ファンタジーで擬人化なおすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのファンタジーで擬人化な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番のファンタジーで擬人化なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

57.5 1 ファンタジーで擬人化なアニメランキング1位
けものフレンズ2(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (323)
764人が棚に入れました
この世界のどこかにつくられた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。そこでは動物たちがヒトの姿に変化する不思議な現象が 。いつしか フレンズ と呼ばれるようになったけものたちは、パークで平和に暮らしていました。ある日、フレンズのサーバルとカラカルは、森の中でヒトの子供と出会います。お腹を空かしたヒトの子供はなにやら困っているようで、サーバルたちは一緒に旅をすることになりました。旅の途中で出会う個性あふれるフレンズたちに、パークの秘密や美味しいもの!そして、大地を揺るがすような大ピンチ!?新たなるジャパリパークの物語が、今はじまる!!

声優・キャラクター
尾崎由香、本宮佳奈、小野早稀、石川由依、小池理子、内田彩、佐々木未来、根本流風、田村響華、相羽あいな、築田行子、八木ましろ、菅まどか、山下まみ、前田佳織里、藤井ゆきよ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

サピエンス全史

アニメから教わることもあります。
苦手、嫌い、先入観を捨てれば意外にも面白い。
記号のように張り付けられたキャラクターも、
多種多様な生物が存在し物語を盛り上げてくれる。

新しい冒険の始まりである。
{netabare}前回の大団円は陸地を目指し海を越えた。{/netabare}
他者を否定しない救済の物語は、
僕たちを癒してくれるのだろうか。
不思議な引力が働く、
けもフレの真の評価はそこにあるのだ。

5話・6話視聴追記。
サンドスターとセルリウムの研究で、
{netabare}フレンズ化されない凶暴なビーストの存在を知る。
時が経ち少女になったかばんが登場。
僕の好きな博士と助手も健在で何よりです。{/netabare}

10話・11話視聴追記。
けもフレ界隈が喧々囂々やりあっているそうな。
僕としてはかつての「けもフレ」にあった、
{netabare}純朴な生命の「善性」が見えないのは残念。{/netabare}

最終話視聴追記。
品質低下の「直接」の原因は、
{netabare}監督の更迭以上に、主役の交代にあるような。
世界に対する知恵を付けたことも大きい。{/netabare}

これからも応援はしたいと思います。
あにこれの評価点以上には楽しめました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

思っていた以上に「2」でしたが…→ けもフレ2は、どこから来てどこへ行くのか?

== [下記は第1話視聴時レビュー、以下追記あり。] ==
キャラクターデザインに関しては「キュルルちゃん」以外でも、私は1作目(以下、「無印」)の方が好みには合っていますかね。

それと、1話目時点だけでは判断はつきにくいのですが作中に出てくる「各フレンズの、元になった動物の習性に基づく行動」については無印ほどのマニアックさは期待できないように思われます。
(カルガモが皆を先導する辺りとか、(作中の流れとは異なりますが)道路を渡っていたカルガモのヒナが排水口に落ちて、人間に救出される動画を思い出したりした人がいるかも?)

ストーリー的には無印の続編という感じで進むようで、無印を観た人向けの作品と思って良さそうです。

おまけ: キュルルちゃんの目のハイライトの具合は、あれきっと何か伏線なんでしょうね。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.3.12追記:
第9話まで視聴終了。けもフレ2はどこから来て、どこへ行くのか?
(いや、一応は無印『けものフレンズ』から来たらしいのですが…。)

「月は出ているか?」(違

「犬は人に付き、猫は家に付く」との言い習わしがあったと記憶しているのですが、これはいったい何事…?

2019.4.2追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。実は最終回だというのに観ている途中で寝落ちして録画を観直す羽目になりました、というのは余談と言えば余談ですが…。

キュルルちゃんのオッドアイについては、結局理由は不明なままでした。まあ他にもオッドアイだったキャラはいるので「特に意味はない」と言われればそれまでです。あるいは続編が作られれば理由が明かされる伏線なのかもしれませんけど。

そしてイエイヌが最後に見ていた絵で、さらに謎は深まりました。2が無印の続編だとすると、無印終了時からキュルルちゃんが目覚めるまでのジャパリパークはいったいどんな状況だったのか?

絵の内容を見れば無印のストーリーの時点よりも前に描かれたものでないとおかしなことになると思うのですが、そのあたりも何だか良くわからないですね。

でも私としてはそんな「謎」にまったくドキドキワクワクしないくらい、本編ストーリーが面白くなかったです。たぶん「たつき監督降板騒動があったから最終回まで見届けた」って感じで、騒動で話題にならなかったらむしろ途中で断念していたかもしれません。

おまけ: OP主題歌「乗ってけ!ジャパリビート」が、本編にふさわしくない名曲でした。2本編の出来に関係なくCDが欲しいです。

あとは無印の曲ですが「ようこそジャパリパークへ~こんぷりーとべすと~」が気になります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

まあ、前監督を「のけもの」にしちゃったからな(苦笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ペンギンのアニマル界でサイ大のダックホースで蟻た1期。ニモ関わらZOO、雁ドッグがカバり、サーバルとチュウもく猿た2期。

全鯛として、エイ象はキリンになりミミズクなったが、ス鳥のアルマジロさは牛なワニた気がしマウス。

、、、さあ、フレンズは何匹(人)いるかな~(笑)?

通常バージョン→({netabare}近年のアニメ界で最大のダークホースであった1期。にも関わらず、監督が代わり、さあどうなると注目された2期。

全体として、映像は綺麗になり見やすくなったが、ストーリーの面白さは失われた気がします。
{/netabare})

まあ、どのくらい面白くないかというと、この文章くらい面白くありません。(大体、私がネタに逃げる時は苦しいんです)w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメを単独として観れば、そこまで批判されるもんでもないと思う。

まず、1期より映像は綺麗になり、グッと見やすくなった。サーバルちゃん役の尾崎由香さんも演技が上手くなり、表現の幅が広がった。アイキャッチの動物紹介がまともになったため、キャラデザや動物の特性をフレンズと重ね合わせて見ることが容易になった。新キャラのカラカルは、作中で様々な役割をこなし、三者の掛け合いは楽しく、萌え要素というか普通のアニメっぽい要素を一手に引き受けるナイスなキャラだった。

別に、「悪いこと」ではない。。。「普通」ならね。

ただ、元々が「秘境の湯」みたいな楽しさが売りだった本作。

はたして、「秘境の湯」を整備し、歩きやすい遊歩道つけて、脱衣所やら売店やらが完備されば、それは魅力UPにつながるのだろうか?

たまに、アホな芸能人が、塩辛とかホヤのような珍味を食べ、「これは全然クセがなくておいしい」とか言うが、だったら、珍味なんて食うなよと思う。

そんな感じ。

つまり、「こんなん、けもフレじゃない」という印象を与えてしまったことは、元々がカルト的な人気を誇った本シリーズだけに、(制作前のゴタゴタ含め)大失敗の2期になったと思う。

私が本作で違和感を感じたのが、フレンズ=動物<人間 という図式が成り立っているような部分だ。

例えば、3話で「イルカとアシカが、ヒトから拍手を欲しがる」、5話で「ゴリラが、ヒトから動物の支配方法を聞こうとする」、9話で「イエイヌが、ヒトを守りヒトに従属することを喜びに感じる」など、やけに「人間本意」「動物(フレンズ)は人間のためにいる」「人間から動物を見た一方的な視点」を感じるのだ。

もともと、「けもフレ(1期)」は、動物=人間=フレンズ という構造で、それこそ、「のけものはいない」温かな作風を生み出していたはずではないのか? いくら監督が変わっても、作品の根底にある魂には、触れてはいけないと思う(特に9話は不快だった。最終回Cパートは、元々予定されていたものなのか、それとも、9話の大ブーイングを受けて、急遽付け足したものなのか。めっさ気になる~w)。

私は別にけもフレのファンではない。一期の評価は☆3(普通)だ。たつき 監督にも、そこまで同情していない(てか、裏側とかあんまり興味ない)。

そんな私がフラットに観たとしても、一期よりも確実につまらなかったと思う。

結局、一番心に残ったのは、6話や12話の「かばんちゃん」だしね。あれは泣かされたわ(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
あれ? 続編じゃないの? サーバル出て来て、おっ!? となった。サーバルが、なぜカバンちゃんを忘れてる? 1期のサーバルとは違うサーバルなのかな? んで、種族全体で記憶を共有しとるとか。

2話目 ☆2
パンダ、強いな。まあ、熊だし(笑) ヒトを探してるフレンズ、、、カバンちゃんかな?

3話目 ☆2
なんかこう、退屈なんだよな~。拍手が欲しかったってのも、妙に人間目線なんだよな。ラスト、カバンちゃん?

4話目 ☆2
アリツカゲラって、1期でも出てきたよね? なのにサーバルの記憶がないというは、やはり、1期とは違う地域か、時間軸なのかな?

5話目 ☆3
ヒトは怖いという価値観。ヒトから動物を管理する方法を学ぶって、、、「動物」ではなく「フレンズ」ではないの? この世界では。紙相撲の展開は良かった。バーサーカー? カバンちゃん!

6話目 ☆4
やっぱり、サーバルは、1期の後で再度セルリアンに食われたのかな? それとも、1期のラストに食われたのが、遅効性の効果があったのかな? カバンちゃん、ここでサヨナラ? まあ、また出てくれるか。成長したカバンちゃんの姿が嬉しかった。

7話目 ☆2
個性の違い、優劣の無さを表現したいのだろうけど、ストーリーメインの作品で、この話、いる?

8話目 ☆2
トキ、というか金田さん、お元気そうでなにより(笑) ライブ、作画ガチだけと、「それ」が、今の監督がやりたいことだったの? だとしたら、ニーズとは違うと思うんだけど。

9話目 ☆1
イエイヌ? ハスキーかな? 地球から人類いなくなって、月に移住? キュルル、イエイヌさんを放置してサーバルとキャッハウフフって、鬼畜かよ(汗) イエイヌさんに対して、あっさりしすぎじゃない? 違和感しかないな。

10話目 ☆3
人の思いに反応するセルリアン。一期のEDの観覧車? ぬいぐるみの数はその動物の個体数の比喩という話を聞いた。リョコウバト、人間は、絶滅したってことですね。なかなか、けもフレっぽくなってきた。

11話目 ☆3


12話目 ☆3
なんかこう、みんながいるところが私の家って、「え? そんなありきたりなオチで良いの?」という感じ。ただ、かばんちゃんには泣かされた。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

70.5 2 ファンタジーで擬人化なアニメランキング2位
C3 -シーキューブ-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1099)
6346人が棚に入れました
ある日、高校生の夜知春亮のもとに、旅先の父親から謎の黒い立方体が届く。それはヒトになるまで《負の思念》を取り込んだ呪われた道具だった。黒い立方体ことフィアは夜知家に居候しながら、おなじく夜知家の世話になっている村正このはや春亮に教わり、呪いを解くために善行を重ねることとなる。そして彼らは、呪われた道具が関係する事件に次々と巻き込まれていく。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もっと深イイ話にしないと・・・(;`O´)o呪うぞ!

