2021年度の忍者おすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2021年度の忍者成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の2021年度の忍者おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.2 1 2021年度の忍者アニメランキング1位
鬼滅の刃 遊郭編(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (515)
1897人が棚に入れました
無限列車での任務を追えた炭治郎たちの次なる任務を描く『遊郭編』。鬼殺隊最高位の剣士《柱》の一人、音柱の宇髄天元とともに炭治郎たちが向かうのは、鬼の棲む遊郭。

声優・キャラクター
花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、小西克幸
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

遊郭編が一番面白かった。

↓無限列車編感想
{netabare}
劇場版視聴済みなので2週目。
1週目のときはかなり楽しめたし、去年の映画で一番面白かったと思ったけど、こうやって話数で分けてみると結構違和感もあったりで正直1週目ほど面白いとは思わなかった。いや、面白いのは確かなんですが。

流れとしては基本映画と同じ、一話だけアニオリと言う感じでした。
一話のアニオリ回が正直一番楽しめた、というのはやっぱり他が2週目だからかな。駆けつけておばさんや子供を助ける煉獄さんがかっこよかったし、この映画までの範囲で煉獄さんの掘り下げが全然なかったということも加味するとかなりいい補填となってるアニオリだったかなと。
アニオリにもかかわらず作画も映画並みにすごく、そばを作るシーンはいまだに覚えてるぐらい。

2話~4話ぐらいは個人的にはそこまで。話は普通に面白いけど、鬼滅の誰得なんだってレベルの寒いノリは嫌い。まあ、炭次郎が自分の理想である夢よりも現実を考えて自害して覚醒するところとかはいいんですがね。

5話~最終話まではやはり今見ても面白い。鬼滅の刃の面白さの7割ぐらいはやはり話と言うよりもUfotableによるハイクオリティな戦闘シーンか。
鬼滅の刃は作画だけという人も多いけど、戦闘アニメで戦闘シーンが良ければそれで評価に値すると個人的には思いますね。VS魘夢のラストはほんとに演出や見せ方が上手い。

そしてその後の猗窩座戦では魘夢戦で上がったハードルを軽く超える作画。出てからそこまで経ってない煉獄さんがかっこよく見える点に関してはやはり作画のおかげか。あれほどすごい戦闘シーンを見せられたらさすがに。
自分は泣けはしませんが、煉獄さんの最後のセリフもほんとにいいと思います。他の誰でもなく主人公に後を託そうとするのが煉獄さんらしいなと。
炭次郎が負け惜しみを言う中、煉獄さんは負けをしっかりと受け入れている雰囲気もいい。

まあ駄目な点としては、死ぬほど寒いノリと戦闘中の実況かのような解説に笑ってしまうことぐらいですかね。
OPとEDも良かった、まあ、紅蓮華とFrom the edgeほどではないけどこの二つが強すぎるだけで、OPもEDも今期TOP15ぐらいに入るぐらい好き。

話も普通に面白いし、作画だけのアニメだとは思いません。
ただこの放送の仕方は稼げるときに稼ごうという魂胆が見えて大嫌い。
映画で一回やっている上に金ローで地上波もやったのにまた話数分けて放送って...。

一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
面白かったけど、こういう金を稼げるときに稼いでおこう見たいなスタイル嫌いだな。
一応変えてるらしいから見るのは見るけど。
そば作って盛り付けるところの作画いいなぁ。
煉獄さんが列車に乗るまでの過程は映画になかったな。
煉獄さんおせえよ。速さが足りない。
おばあちゃんたちいいな。

2話 ☆8
OP映像かっこいい。
あ、分岐切符。出た、くっそ寒いノリ 

3話 ☆8
くっそ寒い。ここ映画で唯一つまらんかったな。
女に厳しい。

4話 ☆8
あの精霊みたいなやつが殺そうとしてる人を核まで案内するところ好き。
自殺RTA 

5話 ☆8
激寒ノリ。
穴があったら入りたいってなんだよ。
戦闘の実況してるの今見るとくっそシュールだなw

6話 ☆8
カットされてない?
ここの主人公側を褒める流れ草。
改めてみるとおかしなシーンばっかだな。
スーパー解説タイム。
初対面だが既にお前のことが嫌いだのセリフ好き
さすがにここからは面白いな 

7話 ☆9
正直鬼になった方が幸せそう。
実況プレイやめろ。確かに正々堂々戦って勝ったよなw
炭次郎が負け惜しみが煉獄さんの活躍台無しにしてる。
煉獄さんは負けを受け入れている感じでいい。
泣けはしないけど、煉獄さんの最後のセリフはほんといいわ。
{/netabare}

曲評価(好み)
OP「明け星」by LiSA ☆8
ED「白銀」by LiSA ☆8
ED2「炎」by LiSA ☆9

{/netabare}

↓遊郭編感想
{netabare}
遊郭編最初の3話ぐらいはずっと寒くて微妙だったけど、やっぱりいつも通り戦闘が始まると面白くなった。

とにかく作画が劇場版レベルというかもはや劇場版すら超えてるぐらい良かったし、作画だけじゃなくて見せ方と言うか構図も上手くて見ていて楽しい戦闘シーンだった。
たぶん5話ぐらいずっと同じ相手との戦闘シーンやってたけど全然引き延ばし感もなかったし飽きなかった。
こんなに同じ相手との戦いを長引かせてずっと楽しめるのはこのアニメぐらいなんじゃないかな。特に最後の戦闘シーンはまさに死闘と言う感じで熱かった。
それと、子供も結構見てるだろうに、グロシーンも健在だったのが良かった。
やっぱりこういう系のアニメは残虐なカットがあると絶望感が増していい。

作画のことばかり言ってると内容はないと突っ込まれるので()、内容についても書くと、今回の話は無限列車編からの主人公たちの成長が描けてたんじゃないかなとおもう。
柱(煉獄)と上弦(アカザ)が互角の戦いをしてたけど何もできずに煉獄さんが死んだ無限列車編に対して、今回はちゃんと柱(天元)の手助けをすることによって上弦を倒せた、と足手まといじゃなくてちゃんと応戦できるようになっていて少し成長を感じた。

最終話の話も良かった。自分も妹を持ってるからこそ、鬼とは言え妓夫太郎と堕姫に同情して、仲直りの手助けをする炭次郎がかっこよかった。
兄弟愛系の話好きだから最終回は泣けはしなかったけどすごくいい話だったと思う。あと、特に書くことはないけど、煉獄家の話もかなり好き。

全体として最後の方の盛り上がりは良かったけど、微妙な点も少し書くと、やはりノリが寒い。あのノリを面白いと思って見てる人はいるのか...?
カットしたほうがいいんじゃないかって思うぐらいには寒い。
あと、戦闘中の実況プレイ。漫画ならまだしも、アニメだと尚更緊迫感が台無しになるからカットした方がよくね?って思う。
あと、これは内容とは一切関係ないけど無限列車編を再放送したのは愚策だったかな。鍛冶里編がどれぐらいの長さなのかは知らないけど新しい部分で2、3クール放送した方が良かったのでは。放送遅れたとしても
無限列車編全然盛り上がってなかったし。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
やっと始まった。デフォルメさっむ 何だこの父。
他人の父に何言ってんだよw 弟君性格真逆。
系譜が断絶というのはきついな。
辛そう。それでも前向きにできることを探すのは好感。
父に恭二郎が残したセリフを伝えて、父が動揺するところの煉獄死ぬシーンよりも良かった。お前何様やねん、炭次郎
鬼滅っぽくもAimerっぽくもないOPだけど好き

2話 ☆3
ほんと激寒だ。ハーレムやめろ。いやほんとさっむ
ましろのおと 怪しい飴 くっ殺 えっろ 子供が見てええんか?
今回寒すぎだわ。edいい感じ

3話 ☆7
今回は寒いノリ辞めてほしいな。
OPいい曲だけど発音分かりにくいから流行らなそう。
エロい。子供も見るんやぞリョナはいいぞ 部屋を荒らすな。
あの高さで良く死ねたな。
敢えて柱を連れてきてもらうために見逃したのか? あっ...

