悪の組織で友情なおすすめアニメランキング 11

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早速見ていきましょう!

72.3 1 悪の組織で友情なアニメランキング1位
STAR DRIVER輝きのタクト-スタードライバー(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (939)
5130人が棚に入れました
日本南方に浮かぶ島・南十字島。ある夜、島の海辺にツナシ・タクトという少年が流れ着く。本土から身一つで泳いできたタクトは島の学校・南十字学園高等部へ入学し、その明るく前向きな性格で、アゲマキ・ワコやシンドウ・スガタら学園の生徒たちと交流を深めていく。だが学園の地下には、「サイバディ」と呼ばれる人型の巨大な像が多数眠っており、生徒たちはそれぞれサイバディにまつわる秘密を抱えていた。そしてそれは、タクト自身も例外ではなく…。
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

σ(o・ω・o)のスタドラ愛は本物のようです。(さらにさらに追記あり)

【はじめに】
 一部で評価が突出して高いものの、
 全体的に見れば「ネタアニメ」的に認知されているのかな?。
 かく言う自分も、はじめてこの作品に触れた時は
 「何だコレは!?wwww」的に軽く見ていましたが、
 見れば見るほど惹きこまれてさらに見たくなる・・という謎の中毒性。。
 結論としては自分がアニメに求めているものが
 ほぼすべて詰まった素晴らしい作品だったことに最近気付いてきました。
 ということで、気合を入れてレビュー全書き直しです^^。


【ジャンル】
 まず最初に、このアニメのジャンルは何だろう?って考えてみましたが
 「学園もの」
 コレが自分的には一番しっくりきます。自分が一番好きなジャンルかもです。
 えっ?ロボットものなんじゃないの?って未見の方は思うかもしれませんが、
 ロボットはおまけ要素だと思います。
 なんというか、ロボットというよりは
 そのキャラの現実世界の延長線上にあるものが具現化されたもの?
 ・・みたいな感じのものだと自分は思っています。

 こういった代替のものを使って表現されているものとしては
 演劇部による演劇や、某キャラが語り聞かせる物語、もそうですね。
 物語の核心を”別のカタチ”をとって抽象的に示唆しているのかな?。
 謎めいた表現っぽく感じられて、好奇心そそられますね。


【印象的な言葉】
 あとこの作品には忘れようとしても忘れられない「印象的な言葉」が多々あります!。
 全部は書ききれないし、ネタバレにもなってしまうので、いくつかだけ紹介します。
①「銀河美少年」
 美少年なんて言葉を聞いたのはパタリロ以来ですw。それに「銀河」をくっつけるなんてw。
②「アプリボワゼ」
 ずっと造語だと思っていたのですが、ちゃんと意味があったのですね!。
 『星の王子様』という本を読めばわかるそうです(自分は未読ですがいつか読みたい)。
   ネタバレレビューを読む
  他にも解釈はたくさんあるのでしょうが、とても美しい言葉の響きだと思います。
③「やりたいこととやるべきことがネタバレレビューを読む
 これ、すごくグッときた言葉ですっ。σ(o・ω・o)がタクト君を好きな理由の1つでもあります。
④「何が○○○○○だ、○○○○○○」
 すごくツボに入った言葉でした。いろんな捉え方のできる素晴らしいセリフだと思います。


【登場キャラ+声優さん】
 自分がアニメ作品を好きになれるかどうかの1つ目安として、
 ”どれだけ好きなキャラがいるか?”というのをいつも考えるのですが、
 本作でもほぼ全員好きになってしまいました。
 本作は”かなり登場人物が多い作品”と言っていいんじゃないかな?。
 ・・正直、細かいところは今でも全部覚えきれてない部分もありますが(名前や担当声優さんとか)。
 特筆すべきは「どのキャラもすごくキャラが立っているのに全くイヤミがない!」というところです!。

 全員は書ききれない(全員書きたいが)ので、自分が特に惹かれたキャラを数人だけ紹介します。
①主人公
 このキャラに出会ってはじめて声優の宮野さんのことを知り、どちらも好きになりました。
 主人公のことは、とにかく本編をみて感じ取ってください^^。
 宮野さんって演じるキャラの年齢や性格とかをホントに上手く意識して演じられてると思います。
 あと、ファンや視聴者に対するサービス精神が群を抜いて素晴らしいと思いました!!。
②おとな銀行頭取
 物語全体の中で、すごく重要な位置にいるキャラだと思います。
③保健の先生
 完全におバカなネタキャラですよね。でもそこがいい!^^。


【挿入歌、OP/ED曲】
①サカナちゃんの歌
 四方の巫女の歌はどれも素晴らしく、一般的なキャラソンの枠にはとても納まりきりません!。
 中でも気多の巫女(戸松遥さん)の歌「モノクローム」は最高ですね♪。
 吸込まれるように神秘的な歌声だと思います。
 この曲のおかげ(せい)で本作を好きになったともいえます!!。
 また、サカナちゃんの語りに耳を傾けるヘッドの姿も印象的でした。
①1クール目のED曲
 同立の1位で、9nine「Cross Over」がハズせません。
 何気なくEDに流れてくる主人公3人の仕草とこの歌声、歌詞。
 気付くと、この曲のせい(おかげ)で本作を好きになっていました。


【演出・その他】
・全体的にテンポがよくて、キャラの描写が明るい(性格的に)。
 適度なデフォルメ描写、言葉選びや、間のとり方等も絶妙です^^。
・”お色気の表現”がお洒落で素晴らしい!!。
 BGMだったり、声優さんの熱演だったり、シチェーションの妙だったり、間接的な映像だったり・・
 ワコの妄想だったり^^、
 想像をかきたてることで、よりいっそう臨場感を高めていますよね。


【背景の描写】
 背景の描写、素晴らしいですね。
 星空に流れ星が流れるところなんて、ワクワクさせられてしまいます。^ヾヾ☆ヾ
 他にも海面の水のゆらぎ、夕日に照らされる木々やその他もろもろ。
 舞台が南の島でホントによかったです!。
 そういえばつい最近、田舎の描写が素晴らしい某アニメ作品がありましたよね。
 それに通じるものがあるんじゃないかな?って自分は思ってるのん。
 後の”本作の劇場版”で都会が背景になったのを見た時、正直自分にとっては魅力が激減しました><。
 やっぱ南の島でこそ見れる自然あふれる風景、
 澄んだ空気でなければ決して見ることができない、目を奪われるほど美しい星空(ゼロ時間の星空にも通じてると思う)。
 これは本作の大きな特徴の1つだと思っています。


【ヘッドの描く絵】
 寮に飾られているあの絵、素敵だなあ。描いてる人の感情まで映し込まれている気がします。
 うちの部屋にも飾りたいなあ。


【結論】
 気合入れて全文書き直したのに、ぜんぜんまったく書ききれていませんっ><。
 とにかく書ききれないほど、この作品はいろんな輝きに満ち溢れています!。
 1度見ただけではなかなか見えてこなかったり、
 時間が経って改めて見ると全く違う見え方をしたりする作品だと思います。
 とにかく現時点での”自分のお気に入り”、”人へのオススメ”
 ともにNo.1の作品なのです☆。

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※懲りずに早くも追記。。

【全25話】
 「イタいw」「馬鹿馬鹿しいw」「くだらないw」「どうかしてるw」「ネタアニメ」
 いろいろ評される本作ですが、どの言葉も実際その通りなんですよねww。
 でもほんのちょっと角度を変えたら、それがすごく魅力的に映る”稀な作品”なのだと思います。
 間違いなく”人を選ぶ作品”ですが、でもやっぱり多くの人にこの作品の良さを知ってもらいたいです^^。

 自分にとっては他作では替わりのできない”かけがえのない傑作”だと思っています。
 1話から25話まで全話が素晴らしい出来で、それぞれに意味がありつながっています。
 (・・あ、劇場版はなかったことにしてる自分です)。


【キャラへの思い入れ追記】
 タクトくんの幼馴染2人、これは欠かせません><。あの話が一番好きかもです。


【結末】
 ワコのモノローグで締めくくられる本作ですが、自分にとっては最高のエンディングでした!!。
 ネタバレレビューを読む


【タクトくんの第一フェーズ】
 ワコのモノローグで語られます。これはぜひぜひ実際に本編見てから聞いてほしいですね(∩.∩)。

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※またまた追記><。

【魅力】
やっぱり最高の作品です!。何周でも観られます。というか見る度に理解が深まって愛着が倍増します。
登場キャラそれぞれの人間性がとても魅力的なんです。
「秘めた想い」「ふと見せる表情」「負けを認められる潔さ」「秘めた優しさ」etc,
ぜひぜひ、作品を見て感じてほしいです。


【3人という関係】
主人公組はもちろんですが、他にもいろんな組み合わせの”3人という関係”が物語の中に多々出てきます。
同じ3人でも、その関係のカタチはいろいろさまざまでその対比がとても面白い(興味深い)です。


【デザインや色使い】
キャラデザインは自分にとっては満点です!。感情の微妙な変化まで、すごく巧みに表現しています。
色はありとあらゆる色彩すべて使ってるんじゃないかな?。
でもそれぞれの色が主張しすぎず見事にやさしく調和しています。
野球エピソードの色使いが特によかった。


【やっぱりキャラが好き^^】
(スガタ)優しく見守る笑顔が最高です。
(演劇部部長)7話でタクトに言った言葉が強く強く印象に残ってます。
(ヘッド)憎めない人だし、やっぱり魅力あふれる人だなあ。
     マスクの三角目と口元だけ見てるとシャアに見えてくるww。
(リョウスケさん)若い時のエピソードにグッときました。
(マリノ )呪文のセリフと、野球のシーンがお気に入り。
(ケイト)カラオケシーンは誰もが魅了されましたよね^^。
     あと、野球のシーンも超お気に入りです♪。
(ベニオ)超絶好きなキャラのうちの1人です。主役回が特によかった。
(ホンダ・ジョージ)12話、最高に((o・д・)bグッジョブ♪。
          顔アップのデフォルメ目が最高でしたっ。
(サカナちゃん)天使です^^。
(ハナ)実はかなり好きなキャラです!。声もいい演技だったと思います。
(ナツオ)タクトの○○ですよね。笑顔とあのセリフが最高でした。

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※またまたまた追記。。

【五十嵐さんx榎戸さん対談記事読んで】
対談形式で、作品に込められたテーマが語られていて、
あそこのこれはこういうことでって、ちょっとだけ明かしてくれてとても感動しました。
「タクトは1度、○○している」
なるほどー、たしかにたしかに^^。これすっごく大事なポイントですよね。
「この物語は主人公が○○○○○○に○○○○○○○○○もらうまでの物語」
って語ってたことに、なるほどー、そうそうそう^^。って感激。

【何周も見てさらに追記】
もう何周も見てるんですが、ホント1話1話、最初の1コマから最後の1コマまで、
ちょっと目を離したら見落としてしまいそうなところに
フッと各キャラの心情描写が描かれていたりして、
後で繰り返し見る事でそれらの理由が徐々に理解できて、それらがつながって、
その想いの強さだったり深い心情に、すごくすごく満足感が満たされるんです!!。

なんというか、1つの長編映画を見てるような気分にさせてくれる作品だなあ。
やはり現時点で自分の中で「最高傑作な作品」なのです^^。

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※またまたまたまた追記。。

★最も好きな回は?
はい。正直いって全部です!。全部の回が1位といってもいい。順番なんて意味がありません!!。
しかし、その中でも特に!というのをあげてみます。
①第16話「タクトの○○○」:
 幼なじみとのエピソードが描かれるこの回が一番好きかもです。
①第22話「神話前夜」:
 素晴らしいタイトル^^。物語の核心に触れるエピソードでしたね。
①第19話「3人の日曜日」:
 タクトとスガタの優しさがあふれ出てる回。2人がいかにワコのことを大切に想っているか、またワコがどれだけ2人のことを想っているかがにじみ出ています。
①第8話「いつだって流星のように」:
タクトとスガタのぶつかり合いですね。最後のゼロ時間の雲が○○○演出は2人の心を同時にあらわしていて、ほんとうに素晴らしかった!。
①第21話「リビドーなお年頃」:
 最期のワンシーンでワタナベカナコがシモーヌに言った言葉が最高にシビれます!。かっこいい!!。
 σ(o・ω・o)もそういう本当に強い人間になれたらなって思いました。
①第12話「ガラス越しのキス」:
 最期のシーンでワタナベカナコがポロッと自分自身に言い聞かせる言葉が、もうたまりませんでした!。これは反則レベルでキュンときました^^。


★タクトと宮野さん
レビューを追記すれば追記するほど、再視聴を繰り返せば繰り返すほど、
タクト役が宮野さんで本当によかったと思ってしまいます。
・・というか宮野さんじゃなかったらこんなに本作を好きになることはなかっただろうし、
繰り返しみることもできないでしょう(何度も見ると飽きてしまって)。
何回もみてストーリー展開わかってるハズなのに、
何度見ても(さすがに連続周回は飽きるので、1周したらしばらく時間おいて)
新たな新鮮な気持ちで何かしらの驚きと喜びを感じてしまうのです。
他作品でも「変態役をやらせたら右にでる者はいない!」という意見をよくみかけますよね。
実際σ(o・ω・o)も以前からそう思ってたし、それはそれでいつもほんと期待してるし楽しませてもらってます。
しかし!、自分が思う宮野さんの神髄は、なんといっても「ポジティブな精神」を
キャラに吹き込むことだと思うのです。そして、それはまさにタクト君の第一フェーズに通じる
ものがどこかあると思います。
あ、そうか!。宮野さんはタクト君と同じ第一フェーズをきっと持ってるんだと思います!。
いまこうやって書いてて初めて納得しました^^。


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※さらにさらに追記。

8か月ぶりのレビュー追記です^^。
・・よく8か月も追記せずに我慢できたなと自分をほめてあげたいくらいw。

・・何回も再視聴していますが
「飽きてしまわないか??」という以前からのσ(o・ω・o)自身の心配をも跳ね返して
毎回毎回そのクオリティーの高さに酔いしれてしまうんです・・。

このサイトではあまりレビューが上がってこないですよね・・(寂)。

そりゃあ、放送当時はかなり話題になってましたが
それももう何年も前の話だし
最近アニメを観始めた方にとっては
まず知る機会もそんなにない作品なのかな??って
少し勿体ない気がしてしまいます。

あと、”本作が誤解されやすい要素”として

「よくあるハーレム作品じゃないの?」

ってのが危惧されるのですが
自分にとってはまったくそれはあてはまりません!!。

・・だって”魅力ある人物”に多くの異性が惹かれてしまうのは
ごくごく当然のことであるし
本作はそういった”主人公の魅力”がしっかり描かれ演技された作品であることを
納得させられてしまったからです!!。

主人公以外の全ての登場人物も
それぞれに”それぞれの輝き”(それぞれの銀河の綺羅星)
を見せてくれる他にはなかなか見られない素晴らしい作品ですので
何かの機会があればぜひ試しに観てみてほしい作品なのであります。

自分にとっては本作が”何より人に薦めたい作品”なのです!!!。

追伸:最近SHIROBAKOの影響を受けて本作の原画集を購入しました!。

改めて本作を作り上げてくださった全てのスタッフ様、アニメーター様、その他もろもろの方々に

感謝感謝なのですペコリ(o_ _)o))。


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放送開始、祝10周年!・・とかで何かお祝いみたいなのないかな~?と思っていましたが
まさかの緊急事態宣言が発令される現在の情勢・・。