■『C3』ってどんなアニメなの…c(゚^ ゚ ;)ウーン
なんでこんなタイトルなのかまず意味不明ですよね(゚-゚*)(。。*)ウンウン
Cube[立方体]×Cursed[呪われた]×Curious[好奇心旺盛な]
だそうです・・・やっぱり最後がいまいち理解できませんねε-(ーдー)ハァ
まぁいっかぁ♪
 
タイトルの事は・⌒ ヾ(*´ー`) ポイっとしておいて、内容はといいますと♪
主人公の夜知 春亮の自宅に突然おっきな立方体の箱が届いたのですけど・・・
どうやらお父さんが呪いの品をよく送ってくるらしいのですが、自宅に届いた不思議な立方体も呪われた品らしいのです!
呪われた道具・禍具(ワース)とは、道具に強い呪いを掛けると、どうやらその道具に特殊な能力が付加されるらしいのです。
さらに呪いを掛け続けると道具が人間の姿にもなるそうです・・・
\(\◇ ̄ )ヘン~(  ̄▽/)ゝシン!!! \(○ `O´ ○)/トゥーー!!
こんな感じの変身シーンは無かったのですけど、立方体から本作品のヒロインの「フィア」ちゃんが出来上がったのでした♪
 
そんな呪われた道具・禍具(ワース)をめぐって様々な思惑を抱く人々が現れてくるのです♪
・禍具を破壊しようとする者
・禍具を信奉しようとする者
・禍具を知ろうとする者
・禍具を象徴とする者
様々な思惑が交差し暗躍する世界を描いた物語なのですね♪
 
 
■『C3』~シーキューブ~と出会った日の日記((φ(~∇~*)カキカキ
ジャンル的にはファンタジーらしいのですけど、1話の印象はキャラ萌えアニメって感じですね♪
おぱんつ丸出しなのはワンパクな証拠よね・・・ってなわけないでしょ(`□´)コラッ!
まぁしょうがないよね、こういう描写の需要があるんだもんね・・・
最近はこのくらいはなんとも思わなくなってきましたε- (´ー`*) フッ
 
でもキャラデザは可愛いと思いますよ(⌒^⌒)b
しかも作画が良い、背景も綺麗に描かれてるし、最近流行り?の髪色のグラデーションも某アニメの○○天魔○○と違って毒々しくなくって色彩センスの良さを感じられます♪
ストーリーの方はまだわかりませんけど、とにかくフィアちゃんが面白いですね(*^o^*)
こういうキャラ好きなんですよぉw
表情豊かな暴走キャラって惹かれちゃうのです(・-・*)ヌフフ♪
心境的には「WORKING!」のぽぷらちゃんを見つめるかたなし君的な感じですw
 
今後の展開で評価がどうなるか分らないですけど、楽しく視聴できそうな予感です♪
 
 
■メインキャラの紹介
夜知 春亮(yachi haruaki)
 <声:梶裕貴>・・・代表作:NO.6(紫苑)、花咲くいろは(種村孝一)
 本作品の主人公で呪いを受けない体質のようですね。
 
フィア
 <声:田村ゆかり>・・・代表作:ひぐらし(古手梨花)、Kanon(川澄舞)、他
 本作品のヒロイン。「呪うぞ!」が口癖・・・まぁいいっかw
 コリコリパリパリッとした煎餅が好物だそうですw
 
村正 このは(muramasa -)
 <声:茅原実里>・・・代表作:涼宮ハルヒの憂鬱(長門有希)、みなみけ(南千秋)
 メガネ&おっぱいの典型キャラ。好物・・・肉。
 
人形原 黒絵(ningyouhara kuroe)
 <声:小倉唯>・・・神様のメモ帳(アリス)、ロウきゅーぶ!(袴田ひなた)
 和人形のような黒絵ちゃんは、能力も見た目のまんまですね♪
 髪の毛が伸びてイカ娘ちゃんの触手みたいですw
 舌っ足らずな喋り方のゆいちゃんにぴったりのお茶目で可愛いキャラでしたね♪
 
上野 錐霞(ueno kirika)
 <声:喜多村英梨>・・・とらドラ!(川嶋亜美)、WORKING(轟八千代)、偽物語(阿良々木火憐)
 まさに学級委員長って感じのツンデレキャラですねw
 この子にかかっている呪いがボンテージ衣装なんですけど、エロ過ぎます・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャ
 えりりんはお姉さん的なキャラが似合いますね♪
 
桜参 白穂(sakuramairi shiraho)
 <声:斎藤千和>・・・ARIA(藍華)、化物語(戦場ヶ原ひたぎ)、他
 サヴェレンティのことを溺愛しているクールビューティーな女の子♪
 とっても人間嫌いなんですよ(ノ≧ロ)ノ<嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌人間嫌・・・

サヴェレンティ
 <声:井口裕香>・・・たまゆら(岡崎のりえ)、僕は友達が少ない(高山マリア)、他
 2011年も大活躍のゆかちの役はのろいを受けたお人形の役でしたねw
 男の子にも女の子にもなれる便利な体で、ボクっ子でドジっ子なのでした(^_^;)

ピーヴィー・バロヲイ
 <声:大原さやか>・・・ARIA(アリシア)、Fate/Zero(アイリスフィール)、他
 まさか・・・さや姉さんの口から「ビッチ」なんて言葉が出てくるなんて!Σ(^∇^;)
 このアニメを観ていてそれが一番ショッキングでしたw


■総評
大沼心監督のTVアニメの監督作品としては3作品目となる本作品も、大沼さんらしい演出が見られていましたね♪
監督初作品の「ef」や2作品目の「バカとテストと召喚獣」での演出技法が随所に光ってた印象です!
演出の中でも特徴的なのはシルエット・アート(影絵)の技法をアニメに取り入れている点でしょうね♪
これを機会にちょっと覚えておくと良いかもしれませんね!

【シルエット・アート(影絵)の特徴】 \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
シルエット・アートの魅力って『心を描く』って表現が分かりやすいかもです(^ー^* )フフ♪
活字で説明するのは難しいのですけど、描いた被写体の本質が浮き彫りになってくるって感じです!
動物や乗り物などをシルエットにしてみると、実物を見るよりも特徴を捉えやすいって言われてるんですよね(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
道路標識なんかもシルエットを使ったものになってますけど、視認性の高さからとも言われているのですよ♫

例えば、錐霞ちゃんの禍具は「誰かを締め殺さずにはいられない」って呪いが掛けられていましたけど、自らの体を殺傷の対象とするシーンでは、シルエットを使った演出で表現されていましたね(ノ゚ω゚)ノ*.オオォォォォォォォー
通常の描写よりも、錐霞ちゃんの心の風景がより強く表現できていたと思いますし、禍具の呪いから抗えない絶望感や恐怖感を心理的観点から視聴者に与えてましたね♫
とっても痛々しいシーンでした!∑(>д<) ミテラレナイヨッ!!
それと戦闘シーンでもシルエットを使って表現されていたりもしてましたね!
細かいカット割りでスピード感のある戦闘シーンを演出する場合でシルエットを使うのは、瞬間的に緊迫感や恐怖感を出す演出としては個人的に良い演出方法だなぁ~って思ったりもしましたo(*^▽^*)o~♪
シャフトの演出家で第一人者の新房さんの影響を受けてきた大沼監督らしい演出が作品全体通して散りばめられているので、そんなところも見所ではないかなぁって感じました(^^♪

本作品で不満を挙げるとしてたら、ストーリーとエロ描写ですw
呪われた禍具とそれを巡って争いがおこる設定や、萌え擬人化させて特殊能力を持たせたりする設定など、数々あるテンプレートを組み合わせてそこに「呪い」というテーマを掲げた感じなのです!
それが悪かったってわけではないと思うのですけど、まとまりが無い印象を受けてしまいました;;;;(;・・)ゞウーン
禍具を巡って、別々の思想をもった組織がいくつかある訳なのですけど、その組織の思想や活動内容が結構あやふやに表現されている印象だったので、ストーリー自体に深みや面白みをあまり感じなかったのです(^^;)
それと、露骨なエッチなシーンはただのサービスカットなだけでかなり露骨なものでしたのであまり良い印象は受けませんでした♪
エロ描写でも笑いに必要なカットや、愛の表現としてのカットであれば良いのですけどねって個人的には思ってますw

作画や演出はクオリティは高いと思いますし、フィアちゃんや黒絵ちゃんといった可愛くって愛嬌のあるキャラもいて、ギャグパートはとっても好きな感じだったので、後はシリアス展開の部分に力を入れてほしかったなぁって思っちゃいました!
もったいないなぁって印象の作品だけに、2期に期待したいです(^▽^)/


■MUSIC♫
OP曲『Endless Story』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの旋律とロックを融合した疾走感がとっても気持ちいいナンバーです♪
 和の優雅さを併せ持った楽曲に耳抜けの良いゆかりんの声が心地良いですね(^▽^)/

OP曲『紋』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 こちらは完全に和を意識した楽曲ですね♪
 ロックベースにですけど、ストリングアンサンブル(弦楽器をキーボードで出す機能)で上手にアレンジ
 しているので趣のある雰囲気があります☆彡
 歌詞も古風な言い回しになっていて、マーティ・フリードマンに感想を聞いてみたいです(*´∀`*)

ED曲『雪華』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 落ち着いたスローテンポの曲をしっとり大人の雰囲気で歌ってくれてます♪
 

ED曲『Sympathy of Love』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの落ち着きのある美しい音色にちょっと切ない恋心を歌ったナンバーですね♪
 

2011.10.03・第一の手記
2011.01.03・第二の手記(追記:■メインキャラの紹介(一部)■総評)
2012.01.13・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

観ないと呪うぞ!?否、聴かないと呪うぞ(66点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:66点
アニメ系統:ファンタジーバトル&ラブコメ

最近のラノベ原作ははずれが多いから心配だが
さてさてどんな物かと恐る恐る視聴。

1話は完全なるフィア萌え仕様だと思った。
その路線でもまったく問題ないぐらいにフィアがたっていた。
しかし、2話で一気に別の次元にふっとばされた。
そんな印象で始まったのではあるが、どうにも方向性が定まらない。

物語の進行にぶれがありすぎたように思う。
萌えもしくはバトルのどちらかに振ったほうが良かったのではと思う。

しかしながらキャラはフィアが可愛すぎる。
中の人はゆかり姫。
通常時とバトル時の演じわけもなかなか良かった。
ギャップ萌え。
フィアのちょっとエッチなボイスも見逃せない(`・ω・´)キリ

もう1人、個人的にお気に入りは白穂。
これはもうひたぎさん風の千和さん。
ひたぎさん、ほむほむ好きにはたまらない。

さらに声優ファンとしてみのがせいのが学園長。
池田さん登場。
シャアボイスでボケかましてくれるのが最高だった。

音楽はOPED共に良かった。
前半のOP「Endless Story」はゆかり姫。
個人的には今期NO1。
曲だけでも聞いてほしい所。
いや、OP映像も合わせて観ていただけるとよいと思う。
その他の曲もいい曲ばかりなので是非聞いてみてほしい。

そんな、良素材がふんだんにあった作品ではあるが
色々な調味料を加えた結果、微妙な味わいになってしまった印象。
そして、2期がありそうな終わり方w
これ2期やるのかね?
この辺りも最近のラノベ原作アニメに多い。
原作が終わっていないので仕方ないのかもしれないが。。。

兎にも角にも最近のラノベ原作よろしくな作品かなと思う。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

「Endless Story」聴かないと呪うぞw

そして、淑乳はすばらしいと言っておく(`・ω・´)キリ


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以下、各話後の感想。
ネタバレがあるかもしれないので
未視聴の方はスルー推奨。



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{netabare}
【1話視聴。】
これはレベル高けえwww
1話から腹筋よじれるかと思った。
ぶっ飛んだ話にぶっ飛んだ行動w
そして、無駄にパンツを見せやがるw
そして、チラリと見せるいい話。

ゆかり姫もいい仕事してる。
ヒロイン「フィア」に釘付けになってしまった。
今話のED(本来OP)曲もゆかり姫でいいねえ。

今後にものすごく期待している。

しかし、1話のEDにOP曲もってくるの流行りかね。
今から物語スタートですよ的な使い方。

まあ、皆も観てくれ。
観ないと呪うぞ。


【2話視聴。】
ちょwwwwwwww
シャアwwwwwwwwww
何でこんな所にw
まあそんなことはおいておいて。

2話から一気に超展開。
バトル物&シリアス調になってくるのか?
1話の雰囲気とはまったく別のもだな。
しかしゆかり姫いい仕事しやがるぜ。
ファアの変わりっぷりに痺れる。

