Lercheで異世界なTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

65.8 1 Lercheで異世界なアニメランキング1位
ラディアン(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (106)
472人が棚に入れました
トニー・バレントさんのマンガが原作で、魔法使い見習いの少年が、世界を救うまでの活躍を描いた冒険ファンタジー。友情や努力、絆、出会いと別れなどを通して少年が成長する姿や強敵とのバトルが描かれる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、悠木碧、大畑伸太郎、朴璐美、小市眞琴、遊佐浩二、子安武人、山口勝平、吉野裕行、東山奈央、三宅健太、寺島拓篤、早見沙織、佐倉綾音、緒方賢一、木村良平、稲田徹、速水奨

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

NHK王道冒険ファンタジーの遺伝子は?

地上波夕方ヒロアカの後は逆転裁判…
えぇまたこれかと思ってたら

裏番組のEテレで放送

監督:岸誠二(瀬戸の花嫁、月がきれい、あそびあそばせ)

声優
主人公セト:花守ゆみり
ヒロイン:悠木碧
他、豪華声優人多数…

異世界魔法ファンタジーかな?王道アニメに期待です!


4話まで視聴
思った以上にゆっくりした展開、ようやくヒロイン登場&冒険スタートって所かな?
ヒロイン役に悠木碧さんだった理由が分かる回でした。
さすが何種類も声出せる悠木碧さんにピッタリのヒロイン設定。

私的にNHK冒険ファンタジーアニメで思い出されるのが未来少年コナン、ふしぎの海のナディア
NHK名作冒険ファンタジーアニメの遺伝子は引き継がれてるのかな?

視聴完了
最近では珍しい2クール近い話数なのに安定した面白さは流石、NHKでした。
意外と政治的な主張があったり、モダンファンタジーアニメだった。
ファンタジーの割りに若干ワクワク感が足りないのがマイナスかな…
それは今期残した謎を解決してくれる2期に期待。

主人公セトを演じた花守ゆみりさん、少年役に違和感なくって最大の発見かも。
色々声出せて多くのキャラ演じれるのは悠木碧さんと思ってたけど、花守ゆみりさんもこれから少年役増えそう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ユーロ・マンガ

フランス語圏の漫画の名称を「バンドデシネ」と言う。

英語圏は「コミックス」であり、日本語は「漫画」である。

フランスでは漫画は芸術として幅広く受け入れられ、アメコミはもちろんのこと日本の漫画もかなり読まれている。

中でも、フランスやアメリカで人気なのはアニメ調のデフォルメされたキャラクターが活躍する超能力モノであり、昨今はアメコミ映画ブームやアニメブームも相まって全世界的に人気である。

この「ラディアン」はそんなフランスのオタク(元々はバンドデシネ作家だった)トニー・ヴァレントが日本のアニメや漫画に影響を受けた形で制作された「ユーロ・マンガ」という新しいジャンルである。

内容は「ドラゴンボール」はもちろんのこと少年ジャンプ系の超能力や萌え要素などを取り入れてかなり最近のマンガに近い作りである。

ヒーローアカデミアなどのアメコミ系漫画作品やマーベルの人気により、さらに拍車のかかる世界的オタク化の流れが顕著になっている。

日本の声優が増えたことや、ハリウッド一流俳優や監督がこぞってアニメや漫画原作の映画を撮るあたりに、世界的な流行の最先端としてあるのかもしれない。

1、2話視聴:岸誠二監督作品だそうで、「あそびあそばせ」から考えるとスムーズな王道少年漫画への移行だといえる。ギャグ作品をいくつか受け持つことで少年漫画における児童向けの「ギャグセンス」を大の大人が描くにはあまりにも拍子抜けしてしまうところを補おうとしたんだろう。
原作はそこまでギャグマンガしていない(やはりそこは欧米人だからかもしれないが)ので、ほどよく子供向けにさじ加減している。ただ、原作が好きだという人にはかなり悪態を突く可能性はあるかもしれない。

13話まで視聴:後半でヨーロッパで今実際にある魔女狩り、移民排斥運動、ポピュリズム政治に対しての批判を盛り込んでいるのでタイムリーな作品になっているところも良いと思います。

21話視聴:NHKは本当に良い仕事してると思う。ちゃんと第2シリーズ制作は決定していて、打ち切ることなく、アニメ会社にとっても非常に良心的で波に乗る形にしてくれている。さすがに民放とは違って視聴率で左右されないのは作り手として安心感があるだろう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その手でつかみ取るのは未来!