4話 ☆7
ノリが寒すぎる。あっ...露骨なフラグ
勝てるわけないのに戦うな。

5話 ☆7
ほんと解説台詞多いな。イノシシガイジ化展開寒いわ
ゲゲゲの鬼太郎で見た。解説長い。

6話 ☆10
ほんとに戦えてる? 帯が本体か?
グロ描写がちゃんとしてていいわ。
子供も見てるだろうけど容赦なく入れてくれて。
父も無惨みたいな雰囲気w ほんと説明台詞多すぎ。
さすがに戦闘がおもしろすぎる。音柱さん遅くね? 

7話 ☆9
堕姫弱くないかw 竹がないから... 音柱はよこいや。
急にギャグ入れるな。判断が速い!
同時に二つの首切り落とせばよさそう。

8話 ☆9
宇随さんもなんやかんや死にそうだな。
女の方は口だけで弱いw ゲームみたいな撃破法。
寝ながら戦うの滑ってますよ。
構図がやばい。映画か? やったか!? 

9話 ☆9
この回想と言うか露骨な死亡フラグいる?
恒例の実況プレイ 草、のこぎりかよw 伊之助死んだの?
ラストシーンの絶望感がかなり良き。

10話 ☆10
敵キャラ全員同じように解説実況するの草。
マジでみっともねえw お前も鬼にならないか?
この二人炭次郎と禰豆子の対比なのか? 解説乙w
僕の王の力がああ
無限列車の時と同じ構図で、実質あれのリベンジになってるのがいいね。
なんかシュール。

11話 ☆10
死んだか? 実況プレイ。火葬か? ゆっくりかな?
生首が喋ってるのくっそシュール。
炭次郎、いい奴。仙台民。
人間の頃から既に鬼じゃん。親ガチャ失敗
何もしてない奴がイキるな。
いい最終回だった。

OP「残響散歌」9.5/10
ED「朝が来る」8.5/10
{/netabare}
{/netabare}

2022/2/16 投稿
2023/1/19 訂正(文章が酷すぎたため)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あなたと越えたい 梅妓越え

原作未読


まだ見ぬ作品を発掘し視聴の参考にする目的としてはレビュー不要な気がする程の有名作品。名前くらい聞いたことあるでしょうし、アニヲタ界隈だけに留まらない現代用語の基礎知識です。

“不倫”の語意は人の道に背くというのが本来の意味らしく、そんな修羅の道を進む男女の情愛を表現した稀代の名曲よろしく餓鬼道に堕ちた兄と妹が今回の敵さん。いったん劇場版を挟んでのシリーズ3本目となる第2期全11話となります。物語の背骨が“鬼にされた妹を連れた兄”の構図であるため、今回の敵さん兄妹との対比も楽しめれば良いってところでしょうか。『遊郭編』の主だったキャストはこちら↓

 ・宇髄天元(CV小西克幸):音柱
   {netabare}3人の嫁 - 雛鶴(CV種﨑敦美)、まきを(CV石上静香)、須磨(CV東山奈央){/netabare}
 ・堕姫(CV沢城みゆき)
 ・妓夫太郎(CV{netabare}逢坂良太{/netabare})←驚いた!

変わらず隅々まで豪華なメンバー。劇中で続編に繋がる新キャラも登場して耳が幸せとの表現がしっくりくる布陣です。職業声優さん以外をねじ込みたい事務所あったろうに今回もナシでした。無駄なハレーションを避ける英断の裏に、作り手有利だったことが推察されます。
“作品としての内容の良し悪し”もさることながら“ビジネス的にどうだったん?”の文脈で語れる稀有な作品ってことになりましょう。


■作品としての内容の良し悪し

いかにも少年漫画的な善逸と伊之助がさほど気になりませんでした。あるいは慣れたか。
キャラに語らせて説明過多に陥るのは今回もそれなりに。ただし本流部分{netabare}(環境の違いで道の別れた二組の兄妹){/netabare}はアニメーションで魅せてましたね。大事なところは画で語るスタイル。
なお、作画素人の私でも凄いことがおきてるくらいはわかります。なんかで聞いたことあります。同じ動かすでも無地と柄ものでは手間がン十倍違うとか。全11話通じて柄ものしか動いてませんでした。

かれこれ所作は決まってきて、強い鬼登場→当番の柱参戦→成敗→鬼の履歴書 みたいな流れが今後も続きそうな予感はします。
そんな勝ちパターンの繰り返しと捉えるだけでは“作画の凄さを前後比較してみる”と“YOUは何しに鬼になったの?”の2点を見届ける作業ゲーになっちゃいそうなのですがどうなんでしょうか。実際はきちんと積みあがってる感じはします。

 {netabare}恨んでも 恨んでも 躯うらはら 山が萌える じゃなくて燃える …実際業火の中へと{/netabare}

無限列車に乗り込んだ炎柱が見せたのは“ノーブレスオブリージュ”人と鬼との価値観の違いでした。
花街に乗り込んだ音柱が見せたのはそれよか身近なものへの責任でしょうか。兄妹愛の傍らで地味に咲く夫婦愛みたいなもの。

実力者である先達(柱)らは似てるようで各々異なるメッセージを送ってくれてます。
それと並行して、音(痕跡)を消す忍者の特性と音を駆使して闘う音柱とでは一見相反してるようにも見えるのですが、こちらはこちらで環境やらイベントやらでアップデートした結果だったことが示唆されているんですよね。やはり鬼とは違うんだよなぁ。

音の粒を拾って集めて譜面が完成したら無双の力を発揮する音柱よろしく、我々もビジュアルに目が行き過ぎて音の粒(物語の積み上げ部分)を拾い損ねたら譜面完成しないかもわからんと思われ、だったら“漏れ”に気を付けようと意識した『遊郭編』でした。


■ビジネス的にどうだったん?

これは今後わかることでしょうから結果待ち。
予算と時間は潤沢だったように思えるのと、あとは深夜帯常連のプロヲタではない一般人向けの親切設計なのを目の当たりにして、如何に自分が深夜アニメのお作法に染まっているか自覚しました。誇っていいのか凹んだらいいのか微妙…



映画『無限列車』のレビューでがっつり書いたのでここでは割愛しますが、我々って多かれ少なかれ鬼だったり人だったりあるいは行ったり来たりする存在なんだと思ってます。

 ・俺は俺の責務を全うしているのか?
 ・迷わずに利他的な行動を選択できるだろうか?
   {netabare}命の優先順位:「まずはお前ら三人、次に堅気の人間たち、そして俺だ」{/netabare}

とてもじゃないが俗物な私にはできてる気がしません。なので本作を見てショボい自分を省みるようにしております。明日から頑張ろう!