こんな厳しい現実の中ですが
自分は本作をまたまた再視聴し、結果、たくさんの元気と喜びと勇気をいただきました!。


さすがにもう飽きて観れないんじゃないか・・と毎回おそるおそる再視聴開始するのですが
不思議なことに、観れば観るほどさらに好きにさせられてしまいます!。いまだに発見も^^。
そしてまた追記したくなってしまいましたw。


実は数か月前にTVを買い換えました。4K対応でそこそこの画面サイズです。
ということで、今回は今までの視聴よりも大きいサイズ・高精細な画面での視聴でした。
所有BD BOXのフルハイビジョンの映像が最大限発揮されていて
画面から伝わる構図や動き・発色の素晴らしさ等が何倍にも倍増しまくりました!!。

自分は画質至上主義ではありませんが
できればやはり本作は大画面・高解像度で観てもらったほうが
より伝わるものが大きいと確信しました^^。


本作の絵の構図、ホント素晴らしいです!。

あと、手書きとCGも絶妙にいいとこどりで融合してると感じます♪。
キャラクターはしっかり手書きで
でも水面のゆらぎやゼロ時間に入る直前のシーンなど、目を奪われます^^。

あと、やっぱ夕日の輝きの美しさと輝きの強さ・やさしさです!!。


ストーリーの状況や謎のほのめかしも
キャラ同士の自然な会話で見事に成立させている。


ワンパターンとよく評される序盤の戦闘シーンも
実は毎回バリエーション違いの工夫がすごいですよね!
戦闘から帰ってきたドライバーに対するかけあいも最高!。


あと、次回予告のバリエーション工夫!!!。
これはエウレカセブンTV版でも感心した工夫でしたが
いろんなキャラを巧みに組み合わせて、感情芝居もしっかりつけている!。


あと、単純なパクりではなく、本気の素晴らしきオマージュリスペクトの数々!!。
本作の完全な一部として機能し、原作とはまた違った次元で昇華させている!!!。

わかりやすい例)
 ・ジョジョ  スタープラチナVSザ・ワールドのラストシーン
        ノトーリアスBIGほか
 ・ガンダム  シャアの名セリフ(○せてもらおうか(以下略))ほか
 ・Zガンダム  カミーユの名セリフ(○○○にはわからないよ)ほか
・マクロス  ブリタイの名セリフ(我々にも失われた○○が(以下略))ほか
        最終話のあの爆発シーン
        あのキスシーンでも一条君と○のシーン思い出すw
        喫茶店での夕日バックは一条君と○のシーン思い出す^^
 ・エヴァ   同一声優さんの名セリフ(○ってのはいいねえ(以下略))ほか


音楽・音に関してもこだわりがハンパないですよね!。
例のあの目覚まし時計の音が使われる場面の対(複数場面)。
水滴が一滴落ちるシーンの対(複数場面)。
BGMの音の差し引きが素晴らしい。無音込みで。


セリフも似たセリフを
影響された別キャラが違うシチュエーションで使う破壊力!!。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 59

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君の銀河は もう輝いている☆彡

2010年10月3日-2011年4月3日TV放送されたアニメ。全25話。
2010年9月3日 - 2011年12月2日全3巻全25話コミカライズや
2013年2月9日公開の「スタードライバー THE MOVIE」もある。
日曜夕方5時枠。大丈夫か?という内容のぶっとびアニメ☆

デザも含め可也濃いキャラが多数というより・・メインの
3人のうちの"主人公以外の2人だけが普通"っぽいキャラ。
その二人の空気の様な存在以外は濃い・・諄い・・痛い。
ところが何故が憎めない・・何ともいえない雰囲気の作風。

このアニメをどういう角度で見るか・・自由度は高い?!
ある程度アニメを見飽きる程視た人には嘲笑える内容?!
アニメにハマり始めた人にはインパクトある驚愕の作風?
真面目な人にはドン引きで「はぁ~??」ってかんじかな?

因みに・・可也色々なものがごちゃ混ぜで突っ込みどころ
が多いのは有名。新旧色々・・恐ろしいほど露骨なものも。

初出でキスした本来のヒロインが超影が薄々なのも・・w
劇中歌もどう判断すれば良いのか不明だけどこのアニメに
なら合ってるんだろうなwOP/EDほかもwBGMの曲も使い方も
結構好きだ・・凄くノリが良い☆スペースオペラも真青!
戦闘の作画は結構良い感じ。メカ系のギミックとか好み☆

キャラデザもメカデザもどっかで視たことあるけど最近に
しては少し個性があって面白い感じ。

下手に歌と戦闘との融合とか謳うアニメよりバランス良く
徹底したお馬鹿演出は下手なギャグやラブコメより笑える。

仮面だけで全てを伏せるとか思い出したw超個性的な色や
髪型をスルーするスキルは美少女アニメのキャラ判断材料?
隠す気無いだろwとか突っ込んだら負けの潔いアニメ☆彡


あらすじ。
快活な少年"ツナシ・タクト"は「青春を謳歌する」ため、本土
から日本列島の南に位置する"南十字島"の南十字学園高等部
に入学する為に島を訪れる。

どの位快活かというと・・フェリーに乗り遅れ・・無謀にも
泳いで島を渡ろうする程・・そしてあえなく力尽き南十字島
の海岸に漂着し海岸に倒れていたところを、島の住人である
シンドウ・スガタとその許嫁のアゲマキ・ワコに救助される
程に前のめり?前向きな性格。

その後、2人とは直ぐに友人となり、南十字学園高等部入学
初日もその明るく前向きな性格から、学園の面々ともすぐに
馴染み、学園生活は順調にスタートしたが・・・

この島にはある秘密があった。そして立入禁止の廃坑が・・

入学初日の夜、タクトは出入禁止と注意されてた廃坑跡へ
好奇心から潜入を試みるが・・そここそはサイバディが安置
されている地下遺跡への入口・・偶然にも巫女の1人である
ワコを拉致した綺羅星十字団のメンバーと鉢合わせ、タクト
も捕まってしまう・・・「イッツァ・ペーンチ…!」タクトは
未曾有の危機を乗り越えられるのか?

タクトは輝く「青春を謳歌する」事ができるのか?!

「アプリボワゼ!!」

「颯爽登場!銀河美少年、タウバーン!!」



多忙の為中盤以降視ていないが・・非常に癖になるアニメ。
此処のレビューを書くのに是非視ておきたいその結末・・

宮野真守さんと福山潤さんだけでお腹いっぱいだww
石田さんまでいるしw

1話目から再視聴したら序盤から綺羅☆全開で思い出し笑い
状態から抜けられないwww内容関係なく笑っちゃうしww

さぁ!祭りの時間だ!!wwwwww声優祭り凄すぎwww

2話目で演劇部のメンバーより存在感が薄いヒロインに涙。
それにしても・・絵がなくても台詞だけで吹くレベルww
こうゆうの絶対声優とかノリノリでやってそうで・・真顔
だとしても超笑えるけどw

5話とか悶絶☆真性だw1回目の視聴時は結構色物として視て
たので、派手なバカ演出の方に気を取られてたけど、案外と
物語自体も笑える事に改めて気付かされるw

バニシングエージ☆あのバーのシーンは大好物だ!キラ☆彡
音楽と何時もの面子が結構ツボ♪何ともいえない哀愁が♪

2クール目も意外と素直・・ラスボスは空気のままだし・・
この物語の傾向として捏ねくり返す気は無いのかも??

何処までも濃いキャラが多くビーチバレーで必死に燃える
巫女の一人は結局燃え損・・此処までは視ていた・・

展開は纏めで速く濃い感じだけど・・見慣れたというか・・
落ち着いてきて普通に感じるというか・・そろそろ何か・・
大きな笑・・大きな衝撃がほしいが・・水着の次は浴衣☆

18話此処から先は1回目の視聴は多忙のため視ていない・・
さて、転入生も追加され、此処に来て再度ケイトも絡む。

愈々ラスボスが覚醒める頃合いか? 綺羅星内部に色々な
動きや過去回想など・・20話まで真艫?な展開で・・逆に
色々考察してしまうけど・・少し期待外れ・・残念・・

23話。あれ?まさかのフェイント・・え?と思わせて・・
残り二話でどうするの?と思ったら確りラスボスが覚醒☆
このフェイントはちょっと意表を突かれた♪

残り二話も其の侭の鉄板の展開。

終わってみるとあっけない結末・・普通の物語として終焉。
総集編に新作カットを加えた劇場版があるが・・第二部を
期待させる内容なのかな・・一応視てみよう・・


企画から制作の段階で主人公に昇華した謎の美少年。
ツナシ・タクト    宮野真守

制作の段階で主人公から没落した名家の跡取り息子。
シンドウ・スガタ 福山潤/キング

スガタ専属の魅力向上員であり逆効果の萌えMOB。
スガタメ・タイガー  東山奈央
ヤマスガタ・ジャガー 牛田裕子

一般人だが演劇部部長だけあり・・主役級の少女。
エンドウ・サリナ   坂本真綾

存在自体がワコ以上に目立つキツネの様な動物。
副部長        田中冴樹
ワコの脇役仲間。時々ワコより目立ち控える少女。
マキナ・ルリ 加藤英美里

準主役級の筈が歌以外存在意義を失う薄幸の乙女達。
気多の巫女    戸松遥/サカナちゃん
アゲマキ・ワコ    早見沙織
ヨウ・ミズノ 日高里菜

校長。演劇部顧問
ウスイ・ケンゾウ 宝亀克寿

第2隊 バニシングエージ
ミヤビ・レイジ  石田彰 /ヘッド
カタシロ・リョウスケ 三木眞一郎/議長
ヨウ・マリノ  広橋涼  /マンティコール
ボウ・ツキヒコ  鈴村健一 /スティックスター
タクミ・タケオ  梶裕貴 / ソードスター
リョウ・ギンタ  木村良平 /キャメルスター

第3隊 ブーゲンビリア
ニチ・ケイト   小清水亜美 /イブローニュ
ヤノ・マミ 斎藤千和 /オンディーヌ

第4隊 おとな銀行
ワタナベ・カナコ  新名彩乃 /頭取
シモーヌ・アラゴン 竹達彩奈 /セレクタリー
ダイ・タカシ 赤羽根健治 /バンカー
アタリ・コウ 斎賀みつき /ニードルスター
ケイ・マドカ ゆかな /ウィンドウスター

第5隊 フィラメント
シナダ・ベニオ 千葉千恵巳 /スカーレットキス
ホンダ・ジョージ 高木俊 /レイジングブル
ゴウダ・テツヤ 杉山大 /スピードキッド

第6隊 科学ギルド
オカモト・ミドリ 桑島法子 /プロフェッサー・グリーン
シブヤ・ヒデキ 飛田展男 /プロフェッサー・シルバー

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

apprivoiser、あるいはapprivoisé

フリクリやトップをねらえ2やウテナなど好きだったので、それらを手掛けている榎戸洋司脚本の作品として視聴した。
作品としてのアクの強さとしてはそれら他作品に比べると薄いがこちらもやはりなかなか面白かった。キャラクターや展開に型に嵌まらない遊びがあり、隠喩的な表現を多用するところが榎戸作品に共通した好みなポイントだと思う。
個人的には特に8話までにたびたびあるキタの巫女の登場シーンが好きだった。キタの巫女の語る物語や、悲しげなメロディの歌とともに電気棺が駆動するあのモチーフの繰り返しが好きだった。類型した行為の反復と悲劇的なものとの取り合わせは宿命的な予感を起こし悲劇的アイロニーの効果をうまく生み出していた。

個人的につまらないと感じた点としては主人公であるタクトとワコについてのキャラクターが薄く他のキャラクターと比べ面白みの薄い点がある。
またラスボス的キャラクタの思想についてもありきたりの感は拭えなかった。
ネタバレレビューを読む

【apprivoiserとは何か】
作中で多用される「apprivoiser」という語についていろいろ調べてみた。この単語はフランス語の言葉で、「星の王子さま」で象徴的に用いられた語彙のようだ。「apprivoiser」は日本語でぴったりと訳すことの難しい語のようだが、英語で言えば「tame(テイム)」で大雑把に言えば「飼い慣らす」、「自分のものにする」というような意味を持ち、動物とかに対してよく使われる。シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」のフランスでのタイトルは「La Mégère apprivoisée」である。
apprivoiserは元を辿っていくとラテン語の「privatus」という語から派生しており、privateと同根だ。privateには「親密さ」を表すニュアンス(例えばプライベートな関係だ、と言うときのように)と「所有する」という権力関係のニュアンス(例えば私有地をprivate landと言うように)が共に感じられる言葉であるが、apprivoiserもそのようなところのある語のようだ。
「星の王子さま」において、この語は肯定的に用いられている。特に、「apprivoiserされる」ということの重要性が問われる。
王子と出会ったキツネは王子にapprivoiserされることを願う。このキツネは「大切なものは目に見えない」という有名な言葉を述べた重要人物だ。
王子はキツネとapprivoiserとはなんなのか問答する。apprivoiserとは、何かとつながりを作ること、紐で繋ぐこと、そしてそのつながりは、その者に対してかけた時間や労力によって生まれるのだということが語られる。キツネとの対話の中で王子は自分が星に残したバラにapprivoiserされていたことに気づく。自分がそのバラのために水をやり、風から守り、わがままを聞いたその時間と労力がバラを自分にとって大事なものにしたのだと気づく。apprivoiserされるとはだから受動的ではあるが能動的な行為なのだ。

このように自分を他人の所有物とみなすこと、誰かに尽くすことを肯定的に考えるのは、「僕は君のものだ=Je suis à toi」というような言葉を語ったり、パートナーにかしずくような恋愛をするフランス人らしい考えだと思う。フランス人にとっては「愛する」ということは「apprivoiserされる」ということ、つまり、手なづけられ、相手のものになり、相手のために尽くすことなのだ。

スガタのワコのための自己犠牲、ひがしの巫女のスガタへの献身、ルリの先輩に対するご飯作りや、タクトのワコへのプレゼント、「愛のために自らの身や労苦を相手に捧げる」ということはこの作品中で繰り返し描かれているモチーフである。
自分は過去には相手に隷属する行為は自らの責任を放棄することのように思えて嫌っていたのだが、本当に相手のことを思う、ということは人間関係を進める上ではどうもありきたりだが大事なことなのだとも思うときが最近は多く、その辺り見に摘まされる思いだった。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

78.5 2 悪の組織で友情なアニメランキング2位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (583)
3148人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ようやく見るに至る

再放送されていたのを見たことはあったが、追っていたわけではなく、話の内容はほとんど知らないも同然だった。
しかし、アマゾンプライムビデオにいつの間にかあったので、見ることができた。

何かと葛藤が多いし、割と人がばんばん死ぬんやなあ。思っていた以上にシリアス。潜水艦離脱からの中だるみしたのか無人島漂流。いつの間にかグランディス、サンソン、ハンソンが良い奴になってるし。キャラソン一挙放送みたいな謎回もあるし。ツッコミどころありすぎ。
さらに気づいたら、最終話に向けて一気にシリアス展開。僕の大好物である後日談も交えて、最終的にはしばらくロスに至る自分史に残る作品だと感じた。本当にずるいよ。庵野秀明。最後の脱出とか、あれだけで泣けてしまうよ。
ネタバレレビューを読む
褐色露出多めヒロインも当時も現在でも斬新でありですね。NHKも共同制作に入っているわりにはやりたい放題やっていたみたいね。なんにせよジャンとナディアがハッピーエンドを迎えられたのは良かった。

鷹森淑乃の声も良かったし、貞本義之のキャラクターたちみんな良かった。

人を殺すくらいなら殺されたほうがまし。とは言うけど、人殺しに自分だけで済むならまだしも、自分の大切な人が殺されても平気でいられるのだろうか?殺人は駄目なのは当たり前だけど、正当防衛というものがある。

