渋谷で笑いなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの渋谷で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番の渋谷で笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.8 1 渋谷で笑いなアニメランキング1位
パリピ孔明(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (569)
1847人が棚に入れました
2019年漫画アプリ&コミック配信サイト「コミックDAYS」で誕生。2021年11月「ヤングマガジン」連載まで勢力を拡大している、いま最も熱いマンガ!「パリピ孔明」が待望のアニメ化! アニメーションスタジオ「P.A.WORKS」が、初めてコミック原作のアニメーション制作を手掛ける。三国志の英雄にして天才軍師「諸葛孔明が渋谷に転生!」歌手を目指す英子の歌に心打たれた諸葛孔明は、自ら軍師になることを申し出る……。2人の音楽と物語が、ここから始まる。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わりは良かった。孔明の機能は計略ではなくショートカット。

 終わりよければすべて良し…でいいかどうか。いいでしょう。アザリエのPまで含めての救済は正直いい方向での予想外でした。

 SNSで評価が決まるというのはちょっとスカウター的な考え方で「いいね」の数値主義でいいのか?までは踏み込めなかったのでそこはちょっと不満は残りました。現場のストリートの感動ですらSNSでしか計れない現代的ではあるんでしょうけど。現場の感動をもうちょっと表現してほしかったなあ。

 それと「アイドルの存在」については、好意的に評価すればアザリエのやりたい事とのズレの問題で処理していたので、必ずしもアイドル否定ではないですが、アイドルとしての顔で売れたわけですから、ももうちょっと大切にしてほしかったかと思います。

 やっぱり、アザリエサイドのPを含めた人物の深掘りはもっと早く、尺をとってほしかったとは思います。
 とにかく、アザリエの9話の飛行船のシーンですね。暗い夜空を派手でデカいだけのフワフワした飛行船が漂う=行く先の見えない名前だけが大きくなった華やかなアイドルという虚構…というあの感じが非常に良かった。それだけにアザリエの深掘りが駆け足だったのは残念です。

 孔明が機能していない問題ですが、本作のご都合主義的な展開をカバーする役割は果たしていました。ショートカットキーみたいな機能でした。ポンポン話を展開させるため、孔明ならしょうがない、孔明ならできるよね、という役割だった気がします。これが孔明が単なる優秀なPだったら、見てられなかったかもしれません。
 そもそもアイドルVS売れないシンガーの話ならここまで人気がでなかったかもしれませんので、パリピ孔明という題名と設定で見始める人も多かったと思います。メタ的にいえば孔明である必要はあったということでしょう。

 世評は孔明が機能していない、もっと孔明の計略を見たかった、になっている面もありますが、私はどちらかといえばアザリエサイドをもっと見たかった、7話以降が面白い派です。

 作画は十分だし、演出もエフェクトもなかなかパリピ感はありました。なにより曲…OPEDは楽しませてもらいました。エイコのバカっぽいところからシリアスなところまで演技も良かったと思います。


 総評すると、7話以降は興味深くみられましたし七海に感情移入できました。話として1話3話も良かったので、全体として面白かったと思います。歌も映像も楽しめました。

 よく考えてみれば、孔明の計略を取り込んだギャグ的な方向よりもアニメ作品としていい出来だったと思います。私の好みとはズレましたがその差異のモヤモヤも含めての作品ですので、評価したいと思います。
 そもそもこれだけレビューを書くんだから私にとってはかなりいい作品でした。ただ、やっぱりラップは駄目だなあ…



以下 視聴時のレビューです。

1話 孔明とシンガーの組み合わせ。センスオブワンダーですね。
 {netabare} いや、発想がいいですね。孔明とシンガーですか。もう、最高ですね。経緯は滅茶苦茶だし、転生もの、バディものでテンプレですが、センスオブワンダーは組み合わせで生まれる好例でしょう。

 そしてヒロインのキャラがいい。可愛いですね。ふざけているだけでなく、ちゃんと悩めるヒロインがいて、その成長を諸葛孔明が後押しするって…これはのめり込みます。視聴後にコミック多分ポチリますね。
 私もあのオーナーの気持ちがわかります。諸葛孔明にあったら聞きたい事沢山あります。

 アニメの質が高いのはもちろんですが、歌がいいです。うますぎだろうとおもったら96猫さんでしたね。ニコニコ知ってる人なら分かると思いますが相変わらずのスゲー歌唱力でした。声優さんと分けたんですね。

 三国志は吉川英治版を高校生の時に読んだんですけど、曖昧になってますね。これを機会に読み直します。

 今期覇権の可能性ありですね。 {/netabare}

2期 あれ?計略の使い方はどうなの??1話の出落ち感が…

{netabare}  うーん。まあ確かに歌を聞く機会がないと歌の良さはわからないです。が、孔明の故事を使ってはいますけど…何といいますか代替が効くというか、ストーリー展開に説得力がないといいますか。
 貰った機会に乗っかったわけですけど「機会を作る」ところに計略とか人心掌握が欲しいです。イベントの内容を事前に知っていて、MIAの懐に入るところで孔明の計略を使った上で、今回の話なら素晴らしいし、納得性もあったと思います。

 楽屋に行ったらいきなり誘われてって何?MIAという歌手を悪者にして物語を作るのって、ちょっと計略として底が浅いですし、ストーリーとしても不自然です。ボイトレしてくれよ…というモノローグも「ええ…何それ」という感じで明らかにステレオタイプの悪物を置いただけでした。

 ヒューマンドラマとしてもEIKOが道具になってしまっています。1話出落ちで過大評価だった気がしてきました。今後、ですね。

 あと潮時の誤用が気になります。潮時は「あきらめ時」ではなく、「チャンスの時」です。やめるにしても積極的なニュアンスになります。他の話なら目くじら立てませんけど、知略の話ですので。{/netabare}



3話 2話に比べて格段にいい。計略に説得力があります。キャラ萌えできる天才性が重要でしょう。

{netabare}  いいですね。今週の話。仕込みから情報収集、計略、人相学、そして酒宴。これでこそ孔明の名に恥じない展開です。

 別に内容はぶっ飛んでていいと思います。リアリティも求めないです。もともと三国志の計略そのものがお話ですからね。そうではなくて孔明らしさ、つまりキャラ萌えできる天才性をちゃんと表現してもらえればいいと思います。
 行き当たりばったりとか偶然を入れすぎると駄目でしょう。先回り…ですね。

 冒頭の先週のまとめも先週の本編よりもわかりやすかったですね。最後の薬は笑いますが。これで味方を増やす?人心掌握ですね。

 先週の出来がちょっとなあだったんで過小評価してましたが、今週は非常に良かったです。視聴継続でよさそうですね。 {/netabare}


4話 ここまで来てクオリティが分からない。天才性に驚きが無いです。

{netabare}  うーん。3話は面白かったのに、また、だめですね。孔明の天才性の表現がイマイチなんですよね。孔明スゲーというキャラ萌えになりづらいというか。

 天才の秘密主義は推理小説の探偵でなれていますし、本作の場合、孔明の天才は前提なので何かをやらかすのはわかっています。つまり信長が転生するとかと同様に既にキャラが出来ています。孔明の奇行も計略の一部だという前提でみると、得られる結果のスケールにあまり驚きがないというか…。大物プロデューサー登場もストーリー展開もテンプレですし。

