ライバルで学園なTVアニメ動画ランキング 123

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のライバルで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月22日の時点で一番のライバルで学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.4 1 ライバルで学園なアニメランキング1位
歴史に残る悪女になるぞ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (121)
348人が棚に入れました
ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。 念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない! ——と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で……。 はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉

72.0 2 ライバルで学園なアニメランキング2位
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (302)
807人が棚に入れました
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

内容はそれだけですが絵は良い。動画工房復活しましたかね

絵は可愛くもエロく実に良いですね。

内容はまあ、タイトル通りで、それ以上でもそれ以下でもないんですが…。

ヒロインの絵一つで、見る価値ありですね。
この作画クオリティなら文句なしです。見ます。

しかしまあ、動画工房、無事復活しましたかねぇ。
それなら嬉しい限りですが。
本当に一時期の崩れまくっていたのは一体なんだったのか。

幼馴染が絶対負けないラブコメレベルの作画だったら、絶対に見ませんでしたね。


絵師ガチャ、コミカライズガチャ、アニメ化ガチャ。

小説家は自分の作品の面白さ以外にも、これらのガチャで正解を引かないとひどい目に会うことも多いから、厳しいですね。

本作は絵師、アニメ化が大正義で良かったですね。

全話感想
本当に作画が良くて楽しめました。
内容もそれなりに面白かったですが、あくまで作画有りきですね。
この作画ならどんな内容でも相当な底上げを受けたと思いますが。

いや中身が駄目とは言いませんが…。
でもまあ、主人公が複雑な育ちだったり、普通には良かったとは思うのですが、ここまで特別扱いされる内容だったかは不明です。
絵師ガチャは本当に偉大ですね。

ただ、妹はすごくナイスキャラでした。
普通に可愛いだけのアーニャより、面白すぎる妹の有希の方が魅力的な部分も大きかったです。
まあ、ビジュアル的にはやっぱりアーニャですが。

2期も嬉しいですね。
このクオリティなら申し分なしです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期はエチエチシーンマシマシでお願いします。

とりあえず最後まで見てしまいましたわ!

原作未読ですのでどんなハナシかは全然知らんかったんですが、1話でまあまあエロいシーン(靴下をはかせるシーンな)があったんで、それなら見てみるかと(笑)。

ところがその語の展開ではそれに匹敵するほどのエチエチシーンは一切なく、次から次へと美少女が出現してああでもないこおでもないとキャッキャウフフが延々続くとゆう展開でございました。

まあ後半は生徒会選挙に対しての戦略的なモチーフがハナシの主となり自民党の総裁選とのタイミングも重なってかそこそこタイムリー感もありのので、まあ楽しめました。

まあやっぱりこおゆうアニメはこおゆうアニメですからねぇ。

学園内でやたらと政治力のある生徒会が存在していたり、生徒会のみんなが美少女で育ちもよくて頭もよくてでもスカートはめちゃくちゃ短いとか、主人公の男の子は相変わらずハーレムでんでもってヒロインには好かれてて男前で切れ者で。

そおゆうのんがアカンとゆう人は要するに見んかったらええのですが、いやまたこんなんかいなとうわーと思いつつやっぱり最後まで見てしまうボクを誰が責められよう。

うーん。まあーしょーがないすねー。
人間は無いものねだりなんだから。

2期もやるんですよね。
も、もちろん見ますよ。ああ見ますってばさ。

とゆうことで楽しみにしております。2期はエチエチシーンマシマシでお願いします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小説をアニメ化することの難しさ

燦々SUNによる原作小説は、『小説家になろう』から『角川スニーカー文庫』(KADOKAWA)で刊行中(既刊11巻、未読)。
アニメ1期は全12話(2024年夏)。監督は、『先輩がうざい後輩の話』、『可愛いだけじゃない式守さん』などの伊藤良太。制作は、何かと話題作の『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』から『【推しの子】』まで手掛ける動画工房。2期の制作が決定済み(以上、Wikipedia参照)。
(2025.2.19 投稿)

本作の放送については、タイミングを忖度すべきだったという声もありそうですが、内容的には、後でも書きますが「ガチ民主主義」がテーマの1つなんで、むしろそんな表面的な批判を気にせず堂々と放送すべきだと思いました。

あと、正確には「ソ連」好きで上智大学外国語学部ロシア語学科専攻の上坂すみれさんがヒロインのアーリャ役をするということで話題に。個人的には、『ガルパン』のノンナ役で戦車の上で軽快に巻き舌でロシア民謡を歌っていたときのロシア語が印象に残ってます。
ちなみに、ロシア人Youtuberによると、彼女のロシア語はネイティブ的にちょっと違和感ある程度とのこと。

さて、放送当時、勢いよく飛び出したと思ったら、後半失速した印象のある本作。ということで個人的な視聴の優先順位低めで今さら観ているわけですが、失速した理由を少し考えてみようと思います。


【小説をアニメ化することの難しさ】
本作は、いかにもラブコメなタイトルなんですが、問題の物語の後半から次期生徒会長の座をめぐって「本格的なディベート(討論)」が繰り広げられることになります。

{netabare}このディベートが、「主論→反論→再反論」と「ディベート大会のお作法」にきちんと則った本格的なもの。さながら二大政党の大統領候補と副大統領候補が互いに舌戦を繰り広げる「アメリカ大統領選挙」みたいな雰囲気です。

しかも、「今まで会長選に立候補したが落選した者を全員生徒会役員にしてきたが、そうすると有象無象が混じるので教員のお墨付きを得た者だけを役員にしないと生徒会の権威が下がる」という主張に対して、「会長の役員任命権を制限することは会長の権威を下げることになるから、かえって生徒会の権威を下げることになる」と真っ向からきちんと反論していて、(日本では珍しく)ちゃんと議論が噛み合っていることに感動しました(笑)

ただ、このシーン、小説をアニメ化することの難しさ、表現媒体の差が出たなと。

どういうことかというと、小説の場合、読者は、初めから意識的に内容を理解しようと文字を追っているので、主張の論理を理解しようとする心の準備が予めできている。
これに対して、アニメの場合、(特に原作を知らない)視聴者は基本的に受け身で、ラブコメを期待していたら、あれ何か想定以上の本格的なディベートが始まったぞと心の準備が間に合わず面食らう可能性が高い(※私が実際にそうだった)。

ディベートをテーマにした他作品としては『逆転裁判』がありますが、逆転裁判のような「異議あり!」みたいな過剰な演出で視聴者を引き込む手法は、おそらく本作の雰囲気に合わない。
そういった手法を使わずに、アニメでディベートを上手く演出して、視聴者を引き込んで主張の内容を聞かせるのって案外難しいなというのが、このシーンを見た率直な感想です。また、声優の演技に依るところも大きそう。


本作は、2期が決まっているということもあり、これから生徒会長選挙もさらにヒートアップしていくでしょうから、目玉になりそうなディベートにおけるアニメの演出をどうするのか、どう見せるのかといったところは、個人的にこれから注目したいと思った点になります。

また、本作のような自由な討論は、国民の合意を形成するための民主主義の基礎中の基礎なので、「どこかの独裁体制」に対する十分な批判になりえる内容だと思います。そこは自信もって主張していって欲しいと思いました。{/netabare}


【負けヒロインがメインヒロインを食った!】
アーリャの「時々ボソッとロシア語でデレる」ところは、ラブコメ界における画期的な発明だと思いましたし、そのアイデアに上坂さんの声を実際に乗せたときの破壊力もあった(ただ、「ツン」成分がちょっと足りなかったかなあ…)。
また、主人公・久世政近(CV.天﨑滉平)のキャラクターも、『俺ガイル』の比企谷八幡と違って癖が強くなく、万人受けしそうです。

しかーし、{netabare}政近の実妹である周防有希(CV.丸岡和佳奈)が、第5話の「冷静になれよブラジャー!揉めないEカップより揉めるCカップの方が断然いいだろうが!」などの「オタクに寄り添ったセリフの数々」により、オタクたちの心を鷲掴みに(笑)

有希は、これからアーリャと「会長選挙のライバル」と「政近の恋敵」として争い、政近の実妹だったりタイトルから考えて、どちらも負けることがほぼ確定しているわけですが、このまま負けヒロインになってしまうのは惜しいと思わせるだけのキャラに仕上がっている。

特に1期では、有希に比べてアーリャの掘り下げが弱いので、メインヒロインであるはずのアーリャより有希に同情する人が多くなってそうなんですよね。
(※本作は原作が人気で、ほぼ2期の制作が決定していたでしょうから、有希を1期で上げて2期で落とす、アーリャをその逆の1期で下げて2期で上げるという戦略もアリだと思うので、個人的にはトータルで物語をみたいと思います。)

さて、2期では、アーリャや政近がもっと掘り下げられて、有希に対するオタクたちの好印象を上回ってくることができるのかも見所になってきそうです。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

71.7 3 ライバルで学園なアニメランキング3位
三者三葉(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (611)
2880人が棚に入れました
元気で食いしん坊の小田切双葉、天使のような悪魔の委員長の葉山照、凋落した元・お嬢様の西川葉子という、名前に「葉」の字がつく“三者三様”の性格の女子高生が織り成すキュートで愉快な日常模様が描かれる。

声優・キャラクター
和久井優、金澤まい、今村彩夏、Machico、鈴木愛奈、桃河りか、赤羽根健治、西明日香、渡辺はるか、夏野菜緒、桑山琴音、田中ちえ美
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

貧乏系お嬢様かわいい、でも主役は3人!

あらすじは公式サイトをみてね。

第1話良かったです!コミカルな百合アニメなので、視聴継続できそう!

1話感想
{netabare}
没落貧乏なパンの耳系マヨ好きお嬢様、西川 葉子がとてもかわいい。1話はそれで視聴者の心にグッときますね。
葉子のかわいい所は語りつくせないほど1話に詰まってます。(以下私の熱い(キモい)葉子押しがしばらく続きます)

没落してもですわ口調で友達付き合いがわからないのがかわいい!
双葉にパンの耳の調理方法を聞いて、テンションが上がるのがかわいい!
次の日ウキウキで作ってきたパンの耳の砂糖揚げ(黒コゲ)をもって(この時点でかわいい)いつもの双葉達とお昼を食べる場所で双葉達がいなくて、強がってがっかりする所もかわいい!
双葉に声をかけられるだけで、とたんに眩しい笑顔になるのがかわいい!
パンの耳のコスパに感動しているのほんとかわいい!
山Gのバイト先の廃棄(ホントはもっていっちゃ駄目ですよ!)をうれしさを隠し切れないのがかわいい!
没落して以降お嬢様気分が抜けなくて友達が出来なかった反動か、双葉達の反応を期待して、頑張る姿がかわいい!


・・・とまあ葉子のかわいさを上げたらきりが無いわけですが、このアニメは葉子、照、双葉の3人が主役のアニメです。なんか葉子に凄く重きを置いた一話でしたね。今後はバランスよく3人を掘り下げていってくれるのかなと思ってます。

双葉もかわいいですよね~女子力低い系女子。パン一斤を「色々めんどくさいから」という理由で丸かじりするのは女子力低いですね~。色々葉子様をフォローしたり、何も入ってないおにぎりを率先して食べたり、良い子です。

照・・・かわいいんだけど黒い。唐突にスピードワゴンの「ゲ○以下の匂いがぷんぷんするぜー!」という言葉が思い出しました。いや、きっと根は良い人で良い匂いはするでしょう。ちょっと気取ってから素がでるのがかわいいです。

山G、女の子のお風呂についていくとか凄い変態の香りがするよ!悪気はないんだろうけど!山Gのストーカー芸と泣き芸最高だよ!

教科書を渡せず葉子様が申し訳なさそうにするのは、双葉達を少ない友達として意識して、嫌われたくないと思っている現われですね。

今期の最高のコメディ百合アニメですね!毎週の一番の楽しみになりました!
{/netabare}

2話感想
{netabare}
葉山照回でしたね。
葉山姉妹のやりとりから、照の人間性や姉に対する姉妹愛が伝わってきて良かったです。照を敵視しているピンク髪の女の子、今回完全にヒナギクに見えました。

やはり、今回も葉子視点が多いですね。原作もそうなのかな?

特売のマヨネーズを勝ち取り喜ぶ葉子。かわいい。そして目を覆う双葉達、面白い。

次は双葉ですね~ここまでハートフルな話が続いているので、双葉回もハートフルな話を期待してます。
{/netabare}

3・4話感想【4話感動回】
{netabare}
3話は西川家のメイドさん登場回。双葉回じゃなくて少しガッカリしましたが、コメディ路線のキャラが増えたのと、このメイドさんも葉子様の事を心配してるんだなあと思えるシーン(体育で葉子様がぼっちになっている所をみてクラスで浮いていることに気付き、双葉達が唯一の友達であることを悟る。そして、昼食の際に葉子様をよろしくお願いしますと双葉達にいう)もあり良回でした。

4話は双葉への認識を改めさせられた回です。そして今回も葉子様が超可愛い。制作の葉子様愛が溢れすぎている・・・
ハンバーガー屋で双葉が葉子様の両親の話を聞くのは、勇気あるなあと思います。双葉は行動に反して意外と賢い子ですし、無意識じゃなく意識的にもっと葉子様をわかりたいと思って勇気を出して気を使いながら聞いていると思います。それだけ双葉は葉子様ともっと仲良くなりたいんだなあと思うと、ちょっとウルっときます。それにさらっと答える葉子様も双葉達に心を開いて、自然な友達付き合いが出来ているのが、成長したなあと思えます。

今回肉をもらった葉子様の可愛さは必見です。あのシーンの可愛さは制作の愛があふれすぎていて、このアニメへの本気度が伝わってきます。

また、幼少期の3人の映像も可愛いですね!どの子も可愛いんですが双葉の幼少期の良く食べる子供っていうのが可愛かった。やまGの子供時代も可愛い。

さらに、4話は双葉への認識を改める回でした。食べるだけじゃなく、料理が上手いということを実践して証明する双葉。女子力が低いと1話レビュー時点で書きましたが、これは間違いでした。女子力高い!いや嫁力が高いのか?双葉可愛すぎるぞ!

最後に3人で双葉の作ったご飯を食べるシーンがあるのですが、美味しそうなのはもちろんなのですが、3人も可愛いし、「家で誰かと食事するのは本当に久しぶりですから」という葉子様の寂しさが過ぎ去った言葉、
3人で一緒に食べることが本当に美味しい理由なんだという事が伝わってきて凄く良かったです。最後に冗談を言って笑いあうシーンがこの3人が幸せということを感じて、嬉しく感じてきます。

4話、凄すぎました。少し画がいつもと違う感じがまた良かったです。ハンバーガー屋の夕暮れの陰影の使い方が凄く好きです。色々良い場面がありすぎて語りつくせない(笑)コメディシーンでの人物のデフォルメや顔の変化が細かくて凄すぎる。

西山ちゃんと照の猫パートも可愛いし、猫はいつもどおりぬるぬる動きますね。

山Gはストーカーといわれると傷ついていましたが、報われることがあるのだろうか・・・いやストーカーですけどね。

四話の最後の食事シーンの印象的な「夕焼け」と「鳩」が四話冒頭の葉子の幼少時代の友達とのお茶会シーンにも出てきているということは、どちらも葉子様にとっての幸せな思い出ということを示してるんじゃないかな。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
照のライバル?猫好き西山さんが可愛い回。西山さんはツンデレ、プライド高い、そしてちょろい。西山さんのメイド服はかなり趣味入ってますねえ・・・ピンクが基調のメイド服とか現実には存在しませんよ、多分(笑)あと、西山さんの友達、近藤さんのケーキを食べるシーンかわいいですねえ。このアニメの貴重な黒髪っ子ですよ。

回を増していくごとに双葉が良い女であることがわかっていきますね~。髪を後ろでまとめて、出来る女性店員風ファッションが良く似合う・・・。葉山ちゃんの家に遊びに来た時は小学生かと思いましたが(笑)そのギャップが最高に魅力的ですね。
{/netabare}

6話~12話感想
{netabare}
6話
日常回。少しお嬢様気分が抜けてないなあと葉子様のワガママっぷりを見て思いますね。
7話
葉子様と青髪の子が体育で組んでいるのを照と双葉が見ているシーンは、
気にかけていたんだなと、裏で友情を見たようで少し嬉しい。
8話
近藤さん多め回。西川ちゃんと近藤さんの友情回かな。腐れ縁みたいな感じでいいですね。
9話
文化祭回。陰の無い楽しい回でしたね。
10話
何気ない日常回。パジャマパーティでお泊り会。何気ない日常が葉子様にとってかけがいが無いものですね。
11話
バレンタイン回。よかったな山G・・・。葉子様に執着して勝手に奉公してるとはいえ、ちょっと報われてほしかったので良かったです。
12話
葉子様にとって自分の家に行ってきますと言う意味は、その場所に自分の日常がある事を無自覚に理解してるからだろうなあ。・・・って園部の夢か!
バイトで昔の友人に会っても今の状況を受け入ている葉子様は成長しましたね。
そして3人の日常は終わらない・・・エンド。良いアニメでした。

{/netabare}

総評
{netabare}
作画:常に安定して綺麗。毎週楽しみでした。
キャラ:どの子も可愛い。全員をなるべく均等に掘り下げたのはよかったです。
音楽:OPEDどちらも良かったが、挿入される日常的なBGMが良い。
声優:新人さんばかりでしたが、ストレス無く視聴できました。
物語:最初の1~4話は葉子様の友人関係へのなれない感があり、成長を感じられた素晴らしい回でした。それ以降は何もない日常回が多かったです。もう少し情感があったほうが良かったかな・・・

{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 59

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ホンモノの「日常系」?(動画工房の本気)

※実はあにこれで視聴途中でアニメのレビューを書き始めたのは、本作が初めてです…。

原作未読です。
→ 読み始めました。いま3巻目くらい。(2016/6/15)
→ 6/18くらいに読み終わりました。既刊12巻。(2016/6/28)

多くの「日常系」といわれるアニメで私がいつも思うことは、「そんな日常は無い!」というところなのだが本作はそういうツッコミを入れずに観られている。
(ちなみに他にそんな気持ちで観られる他作品としては『のんのんびより』シリーズ。あ、『恋愛ラボ』あたりもそうかな?)

変に百合百合しくなくこの三人は本当に普通の友達なんだな、とリアルに感じられるのも本作の特徴だと思います。
(好みとして特に「百合が悪い」というわけではないのですが。あるいはこちらが本来の意味での「百合」?)

まあ、キャラのかわいさはファンタジーですけど、アニメだからね…。

キャラクターは女子高生ですが、ちゃんとオチを付けようとしている点に好感が持てます。特に葉子様さま絡みでときどきぶっとんだ描写もなくはないですが、そこはまあ、ギャグだからね…。

…ということでおそらく完走するでしょう。面白いので原作も買うかも。
→ 買い始めました。(2016/6/15)
→ 6/17には全巻揃えました。視聴の方も無事完走。(2016/6/28)

あと、OP/EDともにグッドです!

以下、追記:(2016/6/15)
原作を読み始めて、薗部さんが原作で出てくるのはかなり後だということがわかりました。原作では辻兄妹の方が先に登場するんですね。アニメ的には早めに出して正解だったかも。

あと、原作者も書いているんですけど双葉は大食い以外は意外と普通の人ですよね。基本は双葉のツッコミで話が回っているようなところがあります。双葉もボケるときがありますが、そのときには葉山ちゃんがツッコんでくれます。

全話観終わっての追記:(2016/6/28)
全話通して観た結果、全12巻から満遍なく原作が採用されていることがわかりました。アニメ中では、各エピソードは春から始まる通年で1年間の時系列に並べられています。

原作は13年におよぶ連載なので、その話数の季節に合わせたエピソード、あるいは季節を考慮しなくてよいエピソードが様々な巻から採用されていることになります。

複数のエピソードをつなげて1話を構成していますが、つなげ方は原作で連続のエピソードとは限らずこれはシリーズ構成や脚本がうまく処理したと思います。

★物語の評価を4 → 4.5に上げます。上記の作品構成に対する評価アップです。

★作画の評価を4 → 4.5に上げます。「マンガの絵が動く」という観点で、本作の作画はかなり良いと思います。ネコとか、絵的にマンガなんですがその動きは大変素晴らしいですし、コミカルなシーンの描写もマンガ的に実に良く描けていると思いました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「未確認で進行形」が恋愛を捨てて日常系に!(おすすめ!)

 もうなんか私、荒井チェリー原作の虜です。私の中では今期ナンバー1!

 「未確認で進行形」がラブコメから日常アニメにジョブチェンジした感じ。
 別のアニメ「未確認で進行形」にハマった人なら一見の価値ありです。原作者とアニメ制作会社が同じなので、ほとんど姉妹作品といってもいいでしょう。作画のあざとさもばっちり継承されています。萌え殺されます。み・る・ふぃ~・ゆっ☆

 しかし「未確認で進行形」がラブコメ中心だったのに対して、こちらは日常アニメのテイストが強いです。つまりラブがなく、コメディが若干薄いです。{netabare} 「未確認で進行形」からさらに萌えに特化と考えることもできますが、私にとってはちょっと不満かも。どちらが好きかと聞かれたら、いまのところ断然「未確認で進行形」かな {/netabare}……と思ったらじわじわハマってきました!例によって何でこんなにハマってるのかわからないけど。

 登場人物はメインの三人を中心に、それぞれに関連した人が2,3人ずついる感じです。{netabare} 私は勝手に「お嬢サイド」「腹黒サイド」「大食いサイド」と呼んでいます。最初「お嬢サイド」の元執事と、元メイドが出てきたのですが、この時はコメディにいまいちキレがなかったんですよね。
 でも「腹黒サイド」が出てきたとき評価が爆上がりしました。つまり西山さんとその付き人。葉山さんにケンカ売る役の人です(笑) 「未確認で進行形」でいうと「末続このは」の立ち位置。この子がいい仕事するんですよ!末続も好きだったけどこの子も好き!空回りして自分だけ損をする感じの、不遇な悪役がかわいくてしょうがないんです! {/netabare}

 原作は「未確認で進行形」よりも「三者三葉」のほうが連載開始が早いです。しかも原作から内容がかなり改変されてました。「未確認で進行形」で味をしめて無理やり作ったっぽいな、アニメ会社。
 超グッジョブ!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 34

76.6 4 ライバルで学園なアニメランキング4位
異能バトルは日常系のなかで(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1353)
8403人が棚に入れました
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。 そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった! ? 「なんも起きねえのかよ! 」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。 世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ! ! 」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。 だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕! !

声優・キャラクター
岡本信彦、山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海、寺島拓篤、福原香織、細谷佳正、名塚佳織、加藤英美里、諸星すみれ、浅野真澄、藤村歩、井口祐一、芹澤優、竹内良太、高木美佑、村川梨衣、原紗友里
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

厨二病の説明書 ~名シーンをもつアニメ~

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
厨二的な要素をネタにした、日常系ラブコメ。バトルもするので、盛りだくさんというか、中途半端というか。

私はこの作品に出会うまで、正直、「厨二病」という言葉を、分かったような分からないような感覚で使っていました。私らオッサンが中学生の時にはなかった言葉なんで(汗) でもこの作品を観て、「なるほど~、厨二病ってこういう人達のことを言うのか~」と正式に学んだので、こんなレビュータイトルにしましたw

このアニメ、作品自体のクオリティはそこまで高くなく、個人的には評価3なんだけど、とある名シーンがあり、そのシーンだけで評価を+1査定しています。ある意味伝説的なシーンなんで、アニメ好きで未視聴の方は、今後(色々な)アニメを語る上でも、ぜひネタバレなしで視聴して欲しいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作品全体でいくと、前半は、おバカラブコメ要素が強く、後半はシリアスバトル要素が強い。個人的には、前半のノリが好きだった。

基本的にはハーレムものなので、どのヒロインも可愛らしく描かれ、活躍の場もそれなりにあるが、中でも幼馴染の鳩子は別格だった。

本作の主人公は、厨二病を全面に押し出した、ウザくてイタイ人物だが(なのになぜモテるのかは置いといて)、そんな主人公を正面から受け止め、なんとか理解しようとしているいじらしさは、幼馴染ならではの萌えポイント。と思わせ、実は我慢して付き合っていたというのは、なかなか無い設定だと思う。

7話もかけて、そういう「我慢」の伏線を張り、一気に爆発させた、厨二病に関しての本音。この台詞そのものが、このアニメに対するスタンスを良く表している(厨二を無条件に受け入れるわけではないという)。これは、アニメ史なんてものがあったら、確実に残る名台詞だと思う。シンプルに、一気に話す台詞としては知っている限りでは断トツで一番長いし。しかも、もの凄い正論で、「よくぞ言ってくれた!」って思った。

また、この台詞をきっかけに、これまで、「鳩子だけは無条件に自分のことを理解し、認めてくれている」と、安心しきってた、甘えていた主人公が、鳩子の本当の気持ちに気づき、動揺し、自分を振り返り、鳩子を一人の異性として捉えていくようになる過程には説得力があり、とても良かったと思う。

では、その名台詞を全文載せておきたいと思う(長いからたたみます)。これを一気に言い切った、早見さんに、拍手! (あ~、この文を教科書に載せて、現役の中学生二年生にも見せてやりたいw)

{netabare}
「分かんない…分っかんないよ、寿くんの言ってる事は一つも分かんないよ!寿くんがいいって言ってるもの何がいいのか分かんないよ!分かんない、私には分かんないの!ブラッティって何がカッコいいの?血なんてイヤだよ痛いだけだよ!黒のどこがカッコいいの?クレイジーのどこがいいのか分かんない!罪深いってなんなの?罪があるのの何がいいの?犯罪者がカッコいいの?そもそも混沌てなに?カオスだからなんなの?闇ってなに?砕ければいいの?正義と悪だとなんで悪がいいの?何で悪いほうがいいの?悪いから悪じゃない!右腕がうずくと何でカッコいいの?自分の力が制御できない感じがたまらないって、何それただの間抜けな人じゃん!ちゃんと制御できるほうがカッコいいよ!立派だよ!普段は力を隠していると何が凄いの?そんなのタダの手抜きだよ!隠したりせず全力で取り組む人の方がカッコいいよ!どうして二つ名とか異名とかいろいろをつけるの?いっぱい呼び名があったて分かりにくいだけじゃん!英語でも何でもカタカナつけないでよ!覚えられないんだよ!鎮魂歌と書いてレクイエムって呼ばないでよ!禁忌って書いてタブーって読まないでよ!聖戦って書いてジハード読まないでよ!ギリシャ神話だとか聖書とか北欧神話とか日本神話とかちょっと調べたくらいでそういう話しないでよ!内容もちゃんと教えてくれなきゃ意味がわかんないよ!教えるならちゃんと教えてよ!神話に出てくる武器の説明されても楽しくないよ!グングニルもロンギヌスもエクスカリバーもデュランダルも天叢雲剣も意味不明だよ!何がカッコいいのか全然分かんない、他の用語も謎なんだよ!原罪とか十戒とか創世記とか黙示録とかアルマゲドンとか名前がいいだろってどういうこと?雰囲気で感じろとか言われても無理だよ!相対性理論とかシュレディンガーの猫とかバイオリン族とかちょっとネットで調べただけで知ったかぶらないでよ!中途半端に説明されてもちっとも分からないんだよ!ニーチェとかゲーテの言葉引用しないでよ!知らない人の言葉使われても何が言いたいのか全然わかんないんだよ!自分の言葉で語ってよ!お願いだから私に分かる事話してよ!厨二ってなんなの?厨二ってどういうことなの?分かんない分かんない分かんない分かんない分かんなーい!!寿くんの言う事は昔から何一つこれっぽちも分かんないんだよ!!!」
{/netabare}
……これって、厨二病を全否定しているように見えて、それでも理解したかったっていう、鳩子の愛情と優しさと悲しみが土台にあるからこそ、我慢して努力してきた時間が長いからこそ、生きている台詞なんだよね。多分、これと同じ台詞を、1話でいきなり言われたり、村人A的なモブに言われたって、ちっとも良い台詞じゃないんだろう。久しぶりに全文読んでみて、改めて、良いわ~、使い方上手いわ~と思った。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

千冬ちゃん最高ε”ε”ε”(ノ♥∀♥)ノ♪

原作ラノベ 【アニメ 異能バトルは日常系の中で】 全12話 原作未読


以前レビューした_((Ф(・ω・`)作品ですが、
まだまだこの作品についてレビューしたいことがたくさんあったので
更新させて頂きます(人д`*)


私はストーリーは気にせず、日常ドタバタコメディーをとにかく楽しんでました♪

特にお気に入りの回がありまして、はじまって早速の第2話です✩

各キャラの二つ名を決める下り (’ω`o[ノリツッコミの鳩子]o 

~生徒会長さんの告白~みんなの嫉妬(òロó)w とってみおもしろいコトになっています∵ゞ(>ε<; )♪

そして千冬ちゃん可愛い(v♥ω♥)vヾ(・д・;)シッテルヨ


あとなんといってもキャラデザがホント素晴らしいと思います♪私は大好きです(ノ∀`)

女のコキャラがみなとても可愛いく描かれていて、
声優さんもそれに華ををそえていてとっても魅力的でとても好印象です✩

主人公も周りの女のコキャラの良さを引き出していて良いと思いました♪

そんなわけで千冬ちゃん可愛い(v♥ω♥)vヾ(・д・;)ネェモーイーヨ


それからEDのかと*ふくが歌う「You Gotta Love Me!」曲もイイです♪

キャラがドタバタ可愛く走ってるEDアニメもとてもゆるくてイイッd('∀'*)

かと*ふく自体はキャラの出番が少なくて少し残念でしたネ(ノω・、)

それはそーと千冬ちゃん可愛い(v♥ω♥)vヾ(・д・;)イイカゲンニシナヨ


2014年秋アニメで*私が観た中*で1番楽しんでいたのがこの作品でした(d゚ω゚d)♪(冬継続作品は除くw)

二期があるのだとすれば、絶対見ます✩ ニキ(・ω・≡・ω・)ニキ♪

それははぜか・・・ そう
 

千冬ちゃん可愛⊂(。Д。⌒((○(〟>ω<)コラァッ 


読んでいただきありがとうございました(*´∀人)


==================================================================
↓↓ 以下以前に_((Ф(・ω・`)たレビュー



異能バトル見終わりましたー( ´ ▽ ` )ノ

感想はとにかく千冬ちゃんがかわいすぎる(((o(*゚▽゚*)o)))☆

あらすじとか関係なくただただ千冬ちゃんの出番をひたすら期待してしまう私がそこにいました( ゚д゚)ポカーン

りっすん使って喋るシーンとか、クッキーと喧嘩しちゃうとことかよかったです( ´ ▽ ` )ノ

ストーリーとしてはもっと異能を見せつけて欲しかったかなぁ∑(゚Д゚)

鳩子の声優さんよかっです☆

楽しめました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 40

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なんとなくすーぱーな日常

普通に生活していたら異能に目覚めちゃったって話です。

異能ということで、バトル多めかなと思ってたら大間違い。
ただの日常コメディなのでした。
でもそれは表向きで、実は裏では精霊戦争やらが行われてるみたいです。

しかし、自分は異能側の異能力者による精霊戦争がうんたらかんたらより、日常側の文芸部による恋愛戦争の方が気になってしょうがなかったです。

文芸部のメンバーは5人。
それに生徒会1人を加えた6人がいちお日常側です。
もちろんみんな異能は使えます。
大体はこの5人?6人?の日常の話がメインでした。
みんな個性的で、それぞれに魅力たっぷりです。

ちなみに私のお気に入りは、千冬ちゃんですね。
千冬ちゃんにあの上目遣いされたら何でも言うこと聞いちゃいますw

最後に、この作品で改めて声優さんってやっぱすごいなって思いました。
しかも、あの長せりふ一発OKだったとか、、、あっぱれです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 37

86.0 5 ライバルで学園なアニメランキング5位
政宗くんのリベンジ(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1265)
6837人が棚に入れました
美少女・安達垣愛姫(あだがき あき)にこっぴどくフラれたデブで冴えなかった少年・真壁政宗(まかべ まさむね)が、激ヤセして名字を変えイケメンに変身。残虐姫の異名を持つドSな愛姫を惚れさせ、最高の形で振るために復讐を果たそうと奮闘するリベンジラブコメディ。

声優・キャラクター
花江夏樹、大橋彩香、水瀬いのり、三森すずこ、田所あずさ、早見沙織、小倉唯、大亀あすか、伊瀬茉莉也、伊藤かな恵、佐藤聡美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白そうなので期待!

