家族で笑いなおすすめアニメランキング 31

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの家族で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の家族で笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.2 1 家族で笑いなアニメランキング1位
東京ゴッドファーザーズ(アニメ映画)

2003年11月8日
★★★★☆ 4.0 (669)
3461人が棚に入れました
自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾ってしまう。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。

声優・キャラクター
江守徹、梅垣義明、岡本綾、飯塚昭三、加藤精三、石丸博也、槐柳二、屋良有作、寺瀬今日子、大塚明夫、小山力也、こおろぎさとみ、柴田理恵、矢原加奈子、犬山イヌコ、山寺宏一
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドブネズミは美しかっただろうか?

劇場版オリジナル


それは年の暮れのこの物語と同様に全くの偶然でした。
・・・ともったいぶる必要はなく、年末に録り溜めてたものを観忘れていたのを思い出してついぞ最近観ましたというやつです。

私にとっての初“今敏”監督作品になります。
タイトルだけは記憶にあって、とはいえ氏の作品とは知らずにOPクレジットを見て気づいたくらい。
その氏についても早世したアニメ監督らしい、程度のニワカ全開、先入観なし状態で鑑賞突入です。

絵は独特。このタッチはけっこう好き。
ん?劇伴がたまに邪魔してセリフが聞き取りづらい。
声は職業声優さんではないのね。劇場版あるあるなのでそのへんはスルーしよう。


≪クリスマスの奇跡≫タイプの作品、と使い古されたモチーフながら、主人公がホームレスの三人という面白い組み合わせ。
ひょんなことから捨てられてた赤ん坊を拾った三人が、赤ん坊の親を探しにいく道中で、ハプニングが起こりすったもんだしながら、自身の過去にも向き合い、最後は≪クリスマスの奇跡≫タイプらしい、ちょっと心温まる終幕を迎えた良作でした。

おそらく監督も狙ってたのかもしれません。
多少のご都合主義は“クリスマスだしね”で私の場合納得しました。基本、ちょろいんです。
それで手に入れたのがテンポの良さ。92分あっという間です。すったもんだは一つや二つではありませんでしたが、ありえない都合の良さで見事に収束していきます。エンタメはこれくらいでいい。


そしてテンポの良さと相性がいいであろうドタバタコメディやアクションムービーといった方向にあまり舵を切らなかったのがこの監督のすごいところなのかもしれません。
ホームレス三人の主役たち。ギン(CV江守徹)、ハナ(CV梅垣義明)、ミユキ(CV岡本綾)の過去を掘り下げます。赤ん坊という家族の幸せの象徴みたいな存在を媒介にして、宿無しに身をやつした経緯とそれぞれの家族への思いが明かされていく中盤以降がなんとも心に沁みるのです。
本作とそれほど変わらない時期に公開されてる実写映画『ホテルビーナス』とも共鳴するような

{netabare}“社会の底辺から愛を叫ぶ”{/netabare}

心の繋がりを描いた物語でした。社会の繋がりの最小単位である“家族っていいよね”が根っこにあるので、クリスマス映画としての評価が高いのも頷けます。

{netabare}それぞれ三人に帰ることのできる場所を用意してあげたのもクリスマスらしくて良いですね。{/netabare}

なによりそれぞれの家族がいるのと同じいやそれ以上に、このギン、ハナ、ミユキの三人もひとつの家族でした。っていう家族愛をちょっと斜めから捉えた視点もけっこうお気に入り。

社会の最底辺から社会の最小単位を見つめた本作。
監督の他の作品にも興味をそそられますし、テーマや絵柄、そして先述のテンポの良さとクリスマスムービー的な立ち位置を鑑みると、非ヲタ一般人の敷居も低そうな作品です。



■この声あてなら不問
・その1 ハナちゃん
 梅ちゃんの起用は卑怯。そのまんまですやん。
 {netabare}「ろくでなし」熱唱。いつ鼻からピーナッツ飛ばすかワクワクしてたぞ!{/netabare}

・その2 ミユキ
 岡本綾さんがキャスト名に出てきてビックリ。
 当時めっちゃ好きでした。活動期間短かったのも「あの時期の人!」って感じがして懐かしさを誘う。


■日本のホームレス
諸外国と比較し恵まれてます。残飯にはありつけるしダンボールハウスを敷設できる材料や場所に事欠かず、共○党に頼めば党にほぼピンハネされますが生活保護にもありつけます。
ガチで底辺ではあるものの日本社会は優しいし、働けとは思いますが、それはそれでいいと思ってます。海外はそうはいきません。まぁ悲惨の一言です。
また、そういう環境からなのか文化の土壌の違いからなのか、私は後者の影響が強いと思うのですが、日本のホームレスは“良心”が残ってるほうでしょう。

この物語はホームレスが人として大事なものを失ってないよね、が土台となってる話になるので、そもそもその設定を受け入れられる背景がなければ成立しなかったんじゃないかなあ、と感じます。



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2019.08.03追記

視聴時期:2019年2月初頭
その後、今監督の作品を3作立て続けに観てどれも面白かったです。
そんな素敵な出会いのきっかけを与えてくれたのが本作でした。
ご都合主義なところはクリスマスが免罪符ってことで良いと思います。
今度は12月に観ることにしようかしら(^^)



2019.02.10 初稿
2019.08.03 追記

投稿 : 2024/12/21
♥ : 41
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

きよしこの夜

今敏監督作品、制作マッドハウス。

希望を1枚、カードで支払い、
海外から溜息を取り寄せた。
これはなかなかの上物である。
やがて部屋中が憂鬱で一杯になった。

感覚を麻痺させて生きよう。
出来るだけ静かに目立たぬように生きよう。

{netabare}クリスマスに赤ん坊を拾った。
赤ん坊はなぜ力一杯泣くのだろう!?{/netabare}
それはきっと生きる為の放熱だ。
今敏監督が描きたかったのは、
その放熱そのものかも知れない。
誰もが傷を抱えて生きている、
弱さを抱えて震えながらも前へ前へと。

少し換気をしよう、憂鬱で一杯だ。
ストレスを抱えたたくさんの現代人に、
素敵なクリスマスプレゼントなのだろう。

コミカルでハートフルな聖夜の奇跡、
これは雪降る夜の、奇跡の物語なのだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ホームレス3人組のコメディ調冒険活劇in真冬の東京

故・今敏監督のアニメ映画で2003年の作品です。
「パプリカ」や「パーフェクトブルー」は浅はかと言い張る
ちょっと偏屈なアニメというより映画マニアの友人から勧められて視聴しましたw

「あらすじ」(知っている方は飛ばしてください)
酔っぱらいの呑んだくれおやじのギンちゃん、
元ドラァグクイーン(男性が女性の姿で行うパフォーマンスの一種)のオカマのハナちゃん、
そして家出女子高生のミユキ。
新宿でホームレス生活を送っているこの3人がクリスマス・イヴの夜に
ゴミ捨て場に捨てられていた赤ん坊を発見する。
子供を育てることが夢であったハナちゃんは赤ん坊に勝手に「清子」と命名するも、
やはり実の親を探そうとホームレス3人組が真冬の東京を奔走するという物語。

上記の通りこの作品には、格好良い主人公も可愛いヒロインもいません。
いるのは、小汚いおっさんと同じく小汚いおっさんのオカマと
お世辞にも可愛いとは言えないホームレス女子高生の3人です。
そして舞台はファンタジー世界でなく真冬の東京です。

設定からしてすさまじいです。
全然わくわくするような話じゃないって思うかもしれません。
けれども下手な冒険活劇なんかより余程冒険しちゃってますw
すげーわくわくさせられます。もう単純におもしろい。

このホームレス3人組はそれぞれ複雑な事情を抱えており、
ホロリと来る人情話もあれば、ド派手なアクションもあります。
3人のやりとりなんかにクスリと笑ってしまうこともしばしば。
これぞまさにエンターテインメントです。

3人が清子を拾ってから行く先々で様々な奇跡が起こります。
ご都合主義とも言えるかもしれませんが、
それは「これはアニメーションだよ」ということを強調するために
意図的にそうした演出にしたようです(友人談)
真偽の程は定かではないのですが、どっちでもいいでしょう。
まぁクリスマスの奇跡ってことでw

日本のアニメ映画と言えば、ジブリ作品や最近では細田守監督の作品が有名ですが、
それらの作品に決して負けてないクオリティ、そして感動がこの作品にはあります。
いや、それ以上と言っても決して過言ではないでしょう。(但し全盛期のジブリ作品を除く)
辛いことがあって悩んでいたり、落ち込んでいる人には特にお勧めです。
元気をもらえますよ。

この作品を観て僕は今敏監督が亡くなったことは日本アニメ界にとって
あまりに痛すぎる損失だったということを改めて実感しました。
紛れも無く天才、間違いなく本物。
そしてこの作品を始め今敏監督の作品は後世まで語り継がれていくでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 47

65.2 2 家族で笑いなアニメランキング2位
愛してるぜベイベ★★(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
1075人が棚に入れました
高校生・片倉結平が、従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役となり、蒸発してしまった母・都の代わりに面倒をみていく。そこに恋愛が入り混じったホーム&ラブドラマ。主に心とゆずゆにある苦悩を結平が解決していく。

声優・キャラクター
黒葛原未有、藤田大助、遠藤久美子、鈴木真仁、尾小平志津香、木内秀信、原史奈、緒乃冬華、齊藤真紀、川瀬晶子、植木誠、鈴木達央、本城雄太郎、悠木碧、平野智恵
ネタバレ

ダークのび太 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「愛してるぜベイベ★★」みたいなアニメ

{netabare}
【キャラクター】
●坂下ゆずゆ
→幼稚園児・幼女(4~6才)のヒロイン(小学生含まない)
「よつばと」
「パパのいうことを聞きなさい!」
「うさぎドロップ」
「アニマル横町」
「はなまる幼稚園」
「崖の上のポニョ」
「となりのトトロ」
「火垂るの墓」
「こばと」

●片倉結平
→リア充・モテる・女遊び癖がある主人公
「Phantom」
「ハチミツとクローバー」
「好きっていいなよ。」
「妖狐×僕SS」


【展開】
→子ども・幼女を育てるストーリー(以下の作品で恋愛関係に発展するものはありませんでした)
「よつばと」
「パパのいうことを聞きなさい!」
「うさぎドロップ」
「異国迷路のクロワーゼ The Animation」
「CLANNAD」
「犬夜叉」

【作風】
→心情がよく描かれた恋愛ストーリー
「ゼロの使い魔 一期」
「とらドラ!」
「true tears」
「ef」
「文学少女 劇場版」

{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

是非、今の技術でリメイクしてほしい作品

昔、この漫画を読んでいたので視聴してみました。
一言でいうと 『もったいない作品』

◎ストーリー・キャラ ⇒ 最高
本当に良作!すばらしいと思う!
子供が主体になってるから、感動しやすいストーリー構成で
感情移入しやすいキャラクターになってます。

◎作画・音楽・声優 ⇒ 残念。残念すぎる…
よって総評は★3.5という結果になりました(´・_・`)
最初は違和感のあった声優陣ですが
そこに関しては、そのうち慣れました!
でもやっぱり、今のアニメ作成技術でリメイクしてほしいな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎認知度低めだと思うので、あらすじを(^o^)

女遊びの激しい イケメン 男子高校生、“かたくらきっぺい”
不純な彼は、実はどこまでも真っ直ぐで素直な性格

片倉家は祖父母、父母、姉、弟の7人家族
そんな片倉家に突然、1人の少女がやってくる

その少女の名前は 『ゆずゆ』
夫に先立たれた母親が、一人娘を捨てて失踪…
きっぺいの母親は、その失踪した母親の姉で
ゆずゆちゃんを心配し、片倉家で面倒見ることに。

幼稚園の送り迎えやお弁当、お世話全般がきっぺいの担当に

ちゃらちゃらした男子高校生と、幼稚園児
2人の生活はどうなっていくのか…(≧∇≦)

そしてついに!!
チャラ男、きっぺいが本気の恋を…するっ?!?!

★古い作品でもOKな方
★子供が出てくる作品が好きな方
★感動系が好きな方

…にオススメした作品です(*^_^*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

ピエロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あったかい家族の話。うさぎドロップに似てる?

かなり昔の作品で少女漫画原作ということであまり知名度は無いのかな?と思います
自分はたまたま幼い頃に姉の少女漫画を読んでいて面白かったな〜と覚えていたので久しぶりにアニメを見てみたって感じです笑
久しぶりに見たけど結構ストーリー覚えてて笑えたのですが、結論中々の良作だと思います!
ただこれはストーリーに関して言えるもので決して全体を総じての評価は低くなってしまうのかなと思います。
まずストーリーの部分から述べると充分に楽しめるものだったと思います!
少女マンガ原作だけど意外と重たい話が多いです。
家庭環境の問題、いじめの問題を主な題材として扱っていますがその中で物語の登場人物達がそれぞれの問題を抱えながら乗り越えてかって感じでしたね!
あまりネタバレしたくないのでストーリーは話しませんがとにかく家族の温かさが伝わる感動的な話でした!
ここからは悪い部分の話ですが、まず話のオチ、いわゆる最終話がなんとも微妙なところで終わる。
また作画が古く、声優もなんか変な感じです笑
音楽もどこか昔っぽさを感じるような笑
あと話のテンポ?というか1シーンの尺が謎に長いです笑
とにかくストーリー以外の部分はダメダメですね笑
昔のアニメなのでそこはしょーがないですが笑
でも、個人的にはそれ以上にストーリーが良かったので別に昔のアニメでも気にしないよってひとは是非見てほしいと思います!
ゆずゆちゃん可愛いし、きっぺいかっこいいし、こころちん可愛いし
とにかく見れば分かります!笑

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

83.0 3 家族で笑いなアニメランキング3位
パパのいうことを聞きなさい!(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2455)
12580人が棚に入れました
主人公『瀬川祐太』は多摩文学院大学文学部国文科に合格し新生活をスタートさせたばかりの大学一年生である。小学生の頃に両親と死に別れ、当時高校生だった姉『祐理』に育てられるも、中学生の時にその姉がバツ2で2人の子持ちの男性『小鳥遊信吾』と結婚。義兄となった信吾への嫉妬と姉の家庭と幸せを壊したくないという思いから姉夫婦の家庭とは距離を置き一人暮らしをしていた。そんなある日、姉がアパートに突然訪ねてきて半日だけ3人の娘達(『空』、『美羽』、『ひな』)と共に留守番を頼まれる。渋々頼みを引き受けるが、そこで幸せそうな姉夫婦と子供たちの様子を垣間見、下らない子供染みた嫉妬心で姉家族と距離を置いてきた事を後悔し、今までの不義理を返し姉家族との関係を修復しようと決心する。そんなある日、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明となり、姉夫婦は消息不明のまま政府発表では死亡したことになってしまう。残された3人の娘達は親族会議の末、全員バラバラにされそうだった所を見かねた祐太は全員自分が引き取ると宣言し、6畳一間のアパートで4人暮らしをスタートさせたのだった。

声優・キャラクター
羽多野渉、上坂すみれ、喜多村英梨、五十嵐裕美、堀江由衣、小野大輔、間島淳司、大原さやか

cross さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

萌え要素とシリアス要素の配分が逆転すれば面白かったのかなと感じた作品。【総合評価:54点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

まず最初に断っておかなければならないのは私、crossは「萌え」と言う要素を売りにされたアニメがそんなに好きではない。
「萌え」要素を売りにした作品を幾つか視聴してきましたが、どれも面白さが見出せないタイプです。
あくまで「萌え」要素に面白さを見出せない人の評価ですので、世間一般がこの作品をどう評価するのかは見当も付かないです。
故にこの作品に対するレビューはどうしても中立な立場で評価できていない事を前もってお知らせしておきます。


作画の感じから「萌え」が売りなのは感じていましたよ。
基本的にはキャラ萌え作品で、シリアス要素はおまけ、少し感動を持たせる為ってのは理解していたのですが……
やはり、もっとシリアスな要素をふんだんに盛り込み、それを乗り越えての感動をより追及した方が面白かったように思える。

「萌え」要素に面白さを見出せない。そんな自分の好みを分かっていながらも、視聴を続けたのはやはり初期設定にあります。
両親を事故でなくしバラバラに引き取られそうになる三姉妹を大学生の叔父がまとめて引き取って暮らしていく。
この以下にもありがちですが、とてもシリアスかつハートフルな展開で感動できそうな初期設定にやられました。
厳しい現実や、両親を亡くした三姉妹の心の傷、突如変わった生活に対する苦悩、と言ったシリアスな要素
そして、そんなシリアスな面を互いに支えあい、少しずつ家族としての絆を深めていく、家族愛溢れる物語
こんな風に自分好みの作風に展開できる設定から、都合の良い期待を持って視聴を続けていった感じでしたね。

勿論、上で挙げたようなシリアスな要素は作中でも表現されていました。
ですが、どうにもシリアス要素は表面的で薄っぺらな感じで、実際そこまでの緊迫感を感じられない。
更には「萌え」の要素が勝ちすぎて、シリアスな展開ながらも、それを打ち消してしまっていた感じです。

「萌え」アニメを否定するわけでは勿論ありません。
確かに「萌え」アニメに需要があることも理解しているし、食わず嫌いの偏見でもありません。
視聴しても、「萌え」を楽しめない。つまり自分に合っていなかったんです。
「萌え」の要素に対し、面白さを見出せる方にはシリアスな展開とそれを乗り超えて深まる家族の絆と言ったハートフル展開もある作品。
自分の場合、「萌え」要素に対して、面白さを見出せないタイプなので、主成分が「萌え」であるこの作品に物足りなさを感じた。
まぁ、主成分を拒絶してしまえば、スカスカに感じ物足りなさを覚えるのは当然
つまり、自分のアニメを見極める能力が低かったと言うだけの話です。

作品としては、萌え全開でシリアス要素からのハートフルな展開も有り
自分のように「萌え」に面白さを見出せない人には、ハートフル展開が弱く物足りなさを感じてしまい不向きかもしれません。
しかし、「萌え」を主体に楽しめるなら、ハートフルな要素も加わった良作になりえるかもしれませんね。
と言うわけで、この作品に関しては視聴者の「萌え」に対する受け入れ方によって、面白さは変わってくるのではないでしょうか。
「萌え」要素、全然OK!!楽しめるぜ!!って方には結構オススメ出来るのではないとか個人的には思っております。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 68

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパじゃなくても子は育つ

幼い頃、両親が亡くなり、姉に育てられた経験を持つ
大学に入学したばかりの瀬川佑太が主人公。
その姉までもが旅行中の不慮の事故で夫とともに亡くなり、
残された彼らの娘3人を引き取って一緒に暮らす決心をするが・・というお話。

思春期の女の子2人と3歳の幼女との賑やかな暮らしの中、
彼らがどんな変化を見せるか、そこに焦点を当てた展開になっていた。

およそ10歳とは思えないほどませた言動をする次女、
シャイでややツンデレ気味の思春期真っ只中の長女、
両親の死を知らされないまま無邪気で明るい三女。
男の人を意識するようになった年頃の女の子の心情は、
とてもリアルに描かれていたような気がするし、
三女のひなちゃんも、かわいらしく描かれていたと思う。
ようするに萌えアニメなんだなと思ったものの、
エロさを売りにしてるわけでもなく、
祐太の大学の友人や先輩たちも、近所の人々も
みんなあったかく優しく、観ていて微笑ましい部分はあった。

両親が亡くなって直後から、ケラケラと明るくはしゃげるかどうか、
それが子どもらしいかどうか、それはまぁ置いておいても、
素朴なひとつの疑問として、なぜ彼女達が住んでいたあの一軒家に
一緒に住めないのか?とか、両親の生命保険はどうなん?
ってところで、妙に引っかかってしまう物語でもあった。
現実的に考えたらツッコミどころ満載なのだが、
唯一、それらの疑問を無視すれば、ハートフルなストーリー。

だけどタイトル、思い切り強引だよね。
「パパ」にこだわらなくても良いような気がするけれど、
祐太的には、「パパ」でありたかったのかな。

個人的には、大学の路上研究会での先輩の織田 莱香さんの
あの淡々としたキャラが面白くて好きだったし、
祐太の友人の仁村浩一が、自分の友人にそっくりなので
ついつい比較して笑ってしまった。
あと、堀江由衣さんの唄うED『Coloring』がとても好きだった。

しかし、子育ては決して親にとって犠牲じゃないよね。
祐太の伯父さんからの手紙の一文、あれは親という立場を
経験している大人が書くべき文章ではないなと。
あの伯父さん夫婦をもう少し魅力的に描いてくれていたら、
この作品、もっと好きになれたかもしれない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 71

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

色々バランスがおかしい(62点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:62点
アニメ系統:これなんだろうw

変態系ロリコンラブコメかな?なんて思っていたのだが、
物語自体は家族のハートフルな物語だった。

ハートフルな物語というと良さそうな感じではあるが、
このアニメ色々バランスがおかしく感じた。

まず、必要以上の萌えとリアリティに欠けるキャラ。
シリアスなのに色々と突っ込みどころのある設定。
その上にハートフルな話を乗っけましたってところかな。

まあ、そんな感じなので難しく考えず、キャラにほどよく萌えて
ハートフルな話でほっこりしておけば、そこそこ楽しめるかと。

くれぐれも「ちょwwwそれはないwww」とか突っ込まないようにw

しかし、これ原作の1巻相当の部分をアニメ化したようで
原作はこのあと色々あるらしい。(衝撃的内容も)
興味のある方は原作を読んでみてはいかがでしょうか。


と、まあなんだか色々不満の残るアニメではあったのだが
つまり、何が言いたいかというと

不覚にも最終話で涙腺をもっていかれかけた。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

81.8 4 家族で笑いなアニメランキング4位
サーバント×サービス(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1749)
9625人が棚に入れました
北海道、某市、某区役所。山神ルーシー…さんがひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神ルーシー…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)する“お役所WORK”コメディー!!
※実際の公務員とは、一切関係ありません☆

声優・キャラクター
茅野愛衣、鈴木達央、中原麻衣、豊崎愛生、櫻井孝宏、大久保瑠美、高橋美佳子、日高里菜、柿原徹也
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お役所の物語★

北海道、某市、某区役所。山神…さんががひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)するお役所〝WORK〟コメディー!!


お役所仕事のほのぼの?日常系アニメです。
こういうアニメは好きですね^^
第2話で明かされましたが、ルーシーちゃんは{netabare}Fカップより大きい{/netabare}らしいwww
ウサギの人はいつでてくるんだろう?^^

■第3話
{netabare}
まさか仕事中にXXがブチって切れるとわ(笑)
すでにフォックが2つ壊れてたみたいだし、
ルーシーはかなりの貧乏性?なんですかね^^;
{/netabare}

■第4話
{netabare}
ルーシーのあの反応 か・わ・い・す・ぐ・る

うさぎの課長は一体・・・
重度のひきこもりなんでしょうか・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 69
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇なので遊びに来ました。塔子さんで。

原作未読。最終話まで視聴。

市役所を舞台にしたドタバタラブコメ。

主人公の名前が「寿限無」っぽいのがこの作品にはまった最初のツボで、千早のキャラがお気に入り。

「暇なので遊びに来ました。塔子さんで」って本人の前で言えちゃう千早が良い。
{netabare}一応、彼氏の妹さんなのに!{/netabare}
という訳で、個人的に7話が神回です。
特に千早と塔子、花音の買い物シーンはこの作品のお気に入りのシーンです。

OPとEDはともに印象に残る曲です。

あと最後に、『ざまぁ』

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっぴり大人なラブコメ

原作未読。

ものすごく長い名前を受理され、そのかたきである職員を見つけるために、区役所で働くことになった山神ルーシー(略)。
しかし、そこで働いていたのは、ひとクセもふたクセもある人物たちだった。
区役所を舞台にしたラブコメディ。


劣化「Working!!」です。
同じ作者で、作風もよく似ています。
たしかに笑えますし、元気の出る内容です。
しかし、いまひとつ「Working!!」にはおよばずといったところ。

まず、区役所である意味があまりないんですよね。
公務員ならではこその悩みなり何なりが欲しかったです。
また、リアリティが薄すぎます。
遠隔操作ロボ職員とか、ちょっとやりすぎ。
まあ「Working!!」もたいがいですがw


ラブコメ部分はおもしろかったです。
とらえどころがなく、何でもこなしてしまう長谷部豊(はせべゆたか)。
しかし、ルーシーのことになるとあたふたする。
思わずにやけます。
そして、「Working!!」とは違って大人な恋愛が楽しめます。
初恋ではなく、何度も恋を体験しているようなキャラたち。
そこが一風変わったところであり、一番の見どころでした。


元気の出るOPテーマ。
クスッ、と声に出してしまうようなギャグが1話に1~2回。

にやにやできるのは後半に入ってから。
それでも、13話と短いので見やすい部類に入ると思います。
きりのいいところで終わっていますし、陽気な作品なので、お暇ならどうぞ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 74

80.9 5 家族で笑いなアニメランキング5位
みなみけ ただいま(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1601)
8745人が棚に入れました
「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」
との前置きの通り、南家3姉妹とその周辺人物たちの日常を描く物語。

声優・キャラクター
佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里、水樹奈々、森永理科、柿原徹也、小野大輔、喜多村英梨、豊崎愛生、大原桃子、後藤沙緒里、高梁碧、葉山達也、南條愛乃、高木礼子、小野涼子、千葉紗子、吉野裕行、齋藤彩夏、川田紳司、浅沼晋太郎

ぽてて さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ついに解禁!みなみけ4期!!

