したり封印したりする職能集団は作中で「祓い屋」と呼ばれますが、夏目自身は霊力が強いだけで祓い屋ではありません。

4. 現在は実子のいない藤原夫妻に引き取られている。
夏目は両親を亡くして身寄りがなく、妖怪が見えることによる言動で親族に気味悪がられたらい回しにされた果てに、夏目を快く引き取ってくれた藤原夫妻の下で暮らしています。藤原夫妻は夏目の霊力については何も知りません。

5. 現在は夏目の事情を知る友人がいる。
現在は多少の霊力を持つ田沼、妖怪が見えるようにする陣を使ったことがある多岐、祓い屋の名取などの友人がおり、そういった友人たちは夏目の霊力や妖怪を見ることができる能力について知っています。ただし友人帳について知っているのは妖怪だけで、人間には友人帳の秘密は明かしていない。

6. 夏目の霊力を狙う人間がいる。
祓い屋の的場など、友人ではないけれども夏目の霊力について知っている人間がおり、自分の陣営に取り込もうと画策したり能力を利用しようとしたりします。

初期のエピソードにより夏目の用心棒をすることになったニャンコ先生(正体は大妖怪: 斑(まだら))や夏目を慕う妖怪たち(通称:「犬の会」)、あるいは事情を知る友人たちの助けを借りながら時には妖怪からの襲撃に対応し、時には妖怪の悩みや問題を解決しながらの日常を送っています。

シリーズが進むことによるストーリーの進展は夏目自身の成長、藤原夫妻や友人たちのとの人間関係、レイコと妖怪たちとの思い出にまつわる話、夏目出生に関する謎、祓い屋たちとの関係などでしょうか。

2017.6.22追記:
全話視聴完了。最終エピソード<前後編>は、原作だと18巻収録の内容でした。これを今期の最終エピソードに持ってくるために、エピソード順の入れ替えがありましたね。

まあ、この最終エピソードで追加された「新たな謎」については原作でほとんど進展はない(最新巻は21巻)のでこのエピソード順変更は正解かも。

この終わり方は、「漆」を作る気満々とみました。連載完結したら全話アニメ化するつもりなんですかね?
(まあ、ファンにとってはその方がありがたいですけどね。)

そういえば最近、名前を返すエピソードがほとんどないですよね。昔はそれ用のバンクすら作られて使われていたのに。まあ、それはいいや…。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 44
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

悲しくも美しい物語・・・さがしものはすぐそばにある<追記;特別編>

もう第六シーズンを数えた夏目友人帳。
決して面白いとはいえないが、何故か心を締め付けられる。
山の緑、川のせせらぎ、田園のきらめき。
すべてに懐かしさを感じる。

陸のOP「フローリア」
シンプルなメロディーラインにノスタルジックが流れる。
動きの少ないポートレート調の絵の中にはレイコさんが躍動。
陽光をバックに風をはらむ髪、淡い輪郭のレイコさんが美しい。
この絵はいつまで眺めてても飽きないだろう。

第7話はレイコさん回。
レイコさんのやさしくお茶目な性格がしのばれる。
意思の強さを瞳に宿すレイコさん。
その活躍に笑顔をもらえる。

ネタバレレビューを読む
さあ、夏目友人帳漆が楽しみだ。

<追記;特別編「鈴鳴るの切り株」>
ネタバレレビューを読む

<追記;特別編「夢幻のかけら」>
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 35

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

思いっきり心が温かくなります

このアニメを見ると、いつも心が温かくなります。
人情とか優しさとか、人間特有のものではなく、妖怪にも優しさや温かさがあることに気づかせてくれる物語です。

今回、特に気に入った内容が第一話と第二話でした。

第一話 つきひぐい
妖怪つきひぐいが困っているのを助けた夏目が、お礼にと若返りさせられて小学生の年齢になる話です。

小学生の頃の夏目は、友達もおらず帰りたい場所も無く、いつも妖怪におびえた暮らしをしており、将来の希望が全くありませんでした。

でも若返って高校の頃の記憶を忘れた夏目に対して田沼や多岐が『自分たちは夏目の友達』と言ってくれたことや、『藤原夫妻が夏目のことを大切にしてくれている』と言ってくれたおかげで、若返った夏目は将来の不安が払拭されました。
人生はつらいことばかりではない、未来には希望があることを知るのです。
それは若返った夏目にとって最高に幸せな情報でした。

