GRANRODEOTVアニメ動画ランキング 16

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のGRANRODEO成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月28日の時点で一番のGRANRODEOTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.8 1 GRANRODEOアニメランキング1位
文豪ストレイドッグス 第3シーズン(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (178)
942人が棚に入れました
白虎と黒獣――中島敦と芥川龍之介の共闘がフランシス・Fとの決戦を制し、大国より襲来した「組合(ギルド)」との巨大異能戦争は終結を迎えた。その戦いの中で結ばれた「武装探偵社」と「ポート・マフィア」の休戦協定も継続する中、彼らによって壊滅の危機から守られたヨコハマの街は、今日も路辺に日常という物語を紡ぐ。だが、そこには、流入する海外犯罪組織の噂や、「組合(ギルド)」残党の影も見え隠れし……。一方で、太宰治は案じていた。“魔人"の目覚め、新たなる災厄の始まりを。暗渠にうごめくは、盗賊団「死の家の鼠」の頭目、フョードル・D。その恐るべき謀略が、ついに牙をむく!

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、諸星すみれ、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、羽多野渉、小清水亜美、瀬戸麻沙美、宮本充、雨宮天、櫻井孝宏、植田ひかる、森川智之、花澤香菜、福山潤、石田彰

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人の為に生き、自分を肯定する事。

【2019/07/13 追記】

全体的に物語で勝負ではなく
キャラ萌えで勝負した3期だったかな。と、思います。

娯楽としては間違っていないと思いますが、
自分は文ストには文学や哲学書を読むような
少し、捻くれたテーマも求めてもいるので
残念な所もある。

最終話だけは熱く密度の高い話でしたが、
敦と孤児院の院長の話と
共喰いに関しては原作の端折り方が少し下手。

この二点はかなり期待していたので
肩透かしを喰らいました。

唯、ED曲の「Lily」
歌詞が素敵です。人を支える事に
充足感と自己肯定を感じつつも何処か
縛られ、息苦しさを感じる生き方。
己をさらけ出す様で恥ずかしいですが共感できます。

共喰い以降の原作は正直迷走している様にも
見受けられるので、アニメという媒体は
まだ続くのか…少し期待しながら待ちます。

追記は以上です。

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たまには放送中のアニメもレビューを。
また追記します。

放送前のPVでやたらと2016年のテレビシリーズと
劇場版の映像を流用していたので、
制作間に合ってないのかと少し憂いていましたが…成程。

劇場入場特典。後に劇場版円盤に特典として付属した。
過去話、「太宰、中也、十五歳」を
やるんですね。客層が解ってますね…。

文ストのノベル全て読破した感想としては、
「黒の時代」以外は陳腐です。

オチがワンパターンで、独自の作風以前の問題。
少しでも小説に触れた人間が読めば、
執筆者の器が透けて見えてしまう。
第1シーズンの「蒼の使徒」関連。あれはノベルです。

2016年放送第2シーズンの「黒の時代」は
ノベルも面白く、物語に味わいを加える為。

また、太宰というキャラクターの多面性を
知る為にも面白い仕掛けでしたが。

原作漫画は更に加速して楽しめる事が解っているのですが、
ノベルだと、正直不安です。
この話は中也に深く関わる内容なので、
女性層には受けは良いと思います。

自分、男なので余り中也と太宰の関係に
惹かれる物はないですけど。
(どちらかと言うと敦と鏡花の方が…。)

背景美術、撮影は変わらず、世界観がブレていない。
アクションも良く動く。キャラクターも演者も魂がこもってる。

まだ1話目なので、今後の放送待ちです。
ただ、放送前は期待100%だったのが、少し不安も混ざりました。

後、1話で気になった点。新規OSTが1曲も無い。
全て前テレビシリーズと劇場版から流用してます。
放送前PVでは新OSTも確認できているので、
ここも不安を混ぜつつ期待します。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やつがれは

原作未読 全12話

文豪ストレイドッグスの3期です。1期・2期から観ることをオススメします。

横浜を舞台に文豪の名前をしたキャラクターたちが集う武装探偵社と横浜を拠点しているポートマフィアたちとの異能力を使った戦いを描いた作品です。

今回序盤は、太宰のポートマフィア時代のお話でポートマフィアになる前の中原中也との出会いを描いていました。

次に現代に戻り、間にギルドの話を挟み、武装探偵社とポートマフィアに試練が待っていましたね。

程よくコミカルなところは変わりませんし、太宰は相変わらず切れていましたね。

まだまだ続きがあるような終わり方でした。

OP は1期でこの作品のOP歌っていたGRANRODEOさん、EDはラックライフさんが歌っています。歌はかっこいいし映像も凝っていましたね。

最後に、EDを歌っているラックライフさんはこの作品で知りましたが歌詞も曲も好きですね^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【対フョードル編】過去の敵はいつまでも敵じゃない

文スト第3期。2期の組合(ギルド)戦より姿をちらつかせていた「魔人」フョードル・ドストエフスキーとの対決を描く。
この作品の見どころの一つは、今まで敵が敵であり続けたことがないという点。意図的か否かは不明だが、一度は敵対関係にあっても、より大きな目的のために手を結び助け合うのが今までの常だ。2期で「ヨコハマを守る」ため協力関係を結んだ探偵社とポートマフィアと同じく、今期ではその組合の長・フィッツジェラルドが鍵となると言っても過言ではない。敦と芥川のタッグも前作にましてすばらしく、もはや新・双黒を予感させる。他にも、夏目漱石の登場や中原中也の過去「十五歳編」など見どころは多い。
筆者のお気に入りは第12話「回向(ECHO)」。詳しくはネタバレになってしまうため控えるが、敦と芥川による共同戦線、探偵社とポートマフィア両組織の長、森と福沢による意外なタッグ、最後の太宰とフィッツジェラルドによるどんでん返しなどどこまでも視聴者を満足させてくれる内容となっている。
読後感ならぬ鑑後感は良いが、それだけに、このまま終わってほしくない、もっと見ていたい、と思わせられる。4期に期待したい作品。
(1クール全12話)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

65.0 2 GRANRODEOアニメランキング2位
最遊記RELOAD BLAST(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (105)
506人が棚に入れました
人と妖怪、化学と妖術が共存を果たす無秩序かつ安寧の大陸。「桃源郷」――――。
その均衡は、負の波動を受けた妖怪達の暴走という謎の「異変」によって、突如、崩れてしまった。
諸悪の根源である牛魔王蘇生実験阻止のため、西へ向かった三蔵一行はついに天竺を目前とする。
しかし天竺に近づくにつれ、異変の影響は色濃くあらわれ、戦いは更に熾烈を極めてゆく。
さらに三蔵一行の前に立ちはだかる五百年前の哀しき因縁が……。

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅、山野井仁、五十嵐麗、幸田夏穂、斎藤千和、諏訪部順一

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さいゆうきのおもひで(駄文)

僕がオタクになったきっかけのアニメ作品は、いくつかあります。

小学生のころ夏休みの午前中に放送されていた「デ・ジ・キャラットにょ」、夕方放送されていた「スクライド」、「サクラ大戦TV」・・・そして「幻想魔伝 最遊記」です。

中学生の時、初めてアニ〇イトに行ったときは、
最遊記グッズを買いあさるほどのファンでした(女性ファンの多い作品だとも知らなかった中1男子)。

と、非常に好きなシリーズなので、今回の新作は毎度おなじみの不安がありました。
ファン過ぎて、スタッフの変更による質の低下に敏感になりすぎてしまうのです。

しかし、今作のクオリティは大変満足のいくものでした。一行のお馴染みのやり取りは、今見ても笑えますね。原作にないセリフが入って云々・・・という、面倒くさいオタク(自分)による違和感も全くありませんでした。

当然、原作が未完なので中途半端なのは仕方がありません。動く三蔵一行を見ることができて、とにかくうれしいです。

お馴染みのキャストの方たちも素晴らしかったです。僕は、昔から三蔵推しです。

今作の制作によって、峰倉かずや先生の体調回復に少しでも良い影響があったらいいなと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

シリーズ中はじめて完走できた作品で

「最遊記」は漫画から入ってアニメも少し見ましたが、劇場版は見たけど、テレビシリーズは1話切みたいな状態で、あまり熱心ではありませんでした。なんかテレビだと漫画と違って展開がまだるっこしかったんですよ。おそらく西遊記がルパン3世みたいだったらいいだろうぐらいの気持ちで製作され続けていたシリーズだと思います。

しかしこのシリーズ最新作は違いましたね。まずおそらく中国現地にまで取材に行ったり、向こうのテレビ局の人たちから資料映像をもらったりしていたのかというぐらいの、本場感がありました。作画も非常によかったと思います。特に、途中の鳥葬がテーマだった話は演出作画ともにレベルが高かったです。また原作を私のように最近のものをあまり知らなくても、そこそこついていけるお話し作りだったと思います。キャラの描き方も、うまかったと思います。彼らのシリアスとギャグの配分がちょうどいい塩梅でした。私は四人組の中では三蔵推しだったんですが、それも不満だった点はありませんでした。彼らが本当に中国の奥地を旅しているみたいな感覚で、最後まで楽しく見られました。惜しむらくは原作がまだ完結していないので、話が途中で終わっているところで、いつか原作の話が連載終了したら、この調子で最後までアニメで見られたら本望です。いつかアニメシリーズも完結してください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

70.9 3 GRANRODEOアニメランキング3位
黒子のバスケ(第3期)(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (588)
4063人が棚に入れました
帝光中学校バスケットボール部。
その輝かしい歴史のなかでも、十年に一人の天才が五人同時にいた「キセキの世代」。
高校に進学した今も、彼らは変わらぬ称賛をもってそう呼ばれ続けている。

彼らに肉薄する力を発揮しつつある誠凛高校のエース、火神大我。
その天性の才能は試合を重ねるごとにより強く熱く輝きを増す、まさに誠凛の「光」。
そして火神を「光」とするならば「影」、チームの躍進を支える揺るぎなき意志。
誠凛高校、黒子テツヤ。

ウインターカップ出場を果たした誠凛は勢いに乗り、
青峰擁する桐皇学園、紫原を擁する陽泉を撃破。
ついに準決勝へとコマを進める・・・!

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、逢坂良太
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

有名みたいですが、知識0に近い・・・・

洛山高校に勝つと信じてます!以上!

チェック
小野賢章:黒子テツヤ
小野友樹:火神大我
浜田賢二:木吉鉄平
細谷佳正:日向順平
野島裕史:伊月俊
斎藤千和:相田リコ

キセキの世代
木村良平:黄瀬涼太(海常高校)
小野大輔:緑間真太郎(秀徳高校)
諏訪部順一:青峰大輝(桐皇学園)
鈴村健一:柴原敦(陽泉高校)
赤司征十郎:神谷浩史(洛山高校)

18話
{netabare}誠凛はリードしていたが、黛千尋(マユズミチヒロ、3年5番)のマークもあり、黒子は良いプレーが出来ずパスミスまでする。赤司が黒子の弱点を話す。黒子は一旦ベンチから、すぐコートに。それは黒子の復活作をプレー中に見つける捨て身作戦。
厄介な事は、黛の存在。赤司は黒子が旧型なら黛は新型と言った。幻のシックスマン{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

帝光中学校バスケットボール部。部員数は100を超え、全中3連覇を誇る超強豪校。その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時に存在した世代は、「キセキの世代」と呼ばれている。が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。誰も知らない、試合記録も無い、にも関わらず、天才5人が一目置いていた選手がもう一人、「幻の6人目」がいたと。
ウィンターカップ出場を果たした誠凛は勢いに乗り、青峰擁する桐皇学園、紫原を擁する陽泉を撃破。ついに準決勝へとコマを進める…!


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

黒子テツヤ:小野賢章
火神大我:小野友樹
黄瀬涼太:木村良平
緑間真太郎:小野大輔
青峰大輝:諏訪部順一
紫原敦:鈴村健一
赤司征十郎:神谷浩史
相田リコ:斎藤千和
日向順平:細谷佳正
木吉鉄平:浜田賢二
伊月俊:野島裕史
小金井慎二:江口拓也
桃井さつき:折笠富美子
氷室辰也:谷山紀章
笠松幸男:保志総一朗
高尾和成:鈴木達央


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2015年春アニメ(2015年4月~放送中)

MBS 01/10(土) 26:58~
TOKYO MX 01/13(火) 23:00~
BS11 01/13(火) 24:00~
ANIMAX 01/30(金) 19:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Punky Funky Love」GRANRODEO
ED「GLITTER DAYS」Fo'xTails


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話(51話)「全力でやってるだけなんで」

2話(52話)「オレのもんだ」

3話(53話)「ジャマすんじゃねーよ」

4話(54話)「もらっとくわ」

5話(55話)「オレは知らない」

6話(56話)「差し出そう」

7話(57話)「笑っちゃいますね」

8話(58話)「真の光」

9話(59話)「ナメんじゃねぇ!!」

10話(60話)「勝つために」

11話(61話)「今度こそ」

12話(62話)「最高の選手です」

13話(63話)「青い空の日」

14話(64話)「…ワリィ」

15話(65話)「僕らはもう」

16話(66話)「勝利ってなんですか?」

17話(67話)「決勝戦試合開始(ファイナルティップオフ)!!」

18話(68話)「最高じゃねーの?」

19話(69話)「奇跡は起きない」

20話(70話)「覚悟の重さ」

21話(71話)「これでも必死だよ」

22話(72話)「忠告だ」

23話(73話)「諦めませんか」

24話(74話)「お前だったんじゃねーか」

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

感想

初めて黒子のバスケ見た時の感想は「なにこのバヌケアニメ・・・」
だったけど、3期まで見終わって180度見方が変わった。
熱い展開で思わず涙腺が緩んだ。
とても面白かったです。
いちいち必殺技名つけるから馬鹿にされる。

帝光中学時代編のED良い曲

あと、バスケ経験者から観て誠凛 vs 洛山のOPが一流バスケプレイヤーの動きがリアルに再現されていて(特に赤司のドリブル)カッコいいと思ってしまった・・・。

3期は流石に一番面白いね。

しかし私は本音を言うとリアリティーの面で総合的に見てスラムダンクの方が上だと思います^^;
うまく言えないけど、
黒子のバスケは一つの漫画・アニメとして面白い。
スラムダンクは一つのバスケ漫画・物語として面白い。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

71.4 4 GRANRODEOアニメランキング4位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (756)
3873人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
----------------
総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

VROXF44588 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

男の子も女の子も満足できる作品

・まずはきれいな絵。
近年のアニメの最低条件みたいになってますよね。
その中でも、とても見やすくてきれいなデフォルメ、画風です。
画風はちょっとだけ、女子向けアニメのような画風で、男の子のキャラクターがすごくかっこよかったり、かわいいです。
その中でも表情が、とてもよく表現されていますね。

・著名人やその有名作のネーミング使用によるインパクト。
太宰治の人間失格、国木田独歩の独歩吟客などなど、特に現在絶賛授業で学習中の学生さんなんか、いやでも確実にインパクトに残りますよね。
教科書に載るほど有名で偉大な著名人達に失礼ぶっこいてるかもしれませんが、どのキャラ、特殊能力や、個人的な設定や性格も、生意気に感じることなく、とても魅力があって個性的でかっこよく描かれて、とても観やすいと思います。

・丁寧で綺麗なシナリオ。
脚本がいいなぁって思わせられるアニメは年々減って行ってると感じる中で、この作品はすごくハマりました。
ありがち、といわれてしまうかもしれませんが、とっても綺麗に丁寧に構成されていると思います。
ついつい続きが気になっていくような感じですね。

なによりも、暗すぎもせず、緩すぎもしない。
絶妙なバランスがとても心地いいです。

いいテンポでちゃんと笑える、秀逸なコメディ部分がすばらしいですね、才能に溢れています。


・極端な女子狙いでもなく、男子向けでもない。
つまり、変なお色気(男女両面で)要素が一切無く、とても好感が持てます。
男の子にも女の子にも、どっちにもオススメできる作品です。

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セカンドシーズンも観終えました。

前作からブレずに引き込まれるスリルからのスッキリする〆方も期待通り
抜群によかったです。

セカンドシーズンに書き入れないのはなぜかというと
めんどk… まとめておいたほうが自分用でわかりやすいからです。

ごめんなさい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

我が横浜が素敵に荒らされている。

原作漫画。
原作未読。

主人公は浮浪の男の子みたいだが、なんか卑屈でちょっと嫌です。
もしや無頓着な太宰さんが主人公かな?
太宰さんの方がいい感じで適当で素敵。
キャラ的にはブラコンの谷崎ナオミちゃんが良いかも。
ダメ声優さんがやってますが、そのダメさ加減が合っていますね。
彼女ならば、駿さんも声優さん使う気するのでは?