 いまのところ冒頭の説明が面白いのと、エイコの膨れた顔が可愛いのでまだ見てますけど、こじつけで故事に牽強付会で孔明だからスゲーと言われても全然すごく見えません。

 後はエイコの家族の因縁話がセリフでの説明なんですよね。これをストーリーに組み込めるか説明になってしまうかが良作か駄作かの境界だと思いますので、本作はちょっと怪しくなってきました。

 視聴は継続しますが、次のレビューはもう数話見てですね。もし、エイコの歌で10万良いねを取れるならいいですけど、大物DJを見つけてエイコとの2ショットで10万いいねだったらがっかりですね。しかも勧誘で三顧の礼とか出てきたら驚きが無さすぎです。

 それに聖徳太子に及ばないって…聖徳太子に負けちゃ駄目でしょう。大帝国漢の大天才と古代日本、しかも近畿地方程度の飛鳥時代の天才ではスケールが全く違います。どういう基準で比べてるんでしょうか。謙遜?{/netabare}


5話 ごめんなさい。ラップバトルって、見てるだけで恥ずかしくて

{netabare} ラップって韻のルールがあるから、漢詩と似ているとは思ってました。絶句とか律詩的なものですね。ただこういうのは唐だから孔明は知らないはず。孔明の年代なら楚辞あたりでしょうか。
 この辺は詳しく知りませんが、韻の概念は古代から漢詩にはあるみたいですから、孔明がラップというのは不自然じゃない気もします。

 ただ、ラップバトル…あれって何なんでしょうね。フリースタイルラップとか…ライムとかリリックとか…ディベートの歌版?あれ見てるとなぜか恥ずかしくなっちゃって、見てられないんですよね。共感性羞恥…というにはやってる本人たちは真面目にカッコ良くやってるみたいなんですけど…

 完全に私の主観です。ラップ回は私の性癖でどうしても見られませんでした。ということは次回もだめかあ。{/netabare}


7話 孔明…いる?

{netabare} ラップバトル聞くのが恥ずかしくて苦痛なので、なんとか6話の結末は確認しました。そして7話を見て思いました。
 エイコがカベを頼って10万イイねなら相当しらけますけど、そういう展開ではなさそうですね。まだわかりませんが。

 エイコが自分自身の音楽と向き合うのはいいと思います。ですけど、この展開って孔明がノイズになっている気が…というより孔明の優秀性がかなりスケールダウンしているので話として成立していない気がします。

 もちろん興味を引く要素として、孔明の設定はいいと思います。いいんですけど、普通に優秀なプロデューサーですよね?それと、エイコが人に頼ってばかりなのがちょっとイライラしてきます。

 今回、エイコが自分で共感できる娘を見つけたのはいいと思います。うーん。面白い部分はありますが、面白さの方向が違っている気が…{/netabare}


8話 エイコの成長を描くなら孔明を傍観者にせざるを得ない矛盾をどうする?

{netabare}  アイドルの娘ってベビーメタルみたいなイメージ?アイドルという記号については、掘り下げれば非常に深い話になると思います。今後期待ですね。ただ、ステレオタイプにアイドルをネガティブに描くのはどうかなあという気がします。
 ただいずれの主張を取るににせよ久遠七海ちゃんのキャラはいいですね。

 エイコの歌の能力に疑問があるなら、今のエピソードからスタートしたほうがエイコの成長物語として良かった気がします。エイコは実力がないけど自分を持っている。アイドルの娘は実力を持っているけど自分がない。この2話だけ切り取れば非常に高いポテンシャルを感じます。

 ただ、原作の人気の理由が孔明だとしたら、それをいってもしょうがないですけど。
 ですが、孔明設定がよじれてきましたねえ。知恵がプリンってお土産だし、薬配ってるだけかあ。

 ここは矛盾ですよね。孔明の能力をフルに見せたいなら、エイコの実力や内面があると駄目でしょう。
 エイコをあくまで孔明の能力を見せる人形にしないと話が成立しないですよね。エイコの内面を描いてエイコそれ自身の成長物語にするには、結局は孔明を傍観者にしてエイコの自立のストーリーにしないと難しいですよね。

 テーマとかストーリー以前にどういうプロットにするか、が4話までで行き詰って、5,6話で新キャラで濁して、7話で何かを見つけたんでしょうか。7話以降とそれより前だと違うマンガですね。{/netabare}



9話 やっぱりそうなりますよね。エイコと七海に集中したい。

{netabare}  そう。エイコの物語を突き詰めて行くとこういう話にならざるを得ないでしょうね。エピソードとして7話以降はやっぱり別モノですね。
 あの飛行船の演出はいいですね。「大きくて派手な物」=アザリエ、「フワフワ浮かんでいる」=自分との乖離、「暗闇を進む」=方向性が見えないというところまでの含意があるなら相当なものですね。原作でもこれを絵で見せたんでしょうか。ちょっと気になります。
 ただ、これだけのキャンペーンが張れるグループは10万いいね程度のレベルじゃないですよね。もう単独でドーム球場とかアリーナで大晦日でライブが出来るレベルではないでしょうか。

 さて、なかなか面白い展開になってきたので気になる点です。
「アイドルが悪いのか」の落としどころですね。みんなの望んでいるものを届ける。歌いたいものを歌う。これをストリートの自分が本当の自分を結論とすると、いい話ではありますが、表現をテーマにした話としてはあまりにテンプレです。
 ここをどう相対化して行くか。アザリエと上手く両立できないのか。プロデューサーから見た場合の正義は?などが入ると奥深くなりそうです。

 民草という言葉は衆愚、つまり放っておけば増えるだけ増える雑草のイメージです。この使いかたでいうと、アイドルを喜んで聞いている大衆に本当の歌を聞かせてやる、という展開にならないか。
 エイコにしても七海にしても、頭を使ってない人間に本当の歌を聞かせてやる、自分の歌が分からないやつは衆愚だ、という傲慢にならないかですね。
 
 芸術ではつきまとう、本質の追及と商売になるか、ですね。商売は金の追及だけではありません。沢山売れる=多数の人間に伝わることをどうとらえるか、という問題があります。その辺が描き切れるか、が楽しみですね。

 まあ、テンプレのアイドル否定でも悪い話ではないですけど。

 で、やっぱりラッパーと孔明が邪魔だなあ…冒頭の関羽の話とか孔明の智謀と関係ないじゃん。あとでまとまって大団円になるのかもしれませんけど。


 なお、川崎駅の地下モールが「アゼリエ」ですぐ間違えます。ロゴもちょっと似てるし。
 どうも同じ花の別の呼び方らしいですね。「アザレア」とも呼ぶみたいです。 {/netabare}


10話 面白さは人それぞれ。私は7話以降が面白い。七海のスピンオフが見たい。

{netabare} もうちょっと七海のプロデューサーの優秀さをステレオタイプの人気至上主義の悪役から価値観を相対化させて、アイドルのパワーに命をかける、それこそ民草に力を与えるみたいな信念があったほうが話が深くなった気がします。

 私はアイドルの中に自分を見出す方向性が見たかったんですけど、これはどうも違いそうですね。それでも、七海サイドで何かの成長があると思いますので、ここから先は原作者とアニメ脚本がどう仕上げてくるかを見たいですね。

