ZAQで熱いなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のZAQで熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月20日の時点で一番のZAQで熱いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.3 1 ZAQで熱いなアニメランキング1位
食戟のソーマ 餐ノ皿(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (392)
2053人が棚に入れました
実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、
超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」へと入学する。
創真は学園で様々な料理人たちと出会い、成長を続けるなかで
「自分だけの料理」を模索し始めていた。

実際の料理の現場へ赴き実戦を学ぶ
カリキュラム「実地研修(スタジエール)」で
さらなる経験を積んだ創真は、
“これまでの自分(ゆきひら)”を破ることで、
新たな“「ゆきひら」の料理”へと辿り着く。
実地研修の課題もクリアし、また一つ成長を遂げたのだった。

実地研修を終え、食戟でさらなる研鑽を重ねる日々を送る創真は
「紅葉狩り会」の場で、ついに相見えた
学園の頂点、遠月十傑にも勝負を挑む。

創真が十傑と勝負するために目をつけたのは、
遠月恒例行事である学園祭――その名も「月饗祭」。
毎年50万人が訪れる怪物イベントで、彼は何を起こすのか!?

一方、その裏ではある人物による計画が動き始め――?
創真の新たな戦いが幕を開ける!

声優・キャラクター
松岡禎丞、石田彰、伊藤静、釘宮理恵、花澤香菜、梶裕貴

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだ?音がついた紙芝居か?

4話「若き獅子たちの群れ」

この話で集まるメンバーにはトキメキました…。

集まったのが創真に影響を受け
変わることの出来たメンバーなのですよね。
各人のドラマの蓄積が爆発する回。

食戟のソーマでは脚本のセオリーを用いた組み立てや、
人物のストレートな性格付けをやることが多い。
予測が立ちやすいが、見合うだけの感動や高揚を
与えてくれる心地よさがある。そう考えてます。

少年誌最前線でバトルや恋愛を軸とせず
人間ドラマやジャンル特有のお約束で戦う食戟のソーマが、
シーズン3のような話の筋へ向かった事は納得してます。

惜しむらくはカタルシスへの準備段階が長すぎるのと
群像劇に新キャラクターたちの敵対勢力が出たことで
ゴチャ付いた状態で分割2クール後編へとなった事。
多少の不満はあれど面白いのに変わりはなく、
後半も楽しみにしてました。


“それよりも”気になる部分があって、

一見すると気づきにくい問題が起きていました。

1期の頃はたとえキャラクターデザインや一枚画の
崩れがあろうと動かそうという気概や臨場感があった。
引きの画やバックショットに、細かいカメラワークを用いて
画面を構成する工夫や動きの芝居が見られたのです。

「餐ノ皿」は、比べないと気にならない程度でしょうが、
カットの省略と止め画の多さが目立ってしまいます。

表情を際だたせるために顔をアップにする時、
止めたまま動かさず数秒そのままにしたり。
動きの間を補完するカットを少なくしたり、
固定撮影、バストショットを多用し口パクや
PAN(画面スライド)で誤魔化す部分も2期より多い。

スタッフが殆ど変わらないのに何故かと思いましたが
原画に拘り、丁寧に見せる分のツケなんでしょうか?
分割2クールなのも何か関係があるかもしれませんね。

料理アニメのセオリーと美麗な絵を再現出来てれば
他はいいのだと“味をしめた”ようにも見えます。

料理作画監督なる限定的な役職があるのですけど、
その点に関しては分けてあるだけあって良いです。
というより止めの画は全部綺麗でした。だから分かり難い。

予算組が決まっているので、止めたぶん他で動かしたり、
一枚画でも湯気や飛び散る汗など人物意外の動きを使い
画面を構成するような、工夫だとみられる部分は
TVアニメーションにおいて重要だと思います。
寧ろ感心する部分・・・。でも・・・