23話には驚かされた。あれが例の嫉妬に狂った女エレクトラなのか!背筋がぞくぞくした。まじでとんでもないな。
ネタバレレビューを読む

ナディアが肉食を嫌う。科学、文明を嫌う。菜食主義って文明社会でないと達成できないよなあ。なのに、無人島に漂流したとき、自然と共に自分は生きていくだなんて矛盾を抱えている。食糧を盗むことでしか生活できないなら、自然と共生しているとはとても言えない。人間は自然の中では生活しきれないからこそ、文明を作りあげてきた。この便利さからは逃れられない。

子鹿を殺したことを責めるが、ライオンとかは子供を狙うじゃん。動物を殺すのは駄目でも植物は許されるのか?肉食動物が肉を食べることを知らないし、卵が動物の生まれる前の段階なのにそれは食べることができる。一見ヴィーガンのようだが、違う。そもそも僕はヴィーガンの思想自体理解しきれない。菜食主義でも肉を無理矢理食べると感動して菜食主義を辞めたくなるらしい。肉食には抗えない。人間も動物だからね。自分のポリシーとして貫くぶんには構わなくても、人に押し付けてはダメ。おいおい蚊は殺してもええんかーい!!過去のトラウマはそう拭えないもんだね。後日談でも断固として食べてないし。

ナディアは思春期特有かもしれないけれど、非常に面倒くさい。自分の過去を振り返ってもそう思う。なんでこんな面倒くさい思考回路してたんだろう?恥ずかしい。だからこそ、ナディアを見るとイライラしてしまうんだなあ。上手に描いているもんだ。腐った物を食べてお腹を壊したところを助けようとしたジャンに感動してしおらしくなったなあ。

ジャンもデリカシーがないなあ。女性の気持ちに鈍感。女性にキスを誰としたとか訊いたらまずいやろ。かくいう僕も女性の気持ち、ましてや人間の気持ちなんて分からない。努力はしているつもり。男子校生活は終わったはずなのに未だにおかわりしてるもんだから、なんだかんだジャンに共感できる。
キングがなんか可哀想。

そして、潜水艦から切り離されたあたりからシリアスからはほど遠いほのぼのとした生活。無人島とか部族とか。ナディアが浮気してしまえるほどの緩さ。いくらなんでもジャンが報われない。

マリーの声を聴くと水谷優子が忍ばれるなあ。

OP
ブルーウォーター 歌 森川美穂
ED
Yes, I will... 歌 森川美穂
この作品が放映されたとき僕は生まれていなかったけれども、曲は聞いたことがあって好きだった。どちらもいつまでもリピートできる気がする良曲。特にED。メッセージ性も強くて好きだな。
他にも大量のキャラソンやら挿入歌やらあるけど、見ている途中で僕もたるんできたので、あんまり印象に残ってない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は、1889年。発明好きの少年・ジャンは、万国博覧会の会場で謎の少女・ナディアに出会う。ナディアに一目ぼれしたジャンは、ひょんなことからナディアとともに冒険へと旅立つことに―。


1. エッフェル塔の少女
パリの万国博覧会にやってきた発明好きの少年ジャンは、セーヌ川の岸辺で見かけた少女・ナディアに一目ぼれ。そこへ、ナディアの持つ宝石"ブルーウォーター"をねらう三人組があらわれる。

2. 小さな逃亡者
ジャンの活躍で三人組から逃れることができたナディアは、ル・アーブルにある彼の家で夜を明かす。ところが翌朝、三人組が万能戦車グラタンでふたたび襲ってきた。ナディアとジャンは、空を飛んで逃げることに。

3. 謎の大海獣
ジャンとナディアの乗った飛行機が故障し海に不時着。偶然パトロール中のアメリカの戦艦に発見され助けられた二人。しかしほっとしたのも束の間、今度は謎の大海獣が現れ、戦艦と激しい戦闘を始めてしまう。

4. 万能潜水艦ノーチラス号
謎の大海獣と戦艦の戦闘中に、海に投げ出され取り残されてしまったジャンとナディア。すると二人の前に最新の装備を持つ潜水艦が現れる。二人はエレクトラと名乗る女性から親切なもてなしを受ける。

5. マリーの島
ノーチラス号に別れを告げたジャンとナディアは、改良してもらった飛行機でフランスに向かう。ところが、突然攻撃を受け飛行機は近くの島に墜落、しかもその島は謎の侵略者たちによって占領されていた。

6. 孤島の要塞
侵略者にマリーが捕らえられてしまった。ジャンとナディアはマリーを救い出すため、島の中心にある秘密基地へ潜入する。二人はそこで、ノーチラス号と闘っていた潜水艦を目にする。

7. バベルの塔
ジャンをかばって囚われの身となったナディア。ネオ・アトランティスの首領ガーゴイルは、ナディアをなぜかプリンセスと呼び、マリーとキングを人質にして組織への協力を迫る。彼の狙いはいったい何なのか?

8. ナディア救出作戦
グランディスたち悪党三人組と再会したジャンは、ナディアを助け出すため力を合わせることに。ジャンと対面したガーゴイルは、ナディアたちの命と引き換えに、ブルー・ウォーターの在り処を聞き出そうとするが。

9. ネモの秘密
ネオ・アトランティスの基地が崩壊、グラタンで海へと逃げ出したジャンたちは、ノーチラス号に助けを求め、ネモの判断で救出されることに。そこで、初めてナディアに会ったネモは驚く。

10. グラタンの活躍
ネモの命令で部屋を分けられケンカをしてしまったジャンとナディア。一方、ノーチラス号はガーゴイルの飛行船カルカロドンを追撃するのだが、逆に地下水道で新型の浮遊機雷に囲まれてしまう。

11. ノーチラス号の新入生
ノーチラス号の窮地を救ったグラタンの活躍が認められ、グランディスたちは見習い乗組員として採用されることに。客員となったナディアも何か役に立とうと、船内の調理場でグランディスを手伝うのだが失敗ばかり。

12. グランディスの初恋
魚料理にあきて不満をもらすハンソンたちを見かねたネモは「狩りの日」をもうけ、ノーチラス号は無人島に上陸。次々島に繰り出す船員たち。その夜、無人島の浜辺でグランディスはナディアに自分の過去を語る。

13. 走れ!マリー
小鹿を狩ったことに激怒するナディアはジャンとケンカ、ほかの船員たちもみんな仕事が忙しく、かまってもらえないマリーはキングと島の探検に出かける。古い線路を見つけたマリーたちだが、迷子になってしまい。

14. ディニクチスの谷
ガーフィッシュを追い、再び海に出るノーチラス号。そんな時、マリーが灼熱病にかかってしまう。そしてナディアまでもが倒れてしまい、二人ともあと2日の命と診断される。病気を治すには特別な薬草が必要だった。

15. ノーチラス最大の危機
ノーチラス号の科学の力にますます感動するジャン、逆に反発するナディア。そんな折ノーチラス号は、ガーフィッシュとの戦闘の最中に損害を受けてしまった。修理をするため海上へ浮上すると、そこには。

16. 消えた大陸の秘密
全ての争いの元となっているブルーウォーターを持つ自らの運命に悩み苦しむナディア。一方、船体修理中に機関部で漏れた有毒ガスにより犠牲となったフェイトたちを埋葬するため、ノーチラス号は海底遺跡へ向かう。

17. ジャンの新発明
父の死を知りその敵を討つためノーチラス号の正式な乗組員を志願したジャンだったが、ネモに断られてしまう。すっかり落ち込むジャンに、ナディアは「またジャンの飛行機で飛んでみたいな」と、彼を元気付ける。

18. ノーチラス対ノーチラス号
度重なる戦闘補修によって資材が不足したノーチラス号は、補給のため南極にある秘密基地へ向かう。その途中、謎の物体に捕えられてしまう。それは何億年も前に生きていたとされる巨大なオーム貝・ノーチラスだった。

19. ネモの親友
南極大陸の地下に広がる秘密基地に到着したノーチラス号。ネモはジャンとナディアをつれてある場所へと向かう。その途中には遥か太古に絶滅した様々な生物たちが、氷で保存された氷の博物館があった。

20. ジャンの失敗
ガーゴイルは空中戦艦を建造し、ネモを倒すため再び動き始めていた。一方、ますます発明に没頭するジャンは、小型ジェット機を造り上げるが、実験に失敗し、その爆発によってガーフィッシュに見つかってしまう。

21. さよなら...ノーチラス号
ガーフィッシュの集中攻撃を受けたノーチラス号だが、逆にガーフィッシュを撃沈。ところが、空中戦艦からガーゴイルの新兵器・スーパーキャッチ光線が発射され、ノーチラス号は空中に引き揚げられてしまう。

22. 裏切りのエレクトラ
海底へと沈んでいくノーチラス号。ネモ船長は乗組員をメインブロックに集め、戦闘ブロックを切り離した。自爆した戦闘ブロックがガーフィッシュを全滅。ネモ船長は、船長室にナディアたちを呼び出し。

23. 小さな漂流者
ナディアたちを乗せた船長室は、ゆっくりと海中を進み、とある砂浜に漂着。しかし島はもう誰も住んでいない無人島。ナディアは、誰も、悪人もいない、この島で生きていこうと決心する。

24. リンカーン島
一夜明け、ナディアは島を"リンカーン島"、漂着した入江を"キャプテン湾"、砂浜を"ナマジャキビーチ"などと命名。科学文明と縁を切って生きていくと、森の中へと行ってしまった。

25. はじめてのキス
ジャンとナディアは、肉を食べるか食べないかで激しく言い争う。肉を食べない!と一方的に宣言し、意地を張るナディアはジャンに対して怒ってばかり。そして、腐ったホウレンソウの缶詰を食べ、寝込んでしまう。

26. ひとりぼっちのキング
人はひとりで生きていられないと感じ、ジャンにあらためて感謝し優しくなったナディア。その様子を見たキングは、激しく傷つき動揺。そして、仲良く寄り添いあうジャンとナディアを目撃し、ついに家出をしてしまう。

27. 魔女のいる島
リンカーン島を激しい台風が襲う。ジャンがせっかく作った小屋は吹き飛ばされ、発明した数々の装置も崩壊し、キングは強風に吹き飛ばされ行方が判らなくなる。台風が去った夜、見慣れない島が流されてきて。

28. 流され島
エアトンがおびえる「恐怖の大王」から逃げるナディアたち。重力異常でいつもより速く走り、高くジャンプすることが出来るのだが、やりすぎて島を一周してしまう。「恐怖の大王」の正体、それは。

29. キング対キング
新しい島での生活をはじめたジャンとナディアだが相変わらず言い争いが絶えず、グランディスはネモへの思いがつのるばかり。そんな中サンソンとハンソンはふとしたことから意見が対立、ケンカになってしまう。

30. 地底の迷路
グラタンの修理が完了する日が近づいていた。目指す場所はアフリカ東海岸だ。ところが蚊が大量発生し作業どころではなくなってしまう。一方ジャンとナディアは不思議な穴を発見する。その穴の中で目にしたものは?

31. さらば、レッドノア
地下にある遺跡で突然壁に吸い込まれたナディアは、島の中の大空洞に浮かんでいた。そこは衛星都市レッドノア――。そしてナディアの前に謎の巨人が現れ、アトランティス人の歴史を語り始める。

32. ナディアの初恋?
潜水をはじめた島からグラタンで避難したジャンやグランディスたち。だが途中でガーゴイルの空中戦艦に攻撃を受け、アフリカにある村に不時着する。ナディアはそこで出会った少年・ハマハマに一目ぼれする。

33. キング救助作戦
キングを捕らえて宝を要求してきたのは、グランディスの初恋の相手で、彼女から全財産を奪った男、ゴンザレスだった。その上、キングを助けに向かったグランディスとナディアまでもが捕われてしまう。

34. いとしのナディア(はーと)
ジャンはサンソンから、歌を作るようアドバイスされ、自分のすべての科学技術を投入して新しい発明に取り掛かる。ところが、発明に熱中しかまってくれないジャンにナディアは苛立ってしまう。

35. ブルーウォーターの秘密
グラタンが到着したナディアの故郷・タルテソス。何かに導かれるように大きな火山湖の中を進んでいくナディア。すると湖水が割れ、謎の地下遺跡が現れる。そこは古代アトランティス人の遺産「ブルーノア」だった。

36. 万能戦艦Ν(にゅー)-ノーチラス号
突如現れたネオ・アトランティスの空中戦艦。攻撃からジャンたちを守るため、ナディアは捕らわれの身となる。だがガーゴイルは約束を破り攻撃を開始する。ジャンたちは、間一髪のところを謎の小型艇に助けられ。

37. ネオ皇帝
ネオ・アトランティスの攻撃により消滅したと思われたN-ノーチラス号は、アフリカ大陸の地下トンネルを使って空中戦艦の攻撃を回避していた。一方、ネオ皇帝の力によりブルーウォーターが発動し。

38. 宇宙(そら)へ
パリ上空で、N-ノーチラス号とレッドノアの戦いの火蓋が切って落とされた。レッドノアの周囲には1億ボルトの電磁バリアが張られていて、内部に突入することができず苦戦を強いられる。

39. 星を継ぐ者
奇跡的に自らの意識を取り戻したネオは、命をかけてナディアを洗脳から解放する。ガーゴイルは見せしめに、エレクトラ、ジャンを次々手にかけ、悲しみに沈むナディアは、ここで最後の決断を迫られる。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1度しかない人生、パーッと生きろ!! 良質な愛とJewelの冒険譚をあなたに…

最近、巷では特撮映画『シン・ゴジラ』が大変なブームとなっています。
ゴジラシリーズとしては通算29作目、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』から実に12年ぶりに日本純正で作られた映画だそうで、新作を心待ちにしてた特撮ファンの間では久しぶりのゴジラに歓喜の声が多数
また、ここまで一気に知名度が上がった主な理由の1つとしては、スタッフの豪華さが挙げられている事でしょう。
総監督および脚本を務めるのは『新世紀エヴァンゲリオン』で一世を風靡した、トップクラスの人気を誇る庵野秀明氏
特技監督には庵野氏と親交の深い樋口真嗣氏、音楽は鷺巣詩郎氏が担当し、他にも摩砂雪氏、鶴巻和哉氏など庵野作品ではお馴染みの顔である人達の作品を久しぶりに拝見出来るというのも、従来のアニメファンを取り込んだ相乗効果として人気に繋がっているようです。
残念ながら私は特撮については全くと言っていい程、知識が無く、その為スタッフの偉大さについてもイマイチピンときません。
そういった方面には些か疎いので、名前を出されても「聞いた事がある」「○○に関わっている」位の印象でしかなく、「何が凄いのか」「どういったディテールに凝っているのか」など、あまり詳しい説明は偉そうに語れない身なのですが…
しかし、そんな私でも彼らが作り上げた作品の中で1番心に残っている物があります。
それこそ、今日ご紹介するアニメ『ふしぎの海のナディア』です。
こうして私がレビューを書いているという事は、期待していた通りの素晴らしい出来だったという証明と言えるのは間違いありません。
と言う訳で今回は『シン・ゴジラ』放映記念と称しまして、愛と夢の詰まった冒険譚をじっくり語って、盛大に褒めまくっていきます!!
まずは簡単なあらすじから…

汝は冒険者か?
危険と言う名の滝を潜り抜け、その奥に伝説の正体を求める者か?
ならば、我を求めよ……

時に西暦1889年
世界中の海では謎の船舶遭難事故が相次いで起こっていた。
人々は古来より海にすむ怪獣の仕業だと噂し、各国首脳は新兵器による攻撃だと互いに非難し合い、緊張が高まりつつあったその頃…
産業革命以来の急速な産業と科学の発達の中で列強各国は、アジアやアフリカの植民地をめぐって対立し、衝突を繰り返していた。
19世紀末、心ある人々は、迫りくる世界大戦の翳に脅えていたのである……

