筋肉でバトルなTVアニメ動画ランキング 8

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の筋肉でバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番の筋肉でバトルなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.7 1 筋肉でバトルなアニメランキング1位
ワンパンマン(第2期)(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (628)
3406人が棚に入れました
趣味でヒーローを始めた男、サイタマ。3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れ、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒すヒーローである。ひょんなことから弟子となったジェノスと共にヒーロー協会で正式なヒーロー活動を開始する。 怪人発生率が異常に高くなる中、大預言者シババワが遺した「地球がヤバい」災害の可能性があると対策に乗り出そうとするヒーロー協会。そこに怪人に憧れるガロウが現れる。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、安元洋貴、早見沙織、緑川光、松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大事ヲ成スニ志ナカリセバ 煩悩ニ澱ミテ 毒林檎食ラフベシ

原作さわりだけ


息子の中学で流行ってたらしく、思春期の息子と一緒にゲラゲラ笑いながら観ることが出来ました。という極めて私的な理由で高得点。シンプルに楽しめる良作です。
OPの作詞が森雪之丞氏だったりJAMだったりで胸アツなのとサイタマ役の古川慎さん歌ウメェ~のEDだったりと主題歌が極めて優秀でございました。

全12話。作中では1期から継続しての13話~24話の扱いです。1期見逃したところで途中からでもついていける仕様だと思います。

肝心の中身は、1期と変わらずというかよくキープできたなという印象。
なぜなら宇宙最強を倒し、パワー系でインフレするなら自ずと限界が訪れると危惧していたからです。
2期ではそうならず、サイタマやジェノス中心だった物語から、別のヒーローたちの各々の立ち位置やお悩みといった視点から見るサイタマ像へと変化を加えてきました。
1人称から3人称への変化とでもいうべきでしょうか。
・ヒーローでもS級A級B級C級といったクラスの違いによる意識の差
・武道家/剣士といった協会所属してない猛者たちの思惑
・怪人を名乗る人間{netabare}。ガロウ(CV緑川光)良かったっす。{/netabare}
これまた個性的な面々で退屈しないのとモブに近いキャラすら一癖あったりでした。中心軸は怪人らで結成された“怪人協会”とヒーローを中心とする人間たち“ヒーロー協会”との闘いです。やや群像劇の装いで、深みといいますか拡がりが出たのではないかと思います。


ただし拡がりは諸刃の剣。あらためて1期の自分のレビューを読み返してどこに着目してたのかおさらいしてみました。見どころは概ね以下2点としてたみたいです。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

世間的には2.で名を馳せた名作と言われています。バトル作画の迫力に魅せられる、ということ。
ややふんわりとした群像劇ならばサイタマの登場機会は減るわけなのであります。それはワンパン数の減少と同義。制作会社の変更の影響は言わずもがな、前作ファンが本作に期待するところとのズレはどうしても生じてしまいます。このへんのさじ加減は本当に難しいことが理解できる2期でした。
さて、世間的には…としたのは自分が重きを置いてたのが1.だったから。思いの外影響は軽微だったのが幸い。
{netabare}前口上は前作以上。前座を務めたゴウケツ(CV乃村健次)戦でのスイリュー(CV松風雅也)。もはやプロ前座といえる大怪蟲ムカデ長老(坂東尚樹)戦でのジェノス(CV石川界人)。今回も楽しませてもらいました。{/netabare}


もう一つ1期レビューからの引用。本作のテーマについて

 “ヒーローってなんだろう?”

“夢”ではなく“志”の不足が気になってた1期です。「ヒーローになってサイタマはなにを成したいのか?」
今回出番少なめのサイタマは、その答えを探している描写が多かった。そして周辺キャラにも多くを語らせます。志無き者はアダムの林檎{netabare}(怪人細胞){/netabare}を手にしてしまうのです。ここを見逃すともったいない。林檎を手にした者はいってみれば「ヒーローになりたいだけ」の面々でした。

{netabare}志については奇しくも第18話で蛇咬拳スネック(CV三木眞一郎)がスイリューに語りかけます。
「お前のようなたいして志ももってなさそうなやつに!」
・・・巡り巡ってスネックらの志の高さにスイリューも感ずるものがあったようですね。良いシーンでした。{/netabare}


原作も続いているようですしなんとも中途半端な終わり方ではありましたが、私自身の中断は無くなりました。
“サイタマがヒーローになってなにを成したいのか?”を見届けたくなった2期です。



※オマケ
■気になったところ
{netabare}「オ兄チャン 名前ヲ決メテ!」
脳内再生けっこうな量に(笑)
結局キングは『どきどきシスターズ』をプレイできたのだろうか?{/netabare}

{netabare}腹こわしてしまった“音速のソニック”は怪人になり損ねてましたね。こういう小ネタがいちいち面白い。
お仲間の“疾風のウィンド”“業火のフレイム”なにげに里の命名規則を遵守しております。{/netabare}


■兄だけではなく
「S級ヒーローの小学生みたいな人、コナン君の声に似てない?」
と娘からの指摘。その通りだ、わが娘よ。もしかすると声豚属性があるのかもしれない。
そして小学生みたいな人のヒーローネームについては・・・言葉にするのはさすがに憚られました。


視聴時期:2019年4月~6月

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2019.07.07 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

特番●ンパンマン

原作未読

特番の戸田恵子…あんた、●ンパンマンやんけ!
絶対狙ってるキャスティングでしょこれ。

というか、

「新品顔●ンパンチ≒マジ殴り」(確かに一撃で倒してるし)

として考えると、●イキンマンって結構強いな~
バイバイキーンってセリフしゃべる余裕があるなんてやるやん
特番の話はさておき、2期のあらすじは…ワンパンマンって事ですかね。

2期で出てきた新キャラ
{netabare}
■ガロウ
{netabare}
なんか一番主人公してた気が…w
怪人になりたい人間らしいっす。緑川さんの超イケボっす。イケボすぎて惚れそうw
チョップとかキックとかでパンチ受ける事なくサイタマに敗北した事すら気づいていない…
さすがにちょっと弱すぎるので続編では怪人細胞食べるのかな?
それでもマジ殴りまでは引き出せない気がする…
{/netabare}

■スイリュー
{netabare}
「武術とはなんか動きがカッコイイもの」
そうかもしれないwww
パンチどころかヒップアタックで瞬殺されてしまった。
さすがにボロスとかに比べると弱すぎる。
ヒーローにはなれない気がする…サイタマ目指すならやめとけって伝えなきゃ…
{/netabare}

■フブキ
{netabare}
姉と違って、B級とかなり差が出来てるみたい。
タツマキは成長の全てを超能力に全振り
フブキは美貌とか身長とか胸とかにバランスよく振ってしまった
って所か…極振りしてもサイタマには及ばないので(彼にはパラメータの概念すらなさそう)
胸にはもう少しふっといた方が良かったんじゃ…ア、タツマキサン、スンマセンヤメテー

わりとちゃっかりサイタマの家に上がり込んでるし
メインヒロインポジ狙ってるんだろうか?
{/netabare}

全体的に弱いキャラばかりで強敵は出てこなかったですね。
まぁサイタマに勝てないのはしょうがないとしても
もう少し強いキャラ出しても良かったのかも?
{/netabare}

タイトルから分かる通り、俺TUEEEE系というか
そういった分類を超越した所にある作品ですね。
所謂ご都合ではなく、予定調和って感じ
サイタマのパンチは水戸黄門の印籠みたいなもんなんで
出すまでのお約束を楽しむ感じですね。

ジェノスとキングについて
{netabare}
しかし、弟子の鬼サイボーグことジェノス…
完全にかませすぎてw可哀そうになってきましたw
しかも師匠のサイタマの事を一番分かってないと来たもんす。

S級で最強と名高いキング…
サイタマとの対戦では接待でわざとギリギリの勝負にみせるという
梅原大吾ばりのエンターテイナーw
ステは幸運とゲーム技術に極振りかな?