客をだます為の演出の放棄で、デザインに拘った末の
“妥協”なんだとしたら少し気になりますね。

よく動くやら動かないの問題では無く、
ドラマの構築で重要な演技を削ぐのはいけない。


なんて言いましたが好きなんで、今期も楽しむぞ!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

田所恵(たどころ めぐみ)の嫁力炸裂。

週刊少年ジャンプ掲載の『食戟のソーマ』が原作。第3期目ということで、「餐ノ皿(さんのさら)」。

第2期目まで薙切えりな(なきり えりな)役が種田梨沙さんでしたが、今期はOVAでも起用された金元寿子さんに変更となっています。収録時の種田さんの体調不良によるものでしょうが、キャスト再交替はないかもしれませんね。

現在、第2話まで視聴済み。

父親に課された料理修行のために遠月茶寮料理學園(とおつきさりょうりょうりがくえん: 通称「遠月学園」)に入学することになった幸平創真(ゆきひら そうま: 通称「ソーマ」)と学園の生徒たちによるお話です。

食戟の設定が「料理バトル」そのものであるせいもあってか、相変わらずOP主題歌がバトルものみたいになっています。

料理を食べた人間のリアクションこそエロかったり人間離れしてたりしますが、料理自体は意外と穏当でものによっては「作ってみようかな」と思える感じです。

創真(そうま)くんの料理人としてのバックグラウンドが「大衆食堂」っていうあたりとも関係があるかもしれません。

・遠月学園では料理が上手いものが偉い
・学園内で揉め事は「食戟(しょくげき)」と呼ばれる料理対決で解決
・その他、遠月学園の料理人育成プログラムとしての課題やコンテスト

といった要素で安定のストーリー運び。今期は月饗祭という学園祭的な行事での模擬店出店における売り上げバトルでスタートです。

タイトルの「嫁力」については、ぜひ本編をご覧ください。

2017.12.20追記:
事実上の分割2クール構成でしたね。次が4月からということなら、一息入れて立て直しといったところでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魅力的なキャラ達が織りなす 料理『バトル』アニメ第3期!

 料理バトルアニメと聞けば、最終回が悪い意味(主観)で印象に残ってしまった「焼きたて!!ジャぱん」が真っ先に思い浮かぶ世代の自分ですが、未だに「ミスター味っ子」が一番有名でしょうか。「飯の時間」を描いた漫画やアニメがトレンドになっている昨今でも、案外料理バトルアニメって多くない気がします…。

 そんな料理バトル作品の中でも、本作「食戟のソーマ」は屈指のレベルの作品と言えそうです。

 飽きさせない変化の富んだ展開、定期的に訪れる熱いシーン、魅力的すぎるキャラクターたち…。絵柄のクオリティーも高く、凝りすぎて味が想像しづらい料理も多いですが、なかなか美味しそうに見えます。料理学校という特性を活かし、スパイスや薫製など、様々なジャンルの料理を描けている点も良いです。

 今後「料理バトル」で、本作を越える作品は出てこないのでは?なんて思えるほどに、レベルの高い作品だと個人的に思っています。最後までこの勢いを保てたら、間違いなく名作と言えるでしょう!
(「焼きたて!!ジャぱん」の失速と投げやりなラストが若干トラウマとして残っています…。)

 特にキャラクターの魅力は随一です!主人公の格好いいシーンも多いし、ヒロイン達も可愛すぎて一人を選べないレベルです。えりな、田所、アリス、緋沙子…誰が人気なんでしょう?
 男性陣だと、一式先輩が特に好きです。声は櫻井さんだし…懐が深くて、どこかミステリアスな感じがあるところが良いです。 
 やはり「料理の出来る男」は格好いいし、「料理の出来る女」は天使ということか…。
 (ただ、リアルだと、出来すぎる人は面倒くさいですけどね…)


 ただ、本作について敢えて苦言を呈すと、料理シーンががっつり入っている回ほど退屈に感じてしまった点が残念と言えば残念。
 結局、戦いまでの熱い展開や、魅力的なキャラ達の掛け合いが楽しい作品なんですよね…。

