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64.5 1 トレーニングでメロキュアなアニメランキング1位
ストラトスフォー(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (120)
686人が棚に入れました
西暦2XXX年、流星群や隕石、彗星の絶え間ない襲来に地球は脅かされていた。
沖縄県の下地島基地に配属されている国連の対天体災害対策組織である『天体危機管理機構(the Cosmic Emergency Management Agency)』のメテオスイーパー(彗星迎撃部隊)の高々度迎撃機パイロット本庄美風は、菊原香鈴、中村彩雲、土井静羽ら仲間達と共に迎撃機TSR- 2(劇中ではTSR.2MSとなっている。『ADVANCE』ではMiG-31MSに機種変更)を駆り、宇宙の脅威から地球を守る事になる。
エリート家庭に生まれた美風は流されるままメテオスイーパーとなり、何事にも無気力であったが、流星迎撃の任務を通じて大空と宇宙、そして宇宙で活躍するコメットブラスター(宇宙にて迎撃任務を遂行するエリート部隊)への憧れを抱き、努力と葛藤を重ねていく。

声優・キャラクター
かかずゆみ、折笠富美子、菊池志穂、清水香里、大原さやか、辻谷耕史、関智一、岩田光央、田坂秀樹、吉野裕行、浅野まゆみ、京田尚子、根谷美智子

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

初期設定は良い。萌えと話が不自然で、ヒロインがキツいです。

 設定はものすごくSF的だし、1話の隕石を撃墜するシーンも映像的に良かったと思います。宇宙にいるパイロットやオペレータが若いとはいえ大人なのは自然だったと思います。

 ただ、萌え部分がまずうまくSFとなじんでなかったかなあ。例えばエロい宇宙服は「ロケットガール」の受け売りでいえば低気圧状態で服が膨らまないよう肌と服を密着させるという意味があるようです。ただ船外活動がないのに必要があるの?という点はどうなんでしょう。

 耐Gにしてもバイク型のコックピットだと四肢や首にかかる負荷が尋常じゃない気がします。まあ見ている分にはいいんですけど…「コードギアス」のカレンとか「楽園追放」とかに引き継がれたんでしょうか。エロ表現の元祖だとしたらそこは大したものです。

 それと学校ですよね。なぜ学校なの?というのは好意的に読み取れば人材不足で急速に育てているところともとれますけど…なんとなくもうちょっと丁寧に設定してほしかったなあ。あとは日本の存亡がかかった部隊なのにアルバイトOKみたいな緩すぎ問題もあります。メンタル面があんな不安定な娘を現場につかせるとか…ないだろうと思います。

 つまり、この作品はティーンエイジャーのエロい女子パイロットに萌えようという作品なのでしょう。ただ、やっぱり「ロケットガール」と比べるとSF設定とかストーリー展開とかが弱すぎる気がします。それと1話で感心した映像も結局ずっと同じような場面が何度も繰り返されます。

 それととってつけたような後半の設定。ネタばれはしませんが、結局何を見ていたのだろう?となってしまいました。成長物語のほうが理解しやすかったです。

 設定と2話くらいまでは非常に期待させる展開でしたが、ヒロインの暴走から心が離れていきました。ただ、作品の意図は、この当時作られた宇宙ものSFプラスエロい美少女の流れでしょうから否定しません。

 点数は…うーん、話は2点と言いたいですけど設定の面白さを加味して2.5点。キャラはヒロインが特にダメでしたね。それとサブもステレオタイプ感がありました。指令はミサトさんだったし。2点。作画はいいです4点。音楽と声優は…まあ3点でいいでしょう。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

takekaiju さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

日本アニメの一つの頂点

パンチラ描写で有名なスタジオファンタジアのオリジナル作品。
古き良き時代の日本アニメの特徴を備えている。萌えあり、戦闘あり、ギャグあり、シリアスあり。90年代から00年代前半にかけて流行った作風。

物語は、彗星群の頻繁な飛来によって危機に曝される近未来の日本が舞台。宇宙での迎撃活動を行うコメットブラスターに憧れる地上迎撃部隊メテオスイーパーのパイロット候補生、本庄美風、菊原香鈴、中村彩雲、土井静羽の4人を中心に描かれる。

実際に訓練生用の訓練場がある沖縄の下地島を舞台に、航空自衛隊の協力もあり、登場するメカや飛行描写、管制官とのやりとりなどはかなり本格的につくりこまれている。

{netabare}
下地島基地の主要パイロットが若すぎたり、そもそも候補生に迎撃任務を任せたりとつっこみどろこ満載ながら、彗星の飛来と宇宙・地上からの二重迎撃という真実味ある設定の序盤は評価できる。一方で、後半になるにつれて話が大きくなりすぎて収拾がつかなくなってきている感が否めない。飛来する彗星群はウイルスの乗った宇宙船であったり、ウイルスに感染された人間が基地を乗っ取ったり、仲間の一人が実は宇宙人であったり……盛り上がりはするのだけど、段々ととんでも設定になる展開にはついていけない。
{/netabare}

萌え×ミリタリーのバランスがかなりいい。
主要キャラ4人は普通にかわいいし、それぞれタイプが違うから好きなキャラを見つけやすい。露骨な描写が目立つ最近のアニメとは違い、「見えるかも見えないかも、いやちょっと見えてる」程度のパンチラ描写は、そのぎりぎりの感じに萌える。ミリタリー面では、そうとうマニアックなところまで設定や描写が為されているので、そちらの方面が好きな人にもおすすめ。
ガルパンや艦コレなど萌え×ミリタリーの原点はこの作品じゃないか。

オープニングとエンディングもキャッチ―で、安易なタイアップではない昔ながらのTHE アニソン。「1st Priority」も「向日葵」も耳に残る良曲。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

地味なSF設定、ありえない展開

萌えとSFを混ぜたような作品です。
そんなに昔の作品じゃないのに、感性の古さが否めない。素材は悪くないのに、どうしてこうなる?という残念さがあります。


ストーリーは近未来、宇宙から飛来する彗星群を迎撃する若者達の成長物語。
ものすごくあり得そうなSF的フィクションと、かなり現実的なメカニックが魅力的です。
そう、この設定と世界観、かなり好み。
キャラクターはいわゆる萌えキャラですが、普段ドタバタしてパンツを曝け出しているその萌えキャラが、真面目な顔して高高度邀撃という地球防衛の任務を遂行している。いつか宇宙へ上がってやるという目標を胸にして。
そんなギャップがいい味になっている・・・・筈でした。


ところが物語が後半に入って、ストーリーが動き出すと色々とメッキが剥がれます。
折角シリアスでSFっぽい設定があるのに、主人公達の行動が無茶苦茶すぎ。任務無視、機体強奪、宇宙での銃撃戦と、ものすごく陳腐な展開をみせます。
荒唐無稽なSFコメディならそんなご都合主義も全然アリなんですが、なまじ前半でこの世界観を強調したりパイロットの苦悩なんてのを描いているだけに支離滅裂。

一体、ストラトスフォーってどういう作品なの?
SFがしたいの?青春もの?

狙ってこんな構成になってるのか、迷走状態なのか、いまいち理解できませんでした。


OVA等の続きがあるとのこと。
文句いいながら、なんやかやでこの世界感は好きなので、続編も視聴してみようと思います。
伏線も残ってるし。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7
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