この作品の原作は未読です。
オープニングの最初に「原作:トニー・ヴァレント」とテロップが出るので、どんな方かと思っていたら、フランスの漫画家さんみたいです。
作風に西洋産のイメージが感じられなかったので、てっきりメイドインジャパンかと思っていました。

アニメーション制作は、「機巧少女は傷つかない」「クズの本懐」「あそびあそばせ」などを手掛けたLercheさんで制作はNHK…
安心感が感じられる組み合わせだと思います。
そして極めつけは監督が岸誠二さんだということ…

岸誠二監督とLercheさんって、ここ5年間くらいに結構繋がりがあるんですよね。
「ダンガンロンパ」「ハマトラ」「暗殺教室」「乱歩奇譚」「あそびあそばせ」
これだけ一緒に作品を作り続けている間柄だから安心感が感じられるのかもしれません。

「災いをもたらす怪物、ネメシス…この危険な敵に立ち向かえるのは魔法使いだけ。しかし、魔法使いもまた人々に「穢れたモノ」と恐れられていた…」
この決まり文句で始まるこの作品の主人公は、セトという一人前の魔法使いを目指し女魔法使いアルマの下で見習い修行をしている少年です。

彼は行く先々で問題を起こすトラブルメーカーなので、周りから厄介者扱いされてきました。
そんな彼がある日、偶然空から降ってきたネメシスの卵を割って目覚めさせてしまったんです。
ネメシスを倒せるのは魔法使いだけ…
ですが、ネメシスの想像を絶する強さにセトは全く歯が立たなかったのです。

魔法使いと普通の人間は分かり合えないのは世の常…
ですが、全ての魔法使いを悪者にさせないため、伝説の地ラディアンに赴き、元凶であるネメシスの巣を掃討することを決意するのでした。

セトはこれまで、アルマに育てられてきました。
けれど、自分で行くと決めた道は自分で切り開かなきゃいけない…
だから、セトが冒険に旅立つという事は、もうアルマに甘えられないということ…
そしてそれはアルマも一緒です。
あちこちで問題ばかり起こすセト…
でもそれは必ずしもセトが悪いからだけじゃない…
魔法使いであることを理由に迫害を受けた結果でもあるんです。
だから、アルマはセトを育てると同時に守っていたんです。
突然やってくる親離れと子離れ…
身体と心の反応が異なるのは、お互いが大切でかけがえのない存在だったから…
こうして誰もが一度は通る道をセトとアルマが駆け抜けて、彼らの壮大な冒険物語が動いていきます。

物語はバタバタとした冒険活劇なのですが、常に見え隠れしているのが普通の人間による魔法使いへの迫害です。
確かに人間は異端分子に対して恐怖を感じます。
でも、少なくても命の恩人だったり仲間だったらその風当たりが無くなるのが常識だと思っていました。

でも時に、この物語ではそんな常識は一切通用しなくなるんです。
昨日まで仲が良かったのに…腫れ物に触ったからといって掌を返すかのような態度が平然と行われているんです。
魔法使いが迫害されるのは異端だから…と思っていましたが、もしかするともっと違う理由があるのかもしれませんね。

性格的に合う、合わないや好き嫌いがあるのは仕方の無いこと…
でも、ヒトとしての限度や節度を守るのも必要な事だと思うんですよね。
だから視聴していて痛みを全く感じない作品ではありません。

それでも視聴を続けるのが苦じゃない理由は、主人公のセト、ヒロインのメリが常に気丈だから…だと思います。
途方もないくらい…想像もできないくらいの迫害を受けて、普通の人間には恨みしか持ちえない魔法使いにだって、セトの真っ直ぐな声は届くんですから…
きっと迫害を受けていない魔法使いなんて、ただの一人もいないのでしょう。
けれど真っ直ぐなセトの声は魔法使いの凍った心を甘やかに溶かしていくんです…
その流れは受け止めるべき結末をも変えるほどの勢いになって押し寄せてくるんですけどね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、04 Limited Sazabysさんの「Utopia」
エンディングテーマは、ポルカドットスティングレイ「ラディアン」
俄然格好良いのがオープニングです。
でも個人的に心に響いたのは、ハーメリーヌ(内山夕実さん)の挿入歌「君の未来」でした。

2クール全21話の物語でした。
起用された声優さんについて一人だけ…
主人公である少年セトを演じたのは花守ゆみりさん…
少年役を演じるのは初めてだったのではないでしょうか。
花守ゆみりさんといえば、真っ先に頭に浮かぶのが「ゆゆゆ:三ノ輪銀」「ゆるキャン△:各務原なでしこ」と現在2019年冬アニメで放送中の「エガオノダイカ:ユウキ・ソレイユ」ですが、セトを含め、全くイメージの異なるキャラばかり…
本当に演技の幅の広い声優さんだと思います。

