海外おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの海外成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月09日の時点で一番の海外おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.7 1 海外アニメランキング1位
RINGING FATE(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
84人が棚に入れました
心に強い執着を持つ人は、死の間際に、生と死の狭間にある崆くうという世界へ導かれる。 その世界では、メカを操縦して戦う”運命のリング”と呼ばれるものがあり、優勝者には生き返るチャンスが与えられる。 無邪気な少女・要かなめは崆に落ちるが、そこで偶然に最凶のヘルメット・サブローと出会い、二人で手を組み”運命のリング”で生き残る道を探り始める。過去きおくがなきゃ、今までの人生の意味がない。私は未来を取り戻すために闘うー

75.9 2 海外アニメランキング2位
ロボット・ドリームズ(アニメ映画)

2024年11月8日
★★★★☆ 4.0 (10)
22人が棚に入れました
第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた、サラ・バロンのグラフィックノベルが原作の長編アニメーション。1980年代のニューヨークを舞台に、一人ぼっちで暮らす犬とロボットの友情をセリフやナレーションなしで描く。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

寂寥(せきりょう)感を抱き続ける人生を語った深イイ作品

独り身の寂しさに苛まれるドッグが、
購入した友達ロボットと、“二人”で過ごす日々の悲喜交交などを描いた、
サラ・バロン氏作の同名グラフィック・ノベル(マンガ形式のビジュアルブック。劇場鑑賞後にKindleセールで購読)
のスペイン・フランス合作による長編アニメ映画化作品(102分)


【物語 4.0点】
原作は約200ページ。これを原作同様セリフ、ナレーションなしのアニメーション作品にしても30分程度。
長尺化に当たって、相当なアニオリシーン、設定が追加される。

追加要素を通じて、テーマとして掘り下げられたのが、
人が抱く寂しさへの向き合い方について。

よく青春アニメ何かで、仲間に囲まれている“カースト上位”の“リア充”
“陰キャ”の“ぼっち”が羨望し、奮起して出会いを勝ち取り“リア充”にランクアップ。
このかけがえのない絆は永遠さ。
というテンプレがあって、私も、この種の作風で好きなアニメも多々ありますが。
それは未来が永遠と思える元気な若人だから成立する筋書き。

本作は大人になった擬人化アニマル・ニューヨーカーのドッグのお話。
ドッグを始めとした“ぼっち”は、家族や仲間とつるんでいる“リア充”を見かけては、
自分は何て孤独で寂しい奴なんだと、こじらせがちですが。

現実には永遠の友情だの、愛だの、まずないでしょう。
パートナーと過ごして幸せそうなあの人だって、出会って始まった瞬間から、いつか別れて終わる日を迎える宿命を抱えて生きています。
誰かといたって、いつか関係が霧散するのではとの焦燥で心が休まることはない。
結局、人はどうあがいても孤独なのです。
そして、離別で味わう寂しさと言うのは、“ぼっち”が独り身の孤独に耐えている時の寂寥感とは比較にならない痛みを伴います。

それでも、人が新たな出会いを求めて、誰かと共に何かをして過ごす日々を求め続けることには意味がある。
全編通じて、キチンと苦みも織り込んだ人生訓として価値ある逸品だと思いました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・BTeam Pictures(西)&Wild Bunch(仏)

シンプル。だが力強い。

作画、背景美術共に、あまりゴチャゴチャと描き込まず、塗りも簡素な2Dアニメ。
が、それだけに、訴えたい心情が明快に伝わって来る作風。

スペインの実写映画監督パブロ・ベルヘル氏は本作がアニメ映画監督初挑戦だったそうですが、
アニメーションへの情熱は本物。

監督の“十戒”なる決意表明がパンフレットに記載されていますが、
2つ目の「この作品では、アニメーションが持つ無限の物語表現の可能性を探求したい。
アニメーションはすべてが可能であり、形式的な制限が存在しない媒体である」
との文言が激烈。

セリフなしの物語を作画で表現せねばならない上、
ネタバレレビューを読む ロボットが見る、現実離れしている夢の映像の実現など、
高ハードルな映像表現が必須な本作でしたが、
映画愛、アニメ愛に燃える監督にとっては望む所だったのかもしれません。


原作がアメリカであり、キャラデザの見てくれから、
オーバーアクション、ギャグ重視なアメコミ風との事前の印象を抱いていましたが、
実際には、むしろ繊細な瞳の動きで心情を訴える、ジャパニメーション寄り。
因みに監督の奥さんは日本人で、本作でもミュージックエディターを務める原見 夕子氏。


監督も実写映画畑を歩んで来たとあってか、アングルへのこだわりも半端なかったです。
“被写体”を多彩な“カメラワーク”で捉えるだけならまだ良作レベル。
本作ではドッグとロボットの周りで活動する動物たちの視点に“カメラ”の焦点を移しつつ、
アングルを切り替える手法が多用され、作品に、賑やかさとリズムを生み出していて。
こういうカットを見る度、私は上手いな~と唸らされました。



【キャラ 4.0点】
原作では舞台はアメリカのどっかの街。
映画化に際して、1980年代の大都会NYに設定を具体化。

主人公・ドッグ。
冒頭アニオリとなった、ドッグが孤独を噛みしめるカットが秀逸で、一気に引き込まれます。
80年代。ひとりの夜など、数チャンネルしかないテレビに面白い番組なければ一瞬で詰むし、
ネタバレレビューを読む
そこへ、寂しいあなた、友達ロボット要りませんか?とCM入れば、そりゃ飛び付きます。

と、同時に、私は、あの80年代世界に、もしインターネットがあったらとの恐怖?も抱きました。
今の世界ってネットの仮想空間が広大過ぎて、独りで、いくらでも時間溶かせてしまうのですよね。
ドッグはロボ購入の他にも、ネタバレレビューを読む
“ぼっち”の中でもかなり行動派。
ですが、こうしたドッグのリアルで出会いを求める勇気も、
ネットSNS上で欠けた心を補完されてしまったら、かき消されて物語が始まらない。
登場しなかったネットの存在の大きさを逆に痛感させられた劇場鑑賞でもありました。


パートナーの友達ロボット。
技術的な原理へのツッコミなど意に介さず、人間の心を深く理解できるロボ設定。
だが立場は所詮、人権もないロボ玩具扱い。
例えネタバレレビューを読む されようと文句は言えない立場。
序盤、ネタバレレビューを読む を見て、
察してしまうロボットの表情が切なかったです。