だけど、割とサイタマと相性良いみたいです。悩み相談受けてたし…
一番サイタマの強さを分かってて信頼してるのがキングですね。

鳴り響くキングエンジン、襲い掛かるムカデ長老
自分の命をすべてサイタマにベットしたキング…かっこよすぎ!
絶対にサイタマが一撃で倒すと信じて無いとできない行為ですよね。

戦闘の余波ですら死ぬ可能性あったのに、確実に一撃で倒すと見越してたんでしょう。
一番、強さの見極めが出来てるのかも知れませぬー
{/netabare}

なんというか2期もちゃんとワンパンマンしてましたー。
{netabare}お腹を音速で下す{/netabare}ソニックも見れてほっこり。(彼もかませが身に沁みついてるね)

強さとは何なのか?
ヒーローとは何なのか?
この退屈は晴れるのか?
髪の毛は復活するのか?
3期切望です!!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

伝家の宝刀は、抜いたら終わり。抜くまでが勝負。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
とにかく、最後まで観て。それから、「ワンパンマンか否か」を判断してほしい。

1期に比べればそりゃそうだが、全然悪いアニメには思えなかった。私的には、ギリギリで、ワンパンマンです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤こそ、劣化ワンパンマンだったが、終盤に取り返し、なんとかカタチになった。

とにかく作画力に(1期との)差があり、微妙だった序盤。だけでなく、ギャグの切れ味も悪く、サイタマのワンパンの敷居が低くなり、その価値を下げてしまった序盤。そのまま終わってしまっていれば、制作会社は死ぬほど叩かれただろう。私もそのつもりだった。

しかし、中盤の天下一武道会wでやや取り返した。サブキャラを用いて熱い展開を演出し、どうしようもなくなったところで、「先生」が登場するのが、ワンパンマンの王道パターン。そこは上手くやれていた。

終盤は、圧巻。

ガトリング達VS牙狼のバトルは、ほどほどに魅力があったが、なにより、牙狼の格好良さ。

イジメが怪人を生み、怪人によるヒーロー退治を通して、「ヒーローアニメのくせにヒーローを否定する」あたりは、いかにもONE先生っぽいシナリオ。牙狼の魅力がグッと高まった。

そして、対ムカデ長老編。熱かった。

ジェノスやファング、キングでがっちり演出しといての、満を持してのサイタマのワンパンチ。これこそ、「ワンパンマン」。

とにかくこのアニメは、「ワンパンで終わる」ことは視聴者全員が分かっているので、それまでにどれだけの下処理をするかに全てが懸かっている。

正に、伝家の宝刀。簡単に抜いてはならない。

最終の2話に関しては、何の文句もない。素晴らしい。

ただし、1期はこのクオリティが12話を通して観られた。また、ギャグの切れはあきらかに、2話になって低下している。

そういうことで、1期より☆を1つ落とさせてもらったが、それでも十分に面白いアニメだった。まあ、同期のレベルの低さに助けられた感もあるけど。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
サイタマにワンパンは食らいたくないんで、一期に引き続き、各話感想を全て20字以内でまとめてみました(笑)

{netabare}
1話目 ☆3
新展開。全ては前フリだがw

2話目 ☆3
作画落ちたな。止め絵は綺麗でも動かない。

3話目 ☆3
ハゲマントの、ワンチョップ(笑)

4話目 ☆3
サブキャラで、繋ぐだけでは無理がある。

5話目 ☆3
恋人が来ていない、セーフは笑ったw

6話目 ☆3
S級の、強さがイマイチ、わからない。

7話目 ☆4
武術とは、なんか動きが格好良い(笑)

8話目 ☆4
これがワンパンマン。ワンパンまでの盛り上げ。

9話目 ☆4
最強ではなく最高のヒーローに。

10話目 ☆3
連携バトルも、なかなか面白い!

11話目 ☆5
もう、ガロウが主人公でいいやん(笑)

12話目 ☆5
イジメから、怪人に。ワンパン、キターー!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

86.0 2 筋肉でバトルなアニメランキング2位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (767)
3356人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はーすげー!へーすげー!の連続

原作未読


JUMP案件全24話。
謎の石化ビームで人類が活動を止め3,700年。いにしえの時を越えて石化が解けた一握りの人類が科学の途絶えた地球でその科学の知識を駆使して失地を回復していく物語。
主人公はどんだけ幅広く深く網羅してんのよ!なスーパー理系高校生の石神千空(CV小林裕介)。見た目は下仁田ネギを擬人化してオーケンのメイクをしたような感じ。ジャンプっぽいデザインです。そして同級生の高校生ら数名。

『戦国自衛隊』だと現代兵器を信長時代に持ち込んで大暴れとなりますがこちらは持ち込み不可。3,700年ほったらかしだとさすがに文明は絶えて石器時代以前の原始時代かのよう。
同期の『本好きの下剋上』のように現代の頭脳を持ったまま後進文明に乗り込んで「無ければ作ればいい」を試行錯誤するのに似てます。『JIN』も同系統でしょう。そしてさらに文明がないところからスタートするのが本作なわけですからこのテのものでは最難関ハードル。ちょっとワクワクします。

それと自分幼稚園の時でしょうか。世界名作劇場『ふしぎな島のフローネ』から漂ってきた匂いと同じものを感じます。OPもEDも覚えてます。木の上の家は憧れでした。
つまりあぁそういうことか。原体験からくる刷り込みがどうやら自分にはあるようです。
イキリ主人公が教育上どうかとは思われど、少年少女が“科学の面白さ”に触れる良い機会になるやも。


 {netabare}オイラ文系でラッキー?{/netabare}


化学ならびに物理の理系科目に不案内なため、アニメで描かれている試行錯誤の産物が乾いたスポンジに水が浸み込むようにすーっと入ってきます。

{netabare}パクチーとライムなんかでコーラ作れんの?マジでスゲー!{/netabare}

信じるかどうかは俺次第 キリッ なんす。

そして前半のOP「Good Morning World!」がすこぶる良い。なにが良いかって作品にばちっとハマる感覚。久しぶりです。ピストルさんっぽい声質もしっくりくる良曲です。


障害ももちろんありますよ。
文明を起こそうという主人公らを妨害するのは野生の肉食動物や自然の猛威だけかと思いきやそう簡単ではありません。
アンチ文明の敵対する勢力もわりと序盤から登場し、主人公らの前に立ちはだかります。まあバトル要素ですね。


 科学の試行錯誤+バトル要素


このバランスが崩れず2クール完走でした。原作が続いているので続編期待な感じでの終幕。
大袈裟でしょうが“人類の叡智”の触りを感じるのにちょうどよい良作です。ごちそうさまでした。



※オマケ

■“霊長類最強の男”獅子王司ってどうよ?

あらためてこうして見るとすごい名前ですね。さてこの方について
好きですか?嫌いですか?どんなキャラだと思いますか?
私はちょっと受けつけないですね。作者の術中にはまってるのかもしれません。

1.{netabare}動くゴールポスト

敵視する対象が最初は“我欲にまみれた汚い大人”。ピュアな若い連中のみ石化解除しようともちかけ、それを千空に拒否されることで対立の芽が生じました。描かれてませんが、「お前らが年くったらどうすんだ?」と疑問符が浮かびます。
それがいつの間にか“科学を信奉し文明を起こそうとする者”へと。考えが深化したとみるよりゴールポスト動いてんじゃんとみてます。でさっそく作中でツッコミが入りました。途中出会った集落の科学?青年クロムについて千空が言及「俺を殺しても次が出てくる」と。まさにその通りなんですよ。
そのため獅子王司の目指す未来は破綻が約束されてるようなもんです。{/netabare}

2.{netabare}ポル・ポトと変わらん

毛沢東と迷うところですがこっちかな。最初は知識階級だけだったのが順次粛清対象が拡大して…
力で押さえつけるしか方法がないので、この世界で肉体での戦闘力に秀でた司が首領ポジションにいるのがしっくりきます。原作未読の戯言ですが、司陣営でそのうち粛清が始まることでしょう。{/netabare}