物語はこれから新天地へ…というところで終わりますが、既に続編の放送が今年の秋アニメで放送されることが発表されています。
首を長くして秋を待つだけですね♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

61.7 2 Lercheで異世界なアニメランキング2位
七星のスバル(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (260)
1085人が棚に入れました
かつて世界的人気を博したMMORPG≪ユニオン≫で伝説となった小学生パーティ「スバル」。 しかし、 ゲームオーバーとなった旭姫は現実でも同時に死亡してしまう。 ≪ユニオン≫は運営停止となり「スバル」のメンバーも散り散りになった。 それから6年後──。 新生≪リユニオン≫にログインした高校生の陽翔は、 そこで死んだはずの幼なじみ・旭姫と再会する。 彼女は電子の幽霊なのか、 それとも…?

声優・キャラクター
高梨謙吾、大森日雅、鬼頭明里、石川界人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

石景山遊楽園に行ってみた! 的UP動画

2018.09.22記


原作未読


はじめに言っておくと、この作品の楽しみ方は一つだけ

 {netabare}『間違いさがし! もとい 似てるとこ探し!』{/netabare}


かつて、世界的人気のMMORPG《ユニオン》において、伝説となったパーティがあった。名を、スバル。小学生の幼なじみたちで結成されたそのパーティは、〈センス〉システムを中核に置く《ユニオン》において比類なき才能を発揮、瞬く間に勇名を馳せた。ところが、プレイヤーがゲーム中に息を引き取る事故が発生。この人死事件をきっかけに、《ユニオン》はサービスを終了してしまう。
 ……時は流れ、6年後。かつてスバルの中心として活躍した天羽陽翔(あもう・はると)は、ダメダメな高校生になっていた。性格はひねて、友達はおらず、何事にもやる気がない。だが、クラスメイトに巻き込まれる形でログインした新生《リユニオン》のなかで、陽翔は信じがたい“再会"を果たす。スバルの仲間であり、リアルの幼なじみだった少女、空閑旭姫(くが・あさひ)――6年前、ゲーム中に死んだはずの彼女が、そこにいた。

以上、小学館のサイトから。。。


視聴作品を決めるにあたり軽く作品紹介を眺めて決定する方は多いと思います。
この作品に初めて触れた場合、上記あらすじを見て「あのはな」「SAO」との類似性を認めることになるでしょう。言わずと知れた人気作で視聴済みの方も多い二作品です。
レビュー等あらすじ以外でも設定が似てるだのパクリだの情報は入ってきます。

生じる反応としては、主に3つ。

1.パクリなら観ない
 →まあ当然
2.フラットに観るぜ
 →似てる言うけど先入観は禁物だよね
3.お手並み拝見
 →掛け合わせてどんな話にするんだろうね

私は3.おそらく製作側がターゲットとしたい層もここらへんかと。


というわけで蓋を開けてみます。

「どことなく似てるね」

ではなく

「まんまパクリやーん」「しかも劣化してるやーん」

という箇所多数。そして残念ながらつまらない。。。
手が悪いと感じるのは、設定やらキャラ配分などなまじ人気作をもじっているため、そこそこ興味を惹かれながらずるずると視聴させてしまうところです。

ここで本来であればつまらない理由、どこがイマイチか指摘するのが筋なのですが、本作の場合鼻につく箇所がわんさかあることもあり、一つだけ挙げときます。

 『風呂敷広げて全く伏線を回収しない』

{netabare}
・旭姫がなんで「リユニオン」で復活していたのか?
 →これそもそも回答出さなきゃいけないやつでしょ
・スバル(一般的には星6つ)で七星というんだから残りの1つは?
 →状況証拠と本人がそれっぽいこと言ったからエリシアが?ってことでいいのかな
{/netabare}

広げたものはたたまないといけないですね。
つまらないです。。。大事なことなので二度言いました。


それでも本作を視聴される場合は有名二作品視聴済みの上で、似たとこ探しに興じてみる、姿勢で臨むのが良いかと思います。
それも他人のふんどしで相撲を取るみたいであまりすすめられた話ではありませんが(;一_一)


私の場合、まるで「他人の浮気話なんて悪趣味だわ」と言いながらついついワイドショーをながら見するのと似たような視聴感覚を持ちました。毒にも薬にもならない、ただ時間を潰しただけのような感覚です。