現在放送中のみなみけ4期「みなみけ ただいま」
みなみけ大好きな私としては
とても楽しみにしていた作品です。

では評価についてです。
作画,声優,音楽,キャラについては すべて4.0をつけさせていただきました。
作画については、一番人気であるみなみけ第一期に一番近いと思います。そしてなによりかわいい!
声優については言うまでもなく・・・b
音楽は使い回しが結構見られますが、みなみけの音楽自体好きなのでこの評価です。
キャラも申し分ないですb

ただ残念ながら物語の評価は低くさせていただきます。
期待が大きかった,1期が面白すぎた というのがあるとは思いますが、
正直今のところ4期は、使い回しが多い!
あれ、このネタどっかで・・・と思うようなシーンが多々あります。
1~3期でやった人気ネタを
練り直し4期でやるといった感じです。
これはみなみけ初見の方にはうけるかもわかりませんが
ファンにとっては う~ん・・・ となってしまうでしょう。

そのため物語だけ評価を低くさせていただきました(o*。_。)oペコッ

4期から初見だよ! という方は
先に1期を見ることをオススメします><

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

みなみけシリーズの集大成と言える完成度、安定感抜群の日常ネタのコントは必見【総合評価:78点】

2013年冬に全13話で放送された作品。

制作会社がFeelに変更となったみなみけの第四期
キャラクターのデザインが第三期に比べて幼い感じ、まぁ第三期が若干大人びていただけとも言えますけど。
そして、キャラクターの心情を表す時だったり、CMや話の区切りの間の演出が今までのみなみけにはない感じになっていますね。
まぁ、どちらにせよ、制作会社の変更による違和感はないですね。

日常にスポットを当て、何重にもすれ違う心情をネタにしたコント調の作風は安定感抜群でした。
全13話、春夏秋冬の季節ならではのネタを駆使し、どの回を取っても安心して視聴できる安定感は今期でも随一だったと言えます。
コントネタだけを楽しむという観点なら、第四期から見てもそこそこ楽しめるとは思います。

しかし、キャラクターの関係性などを知る為にも第一期から視聴しておくのがベストです。
このシリーズは第一期から含め、結構な人数のキャラクターが登場していますが、どのキャラクターにもコント的にしっかりと役割があります。
どのキャラクターも期待を裏切らず、それぞれが良い味を出していると言うのも高評価のポイントです。

OPとEDについても第一期と第三期に似た明るい曲調はみなみけらしい楽曲だと思います。
それとBGMや効果音も劇的とまではいかないものの、みなみけの雰囲気を良く演出出来ていて、地味にいい仕事だったと思います。

「この物語はみなみけ3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください」 のフレーズ
作中のドラマ「先生と二宮くん」、ふんどし祭りの話題。
保坂先輩のカレーの歌に続く新曲!!などなど……

過去のみなみけで扱われたネタを随所に散りばめていて、過去のみなみけを視聴していた身としてはちょっと嬉しかったです。
単純に使い回しという感じでなく、しっかりと活かしていたのがとても良かったように思えます。
何と言いますか、今までのみなみけの積み重なり、集大成の様に思えました。

第一期の元祖みなみけに一番近く、第一期よりも完成度が高く、シリーズ最高の出来だったと言っても過言ではないでしょう。
個人的にはこの第四期が過去のみなみけを通して一番だったように思えます。
物語、作画、演出、今までのみなみけには何処かしら難点がありましたが、この第四期には隙がなかったと言うのが大きかった。

第四期に来てこの抜群の安定感、これならば何話でも観ていたいと思える作品。
終わってしまい非常に残念ですが、是非とも第五期にも期待したいところです。

日常系ながらもしっかりとしたコントで笑いを提供してくれますので、未視聴の方は是非一度みなみけシリーズを視聴してみてください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 76
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最高のほのぼのコントアニメ

南家三姉妹
おっとり天然だけどしっかり者の長女、春香
天真爛漫で憎めぬトラブルメーカー次女、夏奈
長女大好き毒舌ツッコミの三女、千秋
を中心としたほのぼのギャクコメディーアニメの第4彈
個人的にはギャグというよりコントだと思っています。

暖かい笑いを堪能できるはずですので期待しております。

1話目観ましたが人物紹介も入っているので今作から観る人にも敷居無く楽しめると思います。

みなみけはネタバレ無さそうですが長文予防の為に各話で区切ります。
※1話感想{netabare}
今回の成分 三姉妹4:春3:勉強1:音信1:疑心暗鬼1

千秋の悪魔なぜか大人になってて色っぽくなってるし!
夏奈は日本史で立花宗茂を正解するなんて意外とマニアじゃん!
…などと、観なが心の中でツッコミを入れながら楽しんでます。{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 男の娘4:ダマす3:男南家2:裁縫1

やはり今作から観ている人を意識していて分かり易い作りになっています。
マコト&冬馬 絡みの経緯が紹介されて、
これで来週からだれでも気兼ね無く楽しめる環境になりました。
マコトくんは結局マコちゃんの道を進むようですね^^
男みなみけでも相変わらずのやり取りが。
しわ寄せはアキラくんにいってて不憫ですけど天丼オチも良かったです。
しかしコントのキレでは本家みなみけには勝てませんな。
紹介系は一段落して来週からまたどんどん切れあるコントが観たいです。

…あ。保坂先輩がまだか。…まさかあのアバンで紹介終わりなのか?
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やはりコントとして1ネタ1ネタ丁寧に作られている印象。
お客さんの反応が見られないアニメではついつい見落としがちな間もうまいです。
各キャラクター独自の間やリズムも織り込み済みです。
また、ほのぼのBGMでリズムを作っている点はアニメならではの特徴を生かしています。

ってあんまり考察すると笑いより感心が強くなっちゃいますね。ばかやろー。

今回の成分 風呂4:ドーナツ2:メイド2:時計1:指輪1

ヒトミはナツキの事良く解ってるよね、ちょっとナツキが羨ましい。
「ドーナツなんか食べてないよ」「私自身シナモンみたいなもんだし」etc。
言い訳下手が微笑ましかったです。

また次回もマッタリと微笑ましい時間が楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分は 保坂7:料理2:天気1

ここまで保坂先輩が全面に来るとは思いませんでした。
怖いもの見たさでついつい堪能してしまいました。
近くにいたら気持ち悪いですが、遠くから眺めていると楽しい男です。
サニーサイドアップ ターンオバー♪
なぜだか耳に残ります。やはり彼はリズムを作る才能があるのかも。

てるてる千秋も可愛かったです。

あとアイキャッチのMINAMIKE QUESTも何気に楽しいですね。魔王って…w
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分は 藤岡5:夏4:天真爛漫1

藤岡君の爽やかな恋心のお話が中心でした。
脱ぎだした時は保坂先輩みたいになるんじゃないかと焦りました。
夏奈はワガママだけど表裏なく憎めず愛らしいから男心はくすぐるよね。
惚れちゃうと苦労する女性なのは間違いないけどね。
藤岡君は気付いて貰うところからスタートだけど、先行きは長そう。
まぁ今回は凄く満足そうだったから良かったかな。がんばれよー。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 夏6:PR2:占い1:友情1

みなみけの夏休みのお話。
夏奈は勉強もしましょうね…春香の油性ペンは天然ではなく計算でしょう。^^

リコの純朴で可愛らしい面が観られました。
こちらの恋も応援してあげたいんだけどね。
ぬいぐるみのふじおかが一番の水難でした。

藤岡君渾身のPRでしたが空振りました…南無。
でも良く健闘したよ。

マコトくんのその日焼け跡は確かに痛いよね…。
岩陰で焼き直すしかないかな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 残暑4:おじさん3:寿司1:怪談1:アイス1

きょうふのそうじきって無理ないかい?
あくまのせんたくきが気になります。開くなのかクマでくるのか。
お泊まり会ってなんか寝付けないんだよね…そんな思い出を思い出させてくれました。

久々に見られたタケルは相変わらずなんか不憫だけど優しいね。
皿選びには個性が出ていて楽しめました。
ふじおかにご飯粒付けるなんて…可愛いじゃないか。

何だか今回、千秋が可愛く見えました。
心なしかホイップも大きく見えたような…。
美味しかったぜぃ!…美味しかったぜぃ!
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 歌4:野菜3:BBQ2:催眠1

保坂が出てくると空気が変わるアニメです。
BBQは春香と行けるチャンスだったのに惜しい男です。
カレーに続いて歌が来ました。
BBQの方は血が騒ぎ野菜の方は楽しい曲で、
カレーの歌程の衝撃ではなかったですが楽しめました。
千秋の歌声はいつも可愛いです。
テレビで催眠術は危ないですが、ほんとに野菜も美味しいんですよー。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 片思い8:イマコイ1:哀愁1

今回あれっと思ったら終わってて凄く短く感じちゃいました。
恋の矢印、一方通行の矢印ばかりで三姉妹は矢印出していないのですね。
私自身も実はタケルと被るところがあるし、、、タケルがんばれ。
そしてイマコイ観たくなりました。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 エコ4:こたつ2:居酒屋2:生着替2

また冬に戻ってきました。
そろそろ一年が経過し4期も終わりが見えて寂しくも感じます。

節電やケチではなくエコ。
実際いろんな家庭でもエコという言葉を利用している感じはあります。
折角こたつ出してるのに辛い思いをしないでも…春香極端。

夏奈は居酒屋の楽しみを知る恐ろしくもオッサン臭いな、焼酎の頼み方をご存じとは。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 聞き上手3:女神3:純白2:マフラー1:クリスマス1

速水は保坂マスターですね。
手懐ける姿はちょっと怖いところもあるけど。

珍しくアツコを掘り下げてた感じですが
私も聞き上手で話し易いと言われる方なのでちょっと被ります。

クリスマス藤岡の予定はもう決まっているので
リコは可哀想だけど千秋の為だから仕方ないよね。
今年のプレゼントは何をあげたんでしょうか?

ED曲はまた保坂。4期は歌ってくれますねー。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 正月3:鬼3:旅行惚け2:雪2

今回はいつもに増してほのぼのとのんびりとした気分で観られました。
あるあるネタが多かったのでつい自分と重ねながら観てしまいました。

内田が入り浸っていたようですがみなみけは本当に居心地が良さそうです。
遠慮もいらないですしね。

関西弁って移る気がします。昔の彼女が関西の人でイントネーションつられてました。

寒いと出不精になる春香の気持ちよく分かります。
歩いてすぐのスーパーでも行くの億劫になります。

節分はやると片付けが大変なので我が家ではスルーでした。

もう来週で終わりかと思うと少し寂しくなります。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 花見4:ここだけの話2:アレルギー2:球蹴り1:空豆1

私も花粉症で苦しんでいますのでタイムリーでした。
マコトくん馬鹿小学生丸出しですねー。

藤岡くんは今期はかなり夏奈にアピール出来ていました。
まだ道は長いですけれど。

空豆はまた歌か?と期待してしまいました。

最後はみんなでお花見でした。
みなみけの人脈は素晴らしいですねー。
愛されているのが伝わり、涙とはまた違う爽やかな感動がありました。
今期の思い出と共に観て私自身もみなみけを愛しているのだと実感してしまいました。

アイキャッチの『みなみけクエスト』も全話通じて楽しめました。
大冒険でオチもありましたし。

『みなみけただいま』が
「行ってきます!」ではじまり
「行ってきます!」で締めたのも上手くて良かったです。
4期はクオリティーも高く非常に満足できました。
いつかまた続きが観られる事を願っています。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

74.4 6 家族で笑いなアニメランキング6位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1077)
5111人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いろはにほ♪ぱーっとぱーっと晴れやかに♪

OPがいい!!^^
そして、よさこい踊るために、目標に向かって動いていく
なる達にとてもワクワクします。

ハルの声いいなぁ^^

■なんで「ハナヤマタ」?
{netabare}
・・・って思ったけど、主要なメンバーが

・ハナ・N・フォンテーンスタンド
・関谷なる
・笹目ヤヤ
・常盤真智
・西御門多美

・・・で、それぞれの名前を一文字ずつ取ると・・・

・ハナ・N・フォンテーンスタンド→ハ
・関谷なる→ナ
・笹目ヤヤ→ヤ
・常盤真智→マ
・西御門多美→タ

ってことなんですかね??これって仲間が増えていく順番にもなるのかな??
{/netabare}

■第3話
{netabare}
店長さんノリがいいですね~^^
後半の見どころは、ハナ×ヤヤでした。
生徒会長さんは・・・DQNですね(笑)
{/netabare}

■第4話
{netabare}
これ、もう完全に告白(笑)
もう結婚しちゃえよ~^^

セリフはもっとシンプルな方がいいですね
今回は結構クサイセリフオンパレードでした(笑)
{/netabare}

■第11話
{netabare}
コミュニケーションしなさすぎ・・・
ちゃんと話せば解決できるのに
というツッコミが満載でしたが、ハナちゃんがいない状態で
来週一体どうなる!?どきどきです。
{/netabare}

■第12話
{netabare}
最終回はOPなし
よさこいでOP回収してました^^
ナルが合流するタイミング、EXCELLENTでした♪

ストーリーは茶番ちっくなところは否めませんね。
とくに第11話はナルが普通に親と会話してればこういう展開はまず
あり得ないし。

部員集めも話数を取りすぎてしまいました。。。
肝心のよさこいは、OPでの踊りシーンが一番GOODで
残念ながら本編ではOP以上の踊りは観ることができず。。。

とはいえ、OP、EDはぶっちぎりで今季No.1でした^^
DLできるのが何か月も前から楽しみでした。
歴代でも、かな~り良いOP、EDです♪
サビ部分は超アツイ!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 58

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぱぁーっと♪ぱぁーっと♪晴れやかに♪ハイ!ハイ!

原作もよさこい踊りも事前情報無しで、何となく見てました。

よさこいの踊りって事だったので、てっきり高知が舞台のバリバリ土佐弁アニメ…
「おんしゃら~よさこい、やろうぜょ」的な…「極妻」か「鬼龍院花子」学生
かと思いきゃ鎌倉舞台、普通の学生でしたw

話はサクサク進んで見やすい、まんがきらら的な百合要素はあるけど変に笑に振ってない。
真面目によさこい踊りに取り組んで感動出来る場面もあって良かったです。

成分要素の1位が神OP
OP動画のよさこい踊りのシーンと曲があっていてクセになる感じ良いです。

イチオシのキャラはアメリカからの留学生ハナちゃんかな。
小学生みたいなキンキン声で印象にのこります、ちなみに今期の賭ケグルイの早乙女芽亜里役、田中美海さんが演じてますね。

NEWGAMEやろこどる、ろんぐらいだぁす等の真面目な萌え?アニメ好きならお勧めかも。

いかにもマイナーB級感ありますが、萌えと和の融合アニメ楽しめました。


追記
ノーゲームノーライフ、宇宙よりも遠い場所のいしづかあつこさん監督作品
何見ようかとお探しの方にお試しにどうぞ~です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

演出そこそこ頑張ってるのに報われない(?)アニメ…

いわゆる「きらら系」、マンガ原作があるお話です。原作は読んでいません。

舞台は中学校(女子校)で、出てくる先生も女性です。「あなたもよさこいしませんか?」ということで身も蓋もない言い方をすると、少なくともテレビアニメ化された範囲では「メインキャラ5人がよさこい部を作って、地元開催のコンテストに出る話」です。

男性でまともに出てくるのはよさこいグッズを売っているショップのおっちゃんくらいのもので、ひたすら女の子推しなのは昨今の深夜アニメにありがちですね。

ただストーリーとしては「熱血スポ根もの」のフォーマットにそって、ある意味無難に、ある意味熱くきっちり仕上げている感じですね。

作中の中の人が実際にチーム“ハナヤマタ”というユニットで、作中キャラの衣装で主題歌(OP)「花ハ踊レヤいろはにほ」を歌い踊るのも今風です。あ、この曲の出来はかなり良いと思いますよ。

で、本作ですがよく見るとメインキャラ5人にはその人のシンボルになる花が割り当てられているのですよ。見間違いでなければ:

関谷なる(主人公): 桜(サクラ)
ハナ・N・フォンテーンスタンド: ブルースター
笹目ヤヤ: 薔薇(バラ)
西御門多美: 百合(ユリ)
常盤真智: 向日葵(ヒマワリ)

終盤に羽織るよさこいの衣装は上記の花をあしらったものなのですが、実は序盤の冒頭にそれぞれのシンボルの花がアップで写ることで、誰メインの話かわかるようになっていたのです(観返せる方はどうぞ)。

まあわかりやすいのは上記の例ですけれども、演出は各キャラの設定を踏まえて、意外と丁寧にやっている印象です。でもそれは地味だしわかりやすくないので、誰のレビューを観ても特にそれに言及するようなものがありません。ちょっと可哀想…。
(ざっと見た限りなので、見落としがあったらごめんなさい。)

あと、作画は地味に良いです。「キャラが崩れた」とか「動きが変」とかは思わないで観ていた記憶があるので…。

ということで、このアニメが放送されたクールの中ではけっこう好きだった作品なので、ちょっとしたレビューを書かせていただきました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

70.3 7 家族で笑いなアニメランキング7位
バケモノの子(アニメ映画)

2015年7月11日
★★★★☆ 3.8 (639)
4227人が棚に入れました
原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。


声優・キャラクター
役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地震・雷・火事・親父の感動作品☆

■評価
テーマ性    :★★★★ 4.0
父性愛度    :★★★★☆ 4.5
脚本&構成巧み度:★★★☆ 3.5
感動度     :★★★★  4.0
おススメ度 :★★★★ 4.0

■ストーリー
親を失った孤独な少年・九太(蓮)は親戚にもなじめず家出する。
しかし帰る場所もない九太は渋谷で異世界のバケモノの熊鉄という
親父に出会う事となる。九太は熊鉄の弟子となり格闘術を学ぶ事になるが
熊鉄はとんでもないランボー&不精なクソ親父だった。
はてさて九太と熊鉄はどうなってしまうのか?

■感想
本作は最近では滅多にお目にかかれなくなったちゃぶ台返しの雷親父と
生意気なクソガキとの父子の絆を描いた作品であり、個人的には一見凡庸に
みえるけれど色々なメッセージを詰め込んだ感動作品でした。

テーマとして『父と子の絆』と『子供の心の闇』になる。
本作で好きな点が、『父親として子供に何を伝えれば良いのか?』
『子供として親をどの様に理解していけば良いのか?』という父と子の
それぞれの視点で描かれる葛藤と、実は父子が互いに互いを恐れている事が
描かれているのはすごく面白い。私の十代の頃の気持ちを言い当てていた。
そして父子関係で描いて欲しかった『笑い』があるのは良い。
男の親(父)だから伝わるちょっとした下品さや馬鹿さ加減を交えた
笑いが、『母性』とはちょっと違う『父性』を感じ取れる。
劇場にいた子供達がケタケタ笑っていたのでやり過ぎではないだろう。

本作で描かれる父子はお互いに欠点があり、お互いに不満があり、
お互いに卑下しあい喧嘩も耐えない。けれど日々の生活の中で
『互いに必要な存在』と認めるまでの成長過程は実際の父子関係でも
ありえる事で、ここに共感できるかできないかで本作の面白さは
左右されると思う。特に父親視点を描いた事で子供むけだけではなく、
大人向け作品としても成立させているのは細田監督の手腕による
ものだろうと予測しています。

悪い点も書いておくと、色々と伝えたい事を詰め込みすぎだと思う。
特にもう一つのテーマである『子供の心の闇』は語りつくされておらず
今一飲み込みずらい部分であった。これを中だるみと捕らえる方も
いるだろうし、お子さんがこれを理解できるか少し疑問です。

だからここで描かれる心の闇について少しだけ私なりの補足を追記します。
(以下、ネタバレではないですが偏見を持ちたくない人は避けて下さい)
{netabare}
本作で描かれる『子供の心の闇』とは『親への不信感』や『世間からの
疎外感』だと思う。子供は子供ながらに理想の家庭像や父親像や母親像
なんてものを持っている。けれど現実はその理想とは反し、親も人であり
未熟な部分もあるから子供の想い通りにはいかない。
だから『世間』と自分を比較した時に他人の親が自分の理想像にみえるし、
それを世間からの疎外と感じて嫉妬したり妬んだりする。これが本作で
描かれる『子供の心の闇』だと思う。

だけどこの心の闇に対して本作は結構良いメッセージを伝えてくれている。
これは作中で直接語られたものではなく、私の言葉で表現させてもらうと
世の中には色々と腐った親達がいる。だから口に出して"直接"親に対して
怒りや憎しみをぶつけても良いし、バカにだってしてもよい。
だけどその気持ちを親以外にぶつけるのは辞めた方が良い。
なぜならその親への気持ちは自分の子供に伝染するからだ。
良くも悪くも親から子、子から親に人の意思は以心伝心するのだろう
…という様な事が感じ取れたのは儲けもんだった。
{/netabare}

総じて色々と細田監督が伝えたい父親像というのに共感できる作品でした。
どちらかといえば大人よりな作品と感じますが、夏休み開始の狼煙として
ちょうど良い作品です。

ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

“新冒険活劇”の意味は分からずじまいでしたが・・・

2018.08.11記


「時をかける少女」に続き「未来のミライ」公開記念で地上波で放送していたのを鑑賞。
細田監督作品は「おおかみこどもの雨と雪」「時をかける少女」に続き3作目の鑑賞となります。


今日も渋谷駅周辺は外国人で溢れ、きょろきょろしながら歩いたり、めいめい写真を撮ったりして楽しんでますね。これだけ多くの作品で取り扱われる街ですからなんの聖地巡礼かはさっぱりわかりません。ハチ公前交差点は都会の雰囲気を描写できる上、空間を広めにとれるため引きのカットをいろんなアングルから撮れることが作り手にとって魅力なんじゃないかと勝手に思ってます。

で、その渋谷の街とその渋谷に隣接する異世界「渋天街」が舞台のお話です。
お約束のハチ公交差点前もしっかり出てきますので、渋谷ファンは要チェックです。


家族関係で闇落ちしている少年“蓮”の視点から物語は始まります。夜の渋谷を走り回ったりするのですが、この時の背景しかり通行人の描写、防犯カメラを使った数枚のカットなどの工夫はさすが劇場版といえる作画です。ひょうんなことから迷い込んだ渋天街もプチ千と○尋の幻想的な作りだったりと導入はバッチリでした。ただプチ神隠し感が出たことで、否が応でもポスト宮○駿を無駄に意識させちゃったかもしれないのは余計だったかも。

物語は、作品タイトルやポスターの絵柄からバケモノ(熊徹)と蓮(または九太)の親子関係または師弟関係を軸とした展開が予想され、実質その通り進んでいきます。ただそこに焦点を絞り過ぎると中盤以降の追加要素に混乱してしまうかもしれません。《詰め込み過ぎだよん》という評はしかりで、父子愛というメインテーマを補足するための追加要素がわかりづらいです。父子関係に加え蓮の成長も描こうとしてますので尺を考えればギリギリ、劇場版の宿命とはいえ、多くを観客の解釈に委ねてます。


じゃあ自分はどうだったかというと、、、普通におもしろかったです。
ただもうちょい脚本はわかりやすく出来なかったかと注文はあります。
テーマは普遍的なものを扱ってますので、その一点突破で感動するかもしれない佳作と良作の中間と言っていいでしょう。


熊徹はいい味出してました。大正生まれか昭和一桁世代の佇まいです。イメージは星一徹(大正)か銭形のとっつぁん(昭和一桁)あたりでしょうか。頑固親父かと思いきや猪王山から子供のようと指摘されてる通り、がきんちょのようでもあります。このへんのイメージはLEONっぽい気もします。子供(っぽい大人)と子供の組み合わせもなんとなくLEON。


なにかと評判の悪いリアル俳優が声優を務める劇場作品の例に漏れず、本作もそうなのですが、全く違和感のない方がお一人いたと思います。
うさぎの宗師さま役津川雅彦さんです。 
{netabare}「お前という奴は迷いなど微塵もない眼をしおってぇ」{/netabare}
合掌…


細田作品のおおかみこどもの雨と雪では母子の愛を、本作では父子の愛ということになるんでしょうが、なかなか難しいのかもしれませんね。母と子の組み合わせが物語を作りやすいのかもしれません。であれば父と子の関係を扱った本作は意欲作ということでいいんだと思います。

{netabare}「君は俺と同じだよ。バケモノに育てられたバケモノの子だ」{/netabare}
蓮が初めて言葉にして父親と認めた瞬間、親父冥利に尽きるなと感じた瞬間でした。目の前で言われるかいなくなってから言われるか、男にとってはどうでもいいことかも。
多少のご都合展開は目を瞑って親父の自分が自己投影できたので評価が甘くなったことは認めよう(笑)


ちょっと気になったところはネタバレで隠します。

■白鯨の処理
{netabare}蓮と楓を繋いだメルヴィル著の『白鯨』。たしか船長さんが船もろとも鯨と運命を共にした話だったことは覚えていて、本編では一郎太が鯨に化けたあたりから嫌な予感しかしなかったのですが。。。
{/netabare}

以下ほぼ私見かつ妄想です。

■楓の役割って
{netabare}主人公と同年代の女の子だからといってヒロインではありません。九太が蓮に、彼が人間界に戻るための触媒と思えばたぶんすっきりします。
序盤、多々良と百秋坊が触媒となって蓮と熊徹を結びます。楓はもともと蓮が持っていた好奇心を現実世界に落とし込む存在として役割を果たします。
途中から出てきたのもあって恋愛要素を前面に出すと話がぼやけるため、あのくらいの按配で良かったことでしょう。{/netabare}

■女よ、GOMEN
{netabare}虎徹への弟子入り直後、剣士としての成長きっかけとなったのは母の幻影「なりきる。なったつもりで」の一言。宗師さま巡りを経て『大事なことは自分で見つける』と気づきがありました。これまで他人のせい、自分の殻に閉じこもっていた蓮が一皮むけるために母は必要でした。
楓もそう。8年ぶりに人間界に戻ってきた蓮は楓がいなければ路頭に迷って野垂れ死にしてたかもしれません。一郎太とのバトルでも早まって差し違えて終わってたかも。
父子愛がテーマの作品で、といいつつも結局女がいなければ何もできないのが男だったりするような。こうゆうこと言うのは女性に言わせれば男の甘えだそうです。{/netabare}



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2019.01.19追記
《配点を修正》


「おおかみこどもの雨と雪」で母子の愛、本作は父子の愛。
私は昭和の人間なので、父と子ってペラペラ話し合う印象が薄く、その延長線上、エンタメとして成立しづらいのでは?と邪推。
「クレイマークレイマー」のようなのも良いが、頑固一徹親父とその息子の物語をこの時代にこそ観たいとぞ思う。そういう意味で本作は及第点です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 40

drts さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素直に見れば楽しめる

相変わらずの細田守作品といった感じで、今作も今までと違わずストレートな作品で、私自身はいい意味で気楽に見れて面白かったです。子どもから大人まで楽しめる作品になっていると思います。

しかし、今までの作品もそうでしたが、細田守監督の作品は世界観や細かな設定、物語に緻密さを求めると途端に張りぼてと化します。ですので、そういった点が気になる方は少し評価がマイナスになるのかもしれません。

声優の評価として、声を当てられている方々は本職では無い方がほとんどですが、それでも役所広司さんや大泉洋さんなどの演技は上手いなと思えるものでした。本職の声優さんと比べたらそれは劣るものはあると思いますが、作品そっちのけで声が気になるような下手な方はいませんでした。

作画などもCGを上手く使い良く出来ていたと思います。戦闘シーンの動きは素晴らしいものでした。

今作は親子愛をテーマにしているのかなと私自身感じたので、お子さんを持つ方などは家族一緒に楽しめる、そういった作品になっていると思います。

私的には細田守監督の作品は、「どこどこがこうなってて面白いよね」とか考えるものではなく、「あー面白かった」で済まして素直に見れば楽しめると思っているので、今作もそんな風に見ることが出来ました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

72.7 8 家族で笑いなアニメランキング8位
ヤマノススメ セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (813)
3649人が棚に入れました
インドア趣味で高所恐怖症の主人公・あおいと、
山が大好きで常に人を振り回す・ひなた。
幼馴染の二人は、
幼いころ一緒に見た山頂の朝日をもう一度見る為に、
登山に挑戦することに。
登山を通じてできた仲間に助けられながら、あの時見た山頂を目指す…。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯、牧野由依、東山奈央、儀武ゆう子、久川綾、荻野晴朗

moaimoai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

13話のあれこれをあにこれで

13話

明らかに作画のタッチが変わりましたね。好意的に受け止めた方、拒否反応を示した方。
人によって評価が分かれる、個人的にはここまでで一番興味深い回でした。

興味深いというのは、物語の内容というよりは制作側の意図が気になったという意味で

とりあえずEDでスタッフロールチェック。
あ、今回のED良かったです(笑)←脱線

wikipediaと合わせてみると、素人でも分かる変化として、2人の名が出てきました。


絵コンテ・演出 【柳沼和良】

作画監督 【今岡律之】


御二方を文末の参考文献(リンク)で調べたところ、特にこの部分で今回の作画の変化がある程度腑に落ちました。笑


以下、柳沼和良氏の言葉を一部抜粋

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・・松尾さんはあまり修正入れたくないタイプの作画監督、
絵が変わるの好きみたい、また、今までの話数も修正入れなくても皆気づかないと持論。

それで俺は、今回のりゆき君の絵でやってしまおうと提案。
制作さんは止めるけど。
あまり違う時は総作画監督の出番で良いんじゃ?と説得してみたり。
(その為の部署だし)

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※yaginuma-no-bbcより一部抜粋


のりゆき君とは今岡律之氏のことです。

総作画監督の松尾祐輔氏にも言及していて1アニメファンとしては面白いです。

松尾さん、京アニ出身でハルヒや「らき☆すた」「Kanon」などの原画に参加
フリーランスになってからは「マクロスF」「WORKING!!」などの原画に参加しつつ
アイマスやかんなぎで作画監督を経験されています。

軽く調べただけの一面的な情報の羅列に過ぎませんが、
それでもこの回が「手抜き」とは一線をかす(制作側の意図ととして)ものだとわかったので良かったです。笑


■絵コンテ・演出 【柳沼和良氏】

ミーハーなアニメファンなので、正直に言うと今回のことを調べて初めて名前を知りました…

「ナウシカ」「AKIRA」など、若輩者の私でも知っている80年代アニメの制作に参加しているんですね。

ここ数年(2010年代)だと、「夏目友人帳 参」「たまゆら〜hitotose〜」「新世界より」「ばらかもん」など
個人的にも作画に印象が残っている作品(一部未視聴ですが…)に参加しています。


また、制作とは別で
主にSNSで昨今のアニメ作画(寄生獣やハイキューetc)について持論を展開していることからも、
作画について相当のこだわり(プロなら当然ということとは別で)を持っている方と知り、
今回調べたことで今後の参加作品や発言が気になるところでもあります。笑


■作画監督 【今岡律之氏】

今回が作監デビューだったんですね

経歴にて、制作に参加した数々のアニメ作品から陰陽評価別れる作品を発見

「ピンポン THE ANIMATION」(2014)

2話 原画、6話 第二原画、3話 動画 として参加しています。

この作品、作画の好み分かれますよねー(笑)

勿論この作品に数話参加したからどうのこうのという話ではありませんが、

少なくとも、ピンポンの制作サイドの意図とマッチしたからこそ声が掛かったと考えられます。

制作知識皆無の素人ミーハーな私がこの人のタッチは云々かんぬん語ることは今レビューではやめます(笑)

詳しくは下記の参考・引用文献リンクを。笑

とりあえず松尾氏、柳沼氏、べた褒めの新人現る!
ということがわかり

繰り返しになりますが、今回13話について知りたかったこと

「作画の変化は手抜きなのか?意図あるものなのか?」

手抜きの根拠なんてネットの情報では視聴者の見解・憶測の域を出ないため調べることは難しいですが

せめて制作側の思いを00000…1mmでも知れたらいいなと思ってたので結果オーライでした(笑)


再放送視聴なのでゆっくりのんびり楽しみたいと思います^ ^


■参考・引用文献
・柳沼和良 作画@wiki
↓↓
http://www18.atwiki.jp/sakuga/sp/pages/109.html

・今岡律之 作画@wiki
↓↓
http://www18.atwiki.jp/sakuga/sp/pages/1789.html

・yaginuma-no-bbc
↓↓
http://8057.teacup.com/yaginuma/bbs/11564

・ヤマノススメ wikipedia
↓↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヤマノススメ

※情報の信憑性についてはあくまで"参考程度"のレベルなので悪しからず

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤマノススメ!