同タイトルのマンガ原作があるようですが未読です。

原作マンガで作画を担当されているTivさん、最近はいろいろなマンガやラノベのイラスト担当としてよく見かけますね。

ストーリーですが、むかし太っていた主人公の真壁政宗(まかべ まさむね)は、幼少時にヒロインの安達垣愛姫(あだがき あき)に告白するも「豚足」と呼ばれあえなくふられてしまいます。

そんな愛姫に復讐するために政宗は一度実家を離れて身体を鍛え、痩せたイケメンに変身して愛姫を自分に惚れさせた後にこっぴどくふるという目標を立てて愛姫の通う高校に転入する。果たして復讐の行方はどうなるか…、といった感じです。

政宗に愛姫以外の女性キャラ、そして「総受け」男性キャラの朱里小十郎(あけさと こじゅうろう)がどうからんでくるのかが楽しみです。

2017.3.24追記:
ということで全話観終わったわけですが、原作が続くので仕方がない面はあるにしてもいささか中途半端な終わり方をしてしまいましたね。終わり方がもっと良ければストーリーの点数はもっと高くつけたかと。ただ、原作に関心を向かせ販促アニメとしてはそこそこ成功したんじゃないかと思います。

アニメでも続編をやってほしいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 38
ネタバレ

トマトトマト さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

断然女性にオススメ (少女マンガ好きな男子にもオススメ)

※まず初めに物語の評価はアニメ視聴後、漫画全巻読み終えての物になります。
こちらは病人*の感想になりますので、冷静な評価は出来ていないかもしれません。



アニメを見たあと、続きが気になって漫画も読んでしまいました。
と言うのも、アニメでは盛り上がって来たところで終わってしまったためです。実際アニメの終盤以降が真骨頂の作品です。

個人的な印象では、視聴前は男性向けの作品なのかぁと思っていました。ところが、アニメ視聴後、漫画を最後まで見ての印象は間違いなく女性向けです。
原作者の方が男性だと思いこんでいて、物語後半以降の内容(原作含む)を見ている時、よくこの作品書けたなぁとすごく違和感を感じていました。あまりにも違和感を感じたので調べてみたところ原作者が女性だったためすごく納得出来ました。
また原作が女性だという事もあり、女性や少女漫画好きな方また恋に恋したい方などなどには非常にオススメ出来る作品だと思います。
私としては、少女漫画が好きなのでこういった感じの作品は大好物です。アニメ見て続きが気になった方は是非漫画も読んで欲しいです。
すごくキュンキュン出来ると思います。色んなキャラクターに感情移入出来て涙腺緩む箇所が何度もありました。
原作のアフターストーリー的なものもあるようなので、そちらも見てみたいです。

他の方のレビューを見させて頂いて、中途半端だから2期をやって欲しいと言うもの多かったです。私的にももちろんやって欲しい、というかやるべき作品だと思います。
本当にこれからが神回の連続なのにマジで勿体ない!!
ただ個人的な見解ではありますが、このアニメは2期は作られないと思います。理由としてBDの売上とかもあるとは思いますが、一番の理由はアニメでは{netabare}文化祭回終わった後、すぐにカラオケ回になってしまいました{/netabare}が、漫画だとこの間にあるシーンがあります。短いシーンではありますが、今後の展開に必要なシーンだと思います。アニメ最後にある{netabare}修学旅行のお知らせの紙{/netabare}よりも、よっぽど2期への布石になるシーンだと思います。制作側に本気で作る気があるなら必ず入れるとおもいますので、それをカットしたということは少なくともアニメ制作段階では2期を作る気がなかったと感じたためです。
唯一の希望としては、公式ツイッターにて「今年は何かやります(きっと)」というツイートがあったことです。(2019年1月7日のツイート)
今はこのツイートに淡い期待を寄せることぐらいしか出来ません。
あまり過度な期待は出来ませんが…。
くどいですが、あくまでも個人的な見解です。どうせなら私も漫画ではなく、アニメで見たかったです…本当に残念。
ちなみに、アニメ見たあと続きが見たい方は漫画6巻から読むことをオススメします。


*病人・・・この作品(原作全巻既読後)を見終わってから、何かモヤモヤした気持ち、切なさというか虚無感みたいなものを感じて何もやる気になれません。俗にいうアニメ燃え尽き症候群(マンガ燃え尽き症候群?)という物を発症してしまったようです。
良いアニメや漫画、映画などを見た時に以前にも発症した覚えはありますが、やっぱりキツイなぁ…。
この作品の序盤を見ていたときは、ここまでのめり込むことになるとは考えもしなかったです。完全に油断していました。完全に持っていかれました。
久しぶりに発症すると結構キツイものですね。
ともあれ、身を以てこの作品が良作であることを痛感しております。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4
ネタバレ

要 塞 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

藪の中

 人は見かけによらぬもの。
外面はよくても、内面はどんなものなのか、
知れたものではありません。

 この作品の注目すべき点は、
心の黒い部分が視聴者に筒抜けの、詰めが甘い主人公と、
腹黒を隠す気もないヒロインとが織りなす、{netabare}(空腹は隠してるけど){/netabare}
恋の駆け引き(戦争)にあります。
 サブキャラクターも大体がどちらかの陣営に組しており、
裏切りあり、陰謀あり、第三・第四勢力の出現あり、と、
恋愛を戦争に置き換えたかのような殺伐としたキーワードが
妙にしっくりくる作品だったというのが感想です。

 そして物語の根幹に関わるであろう二人の過去。
これこそが作中の戦争・・・、ではなく、
恋の駆け引きの推進力となっていると思われます。
 {netabare}原作未読なので詳しくはわかりませんが、
今後も過去に関する伏線や新事実が、次々に判明し、
登場人物たちの意識がガラリと変わるのではないかと予測できます。{/netabare}

 一つの事実に対して、登場人物の視点ごとに、様々な見解がある。
ラブコメでありながら、古来より文豪にも試されている構成。
今後の展開次第では、もっと味わい深い作品になるかもしれません。
 今後の展開に期待が持てます。

 単純にラブコメが好きな方はもちろん、
ちょっとした推理に自信がある方、妙なあだ名をつけられた記憶がある方、
愛しの、もしくは恨めしいアイツにリベンジしたい方にお勧めします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

82.2 6 ライバルで学園なアニメランキング6位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1073)
5982人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジャンプ漫画アニメ化 能力系バトルもの

 誰もがなんらかの超能力を持つようになった日本。能力を犯罪に使うヴィランに対抗して「ヒーロー」という職業が生まれた。能力を持たない「無個性」の主人公は、それでもヒーロー育成の名門高校を目指していた……。

 ジャンプの王道系ですが、どこか新しさを感じる漫画。私にとってのジャンプ二大巨塔「ハイキュー!」と「ワールドトリガー」を猛追する、ニューカマー的漫画で、注目してたんですが、早くも(?)アニメ化されましたね!
 漫画を知らなかった人はなかなか楽しめるバトルもの、成長ものだと思います。このアニメは「主人公は無力に見えてたけど、実はすごい力を持ってた」っていうのじゃなくて、「主人公は無力だったけど、ある人に心意気を認められて、力を与えられる」っていう話なので、主人公TUEE感が無くて好きです。師弟の絆っぽい感じも最近のアニメにはあんまりないものなので、逆に新鮮です。

 でも、個人的な感想としては、原作を読んだ時ほどの感動とか衝撃はなかったですね……。まあ「上手にアニメ化したな」って感じ。2期からは見たり見なかったりになりそうです(笑)

 飯田君好きだわー。2期後半くらいから飯田君注目ですよ!多分!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

zeroone01 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

もう何回観たか分からない

 アニメ4期まで視聴済みでの感想。

 予告を見てはじめは、どうせ小学生好みのギャグ強めのアクションアニメなんでしょ?とか思って軽い気持ちで視聴しました。

が、ふたを開けてビックリ。

 面白い。

 よくあるダメ主人公が実はすごい能力の持ち主だったとかでは無くて、人口の約8割がなんらかの「個性」を持った超人社会の中で「無個性」だった主人公が個性を譲渡され、その個性をうまく扱えないのを考え、奮闘しながら少しずつ成長し、悪に立ち向かうストーリー。

 この「少しずつ」がたまらなく良い。素直に頑張れっ!て応援したくなる。頑張っている姿がとにかくカッコいい。
 1期ではまだ深く語られないが、同様に他の1年A組メンバーの成長もたまらなく良い。

 超人社会の設定自体がかなりおおざっぱで、たまにつまらんギャグが入ったり登場人物の名前がいかにも少年誌っぽい所はあるが、それは少年誌に掲載のアニメなので許せる。面白いから許せる。

 この1期はまだまだ準備段階。2期、3期、4期とどんどん面白くなって行く。
4期まで観てまた最初からを、もう何回繰り返したか分からない。
とにかく大好き。

 3月27日に第5期がスタートします。今度は今まであまり出番の無かったB組メンバーも大暴れします!そしてヒーロー科になれなかったあの人も!
楽しみです。

(2021/2/3 追記)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

展開は王道だけど、熱いアニメ。

1期13話をとりあえず見終わったのでこの時点で評価をしてみます。
まず感想はとても熱い展開で、だれることなく最後まで(といっても2期があるけど)見続けることができました。

あらすじは人口の殆どに"個性"(特殊能力みたいなもの)が発現してその能力を使って犯罪を犯す敵(ヴィラン)を取り締まるヒーローを職業にしている者もいるなかでプロヒーローの一人「オールマイト」に憧れる主人公で無個性の「緑谷出久」(みどりやいづく)通称「デク」がヒーロー養成校「雄英高校」のヒーロー科へ入学してあることから個性を手に入れることからいろいろな試練を乗り越えてヒーローを目指す物語です。

物語はジャンプの王道のストーリーですが、とても熱い展開で手に汗握りました。2期もあるので2期も観ていこうと思います。
色々ヒーローが出てくるのでその点も面白いですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

73.5 7 ライバルで学園なアニメランキング7位
ロウきゅーぶ!SS (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (909)
5229人が棚に入れました
少女はスポコン!コーチはロリコン!?

悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ!

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「よし、それじゃあ向かいますか! 小学校という希望の大地へ!」By  長谷川昴

この作品の世界観

主人公の長谷川昴はスポーツ推選で七芝高校に入学しましたが、バスケ部の部長が顧問の娘といけない関係になってしまったので、バスケ部が一年間部活動停止になってしまいその暇な時間を小学生のバスケ部のコーチをする事になりました。

ストーリー

硯谷女学園との練習試合後、時は夏休み。慧心学園女子バスケットボール部のメンバーは夏休みであろうと強くなるために長谷川 昴のコーチを受けながらバスケットボールの練習をしていました。そんなある日、日課のように湊 智花が毎朝昴の家でバスケットボールの練習をしているとそこには謎の少女が練習に参加して来ました。その少女はミミ・バルゲリーと言う昴の親父の友人の娘でした。昴たちはミミとバスケットボールの練習をしました。彼女が慧心学園に転校する事も知らずに・・・

私の感想。

この作品が放送している時私はいつも心に決めていました。「この作品を見終わるまで死ねない」と。もし死んでしまいましたら、幽霊でもアンデッドにでもなってでもこの作品を見るつもりでした。それほど楽しみにしていました。

そして今作はキャラクターも結構増えていて展開も以前とは少々違う問題が起こっていましたが、ベースは前作と同じで「小学生は最高だ」です。実に最高な小学生が見られました。主に行動や発想が大人をは違い可愛いかったり、ロリ可愛かったり、ロリ可愛かったり、などなど、可愛いがかなり多いです。

基本的この作品を見ている時の私の顔は気持ち悪いと思います。ニヤニヤが止まらないという深刻な病気にかかっていました。いつもニヤニヤしないようにがんばって我慢しているのですが(でも大体ニヤニヤしてしまう。)、この作品ははじめからまったく我慢せず全力でニヤニヤしながら全力を注いでみていました。

ちなみに私がこの作品で一番好きなキャラクターは相変わらず篁 美星ですが、今期はかなり出番が少なかったため、現在二番目に好きな永塚 紗季がかなり高得点をゲットしています。彼女は小学生にしてはかなりおとなしいですし、しっかりとしていてチームをサポートしていく姿にかなり引かれていきました。あまり萌えのシーンは少なかったけれど、彼女がバスケットをする姿は非常に魅力的でした。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

基本的この作品はロリ&萌え目的な作品ですが、実際はかなり緊張感溢れるバスケットボールの試合や後輩思いの先輩のよさなど学生の良い所がかなりあふれ出ています。

オープニング

「Get goal!」
前作同様シリアス&萌えの入った最高の神曲です。最高でした。初めてこの作品のオープニングのもを聞きましたら前期のオープニングとあまり違いが無いと言う人がたくさんいると思うのですが気持ちは分かります。結構前作のオープニングと似ている曲です。けれどこのオープニングは前作のオープニングとは違いテンションとキーが高めになっていたり、一人一人が順番に歌う時間が長いなど工夫がほど変われていてもっと脳名侵食度が高くなっています。一度聞きましたら、多分一生忘れられない曲です。

動画はキャラクターが説明がかなり完璧に説明されています。キャラクターネタバレなんてまったく気にしないかの用に重要なキャラクターを説明しています。本当にそのキャラクターの一番かっこいいと思われるポーズを

エンディング

「Rolling! Rolling!」
いやーこのエンディングはあり意味反則だと思いました。いつもの慧心学園初等部女子バスケットボール部6年生チームの5人が歌うシリアス感がまったくない可愛いエンディングです。ですが、この曲の始まりと終わりに昴さんの名言が言われています。
「小学生は最高だぜ」と。
ああ~昴の声がそこだけ走馬灯のように流れていれば神曲になるのに・・

動画はエンディング後に流れる予告に使われるようなミニキャラクターの6年女バスメンバーと昴が前で走りながらバックでその回の写真を写していくようになっています。途中他のキャラクターがミニデザインで現れます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

【アニメキャラの魅力】雨上がりに咲く花「シャイニー・ギフト」!繊細乙女「湊智花」の魅力とは?

サラサラと揺れる桃色の可愛らしい艶やかな髪。細い体とその発達途上の薄い胸。そして何よりロリっ子のロマンが詰まった体操服・・・。愛くるしいその見た目と反して、攻撃的なバスケスタイルや、プレイ中に見せる鋭い瞳のギャップがたまりません。今回は、そんな歩く萌えの宝石箱「湊智花」ちゃんの魅力についてご紹介いたします。

■バスケの実力はお墨付き☆でもその過去には・・・
智花ちゃんのバスケセンスは、現在所属しているチームの中でもずば抜けて高いです。しかしその背景には、ワンマンプレイを繰り返し周りから孤立し、一時はバスケをする事すら憚られた悲しい過去を持っています。

転校した後に、そのバスケの腕を買われ、真帆ちゃんからバスケ部設立に誘われても、自分のバスケスタイルに不安を抱きます。「また誰かを傷つけてしまったら・・・」「せっかく出来た友達に嫌われてしまったら・・・」。しかし、そこはさすが強い芯を持った智花ちゃん。過去をきちんと受け入れ、幼いながらも自分が孤立してしまった原因と向き合い、“己の能力で他人を活かす”プレイスタイルに変える努力をします。

大人ですら、中々自分の非を素直に認めるのは難しいもの。しかし、智花ちゃんは違います。そんな自分の弱さにもきちんと向き合える強い心こそ、彼女の大きな魅力なのです。

■攻撃的なプレイスタイルの反面、実は繊細で純粋な面も
意志の強さも智花ちゃんの魅力ですが、孤立して寂しい思いをした過去が影響しているのか、相手の顔色や友達の反応を気にする素振りが随所に見られます。また、日常生活の些細な出来事ですら、友達と一緒だという事で幸せそうに笑顔を浮かべる彼女の姿は非常に健気です。プレイ中の鋭い視線や強気な性格とは正反対の、繊細でちょっと寂しがり屋な女の子の一面も彼女の魅力のひとつといえるでしょう。

■昴くんはコーチ?それとも・・・
智花ちゃんは作中で、昴くんを意識している様子が描かれています。バスケも出来て、そして自分達を理解しようと努力し強くしてくれる頼りになるお兄さん。しっかりしてそうでちょっと抜けている所、真帆ちゃん達のいけいけどんどんな部分に弱い所、自分の知らない世界にいる年上の余裕(?)・・・。智花ちゃんにとっては同年代の男子には無い彼の魅力から、淡い恋心を呼び起こされたのでしょう。智花ちゃんのウブな恋愛を一緒になってハラハラキュンキュンすると、余計に作品が楽しくなると思いますよ。

智花ちゃんの二つ名は、『雨上がりに咲く花(シャイニー・ギフト)』。彼女の強い才能の光が皆を輝かせ、そして勝利へと導いてくれる。過去に囚われその輝きを失う事無く、これからも素敵な女性へと成長して欲しいですね。

【アニメキャラの魅力】粉モノだけは譲れない!?氷の女王様「永塚紗季」の魅力とは?
薄水色の髪の毛に、一見少し冷たく見える瞳と表情を持つ「永塚紗季」。周りからは怖そうなどと誤解されがちなのですが・・・実はチームの中の唯一のお母さんキャラなのです。我侭を言い突っ走る真帆ちゃんを止め、智花ちゃんが悩んだ時は傍で根気強く励まし、昴くんがチームの事で何か悩めばチーム全員の性格を把握した上で的確なアドバイスを与え・・・正に“チームの要”な存在なのです。今回は、そんな氷の美少女「永塚紗季」について話をしてみたいと思います。

■正に賢母!チームを常に包み込む母性溢れる一面
紗季ちゃんは自分から何かを提案するタイプでは無く、基本的には幼馴染の真帆ちゃんに何時も巻き込まれ(笑)、サポート役に回る事が多いです。面倒くさがりで飽き性な真帆ちゃんの世話を焼き、昴くんがメンバーの事で、「あれ、何か今日元気ないな・・・何かあったのか?」とコンディション面を心配して尋ねる相手もやはり紗季ちゃんなのです。彼女がついつい自分の悩みを二の次にしてしまい、自分の中に悩みを蓄積させてしまうのも優しさ故なのです。

■それ故に自分の恋は・・・
紗季ちゃんは誰にも相談をしないので、おそらく紗季ちゃんの幼馴染の真帆ちゃんが微々たる変化に気付くか、意外と鋭いひなたちゃんが気付いているかも?・・・と私は妄想していますが、基本的には誰も知らないと思います。紗季ちゃんは、部活中や部活絡みの集まりの際、昴くんと触れ合う一瞬に感情を見せる時があります。しっかり者だからこそ、きっと悩みを抱えてしまうだろうと昴くんはしっかり見抜き、逆に紗季ちゃんを気にかける事も。おそらくその時にやられてしまったのではないでしょうか、昴くんの年上の余裕(?)に(笑)。

しかし、そこは何よりも周りを重んじる紗季ちゃんです。智花ちゃんの昴くんに対する想いを知っているからこそ、自分の気持ちは押し殺して智花ちゃんの背を押そうとします。

私としては、紗季ちゃんももっと自分の気持ちを前面に押し出して、昴くんに気持ちを伝えて欲しいな・・・と願っています。優しさももちろん彼女の魅力ですが、もっと報われても良いのに・・・とつい思ってしまうのです。

■粉モノは私の領域(テリトリー)!正に女王様のブランチ(笑)
実は紗季ちゃんの実家は粉モノ屋さんをしており、その影響なのか粉モノになると、いつもの皆を思いやり「仕方ないわね。」と笑う優しい姿は何処へやら・・・。瞳の色は変わり、言葉も態度も『女王様』へと変貌します。鍋奉行ならぬ、粉モノ奉行様なのです・・・。普段は優しい紗季ちゃんの意外な一面ですが、その一面を見て罵倒されたいと思う方も少なくないのでは(笑)?「まだって言ってるでしょう!何でもう入れちゃうのよ!」「ひっくり返していいなんて私は言ってないわよ?そんなに私に怒られたい?」など言われた日には、お好み焼きなんて放って紗季ちゃんと・・・なんて気持ちになってしまう事間違いなしです(確信)。

皆の頼れるお姉さん&お母さんでありながら、粉モノの女王様という意外な一面でギャップ萌えさせてくれる「永塚紗季」。いつも周りを思い過ぎる故に自分を押し殺してしまう面が欠点なのですが・・・、そんな面が無くなり「皆私の言う事聞きなさい!」なんて氷の女王の名を欲しいままにする姿も見てみたい気がしたりしなかったり(笑)。

2012年10月21日に幕張メッセで開催された『電撃20周年祭』の当作品イベントステージにて制作が発表された。

第6話と第7話の間には、OVA『智花のいちごサンデー』の前半部分と第1話から第5話までの総集編『ここまでのプレイバック』の、『ロウきゅーぶ!SS 番外編』を放送。

オープニングテーマ
「Get goal!」(第1話 - 第11話)
第12話はOPがない代わりに挿入歌として使用された。

エンディングテーマ
「Rolling! Rolling!」
エンディングのサビ(「回せ回せ回せ・・・」)部分の智花たち5人の衣装は毎話ごとに変わっており、その話に関連した衣装で走っている。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28
ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「小学生は最高だぜ」の押しが強いw

物語 4.0
{netabare}この話では智花がバスケ最強のはずだけど、
他も凄すぎて余りにも影が薄いw

語弊を招く言い方について考えないようにしていたのですが、
色々と誤解させたがるのですねこの作品はw

でもスポ根としてはいい作品だと思います。
ベタですが、嫌われていたのに、
あることをきっかけに仲直りする時は、
何回みても感動します。{/netabare}

本当はロリを楽しむアニメなのに本気でスポ根としてみてる自分。
と自分を思い込ませつつも、
ロリアニメとして見ている自分w



作画 4.0
一期はproject no9とStudio Blancでしたが、
SSはproject no9だけ。
不自然には感じなかったので、そこは評価してます。



声優 5.0
すでにメインの5人の評価は
「ロウきゅーぶ!」で語ってあるので
今回は新キャラに・・・
と思っていたのですが、
知っていたのは竹中柊役の洲崎さんと
かげつ役の瀬戸麻沙美さんだけ。
結構一期から間が空いてるのに、
声が変わってないのもすごい。
さすがプロですね。



音楽 4.0
一期のopの方が好きです。
pvもそれぞれのopをみましたが、
shoot!の方が好みでした。



キャラ4.5
悪キャラもしっかりとしていて良かったです。
5年生が改心した時は、涙腺がゆるくなりました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

70.4 8 ライバルで学園なアニメランキング8位
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (628)
3403人が棚に入れました
衝撃のアイドルデビューを飾ったST☆RISHの6人と、作曲家としての道を歩み始めた七海春歌。
彼らはシャイニング事務所のマスターコースに所属し、一流のアイドルや作曲家を目指して
本格的なレッスンを続ける傍ら、芸能活動を始めることになった

しかしその前には、ひと癖もふた癖もある異国のアイドル候補生や、教育係の先輩アイドルが登場し、
果ては「幻の新人賞レース」にも巻き込まれてゆくことに…。
ST☆RISHは、そして春歌は、この芸能界で夢を叶えることができるのか?!
一億のキスよりもかがやく歌が奏でる、全力全開2000%ラブ☆コメディ♪

声優・キャラクター
沢城みゆき、寺島拓篤、鈴村健一、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、下野紘、鳥海浩輔、森久保祥太郎、鈴木達央、蒼井翔太、前野智昭、中村悠一、遊佐浩二、今井由香、若本規夫
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2000%~最高なlove~始まるよ~ yes happy life♫ 12話・先輩回キタ━(゚∀゚)━!Yes,go HE★VENS! Yes,go HE★VENS!↑b(・`ω・´)↑b(・`ω・´)↑b(・`ω・´) え?

はい、待ちました!とてつもなく待ちました!
待ってる間歯痒くてついにゲームにまで手出しちゃいました(repeat・AS)www
また2年前のように1クールmanaが荒ぶりますのでご注意を(ゝω・)vブイッ!!

明後日はついにBD発売日~!!ポワゾンフルで聴けるでv(´∀`*v)ピース

Op.12「HE★VENS GATE」

待ちに待った先輩回キタ━(゚∀゚)━!
待ちすぎて私のネイルは翔くんのみたいに真っ黒ですよ(*´Д`)??ww
しかし今回また作画崩壊してるやん!!
初っ端カルテット出てきた時のランランの顔!ブサ(*`Д´)=○)Д゚)・;' ブッ
まぁ、そんな感じで先輩回だと思っていたのですが・・

{netabare}今回はST☆RISHを見守る先輩達が
一人一人別々の形でST☆RISHの不思議な力に影響され
「何か」に気づかされていったようです・・
それは本人達も分からない不思議な力。
嶺ちゃんだけは気づいてたみたい( ^ω^ )ニコニコ
カミュは気づきながらもそれを受け入れたくない(´・д・`)ヤダ
ランランは気づく事そのものを閉ざして|ω・`)
藍ちゃんはそもそもアンドロイドだから感情がなかったんだけど゚(∀) ゚ エッ?
そんなカルテット、最終回で一つになってくれると嬉しい。

そしてST☆RISH!!ちょーなかええやん(ノ´∀`*)
それにしても前日まで踊れてないセシルどーなんww

\(^o^)/\( ^o)/\(  ^)/\(   )/\(^  )/\(o^ )/\(^o^)/ \(^o^)/\( ^o)/\(  ^)/←セシル

とか思ってたら・・
最後全部もってったああああ!!
なんなんあの歌!映像!あんなん負けるやん!ST☆RISH解散やんww
まさかあんな所にアルティメットエターナルドラゴン出てくるとは!(え?違う?w)
若本さんに対抗する杉田もたいがいやしw
そもそも何でバトルしだすん、マジ謎空間!!!
まじいい加減にしてHE★VENS!めっちゃいい歌やんww
BD7巻位にCD付いてくる事を楽しみにしとくわ(*゚∀゚)

と、いう事でHE★VENS GATEいい曲です(えーーーー!!w)

12話名言✩「何もかもあの歌を聴いてからだ・・マジLOVE2000%(真顔)」✩ byカミュ   くそワロタ


ついにこの時が・・
来週最終回です。生きてる意味を失いそうです。゜(゚´Д`゚)゜。


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.11「夢追い人へのSymphony」

来たよ、来ちゃったよ!
「未来地図」を上回れるのか?「夢追い人へのSymphony」
今回は先に聴いていたので曲にどういう画像が付くかが楽しみ(*´Д`)
それより勘違いでした、今回トキヤ回でしたね!!
巷では音春がいいだの、レン春がいいだの言われていますが、
私断然・・トキは・・・・いや、やっぱ私は音春のカップリングが好きです♥

しかし、今回はトキヤ回。
しかし、とか言って否定的な雰囲気醸し出しましたがそんな事全然ない!!
春ちゃんのピンチを救う王子様はHAYATO様・・いや、トキヤなんだなーって思いました。
だってさ、憧れてた人がだよ、自分の作った曲を
自分の為に歌ってくれて、しかもあんな美声で、
おまけに救ってくれるなんて!!王子様・・プリンス!!プリンス!!
もう今回はトキヤがイケメン過ぎて、メガネの変装で現れた時はクリーンヒットくらいました(*´д`*)アハァ
なんなんこいつぼちのせ違ったらただのイケメンやないか!
あんな風に抱きしめられたら腰砕けるわなww

それにしてもうたプリって
「好きなんです」Σ(゚д゚*) エッ!?
「君の作る曲が!!」(´・д・`)曲かよ・・
って思わせぶりなシーンちょこちょこ入れてくるよねw

そして、夢追い人へのSymphonyヽ(。→‿←。)ノ キタァ――ッ!!
やっぱ曲だけ聴くより話の流れでかかってくると本当いい♥
今回輪になって空中を漂ってくれませんでしたが
春ちゃんが消えちゃってやっぱやってくれるなうたプリと思いましたww

しかし浴衣いいけど翔くんの浴衣の着方あかんやろ
はだけ過ぎやし、あの腕まくり上げるの最上級にダサい
いくら翔くんでも許せません!!(←ほんとどうでもいい)

もうすぐ最終回だと思うと憂鬱でしかたありません ( ´・ω・)

11話名言✩「今宵は君だけに聴いてほしいのです、私の歌を」✩ by一ノ瀬トキヤ

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Op10.「CRYSTAL TIME」

私はね、もう怒ってますよ、激おこランラン丸ですよ!!
色んなもんすっとばして色々詰め込み過ぎだろ!!
お願いだから先輩を除け者にするのはやめてー先輩回もう1話位くださいよ(´・ω・`)
HE★VENSは3000%(3期でいいじゃない)!!
ちなみにHE★VENSはアニメオリジナルキャラです(´・∀・`)ヘー

と、いう事でしょっぱなから出て来た「HE★VENS」
私予想のcvは誰一人として当たりませんでした・・
しかし無いというか、小野Dはもういいでしょ~出過ぎでしょ~
最近のショタキャラは代永ウイングと相場は決まっているのですか?
ナギちゃん可愛いけどウイングで萎えました( ´・ω・)
キューティナーギ!キューティナーギ!キューティナーギ!
・・一番安定してたのは緑川さんですねwただのドS変態キャラやん!!バーナビーやんww
まぁ、もっと変態なのが杉田!!杉田もういいって~
ほんまプリンスじゃなくて良かった!プリンス役やったら講義もんやでε=(。・`ω´・。)プンスカプン!!w

まぁ盛り上げてくれてますが、こいつらただのSTARISHの引き立て役。
速攻解散とかマジ可哀想ww早く消えてくださいww

と、HE★VENSで盛り上がっちゃいましたが
今回実はトキヤ回やったみたいです~(´・ω・)カワイソスぼちのせ。
マモが惜しげも無く美声を振りまき数分で終わっちゃいました。
ほんまウマーRISH!!なんなんあの裏声~キレイ過ぎ(*´Д`)
はよ全部聞きたい!!3rdライブ行きたい!!(←関係ないw)

そして今回作画キレイで安心したε-(´∀`*)ホッ
翔くんも久々帽子かぶってないver.+水色のシャツが可愛かったよう♥
13歳のナギと身長が一緒で可愛かったよう♥

10話名言✩「七海、俺達は負けないよ!だから信じて!!」✩ by一十木 音也

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.9「We are ST☆RISH」

今回は突っ込み多過ぎてえらい事なるぞ!
とりあえず、セシル回後編(←いつからこうなった!!)

今回なんだかシリアス展開だったけれど、結局2期はギャグ押し!
春ちゃんが激しく2000%を引き始めたのをきっかけに空気一転( ゚Д゚)
1期と同じくセシルを迎えに行く展開と思ってたのに、おめー帰ってくんの早過ぎw
そして狙いまくりの落下技まじいい加減にしろやセシルww
で、また急に歌いだすしほんまやりたい放題やな~ww
何であんなポーズで歌うんマジダサ2000%やて( ´゚д゚`)アチャー
春ちゃんまで変身するかと思ったww

それより何「HE★VENS」て!!妄想が現実になったぞ!!
放送後リアル友達とcvの討論会になりましたw
メガネ→浪川さん(勝手に決定) 黒手袋→細やん 右→岡本のぶくん(mana希望)きむりょう(友達予想)
神谷、小野Dはないと言う結果になりましたがどうなるんすかね?