 ともかく、男女問わず万人にオススメ出来る良作シリーズなので、1期から観てみたら良いと思います!!
 「焼きたて!!ジャぱん」と異なり、最後までぶれずに最終回まで駆け抜けてくれ!(しつこい)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

73.1 2 ZAQで熱いなアニメランキング2位
ささみさん@がんばらない(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1336)
6843人が棚に入れました
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍、大塚芳忠、沼倉愛美、日高里菜
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

がんばらないで見るのが調度良い、シャフト演出が光る作品

2013年1月より放送
全12話。


【前置き】

「物語シリーズ」「まどか☆マギカ」等で有名なシャフト制作。
放送当時も見ておりましたが、ふともう一度この独特の世界観に触れたくなりDVDで視聴しました。

シャフト制作アニメは毎作DVD版で、「そこまでこだわらなくて良いでしょ!」って思う程の異常な量の作画修正をしてくれるので、2度見するのもまた楽しいですしね。



【あらすじ】

主人公、『月読 鎖々美(つくよみ ささみ)』通称「ささみさん」は、ヒキコモリです。
着替えるのも、食事をするのも、とにかく「がんばらない」。
その生活の面倒を見るのは、異常なまでの奴隷体質の「お兄ちゃん」唯一人。

そんな彼女は、実は神霊「最高神のちから」をその身に封じた『月読の巫女』であり、これまでの環境や辛く非人道的な修練の日々から、遂に逃げ出して来ていたのでした…。

この兄妹と、難癖もある『邪神(やがみ)三姉妹』を中心に、八百万(やおよろず)の神々による怪奇現象が、面白おかしく時に残酷に…彼女の身に起こっていきます…。


【論じてみる】
{netabare}
本作は、シャフト制作作品の中では今一つの知名度ですね。
しかし、その独特の雰囲気や演出は、まさにシャフトらしさに溢れています。
前知識が無くても、これ「物語シリーズ」っぽいっと思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。

キャラクターも皆可愛らしく描かれ、それを彩る作画に関してもシャフトの中でもかなりのクオリティ。
ささみさんの部屋でのみ入る、シャボン玉越しに画面を眺めているような淡い七色タッチの演出も、とても独創的でしたしね。
本編が終わったかと思えば、エンディングでは毎回キャラクター達のガヤが激しかったり、次回予告でも趣向を凝らしたヒキコモリ小ネタが色々と用意されたり…。

こういう、普通ならただ仕上げるだけで終わるところに
「もう一癖入れてやろう!」
という製作者の心意気を感じたのが、私が本作をもう一度見たくなった理由だったのかもしれません。

ただ…、肝心のシナリオに関しては、改めて観直してもイマイチでしたね。
原作が完結していないこともあり、全12話で全容が全く描ききれていない…、もとい描き切ろうとする感じすらなかった点が、何よりの残念要素だと私は思います。



冒頭は、まさに謎だらけのキャラクター達の理解不能な展開が続き、置いてけぼりをくらいます。
(この時点で、既に初見の人は視聴をやめかねないかもしれませんね…。)

世界観の説明は、第3話での「ささみレポート」。
ここでやっと、この「日本神話」を主軸にした世界観と、人物設定が明かされていきます。
ささみさんが、これまで色々な柵に縛られていた自分を断ち切る為に、あえて今は「がんばらない」ことにしていることが垣間見えてきましたね。

ただ「最高神のちから」と一言で言われても、意味不明な人も多かったかと思います。
とても分かり易く言えば「涼宮ハルヒ」に近いチカラを、ささみさんも持っていると思えば大きな差異もないかと…。
ただ、ささみさんはハルヒと違い、その自身のチカラを理解し、コントロールしようとしているのですが…。



さて、どこかファンシーな ささみさんの雰囲気とは違い、描かれるのは日本神話を元とした八百万の神々達。
これを、シリアスに見たらいいいのか、気楽に見たらいいのか…。

