相棒TVアニメ動画ランキング 131

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の相棒成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月07日の時点で一番の相棒TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.2 1 相棒アニメランキング1位
リコリス・リコイル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1034)
2902人が棚に入れました
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

楽しくも、切なく哀しい『Recoil(反動)』の物語

あなたの学校に、ものっそい美人、
しかもスタイルも性格も良くて、誰とでも気軽に接し、
おまけにスポーツや勉強まで充分以上にできる女子がいたとします。
そういう女の子って、
だいたい一割ぐらいの生徒から陰でディスられたりするんですよね。

 ・なんでもできますヅラが気に食わない、カンに障る。
 ・八方美人で、いい子ちゃんぶってヤな感じ。
 ・別世界の住民みたいで親しみがもてない。もっと庶民派の方が好き。

まあ、言いたくなる気持ちはわからなくもないですが、
そういうのって客観的に見ると『やっかみ』以外のなにものでもなく。
人間、素直がイチバン、などと思う拙なのであります。


本作『リコリス・リコイル』は、
そういう『学校イチの完璧美人』みたく考えていただければよろしいかと。
それが鼻につく方には鼻につくでしょうが、
僕ごときの浅学な身ではうまくイチャモンがつけられない、
全方位型のアクション・エンターテインメントなのであります。

ジブリや新海誠監督作品ぐらいしかアニメに接点がない方々にも、
ぜひに、とおススメしたい逸品であり、
2022年度のジャパニメーションを代表する一作ではあるまいかと。

ちなみに、物語の設定は明るくも楽しくもありません。

  政府の秘密治安維持部隊であるDA(Direct Attack)。
  そこは、犯罪者どころか『準備犯』までもを暗殺し続けることで、
  表面上の平和を維持する超法規部隊だった。

  DAは孤児を養成して殺人技術を身につけさせており、
  暗殺者として育成された女子たちは『リコリス』と呼ばれていた。

  そうした異様な治安維持に不審を抱いたテロリスト・真島は、
  その正体を暴いて白日のもとへ晒すべく、
  リコリスの抹殺、そしてさらに大きなテロを計画していく。

  そのリコリスのNo.1、『殺しの天才』と呼ばれる錦木千束(ちさと)は、
  ある事情から『不殺』を自らの信条とし、
  DAの支部扱いとなっている喫茶店『リコリコ』に身を置いて、
  暗殺ではなく『人助け』をして過ごしていた。

  その『リコリコ』に、井ノ上たきなというリコリスが、
  某事件の責任をかぶされた形で左遷されてくる。
  あくまでも『不殺』を貫き、明るく振舞う千束に反発を覚えるたきな。
  しかし、千束の事情や生きざまに接するうち、
  自分にも『人を殺す以外の生き方』があるのではと思い始める。

  しかし、そんな二人もリコリスと真島の抗争に巻き込まれていく。
  そしてついに大規模なテロが発生し、凄惨な現場に駆けつける二人。
  そこで千束に突きつけられる、生命の『選択』。

  そのとき、二人のとった行動とは……!?

とまあ、ハ-ドボイルド感満載な設定であり、
一つ間違うと『鬱アニメ』になっちゃってもおかしくないような、
あんまり『心暖まらない』ストーリーであるわけです。

ところが実際に作品を見てみると、
鬱になるどころか、爽快で、小気味よく、
わくわくしながら視聴し続けられる第一級のエンタメに仕上がっています。

これは、すでに見た方ならカンタンにわかると思うんですが、
単純に以下の三つの要素が作品を押し上げているからなんですよね。

  ① ビジュアルがめっちゃきれい。
    女の子が可愛く、活き活きしているし、
    アクションシーンもかっこよくて目が惹き付けられる。

  ② 演出・シリーズ構成が秀逸。
    パンツ回や喫茶リコリコのわちゃわちゃした日常など、
    楽しく見られるプロットが随所にあって悲壮さを引きずらない。

  ③ キャラ・役者の芝居がめちゃくちゃ楽しい。
    ヒロインである千束(Cv.安済知佳さん)を筆頭に、
    喫茶リコリコで働いている中原ミズキ(Cv.小清水亜美さん)
    同じくクルミ(Cv.久野美咲さん)たちの、
    カラッと陽気なお芝居が物語全体を明るくしている。
{netabare}
  第四話のパンツ回なんか、
  多数のリコリスが銃撃戦のうえ、無惨にも瓦礫の下敷きになって死亡。
  なのに、すぐ後のリコリコ店内のパンツ騒ぎで帳消しに。

  続く五話でも、リコリスが殺意をもった真島に車で轢かれ、
  そのあと、テロリストに囲まれハチの巣にされたのに、
  たきなが千束の心音を聴く『ちょい百合演出』で、これも帳消し。

  こういう『痛ましさを引きずらせない演出』が随所にあるんですよね。
{/netabare}
要するに、ハ-ドボイルド的な『苦味』のあるストーリーに、
美少女だのわちゃわちゃだのという『甘味成分』を大量トッピングし、
誰の口にも合うようマイルドに仕上げた作品なのであります。


ただし、単純にそれだけであれば、いわゆる
  絵がきれいで女の子がかわいいハ-ドボイルドアニメ
にしかなりません(そんなの、掃いて捨てるほどありますよね)。

  ハ-ドボイルド単体として見れば
   『政府が運営する秘密暗殺部隊』というのはやや古臭いし、
  その部隊が暗躍する理由が
   『外面上の治安の良さを維持するため』
  というのは、いささか無理筋な感じがしないでもなく。

僕が本作品を高く評価しているのは、
ハ-ドボイルド層+美少女層に加えてもう一つ、
第三の層とでも呼ぶべき重要なファクターが存在するからであります、

その三つ層のが分離不能なほど溶け合い、
融合して一つの世界を織りなしているからこそ、本作は『素晴らしい』、
近年まれに見る良作であると拙なりに愚考するわけです。

この層は作品タイトル『リコリス・リコイル』の意味に密着しているのですが、
未視聴の方は正直イミフになっちゃいますので、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

本作のタイトル『Lycoris Recoil』は、
直訳すると『彼岸花の反動』で、
そのまんまだと、まるっきり意味がわかりません。

ですが、彼岸花の花言葉を調べていくと、その輪郭がはっきり見えてきます。

彼岸花は色によって花言葉が違うのですが、
千束に繰り返しかぶせて描かれている彼岸花の色は『赤』です。
そして、赤い彼岸花の花言葉というのは

  『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『悲しい思い出』
  『また会う日を楽しみに』『想うはあなた一人』

このうち、本作で千束に関係してくるのは、
通奏的なのが暗殺組織DAからの『独立』と、不殺の『情熱』の二つかと。
 (物語前半は吉さん(吉松)への『また会う日を楽しみに』、
  中盤以降は同じく吉さんとの『再会』という意味も兼ねています)

  ちなみにアイキャッチでクルミが来ているパーカ-の彼岸花は『黄色』で、
  花言葉は『深い思いやりの心・陽気・元気』。
  こちらも最終話近くの心臓探しあたりと密接につながっております。
  (いやあ、このあたり芸が細かい)

千束はアラン機関の吉松(吉さん)から人工心臓の提供を受け、
深く感謝すると同時に自分も他人の救世主になりたいと『情熱』をもち、
DAからの実質的な『独立』をはたします。
そして、憧れだった吉さんとの『再会』をすることに。
ここまでが、タイトルのうち『リコリス(彼岸花)』にかかっている部分ですね。

そして、千束の『情熱・独立』は、深刻な『反動』をもたらします。
ここからが『リコイル』の部分。

千束は『殺しの天才』としてアラン機関の援助を受けたわけですから、
いつまでも不殺を貫いているのは、その目的に反します。
そこで、エ-ジェントである吉松は、
その才能を発揮させる(人を殺させる)べく、
薬物中毒者を依頼人に仕立てて、千束と殺し屋と対決させます。

ですが、それでも千束は「私は人の命は奪いたくない」と言い切り、
その理由を「わたしを助けてくれた人みたいになりたいから」だと説明します。
それをニセ依頼者を操りながら聞いていた吉松は、
  「千束……それではアラン機関は君を……その命を……」
という言葉とともに、絶句し、交信を切ってしまいます。

  このセリフこそが、これ以降の物語の『トリガー』なんですね。

物語後半であきらかになりますが、
この段階で吉松はすでに、
千束を助けられる新しい人工心臓の存在を知っていました。
(それを手にしたのが延空木テロの一年前ですしね)
しかし、千束が期待された才能を発揮しない限り、
アラン機関の追加支援としてその心臓を提供することはできません。

  つまり、殺しをしない限り、千束の余命はあと数年が限界だ、
  ということがわかっていたわけです。

  だからこそ『リコリコ』に足を運んでミカの状況を確認し、
  進んで殺しをさせる意思がないと見るや、
  職権濫用で殺し屋を差し向けたりもしたわけで。

しかもこのときの会話で千束が殺しをしないのは、
人殺しはイケナイ、みたいな安っぽい人道的な理由ではなく
(千束はリコリスが人を殺すことを否定していません)
吉松を『人を助ける救世主』と思い、同じ道を歩みたいと願っていること、
つまり自分が誤解させてしまったことが原因だと知るわけです。

すぐに吉松は、バックグラウンドで走らせていた作戦、
アラン機関が千束とは関係なく『別枠』で支援していた真島を、
千束にぶつける作戦へ舵を切ります。

さらに、千束を時間的に追い詰めるため、
千束の体内にある人工心臓に細工をして余命を二か月にまで縮めます。

それは、表面的にはアラン機関の忠実なエ-ジェントとして、
千束の才能を世界に届けるためのものでした。
しかし、内心は違います。
吉松は、ただ『千束に生きていて欲しかった』こそ、
職権を最大限に濫用して、千束に『殺し』をさせたかったのです。

  そもそも、ミカに仕事ではなく『約束』として千束を託したのは吉松です。
  その際、吉松は「もう私たちの娘じゃないか」と言っており、
  その段階で『人殺しのための道具』だとはこれっぽちも思っていません。

  子どもを作ることができないゲイカップルの吉松にとっては、
  自分が生命を与えた千束は、
  ほんとうに自分の娘であるように思えたのかも知れません。
  (手術にも、本当の親のように、ミカと二人で立ち会っていますしね)

最後の仕上げとして吉松は自らの身体に細工をし、
自分が真島にわざと捕まるよう仕向けて、旧電波塔で千束を待ちます。
(クルミですら痕跡を追えなかった吉松が、
 ロボ太や真島に簡単に捕捉されるとは考えにくく、
 ここは『わざと』捕まったと思うのが自然です)

そして、真島を捕縛して対峙した千束に対し、
あらん限りの(心にもない)罵倒と挑発を繰り返して、
自分に抱く偶像を破壊し、罪悪感なく自分を殺せるように仕向けます。

  自分は憎まれても殺されてもいい、
  千束が夢破れて『人殺し』になってもいい、
  どんな代償を支払ってでも、千束には生きていて欲しいんだ。

  それは生物学的な親子を超えた、
  本物の親子愛と呼ぶべきものではないかと僕は愚考します。
  (もちろんそこには『ミカとの子ども』という付加要素も存在します)

かたや、ミカの方も心から千束のことを愛しています。

吉松に押しつけられた『親子ごっこ』は本物の親子愛に昇華し、
成人まで生きられないと言われている千束のために、
おそらく袖を通すことができないであろう晴れ着まで準備しているんです。
そのうえで、吉松を慕う思いを尊重して、
残り少ない人生を思うままに生きさせてやりたいと願っています。

  どんな形であったとしても生きていて欲しい、と願う吉松。
  死期を早めることになっても思うままに生きて欲しい、と願うミカ。
  そこに正誤だの優劣だのはありません。
  そこには、
  娘を心から愛する二人の父親がいるだけです。

最終話、傷ついた吉松とミカの会話が、二人の深い情愛を物語っています。
  ミカ「すべては千束のためだ……。そうだろう、シンジ」
  吉松「わたしは……わかってもらえなかったよ……」
    (中略)
  吉松「……狂わされたな。おまえも……あの子に」
  ミカ「……そうだな」
そこには、深い悲しみはあっても、後悔は一片も存在していません。
最後まで千束に真意を伝えられなかった吉松を、
(それを伝えたら千束は絶対に吉松を撃てなくなりますから)
ただ一人、理解して涙を流すミカ。
互いを愛し、そして娘を愛した二人の男の切なすぎる幕引きです。


つまるところ本作タイトル『リコリス・リコイル』は、
リコリスである千束の『情熱』『独立』、
つまりは『不殺』に対する『Recoil(反動)』の物語であるわけです。

もちろん、千束を中心に起こる全てのできごとがその範疇に入りますが、
とりわけ、愛する娘の『情熱・独立』によって人生を狂わされ、
それでもそれを甘んじて受け止める、二人の父親の物語が大きな要素となっています。

この二人の父親の深い愛情、
慈しみ抱擁するようなミカと、狂気じみた発露を見せる吉松の愛情が、
折り重なり合って物語のバックグラウンドを形成する構造こそが、
僕の言う『第三層』なのであります。

  わちゃわちゃと楽しい美少女たちの光景と、
  カッコいい、胸のすくようなハ-ドボイルド・ガンアクション。
  それらを下支えする切なく哀しいヒューマンドラマ。

  これらが密接に絡み合い、完璧に融合していることが、
  本作にものっそい深みとコクを生み出している、
  と、拙は拙なりに愚考している次第なのであります。
{/netabare}

僕的な評価は、ダントツのSランク。
おおよそ、エンタメに期待される要素をほぼ完全に網羅しております。
ハ-ドボイルドとしての世界観は若干『ぬるい』のですが、
それを補って余りあるアクション品質と、
ドラマ性のある濃密な『動機付け』が実によき。

同系統の作品は今後も出てくると思いますが、
それで本作を超えるのはちょっと難しいんじゃないかなあ、
と思わされるぐらいの完成度です。


唯一の欠点は、脚本がちょっと『わかりにくい』ことかと。
とりわけアニメ慣れしている方ほど、
その傾向が強くなるんじゃないかと危惧してしまう次第です。

  というのも、最近のアニメの傾向って、
  心情とか真意をセリフで語りすぎちゃっているんですよね。
  言葉と心情が乖離してるのって、
  わかりやすいツンデレ演出ぐらいのものでしかなく。

  その点、本作は心情解説的なセリフがほとんどないんですよね。
  映像や言葉の断片からそれを『推し量る』という、
  国語キョーイクみたいなスキルが視聴者に求められるわけであります。
  {netabare}
    最終話の日本リコリコ店内なんか、
    チビ千束の描いた『二人のお父さん』の絵がこれ見よがしに飾ってあって、
    いかにもメッセージを読み取って欲しそうにしていたり。
    その上からミズキが別の絵をかけて隠しちゃうところなんか、
    本作の作品構造をあらわすメタファーになってたりもするわけで。
  {/netabare}
  そういうのって正統的な映像作品の作り方っちゃ作り方なんですが、
  イマドキのアニメとは、正直、かなり違うわけでありまして。

  いわゆる『萌えアニメ』的な感覚で、
  オモテに出てくるセリフだけを追っかけていると、
    なんだコイツ、わけわっかんね~
  みたいなことになっちゃいそうなので、ご注意を。
  {netabare}(いやほんと、吉さんかわいそう) {/netabare}


作画は、ほんと言うことなし。ためらうことなく5点です。

かわいらしいカットはかわいらしく、
シリアスなカットは魂込めてシリアスに、
一枚絵として充分通用するレベルで繊細に描き分けられています。

  アクションシーンも、ガチでかっこいいですしね。
  他の方も指摘されてましたが、
  千束の独特な銃の構え方、きゅんです。
  {netabare}
  最終展開、ク-ルなたきなが感情むき出しにする作画は鳥肌もの。
  「心臓が逃げるっ!」と叫んだとき、
  ちょっとだけ楳図かずおが入っちゃったのはご愛嬌。
  {/netabare}
  あと、これはアニプレ系列作品の特徴でもあるんですが、
  女の子が『おしゃれ』。
  乃木坂46のデザイナーに依頼したというリコリスの制服もそうですが、
  千束とたきなをはじめとする女性陣の私服がステキ。
  ここんとこは、他の制作会社もぜひぜひ見習ってほしいところかと。


大評判になっている役者さんのお芝居も、文句なしの5点満点。

千束役の安済知佳さん、こんなはじけたお芝居ができたんですね。
いやすごい、楽しい、ほんとカワイイ。
さらに、これまでの役どころで培ってきた『気だるげ』なお芝居も健在で、
その温度差が千束のキャラをより際立たせています。
(個人的には最終話、真島との『中休み』グダグダ会話がイチバン好きかも)

  若山さん、小清水さん、久野さんも会心の一撃かと。
  とりわけ『感覚派』の天才児、小清水さんが、
  アドリブでめっちゃいい味だしていて、よきです。いンぬ。
  (久野さんも引っ張られて、新境地開眼ですね♪)

  ただ、女性陣ばっかに目がいって、
  youtubeはじめネット上もその声ばっかなんですが、
  男性陣(松岡禎丞さん、上田燿司さん、さかき孝輔さん)が、
  すごく渋くて味のあるお芝居をしているからこそ、
  女性陣がぐぐっと引き立っているのはわかってあげて欲しいかも。


音楽は、OP・EDともに、世界観と見事にシンクロしています。
劇伴もかなりいい出来なんだけど、
クライマックス、台詞に日本語のOP曲かぶせちゃったので満点ならず。

  OPにクラリスさん、EDにさユりさんと、
  さすがSME系列のアニプレ、持ち玉が豊富ですよね。
  ときどきヘンな外し方しますが、今作はきっちりと。

  OPの映像が、またよくできてるんだこれが。
  拙的には、サードリコリスが無言で歩いているカットが大好きです。
  (最初は通常、途中でスローにして爆炎をかぶせる演出がヤバい)
  最後をおしりの蹴り合いで楽しく締める演出も、
  まさに本作の制作コンセプトそのものですよね。まいった、降参。


監督は、これが初監督となる足立慎吾さん。
1996年に『機動戦艦ナデシコ』の動画マンとしてデビューして以来
作画・作画監督・キャラデで25年以上のキャリアのベテランさんですね。
SAOやWORKING!!のキャラデ・総作監として有名な方。

  これまで『画』は描けても『物語』には関われず、
  イマドキの流行りアニメに対して、
  かなりの想いを募らせてこられたのだろうと愚考いたします。

  アサウラさんの作成してきたプロットを『原案』にするまで修正、
  映像面の中間チェックを副監督にほぼ丸投げし、
  自身はシナリオと演出に集中するという力の入れよう。

  残念というか何というか、
  画と役者さんのお芝居が良すぎて視聴者の目と耳を奪ってしまい、
  シナリオの本質が十全に伝わっているとは言い難い状況かと思いますが、
  アニメの楽しみ方は人それぞれ。
  そこに良し悪しだの優劣だのつけるのはヤボというものですね。

     ただ、僕は好きです、こういうモノづくりの方向性。

  板がバカ売れしているとの由、必ず『次』がありますから、
  妥協して『わかりやすい安直アニメ』に寄せず、
  いまの信念を最後まで貫いて欲しいと心から願う次第であります。

  
とにもかくにも、実に緻密に織り上げられた物語です。

エラそうにこんなこと書いてる僕も、
一周目では、ばくっした全体像しか把握できず、
二周目で構造をようやく理解でき、
三週目でその緻密さに舌をまいた、というていたらくでありまして。

ほんと、見返すたびに新しい『発見』のある、素晴らしい作品です。
(僕がアタマ悪い、ぼんやり見てるだけかも知れませんが)

  未視聴の方はもちろんのこと、
  既に視聴を終えられた方にもヒマなときぜひ見返していただきたい、
  そんなふうに思ってしまう、

      エンタメアニメのハイエンドモデルなのでありますよ。


**************************************************************


ちなみに、最終話の読み方と、二期があったらの展開につきまして、
僕なりに書きたいことがあるのですが、
あくまでも個人的な推測に過ぎないわけですし、
そもそも、ここまででも充分に『長い』レビュ-になっちゃってるわけで、
まるっとネタバレで隠しておきます。

未視聴の方はまったく意味わからないので読むだけムダかと。
視聴済みの方で、おヒマであり、
なおかつ「ふん、読んでやらんこともない」というご奇特な方だけ、どうぞ。
{netabare}

まず吉さんの生死についてなのですが、
正直言って、いまの段階では『まるっきりわかりません』が正解かと。

人工心臓を自分の中にいれちゃうっていうの、
このヒトなら本当にやりかねないヤバさは確かにあるわけです。
ただ、そういうことになると
  ① いったん他人に移植した人工心臓を再利用できるのか
  ② 千束にネタバラシした後も、スーツケースを持って逃げたのはなぜか
という、ごくあたりまえの疑問が頭をもたげてくるわけで。 

それは千束の立場においても、まったく同じなわけです。
病院で目覚めたとき、自分が手術されていたことを知ったわけですが、
  それが『吉さんの体の中にあったモノ』なのか、
  それとも『ケースの中にあったモノ』なのか、
確信をもって判断できる材料はなにひとつないわけなのであります。

ケ-スの中にあったのなら全く問題ないのですが、
もしもそうじゃない場合には、

  誰かが吉松を殺し、奪った心臓を千束に移植した。

ということになるわけです。

もしも事実が後者だった場合、千束的に耐えられる話ではありません。
だから、仲間に会って真実を伝えられる前に、
誰にも見つからないところを求めて逃げ出した、というのがホントのところかと。

  少なくとも、千束が口に出したウソ、
    勝手に手術されていて『死ぬな』と思い、
    湿っぽくなるのがイヤで逃げ出した。
  なんてものよりは、よっぽど筋がとおる解釈ですよね。そもそも千束は
    古い心臓が修復不能で手術しても意味がない、
  ということを知っていたわけですから、自分が何をされたかは自明の理なわけで。

そして、たきなに見つかり、腹を括って話を聞くことにした。
たきなの口から伝えられたのは『前者』。
もちろん、それが真実かどうかなんて千束に知るすべはありません。

  ただ、冷静に考えてみれば、
  真実がどちらであったとしても
  たきなは『前者だ』としか言うはずがなく。

  そして、同じように、真実がどちらであったとしても、
  千束が『吉さんから再び生命を与えられた』という事実に変わりはなく、
  それを精一杯生きなきゃいけない、ということに気づくわけです。

  だもんで、真実は玉虫色のまま、ワイハへGO!!

という、まさに『どっちにでも転がせる』最終回だったわけですね。
本編にも吉さんが『死んだ』という映像はどこにもなく、
今後どんな展開になるのか、ちょっと想像がつかない感じであります。


あと、僕的に今後の展開で気になるのは
ずばり『ミカに対するアラン機関の扱い』です。

  だって、結局のところ千束は人殺しをしていないわけでありまして。
  つまり千束はアラン機関の追加支援を受けられない、
  そういう立場であったわけです。

  その千束を助けるために
    アラン機関のエ-ジェントである吉松を抹殺し、
    同じくアラン機関の成果物である人工心臓を強奪、
  ということであれば、ちょっと『ごめん』じゃすまないだろうなと。

  吉松が生きている場合でも、
    二人で共謀して心臓をだまし取った
  ということになりますから、やっぱ『ごめん』で済ますのはムリ。

  そしてその心臓を移植され、
  義務をはたさないまま生きている千束もまた、
  やっぱ『知らんかった』ではすまされないだろうなあ、と思われ。


というわけで、もし二期があるとすれば、
まだまだ『リコイル(反動)』の波が続いていくものと予想しています。

まるで正体の見えないアラン機関も姿を見せるだろうし、
リコリスの抹殺に使われようとした格上の『リリベル』も出るだろうし、
したっぱテロリストなんかより規模のデカい、
そして対人殺傷能力に長けた『敵』がおしよせてくるわけで。

  そんななか、千束が『不殺』を貫いて仲間を守り切れるのか、
  みたいなストーリー展開になったら、けっこうドキハラできるかも。


まあ、そういうのは『拙がライターならこう書く』という話で、
信頼性もなんも、あったもんじゃありません。
いきなり『萌えアニメ』になる可能性だってゼロじゃないわけで。

  常にスケジュールがパンパンのA-1 Picturesですから、
  いかに板が売れようとも、
  すぐに二期の制作にとりかかるのはキビしいかと思われます。

  朗報が届くのを首を長くして待つ間、
    自分ならこう書くなあ
  なんて想像するのも、アニメの楽しみ方の一つなんじゃないでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 41
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメファンの感性を残酷なまでに問われる惨い作品

日本国の治安を守る秘密組織機関に属するエージェント=「リコリス」と呼ばれる少女たち
「千束と たきな」 2人のバディを描いた物語。

銃撃戦もありますが、最大の見せ場は何と言っても
千束と たきな のバディの関係性の描写にございます。

人気実力を兼ねそろえた完成度が非常に高い超話題作。

エンタメ性も高くキャラも魅力的で評判は上々、一見の価値ありと
自信を持ってより多くの方々にお奨めできるタイプの作品であります。

お気楽吞気で全身脱力系の 千束 と
生真面目で融通が利かない たきな の凸凹コンビが繰り広げる
化学反応の超展開(けつキック合戦の模様を含め)どうぞご期待ください。

●メサイヤ×スクランブル~最終話視聴後の総合評価~
{netabare}総合的に考えると相棒系の物語としてはかなり上質の完成度であったと評価できますが
最終話で、 たきな の活躍が期待していた程ではなかったこと、そして
「心臓」の件は個人的には千束もしくは たきな の決断により解決してほしかったのですが
二人の父親同士の決闘の末、先生の独断?(あるいはすべてを見越した吉松氏の計略?)により
あっさり解決されてしまったのが少しだけ残念でありました。

「彼岸花」が暗示する「死亡フラグ」も吉松氏が全部引き受けることで
一番危うい立ち位置にあった千束、仲間思いの念が強すぎて見境なくなる
という意味で何かやらかしそうだった たきな も事なきを得たようです。

千束の二人の父親、先生と吉松氏のBL関係のごり押しは{netabare}あまりに露骨で悪趣味なものを
感じたので減点の要素としました。

実はエリートと呼ばれる人たちにBL系の人が多いというのは事実であり、ある意味アラン機関の
吉松氏が同様であるのもリアリティがあると言えばその通りですが、主人公の父親がともに
BL系というのはかなり微妙過ぎるものがあるように感じました。{/netabare}

人気・評判・実力の総合評価では今期最高水準であることを証明したような本作でありますので
続編が期待されるのは当然の成り行きでありますし、だからこそ千束や たきな の手によって
命の問題を解決させようとする結末を描かなかったのには理解はできるところもあります。
というのも、原理上、命の代償は命であるのが必然だからであります。

12話の展開の過熱感は限界突破をするほどの熱を帯びているように思えましたが
最終話ではピークアウトを迎え少しだけトーンダウンしたような印象も受けました。

ただ続編への繋ぎということならば、若干ぬるめのハッピーエンドみたいな締めでも
ファンにとっては好印象であったのかもしれませんし
まだまだ物語が続くなら、それを待たずして激辛評価というのも早計でありかつ
期待が持てる終わり方というのも印象は悪くなかったように感じました。
結論は、概ね着地成功という話にございます。{/netabare}

ざっくりレビュー{netabare}
1話 たきな は待機の命令違反を犯しリコリスの仲間を救出
この命令違反を理由に本部から左遷されますが、救世主に憧れる千束には好印象
たきな は仲間思いの「熱い」性格であることが判明します。

2話 千束のマトリクスディフェンス炸裂
カラシニコフは反動が大きいのでかわし易いということなのでしょう。
異常に目がいい千束は射撃手の腕の筋肉の動きから弾丸の起動が読めるというチートであります。

3話 健康診断受診前に飴を食べようとする千束に たきな が注意勧告
甘いものは血糖値を上げるからと正論を放つも実は思いやりがあるというのが たきな であります。
模擬戦煽り合戦で千束吠える!千束も たきな のこととなると熱くなります。名コンビ覚醒回であります。

4話 たきな 用下着の買い出しシーン。ショップで二人の禅問答が始まり
千束の一人乗り突っ込みが冴えわたる。所詮は百合サービスデート回だろうと油断していたら
二人の会話は盛り上がり、思い出話の暴露から信頼関係が強化されていく様子が描かれます。

5話 千束の秘密が明らかになる重要回。
手作りの「旅のしおり」は千束の観光ガイドの依頼に対する本気度が窺えます。
アラン機関によりもたらされた人工心臓、そして千束の使命とは?物語は動き出します。

6話 リコリス襲撃犯テロリストとの対決。千束の弱点、目潰し攻撃で追い込まれるも
たきな のバックアップで難を逃れます。

7話 アラン機関に選ばれた千束と運命の人との再会。
しかし両者のそれぞれの思いにはズレがあるようであります。

8話 たきな 渾身のオリジナルパフェを考案。
絵の才能に加え たきな は決定的にセンスがないことが判明。
旧電波塔事件に関与していた男、真島の正体はアランチルドレンであり
千束との運命的再会は彼にとってはリベンジマッチ千載一遇のチャンスとなるのであります。

9話 人工心臓に細工され千束の余命は数か月に。
先天的心疾患の千束を救った救世主=吉松氏は憧れの人。
千束の生存につながる情報の手がかりを求め本部復帰を決意する たきな。
思い出作りのため たきな エスコートで千束とお出かけ。
たきな らしい生真面目過ぎるデートプランであるも、千束は大満足。
二人の別れのシーンで待望の雪が降るという演出がとても印象的な感動回でありました。

10話 自分のために人生を棒に振ってほしくない千束は喫茶店の閉店を決意。
そしてテロリスト真島覚醒!その本領を発揮します。 {/netabare}

以下長文レビュー{netabare}
●「メサイヤ・コンプレックス」~テロリスト真島について~
{netabare}真島というキャラが魅力的に見えるのは、本人が言うように真島が弱い者の味方であり
現状の腐った政治が蔓延する日本という社会においては過激な改革こそが庶民にとっては
正義であり救いであるというのが真実であるからであります。

テロリストというのはある意味「メサイヤ・コンプレックス」という精神病理に憑りつかれている
ような存在でありますが、この狂った世界に生きていれば誰しもが病みを抱え鬱積した感情の
どろどろのマグマがやがて臨界点を迎えるのも致し方ないことのように思われるわけであります。

本作に登場する都知事が(ノンフィクション作家の著作)「女帝」というタイトルの暴露本で
学歴詐称並び公職選挙法違反の疑念を抱かれる対象の某都知事と瓜二つなのは、偶然ではなく
必然であると考えられますが、その問題の某都知事はジョージ・ソロスという世界的大富豪の
お知り合いという話でございます。

都職員による実績評価は過去最悪級の某都知事でありますが、どういうわけか?選挙にはやたら強く
某独裁与党に所属していた時から大臣などの重要ポストを当たり前のように手に入れてきたという
経歴を持つというなんとも「狐」につままれたような奇妙な話でありますが、政治の世界、
いえ、この世のすべては人脈やコネこそが肝心要であり、
実力やら誠実さやら信頼などは二の次三の次のことなのでしょう。

某与党で重要ポストを得てきた女議員とは、よく見りゃみんなよく似てる
「女狐」であるという笑えないオチであります。

だからこそ真島というキャラの思想性に自分の憧れや理想を重ねてしまうわけですが
テロを起こそうが起こすまいが、ガチガチの完全性で固められている現世界システムは
強固なる鉄壁性を示すのみでありましょう。

ただし、その鉄壁性という性質は我々庶民に対してのものであり
もしも権限ある強者たちが世界を変えると決めた時は、逆に多くの庶民が抵抗したところで
いともあっけなく劇的に変わってしまうというのは何とも皮肉な話であります。{/netabare}

●すり替えのトリック
{netabare}「プリンセスプリンシパル」と「探偵はもう死んでいる」から導き出される
「心臓のすり替え」には、トリックが仕組まれていたことが最終話で判明します。

千束の「代替心臓」は実はケースの中にあったというのが真相ですが、
では吉松氏が人工心臓を自らに埋め込んだという話はただのブラフだったのでしょうか?
個人的推測では、計算高い吉松氏のことですから実際に装着して性能テストをする必要性を感じ
ただろうということと、ただのハッタリでは千束が信じないかもしれないという判断から、
自身に人工心臓を埋め込んだのは真実であると判断いたします。

目的のためには手段を択ばない狡猾なトップエリートであるのが吉松氏の本性でありますが
そんな彼でも、千束には父親としてなんとかして生きて欲しいという願いを抱いて
いたという話であります。

愛娘のような千束を欺き、親友のミカを欺いてでも自分の思いを貫く純粋なる狂信者吉松氏と、
片やそのような一方的で残酷な解決法を望まない千束とは、考え方が真っ向から対立しますが
誰かのために生き、誰かの命を救うために生きることとは、千束にとっては理想的な生き方で
ありそれこそが彼女にとっての「救世主」であったというわけです。

千束としては、吉松氏の一方的なプレゼントとメッセージについてはひどく受け入れ難いものの
ため「これ」を海に投げ捨てますが、そのシーンで彼女が断ち切ったもの、断ち切りたかった
ものとは過去であり、ある意味吉松氏によって与えられた未来には真っ向から向き合って生きて
行く決意を表したような意味合いが、そこには込められていたようにも思えます。

今の千束には救世主に対する憧れはもうありません。
等身大の自分が生きる道、未来につながる道をひたすら歩んで行くだけです。

例え与えられた命でも生きる権利があるのは本人であり、
どう生きるかも本人の専権事項であります。

親がなければ子は生まれませんが、親はなくとも子は育ち、やがて巣立ちます。
未来とは親のためではなく子どものためにあるものです。
そして親とは子どものために、子どもを思い生きる存在であります。
自分の理想を一方的に押し付けるようなことは本来親がやるべきことではなく
もしも吉松氏が本当に千束を自分の子と思い、自分は父親と自覚していたなら
それが間違いであることに当然気づくでしょう。

吉松氏はどちらだったでしょうか?{/netabare}

テロリストの真島もなかなかいいキャラでありますが、いかにもエリートらしい吉松氏の{netabare}
目的のためには手段を択ばない純粋なる狂気っぷり加減もなかなかによい塩梅であります。
自分の信念を純粋無垢に貫いてブレない千束との対比効果が鮮明で個人的には
かなり燃える因縁の対決シーンでありました。

そして仲間思い千束思いの たきな の鬼の形相、必死すぎる表情も上手いこと描かれており
熱量が凄いことになっておりました。

組織挙げてのオペレーションの失敗の責任をすべて部下に押し付けて何事もなかったかのように
トップの地位にのうのうと居座り始末書の処理だけは優秀な楠木司令
この世界で出世し勝ち残り優秀と言われるのはお役所仕事をそつなくこなす方なんですが、
しかしながら要するに、そういう人は無能で信頼もできないし
自己保身が最優先事項なので実は全く使えないというのが真相でしょう。

ハッカーや真島に何度もしてやられて自分の面子や上司からの評価がガタ落ちの状況を
何とか打開しようと功を焦り、真島検挙の手柄を独り占めしようと目論み
自ら現場にしゃしゃり出てきたDA司令官でしたが…取らぬ狸の皮算用の狸が逆に化かされて
失態の上に失態を重ねて、上司激ギレの結果、切り札の千束を使えという鶴の一声のオチであります。

組織人ならば組織の命令や上司の命令に従うのはある意味当然ですが、
しかし上司が無能で組織自体も形骸化しており機能不全起こしてるならば
訓練された無能力集団の命令に従うことほど間抜けなオチはないと言えましょう。

真島やハッカーはそれについて十分熟知しているので
某都知事含めてコケにされているという展開であります。

優秀なる官僚主義である楠木司令も最後の最後で上層部に一矢報い名誉挽回できたようです。
最後の切り札=千束を政治力を駆使して温存していたこともありますが
それ以上に最後の最後でものをいうのは人脈であるということなのかもしれません。{/netabare}

「えんくうぼく」という名の電波塔とは5Gが普及する近未来を端的に示しており、
劇的な変化を遂げ生まれる新世界秩序の誕生を示唆しているようにも思えます。{netabare}

新世界秩序を作り出すための重要な鍵となるプレイヤーは中国とも言われており、
中国が推し進める一帯一路構想と5G建設計画には密接な関係性があるようです。
世界秩序の劇的な変化の反動、反発としてテロが引き起こされるのは
必然であると言えるのはないでしょうか。

第1話における東京で「桜開花の情報」のテロップが「東京」ではなく「関東」に差し替えられていた問題に関して考えられる仮説の一つとして挙げられるのは
情報操作=「情報のすり替え」の暗示があったのだと推測いします。

東京は関東に属しますが、仮に東京の桜が開花したとしても
関東全体が桜の開花したというのは確かに論理の飛躍が惨過ぎますよね。

そういうことがちゃんとわかっている賢明な?視聴者の方々は当然テロップの違いに
突っ込んでますが、本作における東京及び関東に属するような愚民風情の我がニッポン国民とは、
そんな明らかな論理の飛躍=あからさまな情報のすり替えや情報改ざんの類にはまるで気が付かない
間抜けでお人好しな、救う余地がまるでないような程に絶望感が惨過ぎるからこそ、
例えテロリストになってでも真実を伝えようとするような真島の真摯的な
態度には共感以外に言葉はなく、
一方であまりに哀れ過ぎる我がニッポン国民の愚民性をこのような対比でまざまざと見せつけられたら
笑って誤魔化すしか手立てがないとかいうのは、とても皮肉な話であります。

1話に登場した電波塔とは(改ざん可能な)高度情報化社会を象徴するシンボルであった
可能性が濃厚だと感じました。{/netabare}

1話において某作戦の失敗の原因は{netabare} 某リコリスのスタンドプレーによるものとして
組織内部では処理されていますが、要するにただの責任転嫁のしっぽ切りのために
たきな は左遷されたという話であります。
情報操作と虚飾にまみれた組織とそれによって守られた治安のいい?国家=我がニッポン、
そこに住まう意識が高い?国民性を持つ小奇麗な我が家畜たちの間抜けな幻想、
そういうもの一切合切を痛烈に皮肉ってるようなメッセージが胸に突き刺さります。

某「緑の」都知事には思わず苦笑w皮肉が凄いですw{/netabare}

●個人的に気になった用語
{netabare}・リリベル
リリーベルとは和製英語で鈴蘭の花を意味するらしいですが、
より多くの人に頭に焼き付けて欲しいのは「リリベル」という言葉自体
表記自体に重要な意義があるという話です。

・延空木
天空に延びる木なので、世界樹=ユグドラシル(ゼロ活のクジラ回にもあった)のことを
指しているようにも思えますが
「伸びる」ではなく「延びる」の方は時間空間的なものを指して使われるということです。
電波塔は塔ですから「バベルの塔」みたいなものとも解釈できますが、
「バベル」には「混乱」という意味合いがあるらしいです。
「混乱」という言葉には情報(の錯誤)というものが含まれ
結局のところ「延空木」とは情報網の枝が次元に延長されていった結果
構築される世界樹のようにスケールが大きい巨大情報網のことを指すようです。

5Gが実現する世界こそがまさにその状況を示すのだということになりますが、
最も肝心なことは高度情報化社会は既に進行しており、その社会に暮らす一般庶民とは
絶えず押し寄せる情報の海に溺れ漂流し続ける儚い存在でしかないという真実です。
ハッカーによる情報操作に翻弄され無様に踊らされるという本作に登場する愚民たちとは
結局のところ我々無力な庶民の事を示しており、現時点で真実が何であるのか見えているのは
限りなく無に等しいという…非常に残念なお話でございます。{/netabare}{/netabare}

●アニメファンが知らない秘密結社【フリーメイ@ン】
{netabare}感のいい方のお察しの通り本作ではとある「秘密機関」が描写されています。

一つは 【烏】。一つは【梟】。
「SPY家族」の「オペレーション【ストリスク】」、「惑星のさみだれ」の「【梟】の騎士」
そして「後宮の烏」には「【烏】妃」と【梟】が登場します。
これはほんの一例に過ぎず、特に【梟】が(意味深に)登場する作品を探し出したら
きりがないくらいに【梟】は至る所に存在するのであります。

世界の基軸通貨「ドル」の1$札にはさり気なく【梟】がプリントされていますが
恐らくこれはFRB(連邦準備制度理事会)の株主、つまり世界標準として
ドル基軸通貨体制を構築した「陰の実力者」の所属を示す【刻印】
のようなものであると個人的には理解しております。

【梟】が暗示する【メイソン】の情報をネットで調べたらそれこそ腐る程出てまいりますが
所謂「都市伝説系」の人達が積極的に情報発信しているこの手のものは特にフェイクが多く
当方も迂闊にこれに食いついて騙された口でありますが、得られた情報の点と線を地道に
つなぎ合わせるという地味な作業を長年にわたって継続した結果、パズルのピースはかなり
揃ってきたと実感する位までには到達できたように思います。

【メイソン】の話は某アニメ評論家の岡田斗司夫氏もtubeで披露しており
【メイソン】と【錬金術】の関係性を見事に暴露しているのは、核心をついていて
十分評価すべきでありますが、その一方で【ローマカトリック教会】の理解も含め
【メイソン】の本質には今一つ届いていないように思いました。

【メイソン】に関する話が厄介なことになる原因は今の組織が2重構造、ないしは3重構造
になっているからだと個人的には理解していますが、岡田斗司夫氏ご指摘の通り
「近代メイソン」はただの社交クラブ化しているというのは、ある意味
正しい解釈であると思います。

近代になり立ち上がった【フリーメイソン】は「自由・平等・友愛」を掲げる
ただの「社交クラブ」であることは多くの証言からしても事実であると考えられます。
しかしそれは組織の8割9割の部分でしかなく、「ロッジ」によっては【33階級】まである
とのことですが、例えば【33階級】の頂点を極めた重鎮が一般会員と同じように
社交クラブごっこを目的に活動してるのかと言えば、
そんなわけがあり得ないという結論に至るわけでございます。

【メイソン】とは【石工職人】であります。
この【石工職人】は【錬金術】の系譜の末裔であるというのは岡田斗司夫氏ご指摘の通りであり
【石工職人】の影響力が薄れた近代メイソンが社交クラブ化したのも
ある意味事実であるようにも思えます。

「【海賊】王女」で描写された【オーパーツ】的な「不思議な石」はある種の
パワーストーンでありますが、それを鑑定した【石工職人】とは恐らく
【メイソン】を暗示するものだったのでありましょう。

石工職人の系譜と関連深いのは【古代メイソン】であります。
それに対してその影響力が薄れ近代化したメイソンが今の【フリーメイソン】であります。

【古代メイソン】を近代化したのは誰だったのでしょうか?

一説によればその改革者は【イルミナティ】という輩であるとのことであります。

彼らは近代合理主義の洗礼を受け、「自由・平等・友愛」のスローガンを掲げ
革命の旋風を巻き起こした【陰の実力者】であります。

フランス革命を引き起こし、あるいは裏で煽動していた秘密結社が存在していた
という説がありますが、ある説によればそれは【フリーメイソン】であると言われ
またある説では【イルミナティ】であると言われています。

「自由・平等・友愛」とはフランス革命のスローガンでありますが、そもそも
それを掲げたのは【フリーメイソン】の中に暗躍していた【イルミナティ】という勢力
であったというオチであります。

世界史の授業で習いました近代合理主義における「【啓蒙】思想」という聞きなれない
「ワード」、【啓蒙】とは「闇を【光】で照らす」的な意味合いがあります。

【イルミナティ】とは「【光】に照らされたもの」「【光】の洗礼を受けたもの」であります。

早い話が「【啓蒙】思想」というワードの語源は【イルミナティ】であり
「近代【合理主義】」を世に拡散したのも【イルミナティ】であります。

近代革命の旋風に乗って現れた「フランス人権宣言」や「【理性】の崇拝」という奇妙な宗教、
【ギロチン】という悪趣味な処刑装置、すべては彼らの思想と連動しておるわけでございます。

1$札の裏面には【ピラミッド】とその頂点に【光る眼】が描かれていますが
ピラミッドは【石工職人】=【古代メイソン】の仕事であり
頂点に輝く【光る眼】は【イルミナティ】を象徴しております。

【フリーメイソン】や【イルミナティ】と言えば都市伝説扱いの話とされていますが
フランス人権宣言や1$札だけでなくありとあらゆるところにその形跡が
確認出来てしまいます。

アニメの元ネタが「フリーメイソン」という事例も挙げればきりがないほどありますが
さて、アニメ制作者の方々は皆【オカルト】マニアとでもいうことでありましょうか?

秘密結社に関する謎は深まるばかりでございます。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これは本当に楽しめた作品

オリジナルアニメーション作品です。
オリジナルアニメーションといえば面白い作品が多く、リコリスリコイルもその作品の1つ。

1話の段階で面白さが解るレベルの面白さですね。
Twitterでもフォロワー20万越えの人気だしアニコレでも人気は高かった様に記憶しています。

普通にキャラも可愛いし、千束もタキナもしっかりキャラが立っていて内容も解りやすくアクションもスタイリッシュですね。
たまに作画がおかしいシーンもありますが余り気にならないレベルですね。

後は細かいやり取りも面白く日常シーンも楽しく描かれて居ます。
退屈しないで飽きない物語展開は何度みても面白いですw


悪人を消しさり平和な東京を維持する為の武装組織に所属するリコリス。
そんな少女達の物語。

作戦違反をした少女タキナは転属命令が下される。
彼女は東京で1番のリコリスである、千束の元で学べと言われたのですが……

【千束】

千束は賑やかな女の子です。
タキナが来た事に凄く喜んでいて、多分同年代の女の子で相棒が出来たのが嬉しかったのでしょうねw
少し悪ふざけが過ぎるのですが、実は私も普段から悪ふざけしてる人なので、その点は共感持てますw

2人の初仕事はボディーガードなんですが、千束が目を離した隙に{netabare} 人質を囮に犯人組織を誘き出すタキナw
悪人を潰す為には使える物は護衛対象を囮にする女タキナw {/netabare}

この辺り、タキナが千束の元にで学べと言われた理由のヒントになっています。

千束は、「命を大事に」と言います。
彼女は、平和と称して悪人を処刑して存在を消し去る組織ADのやり方に{netabare} 疑問 {/netabare}を持っています。
悪人を殺す事を許可されたリコリス……
{netabare} チサトが使う銃はゴム弾です。
人を殺さない為の武器であり、敵が負傷してもその場で治療をしたりします。 {/netabare}

それは悪人だからと言って命を奪っていい理由にならないって点と、彼女は、人の命は奪いたくない、誰かを助ける事をしたい。
{netabare}そして、彼女自身が命を救われたからです。 {/netabare}

実は、千束の身体は{netabare} 人工心臓 {/netabare}です。
それは命を引き換えに世界への使命を与えられた事を意味します。

彼女は人を捜していました。
理由は、自分を救ってくれたある人にお礼を言う為。
そのお礼を言いたい人と意外な場所で再開する事になる。
でも、上手くお礼を伝えられなかった。

彼女の恩人{netabare} ヨシさん。{/netabare}

彼女は{netabare} 健康診断中にある注射を打たれます。
それは彼女に埋められた人工心臓を充電不可にする為の彼女を死に近づけさせる注射。{/netabare}

そうして、彼女の余命は約2ヶ月
千束は元々{netabare} 余命は長くなかったからと明るく受け入れてしまう……何故、その運命を受け入れられたのか…………何故笑顔でいられたのか……1番不安だったのは彼女のハズです。{/netabare}
それでも、悲しい顔も涙も見せないで……

それは、彼女が今も奇跡の中にいるからです。

これはある漫画のセリフなんですが、「人にとって1番難しいのは健康に生きていく事」なんですよね。

昔の彼女は身体を動かしたら倒れてしまう。
{netabare} 病弱で、もう長くは生きられない……
でも、ヨシさんが救ってくれた。
先生が育ててくれた。

だから、今の自分があり、その救われた時間を過ごせただけでも彼女の中では今日までの時間が奇跡のような時間だった。 {/netabare}
健康に生きてこられた。

だって、そうではありませんか?
普通にしてたら死んでしまっていた時間……
{netabare} でも、寿命を引き伸ばして貰えて、その新たに得られた時間に沢山の楽しみや出会いがあって奇跡の様な時間だって思います。{/netabare}

それが短くなった。
きっと、辛かったし悲しかったと思う
でも、元々無かった時間を体験できて、それが短くなった。
それだけだったんだと、きっと割り切った。

{netabare} せっかく、ヨシさんがくれた時間だから悲しむ時間が勿体ない……だから悲しむより普通に楽しく残りの時間を生きようと……その気持ちが彼女の心を支えていたのかな?と思いました。 {/netabare}


それからも千束は普通に日常を過ごしてました。
でも、1番凄いと思ったのは自分の事より、リコリコの仲間のこれからを気にしていた事です。

リコリコは{netabare} 閉店{/netabare}
{netabare} 元々、リコリコは千束が居るから成立した支部でした。
だから、彼女が居なくなった後に突然彼女達が行き場を失わないようにとの配慮だったのかな?と思います。{/netabare}

それが1番凄いなぁ〜って、余命なんて宣告されたら多分、自分の事で手一杯だと思うのですが、それでもタキナをDAに帰れるようにしようとか、ミズキやクルミが何処に行くかとか気にしていて、多分見届けたかったんだろうなぁ〜

そんな中、千束は先生から全てを聞かされる。
ヨシさんが彼女を助けた本当の理由……
先生の謝罪…………

それを聞いても千束は笑顔だった。
感謝の気持ちは変わらないと。

そうだよね。
理由や真相はどうでありヨシさんは自分を救ってくれたし、先生が与えてくれたものって本物なんですよね。
裏はどうであり、その行為があるからこそ今の自分がある訳ですもんね。

そうして、{netabare} ヨシさんが捕まった事を知った千束は彼を救い出す為に {/netabare}戦場へ踏み出す。


【タキナ】

DAではタキナは仲間殺しとか追い出されたとか噂されています。
それでも、タキナはDAに戻りたいのですが、中々戻して貰えず……

{netabare} 千束はタキナの気持ちを優先してタキナをDAに戻してあげたいと交渉します。
それでも、DAはタキナを拒否する。{/netabare}
正直、こんな場所に私なら戻りたいとは思えません。

それでも、タキナは自分の居場所はここにないと思い込んでました。
その場所にしか居場所がないから戻るしかない……

千束は言います。

千束{netabare} 「それでも、自分の居場所はあるって」 {/netabare}

うん、居場所って簡単には見つからない物です。
それでも自分の居場所ってこの広い世界の何処かには必ずある。
だから、1つの場所に拘らなくていいのだと思います。
1つの場所に居たら他の居場所がないと思い込んでしまうけど……


千束{netabare} 「失う事で得られる事もある。」 {/netabare}

これは誰でも経験あると思います。
人は生きていると失う事が多いです。
失った時は消失感で涙があふれてくる。
それでも頑張って生きていく中で失ったから得られた出会いや失ったから獲られた物や、失ったから開けた道は必ずあったと思う。


千束{netabare} 「誰かの期待に答えるために悲しくなるなんて詰まらない。」{/netabare}

うん。
誰かの期待に答えられたら嬉しい!評価してもらえる!ご褒美を貰える!喜んで貰える!
誰かの期待に答える事は間違えじゃないよ。

でもさ、頑張って期待に答えても見向きして貰えなかったり、評価されないのに、誰かの期待に答えても悲しくなります。
それだと、疲れてしまう……自分が壊れちゃう……だから、見向きして貰えない人の期待に答えようとしなくていいんです。

自分を認めて評価してくれる人の期待に答えるのが1番いいのです。


千束{netabare} 「居場所はある。お店の皆との時間を試してみない?それでも此処が良ければ戻ってくればいい。」{/netabare}

うん、見ただけで自分が居て心地いい場所なんて解らないよね。
でも、新しい居場所は試さないと解らないものです。
自分の居場所なんて何個でも試せばいいのです。
皆、そうやって居場所を探していくものです。


それを聞いたタキナは、何を感じたのか。

最初は、DAに帰る事しか考えなかったタキナはそれ以降は、お店に打ち解けようとしたり、千束に興味を持ったり積極的になっていったように思います。


タキナにとって千束は……

作中では相棒とされています。
しかし、私には千束は理解者に見えます。

千束はタキナに出会えて嬉しいと言います。
それは本心です!
だから、タキナとの時間を大切にしたいし一緒にこれからも居たいと思う。

タキナがDAに帰るのはその時間を失う事を意味します。
{netabare} それでも、彼女はタキナがDAに帰れるように尽力してくれる!
それはタキナが本心でDAに帰りたいと思っていたからです。 {/netabare}

だから、優先される気持ちは……報われるべき気持ちは……タキナであるべきだからです。
他人の気持ちに向き合い全力で優先して考えてあげられる。

それでも、報われないのなら…… {netabare} 居場所になってあげられるかもしれない事を提案してくれる。 {/netabare}
それは、他人の気持ちに寄り添える理解者です。
千束が居たらタキナも安心かな?

千束の余命宣告後にタキナはDAから{netabare}復帰通知 {/netabare}を貰います。
彼女は{netabare} 断ろう {/netabare}としていたらしいです。
でも、千束が生きていられる{netabare}可能性があるならと可能性を探しにDAに戻る。 {/netabare}

そうして、{netabare} 帰る日に最後に2人はデートをします。
彼女はリコリコを去ります。
自分の為じゃなく、大切な人と大切な場所を守るために…… {/netabare}

そして2人は各々の理由を手に戦場に赴く事になります。
そして、千束の{netabare} 心臓のスペア{/netabare}を発見する!

【最後の戦い】

そんな中、タキナは{netabare} DAの任務を放棄 {/netabare}して千束の元へ向かう……
二度と{netabare} DAには戻れないと{/netabare}言われてもここでは、彼女は{netabare} と 千束を救えないからと任務 {/netabare}を抜け出します。

千束はヨシさんを{netabare} 救い{/netabare}に行きます。
真島って結構強かったんですね。
一応、小細工ありで千束対策もしてるけど意外と強くてビックリしました。

でも、途中で{netabare} 乱入してきたタキナ {/netabare}は何か安心感ありますね。
{netabare} 2人に {/netabare}なると安心感と安定感が増します。

そして、千束は最悪の敵と対峙する。
{netabare}ヨシさん…… {/netabare}
千束は最後まで信じようとするけど……

{netabare} ヨシさんは千束に殺しをさせようとする。
あらゆり手段で殺させようと……タキナをピンチに追い込んだり……自分に心臓のスペアを埋め込んだのも…… 千束に自分を殺させようと…… 千束の心臓を壊したのはこの為。 {/netabare}

タキナの{netabare} 「心臓が逃げる」{/netabare}って銃を打ちながら追いかけるシーンがありました。
タキナからすれば……やっぱり{netabare} 生きて欲しい {/netabare}と思いますよね。

例え、千束の{netabare} 恩人を殺してでも生きて欲しい!{/netabare}
{netabare} そもそもヨシさんは最低の人てす!
そんな人よりも千束に生きて欲しい。{/netabare}
そう考えたのかもしれません。


千束{netabare} 「ヨシさんを殺して生きても!それはもう私じゃない」 {/netabare}

誰かを殺して生きる……
そう、タキナは解ってる。
彼女が人を殺さない理由を…… {netabare} 殺して手に入れたとしても彼女はその心臓は使わないと言う事も…… {/netabare}

殺すと言う行為は……彼女の生き様を否定する事になる……それをさせちゃいけないのも解ってる……だから、自分がやらなきゃ……大好きな千束に生きて貰いたいから!

でも、このセリフを聞いたタキナは止まる事しか出来なかった。
それを言われたら……心臓を手にしたとしても……

そして、千束は真嶋がとの決着をつける。

【千束VS真嶋】

この2人ってなんか……会話のシーンを見て思ったのは……出会い方や立場が違えば友達になれてたような気がしてしまったんですよね。
お互いがお互いに守るべきもの為に戦っている。

千束の世界は素敵なものですね。
真島は小さいと言うけど、その中には世界なんかに収まらない大きな気持ちが詰まっている気がしました。

最後の千束の連射は……真島をタワーから落とすけど……
多分、彼女は解っていた。
{netabare} タワーから落ちても生きてる確信があったから躊躇わなかった。{/netabare}
現に彼は……

タキナは{netabare} いいタイミングで駆けつけてくれましたねw
彼女の判断が千束を救った。{/netabare}


【先生VSヨシさん】

先生は千束を娘の様に思ってました。
先生は凄く怒ってたなぁ……
でも、それは当然です。
もしも、自分の子供に辛い思いをさせる人や命を奪おうとする人を許せないって思う。
親とはそう言うものであって欲しいし、あるべき者であって欲しい。

ヨシさんもまた、娘を想ってたんだろなぁ。
やり方は最低だし親としては失格だと思う……
間違えた愛情だったけど、多分気持ちは……
{netabare}あんな手紙を残して…… {/netabare}先生があれを破棄したのは千束には見せられない……
だってあの{netabare} 手紙 {/netabare}を見たら彼女はきっと……


【千束のその後……】

{netabare} 彼女は生きていた。
ってターゲットは千束かいww
声を掛ける訓練してないからって銃を乱射してくるパートナー怖いよw

千束は気を失っていた時に人口心臓を移植されていました。
彼女は、ヨシさんを殺してまでは生きたいと考えてなかった。

しかし、目覚めたときには……
この意味は……世界の指名を果たす為に与えられた心臓は彼女の中には今はなくて……
今、彼女の左胸で刻んでる心音は、先生が千束に「自由に生きて欲しい」って思いで与えてくれたものなんだと思う。
なんの使命も据もない。{/netabare}

命を大事にしている千束は……
その命を否定はしない。
何故から、命の大切さを知っているから。
{netabare} 彼女は2つ目の命をきっと大切にしながら生きていくのだと思う。 {/netabare}

皆、平等に必ずくる別れの日……その時まできっと。

【見終わって】

今期の中で個人的には1番好きな作品です。
千束の生き方って素敵だと思うんですよね。
彼女は毎日を楽しく笑って生きています。
出会いを1つ1つ大切に……

現実問題、彼女の様に生きていくのは難しいです。
しかし、彼女もきっと辛い事や悲しい事も沢山経験しているそれでも楽しそうに生きている。
悩みながらも苦労しながらでも楽しく頑張って生きていく。

{netabare} 「私を必要としてくれる人に出来る事をしてあげたい」{/netabare}
この志しは素敵だなぁ〜って思いまました。

彼女の生き様ってなんか凄く理想的で素敵な生き様だと感じました。
難しいけど出来ない訳じゃなくて尊敬しちゃいますね(*^^*)


【最後に】

OPで千束がタキナのお尻を軽く蹴り、それにムキになったタキナが千束お尻に全力全開の蹴りを炸裂するシーン。

ジョークの通じない友達とのやり取りのようなこのシーンは凄く学生らしいやり取りで、彼女達がリコリスではなく普通の学生ならこんな日常だったのかな?と思わされた印象的なシーンでした。

後、EDが神ってた!
EDに入るBGMも作品にあってたし、曲もかなりいい!
このED凄く好きです!

そして次回からはワイハー編がスタートします!
楽しみですね!

え?最終回なんですか?
いゃいゃ、Twitterとか公式サイトや番組表では最終回の文字が出てますが、アレはアレだよ!ほら!

数ヶ月遅れのエイプリルフールネタですよ。
次回からはワイハー編ですよ!ワイハー編!

えぇ……最終回なんですか?(*꒪꒫꒪)
そうですか……最終回らしいです。
マジらしいです(´・ω・`)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 40

80.4 2 相棒アニメランキング2位
バクマン。(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1370)
7875人が棚に入れました
舞台は埼玉県谷草市、中学3年生の真城最高(サイコー)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。そんな最高の叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家川口たろうであったが、連載打ち切りとなり、その後の過労により亡くなった過去があった。ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで原作家志望の高木秋人(シュージン)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片思いのクラスメイト亜豆美保と、「アニメ化したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

俺と組んでマンガ家になってくれ!

私は少年時代を週刊少年ジャンプと共に過ごしてきたわけではないので、事情をそれほど知らないのですが、今時のジャンプ作品は、こういった冷めた感じのが人気あるんですねぇ
強敵が次々現れて、ドッカンバッコンやって、っていう王道漫画、それこそ今作に出てくる、新妻エイジが連載してるようなタイプのバトル漫画ばかりなのだと思ってました


斜に構えた演出もなく無難なストーリー、過剰に熱くなく展開もサクサク進んで、少なくとも見ててストレスを感じません
こういうのって大抵、作者が劇中漫画考えるの飽きて、途中から恋愛ものや日常ものに逸れるのがお決まりですが、それを考えると、今作は終始主題に徹してますので、そこは評価出来ましょう
仕事も恋愛も何不自由なく、人生全て上手くのが確定してそうな主人公たちによる、”俺TUEEEE”なドヤ顔感に引っかかる物がありますが、そこは少年漫画だから仕方ないとして、それを抜けば十分楽しめる物語であると思います
しかし、あくまでフィクションの域は出ません
サブカル系を取り扱った創作側視点の作品といえば「コミックパーティ」とか「ドージンワーク」、これらにも共通しますが、色々と美化しすぎな点
ジャンプ作品特有の上手くいきすぎな点と絡めて、バリバリ違和感を感じます
ワンピースやナルトなど有名タイトルがそのまんま出てきたり(の割には集英社や少年ジャンプについては名前を変えてます)、お茶出されると通るとか、読者アンケート2割で人気作とかいう小話が出てきたり、如何にも作者自身の実体験を基にしたそれっぽい感じになってますが、やっぱり
なので将来漫画家を目指す人にとって役立つ作品かと問われれば、否定する他ありません、当たり前ですが
個人的には、もっと現実味のある内容だったら、ハマっていたかなという印象です

作画に関して、多用される俯瞰カットとか似たような構図ばかりで、アニメーションとしては若干物足りない感じです
アニメ制作はJ.C.STAFF、NHKで放送していました
1話アバンは「超ヒーロー伝説」なる劇中アニメから始まります
チャンネル間違えたかな?と思わせるこの手法といえば「げんしけん」ですね
その他にも、登場する漫画家たちが書いた劇中漫画が声付きで楽しめます、触りだけですけど
バイオレンスにサスペンスにメルヘンに色んなジャンルの漫画が登場しますからね、面白いですよ

真城役に阿部敦さん、高木役に日野聡さん
あとはまぁ土曜の夕方アニメクオリティな声優陣が並んでます
そつのない配役だと思います

まぁこれは誰もが思っていることでしょうが、OPとEDは逆にした方がいいですよね
OPはゆったり、EDはテンポが良くて、常に違和感に悩まされます、よーらー♪じゃないですって
コブクロさんはちょっと前に「クロスゲーム」でもアニメタイアップを歌ってますね
有名歌手を起用は一般人受けが良さそうに思えますが、必ずしも作品に合っている曲が出来上がるわけではなく
タイアップ完全無視の自分たちの曲になってるケースがほとんどですからねぇ、無理して一般狙い決め込まなくてもいいような気はします

どいつもこいつも性格DQN、性格ビッチなキャラばっかですね
ジャンプキャラは基本根明で、今作もその煽りを受けて、フランク気取ってる風貌ですが、もっと根暗だった方が好みです
それこそ中井さんみたいな、彼は現実的なキャラでしたよね
蒼樹嬢との関係をなんとしても応援したいのですが、どうせ上手くいかないんでしょう、ファック
小豆とか香耶とか、今作の女性キャラは目が小さすぎて萌えという対象からは外れますね
男性キャラより小さいのではないかと思うくらいで、原作もこんなに小さかったですっけ・・・


漫画家って高校生でデビューしてくとか割とざらにあるもんなんですかね
13歳で既にってのも聞きますし、かと思えば93歳でデビューする人もいたり、漫画業界というものはつくづく不明瞭です
さて、これから主人公たちは漫画家としてどうなっていくのか、新妻エイジの嫌いな漫画を終わらせる権限がどの漫画に発動するのか、真城が過労で倒れそうになったのは伏線なのか、等々先の展開が気になる形での最終回でしたが
分割放送で、1年経つごとにやってくみたいなので、期待と言うことで

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なに・・・この面白さはっ!?

この作品の原作は未読です。友人とアニメ談義をしている中、私が「ヒカルの碁」を完走した事、凄く気持ちが熱くなる面白い作品だったなどと話をすると、友人から原作者繋がりでこの作品を紹介して貰いました。

画の才能に恵まれた真城 最高(ましろ もりたか)と、文才のある高木 秋人(たかぎ あきと)が中学時代に一緒に漫画家になる事を約束し・・・その道を進んでいく様を描いた作品です。
これまで友人が紹介してくれた作品に間違いはありません。
なので、即視聴する事を決めた訳ですが・・・漫画を描いている姿ってあまり大きな動きはなく、週刊誌であれば〆切を気にしながら毎週同じ事を繰り返す単調な作業になっちゃうんじゃ・・・
とも思いましたが、少年ジャンプで連載されアニメ化までされた作品なので、予備知識を持たずに視聴してみよう・・・という事で視聴を始めた訳ですが・・・

序盤でこの作品に対するイメージがガラリと変わりました^^
この作品・・・ムッチャ熱いじゃないですかっ!!
少しでも単調だと思った自分が恥ずかしいくらい熱い作品でした^^

真城 最高にはどうしても叶えたい夢があります・・・少年ジャックで長期連載できる著名な漫画家になって、作品をアニメ化して貰うという漫画家を志す人なら、きっと誰もが一度は願う夢・・・この夢の実現に向け、高木 秋人と二人三脚で高校生漫画家を目指して取り組んでいくのですが、漫画家を目指すってとても大変な事だったんですね^^;

私は漫画の作り手を目指したことが無いので、この世界の厳しさが正直分かりませんでしたが、この作品を見て一番最初に感じたのが夢見る門の狭さです・・・
漫画家を目指す人は大勢いて、その人達は日頃から自分を磨きしのぎを削っているんです。

それは少しでも多くの読者に読んで欲しいから・・・
それは一人でも多くの人に作品の面白さを知って欲しいから・・・

ですが、ようやく紙面に掲載して貰えるのはその中のほんのひと握りだけなんです。
それも、いきなり連載漫画なんて始められません。
まずは読み切りで読者の反応を見て、人気が出そうだったら編集社の会議にかけられて連載されるかが決まるのだそうです。
世の中に出回っている漫画って、そんな苦労を背負っていたとは夢にも思いませんでした。

画と文才・・・それぞれに長けた二人が組めば道は険しくないんじゃないかな・・・などという気持ちは正直甘かったです。
だから、黙々とペンを握る日々を繰り返す・・・繰り返せるのは作品に対する情熱の裏返しなんですね^^

それに二人には絶対に夢を叶えなければならない理由がありました。
そこには並々ならない決意を感じる事ができるのですが、そこにはその当時の私なら絶対できない約束と、溢れんばかりの思いが詰まっていました^^

そしてこの作品の視聴魂に火をつけたもう一つの理由・・・
ヒロインの亜豆美保ちゃんの可愛らしさが半端無いんです♪
私は彼女に序盤から持っていかれっ放しでした(//∇//)
理想的な女性を形にしたら彼女になりました・・・的な感じなんですよね^^
それでもってCVははやみん・・・「鬼に金棒」ってこういう事を言うんでしょうけれど、全然イメージに合わないのは何でなんでしょうね^^;
そして彼女は可愛いだけじゃありません・・・決して揺らいだり靡いたりせず、何に対してもちゃんと自分を律するんです。
また大好きな女性キャラが一人増えました(//∇//)

オープニングテーマは、コブクロさんの「Blue Bird」
エンディングテーマは、YA-KYIMさんの「BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜」と高橋優さんの「現実という名の怪物と戦う者たち」

1期25話の作品でしたので見応えは十分でした。何より嬉しいのはこの作品が3期まであるという事です。
1期は丁度良いところで終わったので、視聴を終えたばかりですが、もう直ぐに続きを視聴したい気持ちになっています。
2期でも熱い展開を期待したいと思います♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 42

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

とっても気持ちの良い作品でした(o^-')b

■バクマン。ってこんなアニメなのです(*'ω'*)
『DEATH NOTE』でおなじみの大場つぐみ&小畑健コンビの作品なのです(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
ジャンル的には純愛青春サクセスストーリーですね!
 
漫画家の叔父の姿を幼少の頃から見ていた「真城 最高」(愛称:サイコー)と、学年トップでサイコーの絵に惚れ込み漫画家を一緒に目指そうと誘った「高木 秋人」(愛称:シュウジン)。
そして、この2人がコンビを組むきっかけになったのが、声優を目指すヒロインの「亜豆 美保」(azuki miho)とそれをサポートする親友の「見吉 香耶」(miyoshi kaya)。
この4人の純愛と紆余曲折しながらも夢に向かって突き進む日々を描いたストーリーなのですよ♪
 
 
■総評
原作の方はまったく知りませんけど、アニメから観た人も十分楽しめる作品だと思います♪
とにかくサイコーとシュウジンの2人を見ていると、何かこういう関係って良いなって思えて、とっても良い気分にさせてくれました♪
 
中学生で漫画家という自分の進む道を決め、同級生達とは違う道を選んで行くわけなのですけど、決して中途半端な気持ちじゃない、真っ直ぐに夢に向かっていく本気さが伝わってくるように描かれているのです。
さすが本職のストーリーだけあって、漫画家を目指す心理描写が細部までこだわりを持って描かれている印象ですね♪
 
個人的には、シュウジンが面白くって、かっこ良くって一番のお気に入りかな(*^-^)
サイコーの良き理解者であり、頭は元々良いのだけど裏では人並み以上の努力を惜しまないそんなシュージンにもう釘付けですo(- -;*)ゞ
 
それと、夢に向かって一直線のサクセスストーリーの中にも、甘酸っぱい恋のお話が絡められていて、それがハーブティーのように気持ちを(´▽`) ホッっとさせてくれる良いアクセントとなっているのです♪
 
サイコーと亜豆ちゃんのわざと距離を置いてお互いを支え合い、愛を育んで行く関係は到底理解できないですけど、ちゃんと成就できたらどれだけ幸せな気分になれるのかなって考えちゃいました♪
それとは対照的に恋に積極的な見吉ちゃんと徐々に惹かれて行ったシュウジンの恋の行方の方が自然でいっぱい共感できました♪
とにかく、2組4人の絶妙な関係は注目して欲しいところですし、こんな恋の話があるからこそ、地味な漫画家のイメージにさわやかなが風吹き込まれて清々しさを感じる作品になっているようなきがしました(⌒-⌒)
 
「バクマン。」を観ると、きっと前向きな気持ちにさせてくれて、元気をもらった気持ちになれると思いますよ♪
なので、2期もとっても楽しみなのです( `ー´)ノ
 

■MUSIC♫
OP曲『Blue Bird』
 【歌】コブクロ
 「まだ見ぬ二人の幸せの為に、愛が繋がっていれば信じて歩んでゆける」って内容の歌詞です!
 サイコーと亜豆ちゃんの気持ちを歌ったコブクロらしい心温まる楽曲ですね♪

ED曲『BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜』1話~13話
 【歌】YA-KYIM
 軽快なロックサウンドと前向きでストレートな歌詞がヤル気を出させてくれる応援ソングですね♪
 R&Bやヒップホップ主体のYA-KYIMの楽曲では珍しいナンバーかもしれませんね(*^。^*)
 
ED曲『現実という名の怪物と戦う者たち』14話~24話、25話はOP曲
 【歌】高橋優
 前期のED曲同様に、元気をもらえるような応援ソングです♪
 東京メトロのCMソング「福笑い」の人ですねw
 ダミ声とまではないのですけど、ノイジーな声質が特徴的で、
 胸に響くストレートな歌詞が特徴のシンガーソングライターなんですよ♪


2011.09.16・第一の手記
2012.01.26・第二の手記(追記:■MUSIC♫)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 51

79.9 3 相棒アニメランキング3位
寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1616)
7780人が棚に入れました
ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する、彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。

声優・キャラクター
平野綾、島﨑信長、花澤香菜、沢城みゆき、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子、吉野裕行、KENN、芹澤優、鈴木琢磨、村瀬歩、石田彰、水島裕、二又一成、井上和彦、青柳尊哉、浪川大輔
ネタバレ

ユキオウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ある日人間でも化け物でもない僕の戦いが始まる。

原作既読、20年以上前の作品のアニメ化になります。
現代に合わせた時代設定、キャラデザの一新など新規ファンにも受け入れやすい点が多く見られます。
※グロ描写が苦手な方は視聴をオススメしません。

■あらすじ
どこにでもいる高校生の泉新一はある日宇宙から来た謎の寄生生物に右手を寄生されることから始まる。
『人間』・『寄生生物』・『新一とミギー』と大まかにこの三者との間に物語は進行する。

■作品紹介
この物語は特殊な主人公がリアルな日常でSFサスペンスの世界に引き込まれてしまったらどうなるのか!?といった感じです。
主人公の新一が人間代表だと思いきやミギーという秘密兵器を所持しある意味最初からラスボス的な立ち位置なのが面白いです。
規模が大きくなってしまう物語が多いなか、主な場面は一つや二つの市内で行われる話なので登場人物の心理描写がとても丁寧ですし何よりも魅力的に感じると思います。

■OP、ED評価
{netabare}
OP ☆2.5
♫Fear, and Loathing in Las Vegas/Let Me Hear
現時代的で派手なロックバンドの音楽。
マッドハウスのアニメとFear, and Loathing in Las Vegasは相性が良い。
アニメの構成は曲と合うようにスタイリッシュなんですがビジュアル的に普通な人が多いのでクールな演出がアンバランスになっている印象。
新一がアメコミヒーローみたいなのも残念です。

ED ☆4.5
♫三浦 大知/IT'S THE RIGHT TIME
OPと反して白を基調とした良い浄化ENDです、これを見て泣く回もあっていいと思います。
定番といえば定番な感じですが平穏な日常を淡々と映し出すこのシンプルさが素晴らしい。
{/netabare}

■各話あらすじとレビュー

【第1話】
{netabare}
『変身』
新一と寄生生物の出会い。
各地で寄生生物が活動し始める。(全国ニュースで残酷な殺人事件のニュースが話題に)
宇宙から来た生物であると右手が説明、新一の血液を養分に生きている為、共生することになる。
登校中、仲間がいると右手は察知する。
そこには飼い犬に寄生した生物と戦いを繰り広げる。
右手は生物の心臓をもぎ取り、勝利する。

右手の生物の声に違和感、見ていけば慣れるとは思いますが…よく言えばキャラっぽさが増した感じはするので親しみはあるのかなと。
☆3.5
{/netabare}

【第2話】
{netabare}
『肉体の悪魔』
不良に絡まれる女性、助けた男性は寄生生物だった。
言語を覚え、右手に寄生した生物は自らを“ミギー”と称する。
ここまで地球の社会を研究し悪魔に一番近いのは人間だと言うミギー、寄生生物によって凶悪事件が発生するなか、人間のために戦いたいと決意する
新一であった。
街中で寄生獣と遭遇、人気のない空き地で対決。
ミギーは敵の誘導を無視し、撃退する。
新一と村野さんがデート。(村野さんは真一の異変を感じる?)
暗闇の一室で向き合う裸体の男女(男性はアバンで登場した寄生生物)

右手の生物にめでたく名前がつきました!覚えやすい!
グロい戦闘が続く中、臆せず戦う新一は勇敢ですが脳を侵食されてはいはいないもののミギーの影響は受けているようです。
村野さんとデート中に絡まれた不良を食ってやるぞと鬼気迫る表情でひれ伏せます、新一どうなってしまうんだ…
最後に登場した男女はただものではないですね。
一人は寄生獣確定なこともあって新一が学校で散々ミギーにいじられた生殖機能のことが伏線になってたようです。
シリアスな中にギャグっぽい要素も入っているのでただグロを当てつけられているわけではない気がします。
☆3.5
{/netabare}

【第3話】
{netabare}
『饗宴』
満員電車の車内で痴漢に気づいた妊娠中の女性は停車した駅で常人の力ではない勢いで車外に痴漢を突き飛ばす。(前回の最後に現れた女性である)
その女性は3年3組の副担任(村野さんのクラス)に配属されることとなる名前は田宮良子。
ミギーは人間社会に溶け込んでいるため、公の中で殺意はないと推測する。
放課後、田宮に呼び出され詳しい話を外でしたいとのこと。
喫茶店でA(寄生生物)と言う男と現れる田宮、生殖行為をしたものの、人間の子が生まれることがわかり私達は生物なのか何なのか気になると述べる田宮。
Aは新一を生かしておくと危険であると言いその場を去る。
翌日に白昼堂々新一の学校に侵入するA。
皆が避難するなか、Aに向かう新一。
ミギーは我々の違いは何かと問い、新一に一緒に効果的に戦えと指示する。
そこにAが登場。(新一が廊下に設置した机のバリケードは役に立たず、窓ガラスを突き破って外から侵入される)

新キャラの田宮良子は今後のキーパーソンになりそうです。(寄生生物にしては物事を論理的に考えてます)
彼女と一応協力関係になりますが展開次第で敵対することになることでしょう。
寄生獣にもそれぞれ性格の違いがあるようです。
次回はAとの戦闘が始めから繰り広げられると予想されるので序盤の重要な回になるかもしれないです。
☆3.5
{/netabare}

【第4話】
{netabare}
『みだれ髪』
戦うミギー。
ミギーは我々ができるのは分業だと言う。
机の足をAに刺すミギー、重傷を負い移動し身体を変えようとするA。
ガスボンベを爆発させAを殺した田宮。
教員としての居場所に限界を感じ田宮良子を辞めると言う田宮。
人間を食べるのは何かしらの命令を受けているのだと言い、この種(人間)を食い殺せと命令されたとも言う田宮。
そんな田宮は子供は産むと宣言。
新一が僅かに混じっていると察する田宮。
田宮の実母にバレる田宮。
分離していられるのは3分だと実験するミギー。(理屈では頭から頭へ移動できると解釈)
両親に悩み事があると感づかれる新一。
母親と幼少期の新一(回想)
キッチンで新一をかばい、火傷する母の姿を思い出す。
食卓で涙するお母さん、秘密が言えないので嘘をつく新一。
旅行に行く父母。

家族の絆を描いた回でしたがやはり寄生獣と合い対する場面での精神的な怖さがあまり伝わってこないのが残念です。
蛇足ですが原作の意味不明なものへの恐怖感というかジャパニーズホラーの冷たい恐怖というよりアメリカンホラーっぽい感じで作り手の「どうだ怖いだろ!」って見せられている感じがイマイチです。
ホラー苦手な人に対してはこの作品の表現はより大衆向けだと思いますので、多くの人が見るのには支障は来さないレベルではあるので見易いとも言える点なのかもしれません。
☆3.5
{/netabare}

【第5話】
{netabare}
『異邦人』
夜ドライブ中の男女(女は寄生生物)、事故に会い男に頭への移動を試みる寄生生物。
脳に変化がありそうな新一。
長井をボコボコにする不良グループ。
ミギーには献身の心が特にわからないという。
新一をボコボコにする不良リーダー(ミツオ)。
新一の狂気に気づく不良グループ女の子加奈。
最近幅を利かしていると話す上条。
放課後またミツオ達に絡まれる新一と村野さん。
勝ち目のない戦いを避けろと助言するミギー。
一方的に殴打される新一だが上条と長井達が大勢連れて参上。
新一と村野さんのニヤニヤするシーン。
村野さんを見送る新一の背後に加奈が現れる。
村野さんより感覚が鋭い加奈。
―旅行先の両親、母が寄生生物に殺される。
重傷の父が公衆電話から化物が母を…と言う。
新一は寄生生物のことだと察する。
夜が明け、母さんかと思ったら寄生生物だった。
ショックで気が動転する新一に母(寄生生物)は胸を貫く!!