かわいい女の子たちが山登りを通じて
友情を育みさらに
山の魅力を伝えてくといったアニメ。

山登りといえば、つらい、疲れる、虫多い
など今の女性たちにとっては
マイナスなイメージしか浮かばないと思います。
そこでこのアニメでは
「女の子が登山をする」をモチーフにして

山は実はこんなに素晴らしい場所なんだ!
山登りって実はこんなに奥が深いんだ!

といった山の魅力を老若男女幅広い年齢層に
伝えようという制作側の思いが
この作品に顕著に表現されていると思います。

前期では5分アニメという尺の短さが
多少ネックに感じられましたが
膨大な人気が昂じて前期の3倍の
15分枠で始まったのも
前文に述べたことの証左だと思いますね。

セカンドシーズンでは
今後の期待とともにとても楽しみにしています!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 71

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヤマノススメ強化版

山登りを主題とした作品『ヤマノススメ』
その2期ですね

1期と比べて放送時間が約3倍となったセカンドシーズン
(OP,ED除いて約10分)
さらに2クールにわたって放送されました(全24話)
1期で足りないよ!と感じられた方もこれならより満足できるのではないでしょうか

放送時間だけでなく、他もパワーアップされてました
作画面は1期の頃から良かったですが、2期はさらに綺麗になった気がします
キャラたちの魅力やその掘り下げ、音楽面などなど、
なかなかの充実した内容でした


1期では特に見つからなかったお気に入りのキャラ。
セカンドシーズンで発見しました!
あおいでした。バイト姿に見事にノックダウン
ですがやはり、ひなたあってのあおいでしたね
このコンビは観てるだけで幸せな気分にさせてくれます
単純な可愛さだけで言えばここな、
おバカと判明し好感度アップの楓さん、
それにほのか、ゆうか、ひかり他の新キャラの皆さん
みんなかわいらしくて良い子で素敵でした


前期のOP「夏色プレゼント」はとても気に入ってます
ただ、映像は最初のままでも良かった気がします


1期で好きだった雰囲気の良さはそのまま持ち越し、
そして他の要素はパワーアップ
セカンドシーズン、満足です
サードシーズンは流れ的に30分枠の2クールで!
と言いたいところですが、
この作品は10分ちょいがベストなのかもしれませんね
気楽に観れる感じが合っていると思います
それに原作のストックもそこまではないでしょうし。
まぁ何にせよ、気長に待ちたいと思います


今から思うと1期は2期のPVみたいでしたね
山登りの手引き、道具の説明…etc.
出来れば、順番通り観るのがオススメです


1期含め、この作品に出会えて良かったなと感じています

投稿 : 2024/12/21
♥ : 46

62.4 9 家族で笑いなアニメランキング9位
君が主で執事が俺で(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (400)
2476人が棚に入れました
『君が主で執事が俺で』は、みなとそふとより2007年に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。通称『きみある』。
主人公・上杉錬と姉・上杉美鳩は、父・上杉巌の家庭内暴力がきっかけで家出する。2人は都会である七浜市に辿り着きそこで生活しようと奔走するが、なかなか仕事が見つからず、資金難となってしまう。
ここでの生活を諦め次の場所に移動しようとするが、ひょんなことから久遠寺家と関わりを持ち、事情を知った久遠寺家当主・森羅によって拾われる。錬と美鳩は住む場所と仕事を手に入れ、使用人として仮契約を交わす事に。
かくして、錬の執事としての生活が始まるのだった…。

声優・キャラクター
関智一、伊藤静、後藤邑子、水杜明寿香、氷青、ひと美、浅川悠、田中理恵、秋元羊介、檜山修之、雨宮侑布、たてかべ和也、田内夏子、千晶まひろ

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

What's a butler!?

ラッキースケベでモテモテハーレムな執事アニメ。
登場するキャラはどれも個性的でアクセントがあって面白かった。
パロディネタはあるけど、結構控えめな感じでした。
主人公が抱えるトラウマ的な心の闇が
主人公を優しい人物にしていて、それがちょいちょい
物語にハートフルな演出をしていたり
その優しさや気配りや気遣いがモテモテ要因になったり
けど、どのハートフルエピソードもなんだかちょと軽い感じがして
そう大きく感動はしなかった。
感動エピソードを楽しむというよりかは、主人公が段々とモテ始め
次々と押し寄せる女難を楽しむといった感じでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

メイド+金持ちの18禁は「プリンセスラバー」 こっちは執事+メイドにおける18禁 「つよきす」でもパロディあります パロディ豊富www

プリンセスラバーっぽいような展開ではなくパロディを詰め込んだだけ感がしてやまなかった
こんなのってメイドは切り離せない材料です
でも勢力は3つに分かれており、どれか1つに所属するのがこの18禁のスタイル

1話
{netabare}親元を離れての独立...家出だったんだ...
姉も一緒だけど(ブラコンですwww第三者に告白するか?普通...)
上杉錬の声ってまたしてもドモンさんwww(フルメタでも同じ)
あの卵型のメカってトンズラーの声じゃんwwwwww
じゃあメイドと執事の日常を始めましょう{/netabare}

2話
{netabare}あれは...東方不敗マスター・アジアじゃねーかwwwww
同時に大佐さんも同じ中の人だしwwwww
なんだこのパロディ王国wwww
でも主人公過去は著しく重いことに変わりはないんだ。困ったときは姉貴ですwww{/netabare}

3話
{netabare}ジョジョwwwwからのイニシャルDwwww
凄いなこのパロディwwww
九鬼家の面々
ビーフジャーキー食う子もいるわ
マゾい子もいるわ
どれだけー
それと勇者王もいたぞ!?{/netabare}

4話5話
{netabare}カジノで2人発見、家の執事&メイドや
悪いが返して貰うで
流石東方不敗...風をwwwww

チンピラにはお灸を据えないとな...
姉貴つええwwwwブラコンな子って怒らせたらアカン...
あれ、暗殺術じゃんwww{/netabare}

6話7話
{netabare}特徴が無い子に特徴をつけるのって難しいよね
今日もパロディが...それとパンダを飼うのって許可いるよね!?
何で人助けるんにバイクを蹴るwww
揚羽さんの声ってネプちゃんだったw{/netabare}

8話9話
{netabare}ドモンさんのパロディいただきましたーーwwwww

添い寝されたらそりゃあ嬉しいだろうねwww{/netabare}

11話~
{netabare}8時だよ!全員集合
はーじまーるよーwwww
実際は花見です
おーれはジャイアーン、がーきだいしょーう
を思い出したwwwwww{/netabare}

12話~
{netabare}帰る場所は人の自由だ
俺はもう執事だから...

そんなこんなでドタバタは続いていくのです{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハ…ハヤテのごとくの如く…w

レビュー見てハヤテみたいって書いてあったから…
出だし見てみたら…ビビった。。。。w
怒られますよ?w
ちょいとストーリーに深みは無いチープさは否めないけど
設定や展開的には楽しめました(o^-')b グッ!
オイラ的にはラブコメハーレムって感じでも無いから
パロディー系かな^^
笑いや少しくらいなら感動もあったしそれぞれキャラが結構、立ってたんで楽しめましたヾ(●⌒∇⌒●)ノ
くるっぽ~♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

78.4 10 家族で笑いなアニメランキング10位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (584)
2283人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ただの変態アニメ、ロリアニメと侮ることなかれ!

原作未読。最終話まで視聴。

美少女小学生のミーシャ。
幼女好き家政婦のつばめ。

この2人中心に描かれるドタバタコメディ。

元航空自衛官ならではの(?)体力をいかして、変態行為に及ぶつばめと、それを頑なに拒み続けるミーシャ。
序盤~中盤はこれだけど充分面白かったです。

だけど、これだけだと同じことの繰り返しで、どうしても食傷気味になっちゃう。
そんな頃合いに登場する脇役が、効果的に作品を盛り上げてくれます。

つばめの元上官でドMのみどり。
ミーシャの同級生のわしわしと森川。

そして感動的な最終回。

この作品は変態ロリアニメと思われがちですが、実はミーシャの成長を描く作品。
笑いも感動も、かなりクオリティが高い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

フィーリングだけで語ってみる。

【概要】

アニメーション制作:動画工房
2018年10月 - 12月に放映された全12話(+新作OVA1話)のTVアニメ。
原作は、漫画家・中村カンコによって『月刊アクション』で連載中の漫画作品。
監督は太田雅彦。

【あらすじ】

ロシア人の母を亡くし血の繋がらない義理の父と二人で暮らす小学2年生女児・高梨ミーシャ。
そんな父子家庭にやってきた新人家政婦・鴨居つばめは、
女でありながら、マッチョでロリコンな変態だった?
元自衛官で、やたら強キャラな変態メイドとロシア美幼女の攻防。
これは汚いおねロリホームコメディストーリーである。

【感想】

原作単行本4巻までとアニメを交互に視聴。
原作者いわくピュア百合で、女作者による幼女愛が込められた作品である。
したがって作者の嗜好に忠実に描かれた原作ミーシャの見た目はつぶらな瞳のガチ天使な美幼女。
そして、原作を読んだあとアニメを見ると…あれ?ミーシャの顔が別人?
アニメではミーシャの変態メイドへのリアクションを解りやすくする意図か、
表情や演技でミーシャが解りやすくなったのは良いが、代償として俗っぽくてお転婆なイメージ。
天使というよりも早すぎる反抗期を迎えた子供に見えてしまう。

幼女萌えと変態ギャグで成立している原作漫画ではあるが、
コメディが得意な監督たちの手によるアニメ化に際してコメディ成分補強のために、
動かしやすさ分かりやすさで主人公幼女キャラをリファインしちゃいましたか?
所謂ビジュアル的な美を愛でるロリ萌え成分が薄まってロリコンギャグアニメ成分を強調された演出。
わざとか手癖なのか同じスタッフチームで手掛けた、『みつどもえ』と同じ轍を踏んでるようにみえる。
要は萌えられないということ。原作『みつどもえ』は然程美少女ではないし、
カエル顔と称されるアニメの『みつどもえ』よりビジュアル的に、このアニメはマトモではあるけれど。

シナリオ的には若干の会話をいじりつつも原作に8割ぐらいは忠実ではあるけれど、
笑わせよう笑わせようと演出と音楽がワンパターンなためにマンネリとクドさを感じた。
百合系コミック誌が初出の原作からして、
可愛さと萌えをもうちょっと大事にしたほうが良いと思うのだけど、
結局やってることは、いつもの太田&大隅&あおしまのトリオで、
何やっても似たようなギャグアニメになる弊害を感じてしまったのは気のせいだろうか?

アニメとして決してつまんないわけではないけれど、ネタに走り過ぎれば息切れは早い。
ならば、ギャグが面白かろうとつまらなかろうとネタでボケるキャラへの愛着を定着させる方面で、
アニメの演出を頑張れなかった?と思わないでもない。

本音はあれです。原作のほうがミーシャが可愛いのでアニメへの不満は、主にそこだということで!
普通に原作を無視すれば、それなりに楽しめるアニメではあるのだろうけど。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44
ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

素晴らしい。視聴者の性癖も試されるアニメ。シリアスも強度が高い。

ウザメイドのロリ性癖、
及びメイドの元女上官のドM性癖、
及び金髪幼女を愛でることを中心としたコメディ。
1話に5~10回くらい笑える箇所がある。

コメディメイン作品のシリアスは成功しないことが多いが、
本作最終話は成功していた。
{netabare}
母の死や病気等を絡めた事で
コメディにありがちな「ぬる」いシリアスになることを絶妙に回避した。
{/netabare}

ロリコンアニメのようだが、
実際にはメイドの筋肉に目が行く。
「筋肉+ストーカー+ロリコン+メイド+萌絵」
という属性過多キャラの新境地に
視聴者の性癖が試されるアニメ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

74.5 11 家族で笑いなアニメランキング11位
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (487)
2183人が棚に入れました
彼女いない歴=年齢な普通の高校生、桐生慧輝に宛てられた突然のラブレター。遂に彼女ができると喜んだものの、そこに差出人の名前はなく、しかも何故だか純白のパンツまで添えられていて……???彼をとりまく可愛い女の子たちは誰もが怪しく、そしてちょっぴりワケあり風味!?果たして“パンツを落としたシンデレラ"は誰なのか?謎が謎を呼び、変態まで呼び寄せてしまう、新感覚変態湧いてくる系ラブコメがはじまる……!!

声優・キャラクター
下野紘、竹達彩奈、日高里菜、野水伊織、本渡楓、大橋彩香、春野杏、河本啓佑

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

なんとなく観てたのが、7話観て「素敵♡」って、なっちゃいました!

最初から、タイトルどおりの展開で、
主人公君に恋する女の子や仲良しの女の子が、
ひとりひとり、それぞれ違う変態性癖持ちっていう、
一言で言っちゃえば、すごく下らないハーレムギャグアニメです。

高校生ぐらいの若さで、
女の子が変態性癖に目覚めてるっていうのが、
そもそも現実離れし過ぎだし、
主人公君もあんまり冴えないし、
作画がなんとなく好みな感じなのと、
下着とか出てくるけど、タイトルほどにはエロ表現もひどくないので、
なんとなく観続けてました。

惰性もあるけど、半分以上は、主人公君に絡んでくる女の子たちの
変態性癖がそれぞれ異なるみたいなんで、
次はどういう人種かな?っていう興味があったからって感じで。

でも、6話~7話は、カラーが一新しちゃいました!

メインは、主人公君の友達の「翔馬君」と、「小春先輩」の二人。

小春先輩、たしかに盗撮しまくってるしストーカーっぽいけど、
翔馬君に恋したいきさつとか、そのあとの一途さとか、
全然、変態じゃない!って思っちゃいました。
むしろ、自らロリコンと名乗り、「年下の女の子しか恋愛対象にできない」なんて公言してる翔馬君のほうが、よっぽど変!

でも、好きって気持ちにちゃんと応えられるから、
翔馬君も、ギリギリ合格ですw

ただの変態少女ギャグアニメだと思って観てたんで、
7話の純愛展開、
グググって来ちゃいました!

こういうエピソードを挟んで来てくれるの、
とっても素敵だと思います!

そして、小春先輩バージョンのスペシャル・エンドロール!

何だか最近、力入れてるゾ!ってときのエンドロールを
スペシャルバージョンで。
っていう作品、すごく目立つ感じがしてます。

以前からこんなだったのを、気付かなかっただけなのかな?

今、パッと思いつくだけでも、
「鬼滅の刃」・「高木さん②」・「女子無駄」、
他にもいくつもあったみたい。

こういうの、楽しい遊びって感じで、いいと思います。
誰かスペシャルエンドロールのBEST10、やってくれないかな~


☆☆☆視聴終了しました☆☆☆

変態女子の博覧会は、無事終了。残念な終わり方でがっかりでした。
妹ちゃんを実の妹で、重度のブラザーコンプレックスにしてたら、
もうちょっと面白かったかな?
とって付けたような露出狂のカミングアウト?
あれは、青ブタで双葉がやってた自傷行為で、
露出狂とは全然違いますよね。

がっかりしたので、点数は削ります。

主人公が変わっちゃうけど、小春ちゃんのエピソードを最後に持ってくればよかったのに!って思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変態の匙加減は、難しい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
皆さん、「アイドルの、生ぬるい変顔」とか、「モデルの、可愛さを残したスッピン風自撮り」って、どう思います?

逆に、「アイドルの、ガチ引くレベルの変顔」とか、「モデルの、不細工過ぎるガチスッピン自撮り」は、どうですか?

どっちが好きですか?

本作、変態ということを推していますが、良くも悪くも受け入れられる(可愛いと思われる)レベルの変態ばかりでした。

つまり、前者的な変態。

それを良しとするか、生ぬるいとするかは、賛否がわかれるところでしょう。個人的には、あと2歩くらいは踏み込んでほしかったかな。

ちなみに、後者的な変態であり、未だにそれ以上の変態に出会えてないのは、「変ゼミ」という作品です。

まあ、もう出会いたくはないんだけどさ(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
分かりやすいほどのハーレムラブコメ。

コメディの部分は、「緊急家族会議~!」とか、良いフレーズがあり、なかなか楽しめました。紗雪と唯花の口喧嘩や、小春のぶっとんだ発言とか、いくつか良いものはあり、そういう意味でのワードセンスは感じられました。

OPも、明るく楽しく、かなり好きでした。2019夏の中では、トップレベルに良いな~と思っていました。

ただ、ハーレムの要素がな~。

個人的に、ハーレムものを楽しめるかは、

①女性キャラが同レベルで魅力的か。
②それぞれの女性キャラが主人公を好きになる過程に納得いくか。
③主人公がハーレムを築くに足る人物か。

という3点が大きいのですが、その観点から見て、①は及第点でしたが、②③が落第点でしたね(ちなみに、自分の中でこの①②③がバランスよく高いと思っているのが、「俺修羅」)。

さて、本作の①ですが、唯花と彩乃が特に可愛かったかな。唯花はなかなか笑えるというか、声優さんとの相性もよく、早口でたまに本当に可愛らしい時がありました。彩乃は、いちゃつきっぷりが可愛かったし、一番まともでしたし。匂いフェチって、そんなに変態か? 自分の体臭を好いてくれるのは、ただラッキーなだけじゃね? 瑞葉も悪くない。特に恋心をなんとか隠そうとしている前半が良かった。私は、妹を恋愛対象とすること自体が嫌なのでそこだけ気になりましたが、まあ、義理ならギリOKですし、そこを瑞葉が分かった上での行動で、家族としての繋がりも大切にしていたのは、良かったと思います。

でも、②と③がな~。

②なんて、あんなんで惚れてくれるなら、誰でも落とせそうだし、ただの尻軽に思われるだけ。③はハーレムテンプレの鈍感優柔不断フニャチン野郎なだけで、特に何の魅力もなし。あんだけ美少女に言い寄られてるんだから、据え膳食らわば皿までですがな。バカなのかな?

だって、可愛くて変態は、短所ではなく、むしろ、ちょu、、、いや、何でもないっす(汗)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
分かりやすいハーレム。街中で頭撫でてなんて、実際は恋人でもなかなかやらんぞ。キャラデザ的には良いんだけど、いきなり主人公にベタ惚れだからな。最後、ドMオチか。これ、ラブコメに流れるか、エロに流れるか。

2話目 ☆2
ということは、ヒロイン全員が変態なんだね。女王様もいるんだろうし、BL(男の娘)とかもいるんだろうな。これだけイチャコラしてユイカと付き合わないとか、気が狂っているんだろうか。やっぱり、ユイカは女王様か。だろうな、と。あとはなんだろう、痴女とか? 先輩と被るか?

3話目 ☆3
ユイカはまだしも、サユキ先輩は基本的に、ご褒美では? ハーレム全開だな。

4話目 ☆3
まあ、BLだろうな。これは予想通り。次あたり、男の娘、とかかな? もっと、ななめ上の変態がほしいな。

5話目 ☆3
天文部さん、ストーカー、か。まあ、変態というか、可愛らしいよな。新キャラ、匂いフェチ? それって、変態のカテゴリーか?

6話目 ☆1
犬に例えての尻揉み。不快でしかないな。藤本さんは、今までのキャラでは一番可愛らしいかな。

7話目 ☆4
ボーリング、私が苦手なのもあるけど、あんまり楽しめないんだよな~。ロリコンっても、外見がロリっぽいのが好きな人の方が多いんじゃ? 年齢に惚れるロリコンは、まあ、犯罪の気配がするけど、翔馬はたぶん、見た目が好きなだけだろ? じゃなけりゃ、高一を好きにはならんだろ。

とりあえずキープ、その通り(笑) まあでも、小春ちゃんは可愛いし、良いラブコメで、良い最終回だったな♪ 特殊ED。イイね!

8話目 ☆2
妹、典型的な妹キャラだが、まあ、可愛いかな。どこかでみたやりとりだけど。ドMのプライドは良いけど、「なぜ認めているか?」を知りたいな。そんな兄妹はいない。これで、俺を好きだとは思っていないって、頭大丈夫か?

9話目 ☆2
なんともドキドキしないデート回だな。だからもう、ヤれば良いんじゃないかと。これだけコクられまくっているような状況で、シンデレラ探しは意味あるのか?

10話目 ☆3
あそこまでキッパリと乳論を言われると、清々しいな。乳に貴賤はないってのはその通りだが、私はリアルでもアニメでも、巨乳はそんなに好きじゃないです。普通が一番。

11話目 ☆2
水着は、胸小さい方が、むしろエロい(笑) 環太平洋アークだっけ? 水着告白大会ですが、俺修羅場と比べると、いかにレベルが低いかがよく分かる。

12話目 ☆3
家族恋愛ネタは、ちょっと苦手だな~。でも、慧輝の選択には好感が持てる。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

妹エンドは至高

幼馴染エンドも大好きですが、

やっぱ妹エンドですよね(*´ω`)


ストーリー的には

「実は〇○でした~!」の典型というか

大幹が弱く、伏線を巧く仕込めてない感じ。


作画は現在の標準より劣る。

声優、音楽、キャラはそれなり。


数話で「おっ」というパートも有ったのですが、


妹エンド過去作

2012年の佳作「この中に1人、妹がいる!」

2008年の秀作「あかね色に染まる坂」

とかの域には達せず、

残念(◞‸◟)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

74.7 12 家族で笑いなアニメランキング12位
スロウスタート(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (495)
1980人が棚に入れました
この春から高校一年生になる、人見知りな女の子、一之瀬花名。彼女はとある理由から都会の両親のもとを離れ、いとこの志温が管理人を務めるアパート“てまりハイツ”で暮らしている。新しい高校、新しい毎日の中で起こる、素敵な出会いの数々。花名はまわりの人たちとゆっくり心を通わせて、楽しくてきらきらとした時間を過ごしていく。子供みたいにはしゃいだり、大人みたいにドキドキしたり……かわいさ溢れ、心あたたまる、スロウな成長物語。

声優・キャラクター
近藤玲奈、伊藤彩沙、長縄まりあ、嶺内ともみ、M・A・O、内田真礼、沼倉愛美

ジパミィナ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

単純につまらない 35点

見ていて痛々しい掛け合いに耐えきれず断念しました。

各キャラが無駄にキャラを主張してしまっているので、見苦しとしか思えない。

内気キャラが主人公となったタイプの悪い作品の典型かと思います。
各キャラが頭悪過ぎな設定なので、日常系の醍醐味となる掛け合いが非常に幼稚な印象を受けました。
あと、キャラ同士が意味無くベタベタし過ぎなところは不快なレベルです。

1話で切っても良いかと思いながら、3話まではチャレンジしてみましたが、やっぱり時間の無駄でした。

萌えキャラがベタベタしているのが、苦にならないなら見れるかもしれません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一度は社会に見捨てられたかよわき少女、高校1年17歳の春。

2018年放送中のテレビアニメ

原作 篤見唯子 監督 橋本裕之 構成 井上美緒 制作 A-1 Pictures

まんがタイムきらら連載の4コマ漫画のアニメ化。
きらら多過ぎじゃね、と思いつつも三話まで快調に視聴中。

主人公「一ノ瀬花名」CV近藤玲奈はおたふく風邪(辛いですよね)で高校入試が受けられず、
悲しい浪人生活後、家から離れた高校(星尾女子高校)に1年遅れて進学。
浪人の事実は秘密にした高校生活が始まると言う初期設定です。

おたふく風邪は法定伝染病で数週間にわたって隔離させるという医師命令が下るそうです。
現在の文科省がこの事態をどう見ているのかは知りません。

秘密を持っての高校生活ですが、一般的にはばれても誰も何とも思いません。
主人公の絶対にばれたくないという思いが物語を主導するようですが、
それだけでは引っ張れない程度の秘密なので、結局は普通の高校生日常ゆるアニになりそうです。

作画、脚本、声優。演出は良好です。

今期は癒し系日常系が大半を占めているような感じで一週間たつと前回の出来事を忘れてしまいます。
さらに過去作を見ていると辛いですね。
ゆるキャン、高木さん、小泉さんはやることがはっきりしているのですが、
それらに比べるとつかみどころのない作品に感じました。
作画が良くてキャラが可愛いので、ただ毎週見てるだけになりそうですが、
それでも切れないです。

視聴終了
良さそうなことを書いたのは、同期のゆるキャンが良すぎての判官贔屓です。
非常に丁寧な作品ですが、美少女日常系と言うのは私の最大のライバル。
敵ではないんです。
美少年日常アニメなら観ないんですが、美少女と聞くと一応観てしまいます。
しかし、このキャラは本当に美少女なのでしょうか?
だんだんと謎の物体Xに見えてきたんですよ。
仲良しの友達に言えない秘密があって苦しんでいる美少女なら素敵なんですが・・

ちょっと合わない作品でした。
どこが駄目と聞かれても、合わない作品と言うことで、
完走出来たのはアニメの出来が優れていたのが理由でしょう。
キャラの声が後半は苦痛でした。すみません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話まで視聴済。採点項目「キャラ」を追記。