が、それでも本質的にこのロボットの性根が善性なのが救いでした。
ネタバレレビューを読む にはホッコリさせられました。


アニオリNY設定により、原作からキャラデザもスタイリッシュなニューヨーカーにバーッジョンアップ。
特に凧揚げのダッグは、ただのアヒルさんから、イカしたバイク乗りのダッグへと華麗にイメチェンw


【声優 4.0点】
セリフ無しで字幕版、吹替版の区別すらない。
こんなアニメに声優・基準点3.0ではなく4.0点付けるのは正気の沙汰では無いことは分かっていますが。

アニメ映画制作エピソードで、アフレコ素人の俳優・タレントが、
声だけで演技する難しさ、特に息遣いだけで感情を表す困難性を吐露しているのを、よく見かけます。

その観点から、本作のドッグたちの、
この息遣いなら、もはや言葉は要らないと思わせる演技。
私は率直に巧いと感心してしまったんですよね。


【音楽 4.5点】
劇伴担当はアルフォンソ・デ・ヴィラロンガ氏(西)

クールジャズを多用して80年代NYの喧騒を好演出。
地下鉄で、即興でドラマーがパフォーマンスを披露する様も、
如何にもといった感じで良き。

作品通じてメインフレーズとなったのが、
アース・ウィンド&ファイアーによる往年のR&Bのヒット曲「セプテンバー」(1978)
(私にとっては巨人・阿部 慎之助監督の現役時代の入場曲という印象も強いですがw)
ドッグとロボットの楽しい思い出を繋ぐ。
音楽の記憶は、時に言葉以上に心情を表す好例を示す。


オマージュ、ノスタルジーには懐疑的な見方をしがちな私。
ですがアニメ映画版『スーパーマリオ』や本作などを観ていると、
洋画が世界を再び一つにできる鍵は80年代にあるのでは?
と懐古をこじらせてしまいます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

悲しい時〜!、絶賛されてる作品に普通にノレない時〜。

 絶賛されている作品なので見に行ったのですがノレねぇ…で終始しちゃいました。まず、主人公のドッグこと犬にノレねぇ…。正直こいつが中身空っぽな、とにかく誰でもいいから友達なり恋人なり欲しい病のキャラにしか見えなくてまず振り落とされてしまった。


 ロボットと別れてしまって〜の件は、私の大号泣アニメ「雨ふり小僧」的な展開になるかと思ったがそうもならず。そのうえロボットを助ける為に努力し続けるならともかく早々に諦めちゃって、遊んでたり彼女っぽい人を作ろうとしたりで、あまつさえ終盤の「アレ」な選択はねぇよなぁ〜と萎えました。


 別に主人公は公明正大な聖人であれ!なんて言いません。むしろ一般的な社会通念から外れてる駄目人間でも全然良いのです。しかし、一本筋の通った、今回なら大切なロボットの為に誠を見せる!って面で好きになれる点がないのは頂けない。


 次に構成。この作品は、序盤と終盤は非常に短く詰めてて中盤が長いのだがそこが面白くない…。そのうえ某漫画の神様が否定したやつをやっちゃってるのでよりノレないし話が動かない。それやっちゃうと真剣に見れなくなっちゃうよ!。


 あと、序盤を詰めすぎてるのが、ドッグの描写不足に繋がってしまったように思えた。他のキャラたちはちゃんと仕事した上での生活を生きてる感じなのに、こいつは何してるの?。そもそもどういうやつでなんで孤独なのか見えないから、ロボットと出会ってからの幸せのギャップがたってない。


 そして、ラスト。ああいう展開はまぁわかるけどもう色んな作品で見てきたような…。なにより、せっかくロボットと犬という設定にシンプルなアニメーションにすることでなんとでも捉えられる普遍性ある話が、あれだとカップル、それも同性のカップルのメタファーのように絞り込まれちゃった感じで普遍性を欠いてしまったような気がどうしてもしてしまった。心の友の話だったら別にあの選択はしなくても良かっただろうし。


 あと、個人的な見解ですが設定上が80年代だから仕方ない面もあるのですが、やたら友達とから恋人がいなきゃいやだ、孤独が怖い病の作品には正直私はあまり共感できません。それは夢中になれる「何か」を欠いている空っぽ人間が、周りの同調圧力に踊らされてるようにしか見えない。


 好きな「何か」でも、やるべき「何か」を持ってればそんなことしてる場合じゃない。そういう一人でも十分立てる人間が友や愛する人を自然な流れで持つようになるのは素晴らしいことだと思うが、一人じゃ立てない人が松葉杖代わりにそれらを必死に求めてるようなのはアカン。「絆」とか「人との繋がり」を単なるスローガンな綺麗事に堕してしまうか、心を打つメッセージにするかはその辺が大切。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Do you remember

セリフがない本作だけど、言葉を通わさなくてもコミュニケーションを取ることはできるんだよね…孤独ってやっぱり寂しいし、愛の形も多種多様。例え永遠じゃなくても、1人の出会いはこれからの暮らしにかけがえのないものを与えるんだよね…🥹 I remember youって話なんだよね…

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

64.9 3 海外アニメランキング3位
RWBY Volume1(日本語版)(OVA)

2015年12月9日
★★★★☆ 3.9 (71)
382人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界『レムナント』。この世界には人類や獣人、動物、そして『グリム』と呼ばれるモンスターまでもが存在する。人類は『グリム』に長い間暮らしを脅かされていたが、現在は『グリム』の討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な世界が守られていた。主人公『ルビー・ローズ』はひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学することになり、そこで出会う仲間たちと共に一人前の『ハンター』を目指していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、井上和彦、浅野真澄、木村昴、前野智昭、潘めぐみ、井上喜久子、三木眞一郎、甲斐田裕子

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

2017年7月よりTV放送決定!