それこそ、タイトル通りの「がんばらない」。
世界観や台詞を覚えて、シナリオを熟知しようというよりは、基本的に演出や小ネタを見て気楽に楽しむが一番の作品のように私は思いました。
そうして身構えていないからこそ、世界観がガラリと変わった時も余計に楽しめるかと思いますしね。

何より、キャラクターがそれぞれ可愛いので、そう楽しむのが一番です。
変に萌えに走りすぎていないキャラクターデザインも、個人的には好みでしたし。


ささみさんは、阿澄佳奈さんの声が非常にマッチしていて、気怠さと頑張らなさ加減が光っていましたね。
「邪神三姉妹」も、でっかいロリから、ロリババァに加え、メカ女子高生と、バラエティーに富んでますし。
この姉妹に関しては人によって好みが大きく分かれるので、論争の火種にもなりそうですが…(笑)

ちなみに私は断然、次女のメカ女子高生『邪神 かがみ』派でした。
ちびまる子ちゃんのような黒髪ショートの髪型は勿論のこと、特徴的な「~のです」の喋り方や、時に挟む暴言、さりげないオヤジギャグ等々。
そしてそして、毎度眠たがる際の彼女の

『ふにゃぁ~~♪』

に、私はもぅイッチイチと悶え苦しんでおりました。
(この苦しみには、恍惚がブレンドされています。)

声を演じられているのは大人気声優の「花澤香菜さん」。
私としては、彼女が演じた数多くキャラの中でも、このかがみが個人的にかなり上位に食い込む程大好きなのです。
「千石撫子」「黒猫」「結城美柑」「天使ちゃんマジ天使」と、少し上げるだけでも名立たる超有名キャラが揃い踏みですが、それでも決して負けてはいません。
不器用ながら、とても友達思いの良い子ですしね。

いやまぁ、後の姉妹も良いんですけどね。
ロリにロリですし(*´Д`)ハァハァ



さて、物語としては中盤の、ささみさんとお母さんとの回が最高潮でした。
ここに関しては、本作をアニメ化にまで押し上げる人気となっただけの良エピソードだったと思います。
あのお母さんの、頑なな姿勢とその反面の内にあるデレっぷりは、とっても可愛かったですしね。
(しかしまぁ「働きたくない」「がんばりたくない」に加え「死にたい」を連呼するお父さんといい、ささみさん一家のキャラは濃すぎますね…。)

ただ、以降のエピソード「悪徳オカルト結社『アラハバキ』との一戦に関しては、かなり投げっぱなしで終わっている感が強く、多くが謎のまま先の展開を暗示せず物語が終わります。
この点が、本作最大の短所と言えるでしょう。
シャフト制作では、原作シナリオを忠実に再現することが多く、このように話が途中で終わるケースが多少ありますが、「化物語」などはそれでも物語の区切りはしっかりしておりました。

今現在の話題性を顧みて、まず2期がないことを考えると、本作は結局ただの原作販促アニメでしかなくなってしまい、非常に残念です。
決して内容が悪くないだけに…、余計にそう思います。
{/netabare}



【変態お兄ちゃん、月読 神臣(つくよみ かみおみ)】
{netabare}
さて、前述でも述べた通り本作は、ささみさんや邪神三姉妹が、可愛く個性的なキャラ立ちを見せるのですが……。
私的には、この奴隷体質の「ささみさんのお兄ちゃん」の強烈なキャラ立ちに、全部食われてしまったのでは…とすら感じましたね。

作中一切顔を見せないその風貌だけでも、既にかなり異質に見えるのは当然として…。
(この顔を見せない演出も見所!)
その行動や言動は、全て妹のささみさんへの溺愛に満ちており、


『お兄ちゃんはいつでも、ささみさんの側にいますよ~。

 お兄ちゃんを1人見かけたら、30人はいるものと思って下さ~い。』


なんてゴキブリ染みた変態発言は、最早日常茶飯事。

彼女への奴隷的な振る舞いも非常に板についており、回転寿司での一コマでは会話の合間にある

「あっ、次サーモン」「シャリ半分にして」「ワサビ嫌い」「シャリにお醤油付けたら殺す」「フーフーして」

という、ささみさんのワガママ要望に全て迅速に対応したりと…、気持ち悪い反面なんだか私もこんなお兄ちゃんが欲しくなっちゃいました。
…いやまぁ、その後すぐ全裸になって、

「僕を…、僕を食べて下さ~~~~~い!!!」

と言って、回転台から流れてくるような人なんですけどね……。
まぁ一応ちゃんと、お寿司を乳首に乗せてはいたようですけど。(←なんのフォローだ!)