しかし先輩すらあんま出てこないのに、展開早過ぎる。
ライバルは3期に持ち越せばいいのに・・
何だか腑に落ちない(´・д・`)

9話名言✩「マジるああああああああブゥ2000%」✩ byシャイニング早乙女starring新生ST✩RISH

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Op.8「星のファンタジア」

藍ちゃんのメンテナンスがようやく終了したそうです( ^ω^ )ニコニコ
はい、やっと先輩戻って来ましたってかむしろもっと出せ!
いい加減一揆起こすぞマジで!!
でも残念ながら(笑)今回は2話に引き続き(多分違う)セシル回!
何なん?2000%セシルが主人公なん?
それにしても今回もホンマみんな服ダサいwwwww

今回はみんなで合宿~♫(もちろん先輩含む)
あの、私もそこに混ぜて頂けないでしょうか?
私も川でみんなでキャッキャウフフしたかったです(*´Д`)ハァハァ

・・・・・はい、本題に入りましょう。
セシルが自分の願いとは別の気持ちに葛藤しつつ、
ついにアイドルに目覚めたね!
ST✩RISHと心を通わせた?セシルを見つめるカミュがとても印象的でした~。
ゲームでセシルはカミュの仕える嬢王様の婚約者という設定で、
2人には確執があって、そのルートを見てきている私は
アニメでもそういう風にしか見えないので何とも言えない気持ちになりました ( ´・ω・)
結論から言うとあんな事に悩むセシルくんは超絶純粋な子ですねw
何だかんだ言いつつ、セシルくん可愛い(ノ∀\*)キャww
しかしドルソンというか歌声は残念 ( ´・ω・)
文字も残念w外国の方だから仕方ないけどさww

そして、本格的に新生ST✩RISHへの道が開けて来ました♫
しかし最後に一悶着ありそうですね、そして1000%とかぶる最後が見えた気がしますw

8話名言✩「なんと大いなるポエジー」✩ by愛島 セシル

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Op.7「シリウスへの誓い」

はいはい、今回はついにウマーRISHの一人なっちゃん回♫
何が楽しみって歌が楽しみ(゚∀゚)ワクワク
しかし、今回作画崩壊が酷過ぎたぞおい!
網に捕獲されたとこ一時停止してください。
あれは完全にプリンス語れる顔面ではないですはい。
あかんで、いくら売れてるからって手抜きはあかんでほんま。
でも、翔くんの衣装チェンジ多かったし許す( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
では今回の突っ込みいってみましょう↓↓

今回もゲームルートの那月と砂月の真実が若干明かされましたね~
何度も言うけどさ、何でゲームの話アニメにするのなら
翔くんの病気の件をアニメにしない?
それを心配する来栖薫を出さない?
まぁあの双子出てきたら発狂してぶっ倒れますがねw

話を元に戻しましょうw
那月は過去ヴィオラの先生に曲を盗まれ
その悲しみから自分を守ろうと砂月を生み出しました。
1期ではギャグでしかなかった砂月ですが
ゲームで真実を知った私。最後は砂月の気持ちを知り涙を流したモノです。
しかし、そんな流れはまたもやセシルに奪われましたw
あいつ何?影の主人公?
まじでいつも現れるタイミング良すぎだろww

それにしても最後のなっちゃんのフェロモンが(*´д`*)アハァ
もうレン様立場ないから、さっさとシャワーシーン開放しちゃって下さいw
で、なっちゃんのあの歌ってる時の謎空間は何?
1期でもNO6並みの謎空間やったけど。「楽しい事しない?(悪い顔)」
ドルソンはいつものただのKISHOWを期待していた私はビックリ!
何かしっとり歌い上げられ期待外れ・・だけど何回も聞くと良い(那月から砂月へ)
ほんま紀章さんはウマーRISHでした。

で、ほんま先輩はいつ神隠しにあったんですか?
藍ちゃんはメンテナンス中ですか?


7話名言✩「荒々しい感じ、ガオーって感じちょーだぁい」✩ byおネエのカメラマン

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Op.6「オレンジラプソディ」

始めに言わせてもらう!レン様のショタきゃわきゃわ(*゚∀゚)
じゃなくて、誠一郎出すなら、来栖薫(翔くんの双子の弟)出せよ!聖川麻衣だせよ(ダムの妹)!
そこ大切でしょうがよーーーー
今回はニコ生コメが凄かったです!皆レン様に発狂してました(色んな意味で・・)

という事で、今回はレン様のお兄様の誠一郎様登場!
お兄様の会社がスポンサーを務めるファッションショーにレン様に出演依頼が来たのですが・・
はい、ここで兄弟の確執ですわな。
3男のレンは拗ねちゃってあんな感じになっちゃってたけど
結局お兄様はちゃんと見ていた訳ですよ!
兄弟の愛が感じられる良いお話でした~(*´ω`)

って、終わる訳ねーじゃんw
ちょっくら気になったのは冒頭に日向先生の言っていた
ライバルの存在・・
てかさ、その前に先輩を出せよ、先輩を!!
まさかライジングボーイズ!?ちょっとルートが違うか?

あ、ドルソンですがね、今回も良いジャスコっぷりでw
てか何で歌う時全裸なん?レン様だから?
もうセクシー過ぎて心に火が灯りまくってゲラッゲラッゲラッ~♫

6話名言✩「お前の歌がずっと好きだった・・頑張れよ、神宮寺レン」✩ by神宮寺誠一郎

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Op.5「SMILE MAGIC」

今回まさかの音也の過去が少し明かされましたね。
話を掘り下げるともっと重くなるんで自重してたけど、
個人的にそういう話も有りだと思うので
あの真実をアニメの話に持ってきてもいいのでは?|ω・`)w
(ニコ生ではめっちゃネタバレコメントあったけどw)

個人的に5話が一番好きかも・・
めっちゃいい話やったし、音也がいい子過ぎた!!
もう音也と春ちゃん付き合っちゃいなよ!って感じ位
あのカップリングが好きです(ノ∀\*)キャ
しかし今回の春ちゃん声枯れすぎじゃね?ミユキチ何かあったのか?w

音也はいつも明るくて元気だけど、隠された過去があったんですね~(ゲームして知ってたけど)
何か2000%になってあまりにも普通だから影薄くなってたけど、
彼は彼らしく話を持って行ってくれたのでそれが逆によかった。
子供達からの手紙のシーンでは普通に泣いてたし(´;ω;`)
キャラ崩壊していない、真っ直ぐで一途な音也は、
音也だけはそのままで居て欲しいと切に願いますw
最近音也の言動が可愛くて仕方ないです(いや、翔くん一途だけど?|ω・`))
そしてドルソン普通に良かった~♫これもCD欲しいな・・
GOGO!!おとにい!!GOGO!!おとにい!!GOGO!!おとにい!!

もうこの際いつもの突っ込みと、パレス組はスルーしときます!
しかしST✩RISHはほんと仲良いよね~(*´д`*)
クマ~RISHになってたもんね~♫(財閥コンビ乙wあ、あとトキヤもw)

で!先輩はどこ行った?

5話名言✩「当たりがデカメロン!!」✩by シャイニング早乙女

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Op.4「恋桜」

ってかうたプリ自体ギャグアニメにシフトチェンジ!?
うん、皆様お気づきだろうが、2000%になってから完全に狙って来てますよね?
1000%ではダム様もっとクールだってはずでしょ?w

今回は武士ダム様にとってはちょー相応しい回と相成りました。ww
そしてお前さんの畳はいつカムバックしたんだ?
ランランに捨てられたのにも関わらず、部屋に舞い戻る畳・・
さすが財閥の嫡男だわ~ってそんな事はどうでもいい!

しかしながら今回ST✩RISHが仲良し過ぎて(*´д`*)アハァでした(*´д`*)アハァ
ダムを皆でサポートする姿に感動・・してたのに
何なの?あの最初の茶番は!wマジトキヤ!ただの宮野やんか!!ww
何かさ寒色系コンビのキャラ崩壊が激し過ぎてついてけないんですが・・
まぁ面白いから有りなんだけどw

そ し て!ついに来ました演歌!!
鈴健さん歌いたいって言ってたから(あくまで武士キャラだから)
良かったですね~しかしあれ需要あるのかな?w
まぁ、個人的に横文字の歌より全然キャラに合ってたと思うけど(*ノ∀`)アハハ

全体的にキャラに合ってた回でした~
しかしちょいちょいはさんで来るな~パレス組の漫才w

4話名言✩「おしたいも~しておりましたぁ」by 四ノ宮那月✩(←そこっww)


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Op.3「TRUE WING」

はいはいはい、今回も言わずもが?な?
いや言わせてください!何でこんな早く楽しみが来ちゃったの?
若干複雑な心境です(色んな意味でw)

今回1000%ではギャグ回でしかなかったmanaのプリンスこと来栖翔くん回(ノ∀\*)キャ
って事は壮大な笑いが待っているフラグでしかなかった!!
の で す が!!!
今回あんま言いたくないですが、私的には微妙でした( ´・ω・)笑いが、ね!w
ってか、2000%の笑いは完全にカミュに持ってかれてますよね~このトクホ野郎が!!w

話を戻して、今回翔くんは憧れの日向先生と共演!
しかもあのケン王に出演出来る事になりました・・が!
は~い!ここでmanaの突っ込みタ~イム( ゚Д゚ノノ"☆パチパチ

来栖翔くん!あなたいつ高所恐怖症克服したの?
めっちゃ飛んでましたけど?ちょーなぞーw
そして翔くん、なっちゃんだけでもあれなのにX2(セシル)
の天然コンビに振り回されて突っ込み大変そうww

後半、春ちゃん助けた後の2人の語り合ってるシーンは好きでした~!
何なんあのささやきボイス死ぬ( ゚Д゚)<氏ね!w

そしてドルソン~フライハイフライハイ♫
と共にケン王の日向先生イケメン過ぎる( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
まじ天元突破ww

あの~私2年前にあなたのファンクラブ発足してましたが
私には会員証代わり頂けないんすかね?(真剣と書いてマジにw)

3話名言✩「お~と~こ~ぎいぜんかあああい」by 来栖翔✩


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Op.2「愛のREINCARNATION」

はいはい、今回は言わずもがな・・と言いたいですがねw
もうね、カミュさんよこの前居ないと思ったらこういうことか!!
しかも登場カミュの「K」のポーズか ら の
画面を見事なスケーティングで横切りましたが!!!
で、あのステックなによ何に使うのよw
そしてセシルね、池に落ちてよく死ななかったな、あの浅さで!!w
ほんまパレス組いい加減にしろよ、ネタが過ぎるぞ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
ゲームだとセシルがもっとカタコトなんすよ、
あのカタコトではっきりモノ言うと笑いが止まらんのですw
(「い や で す(。◕∀◕。)」
それがこれからマスターコースのコンビだというのは
私の腹筋が心配です、だってまだ2話ですよ?

あと気になったのがダムね。
何かあの人2000%になってからキャラ変わってない?
もっとクールでしたよね?セシルを必死で止めるダムwww
もう色々ギャグに転じ過ぎうたプリ(*ノ∀`)アハハ

それにしても翔くんはいつも可愛(ry ♥


2話名言✩「騒々しいぞ、愚民ども!!」by カミュ✩


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
Op.1「ポワゾンKISS」

まずOP(2話以降ED)
変なキックから始まった「マジlove2000%」いや~今回も超絶いいですね!
さすがエレガいい曲作りますよほんと(*ノ∀`)アハハ
新たにセシルが加わり、掛け合いのシーンのコンビが前回とは変わり新生ST☆RISHでしたね~♥

でもさ、まじでさ何で前回控えめだった不思議な舞(4話冒頭)が今回はOPから全開なんw
✩書くとことか(シャキンシャキンな効果音とか)、
「We are ST☆RISH 3,2,1 Let's go!」の変な足トコトコとか、
一番注目のセクシーな腰の振りとかw(音也・なっちゃん・レン様)
特にダムね、お前武士じゃねーのかよ、そんな王子様みたいな格好してセクシーに腰振ってんじゃねーよってツッコミ入れたくなりましたねw(別に嫌いな訳ではない)
私はOPだけで心のダムが決壊しました!!ww

そんなアドレナリン上昇な感じで本編に~(*゚∀゚)=3ハァハァ

まずはちょこっとおさらい。
1000%で音楽学校を卒業、デビューしたプリンス様と春ちゃんは、
シャイニング事務に所属。そこでは新人育成の「マスターコース」があり、そこで先輩プリンス様の指導を受ける事になるのです(´・∀・`)ヘー

今回はメンバー紹介。特に注目は、やはり今回から登場する先輩プリンス様♥
(1000%最終回、ST☆RISHのライブに来て1シーンだけ写っていますが)
で・す・が!!ここでもまた変なダンスキタ━(゚∀゚)━!!
あんなクールな先輩達(嶺ちゃん以外)のあんなセクシーなダンス・・マジ直視出来ないw
ねーあのダンスほんとダサすぎやしませんか?
で、最後カミュはどこへズラかったんだ? (・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)

先輩達のダンスに夢中で曲を聴いてなかったでしょ?
先輩達は曲がいいんですよー♫
「ポワゾンKISS」毒KISS・・マジ危険な香りを只わせるさすが大人(ノ∀\*)キャ
って藍ちゃんは若干15歳( ゚Д゚)アライヤダ!!
しかし先輩達の歌詞は基本的に上から目線なのです!

そしてED(2話以降OP)
もうかっこよすぎて毛髪ズル剥けました\(^o^)/
さすがマモ様!!絶対的歌声~♪
そりゃ~既にOP/ED予約するわw
絵も素敵で・・って思ってたら後半総員全裸/(^o^)\ナンテコッタイ
男の全裸なんぞ観たくねーわww一体何目指してんの?うたプリww

1話は終始笑うしかなかった( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
これが他の逆ハーレムは違い男性をも魅了する秘訣なんだよね、きっとww


1話名言✩「俺 の 畳 が な い」by 聖川真斗(ダム)✩
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

・・2期でやっと好きなキャラができました♡

うた☆プリ2
ちょっと観るのにスローダウン。
ですが3話くらになったころにはほぼノンストップで消化しちゃいました。
どうやら、私、この作品は一気に観ないと進まないタイプの様です。

しかし!
2期もすごく楽しめました。
キャラ1人1人が成長する姿を観れました。
終盤のうたプリアワードでのHE★VENSとのステージはキラキラしてて
すごく観てて楽しかったですヽ(*´∪`*)ノ"

ST☆RISHで私特定の好きなキャラがやはりできませんでした・・。
強いて言うなら、ないかなって思ってたセシルと真斗が意外とw

まぁとりあえず思ったのは・・
ST☆RISH     来栖翔
QUARTET NIGHT 美風藍(今作で1番好き)
HE★VENS  帝ナギ 
この子達3人をぜひとも弟にしたいキャラですヾ(●´□`●)ノっw

ありえない!謎!ヒロインモテすぎ!才能すごっw!社長早乙女の謎!などなど・・
本当に突っ込みどころがある作品でしたねっw

最終回はST☆RISHとQUARTET NIGHTがヒロインへプレゼント・・♡
和みました〜♪
うたプリ♪今回も笑顔になれました!
やっぱりアイドルもののステージシーンは女の子でも男の子のステージでも
テンション上がります*^^*

そしてST☆RISHメンバーと春歌。春歌があんなに大切にされ、
素敵な仲間だな〜って思いました。
うたプリ3期楽しみですが・・一気に観ないと断念しちゃいそう・・。

ともあれやっと好きなキャラができました!
QUARTET NIGHTの美風藍くん♡

女の子向けな作品だけど男の子でもそれなりに楽しめたらいいな。
読んでくださりありがとうございました(●・д・ノ)ノ☆

ーーーー3期溜めて一気に観る予定♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 38

堀ちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

良すぎ!!

歌もいい!物語もいい!キャラもいい!
いいもの揃い♪
特に特に!声優さん半端ない!!完璧まさに神降臨!!!
……は言い過ぎですはい…(ー_ー;)
とにかく、沢城みゆきさん、寺島拓篤さん、鈴村健一さん、谷山紀章さん、宮野真守さん、諏訪部順一さん、下野絋さん、鳥海浩輔さん、森久保祥太郎さん、鈴木達央さん、蒼井翔太さん、前野智昭さん、今井由香さん、若本規夫さん、中村悠一さん、遊佐浩二さんが主な人です!
豪華、すんごい豪華!!
これだけで一週間はルンルンだった♪
しかも!!!この人たちが歌っちゃうんですです
さらに!!宮野真守さんはOPまで歌っちゃうんですよ!
2期放送がどれだけ嬉しかったことか…

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

87.5 9 ライバルで学園なアニメランキング9位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (805)
3355人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 114
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 100
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

気持ちを伝えられないこと、伝わらないこと の辛さが痛いほどわかる物語

この物語は、旧式のゲーム機をベースにしたラブコメです。
とても温かく、ほのぼのとします。
そして、ヒロインの女の子二人の気持ちが、とても切なく感じます。

主人公の矢口ハルオは、大のゲーム好き。そして自分の信念をしっかり持っており、誰にでも優しい男の子です。
ヒロイン大野晶は、美人だけど無口。そして彼女も大のゲーム好き。
さらに、もう一人のヒロイン日高小春は、美人で明るく、ゲーム好き(?)。

■晶
晶は自分の気持ちをうまく話せない女の子
だから彼女は行動(暴力)で気持ちを示しますが、それには限度があります。
だから多くの人には晶の気持ちが伝わらず、誤解されます。

私も人に対して自分の考えをうまく話すことができません。
だからこうやって文章で気持ちを表すことばかりしています。
私は晶のもどかしさが、まるで自分のことのように痛く感じます。
{netabare}
晶は親の都合で転校することになります。
空港まで見送りに来てくれたハルオと別れたくないので、大粒の涙を流しながらハルオに必死にしがみつきます。
でも両親にむりやりはがされ、飛行機に乗せられてしまう。

このときの晶の心の叫びが、私の心に痛いほど伝わってきました。とても切なく、やるせない気持ちでした。
{/netabare}

■小春
小春は自分のことを上手に表現できる女の子
でも小春はハルオのことが好きで、ハルオと話すきっかけがほしいがためにゲームをしている。
それって、意外とつらいことだと思います。

ハルオが小春の気持ちに気づいていないこと。
どんなに上手に自分の気持ちを話しても、相手が理解してくれないってつらい。それが好きな相手だったらなおさらです。

そして、最終回で小春が涙を流しながらハルオに伝えた言葉は、とても切なかった。
{netabare}
 「矢口君にとって大野さんが大きな存在だってのも分かってる。
 二人の関係は他人が入り込む余地がなさそうなのも分かる。
  それでも私は矢口君のことが好き」

彼女はおそらく、ありったけの勇気を奮い起こして伝えたのでしょう。
それだけに彼女の心の痛みがズキズキと伝わってきました。
{/netabare}

私は当初、晶を応援していました。
でも、けなげな小春も応援したくなりました。

二人とも幸せになってほしい。

矛盾した望みだと分かっていますが、そう望まずにはいられません。


この物語は、まだまだ先があります。
早く次の配信を期待しています。

第13話から第15話までを見た感想
{netabare}
原作に忠実に書かれています。感動しました。

但し時間の都合で、内容を圧縮しすぎているようです。
そのために、原作を読んだときよりも感動が薄くなっている気がしました。
ここは本当はもっと感動するはずなのに…と思う個所が何箇所か見受けられ、
それが残念でした。
なぜならば
第一話から第十二話までは、原作では4巻分です。つまり原作1巻に対して3話分のペースでした。
しかし第十三話~十五話までは、原作では2巻分です。原作1巻に対して1.5話のペースです。
つまり、今までの2倍のスピードで進行しています。

晶はほとんど話さないので、晶の感情を表現するには十分な時間が必要なのです。無言の時間と言っても良いかもしれません。それが不足していました。
例えば
・萌美先生からハルオがつくったゲームを処分された時の晶の悲しみとか、
・AOUショーへ晶が行けるようになった時の喜びとか
・今までもらった景品の中で一番うれしかったものをハルオに示すときとか
もっと時間をかけてほしかった。
そうすれば、もっともっと感動できたと思います。

制作スタッフの方は限られた予算で苦心して作成されたと思います。
このアニメに携わる皆様に感謝します。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 92

69.7 10 ライバルで学園なアニメランキング10位
シャーマンキング(TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (435)
2964人が棚に入れました
森羅学園中等部に通う少年小山田まん太は、ある日帰宅途中の墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。
霊の存在など全く信じていなかったまん太は翌日まで混乱していたが、さらに追い討ちをかける出来事が起こった。その少年が転校生として自分のクラスにやって来たのである。
不思議な少年の名は麻倉葉。あの世とこの世を繋ぎ、霊を自分の体に取り憑かせてその能力を再現する力を持つ「シャーマン」であることを知ったまん太はいくつかのトラブルに巻き込まれるうちに葉を理解し、行動を共にするようになっていく。

声優・キャラクター
佐藤ゆうこ、林原めぐみ、犬山イヌコ、小西克幸、朴璐美、辻親八、田中正彦、高木渉、うえだゆうじ、高山みなみ、水樹奈々、堀内賢雄、子安武人、沢海陽子、くまいもとこ、堀江由衣、高瀬右光、緑川光、根谷美智子、神奈延年、落合るみ、津村まこと、伊東みやこ
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪

週刊少年ジャンプで惜しくも打ち切りになってしまった作品。
コミックスは売れていたのに、アンケートでは人気が低迷して
最終的に打ち切りになったのかな?

ですが、シャーマンキングを打ち切りにした際に苦情が殺到して
それ以降は長く続いた人気作品は、キチンと最後まで描かせるようになったそうです。
例で上げると、『BLEACH』とかかな。


簡単なあらすじ説明
シャーマン=霊媒師みたいな者。
500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加して優勝し
個々がそれぞれの願いを叶えてもらう為に、シャーマンキングを目指すお話。


オープニング、エンディングを飾るのは全て林原めぐみさん。
林原めぐみさんは、声優アーティストの原点となった声優さんでもあります。
また林原めぐみさん自身も、ヒロインの恐山アンナを演じています。

それに今では有名な大御所の朴ロ美さん(鋼の錬金術師のエドワードなど)や
他にも豪華な声優さん(小西克幸さん、高山みなみさんetc.)がわりといる作品。


内容は週刊少年ジャンプっぽくて一見王道物ですが
{netabare}ラスボスの麻倉ハオが圧倒的な力を持ち過ぎて、最後まで倒すことが出来なかった。
ジャンプ作品にしては非常に珍しい作品。

【ハオがヤヴァい3点ピックアップ】
①125万という圧倒的な巫力値。(主人公の麻倉葉ですら最終段階で10万)

②原水爆・中性子爆弾・X線レーザーなどの大量破壊兵器をも完全に無効化する。

③殺しても、殺しきることが出来ない。(無限に輪廻転生できる為){/netabare}


ちなみに原作とアニメの結末は全然違うので、注意です⚠
私はこのアニメの結末は好きではないので、ストーリーの評価は★2つ分を減らしています。
最後までにいく間のストーリーだけですと、★5です。


余談というかネタなりますが
私の知り合いに、シャーマンキングの最初のOPである『Over Soul』で痛い目にあった方がいます。
その方が何をやらかしたのかと言いますと、親戚の葬式の際に、携帯電話の着信音を『Over Soul』に設定していて
お坊さんが有り難いお経を唱えている最中、電話がかかって来てしまい
「よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪」と音が鳴ってしまいました。
当たり前ですが親戚が蘇ることはなく、その知り合いは酷く怒られたそうです。


『Over Soul』は決して、葬式のときに流してはいけませんよ。笑

投稿 : 2025/03/22
♥ : 19

Rくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

-

全64話

主人公:麻倉葉(cv.佐藤ゆうこ)

あらすじ:
森羅学園中等部に通う少年・小山田まん太は、ある日の帰宅途中、墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。少年の名は麻倉葉。彼は霊と様々な交流ができる者、シャーマンと呼ばれる者達の一人だった。彼は500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加するために上京してきていた。「シャーマンファイト」、それは全世界のシャーマンを統べる「シャーマンキング」を決める戦い。葉と友人になったまん太は、彼を通じて様々なシャーマンたちと出会い、その戦いを目撃していく。wikiより。

OP:Over Soul(1-34)
  Northern lights(35-64)

ED:trust you(1-34)
  おもかげ(35-63)
  魂魄重ねて(64)

-

投稿 : 2025/03/22
♥ : 1

長谷川マダオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公は好きな性格

前半は良かったんですけどねー。主人公がどんどん強くなっていって、敵だったキャラが仲間になっていく。実に少年誌っぽくて面白かったです。

ただ後半から。
いろんな強キャラが出てくるまでは良かったけど、そのあとのバトルが・・・
主人公ピンチ!っとそこから味方の到着で敵ドーン
主人公ピンチ!っとそこで謎のパワーアップで敵ドーン
敵の倒しかたがうーん、残念。
ラスボスのハオもなんのドキドキもなく倒されちゃって可哀そうに思える程。

この点さえよければ・・・ね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

83.2 11 ライバルで学園なアニメランキング11位
ウマ娘 プリティーダービー(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (817)
2825人が棚に入れました
これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と競走能力を持つ“ウマ娘”が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。
田舎から都会のトレセン学園に転校してきたウマ娘・スペシャルウィークは、チームメイトたちと切磋琢磨しながら「日本一のウマ娘」の称号をかけて<トゥインクル・シリーズ>での勝利をめざす!

声優・キャラクター
和氣あず未、高野麻里佳、Machico、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、大西沙織、藤井ゆきよ、沖野晃司、豊口めぐみ、首藤志奈
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

現実と虚構を交え、バランス良く構成したサラブレットの擬人化物語

アニメーション制作:P.A.WORKS、
監督:及川啓、副監督:太田知章、
シリーズ構成:石原章弘(Cygames)・杉浦理史、
キャラクターデザイン・総作画監督:椛島洋介、
音楽:UTAMARO movement、原作:Cygames

第1R「夢のゲートっ!」第2R「いきなりのデビュー戦!」レビュー
サラブレットの実名を使って擬人化させた少女たちが、レースによって競い合い、勝者はライブ活動を行うという、かなり荒唐無稽な物語。ただ、最初の2話を見た限りでは、スポーツ、友情などをメインにしたスポ根アニメとして真っ当に作られていきそうなので、自分としては好みの気がする。

P.A WORKSとCygamesが制作してゲーム化もされるとあって、キャラづくりはかなり緻密。デザインは細かく、登場人物の一人ひとりが実際の馬の特徴を参考にした造形となっており、特に競馬ファンは細部までチェックしてしまうほど。実際の馬体の色や額の模様、鼻のライン、勝負服などを参考にしてキャラデザを行っている。コアな競馬ファンはいちいち反応してしまうに違いない(唯一謎なのがエルコンドルパサーのメンコのデザイン。エルコンドルパサーは、現役時代、ほぼメンコは付けてなかったと思う。何かほかに付ける理由があったか…?)。

スペシャルウィークの母親(実際の名前はキャンペーンガール)が出産後に亡くなって、育ての母馬がいたり、北海道でほかの馬とあまり関わらずに育てられたという生い立ちなども物語に取り入れるなど、おそらく、今後の展開もある程度、実際のスペシャルウィークの人生(馬生?)を基に話が構成されていくことが予想される。 {netabare} デビュー戦が阪神競馬場の芝1600メートルでゲートが14番、勝利したというところも同じ。ただし、当時の阪神1600メートルはスタートしてすぐにカーブのある旧コースだったが、それは現在の改修後の阪神競馬場外回りコースとして描かれている。細かいところなので、どうでも良いが、競馬ファンは、そんなところも含めて楽しめる。{/netabare}

また、ほかのウマ娘たちのレースや性格、ライバル関係なども実際の馬たちの物語を基にしており、その関係性にもいちいちニヤリとさせられる。例えば、成績の伸び悩んでいたサイレンススズカのデビュー1年後に覚醒したバレンタインステークスが描かれており、これもレース距離や競馬場、枠番や1000メートル通過タイムも実際のレースを忠実になぞっている。
また、同期のナリタブライアンとヒシアマゾンがライバル関係にあったりする。親子のシンボリルドルフとトウカイテイオーは師弟関係。ただ、個人的に大好きなジャスタウェイが出てこなさそうなのはとても残念だった(ジャスタウェイの同期で隣の馬房だったゴールドシップは登場しているのに。社台グループや金子真人オーナー所有の馬は許可が取れなかったようだ。( 有名馬のなかではディープインパクトやオルフェーブル、ブエナビスタ、ハーツクライなども出てこない)

ここまで書くと、競馬の知識がないと楽しめなさそうに感じるかもしれないが、そんなことはないように思う。確かにウマ娘の数が多すぎて、競馬を知らない人は名前を覚えられないだろうが、基本的には、スペシャルウィークとサイレンススズカ、あとはトレーナーやライバルチーム「リギル」の東条ハナを覚えておけば、とりあえず普通に楽しむことができるのではないだろうか。馬が全員女だということを許せない人もいるだろうが…そこはまた別問題ということで。物語は王道で、1話の構成や展開などもしっかり練られている印象がある。重点が置かれるのは、あくまでレースでの競い合いやライバル、友情ではないかと予想している。とりあえずは2話までを見ての感想だが、今後は重賞に出場するまでの道のりが描かれることになるだろう。ただ、レース勝利後に歌を歌うのは、アニメファンを取り込みたいのは分かるが、個人的には盛り込み過ぎの感があり、焦点がぼけてしまうように思う。その辺りはソシャゲに落とし込むことも含めて商売に関わることなので、仕方がないことかもしれないが少々残念な部分だった。

3話以降、スペシャルウィークとライバルたち(おそらくセイウンスカイ、キングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーなど)の関係性も含めて、どのように展開していくのか、とりあえず、続けて視聴していくことを決めた作品となった。
(2018年4月6日初投稿)

第3R「初めての大一番」レビュー
{netabare}チームスピカの面々は、それぞれレースを勝利して士気が上がってくる。ちなみにサイレンススズカは11馬身差の圧勝。これはアニメだけではなく本当の話で、バレンタインステークスの3戦後の重賞・金鯱賞でやってのけている。この頃から飛び抜けた強さを安定して発揮しているのが見られた。
そして、スペシャルウィークは、いよいよクラシック(皐月賞、ダービー、菊花賞)ロードへ突入。皐月賞の前哨戦である弥生賞へと駒を進める。レースの前にカラオケ店でライブの特訓を行うのだが、その指南役がトウカイテイオー。披露するのが「テイオーステップ」だ。これは懐かしい。

私がトウカイテイオーをリアルタイムで初めて見たのは、骨折によって1年ぶりに出走した有馬記念だった。そのパドックの様子を見て、とても驚いたのを今でもよく覚えている。「これ、テイオーの足は大丈夫か?」と思ったのだ。というのも、パドックで歩くテイオーの歩様がとても異質で、足が治っていないのではないかと私の目には映ったからだった。何だかカックン、カックンしながら跳ねるように歩くのだ。私はその頃、パドックは結構注目して見ていたのだが、テイオーのような変な歩様の馬を見たことがなかった。しかし、そのレースでトウカイテイオーは奇跡の復活を遂げ、1年ぶりの休み明けでGⅠの有馬記念を勝利する。私は競馬を始めて間もない年で、いちばん好きだったビワハヤヒデから流して買っていたため大儲けしたのは良い思い出だ。
話が逸れてしまったが、要するにそのパドックの歩き方が「テイオーステップ」で、トウカイテイオーにとって、ごく普通のことだったのは、後になって知ったことだった。それ以来、ずっと競馬は見てきたが、テイオーのような歩き方をする馬は見たことがない。相当特殊な歩き方だったのだろう。

テイオーネタを挟みつつスペシャルウィークの弥生賞へ。2番人気ながら、セイウンスカイ、キングヘイローを破り、重賞制覇を果たす。その夜にスペシャルウィークのお祝いが行われ、彼女は腹がはちきれんほどに食べて楽しむ。

そして、クラシック第一弾、皐月賞の日。勝負服を受け取ったスペシャルウィークが着替えると、スカートの後ろのチャックが締まらないアクシデントが発生。まさか、スカートが脱げるというアクシデントがあるのかと思ってしまった。どうやら太ったという表現だったようだが、これは分かりにくい。ウマ娘紹介のところでもこのシーンが出てくるが、たぶん、これを見て太ったと思った人は、あまりいなかったのではないだろうか。伏線としてお祝いで腹が出ていた描写はあるが、これだけでは、ただそういう演出だとしか思えないので、スペシャルウィークが太ったとは考えなかった。ただ、競馬ファンならスペシャルウィークが皐月賞時にプラス10キロの体重で出てきたことを知っている人もいるだろうということで、こういうやり方になったのだろうが、私も全く視聴当時は思ってなかった。

皐月賞のレース描写では、セイウンスカイが後ろから押されてゲートインするシーンがある。これは、実際のレースでの枠入りの際にセイウンスカイが抵抗してなかなかゲートに入らなかったことを表現している。いやぁ、本当に細かい! しかも馬名も当時の馬を参考にしているところが見られる。エモシオン→ハルシオン、タヤスアゲイン→ヤスダリピートなどだ。

皐月賞でスペシャルウィークは3着に敗れる。もちろん、これも実際のレースと同じ。セイウンスカイは逃げずに途中からスパートするという作戦に出るが、これも同様だ。アニメでは敗因がスペシャルウィークの太り過ぎのような表現になっているが、実は、現実では、当週に仮柵が外されて、内側がグリーンベルトと呼ばれる芝の良い部分が現れたため、内側を通った馬、特に前にいた馬が有利な馬場となっていたのだ。当時、スペシャルウィークに騎乗した武豊は、そのことをJRAに抗議し、翌年から仮柵は外すのではなく、外側に移動されることになり、より公平なレースが行われるようになった。この皐月賞が、そういうレースだったというのは、アニメとは関係ないことだが。

そして、私が気になっていた同年代である最強のライバル、エルコンドルパサーとグラスワンダーは、結局、諸事情によって皐月賞には参加しなかった。当時は両馬とも外国産馬だったため、元々クラシックには出走できなかったわけだが、アニメでは現在のルールに合わせて出走できるようになっているようだ。グラスワンダーは怪我をしたから(実際もこの時期には骨折で休養していた)、エルコンドルパサーはトレーナーの決定により出馬しなかったことになっている。「なんで皐月賞あいつを出さないの?」とトレーナーがハナさんに聞くシーンがある。エルコンドルパサーのことだと思われる。