『グリムと呼ばれる怪物によって一旦は滅亡の危機にまで瀕した人類が、大自然の力「ダスト」によって再び平和を取り戻していた時代。怪物グリムを退治するハンターの養成学校「ビーコン・アカデミー」に主人公の15歳の少女「ルビー・ローズ」が入学。一流のハンターを目指すべく、そこで待ち受ける様々な試練に仲間たちと切磋琢磨しながら共に立ち向かっていく物語』。
制作は、「Rooster Teeth Productions」。 原作・監督・脚本は、「モンティ・オウム」。なお、監督は2015年に死去(享年33歳)。


ついに念願のRWBYシリーズに参戦してみました。以前から噂で「面白い」とは聞いていましたが、ここまで面白いとは。。もっと早く観ておけばよかったと後悔しました。この作品は、WEBアニメシリーズでYoutubeでも公開されいるので気軽に観れるのですが、字幕なので取っつきにくいかもしれません。私も少し字幕版を観てみましたが、やはり「早見沙織さん」が声を担当する日本語吹替版の方が物語に入り込めるように思いました。


「RWBY」と言えば、何と言ってもやはりバトルシーンでしょう。で、実際に観終えてみての感想ですが、噂以上にバトルシーンは凄くて鳥肌が立ちましたね。技の構成、カメラアングル、戦闘途中でのスロー演出、スピード感、エフェクト、仲間との連携攻撃、どれを取っても申し分ありませんでしたね。


制作会社は米国ですが、キャラクターデザインは日本人好みだなと思いました。おまけにアカデミーの制服も日本人好みだと思いました。ただ、3DCGの作品なので好き嫌いはあるかと思います。


「ビーコン・アカデミー」の生徒達は、それぞれ4人でチームを組んで寮で寝食を共します。主人公のルビーの「チームRWBY」の場合は、「ルビー(Ruby)、ワイス(Weiss)、ブレイク(Blake)、ヤン(Yang)」の4人です。「あれ?どこかのアニメと設定が似ているな?」と思ったあなた...鋭いです。ほぼリトルウィッチアカデミアの設定と同じです。あっ ちなみに、チームメイトのそれぞれの頭文字を取って作品タイトルの「RWBY」となります。(Red,White,Black,Yellowの頭文字とも言われいます)


「RWBY」はバトルシーンばかりがフォーカスされがちですが、あなどることなかれ。ストーリーも相当なものですよ。日本語吹替版は現時点でVolume 1~Volume 3(*)まで発売されているのですが、Youtubeには字幕版のVolume 4があります。私は4はまだ観ていないのですが、字幕でもいいからもう何だか観たいですね。このレビューをアップしたその夜には観ていると思いますよきっと。コーラーとポテチ(コンソメ)片手に。だってVolume 3みたいなあんな終わり方したら、誰だって続きが気になりますよそりゃ。


今後このシリーズに期待したい事は、この作品では回想シーンというのがあまり見られなかったので、各キャラの「アカデミー入学への動機、家庭環境、幼少時代、トラウマ」など、パーソナルな背景をより深く回想シーンで掘り下げて描いてほしいですね。結果、各キャラの魅力をさらに引き出す事ができ、それぞれの固定ファンも増えるのではないかと思います。ちなみに私の好きなキャラは、「脳味噌入ってますの!」と辛辣な言葉でお馴染みのワイスちゃんと、見ているとモンハンを無性にやりたくなってくるハンマー使いのノーラちゃんです。


2017年7月からTV放送されるみたいなのでとても楽しみです。また、2017年秋にはVolume 5が公開予定みたいなのでキタコレ状態です。また楽しみが一つ増えました。


レビュー翌日の追記:昨夜、予告通りYoutubeで字幕版Volume 4を観ました。4では私の期待通りキャラの子供時代が回想で描かれていました。やっぱノーラちゃん好きだなぁ~。


*)日本語吹替版: Volume 1(116分)、Volume 2(154分)、Volume 3(178分)。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「This Will Be The Day!」目指していたのはCartoonではなく、Animationだから!!ジャパニメーションへの愛に、日本のプロが本気で応えた完全版が今ここに!!!

2015年11月、ついにワーナージャパンによってVolume 1の日本語版が劇場上映という形態でお披露目となりました
作品の出自や内容に関しては↓をご覧願います
(http://www.anikore.jp/review/1121267/)


いやはや;我々『RWBY』ファンにとってはこの日本語版プロジェクトが明かされる以前から【妄想の日本語版】は語り草ではありましたw
オイラの脳内では、今となっては幻となってしまったニコニコ動画の非公式版を除けば、Ruby Roseは坂本真綾か悠木碧で再生されてましたよw
でもはやみんこと早見沙織に決まって、そんでもって予告編が公開されるや否や、おいおいホントにはやみんでダイジョブか?というオイラの心配もヨソに「だから私達がいる、世界を良くするために」の名セリフに気付いた時にはもう既に涙が出てたわけです
予告編で泣いちゃったよ!そうだよ!これだよ!Monty Oum監督が目指していたのは!
はやみんって最近はどちらかと言えば大人びた少女を演じることの多いお姉ちゃんキャラが定着してきましたけど、Rubyを演じるはやみんはどことなく‟『セキレイ』の結ちゃん”を彷彿とさせるデビュー当時の幼い雰囲気を纏っていて、ああこの感じ久しぶりやなぁ・・・としみじみ


こーゆーのって原語版原理主義者が必ず出てきますよね
もちろんオリジナルの良さってのがありますけど、向こうのキャストは低予算webアニメの性質上、スタッフの兼任とその身内がほとんどで演者としてはほぼ素人なんですよね
それが今回思いつく限りの豪華声優陣という【ジャパニメーションのプロ】が集結したわけです
これはワーナージャパン的に「日本のアニメに近付けたい」という意図があったらしく、Rooster Teethのスタッフは日本のアニメに詳しすぎるぐらい理解があったのでこれを快諾
音響演出の打越さんはアニメと洋画吹替の両方をこなせるキャストを選出したと仰ってましたね
【ジャパニメーションへの愛に、ジャパニメーションのプロが全力で応えたわけ】
まさにこれぞ『RWBY』という作品の完全版とも言うべきなんじゃないかとオイラは思うのです


で、実際この目と耳で体感した今となってはその完成度に感無量
感嘆以外の言葉が暫く出ませんでしたw
正直、翻訳が~とか演技が~とか色々ケチをつけるつもり満々だったのですがwあまりにも完璧過ぎて打ちのめされましたわ;
心の底から「ワーナーさん!ありがとぉぉぉ~!\(T_T)/」と名曲wingsが流れるエンドロール中に男泣き
さらにラストに「弔花に代えて、この日本語版をモンティ・オウム氏に捧げる」のメッセージで完全に涙腺が崩壊
いやw全然泣くような映画じゃないんだろうけどw
オイラにはこの数年の妄想が具現化したという感動と、Monty監督への感謝で胸がいっぱいになってしまったわけですよ;


既に多くの人が指摘する通り、Jaune Arc役のしもぬん下野紘のヘタレっぷりとか、Penny役の潘めぐみのコイツニンゲンジャナイ感は想像を超える名演です!