※閑話休題

■遊郭が舞台

吉原大門っぽいの出てたしまあ日本一有名な花街がモデル。
ちっちゃい子にも大人気なコンテンツで遊郭ってどうなん?と思わなくもないけど別にいいんじゃね?ってところでしょうか。
行為のみ海外の娼窟と日本のとは趣きがだいぶ違うので外人さんイメージ湧くのかしら?


■ある種のリアル

派手派手言うわりには相反して地味で堅実さが見受けられる第2期でした。細かい部分で一例挙げると↓
{netabare}バトル。妓夫太郎初登場のシーン。堕姫の中から登場するかしないかで天元は斬りつけております。
普通なら登場して口上述べてからバトル開始となるわけですがそうしない。瞬時で相手の力の計算してるのが一点。次に体制整える前に方を付ける行動に動いてる点。超合理的な思考を基に行動する“忍”のパブリックイメージと相反しません。{/netabare}

ポジに捉えりゃエンタメ性の優れた作品。ネガに捉えりゃ子供だましの作品。と視聴者の分母が大きくなれば両意見出るのが世の常でしょうが足元けっこうまともです。



■プロヲタと一般人の境界線

“ビジネス的にどうだったん?”とリンクしますが深夜アニメ常習者と一般視聴層を繋ぐ配慮が所々になされてたと思います。
まず目立つのが物販。『デフォルメシールウェハース』『PS4ソフト』『全集中パッド(漢検)』『フィギュア』『AUとのコラボ(鬼滅アプリ)』『楽曲』『折れた日輪刀(ボイス付き)8,800円』。お馴染みのから普段は日曜朝でしかご縁のなさそうなものがあれやこれやと洪水でした。異例ですよね。
その他一般層への配慮と思しきものは以下↓
{netabare}・手前でのTV版『無限列車編』放送。劇場版を分離しない仕掛け。
・初回1時間枠。半分はおさらいと掴み。
・最終話の放送開始前冒頭で「最後に発表がある」と告知。Cパートへの呼び水。
TV版の放送で連続したナンバリングが可能となりましたし、おさらいを強要するでもなくこちらが用意しましたし、往々にしてCパートなんて単語知らないでしょう。{/netabare}

きちんと配慮しながらヲタ世界への誘導が図られてましたね。職業声優さんばかりのキャスティングや力のある制作会社の本気というのもさることながら↓
{netabare}・第1話1時間。最終話CM無し32分ロングバージョン。
・第1話でなく第2話でAimerさん登場
・冒頭OP無しからの最終話。もちろん締めエンドロール。

お馴染みの演出構成とはいえお見事でした。
とりわけCM無しの決断は異例といってよく、制作側とフジテレビ側には相当交渉があったんだと推察されますが、最後はコンテンツをしっかり伝えたい制作側の意志が通ったんでしょう。クール無視の放送スケジュールもそうですね。{/netabare}


制約やルールあってのコンテンツにおいてとりわけクローズアップされるのは品質と納期のバランスです。このへんは某ドラクエや某ジブリが脳裏に浮かびますが、リリースしたらある意味手の離れるものと違って地上波でやりきったところにTVマンの意地みたいなのすら感じました。
ネット全盛もけっこうですが、独占状態になってきたら地上波以上に制限加えたりするのが始まっているのよね。SNSや動画コンテンツがそのへん先鞭をつけてますが映像配信だって潮流からは逃れられないでしょう。チャネル多いに越したことないので地上波も頑張ってね。
今回みたいなチャレンジは歓迎です。



視聴時期:2021年12月~2022年2月 リアタイ

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2022.04.10 初稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 46
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

構造は子供向けですね。思想的にもアニメ史的にも革新はなかったと思います。

 本作についての印象はやっぱり子供向け、なんですよね。確かに敵役も完全な悪ではなく過去の因縁がありました。鬼とは人の負の感情の象徴のような描かれ方をしているので、キャラの造形そのものはそう単純ではありません。

 ですが、やっぱりストーリーの構造そのものは勧善懲悪から脱しきれていないと思います。いくら敵になんらかの事情を見たとしても、鬼たちが価値観を逆転するような話はなく、人間性を取り戻して死んでゆくだけです。

 つまり、このエピソードそのものに感情論として感動することはあっても、ストーリーに深さがありません。その点において子供向け感が非常に強かったです。

 知識を持っている人が、あるいはこの作品に意味性を見出すかもしれません。エピソードとキャラが上手くできているので逆にありもしない深さを見出す可能性はあります。あるいは牽強付会的に解説することは出来ると思います。それは知識を持っているがゆえに個人的に作品に自分の思想をフィードバックするだけのような気がします。

 本作で深さと錯覚する人情噺は、炭次郎、襧豆子というキャラを正義…というより「いい子」の側に置いておくための理屈だと思います。この2人が鬼という「人」を殺すことを正当化するためには「鬼」として死ぬのではなく、人間性を取り戻す=殺すことは救いだ…という形にするため、と言えばいいのかもしれません。

 この炭次郎、襧豆子を正当化する構造が、子供向けに感じてしまいました。むろん、子供向けでも面白い場合もあります。が、やっぱり鬼滅が面白かったのは、兄妹が絶望の中でもがき苦しんで死に物狂いで解決に向かっていく部分ですね。もうちょっと「正義」のチューニングが相対化できればよかったんですけどね。

 ですので、いくら興行収入が良くても、発行部数、視聴率が驚異的でも思想性を生み出すことはなかったし、アニメ史の中で何か歴史的な転換も無かったと思います。
 その点で鉄腕アトム、ヤマト、ガンダム、エヴァ、ハルヒ、まどマギ、宮崎アニメ、新海アニメ等々と並べた時に比較にならないなあ、と感じる所以です。
 これは数字ではなく、歴史が証明してくれると思います。数年たって省みられる何かを生み出したとは思えません。

 遊郭編そのものは、技術的には感心したし、まあまあ面白いかなあと思いましたが、それだけですね。再視聴はしないと思います。



以下、途中のレビューです。

 驚異的な作画と動きが素晴らしい。こういうのがアニメだよなあ…

{netabare} あんまり本作をレビューする気が無かったんですけど7話の前半の襧豆子VS堕鬼戦を見てやっぱり書きたくなりました。アニメーションとして見た場合、やっぱりすごいですね。特に戦闘が始まった4話以降には素直に感心します。

 ストーリーの好みや深み等々の内容についてはさておいて、やっぱり作画というか「動き」がTVアニメとしては頭1つどころか3つくらい突き抜けています。1期よりも進化しています。
 もちろん無職転生の戦闘シーンや進撃の巨人、京アニなど高いレベルの作品はいっぱいありますけど、戦闘シーンの見ごたえという点では鬼滅ですね。

 襧豆子の肉体表現や遊郭という単語などに批判があったみたいですけど…まあ、感性は人それぞれなのでなんとも言えませんけどポリコレかあ…少数意見がネットで騒いでいるから増幅して見えているだけじゃないんでしょうか?話題作なので多少いろんな意見はあるでしょうけど…フェミの方というより海外勢ですかね?