■スイカ役の高橋花林さん

超個人的なつぶやきです。
この方1年前の迷作『ソラとウミのアイダ』で主役張られてた方です。すでに多くの方の記憶から消え去っているかもしれない作品ですね。
新人でおそらく初めてゲットした主役級の配役があれでと。そのことをもって高橋さんの今後を案じる旨をレビューで書く、という余計なお世話極まりないことをした記憶があります。
こうして、再会できたのはなによりです。ぜひ頑張ってください。



視聴時期:2019年7月~2019年12月 リアタイ  

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2020.02.07 初稿
2020.07.19 修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 68
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悲しき熱帯

トムス・エンタテインメント制作。

地球上の全人類が石化する怪現象が発生。
生き残った少年少女は科学を頼りに、
再び、原始生活から歴史を歩み始める。

語り口が一風変わったサバイバル冒険譚で、
舞台の西暦を聞き、楽しいかもと確信した。

主人公は科学を信奉する合理主義者で、
偶然であれ必ずそこに合理的な理由があると、
数々のトライ&エラーを繰り返しては、
仲間とともに町を発展させていく。

太古から始める生活も、
{netabare}石の時代、火の時代、動力の時代と、
小さな一歩ではあるが、
確実に文明の灯を社会は宿し始めていく。{/netabare}

敵側の集団には少年ジャンプらしい、
主題を持つキャラを配置されていますが、
私はむしろ敵は居なくても良かった。
探索・発見・発明、仲間との友情、
やがて未曽有の危機に瀕した地球の秘密を知る。
そんな物語であってもいいなと思います。

本来、科学とは心まで豊かにするものだ。
人類は心まで実りある社会を取り戻せるのか。
私たちの武器は想像力と好奇心である。

続編が楽しみなアニメですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 63
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悠大で悠久な物語

<2019/12/22 追記>
全24話見終えました。

面白かったー!

科学の蘊蓄だけでなく、
文明がほぼ原始の世界というだけでなく、
現代に在る科学の凄みだけでなく、
逆転の発想で「今は過去からつながっていて、そして未来に続いていく」ことまでも実感できてしまう。

『悠大で悠久の物語』

ハリウッドが狙ってきそう 笑。

ここは無理があるんじゃないの?という部分ももちろんありますが、そこは架空のお話。
気にしないで見れたモン勝ちです。

二期があるとのことで今から楽しみです。

<2019/7/11 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
あにこれのあらすじ紹介だけで期待値上げてた作品ですが・・・面白いやんけ( ・∇・)

ざっくり言うとタイトルの通り
「ララーシュタインのような髪型した少年が科学でファンタジーに挑む」
と言う感じかな。

ララーシュタインってなに?と言う方は是非、画像検索してみてください。
ついでに言うとこのララーシュタインさんが登場する作品。
OP曲はグラムロックの名曲ですよ。

閑話休題

さて本作、ちょっと変わってる印象です。

普通、物語の分類で
ファンタジーと言えば「科学的裏付けの全くない空想」作品で。
SF(Science Fiction)と言えば「科学的裏付けがあったり、あるように思わせる空想」、 つまり科学と空想が入り混じった作品なのですが。

ところが本作はどちらとも言い切れない。
強いて言えば
「Science(科学) &(そして) Fantasy(空想)」
で「SF」かな

科学的裏付けが全く感じられない現象に対して
めちゃくちゃ地味な科学的考証の積み重ねで立ち向かう。
ScienceとFantasyの二つが融合せず、お行儀よく隣り合ってる印象です。

地味なウンチクも多い。
そう言うの好きな人にはぴたっとハマると思います。

例えば理系のアニオタの私とか( ・∇・)♪

自分は今期、「ヴィンランド・サガ」「炎炎ノ消防隊」「コップクラフト」と並んで注目しております。

<2019/7/15 追記>
2話目観ました。

炭酸カルシウムの4番目の使い道が意味ありげで気になるー笑。

そして新キャラ登場。
獅子王さん。
濃いですねぇ。
{netabare} 空飛んでる鳥を木の上から飛びかかって捕まえちゃったよ、この人 笑。
チート武力{/netabare} 担当だそうです。

さあこれで3人。
人間、3人集まると派閥が生まれるというような言葉がありますが、もしかしたらこれからはそんな展開なんでしょうか。

獅子王さんの発想は昨今の{netabare} 世代間の断絶{/netabare} のようなものを表してて面白いです。

でも、それを是としたら{netabare} ジャンプのような商業誌には載せられなくなってしまいます。
というわけで主役のララーシュタイン、もとい千空さんはかっこよく反発して、{/netabare} 引きへ・・・

でもですよ。
ちょっと思うんです。
もし{netabare} 獅子王さんの考え方に千空さんが同調して物語が進んだら・・・
結局、若い世代同士が新しい利権を奪い合って理想郷なんてできないってことがわかってEND{/netabare} とかSFっぽくてそれもありかなーなんて 笑。


ところで全く話は変わりますが。
他の方のレビュー拝見してて{netabare} 「石化してるのが表面だけならなんで中身の生物は何千年も生きてるの?」{/netabare} というような疑問を複数見かけました。

そこはファンタジー部分だから、と私は飲み込んでおります。
それ言い出したら、{netabare} 石化したら息できなくて数分で死ぬじゃん、という話だし。
仮に呼吸できたとしても水も食料もなければ一週間ももたないし。{/netabare}
そこら辺はファンタジーなんじゃないですかね。

<2019/9/3 追記>
9話まで観ました。

アニメでも映画でもドラマでもなんでもそうですが。

登場人物に対して「なんでそこ気がつかないの?」とツッコんでる自分いませんか?
それは俯瞰して見てる視聴者だからこそのツッコみな訳で。
物語を進める上での重要な部分ほど気がついてくれない。
それが物語の面白み。

ところが、たまにそういうのが極端に少ない作品もあります。
デスノートとかそうですよね。
登場人物が賢いので先の先、裏の裏まで読む。
ところがそれでも裏かかれちゃう。
で、そこが面白かったりする。

本作もデスノと同じ匂いがします。
千空さんはもとより、獅子王さんもかなり思慮深く用心深い。
お互いに裏の裏の裏を掻きあってもう痒いところもないくらい。

もしかしたらデスノの系譜と言える作品なのかもしれないですね。

デスノのようなイケメンいないので女性人気は覚束ない感じですが、理系男の私はハマってます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

83.0 3 筋肉でバトルなアニメランキング3位
モブサイコ100 II(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (479)
2323人が棚に入れました
ごくフツーの暮らしがしたいと願う中学2年生・影山茂夫、通称「モブ」。
一瞬で人混みに紛れてしまうほど、サエない外見をした彼は、
じつは誰よりも強力な超能力の持ち主だった……。
そんなモブと彼を取り巻く人々との青春や恋、静かに降り積もりやがて爆発する数々の感情。
そして、かつてモブの前に立ちはだかった謎の組織「爪」の再臨。
思春期真っ只中の少年の魂が咆哮する、明日はどっちだ!?