 とにかく七海とエイコを等価で見たい。もう7話以降はまったく別の話でここからスタートする話が見たいところです。が、本作がここまで人気がでてアニメ化されて、この七海というキャラまでたどり着いたのは「パリピ孔明」という作品です。なので、本筋はいいのでスピンオフとかで七海の話が見たいなあ。

 その為にも本作の七海のプロデューサーはすごい人であって欲しかった。七海の仲間ももう少し深みが欲しかった。

 本作の不思議は、音楽と映像がなくても人気がでたってことですよね?アニメはいい音楽があるから視聴継続できましたけど。
 だとすると、出落ちグタグタだった6話までのどこが面白かったのかはちょっと不思議です。ただ、一部の評価では孔明が活躍する初めの方が面白かったという意見もあったので、人それぞれだなあとつくづく思います。

 私はもともと孔明は智謀とか計略とかいう面がみたかったのでそちらに行ってくれればそれでも良かったですが、あのままだと取って付けたような話になってしまっていました。今の展開で良かったと思います。 {/netabare}


11話 結果でプロセスは正当化されるか?「パリピ孔明」そのものです。

{netabare}  超見せ場のアザリエのライブの作画が手抜きすぎです。次回にカタルシスを持ってゆくためにそっちに全振りなんでしょうけど、アザリエのアイドルとしての凄さを見せないと…

 カベはアレのためにいるの?だとするとうーん。5,6話って何だったんでしょう?一応伏線と言えなくはないですけど、使われ方が…

 孔明の計略ですからね。汚いことをやるのはいいでしょう。恐らくエイコの覚悟は、七海に本当の自分を見せろというメッセージになっているのだと思います。そして、七海覚醒なんでしょう。

 結果で孔明の計略の中身が正当化される、と。なんか民草という言葉が示すとおり、完全に観客を馬鹿にしている気もしますが。観客に主体性がなく「感動するべきもの」に感動させられる流れになってしまっています。

 ここを回避するには、アイドルとしての七海を取るか、シンガーとしての七海を取るかで、描かれ方が変わってきますが、同じ方向性に全員が感動する流れなら、正直気持ち悪いです。

 七海とエイコの覚醒を見せたくてこういう流れにしたんでしょう。
 が、意図しない自然発生的なテーマとして、大衆は感動すべき最大公約数を与えておけば、勝手に感動する、というSNSによるステルスマーケティング社会のカリカチュアになっています。ここに批判が入るならいいですけど、どうでしょう?

 で、2人で最高のライブをやって、最後は一緒にストリートライブの歌で締め?かなあ。だとすると、大衆は自身の感動ですらステマに乗せられる消費するだけのブタだ、と言っている気がします。

 このアザリエというバンドのプロデュ―サーと孔明になんの違いが?結果のためにプロセスが正当化される?それは表現者としての七海とエイコを世に出すために、騙しがあってもいいんだ、という開き直りですよね?本人たちの意向はあるでしょうけど、七海と分断した2人の仲間は?2人も覚醒するの?だとするとご都合主義すぎるなあ…まあ、実際来週見ないとわかりませんが。

 メタ的にいえば「パリピ孔明」そのものですね。「孔明」という看板で釣っておいて、中身は七海とエイコの感動ストーリー…感動があるから正当化される?

 あるいは「スパイファミリー」を面白くないと言っている人への叩きにも通じてきます。全員が感動すべき創作物が存在する、という流れになってませんか?SNSやサイトの叩きならまだ、批判的に見ることもできますが、それこそ作品の中にストーリーとして織り込まれると、非常に危険な気もします。多様性という言葉がふっとんで、全員が同じものに感動して終わり?

 ストリートがいいのは、自分の歌に感動してくれる人がどれだけ集まるか?です。アイドルとしてのアザリエに集まった人をどう扱うかで、本作の考え方が決まるでしょう。9割帰ってしまったけど、本当に応援してくれる人が残るのか、全員がワーっとなるか…
 そして10万人企画そのものを否定して、それを10万人企画のPが見ていて…なら、納得します。

 私としては9話の飛行船のシーンから完全にヒロインは七海です。次回、七海というかなりいい素材を活かせるか、ですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 43
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こうめい様はバズらせたい

【真面目に紹介】
三国時代の蜀帝「劉備玄徳」に仕えて数々の戦場で天才的な知略を披露してきた伝説の軍師諸葛孔明が、
主である劉備に天下を取らせるという夢が潰え、意志を継いで蜀を大きくすることもできず失意のままに人生を終えたはずが
地獄(※個人の感想です)に転生して地獄の歌姫(孔明評)と出会い、今度こそ主君に天下を取らせるべく奮闘する天才軍師のリベンジアニメ

【孔明の人生をラップ風に紹介】{netabare}
俺、巷で噂のスパダリ・孔明、レベチな聡明、あるじに知恵貸すそれが使命、兄・諸葛瑾は呉の重臣でプチ有名、親ガチャかみってる?これも運命、
蜀帝劉備に誘われたよ三度、いぇあ!KP! 我、歓喜! 曹操勝利で歴史動く官渡(カント)、我ら復権目指す漢(カン)と、孫権!天下は三分だ魏を討て蜀と、孫権の妹嫁いできて劉備とめおと
呉と組み火計と疫病で魏を打倒、蜀の都は成都が妥当、劉備に益州平定させたい法正の構想、劉璋一派を一掃、魏呉蜀で天下三分、これで安泰当分
関羽張飛は劉備の義弟、赤の他人されど兄弟、領地めぐって呉と交戦! 鬼神の強さ一騎当千!
ところが呉に関羽討たれ激おこ劉備、張飛も殺され頓挫する戦備
さすがの名君もご乱心、諫める忠臣
無謀な突撃で大敗した夷陵(イリョウ)、病床の劉備を治して医療、後事を託される諸葛亮、悲しみに暮れる白帝城(はくていじょう)
死の淵でも消せない恨み、劉備失う民つらみ!
とりま蜀に捧げた残りの半生、部下買い被り詰んだ反省、それは街亭の守備を馬謖に要請、山上に布陣が吉とyour say(ヨーセイ)、泣いて馬謖を斬る小生、北伐累計5回遠征、国力差がありこりゃ無理ゲー
病をおして五丈原(ゴジョウゲン)、宿敵司馬懿と知略合戦、志半ばで死して敗戦、人生again?{/netabare}

【孔明の転生後をラップ風に紹介】{netabare}
騒音鳴りやまぬ不夜城、奇怪な怪物で繁盛! 
はにゃ?ここは地獄?DEATH!? 歌姫にきゅんです!! 
地獄の酒はーマーヴェラス! 朝まで騒ごうDJ?いいや、エンドレス
溢れる仮装、耐えがたき喧騒、されど戦なき世相、劉備の理想、VIVA平和!、今、令和!
劉備に重ねる君しか勝たん! 何でも調べられる箱、最先端! エゴサで蜀滅亡知りつらたん、こっから巻き返し俺のターン
踊り狂う獄卒に占拠される市街、もう賭けるものない君以外、漢室復興に代わる生き甲斐、それは果たせぬ夢の残骸?
名声で天下とるココじゃ常識?、それなら俺の秘策授けようでも非常識、頂点目指して団結する組織、英子に見せたい最高の景色、それには不可欠俺の知識! {/netabare}

