2024年度の裏切りおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の裏切り成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月08日の時点で一番の2024年度の裏切りおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.7 1 2024年度の裏切りアニメランキング1位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (113)
345人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

誰向けなのか、良く分からないやり直し令嬢もの…。バトルアニメ?ラブコメ?

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 主人公のジルつおい!ステゴロでも負けへん…。一回目って、どんなお子様だったんすかね…。魔力が凄いからで説明されてますが、単純に危険人物です。

 そして、ロリコン皇帝も強い!龍帝だから…。人間核弾頭リーサル・ウェポンでキレると怖そうです。二面性と言うより、サイコパス寄りの男キャラで、DV後たまに優しい系の男っぽくて、好感度は低いです。

 物語は、皇帝の座をめぐって後半延々とバトルを繰り返します。1回目の展開が不明なので、ジルがキーキー騒ぎながら戦っていますが、それが妥当なのかが判断できません。

 ロリコン皇帝は敵だらけだし、1回目はどうやって切り抜けたのかな?後、女神も何なのか不明なので、要らない要素な気がします。

 結局、1回目でジルの国はロリコン皇帝にやられて無茶苦茶になるんでしょう?

 ジルは、ロリコンの子供を10人産む宣言して物語を締めます。イタリアの女傑、カテリーナ・スフォルツァみたいな王女になれたら良いですね。実に貴族らしい発想です。政略結婚させまくって、皇帝権の安定を図る気らしいです。てめぇで天下取った方が早くね?

 何か、いちいちキモくてザワっと来る所が視聴者を選びそうです。絵柄は可愛いのにね!٩(♡ε♡ )۶

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 2話まで観ました。2024.10.21

 これは厳しい…。主人公のジルは10歳の頃から強かった様です。令嬢とかそれ以前の問題では?軍艦をぶん投げたり、飛んでくる砲弾を素手で防いだりします。

 己の武で生きていけますよね?貴族社会に留まったり、結婚したりする意味が不明です。何処か他所で自分の帝国を樹立して初代皇帝になった方が良いのでは?

 ジルは自立している様で、中途半端に男に頼っている感じの気持ちが悪い主人公です。男性作家なら絶対に創作しないタイプのキャラクターですね。

 そして、ロリコン皇帝もきつい人物です。幼女の気を引こうとあれこれ画策しますが、幼女性愛者が被害者を誘惑しようとしている感じです。イケメンならロリコンでも無罪なんでしょうね…。

 また、皇帝の相棒のドラゴンもキモいです。翼が独立しておらず、手に羽根が生えているので鶏みたいです。これ、可愛いか?羽毛を毟られた鶏みたいなのが好きなのか?

 男性視聴者向きでは無いのが明らかなアニメの様です。順当に篩にかけられている様な気分がします。
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 初回観てのレビューです。2024.10.11

 軍神令嬢!?冒頭からパワーワード炸裂です。どうやら主人公は、戦場で大活躍している様です。

 16歳の小娘が戦場で大活躍出来る?どういう世界観なのかな?ヴェルサイユの薔薇のオスカルは一端の士官だったけど、40歳近かった…。指揮官として軍功を挙げて評価されるには時間がかかります。純粋な武力、戦士として評価されていると言うことなのでしょう。

 1話からツカミにツッコミ所満載で不安になります。貴族とは言え、令嬢が最前線で戦うってどのくらい国が疲弊してんの?首都ベルリン陥落まで戦ったナチスドイツ並の総力戦をしてるのかな?

 そして、シスコン王子は何でこんなに戦闘力の高い女性にワザワザ求婚するの?婚約後の10歳から5、6年でそんなに強くなる?もう、子供の頃から呂布子や成吉思汗子みたいなキャラじゃないと説得力無くね?もしくは巴御前…。並の女じゃありません。

 恐らくこれは、宿敵のロリコン皇帝との因縁を作るための下らない設定に過ぎません。作画やキャラデザインは良い感じですが、スタートから暗雲が立ち込めています。いくら他の悪役令嬢、やり直し令嬢ものと差別化が必要とは言え、やり過ぎです。

 そして、結局はラブコメ展開に…。今後、上手く色々な伏線を回収出来るか注目したいと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

二言あるような…? まあ訂正したから良いのか…?

婚約していた王子が実はシスコンでそのカモフラージュのために婚約していただけ。
それに気づいたら謀殺され、過去に戻って王子から逃れるために竜帝に求婚した、という流れですね。

作画は悪くなく、女性向けですがヒロインは男性が見ても普通に可愛らしいと思いました。
まあ成長後は微妙で子どもの頃は可愛いという感想ですが。

境遇も普通に理不尽で、応援したくはなりました。
相手の竜帝は、前世では冷酷だったのに、今は大人しくてこの変化は一体、という感じはありますね。


で、一番疑問に思ったのは求婚は嘘だったと明かした部分。
ここで、いや二言あるじゃん、と、ちょっと変に思ったのですが…。

でもまあ、落ち着いて考えれば確かに本当はとっさに出たことで嘘だったわけで、それを告白するのは、正直だったと言えば正直だったかも。

どうなんでしょうね。とっさに嘘をついてしまった場合、
嘘でしたごめんなさいと明かすのと、
嘘だったと言わず、黙って本当にするのと、
どちらが正直なのか。

前者は正直に嘘をついたと告白している。告白すれば嘘をついて良いというものなのか。嘘は嘘、他人を裏切る行為です。
後者は嘘をついたという事実が無かったことになるわけで、自分の心の中を裏切っては居るかもしれませんが、対外的にはわからない。他人を裏切ってはいません。

私は後者の方が良いのでは、と思って違和感だったのですが、前者でも正直者の行動なのかも…?
とか思いました。でも、前者で救われるのは自分の心で、後者で救われるのは他人の心ですよね。
だったら後者の方がやっぱり良いと私は思います。

さて、不満は多少あっても質はそれなりで、多分見れば面白いのでしょう。
ですが… 結局は女性向けラブコメなんで、100%好みではないです。
見るかどうかは要検討です。