 いや、襧豆子VS堕鬼戦は見ごたえありましたよ?これも駄目なの?超人気コンテンツを深夜に放送する意味って、残虐表現があるからだと思いますが、多少の肉体の表現とかそういう配慮の中に含まれる気がするのですが…それにテーマも「鬼」だし…制作者サイドはあまり萎縮しないようにお願いしたいところです。

 それにエフェクトを止め絵で見て批判している人もいましたけど、いやエフェクトを止め絵で見てもしょうがないから…としか言いようがありません。ビッグコンテンツとはいえ無限の予算があるわけでもないし、フルアニメで作れるわけもなく…その人間の視覚の認識の仕方を踏まえた工夫が面白いともいえと思います。

 視聴率についても期待より低いという批判があるみたいですね。ですが視聴率が7~8%くらいあるそうですね。プリキュアですら初代、マックスハートで7~8%だったそうです。サザエさんは10%を超えているらしいので別格ですが、名探偵コナン、ワンピースですら4%台だそうですね。
(追記 コナンは日曜じゃなかったですね。ただ、7%行く週もあるみたいです。ちびまる子ちゃんも7%はあるそうです。なお、歴代最高はちびまる子ちゃんの39.9%…だそうです)

 サザエさんを配信サイトで見たり、録画して見る人もいないでしょうし、円盤が売れている(そもそもあるの?)とも思えません。私のように配信サイトで見ている人や録画で見ている人を合わせるとどんな感じなんでしょうか。

 TVアニメとしてはこの5年でもっとも見られていると言ってもいいのではないでしょうか(それ以前はまだコナンとかクレヨンしんちゃんなんかが10%以上出していたこともあったみたいです)。

 で、本作を見て思うのは原作人気もそうですが、やっぱり十分な時間と金をかけて作ったアニメは違うなあ、という単純な話です。成功が約束されているからこその金のかけ方だとは思いますが、それをいえば鬼滅の1クール目や無職転生は成功の約束も無く工夫でレベルの高い作品に仕上げてましたからね。

 リスクがあるので投資する側が求めるものがあるでしょうから、今の制作体勢を批判しても事情があるでしょうから強くは言いませんが、本作のようなレベルの作品がもうちょっとあるとアニメファンとしてはうれしいかなあ…

 鬼滅については、好みの問題があって、私にとってすべてが満点というわけではないし、無限列車以降、つまらない、気に入らない、浅いと思える部分もあるものの、やっぱり作画というかアニメーションの出来でいえば出色です。その点では非常に楽しませてもらっています。こういうのがアニメだよなあ…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

68.3 2 2021年度の忍者アニメランキング2位
海賊王女(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (221)
683人が棚に入れました
これは、ある少女の記憶から始まる物語。18世紀、大西洋。父と船旅へ出ていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、たった一人小型ボートで漂流し、命をつなぎ留める。フェナが漂着したのは、国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>だった。10年後──。雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えていた。だが、それを受け入れることはできず、幾度となく想像してきた島からの脱出を決心する。迫りくる追っ手に絶体絶命のフェナは、真っ赤な鎧に鹿の角の兜をまとった青年・雪丸に救われる。雪丸は、フェナを「見つけ出す」と約束した少年だった。そして2人の“再会”は、フェナ自身に眠っていた言葉を呼び起こす。炎に包まれ、沈みゆく船。「必ず俺が見つけ出す!」と約束した少年。そして最愛の父が叫んだ、あの言葉──。「<エデン>に向かえ!」フェナはその真意を知るべく、雪丸たちと共にの謎を解く船旅へ出る。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

美しい物語をチグハグに繋げた、パッチワークみたいな作品

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
Production I.Gによる、オリジナルアニメ作品。作画のクオリティは非常に高く、ファンタジー要素を含んだ冒険モノとしての期待感もありましたが、評価は尻すぼみという感じ。

レビューでは、ちょっっと誉めた後、酷評してます(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、誉めましょう。

作画、素晴らしいです。ギャグ、センスあります。恋愛、ニヤニヤできます。世界観、良い感じです。

序盤は名作の気配がしていました。00年代のNHKアニメ、『グイン・サーガ』『十二国記』『未来少年コナン』『精霊の守り人』『アリソンとリリア』『獣の奏者 エリン』。こういう系列。もっといえば、「ふしぎの海のナディア」の系譜。

ところが中盤以降、どんどんシナリオが崩壊していく。

まず、謎解きの残念さ。9話の謎解きなんか、「いきなり知らん歌を歌われても」って感じだったし、島を次々と巡っていくのも、そこに必然性を感じないというか。

これは、圧倒的に尺不足なんだよな。本来は、様々な島を巡るなかで、色々な選択を積み重ね、成長し、仲間との絆を深めながら、謎を1つずつ解いていく。そして、真相に近づくに従い、少し変化して(失って)いく自分に恐怖していく、フェナ。

どう考えても、2クール必要です。イムラさんのレビューに「たぶんこうだったんじゃないか劇場」というのがありましたが、私も、本当にそうだったんじゃないかと思いましたよ。大共感でした♪

最終話はマジで酷い仕上がり。いや、仕上がってないので、「仕下がり」とも言うべきか(苦笑)

これまでずっと「勘」だけで道を決め(正解し)てきたフェナが、「選択の巫女」って、どんな嫌味だよと思った(苦笑)

しかも、「世界の命運を定める」なんて神のごとき役割が、「血筋に依存する」とか、不自由な選択を迫った上、「じゃあ後は、子を宿し、産むのが役割だ」なんて、どんな旧時代的な価値観の政治家だよ、世界から嗤われるぞ(苦笑)

さらに、「強い覚悟の上での記憶喪があっさり回復」って、神のシステムはガバガバか、デバッグ作業サボるなよ(苦笑)。

てか、「抜け忍、お咎めなしか?」とか、「ジャンヌダルク要素必要か?」とか、「究極、アベルの物語は全カットでも問題ないだろ」とか、意味不明な設定・伏線数多い。

極めつけは「最後の幸丸の笑顔がキモい」w あそこはあんなヱビス顔じゃなく、もっと格好良い笑顔を浮かべさせてやろうよ(苦笑)

(あと、気にする程ではないけど、海賊王女というより、王女海賊では?と思ったり)。

まあとにかく、1枚1枚の布(小さな物語)は美しいのに、その繋ぎ合わせ方にセンスがないから、結果、何を伝えたいのか分からなくなった、パッチワークみたいな作品になったのかな、と。

これ、アニオリだから、監督(原作)誰だ? と思ったら、作画マンで、テレビアニメは初監督(原作)作品か。(アニメCMやショートアニメの監督としては受賞歴もあるようです)。

なる程、作画だけは素晴らしく、謎を投げるだけの思わせ振りな展開だけはあるという、本作の特徴が腑に落ちた感じですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
作画は良いね。本気で作っているアニメだということは伝わる。ゆき丸で、幸村かい。ギャグとイロモノ系? ヒロイン殴るなよ(笑)