OP曲が気に入りすぎた。
CD買おうかなw

【3話視聴。】
前回のつづきのバトル。
フィアのバトルスタイルが今一分からない。
いくつも道具あるのかな?
微グロあるので耐性ない方は注意。

そして、バトルから一転。
フィアの葛藤。
その後のちょっといい話。
オチのフィアのセリフはベタだがいいw

フィアのバトル時の不気味さと
通常時の可愛らしさはヤンデレに属するのかね。
ツンデレでいいのかな?
フィアのジャンルが分からんw

【4話視聴。】
なかなかいい厨二バトル。
意外とグロイ描写。
時折見せる萌え要素。
とりあえず方向性は定まった気がする。

やはり、ゆかり姫の演技がいい。
完全にギャップ萌え。

そんな視点で観れば結構面白い。
個人的にはかなり好み。
特にフィアがw

しかし、これ分割2クールとの話もあるよう。
そうなるとまだまだ色々ありそう。
今後も楽しみ。

そして、OP曲「Endless Story」が個人的に秋NO1。
ちょっと買ってくる。

【5話視聴。】
ようやく一区切りといった感じかな。
そして、新たなる展開へ突入した感じ。
ちょっとぶっ飛び展開だったが、まあいいでしょう。
バトルも結構動いてるし、フィアはかわいいし問題ない。

そして、今週の見所はなんといってもCパート。
ゆかり姫のセリフがやばいw
オチは想像ついていながらも、ドキドキしたわw

【6話視聴。】
新キャラ、サヴェレンティ
ヒャッフー千和さんだぜえ\(^O^)/
ひたぎさん風でいいねえ。
シャアも久しぶりに登場したし。
俺得の声優さんが出てきて満足した。

【7話視聴】
今回OPED曲変わらなかったね。
ということはやはり2クールなのかな。

それはそうと、「このは」のはち切れんばかりの胸がやばいw
どんだけおっぱいで引っ張るんだよw
それよりフィアの胸にクローズを・・・∑(゚o゚C===(__;バキッ

本筋は、サヴェレンティと白穂が???
どうなってるんだ?
何か謎があるのだろうけれども。
来週には謎が明かされるのかな。

【8話視聴】
白穂役の千和さんやっぱいいわ。
こういう影がある役は好きだわ。
今後も出番を要求する。

久しぶりのフィアの冷徹な役も見れたし、
何といってもシャアwwwww
この声で
「美しい女性に罵られるというのは
  ある特殊な趣味の持ち主には幸福なのかもしれない」
クソワロタwww

「愛してる、LAVEだ」
もうダメだwwww

違う楽しみ方してるオレガイル。

まじめな話、池田さんってある意味損してるよね。
あまりにもシャアのイメージが強すぎる。
まあ、シャアは池田さん以外考えられない!
それほどの声優さんではあるけれどね。
なんやかんや言っても、池田さん大好きだわ。

9話視聴。
OP曲が変わった。
これで2クール説は消えたかな。
やはり Endless Story の方が個人的には好きだなあ。
しかし、OPの絵が委員長中心になってたんだが、これから委員長中心の話になるのか?

この9話から新しい展開のようだが、どうなるのか。
というか残り3話でどうするんだろうか?
結構中途半端な感じだよね。
曲の変わり目も変だし、12話以降何かあるのか?

続きは映画とか、ネットとか、とかとかとか・・・


10話視聴。
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/

以上wwwwww
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

萌えとグロのギャップが・・・

呪うぞ!とあんな可愛い感じで言われても^^;

◆この作品の概要は・・・
呪われた道具のお話。
人間の強い負の感情を浴び続けた道具は呪われ、人化します。
そんな道具の一つであるフィアが呪いを解くために主人公のもとに送られてくるとこからストーリーが始まります。
良い事を行えば呪いが解けるといいますがはたしてどうなる事やら・・・。

◆第1話視聴・・・
動物が人化するアニメはたくさんありますが、道具が人化するという設定のアニメは少ないですよね。
タイトルのC3の意味が「立方体」「呪われた」「好奇心旺盛」。
フィアは道具だったので常識という物がなく、やることなす事目を当てられない感じですが、その行動はあまりにも可愛すぎます♪
この先どんなドタバタを見せてくれるか楽しみですね。

◆第2話以降から・・・
この作品の本性?が現れます。
第1話の雰囲気に合わせて、ちゃぶ台でお茶とおせんべいを飲食しながらこのアニメを見ようと思っていたのですが(。・・)_且~~・・・。
まさか、あんなに可愛かったキャラ達が・・・Σ( ̄□ ̄lll))!!
このアニメ、グロだったのですね(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
おパンツがどうのこうのなんてイメージはどっか飛んで行きましたよ。

◆戦闘シーンが・・・
圧巻です^^;
キャラ達が怖い表情をしながら、見るからに恐ろしそうな武器をブンブン振り回す!!
そのグロな姿に(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

◆声優陣は・・・
夜知春亮    : 梶裕貴(ロウきゅーぶ!の長谷川昴)
フィア       : 田村ゆかり(ひぐらしの古手梨花)
村正このは   : 茅原実里(ハルヒの長門有希)
上野錐霞    : 喜多村英梨(まどマギの美樹さやか)
人形原黒絵   : 小倉唯(神様のメモ帳のアリス)
サヴェレンティ : 斎藤千和(化物語の戦場ヶ原ひたぎ)
桜参白穂    : 井口裕香(とある魔術の禁書目録のインデックス)
ピーヴィー・バロヲイ : 大原さやか(ARIAのアリシア・フローレンス)
アリス・ビブオーリオ・バスクリッハ :  田中理恵(ガンダムSEEDのラクス・クライン)
他、池田秀一、折笠愛、三石琴乃、阿澄佳奈など。

◆総評・・・
普段は可愛いキャラ達が恐ろしい姿を見せる、この極端すぎるギャップがすごく、そして自分達の呪いを解きたいと願う苦悩はよく描かれていました。
昔のアニメ「妖怪人間べム」を思いだしましたね。
しかしながら、この内容で1クールは無理がありすぎる。
中途半端な感じで終わり当然ながら2期があるよね?と思いつつ、というより2期作らないと「呪うぞ!」と言いたくなるような物足りない内容でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

66.7 3 ファンタジーで擬人化なアニメランキング3位
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (602)
3866人が棚に入れました
元貴族令嬢で騎士団員のセシリー・キャンベルは、父から受け継いだ古い剣を鍛えてくれる鍛冶屋を探していた所、街中で暴れていた男を剣で撃退する男と出会う。\n

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

なんだ、これだけか・・・・・

最初に世界観はわりと面白そうにできているのに

物語がそれを全く生かせてないです。

物語がスローペースである(原作はどうか知らないが)

のに解決したこと、分かったことが全然ありません。

魔剣が人の形になるのとならないとの違いって?、

他にも人外とか悪魔とかさらっと説明したような

していないような曖昧な感じであった。

10/10 星評価、コメント変更

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

アムールトラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

少しきつかったです

ラノベの王道ファンタジーです。
結構前の作品です。原作は十何巻まで出ています。

何がきつかったかというと、展開と演出に既視感を感じたのです。
当時としては奇抜な設定だったのでしょうか。
分かりませんが、伏線的な部分を先出しし過ぎたため、ただの前振りのようになってしまった感が否めません。

しかし、主人公(兼ヒロイン?)の頑張り屋は見ていて心地よかったです。このキャラは好きです。
王道展開を好めば、ぜひ見ておきたい作品といえるかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

噛んじゃうぞ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

擬人化がおもしろくはある

魔剣の擬人化がおもしろくはあるけど、擬人化無しの魔剣となぜ違うのかわからなかった。作画も魅力を感じなかった。(特に女の子)

物語はペースが遅いのに中途半端で終わって、ラスボス的なものも残ったまま。
良かった点はLISA(リサ)がどのようにして生まれたのかというところくらいかな。

しつこい位に胸の強調があるので、子供さんとは観ない方が良いでしょう。。。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

58.5 4 ファンタジーで擬人化なアニメランキング4位
アキカン!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (400)
2303人が棚に入れました
主人公・大地カケルが自販機で買ったメロンソーダに口をつけると、缶ジュースが美少女に変身した。少女化(ガーリッシュ)するスチール缶の精霊・メロンと過ごすうちに、カケルはスチール缶とアルミ缶の戦い「アキカン・エレクト」に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
福山潤、成田紗矢香、豊崎愛生、能登麻美子、悠木碧、大久保藍子、岡本信彦、置鮎龍太郎、豊口めぐみ、広橋涼、中島愛

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

好きな方は読んじゃダメですぞ(´▽`;)

主人公は大地 カケル
あらすじは、う~ん、あにこれ参照でお願いします(´▽`;)>

何てゆーかかなり残念な作品でしたね…
なので、時間のある時や2クールものの息抜きに1、2話ずつ視聴するよーな形でナンとかカンとか完走する事ができました(^_^;

まず、作画がひどいッス!
キャラや背景がホント雑すぎて
キャラの顔パーツなんてボロボロで、目の焦点がおかしな回もありました⊗

ストーリーも薄いです
何がしたいのか全く分かりませんでした…

つーか、悪いとこばっか挙げてもしょーがないッ!!
良いところを!
空き缶が精霊化する設定は面白い!!
声優さん、いろいろ頑張ってました!!
ED曲は毎回変わる力の入れよう!!

良いところを挙げましたが、あまりオススメできる作品ではありません
原作が好き、好きな声優さんが出てる、時間が有り余っているなど、理由がない限り視聴はしなくても良いかと思います(´▽`;)

《キャスト》
大地 カケル(CV.福山 潤)
天空寺 なじみ(CV.豊崎 愛生)
宮下 美咲(CV.広橋 涼)
メロン(CV.成田 紗矢香)
エール(CV.能登 麻美子)
ぶど子(CV.悠木 碧)
ミク(CV.中島 愛)
男屋 秀彦(CV.置鮎 龍太郎)
木崎 愛鈴(CV.豊口 めぐみ)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【HENTAI】とはこの作品のためにある? 声ヲタ必見! カオスではなく【既に壊れちゃってるヨ】的ラブコメディ!w

ある日突然、ジュースの空き缶が美少女になって顕現するバカアニメ(笑)


もうこの設定の時点で色々笑えてくるのですが、アルミ缶とスチール缶で派閥争いがあって時々バトル展開もアリw
キッスより恥ずかしい「ジュース缶に戻った女の子を飲み干す」とかいうワケワカメなplayが何回も発生したりしますw


一番笑けてくるのがOPから作画がめちゃくちゃw
版権用のイラストもマトモなのがほとんど皆無という酷さ
2009年の水準からいってもあまりに低すぎるクオリティw
そもそもブレインズベースという制作会社は作画班の規模が小さすぎるため基本的に監督さんの人脈に頼るスタイルになってます
同時期の「続・夏目友人帳」との格差が尋常じゃないことになっているのはそのせい
(ああwちなみに“最終回だけ”はめっちゃ作画いいですwww 後藤圭二さんも来てましたw)


放送時、及びDVDの特典には声優さんがジュース缶についての豆知識(ムダ知識)を語るコーナーや原作(の特にエロい部分)を朗読するコーナーがありそっちの方が盛り上がりましたw


6話が終了した時点で早々に総集編を挟んだり(ま、化物語も同じことしましたけどね)7話から突然OP曲が変わったかと思えばOPアニメーションはそのまんまだったり
露骨な手抜き感がある意味新鮮ですw


ED曲は全話違う曲
なんと全曲電波ソングの申し子「のみこ」さんが歌ってます!
最終話に関しちゃ初音ミクまで引っ張り出してデュエットまでする始末w


で!このアニメ一番の見所はなんといっても【暴走】しているとしか思えない声優陣
本人達も「この作品のキャラはHENTAIしかいない!w」とか言ってる割にはちゃっかり楽しんでますwww
「気を抜くと次の瞬間にはすぐさま脱ぐ」というタチの悪い主人公(笑)を演じた福山潤もさることながら、、、
一番はやはり【唯でブレイクする以前の豊崎愛生】の妄想癖少女へのトリップぶりw
それと【紫を終えて間もない悠木碧】の演じる幼女w
それぞれメインヒロインの一人として登場します