そんな科学万能主義が世間に良い意味でも悪い意味でも影響を与えていた繁栄期のフランス
そこでは、その「怪獣」とやらが起こした被害によって父親が消息不明になってしまったジャン・ロック・ラルティーグ少年が日々を発明に費やしていた。
彼はめげずに「人生をパーッと生きる」と言う叔父の言葉を胸に、父の生存を信じて今日も健やかに生きている。
さて、ジャンは発明の成果を試す絶好の機会である飛行機コンテストに参加する為、辺境の町ル・アーヴルから大都市パリで開かれている万国博覧会にやってきた。
しかし、コンテストに向けて機体を整備していた折に、彼は自転車でセーヌ川のほとりを滑走する褐色の少女に一目惚れしてしまう。
その少女…ナディアとの出会いこそ、ジャンが大空に、地底に、海中に、そして宇宙へと旅立つ大冒険の始まりだった!!
彼は彼女の持つ宝石…ブルーウォーターを胸に秘め、大切な仲間達と共に壮大な世界の第一歩を踏み出していく…
どんな困難が待ち受けようと、ナディアの手をしっかりと握りながら……


ではここからレビューに入っていきたいと思います。
今作には基になった小説が存在しておりまして、原案はジュール・ヴェルヌ作『海底二万マイル』『神秘の島』と言う有名作品です。
恐らく幼少期に読んだ事がある方も多いのではないでしょうか?
そう、ジュール・ヴェルヌと言えば、子供の頃に読書好きだった方にとっては1度は読んだ事があるであろう作品を数多く手がけた有名人、私のようなSFファンにとっては元祖、始原、神様の如き存在なんです(笑)
なぜなら、彼がいなければSFが生まれる事もなく、空想科学なんて代物が実を結ぶこともあり得なかったかもしれないから…
1つのジャンルの興隆に大いに貢献したとして、SFを語る上では外せないとてもとてもありがたいお方なのです。
しかし、その有名なヴェルヌ先生の名前とその作品名をお借りしておいて大変言いにくい話なのですが、このアニメ、ストーリー展開だけ見るならまるで別物です。
所々、小説に出てきた登場人物がアニメの中で名前として登場して活躍する位であり、キャラ設定や物語はまるで別物
これは狂信的なSFファンからしたら違う箇所のオンパレードで発狂してしまいそうな程の代物ですね(笑)
まあ、「原作」ではないので間違ってないから無問題(日本語って難しい…)
しかし、個人的に作中の織り成す全体的な雰囲気は原案の小説を読んだ時と概ね似ている感じが致しました。
『海底二万マイル』は近代科学、『神秘の島』は自然科学を根底に置いたSF冒険小説であって、どちらも科学技術啓蒙小説である事には変わりません。
読む前の期待感、読んでいる時のワクワク感、読み終わった時の爽快感は計り知れない物であり、したがって登場人物が一部以外違えど、その雰囲気は『ふしぎの海のナディア』でも充分に通じるかと思います。

さて、この物語の概要は既にあらすじで述べた通り、発明好きの少年ジャンがサーカスの少女ナディアと出会う事によって始まるボーイミーツガールストーリーです。
しかし、一般的なこの手のジャンルと一線を画している所がこの『ふしぎの海のナディア』と言う作品にはあります。
それは出会い、仲良くなり、困難に陥り、喧嘩し、仲直りし、また困難に陥り、喧嘩し、ずっと喧嘩し…と、とにかく主人公とヒロインの仲違いがやたらと多い所(主に悪いのはナディア)
私はボーイミーツガールと言うジャンルが堪らなく大好きで、その手の類の作品は良く拝見しているのですが、恐らくいがみ合いの数に関してはこのアニメが1番です。
そして、この作品を観てとにかく感じるのはジャンが凄く良い奴だという事ですかね…
私が彼と同じ立場だったなら、アフリカ編(32話、33話での出来事の総称)でこのヒロインは見限ります(笑)
いやあ、ジャン君、あそこまでやられて大した聖人ですよ、君は……
とまあ、私の反応からも分かる通り、余程の人格者か聖人か、逆に人間の底を知った性格破綻者か狂人でない限り、ましてや一般人なら絶対に彼女の事を性格が悪いと感じるでしょう(勿論、それ=嫌いという訳ではありませんよ!)
しかし、その性格の悪さが上手い方向に作用したのは幸か不幸か、ヒロイン以外のキャラクターも軒並み魅力的に映ってるのがこの作品の大きな特徴です。
主人公のジャンは基より、誰よりも精神年齢の高い幼女マリーや誰よりも人間らしいライオンのキング、グランディス一味のリーダーで恋多き女のグランディス姐御、力持ちの熱血漢で名言宝庫のサンソン兄貴に機械工学の天才でジャンと気の合うハンソン兄貴と、その他にも揃いも揃ってかっこいい、可愛い、美しい、楽しい、面白い登場人物ばかり
また、当の本人であるナディアも島編(23話~31話での出来事の総称。細かく言えばさらに分けられるがここでは割愛)まではおかしくなる事もあれど、気がちょっとばかし強すぎて、多彩な我儘態度を持っていて、少しばかり意地っ張りだけれども、根は寂しがり屋(笑)の女の子と感じられたので、そこまで不快感を感じずに笑いながら観る事が出来ました。
まあ、冗談はともかく、皆を助ける為、自ら囮になったり、死んだ人に向けた墓を命掛けで作ったりと本質は悪い娘ではありません。
なので、だからこそ、アフリカ編が堪らなく惜しく感じるというジレンマ
もしかしたら初見はあの話を観ない方が良いのではないかと個人的には感じてしまいます。(事実、後のストーリーには全く関係ないんです)
まあ、観ても後悔、観なくても後悔の八方塞がりのような物なので、これはもう各々の自己判断で宜しくお願いします。
「一体ナディアは、何を考えて生きているのでしょうか…」
全くもって同感です(笑)

さて、本作は「生と死」「様々な形の愛」「運命のあり方」「異種間同士に交流は成立するか?」など私達に伝えている事が数多くあるアニメです。
そして今作の根幹を成す最大のテーマとしては「科学至上主義は平和を導くか?」という近代から続く科学万能思想に警鐘を鳴らした物
こういった問題について思いを巡らせると、常々、私が最初にレビューした『鋼の錬金術師』と言うアニメを思い出してしまうのです。
あのアニメで軸となっていたテーマも「錬金術という科学が作り上げた魔法のまかり通る世界で、紡がれる科学的探究は果たして幸福へと繋がるのか?」という『ふしぎの海のナディア』と同様の類の産物
科学者の持つ、いや、人間全体が持っている知識の探究の果てにある業を上手くテーマに組み込み、後々にはSF設定と絡めて救われない現実、報われない感情、そしてその「罪」に値する「罰」について赤裸々に、臆することなく、見事に表現したのが『鋼の錬金術師』でした。
それに対して、この『ふしぎの海のナディア』は『鋼の錬金術師』よりも幾分、希望、救いを含めたアニメとなっています。
倫理と科学がいつもぶつかる理由は正に両方が相容れない物
人間が良い心と悪い心を両方持っている以上、科学にも善と悪とができてしまう。
それ自体が世界を跪かせる神の光となるか、世界を滅ぼす悪魔の光となるかは未来を知る者にしかわからない…
しかし、科学を扱っている者は悪魔でも、ましてや神でもない、ただの人間なのだ。
ちっぽけな存在で、間違いを犯す存在で、狂おしいまでに、病的なまでに何も出来ない無力な存在
しかし、だからこそ、科学だけじゃなくそれを創り出した人間自体を信じたい、信じる事しか出来ない…
このアニメは絶望的過程が待っていても「もう少し信じてみてもいいんじゃないか?」と使う人間其の者を「信頼」する勇気を与え、ある観点において、『鋼の錬金術師』とは逆の意味で前向きに捉える事の出来た物だったと思います。

では、存分に語った所で総括を…
私は「スチームパンク」というジャンルをこよなく愛しており、実はそれ関連の物語だと言う噂を聞いて観始めたのが今作へと至るきっかけでした。
しかし、全話観終わった結果、これは「スチームパンク」に収まる話ではないなと断言できてしまいます。
19世紀~20世紀の時代、産業革命以降のヨーロッパが舞台と背景的にはばったり合致
蒸気機関は全く出てきませんが、その代わりに超科学兵器や古代秘密兵器が目白押しに登場してきて、最終的には現代科学も凌駕する発明品ばかりが登場するオンパレード
ライト兄弟が開発する数年前に飛行機を作り上げたり、南極到達を一歩先に登場人物達が行っていたりと歴史改変要素も数多くあります。
だから、どちらかと言うと、このアニメはヴィクトリア朝時代の感覚で見たレトロフューチャーSF作品と捉えた方が上手く実像を捉えてると言えるでしょう。
SF冒険活劇としてはとてもワクワクする、まさしくこれぞ「ジャパニメーション」と呼ぶにふさわしい作品
これが25,26年前、現在から数えて四半世紀前に作られた物だと考えると、いやはや、驚嘆の色しか出てきません。

ただ、これはレビューを書こうと思ったきっかけとはなりません。
なぜなら、それはあくまで「面白い」という範疇に留まる作品であり、私の書く条件となる「心に訴えかけてくる」作品とは少し違うからです。
上記で語ったテーマなども確かに書く理由とはなりましたが、中盤の展開などもあってか、後一歩、後もう少しなのに…という印象がずっとまとわり続けていたのを覚えています。
しかし、最終回になってようやく…
私はこのアニメのレビューを書こうと決めるに値するきっかけを見つけられました。
詳細はネタバレになるので省きますが、要するに、このアニメ、最終回の破壊力が凄まじいのです。
今まで観てきた人なら絶対に損させない、最高のエンディングがあなたを待っています。
製作者の方達は最後、ああいう風に締める事を想定していたんでしょう…
いや、もう、最終回でようやく分かるあの演出の真意は一言でいえばもう、「ズルい」領域です(笑)
私の書いている文章の意味は最後まで見た方なら必ず分かる物
未視聴組の方々にとっては、恐らく喪失感が物凄い事になるかと思うので、観る際には注意してください…

さて、この作品を観ていた最中、私は毎週決まった時間、テレビに噛り付くように観ていた幼少期を自然と想起してしまいました。
誰にでもあった、何かに夢中になっていた時代
ただ、ひたむきに好きな物を追い続けていたあの頃
当時は「追い続ける」事に対して全員が胸を張って応えていたような気がします。
まあ、自分は精神が未だに餓鬼なので、あの頃と全く、何も変わってないような気がするのですが(笑)
しかし、最近は子供でさえ、そういった事に正直でいられない時勢のようにも感じてしまいます。
他人に流され、世間に流され、未来に流され、自らの気持ちに素直でいられない…
ただひたむきに前だけを見つめていた時代とは、少し情勢も変わってしまったのかもしれません……
しかし、だからこそ、こういった昔の情景を思い出させてくれる、とても有意義に楽しめる時間を与えてくれる作品と言うのは貴重であると私は思うのです。
これを観て「好き」を追い続ける事に感化されるも良し!
元には戻れない、過ぎ去りし過去に思いを馳せるも良し!!
ただ、純粋に物語を楽しんで視聴を終えるのも良いでしょう!!!
『ふしぎの海のナディア』を観て楽しんでくれるならば、それで充分。
そして、このように様々な意味の籠っているこの作品は現代だからこそ、是非とも未視聴組の方々にはお勧めしたい作品なのです。

1度しかない人生、純粋な「好き」をこのアニメで追い求めてみませんか?
ここまで読んで下さってありがとうございました。

PS.
この作品ですが、調べてみると実に色々な内部事情に溢れています。
これをレビュー内で書いてしまうのは則さないかな…と悩んだりもしたのですが、他サイトで詳しく説明している記事を見つけたので、URLだけここに記載しておきます。
興味のある方はどうぞご覧になって見て下さい。
もう1つの制作陣が考えていた最終回や、制作現場の裏事情話が垣間見れるので、これを見れば『ふしぎの海のナディア』の見方も変わるかも…!?
http://blog.freeex.jp/archives/51334289.html
http://blog.livedoor.jp/thx_2005/archives/51803823.html

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

褐色の肌をもつナディアが、どうみてもベンガリ顔な件

ここのところ熱いレビューが何本も挙げられて気になっていた本作、取り敢えず完走したのでレビューを挙げておきます。

◆総評

庵野監督は、『エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!』が割と好きなので、本作もどちらかというと贔屓目に評価したいのですが・・・1990-91年の制作アニメということもあって、流石にこの作画とシナリオでは、放送当時の評判はともかく、今見ても十分に面白いか?感動できるか?というフラットな評点を付けることにしている私の評価方針では、どうしても低めの評点となってしまいます。

もっとも、本作と同じくNHK製作・放送アニメで、本作よりもさらに古い1978年の作品『未来少年コナン』(宮崎駿監督)に私は ★ 4.1 というかなり高い評点をつけているので、本作に関して、まずそちらとの比較をしてみます。

(1) 作品内容としては、両作とも典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”型のストーリーであり、
ネタバレレビューを読む

・・・という展開を取る点も共通しています。

(2) 但し、両作の視聴後の感想として、一番違うのは、

 <1> 『未来少年コナン』には第8話(※ネタバレレビューを読む)という圧倒的な ★★★回(=神回)があり、それを境に作品世界にグッと惹き込まれてしまったのに比べると、
 <2> 『ナディア』には(※あくまで私個人の評価ですが)神回どころか、★★回(=優秀回)すら一度もなく、結局シナリオに思わず引きずり込まれる、ということがなかった点です。

はっきりいえば、私は宮崎駿監督の特に後期の劇場作品は、幾ら世間的には名声が確立していようとも、個人的には実は余り高く評価していないのですが、その私であっても、『未来少年コナン』の第8話の思いがけない展開には感嘆せざるを得ませんでした。
それで、本作に関しても、放送当時あれだけ評判が良く、現在でもファンが多い有名作品ということで、きっと『コナン』のような凄い展開があるのではないか?と期待していた部分はあるのですが、結局全39話を完走してもそういった展開には出遭えませんでした。


◆それでも、ナディアはやっぱり青春のヒロインなのかも?