君嶋加奈が登場、重要なキャラになりそうである。
カーチャン…
人間と寄生生物に対しての新一の葛藤による苦しみがひしひしと伝わる回でした。
最後のシーンのBGMががっかり過ぎる、序盤はいいんだけど音数が増えて電子音が多くなっていくとくクオリティの高い作画と声優の演技をぶち壊してる気がしてならないです。というかむしろ無音にしてもよかったのでは。
☆4.0
{/netabare}

【第6話】
{netabare}
『日はまた昇る』
倒れる新一、去っていく母。(寄生生物)
心臓と同化を試みるミギー。
学校では新一の心配をする村野さん達。(新一がモテモテ)
新一を看病するミギー、目覚める新一。
母が寄生生物になったことが事実だと意気消沈する新一。
桜崎病院から電話があり父がいると連絡が入り向かう新一。
警察から事情聴取をされる父。
父と対面する新一。
化物に殺されたのは夢だと意地を張る父。
病院のすぐ裏の民宿に宿泊する新一。
新一の修復でミギーの体質が変わり一日のうち4時間完全に眠ることとなる。
新一ここでも民宿の娘にモテる。
寄生生物を察知し、浜辺で発見する新一。

新一がモテモテ過ぎて羨ましいですね。
ミギーが眠っていたのでより新一の一人語りが多い回でした。作画の休憩といったところかもしれませんが要所での原作を意識した作画のカットが印象に残ります。
☆3.5
{/netabare}

【第7話】
{netabare}
『暗夜行路』
脳が生き残っている人(寄生生物)に会う。(口に寄生、寄生生物の声がミギーのようにかわいい)
崖から飛び降り自殺をしようとした宇田守に寄生するパラサイト。(宇田さんはいい人そうです、良かったね新一)
心臓の治癒でミギーの30%が全身に散っていることを新一は知る。
流れない涙にそのことを実感する新一。
寄生獣が現れたと電話する宇田さん。
向かう新一、刃物に変化し眠ってしまうミギー。
新一母に会ってしまう宇田さん、あっさりとやられる。
新一登場!(タイミングが遅かった!)
人間離れの動きをする新一。(寄生生物30%配合されているだけはある)
トドメを刺す宇田さん、新一は母に寄生した寄生生物を倒す。
家に帰る新一と父。

宇田さんが登場しました。彼も寄生獣に身体の一部分だけ寄生された人間、涙もろく人情味溢れる存在です。
テレビで言葉を覚えたパラサイトは声が荒っぽくどこかかわいい(笑)
新一に母を殺させないよう手を下す宇田さんに人間らしさを感じます。
帰ってきた新一がイメチェンしてました。
新一の変化と今後の展開に拍車をかける回。
☆4.0
{/netabare}

【第8話】
{netabare}
『氷点』
田宮と食人中の謎の寄生生物、新一を監視しろと言う田宮。
新一が気になる加奈、新一にいちゃもんつけるミツオ。
対マンで楽勝になった新一。(雰囲気がずいぶんと変わってしまった)
新一を不信に思う村野さん。
飲んだくれの父。
涙が出なくなり人として何かを失ったという新一。(聴覚が鋭くなる)
助けを呼ぶ声、事故により瀕死で車道に横たわる犬だった。
ゴミ箱に犬を捨てる新一(無慈悲)とガチ引きの村野さん。
校舎内でミギーは田宮以外の寄生生物を察知。
島田秀雄と名乗る。
田宮は別の名前になっており、寄生生物でも人間として生活していると語る島田。
新一を待っていたら島田に捕まる新一。
テレパシーを感じるという加奈。
島田に惚れる裕子。
やはり女を食べていた島田。
飲んだくれの父。(Part.2)

島田秀雄が登場、自分は人を襲わないと言っていますが田宮より信用できなさ過ぎです。
新一がどんどん化け物になっていってます、自分が否定していた寄生生物になりつつあるのでしょうか。
村野さんもショックが大きいようです。
加奈の方は新一に運命を感じているようですが島田に捕まえられそうになるなど危なっかしい印象。
☆3.5
{/netabare}

【第9話】
{netabare}
『善悪の彼岸』
島田につけられる加奈、そこにミツオが登場。
公園のトイレで島田にボコボコにされるミツオ。(いつも殴られてる)
家で警察と話をする新一の父。(寄生生物の似顔絵を描いたスケッチ)
寄生生物は何のために生きているのか探していると語る田宮改め田村。
警察の兄に人相を聞く裕子。
島田に殺意があると察知するミギー。
新一の力にビビる矢野さん。
前と変わった新一にショックな村野さん。
生物として進化した新一。
顔を変える島田を目撃する裕子。
兄にスケッチの件を聞くが自分が見た光景について言わない裕子。
直接島田と話して聞いてみようとする裕子は理科室に島田を呼び出しまんまと引っ掛かる。
島田の殺意に気づき、席から立ち上がる新一。

裕子回ですね、島田を探って成果が出ましたが事態は悪い方向に。
最後の島田の変身シーンに良い意味で恐怖しました、なぜAはあぁならなかったのか残念です。(ここの音楽は良かったです。)
☆4.0
{/netabare}

【第10話】
{netabare}
『発狂した宇宙』
裕子を襲う島田は裕子に酸を掛けられる。
裕子の決死のダイブ。
顔を潰され感覚が狂う島田は無差別に人を襲う。
3階では人が沢山惨殺されていた。
一瞬人間としての感覚が戻る新一。
無事だった村野さん、島田に瞬殺されてしまうクラスメイト2名。
村野さんを学校から救い出す新一。(リアル超人)
警察に発砲されながら徘徊する島田。
向かいのビルから屋上に立つ島田に石を遠投し倒す新一たちであった。(正確すぎるコントロール)
毎度のように悩む新一。
島田がされる解剖。
考える筋肉だと言う研究者。
政府は公表しなかったが髪の毛を抜きあう挨拶を影で情報操作した。

案外だけれど裕子の予防策もあってか島田は割とあっさりやられてしまった。
村野さんと話せるようになった新一。
ようやく政府が寄生生物を認識し、国家規模での対策が始まりました。
もともとこの世界の日本の治安は悪かったようでだいぶ被害者が出てからの開始になった気がします。
対応の遅さは本物の政府っぽさが出てますね。
☆4.0
{/netabare}

【第11話】
{netabare}
『青い鳥』
髪の毛の挨拶でバレて人を食べる寄生生物。(無慈悲)
化物に襲われ、新一に助けられる夢を見る加奈。(なかなかロマンチスト)
新一の髪の毛を抜いてみるが何も起こらない。
加奈と話す村野さん。
ヤクザの事務所に乗り込むタンクトップの寄生生物、いとも簡単に構成員達を倒していく。(笑顔に恐怖を感じます)
拳銃や刃物を持った人間とどこまで相手にできるか実験するためだった。
ボスと話す先ほどの寄生生物。(新たなグループの登場)
新一と村野さんのデート。(微笑ましい。)
ところどころ新一に悲壮感を感じる。
キスする新一と村野さん。
村野さんへの想いで人間としての自分を感じる新一に対して、以前と違う新一を悲観し涙する村野さん。(こっちが切なくなる)
加奈に呼び出される新一は選挙活動をする寄生生物達と出くわす。

戦闘がないと話がもっさりした感じなのが否めません、少しテンポが悪いなぁとか思います。
政界に進出する寄生生物が現れました、人間社会を理解して成長していることはなかなかの脅威です。
☆3.5
{/netabare}

【第12話】
{netabare}
『こころ』
前話と同じ夢を見る加奈。
情報を把握するために政治家になろうとしていると話す新一とミギー。
寄生生物の成長を探す新一とミギー。
加奈と出くわし自分以外に反応する者はいるのかと聞く新一。
ミツオ登場。
加奈への情で俺を殺すなと言うミギー。
―夜、寄生生物を察知する加奈。
加奈にミギーの秘密を打ち明ける新一。
新一だけを嗅ぎ分けられるという加奈。
寄生生物の選挙候補者(広川)が当選する。
ストーカー化する加奈。(こええ)
本物のストーカーっぽいミツオ。(こええ)
加奈の能力が強まり寄生生物が探知する信号を放つようになったと言うミギー。
加奈のヤンデレ化が深刻というかこの娘完全にストーカーじゃねーか。
電話スルーの加奈。
廃墟で寄生生物を見つける加奈。
新一が来た瞬間、胸を貫く。
新一無双…したものの、加奈は亡くなる。
悔やむミツオ、人間じゃねぇと言うミツオ。
人間じゃねぇよと返す新一。

人間で新一の理解者になるかもしれなかった加奈が亡くなってしまいました。
今後新一の味方となってくれる人が出てきてほしいですね、最後のミツオとの場面は前半のベストシーンだと思います。
☆4.5
{/netabare}

【第13話】
{netabare}
『悲しみよこんにちは』
学校の帰り道に新一と村野さんをつける謎の男性。(田村が手配した探偵だった、名は倉森)
田宮良子=(田村玲子)達、寄生生物グループの会議。(新一の件は私に任せろと言う田村)
いつの間にか子供を産んでいた田村。
加奈の事件の件で噂になっている新一、村野さんの不信感が増す。
探偵に新一の変化を聞く田村。
村野さんにした行動などがようやく普通じゃない行動だと気づく新一。
ずっとつける倉森探偵。
新一は事件現場に向かう。(人間としての悲しみを思い出し、忘れずにいるためだった)
倉森探偵に撮られる新一とミギー。
新一は人間としてミギーの倉森探偵の殺害を阻止する。
倉森探偵の正体がつかめずピンチになる新一とミギー。
村野さんと話をするため夜の公園に呼び出す新一。
新一の心を心配する村野さん。(可哀そう)

神回でした、新一の葛藤と何も知らない村野さんとの悲しいやりとりが胸に刺さります。
寄生獣の奥深さを表しているというか…主人公の肉体は一つなんですが同時に二つの異なった生命を宿していて片方には感情がない。
感情を捨てる世界で人はどうなるのかといったらある意味これは戦争に赴く兵士なのでしょう。新一のたった一人の孤独な戦いのようでただ悲しい。
☆5.0
{/netabare}

【第14話】
{netabare}
『悲しみよこんにちは』
村野さんに別れを告げる新一。
敵は案外小規模だと言うミギー。
宇田さんに協力を頼む新一。
宇田さんは自分に寄生している生物の名をパラサイトからジョーに変える。
田村と話す倉森探偵、新一の右手の異変に気づく。
笑う田村。(気持ち悪い)
帰宅する倉森探偵(夜中にうなされたりと結構精神的ダメージがきてる)
世間をアッと言わせると妻に話し意気込む倉森探偵。
新一達は倉森探偵を捕まえる。
話を聞き落ち着く倉森探偵だが、あまりに不可解で懐疑的にはなる様子。
ミギーが珍しく倉森探偵を人道的に諭す。
お前は寄生生物(田村玲子)に依頼されたのだと言うミギー。
大学で講義を受ける田村。
愛のように思えるのは利己的遺伝子、しかしこの説は例外もあると講義する大学教授。
寄生生物は闇雲に人を殺さず共存する予定だと言う新一。
子供を実験材料にしようとする田村。
占い師にアドバイスされるがその相手は殺したと言う新一。(表情がこええ)

新一達はようやく倉森探偵とまともに話します。
田村は人間を少しずつ理解し成長はしているもののあくまで自分の存続のためだであり、寄生生物側である。
新一は人間側のためにどう動くのか気になる回でした。
☆4.0
{/netabare}

【第15話】
{netabare}
『何かが道をやって来る』
田村と外から出てきた寄生生物をつける倉森部下。
地下駐車場で殺害されていた女、捕まる倉森部下。
力を貸してほしいと言う倉森探偵。
女性が寄生生物の胸を貫かれる。
広川(市長)によって組織的に人食いが行われているのを知る。
寄生生物をまじまじと見て戦意をなくす倉森探偵。
普通の人間じゃないと言われる新一。
1匹ずつ倒そうと考える新一。(1人でも人間を救いたいと考える)
広川らは新一の殺害を決議する。
後藤と三木が登場。
夢で寄生生物から鏡で自分の姿を見せられる。(鏡の新一は化け物)
学校で3匹を察知する新一達。
眠ってしまうミギー、タクシーに乗り逃げる新一。
寄生生物に狙われる新一。
3匹の寄生生物で構成される三木との戦闘になる。

倉森探偵の協力も借りられず結局一人で戦うことになる新一。
倉森さん新一達にプラスになりそうにないなぁ。
三木は今までの敵よりも強そうなので次回が楽しみな展開。
☆4.0
{/netabare}

【第16話】
{netabare}
『幸福な家庭』
家族を寄生生物に殺害される倉森探偵。
三木との戦闘に入る新一とミギー。(がっかり戦闘BGM、生死分けた戦いで軽
過ぎる)
刃の多さに苦戦する新一達、寄生範囲の広さが気になると言うミギー。
寄生部分は頭と両腕部分だけではなかった。
頭が他部分を統率しているため頭が弱点だとわかったミギー。
頭を切断したが本当は5匹宿っていたことがわかる。
5匹を統率していたのは後藤だった。
トラックに乗り逃げる新一、足を変形させ追いかける後藤。
対向車線のトラックと衝突させ後藤から逃げることに成功する新一。
警察と面会する倉森探偵。
生き抜くことを理由に泥棒するミギー。(新一は食事と服を購入)
家から逃げろと父に頼み了承する父。
警察に敵を田村だと密告する倉森探偵。
前話を合わせて夢で16回新一と会い会話するミギー。(意味深である)
―寄生生物グループのアジト
倉森探偵を殺さず家族だけ殺した男女(寄生生物)を田村はミスだと指摘する。
田村を本当の仲間か疑い、危険視する男女。
新一を心配する村野さん。(定期)
田村を狙う倉森探偵。
味方の殺意、敵意を察知し3匹の寄生生物に囲まれる田村。

前半の三木との戦闘はなかなかスリリングで迫力のある作画が印象的でした。特に三木の首を刈るシーンは見どころ。
三木は3体ではなく、本当は5体編成で統率を取るのは後藤なのは驚くポイントですね。(名前でネタばれ感は否めませんが)
家族を殺され復讐する倉森探偵はどこまでも普通の人間だなぁと思いました。寄生生物に関わってしまった彼はどうなるのでしょうか。
また、窮地に立たされた田村、今後も寄生生物との戦いを控える新一、自宅から逃げることを余儀なくされる父、新一をけなげに待つ村野さんと登場人物の運命やいかに。
☆4.5
{/netabare}

【第17話】
{netabare}
『瀕死の探偵』
広川や後藤とは違う田村を囲った寄生生物達。
寄生生物にも性格や能力の個体差があることを実感する田村。
半分を分離し攻撃する田村、1匹を誘導する。
2匹を倒し、寄生生物の殺意を利用し誘導した1匹も倒す田村。
帰宅する田村は倉森探偵に子供を誘拐されたことを知る。
(幼児用ベッドに貼り紙“お母さまへ 明日午後5時 ひかり第一公園 名探偵ホームズ”)
人間と寄生生物の中間にいる新一に渡したいものがあるので午後5時20分、ひかり第一公園へ来てほしいという田村。(新一の家から電話)
新一の家の前で田村と話すいつものように待っていた村野さん。
田村の家へ潜入する警察は貼り紙を見る。
―翌日、ひかり第一公園
田村の子を抱える倉森探偵と田村。
田村の波長を察知するがこれまでと違うと言うミギー。
倉森探偵が子供を高台から落とすのを阻止し倒す田村。(子供に対する愛が芽生え始める)
田村を追う村野さんも公園に来た模様。
倉森探偵を見つけた警察。
新一達のことを秘密にして亡くなる倉森探偵(あんた名探偵だよ)
田村と会う新一。

倉森探偵はどこまでも普通な人でした、死に際に名探偵になったのはある意味彼としては大往生なのかもしれない。
田村にこれまでなかった感情が生まれてきているようです、今のところ寄生生物として一番進化している印象。
次回田村が新一に渡すものは何か、警察といよいよ顔を合わせるのかと面白い展開。
☆4.5
{/netabare}

【第18話】
{netabare}
『人間以上』
人間を38人殺したという田村。(寄生生物の中では希少な数字)
寄生生物は必ずしも人を殺さずに生きていけると話す田村。
我々は人間の子供だ、一つの家族だと言う田村。
後藤とは戦うなと言う田村。
笑う田村。
平間さん(警察)に囲まれる新一と田村。
発砲する平間さん、部下の警官も発砲する。
子供を守る田村。
この世に何のために生まれてきたのか今まで考えてきたと言う田村。
新一にありがとうと言い戦わず死ぬ田村。
母の死に泣く子供。
久しぶりに涙を流す新一、以前の新一が帰ってきたと言う村野さん。
囚人の浦上が登場、面会室で新一と対面し他の人間との違いに気づく。
「俺の目を真っ直ぐ見ろ。」と言う浦上。

田村がここでこの世を去ります、他の寄生生物の中では最も好奇心旺盛だった印象です。それ故、寄生生物であることに疑問が多かったのであるしある意味感情を持つ人間に憧れたんだと思います。
新一も顔を母に変えてまで訴える田村に心を開き、人間の感情をまた思い出すことに至ったのでしょう。
浦上は新一の正体を知るのでしょうか、というかなかなか声が合ってる。
☆5.0
{/netabare}

【第19話】
{netabare}
『冷血』
浦上を見て人間だとわかる新一、眠るミギー。
浦上は人間と寄生生物を見分けられる。(今まで犯した殺人などで人間の品質を理解できるため)
他の生物と同様、多種と同種を見分けられる能力がある。(野生の勘)
新一を紛らわしいと言う浦上。(目の奥に何か潜んでいると疑う)
警察の実動部隊の指揮を取る山岸が登場。
害虫駆除をすると言う山岸。(完全に殺る気である)
―話す広川と後藤。
新一帰宅を狙って校門で待つ平間さん。
実動部隊の会議で話す新一と山岸。(火炎放射機が効果的だと話すミギー)
市役所で寄生生物をあぶり出す実動部隊。
ミギーは新一に寄生生物が相当な数潜んでいると言う。

浦上が良いキャラしてますね。(畜生だけど)
敵の本部に突入といったところでしょうか、話数的にもそろそろ人間と寄生生物の決戦が始まります、新一とミギーはどうなるのか!
☆4.0
{/netabare}

【第20話】
{netabare}
『罪と罰』
寄生生物を1匹射殺する実動部隊、浦上を使えと指示する平間さん。
2階に市民がいるからと逃げる広川達(寄生生物)。
装置が破壊され人間と寄生生物の差が分からなくなり人間にも被害者が。
敵の殲滅が目的だった為、次々寄生生物を倒す実動部隊。(市民にも被害)
後藤を見て逃げる浦上。(そりゃ怖い)
散弾で蜂の巣になっても血が出ない後藤は吸収した散弾を跳ね返し実動部隊を射殺する。(レベルが違い過ぎる)
議会場に立つ広川を実働部隊は発見する!

装置が破壊されました、予想はできた方も多いと思います。
実動部隊と寄生生物との戦いで市役所が血みどろに…全話で村野さんが言ってたなぁ。
後藤と広川が満を持して登場、圧倒的な力に人間側はどうなるんだ!
…新一とミギーの出番少なかったね。
☆4.5
{/netabare}

【第21話】
{netabare}
『性と聖』
広川を駆除しろと指示する山岸。
今回は君たちの勝ちだ、間引きしろ、人間は多過ぎるのでピラミッドの上に立つのは寄生生物だと言う広川。
「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!…いや、寄生獣か。」と言う広川。
射殺された広川は人間だった。
計画は全て終わったと言う後藤。
刑事を打つ浦上。(逃げようとする魂胆)
戦いこそ目的だと言う後藤。
役目は終わったと言うミギー。
その気になれば人間の勝ちだと言うミギー。(新一は何か変だと言う)
後藤無双。(ここはヤツの巣だと解説する山岸)
部下を倒した後藤と一対一になる山岸。
単なる野生生物だと語る後藤、山岸を倒す。
お前を殺すと言い逃げていく後藤。
新一にまだ何か隠しているだろと言う平間さん。
別れを決意する新一、街中でミギーが眠るのに恐怖する新一。
村野さんを抱きしめる新一。(つらそう)
どこか逃げようか考える新一。
夜の公園で新一会う村野さん。
結ばれる二人。
生きようと決意する新一。

なんと広川は人間でした、あとタイトルの意味が明かされます。
タイトルの意味は始め原作を読んだときなど寄生虫と人間が混ざったような敵が出てくるからだろって思ってたんですけど劇中の人物のセリフで出してきたのはビックリですよね。
新一に関しては散々の恐怖の中でも村野さんへの愛は変わらない、愛する人のために生きようとするあたり人間って悪くないよねって思います。
☆5.0
{/netabare}

【第22話】
{netabare}
『静と醒』
後藤の気配を察知するミギー。(ミギーが車を運転して新一達は逃げる)
一か八かの方法を思いつくミギー、崖から車を突き落とすが後藤は生きており失敗する。
戦は勝機だと打ち合わせするミギー。
後藤の頭を切り離せと指示するミギー。
作戦を失敗する新一とミギー、ミギーが死ぬ。
山で見ず知らずのお婆さん(美津代)に会う。
助けてくれる美津代さん、不法投棄が深刻だと現場を見せる。
新一の夢でミギーは生きていると言うミギーの細胞。
最近妙なことが起きていると言い美津代さんの家に来る住民達。
地元の警察が現場検証する。
美津代さんに俺の責任だと言う新一。
軽々しく命を使うとか言うなと諭す美津代さん。
できるだけ多くのことを考えろ、決して諦めず臨機応変にと最後に言う美津代さん。
鉈を持っていく新一。

ここまで一緒にやってきたミギーと別れ、新一は参ってしまいますが山で美津代さんに会ったことで後藤と無謀でも戦う決意をするんですね。
後藤強い、純粋に戦いを楽しんでいる彼が生物の究極体(身体のみ)みたいに思えます。
ミギーは夢で生きていました、また再会はあるのでしょうか。
☆4.5
{/netabare}

【第23話】
{netabare}
『生と誓』
暗闇の中、五感が研ぎ澄まされる新一は後藤の寝込みを襲う。
考えを巡らせる新一は木の上から木の枝を刺そうとするが失敗する。
後藤にブッ飛ばされ生死の境で弱点に気づく新一。
不法投棄現場にあったゴミを後藤に突き刺す。
後藤の攻撃をガードした瞬間、後藤の中に吸収されたミギーが蘇生する。
後藤の体内にいた三木や他の寄生生物の反乱を促すことに成功する。
後藤はこの種を食い殺す怒りで戦闘マシーンと化したのだと解説するミギー。
ゴミにシアン化水素が含まれていたのが勝因だそう。(猛毒)
天に任せると言いその場を去る新一。
地球のためにと言う人間が嫌いだというミギー。
後藤に対し君は悪くないと言いやっぱり倒す新一。
帰ろう…新一は街へ帰る。

ミギーは生きてました、良かった!後藤戦一番面白い話だと思います。
新一が後藤に手を下すシーンは人間でいる以上、同種の敵は倒さねばならないという生物としての運命を感じました。
まだ彼には守らなけらばならないものがあるからでしょう。
☆5.0
{/netabare}

【第24話】
{netabare}
『寄生獣』
序々に人間社会と溶け込んでいた寄生生物達。
夢の中で永眠すると新一に話すミギー。
起きたら自分のことは忘れて欲しいと去り際に言う。
目覚めた新一は忘れるわけないだろ!!馬鹿野郎!!と一喝。
―新一、村野さんとデート
新一の意見。(ここはこの作品のテーマを話してると思います)
浦上を街で見掛ける新一、村野さんが捕まる。
―ビルの屋上
人間と寄生生物が混ざった中間の立場の新一に意見を聞こうとする浦上。
浦上を化物以上の化物だと言い放つ村野さん。
浦上を制し、ビルから落ちる村野さんを救おうとする。
失敗かと思いきや村野さんを救出。(おそらくミギーのおかげ)

エピローグ回、ラスボスは寄生生物の後藤ではなく人間の浦上というのが面白い。
新一の悟りを開いたような話にこの作品を通しての岩明均先生の考えを聞いているようでした。
最後の最後で村野さんが新一への答えを出していたりと終わり方としては申し分ないと思います。
☆5.0
{/netabare}

■総評
{netabare}
―重複しますが原作、新規ファンにも入りやすいキャラクターデザイン。
・原作ファンには違和感があるかと思いますが設定が現代に変更されている点や実際のアニメの作画から見て個人的には納得のいくレベルでした。
時折見せる原作のシーンをそのまま抜き取ったような演出は嬉しかったです。

―ミギーの声優の方が女性なのは意外でした。
・生まれて間もない生物ですしマスコット的な立場ではありますが、能力的に乏しい主人公を冷静に諭しながら戦っていくポジションなので落ち着いた大人な男性の声にして欲しかったのが個人的に正直な思い。
・プロデューサー中谷敏夫氏のインタビュー記事にこの件が書いてありました、周囲をわかっていたようでの配役みたいです。
・平野 綾さんの演技は良かったと思います。

―原作とストーリーはほぼ一緒なので安定して楽しめました。
・しかしながら原作の力が大きく、アニメとしての出来(構成、演出など)はもう少しどうにかなったのではないかと思ってしまいます。

―戦闘シーンの緊迫感がいまいち湧かない箇所がある。
・音楽のKen Arai氏の楽曲にエレクトロの要素が強く合ってない箇所が見られるのが残念、音楽プロデューサー・音響監督にはがっかり。
・どんな傑作でも音響は重要なんだと示してくれる作品だと思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作読んだ?

 全24話。マンガ原作。原作既読。

 この作品に限った話ではありませんが、私はもともとアニメ派ではなくて、マンガ派です。マンガ版寄生獣にももちろん注目していました。マンガ版寄生獣は、連載物の宿命か右往左往してしまったところはあるんですが、それでもマンガとしての完成度は極めて高いです。構成力は素晴らしく、無駄なコマもありません。歴史に残る一作と言っても決して過言ではないと思います。

 アニメを見るようになって痛感するのは、やはりマンガとアニメはメディアとして違うということ。マンガとしての面白さが、アニメとしての面白さにリンクしないところがある。その点では、私は必ずしも寄生獣のアニメ化を期待していたわけではありません。実写映画化もしかりです。
 ただ、映像化権が米国にあり、どんなキワモノが出てくるのか分からなかった期間を考えると…。時を経て日本に権利が戻り、実写映画化され、メディアミックスとしてアニメ化されたこの現状の方が良いのかもしれないな、なんてことも思いますけどね。

 以下、長文になってしまったので、お暇なときにどうぞ。


環境問題?:{netabare}
 寄生獣が環境問題への警鐘からスタートした話であることは間違いありません。そして、「人間と自然」という対比を用意し、自然側に寄生生物を置いていたことにも異論はないでしょう。ですが、最後までこの主題が継続されていたという指摘には強い疑念があります。

 マンガ版寄生獣の最終巻、作者のあとがきでこのような指摘がされています。後藤の最期についてです。
 作者は、後藤を「『美しき野生』『偉大なる大自然』の代表選手」とした上で、当初後藤は「死ぬ予定ではなかった」と述べています。後藤の敗北後、「新一はあのままスタスタ帰ってしまう」のだそうです。
 また、その後の後藤についての当初案も書かれています。「完全復活したものの、汚染された日本を嫌い、(中略)美しい自然をめざし飛び去ってゆく」という案。そして、「完全に復活できず、人間に無害の別の生き物として山の中でひっそり生き続ける」という案です。
 両案のいずれにも共通するのは、「偉大なる大自然」が存在し続けているということです。これなら「人間と自然」の対比は生きていますし、「自然が人間から乖離してしまう」第一案も「自然が人間のせいで変容してしまう」第二案も、環境問題への警鐘に対する答えとしての合理性は担保されます。

 ですが、作者は最終的に、新一の手によって後藤が殺されるという結末を選択しました。果たして、これが環境問題への警鐘として成立していると言えるのでしょうか?
{/netabare}

人間とは似て非なるもの:{netabare}
 寄生獣における「人間と寄生生物」の関係で、「人間と自然」の対比以外にもう一つ重要なことがあります。それは、寄生生物が「人間とは似て非なるもの」として存在しており、「人間と人間とは似て非なるもの」という対比がなされているということです。

 このような対比をさせる作品は数多くあります。対比先は、アンドロイドや宇宙人など様々です。これらの作品は、「人間とは似て非なるもの」を観察することで物語が進みますが、これらを明らかにすることを着地点としていることは、まずありません。そのほとんどは、「人間」との同異点を探ることで「人間」を明らかにすることを目指しています。

 寄生獣も最終的にはこちらの話にスライドしました。
 「人間と寄生生物」の対比が「人間と自然」であったのなら、自然の代表である後藤を殺すことは出来ません。それは対比の否定につながり、論理破綻を来すからです。作者が用意していた当初案のような結論にならざるを得ません。
 ですが、「人間と寄生生物」の対比が「人間と人間とは似て非なるもの」であったのなら、それは可能になります。観察さえ終了してしまえば、「人間」を明らかにするのに、「人間とは似て非なるもの」の存否が影響しないからです。

 この結末変更について作者は、このように述べています。
 寄生獣の開始時は「『愚かな人間どもよ』という人間が滅多やたらにはいなかった」が、「世の大多数の人が同じようなことを言い始めてくると」「作品内で復唱するのが何やら気恥ずかしいのだ」。「ともかく次には『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ、と言いたくなってくる」。
 つまり、寄生獣という作品は、環境問題への警鐘としてスタートしたものの、ここへの安易な着地を嫌い、「人間が言うなよ」との主張に変化したのです。その結果が、「人間」を語る作品へのシフトとして現れました。

 このシフトは、二つの示唆をもたらします。
 一つ目は、「人間と自然」の対比が終わることで、「自然」としての寄生生物の正体については、追及されなくなるということです。事実、寄生生物の卵やヘビのような幼生体などには、最後まで説明が加えられませんでした。「人間」を明らかにする作品においては、それが意味を持たないからです。
 二つ目は、「人間とは何か」を改めて語る必要が出てきたということです。

 この二つ目の論点を進めるために登場した人物がいます。彼が寄生獣という作品を締めくくりました。
 「人間」の浦上です。
{/netabare}

人間:{netabare}
 「人間」について考えるというのは、目指すべき人間像を探ることに同じです。「良い人間とは何か」「理想的な人間とは何か」などのようなものです。この説明の仕方に作者の特性が強く出ていました。
 原作者の岩明均(敬称略、以下同じ)は、対比を用意することで物語を説明していくタイプの作家です。このレビューもこれに準じて書いています。そして、岩明均は、対比の両側を説明しないという特性を持ちます。「裏側を書くから表側は考えてね」というスタンスです。

 「人間」について考えるとき、「良い人間と悪い人間」または「理想的な人間と現実的な人間」という対比が想定されますが、「良い人間」や「理想的な人間」を直接には描こうとしないのです。最後に描かれたのは、「悪い人間」と「現実的な人間」です。すなわち、「悪い人間がもたらす忍び寄る現実」、ここを浦上が担っていました。「人間」を明らかにする作品になったからこそ、その裏側にいる浦上が物語を締めくくることになったのです。
 そして、「良い人間」と「理想的な人間」への説明というのは、最終的には欠落されます。これが読者への問題提起として残るということです。

 なお、この作者の特性は、人物配置にも色濃く表れています。
 強い思想を打ち出した登場人物には、寄生生物としては田村や後藤、人間としては広川や浦上がいます。これらを対比先に置くことで、新一とミギーの立ち位置が定まっていました。
 ですが、どこを見ても表れない人物像があります。「共存を願う人間」です。主人公やヒロインですら共存への奔走を見せませんでした。この最後まで隠された部分、これが原作者の思いとしてあるのかもしれません。もちろん、単なる綺麗事嫌いの可能性もありますけどね。
{/netabare}

 ここまでが前提の話です。
 寄生獣では、対比のシフトが行われ、「人間」の話にスライドしました。そして、その過程において、「生物とは何か」にまで踏み込みが行われています。
 このシフトの起因と踏み込みの原因というのは、同じところに答えがあります。それが、第三部の主題となっていた「母子関係」です。


四部構成:{netabare}
 寄生獣の構成を検討してみると、四部構成であることが分かると思います。

 第一部は、マンガ版第3話/アニメ版第2話までに該当します。作者も「わずか三回にして終わるところが…」と述べていますから、とりあえずの結末を迎えていることが見て取れます。
 ここまでの話が骨子となり、ここを繰り返すことで後の物語が展開しているのも分かると思います。例えば、子ネコを助ける話は、子イヌを助ける話として再登場しています。バトルを通して新一とミギーが変化していくという定型が作られたのもここです。

 第二部は、母親の敵討ちである伊豆の一件が終わるまでです。マンガ版第16話/アニメ版第7話までです。この一件で、新一とミギーはその一部が融合することになりました。
 新一とミギーは、人間と寄生生物の間にいたわけですが、これ以前の話では「分離した状態」にありました。この伊豆の一件を経て、「融合した状態」で語り始めることになります。人間と寄生生物の境界があいまいになり、二人の思考が相手側に寄っていく決定打となりました。

 第三部は、田村との公園のシーンまでです。マンガ版第17話/アニメ版第8話からマンガ版第48話/アニメ版第18話途中までに該当します。マンガ版では第17話よりも第18話の方がより大きな意味を持ちます。

 第四部は、作品全体のエンディングです。浦上が登場し、後藤との決着がつき、「生物とは何か」が言及され、再度浦上登場することで幕が引かれました。

 以下では、第三部だけを見ていきます。
{/netabare}

第三部のオープニング:{netabare}
 第三部のスタート時、新一は大きな問題を抱えていました。それは、母親を亡くしているのに泣けないということ。
 胸に開いた穴を埋めるために新一とミギーは融合したわけですが、身体の穴が埋まる代償として、心の穴を抱えることになってしまったのです。この「心と身体」の対比に基づくのが、第三部の主題である「胸の穴」の問題です。ベンチマークには「涙」が採用されました。

 この第三部のスタート(マンガ版第18話)では、「胸の穴」に関する論理的な整理が行われています。第三部の問題提起であり、第三部のエンディングへのフラグ立てでもあります。これを確認してみます。

 マンガ版第18話は、新一が「涙」を流すところから始まります。泣けないと言う新一は、田村との公園での一件の前に、実は泣いているのです。もちろん「心の涙」ではありません。目にゴミが入ったから反射的に「涙」が出たという「身体の涙」です。つまり、泣けないことは身体の問題ではない、心の問題だ、という説明がされているのです。この描写に1ページ以上も割きました。通常では考えられないほどに強調されています。

 そして、心の問題と言えども心の全てに及ぶのではない、という説明が入ります。
 聴覚の鋭くなった新一が市井の音に耳を傾けるのですが、その過程で村野の心音を聞くことになります。3コマも使って村野の胸元を順にアップするという強調がなされ、その後に新一の照れる表情が1コマ入ります。
 つまり、新一が、少女の胸元に注目してしまう一般の男子高校性であることと、恋愛においては非情になっていないことが説明されているのです。変わらぬ心があることの説明です。

 最後に、変わってしまった心の説明がされています。ここで、第一部をリフレインする子イヌが登場します。子ネコを虐待から助けていた新一が、子イヌの死を「肉の塊」と表現しました。これにより、心の問題が「死」の一点に収束していくことになります。子イヌの話の重要性は言わずもがなでしょう。

 このような三段階の説明がなされたことで、新一の抱えていた問題が心の問題であり、その中でもとりわけ「死」への態度であることが明らかにされました。
{/netabare}

第三部のエンディング:{netabare}
 第三部のエンディングは、田村との公園のシーンです。新一が田村の「死」に触れることで、「心と身体」の問題が解決され、「涙」に至りました。ここで用いられたのが「母子関係」です。

 「母子関係」には、「田村→田村ベイビー」と「新一ママ→新一」の二つがあります。田村が新一ママの姿を取ることで、この二つの母子関係が混ざり合います。そして、「田村→新一」という疑似母子関係が成立しました。これによって、新一が体験した母子関係の喪失が疑似的ながらも回復し、新一の心の「胸の穴」が回復します。さらに、田村ベイビーの涙、すなわち、子供側の涙に触れることで、子供である新一もまた母親の死を許容し「涙」を流すことができました。
 これが第三部のエンディングの内容です。


 では、前述した「人間」を明らかにする作品へシフトした起因と「生物とは何か」にまで踏み込めた原因としての「母子関係」について話を進めていきます。

 この第三部で、「母子関係」が広がりを獲得しました。なぜなら、「田村→新一」という非血縁に基づく母子関係の成立を許容したからです。起因と原因になっていたのは、この「広がりを持った母子関係」のことです。

 「人間と寄生生物」における「人間と自然」の対比は、両者の対立構造です。田村はこの対立構造から離れ、寄生生物を弱者に置きました。人間と寄生生物の間に、庇護と被庇護の関係が生まれたのです。ここには「広がりを持った母子関係」が成立していますから、「人間と寄生生物」の関係は、対立構造から「母子関係」へと置き換わります。
 つまり、第三部で「母子関係」の成立を準備したからこそ、「人間と自然」の対比が持つ意味を減退させることができ、「人間」の話へとシフトさせることができたのです。

 ここで用いられた「強者であると認識していたものが弱者でもあった」という論理展開は、「人間」にも同様に機能します。例え「人間」が寄生生物の親であったとしても、また別のものの子である可能性があるのです。この論理展開は、他の生物にも同様に連鎖をしていき、すべての生物が親であり子である可能性を持つことになります。
 ここで、タイトル回収がされます。寄生獣とは、序盤では「寄生生物」のことです。中盤では「人間」のことです。最後には、寄生し寄生される「すべての生物」、親であり子である「すべての生物」、寄り添い合い生きる「すべての生物」、となりました。「生物とは何か」、それは「寄生獣」であるという結論です。
 「母子関係」なくして、「生物とは何か」にまで踏み込めなかったということです。
{/netabare}

おわりにかえて:{netabare}
 なぜ私が第三部のオープニングの話を詳しく書いたのかを、もう少しだけ説明させてください。

 おそらく、多くのアニメ版視聴者は、「母親が死んだ事実」と「涙が出ない事実」の間を「心の問題である」とごく自然に解釈したことと思います。ですが、それが主観に基づいていることを理解して欲しいのです。
 もし、「寄生生物は泣かない」のであり、「寄生生物と融合したから泣けない」のであれば、それは「身体の問題」になるはずなのです。作者はその可能性を理解していたからこそ、わざわざマンガ版第18話を用意して、「死に対する心の問題であること」を丁寧に説明してくれたのです。そしてこれが、「他の生物の死を悲しめるほどに、心に余裕がある生物」との人間賛美となり、「『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ」という主張につながるのです。

 ですが、アニメ版ではマンガ版第18話の再現を盛大にやらかしてしまいました。
 目にゴミが入り涙が出るシーンはカットされています。「心の問題なのかな」という新一の独白に頼っているだけです。客観的な説明なくして、なぜ身体の問題であることを否定できるのか、はなはだ疑問が残ります。
 胸元に照れる新一の表情もカットされてしまいました。トラック音に驚いた後の照れる表情だけがあります。これでは胸元に注目していたことへの照れ隠しではなくて、トラック音に驚いたことへの照れ隠しになってしまいます。それが、一体どれほど重要なのでしょうか?

 作品内での客観的な説明がなければ、視聴者は主観的な判断をするしかありません。それは当然のことですから、私には視聴者を責める気など微塵もありません。責めるべきは、作品への理解が乏しかった監督に他なりません。

 マンガ版第18話のサブタイトルは「人間」です。「寄生獣」という作品において、なぜここが「人間」というサブタイトルを冠しているのか、そこにある原作者の意図を汲むべきだったと思います。理解が及ばなかったのなら、忠実な再現を目指すべきでした。アニメ版寄生獣は、表面上は上手くなぞりましたが、作品全体への理解に懸念を感じてしまいます。少なくとも、原作マンガをきちんと読めているとは思えませんでした。
 私が第三部のエンディングとして整理している田村との公園でのシーンについて、Aパートで終わらせているアニメ版は構成としておかしい、と指摘している方がいらっしゃいます。そのような指摘も極めて妥当なものだと思います。

 もちろんこれらの論理性の欠如だけをもって、アニメ版が駄作であるなどというつもりはありません。良いところももちろんありました。特に、細かな象徴物はかなり機能しています。携帯電話とか髪の毛とか洋服などのデザイン文字とかですね。それぞれに意味を持った良改変だったと思います。

 ただ、アニメ版を視聴した際に、少し残念に思ったのは確かです。マンガ版はおそらく歴史的な一作としての地位を獲得しているものと思います。環境問題への警鐘としてではなく、マンガとしての質の高さゆえです。ですが、それほどの価値をアニメ版からは感じることができませんでした。メディアとしての違いなのか、論理性の欠如のためなのかは別論に譲りますが、マンガ版の良さを再認する結果となってしまったと感じています。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

生物として人間は何が普通なのだろうか。人間として生物は何が普通なのだろうか。

 内容は至ってシンプルである。感想はひと言で「なんか普通」である。傲慢じゃない。「なんか普通」だから、面白いとも思えない。純粋な物足りなさ。しかし実写映画化にアニメ化とは、急に流行り始めたものだと思う。まるで生態系の崩壊が”急に”来るように。

 つまり、(と言って要約に入る。)…しかし要約する必要性はない。全て作中で語られるから。 ああ、じゃあ何も書かなくていいのか。

以降はネタバレです。

要するに…、{netabare}

 生態系には天秤があり、それは環境資源に比して均等に保たれようとする力が働いている。つまり、バランスを保とうとする力がある。一つの生物が偏って増大すると、その生物は下位の食糧(肉食動物は草食動物、草食動物は植物など)を食らいつくし、結局食べるものがなくなって、自らの種も激減し、食らい尽くした食糧が回復するまで、その生物種も増えることはない。
 北米で実際にあった捕食者のいなくなった鹿が好例である。狼が絶滅し、捕食者のいなくなった鹿は増大し、木の皮や若木などの食糧を食い尽くし、食べるものがなくなって激減し、山原は荒れ果て、他生物にも危害を与え、自然の回復には多くの時間を費やした。   
 人類も全く同様で、近代化に伴って人口は増大し、凡庸な欲に生物資源を使い潰し疲弊することによって、やがて膨大な需要に生態系からの供給が行き届かず、人類側が激減する、というシナリオだ。歴史的に見ても、どうやら現代のここらが古き良き時代であることがわかる。

 一つの生物種数が偏って変化すると(然も、人類という規模の違う並半端な偏り方である)、バランスを保とうとする生態系側から種数を変化させないようにに規制が掛かる。しかし人類は、農作を覚え食糧を備蓄するようになり種数を増やし、産業革命やエネルギー革命やらを起こし種数を増やし、何段階かに分けて種数を増やしてきた。必ずしも右肩上がりが平均ではなく、革命や発展があって、そこから種数をぐっと増やして来たのである。つまり、生物資源からより効率的なエネルギー供給を得られる技術を、段階的に確立させ、それに伴って人々の生活は裕福になり、人口爆発が起こった。端的に言えば、人類は生物資源を濫用することで発展して来たのである。
 段階的に増えたので、技術革新前は人口グラフが横棒だったのである。人類もまた一生物でしかないことがわかる。
 寄生虫(パラサイト)の出現は、自然界側からの人類種数増幅の規制であると見て取れる。しかしそれは、作中に見られるように、人類にとっては撃滅可能なパラサイトという小さな規制である。それは新型ウイルスなどと全く変わるものではない。バランスが偏ることで、環境や人体に変化が生じることで、今まで見過ごせてきたもの見過ごせなくなったり、見えなかったものが見えるようになったり、現れなかったものが現れるようになっただけの話である。
 そして、本作品の物語を物語たらしめる(面白くする)要素は、主人公の人間とその右腕に寄生したパラサイトとのコミュニケーションだが、第一に上記からわかるように、パラサイトの出現が未来の人類激減による混乱期を示唆するという点である。パラサイトは人間の脳に寄生し、四肢を支配することで、コミュニケーションをとることも出来るのである。しかも、知能まで高めることができるので、「我々パラサイトは何の為に生まれたのだ?」「我々パラサイトはなぜ人間を食らうのか」などと、本来は意志の疎通ができないはずの人間種数を規制する自然界側を見取ることができるのである。つまりは、ウイルスと話しているようなものである。まあ、こういう環境破壊風刺モノは、自然界側の発言者と人類側の発言者の対話、という構図がわかりやすいのだろうと思う。本来、話せないものと話せる、ということがこの物語のいい要素だ。
 第二に、人間視点として、虫が寄生した人間が、寄生されてない人間を食べることで、いつもは搾取側の人間が、搾取される側になったのであることだ。搾取される側になったという問題が現前にある人間模様が物語となったのである。 (編集ここまで、以降だらだらと)

第二のこれを掘り下げると、
 まず、「人間を殺すなんて!人の命は尊いんだよ!」と主人公が叫ぶシーンがあるのだけれど、誰が「人の命は尊い」だなんて決めたのでしょう。「人権」でしょうね(民主主義の一角として)。「人の命は尊ぶべき」なんて、民主主義思想を創造した昔の西欧の賢人たちが、「これって人類の普遍性にしちゃっていいんじゃね?」と定めたものでしかないんです(注意、ニュアンスは違うかも知れないけど)。「人間を殺すな!」って言っているわりには、人間は他の生き物を殺しまくってる。人類によって、過去にない圧倒的スピードで生物種は絶滅していっています。それで、人間を殺すな、とかまだ言うの?つか早く殺させてくれる?というパラサイト側からの提言は通用しますよね。いや、通用はしてほしくないのか苦笑 ありえるよね。
 産んだ子が死んで、悲しむのは人間。だけど、アフリカのどこかの先住民は、ある話で、死んでも産まれても、それを何年も育てることになっても、別に劇的な出来事ではないそうです。だって、周りに共存している野生動物だって、みんな同じ、よく死んだり、よく産まれたり、育てたり巣立って行ったり、日常的にやっている。産まれた、だから育てる。病気で死んだ、悲しいけど、よくあることだ。驚くほどのことかい?と先進国の旅人に訊いたそうです。この発展し成熟した社会の下では、無いように見えますが、本来、死生というものは日常的にありふれていて普通のことなんです。
 話しを戻すと、こうしたところから、本来の死生観というものに考えさせられるところがあります。人間というのは、偏っていて、偏っていることすら知らないことが結構多くあるのです。理解していると思い込んである観念に縛られて生きていると、不条理なことってありますよね。理に適っていなくて、考えないから、不幸なんでしょうけど。

 本作が物語になったのは、上に書いたように、パラサイト側の人間理解にもあるでしょうね。
「人間社会というのが、ひとつの生命体だ」みたいな台詞もありました。
 まあ、これもシンプルで、一匹では無力で何もできないから、弱さを補い、なお効率化を図って、群れた。群れて社会ができた。蟻一匹じゃしょぼいけど、数百万だったら森ぐらい呑み込めるよね(グンタイアリ)、と大まかに同じ。
「パラサイトと人間はひとつだ。我々(パラサイト)は弱い、だからいじめるな」みたいなのもあったかな。
 これは、人間は無意識の内に生物とは単体だと思い込んでいるのが、全ては繋がっていて、生命という全体性の内に内包されているのだ、ということ。
 生態系の崩壊が急に来ると書いたのはここから押し広げられます。蜂が絶滅したら、花は受粉できなくなって…みたいに。そしたらもう連鎖的に襲われるでしょうね。

 無敵のパラサイトを手こずって倒して、とどめを刺そうかと迷う主人公は、守りたい大切な人たちを思い出し、「それでも人間は生きたいんだよ」と、そのパラサイトを殺すことを決意します。

 もっと突き詰めて意味深いこと描けないかと思うけど、それは傲慢かも知れませんね。それでは世間に伝わりにくいだろうし。実際、環境汚染やら気候変動やら生物多様性減少の課題とかの中から、個人のパーソナリティーに訴えかけるべき倫理道徳って、はなはだ単純なもので、警報としてはこのくらいが丁度いいのかも知れません。作品価値を上げるなら、濃い内容でもいいかもしれないけれど、もしそれが世間に伝わりにくいからってやらないのは、制作段階で作品の未熟を認めつつ見過ごす行為だから、未熟でしょ。まあ、風の谷のナウシカの原作を読んでしまったら、ねえ。うん、警報としていいかもしれません。

 良作ではあるけれど、ピンとこない。市長が人間だったところが、一番よかったです。「おおー」ってなります。

 実写版の方が迫力はありますかね。内容は削られていますが、荒削りではないし、原作を映画二編に収めたのだから多少は仕様がありません。役者さんとアニメだと、やっぱり響き方として実写がいいです。原作は、台詞の伝わり方がいまいちでした。

 論理的をやめて、今回はちょっとだらだら書いてみました(編集で最初の方は推敲しましたが)。だらだらしていられるのも今の内、なんでしょうかね。…なんて諦観しているわけじゃありませんよ。なんとかなると言って誰かに任せっきりで何もしないのは、違う気がしますからね。器量がなくても草の根活動ぐらいできるんじゃないんですかね。どうにもならないから、はじケル?野性生物の人類は、端的に言えば、理性生物に進化できればいいのですよね。できなかったとしても、幕には下り方ってもんがあるでしょう。何が格好良いのでしょうかね。カジュアルスタイルが格好良いんでしょうかね。化粧に香水にキャメルのコートで恥じらい隠して、同じようなイントネーションで話していれば格好良いんですかね。
 要するに、この物語を見て、風刺を理解し、自分のこととして身に据えれば、「そんなことしてる暇なんかあるの?」とグサリと刺されることになるんでしょう。それでも弁償したい人は、例えば「それでも人間は生きていたいんだよ」の台詞に勝手な救いを求める。でも、その台詞は文脈の意味合いがそもそも違いますよね。ギリシア哲学に於ける「善」の定義とは、自分にとって都合のいい選択のことなんです。そろそろ、人間は善悪判断(倫理観)の範囲を、人間界から生物界へと広げなくてはなりませんね。だって、それができなきゃ滅ぶんだから。
 全ての生きとし生けるものに包括された一つの種としての人間、その人間にとって、一体何が格好良いんでしょうね。 {/netabare}

以上、今日は気分が悪くて皮肉屋でした笑 ほら、不条理なことが、ね。わかるでしょ?私情を持ち出すなんて未熟者ですね、人類は。※責任転嫁(笑)

2015/5/14「生物として人間は何が普通なのだろうか。人間として生物は何が普通なのだろうか。」投稿。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

75.0 4 相棒アニメランキング4位
天国大魔境(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (259)
896人が棚に入れました
2024年、世界は崩壊した― 未曾有の大災害から15年。 廃墟となった日本の地には“人食い”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。 東京・中野で便利屋を営むキルコは、とある女性から謎の依頼を受ける。 『この子を“天国”に連れて行って―』 そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年、マル。 彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も知らないという。 果たして“天国”とは何処なのか? そこに辿り着いたとき、一体何が起きるのか・・・? マルとキルコの『天国探し』の旅が今、幕を開けるー!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【最終】神がかった伏線回収等レベルの高い作品でしたが・・・終盤の視聴者置いてけぼり感がハンパない

【レビューNo.69】((最終レビュー)初回登録:2023/6/25)
コミック原作で2023年作品。全13話。
朝早く目覚めすぎたので、前日タイトル切りしていた本作を試しに視聴したら、一発で
目が覚めましたw

(ストーリー)
2024年、世界は崩壊した— 未曾有の大災害から15年。 廃墟となった日本の地には“人食い”
と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。 東京・中野で
便利屋を営むキルコは、とある女性から謎の依頼を受ける。
『この子を“天国”に連れて行って—』そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年マル。
彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も
知らないという。 果たして“天国”とは何処なのか? そこに辿り着いたとき、一体何が起き
るのか・・・? マルとキルコの『天国探し』の旅が今、幕を開けるー! (作品情報より)

(評 価)
・実はポテンシャルの高い原作?!
 この作品は全くのノーマークだったのですが、「このマンガがすごい!2019」ではオトコ編
 第1位を獲得している評価の高い作品だそうです。しかも原作は「それでも町は廻っている」
 の石黒正数先生。あの「日常系コメディー」を描いてた同氏の「SF作品って?!」
 それだけでも掴みはOKですね。

・第1話:タイトル切りせずによかった!これは大当たりを引いたかも!!
 {netabare}・天国と地獄
  本作は外界から隔離された施設「天国」と“人食い”が存在する外の「地獄」という2つの世界
  から物語が描かれるようです。
  ・天 国
   ・時代的には2024年から15年後の世界ということで、近未来感のある綺麗な施設の中で生徒
    らしき少年少女たちが生活してます。その中の一人「トキオ」のタブレットに「外の外に行
    きたいですか」というメッセージが浮かび上がり・・・(外の世界の存在を知らないよう)
   ・印象としては「約束のネバーランド」を彷彿させますが、でも終わり際にトキオが園長に、
    「外の世界はあるのか?」と問いただすと、園長は「あります」とあっさり認めちゃうんだ
    よな。(正直ズコッとなったw)
    ・でもこの施設に秘密があるのは確かなので、それは一体何なのか?
    ・あのメッセージを流した者がいるということは、何かを画策している者がいるということ
     なので、この存在も気になるところ
  ・地 獄
   ・2024年から放置されたままという状態で、天国と対照的にかなりリアリティがあり、キルコ
    とマルが廃屋で食料を探したりと、終末期も漂う世界が描かれています。
   ・キルコは一応美少女の部類には入ると思うのですが、今っぽい萌えや目を引く美少女という
    感じではなく、少し古め目のキャラデザで、「それ町」の「歩鳥」の面影をどこかに感じる
    ところがありますね。
    (まあこういう世界観で浮かないようなバランスあるルックス)
    それにキャラ的にも「歩鳥」のような、ちょっとガサツでアホッぽさもある親しみを覚える
    感じでマルとの掛け合いも面白かったです。
   ・あとこの世界で細々と生きてるような日常描写が目を引きましたね。乾電池を有り難がったり
    ボロい宿屋で10万以上払って「安すぎない?!」って驚いてたり(インフレ化?! というか
    貨幣がまだ機能してることに逆に驚いたがw)

 ・“人食い”の存在
  ・天国と地獄だけでも物語は十分成立しそうなのに、本作には更に異形の化け物“人食い”が存在
   します。個人的にはちょっと異質なものを感じましたね。しかし登場させる以上、何か重大な
   意味があるのでしょう。そのあたりにも注目したいところ。
   ラストにその禍々しい姿が描かれています。

 天国と地獄という対照的な世界を舞台に、謎めいた要素も多く今後の展開も気になり、キルコやマル
 のキャラにも愛着が持て、期待を煽るには十分な第1話だったと思います。これは来週も楽しみw
 ただ気になるのは、気が早いですがラストですね。原作がまだ連載中で先も長いらしいので、アニ
 オリエンドでない限りはいろいろと積み残しになるでしょうが、その辺りどこまで上手くやってく
 れるのか。キリのいいエピソードや2期決定などいい感じになればいいのですが。
 (これだけ伏線をばら撒いておいて、ほぼ投げっぱなしエンドは勘弁){/netabare}

・第2-4話:ようやくメインストーリーが動き出したか
 {netabare}・説明回の2,3話
  ・人食いの説明
   人食いがどんな風に人を襲うのか、その人食いと戦うキルコとマルの戦闘スタイル等
  ・キルコの過去回
   マルがキルコに告白するも、それを受け入れられないキルコの事情を回想で説明
   以下特大ネタバレ(未視聴の方は見ないことを推奨)
   {netabare}・キルコはカートレースで事故を起こした「姉キリコ」の体に、人食いに襲われ身体を食われた
    「弟ハルキ」の脳を移植した存在だった。(体は女だが人格は男)
    そしてキルコはその手術を行った医者を探している。{/netabare}
  物語の空白部分を埋めていく作業って感じで、本編の進捗がなく少し不満気味でしたが・・・

 ・施設の異常さを一気に種明かししてきた4話
  {netabare}・恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
  ・「赤ちゃん」と表現された(保育器室で管理されている)謎の生物の存在
  ・「ミーナ」と呼ばれる、学園を管理する人工知能らしき存在
  ・余命わずかなタラオの奇病{/netabare}
  ようやく物語が動き出しましたね。
  そして死が迫ったタラオはトキオに「ここから逃げて」と伝えます。う~ん、何らかの人体実験
  の可能性がありそうですね。

 やはり「天国」はただの「ユートピア」ではなかったと。
 そして保育器室に忍び込んだトキオらが見つかるのを妨害したりと、やはりこの施設には何らかの
 意図もつ者が存在するようですね。
 まだキルコたちが「天国」と交わる気配がないですが、2,3話で足踏みしていた物語がようやく動き
 出した感があるので、まずは一安心次週以降に期待。{/netabare} 

・第5話:いろいろと情報を小出しにしてきたねえ
 {netabare}・地獄側
  ・マルの過去の一部(まだミクラさんとの詳細とは明かされず)
  ・強い心を持っていると思っていたキルコの弱さ
   → 姉がいなくなって、ひとりになることへのトラウマのようなものがありそう
     またそれだけマルとの間に絆のようなものが芽生えているっぽい
  ・不滅教団とその噂
   → そこに医者がいて、人食いの細胞を移植すると死なない体になるらしい
    → 「天国」で行われている(であろう)人体実験と関係あるのか?
  
 ・天国側
  ・トキオの足跡やっぱり見つかっちゃった。(まだ誰の足跡かは特定されていない) 
  ・「精神が耐えかねるような体に生んでしまった」
   「あらゆる免疫を備えて作られたゆえに・・・」
   「お迎えの日だけは変更できない」
   → どうも学園長はお飾り(雇われ)っぽく、国や上位機関の存在を示唆。
     そして人体実験疑惑は真っ黒やんけw
     あと「お迎えの日」とか「約ネバ」っぽいなw
  ・ラストで病死したタラオの体から発見されたモノとは?!
 
 まだ5話ということもあり、今後が気になる上手い情報の出し方だったのでは。
 あとキルコがパニックに陥るとか、こういう描写もキャラにより愛着を持たせ上手かったなと。
 キルトたちの次の目的地は「不滅教団」ですが、ラストの爆弾といい、ちゃんと次週が気になる
 終わり方でしたね。{/netabare} 

・第6話:天国との接触までどう繋ぐのか方向性が見えにくい
 {netabare}・地獄側
  ・人を騙して旅人の荷物を強奪するといった地獄で生きる人間のダークな1面 
   (地図も信ぴょう性があるのか疑わしくなってきた?!) 
  ・いろいろエロエロとコメディ展開
  まだまだ天国と交わる気配がなく、2人の宛所ない旅は続きそう。
 
 ・天国側
  ・保育器室に忍び込んだのが、トキオだとバレる。(足跡が特定される)
  ・性知識のなさそうな、コナとトキオのベッドシーン?!
 
 折り返し地点ですが、文字通り「天国と地獄」で明暗分かれたかなっと。
 ・天国側は
  ・2人のベッドシーン(?)をわざわざCパートにぶっ込んできた
   (>恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
    (施設側に何らかの思惑があるのか?) 
    と合わせ、なんらかの展開に繋がるのか)
  ・秘密を垣間見たトキオの処遇
  ・まだまだ謎多き施設の種明かし
  等いろいろと伸びしろがありそうなのに対し
 ・地獄側は
  ・マルの過去 →そもそも旅のきっかけとなったミクラさんとの回想
  以外何を描いていくのか、天国との接触までの方向性がちょっと見えないなっと。当初は
  ・人食いとのバトルモノ
  ・地獄で生きることの困難さ
  この辺りを「冒険活劇」的に前面に出してきて、(天国との対比を含め)もっと緊張感のある
  作品になるのかと思っていたら、意外とその辺演出が緩いんですよね。
  「それがこの作品の味」といえば、そうなのかなあって感じもするのですが、何を見せたいの
  かちょっと中途半端感が残ったかなっと。
  前半は面白さはあった半面、地獄側の方向性が見えないもどかしさを感じたという印象ですね。
  次週から後半戦(のはず)ですが、天国との接触までどう繋ぐのかがひとつのポイントとなり
  そうですね。{/netabare}

・第7話:前回の「もどかしさ」の正体がわかったかな
 {netabare}>地獄側の方向性が見えないもどかしさ
  前回上述のように書いたが、その正体がなんとなくわかったかな。 
  → 本作を「SFモノでこの世界の謎を解明していく物語」と捉えた場合、通常は、
    「物語の『内と外』の両面から謎に迫っていく」
    というのがセオリーですが、本作ではそれは「天国側」に丸投げで、SF的な繋がりは
    ・とりあえず天国を目指している
    ・今後語られるであろうミクラさんのこと
    位で「地獄側」は、基本キルコととマルのコミカルな掛け合いを楽しむ別作品になってる感
    が強いんですよね。だから各パートは面白いが作品全体を見ると違和感があり、作品の方向
    性として、「地獄側」はどうしたいんやみたいな。
 
 そういう意味では今回、「不滅教団」と接触できたことで
 ・何故人食いを飼っていたのか?
 ・謎の手術をするらしい宇佐美の正体
 等ようやく「地獄側」にも「この世界の深淵を覗く」展開がきたのか、次週に期待ですね。
 あと今回特に作画が怪しかった印象が。元々2人は石黒正数先生の特徴の「なす顔」っぽさがあった
 のが、今回それがかなり酷かったような。{/netabare}

・第8話:一気に巻き返し!紛うことなき神回!!(6話のエロ展開もまさかの伏線だったwww)
 {netabare}>・何故人食いを飼っていたのか?
 >・謎の手術をするらしい宇佐美の正体 
 >「地獄側」にも「この世界の深淵を覗く」展開がきたのか
 いやー、ここにきて一気に巻き返してきましたねぇー。

 ・不滅教団のルーツ(宇佐美の正体) 
  ※以下かなりのネタバレ入ります。 
  {netabare}・人食いについて
   ・人食いの正体は、死ぬと人食いになる奇病を発症した元人間。
   ・発症部位を切り取れば進行を遅らせられるが、それもイタチごっこ。
    → その成れの果てが切り刻まれ延命装置で生命で維持している彼女。
    → 地下にいた人食いは、人食い化が止められず隔離していたものと推察。
   まだこの奇病がどこから来たのか等不明な点もありますが、天国側のタラオの奇病など、
   あの施設ではこの奇病の謎を解明をしている可能性がありますね。 
  ・不滅教団とは
   ・元々宇佐美と彼女の2人だけで、彼女の延命だけが目的だった。
   ・怪我人に義手を作ってやったりしているうちに、人が集まるようになった。
    (なので自分は医者ではないとのこと)
    → それが外部からは不滅教団と呼ばれるようになった。
  ・宇佐美の願い
   ・マルタッチで彼女を「人のまま」殺してほしいが可能か?
    → 可能
     → 6話のエロ展開で女性のおっ●いを揉みそうな展開となり、その時マルタッチ
       が発動しかけた。つまりマルタッチは人間にも有効!
   あのエロ展開がまさかここへの伏線だったとはwww
   そして彼女の最後の願いを叶え、マルタッチで死を与えるのです。
   彼女とはタブレットを通して会話ができるのですが、この履歴からみるに宇佐美が片目
   なのは彼女に目を移植した模様です。宇佐美にとって彼女は特別な存在だったようです。
   彼女の最後の願いを叶え →彼女に「人のまま」死を与え →そして最後にタブレット
   で彼女の本心を知った宇佐美は・・・{/netabare}
   恐らく本作一の名シーンになるのではないかという位のクオリティですね。
 
 ・稲崎露敏(ロビン)のしっぽ
  ・キルコには2人探している人物がいる。
   ・(以前話に出た)自分を手術した医者。   
   ・稲崎露敏:共に孤児院で育った兄貴的存在。
    (「キルコ」になる前まで一緒だったが、目覚めたときには消息不明となっていた)
   ・この不滅教団に一時期身を寄せて、宇佐美からいろいろ学んでいた模様。
   まさに出血大サービス!ここにきて一気に物語を動かしてきました。でもロビンを一番
   知っていそうな宇佐美は・・・

 ・レジスタンスの反乱
  ・ここには不滅教団を「非人道的な人体実験を行っている不当な組織」だと抗議活動して
   いるレジスタンスが存在している。
   → そもそも2人に教団内の人食い討伐を依頼したのが彼ら。
  ・人食いがいたので手をこまねいていたが、2人が人食いを殺したため一気に攻勢に出る。
  ・上層部の真の目的は、教団内の電力設備(延命装置稼働のために宇佐美が整備した模様) 
   この電力を武器に、街の再興を目論んでいた。(恐らくそこの支配者となるため)
  ・しかし最後に「爆弾の芽」を示唆する描写が・・・
  いやあ、その上地獄に生きる人間の醜さまでぶっ込んでくるとは・・・しかもしっかりオチ
  もありそうでw
  上述感動シーンと真逆のこの展開とのセットで、まさに神回だったといえるのでは。

 >「物語の『内と外』の両面から謎に迫っていく」
 ここまで「地獄側の方向性がわからない」と文句を言ってましたが、ごめんなさいm(_ _)m
 ここ2話で一気に爆発させてきましたね。でも言いたかったのはこういうことなんだよな。
 そして1話で考察していた通り、人食いの存在にはきちんと意味がありましたね。
 「原作者スゲー!!」 →ここにきて株が爆上がり⤴⤴です(笑)
 (しかもエロ展開すら伏線にしてしまうという、まさに神がかり的なwww)

 地獄側にも「この世界の深淵を覗く」展開がきて、さらに「ロビン」というカードも出して
 きて、唖然面白くなってきました。次は「マルの回想」というカードをどこで切るのか?
 Cパートで少し描かれましたが、来週はお休みしてた天国側の描写も入ってくるのでしょうか。
 終盤に向けて一気に加速してきた感があり、来週も期待大ですね。{/netabare}

・第9話:稲川●二のパロディは全部嘘なのか?!
 {netabare}・天国側
  ・移設の名前 →高原学園だと判明。
  >・2人のベッドシーン(?)をわざわざCパートにぶっ込んできた
  >(>恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
  >(施設側に何らかの思惑があるのか?) 
  >と合わせ、なんらかの展開に繋がるのか)
  ・6話で推察した通り
   ・トキオの妊娠が発覚。
    → 学園は大騒ぎwやはり男女の区別や性教育を意図的にしていなったようです。
   ・コナの予言めいた「アスラを殺した奴がトキオを奪いにくる」
    → アスラ自体は自殺ですが
      「僕が生まれてきた理由が分かった。だからお別れをいいにきた」
      と告げており、実際トキオも今は学園内で隔離されている模様。
   ・またコナの回想で光の剣をイメージしたら、他の子の足が怪我したり、アスラに
    治癒能力や飛行能力があったり、この高原学園では超能力の研究もしているのか?
   ・あと通訳を必要とする描写もあり、この学園は海外とも繋がっているのか?
  
 ・地獄側
  ・キルコの銃の鳥のマークですが、どうも高原学園の校章のようです。
   ・宇佐美がこの校章のボタンを持っていた。
    → 宇佐美の高度な知能はやはり関係者?
   ・この校章が入った建物とそこで高原学園のパフレットを発見。
    → 高原学園は2施設と18分室あるということで、ここは分室の一つっぽい。
      また災害前から存在し、この世を「我慢地獄」として心と体が休養できる施設
      を売り文句にしていた模様。
    今後は茨城と奈良にある2施設を探すということで。
  ・そして今回のメインイベント(?)が稲川●二のパロディwww
   出会った男が稲川●二の怪談話風に語り始めるのですが、
   ・この話の始まりに、今の学園の一コマが入れられていた。
   ・周囲をバリケードで囲っている。
   等高原学園っぽい語りだったのだが、男が証拠とする腕に刻まれたNoがあっさり消せ
   たので、キルコは嘘認定。でもエロ展開ですら伏線にしてしまう原作者だからなあw
   なのでメモだけ残しておきます。
   {netabare}・その町は女性が支配する町。
   ・周囲をバリケードで囲っており、男性が近づくと殺される。
   ・ただし眼鏡に叶った男性は「種豚」と呼ばれ、飼われることになる。
    → 雑用と女性へ精子の提供。(この男はMo.11として10年飼われた)
   ・女の子が生まれれば、人間として町に受け入れるが、男の子の場合は種豚が育てる。{/netabare}
   で、これも何かの伏線だったら、原作者はやはり神だとw

 タラオの件といい、アスラの件といい、この高原学園の闇は深そうです。
 それにトキオは「ここから逃げて」と教えられていたのに、逃げるどころか妊娠までして
 しまうとは、何たる無能!!
 しかし学園側は何故ここまで妊娠を恐れるのか。やはり育器室で管理されている謎の生物
 に繋がるのでしょうか。
 しかし稲川●二のパロディはどう受け止めたらええねん!!
 そこだけがモヤモヤしますが、クライマックスに向け着実に進んでいるのを感じ、来週も  
 楽しみです。{/netabare}

・第10話:見事な伏線回収も・・・2クールの可能性ないですかね?!
 {netabare}・地獄側
  >稲川●二のパロディは全部嘘なのか?!
  やっぱりちゃんとした伏線だったじゃないですかw
、 下腕に書いていたNoはフェイクで、本物は上腕に彫られていました。やってくれるわw
  ・男の名は「ジューイチ」
   ・自分の息子の安否確認
   ・あの町への復讐
   (1年前、ある女との間に子供が生まれ脱出を試みたものの、女と赤ちゃんは捕まり
    女は処刑された)
   その町が丁度茨城にあり、利害関係一致ということで、3人でその町に向かうことに。
  ・だがその町はすでにもぬけの殻。人食いも巣くっていたので全滅した可能性が高い。
   落胆したジューイチだが、彼を呼ぶ声が・・・
   昔の種豚仲間たちで、ジューイチが脱出したその後、赤ちゃんが激しく夜泣きをした
   ため、あやしていたところ人食いが襲ってきて、起きていた彼らだけが生き延びるこ
   とができたのだと。
  ・その集落で一晩お世話になることにしたのが、その夜また人食いの攻撃(強い冷気で
   周囲を凍らせる能力)が襲ってきて・・・
   しかしその正体はジューイチの息子で、彼は人食いだったのだ!!(マル認定)
  ・この騒動が落ち着くと、茨城にある施設を探すため、ジューイチから譲り受けた車で
   旅立った2人。
  ・ジューイチは「もう旅する目的はなくなった」といっていたのだが、彼の復讐心は消
   えたわけではなく・・・(彼が逃げたことを知らせた男がいた)

 ・天国側
  ・トキオの胎児は摘出されるとのこと。
  ・「皆さんはこれから大事な時期を迎えますが、何が起きたとしても正しい未来へ、
    迷った時は自分の心に従って下さい。」
   という盛大な前振りの後、学園には5期生の子供たちが新たに加わることに。

 いやー、さすがエロネタすら伏線にしてしまう石黒先生!稲川●二ネタも伏線としてキッ
 チリ回収してきました。そして最後はジューイチの復讐劇で怪談語り風に締めるという。
 ホントに神がかっています!!
 それにジューイチの息子の人食い騒動も、どういう条件なら人食いとして生まれてくるの
 か分かりませんが、トキオの堕胎の件もこれとは無関係ではないようですね。
 で、ジューイチの息子は殺さなかったんだが、それはいいのか?
 そして、ここにきて5期生の登場です。ストーリー的にも、当然これには重要な意味がある
 のでしょう。(しかもあの前振りだからなあ)
 となると、残り3話程度で話が一区切りつくのか?元々最初に書いたように、途中で終わる
 のは織り込み済みですが、それでもここにきて風呂敷を広げるようなこの展開は・・・
 (連続/分割どちらにしろ)2クールの可能性ないですかね?!{/netabare}

・第11話:情報が多すぎて混乱 →〇〇が合っていない?!
 {netabare}・天国側
  正直情報が多すぎて一気に混沌としてきました。3回ほど見返して整理。
  ・ソルジャーの存在
   ・正直よくわからんが、ソルジャーの育成をしていて配備されたっぽい。
    何と戦うのか → 人食いしか考えられないのだが?!
   ・その武器として「スーパービーム」の試作品が配備される模様
    → キルコが持っている銃と同じもの
      (正確にはミクラさんから譲り受けたもの)  
  ・学園の子供
   ・そもそもの謎 →ここの子供たちはどこから来たのか?
    → 学園長曰く「ミーナさんの産んだ子」
     → ミーナさんって、学園を管理する人工知能だったよな。人工子宮的な?!
       それにその子では幾らかの割合で奇病が発生し、学園長はそこを懸念して
       いる模様
  ・トキオの子供/学園長
   ・トキオの子供って前回堕胎するっていってたよな? →無事出産。
    → 子供たち同士の間で生まれた貴重種の模様。
   ・そして学園長ですが
    ・脳移殖でずっと生きながらえていることを画策している模様。
     (高齢でタイムリミットが迫っている)
    → そのために以前青島という女性を副学園長に昇格させており、まずは青島の体
      を使い副→学園長に昇格し、今の権力を維持しつつ時間を稼ぐ。
    → トキオの子供を脳移殖可能となる15歳位まで育てた後、再度脳移殖手術を実施
      というプランの模様。
      「トキオの子供に懸ける」といっていたが、奇病が発症しないという意味か?
  ・学園の謎
   ・この学園では、奇病の研究をいろいろしている模様ですが、奇病が発生しない子供
    を生み出す研究もしている感じですかね。
    → 以前「出荷」というワードが飛び出したが、そういう子供を出荷してる?
   ・最後に学園の子供を全員集合させて「これからテストを始めます」との宣言が・・・

 ・地獄側
  ・茨城にある施設を探してる2人が夜営していると、遠くの方で大規模な煙が上がって
   いるのを発見。それは施設があると目されている方向。
   夜は危険なので、朝を待って動くことに。
  ・それを裏付けるように、施設っぽい建物から煙が上がる描写とロビンらしき人物が・・・

 ・時系列の謎
  {netabare}・上述の通り学園の謎も整理できかねる状況ですが、更に時系列の謎が。
   天国側は(どの位かは不明だが)地獄側より前の時系列の予感が・・・
   ポイントは
   ・キルコの持っているミクラさんから譲り受けた銃
    同じ時系列ならミクラさんが銃を持っていたことに矛盾が生じるような?!
    それにミクラさん=「トキオの顔を知っている人物」って話になるので、その辺
    りも時系列がズレている方が、説明がつきやすい。
    {netabare}(例えば15年のズレなら、マル=トキオの子
     ・同じ顔の人間を探せ
     ・大きな謎のひとつ、何故マルタッチが使えるのか
     との辻津が合いそうなのだが。){/netabare}
    → まあそうなるとミクラさんは誰やねんってなるんだが、そこをボカす意味で
      もマルの回想が全然描かれない理由なのかも。
   ・キルコの脳移殖手術
    学園長の話では猿渡(学園の医療研究者?)には脳移殖可能な技術がある模様。
    キルコの脳移殖手術を実施したのが猿渡なら説明がつく。
    (ロビンも猿渡からここの情報を聞いたからなら、今いる辻褄が合う。
     → でも写真と顔が違いすぎる?!)
   その他宇佐美が学園の制服のボタンを持っていたことも、あの頃の生徒だった可能
   性ありでグレーなところですかね。{/netabare}
  
 前回「2クールの可能性あるかも?!」としましたが、1クールでこの施設は空振り、
 ロビン(+マルの回想も入る?!)からいくつかの種明かしだけして、大きな謎は
 解明されずでクローズという可能性の方が高いのかも・・・
 {netabare}個人的には「時系列の謎」だけでもはっきりさせてほしいですね。{/netabare}{/netabare}

・第12話:いろいろとありすぎで何が何だか???・・・あと1話では終わらない?!
 {netabare}・天国側
  >「これからテストを始めます」との宣言が・・・
  正直先週は情報過多でこちらも混乱してるのに、冒頭からさらに混沌を極めます。
  ・いきなり「危ない、危ない」を連呼する5期生の子供たちに、学園内も人工知能・ミーナ
   のシステムのほとんどがダウンし、混乱状態に。 
   そして庭を覆うドームの屋根を突き破り、何かが落ちてきて・・・
  ・何者かの襲撃を受けている模様。下級生の避難をさせつつ、ミミヒメら4名は壁に空いた
   穴の調査に。
   「どうなっているんだこりゃ?!学校の外の壁の中にまた外があるじゃないか!!」
    → 壁の向こうにフェンスがあって、そこから見える風景の描写?
      彼女らは学校内の閉鎖空間しか知らず、初めて見た外の世界に驚いた模様。
      (空の存在すら知らなかった模様)
  
 ・地獄側
  ・大規模な煙が上がっていた(施設があると目される)地点に徒歩で向かう2人。
   すると途中に市場が現れ、にぎやかに人が集まっている風景が・・・
   → 復興省の働きによるらしい。そしてそこの所長にロビンが就任していることも判明。
    → 2時間後に施設跡地で待ち合わせることに。
  ・1人でロビンに会いに行ったキルコ。そして再会、キルコは自分の正体を明かす。
   → 医者の名前は迫田と判明。(猿渡じゃないの?それとも偽名?!)
  ・ロビンはここで(川の水をきれいにする)ろ過装置を稼働させたり、(大災害前に悪環
   境に強い遺伝子組み換え作物を作っていたらしく)畑を整備して、それを復活させたり
   して復興の足掛かりを作っていた模様。
  ・最後に・・・{netabare}ロビンがまさかの裏切り?!キルコを拘束するとレ●プし始めたのだ!!{/netabare}

 正直何が何だか情報が少なすぎて状況が把握できません!!
 ただ今回は天国側と地獄側を交互に描いていたので、前回上げていた「時系列の謎」ですが、  
 やはりズレていたのが確定の模様。伝子組み換え作物の話からすると、大災害あたりの15年
 位のズレはありそうです。
 (するとやはりマルはトキオの子供?!→この混乱の中、猿渡は赤ちゃんに丸印をつけていた。
  それがマルの名前の由来とかw)
 しかしロビンは一体何なんや?!天国側だけでもお腹一杯なのに、地獄側も意味不明ですね。
 これ後1話で収集つくのか?!あと少しで一区切りつく感はあるので、2クールはなさそうで
 すが、14,15話位まで食い込む可能性はありそうですね。{/netabare}

・第13話:いろいろと感情が動いた最終回。そこだけ見ればいいラストだったが・・・
 {netabare}・天国側
  ・「これはテストに違いない」フェンスの壊れた場所から外の外の世界を更に進もうと
   する4人だが、
   ・シロとミミヒメは皆に知らせるために一旦戻ることに。
   ・タカとアンズは更に先に進むことに。
  ・学園内では、トキオに赤ちゃんを返すことに。前回咄嗟に丸印を猿渡だったが、本当は
   自信がない。丸印のない方を返すことに。
   そして青島は「可能であれば、この混乱に乗じて『ノア計画』を実行します」と宣言。
   → 子供たちを保護する計画の模様。
  。トキオに赤ちゃんを返す猿渡たち。でもそこに学園長が現れてミーナに赤ちゃんを強奪
   させようとします。その時トキオの特殊能力が発動して・・・
  ・一方シロとミミヒメは道に迷った模様。崖から落ちるミミヒメを庇うシロ。
   ミミヒメ「何でそんなに僕を助けるの?」
   シロ「僕はミミヒメが大好きなんだ。」 →学園では教わらなかった心からの感情。
   {netabare}→ ミミヒメはシロにボタンを差し出した。
    → これってまさか宇佐美のシーンに繋がるのか?!{/netabare}

 ・地獄側
  ・キルコの帰りを待つマル。2晩帰ってこなかったので探しにいくことに。
   → キルコの姿を見て状況を察したマルは、ロビンを追い詰め無言で殴り続ける。
    → キルコ「やめろ、ロビンを殺さないでくれ!」
  ・施設の外に出ると静かに語り始めるキルコ。
   「すまん、僕は弱い。僕が見ていたものは嘘ばかりだ。もう自分が誰なのかも分からない。」
   そんなキルコにマルが告白。
   「ハルキでもない、キリコでもない。俺はあんたが好きなんだ!あんたが危ないときは俺
    が守る!」
   キルコ「僕が守ってもらったら、僕の存在意義なくなってしまう。」
   「この男に合うという目的は果たした」ロビンの写真を破り捨てるキルコ。
  ・そして施設の方ではロビンが消えた模様。そしてロビンが残していった部屋の鍵を開けて
   みると・・・怪物と人間が繋がった異様な光景が!!
   → ロビンはここで何らかの人体実験をしていた模様。
  ・最後は新たに「天国」を探すために旅立つ2人。
   → 今度は「奈良」の施設にでも向かうのか?

 ・Cパート(天国側)
  ・塀の外の外に出た4人はなぜか船に乗っている。
   その先には大災害前の都会の夜景が広がって・・・

 いろいろと感情が動いた最終回。そこだけ見ればいいラストだったが・・・
 (まあ「投げっぱなしジャーマン」の件は後述するとして)
 {netabare}・ロビンのキルコへの行為は、この流れだと性欲というより、彼のセリフ通り「キルコが脳移殖
  手術を受けた異端の存在」として、マッドサインティストの琴線に触れたということかも。
 ・またこの流れを見ると、宇佐美たち=シロとミミヒメの可能性大となりましたね。それなら
  ・最初に外の世界で「空」を見つけて驚いていたのがミミヒメ
  ・で、彼女が「最後に空が見たい」という願いに綺麗に繋がり、「やっぱ原作者スゲー!!」
   ってなりそうですが。
 ・それにCパートですが、私が推測している「マル=トキオの子供」とすると、あの船には
  4人以外にもトキオとトキオの子供も乗っている可能性ありですね、
  まあこっちは青島たちが別ルートで逃がした可能性もありそうですが。
  (そもそもこの推測自体が間違っている可能性がありますがw){/netabare}{/netabare}

(最 終)
>ただ気になるのは、気が早いですがラストですね。原作がまだ連載中で先も長いらしいので、
まあ1話の段階で、ある程度「投げっぱなしジャーマン」になるのは覚悟の上でしたが・・・
{netabare}・「天国」と「地獄」という対照的な世界を舞台に、謎めいた要素。
・キルコとマルのコミカルで魅力的なコンビ。
・「天国」と「地獄」がなかなか繋がらないもどかしさを感じつつも、宇佐美回で一気に回収。
 しかも宇佐美と彼女の物語は作品随一の神回。
・エロシーンやパロディ回までしっかり伏線として利用していた、神がかり的な構成。
 更に「天国」と「地獄」では「時間軸がズレていた」という大胆な仕掛け。
 (なので両者がなかなか繋がらなかった理由も、今となってはまま納得かなw){/netabare}
1期だけでも、原作者の技量の高さに感銘し、作画も(一部怪しいところもあったが)比較的安定し、
謎の見せ方なども工夫されて先が気になる作りとなっており、ラストもこの作りだと決して悪くは
なかったので、個人的には高評価かなとは思います。

ただ、11-12話のこのタイミングで一方的に不確定情報をどんどん放り込んできて、結局学園で何が
起こっているのか、混乱を残したままで終わったのはいかがなものか?
視聴者置いてけぼりもちょっと度が過ぎるのでは?!この点はマイナスですかね。
少し調べてみると、今回原作8巻中6巻までをアニメ化したらしく
・この辺り原作でどこまで明かされているのか。
・2期があるとしてもストック不足で大分先になりそう。
ってことで、早々に解決したいなら、とりあえず原作を探ってみるしかなさそうですが。
まあそういう意味では、販促アニメとしても大成功といえるのかもw
原作でこの辺り完結しているなら、もう1話入れてそこは少し改善して欲しかったのが本音ですかね。
(前回書いてましたが、まさかこの状況で13話で終わるとは思わなかったわw)
 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【ソドム】の厄災は繰り返す

●「キルコ九11」の暗示

「ジュウイチ」から譲り受けた車は{netabare}「キルコ丸11」と名付けられます。
「丸」を「九」と書き間違え、「11」をローマ数字の「Ⅱ」であるとした理由は
「9+2=11」であると推測いたします。

「11」という数字を強調するために敢えて「11」の数字遊びで示してみたのでありましょう。

「11」は【ゲート】を暗示する数字でありまして、異世界転生する自衛隊の物語のタイトルが
【ゲート】であるのもそのような意味合いが込められているということであります。

【ゲート】が開けば「未知との遭遇」、「新世界の幕開け」であります。
【ゲート】が開き本作では何が起こるでしょうか?

新世代、「新しい人類」の誕生であります。


赤い果実は【禁断の果実】を意味します。

【禁断の果実】は【禁断のテクノロジー】を意味し【666】という数字で表されることがあります。

「水星の魔女」のミオリネの庭園にあったトマトもこれと全く同じものであり
【禁断のテクノロジー】とは何かといえば【遺伝子操作】の技術ということなります。

「持続可能な社会」を作り出すために今後ごり押しされるのが【ムーンショット目標】
もしくは【ムーンショット計画】でありまして、これは我が国の国家プロジェクトでございます。

LGBT法案がごり押しされたように、【ムーンショット計画】もそのようになるでしょう。

「SDGs」という奇妙なプロパガンダ推進のために既存の食糧生産を含む生産システムは
尽く【グレートリセット】される見込みでありまして、必然的に食糧問題が起きるわけであります。

将来起きることが計画として確定している食糧問題の解決法が【ムーンショット計画】で
それとなく提示されている「ゲノム編集食品」の類であります。

そして「サナテックシード社」の「ゲノム編集トマト」は既に販売開始されておりまして、
「青空トマト学園」なる本作の状況そのままを表したような名前のホムペが存在していたりします…
https://aozora.p-e-s.co.jp/marche/lp-hgtTrial

流石は国家プロジェクトでありまして、「コオロギパン」騒動の陽動の裏で
【ムーンショット計画】は着実に進行しているわけであります。

「進撃の巨人」と「ガンダム」特に「Zガンダム」は「巨神大戦」を題材にしているという意味では
よく似た作品なのですが、【巨神族】が「人食い」であることから本作もそれらと
相通じるところがあると言えましょう。

「高原学園」は【遺伝子操作】のテクノロジーにより人類を進化させ、
「高天原」=天国を作り出そうという秘密機関なのかもしれません。

天国計画は大災害前から実施されていたようですが、どうやら大災害?で
施設が崩壊し、計画に支障が出たような状況であります。

AIの「ミーナ」やそれを乗っ取った「アスラ」が大災害を予知していたかどうかは
定かではありませんが、ミミヒメに予知能力があったならば、アスラにも未来予知は
可能であったという推測も成り立つわけであります。

恐らくアスラは学園の兄妹たちがこのまま飼い殺しになるのは良くないと思ったのでしょう。

かくして、(大災害の日?に)学園の子供たちを外の外に導くという
アスラのプランは実行されたのであります。

迫田なる謎の医者の正体は額の傷で繋がりました。

個人的に気になるのがタカとアンズの行く末であります。
恐らくマルと「宿命的な」出会いを果たすのでしょう・・・・{/netabare}

●進撃の「33秘め」?

本作は作りに無駄がなく、隙もなく、物語の構成がかなりしっかりしているような印象を受けました。

伏線の仕込みと回収の一連の流れが鮮やかであり、2度目3度目の視聴に堪え得る
所謂名作と言っても過言ではないような完成度を誇る作品であるようにも思えます。

進撃の「イエガー先生」を意識して見てもらえば、本作に描かれていることが
比較的わかりやすくなるのかもしれません。

「イエガー先生」は息子に{netabare} 「お注射」を打ち、「進撃の息子」が覚醒したわけであります。
「巨人」は「人食い」でありますので、本作そのまんまであるわけであります。

ちなみに「人食い殺します」という仕事募集の看板は伏線でありまして
子どもを「食べる」【サトゥルヌス】である【巨神族】の長と繋がる話であります。

ということで、むしろ「人、食い殺します」が正解と言えるのかもしれません。

「お注射」は【禁断のテクノロジー】でありまして、【遺伝子操作】により
人類を進化させるに至らしめ、新たな生命体が生まれるのであります。

さて、「ミミヒメ」と「クク」ならば通常なら「ミミヒメ」の話を先にすべきなのですが
捻くれ者のアニメアンチは「クク」の正体について先に言及することにしてみます。

{netabare}本当はOP映像の仕込まれた裏設定の説明からしたかったのですが、退屈な感じの話に
なりそうですので、それよりも脂が濃いところの「クク」の話題から攻めてみます。

「クク」を産んだのは「ミーナ」のようであります。

「ミーナ」の名前を少々変えて「ミイナ」とし、語呂合わせで数字変換すると「317」になります。
「317」をたし算すると「11」になります。

【11】は【ゲート】を暗示する数字であります。

「ミーナ」は【人工知能=AI】であるのですが、「エヴァ」の「マギシステム」や
「地球へ…」の「マザーシステム」のように人類を管理する存在であります。

「マザーシステム」の「マザー」は「聖母マリア」を暗示しており
AIは人類を支配する女神的な存在であるということになります。

【11】が暗示する【ゲート】は【ボアズとヤキン】の柱でもあり、
神社の【⛩】でもあります。

神社は女性の体を再現しており、⛩は股を表しているとも言われます。

【ボアズとヤキン】は「男性原理」と「女性原理」を表し
この2つの原理が融合することにより「3本目の柱」である子が生まれるわけであります。

「高天原」とは「イザナギ」と「イザナミ」が住まう天国であり、
最初に生まれた子は「ヒルコ」であったと言われています。

【⛩】は出産を暗示しているとも考えられということになります。

人工知能による出産とは「3Dプリンター」を使って行われるものであると考えられますが
「3Dプリンター」とは「培養肉」を製造したり、人間の臓器を作りだしたりできる実現可能な
テクノロジーでありまして、この先【ムーンショット目標】実現のためにフル活用される
最新鋭技術であったりします。{/netabare}

「クク」は「99」であり9×9=81→8+1=9であります。
学園の子供たちは「ヒルコ」でありまして、「9」が示す「ヒルコ」は
「クク」ということになります。

4話のタイトルは「クク」となっていますが、その回では「魚の人食い」が登場し
主人公コンビがこれを成敗したわけであります。

「人食い」=「ヒルコ」でありまして、「魚の人食い」には「9」本の足が生えていました。

「未来予知」は「33姫」の能力でありますが、「魚のヒルコ」の暗示は
コナの絵によって示されておりました。

コナが書いた「魚のヒルコ」の絵をククは気に入り、これを貰ったわけですが
ククの因子の本質が絵に示されていたということになるのでしょう。

赤ちゃんを見に行こうと施設の壁にへばり付いて登ったククの能力が、
魚のヒルコと完全に一致しているのも一つの証拠であると言えるのかもしれません。

更に3話でトキオに贈るために赤ん坊の絵を描いていたコナのシーンでは
背後に水槽があり、その中には魚が泳いでおりましたが、その時のククはテーブルの上を
腹ばいに這っており、4話での乾燥大麻入りの段ボールの上を這って進む
魚のヒルコと完全にシンクロしていたのであります。

ククの正体は、ミミヒメの予知能力の伏線から逆算して割り出せることでありますが
よりわかり辛いククの方を先に片づけることによりミミヒメの秘密がより明確に
見える気がしたので敢えて逆張りで攻めてみました。

話は変わりますが、不滅教団と呼ばれる機械的な施設にはとある女子が体中に
管を刺されたような有様で監禁状態にありました。

監禁したのは「宇佐美」という名の技師であります。
宇佐美とこの女子は幼馴染の関係にあるようであります。


「33姫」は外の世界に強い憧れを抱いていました。

「ミミヒメ」に思いを抱いていたのは「シロ」でありましたが
「外に連れ出してくれる」のはトキオに似た顔の人物ともう一人の
二人連れによるものであるというのが未来予知による暗示であります。

そして「33姫」は未来予知が暗示する「夢」も見ます。

暗い洞窟の中独りでとても不安になりますが、ずっと待っていた人が来てくれて
その人が手を差し伸べ明るいところへ連れ出してくれたのでとても幸せな気持ちになったのです。

よく覚えていない夢であったのですが、その話をトキオにした時の「ミミヒメ」は
とても幸せそうでありました。

「ミミヒメ」を外に連れ出して希望の光を見せてくれた人こそが、トキオの息子である
マルであったわけであります。

シロとミミヒメの会話も伏線になっておりまして、
シロは「ミミヒメを自分の部屋に閉じ込めたい」「服を脱がして触りたい」などと告白し
それに対してミミヒメは「切ったり」「針で刺したりしたいのか?」と聞き返す
ようなやりとりがあります。

この伏線が意味するのは8話で宇佐美なる技師がヒルコ化発動を防ぐためにと
問題の女子に行った措置を示していたのでありました。

11話に登場したオーマには目力により幻覚を見せる能力があり、その影響で
ミミヒメは針に刺される幻覚を味わうという未来予知の能力が発動するわけですが、
これも問題の女子のシーンと完全にリンクしているのであります。

シロは機械いじりが得意であったので、宇佐美なる技師の正体は恐らく
シロということになるような気がいたします。

ミミヒメはまつ毛がブラウンであり、包帯の女子のまつ毛もそれと一致していた
ようでありますので、伏線との関係性から考えると幼馴染の二人はミミヒメとシロ
であると考えられます。

【遺伝子操作】を使った人工知能による「新しい人類」を生み出す計画は
奇病発動により失敗に終わったのでありましょう。

ミーナの判断というよりは恐らくアスラが「ゴーストハック」を掛けるような形で
システムを乗っ取りミーナの計画に修正を加え、3Dプリンターを使用するようなものではなく
自然出産に近い形で新人類を生み出すようにとトキオを誘導し、新人類のミュータントを
生み出すことに成功し、その成功例として生まれたのがマルということになるように思います。

学園の生徒たちは奇病が発動し、次々に「成れ果て」化し、
「人食い」になったのではないでしょうか?