特に豊崎さんに関してはもう完全に頭角を現していましたw
なんていうか・・・イカれてるんですwホントw
これはもう「実際に聴いてください」としか説明できないのが口惜しいw
実写パートでも暴走する(というか若干トリップ気味な)豊崎さんw
可愛がられる碧ちゃんw
アフレコスタジオには【碧ちゃん専用マイク】なるものが存在するという音響裏話を生んだのはこの作品の実写パート
この辺りがお好きな声ヲタのアナタに是非オススメしたいですw


ちなみにただのバカコメディと見せかけて6話(だったかな?確か・・・;)のカケルとメロンのガチやり取り(またの名を最高にcoolな痴話喧嘩)など何気に見所もアリで少なくとも駄作ではないのは確かなこと

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

擬人化と言えばコレだと思う

マンガの無料配布冊子をチラッと見たことがあって
見てみようと思ったアニメ


擬人化は好きだから抵抗はなかったけれど
アキカンってところが少し痛いよね;
キャラクターもいい意味でも悪い意味でもそのまま

設定はいいと思うから
内容つめたらもっといい作品になったかもね

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

77.6 5 ファンタジーで擬人化なアニメランキング5位
BEASTARS(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (354)
1544人が棚に入れました
肉食獣と草食獣の共存する世界。食肉が重罪とされるなか、名門校・チェリートン学園で演劇部の生徒が食い殺される“食殺事件"が起きる。犯人は見つからず、不安に揺れる生徒たち。そんな中、演劇部では死んだ生徒の代役を巡っていさかいが起きる。次期『ビースター』候補とささやかれ、演劇部のカリスマ的存在であるアカシカのルイに、逆恨みをした肉食獣の部員が襲いかかったのだ。それを庇ったのは、照明係の二年生・レゴシ。『鋭い爪』や『大きな体』など、強そうな外見とは裏腹に、心優しく無口で不器用なオスのハイイロオオカミだ。だが、当のルイはそんなレゴシを偽善的で気に食わないと言い、強引に夜間練習の見張りに任命する。夜。誰もいない講堂裏の裏庭で、ひとり見張りをしていたレゴシの前に現れたのは―――小さな白いドワーフウサギの女子生徒・ハル。その匂いを嗅いだ瞬間、レゴシの体を本能が駆け巡る。我を忘れて襲いかかり、気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。腕の中で聞こえる鼓動が自分のものか、彼女のものかもわからない。しかしこのハルと、そして自分の本能との出会いが、静かで穏やかだったレゴシの人生を大きく変えていく。彼女へのこの感情は、恋なのか? それとも食欲なのか?オスとメス、肉食獣と草食獣。それぞれの痛み、そして強さや弱さに直面しながら、悩めるレゴシの青春がいま始まった―――

声優・キャラクター
小林親弘、千本木彩花、小野友樹、種﨑敦美、榎木淳弥、内田雄馬、大塚剛央、小林直人、下妻由幸、岡本信彦、落合福嗣、虎島貴明、渡部紗弓、室元気、井口祐一、原優子、兼政郁人、大内茜、山村響、あんどうさくら、大塚明夫、星野充昭、堀内賢雄

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本能に抗え

アニメーション製作:オレンジ、
監督:松見真一、脚本:樋口七海
キャラクターデザイン:大津直、
音楽:神前暁(MONACA)、原作:板垣巴留

しょう油顔、ソース顔という
男性の顔の方向性を表現する言葉があった。
「顔」は、ある意味、その人そのものであって、
私たちは一生逃れることはできない。
自分の顔が気に入らなくて整形を繰り返す人もいるが、
結局は自分自身を覆う「何か」は、
死ぬまで付いて回る。

そして「草食系」「肉食系」という
人間の生態や性格を指す言葉もある。
これは、努力によって変えることが
できるものかもしれないが、
もしそれが動物のことなら、
遺伝子レベルのものから逃れることは不可能だろう。

BEASTARSは、動物を擬人化した物語。
登場人物は全員が動物の設定のため、
本能から逃れることはできないはずだ。
しかし、それでも自分の想いを実現させようと
抗い続け、挑戦し続ける者たちがいる。
これは、何かの業に縛られた者が、
「想い」の力によって大切なものののために
本能を飛び越えようとする
信念の物語ともいえるだろう。

物語の中心は演劇部に所属する
ハイイロオオカミのレゴシとアカシカのルイ。
彼らは、自分たちの宿命から逃れるために
想いを募らせていく。
レゴシはドワーフウサギのハルを好きになったことで、
自分の本能について深く考えるようになる。
一方、ルイは肉食、草食という動物社会における
地位の格差について変革を起こす野心を抱いている。
これは人間社会に置き換えるなら、
民族主義的な部分で将来を嘱望されている黒人と
ずば抜けた才能を持った白人によって繰り広げられる
戦いの物語という構図になるのかもしれない。
ただ、これに動物の「本能」という宿命を
付加させることで物語を興味深いものとしている。

レゴシとルイのそれぞれの葛藤を演劇によって表現した
3~4話で物語の深みに引き込まれる。
草食獣の代表として地位を掴み取ることが
悲願であるルイ。そして、オオカミの本能と
自身の平時における性格の違いに戸惑うレゴシとの
対比が実に上手く描かれている。
さらに、ほかの動物たちの思惑も絡み合い、
複雑な様相を呈しているのは、
まさに人間社会そのものだ。

学園内で起こった重罪とされる食殺事件、
動物社会で草食獣が「BEASTAR」に選ばれる意味、
肉食獣、草食獣が共存する世界における
政治家たちの思惑と現実、
レゴシの内面を覆いつくす真っ直ぐな想いと
正しい行い、そして恋心。
さまざまな要素が溶け合って、
あまり今まで味わったことのない
複雑な感情が湧き上がってくる。

人間たちの奥底にある様々な感情を
分かりやすい形で炙り出した群像劇。
続編も決定しており、まだまだ途中なので、
高評価するには早い段階だが、
起承転結のある優れたシリーズ構成によって、
挑戦的な作風を1クールでしっかり見せてくれた。
ジャズを意識した劇中曲やOP、
そして数種類用意されたEDも聴き応え十分。
これまでにない新しいアニメーションを
紡いでくれるのではと期待できる。

草食獣と肉食獣が共存する新しい地平。
それは、どこかにあるのだろうか。
(2020年3月7日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人間の条件

板垣巴留原作、制作オレンジ。

擬人化された動物たちの物語が、
メジャー少年誌の看板になる。
その時点で物語に一定の力があるのだろう。

17歳、肉食獣のハイイロオオカミ、
身体は大きく繊細な心を持つ主人公レゴシ。
彼は肉食獣としての生き方に葛藤している。

興味深いのはよくある、
少数・多数や、勝者・敗者の関係性ではなく、
肉食と草食で対比している点だ。
この気持ちは「恋」なのか!?の後に、
それとも「食欲」なのか!?が配置されている。

当然、共存する社会の在り方や、
本能の抑制、倫理の確立が問題となる。
僕は単純に擬人化された物語は苦手である。
しかしながら擬人化した理由があるはずだ。

4話視聴追記。
人の持つ機敏な「感情表現」が、
あまりにも豊潤に表現され伝わる。
演劇内演劇の入れ子構造が様々な仕掛けを生む。
{netabare}捕食する側と捕食される側の論理。
否が応でも「他者」を考えさせられる。{/netabare}

最終話視聴追記。
レゴシに称賛を贈らねばならない。
落ち着いた声が素晴らしくキャラに馴染む。
肉食に・草食に生まれた存在意義、
その中で他者とどう分かり合えるのか。
レゴシはきっと見つけたのだ。
本能にも勝る偉大で崇高な感情を。

ここからが勝負どころである。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いろいろと生々しいのよ

原作未読


原作者の方。『バキ』を描いてる漫画家の娘さんらしいですね。すげー!
どうやら“動物の本能”を突き詰めたい血筋は変わらないようです。

“本能”を突き詰めすぎてもはやギャグ。荒唐無稽さを楽しむ良質なエンタメ作品を輩出している父。

対して本作『BEASTERS』では

“本能”を突き詰めたついでに社会の矛盾も浮かび上がらせる深みとコクを醸し出す娘。

サムネから想像するに、見た目重視。ケモナー優先。各動物の特性をなぞるかのようなキャラ設定。鳥獣戯画に毛の生えた擬人化ものを想像してました。とりあえず二足歩行させてやることは人間と一緒!みたいなやつです。

全然違いました。もちろん良い意味で、です。
草食動物と肉食動物を擬人化させて、彼らの特性を残しつつもそこに共存している世界を描いた作品。
食物連鎖をガン無視した統治機構を作り、そのための教育を施して理性キープしてますよという表部分と、蓋をしていても肉をどうしても食べたいという本能が見え隠れする裏の部分。その間で揺れ動くハイイロオオカミのレゴシ(CV小林親弘)が主人公です。揺れ動くのはレゴシだけでなく、肉食も草食も関係なく登場キャラたち軒並み葛藤している模様。そもそも本能に蓋をした社会は不健全であり、一見平和な世界そのものが揺れ動いている。そんな不穏さを孕みながら物語は進行します。これが大枠の背景。

そんなシビアな背景を原動力として、肉食動物の中でもそこそこ強い部類らしいハイイロオオカミとは対極の最弱の草食動物ドワーフ種ウサギのハル(CV千本木彩花)との恋物語がメインのストーリーです。一応この世界の恋のルールだったりその他常識については本編でお確かめ下さいね。
とりあえず二足歩行させてみた的な浅さとは程遠いと感じた次第です。


動物もの!?は無条件でパクッと喰いつく層以外でない、むしろ逆で安易な擬人化ものに辟易しているかもしれないあなた! …いいですよこれ。
やりとりされる会話の生々しさは2019年秋期もので断トツです。リアル世界に近いものがあります。そして、肉食と草食の両動物のフィルターを通した独自の世界観は新鮮に映ります。もの凄くファンタジーな世界で繰り広げられる生々しいやりとりと心の機微のリアルさ加減で充分楽しめるかと思います。

本能と理性という二項の対立/葛藤/調整なんて定番のネタでもあったりするので、いい感じでリアル世界の暗喩的なあれやこれやも感じる良作。
言い忘れてましたが、OPは音とアニメーション両方ともこのクールベストかも。ジャズファンク調リズムに乗った手のかかってそうなパペットアニメの組み合わせが素敵な一曲。
これは良いです(小並感) 2期決定したようなので今から楽しみですね。



※ネタバレ所感

■本能を無視すりゃ破綻しますよ

ナチュラリストを無条件で礼賛するほど極論には振れませんが、“自然”の対義語は“不自然”であるという常識(笑) 
この歪んだ世界は変わらずにいられるのでしょうか?

{netabare}レゴシと同族のジュノは「(対肉食への差別が)中学はそんなにひどくなかった」と高校に上がって社会の抱える歪みのひとつに直面。さらに別のシーンでは高校を卒業すれば闇市にも自由に行けることも。
人間と一緒。「お友達みんなと仲良くしましょう」の幼稚園時代から始まって徐々にやっかいな現実に触れていき、社会に出る頃には幼少期のそれは幻想と知る。段階を経て現実を知っていくのです。
ところがどっこい、BEASTERSの世界では幼稚園時代の理想がまかり通る世界。ライオン市長もいろいろ無理して“ライオンは怖くない”イメージ形成に成功したようですが、シシ組との棲み分け等々…蓋をしないとどうにもならないものを抱えざるを得ません。
“みんなと仲良くしましょう”という理想の実現のため歪みが肥大化しきって爆発しそうなのです。{/netabare}

{netabare}「メスは争いが嫌いです。(ジュノ)」に返す刀で「君ほど強欲なメスは違うだろ。(レン)」
矛盾を孕んだ世界を喝破する表現は随所にあるわけでした。{/netabare}



■ロミジュリを凌駕するほど二人を隔てる壁が

{netabare}「捕食者の本能があれば被食者の本能もある」{/netabare}
{netabare}「然るべき関係は体が一番知っている」{/netabare}

最終回で流れたテロップが示唆するところは?