連載ベースで原作既読。
コミックスも購入してます。

視聴タイミングは可能な限り最速(=寝起き)なのですが
この地域の放送が火曜深夜なので・・・
なかなか感想が追いつきませんw

余談ですが「まんがタイムきらら」連載作品内で
欠かさず読んでる物を一度記しておきたいと思います。
(2018.02.18現在)
・スロウスタート ・ゆゆ式 ・三者三葉
・うらら迷路帖 ・甘えたい日はそばにいて
・城下町のダンデライオン ・おとめサキュバス
・あっちこっち ・にーにといっしょ ・佐藤さんはPJK
・三時限目は魔女の家庭科

ということで『スロウスタート』レビューに戻ります。


採点について-----
●物語●
{netabare}
原作を追っている身としましては、
エピソード入れ替えやカットは気にならないといえば嘘になると思います。
しかしチョイス自体は悪くなかったとも思いますし、
必要な部分をつなげて、それでも大きな違和感にならないよう
配慮はされていたとも思います。

中盤以降は特にアニメオリジナルが目立っていたとは思います。
1クールという時間的な制約はありますし、
水着回のように原作通りにやっていたら・・・
と思える部分もありましたので。
原作に拘り過ぎず、オリジナルで雰囲気を損なわない。
絶妙な匙加減だったかと思います。

1話の構成は賛否あるのかもしれません。
原作から知っていれば「何処で明かすのかな?」で済みますが
アニメからの方々には変に身構えてしまう要素になってしまったかも。

えーこと冠の出会いについては、チラっと触れられただけで
結局は詳細には描かれず最終回を迎えてしまって
消化不良を感じている視聴者はそれなりにいそうです。
(原作5巻にありますので、気になる方はそちらもどうぞ)

何より花名の秘密についても3人に明かしていないので
そういう意味でもキリの悪さを感じている人はいらっしゃるでしょうが・・・

そもそも原作がまだ夏休み明けてすぐ位ですから・・・。
花名も誰にも話してませんからね・・・。

「兆」の付くキャラが登場します。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
原作のデザインを損なうことも無く、
とても可愛いキャラデザだったかと。

色々な仕草や描写など、
普通に動かす必要の無さそうなところまで
細部に拘って描かれていた点も好感触だったと思います。

苦言を呈するなら、
話数によって作画が安定しなかった所でしょうか。
荒れてるな~という程酷くは無いのですが、
寄り引きで差があったりしてたのが勿体無い。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
メイン4人については・・・
冠役・長縄さんは結構『カンナ』そのままだったな~とw
たまて役・伊藤さんは「バンドリ」以来ですが、
テンション高めで明るいたまてにハマリ役だったかと。
近藤さんと嶺内さんについては、僕的には初めましてなので
何ともコメントし難いですが・・・
原作組として違和感は全く感じないボイスだったと思います。

先生役・沼倉さんは・・・聴くたびに異なる雰囲気・声質で
12話観た今でこそ慣れましたが、相変わらず凄いな~と。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OP、ED、BGMどれも耳に残る出来だったと思いますが、
やはり個人的には『ne!ne!ne!』が良かったですね。
こういう系がツボなんですよね、やっぱり。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
・花名
病気で1年周回遅れで高校生活をすることになり、
元々の気質もあるのだと推測しますが、
最初はネガティブさが目立っていたように思います。
しかし、たまて・えーこ・冠の3人に出会えたことや
いとこの志温や近い境遇の大会と触れ合っていくことで
彼女本来の優しさ・柔らかさが発揮されるようになったかと。
まだ3人に自身の秘密を明かせてはいませんが、
何時どんな状況で話すことになるのか・・・。
言葉はヘンですが楽しみにしております。

・たまて
オタクっぽさもみせつつ、
明るく元気、誰とでも打ち解けることができる。
(グイグイではなく自然に打ち解けられるタイプ)
家では家計(?)を預かるしっかりもので、
料理スキルも高い。そして部屋着が和服。
うん・・・スペック高いですよね、たまちゃん。
冠と組むと話があらぬ方向に転がっていきそうですが、
息ピッタリで面白かったです。
個人的には彼女が好きなキャラです。

・えーこ
たまてとは異なる方向での女子力の高さを、
そしてコミュ力を誇る女子高生。
初対面でもグイグイと相手の懐に入り込んでいく・・・。
唯一の弱点(?)は防御力と、榎並先生w
「ああいうタイプが好き」との本人談ですが、
どういう意味なのか全く伝わってきませんが
「好みであること」は理解しましたw
冠とは小学生時に数日遊んだだけなのですが
恐ろしいまでの仲の良さといいますか、
距離の近さといいますか。
コミュ力と榎並先生に隠れがちですが
他人の気持ちを配慮できる優しい娘さんでもあります。
大人びてる側面もあるかもしれませんね。

・冠
えーこにかなり依存してる節はありますが、
慣れればちゃんと話もできる気遣いもできる、
この娘も良い娘だと思います。
花名・たまてとの距離が徐々に近づいていく様子は
感慨深く見守っておりました。
アニメでは語られませんでしたが、
幼い頃のえーこにかなり人生(?)を左右されていて、
両親すらも冠への考えが変わってる位なので
この2人の関係性が特別なのも当然のことなのでしょう。
とりあえず・・・よく食べよく寝るのですが、
体格については小学生時代から変わらないようですw

・志温
高校生活を送る花名の保護者代理で、
アパートの管理人さん。就職浪人中。
何がとは言いませんが・・・とにかく大きいです。
終盤に語られた花名の引っ越し時のエピソードや
就職浪人についてのエピソードはとても良かったと思います。

・大会
大学受験浪人中の20歳。
当初はひきこもり気味だったが、
花名たちに出会い、ついには予備校に行けるまでに。
彼女も一歩ずつゆっくりではありますが
前に進んでいると感じられるキャラだったと思います。
彼女自身もなのでしょうが、
花名に、自らと近い境遇の人がいて
似た想い・感情を共有できるという環境を
提供できたというのは、
大会の一番の功績なのでは?
以降はえーこのオモチャになる展開多数w

・榎並先生
サッパリした物言いで、カッコいい担任の先生。
どういう意味でなのか不明だが、
えーこがアタックしている相手ということですね。
大抵最終回で逆転勝利してる展開多数w
これもアニメで描かれておりませんが、
甘味巡りで冠と意気投合するエピソードは
是非観てみたかったですね~。
{/netabare}



各話感想・気になった点など-----

●1話●
{netabare}
原作とは描く順番を変えて、
花名の秘密を最後に明かすスタイルに。
アニオリ部分と組み合わせると
見直してみた時に、なるほどと思える演出だった思います。
【ちゃんと高1にみえるかな?】
原作を読んでる身としては
何を意味しているのか自然と分かってしまうセリフですが
ご存知無い視聴者には何気ない日常会話に聴こえたはず。
志温の反応もかなりナチュラルに返していたわけだが、
彼女は知っている側の人物だからで・・・。
【遠回りして良かったでしょ?】
桜並木を見ているシーンでのえーこのセリフ。
展開と彼女の立場から深読みする必要のないはずの物だけど
おそらく二重の意味を持たせているのだろうな~と。
原作には無いシーンですね。
【一之瀬花名】
アニメを観てみて、改めて考えてみると・・・
・1歳年上であることの「いちのせ」
・「最初」という意味での「いち」「はな」
・春生まれという意味での「花名」
・部隊装置として(名簿順)の「一」
等々勝手に深読みしていたりします。
{/netabare}
●2話●
{netabare}
たまて、えーこ、冠との距離が近づきつつの日常パートや体力測定回。
【春休み】
順当に学年を経ていれば1ヵ月にも満たない期間ですが
花名にしてみれば・・・志温との暮らしと勉強に費やした時間なわけで。
そんな生活ならば体力も落ちますわね・・・。
【受験】【体調】
話題としてはえーこの妹なのだが、
花名としては3人に明かせていない部分に関わるワード。
過剰な勉強や不摂生な上での浪人ならばまだしも、
おたふく風邪となると・・・。
【ひとり暮らしをして、一年間やり直す】
受験をすることすら叶わず、ひきこもる宣言をする娘に
そう提案する母親の姿ですが・・・。
病院の発言やそれまでのノリをみる限りでは
若干不安になりかねない内容ではありますが。
実際は花名のことをちゃんと前向きに考えた上で
解決案を話してくれる、温かい家族だと思います。
この辺はcvの日笠さんの力量でしょうか。
【百地家の料理番でして】
オタクっぽい言動やノリの良さからは想像し辛いですが、
実は高スペックなたまちゃん。
4話で見せる和服姿と合わせて、この意外性にヤラれてます。
【いつかこの娘の味見をしたいって、ずっと思ってたのよ】
うん・・・知ってたから驚きはしませんが、
色々単語が足りてないですよね?w
何の味見をするの!?w
{/netabare}
●3話●
{netabare}
【GWの出来事】
原作最新巻が夏休み~休み明けなので
結構なペースで進んでるな~と感じたのがこの3話でした。
水着回位まではアニメ化するのかな?という予想をしてます。
Aパートは家族での話。Bパートは勉強会パート。
【両親の来訪】
今回は父親も物語に絡んでの家族フェイズ。
深刻になりすぎず、軽すぎず。
それでいてちゃんと言葉にして表現してくれる
そんな両親とのやり取りがとても良かったと思います。
ここでの小山さん&日笠さんも良い雰囲気を作っていたかと。
【勉強会】
各々の予定を過ごしていたAパートとはうって変わって、
後半は4人で勉強会in花名の部屋。
それから不意討ち気味な誕生日会。
【同い年ですね】
原作では「うれしさなのか」「うしろめたさなのか」という
花名の胸の内を描いてましたが、アニメでは詳細は無し。
ですが・・・これまでのアニメの描写で彼女の想いが
全く計れないわけでもないので、これはこれで有かと。
このシーンも初見~数回繰り返すまでは自然と泣いてました。
【花名orたまてと冠】
この回まで、えーこ不在時の冠は
他の2人に対しておっかなびっくりな反応だが・・・
これはこれで可愛いですね。
{/netabare}
●4話●
{netabare}
【万年さん】
原作組のくせに・・・名字の読みを間違ってました。
すみません。下の名前は覚えていたのですが。
同じ下宿に住む、もうひとりの「浪人」キャラ。
まだかまだかと思ってましたが・・・原作だと1巻終盤だったんですね。
色々勘違いしてましたね・・・。
【万年さんの部屋】
これまた原作組としてはアレですが・・・
もっとカオスな様相だと思ってました。
通販の荷物が行方不明になるレベルということは
もっと雑然としてるかな?と考えてました。
【たまてと冠の部屋着】
冠の部屋着も可愛いのだが、
やはりたまての和服姿がインパクト大。
料理番と相俟って、
えーことは違った方向性での女子力を感じます。
花名との電話シーンで、
スマホに空いてる片手をあててるのが
古風といいますか、似合っていたと思います。
{/netabare}
●5話●
{netabare}
【えーこと冠の物語】
えーこと冠の関係の一部を描いたのが今回かと。
同時にえーこと先生の描写がされた回だと思います。
えーこと冠の1stコンタクトについては
最新巻のネタですので、アニメが追いつくのかどうか。
【えーこと先生】
この先の話は・・・描けるのかどうか、若干謎(まだ7話観る前です)。
個人的にガッツリ百合描写というのは
『桜Trick』くらいしか経験無いので・・・。
【冠との距離感】
3話でのポイントの続きになるのですが、
GW時に比べて距離は詰まった感が感じられます。
花名とふたりでもえーこと変わらない反応してますので。
こういう所は観ていて感慨深いですね。
【妹汁ちゃんこと光希登場】
cvは『きらファン』の主人公きらら役の方。
【焦がれるあまりに、幻が現れたのかと思った】
光希が口にした学校名が
冠に外部受験を決心させたわけで。
このシーンはかなり泣けました。
えーこのセリフはどういう意味でも彼女らしく
限りなく本音でもあるんだろうと考えると・・・。
えーこに小学生時代と変わらない姿を改めて指摘されて
むくれてる冠が可愛かったです。
{/netabare}
●6話●
{netabare}
【たまて回】
アバンからCパートまで、たまちゃんの良さが盛り沢山。
原作でも家族構成は祖母2人しかわかってませんが、
今後の彼女のポイントになるんでしょうか?
【GBA SP】
と思われるゲーム機持参のたまちゃん。
ポケットラブはともかく、本体は今でも持ってます。
今時の携帯ゲーム機と比べると小さめですが、
当時としましては十分な大きさで便利な機体でした。
ポケラブは・・・プレイしたことないですw
現在はTV出力も可能なんですね。
【うなぎ】
職業体験ネタからCパートに上手に繋げてきたな~と。
生焼けの何が問題なのか調べてみましたら・・・
うなぎの血液って毒素があるんですね。
この年齢になって初めて知りました。
まぁ・・・うなぎ屋で持ち込み弁当というのは切ないですよね。
【えーこににおい】
たまて曰く、うなぎに引けを取らない良い匂いのようです。
(一応7話へにつながるネタと言えるますかね)
【百地家の料理番】
一月分の食費をたまてがやり繰りするというのが
百地家のスタイルのようですが・・・
予算内に収めるたまてが凄いのか、
彼女のお小遣いを含めて渡せる祖母達が凄いのか。
そりゃ当然余剰分も含めて渡してるとは思います。
【チヤホヤ】
いつものノリで自分を褒めるように煽るたまてですが・・・
想定外の直球でチヤホヤされて、逆に照れる展開に。
いや~可愛いかったですね。煽るところも照れるところも。
6話で一番好きな部分でしょうかね~。
【お泊りで勉強会】
この4人、揃うと結構な頻度で勉強会してるような。
後々は遊んだり出かけたりするのですが・・・。
原作では万年さんは勉強会までの参加ですが、
アニメでは変更されて夕食までの出番に。
アニメ化されて削られてるシーンや展開・セリフなどもありますが
逆に追加されてるオリジナル描写もあったりして、
個人的には悪くないと思っております。
しかしそういうツボは視聴者それぞれなわけでして
真逆の感想・印象を抱いてる方もいらっしゃるのでしょう。
【お風呂パート】
「とろみ入浴剤」て・・・排水口は大丈夫なのでしょうか。
【ポケットラブ】
娘さん5人集まって、何故にギャルゲ?w
【たまて】
根本的にとても良い娘なんですよね。
オタクな側面や高めなテンションがまず注目されますが、
彼女の行動や言葉の端々に優しさや配慮が見て取れるかと。
1話の花名の自己紹介のパートから、
ずっと描かれているように思います。
というか・・・コミュ力や女子力を合わせると、
かなりの高スペックな娘さんだと思います。
{/netabare}
●7話●
{netabare}
原作では散らして描かれていた、
えーこと先生のエピソードを纏めて描写した回かと。
原作通りでも構わないとも思いますが、
集めた方が印象には残りやすいとは思います。
(例外は時系列的に重要な場合)
【頭がおめでたい感じだったので、つい・・・】
いや・・・ニュアンスとか字面次第では
悪意にしかならないそんなたまてのセリフですがw
時系列シャッフルということになるのでしょうか、
えーこの誕生日エピソードがココにきました。
ヘアピンに掛けてゼムクリップというチョイスをする先生に
ハート形に変形させて意趣返しをするえーこ。
ゼムクリップをあの形にするの、結構大変なのですがw
せめてラジオペンチが1本欲しい。
【花名に学校生活について尋ねる】
内容的には不自然さは無いとは思いますが
唐突さは否めない流れだったかな~と思います。
原作では直前に母親が泊りにきてまして、
母娘の心温まるエピソードがあります。
そういえば先生も花名の秘密を知っている人物なんですよね。
【えーこのヘアピンの出所】
アニメオリジナルになりますが、
Bパート終盤への伏線?になってたんですね。
【えーこと先生 その2】
これまでのスロウスタートとは少々異なる雰囲気のBパート。
先生の部屋でのパートはほぼBGM無し。
それに加えて濃いめの百合展開(で良いんですかね?)。
ということでかなり異色だったかと思います。
Aパートではクリップで一矢報いた?えーこですが、
Bパートでは本人談な通りに見事な逆転負け。
基本的にはマイペースで懐に押し入れる彼女ですが、
榎並先生だけは一筋縄ではいかない模様。
【えーこの秘密】
Aパートで隠していた、ヘアピンの出所がここで。
原作ではもう一歩踏み込んで、
知られた上で義理?で買われたくないという心情を明かします。
自身の秘密を、
明かせない花名に、
初めて明かすえーこ、という対比。
ここまでゆっくりと着実に距離を詰めてきたふたり(4人)の
すがたや関係性がみえていて良かったと思います。
初めて自身の作品を買ってくれた人を目の当たりにしたえーこに
涙脆いながらも共感できる花名も、やっぱり良い娘だな~と。
【7話はまとめるのに苦労しました】
更に言うのであれば、
感じたこと思ったことの
一体どれだけが文章にできているのか・・・。
本当に力不足を痛感した回でした。
【追記】
榎並先生と飲んでた方、男性なんですよね・・・。
{/netabare}
●8話●
{netabare}
かれこれもう夏という場面で、
クラスの半分と話したことが無いという花名。
・・・わかるわ。
えーこやたまちゃんみたいなタイプからすれば
今一つピンとこないのでしょうけども。
先生の言う「自分のペースで」というのも正論ですし、
4話の万年さんの「多少強引にでも」というのも正論でしょうし。
1年スロウスタートしてるという引け目もありながら、
それでも前に進んでいる花名の成長が観られる良い回だったかと。
【キャラ追加~】
まずは同じ日直だった高橋さん。
インパクト大ですよね。何がとは言いませんがw
それから椿森さん。
エイコサペンタエン酸て。いわゆるEPAと略される成分のことなんですね。
【水着を買いに】
先々を知っている身としましては、
これで水着回への振りが完了したな~とニヤついておりましたが・・・。
というかこれでも十分水着回で良いんじゃないでしょうか?w
【志温と大会の昼食風景】
花名が忘れていったお弁当と、
大会さんのお昼を交換しようという展開ですが・・・
何ですかね~この等価交換。
ええ、オチは知ってましたが・・・アニメはアニメで面白かったです。
【Bパート終盤の部活風景】
この部分はアニメオリジナルですね。
原作の耳栓回を若干ブレンドした感じですかね。
cv担当は水瀬いのりさんということで、
個人的にはとても意外な演技・声質だったと思います。
{/netabare}
●9話●
{netabare}
「プールも海も無い水着回キター」と思ったら、
Bパートがオリジナル展開でした・・・w
【前日の泊り部分から描く時点でフラグ・・・】
まぁ素直に描くなら、こういう回は早朝スタートですよね。
実際は当日朝から雨が降って、
部屋で水着というカオスな展開になるわけですが・・・。
原作では5話分かけた部分でして、
アニメでどれ位かけるのか心配していたパートではあります。
【たまちゃんのオッサン具合が・・・】
この回は特に発言がおっさんっぽいw
【せめて水着だけでも・・・ということで】
学生時代は水泳部員だったので、
一時的にでも水着だけで過ごすというのは慣れてますが・・・
特に用も無いのに室内で、という経験は無いですね~w
【ゴリラのみずぎ】
タイトルは、花名のお胸が成長してるのでは?
という所からの流れですが・・・。
このアニメ・・・妙な知識が身に付くな~と。
というか何故にえーこが謝っても許してくれないのでしょうか?w
【ライチ】
OP後の提供バックで冠が何を持ってるのかわからなかったのですが
一度観終わってみて、なるほど~と。
一人暮らしの娘の所に大量のライチを送ってくる親って一体?
といいますか・・・今後ライチを見かける度に乳首を思い出すでしょう。
【アニメオリジナル満載】
部屋で水着とか、ライチが乳首だったりとか、既にカオスな様相ですが・・・
ここに志温も参加するオリジナル展開に(Aパート)。
更にはBパートがほぼアニオリという贅沢な構成で、
エステシーンとか下着姿とか、ありがとうございました。
【部屋に下着を忘れてくる】
原作では危うく忘れそうになる展開だったのですが・・・
アニメではガッツリ置いてきてますね。
志温の「忘れてると思って買ってきた」というのは一体・・・w
{/netabare}
●10話●
{netabare}
【中とか外とか】
ライチとか全裸とか、ナチュラルにネタを突っ込んできますよね。
【言わなきゃいけないとは思うけど・・・】
今後への伏線みたいな物になっていますね。
友達なら秘密も全て明かせるはず、なのか。
全て明かしたら友達になれる、なのか。
【えーこ作のブローチ】
原作だと基本白黒なので色彩を意識してなったが
アニメで色がついてみてナルホド~と。
クローバーがモチーフというのも。
「ご笑納くださいな」と自然に口にできる女子高生とは・・・。
(気のせいかOPのブローチ、途中まで緑だったような?)
【浪人、してるんだって?】
Aパート最後で爆弾発言が~。
とまぁ原作読んでる身としては、志温の事だとしっていましたが・・・
アニメからの視聴者には結構な衝撃展開だったと思います。
OPにて花名・志温・大会のカットで背景に「RONIN」と描かれていたんですよね。
【サメのパジャマ】
とても寝辛そうですよね。仰向けとか無理そう。背びれついてますしね。
それでも律義にうつぶせでピチピチしてる花名がかなりツボでした。
引っ越ししてきた直後の結構重要なシーン描いてるんですどね~。
{/netabare}
●11話●
{netabare}
ついに夏休み~ということで、
冒頭からツッコミ処満載なたまちゃんですが・・・
一番目立ちそうなランドセルはスルーですか?w
インディーズの八百屋さん含みのアニオリ回でした。
【言農追分駅】
聖地っぽいな~と思ってましたら、やはりモデルがあるようで。
「信濃追分駅」から「ヘン」を取り除いたんですね。
【四天王最弱の将】
言わんとすることは伝わりますが、
元ネタが何なのか気になって調べてみましたが・・・色々ありますね。
個人的には「FF4」とか「聖剣2」が馴染みでした。
【祖母に普段の発言をバラされるたまちゃん】
朝からテンション高めな彼女ですが、
普段3人をどう思っているかを暴露されて
また違った方向で高めにw
画面が揺れているかのように描いているのが
また細かいな~とw
【Bパート・夏祭り】
クラスメイトから先生まで、一通り登場させて。
1話早いですが最終回的な雰囲気を醸し出していたと思います。
とにかく食べてる冠。短いながらも印象的なえーこ&先生。
ゲタの鼻緒の件のつばきち(たまちゃんが・・・)。
【神社でのお参り】
神様への参拝には「お願い」だけでなく
「お礼」という意味合いもあるようで。
やっぱり花名は優しい良い娘ですよね。
【遠回りして良かったでしょ?】
【遠回りして良かったよ】
良いタイミングでの打ち上げ花火に、
1話での桜並木を思い出す花名。
あのセリフをここでもう1度使うのか~と感動しました。
アニオリ多めで、主だったキャラも登場させて、
こういう流れを持ってきて・・・
正直最終回でもいける構成だったかと思います。
{/netabare}
●12話●
{netabare}
11話でも十分最終話としての風格があったと思いますが、
日常系としては「いつもの」で締めるというのも、
コレはコレで王道と言えると思います。
アバンとCパートは明らかに1話を意識した構成だったかと思います。
【登校日~服を買いに】
水着回や夏祭り回などアニオリで特殊さを見せつつも
最後に日常パートに戻ってきた感が強い今回。
原作の他のネタを混ぜつつも
主だったところは4巻まで収めたというとことでしょうか。
【えーこの飴】
えーこと先生の絡みは最終話まで健在w
えーこの口にねじ込んでおいて、戻ってきて「飴は?」てw
そりゃ無くなりますよ~。
【都合の良い夢、再び】
何というか・・・ツッコミ処が多すぎて追いつきませんw
金のたまちゃんとか銀のたまちゃんとか。
志温が泉の精に就職とか。
「あなたが突き落としたのは、どちらのたまちゃんかしら?」とか。
(突き落とした前提ですか?)
えーこ(20)とか。
【まぐろの解体ショー】
コールドチェーン様々ですね。
たまちゃん&冠のコンビもなかなか転がり甲斐ありますよね。
あらぬ方向に唐突に転がっていきそうではりますがw
(たまちゃんのスキンシップにすっかり慣れた模様)
花名&えーこという組み合わせも終盤目立っていたように感じます。
【えーこと冠の誕生日に】
4人でお揃いのぬいぐるみをプレゼントすることに。
そして花名の部屋に一緒に置いておくと・・・。
この4人の仲も1話に比べてみれば進んでいるんだな~と。
相性とかもあるのでしょうが、基本的に4人共優しいんですよね。
【ED曲はne!ne!ne!のcw曲】
聞き覚えのある曲だと思ったら・・・。
【Cパート】
自分で選んで購入してきた服を写真に撮ってもらう。
志温の制服姿。
「花名ちゃん、高校生っぽくなったわね」
とこの辺は1話との対比ですね。
【一之瀬花名、17歳。
まだ友達に秘密は言えてないけどいつかは自分の口から言えたら良いな。
遠回りになったけれど、私の幸せは、ゆっくり始まる】
1話での不安やとまどいのスタートから、
彼女がここまで前向きに思えるようになれて、
何よりの12話だったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

79.1 13 家族で笑いなアニメランキング13位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (456)
1598人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

顧問の小谷先生、ゆるキャン顧問の鳥羽先生とキャラかぶりすぎ

お酒好きだけどすぐ酔っ払うだけならまだしも、普段は目が細くて酔っ払ったら三白眼になるところまで同じなのはいかがなものか・・・。

しかしそれ以外は全般的に良かったです。釣りに興味はありませんが、楽しく見られました。

視聴する前、男の趣味を女子高生にやらせる系にしては、「釣り」は昔から漫画やアニメの題材として使い古されているのでどうかなと思ってました。
しかし、
・「ていぼう」の懐かしいフォント
・登場人物の鼻の上にある数本の斜線
・主人公陽渚が青ざめる時の青ざめっぷり
など、あえて古い漫画・アニメを彷彿とさせる表現と、リアルで美麗な背景画像など現在の流行りを絡ませていて、懐かしく感じつつも飽きずに最後まで見られました。


エロい要素がほとんどないのも、この系統には珍しいと思います。
・制服の上にアウターを着て肌の露出を更に少なくする
・海水浴場が舞台でも決して水着にならない
・唯一巨乳なマコト先輩が、最後までメガネを取らない
など。

水着やらマコト先輩が溺れてメガネ取れた上におはだけするようなシーンがそのうち出てくるんじゃないかと期待していて、気付いたら最終回だったというのが最後まで飽きずに見られた正直な理由です。


※追記
毎回最後に「今日の一言」がありますが、大半が釣りマナーの啓蒙でした。
本アニメ制作スタッフは釣り好きな人が多いらしいですが、釣り好きでも釣り客にはマナーが悪い輩がいると思っているんでしょうね。本作の聖地巡礼で釣り客が集まった時に環境を汚されることがないように、「今日の一言」があったのではないかと思います。
個人的な話ですが、自宅が海に近いので堤防や浜をたまに散歩していると、釣り客の路上駐車が多いし、仕掛け等が捨てられたりしているのをよく見かけるので、釣りに対する印象は甚だ悪いです。
本作が流行って、釣り客のマナーが向上してくれることを願っています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 65

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

え!もう終わりですか?