ここで、最初のレビューを訂正したい。エルコンドルパサーがメンコを付けている理由が謎と書いた。実はよく調べてみると、レースやパドックの時にはメンコを付けてなかったが、普段、厩舎にいるときなどには、メンコを付けていたようなのだ。私がエルコンドルパサーを見ていた頃は、まだグリーンチャンネルにも加入していなかったし、レース以外の普段の様子を見ることが、ほとんどなかった。写真では確認できなかったが、さすがにサラブレ編集部なども絡んでいるので、正しいと思われる。失礼しました。

次回はダービーが描かれるようだ。競馬界で全ての人が目標とする1度は勝ってみたいと願う最大のレース。当初は全く期待してなかったアニメだったが、とても楽しみになってきた。

※ちなみにOPの映像では、実際のサラブレットたちがG1を勝ったレースが表現されている。馬場が悪くてどの馬も通らなかった内側をあえて選択して豪快に差し切ったゴールドシップの皐月賞。また、前が詰まって馬群をぬうように抜けだしたウオッカの安田記念、誰もが感動したテイオーの復活の有馬など、印象的な部分を上手く演出しているなぁと感心した。{/netabare}

第4R「特訓ですっ!」レビュー
{netabare} 今回でダービーが描かれるかと思ったが、王道スポーツ漫画に必須の特訓回だった。皐月賞に敗北して意気消沈するスペシャルウィーク。心配したスピカのメンバーがトレーニングの手助けを行う。これは軽い日常回のようなもので、そのひとつとして、水着で飛び込みにチャレンジするサービスシーンも挟まれている(スク水だが)。

そんななかトレーナーは、皐月賞の映像を見直して、あることに気づき、中距離の絶対王者として知られるタイキシャトルとの模擬レースを思いつく。場所は美浦のトレーニングセンターで、南北の2ヵ所あるうちの南調教馬場にあるウッドチップコース。上から描かれたコース形態は、実際のトレーニングコースを完全に再現している。ウッドチップコースは、細かい木片を敷き詰め、足元への負担が少なく、体に負荷を与えることのできるコースだ。距離は1600メートルで、GⅠ馬であるタイキシャトル得意の距離で胸を借りる。

ここでスペシャルウィークは、馬の後ろのスリップストリームに入ると走りやすいことや、坂道を駆け上るときは、ピッチ走法で走ったほうが良いことに気づかされる。模擬レースは僅差で敗北するが、十分に実りのあるトレーニングとなった。ダービーを前にして準備は整ったようだ。

今回の最後にエルコンドルパサーがダービー出走を表明。実際にこの馬のいた時代、外国馬は出走できなかったのだが、史実とは違う展開にするようだ。来週こそはいよいよダービー。どのようなレースになるのか、競馬ファンとしても楽しみだ。予想としては、無難なところにまとめてくるのではないかと思っている。

ところで、1話から時々出てくるオグリキャップのネタが面白い。普通の馬の1.5倍以上もの飼葉を食べていたことで知られる馬だけに、出てくるときは、いつも大盛りの食事をしている。今回もゴールドシップが焼きそばを売るシーンのバックに度々登場しており、超大盛りの焼きそばが、映される度にどんどん減っている様子が描かれている。日本競馬を現在まで盛り上げるきっかけとなった最大の功労馬が頻繁に出てくるのもまた楽しい。{/netabare}

第5R「ライバルとのダービー」レビュー
{netabare}いよいよ競馬界最大の祭典・東京優駿(日本ダービー)でライバル対決が行われる。前半の佳境といえる回だ。Aパートは前回から引き続き、スペシャルウィークの特訓。東京コースにもあるゴール前の坂に対応するために神社での階段ダッシュを敢行。

この坂を利用した特訓は、実際のサラブレットにも行われている(もちろん、階段ではないが)。ひと昔前は西高東低と言われていた時代が長く、GⅠは関東所属の馬がほとんど勝てなかった時代があった。それは美浦のトレーニングセンターに坂路コースがなかったためで、このコースで負荷をしっかりかけた馬がGⅠでも好走するというのは、ずっと常識とされていた。その最も有名な例がミホノブルボンという馬で、坂路でビシビシ鍛える方法が馬を強くする秘訣といわれるようになった。そして、数年前に美浦にも坂路コースができたお陰で、関東馬もようやく関西馬に対抗できるようになったのだ。

そのほかにAパートでの注目は、メジロマックイーンがスピカの新たなメンバーとして加入することだ。面白いのはゴールドシップがマックイーンをとても気に入っている様子があるところ。ちょっかいをかけては、いつも逆に痛い目に遭っている。視聴当初は、なぜマックイーンがこんな重要なキャラとして出てくるのか、よく分からなかった。しかし、ゴールドシップと絡ませるために登場させたのだと知って納得した。ゴールドシップの母方のお祖父さんがマックイーンなため、このコンビに色々やらせるための計らいだったというわけだ。ちなみにスペシャルウィークを食堂で励ますのがマルゼンスキーで、これもスペの母方のお祖父さんがマルゼンスキーだから。また、雨の降った重馬場で無類の強さを誇ったマックイーンが「雨が印象的な映画20選」というタイトルの雑誌を読んでいるなど、相変わらず細かいことをやっている。

そしてダービー当日。スペシャルウィークは、ライバルのセイウンスカイ、キングヘイロー、エルコンドルパサーとともにゲートイン。もちろんスペシャルウィークは、現実と同じ3枠5番。
いつも熱いレースシーンだが、今回もかなり熱い。まぁ、見た目は大きな芝のトラックを女子が走るだけなのだが、一応、スピードは1kmを約1分で走っていくという超高速レース。箱根駅伝でのランナーが1kmを約3分で走るので、ウマ娘たちは3倍のスピードで駆け抜けるということになる。実際は背中に騎手を載せているのだから、1頭で走るだけならもっと速いわけだが。

レースは実際のレースと酷似している。引っかかったキングヘイローが逃げる展開。セイウンスカイは2番手に抑える。スペシャルウィークは中段、エルコンドルパサーもほぼ同じ位置。4コーナーを回って、早めにセイウンスカイがスパート。やや重の馬場ということもあって、早め先頭からの押し切りを図る。キングヘイローはここで失速。そして、セイウンスカイが先頭に立ってから、すぐに馬群の間を割ってスペシャルウィークが迫り、追い抜く。

このときのフジテレビ・三宅アナの「並ばない、並ばない」という実況も再現。一気にスペシャルウィークが先頭に立つ。実際のダービーでは、このままスペシャルウィークが圧勝するのだが、アニメではその後ろからエルコンドルパサーが差してくる。スペシャルウィークは2番手に後退。しかし、ゴール前で驚異の差し返しを見せて、2頭が同時にゴール板を駆け抜ける。

着順掲示板には写真の表示が点灯し、3着のところには16の文字が。この16番は実際のダービー2着馬ボールドエンペラー(アニメではマッシヴコウテイ)の番号だ。そして、写真判定の結果、同着という結果に。2頭のダービー馬が生まれたという結末だった。これは予想通りの改変だったといえる。エルコンドルパサーは日本で負けたのは1度だけで、さすがに、ここで負けさせるわけにはいかなかった。そして、スペシャルウィークがダービーを取らないというのもあり得ないので、やはりこうするしかなかったかなと思う。過去の実際のGⅠでの同着というのも本当にあった出来事。それは2010年のオークスでサンテミリオンとアパパネが同着となり、2頭のオークス馬が生まれている。

最後は特殊エンディング。エルコンドルパサーとスペシャルウィークが健闘を称え合い、スピカのメンバーも大喜び。当初、懸念していたウイニングライブは、これまではほとんど止め絵でエンディングに流す程度に収めているので、今回もこれで良かったと思う。前半が終了という感じの良い終わり方だった。次回からは菊花賞・ジャパンカップへと向かうのか、それとも別の展開とするのか、興味は尽きない。

小ネタとしては、今回も食堂でのオグリキャップのシーンは出てきたが、もう後ろ姿が部分的に映されるくらいでもオグリが大食いしていると分かってしまうところが面白い。それと、スペシャルウィークがダービーを取ったとき、実際は直線で武豊が鞭を落としていたというのは、有名な話。それを揶揄するようなシーンがあるかと思ったが、さすがになかった。この回では解説者として本人も登場しているし、CMにも出演してもらっているので、当然と言えば、当然か。しかし、あれだけの大スターでも失敗をしてしまうほど、競馬界で特別な舞台がダービーというレースだということなのだろう。 {/netabare}

第6R「天高く、ウマ娘燃ゆる秋」レビュー
{netabare}Aパートはお祭りに遊びに行く日常回で、いろいろなネタが満載。
新たなウマ娘も登場する。マチカネフクキタルやエイシンフラッシュ、ナイスネイチャなど。
相変わらずオグリの大食いのシーンが色々なところで出てくる。
第33回の大食い大会は、第33回の有馬記念の再現。優勝はオグリキャップ、2着タマモクロス、3着入線で失格となったスーパークリークも同じ。ナリタブライアンとヒシアマゾンがいつもコンビなのも微笑ましい。
スペシャルウィークとサイレンススズカの絆が深まる花火シーン。お互いが刺激を与えて、レースへのモチベーションを上げていく。

サイレンススズカの旋回癖のシーンが出てきて、少しせつなくなる。
馬房にいるときは、実際にいつも狭い中でグルグル回っていたらしい。
でもイライラしているわけではなく、厩務員が入って行ったら止まったそうだ。
これはアニメを見て、改めて調べて初めて知ったことだった。

Bパートは毎日王冠のレース。1998年に開催されたこのレースは、サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーが激突するということで、GⅡとしては異例の13万人もの観客を集めたことで知られる。アニメでは、これに2010年のダービー馬エイシンフラッシュやGⅠでのブロンズコレクター、ナイスネイチャが参戦するという架空の対決になっている。
レースはグラスワンダーが出遅れて、3コーナーから捲っていくという実際と同じ展開。エルコンドルパサーは最後に追い上げるもサイレンススズカとは2馬身半も離された2着だった。

ウマ娘が走るだけなので、レースシーンがどうなのかという不安が当初からこのアニメにはあったが、アングルなどの絵作りの上手さやしっかりした作画、実際のレースをしっかりと参考にしていることが、画面から伝わってきて、とても迫力のあるシーンに仕上がっている。回を追うごとに楽しみも増えるし、飽きさせないシナリオ構成も優れている。全く想定していなかったが、これは今クールでトップを獲ることも夢ではないと感じさせるだけの仕事をしていると思う。
いよいよ、次回がいちばん問題となるレースとなるわけだが、ここをどう描くのか楽しみであり、不安でもある。 {/netabare}

第7R「約束」レビュー
{netabare}Aパートはスピカのメンバーで温泉合宿の特訓回。
最近は、特訓がAパートにあって、Bパートがレースというパターンが続いている。
リギルではグラスワンダーが同じ外国産馬のマルゼンスキーに合わせ馬の依頼をする。スピカの温泉合宿では、サイレンススズカがジャパンカップ後にアメリカに遠征することが語られる。
これは実際に計画されていたことで、アメリカは日本のような高速の芝で、中距離のGⅠが日本よりも多く、全てがサイレンススズカの得意な左回りコースのため、より大きな成功が期待されたからだった。日本の場合、その頃の2000mの中距離GⅠは天皇賞秋しかなく(現在は、右回りだが阪神の内回り2000mのGⅠ大阪杯もある)、サイレンススズカが活躍できそうなGⅠが少なかったのだ。

そしてBパートはいよいよ2000mの天皇賞秋。11月1日の1枠1番にサイレンススズカが入る。当時、私は馬券ではなるべく武豊を外して買うことが多かったのだが、この枠を見たときに、さすがに観念した。このレースでサイレンススズカ以外が勝つことはないと確信したからだ。それなら1番人気でもここからドーンと買って勝負してやろうと。それにサイレンスズカがまたどんな走りを見せるのかがとても楽しみでもあった。

アニメでの出走ウマ娘は、エルコンドルパサー、メジロライアン、ヒシアマゾン、ウィニングチケット、ナイスネイチャという超豪華メンバー。これは完全に架空のレースということになっている。

ただ、レースは実際と同じ展開。ゲートを出たサイレンススズカが1000mを57秒4というタイムで通過。騎手の安藤勝巳がダイワスカーレットで出走してウオッカに2㎝ハナ差負けした2008年天皇賞秋の1000m通過が58秒7で、安藤勝己はこのタイムについて「とんでもないペースで行ってしまった」と後述している。そのときの2000m走破タイムが1分57秒2で、レコードタイムを0.8秒も更新した。サイレンススズカが出走した天皇賞から10年も経過していた年のことだ。このことからも、サイレンススズカの1000mの通過タイムがどれだけ信じられない高速タイムを叩きだしたかということが分かると思う。

4コーナーの手前でサイレンススズカに故障発生。実際は左前脚の粉砕骨折で予後不良となった。馬の場合はひどい骨折の場合、足の血流が滞ってしまったり、ほかの3本の足に負担がかかって蹄葉炎などを引き起こし、生存率が著しく下がってしまうため、薬殺処分とされてしまうのだ。このレースは多くの競馬ファンの忘れられないシーンのひとつだろう。

アニメでは、スペシャルウィークの機転により、サイレンススズカのダメージを少なく助けることができたため、大事には至らなかった。それでもスペシャルウィークが泣きながらサイレンススズカに語りかけているシーンは、少しグッときそうになってしまった。ラストは特殊エンディングで病院にいるスズカを皆が取り囲んで励ますシーンで終わる。

天皇賞秋のレース結果は、実際のオフサイドトラップではなく、エルコンドルパサーが勝利。来週からスペシャルウィークはどこに向かい、サイレンススズカはどうなるのか、さらに目が離せない展開となりそうだ。 {/netabare}

第8R「あなたの為に」レビュー
{netabare} ジャパンカップや有馬記念をどうするのかと思っていたら、ここはスペの敗戦をアパンで少し描いて終わり。スペがサイレンススズカに相変わらずベッタリの様子とそれを心配するスズカが映される。
Aパートでは年始のパーティーとWDT(ウインター・ドリーム・トロフィー)という全ウマ娘のなかから投票で選ばれた人気のウマ娘たちが最強の座をかけて戦うという架空のレースが行われる。ここで最強を決める展開のようだ。この来年のレースにスペやエルコンドル、ススズが出て終わりということになるのだろうか。今年のレースではシンボリルドルフが勝利した。
そして、トレーニングの様子とリギルの皆は色々とレースを勝利したことがスペのナレーションで語られる。実際にはこの正月から春の間にスペシャルウィークは、AJCCと阪神大賞典、天皇賞春と重賞、GⅠを3連勝するのだが、そこは全く出てこなかった。スペシャルウィークファンにとっては少し不満に感じるかもしれない。
Bパートでは、グラスとスペのライバル同士の動向がじっくり描写された。この2人は宝塚記念で激突することになり、グラスワンダーはスペシャルウィークをライバルとしてとても意識するのだが、スペシャルウィークは怪我をしたサイレンススズカのことばかりを考えていて、レースのことはあまり頭にない。グラスからスペに向けられる視線が執拗に描かれる。思えば、6話の毎日王冠でグラスワンダーは初めて敗北を喫するのだが、そこでの焦りやレース後のうなだれる様子もかなり念を入れて描かれていたこともあり、今回はかなり気合が入っている様子。実際にはこのレースの前、スペの陣営は宝塚記念を勝って凱旋門賞に行くというプランを描いていて、ここは軽く勝つ前哨戦の空気だったので、スペがグラスのほうを向いていなかったというのは、上手くストーリーを作ったと思った。ただ、グラスワンダーが有馬記念を勝っていたことは、お花さんから語られるだけなので、競馬を知らない人からすると、なぜグラスワンダーが突然強いことにされているのか、分からないかもしれない。
宝塚記念のレース。
もちろん、出走の枠やウマ娘たちも実際と同じ。阪神の内回り2200mのレースだ。今回のレースも迫力があった。私がグラスワンダーのファンだったから余計にそう思うのかもしれないが、走っている動きや展開、絵作りがとてもカッコ良かった。スピード感があって、4コーナーでグラスがスペを抜く瞬間や抜いた後にスペの視線でグラスの背中が疾走しているシーンは、とても上手く描いていた。グラスワンダーのブルーの上着が翻って動く様がとても良くて、レースシーンを何度も観てしまった。
レースではスペシャルウィークが早めにスパートをして先頭に立つが、その後ろからグラスワンダーが一気にかわして3馬身差で勝利する。その後ろのステイゴールドは7馬身も離れており(これは実際のレース)、完全に2頭だけのレースだった。
また、これまでグラスワンダーは、おっとりした優しい性格だったのに、レースになって闘志を剥き出しにするギャップがとても良かった。
レースが終わり、また嘆きの木のところでトレーナーと話し、日本一のウマ娘になる目標を思い出すスペシャルウィーク。そしてススズはスペシャルウィークの敗戦をテレビで観て、何かを決意したようだった。これは来週にススズとスペとの関係に変化が起きる前触れだろう。
個人的には今クールは、これがトップで良いかなと思い始めている。 {/netabare}

第9R「スピカの夢」レビュー
{netabare}サイレンススズカの傷も癒え、リギルのメンバーは夏合宿に出発。トレーナーはサイレンススズカとスペシャルウィークを復活させるために2チーム制で競わせることを企てる。サイレンススズカは、怪我のショックから全力で走ることが怖くなってしまい、いわゆるイップスのような状態に陥ってしまっていた。スペシャルウィークは、スズカが復活できないことが気になって自分のことに身が入らない。
そこでトレーナーは、極限状態の負荷を2人に与えるショック療法的な試みを行う。2チームをトライアスロンのレースで競わせ、途中でトレーナーは、自分の夢を語って檄を飛ばすことによって、2人を復活へと導くのだった。最後の場面では、よりハードに競い合って速く走り過ぎたため、カーブを曲がり切れず、全員が海の中に「犬神家の一族」のスケキヨのような状態で頭から突き刺さるというギャグで締めくくられる。

そして、いよいよエルコンドルパサーが出走する凱旋門賞の日がやってくる。
前回の手紙でイスパーン賞やサンクルー大賞のことは、伝えられていて、実際にはそれに加えてフォア賞にも出走している。順位は、それぞれ2着、1着、1着でフランスのGⅠを1勝、2着1回、GⅡを1勝という好成績で、凱旋門賞ではモンジューに次ぐ2番人気だった。
アニメではモンジューの代わりにブロワイエという名前のウマ娘がベルサイユのバラのオスカルのような出で立ちで登場している。実際に凱旋門賞に出走したモンジューの名前は、馬主が所有していたモンジュー城が由来で、その城のある場所がブロワイエ地区というらしい。そこから馬名を変更したようだ。

レースは実際と同じ展開で描かれる。実はモンジュー(ブロワイエ)は、重馬場の鬼で、凱旋門賞が行われた日の前日から当日の午前中まで現地では激しい雨が降り、ここ20年ほどのなかで類を見ないような重馬場となっていた。元々凱旋門賞の行われるパリのロンシャン競馬場は芝の丈が長く、良馬場であってもかなり時計のかかる馬場のため、軽い芝の競馬場で走る日本馬には向いていないといわれている。またコースも特殊で、最後の直線の前に下り坂のフォルスストレート(偽りの直線)があり、仕掛けどころが難しい。

スピカやリギルの面々がテレビの前で応援するなかでレースはスタート。大方の予想を裏切り、エルコンドルパサーは逃げの戦法をとる。馬場の重いときは、逃げや先行の戦法のほうが有利に働くことが多く、これは良い判断だった(実際の判断は騎手の蛯名)。そして、2馬身ほどの差を保ったまま、フォルスストレートから最後の直線に向く。ヨーロッパの競馬で日本と違うところは、馬群のなかに入っていて周りが囲まれていると、ほとんどスペースがなく、なかなか抜け出せないことはよくある話。この日もそういう展開だったが、実際はモンジューの騎手が周りの騎手に「日本の馬に勝たせるのか!」と叫んで、スペースを空けさせたという話もある(レースの映像でもかなり強引に内を割って出てきている)。それほど、凱旋門賞は特別なレースで、フランス人にとっては、特に看過できないことだったことが想像できる。
そして残り50mを切ったくらいのところで前へ出られて、ブロワイエが優勝する。その後の3着のクロコルージュは6馬身も後方で、完全に2頭のマッチレースだった。

レース後、エルコンドルパサーからルドルフ経由でスペシャルウィークに電話がつながれる。エルコンドルパサーは、電話の向こうで悔しさのあまり泣きじゃくるのが心に残るシーンだった。そして、スペシャルウィークは何かを決意したような顔つきで前を見据えた。
このブロワイエ(モンジュー)は、近年のヨーロッパ競馬で最強と今でも語られるほど有名な馬で、その馬と僅差の2着だったエルコンドルパサーと日本競馬も世界で知られることとなった。そして、ブロワイエは、この後ジャパンカップに参戦する。この夢の対決は、おそらく再来週くらいに描かれることになるだろうか。そのときは、レースシーンの作画なども、戻っていることを期待する。
今回は、かなり作画が崩れており、特にBパートが厳しかった。先週のスペとグラスのレースシーンが素晴らしかっただけに、今回の凱旋門賞の粗が余計に目立ってしまった印象。あれだけの数のウマ娘と、それぞれの衣装を描くのは大変だろう。何とか万策が尽きないように最後まで頑張って欲しいと願っている。

※先日、スペシャルウィークに続いて、番組に登場しているテイエムオペラオーもこの世を去った。私は皐月賞(1着)と3歳時の有馬記念(グラスワンダー、スペシャルウィークに続く3着)を現地で観戦した。GⅠを7勝した思い出深い一頭だった。 {/netabare}

第10R「何度負けても」レビュー
放映日の5月27日は、競馬界最大の祭典であるダービーデー。
ここまで来ると、存分に楽しんできた春競馬もほぼ終わりという雰囲気が漂う。
前日の土曜日は予想で楽しみ、当日の日曜日の昼は馬券購入&観戦、夜になるとウマ娘が観られるということで、休日は完全に競馬づくしだった。
実際のダービーはワグネリアンが優勝。騎手の福永祐一は19回目の挑戦にしてダービー初勝利。私は人馬ともにずっと応援してきたので、とても感動的な日となった。

{netabare} ウマ娘のほうは、秋競馬に突入。
スペシャルウィークはトレーニングして大盛りの飯を食っての繰り返し。ちなみに飯を食っているシーンには全てオグリが一緒に映り込むというサービス?カット。
スペシャルウィークは京都大賞典から始動するが、何と7着に大敗。このレースにはテイエムオペラオーも出ていたが、こちらも3着敗退。実際もその順位の通りで、「マークすれば僕の勝利は間違いない」とオペラオーが言っていたが、実際のレースも全くその通り。スペを徹底マークしたが、スペが伸びきれないために踏み遅れて、最後に猛然と突っ込んできて3着というテイエムオペラオーの取りこぼし感が目立ったレースだった。

スペシャルウィークの敗因は、トレーニングを隠れてやっていて入れ込みすぎたというようにアニメでは描かれているが、これも実際とそれほど違っていない。スペシャルウィークは宝塚記念の頃から引っかかり癖がついてきており、京都大賞典でも武豊が手綱を引っ張り通しだった。気合が前に出過ぎていて、最後までもたなかったのだ。

そこで、アニメではリラックスするために帰郷することになる。スペシャルウィークは母親から「めざせ日本一」と刻まれた蹄鉄をプレゼントされて、やる気を増すのだった。その間にほかのウマ娘たちの休日の様子も描かれる。メジロマックイーンがライアンやドーベルと姉妹(実際はドーベルのみが牝馬)で一緒に食事をしていたり、ビワハヤヒデとナリタブライアンの姉妹(兄弟)がショッピングをしていたり、ウオッカとダイワスカーレットのライバルが靴を買いに行ったりと楽しませてくれる。またビワハヤヒデがブライアンに「頭でっかち」と言われて怒るなど小ネタを挟んできているのも面白い。
そして、サイレンススズカの復帰戦が決まり、絶対にアメリカに行くという決意をし、スペをライバルとして認め、戦おうと誓い合う。

最後に天皇賞秋のレース。
最近知ったのだが、実際にはスペシャルウィークは、宝塚記念からの不振によって、このレースに負けた場合は引退することをオーナーが決めていたのだという。ダービー馬で天皇賞春にも勝利していてGⅠを2勝していたため、これ以上無様なレースをするくらいなら引退させて種牡馬にしたいという意向だったそうだ。京都大賞典の大敗によって、この日は4番人気。私も当時は、このレースでスペが勝つとはほとんど考えていない1人だった。
アニメで1番人気のセイウンスカイは、この日もゲートに入るのを嫌がった。実際はファンファーレが鳴ってから5分以上も入らないというゴネっぷりだった。
レースにはサイレンススズカが観戦に来ておらず、レースの時間に合わせてトレセンで練習しているというのは良い演出だった。ふたりが相手のことをライバルとして意識して走り、ようやく同等の関係になったのだ。
レースではセイウンスカイの外から一緒にスペシャルウィークが追い込み、見事に1着となり、14万人の観衆が大興奮という状況になった。

いよいよ来週は、空前絶後といえるほど世界中から好メンバーが集まったジャパンカップ。ブロワイエ(モンジュー)以外の外国馬をどこまで描くのかも楽しみだ。今回も作画はいまいちだったので、最大の見どころとなる来週のレースは持ち直して欲しい。 {/netabare}

第11R「おかえりなさい!」レビュー
{netabare} 今回はもうひとりの主役ともいえるサイレンススズカの復帰戦。このアニメが始まったときから、ススズの扱いがどうなるのかというところに注目していたが、しっかりと復帰戦まで描かれた。ジャパンカップまで行くのかと思っていたが、復帰戦をじっくり描く構成は、とても良かったと思う。その間にジャパンカップに出走するブロワイエ(モンジュー)を登場させて次回での決戦を盛り上げた。

ここまで積み上げてきたものを考えると、この作品は成功した(売上は別にして)と言ってもいいと個人的に感じているが、それは、スペシャルウィークとサイレンススズカの友情・ライバル関係を中心に構成したことが大きな理由だろう。実際にはこの2頭は同時期に走っていたこと以外に共通点はないのだが、それを上手く重ね合わせたのは素晴らしい判断だったと思う。

冒頭でブロワイエ(モンジュー)がジャパンカップ参戦を表明。その年の凱旋門賞馬の出走ということで、競馬界での大きなニュースとなった。ブロワイエの戦績が凄い。凱旋門賞に加え、フランスとアイルランドのダービーも勝っていて、この時点でGⅠを3勝もしていた。そしてジャパンカップ後の翌年にもサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどのヨーロッパで格の高いGⅠを3勝したというヨーロッパの名馬中の名馬といえる。そんな馬が全盛期に来日したということにまた価値がある。
このほかにもバーデン大賞連覇などGⅠ3勝をしているタイガーヒル(サンクルー大賞ではエルコンドルパサーに負けて2着)、前年のイギリスダービー馬のハイライズ、2年前のドイツダービー馬ボルジア(直前のフォワ賞でエルコンドルパサーに敗れての2着)、香港などでGⅠを含め15勝を挙げているインディジェナス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス3着のフルーツオブラブなど、実績のある馬が多数参戦した。

そして、ジャパンカップの前日にサイレンススズカの復帰戦が組まれる。ライバルとして登場するのがサンバイザーという馬。その名の通りサンバイザーを被っているのだが、声優が釘宮理恵。こんなちょい役で登場するのは珍しい。
1999年ジャパンカップ前日というと、10レースでキャピタルステークスが行われており、その時に勝利したのがサンフレア。おそらくこの馬をモデルとして名前を変更したと思われる。キャピタルステークスまで連勝で来ており、上り調子だったことも同じで馬番も10番だったことからまず間違いないだろう。
レースではサイレンススズカが出遅れて最後方からの展開。4コーナー過ぎから他馬をまとめて差し切り先頭でゴールする。このときのアナウンサー、観客、リギルやスピカのメンバー、トレーナーたちの応援、祝福する様子が映され、ファンにとっては堪らないシーンだったと思う。もし、本当にこういうことがあったとしたら、ということを心から感じさせてくれる、とても良い描き方だった。

来週はジャパンカップということになるのだろうが、どういう構成にするのか楽しみだ。実際のレースもとても熱い展開だったので、それをどのようにして再現しつつ架空の物語にしてくれるか。このときのジャパンカップはスペシャルウィーク以外の日本馬は手薄だったので、外国馬をもう少し丁寧に描くこともあるだろう。
そして、1話を使ってジャパンカップをやるのか、また有馬記念までやってしまうのかというところも気になるところ。この作品だと有馬記念は蛇足になってしまうので、次回でサッと終わらせることもあり得る。
ラストはWDT(ウインター・ドリーム・トロフィー)が出馬するところになりそうだが、
あと2話をこのまま突っ走ってもらいたい。作画のほうは持ち直したものの、まだ良いときほどのクオリティではないので、ジャパンカップのレースに期待している。 {/netabare}

第12R「夢の舞台」レビュー
{netabare}この物語の最大の見どころといえるジャパンカップ。
ほかの強豪馬についても出てくるかと思ったが、ブロワイエとの一騎打ちの構図で描かれた。一応、タイガーヒルやボルジア、フルーツオブラブなどは枠番と勝負服で分かるようにはなっている。今回だけで紹介されても強者感は出ないだろうから、これで良かったかもしれない。

前半ではレース前日の振り返りからブロワイエの当日の動向、リギルやスピカなどのチームの枠を超えてスペシャルウィークを後押しする様子が描かれる。皆が心配して、グラスワンダーが耳をつけて中の様子をうかがうところが可愛い。
そしてジャパンカップのレース。

実際と同じく、8番の隣が10番になっている。これは9番で出走予定だったアルボラーダが出走を取りやめたため。細部までこだわり続けてくれていることがよく分かる。ちなみに6番にはサイレンススズカの実際の妹(弟)のラスカルスズカが出走していたため、耳あてのデザインが同じに描かれている。

レースではスペシャルウィークをブロワイエが徹底マークする構図。実際のレースでも全く同じ展開で、エルコンドルパサーのときと同じようにマークをして差す競馬をするつもりだったようだ。3コーナーすぎから両馬とも上がっていく。
直線では下を向きながら必死に走るスペシャルウィークに限界が来たように一瞬モノクロの画面に押し込められる。そのときにサイレンススズカの「スペちゃん!」という声にスペが反応して、再加速。見事1着でゴール。アナウンサーの「日本の総大将」という呼び方も当時を再現していた。
最後にブロワイエが言ったのは「La victoire est à moi(調子に乗るな)」で、スペに言われた言葉をそのまま返した。しかし、スペはこの意味を「いい勝負をしましょう」と思っていたので、「はい」と笑顔で答えている。締めはスピカやリギルの面々と喜び合い、スペシャルウィークのライブによる特殊エンディングだ。

ちなみに、実際のレースでは、1着スペシャルウィーク、2着インディジュナス、3着ハイライズで、ブロワイエ(モンジュー)は4着だった。
そして、どうやら来週は有馬記念をカットして、夢のレースで締めるようだ。実質、今回がストーリーとしては最終回のような位置づけだろう。あれだけの話をとても良いシナリオにまとめたと思う。

ちなみに最後のウインタードリームトロフィーの映像の元ネタは、グリーンチャンネルで流れるこのCM。まさに夢というのがふさわしいメンバーだ。
夢の第11レース
http://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=bDpK38Lhdac
来週は、いよいよ最終回。1クールたっぷりと楽しませてくれたので、もう今の時点で満足している。作画が後半に入ってずっと失速気味だったのが残念だったが、全体的には良い仕事をしてくれたと思う。 {/netabare}

EXTRA R「響け、ファンファーレ!」レビュー
{netabare} 長い間、楽しませてくれたウマ娘も今回が最終回。
ストーリー的には前回で終わった構成だったが、夢の対決を描くためということで「エキストラレース」という位置づけになっている。

アパンでは意外にもスペシャルウィークが負けた有馬記念も少しだけ描かれた。私はグラスワンダーのファンで、この有馬記念の当日は中山競馬場で観戦していたのは良い思い出だ。ゴール前で見ていて、最後はスペシャルウィークに差されたと思ってうなだれていたのだが、写真判定では何とかゴールの瞬間だけ鼻面が前に出ていたのには驚いた。これはグラスの執念のようなものだったのだと思う(アニメでは一応、3着のテイエムオペラオーも描かれている)。