ただ時間帯がReゼロをリアタイする前の時間なので、流れで見ても良いのかも。考えます。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ここにも「ドロボー猫」がw(3話まで視聴して)。

>3話まで視聴して
原作未読です。

視聴の動機は、本作メインヒロインのキャスト、内田秀さんです。
はい。自分にとってはヘブバン声優さん。ヘブバンでは「ななみん」ですね。
 ヘブバンにログインしたら、毎回何らかのボイスが流れます。
 レアボイスが流れないかと毎回楽しみなんですよね^^。(各種オマージュネタなどなど)

最近流行りの、令嬢やりなおしなろうモノか?・・と甘く見ていましたが
いやいや本作、クオリティなかなか高そうです!!。

少しシリアスなテーマを含んでいるハズなのですが
それらを全て吹き飛ばすパワー、テンポ、明るさ(能天気さ?)がある♪。
作画の表情描写は丁寧だし、動きもダイナミック!。


気付けば、ここにも「ドロボー猫」がw。
本作ヒロインも、かなりの食いしん坊キャラ?。
 なんか、マケインムーブが続いている??w。

いろんな他作品にも登場する、マスコット的な動物系キャラ。
基本的に自分は苦手な要素で、たいていはしっくりくるものがないのですが
本作のあのキャラにはハマった!。
はい。井澤詩織さんキャラ。
はい、反則w。いや、グッジョブです!!。ナイスキャスト!。

ただ1点、本作を支持すると社会的にマズくないか?。と懸念がw。
はい。○リ。
いや、否定はしませんが、中の人は16歳?。だからセーフ??。いやアウトですね。。

個人的に、今期のダークホース。
  
 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

67.4 2 2024年度の裏切りアニメランキング2位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (136)
429人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

北の某国の将軍様!? →「アルス様マンセー!!」がやたら鼻に付く

【レビューNo.168】(初回登録:2025/2/2)
ラノベ原作(なろう)で2024年作品。全12話。
1期の最後の模擬戦がコントのような締まらない出来だったので、戦が本格化
する2期はもう少し面白くなるかと期待していたのですが・・・


(ストーリー)
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、生まれ持った才能「鑑定スキ
ル」を活用して、世に隠れた「逸材」を発掘し、その陣容を整えつつあった。
そして世間ではミーシアン州の次期総督の座をめぐるクランとバサマークの争
いが激化、クラン陣営に馳せ参じるためにアルスも挙兵、戦において次々と武
功を挙げていくのだった。


(評 価)
・戦における緊張感のなさなどいろいろと残念な出来
 「低予算なろう作品」ということで、作画についてはある程度大目にみる点
 を差し引いても、戦闘シーンや軍議など大事な場面であまりにも緊張感がな
 さすぎる。
 ただただストーリーをなぞっているだけというか、話にメリハリがなく視聴
 していてワクワクとかハラハラといった感情が全く湧いてこない。
 これは演出等工夫でどうにかなる部分でしょう!

 この辺は1期のレビューで書いた 
 >「鑑定スキル=情報収集」ってだけの能力なので、人材発掘以外の見せ場
 >が創りづらい → 今後アルス様をどう魅せていくのか?
 この課題に対するアンサーが
 「仁愛に満ちた大将」
 という路線を強く押し出したいという思惑を感じるところはありますね。
 「『アルス様の仁愛(いい人ぶり)』>『戦記モノ』」
 というみせ方にしたいみたいな。
 しかし物語があまりにも"のべ〜"っとした感じなので、どっちつかずの共倒れ
 となってる印象ですね。

 それにアルス様の「仁愛エピソード」も他のレビュアーさんも指摘している
 ように、短絡的でひねりがなさ過ぎてなんか薄っぺらく感じてしまうんです
 よね。


・発掘した人材の活躍も期待外れ
 これも戦になれば「発掘した人材が大暴れ」という展開を期待してましたが
 残念な結果に終わったかなっと。
 特にリーツやシャーロットといった武闘派組は。
 ・リーツ
  戦で戦況を切り開くより、アルス様への過保護ぶりが一層ひどくなったり
  戦いの最中に敵に武術指導を始めたりともうコメディ要員扱い
 ・シャーロット
  特大火焔魔法で敵城の大門をぶっ飛ばすなどの描写もあるが
  (これ位チート能力があればチマチマ作戦を練って攻める必要なくねえ?
   って感じなんですがw)
  とにかく見せ場が少なすぎる
 むしろ隠密行動が得意なファムたち雇われ傭兵団の活躍の方が目立つだろう
 っとw
 しかし彼らも終盤で{netabare}「俺たちもアルス様の配下につき忠誠を誓う」って!?
 これも一気に興醒めしましたね。
 お前ら誰の下にもつかないはぐれ者的な感じがよかったのに、魅力ガタ落ち
 だよ・・・{/netabare}


・見どころはリシアの交渉術だけ
 唯一の見どころは「サマフォース帝国の皇帝への仲介依頼」に関し、キーマ
 ンとなる宰相シャクマとの交渉シーンですかね。
 交渉にはリシアが中心となってあたるのですが
 {netabare}・シャクマは欲深い人間で賄賂は避けられない
  (しかもクランのバカ息子がやらかして不利な状況)
 ・ではいかに賄賂の額を低く抑えるのかと見せかけて・・・
  実はいかに短期で交渉を締結させるかが重要 {/netabare}
 大局とシャクマの人間性を見定めたリシアの交渉術が光る面白いエピソード
 ではありました。

 ただこれもリシアが
 {netabare}・予め高価な服と宝石を購入
 ・土壇場でこの高価な服を脱いで宝石と共に賄賂に上乗せ
 え―――っ、幼女のリシアさんに脱ぎ脱ぎさせるとか!
 しかもリシアさん一応人妻ですよね!?アルス様の前で人目に肌を晒すとか!
 ツイフェミさんが観たら
 「やっぱり日本の男は変態ロリコン!!!!」
 とギャオりそうな案件ですねw{/netabare}