声優・キャラクター
伊藤節生、櫻井孝宏、大塚明夫、入野自由、松岡禎丞、佐武宇綺、藤村歩、細谷佳正、國立幸、松井恵理子、楠大典、丹沢晃之、M・A・O、石田彰
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ねじ式

ボンズ制作、アクションコメディ。

世界は非科学的な怪奇現象で溢れている。
人々はそれらと出くわした時、
成す術もなく恐怖の闇に飲み込まれる。
そんな混沌とした闇と対峙する者たちがいる。
それが霊能力者である。

シュールな笑いと、時々感動。
間違いなく優れたコメディであり、
前作を軽々と超える物語の力に圧倒されます。

霊とか相談所のホームページ作成が、
物語を見事に水平展開させ、
{netabare}舞台は全国に渉り珍道中が始まる。
トンネルダッシュばああは最高のキャスト。{/netabare}

影山モブと師匠霊幻新隆の、
奇妙な信頼関係と2人の葛藤が描かれ、
モブの人間的な成長が物語の軸になっている。
ふと立ち止まって考えさせられる、
不思議な台詞の魅力がありますね。

{netabare}素朴に生きて来たモブに芽生える疑問の数々、
霊にも存在理由があり生者と同等の尊厳がある。
存在神学、真理の非隠蔽性、
それは私たちの感覚を超えて深いものなのだ。{/netabare}
油断していたら不覚にも感動する。
せっせと真理のねじを巻きましょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 43

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

1期の名曲OP「99」MOB CHOIRは高校の合唱部とかで歌ったらカッコいいんじゃないかと思うんです

<2019/4/28 初投稿>
原作は未読。
本作は2期目ですが、1期とまとめてのレビュー・評価です。


ヘタウマと称される作品であっても、人によっては「ただ下手なだけ」「手抜き」に見えたり。
ヘタウマって見る人の感性にマッチするかどうかなのでしょうね。

モブサイコ100、私はピッタリハマってしまいました。

その絵柄・キャラクターデザインは至ってシンプルで見ようによっては雑とも。

でも表情は豊か(←ここものすごく大事)

どこかで見たような絵なのに、どれとも似ていない、目だけでもそれとわかる不思議な個性。

さらにこれをアニメ化したbonesの力量が相まって高品質のアニメに仕上がっています。

物語も
「もしモブキャラのように地味な男の子が超絶超能力者だったら」
という一見シンプルで底が浅そうなお題をうまい具合に膨らませてます。

こういうのをセンスの塊と言うんだろうな。
ONEさん、すごいわ。


主人公は地味だけど心の優しい少年・影山茂夫(シゲオ)。
茂夫の音読み+モブキャラのように地味なことから通称「モブ」と呼ばれています。
実はモブにはものすごい超能力(と霊能力)があります。
周囲にはその能力をひた隠しに隠して・・・というわけでもないようですが、いかんせん陰が薄くて中学のクラスメイトは誰も気がついていない 笑。

そんなモブが強さを発揮する爽快感と熱いバトルを味わう作品であり、

モブの師匠(?)の霊幻新隆(れいげんあらたか)やクラスメイト、超能力者達、"エクボ"などの悪霊、変な敵達など味濃いめのキャラの皆さんを楽しむお話でもあり、

そんな人たちに囲まれたモブの成長物語でもあります。

よくよく考えてみると、やはり今期放送された「ブギーポップは笑わない」といろいろ真逆な作品かもしれませんね。

ブギーポップは箱庭的
モブは一つの点を大きく膨らまして

とか言っても漠然としすぎでしょうか。
(私はどちらも好きです)


本作は物語性とエンタメ性合わせ持つ超優良作品だと思ってます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

少年漫画主人公の最前線。スーパーな作画、ひたむきな心!。

 本作は大人気作品ですから私が今更しゃしゃり出る必要はないと思います。本作だけでなくone先生の作品についての分析では「山田玲司のヤングサンデー」で先生ご本人を混じえて解説しているのでそちらをご覧になっていただくのがベストだと思います。


 そこで、今回はモブが少年漫画主人公の新たなエポックだと私は考えるのでここまでの少年漫画の主人公の変遷、その結実としてのモブ、という視点で書いてみます。


 かつて主人公は公明正大な正義の象徴であった。戦前から戦後すぐまでの漫画における主人公は何の影もない理想、道徳の権化といっていいものでした。この主人公像を後年も受け継いでいるのは「ドカベン」こと山田太郎などであります。時代が良い意味でも悪い意味でも邪気なく正義を信じられた時代において、主人公も正にその流れを受け継いでいたのです。


 しかし時代を経るとそうも言ってられなくなってきました。高度経済成長の矛盾、リアリズムを求める作家たちの想い、なにより学生運動に代表されるプロテストの時代がやってくると主人公も変化します。


 アメリカン・ニューシネマの主人公たちと同じように破滅的な程に若い主人公たちが、影のある社会の中で苦闘する梶原一騎に代表される暗い影がある主人公へ、もはやイノセントではない主人公、社会の時代になっていったのです。その代表が「あしたのジョー」の矢吹丈でしょう。


 そんな流れが主流になるも、ニューシネマと同じで10年も暗い話を見てるとお客さんはいい加減ウンザリしてきました。しかも、好景気のビックウェーブが訪れて主人公はまた変化します。80年代以降の二大潮流はイノセンスと不良です。


 80年代少年漫画の主人公の代表は当然歴史的な存在である「ドラゴンボール」の孫悟空でしょう。主人公観が一周したように思えますが、ポイントはこちらはアホという点です。不良もまたアホという点では共通しています。彼等は完璧な存在ではない。彼等はアホだけど、いやアホだからこそ真に重要なイノセンスな持っているというところがポイントです。


 バブルの時代ではもはや努力も影もあんまり必要ではなくなり、純粋さが強調されるようになります。そして強さを正当化するのに「選ばれし者」という視点が重要になります。血縁だったりなんなりで、努力するまでもなく特別な存在という流れが生じてきます。当時ジャパン・アズ・ナンバーワンだった日本としては、自分たちが「選ばれし者」だ、という認識が意識的、無意識的に存在していたからこそこのような主人公が時代を象徴したのでしょう。


 しかし、バブルは崩壊してカオスがやってくるとなかなか主人公像が定まらなくなってきます。混迷の時代がやってきて、もはや少年漫画自体が危うくなってきます。「選ばれし者」であることが呪いであるエヴァのシンジ君のような存在が現れたが決して主流にはなりませんでした。


 そんな中で突如、流星のごとく現れたのがone先生の主人公、特にモブでした。モブは少年漫画の脱構築でありながら、その流れを継承する真に偉大な新たな主人公像だと言いたいのです。


 モブは、冷静でもはや積極的に争うはないし競い合いません。彼等は海賊王を目指したりせず、トーナメント勝ち上がるわけでもありません。これらは「悟り世代」と呼ばれる現在の気分を体現していると言えます。


 なんでそんな競争するの?、なんで大きな夢だの出世だのに血道をあげないといけないの?。「そんなこしてもモテませんよ」。モブにはもはや単純な成長神話を信じていない、信じられない現代の象徴なのです。無条件で信じられていたことに距離を置いて、冷静に分析する脱構築の眼差しがここにはあります。


 では、彼は熱くなれるものが何もないのか?、それでは少年漫画の主人公としてどうなのか?。そこでもう一つの主人公の流れが活きてくると私は思います。それはアウトサイダーとしての主人公という観点です。


 歴代の主人公たち、特にジョジョの主人公たちが典型ですが、ジョナサンを除いてみんな不良であり、学校や社会の外にいるアウトサイダーたちです。しかし、いやだからこそ彼等は黄金の魂を有している。学校や社会に組み込まれて単なる歯車としての「良い子ちゃん」にならない気概なくして黄金の魂は宿せないのです。


 このアウトサイダーの流れは歴代の少年漫画主人公の変遷の中でも変わらず活きています。彼等は決して主流派ではなく例外の存在であり、自分の道を生きているという点では同じなのです。


 そこでモブを見てみると、彼もまたアウトサイダーだとわかります。彼の師匠が霊幻な時点でそれは明らかでしょう。師匠が強くもないし、人間的に完成されているわけでもない、むしろ社会から見ればダメ人間というのが重要なのです。彼は何にも持ってないようで、モブには一番大事なものを持っています。それは「良い奴になれ」という精神です。


 クソみたいな社会、感情が劣化しきった人々の中で、「良い奴」であれ!。コレほど簡単そうに見えて成し遂げがたい、アウトサイダーな生き方が現代にあるでしょうか?。もはや社会が良くなることは殆どありえない、抜け駆け上等な世界の中で、それでも「良い奴」であれ。投げるな、諦めるな、真っ当であれ。


 成功しなくても、夢を追いかけなくてもいい。それよりも出会って深く繋がれた人々に対するリスペクトを、「選ばれし者」じゃなくて「モブ」であっても「良い奴」であることが一番のヒーローなのだ、という主張が彼からはビシビシ伝わってきます。この大人さと気高さ、テーマとエンタメの融合度の見事さは他にはピクサー、近年のディズニー作品くらいしか類例がない見事さです。


 是非とも3期をやっていただいて、あの感動的なラストを早く見たいものです。「良い奴」になろうと努力しあがいてきたモブが最後に救ったものは…。そして、エクボは最高の相棒キャラである。


2019年最高のアニメは本作だと確信してやみません。たぶんラストになる3期は号泣だろうなぁ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

74.8 4 筋肉でバトルなアニメランキング4位
炎炎ノ消防隊(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (507)
2259人が棚に入れました
全人類は怯えていた──。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト"となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象"。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。とある理由から“悪魔"と呼ばれる、新入隊員の少年・森羅 日下部(シンラ クサカベ)は、“ヒーロー"を目指し、仲間たちと共に、“?ビト"との戦いの日々に身を投じる!!