ほかのウマ娘のこともダイジェストで紹介される。ウオッカとダイワスカーレットの鼻差の勝負となった天皇賞秋らしきレースや、トウカイテイオーの二冠&有馬記念の奇跡の復活、メジロマックイーンの春の天皇賞連覇、ゴールドシップの宝塚記念連覇、凱旋門賞挑戦。そして、サイレンススズカは、その後にGⅠを勝利し、アメリカ遠征を行ったことが、スペから母への手紙という形で回想される。連覇しているウマ娘がいることから、ジャパンカップから最低でも2年以上は経ったという流れだ。

大爆笑したのは、ウマ娘たちを壇上で紹介するシーン。
司会役として日刊競馬の本紙予想を行い、UHF系の番組『金曜競馬CLUB』にも出演している飯田正美のような人物が出てくるのだ。あの鼻の詰まったような、たどたどしい喋り方に似せているので間違いないだろう。「あー」とか「~ね」という口癖は完全に物真似だ。ネットで調べてみたが、誰からも指摘されていなかったので、コアな競馬ファンでこのアニメを観ている人は、それほど多くないのかもしれない。私も周りの競馬ファンの数人には、強く勧めてみたのだが、1度は観てくれても、継続して観てくれている人はいなかった。きちんと観てくれれば、作品の良さを分かってもらえるとは思うのだが、アニメを見慣れていない人にとっては、女性声優のかん高い声でうんざりしてしまうらしい。

WDT(ワールド・ドリーム・トロフィー)のレースは予定調和というか、想像した通りの展開だった。オグリの応援にイナリワン、タマモクロス、スーパークリークがスタンドまで駆けつけていたのは面白かった。
これだけのメンツのレースでどれかのウマ娘を勝たせるというのは不可能。それよりもレースシーンまでやってくれたのは嬉しかった。

最後にこのレースを羨望の眼差しで見つめるウマ娘が現れる。リボンが右耳についていることから牡馬で、服の色から考えると、まずキタサンブラックで間違いないだろう。社台所属の種牡馬なので、今のところ登場することは考えづらいところだ。ただ、オーナーは北島三郎なので可能性はあるか…。個人的には2期があるなら、ファンだったジャスタウェイにも出てきてもらいたい。 {/netabare}

全体のレビュー
全話を通して、改めて思ったのがスタッフのこだわりが存分に感じられた作品だったということだ。ソシャゲにつなげるということもあり、デザインは緻密だし、細部までとても丁寧に作られていた。競馬についてはファン目線で見ても、生半可な知識で作っていないことは、すぐに分かる。それぞれのサラブレットについての生涯をしっかり理解した上でストーリーを組み立てた点は称賛したい。また、スペシャルウィークとサイレンススズカを主役にした判断も素晴らしかったし、何よりifの物語をサイレンススズカのファンに嬉しい展開にしてくれたのは、とても良かった。
これは私が物語にいつも望んでいることだが、やはり創作である以上、どこかに救いがあって欲しいと思っている。どのようなメッセージが込められているのだとしても、最後に絶望しか感じさせないような物語を私は観たくない。ハッピーエンドを望んでいるのではなく、ひと欠片でもいいから希望を感じさせて欲しい。そういう意味でもウマ娘は、とても良い作品だった。多くの人に幸せを感じさせたことは魅力のひとつだったと思う。
残念だったのは、後半になって作画が崩れてしまったことと、レースシーンに迫力がなくなってしまったことだ。レースシーンのピークは、スペシャルウィークとグラスワンダーが対決した宝塚記念だった。このレースシーンは素晴らしかったと思うし、結果は知っているのに観ていて興奮して、カッコ良いと思った。後半をそこまでやってくれていたら、良かったが、ウマ娘の数が多すぎるし、GⅠレースの勝負服のデザインまであるため、なかなか難しかったと思う。また、トレーナーの凄さが感じられなかったのも不満な部分だが、この作品がサラブレットに焦点を当てている以上、仕方のないことかもしれない。

実在の競争馬を女性化させたというとんでもない設定ながら、中身はとても真っ当に、そしてフィクションも含めた展開にしたことは見事だった。当時のことを思い出させてくれて、現実の過去の競馬とアニメの2つの世界を楽しむことができた作品だった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 104

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まさかの正統派名作

はじめてゲームの企画を見たときはなんと妙な企画だなあと思いました。
アニメを見終えてみると色々な意図が分かる気がします。

ゲームとは一切関係ありませんが、アニメはよくまとまっていておもしろいです。
ストーリーがまとまっているだけでなく、乱雑にキャラクターが出てきます。

わたしにとってこれは重要なのですが、例えば主要キャラクターが10人いて、その10人のキャラクターにそれぞれ主役回をつけて順番にキャラを立てていくアニメは、わたしは好きになれないことが多いのです。
お行儀が良すぎる、と感じます。
そのへんがソシャゲアニメが好きな理由の1つかもしれません。

ウマ娘は主人公のスペシャルウィーク、その憧れのウマ娘であるサイレンスズカが主軸となり、出番も圧倒的に偏っています。
この2人以外のウマ娘には、主役回と言えるような回はありません。
ですが、スペシャルウィークのライバルとなるセイウンスカイ、グラスワンダーなど、多くのキャラが瞬間瞬間にしっかりとキャラを立ててきます。
おとなしい顔と態度で、じわりとレズビアン的執着を感じさせるグラスワンダーの瞬発力は非常に良いものです。

各ウマ娘のキャラクターは原型となった競走馬の性格を元としているらしく、なるほどこういう性格はいそうだなあと感じられます。
萌えアニメで使い古されたテンプレからは外れつつ、かつ現実の性格を元にしたリアリティがあります。

そういった細かい良さが、レースを主軸にうまくまとめてあります。
わたしはこのアニメのレースを見ていて「これは競馬fateなのではないか」という感じ方をしました。
過去に多くの人が感動したものを再現するだけでなく、こうだったらいいなというifを盛り込み、夢の競演をする。

もちろん詳しければより楽しいでしょうが、たとえばfateで日本人の何割がアーサー王の履歴を知っているでしょうか。
ギルガメッシュって誰やねんじゃないでしょうか。
それでも「現実にあったことだ」という重みは、なんとなく訴えかけてくるものがあります。
(fateの多くは神話で史実ではないものも多いのでたとえとしては不適当かもしれませんが)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

競走馬の擬人化(スマホアプリもあるよ!)→ 最終回は夢のEXTRAレース!(特別ED「うまぴょい伝説」はサイコー(笑)!)

第1話と第2話がまとめて放送されたので視聴。

スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の世界観がアニメ化された作品らしいです、このゲームよう知らんけど。

主な登場キャラクターは実在の競走馬の名前がついた「ウマ娘」と、調教師(トレーナー)ということのようです。

主人公のスペシャルウィークと寮で同室のサイレンススズカ、そして作中で一緒に「チームスピカ」を名乗るチームメイトたち(ウォッカ、ゴールドシップ、ダイワスカーレット)や、エルコンドルパサーなどのライバルたちとのトレセン学園での学園生活やレース出走などのストーリーを見せる作品みたいです。

なお、スペシャルウィークは北海道のド田舎から選考を通ってトレセン学園に編入(なので1年生ではない)という設定の模様。

まあ、ストーリー的には穏当にスポ根+日常系コメディ方向に向かうんですかね?

私は競馬に関しては馬券は買わずに普通にG1あるいはJpn1レースをテレビ観たり、購読している日経のスポーツ欄に載る情報を眺める程度の人なのですが、そんな私でも知っているような有名な競走馬ばかりが出ているのはさすがです。

ウマ娘は人の姿をしていますがレースでの用語は通常の競馬と同じようですね。レース時のタイムなど身体能力については人間離れしていて完全に競走馬のそれ(笑)。なお、ウマ娘が「人間」なので騎手はいません。

それと、1~3着のウマ娘には「ウイニングライブ」というアイドル歌手的なステージに立つ権利があるそうです。たぶんスマホゲームにも実装されるんだと思いますが、何じゃそりゃ(笑)?

何を考えてるCygames…。

ということで、ライブシーンもあります。金持ち(Cygames)の考えることは良くわからんけど、競走馬をある程度知っていれば案外面白かったりして。

== [全話視聴後の総評] ==(2018.6.18)
おそらく、放送前にはさほど注目を集めていなかった作品だと思われます。

マーケティング的にはこちらをウリにしてもおかしくなかったウイニングライブの描写をむしろ控えめにして、練習(競走馬的には調教)やトレーナーあるいはウマ娘同士の関係性を重視した日常描写と、実際のレースを元ネタにしたレースシーンで競馬ファンをも巻き込み、2018年春クールの台風の目となりました。

制作スタッフの取材も功を奏したのか、事前の予想を大きく上回る人気作品になったと思います。

== [以下、視聴期間中の追記] ==
2018.5.13追記:
第7話: その時が きました…。
救いのあるストーリーでで良かったです 。私はこの作品をを信じてついて行きますよ!

2018.6.18追記:
第12話が実質的な最終話で、アニメとしての最終回はやや番外編的なEXTRA R「響け、ファンファーレ!」でした。夢のオールスターキャスト!

特別ED「うまぴょい伝説」ですが、この曲は素晴らしいですね(笑)!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 76

85.2 12 ライバルで学園なアニメランキング12位
【推しの子】(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (756)
2237人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。

声優・キャラクター
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アンチアイドルものとして秀逸かも。ただ星野アイが強烈すぎた。

 1回目視聴時は、作品の見方を間違えて脱落しました。時間をおいて冷静になって本作を見てちょっと思った事と何で見方を間違えたのか、です。

 本作の位置付けなんですけどちょっと「まどかマギカ」を思い出しました。つまり同作が魔法少女モノに対するアンチテーゼだったように「推しの子」は「アイドルもの」あるいは「アイドル」というジャンルに対するアンチテーゼなのかな?と。
 その点で出来は良いのですが、まどマギほどのインパクトは残せませんでした。それはやはり星野アイのせいかな、と思います。

 本作のある意味での不幸は1話があまりに強烈でした。星野アイが魅力的、挑戦的、挑発的すぎて、私には星野アイそのものがテーマに見えてしまいました。星野アイについて全編通じてじっくりと描かれて行く話かな、と思ったわけです。その視点で見ると、1話は名作ですが、その後どんどん本題からズレて行っているように見えます。

 まどマギの3話と同じ役割ですが、しかし本作の1話はクオリティが高すぎた気がします。しかも一挙放送ですからインパクトが半端じゃないです。私は8巻くらいまで既読ですが原作もしょっぱなの星野アイパートはあまりに強烈です。絵もいいんですよね。

 ただ、今回冷静にその続きを見ると、アイドルを中心とした芸能界について丁寧に取材し「裏側」つまりは「虚構」「嘘」を描いています。ネットアイドル、実写化、子役、恋愛リアリティショー、アイドルの給料、ダイコン役者…等々要素を1つ1つ描いています。リアリティがありすぎるのか炎上したり、説教臭いと言われましたが、しかし、それだけよく取材しているという事でもあります。

 もちろん嘘がテーマであることは明示されていますので、ちゃんと読めている人には今更何言ってるの?でしょうが、星野アイの生きてきた痕跡を見る物語と思ってしまうのは無理からぬことだと思います。

 アクアとルビーが転生者でアイの何か(嘘と愛?あるいは嘘と魅力?)を引き継いでいる…かの様にみえる目の星も、芸能界あるある、芸能界の裏側という作品のテーマに注目するのには阻害要因になっています。

 そうやって見ると、芸能界のダークサイド、嘘と虚構を丁寧に見せて行く、つまり「偶像としてのアイドル」とか「アイドル物」の解体なのかな、と。そのためにアイの妊娠が必要だったのではないか?と思います。

 ただ、アイの妊娠の相手についてはサスペンスとして残っているのが上手いところで、それがストーリーの中心になりつつ展開しているのでアイについての物語も当然語られるでしょうし、そこは楽しみです。

 OPの「アイドル」の歌詞や小説「45510」を読めば、本作がアイドル=嘘を中心に語っているのが分かります。ただ、どこかで子供たちに残した言葉以外の愛が語られる気もします。
 それは廻りまわって、アイドルへ愛とアイドル肯定の物語になる可能性は感じます…が、現時点ではよくわかりません。今のところ裏側、虚像、アンチになっています。

 そして気になるのはタイトルの魚尾ですね。原稿用紙の真ん中の【 】っぽい記号です。何が言いたいんでしょう?夢オチ?それとも本作そのものが映画の中?とにかく虚構・フィクションの予感はあります。


 評価は4.0にしてましたが、4.2に変更です。ストーリーを3.5から4にあげます。途中で終わっているので完全な評価が出来ないのでちょっと減点があります。
 キャラは…まあ5しかないかなあと思いつつ、やっぱり星野アイが強烈すぎて、作品のバランスを崩したと言う点で4.5のままにしておきます。
 作画はやっぱり背景美術は気に入らないのですが、人物はいいです。3.5を4にします。
 音楽の5はやっぱりOPなんですけど、本作のOPってOPアニメの魅力が支えるところが大きいんですよね。音楽だけならそこまでバズったかわからない気がします。ただ、映像時代の音楽としてアニソンがなぜ売れるか?と言うとやはり映像そして「キャラ」「物語」とセットだから、というのはあると思います。




以下 1回目視聴時のレビューです。

テーマ・ストーリー・設定の構造を取り違えていたかも…

{netabare} 途中で断念しましたが、2期が来るということで結末だけは気になるので多分見ることになると思います。2期発表と同時に一応1期全話確認しました。

 本作については、原作を読んだ時点では、以下のような話だと思っていました。

 ストーリーは、星野アイというスーパーアイドルの殺された原因である恋愛あるいは性交の相手、その情報を犯人に漏らした相手を見つけ出す。
 テーマは「嘘と愛」であり、星野アイがどういう生き方をしてきたか、アクアが芸能界の追体験をすることで理解する。
 話の舞台・話を進めるためのエピソードとして、芸能界の虚構性つまり嘘の部分と、恋愛の部分つまり愛の部分を描く。
 こういう構造かと思っていました。


 ですが、改めて原作ではなくアニメを見て、ひょっとしたらですが見方を間違っていた?と思いました。

 ストーリーは、アクアがアイが生きていた芸能界に染まりつつ嘘と恋愛を知って行く。
 テーマは、各エピソードで芸能界の虚構と現実の部分を赤裸々に描く。
 舞台・設定は、星野アイというスーパーアイドルが殺された世界に転生した熱狂的なファンが星野アイ殺しの裏の事情を探って行く。

 つまり、私は星野アイの20年…あるいはプロファイリングによれば15歳の時に何があったかを追う。星野アイというアイドルの象徴的存在をアクアが知って行く。つまり、星野アイにとっての愛と嘘=アイドルとは何かを描いて行くのがメインの話かと思っていました。
 が、実際にこの作品が描きたいのは芸能界や各種クリエーターの虚構とか裏事情を特に作者は描きたいのかなあと思いました。

 
 当初、これだけ色んな形で子役、実写化、アイドル、ユーチューバー、恋愛ショーという形で、様々な見せ方をされている意味がわかりませんでした。ですので、話が引き延ばされて冗長だなあと感じました。 
 本作原作が段々つまらなくなってゆく…と私が思う原因が、一つは恋愛リアリテショーで星野アイの秘密に何も絡まないじゃん、と思った事が一つ。
 そして2期の冒頭からあるであろう、東京ブレイド多分「刀ラブ」の舞台が本当に演技の話ばっかりになるからです。このパートで私の心は原作から離れました。

 ですが、逆にこういう芸能界・SNS等の様々な形を丁寧に切り取られて見せられると「あれ?こっちがテーマで星野アイが舞台だった?」と思ったわけです。あまりに主義主張が激しいですよね。
 となった時に、私はあくまで物語の謎、星野アイというキャラクターに興味があるのであって、芸能界の裏側には興味はあまりありません。

 そして1話がちょっと色褪せます。あの話はほぼ「パーフェクトブルー」の焼き直しですが、換骨奪胎して一人のスーパーアイドルの人生を追う冒頭としてはものすごい物語だなあと感心していました。が、本当にこの調子で最後までいくならかなりがっかりです。


 で、まあ、それとは別に謎についての仕掛けですが、気になっているところです。

 星野アイが転生している可能性ってないんですかね?あるいは星野アイの相手が転生してないか。
 医者が死ぬ前に、アイは妊娠していたのに転生した矛盾って何かあるんでしょうか?タイムリープとかはないのか?
 星野アイを殺した犯人と医者を殺した犯人って本当に同一人物なの?そこに仕掛けはないの?
 瞳の星の意味は何かありそうですよね。アカネの瞳に宿った以上遺伝だけではなさそうです。

 それとタイトルの「推しの子」の手偏が切れて土偏みたいになっている理由。子のデザインももちろんです。「の」が瞳になっているのは分かります。強調のカッコである【】の意味は?そうではなくて【】の前後に線が入っていますので、カッコではなく原稿用紙の真ん中、魚尾(ぎょび)つまり創作物ということ?推しの子という存在自体が創作だと言うメタ的な仕掛け?


 本作OPは良いですよね。水星の魔女の1期といい内容を織り込んでいるのに好感がもてます。
 そして、アニメの作画は星野アイを初め、アイドル的な場面の作画は大したものだと思います。が、やっぱり背景美術とか、舞台以外の作画は止め画がかなり多いし、線の感じなども私はあまり好みではではありませんでした。

「断念」から「見終わった」になりますが、ストーリー・テーマは思っていたよりも深くないかも、などと思ってしまいました。改めて家に積んである8巻まで読んで、考えてみます。{/netabare}


 

以下 3話断念時のレビュー

{netabare}  断念です。原作8巻くらいまで読んでいるので、そことの違いがないのと、アニメならではの展開がないのを確認しました。OPもPVが公開されてます。

 断念の判断の理由なんですけど、1つ目がアイドル星野アイとはどういう人間だったか、というアウトラインを後からアクアが知って行くという話が大筋になるのかと思いますが、そこが弱いんですよね。つまり1話がピークでそこから2、3話とダダ下がりです。
 もちろん原作を知っているというのもあるんですけど、原作視点でも同じ感想です。結果的にアイドル恋愛もの…になってしまった気がします。(ひょっとしたらアクアが芸能界で生きて行く、恋愛をする(してみる)というアイの追体験を通じて何かを知る、感じるというのはあるかもしれませんけど)

 また、45510という小説が後付けで発表になったのは、つまりストーリーでそこを丁寧に追わないということでしょう。それは作品としては大きなマイナスポイントです。そここそが作品で一番見たい部分です。これをアクアが犯人を追う過程で知るべきでしょう。正直この小説が出たからアニメも漫画も断念する気になりました。

 2つ目が、原作のキャラデザというか絵の雰囲気が中途半端に再現されているアニメとしては見づらいです。しかも、その人物が完全に浮いてしまうような適当な背景美術をなんとかしてください。いくらなんでも適当すぎでしょう。アニメとして画面に魅力が無さすぎます。これも1話のアイが動くシーン以外はですけど。
「その着せ替え人形は恋をする」でもちょっと感じた感覚です。いわゆる狭義の作画はそんなに悪くない感じなんですけど、絵作りです。

 3つめがこのペースだと原作を追い越して結末まで描く気がないだろうと判断したからです。

 ということで、原作がもともとアイデアはものすごく良かったし1巻(アニメ1話)は最高に良かったのに、その後がついて行けていなかったのが最大の失敗でしょう。
 人気作なのでレビューもいっぱい出てくると思いますので、そちらを後で確認します。それと連載で結末が出たころに一気読みするかもしれません。あるいはアニメが原作に先だって、最後まで描き切るなら見直します。

 なお、OPフルコーラスの歌詞に「マリア」という単語が出てきました。マリアが妊娠するのは世界で一番有名な理由ですよね?ですので、そういう結末な気もします。むろんアイドル=偶像でイコンとしてのマリアかもしれませんが。
 あるいは歌詞から言って愛を知るためだけのお試しだったという気もします。興味が残るのはそれくらいですが、2話以降でそこが中心にならなかったのが残念です。

 評価は1話があるので比較的高いですが、アニメになるとトータルの作品で見たときいろんな部分がアンバランスで、見ていて気持ちが悪くなる作品でした。

 なお、原作未読の方は、そうはいっても途中までは普通に面白いのでアニメで見る意味はあると思います。{/netabare}




以下 1話のレビュー

1話 面白いのは知ってますが、長期連載の弊害もある作品かなあと。

{netabare}  最近ではめずらしく本屋で1巻の表紙でジャケ買い大人買いした作品です。本当に魅力的な表紙です。ですので、中身は当然知っています。

 感想は言い辛いです。現段階では原作でアニメの1話部分をもうちょっとじっくり見せて欲しかったということですね。つまりアイの深掘りですね。テーマ的にもドラマ的にもです。まあ、本当はこんな長期連載の予定ではなかったのだと思います。

 そして人気が出たことがちょっと悪い方に作用した作品かなあという気がしなくはありません。アニメ1話部分は本当に面白くて引き込まれました。人気は当然ですけど、こういう作品は終わりを決めて、7巻とかくらいで終わらせてほしかったなあ。そのほうが密度が濃くて結果的に名作になると思います。まあ、書評ではないので、これくらいにしますけど。

 それにしても、最近作画水準が高いアニメが多いせいか、こう止め画が多いとちょっと画面的に退屈ですね。1話くらいもっと動かしても良かった気がします。舞台のシーンは頑張ってましたけどね。

 横槍メンゴさんのカラー絵は本当に魅力的なので、そこの水準は無理にしても、もうちょっとなんとかしてほしいかなあ。

 感想として何が言いたいかというと、結末を原作者とアニメ制作陣で共有しているなら、ストーリーを圧縮して結末まで描いてほしいなあ、ということです。{/netabare}



追記1話は「パーフェクトブルー」に匹敵する素晴らしい出来でした。

{netabare} 追記 1話の出来の良さについて描くのを忘れていました。1話目は施設育ちで愛を知らない「アイ」が、愛していると嘘をついている。だから、自分の最愛の子供たちに愛していると言えなかった。そしてアイが愛していると言えるのは、どうなった時?という話です。

 現状でも相当素晴らしいのですが、正直言ってこの1話だけをブラッシュアップすれば今敏監督の「パーフェクトブルー」と比肩しうる作品になれたかなあと。特にアイというキャラの深掘りがあればなあという気がします。テーマ性は良いし、舞台設定、謎とストーリー展開もエンタメとして本当によくできていました。

 ファンタジー部分については、アイドルのピークで事件が起きないといけないこと、そして、赤ちゃんとしてアイが接しているうちに事件が起きないと、それを理解する自我が赤ちゃん側にないといけないので、こういう形のドラマを作れなかったと思いますので、必然性をちゃんと感じました。

 という感じで私の印象では1話がピークではありますが、そうはいってもその愛を知らないアイが誰の子供を作ったのか?という最大の謎がありますのでその点は目が離せません。

 で、1話目のEDで流れたYOASOBIの曲ですけど、この1話のテーマそのものを歌っていました。フルバージョンのPB付きがアップされていますが、この曲だけでも作品の1話を奇麗に1つのドラマとして歌いきっており、大変すばらしい曲になっています。
 これを1話だけの使用で2話以降曲を変えられたら、素晴らしい演出力だと思いますが、どうでしょうか?

 それと作画は再視聴すると思っていたよりもマシでした。ただ、アイが出ているパートとそれ以外の出来に差がありすぎる気もしました。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最初からメディアミックス化を意識していたかのような計算された構成

【レビューNo.122】(初回登録:2024/5/5)
コミック原作で2023年作品。全11話。(初回は90分)
元々YOUTUBEで原作が紹介されていて、原作買うか迷ったんだよな。
(結局マイナー感溢れる「早乙女選手、ひたかくす」にしたんだけどw)
まあいうてる間に、順当にアニメ化されたなっと。
・交流あるフリークスさんのレビューに刺激を受けた
・ちょうどABEMAで一気見放送してて復習できた
を受けて、リアタイ時に残念したレビューを書いてみようかと。

(ストーリー)
田舎の産婦人科医ゴローは、自分に懐いていた患者・少女さりなの影響により
アイドルオタクになっていた。そんな彼の元に、活動休止中の彼の推しアイド
ル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れたことで物語が動き出す。

(評 価)
・「星野アイ」と「物語の起点」をしっかり印象づけた初回拡大放送
 {netabare}主人公は高校生になった星野アイの息子・星野愛久愛海(アクア)なのです
 が、物語を進めていく上で
 ・彼にとっての「スーパーアイドル・星野アイ」という存在の位置付け
  (そして双子の妹・瑠美衣(ルビー)にとっても)
 ・彼が芸能界に関わる強い動機付け
 をしっかり印象づける必要がある訳ですが、これを出し惜しみせず初回拡大
 放送で一気にみせ、視聴者のハートを鷲掴みにするという・・・
 これはホント上手い戦略でしたね。
 本作の構成的にも、初回分は完全にプロローグ的な位置付けですからね。
 キリがいいプロローグを一気に片付けて、2話以降から本編を展開していく
 というやり方は、理にかなっているなという印象ですね。
 まあこれも「覇権アニメ候補」という金看板があるから打てる強気な戦略な
 んでしょうが、それが功を奏したように思います。{/netabare} 

・芸能界の表と裏を描写した秀逸なストーリー展開
 {netabare}(アイドルアニメとか基本観ないので、詳しいことは知らないのですが)
 アイドルやマネージャーなど一部の関係者にスポットを当てた作品は数あれ
 ど、こういう大局的な視点から芸能界の表と裏を描いた作品って今まであっ
 たんですかね?!
 ・まず掴みのアイで
  「この芸能界において嘘は武器だ」
  という新しい切り口を提示
 ・次にアクアを
  ・他のアイドル志望者のように芸能界に憧れを抱いておらず
  ・復讐劇のために芸能界に関わっている
  という1歩引いたキャラ付けをした上で、彼の目線を中心に
 ・ルビーで
  ・アイドルに強い憧れをもち、芸能界はキラキラした世界
  という従来のアイドルアニメ要素も残しつつ
  (この2人が二律背反的に描かれているのがホント上手い!)
  また定番的なタレント達の人間ドラマを描きながらも
 ・ここに監督やプロデューサー、ADなど制作陣側の視点なども加えていく
  (これを善や悪というバイアスをかけることなく、それぞれの立場からの
   道理として客観的に描いているのもナイス!) 
 ・更に「ネット炎上」という社会問題をぶっ込み、一般人まで巻き込む
 多角的に芸能界を描いているストーリー展開がホント秀逸です。
 これを(2クールと引っ張らず)11話の1クール作品として濃密に描き、最後
 はアニメ演出が最も映える「アイドルライブ」~「2期のプロローグの引き」
 で完璧に締めるという・・・{/netabare}

・キャラをポイ捨てせず有効活用も上手い
 {netabare}新展開を創るために
 ・新キャラを出してポイ捨て→で、また新展開のために新キャラ登場
 という作品も多いですが、本作はキャラをポイ捨てせずしっかり有効活用
 しているのがニクイですね、
 ・その象徴的なキャラが”有馬かな”ですが
  ・子役として典型的な「天狗になったキャラ」として描かれるも
  ・高校生になり、今度は「挫折を知った『元天才子役』」として再登場
  ・更にまさかのルビーのアイドルユニットに参加
   以降芸能界のよき先輩やアクアのヒロイン候補としてレギュラー入り
 ・また「恋愛リアリティショー編」で共演した2人も
  ・MEMちょ →実は昔アイドル志望で、ルビーのアイドルユニットに参加
  ・黒川あかね →2期の「2.5次元舞台編」で再びアクアと共演決定
          (しかも有馬かなとは子役時代からの因縁つきw)
  いや~、早速使い倒してますねえw
 それに監督やプロデューサーなども長い付き合いになりそうで
 「狭い芸能界=人脈(人の縁)がモノを言う世界」
 というのを体現している部分もあるように感じましたね。
 「使えるキャラをしっかり育てて次に繋いでいく」
 そういうことがきちんと出来ている作品かなっと。{/netabare}
 
芸能界の表と裏を多角的に描く、「新しい芸能界エンタメショー」を展開しつ
つも、アイドル要素はガッツリやり、ライブシーン(劇中歌・振り付け・ファ
ンとの一体感)といったアニメ映え等との親和性やバズりを狙った
「最初からメディアミックス化を意識した計算された構成」
だったのかな、というのは強く感じましたね。
(タレントの人間ドラマなんか実写映えもしそうですし)
もしそうなら、まさに狙い通りなんだろうし。
本作の難点を挙げると、最初に
{netabare}「黒幕を捜して復讐劇」
というミステリーをぶち上げたものの、それがほとんど進まないところですが、
これは長期連載を意識した大人の事情的な部分もありますからねえ。
(これがサクサク進むと連載終っちゃうんでw){/netabare}
さすが「覇権アニメ候補」と前評判が高かっただけのことがある、満足度の高
い作品だったと思います。

OP「アイドル/YOASOBI」
・今更いうまでもなく世界を獲っちゃったし、その功績で「日米首脳会談」に
 も招待されたしねw
ED「メフィスト/女王蜂」
・女王蜂の曲は独自性が強く個人的には苦手なんですが、今回もいい意味でブ
 レていないのかなっと。今回は飛ばさず聴いてましたね(笑)

最後に刺激を下さったフリークスさん、アザ━━━(*゚∀゚*)ゞ━━━ス!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「それでも光はあるから」

赤坂アカ氏・原作の連載コミックは未読。

【物語 4.5点】
題材は芸能界の裏側。

初回から90分SPでインパクトを残す。
あとは数話完結エピソードで適度にヤマを作って勢いを持続させる。
最近のバズる1クールアニメの構成として理想的。

その中でアイドルの虚実。
演技力だけで決まらない役者のキャスティング。
リアリティショーを巡るネット、SNS上のエゴサ、炎上。

多くの人が芸能界に対して薄々感じている、こじれた部分を、
踏み込んで言語化して、よく映像化してくれたと共感を得ていく内容。

7話の{netabare} ネットリンチ{/netabare} はここまでエグッて来るのかと戦慄しましたし、
3話にて語られた、良い原作を良い映像作品にしたいという純心だけでは通らないドラマ事情。
それでも現場スタッフはより良い物を作ろうと奮闘してはいるという描写。
私も、今後アニメ化で好きな原作を台無しにされた時も、少しは優しい気持ちで受け止められそう?ですw


主人公少年・愛久愛海(アクアマリン)は{netabare} 母であり推しであるアイ{/netabare} をあんな目に遭わせた芸能界の連中への復讐に燃える闇サイド担当。
妹・瑠美衣(ルビー)は母も輝いたアイドルに憧れを抱く光サイド担当。

両サイドを行き来したり、交錯させたりすることで、
闇は深いけど、人を惹き付けてやまない夢の芸能界を演出。

またアクアの復讐闇堕ちルートを思い留まらせるルビーのアイドル光ルートという構図も、
葛藤の軸として確立されており、制作決定している2期以降も安定して期待できます。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・動画工房

きらびやかなステージのスポットライトにトップアイドルの瞳の煌き。
芸能界のキラキラを表現する極彩色のカラーが強烈。
裏に潜む嘘の存在を否応なしに意識させられる、“価値ある不快感”を提供。

反面、芸能界の本音やトラウマを描く時は、しっかりと色数を落とす。
地味にアクアが業界の裏情報を探るため鏑木と会談するモノクロに近い映像も印象的。
灰色の店内で裏話を交わす2人の男。そして、闇に浮かぶ{netabare} 4万円の寿司w{/netabare}

カラースクリプトも数多く担当した助監督の猫富 ちゃお氏。
要チェック人物としてマイリストに登録されました。


動画工房の主力・谷口 淳一郎氏ら“作画育成監督”を複数人擁する陣容も特徴的。
この作画育成監督、近年ではCloverWorksの岡 勇一氏も務めるポジション。(※)

過酷な労働環境などを背景にした、技術継承不足が呼ぶ、さらなる人材不足という地盤沈下の悪循環。
アニメ業界も、芸能界と同じく、色々と闇を抱えているようですが。

作中でルビーたちが{netabare} 新生B小町{/netabare} により芸能界に光をもたらすのかと予感させるのと同様に、
日本のアニメ業界も、社内育成体制の整備と内製回帰による基盤強化で、将来に光明を見出していこうという意志を感じます。


【キャラ 4.5点】
“10秒で泣ける天才子役”有馬かな。
子役の旬が過ぎて見向きもされなくなった高校時代にアクアらと再会。
CV.潘 めぐみさんの濁声で、骨身に染みた芸能界の現実を語る解説役としても重宝する。
{netabare} 新生B小町のセンター{/netabare} も決まってましたね♪