それはさておき、武装探偵社とポートマフィアの戦いって、
殆どマフィア勢力の争いだよねぇ。
無情にも横浜がめちゃめちゃにされます。
我が横浜といっても神奈川県在住で横浜市在住ではないですが。

監督五十嵐卓哉さん、シリーズ構成・脚本榎戸洋司さんであれば、
なんか間違いない出来でした。
この二人だと大体、いつもわざとらしいセリフとか演出満載ですものねぇ。
それもまたとても好きです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

69.2 5 GRANRODEOアニメランキング5位
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (479)
1836人が棚に入れました
大仕事を成し遂げ火星に帰還した鉄華団は、テイワズの庇護の下、ハーフメタル利権に由来する豊富な資金を元に、地球に支部を置くほどの大企業となる。一方、彼らの活躍によって少年兵の有用性が示されたことで、戦場に駆り出される子供やヒューマンデブリの数は激増し、世界の治安は悪化の一途を辿る。エドモントンでの戦いから2年後のある日、アドモス商会の社長となったクーデリアからハーフメタル採掘場の視察の護衛を依頼された鉄華団は、サンドバル・ロイター率いる宇宙海賊夜明けの地平線団の襲撃を受ける。テイワズ本部からガンダム・バルバトスルプスを受領した三日月の活躍で撃退に成功するも、地平線団は主力艦隊を投入して鉄華団を殲滅しようとする。鉄華団と協力関係を結んでいたマクギリスは、部下の石動・カミーチェ率いる援軍を派遣するも、そこにマクギリスを警戒しているアリアンロッド司令のラスタル・エリオンが派遣したイオク・クジャン率いる第二艦隊が介入し戦況は混迷を極めるが、三日月がサンドバルの身柄を抑えたことで戦いは終結。彼らと手を結んでいた活動家団体テラ・リベリオニスも三日月たちによって粛清される。その頃、アーブラウでは防衛軍の発足式典が行われるが、その最中に蒔苗を狙った爆弾テロが発生する。やがて、この事件はSAUの関与が疑われ始め、両者の間では戦争の機運が高まる。

声優・キャラクター
河西健吾、細谷佳正、梅原裕一郎、内匠靖明、村田太志、天﨑滉平、田村睦心、斉藤壮馬、寺崎裕香、金元寿子、櫻井孝宏、大川透
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“任侠ガンダム”は、《ガンダム・シリーズ》の革命児となるのか?【考察編】

本作の総評/各話評価/個人評点については、第1期のレビューの方にまとめました。
ここでは、①先ず本作のモチーフ等を考察し、②その後に本作の《ガンダム・シリーズ》全体の中での特異性と意義について私見を述べます。

◆“騎士道”ではなく“任侠もの”のノリなので評価に迷うが、構成/作画の見事さには脱帽

本作のような「英雄群像劇」とか「英雄一代記」と称されるバトル系の物語にも色々とバリエーションがあって、その大きな分類の一つは、(1)騎士道もの、と、(2)任侠もの、となると思います。

例えば、本サイトでも非常に高評価であり、私自身も「お気に入り」に登録している『コードギアス 叛逆のルルーシュ』は、この分類でいくと (1)騎士道ものでしょうし、また同じく本サイト等で一部の人たちにカリスマ的な人気のある往年の大作『銀河英雄伝説』(※最近リメイク企画が進行中)も、(1)騎士道ものに分類できるでしょう。

※ここで私が「騎士道もの」といっているのは、
 <1> 主人公たちは、{netabare}それぞれ自身の目的や計画に従って敵と対峙し撃滅を謀(はか)るが、その際に(主に自分自身が何よりも栄誉を重んじる貴族であることから)実は意外と相手の名誉をも重んじる接し方を取ってしまいがちである。{/netabare}
 <2> そもそも、彼らの戦う理由は、{netabare}「自分の愛する人を守るため」「愛する人に危害を加えた者への復讐」あるいは「救いようのない苦難に苛(さいな)まれる人々を見て止むに止まれず」・・・というふうに、専ら他人本位で発生した“高貴な”ものである(つまり根本的な部分で自分本位ではない)。{/netabare}
・・・という特徴を持っている作品となります。

※一方、これに対して本作に描かれる「鉄華団」のメンバーたちの思考・行動パターンは、
 <1> 騎士道精神を貫こうとする者を{netabare}むしろ嘲弄し、彼らを専ら実利的に一方的に撃滅することに躊躇(ためら)いがない(※つまり相手の名誉を重んじるという「騎士の美徳」「武士の情け」がない)。{/netabare}
 <2> 戦う理由が、{netabare}他人ではなく専ら自分自身と自分の「家族」を守り、現状よりも自らにとってより善い環境を獲得する、という“より原初的な”欲求に発している(※つまり根本的な部分で自分と自分の延長である「家族」本位であり、かつその「家族」は血縁者にとどまらず「疑似家族」を含む←逆に言うと彼らが互いに守り守られる関係になるためには「義兄弟の契り」とか「疑似親子の水杯(みずさかづき)」といった任侠的な(=ヤクザっぽい)儀式を必要とする)。{/netabare}
・・・ということで、本作の見始めの頃は、まるで「任侠映画」をみているような気分で、

①確かに一話一話は、脚本も演出も音楽も非常によく工夫されていて見どころが多くて面白いのだけれど、
②このまま漫然と見続けるには結構な抵抗感のある、決して好きにはなれない作風

・・・と思っていました。

そのため、2016年春頃に第1期を見終えた当時の本作への個人的評価は、首を捻りながらも取り敢えず、☆ 3.9 と、私としてはチョイ低めの暫定評点とし、その半年後に始まった第2期も視聴を敬遠していました。

ところがその後、放送完結後の本作の評判が意外に良いことがチラホラと耳に入ってきて、特に色々なサイトや雑誌の2017年放送アニメのベスト作品・ベストキャラクター(男/女)に本作や本作のキャラが選定されているのを幾つも見かけて、「やはりこれは、一度は確り見終えるべき作品かも」と思い直して、もう一度第1期から通しで視聴することにしました。

そうやって視聴していくと、今度は一回目の視聴時には見落としていた作中の色々な仕掛けが見えてくるとともに、特に第2期に入ってからは“ただの任侠もの”ではない本作独自のモチーフに気付き始め、放送終了後の長井監督自身の種明かし(※後記)もあって、完走後直ちに再々視聴を決定、結局2017年放送の作品としては、『冴えない彼女の育て方♭』、『サクラダリセット』に続いて3作目の3周コンプ作品となってしまいました(※第1期に限れば4周)。


◆作品モチーフ等考察(※グダグダ長文注意←適当にスキップ願います)

  【1】 鉄と血で絆を固めた孤児たち(オルフェンズ)の物語
{netabare}
まずは本作タイトルから喚起されるイメージについてですが、世界史マニアの人なら「鉄血」と聞いて直ちに思い浮かべるのは、19世紀後半のプロイセン王国(のちドイツ帝国)で活躍した“鉄血”宰相オットー・フォン・ビスマルクでしょう。

「現下の大問題(※ドイツ統一問題)の解決は、演説や多数決によってではなく・・・鉄と血によってなされる。」
(1862年プロイセン議会での演説)

ここでいう「鉄」は大砲・銃弾・刀剣(つまり武器)、「血」はそれによって流される兵士の血(つまり戦死者・負傷者)をそれぞれ指し、当時プロイセン議会の軍備増強反対に直面していた首相ビスマルクは「このような空疎な議論ではなく、戦争によって初めてドイツの統一が果たされる」と喝破して、彼らの反対を押し切り、このあと現実に対デンマーク戦争/対オーストリア戦争/対フランス戦争の3つの戦争を勝ち抜いて、遂にドイツ統一(1871年)を成し遂げます。
それ以来、もともとマッチョな巨漢だったビスマルクには“鉄血宰相”の綽名(あだな)が定着するとともに、これらの戦争で優秀な参謀司令部の作戦指揮の下、頭頂部の尖った“鉄カブト”を被(かぶ)って憤然と突撃し敵軍を蹴散すドイツ軍には“世界最強の陸軍”というイメージが定着して現在に至っています。
(※アニメの世界でもマッチョな軍団といえばドイツ軍イメージが定番ですね。)

そして、本作のタイトル「鉄血~」も、おそらくは、このビスマルクとドイツ軍の故事からヒントを得て付けられたものと思いますが、作品内容自体はそこから更に捻(ひね)ってあって

<1> “鉄血”宰相ビスマルクのイメージ → 敵ラスボス的な存在のエリオン公ラスタル(※第2期で権謀術数を弄してマクギリス派革命軍&鉄華団の前に立ちはだかり、最終的には彼らの叛乱をも利用して既存体制の変革を成し遂げる冷徹・非情・狡猾な統合治安維持組織ギャラルホルン首魁)
<2> 実際に“鉄と血”を蕩尽(※とうじん、「湯水の如く費消する」という意味)して奮戦する精鋭 → 鉄華団(※本作の主役たちであり、本作に描かれた変革の時代のdriving force(駆動力、推進者)となった者たち)

・・・という風に、敵味方の両極に分離して描き出されているように私には見えました。
つまり、同じ「鉄血」モチーフでも、

<1> エリオン公ラスタルの方は作中世界で最大・最強の武力を誇るギャラルホルンを統括するセブンスターズ(7大軍閥)の盟主であり、史実にあるビスマルク首相もプロイセン王国の教養あるユンカー(地方領主)出身の実力派宰相だったのに対して、
<2> 「鉄華団」の孤児たちは、

「俺達はあんたとは違う。立派な理想も志もねえ。土台のねえ俺らは進み続けることでしか自分たちの居場所を守ることが出来ねえんだ。」(第25話でオルガ(鉄華団のリーダー)がクーデリア(※火星アーブラウ領クリュセ独立自治区首相令嬢であり、辺境とはいえやはり教養ある貴族階級と思われる)に漏らした言葉)

この発言に象徴されるように、鉄華団の団員達は殆(ほとん)ど奴隷労働者とでも呼ぶべき境遇から文字通り鉄と血に塗(まみ)れて這い上がってきた“一代目の人たち”“成りあがり者たち”であり、そんな彼らからすれば、自己陶酔的な貴族サマが望む「一対一の決闘申込」(第3話のクランク二尉)とか「相手の戦闘準備が整うまで攻撃を待って正々堂々と戦う」(第23話のカルタ・イシュー)といった騎士道的な振る舞いは、屁にもならない愚行でしかありませんでした。{/netabare}

  【2】 新撰組モチーフのドラマチック展開
{netabare}
こうした“一代目の人たち”“成り上がり者たち”を主役にした群像劇は、実は日本とか西洋には珍しくて(※なぜなら、その歴史を通して血統正しい王族・貴族や騎士・武士が活躍する物語が多かったから)、易姓革命によって次から次へと君主や支配者層が打ち倒され入れ替わってきた中国由来の物語に多いスタイル(※例えば、『史記』に描かれる項羽と劉邦の抗争や『三国志』『水滸伝』)であり、辛うじて日本でいえば、アンダーグラウンドなヤクザの物語を除外すれば、歴史に浮上したのは、せいぜい幕末の“新撰組”の物語くらいかな?と思って視聴を続けていたら・・・

第2期の放送終了後に、公式番組(鉄血ラジオ第81回)で、長井龍雪監督ご自身が本作について、

・新撰組はイメージモチーフ。企画書にも書いてある
・三日月とオルガは近藤と沖田と土方の好戦的な部分をミックスさせて2で割ったもの

・・・と、そのままズバリ語ったそうで、そういえば、本作の第1期の1番目OPが『Raise your flag』(※直訳すると「君たちの旗を揚げよ」)となっていて、第2期の1番目OP『少年の果』になると今度は「錦の御旗を掲げよう」という歌詞が唐突に現れ、鉄華団のメンバー達の行動・思考パターンから喚起されるイメージと併せて、「あれ?これもしかして幕末モチーフなの?」と薄々感づいてはいたのですが、ああ、やっぱり・・・というか、成る程というか、監督の発言を知って妙に腑が落ちました。

※因みに第1期1番目OP『Raise your flag』に合わせて作中で掲げられる鉄華団の旗は「鉄の華」。→華の形は明らかにフリージア(※第2期2番目OP『Freesia』参照)で、花言葉は“純潔/無邪気/あどけなさ/憧れ/感受性”だそうです。←これって新撰組の“誠”の旗にも通じる設定ですね。

そして、この“新撰組&幕末モチーフ”の方も、上記の“鉄血”モチーフと同様、そのまま作品に適用するのではなくて、捻(ひね)ってあって

<1> こっちの新撰組(※鉄華団=虐待され酷使されていた孤児たちが鉄と血の絆で団結した精鋭武装集団)は、元ネタの史実とは違って、佐幕派(※徳川幕府並みに300年続く守旧派・ギャラルホルン幕府)ではなく、討幕派(※“錦の御旗”を掲げるマクギリス一派)に加担して、佐幕派の返り討ちに遭い壊滅してしまう。
<2> ただし佐幕派(※ギャラルホルン幕府)は、この騒動を機に内部改革を断交して民主化を達成し、また新撰組(※鉄華団)の故郷・火星も民主化の成った新生ギャラルホルンとの交渉によって念願の独立を達成し、鉄華団の元団員や協力者達は新たな立場でそれぞれの未来を切り開いている。

・・・という風に、この手の作品(※《メカ・ロボット系バトルもの》)にありがちな意味不明のグダグダな結末ではなく、確りした好感の持てる結末(※将来に希望を繋ぎつつもほろ苦さの残る結末=ビター・エンド)になっている点が個人的にかなりの好印象となりました。

そして、この「変革の時代の“Driving Force”(※「駆動力」「推進力」という意味で、歴史用語としてしばしば使われる)となって華々しく散る鉄華団」「彼らの後には“ギャラルホルンの民主化”と“火星独立”という確かな果実が残される」という結末はまた、アニメの先行作品としては直ちに『太陽の牙ダグラム』(1981-83年)を想起させるものでした。{/netabare}

  【3】 “革命の乙女”と“ダークヒーローのなり損ね”のもたらす対照的な結果
{netabare}
鉄華団自体は、親の顔を碌に知らずマトモな教育の機会も与えられなかった孤児たちという境遇から、通常は国家や地域社会や累代の血族たちから自然に授けられる「歴史的背景」とか「(政治的・思想的な意味での)教養」を持たず、それ故にセブンスターズやクーデリアのような“高い理想”や“志”を持たない、専ら自己とその“家族”の利益のため“だけ”に死力を尽くす精鋭武装集団ですが、
(1) そんな彼らの“覚悟の良さ”に魅せられて自らの覚悟をも決めてしまう者、また、
(2) そうした彼らの持つ“火事場の馬鹿力”を自己の計画の達成のために最大限に利用しようと画策する者が現れます。

(1) 前者が火星独立運動家クーデリア・藍那・バーンスタインであり、(2) 後者がセブンスターズ(7大軍閥)の一翼の跡取り(のち当主)マクギリス・ファリドなのですが、結局、鉄華団としては、

(1) クーデリアを事業の依頼主として行動を起こしていた頃は、波乱万丈とはいえ武装集団として前進に継ぐ前進を果たして、大きく羽ばたくことが出来たのですが(※第1期の展開)、
(2) マクギリスに「自分の計画に協力すれば火星の王にしてやる(※火星の治安維持権限を与える)」と煽てられ、そのクーデター計画に加担してしまってからは、一方的に損害を出す分の悪い勝負にズルズルと引き擦り込まれ、シノ/オルガ/昭弘/三日月といった主力メンバーたちが次々と悲劇的な最期を迎えてしまうことになる(※第2期の展開)。

同じことですが、これを別の言い方をすると・・・
(1) 火星の自治政府の首相令嬢という恵まれた生まれでありながら(※むしろそれゆえに一種の“ノブレス・オブリージュ”として)、虐げられた火星の人たちの独立を全身全霊で希求する“革命の乙女”(※他称)として覚醒を遂げたクーデリアとの協力関係は、ビターエンドとはいえ、最終的には本部から脱出した元鉄華団員たちにとって、正(プラス)の結果を生み出す一方、
(2) 腐敗した治安維持組織ギャラルホルンの指導者の一人ファリド公イズナリオの男色の相手として貧民窟から拾われ、同家の養子に入り、その中で既存の貴族社会を打倒するという暗い情念を密かに抱き続けてきた“アグニカ・カイエルの再来”(※自称)マクギリス・ファリドとの共闘は、鉄華団の主力メンバーの相次ぐ戦死・団自体の壊滅という最大の負(マイナス)をもたらすものとなってしまう。