それとアニメビジネスの視点から観ると、【無償提供され、ソフト化後の今もなお無償提供され続けているコンテンツに対して日本のアニヲタはお金を落とすのか?】という新しい挑戦もしていて、そういった意味でも今作は歴史的に価値のある1作になりました


改めて言いますが『RWBY』は決して高尚な作品ではなく、家でボケ~っと観てもいいような作品です
声優が豪華だから、という理由だけでも視聴の動機としては十分
映像の技術的な面でも10年遅れを取っているのは明白です
が、この作品に込められたジャパニメーションへの愛、Rooster Teethの「俺たちはこーゆーのが好きなんだ!」って想いを受けとめていただけたら幸いですね
あとはとにかくこの勢いってかイマココ感のあるうちにVolume 2の日本語版を作ってほしいところ
Yang姉ぇちゃんの本気が観れるのはVol 2ですよ!
続きが観たいって人は是非少しずつでも『RWBY』を応援してください
誰よりオイラが一番観たいんだ!(爆)
(そんなこと書いてたら遂にVolume2とVolume3のリリースと上映が決定しました!めでたい!めでたい!)


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
PENNY POLENDINA(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Mysterious Narrator(ナレーション)井上喜久子
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シリアスなバトルアクションだと思って観に行ったら・・・!?

私がこの作品と出会ったのは3年前でした
「海外のオタクが作った無料CGアニメがスゴイ!」
みたいな感じのタイトルの記事が
あちこちの大手のゲーム・アニメ系ブログで取りざたされており
興味本位に動画を開いて観たおぼえがあります

大きな鎌のような銃(笑)を扱う赤ずきんを模したキャラが
雪原で狼男の群れと大立ち回りを繰り広げる無声アクションCG
同人作品としてはこれ以上ないレベルのクオリティで驚かされました

それから長いこと忘れていたのですが
いつの間にかシリーズ化して
豪華声優のついた日本語版OVAが
劇場の大スクリーンで見れるようになっているなんて!
けみかけさんに教えてもらわなければ
たぶんそのままスルーしてましたね

しかし当時の印象しかなかった私は
当然シリアスなバトルアクションを期待して観に行ったのですが
でてきたのはトレイラーのクールな雰囲気からは想像もつかない
ファンタジック学園バトルコメディとでも評すべき作品
トレイラーの赤ずきん。つまりは主役のルビーちゃんも
3年前とは全くの別人かというくらいに柔らかくなっています
こっちはこっちでかわいいからいいんですけど・・・
いやこれはどう評価すべきか難しいところです

バトル部分は相変わらずいい動きをしています
3Dのキャラが縦横無尽に本当によく動く
ただし敵モンスターのクオリティは
人物キャラと比べてかなり低め
モンスターと屋外フィールドのCGは
PS(初代)って感じのレベルで
残念ながら時代に20年置いて行かれています

そんな適当な造りのモンスターなのに
対峙しているキャラクターの顔グラだけは
どんなに激しいシーンでも絶対に崩れず
その表情芸の巧みさはラブライブの3Dライブシーン並
なんともアンバランスな感じです
しかし低予算アニメの限られたリソースの割き方としては
ある意味正解なのかもしれませんね

背景やモンスター、敵mobはできる限り手を抜いて
その分メインキャラ達の顔と武装(と胸)には
徹底的に拘りぬいたスタイルからは
自分たちの描きたいものはコレなんだ!
っていうクリエイターたちの魂の叫びが
はっきり伝わってきました

日常パートも決して面白くないわけではありません
むしろこの日常パートの随所にみられる
ジャパニメーション的なお約束演出が
実にうまく機能していて
見よう見まねの単なる模倣ではなく
どこでどう使えば効果的かをしっかりと熟知していることが伺えます

そもそもこの手の演出って2Dではよく見かけますが
3Dアニメだとほとんど見かけませんよね
精緻な3Dでこれをやるとむしろ違和感しか起きない気がします
元が粗いポリゴンのキャラ達だからこそ
3Dでこの演出が許されるのではないでしょうか?

逆にアメリカンなテイストだなぁと感じたのは
学園内での人間関係の描き方
この辺は日本のアニメというより
海外ドラマを見ているような感覚ですね
ネタバレレビューを読む

戦闘パートも日常パートも悪くないのに
全体としてはアンバランスな印象を受けたのは
制作陣の意図した見方をしていないから
という事もあるかもしれません

今回劇場でひとまとめの物語として観ましたが
元々は一本にまとまった話ではなく
細かく少しずつ発表された作品を
劇場用にに繋ぎわせた感じのようです
だからOVA上映というより
TVアニメシリーズの一挙上映を見ているような感覚
しかも間に挟まるOP/EDのようなものが無いので
かなり唐突に話と雰囲気が一変します

本来ならば一話分に相当する部分を見た後
しっかりと余韻を楽しむ時間を経てから
次の話に進むべきなんでしょうね
元々の作品では継ぎ目だった部分を
継ぎ目なく繋いでしまった結果
急すぎる場面転換に違和感が残ってしまったのでしょう

さて、ここからは日本語版の感想
たぶんこれを字幕で見ても
インディーズだからという事で点数を甘くするならば別ですが
ガチの商業作品と同じ土俵で点数をつけるならば
それ程高い評価はできなかった気がします
しかし日本語吹き替えにあたった声優陣が
奇跡的にいい仕事をしています

各キャラクターと吹き替え声優に関して思ったことをネタバレ込みで置いておきますネタバレレビューを読む

まぁ声オタなら必ず押さえておくべき作品ですね

中々面白かった作品なのでVol.2の吹き替えが出るならば
ぜひまた劇場まで観に行きたいと思います
しかしあらかじめ英語版をチェックしてから行くべきか
まっさらな状態で観に行くべきか
中々に悩ましいところです

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

71.2 4 海外アニメランキング4位
SING/シング(アニメ映画)

2017年3月17日
★★★★☆ 3.9 (51)
354人が棚に入れました
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなハリネズミなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。

声優・キャラクター
内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、斎藤司、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