ただ、基本的にゴキブリのような扱われ方をされているワケですが、その実ささみさんも

「お兄ちゃんが変態だったから、私は落ち込んでいる暇もなくって…。

 ……おかげで救われた。」

と言っているシーンもしっかり描かれているのが、また良いんですよね。
にくい兄貴ですね、こういうキャラクターはホント大好きです。


声優「大塚芳忠さん」(ワンピースの「Z」や、NARUTOの「自来也」等を担当されています)の起用は、「お兄ちゃん」というにはいささか高齢の声に思えましたが、それを補って余りある演技力に脱帽しました。
あの低い声での剽軽な言動の数々は、非常に耳に心地良かったです。

彼のその異質さの起因は結局、作中で明らかになることはありませんでしたが…、そのミステリアスさも含めて作中でもダントツのインパクトでした。
お母さんから「哀れな存在」と呼ばれていた彼ですが、その言葉にはこの個性以上の何かが、きっとあるのでしょうね…。
{/netabare}



【総評】

やはりアニメ単体として見る限り、説明不足で尾を引く展開のまま終わっていることは大きなマイナス。
あえて説明していない点があるにしても、それが人気に繋がらなければ商業作品としては失敗と言っていいでしょう
そういう点からも、人には自信を持ってオススメは出来ない作品です。

ですが中盤までの展開は、日常とシリアスを上手く表裏させた作りで、高クオリティの作画で彩られる可愛いキャラクターと、その演出や多くの小ネタも含めて、個人的には大いに楽しませてもらいました。
オープニングの「Alteration」(ZAQ)も、とても好みでしたしね。


しかし、やはりなんといっても…、ささみさんのお兄ちゃん。

『婚姻届は既に、ささみさんの名前を書くだけのものを用意してありますからね!

 法律だけが、僕らの敵ですねぇっ!!!』

なんて異常な台詞を繰り返す、この上なく残念なキャラクターを愛でる、そんな作品でした。
視聴の際は、是非がんばらないで♪


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月読 神臣(お兄ちゃん)』 声 - 大塚芳忠さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『邪神 かがみ』 声 - 花澤香菜さん



以下、私がもし「お兄ちゃん」になったら……。
(※どーでもいい話なので〆ますね。)
{netabare}

ちなみに私も、ささみさんのような可愛い妹がいたら、

きっと本作のお兄ちゃんみたく、この上無い愛情を行動で示そうと躍起立つのではないかと思います。


ともすれば当然、私も彼と同じように、妹に美味しく食べられたいという気持ちから、

回転寿司で、妹の眼前に全裸で流れてしまうのでしょうね。


あぁ一応、ネタとしては「おいなりさん」となります。


どうでしょう…。

こんなお兄ちゃんで良かったら………。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 41

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

内容の把握にはちょっとがんばる必要があるかも…

まずストーリーは端的に言うと
主人公のささみさんはどこにでもいそうなひきこもりの少女。
だが実は彼女には最高神アマテラスの力を身に宿していた。
その彼女を剣、玉、鏡の三姉妹が外敵から守るというお話。

正直に言うとこのストーリーを把握するのに
結構時間がかかった。
1話を見て、後半の展開が「なんでこうなったの!?」
と急展開すぎてわからなかった。
だけどだんだん話数を見るごとに理解できるようになった。
無論内容が理解できれば、面白い作品だ。