それにここでは、田沼や多岐やニャンコ先生の優しさを沢山感じることができますよ(^_^)


第二話 明日咲く
弟子の消息を捜すために石洗い様がやってきて、夏目たちの協力を得て弟子を探し出す話です。

石洗い様は汚れを清めることができ、誰からでも尊敬されている妖怪です。
ようやく探し出した弟子のアズマは、人間に封印されていたため、石洗いができない体へとなっていました。師匠の期待に応えられない体になったのです。
アズマは土下座をして師匠に詫びます。
それに対して石洗い様は、アズマが死んでおらず無事見つかったことに喜びを感じます。それだけではなく、『石洗いができない体になり故郷へ帰れないのならば、二人で旅に出よう』と言ってくれました。

石洗い様の心の優しさが身に染みて伝わってくる内容でした。


私たちはいつかは年老いて、仕事ができない体になります。身の回りの世話ができない体へと変わります。
そのときに、それでもかまわないので一緒にいようと言ってくれる人が果たして何人いるでしょうか?

石洗い様のような優しい心を多くの人間が持ってくれたならば、きっと幸せな世の中になると思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 32

66.1 18 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング18位
花咲ける青少年(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (223)
1218人が棚に入れました
アメリカに本拠を置く世界的大企業のバーンズワース財閥。1代でその財を築き上げた現会長ハリー・バーンズワースの一人娘である花鹿は、幼い頃に誘拐されかけたためにカリブ海にある孤島で10年あまりのあいだ世間から幽閉同然に隔離されて過ごしていたが、彼女が14歳になったある日世間に出ることを許され、自らの希望で母の母国である日本の中学に通いだす。
しかしそれから1ヶ月、突如ハリーからアメリカに呼び戻される花鹿。久しぶりに顔をあわせたハリーは花鹿に「おまえは重い宿命を背負っており、世間から隔離して育てたのも本当はその宿命のためだ」と告げる。その宿命とはなにかと問いただす花鹿に対して、ハリーはいきなり「ゲームをしないか」と持ち掛ける…。

声優・キャラクター
遠藤綾、森川智之、小野大輔、浪川大輔、福山潤、柿原徹也、子安武人、諏訪部順一、土田大、郷田ほづみ

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルで避けられてそうな気がするのは私だけ? コレ面白いです。

~あらすじ~
大企業財閥会長・ハリーには一人娘がいました。
彼女は本作の主人公で名前は花鹿。
14歳になった彼女はハリーにアメリカに呼び出されます。
ハリー「夫捜しゲームやらなイカ?」
花鹿「……?」
ハリー「俺がイケメン3人選んだからそいつらを世界中から捜しだすのだよ」
花鹿「…分かったよ!」
以上。(超適当)


全39話とやや長めですが、
それに見合った見応えある内容でした。
面白かったです。



この作品、タイトルで損してる気が…。
と言うのも、『花咲ける青少年』といった作品名から想像できるのは逆ハーレム、超イケメン、はたまたBL…といった、
我々男子目線でみると、一歩引きがちなイメージを持ってしまいそうだからです。
まぁ、逆ハーレム、超イケメンなんですけど。←


しかし、物語の展開が壮大でただの純愛ストーリーに収まっていない点は
老若男女、多くの方にオススメできるのではないかと思います。
女主人公がイケメンにメロメロ~とかではないのも観やすいです。
主人公・花鹿にはこれだけで好印象ですね。
それに、自分の意思を貫きとおす姿は、そのへんの男主人公よりもかっこよかったり。
因みにイケメンで私のお気に入りはリーレンとカールです。
それに花鹿と由依、リーレンとルマティの関係もいいですね。




OP「CHANGE」 歌ーJ-Min
ED「One」 歌ーJ-Min

ええ曲や。
39回聴いても、飽きるどころかリピートしちゃいました。




将来の伴侶捜しがメインではあるものの、
世界にまたがる政治的問題、事件など、
花鹿は様々なことに巻き込まれていきます。
そしてそれが面白いのです。
スケールが大きく、しっかりと作り込まれた物語に満足せざるを得ません。
途中で断念せずに最後まで観て頂きたい。


恋愛に友情に謎解きに。
これは良作だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 33
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゲームをしないか・・?未来の夫探しゲームだ・・・!