SING(歌って)。最高の音楽ショーの開演です♪

ユニバーサル・スタジオの子会社である、
イルミネーション・エンターテインメント製作の長編作品・7作目。
2016年公開。

音楽が関係する作品なのは知っていましたが、
これほど音楽にあふれている作品だとは♪

海外アニメなので、洋楽のカバーが多いです。
音楽を存分に楽しめて、大満足です^^

110分ほどの作品です。
日本語吹き替え版を視聴しました。

DVDには短編アニメーションが3本入っていたりと、
特典も充実しています^^

短編も面白かった♪


● ストーリー
コアラのバスター・ムーン(♂)は、
幼い頃に見た舞台に魅せられ、劇場主となった。

しかし、劇場の経営は振るわず、ピンチだった。

起死回生をかけ、
歌のオーディションを行うことにしたバスター。

10万ドルの賞金を目指して、
歌自慢のアマチュア達がバスターの劇場に集まった。


登場するキャラクターは
みんな動物です。

だけど、表情も動きも、
まるで人間のようです。

支配人のバスター、
そして、音楽に関する夢を抱えてきた動物たち。

心のどこかで夢をあきらめていた。
そんな彼らのエピソードで構成されたストーリー。

とんとんとスムーズに流れていく展開、よかったです♪
面白かった♪


≪ ライブ ≫

音楽がメインなので、
歌うシーンが非常に多いです。

特にライブシーンは、
20分ほどじっくり時間をかけられていて、
もはや本物のライブです。

1曲終わるごとに、
素晴らしい!!!と拍手を送りたくなりました。

というか、気が付くと普通に体を揺らしながら楽しんでいて、
すっかりノリノリになってましたw

歌うだけではなく、
ライブの中でもストーリーが進んでいる演出も素晴らしい。


● キャラクター&声優
ストーリーも面白かったですが、
そのストーリーを作っていくキャラも楽しい♪

私のお気に入りは、
25匹の子豚の母親・ロジータ(♀)です^^

子育てや家事に追われる主婦業と、
歌の練習を両立させるたくましさ。

まさに母は強し。尊敬します。笑


歌がメインということもあり、
声優さんも歌が上手い方ばかりです。

というか、MISIAのような、
本職が歌手な方も声優として参加しています。笑

それだけ歌唱シーンに力が入れられていて、
ライブシーンは何度繰り返し見ても飽きませんでした。

最高でした。


ところで、トレンディエンジェルの斎藤さんがグンターを演じているのは、
「グンターさんだぞ。」を言わせるためですよね?笑

いやでも斎藤さん、
歌がすごくうまくてびっくりしちゃった。

豪華な声優陣の中でも、
後れをとっていませんでしたね。

グンターのキャラにもよく合っていたし♪

グンターと斎藤さんのコラボ動画、
ナイスコンビすぎて笑ったわwww
(↑公式サイトで見れます^^)


● 音楽
これはもう、
聞いてくださいとしか言えません。笑

音楽が好きな人には、
たまらない作品だと思います。

私はすっかり魅せられました。

吹き替えを担当された声優さんたちが歌った歌が
日本盤サントラにも全曲は収録されていなかったのが
とても残念でした。


● まとめ
最高のショーを見せてもらいました^^

アニメーション、演出、歌、歌声。
どれもが大満足です。

続編も製作中だそうなので、
期待して待ちたいと思います^^

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『LA LA LAND』でも『MOANA』でもなく『SING』という選択肢 今回“も”吹替がアツイ!!!

『ミニオンズ』『ペット』と世界的ヒットを続けざまに出しているユニバーサル発イルミネーション制作の3DCG長篇映画の最新作
コメディ映画や洋楽PVを多く手掛けるガース・ジェニングスが監督
擬人化された動物キャラクター達が暮らすアメリカ西海岸風の街を舞台に落ちぶれた劇場の再建をかけて素人の集まりが歌謡ショウを繰り広げるという音楽映画
途中、物凄くリアルな“洪水”の描写があり、それが見どころの1つなのですがあらかじめ断っておいた方が良さそうです
ちなみに既に続編の製作も決定しています


オンボロの劇場を運営するコアラの支配人、バスター・ムーン
彼は劇場の再建を掛けて一世一代の大博打を打つ
それは、誰も観たことのないショウ
一般の参加者から選び抜いたまだ見ぬ才能を持つ素人歌手を発掘し、ショウで発表するというものだった
賞金を誤魔化し、電気を盗電し、強引な買収まで行い彼は計画を実行に移す
オーディションでバスター・ムーンに選ばれたのは5組
家事と育児に追われる日々で疲弊しきっていた豚の主婦、ロジータ&彼女とペアを組むこととなったまるで正反対の性格のコミカルな豚のダンサー、グンター
ギャングのボスである父親にしごかれながらも、胸の内には歌手になることへの憧れを秘めた心優しいゴリラの青年、ジョニー
彼氏にコキ使われながらも、共に売れないパンクロッカーとしての巡業を繰り返すヤマアラシの少女、アッシュ
経験者であることを鼻に掛けてお高く留まる欲張りなネズミのジャズミュージシャン、マイク
音楽一家の長女で美声を持ちながらも内気で極度のあがり症の為に実力を発揮出来ずくすぶり続けているゾウ、ミーナ
そしてショウの成功を信じる楽観主義だが、ショウへの情熱だけは人一倍なバスター・ムーン自身を含めた6組の主人公達が織り成す音楽エンターティメント!