もしかしたらオーマやタカが成れ果て化したヒルコも登場していたのかもしれません。

大天災後に生まれた子供たちの中にはヒルコの因子が継承される者がおり、
この因子を持つ種族は、熊のような自然生物とは違い、人工生命体の特殊構造を持つため
「マルタッチ」による攻撃が有効となるのではないかと、このように考えられるわけであります。

マルは「マルタッチ」の際に「入った」というような表現をしてましたが、
「入る」というのはまさにイエガー先生の「お注射」の仕組みそのものでありまして
「mRNA」のお注射は人間の細胞の中に見事「入る」のでございます。

ざっくり言えば「ウイルス感染」の仕組みを再現しているということになりますが
これはがん細胞が転移し全身に広がる状況と一致したりもします。

進撃の巨人に登場する王族=レイス家は禁断の「王位継承の儀式」をとり行い
王家の血統を維持していました。

要は親族同士の「食い合い」であります。
巨神族の王【サトゥルヌス】の再現であり、【ティタノマキア】=巨神大戦であります。

マルがやってることもそれと似たところがあり、親族同士の「食い合い」
と言えるのかもしれません。

マルタッチはヒルコの細胞核を侵食するようにして死滅させてるようにも思えます。{/netabare}



●ヘーゲルの弁証法トラップ炸裂!

まずテーゼ(命題)とアンチテーゼ(反命題)の対立があり
それを統合した解決法、ジンテーゼが提示されてアウフヘーベン(止揚)され
万事解決となるようなプロセスを「ヘーゲルの弁証法」と言いますが、これは
早い話がペテン師の手法でありますので騙されないように注意が必要でございます。

{netabare}遺伝子操作の失敗例が「人食い」でありますが、それに対処しようといういうのが
宇佐美なる技師であります。

一見して彼のやってることは真っ当のように見えますが、
この対症療法は基本的に【トランスヒューマニズム】に基づくものでありまして、
人間と機械を融合するという【禁断のテクノロジー】でありますので、
「人として死ぬ」という意味ではどちらも道から外れていることになります。

そもそも【遺伝子操作】の措置を受けた段階でジエンドであったわけです。

これはある意味「メイドインアビス」のナナチとミーティの再現であり、
「人食い」は「成れ果て」と同じであり、【禁断のテクノロジー】を熟知する
白笛の黎明卿はハイランダーの種族ということになるでしょう。

宇佐美の目は【禁断の果実】を齧った証、【プロビデンスの目】を暗示してますので
バッドエンドは必然ということになります。

「メイドインアビス」と本作を比べたら悪趣味性が抑えられている分だけ
本作の方が印象は良好でありますが、やってることは基本的に同じなのが
【予測プログラミング】の本質であるわけであります。

宇佐美に送った端末越しのラストメッセージも「銀河鉄道999」=【666】が暗示する
【トランスヒューマニズム】を美化した表現であります。

物語として巧く描かれていることは評価に値しますが、【ムーンショット目標】のゴリ押し
という制約がどこまでも付きまといますので、どこかで見たような無理やり感も
払拭できないのが宿命なのであります。{/netabare}


●最高峰と言うべき【予測プログラミング】

SF作品は漏れなく【予測プログラミング】であります。
「スチームパンク」は過去から未来への繋がりを強調しますが、それに対して
「サイバーパンク」は未来に訪れる事象を示すことにより特化しているのでございます。

皇国軍731部隊が{netabare}中国でやばい人体実験をやっていたという説は、フェイクであったとの
情報もありますが、よくよく考えてみると敢えてフェイク情報をかませることによる
2重底的な情報工作により真実を煙に巻いたのではないか?とそのような可能性も
十分考えられるわけであります。

そう思うのも、人体実験なくして現代医療の発展はなかったという理屈があるからであります。

流行り病を機に「メッセンジャーRNA」=「mRNA」形式のワクチンが世界に普及いたしましたが
「mRNA」とはそもそもがん治療=抗がん剤治療のために開発されたものでありまして
基本的に従来のインフルエンザワクチンとは別次元の治療法であり、「遺伝子・細胞治療」
という区分に属するものであります。

御用学者の説明によれば「mRNA」が細胞に働きかけ、細胞にある種の変化や機能をもたらす
ということで、人間の遺伝子そのものを組み替えるわけではないとのことでありました。

しかしながら、「mRNA」が「DNA」を書き換えてしまうという事象を「逆転写」と
言いますが、この「逆転写」が起こり得ることが理論上だけでなく、実験によって
見事に示されてしまったのであります。

そしてこの「逆転写」のタブーに対し敢えて声を上げたのが原口一博衆議院議員であります。

数年前にグーグルなどの「GAFA」が中国でなにやらやばい実験を行っている
というネットの噂話がありましたが、「武漢」発で世界に広まった例の病と
リンクしていることからしても妙なものを感じずにはいられません。

ネットの噂話はただの噂話でしかないですが、世界で起こる奇妙な現象の数々を
【ムーンショット目標】という日本の国家プロジェクトの文脈で読み解くとすべての点が
見事につながり未来の「持続可能な社会」が完成するというカラクリでございます。

人間と機械を融合する【トランスヒューマニズム】そのまんまを実践するような
「人体実験」を行う「不滅教団」が本作に登場いたします。

教団では人体実験によって生み出された「機械人間」を【偶像崇拝】しているとのことであります。

人間と機械を融合する【トランスヒューマニズム】や【遺伝子操作】は
【禁断のテクノロジー】であります。

【禁断の果実】は【禁断のテクノロジー】を暗示し、「この果実」を食べたものには
【666】の刻印が刻まれます。

「性転換手術」もこの類でありますので被施術者も【獣の刻印】の種族ということになります。

【偶像崇拝】の本質は「ご利益信仰」であり、
それの行き着く先は飽くなき「欲望追及」の底なし沼であります。

より多くを欲しがるものは無いもの強請りで絶えず変化を望み、
「銀河鉄道999」の「機械(人間の)伯爵」と同じ末路を辿るわけであります。

「999」は【666】の反転数でありますが【グノーシス主義】的な見方をするなら
「上なる如く下も然り」でありますので「999」=【666】ということになります。

死にたくないから「遺伝子・細胞治療」を受けるというのは真っ当な動機であるようですが
同じ理由で「遺伝子操作」の治療を受けるのが是か非かという問題に直面するのならば
倫理的に正しいのか否か、踏みとどまって考えてみる必要があるように思います。

「ベーシックインカム」と「信用スコア制度」が導入される未来世界では、星野哲郎のような
生身の人間は劣等市民であり、「機械伯爵」のような存在こそが勝ち組の上級国民になれるわけです。

未来世界で「LGBT」こそがより模範的な市民とされるなら性転換手術するものが勝ち組となり
【両性具有】こそが模範的とされるならば、市民はその価値観を追随するでしょう。

より多くを手に入れたいと「※願う」人は、【偶像】を拝み、
「果実の味」に酔いしれるのであります。

「アニメ」というものも【偶像】でありますので、これを至高の価値あるものとして
受け入れるならば同じ運命を辿るわけであります。

アダムとエヴァがそうだったように我々人類は皆「エゴ」を持ち、
「欲望の果実」の誘惑にはめっぽう弱いときてますから、バッドエンドは
不可避であるようにも思えます。

アダムとエヴァから受け継いだ罪深いこの遺伝的性質のことを「原罪」といいまして
この「原罪」故に人類は救われないのだとしたら、何かを成さねばならんということで
【逆転の発想】が出てくるわけであります。

例えばそれは【人類補完計画】であり、人類を【進化】させ、
人の手により人を【再創造】するという野望を抱くに至るのであります。

SFの世界の話をする時、多くの人はそれはフィクションであると思うでしょうが
残念ながらSFの世界のテクノロジーはすべて実現可能なものであり、国家プロジェクトに絡む
ことからしても、すべては綿密な計画に基づき何十年も前から着々と準備されていたものであります。

3年後か、5年後かはわかりませんが、【予測プログラミング】という言葉の意味に
気づいた時にはもう手遅れで、「持続可能な社会」を作る計画が無事に成就するわけであります。

原口一博衆議院議員ががんを患ったとカミングアウトし、ジャニーズ騒動が動き出し、
そしてバイデン陣営とトランプ陣営の政治闘争劇が激化するならば、それは【グレートリセット】
が遂に始まったという兆候を示しているということであります。

現実逃避が許されるモラトリアム期間が終わり、生き残る道を
自分で見つけなければならないという意味でのサバイバルゲームが始まります。

先手必勝であります。
【グレートリセット】される前に自分自身(の人生)を「リセット」し
この脅威に立ち向かうという方法が一番有効な手法であると提案させていただます。

アニメを見るなとは言いませんが、できればアニメファンは卒業した方が
この先を生きて行くには有利であるように思います。

というのも【予測プログラミング】という【洗脳】に掛った状態で
何が正しくて何が間違いなのかという真実を見極めるのはほぼ不可能であるからであります。{/netabare}


●「目」は口程にものを言う

キルコと「転天」のアニスの声優が同じなのはただの偶然でしょうか?

キルコが{netabare}LGBTであることは既に明白でありますが、アニスがLGBTであると断定するには
十分な証拠がないようにも思えます。

しかし、もしも声優のキャスティングが意図的であるならば?
つまり【予測プログラミング】の一環として作品が作られると考えるならば、
アニスも当然の如くLGBTであるということになるでしょう。

本来人類は男と女の2種類の性別から成り立っていましたが、進化した人類は必ずしも
この限りではなく、第3の性別であるLGBTも許容し、更に【両性具有】の性質や
「人」という概念を超越したような存在こそが望まれるという話であります。

かつて人類は(「ノア」の一族を除き)大洪水で絶滅しました。
そして再び繁栄を極めるも環境破壊などの悪要因が積み重なった挙句の果てに
またしても宿命とも言えるようにして滅びの窮地に追い込まれるのでありました。

「アダムの罪」は「人類の罪」であり、この「原罪」故に人類滅亡が必然というのならば
人類は「進化」して他の存在に変わらねばならないということでありまして、
このような「逆転の発想」を【グノーシス主義】というわけであります。

「進化」のためには【禁断テクノロジー】が必須であり、だからこそ【禁断のテクノロジー】を
極める必要性があるということであります。

「遺伝子・細胞治療」は「遺伝子操作」の技術と必然的に結びつき、
「新しい生命体」が生み出されるのであります。

大阪万博公式キャラである「六つ目」の「ミャクミャク」は人類の未来を暗示します。

施設の「赤ちゃん」は「新しいアダム」であり、「人類補完計画」を暗示する存在であります。
「遺伝子操作のテクノロジー」を駆使して新しい人類は創造され、「農園」で試験的に育成されます。

壁にへばりついて登れる能力なども「遺伝子操作」によってもたらされたということなのでしょう。
「遺伝子操作」の成功例は施設で飼育されますが、失敗作は恐らく処分されたり、
捨て置かれたりするのかもしれません。

ということで「人食い」の原型は「新しいアダム」であり、
「六つ目」の「ミャクミャク」の「成れ果て」であります。

「魚の人食い」は「アルスの巨獣」に出てくる「赤目の巨獣」のようにも見えますが、やはり「目」に注目するならば施設の「赤ちゃん」と関係があるということになるでしょう。

この「赤ちゃん」が「ゲゲゲの鬼太郎」の「目玉のおやじ」に似てるのは偶然ではなく
必然的な【プロビデンスの目】でありまして、故に「六つ目」の「ミャクミャク」は
【禁断のテクノロジー】=【666】を表しているということになります。

エレンの父親=イエガー先生は「お注射」でエレンを【巨人】にしました。
この「お注射」は【禁断のテクノロジー】であり「遺伝子操作のテクノロジー」
だったというわけであります。

「進撃の巨人」は「アタック・オン・タイタン」であります。
「タイタン」=「ティターン」でありますが複数形は【ティターンズ】であります。
【ティターンズ】は【巨神族】であります。
【巨神族】と言えば【プロメテウス】であり、【サトゥルヌス】であります。
【サトゥルヌス】=【サターン】は【土星神】であり、【土星】は【✡】で示されます。
【✡】は【六芒星】であり、「6」つの頂点、「6」つの三角形、「6」角形を持ち合わせており、
【土星】=【✡】=【666】となります。
【プロビデンスの目】は【土星】の南極にある「台風の目」が由来であり、
別名は【プロメテウスの目】とも言います。
【土星神サトゥルヌス】はゴヤが描いた「我が子を食べる【サトゥルヌス】」でもお馴染みなように
「進撃の巨人」の「巨人」のルーツであり、「人食い」に繋がります。

【666】を【獣の刻印】と言いますが、【人食い】=【土星神】の関係性が成り立つならば
【人食い】=「【獣】の種族」ということになります。

【巨神族=巨神兵=進撃の巨人=エヴァンゲリオン=ガンダム】
【ガンダム】=【巨神族】という関係性はわかりづらいですが、【ティターンズ】や
【エルメス】、「パラス【アテネ】」、【キュベレイ】が「神の名」が由来であることから
その関係性は暗示されており、いよいよ「水星の魔女」では「ガンダム」の本質についてのネタばらし
を行うようでありますので、真実の一本線は見事繋がることになるでしょう。{/netabare}


●禁断の【獣】六つ目の「ミャクミャク」

2025年開催の大阪万博公式キャラ、その名を「ミャクミャク」と言います。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220721/k10013727501000.html

「目が【6】こ」ある{netabare}怪物ですから、やはり【土星】を意識してるのでしょう?

何にでも成れる「細胞」を表しているとのことですが、何にでも成れるならば
男にも、女にもなれるでしょうし、「ガンド・アーム」にも成れるということになるでしょう。

「メッセンジャーRNA」形式のワクチンというのは、「遺伝子・細胞治療」
の一環として開発された新技術であります。

遺伝情報が組み込まれた「mRNA」が細胞に働きかけることにより、細胞内より「新しい物質」
即ち「スパイクタンパク」が形成されると、ざっくり言えばそういう仕組みのワクチンでございます。

国民の8割以上が既に「遺伝子・細胞治療」を体験済みなわけですが、この新技術は
大阪万博以降激的な加速度でもって世界に浸透することとなるでしょう。

「TRIGUN」の新作に出てくる{netabare}「葬儀屋」さん{/netabare}も実はこの新技術で不死身の肉体を得たのであります。

【禁断のテクノロジー】は解禁されることになり、人はどんな肉体でも入手可能になります。

近い将来食糧危機が起こるとも噂されていますが、デジタルプリンターにより
合成肉が生成できるということでありますから、合成肉で問題は解決するような気も致します。

例えば「アルドノア・ゼロ」の主人公などは{netabare}銃に撃たれて死んだかのように見せかけて
実は死んでなく無事復活したわけですが、そのような再生治療を可能とするのも{/netabare}
【禁断のテクノロジー】あればこそということになるのでしょう。

【禁断のテクノロジー】を推進する計画、その名は【ムーンショット目標】と言いまして
内閣府のホームページに記載されている壮大なる「国家プロジェクト」であります。

「遺伝子・細胞治療」は当然【ムーンショット目標】に関わる重要な研究テーマでありますが
他にもAIやパワードスーツ、持続可能な新食物開発、デジタル通貨、信用スコア制度などなど
実にSFチックでぶっ飛んだ内容がこのプロジェクトに含まれているのでございます。

但し、テクノロジーの急激な進歩によって人が病気や怪我などで死ななくなると
人口問題に歯止めがかからず、持続可能な社会が成り立たないわけですから
人口をいい感じで?制御する方法が必要になるということになります。

例えば「進撃の巨人」を創りまして、多すぎる数を間引くなんてことも
場合によってはあり得るわけであります。

【ムーンショット目標】は持続可能な社会実現のためにごり押しされ、
世の中は個人主義から社会主義にシフトし、【新しい世界秩序】に従う形で
個人の役割も属する社会により決定づけられることになるでしょう。

「進撃の巨人」の世界では、壁により階級が隔たれていました。

外界に近いより外側に位置するのは庶民であり、社会主義的平等を手に入れます。
対して外界からより遠い内側に住まう者たちは特権階級の貴族であります。

庶民のために持続可能な平等社会が企画されるわけですが、それを運営するのは特権階級であります。

平等社会が実現可能となるのも運営がいればこそでありまして、運営は社会の脳であり
幹部であるというわけであります。

社会主義的な社会ではその構成員=庶民は自らの心臓を共同体に捧げなければならず、
時に運営の利益を守ることも構成員の使命となったりするのです。

社会主義的な共同体においては、個人の知る権利よりも社会に従う責務が重視されますので
「由らしむべし、知らしむべからず」の方針が貫かれます。

故に庶民は世界の真実や人類の真の歴史を知りません。

「約束のネバーランド」の農園は「ユートピア」と呼ぶべきものであります。
壁の内側には【禁断のテクノロジー】で発展した快適な社会がありつつ、壁の外側には
人口問題を解決してくれる【鬼族】がいることで、理想的で絶妙なバランスが保たれ
予定調和として持続可能な社会が成り立つという仕組みであります。

このような「人間牧場」を天国と言うのか、地獄と言うのかは、その人がいかなる
思想を抱いているかによって答えは違ったものになるのでしょうけど、少なくとも我々が目指す
「持続可能な社会」とは人口を間引くこと無しに達成は不可能と国連の会議で結論は出ていますので
あるべき「ユートピア」を作りだすには人間牧場こそが最適解と言えるのかもしれません。

【鬼族】や【巨人族】という都合のいい人口バランサーがたまたま存在してくれれば
話が早いわけですが、もしもそういうのがいないと言うならば運営の腕の見せ所となります。

とは言え【禁断のテクノロジー】を駆使するならば人口問題にしても解決すること自体は容易
でありますので、後の問題はユートピアの運営管理ということに尽きるということになるでしょう。

未来に訪れる最終局面では、機械仕掛けの神=「デウス・エクス・マキナ」が突如
降って湧いてきて「地球へ…」のような「マザーシステム」が確立される見通しですが
そこに至るまでの創造的破壊のプロセスで様々な騒動、天変地異の類が起こるべくして
確信的に起こるようでございます。

そんなわけで、本作においても「人口問題」を解消するためのプロセスが人類の試練として
描かれ、その意義付けとして「ユートピア」があるということになるのではないかと
このような憶測が成立するという話であります。

「チャットGPT」の登場により「シンギュラリティポイント」に到達したということでありますから
人間が考える時代は終わったか、あるいは人間の思考回路では「AI」には勝てない
ということが明らかになったということであります。

【禁断のテクノロジー】に対しては慎重であるべきと言うのは人間の古臭い価値観であり
AIは常に合理的な最適解を導き出し続けます。

古臭い人間がテクノロジーの進歩に戸惑っている間に社会は劇的な進化を遂げ
ユートピアは着実に設計され計画は坦々と進行していくでしょう。

思考がついて行けない人類のために【予測プログラミング】が必要ということで
本作のような作品を用いて未来の姿を少しづつ刷り込んでいっているという話でございます。 {/netabare}



1話を見て「僕っこ」主人公にピンときましたが
まさか2話で{netabare}それバラすとか展開早すぎて、見事に出遅れてしまいました。

【ソドム】と来たら【ノアの大洪水】、【ハルマゲドン】が来るというお約束なわけであります。
例えば「約束のネバーランド」も「ノア」に繋がる話であります。

LGBTが主人公ならば当然裏設定はゴリゴリ機能するということになるでしょう。
故に解釈し甲斐がある話になるような気がいたします。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

面白すぎるSF作品。それだけに完結しないマイナスは大きい。

 荒廃した現代日本と地続きのようなディストピアと、高度に発達した医療保育施設的なものの陰謀がクロスオーバーするような話で、SFとして非常に興味を引く設定です。1巻2巻は読みましたがアニメが面白過ぎて、もったいないので先を読むのを止めた状態です。

 本作はどうもセックスについて仕掛けがあるようで、妊娠のことや、ヒロイン?キルコの元は男みたいなところ、性行為のところが随分と描かれていました。ミミヒメとキルコ、トキオとマルの顔が意図的に似せてあるのがどういう意図なのか。またマルの身体能力はタカ譲りな気がしますので、もう少し複雑なのかもしれません。
 あるいはロビンとコナですかね。ロビンはキルコ、コナはトキオとの関係から言って、ちょっと気になる組み合わせです。やっぱり妊娠出産に絡んでくるんでしょうか。後半はそればっかりでしたし。

 ヒロインのエロもなかなか設定と絡んで、ヒロインのエロがなかなか必然が感じられていいと思います。

 途中からあまりクローズアップされていませんが、似た人間に注射する設定がどういうことか、人間=怪物なのはどういう意味なのか。 それと自死したアスラの意味は?タラオとハルキも似ているし、先に死んだことも含めて関係がありそうです。

 脳手術というものが可能なのかどうかもあります。キルコが誰なのか。クマに襲われた時に聞こえた弟ハルキのセリフは姉のキルコがいないときに、ハルキが思ったことだと思いますので、なぜその描写をわざわざ入れたのか。
 キルコはキルコで2重人格か記憶を植え付けられた。キルコは脳手術でハルキになった。ハルキなどもともとおらずキルコの思い込みである。などなどいろんなパターンが考えられます。

 なんとなく天国が崩壊して逃げ出したメンバーの子ども世代のような雰囲気はありましたが、それがミスディレクションなのかどうか。

 他にいろいろありますが、やはり視点は出産と不死研究、人間と怪物でしょう。このテーマで、過去回想と主人公視点の時間と天国の3つが錯綜して複雑な話を見やすく展開したストーリーは秀逸だと思います。

 原作は完結していないんですよね?となると、これから半年から1年で原作完結しても、1,2年は絶望的でしょうか?ストーリーの評価はSF的な仕掛けが多くてとても楽しませてもらったので6点付けたいくらいですが、やっぱり完結しないと作品としては評価できませんし、気になりすぎるので-2点で4点にします。原作で続きを読もうか非常に悩み中です。

 キャラは上手く扱えていると思います。特にマル・キルコのコンビは面白さ、背景や正体の謎、エロ、コミカルなどいろんな点で秀逸なキャラでした。5点です。

 作画は非常に良かったです。キャラデザも、原作者の絵柄を採用しつつ、アニメ的なデザイン化ができています。特に原作では、サブキャラは大友克洋そのままなのを上手く解消している気がします。話の設定・世界観・絵柄はそのまま大友克洋ですけど。

 音楽と声優は調整で高めにいれますが、そもそもレベルは低くないので4くらいで適切かなあ、と。

 ということで、非常に面白くて最高でしたが、それだけに完結しないマイナスは大きすぎる気がします。さっさと2期に向けて動いてください。





以下 視聴時のレビューです。




2話 ジャンルすらまだわからない。作品らしい作品で期待がもてます。

{netabare}  なんかすごいのが来ましたね。世界観、舞台設定。そういうものを解き明かす類の話ですので、ジャンルすら判然としません。先入観・前情報抜きで見て本当に良かったです。

 私は原作者の石黒正数さんは「外天楼」という1冊で完結する不思議な作品を高く評価しており、その一方で「それでも町は廻っている」はそうでもないかなあという印象です。そして、この作品。「外天楼」の雰囲気に近いですね。期待がもてます。

 天国がアナロジーでドーム社会的なディストピアなのか、本当の意味でのあの世なのかが分からないです。どうもクリーチャーは描いた絵がそのまま現実(地獄)で現実化するような雰囲気でした。

 2話で性認識の問題のような雰囲気もありましたが、ここが天国と現実(地獄)の対になる部分でしょう。相対する人格が組になっている印象でした。AI(VR世界)とか未来過去、彼岸と此岸…どれが正解なんでしょう。先行きが非常に気になる話で面白いです。もちろんシェルターと現実世界の可能性もあります。
(注射設定があるのでこれかなあ?そうなるとSFですね)

 映像もIGということでクオリティが高いし、ストーリーの展開ももったいぶらずにどんどん展開します。久しぶりにTVアニメ(ディズニー独占ですけど)で、作品らしい作品だなあと感心しました。{/netabare}


6話 AKIRA…大友克洋の影響をものすごく感じます。つまり、SFでしょう。

{netabare}  ディストピアの描き方が「アキラ」の雰囲気にちょっと似てる?とおもって見ると、特に男性のキャラデザって大友克洋ですね。立体感を感じる人物造形など雰囲気がそっくりです。

 あの天国はAKIRAのあの老人の保育園みたいな施設にも似ているし、キャラの言動や凝った構図なども大友克洋氏の影響を非常に強く感じました。ヒロイン級の美少女が描ける分、女については石黒氏の方がいいですけどね。
 だから何?というわけではありません。アニメの方は、SF臭が濃厚になってきて期待が上がってます。男女のジェンダーなのかセックスの問題が描かれているのも面白いです。

 できれば2クールで…と思いますが、どうもまだ原作も完結してないみたいなので、期待薄かなあ。できれば2桁巻(10巻以上)ダラダラ続けないで面白いうちに完結してくれるならちゃんと買いますから、きっぱり終わらせて2期を是非是非お願いします。 {/netabare}


12話 もうちょっとテンポが速い方がいい気もしますが、面白いです。

{netabare}「謎とき」っぽい雰囲気がありますねえ。やたらと性的なエピソードが多いと思っていましたが、生命維持、天国の不老不死その辺りが話になって行きそうです。外の世界にいる化け物はまあ、天国から漏れ出てきている何かなのでしょう。
 妊娠・出産も随分と描かれていましたし、おそらくキルコと何らかの形で相対する子供もいました。

 衝撃の12話でしたが、キルコの素性がわかりそうですねえ。要するに「天使な小生意気」的な設定で{netabare} 暗示なんでしょうか。別に意識が入れ替わっているわけでなく、自分が弟だと思い込んでいる{/netabare}という可能性が高そうです。死なせたくないという強い意識か罪悪感が原因でしょうか?わかりませんけど。
 なんとなく何のためのエピソード?という赤ちゃんの話もありました。となると妊娠な気もします。となると、キルコがそうなるのは伏線で、多分妊娠?…という気もします。NTRおよび托卵ですが、主人公にはめげずにがんばってほしいです。NTRを乗り越えられるのが純愛です。

 一方で、天国側では「入れ物」という不穏な言葉も出てきました。脳か意識が移植できるのでしょうか?これがキルコ、弟と関係する可能性もまだまだありそうです。わからないように煙に巻いているんでしょうか。上手い作り方をするなあと感心します。

 あの人間も殺せるかも、というホテルのあの女の子とのエッチな絡みから、包帯の死にかけの少女につながりましたねえ。結構無駄がない計算がありそうな気がします。こういう伏線は上手いですねえ。人を殺せる=武器にもなるし、つまり人間=化け物ということでしょう。

 まだ、サラリと1回見ただけなので考察もなにもしてませんが、つまり考察すればある程度は読み解ける気がします。第13話もあるみたいなので、それを見て、ちょっと考えてみようかなあという気になります。

 結構、間が長いシーンもあるので、もうちょっとテンポが良くても良かった気がしますが、原作未完ということで調整でしょうか?2期の予定があればいいのですが。{/netabare}






 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

73.1 5 相棒アニメランキング5位
UN-GO(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1149)
6641人が棚に入れました
“終戦”を迎えたばかりの未来の東京。そこでは、探偵業が流行らなくなった代わりに、メディア王・海勝麟六が膨大な情報量と優れた頭脳を生かして、幾多の難事件を解決していた。しかし、実は麟六の推理には裏があり、それをあぶり出すのが、「最後の名探偵」を自称する結城新十郎と、その相棒・因果。世間からは、「敗戦探偵」と言われているが、それでも2人は力を合わせて、様々な難事件の解決に挑むのだった。

声優・キャラクター
勝地涼、豊崎愛生、山本希望、本田貴子、入野自由、三木眞一郎

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

劇場版ありきの本編ですね(^_^;)

■「UN-GO」ってどんなアニメなの(゚∇゚ ;)!?
坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帳」という探偵物のストーリーを近未来的にアレンジしたオリジナルストーリーなのですね♪
タイトルに「UN-GO」って付けている事からも、坂口安吾の作品を題材したのがこの作品の最大の売りなのでしょうね( `ー´)ノ
ところで「坂口安吾」を知っている人はどれだけいるのでしょうか?
この作品を知るにはまず「坂口安吾」を知るべきではないかと思うのです♪
ということでちょっとだけ勉強してみましょうね♪
 
【坂口安吾】
昭和初期に活躍した小説家の一人で小説界の異端児的な一人なのです♪
既成文学に異を唱え、戯作復古を思想とした無頼派と呼ばれた小説家の第一人者。
まぁ簡単に言っちゃえば、お堅い文学が評価される世の中に、江戸時代に流行った「洒落本(エロ本)、滑稽本(漫画)、談義本(ラノベ)、人情本(恋愛小説)、読本(小説)、草双紙(絵本)」といった誰もが楽しめるお気楽な書物がもっと評価されてもいいでしょって言い張った個性的な人なのです♪
無頼派で有名な小説家と言えばあの人間失格や走れメロスで有名な「太宰治」もそうなのですよ♪
 
※注意※
()の中は現代風に解り易くする為にσ(^_^)アタシ的ニュアンスで適当に当てはめてみただけなので、本来の意味とはちょっと違うのであしからずなのです(o*。_。)oペコッ
 
そんな「坂口安吾」の作品はもう著作権が切れているので無料でネットで読むことが出来るのです。
もし興味のある方は、下記のURLにてご覧になってみてくださいね♪
きっと本作品の作風と坂口安吾の魂の叫びが読み取れると思いますよ(゚ロ゚;)エェッ!?
・明治開化 安吾捕物帳
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43204.html
・堕落論
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html
 
 
■「UN-GO」と出逢った日の日記m( ̄○ ̄)mアーン♪ε=ε=ヘ(;゚∇゚)ノ ゴーゴー♪
本作品のホームページには「本格探偵ストーリー」とハッキリ書いちゃってましたけど、正直原作自体が「本格」推理小説って言うわけではないので、自分で首絞めちゃってますねってちょっとだけ思っちゃいました・・・( ´△`)アァ-
原作と同様のパターンを用いているならば、名探偵の「結城 新十郎」と「海勝 麟六」と「虎山 泉」の掛け合いがこの作品の面白さになっていくのかなって思っているのですけど・・・
1話を見た印象では、推理じたいは捻りがなくって簡単に犯人が解るようなものでした。
近未来的にアレンジしたのが・・・一秒で着れちゃう洋風ドレスw
しかも推理に関わっているなんてね・・・(。・w・。 ) ププッ
まぁそれは良いとしても、人一人死んでるのに緊迫感がなさ過ぎなんですよぉシーー( ̄、 ̄*)ーーン
しかも騒いでいるのが奥さんだけなんですもん・・・(A゚∇゚)ハテッ?ナゼナノ?
推理ものとして楽しく見ていくにはちょっと辛い内容かもしれませね!
それにGOSICKの様な恋愛や家族愛に発展していくようには思えないので、どこに面白さを求めればよいのか1話だけではちょっと見えなかったのです。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
ただ、結城 新十郎と海勝 麟六との関係がどうなっていくのか、そこに不思議な「因果」という探偵助手がどこまでストーリーを盛り上げてくれるのか、麟六の娘である梨江がどこまで物語をかき回してくれるのか、そんなところに注目しながら少し様子を見てみようと思っています♪
 
 
■個人的に注目していたキャストφ(^∇^ )
因果(声:豊崎愛生)
 あきちゃんはやっぱり「けいおん!」の唯ってイメージが強いのですけど、かなり器用な声優さんです
 ね♪
 本作品でも彼女の声優としての幅の広さを感じることが出来ましたよ(*^^)

風守(声:松本まりか)
 松本まりかさんは最初全然わからなかったのですけど、女優からナレーターまで幅広く活躍していた
 人なんですね♪それとFF X でリュック役の人でもあったのです!
 FFシリーズで唯一プレイした事のあったのが「X、X-2」だったので懐かしいです♪
 
海勝 梨江(声:山本希望)
 のぞふぃすの事を知るきっかけは「僕は友達が少ない」で幸村役の声を担当していたからでした♪
 幸村役では声のトーンを落とした役で、セリフも少なかったのですけど、梨江役ではとっても頑張って
 ましたね!
 まだアドリブ等はなさそうな感じでしたけど、面白い子は嫌いではないので今後も応援したいです
 (*^_^*)(かなり天然っ子みたいなのでw)

 
■総評
結城新十郎と海勝麟六のそれぞれの因果の軌跡を描いた本作品は、決して交わることのない新十郎と麟六の理念を数々の事件を題材に表現してきた作品だと思うのです!
それは坂口安吾の原作「明治開化 安吾捕物帳」の世界観をトレースして、舞台背景を現代風にアレンジするという挑戦は風守というキャラと今話題になっているクラウドコンピューティングなどの言葉が出きたりして観ているうちに馴染んでいく感じでしたね♪

ストーリーの方も前半はなかなか波に乗れない感じでしたけど、中盤から後半にかけては面白かったですね♪
「UN-GO」にはTV放送と並行して劇場版「episode:0」が上映されるというノイタミナの営利主義的戦略に翻弄された感じがしました!
その問題の劇場版なのですけど、ズバリ見ないとダメですねwつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
TV版だけですと、別天王と因果などがただの不思議なキャラで終わってしまうのです♪
最終話に新十郎が麟六の娘の梨江に、因果との関係を話し始めた所で終わってしまうのですけど、その話こそが劇場版で描かれたとっても大事なエピソードなのですΣ(^∇^;)えぇ~
「UN-GO」の楽しみ方がイマイチわかりづらいなぁって思う方は劇場版から観ると本編もかなり楽しく見れるんじゃないでしょうか?
逆に、記憶力が良い方であれば、本編を見終わったあとに劇場版を観るとなるほどそういう事だったのかぁっていう気分を味わえると思いますよ♪

この「UN-GO」って作品をどんな視点から視聴するかによって大きく評価がわかれそうなきがしますね!
σ(・・*)アタシは劇場版も観ていたので、結城新十郎の『死生観』からの正義と、海勝麟六の『合理主義』からの正義の掛け合いがとっても面白かったなぁって感じました♪
萌えや笑いなどは一切ないのですけど、登場人物の生き様を描いた作品をたまに観るのも良いもんですねo(*^▽^*)o~♪


■MUSIC♫
OP曲『How to go』
 【編曲】江口亮【作詞・作曲・歌】School Food Punishment
 キタ━(゚∀゚)━!わたしの大好きなスクパニの7thシングルナンバー♪
 「東のエデン」で出逢い、Album「amp-reflection」で虜になりました(*^^)v
 変拍子・転調など、技巧的で複雑な曲構成が特徴的で、その中でシンセサイザーなどの電子音楽が
 メロディーを引っ張っていて疾走感と心地よさを引き出しているんですよね♪
 そんなところからもプログレやエレクトロニカの要素が強いバンドって言われているんですよ(^▽^)/
 また、前に出すぎない控えめで柔らかいボーカルが音楽に調和していて楽器の一つという役割を
 担っていたりとポストロックっぽさも感じられて、今の時代にあった中性的で柔軟な世界観をもった
 バンドって言えるんじゃないのかな(^ー^* )フフ♪
 アレンジャーの江口亮さんは「いきものがたり」の曲作りに携わっていて、センスの良さが光ります
 ( ̄ー☆キラリーン
 聴けば聴くほど良さがわかってくるスクパニの曲は今後も長いお付き合いになりそうです♫

ED曲『Fantasy』
 【作詞・作曲・歌】LAMA
 元SUPERCARと元NUMBER GIRLのメンバーが作ったバンドの2ndシングルですね♪
 ファーストシングルは「NO.6」のOP曲でしたね!
 スクパニと同じくエレクトロニカの流れを汲んだバンドなのですけど、UN-GOの世界観らしく近代的な
 電子音とレトロなピアノの音色を融合した優雅な曲調がアンダーグラウンドな雰囲気で前作よりも
 オルタナティブ・ロックっぽいですね♪

2011.10.16・第一の手記
2011.12.30・第二の手記(追記:■個人的に注目していたキャスト、■総評)
2012.01.11・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 72
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは、「ミステリーとは何か」を考えるアニメです

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総評】
基本は、1話完結のオムニバス形式のミステリーアニメ。ミステリーの質はそこまで高くはないが、そこに込められたメッセージや問題提起は深い。坂口安吾の諸作をごちゃまぜにしたようなものを原作にしているため、かなり尖った思想も散りばめられ、そこで賛否が分かれるかもしれない(安吾を知らなくても全く問題ない)。

いずれにせよ、「一風変わったアニメ」であり、テンプレ作品に飽き飽きしている方は、視聴するのも良いかもしれない。わりと、「記憶に残るアニメ」だった。

坂口安吾は、「堕落論」しか読んだことがないニワカなんで、彼の文学性については詳しく言及できない。というか、ウチのゼミの教授の受け売りで、「安吾の堕落論は素晴らしいが、文学的には見るべき点は少ない。彼は小説家というより、思想家だ」という持論を真に受けてここまできたので。でも、このアニメの原作である「明治開化 安吾捕物帳」や代表作である「白痴」にも興味が出てきました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話目を観た時、「これは駄作かな?」と思った(が、駄作ではなかった)。

推理は穴だらけというか、力業で解決してる。しかも、「因果」と「風守」というチートを2つも使ってるし。純粋なミステリーとしてみれば、明らかに二流。

もっとも、「サイコメトラーEIJI」や「僕だけがいない街」のように、「主人公が特殊な能力をもっている」系のミステリー作品は、謎解きそのもの(や、犯罪トリック)より、事件が起きる背景だったり、人間ドラマの方に重きがある場合が多く、本作もその系統だと思う。

1話目を観たときは、オムニバス形式の推理小説のような作品をイメージしていたため、「駄作」と感じたが、視聴を続けるうちに、これが、安吾の「思想」や「思考」を伝えるストーリー作品なんだと感じ、なかなかの「問題作」だと思った(良くも悪くも)。

本作で面白いのは、「結城新十郎」と「海勝鱗六」という、二人の探偵の思想、価値観の違いだ。

それは例えば「金田一少年の事件簿」における、「金田一」と「明智警部」のような、性格や捜査方法の違いでもなく、「名探偵コナン」における、「江戸川コナン」と「服部平次」のような、ライバルや仲間といった関係でもない。

「結城新十郎」は、「真実そのもの」「真実を解き明かす行為」に価値を見出だしている。だから、それが如何なる真実であろうと、謎を「解き明かさずにはいられない」。

一方、「海勝鱗六」は、「真実が明かされた後に起きる事象」に価値があると考え、それが(誰にとってかはともかくとして)不利益が大きいようなら、真実をねじ曲げることも厭わない。

この辺の対比は面白く、様々なことを考えさせられた。レビュータイトル「ミステリーとは何かを考えさられるアニメ」とはそういうことだ。「果たして、真実は解き明かされるべきなのだろうか?」という問題提起は、ミステリーアニメとしてはコペルニクス的転回だった。

中盤以降は「別天王」との対決にメインが移る。この「別天王」は、はじめは「神」のような存在として描かれ、「因果」もビビりまくっていた。しかし、最後に、別天王は神ではなく、たんなる「言霊」だとバレた(正体が明らかになった)後は、「因果」によって喰われて消滅する。その際、新十郎から「以前の戦争で、上層部の命令で、自ら命を投げ出して戦った若者がいた。そのように、言葉が力をもつこともある(言霊)」という主旨の説明があり、「別天王」という名前と併せ、完全に、戦時下における「天皇」(や勅命、特攻など)を意識している。

「因果」とは、「原因と結果」「運命」であり、「別天王(天皇)」が喰われていく様や、その後に日本が辿る道も、「自業自得」であるという、痛烈なメッセージが込められているように思う。

このように、右とか左とか騒ぐ人が出てきそうな主張を繰り広げるアニメは、個人的には好かない。しかし、それは安吾が「堕落論」で述べた主張に近いものがあり、ラストシーンでも「堕落論」の内容が使われていたことからも、この作品の(坂口安吾の様々な作品を原作とする)性格上、避けては通れないことなのかもしれない。

この辺が、評価の分かれ目になると思う。

「真実は解き明かされるべきか」「戦時における天皇の言葉の是非」「テロが蔓延した世界」「未来のエネルギー問題」など、この作品は、提起した問題に対しての明確な答えは述べていない。それは視聴者に考えろということか。

いずれにせよ、分かったことがひとつだけある。

それは、「風守は可愛い」ということだ(ん?)。

自分でロボっぽい擬音語を出し「あっ、これはサービスです」とか言うあたり、もぅ、メッチャ可愛いよね~♪

(え? 今までの真面目な文体は、これを書きたいがための長い前フリですか? ハイ、そうですw)


《総括》
×ミステリーとしてはパワープレイ
◎探偵二人のスタンスの違い
△右とか左とか言い出す人がいそう
◎風守が可愛い♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんかこう、芸術的な雰囲気だけ残したね。テンポ早すぎないかい?

2話目
謎解き云々というより、因果を含めた、メインキャスト達の人間ドラマが気になってきた。

3話目
八つ墓村?

4話目
なんか、テーマ性が強くなってきた。享楽ってことだね。

5話目
アムロが(演説とは言え)戦争を賛美してる(汗)

6話目
お~、この回は面白いよ! 二人の真実に対する違いだね。

7話目
白痴なんて言葉、今じゃ使えないよね。戦争についての3人の考えの違い。興味深いし事実だと思う。

8話目
攻殻機動隊?
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

UN-GOってのが秀逸すぎてレビュータイトル思いつかないんですが 【76点】

ある“敗戦”の後、最後の名探偵・結城新十郎は相棒・因果とともに、メディア王海勝麟六が流す美しい嘘の背後にある真実を探し続ける。
戦後混乱期を代表する無頼派の作家・坂口安吾の探偵小説を原案とする、近未来ドラマ。

多少の事前知識と劇場版の視聴が無いと、物語をすべて見通すのはちょっと難しいかもしれなくて、微妙にハードルが高かったり。
とはいえ、ノイタミナらしい挑戦的な作風で、たぶん安吾のエッセンスにも忠実な秀作です。


■薦めてみる(勝手に事前知識)
私も、他のレビュワーさんが書かれた評価を読んでいないと全うに楽しめなかったかも、と思うので、UN-GOに興味がある方へ向けてほんの少し事前知識を。

①テーマはミステリーではなく、人間ドラマ
主題は、敗戦によって価値観が転換・崩壊した社会での人間ドラマです。
社会道徳・倫理の変化に翻弄される人々と、その真の姿を見つめる新十郎、真実を嘘で隠し続けるメディア王、それぞれの葛藤を楽しむのが良いみたい。

②坂口安吾の主張:「堕ちよ、生きよ」
私は『堕落論』文庫版と短編数編、安直なマンガ解説本しか読んでない安吾素人ですが。
主に太平洋戦争後すぐの時期に活躍した安吾の主張は、この言葉が象徴しているように思います。
戦前・戦中は暴走する軍部と共に、国民・メディアも一体となって、日本社会全体が戦争を称揚・推進していた一面があります。
それが敗戦後、「戦争は悪である」「天皇は人間だ」と、それまでの日本社会の価値観が根底から覆された。
そうして、よって立つ価値規範を失い途方に暮れる日本人に、安吾は、「堕ちよ、生きよ」と呼びかけました。
『人間は堕落するけれど、それは戦争に負けたからではなく、人間の本性が堕落するものだからだ。
社会道徳やモラルは時々によって変わるけれど、人間の最も自然で根本的な部分は変わらない。
日本社会が一度まっさらに戻ってしまった今、我々は自分の根本が見えるところまで徹底して堕落し、本性に根差して生きていくべきではないか。』
意訳だけど、たぶんこんな感じ。
社会的な価値観に囚われるという次元を捨てて、人間本来の姿を見つめ直して生きて行こう、というメッセージに取れます。
※安吾の作品は「青空文庫」(無料Web小説データベース)にあるので、興味ある方はどうぞ。

③難しいこと抜きにしても、音楽・キャラが魅力的
OPはノイタミナ御用達のSchoolfood Punishment、EDはLAMA(元Supercar)で、各ムービーもセンスに溢れてカッコイイ。
線が細くどこか抜けているけど真実をひたすら希求する新十郎はいい主人公だし、ヒロイン(?)勢も
・ショタ兼妖艶な美女
・無表情電脳ロリ美少女
・好奇心にあふれたお嬢様 と、紳士諸兄にもお楽しみいただける陣容を誇ります。


■「UN-GOって素晴らしいネーミングだよね」みたいなネタバレ感想
{netabare}
だってun-goですよ。
前に進むこと(go)を否定してる(un)んだけど、安吾的には同時に、まさしく前を進むことを示している。
社会的に縛られた価値観の上で前進することを否定し、堕ちて堕ちて堕ちまくって、逸脱の先に生きる道・真実を見つけ出すという主張を、半角5文字できっぱりと表してるように思えます。
思いついた人、その瞬間全能感に酔いしれたのではないかしら。

奇しくも、本作の放送は2011年秋(オリジナル企画だからスタートは震災前のはずで、奇跡的なタイミング)。
その半年前の3.11によって、日本社会の価値観や権威は、大きく転換を余儀なくされました。
作中の「敗戦」と状況が重なります。

言葉によって真実を書き換えるラスボス・別天王は、社会の作り出した規範の象徴でしょうか(それを、魔物である因果が神として恐れてるのも風刺が効いてる)。
「罪を犯す」という堕落の果てに落ちる人々を通じ、人の真実の生き方を探す新十郎。
口当たりのいい嘘で犯罪の真実を隠蔽することで、戦後の復興を優先する海勝麟六。
嫉妬という、価値観うんぬん以前の、ある意味「堕落」した人間の本性に最も近い動機から、別天王を駆り二人に立ちはだかる速水。

震災から4年半経ちましたが、日本社会を貫く価値観はずっと揺らいだままです。
UN-GO作中では、際どい時事ネタとか当時の社会風刺に見える部分も多く、そこで表層的に盛り上がってしまいがちなのですが。
それはそれでスパイス程度、大人の嗜みでフフッと笑って流しつつ。
新十郎、海勝、速水の三人や、他すべての登場人物の姿を通して、もっと根本的な、「今の日本で我々はどう生くべきか」、「何がgoで、何がun-goなのか」という問いを、しんみり考えてみるのも良いのかもしれません。

以上、ちょっとほめ過ぎではあるので、
・ミステリーにしか見えない外見とか
・1話完結ゆえの各話の重みの不足とか
・ボンズなのに見所の少ない作画とか
・スロースターターすぎる物語構成とか
・映画観ないと新十郎の行動原理を(安吾の主張、にとどまらず)真に理解できないところとか、
欠点もはっきりあるんだけど、今でも、というか今だからこそ、観る価値ある作品だと思います。
凄く偉そうなこと書いたけど、他のレビュワーさんの感想に視聴を大きく後押しされたので、改めて皆さんにサンキューをm(__)m

堕落ついでに。
風守まじprpr。
声優さんの演技もビジュアル面も性格付けも、素晴らしすぎるんだが(・ω・)ブヒ{/netabare}


【個人的指標】 76点

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

78.1 6 相棒アニメランキング6位
LAST EXILE ラストエグザイル(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1033)
5964人が棚に入れました
『アナトレー』と『デュシス』の2国が戦争を行い、それを超技術組織『ギルド』が調停することで成り立っている世界プレステール。
アナトレーに住むクラウスとラヴィは自分たちの父親が残した「ヴァンシップ」と呼ばれる小型飛行艇を駆使し、空の運び屋を営みながら父親たちが超えることの出来なかったグランドストリームと呼ばれる大きな嵐をいつか越えることを夢見ていた。
そんなある日、前線で戦う空中戦艦に家族からの手紙を届ける仕事を引き受けたことから、世界を揺るがす戦いに巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
浅野まゆみ、斎藤千和、白木杏奈、森川智之、山崎和佳奈、喜多村英梨、桑谷夏子、野田順子、半場友恵、三木眞一郎

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

完全にラピュタ&ナディア…ですが、それなりに面白いです。

 正直いって、第一印象はなんだこりゃ?です。完全にラピュタ&ナディアの設定だし、ジブリ演出でキャラの演技が過剰です。絵柄とキャラデザが違いますけど、機械も街も嵐も空飛ぶ文明も完全にラピュタです。水とか仕事のとり方とかいちいち不思議っぽく見せていますが、くどいです。
 ナウシカとか紅の豚も入っていますが、主なフレームはラピュタ&ナディアです。

 ほとんどキャラの説明も裏付けもないまま話が進んでゆきます。ここは1995年のエヴァ的な世界系(世界観や敵の正体を説明しなくていいという意味の世界系)の影響で、説明をしないでもOKというのを雰囲気づくりに使っている気がしました。クラウスとラヴィの空で何が起きているか知りたいという欲求に感情を寄せているのかもしれませんけど…

 たぶん、ゼロ年代のレンタルDVDの時代でなければ3話切りだと思います。アニメは全巻借りる癖だったので、この時代は最後まで見ることが多かったです。
 この作品8話のカジノの部分が終わったくらいから少しづつ面白くなります。それは一応誰が何をやっているのか、世界観どうなってるの?が、やっと見えてくるからかもしれません。

 エグザイルという単語が出てきて、過酷な自然環境が原因で国同士が生き残りをかけた戦ているなどなど、おぼろげながらアウトラインが見えてきます。その他いろいろ見えてきて、やっと8話くらいでストーリーが始まるからかもしれません。
 タチアナのデレとラヴィの乙女心も良かったですねえ。タチアナにソフィアが聞いた「優しかった?」はドキリとします。タチアナがクラウスの服きてましたねえ。エロいですねえと妄想が膨らみます。

 最後まで見ると、エグザイルの秘密が何となく読み解けるし、主人公の2人の冒険譚として成立しています。


 ストーリーですが、大枠はSFものですし、移民船エグザイルが自分を守るためだと思いますが、嵐を起こしている。それがグランドストームだそうで。エグザイルをアルというキーで起動すると、無敵の力が手に入ります。
 また、この惑星の自然環境ですが、あえて過酷な環境をエグザイルが作っているのか、事故なのかは分かりません。テラフォーミングの失敗とかそういう説明はないと思います。エグザイルが起動してないから?という解釈もできますが、よくわかりません。

 ここで一番分からないのが、ギルドの力の理由です。科学力を温存してたから?コナンのように科学力を温存していたという設定でしょうか。地上世界との科学技術の差の説明が全くなかった気がします。
 戦争のルールを決めているのも、デルフィーネの狂人設定のせいだとすると、それ必要な設定?と思ってしまいます。つまり、肝心の敵であるギルドの存在理由と行動原理が不明なことです。

 なんとなく移民国家が生存するのに、エグザイル、ギルドの設定は不自然な気がするのですが、この辺をSFとして、もうすこし公開してほしかった。

 冒頭の戦艦同士の戦闘も、艦隊の砲撃戦の前に銃兵の撃ち合い?それは何のための戦闘行為?デルフィーネの狂人の犠牲っていうこと?それと高度制限のルール破りにしても、本来同じ高度で戦う前提なのに、なんで下向きに砲がついているの?とか作り込みが甘い気がします。

 キャラについても、アルの設定はなんとなくわかります。生体キーですから遺伝子的な何かの仕掛けなんでしょうけど、さて、アルがキーであることのSF的な意味が不明です。四つの詩が口伝であるのは、ギルドの支配階級と合わせて…だとは思いますが、しかし、合言葉ですか。ここは本当にラピュタ設定にしか見えませんでした。
 そして、アルの内面が見えてきませんし、マスコットとしての役割しか果たしません。

 主人公2人。クラウスとラヴィ…この2人で何が描けたか、ですね。活躍はします。親の意思とか夢とかあります。が、終わってみると、印象が薄いんですよね。それは結局親の到達したグランドストームを乗り越えた…で終わってしまったからだと思います。

 また艦長がまあ完全にナディアのネモ船長ですよね。初めから結末までずっとです。副長・副艦長との関係性も何となく重なります。うーん…そもそも、ソフィの皇帝就任がなんか取って付けた感じだし…

 モランとかホリーといったモブキャラで、初めの方と最後の方でドラマを作ることで一本筋が通ったように感じますが、ほとんど本筋に関係ないです。その話、いる?と感じます。
 
 シルヴァーナの整備クルーは鬱陶しいし、ラピュタ感が凄いですし。

 もう少しキャラを絞って、ヒューマンドラマを分厚くしてほしいという印象です。更にいえば、テーマ性はほぼありません。環境?ノブレスオブリージュ?恋愛?反戦?親の意志?生き方の選択?人類の存亡をかけた総力戦?どれも中途半端です。

 アニメの作画やCGは大したものですが、しかし、肝心の艦隊戦の迫力が今一つです。ゴチャゴチャと分かりづらい構図で言葉で叫んでいるだけに感じます。

 ただ、作品全体で見たとき、上で批評しているほど、つまらなくないのが不思議です。
 理由ですが、一つはSF的な謎があったからだと思います。説明不足が興味の持続に効果があったと思います。世界観の全容が知りたいと思う気持ちは確かにありました。ギルドとエグザイルの最後の見せ方に不満はありますが、そこまで良く引っ張りました。

 後は多分撮って出しみたいな感じではなく、話の構成はちゃんと作り込まれていたと思います。
 不用なキャラは多いですが、味付けとしてラノベ的な面白さには貢献していた気がします。

 あと、タチアナのキャラがいいです。このキャラは唯一ジブリにはあり得ないキャラですね。タチアナがいないと面白くなかったと思います。

 OPはいいですね。謎感とワクワクと迫力がありました。


 ということで、冷めた分析的目で見るとアラが多いですが、しかし、フレームとなるSF世界観はそれなりに良かったと思います。そして作品としての作り込みは丁寧です。ラノベ的冒険譚として成立しているし、サブキャラのエピソードは余計ともいえる一方いい味付けとも言えます。

 26話分、久しぶりに再視聴しました。一気見というわけにはいきませんが、1週間くらい少しずつ見る分には十分面白く見られました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと磨けばより輝いたのにって印象です(-ω☆)キラリ

■「LAST EXILE」ってこんなアニメなんです(*^0゚)☆彡
アニメ制作会社のGONZOの10周年記念作品として2003年にオリジナルアニメーション「LAST EXIL」が放送されてたのです♪
さすが記念作品だけに、作品に込められた熱い思いを感じる出来栄えになってましたね♪
壮大な世界観で展開される物語なので、簡単なあらすじだけでも掴んでから視聴した方が楽しめるような気がします(o^∇^o)ノ… もっと見る
 
なので、簡単なあらすじをちょっとだけ紹介なのです。 \_(*゚▽゚) チャントリカイシテクダサイネ♪
 
かつて人類が地球から安住の地を求め降り立った地「プレステール」。( ̄ー『+』)安住の惑星発見!!
「プレステール」にはグランストリームといわれる巨大なサイクロンが「プレステール」の地を真っ二つにしていたのです∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
2つに分けられた地には「アナトレー」と「デュシス」って国が発展していて、平和に!?暮らしていたのです。
その2国を禁欲精神で古くから統制管理している存在があったのですけど、それが合議制国家の「ギルド」なのです。 パチッ☆-(^ー'*)bナルホド
 
ある時「デュシス」という国では、"気象制御装置"が壊れてしまった為に寒冷化が進み、グランストリームで分けられた反対の国の「アナトレー」に移民すべく侵攻しはじめたのです。
一方、「プレステール」を管理する立場の「ギルド」でも不穏な動きが・・・
合議制国家から独裁国家となっていたのですね!(゚ロ゚;)エェッ!?
 
またそんな時代に『ヴァンシップ』という小型飛行艇で運び屋をしていた主人公のクラウスとラヴィは、亡き父親達が超えられなかったグランストリーム越えを夢見て努力する日々を過ごしていたのですけど、この激動の歴史の波に飲み込まれようとしていたのです・・・∑(゚ロ゚〃)
 
 
■総評
本作品の魅力はなんと言っても壮大な世界観だと思ってるのですけど、その世界観を支えているのがスチームパンクと詳細な設定が魅力となっているんじゃないかなぁって思うのです。
スチームパンクといえば『蒸気』を動力源としてるので、巨大な蒸気機関や石炭の時代で感じる「扱い辛さ」などレトロな雰囲気を連想させてくれるのと、極限まで蒸気技術を発展させた近未来的な発想や要素が融合した作風が魅力ですよね♪
私が観た作品の中での代表作は「スチームボーイ」って印象だったのですけど、それよりも前に本作品が制作されていたことに改めて驚かされました♪
 
また作中では、通信手段として真鍮管やライトの点滅によるモールス信号を使っている描写があるのですけど、レトロな雰囲気を壊さないようにしている配慮が随所で見られるで、制作会社GONZOの意気込みを感じられて好印象でした(*^o^*)
また、『クラウディア溶液』という燃料を高温高圧で循環させて浮力と推力を得ている発想がうまく生かされているなぁとも思いました!
ヴァンシップがクラウディア溶液不足で動かなかった時に循環パイプを切断して少量の燃料でも、循環させられるようにして動かした場面では、まさに感心させられましたよ(゚∇^d) グッ!!
 
そんな世界観を放送当時では最高ランクと思えるほどの映像美とBGMの選曲のセンスの良さが更に盛り上げていましたね(*゚▽゚)ノ
 
キャラも個性的でそれぞれの心情変化がうまく表現出来ているので、キャラの特徴を把握するのには時間は掛からないです。
ただし、ストーリー的に2クールという枠は短かった印象ですね(/□≦、)
特に物語の後半は視聴者に連想させるような区切り方でちょっとでも頭の中で整理出来ないとと理解不能に陥る危険性があったような気がします(^▽^;)
個人的にもっと掘り下げて欲しかった関係・・・
・エラクレア家(デルフィーネ)・バシアヌス家(マリウス)・ダゴベール家(レシウス)・ハミルトン家(アルヴィス)
・マウリス⇔ユーリス⇔ソフィア
・ヴィンセント⇔ソフィア⇔アレックス
・モラン⇔ドューニャ
ストーリーを構成する上でも結構重要な関係でもあると思ってるのですけど・・・
作中ではかなりあっさりと触れられただけで、ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って感じですw
 
観終わった率直な感想は、かっこ良い作品って印象です♪
物語はちょっと物足りなさを感じるのですけど、3クールもしくは4クールで構成していればもう少し違った印象になったかも知れませんね♪
 
 
■MUSIC#
OP曲『Cloud Age Symphony』
 【作詞・作曲・編曲】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 沖野俊太郎の疾走感溢れるテクノサウンドと抑揚を利かせたゆるりとした歌い方が見事に融合してますね♪
 とってもハイセンスでアニメの世界観を壊すことのない名曲だと思います(゚ー゚☆キラッ

ED曲『Over The Sky』
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 優しく包み込むようなウィスパーボイスが特徴で、エスニックかつ神秘的な雰囲気の黒石ひとみさん!
 コードギアスでもお馴染みですよね♪
 とっても良い余韻に浸らせてくれる優雅で独特なリズムが心に響くナンバーです♪
 
挿入歌『Prayer for Love』10・17話   
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 ハープの音色が神秘的で優しく子守唄を聴いているようなナンバーです♪
 
挿入歌『Rays of hope』21話
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 エスニックな雰囲気で力強いナンバーです♪

挿入歌『skywriting』14話 『I can see a heart』16話
 【作詞】Damian Broomhead【作曲・編曲 】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 ビートルズやビーチボーイズといった1960年~70年代のミュージックシーンを彷彿させるナンバーです♪
  

2011.11.13・第一の手記
2011.11.20・第二の手記(追記:■MUSIC#)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 64

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この空で何が起こっているのか。それを知るために空を飛ぶことを決めた少年の物語。

2003年に放送されたGONZO制作のオリジナルアニメ作品。

ストーリーが難しいので、
完走するにはすこし我慢が必要になるかもしれません。

結局私も最終回までこの作品の全体像を把握することができず、
よくわからないなーと首を傾げながら見ていました。笑

でも雰囲気はいいし、全体像がつかめると、よくできたストーリーだったなと思えるようになりました。

全26話です。


● ストーリー
小型の複座飛行艇“ヴァンシップ”乗りのクラウス(♂)とラヴィ(♀)。

運び屋として依頼を引き受け、
報酬を得ながら暮らしている。

クラウスたちが暮らす国・アナトレーと、
もうひとつの大国・デュシスは戦争状態にあった。

二人は、二つの大国を隔てる大嵐“グランドストリーム”を越えることを夢見ていた。

ノルキア杯(ヴァンシップのレース)に出場している最中に、
女の子を運んでいるヴァンシップが襲われているのを見つけた。

代わりに仕事を引き継いだクラウスたちは、その女の子・アルヴィスを、不穏な噂の絶えない無敵艦・シルヴァーナへ届けることになる。


↑ざっくりとしたあらすじですが、
ここまでがだいたい4話までの内容です。

最初はヴァンシップ乗りのコンビの話なんだなーぐらいしかわからず、
この物語が何を目指しているのか、
ここは一体どういう世界なのか、

とにかくわからないことだらけでした。

あまり豊かな暮らしができる国ではなく、
貴族以外はきれいな水を飲むことさえままならないことは
わかったんだけど…。

その後も、なんとなくの展開はわかるものの、
なぜクラウスがその行動をとるのか、
この世界で何が起こっているのか、

とにかくわからないことだらけで、
話が難解すぎてついていけませんでした^^;

ヴァンシップのことになるとアツくなるクラウスの思考が、
私には理解できなかったのも原因だと思います。

でもこの世界で何が起こっているのかわからないのはクラウス達も同じで、
それを知るために戦いに踏み込んでいくことになるのだから、
今考えると、わからなくて当然なのですが。

半分ほど見てみてもやっぱり話の内容はよくわからなくて、
正直つまらないとも思っていました。

全体的な雰囲気は悪くなくて、
どことなく洒落た感じもあって、

「好きなアニメは、ラストエグザイルです。」と答えると、なんかかっこいい感じがするなあとは考えていましたw

作画はいいし、隠れた名作的な雰囲気はあったし。

「よくわからない!つまらない!」と切り捨てることはできない、
何かしら惹きつけられる部分はありました。

全話見終わってなんとなく世界観がつかめた今となっては、
「あの時の話はこういうことだったのね。」とわかるのですが、

観進めている時は、謎だけがどかどか積み上げられて、わからないことだらけだったのが辛かったです。

でもいろんな謎が後からわかる仕様の物語なので、
今思うと、それも仕方がなかったことなのでした。

全体のストーリーを簡単につかんでから、もう一回見直すと、
ちゃんと話を理解できて楽しめそうです。

そう、全体的に振り返ると、よくできたストーリーなのですよ。
でも30分ずつの構成じゃ全体の話を捉えるのが難しすぎました。


● キャラクター
キャラが多くて名前を覚えるのは半分あきらめていましたが、
ストーリーよりは把握できました。笑


クラウスは、普段はぼけーっとしているけれど、
ヴァンシップに乗っている時はきりっとしていてかっこいい♪

一度決めたことはなかなか曲げない頑固者ですが。笑

浅野まゆみさんの少年声が好きでした^^


ラヴィはしっかり者で、
思ったことは何でも口に出してしまうところが好きでしたw

誰よりもクラウスを大事に思っていて、
たまに弱気になってしまうところも等身大の少女らしくて良かったです。


アルの謎は最後の方までよくわかりませんでしたが、
みんなを和ませるアイドル的存在でした^^

「メェ~」と鳴くヤギ人形、
アルに似合っていて、何気にアル×ヤギのコンビ好きでしたw


ちなみに、喜多村英梨さん(タチアナ役)と花澤香菜さん(ホリー役)は、
この作品が声優デビュー作だそうです。


● 音楽
【 OP「Cloud Age Symphony」/ OKINO,SHUNTARO 】
【 ED「Over The Sky」/ Hitomi 】

どちらもこの作品の雰囲気によく合っている曲でした♪

OPはかっこよく、EDはミステリアスな感じ。

私はどちらかというと、EDの方が好みでした^^


● まとめ
よくできた作品だとは思う。
見てよかったとも思う。

だけど話は最後までよくわからなかったです^^;

全体のストーリーは悪くないのだけど、
1話1話のストーリーが私には難しかったです。

雰囲気は悪くなかったし、
世界観はどちらかというと好み。

じっくりひとつひとつのシーンを解釈していかないと
本当に理解できたとは言えない作品なのだろうな。

1回目を観終わってなんとなく全体像がつかめた今、
もう一度見直すと、より楽しめそうな気がしています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

64.1 7 相棒アニメランキング7位
うしおととら(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (454)
2421人が棚に入れました
中学生の少年・蒼月潮は、寺の住職をつとめる父親と二人暮らし。

ある日、彼は自宅にある蔵の地下室でとんでもないものと出会ってしまう。

それははるか昔、凶悪なバケモノとして民に恐れられ、「獣の槍」によって五百年間も封じ込められていた大妖怪であった!

槍を引き抜いてしまった潮はあわや妖怪に食われかかるが、同時に眠りから目覚めた「獣の槍」の力によって変身し、妖気に群がってきた他の妖怪たちをあっという間に撃破する。

槍の威力を恐れて思わず協力してしまった大妖怪は、潮に「とら」と名付けられ、行動を共にすることに。

かくして「獣の槍」の伝承者となってしまった少年と、いつか彼を食ってやろうとつけ狙う大妖怪の“うしとら”コンビが誕生したのだった。

そして襲いくる妖怪どもを次々と蹴散らしていく彼らは世界の存亡をかけた壮大な戦いに巻き込まれていく……。

声優・キャラクター
畠中祐、小山力也、小松未可子、安野希世乃、藤原啓治、牧野由依、浪川大輔、中村悠一、豊崎愛生、てらそままさき、清水理沙、三木眞一郎、梶裕貴、南里侑香、茅野愛衣、折笠富美子、坂本真綾、水樹奈々、細谷佳正、逢坂良太、高垣彩陽、永澤菜教、花澤香菜、宮野真守、潘めぐみ
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

第2期も見るよ!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 第1期26話、第2期13話。第2期は今年の春からですね。
 原作は既読です。比較的読み返している作品なので、内容はほとんど頭に入っています。というか、アニメを見ながら読み返しました。右肩上がりで面白くなっていく作品ですので、第2期の方も完走するつもりではいます。序盤のいまひとつなストーリー展開で切ってしまった人も多いかもしれませんが、過去編まで頑張れた人はその後は結構楽しめたんじゃないのかな、と思います。第2期はこの右肩上がりを維持したまま駆け抜けるでしょうから、第1期を見終えた人は安心してその後も継続していいと思います。

 で、ストーリーうんぬんよりも、気になったのは作画の方ですね。近年の作品にしては動かないような気がします。一昔前か二昔前の作品を見ているような感じですね。バトルも多い作品なのに、バトルに力が入っていないっていうのは、あまりいただけません。インパクトのある一枚絵は何度かありましたが、一枚絵を評価できるのはアニメというよりはマンガの領分のような気がします。

 他にも気になったことがあって、カットのつなぎがあまり良くないです。引っ掛かるというか、突っかかるというか、スムーズにつながっていない箇所が散見されて、ちょっと気持ちが乗り切れない感じがしました。以下のレビューでは、このカットのつなぎ方で感じた違和感の正体を探っていきます。


カットのつなぎ:{netabare}
 アニメ版のうしおととらでは、カットを省略していると思われる個所が散見されるのですが、そのつなぎがあまりよくありません。このことを説明するために、簡単な例を用意しました。「AさんとBさんが向かい合わせで立って話をしていて、その後Aさんが反対側を向いて走り去る」というシーンです。アニメとマンガの違いという視点で見ていきます。

(1)3カット/コマ構成:{netabare}
 例示したシーンをシンプルに描くなら、次のような3カットの構成になると思います。
①AとBが向かい合わせで立って話しているところ<A→←B>
②Aが振り向くところ<←A B>
③Aが走り去るところ<←←A  B>
 このシーンは、①の静止しているところと②のその場で反転するところ、そして、③の走っているところ、という3つの動きで構成されていますから、これらの動きに合わせてそれぞれのカットを分割するのが自然だと思います。カメラ位置を変えながら、①は二人を横から、②はBの背中側から、③はAだけをアップにして横から、みたいな感じで撮っているのは多いですよね。

 ここからカットを増やすのは簡単です。①では二人の顔のアップをそれぞれ入れたり、②では踏み込む足を入れたりすればいいだけです。いくらでも増やせますから、4カット以上の構成はあまり考慮しなくていいと思います。基本はこの3カット構成で、マンガなら3コマでの構成ですね。アニメでもマンガでも、どちらでもできるのがこの構成です。
{/netabare}

(2)1カット/コマ構成:{netabare}
 アニメとマンガの差が露骨に出てしまうのが、この1カット構成ですね。
 1カット構成では、「話しているところ」「振り向くところ」「走り去るところ」という三つの動きを、カットを切らずに表現することになります。尺が長くなれば、映画でいうところの長回しという手法になります。これを特長として持つ映画監督も結構いますよね。長回しはアニメでももちろんできますが、マンガではまずできません。マンガは静止画ですから、複数の動きを入れることは基本的にはできなくて、動きの過程を入れるのが精いっぱいだからです。

 手を振る動作の「(・ω・)ノシ」という顔文字が良い例ですよね。振り上げた手の「ノ」と振り下ろしの手の「ノ」の間に、動きの過程を示す「〃」を入れることで、手を振る動きを表現しています。この「〃」は、モーションブラーという言われるもので、静止画で動きを表現するのに良く使われています。マンガで武器を振るシーンなんかでは、「(・ω・) ノ」と描くと振り上げたのか振り下ろしたのか分かりませんから、モーションブラーを入れて「(・ω・) シ」とすることで、振り下ろしたことが分かるようにするのです。

 アニメでもモーションブラーは使われていますが、モーションブラーを使わなくても動きを表現できるアニメと、モーションブラーを使わなければ動きを表現できないマンガの差は大きいと思います。動きの表現の差が顕著に出てしまうのが、この1カット構成ですね。
{/netabare}

(3)2カット/コマ構成{netabare}
 やっと本題に到達です。3カット構成はアニメでもマンガでもできて、1カット構成はアニメにしかできない、という話を今まで述べてきました。今度の2カット構成は、結論から言えば、どちらでもできます。でも、カットのつなぎ方自体は違うんだって話をしていきます。アニメ版のうしおととらで引っ掛かりを感じるのが、この2カット構成です。

 3カット構成のところで、次のようなカット割りを例示しました。
①AとBが向かい合わせで立って話しているところ<A→←B>
②Aが振り向くところ<←A B>
③Aが走り去るところ<←←A  B>
 このシーンを2カット構成にすると、どこかを省略しなければなりません。このシーンで絶対に必要なのは①と③ですから、必然的に②のカットを省略することになります。ですが、①の「話しているところ」から直接に③の「走り去るところ」につなげてしまうと、その経緯が分からなくなってしまいますよね。そのため、2カット構成にするには、単純に①と③をつなげるのではなくて、②をどちらかに入れ込むことになります。

 アニメなら、②を①に押し込んで「話しているところから振り向くところまで」を1カット、③の「走り去るところ」で1カットとすれば、2カットの構成になります。または、②を③に押し込んで、①の「話しているところ」と②③の「振り向いてから走り去るところ」という2カット構成にもできます。
 つまり、動きを表現できるアニメの方は、②の動きを①か③に担わせればいいのです。

 で、マンガの方はというと、アニメと同じつなぎ方は出来ません。②を①に押し込もうとしても、①にモーションブラーを入れてしまうと「振り向きながら話している」になってしまって、違和感が残ります。また、②を③に押し込もむのは、「振り向く」と「走り去る」の二つの動きが必要ですから、1コマで表現するのは不可能です。マンガはアニメと違い、動きを使ってカットを省略することができないのです。

 では、どうすればいいのかというと、②を担うセリフを①に入れ込むしかありません。①の吹き出しの最後に「そろそろ行くわ」程度のセリフを入れて、①を「話しているところから離れることの意思表示まで」とし、その上で③につなげるのです。こうすることで、「ここで振り向いているだろう」と読者にコマとコマの間を補完させるのです。
 なお、このセリフは、③に入れることはできません。「走り去っている」という絵が描いてあるところに、「じゃあ行くわ」というセリフを重ねられないからです。このセリフは走り去る前に発せられるべきものです。
{/netabare}{/netabare}

うしおととらのカットのつなぎ:{netabare}
 うしおととらの原作マンガは33巻ありますが、これに対しアニメ版は全39話しか用意されていません。圧倒的に尺が足りていないんですね。省略されてしまったエピソードが多いのは残念ですが、そればかりは仕方がないと思います。ですが、それでも尺が足りないのか、アニメ版ではカットの省略もされていて、その省略の仕方が非常に悪いんです。前掲の例のように、本来3カット以上のものを2カットで構成しているところが多いんですが、その内容が①から直接に③につなげるようなものばかりなんです。そのため、カットとカットの間が飛んでいるように見えて、見ているこっちがちょいちょいつまずいてしまうような感覚に陥ります。

 で、見ている最中は、マンガの2コマ構成をアニメの2コマ構成にそのまま使っているためにんじゃなかろうかと、すなわち、原作マンガを絵コンテとして流用しているんじゃなかろうかと思い、それが違和感の正体かもしれないなと思っていました。アニメとマンガの差が出ているんじゃないかってことですね。ですが、どうやらそうではなさそうなんです。
 違和感のあったいくつかのシーンを原作で確認してみましたが、原作の方では3カットか、4カット以上の構成にしているところしか見当たりませんでした。カットの省略自体がされていなかったのです。つまり、アニメ版だけが独自にカットを省略し、その省略の仕方をミスっているようなんです。

 マンガで2コマ構成にするときは、前述したように、コマとコマの間を読者に補完させればいいだけです。①の「話しているところ」と③の「走っているところ」がコマとしてはつながっていても、その間で「振り向いているだろう」と想像させれば違和感は残りません。これは、進行の主体が読者側にあるマンガだけができる手法です。コマを読み進めるスピードやページをめくるスピードが読者に委ねられているために、想像さえさせてしまえば、行間を埋めるための時間は読者の方が勝手に用意し、勝手に納得してくれるのです。

 ですが、アニメではこうは行きません。アニメは進行主体が視聴者ではなく製作者の方にあります。一時停止しない限りは、製作者の用意した時間の流れに乗るしかないのです。視聴者には想像して行間を埋めるだけの時間的な余裕がないわけですから、①の「話しているところ」と③の「走っているところ」が②の振り向きの動作がなくつながっていると、視聴者側は「飛んだ!」とビックリしてしまうのです。
 これを避けるには、走り去る前に暗転を入れるとか、走り去るシーンを遠景から入る(パンフォーカスを用いる)とか、想像させるための間を取れば良いってことになります。こういうのを演出として組み込んでいる作品も結構あります。
 ですが、この手法は、尺を省略するときには機能しませんよね。暗転や遠景に尺を使うのなら、そもそも3カット構成にしておくことでも解決するわけですからね。尺の無い状況で2カット構成にするならば、②の動き自体を①の終わりか③の頭に入れることは避けられないように思えます。

 アニメ版のうしおととらでは、カットを省略するのみならず、一部の動きすら省略してしまったために、カットとカットのつなぎが上手くいっていないんだと思います。①のカットの最後に肩をちょっと動かすだけで良いはずなのに、それが含まれていないんですね。原画が悪いのか絵コンテが悪いのか監督が悪いのか、という犯人探しをするつもりはないんですけど、ちょっとお粗末だなと思いました。
{/netabare}

雑記:{netabare}
 私はもともとマンガ勢なんですけど、うしおととらを読み返した辺りから、ちょっとだけマンガ熱が戻ってきたように感じます。レビューにもその傾向が出てしまっていて、最近書いたレビューは、アニメのレビューというよりもほぼマンガのレビューになっているような気がして、いくつかお蔵入りになってしまいました。

 このレビューでは、カットのつなぎが悪いってことを散々書いてしまいましたが、本当のところは殊更批判するつもりはないんです。うしおととらに限らず、変なカットのつなぎがされている作品はままありますからね。ストーリーを追うだけならあまり気にする必要もないと思います。

 私は、ベタベタな少年マンガが好きなんですけど、うしおととらってやっぱり面白いですよね。少年マンガのベスト10には入れてもいい気がします。アニメ版は出来がそんなに良くないし、エピソードも随分削られていますから、復習にはちょうどいいかなってくらいですかね。アニメでうしおととらに興味を持たれた方には、ぜひとも原作マンガの方に手を出して欲しいかな、なんて思います。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不安は少し残ったものの、第二期も注目していきたい

2015年夏アニメ。3クールアニメの前半2クール、26話。
本当は最終回まで見てから書こうと思っていたのですが、ちょっと書きたくなったので簡単に。

藤田和日朗原作の名作長編漫画のアニメ化です。
もちろん私も原作は読了。色んな事情で3クールなので、ちょっと短いですね。

原作者の要望で白面との決着までアニメ化するため、一部エピソードはカット。カットするエピも原作者が選んでいます。

とにかく原作に対するアニメスタッフの愛と情熱を感じるアニメになっていて、細かなセリフなどのカットにも一貫性があると思います。主にサブキャラのセリフを抑え目にし、メインキャラのキャラクター性を残す方向になっています。

…ちなみに私が一番好きなのは、 {netabare}麻子を助けるために潮が炉に飛び込む一連のエピ{/netabare}(こちらは確実に描かれる)と、キジムンとカニマムジンのお月様の話なんですけど(こちらはもう本当に地味な話でカットは必然)原作者が選んだと言うなら何も文句は無いです。
むしろどこをピックアップするかで何を大切にしてアニメ化するかはっきりしますから、個人的には注目どころ。

全体的に駆け足で余韻や間を楽しむ事はできませんが、雰囲気を壊さず、ギャグもテンポが上手なので生き生きしています。
作画は原作絵に近くかなり細かいのですが、崩れることもなく、本当に凝っていて頭が下がります。(藤田先生髪の毛萌えなんだもん…作画さん大変すぎる;)

BGMはいまいち好みではないです。ホラー要素のある本作であれば、BGMの使い方自体ももう少し控えめにして、メリハリを付けたほうがいい気がします。

キャスティングはほぼ文句なしです。
何よりうれしかったのが潮役の畠中さんがすごく合ってたことです。
イメージと違うキャラクターもいましたが、進むにつれこなれてきた感じ。

全体的に評価できるところの多いアニメ化になってると思います。


【11月18日現在、20話まで視聴済しての感想】
19話と20話が凄く良い感じでした。
{netabare}
19話はいわずもがな、白面の威容が良く表現されていた事ですね。前半の一家の団欒を極力縮めて、Bパート全て白面のために使っています。
原作では火を吐き城門の中の人々を大量虐殺するシーンが印象強く描かれていますが、アニメでは潮に対する脅威である事のほうをより強く印象付けた演出になっています。こういう変更でアニメの方向性がわかってくるので面白い。

20話Aパートではジエメイが炉に飛び込み、ギリョウが槍を打ちます。原作だとジエメイの死ぬシーンの方がギリョウのシーンよりインパクトが強いのですが、アニメでは逆で、ギリョウの描写に重点を置いています。
これは個人的には英断だったと思います。なぜって、全編通して霊体のジエメイとは交流があるので彼女の内面はそれなりにわかるのですが、ギリョウの人格や苦悩がわかるのって本当にここしかないからです。

尺が限られた中で泣く泣く削るところも多いでしょうし、アニメのスタッフが表現したいものを明確にしてブラッシュアップし、それを最終回まで一貫してくれれば、それが一番私としては楽しいですね。

…あ、でも白面がなんで高い声でマッチョなのかはよくわからないw
声はともかく、白面は筋肉で体動かしてるイメージは無かったんですよね。妖力で動いたり戦ってるとてっきり思ってたので。まあそこのイメージの食い違いは仕方ないですね。
{/netabare}


【12月30日追記】

2クール見終わりました。
劇中の音楽の使い方がだんだん良くなってきたと感じました。新録のBGMもあったんですかね?
斗和子のチェロのシーンは原作にもありますが、実際音楽になると良い演出でした。

21話以降も全体的に良かったのですが、このエピソードを採用したのにその部分抜いてしまって良いの?と思う所がちらほら。
単純な不満というより、今後の展開でどうしていくつもりなのかがちょっとわからない、という感じで…。矛盾を生まないように改変するのならそれでもかまわないです。
{netabare}

気になったのがキリオ編での真由子とのファーストコンタクトを抜いてしまったこと、TATARIの一言も出ないのにサブタイトルをそのままTATARI BREAKERにしてしまったこと、あたりでしょうか。

キリオ編は潮と白面にスポットが当たっていた印象で、個人的にはもう少しキリオを深く描写してくれたほうが良いなと思いました。

もうひとつ欲を言えば、ハマー編では麻子にもう少し分かりやすい女性的な描写が欲しかったかも。
真由子は性格的にもストーリー的にも全体的にヒロインなので(「愚か者は宴に集う」の回があったばかりだし)、ボーイッシュで常に気丈な麻子は少し霞みがちな印象でした。
{/netabare}

第3クールの最終章への布石を打った形なので、それまでにくらべカタルシスは弱くなった部分があったかな。個々のエピソードは悪くないです。
20話時点の評価から少し下げましたが、次のクールに注目という所。
全体的にクオリティを保って駆け抜けた印象で、スタッフの皆さんにお疲れさまでした、と言いたいです。(2015.12.31)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

連載終了から19年の歳月を経てアニメ化された作品

この作品の原作は未読ですが、タイトルや大まかな内容は知っていました。
週刊少年サンデーに連載されたのが、1990年〜1996年なので、正に19年という長い歳月を経てアニメ化された作品です。

本格的にアニメを視聴する前は、時間に結構余裕があったのでよく本を読んでいました。
この作品の原作にも触れる機会はあったのですが、当時は繊細なタッチの作品が好きでそういう感じの作品ばかり見ていて・・・この作品の作画タッチは真逆だったこともあり敬遠していました^^
でも今回この作品を視聴して当時の私の考えが間違っていた事に気付きました。

こういう熱い作画タッチでなければ描けない作品がある・・・という事です。
そしてこんなに面白いなら原作を読んでおけば良かったと少し後悔しています^^;
でも今は時間が取れないので原作は殆ど見ていませんが・・・^^;

この物語の主人公は、獣の槍を持つ蒼月潮・・・彼は自宅の地下で獣の槍で500年間封印されていた妖怪を開放してしまうtころから物語が始まります。
開放した妖怪はとても強い妖怪で、アヤカシにとって天敵と言われる獣の槍でなければ封印できないほどの妖怪だったんです。

こうして「いつか潮を食ってやる」と思いを巡らすトラと、「食われてたまるか」と獣の槍で応戦するのが日常となり・・・お互いの関係が少しずつ深まりながら物語が動いていきます。

物語の序盤は静か・・・潮らの身の回りで起こるアヤカシとの小競り合いが中心なのですが、潮が「母親の真実を知りたい」と東北・・・そして北海道に旅を始めた頃から、物語とアヤカシのスケールが少しずつ大きくなっていきます。

この作品・・・見た目は3枚目ですが、やっぱり潮が格好いです^^
曲がったことや嘘が大嫌い・・・実直で正義感の塊みたいなんです。
彼の「助けたい」と思う対象は、人もアヤカシも関係ありません。
そして一旦助けると決めたら、それに向けて全力投球・・・自分の事なんて何も考えないんです。
だからどんなに自分が危険に晒されても一度伸ばした手を絶対離さない・・・そんな少年なんです。

潮は母の手掛かりを探すための始めた旅先で、色んな人と出会いその人達が抱えてきたアヤカシによる苦しみを断ち切っていきます。
でも彼はそれだけじゃないんです。
次の一歩のために背中をそっと押してあげるんです・・・
そしてそれが優しくて・・・温かいんです・・・

物語の中盤で潮が絶体絶命のピンチに陥ります。
そんなピンチにこれまで潮が手を伸ばした人達が助けるために駆けつけてくれるんです・・・
潮が絶体絶命のピンチを救い出す・・・これは自分にも身の危険があるという事は火を見るより明らか・・・
それでも身を引く人は誰ひとりいないんです。
「全力で助けてもらったんだから全力でお返ししなきゃ・・・」
こうして果敢に飛び込んでいく姿・・・もう涙無しには見れませんでした^^;
私の一番大好きなシーンです^^

オープニングテーマは、筋肉少女帯の「混ぜるな危険」
エンディングテーマは、Sonar Pocketさんの「HERO」と、若旦那さんの「負けるな小さきものよ」

2クール全26話の作品でした。
この作品は3クールと聞いていました。連続で2クール目が放送されたので、てっきり連続して放送するのかと思っていましたが、最後の1クール分のみ2016年春アニメに分割されるようです。
強大な敵を前に物語は着実に面白味を増しています。
今後の展開が楽しみで仕方ありません^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

70.5 8 相棒アニメランキング8位
風都探偵(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (77)
236人が棚に入れました
【最速配信】2022年8月1日(月)~※U-NEXT独占配信
翔太郎とフィリップにより風都は守られたはずだった。 しかし街の裏側では未だ怪現象が多発している。 そんな二人の前に姿を現した 謎の美女・ときめ。 そして新たなる邪悪な影。 今、仮面ライダーWの新たな戦いが幕を開ける。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

仮面ライダーWの続編

{netabare}
仮面ライダーWの続編?
特撮に興味はないので、仮面ライダーWは未視聴だけど、特に問題なさそうだったので完走。アニメから入った勢としての評価。

基本的に話はミステリーモノの構成。
結論から書くと、毎回の話の着地点自体は気になるけど、ミステリーとしての出来はあまり高くなかった。
なんというか毎回、変なオチに強引に、不自然に持って行ってる感があって、面白さよりも、予想外の展開を作りたいという意思が先行して伝わってきてしまった。ミスリードも露骨だし。
最初の話の全員悪人オチはえぇ...ってなった。
旅館の話もミステリーとしてやるなら、ドーパントの設定や焼き印、メモリ周りの設定のことを最初から明示してくれてないと。
ミステリー感出してる割に伏線と言うものが余りなくて適当だった感が否めない。ウミガメのスープですかってレベルで変な設定が後付けされる...。

ただ、先の展開が読めない点で面白かったのは確か。
サスペンスものとして見れば常に場に緊張感があって良かったと思う。
面白かったのは翔太郎とフィリップの魅力も大きい。
さすが特撮アニメというべきか、男の自分が見ても2人の主人公がかっこよかった。
人情的な翔太郎が主に行動を起こして情報等をかき集め、知性的なフィリップがそれを分析...お互い長所を活かして協力しながら謎を解き明かしていくのがバディモノとして良かった。
特撮モノの基本ではあるけど、誰かのピンチに駆けつけて変身して戦う主人公達は素直にかっこよかった。
基本単独行動で的確な援護に入ってくれる照井さんもかっこいい。
良くも悪くもキャラアニメと言う感じでした。

戦闘シーン(と言うよりアクションシーンか)も文句なし。
特撮を良く知らないけど、裏風都でのアクションシーン(バイクアクション)はアニメだからこその強みを活かせていたと思うし、特撮ではなくアニメでやった意味があったと思う。

最後おれたたエンドだったけど、続編ありそうな気もするので期待。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
仮面ライダー見たことないけどw ナルシストかな?
こういう探偵系好きだわ。チェイスシーンかっこよすぎでしょ。
このデブ自分にワンチャンあると思ってんのかなw
運動能力凄い。EDいいな。

2話 ☆8
都合のいい検索システム。他にも殺されてる人いるのか。
変身シーンみせて。惚れてんのかw ミスリード臭い。こいつ誰だよ。

3話 ☆8
曲いいな。アクションシーンが良すぎる。街が…。
ちょっとミスリード狙いすぎてる感があるかなぁ…。
けど、結局こいつも追い剥ぎやってるんだよな? 全員犯罪者で草。

4話 ☆8
ゲーム壊される? リアイベ的なのもあるのか。曲いいな。
てかこいつらの動機なんだよ。意味深。やっぱ一話完結の方がいいな。
突然の死。

5話 ☆7
マーダー(直球) ゲーマーじゃなくてチーターじゃんそれ
誰だこいつ。正直ミステリーとしての完成度は低い…。
あの高さでよく生きられたな水とはいえ。

6話 ☆5
全ゲーマーへの煽り。やっぱり1話がピーク感あるなぁこのアニメ。
同じ話グダグダ引き伸ばしすぎなのかな。
1話完結の方が良かった感がある。

7話 ☆7
妖怪とは。好きな女選びたいと?
キノコの正体分かったら興味失せたというのは女に仮面させてる理由にもかかってる? 犠牲者多いな。

8話 ☆7
円盤では湯気が。
伏線ないから見せ方の割にミステリーにはなってないな。
普通に犯人1人にして欲しいわ。なんで逆張りしようとするの?
まあ先は気になるけどさ。こんな奴いたっけ?