アメリカに本拠を置く世界的大企業の
バーンズワース財閥の一人娘
「花鹿」
カリスマ性を持つ奔放な性格の不思議すぎる少女。
幼い頃から10年あまりをカリブ海の孤島で
世間から隔離されて育った野生児であり、
出会う男の子達にめちゃモテモテな彼女が・・

父親からある日突然・・
「お前は重い宿命を背負っている。
なぁ、ゲームをしないか・・夫探しゲームだ・・!」
という感じで・・父親が選んだ3人の男のうちから、
花鹿のことを生涯守ってくれる夫を選べと言うものだった。

ムスターファと花鹿に呼ばれる美しい「ユージーン」
暗所恐怖症のライバル財閥の「カール」
ラギネイ王国のカリスマ王子「ルマティ」
そして、花鹿を守るお兄さん的存在の「立人{リーレン}」

全39話なので長いです・・。
1-20話ぐらいまで本気で面白かったけど
途中、中だるみ?あります。

評価で作画が☆一つなのは
第一話で、花鹿の等身バランスがいきなりおかしかったり、
ほとんど毎回作画崩壊があって
{特に花鹿・・スタッフは花鹿に嫉妬したのだろうか・・}
ほんと「!?」でした(笑)
もう、こればかりは仕方ないですね。笑って許しましょう(*´∀`*)

ストーリー的に、ハーレムと恋愛と政治的戦略や歴史的ロマンも
含まれていて良かったと思います。

個人的にはムスターファの20のバースデーで・・
ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む

夫探しゲームなんて聞いたらなんだかワクワクしちゃって
見始めたんですけど、いろんなタイプの素敵な男の子と恋に落ちるのに
友情で片付けようとする花鹿は14歳の中学生の女の子だからなのか・・
それともわかってそうしているのか・・うーん。

そもそも、男性と女性のあいだに
恋愛感情が全くない
友情はあるのかな・・?

私だったら、友達になる前に好きになっちゃうかもしれない。
むしろ、友達のことさえ愛しちゃうかもしれない。
このアニメは、色々深く考えさせられちゃうなぁ・・^^;

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

エミール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

好き嫌いが別れるかも

簡単にまとめると
王族やセレブ、経済界などを含めた愛の話。

話の筋はいいですよ。
テンポもよく、
好きな人の為にどうする?
何が出来る?
全部捨てられる?というようなテーマです。


キャラデザは昭和って感じ。
全39話なのですが、正直微妙な長さ。
もっと話を入れこんだりすれば
感情移入しやすかったかも。
端折られてるのかな…と思いながら見てました。

序盤は必要だったのかしら(学校・友人)
最初の数話で見れるか見れないかが決まるような気がする。
ラストも勿体ない。

話自体は面白かった。
展開も良かったし。

白線社さんのアニメって
ラストが残念だったり
続きが気になるものが多いのですが
(フルーツバスケット・スキップビートなど)
この作品は比較的綺麗にまとめられてると思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

65.2 19 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング19位
愛してるぜベイベ★★(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
1076人が棚に入れました
高校生・片倉結平が、従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役となり、蒸発してしまった母・都の代わりに面倒をみていく。そこに恋愛が入り混じったホーム&ラブドラマ。主に心とゆずゆにある苦悩を結平が解決していく。

声優・キャラクター
黒葛原未有、藤田大助、遠藤久美子、鈴木真仁、尾小平志津香、木内秀信、原史奈、緒乃冬華、齊藤真紀、川瀬晶子、植木誠、鈴木達央、本城雄太郎、悠木碧、平野智恵

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

是非、今の技術でリメイクしてほしい作品

昔、この漫画を読んでいたので視聴してみました。
一言でいうと 『もったいない作品』

◎ストーリー・キャラ ⇒ 最高
本当に良作!すばらしいと思う!
子供が主体になってるから、感動しやすいストーリー構成で
感情移入しやすいキャラクターになってます。

◎作画・音楽・声優 ⇒ 残念。残念すぎる…
よって総評は★3.5という結果になりました(´・_・`)
最初は違和感のあった声優陣ですが
そこに関しては、そのうち慣れました!
でもやっぱり、今のアニメ作成技術でリメイクしてほしいな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎認知度低めだと思うので、あらすじを(^o^)