個人的には、薄っぺらいストーリーの中でひたすら「さすがはアルス様!!」
を連呼して持ち上げるという
「アルス様マンセー!!」
がやたら鼻に付く残念な作品だったという印象かな。
「お前は北の某国の将軍様かよ!!」
とツッコミを入れながら観てた感じですね。

3期も決定らしいですが、個人的にはもういいかなっと。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13

わた さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

5話冒頭で。

1期はそこそこ良かったと思ってた。2期も4話まで普通に見れた。
しかし5話の開始数分で視聴意欲が崩壊した。
理由は下記。
まず4話で砦を落とした話は自分的には良かったと思う。
砦を落とした後の5話の冒頭で砦を防衛していた敵軍の捕虜を処分するってなり反対する主人公。
甘い考えかもだけど反対するのはダメとは言わないよ。
しかし主人公の考え方は今やってる歴史に残る悪女のキャザーリズと同じでお花畑なのである。

①捕虜の取り扱いがお花畑
捕虜を生かしておくのはリスクがあるといわれるが、捕虜を処分する方がリスクがあると言う。理由は大陸を統一する戦争であり、捕虜を処分すれば家族に遺恨が残る!といったもの。
そこで出た案が従うものは自軍に編入させ、従わないものは返還する案。
確かに立派な考えだが考えて欲しい。自軍に入れた兵士が裏切り自軍の兵士を倒したら?返還した兵士がまた敵軍に入り(てか普通に入るだろ)その兵士に自軍の兵士がやられたら?1度でも起これば自軍の仲間やその家族に遺恨残るけど?万が一倒されなくても裏切りを心配したり、敵軍は減らなくて大変なのは自軍の兵士よ?
言っていることの矛盾、そして甘い考えだと思わない、正しいことだと言い仲間を危険に晒す領主に狂気を感じました。
もう一度言うが敵兵の処分を甘い考えだとわかったうえで反対するのはダメとは言わない。けど…

②周囲の仲間
え?お前ら優秀やないの?主人公に心酔して思考が停止でもしてるのか?
まず軍師!①での案はお前だけど大丈夫か?しかも捕虜の敵兵の前でベラベラと話してるけどその敵兵は場合によって返還すんだろ?大丈夫?さらに主人公の特殊能力の鑑定スキルをめっちゃ敵兵の前でバラしてるけどホンマにお前は優秀な軍師か?
そして他の仲間も大丈夫か?洗脳されてんの?ってくらい納得してるけど。その作戦で本間に良いの?今後は戦闘する度に鑑定して裏切るかもしれない仲間増やしたり返還していくのか?他の戦場での捕虜はどうすんのよ?パパ居なくなって揃いも揃ってダメになりすぎじゃね?
ここも歴悪のリズの取り巻きみたい。

③主人公では無いが王子
無能すぎだろ。考えが甘い子供に言い負かされるなよ。この国終わってんだろ。

と以上のことが5話冒頭の数分にあり、ここで視聴がとまっています。歴悪のリズを嫌いな方は5話の冒頭は見ないことをおすすめします。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中世ヨーロッパ風の魔法物語としては面白いです。

10年15年前のアニメーションに比べて。

魔法とか?ダンジョンとか?魔王とか?転生ものとか?いかにも背景が中世ヨーロッパの様だとか。冒険。たとか。仲間とかギルドとか?

そんなようなアニメであふれかえっています。

このブームは一体何なんでしょうかね?

私のようにどちらかというと。ラブコメ。とかファンタジーとか。そういったものが含まれてたりするSFものとか。学園ものとかが好きな人にとっては?先に述べた類のアニメーションはたくさんあるので,消化不良を起こします。

それもピンからキリまでなので。つまらないものはすぐわかります。一話二話で切ってしまうこともあります。

どなたにも当てはまるでしょうが。およそ25分間のアニメーションが,あっという間に過ぎてしまう印象のものは?自分の好みで興味があって大好きなものですね。

このアニメは25分だけど、ちっとも終わらないという印象の作品は自分に合わないと思います。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期」は,第一期後すぐに放送されるというのは納得しています。

アニメーションはとても面白いということなんでしょうね。第一期でも書いたかもしれませんが,とても主人公が。男らしくて男気もあって。子どもなのに,才能のある大人も子供もを引き連れて。

徐々に徐々に,少しずつ少しずつ伸し上っていくという話は?日本版わらしべ長者的なところがあって。

出世物語としては、とても面白いアニメーションだと思います。

特に極めつきというか、惹きつけられるのは?鑑定スキルで選ばれた,家臣というより仲間たちが。それぞれの能力を十二分に発揮して。主人公助けるところでしょうか?それがこの話の一番の醍醐味です。

流行りのアニメーションの中で,現在放送されているアニメの中では五本の指に入るくらいの人気があるのではないかなと思います。

よく似たアニメで「…第七王子」がありますが。こちらの方が面白いです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

66.3 3 2024年度の裏切りアニメランキング3位
最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
314人が棚に入れました
不滅の悪鬼(オーバーデス)と呼ばれた英雄を祖父に持つ少年ノエル。 祖父に憧れ、最強の探索者(シーカー)を志す彼の持つ職能(ジョブ)は最弱と評される支援職【話術士】だった。 祖父の遺志を継ぎ、並々ならぬ努力により探索者として力をつけたノエルだが、生まれ持った才能の差を埋めることはできなかった―― しかし類稀なる才略をも開花させた彼は最強への道を見出す。 仲間を集め最強の組織(クラン)を創り、そのマスターになること――。 策略を巡らせ敵を翻弄し、仲間を率いて遥かなる高みを目指す。 最凶の【話術士】は最強への道を切り開く。手段は選ばない。
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

中途半端とみるか、ちょうどいい塩梅とみるか

じゃきによる原作小説は、「小説家になろう」から「オーバーラップ文庫」(オーバーラップ)で書籍化(既刊4巻、未読)。シリーズ累計100万部。
やもりちゃんによるコミカライズは、『コミックガルド』(オーバーラップ)にて連載中(既刊10巻、既読)。
アニメは全12話(2024年秋)。監督は高村雄太。制作は、『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』、『裏世界ピクニック』などのFelixFilmと、画狂との共同制作(以上、Wikipedia参照)。
(2024.12.17 投稿 12.21 「芸術と商業とのバトル」を追記)