動物擬人化コメディということで『ズートピア』みたいなノリを想像していただけると分かりやすいかと思います
そして『LA LA LAND』や『モアナ』という風になぜか同時期にミュージカル映画が集中してしまった中で、今作は明白に音楽映画、しかも群像劇というジャンルを貫いているので他作品との差別化はちゃんと出来ています


つまり『天使にラブソングを』や『スウィングガールズ』や『フラガール』と同じです
ぶっちゃねこの手の映画の構成はほとんど完成されてしまっています
この半世紀ぐらいほぼテンプレート化されていて、今作も例に漏れず“特に物珍しさを感じる映画では無い”ことは断っておきます


具体的には
人生の低空飛行を続けてい主人公らが

音楽の楽しさに目覚め上昇志向で目標を目指す

だが思いがけない大トラブルに巻き込まれ一時はドン底に落ちる

最後のチャンスをモノにすべく全力で大舞台に挑む

ハッピーエンド
正直ネタバレでも何でもないので、今作もこーゆー映画の類と思っていただくのが正解でしょう


さて、では何が今作の魅力なのでしょうか?
まずひとつは劇中で流れるBGMや実際にキャラ達が歌う楽曲が、一部のオリジナル曲を除き世界的ヒットを飛ばした人気洋楽の原曲やカバーや日本語訳で、ソレが実に64曲も流れるということです
古いところではフランク・シナトラやビートルズ
懐かしいところではシンディ・ローパーやワム!
新しいところではレディー・ガガやケイティ・ペリーやカーリー・レイ・ジェプセンやテイラー・スウィフト
あとネタ的な役どころとしてきゃりーぱみゅぱみゅが3曲ほどかかかります(笑)
これだけで豪華なサントラが出来上がることが容易に想像出来ると思います
洋楽ファンなら高揚のあまり劇場でジッとしてるのが辛いぐらいです
しかもこれを動物キャラが真顔で歌っているのが笑いどころw


そして、歌う映画ということで本家アメリカのキャストも豪華
楽天家なバスター・ムーンはコメディもシリアスもこなす名優として数々の受賞暦を持つマシュー・マコノヒー
豚の主婦、ロジータ役に妖艶な魅力のリース・ウィザースプーン
傲慢なネズミのマイク役は『テッド』の監督とテッド役を兼任したセス・マクファーレン
悩めるティーンエイジャー、ネズミのアッシュ役は少佐、またはブラック・ウィドウことスカーレット・ヨハンソン
ゴリラのジョニー役には名門演劇学校出身の若手イギリス人で『キングスマン』で注目を浴びた、タロン・エガートン
ゾウのミーナ役にはyoutubeやオーディション番組で注目を集めた話題のシンガーソングライター、トリー・ケリー
コメディアンなグンターには、同じくコメディアン、そして声優としても人気なニック・クロール


『モアナ』のモアナ役には日米共に疑問が残った中、今作はなんとも気合の入ったキャスティングで申し分ないですね
ちなみにガース監督自身はカメレオンの受付嬢(200歳)ミス・クローリー役で出ている


で!ユニバーサル発イルミネーション制作の映画といえばやはり吹替版の出来が素晴らしいことはもはや周知の事実ですよね!?
昨年の『ペット』の吹替は今年度の「声優アワード」を受賞したことも記憶に新しい
今回もその大きな期待に応えてくれています!


バスター・ムーン役がコメディもシリアスも出来るマシュー・マコノヒーなら、日本ではウッチャンこと内村光良だ!


内気が故ほとんどセリフをまともに喋れないミーナ役
誰だ?このヘンテコな声の主は?
しかし歌いだすとすぐ分かる圧倒的声量、ってまさかのMISIAじゃねぇか!w


アッシュ役には東宝シンデレラ、長澤まさみ
昨年の『君の名は。』でもいい仕事してました!
ラストに彼女が歌うオリジナルソングは日本語詞に翻訳され、本編の彼女の心境とマッチしていて思わず泣いちゃいましたね;;


大きな体に優しい心と柔らかい歌声、ジョニー役にはスキマスイッチの大橋卓弥
ゴリラの姿と美声とのギャップが溜まりません


グンターさんには歌うま芸人として一躍有名になったトレンディエンジェルの斉藤さん!


おおっと???何も芸能人だけが主役じゃないぜ!本業のプロ声優も豪華な顔ぶれです


家弓さん亡き今の世、マイクが歌うフランク・シナトラの曲を物真似出来る声優・・・といえばやっぱり山ちゃんこと山寺宏一
彼がいるのに劇中で『バックトゥザフューチャー』のオマージュを入れたのは偶然が生んだ奇跡なのか、思わず笑いました
(山ちゃんは『BTTF』の吹替でマーティーもドクも演じたことがあります)
また、このマイクというキャラが「実力はあるが性格は最悪」という美味しいキャラで、彼の問題児っぷりは恐らく次回作に引き継がれることでしょう


ロジータは歌が上手い人妻!(だが豚だ!)
ソコにまさかの坂本真綾を連れてくるとは恐れ入ったwww
まさか真綾が豚を演じる日が来るとはwww
真綾が歌うテイラー・スウィフトの大ヒット曲「シェイク イット オフ」は聴き逃せない!
しかもデュエット相手が斉藤さんなのがまたなんともwww


その他にも田中真弓、宮野真守もおいしい役どころで登場
物語の鍵を握る引退した伝説の歌手、ナナ・ヌードルマン役として大地真央を起用するのはニクい


ちなみに『ペット』でもやってくれましたが水樹奈々、柿原徹也、村瀬歩、木村昴、佐倉綾音がネタ的に一瞬出てくる(ホントどうでもいい役w)ので探してみてほしいです


あと藤原文太こと石塚運昇さんが息子にドラテクを指南してるのも狙ってやってるとしか思えないw


『モアナ』の場合、いつものディズニーらしさを残しつつ意外性のある物語で中盤以降引っ張っていったのに対し、今作は純粋な意味で【可愛いキャラが!豪華なキャストで!!楽しい歌を歌う!!!元気の出る映画!!!!】というところに重きを置いていることを評価したいと思います


音楽映画って先にも言った通りもはや新鮮味に欠けるジャンルではありますが、“これぞ王道”と呼べる映画が毎年一本ぐらいあってもいい
そう感じさせてくれるパワフルな作品でした

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なにこの歌唱力の素晴らしさ!!まるでコンサートを見に来たみたい!!

☆映画館の吹き替え版にて見ました☆

〜あらすじ〜
動物たちの住む街を舞台した昔は栄えてた劇場を再建するため、オーナーのコアラが奮闘する物語

コアラのバスター・ムーンは自分が持つ劇場にすっかり客が減り没落していた
しかし心から劇場を愛するバスターは、劇場を守るため、世界最高の歌唱コンテストを開催し最後のチャンスに賭けようと決意する
さまざまな事情を抱える動物たちが、歌に夢をかけて活躍するミュージカル・コメディ。



CMで見て、歌がよかったから

外国の歌聞けるし?楽しそうだし?よし見よう!
と、映画館へ
しかし、そんな軽い気持ちで見た「SING!」は
ただの、ミュージカル映画ではありませんでした…!

ネタバレレビューを読むこの歌の上手さ!絵の使い方!もちろん内容も!
笑いあり涙あり歌あり!の最高の映画だと思います!
歌の余韻も…!