また、必要なのは有馬かなという元・子役の名前だけ、良い演技より波風を立てないことを求められる現場で放った、
ドラマ業界騒然の会心の演技。
{netabare} 「それでも光はあるから」{/netabare}
矛盾だらけの芸能界をも照らすメタファーとして私の心にも深く刺さりました。

今後も有馬かなは{netabare} アクアを巡る黒川あかねとの三角関係?{/netabare}
など恋愛面でも活躍が期待できそうです。


人気“高校生ユーチューバー”MEMちょ。{netabare} 新生B小町メンバー。{/netabare}
メディア横断的にバズる導線を引くネット工作能力が貴重。
衝撃の{netabare} 実年齢25歳、7歳サバ読みの{/netabare} カミングアウト。
芸能界の過剰な早熟性欲求へ一石を投じる意味でも有用なキャラです。


【声優 4.0点】
主人公アクア役の大塚 剛央さんは近年ブレイクし始めている若手声優。
ルビー役の伊駒 ゆりえさんに至ってはメインキャストは初の新人。
大塚さんは闇堕ちを危惧させる怪演などで片鱗を見せていますが、
伊駒さんは演じるキャラ同様、芸能界の闇に放り込むのが憚られるピュアさを感じます。

1期目は正直、有馬かな等、強烈なキャラ勢に埋まってる感もあったメインお二人。
シリーズを重ねる中でどう染まるか、化けるのか。
伸び代にかけた意図を感じる新人、若手起用だと思います。


カリスマアイドル・アイ役の高橋 李依さんが、初回の衝撃の掴みを支える。
天才若手女優・黒川 あかね役の石見 舞菜香さんが、8話の起死回生の演技を押さえる。
要所を締める声優の役者魂も光りました。

発声方法が謎なのが“覆面筋トレ系ユーチューバー”で苺プロの稼ぎ頭・ぴえヨン役の村田 太志さんのアヒル声w


【音楽 4.0点】
伝説のグループ・B小町の楽曲群は、やや昔のアイドルリバイバル感を醸した構成。
自己紹介&ヲタ芸煽り曲「サインはB」の作詞・作曲が大石 昌良さんというのがツボにハマります。
『~GRIDMAN』の主題歌同様、大石さんは懐古な心をくすぐるのがお上手です。


OP主題歌はYOASOBI「アイドル」
Ayase氏が原作漫画が好き過ぎて、インスパイアされた楽曲を複数作曲していた所、
タイアップの話が舞い込んで、その中の一曲が世に出た形。
歌詞世界は原作者が書き下ろした短編小説「45510」を元に展開。

「45510」は現在ヤングジャンプHPで期間限定公開されていますが、
私はアイのメガジャケ目当てでポチった「アイドル」CD版の付録で読みました。

2番を聴いて感じていた、1期では描写されなかった{netabare} アイのグループ内人間関係{/netabare} が、
真相に深く関わっているのだと再確認しました。

かわいいを表現しようと挑発的に語尾を上げるikuraさんのボーカル。
キャッチーな音をクドいくらい重ねるアレンジ。
良い意味で耳に障る構成で、アイドルと嘘というテーマを体現した力作。
AMVもYouTube2億回再生も納得の出来栄えです。


ED主題歌は女王蜂「メフィスト」
こちらはアヴちゃんが長年構想していた、人の願いを叶えるためにどこまでやっていくか?
という楽曲テーマが、作品と出会うことで結実し、日の目を見た形。
「メフィスト」はゲーテ『ファウスト』で登場する悪魔。
本曲では願いの悪魔の意が込められたとのこと。

毎回引きを強くするイントロが優秀なEDでもあります。
引きでは、時に囁くようなモノローグだったり、息を飲むカットだったりしますが、
音響が小さな音量のセリフ素材をイントロに負けないよう調整し、印象的な幕引きを演出したとのこと。
楽曲のパワーだけでなく、細かい音響の仕事も作品を支えていました。

尚、EDにも実写MVがありますが、こちらは視聴するのに相当な覚悟が要ります。


【参考文献】※CloverWorks公式ホームページ「STAFF INTERVIEW 岡勇一 クリエイティブ事業部 演出・作画ルーム 作画育成監督 培ってきた技術をすべて後輩に継承していきたい」




【第1話(90分拡大版)先行上映感想】嘘つきはアイドルの始まり

長いので折りたたみ。
{netabare}
アイドルは嘘で人々に夢を与える偶像。
嘘こそアイドルの本質。
こんな捻くれた考えを持った私。

本作の「この芸能界において嘘は武器だ」とのキャッチコピー。
主人公のアイドル・星野アイの“しいたけ目”を越えた“キラ星目”。
嘘臭すぎてかえって惹き付けられる極彩色の強烈なビジュアル。
これはさぞ濃密な芸能界の嘘を暴き出してくれるに違いないと、注目していた期待作。

加えて展開が衝撃的との評判は耳にしていたので、
まずは是非とも映画館で気持ち良く驚いてみようと、
今回の鑑賞まで情報シャットアウトして挑みました。

結果、本当に驚きましたし、取り扱う嘘は胃もたれして吐き気を催すくらい濃厚でした。
基本設定に{netabare} 推しの子供として転生した双子{/netabare} というトンデモがありますが、白けることはなく。
むしろ芸能界を徹底的に相対化できるポジションに視点を置く。
口の固い大人が油断して本音をこぼしてしまうキャラクターを活かす。
芸能界の嘘と現実にまつわるテーマの深掘りも怖いほど快調で引きずりこまれます。

例えば、ネット上で、あの娘の笑顔は作り物っぽくて嫌いとのアイドルアンチを見かけます。
あれも本作にかかれば、作り物も何も、芸能界の笑顔は全て人工物。
結局、人々は各々が、どの嘘が綺麗でしっくりくるか否かで、あれは本物じゃないだの叩いているに過ぎない。

さらには夢を壊されたと荒れるアイドル恋愛問題。
俳優の実力より事務所のパワーバランスによって決まる出番の尺の長さ。
真偽そっちのけで他人の不幸すらコンテンツとして消費する下衆な大衆。
嘘に踊らされる世間の風刺は多岐に渡り、シナリオ展開との合せ技で打ちのめされます。

初回90分で、まだ物語のプロローグに当たる第一章にしてこの密度。
序盤力は近年でも屈指だと感心しました。


アニメーション制作は動画工房。
手描き重視のアイドルライブシーン等で、世間が待望する綺麗な嘘を好表現。
目力の強弱が激しいキャラ素材を活用した心情描写も気合が入っていました。

主人公・星野 アイ役の高橋 李依さん。
作中アイドルソングも歌い、ミリ単位で供給する笑顔を微調整する狂気をフォローし、
嘘が本当になる未来や愛を求めて嘘を重ねる業も表現する。
持てる引き出しを全て開け放ったような見事な演技でした。

今回のラストではOP主題歌のYOASOBI「アイドル」も公開。
楽曲のために原作者が書き下ろしたという小説を元ネタに、
アイドルグループの本音を、韻を踏んでえぐってくる攻めてるアニソンでした。
OPの先攻を受け、後攻の女王蜂がED「メフィスト」でどう応えるのか。今から戦々恐々ですw


嘘を追求した先にあるのは真実か?代償か?
人は愛を取り戻せるのか?

初回から刺し違える覚悟で挑みたい。
2023年・春アニメ、台風の目です。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

89.1 13 ライバルで学園なアニメランキング13位
ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (684)
2222人が棚に入れました
「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。

声優・キャラクター
Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ソシャゲ原作アニメ史上初の大傑作。それでも現実を乗り越える者に惜しみない喝采を。

♪♪(BGM)「GIRL'S LEGEND U 」FULL ver


 ついに現れてしまったソシャゲ原作アニメの大傑作…、その名は「ウマ娘 プリティーダービー Season 2。


 スタジオ変更があったりしたが、正直1期とは比べ物にならないくらい進化している。アニメとしてのクオリテーの平均値は非常に安定しているし、なにより王道なストーリーが素晴らしい!。1期見てなくても全然問題なく見れるのも良い。


 本作においてはキャラクターもストーリーも実に上手く現実という神様が作った究極の創作物を生かしている。だからこそ、一本芯の通ったブレない無駄のない見事な物語が作られている。それはテイオーの不屈の物語であり、他のウマ娘たちの輝きである。


 本作においては主役のテイオーが気持ちよく勝つのは最初のダービーくらいでそっから殆ど艱難辛苦の連続であり、9話においては近年ではこんなに主人公を追い詰める展開ないわ!って神様の鬼畜ぶりが冴え渡っている。


 王道の作劇の一つはとにかく主人公を追い詰める「我慢劇」と呼ばれるタイプがあるが、本作は近年稀に見るその成功例だろう。


 「我慢劇」は70年代くらいまでは日本だけでなくアメリカ映画の世界でも見られたが、主人公が耐えに耐える展開の連続に観客が飽きちゃう問題が出始めて、80年代からドッカンドッカンノンストップアクションが主流となった。


 本作においてテイオーがひたすら追い込まれる展開なのに暗くもならず飽きずに見れるのは、全体的な作風の楽しさと、テイオー以外のウマ娘たちも非常にキャラが立っていて彼等の物語も凄く面白いからである。


 ソシャゲアニメにおいてはキャラが多すぎて、キャラを出すのがノルマみたいになってるアニメが目立ったが、本作においてはキャラは多いといってもフォーカスするキャラたちをしっかり絞っているし、彼等の物語が充分主役級といっていいくらい素晴らしい。


 そして素晴らしいストーリーとキャラを活かす演出の妙!。1話の引きから、この監督は只者ではないと思ったが、ちゃんと盛り上がる段階を踏み、台詞無しや少なくても魂を震わせる場面をいくつも作ってるのが凄い。そしてコミカルなシーンを適度に入れる大人っぷりも偉いねぇ…。


 大絶賛な本作だが、良かっただけに少々勿体なく感じたのは終盤の11話を丸々百合回に使っちゃった点。やはりaパートだけとかにした方がビワのキャラをもっと積み上げられただろうし、マックイーンの件だってもっと良くなりえたろうし、if展開をもっと描く余地もあったろう。


 ビワとの決着も、マキバオーオマージュでこのレースにいないずっと追い続けてきたルドルフ、そしてマックイーンのイメージと競っているテイオー…とかの方が感動も納得度も高かったかな。ビワ「そうか…、お前は一人で走っているのではないのだな。勝てぬわけだ…。」みたいな。まぁ、無い物ねだりかな。

 
 「諦めないこと」を「ひたむき」であることを無駄だなんて誰にも言わせない!。本作は王道のエンタメを突き詰めた結果、このメッセージを単なる言葉でなく心に刻みつけてくれる。テイオーは選ばれし者じゃない、自ら選択した者なのだ。
 

最期はニコニコの1話についていたあるコメントで締めたいと思います。


「ここに無敗の天才の物語は終わり。不屈の帝王の物語が始まる」

投稿 : 2025/03/22
♥ : 96
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ずっと先で待っている。あなたが復活して来るのを…

この物語は、主人公に感情移入できるかどうかで評価が全く異なります。

確かにこのアニメは競馬の馬たちを女性に擬人化させて描いており、受け取る人によっては女性蔑視(セクハラ)だと感じる方もおられるでしょう。

私も以前はそう感じていました。
でも実際に視聴してみると、主人公の心の葛藤にぐいぐい引き込まれてしまい、目が離せなくなります。特に物語の後半は感動の嵐でした。

まだ見てられない方は、見ることをお勧めします。
きっと感動で涙が流れるでしょう。


シーズン2での主人公はトウカイテイオウです。
彼女は無敗のまま2冠を征しており、その優れた疾走は多くのファンを魅了していました。
彼女の目標は、無敗のまま3冠を征してチームメイトのメジロマックイーンと同じレースで走ることです。

その彼女が突然、足を骨折します。馬娘にとって足の骨折は致命的です。
3冠の目標はついえてしまい、無敗の記録も途絶えてしまいます。
それでも彼女は諦めません。レースでメジロマックイーンと共に走る約束を守るために、懸命にリハビリをします。

そして…、{netabare}
ようやく足が完治したかと思ったら、またしても骨折…。それも二回続けて…
折れ癖がついたかもしれない。
三度目の骨折は、トウカイテイオウの心を打ち砕くのに十分すぎる出来事でした。
{netabare}
リハビリの最中にメジロマックイーンの走行時間を測定するトウカイテイオウは、あまりの速さに驚きます。
その速度は、かつて自分が走っていた速さ…。今となっては別次元の速さに思えます。
そしてつぶやくのです。
「そうか。そうなんだ。僕はもう… あんなふうには走れないんだ…」

いつの間にかトウカイテイオウの両頬に涙がこぼれ落ちます。
その涙はいつまでも流れていました。

このときのトウカイテイオウの気持ちが切なすぎて切なすぎて…
思わずもらい泣きしました。
{/netabare}
それでも必死に応援してくれる仲間に励まされて、トウカイテイオウは再びあがき続けます。
周りから何と言われようとも、どんなにみっともなくとも、あがいてあがいて、あがき続けて…
{netabare}
その矢先、今度はメジロマックイーンが繋靭帯炎を発症します。
選手生命にかかわる不治の病です。奇跡でも起きない限り治りません。
残酷な運命の仕打ちにメジロマックイーンは子供のように泣きじゃくります。

そのとき、トウカイテイオウが言うのです。
「今度は僕の番だ。今度の有馬記念で僕は奇跡を起こす。誰よりも速く走る。」

かつてメジロマックイーンが王者としてトウカイテイオウの復活を待ち続けたように、今度はトウカイテイオウが王者としてメジロマックイーンの復活を待つつもりです。
{/netabare}
そして運命の有馬記念が始まります。
有馬記念の出場資格はファン投票で決まります。
一年近く休んでいたトウカイテイオウが出場できたのは、多くのファンが引退セレモニーとして最後の勇姿を見たいがため。投票した人は勝つことなど誰も期待してませんでした。

しかし…、{netabare}ここで奇跡が起きたのです。
手に汗握る感動のレースでした。とめどなく涙が出てきました。
競馬界に奇跡というものがあるのならば、まさにこの瞬間でした。

これは1993年に実際にあった出来事です。競馬史上最も有名な奇跡のレースでした。
トウカイテイオウは実に364日のブランクを克服し、復帰一戦目にして王者へと返り咲いたのです。{/netabare}

{/netabare}
奇跡は、信じ続けて必死にあがき続ける人にのみやってくるのかもしれません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 84
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝利の女神は観た子だけにチューをする

オリジナルアニメ2期


往年の名馬が萌え擬人化して駆けっこする作品。勝てば“ウィニングライブ”と称したステージを披露。
文字面だけ追えば大きなお友達向けニッチなニーズを狙い撃ちしたコンテンツと思われても致し方ないやつです。やれスポコンだ友情だと言われたところで手に取る気になるかは怪しい。
が、手にしたら最後でハマる沼。そんなおとろしい1期でした。コアとなる魅力については変わらずなのでお手数ですが1期レビューご参照ください。

ついでに言うと、せっかくお越しいただいてなんですが、競馬好きレビュアーさんの感想のほうが面白いのでそちらもぜひ。
1期はスペシャルウィークとサイレンススズカ。スイッチして2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役です。尺を取って掘り下げた主軸を横に置けば失速するリスクがあるものですが少なくともそうはならなかったと思います。
あらためて元ネタとなる名馬それぞれの物語がファンをひきつけて止まないことと、その史実を皮肉やパロディではなく作り手が真摯に受け止めて世に出した作品であることを伺わせます。
観る側も呼応しついつい自力で元ネタを漁りたくなるのではないでしょうか。本気は伝わるみたいな。時折イマイチアニメにて「原作読んで」の声が飛び交いますが、作り手の誠意に欠ける作品と判断したアニメの原作に手を出しづらいのは私だけではないでしょう。

作り手の本気といえば

 ・ソシャゲのリリース
 ・この2期の放送そのもの

良く実現させたものだと思います。
2018年の1期放送中から『ウマ娘』に触れる時は「ところでゲームはいつリリースされるのか?」は挨拶代わりでした。足掛け5年がかりでのリリース。
プロデューサー石原氏のCygames退職もあったかと記憶してます。そして元請けの制作会社を変更してのアニメ2期の制作。

注)以下1期ネタバレ
{netabare}「悲劇の名馬のIFストーリー」が1期なら「奇跡のカムバック」がテーマの2期です。{/netabare}
見事に史実をエンタメ化したアニメの傍らで現実世界でも「無理じゃね?」な困難を克服したことが想像に難くないコンテンツとしてパッケージトータルで評価したい良作です。
中の人たちも演ずる自馬の掘り下げは当然として“馬蹄”“産駒”“葦毛”などのワードが自然と出てくるあたり真摯に向き合ってる感マシマシでしたよ。
やや精神論に傾いちゃってお恥ずかしい限りですが、萌えっとしたのが苦手な諸氏向けに私が感じた“向こうの本気”をご紹介したかったと言い訳。

馬を萌え擬人化してライブまでさせる。こんなぶっ飛んだ発想って依って立つ文化の懐が深くないと出てこないものです。バルセロナやブラジル代表のスペクタクルなサッカーは確かな技術と重ねてきた歴史に支えられてることに異論はないでしょう。それと一緒。
ゾンビ+アイドル+佐賀県みたいなアニメもヒットしましたよね。アニメでなくても時代劇スターに金ピカ衣装とちょんまげ着けさせてサンバ(しかも曲調はサンバと別物)で踊る曲が大ヒットしてみたり、たまに意味不明なかけ合わせで心を揺さぶられる傑作が出てきますがそこに立ち会えた幸福を噛み締めることができる作品でもありました。



※ネタバレ所感

■目線ずらし

1期と同じ路線{netabare}(悲劇的な史実のIFストーリー){/netabare}にしませんでした。
{netabare}サイレンススズカ路線の構成なら主役をライスシャワーにしてたかと。前半盛り上げてくれたダークヒーローです。きっとこの馬で語りたい諸兄も多いはずでして、これまた石見さんの薄幸な声が良く似合うウマ娘でした。{/netabare}

 ・スペ→テイオーへとセンターの変更
 ・ストーリーの本筋で新たなヴァリエーションの提示 

これらを2期でやれたことによって「他のウマ娘も!」とおかわり期待効果が生じちゃいました。
優秀な原作のストックまだまだあるのでなおさら思いを強くします。


■Cygamesのゲーム原作

信頼してます。ゲーム原作でのハズレが少ない印象。
増えすぎたキャラを処理しきれず空中分解してその残骸が無数に横たわってるこの分野で他の制作者は見習ってほしいかも。
ゲームも好調みたいですしアニメとの好循環が生まれている例なのは言うまでもないんだけど、もし自分が仕掛ける側だったら、制約あるのなんて当たり前でそれに唯々諾々としヒットを狙わない仕事なんて面白くないだろうなと思ってしまう。
例えば馬主の顔色をうかがうことは悪いことではなく、そんなん含めて

 制約があるからこそ仕事は面白い

ガイアの夜明けかプロジェクトXで取り上げ可能な難作業をスピンオフにしたらいかがだろうか。


■駆けっこも○

1期はシンプルで、加速直前に足元映して直後から風のエフェクトを効かすみたいなのの繰り返しだったと思います。
2期ではそれに加えて“スローモーション”“広角で捉えた構図”“豊富なアングル”と飽きさせない。モノローグも心憎い利かせ方をしてました。そのことでドラマに加えて視覚的にも楽しめました。

ここ一番の足元アップ演出だってシンプルゆえに力強さはあるのです。
{netabare}有馬でもみんなの「行け!」の画を抜いてからテイオーが「勝負だ」とスパートかけるわけですが、直前に後方から足元を映してました。しかもですよ。よりによってですよ。骨折した左足で大地を蹴って最後の力を振り絞るのです。みんなの願い/自分の魂をここに込めてました。{/netabare}


そんな作画を高評価するのはいかがなものか。ときおり視界がぼやけ画面が良く見えなかったもん。


■群像劇の見本

“強敵”を“とも”と呼ばせるのは1980年代『北斗の拳』の発明。普遍性があり現在も時折見かけます。
テイオーがケガから復帰する過程で“とも”と呼べそうな娘たちがわんさか。1対1・1対2と閉じた相関ではないのに注意が分散しないのが不思議。

 {netabare}・真打ちメジロマックイーンは説明不要でしょう
 ・スピカの面々は言わずもがな
 ・復帰を信じて菊花賞に出走。「ケガの状態は関係ない」からの「おかえり」ナイスネイチャ
 ・ただの鬱陶しそうな娘さんという印象からまさかのツインターボ
 ・有馬でのライスシャワー「おめでとう」は重みが違う
 ・ビワハヤヒデはセリフを言わないことでラスボス感を発揮
 ・有能男前常に冷静沈着シンボリルドルフ会長が感情露わに。史実だとテイオーの父なんでしょ?
 ・将来トレセン学園の門を叩くキタサトは少し前のテイオー自身。こうして歴史は受け継がれる。{/netabare}

本筋に絡んでくるキャラが多く、それらが累積していってきっちり最終盤で回収という構成。“仲間”“絆”“友情”と口で言うは易いがお見事でした。


■カムバック賞

目線をずらしても質を落とさぬ懐の広さを見せて
ペイすることを目的にアニメーター以外の大人も頑張って
駆けっこ動画でも創意工夫をこらし
多数のキャラを殺さず活かしてメインストーリーに花を添える

そして本筋の“ケガからの復帰”話でとどめ。
小野伸二や吉村禎章、最近だと池江璃花子選手の復帰で目が赤くなった自分にとって平常心を保つのは無理筋です。とりわけ優れていると感じた二点

 1.きちんとした前フリがある
 2.当事者が考えそうなことが描かれてる

一つ目例えば、前田智徳選手引退セレモニーで花束を渡すマエケンの顔が一気に歪む出来事がありました。その時どんな一言をかけられてたか?

 {netabare}「怪我には気をつけろよ」{/netabare}

こういうのは誰が言うかが大事で、この子が言うから重みがあるって伏線(前フリ)をきちんと序盤で振りまいていた『ウマ娘』でした。丁寧な仕事です。

一つ目だけで普通にエンタメとしてエモいんですけどさらに上乗せの二つ目。体育会系ガチ勢ならなんとなくわかりません?
{netabare}怪我の程度を量りながら状況が見えてきた時の落胆。気を使わせてる仲間への配慮やこれまでと違った距離感への戸惑い。腐りそうなのと奮い立たせるのを行ったり来たり。試合(レース)を見たくない気持ち。だって自分が惨めに感じるから。そんなの仲間もライバルも思ってないこと含む。復帰のラインを全盛期よりも低く設定することへの葛藤。されど求めたい自身のベストパフォーマンス。{/netabare}

{netabare}在りし日の白球追いかけてた頃の自分を思い出します。それなりにガチ勢でした。準決勝2点差でウチらを負かした高校がそのまま甲子園に進み阪神のドラ1ピッチャーに打ち勝ってたり。かといって巨人ドラ1の投球練習をブルペンで見た時は打てるイメージが全く湧かなかったり。だいたいそれくらいのレベル感(微妙)。怪我をめぐる悲喜こもごもの経験から頷ける場面多々なのでした。
ついでに程度はだいぶ低くなって、先日1年半ぶりにグラウンドに出て草野球をば。昨年は入院してリハビリもやって主治医と野球また出来たらいいねなんてやりとりもしてたもんで、打席に立った時感慨深かったし、先制のタイムリー打った時は泣きそうでした。要は競馬関係なく勝手に自分と重ねて観てたりしたのです。{/netabare}

{netabare}「僕は何度もくじけてきた!あの時も、あの時も、だれよりもくじけてきた!誰よりも悔しい気持ちになったのは僕だ!誰よりも勝ちたい気持ちが強いのは僕だ!」{/netabare}

金言です。


■お終い

それにしても血統を重視したり、走りに特化させたためか怪我にまつわる逸話に事欠かないのがサラブレッドなんですね。動物愛護には傾注しませんがちょい贖罪意識が芽生えそうなのは私だけ?
戦国時代の馬があんな脆かったら戦にならんでしょう。競走馬は精緻な工芸品というイメージです。

{netabare}劇中幾度と問われてきた「走ることは幸せなのか?」には幸せであるとの回答。さらに1期ではスズカさんに「皆に夢を与えるウマ娘」が目標だと言わせたアニメ作品。{/netabare}

“物語”に賭ける性格の濃い競馬において、いや競馬に限らず現実のいろんな局面で、我々は我々が欲する物語を常に探しているのだろうなと愚考。
自分は競馬をしませんけど、きっと“勝つ”馬ではなく“勝ってほしい”馬を選ぶのでたぶん向いてないと思います。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.14 初稿
2022.02.19 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 72

79.3 14 ライバルで学園なアニメランキング14位
五等分の花嫁∬(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (499)
2100人が棚に入れました
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、さらに信頼が深まった風太郎と五つ子たち。そして今度こそ、五つ子たちの赤点回避をすべく家庭教師業に邁進しようとした矢先にトラブルが続出。さらに風太郎の初恋の相手である“写真の子"が現れ・・・!?風太郎と五つ子の新たな試験が幕を開ける──!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かわいさは5乗。シナリオは5等。

2期なので1期を視聴してからご覧ください。
シナリオとか設定は結構酷いが、キャラクターは本当に可愛くて良いですね!
どの子も強い部分と弱い部分があって、一生懸命やっているのに、夢も勉強も恋愛も一筋縄ではいかないところが、魅力的に感じます。
想いの強さに比例して、うまくいかない時のつらさも増大するのでしょうね。

1期は作画が度々崩壊していたが、かなり改善されましたね。

1期から疑問に思っていることだが、五つ子の髪の色はアニメだから分けてるんだろうけど、少なくとも髪型と髪飾りはみんな違うし口調も違うのに、何故それでも見分けつかないのか? 風呂上りで髪をおろしているわけでもあるまいに。

五つ子ネタが異常に多いのはこの作品の個性としてまあいいが、ふうたろうは人をバカだバカだと言う割に、バカの一つ覚えみたいなくどい言い回しを多用するのは何故なのか?
例えば、長女は・・・だがバカだ。次女は・・・だがバカだ・・・。三女は・・・だがバカだ。と5人分繰り返す。
五つ子の長女・・・、五つ子の次女・・・・。などわざわざ同じ言い回しを繰り返すくどさが気になる。

かなり展開が急であまりシナリオについては丁寧に作っている印象はない。
原作は読んでないのでわからないが、無理やり1クールに収めたかもしれないですね。
いくらタイトルが五等分だからと言って、シナリオまで5等にするのはやめていただきたい。どうせならシナリオでも1等を目指してください。

シナリオはあまり良くないが、キャラクターの可愛さはその欠点をカバーして有り余る魅力がある。

ちなみに私はミク推しだったが、ニノもかなり好きになった。
色々と文句はあるが、みんな可愛かったので満足。

3期も制作されるようなので、今度こそ1等をとれるようなシナリオを期待したい。

3話について
{netabare}
5年前のレナのエピソードを聞いて号泣するニノの様子からニノは思い出の女の子ではないようですね。これでニノだったらすごいな。

それから、ボートの時に「私はもう二度と会えないから」と言っていました。
このシーンはこの時のレナが過去の女の子と同一人物なのかそうじゃないのかで意味は変わってくる。

同一人物なら、過去の私に縛られないで今の自分を見てというメッセージともとれるし、違う子を応援したいから自分は身を引くという意味かも、違う子ということなら、思い出の女の子に気持ちが行ってしまうのを防ぐために妨害工作に出たのかもしれませんが、それなら結構ドロドロしてますね。

この時、五つ子それぞれのことをコメントした後、レナは照れた感じでした。
つまり正体は、照れるようなコメントをされたキャラでしょうか?
長女、根気だけはある、次女は今はよくわからない、三女は近頃は生き生きしていて安心している、四女はやる気もあってたよりになる、五女は本当はやれるやつだこのままじゃ勿体ないというコメントをしている。
照れるコメントはどれかって考えたら、三~五女の誰かか?

ただ、思い出の彼女と、この時のレナが同一人物だとは限らないどころか、違う人物の可能性のほうが高いと見ています。
なんでかと言うと、五つ子で見分けつかない、小さい時の想いでの彼女。
この設定でなりすましとか入れ替わりネタをやらないわけがないからです。

ただ、思い出の彼女もこの時のレナも、どっちにしろニノではないようですね。ニノだったら色々とおかしいでしょう。

{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 32
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんて読むんだ?長S二つ

五つ子ラブコメの続編です。
慣れたせいかもしれませんが、今回はインパクトを感じませんでした。
それにコメ要素が減り、ラブバトルの様相が顕著になってきたような。
{netabare}でもまあ、ラストは和解してハッピーハッピー。{/netabare}

それはともかく、2期もまた私的五つ子ランキングです。

目立ってたのは圧倒的に一花です。
{netabare}策略を巡らせ、逆に墓穴を掘るなんて。{/netabare}
だから評価は急降下、五位です。

二乃もねえ。
気が強くて、我がままで、ちょっとついていけません。
よって、四位です。

今回もっとも不遇だったのは、五月でしょう。
目立たないし、登場回数も少ないし。
消極的な理由から、三位です。

株を上げたのは四葉です。
姉妹想いで、どんなときも明るいし、気づかいもできる。
一位でもいいけど、三玖には勝てず二位です。

やっぱり、なんてったって三玖です。
想いの強さは一番。
純粋で真っすぐな三玖が優勝です。

えっと、まだやるきですか?
もう、三玖でいいじゃないですか?
異論は認めません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2≦5<4<1<<<<3(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期のラブコメ全開から、シリアスな恋愛面が強調された2期。

作風的には1期のノリの方が好きでしたが、2期によってキャラクターは深まったので、トントンかなと。

レビューでは、私の好きなキャラについて(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、完全に三玖一強ですね。主人公とのエピソード数が多いし、そもそも私はクーデレ好きなんすよ(笑) 

この間、近くのローソンに行ったら5つ子のグッズがあり、三玖だけ売り切れでした。やっぱり人気あるんだな~と。

次に好きなのは、一花ですね。三玖とは逆で、多分、人気はないでしょうが(笑)

本作ではダークモードになりましたが、ああいう部分含め、良いなと思います。本来5人の違いなんて全然ないのに、ムリにお姉さんぶろうとしている不器用さや、その中で出したワガママに、人間らしさを感じました。

私は結構、メンドクサイ女が好きです(笑)

ここにニ乃を加えた3人が、本クールのメインキャラクターでしたが、、、逆に、だからこの3人は正妻じゃないのかな~とも思います。

こういう平等ハーレム作品の場合、後半のヒロインが正妻になる確率高いですしね。まだヒロイン力を出していない四葉と五月が本命でしょうか。ただ、最終話Cパートで、ああもはっきり五月を推されると、逆に四葉が怪しいよな~とも思います。初恋の相手だし。

と、冷静に分析するとそうなんですが、やっぱり私は三玖を推したいですね。

私の場合、ハーレムモノは「誰に勝ってほしいか」より「誰に負けてほしくないか」で考えます。言い換えれば、「誰に泣いてほしくないか」。その観点で言えば、圧倒的に三玖。

二乃を筆頭に、あとの4人は、フータローと結ばれなくても、(性格的に)他の誰かと幸せになれそうな気がするのですが、三玖に関しては、なんかずっと引きずって次に行けなそうで。私は性分的に、勝者より敗者に感情移入するんです。

ちなみに、私の三大属性は「クーデレ」「負けヒロイン」「幼なじみ」です。補助として、「文学少女」「ショートカット」「貧乳」「不器用」などがつきます(笑)

姉妹の中では、これらの要素に当てはまるのは三玖ですからね。原作ネタバレはしないように注意してるので、私の指摘は的外れかもしれませんが、とにかく、ないだろうけど三玖の正妻を心から祈ります!