2話目 ☆4
真田家の末裔。隠れ里。90年代のNHKアニメっぽい雰囲気が好き。

3話目 ☆4
潜水艦か。オーバーテクノロジー。落ちるところの浮遊感は素晴らしいな。

4話目 ☆4
紫丹の弓を選んだ理由が渋いな。ジャンヌが生きていた、という歴史ロマンを入れてくるか。んで、ジャンヌの娘とか孫とかそんな感じ? なんかこの街、滅ぼされそうだな、そのうち。

5話目 ☆3
たかだか4つの数字を隠すだけにしては、ずいぶん大げさというか、ガッカリというか。

6話目 ☆3
う~ん、どのみち、鍵であるフェナは取り戻さなきゃだしな。イマイチ、説得力が。

7話目 ☆5
今まで観た海戦の中でも、トップレベルの一撃。単純に格好良い。

8話目 ☆3
紫丹の嫉妬w 白い犬だし(笑) 自虐の嵐w 幸丸、イケメンだな~(笑)

9話目 ☆2
こりゃヒドイ謎解きだな。だったら、その歌(歌詞)を作中で何度か歌わないと。やりたいことに対して尺が足りてないんだよな。

10話目 ☆3
シリアスな中に適度にラブやコメが入っているのが良い。

11話目 ☆2
なんかこう、全てが唐突で、チグハグな物語を繋いだパッチワークみたいな作品だな。究極、アベルの物語は全カットでも問題ない。

12話目 ☆1
最後に来て、シナリオが破綻してるよな。選択の巫女なのに、勘が冴えまくり(運命)だったじゃん。それに、それって血筋に依存するの?  あっという間に記憶を失い、あっという間に取り戻す。なんのために記憶を失わせたの? 幸丸、最後の笑顔キモくないか? もっと格好良く笑わせようぜ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

序盤レベル高そうだったのに、最期は「なにがしたかったのだろう?」で終わった意味不明作品

まだ1話だが、いろいろと面白そう。

ただ、作画が背景含め基本的にはすごくレベル高いのだけど、キャラ作画がシーンごとに変わりすぎな気が…。

レベル高いのに、のっぺり作画はわざとだろうけど、個人的には合わなすぎると思う。

物語は非常にレベル高そうで楽しみ。

ネトフリだと権利が一切ない。だからネトフリから掠め取った高い制作予算からやりくりして、自分たちが権利持てる作品作りに力を入れているのだろうな。

なので、まだ1話だけど、評価は上振れしそうだし、この先もきっと面白いのではないかと予想。


■2話まで視聴

なるほどー。完全に海外でも売れる路線を模索したんだな。
サムライが完全に海外ウケする路線になっている。
それでいて日本人感覚からもギリギリ外れない設定。
上手いなぁ。

相変わらずキャラ作画と背景作画にアンバランスな部分を感じるけれど、レベルはとにかく高い。

あとはストーリーがどこまで面白くなるのか、今後も楽しみ。


■6話まで視聴

時代設定は18世紀らしい。ジャンヌ・ダルクは1431年没、大航海時代は1415年頃から、真田一族登場は1540年頃から、ガレオン船は1500年代なかばから、イギリス軍が使っている銃がマスケットや小銃でフリントロック式の発明が1600年代初頭、種子島に火縄銃が伝達されたのが1543年、イギリス議会王政開始が1689年、そして英仏200年戦争開始…。私掠船の慣習は1907年に終わる。天正遣欧少年使節派遣は1582-1590年。

まあ、明らかに別時代な潜水艦を除けば、私掠船(海賊)が大手振っていろんな港町を移動しているから、英仏200年戦争中が舞台なんだろうな。

ただ、描かれている真田一族って、その言い伝え含めて、その描写というか設定上の扱われ方は、モンゴル帝国や鎌倉武士な気が…。

ちょっと登場する技術や民族描写等々、時代設定があまりに雑すぎる(前後200年強くらいを一緒くたにしてる、潜水艦を覗いて…潜水艦入れたら300年以上ある)ことを除けば、まあ、ストーリーはまだ楽しめている。

雑だなと思うのは、自国民のはずなのに、この船の中はイギリスと呼ぶところ。イギリスってポルトガル人から伝わったのを日本人が勝手にイギリスと聞こえただけだし…。ホワイトシャツをワイシャツと聞き間違えたのと同じ。せめてイングランドと呼ぶか、18世紀ならグレートブリテン王国と呼称すべきだったな。

そう考えると、宮崎駿や高畑勲はやはりすごい…。雑じゃないんだよな…。

さてさて、ちょっと雑に情報を詰め込みすぎになりつつあるけれど、この先消化していけるのだろうか。破綻しないよう、うまく着地してほしいな。


■10話まで視聴

うーん、なんか話が突然飛びすぎてる…。
アレキサンドリアの図書館???
突然海上に現れる巨大な島…アトランティス???
いろんなものが何一つ回収されないまま、一気に話が飛躍してるけど…。
現実離れした技術の数々はもはや古代人ラピュタな領域だな…。
これ、現実の地名や人種等々、使わなければよかったのに…。

なんか話がとっちらかって終わりそうな、嫌な予感がするのだけど…。
さてさて、今後はどうなる…。
面白く終わるのか、糞駄作で終わるのか…。


■11話まで視聴

いよいよラピュタ感…。
神話や寓話てんこもり…。
創作なのか、ネタや種パクリの集大成なのか…。
付加要素が多すぎたんだな…。
結局のところ、なにも回収出来ていない…。
壮大な投げっぱなしアニメ…。

黄泉がえり要素とか…。
純愛出せばまとまるとでも…。
結局、ただの怪談じゃん…。
そして事実上の夢オチ…なのか???

いやー、起承転結無視はどんなに作画とか頑張っても、
ただの破綻アニメになるんだな…。


■12話まで視聴

いやー、完全に破綻している脚本…。
出来の悪い夢オチ物語のほうが100倍マシ…。

結局、すべてが破綻していて、なにもまとまっていない。
糞のように要素があり続けたのに、なにひとつ回収もなく、
最期は書いた物語自体が壊れているというオチ。

映画「MIB」の最期のシーン、
神々のボール遊びのようなことを言いたいのだろうが、
この企画と脚本書いた人、レベル低すぎるだろ…。

書き手の人格を疑うレベル。
ラピュタ、エヴァ、うる星やつら夢オチ、かぐや姫、50回目のファーストキス等々、
あらゆるアニメと名作パクリというか、なにひとつ、過去の名作が糧になっていない糞アニメ…。
いやー、本当にこんな破綻アニメを、この高クオリティで作ったことが一番の狂気だわ…。

もっとシンプルに、起承転結の冒険活劇にでもすりゃー、成功だったろうに…。





全話観た感想…視聴時間の無駄遣い。貴重な人の時間を返してくれ…。
他にもっと見るべき作品が山程あったわ…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