コミカライズを既に読んでいたので、個人的に今季期待していた作品だったのですが、アニメ化によってコミカライズから大きなマイナスもないけれど、大きなプラスもないといった印象。


【あらすじ】
舞台は、「探索者(シーカー)」というダンジョンを探索する冒険者のような存在がいるのだけれど、文明レベルは中世じゃなくて近代くらいの西洋。

主人公のノエル・シュトーレン(CV.山下大輝)は、「不滅の悪鬼(オーバーデス)」と呼ばれる偉大なシーカーの祖父の背中を見て育つも、自身が授かったジョブは最弱とされる「話術士」であった。

しかし、ノエルは、亡くなった祖父のような最強のシーカーを目指すことを諦めきれず、その巧みな話術を使って最強のクランをつくり、自身が最強になれずとも、最強クランのマスターとなることで、のし上がっていこうとするのだった…


【権謀術数を用いて、のし上がる主人公】
主人公は、RPGでいうところのバッファー(※能力補助系魔法使い)なので単体としての強さはないのだけれど、時に汚いとも思える手段を選ばない謀略を用いて、のし上がっていこうというストーリーが他の典型なろう作品との違い。


【中途半端とみるか、ちょうどいい塩梅とみるか】
アニメを観て思ったことは、典型なろう作品と比べると主人公が権謀術数を用いるなど「ダークファンタジー」寄りなんだけど、明らかなダークファンタジー作品と比べると「温く」感じるという中途半端な立ち位置になってしまっているところ。

おそらくファンタジー作品だと思って観始めると主人公の癖が強く感じそうですが、ダークファンタジー作品だと思って観ると全体的な雰囲気だったり、描き方に温さを個人的には感じました。

なので、ダークファンタジー作品としては中途半端な感じなのですが、「ダークファンタジー風のファンタジー作品」としてみるなら、いい塩梅・バランス感覚なのかなと思います。


もっとも、本作は、いずれにせよ「ダークファンタジー色」が他の作品との差別化、セールスポイントだと思うんです。

個人的には、コミカライズと比較して、もちろんアニメには時間的・資金的な制約がありますが、ストーリー展開、演出(見せ方)、作画の説得力、音楽といった総合面で、ダークファンタジーとしての雰囲気づくりの大切さを感じました。

ダークファンタジーは、人間のリアルでシビアな暗黒面を描いているので、それに対する裏付けがしっかり感じられないと「ダーク」さが薄れてしまう。

逆にいうと、そこが感じられないとただの「ファンタジー」っぽくなる。そういう意味で、天翼騎士団のリーダーでナイトのレオン(CV.坂田将吾)の話は、尺に追われて筋を理解するための最低限という感じがしたので、もう少し尺を使って心理的葛藤を表現した方が良かったんじゃないかと思いました。


前向きに表現するなら、あえてファンタジーかダークファンタジーかとカテゴライズしないで、ご都合主義の典型なろう作品には辟易しているけれど、人間の暗黒面をこってりと描いたダークファンタジーを観るメンタル的な余裕がないといった人向けでしょうか。


【アルマは可愛い】
左右の眼の色が違うオッドアイで、主人公と同様に伝説の暗殺者を祖父に持つ設定マシマシのスカウトのアルマ(CV.芹澤優)のヴィジュアルがいい。可愛いは正義。

ただ、彼女みたいな生い立ちだと、もっと性格がひん曲がっていてもおかしくはない。ダークさを出すために、とにかくヤバい奴を出しゃいいというつもりもないですが、その辺りも生粋のダークファンタジーに振り切っていない印象。

もっとも、一般論として、そうした方が多くの人に受け入れられやすくなるとは思うので、そういったところをどう評価するかだと思います。

同じ作品ではありますが、その辺のバランスがコミカライズだと「よりダークファンタジー寄り」で、アニメだと「よりファンタジー寄り」という印象。


という感じで、中途半端とみるか、ちょうどいい塩梅とみるかは、結構、人によるんじゃないかという印象を持ちました。


【芸術と商業とのバトル(※余談)】
{netabare}先月出た『荒木飛呂彦の新・漫画術悪役の作り方』(集英社新書)を読んだのですが、作品において「「こう描きたい」と「売れるか、ウケるか」のせめぎ合い、つまり芸術vs商業のバトルが起こる」というのは、本作もそうですが、アニメのレビューをしているとよく感じます。

私なんかより『ジョジョ』の作者の言葉の方が説得力があるでしょうから、そのまま引用すると、「「こう描きたい」というものが自分の中にあるなら、外野の声やプレッシャーに惑わされず、むしろ描きたいものをさらに強化していくべきです。そうやって貫き通すことが、結果的にその漫画を名作にするのだと、僕は思います。」

まあ、そうはいっても既に商業的に成功した人だからこそ言えることだと思いますし、「描きたいもの」が一般受けするとは限らないし、名作なんて目指してない、ちょっとでも売れればいいんだという気持ちもわからなくはない。

なので本当に難しい問題だと思いますが、私は「一アニメファン」として、妥協じゃなくて原作者またはアニメ制作者が「こう描きたい」と思ったものを見たいと思っています。そして、そういうものが感じられるアニメを高く評価したいと思いました。

そうそう新書の宣伝になってしまいますが(笑)、個人的な経験則の面が強い印象ですが作者がどういう思考で物語を作っているのかが分かるので、レビューを書く際にも参考になると思います。{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

クセ強めの主人公を我慢出来れば、面白いかも!?