にしても、姉妹思いで、皆、前に進もうと必死なのが好印象の5人ですね。あの六つ子に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ついで(笑) にらめっこ(笑) てか、5年前なら記憶あるよな、普通。

2話目 ☆3
喧嘩と家出。五月は完全に溶け込んでるな~(笑)

3話目 ☆4
幻じゃなく、本当に居たのか。なんか、ミステリーのように(笑) キンタロー君、超優しいんですけど~(笑) 

4話目 ☆4
確かに、変装はお互い様だな。紅茶も緑茶も同じ葉で、発酵の違いというのは知っていたけど、それをこの五つ子に使うのは上手いな。髪の長さは、当たり前過ぎだな。四葉が切れたと思ったら、二乃。ミディアムヘアに。二乃に遠慮してる(笑) 失って初めて、というやつですね。三玖のショックの受け方が。五月が、有事です(笑) 謎の店長w 二乃ツンデレ。死ぬぞ(笑) まあ、六等分の方が簡単だし(笑)

5話目 ☆3
三玖(笑) まさかの四葉(笑) 一花、恥ずかしいんかい(笑) 五月から懐柔。

6話目 ☆3
月命日。まあ、自分のためにもなるのかな。姉妹、順番に攻略。三玖、やっぱり良いな。

7話目 ☆4
二乃の先制攻撃、フータローに改心の一撃(笑) 

8話目 ☆4
五月の森(笑) まあ、中身で判断ね。本作の核心ですもんね。

9話目 ☆4
五つ子で同じクラスは、圧力ない限り、ないだろ(苦笑)
二乃、デレッデレだな(笑) 一花、可愛いけどな。

10話目 ☆4
一花の暗躍。これ、キャラとして吉と出る凶と出るか。四葉にもスポットを当てる。全員、気まずい(笑)

11話目 ☆2
ギスギス感は、あまり楽しくないな~。ニノ、大活躍。

12話目 ☆4
ミク、ダークモード。一花、ダメになるところが、魅力的でもある。こうなると、イツキの存在感の薄さと、四葉が(笑) いつき、ナニがあると?(笑) 自意識過剰君(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

69.2 15 ライバルで学園なアニメランキング15位
灼熱の卓球娘(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (408)
1590人が棚に入れました
雀が原中学にやってきた転校生・旋風こよりは、普段はどんくさい子だけど、いざ卓球を始めると……。王者が陥落し、波乱の時代を迎えた中学女子卓球界に、彼女は新たな風を巻き起こす!?

声優・キャラクター
花守ゆみり、田中美海、高野麻里佳、桑原由気、今村彩夏、東城日沙子
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1クールで萌えと燃えのドキドキをミックスした貴重なスポーツアニメ

時は中学女子卓球界の戦国時代……。

雀が原中に現れたシャイな転校生・旋風(つむじかぜ)こより。
卓球でドキドキしたい!とぶつかってくる彼女とのラリーを通じて、
エース・上矢あかりの胸は高鳴り、やがでドキドキの嵐は、
部内に、他校へと拡大していく……。

同名連載コミック(未読)のアニメ化作品(全12話)


【物語 3.5点】
1クール愚直に卓球を打ち続ける中で、
微百合、微エロ成分配合の萌えと、スポーツ物の燃えを両立。


全体構成は、
{netabare} 乱入した転校生が旋風を巻き起こす雀が原中・校内ランク戦、
全国出場を果たした新鋭の強豪校・もず山中との練習試合、
部員が倒れ込むまで打ち込む地獄の合宿。{/netabare}
とにかくほぼ全話卓球打ちっ放しで駆け抜ける。
中盤1話だけ、ほくととハナビの友情確認回がありますが、
そこも結局、卓球専門店にてラバー知識を深めるお話でしたし。

萌えを狙って競技そっちのけで日常回に脱線する女子スポーツ物も多々ある中で、
本作もまた、ムネムネ先輩の巨乳ネタや、他人のパンツの種類を言い当てるほくと先輩、部長の罰ゲームは{netabare} 猫耳{/netabare} など、ユルめのハラスメント等に寄り道することはあるもののw
毎回ちゃんと卓球で熱くさせてくれる本作はスポ根成分補給にも有用。

主人公・旋風(つむじかぜ)こよりがライバルと一緒に熱く燃え上がっていく描写は、
スポーツ物の王道でもありますが、ドキドキで脈が上がって気持ち良くなる表現は、
百合ゆりしく、エロティックでもありw

1カットで燃えと萌えを一挙両得できるポイントを押さえることで、
萌え目的の脱線による停滞を防ぎ、作品にテンポを生み出しています。


惜しいのは、大会が始まる前に放送が終了しまったこと。
逆に言えば前哨戦でここまで熱くなれるのはある意味凄い。
萌えキャラが真面目にスポーツしてるアニメとして十分オススメに値する佳作です。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・キネマシトラス

どんな競技でもキチンと描けば作画の消耗は激しくなるもの。
卓球もまた一打一打全部違う軌道やフットワークを再現して行かねば、
スポーツアニメとしての説得力は失われます。

そこをクリアしてくる同スタジオは非凡。
例えば{netabare} コートに竜巻が巻き起こるくるりのカーブドライブや、
座敷童石榴(ざしきわらしざくろ)脅威の粘りが「この木なんの木」日立の樹?だったりw{/netabare}
演出含めて手を抜かない姿勢が好感できます。

コミカルな不等号目が可愛らしい萌えキャラを陳列しているだけでしょ?
と高をくくっていると、作中こよりとのラリーでドキドキが高まった時にドクン!と画面が揺れる演出効果の如く、
視聴者も熱いゲームにドキンッ!と胸を撃ち抜かれます。

因みに同スタジオが幼女の顔して世界観は地獄のファンタジーコミック『メイドインアビス』を超絶作画で再現して、
私を含めた世間を阿鼻叫喚させるのは翌2017年のこと。


こよりのハーフパンツ、あがりの体操着ブルマ、
首筋を覆うジャージの襟からほくほくと漏れるほくと先輩の吐息
などフリースタイルな卓球衣装も多彩でここも萌え燃え両得で目の保養に。
大胆に左肩を露出するキルカ部長の着こなしを見ていて、
昔、ド派手なドレス衣装で話題になったプロ卓球選手・四元 奈生美さんのことを思い出してみたりw


そんな衣装の肩を汗でぐっしょりと濡らしながら卓球に打ち込む美少女たちの描写は熱くもありエロくもありw
萌えアニメで毎度安直に入浴シーン入れられると私は頬をゆるめつつ待たかwと呆れもしますが、
本作の場合はもう汗だくなんだから、いい加減シャワーくらい浴びたら?と心配になりますw
だから終盤やっと{netabare} 合宿の温泉{/netabare} で入浴した時には何か安心しましたw

その限られた入浴シーンでも語られるのは卓球談義。返す返す愚直です。


【キャラ 4.0点】
引っ込み思案だけど卓球では凄い主人公・旋風(つむじかぜ)こより
エースとしてチヤホヤされたいツンデレツインテール・上矢(かみや)あがり、
その他、犬歯の元気娘に巨乳枠と萌えアニメとして一式揃ってる感。

ですが例えば、あがりは“北のドライブマン”だったりと、
各プレイヤーにはプレイスタイルや使用ラケットに至るまで詳細に設定が練られており、
萌えと燃えのコンビネーションをキャラも下支え。


私が胸を打たれたのはライバル校・もず山中のエース・二重丸(ふたまる)くるりのエピソード。
石榴(ざくろ)部長との友情は重たく、明らかに病んでるキャラなのですが、
妙に感じ入ってしまうのは、私もまた真面目にやってるだけなのに、
不器用ゆえか周りから理解されなかったというトラウマを抱えているからなのでしょうかw


【声優 4.0点】
メインどころは当時の若手有望株を中心にキャスティング。
平生は甲高い萌え声を響かせながら、試合では力強くシャウトする、
フレッシュな才能が交錯する清々しい演技。

主演・こより役の花守 ゆみりさんは後に2018年『ゆるキャン△』なでしこ役で一発当ててブレイク。

ムネムネ先輩役でゆるふわ巨乳枠を担当した今村 彩夏さんは翌2017年『プリンセス・プリンシパル』アンジェ役で主役を射止めて波に乗るも体調不良により芸能界引退……。

人生いろいろ声優もいろいろですが、
原作コミックも昨年から第二部『~REBURN!!』が連載開始されたとのことなので、
キャスト同窓会の意味も込めて、OVAとかでも良いのでまたアニメやってくんないかなと思います。


【音楽 4.5点】
劇伴はチームMONACAの面々が担当。
普段はのどかな縦笛のマーチがユルい次回予告BGMで油断させておいて、
試合ではラリーのヒートアップに伴って音程とテンポが上昇していく、
十八番のテクノサウンドで、時に卓球ラリー音もアレンジする遊び心も交えて、場を加熱させて行く。
それでいて心情を掘り下げるシーンではピアノとストリングスでカバーする。

クセも強いですが、ジャンルを横断するフットワークの軽さと決定力で魅せてくれる。
MONACAの劇伴の中でも屈指の良い仕事を私は評価したいです。


OP主題歌は雀が原中学卓球部「灼熱スイッチ」
ED主題歌はWake Up,Girls!「僕らのフロンティア」

当時のWake Up,Girls!は2.5次元アイドル展開の中核であるアニメシリーズも次が決まらない混迷期。
他のアニメ作品タイアップで活路を見出す中で歌ったのがこのED。

そんなWUGの中では、田中 美海さんが上矢 あがり役でメインを務め、
ただ一人OP、ED双方の歌唱メンバーに。
一方で青山 吉能さんは、もず山中・由良木 ゆら役でユラユラ揺れながら『ぼざろ』主演で大当たりするまで、もう数年猫背で雌伏の時。
あとは高木 美佑さんが練習試合の主審ボイスを当てたくらいで、
WUGで声優として順調に生き残るのは、みにゃみだけとの私の予感が覆されるとは当時は思いも寄りませんでした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

剣道部は、卓球も好きなんす♪

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
卓球を楽しむというよりも、卓球をしている少女達の輝く汗を楽しむアニメかw 萌え系の絵柄のわりに、結構真面目に卓球をしていましたが、途中に解説も入るので、初心者にも優しい構成。萌えも燃えも両方あるアニメです。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
今回だけ、私は「卓球部」のつもりでレビューします(笑)ので、「卓球」を語ってしまいます。ので、ガチの卓球部の皆さん、「それは違うよ」ってのがあったら是非、指摘して下さい! その都度訂正していきたいので♪

私、卓球には「そこそこ」詳しいです。観るのは大好きで、TVで試合があれば観てます。自分の技術は趣味程度で、ガチでやってた人には鼻で笑われますが、サーブは一応5種類(横、斜め、逆横、下、しゃがみこみ)打てます(フォームはバレバレだけど)。まあ、温泉卓球レベルならほぼ負けないっす(笑)

というか、つまり卓球はそういう競技で、(私含め)素人が経験者に勝つのは不可能。技術と経験がものをいいます。技術はマニアック。見てるだけでは分からない凄さがあります。

さて、そんな卓球を描いた青春ものとしては、ある程度のクオリティを満たしていたと思います。ただ、「卓球を魅せたい」というよりは、「卓球をしている少女達を見せたい」といった印象。なんだか、「咲‐Saki‐」を思い出しました。

「灼熱」というタイトルだからなのか、やたら「汗」の表現にこだわってましたね。卓球は確かにハードな競技だし、風の影響を受けないように窓を閉めきって練習するから、汗はかくんだけど、体操服が透けるくらい汗かくかな? てか、普通は体操服じゃなくて練習用のシャツを着てやりますが、そこは一部マニア層に対するサービスなんでしょうね(笑)

私が思う卓球の面白さは、「スポーツするチェス」。いつ、どこに、どんな回転の、どんなスピードの球を打つのか。その組み合わせは無限で、駆け引きがあって、高度な戦略を瞬時に組み立てていて、それを実行する技術とメンタルがある。簡単な例をいうと、「これは確実に決まるぞ」という攻め方を見つけたとしたら、それを10対3の時に使っても意味がないので、あえて打たず、本当の勝負所でバチっと決めるような。「ここでこれを出してきたか~」「あっ、だからあの時ああ攻めたんだ」とか、私はそういう駆け引きを見るのが好きです(素人が偉そうで申し訳ない)。

各話の感想に書いたラバーの件を含め、そこまでマニアックに卓球を見せようという姿勢がなかったことなど、卓球フリークとしては少々不満でした。が、多分これで正解です。剣道でも同じだけど、対人競技は技術がマニアックになりがちなので、それを忠実に紹介しちゃうと、皆が引くだけw だから、このぐらいのユルさがあった方が絶対数的には良いんでしょう。

原作連載中ですし、ちょうど盛り上がる手前(都大会前)に終わってますし、最終話Cパートを見ても、2期に期待ですね♪

OP、ED共に、「狙ってハズした」感のある良曲。特にOPの途中に毎回変わる熱い台詞が入るのが見処でしたね♪
{/netabare}

【各話感想(卓球部的レビュー有w)】
なんだか突っ込みばかりになってしまいました(汗)
{netabare}
第1話
朝練のシーン。朝から全ての卓球台にネット張ってあったけど、二人で張ったの? ネット緩むから、前日に全部外すはずだよね。卓球、キツい競技だけど、そこまでは汗かかないよ(笑)

第2話
フォアスマッシュよりバックスマッシュの方が「確率」が高い選手ってのも珍しいね。まあ、いたらいたでかなり脅威だが。ちなみに、ハナビやほくとがこよりと勝負している時に感じる高揚感を、剣道では「気当り(きあたり)」と言い、「気当りがある」選手は実際に部員から好まれます。やってて楽しいし。でも実は、「気当りが無い」選手の方が厄介だったりします。こちらが気合いを入れてぶつかろうとすると、柳の枝のようにヒラリと受け流され、それでこちらが気を抜くと、スパッと打ってくる選手。そういうの強いです。対人競技ではその感覚は共通してると思います。ほくとが近いタイプかな? こよりの良さを描くのも良いけど、一方でそういう選手にも光を当ててほしいんだよね。

第3話
あがりが一番にこだわる理由、アバンだけで上手く描けてましたね。あがりはドライブマン、しかもループドライブが得意な選手ですか。ふむふむ。あがりとこよりは、ニュータイプの共感w 作品としては、「楽しむため」に卓球やっているこよりが讚美されてますが、個人的には「勝つため」に卓球するあがりみたいな選手の方が好きです。

【卓球部的? 余談】
{netabare}卓球アニメのわりに、ここまでほとんどラバーやラケットの話が出てきませんね。単に予想ですが、こよりはラリーが主戦場のようなので、裏ソフトか表ソフトかな、日本代表でいくと石川佳純さんみたいなタイプ。あがりはドライブマンなんで、両面に裏ソフトでしょうね、日本代表でいくと水谷隼さんみたいなタイプ。ムネムネ先輩は表ソフトでしょうか、日本には少ないタイプで、シンガポールの李住薇選手とかが有名かな? ほくとはラリーと回転重視だから、やはり両面に裏ソフトでしょうね、世界で勝つにはやはり前陣速攻かドライブ攻撃型が主流で、つっついたりしながミスを待つ戦術はトップ選手には少ないですな。最後にちょろっと出てきた人は、OPでカットマンであることがネタバレしてるから、両面に裏ソフトだろうね、元日本代表の松下選手とか。ハナビは日本式のペンで前陣速攻という、かなりクラシカルなタイプで、今の日本代表には見当たらないかな~、中国式のペンならわかるけど。ただ、2話のハナビvsこよりでは、ハナビ一人がアップになっている時は、バックもフォア面を使って打つ、日本式ペンらしい打ち方してましたが、ラリー戦になり遠景になると作画が適当になり、バック面を使って打ってましたね。卓球アニメなら、そこはしっかり作画してほしい。

と、長々書きましたが、卓球においての用具選びの重要性は、他の競技におけるソレとは比較にならないほど高く、マニアックです。卓球を真剣に描くなら、そこは避けて通ってほしくないな~という、願望です(勿論、それやっちゃうと、ライトなファン層が離れていくけどw){/netabare}

第4話
卓球マシン2台同時は見たことないやw カットマンは、一番好きなスタイルです。格好良い! でも、練習は倍キツいんだよね。ずっとスクワットし続けるようなもんだし。いや、一点くらいならマグレでいける可能性あるよw

第5話
アバン、赤木キャプテンとメガネ君やん(笑) てか、アガリはドライブマンだからともかく、こよりはつっつくとかしようよ。やっぱり、なんかSLAM DUNK展開? カットマンのダブルスはまあ、ハマれば強いですよね。多分三年ペアでムネムネ先輩組むのかな? ただ、表ソフト(仮)との相性は気になるところ。リオでは、愛ちゃんと伊藤美誠さんの前陣速攻ダブルスは印象的な強さでしたし、あれが今の卓球のトレンドなんだろーなーと思わされました。

第6話
日常回、というよりキャラの掘り下げ回ですな。良回でした♪ お、ラバーの話が来ましたね! でも、2ヶ月で交換は早い(汗) 普通3ヶ月は使うと思うし、中学生なら半年とか1年とかザラ。お金かかるしね。まあ、それだけこよりが一生懸命練習してるってことだろうし、トップレベルの選手なら早めに(1~2週間で)交換しないとね(1枚3000円程度)。常に新しいラバーで練習できるということは、常に一定の回転量や反発力で練習できるということで、常に一定のスイングができるということ。これは、トップレベルを目指す上では重要な要素です。だから、親の経済力とか、何気に影響してきます(汗) お金のことに触れなかったのは、卓球普及の為には大事(笑) にしても、粘着系やハイテンション系をススメルのは良いとして、簡単に粒高をススメルのは……。粒高が悪いわけじゃなく、卓球のスタイルそのものが変わってしまうほど、重大な決断なのだが(汗)

第7話
部長の制服の着かたが、エロ(萌え)過ぎるんだけど(笑) そこら中に百合の香りがw 卓球の団体は二人だけ強くても勝てないから、後のメンツの実力が気になるな。おっ、丁寧な対戦形式の説明、好印象! 普通は練習試合なら複数台でやるけどね。蠍田はカットマンだけど、それを前陣速効のハナビがわざわざ下がって打つとか、本来有り得ない。

第8話
ムネムネ先輩、ダブルスのサーブでサイン出すの基本ですが、1球目、そんな丸見えの位置でやらず、台の下でやろうよ(笑) ダブルスの3年生コンビは熱いね。SLAM DUNKの赤木と木暮(というより、赤木と三井)みたいだな(笑)

第9話
フォアでもバックでも強打を打てるのは驚異だよね。石榴はラリー系か。努力努力の秀才は格好良いな。

第10話
カーブドライブか~。まあ強いけど、横が入る分、当然ドライブ回転は下がるわけで、万能の技ではないよね。意表をつくぶんには良いけど、メインで使うのはな。途中からなんか「テニプリ」のスネイクというかw 百舌鳥(モズ)に雀が勝った(笑)

第11話
冒頭からいきなりのサービスショットw 合宿回か。バスの椅子が妙にリアルで気になったw 温泉でもサービスたくさん(笑)

第12話
モブっ娘達も頑張り始めたね。Bパートの最初の演出、良い感じでしたが、ますます「咲」っぽいw 最終回らしい、爽やかな展開と、技術面だけでない、キャラ達の成長が見られましたね。ただ、なんか胸がやたら強調されるべきシーンが多かったな(汗)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 47
ネタバレ

えこてり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

問い掛けを君にスマッシュする

-----------------------2017/01/26追記-----------------------
漸くOSTが出ましたがBD特典CD。(↓卓球娘公式より)

灼熱の卓球娘3*初回生産限定版
【初回限定版特典】
①特典CD
・灼熱カバーソング③
・バトルミュージックセレクション
※「灼熱の卓球娘」劇伴から、卓球シーンを彩るBGMを中心に収録!
<収録内容>
track1.「Shuffle」天下ハナビ(CV.高野麻里佳)
track2.相克するラケット
track3.Smile@wind
track4.Aim for the Top↑↑↑
track5.HiーSpeed><Attacker
track6.Always○HokuHoku
track7.The sound of a dream♡
track8.Fairfight乂fielding
track9.ラブオール!
track10.打球のゆくえ
track11.飛び散る火花
track12.勝利への手探り
track13.私の全力!
track14.ドキドキが止められない
track15.燃ゆる闘志
track16.目指せ全国!

------------12/20追記-------------
【総評】
本作品は女の子スポーツ友情モノといった感じで、キャラ名がふざけていたり、
フラグの立て方がとても分かり易くギャグになっていたりと、
とても緩い作りになっていて、シリアスには作られていません。

百合っぽい表現を多用しますが、あくまでも友情の延長線上な感じです。
(一部ガチな人もいるかも)

「卓球を通じて自分も相手もドキドキ(楽しく)したい」
という、とても共感しやすいテーマなのが良いです。

そのドキドキ表現がともすれば発情してるかのように見えるのが笑えます。
(おかげで女性にはお勧めしにくい事態に)


・百合とエロメタファーを演出もしくはギャグとして許容できる
・高校野球やサッカーのように両チームとも応援したくなる
・部活やスポーツ物が好き
・BGMが熱くかっこいいアニメが観たい
・井澤詩織さんのファン(10話で大活躍)
・咲-saki-が好き

これらに当てはまる人ならばきっと楽しめると思います!


それでは個人的に思うところを書き綴っていこうかと思います。(長文注意)
{netabare}
◆物語について
天才肌の新入部員が全国大会へ導く、というごく普通の物語です。
重要なのは演出やシナリオの盛り上げ方なので特に問題ありません。

あがりの分かり易いプライドと弱メンタルをこよりがどのように破壊するのか、
1話を観ればこれが序盤の主題だと分かるので、
その時あがりがどうなってしまうのか最初から楽しみで仕方なかったです。

3話はまさにあがりの為の回で、台詞入りOPに回想ED
あがりのポンコツ具合がかわいくて仕方なかった自分には最高の回でした。

最初はあがりに押されてるこよりも、ドキドキから覚醒して「これが私だよ!」スマッシュから一気に同点。
あがり自分の卓球が通用せず「どうして?どうして?」と崩れていく笑
しかしこよりのドキドキに触発されて、自分が楽しさよりも勝ち負けを優先してしまっていた事を思い出し、
ホントは大好きだったけど成功率が低いから封印していたフォアハンドスマッシュで覚醒返し!
ここのあがりの感情に当てたBGMがすばらしい!こよりの私だよスマッシュの時も良かった!

そして思った。このテクノ調のBGMかっこよくね?
3話が面白すぎて何回も観ていたら、OPとEDもとてつもなく良い物に聞こえてきた。


◆作画について
キャラデザは好みが分かれそう。個人的に瞳が大きすぎるのは苦手なのだが、
京アニの『日常』的なギャグデザインだと思って馴れていった。

線の数は少なく太めなので、大きく崩れていることは無かった。
10話の前半がちょっと怪しかったけど、Bパートが圧巻なので作画リソースを上手く分配していると感じた。
全体を通して、(当たり前ではあるが)卓球の試合に多くのカロリーを消費していたし、試合のアニメーションはとても良かった。


◆声優について
田中美海さんのあがり、井澤詩織さんのくるり、桑原由気さんのほくと
が印象的だった。
10話こよりの花守ゆみりさんの演技がとても良かった。


◆音楽について
アニメ好きな人でも音楽にそこまで入れあげてる人は少ないように思う。
あくまでも引き立て要素だし、メインは当然絵と音声でしょう。

メロディのある曲や歌のサビを、アニメの盛り上がるシーンにあてる場合、
その尺が問題になりなかなか合わせるのが難しいが、
本作はEDM主体なのでBGMの引き延ばしや繋ぎ、タイミング合わせを自由にすることができ、随所にそういった箇所がみられる。
その為スマッシュのタイミングにきっちりサビがあってるのでより大きなカタルシスを得られる。

OP「灼熱スイッチ」は個人的今期No.1!ギターが軽快な遊び心満載の曲。
裏でずっとピンポンの音が鳴っているので気になった方は確認してみよう。
歌詞もどこか緩い感じでGOOD。合いの手で「水をください」。

ED「僕らのフロンティア」は私は名前しか知りませんでしたが、
Wake Up,Girls!担当。正直なところよくあるアイドルアニメグループかと思っていましたが(失礼)、
落ち着いていてEDにふさわしい優しい曲。全くもって不覚でした。

OPとEDとBGMともに音楽制作チームのMONACAメンバーが担当しています。
個人じゃないので幅広さが出てきますね。
なんて楽しい音作りをする人達だろうと感心してしまい、他の作品にも興味が湧いてきました。


◆キャラについて
主要メンバーに限らず、対戦相手の5人もかなりキャラが立ってます。
OP映像に出演してることもありいずれ出てくるのが分かってる事もその助けになっていますが。

各選手一試合しかしませんが、みな個性的で時には主人公チームより応援してしまうことすらありました。
サブキャラを際立たせるコツって何なのだろうと、時折思ってしまいます。

採点で音楽とキャラを5.0点にしてるのは完全主観です。
他は一応客観的にしたつもりでございます。


◆物語について(その2)
試合の時は音楽もテクノ調で観ていてとても楽しいのですが、
日常時は普通というか、退屈なシーンもままあります。
それなのに自分の中で高評価なのは、やはり一つのシーンがとても秀でてると感じるからです。

10話がその最たる物で、思いの外メンタルが弱かったくるりが友達の優しさに勇気づけられて、

くるり「旋風さん、あなたの卓球は全力のスマッシュで勇敢に向かってくるまっすぐな卓球」
くるり「私の卓球は、柘榴と作り上げた大好きなこの技で、死力を尽くして戦い抜くことです!」
くるり「旋風さん、あなたならどう応えますか、私のドキドキに」

こより「これが、二重丸さんの卓球」
こより「私も、全身全霊であなたに応えたい!」(灼熱演出ON)
こより「ありったけの力を全て、前へ!」(雷演出ON)
こより「届け、届け、私の卓球、私のドキドキ!」
こより「届けえええええええええええ!!!」

遂にここで、3話のこよりとあがりの覚醒BGMを使ってきた!
最高かよ・・・

「問い掛けを~君にスマッシュする~」(OPの歌詞より)

このシーンのこよりは本当に最高でした。完璧に主人公してました!

なお、原作者の朝野やぐら先生も、ご自身のblogで特に3話と10話について、
とても熱く語ってらっしゃるので興味のある方は是非。

負けたくるりを柘榴が慰めているところも良かった。
ギャグ指向とはいえまだくるりは中学生。
全ての子供達は友達と仲良くしていて欲しいと思うおっさん感丸出しの自分はとても感動しました。
そして遂にくるりの暗かった目にハイライトが!!

10話がピークなのは予想が付くので11,12は淡々としてましたが、
二期を予感(もしくはスタッフはやる気満々)させる終わり方でしたので、激しく期待です。BD買おうかな。

そうそう、最終回Bパート冒頭の挿入歌は「灼熱スイッチ」のC/Wで「V字上昇victory」という曲ですが、
これもなかなか良いのでお勧めです。
{/netabare}

とても長くなってしまいましたが最後まで読んで頂いた方、誠にありがとうございました。
敬体常体めちゃくちゃな乱文失礼致しました。(後日清書します)


----------------------おまけ---------------------
冒頭、咲-saki-が好きな人ならお勧めできるかもと書きましたが、
本作品は咲(アニメ版)をモチーフにしてる部分が多いと感じます。
もちろん、それが作品にとって非常にプラスになっていると考えます。
咲を彷彿させる演出やキャラを自分の分かる範囲で比べてみます。

・主人公が新入部員で不敵笑顔で最強
・勝負所での炎や雷演出
・試合中のBGMがテクノ調
・片目瞑ってるキャラと動物系キャラ(風越のキャプテンと池田、鐘梨とハム子)
・両手を壁について半泣き(原村和とあがり)
・服装がだらしない(天江衣かタコスと糸目部長)

他にもありそうですがこの辺で!

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今期は15作品ぐらい見てますが、個人的にこの作品が一番楽しい。

トルネードから灼熱スマッシュのシーンは3話あがりのFHスマッシュに並んで最高に熱いシーンだった。

やはり部活物はいいぞ



最終回視聴しました。
合宿がアニオリなのかわからないけど試合的ピークは10話でしたので、
まったりとエンディングを迎えました。

2期無さそうなオレタタエンドかと思いきや、
Cパートで思いっきり全国編やってるじゃないですか!
最高に面白そうでした。
もず山ももっと観たいんじゃあ


今期ノーマークの作品でしたけど、
最高に楽しめました。
スタッフの方々本当にありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

63.0 16 ライバルで学園なアニメランキング16位
メルヘン・メドヘン(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (266)
1018人が棚に入れました
「きみのためだけの、
物語を。」

物語が叶える、少女たちの願い。
世界に散らばった物語の原書。

少女たちは「原書」(=メルヘン)と出逢い、
選ばれ、魔法を得てやがて「原書使い」となる。

これは、そんな「原書使い」を目指す
「原書使い見習い」(=メドヘン)の少女たちが、
「原書」と共に自らの物語を紡いでいく

夢と魔法と青春の物語―

松智洋&StoryWorks
× カントクが贈る
魔法少女ファンタジー開幕!

声優・キャラクター
楠木ともり、末柄里恵、Lynn、日高里菜、大津愛理、加隈亜衣、上田麗奈、本渡楓、岡村明美

abe2 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

意外と良かった

1話しか観てないけどシナリオが良いので飽きることなくみれた。
某期待作が残念っぷりを見た後だったのもあってか安定感のあるプロの仕事を見てホッとしてしまった。
モノローグの使い方が上手いね。
ただ内容については特に語るところはない
あと勘違いされてるけどこれ異世界転生モノじゃない。
まあ主人公は死んでないから転生じゃないんだけどそれだけじゃなくて小説家になろうみたいな新しいジャンルじゃなくて古典的な異世界召喚系。

古今東西の絵本を能力にするって設定がものすごくツボだった。あと主役の子の声優の声質がすごくよくて、たびたび挿入されるモノローグに噛み合ってる。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

みぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いや男でるんかーい

初見です、映像修正版をみました
修正前の作画がひどかったと聞いて完走したうえで調べ
てみたら全然ちがくてびっくり、修正版はとくにストレス感じることなく見れました。

設定がおもしろかったです
このアニメは“物語”を身にまとい戦うというお話
戦いのときに物語モチーフの専用コスチュームをまといます。
いろいろな国の登場人睦がおり、鶴の恩返しや一寸法師といった日本人なら馴染みある物語からシンデレラや白雪姫、マッチ売りの少女や長靴をはいた猫など一度は読んだことのある物語、そして八仙東遊記や西遊記など外国の有名なお話まであり、
オタクならだれもが一度は目にしたことがある擬人化設定のようでおもしろかったです。

ただひとつ、わがままをいわせてもらうともう少し、コスチュームこだわってほしかったのがある、もちろん違いがはあれど、なーんかみんな同じようにみえてしまう。
説明が難しいのですが、個性てきなコスチュームだけど並んだ時にそれぞれに迫力がないというか。
原作未読なのでもし原作通りに描かれてたらデザインに関してはなんにもいえませんが、同じように見えてしまうというのはアニメ制作の過程ではどうにかならないものなのかなーと思いました。


あとこれは個人的なものになってしまいますが、このアニメ「百合」ジャンルでたどりつきました。
恋愛要素こそありませんがめっちゃ女の子が出る、とうか登場人物の99.9%女の子キャラクターなので、
「あーはいはい女の子がキャッキャしてるだけでカプ厨共が騒いでるのね、やれやれ...()」
なんておまだれムーブかましていたら
いるんかい男キャラ!百合ジャンルでほとんど女の子で男でないやつかーと思ってたし、ここからが大事ですよみなさん、

どこにおんねん!!!きみら誰やねん!!


それではさいごに、

探せるものならさがしてみよこのアニメの男キャラを。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

68.0 17 ライバルで学園なアニメランキング17位
うまよん(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (141)
460人が棚に入れました
「うまよん」は、スマートフォン・PC向け漫画サービス「サイコミ」にて連載されている、メディアミックスコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」の4コマ漫画を原作とした新作ショートアニメ。個性豊かなウマ娘たちが繰り広げる日常エンターテイメントを、漫画とは異なるオリジナルストーリーでお届けする。2020年7月7日(火)よりTOKYO MX、BS11にて放送される。

声優・キャラクター
和氣あず未、高野麻里佳、Machico、前田玲奈、高橋未奈美、鬼頭明里、佐伯伊織

遊微々 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぷ〇ますだこれ!!

おい!話数全然足りねえぞ!
あっち見習って70話やれ70話!!

デフォルメウマ娘キャラのギャグ全振りの内容。頭を緩くして見るとよろし。
地味にゴルシと共にアニメ終了時からリリース開始までの期間コンテンツを支えた影の功労者なんだとか。
ただリリースと同時期に原作の方は非公開になってしまっており、単行本化もされてないので現状見る手段が皆無なのが残念。
というわけで、アニメで全部やれ(横暴)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

デフォルメキャラによるショートコメディ

「ウマ娘プリティーダービー」は視聴済み。

「ウマ娘プリティーダービー」のデフォルメキャラによるショートコメディ。

ウマ娘プリティーダービーでは、スペシャルウィークとサイレンススズカが物語の中心だったけど、本作では、割とバランス良く多くのウマ娘たちにスポットライトが当たる。

そんな中でも目立っていたのはトウカイテイオー。
まあ、本編でも目立つ存在ではありましたけど・・・。

コメディとしては、まあ悪くないレベル(笑)。
「ウマ娘プリティーダービー」も第2期が決定していますし、それまでの場つなぎ的な作品かな?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

O.Y さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いちいち競馬ネタ入れてくるの笑う

前作「ウマ娘プリティーダービー」が凄く面白かったので、「うまよん」も引き続き試聴しました。

1話あたり3分のショートアニメでしたが、楽しく見れました。12話通してコメディ全振りですごく笑わせて頂きましたね。ちょいちょい競馬ネタをぶっ込んでくるあたり制作陣よくわかってます(笑)。アニメ本編では描かれなかったウマ娘もたくさん見れて楽しかったですね!