{netabare}肉食草食同士、仲良くやろうという社会の中で、肉食草食同士の交合はご法度という世界観。
前者ですら危うい綱渡りをしているのに、さらにハードルが上がりもはや禁忌の世界。これを打ち破る可能性を秘めてるのがレゴシとハルの関係性ですわな。{/netabare}

どう畳むんでしょう。楽しみでしかありません。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.23 初稿
2020.07.16 修正
2022.01.23 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51

72.1 6 ファンタジーで擬人化なアニメランキング6位
ズートピア(アニメ映画)

2016年4月23日
★★★★☆ 4.0 (189)
1100人が棚に入れました
体の大小や、肉食か草食かに関わらず、動物たちが平和に共存する大都会ズートピアを舞台に、夢を信じる新米警官のウサギ・ジュディが、夢を忘れた詐欺師のキツネ・ニックと共に、ズートピアに隠された驚くべき事件に挑んでいく姿が描かれる。

声優・キャラクター
上戸彩、森川智之、三宅健太、玄田哲章、竹内順子、高橋茂雄

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これが本当の《意識高い系・社会派アニメ》。やるなディズニー!

本作については、一時あにこれの2016年春シーズン作品ランキング1位になっていたことから、個人的に結構気になっていたのですが、わざわざ映画館に足を運んで鑑賞するに至らないまま、いつの間にか上映期間が終わってしまいました。

それが先日、たまたま視聴する機会があり、これが私の事前の期待を遥かに超えて興味深い内容だったので、これは早速、紹介レビュー書かなくちゃな、と思った次第です。

さすがのディズニー作品・・・というよりも、むしろこれ、アメリカじゃないと到底、発想が生まれないし企画も制作も通らない種類の作品だったんですね。

幾ら金が掛かっているのか分からないフル CG技術は勿論秀逸だと思いますが、それよりも本作の場合は、シナリオが実に見事で、見ていて何回も「う~ん、そう来たか」と唸ってしまいました。

だいたい、CG技術だけなら『アナと雪の女王』で既に同等なものを見ていますし、私の場合は、以前書いたレビューのとおりアナ雪のシナリオは実は大して評価していません(・・・というより字幕版と日本語吹替版の2回も鑑賞したにも係わらず、アナ雪は私の頭の中ではとっくの昔に風化した作品になってしまっています)。

だけど本作は、たった一回視聴しただけなのに、かなり鮮明というか、今後もきっと長く忘れられないだろうな・・・と今から確信できる程の強い印象が残りました。

それは、アナ雪に代表される「安心できるけど詰まらない」印象(私だけ?)のディズニー作品というよりは、アメリカという国と社会が現実に地上に存在し、そしてそこへの“問題意識“と、しかしそれでも、それを努力して乗り越えようとする制作者側の“希望”とが滲み出ているようなコンセプチュアルな作品、“日本という国と社会”があってこそ生まれる見事なアニメ作品(*1)があるのとパラレル(平行)な関係で、現代の“アメリカという国と社会”があってこそ生み出された作品・・・という風に私には見えたわけで、そういう意味で、本作こそ正真正銘の《一見の価値がある作品》と個人的に捉えたいわけです。


◆「被害者ビジネス」「弱者利権」「ポリティカル・コレクトネス」「ソーシャル・ジャスティス」

要は、こういう言葉に少しばかり関心がある人にとって、見応えのある作品ではないか、と私には思えたわけです。

そういう意味で本作は、日本のアニメ作品の中でも《社会派アニメ》とか《意識高い系》と一部で評されており、私も実は以前に少しばかりの期待をもって視聴してみたものの、結局「何だコレ?こんな浅い内容で終わっちゃうの?ガッカリだなあ・・」という感想にしかならなかった作品群(あえて具体名は出しませんが)とは、完全に一線を画す作品に個人的には見えたわけです。

ちょっと解説すると、「被害者ビジネス」とか「弱者利権」というのは、読んで字の如くですが、“自分が被害者だ・弱者だ”ということを(それが事実かどうかはともかく)殊更に強調し感情的に捲くし立てることによって、相手側のまっとうな理屈に基づく異論反論までをも遮断して、自分の都合を押し通すタイプの問題行為であり、とくにアメリカでは、1960-70年代のいわゆる「それまで差別され抑圧されていた人々」の「解放の時代」が一段落したあと、1980年代に入って以降に、今度はそのやり過ぎの反動として顕在化してきた問題で、政治的あるいは社会的に「ポリティカル・コレクトネス(政治的適正さ)」とか「ソーシャル・ジャスティス(社会的正義)」とは何か?ということを巡って、長々と真剣な議論が続けられ、司法的ないし政治的な判断が時に示されたり、双方の部分的な合意がこれまで積み重ねられ続けている重要かつセンシティブな事柄です。

そういう点で、アメリカとは国や社会の成り立ちや在り方に違いのある我が国の場合は、問題意識そのものが、アメリカに比べるとどうしても浅く甘い感じになってしまい、問題の片方の側だけ(つまり自称「弱者」の側の主張だけ)をやたらに扇情的に強調するだけのタイプの作品がこれまで目立っていた(今も目立っている)ような印象が個人的にはあり、前述のような《社会派アニメ》とか《意識高い系》とされる作品について、これまで視聴済みだけれども特に評価すべきほどの感想も持てず、かといって別に酷評するほどの感想もないので、そのまま放置してきた作品が幾つかあるわけです。

その点、本作は、私にとってほぼ初めて、肯定的な意味で《社会派アニメ》として高く評価したい作品となったわけで、そういう意味では、自分がこれまで高評価を付けてきた、自分が何度も見たくなる《大好きな作品》というわけではないので、個人的な評価点数をそうした種類の作品の限界と決めている4.4としました。

公式サイトによれば、8/24にBD/DVDがリリースされるそうで、それを機会に、より多くの方に視聴していただきたい個人的な《お勧め作品》となりました。

(*1)日本ならではの作品・・・それは主に、世界基準だと異常なくらいに“感情描写が繊細な”作品群と個人的には考えています

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ズートピア。それは草食動物も肉食動物も、みんなが仲良く暮らし、誰でも何にでもなれる街。

2016年公開のディズニー映画。

動物がメインだし、
子ども向けかと思ってあまり意識していませんでしたが、

これは面白かった!!

大人も子どもも、
どの世代も純粋に「面白い!」と楽しめる作品です^^

120分ほどの作品ですが、
時間を長く感じずに、ずっと楽しめました♪


● ストーリー
肉食動物が草食動物を襲い、
草食動物が肉食動物を恐れていた時代は、昔のこと。

今は肉食動物と草食動物が共に暮らしている。
最初に仲良く暮らした街が“ズートピア”。

ウサギのジュディ(♀)は、
警察官になることを夢見た女の子。

周囲から無理だと言われてもあきらめず、
夢を叶え、ズートピアの警察官になったジュディ。

詐欺師でキツネのニック(♂)に協力させて、
14匹の動物が行方不明になっている事件の解決に乗り出した。


ジュディが警察官になる過程もひとつの大きなストーリーだし、

ジュディが警察官になってズートピアで働き、
ニックと出会い、
行方不明事件に関わることになり、
ほとんど残されていない手がかりを追っていく…。

とにかくストーリーが目まぐるしく動いていきます。

そしてその展開ひとつひとつに、
次へつながる重要な手がかりが隠されていて、面白い。

次から次へと何かが起こる怒涛の展開というよりも、

「これで一件落着。」と息がつけると思ったら、
実はもっと大変なことになっているじゃないか、な驚き。

とにかくよくできたストーリーなんです。
伏線の張り方&回収の仕方が上手い!

夢をあきらめないことの大切さを説いていたり、
アメリカの人種差別を匂わせる部分もあったり、
テーマも奥深く感じます。

かわいい動物のお話かと思ったら
それは大きな勘違いで、

ざっくり言うと、
警察官が大きな事件を解決するために奔走するお話でした。


● キャラクター
夢見ることをあきらめず、夢を心の支えにしている、
前向きなウサギのジュディ。

彼女の夢を信じる心は、
何よりも彼女を強くする。大きな行動力を生み出す。

そんな彼女の姿に共感したり、
励まされたりした人が多いはず。

私もジュディ大好きです♪


そしてジュディのパートナーとして活躍するのが、
キツネのニック。

詐欺師です。悪いやつです。頭の回転を活かしたスカした野郎です。

なのになぜだろう、
物語が終盤になればなるほど、ニックがかっこいいんだよな~。

「やれやれ、しょうがないなあ。」なキザな表情が
たまらないんですけど(*´Д`)ハァハァ

一緒にいて頼りになるところもかっこいいのだけどね♪

キザなんだよな!ナルシストなんだよな!

キツネにここまで感情入れ込めるのは、
ニックが初めてです(*´Д`)


主要人物である2人はもちろん、
他の動物もいいキャラしてる♪

個性や性格がしっかりしていて、
動物というより人間みたい。

だけど動物の特徴も残していて、
それがいい味出してます♪

ニックの友達であり、免許センターの職員でもある
ナマケモノのフラッシュが特に私のお気に入り♪

動きも会話もスローすぎて、
大爆笑でしたwww

表情の変化がスローで流れるというのもなかなか斬新♪
ひたすら楽しませてもらいました^^笑


● 作画
毛並み感といい、
表情といい、

もはやアニメなのか?と思ってしまうほどリアル。

アクションシーンも見ごたえあるし、
ズートピアも不思議な街だし、
いろいろな動物が登場するし、

抵抗なく楽しめました♪


● 音楽

【 主題歌「トライ・エヴリシング」 】

英語版ではシャキーラが、
日本語版ではDream Ami(E-girlsの元メンバー)が歌っています。

英語版はかっこいいし、
日本語版では歌詞の意味がよくわかるから感動するし、

私はどちらも好きです^^

ズーラシアンブラスとコラボしたバージョンも好き♪


DVDには、
BGMが収録されたスタジオでのインタビュー映像が入っています。

これを観ると、
BGMをもっと楽しみたくなりました♪


● まとめ
観た人の話を聞いたことがなかったし、
観る前はそれほど楽しみにしていなかったのですが、

実際に観てみるととても楽しめて、
心に残る作品となりました♪

大人も子どもも楽しめる作品であることは、
間違いなしです^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

新・伏線の教科書

2D吹き替え版を劇場鑑賞。


物語における伏線の張り方は二種類に大別されると思います。

一つはバチン!バチン!と音が聞こえるくらい、
これ見よがしに伏線を張り、受け手にもろに意識させるパターン。
ホラーや泣きゲーなどに多い伏線です。

もう一つは受け手に伏線と意識させないようにヒタヒタと伏線を張って、
受け手のガードがら空きになった脳天に向けて伏線を起爆させ、
心の奥深くにテーマやメッセージを食い込ませるステルス(隠密)型の伏線です。


“ウサギ初”の新米女性警官の奮闘記であるこのディズニー映画はどちらかと言うと後者。
ステルス伏線の巧妙な使い方で鑑賞者を魅了し、楽しませる逸品です。

元より、本作はそれぞれの動物らしさという世間の先入観で、
外見や行動パターンが構築されたアニマルキャラたち。
○○らしさ、ありのままという固定観念。
それらを何にだってなれるというズートピアの理想や、
主人公ウサギ警官による夢パワーで、揺さぶったり、乗り越えたりするのがテーマ。

そのため、伏線を秘匿するための化けの皮は街中にいくらでも転がっています。
大体、ウサギ警官の相棒からして、キツネの詐欺師w
ステルス伏線にとってはズートピアは圧倒的なホームグラウンドなのであります。