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 カリスマ的な極道の親分を目指す任侠冒険者ものでした。
他のなろうと棲み分けするために、主人公のノエルが強いけど単体では最強では無い職業、話術士と言うのがミソの様です。

 こういう、男気で仲間を引っ張っていくスタイルの話は、本当に漫画ゴラクですねぇ…。あるいはチャンピオンで昔連載していた本気(マジ)とかかなぁ…。

 三國志とか水滸伝等の古典にも通じる漢(おとこ)の成り上がり成功譚の一つの様式美ですね。

 2期があったら観たいですが、気になることが一つあります。これ、話術士という職業を成立させるために、ネームドの魔物と話が通じるんですよね。魔物相手に騙しテクを使うのは、いくら何でも主人公アゲのために周りを無能にしすぎ感があります。

 魔物はあまりクローズアップせずに、他のクランとか犯罪組織との抗争メインにしたほうが、話がスッキリしたのと、ダークファンタジー色がより際立ったかなぁとは思います。
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 8話まで観ました。2024.12.02

 テーマは異世界冒険譚と言うより、裏社会でのし上がれ!の様です。

 主人公のノエルさん、やっていることは海賊王を目指しているルフィとあまり変わりません。強い仲間を集めて最強のクランを作るぞ!クランと言うより組っぽいですが…。

 仲間集めを頑張って、8話でやっとクセ強めの二人目をゲットしたぞ!いや…何話かけてんの?10年位放映するつもりかいな…。

 主人公の特徴として、少年誌的王道キャラでは無く、敵味方に容赦無いダークヒーロー路線を目指しているのは分かるのですが、敵対キャラの始末等、ヘイトを集める汚れ仕事を奴隷商人に丸投げしているので、冒険者と言うより裏社会とがっつり癒着した犯罪組織の人間っぽいです。

 度胸とハッタリ、暴力と残虐さで裏社会をのし上がる…。漫画ゴラク連載漫画っぽいですね。

 私は往年のヤクザ漫画が大好きなので、野望の王国並みにハチャメチャにしても許せますが、基本的に手を汚さない偽善者の主人公を許せないと、視聴継続は難しそうです。

 ただ、あんまり主人公が残虐だとアニメ化出来ないので、こんなもんかなぁとも思います。裏切り者は、見せしめに自分のチン◯コ咥えさせた生首にして五条河原にさらすぞ!

 剣呑剣呑…。正統派ヒーローで無い人物を描くのは、難しいですね。

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 2話まで観ました。2024.10.16

 劇中で、話術士というジョブは戦闘力が低いので馬鹿にされている設定とは言うものの…、ほぼ無制限にバフやデバフをかけられるので、かなり有能です。

 ドラクエでバイキルトやルカナンがとても使えたのを思いだします。しかも、ボス級にもデバフ出来るので、かなり強いです。ラスボスやはぐれメタルにルカナンとか効いたら楽ですわ〜。

 しかも、人間相手に口を割らせたり、行動を制約出来たりするので、そのうち、死ね!とかの命令で殺したり出来る様になりそうです。即死チートみたい…。

 主人公の能力的制約が不明なのと、裏切ったら仲間でも容赦せずにイキリ散らしている狂犬野郎なのを許せれば、結構面白いかもしれません。

 劇中の話術士と言う設定は、単なるバッファーやデバッファーを超えた概念なので、ご都合主義ゴリゴリな展開になりそうな恐れもありますが、視聴継続です。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なろう系とか関係なく出来が良い。主人公が魅力的で出てくるとワクワクする

1話感想 3.6

さて、普通のなろう系作品という感じですね。

でもまあ…
普通だ、という印象です。全然、ちゃんとしている。
作画も特別良いとまでは言えませんが、普通には良いです。
主人公格好良いですね。

主人公の説明がちゃんとしている。祖父にあこがれて冒険者を目指すという動機もはっきりしている。主人公の動機が曖昧な作品が多いですから高評価です。

そして本人が不遇職だと追放系をイメージしますが、世の酷い追放系とは違いますね。
話術士は役立たないと言われている割には、ちゃんと有効活用していてパーティメンバーには頼りにもされている。
不遇職は、そりゃあるでしょう。でも、長所が全く無いわけではないでしょうから、できる限り有効活用するのは当然。その活用を全く認識されていないという意味不明さは無くて、なんかもう普通です。

意味不明な「追放だ」という理不尽な展開ではなく、パーティメンバーが金を持ち逃げしたという、これは全然普通に有り得るトラブルですね。
パーティメンバーと理想を共有していなかった… とか以前に、金を持ち逃げするのは普通にクズの所業ですし、これはざまぁする正当性しかないですね。

というわけで、追放系と言えないからか、あまり理不尽さが無く、普通に楽しめる作品です。
なろう系にはやや加点しているので、十分視聴レベルになるかなと。
これは見ようと思います。

全話感想
非常に良かったです。
なろう系とか関係なく、純粋に出来が良かった。
主人公が個性的ですね。決して性格が良いわけではないですが目的のためになりふり構わずで。
そういうところは応援できますし、そして頭も良いと思わせてくれました。
優秀かつ容赦なく、登場すると『次は何をしてくれるのか』とワクワクさせてくれる。
そういうのを魅力的な主人公というのです。
毎週とても楽しみで、非常に楽んで見られました。
実に良かったです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

66.0 4 2024年度の裏切りアニメランキング4位
戦隊大失格(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (83)
237人が棚に入れました
13年前、突如始まった怪人と大戦隊との存亡をかけた戦い。だがこの戦い、実は茶番劇?! とうの昔にアジトは陥落、怪人幹部も全滅、残った下っ端戦闘員ダスターズは、大戦隊と結ばされた秘密の協定<毎週末、地上侵攻し敗れ散る>を繰りかえす日々。 この敗け続けの人生に、やさぐれた戦闘員Dは遂に立ち上がる!

声優・キャラクター
戦闘員D:小林裕介
桜間日々輝:梶田大嗣
錫切夢子:矢野優美華
レッドキーパー:中村悠一
ブルーキーパー:井上剛
イエローキーパー:小野賢章
グリーンキーパー:鳥海浩輔
ピンクキーパー:M・A・O
朱鷺田隼:吉野裕行
藍染小町:長江里加
翡翠かのん:和氣あず未
撫子益荒男:立木文彦
獅音海:小野友樹
浦部永玄:山下誠一郎
雪野アンジェリカ:鬼頭明里
石川宗次郎:濱野大輝
明林恋蓮:黒沢ともよ
薄久保天使:三上枝織
来栖大和:逢坂良太
七宝司:清水優譲
小熊蘭丸:野津山幸宏
戦闘員XX:羊宮妃那
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

8話 型からのズレがテーマなのに試験長すぎ。中断します。

3話 五等分の花嫁は戦隊ものだった?こっちの方が原作者の本質か?