・・・この組む相手によって全く対照的となる結末のつけ方は、客観的に見て決して“正義の集団”とはいえない(※どちらかというと団員たちの“任侠的価値観に基づいた美意識を満たすための集団”である)鉄華団の一部始終を描いた物語のケジメとして妥当なものだったように思います。

※なお、マクギリス・ファリドについては、『コードギアス』のルルーシュ、『銀河英雄伝説』のラインハルトのような“ダークヒーロー”のなり損ね的な扱いになっていて、その点の考察も実は面白い作品なのですが、ここでは割愛します。{/netabare}

  【4】 “鉄華団”と“太陽の牙”の比較
{netabare}
本作のエピローグとして、鉄華団の壊滅から数年後、彼らの墓標は世間からは全く忘れ去られ、ただかっての協力者の生き残りクーデリアとアトラの二人の女性によって大切に守られている、というシーンがありますが、これを見ていて、私は、本作とよく似たシナリオを持つ往年の大作『太陽の牙ダグラム』(1981-83年)のラストシーンで、それまで地球に虐げられてきた植民惑星デロイアの自治独立運動を武力面で支えてきたゲリラ組織「太陽の牙」の象徴だった二足歩行ロボ(ダグラム)が砂漠で自沈した際に、その鹵獲命令を受けて追跡してきた反対組織側の指揮官や兵士たちが総敬礼するシーンを想起しました。

→ 鉄華団はクーデリアの火星独立活動に多大な戦死者を出しつつ協力し、マクギリス一派の叛乱事件では「火星の王」となることを目指したが、それはあくまで、そうすることが彼らにとっての仁義であったり、実益をもたらすものとの期待(もしくは打算)があったため(※つまり結局のところは自分本位の集団であり、火星の人たちにとって別に“正義の味方”でも何でもなかった→それゆえに火星の人々からは忘れ去られてしまった)。

→ これに対して「太陽の牙」は、その存在意義自体が「植民惑星デロイアの自治独立獲得」にあり、そのために命をなげうって戦う集団だった(※つまり自分本位の集団では決してなく、惑星デロイアの人たちにとってまさに“正義の味方”だった→それゆえに反対組織からの総敬礼を呼び起こした){/netabare}


※次に、《ガンダム・シリーズ》全体に対する《異色作》としての本作のインパクトを少しばかり考察していきます。


◆西暦2000年以降に制作された主な《ガンダム・シリーズ》一覧(制作順)
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{netabare}(1) 『機動戦士ガンダムSEED』 (福田己津央/全50話+1話/2002–03年) ※個人評価 ☆ 3.7 ※HDリマスターは全48話
(2) 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 (福田己津央/全50話+1話/2004–05年) ※個人評価 ★ 4.1 ※HDリマスターは全50話
(3) 『機動戦士ガンダム00(1st./2nd.シーズン)』 (水島精二/全50話/2007–8、2008-9年) ※個人評価 ★ 4.1
(4) 『機動戦士ガンダムUC』 (古橋一浩/全7部/2010–14年) ※個人評価 ★ 4.4 ※のち、再構成版TVシリーズ『機動戦士ガンダムUC RE:0096』(全22話/2016年、※個人評価 ★ 4.3)を放送
(5) 『機動戦士ガンダムAGE』 (山口晋/全49話/2011-12年) ※個人評価 ★ 4.2
(6) 『ガンダムビルドファイターズ(1期)/ファイターズトライ(2期)』 (長崎健司/25+25話/2013-14、2015-16年) ※個人評価 ☆ 3.6
(7) 『ガンダム Gのレコンギスタ』 (富野由悠季/全26話/2014-15年) ※個人評価 ☆ 3.6
(8) 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』 (松尾衡/8話+未完/2015-16年) ※個人評価 × 3.3 ※追加シーン付き劇場版2本(『DECEMBER SKY』『BANDIT FLOWER』)を公開
(9) 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第1-2期)』 (長井龍雪/全50話/2015-16、2016-17年) ※個人評価 ★★ 4.5
(10) 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 (安彦良和・今西隆志/全6作/2015-18) ※個人評価 ☆ 3.6
(11) 『ガンダムビルドダイバーズ』 (綿田慎也/現在放送中/2018年) ※個人評価 ☆ 3.5{/netabare}
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<1> このうち西暦2000年代に制作された最初の3本(SEED/SEED DESTINY/00)は、内容はともかく新規ファンの獲得という点では成功作(※特に SEED は大成功作)といえると思います(※DESTINY は悪評も含めて一応は話題作)。
<2> また、UC/THE ORIGINの2本は、それぞれヒットはしましたが、おそらく既存のU.C.(宇宙世紀)シリーズのファンの支持を受けただけで、新規のファンを獲得したとは言い難い。
<3> そして、AGE/Gレコは、新規ファンの獲得という意味では失敗作、とくにGレコの方ははっきりとした爆死作といえると思います(※なお、AGEは個人的には好感度の高い作品となりました)。
<4> その他、ガンダムビルド~は、新規ファンの獲得に成功したかはよく分かりませんが、その親世代のガンダム・ファンには受けた作品と推測します。

・・・ということで、
<5> 西暦2010年代に入ってから制作された《ガンダム・シリーズ》の中で、胸を張って“新規ファンを獲得できた”といえるのは、本作『鉄血のオルフェンズ』だけではないでしょうか?
(※私見では、本作にはそうなるだけの魅力-近年のガンダム他作品にはない特別な魅力-があった、と思っています)


◆考察まとめ :《ガンダム・シリーズ》の今後に対する本作の影響は?

本レビューの一番最初に、

「英雄群像劇」とか「英雄一代記」と呼ばれるバトル系の物語にも色々とバリエーションがあって、その大きな分類の一つは、(1)騎士道もの と (2)任侠もの

・・・と書いていますが、実はこの分類にはもうひとつ、騎士道ものでも任侠ものでもない、便宜的に、

(3) プロ市民もの(*1)、

とでも称すべきサブジャンルがある、と思っていて、その代表作が、『機動戦士ガンダム』(初代ガンダム)と考えているのですが・・・

<1> その初代ガンダムの原作者であり監督である富野由悠季氏が久々に監督を務めた『ガンダム Gのレコンギスタ』が見るも無残な爆死を遂げる一方で、
<2> その半年後に放送が始まった、メカ・デザイン的にはともかく登場キャラの設定的には初代ガンダムのイメージが皆無の(※つまり、これまで《ガンダム・シリーズ》の諸作品の中で繰り返し描かれてきたアムロ的な一面を引きずっているキャラクターが皆無の)この『鉄血~』が、主に新規ファン獲得成功によって収益面でかなりの好成績を収め、それまで本作について否定的な評価を繰り返してきた既存ファン層も次第に沈黙を余儀なくされていったことの意義は意外と大きいのではないでしょうか?

・・・つまり、《ガンダム・シリーズ》をスポンサードする玩具会社、そしてアニメーション企画会社・制作会社が、最早アムロをどこかしら引きずるキャラを主人公とする作品は売れなくて、その正反対のキャラ付けをした主人公の作品の方がずっと売れる、という学習効果をきちんと受け容れるとしたら、今後制作される新作にも、そういう制作方針が踏襲される可能性が高まるはずです。

(*1) 『ガンダム』の主人公アムロ・レイが、騎士道的でもなく任侠的でも全くない、どういう訳かとにかく教条的・原理主義的な戦闘忌避・反戦主義者で、それでいて散々勿体をつけて嫌々ながら戦闘に入ると、俄然君子豹変して無類の強さを発揮してしまう意味不明な(※もしかして逆ギレ?)タイプであることから、そういうアムロのような思考・行動パターンのモデルとなったのかも?な「プロ市民」の方々に敬意を表して、便宜的に「プロ市民もの」とここでは命名しています(※もっと適切な命名があればご意見を下さい)。

なお、ここで「プロ市民」という言葉の意味が分からない人は検索してみて下さい。
簡単にいうと「プロテスト(抗議、異議申し立て)する市民」という意味で、ガンダムに搭乗して出撃することを嫌がり駄々をこねたり拗ねて周囲に当たり散らすアムロにピッタリな用語ですが、他にも「プロフェッショナルな市民」「プロブレムをまき散らす市民」「プロパガンダを繰り返す市民」等の複合的な意味があるそうです。

また、蛇足ながら富野由悠季監督は1941年11月生まれで、1960年の安保闘争(60年安保)当時は丁度東京で大学生をしていた世代であり、かつこの世代はのちの70年安保世代(全共闘世代)と並んで「プロ市民」としての自覚に富む人が多いとされていて、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイだけでなく富野監督の次作『伝説巨神イデオン』の主人公ユウキ・コスモのキャラ付けにも、そういう彼の所属した世代の価値観が反映されているのかも知れません。


・・・以上まとめると、最初に書いたとおり本作を見始めた当初は、「何だ、この“任侠ガンダム”は?」と訝(いぶか)しむ気持ちが強かったのですが、途中から、「結果的に“プロ市民”ガンダムを駆逐してくれるのなら、本作みたいなのも有りかな?」という気持ちに次第に変化してしまい、それが私の本作への個人的評価が大きくプラスへと変わる決め手となったように思います。

※因みに、私が本当に見たいのは“騎士道”ガンダムなのですが、そういう作品は今のところ未だ制作されていません(一応、『機動戦士ガンダムUC』が一番それに近いと思いますが)。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

戦場じゃあまともな奴から死んで行くんだよ!この滅びの美学を見よ!

2016年~2017年放送のテレビアニメ 全25話
 
監督 長井龍雪 構成 岡田摩里 音楽 横山克 制作 サンライズ

基本ストーリーは長井龍雪が決め、設定に鴨志田一、キャラ原案に「皇国の守護者」の伊藤悠が当たった。
脚本は岡田摩里と鴨志田一が交互に、さらに一部をベテランの吉野弘幸、黒田洋介など。

最も不満だった点はメインの舞台であるテラフォーミングされた火星の描写がほとんど無いこと。
遠くに見えるはげ山は現在の火星の想像図でありテラフォーミングされて数百年後とは思えない。
過去作から監督と脚本はSFと無縁の人のようですが、
本格SFロボットアニメである以上、最も気を使ってほしい部分であり、
機動戦艦ナデシコやARIAなどの過去作より劣る結果になりました。

第二期のストーリーは歴史ファンなら一目瞭然、「源家物語」です。
歴史ファン以外の人に説明すると、
平家と源氏、なぜ家と氏なのか考えてみてください。
源平合戦の前半、保元平治の乱で源家は滅びたのです。
源氏とは諸国に散らばった源家の関係者を指し、平家とは平の一家を指します。
富士川の戦いは平清盛の派遣した軍と平氏の分家北条氏の戦いです。
「源家物語」とは書かれなかった源義朝と源家の滅びの物語のことです。

本作における長距離決戦用兵器ダインスレイブは当時の新兵器弓を指し、
平治物語で機動力に奢った源氏武者が平氏の弓一斉攻撃の前に総崩れになるシーンがネタ元と思われます。

源家と鉄華団の主人物を照らすと、
オルガ・イツカ→源義朝(京の戦いに敗れ本拠地関東に逃走中に暗殺される)
三日月・オーガス→悪源太義平(義朝の死後も平家に戦いを挑み戦死する)
ノルバ・シノ→鎮西八郎為朝(新兵器強弓で平清盛を狙い失敗する)

クーデリア・バーンスタイン→後白河法皇
マクギリス・ファリド→崇徳上皇
ラスタル・エリオン→平清盛

源家物語とは平家物語の10数年前の歴史であり、日本人で詳しい人は多くない。

滅びの美学をすでに知っている人にとっては間違いなく傑作物語であるが、
吉川英治の「新平家物語」でも読まないことには分かりづらいネタでもある。

このストーリーの意味が理解できない場合、本作の後半はストレスが溜まるばかりかもしれない。
幸い自分は何度も読んだ物語のため、第二期後半は非常にすんなりと観ることが出来たため、
相当な名作として評価できました。
もっとロボや使用武器などを研究して説明したいところですが、
長大になるため興味がある人は説明本を読んで何度も視聴すれば人生の糧ともなる、
素晴らしいアニメ作品であると私は判断できました。

元ネタとして滝沢馬琴の「椿説弓張月」12年のNHK大河ドラマ「平清盛」
古書「保元物語」「平治物語」「源平盛衰記」
吉川英治作「新平家物語」NHK大河ドラマ「新平家物語」は消去
任侠系については、やや後の時代の大河ドラマ「草燃える」が元ネタ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不在の政治性

*内容に変更はありません



一期のラストで主人公と子供たちに出された「宿題」は果たされ、二期の終幕では本が読めるようになった主人公。
しかし、その「先」を自らが考え出すには、作中の時間は足りなかったようだ。


{netabare}作中で何度も、教育が無いために稼いだ金銭の使い途すらも考えることが出来ないと描かれる鉄華団団員だが、彼らをまとめる唯一の理念は「家族」として表現される。
ヤクザの「一家」に近似してゆくのも、必然かもしれない。

主人公がアトラとの間に子供を作ろうとするのも、ヤンキーにありがちな早婚ではなく、「本を読める」ようになった主人公の精一杯に見出したものが、「家族」であったからだ。
クーデリアに「赤ちゃんを作ろう」と呼びかけるアトラは、別に性的関係を結ぼうと誘っているのではなく、言葉通りに「子供を作ろう」=「家族になろう」という素直な呼びかけをしているに過ぎない。

キャラクターの一人一人を、丁寧に細かく描写しているために、彼らの「家族」は、とても自然に強固なものに見える。
が、「家族」の枠を超えて人がつながるためには、何らかの理念が必要になる。
例えば、イデオロギーはその一つだ。

「家族」の実体性を演出するため、本作では「イデオロギー」は空虚な否定性として描かれざるを得ないようだ。

二期の冒頭でクーデリアに接近する「活動家」が、三流のイデオローグとして描かれるのがその現れだろう。
いや、イデオローグを名乗る、単なる「政治ゴロ」として描いてしまう視点が、本作のストーリーラインを規定している。
終幕のマクギリスの挙兵の場面において、彼の主張が対抗勢力から「たんなる詭弁だ」と一蹴されてしまうのも、同じ流れからくる必然だろう。
視聴者からはほとんど意味不明に見えるマクギリスの主張と戦略は、説得的なイデオロギーを描写することが、設定の必然によってあらかじめ不可能と定められていることによる。

ラスタルとの開戦の後、火星へ退却するマクギリスに対して「鉄華団の戦闘は、降りかかる攻撃を退けてきただけだ」と語るオルガだが、そもそも「鉄華団」を結成し、これを経営しなければならない境遇自体が、社会からの「攻撃」であるという視点は持てない。
自分の過酷な少年時代を、社会からの「攻撃」であったと自覚したマクギリスと対照的だが、ここでも「教育」の有無が視点の差を生んでいるようだ。
しかし、「攻撃」に対抗する反抗を、イデオロギーとして表現することまでは、上記の理由で出来ない。
イデオロギーが不在である結果、オルガは、ついに「家族」の生存を超えるその先を指し示すことが出来ないまま、最後を迎える。

社会的な不正義を表現する「理論」の不在が、マクギリスの決起に際して、火星側からは鉄華団ただ一つが参加するという作劇になって展開される流れを生む。
何らかの「理念」の共有が存在していないことが、「鉄華団」が応援勢力を招集できずに単体で戦闘参加する展開を必然化する。
「家族」を超える理念を持てない鉄華団は、「家族」外の助力を応集する影響力を持てない。

作中の「世界」においては自然で必然的な展開なのだが、この必然を生むのはイデオロギーの排除という設定だ。

この現状は、火星の「全住民」に関係する不公正の現れであると「理論化」するイデオロギーの不在。
「俺は儲かっているから関係ない」と言う者も例外ではないのだ、という「理論」の不在。

象徴的に言うならば、この「世界」には「ジオン・ダイクン」が不在である、と言えるだろう。
逆説的に、イデオローグ=ジオン・ダイクンの不在によって、この「世界」の政治性は定義されている。