9話 ☆5
いや、誰だよ。また逆張りオチ…。おばさんさよなら。
逆張りオチに無理やり合わせようとしているせいで細かい部分にすごく強引さを感じる。
女の集め方、謎に起こる殺し合い、そして寝かしつけての焼印…。
ドーパントの設定もこのオチ(殺し合い)のために作っただろって言いたくなる。それだけかよこいつw

10話 ☆7
一般人に用途バレする無能。よくこれで家壊れないな。
ジジイクソ有能じゃん。ホモくさい。
戦闘と話の導入回は面白いんだけどな。

11話 ☆8
あっちに戻れないじゃん。情報手に入れたとして向こうに行けるの?
神頼みかよw おじさんよく耐えてるな。トキメかっこいい。

12話 ☆7
殺されないんだな。確かに原子炉という大層なものの割には使用法がしょぼいw 裏風都の環境気にしなくともw
足で蹴りまくる攻撃ダサい。自分よりも裏風都に着くす組員の鑑。
ガイアメモリってフィリップの父が開発したんか。
トキメってこんなキャラだったんか。
これ2期ありそうな気がしなくもない。
これは仮面ライダーWでやった話なの?
まあキャラアニメだったなこれ、悪くはなかった。

曲評価(好み)
OP「Private Eye」☆6
ED「罪と罰とアングラ」☆8
3話挿入曲「W-G-X ~W Goes Next~」☆9
4話挿入曲「Let's go ahead」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あきちゃん:「仮面ライダーWの続編って、なに!? わたし、聞いてない!」

第5話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

そもそも特撮ヒーロー物『仮面ライダーW(ダブル)』(2009年)の続編が『風都探偵』というタイトルで漫画作品として描かれていて、私は原作漫画は未読なんですが、本作はその漫画からのアニメ化なんだそうです。

じゃあ『仮面ライダーW』(以下、「本編」)を知らないと楽しめないのかというと、そんなことはなくて普通に相棒(バディ)物、変身アクション物としてそれなりに楽しめるんじゃないかとは思います。知らんけど。

10年以上前の作品のリブートとしてはエピソードは古臭くは感じませんし、作中のガジェット(小物)も今でも通用する感じです。またフィリップの能力は地球に関する森羅万象についての検索という当時としては先進的な物です。本編の先見性のなせる業なのかもしれませんね。

ただ変身してからの「おまえの罪を数えろ!」や鳴海亜樹子の「あたし、聞いてない!」などの名セリフは本作においても健在です。

翔太郎とフィリップは、『風都探偵』でも仮面ライダーとして風都をガイアメモリによる犯罪から守るために戦います…。


原作漫画が本編の続編という成り立ちであるため、キャラクターデザインは本編に出演していた役者さんたちの顔に寄せたものになっています。

アニメ化にあたってさすがに「本人出演」というわけにはいかなかったわけですが、わりと本編のイメージを崩さないキャスティングが意識されているようで、声を聞いていていてわりと違和感はありません。素晴らしいですね。

1つのエピソードが何話かに別れている時にコルクボード的な背景で人物相関図が示され「前回の仮面ライダーW」で始まる形式が踏襲されていたり、楽曲面でも本編が意識されたものになっています。


本編は主人公の左翔太郎(ひだり しょうたろう)が鳴海探偵事務所に所属する私立探偵、そしてその相棒のフィリップ(園咲来人(そのざき らいと))が二人で一人の仮面ライダーに変身するヒーロー特撮でした。

本編放送当時にUSBメモリが普及しだしたという時代背景のせいか、ライダーや敵の怪人(ドーパント)の変身に使用される「ガイアメモリ」は、形がUSBメモリに類似しています。

本編にはいなかった新キャラ「ときめ」は何者なのか、そしてどんな新しいストーリーが紡がれるのか…。

余談: 第4話に出てきた「風祭メグ」の名を聞いて「時祭イヴ」の名前を連想した人はけっこういるかもしれない…。

2022.10.31追記:
最終話まで観終わりましたが更新が遅れていました。「3話毎に1つの事件」という構成を維持して4つの事件が扱われましたね。

あと、毎話ストーリー本編の後にミニアニメがありました。どれもネタに走った内容でしたが、元ネタがわかるとけっこうジワる感じで私は嫌いじゃなかったですよ。

原作が続いているということもあるので「ラスボス倒して万事解決」とはならないのですが、それなりに良い区切りで終わって楽しめました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

特撮がアニメに!!!派手なライダーアクション!!

 平成の仮面ライダーの中でも特に人気があった電王やオーズなどは、TVシリーズが最終的に主人公が続きのエピソードを綴れない終わり方になっているので、物語終了後も二人が風都に残ったWならではという続編。もともと2話完結型で探偵ドラマ仕立てで物語を組んでいたので、アニメになっても見やすさは変わらず起承転結があって、最後には仮面ライダーとしてかっこいいアクションがあるのが嬉しいですね。勿論続編かつスピンオフでもあるので仮面ライダー本編を見ておいたほうが面白いのですが、ちゃんとキャラをそのまま活かした物語になっていて、そしてアニメならではという物語や舞台設定になっていたところが面白かったです。
 そして新キャラでありヒロインとなるときめちゃん。亜樹子は子供ながらに結構好きなキャラだったのですが、この新キャラがナイスバディで左ともラブコメ展開になったりしたのがこの作品の色って感じでいいですね。風都探偵から参戦したキャラなので視聴者にちゃんと初見のリアクションを取ってくれるのも貴重。ちょっとエッチでハードになる要素も含めて当時子供だった視聴者がちゃんと深夜アニメとして楽しめる良いアニメでした。良作。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

85.6 9 相棒アニメランキング9位
伝説の勇者の伝説(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3796)
20447人が棚に入れました
ローランド帝国王立特殊学院の学生、ライナ・リュートは、いつも寝てばかりで無気力の劣等生。
昼寝だけして過ごすことを望むが、ある日、敵国のエスタブール王国が戦争をしかけてきたことで、ライナたち学生は戦争に送り込まれ仲間の多くを失ってしまう。戦後シオンと共にローランドのために行動を始めたライナだが大陸を覆う闇はローランドをも蝕み始めていた。

声優・キャラクター
福山潤、高垣彩陽、小野大輔、杉田智和、村田知沙、藤田咲、伊丸岡篤、沢城みゆき、諏訪部順一、日野聡、岡本信彦、小田久史、阿部敦、増谷康紀、入野自由、竹達彩奈、緒乃冬華、高橋美佳子

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

コードギアス1期で打ち切りになったレベル、めちゃくちゃ面白いクセに勿体無いアニメ

先に言っておきますが、実は自分も最初1話で切ってしまっていたうちの一人ですw

この作品、最初見始めたときはパッと見、
「あー、これはよくあるような古臭いファンタジー冒険物で単に女勇者と男魔道士が世界を旅して問題を解決していくだけの話なんだろうな~」
と印象だけで勝手に決め付けて見切ってました
でもかなりの評判だったんでしばらく経って実際に観てみたら全然違ってた
これは冒険じゃなく、主に戦争がメインのお話になってますね
つかメチャクチャ面白すぎてワロタwww

簡単にいうと戦争を背景に勇者、魔法、悪魔などを組み込んだ中世的ファンダジーで、特に心理描写、精神的部分が濃いアニメ
更にこの世界には特殊能力を秘めた武器が存在し、メインの背景が戦争という事でその奪い合いもアツイです

精神的部分においても全体的に心にくる痛々しい世界観、貧困、差別で恵まれない人達までしっかり表現されていて感動しました
また、恋愛、友情、悲しみ、裏切りなど心情描写にもかなりグッっとくるものがありました
そこらへんをたくさん出てくるキャラクターが生かしきれていてすばらしいです!!

戦争アニメにおいて重要な敵各国の状態、状況もうまく描けてると思います
ただ戦時中という設定がありますので若干不幸な人間が多いですが、
ところどころ世界観壊さない程度にやんわり笑わせてくれるギャグもあるのでメチャクチャ暗い話とかでもありません
ギアス的な魔眼覚醒シーンも含め、良い意味で中二的演出のレベルもかなり高くこだわりを感じました

それと戦闘シーンも迫力ありましたねえ、魔法が各国ごとに管理されているという設定も魔法のバーゲンセールみたいなことにならなくて評価できますよ
主人公とか同種のヤツらだけは別ですがw

ただこれから更に物語が進展して面白くなりそうなのに2期絶望的ってのがありえないですね
今まさに自分から行動しようとしているライナ
いろんな感情が芽生えてきてるフェリス
シオンは王として壊れていくのかそれともどんな決断を下していくのか
ライナのために暗躍しているキファの立ち位置
今後一悶着あってもおかしくないシオン側の周りの人間
そしてガスターク側に魔眼の人達に世界の謎に戦争に・・・それとフェリスの兄貴とか!
上げていくほど先が気になってしょうがないwww
なんかね例えるならコードギアスを1期で打ち切りにされたような気分ですwww

という事で内容が濃いので物語も満点与えたい所ですが、やはり作りかけの作品という事も含め4.5で

---以下勝手に反省会-------------------------------------------
あまり売れなかった理由は、おそらくこのアニメがこんな面白いと気づいてる人が少なく、
当時見ている人が少なかった(自分を含めて)
壮大なスケールの物語に対して1話目のインパクトが弱すぎた、ノリが軽すぎた所も視聴者を逃す原因になったんじゃないかと思います
ソードアートオンラインなんかは1話目のインパクトに引き込まれましたが、これはその逆
もっと宣伝にもチカラを入れるべきだったと思いますね、視聴率がもの凄く悪かったみたいです
それと、女性キャラの外面的な魅力が弱い、団子とか(萌え系が好きな人とかオタに対して)
ただし個人的には内面的な魅力はみんなすばらしいと思ってます

このアニメは放送終わって少し経ってから凄いアニメと話題になったという部分が相当あるので、
もっと思い切り宣伝などにもチカラ入れれば2期作っても普通に成功すると思います!
うまくやれば絶対に1期の五倍以上は売れると思うんですがね・・・軽~く5000~6000はいけそう
マジで2期作った方が良いですよ?勿体無さすぎwww

最近はラノベ系アニメ化の乱発(数打ちゃ当たる商法)が目立ちますが、
こういう作りかけの作品達、中途半端で止めてある作品達にもう一度日の光を当ててみるという考えも持たれてみてはいかがでしょうか?
この作品に限らず、意外と再ヒットする作品は沢山眠っていると思います
これほどの作品をこのまま中途半端に投げておくなんて正直何やってるんだよ!という気分で仕方ありませんw

投稿 : 2025/02/01
♥ : 32
ネタバレ

カナタケ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

コードギアス心酔者としては…(まともなレビューではありません)

コードギアスの後に観ると、主人公の声が「福山潤」で【魔眼】保有してるので、ギアスとめっちゃかぶるし、

主人公の暴走状態時の「フハハハハハハ!」が、

コードギアス第二話のテロリストの指揮をして地面を陥没させてブリタニア軍の大部分を壊滅させたシーンの「フハハハハハハ、やれる!やれるじゃないか!」のシーンとかぶってかなりテンションが上がった。

コードギアスファン…いや、ルルーシュ好きにはかなり良いかもしれない。後、スザクの声優「櫻井孝宏」も魔眼保持者として後半でてくる。

ただし、自分のようないちいちコードギアス視点(コードギアスの声優が出てくるといちいちテンション上がる)でアニメを見るようなコアなファンはかなり少ないと思うのでこのレビューは基本的に役立たないと思われる。

ついでに、(あくまでもついでに)

〈伝勇伝を見るにあたって〉に触れておくと、

普段は、原作未読でアニメを見ることを勧めているが正直この作品に限っては・・・先に原作を読む必要があると思う。

なぜなら、作品の中のキャラクターがやたら多くそれぞれが個性的な能力を持っているにもかかわらず、説明をかなり省いているので原作未読者は話しが進むにつれて理解できない部分が多くなり、『なんでこうなるの?』という気持ちが強くなり『つまらない』となってしまうので

予習的な意味合いで、原作を読んでおくと良いかもしれない。

もっとも、そんな【アニメを見るために原作を読まないと理解できない作品】という時点で低評価になる原因ではあるのだが・・

しかし、アニメ放送前から原作を読んで内容を知っていた自分としては、このアニメをみた時に主観的には非常に良くまとまった作品だというのが第一印象だった。

もちろん、内容を知っているために内容の省略に対しての不満はあったが、テンポよく見れたという満足感の方が大きかった。
次の回にどうなるかわからないから面白いと感じる人には受け入れられないやり方ではあるが…

自分は内容についていけなくなるよりは良いと思う。

こっからネタバレ(伝勇伝見終わった方へ)

{netabare}シオンが革命して王になるまでの物語がないのは原作も『真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説』として、『伝勇伝』とは別に存在する。
よって、次に伝勇伝絡みの作品が放送されるのは、
シオンが革命して王になるまでの革命の物語の『真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説』か、伝勇伝の続編の『大伝説の勇者の伝説』になる。しかし、真伝勇伝も大伝勇伝もまだ続いているので放送されるかわからない。{/netabare}


既に周知の事実かもしれないが、一応書いといた。

<ついでに②>
あくまでも、この『伝勇伝』という作品はとても長いプロローグであり、たくさんの伏線を張って、謎をのこしたまま終わるのは続編である『大伝勇伝』の面白さを際立たせるための作品だからです。

よって、原作を知らないで見終わるとさんざん伏線をはっておきながら何も回収されないで終わってしまうので「まとまりが悪い」、「盛り上がんない」というのが印象に残り【消化不良なアニメ】と位置づけられてしまうわけです。

それも当然。原作未読者はプロローグだけを見て終わってしまっているのですから。一番盛り上がる伏線が回収されていく本編である大伝勇伝の内容をしらなければ、一期と同じでつまらないのでは?という心境になり二期を期待している人の気持ちが理解できない人もいるのではないでしょうか?

しかし、大伝勇伝では伝勇伝で張った伏線をどんどん回収していき、展開がもの凄く早く変化が目まぐるしくなります。

原作読者が二期を切望する理由はまさにここにあると思います。
アニメ自体に完結を求めている人は見ない方が良いかもしれないです。

基本的にためにならないレビューだが読んでもらえるとありがたい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作ファン以外理解できないであろう壮大な物語の序章。 無念ナリ

ランキング上位の作品ですね。。ゴクリ
やや長くなりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

ざっくりとした内容は①ファンタジー②政治劇
2つの側面を描いた戦記物です。。
僭越ながらどんなアニメなのか説明と感想を書いて見ます


・概要
ファンタジー側にいるのが主人公:ライナ
政治側にいるのがライナの親友で国王:シオン
国王を守護する家の出身でメインヒロイン:フェリス

シオンが治める国がローランド帝国です
国王フェリスはライナに伝説の勇者の遺物を探すよう指示します
この遺物が伝説上の魔族や英雄が残したものらしく
偉大なパワーを持っているようです。。
人々は遺物をめぐって争うわけですね


・主人公ライナ
特殊な瞳の持ち主
ローランド帝国王立特殊学院の生徒
この学院の生徒に求められるのは、戦争の道具としての優秀さ。
ライナは無気力な生徒です
楽しみ惰眠を貪ることだけ(中二風に言いましたが昼寝)
しかし、ライナの望みは叶いません。。
彼には特別な瞳の力がありますので
異端とされる瞳を持つ事に戸惑い時に傷つきながら
戦乱の世の中で自分に力をどう使っていくか向かい合っていきます

異端の力と書きましたが
このアニメのキャラは概ね悲しい過去もちです。

主人公の設定を書いて見ましたが、何かピンと来るアニメがありますよね

『ライナCV福山潤』です


・キャラクター
登場人物は非常に多く、能力や思想ハッキリした個性があるようですが
アニメ作中では追いきれません。。
主役3人の描写に尺を割くためには仕方のないことのようです
名前を覚えるだけで精一杯だとおもいます


・構成
アンチヒロイックサーガと銘打ってありますので
普通の物語とは英雄と悪魔のたち位置が違う設定です
ファンタジー世界の戦記物ながら
政治の舞台までしっかり描こうと努力がみれます
物語が骨太で壮大であることは伝わります。。
舞台の大きさは理解できますが
物語の内容に踏み込む前にアニメは終了です。

俺たちの戦いはこれからだENDです
無気力だったライナが旅に出る気になる事はしっかり確認できます


・作画
今のアニメの基準で考えると背景、人物ともに平凡です。
現在のアニメと比較しても平凡と思えるという事は
放送時は丁寧な部類だということです。


・バトル
魔法や剣戟のバトルは迫力ある仕上がりです。
戦闘中の心理描写もメインキャラに限っては伝わります
登場人物が増えるとバトルはインフレ気味になっていくようです
戦術を駆使するといったような感じではありません


・コメディ
ライナがさぼりたがるのをヒロインのフェリスがツッコむ
フェリスがだんごに執着して人格が崩れる等
主人公、ヒロインが中心となる掛け合い型のコメディーです。
フェリスが粗暴な子なのでツッコミがきつめです。。