が、それ以上に、伏線を張るスタッフの技術が老獪過ぎて素晴らしいです。

単なるアメリカンジョークかと思いきや物語の重要な鍵だった。
この程度なら特にハリウッド等ではよくある伏線技術。

ですが、本作ではさらに、伏線回収されたと思ったら、実は回収こそが次の伏線でもあった。
あるいは回収された伏線は一本に過ぎず、実はあの場面にはまだ伏線が隠されていた。
その他、小物を活用した伏線の刷り込みも多彩。
サバンナの生態系並に多種多様な伏線技術が
小気味よいテンポで披露され飽きさせません。

伏線回収のタイミングも上手いの一言。
例えばジョークのネタに偽装した伏線。
それを場面の印象を忘れかけた頃に、コツンと伏線回収して、
ノーガードのハートに喜怒哀楽や社会風刺を突き刺してくる。

こうした手練手管の限りを尽くしたエンタメ精神が実にお見事。
伏線回収で私がこんなに舌を巻くのは、
私的伏線のバイブル『ダイ・ハード』一作目以来かもしれません。


ちょっとした詐欺が横行するストーリーだったからなのか、
伏線を張るのって、何だか詐術に似ているな。
という着想も得てしまいましたw

でもこういう詐欺だったら大歓迎♪
振り込め詐欺は多くの人を騙して、金品を奪い、泣かせます。
でもズートピアの詐術の如き鮮やかな伏線技術は、
せいぜい私の心と主題歌ソングのダウンロード料金をかっさらうくらいw
実に気持ちよくキツネにつままれ大満足な劇場映画鑑賞。

スタッフには万感の想いを込めてこの“詐欺師”め!という謝辞を贈りたいと思います♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

65.3 7 ファンタジーで擬人化なアニメランキング7位
ガラスの花と壊す世界(アニメ映画)

2016年1月9日
★★★★☆ 3.6 (205)
1033人が棚に入れました
原案は、新進気鋭の創作ユニット「Physics Point(フィジクスポイント)」によるシナリオ&イラストレーション作品『D.backup(ディー・ドット・バックアップ) 』。2013年に募集された「アニメ化大賞 powered by ポニーキャニオン」の大賞作品。

声優・キャラクター
花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音

伝説のししとう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

なぜ1時間にしたのか…

主要キャラクター
デュアル-cv.種田梨沙
ドロシー-cv.佐倉綾音
リモ-cv.花守ゆみり
スミレ-cv.茅野愛衣

感想
なんの予備知識もなしに視聴したのですが、とりあえず一言……難しい!
何も考えずに視聴できるタイプの作品だと思っていたので、開始5分でついていけなくなりました 笑
題材としてはITを扱っているので、プログラマーなどパソコン関係に詳しい方は、1回の視聴で理解できるのかもしれませんが、私含むそうでない方は完全に理解するには最低3回は視聴する必要があると感じました。
そもそもITなんてほとんどの人が興味ないのになぜこれを選んだのかが疑問ですね。

ぶっちゃけ私のように1回しか観に行かないよというような方は、ストーリーは理解できないものだと割り切って、高水準の作画やドロシーのハミ乳を楽しんだ方が良いと思います。日常パートもあったのでそこは満足してます。後半話が進むにつれて、服がエロくなっていくのはあざといのでマイナス。
声優さんの演技はとても良かったです。花守さんは初見でしたが、特に下手だとは感じませんでした。後はドロシーがごちうさのココアにしか見えない…あやねる最高!

総評
1回観ただけで理解できるような作りにして欲しかったですね。1時間という尺では厳しかったのだろうか。まあ本命はガルパンでしたから、どんな出来であろうと特に思い入れもないのでノーダメージなんですけどね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

擬人化美少女プログラムもの・・・という新たな萌えジャンルを創出?

今年1月の公開映画で、未だ上映中の劇場もあるのに、早くもバンチャで販売されていたので視聴してみました。
(本作は正味67分。TV放送アニメの3話分の長さしかなくサクっと視聴できました)

◆総評

設定はなかなか凝っていて興味深かったのですが、ストーリーは今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった印象。
それでも、あれこれ考察しながら結局3回も見てしまったので、個人的には好きな部類の作品だったのでしょう。

※これから視聴する方への提言

何も考えずに1回目視聴

公式サイトのIntroductionのページの人物相関図とChronology(年代記)を確認する(※必須)。

2回目視聴

wikipediaその他の説明サイトや考察サイトを色々チェックしてみる。

3回目視聴

※これが一番楽しめる視聴方法かも。


◆考察

(1)本作終盤で、{netabare}以下の3世代の女性の姿をしたプログラムたちが、謎空間で会話していることに注意

①スミレ(祖母) ← O/SのViOSは、スミレの少女時代の姿で擬人化
②ダイアナ(母) ← 主要APP(アプリケーション・プログラム)だったmother.exeは、ダイアナの姿で擬人化
③リモーヌ(娘) ← mother.exeのバックアップ・プログラムのリモは、リモーヌの姿で擬人化{/netabare}


(2)終盤の謎会話シーンの考察

{netabare}※ウィルス駆除プログラムの片割れ(デュアル)が、終盤に何度も「スミレ」と呼びかけてるのは、実はスミレに擬人化されたViOSというプログラムに話しかけている、ということ。

※デュアルは、「自分たちアンチウィルス・プログラムは決められたアルゴリズム(論理演算手続き)に従うだけの存在であり、自由意志を持たない」とずっと思っていたが、スミレ(=ViOSの擬人化)から「貴方も自分で決められる」ことを教えられ、mother.exeに書き換えられる以前のオリジナルの姿に戻ることを選択する。

※リモは、mother.exeのバックアップ・プログラムだが、少女時代の姿の祖母スミレ(=ViOSの擬人化)のアドヴァイスを受けて、母ダイアナ(=mother.exeの擬人化)の「デュアルやドロシーがエラーを返したら(=mother.exeの命令に反する行動を起こしたら)、“知恵の箱”という仮想空間を強制フォーマット(初期化)する」という命令が完全に遂行される前に自らが消滅する、という選択をする。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美少女ウイルス駆除ソフトが駆け抜ける美しき世界

2016年公開の劇場版アニメ 67分

原案 Physics Point 監督 石浜真史 脚本 志茂文彦 音楽 横山克
制作 A-1 Pictures

仮想空間内でコンピューターウイルスと戦うソフトを擬人化した物語。

一般人が感動したアニメベストなんとかで見つけて視聴してみました。

人類滅亡後であるとか、知識の箱として人類文化をコンピューター内に保存しているとか、
恐ろしくありがちな設定で去年公開としてはSF性よりレトロ感覚が強いです。
科学的発想としては80年代レベルですが。

そのコンピューターソフトに人格が与えられ、ウイルスと戦うのですが、
はっきり言って「美少女アニメ」にしか見えませんでした。

リモ CV花守ゆみり 魔法少女育成計画のねむりん 鷲尾須美は勇者であるの三ノ輪銀
デュアル CV種田梨沙 新世界よりの渡辺早季 四月は君の噓の宮園かをり
ドロシー CV佐倉綾音 サイコパスの霜月美佳 ごちうさのココア

なかなかマニア受けする声優陣で好みなんですが、単なる美少女役に徹してるだけのような気もします。

仮想現実はいくつかの層に分かれていて、サイバーバンク系や不思議の国のアリス系、
またはゼーガペイン系などありますが、物語に対しては効果的ではないような気がします。
ひねりがないところが一般人向けなのでしょうか?

ともかく、美少女アニメとしては一級品で作画も素晴らしい。
なんとなく流すにはこれ以上ない可愛い雰囲気アニメでした。

泣ける? えっ!
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

65.1 8 ファンタジーで擬人化なアニメランキング8位
にゃんこデイズ(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (176)
641人が棚に入れました
高校生1年生の小長井友子は人見知りの女の子。
そんな友子は三匹の猫を飼っている。

陽気で活発なマンチカンのまー、
頭が良くてしっかり者なロシアンブルーのろー、
おっとりしていて泣き虫なシンガプーラのしー。

猫たちだけが友達だった友子に、ある日同じく猫好きな白鳥あづみという友達ができる。

友子と猫たちの日常、友子とあづみの友情、猫どうしの交流など、
個性的なキャラクターたちのモフモフゆるコメディー。

声優・キャラクター
木戸衣吹、山崎エリイ、小松未可子、上原あかり、大空直美、鵜殿麻由、荒浪和沙

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ストレスフリーなアニメ。

【概要】

アニメーション制作:EMTスクエアード
2017年1月 - 3月に放映された全12話で1話あたりが2分程度のTVアニメ。
原作は、『コミックキューン』にて連載中の、漫画家“たらばがに”の四コマ漫画作品。
監督は、平池芳正。

【あらすじ】

人見知りでぼっちの女の子・小長井友子(こながい ゆうこ)は高校一年生。
家で飼っている3匹の猫を愛でるのだけが癒やし。
そんな友子が猫とコミュニケーションをとったり、
猫を通じて彼女の友だちができていくのを楽しむハートフルコメディらしい。

猫は擬人化されていて見た目はミニマムサイズな人間の幼女。
猫耳と尻尾がついてて普通に人間と会話できる生き物。

【感想】

webで無料立ち読み出来る原作を少し触った程度ですが、アニメ版は原作に忠実。
子猫ちゃんたちは擬人化された猫ということですが、ケモノっぽさを然程に感じられず、
ロリプニアニメに見えたりして。これが猫なら『デ・ジ・キャラット』も猫で通用するような。

アニメそのものは、ヤマも無くただの平凡な日常。
ストレスの溜まる展開もなく、スイスイと最終回まで行ける内容。
全話合わせてもTVアニメ1本分の長さだけあって、
気軽に、ほのぼのとした気分になりたいって人向け。

カワイイだけで満足できるのであれば、まあ…良いかなって感じのアニメだと思いました。
猫好きなら、『みかん絵日記』のほう が作者に共感できます。あれは、猫愛が重すぎですが。


単なる印象しか語っていませんが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「毒にも薬にもならない」的な作品

同タイトルのマンガ原作があるらしいですが、未読です。

主人公が人づきあいが苦手っぽいのと、明らかに飼っている三匹のネコと話をしているっぽいのはどうなんだというのと、ネコが完全に擬人化されているのは何なんだという点を気にしなければ、特に周囲の人間が主人公に害意があるわけでもなく、優しい世界。

別に主人公が周囲の人間とうまく話せないことに勝手に落ち込んでいるだけで、イジメとかの描写はありません。

観ていて多少癒される点もあるので、「薬」寄りではあるけど観なかったら人生損するとかそんなことは絶対にあり得ない感じのアニメです。

ショートアニメということもありほとんど視聴に時間を取られなかったため、なんとなく全話完走してしまいました。また観るのかと訊かれると、観ないだろうなあ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

猫好きの私にとっては、ただただ『癒しの時間』でした

原作未読。最終話まで視聴。
1話2分程度のショートアニメ。

タイトルままですが、猫好きの私にとっては、ただただ『癒しの時間』でした。

なぜネコを擬人化したのか?という疑問は残りますが、『可愛いは正義』ってことで良し!
(我ながら意味の分からないコメントだなぁ・・・)m(__)m

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

61.6 9 ファンタジーで擬人化なアニメランキング9位
吉永さん家のガーゴイル(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (108)
560人が棚に入れました
御色町(ごしきちょう)という平和な街に、一風変わった個性派揃いの家族・吉永家が住んでいる。

ある日のこと、吉永家の長女・双葉が商店街の福引で三等賞を引き当てた。その賞品は、喋る犬の石像。その日を境に、吉永家と周囲の生活は一変する。

声優・キャラクター
若本規夫、斎藤千和、宮田幸季、桑島法子、千葉進歩、中國卓郎、浅野るり、菊池正美、水樹奈々、稲村優奈

トスカーナアモーレ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

若本成分100%

主人公は人間でも動物でも宇宙人でもない吉永家を守るガーゴイルである。ストーリーとしては五色町に住む双葉を含めた吉永家の面々に加えクリーチャーや博士×3など個性豊かな人物を交えて展開されていく