{netabare}「五等分の花嫁」の原作者、春場ねぎ氏原作です。正直、期待していなかったんですけど、サブスクはディズニー独占ということで録画しておいてよかったです。原作者は本当はこういう話の方が好きなんだろうなあという気がしました。

 というのは「五等分の花嫁」は女性の内面描写は薄いし、キャラ造形が理屈っぽいし、男子からの選択というのがミソジニー…女性嫌悪の気があるのかな、という気がしていました。

 本作を見るとなるほどなあ、と。悪役、フィクサーは女性である…いや、悪い女の描き方に悪意のあるリアリティがあります。そして男たちのバトルがノリノリで、内面描写も短時間でうまく描けています。
 なので、もともと戦隊ものが好きでこういう作品が書きたかったけど、何らかの事情でラブコメを描いた。ただ、発想が戦隊ものなので、ああいう設定になって結果大ヒットしたのが「五等分の花嫁」の素性なのかな、という気がしました。

 それと、もう1つ。これは原作というより時代性なんですけど「デデデデ」を見てすぐに「第9地区」を見て、本作も同様に侵略する…というより「侵入する側が差別される」テーマということです。やっぱり難民問題を強く感じます。

 以前は侵略を受ける側が征服され支配されていました。わかりやすいのが「コードギアス」のイレブンや「86」などです。要するに戦争のアナロジーです。それが逆転しています。困難から逃げるとそこにはまた差別という困難がある。これが今のマインドなんでしょう。難民でもあると同時に日本の安寧が周囲から脅かされている雰囲気も感じます。そこまで原作者が考えているか不明ですが、そういう雰囲気を察知しているのだと思います。

 それと正義と悪の相対化です。これは近年の作品のメインのテーマの一つでしょう。その中でも、コミカルな描き方から言ってマインド的には「オースティンパワーズ」です。かの映画では戦闘員が死ぬとその家族に訃報が届くシーンがコメディとして描かれていましたが、それとなんとなく重なります。

 また、それは残酷なものや命のやり取りが見世物になっている時代です。「タイバニ」「SHY」なんかがそうですよね。「ヒロアカ」なども同じマインドを少し感じます。これは動画時代の倫理観の崩壊、あるいは世界の貧困層が自分より下を求めるマインドとも重なります。危険が判断できない生存本能、人間としての劣化も感じます。

 ということで、3話まで見ました。正直「五等分の花嫁」よりも原作者が活き活きしているし、本作の方が様々な含意や視点があって、面白いです。{/netabare}


4話 正義を口にする滑稽さがうまく描かれています。面白いです。

{netabare} 面白いと思います。正義と悪について考えさせるのは意図的みたいです。戦隊と戦闘員という構造をうまく使って、エンタメとして見事にストーリーになっていると思います。

 いままで日朝の戦隊もののパロディは、ギャグ方向かオタクスノッブ的な方向しかなかったと思いますが、本作はそういう型を超えた面白さを感じます。ワンパンマンがヒーローとか正義の組織を相対化させましたが、さらに実社会に近い気がしますし正義を唱える人間の滑稽さを感じます。

 悪の組織たる戦闘員の方もかつてはちゃんと悪だった部分もありそうですね。その辺がいいですね。どちらかが被害者ではないということでしょう。そして、各陣営の底辺たちの想いと裏腹のみじめさのような社会の上下の関係性も描けていました。

 もちろん結末、落としどころで作品の価値は図るべきかもしれませんが、しかし、これは設定の段階で考えさせる何かがあります。戦隊もの=子供にどんなコンテンツを与えるのか問題、教育、正義論をどう説明するのか、などは4話でわかりやすく提示されました。しかし、本作は作品自体の構造にそういう話を何十年も放映して、それを見て育った「大人」社会をうまくカリカチュアライズしている気がします。 {/netabare}


6話 もう半分ですけど、まだ広がるの?キャラ紹介で終わっちゃう?

{netabare}  試験編が始まるとつまらなくなる原則が、本作もやっぱり当てはまってしまいました。まあ、キャラ紹介とか人間関係とかで使いやすいとは思いますが、もうちょっと何とかなりませんかね。

 とはいえ、本作については、何かありそうな気配はちゃんと残しています。登場人物の思惑がみなどこか隠されているので、その辺が組み合わさった時どうなるかです。それとこの戦隊組織と怪人が維持され続ける理由とか、地上と残留の怪人の関係性とかその辺りの謎ですね。

 キャラが多くてゴチャゴチャしていますが、姉と日々輝、桜間と女の子の怪人、レッド内のゴチャゴチャと錫切あたりに注目していればいいのでしょう。ただ、試験組のキャラが増えるのはごく少数にしてほしいかな。

 で、まあ問題があるとすると世界観・設定とかキャラがまだ広がっていることです。12話だとすると、今が6話。収集が付く気がしません。キャラ紹介で終わってしまう気がします。{/netabare}


8話 型からのズレがテーマなのに試験長すぎ。中断します。

 この作品は私は「戦隊ものの相対化」という位置づけで見ていました。つまり、ワンパンマンが仮面ライダーやウルトラマンの相対化だとすると、本作は「レンジャー」の構造を解体するのでは?という期待がありました。

 それと同時に「デデデデ」と同様、侵略する側の意図がわからないけどなぜか弱い、やる気がないという「幼年期の終わり」「第9地区」に連なるものも感じていました。

 いや、試験はまずいでしょう。結局ジャンプじゃん…となってしまいました。マガジンですけど。うーん、ここは試験が始まった次の瞬間、終わりの場面を見せるくらいのボケを入れるところでしょう?
 そういうところが武闘会とか試験とかは引き延ばしと強さのインフレか強さの説明を始めた証拠じゃん…というのをどうにかしてほしかったなあ。マンガの手法の相対化ができないのに「レンジャーもの」の解体ができるわけがないです。