コメディ色はアニメのタイトルに反して弱いとおもいます
なぜ、こんなタイトルなのか謎です。。
~~~~・サーガ
とかの方がしっくりきます。


・さいごに
壮大な世界観と魅力あるキャラが多数登場して
想像力を刺激される内容ですが、
謎はそのまま放置され、撒かれる伏線で溢れかえっています。
よく紹介してもらえないキャラ達も存在感が凄いです。
稀にみる原作を読んでね。パターンです
原作はさぞかし面白いのでしょう。
広告として素晴らしい出来きのアニメであると思います。

原作ファンの方には満足できるかもしれません
アクションを楽しむ、90年代っぽい萌えを楽しむという
目的で視聴されるのもアリだと思います。


長々とおつきあい頂き誠にありがとうございました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27

90.2 10 相棒アニメランキング10位
天元突破グレンラガン(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★★ 4.1 (4264)
20015人が棚に入れました
これは、まだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語。遥か未来。人間は何百年もの間、地中に穴を掘って生活していた。ジーハ村の少年シモンは、いつものように得意な穴掘りをしていると、光る小さなドリルと巨大な顔を見つける。兄貴分と慕うカミナに、その顔を見せようとしたその時、突如として村の天井が崩れ、巨大なロボットとライフルを持った少女・ヨーコが落ちてきた。

声優・キャラクター
柿原徹也、小西克幸、井上麻里奈、小野坂昌也、檜山修之、伊藤静、中村大樹、谷山紀章、佐藤利奈、植田佳奈、阿澄佳奈、斎賀みつき、本田貴子、福井裕佳梨、梁田清之、根谷美智子、陶山章央、川久保潔、池田成志
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

とにかく熱さ尋常ではない

日朝にやるとは思えない圧倒的熱さ。この熱さに魅かれる。今でも、作画とこの熱さはTRIGGERの軸になってる。
{netabare}カミナとヨーコが良い雰囲気だったのに、カミナが死んじゃったのは凄く切なかった。{/netabare}
物語の前半と後半で異なるバトル。後半、大人になった主人公たちにそれぞれ生活がありつつも戦っていくのは好きだった。
戦いも{netabare}メカが肥大化してからとどめを刺すときは逆に小さくなってコアになるシーンは熱い。{/netabare}
最終話が切ないし、最後の戦いから時間経過した後がお前誰だよって感じになってるのは好き。ここからさらに主人公たちの生活を描いてほしいとも思う。

OP
空色デイズ 歌 中川翔子
ED
UNDERGROUND 歌 HIGH VOLTAGE
みんなのピース 歌 アフロマニア
挿入歌
happily ever after 歌 中川翔子
空色デイズはさすがの名曲。何度聴いても良い。個人的にみんなのピースもなんか好き。


1. お前のドリルで天を突け!
遥かな未来。人々は地中で時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。そして、シモンの兄貴分であるカミナ。彼は地上があることを信じ、外へ出ようと目論んでいた。ある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なメカが落ちてくる! 暴れるメカに無謀にも立ち向かおうとするカミナ。その彼の前にライフルを手にメカ=ガンメンを追ってきた少女・ヨーコが現れる。しかし彼女のライフルでは、足止めをするのが精一杯。そんな中、シモンは地中から掘り出したモノをカミナとヨーコに見せる。それは顔だけの謎のメカだった…。

2. 俺が乗るって言ってんだ!!
ジーハ村を襲ったガンメンを撃破し地上に出たカミナとシモン。そこは更なるガンメンが待ち受ける世界だった。ヨーコの住むリットナー村をたずねる二人。そこには毎日のようにガンメンと戦っている村人たちがいた。村人の一人であるリーロンはシモンの乗っている「ラガン」に興味を持ち、何も知らない二人に「ガンメン」のことや地上のことを教える。翌日、夜明けと共に3体のガンメンが襲来する。驚く二人にヨーコは平然と「いつものこと」と答える。村人が応戦に向かう中、臆病風に吹かれ身動きの取れないシモン。村に危機が迫る中、戦いに加わっていたカミナは隊長機らしいガンメンに目をつける。「決めた!あのガンメン、俺がいただく!」

3. 顔が2つたぁナマイキな!!
シモンとの共同作戦(?)で見事ガンメンを奪取し、敵を撃破したカミナ。奪ったガンメンを「グレン」と名づけて得意げなカミナはヨーコに誘われ、狩りに出かける。その狩場でヴィラルと名乗る獣人と交戦。ヴィラルのガンメン「エンキ」の強さにラガンとグレンは敗退。なんとか命からがら逃げ出したものの、翌日にはリットナー村が襲われるのは明白だった。逃げようと提案するシモン。提案を一蹴し、ヴィラルとの再戦を挑むカミナだったが、やはり歯が立たない。ボロボロになっていくグレンの姿に、思わず顔を伏せるシモンに対し、ヨーコはカミナがシモンが必ず来ることを信じて戦っているのだと話す。「で、あんたはどうなの?」

4. 顔が多けりゃ偉いのか?
激しい戦いのなか、ラガンとグレンが奇蹟の合体を果たし、グレンラガンとなってヴィラルを打ち破ったカミナたち。勢いに乗って敵の本拠地に乗り込もうと旅を始めた矢先、突如合体の特訓を始めると言い出すカミナ。前回の合体はあまりにもブサイクすぎて「男の合体」ではなかったというのだ。最初は笑って取り合わなかったシモンだったが、特訓と称してグレンで大岩を投げつけられて逃げ回る羽目に。だが持ってきた食料を食べつくしてしまい空腹で力が入らない。特訓の最中、突然黒ずくめの4人組がグレンに襲い掛かってくる。彼らは獣人ハンター「黒の兄弟」と名乗り、グレンがシモンを襲っているのだと勘違いして助けに来たのだという。

5. 俺にはさっぱりわからねえ!
キタンたちと和解を果たし、さらに旅を続けるカミナ一行。とある場所までたどり着いた途端、突然地面が崩れガンメンごと地下に落下してしまう。落ちた先は古びたガンメンを「顔神様」と崇める奇妙な村だった。ガンメンから出てきたカミナたちは「顔神様の使い」として歓待されるが、その態度に不審なものを感じる。その後、村人たちはある儀式を行うが、それは貧しさゆえの過酷なものだった。儀式を「村が生きていくために不可欠なもの」と説く司祭に対し納得できないカミナ。そんな彼に反発を覚える村の少年ロシウ。一触即発になりかけたそのとき、新たなガンメンが天井から落下してきた! グレンラガンで応戦するカミナとシモンだったが…。

6. 見てえものは見てえんだ!!
仲間にロシウとギミー&ダリーを加え、敵本拠地への旅は続く。彼らの前に突如立ち塞がるガンメン軍団。これまでの戦いで成長しているカミナたちはあっけなく倒してしまうが、1体だけ逃してしまう。それを追えば敵の本拠に辿り着けると確信し、追跡するグレンラガン。だがいつの間にか立ち込めた霧のために見失ってしまう。霧中をさまよう中、1人の老人に出会う。老人は一行を奇妙な屋敷に案内するが…そこは温泉旅館?!女将と美女ぞろいのバニーガールに出迎えられ、下にもおかぬもてなしに浮かれっぱなしのカミナたち。そこにキヨウたちも合流し宴はさらに盛り上がる。ただ一人冷静なロシウは彼らの態度に疑いを抱き、屋敷内の探索を始める。

7. それはお前がやるんだよ!
オオカミ獣人の罠を打ち破った(?)カミナたち一行。その前に現れた獣人・ヴィラル。前回の戦いに敗れ、武士の誇りである兜をグレンラガンに奪われた雪辱を果たさんと再戦を挑みにきたのだ。そのまま激しい戦いを展開するグレンラガンとエンキドゥ。戦いの趨勢が優位に傾きかけたとき、突如彼方から砲弾が飛来し吹き飛ばされる。激しい砲撃と共に現れたのは……山のような巨大なガンメン!圧倒的な戦力の前に撤退を呼びかけるヨーコたちだが、カミナは一歩も退こうとはせず無謀にも戦いを続けるがまるで歯が立たない。集中砲火にさらされ、窮地に立たされるカミナたち。そんな彼らの前に新たなガンメンが現れる。彼らの正体は?!

8. あばよ、ダチ公
要塞型ガンメン・ダイガンザンとの戦いの最中、グレンラガンのピンチを救ったのはリットナー村のダヤッカや「黒の兄弟」キタンたちだった。彼らはカミナ同様、獣人のガンメンを奪取し自分のものにしてきたのだ。「大グレン団」の旗の下、各地で抵抗を続けてきた仲間たちが続々と集結する。カミナは彼らと共にダイガンザンの乗っ取りを決意する。作戦を前に盛り上がる大グレン団の面々とは裏腹に、カミナの無謀な行動に一抹の危惧を抱くヨーコ。決戦の朝、シモンはカミナとヨーコのキスシーンを目撃してしまい、激しく動揺する。そんな彼の心中をよそに、激しい戦いの幕は切って落とされる。果たして作戦は成功するのか?!

9. ヒトっていったい何ですか?
都に届けられた四天王チミルフ戦死の報。それは新たなる戦いの幕開けに過ぎなかった…。激しい戦いの末、ダイガンザンを手に入れた大グレン団。だが得たものの代償はあまりにも大きかった。カミナという精神的支柱を失い、目標を見失いかける大グレン団の面々。そしてアニキの死を「自分のせい」と半ば自暴自棄と化すシモン。仲間たちからも孤立する中、ガンメンとの戦いの最中にラガンが暴走し、グレンと分離し飛び出してしまう。コントロールのきかないラガンはそのまま、コンテナが散乱する奇妙な谷に不時着する。谷をさまようシモンの前に、新たなコンテナが落下してくる。その扉を開けると中には一人の女の子が眠っていた…。

10. アニキっていったい誰ですか?
シモンが連れてきた少女・ニアの正体を知り、動揺を隠せない大グレン団の一行。敵の情報を聞き出そうと尋問を試みるがうまくいかず、厄介払いでシモンに押し付ける。カミナを失った事実から立ち直れないシモンだったが、ニアに問われるまま、カミナとの絆を語るのだった。一方、ニア姫にためらい、戦いをやめてしまった四天王・アディーネ。都で螺旋王にそのことを責められたアディーネは単身ダイグレンを倒すことを誓い出撃する。ダイグレンの前に再び現れるガンメン・セイルーン。アディーネに対し、ニアは単身甲板に飛び出し、ことの真意を父王にただすべく、自分を都に連れて行くよう命じるのだが…

11. シモン、手をどけて
アディーネを退けた大グレン団。だが未だ立ち直れないシモンは部屋に引きこもってしまう。皆が見放していく中、一人ニアだけが彼を気遣うのだった。都を目指すダイグレンに入る緊急通信。あからさまに怪しい通信内容にリーロンたちは罠だと疑うが、キタンはそれをきかずに救助に向かってしまう。だがそれは四天王・グアームの狡猾な罠だった。ほとんど何の抵抗もできずに牢に放り込まれるシモンたち。脱出するべく穴を掘ろうとするキタン達だったが、全く歯が立たず、一人、また一人とあきらめていく。そんな中、一人黙々と掘り続けるシモン。そのうしろ姿を見て、ヨーコはかつてカミナが言っていたある一言を思い出すのだった…。

12. ヨーコさん、お願いがあります
グアームの卑劣な罠を打ち破り、己を取り戻したシモン。カミナの志を受け継ぎ大グレン団の新リーダーとして王都・テッペリンを目指す!そんな彼らの目前に海が広がる。地上専用のダイグレンでは海は航行できないのだが、こんなこともあろうかとリーロンは水上装備を用意していた。装備を換装する間、海水浴を楽しむ一行。その中に仲間として溶け込んだニアもいた。

13. みなさん、た~んと召し上がれ
四天王の一人、流麗のアディーネとの海戦に勝利したシモンたち大グレン団。その余韻にひたる間もなくテッペリンを目指すなか、突然「働きたい」と申し出るニア。メンバー全員が働いているというのに、自分だけ何もしないのはいやだというのだ。

14. 皆さん、ごきげんよう
ついに王都・テッペリン目前までたどりついた大グレン団。息つく間もなくテッペリン攻略戦の幕が切って落とされる。大グレン団の前に立ちふさがる四天王の旗艦ダイガンド&ダイガンテン。地上で、空中で互いのガンメンがぶつかり激しい火花を散らす。2隻の戦艦ガンメン相手にダイグレンは苦戦を強いられる。

15. 私は明日へ向かいます
シモンたちの前で、崩壊を始めるテッペリン。その正体は都市そのものが巨大なガンメンだった! 大グレン団の面々が呆然とする中、引き寄せられるように天空へ向かうグレンラガン。雲海を越えるほどの上空にしつらえられた玉座に座る一人の男。ついに螺旋王ロージェノムと相対する!

16. 総集片
これは、まだ運命に気づかぬ一人の男の物語。シモンとカミナ、二人の男が地下の村から地上へ突き抜けて始まった、遥かなる旅。見知らぬ世界、新たな仲間たち、そして別れ。絶望の淵で見つけた出会い。物語の欠片を紡いで語る「総集片」が今、ここに始まる。

17. あなたは何もわかっていない
テッペリンの決戦から7年後…。地上に解放された人々は、螺旋王の残したテクノロジーをもとに瞬く間に文明を構築していく。そんな中であるものは結婚して子供をもうけ、またあるものは新天地を目指し旅立っていった。新政府の総司令の座に着いたシモンは公務に忙殺される日々をぬって、ニアにプロポーズする。

18. 聞かせてもらうぞこの世界の謎を
螺旋王ロージェノムの予言通り、地上の人間の数が100万人になった瞬間に現れた正体不明の兵器。そして人類に宣戦布告したのはシモンたちにとって全く予想のできない人物だった。かろうじて敵を撃退したシモンは真相をただすべく、その姿を求めてカミナシティをさまよう。

19. 生き残るんだどんな手段を使っても
敵を撃退し帰還したシモンはロシウによって逮捕され、そのまま独房に監禁される。カミナシティで暴動を起こした民衆を鎮めるにはこの方法しかないと言うロシウに対し、キタンやダヤッカらグレン団のメンバーはいきり立つものの何も言い返せない。

20. 神はどこまで僕らをためす
カミナシティに帰還したシモンは監獄に収監される。そこにはかつてのライバル・ヴィラルも投獄されていた…。人間の避難を急がせるロシウ。ロシウの行動に不審を抱くキタンだが、行動の裏に隠された真の意味を知り驚愕する。

21. あなたは生き残るべき人だ
地下から出てきた人間たちが暮らすコレハナ島の小学校に、一人の新任教師が赴任してくる。その女教師は瞬く間に島の生活にとけこみ、生徒たちに慕われる。彼女の生徒の一人・ナキムは父親をなくしてこの島に移り住んだものの、島の生活になじめず、同級生ともうまく付き合うことができないでいた。

22. それが僕の最後の義務だ
宇宙へ脱出したアークグレンを、軌道上で襲うムガンの大編隊。ギミーたちグラパール隊の奮戦もむなしく、アークグレンの損害は増大していく。アークグレンのクルーが絶望のふちに立たされたそのとき、ブリッジに響くシモンの声!「あきらめるな!ロシウ!」

23. 行くぞ 最後の戦いだ
圧倒的なアンチスパイラルの猛攻を防ぎきり、逆転勝利を収めた大グレン団。その勝利の余韻も覚めやらぬまま、アンチスパイラルの本拠地探索を開始する。そのころ、ロシウは一人、生まれ故郷であるアダイ村に現れていた。

24. 忘れるものか この一分一秒を
人類の未来と愛するニアを救うため、次元の狭間にあるというアンチスパイラルの母星を目指すシモンと大グレン団。その行く手を阻むようにあらわれるアンチスパイラルの艦隊。その数、無量大数!シモンの螺旋力に全てを託し、大グレン団が絶望的な戦場で命を賭ける!

25. お前の遺志は受け取った!
アンチスパイラルの新たなる攻撃にさらされる超銀河ダイグレン。宇宙が高密度の海と化し、超銀河ダイグレンを沈めていく。罠を打ち破るため、シモンたちは一見無謀にすら思える捨て身の作戦に出る。

26. 行くぜ ダチ公
アンチスパイラルの罠を突き破り、ついに変形を完成させ大銀河に立ち上がる超銀河グレンラガン!その圧倒的な力は眼前に立ちふさがる敵艦隊をみるみるうちに駆逐していく。だが、アンチスパイラルの仕掛けた新たなる罠に大グレン団の面々はなすすべなく囚われる。それはシモンですら例外ではなかった。

27. 天の光はすべて星
これは自分の運命を知らなかった一人の男の人生の物語。今、男は自分の運命を知り、愛する女と、友と、まだ見ぬ明日のための最後の戦いが今、始まる!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
ネタバレ

arias さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

日曜8時30分からこんな熱いの観てたら午後にはダウンしてるよ

2014年1月2日、3日のニコニコ一挙生放送にて(総集編16話を除く全27話)
ロボット(メカ)/熱血/成長/合体/SFファンタジー/オリジナル作品/2クール

1~15話  少年時代
16話    総集編
17話~27話 青年時代


ガイナックスによる熱血メカアニメ。なお主要スタッフである監督の今石洋之、副監督の大塚雅彦、原画のすしおらはTriggerを設立し移籍したため現在はガイナックスに所属はしていない。

アニメグレンラガンにはロボットとドリルを題材にした作品だ。今石らしいスピード感とコミカルな魅せ方と脚本による中島かずきによる友情(愛情)、熱血。これらがグルングルンとうまく合わさり回り素晴らしい作品になった。

1シーン見ただけで今石アニメだ!って思うほどの演出する監督だけれどもこれでもセーブしていた(ソースはアニメスタイル)とのこと。6話の温泉回が一番解放した回で徐々に落ち着いていき終わりに近づくにつれ大人しくなっていったかな、という印象を抱いた。最後はお話も真剣になっていくしね。
[追記:って6話は板垣伸が絡んで若干暴走気味だったのかな……?ソースは板垣伸のいきあたりバッタリ!第十八回]

さてロボットアニメなのでロボットについての話を。正直造形なんてわからないのでこうとしか言えないがかっこいい。合体シーンやドリル出現シーンなどは盛り上がる。
どうして動かせるのか、出力は何なのかなどの疑問の答えは「気合」。それでいいのかと思うけど熱血とスピード感でカバーしてる。
また主人公の機体は敵のロボットを略奪できるので性能の限界を感じることも飽きることもなかった。

熱血要素もこのアニメを語る上では欠かすことのできない。強大な敵にも諦めずに戦う姿やここぞという場面で「お前のドリルで天を突け」「オレを誰だと思ってやがる!」等の決め台詞もとても痺れちゃいますね。
毎話必ずおおっというシーンがあるし悲しい出来事や暗いエピソードなどで緩急もつけている。

岩崎琢による劇中音楽もまたいい味を出している。25話に流れたソプラノコーラス+ヒップホップ(ラップ)の楽曲がお気に入りです。
中川翔子によるOP&11話などの挿入歌も良かった。

不満だったのは4話かな。あの回は作画が酷かった。合体シーンだけ綺麗な作画になってて呆れてしまった。とはいえこれがパンティアンドストッキングの逆崩壊作画が誕生秘話だったのかもしれないが……。
9話も物語では重要な回だったがあれっ?と感じてしまうところがあった。
{netabare}後はブータが変身することの必要性が感じられなかったかな。結局合流する頃には元に戻るし。ケモナーホイホイだったのかもしくは何かのパロディだったのかね{/netabare}

天元突破グレンラガン……とても熱くかっこ良くいい作品だった。しかしこんな燃え上がる作品を日曜8時30分から地上波で放送してたなんて。その頃観ていたら午後にはテンション保てずダウンしてそうですね。



以下各話感想メモ。全力でネタバレしてます
{netabare}

★★★★★第一話~第三話★★★★★
熱血。熱い
カミナは頼りになるなぁ。
シモンは弱っちそうなだけに成長成分期待できそう

ところどころギャグが入ってる
第三話の初合体シーンは笑った
★★★★★第四話★★★★★
作画……頑張れよ
顔が潰れてるぞ
合体シーンだけ作画良くなってるな。ホント別人

洞窟暮らしが長いからか食物には火を通さないんだな
生肉とは恐るべし
★★★★★第五話★★★★★
あれっ普通に合体したな
あれだけ状況に拘ってたのに

全編通してフィルターかかってた
うまい演出だけど若干見づらかったな

これで仲間が3人増えた、のかな?
★★★★★第六話★★★★★
温泉回、ギャグ回。今石イズムだなぁ面白い
★★★★★第八話★★★★★
次回予告でネタバレしてたしAパートから死亡フラグ立ちまくってた
けど本当に死ぬとは。死んだんだよねこれ。どうするんだろ
9話予告で新キャラ登場。ナレーションもやってたからキーなんでしょうね
★★★★★第九話★★★★★
OP映像微妙に変わってる
カミナがOPから消えてら……
螺旋王人間なんじゃね?
→Bパートニアのセリフにより可能性大

箱からニアが出てきたのは箱入り娘ってことか

作画残念なとこあるなぁ。重要な回っぽいのに
★★★★★第十話★★★★★
ヴィラルはカミナ死んだこと知らないのか?
アイツいいやつになりそうだなぁ
★★★★★第十一話★★★★★
シモン復活。かっけー。しょこたんの挿入歌も盛り上がってよかった
十二話の次回予告。水着回かな?
★★★★★第十二話★★★★★
ヨーコも復活、でいいのかな
話の流れでニアの髪型変更。短いほうが描くの楽だからね
★★★★★第十三話★★★★★
OP、ニアの髪は長いままだった
やっぱりヴィラルはカミナが死んでいたことを知らなかった
良心も見せたけど螺旋王に改造されてダークサイドの道辿りそうだな

14話の次回予告「みなさんごきげんよう」って不穏だなぁ
★★★★★第十四話★★★★★
らきすたの店長がいるwww
突っ込んで死んだwwwww

ニアお別れじゃなかった
★★★★★第十五話★★★★★
螺旋王つええええwww生身のほうがつええんじゃねぇかこれ
意味深なセリフ残して消えたけど16話からは月偏なのかな
ひとまず1~15話、地球編おしまいってことで

作画監督すしおか。今更だけど音楽は岩崎琢
★★★★★十七話★★★★★
OPの歌詞が二番になってる
映像も変化……ってみんな大人になってるな
EDは歌詞も映像も変化

7年後の世界か。ロシウイケメンすぎる
性格変わったのもいればそのままのやつもいるね

ニアとケコーン……ならず

新章だけあってガラッとアニメの雰囲気変わったね
★★★★★十八話★★★★★
アンチスパイラルの存在なんかが明らかにされました
螺旋王も元は良い奴だった……?

シモンが暴走キャラに
ロシウが目的のためには手段を選ばないキャラに
★★★★★十九話★★★★★
ロシウ悪党すぎワロタ

ここでヴィラルと再会か
シモン反政府軍入り待ったなし
そしてここまで出番のないヨーコは何処へ
★★★★★二十話★★★★★
貴重なシャワーシーン(♂)

キタン回かってくらい出番あったな
死ぬのかと思った

最後の最後にヨーコきたあああああああ
★★★★★二十一話★★★★★
ヨマコ先生(ヨーコ)のおっぱい見つめるショタっ子
おねがい☆ティーチャーが始まりました

シモン「俺を誰だと思っている」
頂きました

シモンとヴィラルのコンビか。かっこ良すぎるぜ
シモン&ヴィラル「俺を誰だと思ってやがる!!」
うひょーーーーーーー!!!!
★★★★★二十ニ話★★★★★
怒涛合体アークグレンラガンかっけえええ

月もガンメンか

話の途中でぶっさしちゃったけど大丈夫かよ
大丈夫だったけど音楽も途中だったしビビったよ

次回からアンチスパイラルの全力軍隊との闘い編なのかな
これにて月偏終わりってことで
★★★★★二十三話★★★★★
ロシウ回

超銀河ダイグレン団結束!
ロシウもキノンとシモンによって復活したしいよいよって感じだな
★★★★★二十四話★★★★★
もう完全に戦艦のマスコットだな首だけ螺旋王さん

時間を稼ぐためみんな見せ場を作って死んでいく……
やっと合体かと思ったら罠にかかる……
★★★★★二十五話★★★★★
うわあああキタンも螺旋の力に目覚めてからやられてしまった……
お前もヨーコと死亡フラグ作ってから死んでいったな……
ヨーコのメンタルもやられそう

しかしついに超銀河グレンラガンの出番だ
最後のキタン→超銀河グレンラガンの流れにかかった音楽良かった
ソプラノオペラ+ヒップホップ風
★★★★★二十六話★★★★★
おぉIf...なBパート盛り上がる。カミナも出てきたし
Aパート後半の絶望感が緩急つけて良かったね

それにしてもブータは人になる必要あったのかな

26話のサブタイ『行くぜダチ公』と8話サブタイ『あばよ、ダチ公』。涙腺来ますね
★★★★★二十七話★★★★★
おおおおおおおおおおおお
グレン団全員騎乗による天元突破グレンラガン!
マスコットもいるwwww

ニア、消えてしまったんか……
結婚式でキスして消滅するなんて悲しすぎる

ところでブータさんは……
あっ数十年後を描いたCパートに出てきた。ちゃんと元の獣型でした

{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【視聴検討中!】ドラマのアオイホノオを観たり、キルラキルの関連作品として気になってます。

全27話 +DS版特典番外編1話

タイトル、絵柄からして、男の子向けと思ったので、視聴は初めから考えてなかった作品です。
なので、深夜の再放送でも完全ノーマークでした。

キルラキルも初めの数話で断念してしまったので、再トライしてみようと思っていますが、
よく一緒に名前が挙がるこの作品が気になり始め、視聴候補として検討中。

ただ、どちらを先に観た方がいいのか迷ってます。
もうちょっとレビューを読んでみたりしようかな。急ぐこともないかな。

しょこたんのOPテーマは、CMなどでも耳にしたので知ってました。
この作品のだとは知らなかったですが。


===================================
【参考情報】視聴検討するための予備知識など(公式サイト、Wikiなどより)
{netabare}
■概要
ジャンル:SFファンタジーロボット アニメ
16:9比率ハイビジョンサイズで制作されており、アナログ放送でもレターボックス16:9比率で放送されている。本作はGAINAXが単独でアニメーション制作をした初のTVアニメ作品である。

{netabare}作品名の「天元」とは、万物生育の根源という意味があり、また囲碁の用語では碁盤の中央(中心)を指す。劇中のキーワードにも螺旋、ドリル、回転等、中央・中心に関連するものが多く見られ、中央突破、王道路線を念頭に置いた作品名といえる。監督である今石洋之の「ドリル」を念頭に置いた原案、基本設定と構成から、脚本の中島かずきが「進化と宇宙での象徴である螺旋」というテーマに乗せ、一人の男の成長劇と、生命と宇宙の進化を描いた巨大ロボット作品となっている。

本作品に登場するロボットは全編通して「ガンメン」と称され(由来は顔面)、「顔を中心に手足が付属する」という比較的マイナー部類のデザイン系統を採用している。
物語は前編(1部・2部)と後編(3部・4部)の2部2編で構成され、主題歌『空色デイズ』の歌詞は1コーラス目と2コーラス目で、それぞれの世界観のテーマに対応している。{/netabare}

過去の特撮・アニメをモチーフないしパロディとしたメカデザインやシーン描写が多数存在する。

2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、東京国際アニメフェア2008・第7回東京アニメアワードテレビ部門優秀賞・個人賞(キャラクターデザイン)受賞作品。

{netabare}劇場版映画として『天元突破グレンラガン 紅蓮篇』が2008年9月6日に、
続編『天元突破グレンラガン 螺巌篇』が2009年4月25日に公開された。
劇場版の展開に合わせ、テレビシリーズの地上波再放送がテレビ東京系列深夜枠にて度々行われた。
2007年10月 - 2008年4月(16話の総集編を除いた全26話を毎週1話ずつ放送。ローカルセールス枠)
『2008〜2009年年またぎ 大グレン団祭』 2008年12月28 - 30日、2009年1月1日 - 4日(1話 - 15話、17話の全16話を年末年始に全7夜で集中放送)
『2009大グレン団祭"春"』 2009年4月9日 - 6月11日(18話以降の再放送){/netabare}

■ストーリー
{netabare}遥かな未来。
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、
時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。
そんな村の一つ・ジーハ。 村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、
ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。
そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」
そして、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。
その時、更に地上から何かがやって来た。
それは、巨大なライフルを持った少女・ヨーコだった。
彼女は、ロボットを地上から追って来たのだ。
しかし、ライフルの威力では、倒すどころか足止めをするのが精一杯。
そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノをカミナとヨーコに見せる。
それは、顔だけの謎のロボットだった…。
(天元突破グレンラガン公式サイトより){/netabare}

■放送情報
2007年4月1日 - 9月30日  テレビ東京系列
毎週日曜8時30分から9時00分に放送。

■各話リスト
{netabare}第1部 カミナとの離別まで(第1 - 8話)
1話 「お前のドリルで天を突け!」
2話「俺が乗るって言ってんだ!!」
3話「顔が2つたぁ生意気な!!」
4話「顔が多けりゃ偉いのか?」
5話「俺にはさっぱりわからねえ!」
6話「てめえら全員湯あたりしやがれ!!」
7話「それはお前がやるんだよ!」
8話「あばよ、ダチ公」
------------------------------------
第2部 ニア初登場からテッペリン陥落まで(第9 - 15話)
9話 「ヒトっていったい何ですか?」
10話「アニキっていったい誰ですか?」
11話「シモン、手をどけて」
12話「ヨーコさん、お願いがあります」
13話「みなさん、た~んと召し上がれ」
14話「皆さん、ごきげんよう」
15話「私は明日へ向かいます」
16話「総集片」”第1部””第2部”の総集編
------------------------------------
第3部 7年後の新政府設立から月直撃を食い止めたところまで(第17話 - 第22話)
17話「あなたは何もわかっていない」
18話「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」
19話「生き残るんだどんな手段を使っても」
20話「神はどこまで僕らを試す」
21話「あなたは生き残るべき人だ」
22話「それが僕の最後の義務だ」
23話「行くぞ 最後の戦いだ」
24話「忘れるものか この一分一秒を」
25話「お前の遺志は受け取った!」
26話「行くぜ ダチ公」
27話「天の光は全て星」(最終話)
------------------------------------
{/netabare}

OP「空色デイズ」歌:中川翔子(しょこたん)
挿入歌「happily ever after」歌:中川翔子(しょこたん)

<STAFF>
{netabare}企画:夏目公一朗、山賀博之、工藤陽二郎
監督:今石洋之
副監督:大塚雅彦
シリーズ構成:中島かずき
キャラクターデザイン:錦織敦史
音楽:岩崎琢
音楽制作:アニプレックス
アニメーション制作:GAINAX
製作:テレビ東京、電通、アニプレックス{/netabare}

<CAST>
{netabare}シモン:柿原徹也
カミナ:小西克幸
ヨーコ:井上麻里奈
リーロン:小野坂昌也
ヴィラル:檜山修之
ブータ/ダリー:伊藤静
ダヤッカ:中村大樹
キタン:谷山紀章
キヨウ:佐藤利奈
キノン:植田佳奈
キヤル:阿澄佳奈
ロシウ:斎賀みつき
ギミー:本田貴子{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

84.8 11 相棒アニメランキング11位
C - The Money of Soul and Possibility Control(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3621)
19270人が棚に入れました
余賀公麿(よがきみまろ)は都内の経済学部に通う大学生。彼の夢は平凡に暮らすこと。公務員になりマイホームを持つこと。そんなある日、ミダス銀行の真坂木と名乗る、怪しい男が公麿の前に現れる。「あなたの未来の可能性を担保に、お金をお貸します。そのお金を、あなたの才覚で運用してみませんか?」と誘う真坂木。戸惑い恐れながらも、うながされるまま、真坂木に案内されてたどり着いたところ… それが“金融街”だった。ノイタミナほかにて完全オリジナル作品『C』放送開始!

声優・キャラクター
内山昂輝、戸松遥、櫻井孝宏、三ツ矢雄二、細見大輔、後藤沙緒里、牧野由依、浅野まゆみ

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

2015/12/18 相場乱高下に市場関係者のコメント

2015/12/21
18日の225先物は前日比390円安の18950円。日銀が発表した現状の金融政策に対する補完措置を受けて指数は乱高下。19880円まで買われた後は売りが膨らみ19000円を割り込む格好となった。

先週末の乱高下に関して、一部市場関係者は「市場がのんびり構えていたタイミングで補完措置という聞きなれない言葉が伝わり、ETF3000億円新規設定というフレーズに反応してしまったことが要因」と指摘している。そして「中身を確認すると来年4月に日銀が放出する銀行保有株の受け皿的なものに過ぎないとの見方が広がり売られた」とコメント。

2015/12/18
「バズーカ3」は不発、追加緩和か迷い相場乱高下
黒田日銀が再び市場の意表を突いた「バズーカ3」は不発に終わった。上場投資信託(ETF)の新たな買い入れ枠設定など量的・質的金融緩和(QQE)の強化策を打ち出したものの、マネタリーベースの目標額は据え置き。市場は追加緩和なのかどうか迷い、日本株やドル/円<JPY=EBS>は乱高下した。日本経済に与える効果も疑問視され、金融政策の手詰まり感がより鮮明になってしまったとの指摘が市場で広がっている。

<「過去の記憶」で最初は買い>
10年ぶりとなる米利上げを無難に通過し、「今回の日銀決定会合は現状維持」(邦銀ストラテジスト)と決め込んでいた市場には、再び大きなサプライズとなった。黒田東彦日銀総裁が「物価の基調は改善している」との発言を繰り返していたことなどから、今回、何かあるとみていた市場関係者はほぼ皆無だった。

しかし、日銀は18日の金融政策決定会合で、年間80兆円の国債購入を柱とする従来の金融緩和の継続を決める一方で、新たなETF買い入れ枠の設定や長期国債の残存期間延長などQQEの強化策を打ち出した。

意表を突かれた市場は、まず株買い・円売り・債券買いで反応。日経平均<.N225>は一時500円高まで上昇、ドル/円も123円後半まで約1円上昇した。長期金利も0.265%と1月28日以来の低水準を付けた。「これまで2回のQQEで急激な株高・円安が進んだ記憶による初期反応」(大手証券・株式トレーダー)という。

日銀のQQEが市場に与えたインパクトは大きい。2013年4月4日に決定され、「バズーカ砲」と呼ばれた第1弾は日経平均を5月高値まで3867円、ドル/円を11円押し上げた。14年10月31日の第2弾の時も日経平均は1カ月強で2372円、ドル/円は12円上昇した。

<すぐに冷めた「熱狂」>
だが、今回は日本株、ドル/円ともに急速に上げ幅を縮小。日経平均の下げ幅は300円を超え1万9000円割れで取引を終えた。ドル/円も122円を割り込み、ともに強化策発表前の水準を下回ってしまった。

日銀は今回、マネタリーベースを年間約80兆円増加させる金融調節目標や、長期国債の保有残高を年間80兆円程度増加させるなど資産の買い入れ額については、これまでの方針を維持した。それゆえ「追加緩和」ではないという見方が広がっている。

黒田総裁も18日の会見で、下振れリスクに対応した追加緩和ではないとの見解を示した。

また、市場が最も「食いついた」ETFの新たな買い入れ枠の設定についても、過去に日銀が買い入れた銀行保有株式の売却の再開(2016年4月から)に伴って行うものだ。ともに3000億円ずつであり、ETFの年間3兆円という購入規模は変わらない。

いったんは、過去の記憶からポジティブ方向に反応したマーケットだったが、「株式市場にとっての影響はニュートラル」(UBS証券エクイティ・ストラテジストの大川智宏氏)で、強化策の消化が進むに従って瞬間的な「熱狂」が冷め、失望に変わった格好だ。

<「手詰まり」感じるとの声も>
市場の期待のコントロール失敗は、今月3日の欧州中央銀行(ECB)でも見られた。ドラギ総裁が追加緩和の期待を過度にあおった結果、追加緩和の内容が失望され、市場では株価が急落するなどリスクオフとなった。

日銀が打ち出した強化策は、結果的に市場に受け入れられず、日経平均は上下880円の乱高下。市場では「黒田総裁は、米利上げを成功させたイエレンFRB議長に続くことができず、ドラギECB総裁の失敗の轍を踏むことになってしまった」(外資系証券)との声も出ている。

市場の関心は、果たして追加緩和がこの先あるのかに早くも移ってきているが、シティグループ証券・チーフエコノミストの村嶋帰一氏は「わかりやすい金融緩和策によって、国民や市場の期待に働きかけようとしたのが、黒田日銀のやり方であったはずだ。しかし、今回の強化策はあまりにわかりにくい。手詰まり感さえ感じられてしまう」と話している。

日銀のETF購入新枠は、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業の株式を対象にするという。もはや「非伝統的」という言葉でさえとらえにくいほどのターゲットの広がりだ。

世界で株式を購入している主要な中央銀行はない。リスクをさらに抱えることになる日銀の行方を、市場も不安を持って見つめている。

実際の株価と連動する恋愛ゲーム「IRroid 恋の有効フロンティア」登場 上場企業の株価で女の子の機嫌が変化
実際の株価と連動した異色の恋愛シミュレーションゲーム「IRroid 恋の有効フロンティア」が、iOSアプリとして登場します。12月中旬リリース予定で、現在は先行サイトがオープンしています。

「IRroid」は100を超える実際の上場企業に、それぞれ応援担当の美少女キャラクターを付けて企業情報や株価データを発信しているユニークな人工知能プログラム。アプリにはその中から約30社の応援キャラが登場し、実際の株価と連動して泣いたり笑ったりといった感情を表現します。

プレイヤーは「カブ主」となって、お気に入りの5人に自分の資産を分配して投資。資産を増やしつつ、会話やデートを重ねて彼女たちと親密になることで秘密のストーリーが見られるようになります。

恋愛ゲームとして楽しみながら、自然と株価の動きに注目できるというのがユニークです。

2015/7/1
ゴールドマン・サックスは日本株の長期見通しを引き上げている。1年後のTOPIXの目標水準を従来の1770pから1850pとした。堅調な企業業績見通しや実質賃金回復による個人消費の下支えや企業統治改革の進展などを上方修正の理由としている。この1850pという水準は07年2月の1816.97pを上回る水準。メガバンクなどの出遅れなどが影響して、TOPIXは日経平均比では出遅れ感が強まっていた。現在のTOPIXは1630p台で推移していることから、約13%のりしろがあるとの計算となる。

「ギリシャ情勢が混沌としていることから動き難いですね。ギリシャに隠れてあまり話題となっていませんが、プエルトリコがデフォルトしていますね。債務は730億ドル。結構ありますね。プエルトリコは米国自治連邦区なので米国が対応するんですかね?」

2015/6/6
続く円安、政府による為替介入はあるのか?
為替市場では円安が続いており、1ドル=125円台まで下落しました。これまで基本的に円安は歓迎されてきたのですが、ここまで円安が続くと、行き過ぎを懸念する声が出てくる可能性があります。過度な円安を防ぐために、政府が為替介入を行うということはあり得るのでしょうか。

為替介入とは、為替相場の急激な変動を防ぐため、政府が取引に参加し、相場の安定化を図る措置のことです。具体的には財務大臣の命令によって、日銀が介入の実務を行います。

日本はこれまでかなりの数の為替介入を行ってきました。しかしそのほとんどは、ドル買い円売りの介入、つまり円高に対応するための措置でした。為替市場は1973年から変動相場制に移行していますが、短期間、円安になることはあっても、基本的には40年にわたって円高が続いてきました。急激な円高は日本の輸出産業に打撃を与えると考えられていましたから、積極的に介入が行われていたのです。

1985年のプラザ合意をきっかけに、1ドル=約240円だった円は、わずか1年で150円台まで上昇することになりました。当初、日本政府はプラザ合意に沿って円買いドル売りの協調介入を行ったのですが、あまりに急激な円高に方針を変更、大規模な円売りドル買い介入を実施したものの、ほとんど効果はありませんでした。

2003年からは再び円高圧力が高まり、為替は110円まで円高が進んでいます。日本政府は2003年に20兆円、2004年には15兆円にものぼる巨額のドル買い介入を実施しましたが、やはり目立った効果はなく、2012年にはとうとう70円台まで円高が加速してしまいます。

ドル買い介入を実施する場合には、国債を発行して円を調達してドルを買い入れます。しかし円高(ドル安)が進んでいますから、購入したドルの価値はどんどん下がっていきます。借金をして値下がりする資産を買い続けていることになりますから、こうした介入は日本の財政に悪影響を与えます。

1995年、大蔵省(現財務省)の国際金融局長だった榊原英資氏(のち財務官)が、米国と歩調を合わせドル買い介入を実施、80円台だった円を100円以下まで下落させることに成功した例もあります(これがきっかけで榊原氏はミスター円と呼ばれるようになりました)が、多くの場合、市場の動きに逆らった介入はあまりよい成果を上げていません。

こうした教訓もあり、2011年以降、日本政府は為替介入をほとんど行わなくなりました。また自由市場を重視する考え方が年々強くなっており、過度な介入は国際的にも許容されなくなっています。スイスは行き過ぎたスイスフラン高を回避するため為替介入を行っていましたが、購入したユーロの値下がりで中央銀行の資産劣化が激しくなり、今年の1月、突如介入を停止し、相場が大きく乱れるという出来事もありました。

※「スイス中銀が市場に与えたインパクトは凄いですね。日本円に置き換えると、115円→80円ぐらいですか。ストップロスのレベルではないですからきついでしょうね。」

円安が政治問題に発展した場合には、政府は介入を検討するかもしれません。しかし、円安は製造業にとってマイナスにはなりませんし、物価目標に対してはプラスに作用します。仮に介入に踏み切ることがあっても、以前のような大規模なものにはならないでしょう。

2015/5/28
足元の相場における上値メドはどの水準かという話が、市場関係者からよく聞かれる。20800円。この水準は日経平均の壁と言われるPER17.0倍で算出した水準(概算)のほか、2000年高値20833円などが位置しているため。

2015/5/22
東証1部終値の時価総額、591兆円余で過去最高に バブル期以来25年半ぶり更新
22日の東京株式市場で、東京証券取引所第1部に上場する企業全体の時価総額が終値で591兆3007億円となり、過去最高となった。これまでの最高はバブル期の平成元年12月29日につけた590兆9087億円で、約25年5カ月ぶりに更新した。

22日の日経平均株価の終値は、前日比61円54銭高の2万0264円41銭。時価総額は「バブル期超え」を果たしたが、平均株価は平成元年12月29日の終値(3万8915円87銭)の半分強の水準にとどまっている。

22日の日経平均株価の終値は6営業日続伸し、前日比61円54銭高の2万0264円41銭。前日に続いて終値ベースで2000年4月14日(2万0434円68銭)以来15年1カ月ぶりとなる高値水準をまた更新した。

東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比1.05ポイント高の1647.85。

2015/5/20
時価総額、バブル期上回る=株高で過去最高に―東証1部
20日の東京株式市場は幅広い銘柄が買われ、株価上昇が続いた。これに伴い、NTTなどの政府保有分を除いた東京証券取引所第1部の時価総額は一時591兆9158億円に膨らみ、1989年末のバブル経済絶頂期に記録した過去最高水準(590兆9087億円)を超えた。
時価総額は各上場企業の総株数と株価を掛けた合計で、株式市場の規模を示す指標。時価総額の増加は、投資資金が株式市場に活発に流れ込んでいることを表す。
2015年1~3月期実質GDP(国内総生産)が前期比年率換算で2.4%増と民間予想(約1.5%増)を大幅に上回った。円相場の軟化も企業業績の先行きに対する期待感につながり、不動産や自動車など幅広い銘柄が買われた。日経平均株価の終値は前日比170円18銭高の2万0196円56銭と年初来高値を更新し、00年4月以来15年1カ月ぶりの高水準となった。
89年末の日経平均は3万8915円87銭と現在の約2倍だが、当時1161社だった1部上場企業数が1880社余りに増えたため、時価総額は膨らんだ。市場関係者は、「海外投資家が日本株に対する注目度を高めている」(中堅証券)としており、今後も時価総額の増加傾向が続くとの見方が多い。

15年ぶり高値の日経平均、中身さえないGDPとギャップ拡大
日本の1─3月期国内総生産(GDP)1次速報は市場予想を上回ったが、押し上げた主要因は在庫増加で、消費の回復度合いも弱かった。

だが、日経平均<.N225>が15年ぶり高値を更新するなど株価は絶好調。追加金融緩和や景気対策などへの期待感が先行する展開だが、弱い景気とのギャップも再び拡大してきている。

<表面上はポジティブサプライズ>
この日発表された日本の1─3月期実質GDPは、前期比プラス0.6%。ロイターの事前調査で、市場予想はマイナス0.1%からプラス0.9%とかなりばらついていたが、0.6%以上と予想したのは22社中3社(0.6%が2社、0.9%が1社)だけだった。数字上は、その意味でポジティブ・サプライズだったといえる。

上振れたGDPに加え、ダウ<.DJI>が最高値を更新した米株高や1ドル121円台まで進んだ円安も追い風となり、20日の市場で、日経平均<.N225>は一時2万0278円まで上昇。4月23日に付けた年初来高値2万0252円を更新し、15年ぶりの高水準となっている。

TOPIX<.TOPX>は連日の年初来高値を更新となり、7年半ぶり高値水準を付けている。前場段階の東証1部売買代金は1兆3649億円とそれほど膨らんでいないが、「海外ヘッジファンドだけでなく、ロングオンリーからの買いも入っている。物色セクターも循環しており、息の長い上昇相場となる可能性も大きい」(大手証券トレーダー)という。

2015/5/15
現物市場ではファーストリテイ<9983>の動きが目立っている。今週は12日を除く3営業日で前日比1000円超の上げ下げに。同社が1000円動くと日経平均は約40円動くことから、同社を利用して日経平均を動かしたい投資家が活発に商いを続けているようだ。足元の225先物は綺麗なファーストリテイ連動型と言えよう。

「225先物は狭いレンジで推移しています。次のステージにエネルギーを蓄積・・・という感じもあまりしませんね。それよりもシャープ<6753>のターゲットプライスが凄いですね。メリルが60円でUBSが40円。古い言葉で恐縮ですが、額面割れですね。」

2011年日経225先物CB2連発と「まどか」本放送一時休止の時はパニックになった。
2011年3月相場が動いた
大引け間際の地震により、大幅続落
11日大引けの日経225先物は、前日比円200円安の10170円で取引を終了。高値は10310円、安値は10160円で上下レンジは150円。売買高はラージ94920枚、ミニ48948枚(4月限)、524062枚(6月限)。 TOPIX先物は前日比14.50ポイント(P)安の907pで取引を終了。高値917.5p、安値905pで上下レンジ12.5p、売買高は46195枚。
手掛かり材料難から様子見姿勢が強まったものの、売り込まれることもなく底堅い展開が続いた。ただ、14時40分過ぎに発生した大地震により下げ幅を拡大、日中の安値圏で取引を終えた。

大幅続落、ミニ(6月限)の売買高は100万枚を超える
14日大引けの日経225先物は、前日比710円安の9460円で取引を終了。高値は9750円、安値は9430円で上下レンジは320円。売買高はラージ20万6394枚、ミニ(6月限)108万8800枚。TOPIX先物は前日比80ポイント(p)安の827pで取引を終了。高値859p、安値825pで上下レンジ34p、売買高は8万7821枚。
この日の寄り付きは、東北・太平洋沖地震を受けたリスク回避の動きから、売りが先行して取引を開始。TOPIX先物は寄り付き直後にサーキットブレーカーが発動し、15分間の一時中断措置がとられた。

大幅に4日続落、売買高はミニ(6月限)で140万枚超え
15日大引けの日経225先物は、前日比820円安の8640円で取引を終了。高値は9230円、安値は7800円で上下レンジは1430円。売買高はラージ291543枚、ミニ(6月限)1407615枚。TOPIX先物は前日比58ポイント(p)安の769pで取引を終了。高値807p、安値691.5pで上下レンジ115.5p、売買高は111657枚。
この日の寄り付きは、福島第一原発2号機で爆発音が聞こえたと報じられ、リスク回避の動きが先行。その後も、原発事故の動向を睨みながら、売りが優勢の展開が続いた。ランチタイムに菅首相(当時)による国民へのメッセージが伝えられ、福島第一原発から30キロ圏内の人々に屋内退避を呼びかけるなど、緊迫した内容であったことを受けて、225先物に売りが殺到、第二値幅までサーキットブレーカーが発動した。日中安値ではストップ安(7780円)水準に迫り7800円まで下落。

※先物動く時はすごかった。遅物ではないと実感。

「魔法少女まどか☆マギカ」本放送中の動向
重厚な設定や悲壮な展開は注目を集め、放送が行われていない日本国外の地域から寄せられたものを含めた様々な反響があり、同時期のテレビアニメの中では抜きんでた話題を集めたが、最終回を前に、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、それに伴う東日本大震災のための特別報道番組によって本作の放送が中止となり、第11話以降の放送およびネット配信も「自粛」を理由に延期されることとなり、放送が危ぶまれた。

2011年3月末までの放送を予定していたレギュラー放送はそのまま終了となったが、公式Twitter上で、レギュラー放送とは違った形で4月中に最終話までの公開を目指す旨が発表され、その後の告知で、最終回は放送休止となっていた2話または3話分(放送局により異なる)の未放送エピソードをまとめて放送する形となることが発表された。その間には最終回がいつ放送されるのかが話題となり、ゲームメーカーなどがエイプリルフールのネタとして本作を取り上げたほか、第11話と最終話(第12話)の台本がインターネットオークションや掲示板へ流出するというトラブルもあった。放送日は2011年4月21日深夜(4月22日未明)となり、最終回の集中放送当日の読売新聞朝刊(統合版地域は除く)には全面広告が掲載されるなど、大々的な告知も行われた。テレビアニメが何らかの事情で予定の期間内に最終話までの放送を完了できなかった場合、そのまま打ち切りになってしまうことも多い中、こうしたかたちで放送が行われたり、新聞広告を用いた告知が行われたりすることは極めて異例とされる。平日の深夜3時放送となった最終回はネット上や秋葉原でも大きく盛り上がり、視聴率は高く、MBSで2.3パーセントを記録。同占拠率は22.6パーセントだった(共にビデオリサーチ調べ)。

※待ちに待った2011年4月第11話、第12話視聴して号泣。一生忘れられない思い出になった。

ドイツ銀とバークレイズ、スイス・フラン急騰で損失-関係者
ドイツ銀行とバークレイズが、スイス国立銀行(中央銀行)の突然の自国通貨上限の撤廃によるフラン急騰を受けて損失を被ったと、事情に詳しい関係者が明らかにした。両行は世界の外為ディーラー最大手の一角。

関係者の1人が匿名を条件に述べたところによると、ドイツ銀は15日に約1億5000万ドル(約176億円)の損失を被った。別の関係者によれば、バークレイズの損失は1億ドル未満だった。また、損失額はまだ査定中で、通貨以外の株式などの資産クラスにも拡大する可能性があると関係者の1人が述べた。

スイス中銀の15日の発表を受けてフランは同日、ユーロに対して一時41%高に達した。ブローカーのアルパリ(UK)とグローバル・ブローカーズ・NZの2社は市場の波乱が続く中で閉鎖に追い込まれた。

関係者によれば、バークレイズの損失が決算に及ぼす影響は大きくなく、同行はフランについてのスポット取引を全て履行できる。

ドイツ銀の広報担当、クリスチャン・シュトレッカート氏はフラン急騰によって損失を被ったかどうかについてコメントを控えた。バークレイズの行員もコメントを控えた。銀行の損失について米紙ウォールストリート・ジャーナルが16日先に報じていた。

株価と美少女キャラのご機嫌が連動 業の深そうな“株連動”萌えサイト「IRroid」公開
美少女キャラクターと株情報が連動する、なんだか業の深そうなWebサイトが誕生した。その名も「IRroid(アイアールロイド)」。企業ごとに設けられた美少女キャラが、株情報などを萌え〜な感じで発信するサイト。

女の子たちは「株価連動型の人工知能プログラム」という設定で、そのご機嫌は株価次第。株価が上がればニコニコしてるし、下がれば泣いたり怒ったりするらしい。好きなキャラクターをなるべく悲しませないためには……分かってるよな! いやまあ、1人の力ではどうにもならないかもだけど!
サイトを作ったのは金融情報企業のQUICK。多くのユーザーに「企業を知る機会」を与えるべく取り組んでいるそうですが……1社ごとに応援キャラクターを用意するなんてすごい。しかも、企業の特色を感じさせるキャラデザインなのが面白い。一種の擬人化ですな。
例えば自転車パーツなどでおなじみシマノは、「六車紗江子(むぐるまさえこ)」というカワイコちゃんが応援中。自転車用のヘルメットをかぶり背中にロットを背負ったスポーティーな女の子で、いかにもシマノっぽい! 「12100円で前日比0.16%のプラスやで。調子えーやん」とご機嫌の様子だった(記事執筆時)。
一方、雪国っぽい透明感がキュンキュンする「長岡麻理子(ながおかまりこ)」は総合製紙メーカーの北越紀州製紙の応援キャラ。記事執筆時点では「450円で前日比0.22%のマイナスです。紙一重です……」と表情は曇り気味。製紙だけに紙一重……だれがうまいこと言えと!
このサイトにはこうしたキャラクターページ以外にも、4コマ漫画コーナーといったお楽しみコンテンツが用意されている。この漫画がまた、企業の過去のあれこれをサラッとネタにしていたりして面白い。

11月開始のJPX日経400先物、裁定業者を取り込めるか
大阪取引所は2014年11月25日からJPX日経インデックス400先物取引を開始すると発表した。設定取引限月は5限月取引で、26年12月限、27年3月限、同年6月限、同年9月限、同年12月限となる。呼値の刻みは5ポイントで、取引最終日は各限月の第2金曜日の前日となり最終決済はSQによる差金決済とのこと。12月限が売買されるのは3週間弱ということで、どれだけ参加者が集まるかが注目されよう。流動性が高まれば、同指数を利用した裁定業者の参戦も期待できるが、僅か3週間でSQを迎えることでスケジュール的にはタイトなイメージも。一部市場関係者は「加重平均という意味合いではTOPIXで裁定を仕掛けていた業者がスライドする可能性はある。ただ、SGXに上場させなければ日経300先物の二の舞となるかも。」とコメントしている。
日経300先物は、1988年9月、TOPIX先物、225先物が取引スタートした後、1994年に取引を開始した。スタート直後は人気があったものの流動性の低下などから商いは盛り上がらずスタートして20年後の今月取引停止となった。こうした経緯を考慮すると参加者を呼び込むことができるかどうかが、JPX日経インデックス400先物の成功に直結すると思われる。

久しぶりに(2013年7月15日)視聴(1話と11話)して疑問に感じたことがあった(放送当時も変だなと思ってはいた)。

物語に20XX年日本とあるので、まず2000年~2013年7月15日現在で実際の安値はそれぞれ
2009/3/12 東証株価指数(TOPIX)700.93ポイント
2008/10/28 日経平均株価 (日経225)6,994.90円であり
11話冒頭の映像で東証株価指数(TOPIX)が663ポイントで 日経平均株価 (日経225)が4105円となっていた。

相場下落によりNT倍率(NT倍率のNは日経平均株価、TはTOPIXの意味で、その名の通り日経平均株価をTOPIXで割ることにより求められる)が縮小する可能性はあるが、6.19倍は過去において例がなく今後も起こりえないと判断した。

参考に2013年7月12日大引だとNT倍率は12.07倍
東証株価指数(TOPIX)が1201.99ポイント
日経平均株価 (日経225)が14506.25円
年初来高値 12.49倍(05/23)
年初来安値 11.62倍(02/08)

用語解説 NT倍率
NT倍率の「N」は日経平均、「T」はTOPIX。NとTの相対的な強さを示した指標で、日経平均(N)÷TOPIX(T)で求められる。
指数採用銘柄の違い、算出方法の違いでNとTには独自の動きがある(値がさハイテク株の影響を受けやすいNに対し、時価総額の大きい内需株の影響を受けやすいTなど)。
こういった両者の特性により、相場展開次第で、同じ国内主要企業の主要指数といえどもNT倍率は変動が生じる。
この変動には、株価と同様にトレンドを形成する傾向もある。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 56
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タツノコプロらしい魅力的なヒロインと「未来を担保にお金を融資」という着眼点はよかった

【レビューNo.60】(初回登録:2023/5/20)
オリジナルアニメで2011年作品。全11話

(ストーリー)
近未来の日本。末期的な危機が叫ばれていた日本経済であったが、密かに混じる「ミダス
マネー」によって回復しつつあった。
大学生・余賀公麿の夢は平凡に暮らすこと。公務員を目指しながらアルバイトを掛け持ち
する日々。
そんな彼の元に突然現れた金融街の使者・真坂木。
「未来を担保に、ご融資させていただきます」
と言われ、多額の金が銀行口座に振り込まれる。公麿はその金に何気なく手をつけるが、
そこで公麿を待っていたのは金融街にて自身と周りの人々の未来を代償にした、ミダス
マネーの奪い合い「ディール」を強制される「アントレ」への道だった。

(評 価)
・ありがちな使い魔のバトルモノに金融要素を掛け合わせたもの
 ネタバレ的な説明になるが
 ・「アントレ」と呼ばれるプレイヤーは「アセット」という使い魔のようなものと協力
  し、ミダスマネーの奪い合い「ディール」を毎週行う義務がある。
  (ディールが行われるのは、「金融街」と呼ばれる謎の異世界で、世界に9個所存在)
  → ミダスマネーはミダス銀行が発行する黒い紙幣で、すでに現実世界に混入し経済
    の一翼を担っている。アントレには見分けがつくが、一般人には区別できない。
 {netabare}・バトルは資金力が密接に関係している。基本ルールは
  「攻撃を受けたら資金が減り、コストをかけて攻撃を当てれば資金が増える」
  なので資金か多いほど戦いは有利。
  (ただし勝利条件は総資本増加率(%)の高い方なので、小資金でも勝利可能)
 ・ミダスマネーは「自分の未来を担保に融資」されているので、ディールに敗北すると、
  その負け方に応じ、現実世界の未来に影響が出る。
  (なので有力者が大敗すると現実世界への影響が大きいため、わざと僅差の勝利で影
   響力を最小限に留めようとするアントレも存在する){/netabare}
 要約すると、物語の大筋は
 「自分の未来を担保にミダスマネーを調達し、それを元手にアセットと協力し資金を増
  やしていく」って感じですかね。
 まあゲームのライフや攻撃力等をお金で表しているイメージで、そのバトル結果が現実
 世界に影響を及ぼすところが、本作の特徴といえます。
 バトルモノとしては、普通に楽しめるという感じでしょうか。バトルシーンはスピード
 感等ありいい出来なんですが、ただアセットの能力頼みという面が強く、特筆すべき点
 がないのが難点ですかね。あと
 ・作中ではディール中アントレが負傷すると、流血するようにミダスマネーが溢れ出し、
  損失を出しているような描写がある。
 ・隠しアイテム的にアセットが株を持っていて、それをバトルの最中に売りに出して、
  一時的に資金を調達してパワーアップが図れる。
 等なんとか「金融」の色を出そうという、スタッフの努力が伺えますね。

・バトル以外にも哲学的な示唆に富み面白い
 ディールの目的は上述通り「資金を増やす」ことですが、では稼いだお金を何に使うの
 か。{netabare}ある者は自分や家族のために、またある者は「今」の弱者を救うためボランティア
 に携わったり、また「国の借金を一人で背負う男」→ 国債を稼いだミダスマネーで買
 い取り日本経済を支えてる強者なんかもいます。彼らは彼らなりの信念を持っており、
 そんな彼らと交わった公麿は何を思うのか・・・。
 公麿自身もディールで打ち負かした相手を訪ねたりと「金融街でどう生きていくのか」
 を彼なりに模索しています。
 ・「可能性が失われた未来しか残らないなら、現在がある意味がない!」
 ・「それは強いものの論理だ。遠くを見る余裕のある者の理屈だ。本当に弱い者は、
   その日、その日をもっと切実に生きている!」{/netabare}
 スタッフ的には単なるバトルモノだけでなく、こういう哲学的な内容もバランスよくや
 りたかったのかなっというのが伺えますね。

・タイトル「C」の意味
 これもネタバレ要素が強いですが
 「Calamity、Catastrophe、Chaos、Clash、Crisis、Collapse等」の頭文字からきており
 どこからもミダスマネーが調達できなくなる「市場閉鎖」を意味するようです。この状
 態に陥ると、
 {netabare}→ 金融街と共に影響範囲内にある人間や土地が「存在しなかった」ことになり消滅
  → それにより現実世界の国も消滅 → その影響が他国にもおよぶ
   (まあ早い話が「世界大恐慌」をイメージしたもの)
 ということで、これが「『C』の連鎖」と呼ばれ、終盤はこの事態に対処するために、
 「国の未来を担保に「現在」を救うために資金を調達するのか、「未来」を守るために
  それを阻止するのか((担保として失った)未来を買い戻す)」
 の選択を迫られるという展開になります。
 物語として前半は個人戦が続きますが、だんだん上述金融危機の回避やインフレ、通貨
 の信用といった国家レベルのマクロ的な話にシフトしていく感じですね。{/netabare}

・タツノコプロらしいキャラデザがかわいいヒロイン
 公麿のアセットは「真朱(ましゅ)」と呼ばれ、頭から弧を描いた角を生やした美少女
 の姿をしていて、タツノコプロらしさが出ていて、個人的にはストライクでしたね。
 ・緑色の瞳に茶色のツインテールで、敢えて「スレンダー」と言っておこうw
 ・ツンとした感じが絶妙だが、結構表情も豊かで仕草等もかわいい
 ・好奇心旺盛な性格で、カップメンが好物になったり、キスに興味を持ったりする
 ・新人のアセットらしいが、かなりの実力者で必殺技も持っている
 初めは訳が分からずパニックに陥ってる公麿を叱咤することも多かったが、次第に理解
 しあっていく過程は微笑ましいです。

個人的には「『真朱』を愛でる作品」として観ていたところがありますね。
タツノコプロも(見た目だけでなく、ツンで快活な)魅力的なヒロイン作れるじゃんw
それに「未来を担保に融資」という着眼点はかなり面白く、未来のために今何をすべきな
なのかといった、哲学的な示唆に富むシナリオ構成はなかなか見応えがあったと思います。

ただバトルの中に「金融要素」を組み込もうとした努力は評価したいですが、それが作品
独自の面白さに繋がっていない点が・・・小難しさに難色を示した方もおられるのでは。

しかし金融的な要素として「通貨の価値とは一体何なのか」を今一度問うようなテーマで
あったり、「未来を担保に資金を調達」というのは、今の赤字国債を発行し続ける日本政
府を暗揄しているのかなとも受け取れますし、「単純なバトルモノ」で終わらず、
「『お金』をテーマに、結構いろいろ考えられて作られてるな」
というのは随所に感じられたので、個人的には「良作認定」ってことで。

OP「 NICO Touches the Walls/マトリョーシカ」はOP映像と合わせ、ホント秀逸でした。
マトリョーシカの構造で「生きるために着込んだ鎧」とか「さらにちっぽけな俺の殻」とか
絶妙に歌詞で表現しているのは天才かよっとw曲もロックでバトルの高揚感を煽る感じだし。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今を守って未来を守るか、未来を守って今を守るか

序盤 あぁ

中盤 おぉ

終盤 なるほどね

この話はとある貧乏大学生に金が振り込まれていた話
ジャンルは主人公強・モンスター・株・お金
別にスマホは落としてませんし、なんならガラケーすらもっていない主人公君です。
さて副題で察して欲しいのですが直訳すると「魂と可能性を制御する金」。まぁそういうことです。 {netabare}未来を担保にミダスマネーという架空の金を現実にしてしまう{/netabare}というものすごく恐ろしいことをやっています(よね?)。しかしバレなければどうということは...ないですよね?ごめんなさい私お金の管理が苦手なうえに経済かなり苦手でして...逆に札束を多く流通させたら金の価値が下がって経済が悪くなるんじゃないの?本当にアホな疑問でごめんなさい
さて苦手の経済の話はやめて作品の話をしましょう。
内容です。序盤の導入はちょっと無理があるものかなって。たとえるなら背中のブースターを勢いよく噴射したけど急にしすぎたせいで頭が追い付いてない...的な?物語が進む関係で一応展開は理解できますが、過程を跳びすぎたのかな、という印象です。しかし、その勢いの良さがこの作品の不条理さ、この作品のテーマの一つである「金に関する優劣」を強調してるのです。中盤では担保にかけた「未来」をテーマにしています。そして同時に「現在」も同時に相手しています。言っていることがめちゃくちゃですが、実際視聴してみるとかなり面白い構造となっています。終盤で今度は「現在」と「未来」の比較がなされています。ここでも「金に関する優劣」「人生の不条理」に触れています。徐々に扱うテーマを増やし、終盤で大きく扱うという構造は素晴らしいものですね
作品全体のテーマとしては「金」というより「未来」のほうが大きいと思います。そしてかなりテーマとしては良いものでもあると思います。先ほども言った通り、「序盤のとんだ導入」と「中盤の未来を奪われるという展開」で「人生の理不尽さ」を暗示し、その理不尽さの象徴として「貧富の優劣」。金に困っているものの言うことが信用されなかったり、客から雑にされたり。世の中金だけじゃないとよく言いますが、金があれば世の中は渡れます。金以外のやり方を知らない者にとっては金がすべてなのです。その金を欲する現在とそれによって奪われる未来。それが第三のテーマ「未来と現在」(あえて未来を先にしました。)
三國さんの言うことも正しいのでしょう。{netabare}現在を守らなければ未来もない。 {netabare}妹さんとの経験からそういう思考になったのでしょう。「私にはね。明日ってのがないんだよ」と言われたときはさぞ世の中を恨んだでしょう。{/netabare}そんな世の中を恨んだ三國さんは現在さえ守れれば良いと思考に変わってしまいます。それは危険な思想で一見未来を守っているようですが、それは近い未来しか守っていません。長い目で見た際では破滅します。しかし三國さんはそれでいいのかもしれません。「明日」さえくればいいのですから。{/netabare}
対して主人公、余賀君の最終的な意見は {netabare}「未来を救う」正確に言うなら未来の可能性を捨てさせない、ですね。もちろん現実をすてるつもりはサラサラないのでしょうが、どうしても極端な受け取り方をしてしまいそうな主張ですね。未来に可能性を託し、自分ではなく他人の幸せを願い、自分がいない世界での平和を望む。そんな利他的にもほどがある主張は利己的な現代人類にとっては難しいかもしれません。が本来生物は自分が死ぬと分かっていながらも子孫繁栄に尽力するものなのです。産卵の養分となるために食われるオスや海から川へ無理やりのぼり例え肉が裂け骨が砕けようとも卵を産もうとする魚など、利他にもほどがある生物がそこら中にごまんといます。作品の中でも人助けや自分の特にならない国債の購入(この時の「国民を助けるためだけに莫大な金を国債につぎ込んでいると?」と聞いた秘書は利己的な現代日本の象徴ですね)したりしているのにも関わず本質はなにも変わらない。つまり未来を守ろうという考えは何も間違っちゃないのです。だからと言って利己的な考えはダメだ、という証拠もありません。昔、私は先生に「どうして人を殺してはダメなのですか?」と聞きました。そうすると先生は「自分が殺されたくないからですよ」と教えてくれました。実際そうなのです。利己的な集合体こそが正義だったりするのです。{/netabare}
この作品の物語を評価するというよりは作品に込められた意味を考える方がこの作品を楽しめるのかもしれません。何度も言いますが面白いというより作品の存在自体が素晴らしいのです。かなり細かいとこまでテーマが組み込まれています。注意して視聴しましょう
キャラに関してですが、主人公の考え的にはいいかもしれませんが、序盤のヘタレ感がすごかったなという印象です。それ以外のキャラは割と好印象です
あとこの作品、演出がとても良いです。場面が変わるタイミング、描写、暗喩表現。特に4.8話はよかったです。

監督は中村健治さん。初の監督だそうですが、素晴らしいですね。今作はオリジナルアニメなので恐らくテーマはこの方が作ったのかな?素晴らしい
シリーズ構成は高木登さん。バッカーノやデュラララのシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザはmebaeさん。キャラデザは二回目だそうですが、あまり主人公のキャラデザはすきじゃありません。
劇伴は岩崎琢さん。グレンラガンやソウルイーターの劇判を担当した方ですね
アニメ制作は竜の子プロダクションさん。超王手アニメ制作者ですね。いうまでもない。丁寧な戦闘シーンと日常シーンでしたね

作画は普通でしたが主人公のキャラデザがあまり好みじゃないのが残念。
opは光村龍哉さん作詞、坂倉心悟さん作曲、ナルトEDを担当したことのあるNICO Touches the Wallsさん編曲歌唱の「マトリョーシカ」
edは内村友美さん作詞、School Food Punishmentさんと江口亮さん作曲、江口亮さん編曲、東のエデンedを歌ったSchool Food Punishmentさん歌唱の「RPG」
声優さんは良かったです。主人公役の内山昂輝さんもさることながらマシュちゃん役の戸松遥さんも素晴らしかったです

総合評価 テーマが良いから見ても損はない

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

87.5 12 相棒アニメランキング12位
TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3368)
17323人が棚に入れました
都市シュテルンビルトは、様々な人種・民族・『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。会社に所属するヒーロー達は、日夜会社の為にスポンサーを背負って、ポイントが入る事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々キング・オブ・ヒーローを目指し、年間ランキングを争っている。そんなサラリーマンヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、能力発動の5分間はハンドレッドパワーを使える能力者。人気のピークは過ぎているが、ベテランなりに土地勘、経験値を最大限に生かしたパフォーマンスを見せる。会社の命令には従わなければならないのだが、現場判断で目の前の市民の為には器物破損も厭わない、我が道を突き進んでしまうワイルドタイガーは『正義の壊し屋』という不本意な煽り文句が付けられている。そんな虎徹を雇っていた寛大な会社が、突如吸収合併されることに。ヒーロー業一筋の虎徹、このままだと失業に・・・?

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、甲斐田裕子、福田信昭、横島亘、宝亀克寿、日高里菜
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おじさん&バニーちゃん(88点)

全25話。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:88点
アニメ系統:熱いヒーローバトル

製作サンライズ。
キャラクター原案・ヒーローデザインを桂正和氏がつとめた。

ウイングマンから始まり、ビデオガール、DNA2、I'sと
美少女キャラがすばらしい作品が多い桂氏とおっさん世代には胸熱なわけだが、
どうも作品の雰囲気がアメリカンコミック風な感じで
ぱっと見X-MANか?というような設定・世界観を思わせ
どうにも受け付けないそんな第一印象であった本作だが
実際に1話視聴するとそんな考えは吹っ飛んだ。

まずはその斬新な設定。
ヒーロー物に違いはないのだが、そのヒーローが会社に雇われていて
事件を解決する場面をテレビで放送するのだ。

そんなわけでスポンサー企業もありヒーローたちの
着用するスーツにスポンサーロゴがバンバン入っている。

この作品はそのロゴに実際のアニメのスポンサーを
入れるという新しい試みをやってのけている。
このスポンサーがまたいい味になっている。

各キャラに愛着を持たせるのに一役かっている。
ペプシちゃん、牛角さんは特にスポンサーが光っている。

とそんな真新しい部分ばかりに目が行きがちではあるが
この作品の面白さはそんなところではない。
まずは、主人公の2人が非常にいいのである。

タイガー、通称おっさん、おじさん。
このおっさんが昭和を感じさせる、まさにおっさんなのである。
昔のヒーローみたいに人情味があり熱いのだがドジなのである。

バーナビー、通称バニー。
若くてクールで合理主義。
若くしてヒーローとしての才能を見せ付ける。
おっさんとは正反対の性格と立ち位置。

こんな凸凹な2人がコンビ組むことになり事件を解決していくのだが
その過程での2人の掛け合い、気持ちの動きが絶妙。

反発しながらも引き付けあう。
ベタな作りといえばそうなのだが、そこがまたなんともいいのである。
まさに王道の凸凹コンビなのである。

また、ストーリー構成も非常に良かった。
全25話だが、13話までで一区切りがあるためまったく飽きさせない。
ストーリーも単純で分かりやすく、まさに王道の展開を見せながらも
最後の盛り上がり、締め方もよく、清清しい。

そして、このアニメを見るときに注意していただきたいのは
ED曲が終わっても終わりでは無いので見逃さないで欲しい。
ED曲の後少し話しがつづく。
さらには次回予告でのおっさんとバニーの語りが面白い。
是非そこまで味わっていただきたい。

OP曲ED曲もかなりかっこいい。
個人的には前半OPの「オリオンをなぞる」がかなり好きである。
「ミッシングリンク」「星のすみか」「マインドゲーム」
もいい。
まあ全部いいってことでw

少々気になることといえば、謎を残した物が少しあるってこと。
何か2期を匂わせる感じなのだが。
劇場版製作が決定したので、そこに続くのか?
それとも、別に2期でもやるのか?
これからもまだまだタイバニから目が離せない。

個人的春アニメランキングで1話から不動の1位。
タイバニお勧めなので是非見てみてほしい。


と、まあ色々熱く書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

製作関係者の皆様、いいアニメを
「ありがとう!そして、ありがとう\(^O^)/」


-----------------------------------------------------

以下、ここまでの各話毎の感想。
ネタバレを含んでいるので、未視聴の方は
スルーを推奨。

------------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。
正直、期待していなかったのだが、見てみたら意外に面白い。
X-Men風(アメコミ風)の作画で主人公は熱いキャラぽい。
アメコミ苦手な人は敬遠するかもしれないが(自分もアメコミは苦手だが)次回も見たいと思わせてくれる内容。
今後に期待したい。

2話視聴。
TIGERの回。
サラリーマンヒーローの会社での立場、
家族とのやり取り等いい感じ。
作画も気にならなくなってきた。
次回はBUNNY回ぽい。
ここから本筋に入っていくのか?
来週も期待。

3話視聴。
お互い気が合わないが
実は最高のコンビといった感じになっていきそう。
なかなか熱い。
(おっさんはマヨラーかよ(笑))

4話視聴。
熱い、熱い、熱い。
おっさんいいよ。
ペプシちゃんもいいね。
歌えるヒーロー。
ファイヤーエンブレムが経営者でおねえには笑った。
キャラがたっていていい。
他のキャラの話にも期待。
(おっさんお風呂で歯を磨く派なんですね)

5話視聴。
ありきたりな展開だったがいい味出してた。
三文芝居に本物がからんで決着後のプレゼント(笑)
完全に先が読める展開だったが唯一
最後の牛角さんが読めなかった(笑)
(バニーは好きな物は最後に食べるのか(俺もだわ))

7話視聴。
バニーの過去が少しわかった。
6話から敵?が強くなってきた。
ネクストどうしの戦いもなかなかよかった。
なによりタイガー大活躍じゃないですか。
かっこよかった。
おっさんいいよ、おっさん。
(バニー同じメガネ5つもってるのかw)

8話視聴。
折紙回。
そんな能力だったのか。
どうやって戦うのだろうか?
おっさんが最近かっこいい。
こういう熱いおっさん大好きだわ。
(間接照明ってw)

9話視聴。
ベタな中国語表現久しぶりに聴いたアルヨwwww
カンフーキッド大活躍&なかなかかわいいね。
おっさんかわいそすぎるwww
バニーにちょっと異変、何かを思い出したようだ。
さてさてどうなるのやら。
(ジュースの氷は食べるって俺もだwww)

10話視聴。
おっさん、あんたの気持ちはよく分かる。
1人娘とか目に入れても痛くないレヴェル。
カエデちゃん、もう少しパパに優しくしてやってくれ。

今回もおっさんにしびれた。
バニーの登場もベタだが、だがそれがいい。
敵さんもいよいよ本格的に出てきて
盛り上がってまいりました。
(ワインはロゼ派なバニーでしたw)

11話視聴。
おっさん、もうかっこよすぎるだろ。
ベタな熱い男にしびれる。
ジェイクいかれすぎてる。
オリガミやばい。
やばすぎる。
どうなる来週。
ワクワクがとまらない。
(ハンバーガーつぶして食べるのかwおっさん)

12話視聴。
おっさーーん
ジェイクやばすぎる。
ジェイクの能力は恐らくあれだね。
バニーはおっさんの戦いから
気づけたのだろうか?
バニー頼む、何とかしてくれ。
しかし牛角のあつかい可哀想w
(俺もティッシュ2枚重ねて使うよ、バニー)

13話視聴。
やっぱりジェイクの能力はあれだったw
ベタな能力だが、だがそこがいい。
我々おっさんにはたまらない。
そして劇中のおっさん、またもかっこいい。
おっさんのかっこよさは視聴者だけが分かればいいのだよw
おっさんかっこいいよおっさん。
いや虎徹さんw
(おっさん深爪wwwwww)

14話視聴。
新章突入だね。
OP曲ED曲ともに一新。
個人的には今までの曲の方が好きだけど。
OP曲ではファイヤーエンブレムの肩の
メイトがキターって感じw

で、本編だが、ウロボロスから8ヶ月たってた。
今回はおっさんのかっこ悪さがw
B.T.Bユニット結成でダンス爆笑www
ペプシちゃんは今回可愛かった。
ツンデレ恋する乙女だった。

そしてついに牛角さんが!!!!!
いいところ持って行きました。
たまには牛角さんにも活躍してもらわないとね。
(バニー寝る前に牛乳飲むのかw)

15話視聴。
スカイハイ回。
前半笑いが止まらないwww
恋愛について盛り上がる
アネサン、キッド、ペプシちゃん
特にアネサンワロスwwww
後半はシリアスモードオン。
スカイハイ・・・・
切ない。そして、切ない。

おっさん・・・
何となく想像はしていたが、
その通りの展開でくるとは。。。
このままでは終わらないだろうが
どうする、おっさん。
(おっさん、靴下は左からか、俺は右からだw)

16話視聴。
ルナティック!
こいつの存在を忘れてたw
しかも今回はルナティックの正体が!
そしてレジェンド!
おっさんどうする。
今回の話はかなり重要なのではないだろうか。
後半の核となりそうだ。
今後が楽しみだ。
(バニー月2回の美容室って行きすぎじゃねえのw)

17話視聴。
おっさんとかえでの話。
分かるぜ、おっさん。
おっさんの気持ちはよくわかる。
そして、おっさんかっこよかった。
おっさんは俺のヒーローでもあるんだぜw
今回はぐっときた。
親子っていいよ。
1人娘は大事にしないとね、おっさん。
(バニー首から洗うとか、俺は手からだわw)

18話視聴。
クリームから新たな衝撃の真実を告げられた。
ここにきて最後の盛り上げが来たか。
そして、ペプシちゃんのツンデレがちょっと可愛いw
おっさんはいつの間にか皆のヒーローになっていた。
この先どうなるんだろう?
おっさんどうするのか?
まだまだ楽しませてくれそう。
(おっさん、夢に出てきた女優好きになるって分かる気がするw)

19話視聴。
黒幕、予想通りの展開だったw
そうこなくては!
すごく盛り上がってきたよ。
バニーピンチ。
おっさんバニーを助けてやってくれ。
やはりおっさんだけが頼りだ。
(電動ハブラシって何か磨いた気がしなくないか?バニー)

20話視聴。
やべえええええ
おっさーーーん
黒幕のやり方がえげつねえ。
どうやってこの窮地を脱出するのか目が離せない。
ルナティックもからんでくるのか?
(ファンレターちゃんと読むおっさん偉い)

21話視聴。
ルナティックの正義から言えばおっさん側になるのは分かる。
ベンさん、あんたがいた。
ちょっとほっとした。
おっさんにも希望は残っていそうだな。
そしてカエデが切り札になる気がしてきた。
ああ、来週が待ち遠しい。
(おっさん、新聞は広告から。分かりますw)

22話視聴。
楓が切り札と予想通りだった。
ペプシちゃんだけはおっさんのこと信じてくれようと
してたのが、嬉しいぜ。
が、ハンサムなぜ肝心なところで。
そして、斉藤さんイカスwwww
後3話で終わりなんて信じられねえ。
バニー回とマーベリック回とルナティック回と数えても
1回ずつしかねえ。
全部終わらそうと思うと尺足りねえ気がしてきた。
綺麗に畳んでくれる事を願わずにはいられない。

23話視聴。
バニーーーーーー。
よかった、ほんとよかった。
ここに来て斉藤さん大活躍wwww
メガホンには吹いたwwwww
そして、マーベリックのクソさに何かムカついた。
まだまだピンチは終わらないが、どう切り抜けるのか。
あと2話で終わりなんて・・・・
(35度7分って平熱低いだろバニーw)

24話視聴。
うわああああああああああああああああああああああああ
おっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
次週最終回・・・・・・


25話視聴。
バニー早とちりwwwwwww
まあ、そんなベタなことやらかすんじゃないかとは思っていたがw
最後の僕っ子なんか可愛かった。
牛角さんとアネサンwwww
ペプシちゃんなんて本読んでんのw
ハンサムがなんか哀愁ただようわw
ああ、もう皆とお別れなんて寂しすぎる。

一応マーベリックとの決着をつけ綺麗に終わったようには見えるが
最後意味ありげな終わり方しやがった。
ルナティックにウロボロス。
これは、もしかして2期あるんじゃね?
ちょー楽しみなんですが。
2期の製作、是非お願いしたい。

最後EDに「オリオンをなぞる」を流してくる粋な演出よかった。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 85
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄なのにK○DIではないの?

オリジナルアニメ あにこれでの評価も高い


桂正和がキャラ原案なんて『ダグ&キリル』みたいだね
『東京喰種』のニコみたいにおねえ役のツダケンさんハマってるなあ
野原ひろしとしんちゃんの共演は『コトブキ飛行隊』以来だね ひまわりもおるし
『ウマ娘』以降の女人化もついにブルース・リーをネタにするまでになったか
JKが平田のおっさんに惚れるなんて『恋は雨上がりのように』のパクリやん


もちろん話は真逆です。私と同じように最近この業界に参入した者にとっては“あるある”な逆転現象。
既視感の多さは後続への影響が多大だったことをはからずも裏返しで証明しているようなものです。
ごくごく個人的なところで、私『ソードアートオンライン』クライン役が声優平田広明さんを意識した初の作品でした。馬鹿耳なのか当初、平田さんと藤原啓治さん一緒の方だと思ってた時期があり、そんな経緯もあって本作での共演は感慨深いものがありました。飄々としたなかに色気のある声を放つおっさん繋がりということだったんでしょう。


平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門審査委員会推薦作品に選出(wiki)

…これに限らず評判は上々。自分はアメコミ的なノリが苦手でサムネとあらすじ見ても食指はそれほど動かず放置してた作品でした。2期やるみたいで、その番宣的な再放送での視聴での以下感想。


スカイハイの圧倒的な小者感が大好きです。

登場するキャラの一人なんですけどね。
“ヒーロー”たちが町の平和を守っているぞ!な世界ではアクの強い個性的なキャラが映えます。

■ヒーローたち ※注)ヒーロー名
 ワイルドタイガー (CV平田広明)
 バーナビー・ブルックスJr (CV森田成一)
 ブルーローズ (CV寿美菜子)
 ロックバイソン (CV楠大典)
 スカイハイ (CV井上剛)
 ドラゴンキッド (CV伊瀬茉莉也)
 折紙サイクロン (CV岡本信彦)
 ファイヤーエンブレム (CV津田健次郎)


タイガー(虎徹)とバニー(バーナビー)のバディ関係が軸の物語。さらに周囲を固める面々が作品の魅力を底上げしてます。キャラに心地よく引っ張られながら、時おりハマる演出にも心奪われましたね。
スタート直後にデカデカと『softbank』の文字が画面に映ってて度胆抜かれましたもん。ネーミングライツ的ななにかですが詳細は本編を!

 {netabare}HERO(英雄)なのに同業のあちらさんはコンペ負けたんかな?

{netabare}そこらへん孫○義には空気読んでもらいたかったですね。たぶんウケただろうに…{/netabare}{/netabare}


全25話。
ヒーローものらしく対峙すべき悪がきちんと悪役してました。
{netabare}※第1話~13話と第14話~25話。これを大きなブロックと見ての二部仕立て。{/netabare}

もともとキャラには脇役含めて独特の強みがある。構成の妙もあって飽きさせない。
脚本もそつなく自分には好みの結末。おそらくそんな贔屓めを抜きにしても含みを持たせつつもしっかり終わらせた脚本はぶん投げENDとは対極にあるもの。評価の高さに納得できるものがありました。
分類はアメコミの範疇ではあるんでしょうが、終始『HAHAHA』『YEAH!』『BANG』『WOW!』の羅列みたいな底抜けに明るく単純で典型的なものじゃなくて良かったです。少しアメコミ的なものをななめから見て笑いに変えてる面もあったり、苦手な人にも推薦できる良品だと思います。

ただし一点だけ不満ポイントがあって、そこがわりと深刻で評価爆上がりとはいきませんでした。



※ネタバレ所感

■良かったところ

{netabare}ワイルドタイガー・ワンミニッツ

だって続けるんですよ。最高にかっこ悪くて最高にかっこいいじゃないすか。仕事への誇りも人生の哲学もいろんなものをぶっこんだ背中を見ることになる楓(CV日高里菜)はそりゃいい子に育ちますよ。{/netabare}


■ダメだったところ

牛角の文字が躍るとシリアスなシーンが台無し…というとこではありません。
悪役がダメです。これってこのテの作風だと致命傷になりかねないんですけど?

{netabare}なお前半の悪役。元いじめられっ子クリーム(CV根谷美智子)の手で釈放されたジェイク(CV藤原啓治)ではありませんよ。イカれ具合もキャラに焦点当てたサブストーリーも良かった。なにより圧倒的実力差を見せつけた。それでも不屈の闘志で立ち上がる虎徹というアツい展開をしっかり引き立ててました。

{netabare}なにげにこの声優さんの組み合わせ某エウレカのホランド×タルホじゃないですか。第12話はいい感じで夫婦漫才やってて感慨深かったです。{/netabare}{/netabare}


{netabare}というわけで癌はアルバート・マーベリック(CV福田信昭)のこと。これメディア王ルパート・マードックがモデルなんでしょうか。この黒幕の小者感がハンパなくて逆の意味で本人に怒られんか心配です。

犯行動機が弱いです。そしてやってること無茶苦茶です。どういうことか?の疑問5点は以下↓

1.そこ範囲広げます?
20年間バーニー1人の記憶操作だけと細心の注意を払ってきたはずなのに虎徹のみならず一気に対象範囲を広げちゃうのが不自然。これまでの周到さとは真逆の行動ですよね。

2.それに順番違うよね
バーニーはしょうがないとしても、事情を知りかけてる当事者の虎徹を飛び越えて、残りヒーロー6名+スタッフ数名の記憶操作とは斬新すぎ。優先順位が違うよね。

3.時効ではないん?
当初、動機が21年前の殺人事件の隠蔽目的に見えました。バーニーには知られたくない、と。ただこれ時効成立とかでは?新たな殺人のリスク負うほどでないかは不透明。たとえそうでなくとも動機が混沌としてました。“バーニーに知られたくない”が発端だったのにいつのまにかバーニーひっくるめてヒーロー殺す話になってるし、そうでなくてまたみんなの記憶変えればいいじゃんと思うし、一回りしてそもそも戦線拡大したあんたのミスだよねとやはり混沌としてきます。

4.用意した舞台装置が悪趣味
1~3は犯行動機よくわからんというか頭悪くね?って話なんですがこちらはさらに深刻かもしれん。
だってこれ『ヒーローTV』視聴者にとっては殺人犯がワイルドタイガーの名を語ってる図に見えるだけで“脱走殺人犯の捕縛”いつも通りのコンテンツと大差ありません。リスクのわりに合わないのではないかしら。“虎徹の絶望”と“何も知らずに踊るヒーローたち”を観察するのに悦楽を感じるという極めて私的な性癖の発露と理解に努めましたがリスキーすぎる。

5.アンドロイド!?
二重の意味でイミフ。ヒーローからアンドロイドにリプレイスって簡単に言いますけど、ヒーロー個人へついてる固定のファンはもちろんのこと衰えを見せない人気コンテンツを簡単に潰す? 商売人として失格だと思うのだが・・・
で相方の科学者は“NEXT差別主義者”ということになっててアルバート自身はその主義主張よりも技術革新に興味があったというのはわかるんだけど、相方はともかくアルバートにとってヒーローを強制退場させる強烈な動機づけってなかったように思える。ヒーローからアンドロイドへの移行期間があって困ることあったかなぁ。ないよなぁ。


悪役ないしラスボスは憎らしいほど強敵であってほしいです。特にこういう作品ならなおさら。
どうもアルバートが間抜けに見えてしまって興が削がれましたね。{/netabare}


これ以外はホント文句はないのよ。ただこれ単品でデカい不満になっちゃってんのよ。


※余談

■Albert macht frei

なんとなく思い出したドイツ語。原典は『ARBEIT MACHT FREI』訳すと「働けば自由になる」

アルバートみたいなどんでもないのが使役する側だとされる側も悲惨でしょうね。

{netabare}アウシュヴィッツ収容所入口に掲げられてる文字です。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~9月 地上波再放送

-----

2020.09.04 初稿
2021.06.06 タイトル修正

投稿 : 2025/02/01
♥ : 41

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

靴下は左から履く方、虎徹です!φ( ̄∇ ̄o)メモメモ

■「TIGER&BUNNY」ってこんなアニメです!!
いつしか『NEXT』という特殊能力を持った人間が生まれてくる、そんな近未来の姿を描いたストーリー。
特殊能力『NEXT』は羨望の対象である反面、嫉妬心をあおる対象でもあったのです!
そんな中、一部の『NEXT』能力者がヒーローとなり、街の平和を守るため日夜活動することで、『NEXT』能力者と一般の人が平和に共存していける世界を目指したのでした。
そんなヒーロー達をドキュメンタリー映像でお届けしちゃう専門チャンネル、その名を「HERO TV」!!
キングオブヒーローの座を争うヒーロー達の活躍の一部始終を是非お見逃しなくd(゚ー゚*)ネッ!


■総評
これほどまでに前評判を大きく覆した作品はそうなかったと思います。
わたしも放送前は正直この作品を見くびってました(*_ _)人ゴメンナサイ
初めて作品のタイトルを見た時なんか「TOM&JERRY」みたいなタイトルだねーなんて言ってみちゃったりしてw…ヾ( ̄o ̄;)トシバレルヨ…
そんでもって内容をチラッとリサーチしてみると、「アメコミ風の作画&ヒーロー物」って事だったので
(〃 ̄ω ̄〃ゞウーン…途中で…切るかも…って思いながら観ることにしたんですよね(^▽^;)
なーんにも期待せずに視聴開始…見事に良い意味で期待を裏切ってくれました(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
なんか観ればみるほど、(・・∂) アレ?ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って。。。いつの間にか「TIGER&BUNNY」の魅力にハマっていったんですよねー(゚∇^*) ♪
でもまぁ放送途中で録画失敗(≧◇≦)エーーー! それで約一年ぶりに再視聴となったわけなのですw

まず最初に興味を惹かれたのは、ヒーローを職業としている設定です。
しかもヒーロー達のコスチュームにスポンサー様のロゴが実名で入ってるではありませんか!!
オオーw(゚o゚*)w
スポンサー企業とタイアップしてCMまでつくっちゃってるなんて、「(ノ´▽`)ノオオオオッ♪これは新しい!」って思っちゃいましたね♪
「もしスポンサー会社が放送中倒産しちゃったらどうなるんだろうね」って、あにこれのお友達と馬鹿話してたのを思い出しちゃいましたw
こういった奇抜な設定がいままでのヒーロー物とは違ってとっても身近に感じさせてくれたような気がします。

ただ、この作品は奇抜な設定だけで人気が出たわけではないと思うのです!
ストーリー自体は王道のアクションヒーロー作品で、さすがサンライズって感じの安定感あるストーリーとなってました☆彡
そこに「おもしろくな~れ~♪・:*:・'★.。・:*:・'☆(● ̄ρ ̄●)*・:*:・'★.。・:*:・'☆」 って魔法が掛けられてたんです♪
どんな魔法かっていうと『親近感』という魔法がこの作品には掛けられていたような気がします! 
ナカマッ(*^ー^)人(゚.゚*)ダレダッケ?
この作品のヒーロー達はみんな人間クチャイ(*´y`*)σ ⌒ ξ~人達ばかりなんですよねw
しかもヒーロー毎に人間味あふれるハートフルなストーリーが用意されているので、みんな愛着が湧いてきちゃうんです(⌒^⌒)b
格好良いヒーローとしての強い部分と一人の人間としての弱い部分をひとつのストーリーとして見事に描いているのが最大の見所ではないのかなぁって思います♪
最初は「冴えないおっさん」だった虎徹おじさんも、ストーリーが進むにつれてだんだん「素敵なオジサマ」格上げされて最終的に…虎徹LOVE★⌒ヾ(^-'*)ブルーローズが虎徹に惚れちゃう気持ちが痛いほどわかりますね♪
劇場版「TIGER&BUNNY」で、またダーリ…いや虎鉄おじさまとその仲間たちに会える日が待ち遠しいです♪

とにかく「TIGER&BUNNY」は年配から若い人まで幅広く楽しめる作品となってますので、是非たくさんの人に楽しんでもらいたい作品ですね♪


■MUSIC♫
OP曲『オリオンをなぞる』(第1話 - 第13話)
 【歌】UNISON SQUARE GARDEN
 折紙サイクロンに負けず劣らずの見切りベーシストを要するスリーピースバンド♪
 ボーカルの透明感ある高音ボイスが印象的なキャッチーで明るいロックナンバーです(*^^)v

OP曲『ミッシングリンク』(第14話 - 第25話)
 【歌】NOVELS
 流麗なメロディラインにトリッキーなベースが効いているかなりお気に入りのナンバーです♪

ED曲『星のすみか』(第1話 - 第13話)
 【作詞】佐々木健太【歌】 藍坊主
 ボーカルのhozzyこと佐々木健太さんのストレートで心に響く歌詞と歌声が特徴ですね♪
 ブルーハーツの影響がちらほら見え隠れするパンクロックなナンバーです(^O^)

ED曲『マインドゲーム』(第14話 - 第25話)
 【歌】珠妃 Tamaki
 彼女のファーストシングル。どうやら今年高校1年生みたいですね♪
 幻想的かつどこか演歌っぽいノスタルジックな曲ですね!


2012.05.16・第一の手記

投稿 : 2025/02/01
♥ : 47

84.9 13 相棒アニメランキング13位
ストライク・ザ・ブラッド(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2775)
16865人が棚に入れました
《第四真祖》――それは伝説の中にしか存在しないはずの、世界最強の吸血鬼。
十二体もの眷獣を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。
その《第四真祖》を監視・抹殺のため、政府・獅子王機関は《剣巫(けんなぎ)》と呼ばれる攻魔師の派遣を決定。
しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い《剣巫》の少女、姫柊雪菜(ひめらぎゆきな)だった。
対真祖用の最凶の霊槍を携え、魔族特区《絃神市》を訪れる雪菜。
そこで彼女が遭遇した《第四真祖》暁古城の正体とは――!

世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、幕を開ける――!!

声優・キャラクター
細谷佳正、種田梨沙、瀬戸麻沙美、日高里菜、金元寿子、逢坂良太、石原夏織、三宅健太、井口裕香
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

吸血鬼×真祖×美少女×南海の島×ハーレム=うらやま

南の島を舞台にする吸血鬼ドラマチックハーレムアクションストーリー( ´▽`)
カボチャも吸血鬼に噛まれて、眷属になりたいものです( ̄▽ ̄)
っていうか古城のハーレム展開うらやましすぎです…

1話{netabare}
南の島を舞台にする吸血鬼ドラマチックハーレムアクションストーリー( ´▽`)
カボチャも吸血鬼に噛まれて、眷属になりたいものです( ̄▽ ̄)
っていうか古城のハーレム展開うらやましすぎです…

主人公いきなり発情もとい吸血衝動に駆られる(笑)
まぁ浴衣姿ってこうふんするけれども( ´艸`)ノ
友達には吸血鬼っていうのは知られてないみたいだね

女の子につけられてみたい人生で一度くらいは…とか思ったり(*´▽`*)
つけてた女の子は中学生(‘ω’)ノ
でも古城が吸血鬼だってことはわかってるみたいねw
そして古城さんは結構めんどくさいことは直感でわかるみたいね
さすが主人公、女の子のピンチには…
女の子可愛いパンツとは反比例にすごい強いな

この常夏の島は吸血鬼とか狼男とか獣人とか魔族がいっぱい住んでるのね
真面目系女の子のぬけてる一面っていいよね
とりあえず姫柊かわいいなカワ(・∀・)イイ!!

女の子の財布ってたしかに覗いちゃいけない気がして興奮しますよね←
姫柊ちゃん尾行へたくそでした(笑)
可愛い女の子のお腹の音っていいな(‘ω’)ノ

獅子王機関?高神の杜?
古城は戦争とかテロと同一扱いらしい…
そして姫柊はそれを監視しにきたのね
古城は前の第四真祖に選ばれて吸血鬼になり思い出そうとすると痛みが走るのね…

古城は危うい存在なわけね
抹殺しに女の子に監視されたい(笑)
姫柊ちゃんどこまでもついてきそうだな~(*´▽`*)
こんなかわいい監視役ならうれしい

古城とアヴローラ過去に一体何事が…?
OPかっこいいよな岸田教団&明星ロケッツ!!
{/netabare}

暁 古城(あかつき こじょう)
主人公にして、世界最強の吸血鬼“第四真祖”の少年。元は魔族と無関係のごく普通の人間だったが、本編の約3か月前に先代の“第四真祖”アヴローラからその能力を受け継ぐことになる。第四真祖になったことは、魔族嫌いの凪沙への配慮や発覚した後に与える影響を考慮し、隠している。

2話{netabare}
制服が違うと雪菜幼さが増すな

雪菜の役目は思ったよりも重いのね監視の役目
獅子王機関も大きい組織みたいね(*´▽`*)
OPかっこいいな~☆彡

魔族狩りとか物騒だな
朝から姫柊さん(*´▽`*)ある意味ストーカーだなw
同じマンションの隣の部屋に美少女が引っ越してくるとかうらやま

先生若いというより幼いなw
なつきちゃんかわいい~
先生は正体を知ってるみたいね
叩かれたい←

獅子王機関はこうましの商売敵で古城の天敵?
雪菜ってお嬢様なのねwホームセンターであんなにはしゃげるなんて(*´▽`*)
獅子王機関何を教えてるんだかw

古城の妹元気だな(‘ω’)ノ凪沙ちゃん♪マシンガントークだなw
中学生の方が勉強できるとかwwww
たしかに古城はバスケ部っぽい…一応苦い経験もしてきたのね

古城さんめっちゃ監視されてる
姫柊さんのお風呂上りエロイな
夜二人でお出かけとかデートしてるみたいでうらやま
雪菜…孤児なのか…親がわからないのね

雪菜ってかわいいものが好きなのねwねこまたんw
おっとなつきちゃんに見つかるwが爆発?
逃げるのに慣れてるな古城w

眷獣?爆発?
雪菜の行動力かっけーなぁ
モノレールの上とか飛び降りれられないよ
吸血鬼の強力な眷獣をも厭しない実力…何者だ?この金髪片メガネ

雪菜強いのな(‘ω’)ノ
でも相手の宣教師も幼女も強いな

さすが先輩主人公いいところで登場するな
それでも向こうの幼女は強くて古城?眷獣?暴走
{/netabare}

姫柊 雪菜(ひめらぎ ゆきな)
本作のヒロインの1人。第四真祖となった古城を「監視、場合によっては抹殺する」ために獅子王機関から派遣された、見習い“剣巫”の少女。古城を監視するために彼の住むマンションの隣室へ引っ越し、彩海学園中等部3年に転入する。

3話{netabare}
500億円の被害とか半端ないな古城さんw

雪菜助けられてうれしそうだなw
自衛権は大事だよな…うん…(笑)
古城は眷獣に認められてないから勝手に出てきちゃうのね

古城は吸血童貞らしいw
そして雪菜さん童貞とか大声で(笑)
雪菜は微妙に察しが悪いのなwww

浅葱のギャル感すごいな~
そして浅葱は古城のこと好きだなー絶対
姫柊と古城の噂は…学校中にw
浅葱めっちゃプンスカ(笑)
なつきちゃん、ちゃんと先生なんだな~

あの幼女はホムンクルスなのか
ロタリンギアの宣教師?国際魔道犯罪レベルの話なのか

先に相手に接触してどうにかしないとな
姫柊豆なのな…そしてかわいい手帳使ってるのな
雪菜、まだ古城のことなめてる節あるよなwww

浅葱ってどんなアルバイトしてるんだよ
すごい電子系に強いのかね
敵が潜伏してそうなところにたどり着いちゃうとかすごいよな

照れてる雪菜さんもかわいいよな(^^)v
この島は間もなく沈む?
眷獣は…強力な代わりにその代償もすさまじいのな…
アスタルテちゃんかわいそうだな…道具…
とりあえず宣教師は感じ悪くてむかつくな

古城は眷獣を完全には扱いきれてないみたいだな
さらに雪花狼への対策も…この宣教師も有能なんだな
古城さん、姫柊を庇って首と胴体真っ二つとかトラウマものだな…
{/netabare}