【感想】
タイトルはネタっぽいけど、やり方が変わってるだけで話はまともなマネージメント&プロデュースアニメ
三国志のネタをうまく活用してて面白かった

最初は孔明のキャラが斬新で面白かったけどだんだん孔明の意味が薄くなって普通の音楽アニメになってきたのは残念で、孔明ならではなところがもっと見たかったです、期待が高すぎたかも
ただ、孔明の活躍にこだわらなければ普通に面白いアニメなのでおススメです
{netabare}
11話、型破りな策略を披露してほしいけど主人公がやっていい範囲を超えてると思いました
ただ、史実の孔明って結構卑劣なこともしていたようなので、手段を選ばないのは孔明っぽさがあったかも?とポジティブに考えました

孔明が史実でも演戯でも劉備に天下を取らせる夢も受け継いだ蜀を強くする夢も果たせず果てていった無念を知っているので
彼にとってはその無念を晴らす第二の人生が与えられてリベンジに燃えて張り切るのはよくわかるし、面白い着想だと思いました
英子にとっても孔明にとっても幸せな出会いだったんじゃないでしょうか?
(史実の諸葛亮が実際どう思っていたかは知らないですけど)

このアニメをきっかけに三国志好きが増えると嬉しいです
{/netabare}
【音楽】
OP曲は耳に残る曲で中毒性あり、ED曲もリズムが好きで良曲だと思います
英子達の歌もとても上手で、歌姫感ありますし曲もいい!

【キャラクター】{netabare}
孔明のキャラが良すぎて英子の存在感が食われ気味でしたが、それは最初だけで回を重ねるごとに英子の魅力が増していってよいキャラでお気に入りです
{/netabare}
【気になったこと】{netabare}
諸葛亮がいきなり日本語理解できることと、オーナーが三国志好きで最初上手くいきすぎなことは気にはなるけどそこをあっさり流したことは成功だと思います
劉備と諸葛亮って史実では20歳の差があって、初めて会った時の劉備の年齢は46歳?なので年齢考えると劉備のイメージが若すぎるかな?
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
話はかなり面白いしテンポよく話が進むので視聴後の満足感が高い
普通のことをやっていても孔明がやるだけでなんか面白くてじわじわくる、これはずるい
音楽は好きでもクラブとかよくわからないけど、楽しそうな雰囲気は伝わってきて魅力的な作品でした {/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 46
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異様に面白い!これもまた“孔明の罠”なのか?

原作未読。

【物語 4.0点】
孔明をフル活用して王道音楽物に誘導。

内容は変哲もないサクセスストーリー。
仮に孔明なしで語り始めても一体どれだけの人が目を留めたのか?ってくらいベタのベタ。
それを良いなと再認識させる所まで持っていかれる。
これこそが本作最大の“孔明の罠”なのだと思います。

視聴者の間で明暗が分かれるのは終盤前でしょうか。
ヒロイン・英子たちが殻を破っていこうとする至極真っ当なタメ回。
ですが孔明の計略お預けが続き、孔明を求める視聴者はジレる可能性。

私は初回で本作が単なる孔明転生ギャグアニメではなく、
本気で音楽で天下泰平を目指していると受け止めたのが良かったのか終始ダレることなく、
毎回次が本当に楽しみで、最終回はアベマ最速配信を正座待機まで引きずり出されました。

が、完走後は、孔明にも終盤前、相当な葛藤があったはずで、そこを掘り下げてくれればなお良かったという感想も残りました。
すなわち“軍師”として冷徹な戦略を取るのか、英子たちの音楽の力を信じて突き進むのか。
ここで孔明自身を救ってくれた英子たちに託せねば、戦で血で血を洗うばかりで平和が訪れなかった前世と変わらないとか。


この様に、孔明を誘導役として相対化しようとしても、結局、孔明になってしまいます。
このアニメ何でこんな異様に面白かったの?と問われたら、
孔明がマジ孔明だったとしか言い様がありません。


【作画 4.0点】
P.A.WORKS初の漫画原作アニメ。

作画兵力も決して潤沢ではないが、ここぞという時は決めて来る。

ライブシーンは手描き重視。
CGは主に群衆処理や、自在に動くカメラワークによる臨場感アップのため補助的に活用された印象。
音楽で吹く突風など心を捉える演出等が手描きならではで惹き付けられました。
(ただ、私は次回予告や踊ってみた等、動画配信プロモで暗躍した3DVirtual(バーチャル)英子も素朴なCGって感じで好きですw)

色鮮やかな光源処理も同スタジオの真骨頂で、
ステージも、満天の星空の下の展望台もきらびやか。
光と影を使った心情演出も典型的ですが良好。
私の心に残ったのは10話。
{netabare}七海が夜間バンで移動中、街灯に照らされた路上ライブスポットを見てカーテンを締めるシーン。
仲間にどうしたの?と聞かれて「眩しかっただけ」と返す。{/netabare}
ダブルミーニングの合せ技もあって刺さりました。


【キャラ 4.5点】
孔明の人物像に説得力がある。
ただナルシストに扇持たせた安直なキャラではない。
大人(たいじん)かくあらんと言いましょうか、
この孔明には知性に裏打ちされた懐の深さを感じます。
それにしても{netabare}コインランドリー内にてジャージ姿で座っているだけで絵になってしまう。{/netabare}
その存在感が笑撃的です。

三国志ネタの絡め方も、序盤から強引に赤壁等を持ち出すのではなく、
成長物語の流れに沿って、{netabare}石兵八陣{/netabare}辺りから徐々に入っていくのにも熟慮を感じます。
曹操側の英傑もリスペクトできているのも得点が高いです。


好きな音楽を届けたいと奮闘する英子たち。
音楽で自身の人生が救われた体験を“民草”に広める役割を自覚していく成長過程。
これもまた王道ですが胸を打つ物があります。特に{netabare}9話の覚醒シーン。{/netabare}


その対極に置かれるプロデューサー・唐澤。
ただ彼も売れりゃそれで文句ないだろう?という単純な悪徳とは異なり、
良い音楽でも認知されねば意味がない苦しみを知っているが故の言動。
割り切れない音楽業界観が、AZALEA(アザリエ)の葛藤等にも現実感をもたらす。
音楽で天下泰平の大義を鍛錬し、絵空事から具現化させるのにも寄与する良好なヒール。


【声優 4.0点】
ヒロイン・月見英子(声担当・本渡 楓さん、歌唱担当・96猫さん)
久遠七海(声担当・山村 響さん、歌唱担当・Lezelさん)
と演者と歌い手を分担。

本渡さんはもちろん、山村さんも歌える声優さんなので、
歌唱も声優でとの欲は正直残ります。

ラッパーKABE太人役の千葉 翔也さん等は華麗にラップも決めていただけに余計に。
(11話のラップ煽りなんてキレッキレで笑っちゃうくらい。)

ただ、これは音楽制作・エイベックス・ピクチャーズが本気だった故の歌い手の分離だったのでしょう。
孔明の知略をも上回る歌手によるボーカル表現は追求できていたと感じました。