<2020/6/16 初投稿>
原作未読。
3話でコロナ禍のため中断してしまったので評価はデフォルトの3.0です。

ゆるキャン△には全く喰いつかなかった私が、なぜか本作には引き寄せられてしまう。
なんでなんでしょうね。

見ているとそこはかとなく「磯の匂い」を感じます。
子供のころ、父や叔父に海釣りに連れて行ってもらった記憶

虫が平気だった子供のころでもフナ虫は苦手だったな。
あれ、無条件で気持ち悪いんですよ。
ゴカイやイソメ、赤ジャムシや青ジャムシ、サシ虫、サナギといった釣り餌は平気なのに。
(今はたぶん全部ダメです 笑)

そんな潮臭い、あったかいの通り越してダル熱い海辺での釣りを思い出してしまう作品です。

 
物語の概要は「九州の海辺の田舎に転校して釣りにはまっていくJK」
女子だけの部活もの。
一瞬きらら系かと警戒しましたがそうではなく。

見ててすんなり楽しめるんですよね。

まぁ「うら若き乙女が釣りにはまるもんなのか?」という疑問も当初ありましたがそれも最近解決。

YouTubeで猫動画を見るのが趣味なのですが。
4月のテレワーク入りたての頃に見つけたとある「保護された子猫を育成する動画」が実はもともとは「うら若き女性による超マニアックな釣り動画」だったことに最近気が付きました。

びっくり。
実際にそういう方いらっしゃるんですね。
女子の釣りのガチ勢。

というわけで荒唐無稽な話では決してない、ということが証明されたことでさらに本作がお薦めになりました。

<2020/6/18 追記>
↑で書いたガチ釣り女子ユーチューバーの方の8ヶ月前の動画がおすすめに上がってました。
見てみると、
秋の防波堤で、
釣ったアジの頭を餌にして、
釣れた1mサイズのウツボを、
その場で締めて家に持ち帰り、
塩で揉んで滑りを取り、
ウナギのように背開きで捌いて、
骨を丁寧に取り去り、
お刺身とタタキと皮の唐揚げにして食してました。

釣った適正サイズ以上の魚介は家に持ち帰って喰らうスタンスのようです。
ワイルドでした。
世の中には凄い人がいるもんです。

<2020/9/2 追記>
7月から無事再開。
期待通りに楽しい。

描かれているのは
煌びやかとか、美しいというより「自然」な海。
そして「自然」な魚や海老やフナムシ。
これが他にない最大の魅力かもです。

↑で書いたユーチューバーさんは大分のようで、やはり近いせいか海の風景とか、釣りの方法、魚の締め方なんかがよく似ている。
良い感じに穏やかで暖かい海。
九州に引っ越して釣りしたいな。
「ばらかもん」の舞台の五島列島とかよさげですよね。

半分通り越したのでとりあえず評点つけてみました。
今期イチオシです。。

<2020/9/22 追記>
あっという間でした。
キスの天麩羅食べたい。
麦茶は沸かして、水道水で冷やして、が美味いんですよね。

延々と見ていられる良作。
コロナ禍が収まったら、来年の夏は九州の海に行きたいな。
最近、旅行してないし。

あと2期を心の底より希望します。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 52

70.8 14 家族で笑いなアニメランキング14位
らんま1/2 熱闘編(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (206)
1415人が棚に入れました
『らんま1/2』(らんまにぶんのいち / ラテン文字表記: Ranma 1/2)は高橋留美子による漫画作品。および、それを原作とするテレビアニメ作品。
水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねの交流を軸に、家族・友人を巻き込んだドタバタの日常を描いた格闘ラブコメ作品。

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キャラに特化したアニメ

☆★概略★☆(歌詞から引用『乱馬ダ☆RANMA』)
♪うちの天道道場 いそうろう
乱馬 つらーい修行の
呪泉郷
まさに悲劇!
水をかぶると
女になっちゃうフザケた体質
あかねの許嫁!♪

トン・ト・ト・トン、パァァ~ン
うんうんこんな話w

全143話(無印+通算161話)

♠声優
今じゃ有名な方達の駆け出し時代、ビッグネームが目白押しです。
例(男子生徒A、石田彰さん、男子生徒B、子安武人さん等)

♥キャラクター、BEST3
~女性編~
・❶位、らんま(またの名を:木の上のヤカンの女、おさげの女、女らんま、らんこちゃん)
・❷位、シャンプー(1番の美少女、我愛你❤「ウォーアイニー」)
・❸位、右京(ナマリがええなぁ)

~男性編~
・❶位、乱馬(ハーレム)
・❷位、良牙(爆砕点穴便利だな)
・❸位、玄馬&早雲(仲良しw)

♦主題歌、BEST3
・①『思い出がいっぱい』
・②『じゃじゃ馬にさせないで』
・③『乱馬ダ☆RANMA』

♣OVA、1~6視聴済
・らんま1/2 シャンプー豹変! 反転宝珠の禍(OVA Vol.1)
・らんま1/2 天道家 すくらんぶるクリスマス(OVA Vol.2)
・らんま1/2 あかねVSらんま お母さんの味は私が守る!(OVA Vol.3)
・らんま1/2 学園に吹く嵐! アダルトチェンジひな子先生(OVA Vol.4)
・らんま1/2 道を継ぐ者(前編)(OVA Vol.5)
・らんま1/2 道を継ぐ者(後編)(OVA Vol.6)

読んでくれて謝謝「シェイシェイ」
再見「サイツェン」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

もずくず さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作から愛してやまない作品です。2期ですね。

原作は何度も読んでいます。
全38巻。
復刻版もある、少年サンデー連載。

うる星やつら、めぞん一刻、犬夜叉等でお馴染みの高橋留美子先生著作。

登場キャラ紹介

主人公
・早乙女乱馬 水をかぶると女になってしまうという呪われた体を持つ男。

・早乙女げんま 水をかぶるとパンダになるという乱馬のおやじ。

・ヒロイン 天道あかね とにかくツンデレ。親が決めたらんまの許嫁

・天童なびき とにかくお金大好き。あかねの姉。次女。

・天童かすみ 聖母マリアのような姉さん。おしとやか。天童家の家事全般をこなす。

・久遠寺右京(くおんじ うきょう)
乱馬の許嫁2番目。実はあかねより先。職業お好み焼き屋。

・シャンプー 
水をかぶると猫になる。らんまにベタボレ。

そのほか多すぎて紹介できません。エロじじいとか色々いますけど。

声優陣がまず豪華。

らんまは林原めぐみと山口勝平
まぁこの二人といえばそりゃもう高橋シリーズというか、サンデーシリーズアニメの金字塔といってもいい顔ぶれですな。

個人的にはほかのキャラもとにかく声優陣がドンピシャです。
ここまでキャラの個性を生かした声優をあてはめてあるアニメはかなり珍しいと思います。

~見どころ~

基本はのほほん学園生活で、らんまとあかねのラブコメみたいなアニメです。
なんといってもキャラの濃さ。
1回でればそれで終わりということもなく、程よく間をあけて登場して完結します。

特に女性キャラが豊富です。
シャンプーがもう個人的にカワイイです。もうかわいい。

あかねと乱馬は当初それほどひかれあっていませんでした。
お互い素直じゃなく不器用なところが似ていると思いました。

漫画と違った描写がアニメではいくつかあり、アニメでしか登場しない主要キャラもいます。

むしろアニメだから多少許されているきもします。
当時としては珍しい、格闘系アニメではありますが、発想が斬新でした。
水をかぶれば姿が変わるなんて。

とにかく話があきることなく展開していき、豊富な登場人物からあきることなく家族全員で見ていただいても楽しめる作品です。

あとちょっとエッチな部分もありますが、たかがしれています。

そこも含めて高橋留美子劇場と言えます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

らんま1/2(熱闘編)

らんま1/2の続きです。
原作と異なる点が少し増えているようですが気にならない程度です。

相変わらずの面白さです!
面白くて好きになっちゃうお話がいっぱいありますよ(≧ω≦)


{netabare}◆各話タイトル◆

第1(22)話  激突! 出前格闘レース
第2(23)話  やっぱり猫が嫌い?
第3(24)話  私が女傑族のおばば!
第4(25)話  出た! 必殺天津甘栗拳!!
第5(26)話  白鳥拳の男ムース登場!
第6(27)話  爆走! 雪だるま運びレース
第7(14)話    さらわれたPちゃん!
第8(15)話  危機一髪! 死霊の盆踊り
第9(16)話  Pちゃん爆発! 愛の水柱
第10(28)話  乱馬恐怖の山ごもり
第11(29)話  爆砕点穴とは? 良牙大逆襲
第12(30)話  危うし! 天道道場
第13(31)話  さらわれたあかね!
第14(32)話  対決ムース! 負けるが勝ち
第15(33)話  究極のエロ妖怪八宝斉
第16(34)話  女子更衣室を襲え?
第17(35)話  鬼も逃げだすカラクリ屋敷
第18(36)話  これで女とおさらば?
第19(37)話  愛と憎しみの贈物
第20(38)話  SOSエロ妖怪八宝斉
第21(39)話  あかねの口びるを奪え
第22(40)話  いい湯だな? 銭湯で戦闘
第23(41)話  また一人乱馬を愛したヤツ
第24(42)話  熱愛? 良牙とあかね
第25(43)話  くしゃみ一発愛してナイト
第26(44)話  幻の八宝大華輪を探せ
第27(45)話  大好き! 私のうっちゃん
第28(46)話  魔女が愛した下着ドロボー
第29(47)話  変身! ムキムキマンあかね
第30(48)話  呪泉郷から来た殺し屋
第31(49)話  私ってきれい? 乱馬女宣言
第32(50)話  対決! 八宝斉VS透明人間
第33(51)話  九能家のレ・ミゼラブル
第34(52)話  怪談! 乱馬と魔性の剣
第35(53)話  一粒コロリ・絶倫ホレ薬
第36(54)話  史上最強? 良牙とムース同盟
第37(55)話  バック・トゥ・ザ・八宝斉
第38(56)話  黒バラの小太刀! 純愛一直線
第39(57)話  八宝斉 最期の日?
第40(58)話  暴れん坊娘リンリンランラン
第41(59)話  乱馬を襲う恐怖のタタリ
第42(60)話  登場! ものまね格闘技
第43(61)話  良牙の体質改善セッケン!
第44(62)話  格闘!障害物レース
第45(63)話  乱馬、ついに呪泉郷へ行く
第46(64)話  帰ってきた変態校長
第47(65)話  登場! 史上最強の九能
第48(66)話  乱馬が弱くなっちゃった!
第49(67)話  完成! とんでもない必殺技
第50(68)話  決戦! 乱馬復活なるか?
第51(69)話  右京のスカート大作戦!
第52(70)話  乱馬のママがやってきた!
第53(71)話  良牙、愛と苦悩を越えて
第54(72)話  フィアンセは化け猫
第55(73)話  吹けよ風! 青春は熱血だ
第56(74)話  恐るべき新弟子現わる
第57(75)話  おもてに出やがれ!
第58(76)話  良牙の天道道場居候日記
第59(77)話  八宝斉の恋!
第60(78)話  九能ボー然! 恋の大予言
第61(79)話  強くなりすぎた良牙
第62(80)話  あやうし! Pちゃんの秘密
第63(81)話  たまごをつかむ男
第64(82)話  らんまと九能の初キッス?!
第65(83)話  シャンプーの赤い糸
第66(84)話  ムース故郷に帰る
第67(85)話  史上サイテーの賭け
第68(86)話  マリアンヌになった九能
第69(87)話  乱馬なんか大キライ!
第70(88)話  そのおさげもらったぁ!
第71(89)話  男の野望が尽きる時…
第72(90)話  リンリン・ランランの逆襲
第73(91)話  良牙のプロポーズ
第74(92)話  玄馬、家出する
第75(93)話  これが格闘茶道でおます
第76(94)話  道場破りは女の子?
第77(95)話  絶叫! 温泉バトル
第78(96)話  ミーが九能のダディです
第79(97)話  格闘茶道・家元立つ!
第80(98)話  レオタードは乙女の呪い
第81(99)話  恐怖の混浴温泉
第82(100)話  カエルのうらみはらします
第83(101)話  逆襲! 怒りのお好み焼き
第84(102)話  ナンパになった乱馬
第85(103)話  格闘将棋は命懸け
第86(104)話  佐助のスパイ大作戦
第87(105)話  ボンジュールでございます
第88(106)話  ディナーはリングの上で
第89(107)話  あかね、涙の水泳大特訓
第90(108)話  良牙! 夕日に向かって走れ
第91(109)話  夢の中へ
第92(110)話  乱馬はなびきの許婚?
第93(111)話  天道家 消えたたこ焼きの謎
第94(112)話  対決! 乱馬VS影乱馬
第95(113)話  小太刀のマイラブリーパパ
第96(114)話  強敵? 五寸釘くん登場
第97(115)話  乱馬はヘタクソ? 格闘書道
第98(116)話  風林館高校、影のドン登場
第99(117)話  悲願! 普通の男に戻りたい
第100(118)話  早乙女流の跡継ぎは良牙?
第101(119)話  天道家、遊園地へ行く
第102(120)話  風林館高校・通り魔事件
第103(121)話  呪泉郷から来た悪魔 前編
第104(122)話  呪泉郷から来た悪魔 後編
第105(123)話  乱馬がいないXmas
第106(124)話  雪ん子冬物語
第107(125)話  らくがきパンダの呪い
第108(126)話  スイカ島の交際鬼
第109(127)話  幸せのパンダ伝説
第110(128)話  乱馬と右京がソース相愛?
第111(129)話  偽り夫婦よ永遠に…
第112(130)話  格闘茶道! さらわれた家元
第113(131)話  大変! あかねが入院した
第114(132)話  謎の暴れタコツボ現る?!
第115(133)話  五寸釘! あぁ恋の紙人形
第116(134)話  あかねの心がわからない
第117(135)話  追跡! 手まり唄の謎
第118(136)話  もうあなたから離れない
第119(137)話  九能帯刀、代理校長を命ず
第120(138)話  乱馬、月夜に吠える
第121(139)話  你好(ニーハオ)! 呪泉郷のガイドさん
第122(140)話  迷惑! 六人の八宝斉
第123(141)話  気分しだいの必殺技(前)
第124(142)話  気分しだいの必殺技(後)
第125(143)話  シャンプー囚われのキッス
第126(144)話  ボクと駆け落ちして下さい
第127(145)話  キノコ寺へ行こう
第128(146)話  必殺! 地獄のゆりかご
第129(147)話  青い恐怖にボンジュール
第130(148)話  織姫は流れ星に乗って
第131(149)話  一つ召しませ恋の桜餅
第132(150)話  できた! 八宝大カビン
第133(151)話  九能兄妹スキャンダルの嵐
第134(152)話  黄金の茶器、五重塔の決戦
第135(153)話  五寸釘光、ひと夏の恋
第136(154)話  愛の格闘チアガール(前)
第137(155)話  愛の格闘チアガール(後)
第138(156)話  決定! ミス・ビーチサイド
第139(157)話  爆裂! ハイパーツヅミ
第140(158)話  忍の犬は白と黒
第141(159)話  天道家・龍神伝説
第142(160)話  乱馬、ミーツ・マザー
第143(161)話  いつの日か、きっと…
(wikipedia引用)



◆主題歌◆

らんま1/2(熱闘編)
 オープニングテーマ
   「リトル★デイト」         [7-13話]
   「思い出がいっぱい」        [23-45話]
   「絶対!Part2」           [46-69話]
   「地球オーケストラ」        [70-99話]
   「もう泣かないで」         [100-117話]
   「ラヴ・シーカー CAN'T STOP IT」 [118-143話]


 エンディングテーマ
   「ド・ン・マ・イ来々少年
      〜Don't mind lay-lay-Boy〜」 [1-22話]
   「乱馬ダ☆RANMA」         [23-38話]
   「プレゼント」            [39-54話]
   「フレンズ」             [55-69話]
   「ひなげし」             [70-99話]
   「POSITIVE」            [100-117話]
   「虹と太陽の丘」           [118-143話]

 オープニングナレーション
   「乱馬くんは変態」      [1-23話]
   「乱馬くん出番ですよ」    [24-45話]{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

72.2 15 家族で笑いなアニメランキング15位
茄子 アンダルシアの夏(アニメ映画)

2003年7月26日
★★★★☆ 3.9 (191)
948人が棚に入れました
『茄子 アンダルシアの夏』(なす アンダルシアのなつ)とは黒田硫黄の漫画『茄子』の短編『アンダルシアの夏』を原作として2003年に公開された上映時間47分のアニメーション映画。
【ストーリー】スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に主人公ペペ・ベネンヘリが解雇の危機に直面しながらなおかつ、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いの中にあってもプロ自転車選手として「仕事」に取り組むさまを描く。

声優・キャラクター
大泉洋、小池栄子、平野稔、岡田吉弘、平田広明、坂口芳貞、羽鳥慎一、市川雅敏、筧利夫

あーるぐれい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

茄子のアサディジョ漬け!

世界3大時自転車レースの一つである、"ブエルタ・ア・エスパーニャ"を舞台に、灼熱のアンダルシアを駆け抜ける、切なく熱い男の意地を描いた作品。
アコギで奏でるラテン音楽&フラメンコ、ワイン、小茄子の漬物など、太陽の国スペインを彩る小道具が効いてます。

ぶつけ所のない気持ちを胸に秘め、ただひたすらに前へ進むぺぺ・ペネンヘリの姿がとても印象的。イイ男です♪
スポーツアニメは数あれど、自転車ロードレースは珍しい題材ですね。
炎天下の駆け引き模様はもちろんですが、なによりレーサー達がペダルを漕ぐ息遣いの演技に、本気のレースの緊張感を感じずにはいられません。

一番の見どころはレース終盤。
市街地~ゴールまでのクライマックスの迫力はまさに圧巻!
思わずぎゅっと手を握ってしまいました。

アンダルシアの風を確かに感じる良作♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アンダルシアの熱い夏

冒頭シーンに登場する「茄子のアサディジョ漬け」
これ、最初聞いたときはてっきり
「茄子の浅塩漬け」って言ったように聞こえた。
で、調べたところ、アンダルシアにはこのような漬物、実際にはないらしい。

物語の舞台はスペインのアンダルシア。
スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを中心に、
主人公 ペペのかつての恋人と自分の兄が結婚することへの複雑な想いや、
ロードレーサーとしてのプロの世界を描いている。

ロードレースには詳しくないのだけれど、
アンダルシアの風景や、主人公 ぺぺの明るくて面白いキャラをはじめ、
人情豊かな登場人物たちのおかげでけっこう楽しめた。

声の出演は、主要な役柄に俳優やタレント、
実際のアナウンサーや元ロードレーサーなど起用されているせいか、
賛否あるようだが、個人的には、アナウンサーを起用したのは正解だったかなと。
実写映画を観ているような感覚で、特に実況中継のシーンがすごくリアルだったし、
終盤のゴールのシーンはいつ見ても手に汗握ってしまう。

ちなみに、EDの「自転車ショー」という歌は
ご自身も自転車が趣味だったという忌野清志郎氏が歌っています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アンダルシアの猫

アニメーション制作:マッドハウス、
監督・脚本・作画監督:高坂希太郎、
演出:前田敦史、音楽:本多俊之、
原作:黒田硫黄(『茄子』)

『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』で
作画監督を務めた高坂希太郎の初監督作品。
制作はマッドハウスだが、
原作漫画『茄子』の大ファンだった宮崎駿が
高坂監督に作品を薦めた経緯があるなど、
スタジオジブリに縁のある作品といえる。
高坂監督は、浦沢直樹作品とも縁が深く、
『YAWARA』や『MASTERキートン』のアニメ化では、
作画の中心的なポジションで活躍し、
『MONSTER』では浦沢直樹からの指名で
キャラクター原案を手掛けた。
ちなみに最近では『若女将は小学生』の監督も務める。

個人的には2003年の公開時から
作品を知っていて、何となく気にはなっていた。
dアニメストアでの配信が今月いっぱいで
終わることを知って、17年越しの視聴となった。

スペインで毎年9月に行われるブエルタ・ア・エスパーニャ。
ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアと併せて
グランツールと呼ばれている、
サイクルロードレース最大のイベントのひとつだ。
私はサイクルロードレースに関して全くの無知だが、
この作品を観て、レース描写に圧倒的なリアリティを感じた。
おそらくそれは、原作者はもちろん、
高坂監督自身がアニメ業界屈指のサイクリストとして
知られることも大きな要因だろう。

レースの駆け引き、チームとしての戦い、
横風が吹いたときの対応、
ヘルメットをかぶるタイミング、
水分補給の仕種、スプリント時の描写など、
真に迫ったものが感じられる。
これは「本物」が持つ何かという感じがする。

サイクルロードレースの繊細な描写とともに
焦点が当たるのが、主人公・ペペと
兄のアンヘル、元恋人カルメンとの関係、
忘れたい故郷のスペイン南部・アンダルシアだ。

アンダルシアはスペイン南海岸を含む自治州で、
観光地として人気のある場所。
ある意味、バルセロナに次ぐ知名度を誇り、
闘牛やフラメンコは、この南部で盛んに行われる。
照り付ける陽光から一瞬だけ隠してくれる
闘牛の看板や結婚式でのフラメンコなどで
その一端を感じられる。
実際に行ったことはないので、偉そうなことは言えないが、
この地方のグラナダにあるイスラム建築の至宝・
アルハンブラ宮殿には一度は訪れてみたい。
まさに芸術品と呼ぶにふさわしい建造物だと思う。

しかし作品内には、そんな観光地は登場しない。
痩せた土地と鋭い陽光が照り付ける田舎町。
{netabare}ペペが生まれ育ち、自転車と女性を兄と取り合い、
兵役が運命を分けた苦い思い出の残る故郷。
レース当日は、兄と元恋人の結婚式が行われる。{/netabare}
ペペにとっては、レースで通り過ぎる場所に過ぎない。
名物の茄子のアサディジョ漬けも
最近は口にしていない。
(実際には茄子のアサディジョ漬けは
アンダルシアの名物ではなく、少し北にある
カスティーリャ=ラ・マンチャ州の名物のようだ)
そんな背景を思い出しつつ、
ペペはスポンサーの意向を汲みながら
チームとしての勝利を目指し、レースに挑むのだった。

キャラの背景や人物描写がしっかりしているため、
物語にすんなりと入っていける。
あくまでも中心はサイクルロードレースだが、
そこに主人公や周囲のやり取りが
小気味よく挟まれ、観ていて飽きない。
動きや心情表現は、ジブリからの影響を感じさせる。

何かを赦したり、マイナスの感情を
乗り越えたりするのは難しいものだ。
ひとつの出来事が単純に作用するとは限らず、
重層的に心に染み入っていき、
徐々に和らいでいくことが多いのではないだろうか。
それは時間の経過や劇的な環境の変化、
偶然が重なることもあるだろう。
ひと言では表現できないようなものが
ゆっくりと、しかし確実にもたらす状況。
この作品は、46分間という限られた時間のなかで
心の動きを上手く表現している。
ある1日の出来事に過ぎないが、
さまざまな感情が入り込んでくる。

人々の熱狂とアンダルシアの陽光のなか。
男の故郷への想いと未来の希望が溶けていく。
(2020年6月20日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

68.5 16 家族で笑いなアニメランキング16位
映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん(アニメ映画)

2014年4月19日
★★★★☆ 4.0 (180)
932人が棚に入れました
原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載、監督:髙橋渉、脚本:中島かずき、矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、、、

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

しんちゃん×グレンラガンのアバンが熱い

{netabare}カンタム「超超超超超カンタムロボ参上!」
    「超超超超超カンタムドーーリル」
ジョン 「ドリルが尖ってない!?(CV檜山修之)」
カンタム「今の掘削ドリルはこうなのさ!」

からの板野サーカス!

オタク的には最高の掴みでしょ!!
その後のお話でもカンタムが関わってくれたら最高だったれど、それは欲張り過ぎか…

強くて、家事も仕事も出来るロボとーちゃんの生身にはなれない辛さ。自分がコピーであると知れたときのやりきれない想い。
そんなロボとーちゃんの心情を考えるとやりきれないよ。

コピーとわかった後で「どっちも父ちゃんだぞ」って言ってくれるしんのすけ。
ロボとーちゃん的には、嬉しいような、いっそ選ばないでいてくれば踏ん切りがついたような感じがした。
一方しんのすけは、本当にロボとーちゃんを一人の父親として見ていたから別れるなんて在り得ない訳で…{/netabare}

家族でもちょっとずつロボとーちゃんへの想いが違うのは当たり前だけど切ないね。
そして、そんな当たり前のことが伝わるように出来ているこの作品は凄いなと思う。

近年のクレヨンしんちゃん映画の中でもダントツに好きなタイトルになった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

ninfami さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

映画館で泣いてしまいました。

ここ10年、クレヨンしんちゃんはパッとする作品がありませんでした(3分ポッキリ以降)。その10年の中で一番面白い作品と言えば私の中では花嫁だったのですが、今作でそれは塗り替えられました。これは長い目で見ても、オトナや戦国に劣らない名作です。脚本はグレンラガンで有名な中島かずきさんということで、元より期待をしていたのですが、見事その期待に応えてくれた作品です。

最近のクレしん映画は「子どもしか楽しめない」作品が多かったのですが、これは昔のクレしんらしく「大人も子どもも楽しめる」作品に仕上がっています。とにかく作りが巧かったですね。ロボットという要素で子どもたちは楽しめるし、ストーリーは結構大人向けになっているので、物語で大人も楽しめるし、尚且つ久しぶりに「クレヨンしんちゃんらしい」映画を見た気がします。そうです、クレヨンしんちゃんはやっぱり大人が見ても笑えるギャグアニメじゃないと。今作はひろしがロボットということで、非常にギャグがシュールに仕上がっており、結構レベルが高いです。

名探偵コナンを見ている人なら分かると思いますが、今作のひろしはコナンでいうところの「水平線上の陰謀のおっちゃん」です。つまり、ひろしがとてもカッコいいです。クレしんの中ではひろしが好きだという人は、きっとのめり込むことの出来る作品です。私はひろしが主人公の映画が見たいなーと思っていたので、この作品はまさにそういう人のために造られた作品だと思います。

ラストは大体予想はついていましたが、分かっていても涙をこらえられませんでした。中島さんならではのラストシーンだったと思います。余韻がもう半端じゃない・・・・。今作については、クレヨンしんちゃんに興味が無くても、見に行く価値は十分にある作品です。グレンラガンが好きな人や、「男の生き様」を見たいという人に特におすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ネタバレ

ACやざわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

勝負の行方は…

去年話題になったクレヨンしんちゃんの映画
感動できる作品でかつ考えさせられる作品

ノリはいつも通りのクレしん
映画で恒例の面白作画は健在
スタッフは気合入ってる
ただ悪乗りも健在でそこは賛否両論かもしれない
{netabare}個人的には五木ひろしのくだりはいらなかった
その前と後がいいところだっただけに良くも悪くも浮いてしまっていた{/netabare}

前半はヘンダーランドのようなワクワク感、後半は戦国のようにホロリと泣ける
クレしん映画が好きな人はもちろん、それ以外の人にもお勧め

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

66.7 17 家族で笑いなアニメランキング17位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(アニメ映画)

2003年4月19日
★★★★☆ 3.7 (163)
901人が棚に入れました
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ達。だがそれは、夕食の最高級焼肉の為であった。
しかしそこへ突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っている最高級焼肉を残して、その場から逃げ出した。
何とか謎の一団の追跡を振り切った野原一家だったが、どういうわけか突然警察やマスコミから凶悪犯一味と断定され、追われる事になってしまう。近所のおばさんやミッチー&ヨシリン夫婦は報奨金目当てに野原一家に襲い掛かり、かすかべ防衛隊やひろしの会社の同僚など親しい人達は一家を拒絶、やむなく野原一家は春日部から逃亡することになる。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、高田由美、富沢美智恵、三石琴乃、納谷六朗、阪口大助、草地章江、鈴木れい子、紗ゆり、玄田哲章、小桜エツコ、真殿光昭、堀越真己、江川央生、宇垣秀成、大西健晴、遊佐浩二、池澤春菜、松岡由貴、石丸博也、江原正士、西川宏美、皆川純子、徳弘夏生、石塚運昇、華原朋美
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