藍羽 浅葱(あいば あさぎ)
本作のヒロインの1人。古城の友人でクラスメイトの少女。天才的な腕を持つプログラマーとして“電子の女帝”の異名を持つが、浅葱自身はそれを恥ずかしく思っており、目の前で呼ばれることを極端に嫌う。

4話{netabare}
宣教師とアスタルテの侵攻は止まらない…
古城さんは…無事みたい…死んでたのかとかさすが第四真祖
心配してる雪菜かわいいなカワ(・∀・)イイ!!

あ、古城偶然押し倒しちゃってるw
さすが主人公だな(*´▽`*)
雪菜、耳元が弱いのね(笑)

人工島で地震は異常事態…
キーストーンゲートにて浅葱ピンチ…
AIのモグワイいいキャラしてるな
至宝の意味は…
あのおっさんがやってることはある意味正しいのか

雪菜に血を吸ってって言われたらすぐカプっとしたくなっちゃうよなw
雪菜、古城の動かし方上手いな(*´▽`*)そしていい子
吸血されてるときってどういう…おっと

おっさんの高笑いほど気持ち悪いものないなw
古城と雪菜リベンジマッチ
聖遺物が宣教師たちの目的…
私たちの喧嘩です♪ってところの入りの音楽いいな

解き放つ5番目の眷獣レグルスアウルム雷の獅子って感じか
アスタルテの結界強度すごいな…でも雪菜の雪花狼の前では…
ナイスコンビネーションだな(*´▽`*)

雪菜当て馬にされるwwwwww
すごいとこでいちゃいちゃしてるな(笑)
矢瀬もただの古城の友達というわけではないのね

雪菜とはここでお別れ?
と思ってたら修理された雪霞狼が
古城とこれからも一緒に入れて嬉しそうな雪菜さんの笑顔かわいい(*´▽`*)

会話的になんか…あれよね卑猥な話に聞こえるwwwwwwww
そして浅葱と凪沙ちゃんに聞かれる(笑)
監視役=ストーカー(笑)

世界最強の吸血鬼も痴話喧嘩は勘弁(笑)
{/netabare}

矢瀬 基樹(やぜ もとき)
古城の親友で、クラスメイト。浅葱とは幼稚園からの幼馴染。念入りの手入れで逆立てた茶髪といつも首にヘッドフォンをかけており、軽薄そうに見えるが細かいところまで気の回る青年。矢瀬家は魔族特区の成立にも携わった大財閥であり、さまざまなコネクションを持つ。

ここまでが「聖者の右腕編」です(*´▽`*)
雪菜がかわいいかったの一言です。

5話{netabare}
獣人ってなんか獣獣しててすごいな(笑)
なつきちゃんは魔族からも畏れられるほどの魔女なのね!

雪菜かわいい下着つけてるのな( *´艸`)
古城はラッキースケベ体質なのね♪
古城がいやらしいのは必然らしい(笑)
雪菜チアリーダーにwしかも男子全員で土下座w

姦しい妹だこと(*´▽`*)
学校は球技大会に向けて→
気配りのできる美人女子高生浅葱さん♪
浅葱の友達おりんさんできるな٩( ‘’ω’’ )وバトミントン混合ダブルスすることになってるw

黒死皇派とかはやってるのかな
アスタルテ、なつきちゃんの付き人?になったのね
そして最強だなwww

ナラクヴェーラ?さらに古城を狙う不穏な空気が…
浅葱のスタイルとかかわいさとかも♪
雪菜にも引けを取らないのは事実

おっと学内で古城襲われる
金銀の獅子に囲まれた…眷獣は使うわけにも…
雪菜ナイスタイミング
またエロイ格好をして٩( ‘’ω’’ )وチアリーダー☆彡
痛いコスプレ少女姫柊w

書状?
おっと雪菜と浅葱…これは気まずいな
アルデアル国戦王領域のすごい貴族から手紙が
二人でスーパーとか夫婦かよww
玉ねぎ多いなwwwww

微妙に二人とも鈍いところあるよな(笑)
パートナー同伴で( *´艸`)
雪菜さんを選択してくださいwwwwwww
古城さんってそういうところ鈍いよなwwwwww

獅子王機関の準備の良さ半端ないな( *´艸`)☆
オシアナスグレイヴ洋上の墓場
雪菜ドレス姿も映えるな☆彡

雪菜の奥さん具合すごいよな
第一真祖からの手厚い招待
ヴァトラーさんイケメンだな
{/netabare}

暁 凪沙(あかつき なぎさ)
古城の妹で、雪菜のクラスメイト。父方の祖母が巫女、母の深森が過適応者のためその両方の素養を併せ持つ希少な混成能力者。在では両親がほとんど帰宅しないため、実質的には古城との2人暮らしである。そのため、家事をほぼ単独でこなせ、特に料理の腕は高い。性格は人懐っこくとてもおしゃべりで、気に入った相手に対しては感情が昂ぶると、相手が圧倒されるほどまくし立ててしまう

6話{netabare}
古城を襲ったのは雪菜の友達?
なかなか暴力系な女の子だこと(*´▽`*)w
舞威姫、煌坂紗矢華凄味があるな
そして古城めちゃくちゃ嫌われてるwww

浅葱の恋模様は…まぁこそこそしてるのは気になっちゃうよな
古城誘惑作戦だ!いぇーい( ´艸`)
浅葱のJKらしからぬパソコンすごいなw

ヴァトラーはアヴローラの知り合い?愛し合っていた?そっちの気がありそうw
クリストフガルドシュ…黒死皇派
そしてその危険人物が絃神島に潜入してるらしい
やつらの狙いは自分たちの領域を奪うために
ヴァトラーは戦いに来たのね

雪菜が古城の代わりに確保?古城の伴侶にふさわしいか雪菜を試すヴァトラー
ハニートラップの仕掛け方かw
紗矢華の嫉妬?すごいな~

起きたら浅葱が乗りかかってて( *´艸`)w
いちゃいちゃしてるなー(笑)
古城さんぱないっすわー( ´艸`)

浅葱さんも鋭いからなー
最近の女子は宣戦布告から恋を始めるのか

ジト目で雪菜に見られるのも悪くない
雪菜にめちゃくちゃ怒られてるwこうやって尻に敷かれてくんだろうな
黒死皇派の情報は…なつきちゃんのもとに
なつきちゃんすごい部屋にいるのねw校長より上の部屋w

メイド服のアスタルテかわいいな
3年間の保護観察処分中らしい
忠実なメイドが欲しかったとかw
ヴァトラーは真祖に次ぐレベルの化け物なのね

ナラクヴェーラの解読は不可能なくらいの解読ができない代物らしいが…
古城と雪菜は手出し無用?
ヴァトラーとやるにはまだ…古城の力は足りない

雪菜さん素直じゃないからすぐカッとなっちゃうよねw
そして古城は雪菜を怒らせないようにしないとね(笑)

基樹さんも古城を監視してるのね
浅葱、古城には見られたくないのかなスキル?
ナラクヴェーラカニみたいだな
誰もいない生徒会室で二人でイチャイチャwwwwwwww
古城の吸血衝動耐えられるかwあーよかった鼻血出てw
そしてそのシーンを…

黙れ犯罪者wwww
紗矢華どんだけ雪菜のこと好きなんだよw
むやみに古城を傷つけるのは…しかも浅葱まで戻ってきて

さらに不審集団が学校に…
{/netabare}

ディミトリエ・ヴァトラー
戦王領域を構成する自治領の1つ「アルデアル公国」の君主にして、第一真祖の臣下。外見は20代前半の青年であるが、“旧き世代”の吸血鬼であるため、実年齢は不明。これまでに“長老”を2人喰っているため、真祖に最も近い存在と評されており、同属喰らいの戦闘狂として欧州の魔族たちから恐れられている。

7話{netabare}
古城暴走状態…浅葱にも被害が…
古城を止められるのは雪菜だけなのな
雪菜には逆らえない古城と紗矢華であった

浅葱無事でよかったね…
凪沙アスタルテ見てテンション上がってる(笑)
たしかに浅葱も
古城と雪菜の関係気になるよな

反省してる二人www
紗矢華さんは男恐怖症なのかな?
雪菜の話なら盛り上がるのな( *´艸`)
凪沙は魔族が恐怖らしい
おっと魔族どものの狙いは浅葱
クリストフ来ちゃったよ
しかもアスタルテも撃たれちゃって…
連れ去られちゃったよ…

矢瀬の能力は空気かな?人間だよな?
矢瀬を邪魔するのはヴァトラー
こいつも敵?

世界中巻き込んで全面戦争をするつもりなのかクリストフ
浅葱のハッキング技術とか解析技術とかすごいな
敵は起動させるだけで扱うことはできないのか

おっとなつきちゃんもここにいたのか
戦争ははじまったのかな?
ヴァトラーまで来ちゃったよw
噂のナラクヴェーラまで起動してアイランドガードとか紙切れ同然だな

浅葱を無理やり働かさせるために…
ここはオシアナスグレイヴの船の中
退屈しのぎという理由だけでヴァトラーさんやばいな
壊滅とか気にしないタイプの集まりかよ

凪沙に憑依してるのは…まさか…!!

ナラクヴェーラにヴァトラーとか絃神島が沈んじまうよな
雪菜から足止めするよう頼まれる
吸血鬼は一応礼儀は守るのな

古城、ナラクヴェーラと対峙!
{/netabare}

南宮 那月(みなみや なつき)
彩海学園の女性教師で、高等部1年B組担任。担当科目は英語。国家攻魔官の資格を持つ、自称26歳。幼女と見紛うほど若く小柄であるため、生徒たちからはよく「那月ちゃん」と呼ばれる。空間制御魔術の魔術の使い手であり、“空隙の魔女”(くうげきのまじょ)の異名を持つ。

8話{netabare}
思ったよかナラクヴェーラ化け物だな
お、煌坂と共闘、舞威姫の実力伊達じゃないけど
ナラクヴェーラ学習する生物兵器恐ろしい

兵器と眷獣の戦いは天変地異だな
古城と紗矢華フロートの下に落下
さすが古城さんこんな時でもラッキースケベw
紗矢華さん押しに弱そうw

ナラクヴェーラにフロートの沈没時間がないな
電子の女王の名にふさわしい実力だな浅葱
おっと船の中にはたくさんのナラクヴェーラが…
雪菜とクリストフ対峙…雪霞狼がないからなー
矢瀬ファインプレイだな

雪霞狼来れば敵なしよね雪菜
おっと…制御に成功してるだと…
あの数のナラクヴェーラはやばいよな

紗矢華さん透けてきて…エロイな( *´艸`)
エロ体液のパーカーってwwww
紗矢華は身長が大きいの気にしてるのね
お姫様抱っこに憧れを持った女の子

紗矢華さんもかわいいな( *´艸`)
ここまでされちゃ吸わないわけにはいかないよな

おっと…古城さん新たな眷獣を引き連れ舞い戻る
新たな眷獣は…
AIって勝手に電話してくるのなw

9番目の眷獣アルナスルミニウムを引き連れて
やっぱり最後は雪菜もよね
怪獣大戦争だな( *´艸`)

2匹の眷獣までも通じなくなってきてる…これはまずいだけど…
浅葱すごいな新しいコマンドまで足しちゃうなんて
自滅ウイルスで…指揮官機さえ入れればこっちの勝ちなのね

煌華鱗もかっこいいな
ナラクヴェーラ自壊…
雪菜…やきもちやかない?なんてことはないw波乱だなぁw

静寂破り…絃神島の…生徒?なのか獅子王機関の3トップの一人は
ヴァトラーこの島にいつくのねw

浅葱さんやるー( *´艸`)wwwwwww♡
{/netabare}

煌坂 紗矢華(きらさか さやか)
本作のヒロインの1人。雪菜の元ルームメイトで、獅子王機関の“舞威媛”。16歳。茶髪をポニーテールにまとめた、スタイルの良い長身の少女であるが、本人はその長身を気にしている。幼少期に霊力を制御できずに超常現象を起こし、それが理由で父親から暴力を受けたことから、男嫌いになる。でも…

これにて戦王の使者編完
雪菜に浅葱に紗矢華…古城のハーレムは着々と作られつつあるなw
浅葱が古城の秘密を知るのはいつになるのだろうか?( *´艸`)

9話{netabare}
おっといきなり熾烈な戦闘シーンから
ハルギディア王国機と魔族、さらに天使…今回もてんこ盛りですね♪

古城さん、浅葱にキスされてから…w
雪菜の谷間リアルな大きさでエロイな( *´艸`)
紗矢華と仲良くなったみたいな古城さんであるw
本当は電話嫌いな紗矢華らしいのだが…これはもう好きだよね(*´▽`*)
そして古城さんは鈍感である☆彡

浅葱って一度決めたら積極的だよねw
モデル?古城ってパーカー馬鹿にされるよねwww
昔の浅葱は地味メガネっ子だったのかw
そして案外性格はきついのな(笑)

浅葱すんごくエロイ格好してるな
なんで放課後二人で美術室でコスプレしてイチャイチャしてるんだかw
まんざらでもない浅葱さんかわいいなカワ(・∀・)イイ!!

浅葱…古城の隠し事気になるよな
でもいえるわけないよな…第四真祖だもんな~
めっちゃ見られてるw
雪菜は結局、古城の監視役(味方)
凪沙の方が心配よね…凪沙のことどれだけ心配なんだよ古城さんw
さらに紗矢華から電話w
また紗矢華が絃神島にアルデギア王国の護衛
超ツンデレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
古城さんは女の子に振り回されるよなw

今日も絃神島は物騒ですこと

シスコンな古城さん、雪菜に止められるw
お!新キャラ叶瀬夏音ちゃん…かわいいより美しいが似合う女の子☆彡
避けられてるというか神々しいな…たしかに聖女w
雪菜も夏音も接触距離ルールと暁古城を呪う会wwwww

猫見た雪菜のテンションの上がりようwwwwww
夏音ちゃんは優しい天使のような子だな~

矢瀬となつきちゃん
ただの人間が魔族並みの破壊を…
さらにヴァトラー…災害あるところにヴァトラーあり

アルディギア王家がこの件に関わっている?
そして叶瀬夏音…
ヴァトラーは古城をこの件に関わらせたくないみたいね
{/netabare}

アスタルテ
青い髪を持つ少女の姿をした人工生命体(ホムンクルス)。無表情かつ機械的な口調で会話する。オイスタッハの目的を果たすために眷獣を埋め込まれ、余命2週間足らずという状態にまで陥っていたが、古城が負担を肩代わりすることによって延命した。

10話{netabare}
あの教会のたった一人の生き残りが夏音なのか…
猫の引き取り手は見つかったみたい
古城、なつきに誘われるw

アスタルテの浴衣姿かわいい!片縛りも(・∀・)イイネ!!
そして雪菜もちゃっかり浴衣着てるw
祭り楽しんでるな~二組ともwww
仮面憑きを捕らえるのが今回の仕事らしい
検知できない魔術らしいが…

花火に紛れて眷獣をぶっ放すwwwww
なつきちゃんすごいな~
魔術というより神がかりに近い
眷獣の一撃にも耐えるとか…
二人は正体を知ってしまった仮面の天使の正体を…

夏音について探る古城と雪菜
獅子王機関の名前を使って何かを釣る作戦か
おっと秘書のベアトリスさん怪しいぞ
雪菜は高いところがダメみたいwwww

叶瀬賢生は改造するために自分の養子にしたのか?
叶瀬賢生をおって違う島に~
助けてくれた夏音を今度は自分たちが助けるために…

ハメられた古城と雪菜であった
絃神島から排除された第四真祖wwww
電話もつながらずいきなり無人島サバイバルw
そして古城さんは雪菜を怒らせるの得意よなw

トーチカって思ったより大きいな
紗矢華と矢瀬接触…
おっと凪沙に浅葱…おっと浅葱と紗矢華ww仲悪そう修羅場ww
古城と雪菜の救援は遅くなりそうwww

眷獣を魚採りに使うとかすごい発想w
ぬれぬれすけすけの雪菜さんエロイな(*´▽`*)
ヤシの実…でフルコース作れるのなw
夫婦の練習みたいだなw

浅葱…メイガスクラフトにたどり着いちゃったよwさすがだわw
お互いとんでもない実力の持ち主よね浅葱と紗矢華w気質は似てるよなw
矢瀬っちでは抑えられないよな(笑)

叶瀬夏音に会いたがっていた人物…それは…アルディギア王国の王女
行方不明の王女…っぽい人無人島に…裸で古城の前にww
www
{/netabare}

ラ・フォリア・リハヴァイン
本作のヒロインの1人。アルディギア王国の第一王女。17歳。「フレイヤの再来」と讃えられるほどの美貌と王家由来の高い霊的資質を持つほか、本来なら大型の精霊炉が必要となる疑似聖剣“ヴェルンド・システム”を単独で発動させるなど、並の攻魔師をしのぐ実力も持つ。戦闘時は祖父の書斎から勝手に持ち出した銃剣付きの呪式銃“アラード”[注 4]を使用する。

11話{netabare}
古城さん、見当たらない雪菜を探しに行ったら銀髪美少女とばったり遭遇
うらやまかよ(*´ω`*)…パッと見は夏音っぽいけど…
吸血衝動に駆られる古城さんw

古城が見たのは幻?それとも?
おっと雪菜さんに見つかってwww
裸な雪菜さんwwwwリアルだからすごくエロイよなwwww
パーカー着た姫柊さんもっとエロイな( *´艸`)
覗きに来るのは仕方ないらしいけど意味のない嘘はつかないwwwwある意味信頼されてるなw

メイガスクラフトの兵隊が古城たちを襲う…囲まれて絶体絶命
おっと助けてくれたのはさっきの銀髪の…ラフォリアさん
古城のことは結構有名なのね
古城はレグルスアウルム似合うよな(*´ω`)
ラフォリア王女さんかわ美しい♪

模造天使は操れないが爆弾の一種
ある意味災害だな
新製品の拍付け、触媒に古城さんが選ばれる
まだ夏音の意識はあるのかな?

ラフォリアさん案外お茶目な方みたいね
アルディギアの血筋は…レアみたい
夏音はアルディギアの血を引いてるのな…ってことは王族か
ラフォリアも助けに来たのか夏音を

模造天使(エンジェルフォウ)…人間を高位の存在に変える
叶瀬賢生向こうから来てくれたな
メイガスクラフトいかれてるな

第四真祖を売り込みに使うとかw
雪霞狼でも貫けないとか…雪菜の相手は秘書
ラフォリアは獣人だけど…
模造天使規格外だな

2体の眷獣も通じないみたい?
夏音の攻撃を食らい倒れる古城さん
天使の一撃はさすがに…

おっと夏音が暴走状態に…
さらに目覚めない古城さん…

紗矢華さんプチパニックw
天使の波動は凍てつくのね
常夏の島に出現した空に伸びる氷の柱
{/netabare}

叶瀬 夏音(かなせ かのん)
自分が育った修道院跡地で野良猫たちを育てるほどの優しさと美少女ぶりから、「中等部の聖女」と呼ばれている。凪沙の友人。実はアルディギア前国王の隠し子で、ラ・フォリアにとっては叔母、彼女の母のポリフォニアにとっては異母妹にあたり、ラ・フォリアと瓜二つの容姿(異なるのは髪の長さのみ)に強力な霊媒としての資質を持つ。

12話{netabare}
凍り付く模造天使
倒れた古城は目覚めず…触れることのできない刃が刺さったまま…
古城を復活させるために模造天使を無効化できる眷獣を呼び起こす…
そのためにラフォリアさん脱ぎ始めたw

ラフォリアめちゃえろいっすね(*´ω`*)
美女の恥じらいは…マジでエロイな☆彡
雪菜監視役(妻)くらいのルビになるよね(/・ω・)/

血の口移しからのキスかの濃厚なシーンとかエロイな(*´ω`*)
完全に理性を取り戻した古城さんwなんじゃこりゃーw
ラフォリアさんも積極的だな~
夏音を助けるためにラフォリアの血を吸う

夏音の意識はまだ…
第四真祖暁古城復活
賢生は実の娘のように育ててきたのね…だけど…なおさら…
人間以上の存在になるのが幸福というのか…まったくとんだバカ親だな

王女の拉致の目的はクローン作製
第四真祖を怒らせたら怖いってところを見せてほしいな~(/・ω・)/

キレた雪菜はめちゃくちゃ強いな(*‘ω‘ *)
ラフォリアも奥の手を残してたのね~♪
アルディギアすげぇ擬似聖剣とかやばいな
こっちは決着、あとは夏音だけ…

3番目の眷獣アルメイサメルクーリ
双頭の龍とか熱いな
次元喰いとかかっこいいな

でもこっちの次元に落ちれば雪霞狼も効くのか
一番熱いところでOP流すとか(・∀・)イイネ!!

叶瀬賢生やヴァトラー、那月ちゃんが言う
あのお方っていうのは誰なのかな
ラフォリアさんさすがだわwww
さらに凪沙と浅葱までw
こういう感じの方がいいよね(笑)

あんなのただ挨拶wツンデレ浅葱さんwやきもち雪菜さんw
{/netabare}

これにて天使炎上編決着!
濃厚なシーンが今回は多かったな…満足(*‘ω‘ *)♪感激♪

13話{netabare}
ラフォリアさん帰っちゃうのか~(´・ω・`)
ハロウウィンフェスタに興味津々なラフォリアw
あれ?飛行機にたどり着けない?紗矢華とラフォリア別のところに?

朝から密着してるな~w
ハロウウィンフェスタが来ると人が増えるのね
精霊や魔女より一番危険なのは第四真祖
さすがラッキースケベ古城さんだなwww

古城痴漢として確保されるwww
笹崎って言いにくいなw
那月ちゃんが制服着てると違和感ないなw囮捜査
先生同士仲のいいことでw那月ちゃんが伝えたかったことは…?

おっと早くも魔女姉妹来襲w
レイヤー姉妹、アッシュダウンの魔女、図書館?
那月と因縁持ちなのか?

古城の友達優麻が来るらしい
夏音も元気で何より~♪
めちゃくちゃアグレッシブだな優麻(*‘ω‘ *)
ボーイッシュな女の子仙都木優麻…登場!!

古城の過去話で盛り上がったり
雪菜相変わらず高いところがダメなのねw
怖がってる雪菜かわいいのう(*‘ω‘ *)

紗矢華の電話からラフォリアw
お気に入り登録は相手が不幸になる機能w
矢瀬と浅葱のところにも電話が…少しずつ事態がおかしくなって…?

おっとアスタルテ…那月ちゃん失踪?、夏音が保護対象
雪菜の家にアスタルテと夏音か
古城の家に優麻(*‘ω‘ *)
いつもありがとなとか夫婦かよw

お風呂入ろうとしたらつながった先は雪菜の家のお風呂w
アスタルテと夏音がwwwこれは…うん見ものだよね♪( *´艸`)
雪菜のジト目すごいなwwwwwwwwww

絃神島の周辺に空間のゆがみが…那月の失踪と何か関係が?
優麻ボーイッシュだけど女の子だな~
魔女コスプレ似合ってるよな~♪

古城は迫られるのに弱いよね…
優麻の後ろに蒼い騎士?祭りの始まり…うーん…これは…
古城と優麻身体が入れ替わってる~(笑)
キスしたら身体って入れ替わるみたいwww
便利な世の中だなw
{/netabare}

14話{netabare}
とりあえず…優麻の身体だからすんなり雪菜の家に入れてもらえてw
とりあえずこの展開はあとで怒られるんだろうなw
アスタルテの感性は( *´艸`)好き
おOP変わったなw

朝方の女の子は案外隙あり٩( ‘’ω’’ )و
浅葱でも探れない事案かー
いかれてるのはこの街か
戦車乗り?浅葱の同業者かな?
空間異常、闇誓書事件、ノタリアの魔女…魔女か~

古城だと信じてもらえたようなのだが?
古城の身体は今どこに?
雪菜さんやきもち爆発だなw

紗矢華×ラフォリアの展開も悪くないなwww
霊力が高いと空間転移に合うのが多くなるのか
凪沙もいないからちょっと心配?優麻の目的は古城の身体
第四真祖の身体が目的

五感の入れ替えとかすごいな
常に空間制御をしている…仙都木優麻の正体は魔女?
おっとこの事態に動かないわけない男がいるよなヴァトラーも参戦か
ノタリアの魔女?の娘が優麻ね

なんだかんだでお菓子食べてのんびりやってるなw
手がかりがないから何もできないし…
雪霞狼は最終手段みたいなものか

優しいな夏音とアスタルテ(・∀・)イイネ!!
素直じゃない雪菜w
たしかに女子のトイレの作法わからないよなwww
古城さんトイレにいけないの巻w

監獄結界からノタリアの魔女を開放するのが目的か
ヴァトラーさん強い人と戦えればそれでいいからなぁw
アッシュダウンの魔女もそれなりには強いのな
空間転移のせいでうまくたどり着けないなんて
浅葱の無防備な写真がwモグワイと矢瀬さすがだなw

優麻との出会いは…ひょんなことからって感じよね~
優麻を止めに古城推参
EDも変わって…エモーショナルな感じで(・∀・)イイネ!!
{/netabare}

仙都木 優麻(とこよぎ ゆうま)
本作のヒロインの1人。古城の10年来の幼馴染。ボーイッシュなボク少女。母の目論見のためだけに生きることを定められていたが、古城と凪沙に偶然出会い一緒に遊んだ思い出を持ち、それを唯一自分の持ち物であるとして強く依存している。

15話{netabare}
優麻って母の脱出のために作られた存在…だけども古城兄弟に出会ってからは…

監獄結界の解放も時間の問題か…
ヴァトラーは魔導犯罪者と戦う気まんまんだなw
おー紗矢華とラフォリアもいいところでw
紗矢華なんじゃそりゃーwwwww
ラフォリア世継ぎ作る気満々wwww

叶瀬賢生まで出てきたよ٩( ‘’ω’’ )و
結界を守るためにはやむをえない
古城を止められるのは古城と雪菜だけよな

古城がいなかったら絃神島の10万人死んでたのか…
レグルスアウルムも操って…監獄結界復活
監獄結界には眠りについた那月ちゃんが…

紗矢華とラフォーレのコンビネーションも(・∀・)イイネ!!
アッシュダウンの魔女厄介だな

那月は看守であり扉であり鍵…魔術だったのか
今まで古城たちの前にいた那月ちゃんは幻影だったのか…
捨てられるとわかってても決められたプログラムには逆らえない
古城さんの主人公力高いな~w

圧倒的な質量の木の枝か
属性と仕組みがあれば打つ手はいくらでもってさすがだな
さすが古城に血を吸われるだけはある٩( ‘’ω’’ )و

紗矢華の技好きなんだよね(/・ω・)/
雪菜強いな~( *´艸`)でも魔女は真正面からは戦わないよな
優麻は自由のために戦ってるんだなぁ…

雪菜刺せなかったか古城の身体を…

古城の身体に雪霞狼が刺さり勝負決着( *´艸`)
いてぇで済む古城さんぱないw

アッシュダウンの魔女も拘束…
他の人がいる前じゃなければいいんだ雪菜さんw
いつも血を吸わせてるもたいな発言はw

失敗してしまった優麻は…解放された
那月ちゃんは那月ちゃんだな
決着したかと思いきや…優麻の蒼騎士が

自分の娘を囮にして那月も刺される…外道だな
次の相手は優麻の母親仙都木阿夜かな?
{/netabare}

蒼き魔女の迷宮編はこれにて終了
だけど…次の編は続きですよね~

16話{netabare}
次いで観測者たちの宴編スタート
もはや蒼き魔女の迷宮編の続きですよね(/・ω・)/

優麻も那月も倒れ監獄結界が復活してしまう…
おっとヴァトラーの前に現れたのはアヴローラの12番目の眷獣を引き連れた凪沙?
ヴァトラーを圧倒するとか計り知れないな
おっと…母親は凪沙に宿っているものを知ってるのね~
最後の力で空間転移…監獄結界が浮き彫りに…

モグワイさん、浅葱使い荒いなw
やきもきしてるな~(笑)
浅葱の隣にはちっちゃな娘さんがwいつの間にママにwヤンママw

仙都木阿夜、優麻の母親瓜二つだな
単一生殖だからできる…強制的な引きはがし…
古城本調子じゃないみたいだな…
監獄結界を傷つけると那月も傷つくのか…

那月は呪いによって記憶だけでなく時間を奪ったのね…
次々と犯罪者が出てきたな~
犯罪者のシステムはまだ生きてるのな
全員の狙いは空隙の魔女か…

紗矢華いいところで出てくるな~( *´艸`)二回目w
戦車が落ちてたとかwwwww
姫柊さん戦車すきなのか?(笑)
那月の保護が最優先だが優麻もほっとけない…

魔導医師に心当たりがある古城さん…母親もすごい人なのねw
そのころ浅葱はママをやってます(笑)
迷子の子は何も覚えてないみたいw那月ちゃんにそっくり
那月の名前を聞いて号泣…
迷子の子は「さな」ちゃん♪

母親はMAR魔導産業複合体の主任研究員らしい
紗矢華さん何か勘違いしてらっしゃるw
出身は関西の方なのかな?紗矢華w
とりあえずやばい人なのね深森さん(笑)

紗矢華は凪沙に警戒されてるwwww
深森さんは医療系のサイコメトラーだけど絶対発動条件はうらやまw
この親持ってこの子ありw

古城の方も見破られてるw
そして雪菜を義理の娘扱いするの早いなw

紗矢華さん凪沙を催眠して眠らせたのかw
二人きりで緊張してる紗矢華さんかわいい(*´▽`*)
雪霞狼の傷が治らない?のはなんで?
肉体そのものが不安定になってる?

雪菜のことも好きだけど…古城のことがもっと好きみたいw
紗矢華のかたよった知識が爆発してw雪菜に見られるw二人の痴態w
あらいつもみたいにコメディでは終わらないみたい古城倒れる

そして浅葱とさなちゃんに近づく魔導犯罪者
事態はどんどん悪化してくな~
{/netabare}

暁 深森(あかつき みもり)
古城と凪沙の母にして牙城の妻。MAR医療部門の主任研究員。臨床魔導医師の資格を持ち、医療系の接触感応能力を用いた診療の腕は確かである一方、研究所のゲストハウスを私物化して散らかしたまま1週間近く寝泊りしたり、堂々と同性へのセクハラ行為に及ぶなど、性格や生活能力に問題を抱えている。

17話{netabare}
彩海学園は仙都木阿夜と那月にとっては因縁の場所らしい
図書館をも利用される存在…闇誓書すごいな

ハロウィーンフェスタはすごい盛り上がってるのなw
空腹で倒れるとかあるのな( *´艸`)w
雪菜のナース服姿眼福( *´艸`)似合いすぎてやばい♪看護されたい

これ以上優麻の容体は戻らないし
那月の手を借りないといけないが那月は行方不明で…
浅葱テレビに映ってるwおっと偶然にも那月の居場所も判明

浅葱たちの前に破戒僧が…精霊使い
なかなかの手練れみたいだね
那月の本能すごいな~(笑)
シェルターぐらいじゃ破戒僧の炎精霊は防げないか

浅葱やるー( *´艸`)
この街の監視網を掌握してる浅葱さんには勝てないよな
アスタルテの方が強いよな( *´艸`)
おっと次々と来るなー脱獄者ども

一人だけ那月捜索ではなく仙都木阿夜のもとにいった脱獄囚が
めいが?何者なんだろう?
雪菜抜け目ないなw紗矢華のずるいーって顔好きw

ジオルラ・ギラルティ…カルタス劇場の歌姫?吸血鬼かな?
おっとアスタルテが襲われてる?アイランドガードみんな操られてるな
うおーここでヴァトラーさんか( *´艸`)

吸血鬼同士の戦いか
ヴァトラーはこれは望んでた展開よな
眷獣をも操れるのか惨劇の歌姫
だけれどもヴァトラーの方が格上だったな

古城チャリンコで颯爽登場w
アスタルテいい感じでやられちゃうよな~かわいそうに…
おさない那月ちゃん略しておさなちゃんw
ヴァトラーも那月を殺そうと?それはそれで楽しそうだけど…
おっとヴァトラーの船に匿われることに

浅葱…もう古城の秘密気づいてもよさそうw
冥賀…獅子王機関の関係者?
こいつはほかの脱獄者とは別格なのかな?

ノタリアの魔女の神髄恐れ入る…
{/netabare}

モグワイ
絃神島の都市機能を制御する5基のスーパーコンピュータのアバターである人工知能。誰にでも砕けた態度で接し、名付け親である浅葱のことを「嬢ちゃん」と呼んでいる

18話{netabare}
雪菜や紗矢華はオシアナスグレイヴに治外法権で乗り込めないらしい
もんだいをややこしくしないでくださいってw

キラ君イケメンだなぁ(*´▽`*)
なんかそっちの気がありそうな
そしてもう一人ジャガン…すごい古城のこと睨んでる嫉妬w

古城の前にメイド軍団がwwwwwww
人質?好き勝手にやってる王族や重臣の娘たちw一発下克上ww
こんな一発どうですかw?そして本命は彼女さんw浅葱さんwww
それにしてもナイスバディだよな~
さなちゃん無邪気だな~w

ここで隠してたことを…
肝心なところで男色の疑いをかけられるw
あー白い靄がー…そして限界鼻血ぶしゃーw
なんか夫婦やってるみたい(笑)

浅葱が派手派手しい格好するのは古城のせい?
そしてさなちゃん壊れるw那月の仮想人格のくせがすごいw
そして紗矢華さんめっちゃ見てる(笑)

雪菜が監視役に選ばれた理由?
そしてヴァトラーは自分の欲求に忠実だな~
さらに脱獄者まで登場~

~きゅんとかかわいいな
モグワイもタフネスだなw
トラブル続きなフェスタ
彩海学園付近で異常な空間が…
ヴァトラーさん吹き飛ばされてるけど…これはちょっとまずいかも…きゅん♡

おっと優麻動けるからだじゃないのに…闇誓書を
ブルード…傭兵?どんな能力を?龍殺しの一族の末裔
滾ってるなーヴァトラー

もう一人来たか脱獄者
ドレッドヘアーの相手は紗矢華が

キラ君こういうの慣れてるのねw
一番話が通じる相手っぽいwそしてまた誤解されるw
紗矢華、男に容赦ないな~(笑)天武?何者?

次々とキャラ出てくるな~
戦車乗りって幼女だったのかw
リディアーヌちゃんかわいいな

狡猾な知恵を無くした人間など相手ではないということか
さすヴァト☆彡
「でぃでぃえ」っていうのが(・∀・)イイネ!!
彼氏殿wwwwwwww
島のことは浅葱に任せて、

紗矢華も強いよな~(*´▽`*)
デレた紗矢華さんかわいいのう♡
脱獄囚もほぼ全滅か

だが仙都木阿夜がまだ残ってるよな
魔力が消えた?第四真祖の力までも…
ほかの異能をすべて消し去る力とかずるいな~

雪菜さんだけ呪力が失われてない?
狙いは那月ではなく雪菜!?
{/netabare}

リディアーヌ・ディディエ
浅葱と同じく人工島管理公社に雇われているフリーランスのプログラマー。「戦車乗り」の通称を持つネウストリア出身の少女であるが、コンピューターでは中年男性の頭が乗った戦車のアバターを使用して音声も変えている。

19話{netabare}
那月も…
雪菜を連れ去った阿弥の目的は?

おっと…古城の傷が…紗矢華さんもパニックよな~
血を吸えば治るからって脱ぎ始める紗矢華さん大胆でエロイな~(*‘ω‘ *)♡
紐パン派の紗矢華さんであるw
優麻死にそうな身体で古城のもとへ
おっと優麻も交えて宴の再開w

これは雪菜の見ている…ありふれた日常の夢
ありえたかもしれないもう一つの世界
闇誓書の力は自分が望むように世界を作り替える力か…
雪菜は実験の観測者に選ばれたのねw

優麻ってSッ気もありそうw
阿夜自身の魔力を消さなかったおかげで優麻にも魔力が残ってて
血を吸えば復活するかもしれないって…
紗矢華さん脱がされただけ?w
紗矢華さんが嫁でもいい気がしてきた

なるほど…4番目の眷獣はすでに目覚めてたのか
ナトラシラネウス…島全体を霧に変えるとは…蟹?エビ?
実態をないものは破壊できない、吸血鬼の霧化

魔力を無効化してるのではなく元の世界に戻しているだけ
雪菜は本当にこの世界の人間か?それを確かめるために連れ去ったのか?
とりあえず難しい話をしてるのはたしかだな
世界5分前仮設とか

どんなことになっても第四真祖は止められないよな
雪菜さん細かいところに気がついちゃうからな~(笑)
この世界の中でも古城と雪菜、それに那月は魔力を
古城の鼻血が那月を復活させたとはなw

魔女の最終形態は悪魔化
世界を本来の姿に戻す力が雪霞狼なのな
なら悪魔化した仙都木阿夜も…

絃神冥賀?こいつは何者だったのだろう?
さらに静寂破りは矢瀬の彼女?

まぁ何はともあれ決着( *´艸`)
那月ちゃんはまた監獄結界に…
優麻はこれから…長い取り調べが…
優麻も大胆だな~( *´艸`)

今回雪菜は出し抜かれてばっかだな~
めっちゃ心配性だな雪菜奥さんw
プロポーズ(笑)
{/netabare}

仙都木 阿夜(とこよぎ あや)
優麻の母親にして、LCOを統べる“書記(ノタリア)の魔女”。魔術や魔族の存在そのものを疑問視している。「娘」である優麻を道具として使い捨てたうえ、自分の組織であるLCOや同じ脱獄囚をも利用して躊躇なく切り捨てるなど性格は狡猾で残忍。

まさかの最後は正攻法wwwwww
これにて観測者たちの宴編終わり~

20話{netabare}
アデラード修道院での事件はこのマジシャン青年がかかわってるのかな?

雪菜の身体に不自然な靄が~
美少女中学生3人と放課後お買い物とかうらやま٩( ‘’ω’’ )و
お泊り先は本土なのね(*´▽`*)雪菜もお泊り研修にいけるらしい
監視役の任を一時的に解かれるみたいね

古城は下着屋に入ったらアウトだろw
夏音もなかなか積極的だね~(笑)
古城襲われる~敵は真理の探究者
夏音がやつの狙い?
錬金術師か( *´艸`)

雪菜さんいやらしいですな~( *´艸`)
錬金術師の目的は神に近づくことらしい
ワイズマンズブラッド?不滅の肉体と無尽蔵の魔力を手にしたニーナアデラード?

修道院の事件はきな臭いみたい
古城と浅葱で学校抜け出して修道院に…
いきなり襲われる…おっと那月ちゃんだったかw
悪い意味で見直された古城さんww

見た目だけびっちw
叶瀬賢生は襲撃を受け重傷…
絃神島の外の方が安全だよな
古城たちには補修授業w
あーピアスが…

雪菜に怒られる古城さんwww
さすが監視役(妻)w正論で言いくるめられてるw
雪菜からのお願いは…おっとホテル街( ´艸`)これはまさか済ませるw?
獅子王機関が絃神島にもあったのかw

紗矢華似の式神?
お猫様が獅子王機関の3聖なのか
赤塚の後ろにも変なおっさんがいるのね
雪菜の師匠、遠藤縁
武器を見るだけで戦い方がわかるのな

アヴローラと知り合いなのかお猫様?
浅葱、ピアスを探しに修道院の近くに…

ワイズマンブラッドの中にニーナアデラードがいるのか?ダミーコア?
赤塚の目的は奪うことだったのか
おっと浅葱襲われる…水銀の化け物?に…
浅葱重傷ミスった?死なないで~
{/netabare}

叶瀬 賢生(かなせ けんせい)
夏音の養父(血縁上は伯父)にして、メイガスクラフトに勤める元アルディギア王宮宮廷魔導技師。

21話{netabare}
古城がたどり着いた時には浅葱が…
古城まで暴走してしまったら…おっと第四真祖の暴走を止められるのは雪菜だけだな
今回の古城はキレるぞ~

天塚の正体はワイズマンズブラッド
人間じゃないならアルメイサで食らっても問題ない
浅葱生きてた?どういうこと致命傷だったのに?でも生きててよかった
雪菜のメイド服姿も悪くないwむしろいい( *´艸`)

浅葱いやらしい身体つきやな~( *´艸`)
おっと浅葱の胸にポチが?
浅葱が裸でリビングにwww
とりあえず古城には刺激が強すぎる身体w
今浅葱に取り付いてるのはニーナアデラード?
助けてくれたともいうべきか

天塚はまだ生きてるみたい
本体はまだどこかに…
次の相手は那月ちゃん( *´艸`)

アスタルテも普通にやりあったら強いよな
5年前の惨劇を繰り返すのが天塚の目的
余計なことはするなとw
すごい心配だわw凪沙にバレないかどうかw
雪菜までwwwお菓子で悩む雪菜かわいい~(笑)
めちゃくちゃ宿泊研修楽しみな雪菜さんである(笑)

完全にお世話される側だな古城w
目覚めたのはニーナではなく浅葱w
ニーナと浅葱の切り替えw

モグワイも油断ならないやつだな
ワイズマンブラッドは凍るのか?
さらに天塚も登場厄介だねぇ
矢瀬もしぶといな~

荷電粒子ビームとかすごいな~
ワイズマンの血は…本来のワイズマンのもの
人工の神の復活…大丈夫かよ

雪菜腹芸に弱いのなw
雪菜×凪沙もいいなぁwwww
この年頃の女の子は恋愛の話が大好きだからな~

雪菜たちの乗る船に近づくのは…イルカ?それとも?
{/netabare}

二―ナ・アデラード
錬金術で不老不死となった唯一の女性。“賢者(ワイズマン)”の創造に関わった錬金術師の1人であり、その封印時に復活を阻止する監視役として意識を“錬核(ハードコア)”と呼ばれる一種の記憶媒体に移し、肉体を“賢者の霊血”とすることで270年以上も生き長らえてきた。

22話{netabare}
おっと船に天塚が侵入して…
雪菜は異変を察知したみたいだけど…雪霞狼がないからなぁ

天塚に食われたのか修道院の人たちは…
5年前何が起きたのか…

雪菜と夏音の前に天塚…
夏音を錬金術師の材料にするつもりなのか…
おっと夏音自分を囮に…

褐色肌の浅葱似のニーナエロイな( *´艸`)
豊満なボディにたわわな古城w
那月ちゃんも合流
天塚の居場所は海…フェリー
狙いは雪菜か夏音…

古城だけならどうにかそこに送り届けられるらしい
アルディギアの装甲飛行船ラフォリアが手を貸してくれてるみたい
最速の移動手段とかw

にゃんこ先生って呼ばれてるw
さらに本物の紗矢華がメイドしてるw
乳は吸わせてませんwwww

天塚は騙されてる?ワイズマンを復活させて何がしたかったのか
夏音は真相を知っている
天塚も所詮道具にすぎない…人間ではないのね天塚

颯爽登場古城さん( *´艸`)
雪菜のぽかぽかかわいいなw
みんなニーナの胸に一回注目がいくのねw

ワイズマンの笑い方wwwwwwww
液体金属生命体の本体はどこに?
ワイズマンの狙いは海水の中に含まれる…

ワイズマンと第四真祖が暴れちゃ舟もやばいよな
ニーナが守ってくれたおかげで雪菜は助かったけど古城は金属に…

おっといきなり凍結魔法が展開?凪沙?
凪沙の中にいるのは絶対アヴローラだな
どんな状況でも吸血大事w

雪菜の大人な感じw
新しく古城は眷獣目覚めたみたいね
すごいな~眷獣大集合( *´艸`)

天塚はもう戦うしか…人として生きれなかった…哀れな錬金術師…
あとはワイズマンだけ
11番目の眷獣サダルメリクアルバス
癒しの眷獣?無に帰すこともできるほど強力な…

古城を心配する雪菜嬉しそうだよなwww
ニーナ小さくなってる( *´艸`)マンションで飼っていいかとかw
凪沙がおしゃべりだとなんか日常に戻ってきた感w
{/netabare}

雪菜反省して古城の監視が強化されることに
これにて錬金術師の帰還編終了

天塚 こう
“賢者”を復活させるために行動していた奇術師姿の錬金術師。物質錬成能力であらゆる物質を金属に変えることができ、“賢者の霊血”を鋭い刃物とすることであらゆる金属を切り裂く。

23話{netabare}
雪菜にとって古城はもうただの監視対象というだけでは…ね( *´艸`)

古城さんって本当に雪菜さんの扱い慣れないよなw
雪菜の運動神経は怒りによってさらに加速する( *´艸`)w
進路希望調査票か…雪菜は…将来どうしたいか…

雪菜今日はかわいい下着つけてるな(*´▽`*)
おっと…雪菜の前に雪菜?
紗矢華は最近メイドの格好が板についてきたなw
ヴァトラーはサングラスつけるとかっこいいな
ヴァトラーの第6感はすさまじいな

雪菜が雪菜じゃない感じ
矢瀬先輩将来どうなるのw太ってはげるのかw
なんていうか古城を手玉に取る雪菜?かわいい
古城はすぐ発情らしいwwwwww

那月ちゃんまるで成長してないw
雪菜のおっぱいが大きくなっているのは…凪沙おばさんw
浅葱まで来たよw天真爛漫な雪菜かわいいww
ドクwww

興奮すると鼻血が出て目が赤くなるのは?この違和感おそらく…この子は…
ヴァトラーが目覚めさせたのは黒い龍?転移した?
旧姓姫柊、現在暁ってことかなw

二人の雪菜…胸の大きさで判断されてるwww
問答無用な雪菜さん(*‘ω‘ *)
一回怒ると止まらないのはこの頃から
なんとなく将来図が見えたwwwwwww
硬いものほど壊れやすいし壊しやすい

もう一人の雪菜貫かれる…
魔獣の狙いは古城の魔力?
未来視もできるのか雪菜

雪霞狼をも防ぐ魔獣とはな…
あーあバラバラに砕け…
おーもう一人の雪菜は眷獣使ってるということは
もうあれよね確定よねwこれは未来の…

雪菜、雪霞狼が壊れてしまって…ショックで…
核も完全に砕けてしまって…
正夢になってしまったな…

雪菜帰還が命じられてしまって…お別れ?
{/netabare}

24話{netabare}
夏音のことは夏音姉と呼んでるのね普段w
時を渡る戦略兵器級の魔獣なのかあれは
絃神島沈没の危機…

龍脈を食らう魔獣かなり危険…魔力の在り方がおかしい
雪菜心ここにあらず…少し体調も悪いみたいだなw
雪菜監視役を見限られて一緒にいれないことが悲しいのな…
こんな悲しいさよならはやだなー

古城さんここで追いかけないで…どうするよ腑抜けw
そろそろ古城も覚悟しなきゃいけないのかもな
第四真祖としての自覚か
古城の隣には雪菜がいないとね…私たちの喧嘩ができないものね

みんな命がけで…ここで最後にはさせないぞ…
本当はいきたくてしょうがない雪菜さん
雪霞狼とか関係なしに隣にいればいいのにな(笑)
偽雪菜さんから与えられたのは…

全員登場回だなw
アスタルテに那月ちゃんに紗矢華
眷獣もいっぱいだ~(/・ω・)/
何度消してもよみがえってくるな
死なないやつは敵に回すと厄介だなw
魔力を吸い取ることで何度でも蘇る能力
ヴァトラーもやる気まんまん

雪霞狼は自壊したのか…
20年後の雪花狼を手に戦場に舞い戻った雪菜(*‘ω‘ *)
うっひゃー( ´艸`)笑

さすがに弱点がわかれば(*‘ω‘ *)
モグワイと冥賀はつながっているのか
雪菜の帰還命令は…ただの定期健診の通達だったりw
さすが天然雪菜さんwwwwwww
痴話げんかは犬も食わないwww

{/netabare}

まさかね(笑)
原作にないけれどいい話だったね(*‘ω‘ *)♪
暁の帝国編完…そしてこれで終わりかー
もっといちゃこらしてるとこ見たいぜ!!

暁 零菜(あかつき れいな)
青い瞳と胸が大きい点以外は雪菜に瓜二つの容姿をした、第2世代の吸血鬼の少女。15歳。

暁の帝国ぱねぇっすwwww
さすが第四真祖wwwwwww

投稿 : 2025/02/01
♥ : 30
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最終話まで視聴済。錬金術師編&帝国編のレビュー、採点と総評らしきもの1回目。

原作関連未読でスタートし、コミックを発売済のところまでは追いかけた状態です。

●採点と総評らしきもの●
{netabare}
●物語●
大体4話で1章という構成だった為、基本的な展開は読みやすかったと思います。しかし新章に入って新規キャラや用語が出てくると、途端に謎ばかりになるので、バランスは取れていたように思います。

●作画●
2クール物ということでしたが、安定はしていたと思います。引いた画面などでは若干乱れが見えたり、不自然な動きのシーンもありましたが、まぁ。

●キャラ●
作画を含めてになりますが、登場ヒロイン達は皆可愛かったと思います。「この娘はちょっと苦手」と思うことが無かったのは大したものかと。
個人的には『浅葱』『紗矢華』『雪菜』の順でお気に入りにw

●声優●
総じて良かったかと思います。
大きなマイナス点を感じなかったです。

●音楽●
OPは前期、EDは後期が良かったですね。

●その他●
物語そのものというよりヒロイン達に注目して観ていた、と思えます。

原作はまだ続いているわけで、2期も視野に入っていることと思いますが・・・謎がや触れられていないことも多く残ったようにも思います。
・他の真祖たち
・雪菜の正体(?)
・獅子王機関の目的
・古城と先代と凪沙
・浅葱の正体(?)
・モグワイの思惑
・他のまだ見ぬ眷獣 etc...
続きを楽しみにしております。

再度採点してみたら、結構辛めな数値なったな~と。
{/netabare}

暁の帝国編-----
{netabare}
そもそも、この章は原作にあるお話なのでしょうか?

突然光の球が現れて、中から全裸でしゃがんでる人が出てきたら・・・説明されなくても「あ~未来からきたんだ」と思えてしまいます。

というか雪菜に瓜二つで、声と瞳の色が違うとなると・・・半分くらいは推測できますね。
零菜さん。極度に興奮すると鼻血(?)、瞳が紅色に・・・もう誰と誰の血筋か疑う余地が無いですよw

零菜登場→雪菜を気絶させる→衣服を奪う→その後雪菜は体操服で登場。
ということは・・・? 色々考えちゃうのですがw

砕けた雪霞狼、帰還命令のオチ、零菜の登場など含めて。
Ⅱまで観直してみると、(謎はともかく)割とスッキリと纏まった章だったように思います。主要キャラを全員出しつつ、古城と雪菜の仲を進めつつ、その先(未来とか次の物語とか)を期待させつつ。シリアス有、笑い有、お約束有で、堪能できる作りだったように思います。

ED明けまで観ると、「暁の帝国」の意味が何となく推測できたと思います。
零菜が各キャラの未来の姿を語るシーンは笑わせてもらいましたw
{/netabare}
錬金術師の帰還編-----
{netabare}
突然な物語なのは毎度のことですが、この章は顕著だったように思います。「雪霞狼の封印」とか「修道院の事故」とか説明無しですし。2回観た今でも、結構謎ですw

謎とは言わないまでも、2回観てようやく理解するポイントもあったように思います。浅葱の元に戻ってくる天塚とか(斬られた直後の浅葱が何に触れていたのか)。

Ⅰのラストで浅葱さんが斬られたのは・・・衝撃でした。彼女推しな僕としましては「まさか・・・!?」と不安になりました。
が・・・次回スタート直後にあんな形で蘇生(?)するとは思いませんでした。

宿泊研修で島を離れることになり、機関からも一時的(?)に監視役の任務を解かれることになった雪菜ですけども・・・。結局彼女の方が古城にベタ惚れなんですよね~w 監視役ですからとか、雪霞狼がとか、色々言い訳(?)してますけどw(TV版最終章にも繋がりますが)
古城君は結構酷いこと言われてますけども、何だかんだで雪菜が傍にいてもいなくても、トラブルに巻き込まれて伴侶候補を増やしていくんですよね(これも最終章に言われてますが)w

雪菜・紗矢華の師匠は先代カレイド・ブラッドとも知り合いのようで。
それにしても・・・結局、獅子王機関の目的がハッキリしませんね。

元々、古城の「仲間や友人への思い」というのは強いと思いましたが、浅葱へのそれは別格な気がしましたね。吸血鬼であることを隠すこともでしょうが、何より今回、彼女が生きていたことへの安堵あから涙を見せたり。勝手な僕の解釈ですがw
まぁ・・・の割には浅葱の想いには鈍感なんですよね~。

ニーナのおかげで生きていた浅葱さんですが・・・別人格とは言え、今回はサービス過剰気味w どういう意味でも古城・浅葱両名とも、よく無事だったな~と。ヘタレ呼ばわりされてましたがw

ニーナと夏音は直接面識あるんでしょうか?

凪沙の中の「12番目の眷獣」も何者かわからず終いでした。
過去の事故との関連はあるのでしょうが・・・。

最近、雪菜の血を吸うのに「躊躇い」が無くなってきたな~とw
{/netabare}
観測者たちの宴編-----
{netabare}
蒼き魔女~では新たな眷獣の覚醒も、贄もおらず終い(のように見えますが、そうでもないということでしょうか?)でした。
同時にこのチャプターは前章からの流れそのままで突入でした。

とりあえず・・・まずは那月役・金元さんにはご苦労様でした。26歳verに幼女verにバックアップ(?)ver。
バックアップverでは大層笑わせて頂きましたw

雪菜と浅葱。どちらもですが、何かと謎のある女の子ですね。雪菜は闇聖書の結界(?)内でも呪力が切れることがありませんでしたし、浅葱は『バイト』と言うには色々なことに対して知識を所持してますし。
二人共に、今後語られていくこととは思いますので、楽しみにしております。

というわけで、新たな贄は優麻さんでしたね。
個人的にはそろそろ浅葱さんに行って欲しいんですが・・・普通の人間(ならですが)では無理でしょうかね~。血の従者にしてしまうのがオチでしょうか・・・。今のところ伴侶候補は何らかの特殊能力持ちばかりなので、そう思っております。

監獄結界の脱獄囚の面々は・・・時間的な問題なのか、元々なのか、メインキャラ達が強いのか、イマイチ活躍の場がありませんでした。唯一残った(脱獄成功?)メイガさんは、今後に出番がありそうな雰囲気でした。弦神という苗字からしても、重要な立ち位置になりそうですね。

紗矢華さん・・・頑張ったw
色々暴走気味だったとも思えますが、良い具合に迫れていました。脚を差し出してみたり(足蹴にしようとしてたのか、舐めろとおっしゃるのかw)、紐パン晒してみたり。
状況が状況ですが・・・ヘタレ主人公~w

こんなこと書くのはアレですが・・・雪菜さん、中学生なんですよね~。普段そのこと忘れてしまいそうになります・・・。
{/netabare}
蒼き魔女の迷宮編-----
{netabare}
ここまで1つのチャプターを4話で構成してきてましたが、ココは3話でキリでしたね。古城の幼馴染(?)『優麻』の為、監獄結界の番人である『那月』の為、次への橋渡しの為の章といった感じでした。

誰も古城の眷獣の霊媒にならなかった、珍しい章でもありましたw まぁ、その機会(?)が無かったわけですがw

高等部の制服を着ても、全く違和感の無かった那月ちゃんですが・・・『番人』という役目があったんですね~。

魔術によって(?)身体が入れ替わった古城と優麻ですが・・・意外とどっちも違和感が無かったですw 基本制服にパーカーという古城がマント風なものを羽織ってみても、むしろ真祖っぽいですし。優麻の方も、ビジュアルと中の人である内山さんのおかげか、男の子風のしゃべりでも変じゃなかったです。

他にもまぁ・・・いろいろお約束なハプニングはありましたが、それはまた機会がありましたら観直して触れたいと思います。
{/netabare}
天使炎上編-------
{netabare}
『Ⅰ』
浅葱さんの不意打ち(キス)により、色々な意味で修羅場になるかな~?と思いきや、古城の鈍感っぷりは相変わらずで。むしろ本人に「あれってどういう意味だ?」と訊いてしまう始末w 彼女が自身の正体に何か気付いているかもしれないという危惧はできるのに、好意的な(ラブ的な?)物には本当に・・・w
浅葱さん結構身体張って頑張ってたと思うんですけどもw
古城が鈍いのは浅葱さんに対してだけじゃなく、雪菜や紗矢華にもですけどね~。

雪菜は雪菜で、二言目には『先輩の監視役ですから』w 自身の心に気付いた上なのか、見えていないのか。紗矢華の想いには気がつくのにw

この章では1話目のみの登場だったヴァトラーですが・・・古城のことを心配していただけなんでしょうか? 「模造天使に近づけるな」と那月に警告するわけですが・・・最初は伏線みたいな物なのかな?と思っておりましたが、直後にアッサリ那月にスルーされ、最終的には対策可能な眷獣は出てきますし(この辺もさすがは主人公w)。

『Ⅱ』
OPに登場する重要そうなキャラは残り2人ですが・・・まさかこの章でまとめて、とはw

要所では登場するのに、イマイチヒロインっぽい扱いを受けない那月ちゃん。 浴衣着たり学園の制服着たり、何だかんだで強そうですし、ヒロインになれそうな気はするのですが。

訳もわからず開始される『仮面付』同士の戦闘。祭りと花火で誤魔化せるとの読みでしたが・・・アレは無理でしょうw かなり異質な派手さだし、結果煙突は傾くしw

雪菜さんは飛行機が苦手とw(高い所がダメなんですかね)
やはり「意外性」や「ギャップ」は萌えの基本&重要なポイントですよね~。
そしてこの章辺りから、彼女の機嫌が結構ピーキーになってきます。元々そういう面はあったのかもしれませんが、古城の言葉や行動を悪い方向に捉えがちと言いますか(いや古城の言い回しも悪いです)。「嫉妬深さ」とはまた違うと思いますが、上手く表現できないw

そして混迷度を増していく、古城包囲網w
雪菜と浅葱が接触するだけでも結構なことになるのに、更に紗矢華にまで遭遇して・・・。まぁこの章の最後で益々修羅場になるわけですがw

『Ⅲ』
冒頭からラフォリアのサービス的ショットで入りますw
ほぼ毎回お約束のように何らかのサービスをしてくるのは、大した物だとは思いますw
そんな彼女を見て吸血衝動に駆られ「こんな時に勘弁してくれ」との古城君ですが・・・アンタの衝動のメインは『性欲』でしょw 一般的な吸血鬼の吸血衝動(要因)というのが存在するのかは知らないですが・・・。

今回もやっぱり雪菜さんが厳しいw
出会いやその後諸々前科があるわけで、雪菜の中の古城像は『先輩はいやらしい』なんでしょうが。
余談でアレな発言ですが・・・『女の子が~1枚』的な画は、やはり下が気になりますね。パーカーとかジャージとかw

後半からはおふざけ無しのシリアス展開に。
前半でサービス過剰だったのは、この為ですね。

この章は特に感じたことですが、相変わらず物語の緩急の差が激しい作品ですよね。
その分大切な部分をすっ飛ばされていなければ良いのですが。

『Ⅳ』
夏音から受けた傷から復帰しない古城を目覚めさせる為に、新たな眷獣を呼び出すことになったわけですが・・・この王女様、一体何を何処までご存知なんでしょうか? 初見で古城を知っていたり、眷獣の一部でも知っていたり。古城の吸血衝動を知っていたり(衝動の要因が『性欲』であるのは一般的と考えられなくも無い)。
結局新しい眷獣には2人分の血が必要だったようで、ラフォリアが3人目の『候補』ということになったわけですが・・・彼女自身、古城の近くにいたい何か別の狙いがあるようにも見えます。

新たな眷獣の能力「ディメンション・イーター」の理屈はよくわかりませんが、これは確かに『最強』と呼ばれる力の一角だとは思います。

無事夏音も助けてやれやれというところですが・・・恒例のイベントがあと1つ。今回はラフォリアが宣戦布告(本人は挨拶程度かもしれませんが)ということになるのでしょうか? ご丁寧にヒロイン達全員の目の前で・・・w

チャプターで纏めて書いてみましたが・・・正直長いですね。
単純に4回分を纏めただけで済んでいれば良いですが、もしこの形式に意味が無いようでしたら、要再考だと思います。
長文失礼しました。
{/netabare}
8話鑑賞後--------
{netabare}
やはりと言いますか・・・今回は紗矢華さんの血によって、眷獣を支配下に、と。
この辺りの件は、原作だともっと心理描写があるのでしょうか? アニメ観ただけだと、イマイチ彼女の心が伝わってこないといいますか。
雪菜を巡って、古城とライバル?といいますか、そんな構図だったはずが・・・後半から急にデレ展開にw 色々展開が早すぎる印象ですね。

しかしまぁ・・・そりゃ雪菜さんもスネますわw 事情を知っていれば、尚更ですか。

アルデアル公の目論見とか、チラっと出てきた三つ編娘とか、これから出番あるでしょうから、また追々。

毎回書いてる気がしますが。
浅葱さんをもっと持ち上げてやってくださいw
でも、あの不意打ちは良かったw
今クールの嫁は彼女にしますかね~。 
{/netabare}
7話鑑賞後--------
{netabare}
レビュータイトルにも書きましたように、予想が大ハズレな7話でしたw
浅葱さんはまだ伴侶候補にはならなさそうですし。予測した上であえて選択しなかった展開とはいえ・・・アルデアル公とテロはツルんでいたわけですし。

何だかんだでアスタルテの待遇が酷いな~と(原作とか関係なく、個人的に)。生命を急激に吸われながら眷獣を使役し、保護観察の名目で先生のメイドにされ。7話では至近距離から撃たれて。いつか良いことあるといいね・・・。

さてはて・・・公爵の真意は何処にあるのでしょう?
公式のキャラ紹介見ると、戦うことにしか興味が持てないようです。テロに協力したのも古代兵器と戦う為にも見えますが、そんなことなら何処か人気のない所で独りでやってきてくれ、とw
それとも後々古城を美味しく頂く為に、訓練して熟成(?)させているのでしょうか?

雪菜はいきなり核心に迫ったヒロインでしたが、浅葱さんは真逆の徐々に巻き込まれ古城の正体に近づいていく、そんな役割に見えます。
というか、もっと彼女に出番をw

今回色々頑張った矢瀬君ですが。
彼の能力の説明が全く無かったのは、また今後にということなのでしょうか? 「ハイパーアダプター」といきなり言われても、分からないですw 公式のキャラ紹介みていた分は何となく理解しましたが・・・。
{/netabare}
6話まで鑑賞後---------
{netabare}
聖者の右腕編が終わって、次の章ということで・・・。
相変わらずタイトルの説明の無い展開ですねw
何となくは分かる気はしますが・・・。

ここ2話・・・浅葱さん、頑張っているな~とw
今まで出番が少なかっただけで、いろいろできる娘だとは思っていましたがw 6話のだけでもかなり評価アップしました。
うん・・・スペック高い娘です。ほんと。

獅子王機関の『舞威姫』(こういう字を書くのか・・・)さんが出てきました。
(というかまた名前覚え直しか・・・とw)
この章のヒロインは浅葱さんだと期待していますw

古城君の眷獣は12体ということですが・・・1体使役できるようになるのに、血の伴侶候補(?)が1人必要ということなのでしょうか? だとすれば・・・とんだハーレム(になるのか?)展開になりそうではありますw 雪菜さんも油断していられませんね~。

第四真祖大好き(?)な公爵さんは・・・本気で、古城や島をどうにかする気なんでしょうか? 古城をどうにかするなら既に完了してそうな感じですし。島を沈めたらボスの顔を潰すことになりますし。
先代カレイドブラッドとの関係については知る由もありませんが。

色々意外な字が用いられていて・・・・感想書くのにも一苦労です。
{/netabare}
4話まで鑑賞後---------
{netabare}
書いてる時点で1話ストックがあるのですが・・・まだ観てませんw これを書いてからにしたいと思います。

今クールアニメの中では最初に2回目を観直してみた作品になりました。純粋に面白いと感じた分と、人間関係(特に裏側のつながり)が複雑になりそうなので復習の分を込めまして。

放送途中ですが、気になってコミック1巻を買ってしまいました。気になるなら、本来は原作小説を買うべきでしょうが。
うん・・・まさか『"殲"教師』だとは思わないですよね。
やっぱりこういう作品はチラっとでも説明欲しいですw

雪菜さんの血を吸うことによって、眷獣を扱えるようになった(?)古城ですが・・・。この展開、何かに似てるなと思ったら、『カンピオーネ』でした。細々とした部分は異なりますが、能力を小出しにされる辺りとか。
今後は全く異なる展開かもしれませんので、あくまで「今のところ」です。

またあの作品と比べることになりますが・・・この作品のが好みかな?と思います。
『監視』と口にはしますが・・・何だかんだで古城のことを悪くは思えていない雪菜さんが、結構可愛いな~と思えるのが最大のポイントでしょうか。どこか世間からズレているところも、意外と素直に思いを言葉に出来るところとかも、良いと思います。(今後どうなるかは不明ですが)

彼女ではないけど古城に弱いクラスメイトの娘(名前覚えてないw)も、悪くないですね~。

古城君へ。
あまりヒロイン達をもてあそばないであげてw
主人公補正があるのもわかりますが・・・w
{/netabare}
2話まで鑑賞後---------
{netabare}
1話を観た時は雪菜さんのパンツのインパクト大で、勝手にパンツアニメだと思っていましたが・・・2話ではそんなシーンも無く。まぁ・・・世間知らずな娘さんにしても、それは無いだろう的なシーンはありましたがw

とりあえず初見の感想としましては・・・

「どちらが先か後か」とか「良いか悪いか」とかではなく、純粋に両方予備知識(特に物語・設定面)無しで観た上で、『境界の彼方』と混ざるかな?と。
異能バトル物(?)というジャンル面、理由はあれど真っ先にヒロインが主人公をつけ狙う冒頭の展開・設定。あとは・・・多分これも結構大きな要因なのでしょうがcvが同じこと。

そして、こういうジャンルの作品を観ると必ず感じるのは・・・専門用語は形にして欲しいということ。字面から分かることもあると思うんですよ・・・。うっかり『wikiで調べてネタバレ』とかしたくないんですよ・・・。あとできたら解説も。説明的な作品になってしまう危険性は理解してるつもりです。

ヒロインボイスについて。素人考えですが。
もう少し『境界の~』と差を出して欲しかったかな、と思います。
『ゆゆ式』の縁と同じ人だとは到底思えない(きんモザでも感じてましたが)のですが・・・。

眼鏡属性持ちでないからか、個人的にはこっちの娘のが好みだったりはしますが・・・。

とネガティブなことばかり書きましたが、今のところ切る気はありません。物語の先は気になっております。
といいますか切れるタイトルが無くて困っている現状です・・・。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

観終わった

8話で断念{netabare}
ってことでそこまで見ただけでの感想。
これは…コンテのせい?原作のここまでをアニメ化~って決めるのはプロデューサー?監督?
兎に角感じたのはキャラの台詞なぞってるだけの映像付きカセット文庫。
原作知らないけど、そこで書かれてる台詞を忠実に再現してるのかな?
そのせいなのかどうなのか、ひたすらしゃべりまくって、それだけで展開が進む。
そうしないと原作のここまで~ってのを収めきれないっていう、ノルマ達成に追われる息苦しさが半端ない。
人によってはしゃべってる間にポンポンと場面が進むのでテンポ良いと感じるかも知れないけど、映像あってならではの表現、それこそノベルに喩えるなら「行間」に当たるものが無い。
って書くと内容が凝縮されてるように聞こえるけど、無駄な台詞も多い。
もっと台詞削って映像でしかできない表現ってのをやっても良かったんじゃ…。

各話ごとに「原作のここまで」ってのが決まってると思うので、序盤の舞台説明が終わったらペースが緩やかになるのかも知れないけど、とてもそこまで見続ける気力も無く途中で断念。{/netabare}

改めて最後まで視聴(2020/04/21){netabare}
放送当時はワンパターンさに飽きて、或いは他に優先すべき作品があったせいか途中で脱落しちゃったのだけど、「なんかOVAも続いてるみたいだし?」ってことで改めて全話視聴しました。
で、なぜ途中で脱落したのかの理由も新たに発見。

作画は悪くない、キャラの顔は殆ど崩れない。
…のだけど、画面における配置が…レイアウトっていうの?それがちょっと。
具体的な例ではカメラ引いて主人公とケンジュウと対象の敵が1つの画面に収まってるシーンが、無い。
「アブドムダムラルオムニスノムニス…出でよ赤いコンドル!」(アップ)→登場ババーン(アップ)→攻撃ドカーン(アップ)→次の瞬間にはもう居ない、こんな感じ。
正直ゲンジュウのサイズがどれくらいかもよく分からない、個別アップばかりで巨大ロボットバトル的な拘りも見られない。
作画崩壊しづらい(難易度が低い、手間がかからない、下手クソが描いてもそこそこサマになる)レイアウトだかコンテだかでアラが出にくいようにした苦肉の策なのかもだけど、アニメーションとしての面白さは…。
(そこら辺、中華なんかは「技術力無いのにその技使ったら大怪我しまっせ」ってことが分からずに平気で大技使おうとすることが多い)
で、それに輪をかけて話がワンパターンな内容…ああ、こりゃ忙しかったら切っちゃうわw

けど作画(レイアウト)の方はどうにもならないとしても、ドッシリ構えて見る分にはワンパターンな構成は案外気にならない、かも。
フォーマットは一話完結型の時代劇を○○編と数話に分けた感じ。
何か企んでる悪者が、その手先として“作り出した”ゲストキャラ=ゲストヒロインを“道具扱い”して、それを見た主人公が怒ってやっつける。
時代劇だとゲストキャラは萬屋錦之介や高橋秀樹の目の前で死ぬか尼寺入るか江戸ところ払いで次回以降出ないのだけど、この作品ではそれがレギュラー化していく。
で、悪者の屋敷に入って「お前ぇら人間じゃねぇ、たたっ斬ってやる」や「ひと~つ、人の生き血をすする…」の代わりに「これはオレの喧嘩だ」「いいえ先輩、私達の喧嘩です」の口上。
ただこの決め台詞は…恥ずかしいw「天魔覆滅」みたいなカッコ良い台詞無かったのかな?

それにしても「作り出した→○○目当てで生み出された」ネタが多くない?
アスタルテ然り優麻然り。
夏音にしたってエンジェルフォウの供物(蠢毒)云々で大概かと。
ワイズマンに作られた天塚はヒロインではなかったけど「またかよw」と思ったのも事実。
こうなってくると主人公自身や妹、那月ちゃんもひょっとして…?なんて穿って見てしまう。

まぁ分かるんだけどね。
主人公自体がただの人間から第四真祖になったことで利用したがる奴が絡んできたり、正ヒロインの雪菜も自覚は無いけど獅子王機関が第四真祖と縁故関係になって引き込もうと送ったハニトラ(ある意味道具扱い)で、それとの対比をしてるんだろう。
また「道具扱い」を描くことで、それを否定して「本人の意思を尊重する主人公カッコいい」って展開にすることでヒロインズが好意を抱く理由にしている。
それと、いくらワンパターンといっても従えてるケンジュウは12体だと予め上限が明かされてるのは好感が持てる。
但し12体全員を覚醒・服従させる話なんて2クールでは収まるハズもなく…そもそも何で主人公は第四真祖になったかの理由もTV版では明かされなかった。
OVAの方で最後までやってくれるのかね?

総評としては、1話完結型の時代劇が好きな方、天丼ネタが好きな方なら見てもいいかも。
パターンとしては、
学校がテロリストに襲われた→大変だこのままじゃ島が沈んでしまう→テロリストの手先として工作してた女の子を助ける→女の子にこんなことさせやがって許せねぇ→能力開放→解決。
例外もあるけど大抵この流れ、絵的な部分では結構退屈。
ひょっとしたらお年を召された方の方がウケ良かったりして?{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

88.0 14 相棒アニメランキング14位
翠星のガルガンティア(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2874)
14419人が棚に入れました
宇宙そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う
遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける

声優・キャラクター
石川界人、金元寿子、茅野愛衣、阿澄佳奈、伊藤静、大原さやか、小西克幸、寺崎裕香、手塚秀彰、早志勇紀、徳井青空、津田英三、星野充昭、保村真、小野友樹、杉田智和、藤村歩
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

14話の方がいいじゃねぇか馬鹿野郎!

ニコニコ一挙放送でOVAになってしまった4.5話だっけ?放送されたので見ましたが、糞みたいな焼肉回だかエロダンス回より抜群にこっちの方がいいじゃねぇか馬鹿野郎!どうしてあぁなってしまったんだ持った得ない。



ロボットのデザインはVVVの方が断然かっこ良くとても残念。
女の子がややむっちり感があるのは結構好きなのとほっぺや肩やら膝が赤くなってるのが好き。

快楽天ちゃん…良い子はぐぐってはいけません。

ぷちっとがるがんてぃあを知らない人が多いと思うので紹介しておきましょう。
http://gargantia.jp/#petit
↑の公式ページで毎週1話づつ追加されているショートアニメです。


料理に例えてみた
{netabare}どっかで見たのだけどまさに的確なものがあったので書いておきます。
この作品は
「シナリオの伏線(材料)を並べただけ」
なんですよね。
・ヒディアーズの設定
・クーゲル中佐
・海洋物の船団という設定
・エイミーというヒロイン
・その他ガルガンティアの人達
・宇宙のワープゲート設定
・ヒディアーズとの戦争
・チェインバーとストライカー
・その他もろもろ
一見伏線が回収されたようで実はされていない。
ヒディアーズの設定。戦争していた設定。話の大筋を掴んでいた設定が完全に放ったらかしになった時点で全てが空中分解しちゃってます。
ただただ芋や人参や大根や豚肉やら味噌やらと並べただけ。
料理されてない。これじゃ消化不良ですよね。
それぞれの味はしても出来上がった豚汁の味は出ないですよね。{/netabare}


考察まとめ
{netabare}1、人間vsヒディアーズで戦争をしていてヒディアーズ側が優勢だった。
このままでは人類が滅亡してしまうので戦っていたのではなかったのか?
それなのにヒディアーズは元人間でしたとわかったからと言って心変わりするわけがない。
そもそも自分達から人間辞めた連中なのに何処に同情しろと?
この時点で話が破綻している。

ガルガンの人間と仲良くなって共存共栄を覚えた?
それは問題の先送りでしかなくレドが馬鹿になったという事ですよね?
戦争はまだ続いてるし、知能の低下したヒディアーズがガンガン増殖しているからいずれ地球もヒディアーズに飲み込まれるのは火を見るより明らかなはずだ。
チェインバーがちゃんとそう言っていたのにレドの心変わりがおかしすぎる。
仲良くなったガルガンの連中は好きになりましたってのはわかるとしても、でもイカとの戦いは関係無いですよね?


2、どうしてイカ殲滅続けなかったんですか?
クーゲル中佐(ストライカー)が粛清始めちゃうのはやりすぎかとは思うが、レドがどうしてそんな事気にするんだ?
元々無機質な人間レドだったわけで、何ら疑問を抱かないんでは?
これも結局レドの心情描写が悪かったせいで1話のままのレドだと思っていたから変だと思ってしまった。

そしてイカの殲滅戦を続行しなかった理由はストライカーとの戦闘有り気だったからですよね?
まぁイカだけじゃつまらないと思ったのかクーゲルを10話になって出してどんでん返し的展開ってのが見え透いてる。
どんでん返し所かこれのせいで風呂敷広げすぎて畳めなくなっちゃってイカの設定をイカしきれないせいで完全に意味が無くなってしまったじゃなイカ。
まさにイカの設定とはなんだったんだ状態ですよね。


3、ガルガンティアの連中と本当に仲良くなったのか?
ここもおかしいですよね。
ガルガン連中と思想信条が合わないから船を分離したわけですよね?
つまり離別した時にちゃんと蹴りが付いてますよね?
それにもかかわらずなんでガルガンの連中に同情してるんですか?
あの別れはなんだったんですか?
エロダンスとか水着で焼肉とかする前に何故もっと感動的な心を動かす話を書けなかったのか?
これが下手だったせいでレドの心変わりが視聴者にうまく伝わっていない。
そのせいでレドはずっとレドのままで離別して1話と同じようにイカ殲滅作戦をしたわけで、なのにイカが人間でした。
で心が揺れるのはおかしい。
一瞬の同様はあっても冷静になれば別にどうという事では無いはずだ。
1でも書いたけど自分から人間辞めた連中に同情の余地なし。
おまけに人間を攻撃してきてんだぞ?
まぁ地球のは先制攻撃はしないようだけど。
そして離別してきたガルガン連中に同情の余地も無いわけだが。


4、要らなかった死に設定ばっかだよね?
・まずエイミーの存在理由が無いですよね?
なんとも空気ヒロインでしたよね?
もっとエイミーが可愛くて好きになる要素を書いたほうがよかったのではないか?
レドがエイミーに好意を抱くほどの心情描写が圧倒的に足り無かった。
そもそも途中離別してるし。

・そして1でも書いたがヒディアーズの壮大な設定もいらないよね?
ライアン・マツモトとは一体なんだったのか?
完全に死に設定ですよねこれも。

・それからロボットもいらないよね?
チェインバーとストライカーいらないよね?
イカの設定に的を絞って書かなかったせいでロボットまでもいらない話になっちゃいましたよね?
レドの心がだんだん人間らしくなるって話を書きたかったのならば最初からロボットいらないよね。

・そして何より要らないのがパイロット。
9話の補足ツイッターで
対ヒディアーズ殲滅兵器であるチェインバーは、ヒディアーズを見つけると自動的に攻撃する仕様なので、「貴重なサンプルである」と情報を取りつつも処分を続行します。
パイロット要らないじゃんっていう。
ストライカーも最後チェインバーまで勝手に戦ってるし。
レドがパイロットである意味ないし設定破綻で死に設定。

・海洋設定もいらなくなかったか?
海であるはずの色んなイベントが何も起こらなかったよね?シケとか強風大波とか。塩害がーとか津波がーとか。
これだったら別に陸でよかったよね?
島にしとけばイカだっているから問題ないわけで。
唯一あったのが水着位でしたね。
海洋冒険活劇みたいな話じゃなかったっけ?冒険いつしたっけ?
地球で目覚めたらまず地球一周位余裕で探索出来たよね?
これをしなかったのはストイラカーがいたからそれが出来なかったんですよね。
つまり死に設定になっちゃいましたよね。


5、最終回にガルガンが信者たちの船にミサイル投下しまくっていたわけだが、死傷者の描写がまったく無かった。
海賊もイカも殺しちゃいけないと言っていた連中がミサイルガンガン投下して攻撃しまくっていたわけだが、どうなってんの?
ガルガンの連中の心情描写が一貫していない。
信者を殺す気満々で攻撃仕掛けていたよね?
それにもかかわらず最後の最後で信者と仲良くなっていたような描写はなんなんだ?
何もかもがおかしいんだけど。

本来あそこはストライカーへ攻撃を仕掛ける場面ではなかったのか?
ピニオンの時のレーザー砲みたいに。
まるでどこぞのシーシェパードみたいな話になっちゃいましたよね。


6、3話から8話まで要らないよねこのアニメ。
ってかこれチェインバーとストライカーのバトルがしたかっただけでしょこれ。
一応ロボットものだからって事で。
そうなるともう映画一本位の尺でレドが人間らしくなる部分も含めて出来たんじゃないですか?


■まとめると
・ストライカーのラストバトル有り気のせいで全てがおかしくなった。
物語の設定破綻や矛盾・取っ散らかしを引き起こした原因は全てこれだ。死に設定だらけ。
ここの部分抜くだけで色々スッキリするのではなかったか?
・心情描写が足りないと言うか下手だったと言うか。伝わって来なかった。


OVAが2話あるようだけどこれじゃきっと面白い話も無いんだろうなぁ。
いやぁ残念だった。設定だけだった。
生かしきれていればあるいは化けていたのかもしれない。
面白くなりそうだったのに本当に残念でした。{/netabare}


各話感想
{netabare}5話
まぁ息抜き回・サービス回・大人の事情って奴ですね。
個人的にはこういう回はいらない。

6話
踊り子はヒロイン達なのか…凄く残念だ…
個人的に自分の彼女がこんな事されたらたまったものではない…
まぁ彼女じゃないからいいだろってのはあるけど単純に好感が持てなくなる。本当に残念だ。
ストリッパーヒロイン乙!
エロ書きたいなら18禁でガッツリやれよ。
よくよく見たらこれマン○はみ出してるじゃねぇかよ!!
おいおいおいおい!こりゃまずいだろ。
露骨な売上目的視聴率目的汚さ爆発ですね。
このアニメは何処へ向かっているのか…
一気に期待はずれになっちゃいました。

7話
あ~うざいうざいうざい。
もうこういう話は流行らないだろ。
平和ボケは罪。無責任は大罪だ。
クジライカを殺す理由が無いだと?
問題を先送りしてるだけだろうが!ふざけるのも大概にして頂きたい。
まさに現代社会の問題みたいな流れだな。
このイカ狂信者共全部駆逐してくれたら面白いのに。
しかし女の子可愛いなぁ~描き方がうますぎる。
頬や肩や膝とかを赤くするのは反則だ…。
5話6話でもう死んでたけどやっぱダメだなこりゃ。
何が絶望的ってもう7話なんだよなぁ1クールしか無いのに。
まだVVVの方が面白いアニメだった。
超展開で面白くなる事を希望したい…

8話
船団長死亡に帰還不能かぁ…まぁこうなるだろうと思ってた。
リジットって人がラストなんとかのシルヴァーナの副長に似てるなぁ。
まさか同じ流れになるんじゃ…!
なんかちょっと希望が持ててきたかもしれない。
エイミーの「あのバカ」ってなんぞや…お前が馬鹿だろっと。
所でベベルはなんか元気すぎやしないか?病気じゃないのか?治ったの?
やはりリジットが動いた…けどなんか意味合ったのだろうか?うーん。。。
面白くなる気配が無い…

9話
イカは人間でしたね。
そしてレド発狂…なんかラストが読めてしまう気がする。
人間同士の戦争だったのがわかってレドは攻撃出来なくなって
仲良くしましょうENDだったら糞アニメですね。
しかしこの後何書くんだろう。

10話
あぁーあレドがゴミになっちゃった。
なんの葛藤だ?軍人じゃなかったのか?
今更人間だと解っても別になんも思わないだろ。
おかしいぞこれ…
中佐だと!?
おいおい今更何をしでかす気なんだ…もう2話位で終わりじゃないのか!?
これは風呂敷が畳めないアニメになりそうだ。

【ガルガンティア・みんスト第9話】
5) 対ヒディアーズ殲滅兵器であるチェインバーは、ヒディアーズを見つけると自動的に攻撃する仕様なので、「貴重なサンプルである」と情報を取りつつも処分を続行します。
IG平澤
何これ酷い…パイロットいらねぇじゃん。

【ガルガンティア・みんスト第9話】
6)チェインバーは脚部の「量子インテーク」から吸収したエネルギーで稼動するので、戦闘などで短時間に極端な消耗をしない限り、エネルギー切れになることはありません。
IG平澤

極端な消耗をしなければエネルギー無限wwww
冷凍睡眠で帰還できんじゃんwww

【ガルガンティア・みんスト第9話】
11)人類の為と信じて戦い続けてきた相手が、実は敵意など持っていない同胞だったと知ったレドは、自らの存在意義をどう見出すのか? IG平澤

はい来たよーwイカちゃんを同胞認定するレドさん来ちゃったよーw
しかも敵意ないんだってさーw

凄くひどいです。
ってこのアニメ3話から8話までいらないじゃんまるまる。
あんな余計なことしてる暇あったらもっと書くこと沢山あっただろうと…
もうこれ投げっぱなしに終わるようにしか思えない。

11話
あぁこれ北朝鮮を作るアニメだったのか。
ってかガルガンティアを啓蒙しに行くの流れが読めすぎてつまらん。
次回からの予測
エイミーがレドを説得してレドが上官とドンパチEND
もしくはエイミー殺傷してガルガンもろとも北朝鮮化END
このへんが無難な所か。
しっかしどっちのENDもつまらんなこれじゃ。
レドがふらふら考え方を変えるのも萎えるし、星の住人全部軍事国家にしてもたんたんとしてつまらないし。
うーんこっからどんでん返しがあるとしたらやっぱ誰か死んだり虐殺始まったりするのかなぁ。
いやそれでも面白くはないか。
しかしどう転んでも面白くなりそうにないなぁ。

12話
海賊やっぱ裏切るのか…
レドの打診もあっさりだったなぁ。
なんという恐怖政治!虚淵ってきた。
やっぱ中佐とバトルのか。レドふらふらしてんなぁ。
メルティーなんで落下したんだ?遠すぎたって事なのか?
鍵フラグ回収。海から回収したレールガンか。
ロブスター強すぎww
死んでたって落ちかやっぱり。
次最終回は倒して平和になりましたで終わっちゃうのかな。
インパクト無いなぁ…鍵が何か超展開を起こしそうな予感。

最終話
ストライカーが神になっちゃったwやっぱりパイロットいらないのなw
47%凌駕って無理ゲーだろ。
機械化融合?生命維持限界まで482秒…レド死ぬのか!?
何しに来てんだよエイミーwなんて邪魔な子なんだw
戦闘中に無理やり絡ませすぎだろこれ。
砲身一個なのになんでボタン2つ押した?w
ってか随分しょぼい機械の鍵だったんだなぁ…
超展開なんて無かったか。
あぁやっぱチェインバー自爆ENDかこの流れ。
「くたばれブリキ野郎」
これって確かターミネーターかなんかのセリフだったような。
モロパクリしやがった。これはひどい終わり方だ。
ヒディアーズの設定ほったらかしかよww
なんも問題が解決してねぇなこのアニメ。
レドがガルガン民と仲良くなったけど、ヒディアーズ問題を完全スルーとかどうなってんだよこのアニメw
もうイカもロボットもまったくいらないアニメでしたね。
どうしてこうなった…
設定ばかりが大きく期待させておいて描写してる事はガルガン民との交流というなんともちっぽけで狭い話になっている。
問題は全て置き去り放ったらかしで何にも解決しないで終わっちゃうからどうしようもない。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 56
ネタバレ

kwm さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『泣いた』 少年の異文化交流物語

宇宙空間における異性物との戦争に敗走し、撤退時の時空間移動に失敗した事で地球に降り立つこととなった少年『レド』の異文化交流物語。
この物語の中での地球は、氷河期の到来によって陸地の殆どが海に沈んでおり、人々は船の上で生活をしています。
レドは遥か彼方の故郷への帰還が絶望視される中、ヒロインを含めた地球人の船団『ガルガンティア』との出会いを通じて文化の違いに触れていき、価値観の違いに苦しみながらも命令に従って戦う事しか頭になかった彼は次第に変わっていく、というお話です。

物語は戦争に明け暮れるレドの描写から始まり、序盤からロボットによる激しい戦闘シーンを見る事ができますが、全編を通してこのロボットによる戦いは最初と最後のみといっても良い程少ないです。
すぐに降り立つ事になる地球にも人が搭乗可能なロボットが存在しますが、性能は著しく低く、コンテナの輸送などが主な任務で戦闘描写は殆どありません。
ロボットものとして激しい戦闘シーンを目当てに視聴するのは難しいと思います。

一方で、レドが漂着時に搭乗していた機体は地球の文明からは想像もつかないほど高性能なもので、地球人では傷一つ付けられないほどその技術力には大きな差があります。
この高度なAIが搭載された機体をレドは『チェインバー』と呼び、チェインバーは自らを『パイロット支援啓発システム』と自称してレドのあらゆる活動を傍でサポートする事で、初めは意思疎通すら困難だったレドと地球人達も、チェインバーが地球の言語を学習し通訳していく事で次第に打ち解けあっていきます。
また、レドがガルガンティアの船員達に対してチェインバーに対する限られた命令権を付与した事で、チェインバー自身も地球人との交流を通じて様々な事を学習していきます。

異文化との接触にあたって大きな障害となる言葉の壁は非常にリアルに描かれており、序盤はレドと地球人との間で視点が変わる度に相手側の言葉が外国語として聞こえ、これが異文化との接触と言葉の壁を上手く表現しつつ、それをチェインバーに通訳をさせる事で彼がレドの良きパートナーである様子を丁寧に描いています。
チェインバーは常に周囲の音声と映像を記録する事で地球の言語を驚異的なスピードで学習していき、その蓄積されたデータはレドに危険が迫った際に敵味方を自動的に判別する際にも使用されるのですが、こうした高性能なチェインバーの能力は初めは二つの異なる文明の架け橋となっていたものの、敵と見なした者を一瞬で消し去る程のその高すぎる戦闘能力は、『共存共栄』をよしとする地球人の考え方にそぐわず、価値観の違いも相まって、やがてレドと地球人達との間に互いが歩み寄れないほどの軋轢を生じさせます。
打ち解けあったかにみえた両者は、ある重要な出来事をきっかけに別々の道を進む事になり、そしてどうなるか……。

見終わった後の感想としては、よくここまで綺麗に纏めたなというのが率直な感想でした。
アニメが大衆化して大量に供給されるようになった2000年代から、同業他社がバンバン新しい作品を公開する中、売れるかもわからない作品の為に何クールも使えるかと言わんばかりに1クール作品が多くなりました。
業界に対する偏見かもしれませんが、萌え要素で円盤やグッズを買ってくれるなら1クールも4クールも変わらないだろという製作者側の意図が透けて見えるようで、どうしても1クール作品と聞くと中身がスカスカなものをイメージしてしまいます。
作る側もボランティアではないので効率的な回収方法を選ぶのは当然で、決して悪い事をしているわけじゃないんですけど、売れないから途中でポイッみたいな作品や、逆に売れたからと無理やり作った蛇足にしかなってない続編とかを目にするとやはりネガティブに考えてしまいます。
この作品も例に漏れずあまり期待していなかったのですが、凄く綺麗に纏まっていて良い意味で裏切られました。
作品に対する好き嫌いではなく、純粋に『短時間で良くまとめたな』という脚本の良さに凄いなと思った作品でした。

しかしロボットの戦闘シーンの少なさ、異文化交流という要素、萌エロの無さ、主人公とヒロインのイチャラブ展開の無さは、薦めるべき相手のタイプが絞りにくいというのが難点かなと思います。
凄く良い作品なんですが、こんなのが好きな人にお勧め!と端的に表せないのがもどかしいです。

また、キャラクターデザインに凄く個性が感じられたのは私好みでとても良かった点でした。
作中には所謂ラッキースケベ的な女性の胸の露出などは無いんですが、女の子がむちむちしてて好きな人にとっては何もしてなくてもとてもエロく見えると思います。
芸能人でいうと磯山さやかさんとか安めぐみさんみたいな体型が大好きな、ぽっちゃり好きな私にはたまりませんでした。
ただし、これは私がこの作品をそういう目で見ているからであって、普通にしていれば特別なエロさを感じる事はないでしょう。
あまりにも女の子達がかわいらしいので、こんなけしからんキャラデザするのはどこの誰だと調べたら『鳴子ハナハル』さんという凄く有名な方でした。
もともとは成人男性向け漫画を描いていらっしゃった方のようで、どうりで醸し出す雰囲気がエロイわけだと一人で納得。
しつこいですがエロ要素はないので女性でも問題なく見れます。

そしてこの作品は私にとって、泣けた作品の一つでもあります。
ネタバレになってしまうのでここには詳細を書く事ができないのが残念ですが、最後の考える暇を与えてくれない二転三転する展開は非常に良かったです。
欲を言えば2クールでやってほしかった作品ですが、綺麗に終われたし、とても満足できました。
既に続編の製作が決定していますが、先程も述べた様にある程度売れたから作ったというだけの『蛇足』にならないと良いなと思いながらも今から楽しみにしています。

以下、強烈なネタバレありの感想。
{netabare}
やはりこの作品はラストのチェインバーですね。
あの短時間で彼が全てをもっていきました。
3分にも満たないラストシーンの為に全てがあったと言っても良い。
直前に実はイカが人間だったとかで驚いたけど、正直そんなことどうでも良かった(笑)
1クールで通訳していただけなのにこんなに泣けるんだから、2クールやって他にもエピソード作ってたらラストシーンで気絶していたかもしれない。
AIによる自己犠牲というのは、有名な映画だとターミネーターのラストシーンが有名ですね。
他のアニメ作品のネタバレになってしまうので詳細は書けないですが、AIが搭載されたロボットが出てくる他のアニメ作品にも、同じようにAIによる自己犠牲が最後の方に描かれているものが幾つかあります。
しかしチェインバーの良さはそうではなく、あからさまな自己犠牲によるお涙頂戴ではないのが素晴らしい点だと思います。
使い古された設定なので、あからなま展開に感じさせないようにそうしたんじゃないでしょうか。
彼は最終決戦における神経接続の代償として、レドに対して体がもたない事について最終意思確認をし、レドが自らの死を望んでいない事をきちんと確認してから切り離しています。
他の作品ではAIが自己犠牲の精神を獲得し、その為にAI自らの判断でパートナーを救い敵を討つために自爆するという流れですが、チェインバーはそうではありません。

 私は、パイロット支援啓発システム。
 あなたが、より多くの成果を獲得することで、存在意義を達成する。
 この空と海のすべてが、あなたに、可能性をもたらすだろう。
 生存せよ 探求せよ その生命に最大の成果を期待する。

チェインバーのレドを切り離すという選択は、『彼に啓発の余地がなくなった事で自身の支援AIとしての必要性はなくなった。彼を生存させ、探求させる為に目の前の障害を最優先で排除する』という、予めプログラムされた合理的な判断に基づいた行動であって、感情的なものではないとわかるこの台詞は凄く良くできていました。

人間の立場からみると、決め台詞に向かってチェインバーが感情的になっていき自己犠牲を選んだかのように見えますが、彼の側からみるとあくまでも『人類の為に設計されたAIとして当たり前の行動』とわかる演出がなんともにくい。

ちなみにこの直前にレドは、死を望むかというチェインバーの質問に対し、

 俺は、死に方はわかっても、生き方がわからない。
 そんな俺の為に、生き方を一緒に探してくれる人がいた。
 もう一度、会いたかった。
 もっと声を、聞きたかった。

こう呟きながらヒロインのエイミーを一瞬思い浮かべますが、この言葉は直後に自爆するチェインバーにそっくりそのまま当てはまります。
地球に来る前からレドの傍にいたチェインバーは、レドにとっては誰よりも長い時間を共にし、近くにいた存在でした。
そして最後に、自我が目覚めて自己犠牲を選んだかのような姿を垣間見せながらも、地球人の中では一番長い時間を共にしたピニオンから学んだ『くたばれブリキ野郎』という言葉と共に、最後まで人類に尽くすAIという立場を崩さず、レドが今を乗り越えて生存し、探求するために眼前の敵を巻き込んで消えてなくなるという、計算されつくした演出は感動の一言。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』じゃないけど、『あの日聞いた彼の言葉を僕はずっと忘れない』にタイトル変更してほしい。

恐らくこれは、ペットを飼っていたりする人にはくるものがある演出なんじゃないかなと思いました。
私はサムネを犬の画像にしているほど犬好きなんですが、日常的に良きパートナーとしてずっと一緒にいるペットや相棒が、突然の非常事態に自らの体を盾にしてその危機に向かって突撃していくというのは涙無しでは見ていられない演出でした。
チェインバーがレドを切り離した直後に流れる勇ましいBGMも、雰囲気を存分に盛り上げてくれました。

思い出すとまた泣きそうなんでこの辺にしておきます…(´・ω:;.:...サラサラ・・・
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 41
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人とロボ、エメラルドグリーンの海で生きる人々の物語。ロボ=バトルにはならなかった稀有な作品。

故郷から遠く離れた惑星で、共に思考する人間とロボット、二人の成長を通して、人としてのあり方や戦争の意味について問うSF作品。冒頭の戦闘シーンを見て「またか‥」と思ってしまった人にこそ見て欲しい。決してバトルものにはならなかった、謎ありドラマあり、壮大な世界観にも魅力のある、傑作と評価すべき物語だと思います。

レドと※チェインバー、主人公と呼べるのはどちらなのでしょう。私はその両者という印象を受けました。特に序盤では、チェインバーがレドの言葉を翻訳している場面が多いので、二人で一人という印象が強いのです。物語の進行と共に別個に思考し、視野を広げていく二人。お互いの得た異なる見解を言葉にして交わす事により、さらに視野を広げていく姿はまるで兄弟の様です。

敵との戦いを宿命付けられ、初期では"敵は排除するもの"という認識しか持っていなかったレドとチェインバーですが、異文化(異世界と言っても過言ではない)に属する人々との交流、様々な経験を通して、驚き、理解に苦しみながらも、融和への糸口を見つけていきます。

{netabare}多過ぎる。酸素は消費し切れないほど十分あるし、他にどんな配給が必要だというんだ‥。という{/netabare}貨幣に対するレドの評価は自身の存在意義を兵士としてしか見出せない、人間的な部分に著しく欠ける極端な思考ですが、欲望を開放する事こそが人間としてのあり方として正しいのか? ちっぽけな(実は大きな)幸せで満足出来るブリキ男にとっても、かねてからの疑問な事だったので、部分的には同意出来るニュアンスが感じられました。

今後さらにレドが広い見識を得たとしても、彼の性格からして、手に入れた報酬を自らの為に積極的に使う意義を見出せないのではないか?とも思われます。そういう人間もいてもいいですよね‥?

そんなレドにとって、ガルガンティアで最も早い段階で仲良くなったエイミー、そしてその弟ベベルの存在は特別なものでした。レドは遠い記憶の中に埋もれている優しさを、この二人の姉弟との交流を通して着実に見出している様でした。

ピニオンについて。準主人公と評しても言い過ぎではないピニオンですが、彼の豪快で無鉄砲な性格、秘めた復讐心を抱いているところ、声優さん(小西克幸さん)繋がりで、どうしてもグレンラガンのカミナを思い出してしまいます。でもこの人はどちらかというと知性派寄り。レドおよびチェインバーの良き理解者として、物語を牽引する役割としても大いに活躍の場がありました。チェインバーの愛称「ブリキ野郎」も彼の発明によるもの。とても面白いキャラです。

物語を通してレドとチェインバーの存在が大きく、次いでピニオンが影の主役となっているので、上記のエイミーとベベル以外のキャラについては、存在感が少し薄めの印象でしたが、船団長補佐のリジットさんについては、前半のレド、チェインバーへの確固とした対立の態度を示す事で、物語全体に良いスパイスを与えていた様に思います。理知的な女性はいつ見てもカッコいい!

キャラデザについてはエイミーを始め、女性キャラがとても可愛く描かれている印象を受けました。でも私は総じて肌色が多めなキャラ描写は苦手‥。5話の水着回とか6話のダンスシーンとかは結構あからさまな描写なので閉口。水着回ではリジットさんまで過激なデザインの水着を‥何てこった(笑)

メカについて、マシンキャリバー"チェインバー"の全高は20mとか100mとかじゃなくて8mくらい。丸っこいフォルムにも親しみが持てました。量産型メカながら、チェインバーのオーバーテクノロジー振りも良く表現されていたと思います。高度な※1自己学習プログラムと重力制御?による飛行、特別なインターフェース無しで記録媒体の情報を外部から読み取る所など‥。他にも-作中では明確な説明や描写がありませんでしたが-設定上では物質を吸入する事でエネルギーの補充を可能とする※量子インテークというのがあるそうです。どれもスゴイ!

対する作中に登場するもう一体のマシンキャリバー"ストライカー"の大きさは10m、ややずんぐりしたチェインバーと比べて、シャープな機体形状。AIの声も相まって女性的とも表現出来る印象です。ストライカーもまたチェインバーと同様に高度なAIを搭載しており、自ら情報を収集、整理し、思考し、成長していきます。その俯瞰したものの見方、悪く言えばロボット然とした冷血な思考は、本作の脚本など担当されていらっしゃる虚淵玄氏の代表作「サイコパス」に登場する巨大コンピューター"シビュラ"を思わせました。

敵宇宙生命体ヒディアーズ、水棲生物クジライカの秘密など、後半の急展開に至るまで、多くの謎を孕んだ翠星の海に魅了されたり、レド&チェインバーの成長に心震わせたり、全13話、最後まで目の離せない作品でした。
{netabare}
ブリキ野郎の最後の戦い。あの時彼は心を得ていたと私は思います‥。「くたばれ、ブリキ野郎!」はブリキ男を名乗る私としては一度は誰かに言われてみたい台詞です(笑)

エピローグ。自らの半身"チェインバー"を失ったレドですが、エイミーやベベル、ガルガンティアの人たちに支えられながらこれからも強く生きていく事でしょう。一抹の不安を残しながらも物語は続いてゆく、そんな風に思える見事な終幕でした。
{/netabare}
OVAもいくつか出ている様なので是非観てみたいと思います。


※1:パイロット支援"啓発"インターフェイスシステム。チェインバーがただの人間の言いなりのロボットでない事がこの名称からも見受けられます。非常に高度なAI。

※2:洋画「バックトゥザフューチャー2」でドク(発明家の人)の使っていた、バナナの皮とか空き缶に残ったビールとかをタイムトラベルを行う際の燃料にするジューサーミキサーみたいな装置を思い出しました。

氷河期とかについて
{netabare}
NASAの衛星によって測定された太陽放射照度を元に、※1マウンダー極小期による地球全体の気温に与える影響がシミュレートされた結果、2100年までに起こるであろう気温低下の数値は0.1~0.3℃程度と推定されました。対して人為的影響による気温上昇の数値は3.7~4.5℃と言われています。ちょっと桁が違います。

地球温暖化問題については、科学の素養の無い一般の人々を中心に様々な意見が飛び交うことがありますが、肯定派の獲得出来る利益が発生する一方で、否定派の利益が損なわれる事も忘れてはなりません。逆もまた然り。金が絡むと様々な邪推が飛び交い、ろくな事になりません。でも否定派の怒りに満ちた言論口調には私は知性を感じません。

2009年にアメリカで実施された3146人の地学者(90%以上は博士号、7%は修士号を取得している)を対象に行われたアンケート

「地球平均気温に人間の活動が有意に寄与していると思いますか?」

という質問に対し、82%の科学者がYESと回答。内訳は気候学の専門的知識の有無によって異なり、非気候学者では77%が肯定、気候学の研究に携わる科学者では97.4%が肯定という結果が出ています。

一般人に対する同じ質問の調査では58%が肯定の立場を取っているそうです。

ブリキ男もYESに一票。北極の永久凍土層は年々減少しているし、その周辺地域の氷床の体積も縮小の傾向が加速しているという事実を踏まえれば、地球温暖化の傾向は明らかだと思います。有るものを否定して無いものを説明する思考パターンは私は肯定出来ません。ガルガンティアのお話は多分人類の衰退した後の遠い未来のお話と私は捉えます。なぜなら氷河期など待つべくもなく、この先地球は一度、※2ガルガンティアの様な世界になるのかも知れないからです。それも遠い未来の話ですが‥。

※1:太陽活動が低下する時期の事、歴史的に見て周期的に起こっている。

※2:極地の氷が解ける事で海表面が上昇すると誤解されがちですが、この点については逆、氷は水になる事で体積を小さくしますので、海水温の上昇による水の体積の膨張が真の理由です。また極地の氷が解ける事で地球全体の気温は一時的に下がりますが、地球全体の貯熱量は上がります。毎年によって地球の平均気温の上下があるのはその所為でもあると言われています。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 32

78.9 15 相棒アニメランキング15位
機巧少女は傷つかない(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1656)
11015人が棚に入れました
《機巧魔術(マキナート)》が隆盛を極めるイギリスのリヴァプール。日本からやってきた留学生・赤羽雷真(あかばねらいしん)は、美しき少女の姿をした《自動人形(オートマトン)》の夜々とともに、《機巧魔術(マキナート)》の中枢・ヴァルプルギス王立機巧学院の門を叩く。全ては《機巧魔術(マキナート)》を操る人形使いたちの頂点であり、尊敬と畏怖の象徴である《魔王(ワイズマン)》の称号を得るため。それには《夜会(やかい)》と呼ばれる学院の成績上位者100名で行われるバトルロワイヤルを勝ち抜かなくてはならない。《自動人形(オートマトン)》を駆使し、最後の一人になるまで争い続ける闘争の宴、《夜会(やかい)》を舞台に、圧倒的なドラマと手に汗握る攻防が繰り広げられる学園バトルアクション超大作が幕を開ける!

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、高本めぐみ、阿澄佳奈、岡本信彦、中田譲治、伊藤静、ゆかな、茅野愛衣、小倉唯、小野友樹、梶裕貴、櫻井孝宏、諏訪部順一、種田梨沙、西明日香、能登麻美子、花澤香菜
ネタバレ

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キャラデザ良好、戦闘シーンも中々の出来栄えだが、設定の作り込みの甘い上に詰め込みすぎで滅茶苦茶な印象しかない残念な物語。【総合評価:67点】

2013年秋全12話にて放送された作品。
原作はライトノベルで現在も刊行中、原作1~3巻の内容で3つの物語から成っています。

物語の大筋としては……
世界大戦の影が見え隠れする20世紀初頭と言う時代背景。
魔術によって自動人形(オートマトン)に生命を吹き込み操る人形使いが存在する世界。
主人公である赤羽雷真は、人形使いの頂点である『魔王』を決めるための『夜会』に参加する為に大英帝国の機巧都市リヴァプールにあるヴァルプルギス王立学院に留学する。
と言った感じです。

物語としては、主人公が巻き込まれたり首を突っ込んだりと言う形で事件に関わり、その事件を解決して、渦中にある女性キャラクターが主人公に好意を抱く。
そして、事件の合間に複数の女性キャラクターと主人公の掛け合いを描くハーレムラブコメ的な流れ。
ラブコメ要素とバトル物要素を掛け合わせた作品としては王道の物語運びですね。

キャラクターデザインは淡い色使いで全体的に柔らかいタッチ。
そのデザインも相まって、登場する女性キャラクターは全般的に可愛らしいものに仕上がっていますね。
この点はハーレムラブコメとしての要素を引き立たせるのには大きな力を見せてくれていたと思います。


ですが、ハーレムラブコメの要素としては中々の出来なのかもしれませんが、バトル方面、物語の本質の側面に関してはかなり雑な印象が見受けられます。
ひとつひとつの設定等は専門用語の乱用で取っ付きにくい割りに作りこみの甘さや粗がかなり目立ちます。
そんな設定が幾つか重なり合っていくと、どうにも物語り全体として纏まりが全く取れていないように思えて成りませんでした。

{netabare}
まず『魔王』を決する闘い、冒頭から物語の中心となるであろうと想像される『夜会』。
物語の一本の柱とも言える部分にすら疑問点があります。
『魔王』と言う人形使いの頂点に立てば禁忌とされる領分にまで踏み入ることが出来る。
そんな人形使いの頂点決める戦いにも関わらず、開催されるのが学園規模で生徒同士でしかないと言うもの。
まず、この点も正直意味が分かりません。
えっ、学園最強=人形使いの頂点?そんな訳無いだろww『魔王』の称号大安売りだなww
この時点で『魔王』と呼ばれる称号の曖昧さが半端じゃないですね。

更に各ストーリーの中心となる事件が『夜会』の期間中に起こっていますが、一度事件が始まると『夜会』の参加そっちのけ
その点に関しては怪我人は療養中は参加を免除される的な説明がありましたが……
えっ?毎日一人ずつ参加者が増えていくバトルロイヤル形式なのに怪我で参加出来ないから、治ったらまた復帰します?
何を言ってるんだ?そんなのが罷り通るなら早々に怪我して最後の方まで療養で簡単に終盤まで残れるじゃないですかww {/netabare}

専門用語の多さでそれっぽい雰囲気にしているだけで、設定が粗過ぎて物語冒頭から核となっている『夜会』に関してもこんなご都合主義も極まったといった感じですからね。
そこに兄への『復讐』、『神性機巧』、他にも暗躍する様々な組織、世界大戦影が見え隠れする中での軍事や国の動き……

『魔王』や『夜会』についてだけでも粗が目立つ中、他にもややこしい要素を詰め込みすぎ。
今後の物語の展開に繋がっていく設定や伏線も多く張られているのですが、無論、原作三冊分のアニメでは完全にそれらは放置されています。
唯でさえ設定の作り込みが甘く、疑問点やら曖昧な点が多い中、設定や伏線を盛って来るのでアニメ12話における物語は完全に滅茶苦茶な状態のまま終わってしまいます。

やりたい事だけが多く収拾が全くついていない、凝った作品と言うよりも無茶苦茶な印象しか受けませんでした。
正直、第二期、第三期と続いていかなければ意味を成さない滅茶苦茶な展開の作品でしかありません。
まぁ、第二期、第三期と続いていき、世界観や設定、伏線の回収が納得できる様に行われていけば伸び代はかなりあるのかなと思わなくも無いですが……
アニメ12話、作品としては序盤の作りこみからこの甘さと言う事から判断すると、正直、ちゃんと纏まるという期待は薄いですがね……


先に述べたようにキャラデザの可愛らしさ、そんなキャラクター同士のハーレムラブコメ的な展開を描く日常パートはよく出来ていると思います。
そして、戦闘シーンもキャラデザが可愛らし過ぎてちょっと違和感こそあれど、戦闘シーンそのものはそこそこの出来栄えだと思います。
声優の演技も、OPやEDに関しては良く出来ている印象で特にEDの『回レ!雪月花』はテンポが良く耳に残る曲でかなりの中毒性でしたww
全体的に及第点を満たしていただけに、設定面の甘さで物語性がボロボロだったのが非常に悔やまれます。