女遊びの激しい イケメン 男子高校生、“かたくらきっぺい”
不純な彼は、実はどこまでも真っ直ぐで素直な性格

片倉家は祖父母、父母、姉、弟の7人家族
そんな片倉家に突然、1人の少女がやってくる

その少女の名前は 『ゆずゆ』
夫に先立たれた母親が、一人娘を捨てて失踪…
きっぺいの母親は、その失踪した母親の姉で
ゆずゆちゃんを心配し、片倉家で面倒見ることに。

幼稚園の送り迎えやお弁当、お世話全般がきっぺいの担当に

ちゃらちゃらした男子高校生と、幼稚園児
2人の生活はどうなっていくのか…(≧∇≦)

そしてついに!!
チャラ男、きっぺいが本気の恋を…するっ?!?!

★古い作品でもOKな方
★子供が出てくる作品が好きな方
★感動系が好きな方

…にオススメした作品です(*^_^*)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 31
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

原作と比較しての感想

「りぼん」(集英社)で連載された少女漫画
アニメは全26話。原作は全7巻。
少女漫画にしてはちょっと珍しいプレイボーイ系の男の子主人公。
ジャンル;子育て、ハートフルラブドラマ
ネタバレレビューを読む

4年前に原作の漫画を見る機会があり
ラストに感動したものの、ストーリーを殆ど忘れていたため
アニマックスで再放送されたので視聴しました。

作画が古いのと主人公結平の声がイメージと違っていたのでくじけそうになりましたが、
視聴してるうちに忘れてたストーリーを少しずつ思い出すことができたので良かったです。

感想ネタバレレビューを読む


Wikipediaにはなかったアニメ版との違い
超絶ネタバレなので開く際は気をつけてください。ネタバレレビューを読む

評価低めなのは配役と作画。原作と正反対のラストが理由ですが、
隠れた良さもあり、育児と子供の成長も感じられる作品だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 26

高田屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

隠れた良作

愛してるぜベイベ★★タイトルどうりの高校生が母親に置いていかれた子供ゆずゆちゃんの面倒を見るお話。
うさぎドロップからの繋がりでお勧めされて見たのですが、また違った家族愛の世界観を楽しめます。
少女漫画全開の主人公や子供の声に最初は違和感感じましたがお話しが進むとかわいく思えるのが不思議。ストーリーの物足りなさもゆずゆちゃんの健気さですべて許せます。

もうちょっと評価されてもいい作品。
結婚・・・するか・・・

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7

72.3 20 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング20位
3D彼女 リアルガール(第2シーズン)(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (188)
882人が棚に入れました
高校三年生の筒井光(つつい・ひかり)はいわゆるオタク少年。
ゲームやアニメの二次元の女の子さえいれば一人で生きていけると思っていた…。
ところが、超絶3D(リアル)美少女・五十嵐色葉(いがらし・いろは)から、いきなり告白されて、お付き合いをすることに!
奔放な色葉に振り回されながらどんどん好きになってしまう筒井だけど…。

声優・キャラクター
芹澤優、上西哲平、蒼井翔太、津田美波、寺島拓篤、上田麗奈、神田沙也加
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

THEベタ恋愛ドラマの破壊力

原作はさわりだけ


1期観た流れからの視聴です。
コミュ障オタクが超絶美少女と付き合ってからの顛末を追ったラブコメディー。芹澤優さん演じるヒロイン五十嵐色葉の低体温キャラがお気に入りだったのと、殻に閉じこもってた筒井光が不器用ながらリアルガールと向き合おうと頑張る姿も微笑ましかったり、ぐだぐだな最終回もご愛嬌と1期は楽しませてもらいました。そういえば実写の劇場版もやってたりしましたね。
私にとって芹澤さんの声は色葉役がデフォルトで、その後『魔法少女サイト』のにじみんや『上野さんは不器用』の上野さんなどオクターブ1個2個上がった演技を横目に見ながら、1年ぶりに帰ってきた2期を期待控えめに迎えたものです。


観終わって、、、
2期はネタバレレビューを読むオタ要素だいぶ薄めのほろ苦いラブコメに仕上がってました。同期の『かぐや様』『ドメ彼』『五等分』がある中で、トリッキーなことをせずまじめにラブしてたのは本作だけ。前期と比較するならこちらのほうがいいです。まだの方は1期から観てどうぞ。