上に、本作は作画/シナリオとも今の水準からみると出来が不十分で、思わず惹き込まれる凄い展開も見当たらない・・・と書きましたが、それでも褐色の肌を持つヒロイン(ナディア)には他のアニメ作品に余り類例のない不思議な魅力がある気がしたのも確かです。
というより、私のナディアの第一印象って「あ、これベンガリの女の子だ!」というものでした。

※ベンガリ(Bengali)←インド東部の西ベンガル州&ビハール州等とバングラデシュ国(旧東ベンガル州)の主要部族(ベンガル族)の人。

本作でも最初のうちは主人公のジャン少年はナディアのことを「インド人の少女」と勘違いしていたのですが、そのうちに彼女の素性が判明して・・・。
←って、ここ、シナリオにケチを付けるのは野暮とは思いますが、アフリカ系とか大西洋・カリブ海系だと、同じ褐色の肌でも、ナディアみたいな顔立ちにはなかなかならないんだよなあ・・・やっぱりどうみても彼女はベンガリ顔ですよ(断言)、何で「ネタバレレビューを読む」とか変な設定にするのかなぁ(意味不明)。

・・・ということで、本作に関しては個人的に残念感が強く、余り高い評点にはなりませんでしたが、ナディアは'90年代初期のアニメヒロインとしては例外的にかなり記憶に残る素敵なヒロインである、という点には大いに納得しました。

シナリオの散漫さは・・・制作年代を考えれば仕方ないです。
これから初めて本作を見る方は、ヒロインを見て楽しむ作品と思って諦めましょう。


◆制作情報
ネタバレレビューを読む


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== ふしぎの海のナディア (1990年4月-1991年4月) ==========
ネタバレレビューを読む 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)8、☆(並回)31、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「ブルーウォーター」
ED 「Yes, I will...」
挿入歌 「マーメイド・メモリー」

投稿 : 2025/03/01
♥ : 18

69.8 3 悪の組織で友情なアニメランキング3位
クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(アニメ映画)

1998年4月18日
★★★★☆ 3.8 (167)
968人が棚に入れました
悪の組織"ブタのヒヅメ"が、新たなコンピューター・ウィルスを作り出した。それを知った正義の組織"SML"の女スパイは"ブタのヒズメ"からパスワードが入ったトランクを盗み出し、お台場へと逃げる。ちょうどその頃、屋形船では、ふたば幼稚園の先生と園児たちが、宴会を繰り広げていた。そこに女スパイが逃げ込んできて…。
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『本当にすまないと思っているなら、私の尻を舐めろ。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第6作。
1998年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第2弾。

本作のタイトルでピンとくる方も多いかもしれませんが、この第6作目は、しんちゃんが描いた空想上のキャラクター

『ぶりぶりざえもん』

が主軸となった映画です。
そのシナリオもさることながら、シリアスな銃撃戦や迫真のアクションシーンも展開し、本作を劇場版一と押す方も多いとか、そうでないとか。

私は当時、友人と映画館へ見に行きましたが、そのまま3回も続けて見てしまった程でした。
(昔の映画館は、席指定もないし一度入れば何度でも見れたんですよね………。
 じゃなかったっけ……(・_・;))

久しぶりに見返すと、少~~し涙がちょちょ切れちゃいました。



【あらすじ】

『ブタのヒヅメ』と呼ばれる悪の秘密結社と、正義の組織『SML』との戦いがメインとして描かれます。

ブタのヒヅメが開発する電子生命体の奪取に成功した、SMLのメンバーの「お色気」(←コードネーム)が、

しんちゃん達ふたば幼稚園の皆が乗っていた屋形船に偶然に乗り込んだことから、しんちゃん達『かすかべ防衛隊』は、その戦いに巻き込まれていくのです。



【論じてみる】
ネタバレレビューを読む



【救いのヒーロー、ぶりぶりざえもん】
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【総評】

シナリオにも大きな破綻は無く、スケールの大きなアクションと感動が込められた快作となっております。
主題歌を担当したSHAZNAの曲も格好良くて印象強いですしね。(これまた、実際に出演もされてます。)

ただ冒頭で、スパイとして敵陣に入り抜け出す「お色気」お姉さんのシーンや、
攫われたしんちゃんの安否を心配するみさえが、自暴自棄に泣きじゃくるシーンなど、
およそクレヨンしんちゃんらしくない演出も多々。

目を覆いたくなる暴力シーンがあったり、作中で登場する銃器も全て実在のもので出方や装弾数まで細かく考証されている点などを考えても、「100%子供向けを意識して作った」とは、とても言えない内容でしょうね。(苦笑)


それでも本作が、世代関係無く楽しめる作品になったことは間違い無いと思っています。
何より、本編の中でも圧倒的人気を誇る『ぶりぶりざえもん』をメインとした劇場版が、本作なのですから。

休日の夜長に、お気が向きましたら是非。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第7作「爆発!温泉わくわく大決戦」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『ぶりぶりざえもん』声 - 塩沢兼人さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『お色気』声 - 三石琴乃さん



ここから、「ぶりぶりざえもん」の声を御担当された、『故 塩沢兼人さん』について語ります。
本筋とは少しズレますので、興味の無い方はスルーして下さい。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23

★ほのぽん★ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑いあり感動あり、バランスが取れていてよかった!

しんのすけが生死不明の報を受けたひろしとみさえ。

二人の悲しむ様子から

普段はしんのすけの奇行に手を焼いていても、

二人がしんのすけをいかに大事に思っているかが

よく分かり開始すぐに涙腺が緩くなりました。

「オトナ帝国」ではひろしが主人公かと思わすような

活躍ぶりでしたが、

今作ではひろしではなくみさえの格好良さが

際立っていました。

普段はしんのすけと一緒におバカをしているみさえが

しんのすけを追って海外まで追いかける行動力や発言は

惚れ惚れとします。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クレしん映画の中で1番観たかも

シークレットシューズのくだりや、銃撃をコサックダンスで避けるしんちゃん。笑いどころいっぱいです。
その中でも下剤を盛られ→トイレまでの攻防戦はめっちゃ笑いました。なんだよ、その劇画タッチ!迫力がwww

観たのは遥か前だけど、ラストシーンは今でも覚えています。
まさかあんなふざけたヤツにほろりとさせられるとは。
それにしても、ぶりぶりざえもんの声優さんがデビモンと一緒なのは後で知って衝撃でした。声優って凄い…。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

61.9 4 悪の組織で友情なアニメランキング4位
エルドライブ ēlDLIVE(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (163)
782人が棚に入れました
この世界には、地球人の知らない数多くの宇宙人が存在する。宇宙の秩序と平和を守るため、日夜、悪と戦い続ける組織、それが"宇宙警察エルドライブ"である。地球で暮らす少年・九ノ瀬宙太ここのせちゅうたには、物心ついたときから、ほかの誰にも聞こえない不思議な"声"が聞こえていた。そんな宙太がある日突然、宇宙警察エルドライブ・太陽系方面署の署員としてスカウトされる。採用試験を受けることにした宙太は、その最中、初めて"声"の主と対面することになるのだが、その声の主とは、"共生体モニタリアン"といわれる珍しい生命体。宙太はこのモニタリアンと協力して共生技を発動できる特殊な存在だった。採用試験に合格した宙太は、相棒のモニタリアン"ドルー"とともに、太陽系方面署署長レイン・ブリックのもと、同僚の其方美鈴そのかたみすずや仲間たちとともに、エルドライブ署員として働くことになる。

声優・キャラクター
村瀬歩、早見沙織、鈴木達央、釘宮理恵、小林大紀、飯田里穂、Lynn、松岡禎丞
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

一瞬だけ、志村けん さんかと思ったw

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
というタイトルにピンときた方は、1話を観た方ですね(志村けんさんの白鳥)w

良くも悪くも子供向けのアニメ。でも、それだけで侮ってはいけない。「マリワカ」の好例があるからね♪

ぶっちゃけ、去年(2016)は駄作が多かったスタジオぴえろ(おそ松さんは2015~)。さあ、今年(2017)をうらなう一作目はどうかな?

まあ、何はともあれ、小中学生が面白いと思ったら、面白いアニメなんでしょう♪ 私のようなオッサンではなくw


《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで&最終話)】
ネタバレレビューを読む

【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「Sympathy=共感」を根底に進化を続ける宙太とモニタリアン…

この作品の原作は未読ですが、クギュとはやみんが共演すると知り視聴を楽しみにしていた作品です。
少年・少女漫画やラノベなど幅広いジャンルから作品が選りすぐられてアニメ化されています。
普段少年誌に対しては全く食指が動かないのにアニメになると思わず見てしまい、結構感動したりもするのはきっとアニメだから…

大勢の人が携わり…声優さんが魂を吹き込んで初めて完成するのがアニメの作品…
アニメ化される作品も凄いですが、その画を動かして声を当てるのはその道のプロフェッショナルな方々…
しかも声優さんは相当激しい競争を経て役を掴み取っている、そんな大の大人が生み出す本気の結晶そのものがアニメだと考えると、その様な作品を視聴するのはとても贅沢な事だと思います。

この物語の主人公は中学2年生の九ノ瀬宙太…
彼はまだ年端もいかないのに周りからちょっと変人扱いされていました。
それは誰もいないのに急に話し出したりするから…
でも、実は彼はちゃんと会話をしていたんです。
彼にしか聞こえない声と…
それに彼の人生における決して消える事のない汚点が、事ある毎に宙太の気持ちを浸食するのでだんだん内向的な性格へと変貌していってしまったんです。

ところが、そんな彼にも転機が訪れます。
それは宇宙警察エルドライブにスカウトされるという一大事が…
エルドライブにスカウトされた事でこれまで分からなかった事が色々と分かってきました。
一番は謎の幽霊の様な宙太の会話の相手がドルーというモニアリアンだった事…
同級生のヒロイン…はやみん演じる其方美鈴もエルドライブの一員だった事…
そして宇宙警察が地球上に目を配らなければいけないほど、宇宙犯罪者がやってきている現実を知り、宙太はドルーと一緒にエルドライブの一員となり物語が動いていきます。

この作品の見どころは、何といっても宙太とドルーの絆がどの様に深まっていくのか、宙太が自分の過去とどの様に向き合っていくのか、そして同僚となる其方との関係…といったところだと思います。

宙太とドルーの絆が彼のエルドライブにおける活躍とリンクしているのですが、ドルーは共生型の生き物なので宿主の状態にかなり左右されてしまう上、ドルーが宙太とのSymparhyを感じないと本来の力が発揮できないので、最初は中途半端感が否めませんでした。

でも誰かと繋がっていると実感できた時って、嫌いな人とじゃなければ嬉しさを感じると思います。
それは例え同じヒト同士じゃなかったとしても…

宙太とドルーは小さい事から一つずつ積み上げていきました。
決して順風満帆なんかじゃありませんでした。
でも限界ギリギリの攻防に加え相手を思いやる気持ちが限界値に到達した時、目の前で起こる出来事はきっと奇跡…

最初の頃と比べると、宙太は変わったと思います。
ドルーを認識できて明るくなった…
其方とも何とか話ができるようになった…
でもきっと宙太は気付くと思います。
これから大人の階段を上っていく上で、たくさんの厳しい現実が待っているという事を…
少し前までの宙太だったら逃げ出していたかもしれない…
だけど今なら大丈夫…だって宙太は一人じゃないから…

だから辛い過去にもしっかり向き合って欲しい…
だって過去は消せないし改変もできないのだから…
私たちにできるのは、事実を受け止めそこから未来への糧を引きずり出す事…

嫌な事からずっと逃げ続ける事はできません。
バカが付くくらい真摯に向き合ってみたら、そこから見える景色は自分の思い描いていた風景と違うかもしれませんよ。

宙太を陰日向で支えるはやみん演じる其方…
彼女も魅力溢れる女の子であると同時に、年相応の面が垣間見れたのが良かったと思います。
でも基本可愛いです。

そんな宙太と其方がエルドライブとしてどの様な活躍を見せてくれるのかが楽しみです。

オープニングテーマは、+α/あるふぁきゅん。さんの「Our sympathy」
エンディングテーマは、The Super Ballさんの「キミノコエガ…。」
+α/あるふぁきゅん。さんのオープニングはメチャクチャ恰好良かったと思います。

1クール12話の物語でした。
きっと物語としては全然序盤なんだと思います。
これは続きもアニメで…を希望します。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ドルーを見て思ったのですが・・・

「根性!根性!ド根性でぃ!!」と一世を風靡した人情コメディアニメを思いだすようでは私はそうとうジジイですね。
でも作風にもなんとなーくそんな懐古じみた感じが多く取り入れてるような気がするんですよ(個人的に)。それが天野先生によるものか、推してる編集者によるものか判りかねますが。
・ドルーの顔が手塚動物キャラっぽく見えた(第一印象)。
・「ドルー」のネーミング=銀色の宇宙刑事が扱う電子聖獣からか?
・宇宙警察エルドライブ署内での復唱「ヨーヨーサー」がタイムボカンの三悪の二人が使う復唱みたい。
・ストレインジ・ラヴ。ネーミングの元ネタは映画「博士の異常な愛情」?
etc・・・

作品世界における特殊適正「SPH(Space Pheromone:スペースフェロモン)」の定義も今一つわかりにくく感じます。体内から出る分泌物って・・・

王道少年漫画らしく主人公・九ノ瀬宙太君は中二の思春期真っ盛りの少年。幼少時のトラウマと物心ついた時から聞こえる謎の空耳に悩み、実は宇宙希少生命体「モニタリアン」と共生していることが分かり宇宙警察エルドライブにスカウトされて入隊(って、世間知らずの未成年になんという無茶ぶり!)。
そして数々の事件と遭遇して成長していく物語なのでしょうが、如何せん事件が宙太のご近所でしか起こらない進行具合がチョットショボい気が・・・(でも最終回はイキナリ地球規模って!)

エルドライブ署員も個性的なキャラデザインは好感ですが、みんな「イイ人」すぎる!(何人かは腹黒・ひねくれ・嫉妬の権化みたいなウザキャラがいた方がストーリーに深みが出たような気もするのですが。)

ドルーのシンパシー(共感)で必殺技が出せるようになった宙太。しかし「個性」なのでしょうがネーミングセンスの悪すぎにドン引き。(冷却ガムはがし・なみぬい・まつり縫い・輪切りって家庭科か?)

そしてさしたる大きな流れはなく謎の伏線を残して終了。2クール行く気なんでしょうが、う~~んどうだろう?個人的には、う~~~~~~~ん・・・

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

57.6 5 悪の組織で友情なアニメランキング5位
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(Webアニメ)

2015年4月1日
★★★★☆ 3.3 (130)
531人が棚に入れました
ニンジャ殺すべし!
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、 ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか? 走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!  
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

サツバツ! ネオンサイン煌々と輝くマッポーの世に舞う赤い影 ドーモ、ニンジャスレイヤーです。

アメリカ在住の※1ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズの二人による合作小説「ニンジャスレイヤー」のアニメ化作品。


クリスマスの夜、謎のニンジャ抗争に巻き込まれ、妻と子供を失い、自らも死の淵をさまよった平凡な"サラリマン"フジキド・ケンジ。彼は正体不明のニンジャソウル「ナラク・ニンジャ」に憑依され地獄から蘇えった!! 復讐の戦鬼ニンジャスレイヤーとして!!

ニンジャを殺すニンジャ、すなわち"ニンジャスレイヤー"となったフジキドは怒りと悲しみをその身に宿し、血で血を洗うイクサの世界にその身を投じていくのだった!!