余韻が感じられないんです

<2021/12/30 追記>
最終話まで見ました。

初投稿時のレビュータイトルは
「オリジナルなので最後まで見ないことにはわからない。けれども」

最終話は体操で言えば「両足の揃った着地」でした。
ぐらつかず、纏まってる。

ただねえ。
余韻が感じられないんですよね

なぜだろうとつらつら考えると、どうも詰め込み過ぎな気がしてきた。
オリジナルアニメでよくみかけるやーつー。

【たぶんこうだったんじゃないか劇場】
「よし!せっかくのオリジナルアニメ。気合い入れて作るぞ」
「よし!会議だ。オリジナルアニメなんだからみんなたくさんアイデア出そうぜ」
「よし!たくさんアイデア出てきたな。この中から珠玉のとこだけ選んで話つくろうぜ」
「よし!いいアイデアばっかり残ったな。どれもこれも素晴らしい。でもちょっと多すぎないか。1クールだぞ。」
「さらに削ったけどまだまだ多いな。なんとか1クールにおさまんないかな?せっかくのオリジナルアニメ、こんなチャンスなかなかないんだよ。良いアイディアは生かしたいじゃないか。」
「よし!とにかく無理にでも1クール12話に収めよう。視聴者には全部見てほしいじゃないか」

この劇場はもちろん私の妄想ですが笑。
でも本作は全12話の内容じゃないですよね。
少なくとも2クール。
なんなら1年でもいいくらい。
この手の冒険恋愛ものって長ければ長いほど見てる方も気持ちが入るところありますし。

でもクール増やすなんてそれこそ難しいんでしょう。
だったら、エピソードをもっとばっさり切ればよかったのに。

なんか資料作成下手な人が作ったパワポのプレゼン資料のような感じでした。
詰め込みすぎで大事なことが全然頭に入ってこない。

ちなみに映像もキャラもキャラクターデザインも台詞回しも好きでしたよ。
それだけに残念。。

<2021/10/20 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
オリジナル作品。
3話まで見ました。

アニメオリジナル、というと物語が面白いかどうか最後まで見ないとわからないのがネック。
漫画原作のアニメ化はいろいろな意見あるものの
「数多ある中で一応人気が出た漫画作品がアニメ化」
という競争を勝ち残ったわけで、ある程度の面白さは担保されています。
(と言っても最近は粗製濫造でこれから「面白くなるかどうか」というところでアニメ化される漫画も多いですけど)

その点、オリジナルは打率低いんですよね。
今期、やはりオリジナルの「サクガン」はオリジナルアニメ制作プロジェクトでのコンテストで賞を獲った小説が原案だそうで、そういうのなら期待大なんですが。

そうではない完全オリジナル、のようです。
というわけで物語の出来は未知数。

しかしです。
けれどもです。
それを補うくらいの作画の良さがこの作品にはある。
キャラも背景もクセなく綺麗で動きも滑ら〜か。

好みとしては「綺麗なだけの作画」は正直苦手なこと多かったりします。
表情が張り付いたみたいに見えたり
みんな美男美女で同じ顔に見えたり
いくら絵が綺麗でもそんなだとお話に入り込めない

と言っても自分の「見る眼」の方の問題な気もしたり。

そして本作、どうやら3話まで来て自分の眼が適応してきたようです。
生き生きとした表情が素直に受け止められるようになりました。

気になるのは、なんかこの表情馴染みあるなー、というシーンがちらほら。
なんだっけ?
・・・はたと気がつきました。
昔の宮崎駿作品。
「未来少年コナン」とか「らルパン三世 カリオストロの城」とかで出てくるあの茄子のような顔貌表情。
あれがたまに出てきます。

どーりで。
そういうところも自分がマッチできてきた理由かも

さて物語の方ですが。
てっきり異世界かと思ったら、現実世界の昔のヨーロッパだったでござる。

島の名前とか、ヒロインの出自とか、ニンニンとかは架空だと思いますが。
国名なんかは英国とかそのもの。
最近じゃ結構珍しい。
「天晴爛漫!」みたいな(見てないから想像)

ちょっとまだ地に足ついてない感じがするのは、今後物語が進むにつれ変わっていくのでしょうか

物語が標準以上ならかなりな優良作になる気もします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

58.5 3 2021年度の忍者アニメランキング3位
テスラノート(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (112)
280人が棚に入れました
ニコラ・テスラ――かのトーマス・エジソンがその才能に嫉妬した天才発明家は、全ての発明の記録<ノート>を水晶に保管した。忍者の末裔であり最高の諜報員として育て上げられた根来牡丹は、ノルウェーで起こった不可解な事件をきっかけにその水晶『テスラの欠片』を回収する任務へ召集された。そこにはコンビを組むこととなる自称No.1諜報員、クルマが待ち受けていた。『テスラの欠片』をめぐる、世界の破滅をかけたスパイたちの闘いが開幕!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 新鮮なうちは面白がれましたが限界かなあ。

6話 単なるひどい話でしたね。もうちょっとSF的ストーリー的にぶっとんでくれないと…登場人物が普通の馬鹿すぎて辛いです。
 何かこう、感動するくらいの馬鹿じゃないと…ということで、チェックは続けますがレビューはこれくらいですね。

 新鮮なうちは面白がれましたが限界かなあ。


5話 うーん。なんか普通になっちゃいましたね。もちろん、演出やエピソード、セリフは期待通りのひどさなのでいいですが、話の荒唐無稽感がないですね。次回は是非頑張ってほしいです。ラストシーンはなかなか期待もてましたので。

4話 あれあれ、面白くなってきましたけど?

話の筋が通っててビックリです。あの2人組が〇〇〇だとすると、先週の私の小さな家の時系列に関する指摘はOKになります。なんか、ちょっと面白くなってきました。

{netabare} そもそも暗殺なら銃とか毒とかで良くねとか、未知の武器もってるのに銃で飛び出すなよとか。ひょっとしたらテスラの欠片って人を狂わせるとか?古代インド伸って叫んでましたけど…。
 戦闘シーンもなんでそういう行動?とか思いますけど、突っ込んだら負けと認めてしまうと楽しめるようになります。

 慣れてくるとCGも気になりませんし、ボタンちゃんがかなり可愛く見えてきました。ボタンちゃん、セーラー服適当なのに黒いボディスーツになるといいですね。ただ、CGなのに16分くらいの横顔とか19分54秒くらいの笑顔とかキャラの同一性どうなのよ、という作画がちょっと不思議でした。

 とにかく、ワザと評判と外したことを言っているわけでなく、なんとなく楽しくなってきました。視聴継続します。{/netabare}


3話です。ニコラ・テスラの死去は1943年1月7日らしいですね。わざわざ1月6日に訪ねたことにしていました。本作がちゃんと取材していたことにびっくりです。
 
{netabare} テスラノートを水晶に刻んだ。水晶=テスラの欠片?テスラの欠片はロックを外すと暴走する?単語の意味が解らなくて話について行けません。
 アインシュタイン物理学と違うエネルギーで駆動する。発明を世界にばらまいた。でも二コラテスラって、小さな家の存在知ってたんですよね?ロックも解除できそうだと…?いや、わからんです。じゃあ、なぜばらまいた?

 あとニューヨークに13番の水晶ありましたよね?陸路か海路で運んだんでしょうか。時速160キロ以上出しちゃだめなんですよね?会話的にはノルウェーの直後の感じですが…まさか飛行機?それともロックできたの?