場外で歌唱担当の二人による、往年のエイベックスの名曲を歌ってみた動画を積極配信して盛り上げたのも、
歌い手専任ならではの熱いプロモーションでした。


孔明役の置鮎 龍太郎さんの包み込むような柔和なボイスにも中毒性あり。
6話の{netabare}漢詩&お経ラップ?{/netabare}夢に出てきそうですw

ナレーションはベテラン・増谷 康紀氏が歴史ドキュメンタリー風の導入を支える。
作中の三国志解説でも活躍したのはBBラウンジオーナー・小林役の福島 潤さん。
このオーナーと夜通し、酒を飲み交わし、囲碁でボロ負けしながら、三国志談義とかやってみたいですw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はQUEENDOMの「チキチキバンバン」
ハンガリーの歌手・JOLLYのパーティソングをカバー。
“空耳”を駆使した超訳歌詞。
総じてギャグセンスも良好な会心のリメイク。
太極拳?と思しき上肢の揺らめきなど明快かつ中毒性の高い振り付けも相まって、
世界の民草のハートを捉える。

このOPの、ラテン系の原曲→古代中国ムードを散りばめた渋谷系への改変同様、
本作の楽曲には、挿入歌から、彦田 元気氏による劇伴に至るまで、
アレンジひとつで様々な時代や世界を取り込み繋ぐパワーがみなぎっており、
音楽で天下泰平が本当に実現してしまうのではないか?と嬉しい気持ちになります。


対照的に痛切だったのは11話。
{netabare}AZALEAの青春の喜びを微塵も感じない、苦しそうな戦略ポップス。{/netabare}


ED主題歌はメインキャスト陣による「気分上々↑↑」で、こちらもmihimaru GTの同名曲のカバー。
毎回ダイジェストをピックアップしながらEDになだれ込んでいく引きも上々♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 37

74.1 2 渋谷で笑いなアニメランキング2位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (353)
1611人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラブコメというよりラブ×ギャグ 恋愛もあるけど、何より面白い!!

理系が恋という事象を証明しようとするギャグ要素強めのラブコメ。
アマプラにて、全話公開していたので見ました。

PVを見たときからこれは面白そうだと思っていたけど、やっぱり面白かった。
こういうコメディ強めのものが個人的に好きというのもあるけど、物語に変化があって中弛みすることなく見られた。
むしろ後半の方が面白かったぐらい。

普通なら当たり前と思って考えもしないことを真剣に考える姿が馬鹿らしくもあり、この作品の魅力でもあった。

音楽はOPもEDもどっちもこの作品にぴったりでよかった!!

総評として、最高に面白い!、という程ではないが最後まで飽きることなく見ることができるくらい面白かった。
作画、声優、キャラ、音楽の全てが高クオリティ!
アマプラ、感謝!


↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★★ 4.0
好きかもしれない
{netabare}
なんか理系への偏見が過分に含まれている気がする。
確かに一部にはこんなやつもいるかも知れないが、大部分はこんなんじゃないからね!!
ギャグテイストで面白かった。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
大学院の先輩
{netabare}
また癖が強い先輩が現れたな。
料理において愛情を形あるモノとして考えてたのが理系っぽかった。
英語の論文読むのが大変なのは凄く共感できた。{/netabare}

3話の感想 ★★★☆ 3.5
デートとは
{netabare}
新キャらはチャラ男に見えるただのギャルゲーオタクか。
……こんなやついるわ~
デートの定義は気持ち次第ってことか。
まぁ、無難だな。
最後のお誘いは皆がいるなかでしたのかな?
もし、そうならかなりのメンタルだ。{/netabare}

4話の感想 ★★★★☆ 4.5
デート
{netabare}
最初は微妙かと思ったが、最終的にめちゃくちゃ面白かった!
観察班の2人が良い仕事したわ。
いい雰囲気で終わったしよかったな。
ED、ノリがよくて好きだわ~~{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
ミーティング
{netabare}
教授、癖が強いけどいい人っぽいな。
虎輔の興奮対決は面白かった!!
やっぱ、幸村・氷室ペアよりもそれ以外のモブの方がギャグセンスあるな。{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
キス
{netabare}
この実験はなかなか役得なんでは?
奏ちゃんだけでなく、棘田先輩ともキスできるとは。
あんな実験室なら行きたかった。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
飲み会
{netabare}
飲み会でここまで酔う人って意外といないよな。
大抵、吐くから。
女子は基本男がいたらここまで飲まないし。
てか、研究室でお酒がいいとか珍しいな。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
虎輔の研究
{netabare}
虎輔の研究、聞く分には面白そうだけどやるのは大変そう。
結果が知りたい。
そして、ここにきて新キャら。
漫画家らしいけど、予想ではエロ漫画家!
もしくは、絵がめちゃくちゃ下手くそ!!
さぁ、真実はいかに!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
沖縄合宿
{netabare}
氷室の水着が良すぎた!!
赤っぽい水着が映える。
流石に水着で抱きつかせなかったのは正解だわ。
もししてたら、雪村死んでたな。
そして、なんと言っても虎輔と棘田の二人!!
めっちゃきゅんきゅんするわ!!
棘田はなんだかんだ言うけど、虎輔のこと好きよね?
{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
研究発表
{netabare}
理系の先生は基本ムキムキではありません。
ますはこれを言っておく。
虎輔の発表は普通に面白くていい発表だったと思う。
奏も凄く準備されていた発表だった。
奏に抱きつくとは、雪村やるな~
奏も相当可愛いからな!!{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
喧嘩
{netabare}
喧嘩というか氷室が嫉妬して怒ったって感じだな。
男は女が何に怒ってるか分からないからな。
しかし、あのOGマジで害悪だな。
確かに恋は障害があるほうが盛り上がると思うが、現実でしかも故意に起こす物ではない!!{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
恋を証明してみた
{netabare}
氷室、可哀想に。
あれは逃げちゃうのも分かる。
そして、最後のシーン!!!
エモ過ぎる!!
景色の100点がこっちにも分かる綺麗な作画。
そして、キスシーンで引き画面になるものよかった。
これは満点ですわ。
奏の恋事情や、虎輔と棘田の二人にも気になるところ。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理系が文系に挑んだら、こんな素敵おもろいラブコメに(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、ラブコメ。ガチの理系男女が、互いに完全両思いのくせに、「好きとはなにか?」「私はあなたが好きなのか?」を理論立てて説明しようと奮闘する話。

頭が良いバカで、みんな素敵です(笑) OPも好きだな~。

かなり変わった設定なので、アニメをたくさん観てきた層にもウケそうな作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブもコメも、きちんとレベルが高いな~。

序盤から中盤まではコメディ全開で長し、終盤にややシリアス、そして最終話は恋愛で思いっきり萌えさしてくる。

スゲェ良い最終回で、単話☆5をつけました!

実は氷室のキャラデザってあんまり好みじゃないんですが、それでもこれだけ萌えさせてくるなんてスゲェなと。

2期あったら、恋のライバル登場でしょうか? ヤキモチ焼く氷室と、逆走する雪村くんが、また観てみたいっすね♪
{/netabare}

【余談~ あなたは文系? 理系? ~】
{netabare}
文系(文学・史学・哲学・心理学 等)と理系(数学・科学・医学・工学 等)のどちらに自分が向いている(文系脳・理系脳)かは、色々な点検項目(俗説)がありますよね。

ネットで拾ったり、自分で考えたものもあります。皆さんは、文系、理系、どちらですか?


