2009年度の自主制作アニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの2009年度の自主制作成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月07日の時点で一番の2009年度の自主制作アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.3 1 2009年度の自主制作アニメランキング1位
フミコの告白(OVA)

2009年11月8日
★★★★☆ 3.5 (177)
585人が棚に入れました
高校生のフミコの同級生、野球に熱心なタカシに告白してその後振られてしまうところから始まる。
その後は長崎県の様な急斜面の町の中を飛んでいってしまう。(kwskは動画を参照してね)
産経新聞も注目している。
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

泣いて逃げて走って飛んで…!

男子に告白して振られてしまったフミコが、泣いて、逃げて、走って、飛んでのお話(笑)

本編2分半くらい。

作画にのみ心血を注いだ感のある短編作品です。

目的と手段が逆転していると言いましょうか、アニメーターの力量をアピールする為に作られた映像と言うのは、1から10まで打算で作られている所為か(レスへの下心も含め)物語や演出に何となくわざとらしさが加わってしまう気がします。

テンプレ的なキャラ台詞や、宮崎駿監督の往年の名作からの(ほぼそのままの)引用も、上の印象を強め、手放しで高評価出来ない原因になりました。
{netabare}
「付き合って下さい!」とか「今は野球に集中したいんだ。」とか、あまりにも捻りが無く、最高級にヘボい台詞回しと感じました。
{/netabare}
直感に訴える作風で、文字通りジェットコースター的なスリルを味わえる作品ではありますが、これを見て心から楽しむには、わたしは大人になり過ぎてしまったのだと思います(汗)フミコみたいに一周回って、童心に戻りさえすれば、あるいは楽しめるかも知れませんけど(笑)

とにかく動きが多くて楽しい映像を所望という方には心からお薦め出来るアニメです。


余談
{netabare}
年末からお正月にかけて俄かに始まった↓軒並み高評価のレビューリレーに参加せず、あえて間を置いてわたしがレビューを上げたのは、上の酷評で盛り上がっている皆さんの熱に水を差してしまう事を避けたかった為なんですが、とあるメセボで容赦無く不参加の意思を表明してしまったので、結果的に色々と台無しにしてしまいました。チャンサン、他大勢の方々、ゴメンナサイ(汗
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 24

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

懐かしいなあ… 2009年の年末、話題はこれで持ちきりでした。

自主制作アニメって大喜利みたいなもんですよね。

短く限られた時間で、伝わりやすく簡潔に、自分の実力をみせる。




いや~たいへんっ(^_^;)

そんな中、この「フミコの告白」は数年に一度の出来でした。

特にコンセプトやプロットの、映像への“実現度”が素晴らしい。


タイトルから一発で理解できる内容。
動きの秀逸さ。(どこか大塚康生イズムな動き・・他にも多々入ってますけど)
動きだけでなくオチをちゃんとつける。


パースをきかせる事によっての手前から斜め奥への連続した動き。
流れる背景を技術的に実現する3Dモデリング。などなど・・(他にもいっぱい)

それらを実現可能なレベルでまとめるコンテ。

プロットで箇条書きにして、映像化したら面白いと思うものなんて殆どできないもんですよ。そりゃーハリウッド級のモノ作れるなら作りたいですよね。でも自主制作だと技術的にも時間的にも人もお金も厳しい。

だからメッセージ性の強いものに“逃げる”んです。


それをあえて挑むのがスゴイ。真っ向勝負。

そして学生らしいとも言えますね。俺の作画力見てくれ!って事でしょうw


こちらが“動”のアニメーションなら、卒業制作の「rain town」は“静”のアニメーション。


どちらもアニメーターとしてクリエイターとして、表現にチャレンジする感情の動きが見えるよう。


学生作品は輝いてるなあ・・素敵(*^_^*)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 19

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

短編物ではあるが勢いを感じられる自主制作アニメ

この作品は、石田裕康氏が
学生の時に制作した2009年の短編アニメである。
このレビューを書くきっかけになったのは
とある方からの依頼である。

内容を一言で言い表すと、フミコがまるで飛行機にでも
なったかのように空を駆け巡る物語である。以上。

このアニメが良いと思ったところは、滑らかなカメラワーク。
切り替えもスムーズに進むので、身構えることなく
気楽に視聴できるのは大きい。

また、非常にテンポ良く進むためあっという間
に終わったと感じることだろう。

終盤のオチも個人的には好きな部類。見ごたえがある。
この手のノリの作品であれば、トムとジェリーを思い出した。
もしかすると、このアニメはトムとジェリーから影響を受けている
のかもしれない。

疑問に感じる部分もある。
あまりにも、フミコが頑丈すぎるのだ。
どうしてあそこまで、無傷でいられるのか不思議でしょうがない。
冷静に考えれば、足が血まみれになっていないか
骨は折れていないのか、終盤悲惨な光景になっているのではないか
と疑問を抱く方もいただろう。
これは自分の憶測だが、開始時点で人間ではない可能性がある。
何らかの形で、既に人間を辞めたのだろう。(ジョジョかな?)