1期で山あり谷あり二人の関係が落ち着いた!?上での2期になるのか、周囲のほうがざわついておりました。
猫耳伊東と綾戸さん、高梨と石野さん、それに小学生から中年のカップルまで、自分の殻を破ってひとつ勇気を振り絞ってみよう!が共通しており、全俺の共感を誘います。
最初は設定勝負のオタクがなぜかモテちゃうしょーもないのを想像してました。ところが実際はコミュニケーションが少し苦手な高校生たちの手探りの恋愛劇だというのが見えてきて、そのうちこんなんオタクとちゃうわ!ってツッコミをする気も失せていきます。回を重ねて良い意味で裏切られて始まった2期は、そういえばこいつ(つっつん)コミュニケーション拒否して「爆発しろ!」って言ってた男子だったこともすっかり忘れておりました。
1期のわかりやすいフラグも周囲のざわつきで埋もれそうになっておりました。さはさりながら、そこは几帳面で色葉ファースト(早くも死語)のつっつんはしっかり覚えてましたね。ネタバレレビューを読む終盤は、色葉とつっつんに焦点が絞られたラブストーリーになり、身悶えます。


■応援したくなる二人 ※重度ネタバレ
ネタバレレビューを読む

時間と記憶をkeyに進む終盤4話はこれまでの二人の歩みに共感できてたらすんなり入り込むことができます。

ネタバレレビューを読む


1期は作画の乱れや畳み方がイマイチだったり、評価をそれほど高くしてませんでした。しかし2期まで通して観て良かったと思える作品です。
ベタ?その通りです。ポテトチップでいえば“うすしお”。私はオーソドックスが好き。恋愛は一生懸命が尊いと思わせる良作でした。
浄化されました。


※オマケ
ネタバレレビューを読む

くるりは卑怯(T_T)




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2019.09.21追記 
《配点修正》 +0.1


視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴


ガン泣きしたので加点!



2019.04.16 初稿
2019.09.21 追記

投稿 : 2025/04/12
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いかにも少女マンガっぽいラブコメにオタク要素を振りかけてみた感じ?

== [下記は2クール目 第4話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
マンガ原作(未読)がある、分割2クール作品の2クール目です。1クール目を観ていないとほとんど意味不明ではないかと思われます。話数のナンバリングも1クール目からの継続となっています。

オタク要素というのは主人公の筒井光(つつい ひかる: 通称つっつん)、その親友の伊東くんや後輩の綾戸さんといったメインキャラにあてはまりますが、1クール目を観ている前提なのかキャラクターに関する説明的な描写は特にありません。

1クール目同様、特に作画に力を入れた作品ではありません。が、最初からそこを落としどころに考えているせいなのかいわゆる「作画崩壊」的なものには至らないのでその点については安心して観ています。

以下、1クール目を視聴済みの方向け:

このレビューを書いている時点で、#16(第2クール4話目)まで視聴済みです。ここまでのところ、1クール目で少しだけ明かされているヒロイン五十嵐色葉(いがらし いろは)に関する設定は鳴りをひそめていて普通に「良作ラブコメ」状態となっています。

上記の問題は中盤以降で浮上し、クライマックスへつながっていくものと予想されます。おそらく上記問題が浮上するまでつっつん脳内の「魔法少女えぞみち」の出番もほとんどないのではないかと思います。実際#16までえぞみちはまったく出てきていません。個人的にはえぞみちはけっこう好きなんですけどね…。
== [2クール目 第4話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.3.27追記:
最終回まで観終わりました。#16視聴終了時のレビューでの予想を特に覆すこともなく終わりましたが、こういうベタなラブストーリーもたまには良いですよね。

主人公カップルの他に特筆すべき登場キャラクターがいるとすれば、なんといっても石野さんでしょう。彼女がいなかったらおそらく輝かしい青春を充分に送ることもなく、グループは早期に崩壊していたに違いありません。

ということで、MVP: 石野ありさ(笑)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 30

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪♪♪(///∇///)♪♪♪

17話いま見ましたけど…
こういうとき、言うんですよね。
「リヤ充爆発しろー!」って・・・

伊東君と綾戸さんまでこんな感じになるなんて(〃∇〃)