①怒った時、怒鳴るなら「文系」、黙るなら「理系」。

※文系は感情、理系は理論。例えば芸術家(文系)は灰皿とか投げるイメージです。でも、理系のヒトって、怒れば怒るほど静かになり、どうやったら相手を理詰めで追い込めるかを考えていて、逆に怖い気がしてます(笑)


②星の光は昔の光と聞いて、ロマンを感じるなら「文系」、何光年先だから何年前と計算するなら「理系」。

※文系はロマンチスト、理系はリアリストと言われますよね。小説のように、虚構の中で存分に遊べるなら、文系資質あり!(ってことは、アニメ好きには文系が多いのかな?)


③コミュ力が高い人は社会で成功すると言われた時、コミュ力とはそもそも何か、成功とは何を指すのかを考えるなら「文系」、なぜコミュ力が高いと社会で成功するかという理由を考えるなら「理系」。

※文系は概念(コンセプト)、理系は論理(ロジック)と言われます。言葉や考え方に定義をつけたがるのは文系のクセで、飲んで話をするとき、「そもそも優しいって何だろうね?」とか面倒くさいこと言い始めるのは、大抵文系です(笑) 個人的には、上司(社長や会長クラス)は文系、あとは理系ってチームの方が強い気がします。出来るか出来ないかはさておき、まずはコンセプトを打ち出すのが上の人で、それを実現させられる力があるのは理系。これが、「理系→理系」だと、小さな成功は安定的に掴めるけど、爆発的なヒットは生まれにくい。ただ、「理系→文系」「文系→文系」は、そもそも崩壊するので、やはり就職に有利なのは理系かなと思います。


④口喧嘩で不利な時、論点をずらそうとするなら「文系」、そのままなんとか挽回しようとするなら「理系」。

※文系は柔軟、理系は一本気と言われます。理系の人は考えるのは非常に得意ですが、考えたことを言葉にして伝えることが苦手、不器用な人も多い。一方文系は、わりとこだわりが少なく移り気な人が多いので、上手く話題を逸らします。より空気が読めると言っても良いかも。確かに、理系の人の方が頑固だったり粘り強かったりする人は多いように思います。


⑤結論が出ない時、それでも納得するなら「文系」、絶対に納得しないなら「理系」。

※これは④とも被るのですが、文系は答えの出ない(あるいは個人差がある)問題を考え、議論することが好きです。哲学なんて正にそうだし、美術などの芸術分野、文学の読解もそう。最終的には、「人には色々な考え方があるよね」で、全て解決(笑) そもそも、「ハッキリした答えなんてないだろうけど」から議論を始めるため、終着点が玉虫色でも気にならない。どちらかというと、議論をすること、その時間自体を有意義だと感じていることが多い。一方、理系にとっての議論は、「正しい答えを導き出すための手段」であるので、結論がでなければ、その議論自体が無意味なものになる。途中で議論を投げ出すのは、大体文系ですw っていうか、「とりあえず自分が納得できる解を導ければ」満足するから、文系は(笑)


⑥興味の対象を考えた時、人なら「文系」、物なら「理系」。

※(以下、サイトの引用)文系に分類される文学や歴史学、心理学などの学問は、基本的に“人”を対象としていまはす。人間関係や社会構造、経済、文化、芸術など、人間の活動が研究の中心になる学問が文系に含まれることが多いです。一方、理系に分類される数学や科学、医学などの学問は、主に“物”を対象とする学問となっています。人間を対象にしているように思える医学も、実際の仕事内容は非常に化学的(ケミカル)なもので、血液中の化学物質の含有量の変化などを手がかりに診断や治療を行っています。ですので、文系、理系のどちらを選ぶべきか迷うようなら、あなたが“人”と“物(自然現象)”のどちらに、より興味を持っているのかを参考にしてみるとよいでしょう。って、すごい的確だな~と思いました♪


こう考えていくと、雪村や氷室は、フルマークで理系でしょうね(笑) でも、挑んだテーマは「恋愛」という、感情的で、ロマンチックで、概念的で、人それぞれに異なる解がある、人間味ある「超文系」なテーマですから、そのギャップがここまで面白くさせるんでしょうね♪

さて、では私はというと、①「理系」②「理系」③「文系」④「理系」⑤「理系」⑥「文系」と、多分、「理系脳」なんだと思います、文学部なのに(笑) ゼミの教授にも、「君は情理ではなく論理で小説で読み解こうとするのが面白い」と言われたことがあります。

文系か理系かを考えた時、「遺伝的(先天的)要因」と「環境的(後天的)要因」があるのですが、私は多分、「遺伝的には理系」「環境的には文系」なのかな~と思います。つまり、「向いてるのは理系、好きなのは文系」なんでしょう。下手の横好き、と言っても良い(笑)

まあ、文系か理系かなんて、そもそも人類が生み出した勝手な区別なわけで、100%正確な識別方なんてない、、、っていう、論の締め方、ひっくり返し方が、すでに文系っぽい(笑)

私は昔から、「理屈で考え、感情で決断したい」と思って生活してきました。「なぜこうなるのか(理系)」を知らないまま決断するのは気持ち悪いし、だからといって、正しいことだけを常に選ぶのも気持ち悪い。時には、「間違っていると分かっても選びたい」し、むしろ、「間違っていると分かった上で選びたい」こともあります。

だからあにこれレビューも、基本的には、良し悪しは出来るだけ(といっても限界はあるけど)論理的に書き、その上で、好き嫌い(評価)を述べたいと思ってます。まあ普段、そんなこと意識してるわけじゃなく、もはや、「クセ」ですけどね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
頭良いバカ二人(笑) 公式はともかく、バカみたいなラブコメで楽しい♪

2話目 ☆4
そりゃ、Cの実験はしなきゃならんだろ。そりゃ、うちらみたく日本文学専攻は例外として、優秀な論文には英語のやつが多いだろうしね。今日も元気にあの二人はクレイジーだったな~(笑)

3話目 ☆3
AKB~↗(笑) 早く結婚しろ(笑) まあ、ギャルゲのデートといえば、遊園地は定番だよな。キャラによって乗り物選べば良いだけだし(笑) 遊園地に誘うとこ、良いね♪

4話目 ☆4
いちいち服を誉めるのは、一般的か? 連打(笑) 観点(笑) いつプレゼン試料作った?(笑) どんだけ好きなんだよ(笑) ただのビビり(笑) この二人、可愛いな(笑) それは、エロゲ(笑)

5話目 ☆3
先生、強キャラ。トラウマ、いじられまくり(笑)

6話目 ☆4
ムード値の公式は、少し納得してしまった(笑) 泣くぐらいなら実験するなや(笑) 池田研はヤバイ(笑)

7話目 ☆4
酔っぱらい(笑) シンデレラ、DNA捜査(笑)

8話目 ☆3
確かに、難しいことを簡単に説明できる人が、本当に頭良い人だよな。オキシトシン喋りすぎ(笑) この映像を観たくなる(笑) 漫画家(文系)とのタッグ。

9話目 ☆3
水着回。ナイスカップルやな(笑)

10話目 ☆4
不真面目なことを真面目に、熱い話だった。プレゼンのやりとりが面白い!