あまり細かく設定などを気にしだしたらキリがないので、未視聴の方は細かく考えずに映像面のみを楽しむぐらいのスタンスで視聴することをオススメいたします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 48

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ソロギターでしんみり最後の回レ (最終回まで観て)

総合評価down 3.8 ⇒ 3.7 (作画)



人間離れしたマシンドールのスピード感が好印象だったのですが、敵が強すぎてカタルシスを感じにくい面も。ただし、この演出は反面、敵にザコキャラを作らなかったというふうにも取れますね。


魔力を動力に変換して時計のような「精密機械」を動かすという世界観はかなり斬新で好感が持てました。


夜々ちゃんのキャラに関しては、赤羽雷真への愛情の深さと異常な嫉妬心など、やはり人ならざる存在としての可愛さはありました。好きです。


エンディングの回レが、スローテンポのソロギターだったのが微妙な哀愁を誘いました。


-----------------------------------------------------

◆夜々のボディだからこそ描ける軽々としたスピード感(第4話まで観て)
バトルに関して今の技は・・的な種明かしがあって面白いと思いました。あの夜々のボディだからこそ描ける軽々としたスピード感もよかったです。

ところで、今更ですが、マシンドールというのは自分で動力を生み出すエンジンや反応炉を搭載していません。この作品のマシンドール(オートマトン)は主人から供給された魔力を動力にして動いているという点で陰陽師と式神のような関係に例えられるのかもしれません。でも、僕の感覚では機動戦艦ナデシコから重力波ビームによってエネルギー供給を受けている人型機動兵器エステバリスにも近いような気がして、機械式時計のように精密な夜々たちに特別な感覚が湧きあがる気がしています。

 例え同じ自我のある人形であってもマシンドールはローゼンメイデンのドールとは全然違うんです。


----------------------------------------------------

◆耳から離れない回レ・・(ED曲)

機巧少女は傷つかない ED 『回レ!雪月花』


せーの! 一、二、三、はい! ほい! よ~ぼん! ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 すーん さささ! これよりご覧いただきますのは カブキ者たちの 栄枯盛衰(エイコセイスイ) 時代は常に日進月歩 聞いてってよ 老若男女 一見は勧善懲悪(カンゼンチョウアク) 悪者どもを一刀両断 でもホントにそれだけで楽しいの? もうなんだって 蒟蒻問答 ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 よ~ぽん! どこからともなく現れて すぐどこかへ行っちゃって 神出鬼没 チャンスを待ったら 一日千秋 追いかければ 東奔西走 時代は常に 千変万化(センペンバンカ) 人の心は 複雑怪奇 でも本気でそんなこと言ってんの? もうどうにも 満身創痍(マンシンソウイ) 嗚呼 巡り巡って夜の街 君は合図出し踊りだす 回レ×9 華麗に花弁散らす様に 回レ×9 髪も振り乱して 一昨日、昨日、今日と明日と明後日とこの宴は続く 踊レ 歌え 一心不乱に回レ!!! 今宵は雪月花! ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 すーぽん!

「Youtube saki mitsuba さんの評価より引用」

目というか耳が回る(笑)

2013.10.23
--------------------------------------------------------

◆ 夜々のコスチュームはこれでなくちゃダメだ・・ (第2話を観て)

背景がきちんと英国風に描きこまれている中で、メイド・イン・ジャパンの夜々は着物をアレンジしたコスチュームだから魅力が引き立つということに第2話でやっと気がつきました。
それもED曲聴いてるときに。(いいです、この曲)
夜々かわいいよ夜々・・

-------------------------------------------------------

ローゼンメイデンのドールなんかいらない(第1話を観て)

性格も比較的いいしこの娘が欲しい。ファッションはちょっといじらせて欲しいけど。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハッハッハッハッハッハッハイヤ ハッハッハッハッ いよーーーーーぽん!

海冬レイジによるライトノベルを原作とする

作品です。全12話、原作未読。


魔術によって人形に生命を宿らせそれを操る

人形使いが存在する、機巧文明の発達した20世紀

初頭を舞台とし、そんな中ある目的のために

人形使いの学校に転入してきた主人公の赤羽雷真は

成績がしたから二番目ということでセカンドラストと

いう登録コードをつけられた。それからの様々な陰謀に

よって生じる事件の中にいて、理解者を得ながら

成長していくのであった・・・


この物語は4話ごとにひとつの事件が解決しながら

進んでいきます。毎回一括りの中で女の子が増えて

いきます。

◆Facing "Cannibal Candy"

この話は雷真がこの学院に転入して早々に、目的を

果たすためには夜会に出て勝ち残らなければいけないが

成績がセカンドラストなので上位100人に与えられる

出場資格は当然なく、というわけでシャルロットに

喧嘩をふっかけるところから始まりましたが

最初から事件の兆候が見えて不穏な空気が出されていて

そこからの広げ方と収束のさせ方がよかったと思います。

事件が徐々に明るみに出てきて主人公も調査すること

になるのですが、どこから気づいたのかと思わせるくらい

犯人に近づいていくのはすごい能力だなんて思っていました。

ラストも相手がどのくらい上の存在のやつだとしても

守るために自らの肉体が犠牲になったとしても戦い続ける

のはやっぱりよなと思いながらもよかったです。


◆Facing "Sword Angel"

いよいよ大会が差し迫ってきた中で暗殺をすると言って

きた子がいたが、そもそもなんで暗殺しに来ましたなんて

言うもんかと思わずツッコミを入れてしまいました。

つんけんしたやつとドジっ子という組み合わせで

なんかいろいろ揉め事を起こした後には結局はそうだよな

って感じになるだろうなと思いましたが、やっぱりそう

なってまあ良かったのかどうなのか・・・でした。

でも、そういう風になるのも主人公があんなのだから

まあそうですよねって思いました。

事件の方はその姉弟の過去と今の組織との関わりが抱える

問題についてでしたが上に述べたような展開だったので

その解決の仕方もそうなるよなって感じに思いました。


◆Facing "Elf Speeder"

さて落ち着きを取り戻したかなと思ったら今度は

あの人を殺害しようとしている人物がいる!?っていう

事件が起きて、それと伴ってなんかひたすら自殺しよう

とする子が登場って・・・お前は何なんだよ!と

またヘンテコに絡み合った感じになっているなと思いました。

そんで起きる事件が解決するにあたって新手がいる

のですがそいつの正体は未だ見えず・・・で結局お前の

目的はなんだったんだと思いました。

でも少しバトルに深みが加わったかなと思えるところも

あってそこんところは面白かったです。


◆総評

魔術が回路によって成り立っているように思いましたので

魔力そのものがあっても回路を組まないと魔術が機能しない

つまり魔法が使えるわけではないとのことで

回路を組み込める物理的な戦闘が多かったように思います。

魔術が存在するからと言って適当な現象が多発したり

しないところがいいところかなと思いました。

(単純に能力を使った物理戦闘が割と好みなもので)

とにかく発展する方向がこの方向だったので楽しめました。

それから自動人形といい、普通の子といい女の子たちは

可愛かったと思います。

それとOPが原田ひとみさんが歌っていて、この人が歌う曲は

二曲目ですが、出てる声がやっぱりこんなに変わるんだと

思いました。(キャラを演じている時と)

でもいい曲だと思います。

EDの方もその時代感が出た感じがしていて良かったと思います。

最終的に楽しめた作品だったと思います。

この終わり方なら二期とかやってもいいかな(いや個人的には

是非やってほしい)と思いました。

◆個人的点数評価 84.09点

投稿 : 2025/02/01
♥ : 43

81.1 16 相棒アニメランキング16位
ベン・トー(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (2055)
10689人が棚に入れました
閉店間際のスーパーを訪れた主人公・佐藤洋はわけもわからないまま凄まじい戦いに巻き込まれてしまう。 それは《狼》と呼ばれし者たちによる、毎夜行われる夕食と誇りを懸けた半額弁当を求める争奪戦であった。 佐藤はひょんなことからハーフプライサー同好会という半額弁当を求めるためだけに存在する部活に所属することになり、先輩の槍水仙、そして同級生の白粉花と共に《狼》となってスーパーを駆け始める。 ……《アラシ》、《ダンドーと猟犬群》、《大猪》、そして従姉の《湖の麗人》、東区の狼たちを総動員して隣街からの大規模な侵攻作戦を展開した《ガブリエル・ラチェット》と《帝王》……。 半額弁当の前に立ち塞がる、二つ名という強者の証を持つ者たち。佐藤は彼らと技を競い、自らの誇りと生活を懸けて今夜もまたスーパーで激しい戦いを繰り広げる――。

声優・キャラクター
下野紘、伊瀬茉莉也、加藤英美里、悠木碧、茅野愛衣、宮野真守、竹達彩奈

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

半額弁当 それは生存をかけた命の戦い

原作:ラノベ/放送期間:2011年10月-12月/全12話/アニメーション制作:david production

スーパーマーケットでの半額弁当を入手するために命を削る若者たちの奮闘を物語にしたギャグアニメ。実際に日々、半額弁当をゲットする為にスーパーへ足蹴なく通っている者ほど楽しめる作品と思われます。

テンションの高さとテンポの良さ、ほどよいエロ、そして笑えるギャグの数々。とても面白い作品となっておりました。とりわけ、第8話は私的神回と言えるほど笑わせてもらいました。無為に繰り出るちくわ推しも好きでしたw

作中では多くの見どころに溢れており、例えば弁当を奪い合うバトルシーン。ドラゴンボールなどのアクションと比べても遜色がないものになっているなど無駄にクオリティが高いw 無駄といえば、とんでもなくくだらないセリフを名言っぽく発するものだから笑えてしまえたりとギャグのセンスも光っている。くだらないシーンに流れるBGMが秀逸で演出面でも幾度となく楽しませてくれました。

また半額シールが貼られる際の緊迫感、作中で描かれている空気は大げさというほどでもなく、実際にあの空気に触れるととてつもない緊張感があるものですw 弁当コーナーが覗ける程よい位置で、誰に訴えているのか「ほう、こんな商品もあるのか~」とばかりに他の商品を手に取り眺める一人芝居。しかしながら脳内は弁当コーナーに支配されており、今か今かと半額シールが貼られるその時を待つあの感覚はなかなかにクセになりますw

この作品を視聴するきっかけは加藤英美里さんだったけれど、出演している声優さんが軒並み私の好きな方々ばかりといった点でも楽しませて頂きました。なかでも悠木碧さんの演技力はやはり凄いなあと感服するばかり。ただの唸り声や悶え声だけでもどんだけレパートリーあるんだよ! という引き出しの多さ。流石です。

また主人公・佐藤洋を演じた下野紘さん。彼が出演している作品は幾つも観ており『琴浦さん』のときでも感じたけれど、セリフではなく唸り声だけしか発せないシーンであれだけの笑いを生み出すとはこちらも感服。『となりの関くん』でもそうだったけれど喋れない演技をやらせたら右に出る者はいないかもしれないw

また井ノ上あせびを演じた竹達彩奈さん。当時現役の高校生だった『けいおん』出演時、ガチモノの制服姿写メをブログで披露しており、それがクッソ可愛かった記憶があるのでどちらかといえば好きな声優さんだけども、失礼ながら演技に関しては普通以上の感想を持っておりませんでした。しかし、この作品でその評価がかなり上がってしまうほど、見事な演技を見せてくれました。

双子の姉妹を演じた田村ゆかりさん&堀江由衣さんはもちろん、登場シーンこそ多くなかったものの石田彰さんと宮野真守さんの存在感はキャラを食ってしまっているレベルw などなど出演している全ての声優さんの演技力が光る作品となっているように思います。

少々、声優さんよりのレビューとなってしまったり、絶賛しすぎてしまったけれど、正直なところ中だるみを感じた面もありました。ただ半額弁当にお世話になっている身としては、評価が高くなってしまうのも仕方ないというもの。そういった外的要素を抜きにしても頭をからっぽにして楽しめる作品だとは思います。

余談だが秋葉原にある某スーパー『L○FE』にはかれこれ8年ほど通っていたほど常連なんだけれど、作中ほどではないにしろ、これに近いバトルが催されており半額シールなど割引シールが貼られるそばから壮絶な奪い合いが繰り広げられている。作中でも登場する礼儀知らずの主婦も現実では多数存在しており、大いに笑わせてもらったw ああいったクソババアのせいで私が狙っていた弁当を幾度奪われたことか…。

ちなみになぜかパンしか狙わない主婦を“パンババア”とか名付けておりました。(この店ではパンコーナーが早めに閉まるため売れ残ったパンが安く弁当コーナーに移動される)また作中では登場しなかったが、半額シールが貼られた商品を片っ端からカゴに入れるマダムも。しかもある程度経ってから結局買わずにリリースすることから“ブラックバスババア”略して“ブラバ”なんて名付けておりました。一方でおにぎりしか狙わない謎のおじいちゃんもいたりと。

ともすれば私自身も誰かしらからあだ名をつけられていたことだろう。とりわけ、半額としてならばたこ焼きが結構な絶品でよく買っていたので“タコヤキマン”とでも言われていたかもしれない。なお現在は自炊するようになったので弁当コーナーにはいかなくなったため現状は知らない。


▼キャスト
佐藤洋:下野紘
槍水仙:伊瀬茉莉也
著莪あやめ:加藤英美里
白粉花:悠木碧
白梅梅:茅野愛衣 
金城優:宮野真守
井ノ上あせび:竹達彩奈
沢桔梗:田村ゆかり
沢桔鏡:堀江由衣
ヘラクレスの棍棒:石田彰

▼制作
アニメーション制作:david production
原作:アサウラ/ラノベ:本編全12巻
イラスト:柴乃櫂人
監督・構成・デザインワークス:板垣 伸
シリーズ構成:ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三
音楽:岩崎琢

▼主題歌
オープニングテーマ「LIVE for LIFE 〜狼たちの夜〜」歌:愛美
エンディングテーマ「笑顔の法則」歌:槍水仙(伊瀬茉莉也)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いつーも素敵~♪ ホーキーマート~♪(*´∇`*)

■「ベン・トー」ってどんなアニメなの?σ(゚・゚*)ンート・・・
ラノベ原作の弁当争奪ドタバタコメディってところでしょうね!
何の変哲も無いどこにでもあるようなスーパーで、ある特定の時間に繰り広げられる異様な光景・・・
物の価値がその一瞬で半減してしまう魔法のシール・・・そ・れ・が・・・「半額シール」なのです!
そうなんです、この作品のストーリーは至って単純明快、残り物の弁当に「半額シール」が貼られた瞬間に行われる弁当争奪戦を描いた世にも珍しい物語なのです♪
 
 
■「ベン・トー」と初めて出逢った日の日記((φ(~∇~*)カキカキ
こっこれは・・・面白いのです♪
スーパーなどで見かける半額シールってとっても得した気分になれますよね!
ちょっとだけ買うのが恥ずかしい気もしますけど、今日食べちゃうから気にしなーいって思いますよね♪
今ではありきたりな日常に普通に溶け込んでいる「半額シール付き弁当」をここまで熱く、真剣に、それでいてバカバカしく描ききっているので、なんだか新鮮で面白いですし、観ていてとっても気持ちが良いです(*^-^)
 
メインキャラはすぐ覚えられるくらい個性的で、それ以外のキャラも個性的で手抜きがないのです♪
しかも物語のテンポが良くってキャラも良く動くので、弁当争奪戦の壮絶なバトルの描写も見事なまでに描かれているのですよ!
作画に関しては部分的に驚異的なクオリティを発揮する場面がありますね(*'ω'*)......ん?
フェチシズムを感じる程に「絶対領域」や「パンスト」描写の力の入れ方がすごいのですよ・・・w
そんな、バカっぽいこだわりや、センスの無い弁当の名前など、突っ込みどころ満載ですけど、掴みはバッチリで好スタートがきれた印象でした♪
Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネンって突っ込みながら楽しく観れる作品になりそうなので、この勢いを持続できる事を祈りたいと思ってます♪
 
 
■総評
最初から最後までブレがないストーリー展開、悪く言えばワンパターンw
はじめてみたときのインパクトが大きかっただけに、慣れてくると中だるみって感覚が芽生えてきました♪
でも、頭使わずにおバカな弁当争奪戦を見ていると微笑ましくも思えてきちゃったりして(*^_^*)
『狼』と言われる弁当争奪戦の常連さん達には二つ名が付けられているのですけど、二つ名の由来もどーでも良いようなエピソードから付けられているんですよねw
そんな愛嬌のある『狼』さん達は、プライドが高く、それでいてお互いを認め合っていたりしてなんだか戦うのが楽しそうでしたよね♪
正々堂々と戦ってこそおいしく弁当が食べられるってなんだか分かる気がします♪
確かに運動したり、お掃除したり、お仕事して汗を掻いた後のお弁当はとってもおいしいです!
ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ

実はこの作品で一番感心したのは、バトルシーンでした♪
緩急をつけたキャラの動きは、スピード感があって爽快の一言でしたね!
それとカメラワークが抜群に良かったです!
派手な演出はないのですけど、多角的かつ立体的で緩急をつけたスピード感も加わって、半額弁当争奪戦を盛り上げてくれましたねゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚) ス、スゲー!
肉弾戦でこれだけの迫力は今期のバトル物のなかでも3本の指に入るくらいだったと思ってますε- (´ー`*)

ストーリーは先が読めるくらいの物ですけど、気持ちよく観れるアニメって感じでした♪
まぁ現実のスーパーでは若者よりも、主婦の目が光ってますけどねw(-ω☆)キラリ

■お・ま・け
白粉花[oshiroi hana]ちゃん役の悠木碧さんを初めてすごいなぁって思っちゃいました♪
えっなぜかって・・・(;・∀・)?

『SDGO!』創刊号特別付録ドラマCD「2.うめうめうめ」をとにかく聴いてみてください!

いきなり若本さん登場で卑猥な妄想シーンから始まるんですけど・・・∑('◇'*)エェッ!?
白粉ちゃんの暴走妄想シーンがものすごいことになってますw
本当に声優さんってすごいなぁって思う内容でした∑(=゚ω゚=;)
あおいちゃんお疲れ様ですw


■MUSIC♫
OP曲『LIVE for LIFE 〜狼たちの夜〜
 【歌】愛美
 タイアップ曲らしく弁当争奪戦の勢いを感じられるナンバーですね♪
 鼻にかかった男っぽい歌い方が特徴ですね(#^^#)
 
OP曲『Treasure!』(4話)
 【歌】著莪あやめ(加藤英美里)
 この3人の中では声量も音域も広いので、テンポの早い曲でも安心して聴けるのが彼女の魅力♪
 さすが声優さんらしくとっても器用ですね♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ サスガ!!!
 化物語の八九寺ちゃんの「帰り道」って曲と較べると器用さがよーくわかりますw
 (「Treasure!」と、その他「ベン・トー」な歌つめ合わせ)ってアルバムの曲で、
 『ひとくち♡ちょうだい』が意外と隠れ名曲なんですよ♪

ED曲『笑顔の法則』
 【歌】槍水仙(伊瀬茉莉也)
 囁くようなウィスパーボイスの可愛い歌声とED曲ならではのしっとりと聴かせるナンバーです♪

 
2011.10.13・第一の手記
2011.12.30・第二の手記(追記:■総評、■お・ま・け)
2012.01.12・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 70
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

甘く見てると焼けどするぜ!・・・・・・・・・・・・・弁当でw(73点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:73点
アニメ系統:バトル&コメディ

一言でいうなら半額弁当争奪バトル。
もうこれ以上でもこれ以下でもない。
これだけで、このアニメがどんな物かあらわせてしまう。

兎に角、こんな馬鹿げた設定を大真面目にやりました的アニメ。
そして無駄にものすごく熱い。
個人的にはドツボ。

ストーリーなど特質すべきところは無いので
いかに馬鹿げた設定と内容に熱くなれるかが勝負。

アクセントに微エロと白粉花の腐女子キャラがあるのだが
このアクセントもなかなか生きている。

ベントーの微エロはあなどれない。
どこぞの露骨なパンツやおぱーいはない(`・ω・´)キリ
見えそうで見えないエロさがある。

白粉花のキャラもはっちゃけぶりが秀逸。
さすがあおちゃんと言わざるを得ない。

作画はそんな馬鹿げた設定を真面目にやっていると言いがごとく
バトルシーンの動きには力が入っている。
もちろん微エロシーンのカメラワークも抜群w

音楽も何気にいい。
OPの今からバトルするぜ的な熱い感じの曲に
EDのバトル後の静けさみたいな感じが何ともいい味を出している。

欠点を上げるなら、ストーリーがやや単調であるということか。
設定上、広げるのが難しいためしょうがないとは思う。

兎に角、バカで熱いアニメが好きな方には自信を持ってお勧めできる、そんな作品。


と、まあ私も熱くなって書いてしまったが
つまり、何が言いたいかというと

バーチャ2が懐かしすぎるw


-----------------------------------------------------


以下、各話の感想
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。


-----------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。
なるほど、そういうアニメか。
前半は意味不明だったが、後半で一気に内容を把握。
半額弁当をめぐる壮絶なバトルw
バトルはなかなかの迫力。
そして、「白粉花」が何かよかった。
悠木ちゃんの声が何ともいい。
すごくいいよw
お前の骨はおれが拾ってやるwww

2話視聴。
なるほど。
前回で色々突っ込みどころあったが、そういう暗黙のルールみたいなのがあったのか。
そして、そんなルール無視のおばはんw
いるよねそういう人。
無駄に熱い弁当争奪バトル。
こういう乗りは嫌いじゃない、否、むしろ好きか。
ウイザードという意味ありげな新キャラも登場して、今後も色々面白そうだ。

3話視聴。
無駄に熱いw
この乗りは最高だ。
そして、別にエロくないのに
ちょっとエロく見せる描写がうまい。
「白粉花」の役付けがまた面白い。
弁当も超うまそーだしw

そして、どうでもいいが
新宿ジャッキーとかぶんぶん丸とか懐かしいぜw
「強い奴と戦いたい」
分かるぜ、その気持ち。

4話視聴。
くそwおもしれえw
あおちゃんがはっちゃけてるのも面白いし、
異常に弁当を熱く語るのもツボ。
バトルしながら語りすぎだろw
新キャラも出てきて、また展開が変わりそう。

一番のツボはバーチャだったりするw
「10年はやいんだよ」は今週のツボだったw

5話視聴。
無駄にバーチャが凝っているw
いやーしかし、花役のあおちゃんがグッジョーブw
新キャラ「井ノ上あせび」は竹達さんだね。
このアニメテーマのわりに色々懲りすぎだなと思うw
声優もかなり豪華なようだし。
来週からは何か大きな抗争になっていくのかな。

6話視聴。
花の小説「筋肉刑事」ワロスwww

そんなおまけは置いておいて

「奪い、戦い、食らうだけだ」
「弁当を獲りに行く、ただそれだけだ」

くそっwいちいちセリフがかっこいいぜ。
たかが弁当ごときにwww

「もっと誇らしく生きていこう」って
弁当争奪のセリフじゃないよまったくwwww


7話視聴。
もはやお約束の水着回w

「まさかスク水?」
「先輩が薄着の1枚で僕の前に立つ、それこそプライスレスッ!」
「全ては先輩の水着のために」

プライスレスに吹いたw
佐藤、スク水派かw

「なんとか透視できないかと」

女子更衣室の声を必死できいている斎藤w
おまえは何と戦っているのかw

そして弁当w
ロコモッコリ弁当w
オムッパイ弁当w
なんて狙った変態弁当。
そして2つ名が「変態」にwww


9話視聴。
佐藤不憫な子。
ついには一般生徒にまで変態あつかいwww
なんと報われない主人公w
もはやキングオブ変態の名を欲しいままにw

そして相変わらずの花のBLがらみのテンションが素晴らしい。
ホントあおちゃんって力量あるよね。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 46

80.2 17 相棒アニメランキング17位
ゼロの使い魔F [エフ](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1382)
9109人が棚に入れました
アーハンブラ城から無事にタバサを救出して魔法学院に戻ってきたルイズと才人たち。 あいかわらず才人はルイズに虐げられながらも健気に使い魔としてルイズのお守りをしている。 急遽、アンリエッタ女王の密命で学院からロマリアへ赴くルイズと才人。ティファニアもルイズたちと一緒に行くことに…。ルイズとティファニアは、ロマリア教皇の就任三周年式典で「巫女」として共に祈りをささげて欲しいと依頼される。 憧れの教皇聖下に謁見し感激するルイズ。一方、自分が虚無の担い手と知ったティファニアは、「才人が自分の使い魔で
あればいいのに」と 急に意識し出すことにより何やら波乱の予感が…。そんな中、ルイズたちに狡猾で邪悪な影が忍び寄るのだった!!
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あまりにも有り得ない設定^^; でもそれはそれで面白いかも! ^^

4期目のお話です。

ついに4期目、最終話に向かって一直線…と思いきや、またまた別の展開が始まります。

{netabare}
それは、宿敵ジョゼフ(タバサの叔父、ガリア国王)との決着であったり、女王陛下から頂いた領地での話であったり、その領地で温泉が出て温泉パーティーとなるお話であったり(ルイズと才人が裸で抱き合う!)、砂漠に住むエルフに捕まったり、といった展開が続きます。「…これって本当に終わるの?」と思いたくなるようでした。

とろが、それはそれ^^ ゼロの使い魔たる展開で、最後の3話で完結に至る展開となり、あとはバタバタバタ…と終わってしまいます。
また、この完結に至る展開の初め頃に、もう結末の状況が見えるようで、最終回は「あ~、やっぱりね…^^;」という内容でした。
{/netabare}

そして、この手のアニメには突っ込みは考えられない…してはいけない…いわゆるご法度…なのでしょうが、^^; 
…敢えて言わせていただきたい…

{netabare}
<< 才人が現代に帰ってきて、その後簡単に戦闘機を奪えるんですか~!!>>

どうみても才人が自衛隊基地から奪ったのはF-2ですが、そう都合よく自宅の傍に自衛隊の航空基地があるわけがないじゃないですか。
才人は秋葉原によく行っているようでしたが、すると自宅は関東 ? F-2は、青森か、宮城か、福岡か、岐阜か、浜松にしか無いはず… なので、F-2を奪いにヒッチハイクでで航空基地まで行ったと思われます。^^; 
才人はその日のうち自衛隊機地までたどり着いている。 青森、宮城(現在の松島基地は津波の被害で戦闘可能なF-2配備は無いはず)、福岡、岐阜、いずれもヒッチハイクでは遠すぎます。…それにでも、これはどうみても自衛隊の専用滑走路。 …では浜松でしょうか…^^;


<< 才人が現代に帰った直後に都合よく偶然に皆既日食が起こるんですか~!! >>

皆既日食が日本で起こった(起こる)のは2009年、2035年、2042年、2063年、2070年…ですが、「日食が正午前後」に起こるのは残念ながらありません。^^; 放送時期からみて、2012年5月21日の金環食を皆既日食のイメージで題材にしたのかもしれませんが、才人が基地のあるところで既に部分日食が始まっている。しかも、F-2で離陸した直後には皆既になりかけている。…であるなら…やっぱり浜松? 2012年は、浜松基地のほぼ真上で金環食が始まってる。 ^^ 
でも、浜松は訓練用のF-2しかないはず。 ヒッチハイクで朝東京を出発し、昼前に浜松にたどり着くのも不可能^^;
最終話では横田基地あたりをモデルに描かれているような感じですね。


<< フル武装してスクランブル直前の機体がたまたま準備されていたなんてあるんですか~!! >>

才人が強奪した機体には6発のミサイルが搭載されていて、最初に撃ったのは90式空対空誘導弾でしょうか、次いで2回目に4発同時に撃ったのは、93式空対艦誘導弾と思われます。
90式は1発1千500万円、93式は1発1億5千万円、…事後処理どうなるんでしょう…頭が痛いです^^;
でも、まぁ、才人が自衛隊に乗り込んだ際に、「偶然にフル装備」で、しかも「スクランブル直前の機体」が準備されていて、さらに「誰にも気がつかれず」にこっそり戦闘機を強奪できたなんて…^^; こちらの方が「絶対にあり得ない…」設定でしょう。。^^:


<< 結末では才人は日本に帰ってきている。高価な戦闘機を強奪しているのに、才人は指名手配もされていないんですか~!!>

F-2は一機120億はするシロモノ。奪ったらタダでは済まない。それもカミカゼ攻撃で跡形もなくなっている! 事件の後に気楽に自宅に帰って来るなんて…^^;
前にも書いた通り、「運よく」、「こっそり」、「誰にも見つからず」、「監視カメラにも記録が残らず」戦闘機を強奪できていたとしても、ヒッチハイクのドライバーに顔を見られている! 家に帰った時点で何らかのお咎めがあるはず…
また、戦闘機を強奪された基地の職員もタダでは済みません。 才人はハルケギニアを救った英雄になるも、その陰で多くの人の人生を狂わせた犯罪者でもあります。^^;
{/netabare}

どうも、失礼しました^^;

{netabare}
私はちょっと興味があるくらいで、軍オタではありませんが、最後にF-2がかっこよく登場したので◎です。
また、F-2を持ってきたのは、F-2の愛称「バイパーゼロ」と「ゼロの使い魔」をひっかけての演出だと思います。^^
{/netabare}

最終話は「ありえない設定」のオンパレードで、逆に面白かったです。

ひとまず全体を通すと、面白かった場面もあるのですが、どちらかと言えば「やっと終わった~」という感じですね~ ^^;


<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 2

0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

才人に出逢えて幸せです (ˇ◡ˇ✿)

■『ゼロの使い魔F』を観る前にひとこと c(゚ー゚*)
『三美姫の輪舞』から約4年、随分待たされちゃいましたね♪
今までのシリーズとは違って、原作者「ヤマグチノボル」先生がシリーズ構成を手掛けているが特徴、アニメならではの見せ方を意識したと言うことなので、そんなところも注目ポイントかも知れませんね♪
ヤマグチ先生といえば、2011年に末期癌で闘病生活をしているという発表がありましたけど、作品を手掛ける上でも本当に大変だったんじゃないかなって思います!
そんな中、小説版に先駆けてアニメ版『ゼロの使い魔』の結末を観ることが出来るのは嬉しいことです♪
色んな思いが詰まったゼロの使い魔シリーズ最終章をじっくり楽しみたいと思います(*^_^*)


■総評
まず第一印象は、前作と較べて作画がかなり向上してて映像が綺麗だったこと♪
やっぱり綺麗な映像でルイズの可愛い笑顔や才人達の活躍がまた見れたのは(o^-')b グッ!
それだけで「ゼロの使い魔」ファンとしては満足でした ⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃

ただアニメファンとしての視点から観た場合、ちょっと不満が多かったような…
全然許せる範囲ですけどね (〃∇〃)ノ☆
なぜなら、「ゼロの使い魔」の良い所でも悪いところでもあるからなのです☆彡
ラブコメ要素で例えるなら、3期「三美姫の輪舞」以降その表現スタイルはほとんど変化がなくって、良く言えば「らしさ」として安定感として捉えられますし、悪く言えば「ワンパターン」として真新しさを感じない印象になってしまうんです♪
ルイズと才人だけを見た場合はいつもの掛け合いで終始しているんですけど、周りのキャラの微妙な心情の変化はあるので飽きずに楽しく見れた気がします(^^♪

注目してたシリーズ構成については、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的に概ね合格点でした。
ちょっと詰め込みすぎてチグハグな展開が目につきましたけどね (≧▽≦;)
とくに肝となるガリア王ジョゼフとの戦いや、エンシェントドラゴンとの決戦など結構あっけなく感じてしまいました(^.^;
ドラゴンボールみたいに何話もかけてとは言わないですけど…w
お色気シーンに力入れすぎなんじゃないの…って思わずにはいられなかったり…もうちょっと凝った展開をみせてほしかったかなぁって思いました (*´・ω・)(・ω・`*)ネー

でもなんだかんだでこのシーンが見れて本当によかったです♪
最終話のEDのシーン…
{netabare}
日本での楽しげな二人の姿☆彡
そして才人の実家へ挨拶しに行った二人の薬指に、さり気なく指輪がはめられてましたね♪
{/netabare}
このときのルイズと才人の表情は暫く忘れられそうにありません♪
思い入れの強い作品だったこともあってか、時には(゚ーÅ) ホロリと涙しながら最後まで楽しめました
☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!


■「ゼロの使い魔」VS「灼眼のシャナ」
よく「灼眼のシャナ」と比較されるのでσ(o^_^o)も一言だけ…
ストーリーとかどーでもいいけど…
{netabare}
「ゼロの使い魔」の勝ち!
っていうか『才人』の勝ち!!! キャーゞ(^o^ゝ)≡(/^ー^)/"""パチパチ
KYで甲斐性なしの悠二よりも、才人の方が圧倒的に魅力的でみていて清々しい好青年でした♪
ちょっと色香に流されやすいけど、自分の気持ちに素直で誠実な才人はとってもカッコ良かったです
(///∇//)
{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『I'LL BE THERE FOR YOU』
 【歌】ICHIKO
 曲名を見て“Bon Jovi“を思い浮かべたのはσ( ̄∇ ̄*)アタシだけじゃないはずw
 今まで以上にノリノリで気持ちいい、それでいてゼロ魔らしい仕上りのナンバーですね♪ 

ED曲『キスシテ↑アゲナイ↓』
 【歌】ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(くぎゅうぅぅぅ)
 ルイズがいっぱい詰まったラブリーなアニソンですね♪
 4期で確信しました…くぎゅう歌上手くなってるって事をね(^_-)-☆


2012.08.15・第一の手記

投稿 : 2025/02/01
♥ : 47

Kiraz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あいつはモ◯ハンのラオにしか見えなかった件

まず原作既読です。

詳しくは1期→2期→原作→3期→4期

うん、なんて言うか
1期から4期までの間にどんどんアニメ化による副作用?というべきものなのかわからないが劣化が進んでく

原作読んでなかったらそんなこと全く思わなかったんだろうに…

前半はいつものようにハーレムラブコメでクスクスと笑える感じでよかった。また、原作をある程度再現してたのでよかった

が、

後半は…なんと言えばいいのだろう。
ここからはネタバレになるかも……実況してみるねww

某ゲーム会社が発売したハンティングアクションゲーム通称モ◯ハンシリーズに初代から存在する超大型古龍種もどきが突如出現。その名もラオもといエンシェントドラゴン。
注)フェアリーが入ってないのでシンクロ召喚されて出現したわけではない模様

本作品でラオもどきはモ○ハンではなせなかった進化を遂げた。多くの古龍種は進化の末、翼を手に入れた姿をしていた。が、ラオは巨体故にモ◯ハンでは翼を持つことを成し得なかった。

そのラオの悲願の願いからかラオもどきは本作品によって翼を手にした。
あの巨体を支えるにはいささか物足りないぐらいの大きな翼を手入れた。

そして、翼という力を手にして学院に進行するラオもどきを討伐せんと多くのハンターもとい魔法使いや戦士が集結する。
が、強力なブレスや湧き雑魚モンの邪魔によってなすすべなく防戦一方。

そこに出現、我らが主人公サイト

その主にして本作ヒロインのルイズと共にそのラオもどきの討伐に挑む。

サイトの奪取した現代兵器F-2戦闘機という某ゲームでは絶対にあり得ない武器によって負けフラグびんびんのラオもどき討伐に光が指す。
ミサイルや機体特攻によって固く覆われた外殻を破壊した。部位破壊報酬決定の瞬間だ。
そしてすぐさま外殻破壊によってさらけ出た弱点にルイズの溜め砲撃を打ち込む。

この一発が大きかったのか悠々としたラオもどきは崩れてしまった。討伐を成功させたのだ。

学院の耐久率は10%を切っていたがなんとか時間内に討伐することができた。

が、その引き換えに我らが主人公は討伐と同時に力尽きてしまう。

でも大丈夫b
サイトは2期で1回力尽きているがそれ以来力尽きていなかった、つまり今回で2回目、3回力尽きないと失敗にならないので、一応討伐は成功しているのだ。

が、剥ぎ取りは叶わなかったことは言うまでもない。

今回の討伐はサイトの現代兵器投入が大きかったといえる、さもなければ討伐は叶わなかっただろう。

そもそもロイヤルビッチ以外そんな装備で大丈夫か?と言われそうな武装、回復系アイテムを誰も所持していない時点で無謀な討伐だったといえる。

まあ無謀な討伐だったと言ったが結果的には討伐は成功に終わり。
誰から見てもハッピーエンドだったことは確かなのでよしとするか。


※この作品は某ゲーム会社の手掛けた通称モ◯ハンを宣伝するアニメではないのでご注意ください。
また、上記の表現は僕の視点からお送りしたもので、9割以上僕の誤植による表現が混在します。実際のアニメの表現とは全く違う恐れがありますのでご了承ください。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

84.0 18 相棒アニメランキング18位
おおきく振りかぶって(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1593)
8175人が棚に入れました
主人公の三橋廉(みはし れん)は中学時代、祖父の経営する群馬県の三星学園野球部でエース投手だったが、チームメイトからは「『ヒイキ』でエースをやらせてもらっている」と疎まれ続け、極端に卑屈な暗い性格になってしまう。その暗い思い出を拭うために埼玉県の西浦高校へと進学する。西浦高校には発足したての野球部(正確には軟式野球部が硬式野球部になった)があり、部員は新入生ばかり10人、しかも監督は若い女性という部活だった。部員不足の野球部で三橋はまたもエースを任せられるが……。

声優・キャラクター
代永翼、中村悠一、谷山紀章、下野紘、佐藤雄大、鈴木千尋、保村真、角研一郎、福山潤、木村良平、早水リサ、室園丈裕、福圓美里、私市淳
ネタバレ

の ᴗ の さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

挑め!埼玉県立西浦高等学校野球部

甲子園の季節。しかも、今年はオリンピックも重なって、応援が大変だ!笑

ということで、おお振りのことを書いてみる。

主人公の三橋は、自信がなくて、うざいダメピ(ダメピッチャー)!笑

でも、投手をやりたい!そこだけは譲らない子。

そんな最初のつかみにやられて、いつのまにか最後まで見てた。


かと言って、むやみに三橋を持ち上げて、そのまま三橋がピッチャーとして、成長する話ではなくて、理論的な野球が描かれている。

そこが、おお振りのいいところ。

スポーツアニメといえば、熱いスポ根ですませてしまうことが多い。
それも熱くて、好きなんだけど、スポーツというリアルにあるものなら、なぜ強くなったのかが描かれていると、勉強になるし、より入り込みやすいと思う。

西浦の女監督モモカンや野球部の顧問のシガポは、栄養学や運動科学を用いた指導方法や心理学を用いたメンタルトレーニングに基づいた練習方法を行う。

それに、それまでのスポーツアニメ以上に、試合中の戦術の心理描写が多く描かれていて、これも入り込みやすい要因だと思う。

それと、そんな理論的な面もある一方で、キャラはとても人間的でもある。

理論的な部分と、人間的な部分がちょうどいいバランスで、入り混じっているところが、好きなんだと思う。

後、人には相性がある。ってことを、このアニメで学んだ。

相性の合う合わないは、生まれ持った雰囲気や周りの環境もあるだろうし、仕方がない。

ただ、いくらいい素材があっても、それに気づかず、もしくは気付こうとせずいたら、上手いこと行かない。
合わない相手を落とすだけじゃ、なんの生産性もないなって思った。

まぁどうしようもなく無理なら、相性の合う人同士に変えるほうが円満。

合う同士なら上手くピースがハマって、いいチームができる。

いいところを伸ばす。
どうしたらイイか改善できるように、的確な指導をすることも大切だなって。

そして、「勝ち、たい!」という三橋の言葉が本当になって、甲子園に行くんじゃないかと思うくらい可能性のあるチームになっていく様は、本当にその場で応援している感覚で、楽しめる。


ちなみに、これは1期の評価。

2期も楽しかったけど、1期だけ見たほうが、一番キレイに終わって、完璧だったと思った。
3期があって、1、2、3期と一緒にみたら、また2期も違う評価になるかもしれないけど。


【物語】
おお振りの1期は、中学の三橋の話から始まり、高校になって新たに作られた1年のみの野球部に三橋が入るところから描かれる。

{netabare}
中学のころ、主人公の三橋は、急速の遅いヘボい投手として、周りに疎まれていた。三橋は、学校経営者の孫だから、ひいきされていると思われていたから。

そこで、高校からそのチームの仲間とは離れて、三橋は別の高校に行く。
野球はしたいと思っているから、野球部に行くが、中学のことがあって、自信はない。

けれど、周りが三橋のピッチングの正確さに気づき、あれよあれよと、野球部に入ることになり、投手として練習が始まる。

合宿に行ったり、練習試合も行う。
しかも、三橋がもともといた中学のチームの三星との練習試合。

最初は、やっぱり三橋を見下して、手をぬく三星。
けど、三橋の長所を活かして、阿部がサインを出してくれるおかげで、中学のときとは違って、ストライクを連発する。

だんだん三星も三橋が変わってるのに気づいて、盛り返そうとするが、結局西浦が勝つ。
この試合で、三橋だけでなく、他のメンバーもチームとして、少しまとまったのが分かった。

その練習試合の後は、甲子園予選のための練習や応援団結成の話。

で、いよいよ予選。

この夏の大会では、初戦から前年度優勝の桐青と対戦!?

他の高校のチームは、きっと1年だけの西浦は負けると思っていた。

けど、西浦が{netabare}見事5対4で勝利 {/netabare}!!という展開。

文字にして、簡潔に書くと、こんな感じだけど、14~24話まで使って、初戦をえがいている。

とても丁寧!これは、見たほうが早い。
話のスパンとしては、とても短い期間の話だけど、とても引き込まれる内容だった。

この初戦では、今までのメントレにも役に立つし、選手それぞれが自分で考え、どうしたら良いかを導き出す場面がたくさんあり、成長したなぁと感じた。

応援団の浜ちゃん達と「ナイバッチー!!!」と、一緒に応援したくなった!


{/netabare}



シガポ講座
{netabare}

・スポーツで重要な脳内ホルモン
チロトロピン・・・きっとやれるとチャレンジする時にでてる
コルチコトロピン・・・目の前のことに集中する時にでてる
ドーパミン・・・過去の幸せを噛みしめる時にでてる
この脳内ホルモンをコントロールできれば、よりメンタルが鍛えられる。
合宿では、それを食事でメントレしていた。

・α波・・・集中して、余計な力は抜く時にでるやつ。いい意味で、リラックスして、野球をするために必要。
人と手をつないで、手が冷たい時はでてない。緊張してる。
逆に、暖かい場合はリラックスしている。この状態をコントロールして、野球に活かすためのトレーニングをしてた。

・条件付け・・・野球のピンチで、リラックスするために、ピンチとリラックスを条件づけるトレーニング。
そして、ピンチだけでなく、チャンスでもある3塁に走者がいる場面を思い浮かべながら、リラックスするようメンタルトレーニングしていた。

{/netabare}


【声優・キャラ】

三橋 廉役は、代永翼さん。
{netabare}おお振りは、初主演作品。
ヘタレの三橋が凄くあっていた。
独特な声で、なんだかんだ主人公タイプの声。
言い回しも凄く独特で、吃音気味の三橋を自然に演じておられた。
最初のほうは、まだキャラが掴めていないので若干低い。
ウィング自身も、いじられキャラという点でもあっていた笑

アニメの最後の方の反省会の話で、アフレコの時に、
「三橋はよく投げた」
「投手はよく頑張ってくれた」
「三橋は途中崩れかけたのによく持った」
「三橋を始めみんなすごかった」
などのセリフを、三橋を代永にセリフを変えて、みんなが言ってくれたらしい。熱い現場!

三橋は球のコントロールが上手い投手。
自信のないキャラで、なかなか自分のことを認めない。
それに、中学のころは周りも認めていなかった。
けど、ちゃんと三橋のいいところを認めて、伸ばしてくれる指導者や仲間がいれば、三橋を活かせる。そして、最後には、みんなに認められて、チームが1つになった感じは本当に良かった!
後、三橋が本当に自分に自信が持てたら、きっと吃音も改善するはず。
三橋、頑張れ!
{/netabare}

阿部 隆也役は、中村悠一さん。
{netabare}
冷静に分析するキャラとあった落ち着いた声!
優しいけど、厳しい感じでよかった。
冷静なつっこみな点では、阿部だなと。
怒号が上手い。そのイメージが残ってて、1話見ると、なんか優しくてイメージと違うし、声が高い? 笑

阿部は、三橋とバッテリーを組むキャッチャー。
先ほど書いた反省会のシーンでもみんな三橋を褒めるのに一人だけ「ギリギリな試合はもうやめたい」という、そういう奴 笑
自信のない三橋には、これくらいでいいのかもしれない 笑
三橋のコントロールを見抜いた人。試合中に出すサインをどうするか、選手を見極めて、考えながら野球をする。
三橋をよろしく!
{/netabare}

田島 悠一郎は、下野紘さん。
{netabare}
元気キャラの田島にとても合う元気ボイス!
元気で、若干KYなとこが、下野さんそのもの笑

田島は、いれば打ってくれると思う頼れる4番。
けど、体はまだ小さい。必ず打ってくれるという安心感のある存在だけど、ホームランは打てないから、田島だけに頼ってばかりではいけない。
野球はチームプレーということを話に加えるいいキャラだと思う。
KYなとこもおもしろい。三橋とは、なぜか仲良し!
田島といえば、「昨日オ◯◯◯するの忘れたっ!」笑
と、「ゲンミツに!」
{/netabare}

花井 梓は、谷山紀章さん。
{netabare}
花井では、いつもより少し若めの声。
まとめ役の主将!って感じの声だった!

花井は、なかなか打てない子 笑
でも、打てば大きい!球を投げると、飛距離もあって、なかなかの強腕。
後、4番の田島をライバル視したりするけど、嫌味はなくて、素直!
西浦の主将!
{/netabare}

栄口 勇人は、鈴木千尋さん。
{netabare}
縁の下の力持ちでいい人キャラの声が、優しい感じで自然でピッタリ!
本当は、主人公キャラの声が合うけど、やっぱ三橋はウィングだし、栄口はちーちゃんだと思う。ちーちゃん最近見ない。。
主人公声というのは、年齢を重ねると、若い人に変わるから、後が大変だな。

栄口は、バント職人!かつ、西浦の良心!いい人キャラ。三橋と一番普通に喋っている気がする笑
{/netabare}

水谷 文貴は、角研一郎さん。
{netabare}
犬みたいな人懐っこいキャラが、合う声。
水谷みたいに、角さんも、影のいじられキャラで、面白った笑
角さん好きだわ。角さんもあまり見ない。というか、おお振り以外あまり声優をしていないっぽい。

水谷といえば、打ち上げられた球をエラーして、阿部に言われた「ク!ソ!レ!フ!ト!」が印象的。 それに対して「ごめ~ん」が可愛い!笑
{/netabare}

巣山 尚治は、保村真さん。
{netabare}
寡黙な高校球児な感じがあっていた。
保村さん自体は自由人。 笑

巣山は、冷静で寡黙な感じ!
巣山といえば、手を握っての「できっぞ!!!」
できる気がする魔法の言葉!
{/netabare}

沖 一利は、佐藤雄大さん。
{netabare}
普通キャラが、自然!
いろんなキャラがいるから、普通のキャラが普通にできる人も大事!

沖は、そこまでスポットが当たらない。普通キャラ。全員目立ってもあれだしね。
{/netabare}

泉 孝介は、福山潤さん。
{netabare}
真面目で冷静な泉に説得力ある声があっていた。
リアル泉だと思う。
三星のバッターの織田裕行の声を当てている。

泉は、冷静でイケメンキャラ。
{/netabare}

西広 辰太郎は、木村良平さん。
{netabare}
ほんわかした西広にピッタリの声だった。
おお振りから、現在までに一番人気が伸びた気がする。

西広は、西浦の先生。西広先生。頭が良い!で、可愛い!
{/netabare}

百枝まりあは、早水リサさん。
{netabare}
モモカンは、早水さんしかいない!
リアルモモカン!
声の幅広くて、器用。

モモカンは、西浦の女監督。
ちゃんと選手の考えを尊重しつつ、どうしたらいいか考えさせる指導法。
野球部のために、バイトしたり、野球も上手かったり、野球大好きな人。
{/netabare}

志賀 剛司は、室園丈裕さん。
{netabare}
シガポは、説得力のある声で教師役にピッタリの声だった。

メンタルトレーニングなどを西浦チームに教えるのがシガポ。
こういう知識を知っておくと、役立つのでいいね!
{/netabare}

篠岡 千代は、福圓美里さん。
{netabare}
千代ちゃんの可愛いらしいキャラに合った声だった。

千代ちゃんは、西浦のマネージャー。野球大好き女子。
一人でも女子がいると、華があるね。
{/netabare}

浜田 良郎は、私市淳さん。
{netabare}
私市さんの声本当好き。
浜ちゃんの明るくて元気な性格をよく表した声だと思う。

浜ちゃんは、応援団を結成した、明るい性格の人!
それに、モモカンから応援団は応援席を盛り上げるために、ポジティブシンキングを身につけて、と言われて西浦のためにいろいろ尽力するキャラ。
三橋が子供のころ、一緒に野球をしてた人で、三橋の野球好きのきっかけ。
実は、留年して1コ上。一人暮らしで、結構苦労してる。
{/netabare}

河合 和己は、花輪英司さん。
{netabare}
落ち着いたキャラの声にとてもあっていた。
花輪さん自体も温和な感じ。

和さんは、高瀬とバッテリーを組む頼れる温和なキャッチャー。
理想のお父さんみたいなキャラ笑
準太と一緒に泣いてるシーンは、まじ泣ける。
「力足んなくってごめんな。お前にもっと投げさせてやりたかった」ってとこ。
引き込まれるシーンだった。
{/netabare}

高瀬 準太は、杉山紀彰さん。
{netabare}
声がかっこよすぎ!
真面目でかっこいい準太に合っていた。

和さんとのバッテリーは、かなりあっていた。
準太は、ピッチャー。
{/netabare}


榛名 元希は、松風雅也さん。
{netabare}
俺様キャラのピッチャーが自然だった。
松風さんも、自由人で面白い人だから、榛名にピッタリ!

榛名は、シニア時代に阿部とバッテリーを組んでいた。絶対80球でマウンドを降りてしまうので、阿部は嫌っているけど、球が速い凄い投手なのは認めている。
{/netabare}

【作画】
{netabare}
漫画原作なんだけど、漫画よりアニメとして書きやすいように少し変えられている気がする。でも、アニメから入ったので、全然気にならず、話に集中できたし、いい感じと思った。

ギャグ調の時の三橋の顔好き!(Φ◇Φ)←こんなの

あんまり作画を作りこんでも、野球の話に集中できないから、そういう意味でもちょうど良かった! {/netabare}

【音楽】
{netabare}
どれも良い!

1クール目のOP曲「ドラマチック」。おお振りが始まった!っていう感じが出てる!ワクワクする!
1クール目のED曲「メダカが見た虹」。三橋のことを歌ってて、いいなと思う。しんみり。落ち込んだ時に、聞くと気持ちが分かる!

2クール目のOP曲「青春ライン」。こちらも青春のキラキラした感じが出てて、良かった!いきものがかり。
2クール目のED曲「ありがとう」。これも三橋の心情を表したいい曲だなと思う。でも、1クール目と比べると前を向いた感じがでてて、いい曲!


BGMもすごく印象的!いろんな場面で流れるけど、聞くだけでおお振りって感じがする。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

健全な部活のあり方

【総合評価:☆☆☆☆】
 スポーツ漫画やアニメでは、しばしば、監督やコーチが強権的な指導を行ったり、抜群の才能を持つヒーローが問答無用の活躍を見せる。「心を一つにして頑張れば何とかなる」といった精神主義が強調されることも少なくない。これに対して、『おおきく振りかぶって』で取り上げられる西浦高校の野球部は、選手の自主性を重んじ、情報に基づいた知的な戦術を活用する。そこには、体育会系のノリとは全く異なる健全な部活のあり方を見て取ることができ、実にすがすがしい。
 重要なのは、西浦野球部の二人の指導者が、部員から絶大な信頼を寄せられていること。在学中に軟式野球部マネージャーだった女性監督の百枝まりあ(「モモカン」という愛称で呼ばれる)は、野球に関する深い見識と、卓越したバットコントロールの技術を有する。1年生部員10人だけという新設野球部の乏しい予算を補うため、部活動のない昼間はガテン系のアルバイトをこなして資金を稼いでおり、実力と情熱でみんなを引っ張る。選手たちも彼女を慕っており、空気を読まない一人がぶしつけに年齢を尋ねて23歳とわかると、思春期の男子全員が「7つ上!それって微妙?微妙か?」と悩み始めるところがカワイイ。
 顧問の教師・志賀は、生理学・心理学の知識があり、食事やマッサージなどの身体面、緊張のほぐし方といったメンタル面で合理的な指導を行う。試合中は体調管理に注意し、選手が転倒すると筋を痛めていないかチェックする。二人への信頼を軸に全員がまとまり、試合中でも、相手選手に関して積極的に情報を交換し、熱中症にならないように水分補給を呼びかけ合うなど、チーム内部での意思伝達が密になった。これが西浦の強みとなる。
 第1期のクライマックスは、夏季大会地方予選緒戦となる西浦と桐青の試合。桐青高校は、 前年に甲子園に出場した強豪校で、西浦との実力差は歴然としていた。しかし、予想を覆して、西浦は桐青に食らいついて善戦する。並の作品ならば、「西浦の選手ががむしゃらに奮闘したから」といった安直な説明で済ませてしまいそうだが、原作漫画の作者・ひぐちアサは合理的な理由付けを行った。野球に関する知識がないと少しわかりにくいことなので、説明しておこう。
{netabare} 西浦は、地元テレビなどで露出度の高い桐青の情報を収集し、対策を練っていた。桐青のエースは技巧派で、決め球となるシンカーとフォークは打ちづらいが、直球とスライダーはそれほどでもない。また、キャッチャーの配球に一定のパターンがあることもわかった。そこで、直球とスライダーに絞ってピッチングマシンで練習を重ね、モモカンが球種を予測しバッターにサインを出すことで、実力のない選手でもある程度は打てるようにした。
 一方、新設チームである西浦の情報を、桐青はほとんど持っていなかった。ピッチャーの三橋は、中学時代に正規の投球練習を受けられなかったせいで、コントロールは良いものの、体重を乗せられず異様に遅いクセ球しか投げられない。球筋を覚えられると、簡単に打ち崩せる。しかし、キャッチャーの阿部がコースを散らしたため、情報がないまま相手を侮って大振りを繰り返す桐青のバッターは、中盤まで打ちあぐねる。その結果、圧倒的な実力差がありながら、西浦が善戦できたのである。
 監督同士の読み合いも面白い。5回表、西浦攻撃でワンナウト1塁3塁の場面。ふつうならスクイズの好機だが、桐青の監督は、3塁ランナーが投手であり、本塁に突入して怪我をすると代わりがいないことから、スクイズと見せかけてボールを投げさせ、満塁にしてタッチプレーを回避すると読む(塁に空きがあるときはタッチしなければならないのでキャッチャーとランナーが交錯するが、満塁ならばベースを踏むだけでアウトにできる)。ところが、モモカンは、中学時代にシニアチームに所属し硬球を恐れずにバンドできる選手がバッターだったことから、相手監督の裏をかこうと策を練って…。 {/netabare}野球の知識があれば、凄まじいまでのサスペンスを味わえるシーンである。
 このような戦術の丹念な描写に加えて、効果を高める仕掛けがいくつもある。特にすばらしいのが音響効果。ランナーがスタートを切る際のスパイクの音や、泥まみれになって滑り込むときの水しぶきの音は、おそらく実際にプレーさせて収録したものであり、迫力満点だ。
 アニメの監督・水島努の演出もうまい。8回裏、緊迫したプレーの後、突然、はるかな高みから球場全体を見下ろす視点となり、雨滴が落下する中を野手がポジションに戻っていくシーン。あるいは、9回裏、「夏祭り」の静かなイントロをBGMに、カメラがバットのゆっくりした動きを追っていた次の瞬間、大音響となって打者の姿が大写しになるシーン。記憶に残る名場面である。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「三橋、しっかりしなさい!」

<2024/6/5 追記>
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.6→4.2 100点満点換算で80点)

マニアックに高校野球を煮詰めたような本作
おもしろかったですよねぇ
ゆーきゃんの出世作としても有名

「おおきく振りかぶって」
野球を象徴する動作をタイトルに持って来るあたりもいい感じ
今時では振りかぶる投手もほとんどいないけど

余談ですが
似た感触のタイトルでは「帯をギュッとね!」なんてのもありました
柔道漫画の白眉
浜松市が舞台の漫画の元祖じゃないかな、アレ
アニメ化してくれないかなー

<2018/7/27初投稿>
原作未読。
リアタイで一回観たきりなのでうろ覚えレビューです。
あと、2期もごっちゃになってます。
たぶん。

正統派高校野球漫画。
というと語弊があるかも。
リアルな高校野球漫画。
これかな。

作者はかなりの時間とエネルギーを費やして実際の高校野球がどんなもんなのかを自分の足で調べたそうです。
選手や監督はもちろん、選手のお父さん、お母さんにもインタビュー。
これを1年だったかな。
長期間続けたのだそうです。

例えば、選手のお父さん、お母さんは試合があるとお手伝いに行くのだそうで。
本作では監督のモモカン(♀)が選手のお父さんに次の対戦相手の試合のバックネット裏からの動画撮影を頼むシーンがあります。
モモカンは「カメラは絶対動かさないでくださいね」とお願いするのですが、お父さんはバッターが打つとついついテレビ中継よろしくボールを追ってカメラを動かしてしまう。
ピッチャー、バッターを始めとする選手の特徴や守備陣の動きを把握するためにはカメラを動かしてはいけないのでした。
確かになるほどです。

他にも練習方法や試合での采配の駆け引きはもとより、メンタル面でのトレーニングなども説得力のあるもので大変面白い。
例えば。
バッターが緊張やパニックから立ち戻るためにとある決まった動作を行うことを決めておく。
その動作は「三塁方向を見る」という単純なもの。
三塁を見ることで落ち着いている状態の自分を思い出す。
これを習慣化する。
さらにこれをチーム全体で統一して練習に組み込む。
いざ試合でチームメイトが緊張してるな、と思ったらベンチから「サード」と声をかけるわけです。
言われた方はそれで自分が固くなってることに気づいて三塁を見る。
そうすると気持ちが落ち着く、というカラクリを普段の練習を通して作ってるわけですね。
これはテニスなんかでも取り入れらてるメンタルコントロール手法なのだそうです。

長々と書いてしまいましたが、
リアルな高校野球漫画を追求していくという、作者の執念すら感じる熱量が物語に迫力を与えてます。

本作の概要を簡単に説明すると、
出来たばかりで一年生しかいない、それも人数が非常に少ない野球部が、野球に精通しているけれど監督経験は少ない女性監督に率いられて、甲子園目指して奮闘する
というものです。

主人公はピッチャーとキャッチャー。

ピッチャー三橋くんはいつもおどおどキョドキョド、言いたいことは一言も言えない、エヴァのシンジくんを1万倍ダメにしたようなメンタルの男の子。
なので見てるとイライラします。
周囲からもイラつかれます。
ですが彼には他のピッチャーには無い強烈な武器が二つありました。
その武器が地味すぎてなかなか相手にバレないというのも○。

キャッチャー阿部くんは「リードはイマイチでキャッチャーなのになぜか左打ちでホームランをパカスカ打つようなどこぞのプロ野球のキャッチャー阿部慎之助」とは全て真逆のタイプ。
と思っていただければプロ野球ファンには通じると思います。
結構短気。

この二人を中心に他のチームメイトたちも、現実にいそうなぐらい普通なのに十分魅力的で個性的。
いわゆるキャラが立ってる。

三橋、阿部のバッテリーとチームメイトたちがまさに成長していく様子が生き生きと(←ここ大事)描かれている名作だと思います。
リアルなだけじゃ無い、やっぱり正統派野球漫画でした。

野球好き、スポーツもの好きな人はもちろん、そうで無い方にもオススメの逸品だと思います。



補足)先日世間を賑わせた日大アメフト部の選手が関西大の選手に怪我させたニュースを見たとき、この作品の中のとあるエピソードを思い出しました。
その構図がまさに・・・という感じで。
スポーツの世界では起こりうることだったのでしょう。作者の取材力に脱帽です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 35

84.4 19 相棒アニメランキング19位
GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール](TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1146)
7519人が棚に入れました
舞台は現代(もしくは近未来)のヨーロッパ。イタリアの公益法人「社会福祉公社」は、政府の汚い仕事を代わりに行っている。その中でも作戦2課では現在表向きは障害を抱えた子供達を引き取って福祉事業に従事させることで社会参加の機会を与える、という身障者支援事業を推進する組織という名目で、集めた子供達を「義体」と呼ばれる強力な身体能力を持つ肉体に改造し、薬物による洗脳を施した上で、政府の非合法活動に従事させていた。
また、この社会福祉公社と敵対する反政府活動組織は五共和国派(通称パダーニャ)は、北部同盟党首ウンベルト・ボッシが提唱する、北部8州と中部3州をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現する為に武力闘争を行っている。

声優・キャラクター
南里侑香、木内秀信、三橋加奈子、宮本充、仙台エリ、江原正士、小清水亜美、堀内賢雄、寺門仁美、井上倫宏、家中宏、中川里江、岩崎征実
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

情熱の国イタリアを舞台としたドラマチック愛憎劇

♪たった一つの想い貫く/難しさの中で僕は/守り抜いてみせたいのさ/かけがえのないものの為に/果たしたい約束

・・・というKOKIAが歌う第2期のOPが物凄く印象的な本作。

あにこれでは第1期の方が評価が上ですが、個人的には第2期の方が更に見応えがあると思いました。
(1期と2期で制作会社も監督も変わってしまい、キャラデザも変更されたので視聴者が戸惑ってしまったのかも→見続ければ慣れますが)。

原作マンガは計15巻全100話で、そのうちアニメ化されたのは第1巻~第5巻の第29話まで(つまりまだ序盤の1/3だけ)なので、中盤以降もいつかアニメ化してほしい作品です。


◆視聴メモ

・イタリアの色々な観光地を作品舞台として取り込んでいる点はとくに高評価したい。
・第1期と第2期でキャラクターデザインが結構違う(個人的には浅香監督の第1期の方が好き)。
・第2期の第1話に言及のあるルイズ・アントワネット・ロール・ド・ベルニーは、フランス19世紀前半に活躍した文豪バルザックの憧れの夫人で、彼の代表作『谷間の百合』のヒロイン(モルソーフ夫人)のモデルとなった人物。
・第2期OP「たった1つの想い」は大変ドラマチックで印象的な名曲だけど、あの実写風の背景シーンはちょっとなあ・・・と思っていたら、さすがに第7話で映像を差し替えてきたね。よかった。よかった。
・とくに第2期に頻繁に言及のある言葉「パダーニャ」は「ポー平原」(北部イタリアを東西に貫流する大河ポー川の流域)という意味で、独立運動が盛んな北部イタリア地域の別称。
・フィレンツェ史の白眉であるサヴォナローラ焚刑のモチーフの回収がなかったのは残念。


◆シリーズ別評価

第1期(計13話) ★ 4.1
第2期(計13話) ★ 4.3
OVA (計2話) ★ 4.1
-----------------------------------------
総合 (全28話) ★ 4.2


◆制作情報 (第1期)
{netabare}
原作マンガ       相田裕(『月刊コミック電撃大王』2002年7月-2012年11月連載)
監督          浅香守生
助監督         川村賢一
シリーズ構成      武上純希
脚本          武上純希、植野慶子、筆安一幸、砂山蔵澄
キャラクターデザイン  相田裕(原案)、阿部恒
音楽          佐橋俊彦
制作          マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価 (第1期)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= GUNSLINGER GIRL (第1期) (2003年10月-2004年2月) =======
{netabare}
第1話 兄妹- fratello - ★ 社会福祉公社の少女たち、ヘンリエッタ(担当官ジョゼ)暴走
第2話 天体観測- orione - ☆ 条件付けと義体 ※使い回しシーンが多い点は×
第3話 少年- ragazzo - ★ ヘンリエッタの同僚リコ(担当官ジャン)の哀しい仕事
第4話 人形- bambola - ☆ 孤児トリエラ(担当官ヒルシャー)の放浪者マリオ拿捕任務・X'masプレゼント(ナポリ)
第5話 約束- promessa - ☆ 出撃のない少女クラエス、担当官ラバロの死
第6話 報酬- gelato - ★ 元「赤い旅団」系極左テロリスト・エンリコ逮捕(ローマ)
第7話 守護- protezione - ★ ミラノからの逃亡者確保・護送任務(フィレンツェ) ※挿入歌 「Woke From Dreaming」
第8話 御伽噺- Il Principe del regno della pasta - ☆ 義体の試験体アンジェリカ(担当官マルコー)と公社の事業拡大
第9話 彼岸花- Lycoris radiata Herb - ★ 孤独な少女エルザ(担当官ラウーロ)の県警本部長射殺任務(シエナ)
第10話 熱病- amare - ★ エルザ&担当官の不審死、シチリア休暇旅行
第11話 恋慕- febbre alta - ★ 続き、作戦一課の追跡調査、不審死の真相
第12話 共生- simbiosi - ★ クラエスの囮人質任務、テロリスト山岳アジト強襲、アンジェリカ負傷
第13話 流星- stella cadente - ★ 流星雨の降る夜、アンジェリカの眠り{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「THE LIGHT BEFORE WE LAND」
ED 「DOPO IL SOGNO 〜夢のあとに〜」


◆制作情報 (第2期)
{netabare}
原作マンガ      相田裕(『月刊コミック電撃大王』2002年7月-2012年11月連載)
総監督        石踊宏
監督         真野玲
シリーズ構成     相田裕
シリーズ構成協力   浦畑達彦
脚本         相田裕、浦畑達彦
キャラクターデザイン 相田裕(原案)、杉光登、小関雅、川島勝
音楽         大谷幸
制作         アートランド{/netabare}


◆各話タイトル&評価 (第2期)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


====== GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- (第2期) (2008年3-9月) =====
{netabare}
第1話 二人の距離 兄妹 ★ 五共和国派テロリスト掃討任務(ローマ)、ジョゼの不用意な贈り物 ※設定説明回
第2話 ピノッキオ ☆ ミラノの五共和国派、少年暗殺者と爆弾テロリスト達(トスカーナ州モンタルチーノ)
第3話 シミュラクラ ★ トリエラ&ヒルシャーのモンタルチーノ敵アジト強襲
第4話 アンジェリカの復帰 ★ テロリスト拿捕任務(ミラノ)、メッシーナ大橋開発阻止計画
第5話 泡沫(うたかた)と追憶 ★ マルコーの元恋人パトリチアの災難
第6話 チベタンテリアの引退 ★ フランカのワイン園、メッシーナ大橋開発公団理事長警護任務、爆弾テロリスト(ニノ)の離脱
第7話 カテリーナ 復讐の円環 ★ フランカの過去・本名と行動動機、フランカ拿捕~救出
第8話 クラエスの一日 ☆ 最高の被検体、ベアトリーチェ登場(担当官レオナルド) ※挿入歌「スカボロー・フェア」
第9話 賢い蛇 純真な鳩 ★★ ジョゼの妹エンリカの思い出、武器横流しトラック強襲、オペラ座の悲劇『トスカ』上演・ガニエ大佐暗殺(ローマ)
第10話 善意の花 ★★ ヒルシャーとトリエラの過去、トリエラのマリア護衛任務(ナポリ)
第11話 芽生える感情 ★ ミラノ派のクリスティアーノ切捨て、メッシーナ実験橋爆破計画
第12話 戦う人形 ★ 続き(爆破失敗)、クリスティアーノの山荘強襲
第13話 そしてピノッキオは人間に ★★ 続き、似た者同士の死闘 ※ED「human」{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)8、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「たった1つの想い」
ED 「doll」


====== GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- (OVA) (2008年11月) =====
{netabare}
OVA1 ヴェネツィアの光、心の闇 ★ 担当官ジャン&リコのヴェネツィア派掃討 
OVA2 ファンタズマ ★★ リコ&ヘンリエッタのジャン&ジョゼ旧家訪問(タオルミナ)、エンリカの亡霊{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

※制作スタッフやOP&EDはTVシリーズ(第2期)と同じ


◆総評

やっぱり本作の面白さの源は「イタリアを作品舞台に設定した」ことに尽きると思う。
これがもし日本が舞台の作品だったら、第1期の{netabare}社会福祉公社の少女たち{/netabare}や第2期の{netabare}ピノキオ少年{/netabare}の心の動き・葛藤に余りリアリティを感じなかったと思う(流石は「ロミオとジュリエット」の国である。)。
逆にいうと、日本風の世界が舞台の作品だと、今放送中の「結城友奈は勇者である」のように「国を守る」という心情と葛藤にリアリティが出てきて、そこが見どころになるのですが、そういう意味でこういう種類の違うドラマチックさを持った作品を見比べることが出来たのは幸いでした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26
ネタバレ

テロメア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

機械としてか、少女としてか。

1〜11話視聴時の感想。
・・・・・・・・・・・・・・・
吐き気が止まらない。気持ちが悪い、下卑た嗜好が生み出した児童ポルノに等しい産物。
本作はどういう経緯で作られたのだろう。社会派の作品を、ということで作られたのかそれともただ単に「かわいらしい少女の悲劇」として作られたのだろうか。しかし


{netabare}ヘンリエッタの笑顔は、私にとって苦痛でしかなかった。{/netabare}


残り2話。嗚咽を堪えて見るとしよう。
(作品は違うけれどヘンゼルとグレーテルの時はこんな気持ちにならなかったのに。ロックはあの時このような気持ちになっていたのだろうか、いやきっとそうに違いない)

それでも、嗚呼。
やはり、もう見たくない。
・・・・・・・・・・・・・・・

と、このような感想を11話まで見てもったわけですが、最後まで見てみるとその嫌悪感が少し和らぎました。
単純に、少女の少女らしさに救われました。
少女の純真無垢な姿を見るとなんとも愛おしく思ってしまうのは大人の性ということでしょうか。(作中も何人かその"らしさ"に救われた大人がいましたね)
上っ面だけで簡単に揺らいでしまう、ダメな大人です。
(そして、結局1話からもう一度見直す始末。見たくないとか言ってたくせに。)
前置きはこれぐらいで。



⚫︎ストーリーやその感想。

さて、本作は人間機械論に近いものがテーマで、その対象があどけない「少女」というところに本作が良作、問題作たる所以がありそうです。

「擬体」の少女と大人の男が「フラテッロ」とよばれるコンビを組み、反政府組織に対抗するストーリー。
その大人の男たちの「少女には少女らしくあって欲しい」というエゴが、身勝手な考えが、鼻について仕方がありません。{netabare}ジョゼ、お前のことだ{/netabare}

また少女達になんら非はなく、ただ運が悪かっただけでこのような、疑問を持つことも許されない境遇に置かれてしまうのが非常に腹立たしいです。
担当官と少女とを愛で繋ぐのも外道すぎます。そんなことができる条件付けって一体。

また、条件付けの副作用による悲痛なシーンが、うまく描写されているのが、嫌なところ。
ヘンリエッタの{netabare}砂糖の件とか、金星の件とか{/netabare}。
もう見ていられない。

条件付けって怖いね。というセリフが作中でてきます。怖いですよね、何せ人格を破壊しているのですから。

当然このような非道を続けていると、それに異を唱えるものが現れます。そのエピソード視聴後ははなんとも言いようのない悲しい気持ちにさせられました。{netabare}交通事故で死ぬわけねぇだろうが・・・{/netabare}

そういった外道なストーリーとは裏腹に、ヘンリエッタを中心とした「擬体」の少女達はささやかな楽しみ、幸せな思い出を作っていきます。辛いこともあるけれど、それでも毎日生きている。

本作のキャッチコピーは
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ」
悲しみと喜び、絶望と希望がどちらもうまく描写出来ていたのではないでしょうか。



⚫︎それでは評価に移ります。

最終話でしっかりと幕を下ろしている所がとても好印象です。
1クールの作品の中でも、とてもうまく構成され、まとめられています。ストーリーの進度なども1.2話あたりで少し足踏みをした感じはありますが、全体通してみると、かなりいい出来だと感じます。



作画演出は1話の戦闘は素晴らしかったです。あの戦闘シーンである程度ヘンリエッタがどのような子かが伝わってきます。動きが気合入っていました。
opはどこか憂いをおびた作りで、訴えかけてくるものがあります。
音響は銃撃音が良く、BGMのセンスも良く特に不満がなく、満足でした。

キャラクターですが、
私はトリエラ、ヒルシャー組が1番好きです。不器用な親子みたいで。
トリエラいいお姉ちゃんしてますしね。
原作未読なので、この二人の行く末を是非読んでみたいとおもいます。



⚫︎最後に。
ストーリーは賛否両論ですが、視聴者の心象に深い傷、インパクトを残すという訴えかけてくる力はとても強い作品です。
そういう意味ではこれはなかなかの良作なのでしょう。

ですがキャラに萌えるとか、そういう感情はこの作品に限って持ってはいけないのではないか、とも思いました。あまりに背景が暗すぎる。


良作なのは確かです。
オススメ、したくないですけれど。




{netabare}

担当官の大人達はどうしても好きになれない。中途半端に罪を感じて、どこかで少女を愛そうとする。しかしそれはなんの救いにもなってはいない。しがらみは互いを破滅させるだけだ。

作中、ジャンだけはリコを道具として使うが、これは酷いようで筋が通っている。
それに対しジョゼとヒルシャーは言っていることとやっていることとが矛盾をはらんでいて全く共感できない。当然、少女は銃器ではない、だから苦悩する。
彼ら自身どうすれば良いのか答えを持ち合わせていないのだろう。またおかれた状況が答えを出させてはくれないのだろう。答えは明白で既知の二択。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

少女達が背負ったのは、銃の重みと大切な人のために人を殺す運命。

2012年まで連載されていた漫画が原作のアニメ。

あにこれでレビューを読んで、
「面白そう」と興味を持った作品でした。

全13話です。


● ストーリー
舞台はイタリア。
障害者への様々な支援を行うという名目で政府が設立した「社会福祉公社」。

しかしその実態は、
暗殺等の政府の闇の仕事を遂行する特殊部隊であった。

障害を持った肉体を改造され、
「条件付け」と呼ばれる洗脳をされた少女たちは、

銃撃等の訓練を受け、
担当官と共に任務にあたる。

銃を握り、人を殺すことに何の感情も抱かず、
己の担当官のために引き金を引くことが生きがいだとして…。


もとは重度の障害や重体だったが、
半人造人間的な感じで生まれ変わったのがこの組織にいる少女たち。

身よりはなく、
元の記憶もほとんど残っていない。

条件付けによるものなのか、
自身の担当官(少女一人につき担当官が一人ついている)のことが第一、

彼らの命令に従ってテロリストを暗殺したり、
銃を手に取り危険をかえりみずに突撃したりしていきます。

1期では6人の少女が登場し、
全員のことが1話程度かけて深く描かれています。

境遇も違えば、担当官からの扱いも違う。

素顔はただの少女だけれど、
それぞれの今の生き方や考え方、担当官との関係に違いがあり、
微笑ましいこともあれば、切なくなることもありました。

見ていて後味の良い作品とはあまり言えなかったな…。

雰囲気は暗く、
難しいと感じる話も多かったです。

でもそれが他の作品では味わえない、
この作品ならではの魅力でもありました。

後味は良くないのに、続きは観たいと思う、不思議な魅力。

彼女達の感覚はどこか壊れていて、
人を殺しても何も感じない。

それがたとえ顔見知りだとしても、
担当官の障害となるのなら、一切のためらいも後悔もない。

彼女達の感情が曇るのは、
担当官からの愛情が感じられない時。

担当官の義体に対する考え方の違いや、
条件付けの違いによって感じ方も異なるのですが、

担当官に認められたい、愛されたいと、
一生懸命になりながら、しかし空ぶってしまう少女の姿は、
見ていて、いたたまれない気持ちになりました。

少女たちに肉親はなく、
いわば担当官が唯一の肉親のような存在。

なので愛情を求めることも、
期待に応えたいと思うことも、
当然の感情。

これって実の親子でも同じことがありますよね。
子は親からの愛を感じられないと不安で、
頑張っても空回りして、さらに嫌われてしまうという悪循環…。

一方で、愛情を受けて、
その形は様々でも、それを感じている少女は幸せそうに見えます。


● キャラクター
少女たちは可愛く、
担当官はかっこいいなと思いました。

リコとジャンのような、仕事上のパートナーだと割り切っているペアのほうが見ていて安心しましたが、

ヘンリエッタとジョゼのような、一人の少女として大切にしたり、
一人の男性として慕っている関係も悪くありませんでした。

アンジェリカとマルコーのような、
本当は互いを想っているのにうまく伝わらない関係ももどかしい…。
でもその分、伝わった時の感動はひとしおなのですが(´;ω;`)

担当官はみんなどこか接し方が不器用ですね。笑

まあ、普通の少女ではないし、
ましてや仕事で殺人をさせるわけだから、
普通に接するほうが難しいわけですが…。

私のお気に入りは、
ヘンリエッタの担当官のジャンさんでした。

優しく語り掛ける心地よさ。
ジャンさんのような兄がいたら、
そりゃもうべったりしちゃうよね…。笑


● 音楽
【 ED「DOPO IL SOGNO 〜夢のあとに〜」/ op.(オーパス) 】

やるせない話の後に、
雨の降る背景と共によく合うEDでした。


● まとめ
愛する担当官のために戦い、人を殺し、
その素顔はただの少女と変わらない。

最終話は不思議な終わり方でしたが、
全話見た後は、なんだか切なくなりました。

かわいそうとは違う。
だってみんな笑顔なんだもん。

殺すことにためらいはない。担当官のためだから。
彼女たちは幸せなのだろう。自分を必要としてくれる担当官がいるから。

でもどうしても、もし彼女達が歩むのが普通の人生だったら…
という想像もしてしまう。

全話を見て、彼女達のことが大体わかった今、
もう一度見直すと、より味わい深いものがありそうです。

そしてこの作品の魅力に、
より深く触れられそう。

2期は話の続きになるのかな?
引き続き楽しみたいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

83.7 20 相棒アニメランキング20位
ピンポン(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1637)
6647人が棚に入れました
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

声優・キャラクター
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この作品を手がけてくれた全ての人へ『愛してるぜ!』

2014年4月放送。
ノイタミナ枠、全11話。


【前置き】

『心のなかで、3回唱えろ!!

 ヒーロー見参! ヒーロー見参! ヒーロー見参!

 そうすりゃオイラがやってくる! ピンポン星からやってくる!』


こんな明朗闊達な台詞が清々しい本作は、卓球を軸にした人間ドラマを描いた快作です。

原作は、こちらもアニメ映画化された「鉄コン筋クリート」でも有名な「松本大洋さん」で、1996~7年に連載。全5巻。
でもやっぱり、松本大洋さんの代表作といえば、本作『ピンポン』だと個人的に思います。

連載から4年後には窪塚洋介さん主演で実写映画化もされ、当時かなりの話題作となりました。
(実際にメチャ面白かったです、クドカン&窪塚さんだし。ブクロサイコー!)

私はこの実写映画から入り、後に原作も読みこの独特の松本大洋ワールドにのめり込んでいった人間です。
一時の感情に過ぎることなく、今も心に残り続ける程に…。


さて本作は、更にそれから10年余り経ってからのアニメ化。
しかも、予てより松本さんと交流が深い「湯浅政明さん」が監督に就任。
前情報としては、もう「これでどこから文句が出ようか!」と思うレベルでしたね。
発表時の私は、発狂にも似た歓喜の声を上げたものです。

あの独特の絵柄をクールアニメとしてどう描くのかという不安も勿論ありましたけど、何よりシナリオが1クールで描きやすい量なので、原作通り描けばそれだけで十分に面白くなるという確信もあったのです。

……ただ、そのシナリオが新たな味付けで更に魅力を増すとは…、これは嬉しい誤算でした。


では、勢い余って原作や実写映画まで再視聴しちゃったので、それを踏まえて「ピンポン」という作品と、アニメ版の良さを存分に語りたいと思います。



【あらすじ】

片瀬高校1年で、幼少期から一緒に卓球をしていたペコとスマイルが主人公。

卓球は強いがその才能に自惚れていたペコと、ずっとそのペコの後ろにいた内気なスマイル。
ただ、その卓球の才能は静かに、スマイルにも微笑みかけていたのです。

コーチとの試合からインハーハイ予選、これまで試合に消極的だったスマイルが、その才能の片鱗を見せます。
しかしペコは自身の実力を過信し続け、圧倒的に実力差が合った筈の旧友にも敗北をきすのでした。

コーチから見初められ、メキメキと頭角を現すスマイル。

自暴自棄になったペコは再び、スマイルのヒーローとして彼の元へ返り咲けるのか……。



【論じてみる】
{netabare}
さて、本作で徹底されているのは、『才能があるか否か』だと私は思います。
才能がない者は、どれだけ努力して足掻こうが、その才能という壁に阻まれて超えられない。

「友情、努力、勝利」という謳い文句が少年ジャンプではよくありますが、本作においては全く違います。
必要なのは、才能と、それを育む環境。
まさに、「才能、環境、勝利」という感じですね。

実際、本作は高校卓球を舞台にしていることからも、王道的展開では部員同士の助け合いやチームプレーも主軸となると思うのですが、作中ではそういう描写は全くと言って良い程ありません。
孤高の実力を持つ人間を、周囲は最終的には受け入れて、賞賛するしか無いのです。

この徹底したリアリズムが、この卓球という極限の反射神経が求められる世界では、非常に説得力がありました。


ただ、才能を持った人物だけでなく、その才能を得られなかった者達の、歯痒くもその力に渇望し藻掻く様…。
そしてそれでも、自身の才能の限界を感じ納得せざるを得ない様…。
本作『ピンポン』は、そういう描写を生々しく描いていて、ここが非常に胸を揺さぶられます。

勿論それは、才能に恵まれた勝者側の「孤独と苦痛」も、しっかり描かれています。
この生々しさこそ、私が本作を大好きになった要因でした。



作画は、かなり独特な松本大洋さんの原作漫画を、忠実に再現したと言って良いかと思います。
ちなみに絵コンテは、全て湯浅監督自ら手がけたようですね。

同じ原作者の映画「鉄コン筋クリート」も良かったですが、「ピンポン」は更に漫画のコマ割り的に画面を割って見せる演出もされていて、まるで動く漫画を見ているようで、とても見栄えがありました。
パッと見だけで雰囲気が他の作品と違うというのは、やはり大きな強みですね。
まぁ…、大きな賭けでもあると思いますが。

総じて、一枚重視よりも枚数重視の作画のように感じましたね。
スポーツアニメでは、その方が断然合っている気がします。
最終戦の、キャラだけでなく画面全体がグイグイと動くラリーなんて、もぅ最高でした。

ただ、背景ですら基本的に物差しを一切使わない描き方なので、子綺麗なデザインを好む方には向かないかと思います。

加えて(WUGの時もそうでしたが)、タツノコプロ制作の作画が、所々不安定な回があり、シナリオやゲーム展開に100%集中出来なかったことは、大きなマイナスでした。
原作は、パッと見ではヨレヨレに見えても芯の通ったリアリティ重視の作画であったのですが、アニメでは本気で顔や動きがヨレヨレになっているように感じたシーンが幾つかあり、そこは残念に思えました。

オープニング曲の映像が当初は本編映像の使い回しだった点から見ても、スケジュールが十分でなかったのかもしれませんね。



音楽的な面で言うと、オープニングもエンディングも作風を活かしたテイストで好きなのですけど…。
比べるのも少し如何なものかとも思うのですが私は、劇中のサウンドはSUPERCARが担当した実写映画の方が、頭二つ抜けて好きでしたね。

中でも、頂点であるドラゴンとの対決で流れる「Free Your Soul」という曲は、劇中最高の盛り上がりを見せる曲で、実写映画はこの曲だからこそ鳥肌が立つ程の最高のシーンになったと個人的には思った程です。
この試合のシーンにある

「俺の名前はっ!! 星野!! 裕だ~!! そこんとこヨロシク!!!」

の部分も、映画のほうが音楽的にも演出的にも非常に格好良かったです。
SUPERCARは、アニメでも「交響詩篇エウレカセブン」で劇中音楽を担当されていますので、本作もまたSUPERCARだったら…と、どうしても比べて考えてしまいました。



……と、所々惜しい面もあるのですが。
それを補って余りある、原作から非常に上手く味付けをされたシナリオ構成は、本作最大の魅力でした。

味付けされたのは主にサブキャラクターのバックストーリーですが、これは松本大洋さん監修の上で新たに描かれたもので、原作ファンの方も違和感無く受け入れやすい…と言うよりかなり好印象だったのではないでしょうか。
(ドラゴンの彼女や彼の生い立ち、チャイナの母親も登場するクリスマス回、スマイルに跳ばされて海外に翔ぶ江上ww、などがアニメオリジナルです。)

映画版では110分程度でまとめなければいけない故に切り捨てられた部分も非常に多かったのですが、本作では多くのキャラクターが原作以上に描かれており、

「ピンポンを深く知るには、原作だけでなくアニメ版も絶対に欠かせない!!」

と思わせてくれ、総じて作品の満足度を飛躍的に上げてくれました。
{/netabare}


では、ここからはキャラクターについて、好きなシーンを交えて語りたいと思います。
(※全部読むと長くなるので、視聴した方が好きなキャラのトコだけでも見て下されば嬉しいですwww)

【ペコとスマイル】
{netabare}
「ボク…先に行くよ、ペコ。」

これは第2話の終わり、コーチとの試合の後にスマイルがペコに行った台詞でしたが、この台詞は、ただ「先に帰るよ」とは、少し違う気がしますね。
ここからインターハイ以降、プレイスタイルが大きく変化していったスマイルを振り返ってみても、これは、

「先に高みへ登って、ヒーローを待っているよ。」

と言う意味合いだったと解釈出来るかもしれません。

そして、当のペコもこのスマイルの本心を、実は見抜いていた事が後に語られます。


『アイツが笑わんくなったんは、オイラの卓球がしょっぱくなってたから…。

 気が付いてたけど知らん振りしてた、ビビって必至に耳塞いでたさ……!』


「格好悪いペコを見るのは嫌いだ。」「再びヒーローとして自分の前に現れてほしい。」と願うスマイルの願望に、ペコは応えられる自信が無かった。
才能に自惚れていた点も勿論あるのかもしれませんが、そういう要因からもペコは練習をサボりがちだったのかもしれませんね。


そう考えると最終話の、2人の試合直前にスマイルがペコに言った

「遅いよ、ペコ。」

と言うのも、ただ「試合会場に来るのが遅いよ。」とは、違う意味合いに聞こえますね。
それは、ペコの

「そう言ってくれるな、これでもすっ飛ばして来たんよ。」

にも、通じます。
直接言葉にしなくても本心が通じ合う、この2人だからこそ出来た見えない信号を出しあうような会話でしたね。

そんな2人の最終戦。
再びヒーローに出会えたスマイルの、本気で戦った試合で見せた最高の【笑顔(スマイル)】は、本作を最後まで追って良かったと思わせるには十分なシーンでした。
{/netabare}



【佐久間 学(さくま まなぶ)/アクマ】
{netabare}
個人的に作中、一番印象強く心に残った大好きなキャラクターです。

王者海王に属するペコの旧友で、彼もまた…昔ペコに憧れた人間の一人でしたね。
まぁ…そんな素振り、基本的に彼は微塵も見せませんけど。

ただ彼は、才能が大きくものを言う卓球において、高みを目指す資格すら与えられませんでした。
それでも、コーチ曰く

「不器用さを絵に書きゃ、即コンクールで入選するってタイプの男だ。」

「10やれと言えば、100でも1000でも続けるような男だった…。」

と称される男で、コーチに心情的に「好き」とも言わせた、(見た目とは裏腹に)実直なヤツなのでした。
作中で彼は王者の先鋒を任される実力を身につけるワケですが、それは彼の凄まじいまでの努力がさせた結果だったのでしょう。


そんな彼が卓球から足を洗うきっかけとなったスマイルとの試合と後の傷害事件は、見ていて胸が張り裂けるような内容でした。
最後にスマイルが言い放った

「それは、アクマに卓球の才能が無いからだよ。

 単純にそれだけのことだよ、大声で騒ぐほどのことじゃない。」

長い目から見ると、アクマにとっては【現実を見る良い機会】だった。
こうまとめてしまうのは簡単で、正論だとも思います…。
それでも、言葉にするのは胸が苦しくなるものですね…、大好きなキャラクターだけに。


彼の良いところは、ここからただ自暴自棄にならず、卓球を避けていたペコに本音を吐露してエールを送ってくれるところでした。


「俺はオマエの才能が欲しかった!!

 戦型もラケットも…、フォームも全部オマエを真似たっ!!!

 でも、オマエにはなれなかったよっ!!!!

 クラスの皆々…、オマエに憧れてた……、俺らにとってオマエは…

 オマエ誰より卓球好きじゃんよっ!!!」


「続けろ卓球。

 血反吐吐くまで走りこめ、血便出るまで素振りしろ。

 ちったぁ今よかラクになんぜ、ヒーローさんよ。」


これは、アクマが自分を「凡人」だと認めたからこそ、ストレートに言えた台詞でしたね。


最後のインターハイでは、アホっぽい彼女ムー子を連れて観戦者として登場していましたが、エピローグでは3人目の子供が産まれると聞き、彼は彼なりの卓球とは違う新たな幸せな人生を送れたことに、嬉しさ…と言うより救われたような気がしました。
不器用だけど、アクマはとても良いお父さんな気がします。



そういえば、副部長の真田がアクマのことをこう言う台詞がありましたね。

「アレは、盲腸腫らしてんラケット振る男たい。

 奴が部屋に貼っとぅポスターば、ワシは笑えん。」

作中で語られることはありませんでしたが、このアクマの部屋のポスターとは、1960年代に活躍した「円谷幸吉さん」と言う長距離ランナーのことです。
(原作では、「円谷幸吉のポスター」とフルネームで真田が言っています。)

幾度の逆境にも負けずオーバーワークを重ね…、悲痛な最後を遂げた選手なのですが、アクマがこの選手の志を常に胸に刻み努力を続けていたことを考えると、より一層アクマというキャラクターに深みが出ます。
ただ…真田の言う通り、彼の姿勢を見ると全く笑えませんけどね。
{/netabare}



【孔 文革(コン・ウェンガ)/チャイナ】
{netabare}
アニメのオリジナルストーリーのおかげで一番人間味が増したのが、このチャイナな気がしますね。
(チャンピオンの重圧を背に戦うドラゴンのオリジナル展開も良いのですが、個人的にはチャイナ推しです。)

彼は、現卓球王国である中国のエリートから漏れ日本で再起を狙う選手である為、そもそも日本でプレーしていることに大きな不満を抱えており、日本人を見て

「お遊戯みてぇな卓球やりやがって、こんなヤツらと打つとはな。」

と小馬鹿にしていました。

ただ、スマイルとの戦いやドラゴンとの敗北の後、彼は自分を見限り心機一転し、異国の部員とも卓球を通じて絆を深めていくのです。
そのきっかけとなったのは、試合後のこのコーチの言葉でした。


『ウェンガ…、君の人生は始まったばかりだ。今スタートラインに着いたところだよ。

 卓球じゃないよ、人生の話をしてる。

 そしてこれはコーチとしての言葉ではない。

 君をよく知る友人としての意見さ。』


笑って「救われるよ…。」と言ったチャイナ。
実はこの2人が、とても深い信頼関係の上で成り立っているのが見えた名シーンでした。


ここから良い意味で、性格が丸くなったチャイナ。
アニメオリジナル要素でもあるクリスマス回で、チャイナの母親が日本に来たエピソードは、彼の人物像がより掘り下げられ好感が持てる作りになっていたように思えます。

母親の手料理(チャイナの好物のワンタン)を、部員皆で手伝うシーンは微笑ましかったですね。
おまけに部員達にカラオケで浜田省吾まで披露して…、良い声出すなぁ…。


2回目のインターハイ。
彼はコーチに、こう言っていました。

「信じられないかもしれないけど、ウチもけっこう強いチームになってきたんだ。

 それこそ、一から赤子に読み書き教えるみてぇにしてよ。」

去年のインターハイの時の台詞からは、とても考えられない台詞ですね。
卓球から少し足を遠ざけて初めて見えてきた、心から信頼出来るコーチと、いつも自分のことを考えてくれる母親の存在が、彼をこうも変えたのでした。


このチャイナの中国語にしても、アニメだからという手抜き感が全く無くしっかりと中国人を起用して好演をされており、総じて彼の描写に関してはアニメでは大満足の出来でした。


ちなみにエピローグでは、日本に帰化し母国の中国を倒したと報じられているチャイナですが、これはアニメオリジナル要素です。

彼がどういった経緯で日本に帰化して、卓球を続けたのか……。
それは、彼の帰化した名前に入れられた【辻堂】(←高校の名前)を見ると、少し見えてくる気がしますね。
{/netabare}



【オババとバタフライジョー】
{netabare}
さて…選手だけでなく、ペコのコーチを務めた「タムラのオババ」と、スマイルのコーチである「小泉 丈(こいずみ じょう)/バタフライジョー」にも、少しスポットを当てましょう。

バタフライジョーに関しては、高校の指導者としては失格極まりない依怙贔屓を見せていますが、その熱意が向けられたスマイルに対しては好転したように思いますね。
キャラ立ちとしても、あの英語教師ならではのルー大柴ばりの英単語を織り交ぜた会話や、スマイルに対しての危険なまでのラブコールは、個人的に大好きでした。
端から見ると、ホントただの危ないジジィですけどね。

ただ、72歳という高齢でありながらその実力は本物で、第2話でのスマイルとの試合でもペコが

「こりゃ、棺桶に片足突っ込んだジイさんのプレイでねぇぞ。」

と言わせるぐらいの卓球を見せてくれるので、これが中々馬鹿に出来ないジジィなんですよね。


「頂上に立たねば、見えない風景がある。」

そう言える程の、かつてのトッププレイヤーの指導は、とても贅沢なんでしょうね。
環境だけで言えば、王者海王の設備とは比べ物にならないですが、スマイルがそれでも海王の誘いを断り片瀬高校に残った理由の一つには、このバタフライジョーの指導に対しての答を示したような気がしました。

「私の知る限り、君は最高のプレイヤーだよ、Mr.月本。」

こう言えるようになるまで、スマイルを指導出来たこのジイさんは、良い余生を過ごせたことでしょうね。
愛情表現とは言えデートにまで誘い出す辺りを見ると、そろそろ頭のネジがオカシイ頃合いだったのでしょうし。



でも指導者としては、ペコを見つめ続けたオババの方が何枚も上手に見えますね。
環境の面からも、途中からは大学のコーチをしている息子にペコを預けはしましたが、卓球場を開いていたその見る目はジジイ以上。
言葉の節々で挟まれるオババの『愛してるぜ!』も、ペコへの深い愛を感じましたしね。

ドラゴンとの一戦では、ペコが防戦の時は「そうじゃねぇだろ。」と、攻めてからは「そうだ!」「そう!」と、熱い視線を送りながらの応援で、本当にプレイヤー思いの良いオババでした。


声を担当されたのは、超大御所である野沢雅子さん。
悟空のような活発な男キャラを演じることが多い方ですが、渋いバァサンを演じられても、これまた非常に声に厚みがあって格好良いのです。

ペコの足腰を鍛え直す石段の指導の時でも

「うっせぇ、黙れ、喋るな、従え、殴るぞ!!」

「アタシをオマエのハニーだと思って、登ってギュッと抱きしめてくれ!!!」

などは、台詞の良さも勿論ですが、声の力でより痛快に聞こえた気がします。
まぁ、言われた当のペコは吐いてましたけど。
(登るがしんどくて……のハズ。)

総じて、野沢雅子さんだからこそ原作以上に印象値の強いキャラクターになったのではないか…と、個人的に思いました。
{/netabare}



【総評】

原作にも実写映画にも無い、新たな「ピンポン」の魅力を引き出せたアニメとなったのではないでしょうか。

監督と原作者が深い交流であるからこそ、ここまでの仕上がりを見せられたとも言えるでしょうね。


自分の中では、シナリオ構成はアニメ、絵は原作、音楽面は実写映画、と綺麗に票を分けた結果となりました。
先でも述べた通り、こう別のメディアを比べ合うのもおかしな話かもしれませんが。
それでも、他の媒体では出来ないアニメならではの良さを活かした内容だったのは、間違い無いです。


多少の不満はありましたが、それでも大いに3ヶ月間楽しませてもらった感謝の気持ちを込めて、タイトルの通り製作者全ての人に、オババみたく


『『 愛してるぜ! 』』


って言いたくなりました。

絵に抵抗が無い方も、むしろある方も、是非このシナリオを思う存分楽しんでいただきたいと思います。
作中の台詞を引用すると

「真夏にカーテン閉めきって、たかが2.7gの玉の行方を必至に追いかける根暗なスポーツ」

に、大の男達が思いっきり必至に向きあう様を描いたのが、本作です。


ではでは、とても長々としてしまいましたが、読んで下さり本当にありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『佐久間 学/アクマ』声 - 木村昴さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ムー子』声 - 栗田エリナさん


以降、どーでもいい話なので、〆ます。
{netabare}
レビュー内でも述べましたが本作は、選手だけでなく高齢者のジジババ2人の格好良さも大きな魅力です。


特に野沢雅子さんのオババの格好良さときたら、私に新たな性癖を刻みつけるには十分な程、魅力的なキャラクターでした。

↓本音↓

◇一番可愛いキャラクター◇
『オババ』声 - 野沢雅子さん



一度でいいので、こんな格好良いバァさんから見初められて、作中のように

「愛してるぜ!」

と、言われたいものです…。


「全く、高齢者は最高だぜっ!!!」
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 71
ネタバレ

いおりょぎ  さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

卓球知らなくてもとても楽しめた良い作品でしたv(*'▽^*)-☆ そして、チャイナ・佐久間・モブ・・・サブキャラが深く印象に残りましたよ!(視聴完了再レビュー)

原作未読。
窪塚洋介氏の実写映画視聴済み

湯浅政明監督。
タツノコプロ製作。

全話視聴しました。
当初の期待を裏切らず、最後まで楽しめました(o^-‘)b
そして、アニメというジャンルに拘らず、多くの人にお勧めしたいと思える作品だったと思います。

まずアニメとしては、作画が大きなハードルになりますね。
自分は実写映画視聴していて興味が湧いて見たんですが、アニメから見る方でしたら、キャラデザインに抵抗を感じる人は少なくないと思います。

生理的に受け付けないという方にまでお勧めはしませんが、実写映画では感じられないアニメならではの良さが随所に発揮されていて良かったですよ。

湯浅監督がシリーズ構成、脚本、絵コンテと殆んど手掛けています。