作中からイデオロギーが排除されるのは、アニメ作品に政治的なものが入り込むことに拒絶的な視聴者の気分を配慮してのことかもしれない。

だが、アニメに政治を持ち込むな、というのも一つの「イデオロギー」だ。
アニメは政治と切り離されている、というのは、即物的な事実ではなく、そのような「見方」をするという態度表明に過ぎない。

ウヨクが「反日アニメだ」、サヨクが「大政翼賛アニメだ」と主張するときに、それぞれのイデオロギーからの視点を明確にしなくては説得力が皆無であるように、「政治的に中立なアニメ」とみるためには、中立性を証明する必要があるだろう。
自明の事実だからそんな必要はない、と言うだけでは、説明抜きに「反日アニメ」「大政翼賛アニメ」と言い放つ人がまともに相手をされない事態をなぞるだけにしかなるまい。

本作におけるイデオロギーの積極的な排除は、視聴者の欲望に応えて、中立性を自己証明する意図があるように見える。

しかし、イデオロギーの不在は、反対に立つギャラルホルンの、特にラスタルの立場をも不安定にする。

終盤の決戦におけるラスタルの立場や役割が、今一つすっきりと視聴者に了解されないのは、イデオロギーの不在が反対者のイデオロギーをも曖昧にするからだろう。

思い出したように「合法/非合法」や「マスコミ工作」が持ち出されるが、いかにも唐突だ。
作中の設定に入り込んでみれば、支配システムが劣化して「法治」が形骸化している、平たく言えば、「影響力」があれば法律に違反しても罰を受けなくても良いという、「支配者」が法律を捻じ曲げて世の中が動いているという状況だが、これも視聴者の政治観に寄り添った表現なのだと言えるかもしれない。
「政治」は「えらい人」が「上の方で」動かしている「難しい」ごちゃごちゃで、「自分なんか」には「カンケー無い」出来事であるという政治観を反映しているのだと。

だとすれば、自分の予想や期待に反する展開に出会うたびに「クズ」「カス」とレッテルを貼ることが権利であると疑わない視聴者が、終幕の不透明ですっきりとしない展開を間接的に制作者に要求したのだ、と言えなくもない。


だが、イデオロギーが不在であっても、それがそのまま政治性が無いということにはならない。

確かに、イデオロギーによる「正義」の争奪を、製作者は退けているように見える。

それぞれの立場に、それぞれの「正義」があり、互いに尊重し合うべきだというのが現在主流の考え方だろう。
それぞれの「正義」に応じて、「現実」はそれぞれに異なって見える。
他者の見え方を否定することはできない。

だが、通常の普通人は、他者と共に一つの現実に生きていると「信憑」しているはずだ。
歩行者天国に車が突っ込んできたとき、逃げ惑う人々を見ながら「彼らにとっての『車』は私にとっての現実とは限らない」と傍観する人はいないだろう。
誰でも一斉に車から逃げ惑う。
車から逃げなければならない同じ「現実」に、他者も自分も所属していると疑いの余地なく感じている。

いわば物理的に唯一であると信憑されている「世界」を、多様な価値観による異なった「世界」という解釈で取り仕切るのは、もう無理がきているのではないか。

「無理」は、「現実」的な衝突に至るほかないだろう。
本作の戦闘シーンにおいては、戦うキャラクターたちは、互いに交感することは無い。
敵手は、ただの邪魔者、排除すべき対象として現れ、殺すことに互いにためらいはない。

敵であっても殺してはならない、戦いは肯定されてはならない、といったアニメ的な理念は、つまるところ「現状の社会を乱すものが悪」というタブーへ行き着く。
いっけん非情な殺し合いを描く本作は、このような「タブー」の欺瞞を冷静に対象化する製作者の視線を物語っているようだ。

体制の不変を絶対とする「タブー」は、社会に圧殺されようとする者に反撃を禁じる。
普通に物語を構想すれば、反撃をするには、「タブー」を覆すに足る「正義」が要請されるだろう。

しかし正義を裏付ける「イデオロギー」が排除されていれば、残るのは、いかに体制から虐待されているかという事実性しかない。
マクギリスの空想的な決起の呼びかけの背後にも、社会に虐待を押し付けられた幼少期という具体性がある。
ともすれば「奴隷の鎖自慢」のように、一番不幸なものが一番正しいという「不幸自慢」に陥りかねない作劇だが、ラスタルや、イオクですらも背負うものがあることを丁寧に見せることで、製作者は巧妙に切り抜けているようだ。
こうした点で、キャラをかき分ける製作者の手腕は非常に巧妙だ。

こうして、互いが互いの邪魔者として、互いに排除しなければならない敵である非情な戦いは、製作者の怜悧な視線の下に実現した。

同時に、「正しい」を主張し合うのではなく、「許せないもの」を撃滅するという形での政治性が浮上する。


一期のレビューで、作品世界に「影響力」の綱引きという形で「政治」性が登場したと記した。

影響力は「正しさ」を主張するイデオロギーによってだけ生まれるものではないのではないか。

視聴者が「政治」が作品内に入り込むのを嫌うのは、イデオロギーの主張する「正義」が不完全で、自分の「正義」と完全に一致することが無いからだろう。
不完全な「正義」を、唯一絶対の「正義」だと主張するイデオロギーへの不信。
こんな「正義」で人が殺されるのを正当化されるのは、いかにもグロテスクに見える、と。

だが、政治性は「正しさ」を競う形でだけ現れるとは限らない。
何が「許せない」かという形での闘争もあり得る。

現実の政治においても、選挙の投票率が低いのは、「正しさ」が完全であるかという面からのみ「政治性」が捉えられているせいだろう。
商店で商品を選ぶように、「私を100パーセント満足させる商品=正しい候補に、対価=投票を与える」のが選挙であると考えていれば、どの候補にも投票できないのは当然だ。
が、絶対に「許せない」ものは何かという視点もまた、政治的だろう。
「許せないもの」を殴りつける棍棒のような道具として有効な候補者を選ぶ、という視点もあり得る。

「家族」的な絆で内向きに結束する鉄華団が、それでもクーデリアやマカナエと協同できたのは、「許せない」ものが共有されていたからだ。
理由は異なるかもしれないが、「現に、私が」許せないものが同じである共有性が、彼らを結び付ける。
こうして作中の闘いは、互いに「許せない」ものを叩き潰すものとして、描き出されることになる。
戦いの帰結が、互いの「許せない」ものをどれだけ消滅させるかの「影響力」の増減を生み出すだろう。


一期の終幕において、「許せない」ものへの攻撃として起ちあがった鉄華団の「蜂起」は、二期においてはマクギリスによって担われたようだ。

社会に敵対するものとして起こされた彼の決起は、主観的には「蜂起」なのだろう。
「蜂起」の同志は、彼と共に起った部下たちではない。
死の間際に、社会に反逆して戦いに挑む者たちの登場を予期したように、あとに続く無数の「蜂起」者へ向けて、先陣を切ったアジテーターとして自己了解していたのではないか。

殆んど一貫した理屈の見えないマクギリスの演説だが、そもそも「理論」は問題ではない。
「反対するなら代案を示せ」は、現状維持勢力が、反対=「許せない」と言わせないために持ち出すイデオロギー言語に過ぎない。
何よりもまず「許せない」と宣言すること。代案は反対の必要条件ではない。それが蜂起だ。


ラストで、再び影響力のプレーヤーとしてクーデリアが浮上する。
プレーヤーとしての登場自体が影響力の駆け引きの結果と描写されているが、駆け引きの結果でヒューマンデブリや火星自治の状況が改善されたのであれば、鉄華団やマクギリス艦隊の戦闘と死は、無意味だったのだろうか。

もちろん、彼らの闘いが支配階層を「改心」させて「正義」に目覚めさせたわけではない。
それが不満ですっきりしない視聴者もいるかもしれない。
結局、頂上に立つギャラルホルンの支配性はそのままではないか、と。


フランスでは1789年の大革命以来、19世紀を通じて共和制、帝政、王政と目まぐるしく政体が変わり続けた。
しかし、共和制から王政に変るときでも、選挙権や労働権、福祉などは、少しづつでも拡大してきた。
大革命という暴力と、続く大小の市民の蜂起という実力行使が、時々の支配者に、市民に「配慮」させざるを得ないよう強制し続けたのだ。

本作の「世界」で、ヒューマンデブリが存在し続けたのは、彼らを搾取することで利益を得るものが、存続を望み続けていたからと言える。
ヒューマンデブリが消滅すれば、それによって不利益を被るものが必ずいる。
破産して自死するものも出るかもしれない。

だが、「影響力」の駆け引きの地図が、支配者に、ヒューマンデブリに配慮しなければ「ならない」と強制するよう変化した。
これまでの既得権益者を死なせても、ヒューマンデブリを無くすようにと。

鉄華団の闘いこそが、支配者に「配慮」をさせる「影響力の地勢変化」を生み出したことは疑いないだろう。

支配者を打倒したかという意味では、鉄華団は「敗北」して「犬死」したと見える。
が、「許せない」ものを殴りつける闘いは、影響力の綱引きのバランスを変化させた。
一見、敗北したように見える闘いは、決して「敗北」ではない。
帝政によって覆されたかに見えたフランス革命が、市民権の拡大という意味で「敗北」ではなかったように。

このように政治アレルギーが嫌う「正義を掲げるイデオロギー」に導かれたものとは全く違う、「許せない」ものに抵抗する政治性が、本作には刻まれている。

本作ラストの火星と鉄華団生き残りの境遇は、「正義」の実現したユートピアとはとても見えない、不十分で微温的なものにしか見えないかもしれない。
実際にユートピアなどでは無いし、アドモス商会とテイワズの関係すら、将来は破綻してもおかしくはない。
いずれ、別の場所で別の誰かに「社会」の負が押し付けられてゆくのは、避けられないように見える。

だがその時には、新たな、別の「鉄華団」が生まれるのだろう。
マクギリスが望んだように、蜂起はいつでも繰り返され得る。
「許せない」ものへの反抗がある限り。


「正義」を掲げるイデオロギー不在の物語は、「許せない」ものへの抵抗という、より一層強固な政治性として現れたようだ。

政治的なものから遠ざかるという宣言は、消極的には現状の政治への賛成という形となって、現状の固定の威力として統合されてしまう。
中立であるという自己認識は、意図せずに、現状という「特定の」政治的立場への賛成となって政治性を帯びざるを得ない。

果たして計算の結果かは分らないが、いっけん政治性を拒絶している本作は、安直な「中立」の罠に囚われることなく、現代的な政治性をあらわにしている。


二人の「母親」とアカツキの前に広がる、希望に満ちている未来とも、凡庸で灰色の未来とも決めかねるラスト。
「泣ける」とも「笑える」ともレッテルを貼られることを拒絶する両義性が、象徴的に思える。{/netabare}

正義に反する「から」許せないのだ、と考えて行動するとき、まず「正義」が先行して在る。
もしも「正義」を支える基準が変化したり、行為が敗北した時、「正義」の名においてなされた一切の行為も否定されざるを得ないだろう。

が、「許せない」がまず先行し、「なぜ」許せないかの根拠づけとして「正義」が生じるとしたならば、「正義」が否定されたとしても「許せない」の存在は決して消去し去ることはできない。
蜂起の純粋性とは、「許せない」の先験性にある。

本作において、「許せない」を裏付ける「正しさ」の描写は確かに十分ではない。

「正義」が先行して戦いを正当化する、という従来型の作劇になれていれば、意味が不明なところも多いだろう。

しかし、「許せない」が先行する蜂起を描き出したところに、本作の独創を見たい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

85.3 6 GRANRODEOアニメランキング6位
黒子のバスケ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2083)
11109人が棚に入れました
バスケットボールの強豪として知られる帝光中学校は、特に「キセキの世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在していた時は、無敗を誇っていた。時は流れ、彼らはそれぞれちがう高校に進学するが「キセキの世代」には奇妙な噂があった。それはもう1人「幻の6人目」がいたと…。

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、木村良平、小野大輔、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、江口拓也、保志総一朗、鈴木達央
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終回まで視聴完了> それぞれのキャラが魅力的だった

<最終回を観終えて>

結局2クール、全25話。
序盤は黒子と火神の出会いから2人の試合中の活躍を描き
中盤は奇跡の世代の一員だった緑間くんの活躍ぶり
終盤は奇跡の世代だった青峰くんと黄瀬くんの格闘ぶり。
どれも試合中心で見せる緊張感のある演出法で、
技術的にはリアリティがないとしても、リアルにありえる技に
見えてしまうほどだったので、
これってアニメ作品としては上出来だったと言って良いのではないかな。

迫力ある試合風景は、各自のモノローグで心のうちを吐露させつつ
想いと裏腹な部分や葛藤なんかをうまく表現できていたと思うし
なにしろ脇役の先輩方や仲間達も含めて、みんな魅力的だった。

特に後半の黄瀬、青峰の試合でのせめぎ合いは、
じっくり描かれていて見応えがあった。
{netabare}
勝ちたい、越えたい、だけど負けて欲しくない。
憧れてしまっているから勝てない。
なら、憧れるのをやめてしまおう・・・

黄瀬が青峰に抱く感情には、ものすごく共感できるものがあったけど
同時に、本当は憧れをやめることなんてできないさ・・とも思って。
なのでなおさら試合終了後の彼の想いも痛いほど伝わってきて
もらい泣きしそうになった。
{/netabare}

さてこれからってところで終わってるので
2期が今から待ち遠しい。待ち遠しいよー

<16話までの感想>

この作品も、1クールでは終わらず、2クールなのか、もしくは
さらにもっと続きがあるのかないのか?
とりあえず今時点で言えるのは、キセキの世代と言われた全員が
登場していないので、まだもう少しかかるんだろうなと。

バスケの試合シーンはそれなりにスピード感もあり、
監督の指示にもほぉ~っと思う部分があり、各キャラの持ち味を生かした
動かし方もなかなか面白い上、超能力技などを使わないのは好感が持てる。
ただ、バスケを知り尽くした人から見ると少々、苦言もあるようだ。

僕個人としてはそういう専門的な視点で観ていないので、
けっこう楽しめてる。 で、何に一番楽しめてるのかよく考えたら
やはりそれは、それぞれのキャラなんだろうなと。

占いを心底信じて、ラッキーアイテムが何であろうと試合に持ち込む緑間。
けっこう軽いノリのモデル兼高校生でもある黄瀬。
他のキャストも、性格が細かく描かれているのでそのへんにいそうな
リアルな雰囲気が面白い。

試合に関しては、黒子くんの元彼女を自称している桐皇学園高校の
マネージャー桃井さんが登場してから、ちょっと面白さが増してきた気がする。

とりあえずは、まだまだ新たなキャラが投入されるはずなので
このまま視聴続行しつつ、展開を楽しみにしていようと思う。
---------------------------------------

原作は読んでおらず、詳しい予備知識がないまま視聴。
舞台は高校のバスケ部。

背景の描き方は美しいし、キャラデザもかわいくカッコ良いのだが、
首に描かれるあごの影の描き方がどうも気になって仕方ない。

ちなみに、黒子というのは、登場人物の1人の苗字なんだけれど、
彼はバスケ強豪校だった中学から進学してきた1人であり、
その「キセキの世代」と言われる中学時代のバスケ部で
「幻の6人目」だったと言われていた存在。
存在感のなさを生かして影となって活躍する彼を見て
なるほど!それで黒子なわけか!と思わず納得。

黒子が影となり、光となるのはアメリカ帰りの大柄なプレイヤー火神大我(かがみ たいが)。
彼のキャラとか顔立ち見てると、『世界一初恋』に出てきた
高野さんにあまりに似ていて、ちょっと笑ってしまったが
黒子くんとの名コンビぶりをこれから見せてくれそうで
そのあたりも楽しみではある。

1話は、登場人物をざっと紹介するような内容にとどまっていたが、
1人1人、自分の能力をどの程度、そしてどんなふうに
生かしていくのか、また強豪校の中学から散らばっていったメンバーと
確実に今後、試合で顔を合わせるのだろうし、
そのあたりの熱い展開も期待したいところだ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 53

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

光が強ければ影も強くなる!

内容は高校に入学した1年生達と先輩たちで数々の難敵を倒して高校バスケの全国制覇を目指していくというものです!
帰国子女で本場アメリカから帰国し、日本のバスケを舐めきっている火神と中学時代全国大会3連覇を果たした際の『幻のシックスマン』である黒子が誠凛高校バスケ部を盛り上げる^ ^

原作を読み終えています。なのでアニメがどういう風になるのかというとこに注目して観ました^_^
そこで感じたのがやはりスポーツものなのになんかリアル感のない動きが目立ちました…
opの『Can Do』 はとても良かったです!