11話目 ☆3
正論がいつでも正しいわけじゃないしね。でも今は、雪村君とめっちゃ仲直りしたい(笑) めっちゃ乙女やんw 徹底的な仲直りて(笑)

12話目 ☆5
そんなのはどうでも良い(笑) 添削してる(笑) 素敵すぎる、ムード値の伏線回収(笑) 素敵なリベンジ(笑) 粘膜接触行為、強制猥褻罪(笑) 氷室のちょこちょこ、可愛いな(笑) 貧弱(笑) もう一回キスしたい(笑) ファーストキスのダメだし(笑) メガネケースのラストも、余韻があって良し。満点!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

文系の行動原理

国立彩玉大学理工学部研究科に所属している院生の氷室菖蒲。
同じ研究室の雪村心夜に恋をしてしまったと告白する。
理系の2人は、どのようにして恋に落ちたのかを定義づけて証明しようとした。

「好き」という事を証明する。
感情論だったら簡単です。
各種の数値で「好き」を定義づけ。
証明するのは難しいです。

理系の専門用語が多数出現。
文系のオイラには難解です。
数学が面倒だったので選択科目から外しました。
化学や物理学などは、そこそこ得意でしたけれどね。
しかし、日本史の面白さに魅かれていた当時は数学に見向きもしません。
今では専攻した日本史の知識も危ういですが……
やはり現役バリバリの最前線にいる人達には敵いません。

「好き。」と相手に言われたと仮定します。
どういう感情になるのか?
嬉しい気持ち、または、勘違いじゃね?と疑う気持ちなどで複雑かなぁ。
素直に嬉しくなる感情は分かります。
ただ、美人局というトラップの可能性も否定できません。
とりあえず、経過観測という事に落ち着くでしょう。

全然、理系ではありませんね^^;
感情論ばかりで、すいませんm(_ _)m
恋愛感情を定義づけするというラブコメ作品。
ぶっちゃけ、バカップルのデレデレ具合を観察して、所々ツッコミを入れて楽しむ内容です。
ツッコミ役の奏か火に油を注ぐような性格の棘田に感情移入させて、
作品を楽しんだらいいでしょう。
『夫婦喧嘩は犬も食わない』
好き勝手にやらせて放置しておいたら、元通り仲良くなる、という意味です。
感情論で納得できないのであれば、
相手と性行為をしても忌避感を感じない、とかではダメかなぁ……(///▽///)

恋愛感情のある相手とだったら何をしても楽しいです。
反対に嫌いな相手とだったら好きな行為をしても、全然楽しくありません。
理系的思考の人はゴメンなさいm(_ _)m
私には証明は無理でした^^;
結局、私は感情論。
成人の二人が合意の上で婚姻届を役所に提出する。
証明ではありますが、「好き」の証明とは別物かなぁ。
(一応、LGBTの人達にも配慮して、異性という言葉は使いませんでした。)
「好き」という恋愛感情を定義づけしようとするバカップルの奮闘ぶりを楽しみましょう。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

70.3 3 渋谷で笑いなアニメランキング3位
バケモノの子(アニメ映画)

2015年7月11日
★★★★☆ 3.8 (639)
4224人が棚に入れました
原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。


声優・キャラクター
役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地震・雷・火事・親父の感動作品☆

■評価
テーマ性    :★★★★ 4.0
父性愛度    :★★★★☆ 4.5
脚本&構成巧み度:★★★☆ 3.5
感動度     :★★★★  4.0
おススメ度 :★★★★ 4.0

■ストーリー
親を失った孤独な少年・九太(蓮)は親戚にもなじめず家出する。
しかし帰る場所もない九太は渋谷で異世界のバケモノの熊鉄という
親父に出会う事となる。九太は熊鉄の弟子となり格闘術を学ぶ事になるが
熊鉄はとんでもないランボー&不精なクソ親父だった。
はてさて九太と熊鉄はどうなってしまうのか?

■感想
本作は最近では滅多にお目にかかれなくなったちゃぶ台返しの雷親父と
生意気なクソガキとの父子の絆を描いた作品であり、個人的には一見凡庸に
みえるけれど色々なメッセージを詰め込んだ感動作品でした。

テーマとして『父と子の絆』と『子供の心の闇』になる。
本作で好きな点が、『父親として子供に何を伝えれば良いのか?』
『子供として親をどの様に理解していけば良いのか?』という父と子の
それぞれの視点で描かれる葛藤と、実は父子が互いに互いを恐れている事が
描かれているのはすごく面白い。私の十代の頃の気持ちを言い当てていた。
そして父子関係で描いて欲しかった『笑い』があるのは良い。
男の親(父)だから伝わるちょっとした下品さや馬鹿さ加減を交えた
笑いが、『母性』とはちょっと違う『父性』を感じ取れる。
劇場にいた子供達がケタケタ笑っていたのでやり過ぎではないだろう。

本作で描かれる父子はお互いに欠点があり、お互いに不満があり、
お互いに卑下しあい喧嘩も耐えない。けれど日々の生活の中で
『互いに必要な存在』と認めるまでの成長過程は実際の父子関係でも
ありえる事で、ここに共感できるかできないかで本作の面白さは
左右されると思う。特に父親視点を描いた事で子供むけだけではなく、
大人向け作品としても成立させているのは細田監督の手腕による
ものだろうと予測しています。

悪い点も書いておくと、色々と伝えたい事を詰め込みすぎだと思う。
特にもう一つのテーマである『子供の心の闇』は語りつくされておらず
今一飲み込みずらい部分であった。これを中だるみと捕らえる方も
いるだろうし、お子さんがこれを理解できるか少し疑問です。

だからここで描かれる心の闇について少しだけ私なりの補足を追記します。
(以下、ネタバレではないですが偏見を持ちたくない人は避けて下さい)
{netabare}
本作で描かれる『子供の心の闇』とは『親への不信感』や『世間からの
疎外感』だと思う。子供は子供ながらに理想の家庭像や父親像や母親像
なんてものを持っている。けれど現実はその理想とは反し、親も人であり
未熟な部分もあるから子供の想い通りにはいかない。
だから『世間』と自分を比較した時に他人の親が自分の理想像にみえるし、
それを世間からの疎外と感じて嫉妬したり妬んだりする。これが本作で
描かれる『子供の心の闇』だと思う。

だけどこの心の闇に対して本作は結構良いメッセージを伝えてくれている。
これは作中で直接語られたものではなく、私の言葉で表現させてもらうと
世の中には色々と腐った親達がいる。だから口に出して"直接"親に対して
怒りや憎しみをぶつけても良いし、バカにだってしてもよい。
だけどその気持ちを親以外にぶつけるのは辞めた方が良い。
なぜならその親への気持ちは自分の子供に伝染するからだ。
良くも悪くも親から子、子から親に人の意思は以心伝心するのだろう
…という様な事が感じ取れたのは儲けもんだった。
{/netabare}

総じて色々と細田監督が伝えたい父親像というのに共感できる作品でした。
どちらかといえば大人よりな作品と感じますが、夏休み開始の狼煙として
ちょうど良い作品です。

ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

drts さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素直に見れば楽しめる

相変わらずの細田守作品といった感じで、今作も今までと違わずストレートな作品で、私自身はいい意味で気楽に見れて面白かったです。子どもから大人まで楽しめる作品になっていると思います。