 それと日本の貴族の位階、正三位とか従二位とかやってますが、結局レベル=強さの数値化です。縦社会を表現しているのだと思いますが、試験がはじまったので、そこのランクの無意味さみたいなところに期待が持てなくなりました。

 ということで、出だしの期待感はあったんですけどね。キャラもゴチャゴチャ出してくるだけで話が進まないし、正直テーマに興味はありましたが面白さはいまいちだったかも、と思います。

 設定を評価してストーリーは3.5。ただ、個々のキャラが出オチ見たいに感じます。ここは続きを見ないとわからない面はありますが…現状では3。作画と音楽、声優は評価する気もならず3かな。OPは工夫したつもりでしょうけど、日本のアニメの魅力は本編よりもワクワクさせるOPアニメです。それを忘れてはだめですね。そもそも映像そのものがつまらないし。

 評価は3.1になりますが、再び見て考察するのもかったるい気がする、ハードルの高さを特に6話~8話で感じました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 11

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作は好きじゃないです。アニメの作り自体は良さそうですから原作ファンには良いんじゃないですか

さーて来ましたか…。
原作既読で、原作は好きじゃないです。

いや、はっきり言えば嫌いです。五等分の花嫁が好きなので。
早めに打ち切られて、またラブコメ描いてくんないかな、と思っていたので、アニメ化までする程度に人気が出てしまったのは苦々しく思っています。
というわけでアンチ意見ですみません。

まあ、私が嫌いでもアニメ化する程度に人気は出てしまったので、これは負け犬の遠吠えなのですが… クドクド語っていきます。

あ、アニメの出来自体は良さそうですね。作画は良好で。
悪い部分は全部原作由来なので。アニメスタッフの仕事ぶりは悪くないです。
まあこの原作を認めてアニメ化したという部分が私とは気が合わないので、褒めたくないですが。


本作の悪い部分は好きなキャラが一人も居ないという部分でしょうか。
戦隊側が悪、という構図に加えて、主人公も全然好きじゃなくて。
悪と悪のつぶしあい、という構図は基本好きではないのはあります。

それを差し置いても、基本どいつもこいつも何かムカつくんですよね。
見ていてイライラします。

この作者は基本こういう、嫌な奴とか人の醜さとかを描きたいと思っているのでは。その結果、一般に好かれない、嫌われるキャラを生み出してしまうのでは無いかと思います。

それがラブコメなんて底抜けに明るいジャンルを描かされたことで、作者の変な部分が、いい感じの読めなさ、意外性に化学変化して、五等分の花嫁は傑作化したのではないかと思います。
作者本人が描きたいものを描いたら、こうなっちゃうんじゃないの、と思っていました。

絵についても、何か本作はヒロインが全然可愛くないんですよね。
もちろん敵ばかりですし、ヒロインという感じで可愛く描こうとはしていないのでしょうが、本当に見ていて華がなくつまらないです。

一度嫌いになると書き文字の読みにくさ、格好悪さもムカついてきますね。
アニメでも再現していましたが、良いですかあれ?
めっちゃ見難いし格好良くないし、本当に勘弁して欲しいんですが。

というわけで… まあマガジンってのは今はラブコメを描けば成功してラブコメ以外を描くと失敗する法則があるので、とっとと打ち切られてまたラブコメに戻ってきてくれないかな、と思っていました。

残念ながらアニメ化までしたら、まだまだ続くのでしょう。
私が嫌いでも評価している人が他にいるというのなら仕方ないですね。
じゃあまあ、早めに円満終了して欲しいですね。


そういえば正義の味方が実は悪だった、というのは古典的な内容かと思っていましたが、海外ドラマのザ・ボーイズだかの影響で人気が上昇して日本でも描くようになったようですね。
ザ・ボーイズって知らなかったので、マガジンの英戦のラブロックとかこれとか、ヤングジャンプでもイビルヒーローズとか、何かやたら増えたなーと不思議に思っていました。
そしてその増えたのが全部面白くないと言う…。
でもまあ、1本はアニメ化したわけですから、評価している人も居るのですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

音楽って大事

 実質的に壊滅している悪の組織の戦闘員が、茶番の日曜決戦を強要している戦隊に対して反旗を翻すというアンチヒーローもの。
 原作は既読で好きな作品。にもかかわらずアニメはあまり積極的に観ようという気分になれない作品。

 理由は、音楽。BGMが私のイメージと全然あわない。
 作中に何度も流れるメインテーマがサーカスというか道化のような音楽。しかも明るい道化でなく悲哀をまとった道化のイメージ。強大な戦隊に挑む戦闘員を道化と捉えているんでしょうが、これが決定的に作品にあっていない。

 確かに戦闘員が戦隊に対してスカッと勝つというのは無理なんで色々道化のような役割を演じることは多いけど、それはコメディ要素であってそんな悲痛なものではないと思うんです。戦闘員を主人公に据えてはいるものの本質はヒーローものでもっと前向きな作品じゃないでしょうか。

 でもBGMはヒーローもののようなカッコよさがあるわけでなく、コメディのように明るいわけでもない。道化感によってシリアスにもなりきれず、それでいて微妙に人を不安にさせるような暗い雰囲気を醸し出している。状況にそぐわないと思われる場面で頻繁に流れるので気分が萎える。

 暗い気分にさせられるものをわざわざ観ようと気になれないのも当然かと。
 音楽は感情を揺さぶる重要な要素。それによって作品をより盛り上げることもあれば、その逆もまたあるという残念な例。他のクオリティは十分かと思うので残念です。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

64.8 5 2024年度の裏切りアニメランキング5位
ドラゴンボールDAIMA(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (56)
149人が棚に入れました
悟空たちの新たな冒険が幕を開ける!突如として子供の姿に戻ってしまった悟空とその仲間たち。彼らは元の姿を取り戻すため、謎に満ちた「禁断の世界」への旅に出る。
その世界で彼らを待ち受けるのは、強大な敵と予想もしない試練。しかし、悟空たちの闘志は健在!小さな体で、しかし大きな勇気と友情で、彼らは困難に立ち向かう。
新たなキャラクターとの出会い、懐かしい顔ぶれとの再会。そして、ドラゴンボールの世界がこれまで明かさなかった秘密が次々と明らかに!『ドラゴンボール』シリーズ40周年を記念する、笑いあり、感動あり、そしてハラハラドキドキの大冒険が今、始まる!