声ですが原作を読んだ時の脳内再生での声に各キャラ近くて良かったです!

物語は飽きさせない展開で楽しく観れました。
青峰くんが最後持って行ってしまいましたがやはり他とは異才の力を持ってますね!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 47
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

小野賢章(オノケンショウ):黒子テツヤ
小野友樹(オノユウキ):火神大我
細谷佳正(ホソヤヨシマサ):日向順平(主将)
野島裕史(ノジマヒロフミ):伊月俊(イヅキシュン)
浜田賢二:木吉鉄平
斎藤千和:相田リコ

木村良平:黄瀬涼太(海常高校)
小野大輔:緑間真太郎(秀徳高校)

タイトル名ではないです。
メモ用として長く書く場合あり。

1話
火神と黒子との出会い

2話
海常高校と試合決まる、黄瀬登場!

3話
海常高校(ホーム)と試合開始!

4話
{netabare}黒子と火神との連携が良いが、黒子は黄瀬とぶつかり途中退場。後から黒子IN。接戦に!{/netabare}

5話
{netabare}黒子のループパスから火神のダンクで勝負あり!黄瀬涼太の前に緑間真太郎が登場!
黒子達は帰りにステーキ30分以内に完食したら無料に挑戦。黒子の余裕顔のギブは笑えた。火神のおかげで、なんとか完食。
黄瀬と黒子が二人きりで話を。それを目撃した火神。3人で話してると他人が隣のコートで対決。片方のチームが嫌な感じで、そこに参戦した黒子達は3VS5で勝負し勝つ。
そして黄瀬歩き去る。{/netabare}

6話
{netabare}パンを買うためだけなのに!(やはり生きることは命懸けなのじゃ!なんのこっちゃ。)
火神達は必至で買えないのに黒子はあっさり買えた。
インターハイ東京都予選の同地区に周徳高校。
1回戦は新協学園と試合開始。厄介な2㍍のセネガル人。{/netabare}

7話

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

66.3 7 GRANRODEOアニメランキング7位
カーニヴァル(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (586)
3248人が棚に入れました
とある腕輪を頼りに「嘉禄(カロク)」という人物を探す主人公の无(ナイ)は、旅の途中でミネという女の屋敷に捕えられる。その際、屋敷に窃盗に入っていた少年、花礫(ガレキ)に助けられた无は、「嘉禄の腕輪」を譲ることを条件に、花礫と行動を共にすることになる。ミネが言うところによると、その腕輪は、国家防衛機関「輪(サーカス)」の身分証であるらしい。嘉禄が輪の人間であると踏んだ花礫は、无を連れ、輪の本部を目指す旅に出る。

声優・キャラクター
下野紘、神谷浩史、宮野真守、遠藤綾、小野大輔、中村悠一、遊佐浩二、平川大輔、喜多村英梨、本名陽子、五十嵐裕美、佐藤聡美、保志総一朗、諏訪部順一、広瀬正志、小林沙苗

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1話目を見たら続きが気になってどんどん見ちゃいました(笑)1話1話、最後までちゃんと見ることをお勧めします。

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

とある腕輪を頼りに「嘉禄(カロク)」という人物を探す主人公の无(ナイ)は、旅の途中でミネという女の屋敷に捕えられる。その際、屋敷に窃盗に入っていた少年、花礫(ガレキ)に助けられた无は、「嘉禄の腕輪」を譲ることを条件に、花礫と行動を共にすることになる。ミネが言うところによると、その腕輪は、国家防衛機関「輪(サーカス)」の身分証であるらしい。嘉禄が輪の人間であると踏んだ花礫は、无を連れ、輪の本部を目指す旅に出る。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

无:下野紘
花礫:神谷浩史
與儀:宮野真守
ツクモ:遠藤綾
平門:小野大輔
喰:中村悠一
朔:遊佐浩二
燭:平川大輔
キイチ:喜多村英梨
イヴァ:本名陽子
羊&兎:五十嵐裕美
嘉禄:保志総一朗
エリシュカ:佐藤聡美
黒白:諏訪部順一


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2013年春アニメ(2013年4月~2013年6月)

朝日放送 2013年4月3日 - 水曜 26:48 - 27:18
TOKYO MX 2013年4月7日 - 日曜 22:30 - 23:00
テレビ愛知 2013年4月8日 - 月曜 25:35 - 26:05
AT-X 2013年4月9日 - 火曜 23:00 - 23:30
BS11 2013年4月13日 - 土曜 23:00 - 23:30


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「偏愛の輪舞曲」GRANRODEO
ED「REASON」KAmiYU


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「なないろ導花線」

2話「フォーチュンキャット」

3話「幻ピクニック」

4話「宵待燕」

5話「ピエロの処方箋」

6話「朝陽の翼」

7話「「マーメイドの溜息」と三人の騎士」

8話「白銀の匣」

9話「蒼い薔薇」

10話「猛獣使の泪」

11話「アイスクリームパレード」

12話「ニジの約束」

13話「カーニヴァル」(最終話)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

瀬名 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もっと評価されていい作品

そろそろ二期をやってくれてもいいのにと思うのに、全然やらなくてやきもきしています。

アニメでやっていた部分もとても面白いけれど、ここからもっと原作は盛り上がっていくのに、続きがないのはとっても勿体無い。

華やかで、女の子たちは可愛くて、男たちは格好いい。
見目麗しいアニメってやっぱりいいなぁと思う。
花礫や无をはじめとする主要人物たちのキャラもいいし。
ストーリーは結構奥が深くて、練られていて見応えがある。

なぜこの作品がそこまで評価されていないのか不思議でならない。
原作は死ぬほど面白い展開になってきているので、アニメだけで終わらせている人はぜひ原作を読もう!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

ベキオの姉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いいとこたくさん♫

闇っぽいし、サーカスだし、イケヴォだし、イケメン( *´艸`)


>>もういいとこしかないッポイですよ?w


声優さんたちはとっても豪華☆絵もとってもかっこよくて、OPもEDも毎回見てしまうほどイイ


とっても不思議な世界観をもっていて、
一人一人のキャラ設定もしっかりしていて、
ファンタジックでも人間性とかちゃんとしてる((ぇ日本語が大丈夫…?
そんな作品でした(。-`ω-)


最後の二話でかなり展開が早まる?wだが全体の話の流れには何も問題も ない


ちょっと ダークでかっこいい系(男多め♂)な世界に
浸りたい人おすすめ♡w

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

62.0 8 GRANRODEOアニメランキング8位
NEEDLESS ニードレス(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (231)
1640人が棚に入れました
2130年日本、かつての第三次世界大戦により、東京に「BS(ブラックスポット)」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されていた。「BS」は廃墟として長大な壁により隔離されたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着く者が現れた。彼らを「街(シティ)」の人々は「不要者(ニードレス)」扱いしたが、その中には不思議な能力を持つ者たちがいた。その能力者たちを「街(シティ)」の人たちは畏怖の念を込めて「NEEDLESS(ニードレス)」と呼んだ。

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

判決!! 超おもしろい作品!! だから死刑!!

ストーリー

西暦2130年。日本は第三次世界大戦に世界へ宣戦布告をしたため、世界各国から大量のミサイルが打ち込まれ、東京に「ブラックスポット」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されてしまいました。ブラックスポットは廃墟として長大な壁により隔離されていましたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着く不要者と呼ばれている不思議な能力を持つ者たちがいました。その能力者たちをシティの人たちは畏怖の念を込めて「NEEDLESS(ニードレス)」と呼び始めました。

これはニードレスの戦いを描いた物語。

私の感想。

この作品を見始めた時はまったく世界観やだれが主人公なのかも分からず右往左往していましたが、4話あたりから主人公が誰だか分かり、5話で世界観を理解できました。そして、最終回に近づくにつれ緊張感が溢れる戦いばかり起こり、最終回は非常におもしろい展開になりました。

この作品の一番の魅力は戦闘シーンです。たくさん仲間がいるのにもかかわらず主人公がいい所をすべて持っていっていました。普通、他の仲間が主人公と助けながら、お互い進化しつつ話を進めるのが通常の話なのですが、この作品は仲間が途中からまったく役にたっておらず、自然と実況者に成り下がっていました。けれど、それはそれでおもしろかったです。

そして、忘れられないのが戦闘シーンに所々含まれるギャグパートです。激しい戦闘が長引いて戦いを見ている我々視聴者に所々ギャグパートを入れて緊張をほぐしてくれるのは非常にうれしかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品には結構パンチラシーンが含まれているので色々なパンツが楽しめられます。(シマシマ、レース、キャラパン、などなど)パンツが好きな人は是非見てください。

オープニング

「modern strange cowboy」
かなりかっこいい曲です。テンションも非常に上がりますし、そしてなによりキャラクターの紹介が非常にうまいオープニングです。もちろんキャラクター紹介が良いので、ネタバレが結構多かったですが、逆にそのネタバレが始めての視聴者に見方か敵か謎に包むため、ネタバレを気にしなくてもよろしいです。

「Scarlet Bomb!」
曲自体はこの作品とあまり合っていませんでしたが、このオープニングの映像は非常にこの作品の良い所をもぎ取っています。後半でこのオープニングになったため、ネタバレはまったくありませんでしたし、キャラクター紹介もきちんとされていました。

エンディング

「Aggressive zone」
正直はずかしいですが、この作品を見ようと思ったのはこのエンディングかかなり魅力的だかったからです。初めてこのエンディングをニコニコ動画で見た時はしょうげきてきでした。こんなエンディングが合って大丈夫なのかと。そして、その衝撃は次にこの作品を見てみたいという欲望へと進化して行き、最終的にはその欲望に耐え切れずこうしてみてしまいました。後悔などまったくしていません。むしろこれど最高なエンディングを聞けて最高に「ハイ」ってやつだーーー!

「WANTED! for the love」
女性キャラクターほぼ全員がかわいらしい曲を実に可愛いデザインになって歌っている曲です。非常に私好みの曲です。特にこのエンディングのすばらしい所はそれぞれのキャラクターのサービスシーンもあるのです。全キャラクター本当に魅力的でした。そして、一番魅力的だと思えたのはクルス・シルトの男の娘の姿が見れた事です。非常に可愛かったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17
ネタバレ

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

85点 子安とキタエリのボケツッコミ「靴下は着用義務ッ!」

として見るのがいいかな
ぐっちゃぐちゃ感が面白い
酷評も多いが
まあ・・・子安さんが全てですw{
OP序盤はグランロデオでノリノリ
ED序盤は引くくらいロリ萌え

こちらの作品にも左天というキャラがいますがとあるシリーズとは恐らく無関係です。
第四波動打ちます。

能力系バトルアニメですが
男臭さアリ・推理アリ・グロアリ・ギャグアリ・萌えアリ・パンチラアリ・ガチムチアリ・・・
とまあホントにアリアリ==;

中盤の美少女部隊戦では・・・
{netabare}1vs3で不利から加勢が来て
4vs3で有利も人質が操られ主人公没で
3vs4と苦しむも主人公復活&操られてたの戻って
5vs3で撃破!・・・しかしより強い新手が2人参戦で
5vs2で何とか倒すもボス登場
とわけわからんくらいの展開が進みます。{/netabare}

結果は・・・知りたい人だけどーぞ
{netabare}まぁ全部主人公が倒すんだけどね==;{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

もっと多くの人に知ってほしい作品

思わぬ掘り出し物でした
ここまで面白いとは…!
笑いをこれでもかというほど提供してくれるので、
私としては大満足です

一応バトルがメインの作品ですが、
バトルの合間合間にも忘れずギャグを挟むのがこの作品の素晴らしいところ
緊張感がなさすぎるww
シリアスブレイカーがたくさん存在します

しかもこれがまた笑えるという…
すごく面白かったです
山田のツッコミが良かったですね
てか山田って…w


まずキャラの個性が強すぎます
かわいい系より面白い系
つまらない奴なんて一人もいない
お気に入りはイヴと山田と内田とディスクと梔です
多いですね。それだけ魅力的でした

それに作画の仕様も満足です
熱くなりましたし、笑わせて頂きもしました

それと声優さんの演技もお見事でした
山田役の遠藤綾さんとイヴ役のキタエリは特にハマり役でした
その他の人もなかなか豪華でこの点も満足

音楽もこれまたいい
OP,EDは前期、後期に分かれてるのですが、どれも好きです
前期のOPはとてもかっこよかったです
EDは両曲とも中毒性抜群
こういう曲、かなり好みです
何回も聴いていまいます。これぞまさに中毒

このように、どの点においてもかなりの満足度です
まだ触れてないのは物語面ですね
これに関してはノーコメントでw
いや、設定も展開もすごく好きですよw


とにかく全体的にとても楽しめました
バトルも熱く、激しいです
敵も強いですし、頭脳戦もあって良かったです
パンチラもたくさん。てかもはやパンモロ
縞パンに熊さんに多種多様なモノが観れますよ
でもやはり一番は笑えるところですね
かなりハマりました

まとめるとバカバトルギャグアニメです
こんなに楽しめるとは思いませんでした
もし、あにこれのサムネで避けてるならもったいないです
キャラデザは決して良いとは言えないですが、
観てると愛着が湧いてきますし。

是非お勧めしたい作品です


ありゃ、べた褒めしすぎたかなw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

58.3 9 GRANRODEOアニメランキング9位
黒神 The Animation(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (167)
1104人が棚に入れました
母親を事故で亡くした主人公の伊吹慶太(いぶき・けいた)は、ある夜、上位元神霊(じょういもとつみたま)であるクロと出会う。しかし、クロを抹殺しようとする謎の男に襲われ、左腕を吹き飛ばされてしまう。クロは慶太を死なせないために、自分の左腕と交換し、契約を結ぶ。そして、慶太とクロを取り巻く状況は急変していく……。

声優・キャラクター
下屋則子、浪川大輔、大原さやか、冬馬由美、田村ゆかり、中田譲治、日野聡

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトル格闘アニメ

少し前に視聴完了。
原作はヤングガンガン連載していた漫画です。
全23話+特別編1話+未放送1話
制作サンライズ。

設定としては面白かった。ドッペルライナーシステムとかマスタールートとかの用語が難解ではありましたが、そのへんを理解すれば見やすいと思います。話としては主人公伊吹慶太(いぶきけいた)が上位元神霊(じょういもとつみたま)のクロとであって契約を結び2人で他の上位元神霊と戦っていくバトルアニメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

林檎´ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二人の絆よ、永遠に・・・

この世にはドッペルゲンガーと呼ばれる現象が存在する。だがそれは間違いだったのだ。正確には、ドッペルライナーシステムといい、同じ姿をした人間が3人存在するという。その中にルートという存在が居て、残り2人がサブという存在である。サブとルートが出会った時、サブは死ぬ・・・。

この作品は、そんな運命に抗う者たちの壮大な物語だ。主人公は元神霊(もとつみたま)と呼ばれる存在のクロ、そして幼い頃から悲しい運命を背負って生きてきたサブの存在である慶太。この二人が契約したことで物語は動き出す。やがて、世界の運命を賭けた壮絶な戦いに巻き込まれる・・・!!


最高でした・・・。

バトルが、ではなく、運命に抗う主人公たちの姿に心打たれたんです。最初は、お互いを信じる心は皆無に等しかったのに・・・最後はどうでしょう?もう一心同体ですよ。シンクロ率120%の勢いですよ!