(追記 気になって調べたら、海路はクルーズでニューヨークノルウェー直行は見当たりませんでしたが1週間もあれば普通に着けるみたいでした。なんでムキになってこんな事を調べてるのかわかりませんが、それだけ本作を楽しみにしているという証でしょう)

 ノルウェーの13番の欠片のロックを外したから暴走したんですよね?ロックを外せるのは小さな家…ん?時系列は?
 ニコラ・テスラ世界にばらまく、小さな家がノルウェーで見付ける。小さな家ロックを外す、小さな家欠片を河原に落とす、少年が拾って暴走させる、小さな家が取り戻す、ロックをかけてニューヨークに運ぶ?
 あと、シェアハウスにイジメですね。期待の3段上のずっこけ加減です。そもそも高校は出ておけ。友達を作るな。最高のイジメです。

 このCGのクオリティで、JKのセミヌードをやる勇気。そして、酒飲んでる普通の男子大学生に負ける忍者。1話で強さ、確かめてませんでしたっけ?血反吐を履くような訓練の末最高の諜報員のヒロインじゃあ…。
{/netabare}


2話 いやー期待通りにひどくてうれしくなりますね。もう癖になりそうです。でもちょっとヒロインの女の子の黒いスーツ姿が可愛くみえてしまいました。というかこのスーツのデザインとCGはなかなか良かった?子供の頃もいい出来でした。

以下ツッコミどころですが、多すぎて書ききれませんでした。
 
{netabare}  エライさんと話をしているときに口を挟む?決断に迷ったら君に従う、失敗したら俺のいう事聞けって…どんなスパイ組織だよって感じですね。
 忍者の次は中野学校ですか。
「両方の現場に映っていたのはこの子です」で子供を特定しました。事故現場は電車やトラックが飛んだ先で、飛んだ元、電車やトラックが消えた場所に子供がいないと辻褄が合わない気がするのですが。
 集合住宅の表の扉がノックされてなんで出て行くの?
 13って数字が中でぐるぐる回っているって…どう考えても機械ですよね。水晶って思います?

 顔を見せる諜報員ってなに?
 せっかく借金なくなりそうなのに、お母さんに見せたい?という理由で持ち出す?急行に乗る金はあるんだ。
 電車の屋根からどうやって車内に入ったんでしたっけ?客も天井からボディースーツの女子が降りてきたら驚けよ。

 謝らなければならないのは俺のほうだ…いや、スリとかやらせる前に理性はたらかせろよ。
 2分とは一体…
 緊張で身体動かない忍者って…。
 あれ、ない…あ、あの時て、お前からぶつかっていったじゃん。


以下はSF的な考察です。

 作中ではフィラデルフィア実験失敗していて、壁に船員がしっかりめり込んでました。ロックを無理に解除してテスラの欠片が暴走しているのと同じ現象ですよね?これ完成品を使った実験ですよね?
 何をもって二コラテスラはテスラコイルを完成したと言ってるんでしょうか。当時の技術では使いこなせないから失敗したってこと?いや失敗してるなら完成かどうかわからないでしょ?ちょっと良くわかりませんでした。

{/netabare}

 今回も最高でしたね。まだまだツッコミどころありそうですが、まあ、後の楽しみにしましょう。これで今週も頑張れます。なかなか楽しいアニメだと思います。



1話 ひどすぎて逆に興味があります。それが狙い?

{netabare}  CGの件はちょっと置いておきます。私はストーリーまたはキャラ萌え重視なのですが、不思議なほど面白くなる予感がしないです。

 JK忍者、私友達いないんです、いまユーチューブで人気の二コラテスラネタ。バディの男の無能マッチョ感。有能さを語学の数で計る。変装した相手が戻ってくる、Tシャツ透けてキャー、俺は女なんて認めない、老夫婦が危ない…滑り込みセーフ。いつの時代のテンプレでしょうか。
 
 電車が空間から突如現れるのは冒頭の掴みとしてはいいでしょう。でもそれだけです。

 なんていいますかオリジナリティが全く感じられないのが気になりました。どこかで見たのを組み合わせてストーリーにしているとしか思えません。「ま、まて、強さを確かめただけだ」(追記 実力を確かめただけだ、でした。)ですか?苦笑いです。

 これは脚本家なのか原作者なのか知りませんが、物語を作るということを舐めているとしか思えません。

 最終的に二コラテスラの深掘りなしでギミックで終わる気がします。で、JKが危険に会いながらエロい恰好をしていればいい。忍者という設定で海外に受ければいい。という非常に安易な話に見えます。最近は4話以降で覚醒するアニメもあるので違ってたらごめんなさいですが、1話の作りがひどすぎます。{/netabare}

 CGのひどさに注目が集まっていますが、これ本当に日本の週刊誌マンガ誌に連載されていたマンガなんですか?逆にそれで興味があります。それが狙いなんでしょうか?
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

見られないことはない

テスラの欠片を集める話
作画が非常に悪いアニメ。

{netabare}
諜報員系の話や、科学を題材にした話は好きなので楽しめたのは楽しめたが、かなり粗も多くて、雑さが気になり絶賛と言うわけにはいかない感じの作品だった。
たぶん、作画が酷いから話の酷さがマシに思えてるだけで、作画が良かったらもっと酷評してただろうなぁとも思う。
シリアスな場面で急に茶番挟んだり、シリアスとギャグの区分けが出来てないし、その挟まれる茶番もくっそ寒い。
展開も随所随所指摘はしないけど、かなりガバガバ。
銃使えよって場面で銃を使わなかったり、音声でプログラムが入力されたり、なぜか同じ場所で毎回メインキャラがそろったり、えぇ...ってなる展開が多かった。

一方で、最初のなにもかも謎に満ちたような雰囲気は良かったかな。テスラの欠片回収に関しても最初の一個が一番面白かったと思う。
フィラデルフィア計画が元ネタと言うのも面白かったし、壁に人の部位が埋まっていたり割とグロ目な感じなのも良かった。
それと、母と牡丹の回は良かった。こういう、実は娘を愛していたが...みたいな話には弱い。

話が良ければ作画が悪くても評価はするけど、さすがにこの出来のアニメを量産するのはやめてほしい...。
来季もなんかあった気がするが。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
エクスアーム2期。
エジソンの名言よりテスラの方が好きだな。
初手謎CG謎構図。シャミ子の声優。
ノルウェー語だけマイナーだなw
元になってるのはフィラデルフィア計画かな?
結構グロいな。2Dと3Dの共存

2話 ☆9
やっぱりフィラデルフィア計画が元なのか。
壊さないの優しい。機密を普通に喋るw
いいシーンで糞CG台無しだよ。金渡せよ。
出た、借金取りのテンプレセリフ
まるで実写だな。プラレールかな?