『……その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』

劇場版クレヨンしんちゃんの、第11作。
2003年公開。


【前置き】

原恵一監督からバトンを引き継いだ「水島努」監督の第一作目。
と言っても、原さんは1~4作のように絵コンテや脚本には携わってらっしゃいますが。

この水島努監督は、第7作のオマケ「クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉」の監督を始め、演出等でもずっと本シリーズに携わってきた方なので、原さんも安心の抜擢だったのではないでしょうか。

さて、そんな本作の中身はと言うと……。
蓋を開けてみれば前2作「オトナ帝国」「戦国大合戦」とは、まさに作品としての戦い方が違う内容でしたね。



【あらすじ】

とある朝、いつにも増して貧相な朝食に、不満をぶち撒けるしんちゃん達。
しかしそれは、月日をかけ貯めたお金でみさえが買った、夕食に出す『最高級焼肉』の為の差し引き分だったのです。

そこへ突然、謎の白衣の男が助けを求め家に転がり込んで来ます。
それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っているヤキニクを残して、その場から逃げ出すのですが……。



【語ってみる】
{netabare}
まず、前作までと見映えが大きく違う点として、今作から作画の制作体制がデジタルに移行しました。
良い意味で言うと、一定の色合いで小奇麗。
悪く言えば、温かみの無い味気無しの色合い。
ここに関しては、もう選り好みせず…、と言うより時代の進歩として受け入れていくしかないですね。


さてさて、本作の内容ですが…。
これまでの劇場版と比べ、とっっっにかくテーマが薄いです。
一応は敵として、『有限会社スウィートボーイズ』という大きな組織?が登場しますが、本作のテーマとしては一貫し
『一家揃って早く家に帰って、皆でヤキニクを食べよう。』
なので。

加えてシナリオに関しても、敵襲から逃げながら皆で敵の本拠地に向かうといった感じの、およそ理解出来ない節も多々ありましたね。
前作「戦国大合戦」では、カットして良いシーンなぞ一つもない程に出来上がったシナリオですが、本作では別に飛ばしても良いところだらけでしたし。

ハッキリ言って、これならテレビのスペシャル版でやってしまえば?とさえ感じます。
世界観も、「埼玉⇔熱海」という小規模なので、映画ならではの豪華さも全くと言っていい程ありませんし。
この劇場版クレヨンしんちゃんが、今後これまでと違う方向性になっていくことが、本作から窺えてくるようでしたね…。


ただ、小さな子供がいる家族向けのコメディー映画としては、こっちの方が本来は正解なのでしょう。
そういう意味では、本作は十分にその役目を果たす出来だと思いましたし。

世界観、脚本、作画、演出、全体の完成度等…、そんなことをクレヨンしんちゃんに求めるのはナンセンス。
そんな「とにかく笑えれば良いでしょ!」という意思を、本作からは感じました。
あの2作の後なので、当初は受け入れ辛かったですが…。



催眠増幅装置「熱海サイ子」を開発した『スウィートボーイズ』は、そのパスワードを託された野原一家を、執拗に追いかけます。
野原一家は、時に協力し時に散り散りになりながらも、この敵と立ち向かっていくのですが、如何せんこの敵組織の幹部達が、底の無いキャラ立ちばかりで魅力がありません。
しんちゃん映画といえば、敵キャラの異様な魅力もポイントなのに……うぅ…。

女幹部のベージュおパンツ「天城(あまぎ)君」なんかは、私好みのショートカットに加え、終盤でのミニスカロードウェア、何よりAカップの貧乳が希少価値の良キャラなのですが、エピソードに恵まれず好きになれなくて残念でした。
あのロクな伏線も無い上での同幹部への告白シーンでは、いくら可愛くて貧乳でも視聴者の心は動かないと思います。


ただ、既存キャラの笑えるシーンは、同シリーズの中でも非常に多彩で楽しませてくれます。
野原一家が、敵陣から架空の罪をでっち上げられ指名手配されるシーンにしても

野原ひろし(35)「異臭物陳列罪」
野原みさえ(29)「年齢詐称」
野原しんのすけ(5)「幼児変態罪」
野原ひまわり(0)「結婚詐欺」
シロ「集団暴走行為及び飲酒運転」

という感じで、もう突っ込みどころ満載。
更にはアクション仮面や、ひろしの仕事先にまで手が及び、テレビ越しにボロクソ言われるシーンは笑ってしまいました。
アクション仮面が、しんちゃんをハレンチ呼ばわりした後、すかさず隣のミミ子君が真顔で

「ハレンチの意味は、お父さんかお母さんに聞いてね。」

とフォローする辺りも、ツボでした。

そうそう、劇場版ではひろしの活躍が多い中、今作ではみさえの活躍も光りましたね。
特に好きなシーンとして、敵から追われるみさえが古小屋に追い込まれ、悲痛な叫び声を上げ出した次の瞬間、敵の乗り物を奪って出てくるシーンには笑わされました。
後半に披露した、ひろしの異臭を武器にした彼女の、見事なまでの夫の足捌きも格好良かったですし。

他にも、裏切るマサオくん、埼玉のタマちゃん、濃いマニアに囲まれる華原朋美、犬死にするマサオくん、リアルタッチ焼き肉妄想、などなど。
物語としての魅力は乏しいですが、ほんと小ネタとしてはバリエーション豊かで笑わせてくれました。

褒められる点はそこのみと言っていいですが、好意的に受け止めれば、「クレヨンしんちゃん」なんだからコレでいいじゃないかとも思います。
「オトナ帝国」や「戦国大合戦」と違って、しんちゃん映画に興味が無い大人が、わざわざ見るような内容では決してありませんが。
{/netabare}



【謎のグローバル(ゲイ)キャラクター、ドライバーの男】
{netabare}
さて、今一つオリジナルキャラが光らない本作で唯一、異様なキャラ立ちを見せる男が一人…。
オカマ…と言うより、ゲイと呼ぶほうがニュアンス的に伝わりやすいかな…。
(監督曰く、グローバルなだけらしいですが。)

それが、この『ドライバーの男』(本名一切不明)でしたね。
振り返ってみると、熱海まで野原一家の為に車を出してくれたりと、作中で一家に唯一協力してくれるオリジナルキャラクターでもありました。

彼は、ひろしに一目惚れしたことで、


『安心しろ、俺が責任を持って熱海まで送ってやる。

 その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』


という交換条件を出して、ひろしに迫ります。
昔からオカマに縁のあるひろしですが、今作のコイツは今までのキャラと違い、いたって冷静な物腰で淡々と迫るタイプで、いわゆるガチ感がハンパではありません。
常に冷静かと思えば、ひろしが敵から追われているのを聞き、

「アンタをそんな目にあわせるなんて、許せねぇっ!!!」

と急に激高したりしますし、なんだか危ないヤツ特有の雰囲気をプンプン醸し出してるように感じましたね。

敵に囲まれた際は、異様にモッコリした股間からの足の挟み込みで敵を拘束し助けてくれる辺り、決して悪い奴ではないのですが…。
ですが如何せん、ここで別れてきり以降活躍の場も一切無いキャラクターでしたので、エピソードも無さ過ぎて謎だらけ。
ホント悪い意味で、本気で気持ち悪いキャラクターでしたね。(でも褒め言葉)


ただ、最後の最後。
一家が騒動を片付けた帰り道、しっかり熱海に辿り着きひろしを探していた彼が映ります。

ここでふいにすれ違った際、ひろしだけは彼に気付きましたが、そのまま何事も無くスルーしたのには爆笑しましたね。
ひろし、流石にちょっと冷た過ぎるでしょっ!!!!
最後のオチは、もう彼が全部持っていっちゃいましたよ。

しかしある意味、劇場版シリーズで最も謎多きキャラクターでしたね…、ホントなんだったんだコイツは…。
{/netabare}



【総評】

「戦国大合戦」や「オトナ帝国」、それでなくても旧作のスケールの大きなシナリオを想像すると、非常に痛い目を見ます。

ただ、あくまでクレヨンしんちゃんの「笑い」が好きな人には、「十分楽しめた」という結果になるかもしれません。
こんなの、わざわざ映画じゃなくてスペシャル版でも出来るじゃんって気持ちにさえ、目を瞑ればですけど。

事実として本作は、興行収入だけで見れば、前作「戦国大合戦」を僅かに上回っております。
前作が良かったから次の本作が売れたという見方も勿論ありますけど、この数字には正直驚きましたね。
「クレヨンしんちゃん」の映画は、一体どの層が一番楽しむ作品なのか…、真剣に考える機会がきっとあったでしょうね…。


さて、来年も同じ水島監督と聞き、これからはこの作風でずっといくのかなぁと思っていた矢先…。
次作では、また意外なシリアスさとシナリオ完成度を見せる作品が登場します。

それが、自分が以降最後に自信を持って好きと言える作品となりましたけどね。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第12作「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」です。
(※どーでもいい情報ですが、次作でしんちゃん映画レビューは一旦終了します。)


◆一番好きなキャラクター◆
『ドライバーの男』声 - 真殿光昭さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『天城』声 - 皆川純子さん

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

テモテ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これも大人向けしんちゃん

「家族そろっての焼き肉(食卓)ってささやかなようで実は侮れない幸せ」
本作の根底に流れるメッセージに気づけるのはテレビでクレヨンしんちゃんを見ている子ども達じゃなくて、劇場版に子どもを連れていくお父さん、お母さん世代。
そういう意味で本作も大人向けしんちゃんの1つとして位置づけられるんじゃないかと思います。

ストーリーや設定の甘さ、中盤以降の失速感は否めませんが、シンプルかつ力強いメッセージと随所にちりばめられたパロディ&小ネタで大人の鑑賞に十分耐えうる作品に仕上がっています。

特に印象深いのがエンディング。
熱海から春我部までの長い帰路を経て“栄光のヤキニク”に至るシーンにしみじみとしたカタルシスを感じることができました。

劇場版ではマイナーな部類に入るほうだとは思いますが、もっとたくさんの方に見てもらいたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

WANTED!!!!!!

全国指名手配された凶悪犯、“野原一家”



罪状は、



野原ひろし!   ――異臭物陳列罪

野原みさえ!   ――年齢詐称

野原しんのすけ! ――幼児変態罪

野原ひまわり!  ――結婚詐欺

シロ!      ――集団暴走行為及び飲酒運転



『逃げ切って、皆で家に帰るんだ!!!』



   逃走劇は苦難の連続


  襲いかかる刺客達!


ヒーロー達に用意されたギャグ空間


息もつかせぬロードームービー!





・・・すべては・・・・・・・





家族揃って『焼き肉』を食べるため・・!!!!!





〈感想〉

これと嵐を呼ぶジャングルが好きでなぁ・・。

しんちゃん劇場版でギャグならBEST3に入る安定感です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

77.8 18 家族で笑いなアニメランキング18位
若おかみは小学生!(アニメ映画)

2018年9月21日
★★★★☆ 4.0 (163)
742人が棚に入れました
小学校6年生のおっこ(関 織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることになった。

旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、小鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修行を始めることになった。

慣れない若おかみ修行に、毎日失敗の連続…。

「あたしって、全然しっかりしてないじゃん。」

落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!

声優・キャラクター
小林星蘭、松田颯水、水樹奈々、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小桜エツコ
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【酷評注意】是々非々 貶してから褒めてみる

☆制作スタッフ
▼原作:青い鳥文庫(講談社)
▼原作者:令丈ヒロ子
▼アニメーション制作:DLE、マッドハウス
▼話数:劇場版94分{netabare}
▼監督:高坂希太郎
・実績
(監督)
『CLOVER』『茄子 アンダルシアの夏』『茄子 スーツケースの渡り鳥』
▼脚本:吉田玲子
・実績
(シリーズ構成/脚本)
『カスミンシリーズ』『マリア様がみてる 』『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『のんのんびよりシリーズ』他多数
▼音楽関係
主題歌:「また明日」
▼CAST(略)
テレビ版に掲載{/netabare}

☆エピローグ
冗談抜きに酷評します。
劇場版のみの方、テレビ版と劇場版、原作既読と劇場版と様々な立場があると思いますが、私はテレビ版視聴済みの立場でレビューをします。
なお、閲覧の際、本レビューでは、本作ファンの方々の気分を害する可能性があることを特記します。

原作未読
テレビ版視聴済

【本文】{netabare}
辛辣なレビューになるから、本作の劇場公開が終了したタイミングで書くことにした。
先にテレビ版をレビューするか迷ったが、圧倒的に出来が良いテレビ版のレビューより、問題の多い劇場版からレビューすることとする。
タイトルの意味はそういう事である。
テレビ版を視聴した者の立場として素朴に「これ、劇場版《製作》する必要があったのか?」である。

テレビ版の後半クールのEDは劇場版のカットシーンで、劇場版鑑賞に来て下さいアピールが見え見えだったことからも、本作はテレビ版既視聴者をメインターゲットにしているのだろう。
ま、それでも内容が伴えばそれで良しだが、あっさりと言えば劇場版はテレビ版のダイジェストで横手さんの脚本を吉田さんが書き直したようなものだ。
それでも宣伝効果で前評判が高く、連休中の公開初日から数日は確かに休みも続き客入りも良かったそうである。
しかし、その後は失速し、興行成績向上のために有名監督や評論家を動員しての鑑賞批評をネット媒体やマスメディアでキャンペーンを張ったのも、一般鑑賞レビューが増えるに従いテレビ版と差異がないことが世間に周知されるとともに、テレビ版と変わらないなら劇場版の鑑賞は別にしなくてもいいな、となりつつある傾向に製作側が危機感を抱いたからだろう。
それを裏付けるかのように、他のサイトではステマ的なレビューすら散見された。
一部の劇場では公開延長があるようだが、マスコミが宣伝するように人気が高いのが理由ではないだろう。
私が鑑賞したシネマで本作は一番小さい劇場割り当てであり、かつ、公開最終日前日にも関わらず、客入りは良く見積もっても6割程度。
子供客で確認したのは1人だけ。
後は私のようなオヤジばかりの『ガルパン』と似たような客層だw
つまり、フェイクニュースを垂れ流してまで興行実績を残すことに必死なのが本作の現実ではなかろうか。

劇場版とテレビ版の大きな相違は、①交通事故のシーンとテレビ版第1話「おっこ」が旅立つカットシーンの追加②「ウリ坊」登場シーンの変更③美陽登場シーンの変更④「おっこ」の両親を殺した加害者運転手家族が「春の屋」へ宿泊したハプニングエピソードの追加⑤神楽の舞子をきっかけに「ウリ坊」「美陽」「鈴鬼」との別れを示唆するシーンの追加⑥両親との回想シーンの追加⑦「ウリ坊」と「みねこ」(祖母)のエピソード追加拡大といったところだ。

【各論】
<物語の批判点>
(1)前述のとおり、テレビ版視聴前提であれば②を除き「美陽」や「鈴鬼」の登場シーンを焼き直して尺を浪費する必要はなかった。そのまま「春の屋」の幽霊として登場させればいいし、テレビ版未視聴者でもさして不思議とは思わないだろう。
(2)②の「ウリ坊」の登場シーン変更だが、おっこが事故にあった瞬間ウリ坊が救出した設定としている。
その後の物語の展開を考えると「ウリ坊」が「おっこ」の両親を殺して、おっこを春の屋へおびき寄せた「悪霊」ようにも見えてしまう、かなり、疑問を抱いた設定変更だった。
なお、⑦は「ウリ坊」が「春の屋」の地縛霊となった経緯のエピソードであるが、さして尺も浪費しておらず「みねこ」のCVに花澤さんを起用し、ファン層の拡大という意味からも設定すること自体はストーリーの大局上、毒にはならない。
(3)③だが、妹を庇う姉としての登場が劇場版、「秋好旅館」に居場所が無くて「春の屋」に悪戯しに来ていたのがテレビ版、劇場版は「おっこ」と「真月」の出会いと合わせて登場シーンを設定し直しているが、前述のとおり物語に大きな影響を与える準主役の「ウリ坊」と立場が違う「美陽」の登場シーン変更ため態々尺を取る必要はないし「美陽」の境遇を考えるとテレビ版の方が共感する。
寧ろ、劇場版でイメージまで変更する必要はないキャラなのだ。
(4)⑥の演出にも関わらず、両親を失った「おっこ」の子供らしい感情発露の心理描写はテレビ版の方が遥かに丁寧であり上手だった。
劇場版では回想シーンを増やしたにも関わらず、テレビ版より劣ったのは、回想シーンのカット映像と他のエピソードとのジョイントの意味付けが希薄であり、結果、共感に至らなかったこと。
テレビ版のように「おっこ」の心理描写は派手な事故アクションや両親との思い出カット挿入ではなく、独立した尺を取り丁寧に描写をするべきだった。
(5)①の事故シーンだが、作画に関しては迫力があった。
しかし、このシーンの挿入は微妙であり、子供が鑑賞する想定ならショックが強すぎる。
もう少し和らげるか、子供には理解し難くても、続く電車内でハシャグ親子を窓の反射で間接的に眺め、悲しみを堪える「おっこ」の心理描写のメタファーと事故を繋げるメタファー演出と後の④のエピソードとオーバーラップするように繋げた方が作品の「品」が断然向上する。
(6)「真月」のキャラを立て過ぎている。
テレビ版でもやり過ぎではないかと思っていたが、劇場版ではよいよ…?(苦笑)である。
テレビ版では小学生らしい描写があったから救いもあったが、劇場版では彼女の部屋の描写を含め小学生が「哲学」に達観するなど、ほとんどギャグに等しい設定だ。
このため同じクラスメートの「おっこ」とのギャップが更に激しくなり興醒めした。
更にキャラデザがテレビ版以上にデフォルメされたプリキュア状態で見るに耐えなかった。
(7)「真月」もだが「美陽」のデフォルメも激しかった。ただでさえ本作の子供キャラは子供の視聴を前提としたデフォルメ系である。
確かに劇場版では背景美術に拘っただけあって素晴らしい出来だ。
しかし、逆に子供キャラがデフォルメされ過ぎていて、折角の素晴らしい背景に対し著しく浮いてしまうのだ。
『ゆるキャン△』のレビューでも述べたが、作品とは総合的な観点で評価されるものである。
キャラデザの性質を考慮せずに、背景に力を入れても徒労ではないのか。
自動車の精密描写も含めて作品の基軸ではなく傍系に拘っても、単に演出の自己満足にしか見えないのだ。
(8)テレビ版と同じエピソードを劇場版でやる必要性を感じない。
特に「あかね」と「おっこ」のやり取りはテレビ版第2話横手脚本、劇場版吉田脚本と明確に分かれるシーン。
だが「あかね」に説教する「おっこ」に説得力があるのは断然テレビ版である。
何故かというと、テレビ版では「あかね」への説教の以前に両親を亡くした「おっこ」の子供らしい素直な悲しみの感情表現が伏線として丁寧に描写されていたが、劇場版ではこの部分が圧縮され「おっこ」は両親を亡くしたという事実のみで、父親が健在で母親を亡くした「あかね」に説教を垂れただけの説得力の片鱗もない描写になってしまっている。
演出や脚本が「(4)」で述べたような「おっこ」の心理描写は既に済んでいるとしたのか、はたまた、テレビ版を視聴したのであれば深い説明が要らないと判断したのか定かではないが、その程度の描写なら「あかね」のエピソードの意味はなく不要であったし、尺の無駄遣いだ。
(9)これは批判というよりも疑問に近い。
⑤のシーンは本作の「完」を連想させるのだが、劇場版では曖昧な形「暗喩」で表現されている。
テレビ版の最終回を視聴した限りでは2期もあり得る終わり方であり、ネタバレになりかねない⑤のシーンは本当に必要だったのか?
テレビ版の2期はありません!劇場版でシメます!という製作ポリシーがない限り、やってはいけないシーンであったのではなかろうか。
喉にモノがつかえたような後味の悪さである。
(10)「グローリー」とのエピソードも焼き直しでありほとんど必要がない。これも「グローリー」の紹介程度にして、既に「おっこ」とは信頼関係が構築されている前提で劇場版のストーリーを立てれば良かったのだ。
このエピソードを冗長化させたのは、背景に拘った動機と同様に「ポルシェ911タルガ4」の3Dモデリングを観客に自慢したかった演出の自己満足にしか見えないし、本当にポルシェのステマ?wかと思うほどこれだけは良く出来ていた。(ステマをしなくても売れる有名なスポーツカーだけどねw)
本エピソードは物語がもうダメだと考えていた頃なので、ポルシェばかり見入っていた。
欲しくても買えないからねw
それにしても、本作のスタッフは相当カーマニアなのだろう。
現代では非現実的なT型フォードや初代クラウンが現役で花の湯温泉街を走り回っている。
「おっこ」の学校も木造校舎で現代では非現実的なのだが、クラッシックカーも遊び心のあるファンタジーとして許容は出来る。
しかし、ポルシェをあれだけ精密なモデリングとするなら、フォードやクラウンもポルシェと同等の精密モデリングとするべきであり、中途半端である。

以下はどうでもいいことだが、和の風景に合わせたオープンカーなら、マツダロードスターや絶版ではあるがホンダS2000など、国産の名車をプロップとして採用するのもアリではないかな。
「グローリー」のブルジョア生活を強調するのなら、ホンダNSX(23,700,000円)レクサスLFA(37,500,000円)という手もあるし、本作は子供が対象なのだから、我が国の工業技術の結晶である国産高級スポーツカーを採用し、将来の日本を担う子供達にモノ作りの夢を託す配慮があっても良かったと思う。
因みに、本作に登場するポルシェ911タルガ4だが、外観で分かる範囲で推測してみると、LEDヘッドライトが標準装備であるからグレードはGTSで21,540,000円。
ブレーキキャリパーがイエローであるから、オプションのセラミックコンポジットブレーキ(1,545,000円)がプラスされる。

<物語で評価される点>
残念ながら本当に少ない。
(1)ポルシェに乗って買い物に出かけた「おっこ」が事故の記憶を思い出しPTSD症状を起こした点。
これが、批判点(5)で述べた事故のメタファーだが、折角こういう名演出があるのに作品全体の軸として繋げきれていないのである。
(2)④はテレビ版にはないエピソード。
加害者一家が春の屋に泊まったシンクロニシティと、両親を殺した加害者を知った「おっこ」が両親との死別を乗り越えて花の湯での新たなスタートを誓い、明るく前向きに生きようとしていた矢先の実に残酷なシーンだ。
「おっこ」の複雑に絡み合った、いたたまれない心理描写は見事であった。
劇場版では実質吉田オリジナル脚本はここだけだが、流石、吉田脚本だと感じたシーンである。

(★は一個0.5点)
物語
★★★★★☆☆☆☆☆2.5
(各論のとおり。)
キャラ
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(デフォルメ減点有り。)
音楽
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(劇伴はまあまあだが、劇場のサウンドシステムを活かしているとは言い難い。主題歌は記憶に残らなかった。)
作画
★★★★★★☆☆☆☆3.5
(各論のとおり。)
声優
★★★★★★★★☆☆4.0
(テレビ版と一部キャスト変更があるが、大局には影響を与えていない。)

【雑感】
本作は原作も素晴らしく、また、テレビ版は良い出来で一定の評価ができるのに何故こうなったのか不思議でたまらない。
問題の核心はテレビ版を焼き直したプロットにあるのだろうか。
その責任が何処に起因するかと推測するとき、DLEやマッドハウスをはじめ製作委員会が制作に相当関与したと思われる。
おそらく、製作委員会で企画したプロットありきで、コンテと脚本を仕上げた結果が本作ではなかろうか。
つまり、監督も脚本もほとんど関与出来ない次元でプロットが決定している可能性が高いのだ。
原作ではテレビ版以外のエピソードもあるはずだが、テレビ版のエピソードを多用したところをみると、芸術的判断よりも政治的判断が濃い印象を受ける。
国内のファン向けであれば、テレビ版のエピソードよりも劇場版オリジナルの④のエピソードを軸に、テレビ版では触れられていない「おっこ」と両親の平和で心温まる日常、つまり前日譚にも尺をしっかり取り、天国と地獄の如く不幸のどん底に落ちた「おっこ」をより強調することと、若おかみ修業を通して悲嘆から立ち直り成長していく「おっこ」の成長物語とすることが出来たし、脚本吉田さんの起用はこのようなオリジナル性があってこそ生きるのだ。
純粋に芸術的視点で作品を作り込むのなら、テレビ版に左右されず、一からプロットを考えるはずであるが、本作はそういう構成にはなってはおらず、国内のファン向けではなく「アヌシー国際アニメーション映画祭出品」審査員向け作品と考えるのが妥当かもしれない。
審査員は恐らくテレビ版を観てはいないだろうから、相応の評価は受けるだろう。
本作ファンの一人として、可能であれば、マッドハウスのエースいしづか監督を起用し、吉田さんとコンビで作品を作り直してもらいたい気持ちだ。

高坂監督はマッドハウスで活躍し、ジブリ作品も参加経験が多く『風立ちぬ』の作監も務めた有名なアニメーターではあるが、業界キャリアに対して監督経験はそう多くないし、テレビ版のマッドハウス増原監督やDLEの谷東監督とは違いフリーだ。
この状況で劇場版の監督を依頼された経緯を考えてみると、公開されている事情の他、本作はアヌシー祭出品に向けて、カンヌ経験があり、ジブリ作品を手がけていることから国際的に名の通る監督の起用が政治的に必要であったのだろう。

なお、公式の高坂監督コメントに、本作はマルクスの世界観【下部構造が上部構造を規定する】で表現したとのコメントがあるが、本作を鑑賞した限り、テレビ版のシーン流用で独自性発揮の制約もあるし、また、演説でもない限り94分程度の映像では弁証法的唯物論のフル展開は厳しいだろう。
穿った見方をすれば小学生が労働する様は『蟹工船』的とも言えるが、本作はプロレタリアの悲惨さを強調し階級闘争を求めたものではないことは皆様御承知のとおり。
また、実際、本作はそのような組み立てにもなっていない。
ゆえに、誰かが本作を高く評価したといっても、それはコミュニズムへの感化とは無縁の出来事であると、あえて釘を刺しておく。
ま、あのコメントは当然好ましくはないが、監督本人の思想がマルキシズムに立脚しているという程度の意味だろうから。{/netabare}

率直に本音を述べれば、本作を鑑賞した後の気分は詐欺にあったときと似たような感覚だった。
テレビ版を視聴済みなら、あえて1,500円を支払い鑑賞に行く必要は感じられないし、いずれ「Amazonプライム・ビデオ」にエントリーされるだろうから、それを待って視聴しても良いと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

てっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全てを受け入れるという事の難しさと大切さ。

ふらっと唐突に映画館へ行きたくなり視聴。
原作を知らなかったので、タイトルと立ち絵を見た時には『大人が一人で観ても良いやつなのかな?』と思いましたが、公開されてから時間が経った遅い時間帯な事もあり、大人の方々が数名居るだけでした。

<あらすじ>
両親を事故で無くした『おっこ(関織子:小学六年生)』が、祖母が経営する旅館へ引き取られる事になる。
旅館へ到着するなり、おっこには幽霊の男の子『うりぼう』が見え、うりぼうの口車に乗せられる様に旅館で若女将として頑張ってみると言ってしまう。
その他にも、仲良くなる幽霊達やクラスメイトで同じ旅館業を営む『ピンふり(秋野真月)』などともドタバタしながら若女将として奮闘するお話。