まだ見てないよーって人は見ることをオススメしますよ♪
私は今回日本語版を見たわけですが、英語版もぜひぜひ見てみたいなと思いました♪

そして!!なんとなんと!
続編!
がやるんです!!!!(日にちは未定)
映画の最後に発表されてとっても驚きましたが、ぜひまた映画を見て、そして出来たらまたレビューに書いて出したいなと思いました♪

5/12のMステにも出てるんですよ…|*゚ω゚)ノ"
何度も歌が聞きたくなる♪そんなオススメ映画です♪

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

60.3 5 海外アニメランキング5位
この会社に好きな人がいます(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (24)
122人が棚に入れました
お菓子メーカーに勤めるアラサー男子・立石には、誰にも言えない秘密があった。それは昨日できたばかりの、かわいい恋人の存在。なぜって相手は同じ会社で働く同期女子・三ツ谷だから——! 「俺たち付き合わない?……内緒で」意外とみんなしてるらしい、秘密厳守の社内恋愛観測バラエティー!

68.7 6 海外アニメランキング6位
怪奇ゾーン グラビティフォールズ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (19)
69人が棚に入れました
ディッパーとメイベルのパインズ兄姉は、夏休みの間だけ、オレゴン州のグラビティフォールズに住む大叔父さんのスタンのもとで暮らすことになった。

しかし、スタンは観光客相手に詐欺を働いており、その上2人が宿泊することになるスタンの家"MYSTERY SHACK"では、奇怪な事件がほぼ毎日発生するのであった。

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ブラックユーモア×ディズニーのコラボ 新ジャンルの開拓

個人的には好きな作品(なので、今回参考にならないかもしれませんw)

あらすじ
12歳の双子の兄妹ディッパーとメイベルは、グラビティフォールズという謎の多い町に住む観光客相手に詐欺を働いているスタン叔父さんと夏の間過ごすことになり、仕事を手伝ったりするようになる。
そんな中、「指が6本ある3の数字が描いてある奇妙な本」を拾ってしまう。
そこに記された超常現象やモンスターに好奇心をくすぐられ事件に巻き込まれたりするミステリーアドベンチャーコメディ

フィニアスとファーブやアメリカンアニメやディズニー好きならハマるかもしれない。
作画はアメリカ特有のキャラデザや絵のスタイルだけど慣れてしまえば楽しめる。
ブラックジョークが効いていて、「ホントにこれ、ディズニーなんですか?こんなことして良いんですか・・」と心配して聞きたくなるようなジョークもある。
伏線の貼り方が上手く、後になって「前にこんな伏線があったんだ!」と驚いた。子供にはアドベンチャーコメディ。大人には小さい頃の懐かしい夏の出来事を思い出しながら観れるブラックユーモアと少し奇妙でシンプルな心温まるストーリーに映るかもしれない。
大体前半は一話完結だけど、若干繋がってる。クライマックスは壮大に話が繋がってるので一気観推薦。

一話30分枠のシーズン2で40話ほど。海外ではクライマックスが相当盛り上がったらしい(いいなぁ・・!)
最終回も伏線は全てではないけれどだいぶ回収された爽やかなラストだった。
製作者がFOXに行ったらしく、続編は有りそうで無い模様だけど大きくなったディッパーとメイベルが見たい。というか、会いたい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

平尾町愛好会 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

本当にハマったカートューン(アメリカン)アニメでした‼︎笑いとスリル、そして感動をありがとうございました‼︎

とにかくとても面白いです‼︎(ですが、ディズニー作品とは思えない位に内容はかなりブラックユーモア色が強いですが…。ですが感動出来るシーンや意外な展開・バックボーンも沢山観られて、かなり造り込んだ、一度観たらクセになる位に面白く、とても見逃せないアニメです‼︎本当にオススメです‼︎)日本でもはやく新作(北米版でいうとシーズン2の中盤あたりのエピソード)が観たいです‼︎
2016年6月21日レビュー追加:最終回、観ました‼︎お世辞抜きで、本当に感動して、見終わった時、思わず涙しました…‼︎グラビティフォールズと言うとても素晴らしいアニメを世に出した、スタッフ・キャストの皆様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです‼︎本当に笑いとスリル、そして感動をありがとうございました‼︎グラビティフォールズに関わった全ての皆様の更なる飛躍を強く願っております‼︎

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

たぼろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

え、これ本当にディズニーなのか…!?

◯一言で表すと?

 『良い意味で』ディズニーとは思えない
 ストーリー展開の凄みがある。


◯このアニメの魅力は…

 展開は、SCPのような異常現象を相手に、双子の子供が
 周囲を巻き込みつつ、『なんとかするアニメ』です。
 面白い…というのは、どんな作品でも同じですよね。

 この作品の突出した魅了は、
 「ほぼ全ての伏線を、必ず回収して物語が進んでいく」という点です。
 
 なんとなくあのシーンに写り込んでいた"アレ"が後々重要な役割になっていたり、
 ちょっとした下らない言動が、後で重要な展開の引き金になっていたり…と
 誰もが予想しなかったものが、2周目に見返してやっと気づくものまであります。

 もちろん、ギャグ路線もかなりお気に入りです。
 OP曲だって、かなり気に入ってます。

◯お気に入りキャラクターについて

 どのキャラクターにも個性があり、最初から最後まで、個性がキープされてます。
 私は、そのなかでもスタン大おじさんが好きですね。

 最初はただの悪役堅物オヤジにしか見えない大おじさんですが、
 物語が進んでいくと共に
 バカで、客を騙すほどお金に目がなくて、自分勝手で…
 でも実は誰よりも寂しがり屋で、やさしくて、家族思いで…
 そんな大おじさんが作品では大好きです。

◯最後にひとこと

 海外初のアニメですが、日本語化がうまく出来ており、見入る程面白いアニメです。
 「カートゥーンアニメはちょっと…」という方!
 私もそうでしたが、このアニメを見れば「ちょっとナメてたな…」となりますよ!!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

71.2 7 海外アニメランキング7位
くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(アニメ映画)