現在の量産型や類似しているアニメに飽食気味の人にこそ
お勧め。世界観は決して特別なものではないがオリジナリティーがある
ガッシュのビクトリーヌやコードギアスの皇帝などアクが強かったり変態のイメージがあるが、正統派の若本ワールドを十分堪能出来た

最後に・・ガー君一家に一台欲しいかも

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10
ネタバレ

セレナーデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コメディの設定と世界で真面目にバトルをさせたアニメ。

なんてこった・・・。

頭空っぽにして観れるコメディと思ってたが、これはシリアスなバトルと群像劇のアニメだった。

登場人物や世界観の設定だけみれば思いっきりコメディ。
主役は目からビーム出せて動物や像と会話できてCV若本様で融通の利かない門番の石像。
人情味溢れる商店街もあるし、錬金術が絡んでるんでロボや擬人化植物、超能力となんでもござれ。
それとは別に義賊的な怪盗キャラも出てくるし、石像(ガーゴイル)も
高原イヨの実験と称してその都度オプションの能力をつけることができたりと、
ドタバタコメディやらせるにはこれ以上のものがあるかというほど最高の地盤なんですよ。

ところがわいわい楽しいのはせいぜい2話までで、
3話以降はコメディ基調ではあるが思いのほかシリアス。
真剣にバトル物や人間ドラマをやろうとしている姿勢が伺える。
まぁこのエピソードだけだろ、と高を括っていたが、なんと終盤までそのシリアス調を貫いており、
しかも時折2話完結だったりとかなりストーリーも練りこんである。
しかし所詮コメディ基盤で展開されたシナリオなんで、突っ込みどころが多々ある。
内容的にはコメディととれる回もあるにはあるが、演出やBGMがコメディに徹底させる気がない。

最終回も{netabare}これまでの登場人物全員集合!で、かなりドンチャン騒ぎ。
ラストも無理やり〆ました!って感じで、典型的な低予算アニメだったなと。
結局商店街とデパートの抗争はどうなったのよ{/netabare}。

そしてこの作品の最大の鬼門はやはり作画とキャラデだろう。
キャラデはまぁ個人的には気にしない性質なんでいいんですが、
MUSASHIGUN道を観た直後ならいざ知らず、お世辞にも作画は良いとは言えない。

あと展開詰め込みすぎ。展開が足早なこともありそのせいでカット割りが忙しい。
テンポが良いってレベルじゃない。ちょっと落ち着いて茶でも飲めよって言いたくなる。

ガーゴイルの設定も面白そうなのに、それをはじめとした設定を活かしきれてない実情が否めない。
双葉と美森と梨々の3人娘の絡みがほとんどないのも寂しい。
梨々なんて{netabare}社会から隔離され錬金術の実験体にされていた{/netabare}という、
いろいろ課題というか、人間関係を築き上げる過程などの描くべき問題というか、
コメディのネタとなる潜在要素がたくさんありそうなキャラなのに、
特に触れられることなくすんなり町に馴染んじゃってる。
こういう面白くなりそうなところを弄らないところが、すごいもったいないなーって思う。

あまり深く考えず頭を空にして観る内容には違いないが、純粋なコメディを期待するのはNG。
コメディとして観るにしても、双葉のやかましい蹴りツッコミが人を選びそう。
ストーリーは結構練られてるので、退屈はしなかったし
ぼーっと見る分にはそこそこ良かったと思うのだが、カット割りの忙しさや作画、
(コメディとして)活かしきれてないキャラクターや設定などを考慮すると、
クオリティの高い作品とは言いにくい。最終回なんていろいろと詰め込みすぎて白けちゃうよね。

コメディとして観れば設定を活かしきれておらず、
シリアスとして観ればコメディの設定が尾を引いてツッコミどころが生じる。
"ご町内ハートフルコメディ"というキャッチコピーは、
大声で間違ってるとは言えないけど語弊を生みそう。

あとなんで最終回のアイキャッチだけセリフとSEつけたのか謎。
オシリスちょっと可愛い。OPはキャッチーで聴きやすくてよろしい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなの愛する御色町(ごしきちょう)

作品のキャッチコピーは、「ご町内ハートフルコメディ」。
続きものではありますが、1つの話が1話~3話で完結します。

日常系なのにうるっとさせるエピソードが多いんですよねー。
ガーゴイルが御色町の個性的な住人たちに受け入れられていく流れが丁寧に描かれています。

登場人物が一緒に住む家族だとか自分の住む場所を
大切にしているアニメっていいですよね。

{netabare}
ガーゴイルは、はじめは融通の利かない性格なのですが
少しずつ柔軟に、人間らしくなっていく様子が好きです。
それに伴って、吉永さん家のガーゴイルから
御色町のガーゴイルになっていく過程も好きです。
{/netabare}

そこまで無名だとは思いませんが、作品の質が高いわりにあまり評価されていないように感じます。
タイトルで損をしているような気も・・・

個人的に視聴する前は、タイトルから中身の薄いお気楽コメディっぽいのを想像しましたが、
実際はかなり味わい深いストーリーです。
そして、OPもすごくいい。聞いているとなんだか元気になります。

My Favorite Character
ガーゴイル。頼りになる御色町の番犬です。
若本規夫が声をあてたキャラクターで2番目に好きです(アニメのキャラでは1番!)。
蛇足ですが、若本ボイスで一番好きなキャラは高屋敷寛(たかやしき ひろし)です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

58.5 10 ファンタジーで擬人化なアニメランキング10位
成恵の世界(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (75)
524人が棚に入れました
ある雨の日のこと。飯塚和人は捨て子犬を前に「犬を助ける優しい少年に惚れる女の子が現れる」妄想をしていた。
そんな自分を気恥ずかしく思いながらも結局、犬を助けようとする和人。ところがいきなり後ろから現れた女の子が金属バットを振り上げて子犬を叩きのめしてしまう。子犬はある勢力が地球に送り込んだ生物兵器だったのだ。
いきなり現れて子犬を叩きのめし、自分を心配してくれながらも多くを語らず去っていく少女に、和人は興味を覚え心を奪われた。翌日、彼女がその場に残した金属バットを見せて友人の丸尾にその事を相談する。丸尾は学校の名簿から彼女の身元を割り出してくれた。隣のクラスの七瀬成恵だった。

声優・キャラクター
能登麻美子、阪口大助、千葉紗子、福山潤、皆川純子、小菅真美、西村知道、壱智村小真、川上とも子、桑谷夏子、冬馬由美、渋谷茂、川村万梨阿、立野香菜子、後藤邑子、黒河奈美、川津泰彦、野川さくら

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

声優は豪華です。

主役カップルの声を能登 麻美子と阪口大助がしています。
このアニメのいい所は正直これだけではなかろうか・・・;



【成恵】宇宙人と人間とのハーフの少女
【和人】アニメ好きな普通の少年

生物兵器に襲われた和人を成恵が助けた事がキッカケで
お付き合いする事になった2人だが実は成恵は宇宙人だった!!
しかもテロリスト(宇宙人)に狙われていて!?
てな始まりだったのでどんなカンジでストーリーが進んでいくのか期待していたのですがなんかもうグダグダでした....φ(・ω・` )

基本日常系だが盛り上がらないので新キャラ投入してみたり笑いを入れてみたりと頑張った感はありましたが、盛り上がることなく進みラストにいきなり1話で出てきたっきり忘れ去られていたテロリストを出してきてのバトルシーンw
っで、終了。

うぉいっ!! ∑\(゜д゜;)

まぁ私は想像してたのと違ったので微妙だっただけで
楽しめる人には楽しめる内容なのかも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ゆるいセカイ系日常たまに戦闘アニメ

当時は日常をアニメで表現するのはサザエさんとかゴールデンタイムだけで、いわゆるオタ向けのアニメはSFやファンタジーが適当にちりばめられるのが常識だったと思う

原作未読だけどまほろまてぃっくに近い日常SF作品かと思う
米SF作家ヴァンヴォークトの非Aの世界と読みが同じ
この作家のスランは「地球(テラ)へ」の元ネタでもある

なんといっても、能登麻美子演じるヒロイン七瀬成恵の可愛さがすべての作品
地球人と宇宙人のハーフで特殊能力を持つ

クリーチャーなどが登場し戦闘シーンもあるにはあるがぬるい表現
成恵の可愛さを楽しむだけのちょっと狂った日常アニメとしての認識が正しいと思う

ファンタジックで美しいシーンが多く、当時(2005年くらいのころ)は非常に楽しめたと記憶してる

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

B

ATM

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

67.9 11 ファンタジーで擬人化なアニメランキング11位
イーハトーブ幻想〜KENjIの春(アニメ映画)

1996年12月14日
★★★★☆ 3.7 (28)
238人が棚に入れました
周囲に認められない詩や童話の創作を行っていたケンジは、農村の小学校の教師となり、生徒達に自然との対話を説いた。しかし退職後、過酷な自然環境の中でケンジの理想は揺らぎ、挫折しかけた彼は不思議な世界に幻惑される……。宮沢賢治の自叙伝的ストーリーをデジタル技術を駆使した美しい映像で描いたファンタジー・ロマンで、宮沢賢治生誕100周年を記念して制作された。『超時空要塞マクロス』シリーズや『地球少女アルジュナ』などで知られる河森正治が監督・脚本・絵コンテを手がけている。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心の中に輝く鉱石

宮沢賢治 生誕100年を記念して制作されたアニメ映画。

バッハのアヴェ・マリアが流れる冒頭。
病床の妹・トシに聞かせる話の、幻想的でスピード感あふれる映像には、
べートーヴェンの月光から始まる数々の名曲。
耳と目で精一杯、宮沢賢治の世界を楽しみ、
観終えた後は不思議に勇気が湧いてくる、そんな作品だった。

川原の石ころを見ても、ただの石ころとせず、
そういった様々な「物の見方」を子どもたちに教えていく姿や、
春の野原をスキップしながらも、何かを発見しては手帳に書き留めている賢治。

当時の周囲からは奇人変人と映るような姿も、
人や自然、それらを取り巻く世界をも深く愛してることが伝わってきて、
現代の教育現場とその事情を思うと、彼の教え子たちがとても羨ましい。

また、教師である姿だけでなく、なかなか認められなくても己を信じる姿や、
農民となってもなお、偏見や迫害に遭い苦悩する姿も描かれ、なかなかシビア。
登場人物を、猫などの動物たちに擬人化することで、
それぞれの性格づけもわかりやすく、セリフに集中しやすかったのは不思議。
賢治の夢見た理想の幻想的要素を高めると同時に、
現実的な事実の過酷さをうまくオブラートに包んでいたと思う。

特筆すべきは、賢治の心象世界のファンタジックな描写。
ペンシルアニメやCGで表現されるそれは、とても見応えがあり必見。
そして終盤の銀河鉄道はいろいろな意味で、涙なくしては見られなかった。

声は、賢治を佐野史郎、妹を国府田マリ子さんが演じているのだが、
この妹の奥ゆかしいかわいさといったら!
透明感のある声も雰囲気も、とてもピッタリだった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

あーるぐれい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『新しい時代のコペルニクスよ、あまりにも重苦しい重力の法則から、この銀河系統を解き放て!』

『雨ニモマケズ』や『銀河鉄道の夜』で有名な宮沢賢治の半生を描いた作品。所要時間は1時間程度。

宮沢賢治生誕100周年記念の作品なので、
大前提として、賢治の人生や作品についての予備知識がないと楽しみ半減です。
というか、きっと意味不明です。
Wikipedia等で予習してからの視聴をオススメ。

劇中では、明治の貧しい岩手の農村風景と、
童話作家である賢治のファンタジックな空想シーンの対比が印象的。
中盤のペンシルアニメーションを使った空想パート、
そして終盤のCG銀河鉄道の発車シーンは、まさに圧巻のひとこと。
未来を担う若者に向けた『生徒諸君に寄せる』という詩の一節『新しい時代のコペルニクスよ~』の引用は、教育者としての彼の人生、理想、想いをすべて込めた、未来へ贈る魂の一撃。
鳥肌立ちました。

キャラが擬人化猫である点は好みが別れそうですが、仮にシリアスなキャラデザだったら、
きっと重すぎて見てるのが辛くなる物語なので。。。
「にゃ♪」が可愛いし。。w






ここからひとりごと。

大人になって改めて宮沢賢治作品を読み返しましたが、独特の世界観に改めて衝撃を受けました。
そこらに落ちてるステレオタイプなファンタジーとは違って、彼の確かな世界観と天性のセンスに溢れています。
『銀河鉄道の夜』だけでも、白鳥の停車場、プリオシン海岸、アルビレオ観測所、蠍の火、などなど、ネーミングだけで幻想的に感じません?