一期からなんとなく見続けてはいましたけど。
いろはちゃんの
「半年限定」とか
病院のフラグとか
なんとなく割り切れないままでしたけど。

やっぱり恋バナは、どんな二人であっても
素敵(///ω///)♪♪♪♪♪



終盤では、もうけっこう心配してませんでした( ̄▽ ̄;)
「ああ、これはお約束の幸せフラグ❤」って、
わかっちゃったから(*^▽^*)

最終回までの、この安心感いっぱいな時間(#^.^#)

ご都合主義とでもテンプレとでも
何とでも言ってください。
ハッピーエンドの恋バナって、
やっぱり素敵です(///∇///)ノ∠※。.:*:・'°☆

投稿 : 2025/04/12
♥ : 25

69.3 21 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング21位
学園ベビーシッターズ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (192)
784人が棚に入れました
両親を飛行機事故で亡くした竜一&虎太郎兄弟。そんな二人を引き取ったのが、同じ事故で息子夫婦を亡くした森ノ宮学園の理事長だった。でもその条件は、学園内に設けられた保育ルームで竜一がベビーシッターをすること!お母さん先生のために学園内に設けられた保育ルーム。竜一はそこの人手不足を補うために作られた「ベビーシッター部」の部員第一号となり…!?

声優・キャラクター
西山宏太朗、古木のぞみ、梅原裕一郎、三瓶由布子、小原好美、齋藤彩夏、種﨑敦美、本渡楓、前野智昭、小野大輔、宮寺智子

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あにこれの採点に「優しさ」という項目があったなら、満点をつけたい作品

両親を飛行機事故で亡くした高校生・鹿島竜一は、まだ幼児の弟・虎太郎(こたろう)とともに、森ノ宮学園の理事長・羊子に生活の面倒を見てもらうことになり、その代わりに、ベビーシッター部の部員となって、女性教員のために学園内に作られた保育ルームで子供たちの世話をするようになる、といったストーリーのハートフルコメディ。少女漫画原作で全12話。
とても面白かったです。
最大の長所は、作品全体に溢れる優しさです。登場人物は見事に善人ばかり。悪い人は全く出てきません。ベビーシッター部に預けられている子供たちは、すぐに泣くわ、騒ぐわ、駄々をこねるわ、喧嘩もするわ、ときには人の大切な物を傷つけてしまったりなんかもして、とにかく手間がかかるのですが、涙目になったときのウルウルの瞳や、大好きな家族のために何かを一生懸命にやったりするときの姿などは本当に皆かわいくて、観ていると毎週癒されたり、泣かされたりで、なんとも爽やかで温かい気持ちになりました。もし、あにこれの採点に「優しさ」という項目があったならば、躊躇なく満点をつけたいところです。
キャラで、いちばん印象に残ったのは虎太郎。幼いながらも他の人の迷惑にならないように振舞っている姿は健気で、お兄ちゃんのことが本当に大好きな様子や、まだしっかり喋れないので大半は「うー」という言葉なところも、すべて愛らしいです。主人公の竜一も真面目で嫌味のない好青年で、弟や他者への思いやりにも富んでいるので、ナチュラルに好感が持てます。その他のキャラも、腕白な鷹くんや、おませな奇凛ちゃんといった子供たち、パッと見は厳格なお婆さんだけど実は心の温かい理事長、なんでも出来るスーパー執事的な理事長秘書の犀川、不愛想でちょっと乱暴だけど根は優しい野球部員の狼谷(かみたに)など、魅力的に描けています。また、真面目すぎて不器用な性格の優等生・猪又まりあ(絵に描いたようなツンデレキャラですが、かなりかわいいです)というヒロイン?っぽいキャラも登場して、ラブコメ的な要素も多少あります。
作画、声は、普通に問題なし。音楽は、ED曲が作品の雰囲気に合っていて良かったです。
観始めたときは特に期待もしていなかったのですが、善良で温かい空気に徐々に心惹かれていき、途中からは毎週楽しみにしていました。最後も綺麗に終っていて良かったです。面白い作品がとても多かった18年冬アニメの中でも、個人的には特にお気に入りの作品となりました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感動させる為には、シリアスな設定って、必須なのかな?