原作は知らないですが、ストーリーは違和感なく入って来ましたし、内容も上映時間内で上手くまとめられてる作品だったと思います。
そして何よりも、
『大の大人が映画館である大衆の面前で、ほろっとさせられた事』の自分自身に驚かされました^^;
終盤の展開も、観ている時点で何となく気が付きましたが、それでもウルっとさせられたという事は、それだけ“おっこ”の頑張りが素敵なお話だったんだと思います。

可愛らしくも悲しく、でもステキな暖かい作品でした☆

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今期イチの注目株と聞いたので観てみました

テレビ版と原作は触ってません。


以下ネタバレ内に推測上のテレビ版との比較を入れています。
(こんな状態で語るのはおこがましいと思いますが、あにこれに劇場版の感想書いてる人が少ないので一応記載させていただきます。勘違いしている部分があったらその都度指摘してください。詳細を書いてくれる人が現れたら消しますので参考程度で)

{netabare}1スタッフが違う
脚本もキャラデザも監督も違います。つまりはTV版のつぎはぎ総集編ではないということが言えます。

2原作は同じ
オリジナルエピソードではなさそうなので、エピソードの被りはあるかもしれません。

3視点を変えている
これでしょうね。テレビ版は織子が若女将として仕事をする中で、様々な困難に挑み、失敗しながら少しずつ成長していくお話がメインなのかな?{/netabare}
映画版は両親を亡くした織子のトラウマを少しずつ克服して行くところを中心に描いています。

これよりネタバレを含む感想{netabare}
家族との幸せな時間…両親との別れは突然に訪れます。
反対車線に飛び出したトラックに突っ込まれた乗用車。数分前まで会話をしていた両親が亡くなるのを目撃した織子はいったいどれほどのショックを味わったでしょう。
しかし、描かれたのは落ち込んだ様子の無い織子。
おそらくいつもやっているように誰も居ない我が家に挨拶をして離れ、引き取り先の祖母のもとへ向かいます。
移動中は特に両親の話題に触れず夏休みの間だけ親戚の家にお泊りに行くただの女の子のよう。

勿論徐々に両親について話題が出てきますが、
最初は「お父さんとお母さんは生きてる気がする」と言っていました。
幽霊がみれたことも一因なのでしょうか。
現実に目を向けられていない織子。仲居さんが気の毒そうな表情を浮かべますが、織子は気にする様子がありません。
そんな中、母を失ったばかりだという親子が旅館に泊まることとなり、時にお客さんと言い争いになりながらも、親身になってもてなしてゆく織子。
最初はやり場のない怒りを織子にぶつけていた同じくらいの年の子は、織子のやさしさにふれ、たまらず泣いてしまいます。

このあかねという子が布団に潜り込んで泣いてたところは印象深いシーンの一つです。
おそらくあかねさんは同い年の織子が両親を亡くしながらも強く正しく生きているのをみて、恥ずかしさ少々、自分に尽くしてくれたことで愛情を感じ安心して堰をきったのでしょう。
ひとしきり泣いて気持ちに整理をつけたあかねさんは、登場直後のひねくれた感じではなく素直で優しそうな子に変わりました。

続いて登場したのは恋人と別れた直後のお姉さんなお客さん。
織子と意気投合し、織子をドライブに誘いますが、事故のトラウマで震えが出て呼吸も大きく乱してしまいます。
最初は大丈夫でもちょっとした拍子でトラウマが呼び出されてしまう様子は、震災の体験談などで聞いたことがあります。
物語に関わりのないちょっとした仕草ですが、これによって物語のディティールがより細かくなったように感じます。

そして、心の支えにしていた幽霊が徐々に見えなくなっている織子。両親が死んだことも理解できるようになり急に孤独を感じるようになります。
織子役の小林星蘭さんの「置いていかないで!」と泣き崩れる演技、真に迫っていて織子が気の毒に思えて非常に胸が苦しくなりました。
一時自暴自棄になり飛び出す織子にハラハラ。
しかし、これまでの若女将の経験でいつの間にか大人になっていた織子、
事故で正面衝突をした張本人を前に、「私は関織子ではなく春の屋の若女将おっこです(どうぞくつろいでいってください)」と伝えます。
この時の織子がもう、どうしてこの娘はこんなにも逞しいのだろうか。まだまだ小学生だというのに…こんな良い子が…と、我が子の成長を見守る親の気持ちといいますか、そのような感じで胸がいっぱいです。
冷静になれば、菩薩か!と突っ込みを入れたくなるところかもしれませんが、そんな気分にはとてもなれませんでした。{/netabare}

物語の展開はほんとファンタジーです。しかし映像や見せ方のディティールがリアルなのでドキュメンタリーのように錯覚してしまう節があります。
また、両親の死を使った感動ストーリーに一瞬思えますが、最後まで見るとこの作品が織子の成長を描いたものであることがわかります。
この作品は一言で表すことが非常に難しいです。
変なレッテル貼りになっていないかとドキドキしています。

やはり、実際に見ていただくのが良いでしょう。
そして、それぞれ心に感じたことを自分の中で消化していただくのが良いと思います。
私は私の感想を大切にして、さらに読み込んていきたいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

73.5 19 家族で笑いなアニメランキング19位
赤毛のアン(TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (137)
641人が棚に入れました
高畑勲と宮崎駿がスタッフとして参加した最後の世界名作劇場。モンゴメリの名著である原作を忠実に映像化している。働き手の男の子を引き取る予定だったカスバート兄妹の元へやってきたのは、なぜかアン・シャーリーという女の子だった。手違いから起きたこととはいえ、感情表現豊かな彼女と共に暮らすことを決めた兄・マシュウと妹・マリラのふたりは、やがてかけがえのない家族の一員としてアンを愛するように…。

声優・キャラクター
山田栄子、槐柳二、北原文枝、麻生美代子、高島雅羅、坪井章子、京田尚子、井上和彦

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【お気に入り】 この世の中にたくさんある「好きなもの」のひとつ

~
 孤児院から引き取られた少女・アンは、お喋りと空想に命をかける暴走気味な女の子で、そんなアンが巻き起こす日常に始めは戸惑いを見せる養母のマリラと養父のマシュウでしたが、次第に2人にとって掛け替えのない存在へと変わっていく様子が全50話の中で暖かく描かれています。アンは孤児、マリラとマシュウは兄妹同士という奇妙な関係。3人の間には何一つとして親子の関係が成り立っていませんが、グリーンゲイブルズ(アンたちの家)の中ではまるで本物の家族のような絆が描かれていて、さらに、アンのユーモアとイマジネーションに弾けた物語も合わさり、万人に感動を与えるだけの温もりがあります。ただ、そんなグリーンゲイブルズの微笑ましい日常の裏で、この作品では人生の重みも描かれていて、と言うのも、人生というのは楽しいことがあると同時に辛いことや悲しいこともあって一概に順風満帆ではありません。それはアンたちの人生もまた同様であり、普遍的な一生が儚くも強く描かれています。そのため、グリーンゲイブルズで流れる時間には、楽しい日常を映し出すだけではなく、子供が成長する裏で老いていく大人の様子も描かれていて、それが物語に深みを与えています。過ぎていく時間は残酷でどこかやりきれない気もしますが、それと同時に、人生の希望や尊さを慈しむことができると思います。そして、どれだけ姿が変わろうとも親子のあいだに宿る愛情だけはいつまでも変わることがないことをこの作品は丁寧に示してくれています。 世界的に有名な児童文学の名作を、監督・高畑勲(たかはた・いさお)、レイアウト・宮崎駿(みやざき・はやお)、絵コンテ・富野由悠季(とみの・よしゆき)、そして、キャラクターデザイン兼作画監督・近藤善文(こんどう・よしふみ)たちの手によって素晴らしいクオリティーで制作され、アニメ史にも名を残す雄編(ゆうへん)となりました。原作の発行から100年が経った今でも、きらめきの湖のように光輝くグリーンゲイブルズの温もりは人々の心に寄り添いながらいつまでも愛され続けています。

個人的評価:★★★★★(5.0点)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

さざぼう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ほんとうに名作

なんて素晴らしいアニメなんだろう。
見終わってすぐにまた1話から見直すほど、このアニメを好きになってしまいました。
見終わった今は、夢の中にいるような心地よさを味わっています。

主人公の性格は、悲しいことが起きればわんわん泣いて嘆き悲しむし、嫌なことをされればかんかんに怒って手が付けられなくなります。
しかし、どれもこれも決して尾を引くものではなく、時が経てばけろっとして立ち直り、大好きな空想に耽っては世界を愛おしく想うことのできる、たいへん明るい部分も持ち合わせています。
そういう喜怒哀楽の激しさに加え、両親から受け継いだであろう才能も生かしつつ、人間関係をこじれさせるたびにそれを正し、周りの人たちと共に生きるということができる素晴らしい人間性を持っています。
また、友情の楽しさや心強さ、頼もしさをよく垣間見ることができ、それもこのアニメの重要な見所であると感じます。

とにかく、このアニメの登場人物は欠点だらけで、酷く脆い部分はそのように、強く美しい部分もそのようにと、人間という人間が臆面なく表現されており、そこに共感せずにはいられない、そんなアニメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうさのう・・わしは視聴したほうが良いと思うが・・

全50話。
世界名作劇場。

孤児である主人公アンがグリーンケイブルスの老兄妹のとこに引き取られて成長していく日常系。
名作劇場は、どっちか言うとお子様向けのイメージが強いが、コレに限ればガキの頃に見ても良さがいまいち分からんのではないかと。個人的には大人向けの地味な名作という印象。
そう地味であるが故にこのレビュー数の少なさなのか、それとも単純に古いからか。名作なのに寂しいもんだ。

主人公アンは、駿の爺さんも裸足で逃げ出したくらいの妄想癖逞しい女の子。
それでいて古美門弁護士に負けないくらい機関銃のように捲し立てる。しかも短気というおまけつき。
かなり賛否分かれるキャラだろう。

しかし思うのは正統派美少女。それでいて性格もおしとやかなんて無難で面白みの無い主人公で無く癖が強く好みも分かれるだろうが、当たればでかい主人公を持ってきたというのは恐れ入る。
自分は正統派より癖のあるほうを好むんでアンという主人公を比較的容易に受け入れることが出来た。

全50話中36話までが少女時代。以降ある程度成長した後のアンの物語。
個人的には少女時代の話のが好きだ。成長後も勿論いい話、泣ける話も多いが見ててなんか寂しくなる。
この辺りは見て貰えたら同じ感覚を味わえることだろう。多分。

この物語を語る上で外せないのがアンを引き取ることになった兄妹。
夫婦では無く兄と妹というところがミソなのだ。
アンにどこまでも甘く、女性が苦手な兄のマシューとアンを厳しく教育しようとするが実は愛情深い
妹のマリラ。
この兄妹のバランスが最高だ。アンとこの2人の交流こそが最大の見所だろう。

特にマリラは自分的には一押しキャラで、このマリラとアンの絡みはどれも大好きだ。
彼女(マリラ)は早すぎたツンデレなのだ。時代が彼女に追いついていなかった。
もし赤毛のアンが今この時に放映されていたならば世のツンデレ好きから歓喜の声で迎えられていただろう。
このマリラがたまに見せるデレ。愛情、優しさが堪らなく可愛いくもあり微笑ましいのだ。

さてそろそろまとめに入ろう。
人は選ぶが間違いなく名作だと思う。男が見ても普通に楽しめる(ただし大人)はずなんで未視聴なら1度は見て損はないだろう。
流行の最新アニメもいいが、たまにこういう古くてもいいものを見直してみるのもまた乙なもんだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

64.6 20 家族で笑いなアニメランキング20位
映画 宇宙兄弟 -#0(ナンバーゼロ)-(アニメ映画)

2014年8月9日
★★★★☆ 3.9 (58)
487人が棚に入れました
「約束だ。俺らは二人で宇宙飛行士になるぞ。」 幼い頃に誓った、宇宙飛行士への夢。
兄・南波六太と弟・日々人は、二人揃って月に立つために幾多の苦難を乗り越え、果てしない夢に一歩ずつ近づいていく。そんな兄弟の夢の「原点」とは―。

弟・日々人は、憧れの宇宙飛行士ブライアン・ジェイが搭乗する月面着陸ロケットの、バックアップクルーに選ばれる。
新人としては異例の大抜擢ながら実力不足を感じて悩む日々人と、先輩として導くブライアン。
だが任務からの帰還時に不慮の事故でブライアンは命を落とし、日々人とブライアンの再会は二度と叶わなくなってしまう。

一方で兄・六太は、自動車会社のサラリーマンとして新車種の開発に携わっていたが、現実味のない夢物語ばかり語り会社から愛想を尽かされ片田舎への出向を命じられる。
そして勝手の違う職場で戸惑う六太のもとにも、ブライアンの事故の知らせが届く。
宇宙飛行士として大成した弟とは対照的な今の自分に、兄としてどん底の弟にかけられる言葉など、あるのだろうか。
無力感に打ちひしがれる六太だったが、ふと幼い頃の日々人とのある思い出が脳裏に蘇り―。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【久々に声の出演に文句が言いたくなる駄作が生まれてしまった】

常々思うけどこのアニメは上江洲が構成組んでた時とそれ以降で全く持って別の作品やろ























宇宙飛行士を各々の立ち位置から目指す兄弟の姿を描いたヒューマンドラマ
シリーズの第1話で日本人初の月面着陸ミッションに選抜された弟の日々人
宇宙飛行士への夢を諦めきれず脱サラを決意した兄の六太
ここへ至るまでを描いたいわゆる【第0話】


器用貧乏な六太がその才能を徐々に開花させ、一見して楽天家な日々人がプレッシャーと葛藤する、、、というテレビシリーズや原作と同じダブルサイドで並行していくヒューマンドラマ、というコンセプトがしっかりと受け継がれた作品になっております


正直、映画公開決まったときから「わざわざ映画にするほどの内容なのか!?」と疑問でした
これテレビ最終回スペシャルとかでいいだろ・・・そんな風に感じていましたが良い意味でも悪い意味でも予感的中というか、宇宙兄弟らしいそれほど大それた映画にはなっておりませんので過度な期待は禁物です
(そういう意味ではあのビックバジェット的(大袈裟)な実写版とは違う、と言えます)


ただ六太にとってのターニングポイントとなるゲストキャラの声がなぜか飯尾和樹なんです
これがですね・・・ハッキリ言って最悪でした;
せめて役者らしい役者を連れて来い!と
なんの絡みがあって飯尾和樹を使わなきゃいけないんだ?と
他にも日テレの女子アナや奥田民夫やさだまさし等がちょこちょこカメオ出演しているのですが、上記のゲストキャラに関しては重要人物で出番もセリフもとても多いのであまりにもそのトンチンカンな演技が痛烈に耳に残ります


なので【お話が良いとか悪いとかのレベルではありません】
全てが台無しです
台無し


わざわざ名曲『Feel So Moon』(もちろんユニコーンです)をオープニングに持ってきたり、挿入歌のクロマニヨンズなど音楽面では逆に「良いタイアップ」が出来ていたのですが・・・


スタッフやキャストは2期に向けて前向きなんですがそれも原作頼みになってしまいました
是非この失敗を活かした2期を期待したいですね

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

宇宙兄弟ファンとして見逃せない

(あぁ・・劇場で観たかったなぁ・・・。)

公開当初まだ宇宙兄弟を知らなかったので、アニメ全99話を観てからTSUTAYAでレンタルして観ました。

アニメ1話の前日談みたいな過去話の感じなので、宇宙兄弟観てない方にもオススメです。宇宙兄弟全話観てから観たファンの方なら理解が深まるのと、小さな感動と笑いがあるでしょう。
全話見終わってから半年後に観たのでBGMだけでつい、うるうる(´;ω;`)してしまいました。

<ちょこっと感想>
{netabare}六太が車運転してるシーンが個人的にヤバい(笑)
穏やかに車運転してる男性ってめちゃ格好良いですよね・・!
大人の男性の余裕というか・・自分が運転できないので思わず
\キャー 助手席乗せて~っ/ って、悶えました(笑)

勇気のポーズ、プリクラでやってみたい・・・!
このシーンがめちゃくちゃ面白くて洒落が効いていてツボでした。

アニメでは物足りなかったブライアンの描写がしっかりあってとても嬉しかった。
個人的には日々人の月面エピソードを観てから”宇宙兄弟 #0”を観た方が胸にこみ上げてくるものと日々人の成長と心の動きと信条をしっかり汲み取れると思う。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宇宙兄弟がかなり好きみたい(〃∇〃) ☆

久しぶりの宇宙兄弟を家族団らんの様に心穏やかで
終始微笑んでで観ちゃう私は、宇宙兄弟がかなり好きみたいです!
すごくリラックスして楽しめました。
だから評価は甘々です。~ヾ(^^ヘ)

六太と日々人の絆が素敵で、兄弟っていいなぁ~って思う。
姉妹とはまったく別の感覚ですね!

#0ということで本編のTVシリーズの前のお話ですが
TV全99話(未完結)を観てからの方が感情移入できるのかも。

一部の新キャラの演技下手はスルーして
御馴染みのキャラはみんな大好き!!
ストーリーも楽しめました!
音楽も良かったです♪

{netabare}
ブライアンのシーンは、知ってるだけに切なくて
先行して涙がうるうるでした。。゜(T^T)゜。

日々人の愛犬APOの名前の由来が分かり
更に愛しくなりました。

兄弟の子供時代の勇気のポーズに笑い
そのポーズで励ます六太は本当に良い奴だぁ~~!!
指1本とピースの裏話&気付いてる日々人とか
このシーン好きです☆

続くって感じの終わり方も、本編の未完な感じと重なって
2期やって欲しいなって思いました。
{/netabare}

momomaxとしては劇場に観に行って良かったです。

そうそう、宇宙兄弟#0小冊子(小山宙哉書き下ろし脚本の一部)
GET出来たのも劇場に足を運んだからですね!ヾ(>▽<)ゞ♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

60.4 21 家族で笑いなアニメランキング21位
ポヨポヨ観察日記(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (111)
435人が棚に入れました
チバラギ県ちくば市という架空の田園都市を舞台に、球状の体型をした猫らしからぬ姿の猫を巡る、農家の家族とその周囲の人々を描いている。

声優・キャラクター
大谷育江、三森すずこ、市瀬秀和、千葉芙美香、室元気、神谷明

にゃんた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

猫アニメ論

★結論は4です。お急ぎの方は4だけお読み下さい★

1 「猫アニメ」の定義について

 「猫アニメ」といっても、大きく1つに括れる訳ではない。
猫にもさまざまなタイプがいるのと同じように、
猫アニメにもさまざまなタイプが存在する。

 単に猫キャラが登場するだけのものもある。
猫がマスコット、或いはサブキャラとしてのみ登場するアニメもある。
古くは、4次元ポケットを持つ猫型ロボットの某アニメなども、あれも広義では猫アニメと呼べるのかもしれない。

 しかし、狭義の「猫アニメ」は、これらとは区別して論じなければならない。
狭義の猫アニメ、すなわち、純粋な「猫アニメ」とは何か。

2 判断基準について

 まず、「猫アニメ」という名称を用いる以上、それは「猫を表現すること」が主題のアニメでなければならない。
言い換えれば、猫を表現することが主題にあればいいのであって、必ずしも主人公が猫である必要は無いと考える。
 もっとも、猫を表現といっても、極めて抽象的な判断にならざるをえない。
 そこで、アニメの内容、展開、猫登場時間等、個別具体的な要素を総合して判断すべきである。

3 本作品について
 
 では、本作品は狭義の猫アニメといえるのか。
 まず、内容は猫のポヨの生態を淡々と描くものである。
しかも、猫の可愛さの象徴である「柔らかさ」を、丸いキャラデザインとすることで強調し、無理に高いところへジャンプして失敗したり、
就寝中に飼い主の元を移動する等、現実的な猫の生態をシビアに表現している。
 次に、展開は、猫のポヨと、ポヨが滞在することとなる家のメンバーを紹介するという、ポヨを中心とした展開となっている。
 さらに、猫登場時間は、3分間の作品のうち、実に2分22秒もの登場時間を占めている。
 
 以上の要素を総合的に考慮すれば、本作品は、猫を主題とした作品であるといえる。

4 結論
 
(=・∀・=)こりゃーイイ猫アニメだぜおい!
ラーメン作ったりタケコプター出したりするのもいいけどさ、
やっぱり猫を正面から描こうって心意気がいいじゃねぇか!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

キタァー!ネ申キター!今期一番面白いぜー!間違いねー!ぬっこぬこにしてやんぜー!d(゜д゜d

アニメ界の生ける伝説!【大地丙太郎】監督の最新作!
この時点でもう“つまらないワケがない!”(キリッ


丸っこくて猫っぽい!

概ね猫!

たぶん猫!

いやきっと猫!

な、丸い生き物の「ポヨ」を飼いはじめた「佐藤さん」一家が繰り広げる笑いナシ!涙ナシ!愛ナシ!だけどそこには【癒し】があるっ!的なぬるぬる小動物グラフティ!
改め、『ぬっこぬこグラフティ!』


公式HPの『次回予告』を読んでも、大枠使ってるのにたった1行で事足りてしまうw
そんなミニマム級ながらもネ申掛かった“3分間”にトリップ出来る素晴らしい作品です!


案の定、大地監督お得意の使いどころを間違えたぬるんぬるんな作画演出w
それを実行するのは「くるねこ」でも孤独な戦い(笑)を繰り広げていた大地監督の懐刀的アニメタの【大島りえ】さんが今回も(たぶん全部)一人で作画を担当!


キャスト陣も超々豪華!
「うちの3姉妹」が終了したいまや、ピカチューとチョッパー以外ではなかなかお声を聞くことのない【大谷育江】さんをポヨたん役に配する気合の入れように加え、“俺たちのシャロ”改め“俺たちのピクちゃん”こと【三森すずこ】さん
ごっきゅんこと【市瀬秀和】さん
そしてまさかの【神谷明】師匠までもが参加!
まったく、とんだ伏兵だぜっ!w


誰がこんな面白いアニメやれと言ったーーーーーーーー!!!??wwwwwww
もう何もかも全てどうでもよくなった\(^o^)/


全部で52話ありますが大体2時間で全話観れます
そして、、、“52話全部が余すところ無く面白いです!”
まさにパーフェクト!アニメーションオブジイヤー!w
本当にありがとうございました!w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ぽよんぽよんのまんまる

樹るうによる4コマ漫画作品が原作。
1話3分のショートアニメなので、ちょっとした合間に見れるし
素直に面白いので、気分のリフレッシュに良かった。
舞台は、架空の田園都市。
まんまるい体型をした猫らしからぬ姿の猫を中心に
農家である佐藤家の人々とその周囲の人々を描いている。

猫のかわいさ、おもしろさが淡い色合いのやさしい作画でいっそう引き立ち、
淡々とした日常の中のほんのちょっとおかしな出来事に、
毎回和ませてもらってきたので、ついに最終回がきたのは残念。

猫好きの方や。猫と一緒に暮らしている人になら誰でも
あ~あるある~♪ ってなエピソードがいっぱい。
ストーリーを楽しむというよりは、
ポヨと、ともに暮らしている家族を眺めて
クスクス、ニヤニヤと楽しむべき作品。

個人的には、ポヨに引っ掻かれてばかりの佐藤家の17歳の長男 英の
素っ気無くもお人よしなキャラに、
なんとなく昔の自分を重ねてしまうのであった(苦笑)

ちなみに監督は「神様はじめました」の大地丙太郎 氏で
佐藤家の萌さんの声は「神様はじめました」でヒロインだった
奈々生の声と同じ、三森すずこさん。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

67.8 22 家族で笑いなアニメランキング22位
プリティーリズム・レインボーライブ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.1 (95)
387人が棚に入れました
音楽を聴くと「色」が見える不思議な力を持った彩瀬なるはDear Crownのような店のオーナーが夢の中学2年生。原宿に新しく出来る店が公募で店長を決めると聞いてオーディションに参加し、審査を勝ち上がって最終面接のプリズムダンスに臨むことになった。
ダンスを始めたなるの前に、突如としてりんねと名乗る少女が現れて「虹の音楽」について語り始める──。

声優・キャラクター
加藤英美里、小松未可子、芹澤優、佐倉綾音、伊藤かな恵、戸松遥、後藤沙緒里、内田真礼、柿原徹也、前野智昭、増田俊樹、神代知衣、森久保祥太郎
ネタバレ

Prism_Ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

七色ハートでハッピーな~る!

第一作プリティーリズムオーロラドリーム・第二作プリティーリズム・ディアマイフューチャーとは世界線を変えた本作は20世紀で最高の出来事であり、プリティーリズムシリーズの集大成です。本作単品でも楽しめますが前二作を見ることにより更に1000倍くらい楽しめる仕掛けがたくさん施されているので未見の方は前二作を見ることをお薦めします。

【物語】スポ根あり昼ドラありヤンホモありのハピなるでめちゃウマで熱くてメルヘンでにゃにゃにゃにゃ~んで愛・NGでフリーダムでバーニングでジンギスカンなストーリーになっています。全体の出来はとても素晴らしいですが前半には{netabare}蓮乗寺べるがプリズムライブに失敗し観客に嘲笑われる{/netabare}といったハードなシーンも含まれているので見る人を選ぶかもしれません。
【声優】メインキャラは売れっ子声優で固めています また前二作に出ていた声優も両親やゲストキャラなどで出演しています ちなみに森久保祥太郎のEZ DO DANCEが聞けるのはレインボーライブだけ!(多分)
【キャラ】本作は男子キャラに焦点が当たることも多く、特にその中でひときわ輝いていたキャラは絶対アイドル・速水ヒロです。よくヤンホモと揶揄される彼ですがその過去は重く胸を打たれます。45話で勝者じゃなく勇者になったヒロ様は本当に素敵で感動しました!
【作画】時々荒れてる回もありますがあまり気になりませんでした 演出上の関係で遊☆戯☆王並の顔芸が見られる回もあります CGパートは集大成にふさわしく、男子にもCGパートがあるなどタツノコの本気が見受けられました。(DVDBOX特典の男子プリズムショーは必見)
【音楽】前二作に引き続き素晴らしい楽曲が揃っています。この出会いは奇蹟? No It's destiny!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ジュニア♀向け人気作の一角ですが・・・ED実写パートがケバ過ぎませんか?