「最初は敬遠の中だったのに、お互いの絆が深まっていく」みたいな展開はありがちな設定のように感じます。

まあそんな数ある作品の中でも、お互いの命を支え合っていくような絆が生まれる作品ってこれだけなのでは?(多分?w)

バトルがメインの作品ですが、お互いのシンクロ率は戦闘能力に比例していくんです。だからこそ、最終的に絆が最も深いコンビとなる、クロと慶太が最強なんです。

しかし、運命は残酷でした。

残酷な運命により、最終的に二人は永遠に離れ離れとなるのです。

ほんとに悲しかった。最後の最後で、クロが口にした本当の気持ちに泣かされそうになりました。泣かないまでも、胸がギュッと締め付けられる思いになります。

ですが、二人は離れていても、心はいつまでもひとつだったんです。

最後まで慶太は、最後までクロは、お互いの事を忘れませんでした。

最後のシンクロは、終わったけど、二人の心は、二人の絆は、きっといつまでも続いていくことでしょう。


・・・思い返すとジワジワと想いが溢れてくる、そんな作品でした。・・・でも、そんなことも良くある話ですよね。

ここまで書けるのは、別の理由があるんです。


幸せすぎた。

最後が幸せすぎて、逆に辛い、そんな作品でした・・・。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分と同じ顔はこの世に3人いる

この作品の本筋をまたタイトルにしたw
「ドッペルライナーシステム」と言う内容で

別の誰れかが自分に危害を加えようとすると言う
ある意味サスペンス的な要素が強い

主人公のクロちゃんは恵太を巻き込み瀕死にさせた事で
自分の能力を契約して助ける

元々は世に混沌を齎そうとする兄貴の野望を阻止するのが目的だが
段々戦闘が激しくなるにつれお互いの未来を守る意識が強かった

結局神様と人間なので戦いが終わって別離し
それぞれ思いを持って終わるラストで
ラストカットはアニメ作品でも秀逸な部類だと思う

主題歌的にも後期OPグランロデオの「トランス」が激熱で
しばらくは毎日聞いていたほど

別作品の「フリージング」と合わせてみると
作者の創作性もより深まってくると思う

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

76.6 10 GRANRODEOアニメランキング10位
黒子のバスケ(第2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1015)
6377人が棚に入れました
誠凛高校バスケ部は、ウィンターカップでの『キセキの世代』との全面戦争へ向けて、激しい練習を積んでいた。
そんなある休日ストリートバスケの大会に参加した黒子たちは、会場で火神のアメリカ時代の兄貴分
氷室辰也と出会う。
かつて共にバスケを学び、技術を競い、決着をつけられないまま別れてしまった因縁の相手に対し、
煮え切らない態度を見せる火神。そんな火神だが・・・?
さらにそこへ、氷室と同じく陽泉高校バスケ部に所属する『キセキの世代』紫原敦が現れる。


声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、甲斐田ゆき、武田幸史、石川界人、須嵜成幸、嶋村侑

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんなの想いを背負ったエースは絶対負けない!!

黒バス第2期! 原作は読み進めてる真っ最中です。
3期に間に合いませんでしたがあとちょっとなので放送回には間に合うかな・・。

アニメ2期。
赤司くんの登場にココロ踊りました♡
性格やばい・・^^;
でもかっこいいです。黒バスで1番好きですー。
さらに言えば帝光中メンバー(キセキの世代)が好きです。

なんて思いながらチラチラ映る赤司くんを・・じゃなく・・
桐皇戦観てましたっヾ(●´□`●)ノ

ストーリー的には良くも悪くも想像通りでした。

桐皇戦すごかったです。観てる側も疲れる^^;
そのくらい魅せられた試合だったと思います。
この試合終了後から青峰くんも結構好きなキャラになりました。


一個気になったのはVS陽泉との戦いが思ったより短く感じました。
桐皇戦が長かったからかな??

第3期ではいよいよ洛山でてきますね。
赤司くんがたっぷり観れたら嬉しいです。(たっぷり堪能中)

スポーツのアニメっておもしろいなーって改めて思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 48
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミスディレクション万能説

黒子のバスケ、いや「バヌケ」の第2期
{netabare}前半はインターハイの予選
そして後半ではインターハイの準々決勝までが放送されました {/netabare}
数々の熱い試合が繰り広げられました

このアニメの見所はやはり必殺技ですね
それも実行不可能なレベルの
黒子くんはもはや魔法使いと行っても過言ではない
どれだけミスディレクションすれば気が済むんだ?
そしてそれを上回る技(?){netabare}ゾーン{/netabare}
これを使った選手はシュビンシュビンうるさくなります
マジです
そして目がバチバチします
マジです
人間の動きじゃなくなります
マジです
とまあ頭のおかしい技がたくさん出ますが、それでも試合の見ごたえは抜群!
3期もそのうちやると信じています
是非とも皆さんご覧になってくださいヽ(*´∀`)ノ


好きなキャラは相田 リコちゃん
やっぱりこの娘がこのアニメでは一番可愛いです


第26Q
{netabare}OPかっけええええええ
紫原&氷室登場
てか紫原でけええええええええええええ
英語をしゃべる火神はなんか不自然だよね{/netabare}

第27Q
{netabare}休日はちゃんと休まないと体がダメになっちゃうよ誠凛のみなさん
そんなことよりKUMAさんがああああああああ
「それでは面白くもなんともない」
赤司様マジかっけえっす{/netabare}

第28Q
{netabare}やっと試合が始まりました
鉄心こと木吉鉄平の「後出しの権利」が炸裂!
それ以上に勇者王の声が存在感ありすぎww
俺にも聞こえたよ
火神がくんが扉をこじ開けた音がね( ー`дー´)キリッ{/netabare}

第29Q
{netabare}ついに緑間くんのいる秀徳との試合が始まりました!
早くも火花がバチバチです
バスケとは思えないほどのカットの応酬
緑間くんが少しおかしい??{/netabare}

第30Q
{netabare}あの緑間くんがパスをするなんて!?
まあ展開はすべて知ってるんですけどね┐(´д`)┌
黒子くんの新ドライブとはなんなのか!?
次回をお楽しみに!!!{/netabare}

第31Q
{netabare}ちょっと前回までのあらすじ部分が長くありませんかね?
そんなことよりバニシングドライブ炸裂!!!
そりゃあ目の前から消えられたらどうしようもないですよ(´Д`;)
限界などとうの昔に超えている・・・
まさに意地のぶつかり合いですね
激熱です!{/netabare}

第32Q
{netabare}試合はまさかの引き分け
次は五将うちの1人”花宮”が率いる霧崎が相手!!
の前に誠凛高校バスケ部の過去回に突入ですね
金髪が似合ってない日向くんがダサすぎるε- (´ー`*)フッ{/netabare}

第33Q
{netabare}誠凛過去回終了
なんやかんやで泣ける話でしたね
青春しやがって゚(゚´Д`゚)゚
さてさて、次の試合はどうなることやら{/netabare}

第34Q
{netabare}やっと始まった霧崎戦
荒れた試合になっています
これを見ると審判無能の一言に尽きるかもしれませんが、そこは彼らのラフプレーが上手すぎるということで(^_^;)
てかラフプレーの練習ってどうやってやるんだろ?
木吉先輩の漢気に惚れますね(´∀`*)ポッ{/netabare}

第35Q
{netabare}黒子がキレたああああああああ
これは怖い、怖すぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「蜘蛛の巣」でパスをカットしまくる花宮さんパネエっす
でも"信頼"とか言っちゃう青峰さんの方がパネエっす
リコちゃんの涙に心打たれました{/netabare}

第36Q
{netabare}霧崎戦の試合が終了
非常に盛り上がりましたね
やはり3ポイントシュートは力んじゃダメなのよ
花宮くんは努力すればもっといいところまでいけると思うんだけどね
またリコちゃん泣いちゃった(´;ω;`)
次は温泉回=サービス回です!{/netabare}

第37Q
{netabare}やっと温泉回が始まりました
男女ともにサービスを忘れない素晴らしい精神ですww
IH一回戦はまさかの桐皇!?
そして合宿へ、、、
みんなはどんな必殺技を身につけるのでしょうか{/netabare}

第38Q
{netabare}アメリカに急に旅立った火神
イラつくリコちゃんもカワ(・∀・)イイ!!
各校のキセキの世代も練習しまくりで気合入りまくり

あっという間に開会式が終了
キセキの世代が赤司に呼ばれて全員集合
赤司様マジやべえよおおおおお
ハサミやべえよおおお
そんなこと言ってたら試合が始まってる!{/netabare}

第39Q
{netabare}OPがチェンジ!!
手をはじき飛ばすほどのパスってやばいよな
日向VSあやまりきのこの3P合戦が勃発

ついにバニシングドライブの正体が明らかに
ふむふむ、火神くんを見なければいいのかあ
というわけで目を瞑った青峰くんに止められてしまいました
いやいや、(ヾノ・∀・`)ムリムリ
さすがにそれは無理があるんじゃないでしょうか?
さらにはイグナイトパスも止められて絶望の黒子くん
代わりにやったれ火神!!{/netabare}

第40Q
{netabare}青峰くんを止めた火神くん
どうやら今まで出し切ってなかった力が解放されてるみたい
かっけえっすヽ(´▽`)/
それに応じて青峰くんのやる気が┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ!
熱い1on1です!!

後半開始!
フィールドに戻ってきた黒子
流れは誠凛か?
と思いきや黒子のマッチアップは腹黒主将
名前"今吉"って言うんだ!?!?{/netabare}

第41Q
{netabare}今吉の完璧なミスディレクション封じ
いくら桃井さんの入れ知恵があったとしても早々にできるものではないよな
さらに強さが増した青峰くん
そしてミスディレクションが切れてしまった黒子くん
切れたんじゃない、切れさせたんだ・・・
ミスディレクション・オーバーフローキタ━(゚∀゚)━!!

敵の視線を逆に自分に集める技
流石にそれは無理だろ〜
でもそれができる黒子くんさすがっす!
でもこの技を使うと、この先桐皇相手にはミスディレクションが使えなくなるというリスクも(´;ω;`)
青峰くんが少しだけ昔の状態に戻ってきてる???{/netabare}

第42Q
{netabare}なかなか差を縮められない誠凛
なぜなら青峰くんが確実に点を取ってくるから
しかし黒子くんのオーバーフローの応用でシュートを外させることに成功!
と思ったら青峰くんがゾーンに入った!?
ゾーンはいいとして、なぜ入ったら目がバチバチするのでしょうか?

「青峰との1on1を所望します」by火神
黒子くん、いや、仲間の涙を見るのはもう嫌なんだ
ということで火神くんもゾーンに入ったああああああ
また目がバチバチしてるよ
もう怖いよ((((;゚Д゚)))){/netabare}

第43Q
{netabare}なんかシュビンシュビンうるさい
これがゾーンに入った者同士の戦いか・・・
マジでシュビンシュビンヽ(`Д´)ノウルサイゾ!
どうやらお互いにゾーンが切れ始めてるみたい
それでも火神くんがぶち抜いた理由はただ一つ
支えてくれる仲間がいるからさ( ー`дー´)キリッ

ラスト5秒で1点差
しかも誠凛のフリースロー
最後はやはり黒子&火神ペアが魅せてくれました
おめでとう誠凛!!!
青峰くんも昔みたいになったようだし、めでたしめでたし
次は陽泉高校ですね{/netabare}

第44Q
{netabare}火神くんの家で祝勝会
リコちゃんの鍋が意外と美味しい!?
と思ったらやはり遅効性の毒でしたかwww
金髪美女のアレックスが登場
セクシーすぎますね

やはりキセキの世代は段違い
アレックスもビビっちゃうレベル(;゚Д゚)!
ということで火神には特別訓練
そして黒子くんは青峰くと仲良くシュートの練習をすることに
果たしてVS陽泉までに間に合うのか!?{/netabare}

第45Q
{netabare}順調に試合が消化していき準々決勝はVS陽泉
0点で相手を抑えるとかバスケじゃ実際のところ無理だろ
しかも全国大会だし・・・

やっと試合が始まった
試合前にごちゃごちゃ喋ってんじゃないよまったく┐(´д`)┌
紫原は腕も長く反射神経もクソ早い
だから3Pエリア内はすべて守備範囲だそうです
わけわからないですね( ^ω^){/netabare}

第46Q
{netabare}リバウンドがちっとも取れない、、、
つまりはボールの保持率が全然ちがうってことです
しかし1Qの終わりに木吉が片手だけでリバウンドを獲得!
これが"バイスクロー"だ!!
その後やっと誠凛が初得点
点を取ったのはなんと黒子!?
シュートが消えた!?!?!?

ファントムシュートにより得点できるようになった誠凛
2Qで10点差ほどまで追いついた!
しかし3Qの頭には黒子くんを下げなくちゃならない・・・
そんなこんなで火神VS氷室、木吉VS紫原の2つの勝負で勝たなくちゃならない状況に
激熱ですな{/netabare}

第47Q
{netabare}火神VS氷室
氷室の動きは綺麗すぎて見とれてしまうレベルらしいです
基本が完璧過ぎるとそうなるらしいです
みんな頑張ろう!!

見事にイージスの盾を破った誠凛
木吉の腹黒さがにじみ出てますねww
でも満身創痍の木吉
これは皆の力で勝つしかない!
ということで頑張った結果5点差まで追いついた〜
しかしボスオーラを漂わせまくる紫原がオフェンスに!?{/netabare}

第48Q
{netabare}実は紫原くんはオフェンスの方が得意なのです
何割か増しで大きくなってないか紫原!?
破壊の鉄槌"トールハンマー"
ゴール破壊しちゃったよヾ(・∀・;)オイオイ
木吉が抜けて黒子投入!
流れは変わるか!?

黒子くんが大活躍
ステルスとか半端ねえっすww
数点差まで追いついて勝負の行方はわからくなった!
木吉が泣き出した!?
チームは支え合うものなんですよ、みなさん{/netabare}

第49Q
{netabare}火神くんが紫原と同じ戦法をとり始めた
しかしパチ切れた氷室のミラージュシュートが止められない
ゾーンに入れば勝てるのに・・・
その心がダメなんだよ火神くん
と黄瀬くんの冷たい視線が突き刺さるぜ(>_<)

なんやかんやで火神くんがゾーンに入った
マジで無敵っすね
エアウォークだよ、、、空歩いちゃったよ、、、
凡人はあくまでも凡人
可愛そうだけどしょうがないことだな
紫原はツンデレってことですね!!{/netabare}

第50Q
{netabare}火神くんの動きが常軌を逸している
しかし紫原がパスを覚えたぞ
笠松さんの名解説がキラリと光ってるぜ
そんなことを言っている間に誠凛が1点差に追いついた
あれれ?紫原の目がバチバチしてる??

やっぱりゾーンに入ってるよ紫原(~ω~;)))
超絶望的な状況
紫原ってラスボス感がエグいですね
実際一番強いと思うんだよ
でも火神の新技"メテオジャム"炸裂!!
今回も熱い試合でした!
3期待ってるぜ( ̄ー ̄)bグッ!{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

向う先は前だけ

登場人物たちに魅力があります。
なので、その人物のファンが多いですね。
確かに格好いいです。

私はみるまで少し誤解していました。
登場人物たちの人気が先行してしまっていますが、この作品は熱いスポ根アニメです。

黒子の存在感の無さを生かしたプレイは面白いです。
「ミスディレクション」
存在感の薄さと視線誘導を使った技。

私の友達で、行動が静かすぎて黒子と同じ様な子がいるので、かなり共感してしまいました。
本当に存在が消えるんですよね。
それで突然隣にいたりして、いつも驚かされます。
黒子のあの技は、天性のものと習得した技術ですね。

登場人物たちのバスケのプレイは超能力ではなく、
毎日一生懸命に練習してきて、努力、その積み重ねで辿り着いた境地なのだと思います。

試合が熱いです。
コートの中に入ったら勝つか負けるかしかなく、
勝つために皆その場所に立っています。

最後の瞬間さえも勝ちにいこうとする心、そんな彼らの熱い魂をみることになります。
感動、とういよりそんな姿にみていて心打たれます。

勝つ、
勝ちを望むこと。
あきらめない心。
姿勢、心意気、意気込み。
自分を信じること、仲間を信じること。
プライドを持つこと、反対にプライドを捨てること。

負けていいなんて誰も思っていません。皆勝ちにいきます。
けれど、あの負けたときにみえる景色。
それも凄いものなのです。
負けてもいいと思った試合では、何も得れないです。
真剣に勝ちを望んだものにしかその景色をみることはできません。

勝つことでみえる景色もあります。
負けたくないからこそ誰よりも努力をし続け、
勝利を掴んだときのあの気持ち、みえるもの。

ライバルもいいものです。
そんな相手がいるから自分がまた大きく強くなれます。

だからこそ、私はみていて心動かされました。

作画とてもいいと思います。
試合時の体の動きの描写は本当に鮮やかです。
みていると自分がそこに居るような感覚になります。
画面から目を離すととんでもない展開になったりしているので目が離せませんよ。

試合時はあと5秒が非常に長いのが気になりますね。
皆が思っていることを語る間に、こちらの時間は10分はたっていたりします。
そこが1番手に汗握る展開なんですけどね。


スポーツをやったことある方は、きっと胸アツになるでしょう。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 24

64.2 11 GRANRODEOアニメランキング11位
CODE:BREAKER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (650)
3910人が棚に入れました
目には目を、歯には歯を、悪には――悪を。
尋常ならざる力“異能"を用い、法で裁けぬ悪人を闇に葬る者たちがいる
本当の名前を捨て過去も捨て、かりそめの日常を送る彼らは、
しかしひとたび任務を受けると、人知れずそれを遂行するのだった
“コード:ブレイカー"と呼ばれる、存在しない者たち
その戦いは冷徹にして熱く、その存在は刹那にして鮮烈
彼らの物語が今、明かされる――

声優・キャラクター
岡本信彦、日笠陽子、鈴村健一、木村昴、豊永利行、斎賀みつき、三木眞一郎、中田譲治、ゆかな、仙台エリ、甲斐田裕子、津田健次郎、辻谷耕史、氷上恭子

Rachel さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

絵が綺麗!泣かせるイケメンストーリー(T_T)

物語の評価
1話から8話くらいまでもう少しマキで進めてもいいと思う。
人見さんの思いがわかる話をもう1話前あたりで。

しかし最後の3話ほどは、ズルズルと「思いを述べる」時間がありすぎた。
シナリオライターとしては、「思いを伝えたい」ところだろうが、心情描写はくどいほど伝わらないものだ。

死にそうなのにまだまだ続いて、なんだか見ていて疲れたよ。

話の内容はとってもいいのに、あの展開には少しがっかりだなあー。

登場人物の数にも役目のある設定にも無駄がなく、ストーリーにも「仲間意識」を持ってきてとても良かった。しかし総理大臣に関してちょっと適当感があるかな。
伏線も作りすぎてまとめきれなく終了ー。これは痛い・・・・。

2期をつくるならわかるけど、作るなら1期の最後にはそうアピールしておこうよ。

それにしても、絵がいい!!