声優・キャラクター
梶原岳人、小林裕介、中井和哉、鈴村健一、上條沙恵子、M・A・O、楠大典、興津和幸、日野聡、関智一、悠木碧、小西克幸、Lynn、河西健吾、宮野真守、前野智昭、津田健次郎、阪口大助
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

憧れの消防士とは違えども

原作未読


JUMPっぽいなと思ってたらマガジンです。
マガジンはラブコメしか読んでないので全く分かりませんでした。


 そもそも消防士はかっこいい


人体自然発火現象なる突然体から火が出て“ホムラビト”と化し、人間の脅威となっている世界。そこをなんとかする特殊消防隊員らの物語。独特な世界観ですが無茶してる感じはしません。

ただし思い描いてた映画『バックドラフト』だったりドキュメンタリー『9.11』に出てくるような消防士のかっこよさとはちょっと違っていて、世界観を維持するための消防士設定という感じ。“異能バトル”全開でした。火を恐れながらも勇気を振り絞って人命救助にあたる崇高さはないですね。残念。

どうでもいいけど、ホムラビトって表記は『焔ビト』なんですね。表記を『炎人』にして作品がヒットした暁には沖縄のTシャツ屋さんでグッズ展開を狙えたかもしれないのにもったいない(適当)。

第8特殊消防隊の面々 ※名を先、苗字を後

森羅 日下部(CV梶原岳人):主役
アーサー・ボイル(CV小林裕介):バディ的な?
秋樽 桜備(CV中井和哉):大隊長
武久 火縄(CV鈴村健一):中隊長
茉希 尾瀬(CV上條沙恵子):元軍人
アイリス(CVM・A・O):シスター

{netabare}※途中合流
環 古達(CV悠木碧):森羅達と同期
ヴィクトル・リヒト(CV阪口大助);科学捜査官?
ヴァルカン・ジョゼフ(CV八代拓):職人{/netabare}


第8とあるくらいなんでその前に第1~第7があります。つまり消防隊だけでも結構なキャラ数。
消化(鎮魂)活動を通じて人体自然発火現象の謎に迫るミステリーものと思いきや敵対する勢力も早々に出てきて異能バトルものの様相も呈してきます。そいつら含めるとけっこうなキャラ数。たしかに1クールでは難しい数ではありました。
女子は棲み分けできてて覚えられましたが、男子は大隊長クラスでもないと怪しかったです。

なんていう感じでしょうね。


 ユニーク世界で少年漫画らしいバトルを堪能


という感じでしょうか。
少年漫画らしいとは良くいえば安心安定懐かしのメロディ。現代らしさはあるものの脈々と受け継がれた伝統芸を堪能するようなもんです。
悪くいえば子供だまし。面白いと感じても心の奥にズカズカと土足で踏み込んでくるような深い感銘とは程遠いです。
モヤモヤが残ったまま完走しちゃいました。モヤモヤの原因はよく分からん。

{netabare}しかも今流行りの“祝2期決定!”エンドです。若干ネガティブな追い討ちをかけます。{/netabare}

少年漫画に抵抗なく、若干毛色の違う世界観を堪能したい。こんな方にお勧めです。



■ピックアップキャラクター

1.環 古達

悠木さんの声震わせる演技はいつもながら絶品ですね。しかし環というキャラの真骨頂はそこではありません。そうみんな大好き

 {netabare}“ラッキースケベられ”{/netabare}

漫画などの表現技法のひとつでネットスラングっぽくいつのまにやら一般化したワード『ラッキースケベ』がキャラの口を通して耳に入ってくる衝撃。
しかも一連の“られ”るモーションが極めてくだらない(褒め言葉)。あまりにも荒唐無稽この上なしで、モニターに向って「なわけあるかいっ!」とツッコめる仕様だったのはスタッフGJです。


2.アーサー・ボイル
 
主役の近いところに配置されるウザキャラ。
一般論ですが、他の作品でも厨二的イタいキャラってけっこうな頻度で登場します。何故なんでしょう?
最近のガキンチョ(若造と言ってもよい)とても品行方正です。わかりやすい悪ガキにはなかなかお目にかかる期会はありません。その反動なんじゃないですかね?
「わけわかんない」「ウザい」「言ってることがよくわからん」面と向かってはできないコミュニケーションを代理でやってくれるキャラを時代は欲してるのかもしれません。
キャラ多過ぎて棲み分けに困ったとかいう理由でない限り、こんなウザキャラにしなくても良かったのでは?と個人的には思います。

3.その他
 ・鈴村健一さんと坂本真綾さんの夫婦共演にニヤニヤ
 ・烈火星宮:超ハイテンションで関さん楽しんでやってそう


今回はこれくらいで。


{netabare}兄“森羅”と弟“象”。隠れ親族で“万”とか出てくんのかな?ワクワク{/netabare}



視聴時期:2019年7月~2019年12月   

------
2020.07.18 追記

2020年7月:2期開始(全24話予定)
となるとトータルで50話近くとそれなりのボリュームになりますね


2020.02.04 初稿
2020.07.18 追記
2021.10.08 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大久保篤の帰還

<2019/7/6 初投稿>
今期のアニメ作品チェックはかなり遅めで一昨日くらいにようやくタイトルをざらっと眺めたところ。
個人的には高木さん二期は鉄板として、目に付いたのはヴィンランド・サガ、コップクラフト、そして本作でした。

ヴィンランドはキャッチしてるレビュアーさんからかねてより噂を聞いてたのと、youtubeで「ポンコツランド・サガ」観てたので 笑。
コップクラフトは賀東招二と村田蓮爾だから。

そして炎炎は・・・原作の一巻が出た頃、買って読んだんですよ。
あのソウルイーターの大久保篤さん新作ということで。
で、当時「これはいずれアニメ化するんだろな」と思い、それ以上読み進めるのを封印しました。
だって原作にハマりすぎるとアニメ化した時に辛口になっちゃうから 笑。

それぐらい原作を気に入ってます。

原作一巻の印象は
ちょっとファンタジーな消防士の作品。
バトルシーンは炎を二つ重ねてるだけに熱くて暑そう。
ソウルイーターと比べるとちょっとジャンプっぽいかな。でも、大久保篤調のちょっとイラストチックなデザインは健在です。

さてアニメ。
一話観ました。
大久保篤先生の個性的で病みつきになるデザインは少し摩耗して魅力が減ってる気も(ほら、原作気に入っちゃうとこんな風に見る目が厳しくなっちゃう 笑)
でもそれ以外は気に入りました。
かなり好みです。

人体発火現象というちょっと風変わりなテーマをどんな風に生かしていくのか楽しみです。

あ!評価は見始めなのでデフォルトの3.0にしてます。

<2019/7/15 追記>
2話観ました。
やはり良作の予感。
良い話です。
特殊消防隊の役割、そして想いのよく伝わる回でした。

エクスカリバーも出てきたし。
聖剣さん、良かったですね。
ソウルイーターから出張ですよ 笑

ところでまた来ましたね、つんちょ
今期はつんちょ何人いるんだよ、と。

<2019/12/14 追記>
21話まで観ました。

ここまで観てひとつ残念なところ。
ギャグのテンポが妙というか変というか。
不協和音の様に感じてしまうところは残念です。
もともと大久保さんの漫画のギャグはテンポも時と場所も独特なところはあるのですが、それらをうまくアニメに嵌め込めなかった感じ。
これは結構罪が重くて、流れを阻害してお話そのものが間延びしてる様に感じてしまう。