自主制作物ではあるが、個人的にはとても楽しむことができた。
自主制作アニメの入門としても比較的オススメしやすい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

58.9 2 2009年度の自主制作アニメランキング2位
眼鏡(OVA)

2009年8月20日
★★★★☆ 3.4 (22)
111人が棚に入れました
メガネっ娘を愛してやまない少年 銀縁めぐむ。ある日彼は、好みのタイプ直撃の少女、千里サツキと出会う。果たして彼は、自然な流れでサツキをメガネっ娘にすることが出来るのか!?ハートフルメガネコメディアクション!

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

眼鏡は顔の一部です B+

眼鏡キャラのベストを作ろうとしていてちょっと調べものをしていたら、偶然あにこれのこの作品のページがヒットしたので、物は試しと視聴してみることにしました。

眼鏡萌えの方にとっては「眼鏡なカノジョ」という作品が有名でしょうが、この作品はそれとは違い萌えではなくコミカルを前面に押し出したお話です。

物語は、
眼鏡っ娘オタクの少年が、眼鏡がとても似合いそうな女の子と出会い、何とか眼鏡をかけさせようとします。
しかし、彼女は眼鏡にトラウマを持っており、激しい抵抗にあってしまいます。
手を変え品を変え眼鏡をかけさせようとする少年の願いはかなうのでしょうか・・・
というものです。

物語は20分程度で、ギャグやパロディを交えて、非常にテンポ良く進んでいきます。
少年の異常なまでの執着が滑稽に描かれており、当初見ていて「そこまでやるか?」と思ったのが、そのうち「頑張れ!」という気持ちに変わってくるのが分かりました。
そして物語の最後はしっかりと落ちています。
ああそうきたか!と手を叩いてしまうこと請け合いです。
気軽な気持ちでサクッと見てみればきっと楽しめると思いますよ。

ただ一つ不満なのは、女の子に勧めていた眼鏡が私の好みのタイプではなかったことでしょうか。
学級委員長の娘が付けてそうな眼鏡の方が・・・いやこの話はもうやめておきましょうww

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

color さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

メガネっ娘好きじゃなくても女の子には試しに一回かけてほしいという気持ちはすごくわかる

メガネっ娘のなにがいいって、そりゃフレームごしの上目づかいでしょ。
メガネをかけてないのならかけさせたいし、すでにかけているのなら外したい。
などというフェチ丸出しのアニメではありませんでした。

メガネっ娘を愛する少年が、同じクラスの少女(メガネっ娘ではない)に一目惚れしてしまい、どうにかメガネをかけさせようと奮闘します。少女にボッコボコにされながらも、同じくクラスメイトの女子から高次元のサポートを受け、真っ向勝負の偏愛を貫きます。

突然メガネをかけようとしてくる男なんて、変態以外の何者でもないんですが、それを容赦なく叩きのめす少女のメガネにまつわるエピソードが意外にしっかりしているので、観ている方もメガネをかけさせたいなと思いながら楽しめました。

本作は自主制作のCGアニメです。超短編形式の物語で、全編通しても約20分というコンパクトさ。パロディありホロリありの密度の高い作品が、ちょっとした時間にサクッと観れちゃうのは得した気分になれていいですね。

制作者サイト
http://www.iro-dori.jp/

ニコニコ動画(公式本編)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7986823

投稿 : 2025/04/05
♥ : 14

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

眼鏡がいくつあっても足りないw

眼鏡そのものへのマニアも多いが、こちらは眼鏡っ子オタクの男の子と、
眼鏡に深いトラウマを持った女の子を主人公にした自主制作映画作品。

3Dで描かれるこの作品の舞台はどうやら京都?
眼鏡っ子なら誰でも良いというわけではなさそうなのだが、
一目惚れしてしまった相手にはしつこいほどつきまとい、
必死で自分の思いを遂げようとするその心理以上に、
アレルギーのごとく強烈な拒否をし続ける女の子のキレっぷりが面白いし、
男の子との大げさなバトルがかなり笑える。

個人的には眼鏡っ子より、眼鏡自体のほうに興味があるし、
彼は彼女のことを好きというより、眼鏡をかけさせたい!
って想いのほうが強いようなので、
彼の熱い想いは計り知れないのだが、
確信した想いをこの目で確認したいって気持ちにはすごく共感できた。

果たして、彼女は眼鏡をかける日がくるのだろうか。
答えは観てのお楽しみw

投稿 : 2025/04/05
♥ : 24
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