所詮オマージュでもなんでもないパクリはパクリ、本家には敵いません。
夢の国も外面似せたとしてソフトや運用が雑なら客は来ないのです。



■蛇足
10話放送手前で宣伝プロデューサー逮捕のニュース。
※アニメの内容とは関係ないのでたたみます
{netabare}
容疑は未成年(13歳)の誘拐。大手メディアが(10代少女)と報じたのには忖度の精神がいかんなく発揮されていたかもですね。一方で忖度のかけらもなかったのが、TVニュースで「映画・アニメ事業部○○容疑者」と部署までつけてテロップだしてたとこかしら。
アニメ=ロリコン=危ない人のイメージ作りに一役買う結果となりました。
迷惑な話ですが、少なくとも最終話までやってくれたTBSには感謝ですね。

なお、10話サブタイトルが「消えた少女」

そこで伏線回収してどうするんじゃいっ!って話です。
{/netabare}



-----
2019.03.08追記
《配点を修正》


悪名は無名に勝るといいますか、評価の低さ(同クール総合順位38位)の割にレビュー件数と棚に入れた数は20位前後とそこそこ注目されました。
私も上手く乗せられちゃいましたね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

わりとどこから手直しすれば良いのかわからないっぽい問題作(視聴非推奨)

原作ライトノベルは未読です。

ゲーム的な世界に転生とか召喚とかじゃなくて、ちゃんと「ユニオン」あるいは「リユニオン」というゲームにログインしてプレイしてたり現実側の場面もある感じのお話になっています。

そこでレビュータイトルについてですが、珍しく批判的なことばかり書きますけど、ある意味「なんとか太郎」とか揶揄される作品よりもこっちの方が問題なんじゃないだろうか。
(じゃあ観るなよって話でもあるわけですが。)

いくつ挙がるかわかんないけど、列挙してみます。

1. 設定が雑

そこそこシリアスな話をやりたいなら、もっと設定は練り込んで欲しいです。特に主人公たちがプレイしているMMORPGっぽいゲームですが、プレイヤーになれる条件がかなり厳しいわりにゲーム内で一度でも死んでしまうとリザレクションできない(二度とログインできない)らしい。

そんな設定のわりにはPK推奨っぽいし、ストーリー中で数百人規模のギルドが全滅とかしているようでそんなゲームを真面目にやる奴が果たしてどれほどの人数いるのでしょうか?

またいたとしても作中の規模でプレイヤー数は残っていないのではないですかね?

2. キャラに魅力がない

この人と友達になっても良いかな、とかこの人の部下としてなら戦っても良いとか、そんな風に思えるキャラが敵味方含めて誰一人いませんでした。「そんなん、お前の好みの問題やろ」と言われればそれまでですが、このレベルで誰もいないアニメ作品は珍しいです。
(まあ、普通そう思ったら観るのをやめているせいかもしれないけど。)

3. 脚本・演出が良くない

過去の出来事についての場面で画面右下に「~追憶~」とか出るのはやめてほしいです。そういうのはちゃんと絵でわかるようにしてほしいですし、回想するっぽい言動を交えて場面転換してもらえば、普通にわかる話です。

あと、この「~追憶~」に切り替わるタイミングや全体的なテンポとかもなんとなく変だと思います。

4. 最終回での話のキリが悪い

最終回まで観ましたけど、「おれたた」エンド過ぎるし何のカタルシスもないです。かといって続編が決まっているわけでもない。シリーズ構成の問題ともいえるのでこれも脚本が良くないということになるのでしょうかね。

作画は致命的にまずいものはなかったというか、まずまず良かったような。キャラは(ビジュアルは)わりと良いです。予算的には余裕があったんですかね。ああ、そういえば作品内容とは関係ないですけど世間的にはプロデューサーがやらかしてミソがついたんでしたっけ…。

なんだろう、仮に作画が良くなくてもこれより面白いアニメはたくさんあるだろう、とかそんな感想が出てくる作品でした。
(でも、なぜか完走してしまった…。)

……でもまあ、原作は多少は人気があるっぽいのでもしかしたらアニメ化スタッフの問題なのかもしれないです。でもこのアニメを観て原作を読む気にはなりませんでしたね。

全話録画したけど、残さないで消しちゃうでしょうねえ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

AとSとを併せただけではねぇ・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

【感想】
AとSの良いとこどりをしようとして、結果、出来なかった作品。
名作のAやSと比較すると、かなり薄っぺらい作品。
原作者(脚本家?)の先生に関しては、せめて、もう少しAとSを読み込んで欲しかったかな?
本来AとSの持つ、魅力的な部分が、ごっそり抜け落ちている。
ただ、上っ面をなぞっているだけ・・・。