この点以外はかなり好みです。
映像も音楽もストーリーも。
丁寧に練りこまれた世界観もクセのあるデザインも好み。

ラッキースケベられ体質ネタは最初は意味がよく飲み込めなかったけどようやく目が慣れてきました 笑。
まさかこれが武器になるなんてねえ。

もうすぐ終わりなので中間評価。
とりあえず4.2点です。

<2019/12/29 追記>
最終話まで見終えました。

敵の正体、つまり力の種類や度合いが見えてきて、その仕組みもわかってきて。
主人公・森羅の幼少時の悲劇の真実もわかり。
そして二期へ。

やはり面白い作品でした。

この変わった世界観とデザインがやはり好み。

名前ひとつとっても、登場人物は漢字のまま「名→姓」の順になってます。
主人公・森羅日下部(シンラ・クサカベ)もファーストネームは森羅で、日下部が苗字。
普通なら日下部森羅なのですが、とある事情で先にファーストネームが来ます。
そうした細かいところにちょっと凝ってるとこなんかが好きなのです。

そういえば最近「日本人は名前をローマ字で表記するときはできるだけ『姓→名』の順にしましょう。」なんて御触れが文化庁から出たのだとか。
公文書は外務省除いてこれに従うみたいですね。
変えるの大変そう

閑話休題

大久保篤作品のソウルイーターは敵と思った者が実は味方だったり、その逆だったり、敵が一時的に味方になったり、三つ巴の構図だったり、と人間関係が変わっていくのが特徴なんですが、本作もそうなるんでしょうか?
{netabare}ジョーカー{/netabare}とか{netabare}リヒト{/netabare}とかの今後の立ち位置が気になるところです。

ギャグのテンポ以外は概ね大好きでした。

あと、ワン・ワン・ニャインの犬顔のオッサンもじわじわくる。
悠木碧さんが声当ててるんですよね。
器用だ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

環ちゃんのラッキースケベられ体質発動は面白い!って思ってたけど…

話の本筋は、人類がほとんど絶滅した世界で、
わずかに生き残った人々の、
存続をかけた絶望的な営みなんです。

だから森羅君も騎士王君も、
大隊長や中隊長も、
何かピントずれてるけど、
一生懸命っていうか、
必死なんです!

そんな世界にあって、
何ですか?!
「ラッキースケベられ体質」ってwwww

ラッキースケベって男尊女卑な感じがして、
本来は好きじゃないけど、
炎炎ノ消防隊は基本的に暗い話で、
SFバトル系ダークファンタジーだと思うから、
環ちゃんがスケベられてる限り、
きっと希望は無くなりません(≧▽≦)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

何かもう大詰めだと思ってたら、
2期に続くってなっちゃいましたけど、
序盤の頃の颯爽とした感じ、
ちょっと足りないですね~
2クール目は、
なんかガッカリしてます。

話とか世界の謎とか、
なんか解き明かせば解き明かすほどに、
薄い感じ?
結局
終わりのセラフの、
幼なじみ対決を、
実の兄弟に置き換えただけ?
って、そんな感じです。

出だしの時の世界観が凄く面白かったから、
余計に、
バトルファンタジー一色になっちゃった展開が、
とっても残念です(´д`|||)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

67.7 5 筋肉でバトルなアニメランキング5位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (325)
2113人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

私的最長の視聴アニメ

この世のものとは思えない最恐師匠たちにより鍛えられる弟子の話です。
結構正統派のアクション&コメディーかな。
弟子ケンイチの、単純素直な性格がこのアニメのみそですね。
梁山泊での多種多様な修業はハードで、普通死んじゃうでしょ的シュールさがあります。
その辺はリアリティーがない日常なのでスルーした方がいいです。

敵は、不良グループのラグナレク。
ハイ、そんじょそこらのグループとはわけが違います。
八剣豪はとんでもなく強く、こちらも人間業ではありません。
もっとも奇妙なのは第五剣豪の音楽拳法?回転拳法?
全くわけがわかりません。
戦いは真剣だけど、常にコメディーをぶっこんできます。
というか、戦い自体がコメディーかも。
その中で、経験値を重ね強くなるケンちゃんに注目。
ロールプレイング的に仲間も増え、友情もめばえちゃいます。

ヒロインの美羽も底知れない強さです。
そのくせお嬢さん言葉。
ギャップ萌えという奴でしょうね。
良スタイルの巨乳で、ピチピチの戦闘装束では自然と・・・。
軽いエロ要員と化してました。

50話と長いので中だるみがあります。
でもキャラの濃さに支えられて何とか視聴終了。
ちなみに、このアニメの視聴期間は約2年です。
最初の方は記憶ありません。
ああ、長かった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

NOIZUZION さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男(俺)のロマン詰め込みアニメ

個人的に、武術とかあこがれてる僕です(^O^)/
皆さんもそうじゃないかと勝手に思ってますwww

原作を知って、見てみたい!!と思ったんですが
漫画の絵が好みじゃなく・・・(ファンの方すいません)
アニメは絵が少し違う!!と思い視聴しました。

いやー面白かった。
キャラもみんな個性があって良かったです(^◇^)
主人公の性格がいやだと思う人がいるそうですが。僕はそうは思いませんでした。
沢山いる師匠達はみんなかっこよかったです。

史上最強の弟子ケンイチって
史上最強の弟子、ケンイチとも取れますし
史上最強の、弟子ケンイチとも取れますね。
こういうタイトルに工夫してあるのは大好きです!!

やっぱり武術好きとしては、かっこいいアニメですwww
実際にできる技ばかり、(でも見た後に友人に試してはいけませんよwwwマジで怪我しますから)

ストーリも面白かったです。しかし、王道過ぎて先の展開が読めてしまう・・・
あーこうやって出てくるキャラは、確実に黒だなとか、簡単にわかってしまいます
しかし、燃える展開が多かったです王道最高!!(さっきと言ってること違いますね(・.・;))

武術とかに興味あるなら絶対面白い!!
興味無くても、面白い!!・・・・と思うアニメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

62.6 6 筋肉でバトルなアニメランキング6位
すもももももも 地上最強のヨメ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (294)
2058人が棚に入れました
犬塚孝士は東日本を代表する武術家の家系に生まれ、その後継者でもあるのだが幼い頃のとある事件により暴力恐怖症になり、武術をやめ検事を目指していた。しかし、高校生となった孝士の元に、同じく武術家の後継者である九頭竜もも子が、孝士と結婚し地上最強の子孫を作る為に押しかけてきた。
だが、孝士・もも子の結婚によって十二神将戦争を終結される事を恐れた刺客が、犬塚孝士暗殺を達成し第7次十二神将戦争を起こすべく、犬塚孝士の命を狙い次々と襲い掛かってくる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトルアニメ風、ラブコメ風の、ギャグアニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

「瀬戸の花嫁」「そらのおとしもの」などが好きな方は合うかもしれません♪ 原作読破済み。

【総括】
ストーリーは破綻していて、バトルは無茶苦茶で、下ネタ連発。でも、なんか笑えるんですよね、シンプルに。私の場合は原作からのファンなので、アニメ単独での評価は難しいのですが、とにかく肩肘張らずに視聴するのが正しい態度かと思いますよ。あの馬鹿みたいな登場人物やハイテンポでハイテンションなギャグに笑えれば勝ちだし、笑えなければ価値なしのアニメだと思います。

あと、OPは電波系ソングとしてはなかなか高クオリティで有名な「最強○×計画」です♪


【視聴終了】
{netabare}
ただまあ、原作組からすると、やや不満が残るアニメ化でした。アニメではギャグとエロの要素が際立っていましたが、原作ではもうちょっと、バトルの熱さや、主人公とヒロインのラブコメも良かったんですよ。まあ、漫画なんで、序盤の数巻はギャグやエロで読者をつかみにいき、ラブコメなんかはじっくりと時間をかけて、終盤のメインにしていってるんで、そこはしょうがないです。ただ、アニオリ展開はつまらなかったですね。