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

超以来の新作となる新世代のドラゴンボール、色々と何もかも噛み合ってない歴代ワースト作品に、おすすめ度★☆☆☆☆

夢はTORIどり なYAMAない AKIRAめない

大人気バトル作品、ドラゴンボールの完全新作アニメ。ZやGT、超とずっと追い続けてきた自分にとっては感慨深く、ながらく待ち望んできたアニメ作品である。

バトルシーン、作画は往年の味を出しつつも令和クオリティにブラッシュアップ。無印を彷彿とさせる悟空の如意棒アクションに魅せられる。グロリオの戦闘シーンもガンアクションとスピード感ある動きで、戦闘シーンが増えていく今後を考えると及第点は余裕で超えている。原作では無能扱いされている界王神が本作ではメインキャラとなっており、界王神とデゲスの因縁も今後の期待要素として注目できる。

シナリオ面も大魔界を舞台に新たな冒険へ!という路線は無印初期、GTを彷彿とさせる展開。GTの冗長さのような悪い側面が出てはいるものの無印のギャグや新キャラの登場など期待できる要素も多く、ストーリーの牽引力自体は高いと言える。懸念としてはGTのように悟空1強路線になりかねないことだが、DAIMAではベジータやピッコロも後々加入してくるし、悟空達が子供にされて弱体化してる分グロリオの活躍も描いたりするだろうしそういう心配はない…はず。

ブログにも記載したが声優陣の変更は思い切ったなと思いつつもこのやり方を英断と言えるかは微妙なライン。声優陣の高齢化という事情を考慮すればいつかは来ることなので仕方ないとも思う一方、制作側の不誠実なやり方については甚だ疑問。スラムダンクの声優変更みたいに批判は避けられない問題ではある。スラダンの成功も結果論だし、下手な火種を投下しただけだろうとも思わないでもない。しかもベジータやピッコロ、クリリンまで変える必要はあったのか…?あと赤ん坊トランクスの声優が代永翼さんなのは驚いた、長らくお見かけしてなかったのでお久しぶりです…

ベジータが3になって以降ずっと右肩下がり。盛り返したかと思ったらすぐ期待を裏切る。
第1魔界の探検で尺稼ぎ。
憲兵に苦戦する話で1話潰す。
ギニュー特戦隊の超絶劣化版キャラを出す。
空気な上に雑に退場したデゲス。
覚醒ゴマーのビジュアルがまんまジレンの劣化。
ドゥーが超サイヤ人3をパクる。
クウはちっとも戦わないし覚醒しない、ドゥーのアシストばっか。
超サイヤ人3がやっぱり不遇。
超サイヤ人4を登場させたはいいがゴマーの噛ませ。
呆れた。舐めてんのか?不快な展開のオンパレード。これを見て面白いとは到底言えないし言いたくない。魅力的な前半のワクワク感を後半で一気にゴミに出来るのは最早神業といっていい。4が活躍したら少しは評価戻せるかと思ったらやっぱり酷くてすごいがっかりしてる。

ラストバトルすら酷いドラゴンボールとか 初めてだよ、GTや超はなんだかんだ脚本に文句は多いけどいい所もあったのにDAIMAはラストバトルすらクソなのはなんなんだよマジで

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

lostmemory さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

自分は何を求めていたのだろうか?

※追記の追記 
実は2024年の4月頃にこの作品は既に全話完成していて
全20話で納品済み。という情報が流れていた。が、当時
は噂程度で聞き流してた。が、公式が全20話なのを発表
したので噂が確定に変わった。途中で結構前に亡くなった
声優さんが何人か出てた時点で噂の信憑度は上がっていたし。
加えて作品の企画自体は2018年からスタートしてたらしい。
なんでも映画のスーパーヒーロー(2022)と並行して進行
してたとか。当然当時鳥山明はまだ生きていたので
関わったTVシリーズとしてはこれが遺作と思われる。
鳥山明としてはずっと謎だった魔界という世界を今作
で描きたかったのだろうか?

※追記 
粘ってみたが残念ながら自分には面白い作品とは
思えないしこれからも面白くなりそうにないので
ここで離脱させてもらいます


正直今のところ面白いとは言えない。
加えて、自分が見たかったドラゴンボール
の新作とは一体何だったのか?自問自答している。
スーパーみたいなひたすら強いやつと戦うやつか?
でもそのパターンはもう見飽きた感じはあるし、
強さもこれ以上の進化は無理があるだろう。
かといってこんな冒険が見たかったかというと…
その答えを探すためにもう少し付き合おうと思う。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハロー・ワールド

説明不要の至宝IP
雑に作ることは許されない東映のガチの本気

OPED・中途半端。もっと子供たちが雑に歌えるアニソンであってほしい

01
説明も兼ねたダイジェストから

ブウを倒したこいつらやべえどうにかしたい→DBではあいつ殺してとかネガティブな願いはNG→なら子供にしてしまおう!というロジック。もともとなんでもアリなトンデモ世界ではあるが、キャラ説明と設定説明と状況説明を同時にスムーズに展開させるグレイトな初回。

えげつない超絶作画。ハイスピードバトルはもちろん、平常時の所作や身体の挙動までもがいちいちすごい。最強IPにふさわしい最強品質。CGも全く違和感がない。臨場感のある音響も大作映画並みに素晴らしい。しかしナレーションはやや慣れが必要か。

まいった。これはもうニッポンスゴイ!と言っていい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3
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