それに作画もシャフトなだけあって
独特な世界をかもし出していて
特に背景が例えるならば「化物語」のような雰囲気
に似ていると思った。

このアニメを見るにあたって
1話を見る前に事前に内容を把握した上で
見ることをおすすめする。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ささみさん@がんばったお☆

原作は未読なので最初は全く内容が分かりまでした(笑)

いや...終わってみてもあんまりよく分かりませんでした(笑)

でも1話1話は楽しめたし、シャフト制作ということで作画とか演出はさすがなものでしたヽ(=´▽`=)ノ

あらすじ

いつも引きこもりのささみさんとシスコンのお兄ちゃんとのちょっと変な生活の中に起こる八百万の神々による怪奇現象。
なんだか不思議で個性的なキャラクターたちとの日常?
そんなよく分からない日常で日常っぽくない怪奇ファンタジーアニメです♪


私は神話とか好きなので、そういう面では良かったのかな?

でもやっぱり終始不思議なアニメでした(≧∇≦)☆

投稿 : 2024/11/16
♥ : 58

59.1 3 ZAQで熱いなアニメランキング3位
直球表題ロボットアニメ(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (97)
387人が棚に入れました
機動世紀8013年。
人類は既に滅亡から70世紀以上経過しており、その世界はかつて人類が残した軍事用ロボットが独自の進化を遂げていた。
ロボット達はヨーロッパを制圧した「リベリオン連邦」とアジアを拠点にする「シン公国」の二手に別れ、いつ終わるともわからない戦いを繰り広げていた。
この戦いを終わらせるべく、3体の非戦闘用ロボットがかつて人間が持っていた「笑い」を調査する。

ケンちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

全ての前置きは最終話の為に!

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

人類は既に滅亡から70世紀以上経過しており、その世界はかつて人類が残した軍事用ロボットが独自の進化を遂げていた。
軍事用ロボット達はいつ終わるともわからない戦いを繰り広げていた。
この戦いを終わらせるべく、3体の非戦闘用ロボットがかつて人間が持っていた「笑い」を調査する。(あらすじより抜粋)


話は膨らむ【プレスコ】収録!
【アフレコ】(映像を先に収録して、後から声を充てる)の逆で、【プレスコ】(音声を先に収録して、後から映像を作る)によって作成された作品。

まあ評価はいつも通り辛めなのですが、アドリブの面白さが特徴的です。
1話の中で3部構成で、最後の物ボケコーナーが一番楽しいです。
個人的にフジイCV西明日香さんが面白いです。


実は『てさぐれ!部活もの』シリーズで、【プレスコ】を初めて知りました。西明日香さんは、鈴木結愛役をしています。

ラジオみたいな面白さがあるなと思っていたら、『てさぐれ!ラジオもの』なんてWebラジオもありまして、2013年10月5日から2014年3月29日までと2015年4月4日から6月27日(『てさぐれ!ラジオもの すぴんおふ』)まで、日テレオンデマンドおよびニコニコ生放送で配信していた全36回。

これがまた楽しくて、「ふ~んラジオもやってるんだ~」と調べると、西明日香さんはなんと、『たまこまーけっと』の北白川たまこCV洲崎綾さんと、『洲崎西』なる2013年7月2日から超!A&G+で放送されているラジオ番組をやっています。
このラジオ番組は、パーソナリティである洲崎と西が、新サービスや新商品を企画・提案して新たなビジネスの枠組みを生み出していこうとする"アイデア生産型バラエティ番組"。
同世代の女性声優同士によるトークの掛け合いが持ち味の番組。白熱した際の身を削りながらのトークの応酬は「ノーガードの殴り合い」と称されている。(ウィキ引用)
これが【爆笑級】です!!!