2015年8月15日
★★★★★ 4.3 (14)
56人が棚に入れました
アーネストおじさんは、大きくて無愛想なクマ。腹ぺこでゴミ箱をあさり、最初に見つけたものを口に詰めこもうとしたそのとき、金切り声があがった。「わたしを食べないで!」。飲み込まれようとしていたのは、小さなネズミのセレスティーヌ。「わたしを食べなければ、かわりにあなたがこの世で一番欲しいものをあげるわ」。こうしてセレスティーヌは一命をとりとめた。この奇妙な出会いから、クマの世界とネズミ世界のどちらにもない、ふしぎであたたかい友情が花開く。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【全世界、全アニメ映画のトップクラスと讃えることの出来るまさに】“奇跡の1本”【そしてケモナー異種族歳の差最高!!!】

まずとにかく言いたいのはこの映画が観れる環境にいる方、そしてもしケモナーとかが苦手でなければ、まず是非に観ていただきたい!
とにかくこの世の全てのアニメ映画の中でも「最高」と呼ぶに相応しい傑作です!
『ベルヴィルランデブー』とかソ連版『雪の女王』を初めて観た時の衝撃に近かった;
ここ数年の海外アニメ映画としては間違いなく【世界一】です!


原作はベルギーのガブリエル・バンサンの代表作である『くまのアーネスト』シリーズという絵本です
原作者は2000年に永眠されておりますが、このシリーズ自体は20年も続いた作品のため、図書館や学校で読んだことがあるという方もいらっしゃるかと思います


キャラクターは擬人化されたクマとネズミ
天敵同士相容れない二種族はそれぞれ別々の社会を築いていましたが、クマを恐れないネズミの少女セレスティーヌとクマのアーネストおじさんはなぜかとても仲良し
そんな二人のカップルのほのぼのとした生活を綴った絵本シリーズです


さて事は2012年、なんとこのシリーズの前日譚と呼べるオリジナルストーリーがフランスでアニメ映画として制作されました
如何にしてアーネストおじさんとセレスティーヌは出会ったのか?
その様子がこの映画で紐解かれるのです


原作はピーターラビットとか鳥獣戯画みたいなデッサン調の写実的で繊細な絵柄でしたが、フランス制作ということでキャラデザはバンドデシネ調に大きく改変されました
大きな白目は表情を豊かに表現し、柔らかいアウトラインと頭でっかちな体躯は可愛らしい感じにまとまり、水彩画タッチの色彩や背景はそのまま原作から継承され完璧に再現されました


この美麗な絵が動くというだけでも十分素晴らしいのですが、まあとにかくよく動くこと動くこと;
古き良き時代のディズニーを彷彿とさせ、表情、芝居、アクション、エフェクト、どれをとってもこれぞまさに「ネ申作画」と呼ぶに相応しい
一体どれだけの労力をつぎ込めばこんな画面が出来るのか・・・思わず溜め息が漏れます


そして地上でレンガの家や石畳の道路を建てて生活するクマ達と、地下で産業革命間近の時代を思わせる高度社会を築くネズミ達
この二つの世界観描写をたっぷりと観せてくれるカットも童心を取り戻しwktkさせてくれる瞬間


しかしそんな偉大な傑作が日本未公開のまま3年も経っていたのです
そして時は過ぎ2015年8月
一体何が起こったのか、急遽日本語吹き替え版が制作され満を持しての初公開と相成ったわけなんです
またこの吹き替え版がキャストも演技も大変素晴らしい
フランス映画らしい小気味良いジョークがガンガン飛んだり、大量のモブが一斉に喋り出すカットが多々ある本作を100%楽しむためには、この吹き替えというのが重要な要素でした
なによりセレスティーヌがホント可愛いんだ
ホント、本編通して終始笑っていられますよ
(あ、でもクライマックスでは自然と涙が・・・)


さて、今作は普通に子供と一緒に観られる作品です
で・す・が!
何をけみかけそんなに興奮してるんだと言うと、もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、これケモナーものでありながら【異種族愛】と【歳の差恋愛】も同時に描いてるんですね
浮浪者同然の駄目おじさんアーネスト、賢く無垢な少女セレスティーヌ
デッカイおじさん×ちっこい幼女・・・(ゴクリ
この二人のカップリングって凄まじい“萌え要素”の塊じゃないですか!?


しかも今回のオリジナルストーリーでは二人は各々の世界で敵と親密になったと言うことでアウトロー扱いされてしまいます
はぐれ者同士、肩身狭き者同士、、そこに生まれるロマンス、、、、いやそんな小難しいものでなく、言うなれば【純愛】か
はぁ、、、凄くトキメキます
それもしんみりってよりか笑顔で暖かく見守っていきたい感じ
心が洗われるようだw
もうホント最高中の最高ですねb


一見するとキャラデザやオリジナルストーリーで原作を突き放しているようなこの映画ですが、最後にちゃんと原作にリンクするところがもう感無量
なに一つとして文句の付けようがありませんw
良いか悪いかを遥か通り越して、というか“観ないと損”な1本です
機会があれば是非チェックしていただきたいところ!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

絵本がそのまま動き出したみたい

柔らかなタッチの絵にポロロンと響くメロディが心地良いです。
観終わった後、ほんわかした気持ちになりました。

くまのアーネストはガサツなマダオであった分セレスティーヌの可愛さ素直さが際立ちましたね。

犯罪が許されるという展開にはちょっと綺麗過ぎるかなと疑問に思ったのですが、笑えるシーンもあって、終わる頃にはかなり、引き込まれてしまいました。
これは是非もう一度みたいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

ほねっこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

水彩画タッチのキャラクターがとっても愛らしい!フランス発の温かいアニメーション

ついに日本公開!という情報を仕入れさっそく見てみたのですが・・・

温かみのある絵!素晴らしい劇伴!コミカルで生き生きとした演技!可愛すぎるセレスティーヌ!何もかもが最高でした!このアニメすごいよ!!

水彩画タッチのキャラクターと背景美術がとても温かみのある雰囲気を出していて、まるで子供の頃に戻って絵本を読んでいるかのような気分にさせてくれます。
それでいて、この水彩画タッチのキャラクターが表情豊かに生き生きと動くんですから、見ているだけでもワクワクが止まらんです!

子供向けの作品ではありますが、大人のアニメファンにとっても見どころ満載の最高のアニメーションでした。。
素晴らしい作品をありがとう!

【追記】
個人的には吹き替えで見たほうが良いかなあと思います。
字幕を追う必要がなく自然と作品世界に入れますし、何より吹き替えをなさった声優さんの演技も良いですから!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4
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