あと、アニメの後半は主人公の成長(バトル)をメインに据えていますが、イマイチでした。あれなら、そのまま日常系ギャグアニメとして完結させるか、アニオリでも良いからラブコメを頑張った方が良かったかな~と。
{/netabare}

【余談 原作者は「マギ」の人】
{netabare}
原作は「マギ」で有名な「大高忍」さん。初めて「マギ」を読んだとき、自分の中で作者が結び付きませんでした。よく読まなくても、絵柄とか一緒なのにね。というくらい、「マギ」とは違います。まあ、連載していたのが、少年誌と青年誌の違いがあるし、そもそも大高さんは「マギ」のような少年漫画が描きたかったらしいし。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「あなたをお守りしますからあなたの子供をください。」う~ん納得いかね~な・・・ しかし、ヒロイン全員強すぎだろ・・・

ストーリー

この作品の主人公の犬塚孝士は、とある武術家の家系の後継者としてこの世に生まれたが、幼い頃の事件により暴力恐怖症になり、武術をやめ検事を目指していた日々を送っていました。けれどそこにいきなり現れたのは同じく武術家の後継者である九頭竜もも子が、孝士と結婚し地上最強の子孫を作る為に押しかけてきました。もも子は十二神将戦争を終結するために結婚する事を決意しました。けれど十二神将戦争の終結を恐れた敵側は刺客を送り込み犬塚孝士の命を狙い次々と襲い掛かってくる日々を送る事になりました。この作品の物語はそんな犬塚孝士の命を賭けた話です。

私の感想。

キャラクターデザイン以外は結構良かったと思います。ストーリーや世界観は結構きちんとできていてあまり不可解な所は無かったです。

けれど先ほど述べたようにこの作品のキャラクターデザインは少しいまいちです。主人公の犬塚 孝士のデザインは結構気に入っているのですが、九頭竜 もも子のデザインはいくらがんばっても苦手です。苦手なのはあの目です。あんなに大きいのに体と頭の大きさがあっていない・・・ そして、ユルキャラ化すると目が小さくなって、顔も魅力が無くなるのは・・・・ どうもあのデザインは苦手です。けれど、私はこの作品の男性キャラのデザインは結構気に入っています。ムキムキなのに体のバランスが結構きちんとしているという所が良いと思います。

あと、この作品で結構私が気に入っている所はキャラクター(特にもも子)が出す時の竜や、蛇などが結構リアルスティックで気に入っています。あんなにむちゃくちゃな技なのにあんなリアルなのが笑えました。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

設定上九頭竜 もも子にはアホ毛があります。けれどそのアホ毛のは邪道です。ってか私のあのアホ毛はアホ毛ではありません。最悪です。なぜなら桃色の髪で常にゴムで結んでいるアホ毛っと言う形になっていますが、まったく可愛くありませんし、もし髪をおろしたら、 普通の髪じゃないですか~ しんじらんれません。

オープニング

「最強○×計画」(第1話 - 第12話)
「子作りしましょう」でスタートするオープニングってたぶんこの作品以外ないでしょう。ってかいきなりすぎるだろうww 何でわざわざ言わなきゃいけないんだよww どうしても子作りしたかったら、押しばかりではなく、引きも大事だと思うんだか・・

「切情! 佰火繚乱」(第13話 - 第24話)
私はこのオープニングはあまり気に入れませんでしたが結構良いオープニングだと私は思います。なぜなら、結構キャラクターの魅力が出ていたと思います。そのおかげでかなりこの作品に魅力がでていると私は思います。

エンディング

「NO ROCK NO LIFE」(第1話 - 第12話)
この曲は結構静かな曲です。けれど画像は上下に結構騒がしい画像が移っているので、なれないと結構きついです。

「妄想ブレイク」(第13話 - 第24話)
私は結構このエンディングのほうがこの作品ぽいと思います。キャラクターの魅力が結構出ていますし、曲も結構私好みですし。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子作りしましょ!地上最強のラブコメ

弱くて暴力恐怖症だけど最強の格闘家の遺伝子を持つ「犬塚孝士」
そこにいきなり滅法強い押しかけ女房「九頭竜もも子」がやってくる。
主人公の最強の遺伝子を狙って敵が襲ってくるのを、どんどん撃退していくお話です。

「子作りしましょ!」という出だしのOPは一時期エンドレスで聞いていたぐらい好きです。
カラオケで歌ったら大いに盛り上がるか、ドン引きされるかのどちらかでしょう。
OPで大体作品の内容は分かりますが、格闘+ラブコメ(微エロ)です。

ただコメディがかなり強くて、個人的に大好きなアニメです。
もも子は孝士の妻になるべく「孝士どの〜」と健気に奮闘するのですが、全く相手にされず全然報われませんw
他に「馬仮面」やら「いろは」やら個性豊かな面々の魅力を存分味わうことが出来ます。
安定感のあるおバカな正統派コメディですが、終盤は結構熱い展開で真面目にバトルしています。
そこはお約束といったところですが、無難に面白かったアニメですね。

こんなに評価低いのがちょっと悲しい・・・
もっと評価されるべきとまでは言わないけど、これ好きな人は結構いると思うんですけどね。
原作のキリのいいところでアニメは終わってるんですが、
この続きはそれほど面白くもないので、二期はおそらくないし期待してもないですw
おバカなアニメが好きなら、無難におすすめできるアニメだと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

71.7 7 筋肉でバトルなアニメランキング7位
世紀末救世主伝説 北斗の拳(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (322)
1450人が棚に入れました
西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。だが、人類は死に絶えてはいなかった。暴力がすべてを支配する世界となった核戦争後の大地で、途中で出会ったリンやバットを連れ、北斗神拳伝承者・ケンシロウが暴徒を相手に拳を振るう。北斗神拳を共に修行した兄達、それぞれの宿星を持つ南斗聖拳の伝承者達が現れ、ケンシロウと激闘を繰り広げていく。

声優・キャラクター
神谷明、一龍斎貞友、鈴木富子、古川登志夫、山本百合子、塩沢兼人、土師孝也、内海賢二、千葉繁
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

男のロマンとヒャッハーが詰まった作品・・その名も北斗の拳

核戦争によって荒れ果てた世界で
水と食料などの資源をめぐって戦いが繰り返されるという
世紀末的な最終戦争後の199X年が舞台。
伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者ケンシロウと
その戦いの中で出会う強敵(とも)をカッコよく描いた
ハードボイルド系アクション(サディスティックなギャグもあるよ!)
ジャンプで連載されていたアニメ。

OPとケンシロウの台詞「お前はもう死んでいる」や
「ひでぶ」「あべし」等の敵の断末魔が有名で多少一人歩きしているが、
作画やBGMは多少時代を感じるけど
内容やストーリーは今観ても個人的に面白い。
元々、兄が原作ファンで興味を持っても
グロ耐性の無い私は漫画を見ることができず、
多少規制されているアニメならストーリーを楽しめるかも!と、思い
スカパーアニマックスで放送してくれたおかげで観ることができ、
お気に入りになりました。

オーストラリアの映画作品 マッドマックスと北斗の拳の共通点
{netabare} 今年マッドマックス~怒りのデスロード~公開記念に
マッドマックス1と2と上のデスロード↑観ました。

特にマッドマックス2は
戦争後の荒廃した世紀末的世界観設定で(1はわりと平和だった)
モヒカンヘアーで暴れまわる暴走族や石油の奪い合いと
バイオレンスアクションが北斗の拳に(他の1980年代の作品にも)
多大な影響を与えたらしい。
(ちなみに、マッドマックス2の公開が、1981年
北斗の拳の連載前の読み切り作品が1983年)