上のあらすじを読んでスポーンとかゴーストライダーみたいなアメリカンコミックスの定番ダークヒーローものを連想された方もいるかも知れませんが、本作の方向性は概ね左斜め上(笑)、シリアスと言うよりはシュール、殺伐と言うよりは荒唐無稽という言葉がぴったりで、加えて、エロやスプラッタ描写も随所に見られるので、雰囲気はどちらかと言うとZ級映画、あるいは視聴年齢制限ありの「※2ミュータント・タートルズ」という趣です。

原作ジャンルは「サイバーパンク・ニンジャ活劇小説」との事(笑)

そんなワケで、ニンジャを始め、ヤクザ、さらりまん、サイボーグ手術から電脳空間まで、サイバーパンク小説の金字塔「ニューロマンサー」ネタがそこかしこに盛り込まれています。奇妙な組み合わせではありますが、実の所、忍者とサイバーパンクの繋がりはかな~り古いものなのです。

物語の構成は至ってシンプル。ニンジャスレイヤーがソウカイヤニンジャと死闘を繰り広げるだけのバトルものの体裁をとっており、ドラマらしきものは無きにしも非ず(笑)

異色なのは女子高生ニンジャ、ヤモト=サンが主役となるお話。バトルパートは相変らずですが、こちらはややシリアス色が強く、涙を誘うシーンもちらほら。友情や師弟愛などがしめやかに描かれています。

作画については「天元突破グレンラガン」から脈々と続くTRIGGERらしいダイナミックな表現全開なシーン2に対して、格闘ゲームに出てきそうなキャラの立ち絵を紙人形劇みたいに動かしたり(お辞儀の時は斜め30度、倒れた時には90度傾けるとか)ズームしたりするだけのシーンが1くらい。過剰表現(これはお約束?)や執拗な焼き増しシーンの連発などのお遊びなんかもあったりして、のびのびと自由に制作されている様です(笑)

また、あくまでも古典TVゲームレベルですが、人体切断や血の表現がややきついので、苦手な人は注意されたし。周知の事かも知れませんが、ニンジャにとって飛び蹴りやチョップ、スリケン(手裏剣)等で首をはねる事などたやすい事なのです。何のフォローにもなっていない気もしますが、※3血の色は設定上、緑である事が多い様です。一応(汗)

90年代の残虐格闘ゲーム「モータルコンバット(米)」というのが家庭用に移植された際にも、わたしはこの緑の血というものを見た事があるのですが、生身の人間から得体の知れないヘドロの様なものが噴き出す図は、それはそれで別の意味でキモチワルイものがありました(汗)何となく本作との繋がりを感じずにはいられません。日本人のわたしには緑ならOKという※4CERO的なヨクワカラナイ感覚に対する皮肉の様にも見えてしまいました(汗)
ネタバレレビューを読む
バトルとスプラッタでゴリ押しするアニメと思って、一度は切ってしまった作品でしたが、珍妙な言葉"※5ワザマエ"だけは頭から離れず、後に読んだ「紅殻のパンドラ(漫画版)」内でもこの言葉が積極的に引用されていたので(笑)それに後押しされる形で視聴再開に至った次第。

するとどうだろう‥ゴウランガ!! あれよあれよという間に、この奇妙奇天烈にして狂気渦巻くニンジャ世界に中毒めいた陶酔感を覚えていく様ではないか! これをサイオー・ホースと言わずして何と言おうか!

なお↑みたいな色々と間違った解説(CV:ゴブリンさん)が劇中にちょくちょく差し挟まれるんですが、その中に散見されるコジキ、ハイク、ミヤモトマサシ?等からの引用もほぼデタラメなので、笑って聞き流す事を推奨します(笑)

視聴に際しては※6ニンジャリアリティ・ショックへの気構えを忘れずに!

カラダニキヲツケテネ!

サヨナラッ!


※1~6
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 20

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見終わった感想(修正済)

ドーモ 注意事項デス。
1.原作(書籍版読んでいます)重篤な忍者ヘッズ(ニンジャスレイヤーファン)
2.ニンジャスレイヤーが好き過ぎて書きたかった。書いてしまった。
3.忍殺語が溢れいています。重点。いいね?

『ニンジャスレイヤー』は
ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズの
アメリカ人コンビによる妻子を殺され忍者になった主人公の復讐劇をメインに
アクション、SFにボーイミーツガール、コメディホラー要素もある奥ゆかしい小説。
翻訳チームが翻訳後Twitterで連載して
物理書籍版(ダレン・シャンやハリポタ並に分厚い本。時として武器にも使用可能)や漫画が発売された。
2-3年前に兄に第一巻「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上」を貸してもらい、
小説の文の7割がカタカナでクレイジーな世界観にハマった。
現在、第3部の連載が行われているが、私はキョート殺伐都市舞台の今第2部
「マグロアンドドラゴン」迄読んでいます。
仕事が落ち着いたら・・早く第3部も読みたい・・。

当時、書籍版の告知を見てアニメ化すると聞き、
「アイエエエエエ?ニンジャ・・アニメナンデ?」と
ニンジャリアリティショック(NRS)起こしている自分に混乱しました。
アニメ版で特にお気に入り回は
「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」
シルバーカラス=サンとヤモト=サンの切ない話と「少し明るい海」です。

OPはSouth Park Let's Fighting Loveを思い出すような映像とROCK。
最近になって上の方に英語歌詞の字幕があることに気づいた。
作画はアメリカのカートゥーンと90年代を混ぜた感じで時々FLASHっぽい。
まさにチャージマン研と鷹の爪混ぜたような感じ。
格ゲーのようにいきなりスライドして登場するのはずるい(笑)

動きがFLASHみたいだったり、あえて雑なところは
小説では首がサヨナラしたりグロが多いのであえての自主規制かもしれない。
古事記?にも書かれている通りにアイサツするシーンと
ニンジャスレイヤーの戦闘シーンは気合が入ってる模様。
爆発四散して「サヨナラ!」するシーンだけ声優の本気が見えた

実際そんな感じだけど、ヤモト=サンとナンシー=サンのカワイイヤッター!な姿が見れたので
それだけで私は幸せです。何も言うことないです。
だけど、一つ言うとしたら、実写パートはいらない。
翻訳チームの趣味だと思うけど、まさに哲学だと思う。

<補足>
アニメ版はついに最終回を迎え、2016年 春に地上波TVシリーズ
(スペシャル・エディシヨン版)放送が決定された。
原作ストックは山ほどあるし、大いに楽しみ。備えよう。
このアニメを観て「原作も見たくなりました」という
ニュービーはなかなかいないと思うけど、もし見るなら
Twitterでも連載されているし、物理書籍版もあるし
たくさんエピソードがあるけど、時系列バラバラなので好きなところから見て
内なるカラテの高まりを感じニンジャリアリティショックを受ければ良いと思います。(*´∀`*)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 47

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本語がさらに好きになる作品です

いい最終回でした(汗)

ラストのインガオホーの山焼き、一瞬でしたが最高のビジュアルでした。
ワッショイ!の連呼で殴り合うラオモトとフジキド、アツかった・・・

色使い・テキトウさを逆手に取った動きのバカっぽさ・80年代のニンジャ映画ブームの妙な盛り上がりを思い出させる台詞の数々、ほんとスバラシイです。何が面白いのかを言葉にするのは難しいですが楽しかったですw
因みに私は内容は全く頭に残ってません(汗)

/////////////////////////////////////////////////
25話観ました。総集編とサブタイトル付いてました。

私は原作読んでないですし、この作品自体が物語が記憶に残らない類の代物なので私の大きな勘違いかもしれませんが、

ぜんぜん総集編じゃねぇ(滝汗)

もうね、目に余るヒドサに拍車がかかってます。
真面目な人は既に脱落してるでしょうが、私的にはタマランです。
//////////////////////////////////////////////////
昨晩、15話をたまたま目にしてしまったわけですが。
どうも気になって仕事に身が入らないのです。
あの叫び、あの動き、あの色使い、あの言葉遣い・・・・
出会わなければ、こんな思いをすることも無かったものを。

という事で、結局続き見てます(汗)
癖になります。
/////////////////////////////////////
たまたまニコ動で目にしてしまいました。
イア゛ア゛ア゛ァ~イア゛ア゛ア゛ァァァ~ってなんか斬ってるし(汗)
耳に残ってしょうがないんすけど。
ダイナマイトの信管というか導火線目にも留まらぬ早さでブチブチむしってるし・・・
なんか観てはいけないもの観てしまったような気がします。

昔のピットファイターとか初代モータルコンバットを思い出しますね、コレw
すごく観たいけど、コレに人生の貴重な時間を使う事は何か間違ってる気がします(汗)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16

56.2 6 悪の組織で友情なアニメランキング6位
ハピネスチャージプリキュア!(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (94)
450人が棚に入れました
クイーン・ミラージュ率いる幻影帝国に侵略されている地球。それに立ち向かうプリキュア達は日々ニュースで取り上げられ、世界的に認知されており、少女達の憧れの存在だった。そうした中祖国ブルースカイ王国を幻影帝国から取り戻すためプリキュアとなった王女の白雪ひめ / キュアプリンセスは戦いを挑むが連戦連敗の日々を送り、既に活躍するキュアフォーチュンからも叱責を受ける状態だった。

ぴかりが丘にすむ中学2年生の愛乃めぐみはプリキュアに憧れる少女で、困った人がいると放っておけない心の持ち主。そんな彼女が商店街に買い物に行くと頭に小さな石が当たる。それは地球の神・ブルーがひめのプリキュアとしての仲間を探すために与えた「愛の結晶」だった。ひめはそれを「これが当たった子が友達」と高いところから投げ、当たっためぐみと話そうとする。

そうした最中、サイアークが現れ暴れだす。ひめは変身するもやはり歯が立たない。ピンチとなったその時めぐみが立ちはだかり、ひめを助けたいという気持ちが結晶に通じ、キュアラブリーへと変身、ひめと共に戦う事となる。

声優・キャラクター
中島愛、潘めぐみ、戸松遥、松井菜桜子
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アリストテレス「愛とは、二つの肉体に宿る、ひとつの魂で形作られる。」 ラスボスとテーマさえ間違えなければ...!

緒言
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放送10周年を記念してこれまでのプリキュア達がメッセージを2月からの放送時に伝えるそうだ。
これを機に中の人の登場作品追々を1話放送後に纏めようと思う。
「彼女ときたらこのキャラでしょ!」や、同作品で出演しているアニメ、一番下は近年演じているキャラにしたいと考えています。
また自分が気に入っているアニメキャラも含ませます。
人によっては目障りだと思ったり、見飽きたと思ったとしても見ていて貰いたい。

ニコ動での記事
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登場声優
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これまでのプリキュアソート(☆は代表キャラです)2004~2014まで
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あれ?誰か忘れてない?
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1話 開幕から女王様に3人組www そして雑兵達が...懐かしく、嬉しい^^
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2話~ 世界の説明はお約束&援軍キタ 関ヶ原まで簡潔に纏めます
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8話 声はリンクする神回
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9話~ また急に歌うよ~♪wwww
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20話~23話 最初の謎解きから神回
これまでのシーズンから可能性がある仮説を立てる
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後半~どう収束するのだろうか?
24話~
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30話~
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36話37話
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38話 桐生さん「やるのか・・・!」
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39話 悪いが一緒に戦えねえ、ちょっくら米に行ってくるわ
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最終決戦・・・
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ホントの最終決戦・・・
44話~ 赤い彗星(声:はたけカカシ)は新世界を創るため動き出す
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46話 これは何を得るための戦いなのだろう
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47話 明けまして妖星ゲラスへ、アンタの願いを問う
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48話 悪役の足掻き、それは深夜・ゴールデンとも同じ
この戦に合うゲーム音楽は...
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49話 The battle for fhe 10th anniversary そして太陽(朝日)は昇る...
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こうして10周年は終わりを告げた...
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さあ、女型の巨人・闘士・霧の艦隊よ、動き出せ...(声優は合ってる)
それと彗星の如く現れたハニーさん:北川里奈
貴女は何処へ向かう?

投稿 : 2025/03/01
♥ : 20

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

「プリキュアシリーズ」の通算11作目にして、9代目のプリキュアに当たる。

「プリキュアシリーズ」放送開始10周年記念作品。制作発表の時点では2人の初期メンバーに加え、追加キャラクターも併せて公開されている。

本作品における劇中世界では、各大陸にプリキュアのチームが存在し、その活躍がニュースで報道されるなど、「プリキュア」が世界共通の言葉として認知されている。「みんなを幸せにするために戦います!」をテーマに、「ハピネス注入!」を合言葉として、不幸オーラがパワーの源のクイーンミラージュ率いる悪の組織「幻影帝国」と戦う。また、「おしゃれ」「お着替え」をモチーフとしており、変身アイテムであるプリチェンミラーとプリカードを使ってプリキュアに変身したり、多種多様なコスチュームへのフォームチェンジを行う。さらにこれまでのエンディングのダンス映像で培った3DCG映像技術を活かし、フォームチェンジ後は3DCGによるダンス映像を使用、ダンスによって戦う要素も盛り込まれる。この他、プリキュアをサポートする2人の男性との淡い恋愛模様も描写されることになっている。

プロデューサー陣には前作『ドキドキ!プリキュア』から引き続き東映アニメーションの柴田宏明と朝日放送の土肥繁葉樹が起用され、柴田は「読んで字のごとく、人々に幸せをお届けするプリキュア。全国のお子さんたち、ご家族の方が日曜朝にハッピーな気持ちになれる作品を目指して鋭意制作中」、土肥は「毎日の生活を送るなかで、人は大なり小なり壁にぶつかり、もがきながら乗り越えようとしているはず。ときに気持ちが折れそうになったとき、自分を鼓舞し、心の支えとなってくれるのは何か。『プリキュア』が今でもそうした存在になりうることを、自信を持って訴えたい」と語っている(この他、広告代理店のADKからは、高橋知子が参加)。シリーズディレクターには『ハートキャッチプリキュア!』で同職を務めた長峯達也が、シリーズ構成には『Yes!プリキュア5』シリーズで同職を務め、シリーズ全作に於いて脚本担当として参加している成田良美が起用されている。また、キャラクターデザインは、『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』や長峯の監督作品のひとつである『ONE PIECE FILM Z』などの作画監督を務めた佐藤雅将が手掛けている。番組放送開始前に都内で行った会見で、土肥は「どんなにつらく厳しい状況でも、気持ちの持ちようで世界が違って見えてくる。仲間がいれば、力を合わせて前に進むことができる。そんなメッセージを込めて、お送りします」と語った。白雪ひめ役の潘めぐみは「この道でやってくぞ!と決めて10年。アニメから夢や希望をたくさん浴びてチャージしてきたハピネスを、テレビの前の皆さんに全身全霊で届けたい」と熱意を語った。

主題歌はオープニングテーマの歌唱を、AKB48出身の仲谷明香が担当、仲谷本人にとって、この主題歌がソロ歌手としてのデビュー曲ともなった。エンディングテーマは、3作連続で、声優でもある吉田仁美が歌うこととなった。

また、本作品ではシリーズ放送開始10周年を記念して、記念ロゴが制作されたほか、放送開始から毎週1回につき1人ずつ番組のオープニング冒頭で『ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュア Max Heart』から前作『ドキドキ!プリキュア』までの合計33人の歴代プリキュアによるメッセージ映像が放送される。第5話からは番組公式サイトの「ストーリー」内で誰が担当するか告知されている。

前作から引き続き、データ放送やスマートフォンアプリとの連動企画が行われている。データ放送では着せ替えゲームをすることができ、コーデを完成させて電話(テレドーム)をすることでプレゼントに応募できる。また、シリーズで初めてオーバーレイ表示を導入し、時刻表示を非表示・通常表示・プリキュア仕様の表示に切り替えることが可能となった。スマートフォンアプリでは応援することで歴代のプリキュア37人の3Dモデルが貰えるようになっている。この他、視聴者からのプリキュアの似顔絵投稿を受け付け、番組エンドカードやデータ放送、ABCの公式サイトで公開している。この番組構成の変更に伴い、Aパート終了時のアイキャッチが画面右下にタイトルロゴが表示されるだけのものになっている(Bパート開始時のアイキャッチは通常通り)。

本作品の第14話「ヒーロー登場! あいつはいかしたすごいやつ!!」(2014年5月4日放送)でプリキュアシリーズ通算500回の放送を迎えた。この回のメッセージは「500回記念」の特別版で歴代プリキュアではなく、本作品のプリキュア4人(ラブリー・プリンセス・ハニー・フォーチュン)が登場しコメントを述べた。

同年5月26日では、6月8日放送分の本作品第19話にて元プロサッカー選手の中山雅史が愛称「ゴン」の役でゲスト出演することが発表された。TV本編の「特別出演」は、前々作『スマイルプリキュア!』第17話「熱血! あかねのお笑い人生!!」(2012年5月27日放送)に出演したFUJIWARA以来で、スポーツ関連では初となる。また、同年8月17日放送の第28話では、主題歌を担当する仲谷と吉田がハワイのプリキュア「アロ〜ハプリキュア」の役でゲスト出演する予定。プリキュア歌手の「特別出演」は、『ハートキャッチプリキュア!』第36話「みんなが主役! わたしたちのステージです!!」(2010年10月17日放送)に出演した工藤真由と池田彩以来となる。