シナリオ的には「~~~なのだ!!~」のさくらちゃんのセリフ、クライマックスくらいはしなくてもいいんじゃない???
呼ぶのも名前なんだからしかたがないが、クライマックスで「・・・・・さくらこうじさん・・・」というシーンには違和感が。

もう一度・・・・。絵が素敵ー!@!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悪を滅する青い炎の正義

マンガ原作、全12話。異能の力で悪を滅する、ダークヒーローたちのお話♪

はじめは声目的でした…すみません、病人でw
でも、耳だけじゃなく、物語でもかなり楽しめたアニメとなりました!

異能の力を持って生まれ、国家の平和のために人知れず戦うコードブレーカーたち。
個々の能力を最大限に使用し、法では裁けぬ者たちを文字通り“滅”する役割を持つ。

前半は悪いヤツに“鉄槌を下す”わかりやすく非常にスッキリくる内容。
コードブレーカー02~05の異能の力も様々で、キャラも魅力的(ノ´∀`*)特に刻くん…(*゚∀゚)=3ハァハァ
そして異能も無限ではないってとこが人間離れしながらも人間らしくていい要素∑d(゚д゚*)

後半のコードブレーカー01、人見さんのお話はとりあえず藤原総理にイラッとくる話でした(。・ˇдˇ・。) ww

もし、今の平和が誰かの犠牲の上にあるのだとしたら…
気持ちはわからなくもないです。

まだまだ明かされていないものもあるので、続編を勝手に期待してます♪((o(´∀`)o))ワクワク

いちばんお気にの異能は、02平家先輩のキラッ☆キラッですwおもしろすぎです、あのひとw

OPはGRANRODEO、EDは刻役の鈴村健一さんが歌っております♪

【いい声"φ(゚□゚*(゚□゚*)φ" メモメモ】
岡本信彦・鈴村健一・木村昴(ジャイアン!w)・豊永利行・斎賀みつき・三木眞一郎・津田健次郎
(珍しく女性声優さんが混じってますね♪)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何をもってして悪と為すのか・・・

異能のチカラで法でさばけない悪を裁く

異能バトルアニメです。

異能の力をもってして悪を裁くものたちを

コード:ブレイカーという。

そして期せずしてその一端を目撃してしまった

ヒロインがその世界へと巻き込まれていく話です。

({netabare}彼女は珍種と呼ばれる特殊な力を持った

人間でコードブレイカーたちが見張っていたため

深く巻き込まれていった。{/netabare})

とまあ、異能力者たちの戦いがたくさん繰り広げ

られるけど、そのバトルには迫力があります。

作画もそこそこいいし、バトルが力だけでなく

頭脳をも必要としながらあるのが良かったです。

彼らは悪を滅するヒーローなのか、それとも

悪を滅する悪なのか・・・。

法で裁けないなら、力技を行使しても良いの

だろうか。そんなことを私も感じました。

そんなことを考えさせられる状況に

置かれたことはないが、いつそんなことが

起きるやもしれない。(つまりは事件の

加害者や被害者となって、何をもってして

何を悪と為すのか・・・。

そんなことはさて置き、作画が綺麗だし

コードブレイカーはイケメンぞろい(おっと、

私にはそんな趣味はありませんが)

な上に、ストーリーはしっかりと組めている

(つまり、キャラにあまり頼っていないと

いうこと。)から一度見てみてもいいかもしれません。

(個人の意見なのでどうぞお気になさらず・・・)

11/2 星評価、コメント変更

◆個人的点数評価 80.155点

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

61.5 12 GRANRODEOアニメランキング12位
BLASSREITER ブラスレイター(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (222)
1302人が棚に入れました
近未来のドイツ市街。その街では死体が突如蘇り、異形の融合体「デモニアック」となって生者を襲う謎の事件が勃発していた。そんな中、生者のままデモニアックへ自由自在に変化する者達が現れる。

彼らはその力を得たために人々から非難と好奇の眼差しで見られながらも、それぞれの思いを胸に悪魔の力を使用していた。しかし、彼らの思いも虚しく刻々と迫って来る残酷な運命、それはデモニアックとなった者達同士による、命を賭けたバトルロイヤルであった。
ネタバレ

タム_01 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

欝、熱、男臭さ、圧巻のアクションシーン

ドイツを舞台として
『融合体』と称される敵との戦いを描いているバトルアニメ。
異民に対する人種差別の問題を取り扱っていたり
(人種差別はこの物語のルーツになってたりもします。)
世界観は全体的にダーク、終止シリアスで物語が進みます。
唯一ある遊び心はエレアというキャラクタの存在くらいかな。

人間ドラマも見所で、
暑苦しい男達がとにかくカッコイイです。
カッコイイ男たちがカッコよく亡くなっていくシーンは
見所の1つと言えます。
主役級のキャラクターたちがバタバタ亡くなって行くあたりは
さすが虚淵玄と言ったところか。

この作品のもう一つの見所はCGを多用したアクションシーン。
とにかく凄く良く動きますし、
作画は終止安定していてとてもよいです(監督:板野一郎氏)
アクションシーンだけでも見る価値のある作品だと思います。

物語前半のストーリーの質が非常に高かった反面
物語終盤が尻すぼみな感は否めず、その点が残念で
勿体無いと感じました。
前半だけならほぼ満点に近い評価ですね。

オープニングも良く動き、疾走感あるOP曲も非常に良い。
個人的には2期のOPが好きだ。
OP1 :『デタラメな残像』 歌:GRANRODEO
OP2 :『unripe hero』  歌:栗林みな実

{netabare}
個人的には融合体と戦うXAT隊の崩壊を描いた10~12話が非常に良かった。
特に12話は素晴らしい展開を見せてくれます。
{/netabare}

・変身ものが好き
・虚淵玄好き
・とにかくCGアクションシーンが好き
にお勧め出来る作品。大人向けと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

埋もれているのがもったいない作品!

たぶんマイナーな作品だと思う。
もったいない!
久しぶりに恋愛なし!バトルアニメ発見!!いいねー!
系統は違うけどサイコパスに似てるなぁーと思った
ダークファンタジー・バトル好きには見てもらいたい

主人公の影の薄さには不満
出で来ない話も多々あり。ヒロイン視点で物語が進んでいると思う

最近にはないシリアスな作品です♪

↓感想。
{netabare}
まさか1クールで主メンバーたちが死ぬとは思わなかった…
みんな、死にざまかっこいい… やばい!
死にしずて、2クールから大丈夫?って思った(笑)

2クールからジョセフとアマンダが
かかわってくるのかと思いきやそうでもない
お互い芯が強くて別々に動いてしまう
もっと2人が心寄せるとこ見たかったなー

ヘルマン生きてたー!
なんか融合体が電王のモモタロスに似てた気が…笑
終盤また死んでしまうけど
最後までアマンダに好きって言えなかったのが心残り…
やっと言うって時に… 切ない;

死んだと思ったもう一人のアルビン!
記憶なくて、アマンダとヘルマンに攻撃してたけど
記憶が戻ってウォルフを狙撃したしたときは感動!
あのとき果たせなかったことを今!みたいな
また一緒に戦っていくと思ったけど
任務完遂!一度死んでる・融合体ってことでの自害… 切なっ!

2クールから出てきたキャラもバタバタ死んでくー
生き残ったのがアマンダとまさかのマレクだもんなー

やっぱジョセフ主人公っぽくない!薄いよー
ジョセフの体にヘルマンとジル入って戦ってるの見て
やっぱ電王!ってね(笑)
ザーギンの倒し方ビミョー…

{/netabare}

おもしろかった★

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

。mine。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シリアスなバトル・ロイヤル★アクション

。・*゜・*。概要。・*゜・*。

アニメ制作会社のGONZOと、アダルトゲーム制作会社の
ニトロプラスによる初のコラボレーション作品。
全24話。

舞台は近未来のドイツ市街。

主人公は、デモニアックを狩り続けるハンター。
ジョセフ・ジョブスン(通称:ブルー)。

ある時、生きたまま異形の姿へ自在に変身できる者たちが現れる。

かつて人であった彼らは、超常の力を得たが故に
悪魔と呼ばれ非難されながらも、それぞれの思いを胸に
悪魔の力を行使する。

栄光からの転落と人間不信による葛藤
いじめ・貧困・移民への差別など社会的弱者の苦悩を初め
ハードなストーリーが展開される。


。・*゜・*。感想。・*゜・*。

物語は終始シリアスですが、作画の立体感と躍動感は
圧倒的なレベルで描かれているので、一見の価値ありです。

色んな問題定義がされてるので、考えさせられる作品でも
あると思います。

華麗なアクションものが好きな方にもオススメ♪
個人的には、ラストのまとめ方が美しくて良かったです。

刺激的なひとときになりますように…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

55.8 13 GRANRODEOアニメランキング13位
咎狗の血(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (201)
1046人が棚に入れました
アクション作品に定評のある監督・紺野直幸がシリーズ構成・高橋ナツコとタッグを組み、トシマの街で開催される死のバトルゲーム、そして生死の狭間で交差する男たちの心を描く。第三次世界大戦直後の荒廃したニホンに生まれ育った主人公・アキラは、容赦なく降り注ぐ運命にどう立ち向かうのか。2010年、血と狂気に彩られた物語が再び幕を開ける……!

声優・キャラクター
鳥海浩輔、杉田智和、福山潤、一条和矢、緑川光、岡野浩介、小西克幸、谷山紀章、山崎たくみ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

酷評に惑わされず視聴してみたら案外良かった

濡れ衣で刑務所に送り込まれたアキラが、
終身刑になるか、もうひとつの条件を飲むか、
謎の男女から選択を迫られ、選んだ条件は・・
犯罪組織に乗っ取られたトシマという街を舞台に
闘いの日々を送るということ。

想像以上に過酷で狂気じみた日々の中、出会いと別れを繰り返し、
人はなぜ生きるのか、生きていく意味とは何か、
ほんとうの強さとは何かを気づいていくストーリー。

まず、原作がBL風味のアダルトゲームだったらしく、
BLにジャンルされているけれど、このアニメ作品には、
男同士の深い友情こそ描かれてはいるものの、
とてもドライな雰囲気で、性描写どころか、キスすら出てこないので、
血の多いグロさを加えた、ごく一般的なバトルものだと思っている。

観る前にレヴューを読んでいて酷評が多かったから、
観るのを後回しにしていた作品だったけれど、
自分自身の目で確かめないことには何も言えないなぁと考え直して視聴。
結果、個人的には観て良かったと思える作品だった。

なるほど、作画が中途半端に崩れてたり、使い回しがあったりは否めない。
でも、キャラデザはけっこう好きな感じだったし、
また、EDが毎回違うなどの趣向を凝らしてあったり、
声優さんも豪華だし、血みどろのグロ映像なども
そういうのを見慣れた僕の中の基準としては
それほど酷いとも思えなかった。

むしろ、バトルものなのにバトルシーンが細かく描けなかったのは、
深夜枠とは言え12話から成るTVアニメなので、
スポンサーから規制がかかったとか、そういった大人の事情が
あったのかもしれないなと想像できた。

また、ただのストリートバトルものかと思っていたところに、
5話あたりの中盤から判明してくる、血にまつわる事実により、
国家組織を巻き込むほどの、仕組まれたバトルなのだってことが
わかって面白さが増した。
そして、主人公であるアキラも、その友人のケイスケも、
親のあふれる愛情を知らずに育った孤児であったという設定にも、
徐々に人間味を身に着けていくことの意味を深めていたと思う。

守りたいもの、欲しいもの・・・
人はそういう譲れないものの為に生きているのかもしれなくて。
でも、生きていくには強さも必要で。
だけど強さや力を手にするには、己の中の弱さを知り、
それらを越えていくことが大切。
そんな希望の追いかけっこが、余韻を残すラストシーンにも
色濃く描かれ、観ている僕らに問いかけているように感じた。

原作のゲームをやってみようとは思わなかったけれど、
主人公よりも、興味を持てた登場人物が何人かいたので
ここに書き残しておこうと思う。


シキ・・・最強と呼ばれ恐れられている孤高のカリスマ。
     黒いマント風の風貌がなかなか雰囲気出てて。

リン・・・女の子のような外見からは想像のつかない過去あり。
     人懐っこいけれど芯の通った小柄な美少年。

<声の出演>

鳥海浩輔、緑川光、杉田智和、福山潤、一条和矢、山崎たくみ

小西克幸、谷山紀章、岡野浩介、中村悠一、

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今まで観て来た作品の中、色んな意味で一番グロかった(´-ω-`)

生きる意味を失っている主人公アキラはケンカに明け暮れ、ある日冤罪により犯罪都市トシマに送られてしまう。
そこでは終わる事のないデスゲームが行われていた…。

とりあえずタイトルにしたように、めっちゃグロかったです。
もちろん、この作品のタイトルに付いてるように
血は毎回飛び散るし、狂気に満ちた奴がたくさん出て来るのでグロいってのもあるんですが、
この作品は18禁BLゲームが原作のようで。
(っても、アニメにはそんな描写全然出てこないですからご安心を)
私もですが、一般的なイメージとして、
BLってただ男同士でラブラブしてるって感じだと思うんですがね、
ここで表現されてるのは非常に歪んだ愛情でしたね。
例えば、人をペットとして飼っていたり…
大事な事なので2回言いますが、だからと言って、そういう描写は全く…少ししか…ありません。
(ちょっと言い切る自信を無くした(;´∀`))
原作とは全く違うストーリーになってるようで、しいて言えば、BL風味ってだけですw

そんな事より兎に角、グログロっす!
終始ダークで、笑うとこなんて一つもありません。
と、言いつつ「うっわっ!キモッ(・∀・)ニヤニヤ」な私が居ましたけど…
グロ苦手だったんですが、最近頭どうにかしちゃったようです。
狂った奴観て(・∀・)ニヤニヤしてました。

ストーリーは全然期待してないにも関わらず次々気になって見ちゃいました。
全話通して女性キャラが出て来たのは2回だけで、しかも同一人物、しかも若干おばさん?
男性には全然嬉しくない作品な事は間違いないです (´・ω・`)
ラストは賛否両論だと思いますが、私はあのやあふやさが逆に良かったです。

{netabare} 最終回に一言物申ぉす!
やたら服が破れて、片ち〇びが見えてたのはなんぞや?
2次元のち〇び程吐き気がするものはねぇよ!むしろ無くていいよ。 {/netabare}

OPは最近お気に入りのGRANRODEO♫
Vo.の谷山紀章さんは声優でも参加してます(*´∀`)
しかも、最高に狂ったナイスキャラでハマリ役でした!
EDは12話全て違いましたよ~しかもやたらと豪華です☆
いとうかなこさん、OLDCODEX、喜多修平さん、美郷 あきさんなどなど…最終回はGRANRODEO!
言う事無しですよね!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