しかし、今までの作品もそうでしたが、細田守監督の作品は世界観や細かな設定、物語に緻密さを求めると途端に張りぼてと化します。ですので、そういった点が気になる方は少し評価がマイナスになるのかもしれません。

声優の評価として、声を当てられている方々は本職では無い方がほとんどですが、それでも役所広司さんや大泉洋さんなどの演技は上手いなと思えるものでした。本職の声優さんと比べたらそれは劣るものはあると思いますが、作品そっちのけで声が気になるような下手な方はいませんでした。

作画などもCGを上手く使い良く出来ていたと思います。戦闘シーンの動きは素晴らしいものでした。

今作は親子愛をテーマにしているのかなと私自身感じたので、お子さんを持つ方などは家族一緒に楽しめる、そういった作品になっていると思います。

私的には細田守監督の作品は、「どこどこがこうなってて面白いよね」とか考えるものではなく、「あー面白かった」で済まして素直に見れば楽しめると思っているので、今作もそんな風に見ることが出来ました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心の中・・・

人とバケモノの世界が交錯する渋谷渋天街。
みなしご九太とあらくれ熊徹の躍動感あふれる物語です。

九太と熊徹の師弟とは思えぬ言い争いが楽しい。
こんな師弟いないだろうと思いつつ・・・
心のままの本音トークが好きなんです、私。
こんな関係、お互い成長せざるを得ませんね。

心の闇とは何かが基本テーマ。
人は誰しも闇を抱えているもの。
その闇を深くするのも人だし、癒すのも人。
また、心の闇に何を宿すかで全く異なった結果となる。
そして、闇によって成長するのも人なんだ。
心の中に灯を・・・そんなことを感じた作品でした。

細田作品ということでなめてました。
申し訳ありません。
まず、絵の美しさと生き生きした動きに感心。
声優さんの素人感も気になりません。
それに何よりも伝えたいことが真っすぐ感じられました。
まさか、こんなに感動するなんて・・・
次回作に期待です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

57.3 4 渋谷で笑いなアニメランキング4位
まえせつ!(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (120)
298人が棚に入れました
お笑い芸人を目指す4人の若き乙女たち19歳(北風ふぶき、凩まふゆ、新谷りん、朝生祇なゆた)は、日夜バイトに明け暮れながらも一生懸命にネタの練習に励んでいる。笑いでみんなを幸せに!みんなの幸せで私たちも幸せになる、というきれいごとを大義名分に頑張るも、なかなか芽が出ない4人だった。そんな4人には「お笑い界の武道館」、なんばグランド花月の舞台に立つ!という目標があった。しかし、とりあえずまずは身近なところからいっとこか、ということで、東京渋谷の無限大ホールのいっちばん最下層、ファームクラスの舞台に立つことを目指して頑張っていくことにした。彼女たちのライバルであり(勝手に彼女たちが思っているだけ)、まふゆの妹のまなつとその幼なじみの金成かなえの高校の先輩でもある現役女子高生芸人「JKクール」を目標に、まなつとかなえの女子高1年生組も芸人を目指し始める!総勢8人、4組による、お笑い日常奮闘記。“牛乳は吹き出す!笑いは隠せない"

声優・キャラクター
大西亜玖璃、大空直美、五十嵐裕美、中村桜、高田憂希、古木のぞみ、相田あすか、清水彩香、富田純基、うぶのハツナ、山本正剛、鮫島一六三、村井理沙子、荻野晴朗、利根健太朗、下田レイ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これまた、視聴者を選びそうな…。(私はけっこう好きですが)

[総評]
芸人を目指す少女たちを主人公とした作品です。彼女たちは作中で漫才をやりますが、必ずしも漫才自体が面白くなくても作品として成立するストーリー構成になっているというか、むしろ漫才が面白かったら成立しない話ですね。

とはいえ、作中での漫才の向上みたいなものは描けていないといけなくて、けっこう面倒くさい作品だったと思います。

とりあえずOPの最後で「抱腹絶倒!」と言ってますけど、実際にそうなるわけではありません。ただ、個人的には「ゲラゲラ笑う」という意味ではなしにわりと興味を持てて、面白かったです。

== [下記は第4話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観た時点で、このレビューを書いています。どうやらメディアミックス企画らしくて、「月刊コミックアライブ」でコミカライズ版が連載されているようです。

どうやら、お笑いを目指す女の子達がメインのお話のようです。キャラクター紹介に挙がっているのは

コンビ名「とこなつ」: 北風ふぶき、凩まふゆ
コンビ名「R凸(あーるでこ)」: 新谷りん、朝生祇なゆた

この4人がメインキャラクターといった感じで、以下既に吉本興業所属

コンビ名「JKクール(じぇいけいくーる)」: 藁猪野あらし、草葉える
コンビ名「ふりいくっ!」: 冨田純基、うぶのハツナ

そしてまふゆの妹がいる

コンビ名「つんどら」: 凩まなつ、金成かなえ

といったところで、漫才コンビを中心とするストーリー展開になるようです。そしておそらく本作を楽しめる層というのはライブではなくテレビなどでも問題はないと思いますが普段からアニメとは別に漫才をある程度見聞きしていて、かつ一方的に観客としてだけではなく笑わせる方にも幾ばくかの関心を持っている人なんじゃないかと思います。

素直に登場人物たちの成長などを見届けるのが筋なんでしょうが、何というか一緒に「お笑いについて考える」姿勢がないと楽しめない作品であるような気がしてなりません。

仮にお笑いに関心があっても多くの人はアウトプットだけを求めているのであって、お笑いの生まれる過程に関心はないと思うので、そういう意味で視聴者を選ぶ作品だと思います。

いや、私はけっこうはまっているんですけどね。他人にお勧めはできません…。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.11.9追記:
第5話まで視聴終了。第4話との前後編といった感じで、第4話のリベンジ戦でしたね。おばちゃん、歳の問題だけでなくて「あっちこっち丁稚」ってそんなローカル番組よう知っとったな…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

60.6 5 渋谷で笑いなアニメランキング5位
とんかつDJアゲ太郎(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (94)
382人が棚に入れました
少年ジャンプ+にて連載されている、とんかつ屋の跡取り息子・勝又揚太郎を主人公とした青春ギャグマンガが原作。

ひょんなことからクラブカルチャーに触れ衝撃を受けた揚太郎が、1人前のDJととんかつ屋を目指す様子を描いていく。

声優・キャラクター
山下大輝、石井康嗣、津田健次郎、藤原啓治、M・A・O、松山鷹志、茶風林

マーベラス芙蓉蟹 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

渋谷ってお洒落バルしか無いのかと…。

原作1話のみ、アニメ全話観賞済みです。

個人的に2016年上半期のスマッシュヒットアニメです。ギャグアニメなのに、最終回はちょっと感動しました。

アニメは音のある分、原作よりイメージが掴みやすかったです。DJへの理解が深まりました。

地方民なのでなかなか渋谷に足を運ぶことが無いのですが、しぶかつの様な古くからの庶民的なお店もあるのでしょうか。
最終話までとんかつ屋の息子というバックグラウンドが活かされていて好感が持てました。

また観返したくなる作品です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2
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