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
少女漫画原作らしいが、そこまで恋愛要素が強いわけではなく、基本は「小さな子供」と「イクメン」を愛でるアニメなのかな、と(笑)

男でも普通に観られるアニメでしたよ。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/12
♥ : 18

ミホ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

枯れ果てた母性に潤いを与える

自分にはもう母性が枯れ果てたと思ってたら、意外とまだあったのかもしれない。こたろうとか赤ちゃんたちが可愛いです。癒されました。ほのぼの系。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

69.1 22 少女漫画原作で泣けるなアニメランキング22位
赤ちゃんと僕(TVアニメ動画)

1996年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (153)
866人が棚に入れました
交通事故でママを亡くした拓也は、忙しいパパの代わりに幼い弟・実の面倒を見る毎日。おかげで友達と遊ぶ事さえ出来ない。次第に戸惑いとイラだちを募らせていく拓也。そんなある日、パパを駅まで迎えにいく道々、「このまま実がいなくなったら・・・」などと考え事をしていた拓也は、本当に実を何処かに置き去りにしてしまったことに気づく。

声優・キャラクター
山口勝平、坂本千夏、宮本充、渡辺美佐、優希比呂、亀井芳子

千秋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

いいお顔、そしていい話なのです。

当時、好きな作品の一つでした。
アニメは見たことなかったので見てみました。

あにこれのあらすじにあるところから話は始まります。
イケメン父子家庭の物語で、弟のミノル君がめちゃんこカワイイ。
お兄ちゃんもすっごくいい子なんです。
周りのお友達もかわいいし、お母さんがいなくて葛藤することもあるけど、ちょっとづつ成長してゆく2人を見守りながら、あったかい家族愛を感じられるお話です。
あんまり泣かせないで(ノω・、)

笑ったり、泣いたり、じんわり感動したり、ほんわかほっこりしたい時にいいですよ。
全35話と長めですが、そんな日常系が好きな人ならお勧めです。
古い作品ですが、機会があったら見てみてくださいね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

忘れてほしくない物語

CLANNAD AFTER STORYのレビューする前に書きたい作品。

2018年現在で視聴するならばDVD-BOXを購入するのが手っ取り早い。
しかし私はVHSからパソコンへ動画変換して保管するくらい
この作品が大切な存在になってます。
ノイズが混じっていようが構わない。

物語はショートストーリーの日常ですが、綺麗に話は収まっています。

最初に作品を視聴した時に感じたのは
「家族に関心がなかったり、両親が健在な人には無縁かな?」と。

しかしその頃の私も若かったので、歳を重ねて視聴するたびに
手放せない作品であることに気づきました。

作品で色々なキャラクターが言う台詞が、非常に重みがあるのです。
それも視聴する人の生き方次第で受け止め方が毎回変わってきます。
現実生活を振り返って反省させられたり、想い方が変わってくる台詞です。

もともと私は涙腺が緩みやすいのですが、今回視聴した時は
最初から最期までタオルがないとダメでした。
(泣かずに済む話もあるのですが、ほとんど無理です)

私の勝手な気持ちですが、子供が嫌いな人や相手の痛みが理解
できない人には見て欲しくないです。

正直なところ、この方々の気持ちに響くものがなければ
得られるものがない物語だと感じています。

それでも私は多くの人に何度も視聴してほしい作品の1つです。

(余談)

人が相手を叱る気持ちと相手を大事に想う気持ちは一緒だと感じています。
この感情がお互いに伝わりづらいので、ぶつかり合いながらも
お互いの気持ちをもっと確かめ合うコミュニケーションがたくさん
必要ではないかと思っています。

ニュース報道される残酷なDVなどを耳にすると、いつもこの作品の
台詞が頭をよぎります。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

いぶちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

幸せになって欲しい一家

お母さんを交通事故で亡くし、
幼い実くんをお父さんと拓也くんが
一生懸命育てていきます。

拓也くんは、実くんの面倒を見ながら
母親のいない寂しさ、もどかしさを
感じてしまいますが、

拓也くん一家を取り巻く周りの人々の
暖かさに支えられながら、成長していきます。

泣いたり笑ったり、感動したりで、
飽きることなく最後まで楽しめました。

最後は本当に泣いてしまったほどで
私の中では、本当に一番好きなアニメでした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7
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