なお、前作まで発売されていたキュアドールに代わり、本作品からは自由に着せ替え遊びが楽しめるプリキュアプリコーデドールが発売された。歴代プリキュアのものも発売されている。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

ブラッキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

もったいない。これに尽きる

良い点としていくつかあるがまずネタバレレビューを読む
続いて、悪い点を挙げていきたいと思う。ネタバレレビューを読む
まとめにはいるが、要所要所の素材は悪くない。これを生かせばとても面白いシリーズになったであろう。しかし、それをうまく生かせなかったのがこのシリーズの評価につながってしまっているのではないだろうか。これらの要所を生かした作品としてスタプリが挙げられるが、それなりに無難にできていたと感じる(とはいえ、既存の焼き増しという観点から面白いとはどうしても感じにくいものがあるが)。
既存のプリキュアシリーズに飽きて新鮮さが欲しいというときはぜひともお勧めしたい作品ではある。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

63.1 7 悪の組織で友情なアニメランキング7位
ふたりはプリキュア Splash Star(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (79)
437人が棚に入れました
海原市立夕凪(ゆうなぎ)中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。ふたりは、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピの力により「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦う。

声優・キャラクター
樹元オリエ、榎本温子、山口勝平、松来未祐
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「命」というテーマを描ききった名作(少し修正)

2006年2月から2007年1月放送のTVアニメ。
「ふたりはプリキュア」から、キャラクターも舞台も刷新。
前作は、正反対の二人の女の子の絆の強さが印象的で、なぎさとほのかの関係性が一番のポイントだったと思っています。
対して本作は最初から仲がよく、二人が他の「命」と繋がって行く感じですね。

私はMAXHertからリアルタイムで見ていて、最初は若干の違和感はありました。(すぐにそれもなくなり、今ではすごく気に入っているんですけど)
本作で主人公の入れ替えと言う思い切った選択をしたことが、その後のプリキュアシリーズ化に多大な貢献をしたとも思います。


一貫した「命」というテーマ、地味ながら印象の良いキャラクター達、世界観をあらわす美しい背景、敵幹部の面白さなどが見所。
それらの要素と設定が全てテーマにリンクしているのがとても良いです。

バトルは前作までのアグレッシブな肉弾戦は控えめになり、精霊の力を借りた魔法のような技のぶつかり合いが増えました。
そして「自分たちの大切な日常を守る」という初期コンセプトに沿って、精霊の力をバリアとして用いる、纏った光の粒が衝撃をやわらげるなどはっきりと「守り」を視覚化しています。

全体のまとまりはしっかりしていますが、人によってはダレを感じる部分はあるかもしれません。
ですが単発のエピソードや日常回も、舞台や登場人物を掘り下げる地味ながら良い話が多いです。


【ストーリー】
海原市立夕凪中学校に通う日向咲は、大空の樹で美翔舞と出会い、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピに請われ、二人でプリキュアに変身。滅びの力を振るうダークフォールから泉の郷(精霊の世界)を取り戻し、緑の郷(人間の世界)を守るために戦うことに。


【キャラクター】
ネタバレレビューを読む


【テーマについて】
ネタバレレビューを読む


【満と薫について】
ネタバレレビューを読む


【本作の最大の特徴】
ネタバレレビューを読む

派手さはそこまでありませんが、子ども向けとしての細やかな気遣いが感じられ、明るい雰囲気で深いテーマを描いた素晴らしい作品です。
いろんな年代の人にゆっくり一話ずつ楽しんで欲しいです。(2015.11)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16

hikonoir さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

オノマトペだよ

オープニングのテーマ曲、16分音符連打でノリがよく、いきなり曲の主題を頭にもってくる。それが終わると、軽やかにピチカート。ピチカート好きの自分はもうこれでノックアウト。初代のオープニング曲は、シンコぺがガッツリ効いてカッコよかったが、このスプラシュもなかなかのものだ。

「SPLASH」という映画をご存じか?観た事はないが、上映していたのは知っている。人魚の話だと思う、ってのは、ポスターに女の子の人魚が映っていたから…。で、人魚がたてる水音、ジャポーン、ピシャ、バシャ…を、英語ではSPLASHと表現する。そう、オノマトペ、擬声・擬態語です。

「花鳥風月」という言葉をご存じか?たしか能の創始者か伝承者かが、造りだした造語だったような…。(自分で検索してください)

「きひつかみ」をご存知か?木・火・土・金・水の頭の発音である。西洋の四大元素とは異なり、中国日本の陰陽五行説にもとずく。

おおまかに、このような三つのキーワードがこのアニメに登場します。詳しく書くと大変な長文となるので止めときます。これらの意味するものがイメージとなり意識下に、アニメを観るたびにチョクチョク刺激されるわけです。ですから、最後の地球規模になっても驚きはあるものの、やっぱりこなったかぁ…。というように感慨深くなるんですね。こういう色分けはアニメではよく使われてますが、無理くり当て嵌めたり明確化しないで、なんとなくすんなり、子供向けなのでもっともらしい説明もなくて十分良いと思う。

そして、やはりカオルとミチル。ストレートな話の展開に好感もてます。ちょっと泣けてしまうよ…。友情と団結に犠牲、東映動画をずっと観てきた自分はどうもこれにヨワイ。すっかり毒され…あ、いやその影響されたという事で…はい…大好きなんです。

それにしても舞が可愛いなぁ。最初はあんまり気持よくなかったのに、観てるうちにだんだん可愛くなってきて、舞の返事の「うん」が気に入ってしまいました。ホント他のシリーズ登場人物と比べてもかなり好感度高いな。自分でもこういう話、つくりたいと思う今日この頃なのでした。

追記。 モンタージュ理論について、初回シリーズの絶交シーンを例にコメントしたが、絶好の模範例がこのシリーズにもでてくる。24話、ミチルとカオルが居なくなって寂しくて、彼女達をを救えなかった自責の念と後悔になやむサキと舞。

舞が一人でうつむいて居間で腰かけてる。うつむいてるので表情が解らない。マイの事情など解らず兄が普通に話しかけてくる。すると、台所のシンクに溜まった水の上に、水道の蛇口から水滴が一滴ピチョン。「水道のハンドルをきちんと締めてないから、蛇口から水が一滴ずつ落ちるんだよ!」。そう思った人、結構いるでしょ。その後、舞の顔がクローズアップして、泣きそうな顔…。でも泣かない。打ち明けられない。また、水道の蛇口からピチョン。ここでさすがに気付くでしょ。

「何だ?また水滴が…。あれって寝たあととか気になるよな…。しつこいな、このカット」。などと思って何も気づくことなく見過ごしてるアナタ!これがモンタージュ理論なの。一見、ストーリーに関係ない映像を差し挿む。でも、そうじゃない。隠された象徴がそこにある。不思議なものでこういう見せ方のほうが印象に残るし、舞の悲しみが視聴者の心に深ーく入り込む。舞の泣けないもどかしさや苦しみを単純に台詞で話してしまうより効果的だ。あの水滴が舞の涙だと解った時、ちょっとした謎を解いたような気になるし、舞の心の内も垣間見える。いいですか?イメージ映像を演出家の狙い通りに解釈してやらないと、演出家の想像力と努力が無駄になってしまいます。

なんだかんだで、このシリーズが結構安心してみれて、落ち着くのはBGMの素晴らしさも一役かってると思う。メロディーがいいよ、ほんと。見直してるうちにちょと気付いたんで追記しました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

続編も見たかった

プリキュア史上最も知名度が低く、売り上げ的にも失敗し
「Yes!プリキュア5」での方針大転換につながった作品。

"隠れた名作"なんて言われているのも、判官びいきというか
要は"通好み"という意味だと思っていました。

しかし視聴してみたら、隠れた名作と言われてるのもわかりました!
っていうか、プリキュア史上でも1,2を争うくらいの傑作ですよ!!

日向咲がソフトボール部所属であることで生まれるドラマが胸アツだったり
絵を描くのが好きな美翔舞と、咲の妹であるみのりや霧生薫との絡みが素晴らしい。



さらに敵であるアクダイカーンたちのキャラが立ち過ぎ(笑)

カレーパンことカレハーン
全身炎なのに海からも出てくるモエルンバ

ドロドロンは、声を担当している岩田光央さんのアドリブが最高すぎて、出てくるたびに笑ってしまいます。高木渉さんによるウラガノスとブンビーに匹敵する強烈なキャラクターです。

ミズ・シタターレは松井菜桜子さんの声が最高すぎで惚れます。

そしてプリキュア史上最高の漢(オトコ)キントレスキー!

どんな時も正々堂々、なんか咲の父さんとも仲良くなってたり・・・小杉十郎太さんの声も相まって、ものすごく魅力的なキャラクターになっています。プリキュアの敵の中で一番好きかもしれません。
彼とプリキュアの闘いをずっと見ていたい。
いや、いっそのこと海原市で平和に暮らしてほしかった(with ミズ・シタターレ)。



キュアブライトとキュアウィンディは、続編を見据えて設定されたフォームだったようですし、2年目への突入が叶わなかったのは少し残念です。まあ「Yes!プリキュア5」からのシリーズの大躍進を考えたら"価値ある犠牲"だったのかもしれませんが。

今のところアマプラで見ることができるので、ぜひ見てもらいたい隠れた名作です
(もう隠れていてほしくない!)





P.S.でも一番好きなキャラは日向みのりだというのは内緒・・・(●´ω`●)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

64.0 8 悪の組織で友情なアニメランキング8位
Go!プリンセスプリキュア(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (78)
329人が棚に入れました
ごきげんよう!わたし、春野はるか!『ノーブル学園』に通う中学1年生!!わたしには大切な夢があるんだ。それはズバリ「プリンセスになること」!!大好きな絵本に出てくるプリンセス…そんなステキな人に絶対なりたいの!昔『カナタ』という男の子とも、夢はあきらめないって約束したんだ。新しい生活、がんばっちゃうぞ~~! と思っていたら、人々の夢を「扉」の中に閉ざし絶望に染めてしまう悪いやつらが目の前に現れて……!!『プリンセスパフューム』と、『カナタ』にもらってお守りにしていた『ドレスアップキー』で、わたし、なんと『プリンセスプリキュア』に変身しちゃった!!「つよさ・やさしさ・美しさ」をかねそなえた真のプリンセスとなり世界を救うこと…それが『プリンセスプリキュア』の使命なんだって。夢のためにも、みんなを守るためにも悪いやつらに閉ざされた夢の扉はわたしが開いてみせる!!

声優・キャラクター
嶋村侑、浅野真澄、山村響、東山奈央、古城門志帆
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

夢を追い求めることは理想の自分を追い求めることでもある

2015年2月~2016年1月放送のTVアニメ。プリキュアシリーズの12作目。
遅まきながら、録画をやっと全部視聴できました。
全キャラに描写の偏りもなく、設定や世界観もテーマに綺麗にリンクしていて最初から最後まで素晴らしかったです。

プリキュアのデザインも良かったですし、作画は不安定な時もありましたがいつも可愛らしく、大切な回にはしっかり力を入れていたので安心して見ていられました。欲を言えばイルカなどの動物がもう少しリアルなら良かったかも。
声優さんの演技もそれぞれ素晴らしかったです。クローズにベテランの真殿さんという配役は最後まで見てなるほどと思わされました。

途中からOPが2番に変わりますが、Aメロの歌詞に抵抗があったなあと…それなりに注目して見ていたのでちょっと気になりました。
まあストーリーには影響しない部分なのですが。

テーマは夢そのものではなくて夢を叶えること、理想の自分を追い求めること、そのためにどう行動するかということだったと思います。
子ども向けなので厳しい描かれ方ではないものの、長期的な目標を持ってそれを叶えるために今何をするかという描写が多く、その点は結構現実感がありました。
夢を叶えて終わりではないところも好印象でした。

【4人の夢への向き合い方】ネタバレレビューを読む

【男性キャラ】ネタバレレビューを読む


【テーマについて】ネタバレレビューを読む

キャラクターのことばっかり書いている気がしますがw
テーマにキャラクター、ストーリーがしっかりリンクしている証拠だと思います。
色んな年代の人にお勧めできる名作です。(2016.8.4)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

キャッチコピーは「つよく、やさしく、美しく!」。

「プリキュアシリーズ」の通算12作目にして、10代目のプリキュアに当たる。

本作品ではタイトルのとおり女の子が憧れる「プリンセス」をテーマに取りあげ、全寮制の学園を舞台にストーリーが展開されている。

プロデューサー陣には、前作『ハピネスチャージプリキュア!』から引き続きABC朝日放送からは土肥繁葉樹、東映アニメーションの柴田宏明に加えて、神木優が新たに起用されている。シリーズディレクターには数々の「プリキュアシリーズ」で演出として参加していた若手の田中裕太が、シリーズ構成には『ドキドキ!プリキュア』などの各話脚本を担当した田中仁が務めている。また、キャラクターデザインは「プリキュアシリーズ」初参加の中谷友紀子が起用されている。

本作の企画には、「プリキュアシリーズ」の生みの親である鷲尾天が『Yes!プリキュア5GoGo!』以来約7年ぶりに復帰しており、制作現場はプロデューサーに任せているが、主にサポート、監修、スーパーバイザー的な立場として脚本の打ち合わせには立ち会っており、アドバイスなどを担当している。

音楽は『ドキドキ!プリキュア』『ハピネスチャージプリキュア!』に引き続いて高木洋が担当、エンディングダンス振付も前2作同様MIKIKOが担当する。主題歌は、オープニングテーマの歌唱を礒部花凜が、エンディングテーマは北川理恵が歌うこととなった。

なお、タイトルにアルファベット表記が入るプリキュア作品は、2008年に放送された『Yes!プリキュア5GoGo!』以来となる。

作品の随所に盛り込まれているフリルやレース状のパターンや、放送中に表示される画面左上のデジタル時計の表示(ワンセグでは表示されない)など、本作品独自の演出も散見される。オープニング前に約15秒間のナレーションが挿入されたため、前作『ハピネスチャージプリキュア!』と同様、アイキャッチはBパートスタート時のみとなっている。

文字多重放送を実施しており、はるかの台詞を黄色で表記している。また、データ放送やそれによるゲーム(じゃんけん)に勝って電話(テレドーム)することでプレゼントに応募できる企画やスマートフォン用アプリとの連動のほか、前作から導入された時刻のオーバーレイ表示や視聴者からのプリキュア似顔絵投稿も継続されている。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

夢VS絶望のプリキュア12作目

プリキュアシリーズ12作目。全50話。
「夢」が作品のテーマになっており、プリキュアたちが皆の夢を守るため、また自分自身が夢に向かって進むため、世界を絶望に染めようと企てる敵と戦う、といった正統派のストーリー。
4クールの長丁場なので、途中やや中弛みしているように感じるときもありましたが、終盤の展開はとても盛り上がり、最後も綺麗に纏まっていて、1年間観てきて良かったと満足できる作品でした。
キャラは、明るく元気いっぱいの主人公・春野はるか(キュアフローラ)、お嬢様で優等生タイプの生徒会長・海藤みなみ(キュアマーメイド)など、普通に好感が持てます。個人的にいちばん好きだったのは、スーパーモデルの母を持ち、自身もトップモデルを目指している天ノ川きらら(キュアトゥインクル)。さばさばした性格で、ややツンデレっぽいところもあり、とても魅力的なキャラでした。
作画は、通常の場面に関しては、いかにも普通の子供向けアニメといった絵柄で、特に綺麗というわけではないのですが、戦闘シーンの動きや見せ方はスピード感や迫力があって良かったです。また、プリキュアたちが歌って踊るEDのCG映像は非常に華やか、煌びやかで、素晴らしい出来でした。特に後半のED(第26話~)では、曲の途中のソロパートの担当キャラが週替わりになっていて、毎週楽しみに観ていました。とても完成度の高いEDなので、プリキュアに興味のない人でも、EDだけでも一度観て欲しいです。
音楽も、OP、EDともに作品の内容、雰囲気と完璧に合っていて、とても良かったです。子供向けアニメの主題歌というのはこうあるべし、というような文句なしの出来だったと思います。
夢があって、爽やかで、バトルは熱く、仲間や家族の絆は暖かい。そんな安心して楽しめるプリキュア作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

63.6 9 悪の組織で友情なアニメランキング9位
ダンボール戦機(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (33)
288人が棚に入れました
同名ゲームとストーリーを同じくするTVアニメ。アニメではより詳細な部分まで描かれている。原作はゲーム開発会社・レベルファイブの日野晃博。 掌サイズの小型ロボット・LBX。発売当初、危険な玩具といわれたLBXだったが、2050年において子供たちに大人気の対戦型ホビーとなった背景には、どんな衝撃にも耐えられる強化ダンボールの開発があった。ダンボールの戦場で戦いあうLBXの開発者を父に持つ主人公・山野バン。事故死した父の背中を求め、LBXプレイヤーとしての日々を送る中学生1年生だ。だが父のことがあるためか、母からLBXの所持を許されず、借り物の機体で戦う毎日。そんな彼の前にある日、謎の女性が現れる。彼女から渡されたのは、世界の命運を握る特別なLBXだった。番長・郷田との戦いを経て、ついにバンは愛機を手に入れる。その名はアキレス! バンとアキレスは、仲間のアミやジンを巻き込んで、世界覇権を狙う大企業との戦いへと踏み込んでいく!!