レビュー数・お気に入り登録数こそ少ないものの、あにこれの総合評点が ★ 4.1 と、同じジュニア♀向けアニメの良作『レディジュエルペット』(★ 4.1)や『ハートキャッチ・プリキュア!』(★ 4.0)と遜色ない評価であり、本作のあと劇場版も制作され、さらに後継作品として『プリパラ』シリーズが現在も制作されている人気作・・・ということで、気になって視聴してみました。


◆総評

本作の全体的な印象としては、同じファンタジー要素のある音楽ライブ系作品『AKB0048』の低年齢向けバージョンといったところでしょうか。
ただ、準主役級のヒロイン・蓮城寺べるの決めセリフが「無限カレイドスコープ」なので、本作と同じく特殊競技に挑む少女達をテーマとした名作『カレイドスター』も意識しているのかも知れませんね。

『AKB0048』は実在アイドルグループAKB48を下敷きにした設定でしたが、本作の場合は音楽・映像分野の有力企業エイベックスが制作に深く関わっている作品ということで、EDに同社に所属する幾つかの少女グループが歌って踊る実写パートがあります。

作品内容としては、中学2年生の少女達や高校1年生の少年達が、「プリズムショー」という、連続ジャンプの荒業を駆使するアイススケートをしながら、なおかつギターを弾いたりサックスを吹いたりヴァイオリンを弾いたりキーボードを叩いたりして音楽を奏でて、審査員たちの得点を競う特殊競技、の様々な大会で熱戦を繰り広げる・・・という色々欲張りで無謀な設定の作品となっています。
まあ、見始めてしばらくすれば「これはこういう作品なのだ」と気にならなくなってきますけど。

主役ヒロインはピンク髪の頑張り屋の少女・彩瀬なる(中学2年)ということで、これはこの手のファンタジー作品のお約束なのかも知れませんね。

で、全体的な出来としては、第2クールまではまずまず面白かったのですが、その後は結構マンネリっぽい展開でちょっと飽きてきてしまったかな。
終盤は、やはりこの手の作品のお約束なのか、いきなりの「セカイ系」展開で、でも最後はちゃんとハッピーエンドで締めてくれたので良かったです。

ただ、前述した『レディ ジュエルペット』(個人評価 ★ 4.3)や『ハートキャッチ・プリキュア!』(個人評価 ★ 4.1)に比べると、シナリオや作画が色々と粗雑な印象は拭えなかったので、その分、個人的な評価点数が低くなりました。

まとめると、本作の場合『レディ ジュエルペット』や『ハートキャッチ・プリキュア!』みたいに、終盤や中盤に入って、ここが見どころ!といいたくなるような凄い展開や感動する展開は個人的には見当たらなかったので、結局のところ、最初の数話を見て気に入った人はそのまま見続ければ良い作品・・・ということになるかと思います。


◆EDについて気になった点

・1クール目のEDで、小学3~6年生くらいの少女グループのダンス・ライブ(実写)があるのですが、あくまで個人的な印象ですが、化粧その他の色使いがケバくて余り感心しませんでした←まさに「身の程を知れ!三次元」(by 『この美術部は問題がある!』)状態。
・2クール目のEDも実写ですが、さすがに1クール目の視聴者の評判が悪かったのか、出演者をエイベックス所属のアイドルグループ(i☆Risという18歳以上の少女5人組)に変更し、演出も割と落ち着いた雰囲気に改めています。
・3クール目のEDは、とうとう実写をやめて普通のアニメのEDになりました(これが一番マシな印象でした)。
・4クール目のEDは、また振り出しにもどって実写に。


◆制作情報
{netabare}
原作         タカラトミーアーツ、シンソフィア
監督         菱田正和
シリーズ構成     井内秀治、坪田文
脚本         井内秀治、坪田文、村上桃子、本田雅也、青葉譲
キャラクターデザイン okama(原案)、松浦麻衣、Cha Sang Hoon
音楽         長岡成貢
アニメーション制作  タツノコプロ、DONGWOO ANIMATION{/netabare}


◆クール別評価

1クール目(第1~13話) ☆ 3.7
2クール目(第14~26話) ★ 4.1 ※ここがピーク
3クール目(第27~39話) ☆ 3.5
4クール目(第40~51話) ☆ 3.6
------------------------------------------
総合           ☆ 3.6 


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= プリティーリズム・レインボーライブ (2013年4月-2014年3月) ========
{netabare}
 - - - - - OP「BOY MEETS GIRL」、ED「RainBow×RainBow」 - - - - -

第1話 私はなる!店長にな~る! ★ 彩瀬なる(中学2年)プリズムライブ・デビュー(PS店長) ※掴みはOK
第2話 あんにお任せ!ポップンスイーツ ☆ 福原あん(同上)プリズムライブ・デビュー(スイーツ担当)
第3話 クロスがいと?COOL & HOT ☆ 涼野いと(同上)プリズムライブ・デビュー(メイク担当)
第4話 プリズムストーン・イースターにようこそ! ☆ PS初イベント、謎の少女りんね
第5話 私の歌は色 トリドリーム ★ 神浜コウジの歌の提供、なるのマイソング
第6話 クールなハートがビートでヒート! ☆ 速水ヒロ(高1)登場、いとのマイソング
第7話 ガンコ親父にスイートマジック ☆ あん&いとの家庭事情
第8話 男の勝負はダンスバトル ★ 仁科カヅキ(高1、あんの先輩)登場、ダンスバトル(ヒロvs.カズキ)
第9話 プリズムライブは晴れのち嵐 ★ エーデルローズSの挑発、りんねの4連続ジャンプ
第10話 謎の生物 プリズムストーンに現る! ☆ ドリーミングセッションへのエントリー
第11話 Go for ドリーミングセッション! ★ 1回戦(プリズムスト-ンvs.エーデルローズS)、涼野いとvs.小鳥遊おとは
第12話 はばたけ!勇気の羽 ★ 森園わかなvs.福原あん、心の壁 
第13話 心をつなぐ虹のかけ橋 ★ 蓮城寺べるvs.彩瀬なる、ステージの魔物、伝説の7th.コーデ

 - - - - - - - - OP「EZ DO DANCE」、ED「§Rainbow」 - - - - - - - - -

第14話 りんねの秘密 ☆ プリズムワールドからの使者、千里オーナーの中身 ※この設定は流石にちょっとついていけない×
第15話 おとはのメルヘンティーパーティー ☆ おとはのペア友誕生 
第16話 わかな、はっぴーフリーダム!にゃ ★ わかなのペア友誕生 
第17話 気高く強くべるは咲く ★ べるとわかなの過去エピソード、病身のべる熱演、天羽ジュネ初出 
第18話 俺はヒロ!絶対アイドル☆愛・N・G ☆ ヒロのライブ・デビュー ※男の変身シーンもあるんだね笑  
第19話 心を結ぶいと ★ いとの動揺と立ち直り、ヒロとコウジの因縁
第20話 心重ねてときめきセッション! ★ 天羽ジュネ本格登場(べる&なるの品定め)、トリオ大会発表
第21話 2度目のオーディション ★ おとはのエーデルローズ再試験・復帰 ※何故にサキソフォン笑 
第22話 約束とスペシャルサンド ☆ わかなの昔の写真、忘れてしまった約束(あん)
第23話 思い出運ぶプリズムの風 ★ わかなとカズキ・あんの因縁 ※シナリオ自体は無理あり×(親友の瞳の色を忘れることはない)
第24話 ひとりぼっちの女王 ★ べるのプリズムライブへの焦り、ステージ失敗
第25話 さよなら、べる ★★ トリオ・グルービング・セッション開幕、新生ベルローズ、べるのペア友誕生
第26話 虹を呼ぶハッピーレイン ★★ 4連続ジャンプ(無限プリズムフェニックス)、いと&コウジの誤解と解消、なる失恋、新生ハッピーレイン、優勝 

 - OP「CRAZY GONNA CRAZY」、ED「I Wannabee myself!! 〜自分らしくいたい!〜」 -

第27話 ピコック先生 怒る! ☆ プリズムショー協会・プリズム界・天羽ジュネそれぞれの思惑
第28話 ジュネ様と一緒にプリズムトーク! ★ コウジの母、天羽ジュネの宣言(プリズムライブ&5連続ジャンプ)
第29話 私はべる!店長にな~る♪ ☆ 店長交代
第30話 誓いのクロスロード ★ いとの家庭事情(両親別居の本当の理由)
第31話 目指すは勇者!フリーダム!! ★ プリズムボーイ3人の事情、勇者カヅキ
第32話 愛に羽ばたく女神 ★ 天羽ジュネ復活セッション、5連続ジャンプ成功
第33話 トライアングル・デートにゃ ☆ わかな・あん・カズキのデート、わかなの家庭事情
第34話 ハピなるなら手をつなごう! ★ なるのショー(伝説の7th.コーデ、りんねと二人組の4連続ジャンプ)
第35話 シャッフルデュオでダメだこりゃ! ☆ デュオ大会開催発表、ペア決定(なる&べる、わかな&あん、いと&おとは)
第36話 お泊り会でふたりはめちゃウマ!? ☆ わかなの家庭事情、わかな&あん組
第37話 哀しみのラッキースター ★ いとの父親とコウジの父親の因縁、いと&おとは組
第38話 聖夜にハッピーベルがなる ☆ べるの家庭事情、なる&べる組、ヒロとベル 
第39話 湯けむり!虹色カッパ伝説 ☆ 恋の進展回(わかな&あん、いと&コウジ)、ジュネのパートナー発表(りんね)

 - - - - OP「Butterfly Effect」、ED「ハッピースター☆レストラン」 - - - -

第40話 W告白?好きです先輩! ★ あん&わかな組の恋心
第41話 星がつなぐ絆 ★ いとの父親とコウジの父親の過去、いと&おとは組
第42話 なるピンチ!消えたラブリン ★ なるの動揺と立ち直り、べる&なる組
第43話 天使の決意 ★★ ジュネ&りんね組 ※ライブの見せ場+裏設定公開回
第44話 虹の救世主は君ジャ! × ジュネの正体 ※ここでセカイ系になるが、展開が色々と稚拙
第45話 薔薇の革命 × エーデルローズ主宰(法月仁)の策謀、氷室会長辞任、ヒロの告白、仁失脚
第46話 開幕!オーバー・ザ・レインボーセッション ☆ 個人ライブ(おとは、あん)
第47話 愛に輝く幸せの星 ☆ コウジの父といとの父親の事故の真相、個人ライブ(いと) ※安直な人情噺に
第48話 私らしく、人間らしく ☆ 個人ライブ(わかな、べる)
第49話 命燃え尽きるまで・・・ ★ ジュネの個人事情、個人ライブ(ジュネ)、プリズムの煌めき消滅
第50話 煌めきはあなたのそばに ★ 個人ライブ(なる)、プリズムシステムの復旧、7人のライブ、りんね昇天
第51話 GIFT ☆ それぞれの後日譚{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)25、☆(並回)21、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発した日本のアーケードゲーム『プリティーリズム』を原作とするテレビアニメの第3シリーズ。

監督は第1シリーズ『プリティーリズム・オーロラドリーム』とその3年後を舞台とする『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』と同様に菱田正和が続投するが、シリーズ構成に前2シリーズのシナリオ陣で参加していた井内秀治、キャラクター原案にokamaが起用されている。
登場人物や世界観は前2シリーズよりほぼ一新されており、前2シリーズの「プリズムショー」に代わってより音楽性を重視した「プリズムライブ」がストーリーの基軸となっている。音楽グループ・TRFのヒットナンバーのカバーバージョンを主題歌に起用したり、メンバーのDJ KOOをモデルにしたキャラクター「DJ COO」が登場するなど1年を通じてコラボレーションを実施する。
製作委員会では小学館が第1シリーズ以来2期ぶりに復帰し、第2シリーズをタツノコプロと共同制作した韓国のDONGWOO ANIMATIONが新たに参加しているが、共に韓国企業で前作の製作委員会に参加していたSBSバイアコムと第1シリーズより参加していたソノコンは本作より製作委員会を外れている。また、前作まで連動データ放送に対応していたが、今作は非対応となっている。
前々作同様、基本的に2Dによる作画だが、ダンスシーンは3DCGによるトゥーンレンダリング描写となっている。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

67.3 23 家族で笑いなアニメランキング23位
映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃(アニメ映画)

2016年4月16日
★★★★☆ 3.8 (40)
203人が棚に入れました
今度の映画は夢を舞台に大冒険!風間くんは政治家、ネネちゃんはアイドル、マサオくんは漫画家、ボーちゃんは石…?"みたい夢がみられる"夢の世界で、しんのすけたちカスカベ防衛隊がほほーいと大フィーバー!と思いきや「夢」には「悪夢」という恐ろしい一面があって…人類の安眠は彼らに託された!いざ、おやすみなさい!!

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『インセプション』や『パプリカ』を彷彿とさせるスペクタクルと感動が押し寄せる久々の大作「安心して下さい、笑えますよ」

映画『クレヨンしんちゃん』としては第24作目
監督に『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の高橋渉
脚本は高橋渉監督と劇団ひとりが共同著作で7,8ヶ月の歳月を掛けて仕上げたという大作
つまり『クレしん』の映画としては珍しく脚本がウリの作品となっています


ある日を境に野原一家をはじめ春日部の住民一同が夢を共有しはじめる
最初は夢の中ならではのハチャメチャな理想が破天荒に繰り広げられるが、その夢を何者にかに吸い取られた挙句、最後は必ず悪夢となって目覚めてしまうようになっていた
その頃、幼稚園には貫庭玉サキという少女が転入してくる
サキは何事にも冷めた態度で特にしんのすけを見るなり‟おバカ”な行いに対しては過剰に反応して怒鳴り散らす
しかし女の子同士であるネネちゃんをハシゴにしんのすけ達と和解し、かすかべ防衛隊に無理矢理ではあるが加入するまでに至った
一方、春日部の住民を襲う悪夢は徐々に悪化しターゲットは夢の少ない大人から夢の豊富な子供へと切り替わっていく
夢を共有する‟ユメミーワールド”の正体はサキの実父である夢彦が仕掛けたモノであった
サキがユメミーワールドの元凶に絡んでいると知ったネネはサキに絶交を言い渡す
ユメミーワールドを止めさせようと夢彦に対峙する野原一家だったが夢彦はサキを苦しみから救うためユメミーワールドは必要だと凄まじい剣幕で抵抗する
果たしてユメミーワールドに隠された秘密とは・・・


予告編を観たときはもっとアッサリした勧善懲悪の話かと思いましたが『パプリカ』のようなSFファンタジーでありつつ、『インセプション』を彷彿とさせる‟悪人が一人も出てこないスペクタクル巨編”でした
最後には淡い感動を与えてくれます
クライマックスでかすかべ防衛隊が円陣を組んで寝る姿、アレなんかの映画で観たと思ったんだけど思い出せない・・・;


前半の夢の中の様子は子供の目線ではとにかく笑えるカットが絶え間なく続いてます
が、これが大人的にはシュール過ぎて苦笑になってしまう
具体的にはひろしの悪夢が川口(ひろしの部下)に野原一家を奪われ、しんのすけが「川口しんのすけ」を名乗るという内容で、ひろしの情けない形相と絶叫で笑いを誘ってるのですが、確かにひろしにとってこれ以上の悪夢は無いでしょうなぁ、と納得してしまうw


ユメミーワールドの正体に関しては単純に怖い
小さいお子さんは泣き出してしまうかもしれません
ヴィジュアルもしんちゃんの世界観を逸脱しないデザインでありながらヌルヌルとフルアニメーションで動き回る悪夢の触手は作画的な観どころ
大人目線では中盤以降のシリアスパートがとても楽しめるでしょう
貫庭玉家の食卓は『僕だけがいない街』の雛月家を彷彿とさせ凄く泣けてきた
ただサキちゃんは決して夢彦から愛されていない訳では無いのがポイントなんですねぇ


全体的には野原一家とかすかべ防衛隊が交互にまんべんなく活躍するような構成になっており、群像劇的要素に加え野原一家サイドでは子を想う親の苦悩が描かれ、かすかべ防衛隊サイドではさながら青春ドラマのような熱い友情が描かれています
ラストを占める一言がみさえの口から発せられるというのは『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』でひろしを活躍させてあげた反動なんだと思います
コレにはホント素直に泣いてしまいました;;


ゲストキャラのサキ役は『ブリブリ王国の秘宝』のスンノケシ役以来となる川田妙子が演じ、メインキャラに相応しい相も変らぬ高い演技力を魅せてくれております
その他、芸能人のゲストとして安田顕と吉瀬美智子がサキの両親として登場
こちらはまずまず悪くは無かったという評価に留めておきたい
なんせ前述のとおり板に馴染んだレギュラー陣の中にスゥっと入ってくる川田妙子が凄すぎる
本職の声優とそれ以外を比較するのはいくらなんでも無理かなと思った瞬間ですね;


逆に評価したいのが本人役として登場した城咲仁、とにかく明るい安村、大和田獏
本当はゲストとして予定に入っていたわけではなかったそうですが三原三千夫さんが「むさ苦しい全裸の男が迫るカット」を‟勝手に”とにかく明るい安村に書いたところ本人へのオファーが叶ったそうな(笑)
大和田獏は彼の背景に『連想ゲーム』のスタジオセットっぽいのが置いてある細かくて笑いましたねw


主題歌は本当は‟ゲスの極み乙女”が担当する予定だったそうですが例の不倫騒動で‟ケツメイシ”に交代するという珍事に公開前から笑ってしまいましたw
しかし友情を再確認するかのような歌詞の世界観は見事に今作とマッチしており、結果的に好転したことには感動いたしました


結論としてお話的には歴代映画『クレしん』の中でも1,2を争うかという凝ったストーリーに感心です
子供にはストレートに、大人にはシュールに込み上げてくる笑いのセンスはまさに老若男女楽しめる作品であることを体現しつつ、最後にはしっかり泣かせてくれるのですから今作はホントに凄い一本です

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

寝る子は育つ

・監督:高橋渉
・サブキャラ:貫庭玉サキ、貫庭玉夢彦、貫庭玉サユリ

シリーズ24作目。なかなか良作だった。今回は夢がテーマで、主要キャラが一人の少女の悪夢と対峙する話。
{netabare}
題材が夢ということでやはり心理学要素があり、悪夢を作り出すもう一人の自分を受け入れ、許し、トラウマを克服するまでの話。今敏監督のパプリカっぽい。

父夢彦は、母親を亡くしたことに起因するサキちゃんの悪夢から守るために、街の住民全員のユメルギーを回収しユメミーワールドを形成。ユメルギーは有限なので枯渇すれば街から街へ転々とし、サキちゃんは常に孤独に生きねばならず、友達を作りたくても作れないという重い設定を背負っている。こういったゲストキャラの設定や掘り下げがしっかりしているので、大崩れすることなくまとまった作品になっている。昨年とは大違い。

言わば今作はあっぱれ戦国の又兵衛や雲黒斎の吹雪丸のようなゲストキャラが主人公の作品で、サキちゃんを中心に負の感情の受け入れ、しんのすけやネネちゃんとの友情、家族愛が描かれている。

悪夢に苦しむサキちゃんをお助けすると言うしんのすけが超男前。泣ける。また、ヒロシとみさえも、大人はユメルギーが元々少なく、ユメミーワールドでは通常長くはいられないにもかかわらず、夢彦を止めようと大健闘。
ヒロシはこれまでも結構名場面があるんだけど、ラストにあえてみさえに見せ場を作った珍しい作品とも言える。母のいないサキちゃんに母の愛を説いたナイスな終わり方。

夢世界ということでアクションも自由でポップで楽しい。悪夢はすごい怖い。ボーちゃんがいちいち石になるのおもしろかった。
今回はどちらかというとおバカよりも感動に寄った作品。シリーズベスト5は無理だけどベスト10には入り込んでくる作品だったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

68.1 24 家族で笑いなアニメランキング24位
劇場版ユンカースカムヒア(アニメ映画)

1995年3月18日
★★★★☆ 3.8 (36)
165人が棚に入れました
共働きで忙しい両親を持つ小学6年生のひろみ。寂しい彼女を励ますのは、人間の言葉を話す飼い犬のユンカースだった。ある日ひろみは、片思いしている家庭教師の圭介に婚約者がいたことと、両親の離婚話を知ってショックを受ける。そんな彼女にユンカースは、自分は3回だけ奇跡を起こすことができるという。なかなか信じないひとみだったが、奇跡は次々に起こり…。

声優・キャラクター
古本新乃輔、押谷芽衣、木根尚登、紺野美沙子、峰野勝成、玉川砂記子、飯塚雅弓、中島啓江

ほねっこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

素晴らしい・・・!

小学6年生のひろみと、彼女の飼い犬で人の言葉を話せるユンカースを中心に紡がれる、心温まる少女の成長と家族の物語
ラストめっちゃ泣いてしまった・・・

両親が共働きで家を空けがちであるため、「良い子」になること(=自分の素直な気持ちを抑え込むこと)に慣れてしまった、主人公の微妙で繊細な心情がとても上手に描かれていて素晴らしかったです!

犬がしゃべりますが、ファンタジー的な要素はそこだけで、とにかくキャラクターの演技もストーリーの展開も自然そのもの。
キャラクターデザイン含め、所謂アニメ的な可愛らしさ・派手さはないのですが、その写実的な描写はとにかく素晴らしい!

一見地味に映るかもしれませんが、もっと広く知ってもらいたい作品ナンバーワンです。

・・・犬を飼うようになったら、ユンカースって名前にしよう!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感動のファンタジードラマ、アニメって素晴らしいと思います

小学6年生の野沢ひろみと人間の言葉をしゃべれる犬ユンカースの友情、笑いと涙と感動をくれるファンタジーアニメ。主人公の野沢ひろみは明るい良い子ではありますが、辛いことがあっても本音を口に出さない子です。ユンカースはそんな主人公のために三つの願い事を叶えてくれるという・・・大学生の家庭教師に寄せる恋心と失恋、離婚の危機に瀕する両親に対する思い、淡い色彩を背景に思春期の少女を願いを丁寧に綴った傑作。知名度は低いですが、個人的には佐藤順一監督の最高傑作です。

どっかの魔法少女アニメに似ていますが、ひろみとユンカースのやりとりが実に面白く、細かな表情や仕草で笑えるというのがこの作品の大きな魅力。クオリティの高い作画が可能にする職人芸的な粋な笑いです。踊り出したり歌い出したりユニークな家政婦のおばちゃんも、これがまた良いんです。全ての登場人物が活き活きとしています。

主人公の野沢ひろみは本音をずっと隠し続けるんだけど、最後の最後で感情が爆発します。これがもう凄く心に染みる。ストーリー自体はありきたりなのに、心情描写が良いとここまで感動出来るのかと。夢の中で空を飛んだりするシーンはもう名シーンですね。これだけの名作が興行的に振るわなかったのは、もう本当に残念というか、もっと色んな人に見てもらわなければならない名作の一つだと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

素晴らしい

ぼくは奇跡を起こすことができるんだよ


次にキャラが発するであろう台詞、次に起こるであろう展開が予想できるときって、アニメ見てるとありますよね。
そういう場合って、演出面に何かしら伏線めいたものが張り巡らされていて、次の台詞、次の展開が予想できるんだと思います。
本作を見ていてそういう場面に多く遭遇したのですが、偏に、演出がより現実に沿った丁寧な運びになっているからじゃないかなーと思います。
会話の間とか、視線の向きとか、非常に考えられて作られているのが見て取れます。
トレンディドラマ風に少し不思議要素の利いた物語で、優秀な映画だと思います。

サトジュン監督、なかむらたかしさん、大平晋也さん、大橋学さんなど大ベテラン達の描くジブリみたいな作品ですね。
というか当時は、あの「耳をすませば」を抑えて栄誉ある毎日映画コンクールで賞を獲ってますからね。
ジブリなんて目じゃないと言わんばかりの作品ではあったとは思うのですが、商業的には成功と言い難かったようで、隠れた名作です。
日常の芝居作画がほんと旨いです、サトジュンも一原描いてるカットもあったり、なかむらさんの人形劇、大橋さんの背景動画、どれも激旨です。

声優はあんま有名な人いないんですけど、下手と感じることもなかったです。

TM NETWORKの木根さんの小説が原作という異色の作品で、そんなこともあって音楽は木根さん自身が担当しています。

ユンカースとひろみ、どっちが主人公なんでしょう。
あと、文江さんの存在感w


隠れた名作とはいえ、ほんとに隠れてしまって、実は長らくビデオ発売がされなかったんですよね。
そんな中、本作のファンが"ユンカース・カム・ヒアを観る会"というのを立ち上げ、小劇場を借りて有志の上映会を行う等の草の根活動が実り、ビデオ発売に至るという、"ファンが作品を動かした"例でもあります。
まさにユンカースの奇跡のような話で凄く面白いです。
上映会の主催者にインタビューを行った記事がありますので、こちらも是非合わせて見てみてください。
http://sprocket.eek.jp/monthsp/month2000July-3.htm

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

63.4 25 家族で笑いなアニメランキング25位
神様家族(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (326)
2228人が棚に入れました
一見ごく普通の少年だが、実は神様の跡取り息子である神山佐間太郎。立派な神様になる修行として人間界で暮らしているのだが、両親の「奇跡」の力のせいでワガママな性格に育ってしまった。しかし転校生の小森久美子と出会い、佐間太郎はある決心をする…。


声優・キャラクター
岸尾だいすけ、小清水亜美、江原正士、葛城七穂、冬馬由美、神田朱未、前田愛、三浦祥朗

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

荒ぶる鷹のポーズ

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世に有名な"荒ぶる鷹のポーズ"は本作が元ネタです。
神様のドラ息子の佐間太郎が天使のテンコと同棲してて、途中悪魔と付き合いそうになるも、やっぱりテンコが一番!みたいなアニメです。
神様家族というだけあって、アットホームさを感じれる、「サザエさん」や「あたしンち」のようなアニメなんですよね。
パパさんが天の川で釣りをして、釣り上げた短冊の願いを叶えるってエピソード、想像力高くて好きです。

えー!これがMF文庫Jのラノベアニメってのが信じられない~~~。
原作は漫画かと思ってました。
「夜桜」で有名なヤスダスズヒトさんの初期の頃のイラストなんですが、結構再現度高いように思います。

佐間太郎に岸尾大輔さん、テンコ役に小清水亜美さんです。
若々しい岸尾さんの声は安定感ありますね、主人公声だと思います。
あとパパさん役の江原正士さんが良い演技してらっしゃる。

OP「Brand New Morning」は圧倒的名曲、カラオケでたまに歌う人が居て話が弾む奴ですね。
OPに隠れがちなED「図書館では教えてくれない、天使の秘密」が良い曲なんですよ!

実家のような安心感を覚えるアニメなんですよね。
ということでキャラクターも自分に馴染んでます、すごくいい。
家族アニメとしての見せ方が旨いからでしょうかね。


全13話、なんかアニマックスでやって、その後ちょっと経ってから地上波やってましたよね。
微妙に見づらかったアニメなのに私の周りだと結構見てる人多い不思議。
と思ったら例の"かんなぎ騒動"でBS11でのかんなぎの放送が取りやめになった時代わりに放送したが本作なんですよね。
だから見てる人多かったのかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

神様と天使と悪魔と人間と

基本的に明るい感じのドタバタ系ラブコメ作品です
作画は微妙ですが、他はわりと良かったと思います


神様の息子である佐間太郎が主人公となります
神様(父)、女神(母)、女神候補(姉、妹)、
そして佐間太郎のお目付け役天使のテンコ、
この6人で東京都の一軒家に住んでいます
この家と、佐間太郎やテンコたちが通う学校が主な舞台です
初期設定が面白いなと感じました


基本的には佐間太郎とテンコを中心にラブコメやってます
ライバルも現れますし、楽しかったです

テンコが照れるのがかわいらしいです
キャラデザ的には…ですが、
不思議と凄く可愛く見えてきました
テンコちゃんマジ天使!実際そうなんですが

神様のパパさんと女神のママさんもハイテンションで賑やかです
こんな親だったらさぞかし疲れることでしょう
姉や妹も独特ですが、面白いです
まったくこの神様家族は。。
ドタバタとはこの人たちのせいです
でも、やるときはやる皆さんでした


元はといえばOPが良かったので観た作品
OPは映像ともに好きです
EDも良い感じでした
中毒とまではいかないまでも、頭には残る曲です


少しのシリアスはありますが、
基本はドタバタ賑やか明るい作品です
佐間太郎とテンコお互いの心境の変わり様が見所ですね

慣れれば作画は全く気にならないと思います
ラブにコメディに、楽しい作品でした

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

やじゃぁあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ほのぼのラブコメ、一転…

神様の息子とそのお目付役の天使を中心としたほのぼのラブコメ!
なのは前半で、後半はガラリと変わってちょっと怖かったり、かっこよかったり、せつなかったりします。
全体的に心理描写がよく、特にヒロインに感情移入するとすごく楽しめるかとおもいます。ラブコメ好きは気に入るかもしれません。
世界観は結構独特で、その辺りもおもしろいでしょう。若干キャラクターデザインに癖があるので、避けられてしまいがちですが、見て損はないとおもいます。
自分は数話見たら止まらなくなりました。軽快に楽しむにはいい作品かと。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
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