と思っていたら、2015年5月24日このラジオ番組イベントにて、『洲崎西 THE ANIMATION』(すざきにし ジ・アニメーション)の題名で、TOKYO MX・テレビ金沢・サンテレビにて5分枠の短編テレビアニメが放送されることが発表されました。

当然『洲崎西 THE ANIMATION』も、あにこれ[観たい棚]に移動しました♪


『てさぐれ!部活もの』シリーズで佐藤陽菜CV明坂聡美さんは、【プレスコ】作品の『gdgd妖精s』シリーズでコロコロ役をしているそうなので、『gdgd妖精s』シリーズもあにこれ[観たい棚]に移動しました♪


さらに、『てさぐれ!部活もの』シリーズで田中心春CV大橋彩香さんは、『魔法科高校の劣等生』で北山雫CV巽悠衣子さんと、『あどりぶ』なる、2014年4月12日から超!A&G+で放送されているラジオ番組をやっています。
先のラジオ番組『洲崎西』の公式ライバル番組だそうです♪


【プレスコ】がきっかけで、声優さんに注目すると随分話が広がりました♪


さて、話は最初に戻って戦争を終わらせる方法!
最終回に答えがあります。
そして、その答えはロボットじゃなくても...

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

これが世に聞くフルMMDアニメねっ☆

MMDってなんぞやって方はMikuMikuDanceで検索を
このソフト、何が凄いのって2013年3月現在も“無料で配布”されてるので、誰でも3DCGモデルのアニメーションが制作出来てしまうこと


『gdgd妖精's』の一部でも実は用いられていたりもしまして、それなりの時間と根気とまあソコソコの知識を有している方ならプロ顔負けの作品を作り上げてしまうこともしばしば
今作はそんなMMDを用いてニコニコ動画等で公開する動画制作を行っていた所謂【MMD職人】をかき集め、さらに『gdgd妖精's』の仕掛け人でもある石舘光太郎を招いて“超低予算”“超短期間”で作られています


OPテーマにはニコ動等で著名な歌い手、Vロックのボーカル、アイドルなどとまあ一体何の共通点があったのかよくワカラン4人組によるJAMproject風のロボットアニメらしい熱い歌声の楽曲
EDテーマには今作の仕事を依頼されながらも満足に資料も貰えなかった無茶振りを嘆いたZAQさんによる、コミカルな歌詞のミディアムテンポのバラード
この2曲と安っぽい作りの割りに本格的なロボットアニメを意識したであろうOPアニメーションの戦闘シーンも見どころの一つです
(実際のところ、RUN=DIMとかをリアルタイムで観ていた世代にとっては割りと普通に観れちゃうわけなんですがねw)


内容は番組の冒頭にもあるとおり
↓↓↓
このアニメは
ロボットのかわいさを
お楽しみいただくため
邪魔にならない程度の
差し障りのない調査を
お楽しみいただく番組です


っておまw調査とか意味分からんぞってw


ぶっちゃけると【劣化版gdgd】(ある意味本当にgdgd?)と言っていいと思いますw
特に当の『gdgd』は2期で大きな飛躍(?)を果たしたのでよりコチラ側の出来栄えにはいささか不満が残ります;


1話15分で基本的には大まかに下の3つのパートに分割した構成のパティーン
これもまた『gdgd』を踏襲した作りでもあります


①脚本をもとにしたプレスコでの会話劇
「笑い」の概念を理解できていない3体の女の子(非戦闘ロボット)が「笑い」を独自調査、考察、実践してみるという内容のパート


②先述の無駄にカッコイイOPアニメーションに「笑える細工」をして、OPアニメーション内のこれまた無駄にカッコイイ戦闘ロボット達(と戦争の行方)に「笑い」はどういった影響を及ぼすのかを検証する
バンク映像に一手間細工をするという映像そのものをネタとするパート


③声優に所謂「モノボケ」をしてもらい、お互いに批評しあう最も即興性が現れるパート


皮肉にも『gdgd』と最も差が感じられてしまうのは声優のアドリブ力が問われる③のパートです
若手でも実力派が揃った『gdgd』に対し、さらに若い世代のキャスティングがなされた今作の声優陣にはやはりアドリブの経験が乏しく、軽快な掛け合いとは行かない場面も多々・・・;