うまよん最終話と重ねて、ウマ娘2期放送の発表がありましたね。PVを見ましたが嬉しさあまり涙が出そうになりました…(競馬&ウマ娘中毒)。次回はまさかのトウカイテイオー主人公!?(◎_◎;)あの時代の競馬も本当に熱かったなあ…。でもライバルがマックイーンだけになってしまうかも感はあるので、その辺りをどう描いてくるか?楽しみです。現実のストーリーを再現しつつ、オリジナル展開をどう混ぜてくるのか期待したいですね!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

61.4 18 ライバルで学園なアニメランキング18位
空戦魔導士候補生の教官(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (656)
4403人が棚に入れました
カナタ・エイジは、学園浮遊都市の一つ《ミストガン》の空戦魔導士科(ガーディアン)本科2年に所属する生徒であり、特務小隊(ロイヤルガード)S128小隊にも所属している。しかし、ある理由によってエイジは後方支援科(ロジティクス)の手伝いをするなど、本来の任務と小隊の仲間から距離を取っていた。そんな折、エイジは同じ小隊の仲間であり同級生であるクロエ・セヴェニーから、ある小隊の教官を務めることを要請される。


声優・キャラクター
松岡禎丞、山本希望、東山奈央、野水伊織、種田梨沙、山田悠希、藏合紗恵子、柿原徹也

64.4 19 ライバルで学園なアニメランキング19位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (350)
2258人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だたのラブコメだと侮るなかれっ!!

皆の評価見てたら断念したとかあったから正直なめてましたw
ただの金持ちと鈍感女のドタバタラブコメなんだと。


でもねっ個人的にはこのアニメ面白かった♡
いや・・・面白いというかすごくよかった♡♡♡

全24話なんだけど、ラストまで観ているうちに
沢山の感情を私に与えてくれた。

キュンキュン
ドキドキ
ハラハラ
ガッカリ
切ない
喜しい
ムカつく
哀しい
楽しい
そして大切なものを守りたいという気持ち。

SAのメンバー。そしてその周りの登場人物
それぞれにスポットを当てているのも素晴らしい☆
それぞれの感情に共感できました。

ラストちゃんとハッピーエンドで終わってくれたのもありがたい♡

沢山のキャラがいましたが個人的には八尋が好き^^

好きだから守りたいんだ。悲しい思いはさせたくない。
その為には僕が悪役になってやる。
不器用だけどすごく優しくていい子なのよ(ρд<。)

もう続き出ないのかしら・・・皆の今後をまだまだ見守っていきたい気持ちにさせてくれたアニメでした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 22

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

授業受けてないよね…?笑

これは、頭のいい上位7人のお話です。
出てくる人はほとんどがお金持ちなので、見てるとホスト部を思い出します。(もちろん主人公は一般人です。)

ホスト部と比べて、恋愛要素が多いです。
そして何より、主人公とそのライバルが人間じゃないwww!!
跳び箱もあり得ないくらい飛んでるし!
最終回なんか、普通は死ぬだろ!?って思わず突っ込んでしまいましたww

そんな感じで、結構面白い恋愛コメディでした!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

68.8 20 ライバルで学園なアニメランキング20位
可愛いだけじゃない式守さん(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (298)
957人が棚に入れました
最高の“イケメン彼女”現る!不幸体質の男子高校生・和泉くんの彼女は、同級生の式守さん。笑顔が素敵で優しくて、和泉くんと一緒にいるときはいつも幸せそう。可憐で可愛い、愛情たっぷりの彼女だけど、和泉くんがピンチになったりすると……最高にカッコいい、“イケメン彼女”に大変身!可愛い×カッコいいに溢れた式守さんと和泉くんや仲良しフレンズによる楽しい日常は止まらない!尊さ1000%ラブコメ、いよいよスタート!

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

泉くんは幸運だ!

既に付き合ってるカップルなんですね。

陽キャな高校生達の
リア充な青春を送る様を
見せ付けてくるような内容?

突然くる不運も
とってつけたような。

悪いけどもう観ません😂

(追記)
といいつつ二話目も観ました笑

相変わらずイチャついてるけど、
ア○ザーなら死んでた状態のいずみ君を
武守さんがどう守っていくのかが
見どころになるのかな?

2022/9/8
観終わってから大分経ってしまいました。
式守さんみたいな彼女をゲットするなんて
泉くんは幸運だよ。
末永くお幸せに。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPの「待て待て」が頭の中で繰り返す。

動画工房さん、大変でしたね。
穴を埋めるのに四苦八苦。
少し押したけど何とか終わって良かった。
「可愛いだけじゃない」ラブコメ、全12話です。

もちろん、主人公は式守さん。
不幸体質のあの人はいなかったことにしましょう。

ラブコメとしてはどうなんだろう。
インパクトが足りないっていうか。
カッコイイ式守さんの見せ方も露骨。
もっと内面からあふれ出るものが欲しかったです。

それでも、式守さんは可愛かった。
カッコイイだけじゃなく、人間くさい所もまた良し。
意地っ張りで負けず嫌い。
いったい何に嫉妬してるんだか。
頬を赤らめながら膨らます。
それって「可愛いだけじゃん。」って思ってました。

このアニメを盛り上げていたのは脇役の存在と思います。
特に、どこを見てるか分からないハチミツ。
淡々としたツッコミはいちいち笑えます。

それに、物静かな狼谷さん。
彼女が登場すると妙に落ち着きます。
{netabare}さっぱりした狼谷さんと優しい式守さんの絡みはさわやかでした。{/netabare}

大半が日常系アニメ。
式守さんの鋭い目つきが唯一の非日常でした。
やっぱり、式守さんは可愛いだけじゃないですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 19

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

可愛いが詰まったアニメ

不幸体質の和泉くんとかっこかわいい式守さんの可愛さ満載アニメ。

とにかく可愛いが詰まったアニメです(別アニメのタイトルみたいになってしまいました(>_<))

不幸体質だけど周りへの優しさがあふれてどこか小動物っぽい和泉くんと、
外見は可愛いけれど和泉くんを守る時などにイケメンになる、だけど和泉くんの素直でド直球な誉め言葉に赤面してしまう防御力低めの式守さん。
どちらも可愛いがあふれてます(*´▽`*)

他の人達も個性的だけど皆良い人たちばかりで、優しい世界といった感じです(#^^#)

可愛いが詰まったアニメですが、狼谷さんの回はちょっとテイストが違っていて、少しうるっとくるというか、人間関係って難しいんだなと思ったり……

男女ともに可愛いアニメを求めている人にはオススメしたいアニメです(*'▽')

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

92.6 21 ライバルで学園なアニメランキング21位
コードギアス 反逆のルルーシュ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (10525)
37647人が棚に入れました
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、白鳥哲、井上喜久子、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、田中一成、新井里美、高田裕司、真殿光昭、飛田展男、若本規夫、皆川純子、南央美

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

戦慄を覚えるほどの超展開。

ルルーシュが天賦の才と絶対遵守の力(ギアス)を駆使し、超大国の破壊を目論む反逆革命物語であり
想像を絶する十字架を背負う覚悟で指導者としての仮面を被り、私設軍隊を率先垂範する貴種流離譚。
個人という無力の存在から解き放たれ、主体的行為者として、世界の変革に身を投じる姿は冷徹であり
予期しない悲劇に動揺を隠し切れない修羅場もあるが、希望を掴むために自己を押し殺し遂行していく。
その上、大多数に共有される「正義」ではなく、個人(ルルーシュ)の「正義」を、初志貫徹する構成により
アンチヒーロー像を演出しており、チェスの如く戦争論をゲームと捉え軽視しているのも、それ故である。

従来の正義と悪を反転させたかの如きルルーシュとスザクの対立図式や戦術はケレン味に溢れており
先が読み難い螺旋状に張り巡らされた幾重にも交錯するドラマは戦慄を覚えるほどの「超展開」である。
谷口悟朗の旧作と比較しても、最も大衆向けに特化されており、娯楽的な要素も多く盛り込まれている。
次話への期待が自ずと高まる引っ張り方やスピーディーな展開は隙が見当たらない完璧な構成であり
この領域に絞ると旧作以上の水準であり、特に最終ラストは必然的に続編への視聴意欲を掻き立てる。

しかし、反則級の引っ張りの巧さがハードルを著しく上げてしまったのは何とも言い難いところではあり
個人的には、本作の方を高評価するが、続編においても「超展開」は顕在であり、瞠目すべき点もある。
ルルーシュとスザクの擦れ違う想いを対比させることによって、哲学的思想的諸問題も肝になっており
そういった部分では、「プラネテス」とは異なるジャンルながらも、根底に根差すものは意外に似ている。
尚、谷口悟朗が助監督として制作に携わった、「ガサラキ」と類する人物像や世界観が内包されており
決して大衆向けではないが、本作をお気に召された方には、関連性を踏まえ敢えての視聴を推薦する。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

鯨太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高峰のアニメ

 今まで数々のアニメを見てきたけど、このアニメを見て「ああ、アニメってこれだ」と思った。今まで絵柄のせいでこのアニメを敬遠してたが、どうして早く見なかったのか悔やまれる。早く続きが見たいと本気で思えるアニメ。
 ストーリー、展開、アニメーション、声優陣、どれをとっても素晴らしい。特にアニメーション好きな自分にとって、手描きであそこまで、しかもロボットを動かすのは感激だった。スピード感あふれるロボット同士の闘いは見入ること間違いなし。
 声優陣も文句はなく、それぞれキャラに見事に合う声優が使われている。ルルーシュの悪役っぽさやロイドのお気楽そうな声、C.C.のなんともいえないマッチング感。素晴らしい。
 そしてなんと言っても超展開。「え、まじか」と思うような展開が続出。ここで言うのはあれだが、R2のラストには皆驚いたことだと思う。そして一話一話の最後が必ず「続きを知りたい!」と思わせるような終わり方をする。
 ロボットアニメとも心理アニメともつかない絶妙なアニメ。デスノートが好きなら~とは言っているものの、デスノートとはまた違った味が出ていると思う。
 また、深く考えこむようなアニメでもなく、その場の勢いにまかせて見るアニメでもあると思う。その方が面白い。そもそもアニメって面白さを追求したものなんだから、そんな深く考えちゃダメだと思うんだ、うん。

 結論言えば、何をとっても素晴らしいアニメ。不満があるといえばキャラの首が長すぎるような気もする。作画自体は物語やキャラを引き立てるのに非常に良い絵だと思う。
 うん、首。それだけ。

 とにかく見たことない人は一話でも見るべし。一話見てつまらないと思ったらその先もきっとつまらないので見なくてよし! とにかく一話! それで見るか否かが決まる!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるヤツだけだ」ってこれだったのか。

あにこれに来て、最初に観た作品。
私自信ここ数年、アニメから距離を置いていたが
名前だけは聞いたことがあった。

完全なる個人的偏見から「反逆のルルーシュ」って題名で
何か子供向けぽい印象を持っていた。
さらに絵があまり好きな絵ではない。

それもそのはず、キャラ原案がCLAMPであった。
個人的にCLAMPの絵にはどうも抵抗がある。
昔でいえばXやレイアースがこれに該当する。
(最近のはあまり知らないのではあるが)

と、題名、絵柄からなんとなく敬遠していたのではあるが
あにこれでの評価の高さ、得意のロボット物、頭脳戦などの
成分から、1番最初にこれを選んだ。

1話見たら止まらなくなる。

まさにその通りになってしまった。
出だしこそ、絵柄に抵抗があったものの
1話の終わりに完全に引き込まれてしまった。

物語はシリアス展開で進行していく。
そして、展開のスピード、展開の意外性など、
毎話毎話次が気になる引きを魅せる。
こうなっては止めるが難しい。

このアニメは頭脳戦ということで注目を集めてはいるが
主人公ルルーシュが目的を達成するために
色々なものを犠牲にしていく様、心の葛藤の表現はなかなかの物。

個人的には頭脳戦部分よりもたった1つのものを守るために
手段を選ばない非道な部分に惹かれた。
また、スザクとの関係からも目が離せなかった。

ただ、不満な部分も。
物語は1期では完結しない。
正直1期の終わり方にはあまり納得はしていない。
2期のためには仕方ないのかもしれないが、かなり強引な印象はぬぐえない。

声優陣はなかなか豪華。
最近の作品でもかなり活躍している方々ばかり。
そんな声優陣の演技もよかった。

また、ロボットも正直、作品の面白さにはあまり関係ない。
ロボット物が苦手でも十分に楽しめるだろう。

総合的にはかなりの良作と言え、お勧めできるアニメ。
1,2期合わせて観ていただきたい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

偽ニュー隊長が命ず、とりあえず1話観ろ!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 67

92.9 22 ライバルで学園なアニメランキング22位
コードギアス 反逆のルルーシュ R2(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.4 (10698)
36188人が棚に入れました
ブリタニアの皇子として生まれながらも、ブリタニア帝国に復讐を誓い、反帝国組織「黒の騎士団」のリーダー“ゼロ”として覇道を歩もうとするルルーシュ。元日本首相の息子でありながら、ブリタニア軍に所属し、正直さと公平さを捨てることなく正道を歩もうとするスザク。二人の歩みが超大国ブリタニア帝国、そして世界を震撼させる!
対峙したルルーシュとスザク、そして響く銃声…あれから1年、ルルーシュとスザクは生きていた。スザクは帝国直属の騎士のひとりになっており、ルルーシュは以前と変わらず学園に通っていた。ただし、弟のロロ・ランペルージと一緒に…!
彼らに何が起きたのか、何が起きていくのか…。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、水島大宙、小清水亜美、緑川光、保志総一朗、後藤邑子、大原さやか、折笠富美子、杉山紀彰、渡辺明乃、真殿光昭、田中一成、高田裕司、二又一成、島香裕、私市淳、中田譲治、倉田雅世、新井里美、若本規夫、名塚佳織、千葉紗子、幸野善之、松元環季

猫☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

嘘の涙は人を傷つけ、嘘の笑顔は自分を傷つける・・・それで人は“自分”という存在を隠すのでしょうか?

コードギアス1期の続編。
作品の雰囲気だけで感動させられる類
やはり、作画、音楽と共に完璧でしたね。
この空気作りは本当に凄いと思いました。

ひとつひとつを取り出したときの
緊張感や勢いといったものは
他の追随を許さないくらい凄いです♪
キャラクターの思いのすれ違いによる
フラストレーションも、「話し合いなよ」と思いつつも、葛藤する様が見事に表現されていて
素晴らしかったと思います。
音楽などの演出も場面に合っていたと思うし、
ギャグパートとの繋がりも
シリアスの雰囲気を壊さずに
行われていたので見事でした。
最後ストーリーを詰め込みすぎた感があったので
そこは少し否めませんね;;

前作の物語の中途半端なところでの
終了を受けて当然のように
作られた続編ですが(続編のために中途半端なのでしたが)
あいかわらず(いや、むしろ前作以上の)
急転直下な展開の
連続で飽きさせないのはさすがで、
先を観ることに退屈さを
一切感じず、卓越した演出はもはや冠絶
していると言えます。
しかし登場する新メカ群の性能の激しい
インフレなどは前作に
比べリアリティの落としどころが
少し低いところになっていて
今作から登場の新キャラも
前作からのキャラに比べてキャラが
描ききれて無い印象があるので、
そのあたりは少しマイナスでしょうか?(少しですよ!

ルルーシュ劣勢の中、
それでも、世の中変えようと
頑張っているキャラ達が様々な矛盾などと
葛藤しつつ戦っている様子は熱かったですし、
戦闘シーンは総じてクオリティが
高く楽しませてもらいました。
ペルソナの話も面白かったですね。
内容は娯楽感があり、とても面白く、
たまに、ギャグが入っていて最高でした。
こういった雰囲気アニメは楽しめるので好きです。
ただ、カタルシスは感じられないので
いい意味でもやもや感が残りますね。

「感想」
「平和」を目指すという想いは同じなのに、
争いが起こる。これがこの作品のテーマなのでしょうね。
前作は頭脳戦が熱かったのですが、今作は、
悲しい話が印象的でした。
特に最終回は涙腺崩壊です;;
ルルーシュのやり方が正しかったかは
わかりませんが、それでも妹のために争いのない
平和な世界を、自分の全てを投げ打って
実現しようとしたルルーシュの生き様には心打たれました。
 
「撃っていいのはな、撃たれる覚悟のあるやつだけだ!!」

投稿 : 2025/03/22
♥ : 86
ネタバレ

ふうこの☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャーリーについて。(ネタバレ)

シャーリーについて。

(物語全体、本編及びR2の感想は、本編の方にネタバレ無しで書いてあります。)

{netabare}

あまりにかわいそうな存在である。一度は、ルルーシュと結ばれる寸前まで行きながら、記憶を消されて、友人以下の存在まで戻されてしまう。がんばって、なんとか記憶が戻る寸前まで行って、ギアス解除により記憶が戻ったその日に死んでしまう。

なぜここで死ななければならなかったのか?「王の力は人を孤独にする」すなわち王になるためには孤独でなければならないからか。ルルーシュが王になるためには、シャーリーの死が必要だったのか。

ここで思い出すのは、『銀河英雄伝説』のキルヒアイスの存在である。皇帝ラインハルトの親友にして右腕。ラインハルトが人間的英雄ならば、キルヒアイスは清き聖人。その存在感の大きさは敵将ヤン・ウェンリーと物語の存在感を3分するほどであった。しかし、キルヒアイスは、物語の中盤ほどで、ラインハルトをかばい、銃弾に倒れ死んでしまう。その時の喪失感の大きさは、物語自体の価値を半分ほど消失させるほどに感じたほどだった。まさにキルヒアイスを殺したのは、作者の失敗であったと、私は今でも思っている。
それがラインハルトを孤独な王にするために必要な出来事であったとしてもである。その後の「銀河英雄伝説」は、最後までキルヒアイスの影を引きづりながら、彼がいればという物語になってしまっていた。そう感じたのは自分だけなのかもしれないが。

「コードギアス」のシャーリーの死は、なくても良かったのではないか。中途半端過ぎて、シャーリー自信が哀れである。瀕死の重傷で止めておいて、生かしたままで、最後まで物語を厚くする存在にしたほうが良かったのではないだろうか。

C2やナナリーを生かすより、シャーリーを生かして欲しかった。

{/netabare}



個人的な意見ではある。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イエス・ユア・マジェスティ

今観終わりました。

1期比べてバトルに比重を置かない分、より人間関係を重視している内容ですね。

1期よりグっとする内容が多かったです。

{netabare}
C.C.が奴隷時代の記憶に戻った時に怪我した後に言った、

「だから平気です!外から痛いほうが中から痛いよりも」


それまで長い間生きて、色々な経験をして来て達観した彼女が言う台詞もいいのですが、最初に戻ったC.C.のこの一言がグっとときましたね。ルルーシュも肩が震えていたし。

スザクの迷いと決意、カレンの忠誠心と恋心、シャーリーの永遠の愛に感動し、ロロの妄信的・献身的な思いに涙し、そしてC.C.との絆、ルルーシュのみんなを思ってあえて悪役を演じ、でもナナリーには盲目的て純粋なところがあって、不覚にも何度も涙しました。
{/netabare}

毎日DVDを1枚ずつ観ていたのですが、次の日が楽しみで早く続きを観たいと思わせる作品です。

このアニメを観ているとルルーシュは、思い入れのある銀英伝のラインハルト・フォン・ローエングラムを思い出させてくれました。

すごく見応えのある作品ですね。好きな作品の一つになりました。みなさんのレビューに感謝です。

まだ観ていない方でバトルが苦手な方もいらしゃるとは思いますが、オススメできる作品です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 104

91.1 23 ライバルで学園なアニメランキング23位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4139)
18842人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 123

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 128

Mille さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白い!でも気になる点がチラホラ・・・

知名度の低いかるた競技に奮闘する主人公ちはやの成長・学園物語。

<プラス評価>
作画が綺麗だし、主人公の奮闘ぶりを見て応援したくなる。
そして、容姿端麗だけど天然の、若干残念な主人公が憎めないw
・・・幼馴染の太一には、同情を禁じ得ないというわけだ(笑)
むしろ太一を応援するアニメといっても過言ではないはずw


ただのスポコン青春アニメというわけではなく、
やはりここは少女漫画ということで若干の恋愛も軽く絡めてくれているから、
少女マンガ好きの人は勿論のこと、
少女マンガがニガテな人も見やすい作品だと思う。

この作品のお陰で、
かるたというマイナー競技に脚光が浴びたのではないだろうか?
対戦相手との心理戦、頭脳プレーが必要かと思えば、
それを維持するための長時間の集中力、体力、精神力。
かるたの奥深さを伝えるには十分な作品になったのは間違いない。
いい作品だと思う。


<マイナス評価>
本作は成功例の1つと言っていいだろうけど、
ちょっと捻くれた見方をすると・・狙いが若干あざとい(苦笑)

設定が「マイナーな日本競技に奮闘。仲間と切磋琢磨する成長物語」・・と、
過去の成功作品例であるヒカルの碁を意識しているのは確実。

また、主人公や仲間達の奮闘姿に応援はするけど、
感情移入が若干しづらい。
なんというか底が浅いというか、若干チープな感じがした、というのが正直な感想。
やはりそこは少女漫画だから、期待してはいけないのかな。。
どちらかというと、若年層に人気があるんだろうなぁ。


ストーリー重視の人にはなにか物足りない。
他の人たちのストーリー評価が全体的に高いのは、
「(キャラを生かせているからこそ)ストーリーが良い」からではないかと、勝手に推測してみる。

一言でいうと、アニメ初心者向け、そんな作品。


・・・ちょっと辛口かもしれないけど、2期が出たらたぶん見る(笑)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

89.2 24 ライバルで学園なアニメランキング24位
君に届け(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3045)
15000人が棚に入れました
陰気な容姿のせいで霊感があると恐れられ、「貞子」というあだながついている黒沼爽子。
周囲に避けられることに慣れてしまっていた爽子は、わけへだてなく接してくれるサワヤカさ100%の少年、風早翔太に憧れる。自分を変えたいという爽子の背中を押してくれる風早や、矢野あやね、吉田千鶴、真田龍といったクラスメイトたちとの関わりの中で、爽子は少しずつだが自分の殻を破っていく。
ピュアな爽子が友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を知っていく過程を、丁寧に描いていく作品。
一般の少女漫画原作の作品と異なり、ドロドロとした女の戦いなどはあまりなく、それ以上に爽子が不器用ながらも自分の気持ちに正直に生きていく姿を中心に描かれており、思わず見ていてニヤニヤしてしまう学園青春ストーリー。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キラキラ☆ニヤニヤが止まらない!

原作未読。

主人公の黒沼爽子(くろぬまさわこ)は、暗い印象で、周囲に「貞子」と呼ばれ、クラスになじめないでいた。
しかし、実のところは、鈍感なだけで、とても前向きな女の子。
誰にでも平等にふるまう、風早翔太(かぜはやしょうた)と出会ったことがきっかけで、爽子と爽子の周囲がどんどん変化していく、青春ストーリー。


爽子は、健気で、どんなことにも一生懸命で、とても魅力的な主人公です。
なかなかうまくいかないときは「頑張れ!!」と、応援してしまいます。
そして、何か一つがうまくいくと、ニヤニヤが止まりません。
ずーっとニヤニヤさせられる回もあるので、視聴中に顔を見られたら不審者扱いされます。

爽子を支える周囲の人たちもしっかり個性立てされています。
本当にみんなキラキラと輝いていますね……エフェクト付きで。
{netabare}
矢野さんは、怖さと優しさのギャップが素敵。
龍は、漢!!
吉田さんは、感情豊かで見ていて飽きません。
風早くんは、何でもできそうに見えながら、ドギマギしてて、男から見てもかわいらしいです。
くるみちゃんは、やったことは迷惑だったけど、気持ちを打ち明けたシーンで泣いてしまいました。
ピンは、ギャグキャラに見えて、何気にキーパーソンになってますよね。
{/netabare}


テーマは、「人に想いを伝えることの大切さ」。

誰もが、人付き合いで悩んだことがあると思います。
その悩みを、「友達とは何か」という根本的な部分から、階段を登るように一歩ずつ、丁寧に描いています。

「○○は今、××に対して、□□という気持ちを抱いているので、△△したい」
このように、想いを言葉として、キャラクター、そして、視聴者に伝えるのが、爽子の役目です。

それを異性に対して発展させたものが恋。
同じように、「恋とは何か」というベースから、一つ一つかみくだいて表現してくれています。

おかげで、登場人物の気持ちが手に取るように分かります。
だからこそ、応援したくなるし、うまくいっているとニヤニヤさせられる。
そして、登場人物がうれしいときやつらいときには、一緒に泣いてしまう。
そんなふうにして、感情移入ができるアニメです。


丁寧ですが、テンポを損なっていないのもポイント。
ほどよく大事な話、ほどよく日常的な話、とバランスがとれていて、とても見やすいです。

ストーリーも行き当たりばったりではなく、しっかりと計算されています。
そこに、視聴者の予想の外をいく、ロマンチックなサプライズのアクセント。
{netabare}
ラーメン屋の名前が「徹龍件」というのは、後に出てくる徹(とおる)のことを表していたんですね。
他にも携帯電話を持っていないという設定や、吉田さんとくるみちゃんが同じ学校だったことなどが、しっかりと後々の内容に生かされています。

パパから携帯、風早くんからストラップのプレゼントをもらったときは鳥肌が立ちました。
そして、「ちい」という呼び名が、笑顔になれるという意味があったと知ったときはもう;;
{/netabare}

悩んでいるときに見ると元気になれるアニメ。
キラキラな青春を感じさせてくれるアニメ。
青春=恋ではなく、友情を基本にしているのが良かったですね。

OP、EDも素晴らしいですし、BGMの使い方もグッド。
少女漫画原作ですが、男女関係なく楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 66

K1-R さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

男性でも楽しめるアニメ(漫画)だと思います☆彡

最初に漫画をみていたので「おもしろいなぁwアニメもみてみよぉ」とアニメも観てみました☆彡
少女漫画は男性視点ではないことが多く(今まで見た個人の感想で偏見ですw)よくわからない??ってことが多いのですが(´▽`)コレに関しては面白いと思い先が気になり眼不足になっても観てみました(*´∀`*)
漫画とほぼ同じ感じで忠実にアニメ化されている面白い作品だと思います✩

見所は・・・貞子(さわこ)のずれた?純粋な心ですかね?w
じ~んっとくるところもありなんかいいなぁって思えますよ(*´∀`*)

個人的には漫画で言うと10巻あたりから「よくある少女恋愛漫画」っぽく感じがして漫画も途中で見ていませんww
連載中??なのか知りませんが最後は気になるのですが・・・

主人公の女子とイケメンモテモテ男子の絡みまでは楽しくみさせてもらいました(^▽^)

漫画・アニメは面白いです♪ですがぁ・・・実写はマジ最悪!レンタルして開始30分で消灯でしたwwwなぜ?あの俳優チョイスなの????って感じでがっかり作品で・・・・・批判は嫌いなのですが本当に残念でしたw

何にしても一応世に有名な漫画みたいなので見て損はないと思うので是非見てくださいね✩

投稿 : 2025/03/22
♥ : 11

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

100% Pure Love

恋愛ものというより、等身大の青春を感じてみたい方にお薦めしたい作品です。

主人公である黒沼爽子のモノローグで綴られた、少女漫画の王道ともいえる学園もので、爽子の生活を取り巻く家族や友人、少しずつ心を開き、周りに溶け込んでいく彼女の成長を、淡い柔らかな空気で包み込んで丁寧に描いています。憧れや尊敬から恋愛に変わっていく風早翔太への気持ちの変化はもちろんですが、友人である矢野あやねと吉田千鶴の存在感が大きく、彼女たちも爽子と交流することで成長していく事も見逃せません。

視聴者に感情移入させるタイプではなく、素直で健気な彼女の心の成長とささやかな恋愛を、一歩下がって応援しながら視聴する作品ですので、ストーリー展開をメインに視聴すると退屈するのは間違いありません。ある意味、人間味のある腹黒い恋のライバルも登場しますが、展開にはいっさい期待しない方が良いと思われます。
着替えシーンやパンチラなどのお約束のサービスカットもありませんし、ピュアな世界観は今の時代にはおそらくリアリティに欠けると思われますが、少女漫画が目指す作品モデルとして一度は見ておいて欲しいです。
個人的には、何かが動き出し素敵な事が始まりそうな余韻を残した終わり方が素晴らしいと感じましたので、続編は必要なかったと思っています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 52

85.4 25 ライバルで学園なアニメランキング25位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2543)
13647人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ

albesh さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

男でも、むしろ男の方が楽しめるかもしれない作品

ありきたりなラブコメかと思いきや全く違った
正直原作が素晴らしいものなので、全12巻のうち4巻しかやってないアニメでは少々物足りなさを感じる
あぁこれからなのにってところで終わってしまった
最後まで見た人は続きが気になってマンガを買ってしまうので
マンガを読むと死んでしまうアレルギーや
親の遺言でマンガを読むなと言われてる人はアニメを見ない方が良い

少女マンガというだけで男性からは疎遠されがちだがそれは非常にもったいない
ぜひ本屋の少女マンガコーナーに勇気をもって踏み込んでほしい

投稿 : 2025/03/22
♥ : 2
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
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<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
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<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
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<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
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<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
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<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
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<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
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<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
---------------------------------------
1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 88
ネタバレ

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

トマト戸松 パスタ鈴木 ミート花澤 パルメザン寺島 の ミートソースパスタですっ♪

視聴後 誰かに “いいよ、コレ!” って薦めたくなるアニメです

私はこのアニメを学園ラブコメの代表作と言いたい!

全13話 色んなことがありました。
 吉田くんが ピー を見せたり
 夏目さんが ピー を吐いたり
 大島さんが ピー を言っちゃったり
1クールで色々やりきってくれましたww

難しい年頃の人間関係をコメディーチックに描くこの作品。
イチバンの魅力は “キャラクターが素晴らしい” こと

主人公 吉田春にタグをつけるなら
【イケメン】【頭脳明晰】【喧嘩強い】【過去が謎】【常識はずれ】
【天然で口説く】【友達については純粋】【恋愛においては大人】

恋愛アニメで「 好き 」というセリフは必ず出てきますよね?
よく使われるセリフでも ハルが紡ぐと “特別” になる…

イチオシキャラは 山口賢二 通称ヤマケン★

{netabare} 『 この俺がエリートじゃなくて 誰がエリートだっつう話だ 』
…的なキャラなんですけど デレた時のギャップがたまらない!
セリフもいちいちエリートなんですよね~
 『 ばーか。寂しいってのは相手がいるから感じるもんなんだよ 』

とにかく全キャラが素敵。無駄なキャラは一人もいない
サブキャラの誰でも別の物語展開できちゃうくらいキャラ濃いよね♪

声優さんもみんな好きだし!…って 語りたいこと
たっっっくさんあるけど 止まらなくなるのでw
アニメ見てもらった方がはやいです!笑{/netabare}


要チェックポイントは おもに3つ\(^o^)/
★どこか常識はずれな会話
 おもにハルなんですけどね(笑)
 
★にわとりの名古屋
 所々に出てくる にわとり。声優はだーれだっ♪
 キャスト全員でオーディションして決めた結果…
 {netabare}3バカのひとり 富岡竜二役の 小野友樹さんになりました!{/netabare}
 オーディションに花澤さんは不参加だったそうですが
 いなくて良かったですねw( ラジオ聞いてください 笑 )
★OPもEDも素敵
 OP:水谷雫役の戸松さんが歌う Q&Aリサイタル
 ED:9nineが歌う White Wishes


みんなの恋愛や、ハルの過去。
まだまだ決着ついてないので 2期確実ということでしょう!!
(続きは原作読んでね♪ で、終わらないことを願ってます><)

だれでも恋をしたくなる 胸きゅん(×10)ストーリー

あ~ 続きが知りたい。原作よみたーい!!!!
読んでる方いたら 感想教えてくださいっ♡(ネタバレOK←)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 56
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