理想と現実に苦しんだインテリっぽい生き様ですが、死の前夜まで農民の相談に乗り続けた彼の人生は
まるで気高く静かに燃えあがる、青白い炎のよう。
そして『雨ニモマケズ』で語られる、平凡にして完成された理想の人間像。

もちろん美化されてる部分は多々ありますが、100年も前に、こんなに美しく幻想的な物語を書いた人って、すごいと思いません?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17
ネタバレ

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

宮沢賢治のことも、宮沢賢治の作品も大して知らないけど

2015年の12月頃にDVDを購入して、何度か視聴。

1996年に放送されたテレビスペシャルアニメ
全1話

宮沢賢治生誕100周年を記念して制作された、宮沢賢治の自伝的一作。
監督・脚本がマクロスシリーズの原案者であり、メカモノ・ロボットモノのアニメでメカデザインとしてよく名前を見る河森正治氏だったりする。
まぁこの作品ではロボット出てきませんが。


じゃ久々に感想を


まず見て印象に残ったのが、作中ケンジが想像し創造するシーン。

主人公のケンジは作品中で何度も詩的な空想や想像を行うのだが、その空想や想像を見事に映像化している。

教師である主人公が生徒を引き連れ外に飛び出し、いきなり大きな木の前で立ち止まり手帳を出し、「鳥とは青い紐である」
と言うシーンでの多数の鳥が飛び回り、青い紐になるイメージ

主人公が妹のトシと一緒に綺麗な石を光に当てて覗き込み「この石がまだ宇宙に漂うガスだった時…」と言うシーンでの、ズームした石の結晶のイメージから宇宙に銀河のような光の粒が飛んでいるイメージ

特に「鳥とは青い紐である」のイメージでは、大きめの音楽や効果音を付けつつ、映像は3DCGを駆使し飛んでいる多数の鳥が青い紐になっていく様を見事に描いており、
「この石がまだ宇宙に漂うガスだった時…」のイメージは、このあとのシーンの妹の歌が被るように作られており、絵だけでも美しい結晶や銀河の美しさや神秘性をさらに上げている。

この2つだけでも、映像的・演出的に中々レベルの高い作品なのが分かって頂けるかと思うが、極めつけは物語中盤のペンシルアニメーション。

ケンジが妹に自分の書いた物語を語るところからイメージが広がり始め、主人公の語りが切れると
そこからクラシック(?)音楽に乗せて、ケンジの創造した世界、イメージの広がり・暴走が
ほぼ色鉛筆やクレヨンのみで創られたアニメーションで約3分ほど展開される。

これがシュールで、そして美しい。
…なんかもうハイレベルすぎて細かく語れない。
気になった方は是非見て頂きたいです、ほんと凄いので。

ちなみに私が挙げた3つ以外にも主人公のイメージのシーンはたくさんある上、どれも印象的で良い出来なのでご安心?を。


そういった演出的・作画的な部分もさることながら、物語も良く出来ている。

主人公が教師で、時折妙な行動を取る人物であることと、身内や友人との関係性や過去をうまく物語に練り込みつつ説明。
そして紆余曲折を経て教師を辞め農業に勤しむことを決意。
農民に馬鹿にされつつも、新たな農業を模索し努力していく。
 
という物語。
細かくは書かないが起伏がありテンポも良く、見応えのあるシナリオになっていた。

しかし終盤
正直どういう意味なのか何度見ても分かりそうで分からない。
{netabare} 力尽き畑に倒れこむ主人公、そして幻想・幻覚を見る。
幻想の中で長いこと自問自答し、妹の最後の言葉を聞いた結果立ち直り、自分が躓いた石を持って道を走りながら「俺はひとつの修羅なのだ」という結論を出し
{/netabare}
終わり。

…という流れなのだが
{netabare}この主人公の自問自答の意味。
そして畑に倒れているはずの主人公が、死ぬ寸前の?妹に雨雪を持っていくシーン
立ち直る寸前というか立ち直った直後の、2つの汽車が空へグルグルと螺旋状に上っていくクライマックス的なシーン{/netabare}

もっと言うと本作の冒頭のシーンが終盤と似たシーンでありながら、色々微妙に違うというのも…

様々なシーンやセリフが繋がりそうで繋がらない。
色々と解釈を考えてみたりしたが、どれもなんか腑に落ちない。

もしかしたら「何が起きたのかは主人公が分かっていればそれでいいもの」つまり視聴者には理解させる気の無いものなのかもしれない。
主人公が立ち直るときのシーンのクライマックスぶりから見て、ただ単に「色々ウダウダ悩んでたけど吹っ切れた」ってだけなのかもしれない。

この感想を書きながら改めて終盤を見返しているが、やっぱりよく分からない。

宮沢賢治本人や、宮沢賢治作品に対して詳細な知識をお持ちの方なら、はっきりとした意味や解釈が分かるのかもしれないが…
どうなんだろう?


でも意味や解釈は分からなくとも
主人公の自問自答というタメからの、
立ち直る寸前というか立ち直ったシーンには勢いや強いカタルシスがあり、圧倒的で素晴らしかった。

そのシーンと、あとスタッフロールで流れるアヴェ・マリアでもう、終盤のよく分からん部分もひとまず置いといていつも気持ちよく見終わっちゃう(笑)

終盤なにが起こってるのかほとんど意味分かってないですが、私のようなはっきり分かってない奴でもスッキリ見終われる凄く良い終わり方だったと思います。



宮沢賢治の半生を描いた一時間ほどのテレビスペシャルアニメ。
物語はテンポよく起伏があり面白く、所々に挟まれる主人公の空想を見事に映像として視覚化しており非常に見応えのある一作。
終盤が抽象的で、私は正直良く分からなかったもののクライマックスのカタルシスは素晴らしい。

宮沢賢治のことやその作品をロクに知らない私が見ても、1時間ほどで凄く満足できて且つ何度も見返せる大傑作だったという評価なので、
宮沢賢治の作品が好きな方で見てない方は勿論、特別宮沢賢治が好きではなくてもこの作品に興味を持った方は見てみて下さい。
作画的にも全編安定していてスタッフも豪華でペンシルアニメーション凄いので、作画オタな方にも是非!


稚拙なレビューお読み頂きありがとうございます。

初投稿日:2016年8月2日

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

57.9 12 ファンタジーで擬人化なアニメランキング12位
戦闘妖精少女 たすけて!メイヴちゃん(OVA)

2005年2月25日
★★★★☆ 3.3 (16)
62人が棚に入れました
アニメイベントのチケットが当選し一人上京してきた杉山レイは、イベント会場の熱気にただただ唖然とするばかり、気を落ち着かせるためにトイレへと入った瞬間、見知らぬ世界に迷い込んでしまう。
分けのわからないままでいると突然、ナイフを持った少女メイヴちゃんに襲われてしまう。間一髪の所をスーパーシルフに助けられる。シルフがメイヴにこの人は敵ではないと窘めている所にシルフィードが現れ、この世界はアニメファンの想像上の世界であり、我々も元はあるアニメ作品に登場する戦闘メカであったと説明する。会場に集まったアニメファン達の情念が増幅されゲートが開いてしまったのだという。
さらにファーンIとファーンIIも合流した所に監視役のバンシー達から、新たな魔物が現れたという警告が送られくる…。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメが乱造される令和の今見ると意義深い良作でした。

 アニメ・ゲームが乱造されている今、本作には思うところがあります。ファンたちの作品への愛よって集合的無意識的に世界が形成され、キャラクターが意志を持つ。そして、作品が忘れ去られると作品とキャラたちは墓場へ。

 アニメによって勇気をもらった主人公が、親に逆らって冒険するという設定とあいまって、短い中に奥行のある話になっていました。

「RE CREATORS」へとつながる何かが見えますしボカロファンなら「初音ミクの消失」なども想起するかもしれません。

 アニメ的には古い作画ですが、丁寧な絵作りでホッとするというか好感がもてます。本作の演出意図ではないでしょうが、令和の今見るとこの古さが更に意味性が後付けで付与される気がします。

 どうせなら戦闘シーンをもっとド派手にやって欲しかったかなあ。それがあれば完璧だったんですけど。

 コミカルで「戦闘妖精雪風」本編とはほぼ関係がない作品でしたが、面白くそして意義深い作品だと思います。

 声優さんは 沢城みゆきさん、大原さやかさん、水樹奈々さんなど、10年以上前の最前線、今でもベテランという声優さんが勢ぞろいと言う感じでした。

 なぜかDアニメに新作で登場したので見ました。雪風本編もお勧めです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6

しげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ぺーぺー

戦闘妖精雪風の方はまだ見てないが、シリアスなSF物だと認識してます。本作品はそのスピンオフだそうで。妄想キャラがパンツを見せるだけのバトル物だけど、どうせスピンオフするなら徹底的にオタク文化のえぐい所を見せても良いのでは。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

62.2 13 ファンタジーで擬人化なアニメランキング13位
博多明太!ぴりからこちゃん(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (27)
58人が棚に入れました
ここは、博多のようで、博多でない街の、とある商店街。今日も美味しそうな出来事が巻き起こる!?食べ物の妖精たちの、どたばた日常劇!

声優・キャラクター
河野ひより、緒方賢一、茶風林、堀江瞬、大和田仁美、内田真礼、藤原夏海、宮田浩徳、大井麻利衣
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

博多の妖精

全12話(1話5分のショートアニメ)

博多みたいな場所の商店街で博多名産の妖精たち(明太子、あまおう、もつ鍋など)が繰り広げる色々な出来事を描く作品です。

子供向けの作品ような感じでした。(実際、福岡の地上波では早朝放送でしたねw)

お話に博多あるあるや名物や名産を織り交ぜているので、知っている方は面白いかもしれません。{netabare} (まさか、むっちゃん饅頭まで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

最後に、ぴりからこちゃんの頭にのっている明太子役はベテラン声優の緒方賢一さん、博多弁うまかー!と思ったら福岡出身だったのですねw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

博多のご当地グルメをなんとなく知れるショートギャグ作品

博多のようで博多でない町の商店街を舞台とし、博多名物の妖精たちが巻き起こす日常を描いた1話5分のドタバタショートギャグ作品。全12話。

物語性はなく、1話ごとにご当地グルメに関するキャラクターが登場し、それぞれの魅力をなんとなく発信してる作品でした。
九州には縁がないので、聞いた事もある有名なものから全然知らないものまで出てきて、博多はこーゆーのも有名なのか~となんとなく思いながら見てました。

声優はプロの人気声優を起用していて、茶風林さん、緒方賢一さん、内田真礼さん、堀江瞬さんなど侮れないキャスティングでした。

ショート作品ですがOP、EDがあり、EDにいたっては前半と後半で2曲あり、こだわり感じました。前半のEDの方がピコピコしてて好きでした。

特別面白い作品では無いですが、地方局のアニメなのに謎に力が入っていて中々に興味深い作品でした。

~余談~
お弁当に入ってるバラン(緑の草)のキャラクターが出てきますが、バランって博多有名なんですかね?調べても出てこなかった……最大の謎です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6
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