また、声優といえば今作のもう一つ特徴たる平田広明さんによる控えめなツッコミのナレーションがあるのも蛇足に感じます
もちろん平田さん自身に落ち度があるわけも無く、単に掛け合いのテンポ感を悪くしている要因の一つと受け取られるからです


しかしながら、若いキャストやセミプロ級のスタッフの集まりというネガティブな一面も裏を返せば、柔軟性や即時性というポジティブな要素に変わります
日進月歩、それこそ毎週1話ごとに目まぐるしく変化する進化へと繋がっているのもまた事実
特に3体の中で最も人間らしいフォルムの「藤井」の表情変化が多彩になり、可愛らしくなっていく様
「森」役の大久保瑠美さんが半ばキャラクターを無視して強気に我を出してくるアドリブパートなど
スタッフ、キャストの成長を見守りながら楽しむ、という作品になっているのです


お粗末な作品ではあるのですが懐の深い方には受け入れてもらえるかもしれません
是非お試しあれ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

gdgdロボットs

なんだか2番煎じ感が目いっぱい漂っていますが^^
作ってる方も承知の上でやっていると思うのでそこは言及しません。
(監督はgdgd妖精sのシリーズ構成の人です)
3匹の妖精・・・じゃない、3体のロボット達の、ピントのずれた会話を楽しむ作品。
しょーもないネタ振りから、さらにしょーもないボケを広げてグダグダになっていくのがお約束です。
1話が3部構成になっている、無料CG作成ソフト製の10分程度のアニメです。
お手軽で低予算で作れるのが魅力的♪


前半。
森のおうち・・・じゃない、荒野での会話劇。
会話のテーマは「戦争を止めるため」と、割と重たい討議のようですが、トークの内容は単なるお笑い研究。ボケ倒してるわけではなく、ロボットだから感性がズレているという設定を活かしたシュールさが笑いの肝。当人達は至って真面目に会話しているつもりなので、突っ込みはナレーションがします。
このツッコミ、結構邪魔です。
シュールな笑いなら、視聴者自身に突っ込ませるスタイルの方が面白いと思うのですが。
「ここが笑いどころだよ」と言われてるようで、なんかしっくり来なかった。
もっとボキャブラリーに富んだウィットさがあれば別ですが、割とフツーの事しか言わないので、無くてもいいかなぁ・・・
と、最初は思っていましたが、お笑いのスキルが上がってくるにつれて割りとハマってきました^^
ロボットどものボケが冴えてくると、ツッコミも同じく冴えたものになりますね。

中盤。
メンタルとタイムの部屋・・・じゃない、テレトランサウザンド。
実験ルームです。仮想現実で色々なこと(主にアホな事)をシミュレートできます。これは派手で見応えもあり面白い。ロボットどもが体を張るわけじゃないですが、ドタバタなコントのお約束的な笑い。
ただし、最初のネタ振りの時点でオチが見えるのが難点。
予測できる笑いなので、ぶはあ!っと爆笑することも無かったです。

終盤。
アフレ湖・・・じゃない、歴史資料館。
人間社会の色々な物をデータベースから発掘してロボットどもが予測・実証・検証するという設定です。
現代のお笑い用語で言えば「モノボケ」。
アニメでモノボケとは、確かに誰も考え付かない斬新さはありますが、斬新すぎて大スベリすることが多かったかな?^^
芸人でも難しい高度なボケを、声優のアドリブに任せるのは無茶が過ぎるというもの。
声優さんも、キャラを忘れて素での発言にかなり近くなっちゃって相当苦労してるのはうかがえます。
おかげで、グダグダ感はハンパなく出せていますがw


ともかく、総じて「無茶振り」アニメといった内容。
収拾する必要もない内容ですが、ちゃんと伏線を張ったり、ロボットどものお笑いが充足していったりと成長するアニメでもあります。
12話かけてちゃんとオチが付けてあるので、最初はつまらないと思っても最後まで見ていただきたい作品です。

結局コレ、スタッフの”お笑い”への思い入れというか愛を感じます^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
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