自分はリアルの卓球には殆ど興味ありませんが、その世界観は実に上手く表現されています。上手くは言えませんが、魅せるポイントを良く押さえていて、見る側が「ここっ」って思う場所に力を注いで作られたんじゃないでしょうか。

試合のシーンでは、漫画のようなカット割を使ったところや、CGっぽい感じを完全に排除した崩れた手書き風の作画が効果的でした。

逆に、そうでないところはやや作画崩壊の部分も多々あり、そこはやや残念なところ。
どうも「クレヨンしんちゃん」関連の作品に多く携わっているようで、崩れた画風に妙に納得したりもしました。
でも全体的に自分は好感度は良く、もっと他のジャンルも手掛けてみたらいいんじゃないかと思います。

ストーリーはもちろん原作が良かったんだと思いますが、アニメならではの良さが随所にありました。

実写映画ではどうしても二人の主人公ペコとスマイルの印象ばかりが記憶に残りましたが、本作では、特にチャイナこと孔文革(コン・ウェンガ)とアクマこと佐久間学(さくままなぶ)の印象が強烈に残りました。

以下、今回自分が気になったキャラについてネタバレ感想になります。

孔文革について
{netabare} まずは何といっても孔文革の存在ですね。
卓球大国の中国代表に漏れて、まるで卓球の辺境に地に追いやられたように日本にやってくる。

エリートから転落した脱落感と、全てが生ぬるく見える日本の卓球。
こんな辺境から、すぐにでも這い上がって中国に戻るという強い決意をもっていたが、日本にも壁となる存在があった。

普通の人間なら、ここであきらめてもいいところ、孔文革はそうしなかった。
あきらめずに、辻堂学院の卓球部を育てることを決意し、再び這い上がれる事を目指して努力し続ける。

卓球部のメンバーとの交流を通して、日本という国に徐々に馴染んでいき、メンバーに慕われるようまでなっていきます。
彼の真摯な姿は、国の軋轢を超えて、純粋に心打たれるものがありました。

コーチとの会話が絶妙で、彼の孤独感が次第に溶かれていく脚本も素晴らしかったです。

また、卓球大国である孔文革が試合中に放つ台詞は一言一言がとても重みと説得力があって、「いや」っていう一瞬の台詞でさえ、その試合の持つ意味が深く感じられました。

そして、孔文革を演じた文曄星さんが素晴らしかったです。
詳しい経歴は分かりませんでしたが、是非他のアニメにも出演してほしいですね。

最終回で孔文革が日本に帰化して日本代表になったっていうのは凄く良かったお話。でもアニメオリジナルストーリーだそうです。

ちなみに孔文革のお母さんも、アニメオリジナルのキャラだそうです。{/netabare}

佐久間学について
{netabare} 小さいころからペコの試合相手。

ずっとペコの才能にあこがれていて、スマイルよりも明確にペコに純粋に近づこうと努力してきた。

それが、ペコでなくスマイルに負けて・・・。
まあ架空のお話なんだけど、この時の気持ちは辛いだろうなって思った。

でもその後とった佐久間の行動は本当に格好良かった。
すさまじい程の潔さと、それでもペコを信じる強い信念は、卓球では負けたかもしれないけど、人生の勝負では勝ったんじゃないかな。

最終回で3人目の子供ができたって話は、なんか嬉しい気持ちになった。
才能の無い者が辿る道は、時に険しく困難だけど、そういう経験をした人は、普通の幸せを普通以上に感じることができるんじゃないかなって。{/netabare}

モブのお兄さん江上
{netabare}最初のインターハイ予選でスマイル負けた大鵬高校3年生。

3年間の意地を見せようと気張って臨んだ試合相手がスマイルであっさり負けた。

原作では本当のモブだったみたいだけど、アニメでは随所に彼が登場して、とても楽しませてくれた。

一番一般人に近い彼が言う台詞が結構面白くて、特に最後のペコとスマイルの試合で、「やっぱり俺卓球好きなんだ!」っていう台詞が、いい意味でこのストーリーをまとめてくれたんじゃないかな。{/netabare}

オババ
{netabare}「愛してるぜペコ」
この台詞をこれほど上手く言えるのは流石に野沢雅子さんだなって思った。

登場回数の割に台詞は多くないけど、やっぱり野沢さんの存在感も偉大でした。{/netabare}

総括

とにかく作画抵抗が無ければ見ておいて損はない作品だと思います。

若干ですが、声優陣に不慣れを感じる点があります。

作画や声優さんなど、微妙な点もありますが、それを覆すだけの素晴らしい脚本と演出があります。

ノイタミナもこういう作品が増えれば、存在感が良くなるかもですね。

OP・EDも良かったですよ。
ノイタミナ枠のアニメはOP・EDに力を入れてる気がします。

いつも長文お読み頂きありがとうございます(*^_^*)

以下前回までのレビューになります。
興味がありましたらご覧ください。
《リアル浜田省吾 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 春だけどクリスマス&中国人の声優さん歌上手いね(o^-')b 佐久間格好良かったぞっ!! (6話まで感想)》
{netabare}6話まで視聴しました。

そろそろ前奏が終わり、本番突入前夜という感じです。

いや~、それにしてもアニメでリアルの浜省が聴けるとは思って無かったです。それだけで、ちょっとした感動でしたね。

あと、中国人の声優さん日本語も日本の歌も上手いですね!!
国としては、色々あるけど、ここは素直に彼の存在感に拍手したいと思います。

作画は、挑戦的なのか、ブレてるのか分かりませんが、結構崩れてきてますね・・・。
これは受け入れられる人と、そうでない人が、更に分かれそうで、ちょっと残念かも。

でもストーリーとしては、これからが本番で、面白くなってきました。
脚本と演出が作画をカバーして、素晴らしいので、これ以上作画を崩さず、もっと面白くなって欲しいです。

それにしても佐久間は格好良すぎたぞ!!{/netabare}

以下初回レビューです。
《可愛い女の子もいないし、作画もすごく特徴があるけど、スポーツアニメ好きなら、これは見ておいた方がいいかもしれない力作です!(2話まで感想)》
{netabare}原作未読。
窪塚洋介氏主演の実写映画視聴済み。

2話まで見ました。

あにこれ始めてから、良い作品が多く褒める形容詞に困るのですが、結構すごい作品が出たなと思いました。

原作未読ですが、漫画家兼イラストレーターの松本大洋氏のヒット漫画で、2002年に窪塚洋介主演で実写映画化されており、そちらは視聴済みです。

実写映画は面白かったので、アニメ放送前から興味があり見たのですが、作画は松本氏の意向を反映しているのか、原作に忠実であるが故にかなり癖のある作画になっています。

主人公ペコこと「星野裕」、同じくスマイルこと「月本誠」のキャラもある意味強烈で、視聴者をより好みするデザインだと思います。
もちろん、可愛い女の子は出てきません。女性といえば、町の卓球場の主のオババがいるくらいで、なかなか上手い誘い文句が出てきません。

が、2話まで見た時点で「アニメの作品」として、かなりのハイレベルな作画技術、演出、がはっきりと現れたため、急いでレビューすることにしました。

製作は言わずと知れたタツノコプロです。直近では「夜桜四重奏」なんか作ってたみたいですが、視聴して無いため、比較ができません。
が、相当な技術力があるのは間違いないです。

気になるストーリーは、実写映画視聴済みのため、いい意味で安心しています。

そしてその面白いストーリーを魅せる演出が素晴らしいです!!

特徴のある原作漫画の画をここまで良く、動く映像に具現化できたものだと、すごく感心しています。

自分はリアルの卓球に興味ないですし、できれば可愛い女の子が出てくるアニメが好きだけど、悔しいですが本作は、脱帽の域にあります。

この作画に抵抗がなく、スポーツもので女の子が出なくても楽しめるという方なら是非お勧めです。

少なくとも1話の後半まで見れば、良さは分かって頂けると思います。

気になってはいたけれど期待はしていなかっただけに、別の意味で注目する作品になりそうです。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 62

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

愛してるぜ。

フィギュアスケートの採点方式などのように、最大と最小の点数を除外してその他の得点の合計、もしくは平均でポイントを競う算出方法がありますが、そういう観点から言うと、このレビューは除外対象かもしれません。

未視聴の方の参考にならないくらい、全くもって汎用性のない大絶賛レビューであることをお許しください。


そもそも原作が大好きで、劇場版(実写)はまあまあ好きくらいの状態で期待半分、不安半分の視聴だったわけですが、たぶん、視聴開始1分もしないうちに「これだよこれ!」ってなって、opで心の導火線に火がついて、Aパートで原作の世界観が鮮やかに蘇り、タイトルに鳥肌が立ち、Bパートの頃には「これ‥名作じゃなかろうか‥」edを聴きながら「間違いない‥名作だわこれ‥‥うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」でした。


……解ってます。
まだ1話目です。

どう考えても結論を出すには早すぎる。

でも、この幸福に満ちた原作とアニメの出会いに感動せずにはいられないのです。
作品を作るということは、イメージを形にする作業だと考えます。ですがたぶん、どのクリエーターも100のイメージを100の形にクリエートすることは出来ないだろうと思います。それが大勢の共同作業を必要とする作品作りなら尚更です。
頭に描いた完成のイメージににじり寄る作業。それこそが作品を作るということなのだと思います。そうやってできた作品の完成度は、もしかしたらイメージの70%くらいなのかもしれないし、90%かもしれない。ひょっとしたら30%にも満たないのかもしれない。それは解らない。

ですが、この作品は、自分のイメージを限りなく100%再現してくれている。それだけは自分の中ではっきり感じることができる。

それはつまり、この原作に自分と同じ方向のイメージを持ったクリエーターが、自分の数倍、数十倍のイメージをしたからこそ生まれた作品ということが言えると思う。

大好きな原作を、自分がイメージしていた方向に、自分が思った以上のクオリティーで作ってくれる。そんなクリエーターの手に作品が委ねられたこと。

未視聴のアナタにとってまったく意味がない情報なのは解ってますが、間違いなく、わたしを幸せにしてくれる稀有な出来事でした。



そんな感じで2話、3話と進んでいったんですが、極上の全11話でした。かなり鼻息荒い状態だったから自分の中で「期待しすぎ→酷評」に反転する可能性もあるな‥という不安もあったのでホッと胸を撫でおろしております。名作でした。


作画について。

特徴的な作画は間違いなく人を選ぶと思います。パースの狂いとか落書き風の安定しない線描を受け付けない人もきっと居るでしょう。
このアニメで初めて原作の松本大洋さんのタッチを見た人がどういう印象を持つのかちょっと想像できないんですが、この作画が作品に必要な空気を作っているのは間違いないと思います。
そして、この落書き風のタッチをよく動画にできたな。してくれたな。というのが最初に感じた驚きです。

こうゆう落書きタッチの作画を平面的に捉えた短編アニメとかたまに見ます。この作品でも漫画のコマ割りみたいな表現を結構多用していたし、止め絵に近い手法で原作が持ってるスマイルのスマイルらしさや、ペコのペコらしさを表現したりしてましたが、
些細な動作や仕草を、このテイストのまま完璧にキャラのイメージ通りの動画として再現しているのを目の当たりにして、終始ニヤけたり感嘆したりでした。
卓球という、攻防の速いスポーツの表現方法もリアルさと個性的なデフォルメを巧く使い分けていてとても良かったと思います。


演技について。

正直、ペコという独特のキャラクターの話し方の正解がいつまで経っても解らないんだけど、この感じアリだと思いました。あと、ドラゴンという卓球モンスターの話し方も優しすぎるかな?と思う場面もあったけど、最終的には緩急があってよかったと思いました。

その他のキャラは‥衝撃的なほどの完璧さでした。
片校の先輩大田の単純バカっぽい演技、悪魔、月本、海王の福キャプテン、旅人になるヒッピーロン毛高校生、他もろもろ。みんな完璧に再現されていたんだけど、

この4人の演技には驚きを隠せませんでした。

孔 文革(コン・ウェンガ)とそのコーチの中国コンビ、彼らはほぼ中国語での演技なんだけど、ほんと完璧でした。声優さんはネイティブな中国人だと思いますが、よくこんなぴったりの人を探してきたもんだと思わざるを得ません。

おばばと小泉。この大人組‥てかご老人2人も完璧でした。ほんと何度も同じ事言って申し訳ないけど完っっっ璧でした。大人キャラのクオリティーってわたしが作品を評価する上でけっこう重要事項かもしれません。
こいつ頭大丈夫か?と思われるのを承知で言わせていただくと、わたしの為の企画、演出、キャスティングだったんじゃないかと思ってます。割と本気で。
結構重症です。


物語について。

またまた誤解を承知で言わせていただきますが、
この物語、卓球というスポーツの熱い戦いを描いてますが、「スポーツもの」という分類には属さないと思っています。

徐々に成長しながら、一試合一試合を勝ち上がり、宿命のライバルがしのぎを削るトーナメント。

確かにそういうストーリーだし、ほとんどスポ根の王道メソッドで構成されているのは間違いない。
だけどこの物語は、そういう戦いと併走して起こるそれぞれの感情の方に焦点をあてている。そういう物語だと思います。

全11話ですが、登場人物それぞれに物語があり、それぞれの方向に進んでいて、濃密な個と個の交差が描かれています。卓球も試合も舞台ではあるけど、それ自体が主役ではないのです。
才能と努力、過程と結果、幸福と苦悩が1つのテーブルを挟んで時速140kmで交わり、そして変化する。ときには劇的に。
もしかしたら、通常のスポーツアニメより試合を短く描いてる部分や決勝戦などの描写に違和感をおぼえる方もいらっしゃるかもしれませんが、たぶんそれは、試合のディテールや結果にそれほど意味がないからだと思います。むしろ、試合を描きすぎると感情部分がぼやけてしまいかねない。戦いのカタルシスという甘い誘惑に流されてしまってもおかしくなかったと思うけど、この物語はそうならなかった。最後までぶれずに人間に焦点をあて続け、描ききった。

そういう類の物語です。



スマイル。

心からの笑顔になる瞬間。
勿論勝利の瞬間やいいプレーができたとき心から笑うことができると思います。
ただこの物語では、それ以外の心から笑顔になる瞬間が描かれいます。それがこの物語の本質と言っていいかもしれません。今後視聴する方とその感覚を共感できたらとても嬉しいです。

少し脱線しますが‥‥

卓球と愛とスマイルに関する話を1つ書かせてもらいます。

まあ、卓球の福原愛選手のことなんですがw

実はわたしには彼女の試合で忘れられない印象的なシーンが1つあります。
2008年、北京オリンピックの女子個人戦で当時世界ランク1位の張怡寧(チョウイネイ)選手と対戦したときの一場面です。
その試合、福原選手はかなりいいプレーをしていました。挑戦者として迷いのないプレーで、見ていて技術的にも精神的にもいい状態にあるのがビンビン伝わってきていました。
そんな中で凄まじいラリーをしたのです。愛選手が、通常ならラリーにならないだろう狙い通りの決め球を最高のコースに打ったんだけど、なんと張選手、この球をリターンしてきたのです!でもそこはいい状態の愛選手、この想定外ともいえるリターンにちゃんと反応し、また決め球を最高のコースに打っていったんです、あろうことか張選手、その球にまた反応し難しいコースにリターンを返し、それをまた愛選手が決め球で‥‥

というラリーが何度も続いた末、結局張選手にポイントをとられてしまいました。
かなり悔しい場面ですが、なんと福原選手、このときものすごく嬉しそうに高揚したような笑顔を見せたのです。

この笑顔を見たときわたし、ゾワゾワゾワーーッ!!!ってなりましたね!
たぶん愛選手の中で、ポイントを取られたことより楽しさが勝ったんだと思います。自分の中の最高のショットを、反応速度、読み、技術、経験を駆使してリターンしてくる相手との、今まで経験したこともないようなハイレベルなラリーに。
最終的には試合にも勝てなかったんだけど、このとき、良かったな愛ちゃんって思いましたもん。
だってなかなか経験できないですよ?勝敗を超える喜びなんて。



というわけで、

つまりなにが言いたいかというと、

このピンポンという作品は、そういうスマイルもあるという物語だということです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 36

76.6 21 相棒アニメランキング21位
黒子のバスケ(第2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1016)
6388人が棚に入れました
誠凛高校バスケ部は、ウィンターカップでの『キセキの世代』との全面戦争へ向けて、激しい練習を積んでいた。
そんなある休日ストリートバスケの大会に参加した黒子たちは、会場で火神のアメリカ時代の兄貴分
氷室辰也と出会う。
かつて共にバスケを学び、技術を競い、決着をつけられないまま別れてしまった因縁の相手に対し、
煮え切らない態度を見せる火神。そんな火神だが・・・?
さらにそこへ、氷室と同じく陽泉高校バスケ部に所属する『キセキの世代』紫原敦が現れる。


声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、甲斐田ゆき、武田幸史、石川界人、須嵜成幸、嶋村侑
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミスディレクション万能説

黒子のバスケ、いや「バヌケ」の第2期
{netabare}前半はインターハイの予選
そして後半ではインターハイの準々決勝までが放送されました {/netabare}
数々の熱い試合が繰り広げられました

このアニメの見所はやはり必殺技ですね
それも実行不可能なレベルの
黒子くんはもはや魔法使いと行っても過言ではない
どれだけミスディレクションすれば気が済むんだ?
そしてそれを上回る技(?){netabare}ゾーン{/netabare}
これを使った選手はシュビンシュビンうるさくなります
マジです
そして目がバチバチします
マジです
人間の動きじゃなくなります
マジです
とまあ頭のおかしい技がたくさん出ますが、それでも試合の見ごたえは抜群!
3期もそのうちやると信じています
是非とも皆さんご覧になってくださいヽ(*´∀`)ノ


好きなキャラは相田 リコちゃん
やっぱりこの娘がこのアニメでは一番可愛いです


第26Q
{netabare}OPかっけええええええ
紫原&氷室登場
てか紫原でけええええええええええええ
英語をしゃべる火神はなんか不自然だよね{/netabare}

第27Q
{netabare}休日はちゃんと休まないと体がダメになっちゃうよ誠凛のみなさん
そんなことよりKUMAさんがああああああああ
「それでは面白くもなんともない」
赤司様マジかっけえっす{/netabare}

第28Q
{netabare}やっと試合が始まりました
鉄心こと木吉鉄平の「後出しの権利」が炸裂!
それ以上に勇者王の声が存在感ありすぎww
俺にも聞こえたよ
火神がくんが扉をこじ開けた音がね( ー`дー´)キリッ{/netabare}

第29Q
{netabare}ついに緑間くんのいる秀徳との試合が始まりました!
早くも火花がバチバチです
バスケとは思えないほどのカットの応酬
緑間くんが少しおかしい??{/netabare}

第30Q
{netabare}あの緑間くんがパスをするなんて!?
まあ展開はすべて知ってるんですけどね┐(´д`)┌
黒子くんの新ドライブとはなんなのか!?
次回をお楽しみに!!!{/netabare}

第31Q
{netabare}ちょっと前回までのあらすじ部分が長くありませんかね?
そんなことよりバニシングドライブ炸裂!!!
そりゃあ目の前から消えられたらどうしようもないですよ(´Д`;)
限界などとうの昔に超えている・・・
まさに意地のぶつかり合いですね
激熱です!{/netabare}

第32Q
{netabare}試合はまさかの引き分け
次は五将うちの1人”花宮”が率いる霧崎が相手!!
の前に誠凛高校バスケ部の過去回に突入ですね
金髪が似合ってない日向くんがダサすぎるε- (´ー`*)フッ{/netabare}

第33Q
{netabare}誠凛過去回終了
なんやかんやで泣ける話でしたね
青春しやがって゚(゚´Д`゚)゚
さてさて、次の試合はどうなることやら{/netabare}

第34Q
{netabare}やっと始まった霧崎戦
荒れた試合になっています
これを見ると審判無能の一言に尽きるかもしれませんが、そこは彼らのラフプレーが上手すぎるということで(^_^;)
てかラフプレーの練習ってどうやってやるんだろ?
木吉先輩の漢気に惚れますね(´∀`*)ポッ{/netabare}

第35Q
{netabare}黒子がキレたああああああああ
これは怖い、怖すぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「蜘蛛の巣」でパスをカットしまくる花宮さんパネエっす
でも"信頼"とか言っちゃう青峰さんの方がパネエっす
リコちゃんの涙に心打たれました{/netabare}

第36Q
{netabare}霧崎戦の試合が終了
非常に盛り上がりましたね
やはり3ポイントシュートは力んじゃダメなのよ
花宮くんは努力すればもっといいところまでいけると思うんだけどね
またリコちゃん泣いちゃった(´;ω;`)
次は温泉回=サービス回です!{/netabare}

第37Q
{netabare}やっと温泉回が始まりました
男女ともにサービスを忘れない素晴らしい精神ですww
IH一回戦はまさかの桐皇!?
そして合宿へ、、、
みんなはどんな必殺技を身につけるのでしょうか{/netabare}

第38Q
{netabare}アメリカに急に旅立った火神
イラつくリコちゃんもカワ(・∀・)イイ!!
各校のキセキの世代も練習しまくりで気合入りまくり

あっという間に開会式が終了
キセキの世代が赤司に呼ばれて全員集合
赤司様マジやべえよおおおおお
ハサミやべえよおおお
そんなこと言ってたら試合が始まってる!{/netabare}

第39Q
{netabare}OPがチェンジ!!
手をはじき飛ばすほどのパスってやばいよな
日向VSあやまりきのこの3P合戦が勃発

ついにバニシングドライブの正体が明らかに
ふむふむ、火神くんを見なければいいのかあ
というわけで目を瞑った青峰くんに止められてしまいました
いやいや、(ヾノ・∀・`)ムリムリ
さすがにそれは無理があるんじゃないでしょうか?
さらにはイグナイトパスも止められて絶望の黒子くん
代わりにやったれ火神!!{/netabare}

第40Q
{netabare}青峰くんを止めた火神くん
どうやら今まで出し切ってなかった力が解放されてるみたい
かっけえっすヽ(´▽`)/
それに応じて青峰くんのやる気が┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ!
熱い1on1です!!

後半開始!
フィールドに戻ってきた黒子
流れは誠凛か?
と思いきや黒子のマッチアップは腹黒主将
名前"今吉"って言うんだ!?!?{/netabare}

第41Q
{netabare}今吉の完璧なミスディレクション封じ
いくら桃井さんの入れ知恵があったとしても早々にできるものではないよな
さらに強さが増した青峰くん
そしてミスディレクションが切れてしまった黒子くん
切れたんじゃない、切れさせたんだ・・・
ミスディレクション・オーバーフローキタ━(゚∀゚)━!!

敵の視線を逆に自分に集める技
流石にそれは無理だろ〜
でもそれができる黒子くんさすがっす!
でもこの技を使うと、この先桐皇相手にはミスディレクションが使えなくなるというリスクも(´;ω;`)
青峰くんが少しだけ昔の状態に戻ってきてる???{/netabare}

第42Q
{netabare}なかなか差を縮められない誠凛
なぜなら青峰くんが確実に点を取ってくるから
しかし黒子くんのオーバーフローの応用でシュートを外させることに成功!
と思ったら青峰くんがゾーンに入った!?
ゾーンはいいとして、なぜ入ったら目がバチバチするのでしょうか?

「青峰との1on1を所望します」by火神
黒子くん、いや、仲間の涙を見るのはもう嫌なんだ
ということで火神くんもゾーンに入ったああああああ
また目がバチバチしてるよ
もう怖いよ((((;゚Д゚)))){/netabare}

第43Q
{netabare}なんかシュビンシュビンうるさい
これがゾーンに入った者同士の戦いか・・・
マジでシュビンシュビンヽ(`Д´)ノウルサイゾ!
どうやらお互いにゾーンが切れ始めてるみたい
それでも火神くんがぶち抜いた理由はただ一つ
支えてくれる仲間がいるからさ( ー`дー´)キリッ

ラスト5秒で1点差
しかも誠凛のフリースロー
最後はやはり黒子&火神ペアが魅せてくれました
おめでとう誠凛!!!
青峰くんも昔みたいになったようだし、めでたしめでたし
次は陽泉高校ですね{/netabare}

第44Q
{netabare}火神くんの家で祝勝会
リコちゃんの鍋が意外と美味しい!?
と思ったらやはり遅効性の毒でしたかwww
金髪美女のアレックスが登場
セクシーすぎますね

やはりキセキの世代は段違い
アレックスもビビっちゃうレベル(;゚Д゚)!
ということで火神には特別訓練
そして黒子くんは青峰くと仲良くシュートの練習をすることに
果たしてVS陽泉までに間に合うのか!?{/netabare}

第45Q
{netabare}順調に試合が消化していき準々決勝はVS陽泉
0点で相手を抑えるとかバスケじゃ実際のところ無理だろ
しかも全国大会だし・・・

やっと試合が始まった
試合前にごちゃごちゃ喋ってんじゃないよまったく┐(´д`)┌
紫原は腕も長く反射神経もクソ早い
だから3Pエリア内はすべて守備範囲だそうです
わけわからないですね( ^ω^){/netabare}

第46Q
{netabare}リバウンドがちっとも取れない、、、
つまりはボールの保持率が全然ちがうってことです
しかし1Qの終わりに木吉が片手だけでリバウンドを獲得!
これが"バイスクロー"だ!!
その後やっと誠凛が初得点
点を取ったのはなんと黒子!?
シュートが消えた!?!?!?

ファントムシュートにより得点できるようになった誠凛
2Qで10点差ほどまで追いついた!
しかし3Qの頭には黒子くんを下げなくちゃならない・・・
そんなこんなで火神VS氷室、木吉VS紫原の2つの勝負で勝たなくちゃならない状況に
激熱ですな{/netabare}

第47Q
{netabare}火神VS氷室
氷室の動きは綺麗すぎて見とれてしまうレベルらしいです
基本が完璧過ぎるとそうなるらしいです
みんな頑張ろう!!

見事にイージスの盾を破った誠凛
木吉の腹黒さがにじみ出てますねww
でも満身創痍の木吉
これは皆の力で勝つしかない!
ということで頑張った結果5点差まで追いついた〜
しかしボスオーラを漂わせまくる紫原がオフェンスに!?{/netabare}

第48Q
{netabare}実は紫原くんはオフェンスの方が得意なのです
何割か増しで大きくなってないか紫原!?
破壊の鉄槌"トールハンマー"
ゴール破壊しちゃったよヾ(・∀・;)オイオイ
木吉が抜けて黒子投入!
流れは変わるか!?

黒子くんが大活躍
ステルスとか半端ねえっすww
数点差まで追いついて勝負の行方はわからくなった!
木吉が泣き出した!?
チームは支え合うものなんですよ、みなさん{/netabare}

第49Q
{netabare}火神くんが紫原と同じ戦法をとり始めた
しかしパチ切れた氷室のミラージュシュートが止められない
ゾーンに入れば勝てるのに・・・
その心がダメなんだよ火神くん
と黄瀬くんの冷たい視線が突き刺さるぜ(>_<)

なんやかんやで火神くんがゾーンに入った
マジで無敵っすね
エアウォークだよ、、、空歩いちゃったよ、、、
凡人はあくまでも凡人
可愛そうだけどしょうがないことだな
紫原はツンデレってことですね!!{/netabare}

第50Q
{netabare}火神くんの動きが常軌を逸している
しかし紫原がパスを覚えたぞ
笠松さんの名解説がキラリと光ってるぜ
そんなことを言っている間に誠凛が1点差に追いついた
あれれ?紫原の目がバチバチしてる??

やっぱりゾーンに入ってるよ紫原(~ω~;)))
超絶望的な状況
紫原ってラスボス感がエグいですね
実際一番強いと思うんだよ
でも火神の新技"メテオジャム"炸裂!!
今回も熱い試合でした!
3期待ってるぜ( ̄ー ̄)bグッ!{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

止められない熱い展開 観ているわたしの”限界など とうの昔に超えている”のだよ

あらすじ・・・Ⅰ期からの続きです 先に視聴することをお勧めします。

Ⅱ期は 26話~50話までを収録しています
放映時期 :2013年10月~2014年3月

誠凛高校は前回 青峰大樹がいる桐皇学園高校に完敗した
Ⅱ期は そこからの続きになります。

今回は みんなの過去も明らかになり キャラに厚みが出てきます
火神の因縁の相手も登場 日向の過去の髪型は・・ある意味注目ですよ♪

相変わらずのインフレ/能力者バスケアニメですが サクサク進む物語
色々なイケメン達にトキメキ♥熱い展開にハラハラ!ドキドキ♪です
( 何気にバッシュと床が擦れる”キュッ キュッ♪”という音好きです )

< 好きだから頑張れるし 勝った時 心の底から嬉しい >

Ⅰ期から変わらないこの思いは 黒子 そして誠凛高校全員同じ! 
Ⅱ期は そんなバスケへの思いや情熱を 奇跡の世代にぶつけます!

そして忘れてならないのが 木吉 鉄平 彼の再加入は大きいですね 
チームのバランスが良くなりました 
< なぁに ただのピンチだ 終わったわけじゃない 楽しんでこーぜ! >
このセリフ 彼のキャラに合っていて わたしは好きです。

Ⅰ期から 注目していた 緑間くん 今回も 良かった!
正直 より好きになりました < とても変人ですけれど > 
今回のタイトルも 一部そんな彼のセリフです♪ 
要は連続視聴で睡眠不足・・限界という とてもくだらないダジャレです♪

キセキの世代  
 海常高校    黄瀬 涼太
 秀徳高校    緑間 真太郎
 桐皇学園高校  青峰 大輝
 陽泉高校    紫原 敦
 洛山高校    赤司 征十郎
幻のシックスメン 
 誠凛高校    黒子 テツヤ

今回 全員登場です 紫原と赤司 また濃いのが出て来ましたね  
それぞれ個性や能力の違うイケメン達に 思わず目移りします 

あと”無冠の五将”や火神のアメリカ時代のライバルも出てくるのですが
どんな 能力 才能 なのか それは観てのお楽しみに♪
{netabare}
 < チームがあって 一人ひとりが支えているんじゃなく
     一人ひとり支え合って はじめて出来るもの それがチーム >

作中”木吉”の心の声です Ⅰ期は”黒子”のセリフに胸が熱くなりました
Ⅱ期は ”黒子”と”木吉”この二人のセリフが特に胸に響きました

特に”木吉”は体に爆弾を抱えながら それを決して表に出さずいつも
涼しげな雰囲気をみんなに見せている”木吉”が Ⅱ期では一番好きです!
{/netabare}

観終わって 
Ⅰ期からの熱い展開は維持されていました 満足です!(^^)!

この作品の好きな所は 
 チームの目標が”日本一”と明確なところ
 現実離れした異能バトルですが ちゃんとバスケしてるところ
 イケメンパラダイスなところ
 最後に 一番大事な所ですが とても熱い 青春部活作品なところです
  
黒子のバスケ 
彼のバスケと出会い変化していくチームメイトそして対戦相手
わたしなりに なぜこのタイトルなのか 少し理解できた気がします

そして 答えを求めて Ⅲ期もう見逃せません!
このまま 続きを観たい! ただ わたしの体力が”タイトル通り”なので
少し 落ち着いてからとします♥
 
以上 最後までお読み下さりありがとうございます。







  
 







 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

熱血?それとも爽やか!?アニメファンが選ぶ「もっとも影響を受けたスポーツ漫画&スポーツアニメ」

第1位には、週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載された、高校バスケットボールを題材とした大人気漫画『黒子のバスケ』が選ばれた。同作品からバスケのルールを覚えたなど、バスケットボールに対しての興味のきっかけとなった女性ファンや、実際に作品を読んだ事でバスケを始めた男性ファンなど、多くのファンへ多大な影響を与えたといえる。

冬アニメはコレで決まり!?アニメファンが選ぶ「もっとも期待している2015年冬アニメ作品」
第1位には、週刊少年ジャンプ40号(集英社)にて最終話が掲載、12月29日発売予定の少年ジャンプNEXT!! 2014 vol.6(集英社)より、後日談の連載開始が発表され、ファンを喜ばせた「黒子のバスケ」。そのアニメ3期となる『黒子のバスケ(第3期)』が選ばれた。圧倒的な女性票を獲得しながら男性ランキングでも9位に入り、その期待値の高さを見せつける結果となった。

最高にお似合いの相棒は誰!?アニメファンが選ぶ「もっともお似合いな同性のコンビキャラクター」
第1位のコンビには、週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された人気バスケアニメ『黒子のバスケ』で、キセキの世代と呼ばれる天才プレイヤーのひとりである「緑間真太郎[みどりましんたろう]」(CV:小野大輔)。そして緑間のチームメイトにしてクラスメイト、1年生にして秀徳高校の司令塔を務める「高尾和成[たかおかずなり]」(CV:鈴木達央)の、秀徳1年生コンビが選ばれた。圧倒的な女性票を集めてのトップ獲得となった。

2013年10月より2014年3月29日まで第2期がBS11・TOKYO MX・MBSで放送された。全25話。
第2期は「シーズン2」などの表記はされない。また、話数は継続する。

『黒子のバスケ バカじゃ勝てないのよ!』は、2013年10月6日から11月24日まで各5会場で開催の『ジャンプスーパーアニメツアー2013』で上映の特別編。原作第5巻収録エピソードをベースにしたオリジナルストーリー。2013年12月4日発売の原作コミックス第25巻アニメDVD付予約限定版に収録。

Blu-ray&DVDシリーズ第6巻(6月20日発売)に帝光中学時代の黒子たちのエピソードをアニメ化した新作OVA、第41.5Q「もう一回やりませんか」が収録される。
帝光中の第4体育館にはお化けが出る…。そんな噂に少しおびえながら部活後、第4体育館をのぞいた青峰大輝は、ひとりで居残り練習をする少年と出会う。少年の名前は黒子テツヤ。青峰と同じバスケ部だが所属は3軍だという。それでもバスケが好きで必死に努力する黒子に共感した青峰は、一緒に居残り練習をすることに。しかし、どれだけ距離が近づいても縮まることのないふたりの才能の差。ついに退部の意思を口にした黒子を引き留めようとする青峰。そこへ偶然居合わせた赤司征十郎が黒子の存在に興味を示す。

オープニングテーマ
「The Other self」(第26Q - 第38Q)
「変幻自在のマジカルスター」(第39Q - 第50Q)

エンディングテーマ
「WALK」(第26Q - 第38Q)
「FANTASTIC TUNE」(第39Q - 第50Q)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

71.7 22 相棒アニメランキング22位
NO.6 ナンバーシックス(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1086)
6002人が棚に入れました
2013年、理想都市『NO.6』に住む紫苑は、9月7日が12回目の誕生日であった。だが、その日は同時に彼の運命を変える日でもあった。ふとしたことから、『矯正施設』から抜け出してきた謎の少年、ネズミと出会う。彼を介抱してあげた紫苑だが、それが治安局にばれてしまい、NO.6の高級住宅街『クロノス』から『ロストタウン』へと追いやられてしまう。それから4年、謎の事件をきっかけに彼は様々な事件に巻き込まれ、いろいろな人々と出会う。そして、理想都市が成り立っている裏側にある現実・『理想都市 NO.6』の隠された本質と意図を知っていく・・・。

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

理想郷のような都市の、真の姿と闇に立ち向かう少年たち。

「バッテリー」で有名な
あさのさつこさんの小説を原作とするアニメ。

「NO.6」は児童文学の中でも
青年前期の子どもを対象とした小説だったと思います。

なぜこんなことを覚えているのかと言うと、
中学生の頃「バッテリー」にドハマリし、
あさのあつこさんの小説を読み漁っていたからですw

当時の私は「バッテリー」のような
爽やかな純文学をよく読んでいたので、

この「NO.6」を初めて読んだときは
スリル満点で刺激が強い作風に、もう大興奮でした。

さらに中学校の図書館司書の先生に誘われ、
あさのあつこさんと直接会って話せる機会もいただき!

緊張と口下手さゆえ、
この作品をいかに好きかということをきちんと伝えられなかったこと、
今でも悔やんでいますww


さて、そんな思い出があるもので、
このアニメを見るのは正直かなりためらいました。

小説を読んで傑作だと思った当時の想いを大事にしたくて。
自分が読んで感じた世界観を大事にしていたくて…。

今でも覚えているあの時の興奮や、
なんとなく抱えている登場人物たちの像を
壊してしまうことになるのではないか…。

そんな不安があったからです。

結論としては、
見て後悔はありませんでした。

もちろん、初めはキャラデザに違和感ありありでしたけど。
印象的だと思っていたシーンもあっさりで拍子抜けでしたけど。

だけど、久しぶりにストーリーに触れて
あの時感じた面白さは本物だったと確信が持てましたし、

やっぱりこの作品が好きだな、と改めて思えました。

原作より簡略化されている印象だったので、
今度原作も読んでみよう♪
(中学卒業後は本から離れてしまったため、
 この原作も読むのを途中でやめてしまっていたので…^^;)


前置きが長くてすみません^^;

全11話です。


● ストーリー
NO.6(ナンバーシックス)と呼ばれる近未来都市。

都市の英才教育を受け、何不自由ない生活を送ってきた紫苑(しおん)。
しかし、そんな生活にどこか満たされない気持ちも持っていた。

ある嵐の夜、
犯罪者として追われていたネズミと名乗る少年を部屋にかくまう。

その出会いが、
自分に足りない何かを満たしてくれた気がした。

そして数年後、
紫苑はネズミと再会を果たす。

この都市の謎、迫る恐怖に対する真実を求めて
ネズミと共に歩む道を選ぶ。


小説全9巻に対して、11話と話数が短いので、
きちんと終わりを迎えられるのか、とても不安に思っていましたが、

11話できれいに収まっていました。
もちろん、省略されているエピソードもたくさんありますが。

それでも十分面白かったと思います♪
引き込まれたし、続きが気になって仕方がありませんでした。

毎回、EDの曲を使った引きも上手だったしなー。


≪ 友情を越えた感情 ≫

あさのあつこさんの小説は、
男の子2人が主人公な作品が多い気がします。

この「NO.6」もそうです。
紫苑とネズミ。

みんなが幸せに暮らせる理想論を大真面目に語り、
ネズミと分かり合いたいと願う紫苑と、

現実の厳しさと理想論だけでは生きていけないことを知っているが、
紫苑という人物に惹かれてしまうネズミ。

天然で素直な紫苑と、
紫苑を大切に想う気持ちを認めたくないツンデレなネズミw

あさのあつこさんは
ただ単に男の子の友情が好きなだけかもしれませんが、

私はいつもBLな空気を感じ取ってしまうんだよなー。笑

今回も友情を越え、親友を越え、
さらなる強い絆を感じました。笑

とても自然に世界観に取り込まれているので、
違和感はないのですけどね。

むしろ、
2人の強い絆を強く感じられるのですけどね。


≪ NO.6という都市 ≫

NO.6は徹底した管理社会。

少しでもNO.6に対して忠誠がない思われる存在は、
処分の対象となる。

一見あらゆることに満たされているような生活だけど、
裏では精神的な束縛がある。そんな社会です。

日本もいつかこんな社会になってしまうかも…と
ゾッとするようなところがあります。

原作の1巻が刊行されたのは15年ほど前ですが、
その時から日本の社会情勢も変化しています。

例えば共謀罪法案。
例えば道徳の教科化。

「ここにはこんな恐怖が…。」という話を聞きますが、
結局私には難しいことはよくわかりません^^;

だけど、考えることをやめ、政治への関心がなくなり、
何でも思うようにさせていると、

気が付いた時にはNO.6のような社会になっているかもしれないな、
という恐怖は感じました。


● キャラクター
原作を読んだとき、
私はキャラクターに強く惹かれました。

それは恋とか、ときめきとか、
そういう惹かれ方ではなく。

紫苑には柔らかさの中の強さ、
ネズミには影の中の信念と優しさ。

それは、アニメの中でも感じることができました。
そしてやっぱり、2人に惹かれました。

紫苑(cv.梶裕貴)とネズミ(cv.細谷佳正)というキャストもよかった♪

ネズミの歌声、
とてもよかったわー♪


● 音楽
【 OP「Spell」/ LAMA 】

嫌いではないけれど、
特別好きでもありません。笑

作品の世界観には合っているかな。


【 ED「六等星の夜」/ Aimer 】

私はこちらの方が好きでした♪

毎話、切ない終わり方が多かったので、
その切なさをより引き立てていた曲だと感じました。


● まとめ
やっぱりストーリーが面白いなと再確認。

アニメだと展開がさくさく進むので、
むしろ見やすくてよかったかも♪

最終話を観終わった後は、
なんともいえない余韻でいっぱいでした。

いい作品だったとは思う。
だけど物足りないもどかしさもある。

その物足りなさは、もっともっと、
最終話で感じた余韻に浸っていたかったからかもしれない。

後日談があればよかったのになー、と思っていたら、
どうやら後日談はアニメ化の後に刊行されていたのですね。

気になります!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

外部から内容を補完しないと感動できないって・・・(>o<")

■NO.6ってどんなアニメ(*゚・゚)ンッ?
「NO.6」ってなんの事だろう・・・っと思いつつ見始めました!
ジャンル的には近未来SFという事でしたね♪
そして背景はというと、世界が荒廃した後に、人類は6つの理想都市でやむなく生活することになったのです。
そんな6番目の都市「NO.6」では住民を完全管理して住民に安全で不自由のない生活を与える反面、少しでも疑問を持った住民に対しては非人道的な処置を行うような裏の顔を持った都市でもあったのです。
そんな管理社会に疑問をもったNO.6の外に住む住民とNO.6の治安局との対立と、殺人蜂の事件から愛するものを守るために立ち向かう主人公のシオンと、NO.6に憎悪の念を向けるネズミという少年との出会いからお互いに変化する心情を描いた壮大な世界観の物語なのです♪
 
 
■前半までみた感想なのですよ(*^o^*)
1話はプロローグって感じなので、2話でいきなり4年後のお話になっちゃうので本格的な本編はここからですね(>o<")
なので、1話で切ってしまうというのはやめたほうが良いような気がします♪
 
印象的には近未来SFという事で、設定自体はありふれている感じですよね♪
なので、力で押さえつける社会に立ち向かう構図に「またかっ!」って思う人もいるかもしれませんけど、アタシσ(゚-^*)は嫌いじゃないですし、ベタとも言う設定の中でどれだけの個性を表現できるかに注目していきたいと思っています♪
 
そしてこの作品でよく耳にする「BL」やら「ホモ」についてはまったく当てはまらないと思います!
もともとアタシσ(゚-^*)自身が「BL」苦手なので、この作品を後回しにしていた原因だったのですけど、いざ見始めたら何てことはありませんでしたよ♪
シオンとネズミの出会いが、お互い自分では今まで気付いてなかったけど、心の奥底で求めている物を持ってると感じたから惹かれあって、それが「性的な愛」ではなくって「家族愛」的な感情だったのではないかと思いました。
なのでそんな愛を表現した描写がちょっとそれっぽく感じられるのかもしれませんけどね♪
*** 追記 start ***
って思ったのですけど・・・最終回を観て前言撤回です♪
キスシーンの手の添え方は・・・ゾクッと鳥肌が・・・私的にアウトー!!でしたΣ( ̄ロ ̄lll)
*** 追記 end ***
 
とにかく、ちょっとダークで壮大な世界観と、その中で自らの運命に抗うように行動を起こすシオン達の心理描写が丁寧に描かれている印象なので、後半に向けての展開にも大いに期待が持てますね♪
 
ネズミが「シェイクルピア」の『マクベス』が好きだっていう設定もちょこっと注目してみたいです♪
宿命の名の下に自らの野心と罪を正当化して、責任を免れようとしたマクベスの弱さから、自ら悲劇を招いたような内容の物語なので、ネズミがどのように感じて好きになったのかも何気なく注目していこうと思ってます♪
 
後半に向けて、殺人蜂の謎が何なのか、サフちゃんはどうなるのか、そしてシオンとネズミの関係は今後どのような方向に向かっていくのか、見所が多いだけに楽しみですね♪
 
 
■総評(最終回を観終えて♪)
作品としても・・・物語としても・・・残念な結末になっちゃいまいたね(>o<")
全体的に感じた印象は自ら課した壮大な世界観や設定を生かしきれずに終わってしまった感じです!
そもそも、1クールで纏められる内容ではなかったって事でしょうね。
特に最終回を見終わって、(゚Д゚) ハア??って思ったので、色々内容を見直し補完した上でもう一度最終回を見直しました∑(; ̄□ ̄A アセアセ
その上で、パチッ☆-(^ー'*)bナルホドそういうことかって、やっとジーンと感じることができました!
 
この作品の肝でもある、『ネズミ』と『森の民』と『エクステリア』と『NO.6』の関係や、と『サフちゃん』と『エクステリア』の間で結ばれた約束など・・・その他たくさんの大切な部分の描写がごっそり抜けているような気がします!!
それと、シオンとネズミの関係も、最後の結末に行き着くまでのプロセスでそんなに力をいれて描く必要があったのかも疑問です、微BL臭と言う中途半端な描写をするならもっとクローズアップするところがあるでしょって“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!しちゃいました!!
途中まではよかっただけに・・・あぁ~もったいないって印象です♪
 
それと、原作は読んでないですけど、おそらくこの作品は原作小説で楽しむべきなんだと悟っちゃいましたw
原作小説を読んだことのある人のレビューを読んでみたいですね(>o<")
 
 
■MUSIC
OP曲『Spell』
 歌:LAMA
 ナンバーガール・SUPERCARを知ってる人には嬉しい曲ですね。
 シンセの音色が心地よいオルタナ・ロックでこの曲を聴いてNO.6を観る決意をしましたw
 
ED曲『六等星の夜』
 歌:Aimer
 Aimerさんって1st singleがこの曲だったのですね♪
 ちょっとハスキーなボイスが切なさを感じさせるしっとりしたナンバーです♪
 
2011.09.04・第一の手記
2011.09.17・第二の手記(追記:総評/MUSIC)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 61
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

目に映るものは記号に過ぎず、それだけではその真意まではわからない。

長い時間をかけて行われた戦争による被害と損失は大きかった。残った大地は六つに分けられ、初めから立て直された。
その一つである「NO.6」。
そこは徹底された管理社会を築かれ、思想が制限された「平和」のはびこる理想的な秩序正しき街だった。
その街で突然人が変死する事件が相次ぐ。しかし、その事件はまったく世間に公表されない。
数日前にその変死体を発見したシオンはそのことを疑問に思い仕事の先輩に口にする。
なぜだろうと。もしかしたら治安局には公表できないような何かがあるのかと。
その疑問に端を発し、シオンの身の回りは急変する。
揺らいだ忠誠を追われ、ネズミという少年に再会する。
今まで身を委ねてきた社会に良からぬ影を見たシオンは、この社会に一体何を見るのでしょうか。

こういうの大好きです。ディストピア。
この作品は低評価を受けています。僕はとっても面白かったのですが。

この作品の主人公はシオン。
彼は芯が通っていて自分の弱いところも認められる柔軟な思考をしていてる。
とても頭が良いけれど、どこか抜けていてそれで損をしているような人。
けれど、その利害に囚われない性格はある種、人を落ち着かせてあげられるような温かい精神の持ち主とも言えます。
そんなシオンが好きです。とっても良いです。力を貸してあげたくなる感じがいいのかな。サフは良い人を選びました。

そのシオンとネズミの友情は形容し難く、でも決して同性愛ではありません。
言うならば、信用の基に成り立った愛だと僕は思いました。その根底には互いの尊敬があるのでしょう。
それに、そんなにBL、BL言うほど気になるものでもないし、性的な感じは一切ありませんでした。
まあ確かにやり過ぎた描写ではあるけれど、どういった意味なのか見定める必要はあるし、
過剰に反応するよりかはふーんと見逃して、話の方に集中する方が良いと思います。作品自体は面白いのだから!
そこに流されて作品が伝えようとしているものを受け取らず、映ったままを間違った意味として
理解してしまうと作品を自分でダメにしてしまうことも少なくありません。BL作品ではないことは確かです。
まあ読んだことないからそれがどういうものかもわかりませんが。
話は反れるけど『マリみて』が百合というのも、百合好きな僕なのだけれど理解できません。
その辺は見解の相違ですね(大蛇丸風にw)。


ストーリーも凝っていて非常に見ごたえのある作品でした。
特に人間の描写はとても上手でした。彼らの話す会話の内容も、また行動も興味深く観ていて面白かったです。
完璧に整備された「綺麗な」街がだんだんと奇妙に見えてくる感じはとても好き。サフがベンチで疑問を持ったシーンは特に良かったです。

なにかに疑問を持つ。なんにでも「うんうん」頷いてちゃいけない。
「正しさ」は曖昧で、「正義」は捨てるほどに掲げられる。
そこに全ての意識を預けてはいけないし、奪われてもいけない。
目に映るものは単にそれであるだけ。
限りなく知ることだけが真実に近づける(もちろん真実というのはひとつではない)。

{netabare}

ラストは確かにちょっとアレでした。
確かに訳のわからない力で無理やりにストーリーを追い進めたけど、その意味は分かるので
僕は問題なかったかなとも思います。というか、それまでの話は良かったのだし、
人々の描写、特にシオンとネズミに関しては描き切れていたので個人的には満足でした。
生き返っちゃうのは僕も、えーと愕然としましたが、終わり方が良かったのでまあいいんじゃないかな。

最期、シオンとネズミは別れてしまいました。
あれ歯がゆい!一緒にいてほしかったなあ。
別れる意味があったのかな?そのまんま一緒にいてもいい気がしたんだけど。
まあお話としてはその後の再会の日がきっと新たなNO.6の誕生なのでしょうね。
別れで終わっておきながら「再会」の尊さを僕は感じました。

作中ではたくさん人が死にました。
どうしてサフは死ななくてはならなかったのでしょう。生きていてほしかったです。
僕はとてもサフが好きでした。
自分でちゃんとものごとを考えて生きているとことか、シオンのことを切に想うところも好感が持てます。
それもサフは恋愛における人の行動を知りながらシオンのことが好きというのもなんだか不思議です。
サフがシオンに言った「私とセックスして。」というのも別にこれといって嫌な感じはなかったです。
なぜでしょう。なんかそういうのってありますよね。殺すにはあまりにみ惜しかった。


目に見えているものが全てではない。これに気付くのは難しいです。
それを見ている自分だって怪しいのだし。
でもその危険性は本当に計り知れないと思います。知らぬ間に騙され、どんどん蝕まれていく。

なにかに囚われず、身を委ねることなく、たとえ砂嵐の中でも自分の足で歩いていけるように努めていきたいものです。

{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

67.0 23 相棒アニメランキング23位
ハマトラ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (910)
5935人が棚に入れました
2014年横浜。ナイスとムラサキのコンビ探偵“ハマトラ”は、事務所としてテーブルを間借りしているカフェ・ノーウェアで仲間たちと一緒に今日も仕事の依頼を待っていた。そんな中、2人の元へと舞い込んだある依頼が、2人と旧知の間柄の警察官・アートが追いかける「連続殺人事件」と、奇妙な繋がりを見せる。その事件は、被害者が全員“能力者(ミニマムホルダー)”というものだった。ミニマムホルダーであるナイスとムラサキも、否応無しに事件の渦中へと巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
逢坂良太、羽多野渉、加藤英美里、神谷浩史、安野希世乃、喜多村英梨、中村悠一、福山潤、村瀬克輝、斧アツシ、秋元羊介、江口拓也、岡本信彦、大橋彩香
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

期待外れの二人のハマトラ

能力者(ミニマムホルダー)のコンビ探偵、ナイスとムラサキの活躍を追う異能アクション。

ジャンルとしては好きな部類なんですが、掴みの一話目は余り面白くなかったです。
人物紹介としても不十分で出演シーンも一緒くたで
一度普通に観たくらいではまだ誰が誰やら良く解らない。
誰が誰だかまた確認しないと…。

ミステリー部分に関しては、あれよという間で自己完結。
導入としてはハイペースだった気がします。
(二回目観たら納得出来ましたけども。)
大きな事件への渦が巻き始めてはいるので今後に期待して観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

【人物メモ】
<ナイス>探偵:ヘッドフォン付けて音速移動
<ムラサキ>探偵:メガネを外すと怪力
<バースディ>便利屋:蓄電すると強力放電
<レシオ>医者:眼帯外すとアナライズ&強化籠手
<はじめ>??:食べ物のことで頭一杯 アメ食べて風(衝撃波)使い
<アート>警視:ハマトラ理解者で事件解決に利用もする存在
<コネコ>仲介屋:メガネ&しっぽの仲介屋さん
<マオ>情報屋:中華街の情報屋さん
<ハニー>ボディガード:トラペロ(チョコ)食べて解析、10分後予知
<スリー>ボディガード:本を読んで獣人化
…あと、しまじろうみたいな奴が出てくるけど謎。

※2話感想{netabare}
何だろうコレ。
一回観るとよく分からないまま終わっちゃうんだけど、
二回目ちゃんと観るとおもしろい。
私が疲れていたり理解力が低いからなのかも知れないけど探偵ものとしては
ペースが速く人物紹介がサラッとしすぎで不親切な気もします。
分かると面白い作品なので次回からは一回目から気合いを入れて観てみたいと思います。

こういうのはちょっと予想しながら観ましょうか【予想】{netabare}
ナイスの出身施設の事と猟奇殺人犯とは
『ミニマムホルダーの研究』という点で後半繋がってきそうです。
ラスボス的なのは複数の能力を使いこなしてきそうです。

あと、ナイスの能力発動条件は指パッチンだけかも。
ヘッドフォン付けるのはダミーな気がしてきました。
他のキャラの発動条件も疑っておいた方が良いかも。
{/netabare}{/netabare}

※3話感想 {netabare}
能力格差。この世界がはらんでいる問題点が浮き彫りになりました。
持たざる者の願望を利用したモラルの暗躍・犯行との戦いが
軸となって来そうなのでかなり好みの展開かも。

今回はちょっと悲しい結末でしたが、
タカヒロくんは何故に安っぽいホイッスルをぶら下げていたんでしょうか?
せめて金属製にしてあげても良かったと思っちゃいました。

それとハマトラって、もの凄いコンビだと判明。
貧乏生活なのはお人好しなのかバカなのか…。
たぶん両方かな!?
{/netabare}

※4話感想{netabare}
アートと繋がりのあるボディガード二人組登場。
アートは上手くミニマムホルダーと付き合い
事件解決に役立てている事が伺い知れました。
ハマトラともそのうち協力しそうです。

モラルが挨拶代わりに軽く事件を起こしました。
(軽くと言っても死者出てますが。)
解りやすい動画の伏線で驚きは無く物足りなさも感じますが
動き出しとしてはこんなものでしょう。
こういう対決は好物なので次回以降とても楽しみです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
温泉回って普通は女性キャラが癒してくれるのに…。
後発ミニマムホルダーが起こした事件でモラルが裏で動いていそうすがほぼギャグ回。
余り深く考えず気楽に観てしまいました。

しかしラストではガスケさんが裏切り!
ミニマムホルダーについて勉強していたのは自身も能力者に成る為でしょうか。
何か裏切った理由がありそうです。

後発ホルダーからは能力移植できないという分析結果が出た様ですが
鑑識官殺したって隠せない所か逆に怪しまれるんじゃないのかな?
裏切りを強調する為なのでしょうけど、殺した意味があるのか疑問です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
バースディとレシオを掘り下げつつ誘拐事件を解決。
友情物語と協力攻撃が見所でした。

ただマネージャーの動機や計画が甘いので納得行かない所もありますが…
・説明聞いてもチユウをミスティに代えるメリットが低く
 事件を起こすリスクの方が高すぎ
・マネージャーの立場なのに社会的な経済効果を優先に考えているの?
 事件後ミスティのマネージャーになれると思ってんの?
・これミスティと共謀しとかなきゃバレるし色々ダメじゃん
・やるなら本決まりになる前に動いておけ
・チユウが創る良い作品を売り上げに繋げるのはそもそもお前の仕事だろ!?
とか色々思ってしまいます。硬化のミニマムで頭まで硬くなったのかな。

そしてアートの弟の死というのが新たな気がかりですね。
この弟がどうやらアートとナイス達を繋ぐ接点だったようです。
ミニマムホルダーだったのかな? コスモス置いたのは誰?

あと鑑識官の江戸川さん殺したのには意味ありましたね。
彼に成り代わってモラル動いてました…ツッコんでゴメン。
変身能力があるとなると何処で誰と入れ替わっているか分からないので
気を付けて見ておかないといけないかも。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
前回の事件モラルが圧力をかけ強力に糸を引いていた様でツッコミ過ぎましたかね。
頭まで硬化したとか言ってゴメンよ犯人。

アートとナイス達の接点が判明。
能力持たずに卒業した同級生だったとは恐れ入りました。
アートの弟らしき子供も映っていたので大きな事故
…というより研究機関の作為で犠牲になってしまったのでしょう。
物語の根幹に関わりそうですからそのうち明らかになってくるはずです。
【予想】{netabare}
標本になっていたのはこの子で盗まれた脳の持ち主の気がします。{/netabare}

持たざる者の悔しさと持つ者の孤独に上手く焦点を当てた構成でした。
努力し続けてもナイスが常に遙か上にいて友情との板挟みになっている
アートの心情はどれ程のものか…。

そしてラストは衝撃が走りました。
まさかまさかのアートの死。予想できない急展開で悲しみよりも驚きが勝っています。
もし変身できるのがその手に掛けた者ならばこの後アートを装ったり、
既にずっとガスケさんと入れ替わっていた可能性も出てきます。
モラルの変身ミニマムの発動条件(手を翳すだけ?)も含め
その動向がますます気になります。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
色々と酷い回。
元々作画には目を瞑っていたけど、この際言う。やはりヒドい。
人物崩れているし赤茶のシミフィルターみたいなのずっと気になってます。
(最初は意味あるのかもと思いましたが無いみたいだし…。)
能力発動シーンのセンスや気合いも足りなず手抜きに見えます。

沖縄の方言入れたかったのか?キャストも酷い。
緩い沖縄弁程度なら声優さんに任せればいいのに…。

おふざけ回としても今回のシナリオは酷い。
脈絡無く無理矢理沖縄にメンバー集結させるし競技もグダグダ。
あのシーンで寝てる奴に感動や勇気与えられるのが不思議すぎる。

…わざわざ沖縄ねじ込んで何してるんだか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
スリーの過去背負った罪が明かされる回。
目の前で自分を慕う子供を殺してしまったんだからキツいですよね…。
でもどうしてあんな状況になったのか説明不足。
ハニーとの出会も含めてもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
スリーがハニーの暖かな手に救われる場面は見所のハズですが
演出と描写不足でふいにしてしまっています。

事件に関してはスリーの名誉が回復されていないのでモヤモヤします。
子供達を命がけで助ける姿を生中継させるとかして欲しかったな。
「化け物だ!」と言って怯え驚くシーンではないと思うのですが…。
報道陣もカメラ回してなかったり裏口の軍用トラックに気づかなかったりと
ツッコミ所満載でした。

モラルとの戦いを描く全体のストーリーは好きなんですけど
1話1話の作りが雑でガッカリさせられる事が多いです。
次回からモラルがラストに向け本格始動するようなので良い着地を期待しています。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
ながーいこと引っ張ってきた割には雑な感じ。

鬱屈した人間に能力を与えミニマムの力を公にして混沌の幕を開いたけど
崇高な志があるように見えないしや緻密に計算された感じでもない
ここまで酷い状況になるには説得力に欠けます。
理性を失う人間が多すぎ。釘バットとか世紀末だよ。
コメンテイターは理由も良く分からず無惨だし。

まぁ来週明かされる様なのでこれ以上は控えておきましょうか。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
まずは力を欲する者にそれ与え救ってあげた…
そしてその者に対抗するため、また多くの人がミニマムホルダーの力を欲し
やがて世界は平等(欲する者は皆ミニマムホルダー)になる。
って、言うのがモラルの考えのようです。
…浅はかな。
全員が人間だろうとミニマムホルダーだろうと才能や努力や環境で差は出てくるし
平等じゃないって感じるのは結局その人の考え方次第だと思うんだけどね。
「結果平等」って「最高の不平等」だったりもするし。

自分の価値観で勝手に平等を押しつけている様にしか見えないです。
タカヒロ君の仇と共に次回はみんなで成敗かな!?

かなり知的な頭脳犯との戦いが描かれるのだと思ってたけど、それ程のモノではなかった印象。
一般人が愚かすぎるし作画の酷さも手伝い少し萎え気味です。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ナイスとモラルとの対話で多少は彼が知能犯ぽく見えたのは収穫だけど
やはり計画としては幼稚。
力を欲している人達はミニマムホルダーに成れれば何でも良いって訳ではないでしょう?
あんな爪貰っても幸せになれる訳ないから要らないと思う…。

あと超音波殺人ボイスのミニマムホルダーは取って付けた感じが酷い。
生きる上でなんの役にも立たない所かマイナス甚だしい能力で
スポーツ観戦なんかで思わず悲鳴上げたら大惨事になっちゃうし
もう通常生活送れず殺戮マシンとしてしか生きていけないよね。

モラル本人の能力は音速を超えるワープだったけど
どういう理屈か本気を出したナイスの方が上で意外とあっさりKO。
なんで?っていう疑問もあるからスッキリはしませんでした。
折角、発動条件という設定があるのだからそこを突いて欲しかった気もしますし
ムラサキも居たんだからせめてコンビネーションで倒して
『二人でハマトラ』を演出して欲しかったです。

そして最後は何故かアートが復活してモラルを殺害しナイスにも発砲した!?…ってところで終了。
伏線放置した上に謎をぶち撒けて二期に続くみたいだけどちゃんと締めくくりは付けて欲しかったです。
{/netabare}

【総評】
モラルが暗躍し対決に至る全体としてのストーリーは好みの部類だったんですが
能力、個性、発動条件と言った設定が全く生きておらず
各話ごとのストーリーが非常にチープに出来ていて不満が溜まりっぱなしでした。
おまけに作画は近年希にみる酷さでアクションもカクカク。
折角の異能バトルが全く生きてなかったです。
はじめちゃんやコネコやハニーといった可愛い処が
ちゃんと可愛いく描けて居ないのも無惨。
他キャラも含め魅力が引き出せていませんでした。
声優さんについては程々に豪華ではありますが
演技を魅せるシーンも殆ど無かったように思います。

本当に色々目を瞑って『全体のストーリー』を楽しんではいたんですが
結局は次期に丸投げするENDで落胆してしまいました。

二期を観てからではないとちゃんと評価は出来ませんが
一期単体だと最低クラスの評価をせざるを得ません。
まだ観てない人は時間の無駄になるやも知れませんので
二期の評判を聞いてからでの視聴をオススメします。
一見して好みの作風でついつい引き寄せられてしまいましたが今期の地雷アニメでした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 41
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

探偵×異能バトル=最高にかっこいい!!(九話感想追加)

~簡単物語説明~
限られた人間しか持つことのない異能(ミニマム)そのミニマムを持った人間をミニマムホルダーといい主人公(ナイス)もそのうちの一人であった。ナイスとムラサキという探偵コンビ(ハマトラ)が事件に巻き込まれていく話です
中二なかんじが多いですが男として異能系バトルアニメは興奮してしかたがありませんw

第一話視聴しました~{netabare}最初はちょっと色使いが変な探偵アニメかな?と思っていたら能力とか使っちゃうから完全に引き込まれましたw物語の鍵となるのはやはりミニマムだけを狙った殺人事件でしょうね
なんかデュラララと功殻機動隊を足して二で割ったようなかんじに近いような気がしますがとりあえず面白いので視聴決定です!次回も楽しみですね{/netabare}

第二話視聴しました~{netabare}今回は最後のほうにおそらくラスボスであろうキャラも登場して盛りだくさんでしたね。なんだかんだいって今期のなかでもなかなか面白い部類に入ってる気がしますね
昼休みの購買にいくシーンはよくある光景をただただやってるだけかと思ってたけど爆弾魔のシーンにつなげたのはよかったです。ただキャラのミニマムの能力がいまいちはっきりしていないのが残念ですね。今のところ退屈せずに見れているのでこの先にも期待ですね{/netabare}

第三話視聴しました~{netabare}今回は物語の行く先がみえてきてとても面白くかんじました。これからの伏線になりそうなものも多くこれから大いに期待が持てますね!
今回の感想に入りますね
ミニマムホルダーという、いうなれば神に選ばれた能力を授かった人間は将来を約束されたも同然ということだけあってそれを毛嫌いする人もいるようですね。今回気になったシーンが二つほどあり一つ目はアートの過去がわかり闇落ちしてもおかしくない状況になっているということと、はじめが「これみたことある」といったシーンですね。最後に関してはいづれ大きなものに関わっているきもしますね。一番最後のシーンでこの子を助けるといっていたシーンではナイスが写っているのですがその奥にはじめものっていました
普通に考えれば一番大きく写っているナイスを助けるといっているように思えますが、ミニマムホルダーであり学園トップの成績をもつナイスをたすけようとしますかね?そういう風に考えると裏があるような気がします
なかなか面白くなってきているので次回も楽しみですね!{/netabare}

第四話視聴しました~{netabare}新キャラ登場でさらに盛り上がってきました!しかもハニー可愛いからそこらへんも満足ですwほぼ一話簡潔ですが今回みたいに前回のモラルの考えとナイスの考えが近いことで事件を解決するなどの伏線があると見てておもしろいですよね!この二人が今後どうやって敵対するかもみどころですね
それにしても途中であった婆ちゃんと密輸犯のカーチェイスおもしろかったですw最近の婆ちゃんはすごい!!次回も楽しみです{/netabare}

第五話視聴しました~{netabare}てっきり今回は温泉のサービス回だと思ってたけど事件も起きたし、黒幕がモラルというちゃんと繋がっていて素直に感動しました!まあ、事件の犯人がああいうキャラだからネタにしか見えないんですけどねwしかも今回はいつも食べてばかりのはじめも活躍しましたね!まだミニマムの能力がよくわかりませんが飴みたいなものが能力の発動源になっていることは確かですね
しかし最後の警察の爺さんの行動が気になりますね。裏でモラルと繋がっているのかとおもいましたがおそらく変身のミニマムで別の人が化けているということを信じましょう!次回も楽しみです{/netabare}

第六話視聴しました~{netabare}バースデイたちの過去編はなかなかよかったけど声優がちょっとあれだったのが残念ですね。あと体に静電気まとわせてパンチすれば倒せちゃうってのもどうなのかな...
まあ、今回はナイスがモラルまでたどり着いたという大きなことがあったしよしとしますか!というか前回ナイフで刺してたやつはやっぱり変身能力のモラルでしたねwこの先が楽しみです{/netabare}

第七話視聴しました~{netabare}今回はいろいろありすぎて整理するのが難しいですねw孤独とは弱者が経験するものだけどその逆でもあり強者には強者の孤独がある。それを解決するためにモラルは動いてるけどアートとは全く考えが合わないですよね。どう考えてもアートは殺されてしまったと考えるしかありませんが死んでから復活のミニマムが宿るとか言う展開もあるのかな?最初の頃の予想とだいぶづれてい来たので全く話の展開が読めなくなってきましたね!なかなかいい展開になってきたので期待です{/netabare}

第八話視聴しました~{netabare}ちょwちょっと待ってwあれ?前回アートが死んでそうとういいかんじできてたのに今回はサービス回?ハニーの水着が見れて大満足だけどタイミングが少しだめなきが..それにナイス!最初のほうでこいつらは雰囲気で繁華街では遊びそうにないって決めつけないでよ(泣き)なんか悲しくなってくるよ!wなんというかこのアニメはあと少しってところで道から外れて失敗していますね。雰囲気だなないようだのはなかなかいいのに宝の持ち腐れ状態になってしまっているのはもったいないですね。しかしこの後挽回して終わりよければ全てよし!にして欲しいですね{/netabare}

第九話視聴しました~{netabare}前回が微妙だったぶん今回はなかなかよかったんじゃないですか?素性が全く分からなかったスリーの過去に触れていたけどこのアニメって2クールなんですかね?それにしては早足だし1クールにしてもおろそかになってる分が多い気がしますね。とりあえずだれるのだけは回避して欲しいところです!本当にこのアニメはいろいろと惜しいので頑張って欲しいですね!{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

ツミツミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

超能力を持った少年少女たちのお話♪

★あらすじ★
舞台は横浜。ミニマムという超能力を持った主人公のナイスは「ハマトラ探偵事務所」の仲間たちとともに横浜の数々の事件を解決していく。ある日、ナイスたち「ハマトラ」探偵たちは彼らの旧友で警察官のアートから、ミニマムホルダーだけを狙った連続猟奇殺人事件について告げられる。その裏では人工的に開発するミニマムの研究が進んでいて…

★キャスト★
ナイスー 逢坂良太
ムラサキー 羽多野渉
はじめー 加藤英美里
アートー 神谷浩史
レシオー 中村悠一
バースデイー 福山潤
ハニーー 喜多村英梨
スリーー 村瀬克輝
コネコー 安野希世乃
マスター- 斧アツシ
セオー 岡本信彦
レイー大橋彩香
モラルー 小野友樹
モモカー 緒方恵美

豪華声優陣!

★感想★
私のお気に入りの棚に入っているアニメの一つ♡ ハマトラ、大好きです!このアニメのストーリーを簡単に言うと、超能力を持った少年少女たちのお話です(スリーだけは少年じゃありません)。そして何か他のアニメとはちょっと違う感じw最初観た時は、「こんな風なアニメもあるんだな〜」って思ったのを覚えています。
ハマトラの絵とかを見ると、なんかシリアスなバトル系のアニメなのかなって最初は思ってました。そして1話目。案の定、羽田野さんのシリアスな低い声で始まったのだけれど、ナイスの行動に爆笑。そしてその後のカフェシーンも爆笑です。

お気に入りのキャラはバースデイとマオです。バースデイは福山さんが役をやっているので、たぶんアドリブも所々してるんじゃないかな…第1話目で、レシオの新車が壊されたときに、福山さんの「Oh, コロンブス」っていう台詞の言い方がすごく笑えました。さすが、福山さん笑笑。そして、マオ。アニメではあまり出番がありませんが、すごくいい味をだしています。いつも緑色の中国服を着た、情報屋です。見た感じ、ハマトラ探偵(特にナイス)には情報を売りたくないようですが、まあなんだかんだ言ってちゃんとハマトラを助けています。(情報がなかったらモラルが誰か分かんなかったしw)そういう所が、たまらなくカッコイイ!!><泣

いつも楽しくやっているようなハマトラ探偵団。そんな個性豊かなキャラたち一人一人には、それぞれに悲しい過去が…涙。ミニマムを持つものと持たないもの----強者と弱者。こういう設定だから意外と深いお話です。もしもこういう世界が本当にあって、私がミニマムを持たない人だったら、私も後発ミニマムホルダーになってたかも…人間の欲って、怖いですね。

最後は、絶対「えーっ!」で終わります。私なんか、開いた口が塞がらない状態に。(アートォォォォ!!!)

ちなみに、ハマトラの監督は暗殺教室と同じ、岸誠二さん!だからなんとなく、雰囲気とか似てたのかなw

★主題歌★
オープニングテーマ:「FLAT」
by livetune adding Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)

エンディングテーマ:「Hikari」
by 羽多野渉

どちらも、ハマトラにピッタリの曲だと思います。結構激しいです。でも大好き♡

まだ観ていない方は、ぜひ一度観てください!すごくオススメです><

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

67.3 24 相棒アニメランキング24位
星刻の竜騎士(ドラグナー)(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (785)
5813人が棚に入れました
竜と契約を交わした者が通うアンサリヴァン騎竜学院の生徒アッシュは、契約の証「星刻」を持ちつつもパートナーの竜がいまだ誕生していないために肩身の狭い思いをしていた。
彼の身に宿っていた竜は、ある事件をきっかけに覚醒の時を迎えたが、現れたパートナーはほかの竜とは違って少女の姿をしていた。

声優・キャラクター
髙橋孝治、伊瀬茉莉也、佐倉綾音、井上麻里奈、下田麻美、榊原ゆい、前野智昭、室元気、生田善子、七緒はるひ、子安武人、大亀あすか、花澤香菜
ネタバレ

いっき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

触手プレイはちょっと。。。

全12話、ドラゴンと人間が織りなす歴史とファンタジーと人間同士の関係性を描いたアニメ。

と概要を綺麗に描くとそういうことなのですが、視聴し終わって思ったことは、世界観は二の次の女性キャラのエロい触手プレイや手順が雑な脈絡のないいちゃいちゃ恋愛描写となんちゃって戦闘アニメが全話網羅している''見どころが見出せなかったアニメ''でした。

世界観と設定はよくあるファンタジーでその要素は良かったのですが、物語は単調で、見どころであろう箇所もありましたがどれもが中途半端かつ呆気なく終了してしまい、こちらが盛り上がることができないまま露骨ラブコメシーンなど、その見せ方全体が私の視聴欲をガリガリ削るものでした。

主人公ですが伝説的な存在とか女性キャラにモテモテとかよくある目立ち系ラブコメ主人公は好きなのですが、その主人公描写も見せ場で気を失ったり、恋愛描写も盛りの付いた犬以下の脈絡の見えないいちゃいちゃは見ていてマイナス要素しか残らない恋愛要素でも魅せれない見どころという重要要素が欠けた''残念モジモジ君主人公''でした。見どころのある盛りの付いた犬の主人公なら好きですけどね。

見どころであろう主人公描写が私的に壊滅でした。①

主人公も去ることながらキャラ全体にもこれは言えるものでした。兎に角見せ方が雑というか短絡的でどこにこのアニメの見どころがあるのか最終回まで見ても、それを振り返っても無かったので絵は綺麗なのに・・・と絵で選んで残念だった系のアニメです。

キャラ全体の描写が薄い。②

そして戦闘シーンもこのアニメでは重要だと思われますが、その戦闘シーンや竜騎士団の描写などの描写がなんちゃって戦闘そのものでした。模擬戦や合宿での特訓など、そこは一部でいいから真面目描写が欲しかったですが、一切なく、それで「今こそ合宿の成果を見せる時だ!」と言われても、こちらは当然盛り上がれず戦闘シーンもあっけなく終了の緊迫感のないものでした。

戦闘要素も、作画の見せ方の単調な描写+あっけなく終了の緊迫感ゼロ。③

①+②+③=残念要素満載のアニメ、でした。

笑いありのシュールな要素とか設定全般やキャラの本筋とか結構好きなのですが、作り手に恵まれなかったアニメという位置づけです。戦闘の作画は残念でしたが一部の竜に騎乗してる時とかの作画は良かったです。

{netabare}
こういう露骨な男性受けのラブコメを好きな人はどうぞという感じですが、私は触手プレイが苦手で女性キャラを弄ぶ感じがすごく嫌いですので、マイナス要素の塊でした。一部の電車での集団痴漢とかで快楽とかを感じる人とか好きそうですが、私はそういう男性は早く滅んでほしいと思います。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人と相棒である竜との繋がりを描いた作品です^^

ロートレアモン騎士国にある竜飼い人専門の教育期間である「アンサリヴァン騎竜学院」。
この作品の主人公はその学院に通っているアッシュ・ブレイクです。
彼には「どんな竜でも乗りこなすことができる」という特技を持っている反面、自分の相棒である竜がおらず、必要に応じて他人の竜を借りるという肩身の狭い思いをしてきました。
ところが、学校で行われているレースの最中、アッシュは崖下に転落するトラブルに巻き込まれてしまうのですが、その時、左腕の聖刻が輝くのです・・・
いよいよアッシュの竜が目覚め・・・と思ったら、目覚めたのは幼女の姿をした竜で・・・そして物語が動いていきます^^;


エーコと名付けられたアッシュの相棒ですが・・・人型の竜が目覚めるのは過去に例が無いことなのだそうですが、本人は典型的なツンデレちゃんでしたね^^
幼女・・・だからなのか、好物系のツンデレちゃんだったからなのかは分かりません。

けれども、物語の進展に伴って自分の気持ちに気付いていくこと・・・素直になることを覚えていくのですが、一挙手一投足がどれも可愛らしかったですね^^
でも、彼女がなぜ他の龍とは違う人型なのか・・・その辺りの伏線は回収しきれていないのが、少し残念ですけれど^^;


でも、私がこの作品で推していたのはシルヴィアでした(//∇//)
ロートレアモン騎士国の第四王女である彼女・・・普段は竜騎士としての誇りを持っているのですが、臆病な一面も併せ持っています。王女であるから何事にも強くなければいけない・・・という気持ちに身体がついていけないこともありました。
王女だからといって完璧である必要は無いと思うのですが・・・^^;

彼女は兄妹の確執など物語の中でたくさんの苦しみを味わいます。
けれど、しっかりと自分の苦手を克服していくところはこの作品の見どころだと思います。
何より彼女の立ち振る舞いには華やかさがありましたし・・・(//∇//)


1クール12話の作品でしたが、1クールではこの物語は収まりきれず途中で終わっています。
無理矢理1クールに詰め込んで説明不足になるよりは、ずっと良いと思います。
けれども、続編の有無・・・くらいは本編終了時に教えて貰えると、待つのも苦にならないのですけどね^^;
今後、アッシュやエーコがどの様に成長していくのか・・・はたまたシルヴィアの想いは・・・?
う〜ん・・・気になることだらけです^^;

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

how to dally with your dragon

竜族と竜騎士がペアになって戦うバトル味のエロアニメです。

作品世界には竜族が存在しますが、彼らが生きていくには星精路(アストラル・フロウ)から生命力を得る必要があり、竜騎士と呼ばれる人間と契約しなければ生きてはいけないようです。ロートレアモン騎士国では7才になると、アルビオンの森へ出向き、竜騎士になれる素質があるかを見極めるための「オーファンの儀」という儀式を受けなければいけません。素質を認められた者には、マザー・ドラゴンから竜の幼生を授けられ、星刻(せいこく)と呼ばれる紋章を通じて、相棒(パル)と呼ばれる自分が契約した竜に生命力を与えることで、その竜と共存していくことになります。

星刻を持つ者は、自分のパルが幼竜の間は竜飼い人(ブリーダー)と呼ばれますが、竜と共に成長して幼竜が聖竜になれば竜騎士(ドラグナー)、さらに聖竜が飼い主に心身を捧げ、聖騎甲(アーク)と呼ばれる固有の甲冑を製造できるようになれば、貴族の階級に属する聖天竜騎士(アーク・ドラグナー)への道が開けています。この物語はブリーダーの教育機関であるアンサリヴァン騎竜学院を舞台に、主人公のアッシュと、何故か人の姿で生まれてきたパルのエーコの成長を綴った物語...のつもりで視聴するとがっかりする作品です^^

竜騎士は自分が契約した竜にしか騎乗できませんが、アッシュだけはどんな竜でもOKですし、周囲の巨乳女性キャラからもてまくる主人公補正が極端な作品で、魅力を感じる女性キャラがいるなら、視聴を続ければサービスシーンに何度も遭遇できると思います。
序盤から、アッシュがレース中に進路妨害をする連中を排除して、負けてはいけない相手に道を空けてあげたり、襲撃者を庇って身代わりに崖から落ちてしまうなど、キャラの好感度を持ち上げるためのイベントのような描き方が鼻について、かえってシラけてしまいました。巨乳ばかりの女性キャラは、裸のシーンはともかく、触手のようなものに凌辱されるシーンは、個人的には気分が悪くなり、何度か視聴を中断させられました。
設定を生かせば、もっと楽しめる作品を作れたと思うのですが、どうしてこんなエロばかりの作品にしてしまったのか理解に苦しみます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

82.5 25 相棒アニメランキング25位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (889)
5725人が棚に入れました
舞台は明治時代初期の日本。主人公の緋村剣心(ひむら けんしん)はかつて新時代を築く為に活躍した長州派維新志士。戦国時代に端を発する古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」を振るい、神速の抜刀術に代表される強さ、非情さと冷徹さ、殺戮が因業ゆえ「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」という志士名で恐れられる。
ある日、神谷活心流の師範代を務める神谷薫(かみや かおる)は、活心流の名を騙る辻斬りを追っていた。辻斬りを見つけ、闘いを挑むものの歯が立たない。そこに、自らを“流浪人”と名乗る剣心が現れる・・・。

声優・キャラクター
涼風真世、藤谷美紀、冨永みーな、うえだゆうじ、鈴置洋孝、安原義人、池田秀一、櫻井智、土井美加、白鳥由里、大塚明夫、大林隆介、田中真弓、家中宏、池田政典、日髙のり子、井上純一、笠原弘子、郷田ほづみ、八木光生、岩男潤子、檜山修之、松本保典、横山智佐、子安武人、優希比呂
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうだ、剣道でやってみよう(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンプ黄金期の晩年に登場し、ジャンプ低迷期を孤軍奮闘で支えた漫画が原作。バトルものではあるが、キャラクター同士の気の抜けたやりとり(日常)も面白い。

OP、EDはメガヒットしたものが多い。まあ、アニメの世界観とは大分違うけれど(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、相楽左之助の一番好きでしたね。子供の時は、あの「悪一文字」に憧れていました(笑)

ある意味で、剣心以上に少年漫画の主人公らしい性格。でも、剣心のちょっと抜けてて、でも影がある部分と上手く対比になっていたり、逆に類似になっていたり。互いを引き立てる、正に「相棒」だったと思います。

るろ剣は、バトルも面白いけど、何気にキャラの作り方も上手いし、漫画としてちゃんと優秀なんですよね。共に師匠である、「高橋陽一(キャプテン翼)」さんからエンタメ要素を学び、「小畑健(DEATH NOTE)」さんさら、緻密さを学んだのかな? それが上手く融合している気がします。

和月さんの弟子には凄い人が多いのも有名ですよね。「シャーマンキング」の武井宏之さん。「Mr.FULLSWING」の鈴木信也さん。そして、「ONE PIECE」の尾田栄一郎さん。

優秀なお弟子さんが多いということは、やはり漫画家としてのスキルが高いのかな?って思ったりしますね♪
{/netabare}

【余談~ るろ剣の必殺技を実際に剣道でやったらどうなるか(笑) ~】
{netabare}
いや、実際に結構やってましたよ、小中学生の時に(笑) 以下、実際にやったものもあるし、想像もあります。大抵、反則です(笑)

①剣心「龍翔閃」{netabare}(反則w)
峰を右手で支え、下から飛び上がりつつ、刀の腹で斬り上げる。→まず、竹刀の刃部を触れば反則なので(笑) ただ、結構簡単に出来るし、ダメージは大きそう。剣道で脇を下から叩かれると、死ぬほど痛い(笑){/netabare}

②剣心「龍槌閃」{netabare}(反則じゃないw)
足腰のバネを利用して相手の直上にハイジャンプし
上空から強烈な振り下ろしの斬撃を与える技。→てか、実際に試合で使っているバカが知り合いにいました(笑) まあ、空中で1回転とかはしてなかったけどねw ルール上はなんの問題もなく、ただの「面」として、当たれば1本にも認められると思います。まあ、当たらないでしょうが(笑){/netabare}

③剣心「土龍閃」{netabare}(反則じゃないかもw)
強烈な斬撃を地面に叩き込んでその衝撃で発生した石つぶてを対象に衝突させる技。→実際に剣道でも、片手突きの後に余勢で床を叩くクセがある人はいるので、竹刀で床を叩くこと自体はギリギリ反則じゃありませんが、審判によっては、「礼を失する行為」として、反則をとる場合もあるでしょう。まあ、体育館の床を叩いたところで、釘でも引き抜かない限り、何にも飛んでいかなそうですが(笑){/netabare}

④剣心「龍巣閃」{netabare}(反則じゃないw)
全身の急所を攻撃する高速乱撃術。→まあ、防具以外を叩いてしまうことはよくあるし、それが頻発しても「ヘタクソ」というだけでかたはつきますが、意図的だと判断されれば反則ですね。あと、相手に嫌われます(笑){/netabare}

⑤剣心「飛龍閃」{netabare}(反則w)
飛刀術。大きく身体をひねりながら、鞘に納めた刀の鍔を親指で弾いて刀を相手に飛ばす。→まず剣道には鞘がないので再現不能ですが、ただ竹刀の鍔を弾いて飛ばすだけなら簡単でしょう。ただ、なんか縦回転しちゃいそうだから、螺旋状の回転を加える方が真っ直ぐ飛びそうですね。ちなみに、剣道には「竹刀落とし反則」はありますが、「竹刀飛ばし反則」はないので、いったん竹刀を手放しても、床に落ちる前に柄を握れればOKです(笑){/netabare}

⑥剣心「龍鳴閃」{netabare}(反則w)
雪代縁との最終決戦で使用した「納刀術」。逆手に構えた刀を神速の速さで納刀し、その時に発生する高周波で相手の聴覚を狂わせる。→まずこれも鞘がないので再現不可能ですが、竹刀の弦の部分と指で弾くと、ビィ~ンと、いい感じの音がしますよ(笑){/netabare}

⑦比古清十郎「九頭龍閃」{netabare}(伍だけ反則w)
神速を最大に発動させ、剣術の基本である9つの斬撃「壱:唐竹」「弐:袈裟斬り」「参:胴」「肆:右斬上」「伍:逆風」「陸:左斬上」「漆:逆胴」「捌:逆袈裟」「玖:刺突」を同時に繰り出す乱撃術にして突進術の技。→まあ、肆と陸も怪しいけど、斜め下からの切り上げでも、胴に当てさえすれば反則じゃないかな。あとは普通に剣道である技だし。でも、伍は、真下からの切り上げなのでアウト。てか、チ○コ直撃してメッチャ痛いわ(笑){/netabare}

⑧剣心「天翔龍閃」{netabare}(反則じゃないw)
奥義。通常と逆で、左足前の抜刀術。→まあ、鞘はないけど、動きとしてはただの抜き胴。足が逆なのもルール上は問題なし。まあ、真空を発生させられる自身はないけれど(笑){/netabare}

⑨相楽左之助「二重の極み」{netabare}(反則w)
刹那の拍子(75分の1秒)に二度の衝撃を打ち込む拳撃。物質の硬度に関わらず粉々に粉砕することができる。→てか、剣道じゃないし(笑) 試合中に相手を殴ったら、そりゃ反則です(笑) たた、面と胴と小手を付けたスタイルは、ほぼボクシングのスパーリングであり、休み時間によくボクシングして遊ぶのは剣道部あるあるw{/netabare}

⑩明神弥彦「刃止め 刃渡り」{netabare}(反則w)
手を交差させ、手の甲を用いて頭上で白羽取りする刃止め。そのまま前進し、柄を用いて攻撃をする。→相手の竹刀を拳で防ぐのは反則です。てか、普通に小手ありで、相手に1本をとられます(笑){/netabare}

⑪四乃森蒼紫「回天剣舞・六連」{netabare}(反則じゃないw)
御庭番式小太刀二刀流奥義。回天剣舞を両手で使う超高速の六連撃で、蒼紫最大の必殺技。→実は剣道でも二刀流は(大学生から)認められていて、僅かながら使い手もいるので、クルクル回りながら打つだけなら可能だと思います♪{/netabare}

⑫巻町操「貫殺飛苦無」{netabare}(反則w)
一度に複数の苦無を、全身のバネを使い投げつける技。→いや、剣道にクナイとかないし(笑) でも、練習前に、鍔を外して手裏剣みたく投げて遊ぶ遊びはやったな(笑) 鍔止め(ゴム性)なら、対人戦でもいけるしw{/netabare}

⑬齊藤一「牙突」{netabare}(反則じゃないw)
右手を前に突き出し、刀を持つ左手を後ろに引いて刃を地面に水平に構えた状態で猛烈な速度で突進して突きかかる。→まあ、右手を前に出しはしないけど、片手突きは普通にある技です。あのフォームは実は理にかなっていて、右手を引くことで、左手を押し出すスピードを上げているんですよね。現に私も、(対上段戦以外はほぼ使わないけど)片手突き打つ時は、右手を、構えの位置からヘソの下(下丹田)まで引いて打ちますし。これは真似したな~♪{/netabare}

⑭火男「火炎吐息」{netabare}(犯罪w)
腹に仕込んだ油袋で油を通し、火打石と前歯で着火して火炎を吐く。強化版は極大火炎吐息。→勿論論外ですが、剣道の鍔迫り合いは、息がかかるくらいの距離になることも多く、口が臭い人はかなり破壊力があります(笑){/netabare}

⑮鵜堂刃衛「背車刀」{netabare}(反則じゃないw)
刀を背中のほうで持ち替え、相手の意表をつく場所から攻撃する技。→一応、柄しか握ってないから反則じゃないだろうけど、隙だらけだな(笑){/netabare}

⑯鵜堂刃衛「影技・憑鬼の術」{netabare}(反則じゃないw)
心の一方で己に暗示をかけ、全ての潜在能力を解き放つ技。→実は小さいとき、この技に影響され、試合前に自分の竹刀をじっと認めながら集中力を高めるのが、自分のルーティーンでした(今も)w{/netabare}

⑰志々雄真実「焔霊」{netabare}(反則w)
壱の秘剣。刀の切っ先を点火して斬りつける技。→まあ、竹刀だし、燃やせば燃えそうだけれども(笑){/netabare}

⑱雪代縁「虎伏絶刀勢」{netabare}(反則じゃないw)
左手で刀を逆手に持ち、刀身を背中につけるという独特の構えを持つ。地に深く沈み込んで敵の攻撃を避けつつ、刀を半回転させる事で、大地からの反動力を全て乗せたカウンター攻撃となる斬撃を放つ縁最大の必殺技。→ちゃんと胴に当てれば大丈夫でしょう。まあ、横薙ぎには対応できても、縦振りならがっつり面を打たれそうですが(笑){/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

剣心は「殺さず」の誓いを破らず人々を守り切れるのか…。

新作の「るろうに剣心」観ました!!
で,そちらをレビューするつもりなのですが,なんだかこちらと比べて酷評してしまいそうなので,先にこちらをレビューしておこうと思います。
あんまり悪く言うとあにこれのポリシーに反しそうなので,代わりにこちらを褒めることにしようかなと(・ω<)
なので新作の評価はその逆だと思っていただいてもかまわない…というか思ってください(笑)。
新作を観た上でのレビューなので,どうしても比較してしまいますがそこら辺はお許しくださいませ。

それよりまず先に言っておかなきゃなのはこの作品はわたしの中で殿堂入りと言って良いくらいドハマりした作品です。
それくらい好きな作品なのでおいそれとはレビューできず,いつかはしようと思いつつも先延ばしにしてきました。
でも新作をレビューするに当たってとうとうこれ以上先延ばしにできなくなって重い腰をあげたわけです(笑)。
今思えば,わたしが小学生向け少女漫画から素直に中高生向け少女漫画に移行せず少年漫画に走ったのは『るろうに剣心』に出会ってしまったからだったんだなぁと。
わたしはこれをリアルタイムで観ていたわけですが,まだ子どもだったので毎週きちんと観れていたわけではなく,歯抜け状態で観ていました。
特に後半はほとんどリアルタイムでは観れていません。
全話きちんと観たのはいつのことだったのか今となっては覚えていませんが,何度も繰り返し観ている作品です。
原作はもちろん読んではおりますが,読んだのはかなぁり昔のことで,その上北海道編やらその他の細かなところは読めていません。
わたしの中では『剣心華伝』で終わっちゃってるんですよね。

では,好きなところから語らせてください☆
まずは何をおいてもその物語です。
原作がほんっとに素晴らしい,名作中の名作だと思います。
そしてキャラクター!!
剣心はわたしの二次元における初恋の相手と言っても過言ではないと思う。
今思えば―ですが,この『るろうに剣心』にしろ他の少年漫画にしろ,少女漫画的メンタル(きゅんきゅんするため!?!?)で見ていたなぁ(;^ω^)
このアニメに関して言えばキャラデザが凄く好きでした。
これまた昔,OPのアニメーションは今(というかそれを読んだ当時)となっては凄いアニメーターさん達が描いてるというようなカキコミをネットで見たことがあって,「クレジットを,見る人が見ればそういうのが分かるんだなぁ」と感心した記憶があります。
深夜アニメを観る習慣のなかった当時はもちろん今でもわたしはそういうの全く分かりませんが,セーラームーンを描いてたアニメーターさんもいたらしく薫ちゃんがセーラームーンっぽいという指摘もあって「そう言われればそう見えるな。」と思ったのも思い出しました。
作画に関しては後述しますが,そばかすのアニメーションの作画と第1話の作画は今でもとても好きです。
そして,声優さん。
正直言って昔から声優に無頓着なわたしはこのアニメを観て特に良いも悪いも思ったことはありませんでした。
でもね,新作を観てしまったらこちらの声優さんがどれだけキャラクターにハマっていたか思い知らされました。
わたしは原作より先にアニメを観てしまっているのでこの声がオリジナルになってしまっていることは否めません。
でも,それを差し引いてみても(仮に新作の声が先だったとしても)声優さんはメインキャストは全員こちらの方が合っていると感じました。
(まぁそれに関しては詳しくは新作の方にレビューします。
声優さんに関しては酷評する気はないので,新作の方も読んでいただければ幸いです。)
あとは音楽ですね。
OP&EDは全てではありませんが神曲揃いです。
でもやっぱり「そばかす」が1番好きだし,この曲が“『るろうに剣心』の曲”って感じがします。
そして次に好きなのが「the Fourth Avenue Café」です。
あんなことがあったのでこの曲が聴けるのがたった数話なのが惜しいですが,この曲を思い出すだけで当時の感覚が甦ってドキドキしてしまいます。
物語に関してはもっと1つ1つのエピソードについて語りたいのですが,文字数がとんでもないことになるのは必至なので今回はやめておきます(;・∀・)
物語自体は同じなので新作のレビューの方ででもいつか書けたら良いな。
けど,細かなキャラクターのアングルやカメラワークや演出って言うんですかね…原作漫画からの切り取り方はこちらの方が新作アニメより全然うまいなぁと思いました。
例えば,最初薫ちゃんが投げた逆刃刀を落ちてくるままにそのまま鞘に納める剣心。かっこよすぎだけど原作にはないんですよねぇ。
あとは剣心が自分の名前を名乗るとき,戸に寄りかかって顔を薫ちゃんの方に向けてそのままカメラが薫ちゃんの方に移っていく感じ。
原作は扉を両手で後ろ手に閉めていて新作の方が原作に忠実ではあるけど,わたしはこちらの方が好きです。
そして,左之助が出て行ったあと目を開く剣心。
確か横顔のカットだったと思うのよね。
そっちの方が断然かっこいいと思う。
他も細かいところで印象的なシーンになるように,剣心がかっこよく見えるように工夫されているなと思います。

で,まぁ悪いところ,好きじゃないところですね。
殿堂入りのはずのこのアニメの評価を下げている1番の要因は何と言っても作画です!!
最初の方はキャラクターデザインの良さもあってほんとに良かったんですが,もうなんというか“作画崩壊"と言ってわたしが1番に思い浮かべるのがこのアニメなんですよね。。
ほんとに「え。誰??」っていう回が存在します。
あとは作画が崩れているのに入るのか分かりませんがアニメーターさんの癖(タッチ)が出すぎちゃってる感もあるんですよね。
回によってキャラデザが全然違う。
第31幕の剣心と薫ちゃんのお別れのシーンは名シーンだと思うし,作画もとっても綺麗だとは思いますが,それだって1話のキャラデザとは違っちゃってる。
のちに新京都編が作られそして今年の新作…と続いてアニメ化されるわけですが,もう1度安定した作画で作りたくなるのは分かる気がします。
そしてどうしても好きになれないのはアニメ独自のストーリーですね。
まぁ当時は多かったんだよなぁ。
放送当時は原作が完結していなくてアニメが追いついちゃったから余計に仕方ないっちゃない気もしますが,今となっては風水編要らなかったよなぁ。
個人的には風水編よりも1話完結のアニメオンリーのエピソードが好きじゃなかったです。
しかも風水編もぬるっと終わった感がありました。
あんな終わり方にするのなら京都編で終わらせてくれるか一旦休止にして何年後かに人誅編をやってくれた方がよっぽど良かった。
けどそれも深夜アニメのようにクールで区切らず毎週夜の浅い時間に放送するスタイルならターゲットは子ども達だろうし年数空けたくはないよなと思ったら仕方ない気もしますね。

新作の方を観たらこちらの方もまた観返したくなってきました。
サブスクだとこちらの方はもう観れなくなっちゃってるとかいう噂も聞くけどどうなんだろう。
時間があるときにまた観て気付いたことがあれば更新しようと思います★

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメに合っていない主題歌No.1

あれ、そばかすについては他のアニメの感想で何度も語っていたのに、本体に感想を書いていなかったか…。
時間がある時には昔見た古いアニメの感想でも書いていこうかな。

ろうろうに剣心自体は良い作品でしたね。
90年代のジャンプはドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書といった大ヒット作が続々終了して暗黒期と言われる時期を迎え、マガジンが絶頂期で順位を逆転されたりとかありました。
その暗黒期のジャンプの支えた一本です。

その後ワンピース、ナルト、ブリーチなどが始まって盛り返すわけですが、まあ売上自体は出版不況とやらで下がる一方なので、1位を奪還したといっても他より下げ止まっていたという状態ですが。

とはいえるろうに剣心のアニメについて語りたいことといえば、やっぱり何と言ってもアニメ界随一の主題歌と内容の不一致ですね。

当時るろうに剣心は楽しく読んでいたので、一応見てみて… いや愕然としましたね。何この歌、と。いやもう、クソあってねぇ!
なんだこりゃ、ふざけんな、と思いましたね。

歌自体単体で考えれば確かに悪くはないですよ。大嫌いだったそばかすをひとなでしてため息をつく物語だったら良いんじゃないですか。

見る番組を間違えたかと思ったし、なにかの間違いだったと信じたくなくて次の回に歌が変わっていないか期待するくらい、本当に全く合っていなかった。

いやるろうに剣心のキャラの誰がそばかすなんだ。
曲調からなにから1ミリたりとも合っていなくて、ブチ切れました。
こんなのだからアニメはクソなんだよ、と思えましたね。
子供心を土足で踏みにじられました。

歌にブチ切れて見なくなったアニメです。

JUDY AND MARYは元はファンだったのですが、これ以降嫌いになりました。

まあこの時代は他のアニメも似たりよったりでしたが、それもあって、この頃は本当にアニメって嫌いでしたね。

昔は、アニメ化なんて何が嬉しいんだ、どうせ何も関係ないクソみたいな歌を付けられて作画もひどくなって、全然うれしくない、と、今で言う実写化くらい嫌でした。

昔は良かったという人って大勢居ますけれど、私は基本的にはそうは思いませんが、ノスタルジーや思い出の都合上そう感じることもゼロではありません。
しかしアニメに関しては本当に全く思わないです。

今のアニメはつくづく、本当に比べ物にならないくらい良くなりました。
作画は言うに及ばず、音楽もちゃんと内容に寄り添って作りますからね。
まあそれができていなかった時代が頭がおかしかっただけだと思いますが。
こんなに作り手から馬鹿にされていたジャンルもないですね。

作り手側が、アニメを心底馬鹿にしていて、それを隠そうともしない。
そんな空気が本当に嫌で、アニメが嫌いだったんですよ。
こんな奴らが作っているものを応援できるか、となっていました。

特に酷かったのが歌を付けている連中ですよ。こういう糞関係ないタイアップだの付けたり、デビュー作がガンダムで恥ずかしいとか言う奴が居たり。
声優やれば糞棒読みで。
芸がないくせに芸能人を名乗るな。

…でもそういう人だけじゃなくて、ちゃんとアニメが好きで頑張って作っていた人も大勢居たのでしょうけれどね。

良くアニメ界はこんな酷い時代を乗り越えて、今の隆盛を掴んだものです。
めげずに応援し続けたファンと、クオリティを上げ続けた作り手達に感謝ですね。

一応このアニメ主題歌、JUDY AND MARYは作り直そうか申し出たが、作者が気に入ってしまい変えられなかった、という話も聞いています。
それが本当なら作者もどうかと思いますが、この話ソースが見つからないので話半分に考えています。
どのみち糞な仕事をしたことに代わりはないので。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0
123456
ページの先頭へ