声優・キャラクター
久保田恵、井上麻里奈、浪川大輔、小田久史、藤本譲、東地宏樹、中村悠一

Worker さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大人も楽しめる子ども向け

 装甲娘ミゼラムクライシスの事前登録記念として、現在 YouTube で全話無料公開されている。子どもの時にも観ていたが、コロナウイルス自粛期間に加え、ゴールデンウィークであるから、私は再び観ることにした。

 まず子ども向けアニメとして、次に大人向けアニメとして評価する。
•子供向けアニメとしての評価
 キャラクターの設定は、主人公たちはイナズマイレブンと同じで中学生で、名前は姓が漢字で名がカタカナで表記されている。子どもにとって親しみやすい設定になっていて良いと思う。郷田ハンゾウと仙道ダイキの喧嘩も、些細なことで意地を張り合うところは、子どもにとって親近感を湧いたりするのだろう。
 それから主人公が魅力的だ。主人公バン♂にはカズ♂とアミ♀という二人の友達がいる。男主人公に同性と異性の友達が一人ずつというハリーポッターと同じ理想的な型だ。また、物語の初めから使命を与えられ、自分の正義を曲げない主人公は、まさに絵に描いたような「主人公」だ。
 戦闘描写が凝っているのも高評価だ。激しい戦闘描写は子どもの心を鷲掴みにする。
・大人向けアニメとしての評価
 先、戦闘描写を高評価したが、大人の視点でも同じ評価だ。放送された当時のアニメとしては、かなり良い作画だ。現在放送されたとしても全く恥ずかしくない程である。
 主題歌についてだが、シリーズ通してどれも素晴らしい。Little Blue boX の曲はソロデビューする前の LiSA のようである。
 肝心の物語についてだが、子ども向けと断言できないほど重い。子ども向けの作品であれば、綺麗事が飛び交ったりするが、この作品にはそれが綺麗事でも子どもにメッセージを伝えようという強い意志が感じられる。
 悪い点を書くと、設定や話の展開に無理があったりするところだ。子どもの視点に立てば全く気にならないのだが、大人の視点では無視できない問題だ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あら?これって結構王道熱血

ゲームやおもちゃを売りつける為のお子ちゃまアニメと思いつつ観ていたら、あら?これって結構王道熱血ホビーバトルじゃね?
2050年を舞台にしているのにキャラデザといい、ベタな悪役といい、昭和の香りがプンプン。
主人公の名前がなぁ…ヤマザキパンからのダジャレにしか思えんがな(爆笑)
中学生達がホビーロボでのバトルだけかと思いきや、軍事利用やら暗殺兵器としてとか、ロボの開発者である主人公の父親を拉致監禁する悪の組織に、悪の組織に染まっている政治家、関係各省…
基本は友情とか正義感とかだけど、その辺のラノベよりも濃厚な内容でこれは面白いな。
予算があるから下手なCVも起用していないし、どのキャラもスッと入ってくる。
マリーナ最高!
2クールのLBX世界大会編のラストは予想通りでびっくり感はなく、どうやって勝ち上がるのかを楽しんでいただけだが、3クールへ向けてそう来るか…
改めていうが子ども向けだよね?
自◯党の政治家たちにしか見えぬイノベーターたちが平気で人を殺めているよな…
どんどん風呂敷が広がってきて、大丈夫か?
3クールは秋葉原に住んでる天才ハッカーの協力を求めてのLBXバトルは主人公達が所有するLBXが変更したのでそれのお披露目という感じだろうけど、ターミネーターかよ。いつの間に…
4クールになりいよいよラスボス。
いや〜こいつがラスボスだったのか?!で予想外で…やられたよ。
兎にも角にも主人公がどんな困難にも折れる事なく正義を貫いていくというのは良かったが、こういう真っ直ぐな性格ってダークサイドに落ちた時は最強最悪にでほんに紙一重なのだ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

pick さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うん。

ダン戦はわかりやすくおもしろい内容になってたなぁと思います!
ただオチが予想できすぎたのはちょっと^^;
まぁ普通にいいとおもいますよ!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

64.5 10 悪の組織で友情なアニメランキング10位
キャッ党忍伝てやんでえ(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (17)
107人が棚に入れました
タイムボカンシリーズ等で人気の高いタツノコプロが制作。悪役が最後自爆するという、同シリーズを彷彿とさせるストーリー展開に、時代劇やアクションヒーロー物、巨大ロボット作品等で視聴者に人気のお決まりのパターンが数多く詰め込まれている作品。アニマロイドが平和に暮らすエドロポリス。しかし、その影では幕府老中コーン守とその手下幻ナリ斉がエドロポリスを自分のものにしようと徳川幕府転覆を企んでいた。しかし、それを阻止しようと老中ワンコー守は幕府隠密ニャンキーを組織。はたしてニャンキーはコーンの守の陰謀を阻止する事ができるのだろうか!?

声優・キャラクター
山口勝平、折笠愛、小杉十郎太、塩屋浩三、こおろぎさとみ、水谷優子、山寺宏一、沢木郁也、龍田直樹、川村万梨阿、堀内賢雄

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

説明しよう!

またまた説明せねばなるまい!

懐かしシリーズ、その3かな。

こちらも、かなり昔の作品となります。
覚えている人はいるでしょうか。

前にレビューした「疾風!アイアンリーガー」と似たような感じなのですが、こちらは動物型のロボットキャラクターが登場する作品となっています。
「アニマロイド」と呼ばれていました。

時代劇(?)風の作品となります。
舞台はエドロポリス。

主人公のヤッ太郎、スカシー、プルルンの3人+おタマ;犬山ワンコー守
が秘密忍者隊ニャンキーとして、悪の組織(的な)狐塚コーン守+カラカラ一族と対決するのが、大まかなストーリー。

とは言え・・・基本的にはギャグアニメに類するもので、基本的に単発エピソードの集合体と考えても差し支えないかと。
時代劇風という事もあり、ある種「様式美」と化していた点もありましたし。

しかし、その内容が当時からぶっ飛んでいて、アドリブ満載というか、そうとしか考えられないセリフが多数あり、事実、声優さんたちもやりたい放題だったという話も漏れ伝わってきている。
そして、その声優さんたちが、やはり今となってはレジェンド声優ばかりなのですよ!

特に悪役側のコーン守(沢木郁也)、幻ナリ斎(龍田直樹)、カラ丸(山寺宏一)のカラミは秀逸でした、今見ても噴き出す自信がありますw。
この他にも、悪乗り的なシチュエーションは数知れず、ある意味伝説的なアニメと言われていました。

さらに、この作品は「Samurai Pizza Cats」の名称で海外でも放映され、忍者好き、アニメ好きのファンから大変な人気を得たそうです。


そして、このアニメが伝説と言われたのは、別の理由がありました。
国内でも、それなりに人気となり、海外でも人気だったにもかかわらず、
長らく、メディア化されていなかったんです。
懐かしきVHSビデオでは発売されてはいたのですが、途中で販売が打ち切られ、長らく、本当に長らくの間全話を見ることは不可能とされていたのです。
そして、その理由が実しやかにささやかれていました・・・「マスターテープが紛失したのだ」と。
この噂により、ファンは「もう全話放送、メディア化は無理なんだ・・・」とあきらめていたのです。

ところが、です。
オンタイム放送から20年の時を経て2012年に全話DVD-BOXが発売されたのです。
いったい、あの噂は何だったのか・・・と、ファンは訝しみまがらも再び全話を目にすることが出来ることに大いに喜んだのです。

ちなみに、同じタイミングで、公式ファンブックも発売されています。
こちらは、今探すととんでもない価格になっていますので、その人気がお分かりいただけるかと思います。

さて、話は少し戻りますが、
このキャラクター達、動物型ロボット=アニマロイドと言いましたが、
これらのキャラクターがとにかく、かわいいんですよね(主に女性キャラ)。
私はプルルン(折笠愛)が好きで見ていたのです色っぽ可愛い。
折笠さんのお声は本当に独特でした。

ニャンキーのサポート役のおタマ(こおろぎさとみ)もかわいかったですね。
ミサイルぶっ放すおミツ(水谷優子)は少し目が怖くて苦手でした。
あとウサ姫(川村万梨阿)もかわいかったですね、起こるとすぐに「島流し」にされるという・・・w


あと、もう一つ言っておかなければいけないのは歌の良さでしょうか。
OP「おっとどっこい日本晴れ」はキャッチーで楽しげでちょっと和風で楽しい名曲ですし。
ED「To be Yourself」これは屈指の名曲だと思います、多くは語りません、
今であれば、動画サイトなどで聞けちゃうかもしれないので聞いてみて下さい。
さらに、挿入歌も名曲が多いです。
そして、これら名曲を声優さんたちが歌い、ドラマを演じたCDが二つ発売されています。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座第一回公演
ミニドラマを中心に、OP、EDのフルコーラスやMIPPLEの唄う『YASU-けくナイ!』などを収録。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座千秋楽公演
OPのウサ姫ver.やEDのプルルンver.をはじめ、挿入歌やキャラソンを収録しているアルバム。

私は2枚とも持っているのですが、本当に楽しいCDです。
特にキャラVer.のOP/EDは今でも好きです。
ドラマも声優同士の悪乗り感が伝わってきます。


だんだん、支離滅裂になってきたので閉めますが、
この作品は今をもってしても、独特の振り切った魅力を持つ作品だと思います。
キャラもそうですし、正に「ノリ」があの時代特有のものだと思います。
今のネットの時代だと叩かれちゃうかもしれませんね、ふざけ過ぎだ、悪乗りし過ぎだ、なんて。



今ならばDVD-BOXで全話(54話というボリュームです)観ることができる。
20年を超える間、観たいと、ファンが待ち望んでいたものを
いともたやすく観ることが出来るのです。


ぜひ機会がありましたらご覧くださいませ。
きっと楽し可愛いと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ネコメカ忍者好き

放送当時、私の周りでは
「中学生にもなって
こんな感じのアニメはちょっと・・・・」
という心の声を肌で感じずにはいられない
雰囲気がありましたが、
私は家でハイテンションで視聴しておりました。

舞台は『エドロポリス』という
過去と未来が混ざったような世界

そこで暮らす『アニマロイド』達
何となく想像付くと思います。
動物型アンドロイドってことですね。
しかし動物型と言っても
二足歩行で人間の言葉を喋り
人間のような暮らしをしています。


エドロポリスを治める『徳川イエッイエッ』(パンダ型)
そのエドロポリス幕府の老中『コーン守』(キツネ型)と
カラカラ一族の頭領『幻ナリ斎』(カラス型)が
密かに幕府転覆を企てます。
幻ナリ斎は同一族の『カラ丸』(カラス型)に
その任を命じます。
お目付役の『ワンコー守』(イヌ型)はコーン守の
悪企みに気付き
秘密忍者隊『ニャンキー』を組織し対抗します。

このニャンキー実働部隊のリーダーが
主人公の『ヤッ太郎』(ネコ型)で
タイトルからもお分かりのとおり粋なヤツです。
仲間に『スカシー』(ネコ型)と
『プルルン』(ネコ型)がいて、
この3人(匹?)は普段『ピザキャット』という
ピザ屋さんで働いていて、そのお店自体が
ニャンキーの秘密基地だったりします。

各話は、タツノコプロの真骨頂と言いますか
『タイムボカンシリーズ』みたいな
お決まりの流れですが、
細かくシャレのきいた設定が
だんだん世界を広げていき飽きること無く
視聴できました。

ネコ好き メカ好き 忍者好きの方が
好きになるか
「こんなのネコじゃねぇぇ!!!」
となるか分かりませんが、
ライトな感じで観ていただけたらと思います。


友人の家に遊びに行った時
部屋に『てやんでえ』のすごろくが転がってて、
コイツとはより友情を深めることが出来ると思い
「あっ、俺も『てやんでえ』好きー!!」
と言ったら
「それ弟のなんじゃけど・・・」
と言われました。


「あ・・・・・俺も・・・」←何がっ!?

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただいまより、美味しい宅配ピザの店『ピザキャット』名物、特急便が発射されまぁす!!

あかほり&タツノコ な傑作よん。
まぁ構成なのでどこまであかほりさんが入っているか分からないが。
彼の関わった作品ではかなり好感が持てる部類。

タイムボカン、時代劇、喋るロボットの主人公といろいろ混ぜてみましたな作品。
ストーリーなんてもんはない。普段はピザ店員なカメじゃなくて猫な主人公たちが事件があれば、ニンジャ隊に変身。まいど同じ名乗りをあげて同じように悪を成敗。でも毎度同じじゃなくて良くお約束をはずす。そこがいいの。

かっこいいのがコイツらの出撃シーン。どこかでみたことあるというあなた!そうですサクラ大戦のネタ元・・。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

62.3 11 悪の組織で友情なアニメランキング11位
バーチャファイター(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
80人が棚に入れました
セガによる同名の人気3D格闘ゲームが原作。このアニメ版では晶を中心に物語が進められ、第25話以降は 3年後が舞台の第2部となる。伝説の武術・八極拳を継ぐ男・結城晶は、チャイナタウンを支配する虎燕館から少女パイを救い出すよう依頼を受ける。目的を果たした晶はさらに虎燕館の幹部ヤンも打倒。新たな仲間ジャッキーやサラたちと共に旅立つ一同だが、やがてある研究所で究極の戦士を生み出す計画が進められていたことを知る…!

声優・キャラクター
三木眞一郎、松井菜桜子、千葉繁、岡本麻弥、松本保典、梁田清之、岩永哲哉、石塚運昇、大友龍三郎、北村弘一、森川智之、塩沢兼人、田中敦子
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