メンマの姿がジンタン以外には見えないから面白いのに・・・。
キリトは軽々しく他のプレイヤーの命を奪ったりしなかったのに・・・。

他にも、劇的に、物語をつまらなくしている点が・・・。
恋愛要素の盛り込み方が下手過ぎる。
主人公側にサイコパスな人物がいると、感情移入しづらい。
ゲームとしてのリユニオンの魅力が全く伝わってこない。
『未来視』の能力の発動が、原作者にとってご都合的すぎる。

そして、この作品最大の問題点は、大風呂敷を広げるだけ広げておいて、全く回収しなかった点。
過去には、強引な伏線回収で不評だった作品が数多くあるが、それを上回るまさかの”未回収”。
旭姫は何故ゲーム内で復活したのか?
この作品最大の謎は、結局、明かされないまま終わってしまった。

【以下、気になった回のヒトコト】
{netabare}第1話。{netabare}リアルで死んだはずの旭姫がゲームの中で生きていた!?{/netabare}
謎解き的な展開なら面白くなるかも・・・、と思いながら視聴開始。
ところが、この物語は徐々に尻すぼみになっていくことに。

まず、第2話以降の貴法の{netabare}サイコパスっぷりに{/netabare}幻滅し、
第5話で、貴法が{netabare}あっさり裏切られて旭姫を奪われちゃう展開に{/netabare}幻滅した。

第6話のバトル。{netabare}敵が弱すぎるのか、主人公たちが強すぎるのか・・・?{/netabare}
視聴する者全てが、あっけにとられる展開に。
『ゲーム内で死ぬとアカウントが無くなって、2度とそのゲームがプレイ出来なくなる』という縛りがあるのに、数千人のプレイヤーをゲーム内で殺してしまった主人公一行。
はっきり言って、狂気の沙汰以外の何物でもない。

咲月の旭姫に対する{netabare}恋愛的な嫉妬心{/netabare}・・・。
まあ、咲月の気持ちも分からなくはないんだけど、この話は、これ以上引っ張らないで欲しいかな。

第7話は超ご都合主義な展開に・・・。
探していた剣の位置を旭姫があっさりと見付けてしまうのは、「未来視」の力だとすると・・・。
ラストの展開を見抜けない「未来視」ってどうなの?
原作者の都合で未来が見えたり、見えなかったり・・・。
ここまでも何度もあったけど、原作者にとって本当に都合の良い能力。

第9話は、途中でこの後の展開が分かったので(”何となく”ではなく、”はっきり”と)飛ばし視聴。

第10話、想像通りの展開に辟易。
この作品の登場人物は、どいつもこいつも自分勝手で身を亡ぼす、先の読めないダメ人間ばかり。
特に、恋愛要素が絡むと滅茶苦茶な展開になってしまう。
この先、どうまとめるつもりなのか?
(そもそも、恋愛要素に関して真面目にまとめるつもりはないような気がするが・・・)
とにかく、『振った、フラれた』が軽すぎるのだ。
何回も振って、フラれても、仲良く行動を共にする感じが、気持ち悪くてしょうがない。

第11話は、相変わらず貴法が気持ち悪い。
振られて落ち込んでいたら、幼馴染のかわいい娘が自分のことを好きだから乗り換えちゃうとか・・・。
この作品は、恋愛については、真剣に考えていないようだ。

第12話。この最終回は、後世に語り継ぐべき最終回だと思う。
言うまでもなく『悪い意味』でである。

陽翔が死ななかった理由。
旭姫がゲーム内で復活した理由。
旭姫がゲーム内で復活した理由を、陽翔たちが探ろうとしない理由。

何一つ、説明が無い。
『視聴者の皆さんのご想像にお任せします』とでも言いたいのか?
ここまでくると、逆に清々しい。
{/netabare}
ところで・・・。
視聴開始時に楽しみにしていた謎解き展開はいずこへ?

私はほとんどゲームをしないのでよく分からないのですが・・・。
{netabare}『センス』と呼ばれる才能を持っている人しかプレイ出来ない上に、ゲーム内で死ぬとアカウントが無くなって、2度とそのゲームがプレイ出来なくなる{/netabare}ゲームって、魅力的ですか?
それに、{netabare}少なくとも第6話だけでも数千人のプレイヤーが、一気にアカウントを失ったことになると思うのですが、運営的にOKなんでしょうか?{/netabare}
私には、とても不思議です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36
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