3話 ☆4
テスラノートってそういうことか。ばらまくなやw
ロックじゃなくて破壊しろw 3万は高い
なんでヤってるところに割り込むんだよw
この話いる? ざっこ 反省しとるやんw
この話いる? ほるって方言なんか...。

4話 ☆7
テスラの欠片ってワープする奴だけじゃないんか。
酷いアクションシーンw
主人公側のリーダーのおじいちゃんもしかして元大統領!?w
いやCIAにそこは任せろや
こいつら死亡フラグ立ってないか。
マフィアが傷つくのは基本だろw
このアニメ脱線しすぎだわ。撃てや

5話 ☆4
緊迫感ある状況で全く緊迫感のない会話入れるの嫌い。
車のたおれ方草。 何やっとんねん、
こういう敵を庇おうとして味方の足を引っ張る展開ほんと嫌いだわ。
何で喋るんだよ。ヒロイン顔変わりすぎだろw
ほんとヒロイン緊迫感なさ過ぎて嫌い。R.I.P! 

6話 ☆6
CIAと敵対してるじゃんw
マインドコントロールとか茶番かよ。
CIAならもっとそれっぽく奪えよ。
茶番アニメ。もう内容もつまらんわ。
後半はまあまあ面白いか。

7話 ☆2
2Dいいじゃん。
いやCIAがなんでシカゴのお返しとか言ってしょーもないことやってんだよ。
ほんとにこんな緊迫した場面で緊張感ないセリフ言うのやめてくれ。
それは違うよ! 何で秘密をそう話まくるかなぁ。
は? プログラムを音でインストールってw。
面白くない言い回しずっと続けるのやめて。
撃てや いやなんで誰も何も攻撃しないw 
もう一人何してるし。

8話 ☆8
諜報員なのに人を殺してしまった...みたいな流れやられるとだるいわ。
掛け軸の裏にありそう。なんでこっちの日記を隠してんだよw
普通逆だろw ああ、危険が及ばないようにか。
キラキラネームw

9話 ☆7
どうでもいい話やめろ。タイトルふざけすぎだろw
クソBGM なんで歯を持ってるw
いやこういうの夜に出すものでは...
昼なのかw 現代人の闇 
なんで毎回全員集合するんだよw 
こいつもモブみたいに見えてくるわ。
犬と重なる所ワロてしまうわ。
食われたか?w ああ、テスラの欠片関係あるのね。
ちゃんと犬について考察してるやん。納得。空気読めないCIA
いや意味わからん。このイッヌが死んでなかったのご都合やん。
いつの間にCIAと仲良くしてんねん。同期なんか?

10話 ☆2
会長の死があっさりすぎる そうはならんやろw
ガバガバ警備w 死を悼んでやれよ。
銃持つときトリガー持つやろ。
いや、メモの管理もガバガバすぎるw
破壊でもいいやろ、もう。
内容もクソアニメ感出てきた。何でこいつ生きとんねん。

11話 ☆6
こっちもかよw 滅茶苦茶だわ。
ほんとのこと話してんのか? タピオカw
ZOOM グリザイアで見た。

12話 ☆6
伊達メガネだろどうせ 出し抜かれてるじゃんw
作画がw 
シリアスな場面でショーもないノリを入れてくるのが寒すぎる。
テンプレ目的。全員無個性とか面白くなさそう。
面白くないよな。急に2Dになるのやめろ。

13話 ☆6
え、こいつ生き帰るの? THE 茶番
ノリとセリフ回しが寒いんだよな。
まあ別れのシーン自体はまあまあかな。
水落ちは生存フラグ 
なんでピンポイントで着地できるんだよw やっぱ生きてた

曲評価(好み)
OP「PUPPET'S」☆6
ED「散文的LIFE」☆7

{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

何でもかんでも電気に頼り過ぎでは?

この話は各地に散らばったテスラの残した発明を回収する話

正直に言いましょう
声優さん以外全く評価できないクソアニメです

私原作漫画の一巻だけ呼んだ事あるのですが、漫画の方が何億倍も印象が良いです。ちなみに原作者はタイバニの人だそう。なんか結構雰囲気変わったような気がしますがまぁ主人公タッグの性別が違うので当たり前っちゃ当たり前なのでしょうか。

基本的に子供だましのような展開です。
アホ丸出しの正義感と倫理観をもとに行動するキャラもよくわかりませんが、非合理性の塊のような行動、ご都合主義的すぎる展開、もう無理。病む。
バカバカしい内容と見るに堪えない絵で、非常に無理。

その絵というのも単なる作画崩壊とかなら許せます。いや許せないですけど、正直珍しくないのでなんとかなります。
しかし、本作は3DCGを使っているくせに酷い。3DCGといっても常時モーションキャプチャー方式。
打ち込み方式は無駄な要素がなく、スマートに見えたり、理想のポージングなどをやってくれるのですが、やはりなんといっても時間と労力が必要な点が特徴です。
モーションキャプチャー方式は日常的な動きや激しい動きの再現が容易に出来る代わりに、コストや出来栄えを考慮しなければなりません。
ですので場面によって使い分けるのが、普通になりつつあります。

が、本作のモーションキャプチャーのアクターはひどい。慣れていないのか、演技が下手なのか分かりませんが、動きが不自然すぎます。戦闘シーンもお世辞にも上手いとも言えませんし。そして最大のポイントは「急な手書き」です。どこぞやのエクスアームのようにメインキャラは3D、サブキャラは2D、夢の共演!というわけではないのですが、なんとさっきまで3Dで動いていたキャラが次の場面では急に手書きになっている、というなんともアグレッシブな作画。そしてその手書きパートの作画が酷い。
しかも間に合わなかったのか知りませんが、静止画の状態で声が割り当てられているシーンが一個じゃないんですよね。急に止まったのに音だけは動くと見ているこっちとしては気持ち悪い以外の感情を持てません。

唯一良い点と言えば声優さんぐらいじゃないですかね。人気声優のオンパレードで、予算のほとんどをそれに使ったんじゃないかっていうぐらいの勢いで豪華です。まぁ声優さんを良くしてイベントで稼ごうという魂胆なんでしょうかね。

{netabare}
陰キャ女子は実は明るい忍者で、祖父の命令によりニコラ・テスラが発明し封印したものを回収する任務につくために、クルマ、隆之介、恭平と組む。色々あってCIAと対立する場面もあったが、小さな家(おなかすいた)という組織と全面対立する。二重スパイとして隆之介とCIAのオリバーが所属組織を騙し、8つ集めた小さな家は全人類の意識を支配をしようとしたが、主人公組織ならびにCIAが阻止した。その際、小さな家のスパイとして育てられた4人が死んだ…(かも?)
みたいな。おもんな。
正直省いたほうが面白かった。
劇場版くらいにしてテキトーに流させたほうが良かったんじゃないですかね。知りませんけど。

あと電気万能視しすぎでは?物体の帯電ですらちょっとやりすぎだと思いましたが、人の脳を操るのはやりすぎだと思います。なんでもかんでも関連付ければいいというものでもないと思うのですが。
{/netabare}

監督は福田道生さん。迷い猫の方ですね
脚本は西田征史さん。タイバニの方ですね
劇伴は和田薫さん。犬夜叉の方ですね
アニメ制作はギャンビットさん。初作品だそう。初作品でこれかぁ…

作画は酷いです。本当に酷いです
声優は豪華なのですが、まぁキャラに合わない。参加した声優さんにとってデメリットしか無いような気がします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
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