57.3 14 GRANRODEOアニメランキング14位
恋する天使アンジェリーク -心のめざめる時-(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (41)
230人が棚に入れました
女王が宇宙を統べる世界。女王の住まう「聖地」は宇宙の中心にあり、そこには女王に仕える9人の「守護聖」と呼ばれる男性が存在している。しかしそれは普通の人たちには伝説、おとぎ話と思われている。そんな世界に住む主人公の少女、エンジュは突然宇宙を救う「伝説のエトワール」に選ばれてしまう。伝説だとばかり思っていた聖地や守護聖にとまどい、自分に自信の無いエンジュはエトワールになることを断ろうとする。しかし自分にできることをしなければならないと守護聖の1人に教えられたエンジュはエトワールの仕事を引き受けることにするが…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴女はきっと恋をする♪

1994年女性向け恋愛シミュレーションゲーム市場を開拓した
ネオロマンスシリーズ。コーエー女性向けゲーム開発チーム
が開発したゲームのTV放送版アニメ作品シーリーズ第1期。

「アンジェリーク エトワール」を原作とするTV放送アニメ。
2006年7月から9月まで第1期「心のめざめる時」全13話。
2007年1月から3月まで第2期「かがやきの明日」全12話。
※アンジェリークシリーズ最終章。
以降ネオアンジェリークシリーズにシフトする。

あらすじ。

宇宙は「聖地」に住まう「女王」が統べ、9人の「守護聖」が
仕え護られている・・それは普通の人にとって伝説・・
御伽話と思われていた。

そんな世界に住む主人公の少女、エンジュは突然宇宙を
救う「伝説のエトワール」の候補に選ばれてしまう・・・

伝説だとばかり思っていた聖地や守護聖に戸惑い、自分に
自信の無いエンジュはエトワールになる事を断ろうとする
が・・自分にできる事をしなければ・・と守護聖の一人に
教わり、前向に頑張ろうと歩き始める。という物語。


以下感想。

OP早々に可也SF色の強いファンタジー作品の様な世界観が
拡がり、宇宙を舞台にした冒険譚のような雰囲気でもある。

元々このシリーズはファンタジー風の世界観に結構な科学を
取り入れている・・ごちゃ混ぜ感はあるものの作品の本質が
乙女ゲームなので細いSF設定は全面に打ち出していない。

神鳥や聖獣云々はそもそも星系誕生を示唆してる。
新しい星系の誕生により既存の星系に影響を及ぼす云々・・
それを調和する力を持つ云々という超SF設定だったりする。
※実際の設定にはありません。SF云々の物語ではないので。
守護聖の属性などはMMORPG等の自然科学の属性に似ている。

男性向けのハーレムアニメに対して女性向けハーレムアニメ
の様に例えられるが・・正直言って質は大きく違うと思う。
物語を重視した成長過程を丁寧に描く心理描写中心で良い。

数多でる登場人物は、何かしら属性を持ち、主人公の成長の
切欠や成長を促す様な言葉が中心で、友好的でない人物も、
角度を変えて考察して本質を見抜き、適切で良い関係を築く
事ができるという非常に解りやすい内容。

深夜枠ではヒロインが1人で地味で露出もなく派手なバトル
もギャグや厨二台詞やエロ台詞もないので敬遠されるかも?
だけど・・物語重視の人は楽しめると思う。
若干少女趣味なだけで健全なジョブナイルでファンタジー。
※色に頼り過ぎて原作の雰囲気を壊してるアニメとの比較。
色物にも予想外の内容重視のバランス良い作品は多数ある。

ARIA程癒やしに特化してはいないけど結構良い雰囲気です。
音樂等も世界観に良くあっていて音効等も頑張ってる感じ。
作画は特に良くはないけどキャラの雰囲気を重視してる。
声優は結構な鉄板の布陣と感じるほどで個性を出している。
構成や演出はとても素直な感じで見易い。
OP/ED等も、この手のアニメの中では可也良い感じと想う。


エンジュ:本名陽子:神鳥の宇宙出身の少女。
石板に選ばれ「伝説のエトワール」となるように導かれる。
普通の女子高生。田舎育ちの為ややガサツだが優しい性格。
失恋の痛みを引きずり自信が無く、臆病だが行動力がある。

神鳥の女王:白鳥由里
ロザリア:三石琴乃:神鳥の女王補佐官。

ジュリアス:速水奨:神鳥の光の守護聖
クラヴィス:田中秀幸:神鳥の闇の守護聖
ランディ:神奈延年:神鳥の風の守護聖
リュミエール:飛田展男:神鳥の水の守護聖
オスカー:堀内賢雄:神鳥の炎の守護聖
マルセル:結城比呂:神鳥の緑の守護聖
ゼフェル:岩田光央:神鳥の鋼の守護聖
オリヴィエ:子安武人:神鳥の夢の守護聖
ルヴァ:関俊彦:神鳥の地の守護聖


聖獣の女王:浅田葉子
レイチェル:長沢美樹:聖獣の女王補佐官。

アリオス:成田剣:聖獣の女王に仕える影。
宮殿の中庭で居眠りしてる。何かと話し相手になる。

エルンスト:森川智之:聖獣の鋼の守護聖。
常に冷静で滅多に動揺しない。謙虚な性格。

メル:冬馬由美:聖獣の夢の守護聖。
元々は占いの館の占い師。火龍族の青年。

レオナード:小山力也:目覚めをもたらす光の守護聖。
聖獣の宇宙にある街の地下クラブのバーテンダーをしてる。

フランシス:杉田智和:眠りをもたらす闇の守護聖。
聖獣宇宙の霧深い街でサイコセラピストとして働いている。

ユーイ:浪川大輔:変化をもたらす風の守護聖。
辺境の惑星の港町に祖父と共に漁師として働き暮らしてる。

ティムカ:私市淳:聖獣の水の守護聖。
若き賢王。守護聖の使命の尊さや大変さを理解している。

チャーリー:真殿光昭:聖獣の炎の守護聖。
明るく前向きな性格の持ち主でサービス精神を忘れない。

セイラン:岩永哲哉:聖獣の緑の守護聖。
地位や名誉に興味が無く、マイペース。辛辣な口調は健在。

ヴィクトール:立木文彦:聖獣の地の守護聖。
軍人で行動力と強靭な精神を持つ反面、穏やかな性格。

サクリアの精霊:高瀬右光、大野エリ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

56.5 15 GRANRODEOアニメランキング15位
鋼鉄神ジーグ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (22)
128人が棚に入れました
『鋼鉄ジーグ』から50年後の2025年。九州全域は50年前に発生した謎のゾーンに覆われたままになっている。その九州に近い下関にハニワ幻神が再び出現した。学生ながらバイクのチャンピオンで柔道・剣道・空手・合気道などの武道にも長ける草薙剣児は鋼鉄神ジーグとなって邪魔大王国に戦いを挑む。

声優・キャラクター
小野大輔、植田佳奈、千葉進歩、兵藤まこ、上田燿司、野田順子、森夏姫、岡村明美、諏訪部順一、木村亜希子、石上裕一、松岡大介、こぶしのぶゆき
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

熱血の中にも巧みさがあり、とにかく楽しめる!

2007年春アニメ。全12話。
本作はバトルと人間ドラマのバランスが良く、全13話と短いながらも世界観、設定、キャラクターのどれもが丁寧に作られており、かつ明確に熱血ロボットものを描いた気持ちの良い作品です。
アニメ版ではなく漫画版鋼鉄ジーグの続編で、本作から入っても良い作りになっています。

西暦2025年、舞台は九州。
50年前に鋼鉄ジーグこと司馬宙が邪魔大王国と死闘を繰り広げた九州は、それ以来ゾーンと呼ばれる謎の空間に閉ざされています。
トップレーサーとしても活躍する高校生・草薙剣児は、ゾーンの活性化と同時に自分の住む町に出現したハニワ幻神と、なし崩しに新しい鋼鉄ジーグに搭乗して戦い、辛くも勝利します。
剣児はそのまま、幼馴染である珠城つばき、親友である美角鏡と共に、新ビルドベースに所属し邪魔大王国と戦うことに。
そして邪魔大王国との戦いの中で、ジーグのエネルギーコアである銅鐸をはじめとした様々な謎が明かされて行きます。

展開としては王道ですね。
全体的にテンポよく丁寧にストーリー展開し、描写、伏線を積み重ねていて、毎回飽きることなく見られます。

{netabare}
換装パーツを駆使した戦闘、破瑠覇(バルバ…白い虎のような姿をした古代の生物)との戦闘と共闘、さらわれたつばきの救出、剣児とつばきの絆、50年という歳月に引き裂かれた家族や恋人のドラマ、新旧主人公揃い踏み。
安定した演出と勢いのある作画を駆使して、王道の強さをこれでもかと見せてくれます。
そして終盤では銅鐸は人の思いを増幅するものと明かされ、特別な力を持つつばきと彼女を護る剣児がキーとなり、主人公側の「想い」と邪魔大王国側の「呪い」のぶつかり合いとなっていきます。

ただ、注意深く見ていくと明かされなかった謎もいくつかあり、話数的な問題であえて語らなかった部分はある様子。
勢いに任せて細かい説明がなかったりもするので、そういう所が許容出来ないと辛いかもしれません。
最初からある程度の展開は決めてあったとは感じるのですが、DVDのブックレットには「テーマは決まっていたけど細かい描き方などは作りながら決めていった」とあり、そのためかラスト12~13話が詰め込み気味になっている印象でかなり残念でした。それでも最終回のラストで、余韻は味わえるよう演出やモノローグで工夫はされています。
また、伏線の張り方や情報の出し方がちょっとわかり難く、謎が明かされる回はセリフでの説明が多いせいもあって超展開と感じる人もいるかもしれません。
敵である邪魔大王国には救いが無く、そこが引っかかるという人もいるようです。共存を模索したが叶わなかったという台詞はあり、またそれ以上に妃魅禍は戦いを快楽と考えており、互いに平行線であった事は想像できます。
「現代的なリアルな設定でストーリーに影を落としたくない」「熱血ロボットものを貫きたい」という考えが製作側にあったとシリーズ構成のインタビューにはあり、それが影響しているのでしょう。

BGMはクラシック調で素晴らしく、私はかなり好きです。平野義久さんの楽曲に出会ったのはこの作品でした。
ただ音楽の使い方は効果的だと思う部分もあれば、せわしなく感じる所もありました。挿入歌も全体的に多すぎて、もっとポイントを絞って使って欲しかったなあ。(マッハドリル回はあれが良いんですけどw)
キャスティングはとても好きですね。老婆である美和や敵ボスの妃魅禍に高めの声というのが意外なのに嵌っていて楽しいです。


キャラクターも王道ですが、本作特有の工夫もありました。
特に剣児と鏡は個人的にとても好きなキャラです。

剣児はつばきを守るとなると全力です(まあいつも猪突猛進ですが)。
馬鹿で助平でしょうのない所もあり、第6話のマッハドリル特訓回ではそれが思いっきり押し出されてます。そしてビルドベースの人間関係では最底辺で、とにかくいじられまくるw
しかし正義感も強く、人命第一の姿勢が一貫していて、第一話ではつばきとつばきの祖母・美和を助けようとしたり、第八話で「人間の心配より銅鐸の心配ばっかりじゃねえか!皆どうかしてるぜ」と周囲を非難したり、良いヤツで好きですね。
人への気遣いや思いやりもかなり見られました。

鏡はライバルポジションかと思いきや実は古代地球に移住してきた異星人で、剣児にとっては叔父にあたります。
ちょっとわかりにくいですが伏線は張ってあり、剣児に対して叔父らしい振る舞いも結構見られて面白いですね。剣児とつばきを見守る姿に和みます。
そりゃあ姉の忘れ形見の甥っ子がああも元気に良いヤツに育っていれば嬉しくもなりますよw
初見で千葉進歩さんの演技に落ち着きと、少しだけ渋さを感じたのはこのキャラクター設定だったからかも。

旧主人公の宙は鏡の退場後うまく兄貴ポジションにはまり、落ち着いたキャラクターで剣児をフォローし、自身と家族や美和とのドラマを展開。12話までジーグへの変身を遅らせる事で剣児を食うこともなく、絶妙な位置に収まりました。
このあたりはファンからも概ね好評のようです。監督は旧主人公の「強さ」をよく理解していて、このバランスにはかなり気を使っています。

ちなみに、DVDのブックレットによると美和は神社を守るために姓を変えたもので、つばきとは血縁関係はないとのこと。製作側が人目につくところで公表していないのか、勘違いしてる人が多いようです;


個人的にとても評価しているのが、ストーリー上無駄な回はひとつもなかったこと。息抜き回でも次の話に繋がる要素を必ず入れています。
その中で私の印象に強く残っているのが第5話「無我夢中? 恐るべし、邪魔大王国の罠」。
ストーリー上のキーポイントになる話で、脚本はシリーズ構成の早川正さん、演出は川越淳監督、作画監督はキャラデザの菊池晃さん(忙しさからかバトルパートのみですが)というまさしく最重要回の顔ぶれ。この組み合わせ、他には第1話しかありませんでした。
前半ではシーサーか狛犬のようなハニワ幻神・罵玖羅(バクラ)の特殊な能力で皆の記憶が混じりあった世界に入ってしまうのですが、ここで重要な伏線を張ったり、各キャラの過去を知ることができたりと後半のストーリーに影響する情報も入れつつ、他の回にはないトリッキーさが面白い。そして剣児の記憶の中のある人物の言葉が、この話のラストに余韻をのこします。
脚本も演出も巧みで的確、なかなか味わいのあるエピソードに仕上がっています。作品全体がパワフルで熱血なので、かえってインパクトがあるんですよね。
そして後半では破瑠覇が初めて顔見せしバトルとなり、これまた菊池さんの作画と監督の演出が素晴らしい!一粒で二度おいしい回でした。


美術デザインも秀逸で、不透明水彩風でとても綺麗です。
自然の風景も好きですが、特に終盤に出てくる天岩戸の千本鳥居が好きですね。

ロボットバトルはとにかく格闘・近接戦闘に特化し、プロレス的な動きが多いです。
送り込まれてくるハニワ幻神はバリエーション豊富で、ジーグ側も色んなタイプの換装パーツで撃退しますが、それぞれ魅せ方が上手で、特撮や昔ながらのロボットものが好きな人は馴染んだ感覚で楽しめるかと。
各パーツ装備のジーグは、デザイン画で見るとカッコ悪いのに動くとやたら格好良かったりして、手描きアニメの強みも堪能できるんじゃないでしょうか。
永井豪先生の作風を色濃く受け継ぎながらも、デザインやアイディア、演出で新しい時代性にも比較的対応していると思います。{/netabare}


全体としては、ストーリーやキャラクター、人間関係に嫌な印象がほとんど無く、スタッフの「王道ロボットものを貫こう」という作品作りは成功しています。
脚本、演出、作画は基本的には標準以上の出来だったと言って良いかと思います。

詰めの甘い部分はいくつかありますが、とにかく楽しめる作品です。スカッとしたロボットものが見たい人におすすめですね。
(2015.7.16)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

55.6 16 GRANRODEOアニメランキング16位
恋する天使アンジェリーク ~かがやきの明日~(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (17)
111人が棚に入れました
女性に圧倒的な人気を誇る恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク エトワール』のアニメシリーズ第2弾。前作で“伝説のエトワール"に選ばれた少女エンジュ。エトワールとは、宇宙を支える女王の負担が絶大なものとなったとき、それを助け、宇宙を発展へと導く使命を持った存在。エンジュは生まれたばかりの“聖獣の宇宙"を救うべく“守護聖"と呼ばれる男性達に支えられながら、宇宙の脅威となる存在“サクリアの聖霊"を退ける。そして第2シリーズでは、消滅したはずのサクリアの聖霊によって異次元に囚われてしまった“聖獣の宇宙"の女王。彼女を救うべく“聖獣の宇宙"の守護聖となる男性達を探す旅に出ることになったエンジュだが……? 第2シリーズの見どころはなんといっても新たに登場する9人の守護聖達。魅力的な彼らとエンジュが紡ぎだす物語に注目だ。

声優・キャラクター
本名陽子、小山力也、杉田智和、浪川大輔、私市淳、真殿光昭、岩永哲哉、森川智之、冬馬由美、立木文彦、浅田葉子、長沢美樹
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