主人公マックスの(マッドマックス1のラスト10分くらい)
レザージャケットと肩パッドがモロにケンシロウファッションだし、
マッドマックス2のヒューマンガス様は
ジャギ様そっくりの見た目(笑)

共通点を探したい、北斗の拳のルーツを知りたい
ヒャッハー!!したい北斗の拳ファンの方に
是非マッドマックスをオススメしたいと思います。 {/netabare}

好きなキャラなど。{netabare}
観たのが4年前くらいなのでだいぶ忘れちゃいましたが、
最期の瞬間まで仲間との友情とマミヤへの愛のため戦い続けたレイと
愛故に心の渇きを癒したいために聖帝になったサウザー
(ピラミッドの先端を運んだシュウを私は忘れない)
ラオウやトキ、他にもたくさんの魅力ある強敵が印象的です。

個人的に吹いたらカサンドラなメンバー
(自称)天才なアミバ様(あ、間違ったかな?)
突然出てくる「汚物は消毒だーッ」なモヒカン
「俺の名を言ってみろ」と繰り返しケンシロウに迫るジャギ様
人気の高いハート様とカサンドラのウイグル獄長なども印象深い。{/netabare}

余談
{netabare} 「北斗の拳 イチゴ味」テレビアニメ化するらしいですね
おちゃめな聖帝サウザーが地味に楽しみw
北斗の拳、昔に実写映画化したらしいけど
私は観てないし何も知らない・・(震え声){/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

何故名作なのか?

作画も物語も荒々しいのに
何故、北斗の拳は魅力的なのか?

それは、ケンシロウ、ラオウ、トキなど彼らは
北斗マニアや当時のファンから見てスターであり
熱い死闘はアーティストのライブ同様に血沸き肉踊るものだったからですね。

このアニメに出てくる男どもはマッチョです。
スタローンやシュワちゃんが人気を博したのと同じですね。

悪役にも華がありますね。酷いことしたのに哀愁があるシンは勿論
本物の外道のジャギ、アミバも最悪だからこその魅力があります。
徹底的に悪い奴をケンシロウが北斗神拳で処刑する。
勧善懲悪のカタルシスがちょうどはまっていたのかも知れないですね。

処刑と言えば雑魚モヒカン、世界崩壊前は何をして生活をしていたかは疑問ですが
悪人には違いないですが彼らは総じて陽気でユーモラスですよね
村人を殺したりした奴らを抹殺するとき表情こそ変わりませんが
ケンシロウはノリノリですね。やっぱり日本人は勧善懲悪がいいのですね。

後付けでラオウが聖人化されたり、スピンオフ乱発とか色々問題ありますが
ラオウを倒すまでは良い作品であるとは思いました。

そして、改めて観てみると…あまり面白くなかったので下方修正したのだったw
いちご味のせいで勝手に美化してたみたい^^;

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37
ネタバレ

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

当時はこのマンガで漢字に強くなりました!(笑)

説明不要の超有名マンガ。
現在の規制では放送することも難しい作品です。

当時でも結構問題にはなってましたしね(^_^;)
内臓ブチ撒けて死ぬんですからそりゃ怒られますわ(笑)

連載当時の人気は凄かったと思います。
アニメで放送されてさらに大人気マンガになりましたね!

アニメでは「北斗の拳2」の作画が好きでした♪
あのムキムキの筋肉にはシビれましたね!(笑)

{netabare}
曖昧な記憶ですが
別の出版社での掲載が最初の読み切りだった気がします。
そこでは「カスミ ケンシロウ」という
殺し屋の高校生だった気がします。
ライダースーツでバイクに乗って北斗神拳で
汚職政治家を殺すような(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

64.5 8 筋肉でバトルなアニメランキング8位
グラップラー刃牙-最大トーナメント編-(TVアニメ動画)

2001年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (104)
478人が棚に入れました
板垣恵介の同名人気格闘コミックをTV化した、バトル・アクションシリーズの続編。前作で人気となった格闘技のテクニックは、今作でもじっくりと描かれている。前作から数年、範馬刃牙は17歳となっていた。その頃、復活した武神・愚地独歩が、空手を終わらせた男・愚地克巳を地下闘技場に送り込むと宣言。それがきっかけとなって、世界中の戦士を集めた最大トーナメントの開催が決定された。もちろん刃牙もトーナメントにエントリーするが…。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

脳みそ6割、筋肉4割で見るアニメ

前作の目的の一つを失い、{netabare}「母を殺した父、範馬勇次郎を超える」{/netabare}ことを目的に戦う格闘アニメ。

トーナメント形式の試合なのですが、モブキャラ含め、全試合省略なしで描ききっています。
一人一人の選手の過去と、そしてたどりついた現在がぶつかり合う。

原作では静止画ですが、アニメだと実際にどう動いているのかわかりやすく、思いの外かっこいい!
そして結構痛そうw

お気に入りのカードは、
{netabare}
・渋川剛気vs愚地独歩
・渋川剛気vsジャック・ハンマー
・バキvsジャック・ハンマー
・稲城文之信vs花山薫
・柴千春vsアイアン・マイケル
・範馬勇次郎vs敗退選手
{/netabare}
かな。

最後は{netabare}「同じ目的を持つ腹違いの兄、ジャック・範馬と戦う」{/netabare}というオチ。
原作を読んでから見ましたが、これは今考えても憎い展開ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最強を夢見る男たちによる格闘トーナメント!全試合見せます!!

 男と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る「地上最強の男」‼

「地上最強」を目指す多くの男たちとの様々な死闘を通し、「地上最強の生物」と謳われる父・範馬勇次郎を超えを目指す主人公・範馬刃牙の活躍を描いた”熱き”「バキシリーズ」の2期目!

 2期である今回は、32+α人によるトーナメント戦!
 何がとんでもないって、「1試合もダイジェストにしない」ところです!!
 32人もいれば、単純計算で31試合もありますからね…それを全て丸ごと描いている。勿論つまらない試合もありますが…。

 空手、拳法、ムエタイ、ボクシング、横綱!、プロレス、不良…武器さえ使わなければなんでもあり!
 作者はプロレス好きですよね…反面ムエt…(ry

 アニメ版ではカットしていてつまらないですが、原作では入場シーンも全員分しっかり描いています。(1話60ページという伝説回です!)

 入場も平等にカットしないからこそ、誰が本当に強いのか分からない!だからこそワクワクする…。
 アニメ版だと誰が勝ち上がっていくか大体予想できてしまいそうです…(それでも意外な試合が目白押しですが!)


 ここで語るとネタバレになるので語りませんが、意外性のある試合、格好良すぎる試合、男泣きしちゃう?試合…数多くそろえております!
 実力者同士なのに一瞬でカタがついたり…。

 ファン同士で語り合うと止まらなくなる作品です。
 もちろん突っ込みどころ満載です。そこがバキの良さでもある!!

 そして、特に上位の方の試合の密度の濃さよ…。
 アニメではありますが、格闘技好きの人も楽しめるかもです!

 そして「鬼の形相のような背中を持つ男」「こぶしで地震を止める男」最強生物:範馬勇次郎は1期に引き続き黒歴史を…。彼でも油断するんですね…「予測もしなかったぜ…」
 信じられねー!今の彼なら効かないでしょうが…。

 ちなみに私は誰が何と言おうと、愚地克巳が好きです!愚地独歩が好きです!
 愚地家が好きです!日本の誇りです!
 愚地克巳のCVは藤原啓治です!好きです!復帰うれしいです!ずーっと応援し続けます!!!

 音楽と作画は残念であり、演出も微妙…。
 個人的にバキシリーズで一番好きな話なので、できれば作り直してもらいたいけど…面白いから良いか…。
 
 ちなみにがっつり男向けな作品だと思います…痛いシーンが多いし…バキの女性ファンってあんまし聞いたことない…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

campanule さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作の大ファンです

原作のファンということもあり、作画は気になりました。
なんというか…筋肉が甘いです(笑)

キャラクターは相変わらず魅力的ですね。

少しバトルの展開が早かったですが、動いている刃牙を見れて幸せです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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